田辺市議会 2018-07-06
平成30年 6月定例会(第4号 7月 6日)
その結果、
委員会審査
報告書に記載のとおり、2定
議案第1号
田辺市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について、同
議案第2号
田辺市
税条例の一部改正について、同
議案第5号
工事請負契約の締結について及び同
議案第8号 平成30年度
田辺市
一般会計補正予算(第1号)の所管部分について、いずれも全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
以上、
委員長
報告といたします。
平成30年7月6日、総務企画
委員会委員長、尾花 功。
(12番 尾花 功君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、産業建設
委員会委員長の
報告を求めます。
13番、二葉昌彦君。
(13番 二葉昌彦君 登壇)
○13番(二葉昌彦君) それでは、産業建設
委員会の
報告をさせていただきます。
本
委員会は、去る6月26日本会議において付託を受けた
議案3件について、27日及び7月6日に
委員会を開催し、当局の説明を聴取し、慎重に審査いたしました。
その結果、
委員会審査
報告書に記載のとおり、2定
議案第3号
田辺市
弁慶広場条例の制定について、同
議案第8号 平成30年度
田辺市
一般会計補正予算(第1号)の所管部分及び同
議案第9号 平成30年度
田辺市
水道事業会計補正予算(第1号)について、いずれも全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
以上、
委員長
報告といたします。
平成30年7月6日、産業建設
委員会委員長、二葉昌彦。
(13番 二葉昌彦君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、文教厚生
委員会委員長の
報告を求めます。
11番、橘 智史君。
(11番 橘 智史君 登壇)
○11番(橘 智史君) 文教厚生
委員会より
委員長
報告いたします。
本
委員会は、去る6月26日の本会議において付託を受けた
議案4件について、27日及び7月6日に
委員会を開催し、当局の説明を聴取し、慎重に審査いたしました。
その結果、
委員会審査
報告書に記載のとおり、2定
議案第4号
田辺市
介護保険条例の一部改正について、同
議案第6号
工事請負契約の締結について、同
議案第7号
工事請負契約の締結について、及び同
議案第8号 平成30年度
田辺市
一般会計補正予算(第1号)の所管部分について、いずれも全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における
委員からの
質疑等の主なものは、次のとおりであります。
議案第8号 平成30年度
田辺市
一般会計補正予算(第1号)の所管部分のうち、児童福祉費にかかわって、在宅育児支援事業給付金に係る対象者への広報手段についてただしたのに対し、「制度や申請方法等については、広報たなべやホームページを活用するとともに、出生届の提出時やゼロ歳児が受診する健診時にチラシを配布するなど広く周知していきたい」との答弁がありました。さらに
委員から、和歌山県の給付額へ上乗せ給付する市町村もある中で、本市における今後の給付額の見通しについて説明を求めたのに対し、「県内の一部の市町村では上乗せ給付されるようだが、現状、市レベルで上乗せ給付する自治体は少ない。各自治体の状況等を把握しながら検討していきたい」との答弁がありました。
以上、
委員長
報告といたします。
平成30年7月6日、文教厚生
委員会委員長、橘 智史。
(11番 橘 智史君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 以上で、各常任
委員会委員長の
報告が終了いたしました。
これより
質疑に入ります。
ただいまの
委員長
報告に対し、一括して
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) 討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。
反対討論の発言はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
4番、前田佳世君。
(4番 前田佳世君 登壇)
○4番(前田佳世君) 4番、日本共産党、前田佳世です。2定
議案第8号 平成30年度
田辺市
一般会計補正予算(第1号)に対し、賛成の立場で討論いたします。
今回は、2億454万4,000円の減額でしたが、その中で、今年度から実施されることになった新規事業として、特に在宅育児支援事業について述べたいと思います。
出産後の母親は、しばらくの間昼夜を問わず数時間ごとのおむつがえや授乳、その合間に家事などで1日が終わってしまう状況で外出がままならず、ときに社会から取り残されたような感覚に陥ります。そして、以前にも一般質問で触れましたが、家事・育児のほとんどを母親が担い、ワンオペ育児と言われる状況は私の周囲にもあります。そんな中での在宅育児支援は、行政が育児を支えてくれるというメッセージのように捉えて、とてもうれしいことだと思います。また経済的にも大変助かります。
この事業は、和歌山県の平成30年度当初予算に上がった経済的理由で子供を持つことを諦めることがないようにと、紀州っ子いっぱいサポート事業による保育料助成制度に加え、ゼロ歳児を在宅で育てる世帯を新たに支援するとのことです。その主な目的は
少子化対策だと伺いました。また、妊娠、出産、育児を切れ目なくサポートする制度の一環であるということです。
この切れ目のないというところで、一つ今後の課題としていただきたいのが、給付が可能となるのが生後2カ月以降ということで、育児休業中であれば出産手当金が支給されるのですが、専業主婦にはそれがありません。確かに専業主婦は、所得税こそ払いませんが、家事は立派な仕事です。家事、育児を全面的にした経験がある男性なら御理解いただけると思います。専業主婦の子供も生後2カ月間の切れ目を埋めていただけるよう御検討いただきたいと思います。
