田辺市議会 > 1999-03-02 >
平成11年 3月定例会(第1号 3月 2日)

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  1. 田辺市議会 1999-03-02
    平成11年 3月定例会(第1号 3月 2日)


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    平成11年 3月定例会(第1号 3月 2日)             田辺市議会3月定例会会議録             平成11年3月2日(火曜日)             ────────────────   平成11年3月2日(火)午前10時開会  第 1 会議録署名議員の指名  第 2 会期の決定  第 3 1定議案第 1号 工事請負変更契約の締結について  第 4 1定議案第 2号 土地の処分について  第 5 1定議案第 3号 市道路線の廃止について  第 6 1定議案第 4号 市道路線の認定について  第 7 1定議案第 5号 市道路線の変更について  第 8 1定議案第 6号 田辺周辺広域市町村圏組合規約の変更について  第 9 1定議案第 7号 平成10年度田辺市一般会計補正予算(第8号)  第10 1定議案第 8号 平成10年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計補正予算               (第2号)  第11 1定議案第 9号 平成10年度田辺市簡易水道事業特別会計補正予算(第1               号)  第12 1定議案第10号 平成10年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算               (第5号)
     第13 1定議案第11号 平成10年度田辺市水道事業会計補正予算(第4号)  第14 1定報告第 1号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更につ               いて  第15 1定議案第12号 精神薄弱の用語の整理のための関係条例の一部改正につい               て  第16 1定議案第13号 田辺市遺児奨学金支給条例の一部改正について  第17 1定議案第14号 田辺市共同作業場設置及び管理条例の一部改正について  第18 1定議案第15号 田辺市みどりの基金条例の一部改正について  第19 1定議案第16号 田辺市営住宅設置及び管理条例の一部改正について  第20 1定議案第17号 田辺市火災予防条例の一部改正について  第21 1定議案第18号 田辺市立小学校、中学校設置及び管理条例の一部改正につ               いて  第22 1定議案第19号 田辺市学童保育所設置及び管理条例の一部改正について  第23 1定議案第20号 土地改良事業の実施について  第24 1定議案第21号 平成11年度田辺市一般会計予算  第25 1定議案第22号 平成11年度田辺市食肉処理場特別会計予算  第26 1定議案第23号 平成11年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算  第27 1定議案第24号 平成11年度田辺市簡易水道事業特別会計予算  第28 1定議案第25号 平成11年度田辺市交通災害共済事業特別会計予算  第29 1定議案第26号 平成11年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計               予算  第30 1定議案第27号 平成11年度田辺市老人保健特別会計予算  第31 1定議案第28号 平成11年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算  第32 1定議案第29号 平成11年度田辺市駐車場事業特別会計予算  第33 1定議案第30号 平成11年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予算  第34 1定議案第31号 田辺市国民健康保険条例の一部改正について  第35 1定議案第32号 平成11年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算  第36 1定議案第33号 平成11年度田辺市水道事業会計予算  第37 1定報告第 2号 平成11年度田辺市土地開発公社の事業の計画について  第38 1定報告第 3号 平成11年度財団法人田辺市社会教育振興会の事業の計画               について  第39 1定報告第 4号 平成11年度財団法人紀南文化会館の事業の計画について             ──────────────── 〇会議に付した事件  日程第1から日程第39まで             ──────────────── 〇議員定数 20名 〇欠  員  0名             ──────────────── 〇出席議員             議席番号   氏   名              1番  田 中 康 雄 君              2番  芝 峰   進 君              3番  鈴 木 太 雄 君              4番  大久保 尚 洋 君              5番  棒 引 昭 治 君              6番  高 垣 幸 司 君              7番  家根谷   覚 