田辺市議会 2018-09-20
平成30年 9月定例会(第4号 9月20日)
ただいま上程いたしました15件については、過日の本会議において、それぞれ所管の
常任委員会に付託していたものであります。
この場合、ただいま議題となっております15件について、各
常任委員会委員長の報告を求めます。
まず初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
12番、尾花 功君。
(12番 尾花 功君 登壇)
○12番(尾花 功君) それでは、
総務企画委員会委員長報告を行います。
本委員会は、去る9月10日の本会議において付託を受けた議案10件のうち、平成29年度
各種会計歳入歳出決算3件を除く議案7件について、12日及び20日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第1号
工業標準化法の一部改正に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について、同議案第2号 田辺市
地方活力向上地域における
固定資産税の
特別措置に関する条例の一部改正について、同議案第4号
業務委託契約の締結について、同議案第6号
物品購入契約の締結について、同議案第9号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第3号)の
所管部分の以上5件は
全会一致により、同議案第13号
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正について及び同議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分については、賛成多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分のうち、
庁舎整備事業費の
設計委託料にかかわって、
設計プロポーザルにおいて、基本
計画に明記されている
地域経済の振興という観点を今後どのように
庁舎整備に反映していくのかただしたのに対し、「設計段階においては、
地域振興という観点が
審査項目となるかどうかにかかわらず、市がそういった考えを持っておくことで設計に反映されると考えている。また、施工段階においては、
学識経験者等で組織する
検討委員会において、設計に基づき、公正で合理的な入札方法を検討するとともに
地域経済の振興といった観点についても考慮する」との答弁がありました。
次に、新
庁舎建設に伴う設計の基礎資料となる地質を把握するための
ボーリング調査の現状及びデータの公表についてただしたのに対し、「
ボーリング調査データは、
株式会社オークワから市へ既存建物の敷地内6カ所のデータが提供され、市において地質の状況を確認しており、地盤は非常に安定している。また、データの公表については、所有者である
株式会社オークワの承諾が得られた後に公表できると考えている」との答弁がありました。
さらに委員からは、市において6カ所以外の土地の
ボーリング調査は実施しないのかただしたのに対し、「建物以外の部分における
ボーリング調査については、設計業者が決定した後、必要に応じて対応する」との答弁がありました。
一方、議案第13号
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正について及び議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分にかかわって、
候補地選定の方法、進め方が認められるものではなく、また候補地の接道のほとんどが
津波浸水想定域にアクセスするもので、防災拠点としてもふさわしくないなど課題が多い東山を候補地とすることそのものに反対する意見がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成30年9月20日、
総務企画委員会委員長、尾花 功。
(12番 尾花 功君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、
産業建設委員会委員長の報告を求めます。
13番、
二葉昌彦君。
(13番
二葉昌彦君 登壇)
○13番(
二葉昌彦君)
産業建設委員会から
委員長報告いたします。
本委員会は、去る9月10日の本会議において付託を受けた議案13件のうち、平成29年度
各種会計歳入歳出決算6件を除く議案7件について、11日及び20日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第3号
田辺市営住宅条例の一部改正について、同議案第5号
工事請負契約の締結について、同議案第7号 田辺市
本宮渡瀬温泉センターの
指定管理者の指定について、同議案第8号 田辺市
本宮渡瀬緑の広場の
指定管理者の指定について、同議案第9号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第3号)の
所管部分についての以上5件について
全会一致により、同議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分、同議案第15号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)の以上2件については、賛成多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第7号 田辺市
本宮渡瀬温泉センターの
指定管理者の指定について及び議案第8号 田辺市
本宮渡瀬緑の広場の
指定管理者の指定についてにかかわって、臨時的に新たな
指定管理者を指定することになった経緯について説明を求めたのに対し、「現
指定管理者である
NPO法人熊野で健康ラボは、法人全体の資金繰りが悪化していることに加え、
現場責任者の確保が困難になっており、
施設利用者への影響が懸念される状況になっている。そうした中で、新たな
指定管理者として、両施設の運営を行う意思があり、
施設運営についても十分な知識を有する本宮町商工会を指定したい」との答弁がありました。さらに委員から、今回の事案に至った原因を明らかにするとともに、取引事業者に迷惑がかからないよう対応されたいとの要請をしました。
次に、議案第9号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第3号)の
所管部分のうち、観光費にかかわって、鬪鶏神社創建千六百年記念事業の概要と目的について説明を求めたのに対し、「来年、鬪鶏神社が創建千六百年を迎えるが、このことを市民の皆様を初め国内外に発信するため、周知用看板、ポスター、グッズを作成し啓発を行う。また、県と連携し、メディア等に働きかけるとともに、機運醸成を目的としたイベントも考えていきたい。これらの取り組みを生かして、多くの人が町なかを訪れ、その効果が市全体に広がっていく形にしていきたい」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成30年9月20日、
産業建設委員会委員長、
二葉昌彦。
(13番
二葉昌彦君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、文教厚生委員会委員長の報告を求めます。
