田辺市議会 2015-11-30
平成27年12月定例会(第1号11月30日)
副市長 池 田 正 弘 君
教育長 中 村 久仁生 君
企画部長 松 川 靖 弘 君
西部センター館長 田 中 和 史 君
総務部長 田 上 豊 和 君
総務部理事 早 田 斉 君
総務課長 弓 場 和 夫 君
市民環境部長 室 井 利 之 君
保健福祉部長 木 村 晃 和 君
産業部長 那 須 久 男 君
水産課長 前 田 眞 吾 君
建設部長 林 誠 一 君
大塔行政局長 藤 若 隆 司 君
消防長 小 山 裕 史 君
消防次長 濱 中 延 元 君
消防総務課長 安 田 浩 二 君
教育次長 小 川 鏡 君
水道部長 田 中 久 雄 君
工務課長 下 中 哲 也 君
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〇
出席事務局職員
議会事務局長 大 門 義 昭
議会事務局次長 前 溝 浩 志
議会事務局主任 榊 原 数 仁
議会事務局主査 宇 代 夏 樹
開 会
○議長(吉田克己君) それでは、地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成27年第4回
田辺市議会定例会を開会いたします。
(午後 1時00分)
◎市長招集挨拶
○議長(吉田克己君) 日程に入るに先立ち、市長から本定例会招集の挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) 本日、平成27年第4回
田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたり何かと御多用の中を御参集いただき、まことにありがとうございます。
早いもので、ことしも残すところ1カ月余りとなり、年の瀬に向けて徐々に慌ただしさが漂ってくる時期となってきました。当地域におきましては、立冬を過ぎてもなお日中は暖かく、最高気温が20度を超える日も多く、穏やかな日和が続いておりましたが、先週半ばから徐々に気温が下がり、ようやく季節は冬へと移りつつあります。
さて、合併10周年に当たる本年、田辺市の魅力を内外に発信するイベントを種々実施してまいりましたが、全国から選択される田辺市を目指し、昨年から取り組んでおります
価値創造プロジェクトプロモーション事業を先日、
東京駅前丸の内ハウスにて開催し、私も首都圏メディアや一般の方を対象に「
市長出張語り部熊野講座」と題し、熊野の歴史や魅力についてお伝えしてまいりました。さらに昨日までの11日間にわたり、丸の内ハウス内の飲食店舗では、各店舗が趣向を凝らし、梅や梅酒、かんきつなど田辺ならではの食材を使った約50品にも及ぶ
オリジナルメニューを独自に開発し提供していただきました。期間中多くの方に来場していただきましたが、特に首都圏などにおいてPRする場合は、まず田辺市を知っていただく仕掛けが必要となってくることから、そういった意味では、これらのイベントを通して、まさしくそのキャッチフレーズである「歴史と自然を六感で味わい」のとおり、田辺市の魅力の一端を感じていただけたのではないかと考えております。
翻って、我が国の経済に目を向けますと、このほど内閣府が発表した7月から9月期の国内総生産の速報値は、年率換算で0.8%減となり2期連続のマイナス成長となりました。国内総生産の約6割を占める個人消費は、2期ぶりにプラスに転じましたが小幅にとどまり、賃金の伸び悩みにより個人消費の回復ペースも弱く、景気回復は依然足踏み状態にあるといえます。
政府は、企業収益は過去最高水準で雇用の所得の改善は続いているとの見解を示しておりますが、国内の従業員の約7割を占める中小企業の多くは、原材料などの値上がり分を商品に価格転嫁できず、結果として賃上げ幅を抑えざるを得ない状況が続いております。
また和歌山労働局によりますと、9月の県内の有効求人倍率は1.12倍で、平成4年3月の1.13倍以来、23年6カ月ぶりの高水準となり、雇用情勢は一部に厳しさが残るものの、改善しているとしています。しかし一方で、求人の多くはパートで、正社員に限った有効求人倍率は、63カ月連続で前年同月を上回ったものの0.62倍にとどまり、全国平均の0.77倍や近畿平均の0.74倍に比べ、依然厳しい状況にあります。
いずれにいたしましても、地方や中小企業では景気回復の実感がまだまだ乏しく感じられることから、国においては地域経済の活性化に向けた各種施策を、引き続き強力に推進していただきたいと存じます。
さて、今議会におきましては、専決処分の報告1件、条例に関するもの5件、予算に関するもの7件、その他19件について御審議をお願いするものでございます。よろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、招集の挨拶といたします。
(市長 真砂充敏君 降壇)
開 議
○議長(吉田克己君) それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。
(午後 1時06分)
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◎諸般の報告
○議長(吉田克己君) この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
議会事務局長、大門義昭君。
(議会事務局長 大門義昭君 登壇)
○議会事務局長(大門義昭君) 報告申し上げます。
去る11月24日付、田総第245号をもって市長から本定例会に提出の案件として、4定議案第1号 田辺市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定についてなど、議案31件、及び4定報告第1号 専決処分事項の報告についての報告案件1件、並びに議案参考資料の送付がありました。いずれもお手元に配付いたしております。
以上でございます。
(議会事務局長 大門義昭君 降壇)
○議長(吉田克己君) それでは、日程に入ります。
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(吉田克己君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第89条の規定により、本定例会の会議録署名人として、2番 川﨑五一君、3番 久保浩二君、4番 北田健治君、以上3人の諸君を、また会議録署名の予備議員として、5番 橘 智史君、6番 湯口好章君、以上2人の諸君を指名いたします。
◎日程第2 会期の決定
○議長(吉田克己君) 続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から12月21日までの22日間といたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から12月21日までの22日間と決定いたしました。
◎日程第 3 3定議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから
日程第19 3定議案第33号 平成26年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算
についてまで一括上程
○議長(吉田克己君) 続いて、日程第3 3定議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから、日程第19 3定議案第33号 平成26年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてまで、以上17件を一括上程いたします。
ただいま上程いたしました17件については、さきの9月定例会において、それぞれ所管の常任委員会にその審査を付託し、かつ閉会中の継続審査としていたものであります。
この場合、順を追って各
常任委員会委員長から報告を求めます。
まず、初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
12番、小川浩樹君。
(12番 小川浩樹君 登壇)
○12番(小川浩樹君)
総務企画委員会委員長報告を朗読をもってさせていただきます。
本委員会は、去る9月10日の本会議において付託を受けた議案8件のうち、閉会中の継続審査事件でありました平成26年度
各種会計歳入歳出決算3件について、10月15日、16日及び11月12日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第22号 平成26年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について、及び同議案第32号 平成26年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についての以上2件は全会一致により、同議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分は賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち常備消防費にかかわって、