君              8番  天 野 正 一 君              9番  浅 山   勉 君             10番  山 本 紳 次 君             11番  初 山 丈 夫 君             12番  山 口   進 君             13番  宮 田 政 敏 君             14番  松 本 定 市 君             15番  大 倉 勝 行 君             16番  八 山 祐 三 君             17番  森   哲 男 君             18番  青 木 伸 夫 君             19番  稲 沢 勝 男 君             20番  熊 野 芳 和 君             ──────────────── 〇欠席議員  なし             ──────────────── 〇説明のため出席したもの             職  名       氏     名            市    長     脇 中   孝 君            助    役     鈴 木 信 行 君            収入役        柴 田   修 君            教育長        角   莊 三 君            水道事業管理者    弘 末   勉 君            企画部長       室 井 修 一 君            人権推進課長     福 田 安 雄 君            西部センター館長   谷 口 泰 弘 君            総務部長       八 百 耕 貮 君            財政課長       藤 畑 富三郎 君            保健福祉部長     田 中   憲 君            福祉課長       濱 中 治 夫 君            経済部長       平 本 寿 男 君            建設部長       高 橋 進 一 君            理    事     田 中 秀 章 君            理    事     古 谷 利 男 君            土木課参事      堀   義 雄 君            建築課長       橘   長 弘 君            消防長        砂 野 啓 三 君            消防本部総務課長   岩 本 徳 三 君            消防署参事      末 本 栄太郎 君            教育次長       清 水 節 雄 君            農業委員会事務局長  酒 井   清 君            理    事     矢 倉 靖 彦 君             ──────────────── 〇出席事務局職員             議会事務局長     木 村 一 美             議会事務局次長    川 端 清 司             議会事務局主任    福 井 量 規             議会事務局主査    前 溝 浩 志 開 会 ○議長(稲沢勝男君)    それでは、地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成11年第1回田辺市議会定例会を開会いたします。               (午前10時03分)
                ──────────────── ◎市長招集あいさつ ○議長(稲沢勝男君)    日程に入るに先立ち、市長から本定例会招集のあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市長、脇中孝君。              (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    本日、3月定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位には大変ご多用の中、ご出席をいただきまして、誠にありがとうございます。  3月に入りまして、季節もすっかり春めいて、梅の花も今を盛りとばかりに咲き誇っておりますが、早いもので本年度も残すところ1か月足らずとなりました。昨年2月に、議員並びに市民の皆さん方の温かいご支援により、二期目の市政を担当させていただきましてから、はや1年が経過いたしましたが、その間、皆さん方のご理解、ご協力を賜りながら、ほぼ順調な市政運営を続けてこれたことに、改めて感謝を申し上げる次第でございます。  さて、長引く不況の下で、日本経済の再生は、現下最大の課題となっており、金融システム安定化に向けた公的資金の投入や内需拡大策としての地域振興券の発行など、経済再生に向けた具体的なプログラムが徐々に動き始めております。しかし、将来に対する不安や不確実性の陰がそこかしこに存在する現在の社会においては、まずこうした不安材料を取り除き、将来に向けた確実な布石を施すことにより、地域住民が安心感を持って生活できる社会システムを構築することが必要であります。低迷を続ける地域経済に加えて、地方自治体の財政も一層厳しさを増しつつある現状において、中長期的な視野に立って、将来に対して必要な施策を進めていくには、一方では徹底した行財政改革の推進など、相応の痛みを伴う改革は不可欠な要素で、またときには市民の皆さんにもご理解、ご協力を願わなければならない部分も出てくることと思いますが、次の世代に、豊かで安心して暮らすことのできる田辺市を引き継いでいくためには、今、決して避けて通ってはならない道のりであります。  