11番、橘 智史君。
(11番 橘 智史君 登壇)
○11番(橘 智史君) 文教厚生委員会より
委員長報告いたします。
本委員会は、去る9月10日の本会議において付託を受けた議案14件のうち、平成29年度
各種会計歳入歳出決算10件を除く議案4件について、11日及び20日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第10号 平成30年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、同議案第11号 平成30年度田辺市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、同議案第12号 平成30年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第1号)の以上3件については、
全会一致により、同議案第9号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第3号)の
所管部分については、賛成多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。
以上、
委員長報告といたします。
平成30年9月20日、文教厚生委員会委員長、橘 智史。
(11番 橘 智史君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 以上で、各
常任委員会委員長の報告が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。
4番、前田佳世君。
(4番 前田佳世君 登壇)
○4番(前田佳世君) 日本共産党、4番、前田佳世です。3定議案第9号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第3号)について、以下、
庁舎整備事業に伴う議案として、議案第13号
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正、議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)、議案第15号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)について反対の立場で討論いたします。
3定議案第9号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳出第2款総務費、第3項戸籍住民基本台帳費が、国が進めるマイナンバー制度の戸籍事務への導入に対応するものであることから認めるわけにはいきません。本年度の予算審議でも反対討論いたしましたが、マイナンバー制度に基づく個人番号発行業務におきましては、日本年金機構の125万件に上る個人情報の流出、101の自治体での個人番号が記載された通知書の誤送付など管理上の問題があります。また、マイナンバー関連情報が、ナンバーを管理する機構により警察に提供されたことも明らかになり、共謀罪法とともにマイナンバーを通した監視社会づくりへの警戒の声もあります。
本市においては情報管理への不安や手続の煩わしさから、カード発行率が人口比の10%にも達しておらず、必要性について見直すべきであることを再度申し上げたいと思います。
次に、市庁舎移転整備事業に関連する三つの議案について反対表明いたします。
まず、市は移転候補地を東山に決めたことの議会への報告を、昨年、平成29年3月の市長選、市議選を目前にした議会閉会の前日に行い、議会にも市民にも議論する時間を与えませんでした。
候補地選定に際しては、市民の意見を聞かずに市の内部だけで決定しました。これについては、
庁舎整備方針
検討委員会で出された答申をよりどころに、市は東山が最もふさわしい場所と答弁を繰り返してきましたが、委員の証言によれば、7回の委員会のうち3回目までは委員会でさまざまな研究・検討を行ったが、4回目以降は答申結果へと急速に導かれた感があったとの声も聞いております。
一方、新たなメンバーによってスタートした議会では、さきの任期で決まったことだからと審議することがためらわれるような雰囲気がつくられました。議会みずから候補地の是非について審査するという重大な責務を放棄し、候補地が東山であることを前提とした議論しか行わず、市が独断で決めた東山への移転を追認する態度をとり続けてきました。
私ども日本共産党市議団は、さまざまな角度から検討した結果、市の選定には五つの不備を指摘し、東山は候補地としてふさわしくないことを申し上げてました。一つ目、まず決め方が非民主的であること。二つ目、市民アンケートでは、アクセスのよさ、防災拠点機能の強化が最も多く求められていたにもかかわらず、そのどちらにも問題があること。三つ目、市はそれら問題を認めつつも具体策を何ら示さず、東山が最適だという納得のいく説明をしてこなかったこと。四つ目、122億円の総事業費は、身の丈に合っているとはいえず、多大な負担は長きにわたって市の財政に大きな影響を及ぼすこと。五つ目、100年に一度の大事業でありながら、地元経済への還元を考慮していないこと。これに関しては、8月23日の特別委員会において、解体と施工の一括発注を基本とするという
計画素案に対し、90億円の一括発注では地元業者が入札段階で排除されてしまうという意見からその文言は削除されたものの、東山という土地の地形から解体と施工を一括にせざるを得ないこと、そして、それが合理的であるという考えには変わりないという市当局の答弁からも、地元経済への還元が保証されていません。これらの指摘について市は一切の聞く耳を持たず、まちづくりについても具体的なビジョンを持っておらず、ただ単に整備方針
検討委員会の答申の駅から近いという条件だけを論拠に候補地を選定してきたことは紛れもない事実です。
これら多くの不備を持った東山への移転案に対し、日本共産党市議団は、市民に寄り添い、費用も節約できる
庁舎整備の提案を行い、
庁舎整備そのものを見直すよう求めてまいりました。表題には、市民に寄り添いという部分におきまして、市民の声や現状に配慮し、旧市内に7カ所程度、現在の公民館や市民総合センターを活用した旧町村のような行政局機能を持たせ、窓口一つでさまざまな住民サービスや相談を可能にするものです。さらに行政が住民の近くにいることで、地域住民と直接的にまちづくりを行うことができ、災害対応も速やかに行えるというものです。費用も節約できるという部分においては、住民と直接的なかかわりを要しない執務中心の庁舎を、災害時、緊急輸送ルートとなる国道42号田辺バイパスに近い場所に置くことで、災害拠点機能を確実にし、適度な大きさの建物には費用も抑えられるため、地元経済にも大いに貢献できるという対案です。
これに対し市は、最初から東山に大きな規模の庁舎をつくるという結論ありきで事業を進めることのみに邁進してきたため、市民の声や現状に配慮する検討を一切行ってきていないと先日の議会答弁でもありました。
庁舎移転は100年に1度の大事業です。最少の経費で最大の効果をというのであれば、具体策が提起された今、どちらが市民のためになる
