田辺市議会 > 2019-06-25 >
令和元年第2回定例会(第2号 6月25日)

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  1. 田辺市議会 2019-06-25
    令和元年第2回定例会(第2号 6月25日)


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    最終取得日: 2019-10-24
    令和元年第2回定例会(第2号 6月25日)              第2回田辺市議会定例会会議録              令和元年6月25日(火曜日)           ―――――――――――――――――――    令和元年6月25日(火)午前10時開会  第 1 常任委員会委員の選任  第 2 議会運営委員会委員の選任  第 3 一般質問           ――――――――――――――――――― 〇会議に付した事件  日程第1から日程第3まで            ―――――――――――――――――― 〇議員定数 22名 〇欠  員  0名           ――――――――――――――――――― 〇出席議員              議席番号   氏   名               1番  松 上 京 子 君               2番  柳 瀬 理 孝 君               3番  浅 山 誠 一 君
                  4番  前 田 佳 世 君               5番  川 﨑 五 一 君               6番  久 保 浩 二 君               7番  宮 井   章 君               8番  福 榮 浩 義 君               9番  髙 田 盛 行 君              10番  北 田 健 治 君              11番  橘   智 史 君              12番  尾 花   功 君              13番  二 葉 昌 彦 君              14番  市 橋 宗 行 君              15番  安 達 幸 治 君              16番  安 達 克 典 君              17番  小 川 浩 樹 君              18番  塚   寿 雄 君              19番  佐 井 昭 子 君              20番  中 本 賢 治 君              21番  出 水 豊 数 君              22番  陸 平 輝 昭 君           ――――――――――――――――――― 〇欠席議員  なし           ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席したもの              職  名      氏     名             市長        真 砂 充 敏 君             副市長       林   誠 一 君             副市長       木 村 晃 和 君             教育長       佐 武 正 章 君             企画部長      早 田   斉 君             総務部長      松 川 靖 弘 君             総務課長      山 﨑 和 典 君             総務課参事     栗 本 和 典 君             危機管理局長    宮 脇 寛 和 君             防災まちづくり課長 上 村 哲 也 君             市民環境部長    松 場   聡 君             市民課長      那 須   肇 君             環境課長      井 澗 伴 好 君             廃棄物処理課長   久 畑 弘 幸 君             保健福祉部長    虎 伏   務 君             商工観光部長    前 川 光 弘 君             観光振興課長    古久保 宏 幸 君             農林水産部長    北 川 弘 泰 君             農業振興課長    福 田 琢 也 君             森林局長      清 水 健 次 君             山村林業課長    中 村   誠 君             建設部長      栗 山 卓 也 君             土木課長      桒 畑 昌 典 君             大塔行政局長    坂 本 勇 夫 君             消防長       安 田 浩 二 君             消防総務課長    戎 嶋   健 君             教育次長      宮 崎 和 人 君             文化振興課参事   中 川   貴 君             水道部長      岩 本   章 君             工務課参事     榎 本 浩 和 君           ――――――――――――――――――― 〇出席事務局職員             議会事務局長    千 品 繁 俊             議会事務局次長   前 田 敦 司             議会事務局主任   松 本 誠 啓             議会事務局主査   玉 置 大 祐  開 議 ○議長(安達克典君)    おはようございます。  定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、令和元年第2回田辺市議会定例会2日目の会議を開きます。               (午前10時00分)          ――――――――――――――――――― ○議長(安達克典君)    それでは、日程に入ります。 ◎日程第1 常任委員会委員の選任 ○議長(安達克典君)    日程第1 常任委員会委員の選任を行います。  常任委員会委員の選任は、委員会条例第7条第1項の規定より議長の指名によることになっています。  それでは、お手元に配付しております氏名表のとおり常任委員会の委員を指名いたします。  総務企画委員会委員には、松上京子君、前田佳世君、宮井 章君、福榮浩義君、橘 智史君、二葉昌彦君、私、安達克典、出水豊数君の以上8人。  産業建設常任委員会委員には、浅山誠一君、川﨑五一君、北田健治君、尾花 功君、市橋宗行君、安達幸治君、小川浩樹君の以上7人。  文教厚生委員会委員には、柳瀬理孝君、久保浩二君、髙田盛行君、塚 寿雄君、佐井昭子君、中本賢治君、陸平輝昭君の以上7人。  広報委員会委員には、松上京子君、柳瀬理孝君、前田佳世君、宮井 章君、安達幸治君、中本賢治君、出水豊数君の以上7人であります。  以上の諸君をそれぞれの常任委員会の委員に指名いたします。 ◎日程第2 議会運営委員会委員の選任 ○議長(安達克典君)    続いて、日程第2 議会運営委員会委員の選任を行います。  議会運営委員委員の選任は、委員会条例第7条第1項の規定により議長の指名によることになっております。  それでは、お手元に配付いたしております氏名表のとおり議会運営委員会の委員を指名いたします。  柳瀬理孝君、浅山誠一君、久保浩二君、宮井 章君、尾花 功君、二葉昌彦君、安達幸治君、佐井昭子君の以上8人の諸君であります。  ただいま選任いたしました各常任委員会及び議会運営委員会の正副委員長互選を休憩中に行い、その結果を議長まで報告願います。  休 憩 ○議長(安達克典君)    この場合、各常任委員会及び議会運営委員会の正副委員長互選のため、午後1時まで休憩いたします。               (午前10時03分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 1時00分) ○議長(安達克典君)    報告いたします。  休憩前の会議において選任を行いました各常任委員会及び議会運営委員会については、休憩中にそれぞれ委員会を開き、委員長及び副委員長の互選を行いましたので、その結果を事務局長から報告いたします。  議会事務局長、千品繁俊君。           (議会事務局長 千品繁俊君 登壇) ○議会事務局長(千品繁俊君)    それでは、各常任委員会及び議会運営委員会の委員長及び副委員長の互選の結果を報告申し上げます。  総務企画委員会委員長には橘 智史君、同副委員長には福榮浩義君。
     産業建設委員会委員長には尾花 功君、同副委員長には浅山誠一君。  文教厚生委員会委員長には久保浩二君、同副委員長には柳瀬理孝君。  広報委員会委員長には安達幸治君、同副委員長には松上京子君。  議会運営委員会委員長には二葉昌彦君、同副委員長には宮井 章君。  以上の議員がそれぞれ互選されました。  以上であります。           (議会事務局長 千品繁俊君 降壇) ◎日程第3 一般質問 ○議長(安達克典君)    続いて、日程第3 一般質問を行います。  なお、一般質問の通告は6月17日午後2時に締め切り、抽せんにより順位を決定いたしました。結果は通知申し上げているとおりであります。  それでは、質問順に従って発言を許可いたします。  3番、浅山誠一君の登壇を許可いたします。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    皆様、こんにちは。3番、篤志会、浅山です。本日は、大項目2項目についてお伺いさせていただきます。  まず初めに、市職員の人材育成についてです。  現在の地方創生地方分権という社会情勢の変化や第4次産業革命とまで呼ばれるICTの発達、市民の行政に対するニーズの複雑多様化によって、職員に期待される能力については高度化、専門化している傾向にあります。その反面、職員数を減らす定員適正化計画が進む地方行政において、当市も含め人手不足が全国的な問題となっています。  また、当市では、定員適正化目標達成のために、平成20年度から26年度の間、平均採用人数7.3名と絞っていた一般事務職の新規採用数が組織の高齢化や定年職員の増加による入れかわりもあり、平成27年度から30年度では平均17.3名へと激増しています。そのため、現場職員への負担は育成マンパワーを含めて増加傾向にあり、1人何役もこなさなければならない状況です。とはいえ、職員全体の定員をふやすことは難しいため、求められるのは人材育成による一人一人の生産性の向上となります。  そこで、人材育成の中で、まず1点目は、研修について伺いたいと思います。  研修は、大きく分けてOJTとOff-JTがあります。OJTとは、オンザジョブトレーニングの略称で、実際に職場という環境で先輩や上司から仕事を通じて仕事に必要な知識、技術を指導、育成する職場研修のことを指します。Off-JTとは、オフザジョブトレーニングの略称で、職場という環境から離れ、セミナー等による座学等で知識や技術を育成する職場外研修のことを指します。研修の中でも、私は複雑多様化する住民ニーズへの対応力や行政課題の解決力を養うためにOff-JTと呼ばれる職場外研修が職員の能力開発、専門性、生産性の向上のために必要不可欠と考えておりますが、研修の実施状況について研修の基本方針とあわせてお聞かせください。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    3番、浅山誠一君の質問に対する当局の答弁を求めます。  総務部長、松川靖弘君。