こうしたことを十分認識した上で、今後とも市民の皆さんの声を大切にし、お互いの信頼関係、協力関係の醸成に努めながら、職員共々精一杯の努力をしてまいる所存でございますので、議員の皆様方には、より一層のお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。  さて、本議会におきましては、平成11年度当初の一般会計並びにその他会計の予算案のほか、現年度補正予算案5件、条例の改正案9件、その他議案7件、報告事項4件のご審議をお願いするものであります。どうかよろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願いを申し上げまして、開会のごあいさつにさせていただきます。              (市長 脇中 孝君 降壇) 開 議 ○議長(稲沢勝男君)    それでは、お手元に配付の日程により本日の会議を開きます。               (午前10時08分)             ──────────────── ◎諸般の報告 ○議長(稲沢勝男君)    この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。  議会事務局長、木村一美君。            (議会事務局長 木村一美君 登壇) ○議会事務局長(木村一美君)    報告申し上げます。  去る2月23日付、田総第858号をもって市長から本定例会に提出の案件として、1定議案第1号 工事請負変更契約の締結について等、議案33件及び1定報告第1号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について等、報告案件4件並びに議案参考資料の送付がありました。いずれもお手元に配付しております。  以上であります。            (議会事務局長 木村一美君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    それでは日程に入ります。 ◎日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(稲沢勝男君)    日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第82条の規定により、本定例会の会議録署名人として、10番 山本紳次君、11番 初山丈夫君、12番 山口進君、以上3人の諸君を、また会議録署名議員の予備議員として、13番 宮田政敏君、14番 松本定市君、以上2人の諸君を指名いたします。 ◎日程第2 会期の決定 ○議長(稲沢勝男君)    続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。  この場合、お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から3月25日までの24日間と決定いたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から3月25日までの24日間と決定いたしました。 ◎日程第3 1定議案第1号 工事請負変更契約の締結についてから  日程第14 1定報告第1号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更についてまで一括上程 ○議長(稲沢勝男君)    続いて、日程第3 1定議案第1号 工事請負変更契約の締結についてから、日程第14 1定報告第1号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更についてまで、以上12件を一括上程いたします。  提出者の説明を求めます。  市長、脇中孝君。              (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    提案説明を申し上げます。  ただいま、上程されました議案は、予算に関するもの5件、その他7件でございまして、その概要についてご説明申し上げます。  まず、議案第1号 工事請負変更契約の締結については、長野中学校新築工事の請負変更契約の締結について、議案第2号 土地の処分については、内之浦地区土地改良総合整備事業に伴う農地造成用地として土地を処分することについて、それぞれ議決をお願いするものであります。  議案第3号 市道路線の廃止について、議案第4号 市道路線の認定について及び議案第5号 市道路線の変更については、それぞれ道路法の規定により、議決をお願いするものであります。  議案第6号 田辺周辺広域市町村圏組合規約の変更については、伝染病予防法の廃止に伴い、共同処理している隔離病舎に関する事務を廃止するものであります。  次に、議案第7号 平成10年度田辺市一般会計補正予算(第8号)につきまして、その概要をご説明申し上げます。  今回の補正は、主として国の補正予算を受け、各種事業を前倒しで実施するもの、歳出全般において精算等による不用額の減額など、総額で10億7,115万8,000円となっております。  歳出の主なものを申し上げますと、まず、総務費では職員の退職手当金、広域的地域情報通信ネットワーク整備モデル構築事業委託料等、民生費では保育所運営費負担金介護保険システム開発委託料等、衛生費では公立紀南病院組合負担金等、農林水産業費では、中山間地域総合整備事業費漁業集落環境整備事業費緊急畑地帯総合整備事業及び田辺漁港海岸環境整備事業等県営事業負担金等、商工費では中小企業信用保証料補助金丸山灯台改修工事費等、土木費で銀座・アオイ地区沿道区画整理型街路事業費錦水公園整備事業費、県道・河川・港湾等の県営事業負担金等、消防費では消防ポンプ自動車購入費等、教育費では体育文化活動生徒派遣費補助金等、公債費では長期債利子の減額等を計上いたしております。  