庁舎整備であるかをしっかりと検討すべきであり、拙速に
計画を進めるべきではありません。整備方針の早急に整備する必要があるという言葉を引用すれば、代替店舗を建設してからしか着工できないような場所を候補地として選ぶべきではありません。
そして、今回の件に関しての市民意見公募では、意見提出者58名のうち50名が異議を唱えており、意見数でいうと70件のうち40件は候補地東山に異議を唱えるもので、何よりも市民の関心の高さと東山への移転に反対であることがあらわれています。いま一度、誰のための市
庁舎整備なのかという原点に立ち返って、今回の位置条例の議案を初め、東山を前提とした工事や設計を一旦凍結し、市民のための真摯な議論を行うことを求めます。
これをもちまして反対討論とさせていただきます。
(4番 前田佳世君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
22番、陸平輝昭君。
(22番 陸平輝昭君 登壇)
○22番(陸平輝昭君) 22番、くまのクラブ、陸平です。
議案第13号
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正について及び議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)、並びに関連する議案第15号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)について、賛成の立場から討論いたします。
まず、議案第13号
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正についてでありますが、市におきましては、平成18年9月と10月に本庁舎と市民総合センターの耐震診断をそれぞれ実施しましたが、両庁舎とも昭和56年に導入された新耐震基準を満たしていなく、特に本庁舎については、震度6強程度の地震による倒壊または崩壊の危険性があります。また、マグニチュード9.1の地震による津波で4メートル前後浸水することが予測されており、市民はもとより職員の安全・安心が十分でないのが現状であります。
平成28年3月の田辺市
庁舎整備方針調査報告書には、市庁舎が備えるべき基本的機能は、行政機能、議会機能、市民利用機能、危機管理機能であるが、とりわけ安全・安心を支える防災機能を初め、個人情報保護も含めた危機管理機能の強化充実が喫緊の課題となっているというふうにまとめられています。私自身も全くそういう認識であります。
我が国では、2011年の東日本大震災以降、去る9月6日の北海道胆振地方を震源とする地震まで、震度6弱以上の地震が23回発生し、うち、震度7以上は4回ありました。その中には、津波や地震により庁舎が被災したため、その後の復旧・復興活動に多大な支障を来した事例も幾つかございました。そうした現実が私たちに突きつけられている状況の中で、市民の安全・安心を守る今回の市庁舎の移転新築は、田辺市にとってまさに重要かつ喫緊の課題であり、一日も早い整備が求められるところであります。
市におきましては、平成28年8月の田辺市
庁舎整備方針
検討委員会の答申を踏まえ、答申に沿った形で、津波・洪水の想定浸水域外で、かつ中心市街地から近い場所に両庁舎機能を統合した新庁舎を早期に整備するとの
庁舎整備方針を決定し、
候補地選定調査を行い、平成29年3月22日の市議会特別委員会において、移転候補地を東山とすることを市長自身が委員会に出席し、公表されました。
この当時、私は市
庁舎整備調査特別委員会の委員長を務めておりましたが、既に市長は、4期目に向けて立候補を表明されていた中で、みずからの任期中に移転候補地を決め、そして公表し、その上で市長選に立候補されました。新
庁舎建設候補地を、次期市長選に立候補される身として、みずから公表した上で選挙戦に挑まれた真砂市長の政治家としての責任ある姿勢に、私も一議員として大変感銘を受けたところでございます。
今回の新
庁舎整備は、50年、60年に一度あるかないかの大規模プロジェクトでもあり、市議会においてもこれまで議論を重ねてまいりました。そうした中で、昨年の9月議会において、我々市議会は、東山を整備
計画地とする新
庁舎整備基本
計画策定に係る
補正予算を議決いたしました。
新庁舎をどの場所に建設するにしても、100%という場所はあり得ないという認識でありますが、そうした中でも、市庁舎は市民の安全・安心を守る防災拠点、また市の発展・活性化、まちづくりの支援拠点として最適な場所でなくてはなりません。
今回の整備
計画地である東山については、紀南地方における中核
都市でもある田辺市の
都市機能を担う中心市街地に近い高台であることからして、総合的に判断すると最適な場所ではないかと考えております。
今後、市においては、新
庁舎整備基本
計画の策定にあわせて実施した市民意見募集や市民ワークショップ等における市民の皆様の意見を反映した形で策定された新
庁舎整備基本
計画の理念、基本方針に基づき、市民に親しまれ、愛されるよりよい新庁舎を、いつ起こるかもしれない災害に備え、早期に整備していただくよう要望いたします。
次に、議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)及び議案第15号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、今回の
補正予算は、新庁舎の設計並びに現商業施設の解体設計に要する費用のほか、
道路整備に要する費用、また
道路改良に伴う配水管移設工事等の実施に要する費用が計上されています。この
補正予算については、新
庁舎整備基本
計画の策定を踏まえ、位置条例の一部改正とともに順序を踏んだものであり、私は当然必要な予算であると考えております。
なお、市庁舎は、市民が利用される身近な施設でありますが、大規模な事業であることから、当然事業費も大きくなります。市においては、申すまでもなく、多額の公金支出を伴うものでもありますので、今後、建設コストや将来的な維持管理費用の縮減を初め、市民が利用しやすい新庁舎の設計、公正で合理的な入札方法の検討などを通して、市民全体の利益ということを最大限考え、新
庁舎整備に取り組んでいただくよう強く要望を申し上げ、私の賛成討論といたします。
(22番 陸平輝昭君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、反対討論の発言はありませんか。
5番、川﨑五一君。
(5番 川﨑五一君 登壇)
○5番(川﨑五一君) 5番、日本共産党の川﨑五一です。反対討論を行います。
先ほどの賛成討論の中では、一日も早い移転が喫緊の課題であるということを言われておりましたが、ならばなぜ営業中の商業施設、その閉店を待たなければ整備ができない、新たな代替店舗を税金で建設しなければならない、そうしたところを候補地として選ぶことに賛同するのか私はなかなか理解ができませんが、今回の採決に当たって、もう一度、今回の庁舎移転にかかわる流れについて確認しておきたいと思います。
