田辺市議会 2017-12-20
平成29年12月定例会(第4号12月20日)
平成29年12月定例会(第4号12月20日)
田辺市議会12月
定例会会議録
平成29年12月20日(水曜日)
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平成29年12月20日(水)午後1時開会
第 1 5定議案第22号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについ
て
第 2 5定議案第23号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについ
て
第 3 5定報告第 1号
専決処分事項について
第 4 5定報告第 2号
専決処分事項の報告について
第 5 5定議案第 1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正について
第 6 5定議案第 2号 田辺市企業立地の促進等による地域における産業集積の形
成及び活性化のための
固定資産税の特別措置に関する条例
の一部改正について
第 7 5定議案第 3号 田辺市
都市公園条例の一部改正について
第 8 5定議案第 4号 田辺市
公園条例の一部改正について
第 9 5定議案第 5号 田辺市
手数料条例の一部改正について
第10 5定議案第 6号 田辺市
火災予防条例の一部改正について
第11 5定議案第 7号
田辺市立小学校及び
中学校条例の一部改正について
市長、
真砂充敏君。
(市長
真砂充敏君 登壇)
○市長(
真砂充敏君) ただいま上程されました議案第22号及び第23号の
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについての2議案につきまして、一括して御説明申し上げます。
まず、議案第22号につきましては、
人権擁護委員、前田司枝氏の任期が平成30年6月30日をもって満了いたしますので、引き続き、同委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく存じ、御賛同をお願いするものであります。
住所、氏名、生年月日、職業でありますが、田辺市天神崎6番40号、前田司枝、昭和23年1月12日生まれ、69歳、無職でございます。
次に、議案第23号につきましては、
人権擁護委員、
中田智津子氏の任期が平成30年6月30日をもって満了いたしますので、引き続き、同委員の候補者として法務大臣に推薦いたしたく存じ、御賛同をお願いするものであります。
住所、氏名、生年月日、職業でありますが、田辺市秋津町1418番地の1、
中田智津子、昭和22年7月15日生まれ、70歳、無職でございます。
以上、御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(市長
真砂充敏君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより、一括して質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
この場合、お諮りいたします。
ただいま議題となっております2件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ります。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、ただいま議題となっています2件については、委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。
◎日程第1 5定議案第22号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(
小川浩樹君) それでは、お諮りいたします。
5定議案第22号は、これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第22号は、これを異議なしとすることに決しました。
◎日程第2 5定議案第23号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(
小川浩樹君) 続いて、お諮りいたします。
5定議案第23号は、これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第23号は、これを異議なしとすることに決しました。
◎日程第3 5定報告第1号
専決処分事項について上程
○議長(
小川浩樹君) 続いて、日程第3 5定報告第1号
専決処分事項についてを上程いたします。
本件については、過日既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。
議案書の1ページから14ページまでです。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 討論なしと認めます。
それでは、お諮りいたします。
5定報告第1号は、原案のとおり承認することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定報告第1号は原案のとおり承認することに決しました。
◎日程第4 5定報告第2号
専決処分事項の報告について上程
○議長(
小川浩樹君) 続いて、日程第4 5定報告第2号
専決処分事項の報告についてを上程いたします。
本件については、過日既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。
議案書15ページから17ページまでです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
5定報告第2号は、以上で終わります。
◎日程第 5 5定議案第 1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正についてから
日程第25 5定議案第21号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)まで一括上程
○議長(
小川浩樹君) 続いて、日程第5 5定議案第1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正についてから、日程第25 5定議案第21号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)まで、以上21件を一括上程いたします。
ただいま上程いたしました21件については、過日の本会議において、それぞれ所管の
常任委員会に付託していたものであります。
この場合、ただいま議題となっています21件について、各
常任委員会委員長の報告を求めます。
まず初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
12番、尾花 功君。
(12番 尾花 功君 登壇)
○12番(尾花 功君) それでは、
総務企画委員会の
委員長報告を行います。
