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平成28年12月定例会(第1号11月29日)

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  1. 田辺市議会 2016-11-29
    平成28年12月定例会(第1号11月29日)


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    平成28年12月定例会(第1号11月29日)             田辺市議会12月定例会会議録             平成28年11月29日(火曜日)           ―――――――――――――――――――    平成28年11月29日(火)午後1時開会  第 1 会議録署名議員の指名  第 2 会期の決定  第 3 3定議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算について  第 4 3定議案第16号 平成27年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決               算について  第 5 3定議案第17号 平成27年度田辺市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算               について  第 6 3定議案第18号 平成27年度田辺市介護保険特別会計歳入歳出決算につい               て  第 7 3定議案第19号 平成27年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決               算について  第 8 3定議案第20号 平成27年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計               歳入歳出決算について  第 9 3定議案第21号 平成27年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算に               ついて
     第10 3定議案第22号 平成27年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決               算について  第11 3定議案第23号 平成27年度田辺市林業集落排水事業特別会計歳入歳出決               算について  第12 3定議案第24号 平成27年度田辺市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決               算について  第13 3定議案第25号 平成27年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別会計               歳入歳出決算について  第14 3定議案第26号 平成27年度田辺市戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決               算について  第15 3定議案第27号 平成27年度田辺市診療所事業特別会計歳入歳出決算につ               いて  第16 3定議案第28号 平成27年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算につ               いて  第17 3定議案第29号 平成27年度田辺市木材加工事業特別会計歳入歳出決算に               ついて  第18 3定議案第30号 平成27年度田辺市四村川財産区特別会計歳入歳出決算に               ついて  第19 3定議案第31号 平成27年度田辺市水道事業会計利益の処分及び決算につ               いて  第20 4定報告第 1号 専決処分事項の報告について  第21 4定議案第 1号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正について  第22 4定議案第 2号 田辺市職員の再任用に関する条例の制定について  第23 4定議案第 3号 田辺市職員恩給条例の廃止について  第24 4定議案第 4号 田辺市税条例の一部改正について  第25 4定議案第 5号 住居表示の実施等に伴う関係条例の整理に関する条例の制               定について  第26 4定議案第 6号 田辺市学童保育所条例の一部改正について  第27 4定議案第 7号 田辺市農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定につ               いて  第28 4定議案第 8号 田辺市立小学校及び中学校条例の一部改正について  第29 4定議案第 9号 工事請負変更契約の締結について  第30 4定議案第10号 田辺市障害福祉サービス事業所古道ヶ丘の指定管理者の指               定について  第31 4定議案第11号 田辺市熊野の郷古道ヶ丘の指定管理者の指定について  第32 4定議案第12号 田辺市熊野古道館の指定管理者の指定について  第33 4定議案第13号 紀南文化会館の指定管理者の指定について  第34 4定議案第14号 平成28年度田辺市一般会計補正予算(第5号)  第35 4定議案第15号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について  第36 4定議案第16号 平成28年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(               第2号)  第37 4定議案第17号 権利の放棄について  第38 4定議案第18号 平成28年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計               補正予算(第2号)  第39 4定議案第19号 平成28年度田辺市木材加工事業特別会計補正予算(第2               号)           ――――――――――――――――――― 〇会議に付した事件  日程第1から日程第39まで           ―――――――――――――――――― 〇議員定数 22名 〇欠  員  1名           ――――――――――――――――――― 〇出席議員              議席番号   氏   名               1番  真 砂 みよ子 君               2番  川 﨑 五 一 君               3番  久 保 浩 二 君               4番  北 田 健 治 君               5番  橘   智 史 君               6番  湯 口 好 章 君               7番  尾 花   功 君               8番  二 葉 昌 彦 君               9番  市 橋 宗 行 君              10番  安 達 幸 治 君              11番  安 達 克 典 君              12番  小 川 浩 樹 君              13番  塚   寿 雄 君              14番  松 下 泰 子 君              15番  佐 井 昭 子 君              16番  中 本 賢 治 君              17番  出 水 豊 数 君              18番  宮 本 正 信 君              20番  陸 平 輝 昭 君              21番  山 口   進 君              22番  吉 田 克 己 君           ――――――――――――――――――― 〇欠席議員  なし           ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席したもの              職  名      氏     名             市長        真 砂 充 敏 君             副市長       福 田 安 雄 君             副市長       池 田 正 弘 君             教育長       中 村 久仁生 君             企画部長      松 川 靖 弘 君             総務部長      田 上 豊 和 君             総務部理事     早 田   斉 君             総務課長      山 﨑 和 典 君             防災まちづくり課参事                       宮 野 恭 輔 君             財政課長      木 村 博 充 君             市民環境部長    小 川   鏡 君             保健福祉部長    木 村 晃 和 君             産業部長      那 須 久 男 君             建設部長      林   誠 一 君             龍神行政局長    宮 田 耕 造 君             消防長       濱 中 延 元 君             消防次長      安 田 浩 二 君             消防総務課長    戎 嶋   健 君