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  まず、本市では、職員一人一人の能力向上、組織としての総合力を高めることを目的として田辺市人材育成基本方針を策定しております。職員には、複雑多様化する市民のニーズに柔軟に対応できる能力、前例にとらわれない発想力、行動力等が求められており、そうした期待される職員像を実現するための具体的な取り組みとして、地方公務員法第39条第3項に基づきさまざまな研修を実施しております。  研修には、議員からも御紹介がございましたが、大きく分けて職場内での研修と職場外での研修があり、職場で行う研修では、日々の業務の中で管理職が中心となり、職員間のコミュニケーションの充実や職場の活性化を図り職員の成長につながるように日々取り組んでおります。  また、人事異動による人材育成では、定期的な人事異動を行い、さまざまな業務を経験させることで、職員の多様な適性を引き出すようにしております。さらに、市役所内部のみの異動だけでなく、県等へも職員を派遣するほか、白浜・田辺青年会議所の会員として3年間活動に参加させております。  一方、職場外で行う研修では、その目的により、一般研修、専門研修、特別研修、自己啓発研修があり、年間計画を立てて実施しております。  一般研修では、採用1年目、3年目、6年目、9年目、係長級昇格時、係長級5年目、課長級昇格時の節目ごとに和歌山県市町村職員研修協議会が実施する研修を受講させており、専門研修では、採用5年目までの職員を対象に、接遇マナー地方自治法、法制執務等専門的な研修も受講させております。  その他の専門研修といたしましては、ワード・エクセルといったパソコン操作の研修や女性のキャリアアップの研修といった時代に即した研修も受講させております。  特別研修では、倫理研修や人権研修、交通安全研修、情報セキュリティ研修、健康講座、救急救命講習といった全庁的に取り組むべき課題についての研修を実施しております。そのほかにも、近年の社会情勢に沿って、地方自治体女性職員交流研究会への参加や採用10年未満の若手職員を対象に国際社会共通の目標として定められたSDGsに関する研修などを行っております。  また、自己啓発研修として、職務に関連した講座の受講、先進地視察等を希望する職員に対し助成を行っており、例年20件ほどの申請を受け付けております。  なお、全庁的な研修としては位置づけておりませんが、それぞれの主管課で先進地視察や業務に関連する研修の受講も行っております。  以上です。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    浅山誠一君。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    職場内、職場外、それぞれでの研修の中身について御説明いただきました。  先ほどから述べているように、全国的に自治体は人手不足にあり、職場を離れて研修を受ける余裕がないためOff-JT、派遣研修の減少が叫ばれています。また、全国の自治体正規職員は2006年から2016年までの間で約26万人減少の274万人となりましたが、非正規職員がこの間、約21万人増加の64万人となり、人手不足の解消として増加した非正規職員の育成も問題となっています。  非正規職員に関しては2020年4月に導入される会計年度任用職員に対して、研修のあり方や各種手当、制度設計をどのように行うのかといった新たな課題も出ています。そのような中、田辺市の職員研修を今後も進めていく上でどのような課題があり、今後どのように制度を進めていく方針なのかお聞かせください。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  まず、今後の課題といたしましては、日々業務が増大していく中で、職員一人一人が研修を受講する時間が年々とりにくい状況となっているとともに、実施すべき研修の種類も多様化、増加してきております。そうした中で、業務の負担とならないように、業務と研修の均衡をどのように図っていくのかが課題となっております。  この点につきましては、実施する研修内容の精査、職員が参加しやすい研修の実施方法を今後も検討してまいりたいと考えております。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    浅山誠一君。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    業務と研修のバランス、行きたくても行けないというジレンマを感じました。  例えば、定員適正化計画の対象となる一般職に属する職員数は平成31年4月1日時点で854名ですが、1人1%の生産性向上を果たすと約8人を採用したことと同様となり、人手不足の解消、ひいては住民サービスの向上につながります。  また、IOT、ビックデータ、AI等の進化するICTの利活用や総務省自治体への導入支援を行うRPAの導入を行えば、2%、3%と生産性を上げることも可能であり、それらを使いこなすためにも職場では得られない職員の能力開発、専門性、生産性の向上につながるOff-JT、派遣研修は積極的に行うべきだと考えますので、どうすれば研修に割く時間をつくれるのかについて制度設計者も現場も一体となって取り組んでいただければと思います。  続いて、(2)の質問に移ります。私が議員となってから2年がたちました。大変残念なことに、この間、民間時代では考えられないスピードで田辺市役所内の不祥事が続いています。先日の漁協補助金問題の中間報告での、おかしいと感じる職員はいたが是正するまでに至らなかった、公務員としての倫理観が欠如していたとの発言を聞いて、大変残念な気持ちとなりました。  私がふだん接している職員さんは人柄もすばらしく、熱心に仕事に取り組む姿勢をお持ちであると感じています。ただ、こうも不祥事が続いてしまうということは、全ての職員が正しく成長していくためにも職場風土の改善や組織と個人のかかわり方の見直しが必要なのではないでしようか。  そこで質問です。第2次田辺市総合計画でも健全な行財政運営の項目の中に、田辺市人材育成基本方針に基づき、計画的な職員研修を初め、人材育成の観点に立った人事管理、職場風土や業務プロセスの改善に努めるとともに、適正な人事評価制度の運用を進めますとありますが、これまでどのような取り組みがなされ、どのような成果が上がっていると認識されているのかお聞かせください。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  田辺市では、先ほど申し上げました田辺市人材育成基本方針に基づき、職員一人一人が期待される職員像を実現するために各種の研修を進めているところでありまして、その内容は5項目あり、職場環境の活性化及び職場研修の推進、人事評価制度の活用、人事異動による人材育成、職場外研修の実施、職員提案制度の実施となっております。中でも職場環境の改善に結びつくのは人事評価制度の活用と職員提案制度の実施であると考えております。  人事評価制度につきましては、年度当初に全職員が業務目標の設定を行い、管理職面談後に自己評価、1次、2次評価を経て最終評価がなされ、最終的には管理職が職員に評価結果をフィードバックし、指導、助言を行う流れとなっております。  人事評価の基本は、期首面談と期末面談でありますが、期中面談を随時行うこととしておりまして、管理職と職員がコミュニケーションを通じて組織内の意識の共有化や業務改善に結びつけ、職員個々の自発的な能力開発を促し、人材育成の観点からきめ細やかな指導、助言を行っております。  次に、職員提案制度につきましては、市政全般に係る政策形成や事務事業の改善、合理化を視野に入れ、住民サービスの向上及び効果的な行政運営に資することを目的として平成23年度から実施しており、これまで109件の提案中、条件付き採用を含め51件採用、そのうち31件が対応済みとなっております。  この取り組みにつきましては、提案した内容が市政に反映され、形として実感できることは、職員のモチベーションの向上につながっていると考えております。  以上のように、職場環境の改善については、一定の取り組みを行ってきておりまして、数値であらわすことはできませんが、職場環境を変えるといった点で成果は出ているものと認識しているところでございます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    浅山誠一君。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    人事評価制度、職員提案制度について特に力を入れているというふうな御説明をいただきました。  それではその中で、数々の取り組みの中でも近年の不祥事を受けて、特に力を入れてきた取り組みがございましたらお教えください。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  近年で力を入れてきた取り組みといたしましては、出納事務の厳正かつ的確な執行についての注意喚起だけではなく、平成28年度に管理職特別研修として、和歌山県監察査察官を講師に招き、市職員としての倫理、規範の徹底と所属職員における不正の未然防止についてを実施いたしました。平成29年度には、全職員を対象とした公務員倫理規範意識についての特別研修を実施するとともに、公務内外における全体の奉仕者としての自覚、公金その他現金等の取り扱い及び予算執行時の法令遵守、また、違法行為、または服務規律違反認知時の速やかな報告と再発防止対策等に関する通達を行いました。  平成30年度からは、新規採用職員研修の初日に、信頼される公務員、モラル・倫理編の研修を行うとともに、新規に採用した臨時職員を対象とした接遇、コンプライアンスに関する研修を新たに実施しているところでございます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    浅山誠一君。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    スキルの上達に加え公務員としての倫理観、そういったところの意識づけや全てのことを自分事として捉え、主体的に取り組むことが求められているのだと感じました。  それでは、職場風土の改善を進める中で、課題となっている点や今後進めていきたい、行っていきたい取り組み等があればお聞かせください。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  田辺市人材育成基本方針において、理想的な職場環境として、目標達成や課題解決のためにお互いに協力しながら全力で取り組むことのできる職場、また、職員同士の活発なコミュニケーションにより、互いの健康状態への配慮も行き届いている風通しのよい職場、そして職員みずからが積極的に学び、成長することができる人材育成への取り組みが行われている職場と定めております。  人材育成の観点に立ったよりよい職場環境を構築していくためには、職員同士の活発なコミュニケーションをより一層高めていくことが大切であると考えております。  また、業務を遂行していく上で、常に問題意識を持ちつつ改善できる人材となるよう、時代のニーズに合った研修を積極的に取り入れるとともに、さらなる倫理意識の徹底に今後も務めてまいりたいと考えております。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    浅山誠一君。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    積極的なコミュニケーションであったり学ぶ姿勢を求めていきたいということでした。