本委員会は、去る12月11日の本会議において付託を受けた議案10件について、13日及び20日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、5定議案第2号 田辺市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化のための
固定資産税の特別措置に関する条例の一部改正について、同議案第5号 田辺市
手数料条例の一部改正について、同議案第6号 田辺市
火災予防条例の一部改正について、同議案第11号 損害賠償の額の決定及び和解について、同議案第17号 平成29年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第2号)の
所管部分、同議案第18号 権利の放棄について、同議案第19号 平成29年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)、同議案第21号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)の以上8件については、全会一致により、同議案第1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正について及び同議案第15号 平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)の
所管部分の2件については、賛成多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
議案第6号 田辺市
火災予防条例の一部改正についてにかかわって、改正内容の詳細説明を求めたのに対し、「本条例改正は、飲食店やホテル、病院、
社会福祉施設など不特定多数の方が利用する建物のうち、消防法令で義務付けられている
屋内消火栓設備、
スプリンクラー設備、
自動火災報知設備が設置されていない等、重大な違反があると認められる建物について、利用者がその危険性に関する情報をみずから入手し、利用する際の判断ができるよう、その違反建物の名称、所在地、違反内容を公表できるように改正するものである。また公表は
市ホームページにおいて行う」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成29年12月20日、
総務企画委員会委員長、尾花 功。
(12番 尾花 功君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、
産業建設委員会委員長の報告を求めます。
13番、
二葉昌彦君。
(13番
二葉昌彦君 登壇)
○13番(
二葉昌彦君)
産業建設委員会から
委員長報告をいたします。
本委員会は、去る12月11日の本会議において付託を受けた議案7件について、12日及び20日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、5定議案第3号 田辺市
都市公園条例の一部改正について、同議案第4号 田辺市
公園条例の一部改正について、同議案第12号 田辺市
紀州備長炭記念公園の
指定管理者の指定について、同議案第13号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「
季楽里龍神」の
指定管理者の指定について、同議案第14号 田辺市
龍神温泉センターの
指定管理者の指定について、同議案第15号 平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)の
所管部分及び同議案第20号 田辺市
簡易水道事業の田辺市
水道事業への統合に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、いずれも全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
議案第15号 平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)の
所管部分のうち、観光費にかかわって、
熊野本宮大社創建二千五十年
奉祝記念事業の詳細説明を求めたのに対し、「
熊野本宮大社御創建二千五十年
奉祝式年大祭推進協議会に対する補助金で、主な使途は誘客のためのポスターやパンフレット、
スタンプラリーの台紙など
PRグッズの作成費用である。
熊野本宮大社創建二千五十年という観光素材を大々的にPRし、
熊野本宮大社を中心として本市全体の誘客につながるよう取り組んでまいりたい」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成29年12月20日、
産業建設委員会委員長、
二葉昌彦。
(13番
二葉昌彦君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、
文教厚生委員会委員長の報告を求めます。
11番、橘 智史君。
(11番 橘 智史君 登壇)
○11番(橘 智史君)
文教厚生委員会より
委員長報告をいたします。
本委員会は、去る12月11日の本会議において付託を受けた議案7件について、12日及び20日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、5定議案第7号
田辺市立小学校及び
中学校条例の一部改正について、同議案第8号 田辺市
集会所条例の一部改正について、同議案第9号 田辺市
体育施設条例の一部改正について、同議案第10号
工事請負契約の締結について、同議案第16号 平成29年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)及び同議案第17号 平成29年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第2号)の以上6件については、全会一致により、同議案第15号 平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)の
所管部分については、賛成多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
議案第15号 平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)の
所管部分のうち、
生活保護費にかかわって、
生活保護費の不適正な
事務処理事件を受け、職員による現金の取り扱いを減らすためにどのような対策を講じたのかただしたのに対し、「受給者から市への返納金が発生した場合などであっても、受給者に直接
金融機関等で返納手続をしていただくなど、
ケースワーカーが現金を取り扱うことがないよう対応している」との答弁がありました。これに対し委員から、現金の取り扱いを厳格化することとなったが、一方で体の不自由な受給者であっても
ケースワーカーは
返納手続等の手助けができないなど、十分な対応ができない事案が発生する。また、
ケースワーカーを初めとする職員が偏見を持たれる可能性もある。こうしたことは市として本当に残念なことであり、今後、その時々で必要な見直しを行いながら、市民の信頼を取り戻せるよう取り組まれたいとの意見がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成29年12月20日、