この在宅育児支援は、保育所に入れなかった際の支援としても活用されるのですが、2歳になるまでは家で育てたいという母親の本音が見え隠れする事態も生まれていると伺いました。経済的保障があればじっくり家で子育てしたいということだと思いますが、育児休業期間が十分でないと感じているあらわれではないでしょうか。
女性は、今、安倍政権の1億総活躍のスローガンのもと、働くことも出産することも求められています。
少子化対策の中で働きながら子育てすることを可能にするには、女性に対する労働や子育ての環境の整備だけでなく、ぜひ男性の働き方にも目を向けていただき、8時間働けば普通に暮らしていけるような雇用と、男性も育児休業をとりやすくなる環境や職場の意識をぜひ変えていっていただきたいと思います。
在宅育児支援事業は、
少子化対策の第一歩だと思います。今後も子育て世代の労働と育児の実態把握に努めていただき、さらに充実した支援策を研究していただけることを期待いたしまして賛成討論といたします。
(4番 前田佳世君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっております9件について順次採決に入ります。
◎
日程第11 2定
議案第1号
田辺市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する
条例の一部改正について
○
議長(
小川浩樹君) それでは、2定
議案第1号
田辺市
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一改正についてお諮りいたします。
議案第1号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第1号は、可決いたしました。
◎
日程第12 2定
議案第2号
田辺市
税条例の一部改正について
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、2定
議案第2号
田辺市
税条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第2号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第2号は、可決いたしました。
◎
日程第13 2定
議案第3号
田辺市
弁慶広場条例の制定について
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、2定
議案第3号
田辺市
弁慶広場条例の制定についてお諮りいたします。
議案第3号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第3号は、可決いたしました。
◎
日程第14 2定
議案第4号
田辺市
介護保険条例の一部改正について
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、2定
議案第4号
田辺市
介護保険条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第4号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第4号は、可決いたしました。
◎
日程第15 2定
議案第5号
工事請負契約の締結について
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、2定
議案第5号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第5号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第5号は、可決いたしました。
◎
日程第16 2定
議案第6号
工事請負契約の締結について
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、2定
議案第6号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第6号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第6号は、可決いたしました。
◎
日程第17 2定
議案第7号
工事請負契約の締結について
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、2定
議案第7号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第7号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第7号は、可決いたしました。
◎
日程第18 2定
議案第8号 平成30年度
田辺市
一般会計補正予算(第1号)
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、2定
議案第8号 平成30年度
田辺市
一般会計補正予算(第1号)についてお諮りいたします。
議案第8号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第8号は、可決いたしました。
◎
日程第19 2定
議案第9号 平成30年度
田辺市
水道事業会計補正予算(第1号)
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、2定
議案第9号 平成30年度
田辺市
水道事業会計補正予算(第1号)についてお諮りいたします。
議案第9号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第9号は、可決いたしました。
◎
日程第20 2定
報告第4号 平成29年度
田辺市
土地開発公社の事業の計画の変更に
ついてから
日程第21 2定
報告第5号 平成29年度
田辺市
土地開発公社の
事業報告及び決算報
告についてまで
一括上程
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、
日程第20 2定
報告第4号 平成29年度
田辺市
土地開発公社の事業の計画の変更について、及び
日程第21 2定
報告第5号 平成29年度