そういったコミュニケーションの充実の実現のためには、マネジメントする側も上意下達型のコミュニケーションではない、時代に合わせたコーチングのスキルの取得が必要になります。ぜひマネジメント層への成長支援も忘れずにお願いします。  そもそも職場風土や組織風土とは、抽象的な表現となりますが、ここでいう風土の定義は、組織において共通の認識とされる独自の規則や価値観などを指します。すなわち、組織に所属する人が明確に、あるいは間接的に感じている表面化された価値観のことを意味し、職場での考え方や行動、感情などに影響を及ぼすもののことをいいます。不祥事が続くということは、この価値観の浸透が全ての職員に行き届いていないということです。公務員としての倫理観が欠如という個人的な資質の問題ではなく、行き届いていないという組織課題として捉えることが今の田辺市にとって大切なのではないでしょうか。  また、先ほどからお話に出てきておりますが、こちらの田辺市人材育成基本方針の中には、求められる職員像と期待される田辺市職員像という職場風土の目指す姿がきっちり示されています。一人一人が内容を理解し、価値観が浸透していれば過去の不祥事は起きなかったのではとも考えます。  また、この職場風土や組織風土は仕事の属性によって変化します。企画部や保健福祉部、総務部ではそれぞれ違う視点となることもあるため、各部、各課単位で自分たちの仕事で目指す姿、大事にしなければならないルール価値観はどこかを議論・言語化し、例えば常に意識できる場所に掲示し、日々互いに声をかけ合うことをしてみてはいかがでしょうか。それがよりよい職場風土を築き上げることにつながると考えますので御検討ください。  また、先ほどから述べておりますこちらの田辺市人材育成基本方針ですが、市のホームページ内を検索しても出てきません。内容はしっかりまとまっているのにこれではもったいないです。そこで、ホームページ等でも公開し、市民の方々に職員の仕事内容や大切にしている思い、目指すべき姿を理解していただく一つのきっかけにするというのはいかがでしょうか。今後、ますます市民と協働でのまちづくりが必要となります。協働を進めていくためにも職員の方々の仕事や価値観を理解していただくことが大切になりますので、こちらもぜひ御検討ください。  続いて、(3)の人材交流による人材育成についてです。冒頭から申し上げているように、職員を取り巻く環境は激変しており、日々の業務に忙殺され、視点が内向きになりやすい状況にあるといえます。また、先端技術や人材、さまざまな事例が集まる都会と比べ、田辺の立地は情報が入りづらいというハンデもあり、それらを解消するためには研修に加え積極的な人材交流が人材育成には必要だと考えます。  人材交流としてまず上げられるのが出向です。当市でも過去には国や東京の紀州館、民間企業へ、現在でも県などに出向し、出向した職員は市役所内では得られない経験を持ち帰り、活躍している方が多いと伺います。田辺市人材育成基本方針でも、市の組織活性化につなげるため県等への計画的な職員派遣を実施するとありますが、現在は縮小傾向にあるとのことでした。人材不足の中で人を出すことは大変だとは思いますが、外に出ることでの学びは当市の財産になると考えます。例えば東日本大震災の被災地方公共団体へ出向することで、当地にて30年以内発生確率70%から最大80%と言われる南海トラフ大地震が起きる前から、仮に起きてしまった後まで中心となって活躍できる防災・減災のプロ人材を育てることにつながります。
     また、先ほど漁協補助金問題の中間報告でも、おかしいと感じる職員はいたが、是正するまでに至らなかったという発言があったとお伝えしましたが、外を知ることで組織の当たり前を当たり前とせず、進言し、改善できる人材へと成長することも期待できます。  市役所内で得がたい知識や経験を得られる出向による人材育成をよりふやすべきだと考えますが、当局の見解をお聞かせください。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議員の御質問にお答えいたします。  出向については、組織を超えた職務経験を通して、市の内部の人事異動では得がたい視野の広がりや意識改革の醸成、ネットワークづくりによる職員の能力向上を図り、その結果として市の組織活性化につなげることを目的として、研修の一環として計画的に外部へ職員を派遣しているところであります。  市町村合併以降の主な派遣先は、中小企業庁和歌山県庁内の各部署、和歌山県後期高齢者医療広域連合、地方税回収機構、紀南環境広域施設組合、社会福祉法人田辺市社会福祉協議会、社会福祉法人有功保育園、一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー、吉本興業株式会社などであります。  地方創生地方分権の流れの中で、市に対するニーズも複雑多様化し、より一層きめ細やかなサービスの提供が求められる中、派遣先で得た人と人とのつながりや民間の経営感覚、業務の効率化や職務に必要な知識や技術の習得など出向により得るものは市にとっても財産であります。  しかしながら、市政全般において業務が増加していることから、現時点では出向者をふやすことは難しい状況ですが、出向による効果は認識しているところでありますので、機会を捉えて、派遣先や派遣人数の拡大について前向きに進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(安達克典君)    浅山誠一君。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    出向はふやしたいが現状としては難しいものの前向きに考えていただけるということでした。  それでは、業務外の時間に行う副業はいかがでしょうか。昨年2018年は厚生労働省が、副業・兼業の促進に関するガイドラインをまとめ、原則禁止から原則自由へと方針転換したことで副業元年と言われています。実際、先月5月20日付の日経新聞にて、主要企業の約5割で従業員に副業を認めているという報道があり、世の中への広がりの早さが話題となりました。  自治体でも既に兵庫県神戸市奈良県生駒市宮崎県新富町などでは職員の副業が解禁されており、神戸市ではNPO法人などで一定の報酬を得ながら活動ができることが認められています。  導入の背景には地域団体の人手不足や労働人口の低下に加え、職員の視野を広げ、能力向上への期待が上げられています。また、生駒市では公務員の積極的な地域活動参加を促進することを目的に、スポーツコーチや子供向け教育講義など公益性が高い地域貢献活動、または市の活性化につながる活動で市と利害関係がなければ報酬の受け取りが認められています。さらには、国家公務員の副業容認についても検討が進められており、今後、公務員の副業についても広がることが予想されます。  人口減少が続く田辺市においても地域活動のマンパワーは十分といえず、神戸市生駒市のように地域貢献活動や市の活性化に公務員が参画すればよりよいまちづくりにつながると考えます。また、ふだん接することの少ない市民と交流を深めることで、視野の広い人材へと成長することも期待できると考えますが、当局の見解をお聞かせください。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  まず、地方公務員は、地方公務員法第38条で営利企業への従事等の制限が設けられており、任命権者の許可を受けない限り、みずから営利を目的とする私企業を営み、または報酬を得ていかなる事業もしくは事務に従事してはならないと定められ、実質的に営利目的の活動にかかわることは禁止されております。  そうした中で、田辺市では、先ほど来申し上げました田辺市人材育成基本方針に基づき、業務外における自己研さん活動と地域活動の奨励をしております。町内会公民館、地域のイベントなどへ住民の立場で活動に参加したり、市において平成21年度から実施している田辺市職員レンジャー隊へ参加することにより、地域で発生しているさまざまな課題に積極的に対応できる職員の育成につなげていくという考え方でございます。  議員から御紹介いただきました先進地事例につきましては、厳密には副業、いわゆるサイドビジネスということではなく、職員が業務外において積極的に地域活動に携わるというものと捉えさせていただきました。  市といたしましては、今後こうした活動の幅も広くなっていくことが考えられますので、そうした状況の把握に努めながら柔軟な対応を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    浅山誠一君。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    やはり人間ですから、無償の奉仕活動よりも有償のほうが動きやすいという心理も働くのではないかと思います。  すぐに副業を認めることは難しいかと思いますが、出向にしろ、副業にしろ、田辺市役所内に受け入れることも含めて、ぜひ世の中の動きを注視していただければと思います。  人材育成というのは未来への投資です。また一朝一夕で効果があらわれるものではなく、粘り強く取り組んでいかなくてはなりません。確かに忙しくなっているのは理解できます。ただ忙しいことを免罪符にして、やるべき重要なこと、未来への投資を行わないのは将来的な損失につながります。不祥事が続き、変化が求められている今こそ、しっかりと人材育成に向き合い、前向きに取り組んでいただくことをお願いして大項目1の質問を終了します。  続いて、大項目の2、万呂地域における浸水・冠水問題について、万呂の治水対策についてお伺いします。昨年9月議会で質問させていただきましたが、改めての進捗状況と今後の方向性をお伺いします。  急速に都市化が進んだ万呂地区は、左会津川の流域を挟んで地域が広がっていることから、昔から水害の多い地域であり、地域の現状に応じた早期の浸水・冠水対策が求められています。  前回の質問では、雨水流出解析調査結果をもとに、市としての方針を検討していくこと、放流先である左会津川の管理者である県に対して、引き続き早期の河川整備を要望することの2点の回答がございました。2点目の県に対する早期の河川整備の要望に関しましては、市や地域住民の皆様、町内会の皆様の粘り強い要望のおかげで河川の改修やしゅんせつ工事が現在進んでおります。  今回は雨水流出解析調査結果をもとに、市としての方針を検討していくという件について伺います。  まず一点目として、昨年度、雨水流出解析調査が終了したかと存じますが、その調査結果についてどのような結果が出たのかお聞かせください。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    農林水産部長、北川弘泰君。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員御質問の昨年度実施した雨水流出解析調査の結果についてお答えいたします。  御指摘の万呂地域につきましては、これまでも豪雨や台風によっては浸水が発生しており、大雨の際には地域の皆様が大変不安にされているということは市といたしましても認識しているところであります。  このような状況を踏まえ、平成30年度におきまして、当該地域を対象に調査を実施いたしました。この調査では、左会津川左岸に位置する中万呂を中心とした周辺地域の約73ヘクタールの区域における既存水路の現状調査、及び地域内に降った雨が流れていく中で、放流先河川の水位変化など、さまざまな状況を把握するため水路内に流量計を設置するとともに、左会津川の水位との関連調査のために河川内にも水位計を設け、地域内の浸水状況を想定する雨水流出解析を行いました。