田辺市議会 > 2019-09-17 >
令和元年第3回定例会(第3号 9月17日)

ツイート シェア
  1. 田辺市議会 2019-09-17
    令和元年第3回定例会(第3号 9月17日)


    取得元: 田辺市議会公式サイト
    最終取得日: 2020-03-14
    令和元年第3回定例会(第3号 9月17日)              第3回田辺市議会定例会会議録              令和元年9月17日(火曜日)           ―――――――――――――――――――    令和元年9月17日(火)午前10時開会  第 1 一般質問  第 2 3定議案第37号 建物の取得について           ――――――――――――――――――― 〇会議に付した事件  日程第1から日程第2まで            ―――――――――――――――――― 〇議員定数 22名 〇欠  員  0名           ――――――――――――――――――― 〇出席議員              議席番号   氏   名               1番  松 上 京 子 君               2番  柳 瀬 理 孝 君               3番  浅 山 誠 一 君               4番  前 田 佳 世 君
                  5番  川 﨑 五 一 君               6番  久 保 浩 二 君               7番  宮 井   章 君               8番  福 榮 浩 義 君               9番  髙 田 盛 行 君              10番  北 田 健 治 君              11番  橘   智 史 君              12番  尾 花   功 君              13番  二 葉 昌 彦 君              14番  市 橋 宗 行 君              15番  安 達 幸 治 君              16番  安 達 克 典 君              17番  小 川 浩 樹 君              18番  塚   寿 雄 君              19番  佐 井 昭 子 君              20番  中 本 賢 治 君              21番  出 水 豊 数 君              22番  陸 平 輝 昭 君           ――――――――――――――――――― 〇欠席議員  なし           ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席したもの              職  名      氏     名             市長        真 砂 充 敏 君             副市長       林   誠 一 君             副市長       木 村 晃 和 君             教育長       佐 武 正 章 君             企画部長      早 田   斉 君             総務部長      松 川 靖 弘 君             総務課参事     栗 本 和 典 君             危機管理局長    宮 脇 寛 和 君             防災まちづくり課長 上 村 哲 也 君             市民環境部長    松 場   聡 君             環境課長      井 澗 伴 好 君             廃棄物処理課長   久 畑 弘 幸 君             保健福祉部長    虎 伏   務 君             子育て推進課長   宮 野 恭 輔 君             商工観光部長    前 川 光 弘 君             観光振興課長    古久保 宏 幸 君             農林水産部長    北 川 弘 泰 君             農業振興課参事   合 川   弘 君             水産課長      中 田   実 君             森林局長    清 水 健 次 君             建設部長      栗 山 卓 也 君             都市計画課長    衣 田   克 君             管理課長      前 溝 浩 志 君             土木課長      桒 畑 昌 典 君             大塔行政局長    坂 本 勇 夫 君             消防長       安 田 浩 二 君             消防総務課長    戎 嶋   健 君             予防課長      西   清 司 君             教育次長      宮 﨑 和 人 君             教育総務課長    吹 揚 恒 夫 君             水道部長      岩 本   章 君             業務課参事     中 田 智 久 君           ――――――――――――――――――― 〇出席事務局職員             議会事務局長    千 品 繁 俊             議会事務局次長   前 田 敦 司             議会事務局主任   松 本 誠 啓             議会事務局主査   松 本 早也香  開 議 ○議長(安達克典君)    皆様、おはようございます。  定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、令和元年第3回田辺市議会定例会3日目の会議を開きます。               (午前10時00分)          ――――――――――――――――――― ◎諸般の報告 ○議長(安達克典君)    この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。  議会事務局長、千品繁俊君。           (議会事務局長 千品繁俊君 登壇) ○議会事務局長(千品繁俊君)    報告申し上げます。  本日付、田総第142号の4をもって、市長から本定例会の追加議案として、3定議案第37号 建物の取得についての議案1件の送付がありました。  お手元に配付いたしております。  以上でございます。           (議会事務局長 千品繁俊君 降壇) ○議長(安達克典君)    それでは、日程に入ります。 ◎日程第1 一般質問 ○議長(安達克典君)    日程第1 一般質問を行います。  6番、久保浩二君の登壇を許可いたします。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    おはようございます。6番、日本共産党、久保浩二です。通告に従いまして質問させてもらいます。  まず1番目、震災後の復旧・復興計画について。今回は、地震、津波による災害時の仮設住宅の建設についてお伺いします。  南海トラフの巨大地震、南海・東南海の3連動地震の認識について、まずお伺いします。  マグニチュード9以上の地震が1952年のカムチャッカ地震から2011年の東日本大震災まで60年間で6回起きています。1,000年に1度の巨大地震と言われますが、世界的に見ますと、60年間で6回起きていますから、巨大地震はいつ起きても不思議ではありません。そこで、30年以内に80%の確率で起きるとされている巨大地震について、いつ起きるかもしれないと言われていますが、市の考え方、認識についてお聞かせください。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    6番、久保浩二君の質問に対する当局の答弁を求めます。  危機管理局長、宮脇寛和君。           (危機管理局長 宮脇寛和君 登壇) ○危機管理局長(宮脇寛和君)    議員御質問の南海トラフ巨大地震及び3連動地震の発生に関する認識についてお答えいたします。  政府の地震調査委員会では、南海トラフで発生するマグニチュード8から9クラスの大規模地震が、今後30年以内に起こる発生確率について70%から最大80%に引き上げられています。また、当地域では、100年、150年周期でマグニチュード8クラスの地震が発生しており、昭和19年の昭和東南海地震や昭和21年の昭和南海地震から約70年が経過しているため、大規模地震の発生の可能性は高まっています。市といたしましては、そのような状況下において、大規模地震、津波はいつ発生してもおかしくないという強い危機感を持って、防災対策をまちづくりの大きな柱に位置づけ、ハード、ソフト両面の対策強化に向けて積極的に取り組んでいるところでございます。           (危機管理局長 宮脇寛和君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    確認ですが、市役所の高台移転、また、文里地区の避難困難者のための文里湾横断道路建設はその対策と言われていますが、それに間違いありませんか。             (6番 久保浩二君 降壇)
    ○議長(安達克典君)    危機管理局長。           (危機管理局長 宮脇寛和君 登壇) ○危機管理局長(宮脇寛和君)    議員御質問の、市役所の高台移転及び文里湾横断道路建設は防災対策として間違いはないかについてお答えします。  新庁舎は、災害時の災害対応拠点、文里湾横断道路は、文里地区の津波避難困難地域のみならず、周辺の要配慮者施設利用者等の避難路、避難場所と、それぞれ南海トラフ地震等の防災対策としての機能も有しますが、防災対策だけではなく、必要な役割を果たす施設であると考えております。           (危機管理局長 宮脇寛和君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    この南海トラフの巨大地震、3連動の地震、津波による被害想定はどのように考えられているのかお伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    危機管理局長。           (危機管理局長 宮脇寛和君 登壇) ○危機管理局長(宮脇寛和君)    議員御質問の地震、津波等による被害想定についてお答えいたします。  和歌山県が発表した被害想定では、南海トラフ巨大地震による田辺市の建物被害は、全壊が2万2,300棟、半壊が8,200棟、犠牲者が1万5,600人、東海・東南海・南海3連動地震では、全壊が1万6,700棟、半壊が8,600棟、犠牲者は2,800人となっております。           (危機管理局長 宮脇寛和君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    今、答弁いただいたのは、参考資料を見ていただいたらその数字が出てあります。その被害想定に基づいて対策を考えているということですが、これも間違いありませんか。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    危機管理局長。           (危機管理局長 宮脇寛和君 登壇) ○危機管理局長(宮脇寛和君)    議員御質問の和歌山県が予測を行った南海トラフ巨大地震の地震・津波による被害想定に基づいて対策を考えるということになるのかについてお答えいたします。  南海トラフ巨大地震が発生すると甚大な被害が想定されています。市では、このような被害想定や津波の浸水想定を踏まえて、防災・減災の観点から住民の生命を守ることを最優先とした対策を推進することとしております。  以上であります。           (危機管理局長 宮脇寛和君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    この被害想定に基づいて対策を打つということで答弁いただきました。  2011年3月11日の東日本大震災の被害で、岩手県陸前高田市は、人口がその当時2万4,246人で、犠牲者は行方不明者を含めて1,757名も出ました。また、8,069世帯のうち全壊3,805世帯、大規模半壊114世帯、半壊112世帯、一部損壊3,988世帯で、合計8,029世帯とほとんど全て家屋が被害に遭いました。公共施設の被害も市役所庁舎の全壊を含め、沿岸部のほとんどの施設で全壊、半壊で使用できなくなり、その他の施設も多くが一部損壊で震災後利用できる状況にはありませんでした。  震災後は、長期にわたる避難生活を強いられることと考えますが、避難所生活のあと復興までの間仮設住宅での生活になると思います。仮設住宅の数はどれぐらい必要と考えているのか見解を求めます。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長、栗山卓也君。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問についてお答えいたします。  和歌山県が発表した被害想定では、南海トラフ巨大地震発生の場合、田辺市においては発災から1カ月後には1万3,300人の方々が避難所にて避難生活を継続されることが予想されており、それらの方々の住居の確保が必要と考えております。仮設住宅の数については、平成24年5月に国土交通省から示された応急仮設住宅建設必携中間取りまとめの基準に基づき算出すれば約6,700戸が必要となります。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    6,700戸の仮設住宅が必要というふうに今答弁いただきました。  田辺市では、応急仮設住宅建設候補地が今現在11カ所、742戸というふうにあります。沿岸部の被害者の仮設住宅候補地は6カ所、435戸になります。候補地以外に仮設住宅を建てる計画の土地はあるのでしょうか。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問についてお答えします。  市では、仮設住宅用地として検討している箇所は11カ所、約7.5ヘクタールで約740戸の建設戸数を想定しておりますが、十分でないと認識しております。このため、廃校となった学校の敷地等を含め、今後調査研究を進めてまいりたいと考えております。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    今後、廃校なども調査するということですが、一番最初にお伺いした被害想定で、いつ起こるかわからないというふうなことで、その対策をしているというふうに言われたのですが、仮設住宅6,700戸必要というふうに言われているのに今現在700戸余り、今後土地はあるかというふうに聞きますと廃校などを考えているというふうなことになりましたが、東日本の震災の場合は、応急仮設住宅ということで学校のグラウンドなども使用しておりました。この学校を使用するという考え方はあるのか。また、もし使用する場合、使用期間はどれぐらいというふうに考えているのかお伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問についてお答えします。  学校のグラウンドについては、最終的にほかに用地が確保できない場合には活用することも想定されますが、仮設住宅は設置期間が長期間にわたることが予想されることから、そのときの状況や必要性などを考慮し、教育部局と協議を図りながら、慎重に検討していきたいと考えております。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    学校施設は、教育委員会のほうと相談しながらということなのですが、次に、仮設住宅の様式というのは、プレハブというふうなやつが今までは主流だったように思うのですが、この仮設住宅、田辺市として様式がどのようなものになるのか、検討しているかお答えください。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問についてお答えします。  応急仮設住宅は、市が用地を確保し、市の要望により県が建設するものでありますが、あくまで一時的なもので、まずは恒久的な住宅である公営住宅の一時使用や民間賃貸住宅を借り上げるなどを優先的に行い、並行して応急仮設住宅の供給を行っていくことが基本だと考えております。  