田辺市
土地開発公社の
事業報告及び
決算報告について、以上2件を
一括上程いたします。
ただいま上程いたしました
報告案件2件については、過日、既に当局の説明が終了しておりますのでこれより
質疑に入ります。
◎
日程第20 2定
報告第4号 平成29年度
田辺市
土地開発公社の事業の計画の変更に
ついて
○
議長(
小川浩樹君) まず、2定
報告第4号 平成29年度
田辺市
土地開発公社の事業の計画の変更について
質疑に入ります。
議案書83ページから85ページまでです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
質疑なしと認めます。
2定
報告第4号は以上で終わります。
◎
日程第21 2定
報告第5号 平成29年度
田辺市
土地開発公社の
事業報告及び決算報
告について
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、2定
報告第5号 平成29年度
田辺市
土地開発公社の
事業報告及び
決算報告について
質疑に入ります。
議案書86ページから98ページまでです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
質疑なしと認めます。
2定
報告第5号は以上で終わります。
◎
日程第22 2定発議第1号
田辺市議会議員及び
田辺市長の選挙における
選挙公報の
発行に関する条例の制定について上程
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、
日程第22 2定発議第1号
田辺市議会議員及び
田辺市長の選挙における
選挙公報の発行に関する条例の制定についてを上程いたします。
本件については、過日の本会議において所管の総務企画
委員会に付託していたものであります。
総務企画
委員会委員長の
報告を求めます。
12番、尾花 功君。
(12番 尾花 功君 登壇)
○12番(尾花 功君) それでは、総務企画
委員会委員長
報告を行います。
本
委員会は、去る6月26日の本会議において付託を受けた2定発議第1号
田辺市議会議員及び
田辺市長の選挙における
選挙公報の発行に関する条例の制定について、28日及び7月6日に
委員会を開催し、慎重に審査を行いました。
審査の過程における
委員からの意見の要旨について御
報告申し上げます。
本市は非常に広範な面積を有しており、日常的な議員活動だけでは全有権者に議員の活動や政見を理解してもらうのは困難である。そうした中で全有権者に公平に情報発信できる
選挙公報を発行すべきであるとの意見がありました。
一方、
選挙公報そのものを否定するものではないが、議員は日々の活動の中で政策を訴えている。また、他市等において
選挙公報により投票率が明確に向上した事例が見受けられず、その効果が不透明な現状においては、公費を投じてまで
選挙公報を発行する必要はないとの意見がありました。
当
委員会としては、これらの議論を経た後、採決を行った結果、本件については、賛成少数により否決されました。
以上、
委員長
報告といたします。
平成30年7月6日、総務企画
委員会委員長、尾花 功。
(12番 尾花 功君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 総務企画
委員会委員長の
報告が終了いたしました。
これより
質疑に入ります。
ただいまの
委員長
報告に対し
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。
この場合、本件に対する
委員長の
報告は否決でありますので、原案に賛成の討論から発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) 6番、久保浩二君。
(6番 久保浩二君 登壇)
○6番(久保浩二君) 6番、日本共産党、久保浩二です。2定発議第1号
田辺市議会議員及び
田辺市長の選挙における
選挙公報の発行に関する条例の制定について賛成の立場で討論いたします。
田辺市は、合併前の旧4町村を見ますと、議員の数は龍神村で10名、中辺路町で12名、大塔村で12名、本宮町で14名、
田辺市の20名の68名の議員がいました。この時代、住民の皆様は旧町村内の議員の皆様の名前はほとんど知っておられたのではないでしょうか。旧本宮町議会は定数14名で、議会の様子はケーブルテレビのZTVで繰り返し放映されていたために、町民の皆様はよくそれを視聴され、議員一人一人がどのような問題を取り上げ、どういう考え方で議会活動に取り組んでいるかよく知っておられたと認識しています。
しかし、合併後3回の選挙で、定数が30名から22名に大きく削減され、旧町村在住の議員は6名と合併時の12名から半減しています。現在、市民の皆様が22名の議員をどれだけ認知されているでしょうか。どれだけ身近に感じておられるでしょうか。どのような考え方で議員活動に取り組まれているか知っておられるでしょうか。
選挙に出馬するとき、
候補者がどのような政策、考え方を持っているのかどれだけの方に伝わっているでしょうか。私自身、4回の選挙を経験しましたが、どれだけの方々に私の考え方が伝わったのかそれほど自信がありません。
これまでの市議選挙の投票率を見ると、合併時の小選挙区制度の投票率は2005年で78.51%ありました。選挙区を統一した2009年の選挙では71.02%、2013年は65.77%、昨年4月に行われた選挙では61.6%で大幅に低下しています。
各町村ごとに見ますと、龍神村が05年で90.7%、09年86.4%、13年83.91%、昨年は79.8%、中辺路町、05年が88.29%、09年が80.26%、13年が73.9%、昨年、
候補者がふえたこともありまして75.97%と少し改善されています。大塔村は、05年89.12%、09年81.11%、13年73.19%、17年67.25%、本宮町は、05年89.35%、09年85.34%、13年が81.59%、昨年が76.73%、
田辺市は、05年が76.01%、09年が68.30%、13年が63.13%、昨年、17年は58.25%となって、投票率が全体で合併時から17.5%、龍神村で10.9%、中辺路町で12.32%、大塔で21.87%、本宮で12.62%、
