田辺市議会 2014-09-25
平成26年 9月定例会(第5号 9月25日)
○議長(塚 寿雄君) 質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 討論なしと認めます。
それでは、お諮りいたします。
3定報告第1号は、原案のとおり承認することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって3定報告第1号は、原案のとおり承認することに決しました。
◎日程第 2 3定議案第 1号 田辺市
福祉事務所設置条例の一部改正についてから
日程第20 3定議案第21号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)まで
一括上程
○議長(塚 寿雄君) 続いて、日程第2 3定議案第1号 田辺市
福祉事務所設置条例の一部改正についてから、日程第20 3定議案第21号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)まで、以上19件を
一括上程いたします。
ただいま上程いたしました19件については、過日の本会議において、それぞれ所管の
常任委員会に付託していたものであります。
この場合、ただいま議題となっております19件について、各
常任委員会委員長の報告を求めます。
まず初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
9番、
市橋宗行君。
(9番
市橋宗行君 登壇)
○9番(
市橋宗行君)
総務企画委員会より御報告を申し上げます。
本
委員会は、去る9月16日の本会議において付託を受けた議案10件のうち、平成25年度
各種会計歳入歳出決算3件を除く議案7件について、17日及び25日に
委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第9号
工事請負契約の締結について、同議案第10号
工事請負契約の締結について、同議案第11号
工事請負契約の締結について、同議案第12号
物品購入契約の締結について、同議案第17号
田辺西牟婁地区消防通信指令事務協議会規約の変更について及び同議案第21号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)の
所管部分についての以上6件は、
全会一致により、同議案第13号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分については、起立多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第13号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分のうち、
常備消防費にかかわって、
龍神行政局に
中辺路大塔消防署龍神出張所を統合することにより期待される
行政局機能の強化・効率化の詳細についてただしたのに対し、「平成23年の台風12号災害を教訓に、特に
災害対応において、行政局には
災害対策支部が設置されることから、行政局、消防署、消防団の
マンパワーを集約することにより、
災害情報の一元化を図り、互いの組織力を活用した迅速かつ適切な対応を目的とするものである」との答弁がありました。
次に、同議案第13号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分のうち、歳入にかかわって、
県支出金のうち
南紀田辺スポーツセンター管理費負担金について
詳細説明を求めたのに対し、「本施設は、従来は県の施設であったが、再整備するに当たり、今後の利活用を図るため県からも負担いただき、市で整備したものである。今回の
管理費負担金については、必要となる管理費全体から本施設に係る歳入額を差し引いた額を県に負担いただくものである」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成26年9月25日、
総務企画委員会委員長、
市橋宗行。
(9番
市橋宗行君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 続いて、
産業建設委員会委員長の報告を求めます。
11番、
安達克典君。
(11番
安達克典君 登壇)
○11番(
安達克典君)
産業建設委員会委員長報告を朗読をもって行います。
本
委員会は、去る9月16日の本会議において付託を受けた議案11件のうち、平成25年度
各種会計歳入歳出決算6件を除く議案5件について、16日及び25日に
委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第6号 田辺市
簡易水道条例の一部改正について、同議案第8号
工事請負契約の締結について、同議案第13号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分、同議案第16号 平成26年度田辺市
水道事業会計補正予算(第1号)及び同議案第21号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)の
所管部分について、いずれも
全会一致により、原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑の主なものは、次のとおりであります。
議案第13号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分のうち、
農業委員会費にかかわって、
農地台帳システムの
活用方法及び整備に係る
委託先選定方法について
詳細説明を求めたのに対し、「
農地台帳の法定化及びその公表の義務づけにより、情報を一元的に管理し、県、市町村、農協等が連携を図りながら、
遊休農地対策として農地の貸し借りなどをより積極的に推進する。また、
委託業者については、仕様書に基づき入札により決定する」との答弁がありました。
次に、
農業振興費にかかわって、
果樹産地づくり総合支援事業費補助金を活用している地域の状況について
詳細説明を求めたのに対し、「地域的には、特に上芳養、三栖、稲成町、上秋津など旧
田辺地域が多く、梅、ミカン、スモモといった樹園地を継承するケースが多く見受けられる」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成26年9月25日、
産業建設委員会委員長、
安達克典。
(11番
安達克典君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 続いて、
文教厚生委員会委員長の報告を求めます。
14番、
松下泰子君。
(14番
松下泰子君 登壇)
○14番(
松下泰子君)