市が庁舎移転候補地を3カ所所抽出したのが昨年、平成29年の1月。そして、現在オーシティとシティプラザホテルが営業中の東山に決定した、こうした報告を特別委員会に行ったのが昨年、平成29年の3月22日、任期最後の議会であり、その議会の一般質問と議案審査が全て終わった日程であり、事実上、この件に関して議員が一切の発言の機会を与えられないというタイミングでした。そもそも3カ所の候補地決定の発表すら2カ月前の1月ですから、議会並びに委員会において実質的な審議が行われていないという事実は、この経過を見ても明らかです。
そんな候補地決定発表から約1カ月後に市長と議員の選挙が行われました。市長は、選挙の前に移転候補地を発表することによって、市民の信を問う思いがあったなどとおっしゃいますが、議会において議論もされていない候補地を一般市民がどうやって検証できるというのでしょうか。本当に市民の信を問うというのであれば、少なくとも議会で十分な議論が行われるだけの時間を確保すべきであり、市長の主張は詭弁と言わざるを得ません。現実問題として、市長選挙は無投票であり、これをもって庁舎移転を含む全ての政策が信任を得たというのは、余りにも暴論だと私は思います。
そのように一方的な市の独断による庁舎移転の進め方ですが、地方自治体にはそんな首長の暴走をとめる手段があります。それが二元代表制を持つ地方自治体の強みです。市民は市長を選ぶと同時に議員も選出することができます。ここで選ばれた議員が集まって議会が構成されています。議会に多様な意見があることは、議会が健全な証拠であり、それでこそ議会の機能が発揮されていると言えるのだと思います。
私は、昨年6月、改選後の特別委員会において、市が示した東山の候補地について議会がきちんと検証すべきだと主張しました。任期最後の議会の閉会の前々日に報告を受けたにすぎないままで議論を進めるべきではないと言いましたが、特別委員会の委員長を初め、いずれの議員も市長が最適として選んだ候補地を前提に議論をするという姿勢でした。こうした姿勢は、市民から信託された当局の姿勢をチェックするという議会として最も重要な役割と権限をみずから放棄するもので、私は許されないと思います。
昨年春の選挙では、新たに7名の議員が選出され、
田辺市議会のメンバーとなりました。新たな議会が構成されたのです。それぞれが議会を目指した動機はさまざまでしょうが、そのときの議会に対して少なからず不満があったのではないでしょうか。自分たちの声が届かない、だからこそ直接議会に出て発言したいという思いがあったからこそ議員を志したのではないでしょうか。
私は現在6期目となりますが、いつも心に刻んでいることがあります。それは、市民の視点を失わないようにしようということです。市民と行政や議会の関係を例えるなら、私は歩行者とドライバーだと考えています。圧倒的多数の市民は歩行者です。歩行者は、無謀な運転をするドライバーに対し多くの不満を持っています。もっと歩行者に優しい社会にしてほしいと願っています。議員は、その歩行者の願いを背負い、歩行者に優しいルールをつくるために議会に送り込まれます。初心はあくまで歩行者の代表だったはずです。しかし、例えるところの自動車である行政にかかわっていると、ついついその歩行者であった思いを忘れてしまいそうになります。歩行者だったときには、ドライバーを規制しなければと思っていたのに、議員になるとついついドライバーの視点から歩行者を見てしまい、歩行者をガードレールの中に押し込め、いかに自動車がスムーズに走れるかが大切なことだと勘違いするようになってしまいます。だから昨年、新人議員の皆様を対象に自主的な勉強会をしたときに、まず初めに伝えたのが歩行者の視点を忘れないようにとのことでした。
今、市が一方的に進める庁舎移転に対し、多くの市民が異論の声を上げ始めています。もっと自分たちの声を聞いてほしい。身近な場所に行政の窓口があれば困ったときにすぐに相談できるし、心強い。総工費120億円は市民1人当たり17万円にもなり、余りにも高い。もっと安く整備できる方法を考えてほしい。これらの声にしっかりと耳を傾け、その声に応えることこそ議員の役割、使命ではないでしょうか。
議員を目指した初心に立ち返るのであれば、このまま市民の合意も理解もないままで東山への移転を可決するのではなく、いま一度、市民の声をよく聞き、市民の皆様にきちんと説明でき、より多くの人が満足も納得もできる庁舎移転のために、今議会に提出されている市役所の位置に関する条例その他関連議案を一旦否決し、議論の時間を保障されることを強く願い反対討論とします。議員諸氏の態度で市民に希望を与えてくださることを心より願っています。
(5番 川﨑五一君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、賛成討論の発言はありませんか。
16番、安達克典君。
(16番 安達克典君 登壇)
○16番(安達克典君) 16番、紀新会、安達克典です。
議長のお許しをいただきましたので、議案第13号
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正について、及び議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)、並びに議案第15号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)について、賛成の立場から討論いたします。
まず、議案第13号
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正についてでありますが、
庁舎整備について、市では、平成23年の東日本大震災により、行政機能に甚大な被害を受けた自治体の状況を踏まえ、大規模災害時における行政機能の確保について検討する行政機能課題検討部会が平成23年6月に設置されました。その後も日本列島を大きな地震が襲っており、平成26年の長野県北部地震、平成28年の熊本地震、ことし6月の大阪府北部地震、そして、去る9月6日の北海道胆振地方を震源とする震度7の地震はまさに記憶に新しいところです。
その中には、津波や地震により庁舎が被災した影響から、その復旧・復興活動に大きな支障を来した事例も幾つか見受けられます。そうした中で、この現実を直視しますと、市民の安全・安心を守る庁舎の移転新築は、本市にとって重要な政策課題であることから、早期の整備が求められることは申すまでもありません。
新庁舎の建設といったこの大きな事業は、まさに半世紀に一度あるかないかの一大プロジェクトであり、市議会においても、新
庁舎整備及びまちづくり特別委員会を設置した上で、これまで当局の考えを聴取しつつ、さまざまな観点から議論がなされ、議員それぞれの立場で、これからの田辺市の発展のために鋭意努力してまいりました。その注目度も高く、傍聴人の方が多かったのも事実であります。また、各種団体からも新
庁舎建設に向けて陳情書が市長、議長に提出されました。
特別委員会では、基本
計画案の中で、一括施工というところが大きなポイントとなり長時間にわたり議論された結果、修正され、その一括施工という言葉を削除することでこの予算の審議に入った状況であります。合併以来ここまで時間をかけて議論したことはありませんでした。このことを、市長、副市長を初め、当局職員は常に忘れることなく今後の行政運営に取り組んでいただきたいと思います。
今回、市が決定した整備
計画地の東山については、基本
計画の第3章新庁舎とまちづくりの項、
都市機能の維持向上においてまとめられています。