田辺で17.76%大きく低下しています。
投票に関する調査結果を見ますと、
候補者選定の基準で政策や主義、主張を上げた方が約4割で一番高い数字を示しています。見聞きした選挙運動等では、投票した人の48%が
選挙公報を上げています。選挙運動等の有効率では
選挙公報が72.68%という数字があります。逆に棄権した方の理由の一番が、どの
候補者がよいかわからなかったという調査結果から見ても、
選挙公報は選挙運動から見て有用性が立証されています。
選挙公報は有権者に関心を持ってもらうためにも、また
候補者の政策、人柄、取り組む姿勢などを知ってもらって、投票の参考にしてもらうにも大変有効な取り組みだといえます。若者の投票率を上げるにも、まず
候補者や政策を知ってもらうことが有用ではないでしょうか。
この広大な面積を有する
田辺市にとって必要な取り組み、条例ではないでしょうか。よいと考えられるものは一度試してみるべきではないでしょうか。
以上、賛成討論といたします。
(6番 久保浩二功君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。
反対討論の発言はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) 2番、柳瀬理孝君
(2番 柳瀬理孝君 登壇)
○2番(柳瀬理孝君) それでは、2定発議第1号
田辺市議会議員及び
田辺市長の選挙における
選挙公報の発行に関する条例の制定についてに対し、反対の立場で討論を行います。
選挙公報について検討するに当たり、まず考えなければならないのは、
選挙公報を発行するその目的についてです。
選挙公報というのは、当然に選挙の際に発行されるのであって議会ごとに発行される議会だよりとは異なります。選挙に効果を与えなければなりません。では、その効果の有無は何を根拠に判断すればよいでしょうか。
選挙の際、有権者の関心度を示す最も明確な指標は投票率です。よって、
選挙公報を発行する目的は、投票率の向上にあると私は考えます。現在、
選挙公報を実施している他の自治体を見ても、投票率については大きな変化は見られず、その効果については不明瞭であると言わざるを得ません。
無論、投票率の低下というのは、民主主義の観点からも非常に危惧すべき問題であります。
選挙公報を発行することで投票率が明確に向上するのであれば検討すべきだと思います。しかしながら、さきに述べたように効果が不明瞭な現時点では、
選挙公報に公費を投じることには賛成できません。
以上、私の見解を述べて原案に対する反対討論といたします。
(2番 柳瀬理孝君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、賛成討論の発言はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) 4番、前田佳世君。
(4番 前田佳世君 登壇)
○4番(前田佳世君) 同発議に関しまして賛成の立場で討論いたします。
まず、政治は誰のために行うのか。とりもなおさずそこに住む住民のためです。住民が自分たちの生活に直結する政治をどのようにしてほしいか。それを選ぶ権利が住民にはあります。その選ぶ権利を誤りなくしっかり使えるようにするツールが
選挙公報だと思います。言いかえれば、
選挙公報は、民主政治の始まりの始まりです。
私は、約1年前まで選ぶ側の人間でした。選挙の際、知りたかったのは、まずどんな人が立候補しているのかなということでした。次に、お顔に関心を持ちました。どんなお人柄なのかなとイメージします。ここまでは新聞や告示後のポスターなどで知ることができます。でもこの段階で投票の判断はできません。告示前だと
候補者のリーフレットを手にして、経歴や目指すものなどを知ることができます。この段階から有権者は少しずつ判断をしていくのですが、新人候補のことが知りたいと思ってもリーフレットが届かないことがあります。手にするリーフレットは二、三人分だったりしますから、選ぶにしても選択枠が狭いなと感じていました。このような状態で、告知後選挙カーから聞こえてくる名前の連呼を聞いただけでは判断のしようがないなと感じていました。選挙に関心がない人にとっては単なる雑音かもしれません。選挙カーすら来ないという地域もあると聞きました。
このようなことを考えますと、
選挙公報があればリーフレットを読んだり、
候補者が直接話を聞いたりする御縁がなくても全員の情報を知ることができます。それこそが的確に選ぶ判断の材料だと思います。
年々下がり続ける投票率は何をあらわしているのか。一つの理由として、誰がなっても何も変わらないという諦めであったり、生活にどうかかわっているのかわからないからだと思うのです。でも、誰もこのまままちが衰退していってもいい、もしくは自分の生活が悪くなってもいいとは思っていないはずです。自分の思いを託せる
候補者が
選挙公報の中から見つけることができれば投票することができるかもしれません。
このように、有権者の選ぶ権利と投票率向上のためにぜひとも条例制定に御賛同いただきますよう訴えて賛成討論といたします。
(4番 前田佳世君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、反対討論の発言はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
それでは、2定発議第1号
田辺市議会議員及び
田辺市長の選挙における
選挙公報の発行に関する条例の制定についてをお諮りいたします。
本件は起立により採決いたします。
本件に対する
委員長の
報告は否決であります。
したがって、原案について採決いたします。
発議第1号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立少数)
○
議長(
小川浩樹君) 起立少数であります。
よって、2定発議第1号は否決いたしました。
◎
日程第23 2定発議第2号 2025年
国際博覧会の誘致に関する決議の上程
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、
日程第23 2定発議第2号 2025年
国際博覧会の誘致に関する決議を上程いたします。
提出者の説明を求めます。
議会運営
委員会委員長、10番、北田健治君。