解析を行う上で、条件設定といたしましては、降雨強度を7年確率降雨の1時間当たり70ミリを用いて検討を行いました。解析結果から、上流域の万呂コミュニティセンター付近では、一部の箇所で1センチから5センチの浸水が発生、また、中流域の中万呂自動車教習所西側付近では須佐神社裏で20センチから40センチの浸水が発生。さらには、下流域の須佐神社西側地区で40センチから60センチの浸水箇所が発生するとの調査報告がなされております。  以上でございます。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(安達克典君)    浅山誠一君。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    広い範囲で浸水が発生するという調査結果が出たとのことでした。  先ほど昔から水害の多い地域と申しましたが、新たに居を構えられる方の中には余り知らない方もいらっしゃるのが正直なところです。私のところにも実際、新居を構え、引っ越したのはよいものの、大雨で道路が冠水し、もう少しで浸水するところだった。何とかしてほしいというお声を複数いただいています。  ここ数年、日本各地を襲う大雨は頻発・激甚化しており、このまま温暖化による気候変動が進んでしまうと国土交通省の試算では今世紀中に降雨量は約1.1倍から1.3倍に増加、洪水の発生確率が約2倍から4倍に増加することが予測されています。当地においても2010年代に入ってから大雨や台風での水害の多さが際立っており、今後も増加することを考えると本当に待ったなしの状況にあります。  調査結果では上流域、中流域、下流域、それぞれのエリアで浸水が発生するとありましたが、本当に広い範囲で多くの地域住民が水害の恐怖に悩まされています。  そこで2点目の質問です。今回の調査結果をもとに考えられる対策と方針をお聞かせください。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    農林水産部長。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員御質問の、調査結果をもとに考えられる今後の対策と方針についてお答えいたします。  当該区域では、既存の水路断面が狭隘な場所が3カ所あり、それぞれの箇所で浸水の原因になっているということから、3ブロックに分けての対策が必要となります。対策方法としては幾つか考えられますが、雨水調整池の設置による流出量抑制を図る方法や、既設水路とは別に新設水路を設置し、既設水路の流下能力不足を補完する方法、さらには、ポンプ場を設置し、左会津川へ強制排水を行う方法などがあります。  市といたしましては、この調査結果をもとに事業効果、事業期間、事業費等を総合的に検証し、関係機関と協議を行った上で今後の対応について検討してまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願いします。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(安達克典君)    浅山誠一君。             (3番 浅山誠一君 登壇) ○3番(浅山誠一君)    調整池の設置、新設水路の設置、ポンプ場の設置による強制排水等の方法を上げていただきました。  今回の調査結果から上流域、中流域、下流域、それぞれのエリア別にいずれかの対策を進めていかなくてはならないかと思います。加えて、雨水流出解析調査は平成30年度に万呂地区と上屋敷地区、平成29年度には秋津地区で行っており、全てのエリアで浸水対策が必要であるという調査結果が出ていると伺いました。そうなると事業期間も事業費も膨れ上がり、改修工事等に有利な補助メニューもないと伺っておりますので、調査はしたものの市の財政状況では実現できませんでしたとなる可能性もあるのではないかと危惧します。そうならないよう住民の悲願でもある浸水・冠水対策の早期の実現をお願いいたします。  また、私から最後に、田辺市全体の浸水・冠水対策として1点、排水ポンプ車の導入を御提案させていただきます。  田辺市では浸水・冠水時に地域の消防団が駆けつけ、消防車にてたまった水を排出するという内水排除活動を行っています。昨年の8月の台風では文里地区に、9月の台風では上屋敷地区に多くの消防団消防車が駆けつけ内水排除活動を行いました。私も消防団員の一員として活動に参加していたのですが、台風の暴風雨が吹き荒れる中、ホースを持って排水する作業は非常に危険を伴うものでした。  また、大量のごみを伴う泥水を排出するため、通常の消防車ではごみが詰まり、うまく排水できなかったり、消防車自体に損傷を与えてしまったりと作業効率は決してよいものではございませんでした。  駆けつけた消防車の排水能力は、1分間に最大2トンであるのに対し、排水ポンプ車は毎分10トンから30トン、大きなものになると60トン以上になるなど、排出能力は桁違いです。昨年の台風の際に消防車の5倍から数十倍の排出力がある排水ポンプ車があれば、危険を伴って作業していた多くの消防団員の出動も抑えられたのではないかと思います。  県内でも県や幾つかの自治体で導入されており、紀の川市では平成24年に総排水量毎分20トン級と10トン級のものを、橋本市では平成28年に総排水量毎分30トン級のものが導入され、活躍しているそうです。  当市において広い範囲で浸水・冠水対策を行わなければならない現状に対し、事業期間に相当な年数がかかってしまう可能性が高いこと、一方で近年の水害の多さから一日でも早い対策が求められていること、消防車の故障や消防団員の水防活動での危険性を抑えられることに加え、県の西牟婁振興局に配置されている排水ポンプ車のみに頼らないことで西牟婁振興局内に同時多発的に水害が起こった場合へのリスク回避やオペレーションがスムーズになることを考えると田辺市独自での排水ポンプ車の導入は理にかなっていると考えます。  先ほどの回答で、関係機関と協議を行った上で今後の対応について検討するとございましたが、排水ポンプ車の導入、排水ポンプ車と似た機能を持つ可搬式ポンプの導入でも構いませんので、この点についても一緒に考えていただくことをお願いして私の一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。             (3番 浅山誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、3番、浅山誠一君の一般質問は終了しました。  休 憩 ○議長(安達克典君)    この場合、午後1時55分まで休憩いたします。               (午後 1時42分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(副議長 陸平輝昭君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 1時55分) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    続いて、15番、安達幸治君の登壇を許可します。             (15番 安達幸治君 登壇) ○15番(安達幸治君)    皆様、こんにちは。15番議員、くまのクラブの安達幸治です。よろしくお願いします。  まず、一般質問に入ります前に森林局の皆様にお礼を申し上げます。先日、薪炭林の視察ということで、秋津川の山中を3時間近く汗をかいて、本当に私の無理を聞いていただきましたこと心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。  それでは、一般質問に入らせていただきます。  これからの林業について。  去る3月議会において、林業、木材産業を取り巻く情勢、中でも森林環境税についてお尋ねいたしました。その中で、森林環境譲与税の使途の一つとして、林道、作業道の維持が上げられています。当然、森林の伐採や運搬に関して林道や作業道は必要ですし、田辺市におかれましても林道整備には大変力を入れているところです。  しかしながら、日高川や富田川、四村川などの川筋を車で走っておりましても、作業道の管理不足により崖崩れが起こり、また雨が降るたびに川が濁り、漁業にも大きな影響を与えています。林業や木材産業発展のためとはいえこれではいけません。  そこで登場するのが昔から活用されております架線という集材方法です。亡き私の父も林業にかかわっておりましたので、私もよく架線の現場に行かせていただきました。線を張るときや集材においては多少危険も伴いますが、何と言っても山を荒らさないということにおいては最適です。現在は新しいシステムの集材機もできておりますし、人手も少なくて済み、また、線を張るにしても鉄砲を撃つ必要もなく、ドローンでできるということで大変安心です。  今後の林業や木材産業を考えたときに環境に優しいということが大前提となります。その理念で考えたとき、田辺市として、現在の作業道の工法についてどのように認識をされているのかお聞かせください。  また、2点目として架線の普及について。3点目として架線の技術者の育成についてもお聞かせください。よろしくお願いいたします。  1回目の質問を終わらせていただきます。             (15番 安達幸治君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    15番、安達幸治君の質問に対する当局の答弁を求めます。  森林局長、清水健次君。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    議員御質問のこれからの林業について答弁いたします。  まず1点目の作業道の工法についてお答えします。  戦後に植林した人工林資源が本格的な利用時期を迎えて、本市の木材生産量も増加傾向にあります。この木材生産量が増加している要因には、高性能林業機械の活用と森林作業道の開設を組み合わせた高効率で低コストな作業システムの普及が進んでいることが上げられます。  森林作業道の開設は、伐採や運搬などの木材生産活動だけではなく、伐採後の植林や森林の適切な維持管理を行っていく上で必要な基盤整備であります。  一方、議員御指摘のとおり、近年多発する豪雨に伴い、作業道の土砂が河川に流出することによって、流域の農業や漁業関係者への影響も危惧されています。