文教厚生委員会委員長報告を行います。
本
委員会は、去る9月16日の本会議において付託を受けた議案20件のうち、平成25年度
各種会計歳入歳出決算10件を除く議案10件について、17日及び25日に
委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、3定議案第1号 田辺市
福祉事務所設置条例の一部改正について、同議案第4号 田辺市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について、同議案第5号 田辺市
体育施設条例の一部改正について、同議案第7号
工事請負契約の締結について、同議案第14号 平成26年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)、同議案第15号 平成26年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第1号)及び同議案第18号 田辺市、上富田町
青少年センター協議会規約の変更についての以上7件については、
全会一致により、同議案第2号 田辺市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について、同議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について及び同議案第13号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)の
所管部分についての以上3件については、起立多数により、いずれも原案のとおり可決いたしました。
審査の過程における委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
議案第2号 田辺市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定についてにかかわって、新たに市の
認定事業に加わる
地域型保育事業の実施による変更点についてただしたのに対し、「新たに必要な保育として認可する
地域型保育の基準を条例で定めるものであり、同一事業所でも異なる保育時間設定や保護者と
事業所が直接
利用契約を結ぶことはあり得るものの、市の
保育事業については、市が責任を持って実施することに何ら変わりはない」との答弁がありました。
次に、議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてにかかわって、新たな
保育形態となる
地域型保育事業として設ける
小規模保育事業、
居宅訪問型保育事業、
家庭的保育事業を実施する事業者が置くべき職員の基準に係る
保育士等の資格を有しない『
家庭的保育者』の考え方についてただしたのに対し、「市町村が、
保育士または
保育士と同等以上の知識と経験を有すると認める要件としては、
保育士有資格者にあっては21時間の講義と2日以上の実習を受けた者、看護師及び
幼稚園教諭有資格者にあっては
保育士有資格者の
基礎研修に加え、40時間の講義と48時間の実習を受けた者、
保育士資格のない者については、
保育士有資格者基礎研修、看護師及び
幼稚園教諭有資格者研修に加え20日間の
現場実習を要するなど、厳しい基準が想定されている」との答弁がありました。
また、今回の子ども・
子育て支援新制度に係る
関係条例の整備にかかわって、委員から、議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についての
修正動議が提出されましたが、修正案については、否決されたところであります。
審査の過程において、平成27年4月からスタートする、子ども・
子育て支援新制度に係る
各種基準条例の制定について、それぞれの委員から、さまざまな観点で議論があったところであり、当
委員会として、制度の構築に際しては、何より子どもの安全・安心を大前提に取り組みを進めるよう要望いたしました。
次に、議案第5号 田辺市
体育施設条例の一部改正についてにかかわって、国体に合わせて新たに整備された施設の使用料を定める改正であることを踏まえ、
料金設定の基準についてただしたのに対し、「新たな施設は従前の
南紀スポーツセンターが県の施設であったこと、県の支援を受けて建設し、今後の
維持管理経費について、県の負担もあることから、県や周辺町の
類似施設を基準に
料金設定をした。また、市民の
利便性向上を図るため、時間貸しの
利用区分を設けている」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成26年9月25日、
文教厚生委員会委員長、
松下泰子。
(14番
松下泰子君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 以上で、各
常任委員会委員長の報告が終了いたしました。
この場合、ただいま議案となっております19議案のうち、3定議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、1番、
川﨑五一君ほか2人からお手元に配付しております
修正動議が提出されていますので、これより提出者の説明を求めます。
1番、
川﨑五一君。
(1番
川﨑五一君 登壇)
○1番(
川﨑五一君) 議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例に対する
修正動議。
上記の動議を
地方自治法第115条の3及び
田辺市議会会議規則第17条の規定により修正案を添えて提出します。
平成26年9月25日。発議者、
川﨑五一。同じく
真砂みよ子、
久保浩二の3名です。
議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例に対する修正案。議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を次のように修正するということで、お手元に資料をお配りしていますので、そちらを参照しながらごらんいただければと思います。
必要な条項だけ抜き出しております。第2条中、「平成26年
厚生労働省令第61号」の次に「。第23条第2項を除く。」を加え、同条に後段として次のように加える。
この場合において、同令第22条中「次条第二項に規定する
家庭的保育者」とあるのは「
保育士」と、同令第23条第1項中「次項に規定する
家庭的保育者」とあるのは、「
保育士」と、同条第3項中「
家庭的保育者」とあるのは「
保育士」と、「
家庭的保育補助者(
市町村長が行う研修(
市町村長が指定する
都道府県知事その他の機関が行う研修を含む。)を修了した者であって、
家庭的保育者を補助するものをいう。第三十四条第二項において同じ。)」とあるのは、「
保育従事者(
保育士その他保育に従事する職員として