このほか起債の決定による財源の更正及び事業費の変更によるものをはじめ、年度内に事業の完了が困難となりました漁港建設事業など20事業の繰越明許費のほか、中芳養中学校テニスコート等移転整備工事等の債務負担行為及び地方債の補正であります。  なお、今回の補正に要する財源といたしましては、国・県支出金、財産収入、繰越金、市債等をもって充てるとともに、起債の活用等により財源の確保が図られる見通しとなりましたので、財政調整基金、減債基金及び分譲宅地造成事業特別会計からの繰入金を併せて7億円減額することにいたしております。  次に、特別会計でありますが、議案第8号 平成10年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計補正予算(第2号)は、一般会計繰出金の減額等、議案第9号 平成10年度田辺市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は基金の積立て、議案第10号 平成10年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)は、国の補正予算を受け、三栖右岸地区及び長野地区施設整備事業費を前倒し実施するほか、繰越明許費及び地方債の補正を、議案第11号 平成10年度田辺市水道事業会計補正予算(第4号)は、職員給与費の減額補正を行っております。  報告第1号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更については、当該法人から提出のあったものの報告であります。  以上、提案いたしました議案につきましてご説明を申し上げましたが、詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。              (市長 脇中 孝君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、補足説明を求めます。  総務部長、八百耕貮君。             (総務部長 八百耕貮君 登壇) ○総務部長(八百耕貮君)    それでは、議案書に基づきまして、補足説明をさせていただきます。  1ぺージからお願い申し上げます。  1定議案第1号 工事請負変更契約の締結について、田辺市立長野中学校新築工事請負変更契約の締結について、議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、工事名は、田辺市立長野中学校新築工事。元契約金額、4億9,455万円。変更契約金額、5億315万8,950円。変更増額は860万8,950円でございます。請負人は、田辺市宝来町8番13号 株式会社裏地工務店 代表取締役裏地崇男殿。  変更理由といたしましては、屋内運動場工事の特殊基礎工事におきまして、当初予定しておりました支持地盤層が予想よりも深かったために、根切り、ラップルコンクリート埋め戻し及び型枠等の数量増に伴う金額変更を行ったものでございます。  次に、2ぺージをお願い申し上げます。  1定議案第2号 土地の処分について、内之浦地区土地改良総合整備事業に伴う農地造成用地として次のとおり土地を処分することについて、議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、場所は、田辺市新庄町3590番1のうち。面積は、3万7,057.07平方メートル。処分予定総額は2億2,234万2,420円。処分の相手方は、田辺市新庄町3684番地 濵本壽和殿ほか9人でございます。  なお、処分の相手方、面積、予定価格の明細及び箇所につきましては、別冊参考資料1ぺージから2ぺージをご参照願います。  次に、3ぺージにまいりまして、1定議案第3号 市道路線の廃止について、次のとおり市道路線を廃止したいので、道路法第10条第3項の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、路線名は、上秋津62号線でございます。位置につきましては、4ぺージをご参照願います。  5ぺージにまいりまして、1定議案第4号 市道路線の認定について、次のとおり市道路線を認定したいので、道路法第8条第2項の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、路線名といたしましては、上屋敷町36号線ほか、13路線をお願いするものでございまして、位置図等につきましては、7ぺージから12ぺージをご参照願います。  次に、13ぺージをお願いいたします。  1定議案第5号 市道路線の変更について、次のとおり市道路線を変更したいので、道路法第10条第3項の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、路線名は、新庄町152号線ほか2路線でございまして、位置につきましては、14ぺージから19ぺージをご参照願います。  20ぺージにまいりまして、1定議案第6号 田辺周辺広域市町村圏組合規約の変更について、地方自治法第286条第1項及び第290条の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、内容といたしましては、伝染病予防法の廃止に伴い、共同処理をしております隔離病舎に関する事務を廃止するほか、規定の整備を図るため変更するものでございます。  