                教育次長      弓 場 和 夫 君             水道部長      田 中 久 雄 君             業務課長      岩 本   章 君           ―――――――――――――――――――出席事務局職員             議会事務局長    大 門 義 昭             議会事務局次長   前 溝 浩 志             議会事務局主任   松 本 誠 啓             議会事務局主査   稲 垣 清 司  開 会 ○議長(吉田克己君)    それでは、地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成28年第4回田辺市議会定例会を開会いたします。              (午後 0時59分) ◎市長招集挨拶 ○議長(吉田克己君)    日程に入るに先立ち、市長から本定例会招集の挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    本日、平成28年第4回田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたり何かと御多用の中を御参集いただき、まことにありがとうございます。  本定例会の冒頭に際しまして、生活保護費の不正処理に係り先般、職員が逮捕された件につきまして、議員並びに市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしましたことに市政を預かる総括責任者として改めて心からお詫び申し上げます。  今後は、私を含め職員が一丸となって失墜した信頼を一日でも早く回復することができるよう努めてまいる所存ですので、議員各位におかれましても、何とぞより一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。  さて、月日のたつのは本当に早いもので、平成28年も残すところ1カ月余りとなりました。師走の足音が徐々に近づくにつれ、何となく気ぜわしく感じられるそのような時期になってきました。  振り返ってみますと、今年の秋は相次いだ台風や秋雨前線の影響により、9月は全国的な日照不足に見舞われ、農作物の収穫量が大きく落ち込んだ影響で価格が高騰し、スーパーなどに並ぶ高値の野菜を、手に取るのをためらった方も多かったのではないでしょうか。10月に入ると太平洋高気圧の勢力が強く、暖かい空気が流れ込みやすかったため、全国の広範囲で気温が高くなり、西日本の平均気温は平年に比べて2度高く、昭和21年の統計開始以来最高を記録したとのことです。本市におきましても、栗栖川の観測点では、10月に夏日を17日間記録し、これは昭和54年に統計を取り始めて以来、最多日数となりました。  また、今月19日の正午前に和歌山県南部を震源とする地震が発生し、市内におきましても震度4の揺れを観測しました。この地震における本市の防災体制につきましては、100人規模の警戒態勢を敷き万全を期しましたが、幸いにも人的及び物的な被害はありませんでした。しかしながら、昭和南海地震から70年が経過し、南海トラフ地震の発生が懸念される中、防災対策を加速していく必要があると気持ちを新たにしたところであります。  ところで、本年7月に予定されていた、鬪鶏神社を含む市内5カ所の世界遺産の追加登録が、委員会開催国の内政事情により延期されておりましたが、ようやく先月24日、3カ月待ちわびた末に無事決定されました。今回追加登録された箇所は、平成16年に登録された世界遺産と同等の価値を持ちながら、未調査のためその価値の確定に至らなかったもので、そういった意味では、12年余り待ちわびたことになります。議員各位や関係者の皆様とともに、登録決定の瞬間に立ち会うことができたことは、大きな喜びであると同時に、今後も、この貴重な遺産を引き続きしっかりと保全し、後世に伝えていくとともに、新たに、歴史的にも熊野に分け入る要衝である市街地と熊野本宮につながる古道が、本市の世界遺産に加わったこの機会を大きな「節目」と捉え、より一層、世界遺産を核とした活力あるまちづくりに、全力で取り組んでまいりますので、議員各位におかれましてもなお一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。  さて、今議会におきましては、専決処分の報告1件、条例に関するもの9件、予算に関するもの4件、その他8件について、御審議をお願いするものでございます。よろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、招集の挨拶といたします。             (市長 真砂充敏君 降壇)  開 議 ○議長(吉田克己君)    それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。              (午後 1時05分)          ――――――――――――――――――― ◎諸般の報告 ○議長(吉田克己君)    この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。  議会事務局長、大門義昭君。           (議会事務局長 大門義昭君 登壇) ○議会事務局長(大門義昭君)    報告申し上げます。  去る11月22日付、田総第216号をもって市長から本定例会に提出の案件として、4定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正についてなど、議案21件、及び4定報告第1号 専決処分事項の報告についての報告案件1件、並びに議案参考資料の送付がありました。いずれもお手元に配付いたしております。  以上でございます。           (議会事務局長 大門義昭君 降壇) ○議長(吉田克己君)    それでは、日程に入ります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(吉田克己君)    日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第89条の規定により、本定例会の会議録署名人として、15番 佐井昭子君、16番 中本賢治君、17番、出水豊数君、以上3人の諸君を、また会議録署名の予備議員として、18番 宮本正信君、20番 陸平輝昭君、以上2人の諸君を指名いたします。 ◎日程第2 会期の決定 ○議長(吉田克己君)    続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から12月20日までの22日間といたします。  これに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から12月20日までの22日間と決定いたしました。 ◎日程第 3 3定議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算についてから  日程第19 3定議案第31号 平成27年度田辺市水道事業会計利益の処分及び決算についてまで一括上程 ○議長(吉田克己君)    続いて、日程第3 3定議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算についてから、日程第19 3定議案第31号 平成27年度田辺市水道事業会計利益の処分及び決算についてまで、以上17件を一括上程いたします。  ただいま条例いたしました17件については、さきの9月定例会において、それぞれ所管の常任委員会にその審査を付託し、かつ閉会中の継続審査としていたものであります。  この場合、順を追って各常任委員会委員長から報告を求めます。  まず、初めに、総務企画委員会委員長の報告を求めます。  12番、小川浩樹君。            (12番 小川浩樹君 登壇) ○12番(小川浩樹君)    総務企画委員会の委員長報告を行います。  本委員会は、去る9月20日の本会議において付託を受けた議案9件のうち、閉会中の継続審査事件でありました平成27年度各種会計歳入歳出決算3件について、10月13日、14日及び11月29日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第20号 平成27年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第30号 平成27年度田辺市四村川財産区特別会計歳入歳出決算についての以上2件は全会一致により、同議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算についての所管部分は賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。  各会計における予算の執行状況とあわせて行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは次のとおりであります。  