市町村長が行う研修(
市町村長が指定する
都道府県知事その他の機関が行う研修を含む。)を修了した者をいう。以下同じ。)(
保育士を除く。)」と、同令第31条第1項中「
保育士その他保育に従事する職員として
市町村長が行う研修(
市町村長が指定する
都道府県知事その他の機関が行う研修を含む。)を修了した者(以下この条において「
保育従事者」という。)とあるのは「
保育従事者」と、同条第2項中「半数」とあるのは「三分の二」と、同令第34条第1項中「
家庭的保育者」とあるのは「
保育士」と、同条第2項中「
家庭的保育者」とあるのは「
保育士」と、「
家庭的保育補助者」とあるのは「
保育従事者(
保育士を除く。)」と、同条第39条中「
家庭的保育者」とあるのは「
保育士、助産師、保健師又は看護師で
保育経験のあるもの」とする。というのが修正の内容です。
修正案の
提案理由の説明を行います。
今回の3定議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定は、一昨年8月に成立した子ども・
子育て関連三法(「子ども・
子育て支援法」・「
認定子ども園改正法」・「
児童福祉法改正法を含めた
関連整備法」)に基づく「子ども・
子育て支援新制度」に対応した条例です。
この条例は、第2条において、「
家庭的保育事業の設備及び運営に関する基準は、
家庭的保育事業の設備及び運営に関する基準(平成26年
厚生労働省令第61号)に定めるところによる」として、
厚生労働省令をそのまま準用する規定となっています。
この根拠となる
厚生労働省令というのは、「
家庭的保育事業」5名以下、「
小規模保育事業」6名以上19名以下、及び訪問による「
居宅訪問型保育事業」、
事業所に設置される「
事業所内保育事業」の
保育従事者の資格や人数、施設などの基準について定めたものです。
ただし、この基準は「
ナショナルミニマム」といわれ、
最低基準を定めているにほかなりません。その背景には、全国で2万人を超える
保育所入所待機児童を保育所の増設で解消するのではなく、
設置基準や規制の緩和によって
民間事業者を容易に
保育事業に参入させて、見せかけの
保育可能人数を水増ししようとする意図が見てとれます。
この基準に対し、保育の質を低下させるものという不安の声が
全国各地で起こっています。その声に応えて、全国の自治体、議会で独自に国の基準に上乗せした基準を設ける動きが見られるのは当然のことです。
田辺市においては、現在のところ4月時点での
待機児童は発生していないという状況であり、基準の緩和による
民間事業者の参入を期待する必要はありません。また、こうした安易な
保育基準の引き下げは、重大な事故を招く要因となります。ネットで探したベビーシッターに乳児を預けて、その乳児が命を落としたというニュースは記憶に新しいところですが、
保育施設における
死亡事故は決して珍しいものではありません。
厚生労働省の統計によりますと、この10年間の
保育施設における
死亡事故人数は146人、内訳は
認可保育施設が45人、認可外の
保育施設が101人となっています。年齢別に見ますと、とりわけ
家庭的保育事業や
小規模保育事業でのニーズが高いと思われるゼロ歳児では、
認可保育施設での死亡が7人なのに対し、認可外の施設では68人もの子供が亡くなっています。この数は単純に比較すれば約10倍ということになりますが、施設を利用している子供の総数に対する比率で見ると、もっと大きな差となります。
認可の施設で保育されている児童数は約222万人なのに対し、認可外は18万5,000人の子供が保育されています。この数で
死亡事故の人数を割ると、認可施設で4万9,000人に1人、認可外で1,850人に1人の割合となり、
認可保育施設に比べて約27倍の確率で
死亡事故が発生しているということになります。
これは、認可外
保育施設の設備や保育内容が認可基準に満たないなど、子供の安全性確保の観点から問題がある施設の多さのあらわれです。今回の条例では、これまでの基準を緩和する方向で基準が設定されるようになっていますが、子供の安全と保育の質を守るために、必要最小限の修正提案を行うものです。
具体的には、省令の条文で提案されている
家庭的保育事業や10人以下の子供を預かる「
小規模保育事業C型」の従事者を簡易な研修を受けた「
家庭的保育者」ではなく、「
保育士」が行うとするほか、19人以下の子供を預かる「
小規模保育事業B型」においては、
保育士の有資格者が2分の1以上でよいという規定を3分の2以上の有資格者とし、
家庭的保育補助者を
保育従事者(
保育士を除く。)とします。
居宅訪問型保育事業においては、「
家庭的保育者」との規定を「
保育士、助産師、保健師又は看護師で
保育経験のあるもの」とするものです。
以上、子供たちの生命と、よりよい保育を保障するための修正であり、議員各位の賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案説明とさせていただきます。
(1番
川﨑五一君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告及び修正案の説明に対し、一括して質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論を許可いたしますが、議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、修正案に対する賛成討論を許可いたします。
2番、
真砂みよ子君。
(2番
真砂みよ子君 登壇)
○2番(
真砂みよ子君) 3定議案第2号、同第3号、同第13号の3議案に対して反対の立場で討論をいたします。
まず、3定議案第2号 田辺市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について、また3定議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、子ども・
子育て支援法の制定に伴い、市町村に基準を定める条例の制定を義務づけるものです。
田辺市は、国が定めた基準と全く同じ基準にするため、条文を具体的に挙げていません。これでは、何がどのようになるのか、全くわかりません。具体的な条文が文教厚生
常任委員会に手渡されたのは、議案審査の前日だそうで、審査を行うには遅過ぎます。
また、文教厚生
常任委員会以外の議員には、この具体的な条文は知らされていませんし、条例が国の基準と全く同じであっても、例規集に記載するためにも、具体的な条文を載せるべきだと考えます。
国の基準には、訂正すべき点が8カ所も見つかり、本年4月30日に
厚生労働省から通達がありました。このような不十分な条例ですので、市町村が独自の条例をつくっているところが多くあります。田辺市でも、児童福祉法の精神にのっとり、取り組むべきです。