緊急度判定実証事業について実績及び効果をただしたのに対し、「相談件数は1,827件で、そのうち実際の救急出動が62件、うち16件が中等症以上であった。当事業の認知度は高まっており、相談者のうち、本当に必要な方に救急車の出動対応を行い、軽症の方には納得していただいた上、自身による医療機関受診をお願いするという当初の目的は達成できていると考えている」との答弁がありました。
次に、消防団費にかかわって、消防団員の充足率についてただしたのに対し、「高齢化と
サラリーマン化率の上昇により基本団員は減少しており、
機能別消防団員の採用によって補完している状態である」との答弁がありました。さらに委員から、消防団員確保に係る方策についてただしたのに対し、「市では、
消防団活性化検討委員会を設置し、その中で提案された消防団員の
報酬額等引き上げなどの処遇改善、活動上の安全装備品の充実、効率的な活動のための消防団器具庫・車庫の統合、女性分団の結成などに取り組んでいる」との答弁がありました。
次に、防災対策費のうち
住宅耐震改修工事費補助金にかかわって、田辺市
耐震改修促進計画の中で平成27年度末時点で耐震化率80%達成のための耐震必要戸数2,243戸としている計画の進捗状況についてただしたのに対し、「耐震診断については、これまで約2,000戸実施したが、平成26年度末における
耐震改修実施戸数は112戸で耐震診断数に対する耐震実施率は約5%である。県全体でも約10%であり、
アドバイザー制度の活用や平成26年度からは建てかえ事業も耐震改修の補助対象とするなどの対応をしているところである」との答弁がありました。さらに委員から、耐震化率を向上させるための対策についてただしたのに対し、「補助金額の増額や上乗せ制度を設け、県の
耐震マネージャー制度の活用のほか、平成27年度からは部屋を補強する耐震シェルターの設置や就寝時の地震に備えるための耐震ベッドの購入も補助対象としている」との答弁がありました。
次に、行政局費にかかわって、各行政局における職員数、休暇取得状況及び職員体制についてただしたのに対し、「平成27年4月1日現在の行政局の職員数は、龍神行政局が20人、中辺路行政局が21人、大塔行政局が19人、本宮行政局が22人、合計82人である。休暇の取得状況については、行政局職員と全職員を比較すると平均取得日数は行政局職員のほうが多い状況にある。行政局の職員体制については、災害等緊急時には地域出身職員を応援職員として指定するなど連携を図っているところであり、平常業務の中では、職員の健康に留意しながら休暇の取りやすい環境づくりに努めているところである」との答弁がありました。さらに委員から、各
行政局管内出身の職員の状況と地域住民との連携を促進するための独自の取り組みについてただしたのに対し、「行政局職員82人のうち管内出身の職員は49人で約60%である。地域外職員であっても地域の実情の把握に努めることは必要であり、行政局業務や地域の懇談会等を通して住民の皆さんから御意見を伺う機会を設けている。また、各行政局に森林局所属の集落支援員を3人ずつ配置し、住民への声かけや利便性の向上に努めている」との答弁がありました。
次に、歳入のうち、
ふるさと田辺応援寄附金にかかわって、寄附金額が増大したが、その内訳と使途についてただしたのに対し、「寄附額は、合計約7,600万円であり、その内訳と使途は1.世界遺産(熊野古道)関連事業に2,129件、寄附額2,157万6,000円で世界遺産登録10周年記念事業やサンティアゴ・デ・コンポステーラ市との観光交流事業などに充当。2.環境保全事業に825件、寄附額835万3,000円で
木質ペレットストーブの購入、自然観察教室やよみがえりの
森づくり事業等森林保全事業に充当。3.
ふるさとづくり事業に695件、寄附額839万4,000円で観光協会への補助や
田辺笠鉾協賛会への補助等観光を中心とした
地域活性化事業に充当。4.安心して心豊かに暮らせる
まちづくり事業に393件、601万8,000円で
災害用備蓄品購入、
緊急度判定システムの費用等に充当。5.南方熊楠翁・植芝盛平翁顕彰事業に277件、寄附額300万6,000円でそれぞれの顕彰会に対する補助金や顕彰事業に充当。残る2,819件、寄附額2,865万7,000円は活用事業の指定がないものであった」との答弁がありました。さらに委員から、寄附金の返礼品等に費用がかかることも理解するが、寄附金の活用方法を寄附者が指定するという制度となっているので、寄附金によってどの事業をどれだけ充実させることができたのか具体的に内容を示す必要があるという意見が出されました。
以上、委員長報告といたします。
平成27年11月30日、
総務企画委員会委員長、小川浩樹。
(12番 小川浩樹君 降壇)
○議長(吉田克己君) 続いて、
産業建設委員会委員長の報告を求めます。
2番、川﨑五一君。
(2番 川﨑五一君 登壇)
○2番(川﨑五一君)
産業建設委員会委員長報告を行います。
本委員会は、去る9月10日の本会議において付託を受けた議案11件のうち、閉会中の継続審査事件でありました平成26年度
各種会計歳入歳出決算6件について、10月7日、8日及び11月30日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第21号 平成26年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第23号 平成26年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第30号 平成26年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第31号 平成26年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算について、いずれも全会一致により、原案のとおり認定、また、同議案第33号 平成26年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算については、全会一致により、原案のとおり可決及び認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、農業振興費にかかわって、銃の狩猟免許取得に係る対策についてただしたのに対し、「県が実施する啓発活動や免許取得PRのための講習会に合わせて、市においても啓発を実施している。今後、銃の免許所持者が急減する可能性があるので、引き続き県と連携しながら免許取得者をふやすための対策を進めていきたい。また、今年度から雇用している鳥獣害対策を専門的に行う臨時職員については、現在銃の狩猟免許を取得中である」との答弁がありました。
次に、紀州田辺うめ振興協議会補助金にかかわって、梅の機能性に係る研究成果とその活用方法についてただしたのに対し、「梅酢ポリフェノールのインフルエンザウイルス増殖抑制作用について特許出願中であり、また、ノロウイルスの不活化作用も確認されたことから、和歌山大学及び和歌山県立医科大学の研究チームと協力し、短期的には梅酢ポリフェノールの抗菌作用の商品化について、長期的にはウイルス増殖抑制作用や不活化作用を生かした消毒液などとして利用できないか研究していきたい」との答弁がありました。
次に、林業振興費にかかわって、
木質ペレットストーブの導入実績と今後の方向性についてただしたのに対し、「龍神地区の小学校に6台設置して稼働しているが、燃料をできるだけ安価に購入できるよう努めるとともに、今後も寒冷地である龍神地区の学校を中心に導入を進めていきたい。その後、検証データを集積した上で今後の方向性を見きわめたい」との答弁がありました。これに対し委員から、エネルギー政策と産業振興の観点から、関係部局で連携して取り組まれたいとの要望がありました。
次に、山村振興費にかかわって、集落支援員の賃金と業務内容の妥当性をただしたのに対し、「市の臨時職員の給与規定に基づいて支給しているが、一昨年に見直しを行い、賃金の単価を増額した」との答弁がありました。
次に、水産振興費にかかわって、漁業就業体験事業費補助金の実績と周知方法についてただしたのに対し、「6日間で延べ5名の方が体験に参加し、そのうち2名が漁業に就業している。事業の周知については、市広報紙への掲載、就業支援イベントでのチラシ配布、本市ホームページへの掲載等を行っている。今後も少しでも漁業に興味のある人材を掘り起こし、漁業を体験してから本格就業していただくことでミスマッチによる離職を減らし、担い手を定着させていきたい」との答弁がありました。