まず、議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち消防団費にかかわって、マイナンバー制度の施行に伴う消防団員への報酬の支払い方法の変更点をただしたのに対し、「消防団員において、年報酬が5万円を超える分団長以上の職にある団員はマイナンバー登録が必要になるが、報酬の支払い方法については、これまで同様各分団へ支払うことに変わりはない」との答弁がありました。  次に、財産管理費の固定資産台帳整備業務委託料にかかわって、台帳の整備状況と内容の詳細説明を求めたのに対し、「従前は住所地番、面積、取得価格等の情報を記載した財産台帳があったが、全国的に新地方公会計制度財務4表作成の流れの中で、施設の耐用年数、経過年数、残存価格等を判断するため、固定資産台帳を作成し、減価償却を行い、より正確な財務会計として、適切な財産管理や経営に生かし、将来的に公共施設総合管理計画を策定するための基礎資料として整備したものである」との答弁がありました。  次に、積立金にかかわって、財政調整基金積立金約86万円に対し、減債基金積立金8億7,114万円と大きく差があることから、積立金の配分の考え方をただしたのに対し、「それぞれの基金への積立額は市の判断であり、本市では、交付税措置のある起債を多く活用しているものの、類似団体と比較して規模的に多くの残債を抱えていることを勘案し、前年度決算余剰金を含め、減債基金へ積み立てている」との答弁がありました。  次に、企画費のうち地方バス路線運行維持対策費にかかわって、近年の路線バス事業の再編に伴う市の取り組み状況についてただしたのに対し、「平成26年度から路線バス事業の再編に伴い、市が実施した主な対策は、田辺地域においては、長野線、西原線が廃止されたため、一定期間の試行運行を行った上で、利用者や関係機関との協議を経て、昨年10月から長野線を基本路線とし、西原線の一部も経由する新たな路線を設定し、再度、路線バス事業として事業者による運行を行っている。龍神地域においては、上十津線の廃止に伴い、路線バスにかわり、丹生ノ川線として住民バスの運行を昨年10月から開始している。本宮地域においては、住民の要望により、新たな住民バス路線として武住・野竹・大瀬線を開設し、本年4月から運行している。中辺路地域では、利用者の要望により住民バスの時刻表の改正を行うなど緊急的な取り組みを行ってきた。また、バス事業以外では、昨年策定した公共交通再編計画における課題への取り組みとして、中辺路地域において、未実施であった福祉対策の一環としての外出支援事業を昨年7月から行政局職員が対応する形で開始している」との答弁がありました。さらに委員から、さまざまな対策や要望に応える取り組みを行っているものの、利用は少ない状況であり、今後とも利用者の利便性を高める取り組みについて要望がありました。  次に、電子計算費にかかわって、年間の庁内各課のシステム改修に係る事業量とそのうち、マイナンバー制度の施行に伴う改修費及び市の負担についてただしたのに対し、「平成27年度は市民課や保険課のほか、保健福祉業務等にかかわる各種システム15件で約1億600万円を要し、そのほとんどがマイナンバー制度の施行に伴う改修であった。また、国の補助以外で約2,000万円の市単独の支出があった」との答弁がありました。  次に、地域情報化推進費にかかわって、観光関連施設、避難所、行政庁舎等市内38施設に整備した公衆無線LANの利用状況についてただしたのに対し、「平成27年11月の利用開始後、毎月徐々に利用がふえ、3月までの5カ月間で21万2,640件のアクセスがあった。利用者の状況は把握できないが、利用の多くは市役所本庁、市民総合センターの行政施設であった」との答弁がありました。  次に、隣保館費にかかわって、相談事業の状況と他機関等との連携についてただしたのに対し、「隣保館は、地域における行政の総合窓口として、さまざまな相談を受けている。相談内容によっては、隣保館、児童館、学校及び子育て推進課等によるケース会議を開催するなど、関係機関につなげていくこともある」との答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。  平成28年11月29日、総務企画委員会委員長、小川浩樹。            (12番 小川浩樹君 降壇) ○議長(吉田克己君)    続いて、産業建設委員会委員長の報告を求めます。  2番、川﨑五一君。             (2番 川﨑五一君 登壇) ○2番(川﨑五一君)    産業建設委員会委員長報告を行います。  本委員会は、去る9月20日の本会議において付託を受けた議案7件のうち、閉会中の継続審査事件でありました平成27年度各種会計歳入歳出決算6件について、10月6日、7日及び11月29日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第19号 平成27年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第21号 平成27年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第28号 平成27年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第29号 平成27年度田辺市木材加工事業特別会計歳入歳出決算について、いずれも全会一致により、原案のとおり認定、また、同議案第31号 平成27年度田辺市水道事業会計利益の処分及び決算については、全会一致により、原案のとおり可決及び認定することに決しました。  各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。  まず、議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、農業振興費にかかわって、柑橘海外販路拡大業務支援委託料の実績と今後の見通しをただしたのに対し、「JA紀南等と協力し、糖度が11度を超えるブランドミカンの『天』など約15トンのミカンを香港に輸出、販売した。今後は、引き続き香港で品質の高いミカンを販売するとともに、マレーシアやシンガポールでの事業展開も積極的に進めていきたい」との答弁がありました。  次に、梅の新用途開発事業費補助金にかかわって、介護市場開拓に係る製品開発の進捗状況についてただしたのに対し、「高齢化により、梅干しの種を口から出したり皮をそしゃくして飲み込むことが困難な方が増加し、梅干しが介護食品から除外されている状況にあることから、介護食品の認定基準に合致した新しい梅干し製品を開発するため、JA紀南及び和歌山信愛女子短期大学と協力して研究を重ね、今年度中に2種類の梅干し製品を特許申請する予定である」との答弁がありました。さらに、特定保健用食品の許可を得るための取り組みについてただしたのに対し、「条件が非常に厳しく、多額の経費を要することから実現は難しく、機能性表示食品としての届け出を目指したいと考えている」との答弁がありました。  次に、熊野牛の子牛市場での取引状況や流通先についてただしたのに対し、「平成28年8月の子牛市場では、1頭当たりの最高価格が99万7,000円、平均価格が75万408円と過去最高額となり、全国的にも単価は非常に上昇し、状況はよくなっている。子牛の流通先については、大阪府、京都府、滋賀県、鳥取県などである」との答弁がありました。  次に、林業振興費にかかわって、作業道開設等奨励事業費補助金の実績についてただしたのに対し、「13路線の開設、1路線の補修を行った。なお、作業道の整備に当たっては、極力、山を傷つけないように指導するなど、環境への配慮も行っている」との答弁がありました。  次に、恵みのやまづくり補助金とよみがえりの森づくり事業費補助金の活用についてただしたのに対し、「全国的に伐採跡地に植栽されない山が多くなっている中、循環して生産できるものについての支援と、広葉樹林の造成への支援との二本柱で実施していきたい」との答弁がありました。  次に、山村振興費にかかわって、里山生活空間保全事業費補助金の詳細説明を求めたのに対し、「住宅への被害及び鳥獣害を発生させるおそれがある木を伐採するための補助金で、龍神地域で3件、本宮地域で2件、計28万3,000円の補助を行った。なお、日照権を阻害する樹木の伐採等については、補助対象となっていない」との答弁がありました。これに対し委員から、「将来的な課題として、何らかの対応を検討されたい」との要望がありました。  次に、過疎集落再生・活性化支援事業費補助金の詳細説明を求めたのに対し、「龍神地域の中山路生活圏で、芸術家と連携した地域内外の交流、生きがい対策と高齢者対策、ワークステイを活用した農産物生産などの活動を行うため、287万5,000円を補助するとともに、本宮地域の四村生活圏で、新たな地域資源の創出と販売などの活動を行うため、393万円を補助した。今年度は、本事業を実施する4地区に地域おこし協力隊を1名ずつ配置し、今後の活動に対する支援を行っていきたい」との答弁がありました。  次に、水産増養殖事業費にかかわって、ヒオウギ放流育成事業費補助金を廃止し、アサリ放流育成事業費補助金及びナマコ漁場造成事業費補助金を新規事業として実施した経緯についてただしたのに対し、「ヒオウギ貝は夏に貝毒が発生しやすく、注文を受けて出荷しても貝毒が発生すると使用できないことがあったことから新たにアサリの放流に係る支援を始め、また、赤ナマコの販売価格が非常に高価であることから、増養殖につなげるための支援を新たに始めたものである」との答弁がありました。  次に、イサキ放流育成事業費補助金を実施したことによる漁獲量への効果についてただしたのに対し、「放流量に対する漁獲量を正確に把握することはできないが、漁業者が年々減少する中、いさぎの漁獲量は一定の水準を維持していることから、放流による一定の効果は発現していると考えている」との答弁がありました。  次に、商工振興費にかかわって、遊休不動産活用事業に対する取り組みについてただしたのに対し、「平成27年度は研修講演会を実施し、また本事業は現在4年目であるが、遊休不動産を活用したまちおこしを図るため、家守舎という組織の育成に努めており、現在、事業実現に向けて取り組んでいる3グループの支援を行っている」との答弁がありました。