文教厚生委員会委員長、橘 智史。
(11番 橘 智史君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 以上で、各
常任委員会委員長の報告が終了しました。
これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。
6番、久保浩二君。
(6番 久保浩二君 登壇)
○6番(久保浩二君) 5定議案第1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正について、5定議案第15号 平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)に反対の立場で討論を行います。
今回の議案2件はいずれも
生活保護費詐欺事件にかかわった議案で、平成26年5月、
保健福祉部福祉課厚生係において
生活保護費に係る不適切な処理事案が判明し、調査の結果、合計190万円余りの
不適切処理が確認され、平成27年1月30日に
生活保護事務を担っていた女性主査に対し、停職1カ月、
管理監督者の
保健福祉部長、福祉課長、厚生係長に対し、それぞれ減給1カ月の懲戒処分が行われたものです。しかし、そのときの調査がずさんなものであったことが3年6カ月も全容解明に時間を要した結果となりました。
私
たち共産党市議団は、事件発覚当初から市長に対し、また議長に対し、厳格で迅速な調査を要求してきました。しかし、当初の調査は
保護受給者から不正に徴収した保護費を金庫に入れていて、納付返金することを失念したとか、不正を働いた職員の仕事態度が誠実であったとかの理由で十分な調査がなされませんでした。このときの調査が十分に行われず、徹底的に原因究明がなされなかったことが3度にわたって市民の信頼を失うことになりました。
女性主査の停職処分に伴い、担当していた
生活保護受給者の事務処理が8名の
ケースワーカーに引き継がれたことで、次々と不適切な処理が判明しました。市は停職1カ月の処分に係る調査が不十分であったことを認めましたが、なぜ不十分な調査だったのか、明らかにしていません。
私
たち共産党市議団は、県の
生活保護担当職員と面談し、県から田辺市に対してどのような指導がなされていたのかについて確認しました。私たちが入手した資料の中の最も古い平成18年度監査の時点で既に
ケースワーカーにより金品の授受が行われている事例が認められました。
ついては、
不祥事防止の観点から
ケースワーカーが現金を取り扱うことのない体制整備を図られたいとの指導を受け、市も
ケースワーカーは金品の授受を行わないことを再度周知するとともに、真にやむを得ない場合は職員が複数で処理に当たるよう厳重に義務付け、
日常ケース記録等から授受が疑われるような内容がないかどうか、チェックを厳しくすると査察指導の充実により適切な経理事務が行われるよう努めると回答しております。
2年後の平成21年3月9日には、
厚生労働省、
社会援護局、
保護課長通知が出されています。これは全国的に
ケースワーカーによる詐取が多数発覚したことを受けての通知だったようです。その翌年の平成22年度の監査では、改善が不十分との指摘を受けましたが、以降の不正とつながっていきます。
県からの指導を今回の
詐欺事件発覚まで履行改善しなかったことが今回の事件につながったことは間違いありません。今回の詐欺事件は2人の犯行となっていますが、不正をやろうとすれば、他の職員誰もができてしまった管理体制、
チェック体制がずさんだったと言わなければなりません。死亡した元係長は7年にわたり総額1,250万円ほど不正をし、女性主査は新任初年度から400万円余りを詐取し、在任中4年で1,500万円近く詐取したこと、これは明らかに
管理監督者、管理体制の責任です。平成18年度の県からの指導をきちんと受けとめ、不正ができない体制の整備をする。平成22年度の監査で改善が不十分と指摘を受けていますが、なぜ改善できなかったかについても言及されていません。今回、調査報告書が出されましたが、非常に中身の薄いものといわなければなりません。
1号議案、
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正について。昨年12月議会で同じ内容の減額条例が出されています。女性主査の懲戒解雇処分を受けての減額条例ですが、このときは
生活保護費詐取事件に絡み、詐欺容疑で逮捕されたものですが、詐欺容疑は10万円を20万円に書きかえ10万円を詐取したもので、そのとき市長は月額の20%、3カ月で49万8,000円の減額です。今回も前回と同じ市長は月額の20%の3カ月の減額です。今回判明した詐取金額は2名合わせて2,750万円を超える金額です。市長と副市長の減額は前回と同じ金額で妥当といえるでしょうか。なぜこうしたことが長年にわたって放置されてきたのかということが解明されないまま、こういう一連の議案として減額と返金で終わってよいのでしょうか。余りにも責任が少ないのではないでしょうか。減額の金額について、妥当なものか大いに疑問です。1号議案について認めるわけにはいきません。
15号議案 平成29年度
一般会計補正予算第7号は、
生活保護費の国庫支出返還金1,544万8,000円、
生活保護費返還金876万円、合計2,420万8,000円は、先ほどから述べたように県からの指導を改善することなく、長年にわたり放置してきた責任は重大な市の過失であります。当たり前の生活保護行政を実施していれば、返す必要のないお金です。
生活保護費等を返還する、そのものには制度上従わなければなりませんが、市の危機管理体制が構築できていなかったこと。市議会のチェック機能が働かなかったことの反省も含め反対とします。
以上、反対討論とします。
(6番 久保浩二君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) ほかに討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっています21件について、順次採決に入ります。
◎日程第5 5定議案第1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) それでは、5定議案第1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正についてお諮りいたします。
本件については異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第1号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、5定議案第1号は原案のとおり可決いたしました。
◎日程第6 5定議案第2号 田辺市企業立地の促進等による地域における産業集積の形
成及び活性化のための
固定資産税の特別措置に関する条例
の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第2号 田辺市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化のための