都市機能の一翼を担う新庁舎は、他の
都市機能やまちづくりの拠点施設との連携性が高い場所にあることで、紀南の中核
都市にふさわしい
都市機能の維持向上に大きく寄与するものであるという考えのもとにあると思います。
市役所は市民にとって身近な施設であり、また、市民の安全・安心を守る防災拠点、さらには、まちづくりの支援拠点として最適な場所への整備が求められます。
将来にわたって紀南の中核
都市としての役割や責任を果たしていくためは、市庁舎は今後も、やはり中心市街地に近い場所にあり続けることが不可欠ではないかと強く認識しているところでもあります。今回、市が整備
計画地として決定した東山は、
庁舎整備方針
検討委員会の答申を満たす最適な場所であると考えます。
次に、議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)及び議案第15号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)についてでありますが、今回提案されている
補正予算は新庁舎の設計、そして現商業施設の解体を初め、
道路整備に関する諸費用が計上されています。
新庁舎の基本設計・実施設計は、今回策定した
庁舎整備基本
計画に基づいて実施されるものであり、また、市道改良の予算を初め、新庁舎へのアクセス
道路について、広域的かつ中長期的な視点で新たな幹線
道路軸の必要性を検討するための調査委託料などです。今回提案されている
補正予算については、いずれも必要不可欠なものであり、今後、
計画的に進めていただきたいと思います。
そして、特別委員会でも議論になりました、
地域経済の振興といった観点において、
学識経験者等で組織する入札方法
検討委員会において、このことも含め、多面的な視点から議論を尽くしていただくよう強く要望を申し上げて、私の賛成討論といたします。
(16番 安達克典君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、反対討論の発言はありませんか。
6番、久保浩二君。
(6番 久保浩二君 登壇)
○6番(久保浩二君) 私は、議案13号、14号、15号の
庁舎整備について、反対の立場で討論を行います。
この商業施設、東山の営業中の商業施設へ市庁舎が行くことで、田辺市民、田辺市が失うもの、それを幾つか考えてみました。
それは、一つは、今、田辺市では仕事がないとか、雇用が少ない、大変働くところの問題が言われていますが、市庁舎が営業中の東山へ行くことで、そこで働いている、その商業施設で働いている従業員の雇用が失われます。そして、田辺市は観光で頑張っていくということで、観光客を誘致する、そういう市内に観光客を誘致するということでいろいろ対策を打っていますが、あの場所、東山へ行くことでホテルをなくします。そして、多額な税金を使うことで市民へのサービスが失われます。市民はもっともっと介護の問題でも健康保険、国保の問題でもいろんなサービスをもっと充実してほしい、そのように求めていますが、多額な税金を使うことで市民へのサービスが後回しになってしまいます。
そして、年間1,000万円を多分超えるであろう、一説、私が聞いた話では数千万円になるその商業施設から入る
固定資産税が田辺市に入らない、失ってしまう。そういうことをして、どうして庁舎をあそこの東山の場所に行くことが田辺市にとってプラスになるのでしょうか。私はそのことを訴えて反対討論といたします。
(6番 久保浩二君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、賛成討論の発言はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっております15件について順次採決に入ります。
◎日程第5 3定議案第1号
工業標準化法の一部改正に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定について
○議長(
小川浩樹君) それでは、3定議案第1号
工業標準化法の一部改正に伴う
関係条例の整理に関する条例の制定についてお諮りいたします。
議案第1号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第1号は、可決いたしました。
◎日程第6 3定議案第2号 田辺市
地方活力向上地域における
固定資産税の
特別措置に
関する条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第2号 田辺市
地方活力向上地域における
固定資産税の
特別措置に関する条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第2号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第2号は、可決いたしました。
◎日程第7 3定議案第3号
田辺市営住宅条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第3号
田辺市営住宅条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第3号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第3号は、可決いたしました。
◎日程第8 3定議案第4号
業務委託契約の締結について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第4号
業務委託契約の締結についてお諮りいたします。
議案第4号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第4号は、可決いたしました。
◎日程第9 3定議案第5号
工事請負契約の締結について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第5号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第5号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第5号は、可決いたしました。
◎日程第10 3定議案第6号
物品購入契約の締結について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第6号
物品購入契約の締結についてお諮りいたします。
議案第6号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第6号は、可決いたしました。
◎日程第11 3定議案第7号 田辺市
本宮渡瀬温泉センターの
指定管理者の指定について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第7号 田辺市
本宮渡瀬温泉センターの
指定管理者の指定についてお諮りいたします。
議案第7号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第7号は、可決いたしました。
◎日程第12 3定議案第8号 田辺市
本宮渡瀬緑の広場の