災害の規模や被災の状況によって仮設住宅の建設戸数が大きく変動しますので、短期間で多くの戸数を建設するとなればプレハブ形式の長屋タイプが基本になろうかと思いますが、平成29年4月1日の内閣府告示の見直しにより、1戸当たりの平均29.7平米という床面積の限度が撤廃され、1戸建て、長屋建て等、地域の事情、世帯構成に応じ他形式でもよいと見直されております。  和歌山県では、応急仮設住宅を迅速に建設することを目的とし、平成8年にプレハブ建築協会と建設に関する協定を締結していますが、平成30年度においてさらに供給体制の充実と災害への備えを強化していくため、災害時における木造応急仮設住宅の建設を目的とし、和歌山県応急木造仮設住宅建設協議会と協定を締結しています。  協定では、災害時に要請を受け、協議会に加盟する工務店や木材業者が連携し、紀州材を使用し、応急仮設住宅を速やかに建設することになっています。また、協議会では、単身向け、世帯向け、スロープ等を設けた高齢者向け等のさまざまなプランについて、県と連携を図りながら協議を進めているところでございます。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    プレハブが基本になるけれども、政府のほうでいろいろ仮設のほうが見直しされて、和歌山県も平成30年に木造仮設のことを検討してというふうなことです。  ここに、福島県で震災のあと木造の仮設住宅6,000戸以上建ったという資料があります。その中で、地元のほうに公募して、プレハブだけではなくて二つの方法でスピードアップを図るということ。そして、地元工務店を支援する地域型の木造住宅建築のネットワークが形成されていた。県産材や県内の木造住宅を得意とする工務店の活用など県内への経済効果が期待できるということで、福島県では6,000戸木造の仮設住宅をつくったという事例があります。  次に、仮設住宅を建てる場合に、コミュニティーを大切にすることが重要であると今までの経験から言われています。自治会単位や町内会の班単位になるような計画になっているでしょうか。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問についてお答えします。  復興庁の資料によりますと、東日本大震災発生直後、約47万人だった被災者数は、本年8月時点で約5万人まで減少しておりますが、このうち約2万5,000人の方は今もなお応急仮設住宅や民間賃貸住宅等で避難生活を余儀なくされております。  また、なれ親しんだ地域を離れ、それまでの面識のなかった人々が集まる中での長期生活における被災者の孤立や閉じこもり等も課題とされることも認識しております。  先ほども申し上げました応急仮設住宅につきましては、災害発生後、避難所に次ぐ受け入れ施設であり、一時的な施設であることから、自治会あるいは班単位での施設建設は、被災者数や用地の規模によっては難しい場合も想定されますが、被災者のその後の生活にできる限り配慮ができるよう、県及び関係機関と協議したいと考えております。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    次に、高齢化が進んでいる地域が多くあり、仮設住宅での震災関連死や孤独死などをなくす取り組みが必要になります。そのために、介護施設や公民館なども併設が必要になってくると考えますが、そのような考え方は持っているでしょうか。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問についてお答えいたします。  災害救助法において、応急仮設住宅の一つとして、高齢者、障害者等日常の生活上特別な配慮を要する者を数名以上入居させるため、老人居宅介護事業等を利用しやすい構造及び設備を有する福祉仮設住宅が設置できるとされております。  また、集会施設につきましても同様に、おおむね50戸以上の応急仮設住宅を一つの敷地内に設置した場合には、居住者の集会等に利用するため設置できるとされております。  議員も御指摘のとおり、これらの施設は長期の生活を余儀なくされる被災者にとっては重要な施設であることから、災害の規模や入居者の状況から判断し、県及び関係機関と協議したいと考えております。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    市もそういう考え方を持ってあるということで、東日本の経験から見ますと、陸前高田市は、応急仮設住宅を53カ所、2,208戸建設、大船渡市は37カ所、1,801戸、気仙沼市は93棟の団地で3,504戸という形でかなり細かく仮設住宅がつくられてあります。  そして、震災関連死を見ますと、やはり、これは平成31年3月、ことしの3月現在の資料ですが、福島県が一番多くて2,274人、次いで宮城県928人、全部で3,723人の方が亡くなっていますが、そのうち66歳以上が3,301人とほとんどを占めています。そのようなことが今までの経験からもいえるように、起こらないような取り組みが必要になってくるというふうに思います。  次に、田辺市には、必要な数の仮設住宅を建てる土地がないということが今までのやりとりで明らかになったというふうに思います。南海トラフ巨大地震や南海・東南海の3連動地震に備えて、防災公園として土地の造成が必要ではないかと考えますが、そのような認識はあるのかお聞きします。
                (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問についてお答えします。  仮設住宅の敷地については、現在検討している箇所や廃校となった学校の敷地、または民間所有の空き地等の活用をあわせて、今回議員からの御提案いただいた防災公園の造成案など、今後調査研究を進めてまいりたいと考えております。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    先ほど6,700戸応急仮設が必要で、公営住宅や民間の賃貸住宅をまず利用するというふうなことを言われてあるのですが、田辺市を見ますと、公営住宅でほとんどあきがある状況ではないというふうな状況だと思います。そして、民間のほうはどれだけ使えるかというのはわかりませんが、どうしても30年以内に80%の確率でこれが起こるというふうに検討されているということであったら、仮設住宅は必ず数千単位で必要になってくるということだと思います。その中で、今現在すぐに使える土地というのは700戸余りということでしたら、こういうふうに防災公園としての造成をして、起こってもすぐに対応できる、東北では、大体、早くて一月から二月、遅くても3カ月ぐらいで仮設住宅をつくって、被災された方々を収容するということがされています。田辺市の場合、そのことを考えておかないといけないというふうに思うのですが、その辺についてもう一度お伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員質問のとおり、現在敷地等はなかなかないと思います。今後、その敷地に関しても、どこにどうするかということを検討していきたいと考えてますので、よろしくお願いいたします。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    先ほどの質問で文里湾横断道路のお話で答弁をいただきました。この文里湾横断道路というのは、あったらよいというふうにパブリックコメントの多くの方が、賛成の多くの方があったら便利やと、よいというふうに言われるところに、はっきりした金額はわかりませんが大体概算で百数十億円かけるというふうになると思うのです。しかし、この応急仮設というのは、事が、震災が起こった場合にはすぐに対応しなければならない、ぜひ必要な施策だというふうに思うのですが、市民生活の安心・安全を守るためになくてはならないものに予算をつけて対策をするべきだというふうに、優先順位が違うのではないかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問についてお答えいたします。  文里湾横断道路が整備されることにより、近隣町との地域間を結ぶ道路として、交通の円滑化が図られ、交流人口の増大による市街地の活性化に大きな役割を果たすものと考えております。  田辺市避難困難地域解消計画においては、文里地区の津波避難困難地域のみならず、周辺に存在する要配慮者施設の利用等の避難路、避難場所として必要であるということが位置づけされており、整備効果の一つであると考えております。緊急搬送ルートとしても3次救急医療機関である独立行政法人国立病院機構田辺南和歌山医療センターと市街地を結ぶ効果的な緊急輸送ルートが確立され、大規模災害時には、防災拠点ネットワーク港湾として耐震岸壁を備えている新文里港からの緊急物資等の輸送や、広域防災拠点である旧南紀白浜空港南紀白浜空港からの救助活動や緊急物資等の輸送など、地域の早期復興に大きな役割を担う道路であります。  これらのことから、文里湾横断道路は、道路の利便性はもとより災害時の市民の命を守る道路として必要なものであり、優先順位が高いものと考えております。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    部長は、文里湾道路の有用性についてしっかり述べていただきましたが、以前から文里湾の護岸、耐震バースの話も出てましたように、あそこの神島高校の海側の土地というのは、今道をつくろうとしているところは埋立地であります。先日の特別委員会のまちづくりの関連で、駅前の建物を建てようとするところが液状化のおそれがあるということで、特別にまたお金をつけたということがあったと思うのですが、橋であったり護岸であったりがしっかりしていても、埋立地のところに建ててあるということは、その周辺が液状化して、大きな震災が起こったときには利用できないということが考えられるというふうに思うのです。  東日本大震災のときでも、千葉県の浦安のあたりでも物すごい液状化が起こって、その周辺の住宅であったり道路が使えなかったりということが起こったという現実があります。  今、言われたように、文里湾の立派な橋つくったとしても、その周辺が使えない状況であったら役割を果たすことができないというふうに思うのです。その辺はしっかり見きわめて考えるべきだというふうに思います。  市民が困っているところの対策に予算をつけて改善をする。例えば、以前から私が取り上げてきています中万呂、下万呂地区の冠水・浸水対策は、昨年調査をされ、排水ポンプ場を設置すれば改善ができるという対策案が出ています。しかし、数億円かかるため対策工事施工がいつになるかわからず、先延ばしにしています。地域住民は、梅雨時期、台風シーズンなど、大雨が降ればいつも浸水するのではないかと不安な状態で生活をしています。数億円で不安を解消し、安心して暮らせるようにすべきだというふうに思います。  今回の防災公園にしても必ず必要になってくる施設であります。そういうところにしっかりお金をかけて、市民の安心・安全をつくるべきだと思います。あったら便利なものに百数十億円もかけるのであれば、そちらを先延ばしにして、緊急を要するもの、必要なものを優先させるべきだと思います。市民の暮らしを最優先にすることが行政の責任です。勘違いのないように考えていただきたいと思います。  次に、二つ目の私有地の寄附受け入れについてお伺いします。  私有地の寄附受け入れの要綱、基準というものはどのようなものになっているのかお伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問についてお答えします。  基準に関しては、田辺市として必要な土地の場合には、その寄附に関して受け入れるということになっております。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    市にとって必要な土地だった場合に私有地の寄附を受け入れるという答弁でした。  そしたら、6月議会のときにきちんと答弁をいただけなかった東山1丁目92の9番地の私有地の寄附受け入れの経過についてお聞かせください。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  市道あけぼの東山2号線については、礫坂大橋及び二つ池大橋の二つの橋の完成後、長年にわたって土地所有者と用地取得協議を重ね、平成26年度に第1次総合計画における第9期実施計画に位置づけ、平成27年度には道路概略設計をもとに土地所有者に対する事業説明及び契約に向けた具体的な協議を行い、平成28年度には地図訂正業務のほか道路詳細設計業務を行っております。  この二つの橋を結ぶ道路は、市街地と東部地区の道路交通網を形成する上で重要であり、また、付近には住宅や大型店舗、学校などが集積していることから交通量も非常に多く、交通安全対策の視点から大きな課題となってきました。  東山1丁目92番9の土地に関する寄附の受け入れについては、平成28年度に実施した業務の中で、道路部分に当該地が含まれていることを確認したところ、当該地の所有者の方に事情を説明する中で、寄附についての御理解をいただきました。  市道あけぼの東山2号線の道路改良事業に際し、本線に接続する路線については、将来的に市道認定をした上で、市が管理するという方針で進めていたことも、当該地のみならずオークワ社も含め該当する土地所有者の方に対して、土地の寄附について御理解と御協力をお願いしたところでございます。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    あけぼの東山2号線の整備に伴うということで、平成28年1月から周辺の地籍調査をやったということの中でそこが見つかったので、そしてそこが道路のような状況だったので寄附を受けたということですけれども、平成28年5月にこの土地は市が寄附を受けていますが、オークワから私道の寄附を受けているのは平成28年8月です。オークワの土地に紛れ込んでいた土地を市が寄附を受けている、このようなことはほかにもあるのでしょうか。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  今回のように、地籍調査が実施されていない地域において立ち会いをした結果、道路敷地内に個人地が含まれているようなことは珍しいことではございません。  道路敷地内に存在する個人所有の土地につきましては、所有者の御理解をいただければ寄附という形で受け入れを行い、市が管理しております。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    道路敷だったら受けるということなのですが、一番最初に要綱、基準を聞いたら、田辺市にとって必要な土地を受けるというふうに言われました。今、質問したように、この私道、オークワから寄附を受けた私道を受けたのは平成28年8月です。計画は平成26年、平成27年から進んでいたということですけれども、この土地がわかったのが平成28年に入ってからですよね、調査の結果。そしたら、オークワの私道に紛れ込んでいたというのは、紛れもない事実だというふうに思うのですが、そこの一つだけを市が受けるということはほかにもあるのですかということなのですよ。調べたら幾つか混在してて、その中の私道を市道認定するために受けるということではなくて、ここのとこは計画的に5路線を、私道を市道認定するという中に紛れ込んであった土地という、その認識を確認しているのです。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  当該土地については、平成28年度に実施した地図訂正業務において、オークワ社の私道の中に当該地が含まれていることが確認されたもので、地権者による現地での立ち会いのもと現状の位置にあることが確定されたものでございます。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    次の質問に行きます。  平成29年6月議会、当時の林建設部長の答弁で、道路として使用していた部分につきましては、土地所有者3名、法人1名、個人2名から平成28年8月に21筆の寄附を受けておりますと答弁がありました。92の9番地は3名21筆に入っていますか。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  御指摘の当該地につきましては、所有者3名、21筆の中には含まれておりません。平成29年6月議会においてお答えしました土地所有者3名からの合計21筆の寄附を受け入れていますという点については、正しくは、土地所有者4名から22筆の寄附をいただいておりますということでございます。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    単純なミスだったということの話ですが、ほかの平成28年8月にいただいた個人2名の所有していた土地と92の9番地の土地の形状はどのようになっていたのか、同じようになっていたのか。個人名義の土地として独立していたのではありませんか。その2名の所有の土地。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  御寄附をいただきました他の2名が所有していた土地、私道とこの92番9の土地につきましては、双方の土地がいずれも道路敷地内に存在する個人所有の土地として独立したものでございます。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇)