また、3定議案第13号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算のシステム改修委託料にのみ反対といたします。
この委託料は、マイナンバー法を導入するためにシステム改修するもので、日本で暮らす全ての人に12けたの番号をつけ、個人情報を国が一元的に収集、利用するものです。これが市民にとってメリットがあるかどうかです。多くの市民は、証明書の必要なことが数年に一度あるかないかです。そんな市民にメリットがあるとは言えず、整備のための公費負担に費用対効果が見られません。管理する市も、利便性と効率性を目的としていますが、現在のシステムでも十分対応できています。
メリットよりもデメリットのほうが多くあります。最大のデメリットは、情報漏えいです。一旦、情報漏えいが起こると、重大なプライバシーの侵害につながります。既に、番号制が使われているアメリカや韓国では、個人情報の漏えいや別人が本人と偽って情報を得る「なりすまし犯罪」が多発しています。国会審議で、甘利 明経済再生担当相が、「なりすまし犯罪」を防ぐことができないことを認めています。また、被害が出た場合の番号変更についても、新しい番号を行き渡らせる規定がないなど、欠陥が明らかになっています。
地方自治体は、何のためにあるのか。
地方自治法には、「住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする。」と書かれています。国が決めたからと従うのではなく、
地方自治法の本旨に従い、市民のためになるかどうかを基本に据え、市民のためにならない制度については、地方から是正を求めていくことが必要だと申し上げて、反対の討論といたします。
以上です。
(2番
真砂みよ子君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 3番、
久保浩二君。
(3番
久保浩二君 登壇)
○3番(
久保浩二君) 議案第3号の修正案に対する賛成討論を行います。
児童福祉法第24条で、市町村は保護者の労働または疾病、その他の政令で定める基準に従い、条例で定める事由により、その監護すべき乳児、幼児、または第39条第2項に規定する児童の保育に欠けるところがある場合において、保護者から申し込みがあったときは、それらの児童を保育所において保育しなければならないとなっています。
今回の子ども・
子育て支援新制度の考え方は、保育を市場経済に任せようとするものです。都市部の
待機児童解消を図るために、規制を緩和するものになっています。
川﨑議員の提案説明でもあったように、
保育施設での乳幼児の
死亡事故が認可外の施設で多く起きています。事故を少しでも減らすためには、基準を緩めるのではなく、保育設備や保育内容の拡充が求められるべきです。今回の修正案は、
家庭的保育事業を
家庭的保育者、補助者による保育ではなく、
保育士、
保育従事者による保育を行うものとしています。
小規模保育事業B型は、
保育士の配置基準以外はA型と同じ基準で、田辺市は現在、
小規模保育事業は行われておらず、今回の条例で新規に進める事業です。
小規模保育事業を進めることは、田辺市の子供たちにとって利益とならないため、本来ならA型と同じ
保育士の配置基準を求めるものですが、
保育士の配置基準が2分の1以上では、どうしても子供の安全・安心を保障できるものではなく、最低でも
保育士の配置基準を札幌市や仙台市など現在、都市部で行われている基準の3分の2以上にすることを求めるものです。
小規模保育C型は、
家庭的保育者、補助者による保育ではなく、
保育士、
保育従事者による保育を行うものとしています。居住訪問型
保育事業は、保育者と乳幼児が1対1での保育であり、
家庭的保育者ではなく、公定価格で43万円余りの金額を保障するものですから、国家資格を持つ
保育士、助産師、保健師または看護師で
保育経験のある者としています。修正案は、今現在行われている保育の基準を求めたもので、田辺市が今後も市の責任で保育の充実に努めるように要望し、修正案に対する賛成討論とします。
(3番
久保浩二君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 続いて、本案に対する賛成討論を許可いたしますが、議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、修正案に対する反対討論を許可いたします。
(「討論あり」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 17番、出水豊数君。
(17番 出水豊数君 登壇)
○17番(出水豊数君) 17番、公明党の出水豊数です。
議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例に対する修正案に反対の立場から討論をさせていただきます。
国は、子ども・
子育て支援新制度を実施するに当たり、市町村による認可事業として、
家庭的保育事業等を
地域型保育事業とし、多様な施設や事業の中から利用者が選択できる仕組みとすることにしております。
この
地域型保育事業は、大都市部の
待機児童対策、児童人口減少地域の保育基盤維持など、地域における多様な保育ニーズにきめ細かく対応し、多様な主体が多様なペースを活用して、質の高い保育の提供を目指しているものです。
そして、これら事業の整備運営に関する基準は、国の子ども・子育て会議において、種々協議、検討され、職員配置に関する基準も示されました。議論された中で、それぞれの事業特性に応じた
保育従事者の研修もされるということから、国の基準とする市の条例案については異議はなく、修正案に対する反対討論といたします。
(17番 出水豊数君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっています19件について、順次採決に入ります。
◎日程第2 3定議案第1号 田辺市
福祉事務所設置条例の一部改正について
○議長(塚 寿雄君) それでは、3定議案第1号 田辺市
福祉事務所設置条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第1号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第1号は可決いたしました。
◎日程第3 3定議案第2号 田辺市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営
に関する基準を定める条例の制定について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第2号 田辺市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定についてお諮りいたします。