     このため、市といたしましては、森林作業道の開設には、地形や地質等の状況を把握し、人家、集落、公道、水源地、生態系等周囲の環境に配慮した計画の作成が必要であると考えています。  また、耐久性が高く継続使用が可能な森林作業道を整備していくために、伐採した木材の根株や丸太などを利用して路肩を補強するほか、雨水を効率的に排水するための横断溝及び側溝の配置や開設の際に発生する土砂量を最小限に抑える工法も積極的に取り入れているところであります。  さらに、樹木を全て伐採するような現場では、森林所有者や林業事業体から伐採届け等を確認するときに、適切な森林作業道の開設についても注意喚起をしてまいります。  続きまして、2点目の架線・集材機の普及についてお答えします。  和歌山県は急峻で複雑な地形であるため、森林作業道の開設が難しい場所も多く存在しています。このため、明治時代の後期から架線集材と呼ばれる技術によって木材生産が行われてきました。  この架線集材は、空中に張りめぐらせたワイヤーロープを集材機で循環的に回しながら伐採した木材を集める方法で、和歌山県は全国的にも架線集材による林業活動が盛んな地域の一つです。  しかし、架線集材は、ワイヤーロープの張り方や集材機の操作方法に高い専門性を必要とすることや、安全面の問題もあり、技術者の減少に伴う後継者不足が問題となっています。  このような状況の中、近年、県内の林業関係者で組織される架線集材の低コスト化・省力化技術研究会が中心となって新たな架線集材技術の開発に関する取り組みが行われています。  具体的な事例といたしましては、安全装置を組み込んだ油圧式集材機の開発や架線設置工程におけるドローンの活用、リモコン操作による作業の遠隔操作などが上げられます。  このような新技術の導入によって架線集材の省力化や操作性、安全性が飛躍的に向上しており、今後、架線集材による林業活動がさらに普及していくことが期待されます。  次に、3点目の架線技術者の育成についてお答えします。  県の農林大学校では、架線集材の授業を年間の教育課程に組み込んでおり、卒業時にクレーン取り扱い業務等特別教育のほか、架線の張り方や集材機の運転を行うために必要な各種資格等を取得することができます。  また、県の林業試験場では、林業架線作業特別講習制度を実施し、架線集材技術の指導的立場となる若手の育成も行っています。  林業活動においては、森林作業道、架線集材どちらも欠かすことができない技術ですが、木材生産活動のみを優先するだけではなく、周囲の環境や住民生活に及ぼす影響にも配慮し、適切な施業方法を選択していくよう関係者の意識醸成を図っていきたいと考えております。  いずれにいたしましても、森林・林業・木材産業を取り巻く情勢は大きな変革期を迎えています。ことしの4月には、所有する森林の適切な管理について、森林所有者の責務を明確にした森林経営管理法が施行されるとともに、森林所有者自身が管理を行うことが難しい森林については、所有者の意向を確認した上で市町村がかわりに経営管理を実施することができる森林経営管理制度がスタートしました。また、9月には、適切な森林管理のための財源として森林環境譲与税が国から予算措置されます。  さらに、森林分野は、2015年9月の国連サミットにおいて採択されたSDGs、いわゆる持続可能な開発目標の多くに関連しており、持続可能な森林経営の達成が重要課題となっています。  市といたしましても、新しい制度のもと、この森林環境譲与税を効果的に活用し、林業の成長産業化や森林の公益的機能の発揮を推進するとともに、50年、100年先の地域の未来づくりの実現に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    安達幸治君。             (15番 安達幸治君 登壇) ○15番(安達幸治君)    ありがとうございました。おおむね私の質問にほとんど目標とする答えはいただいたのかな、そのように思います。ありがとうございます。  今、田辺市の人権施策基本方針の改訂版というのがちょっとこちらにもあるのですが、これの中にも森林のほうがちょっと触れられておりますので、ちょっとこちらで朗読させていただきたいのですが、2019年3月の田辺市人権施策基本方針改訂版によりますと、森林は、地球環境の保全、水資源の貯留や洪水の緩和、水質の浄化、生態系の維持、快適な環境形成機能など多種多様な機能を有し、重要な役割を担っているため、間伐等の森林整備や作業道の基盤整備を積極的に推進するとともに、県が推進する企業の森事業に積極的に参画していきます。さらに、森林が有する公益的な機能を維持、発揮するため、平成31年4月から施行される森林経営管理法に基づく新たな森林管理システムの構築実施のため、森林環境譲与税を効果的に活用し、適切な森林環境、森林管理、整備経営が実施できるよう仕組み構築、計画策定の際には持続可能な開発目標、今言われたSDGs、持続可能な開発のための教育、ESDの観点に留意し、事業を推進していきますとあります。  まさに私が求めているところの環境というところがここだと思うのですが、やはりこれから、先ほども御答弁いただきましたように、やはり木材優先、大事なのですが、やはりそのお金、やはり経済だけを目的に行くのではなしに、それは余りにも前に進めるためにその後ろに来るものがたくさんある、そのことも認識いただいているとおりでございます。今後とも気をつけてまた山の管理をしていただきたい、このように思います。よろしくお願いしておきます。  続きまして、2点目の質問に移ります。  地すべり地域の不安解消について質問させていただきます。  最近の気候変動により、ときには予想もしないような大雨が降り、日本各地において大きな地すべりが起こり、大変な人災となっております。また、現在、地すべりが起きていない地域においても長年の雨の影響で地すべり予備軍となっており、いつどこで起きるかわかりません。  田辺市におきましても、2011年9月4日から5日にかけての台風12号の影響により、至るところで地すべりが起こり、中でも伏菟野や熊野地区ではとうとい命が奪われました。  現在、大きな地すべり地域としては、上秋津川中口、上野地区、むつみ地区、長尾地区、本宮伏拝地区などが上げられ、他の地域に今も避難されている方がおられます。今後においては、恐らく田辺市だけで臨むには無理があり、広く県や国の支援が必要だというのは共通の認識だと思います。  また、そこに暮らす住民にとりましても、容易な工事ではないとは捉えられていると思いますが、しかしながら、いつごろまでに直るのか、また、このまま住み続けて本当に大丈夫なのかという不安はいつもつきまとっています。  そこでお伺いいたします。現在、地すべり地域においてどのような状況下に置かれているのかお示しください。その上で小項目2として、今後の対応について、また、小項目3として、地域への説明についてもお聞かせください。どうぞよろしくお願いいたします。             (15番 安達幸治君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    建設部長、栗山卓也君。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    まず、議員御質問の1点目、地すべり地域の現状についてに続きまして2点目の今後の対応についてお答えします。  上秋津川中口地区につきましては、平成23年台風12号により地すべり性の変状が確認されたため、和歌山県において調査を開始しました。地すべりの規模が幅約300メーター、斜面の長さ約500メーターと非常に大きいため、平成29年度から国が事業主体となって対策に取り組んでおり、現在までに県道田辺龍神線上部の落石防護柵や地下水を排除するための排水ボーリングが一部完了しております。  国では、今後の対応としまして、地表からでは排除できない深い位置の地下水を排水するための井戸である集水井の設置等、対策工事を進めていくとのことでございます。  上野地区につきましては、平成23年台風12号により地すべり性の変状が確認されたため、幅約500メーター、斜面の長さ約700メーターの範囲を地すべり区域として、平成25年度から和歌山県が事業主体となって対策に取り組んでおり、排水ボーリングの一部が完了しております。  今後の対応としまして、県では、集水井や排水ボーリング、排水路の設置を計画しているとのことでございます。  むつみ地区につきましては、昨年6月、むつみ地区と稲成町にまたがる斜面において、幅約50メーター、斜面の長さ約40メーターにわたり地すべり性の変状が確認されたため、和歌山県において直ちに地すべりの観測及び応急工事を行い、対策に向けた調査測量設計を経て、本年1月から地すべりを抑止する対策工事に着手し、5月に完了しております。  市では、県の地すべり対策により、一定の安全が確保できたことから、発災直後から13世帯27名に発令しておりました避難指示につきましては、6月17日に6世帯10名に避難指示の範囲を縮小したところでございます。  県では、今後の対応としまして、より安全性を高めるため、今年度において、斜面下部のかご枠の設置や地下水位の上昇を抑えるための排水ボーリングの工事についても計画しており、それとあわせて、市としましても被災したむつみ第3公園下の擁壁の復旧工事を予定しております。  次に、長尾地区につきましては、平成27年に地すべり性の変状が確認され、その後、和歌山県が現地調査や地すべりの観測を行っておりましたが、昨年5月に幅約195メーター、斜面の長さ約180メーターの範囲において地すべりの活動が活発になったことを受け、県において直ちに応急工事を行い、昨年9月から地すべりを抑制する集水井の設置工事に着手し、本年2月に完了しております。現時点では、地すべりの活動は鎮静化しておりますが、2世帯2名の方が現在も自主避難している状況でございます。  県では、今後の対応としまして、工事用道路の詳細設計等を今年度に行い、その後鋼管ぐいによる地すべりを抑止する対策工事について実施していきたいとのことでございます。  次に、伏拝地区につきましては、平成29年に地すべり性の変状が確認されたため、和歌山県が現地調査や地すべりの観測を行い、本年4月から幅約250メーター、斜面の長さ約180メーターの範囲について、地すべり対策に向けた調査設計に着手したところでございます。県では今後も調査設計に取り組み、対策工法の検討へと進めていくとのことでございます。  次に3点目、地域への説明についてお答えします。  地域への説明につきましては、調査・観測、対策工事については事業主体となる国または県が行い、住民の避難等に関しては市が行うため、国・県・市が連携しながら取り組んでおります。  発生箇所の状況や対策の進捗により対応は異なりますが、各地区の町内会などと調整を図り、町内会単位での説明会の実施やチラシの配布、また、個別に訪問し現在の状況や今後の予定についてお知らせするなど、地域への説明を行っているところでございます。  また、いずれの地域におきましても、現地では地すべりの変状を把握するための観測を続けておりますので、異常を確認した際には、直ちに国・県・市が連携して対応できる体制となっております。  しかしながら、地すべり対策工事につきましては、工事の完成までには長期間を要することから、避難されている方々を初め、地域の方々は不安な思いをされていることは承知しております。  今回の議員の御指摘を踏まえ、今後より一層、国・県と緊密に連携を図りながら、少しでも地域の皆様の不安が解消できるよう努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    安達幸治君。             (15番 安達幸治君 登壇) ○15番(安達幸治君)    細かく御答弁いただきました。ありがとうございます。  私の質問に対して、恐らく県や国に対してもお調べいただいたことだと思いますけれども、本当に細かく調べていただいております。  現場を見るにつれ、本当にいつになったらおさまるのかなというのと、雨が降るたびに、私も現地に赴いて視察というのか、見ているのですけれども、本当に予算がどれだけ要るものか。今の熊野のほうの山を見ていてもまだまだこれから本当に水路なんかがたくさん残っておりますところもありますし、これが完全に安全に行くところまで、どこまで行くのかなと思うところもありますし、ほかの地域を見ておりましても、ともかく長さが広いものですから、これ本当に国の予算でもどれだけの国の予算が要るのかというのもなかなかわかりにくい。その中で田辺市ができることというのは本当に皆様の不安を解消する、それだけのことしかできないのかな、今のところそれだけしかできないのかと思います。  今後、担当局だけじゃなしに、防災の皆様方も含めて、やっぱり手分けしてでも常にやはりこの人たちの不安をせめて解消する、そのことだけは一生懸命取り組んでいただきたい、このことを心からお願い申し上げまして一般質問終わらせていただきます。