    ○6番(久保浩二君)    当時の部長答弁の土地所有者、法人1名、個人2名というところの土地については、寄附を受けるために、平成26年、平成27年当時から、きちんと私道を市道認定するので寄附をいただけませんかという正式な交渉をしていたのではないでしょうか。92の9番地の所有者とは簡単な説明をしただけではないのか、そのため、当時の部長答弁で正式に土地交渉した3名だけということになったのではありませんか。そして、その92の9番地の方に、オークワの土地、私道に紛れ込んでいた事実を伝えたのでしょうか、お伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  御質問の92番9の土地につきましては、先ほどもお答え申し上げましたが、平成28年度の地図訂正業務における立ち会いによって、初めて道路敷地内に存在する個人所有の土地と判明したので、御寄附による所有権移転を提案させていただき、御了解をいただきましたので、田辺市に御寄附をいただいております。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    今、答弁があったように、平成28年の調査によってその紛れ込んでいた土地がわかったので、立ち会いしてもらって寄附をもらったということなのですが、ほかの2名については、きちんと私道を市道認定するということで事前にきちんと交渉していたということがあったということは間違いないというふうに思うのです。だから、平成28年に突然わかった私道、紛れ込んでいた土地を本人にその旨伝えずに、道の状態になっていたので市に寄附してくれませんかということで、市が正式な形で交渉するのではなくて、その当時調査をしていた土地家屋調査士が本人の立ち会いをしてもらって、その本人も本人の配偶者の方にしていただいたということで、そのオークワの中に紛れ込んでいたということはきちんと伝えてない、道の状態になっていたということだけで伝えてないということなのですよ。だから、本来だったら、市が私有地の、私の所有する寄附を受け入れるのであったら基準に照らし合わせる、今やっていることは合理性がないということです。本来だったら、オークワに紛れ込んでいた土地をオークワ社に買い取ってもらって、そしてその土地を市道認定すべきだったと考えます。今回のやり方は、やはり普通の形ではなかったということだと私は考えます。  次に、2番の私道の市道認定の基準についてお伺いします。  市道認定の基本的な考え方についてお伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  私道を市道として認定する基本的な考えといたしましては、道路の幅員が4メートル以上あり、路面や側溝等の状況が良好であること。道路の起点、終点のいずれかが公道に接続していることと、袋路の場合には車両が容易に回転できる場所が設けられていることなどがあり、認定後に整備する必要がない状態で受け入れることが基本的な考え方でございます。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    今言われたように、市道認定は余りしたくないということが今までの基本的な考え方だったというふうに思います。  次に、あけぼの東山2号線整備に伴い、平成27年ごろからオークワ社との間でオークワ所有等の私道5路線を積極的に市道認定することを交渉していたということですが、市道整備に伴い、接道、隣接する私道を市道認定することは普通にあることなのかお伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  市道整備に伴い、接道する私道を市道認定することは余り多くはございません。しかしながら、本件に関して申し上げますと、あけぼの東山2号線は、市街地と東部地区の道路交通網を形成する上で重要であり、その他路線につきましても、付近には住宅や大型店舗、学校などが集積しており、交通量も非常に多いことから、地元町内会からの交通安全対策に関する要望等に加え、当該区域内にこのような私道が複数あることは非常にまれなケースであり、将来的に市道認定した上で市が管理するという方針で進めてまいりました。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    普通は余り多くない。しかし、あけぼの東山2号線は特別であった。地元から安全対策も求められて、市道にすることを積極的に田辺市は取り組んできました。今後は、ほかの民間が造成した宅地などにある私道も積極的に市道認定するということになるのかお伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  過去に民間が施工した宅地造成地にある私道に関し、私道を市道と認定する基本的な考え方につきましては先ほども申し上げましたが、道路の幅員が4メーター以上あり、路面や側溝等の状況が良好であること、道路の起点、終点いずれかが公道に接続していること、袋路の場合は、車両が容易に回転できる場所が設けられていることなどがあり、設定後に整備する必要がない状態で受け入れられることが基本的な考え方でございます。  今後も、私道の所有者からの要望があった際には、前段に申し上げた市道認定基準を基本として、当該道路環境や周辺の状況等を多面的に十分勘案した上で判断してまいりたいと考えております。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    今までと考え方は変わらないということで、ほかのところについては積極的に市道認定する考え方はないということだと思います。  そして、次に、市道認定のあと路線を変更する大規模な工事を今回東山のほうでやりましたが、このようなことは一般的にあることなのかお伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  市道認定の後に路線を変更する大規模な工事を実施することは基本的にございません。平成30年3月には通学路の交通安全という観点から車道と歩道を分離した形で市道あけぼの東山2号線の道路改良事業が完成し、以前と比べ安全性や走行性が改善されました。  一方、市道あけぼの東山2号線に南側から接続する市道、学園9号線と市道東山15号線については、交通量も非常に多いことも踏まえ、田辺警察及び和歌山県警交通規制課と協議する中で、交差点が接近していることから、市道あけぼの東山2号線へ侵入するには注意が必要な状況であること、また、東山15号線は、道路の横断勾配が急で、交差点内の見通しも悪く、安全性を確保する必要があったため交差点改良に伴う道路整備を行ったところでございます。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    市役所を東山に決めたとき、なぜ東山がよいのかということで、有利な条件として、今現在あるオークワの場所は、接道、道が9路線もあり便利だということを総務部長は答弁で言っていました。今、建設部長が答弁していただいたように、交差点が接近しているとか、交通量が多いとか、安全面で市道整備しなければならない、私道の寄附を受けて市道認定しなければならないというそのことは矛盾しているというふうに思うのですが、便利な接道をなぜ減らす工事をするのかお伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長、松川靖弘君。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  平成28年度に実施いたしました候補地選定調査におきまして、敷地との接道数については、道路アクセスの多様性が確保できていれば、道路閉塞による新庁舎の孤立の危険性が低下するものとして、敷地からのアクセス可能な方面の数をもって各候補地の安全性を評価したものでございます。  今回の市道の整備によりまして、市道あけぼの東山2号線の交差点の数は減ることとなりますが、9方面への道路がなくなるわけではなく、また、新庁舎南側周辺道路としての安全性や機能性はより高まるものと考えております。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    東山に市役所を移転するため、庁舎整備に伴ってオークワのために店舗を建設する。そのために市道を変更する。そして、路線を変更し、もとの国道、礫坂の今現在県道になっているところも含めて2億5,000万円も余分に、店舗の駐車場代8億3,000万円を含めたら11億円近く余分に、あそこにすることでお金が余分に要るようになりました。それが総務部長の言う東山への市役所移転の有利な条件なのかお伺いします。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。  時間が迫っております。答弁は簡潔にお願いします。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    今回行いました市道の整備等々につきましては、公道の適切な管理として施工されたものでございますので、御理解を賜りますようよろしくお願いします。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    久保浩二君。             (6番 久保浩二君 登壇) ○6番(久保浩二君)    市長は、6月の私の質問に、市道あけぼの東山2号線の一連の事業について、特別に発言を求めて、これは不動産登記調査業務含めて、あくまでも道路事業としてした事業でございます。たまたまタイミングとしては、ある意味よいタイミングというか絶妙のタイミングであった。そのあとオークワとの庁舎整備の話が進んだということでございますというふうに言いました。そして、天地神明に誓って、この一連の道路工事と庁舎の整備とは全く別事業でございまして、事前に打ち合わせもなければ、事前に何かの庁舎のために道路の事業を利用したということは一切ございませんので、明確に申し上げたいというふうに思いますというふうに発言されました。しかし、東山の市道整備事業は特別なことが幾つも行われています。たまたまタイミングとしては、ある意味よいタイミングというか絶妙のタイミングで、そのあとオークワとの庁舎整備の話が進んだということでございますが、余りにもでき過ぎではないのか。東山への市役所移転は特別なこと、市から積極的に不動産登記調査業務を市道あけぼの東山2号線に直接関係のないオークワ駐車場内の土地も含めて行ったこと。そして、普通ではあり得ないこと、市道整備に伴い私道5路線の寄附を受け、余り認定をしたがらない市道認定を市が進んで行っています。店舗の土地を確保するため市道路線を変更する、安全のためといって大規模な市道整備を2億5,000万円もかけてやるなど幾つも特別なことが行われています。今後も納得できないものを解明するため調査を続けることを申し上げて、質問を終わります。ありがとうございました。             (6番 久保浩二君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、6番、久保浩二君の一般質問は終了いたしました。  休 憩 ○議長(安達克典君)    この場合、午前11時10分まで休憩いたします。               (午前11時00分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午前11時10分) ○議長(安達克典君)    続いて、18番、塚 寿雄君の登壇を許可いたします。             (18番 塚 寿雄君 登壇) ○18番(塚 寿雄君)    皆様、こんにちは。塚 寿雄です。一般質問をさせていただきます。  朝夕はすっかりと涼しくなってきて、過ごしやすくなってまいりましたが、日中の日差しはまだまだ大変厳しいものがございます。  さて、7月28日に上秋津で発生いたしました山の崩壊でありますが、秋津川地区を中心に多くの方々に大変御不便をおかけしているところであります。市当局や、また県の素早い対応で、来年3月には仮設の橋が敷設されるということでひとまず一安心かな、そういったところかなと思っております。  さて、8年前の台風12号でありますが、忘れたくとも忘れられない甚大な被害が多数発生いたしました。熊野地区や伏菟野地区、また、奈良県の十津川水系では大規模な山の深層崩壊が多数発生し、とうとい命が奪われました。本宮町でも奥番地区、曲川地区で大規模な山の崩壊があり、奥番集落は現在誰も住んでおりません。こういった曲川地区においては、この市道の崩壊によって2年間孤立集落となってしまいました。奥番集落、曲川集落、いずれも行きどまり集落であります。  また、追い打ちをかけるように、昨年の8月でありますが、曲川地区において再び同じ箇所で大規模な決壊が発生し、現在、国、県を交え、その復旧方法について調査が行われているところであります。  曲川地区の住民は、避難先での生活を余儀なくされたところであります。避難先の確保あるいは避難先での白物家電の調達など市役所の方々には大変御苦労いただき、深く感謝いたします。  このような災害を受け、本宮町のほかの行きどまり集落にお住まいの方々におきましても、いつ自分の身に降りかかるのかわからない、そんな思いで不安を抱かれております。行政局長や担当課長とも、このことについて何かよい方法はないものかと頭を悩ますばかりであります。  田辺市内において、曲川のような同様の災害が発生した場合、孤立集落になるおそれがあると考えられる集落はどれくらいあるのかお聞きいたします。  また、このように迂回路のない集落において、市当局として、今後どのような対策を考えられているのかお聞きいたしたいと思います。  (2)なのですが、仮称、防災道路についてでありますが、行きどまり集落のほとんどは急峻な山間部に点在していることが常であり、新たに市道や農道、また林道を新設して迂回路を確保しようといたしましてもかなりの高額の予算が必要となってきて、国の補助事業の採択基準に当てはまらないことが多々ございます。費用対効果の面から問題解決に至らないのが現状であります。かといって、田辺市単独で事業費を捻出するのは非常に困難である中、農道あるいは林道よりも規格を下げた、つまり安価でつくれる道路、あくまでもふだんは余り使わずに、緊急脱出や、あるいは緊急物資の輸送等に耐えうる規格の、仮称ではありますが、防災道路を国の過疎対策事業債の対象事業に盛り込んでもらえるよう、運動といいますか、国に対して要望を行うことができないか当局の御見解をお聞きいたします。よろしくお願いします。             (18番 塚 寿雄君 降壇) ○議長(安達克典君)    18番、塚 寿雄の質問に対する当局の答弁を求めます。  建設部長、栗山卓也君。            (建設部長 栗山卓也君 登壇)