議案第2号は、起立により採決いたします。
議案第2号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(塚 寿雄君) 起立多数であります。
よって、3定議案第2号は可決いたしました。
◎日程第4 3定議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定
める条例の制定について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてお諮りいたします。
まず、本案に対する1番、
川﨑五一君ほか2人から提出された修正案について、起立により採決いたします。
本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。
(起立少数)
○議長(塚 寿雄君) 起立少数であります。
よって、修正案は否決いたしました。
続いて、原案についてお諮りいたします。
議案第3号 田辺市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(塚 寿雄君) 起立多数であります。
よって、3定議案第3号は可決いたしました。
◎日程第5 3定議案第 4号 田辺市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する
基準を定める条例の制定について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第 4号 田辺市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてお諮りいたします。
議案第4号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第4号は可決いたしました。
◎日程第6 3定議案第5号 田辺市
体育施設条例の一部改正について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第5号 田辺市
体育施設条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第5号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第5号は可決いたしました。
◎日程第7 3定議案第6号 田辺市
簡易水道条例の一部改正について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第6号 田辺市
簡易水道条例の一部改正についてお諮りいたします。
議案第6号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第6号は可決いたしました。
◎日程第8 3定議案第7号
工事請負契約の締結について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第7号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第7号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第7号は可決いたしました。
◎日程第9 3定議案第8号
工事請負契約の締結について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第8号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第8号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第8号は可決いたしました。
◎日程第10 3定議案第9号
工事請負契約の締結について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第9号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第9号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第9号は可決いたしました。
◎日程第11 3定議案第10号
工事請負契約の締結について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第10号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第10号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第10号は可決いたしました。
◎日程第12 3定議案第11号
工事請負契約の締結について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第11号
工事請負契約の締結についてお諮りいたします。
議案第11号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第11号は可決いたしました。
◎日程第13 3定議案第12号
物品購入契約の締結について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第12号
物品購入契約の締結についてお諮りいたします。
議案第12号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第12号は可決いたしました。
◎日程第14 3定議案第13号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第13号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第4号)についてお諮りいたします。
議案第13号は、起立により採決いたします。
議案第13号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(塚 寿雄君) 起立多数であります。
よって、3定議案第13号は可決いたしました。
◎日程第15 3定議案第14号 平成26年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第14号 平成26年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてお諮りいたします。
議案第14号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第14号は可決いたしました。