次に、商工振興費にかかわって、商店街コミュニティ機能強化支援事業費補助金の実績についてただしたのに対し、「特定非営利活動法人1法人が銀座商店街に中間就労の場として、課題を抱える若者の自立支援を行う事業を実施したので、その施設整備に対する補助を行った」との答弁がありました。
次に、観光費にかかわって、観光戦略推進事業における英語以外の外国語対応ができるガイドの必要性及び外国人観光客に対するスマートフォン用の環境整備についてただしたのに対し、「オーストラリア及びニュージーランド、アメリカ、フランス、スペイン等からの観光客が増加しているが、そのほとんどは英語による対応が可能である。また、外国人観光客に対して熊野古道の各王子社に英語による説明がなされるスマートフォンでの利用が可能なコンテンツを整備している。さらに、県が外国人観光客のためのWi-Fi環境の整備を進めており、市においても地方創生に係る事業を活用し、観光施設への整備を鋭意進めている」との答弁がありました。
次に、土木総務費にかかわって、文里湾横断道路調査業務の内容及び今後の活用についてただしたのに対し、「周辺地域における交通量や土地の利用状況、防災面に関するデータの整理を行ったものであり、今後、それらのデータをもとに文里湾横断道路の必要性について協議を行い、議員や市民に公表する準備を進めていきたい」との答弁がありました。
次に、道路維持費及び橋梁新設改良費にかかわって、市が管理している橋梁数と橋梁の計画的な補修についてただしたのに対し、「延長が2メートル以上の橋梁は1,004橋あり、補修が必要な箇所については道路維持の枠内で対応している。道路法の改正による5年以内の橋梁の一斉点検によって損傷状況の把握を行い、緊急性の高い箇所は優先的に補修を行うとともに、他の箇所についても詳細な状況を確認しながら補修を検討していきたい」との答弁がありました。
次に、議案第23号 平成26年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算にかかわって、使用料の未納者に対する対応についてただしたのに対し、「2期4カ月以上の未納者に対して、順を追い、督促状、催告状、給水停止の執行予告を発送するが、その際には地域事情に精通している行政局と連携し戸別訪問等で状況を把握しながら、分納等の納付指導を行っている」との答弁がありました。
次に、議案第33号 平成26年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算にかかわって、有収率の減少と老朽管との関連についてただしたのに対し、「平成26年度の有収率は85.39%で全国平均よりも低いが、老朽管の更新を進めた結果、前年度の有収率よりも改善している。今後も漏水が多くなった箇所の重点的な更新に努めたい」との答弁がありました。
以上、委員長報告といたします。
平成27年11月30日、
産業建設委員会委員長、川﨑五一。
(2番 川﨑五一君 降壇)
○議長(吉田克己君) 続いて、文教厚生委員会委員長の報告を求めます。
17番、出水豊数君。
(17番 出水豊数君 登壇)
○17番(出水豊数君) 文教厚生委員会委員長報告をさせていただきます。
本委員会は、去る9月10日の本会議において付託を受けた議案13件のうち、閉会中の継続審査事件でありました平成26年度
各種会計歳入歳出決算10件について、10月13日、14日及び11月30日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査を行いました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第24号 平成26年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第25号 平成26年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第26号 平成26年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第27号 平成26年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第28号 平成26年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第29号 平成26年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についての以上6件については、全会一致により、同議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第18号 平成26年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第19号 平成26年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について及び同議案第20号 平成26年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についての以上4件については、賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、塵芥処理費にかかわって、近年の資源化率の状況に係る実績について説明を求めたのに対し「資源化率は、平成24年度が21.5%、平成25年度が20.8%、平成26年度が20.4%である」との答弁がありました。さらに委員から、資源化率の目標値及び資源化率向上に向けた取り組みについてただしたのに対し、「本市の一般廃棄物処理基本計画において、資源化率目標値を25%と設定しており、ごみの分別徹底や古紙等の集団回収実施などの啓発により、ごみの減量化と再生資源のリサイクルを推進しているところである」との答弁がありました。
次に、学校施設耐震改修事業費にかかわって、小中学校の耐震診断の結果と今後の方向性についてただしたのに対し、「平成26年度において、小学校3校の木造校舎4棟及び中学校2校の木造校舎2棟において耐震診断を実施した。その結果、耐震性能を示すIw値は、三里小学校が0.12、大坊小学校が0.35、秋津川小学校が0.46、近野中学校が0.40、秋津川中学校が1.50であった。大規模地震に際しての判定基準として、Iw値が0.7未満は「倒壊する可能性が高い」、0.7以上1.0未満は「倒壊する可能性がある」、1.0以上1.5未満は「一応倒壊しない」、1.5以上が「倒壊しない」となっているため、数値の低い施設については、耐震補強や建てかえ、統廃合なども含めて検討しているところである」との答弁がありました。
次に、保健体育総務費の夢の教室事業委託料にかかわって、事業実績とその効果についてただしたのに対し、「日本サッカー協会に委託している事業であるが、サッカー選手にとらわれず、各分野から講師である『夢先生』の派遣をいただいている。平成26年度は、小学校6校で実施し、講師として元全日本バレーボール選手の井野亜希子氏、元プロ野球選手の立川隆史氏、元プロキックボクシング選手の富平辰文氏を招聘した。本事業は小学5年生を対象とした平成25年度から平成28年度までの事業であり、児童及び学校に大変好評をいただいている事業である」との答弁がありました。
次に、保健管理費の自動体外式除細動器購入費にかかわって、購入数及び新機種への更新に伴う性能や使用方法についてただしたのに対し、「小学校27校、中学校14校の全校に設置しているAEDを更新したものであり、新機種導入に伴う変更点は特になく、音声ガイダンスに沿って誰もが使用できる仕様となっている」との答弁がありました。
次に、議案第24号
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算にかかわって、排水処理施設の供用率について詳細説明を求めたのに対し、「排水処理施設は12カ所あり、供用率は全体平均で80%である。そのうち、供用率が最も高い中芳養地区排水処理施設が93.9%、最も低い上野鎌倉地区排水処理施設が44.4%である」との答弁がありました。さらに委員から、供用率の低い地域における啓発及び転入者の新規接続の可否についてただしたのに対し、「供用率の低い施設については、毎年4月の管理組合総会において接続促進に向けた啓発をしているところである。また、転入者の新規接続については、当該地域の接続率が極端に低く、今後も新規加入者の増加が見込めない場合などに限り、加入負担金をいただき接続していただく場合もある」との答弁がありました。
以上、委員長報告といたします。
平成27年11月30日、文教厚生委員会委員長、出水豊数。
(17番 出水豊数君 降壇)
○議長(吉田克己君) 以上で、各