    ○建設部長(栗山卓也君)    まず、議員の御質問の1点目、行きどまり集落の解消についてお答えします。  本市の山間部における行きどまり集落につきましては、現在、建設部として、市内全域でおよそ20カ所程度把握しています。御指摘のとおり、これらの集落につきましては、その進入路が災害等で通行どめとなった場合には集落への行き来ができなくなるというリスクがございます。この対処としまして、基本的には現道の道路保全を中心に取り組んでいるところでございます。道路パトロールにより、現地確認や地域住民の方々からの情報収集を通じて、のり面や路側などを含めた道路の状態の把握に努め、状態が悪いところには早急に補修の工事を施すことで道路の適正な状態の維持に努めております。  豪雨や台風の接近時には直ちに道路の状態の確認に赴き、倒木の除去や崩土の撤去など、道路啓開を行い、不安定な斜面には土のうを設置するなど、通行の安全確保に努めているところでございます。  議員御質問の2点目、仮称、防災道路についてお答えします。  防災道路につきましては、行きどまり集落が災害時に孤立を防ぐための一つの方法だと考えますが、技術的基準や実施主体の選定などさまざまな課題もございます。  また、先ほど議員からお話もございました過疎対策事業債につきましては、これまで市道、林道整備など過疎地域における事業の財源として活用してまいりましたが、現行法である過疎地域自立促進特別措置法が令和3年3月にその期限を迎えますことから、新たな過疎対策法の制定と過疎対策の充実・強化を国に対して要望すべく現在取り組みを進めており、審議会からも新たな過疎対策法の制定に向けた意見書の提出について御審議いただいているところでございます。  市といたしましては、今後、災害時の集落の孤立防止に向けた取り組みと、これらの事業に係る財源確保についても研究を深めてまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    塚 寿雄君。             (18番 塚 寿雄君 登壇) ○18番(塚 寿雄君)    答弁ありがとうございます。行きどまりの集落については現状の道路の維持が基本というお話でございました。過疎対策事業債への事業への盛り込みについては、本当に難しい話だと十分わかっております。  令和3年3月末をもって過疎地域自立促進特別措置法の期限が迫っているとのことでありますが、この法律は、これまで何度にもわたって意見書を上げ、要望書を上げることによって継続をされ続けていたものであります。この法律の継続に向け、今後も全力で取り組んでいかなければならないと考えております。恐らく国の方針としては、対象事業のメニューを少なくしていきたい、あるいはこの法律自体をなくしていきたいというのが本心であろうかと思います。そんな中で防災道路を追加してくださいという要望でありますから、かなりハードルが高いことは十分承知した上での質問であります。我々のような過疎地域に暮らす人間にとって、この法律はなくてはならない法律であると考えております。  今、国会では、国土強靭化計画が強力におし進められております。課題解決に取り組む絶好の機会であると考えます。災害に強いまちづくりの実現に向けて、当局の皆様、そして議長さん初め、議員の皆様にも深い御理解と御協力をいただき、ぜひとも過疎対策事業法の対象事業に盛り込めれるよう声を上げていきたいと考えておりますので、御協力のほどお願いを申し上げます。  続いて、大きい2番の熊野古道の安全対策についてお聞きいたします。  昨今、外国人を含む多くの観光客が熊野古道を歩かれております。古道の安全管理については、当局の皆様も万全の対策をしていただいているところでありますが、国道311号と国道168号が交差する大日山トンネルの出口から行政局方面に向かう数百メートルの間でありますが、歩道がありません。これまで、幸い大きな交通事故等は発生しておりませんが、交通安全上対策が必要であると考えます。また、トンネルの出口付近には横断歩道もありません。熊野古道を歩かれる観光客の安全確保のために歩道の設置及び横断歩道の設置について、県への要望をお願いしたいと思います。  なお、今申し上げた箇所につきましては、国道と並行して、国道の上部に当たるのですが、湯の峰、渡瀬もしくは熊野本宮大社へ通じる本来の熊野古道があります。この熊野古道はしばらく治山事業の影響で活用されておりません。前々からこの古道を活用すべきとの御意見をいただいておりますので、このことも含め、熊野古道を歩かれる観光客の皆様方の交通安全対策のあり方を市はどのように認識されているのかお聞かせください。             (18番 塚 寿雄君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問の熊野古道の安全対策のうち、国道168号の歩道の設置についてお答えいたします。  国道168号の歩道要望区間につきましては、県管理道路であります国道311号と国道168号が接する本宮交差点から熊野本宮大社へ向かう備崎橋交差点付近までの延長約600メートルでございます。  和歌山県によりますと、県内の歩道整備につきましては、通学路における歩道の未整備区間や通学路以外の歩道整備について、効率的かつ計画的な整備を推進していくため、利用状況や周辺環境に応じた整備手法により対策を講じているとのことでございます。  近年、歩行者を巻き込む交通事故が多くなっている中、当地域におきましても、世界遺産登録され、外国人観光客を含む熊野古道を歩く方々が増加していることは市といたしましても十分認識しているところでございます。今回の議員の御意見を踏まえ、地域の方々とともに連携を図り、県に対して歩道整備を要望してまいります。  次に、請川から本宮または湯の峰への熊野古道についてお答えします。  この区間は、請川から本宮または湯の峰への近道となるルートの一部ですが、この一帯は世界遺産登録前から大日山の地すべり対策工事が行われており、また、渡瀬に抜ける道は工事のための管理道路となり、工事用車両が頻繁に通行していたことから、この熊野古道への誘導については安全上の観点からこれまで行っておりませんでした。今後につきましては、対策工事は既に完了しており、現在実施中の地籍調査の完了後に古道の修復や看板の設置等を行い、通行できるよう整備してまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    塚 寿雄君。             (18番 塚 寿雄君 登壇) ○18番(塚 寿雄君)    ありがとうございます。歩道については地域の皆様と連携して県に要望していくとのお答えをいただきました。今でも横断歩道がないのですけど、その件もあわせて要望をよろしくお願いします。  本来の古道が復活するとのお答えをいただきました。単純に維持管理費が今後かかってしまうのはもう間違いないのですが、古道歩きの方々にとって交通安全の確保につながるものと考えます。恐らく古道歩きの観光客は本来の古道を歩くことになろうかと思いますが、まれに生活道路として地域の住民の方が、あの道を歩かれる方もおりますので、歩道の整備の件も間違いなく県へ要望をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  次に、3番目の鳥獣害対策についてお尋ねします。  この問題については、これまで多くの議員の方々が質問されており、もう全国各地の共通の問題であります。田辺市におきましても重要な課題と捉えて、有害鳥獣の捕獲に対しましては、国・県の補助金に上乗せをして補助をしていただいているところでございます。  そこでなのですが、今回、カワウ及びウミウにポイントを絞ってお聞きしたいと思います。  アユ釣りやヤマメ釣りは、これはあくまでも個人の趣味の範疇であると思いますが、アユ釣り、ヤマメ釣りで生計を立てている人というのはなかなかいないかもわかりませんが、生計の足しにしている方は、これはおられます。私知っている限りでも。個人で販売したり、また、民宿旅館との取引などで生活費の足しにされている方は間違いなくおられます。  私の自宅の下には四村川が流れております。熊野川の支流に当たるのですけど、釣りシーズンには、奈良県や三重県、または和泉ナンバー、大阪ナンバーの車もよく見受けられます。こうしたアユ釣りやヤマメ釣りの方、遠方から来られる方、恐らく民宿なりへ1泊して2日がかりで釣りに行かれる方もあろうかと思いますので、趣味の世界で片づけるのじゃなしに観光面からも一役担っているのはもう間違いないのかなと、そういうふうに思っているところであります。  田辺市では、日高川、日置川、富田川及び熊野川のアユやヤマメの稚魚の放流に対して補助金を行っております。田辺市鳥獣被害防止計画には、放流したアユやヤマメがウにより年間10万匹が捕食されているであろうと記載されております。平成28年度調べで、ウによる被害は約500万円で、こうした被害を軽減するために捕獲目標は年間200羽という計画がされております。現場では、ウの捕獲補助金は和歌山県とそれぞれの漁業協同組合から出ているようでありますが、ウに対して市からは捕獲補助金は出ておりません。稚魚の放流には補助をしていただいておりますが、ウの捕獲には補助をしない、このことについての市当局の考え方をお聞かせください。             (18番 塚 寿雄君 降壇) ○議長(安達克典君)    農林水産部長、北川弘泰君。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員御質問の有害鳥獣捕獲事業費補助金についてお答えいたします。  議員の御承知のとおり、野生鳥獣による農作物等への被害は市内各地で続いておりまして、依然として厳しい状況にあります。こうした状況の中、市では、農作物等への被害を防止するため、田辺市鳥獣被害防止計画を策定し、この計画に基づき関係機関等と連携しながら、防護と捕獲の両面による対策を講じております。  とりわけ、被害が甚大なイノシシや鹿、猿等については個体数を減らす、いわゆる有害捕獲が非常に効果的な対策であると考えており、市内の猟友会の御協力のもと捕獲事業に取り組んでおります。  カワウにつきましても、アユなどを捕食する魚食性の著しい鳥でありまして、1羽当たり1日に約500グラムの魚を捕食すると言われ、全国的にカワウによる被害が報告されている中、内水面の水産資源に被害を及ぼすものとして、田辺市鳥獣被害防止計画において捕獲の対象鳥獣としております。毎年、日高川漁協、熊野川漁協からの要請を受け、龍神、本宮地域において猟銃による捕獲が実施されています。  カワウにつきましては、全国的な生息数等については不明なものの、関西広域連合がことし3月に実施したカワウのねぐらや営巣地における生息動向調査によりますと、県内では約1,300羽のカワウの生息が推定されており、県が実施した平成30年度の捕獲調査では、県内全域で約300羽のカワウが狩猟及び有害捕獲により駆除、捕獲されたとの結果が出ております。  また、田辺地域におきましても、過去には目良地区にある元島がカワウの営巣地となっており、カワウの卵を駆除するため、県内水面漁業協同組合連合会からの要請に基づき許可を行ってきた経過もあります。  しかしながら、カワウによる魚への具体的な被害状況の把握については大変難しく、田辺市鳥獣被害防止計画に掲載しているアユの被害額については、県内水面漁業協同組合連合会の聞き取りによるものとなっています。  一方で、議員からの御指摘のとおり、アユについては市内の内水面漁業における重要な水産資源であり、観光資源といった観点からもその経済効果は高いものであると認識しております。  こうした中、議員御提案のカワウの捕獲に対する市の支援についてでございますが、現在、関西広域連合において第2次関西地域カワウ広域管理計画が策定され、広域的なカワウ被害を総合的かつ効率的に減らす研究や取り組みも進められている中、まずはそういった動向について注視するとともに、内水面漁協や各漁業者からの御意見を初め、カワウによる具体的な被害実態や捕獲に要する経費なども踏まえながら対応を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(安達克典君)    塚 寿雄君。             (18番 塚 寿雄君 登壇) ○18番(塚 寿雄君)    ウの調査において、県下で1,300羽で、昨年300羽の捕獲があったとの報告を聞きました。田辺市内の計画において年間200羽ということで、ちょっと本当に調査が難しいんだろうなというのがわかります。ウの捕獲については、イノシシや鹿と違ってわなを仕掛けることもできませんし、現場では恐らくここへ飛んでくるであろうと思われるところを、ウの餌場となるであろう河川の近くにそっと潜んで、根気よく待って、ウが近づくのを待ってから撃つ、そういった方法と、また、3人、4人のグループで手分けしてパトロールをやって、そして本流をパトロールをした後に大塔川、四村川、三越川の支線に入ってパトロールする。そして見つけたら無線で連絡をとり合って、あっちへ行った、こっちへ行ったと、もう空を飛びますからウの捕獲作業というものは大変効率が悪く、非常に手間がかかり、決して効率的とはいえないらしいのです。ウを発見してもなかなか、散弾銃で撃たなければならないので、御承知のとおり熊野川は川幅200メートル、300メートルのところがありますので、散弾銃を撃っても届かないのですね。だから、ウの捕獲をやられている方はもうほぼボランティア活動みたいなものやと、よくそういった愚痴を聞くことがあります。ましてや今日銃を持った猟師さんというのは減少傾向でありますので、今後ますますウの捕獲というものは困難になることが予測されます。関西広域連合はもとより、国や県に対しましても捕獲対策の強化を訴えていただきますようお願いを申し上げまして、早いのですけれども、私の質問を終わります。ありがとうございました。             (18番 塚 寿雄君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、18番、塚 寿雄君の一般質問は終了しました。休 憩 ○議長(安達克典君)    この場合、午後1時まで休憩いたします。               (午前11時39分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(副議長 陸平輝昭君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 1時00分) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    続いて、4番、前田佳世君の登壇を許可いたします。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    皆様、こんにちは。日本共産党、4番、前田佳世です。通告に従いまして、本日は大項目二つ質問いたします。  一つ目、大規模災害に備えた地域防災拠点の機能強化についてです。  私は、議員になって2度新年の消防出初め式に参列いたしました。表彰式で名前が読み上げられるとき、消防団員さんの返事の声は自信と誇りに満ちておられます。舞台上で表彰される姿を拝見しながらいつも思うことがあります。まずは、日ごろより厳しい天候や諸条件の中でも地域住民の安心・安全のために懸命に活動してくださっていることへの感謝の念です。そしてもう一つは、こうした方々の献身的な活動をもってさえ守り切れない大きな災害が今後起こり得ることを考えると、行政による防災対策の充実と住民の防災意識向上の必要性を感じるのです。  それでは小項目、一つ目、消防団員の処遇改善について質問いたします。  前提として消防団の位置づけをお伺いいたします。そもそも消防団とは、市の防災にとって必要不可欠な組織であると思われておられますか、御認識のほどお聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    4番、前田佳世君の質問に対する当局の答弁を求めます。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議員の御質問にお答えいたします。  消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律によれば、消防団は、将来にわたり地域防災力の中核として欠くことのできない、代替性のない存在であるとされており、火災や風水害等を初め、複雑多様化する災害に対し、地域密着性、要員動員力、即時対応力を最大限に発揮しながら、市民の安心・安全を守るため昼夜を問わず活動していただいているおかげで、災害を最小限に抑えられており、本市の防災にとって必要不可欠な組織であると考えております。