次に、22ぺージをお願いいたします。  1定議案第7号 平成10年度田辺市の一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ10億7,115万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ311億822万5,000円とするものでございまして、繰越明許費につきましては28ぺージを、債務負担行為の補正につきましては29ぺージを、併せまして地方債の補正につきましては30ぺージをそれぞれご参照いただきたいと思います。  補正予算の内容につきましては、歳出の47ぺージからご説明させていただきます。47ぺージをお願いいたします。  総務管理費、一般管理費の職員手当でございますが、職員6名と嘱託員6名分の退職手当をお願いいたしております。  次の財産管理費の積立金につきましては、いずれも預金金利の低下に伴う減額でございます。  次の企画費の委託料につきましては、郵政省の広域的地域情報通信ネットワーク整備促進モデル構築事業の指定を受け、全額国庫補助を受けまして、田辺市を中心とした広域圏事業として、中心市であります田辺市におきまして補助を受入れ、予算化を行いまして、広域圏内に点在する観光・イベント情報の収集や、各地点の相互情報交換・地域内外への情報発信を行うため、マルチメディアによるデータベースの構築を行い、魅力ある地域総合観光情報を提供するためのものでございます。地域づくり推進事業基金積立金の減額につきましては、預金金利の低下によるものでございます。  次に、電子計算費でございますが、使用料及び賃借料の減額につきましては、パソコン等リース更新契約差額、無停電電源装置の契約差額及びホストコンピューター増設機器の業務開発時期に合わせました契約差額を減じるものでございます。  次に、国際交流事業費の積立金につきましては、基金の運用によるものでございます。  次の南方熊楠翁顕彰事業費につきましては、旅費の減額と第8回南方賞授賞式が中止となったことによる委託料の減額を。積立金につきましては、南方熊楠賞運営基金積立金につきましては、預金金利低下に伴う減額であります。南方熊楠顕彰事業基金積立金につきましては、篤志家の方々からのご寄附を積み立てるものでございます。  48ぺージにまいりまして、地籍調査事業費の委託料の減額につきましては、1筆地平均面積の変動による設計額及び請負差額による減額を。  図面作成委託料につきましては、二線引けいはんの時効取得の申請箇所増に伴う申請図面の増加のため、補正をお願いするものでございます。  次の諸費の地方バス路線運行維持対策費補助金につきましては、当初2,800万円をお認めいただいておりますが、最終額の確定に伴い、1,027万5,000円の追加をお願いするものでございます。  次の戸籍住民基本台帳費の使用料及び賃借料の減額につきましては、本庁と各連絡所の交信に使用しておりますファクシミリ機リース導入替えに当たり、入札結果と設置期間の関係によって生じた差額の補正でございます。  次ぺージの選挙費、市議会議員選挙費につきましては、執行経費の確定による減額を。  次の県議会議員選挙費につきましては、平成10年度分の執行経費決定に伴う補正を。  次の参議院議員選挙費、また次ぺージの参議院議員補欠選挙費につきましては、いずれも執行経費交付決定額の確定による減額をお願いいたしております。  次のぺージの指定統計調査費につきましての減額は、委託金の決定による減額でございます。  次の社会福祉費、社会福祉総務費の賃金につきましては、臨時職員1名減によるものでございまして、負担金補助及び交付金につきましては、社会福祉法人田辺市社会福祉協議会への市派遣職員の職員給与の人勧に伴う増額分と、同協議会が実施いたしますボランティアセンター情報ネットワーク整備事業に対する市負担分を。  民生児童委員協議会補助金につきましては、民生児童委員さん6名の増員等によるもので、地域保健福祉推進補助金につきましては、今年度は3団体に補助を交付いたしますが、不用額を減額するものでございます。
     52ぺージの社会福祉基金積立金につきましては、市民の方々からのご寄附13件分、145万6,000円と、基金の預金金利の低下による減額分の差引き132万2,000円を補正計上するもので、次の地域福祉基金積立金につきましては、預金金利の低下により減額補正するものでございます。  次の身体障害者福祉費につきましては、市内の篤志家の方々からのご寄附によります浄財を財源にいたしまして、貸出用の車いす1台を購入するもので、扶助費の施設委託費と福祉手当、特別障害者手当につきましては、それぞれ額の確定等によるものでございます。  精神薄弱者福祉費の扶助費、施設委託費につきましても、当初見込みの各施設の入所予定者の増減によるものでございます。  次の児童福祉費につきましては、児童育成計画策定に当たり、平成11年度にわたって検討を要するため、同計画に係る予算を減額し、新年度予算に再計上いたしますとともに、保育所運営費負担金につきましては、私立保育所4園の保育単価のアップ及び保育児童数等の増加に伴う負担金を。  次ぺージの保育所費につきましては、臨時職員賃金の減額を。  次に、老人福祉費の委託料につきましては、老人デイサービス運営事業の減額につきましては、社会福祉協議会の委託分で340万円の減額、在宅複合施設セントポーリアの委託分で、ホリデー加算、時間延長ができなかったために837万1,000円の減額等で、在宅介護支援センター運営事業委託料につきましては、補助基準の増加によるものでございます。  次のホームへルプサービス事業委託料の減額につきましては、社会福祉協議会の委託分で800万円の減額を。  