常任委員会委員長の報告が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。討論は一括して行います。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(吉田克己君) 討論があるようですので、この場合、委員長の報告はいずれも認定であります。よって、認定に対する反対討論の発言を許可いたします。
1番、真砂みよ子君。
(1番 真砂みよ子君 登壇)
○1番(真砂みよ子君) 1番、日本共産党の真砂みよ子です。3定議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算並びに同議案第18号 平成26年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、同議案第19号 平成26年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、同議案第20号 平成26年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算の4会計の決算について、日本共産党田辺市議団を代表して反対の立場から討論を行います。
主な反対の理由を申し上げます。
2014年4月から消費税率が5%から8%に引き上げられました。これまでの税込みの内税表示から外税表示も可能になり、日々の生活で消費税をどれだけ支出しているかを実感するようになり、消費者の買い控え意識も起こりました。また、緩和措置として、低所得者層に定額給付金が支給されましたが、本来の目的がどれだけ達成されたか疑わしく、経済効果があったかどうかの検証が必要です。田辺市の具体的な問題点の1点目は、職員の非正規化と職員数です。臨時職員、嘱託職員を合わせると430人を超えています。また、行政局の職員は20人前後で広大な田辺市の地域を網羅できる人数ではありません。
2点目は、市民税などの滞納者に対する差し押さえは他市町村に比べて厳しく、厳しい生活や経営に苦しむ市民に寄り添う姿勢とは言えません。
3点目の子育て支援ですが、子育て世代の一番の要望は、子供の医療費の無料化、特に通院の無料化です。この願いがかなえられていません。
4点目は、生活保護行政です。平成26年度に職員による不正が明らかになりました。言うまでもなく生活保護は命をつなぐ最後のセーフティーネットです。なぜこのようなことが起こったのか、何が問題だったのか、原因分析が十分行われていません。そのため、根本的改善策も不十分のままです。このままでは同じ過ちを繰り返しかねません。このように、厳しい暮らしや経営状況の市民に寄り添い応援するものではなかったことを指摘したいと思います。
国民健康保険事業特別会計ですが、そもそもこの会計は定年退職後の年金生活者や自営業の皆さんが加入しているもので、リストラなどで職を失った方などもいらっしゃって、厳しい生活の方を多く対象とする会計です。
そんな市民のために厳しい取り立てをするのではなく、基金を十分活用して払える国保税にすべきです。また、このような実態だからこそ、国は国庫補助金を削減するのではなく、補助率を以前に戻すべきです。
後期高齢者医療特別会計については、病気がちになる75歳以上の高齢者のみの保険会計をつくったこと自体が問題で、支え合う精神が欠けています。こんな不十分な体制にもかかわらず、県の広域連合では2014年度には24億円の基金が積み立てられていることが日本共産党の広域連合委員によって明らかにされました。これは保険税が高過ぎる証拠です。
介護保険特別会計は、利用すればますます保険料が高くなる仕組みであり、年々サービスが低下し、保険あって利用なし、保険あって介護なしになっています。
これらの会計はもともと国の制度であり、この国の悪政から田辺市が市民を守る防波堤になっていないという点が問題だと指摘して反対討論といたします。
以上です。
(1番 真砂みよ子君 降壇)
○議長(吉田克己君) 続いて、認定に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 他に討論はございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっております17件について、順次採決に入ります。
◎日程第3 3定議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 3定議案第17号 平成26年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第17号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(吉田克己君) 起立多数であります。
よって、3定議案第17号は認定することに決しました。
◎日程第4 3定議案第18号 平成26年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第18号 平成26年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第18号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(吉田克己君) 起立多数であります。
よって、3定議案第18号は認定することに決しました。
◎日程第5 3定議案第19号 平成26年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第19号 平成26年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第19号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(吉田克己君) 起立多数であります。
よって、3定議案第19号は認定することに決しました。
◎日程第6 定議案第20号 平成26年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第20号 平成26年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第20号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(吉田克己君) 起立多数であります。
よって、3定議案第20号は認定することに決しました。
◎日程第7 3定議案第21号 平成26年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第21号 平成26年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第21号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第21号は認定することに決しました。
◎日程第8 3定議案第22号 平成26年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会
計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第22号 平成26年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第22号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第22号は認定することに決しました。
◎日程第9 3定議案第23号 平成26年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第23号 平成26年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第23号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第23号は認定することに決しました。
◎日程第10 3定議案第24号 平成26年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第24号 平成26年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第24号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第24号は認定することに決しました。
◎日程第11 3定議案第25号 平成26年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第25号 平成26年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第25号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第25号は認定することに決しました。