(10番 北田健治君 登壇)
○10番(北田健治君) ただいま上程されました発議第2号について、議会運営
委員会を代表いたしまして私から提案させていただきます。
決議文の朗読をもって提案説明とさせていただきます。
2定発議第2号 2025年
国際博覧会の誘致に関する決議。
田辺市議会会議規則第14条第2項の規定により、次のとおり提出する。
平成30年7月6日。
提出者は、
田辺市議会会議規則第14条第2項の規定により、議会運営
委員会からの提案とさせていただきます。
2025年
国際博覧会の誘致に関する決議。
2025年に命輝く未来社会のデザインをテーマとする
国際博覧会を大阪・関西が一体となって開催することは、新たな産業のイノベーションや観光振興が期待できるなど、大きな経済効果をもたらすとともに、全世界に向けて圏域の存在感を示す絶好の機会となり、極めて大きな意義がある。
また、このような
国際博覧会の開催は、圏域全体のみならず、和歌山県における産業振興や観光文化交流等を促進するとともに、県内各地域の振興にも寄与することが期待できる。
よって、
田辺市議会は、大阪・関西における
国際博覧会の開催を支持するとともに、誘致実現に向けた国内機運の醸成など、2025日本万国博覧会誘致
委員会の誘致活動を支援し、協力する。
以上、決議する。
平成30年7月6日、
田辺市議会。
御審議の上御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。
(10番 北田健治君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君)
提出者の説明が終了いたしました。
これより
質疑に入ります。
質疑はありませんか。
5番、川﨑五一君。
(5番 川﨑五一君 登壇)
○5番(川﨑五一君) 5番、川﨑です。提案者に質問させていただきたいと思います。
今回の決議は、
国際博覧会を大阪で開催するというものになっておりますが、この万博、いわゆる
国際博覧会、万博と同時にIR、カジノを含む統合型リゾートをここに併設するというような計画が進んでいるというふうに聞きますが、このカジノを含むIRについてもあわせて誘致するというような立場なのでしょうか。そのことをお聞かせください。
(5番 川﨑五一君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 5番、川﨑五一君の
質疑に対する答弁を求めます。
10番、北田健治君。
(10番 北田健治君 登壇)
○10番(北田健治君) 川﨑議員の
質疑にお答えしたいと思います。
今の決議文を見ていただけたらわかるように、今回の決議は、あくまでも
国際博覧会の誘致ということであります。IRについては、この件については触れてないということで御理解いただきたいというふうに思いますし、もう一つは、この
国際博覧会、博覧会の開催1,300億円、そしてインフラ整備で700億円ぐらいの、2,000億円ぐらいの経費がかかるというふうに予算では言われておるところであります。確かに大きな予算ではありますけれども、ただ、ある資料によりますと、経済効果は1.8兆円とも言われております。大阪、また近畿、隣接する和歌山県にとって、また観光に力を入れる
田辺市にとってそれは大変有意義な、開催は有意義なものであるというふうに認識しております。その辺で御理解いただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
(10番 北田健治君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 他に
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) それでは、
質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております発議第2号については、
会議規則第37条第2項本文の規定により
委員会の付託を省略いたします。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) 討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。
5番、川﨑五一君。
(5番 川﨑五一君 登壇)
○5番(川﨑五一君) 2定発議第2号 2025年
国際博覧会の誘致に関する決議に対し、反対の立場から討論を行います。
万博と言えば、私自身1970年に大阪で開催された万博に幾度か親に連れてもらって参加し、迷子ワッペンを胸につけ、どきどきわくわくした思い出がよみがえってきます。人類の進歩と調和をテーマに開催されたエキスポ70の期間中の入場者は6,421万8,770人で、今でも万博史上最高記録となっています。
日本共産党は、公衆の
教育を主たる目的とする
国際博覧会の精神そのものを否定するわけではありません。しかし、今回の大阪の万博は、こうした万博本来の目的に反するものであり賛成することはできません。
以下、反対の理由について述べます。
今回の決議の案文には
国際博覧会を大阪、関西が一体となって開催するとありますが、主会場として想定されているのは大阪夢洲です。そのことを象徴するようにBIE、博覧会国際事務局総会でのプレゼンテーション動画で夢洲がバックに映し出されていますし、経済産業省のホームページにもはっきりと開催地は大阪市夢洲地区と書かれています。この土地は、2008年のオリンピックの誘致計画に合わせて、多大な費用をかけて開発してきましたが、落選によりさまざまな開発計画が頓挫し、現在、この夢洲に行くには、車以外の公共交通が存在しません。万博の会場とするには地下鉄やJRなどの鉄道の整備が必要不可欠ですが、わずか半年間の万博開催のためだけに数百億円から1,000億円を超える費用負担を行うことはあり得ません。そのため、決
議案に書こうと書くまいと、夢洲での万博とIRは一体不可分のものであることは明白です。
では、なぜIR、統合型リゾートと一体なら認められないのかといえば、法律で禁止されているギャンブルを地域限定で解禁するという不合理なものだからです。ギャンブルにはまり込んでしまうのを防止するために、入場料を徴収することや入場制限を加えるなどといいますが、それらの対策はとりもなおさずギャンブル依存症の存在を認めているからにほかなりません。