固定資産税の特別措置に関する条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第2号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第2号は可決いたしました。
◎日程第7 5定議案第3号 田辺市
都市公園条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第3号 田辺市
都市公園条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第3号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第3号は可決いたしました。
◎日程第8 5定議案第4号 田辺市
公園条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第4号 田辺市
公園条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第4号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第4号は可決いたしました。
◎日程第9 5定議案第5号 田辺市
手数料条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第5号 田辺市
手数料条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第5号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第5号は可決いたしました。
◎日程第10 5定議案第6号 田辺市
火災予防条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第6号 田辺市
火災予防条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第6号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第6号は可決いたしました。
◎日程第11 5定議案第7号
田辺市立小学校及び
中学校条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第7号
田辺市立小学校及び
中学校条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第7号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第7号は可決いたしました。
◎日程第12 5定議案第8号 田辺市
集会所条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第8号 田辺市
集会所条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第8号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第8号は可決いたしました。
◎日程第13 5定議案第9号 田辺市
体育施設条例の一部改正について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第9号 田辺市
体育施設条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第9号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第9号は可決いたしました。
◎日程第14 5定議案第10号
工事請負契約の締結について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第10号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第10号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第10号は可決いたしました。
◎日程第15 5定議案第11号 損害賠償の額の決定及び和解について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第11号 損害賠償の額の決定及び和解についてお諮りいたします。
議案第11号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第11号は可決いたしました。
◎日程第16 5定議案第12号 田辺市
紀州備長炭記念公園の
指定管理者の指定について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第12号 田辺市
紀州備長炭記念公園の
指定管理者の指定についてお諮りいたします。
議案第12号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第12号は可決いたしました。
◎日程第17 5定議案第13号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「
季楽里龍神」の
指定管理者の指定について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第13号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「
季楽里龍神」の
指定管理者の指定についてお諮りいたします。
議案第13号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第13号は可決いたしました。
◎日程第18 5定議案第14号 田辺市
龍神温泉センターの
指定管理者の指定について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第14号 田辺市
龍神温泉センターの
指定管理者の指定についてお諮りいたします。
議案第14号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第14号は可決いたしました。
◎日程第19 5定議案第15号 平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第15号 平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)についてお諮りいたします。
本件については異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第15号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、5定議案第15号は原案のとおり可決いたしました。
◎日程第20 5定議案第16号 平成29年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第16号 平成29年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)についてお諮りいたします。
