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令和 2年第1回定例会(第6号 3月25日)

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  1. 田辺市議会 2020-03-25
    令和 2年第1回定例会(第6号 3月25日)


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    最終取得日: 2021-09-20
    令和 2年第1回定例会(第6号 3月25日)              第1回田辺市議会定例会会議録              令和2年3月25日(水曜日)           ―――――――――――――――――――    令和2年3月25日(水)午後1時開会  第 1 1定議案第11号 田辺市長等の市に対する損害賠償責任の一部免責に関する               条例の制定について  第 2 1定議案第12号 田辺市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する               条例の制定について  第 3 1定議案第13号 田辺市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について  第 4 1定議案第14号 田辺市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について  第 5 1定議案第15号 田辺市手数料条例の一部改正について  第 6 1定議案第16号 田辺市議会議員及び田辺市長の選挙における選挙運動の公               費負担に関する条例の一部改正について  第 7 1定議案第18号 田辺市市街地活性化施設条例の制定について  第 8 1定議案第19号 田辺市市街地活性化施設指定管理者の指定について  第 9 1定議案第20号 田辺市景観条例の一部改正について  第10 1定議案第21号 田辺市営住宅条例の一部改正について  第11 1定議案第22号 田辺市教育研究所条例の一部改正について  第12 1定議案第23号 田辺市体育施設条例の一部改正について
     第13 1定議案第24号 植芝盛平記念館条例の制定について  第14 1定議案第25号 市道路線の認定について  第15 1定議案第26号 市道路線の変更について  第16 1定議案第27号 市道路線の廃止について  第17 1定議案第28号 田辺市の辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定につ               いて  第18 1定議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算  第19 1定議案第30号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について  第20 1定議案第31号 令和2年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算  第21 1定議案第32号 令和2年度田辺市後期高齢者医療特別会計予算  第22 1定議案第33号 田辺市介護保険条例の一部改正について  第23 1定議案第34号 令和2年度田辺市介護保険特別会計予算  第24 1定議案第35号 令和2年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算  第25 1定議案第36号 令和2年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予               算  第26 1定議案第37号 令和2年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算  第27 1定議案第38号 令和2年度田辺市林業集落排水事業特別会計予算  第28 1定議案第39号 令和2年度田辺市漁業集落排水事業特別会計予算  第29 1定議案第40号 令和2年度田辺市戸別排水処理事業特別会計予算  第30 1定議案第41号 令和2年度田辺市診療所事業特別会計予算  第31 1定議案第42号 令和2年度田辺市駐車場事業特別会計予算  第32 1定議案第43号 令和2年度田辺市木材加工事業特別会計予算  第33 1定議案第44号 令和2年度田辺市四村川財産特別会計予算  第34 1定議案第45号 田辺市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について  第35 1定議案第46号 令和2年度田辺市水道事業会計予算  第36 1定議案第47号 令和2年度田辺市特定環境保全公共下水道事業会計予算  第37 1定報告第 2号 令和2年度田辺市土地開発公社の事業の計画について  第38 1定報告第 3号 令和2年度一般財団法人龍神村開発公社の事業の計画につ               いて  第39 1定報告第 4号 令和2年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画について  第40 1定発議第 2号 田辺市犯罪被害者等支援条例の制定について  第41 1定発議第 3号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業の期               間延長を求める意見書の提出について  第42 議員派遣の件について  第43 委員会の継続審査について           ――――――――――――――――――― 〇会議に付した事件  日程第1から日程第41まで  日程追加   1定発議第4号 市に対し、猛省と信頼回復へのさらなる努力を求める決議  日程第42から日程第43まで            ―――――――――――――――――― 〇議員定数 22名 〇欠  員  0名           ――――――――――――――――――― 〇出席議員              議席番号   氏   名               1番  松 上 京 子 君               2番  柳 瀬 理 孝 君               3番  浅 山 誠 一 君               4番  前 田 佳 世 君               5番  川 﨑 五 一 君               6番  久 保 浩 二 君               7番  宮 井   章 君               8番  福 榮 浩 義 君              10番  北 田 健 治 君              11番  橘   智 史 君              12番  尾 花   功 君              13番  二 葉 昌 彦 君              14番  市 橋 宗 行 君              15番  安 達 幸 治 君              16番  安 達 克 典 君              17番  小 川 浩 樹 君              18番  塚   寿 雄 君              19番  佐 井 昭 子 君              20番  中 本 賢 治 君              21番  出 水 豊 数 君              22番  陸 平 輝 昭 君           ――――――――――――――――――― 〇欠席議員               9番  髙 田 盛 行 君           ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席したもの              職  名      氏     名             市長        真 砂 充 敏 君             副市長       林   誠 一 君             副市長       木 村 晃 和 君             教育長       佐 武 正 章 君             企画部長      早 田   斉 君             総務部長      松 川 靖 弘 君             総務部理事     桐 本 達 也 君             総務課長      山 﨑 和 典 君             危機管理局長    宮 脇 寛 和 君             市民環境部長    松 場   聡 君             保健福祉部長    虎 伏   務 君             福祉課長      山 田 友 昭 君             商工観光部長    前 川 光 弘 君             農林水産部長    北 川 弘 泰 君             森林局長      清 水 健 次 君             建設部長      栗 山 卓 也 君             龍神行政局長    寒 川 佳 裕 君             消防長       安 田 浩 二 君             消防次長      原   雅 樹 君             教育次長      宮 﨑 和 人 君             水道部長      岩 本   章 君           ―――――――――――――――――――出席事務局職員             議会事務局長    千 品 繁 俊             議会事務局次長   前 田 敦 司             議会事務局主任   松 本 誠 啓
                議会事務局主査   玉 置 大 祐  開 議 ○議長(安達克典君)    皆様こんにちは。  定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、令和2年第1回田辺市議会定例会6日目の会議を開きます。               (午後 1時00分)          ――――――――――――――――――― ◎報告 ○議長(安達克典君)    9番、髙田盛行君から欠席の届け出があります。  それでは、日程に入ります。 ◎日程第 1 1定議案第11号 田辺市長等の市に対する損害賠償責任の一部免責に関す                 る条例の制定についてから  日程第36 1定議案第47号 令和2年度田辺市特定環境保全公共下水道事業会計予算まで一括上程 ○議長(安達克典君)    日程第1 1定議案第11号 田辺市長等の市に対する損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についてから、日程第36 1定議案第47号 令和2年度田辺市特定環境保全公共下水道事業会計予算まで、以上36件を一括上程いたします。  ただいま上程いたしました36件については、過日の本会議において、それぞれ所管の常任委員会に付託していたものであります。  この場合、ただいま議題となっております36件について、各常任委員会委員長の報告を求めます。  まず初めに、総務企画委員会委員長の報告を求めます。  11番、橘 智史君。             (11番 橘 智史君 登壇) ○11番(橘 智史君)    総務企画委員会から委員長報告いたします。  