日本は既にパチンコ依存症を初め、500万人を超すギャンブル依存症大国となっています。にもかかわらず、患者がふえる危険を顧みず、ギャンブルの解禁を推進するなど言語道断であり、到底認めるわけにはいきません。
昨年11月に読売新聞が行った世論調査でも、万博会場予定地の近くにカジノを含む統合型リゾートを誘致することに反対が過半数の52%で賛成を大きく上回っています。
万博推進勢力は、経済振興を声高に主張しますが、地域の治安が脅かされ、ギャンブル依存症患者の増加で地域住民の生活が破壊されることにもう少し想像力を働かせる必要があるのではないでしょうか。
当地の観光客を見ていても明らかなのは、外国人観光客、いわゆるインバウンドの増加が観光産業を支えているといっても過言ではありません。では、その外国からの観光客は一体何を求めて日本に来ているのでしょうか。パチンコや競馬などのギャンブルでしょうか。
かねてから京都や奈良は日本の古来からの伝統が息づく町として、外国人観光客に人気がありました。そして今、当地、熊野古道や鬪鶏神社を訪れる観光客もそんな歴史や精神文化に触れることを目的として来られているのではないでしょうか。それを、外国人の懐をターゲットにして、ギャンブルで巻き上げようなどというさもしい考えのカジノをセットで誘致しようとする大阪万博は、私たちのまちの観光振興にとって百害あって一利なしです。
そもそも、大阪府と大阪市が本年3月に改定し、発表した大阪の成長戦略の成長をリードしていく仕組み、関西イノベーション国際戦略総合特区によれば、西は播磨科学公園都市地区、北は京都市内、東は京阪奈学研都市地区、南は関西国際空港地区までのおおむね1時間圏内として、関西のパワー終結とうたっています。もちろんのこと和歌山県はそのエリアには含まれていません。
このようなものに広域連合などという言葉に踊らされて賛同することは厳に慎むべきです。莫大な費用をかけて埋め立てたベイエリアが当初のもくろみから大きく外れ、負の遺産となっているので、万博とIRの誘致によって一気に解消しようという大阪の考えについて、県外の私たちがとやかく言う筋合いはありません。それと同時にその地域の住民に過大な費用負担を強いるものを他県の議会が決議してよいのでしょうか。
東日本大震災で明らかになったのは、沿岸部の危険性と埋立地の脆弱性ではなかったでしょうか。南海トラフ地震の発生率が年々高まる中で、埋立地である夢洲に多額の費用をかけて、大勢の人を集める施設を建設する、そんな場所での万博の開催を私たちは望むべきではありません。
以上、意見を申し上げて、大阪万博の誘致に関する決議への反対討論とします。
熟考の上、決
議案に反対されるよう望んで討論を終わります。
(5番 川﨑五一君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) 16番、安達克典君。
傍聴人は静粛にお願いいたします。
(16番 安達克典君 登壇)
○16番(安達克典君) それでは、賛成討論を行います。
大阪での万国博覧会の開催は、東京オリンピック開催後の我が国にとって、経済活性化の起爆剤としての期待も大きいことから、超党派の国会議員による大阪万国博覧会を実現する国会議員連盟が設立されました。自由民主党の二階幹事長が会長に就任され、大阪万博実現に向け、日夜奔走されております。
1970年の万国博覧会は、期間中約6,400万人を超える入場者で連日にぎわい、高度経済成長期の真っただ中であった時代の背景もあって、大阪のみならず日本中が万博一色で大いに沸き立ったとテレビでも放映されています。
大阪で2度目の開催となる2025年の万国博覧会は、関西のすばらしさを世界の人々に理解してもらう絶好の好機であります。また、関西を周遊する新たな観光ルートの創出、
世界遺産高野・熊野への誘客促進など関西全体の経済の活性化にもつながるというふうに思います。
過日、万博の誘致を目指し、パリで行われた事実上最後となるプレゼンテーションにおいて、ノーベル賞受賞者の京都大学IPS細胞研究所長の山中伸弥教授は、生命の神秘をめぐるスピーチで、大阪での開催に熱い思いを届けました。そのスピーチの中で、大阪、関西をこう紹介されました。私ども、概して気取りがございません。地に足をつけております。いつもクリエイティブでありたい、独創的でありたいと、おもしろい人間でありたい、そう思っているところがあり、ですから、関西、大阪には何といっても漫才師がここに終結しております。それでいて科学者も大勢いる中にはノーベル賞受賞者も10人います。命、私ども日本ではライフのことをそう呼びます。命は、つまり生命、ライフは大切です。ひとたび失われますと二度と生き返ることはできない。命をミクロで支えているのは細胞です。それらの細胞に関して、その運命は変えることができる。いや、若返らせることすらできるのであります。私たちはまさしくこの驚異を発見しました。この発見には、私は言葉を失いました。あれは、はるか昔、私はああそうかなと思ったことがあります。科学なんだと。驚異の世界、命の果てない神秘の扉をいつか開いてくれる鍵、それは科学に違いないと。ひらめきが私を襲ったのは、それは一体いつのことだったのか。夏の暑い日のことです。私は、1970年の大阪万博の会場にいました。私を囲んでいたのは、あふれんばかりの科学の達成でした。8歳の子供にとって何と魅力に満ちていたことでしょうか。今与えられた鍵、発見によって得られた鍵を用いまして、大阪、関西の地に深く根差した医学の伝統に支えられつつ、私は、癒しがたきを癒すべく、なお一層の精進をしたい。2025年大阪、関西万博のために、それを偉大な実験室とするためにどんなことでもやれることはやるという誓いです。それは、命の美に光を当てるラボラトリー、いわゆる実験室、世界のあらゆる場所からやってくる未来の科学者たちを魅了してやまない驚きの実験室となるでしょう。48年前の私にとってまさしくそうだったように。
今回のプレゼンテーションでは、世耕弘成経済産業大臣によるスピーチなどを通じて万博の開催経験が豊富な日本だからできる命に焦点を当てた新しい万博であることを案内、映像を織りまぜながら日本で開催する万博の魅力が説明されました。大阪、関西が世界に誇るライフサイエンス、バイオメカリズムの集積が万博のテーマに沿った新たなイノベーションで、さらに発展し続け、悠久の歴史、文化を誇る大阪、関西が、異なる文化との交流を通じて、さらに豊かなものなり、世界における圏域の認知度が向上し、日本のさまざまな分野における次世代の若いクリエーターがみずからの才能を世界に向けて発信できる万博となるでしょう。