指定管理者の指定について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第8号 田辺市
本宮渡瀬緑の広場の
指定管理者の指定についてお諮りいたします。
議案第8号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第8号は、可決いたしました。
◎日程第13 3定議案第9号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第3号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第9号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第3号)についてお諮りいたします。
本件については異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第9号は、委員長の報告のとおり、可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、3定議案第9号は、原案のとおり可決いたしました。
◎日程第14 3定議案第10号 平成30年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第10号 平成30年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてお諮りいたします。
議案第10号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第10号は、可決いたしました。
◎日程第15 3定議案第11号 平成30年度田辺市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第11号 平成30年度田辺市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)についてお諮りいたします。
議案第11号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第11号は、可決いたしました。
◎日程第16 3定議案第12号 平成30年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第12号 平成30年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第1号)についてお諮りいたします。
議案第12号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第12号は、可決いたしました。
◎日程第17 3定議案第13号
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第13号
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
本件は、地方自治法第4条第3項の規定により出席議員の3分の2以上の同意を必要といたします。
この場合、議長も表決権を有します。
ただいまの出席議員数は議長を含め21名でありますので、その3分の2は14名であります。
議案第13号は、委員長の報告のとおり、可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
小川浩樹君) 起立は3分の2以上であります。
よって、3定議案第13号は、原案のとおり可決いたしました。
◎日程第18 3定議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第14号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)についてお諮りいたします。
本件については異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第14号は、委員長の報告のとおり、可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、3定議案第14号は、原案のとおり可決いたしました。
◎日程第19 3定議案第15号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第15号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)についてお諮りいたします。
本件については異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第15号は、委員長の報告のとおり、可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、3定議案第15号は、原案のとおり可決いたしました。
◎日程第20 3定報告第3号 平成29年度
一般財団法人龍神村開発公社の
決算報告についてから
日程第21 3定報告第4号 平成29年度
有限会社龍神温泉元湯の
決算報告についてまで
一括上程
○議長(
小川浩樹君) 続いて、日程第20 3定報告第3号 平成29年度
一般財団法人龍神村開発公社の
決算報告について、及び日程第21 3定報告第4号 平成29年度
有限会社龍神温泉元湯の
決算報告についての以上2件を
一括上程いたします。
ただいま上程いたしました報告2件については、過日既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。
まず、3定報告第3号 平成29年度
一般財団法人龍神村開発公社の
決算報告について質疑に入ります。
議案書55ページから58ページまでです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
3定報告第3号は、以上で終わります。
続いて、3定報告第4号 平成29年度
有限会社龍神温泉元湯の
決算報告について質疑に入ります。
議案書59ページから63ページまでです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
3定報告第4号は、以上で終わります。
お諮りいたします。
3定議案第33号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)及び3定議案第34号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第3号)を日程に追加し、直ちに議題としたいと思います。これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、議案第33号及び議案第34号を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。
◎日程追加 3定議案第33号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)から
日程追加 3定議案第34号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第3号)まで