議案第16号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第16号は可決いたしました。
◎日程第21 5定議案第17号 平成29年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第2号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第17号 平成29年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第2号)についてお諮りいたします。
議案第17号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第17号は可決いたしました。
◎日程第22 5定議案第18号 権利の放棄について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第18号 権利の放棄についてお諮りいたします。
議案第18号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第18号は可決いたしました。
◎日程第23 5定議案第19号 平成29年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別
会計補正予算(第2号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第19号 平成29年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)についてお諮りいたします。
議案第19号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第19号は可決いたしました。
◎日程第24 5定議案第20号 田辺市
簡易水道事業の田辺市
水道事業への統合に伴う
関係条例の整備に関する条例の制定について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第20号 田辺市
簡易水道事業の田辺市
水道事業への統合に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてお諮りいたします。
議案第20号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第20号は可決いたしました。
◎日程第25 5定議案第21号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、5定議案第21号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)についてお諮りいたします。
議案第21号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定議案第21号は可決いたしました。
(「動議」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 5番、川﨑五一君。
(5番 川﨑五一君 登壇)
○5番(川﨑五一君) 議長より発言の許可をいただきましたので、動議の提案を行います。
今議会でも関連議案が提出された職員による公金詐取事件の発生に鑑み、公金
詐取再発防止に関する調査特別委員会の設置に関する決議を直ちに日程に追加し、議題としていただくよう提案します。
お取り計らいをよろしくお願いします。
(5番 川﨑五一君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) ただいま5番、川﨑五一君から公金の
詐取再発防止のための調査に関する決議について動議が提出されました。
この場合、動議成立には会議規則第16条の規定により、ほかに1人以上の賛成者を必要といたします。
よって、本動議に賛成の諸君の起立を求めます。
(起立2名)
○議長(
小川浩樹君) 起立はほかに2名であります。
よって、本動議は成立いたしました。
休 憩
○議長(
小川浩樹君) この場合、暫時休憩いたします。
(午後 1時33分)
――
―――――――――――――――――
再 開
○議長(
小川浩樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後 2時00分)
○議長(
小川浩樹君) お手元に配付のとおり、ただいま5定発議第2号 公金の
詐取再発防止のための調査に関する決議が提出されました。
この場合、お諮りいたします。
5定発議第2号を日程に追加し、直ちに議題とすることに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定発議第2号を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。
◎日程追加 5定発議第2号 公金の
詐取再発防止のための調査に関する決議の上程
○議長(
小川浩樹君) それでは、5定発議第2号 公金の
詐取再発防止のための調査に関する決議を上程いたします。
提出者の説明を求めます。
5番、川﨑五一君。
(5番 川﨑五一君 登壇)
○5番(川﨑五一君) 5定発議第2号 公金の
詐取再発防止のための調査に関する決議。
田辺市議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。平成29年12月20日。提出者は、私、川﨑五一、賛成者は久保浩二、前田佳世、いずれも日本共産党会派の議員です。
内容については裏面です。公金の
詐取再発防止のための調査に関する決議。地方自治法第100条第1項の規定により、次のとおり現金出納及び会計に関する事務について調査を行うものとする。
1、調査事項。市が扱う一切の現金出納及び会計に関する事項。2、特別委員会の設置。本調査は、地方自治法第109条及び
田辺市議会委員会条例第6条の規定により、委員8人で構成する公金
詐取再発防止に関する調査特別委員会を設置し、これに付託して行う。3、調査権限。本市議会は1に掲げる事項の調査を行うため、地方自治法第100条第1項及び同法第98条第1項の権限を上記特別委員会に委任する。4、調査権限。上記特別委員会は、1に掲げる調査が終了するまで、閉会中もなお調査を行うことができる。5、調査経費、上記特別委員会の本調査に要する経費は50万円以内とする。
以上、決議する。
提案理由の説明を続いて行わせていただきます。
憲法25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」という理念を具体化した制度が生活保護制度であり、続いて、「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と国の責務について定めています。