     次に、観光費にかかわって、世界遺産等を生かした魅力あるまち検討事業の詳細説明を求めたのに対し、「紀伊山地の霊場と参詣道が世界遺産に登録されてから10年が経過し、また、新たな追加登録も見込まれることから、これまでの成果と課題及び今後の世界遺産を核とした中心市街地の活性化も含めたまちづくりを検討していくための委託料である」との答弁がありました。さらに、業者への委託に頼らず、田辺市熊野ツーリズムビューローや観光協会等と連携し、庁内連携を図った上で、それぞれの能力を十分発揮し取り組んでいくことを求めたのに対し、「業者に全てを任せているのではなく、策定委員会を設立し、観光関係者、商工関係者、学識経験者等のアドバイスを受け、また、市民や観光協会の皆さんとの意見交換を通じて、各地域のいろいろな思いを反映させることを考えている」との答弁がありました。  次に、田辺・弁慶映画祭の実施による宿泊客数の推移と、今後本事業を担っていく人材の育成についてただしたのに対し、「本事業に係る具体的な宿泊数の推移は把握できていないが、昨年度の参加総数は約3,800人で、関東圏を初め全国からお越しいただき、多くの方に地元のホテル等に宿泊いただいている。また、本事業にかかわっていただいている方々は感性豊かな若い世代が多く、今後もボランティア等を含め参画いただけるものと考えている」との答弁がありました。  次に、道路維持費にかかわって、市道の通行に影響を及ぼす草木の対応についてただしたのに対し、「パトロールや市民及び町内会等からの指摘により現地を確認し、市有地の草木が普通車や大型車の通行に影響を及ぼしている箇所については、草刈り等を行っている。民有地の草木については、所有者に対応いただくようにしているが、通学路や路線バス及び観光バスが通行する道路もあるので、市においても、行政局と連携しながらできる限りの対応をしていきたい」との答弁がありました。  次に、橋梁新設改良費にかかわって、橋梁の点検結果と対応策についてただしたのに対し、「平成26年度及び27年度に135橋を点検したところ、状態が悪く緊急措置を講ずべき橋梁が3橋あり、現在通行どめにしている。今後の対応については、庁内に設置している橋梁及びトンネル等老朽化対策検討委員会で協議し方針を決定したい」との答弁がありました。  次に、議案第28号 平成27年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算にかかわって、扇ヶ浜海岸駐車場の夏期の使用料収入と海水浴客数との関連性についてただしたのに対し、「平成25年度から27年度にかけて海水浴客数が継続して増加しているものの、7月及び8月の使用料収入はそれに比例していない。海水浴客に限らず、各種イベント開催時にも多くの方に利用していただいているものと考えている」との答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。  平成28年11月29日、産業建設委員会委員長、川﨑五一。             (2番 川﨑五一君 降壇) ○議長(吉田克己君)    続いて、文教厚生委員会委員長の報告を求めます。  17番、出水豊数君。            (17番 出水豊数君 登壇) ○17番(出水豊数君)    文教厚生委員会委員長報告をさせていただきます。  本委員会は、去る9月20日の本会議において付託を受けた議案12件のうち、閉会中の継続審査事件でありました平成27年度各種会計歳入歳出決算10件について、10月11日、12日及び11月29日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第16号 平成27年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第22号 平成27年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第23号 平成27年度田辺市林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第24号 平成27年度田辺市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第25号 平成27年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第26号 平成27年度田辺市戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第27号 平成27年度田辺市診療所事業特別会計歳入歳出決算についての以上7件については、全会一致により、3定議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算の所管部分について、同議案第17号 平成27年度田辺市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について及び同議案第18号 平成27年度田辺市介護保険特別会計歳入歳出決算についての以上3件については、賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。  各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑の主なものは、次のとおりであります。  まず、議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、保健衛生費の予防費にかかわって、各種検診における受診率の状況及び今後の受診率向上に向けた取り組みについてただしたのに対し、「各種検診における受診率の目標値はおおむね50%としているが、現状は未到達である。このため、検診対象世帯への案内通知をはじめ広報誌への情報掲載、電話による受診勧奨、医療機関を初め関係機関との連携による啓発等に努めている。今後はピンクリボン運動との連携も検討する」との答弁がありました。  次に、保健体育総務費にかかわって、スポーツ・ツーリズム・コーディネーターの取り組み内容と実績について説明を求めたのに対し、「スポーツ・ツーリズム・コーディネーターは、合宿等の誘致活動や視察対応を行っている。県外からの本市への合宿利用者は平成25年度が2,746人、26年度が4,611人であったが、スポーツ・ツーリズム・コーディネーターの取り組みを開始した平成27年度は1万9,875人であった。また、平成28年度は2万2,000人を目標としているが、それを大きく上回る見込みである」との答弁がありました。  次に、教育指導費にかかわって、学級集団アセスメント調査結果の詳細説明を求めたのに対し、「調査は小学4年生から中学3年生までを対象に実施した。調査結果によると、小学生で、学校生活に満足している児童の割合は、全国標準値が39%のところ、本市では4年生が46%、5年生が50%、6年生が59%であった。中学生では、全国標準値が37%のところ、1年生が55%、2年生が48%、3年生が46%であった。また、その他の項目についても全国標準値と比較しておおむね良好であった」との答弁がありました。さらに委員から、アセスメント結果を受けた対応についてただしたのに対し、「調査は1学期で終了し、夏休み中に調査結果の検証及び対応策の検討を行い、2学期以降は学級運営及び個々の児童生徒への対応に反映させていく」との答弁がありました。  次に、学校管理費にかかわって、太陽光発電・蓄電設備整備事業の目的についてただしたのに対し、「太陽光発電・蓄電設備整備事業は、和歌山県地域グリーンニューディール基金を活用し、田辺第三小学校、芳養小学校及び新庄中学校を対象に実施した事業である。目的の1つは、地球温暖化問題等の解決に向けた再生可能エネルギーの活用であるが、本事業では、これに加えて非常時の電源確保も目的としている」との答弁がありました。さらに委員から、指定避難施設となっている他の小中学校等への、今後の非常時電源確保設備整備についてただしたのに対し、「今回活用した和歌山県地域グリーンニューディール基金は平成27年度で終了したが、今後、同様の事業が新たに創設された場合には、他の小中学校等への整備も検討する」との答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。  平成28年11月29日、文教厚生委員会委員長、出水豊数。            (17番 出水豊数君 降壇) ○議長(吉田克己君)    以上で、各常任委員会委員長の報告が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。              (「なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。討論は一括して行います。  討論はありませんか。             (「討論あり」の声あり) ○議長(吉田克己君)    討論があるようですので、この場合、委員長の報告はいずれも認定であります。