◎日程第16 3定議案第15号 平成26年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第15号 平成26年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第1号)についてお諮りいたします。
議案第15号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第15号は可決いたしました。
◎日程第17 3定議案第16号 平成26年度田辺市
水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第16号 平成26年度田辺市
水道事業会計補正予算(第1号)についてお諮りいたします。
議案第16号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第16号は可決いたしました。
◎日程第18 3定議案第17号
田辺西牟婁地区消防通信指令事務協議会規約の変更について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第17号
田辺西牟婁地区消防通信指令事務協議会規約の変更についてお諮りいたします。
議案第17号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第17号は可決いたしました。
◎日程第19 3定議案第18号 田辺市、上富田町
青少年センター協議会規約の変更について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定議案第18号 田辺市、上富田町
青少年センター協議会規約の変更についてお諮りいたします。
議案第18号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第18号は可決いたしました。
◎日程第20 3定議案第21号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)
○議長(塚 寿雄君) 続いて、日程第21 3定議案第21号 平成26年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)についてお諮りいたします。
議案第21号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第21号は可決いたしました。
◎日程第21 3定報告第2号
専決処分事項の報告についてから
日程第23 3定報告第4号 平成25年度
有限会社龍神温泉元湯の
決算報告についてまで
一括上程
○議長(塚 寿雄君) 続いて、日程第21 3定報告第2号
専決処分事項の報告についてから、日程第23 3定報告第4号 平成25年度
有限会社龍神温泉元湯の
決算報告についてまで、以上3件を
一括上程いたします。
ただいま上程いたしました報告案件3件については、過日既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。
◎日程第21 3定報告第2号
専決処分事項の報告について
○議長(塚 寿雄君) それでは、まず3定報告第2号
専決処分事項の報告について質疑に入ります。
議案書19ページ及び20ページです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 質疑なしと認めます。
それでは、3定報告第2号は、以上で終わります。
◎日程第22 3定報告第3号 平成25年度
一般財団法人龍神村
開発公社の
決算報告について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定報告第3号 平成25年度
一般財団法人龍神村
開発公社の
決算報告について質疑に入ります。
議案書87ページから91ページまでです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 質疑なしと認めます。
それでは、3定報告第3号は、以上で終わります。
◎日程第23 3定報告第4号 平成25年度
有限会社龍神温泉元湯の
決算報告について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、3定報告第4号 平成25年度
有限会社龍神温泉元湯の
決算報告について質疑に入ります。
議案書92ページから96ページまでです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 質疑なしと認めます。
それでは、3定報告第4号は、以上で終わります。
◎日程第24 3定議案第19号
公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて上程
○議長(塚 寿雄君) 続いて、日程第24 3定議案第19号
公平委員会委員の選任につき同意を求めることについてを上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) ただいま上程されました議案は、
公平委員会委員、横矢豊子氏が、平成26年6月30日に逝去されたことに伴い、欠員となっておりますので、その後任といたしまして、新たに森本眞理子氏を同委員として選任いたしたく存じ、同意をお願いするものであります。
御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
住所、氏名、生年月日、職業でありますが、田辺市新庄町1447番地、森本眞理子、昭和24年6月7日生まれ、65歳、無職でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。
(市長 真砂充敏君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ります。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第19号については、
委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。
それでは、お諮りいたします。
3定議案第19号は、これに同意することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第19号は、これに同意することに決しました。
◎日程第25 3定議案第20号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて上程
○議長(塚 寿雄君) 続いて、日程第25 3定議案第20号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) ただいま上程されました議案は、人権擁護委員、中岸 誠氏の任期が、平成26年12月31日をもって満了いたしますので、引き続き同委員の候補者として、法務大臣に推薦いたしたく存じ、御賛同をお願いするものであります。