◎日程第12 3定議案第26号 平成26年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第26号 平成26年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第26号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第26号は認定することに決しました。
◎日程第13 3定議案第27号 平成26年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別
会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第27号 平成26年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第27号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第27号は認定することに決しました。
◎日程第14 3定議案第28号 平成26年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第28号 平成26年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第28号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第28号は認定することに決しました。
◎日程第15 3定議案第29号 平成26年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第29号 平成26年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第29号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第29号は認定することに決しました。
◎日程第16 3定議案第30号 平成26年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第30号 平成26年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第30号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第30号は認定することに決しました。
◎日程第17 3定議案第31号 平成26年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第31号 平成26年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第31号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第31号は認定することに決しました。
◎日程第18 3定議案第32号 平成26年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第32号 平成26年度田辺市四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第32号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第32号は認定することに決しました。
◎日程第19 3定議案第33号 平成26年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算について
○議長(吉田克己君) 続いて、3定議案第33号 平成26年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてお諮りいたします。
議案第33号は、委員長の報告のとおり可決及び認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第33号は可決及び認定することに決しました。
休 憩
○議長(吉田克己君) この場合、午後2時まで休憩します。
(午後 1時49分)
――
―――――――――――――――――
再 開
○議長(吉田克己君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後 2時00分)
◎日程第20 4定報告第 1号 専決処分事項の報告についてから
日程第51 4定議案第31号
紀南地方児童福祉施設組合規約の変更についてまで一括上程
○議長(吉田克己君) 続いて、日程第20 4定報告第1号 専決処分事項の報告についてから、日程第51 4定議案第31号
紀南地方児童福祉施設組合規約の変更についてまで、以上32件を一括上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) ただいま上程されました議案は、専決処分報告1件、条例に関するもの5件、予算に関するもの7件、その他19件でございまして、その概要について御説明申し上げます。
まず、報告第1号 専決処分事項の報告については、車両損傷事故1件及びその他の事故1件の損害賠償について、専決処分したものの報告であります。
議案第1号 田辺市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づき、本市における個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関し必要な事項を定めるため制定するもので、議案第2号 田辺市税条例等の一部改正については、地方税法の一部改正に伴い、徴収猶予制度の見直しを行うほか、所要の改正を行うもので、議案第3号 田辺市
地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の制定については、地域再生法に基づく本市の
地方活力向上地域内において、特別償却設備の新設等をした者に対し、当該設備に係る固定資産税の特別措置を講ずるため制定するもので、議案第4号 田辺市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正については、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正により、他の法律による給付との併給調整率を定めるほか、所要の改正を行うもので、議案第5号 田辺市消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部改正については、消防本部及び田辺消防署の新築移転に伴い、それぞれの位置の変更等を行うため改正するものであります。
議案第6号 田辺市
高齢者複合福祉施設たきの里の指定管理者の指定についてから議案第20号 田辺市近露観光交流館の指定管理者の指定についてまでは、それぞれの施設の指定管理者の指定について、議案第21号 市町村建設計画の変更については、東日本大震災による被害を受けた合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部改正により、合併特例債の発行期限が延長されたことに伴い、平成32年度まで市町村建設計画の計画期間を延長することについて、議案第22号 田辺市
過疎地域自立促進計画の策定については、過疎地域自立促進特別措置法の改正により、その期限が延長されたことに伴い、平成28年度から平成32年度までの田辺市
過疎地域自立促進計画を策定することについて、それぞれ議決をお願いするものであります。
次に、議案第23号 平成27年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。今回の補正は、3億1,889万7,000円で、歳出の主なものを申し上げますと、職員配置の変更や時間外勤務手当の増加に伴う人件費の補正を行うほか、総務費では、
ふるさと田辺応援寄附金の返礼品拡充に伴うホームページ改修委託料、公職選挙法改正に伴う選挙人名簿システム等の改修委託料等を、民生費では、障害者自立支援給付費負担金等の精算による国庫及び県支出金返還金、障害者に係る重度障害者等医療費等を、衛生費では、がん検診推進事業等の精算による国庫及び県支出金返還金を、農林水産業費では、有害鳥獣捕獲事業費補助金、中山間地域等直接支払交付金及び林業・木材産業構造改革事業費補助金等を、商工費では、指定管理者の交代に伴う観光施設の修繕費等を、土木費では、市道あけぼの東山2号線の道路新設改良に係る測量・調査・設計委託料を、教育費では、熊野参詣道中辺路緑化整備に係る工事請負費、文化財の森特別保存整備事業費補助金を、災害復旧費では、農林施設及び公共土木施設等の復旧費用を、諸支出金では、介護保険特別会計及び簡易水道事業特別会計への繰出金を補正するほか、債務負担行為及び地方債を補正しております。今回の補正に要する財源としましては、国庫支出金、県支出金、繰越金、市債等をもって充てることにしております。