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    御答弁ありましたように、必要不可欠な組織であるとのことです。その組織である消防団の現状に触れますと、団員数は記録がある1956年の183万人をピークに2018年では84万人と減少し続けており、田辺市消防団においても同じ傾向が伺えます。その原因としては、全体の人口減少はもとより、自営業に従事する市民が少なくなってきたことや、若者の組織離れもあるかと考えられます。地域防災のかなめとなる消防団員の確保が防災機能に大きな影響を及ぼすことは、先ほどの市長の御答弁にもありましたとおりです。こうした現状課題に対する方策の一つとして消防団員の待遇改善は急務であると考えます。  そこで、消防団員の待遇についてお伺いいたします。お手元の参考資料1をごらんください。資料1の上の表をごらんいただきながら質問させていただきます。現在、田辺市消防団の報酬及び退職金などの待遇はどのようになっていますか、お聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    消防長、安田浩二君。             (消防長 安田浩二君 登壇) ○消防長(安田浩二君)    田辺市消防団員の年報酬、出動加給及び退職報償金等の待遇についてお答えいたします。  年報酬、出動加給につきましては、合併協議において、旧5市町村の状況を鑑みて決定しております。その後、年報酬につきましては、平成26年度に分団長以下を対象に2,500円から7,500円それぞれ引き上げ、団長の15万円から団員の2万8,500円となっており、全ての階級で県内の消防団の年報酬の平均を上回っております。出動加給につきましては、平成27年度に10%引き上げ、災害出動が2,750円、訓練加給が2,200円、1時間を超えるごとの加算額は770円となっております。また、退職報償金につきましては、国の基準の改正に合わせて、平成26年度に全ての階級で5万円引き上げており、勤続30年の団長で97万9,000円から、勤続5年以上10年未満の団員の20万円となっております。             (消防長 安田浩二君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    報償に関しては、地方自治法で消防団員には報酬のほかに出動、訓練に対する手当が支給されているとのことです。その額は各市町村の条例で定められています。そして、政府は自治体が消防団員に一定額の報酬と手当を支給するよう地方交付税でその額を措置しています。報酬の交付税基準額は、資料1の表にありますように、階級別に団長で年額8万2,500円、団員で年額3万6,500円、平成27年度に改定されたわけですけれども、交付税基準額に比べますと少ない状況が表からも見てとれます。  それで、報酬が交付税基準額を満たしているのは団長、支団長、分団長、副分団長、部長で、全団員993人のうち92人とたった1割です。逆に圧倒的多数の9割に当たる団員に対しては交付税基準額を下回っており、副支団長で1,500円、班長で4,500円、団員で8,000円低いという状況です。これを受け、消防庁や県からは消防団機能強化の推進課題の一つとして、この報酬を積極的に引き上げるよう通達がなされています。  そこでお伺いいたします。消防団員の活動に報いるとともに、団員確保の上でも処遇改善が必要ではないかと思いますが、どのような方向性を持っておられるかお聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    消防長。             (消防長 安田浩二君 登壇) ○消防長(安田浩二君)    団員の報酬の改定についてお答えします。  年報酬につきましては、副師団長は田辺市独自の役職ですので、これを除いて御説明させていただきますが、団長から部長までの階級はただいま御説明のありましたように国の基準額を上回っており、逆に班長及び団員の階級では国の基準額以下となっておりますので、今後、国の基準額をもとに検討する必要があると考えております。             (消防長 安田浩二君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    今後検討されていくとのことです。消防団員さんは報酬のためだけに活動しておられるのではないですが、東日本大震災を受けて、大規模災害時の消火、救助活動、住民の避難誘導など消防団員の果たす役割が見直され、消防団の充実、強化に取り組む中、いざ災害時には、家族の安全と地域住民を守る間で非常に葛藤し、みずからの命の危険や精神的負担が伴う活動をする方たちです。その活動ととうとい精神に応える報酬へと改定されることを改めて強く要望いたします。
     次に、小項目二つ目、大規模災害に備えた地域防災拠点の機能強化の取り組みについて伺ってまいります。  東日本大震災では、津波により沿岸地域の市町村で消防、警防活動の基軸となる多くの消防団員が被害を受け、消防団員は岩手、宮城、福島の3県合計で254人の方が死亡、2人の方が行方不明となっています。また、消防団拠点施設420カ所及び車両が261台も被害を受けました。  消防団員が殉職、殉死もしくは行方不明になったのは、地域の水門を閉めている、もしくは閉めた後の水門に関する活動に関して、もしくは高齢者や避難で介助の必要な人の誘導、津波に流されそうになっている人を救出している最中に一緒に津波にのまれる、または、避難指示に従わない人や日本語が通じない外国人に対して説明や説得を行っている最中にいずれも津波に一緒にのまれ犠牲となっているそうです。中には、消防車で住民を避難場所である小学校へ全て運んだ後に団員自身が津波にのまれて犠牲になったケースもあるという報告がありました。  こうしたことの教訓から、消防団員の安全確保と消防力を最大限に発揮させることを目的として、消防庁は平成24年より津波災害時の消防団活動・安全管理マニュアルの作成を促進してきました。海岸を有する市町村及び津波の被害が想定されている市町村に対し調査を行った結果、平成30年4月1日現在で99.6%の市町村において安全管理マニュアルが策定済みであります。  そこで、本市における津波災害時の消防団活動・安全管理マニュアルの策定状況はいかがでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    消防長。             (消防長 安田浩二君 登壇) ○消防長(安田浩二君)    本市における津波災害時の消防団活動・安全管理マニュアル作成状況についてお答えします。  当市におけるこのマニュアルの名称は、田辺市消防職員・消防団員災害対応マニュアルとなりますが、これにつきましては作成済みでございます。なお、各分団単位の個別マニュアルにつきましては、現在作成中でございます。             (消防長 安田浩二君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    個別の分団におけるマニュアルを現在作成中とのことです。一言津波といっても山間の分団か、沿岸部の分団かでその活動内容は違ってくるわけで、そのためのマニュアル作成です。毎年の豪雨災害も年々多くなってきている中、そちらへの対策も急がれることではありますが、後回しにならないように取り組んでいただきたいと思います。  次に、津波災害に備えた地域防災拠点の機能強化の取り組みについて、具体的にどのようなことが行われているかお聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    消防長。             (消防長 安田浩二君 登壇) ○消防長(安田浩二君)    津波災害に備えた地域防災拠点の機能強化への取り組み状況についてお答えいたします。  地域防災拠点である消防団車庫につきましては、浸水対策及び耐震対策を講じるため建てかえを進めております。浸水対策としまして、平成23年の台風12号で浸水した秋津分団、三里分団、請川分団の車庫は移転が完了しております。耐震対策としまして、第2分団及び栗栖川分団車庫は完成し、本年度、近野分団車庫の建てかえ事業を行っております。来年度以降につきましては、耐震対策等として、長野分団、万呂分団、稲成分団などの車庫を移転する計画でございます。  また、消防団員の活動につきましては、田辺市消防職員・消防団員災害対応マニュアルに基づき行っておりますが、当マニュアルは、平成23年の東日本大震災や同年の台風12号災害における教訓を反映させ、大津波警報が発表されたときは、自身の安全を確保し、浸水想定区域内から車両や資機材を退避させることを優先とすることや、地震・津波災害に対する活動方針、安全管理及び地震・津波発生時の初動活動などを規定しております。             (消防長 安田浩二君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    南海トラフ大地震は100年に1度訪れると言われている大規模災害ですが、先ほど午前中の危機管理局長の御答弁にありましたとおり、いつ起こってもおかしくない災害という認識でありますので、確かに、100年に1度起こるかもしれない地震よりも毎年の豪雨災害の対応に追われるということは重々承知しております。そのための車庫の浸水や耐震対策というのも当然必要なことと思います。あとは、いざ津波が起こったときにどのような活動をしていくかという方針について、またこの後の質問でも触れてまいりたいと思います。  津波浸水想定区域における消防団の安全管理と環境整備について伺ってまいります。  参考資料の1をごらんください。カラーの地図のほうですが、これは、田辺市津波ハザードマップを参照にしておりまして、この津波浸水域内におけるこの色分け区分は、津波が何分で到達するかということが予測された色分けの地図です。マップの青い部分、これは、津波が最初に到達する時間がおよそ20分と想定されている沿岸地域です。そこに消防団でいいますと、第1、第2、第3分団、芳養分団、新庄分団の六つの分団があり、そのうち新庄分団には二つの車庫があります。そこで屯所の数でいうと7カ所車庫があります。地図中の丸印、少し小さいのですが、分団の名前を書いた下あたりに丸印をつけております。その丸印をつけたところが分団の屯所がある場所で、同じ色の星印が示しているのが消防団の退避場所です。地図中の屯所名の横に書いてある分数というのは、訓練におきまして退避場所までにかかった時間です。これらの分団におきまして、津波警報発令時における活動方針についてお聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    消防長。             (消防長 安田浩二君 登壇) ○消防長(安田浩二君)    津波警報発令時の活動方針についてお答えします。  津波警報発令時、消防団員は、先ほども御答弁させていただきました、田辺市消防職員・消防団員災害対応マニュアルに基づき活動を行います。  浸水想定区域内の分団については、まず、自身の安全を確保するとともに、浸水想定区域内から車両や資機材を退避させることを優先して行います。ただし、地域住民の避難を補助するなど、浸水区域内での消防活動が求められることも予想されることから、その場合は、避難ビル等への避難も念頭に置いた活動を行います。  活動する場合につきましては、出動時刻から津波到達予想時刻までの間の時間から確実に退避が完了するよう、余裕を見た時間を差し引いた活動可能時間を設定し、それを経過した場合には直ちに退避することとしており、この時間を念頭に置いて活動することになります。             (消防長 安田浩二君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    まずは、団員の命が大事であるという前提があるということは安心いたしました。避難の際に、屯所に置かれている資機材、漢字でいうと、非常に聞いている分には難しいのですが、要は、救助活動などに使う装備だったり機材だったりということです。この資機材をポンプ車などに積んで、車を高台に退避させるに当たって、津波到達予想時刻、予想される津波高の情報を収集し、安全に活動を行えることを確認して行動されるわけですが、屯所がある地域は、地震発生から津波が到達するのがおよそ20分ということから、消防団の中では20分ルールというのを周知して活動する方針であると伺いました。先ほど御答弁にもありましたように、ダブるのですけれども、この20分ルールというのは逃げる際のルールのことで、大津波警報・津波警報・津波注意報が発表されてから避難誘導、広報伝達、情報収集などを行い、あらかじめ決めた高台への退避が完了するまでの時間を20分とするものだそうです。ここで重要なのは、高台に逃げるのにかかる時間と避難が完了してからの安全時間、つまり余裕の時間を差し引いて、活動できる時間が何分なのかを把握して行動するということでした。  この津波発生を想定した団員の避難訓練についてお伺いいたします。先ほど御答弁にもありましたようなことを踏まえて、本市の消防団では津波を想定した避難訓練が行われています。これは、消防本部からの一斉メールが送られた時点から、それぞれの場所にいる団員が屯所に向かい、資機材を車両に積んで高台の避難場所に到着するまでの所要時間をはかったものです。もう一度資料をごらんいただきますと、一番短いので13分、一番長くかかっているので17分という結果が出ています。この訓練結果に対して当局はどのように評価しておられるのでしょうか、お聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    消防長。             (消防長 安田浩二君 登壇) ○消防長(安田浩二君)    津波発生を想定した避難訓練について、訓練結果に対する市の評価についてお答えします。  平成30年度から津波浸水区域内にある消防団の退避訓練を実施し、全分団、活動開始から20分以内での退避が可能という結果でございました。  しかし、災害発生時には活動開始までに時間がかかることや、道路状況も違うことなどを考慮し、さらに時間を短縮し、安全に退避できるよう、退避場所や退避ルート等について今後も検討を行う予定でございます。             (消防長 安田浩二君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    この訓練結果は、1回訓練をされた後の結果ということで、今後もこの訓練は継続されていくとのことです。  そこで、退避完了後、逃げ切った後の余裕の時間、つまり安全時間を5分にするか、10分にするかは市町村によっていろいろなようですが、これはあくまで活動に支障がない平常時の訓練であることを考えれば、素人感覚ですが、私は安全時間を10分と考えるのがよいのではないかと思っています。そうすれば退避時間に安全時間10分を足すと、全ての分団でルールとしている20分を越えてしまっています。仮に安全時間を5分と考えても退避時間が15分以上かかったとされる分団が芳養、第2、新庄の三つの分団になります。今後訓練を継続される中で、団員の避難、車両、資機材の確保ができるかできないか、課題は何かが具体的に見えてくると考えます。その中で、場所によっては車両、資機材を失ってもやむなし、または確実にここは確保しておきたいと判断できてくることと思います。各分団のマニュアルを作成する上でも、ぜひPDCAサイクルを回していってください。  次に、今後の安全管理対策について伺ってまいります。  安全管理対策としてマニュアルで消防団の活動方針を決めるのはもちろん重要なのですが、いざ災害となると冷静沈着に行動することは容易でないと想像します。避難がおくれているというような状況で救助を求められたりしますと、勇気と無謀が表裏一体のような状況になることは東日本大震災の活動実態からも伺えます。住民が率先避難者になってくれることが、団員がこの20分ルールに沿って活動する上でも重要になってくるのではないかと考えます。  