そして、この責務は、国にのみ課されたものではなく、都道府県や市町村など地方公共団体にも等しく課された責務です。また、地方自治法において地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることと規定されており、地方公務員法第30条で、「すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務」することが定められ、同法第33条では、「職員はその職の信用を傷つけ、または職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない」と定められています。
あろうことか、こうした全ての法令の理念に反する
生活保護費の詐取という行為が田辺市で発生しました。しかも、それは単発的なものではなく、現時点の調査において判明しているだけでも7年間にわたって行われてきたのです。
現代社会において、
生活保護受給者や日雇い派遣労働者などの低所得者をターゲットにして金品をだまし取る行為は、貧困ビジネスと呼ばれる行為であり、決して許されない、恥ずべき、そして憎むべき行為です。そうした行為が本来は社会的弱者の権利を守るべき行政の職員によって行われたというのが今回の田辺市の事件です。
最初に、当局が不適切な会計処理に気づいたのは、今から3年以上も前でした。不正は既にその6年も前から行われていましたが、当局はその不正に気づくこともなく、
ケースワーカーが
生活保護受給者から引き去った金品を本来の支払い先に支払わなかった職務懈怠というのが当時の当局の発表でした。受給者からは毎月欠かさず引き去りをしておきながら、そのお金については職場内の金庫に入れたままで納付を怠った。失念したというのが当時の当局の調査報告でしたが、このようなことは実際にはあり得ないことです。また、金庫内に保管していたという現金についても本人の主張のみで当局はその事実を確認していません。このようなずさんな調査と呼べない調査によって主査を1カ月の停職処分にしてしまったことが、その後の対応を大きくおくらせ誤らせた主因です。
日本共産党市議団は元主査に対する懲戒処分が発表された1週間後の平成27年2月6日に当局に対してこの件に対する対応について数点の申し入れを行いました。
まず1点目は、この事案を当局が認識したのが平成26年5月であるにもかかわらず、職員の処分や議会への報告が行われたのが8カ月後であることから、不祥事公表のおくれは隠蔽
工作の時間稼ぎとみなされても仕方ないことを指摘しました。
2点目は、調査に8カ月もの時間をかけたにもかかわらず、その調査内容が極めて不十分であることです。今回の調査報告書においても、当時の保護費からの引き去り金を金庫内に保管していたという表記のままですが、必要な引き去り金の4倍もの金額を引き去られた受給者がある一方で、納付のみを失念するというようなことは現実的には考えられません。
しかし当時、市は本人が完全に失念していたと供述している意図的を裏づける事実は得られなかったとして1カ月の停職処分としたのです。この処分に対し、日本共産党市議団は今回の事件は不適正な会計処理ではなく、不正な詐取による裏金づくりである疑いが濃厚であると指摘し、再度厳正なる調査を行うよう強く求めました。
しかし、庁内に再調査チームが発足したのは、申し入れから3カ月が経過してからでした。今回の事件は、確かに職員の倫理観の欠如、規範意識の低さが招いたものであることは疑いようのない事実です。しかし、田辺市に組織としての問題がなかったのでしょうか。個人の倫理観や規範意識に依拠してしか公正な業務を遂行できないのだとすれば、それは組織としては失格です。誰が業務に当たっても不正を働こうという気すら起こさせないシステムを構築すること、それこそが職員を守り、ひいては行政への信頼を守るものとなるのです。
今回のような
生活保護費にかかわる詐取事件は各地で発生しており、ある意味、そうそう珍しいものではありません。だからこそ国もその根絶に向けてさまざまな対応を重ねてきています。元係長が最初の不正を行ったとされる平成20年の前年に、田辺市は和歌山県から指摘を受け、
ケースワーカーは金品の授受を行わないことを再度周知するとともに、真にやむを得ない場合は、職員が複数で処理に当たるよう厳重に義務づけ、日常ケース記録から授受がうかがわれるような内容がないかどうかチェックを厳しくする等、査察指導の充実により適切な経理事務が行われるように努めるという回答文書を出しています。
また、平成21年には
厚生労働省社会援護局保護課長から、
生活保護費の詐取等の不正防止等についてという文書も出され、不正の根絶が強く求められてきました。にもかかわらず、田辺市は
ケースワーカーの金品の授受を放置し、不正の温床を維持し続けてきたと言わざるを得ません。
犯罪を働いた人間が悪いことは言うまでもありませんが、これだけ国や県から強い指摘を受けながら、その不正が発生しやすい状況を改善せずに放置してきた行政組織そのものに大きな瑕疵があることは否定することのできない事実ではないでしょうか。
今回、当局は調査が完了したとして、その報告書並びに再発防止策を提出してきました。しかし、その文書をもって同様の事件の発生が本当に防げると断言できるでしょうか。議会はその報告書のどこに信頼を寄せて、市民の回復に取り組めるというのでしょうか。
今回の一連の事実から明確になったことは、田辺市は長年にわたって現金の管理能力が非常に低い、もしくはないという状態であったこと。国や県からの指摘事項を忠実に実行するという風土がなかったということ。行政を監視すべき議会や監査も機能してこなかったということ。不正が発覚したときも不適切という言葉に言いかえ、その事実を直視しようとしない体質があることではなかったでしょうか。
今、市民は非常に厳しい目で行政を、そして議会を見つめています。失われた信頼の回復に努めようとするのかどうか、再度信用していい組織なのかどうかを見守っています。今こそ議会は監視機能としての役割を果たすべきときです。
今回市が提出した再発防止策は、福祉課厚生係を中心とした金銭管理システムの見直しです。しかし、現金を扱う部署はそこだけではありません。それ以外の多くの部署でも現金が使われているのです。それらに対して、客観的な目で不正を働ける余地がないのかをしっかりと検証する必要がありますし、それができるのは議会しかありません。所管を超えて全ての部署で不正を働くことができないシステムを構築することが何よりも職員を大切にすることであり、信頼回復の第一歩になる行動です。
今回の事件で2人の職員と市民からの信頼を失ったという痛苦の経験から学び取るべき教訓は、職員に魔が差す瞬間をつくらないということです。そのための改善を当局任せにすることなく、議会も全力を挙げて取り組むべきであること、そのために特別委員会を設置して、現行システムの検証と強固な再発防止策の提案に努めるよう求めて、特別委員会設置を求める決議案の提案説明を終わります。
なお、この案件は、先月11月22日の会派代表者会議にて皆さんに提案し、議会からの提案を求めてまいりましたが、話が整わなかったため、日本共産党会派として提案を行うこととなりましたが、十分に考えていただく時間もありましたので、皆さんの熟慮の上での賛同を賜りますようお願い申し上げます。