住所、氏名、生年月日、職業でありますが、田辺市本宮町大居1700番地の2、中岸 誠、昭和27年12月11日生まれ、61歳、団体職員でございます。どうかよろしくお願い申し上げます。
(市長 真砂充敏君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 質疑なしと認めます。
この場合、お諮りいたします。
本件については、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ります。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第20号は、
委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。
それでは、お諮りいたします。
3定議案第20号は、これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定議案第20号は、これを異議なしとすることに決しました。
◎日程第26 3定発議第1号
ウイルス性肝炎患者に対する
医療費助成の拡充を求める
意見書の提出について上程
○議長(塚 寿雄君) 続いて、日程第26 3定発議第1号
ウイルス性肝炎患者に対する
医療費助成の拡充を求める意見書の提出についてを上程いたします。
提出者の説明を求めます。
4番、北田健治君。
(4番 北田健治君 登壇)
○4番(北田健治君) 3定発議第1号
ウイルス性肝炎患者に対する
医療費助成の拡充を求める意見書の提出について。
標記について、
田辺市議会会議規則第14条第1項の規定により、次のとおり提出する。
平成26年9月25日。提出者は、私、北田健治。賛成者、
久保浩二議員、
市橋宗行議員、小川浩樹議員、宮本正信議員、陸平輝昭議員です。
本文を朗読させていただきます。
ウイルス性肝炎患者に対する
医療費助成の拡充を求める意見書。
ウイルス性肝炎患者に対する
医療費助成は、現在、肝炎治療特別促進事業が実施されているが、対象となる医療が、B型・C型肝炎の根治を目的としたインターフェロン治療とB型肝炎の核酸アナログ製剤治療に限定されているため、
医療費助成の対象から外れている患者は相当数に上っている。
特に、肝硬変、肝がん患者については、就労困難な方も多く、高額の入院、手術費用等の負担により生活に困窮を来している。その上、身体障害者福祉法上の肝疾患に係る障害認定基準も患者の実態に即したものとはなっておらず、生活支援の実効性を発揮していないとの指摘がなされている。
特定B型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法制定時には、「とりわけ肝硬変及び肝がんの患者に対する
医療費助成を含む支援のあり方について検討を進めること」との附帯決議がなされたにもかかわらず、いまだ何ら具体的な措置が講じられていない。
肝硬変、肝がん患者は、毎日120人以上の方が亡くなっており、
医療費助成を含む生活支援の実現は、一刻の猶予もない喫緊の課題である。
よって、国においては、以上の現状を踏まえ、下記の事項を実現するよう強く要望する。
1つ、ウイルス性肝硬変・肝がんに係る
医療費助成制度を創設すること。
2つ、身体障害者福祉法上の肝疾患に係る障害認定の基準を緩和し、患者の実態に応じた障害者認定制度にすること。
以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成26年9月25日、
田辺市議会。意見書提出先は、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、厚生労働大臣、衆議院議長、参議院議長でございます。
以上、御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。
(4番 北田健治君 降壇)
○議長(塚 寿雄君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略することにいたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定発議第1号については、
委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 討論なしと認めます。
それではお諮りいたします。
3定発議第1号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、3定発議第1号は、原案のとおり可決いたしました。
◎日程第27
議員派遣の件について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、日程第27
議員派遣の件についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、
地方自治法第100条第13項及び会議規則第168条の規定により、お手元に配付の
議員派遣の件のとおり、議員を派遣いたしたいと思います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、この際、お諮りいたします。
ただいま議決されました
議員派遣期間等議決事項について、諸般の事情により変更がある場合は、議長に一任願いたいと思います。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
◎日程第28
委員会の
継続審査について
○議長(塚 寿雄君) 続いて、日程第28
委員会の
継続審査についてを議題といたします。
この場合、閉会中の
委員会の
継続審査について報告いたします。
各
常任委員会、議会運営
委員会、特別
委員会の委員長から、目下
委員会において審査または調査中でありますお手元に配付の申出事件一覧表に記載のとおりの事件について、会議規則第112条の規定により、閉会中も審査または調査を継続いたしたい旨の申し出があります。
それでは、ただいま報告いたしました
委員会の
継続審査についてお諮りいたします。
各委員長の申し出のとおり、それぞれの
委員会において、閉会中も審査または調査を継続することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(塚 寿雄君) 異議なしと認めます。
よって、各委員長の申し出のとおり、それぞれの
委員会において、閉会中も審査または調査を継続することに決しました。
以上をもって、本定例会に付議されました議案は、閉会中の
継続審査とされたものを除き、全て議了いたしました。
他に、発言、その他ありませんか。
(「なし」の声あり)
◎市長閉会の挨拶