そこで、日ごろより地域住民に対し、避難を優先する必要がある場合には、消防団員も避難のリーダーとして住民と一緒になって率先避難するということを十分に説明して、理解を得ることも安全管理対策として必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    消防長。             (消防長 安田浩二君 登壇) ○消防長(安田浩二君)    住民への周知についてお答えします。  ただいま議員からもお話がありましたように、率先避難における20分ルールを団員がちゅうちょせずに遂行するためには、地域住民の理解と協力が必要となります。このため、今後も引き続き、防災訓練や防火座談会等の機会をとらまえて、市民に広報を実施していきたいと考えております。             (消防長 安田浩二君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    周知、広報というのがどんな施策に当たっても非常に難しいというのはよく理解できます。ですが、市町村によっては、消防団の広報というのを発行しているところもあったりします。そして、避難訓練の際にそういうことを周知する、または連合町内会や自主防災組織との接点を持つなど、方法はいろいろあるかと思います。  これから消防団の避難訓練が引き続き行われれば、解決できる課題、できない課題が明確になってくると思いますが、津波被害を回避できる立地環境にある分団屯所においては高台移転を計画すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    消防長。             (消防長 安田浩二君 登壇) ○消防長(安田浩二君)    消防団車庫の高台移転についてお答えします。  先ほども答弁させていただきましたが、本年度、消防団車庫につきましては、耐震対策で近野分団車庫の建てかえ事業を行っており、耐震対策等として、長野分団、万呂分団、稲成分団等の車庫を移転する計画でございます。  南海トラフ巨大地震の想定が新たに発表され、また、これまで委員会等におきまして他の議員の皆様からも御意見をいただいておりますので、当該事業を進めていきながら津波浸水想定区域内にある六つの分団につきましては、団員及び地元の意見をお伺いしながら、移転を含めた検討を進めてまいりたいと考えております。             (消防長 安田浩二君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    田辺市の防災に必要不可欠な消防団員の命、ひいては地域の安全にかかわることですから、計画を立てる方向で取り組んでいただくことを要望いたしまして、本項目を終わります。  次に、大項目二つ目、学童保育所の受け入れ拡充と長期休暇中の対応について質問してまいります。  私は、かねてから学童保育の拡充を要望してまいりまして、前回の一般質問では、特に定員にあきがある学童において利用の受け入れをせめて4年生まで拡充することを提言いたしました。対する御答弁は、通年の利用では定員に満たない学童もありますが、長期休業期間中のみの利用の需要も高く、本庁管内の学童ではほぼ定員が埋まってしまう状況であることから、通年で対象学年を拡充してしまうとこのような需要に応えることができなくなることから、慎重に検討していく必要があるとの御答弁でした。  今回は、長期休暇期間中のみの利用者への対応を、通年での学童とは別に行うことによって、通年での学童受け入れ対象の拡大を要望すべく質問いたします。  まず、前提としてですが、学童保育の意義はどういったところにあるかお聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    保健福祉部長、虎伏 務君。           (保健福祉部長 虎伏 務君 登壇) ○保健福祉部長(虎伏 務君)    6月定例議会の一般質問でもお答えさせていただきましたとおり、学童保育所は、共働き家庭等の小学生の放課後の生活を保障することで、保護者の就労等を支えるといった役割を担っておりますが、子供たちにとっては、家庭にかわる生活の場であり、ほかの子供たちや指導員とお互いにかかわり合いながら過ごすことで、自主性や社会性、創造性を培うことができる場であると認識しております。           (保健福祉部長 虎伏 務君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    自主性、社会性、創造性を養う場であるということです。大変理解できます。実際、私の息子も今年度から学童保育にお世話になっておりますが、学年の違う集団の中で助けたり助けられたり、譲ったり譲られたりしながら、人間関係を培う訓練をさせていただいていると思っております。そして、この夏休みは人権や多様性への理解を育むさまざまな取り組みもこの学童保育の中で行われておりました。  次に、長期休暇中の学童の対応について参考資料2をごらんいただきながら伺ってまいりたいと思います。  この資料は、ことしの通年の利用者を除き、各学童保育所における夏休みの利用者数と、そのうち校区外からの利用者数を学年別にあらわしたものです。少し濃いグレーで示している学童保育は、前回一般質問で、これまでの実績に沿いまして、今後の学童保育利用者の推移を私が数値計算で行いましたところ、令和7年ぐらいまでしか出せていないのですけれども、今後10人以上のあきが出ると予測されている学童保育所です。今年度の学童保育の状況ですが、市内全体で定員640人に対して、今年度5月時点で通年での利用者は597人でした。定員のあきが106人に対して、夏休みのみの利用者はことし91人で、夏休みのみの利用ニーズが非常に高かったことが伺えます。また、学年別で見ますと通年での利用が基本的に対象外とされている4年生から6年生までの利用者が34人でした。これは、全体の利用者の37%と非常に高い割合だと思います。4年生だけ見てみますと24人で全体の26%でした。ここの資料には載せておりませんが、5年前と比べると夏休み利用者は当初50人から現在91人と倍近い増加で、特に4年生が1人から24人と、増加した人数全体の約半数と、4年生を中心とした需要がふえています。  長期休暇中に学童を利用する背景は、上芳養、中芳養、稲成、三栖、上秋津、秋津川、長野などでは農業家庭が多く、ふだんなら家族の誰かが家にいるのですが丸一日となれば学童が必要になること。また、母親がパート勤務をしている家庭では、授業期間中であれば子供が帰宅するまでの勤務なので学童を利用しなくて済むのですが、長期休暇中は必要になること。このような理由から、西部、芳養、会津、ひがし、三栖の学童保育所のように、既に定員が一杯の校区や、学童が設置されていない校区からも利用されており、ことしの夏休み期間中でいうとその校区外からの人数は25名で、夏休み利用者全体のおよそ3割に当たります。しかしここには、他地域の学童ではさまざまな理由で利用しにくいことから潜在的なニーズもあると推測いたします。  このような状況からしましても4年生の利用ニーズはここでも十分読み取れますし、長期休暇中の利用ニーズについても保護者たちの本当の期待に応えているのかどうか疑問に思えます。当局としてはこの受け入れ態勢が現状でよいと考えておられるのでしょうか。せめて4年生だけでも受け入れてほしいというニーズと長期休暇中のみの利用ニーズを今行っている対応ではなく、何らかの別の形での対応を検討する必要があるのではと思いますが、いかがでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    保健福祉部長。           (保健福祉部長 虎伏 務君 登壇) ○保健福祉部長(虎伏 務君)    小学校4年生以上の児童につきましては、従来から入所している学童保育所で対応できる範囲内の障害児を受け入れるほか、夏休みなどの長期休業期間において、各学童保育所であきがある場合に受け入れを行っておりますが、長期休業期間中のみの利用の需要も高く、本庁管内の学童においては、ほぼ定員が埋まってしまう状況にあります。  小学校高学年の学童保育の利用につきましては、一定の需要があるものと認識しており、その必要性を否定するものではございませんが、保育室や指導員の確保などさまざまな課題もあることから実施につきましては慎重に検討していく必要があると考えております。           (保健福祉部長 虎伏 務君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    4年生以上のニーズがあるのは認識されておられるが、保育室、そして指導員の確保に課題があるとのことです。この件に関しては後ほど私からの意見として述べさせていただきます。  夏休みの間、1人で過ごす子供たちの中には、食事も1人でとり、毎日コンビニにお弁当を買いにきている子供もいるというような実態があります。心身ともに成長期の子供たちがこんな状態でよいのか、複雑な思いがいたします。  また、4年生の保護者の方々に、学童保育に通えなくなってどうしているのかと尋ねましたところ、近所の子と遊んでいる、でも部屋でゲーム遊びばかりになるのが気になりますが、自分が家にいないのでどうすることもできない。校区外に住む祖父母に学校まで迎えに来てもらい、預かってもらっているが、高齢の親に負担をかけるのが忍びなく、また、緊急時の対応に対して不安である。祖父母も仕事をしているので頼るわけにもいかず、母親自身が子供の帰宅時間に合わせて勤務時間を短くしたといった声がありました。
     仕事時間を短くすれば当然その家庭の収入が減ります。仮に、単純計算ではありますが、週末を除く月に20日間、時給900円の勤務で、学童に通っていたころでは17時まで、夕方5時まで働いていたところを2時間早く切り上げたとしますと、1カ月で3万6,000円の収入減になります。大変な痛手ではないでしょうか。やはり子育て支援策としても学童の受け入れ拡充は大変重要です。  そこでお伺いします。学童の受け入れ対象を4年生まで拡大し、長期休暇中のみの利用ニーズに対しては子供の居場所づくりで対応することを提案いたしますが、いかがでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    保健福祉部長。           (保健福祉部長 虎伏 務君 登壇) ○保健福祉部長(虎伏 務君)    夏休み等における学校の長期休業期間につきましては、ふだんと同じように教室を使用することはないと思われますけれども、登校日などもあり全く使用しないわけではありません。  また、その期間、保育室として利用するとなりますと、机や椅子など既存の設備を移動させたり、冷蔵庫や給湯設備を設置したりするなど、学校によっては保育環境を整えるために本来の教室の形態を大きく変える必要があり、また、利用後はもとの状態に戻すといったことが必要になります。  これらは、ほかの施設を使用する場合も同様でありますが、学校以外の施設の場合は、さらに子供用のトイレやロッカーの設置、送迎時の駐車場の確保や施設の防犯対策などが必要になると考えられます。このように、一定期間、既存の学童以外の施設を使用する場合につきましても、物理的な面においてだけでもさまざまな課題があるものと考えています。  先ほども申し上げましたけれども、小学校高学年の学童保育の利用につきましては、一定の需要があるものと認識しているところでありますが、長期休業期間における子供たちの居場所をどのように確保するのか、それによって通年利用をどのように拡充するのかといったことにつきましては、関係各部署との連携を図りながら慎重に検討する必要があると考えています。           (保健福祉部長 虎伏 務君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    さまざまな課題を御答弁いただきました。課題がなければ簡単にできる話で、私もこんなに何度も質問する必要はないのです。難しいからこそしつこく質問させていただいております。ですから、できない理由があるからできないとなるのではなくて、何とかしてできる方向で方策はないのかと、そういう方向性で取り組んでいただきたいというのが本音であります。  あと、子供の居場所事業というのは、管轄のことだけでいいますと子育て推進課だけで行うことも可能でして、全国的には通年の学童保育と、長期休暇中の子供の居場所事業を同じ担当課で行っている自治体もあります。  次に、子供の居場所事業についてお伺いいたします。  現在、龍神、本宮で長期休暇中に子供の居場所事業が行われていますが、その意義はどこにあるでしょうか、お聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    教育次長、宮﨑和人君。            (教育次長 宮﨑和人君 登壇) ○教育次長(宮﨑和人君)    議員御質問の子供の居場所づくり事業の意義についてお答え申し上げます。  御承知のとおり、この事業は、小学校の夏休み等、長期休暇中の学童保育所が開設されていない山間地域の小学校1年生から6年生までの児童を対象に、児童が安心して安全に過ごすことができる居場所を確保することを通して、次代を担う児童の健全育成に資することを目的としております。  期間中は、指導員の創意工夫によるさまざまな活動や、子供たちが自分たちで考え、計画し、実行する行事等を行うなど、子供たちの学習意欲の向上や学習習慣の定着、大人や上級生、下級生との触れ合いによる自己肯定感、自尊感情の高揚、コミュニケーション能力の向上といった学びや成長を促すことが主たる意義であると認識しているところでございます。            (教育次長 宮﨑和人君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    総じてまとめますと、社会性、人間性を育む健全育成に意義があるということだと思います。  学童保育も子供の居場所事業も、事業名こそ違えますが、意義もその利用される背景も変わりはなく、いずれも子育て支援であると同時に子供の健全育成だと思います。  そこで、合併前の旧市内において、長期休暇中の子供の居場所事業を行うということを提案したいと思いますが、いかがでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    教育次長。            (教育次長 宮﨑和人君 登壇) ○教育次長(宮﨑和人君)    議員御質問の旧市内における子供の居場所づくり事業の実施についてお答え申し上げます。  現在、市が龍神、本宮の両地域で実施しております山村地域における子供の居場所づくり事業は、学童保育所が開設されていない山村地域を対象とした事業であります。  これは、山村地域という物理的要因や市街地と比べて子供が活動できる施設や場所が少なく、また、友達の家も遠く離れているため、夏休み等の長期休暇中に子供が安心して安全に活動できる場所が少ないといった現状への対応策として実施しているものであります。  この事業が開始されるまでには、龍神、中辺路の両地域で、夏休み等の長期休暇中に限って子供を預かるサークルがございまして、地域で子供を育てるという考えのもと、行政局や教育事務所と連携しながら保護者主体の預かり保育を実施しておりました。  しかし、より安定した事業運営ができるよう公設公営で実施してほしいという利用者からの要望があり、山村地域における子供の居場所づくり事業として、平成29年度から新たにスタートしたという経緯がございます。  議員御質問の旧市内でも子供の居場所づくり事業を実施してはどうかということでございますが、さきの山村地域と同様に、まずはニーズがふえたことにより、それを地域全体で何とかしよう、子供を育てていこうという思いやその機運の高まりを見きわめた上で、具体的なニーズ調査や活動の場所や指導員、支援員の確保などについて関係各課と連携、協力しながら研究、検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。            (教育次長 宮﨑和人君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    山村地域における居場所づくりには、いろいろ経緯があることは重々承知しております。