(5番 川﨑五一君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することにいたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定発議第2号については、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。
16番、安達克典君。
(16番 安達克典君 登壇)
○16番(安達克典君) ただいま5番議員から提案された公金の
詐取再発防止に関する調査特別委員会の設置について反対の立場から意見を述べさせていただきます。
生活保護不正事案に関しましては、市議会といたしまして市当局における
生活保護費不正事案の全容解明を見守り、その調査内容や結果、また再発防止策について適切であるかを議会として判断しなければならないところでありました。今般の
生活保護費の不適正な事務処理に係る調査結果の報告がなされたわけでありますが、内容を見ますと、平成19年度から平成26年度までの関係書類及びデータ約16万件の膨大な資料と、それだけでは判断のできない部分の関係者、関係機関等への聞き取り調査を通じて、徹底的な調査を行われたということであります。そして、その不正種類ごとに要因とその再発防止策についても明確に分析され、平成27年12月から事務処理の統一を初め、窓口給付の削減や現金管理の厳格化、また体制の強化など11項目にわたり再発防止策を順次取り組んで実施されていることから、今後、二度と起こらない体制を構築し、その取り組みを進めていただきたいと強く要望するものであります。
さらに、外部委員参画の再発防止検討委員会による再発防止策の検討も再開し、検討結果を報告されるということでありますので、議会としてはその結果を慎重に見きわめ、市民の代表である私たち議員が適切に判断しなければなりませんが、このことは特別委員会を設置するまでもなく、それぞれの
常任委員会において、特に生活保護法制を所管する
文教厚生委員会でその議論がなされるべきであると私は考えます。
以上の点から判断し、
生活保護費不正事案に関する調査特別委員会の設置に反対であることを申し上げ、討論といたします。
(16番 安達克典君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 4番、前田佳世君。
(4番 前田佳世君 登壇)
○4番(前田佳世君) 4番、日本共産党、前田佳世です。公金の
詐取再発防止のための特別委員会設置動議について賛成の討論をいたします。
特別委員会設置が求められることの発端は言うまでもなく
生活保護費詐欺事件です。事件に対する市民からの信頼失墜の要因がどこにあるのか。私は四つのことが言えると思います。一つ目は、着服されたお金は市民が日夜働いて支払った税金であること。二つ目は約2,756万円という公金が着服された額の大きさ、三つ目は新任の職員でさえ、400万円以上もの公金に手をつけさせてしまう管理システムの甘さ、四つ目は、そういうシステムに対し、不正発覚前から国や県から指導があったにもかかわらず、長年にわたり確実な自浄作用が働かなかった組織の体質です。
そして、これらこそが問題の本質ではないでしょうか。既に、保健福祉部を中心に、再発防止策がとられていますが、全ての所管において二度とこのような悲しむべきことが起きないよう、議会がしっかり検証し、再発防止を提案するため特別委員会設置に賛成するものであります。
痛めた傷を掘り起こすことなど本当につらいことですが、この問題の本質である、なぜ起こってしまったのかという問題点の洗い出しを行うことが信頼回復の出発点であると思います。もし皆さんが、信頼される人から裏切られたとき、自分ならどう説明されればもう一度信頼できるかと考えてみてください。謝罪と心改めるという約束だけで十分ですか。相手自身が過ちを犯してしまった、その弱さを打ち明かしてこそ、そして反省してこそ、じゃあもう一度信じてみようかとなるのではないでしょうか。
11月に私どもが受けた調査報告書には不正が行われた原因について言及がありませんでしたが、当局が自身の弱さを打ち明けられないのであれば、議会がその手伝いをすればよいのではないかと思います。私たち議員は皆、市民の願い実現のために声を届け、市政をチェックするという任務を多くの支持者から託され、ここに送り出されてきています。その任務遂行こそが選んでくれた支持者一人一人の期待に応えることであり、果たすべき責任ではないでしょうか。
当局は、改善策をとっているからもう大丈夫と考えますでしょうか。そういう説明で市民は納得するでしょうか。事件発覚直後に徹底調査がなされなかったのは、職員の勤務状態がよかったからという中途半端な信頼と組織の弱さがあったからです。そのことがここまで大きな問題になったと考えたとき、
田辺市議会として同じ道を歩んでしまうことに甘んじてはいけないと思います。今後、さまざまなまちづくりにおいて、市民との協働が必要なときに、不信を残したまま市民が協働してくれるでしょうか。今こそ市政と市民の橋渡し役として、市議会の存在意義を皆さん御一緒に果たそうではありませんか。
このことを議員皆さんに心から訴えて、公金の
詐取再発防止のための特別委員会設置の賛成討論といたします。
(4番 前田佳世君 降壇)
○議長(
小川浩樹君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) これをもって討論を終結いたします。
それでは、5定発議第2号 公金の
詐取再発防止のための調査に関する決議についてお諮りいたします。
本件は、起立により採決いたします。
発議第2号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立少数)
○議長(
小川浩樹君) 起立少数であります。
よって、5定発議第2号は否決されました。
◎日程第26 議員派遣の件について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、日程第26 議員派遣の件についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、地方自治法第100条第13項及び会議規則第168条の規定により、お手元に配付の議員派遣の件のとおり議員を派遣いたしたいと思います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、この際、お諮りいたします。
ただいま議決されました派遣期間等議決事項について、諸般の事情により変更がある場合は、議長に一任願いたいと思います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
◎日程第27 委員会の継続審査について
○議長(
小川浩樹君) 続いて、日程第27 委員会の継続審査についてを議題といたします。
この場合、閉会中の委員会の継続審査について報告いたします。
各
常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の各委員長から、目下、委員会において審査または調査中であります、お手元に配付の申出事件一覧表に記載のとおりの事件について、会議規則第112条の規定により、閉会中も審査または調査を継続いたしたい旨の申し出があります。
それでは、ただいま報告いたしました委員会の継続審査についてお諮りいたします。