以上をもちまして賛成討論といたします。
(16番 安達克典君 降壇)
○
議長(
小川浩樹君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
2定発議第2号 2025年
国際博覧会の誘致に関する決議についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
発議第2号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○
議長(
小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、2定発議第2号は、原案のとおり可決いたしました。
◎
日程第24
委員会の
継続審査について
○
議長(
小川浩樹君) 続いて、
日程第24
委員会の
継続審査についてを議題といたします。
この場合、閉会中の
委員会の
継続審査について
報告いたします。
各常任
委員会、議会運営
委員会及び特別
委員会の
委員長から、目下
委員会において審査または調査中でありますお手元に配付の申し出事件一覧表に記載のとおりの事件について、
会議規則第112条の規定により閉会中も審査または調査を継続いたしたい旨の申し出があります。
それでは、ただいま
報告いたしました
委員会の
継続審査についてお諮りいたします。
各
委員長から申し出のとおり、それぞれの
委員会において閉会中も審査または調査を継続することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君)
異議なしと認めます。
傍聴人は私語を慎んでください。
異議なしと認めます。
よって、各
委員長から申し出のとおり、それぞれの
委員会において閉会中も審査または調査を継続することに決しました。
以上をもって本定例会に付議されました
議案は全て議了いたしました。
他に発言、その他ありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
小川浩樹君) この場合、
教育長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。
教育長、
中村久仁生君。
(
教育長 中村久仁生君 登壇)
◎
教育長退任の挨拶
○
教育長(
中村久仁生君) ただいま
議長から挨拶の機会をいただきましたので、退任に当たり一言お礼の御挨拶を申し上げます。
小川
議長様、市橋副
議長様を初め、議員の
皆様方には、長年にわたり本当にお世話になりました。これまで
皆様方からいただきました御厚情に対しまして衷心より厚くお礼を申し上げます。
私、平成18年7月から今日までの3期12年にわたり
教育長という職責を拝命し、真砂市政の一端にかかわらせていただき、
田辺市
教育の振興、発展に微力ではございますが、私なりに精いっぱい取り組んでまいりました。
全国の先駆けとして、力を傾注してまいりました学社融合の取り組みを初め、児童生徒の学力向上やいじめ防止に向けた取り組み、小・中学校の統廃合や学校施設の建てかえ事業、
世界遺産の追加登録、
田辺スポーツパークの建築と国民体育大会及び障害者スポーツ大会の開催等々、うれしかったことや厳しかったことなどさまざまな出来事がございましたが、今改めて思い返してみますと、それがよい思い出であったこのように思います。
また、本年3月から約3カ月間、体調の関係から休職を余儀なくされました。6月からは職務復帰させていただき、きょうこうして
皆様方の前で退任の御挨拶をさせていただけることも、これもひとえに議員の皆様を初め、
市長様、副
市長様、市職員の皆様、そして市民の
皆様方の御理解と御厚情のたまものである。改めて深く感謝を申し上げる次第です。
議員の
皆様方には、今後におかれましても御健勝に、ますます御活躍されますことを、そして、
田辺市がより一層発展されますことを心から祈念申し上げまして、簡単措辞ではございますが、退任に当たってのお礼の挨拶にかえさせていただきます。ありがとうございました。
(
教育長 中村久仁生君 降壇)
◎
市長閉会の挨拶
○
議長(
小川浩樹君) それでは、
市長から閉会に当たっての挨拶のため、発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、
真砂充敏君。
(
市長 真砂充敏君 登壇)
○
市長(
真砂充敏君) 平成30年第2回
田辺市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
去る6月14日に開会した本定例会も、議員各位の御理解と御協力をいただく中、本日、無事最終日を迎えることができました。本定例会におきましては、条例の制定や一部改正を初め、一般会計並びに特別会計の補正予算案など、さまざまな
議案を提出させていただきましたが、議員各位におかれましては、終始にわたり慎重なる御審議をいただき、それぞれ原案のとおり御賛同を賜りましたことに厚くお礼を申し上げます。
二十四節気の一つである小暑をあすに控え、暦の上ではそろそろ梅雨が明けて本格的な暑さが始まるころとなりますが、先月20日には、梅雨前線の影響により県内各地で激しい雨が降りました。気象庁が設置している龍神、栗栖川、本宮の各観測地点におけるこの日の24時間降水量は6月における観測史上最大を記録し、これは昨年6月の月間降水量に迫るほどの雨がこの1日で降ったことになります。
また、むつみ地区で発生した地すべりにより、現在13世帯27人に避難指示を発令している状況で、避難されている方々や関係の方々には大変な御不便、御心配をおかけしております。市といたしましても、対策工事の実施主体であります県と連携を密にし、一日も早い復旧に向けて最善を尽くしてまいります。
一方、蒸し暑く、最高気温が30度を超える真夏日が続出するこの時期は、体が暑さに十分になれていないことも要因となって、例年、全国的に熱中症による救急搬送者数が急増しています。