本委員会は、去る3月10日の本会議において付託を受けた議案8件について、13日、16日及び25日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第11号 田辺市長等の市に対する損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について、同議案第12号 田辺市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の制定について、同議案第13号 田辺市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について、同議案第16号 田辺市議会議員及び田辺市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について、同議案第28号 田辺市の辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について、同議案第36号 令和2年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予算及び同議案第44号 令和2年度田辺市四村川財産特別会計予算の以上7件については、全会一致により、同議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算所管部分については、賛成多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。  審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。  まず、議案第11号 田辺市長等の市に対する損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についてにかかわって、制定の趣旨をただしたのに対し、「平成29年6月に公布された地方自治法等の一部を改正する法律のうち、令和2年4月1日に施行されるのは、内部統制に関する方針の策定等、監査制度の充実強化及び地方公共団体の長等の損害賠償責任の見直し等の3点である。市としては、同改正法の趣旨を踏まえ、その施行期日に合わせる形で、改正される各項目への対応を準備してきた。その中で、地方公共団体の長等の損害賠償責任の見直しについては、賠償責任額を限定して、それ以上の額を免責する旨を定めるに当たっての参酌基準が令和元年11月に政令で示される中で、今回の提案に至った」との答弁がありました。これに対し委員から、特に慎重審査が必要な案件については、事前に十分な説明を行うよう求めました。さらに、委員から、住民訴訟により確定した市長や職員等の市に対する損害賠償責任を一部免責する本条例の適用について、どのように判断するのかただしたのに対し、「本条例は、損害賠償責任に係る職務を行うにつき、善意でかつ重大な過失がなかった場合に適用するものである。具体的には、市長が住民訴訟の判決等を参考に判断することになるが、市長による条例適用に疑義がある場合には、住民から住民監査請求がされ、さらに住民訴訟が提起されると、最終的には裁判所で判断されることになる」との答弁がありました。  次に、議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算所管部分のうち、地籍調査事業費にかかわって、事業の実施計画について説明を求めたのに対し、「令和2年度は、新規着手8地区、継続15地区を要望している。国財政が厳しくなる中で近年は要望の8割から9割の配分にとどまっているが、本市における地籍調査進捗率は4割に満たない状況であるため、令和2年度からの第7次国土調査十箇年計画に沿って、災害のおそれのある区域を中心にできる限り事業実施に邁進していきたい」との答弁がありました。これに対し委員から、各行政局とも連携を密にし、地域の情報を正確に収集した上でスピード感を持って推進するよう求めました。  次に、常備消防費にかかわって、新たに導入するNet119緊急通報システムについて説明を求めたのに対し、「聴覚や発語に障害があり、音声による意思疎通が困難な方が、音声によらず素早く119番通報を行えるようにするためのスマートフォン用アプリである」との答弁がありました。さらに委員から、アプリの使用方法等、どのような形で周知を図っていくのかただしたのに対し、「まずはできるだけ登録いただけるよう、対象者に対して広報を行うとともに、アプリの使用方法についての説明会も開催する予定である」との答弁がありました。  次に、同じく、常備消防費にかかわって、消防庁から無償貸与を受ける重機等の運用等について説明を求めたのに対し、「無償貸与を受けるのは、機体重量3トンの油圧ショベル及び重機搬送車で、操作員の養成ができ次第、緊急消防援助隊の中に創設された土砂・風水害機動支援部隊において運用する」との答弁がありました。これに対し委員から、災害対応に当たり重機が不足することも多々ある中で、操作員の養成に力を入れ、充実した運用を行うよう求めました。  以上に加え、現在の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大にかかわって、当委員会所管の各般の事業における、物品調達、工事執行及び経済的支援策等に関して適時適切に対応、検討し、市民生活に与える影響を最小限に抑えることを各委員から求めました。  以上、委員長報告といたします。  令和2年3月25日、総務企画委員会委員長、橘 智史。             (11番 橘 智史君 降壇) ○議長(安達克典君)    続いて、産業建設委員会委員長の報告を求めます。  12番、尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    それでは、産業建設委員会委員長報告を行います。  本委員会は、去る3月10日の本会議において付託を受けた議案13件について、11日、12日及び25日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第20号 田辺市景観条例の一部改正について、同議案第21号 田辺市営住宅条例の一部改正について、同議案第25号 市道路線の認定について、同議案第26号 市道路線の変更について、同議案第27号 市道路線の廃止について、同議案第35号 令和2年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算、同議案第42号 令和2年度田辺市駐車場事業特別会計予算、同議案第43号 令和2年度田辺市木材加工事業特別会計予算、同議案第45号 田辺市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について及び同議案第46号 令和2年度田辺市水道事業会計予算の以上10件は、全会一致により、同議案第18号 田辺市市街地活性化施設条例の制定について、同議案第19号 田辺市市街地活性化施設指定管理者の指定について及び同議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算所管部分の以上3件は、賛成多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。  審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。  まず、議案第21号 田辺市営住宅条例の一部改正についてにかかわって、保証人に関する規定を改正することについて説明を求めたのに対し、「保証人を確保できないために、入居できないといった事態が生じることのないよう公営住宅管理標準条例が見直されたことを受けて、保証人を緊急連絡人に改正した」との答弁がありました。さらに委員から、保証人を緊急連絡人と改めることにより、家賃滞納者がふえる可能性がある中、その対応についてただしたのに対し、「これまで、滞納者への対応として、まずは督促状や催告書により納付を促し、それでも納付がされない場合は、個別面接によりその方の生活状況等を聴取した上で、分割等による納付を進めてきたことから、保証人に対して滞納分を請求した事案はない。今後も同様の対応を行っていくため、滞納者が極端にふえることはないと考えている」との答弁がありました。  次に、議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算所管部分のうち、農業振興費にかかわって、新規就農者育成補助金について、定年退職後に農業をする方がふえることを想定し、対象年齢幅を広げないのかただしたのに対し、「定年退職後の就農については、本格的な農業者を目指すというよりも、家庭菜園などの農作業を希望される方が多いため、現時点では現行の制度で進めたい」との答弁がありました。  次に、農業土木費にかかわって、ため池ハザードマップ作成委託料について詳細説明を求めたのに対し、「豪雨や地震によるため池の決壊に備えて、新たな選定基準に基づく防災重点ため池ハザードマップを作成するもので、決壊した場合の浸水区域内に民家や公共施設などが存在し、人的被害を与えるおそれがあるため池として、市内の農業用ため池202カ所のうち98カ所を対象としている」との答弁がありました。さらに委員から、98カ所のうち使用されていないため池の状況についてただしたのに対し、「全ての状況は把握できていないが、今後調査を行い、必要のないため池があれば、所有者及び地元町内会等と協議しながら、廃止の手続を進めたい」との答弁がありました。  次に、水産振興費にかかわって、水産活性化調査委託料について事業内容及び委託先について説明を求めたのに対し、「令和2年度は、放流事業を初めとする既存事業の検証や漁業関係者へのアンケートによるニーズ調査、漁協や流通関係者等への聞き取り等を行うとともに、統計データを分析し、課題や問題点を整理する。令和3年度は、先進地事例も参考にしながら、本市の水産業全体の方向性を整理し、効果的な事業を提案していただく。委託先については、入札参加登録業者の中から、指名型プロポーザル方式によって選定したいと考えている。しかし、水産業に特化した分野で登録している業者がないため、事前に意向調査を実施し、本調査の対応が可能であるか否かを把握の上、選定したい」との答弁がありました。これに対し委員から、今回の調査は、本市の漁業振興の将来を考える上で大変重要であるため、調査の意義をしっかり理解できる水産業を専門とした業者を選定するとともに、市も積極的に関与するべきであるとの意見がありました。  次に、商工振興費にかかわって、移住創業・テレワーク推進情報発信事業委託料について詳細説明を求めたのに対し、「多様な地域資源を活用したビジネスや暮らしに関する情報をウエブサイトの作成等により発信し、都市部からの移住・創業の促進を目的とした事業であり、若年層を中心としたIターン・Uターンを促進するとともに、エンジニアなどの人材確保につなげたい」との答弁がありました。さらに委員から、移住地域について説明を求めたのに対し、「中心市街地付近だけではなく、自然豊かな地域への移住も歓迎しているが、本事業では、中心市街地空き家、空き店舗の活用を含めた展開を考えている」との答弁がありました。  次に、議案第46号 令和2年度田辺市水道事業会計予算にかかわって、水道施設の耐震化や老朽化対策等により、将来的に水道事業の厳しい経営状況が予想される中、料金改定や料金体系の見直しについてただしたのに対し、「水道料金の改定については、将来的に必要になると考えるが、時期は定まっていない。また、料金改定を検討するに当たっては、人口構成や使用水量の多寡等を検討材料の一つとすることも考えられる」との答弁がありました。  加えて、当委員会所管の予算全般にかかわって、本市の経済面におけるコロナウイルス感染症の影響についてただしたのに対し、「宿泊施設においては、2月実績で前年同月比15%、3月から4月の予約状況は60%から70%減少しているところもある。また、日本政策金融公庫などでは例年以上の相談がある」との答弁がありました。さらに委員から、当委員会所管の各部における影響についてただしたのに対し、「現在のところ影響は見られないが、今後、出てくることも予想される」との答弁がありました。これに対し委員から、事業者等の相談者には、親身に適切な対応を、他の部署においても、コロナウイルス感染症による影響を最小限にとどめる取り組みをお願いしたいとの意見がありました。  以上、委員長報告といたします。  令和2年3月25日、産業建設委員会委員長、尾花 功。