○議長(塚 寿雄君) それでは、市長から閉会に当たっての挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) 平成26年第3回
田辺市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
去る9月2日に開会いたしました本定例会も、議員各位の御理解と御協力をいただく中、本日、無事最終日を迎えることができました。本定例会におきましては、一般会計並びに各種特別会計の補正予算案を初め、条例の制定、一部改正案など、さまざまな議案を提出させていただきましたが、議員各位におかれましては、終始にわたり慎重なる御審議をいただき、提出いたしました諸議案のうち、各
委員会に付託された平成25年度各種会計の決算審査を除き、原案のとおり御賛同を賜りましたことに、この場をおかりいたしまして厚くお礼を申し上げます。
9月も下旬に差しかかり、朝晩は随分と過ごしやすくなってまいりました。しかしながら今年の夏の西日本の記録的な大雨や日照時間の少なさについて、気象庁の有識者検討
委員会は30年に1回の異常気象だったとの見解を示しました。昨年の夏の記録的な猛暑や局地的な豪雨についても異常気象だったと位置づけでおり、もはや異常気象が常態化しているような感がいたします。
さて、紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会の開幕まで、あと1年と迫る中、国体のサッカー競技とボクシング競技の会場となる陸上競技場と体育館が11月1日にオープンの運びとなりました。来年度には、三四六総合運動公園が完成することとなりますが、先日、全国から81名、339点の応募の中から田辺スポーツパークという愛称も決まり、今後は、既に完成の弓道場とあわせ、本市はもとより県南部のスポーツ振興の拠点となるものと考えております。
さらに、開催を契機に、今後はこれらの施設の有効活用を図るとともに、交流人口増大による地域活性化を目指すことを目的に、本市を含む4市町で南紀エリアスポーツ合宿誘致推進協議会を設立し、特にオフシーズンや平日の誘致を進めることなどを基本方針として、各種の取り組みを進めているところです。
いずれにいたしましても、国民体育大会・全国障害者スポーツ大会を成功に導くためには、快適な競技施設の整備、円滑な競技運営はもちろんのことでありますが、私たち市民一人一人が、おもてなしの心を持って皆さんを迎え入れ、選手の皆さんが持てる力を十分発揮できるような環境づくりが何よりも大変重要であり、そうした取り組みが多くの来訪者の方々に田辺ファンになっていただくことにつながるものと考えます。
一方、中央に目を向ければ、このほど、第2次安倍改造内閣が発足しました。安倍首相は会見で、政権最大の課題として元気で豊かな地方の創生に全力を挙げると述べ、人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に対し政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれ特徴を生かした自律的で持続的な社会を創生するために、自身を本部長とするまち・ひと・しごと創生本部を内閣に設置しました。当月12日には初会合も開かれ、東京一極集中を是正するため、地方に若者を呼び込む拠点づくりや雇用創出などを進めるとの基本方針を決め、年末までに、50年間の長期ビジョンと、当面5カ年、2020年までの施策などを盛り込んだ総合戦略を作成し、来年度予算や税制改正に反映させることが報じられていました。地方では、まだまだアベノミクスの恩恵への実感や景気回復の実感が乏しいこともありますので、地域経済の活性化に向けた各種施策を強力に推進していただきたいと存じます。
今後も引き続き、国の動向を注視しながら、地域の活性化に向けてこれからも積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましても、さらなる御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。
(市長 真砂充敏君 降壇)
◎議長閉会の挨拶
○議長(塚 寿雄君) 私からも一言、お礼の御挨拶を申し上げます。
去る9月2日に開会いたしました本定例会も、本日をもって全ての議案を議了し、無事閉会の運びとなりました。この間、議員各位並びに市長を初め当局の皆さんの真摯な対応により提出された議案は、各
委員会において
継続審査とされた議案を残し、全て適切な決定を見ることができました。厚くお礼を申し上げます。
ことしの夏は台風や天候不順により、8月の西日本の日照時間が例年に比べ非常に少なかったようで、扇ヶ浜のイルカや海水浴を楽しみに来られるお客様が余りふえなかったのは残念でした。
来年は市制施行10周年ということで、来場者10万人を目指し、さまざまな企画を期待しております。また、紀州田辺・梅の香りお届け事業につきましては、マスコミ等で紹介されるたびに、ふるさと田辺応援寄附金の申し込み件数が予想を超え、ふえていることはまさしく選ばれる田辺市の効果の一つだと感じております。
あす26日からは紀の国わかやま国体リハ―サル大会のサッカー競技が上富田町で、11月19日からは、ボクシング競技が新たに完成した田辺スポーツパーク体育館で開催されます。
参加される選手や役員、観戦に来られた方などに満足いただける運営に取り組んでいただき、来年の本番には、より多くの方々にお越しいただけるよう、さらに選ばれる田辺市を目指し、よろしくお願いいたします。
これからは、日ましに秋も深まってまいります。市内各地では、お祭りやスポーツ大会、さまざまなイベントが多く開催されます。それに参加される地域の皆さんが大いに楽しまれ、田辺市に来られた方々と楽しく触れ合うことが来訪者へのおもてなしではないかと思っております。
市議会では、これまでも議会改革に取り組んでおりますが、議員が提案する政策条例のポイントについて見識を深めるため、来月3日に独自の議員研修を行い、さらに努力してまいりたいと考えておりますので、皆様の御理解をお願いいたします。
近ごろ朝夕がめっきり涼しくなっております。体調管理に十分御注意をいただき、風邪などひかないよう、議員並びに当局の皆様方の御健勝をお祈り申し上げます。
最後になりましたが、報道関係各位の御協力に心から感謝を申し上げ、閉会の御挨拶といたします。
ありがとうございました。
閉 会
○議長(塚 寿雄君) それでは、これをもって平成26年9月2日招集の平成26年第3回
田辺市議会定例会を閉会いたします。
どうも御苦労さまでございました。
(午後 2時03分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成26年9月25日
議 長 塚 寿 雄
議 員 真 砂 みよ子
議 員 久 保 浩 二
議 員 北 田 健 治...