その中で、地域の方々が何とかしなければということで、みずから動かれて、その結果、行政が助けてくださったというようなことだったと思うのですが、でもこれは、全国的に見ますと、居場所づくりというのはもともとそういう何かをやっているところを助けるというようなものではなくて、ニーズがあれば行われるというのが本来の政策過程における、大変行政としては重要な仕事やと思っております。  あと、さまざまな課題、先ほど保健福祉部長にも御答弁いただきましたが、課題について、私なりの提案といたしましては、長期休暇中であれば教室を使うことも全く不可能ではないと思います。実際に芳養小学校におきましては、夏休み期間中だったら対応することには何の支障はなく、これも行政判断ですねと言っていただいた経緯もあります。場所によって難しいところもありますが、そこは調べていっていただきたいと思います。学童がない地域であれば、地域の子供のことであれば区の会館などの利用も理解が得られやすく検討の余地があるのではないかと考えます。  それから、指導員確保につきましては、学童保育の支援員でローテーションを組むということも考えられますし、小・中学校の支援員に来ていただくということも考えられるのではないでしょうか。といいますのも、子供の居場所の指導員は、採用時に資格の有無は問われませんが、教諭や保育士などの免許保持者が多いようです。この採用要件と、指導員の現状は小・中学校の支援員の場合も同じのようです。通年で仕事があれば支援員の収入も安定し、雇用確保につながるのではとも考えます。  また、ニーズについては、既に定員を満たしている学童保育所がある地域、または学童が未設置の地域、校区外からの利用者はどこの地域からなのか、実績からも読み取れると思います。  また、既に結果が出ております子供・子育て支援に関するニーズ調査には、放課後や休み中の過ごし方や、学童保育所の利用状況、高学年や学童がない地域での利用希望の有無、利用したい時間帯などが項目としてありますので、両担当課でこの調査結果を共有していただき、協議検討を重ねていただきたいと思います。  最後の小項目です。行政改革で子供未来チームをつくってはどうかという提案です。  学校の児童生徒の約半数近くが学童保育を利用する今日において、児童生徒の放課後の生活を子育て推進課だけのことにするのではなく、教育委員会としても自校の児童生徒の課題を共有し、対応していくことが求められていると思います。保健福祉部の所管で行われている現在の学童保育では、学校から空き教室を貸してもらっているという感覚があり、現場の指導員の方々からは、学校に迷惑をかけてはいけないと非常に気を使っている。子供の様子などもっと課題を共有したいがそれがほとんどできていないとの声があります。学校側にとっては、保育は所管外という認識が見え隠れし、学校と学童との連携が十分ではないように思います。両担当課が子供の家庭外における生活について、同じテーブルで調査、検討、対応できるよう子供未来チームなるものをつくってはどうかと考えますが、いかがでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    保健福祉部長。           (保健福祉部長 虎伏 務君 登壇) ○保健福祉部長(虎伏 務君)    学童保育事業や子供の居場所づくり事業に関しましては、これまでも新規開設を検討していく場合などにおきまして、教育委員会事務局と保健福祉部、行政局や教育事務所が綿密に連携を図りながら準備を進めてまいりました。  また、それぞれが所管する事業において保有する情報等につきましても、平常時から共有が必要なものについてはお互いに情報提供を行いながら活用しているところでございます。  今後とも、学童保育事業や子供の居場所づくり事業に限らず、課題を共有し、部局を横断した連携に努めてまいりますので、御理解賜りますようお願いいたします。           (保健福祉部長 虎伏 務君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    行政の縦割り行政というのがある中で、非常にその連携が難しい中、保健福祉部と教育委員会としては連携を図っておられるとのことです。  少し提案めいたことになるのですが、学童保育関係については、合併以前から教育委員会の生涯学習課で所管されていた経緯があり、合併と同時に児童育成課という部署ができ、その後の機構改革によって児童育成課がなくなり、現在の保健福祉部・子育て推進課の所管となったと伺っております。学童保育の補助金交付元が厚生省であることが関係しているかもしれませんが、実務の所管を生涯学習課にすることは法的問題はないと思います。  日本総研の池本美香主任研究員が行った放課後児童健全育成事業の実態と課題の考察によりますと、海外では、国連の子どもの権利条約を重視する動きから、働く保護者の子育て支援という考えから、少しずつ、親の就労の有無にかかわらず、子供たちが安心して学び、過ごすことにより、豊かに成長する権利を実現するために、全ての子供たちが学童を利用できるようになってきております。それに伴って、学童の所管を福祉担当から学校教育担当に移し、両者が一元的に所管されたりしています。それに少し近づくような取り組みは、芳養公民館区において地域と学校の連携で放課後の子供の居場所となる活動があります。今後もぜひとも調査研究していただき、本日の提言が実現に向かうことを期待申し上げて本日の質問を終わります。ありがとうございました。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    以上で、4番、前田佳世君の一般質問は終了いたしました。  休 憩 ○議長(副議長 陸平輝昭君)    この場合、午後2時10分まで休憩いたします。               (午後 1時58分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 2時11分) ○議長(安達克典君)    続いて、20番、中本賢治君の登壇を許可いたします。             (20番 中本賢治君 登壇) ○20番(中本賢治君)    皆様、こんにちは。20番議員の中本賢治です。通告に従いまして質問させていただきます。  街なかの観光振興についてでありますが、平成28年10月に市街地に位置する鬪鶏神社が世界遺産に追加登録されて、この10月で丸3年となります。また、本年は、鬪鶏神社が創建されて1,600年を迎えるとともに、初代田辺藩主の安藤直次翁が田辺城に入城されてから400年という記念すべき節目の年でもあります。  そんな中、これらの機運を盛り上げようと、市民はもとより多くの観光客の方にも本市の魅力を感じていただくよう、田辺商工会議所、田辺観光協会等が中心となり、民間団体及び企業者等による世界遺産鬪鶏神社創建1600年記念事業推進協議会を立ち上げ、ことしの1月より、記念シンポジウムや田辺祭を盛り上げる幾つかの催しが鬪鶏神社や街なかで開催されており、街なかを中心ににぎわっているところであります。  また、市街地におきましては、国土交通省の景観まちづくり刷新支援事業により、JR紀伊田辺駅の駅舎の建てかえに係る外観の景観整備や街なかポケットパークの整備、田辺駅前商店街のシェード整備や無電柱化のための工事、そして、市街地活性化施設の整備等取り組まれており、これらの事業と関連して扇ヶ浜公園に合気道の開祖である植芝盛平翁の顕彰館の機能を備えた新武道館の整備がなされ、街なかの景観及び来訪者を受け入れるための環境が整いつつあります。植芝盛平翁の顕彰館を備えた新武道館の整備がなされたことにより、街なかにおいて田辺の3偉人である南方熊楠翁、植芝盛平翁、そして武蔵坊弁慶と、田辺にゆかりのある観光スポット、見どころがそろうことになりました。  これまで、街なかでは弁慶まつりやヤーヤー祭りを初め、大小さまざまなイベントが催され、最近では、民間団体によるイベント等が活発化しており、そして、また熊野古道を目的に来訪される外国人の観光客の方が街なかを歩いているところをよく見かけるようになりました。  このような状況の中、県有数の飲食店街である味光路やその周辺の店舗等でメニューの英語表記やキャッシュレス化が進み、それぞれの知恵と努力によりこれまで以上ににぎわっているところであると聞いております。  そして、私の地元磯間でも、期間限定ではありますが、3月から11月、和歌山南漁協湊浦支所の女性部が、毎週土曜日に地元でとれたシラスを丼としてお客様に提供する湊浦漁協食堂を開設し、地域の活性化に寄与しているところであります。  このように、最近、街なかの活性化に向け、官民が一体となってさまざまなことに取り組んでいるように思います。  また、市街地でのハード事業に効果を持たせるためのソフト事業については、一過性のものとして終わらせるのではなく、街なかの魅力を効果的に発信するためにストーリー性を持たせ、持続可能なまちづくりにつなげていくことは重要ではないかと考えております。  その昔、田辺市は、熊野古道、中辺路、大辺路の分岐点でもあり、とりわけ市街地は熊野詣での玄関口、宿場町として栄え、人々は熊野詣での際には、街なかで宿をとってうたげを催し、江川の浜辺で潮垢離をして体を清め、熊野詣でにおける道中の安全を祈願したとも聞いております。  また、関東地方からは、伊勢路を経由して熊野三山へ参り、中辺路を経由して田辺で宿泊された方は、その言葉使いから関東べいと呼ばれ、彼らは無事熊野詣でが終わったことを喜び、祝い、その宿で山祝い餅をついて、同行人や他の参拝者にふるまい、多くの人々と喜びを分かち合ったとも聞いております。  現代でも、このような昔のいわれやしきたりをうまく活用した仕掛けをしていくことで、街なかを活性化できればもう一度昔のにぎわいが復活できるのではないかと思うわけでございます。  そのようなことから4点質問したいと思います。  まず、1点目の質問ですが、熊野古道を歩かれる外国人を含む観光客の皆様に、田辺の地についたら最初に扇ヶ浜に足を運んでいただき、潮垢離の疑似体験をしてもらってはどうかと思います。田辺扇ヶ浜海水浴場の横に潮垢離を疑似体験できる場所もありますし、直接波打ち際で体験されてもよいと思います。いずれにしましても、そうしたいわれやしきたりを積極的に情報発信するとともに、そのことを観光センタ―において案内してはどうかと思うわけでございます。  次に、2点目の質問ですが、さきにも申し上げましたが、街なかにおいては、田辺の3偉人である南方熊楠翁、植芝盛平翁、武蔵坊弁慶のゆかりのある観光スポットがそろうことから、街なかでとどまっている時間を増大させるために、これらの地点を結んだ魅力あるモデルコースを開発してはどうかと思います。  次に、3点目の質問でありますが、昔、熊野詣では、京都から熊野古道、紀伊路を経由してこの地に入り、街なかで1泊してから山中に分け入り、中辺路を歩いて、熊野を目指したと聞いております。参拝者については、必ず宿場町であった街なかに泊まってうたげを催す者、あるいは旅の安全を祝って山祝い餅をついてふるまう者と、街なかが大いににぎわっていたと聞いております。  現在、田辺駅前周辺の商店街である味光路にはおいしい食べ物が数多くあります。その昔の山祝い餅の復活ではないですが、街なかに宿泊する参拝者向けに田辺に来たらこれを食べなあかんというようなものを味光路にあるお店と連携して、メニューづくりに取り組んでみてはどうかと思います。  最後に、4点目としては、街なかの駐車場の必要性についてでありますが、鬪鶏神社や扇ヶ浜には駐車場がありますが、少しでも多くの車が駐車できるほうがよいですし、できれば街なかの観光スポットに隣接しているところがあればよいと思います。そのようなことから、市街地エリア周辺を見てみますと、大通り、県道文里湊線の近くに旧新屋敷市営住宅が建てられていた敷地があります。今後、地域活性化のための有効な敷地の利活用として、来訪者のための駐車場にしてみてはと考えますが、いかがでしょうか。  次に、扇ヶ浜海水浴場の利用促進についてでありますが、平成17年度に開設されたこの海水浴場も15年目を迎え、県内外はもとより、市民の皆様からも愛される海水浴場であります。無料ロッカー、無料シャワー、温水シャワー等の施設の整備も充実しており、ビーチ近くにある駐車場には子育て世代にとってはありがたい低料金でありますし、それに、砂浜や水質においても神戸の須磨海水浴場や和歌山の磯の浦海水浴場よりずっときれいだし、波も荒くないので安全で安心して泳げるビーチであります。そんな海水浴場なのに、現状の利活用と利用客数といえば平成21年、平成22年と2年連続して10万人を超えて以来ずっと低迷しており、ことしに至ってはお盆に台風がやってきたこともあり、ピーク時の半分にも満たない利用客数となっております。以前同じ質問をしたときの答弁では、安全で安心して泳げる海水浴場であることを積極的にPRし、扇ヶ浜海水浴場がファミリービーチとして認知していただき、夏場の観光スポットとしてより多くの皆様にお越しいただけるよう取り組んでまいりたいと言っておられました。しかし、現状は、ビーチパラソルがぽつんぽつんとあるだけで、閑散としたにぎわいのない海水浴場となっております。何が原因なのか、低迷の原因をお聞かせ願います。  それから、以前にも質問しましたが、海水浴場の名称を変更して、扇ヶ浜ファミリービーチという名称に変えられないか。数年後、市役所が高台に移転しますと高速バスの停留所の名称も変えなければなりません。今は田辺市役所前となっていますが、そのときに海水浴場の名称も変更して、扇ヶ浜ファミリービーチにしてはどうでしょうか。  そして、もう一つの質問は、駐車料金を7月、8月限定で無料化にしてはどうか。今年度からは幾つかのふれあい事業がなくなり、そのかわりに海上遊具を購入していますが、利用客の増員にはつながっていません。  そこで質問です。利用客の低迷の原因、海水浴場の名称の変更、駐車場の無料化と以上3点質問いたします。御答弁よろしくお願いいたします。             (20番 中本賢治君 降壇) ○議長(安達克典君)    20番、中本賢治君の質問に対する当局の答弁を求めます。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議員御質問の街なかの観光振興についての2点目、3偉人を結んだ観光モデルコースの構築については私から、その他の御質問につきましては、担当部長からお答えいたします。  現在建設中の新武道館が来年9月に完成予定であります。この武道館は、合気道の開祖であります植芝盛平翁の顕彰館も兼ね備えておりますので、南方熊楠顕彰館、鬪鶏神社とあわせてまさに市街地に田辺の3偉人である、南方熊楠翁、植芝盛平翁、武蔵坊弁慶にゆかりのある史跡、施設が集積することになります。市といたしましても、本市ゆかりの3偉人にかかる観光スポットを市街地に集約することにより、観光地田辺市としての魅力がより高まるものと期待しております。あわせて、3偉人にまつわる逸話や伝説を同時に情報発信することにより、興味や関心を持っていただき、市街地への来訪者や市民の皆様、さらには熊野古道を目的に来られた観光客の方にも、古道歩きに加え、街歩きも楽しんでいただくことで、景観まちづくり刷新支援事業により整備される街なかの魅力を感じていただき、より長く滞在してもらえるような事業展開を図ってまいりたいと考えております。  現在、市街地におきましては、田辺観光協会と連携しながら、私のたなべという街歩きキャンペーンを実施しており、市内外からの参加者に大変御好評をいただいております。3偉人を結んだ街なか周遊モデルコース構築も含め、今後ともこうした街なかを歩いてもらえるような取り組みを進めるなど、関係団体等とさらに連携を深め、田辺に行ってみたい、また来たいと思っていただけるような環境づくりを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。             (市長 真砂充敏君 降壇)