議案第24号 平成27年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、高額療養費等の増額、介護納付金確定に伴う減額及び療養給付費等負担金等の精算に伴う返還金等を補正するもので、議案第25号 平成27年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第1号)につきましては、職員配置の変更に伴う人件費の増額及び介護給付費準備基金積立金の減額の補正を行うものであります。
議案第26号 権利の放棄については、住宅新築資金貸付金に係る債権を放棄することについて、議決をお願いするもので、議案第27号 平成27年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、債権放棄に伴う財源の更正を行うものであります。
議案第28号 平成27年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、職員配置の変更や時間外勤務手当の増加に伴う人件費の補正を行うもので、議案第29号 平成27年度田辺市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)及び議案第30号 平成27年度田辺市
水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、職員配置の変更に伴う人件費の補正を行うものであります。
議案第31号
紀南地方児童福祉施設組合規約の変更については、紀南地方児童福祉施設組合が管理及び運営をしている和歌山県立白浜なぎさホームの設置主体が平成28年4月1日に和歌山県から紀南地方児童福祉施設組合に移管されることに伴う改正を行うとともに、関係市町の負担金の変更について所要の改正を行うものであります。
以上、提案いたしました議案について御説明申し上げましたが、詳細につきましては、関係部長から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。
(市長 真砂充敏君 降壇)
○議長(吉田克己君) 続いて、補足説明を求めます。
総務部長、田上豊和君。
(総務部長 田上豊和君 登壇)
○総務部長(田上豊和君) それでは、議案書に基づきまして補足説明をさせていただきます。
1ページをお願いします。
4定報告第1号 専決処分事項の報告については、損害賠償の額を定め、和解することについて、地方自治法第180条第1項の規定による指定に基づき専決処分したもので、同条第2項の規定によりこれを御報告するものです。
まず、1件目の内容といたしましては、平成27年9月14日、本市が所有する中万呂791番地の1の山林から、隣接するAさんの自宅の屋根に木の枝が落下したことにより、当該屋根を損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が40万464円を相手方に支払うものです。
2ページ、2件目の内容といたしましては、平成27年8月14日午後4時15分ごろ、本市消防本部警防課職員が、救急の日の行事の打ち合わせに向かうため、軽貨物自動車を運転し、芳養松原二丁目31番10号地先の県道芳養清川線を走行中、道路左側の路肩から発進してきた、Bさん運転の軽乗用自動車と接触し、Bさん運転の車両については右前部が、本市職員運転の車両については左後部が損傷したもので、これらの損害に対する賠償金として、本市が9,720円を相手方に、相手方が8万2,698円を本市にそれぞれ支払うものです。
次に、3ページをお願いします。
4定議案第1号 田辺市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づき、同法に定められている事務以外に、市が独自に実施している福祉サービス等の事務における個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関し、必要な事項を定めるため制定するものです。
次に、10ページをお願いします。
4定議案第2号 田辺市税条例等の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、地方税法の一部改正に伴い、申請による換価の猶予が新設されるなど徴収猶予制度の見直しがなされたことにより、猶予に係る申請期限などについて定めるほか、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴う所要の改正を行うものです。
次に、15ページをお願いします。
4定議案第3号 田辺市
地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、地域再生法が本年6月に一部改正されたことに伴い、新たに和歌山県が策定した地域再生計画となる和歌山県
地方活力向上地域特定業務施設整備促進プロジェクトに基づき、地方の安定した雇用の創出を目指すための
地方活力向上地域特定業務施設整備事業を県の認定を受けて実施する事業者に対して、固定資産税の不均一課税を行う特別措置を講ずるため制定するものです。
その概要につきましては、県が策定した計画が国の認定を受け公示された本年10月8日から平成32年3月31日までに、当該事業者が取得した家屋や土地などに対して、新たに固定資産税を課することになった年度以降、3カ年度分に限り、軽減税率を適用するものです。
次に、17ページをお願いします。
4定議案第4号 田辺市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部が改正され、消防団員等が公務災害により、傷病補償年金、障害補償年金、遺族補償年金、または休業補償を受ける場合に、他の法律による給付との併給調整率を定めるほか、所要の改正を行うものです。
次に、24ページをお願いします。
4定議案第5号 田辺市消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、消防本部及び田辺消防署が新庄町46番地の119に新築移転することに伴い、それぞれの位置の変更等を行うため改正するものです。
次に、26ページの4定議案第6号から40ページの4定議案第20号までは、本市の公の施設15施設について、それぞれの指定管理者を指定するため、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をお願いするものです。
まず、26ページの4定議案第6号 田辺市
高齢者複合福祉施設たきの里の指定管理者の指定については、現在の指定管理者である田辺市たきない町22番1号、社会福祉法人田辺市社会福祉事業団理事長、福田安雄氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、27ページの4定議案第7号 田辺市立松風荘の指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市高雄一丁目23番1号、社会福祉法人田辺市社会福祉協議会会長、野見陽一郎氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、28ページの4定議案第8号 田辺市立やすらぎ荘の指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市高雄一丁目23番1号、社会福祉法人田辺市社会福祉協議会会長、野見陽一郎氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、29ページの4定議案第9号 田辺市龍神ごまさんスカイタワーの指定管理者の指定については、現在の指定管理者である田辺市龍神村龍神165番地、龍神はーと代表、小川さだ氏を平成28年4月1日から平成31年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、30ページの4定議案第10号 田辺市
熊野古道中辺路陶芸館の指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市中辺路町栗栖川844番地の33、中陶友会代表、二貝清一氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、31ページの4定議案第11号 田辺市
龍神宮代オートキャンプ場の指定管理者の指定については、現在の指定管理者である田辺市龍神村宮代341番地、上宮代区区長、五味 巧氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、32ページの4定議案第12号 田辺市