よって、認定に対する反対討論の発言を許可いたします。  3番、久保浩二君。             (3番 久保浩二君 登壇) ○3番(久保浩二君)    3番、日本共産党、久保浩二です。それでは、平成27年度決算の3定議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算について、同議案第17号 平成27年度田辺市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、同議案第18号 平成27年度田辺市介護保険特別会計歳入歳出決算についての3議案の認定について反対の理由を述べて討論を行います。  一般会計歳入歳出決算については、子ども医療費助成制度の不備が反対理由です。全国的に子ども医療費の無料化が中学校卒業まで進み、さらに進んでいる市町村では、高校卒業まで無料化されています。田辺市のお隣のみなべ町や印南町がそうです。この子ども医療費助成制度が広がってきた理由は、子育て支援の柱だからです。和歌山県下でも田辺市、上富田町、新宮市を除く27市町村は中学校卒業以上まで無料になっています。子育て世代を応援する意味で、子ども医療費の無料化は絶対に必要な施策であり、繰り返しお母さん方から陳情や請願が行われていますが、平成27年度決算では実現できていません。  また、田辺市全体の職員体制についてですが、臨時職員の比率が高く、ベテランの臨時職員に支えられて日々の業務をこなしているのが現状です。臨時職員とは本来仕事の繁忙期などにあくまでも臨時的に仕事をしてもらうための職員です。田辺市の現状は、臨時ではなく日常的に仕事をしていただいており、臨時ではなく常用雇用になっています。常勤職員と同じように仕事をしながら身分の不安定な非正規雇用は問題です。  また、行政局の職員体制の少なさも問題です。身近な存在であるべき行政局の職員が少なく、災害時などの対応は困難です。体制をふやすように改善すべきです。  次に、3定議案第17号 後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてです。この医療制度は75歳以上の高齢者だけを一般の医療制度から切り離し、受けられる医療を制限し、十分な医療が保証されないという問題があります。また、現役世代に別枠の負担を課し、世代間の分断を図るもので許されないものです。  最後に、3定議案第18号 介護保険特別会計歳入歳出決算についてです。介護保険は、3年ごとの制度見直しのたびに保険料が引き上げられて、高齢者の生活を脅かす負担増が続いています。要介護3以上でないと、施設入所できないとか、収入や資産によって軽減を受けられないとか、利用料が2割負担になるなど、負担はふえるが、介護サービスは満足に受けられないという、まさに保険あって介護なしと言われる状況が続いており、高齢者からの不満の声が多く出されているのは当然のことです。  よって、以上、三つの決算の認定について反対を表明し、討論とします。             (3番 久保浩二君 降壇) ○議長(吉田克己君)    続いて、認定に対する賛成討論の発言を許可いたします。  賛成討論の発言はありませんか。              (「なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    他に討論はありませんか。              (「なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    それでは、これをもって討論を終結いたします。  これより、ただいま議題となっております17件について、順次採決に入ります。 ◎日程第3 3定議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    3定議案第15号 平成27年度田辺市一般会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  本件については、起立により採決いたします。  議案第15号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起立多数) ○議長(吉田克己君)    起立多数であります。  よって、3定議案第15号は認定することに決しました。 ◎日程第4 3定議案第16号 平成27年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出               決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第16号 平成27年度田辺市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第16号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第16号は認定することに決しました。 ◎日程第5 3定議案第17号 平成27年度田辺市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第17号 平成27年度田辺市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  本件については、起立により採決いたします。  議案第17号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起立多数) ○議長(吉田克己君)    起立多数であります。  よって、3定議案第17号は認定することに決しました。 ◎日程第6 3定議案第18号 平成27年度田辺市介護保険特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第18号 平成27年度田辺市介護保険特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  本件については、起立により採決いたします。  議案第18号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起立多数) ○議長(吉田克己君)    起立多数であります。  よって、3定議案第18号は認定することに決しました。 ◎日程第7 3定議案第19号 平成27年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第19号 平成27年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第19号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第19号は認定することに決しました。 ◎日程第8 3定議案第20号 平成27年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会                計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第20号 平成27年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第20号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。
     よって、3定議案第20号は認定することに決しました。 ◎日程第9 3定議案第21号 平成27年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第21号 平成27年度田辺市簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第21号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第21号は認定することに決しました。 ◎日程第10 3定議案第22号 平成27年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第22号 平成27年度田辺市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第22号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第22号は認定することに決しました。 ◎日程第11 3定議案第23号 平成27年度田辺市林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第23号 平成27年度田辺市林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第23号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第23号は認定することに決しました。 ◎日程第12 3定議案第24号 平成27年度田辺市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第24号 平成27年度田辺市漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第24号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第24号は認定することに決しました。 ◎日程第13 3定議案第25号 平成27年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別                 会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第25号 平成27年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第25号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第25号は認定することに決しました。 ◎日程第14 3定議案第26号 平成27年度田辺市戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第26号 平成27年度田辺市戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第26号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第26号は認定することに決しました。 ◎日程第15 3定議案第27号 平成27年度田辺市診療所事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第27号 平成27年度田辺市診療所事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第27号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第27号は認定することに決しました。 ◎日程第16 3定議案第28号 平成27年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第28号 平成27年度田辺市駐車場事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第28号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第28号は認定することに決しました。 ◎日程第17 3定議案第29号 平成27年度田辺市木材加工事業特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第29号 平成27年度田辺市木材加工事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第29号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第29号は認定することに決しました。 ◎日程第18 3定議案第30号 平成27年度田辺市四村川財産区特別会計歳入歳出決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第30号 平成27年度田辺市四村川財産区特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。  議案第30号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第30号は認定することに決しました。 ◎日程第19 3定議案第31号 平成27年度田辺市水道事業会計利益の処分及び決算について ○議長(吉田克己君)    続いて、3定議案第31号 平成27年度田辺市水道事業会計利益の処分及び決算についてお諮りいたします。  議案第31号は、委員長の報告のとおり可決及び認定することに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、3定議案第31号は可決及び認定することに決しました。 ◎日程第20 4定報告第 1号 専決処分事項の報告についてから  日程第39 4定議案第19号 平成28年度田辺市木材加工事業特別会計補正予算(第2号)まで一括上程 ○議長(吉田克己君)    続いて、日程第20 4定報告第1号 専決処分事項の報告についてから、日程第39 4定議案第19号 平成28年度田辺市木材加工事業特別会計補正予算(第2号)まで、以上20件を一括上程いたします。  提出者の説明を求めます。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    ただいま上程されました議案は、専決処分報告1件、条例に関するもの9件、予算に関するもの4件、その他6件でございまして、その概要について御説明申し上げます。  まず、報告第1号 専決処分事項の報告については、道路事故2件及びその他の事故1件の損害賠償について、専決処分したものの報告であります。
     議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正については、職員の給料月額及び勤勉手当に係る支給割合を改定するもので、議案第2号 田辺市職員の再任用に関する条例の制定については、職員の再任用制度を導入するため制定するもので、議案第3号 田辺市職員恩給条例の廃止については、恩給の支給対象者が存在しなくなったことに伴い廃止するもので、議案第4号 田辺市税条例の一部改正については、外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等の非課税等に関する法律に基づき、同法の適用を受ける利子、配当等に係る個人の市民税の課税の特例を定めるため、所要の改正を行うもので、議案第5号 住居表示の実施等に伴う関係条例の整理に関する条例の制定については、住居表示の実施及びこれに基づく町の新設に伴い、所要の改正を行うもので、議案第6号 田辺市学童保育所条例の一部改正については、新たに中芳養1882番地の1及び新庄町3193番地に学童保育所を設置するため改正するもので、議案第7号 田辺市農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定については、農業委員会等に関する法律の一部改正により、農業委員会の委員に係る公選制の廃止に伴い変更された選出方法による当該委員の定数を定めるとともに、新たに委嘱することとなる農地利用最適化推進委員の定数を定めるため制定するもので、議案第8号 田辺市立小学校及び中学校条例の一部改正については、長野小学校と伏菟野小学校とを統合するため、所要の改正を行うものです。  議案第9号 工事請負変更契約の締結については、本宮簡易水道施設整備工事(3工区)請負変更契約の締結について、議案第10号 田辺市障害福祉サービス事業所古道ヶ丘の指定管理者の指定についてから議案第13号 紀南文化会館の指定管理者の指定についてまでは、それぞれの施設の指定管理者の指定について、それぞれ議決をお願いするものです。  次に、議案第14号 平成28年度田辺市一般会計補正予算(第5号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。今回の補正額は、5億7,407万4,000円で、歳出の主なものを申し上げますと、給与改定及び職員配置の変動等に伴う人件費の補正を行うほか、総務費では、西日本旅客鉄道株式会社が行うJR紀伊田辺駅舎建替事業の設計費に係る負担金等を、民生費では、利用者の増加等に伴う障害者に係る放課後等デイサービス費等、消費税率改定に伴う低所得者等に与える影響を緩和するための臨時福祉給付金、保育システムの導入により業務の効率化を図る保育所を支援する保育所等業務効率化推進事業費補助金等を、農林水産業費では、本年3月の梅の降ひょう被害に係る生活営農資金利子補給補助金、梅の食育普及促進事業負担金等を、土木費では、市営住宅の改修に係る工事請負費等を、災害復旧費では、公共土木施設の復旧費用を補正するほか、債務負担行為及び地方債を補正しております。今回の補正に要する財源としましては、地方交付税、国庫支出金、県支出金、繰越金、市債等をもって充てることにしております。  議案第15号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正については、外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等の非課税等に関する法律に基づき、同法の適用を受ける利子、配当等に係る国民健康保険税の課税の特例を定めるため、所要の改正を行うもので、議案第16号 平成28年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、療養給付費及び高額療養費等の増額、療養給付費等負担金等の精算に伴う返還金等を補正するものです。  議案第17号 権利の放棄については、住宅新築資金貸付金に係る債権を放棄することについて、議決をお願いするもので、議案第18号 平成28年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、債権放棄に伴う財源の更正を行うものであります。  議案第19号 平成28年度田辺市木材加工事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、受注の増加に伴う加工手数料及び材料費を補正するものです。  以上、提案いたしました議案について御説明申し上げましたが、詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(吉田克己君)    続いて、補足説明を求めます。  総務部長、田上豊和君。            (総務部長 田上豊和君 登壇) ○総務部長(田上豊和君)    それでは、議案書に基づきまして補足説明をさせていただきます。  