    ○議長(安達克典君)    商工観光部長、前川光弘君。           (商工観光部長 前川光弘君 登壇) ○商工観光部長(前川光弘君)    議員御質問の街なかの観光振興についての1点目、潮垢離の疑似体験についてお答えいたします。  紀伊山地の霊場と参詣道として熊野古道が世界遺産に登録されてから、本年で15周年を迎える中、熊野古道を目的地に当地を訪れる方々は増加傾向にございます。また、平成28年には、市街地にある鬪鶏神社等が世界遺産に追加登録され、田辺市の観光資源としてますます大きな柱となっております。この熊野詣での中で重要な儀式として厳格を極めたと伝えられている潮垢離については、当時から、現在の江川の児童公園付近にあった出立浜で行われていましたが、御承知のとおり、現代版の潮垢離体験を体験してもらおうと、平成30年4月に田辺ライオンズクラブ様より扇ヶ浜潮垢離場として説明銘板とともに扇ヶ浜海岸に設置していただき、来訪者にその歴史的背景とあわせ親しまれているところであります。  市といたしましても、潮垢離の歴史やいわれなどを来訪者に理解していただいた上で、鬪鶏神社を中心とした街なかを周遊していただき、さらに熊野古道歩きを楽しんでいただくことが世界遺産の価値や魅力をより高めるものと認識しており、今後とも潮垢離に代表される熊野詣でが持つ歴史的なストーリー性について、関係団体等と連携を図り、より一層の情報発信に努め、誘客を図ってまいりたいと考えております。  次に、3点目の、田辺自慢の食べ物のメニューづくりについてですが、本市は豊かな自然資源のめぐみを受けた海産物、農産物が多くとれ、古くからその恩恵により人々は生活を営んでまいりました。また、梅やミカン、シラスやなんば焼きを初め、こうした地域資源を活用しながら地域の歴史や文化、食などが形成されてきました。  議員御提言の味光路の飲食店との連携については、過去からも田辺商工会議所や南紀みらいなどの各種団体とともに、梅、ウツボ、イサキなどの食材を活用した新たなメニュー開発や消費の拡大に取り組んできたところであります。  また、田辺観光協会では、あがら丼や湊浦漁協食堂のシラス丼などを推奨しており、田辺市地域ブランド推進協議会の紀州田辺とっておきでは、特産品等田辺を代表する地域産品の需要拡大に向けた取り組みも展開しているところでございます。  今後におきましても新たなメニュー開発も含め、関係団体と連携しながら、さまざまな観点からの取り組みについて研究してまいりたいと考えております。  次に、4点目の街なかの駐車場の必要性についてですが、市街地における駐車場整備につきましては、民間の駐車場も含めますと一定の整備がなされているものと考えております。しかしながら、一方では、田辺祭や弁慶まつり、花火大会等、観光関連の大型イベント時などには車で来られる来場者も多く、駐車場が不足し、イベント運営に苦慮している面もございます。  こうした状況の中、議員から新屋敷の旧市営住宅跡地を駐車場として活用できないかとの御提言でございますが、市といたしましても、令和2年度、来年度に完成予定である新武道館や扇ヶ浜公園の今後の利活用、さらには景観まちづくり刷新支援事業の完了も踏まえた中、観光地として市街地における常設された駐車場の必要性について見きわめてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。  続きまして、大項目、扇ヶ浜海水浴場の利用促進についての1点目、利用者数低迷の原因についてお答えいたします。  扇ヶ浜海水浴場につきましては、平成17年の開設当時の来場者数が4万3,351人、イルカふれあい事業を開始した平成21年が11万4,476人、その後は徐々に減少傾向にあるものの、平均的には約8万人弱という来場者数で推移してまいりました。今年度の来場者数につきましては、7月の長梅雨や多くの海水浴客が見込まれる連休が台風の影響や高波のため遊泳禁止となるなど6万2,171人にとどまっております。県の統計によりますと、その他の県内の22カ所の海水浴場におきましても同様の傾向にあり、平成24年の来場者数は全体で約126万人でしたが、平成30年には約106万人と約20万人減少しており、その要因につきましては、近年、多種多様なレジャーが普及する中、海水浴自体を楽しむ人が減少していること、ビーチで過ごすには気温が高くなり過ぎていること、また、夏場の台風がふえてきていることなどが上げられるのではないかと考えております。  こうした状況の中、扇ヶ浜海水浴場におきましてもイルカふれあい事業の終了に伴い、今年度より海上遊具の設置やスポーツビーチとしての活用による誘客を図ってまいりました。先ほども申し上げましたとおり、台風等の悪天候の日が多かったため来場者が減少する結果となっております。  市といたしましては、扇ヶ浜海水浴場は大切な観光資源でありますので、扇ヶ浜公園全体の魅力の向上も含め、より多くの方々に来ていただけるよう今後も取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2点目の海水浴場の名称変更についてお答えいたします。  扇ヶ浜海水浴場は、平成17年の開設以来、ファミリー層をターゲットに、安全で安心して過ごせる海水浴場として広くPRをしてまいりました。イルカふれあい事業や海上遊具の設置、期間中のさまざまなイベントなどについては、まさに家族連れの子供たちに楽しんでもらうため取り組んできたものであり、ファミリービーチとして一定の認識はされているのではないかと考えております。  こうした中、現在、扇ヶ浜エリアについては、新武道館の建設及び海岸整備事業が進行中であり、完成後における全体像や今後の利活用の状況に応じて、その名称変更についても検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。           (商工観光部長 前川光弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    農林水産部長、北川弘泰君。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員御質問の扇ヶ浜海水浴場の利用促進についての中の3点目、期間を限定した駐車料金の無料化についてお答えいたします。  海水浴場開設期間中に扇ヶ浜海岸駐車場の駐車料金を無料化した場合、海水浴目的以外の長時間にわたる駐車が増加し、かえって海水浴のお客様が駐車できなくなるといったことが心配されます。  扇ヶ浜駐車場の料金につきましては、普通自動車で1時間まで無料、1時間を超え、1時間を増すごとに100円となっています。扇ヶ浜海水浴場に来訪されたお客様を対象としたアンケート調査におきましても、海水浴場に近くて便利なこともあり、多くの方が駐車場に対する満足度が高いと回答されています。また、海水浴場開設期間中の駐車料金は、扇ヶ浜海岸駐車場の年間収入の約3割を占めており、無料化した場合、大幅な収入減が懸念されます。  こうした状況を踏まえ、海水浴場開設期間中における駐車料金の無料化につきましては、現在のところ難しい、このように考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(安達克典君)    中本賢治君。             (20番 中本賢治君 登壇) ○20番(中本賢治君)    御答弁ありがとうございます。街なかの観光振興についてでありますが、まず、1点目の潮垢離の疑似体験については、熊野古道を目当てに田辺のまちを訪れる観光客は増加傾向にありますが、田辺を通過して、滞在することなしに中辺路や本宮を目指す人が多いようです。昔は田辺へ宿をとり、うたげを催してから江川の浜辺で潮垢離をして旅立ったように、田辺の街なかを昔のように活気づかせるには、当局の皆様が言っているように、手段として潮垢離を活用するのが一番よいと思います。熊野詣でをする前に必ず潮垢離を体験するというように、旅の安全を図る儀式として定着化できれば、旅の満足度も高まると思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  次に、2点目の南方熊楠翁、植芝盛平翁、武蔵坊弁慶、3偉人を結んだ観光モデルコースの構築についてでありますが、鬪鶏神社が世界遺産に追加登録されてから参拝者数が大幅に増加したと聞いております。しかし、残念ながら、田辺の街なかに滞在してもらうということでは、今のところ聞かされていないというのが現状です。街なかに長くとどまってもらうための観光モデルコースの構築というのは容易なことではできないと思いますが、植芝盛平翁の顕彰館が整備されることにより、街なかの見どころが一つふえ、先ほどの扇ヶ浜の潮垢離を加えれば観光モデルコースがつくれるのではないかと思います。少しでも田辺に滞在していただけるような観光モデルコースの構築をよろしくお願いいたしまして、次の項に移ります。  3点目の田辺自慢の食べ物のメニューづくりについてでありますが、市長が言う交流人口をふやすという点においては、手前みそではありますが、湊浦漁協食堂のシラス丼は成功例の一つだと思います。土曜日だけの営業ですが、磯間のシラス丼が食べたいと県外から多くの人がやってきてくれています。今の時代、おいしかったら何時間でも並んで待ったり、遠方からでもわざわざ食べにくる時代でありますから、当局の皆様、熊野古道を訪れる観光客に、これが田辺の味やというものを考えていただきたいと思います。  次に、街なかの駐車場の必要性でありますが、新屋敷旧市営住宅跡地は長い間放置されたままで、この土地の利活用を考えてみますと駐車場にするのが一番よいと思います。植芝盛平翁の顕彰館が完成しますと、この土地は南方熊楠、鬪鶏神社の3カ所のほぼ中央部に位置し、観光客が車で来た場合、この土地に車をとめると街なかを歩いてもらいやすくなります。3カ所の観光スポットも近くだし、足を延ばして味光路の飲食店街もそんなに遠くありません。少しでも街なかにとどまってほしいと願うなら、街なかを歩いてもらいやすいこの場所を駐車場にしてはと思います。前向きに検討していただきたいと思います。  次に、扇ヶ浜海水浴場の利用促進についてでありますが、オフシーズンは、当局の皆様が知恵を絞っていろんな取り組みをして頑張ってくれていますので、年間を通せば利用客数はふえていると思いますが、シーズン中の海水浴場の利用客数が激減しているので、思い切ったことをしないと海水浴場がさびれていくばかりになってしまうということで、今回このような質問になりました。  まず初めに、駐車場の無料化についてでありますが、資料を見てください。平成28年、平成29年、平成30年と3年間の扇ヶ浜海岸駐車場の収入の統計です。7月、8月の2カ月の収入合計が約400万円前後となっております。ことし購入しました海上遊具が約400万円だそうで、去年まで行っていたイルカふれあい事業が10年間毎年200万円前後のお金を南紀みらいに補助しておりました。イルカふれあい事業にしても、海上遊具の購入にしてもたくさんのお金を毎年使っていたのに効果が上がらなかったのですから、いっそのこと駐車場を7月、8月限定で無料化にしたほうがインパクトがあって、家計のことを一番に考える子育て世代は大喜びすると思うのですが、もう一度無料化について考えていただきたいと思います。  次に、海水浴場の名称の変更についてでありますが、車で白浜にやってくる人が多いので、その人たちにお金がかかっても青春を謳歌したいという人には白良浜で楽しんでいただき、何よりも経済優先で家計のことが一番と思う人には扇ヶ浜に来てもらったらよいと思います。私がなぜ海水浴場の名称の変更にこだわるのかといいますと、説明しなくてもファミリービーチという名称にすれば、家族にとってお金がかからなくて、安全で安心して泳げる海水浴場であるということを職員の方が思い切ってPRできると思うからであります。施設の整備が充実していて、砂浜や水質がきれいで、駐車場も近くて、無料であるということを今までと同じように、いろんなメディアを使ってどんどん外向けに情報発信すれば利用客もふえると思います。  いずれにしましても、田辺に来てもらって、扇ヶ浜ファミリービーチで泳いで、ちょっとお金が得したので田辺のおいしいものでも食べて帰ろうかというふうになることを祈念しまして、私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。             (20番 中本賢治君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、20番、中本賢治君の一般質問は終了いたしました。 ◎日程第2 3定議案第37号 建物の取得について上程 ○議長(安達克典君)    続いて、日程第2 3定議案第37号 建物の取得についてを上程いたします。  ただいま上程いたしました議案は、本日市長から提案があったものであります。  提出者の説明を求めます。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議案の説明に先立ちまして御報告申し上げます。  先日の本会議において議員各位の御理解のもと議決いただきました、議案第19号 令和元年度田辺市一般会計補正予算(第5号)による債務負担行為の限度額をもちまして、9月14日にオークワ社と建物区分所有権売買仮契約の締結に至りました。  今後におきましても、さきの総務企画委員会の附帯決議を念頭に置き、議員各位、そして市民の皆様の御理解と御協力をいただきながら取り組んでまいる所存でありますので、どうかよろしくお願いいたします。  さて、ただいま上程されました議案第37号 建物の取得についてでありますが、本議案につきましては、新庁舎立体駐車場用建物として、建物を取得することについて、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により議会の議決をお願いするものです。  内容につきましては、建物の取得部分は、専有部分として3階及び4階の一部、専有面積約3,872平方メートル等で、取得予定価格は8億3,931万円、取得の相手方は株式会社オークワ 代表取締役社長 神吉康成氏であります。  以上、提案いたしました議案について御説明申し上げましたが、詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(安達克典君)    続いて、補足説明を求めます。  総務部長、松川靖弘君。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    それでは、議案書に基づきまして、補足説明をさせていただきます。  3定議案第37号 建物の取得については、新庁舎立体駐車場用建物として、建物を取得することについて、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により議会の議決をお願いするものです。  場所は、田辺市東山1丁目92番39地先、物件につきましては、建物の表示、構造は鉄骨造、4階建て、一部塔屋階、用途について、1階は小売店舗、2階から屋上までは駐車場、建築面積は約2,150平方メートル、延床面積は約7,995平方メートルです。  取得部分につきまして、専有部分は3階及び4階の一部、専有面積は約3,872平方メートル共用部分は建物の区分所有等に関する法律第14条の規定による共用部分の持ち分で、共用部分のうち屋上の駐車場及び塔屋の一部並びに2階の駐車場附属トイレ及び車路の一部については、本市が専用使用するものです。  取得予定価格は8億3,931万円、取得の相手方は株式会社オークワ 代表取締役社長 神吉康成氏です。  以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上をもって、提出者の説明が終了しました。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第37号については、既に提出されている他の議案と同様に、後日審議願うことにいたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  お諮りいたします。  本日の会議はこの辺にとどめ延会し、あす9月18日午前10時から再開いたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  延 会 ○議長(安達克典君)    それでは、本日はこれをもって延会いたします。               (午後 2時49分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   令和元年9月17日                    議  長  安 達 克 典                    副議長   陸 平 輝 昭                    議  員  橘   智 史                    議  員  尾 花   功                    議  員  二 葉 昌 彦...