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    続いて、文教厚生委員会委員長の報告を求めます。  6番、久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    文教厚生委員会委員長報告を行います。  本委員会は、去る3月10日の本会議において付託を受けた議案17件について、11日、12日、16日及び25日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第14号 田辺市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について、同議案第15号 田辺市手数料条例の一部改正について、同議案第22号 田辺市教育研究所条例の一部改正について、同議案第23号 田辺市体育施設条例の一部改正について、同議案第24号 植芝盛平記念館条例の制定について、同議案第33号 田辺市介護保険条例の一部改正について、同議案第37号 令和2年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算、同議案第38号 令和2年度田辺市林業集落排水事業特別会計予算、同議案第39号 令和2年度田辺市漁業集落排水事業特別会計予算、同議案第40号 令和2年度田辺市戸別排水処理事業特別会計予算、同議案第41号 令和2年度田辺市診療所事業特別会計予算及び同議案第47号 令和2年度田辺市特定環境保全公共下水道事業会計予算の以上12件については、全会一致により、同議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算所管部分、同議案第30号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について、同議案第31号 令和2年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算、同議案第32号 令和2年度田辺市後期高齢者医療特別会計予算及び同議案第34号 令和2年度田辺市介護保険特別会計予算の以上5件については、賛成多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。  審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。  議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算所管部分のうち、障害者福祉費にかかわって、在宅血液透析機器設置助成事業の事業内容及び実績について説明を求めたのに対し、「在宅で血液透析を行う際に必要となる水道工事や電気工事などの住宅改修費用に対し、市民税課税世帯で18万円、非課税世帯で50万円、生活保護世帯で60万円をそれぞれ上限に助成するもので、事業開始から間もない中でまだ実績はないが、制度の利用に向けた取り組みを進めていきたい」との答弁がありました。  次に、小学校費及び中学校費の学校管理費にかかわって、森林環境譲与税を財源として実施する、小中学校児童生徒用机木質化事業及び小中学校普通教室等床木質化事業について今後の展開をただしたのに対し、「机の天板の紀州材木質化事業は、事業費の平準化を図りながら順次全校で実施していく。また、床の紀州材木質化事業についても、各学校の床の状態を考慮しながら順次改修に取り組んでいく」との答弁がありました。  次に、文化振興費にかかわって、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う紀南文化会館の貸館業務への影響及び市の対応について説明を求めたのに対し、「3月及び4月の第1週目までは、大ホール、小ホールともにほぼ全ての事業が中止になっており、その数は二十数団体であるが、事業の中止等に対する市の補填は行わず、基本的には、市から支払う指定管理料により運営は可能であると考えている」との答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。  令和2年3月25日、文教厚生委員会委員長、久保浩二。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、各常任委員会委員長の報告が終了しました。  これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    質疑なしと認めます。  これより、討論に入ります。  討論は一括して行います。  討論はありませんか。              (「討論あり」の声あり) ○議長(安達克典君)    討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。  6番、久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    1定議案第11号 田辺市長等の市に対する損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について、同議案第18号 田辺市市街地活性化施設条例の制定について、同議案第19号 田辺市市街地活性化施設指定管理者の指定について、同議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算、同議案第30号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について、同議案第31号 令和2年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算、同議案第32号 令和2年度田辺市後期高齢者医療特別会計予算、同議案第34号 令和2年度田辺市介護保険特別会計予算、以上8議案について、反対の立場で討論を行います。  議案第11号は、第2条で、市長等の市に対する損害を賠償する責任は、市長等が職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは賠償の責任を負う額から地方公共団体の長などの基準給与年額の区分に応じ定める数を乗じて得た額を控除して得た額について免れるものとするとありますが、本来、市長等が職務を遂行して、市に損失が出たとしても、誰が見ても市長等に過失がなければ裁判を起こされたとしても情状酌量されて、不当な賠償が請求されることは考えにくいのではないでしょうか。今回の条例は突然に出され、委員会でもほとんど議論されることなく採決されています。全国で条例制定されている事例を見ても、都道府県で24、市で37という数字であります。今回は見送り、しっかり議論を積み重ねて議決するべきです。議論が尽くされずに採決を急ぐことには反対です。  議案第18号、19号に関して、この事業、田辺市市街地活性化施設条例の制定についてに関して、全体的に感じる部分で、これまでも感じてきたことですが、あれば便利、あったほうがいいかもしれない施設があります。しかし、今それが必要なのか、それだけの費用をかけて準備する必要があるのか、費用対効果、費用便益の観点から問われる施設があります。さきに完成したポケットパークに代表されるように、本当にそれだけのお金をかけて整備する必要があったのかという反省も含めて、今回の駅前の市街地活性化施設についても議論の中で必要性が見えていません。あればいいかもしれないが、市が推進してきたリノベーションで代用できなかったかという検討も行われた形跡がありません。  箱物づくりが最近進み過ぎています。文里湾架橋県営事業負担金。新武道館は、市役所の跡地でよかったのではないか。ねんりんピックに間に合わせるという口実で整備を急いだが、結局間に合わず、紀南文化会館で開催となりました。市役所移転を待っての整備でもよかったのではないか。不要不急の事業を見直していかないと、今後の財政運営に大きな負担となってきます。  議案第29号 令和2年度一般会計予算については、2款総務費、第1項総務管理費のうち庁舎整備事業に用地取得費が含まれています。基本協定は、議会の議決事項ではなく市とオークワで取り交わされています。平成29年3月に移転先を東山と決めるに当たって、営業中の店舗敷地を譲ってもらえないかと市が考えた当初、担当課から聞いた話では、オークワの商業施設とホテルの補償をするつもりはなく、店舗の土地に庁舎を建設したい旨を申し入れしたということです。  本来、公共補償とは、国交省が示す公共補償基準要綱の運用申し合わせには、本市の新庁舎整備でいうオークワ店舗の現物補償の場合、代替えとなる施設をオークワの管理者に引き渡したときは、同時に廃止施設の敷地は原則として公共工事の起業者、田辺市に帰属するものとし、廃止施設は、協議に従い管理者が撤去し、起業者に引き渡しするものとするとあります。廃止された敷地は市に帰属するということは、市の所有となって売買されるのではないということです。このこととの整合性について、当局は、公共補償の原則はあるが、オークワと協議し、店舗の解体と用地購入、店舗つき立体駐車場建設を決めたとのことですが、大まかにこれを公共補償というのには無理があると思います。  基本協定締結に至る担当レベルでの協議では、オークワには、現店舗の営業補償を求めないよう協議したとのことですが、そもそも営業中の店舗跡地に庁舎を建設する例は全国になく、店舗補償を考えずに申し入れしたとは非常に都合のよい考え方です。よほどオークワが営業縮小とか撤退の意向を持っているなどの情報がなければ、なかなかこんなにうまく話はまとまらないように思います。しかも、行政は、民間に対し不安要素があるかもしれないことに対して決定することはまずあり得ません。ここに市民から渡りに船だとか、オークワ救済策だと言われるゆえがあるのだと思います。  当局は、議会の議決を得たことで市民の意見を聞いたことにしていますが、市民の意見を聞かず候補地を東山と決め、議決を必要としないオークワとの基本協定に沿って進めていることは、市民不在の市庁舎整備といえます。市民に理解の得がたい取引である用地取得の予算が含まれているものに対し容認することはできない旨を申し上げるとともに、市民参加のもと市庁舎整備を行うよう、一旦事業をとめて再考すべきです。  次に、戸籍住民基本台帳費のうちマイナンバーカードにかかわって、現在、カード発行枚数9,232枚、2016年1月制度開始で4年をかけてこの数字です。これに対して令和2年度に2万枚ふやすという計画であるという答弁がありました。4年かけて9,000枚余りのものを1年で2万枚もふやすという実現性が疑われる予算です。国は躍起になってマイナンバーカードの普及にいろいろな制度を使い、ふやそうとしていますが、国民の権利、プライバシーを侵害するおそれのあるマイナンバーカードです。国民が必要性を感じていないものを無理やり普及させることはやめるべきです。  次に、保健体育費の委託費で、現武道館の解体にかかわる調査設計委託料について、田辺市は、スポーツ施設を利用して合宿誘致やスポーツツーリズムで交流人口の増大に力を入れていますが、すばらしい施設であるスポーツパークの利用に関して、地元の方の利用が抑えられている現状があります。新武道館の利用申し込みも、現武道館のように地元の団体や利用者の利便性が引き継がれず、1カ月前しかできないとか、現武道館で卓球を楽しんでいた方が利用できないなど、スポーツに親しみ、練習や試合を楽しむことが制限されます。現武道館を解体するのではなく、耐震工事をして地元の方が優先して使える場所として残すべきです。市営弓道場で全国大会規模の試合開催には控室として常時使える施設になります。交流人口をふやすことも大切ですが、市民の生きがい、幸せなど、満足度を第一に考えることこそが重要ではないでしょうか。  国民健康保険税条例の一部改正と国保特別会計については、昨年から始まった県単一の国保制度となり、保険税が2年連続値上げになるということです。それも資産割の廃止を念頭に、均等割や平等割の応益負担が高くなっています。