本当に御清聴ありがとうございました。             (15番 安達幸治君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    以上で、15番、安達幸治君の一般質問は終了いたしました。  休 憩 ○議長(副議長 陸平輝昭君)    この場合、午後2時30まで休憩いたします。               (午後 2時17分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 2時30分) ○議長(安達克典君)    続いて、7番、宮井 章君の登壇を許可いたします。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    皆様、こんにちは。7番、紀新会の宮井 章でございます。安達議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問させていただきます。時間切れとなりませんよう、なるべく簡略に問いかけていきたいと思いますので、どうかおつき合いのほどよろしくお願いします。  まずは、大項目1としまして、世界遺産熊野古道を中心としました観光振興にかかわって聞いてみたいと思います。  (1)としまして、先般の熊野古道で発生しました事故についてですけれども、まずはお亡くなりになられました方への御冥福をお祈りいたします。  さて、このことを受け、市は13日に会議を開き、古道の安全性を再確認するとしました。そして、17日にはルート上の危険箇所や安全対策への必要性を調べる現地調査を開始したとあります。  そこで、(ア)としまして、観光関係者からの反応とその情報共有の状況について、事故発生を受けて観光関係者、ここでは民宿やゲストハウスのことを私指しているわけなのですけれども、その反応やその後の来訪される外国人観光客本人の危機管理意識向上への予備知識として、SNS上で話題になっているとか、また、互いに情報共有がなされているかなど、この点についてどう把握されているかお聞かせください。お願いします。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議員の御質問にお答えいたします。  去る令和元年5月10日に熊野古道中辺路ルートの田辺市本宮町三越におきまして、不幸にも外国人観光客の滑落死亡事故が発生いたしました。改めてお亡くなりになられた方の御冥福をお祈り申し上げます。  私自身、今回の事故発生につきましては大変重く受けとめ、先般開催されました全県市町村長会議の場におきましても私から事故について報告するとともに、熊野古道に限らず、本県を訪れる多くの方々により安心・安全に県内を周遊していただけるよう取り組んでいくことを確認したところです。  今回の事故発生後の宿泊施設や観光客等からの本市に対する問い合わせなどはございませんでしたが、熊野古道歩きに関心のある方々の間で利用されているSNS等では、外国人の間で事故についての情報が交換されていたと聞き及んでおります。  市といたしましては、今回の事故を受け、速やかに庁内関係部署、和歌山県、所轄の警察署、地元観光協会、語り部ガイド団体等と情報共有を図るとともに、連携して事故現場も含めた田辺市内の熊野古道中辺路ルートの現況をあらゆる角度から改めて検証したところであります。  現在、その結果を集約しており、その内容につきましては、庁内関係部署、関係機関、観光関係者等と共有し、今後の安全対策等に生かしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございました。  次に、(2)としまして、今対策会議が行われている途中ではございますけれども、急がれる対策と再発防止について聞いてみたいと思います。  13日の各担当部局によります対策会議、そして17日からの安全性の再確認から見えてきたものとはということで、再発防止に向けました注意喚起、そして啓発の方法について当局の考えをお示しください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    商工観光部長、前川光弘君。           (商工観光部長 前川光弘君 登壇) ○商工観光部長(前川光弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  本市では、これまでも安心して熊野古道を歩いていただけるようマップや案内看板の整備等に取り組んでまいりましたが、今回の事故発生を受け、先ほど市長が答弁いたしましたとおり、現在、事故現場も含めた田辺市内の熊野古道中辺路ルートの現況を改めて検証したところでございます。  また、熊野古道を有する田辺市周辺の自治体におきましても、今回の事故を受け、現在所管する古道の現地調査を行っているところもあると聞いております。  そうしたことからも、今後におきましては、関係する周辺自治体とも連携を図りながら、熊野古道をより安心・安全に歩いていただくためのリーフレットの新規作成や熊野古道マップの改定を行うほか、ホームページ等においても注意を促していきたいと考えております。  また、文化庁和歌山県等の関係機関との協議と周辺の土地所有者の皆様の御理解を頂戴しながら、看板等の設置による現場での注意喚起や必要な古道の修繕に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。           (商工観光部長 前川光弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇)
    ○7番(宮井 章君)    ありがとうございます。いち早い対応を願うばかりでございますけれども、私に届きました市民の方からの声ということで、適、不適は別としましてここに紹介させていただきます。  まず、事故を受けての初動対応としまして、来訪者に向けてのいち早い英文表記での簡略な注意喚起について御意見と御心配の電話をいただきましたこと。また、歩行に係る装備について、山林のプロが履いておられる山林地下足袋の存在を日本固有の文化として紹介し、販売してはという御意見。そしてさらに要注意箇所への現地表示の方法としまして、危険箇所への特別な植生の利用、植栽配置によりまして、さりげなく注意を促してはなどとの御提案等がありましたことをここに紹介しまして、次に移りたいと思います。  次に、(2)歴史的観光資源の保全活動の啓発と観光振興における意識の醸成についてお聞きしていきたいと思います。  地元住民の方から、またことしも古道沿線の花が採取されている、絶好の写真スポットがなくなったなど幾たびとなく私に相談があったことから、(ア)としまして、熊野古道沿線における植生の保護についてお聞きしていきます。  熊野古道の沿線には多様な動植物が生息、生育しております。歴史と悠久を醸し出す大木やコケ類、シダ類はもちろんのことですけれども、とりわけ古道沿線に見られる草花は来訪者にとって大きな癒やしの一つでもあります。和歌山県観光情報のデータから抽出してみますと、管内には約60種類の動植物が紹介されておりました。これからの季節、古道歩きをしておりますと、特に景色に映え、目にとまるのがタカサゴユリ、そしてテッポウユリ、ササユリ等のユリ類でございますけれども、場所によっては採掘、採取され少なくなってきていると聞いております。地上権は個人の土地所有者に帰属するかと思われますが、世界遺産熊野古道の景観形成の一つでもありますから、注意喚起について、良心とモラルの高まりや呼び覚ましを促すような全体的な啓発はできないものか、当局のお考えをお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    商工観光部長。           (商工観光部長 前川光弘君 登壇) ○商工観光部長(前川光弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  先ほどもお答えいたしましたとおり、今後におきましても熊野古道をより安全・安心に歩いていただけるよう注意喚起に取り組んでまいりたいと考えておりますが、それに加え、自然保護の観点も含め、古道を歩かれる方に守っていただきたいマナーや心得につきましてもリーフレットや看板等により啓発してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。           (商工観光部長 前川光弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    昨年度、熊野古道大辺路を歩く機会がございまして、大辺路の長井坂には、確かすさみ町教育委員会の名のもとに文化的景観の保護に向けた啓発看板があったように思われます。本市におきましても、何らかの手だてへの検討をよろしくお願いしたいところであります。  続きまして、(イ)に参ります。熊野古道語り部団体の高齢化と後継者育成について。  語り部さんとの会話の中で、世界遺産登録から間もなく15年、知識はついてきても足腰、体力がついていかんよといったような現状についての課題を聞いておりますが、これらの件について、市としてどのように認識されているのかお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    商工観光部長。           (商工観光部長 前川光弘君 登壇) ○商工観光部長(前川光弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  本市では、現在市内の10団体が加盟し、田辺市語り部・ガイド団体等連絡協議会を組織しており、それぞれの団体の活動に加え、当連絡協議会における学びと交流の場を通じて、質の高い案内業務とレベルアップを目指すための研修会を実施し、後継者の育成にも取り組んでおられます。  しかしながら、高齢化と後継者育成につきましては、それぞれの団体でも大変苦慮しておられるのも実情です。  市といたしましては、関係機関、関係団体と連携しながら、今後も市民の皆様に語り部活動の魅力を知っていただく機会を提供し、より一層世界遺産や歴史文化に対する理解と地域への誇りと愛着の醸成を図ることで後継者の育成を支援してまいりたいと考えております。  以上です。           (商工観光部長 前川光弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございました。将来の語り部候補、後継者を生み出すためには、まず第一により多くの地域の皆様に熊野古道に親しんでもらわなければなりません。地元の地域の青年といいますか壮年とでもいいますか、興味の乏しい人にどうやって興味を持たせて歩いていただくか、これが地域の課題となっております。皆様におかれましても率先して熊野古道に親しんで、歩いていただくことを切にお願い申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。  (ウ)としまして、外国人観光客に対する地域コミュニケーション力の向上についてお聞きしていきます。  外国人観光客おもてなし力向上事業により、市内の事業者を対象とした英語スキルの向上に向けた取り組みが成功する中、それ以外の地域の住民、特に熊野古道と接する地域、中辺路町でありますとか本宮町でありますとかそういうところでございますけれども、英語力を含めた初歩的なコミュニケーション力の向上について必要性と要望があったことから、行政局単位での英会話コミュニケーション講座や体験学習会ができないのか、当局の考えをお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    商工観光部長。           (商工観光部長 前川光弘君 登壇) ○商工観光部長(前川光弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  本市でしております外国人観光客おもてなし力向上事業により、現在、事業者の皆様における外国人観光客への関心が高まってきているものと認識しております。  一方で、議員御質問の市民の皆様に本市を訪れる外国人観光客とのコミュニケーション力を高めていただくための講座等の実施につきましては、異文化への理解や外国人観光客をお迎えするための意識づけという観点からも有効な取り組みの一つであると認識しております。  また、世界遺産を生かしたまちづくりを進めるには、行政だけでなく市民や事業者、各種団体が主体的にそれぞれの役割を果たし、お互いに連携をしながらまちづくりに取り組んでいくことが重要であるとも考えております。  市といたしましては、市民の皆様が自然体で外国人観光客を温かくお迎えし、異文化に触れながらコミュニケーション力を深めていけるような環境づくりを意識した観光振興にも取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。           (商工観光部長 前川光弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ここ数年で外国人観光客と接する機会が急激にふえているのは事実でございます。しかしながら、まだまだ交流の歴史は浅く数年でございますので、これから月日、年月を重ねるごとに地域の機運の高まりとともにコミュニケーション力は上がっていくと思われますが、観光志向は団体ツアーからFITに、そして、ゴールデンルートから地方に、そしてローカルスポットへ地元住民とのかかわり合い、コト消費へと流れている次第でございます。地域ぐるみでの初歩的、標準的な外国人対応力の向上に向けた取り組みにどうか御支援のほどお願いしたいところであります。  次に行きます。(エ)としまして、熊野古道の周辺整備と景観保全について。  熊野古道の周辺整備と景観保全については、田辺市景観計画で、熊野古道からの可視領域を基本とする特定景観形成地域を指定しています。指定された地域が有する景観の価値が損なわれることのないよう保全するとありますが、熊野古道観光における拠点の周辺整備、歴史的建造物でありますとか、河川、護岸、そして森林等々におきまして、特に滝尻王子の社殿の老朽化や周辺河川の護岸、そして山裾の荒廃が聞こえてきておりますけれども、市の考えについてお聞かせください。  また、中辺路町の北郡地区や高原地区で特に懸念されている太陽光発電施設等の増加とその建設計画について、市や田辺市景観保全審議会の考え方はどうであるか、あわせて住民の提案参加型でありますところの景観づくりについて、市の受けとめ方をお聞かせください。お願いします。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    教育次長、宮崎和人君。            (教育次長 宮崎和人君 登壇) ○教育次長(宮崎和人君)    熊野古道の周辺整備と景観保全についてお答えいたします。  議員御質問の滝尻王子につきましては、これまでも神社の管理者である氏子や住民の皆様により社殿や景観が維持されてまいりました。こうした文化財の維持につきましては、その費用や方法などさまざまな困難があることは十分承知しております。市では、これまでも費用の補助や保護に関する指導、助言などを行っておりますが、今後も必要に応じて同様の支援を講じてまいりたいと考えております。  また、滝尻周辺の護岸や森林景観につきましては、滝尻地域が古来より熊野の霊域の入り口という特別な場所であることから、関係各所との連携を図りながら、景観保全についての必要な整備や助言、要望に努めてまいりたいと考えております。  次に、北郡や高原などで散見される太陽光発電施設の増加についての御質問でございますが、太陽光発電施設は、従来の建築物工作物とは形態、意匠等が異なる異質な存在であることから、この施設が増加することで世界遺産や周辺の景観へのマイナスの影響を与えるものと懸念いたしております。田辺市景観保全審議会におきましても、ユネスコ世界遺産委員会が、世界遺産周辺における開発行為への懸念を強めているということを踏まえ、太陽光発電施設を含む開発行為について大いに危惧しているところであり、少なくとも開発行為によりこれ以上文化的景観が損なわれることのないよう、さらには修景等の行為により今以上に良好な景観となるよう取り組まれることが望ましいと考えているところでございます。  最後に、住民参画の景観づくりについてお答えいたします。  世界文化遺産や世界農業遺産に代表される田辺市らしい景観を守り、つくり、次代に継承するためには、市民や事業者が主体となり景観づくりを進めていくことが大変重要であると考えております。  現在、田辺市景観条例並びに田辺市景観計画に基づき、住民の皆様が景観づくりのルールを地域の合意によってつくり、市長が認定する田辺景観づくり協定制度や住民の皆様からの提案によって良好な景観を形成する地域を指定し、景観の保全と誘導を行う住民提案型景観形成地域制度を設けているところでございます。  市といたしましては、こうした制度を住民の皆様に周知する取り組みを進めるとともに、この制度が活用され、住民の皆様や関係者が話し合い、それぞれの地域で一番ふさわしい方法により景観保全が進められることで、田辺市らしい多様で良好な景観が次代に継承されるものと考えておりますので御理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    御答弁ありがとうございました。  観光資源、地域資源の継続的な、持続的な継承には、地域住民の文化的景観を守っていく、そして歴史的景観を守っていくんだという心のあり方とでも言いましょうか、世界遺産熊野古道を有する地域に住む者の自覚とでも言いましょうか、そういったものの醸成が大変重要であると考えております。そのような観点から、地域が意見集約して出された言葉には、ある意味未来への大きな願いが込められていると感じております。よって、本題各論に関しましては、前向きな取り組みのほどよろしくお願いいたします。  それでは次に、(3)としまして、熊野古道迂回路について。  ただいま仲人茶屋から蛇形地蔵までの間が通行どめになって久しいのですが、現在の状況と復旧への見通しについてお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    教育次長。            (教育次長 宮崎和人君 登壇) ○教育次長(宮崎和人君)    議員御質問の熊野古道の迂回路に関して、現在の状況と復旧への見通しについてお答えいたします。  現在通行どめとなっている仲人茶屋から蛇形地蔵までの区間につきましては、平成23年9月の台風被害により、岩神王子付近において大規模地すべりの兆候があることから、現在まで通行どめの措置を講じております。この間、周辺を含めた土地への負荷を抑えるため、植林木の伐採と安定化に向けた植栽等の対策が所有者により行われております。  市といたしましては、今後所有者の理解を得ながら、当該箇所における土地の伸縮状況などの確認と古道の被災箇所の修復を行い、安全性が確認できた段階で通行どめの解除を検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。            (教育次長 宮崎和人君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございました。御承知のとおり、長期間にわたりまして通行どめになっているところでございます。やもすれば迂回路の歴史のほうが長くなるような状況でございますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、(イ)としまして、災害復旧に際しての修復工法について。  小規模な修繕を含めて特定された工法はあるのか、当局の考えをお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    教育次長。            (教育次長 宮崎和人君 登壇) ○教育次長(宮崎和人君)    議員御質問の災害復旧に際しての修復工法についてお答えいたします。  雨が多いこの地域で山中を縫うように通る熊野古道では、道の傷みやその周囲の崩落など修復を要することが数多くありますが、このような場合でも世界遺産としての価値を損なうことなく、現状に戻すことが求められます。  市では、文化財保護法等に基づき、道本来の機能や文化財としての価値を損なわず、また、景観や周辺環境に影響を与えないよう、この地域で古くから用いられてきた在来の工法のほか、現地材を使用した木の柵による土どめや擁壁、石積みによる橋の補強など、これまでの林業施業で培われた工法等により修復を行っており、今後もこうした工法により修復作業を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。            (教育次長 宮崎和人君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございました。  次に、5Gなど超高速通信技術の躍進によりICT環境が加速度的に進化し、普及するであろうモバイル端末機器、近い将来もっとウエアラブルなものを誰もが普通にふだんからどこでも使う時代が来ることは簡単に予測されます。  これらの観点から、位置情報ゲームやAR、VRなどの新しいコンテンツとのかかわり方について当局の考えをお聞かせください。 ○議長(安達克典君)    商工観光部長。           (商工観光部長 前川光弘君 登壇) ○商工観光部長(前川光弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  観光庁によりますと、近年、日本では地域固有の文化や歴史等を訪日外国人旅行者に伝えるための手段としてAR、VR等の最先端ICTを活用した観光コンテンツが、その高い情報伝達力や再現性から一部地域において先駆的に活用され始めています。  今後もICTはさらなる発展が予想され、訪日外国人のさらなる誘客や満足度の向上に向け情報発信手段としてのICTの活用が期待されているところであります。  そうした中、田辺市におきましては、これまでの観光プロモーションによる外国人の誘客やその受け入れ態勢の充実に向けた取り組みにより、本市における外国人宿泊数は近年大幅に増加している状況となっております。  市といたしましては、今後におきましてもさらなる当地域への誘客を図るため、最先端ICTの活用も含め、より効果的な情報発信手段について研究してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。           (商工観光部長 前川光弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございます。位置情報ゲームにつきましては、国民の10人に1人がやっているというデータもございます。そして、岩手県、そして横須賀市においては、観光活用して大成功をおさめていると聞いております。  位置情報ゲームの社会的革新性についての話は割愛して、またの機会にいたしますけれども、ARアプリを使えば、古道沿線の表示板、案内板は劣化することはないでしょうし、机上の端末からリアルタイムに書きかえも可能となります。VRによれば、鎌倉の空力車の例もございますけれども、高齢者や障害のある方でも熊野古道をリアルに散策、堪能することができます。今やスマートシティ、スマートツーリズムという言葉が聞こえてくる中、紹介したものは、国内外を問わず、誘客デモンストレーションを含め、観光コンテンツの主流となってくると思われます。  また、注目する点としまして、世界遺産や熊野古道に興味のない属性の人に興味を与える、もっと言えば、縁のない人に縁を与えるということでございます。そういう観点からも前向きな研究のほどよろしくお願いしておきたいと思います。  変わりまして、第2項目の台風時における防災対策の拡充について。