田辺市消防本部管内においては、昨年、熱中症及び熱中症の疑いにより救急搬送された方の総数は48人で、そのうち7月の発症者数は25人と実に過半数を超えました。また県内では、昨年、12年ぶりに熱中症による死亡例が2件発生し、そのいずれもが7月であったことからも、特にこの時期は最大限の注意が必要です。
さて、紀伊
田辺駅前や熊野古道など、市内各地ではバックパッカーと呼ばれる大きな荷物を背負った外国人の姿を当たり前のように見かけるようになり、今日ではすっかり
田辺の日常風景となりました。このような中、
田辺市熊野ツーリズムビューローの旅行事業売上額は年々右肩上がりで推移し、昨年度の売上額は前年度比約5,700万円の増加となり、過去最高の約3億6,400万円を記録しました。その金額もさることながら、この売上金は熊野古道に関連した宿泊施設やサービス業者等、主に山間部を中心とした地元地域に還元されるものであり、地方創生の推進において外貨獲得の重要性が叫ばれる昨今、今後、地域が活力ある経済活動を持続していくためにも大変重要な意味を持つものであります。
中心市街地におきましては、鬪鶏神社の参道横に観光案内と休憩所の機能を備えた
田辺市街なかポケットパークが開館してから間もなく3カ月を迎えようとしています。これまで約7,000人の方が来館され、1日平均では約90人の来館者となっております。今後、植芝盛平翁の顕彰施設を兼ねた新武道館の建設により
田辺三偉人の施設が中心市街地に集まることで回遊性が高まり、また、JR紀伊
田辺駅舎の建てかえや景観
まちづくり刷新支援事業等との相乗効果も期待できると考えております。
加えて、来年は鬪鶏神社創建1600年という節目を迎え、ハード整備だけでなく、ストーリー性を持たせたウオークイベントやマップの作成のほか、
田辺祭やヤーヤーまつり、弁慶まつり、花火大会といった各種催事などのソフト事業を関係団体と連携実施することで多面的な魅力創造に注力してまいります。
田辺市の拠点、ひいては紀南の拠点として、将来、町なかを大勢の来訪者が探訪しているまちの姿をイメージしながら、それが現実のものとなるよう、一歩一歩の取り組みを重ねてまいりたいと存じます。
結びに、新市発足間もない平成18年7月から
田辺市
教育長として尽力いただきました
中村久仁生
教育長が今任期をもって退任されます。長年にわたり
教育分野を中心とした市政発展に心血を注がれたその功績に深く敬意を表し、心から感謝を申し上げます。どうかお体には十分御留意いただき、退任後も市井の立場からこれまで同様に御協力くださいますようお願い申し上げます。
一方、満場一致により、新たに
田辺市
教育長として就任されます
佐武正章教育長におかれましては、御苦労をおかけすることもあろうかと思いますがよろしくお願い申し上げます。
折しも第2次
田辺市
総合計画策定からちょうど1年がたつ中、より一層、人と地域が輝き、未来へつながる
まち田辺の実現に向けて邁進してまいりますので、議員各位におかれましても、今後とも変わらぬ御理解とお力添えを賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
(
市長 真砂充敏君 降壇)
◎
議長閉会の挨拶
○
議長(
小川浩樹君) それでは、閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。
去る6月14日に開会いたしました本定例会は、提出されました
議案について、議員各位の終始熱心な御審議により、本日、全ての
議案を議了し、閉会の運びとなりました。
この間、議員各位から質問、意見等、多くの議論が展開され、議員それぞれ御尽力いただきました。
議長として敬意を表し、御協力に感謝申し上げます。
また、
市長を初め、当局の
皆様方には、審議の間、常に真摯な態度で対応をいただきましたことに対し敬意を表しますとともに、本会議並びに
委員会において議員各位から出されました意見、要望等については、今後、十分御配慮の上、執行をお願い申し上げます。
さて、昨日から梅雨前線の影響に伴う大雨により、各地で被害が発生しておりますが、これ以上被害が大きくならないよう、祈るばかりです。本市では、現在、むつみ、長野、上秋津地区で地すべりが発生し、その対策に精力的に取り組まれておりますが、今後も大雨に見舞われる可能性もあることから、災害防止対策を切にお願いするものです。
また、去る6月18日に発生した大阪北部を震源とする地震により、高槻市の小学校でプールのブロック塀が倒壊し、通学中の女子生徒がその塀に挟まれ死亡するという極めて痛ましい事故が発生いたしました。
この地震は、当地域に近い将来、発生が予想されている南海トラフ地震に対して備えなければならない対策の点検の必要性を改めて認識させられたものであります。
お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表するとともに、被害を受けられました皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。
また、来る7月19日、任期満了により退任されます
中村教育長さんには、
教育長として12年間、
教育発展のために多大な御尽力を賜りましたことに対し、厚くお礼を申し上げます。今後は、健康には十分御留意され、市政発展のため御指導と御協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、御多幸を心よりお祈り申し上げたいと思います。
間もなく梅雨も明け、暑さ厳しくなってまいりますが、議員並びに当局各位には、くれぐれも健康に留意されまして、今後御活躍されますことを心より御祈念申し上げます。
最後になりましたが、報道関係各位の御協力にお礼を申し上げまして閉会の御挨拶といたします。ありがとうございました。
閉 会
○
議長(
小川浩樹君) それでは、これをもって、平成30年6月14日招集の平成30年第2回
田辺市議会定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
(午後 2時25分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成30年7月6日
議 長 小 川 浩 樹
議 員 塚 寿 雄
議 員 佐 井 昭 子
議 員 中 本 賢 治...