国保では、今でも他の社会保険に比べて保険税が大幅に高い現状があります。非正規や年金者にとって保険税は大きな負担ですし、子育て世代で子供が2人、3人あれば保険料がはね上がり、負担限度額を超え、負担することが困難な保険税になっています。保険制度を維持するためには、知事会や市町村長会も国に対して公的資金1兆円を投入して保険税を引き下げることを求めています。国民が安心して医療を受けられる国保制度にするべきです。  後期高齢者医療特別会計予算は、県の後期高齢者医療広域連合が保険料の決定をし、各市町村に通知する形ですが、今回の改定は過去にない上げ幅になっています。また、後期高齢者医療制度が始まったときに、低所得者の保険料負担が大きくならないためにあった特例軽減、9割軽減も廃止し、本則の7割軽減に戻すとなっています。平均で年額5,000円近くの値上がりですが、8割軽減から7割軽減になった方は年9,100円から1万5,000円と5,900円増になっています。1.6倍に負担がふえています。所得の少ない高齢者にとって大変厳しい引き上げです。保険料の付加割合も応益割、均等割が100分の58と低所得者に重い負担になっています。75歳という年齢で区切り、受けられる医療の制限もあり、重い負担を強いる後期高齢者医療制度は廃止すべきです。  介護保険特別会計は、保険制度存続の危機にあるといっても過言ではありません。介護保険制度に従事する方は慢性的に人手不足で、ハローワークの有効求人倍率は、全国平均で4.3倍、和歌山県でも3倍を超える状態になっています。求人をかけても人が集まらない状況は改善されていません。事業所も人集めに苦労しており、必要な人材の確保がままならず、利用者に必要なサービス提供が厳しい状況にあります。介護保険を支える人材も50歳以上が6割以上を占めており、若い方の支え手がふえないと近い将来サービス提供ができなくなるおそれがあります。  2025年問題も深刻です。団塊の世代が75歳以上になると、ますます介護需要が高まり、今後、介護従事者が数十万人以上必要になると試算されています。制度を維持するためには、介護の担い手確保は国民的課題です。保険料も制度開始の2,900円から、今年度までの第7期では5,869円と倍増しています。ちなみに和歌山県は、6,538円と全国4位の保険料となっています。今後も制度改定のたびに大幅な保険料の引き上げが検討されています。利用料も原則1割負担から2割負担、3割負担と利用者への費用負担を押しつけています。国の責任で国庫負担割合を抜本的に拡大し、保険料、利用料の負担を減らし、介護報酬を引き上げ、人材を確保して制度維持に努めるべきです。  以上、反対討論とします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。  賛成討論の発言はありませんか。  5番、川﨑五一君。             (5番 川﨑五一君 登壇) ○5番(川﨑五一君)    1定議案第21号に賛成の立場から討論を行います。  この議案は、市営住宅条例の一部を改正するものです。幾つかの改正点がありますが、一つは、従来入居時に保証人の選任及び署名捺印を求めていましたが、その保証人を緊急連絡人に変更するものです。委員長報告にもありましたが、保証人が必要との理由により、入居が困難になっていた事例も少なからず存在します。
     公営住宅は、この条例第1章総則、第1条で、住宅に困窮する低額所得者に対して、低廉な家賃でこれを賃貸することにより、市民生活の安定と社会福祉の増進に寄与するとあります。住宅に困窮する住民は、その多くが経済的にも厳しい条件を抱えています。経済的貧困は関係性の貧困をも意味すると言われますが、こうした困難を抱える方が保証人となってくれる人を探し、なってもらうことが非常に大きな困難なことであることは容易に推測できます。  また、市外や他府県から移住される方に対しても市内在住の保証人の選任を求めていたことに対し、以前から制度の見直しを求めてきたこともあり、今回の改正は歓迎をもって賛成します。  実際の運用としても、保証人は定めるものの、保証人の所得証明の提出を求めるようなこともしておらず、入居時に選任した保証人の存否を定期的に確認することも行われておりません。そうした実情に合わせて、保証人を緊急連絡人に変更するという改正は、合理的で、市民の立場に立ったものであると考えます。  あわせて、この条例改正では、明け渡しの請求時における不足金額の利率を5%の低率から法定利率、実際には3%程度に改めることも含まれており、これも市民の立場に立つ改正であり、こうした理由から条例改正に賛成するものです。  市営住宅の管理を行ってこられた担当課では、懸命の努力により家賃の収納率の向上に取り組まれ、公平性の確保に尽力されてきました。そしてそれは、決して強硬な取り立てではなく、住民に寄り添う姿勢が築いたものだと認識しています。そうした態度が団地形式の市営住宅の空き部屋分の共益費を市が負担するという運用にもつながってきたのだと思います。  こうした空き部屋が増加した団地の共益費は、家主である市が本来負担すべきであると私が一般質問で主張したのは10年以上前の平成21年9月議会でした。当時の建設部長の答弁では、今後の検討課題にしたいとのことでした。今回、その結果として前進したことは喜ばしいことではありますが、行政にはスピード感も必要です。今、目の前で困っている市民をどうすれば救えるのかという姿勢で、今後とも業務の日常的な見直しが行われ、同様の改善が進むことを期待して、賛成討論とします。             (5番 川﨑五一君 降壇) ○議長(安達克典君)    続いて、反対討論の発言はありませんか               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    続いて、賛成討論の発言はありませんか               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    他に討論はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    それでは、これをもって討論を終結いたします。  これより、ただいま議題となっております36件について、順次採決に入ります。 ◎日程第1 1定議案第11号 田辺市長等の市に対する損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について ○議長(安達克典君)    それでは、1定議案第11号 田辺市長等の市に対する損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定についてお諮りいたします。  本件については異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第11号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(安達克典君)    起立多数であります。  よって、1定議案第11号は可決いたしました。 ◎日程第2 1定議案第12号 田辺市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の制定について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第12号 田辺市一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例の制定についてお諮りいたします。  議案第12号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第12号は可決いたしました。 ◎日程第3 1定議案第13号 田辺市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第13号 田辺市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第13号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第13号は可決いたしました。 ◎日程第4 1定議案第14号 田辺市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第14号 田辺市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第14号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第14号は可決いたしました。 ◎日程第5 1定議案第15号 田辺市手数料条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第15号 田辺市手数料条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第15号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第15号は可決いたしました。 ◎日程第6 1定議案第16号 田辺市議会議員及び田辺市長の選挙における選挙運動の                公費負担に関する条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第16号 田辺市議会議員及び田辺市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第16号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第16号は可決いたしました。 ◎日程第7 1定議案第18号 田辺市市街地活性化施設条例の制定について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第18号 田辺市市街地活性化施設条例の制定についてお諮りいたします。  本件については異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第18号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(安達克典君)    起立多数であります。  よって、1定議案第18号は可決いたしました。 ◎日程第8 1定議案第19号 田辺市市街地活性化施設指定管理者の指定について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第19号 田辺市市街地活性化施設指定管理者の指定についてお諮りいたします。  本件については異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第19号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(安達克典君)    起立多数であります。  よって、1定議案第19号は可決いたしました。 ◎日程第9 1定議案第20号 田辺市景観条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第20号 田辺市景観条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第20号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第20号は可決いたしました。 ◎日程第10 1定議案第21号 田辺市営住宅条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第21号 田辺市営住宅条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第21号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第21号は可決いたしました。