龍神丹生ヤマセミの郷の指定管理者の指定については、地域の団体である田辺市龍神村殿原391番地、殿原ニュー泉会会長、深瀬武文氏を平成28年4月1日から平成31年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、33ページの4定議案第13号
田辺市川湯キャンプ場の指定管理者の指定については、公募による選考の結果、東牟婁郡那智勝浦町大字天満122番地、みくまの農業協同組合代表理事組合長、村上幸弘氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、34ページの4定議案第14号 田辺市龍神木族館の指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市龍神村東401番地、龍神村森林組合代表理事組合長、眞砂佳明氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、35ページの4定議案第15号 田辺市龍游館の指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市龍神村福井511番地、こすげパーク振興会代表、松本 泉氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、36ページの4定議案第16号 田辺市
熊野古道中辺路の指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市中辺路町近露2474番地の1、有限会社ふれあい代表取締役、森 昌子氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、37ページの4定議案第17号 田辺市
奥熊野古道ほんぐうの指定管理者の指定については、公募による選考の結果、東牟婁郡那智勝浦町大字天満122番地、みくまの農業協同組合代表理事組合長、村上幸弘氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、38ページの4定議案第18号 田辺市おおとう山遊館の指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市鮎川597番地の121、有限会社谷口自動車代表取締役、谷口 弘氏を平成28年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、39ページの4定議案第19号 田辺市
林業開発センター深山荘の指定管理者の指定については、現在の指定管理者である田辺市龍神村龍神189番地、一般財団法人龍神村開発公社代表理事、手谷新一氏を平成28年4月1日から平成31年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、40ページの4定議案第20号 田辺市近露観光交流館の指定管理者の指定については、現在の指定管理者である田辺市中辺路町近露1129番地、ちかの平安の郷推進協議会会長、久保智彦氏を平成28年4月1日から平成31年3月31日までの間、当該施設の指定管理者として指定するものです。
次に、41ページをお願いします。
4定議案第21号 市町村建設計画の変更について、市町村の合併の特例に関する法律附則第2条第2項の規定により、なおその効力を有することとされる同法第5条第7項の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、東日本大震災による被害を受けた合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部を改正する法律の施行により、合併特例債の発行期限が延長されたことに伴い、平成28年度から平成32年度までの5年間、市町村建設計画を延長するものです。
次に、46ページをお願いします。
4定議案第22号 田辺市
過疎地域自立促進計画の策定について、過疎地域自立促進特別措置法第6条第1項の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、過疎地域自立促進特別措置法の一部改正により、同法の有効期限が延長されていること及び平成27年度末をもって現行の田辺市
過疎地域自立促進計画の期限が終了することに伴い、別冊として添付しております、平成28年度から平成32年度までの
過疎地域自立促進計画を策定するものです。
次に、47ページをお願いします。
4定議案第23号 平成27年度田辺市の
一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億1,889万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ466億178万4,000円とするものです。
なお、債務負担行為及び地方債の補正につきましては、51ページ及び52ページを御参照願います。
補正予算の内容につきましては、58ページから歳出に沿って御説明いたしますが、各費目にございます給料、職員手当等、共済費につきましては、職員配置の変更や紀の国わかやま
国体及び紀の国わかやま大会への職員の動員等、時間外勤務手当の増加に伴い、人件費を補正するもので、その説明は省略させていただきますので御了承願います。
なお、人件費につきましては、給与費明細書を82ページに、工事請負費につきましては、工事明細表を83ページに、あわせて別冊参考資料として工事事業箇所図を掲載しています。
それでは、59ページをお願いします。
まず、総務管理費、人事管理費につきましては、本年4月から地方税回収機構へ派遣された職員に係る家屋借料を増額するものです。企画費につきましては、
ふるさと田辺応援寄附金の返礼品の拡充を平成28年4月から予定しており、これに伴う案内用パンフレットの作成及びホームページの改修を行うものです。
61ページにまいりまして、選挙費、選挙管理委員会費につきましては、公職選挙法の改正に伴い、選挙権年齢が満18歳以上に改められたことから、選挙人名簿システム及び期日前投票システムの改修を行うものです。
次に、63ページをお願いします。
社会福祉費、社会福祉総務費につきましては、障害者自立支援給付費負担金を初め、障害者福祉、児童福祉施策等に係る各種負担金及び補助金の平成26年度の精算に伴う返還金です。
障害者福祉費につきましては、受診件数の増加に伴い、医療費に係る扶助費及び医療費審査手数料を増額するとともに、利用者数の増加等に伴い、サービス提供に係る扶助費や日中一時支援事業などの委託料を増額するものです。
次に、65ページをお願いします。
児童福祉費、ひとり親家庭等医療費、次の老人福祉費につきましては、受診件数の増加等に伴い、医療費に係る扶助費及び医療費審査手数料をそれぞれ増額するものです。
66ページにまいりまして、保健衛生費、保健衛生総務費につきましては、がん検診推進事業及び健康増進事業等に係る補助金の平成26年度の精算に伴う返還金です。
次に、68ページをお願いします。
農業費、農業総務費につきましては、農地の所有権移転や利用権の設定により耕作を継承した場合に交付される補助金において、利用権設定の解除の申し出による利用者からの返還に基づく県への返還金です。農業振興費につきましては、捕獲頭数の増加により有害鳥獣捕獲事業費補助金を増額するとともに、中山間地域等直接支払交付金において、超急傾斜農地保全管理加算の交付制度が追加されたことから増額するものです。
次に、70ページをお願いします。
林業費、林業振興費につきましては、県補助金の内示により、龍神村森林組合及び中辺路森林組合が整備する高機能林業機械に対して補助するものです。
72ページにまいりまして、商工費、観光費につきましては、地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)を活用し、大阪府泉南市、奈良県十津川村及び本市が連携して広域観光に取り組むことから、共同プロモーションに向けたパンフレットを作成するほか、指定管理者の交代に伴い、平成28年4月から運営を開始するおおとう山遊館及び奥熊野古道ほんぐうの修繕を行うものです。
73ページをお願いします。
道路橋梁費、道路新設改良費につきましては、車両や通学路として歩行者及び自転車の通行が非常に多い市道あけぼの東山2号線について、一部、民有地を通行している現状の解消と歩行者等の安全を確保するため、歩車道の整備に着手するものです。
次に、79ページをお願いします。
社会教育費、文化財費につきましては、平成23年の台風12号で被災した熊野参詣道中辺路の本宮町三越地区における古道の復旧箇所において、県世界遺産協議会からの支援を受けて緑化工事を行うほか、文化財建造物等の保護及び人的被害の未然防止を目的として、カシノナガキクイムシが媒介する病原菌によるナラ枯れ被害木の伐倒駆除等を行うものに対して補助するものです。