各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において、閉会中も審査または調査を継続することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において、閉会中も審査または調査を継続することに決しました。
以上をもって、本定例会に付議されました議案は、全て議了いたしました。
他に、発言、その他ありませんか。
(「なし」の声あり)
◎市長閉会の挨拶
○議長(
小川浩樹君) それでは、市長から閉会に当たっての挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、
真砂充敏君。
(市長
真砂充敏君 登壇)
○市長(
真砂充敏君) 平成29年第5回
田辺市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
去る11月29日に開会いたしました本定例会も、議員各位の御理解と御協力のもと、本日無事、最終日を迎えることができました。本定例会におきましては、一般会計並びに各種特別会計の補正予算案を初め、条例の制定及び一部改正案など、さまざまな議案を提出させていただきましたが、議員各位におかれましては、終始にわたり熱心な御審議をいただき、提出いたしました諸議案につきましても原案のとおり御賛同を賜りましたことに、この場をおかりいたしまして厚くお礼申し上げます。
早いものでことしも残すところ10日余りとなり、年の瀬の慌ただしい時期となってまいりましたが、このところ一年が過ぎ去っていくスピードがだんだんと早くなってきているように感じられます。
特に、ことしは、私も議員の皆様方と同じく改選期の選挙を経て、そして市民の皆様よりの負託を頂戴し、4期目の市政運営をスタートさせていただいたこともあり、本当にさまざまなことがあっという間に駆け抜けていった一年であったように思います。
さて、今月上旬から冬型の気圧配置の影響で全国的に冷え込みが強まり、市内各所でも最低気温が0度を下回るなど、季節はまさに一足早く冬本番を迎えつつあります。さらに、太平洋の赤道域では海水温の低い状態が続き、6年ぶりにラニーニャ現象が発生している可能性があり、ことしの冬は例年に比べ寒さが厳しく、全国的に低温になる恐れがあるとのことです。
寒さが厳しくなってくると流行が心配されるのがインフルエンザですが、このほど、梅干しの製造過程から出る梅酢に含まれるポリフェノールと言われる物質に風邪やインフルエンザの症状を軽減する効果があることが、臨床試験からも明らかになりました。梅は古くから、さまざまな効用があり人の体によいと言われてきましたが、科学的また医学的な健康機能性の解明については研究途上でありました。今回の臨床試験のデータ解析が詳しく行われることにより、将来的には、これらの作用を利用した各種食品素材の開発につながるものと期待しています。
一方で、本年産の県内の梅の収穫量は5万3,500トンにとどまり、平成16年以降で最少となりました。開花時期の天候不順や生育期における降水量が少なかったため、果実の肥大が抑制されたことなどが要因として挙げられます。ただ、主要市場での卸売価格は、出荷終盤の7月下旬で比較してみると、最多の収穫量を記録した平成25年産は、1キログラム当たり205円まで落ち込んだのに対し、本年産の卸売価格は直近10年間では、平成24年産と並び最も高い508円で取り引きされました。今後も、生産者の日ごろの御労苦が報われるよう少しでも需要が拡大し、安定した価格で取り引きされることを望みたいと思います。
さて、昭和22年に地方自治法が施行され70周年を迎えた本年、みずからの創意工夫により、すぐれた施策を実施し、地方自治の充実発展に寄与した市町村として、本市は地方自治法施行70周年記念総務大臣表彰を受賞いたしました。世界文化遺産や世界農業遺産を初めとする地域資源を活用し観光客誘致に取り組んだことや、県内市町村で最も多い移住者の受け入れを行ってきたことが評価されたものであります。
先月20日、天皇皇后両陛下御臨席のもと表彰式が挙行され、全国では124の市町村が、県内では本市を含む4市町が受賞し、私も表彰式に出席する機会に恵まれました。
これまで私たちが取り組んできた本市の特性を生かしたまちづくりを評価していただいた今回の受賞を励みに、今後も引き続き、魅力あふれる地域の創造に全力で邁進していく所存ですので、議員各位におかれましても、今後とも変わらぬお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、年末に際し議員並びに市民の皆様方を初め、日ごろから市民の皆様への情報提供に御尽力をいただいております報道関係各位、そしてことし1年、各方面からお力添えを賜りました多くの皆様方の御厚情に深く感謝を申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
(市長
真砂充敏君 降壇)
◎議長閉会の挨拶
○議長(
小川浩樹君) 12月議会閉会に当たりまして、私からも一言、御挨拶を申し上げます。
去る11月29日、本定例会の開会以来、議員各位におかれましては、終始熱心に御審議を賜り、本日全ての議案を議了し、閉会の運びとなりました。議員各位の御協力に対しまして、厚くお礼を申し上げます。
さて、ことしは、4期目の真砂市政がスタートするとともに、我々市議会議員も改選され、多くの新人議員も加わり新たな
田辺市議会が発足いたしました。また、3月31日には国土交通省の景観まちづくり刷新事業のモデル地区として鬪鶏神社からJR紀伊田辺駅周辺が指定され、新武道館整備事業も構想がまとまってまいりました。さらに8月3日には新庁舎整備事業に関する基本協定書が株式会社オークワとの間で取り交わされ、新庁舎の姿もいよいよ具体化されてまいります。
私たち市議会といたしましても、本議会1日目に可決されましたように特別委員会を整備し、新庁舎整備だけでなく、こういったまちづくりを総合的な観点から調査検討してまいることといたしました。
またほかにも、新斎場や最終処分場建設もいよいよスタートしてまいります。これらの中には、まだまだ端緒についたばかりの事業もあり、いろいろな困難も今後あろうかとは思われますが、これから数十年にわたって田辺市の顔となり、中核となる事業ばかりですので、市民の皆様や当局と協力し、切磋琢磨しながら未来の田辺市を描く取り組みを進めてまいりたいと考えております。
本年も、あと10日余りを残すのみとなり、何かと慌ただしく感じる日々でありますが、皆様方にはくれぐれも御自愛いただき、御多幸で明るい新年を迎えられますよう、御祈念申し上げますとともに報道関係の皆様にお礼を申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。
閉 会
○議長(
小川浩樹君) それでは、これをもって平成29年11月29日招集の平成29年第5回
田辺市議会定例会を閉会いたします。
(午後 2時34分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成29年12月20日
議 長 小 川 浩 樹
議
員 北 田 健 治
議
員 橘 智 史
議
員 尾 花 功...