    ◎日程第11 1定議案第22号 田辺市教育研究所条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第22号 田辺市教育研究所条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第22号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第22号は可決いたしました。 ◎日程第12 1定議案第23号 田辺市体育施設条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第23号 田辺市体育施設条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第23号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第23号は可決いたしました。 ◎日程第13 1定議案第24号 植芝盛平記念館条例の制定について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第24号 植芝盛平記念館条例の制定についてお諮りいたします。  議案第24号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第24号は可決いたしました。 ◎日程第14 1定議案第25号 市道路線の認定について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第25号 市道路線の認定についてお諮りいたします。  議案第25号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第25号は可決いたしました。 ◎日程第15 1定議案第26号 市道路線の変更について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第26号 市道路線の変更についてお諮りいたします。  議案第26号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第26号は可決いたしました。 ◎日程第16 1定議案第27号 市道路線の廃止について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第27号 市道路線の廃止についてお諮りいたします。  議案第27号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第27号は可決いたしました。 ◎日程第17 1定議案第28号 田辺市の辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第28号 田辺市の辺地に係る公共的施設総合整備計画の策定についてお諮りいたします。  議案第28号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第28号は可決いたしました。 ◎日程第18 1定議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第29号 令和2年度田辺市一般会計予算についてお諮りいたします。  本件については異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第29号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(安達克典君)    起立多数であります。  よって、1定議案第29号は可決いたしました。 ◎日程第19 1定議案第30号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第30号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正についてお諮りいたします。  本件については異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第30号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(安達克典君)    起立多数であります。  よって、1定議案第30号は可決いたしました。 ◎日程第20 1定議案第31号 令和2年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第31号 令和2年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算についてお諮りいたします。  本件については異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第31号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(安達克典君)    起立多数であります。  よって、1定議案第31号は可決いたしました。 ◎日程第21 1定議案第32号 令和2年度田辺市後期高齢者医療特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第32号 令和2年度田辺市後期高齢者医療特別会計予算についてお諮りいたします。  本件については異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第32号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(安達克典君)    起立多数であります。  よって、1定議案第32号は可決いたしました。 ◎日程第22 1定議案第33号 田辺市介護保険条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第33号 田辺市介護保険条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第33号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第33号は可決いたしました。
    ◎日程第23 1定議案第34号 令和2年度田辺市介護保険特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第34号 令和2年度田辺市介護保険特別会計予算についてお諮りいたします。  本件については異議がありますので、起立により採決いたします。  議案第34号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立多数) ○議長(安達克典君)    起立多数であります。  よって、1定議案第34号は可決いたしました。 ◎日程第24 1定議案第35号 令和2年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第35号 令和2年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第35号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第35号は可決いたしました。 ◎日程第25 1定議案第36号 令和2年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第36号 令和2年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第36号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第36号は可決いたしました。 ◎日程第26 1定議案第37号 令和2年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第37号 令和2年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第37号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第37号は可決いたしました。 ◎日程第27 1定議案第38号 令和2年度田辺市林業集落排水事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第38号 令和2年度田辺市林業集落排水事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第38号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第38号は可決いたしました。 ◎日程第28 1定議案第39号 令和2年度田辺市漁業集落排水事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第39号 令和2年度田辺市漁業集落排水事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第39号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第39号は可決いたしました。 ◎日程第29 1定議案第40号 令和2年度田辺市戸別排水処理事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第40号 令和2年度田辺市戸別排水処理事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第40号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第40号は可決いたしました。 ◎日程第30 1定議案第41号 令和2年度田辺市診療所事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第41号 令和2年度田辺市診療所事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第41号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第41号は可決いたしました。 ◎日程第31 1定議案第42号 令和2年度田辺市駐車場事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第42号 令和2年度田辺市駐車場事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第42号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第42号は可決いたしました。 ◎日程第32 1定議案第43号 令和2年度田辺市木材加工事業特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第43号 令和2年度田辺市木材加工事業特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第43号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第43号は可決いたしました。 ◎日程第33 1定議案第44号 令和2年度田辺市四村川財産特別会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第44号 令和2年度田辺市四村川財産特別会計予算についてお諮りいたします。  議案第44号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第44号は可決いたしました。 ◎日程第34 1定議案第45号 田辺市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第45号 田辺市水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてお諮りいたします。  議案第45号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第45号は可決いたしました。 ◎日程第35 1定議案第46号 令和2年度田辺市水道事業会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第46号 令和2年度田辺市水道事業会計予算についてお諮りいたします。