一括上程
○議長(
小川浩樹君) それでは、3定議案第33号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)及び3定議案第34号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第3号)の以上2件を
一括上程いたします。
ただいま上程いたしました2件については、本日の本会議において、それぞれ所管の
常任委員会に付託をしていたものであります。
この場合、ただいま議題となっております2件について各
常任委員会委員長の報告を求めます。
まず初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
12番、尾花 功君。
(12番 尾花 功君 登壇)
○12番(尾花 功君) 総務企画委員会の
委員長報告を行います。
本委員会は、本日の本会議において付託を受けた3定議案第33号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)の
所管部分について、委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、
全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
以上、
委員長報告といたします。
平成30年9月20日、
総務企画委員会委員長、尾花 功。
(12番 尾花 功君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、
産業建設委員会委員長の報告を求めます。
13番、
二葉昌彦君。
(13番
二葉昌彦君 登壇)
○13番(
二葉昌彦君)
産業建設委員会委員長報告させていただきます。
本委員会は、本日の本会議において付託を受けた議案2件について、委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第33号 田辺市
一般会計補正予算(第5号)の
所管部分及び同議案第34号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第3号)の以上2件について、いずれも
全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
審査の中で、今回の台風20号による災害関連
補正予算については、いずれも市民生活に直結したライフライン、社会基盤等にかかわる予算であることから、早期の復旧に努められるよう、要望いたしました。
以上、
委員長報告といたします。
平成30年9月20日、
産業建設委員会委員長、
二葉昌彦。
(13番
二葉昌彦君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、文教厚生委員会委員長の報告を求めます。
11番、橘 智史君。
(11番 橘 智史君 登壇)
○11番(橘 智史君) 文教厚生委員会より
委員長報告いたします。
本委員会は、本日の本会議において付託を受けた議案1件について、委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第33号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)の
所管部分について、
全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
以上、
委員長報告といたします。
平成30年9月20日、文教厚生委員会委員長、橘 智史。
(11番 橘 智史君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 以上で、各
常任委員会委員長の報告が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 討論なしと認めます。
これより、ただいま議題となっております2件について順次採決に入ります。
◎日程追加 3定議案第33号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)
○議長(
小川浩樹君) それでは、3定議案第33号 平成30年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)についてお諮りいたします。
議案第33号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第33号は、可決いたしました。
◎日程追加 3定議案第34号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第3号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、3定議案第34号 平成30年度田辺市
水道事業会計補正予算(第3号)についてお諮りいたします。
議案第34号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第34号は、可決いたしました。
◎日程第22 議員派遣の件について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、日程第22 議員派遣の件についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、地方自治法第100条第13項及び会議規則第168項の規定により、お手元に配付の議員派遣の件のとおり議員を派遣いたしたいと思います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、この際お諮りいたします。
ただいま議決されました派遣期間等議決事項について、諸般の事情により、変更がある場合は、議長に一任願いたいと思います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
◎日程第23 委員会の
継続審査について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、日程第23 委員会の
継続審査についてを議題といたします。
この場合、閉会中の委員会の
継続審査について報告いたします。
各
常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の委員長から、目下、委員会において審査または調査中であります、お手元に配付の申し出事件一覧表に記載のとおりの事件について、会議規則第112条の規定により、閉会中も審査または調査を継続いたしたい旨の申し出があります。
それでは、ただいま報告いたしました委員会の
継続審査についてお諮りいたします。
各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において、閉会中も審査または調査を継続することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において閉会中も審査または調査を継続することに決しました。