1ページをお願いします。  4定報告第1号 専決処分事項の報告については、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第180条第1項の規定による指定に基づき専決処分したもので、同条第2項の規定によりこれを御報告するものです。  まず、1件目の内容といたしましては、平成28年9月20日午後2時ごろ、新庄町3042番地の43、内之浦団地駐車場内において本市が設置していた看板が強風により脱落し、当該駐車場内に駐車していたAさん所有の軽乗用自動車の左前部に当たり損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が12万3,282円を相手方に支払うものです。  次に2ページ、2件目の内容といたしましては、平成28年7月19日午後9時ごろ、田辺ホンダ販売株式会社が所有し、有限会社ディーバが使用する軽乗用自動車を同社に勤務するBさんが運転し、市道駅裏線を朝日ヶ丘方面へ走行中、宝来町856番2地先において当該市道の路肩に停車しようとしたところ、市道側溝のふたがはね上がり、当該車両の底部の燃料タンクが破損したもので、この損害に対する賠償金として、本市が7万9,788円を相手方に支払うものです。  次に、3件目の内容といたしましては、平成28年5月12日午後0時40分ごろ、ヤマト運輸株式会社に勤務するCさんが、同社所有の普通貨物自動車を運転し、市道目良立戸線を元嶋方面へ走行中、目良19番15号地内へ進入するため左折したところ、市道側溝の蓋がはね上がり、当該車両の底部の燃料タンクが破損したもので、この損害に対する賠償金として、本市が7万5,079円を相手方に支払うものです。  次に、3ページをお願いします。  4定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、本年8月の人事院勧告による国家公務員の給与改定等に準じて、職員の給料月額及び勤勉手当に係る支給割合を改定するものです。  本年の人事院勧告では、公務員と民間との給与比較において、民間給与が公務員給与を、平均708円上回っていることから、俸給表の水準を平均0.2%引き上げるとともに、特別給につきましても、民間が公務を0.12月上回ったことから、勤勉手当を0.1月分引き上げるものです。  本市におきましても、国の人事院勧告に準じて職員の給与を改定するものでありまして、内容といたしましては、給料月額を平均約0.2%引き上げるため、給料表を4ページから10ページまでの別表第1及び別表第2のとおり改定するとともに、勤勉手当につきましても、0.1月分引き上げ、年間4.3月分とするものです。  次に、12ページをお願いします。  4定議案第2号 田辺市職員の再任用に関する条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、退職共済年金の支給開始年齢が60歳から段階的に65歳に引き上げられていることに伴い、無収入期間が発生しないように、雇用と年金の接続を図ることに加え、定年等で退職した者を再任用することで、新たな施策や行政課題、法改正や権限移譲に伴い増加する業務量等に対応するため、地方公務員法に基づき、職員の再任用に関し必要な事項を定めるものです。  次に、23ページをお願いします。  4定議案第3号 田辺市職員恩給条例の廃止について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、恩給の扶助料を支給しておりましたが、支給対象者が存在しなくなったことに伴い、廃止するものです。  次に、25ページをお願いします。  4定議案第4号 田辺市税条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、日台民間租税取決めに規定された内容の実施に伴い改正された「外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律」の施行に併せて、日本国居住者が台湾の投資事業組合等から、国内において支払いを受ける利子等や配当等を「特例適用利子等」、「特例適用配当等」として定め、この所得に対して申告分離課税により、税率100分の3の個人市民税所得割を課税するため、所要の改正を行うものです。  次に、29ページをお願いします。  4定議案第5号 住居表示の実施等に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、平成28年11月7日付で実施しました第21次田辺市住居表示整備事業により、「湊及び南新町の一部」を「湊」とした住居表示の実施及びこれに基づく町の新設に伴い、田辺市観光センターその他の市施設の所在地の表示を変更するため、所要の改正を行うものです。  次に、31ページをお願いします。  4定議案第6号 田辺市学童保育所条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、新たに中芳養学童保育所を中芳養小学校近隣地に、また新庄第二学童保育所を新庄第二小学校の増築校舎内に設置するため、所要の改正を行うものです。  次に、33ページをお願いします。  4定議案第7号 田辺市農業委員会の委員等の定数に関する条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、農業委員会等に関する法律の一部改正により、農業委員会の委員に係る公選制の廃止に伴い変更された選出方法による当該委員の定数を定めるとともに、農地等利用の最適化を推進するための農地利用最適化推進委員の定数を定めるほか、これらの委員の報酬を定めるため、所要の改正を行うものです。  次に、35ページをお願いします。  4定議案第8号 田辺市立小学校及び中学校条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、平成29年4月1日をもって、長野小学校と伏菟野小学校とを統合するため、所要の改正を行うものです。  あわせて、長野小学校と伏菟野小学校が統合することにより、長野共同調理場が単独調理場に変更となることから、附則において、田辺市立学校給食共同調理場条例の改正を行うものです。  次に、37ページをお願いします。  4定議案第9号 工事請負変更契約の締結については、本宮簡易水道施設整備工事(3工区)請負変更契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。  工事名は本宮簡易水道施設整備工事(3工区)、元契約金額は1億9,656万円、変更契約金額は2億9万9,160円で353万9,160円の増額です。請負人は、第一・辻田特定建設工事共同企業体代表者、株式会社第一テック代表取締役、朝間一議氏です。  変更理由といたしましては、本宮浄水場の場内配管において既設管路との接続箇所に変更が生じ、場内配管工を追加施工することなどにより、契約金額の変更を行うものです。  次に、38ページの4定議案第10号から41ページの4定議案第13号までは、本市の公の施設4施設について、それぞれの指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をお願いするものです。  まず、38ページの4定議案第10号 田辺市障害福祉サービス事業所古道ヶ丘の指定管理者の指定について及び39ページの4定議案第11号 田辺市熊野の郷古道ヶ丘の指定管理者の指定については、現在の指定管理者である田辺市下三栖1475番地の201、社会福祉法人やおき福祉会理事長、福山敏雄氏を平成29年4月1日から平成32年3月31日までの間、それぞれの施設の指定管理者として指定するものです。  次に、40ページの4定議案第12号 田辺市熊野古道館の指定管理者の指定については、現在の指定管理者である田辺市中辺路町栗栖川396番地の1、中辺路町観光協会会長、上森宏雅氏を平成29年4月1日から平成32年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。  次に、41ページの4定議案第13号 紀南文化会館の指定管理者の指定については、公募による選考の結果、東京都港区虎ノ門二丁目2番5号、株式会社ケイミックス代表取締役、橋本鉄司氏を平成29年4月1日から平成34年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。  次に、42ページをお願いします。  4定議案第14号 平成28年度田辺市の一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億7,407万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ436億6,584万3,000円とするものです。  なお、「債務負担行為及び地方債の補正」につきましては、46ページ及び47ページを御参照願います。  補正予算の内容につきましては、歳出の52ページから御説明いたしますが、各費目の給料、職員手当等、共済費につきましては、給与条例の改正に伴う月例給及び勤勉手当の増額や職員配置の変更等に係る人件費の補正で、その説明は省略させていただきますので御了承願います。  なお、人件費につきましては、給与費明細書を74ページ及び75ページに、工事請負費につきましては、工事明細表を76ページに、あわせて別冊参考資料として工事事業箇所図を掲載しています。  それでは、53ページをお願いします。  