     議案第46号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第46号は可決いたしました。 ◎日程第36 1定議案第47号 令和2年度田辺市特定環境保全公共下水道事業会計予算 ○議長(安達克典君)    続いて、1定議案第47号 令和2年度田辺市特定環境保全公共下水道事業会計予算についてお諮りいたします。  議案第47号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定議案第47号は可決いたしました。 ◎日程第37 1定報告第2号 令和2年度田辺市土地開発公社の事業の計画についてから  日程第39 1定報告第4号 令和2年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画についてまで一括上程 ○議長(安達克典君)    続いて、日程第37 1定報告第2号 令和2年度田辺市土地開発公社の事業の計画についてから、日程第39 1定報告第4号 令和2年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画についてまで、以上3件を一括上程いたします。  ただいま上程いたしました報告案件3件については、過日、既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。  それではまず、1定報告第2号 令和2年度田辺市土地開発公社の事業の計画について、質疑に入ります。  議案書173ページから185ページまでです。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    質疑なしと認めます。  それでは、1定報告第2号は、以上で終わります。  続いて、1定報告第3号 令和2年度一般財団法人龍神村開発公社の事業の計画について、質疑に入ります。  議案書186ページから189ページまでです。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    質疑なしと認めます。  それでは、1定報告第3号は、以上で終わります。  続いて、1定報告第4号 令和2年度有限会社龍神温泉元湯の事業の計画について、質疑に入ります。  議案書190ページから193ページまでです。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    質疑なしと認めます。  それでは、1定報告第4号は、以上で終わります。 ◎日程第40 1定発議第2号 田辺市犯罪被害者等支援条例の制定について上程 ○議長(安達克典君)    続いて、日程第40 1定発議第2号 田辺市犯罪被害者等支援条例の制定についてを上程いたします。  本件については、過日の本会議において、所管の総務企画委員会に付託していたものであります。  総務企画委員会委員長の報告を求めます。  11番、橘 智史君。             (11番 橘 智史君 登壇) ○11番(橘 智史君)    総務企画委員会より委員長報告いたします。  本委員会は、去る3月9日の本会議において付託を受けた1定発議第2号 田辺市犯罪被害者等支援条例の制定について、16日及び25日に委員会を開催し、提出者及び当局の説明を聴取し慎重に審査を行いました。  審査の過程における委員からの意見の要旨等については、次のとおりであります。  我が国における犯罪被害者支援はそもそもおくれているという中で、犯罪被害者を救済するための環境整備は緊急的な課題である。現時点では、まず住民に一番身近な地方自治体において、最低限の保障として条例を制定する必要があるとの意見がありました。  一方、犯罪被害者支援施策を円滑に進めていくためには、市の関係部署のほか、県警察や紀の国被害者支援センター等、さまざまな関係機関との連携や事前調整が必要であることに加え、担当職員の習熟も重要である。また、支援を実施するための予算措置や本市として特色のある支援施策の検討、犯罪被害者の実態把握、被害者支援体制の構築等を行った上で条例の制定を進める必要があるとの意見がありました。  これらの議論を経た後、慎重に審査を行うため継続審査を求める意見と採決を求める意見があったため、継続審査について諮ったところ、本件については、賛成少数により継続審査としないことに決しました。  続いて、採決を行った結果、委員会審査報告書に記載のとおり、本件については、賛成少数により否決いたしました。  なお、犯罪被害者を支援する条例の必要性については、当委員会として十分認識しており、犯罪被害者支援のあり方について、今後、市当局と協議を重ねていくことを委員会として確認しました。  以上、委員長報告といたします。  令和2年3月25日、総務企画委員会委員長、橘 智史。             (11番 橘 智史君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務企画委員会委員長の報告が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  この場合、本件に対する委員長の報告は否決でありますので、原案に賛成の討論から発言を許可いたします。  賛成の討論はありませんか。              (「討論あり」の声あり) ○議長(安達克典君)    4番、前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    1定発議第2号 犯罪被害者等支援条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。  私たちはふだん、自分が犯罪に遭うなんてことは日常的に考えてもいません。しかし、突然殺傷、性暴力などを受ける、交通事故で家族を失うなど被害に遭ったらどうなるでしょうか。もし、身の安全の危機に迫る犯罪なら即座に別の住居に身を移さなければなりません。予期せぬ出来事にパニック状態に陥り、身体的、精神的ダメージを受け、正常を保つのが難しくなります。それでも、被害直後から病院、警察、裁判などで対応しなければならず、時にはパニック状態に陥ります。時間が経過した後も強烈なショック体験、強い精神的ストレスが引き起こすPTSD(心的外傷後ストレス障害)や、うつで仕事が続けられず経済的困難に陥ったり、それまで普通にできていた家事、育児、人とのおつき合いなどもできなくなったりします。  こんなとき、犯罪被害に遭った直後から、電話や面接での相談から始まり、警察聴取や裁判への同行、医療的処置費用や弁護士費用の補助、身の安全の確保や家事の支援、心のケアなど、中長期的に被害者に寄り添い、一日でも早く平穏な暮らしを取り戻せるようにするのが犯罪被害者支援です。  欧米からおくれること約20年、日本では適切な支援が受けられず社会的に放置され、孤立していた日本の被害者の方々の訴えによって、経済的補償や人権保護を目的とした国の法律も制定され、犯罪被害者等基本法第5条には、地方公共団体は、基本理念にのっとり、犯罪被害者等の支援などに関し、国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の地域の状況に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有するとあります。しかし20年近くたった現在でも、被害者が居住する地域で支援の有無にばらつきがあり、記憶に新しいところでは、京都アニメーション放火事件の多くの被害者や家族に支援の地域格差が生じました。条例がなくとも具体的な施策で支援することはもちろん可能かと思われますが、支援の地域格差を解消するには条例制定は緊急的課題で、被害者を支援する民間団体や日本弁護士連合会は、どこで暮らしても被害者の尊厳が守られる支援の必要性を訴えています。被害者に一番身近な地方自治体において、時の自治体政策に左右されることなく、被害者の尊厳を守る支援が担保される法的根拠として、犯罪被害者等支援条例の制定を訴えています。  元TBS記者から性被害を受けた伊藤詩織さんが、勝訴した民事訴訟公判直後にこんなコメントを述べておられました。生きていてよかった。勝訴してもなかったことにはならない。これで終わりではない。この先も受けた傷とどう向き合っていくのかというのがある。こんなに支えられても不安や孤独を感じるときがある。犯罪被害者支援とそれを担保する条例制定の必要性が全てこの中の言葉に含まれています。  田辺市当局が支援の必要性の認識を持ち前進し始めていること、そして、付託された総務委員会が条例制定の必要性の認識に至ったことは、今なお社会の無理解、無関心に苦しむ方たちにとって希望の光です。  総務委員会では、その認識に至れたのであれば、継続審査されるべきところ、条例案の内容に欠陥や不備の指摘がされたわけでもなく、条例制定を主動するのが誰なのかということに意識が傾き、審査を継続する中で、1年かけて当局関係部署や他の関係機関との調整を図り条例制定をすることも可能であるにもかかわらず、市当局が行うべきだと議会の立法権を放棄する意見も出て否決されたことは、市民には理解に苦しむところである上に、全国的にも条例制定が広まる流れや社会に対するダメージは大きいと考えます。  いま一度、そもそも犯罪被害者を救済する支援とその法的根拠の必要性がどういう人たちから求められたのかという原点を真っ正面から受けとめていただき、田辺市議会が広く社会に与えるメッセージとして、人々に喜びと希望を与えるものとなるよう議員皆様に心からの訴えを申し上げ、賛成の討論といたします。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    続いて、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。  反対討論の発言はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    他に、討論はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    これをもって討論を終結いたします。  それでは、1定発議第2号 田辺市犯罪被害者等支援条例の制定について、お諮りいたします。  本件は、起立により採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、否決であります。  したがって、原案について採決いたします。  発議第2号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立少数) ○議長(安達克典君)    起立少数であります。  よって、1定発議第2号は否決いたしました。 ◎日程第41 1定発議第3号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業の                期間延長を求める意見書の提出について上程 ○議長(安達克典君)    続いて、日程第41 1定発議第3号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業の期間延長を求める意見書の提出についてを上程いたします。  提出者の説明を求めます。  産業建設委員会委員長、12番、尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    1定発議第3号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業の期間延長を求める意見書の提出について。  田辺市議会会議規則第14条第2項の規定により、次のとおり提出する。  令和2年3月25日、提出者、田辺市議会産業建設委員会委員長、尾花 功。