以上をもって、本定例会に付議されました議案は、閉会中の
継続審査とされたものを除き、全て議了いたしました。
ほかに発言、その他ありませんか。
(「なし」の声あり)
◎市長閉会の挨拶
○議長(
小川浩樹君) それでは、市長から閉会に当たっての挨拶のため、発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、
真砂充敏君。
(市長
真砂充敏君 登壇)
○市長(
真砂充敏君) 平成30年第3回
田辺市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
去る8月29日に開会いたしました本定例会も、議員各位の御理解と御協力をいただく中、本日、無事最終日を迎えることができました。本定例会におきましては、一般会計並びに各種特別会計の
補正予算案を初め、条例の制定、一部改正案など、さまざまな議案を提出させていただきましたが、議員各位には、終始にわたり慎重なる御審議をいただき、提出いたしました諸議案のうち、各委員会に付託された平成29年度各種会計の決算審査を除き、原案のとおり御賛同を賜りましたことに、この場をおかりいたしまして厚くお礼を申し上げます。
さて、今夏は埼玉県熊谷市で41.1度という観測史上最高の気温を記録したほか、列島各地で命にかかわる危険な暑さと表現されるほどの猛暑に見舞われました。本日、彼岸の入りを迎え、ようやく朝夕は随分と過ごしやすくなり、季節の移ろいを肌で感じられる時期になってまいりました。暑さ寒さも彼岸までという言葉のとおり、季節は着実に次の季節に移りつつあります。
一方、先月の台風20号に続き、今月4日の台風21号により、全国的に大きな被害が発生しました。台風21号の猛烈な暴風と高潮によって関西国際空港が陸の孤島と化し、町なかの家屋や看板、自動車等が無残な姿となった映像ニュースは記憶に新しいところです。特に、猛烈な暴風によって引き起こされた大規模な停電は、関西電力管内で約225万世帯にも及び、本市におきましても、市内全域で約2万1,000世帯が一時停電し、なおかつ復旧まで相当の日数を要した地域世帯も多数あり、日常生活に重大な影響を及ぼしました。
道路やライフライン、熊野古道、森林、農地等の復旧、住宅・建物の修復に加え、農林水産業や商業、観光業等の回復など、被災前の状態に戻すにはなお時間を要しますが、一日でも早い復旧に向けて全市一丸となってこの局面を乗り越えていかなければならないと強く感じております。
また、平成30年7月豪雨、台風20号及び21号被害の傷が癒える間もなく、6日未明に発生した北海道胆振地方を震源とする大地震により多数のとうとい命が失われ、至るところで地肌があらわれるほどの大規模な土砂崩れ、さらには全道で295万世帯が停電するという事態となり、この時点で、関西と北海道では同時に大規模な停電状態となり、社会生活や経済活動が相当の混乱状態に陥りました。
日本列島を次々と襲ったこうした自然災害は、ある意味、国難とも言える状況であり、私たち国民の団結が試されている気がしてなりません。
翻って、中央に目を向けますと、本日20日に自民党総裁選挙が実施され、先ほどその結果が明らかになったようです。
いずれにいたしましても、私たちは、基礎自治体単独では対応できない行政上の課題や重要政策、
都市圏一極集中など、現在置かれている地方の実情を国に対して丁寧に説明し、そして今回のような自然災害に対する復旧・復興支援、また、安全・安心な暮らしの礎となる防災対策など、次期首相には国と地方が協力して国民の生活を守っていかなければならないという意識のもと、この国をしっかりと牽引していただくことを強く希望いたします。
最後になりましたが、市民の皆様の暮らしを守り、活力あるまちづくりのために日々御精励いただいております議員各位におかれましても、さらなる御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。
(市長
真砂充敏君 降壇)
◎議長閉会の挨拶
○議長(
小川浩樹君) 私からも一言御挨拶を申し上げたいと思います。
まず初めに、このたびの台風及び北海道胆振東部地震によりお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに、被害を受けられました皆様に心よりお見舞いを申し上げたいと思います。
今年の夏は、7月初旬には西日本豪雨が発生し、多くの死者・行方不明者が出ました。その後は、国内観測史上最高の41.1度を記録するような猛暑となりました。台風の発生もハイペースで、先月には、台風20号の影響で、特に、本宮町川湯温泉では甚大な被害に見舞われるとともに、曲川集落で孤立状態になる等の被害が発生いたしました。
また、9月4日の台風21号では、記録的な暴風雨により、家屋の損壊や倒木による
道路の通行どめのほか、大規模な範囲での停電、特に、龍神村では長期間に渡って停電するなど、経済活動や市民生活に大きな影響を及ぼしました。被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げ、早期の復旧を切に願っております。
当局におかれましては、本日可決いたしました災害、復旧、復興の予算の執行を含め、適切に対応していただくよう、何とぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。
さて、去る8月29日に開会いたしました本定例会は、提出されました議案について、
継続審査とされた決算に関する議案を残し、全ての議案を議了し、閉会の運びとなりました。
議員各位には、開会以来本日まで、諸議案の審査等に御精励を賜り、また、議会運営に当たりましても、特段の御理解と御協力を賜りましたこと、深く感謝申し上げたいと思います。
また、市長を初め、当局の皆様には、審議の間さまざまな対応をいただきましたことに対し深く敬意を表しますとともに、本会議並びに委員会において議員各位から出されました意見、要望等については、今後、十分御配慮の上、執行をお願い申し上げます。
先ほどは、
田辺市役所の位置に関する条例の一部改正議案及び新
庁舎建設に係る用地購入費や
設計委託料等の関係予算が可決されたわけですが、いよいよこれをもって、本格的に新庁舎の建設に向けスタートとなります。
当局におかれましては、公平、公正な議論のもと、よりよい庁舎建築のため努力いただきますことを重ねてお願い申し上げておきたいと思います。
9月も半ばを過ぎ、朝夕は涼しくなり、これから日一日と秋の涼しさを感じる季節となってまいります。議員並びに当局各位には、健康に十分留意され、今後とも御活躍くださいますよう御祈念申し上げます。
最後になりましたが、報道関係各位の御協力にお礼を申し上げ、閉会の御挨拶といたします。ありがとうございました。
閉 会
○議長(
小川浩樹君) それでは、これをもって、平成30年8月29日招集の平成30年第3回
田辺市議会定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
(午後 4時44分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成30年9月20日
議 長 小 川 浩 樹
議 員 出 水 豊 数
議 員 陸 平 輝 昭
議 員 柳 瀬 理 孝...