総務管理費、企画費につきましては、西日本旅客鉄道株式会社が行うJR紀伊田辺駅舎建替事業において、市が要望した追加工事等に係る設計費用を負担するもので、次の電子計算費につきましては、平成29年7月の社会保障・税番号制度の開始に向け、自治体情報セキュリティの強化を図るため、予算の組み替え等を行い対応するものです。  まちづくり推進事業費につきましては、地域おこし協力隊の活動の自由度を高め、地域でより活躍していただくため、支出費目を賃金から報酬に更正するとともに、賃金不用額を減額するもので、諸費につきましては、個人住民税及び法人市民税に係る還付件数の増加に伴い、償還金を増額するものです。  次に、57ページをお願いします。  社会福祉費、社会福祉総務費につきましては、障害者自立支援給付費負担金を初め、障害者福祉、高齢者福祉、児童福祉施策に係る各種負担金及び補助金の平成27年度の精算に伴う返還金を計上するもので、次の障害者福祉費につきましては、更生医療費などにおいて、対象者やサービスの利用が増加したことから、扶助費を増額するものです。  58ページにまいりまして、臨時福祉給付金給付事業費につきましては、平成26年4月実施の消費税率引き上げによる影響を緩和し、社会全体の所得の底上げを図るため、国の補正予算において措置された低所得者を対象とした臨時福祉給付金の給付に要する費用を計上するものです。  59ページをお願いします。  児童福祉費につきましては、保育所等における業務効率化を推進するため、国の補助事業を活用し、保育システムを導入する扇ヶ浜保育所に対して補助するものです。  次に、60ページをお願いします。  生活保護費、扶助費につきましては、保護世帯数が増加傾向にある中、生活扶助費を初めとする扶助費が当初見込みより増加したことから、不足額を増額するものです。  保健衛生費、保健衛生総務費につきましては、次の61ページにまいりまして、がん検診推進事業等に係る補助金の平成27年度の精算に伴う返還金を計上するものです。  62ページをお願いします。  農業費、農業振興費につきましては、平成28年3月の降ひょうにより被害を受けた農家の経営安定を図るため、生活営農資金の借り入れに対する利子の一部を助成するほか、梅食育普及促進協議会で実施している梅の出前授業において、全国小学校からの希望が当初見込みより多数であったことなどから、本年度中の実施校をふやすため、負担金を増額するものです。  農業土木費、農業土木総務費につきましては、次の63ページにまいりまして、平成23年台風12号災害による伏菟野地区区画整理事業に係る換地精算金を補正するものです。  次に、68ページをお願いします。  住宅費、住宅管理費につきましては、国の補正予算による補助採択を受け、天神1団地屋根改修及び天神2団地外壁改修に係る委託料及び工事請負費を計上するものです。  71ページにまいりまして、小学校費、学校管理費につきましては、平成29年4月から長野小学校と伏菟野小学校とが統合することから、閉校となる伏菟野小学校の記念誌作成に要する費用を補正するものです。  次に、72ページをお願いします。  社会教育費、図書館費につきましては、去る9月29日の業務中における事故により廃車となった配本用車両の買いかえを行うため、軽四輪貨物車購入費等を補正するものです。  73ページをお願いします。  南方熊楠翁顕彰事業費につきましては、南方熊楠顕彰館学習室の空調設備を修繕するため補正するもので、次の公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、10月17日の豪雨により被災した市道2件の復旧工事を行うものです。  以上、今回の一般会計の補正に要する財源といたしましては、地方交付税、国庫支出金、県支出金、繰越金、市債などをもって充てています。  次に、77ページをお願いします。  4定議案第15号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、「外国居住者等の所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律」に基づき、市町村民税で分離課税される「特例適用利子等」及び「特例適用配当等」の額を、国民健康保険税の所得割額の算定及び軽減判定に用いる総所得金額に含めるため、所要の改正を行うものです。  次に、79ページをお願いします。  4定議案第16号 平成28年度田辺市の国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条 事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億1,063万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ132億5,091万6,000円とするものです。  内容につきましては、85ページをお願いします。  保険給付費につきましては、高額薬剤の利用増加の影響などにより医療費が増加しているため、一般被保険者に係る療養給付費をはじめ、一般被保険者及び退職被保険者等に係る高額療養費を増額するものです。  86ページの後期高齢者支援金等、前期高齢者納付金等及び87ページの介護納付金につきましては、本年度の支出額が確定したため、補正するものです。  次の諸支出金につきましては、療養給付費等負担金及び特定健診等負担金の平成27年度の精算に伴う返還金です。  なお、今回の補正に要する財源といたしまして、国庫支出金、療養給付費等交付金、前期高齢者交付金、県支出金、繰入金及び繰越金をもって充てています。  次に、88ページをお願いします。  4定議案第17号の権利の放棄について、地方自治法第96条第1項第10号の規定により議会の議決をお願いするものです。  本件につきましては、住宅新築資金の貸付を受けた1人に対する1件の債権を放棄するものです。  放棄する権利の内容は、住宅新築資金貸付金に係る債権で、債務者はDさんです。  放棄する債権の額は、住宅新築資金貸付金722万1,904円で、理由といたしましては、平成12年7月28日に貸付対象物件を任意売却により処分し、その配当を住宅新築資金貸付金償還金の一部として充当しましたが、残債務については回収できませんでした。その後、債務者は無資力の状態にあり、連帯保証人も無資力の状態であるためです。  今回債権を放棄する金額は722万1,904円となりますが、国庫及び県補助金で60.7%が交付されることにより、残る39.3%、283万9,904円が実質債権放棄をする金額となります。  次に、89ページをお願いします。  4定議案第18号 平成28年度田辺市の同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億2,037万円とするもので、内容につきましては、議案第17号に基づき、住宅新築資金貸付金に係る債権を放棄することにより、県補助金が交付されるため、歳入の財源更正を行うものです。
     次に、92ページをお願いします。  4定議案第19号 平成28年度田辺市の木材加工事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,560万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億4,288万3,000円とするもので、内容につきましては、これまでの受注実績及び今後の受注見込みに鑑み、加工手数料及び材料費を増額するものです。  なお、補正の財源といたしましては、木材加工事業収入をもって充てています。  以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。  よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。            (総務部長 田上豊和君 降壇) ○議長(吉田克己君)    以上をもって、提出者の説明が終了いたしました。  お諮りいたします。  ただいま議題となっております20件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。  これに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  この場合、お諮りいたします。  本日の会議は、この辺にとどめ散会し、あす11月30日から12月8日までの9日間は議案調査のため休会とし、12月9日午前10時から再開いたします。  これに異議ありませんか。             (「異議なし」の声あり) ○議長(吉田克己君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  なお、一般質問の通告につきましては、あす11月30日午後2時までに事務局へ提出願います。締め切り後、抽せんにより質問順位を決定し、通知申し上げます。  散 会 ○議長(吉田克己君)    それでは、本日はこれをもって散会いたします。              (午後 2時14分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成28年11月29日                    議  長  吉 田 克 己                    議  員  佐 井 昭 子                    議  員  中 本 賢 治                    議  員  出 水 豊 数...