負担金補助及び交付金につきましては、老人クラブ活動費につきまして、補助基準の減少に伴い、減額補正をするものでございます。扶助費につきましては、特別養護老人ホーム措置費につきまして、額の確定等による減額でございます。  次の介護保険準備費の委託料につきましては、平成12年度介護保険制度の実施に際し、事務処理の電算化に伴い、既存の住民基本台帳や住民税の電算処理システムの修正が必要となりますので、2分の1の国庫補助を受け、その開発に係る経費を。  備品購入費につきましては、パソコン等の購入に充てるものでございます。  54ぺージにまいりまして、生活保護費、扶助費につきましては、生活、住宅、医療、出産、それぞれの扶助費につきまして、保護見込人員の減に伴うものでございます。  次ぺージの保健衛生費、保健衛生総務費の公立紀南病院組合負担金につきましては、交付税の確定により、普通交付税算入分を減額し、特別交付税参入の分賦金について増額するものでございます。  次の予防費の報償費及び需用費のワクチン代の減額は、予防接種対象者の減員と効率的な接種ができたことによる減額で、印刷費は入札に伴う減額、委託料につきましては、それぞれ受診者が減ったために減額するものでございまして、償還金利子及び割引料は、平成9年度の老人保健事業費負担金の確定に伴う国庫及び県支出金返還金であります。  次に、塵芥処理費につきましては、賃金は精算見込みによる減額、消耗品費につきましては、主として指定袋の購入減によるもので、施設修繕料につきましては、ごみ焼却施設のバグフィルター内のろ布が良好であったため、交換を繰り延ばしたことと、補修必要箇所が少なかったことによる減額でございます。委託料につきましては、指定袋の取扱い減によるごみ収集指定袋取扱業務委託料の減額を。  56ぺージの備品購入費は、塵芥収集車の入札差額の減額を。負担金補助及び交付金の減額につきましては、資源集団回収の実施団体減少等による資源集団回収事業実施団体奨励補助金の減額。また、資源回収業者の取扱量減少による資源ごみ回収運搬事業助成金の減額でございます。  次の農業振興費の負担金補助及び交付金の革新的農業技術等導入促進事業費補助金につきましては、猿害防止事業、猿であります。猿害防止事業の補助内示の確定による減額を。  果樹生産技術対策事業費補助金につきましては、JA紀南が実施いたします園内管理道の整備事業並びにミカン品種の改植に係る補助金でございます。  次の南紀用水事業費につきましては、財源の更正であります。  次ぺージの林業費、林業振興費の松くい虫防除委託料につきましては、事業の実績による減額を。間伐実施事業費補助金につきましては、国の法改正により、本市が対象から外れたため、減額するものでございます。  林業技術者養成事業費補助金につきましては、林業新規参入者の研修費用に対する増額補助を。また、森林組合設備整備事業費補助金につきましては、西牟婁森林組合が効率的な森林整備を行うために必要な林業高性能機械を導入するための補助でございます。  次に、農業土木費、農業土木総務費につきましては、上秋津で実施の緊急畑地帯総合整備事業費、秋津、万呂地区で実施の湛水防除事業費、上芳養で実施の農地開発事業費の県営事業負担金を。明細につきましては、81ぺージをご参照願います。  償還金利子及び割引料につきましては、平成9年度に執行いたしました中芳養地区原田池災害復旧事業に係る国への返還金確定に伴う減額を。  58ぺージにまいりまして、樹園地農道整備事業費につきましては、財源の更正を。  次に、農村活性化住環境整備事業費でございますが、長野地区におきましては、補助確定に伴う減額を。上野地区におきましては、国の3次補正による増額でございますが、工事請負費につきましては、上野地区での管路施設整備工事と長野地区での補助減額による差額を計上いたしております。  工事明細につきましては78ぺージを、箇所につきましては、別冊参考資料3ぺージをご参照願います。  次に、中山間地域総合整備事業費につきましては、国の3次補正による増額を。  次のため池等整備事業費につきましては、財源の更正でございます。  次ぺージの水産業費、水産業総務費の公有財産購入費につきましては、県で実施していただいております扇ケ浜総合整備事業のうち市単独事業の駐車場用地取得に係るもので、県営事業負担金につきましては、田辺漁港海岸環境整備事業費の増額に伴う負担金でございます。  明細につきましては81ぺージを、箇所につきましては、別冊参考資料4ぺージをご参照願います。  次に、漁港建設費につきましては、芳養漁港修築事業に係るもので、国の3次補正に伴う増額をお願いいたしておりまして、委託料の減額分と併せて工事請負費に増額し、本事業に係る事務費の更正を併せお願いするものでございます。  工事明細につきましては78ぺージを、箇所につきましては、別冊参考資料5ぺージをご参照願います。  次の漁業集落環境整備事業費につきましても、国の3次補正に伴う増額をお願いいたしておりまして、物件調査委託料、用地購入費、家屋移転補償費にそれぞれ増額し、事務費更正を併せてお願いいたしております。  60ぺージにまいりまして、商工費、商工振興費の田辺市中小企業信用保証料補助金につきましては、経営安定資金融資制度、不況対策特別融資制度並びに県信対策特別資金融資制度に係る信用保証料の補助金の追加計上をお願いいたしております。  商業環境改善施設整備事業費補助金、田辺市商店街セットバック事業費補助金、元気ある商店街づくり補助金、商店街空き店舗活用事業費補助金につきましては、いずれも該当がなかったことによる減額でございます。田辺市中小企業設備近代化資金利子補給等補助金につきましては、制度活用増加による補正を。  