80ページにまいりまして、農林施設災害復旧費、現年度耕地災害復旧事業費につきましては、9月6日から7日にかけての豪雨により被災した農業用施設2件、農地1件の復旧工事を行うものです。
次の公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、7月の台風11号豪雨により地形変状がみられ、その後の観測において、地すべり災害と考えられる市道峯線において、災害査定に必要な解析及び対策工法の設計を行うとともに、9月1日から2日にかけての豪雨により被災した市道佐本4号線の復旧及び9月6日から7日にかけての豪雨で復旧箇所が拡大した市道岩崎桑畑線の工事費を増額するものです。
81ページの特別会計繰出金は、介護保険及び簡易水道事業の特別会計につきまして、人件費の補正予算に対応し、必要となる一般会計からの繰出金です。
以上、今回の一般会計の補正に要する財源といたしましては、諸収入を減額するとともに、国庫支出金、県支出金、繰越金、市債などをもって充てています。
次に、84ページをお願いします。
4定議案第24号 平成27年度田辺市の
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条 事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,847万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ132億689万8,000円とするものです。
内容につきましては、90ページをお願いします。
保険給付費につきましては、医療費の給付見込みに基づき増額するものです。
91ページの後期高齢者支援金等、前期高齢者納付金等及び92ページの介護納付金につきましては、本年度の支出額が確定したため、補正するものです。
次の償還金及び還付加算金につきましては、療養給付費等負担金及び特定健康診査等負担金の平成26年度の精算に伴う返還金です。なお、今回の補正に要する財源といたしまして、国庫支出金、療養給付費等交付金、県支出金、繰入金及び繰越金を充てています。
次に、94ページをお願いします。
4定議案第25号 平成27年度田辺市の
介護保険特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ700万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ85億6,220万3,000円とするものです。
内容につきましては、98ページをお願いします。
地域支援事業費につきましては、職員数の増加等に係る人件費を増額するもので、給与費明細書を99ページに掲載しておりますので御参照願います。
次の基金積立金につきましては、人件費の増額に伴い、積み立てを予定していた額の一部を組みかえるものです。なお、補正の財源といたしましては、国庫支出金、県支出金及び繰入金を充てています。
次に、100ページをお願いします。
4定議案第26号の権利の放棄について、地方自治法第96条第1項第10号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、住宅新築資金の貸し付けを受けた1人に対する1件の債権を放棄するものです。
放棄する権利の内容は、住宅新築資金貸付金に係る債権で、債務者はCさんです。
放棄する債権の額は、住宅新築資金貸付金181万1,219円で、理由といたしましては、平成26年に他の債権者からの申し立てにより貸付対象物件が競売され、本市への配当を住宅新築資金貸付金償還金の一部として充当しましたが、残債務については回収できませんでした。その後、債務者は自己破産しており、連帯保証人も自己破産しているためです。
今回債権を放棄する金額は181万1,219円となりますが、国庫及び県補助金で67.7%が交付されることにより、残る32.3%、58万4,219円が実質的な債権放棄をする金額となります。
101ページをお願いします。
4定議案第27号 平成27年度田辺市の
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億2,473万7,000円とするもので、内容としましては、議案第26号に基づき、住宅新築資金貸付金に係る債権を放棄することにより、県補助金が交付されるため歳入の財源更正を行うものです。
次に、104ページをお願いします。
4定議案第28号 平成27年度田辺市の
簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ228万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億8,444万4,000円とするもので、内容につきましては、職員配置の変更及び水道事業との統合に向けた対応などに係る時間外勤務手当の増額に伴い、人件費を補正するもので、給与費明細書を107ページに掲載しておりますので御参照願います。
なお、補正の財源といたしましては、繰入金を充てています。
次に、108ページをお願いします。
4定議案第17号 平成27年度田辺市の
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ23万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億8,456万5,000円とするもので、内容につきましては、職員配置の変更に伴い、人件費を補正するもので、給与費明細書を111ページに掲載しておりますので御参照願います。
なお、補正の財源といたしましては、繰越金を充てています。
次に、112ページをお願いします。
4定議案第30号 平成27年度田辺市
水道事業会計補正予算(第1号)です。
第1条 平成27年度田辺市水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第2条 平成27年度田辺市水道事業会計予算(以下「予算」という。)第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正する。
第3条 予算第6条に定めた経費の金額を次のとおり改める。
内容につきましては、職員配置の変更に伴う人件費を補正するもので、収益的支出で57万8,000円を減額しています。なお、給与明細書につきましては、114ページを御参照願います。
次に、115ページをお願いします。
4定議案第31号
紀南地方児童福祉施設組合規約の変更については、地方自治法第286条第1項及び第290条の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、紀南地方児童福祉施設組合が管理及び運営をしている和歌山県立白浜なぎさホームの設置主体が、平成28年4月1日に和歌山県から紀南地方児童福祉施設組合に移管されることに伴う改正を行うとともに、組合経費に係る関係市町の負担金の変更について所要の改正を行うものです。
以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。
よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
(総務部長 田上豊和君 降壇)
○議長(吉田克己君) 以上をもって、提出者の説明が終了いたしました。
お諮りいたします。
日程第20 4定報告第1号 専決処分事項の報告についてから、日程第51 4定議案第31号
紀南地方児童福祉施設組合規約の変更についてまでの以上32件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
この場合、お諮りいたします。
本日の会議は、この辺にとどめ散会し、あす12月1日から12月8日までの8日間は議案精査のため休会とし、12月9日午前10時から再開いたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(吉田克己君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、一般質問の通告につきましては、あす12月1日午後2時までに事務局へ提出願います。締め切り後、抽せんにより質問順位を決定し、通知申し上げます。
散 会
○議長(吉田克己君) それでは、本日はこれをもって散会いたします。
(午後 2時35分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成27年11月30日
議 長 吉 田 克 己
議 員 川 﨑 五 一
議 員 久 保 浩 二
議 員 北 田 健 治...