     この意見書の提出理由については、本文を朗読することでかえさせていただきます。  防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策事業の期間延長を求める意見書。  近年、豪雨、高潮、暴風・波浪、地震、豪雪等、気象の急激な変化に伴い自然災害が頻発化し、我が国土は激甚にさらされている。  昨年10月に上陸した台風19号では、関東甲信地方を中心に記録的な大雨となり、各地で観測記録を塗りかえるのみならず、激しい雨が広範囲に降り続き、河川堤防の決壊や越水による氾濫など極めて深刻な被害をもたらしたことは記憶に新しい。  本市においても、平成30年8月の台風20号を初め、台風21号、24号では河川の氾濫、暴風に伴う越波及び高潮による浸水被害のほか、倒木等による電線の切断・電柱の倒壊などが原因で長時間にわたり停電が発生し、住民生活に大きな影響を与えた。  国においては、防災面あるいは国民経済・生活面を支える重要インフラ等の機能維持の観点から、特に緊急に実施すべきハード・ソフト対策として、平成30年12月、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策が取りまとめられたところであるが、これらの対策を着実に進めるためには、十分な予算と時間を確保する必要がある。また、近年の激甚化する災害状況を鑑みたとき、防災・減災、国土強靱化は、3か年緊急対策期間後も継続して取り組むべき事項であるとともに、さらなる対策の強化が求められる。  よって、国におかれては、地方公共団体が緊急対策期間後も計画的に事業を推進することの必要性を踏まえ、防災・減災等の対策に必要となる予算・財源を安定的に確保し、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策事業の期間を延長されるよう強く要望する。  以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。  令和2年3月25日、田辺市議会議長、安達克典。  意見書提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、国土強靭化担当大臣、内閣府特命担当大臣(防災)、衆議院議長、参議院議長。  以上です。御審議よろしくお願いいたします。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    提出者の説明が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    質疑なしと認めます。  ただいま議題となっています発議第3号については、会議規則第37条第2項本文の規定により、委員会の付託を省略いたします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    討論なしと認めます。  これより採決に入ります。  1定発議第3号 防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策事業の期間延長を求める意見書の提出についてお諮りいたします。  発議第3号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定発議第3号は、原案のとおり可決いたしました。               (「動議」の声あり) ○議長(安達克典君)    5番、川﨑五一君。             (5番 川﨑五一君 登壇) ○5番(川﨑五一君)    市に対して、猛省とさらなる信頼回復の努力を求める決議を上げることを求める動議を提案します。             (5番 川﨑五一君 降壇) ○議長(安達克典君)    ただいま、5番、川﨑五一君から、市に対し、猛省と信頼回復へさらなる努力を求める決議について動議が提出されました。  この場合、動議成立には、会議規則第16条の規定により、ほかに1人以上の賛成者を必要といたします。  よって、本動議に賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立確認) ○議長(安達克典君)    起立は他に2人であります。  よって、本動議は成立しました。  休 憩 ○議長(安達克典君)    この場合暫時休憩いたします。               (午後 2時16分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 2時30分) ○議長(安達克典君)    お手元に配付のとおり、ただいま1定発議第4号 市に対し、猛省と信頼回復へのさらなる努力を求める決議が提出されました。  この場合、お諮りいたします。  1定発議第4号を日程に追加し、直ちに議題とすることに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定発議第4号を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。 ◎日程追加 1定発議第4号 市に対し、猛省と信頼回復へのさらなる努力を求める決議上程 ○議長(安達克典君)    それでは、1定発議第4号 市に対し、猛省と信頼回復へのさらなる努力を求める決議を上程いたします。  提出者の説明を求めます。  5番、川﨑五一君。             (5番 川﨑五一君 登壇) ○5番(川﨑五一君)    1定発議第4号 市に対し、猛省と信頼回復へのさらなる努力を求める決議。  田辺市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。  令和2年3月25日、提出者は私、川﨑五一、賛成者は、久保浩二議員、前田佳世議員、いずれも日本共産党の会派です。  提案理由の説明を行います。  思いにつきましては、決議文に全て込めておりますので、決議文を読み上げて提案説明にかえさせていただきます。  市に対し、猛省と信頼回復へのさらなる努力を求める決議。  本日、水産増養殖補助事業等の不正事案に関与した職員に対する処分が行われた。これにより、当局としては一定の区切りをつけ、今後は債権の回収などに取り組むこととなる。  しかし、問題はこれで終わったわけではない。田辺市は、合併以来15年の間に給食用食肉産地偽装に始まり、ふれあいの森・みんなでまちづくり補助金不正受給、生活保護費詐取事件、そして今回の水産補助金と不祥事が続発し、そのたびに市民の行政に対する信頼を失ってきた。  市民との協働やまちづくりを進める際にも、まず必要とされるのは、行政に対する市民の信頼であることは誰もが認めるところであるが、現在の田辺市政に対して市民の信頼があるとは言いがたい。  新年度予算に対する市長の所信表明においても信頼回復に関する言及が一切行われなかったが、今、市がまず真っ先に取り組むべきは、何をおいても市民の信頼回復である。  議会としては、今後、監査機能を強め、不正事案の再発防止に努めると同時に、市に対しても猛省とこれまでにも増して信頼回復のための努力を求めるものである。  以上、決議する。  どうぞ御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案説明を終わります。             (5番 川﨑五一君 降壇) ○議長(安達克典君)    提出者の説明が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    質疑なしと認めます。  お諮りいたします。  本件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、1定発議第4号については、委員会の付託を省略することに決しました。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    討論なしと認めます。  それでは、1定発議第4号 市に対し、猛省と信頼回復へのさらなる努力を求める決議についてお諮りいたします。  本件は、起立により採決いたします。  発議第4号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                 (起立少数) ○議長(安達克典君)    起立少数であります。  よって、1定発議第4号は否決されました。 ◎日程第42 議員派遣の件について ○議長(安達克典君)    続いて、日程第42 議員派遣の件についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本件については、地方自治法第100条第13項及び会議規則第168条の規定により、お手元に配付の議員派遣の件のとおり、議員を派遣いたしたいと思います。
     これに異議ありませんか              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  なお、この際お諮りいたします。  ただいま議決されました派遣期間等議決事項について、諸般の事情により変更がある場合は、議長に一任願いたいと思います。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。 ◎日程第43 委員会の継続審査について ○議長(安達克典君)    続いて、日程第43 委員会の継続審査についてを議題といたします。  この場合、閉会中の委員会の継続審査について報告いたします。  各常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の委員長から、目下委員会において審査または調査中であります、お手元に配付の申し出事件一覧表に記載のとおりの事件について、会議規則第112条の規定により、閉会中も審査または調査を継続したい旨の申し出があります。  それでは、ただいま報告いたしました委員会の継続審査についてお諮りいたします。  各委員長から申し出のとおり、それぞれの委員会において閉会中も審査または調査を継続することに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、各委員長から申し出のとおり、それぞれの委員会において閉会中も審査または調査を継続することに決しました。  以上をもって、本定例会に付議されました議案は全て議了いたしました。  他に発言、その他ありませんか。               (「なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    この場合、総務部長より発言を求められておりますので、これを許可します。  総務部長、松川靖弘君。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ◎専決処分予定の報告 ○総務部長(松川靖弘君)    議長のお許しをいただきましたので、条例の専決処分について御説明を申し上げます。  令和2年度税制改正による地方税法等の一部改正に伴い、田辺市税条例等及び田辺市国民健康保険税条例の一部改正が必要となること、また、地域再生法第17条の6の地方公共団体等を定める省令の一部改正等に伴い、田辺市地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の適用期限を延長する必要があることから、これらの一部改正条例に係る専決処分のお願いでございますが、お手元にお配りしております資料を御参照いただきたいと存じます。  