     これまで、台風被害対策、復旧活動において受援の妨げとなってきた風倒木の取り扱いに注目する中、(1)としまして、災害発生時、緊急・応急復旧の支障となります風倒木の取り扱いについてお尋ねします。  (ア)としまして、まずは、主要路線の隣接林分に対する災害時における緊急伐採の事前承諾についてでございますけれども、森林台帳やGISシステムにより条件抽出された対象林について、選別的、これなかなかデータ数も多いので、選別的かつ段階的でよいので、緊急伐採処理について事前承諾を得ることができないか、当局の考えをお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長、清水健次君。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    議員御質問の災害時における緊急伐採の事前承諾等についてお答えします。  本市と同様に台風の通過が多く被害を受けやすい市町村においては、災害による風倒木の処理が課題となっております。御指摘のとおり、災害復旧の支障となる風倒木の処理には、森林所有者等からの承諾が必要になります。しかしながら、承諾のほかにも所有者不明森林や境界未確定の問題があり、復旧活動の妨げとなっております。  こういったことから、速やかな伐採、事前承諾など森林所有者や業界に詳しい森林組合、民間事業体等とも連携し、課題解決のための方策を検討してまいりたいと考えております。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございます。承諾伺いのタイミングとしては、これから始まる意向調査の時期、そして各事業の申請時、そして経営計画の立案時、そして組合だよりの発刊時等が考えられると思いますので、御検討のほどよろしくお願いします。  次に、風倒木処理の作業に当たっては労働災害の発生リスクが非常に高く、リスクアセスメントを行えばおのずと高性能林業機械の使用へと行き着くことから、(2)の災害発生時における高性能林業機械の活用についてお尋ねします。  アとしまして、まずは、管内における高性能林業機械の保有状況についてお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    本市域の高性能林業機械の保有状況についてお答えいたします。  災害発生時に効果を発揮することが期待できる高性能林業機械は、プロセッサー25台、スイングヤーダ11台、合計36台で森林組合及び民間事業体が保有しております。  以上です。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございます。今、御説明いただきましたように、各事業所には高性能と言われる林業機械が多数保有されているわけです。それに伴いまして、専門技術者、そしてオペレーターもいるわけですから、災害時の御協力をお願いできないかということから、森林組合との防災協定について当局の考えをお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    森林組合との防災協定についてお答えいたします。  本市においては、土木、建設業などの団体と防災協定を締結しております。森林組合の協力を得られた場合は、災害復旧の支障となる風倒木の処理等について、高性能林業機械を活用した迅速な対応が期待されることから、森林組合との防災協定の締結に向け検討してまいりたいと考えております。  以上です。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございます。協定によるメリットとしましては、二次災害の防止、所有者の把握や土地カンに秀でていること、そして地元建設業者との円滑な連携ができること、最後に災害発生材の利活用について知識があることなどが考えられますので御検討と推進のほどよろしくお願いしたいと思います。  変わりまして、次は、大項目3の企業の森についてお伺いします。  (1)本市における企業の森の概要についてお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    議員御質問の本市における企業の森の概要についてお答えいたします。  企業の森は、平成14年度から和歌山県が事業主体となって実施しており、企業と県、及び市町村が森林保全・管理協定を締結し、企業の社会貢献活動の一環として県内の森林環境保全に取り組んでいるものです。  これまでに82社が延べ94カ所、286ヘクタールで活動しており、本市では旧中辺路町と旧龍神村を中心に44社が延べ49カ所、193ヘクタールで活動しています。これは、面積にして県全体の68%に当たります。  活動の内容といたしましては、所有者から土地を無償で借り受け、地元森林組合と連携して、主に広葉樹のウバメガシ、コナラ、ヤマザクラなどを植樹し、その後、3年間から20年間の長期にわたり管理を行い、森を育んでいくものです。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございました。ただいま説明のあったとおり、非常に多くの企業様が社会的貢献、CSRの志のもとに御契約いただいているわけですが、(2)としまして、企業の森の地域への貢献と効果について、把握されている内容についてお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    地域への貢献と効果についてお答えいたします。  企業の森は、植樹の実施による森林環境の保全や森林管理の主体形成による地域課題の解決のほか、地元森林組合が森林の管理を請け負うことによる就労機会の創出、担い手の育成につながります。  県の発表によりますと、平成14年度から平成27年度までの14年間における雇用者誘発効果は65人で、さらに従業員やその家族など、これまで3万5,000人を超える方が訪れており、関係人口の増加に寄与しています。  以上です。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございました。  さらに続きまして、(3)企業の森を通じての経済的波及効果の推計について、わかる範囲で結構ですのでお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    経済波及効果の推計についてお答えいたします。  企業の森では、企業が行う植樹やその後の管理といった保全活動の実施に伴う経費のほか、イベント参加者による地域での消費があります。その額は、平成14年度から平成27年度の14年間で10億3,000万円となっており、今後、平成29年度から10年間においては13億円を超えると推計されております。  以上です。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    ありがとうございます。  続いて、(4)契約期間終了の企業とのかかわり方について、現在の状況についてお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    契約期間終了後のかかわり方についてお答えいたします。  平成14年度から始まった企業の森ですが、本市域においては、これまで25社との協定期間が満了しています。森林保全活動開始前には、山肌があらわになった伐採跡地でした。しかし、関係者の皆様の協力の結果、現在では青々とした緑が戻ってきています。期間を満了しますと地域での社会貢献を終えますが、育まれた森はその後も成長し続けることになります。  一方、協定期間を延長し、引き続き活動に取り組むほか、新たに協定を締結し、市内の別の場所で活動に取り組んでいる企業も現在あります。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    最後になりますけれども、(5)の企業の森の今後の展望と課題について、当局のお考えをお聞かせください。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    展望と課題についてお答えいたします。  伐採後の植樹に係る費用は所有者にとってとても大きな負担となっています。このような中、木質バイオマス発電所の建設や三重県内での大型合板工場の稼働などにより木材需要が高まっていることから、今後生産活動に伴う伐採の跡地が増加し、植樹といった更新が課題になると考えています。  これらの課題に対し、企業、所有者、地域、森林組合、行政が一体となることでさまざまな波及効果が期待されることから、県と連携を密にし、協力企業の誘致や協定期間の満了が近づいているところについては引き続き活動していただけるよう積極的に取り組んでまいりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    宮井 章君。             (7番 宮井 章君 登壇) ○7番(宮井 章君)    御答弁ありがとうございました。  今後は、企業と地域のつながりをさらに深めていくことができればと思います。今後の展開としまして、例えば、森林整備以外の社会的貢献活動のメニューづくりも一案かと思います。  また、企業と地元団体との交流、そして企業の森サミットの開催、そして企業系列店への田辺産品の特価販売による地場産業の振興など、まだ多くの取り組みが投げかけられると思います。  最後になりますが、今回の質問の大項目の3点、観光振興、そして森林と防災、そして企業の継続あるCSR活動が将来うまく相互補完され、何らかの、幾らかの相乗効果が生み出されることに期待を込めつつ、これにて私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。             (7番 宮井 章君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、7番、宮井 章君の一般質問は終了いたしました。  お諮りいたします。  本日の会議はこの辺にとどめ延会し、あす6月26日午前10時から再開いたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。
     よって、さよう決しました。  延 会 ○議長(安達克典君)    それでは、本日はこれをもって延会いたします。               (午後 3時13分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   令和元年6月25日                    議  長  安 達 克 典                    副議長   陸 平 輝 昭                    議  員  福 榮 浩 義                    議  員  髙 田 盛 行                    議  員  北 田 健 治...