次の観光費の工事請負費につきましては、天神崎の旧丸山灯台につきまして、地権者のご理解をいただき、天神崎のシンボルとして保全するため修復するものでございます。  工事明細につきましては78ぺージを、箇所につきましては、別冊参考資料6ぺージをご参照願います。  弁慶まつり補助金につきましては、規模縮小により減額するものでございます。  次ぺージの共同作業場管理費、積立金は、共同作業場使用料の増額と預金金利低下による利子減額との差引きの計上でございまして、次の共同作業場整備事業費につきましては、財源の更正でございます。  次に、土木管理費、土木総務費の補正につきましては、県営事業費の確定による負担金と各種協会の負担金をお願いするものでございます。明細につきましては82ぺージから84ぺージをご参照願います。  62ぺージの道路舗装費につきましては、財源の更正を。  次の道路新設改良費につきましては、北原線の高速道路との取り合い部分を平成11年度に設計するため減額いたしますとともに、国道バイパス4車線化に伴います市道新庄町16号線の取り合い部分の改良を行うための工事請負費につきまして、諸般の事情により11年度施工となりましたので、減額をお願いいたしております。工事明細につきましては78ぺージをご参照願います。  次の地域総合整備事業費につきましては、財源の更正を。  次の道路局部改良費につきましては、伯扇閣角地の用地購入費を。  次ぺージの歩道新設事業費につきましては、用地購入費、物件移転補償費の増加に伴い、一部工事費からの予算の組替えをお願いいたしております。工事明細につきましては78ぺージをご参照願います。  次に、河川費、水路新設改良費につきましては、背戸川都市下水路の改修に伴う用地費等について、委託調査の結果、新たに平成11年度から施工することとなったため、減額補正をお願いいたしております。  64ぺージの港湾費、港湾建設費につきましては、文里港県営事業費の確定に伴う補正をお願いするものでございます。明細につきましては84ぺージをご参照願います。  次の都市計画総務費のまちづくり整備基金積立金につきましては、田辺市開発指導要綱に基づく行政協力金を補正するものでございます。  次の街路事業費につきましては、目良線並びに扇ケ浜秋津線の予算の組替え、また駅前扇ケ浜線、切戸橋稲成線、元町新庄線ほか1線の県営事業負担金の額が確定したことによる補正をお願いいたしております。  工事明細につきましては78ぺージをご参照願います。  次ぺージの公園管理費につきましては、光熱水費と車両借料の組替え、また原材料費につきましては、新庄総合公園の野外音楽堂の周囲に植栽しておりましたヘデラの一部がサビ病により枯死いたしましたので、その補植費用を。  次の新庄総合公園建設費につきましては、野外音楽堂の裏の調整池しゅんせつの経費を。  次の銀座地区沿道区画整理型街路事業費につきましては、国の補正予算により家屋移転を促進するため、補償費等の補正をお願いいたしております。  アオイ地区沿道区画整理型街路事業費につきましても、事業促進のための家屋移転補償費等の補正をお願いいたしておりますとともに、財源の更正をいたしております。  次に、66ぺージの地域汚水処理施設管理費の需用費につきましては、神島台及び中芳養団地地域汚水処理施設の光熱水費の減額を。委託料につきましても、同処理施設の浄化槽維持管理保守点検委託料等を減額するものでございます。  積立金につきましては、基金積立金の金利低下による利子の減少及び平成9年度地域汚水処理施設使用料の確定増により、差引き額を補正するものでございます。  次の錦水公園整備事業費につきましては、国有地の用地購入費について、国の売り払いの事務手続きが本年度内に完了する見通しとなりましたので、補正をお願いするものでございます。  次に、住宅費、住環境整備事業費につきましては、補助認証事業費の減額に伴う所要の補正をお願いいたしております。  次ぺージの消防費、常備消防費の自動車購入費につきましては、北分署に配備の消防ポンプ自動車1台を買い換えるものでございます。  次の消防団費の報酬につきましては、48名の退職報償金と3名分の退職記念品料の補正をお願いするもので、自動車購入費につきましては、第3分団に配備する消防ポンプ自動車1台の買い換えをお願いするものでございます。なお、ポンプ自動車の購入につきましては、国の補正予算によるものでございます。  次に、68ぺージの教育費にまいりまして、教育指導費のうち主なものは、旅費でございますが、この減額は、英語指導助手1名が契約更新したために、帰国、赴任、研修旅費が不用となったことによるものでございます。  次の教育奨学事業費につきましては、採用実績による奨学交付金の減額と教育奨学基金積立金の減額につきましては、預金金利の低下によるものでございます。  次ぺージの小学校費、学校管理費につきましては、秋津川小学校特殊学級新設、会津小学校肢体不自由児入学及び東部小学校水漏れに伴う施設修繕料、また校用器具購入費につきましては、前述の秋津川小学校特殊学級新設に伴うものでございます。  次の教育振興費につきましては、扶助費は額の確定によるものでございます。  次の上芳養小学校建築費につきましては、委託料は入札差による減額を。  公有財産購入費につきましては、田辺市土地開発公社からの本年度取得分の額が確定したことによる減額でございます。  次に、中学校費、学校管理費につきましては、県の芳養川改修事業の施工に伴い、中芳養中学校テニスコートの移転整備を行うものでございまして、債務負担行為補正も併せてお願いいたしております。なお、本費用につきましては、全額県の負担でございます。  