まず、田辺市税条例の主な改正内容でございますが、地方税法等の一部改正により、個人市民税につきまして、全てのひとり親家庭に対して公平な税制を実現するため、婚姻歴の有無による不公平と男性のひとり親と女性ひとり親の間の不公平を同時に解消するため、未婚のひとり親に対する税制上の措置と寡婦控除の見直し等を行うものでございます。  固定資産税につきましては、所有者不明土地等に係る固定資産税の納税義務者の課税に関し、一定の調査を尽くしてもなお固定資産の所有者が明らかとならない場合には、当該資産の使用者を所有者とみなして固定資産課税台帳に登録し、その者に固定資産税を課すことができる措置を講ずるものでございます。  市たばこ税につきましては、国のたばこ税と同様に、1本当たりの重量が1グラム未満の軽量な葉巻たばこ1本を紙巻きたばこ1本に換算する方法に見直しを行うものでございます。  次に、田辺市国民健康保険税条例の主な改正内容でございますが、地方税法施行令の一部改正により、国民健康保険税の基礎課税額及び介護納付金課税額について、課税限度額の引き上げを行うとともに、低所得世帯に対する軽減措置の対象を拡大するものでございます。  次に、田辺市地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の改正内容でございますが、地域再生法第17条の6の地方公共団体等を定める省令の一部改正及び和歌山県が策定する和歌山地方活力向上地域特定業務整備促進プロジェクトの計画期間の延長により適用期限を令和6年3月31日まで延長するものでございます。  これらの条例改正につきましては、地方税法等の改正法令が公布され次第、遅滞なく専決処分させていただきたいと存じますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ◎市長閉会の挨拶 ○議長(安達克典君)    それでは、市長から閉会に当たっての挨拶のため、発言を求められておりますのでこれを許可いたします。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    令和2年第1回田辺市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。  去る2月26日に開会した本定例会も、議員各位の御理解と御協力をいただく中、本日、最終日を迎えることができました。本定例会におきましては、間もなくスタートする令和2年度の各種会計予算案を初めとする46件の議案、4件の報告を上程させていただきましたが、議員各位におかれましては、終始にわたり慎重なる御審議をいただき、それぞれ原案のとおり御賛同を賜りましたことに厚くお礼を申し上げます。  一昨日には春の彼岸が明け、今年度も残すところあとわずかとなりました。本定例会の開会のころには満開の花を咲かせていた梅にかわり、桜の季節を迎えようとしています。拙宅付近の山野にも、以前まで早咲きのヤマザクラと考えられていたクマノザクラが淡いピンク色の花を咲かせましたが、和歌山地方気象台によりますと、本県における今年のソメイヨシノの開花は、平年よりも4日早い3月22日に観測され、ますます春の訪れを身近に感じられるようになってまいりました。  さて、連日報道されております新型コロナウイルス関係については、先月末、政府から全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に対し、3月2日から春休みに入るまで臨時休校の要請があり、これを受けて市内小・中学校でも臨時休校の措置をとるとともに、卒業式におきましては規模や内容を縮小して挙行されました。  この臨時休校の要請以降も国内では新型コロナウイルスによる情勢が目まぐるしく変化し、大相撲春場所の無観客実施やプロ野球の開幕延期、第92回選抜高等学校野球大会の開催中止等々が矢継ぎ早に決定され、異例ずくめの事態となっております。  世界に目を向けますと、3月11日には世界保健機構(WHO)が世界的な大流行を意味するパンデミックを宣言し、現在の感染拡大の猛威は発生源とされる中国からヨーロッパ等へと広がり、また、アメリカでも非常事態宣言が出されるなど、依然として予断を許さない状況が続いています。  現在、我が国は一人一人の感染予防対策、協力意識などもあって、非常事態宣言を出すほどの爆発的な感染拡大には至っていないものの、今後は、ウイルス遮断は重要だがどうしても限界があり、完全な封じ込めは困難であるとの認識のもとで各種対策や対応を行い、感染者の増加スピードをできるだけ抑え続けながら、効果的なワクチンや医薬品の開発、治療法の確立のために時間を稼ぐという局面に入っていると考えます。  本定例会におきまして、議員の皆様から新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書が提出され、全会一致で可決されたところでありますが、意見書に付された検査態勢の充実や医薬品・防護用具等の医療物資の供給、経済対策・財政支援などの7項目につきましては、私もまさに今、政府主導で大胆かつ早急に取り組まなければならないものであると思っているところです。  まだ先は見通せませんが、あのときは大変だったと振り返れるときは必ず来ます。それまで、国や地方自治体、医療関係者、そして私たち一人一人ができることを実行してこの国難とも言うべき事態を乗り越えてまいりたいと思いますので、議員各位、市民の皆様におかれましても引き続き御協力をお願い申し上げます。  この定例会が終了いたしますと、間もなく令和2年度が始まります。本定例会の冒頭、施策と予算の大綱の中で、今後の市政運営に対する所信を申し述べましたが、議員各位におかれましては、新年度におきましても変わらぬ御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。             (市長 真砂充敏君 降壇) ◎議長閉会の挨拶 ○議長(安達克典君)    令和2年3月定例会の閉会に当たり、私からも一言、御挨拶を申し上げます。  去る2月26日に開会いたしました本定例会は、新年度予算など重要議案について全ての議案を議了し、閉会の運びとなりました。議員各位には、開会以来本日まで、諸議案の審議等に御精励を賜り、加えて、議会運営に当たりましても特段の御理解と御協力を賜りましたこと深く感謝申し上げたいと思います。  市長初め当局の皆様には、審議の間、誠実に対応いただきましたことに敬意を表しますとともに、本会議及び委員会において、議員各位から出されました意見や要望を真摯に受けとめられ、新年度予算の執行に当たられますよう、よろしくお願い申し上げます。  また、斎場条例の改正議案の撤回がありましたが、今後は十分精査の上、慎重かつ適切な対応を願います。  中国で発生した新型コロナウイルスによる感染症については、急速な勢いで世界中に拡散し、とりわけ、欧米での感染拡大が深刻化する中、世界保健機関が、世界的な大流行とみなせるパンデミックの状態が加速していると表明するなど、大きな脅威となっており、世界の感染者数は30万人を超え、経済の損失額は100兆円を超えるとの予想も出ております。この感染症によりお亡くなりなられた方々に心より御冥福をお祈りするとともに、感染された皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。  感染拡大の防止に向けて、各種大規模イベントや選抜高校野球などのスポーツ大会の中止、全国小・中・高への臨時休業の要請、議会では一般質問の中止や会期短縮、医療機関ではマスク不足など、国民の不安は日々増大し、あわせて、企業活動も大幅に縮小を余儀なくされるなど、地域の経済活動にも大きな影響が生じている中、国内感染者も1,000人を超え、今なお終息の見通しが立たない状況であります。  田辺市議会では、去る3月9日、国民の命と暮らしを守ることを最優先に、万全な医療体制の確保や経済対策など、特段の措置を講じるよう意見書を可決し、直ちに政府関係機関へ送付したところであります。  国においては、医療体制の拡充並びに、経済対策や生活不安への緊急措置、さらに特別措置法を改正する等、政府の総力を挙げて、さまざまな緊急対応策を講じております。  市においても、市民の不安解消のため、感染予防対策や情報提供等に取り組んでいますが、今後も、国や県の動向を踏まえ、感染拡大の防止や、中小・小規模事業者への支援など、迅速かつきめ細やかな対策を実施されるよう要望いたします。  東京オリンピック・パラリンピックが1年程度延期となりましたが、できるだけ早期に、世界的な感染拡大が終息し、日常生活や経済活動が平常時に戻ることを切に願っております。  さて、1週間後には新年度がスタートし、真砂市長にとりましては、4期目の最終年度が始まります。特に、ことしは市町村合併15周年の節目の年であり、4月からは、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく地方創生の第2ステージがスタートいたします。  そうした中で、秋には、昨年から建設を進めておりました新武道館及び合気道の開祖であります植芝盛平記念館が完成します。加えて、駅前商店街の修景整備も完成するなど、駅前や扇ヶ浜公園周辺の景観が大きくさま変わりし、まちの基盤整備も整ってまいります。  こうした基盤整備に加え、引き続き、将来の人材育成や、結婚・出産・子育て支援、地域の価値向上などの地方創生への取り組み、また、自然災害に備えるための強靭化施策、新庁舎や文里湾横断道路の整備など、未来へつながるまちづくりの取り組みを着実に進めていただきますようお願いしておきます。  市議会といたしましても、地方創生の推進や、防災・減災対策、都市機能の充実など、さまざまな観点からしっかり取り組んでまいりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。  また、今月末をもって退職される職員の皆様、長い間、本市の行政推進に多大なる御貢献を賜り深く敬意を表しお礼を申し上げます。今後とも市政発展のため御協力をお願い申し上げますとともに、御多幸を心からお祈りいたします。  日増しに暖かくなり桜の花が咲き始める季節となりました。議員並びに当局各位には、なお一層御自愛を賜り、市政発展と市民福祉の向上のために御活躍いただきますようお祈り申し上げます。  最後になりましたが、報道関係各位の御協力にお礼を申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。ありがとうございました。   (議席から、1定発議第4号の起立採決について、「どういった進め方なのか」との声あり) ○議長(安達克典君)    会議規則にのっとって進めたと、これに尽きます。   (「異議があるかどうか明らかにせず起立採決は不自然だ」との声あり) ○議長(安達克典君)    特に問題はなかったかと思います。          (「どういう理由でないのか」との声あり) ○議長(安達克典君)    進め方に問題はなかったと思います。  休 憩 ○議長(安達克典君)    暫時休憩します。               (午後 2時55分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 3時10分)  閉 会 ○議長(安達克典君)    それでは、これをもって、令和2年2月26日招集の令和2年第1回田辺市議会定例会を閉会いたします。               (午後 3時11分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   令和2年3月25日                    議  長  安 達 克 典                    議  員  塚   寿 雄                    議  員  佐 井 昭 子
                       議  員  中 本 賢 治...