工事明細につきましては79ぺージを、箇所につきましては、別冊参考資料7ぺージをご参照願います。  70ぺージへまいりまして、教育振興費につきましては、体育文化活動生徒派遣費補助金の追加を。扶助費につきましては、額の確定によるものでございます。  長野中学校建築費につきましては、補助単価の増加による事務費の補正と財源の更正を。  次の幼稚園費の管理費につきましては、臨時職員賃金及び光熱水費の補正を。  次の教育振興費の負担金補助及び交付金の減額は、額の確定によるものでございます。  次ぺージの新庄幼稚園建築費につきましては、財源更正を。  次に、社会教育費、社会教育総務費の負担金補助及び交付金並びに貸付金は、共々に当初見込みより対象者が少なかったことによりまして減額するものでございます。  次の図書館費につきましては、篤志家の方々からご寄附をいただきました浄財を財源にいたしまして、図書の購入費と館用器具の購入費をお願いするものでございます。  次の文化振興費のふるさと文化振興補助金の減額は、当初6団体を予定しておりましたが、2団体の申請であったためによるものでございます。  次に、72ぺージの保健体育費、保健体育総務費の賃金につきましては、嘱託員賃金の減額を。植芝盛平翁顕彰会補助金につきましては、市内の篤志家の方からご寄附いただきました浄財を植芝盛平翁顕彰会に交付申し上げますとともに、同会が植芝盛平翁没後、30周年記念事業等に取り組むための補正をお願いするものでございます。  次ぺージの農林施設災害復旧費、現年度耕地災害復旧事業費につきましての工事請負費は、工事内容及び入札差による減額でございます。  工事明細につきましては79ぺージから80ぺージをご参照願います。  次に、公営住宅災害復旧費、現年度公営住宅災害復旧事業費につきましては、補助認証及び入札による減額を。  災害応急復旧費につきましては、実績により減額するものでございます。  次ぺージにまいりまして、教育施設災害復旧費、現年度教育施設災害復旧事業費につきましては、入札による減額でございます。  次の公債費の長期債利子の減額につきましては、事業の繰越しに伴う市債の発行額の減及び借入想定利率の低下によるものでございます。  公債諸費の市債発行手数料及び元利支払手数料の減額につきましては、当初見込んでおりました共済組合からの借入額が減少したため減額するものでございます。  75ぺージの特別会計繰出金、農業集落排水事業特別会計繰出金につきましては、同会計の施設維持管理費の減額に伴う減額であります。  なお、今回の補正に要します財源といたしましては、国・県支出金、財産収入、繰越金、市債等をもって充てることにいたしております。なお、起債の活用等により、財源の確保が図られる見通しとなりましたので、財政調整基金2億円、減債基金4億円、分宅会計からの繰入金1億円を合わせて7億円を減額する措置をいたしております。  次に、85ぺージをお願いいたします。  1定議案第8号 平成10年度田辺市の分譲宅地造成事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億859万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億7,540万8,000円とするものでございまして、内容といたしましては、平成7年度から着手しております長野地区住環境整備事業におきまして、約12ヘクタールのほ場整備事業を行っておりますが、約1割を非農用地として創出し、地域の定住人口の拡大を目指すものでございます。  公有財産購入費の859万2,000円の減額につきましては、当初ほ場整備の1割に当たる1万2,000平方メートルを予算措置いたしておりましたが、換地確定測量において、宅地面積が確定したことに伴い減額するものでございます。なお、一般会計繰出金につきまして、1億円減額いたしております。  次に、88ぺージをお願いいたします。  1定議案第9号 平成10年度田辺市の簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ121万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,525万1,000円とするものでございます。内容につきましては、前年度繰越金を財源に、簡易水道基金に積み立てるものでございます。  次に、91ぺージをお願いいたします。  1定議案第10号 平成10年度田辺市の農業集落排水事業特別会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ9,179万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億1,394万4,000円とするものでございまして、併せまして繰越明許費、地方債の補正をお願いいたしております。内容につきまして、96ぺージをお願いいたします。  総務費の補正でありますが、国の3次補正に伴います事務費と県土地改良事業団体連合会負担金の増額をいたしております。  施設維持管理費につきましては、光熱水費と汚泥汲取手数料の減額を。  三栖右岸地区施設整備事業費につきましては、国の3次補正に伴います増額補正でございまして、工事請負費は管路施設の延長施工を行うものでございます。  工事明細につきましては97ぺージを、箇所につきましては、別冊参考資料8ぺージをご参照願います。  上野地区施設整備事業費の工事請負費につきましては、水路工実施に当たり、蛇行を少なくし、延長を短くする工法施工といたしましたため、減額するものでございます。
     工事明細につきましては97ぺージをご参照願います。  上芳養地区施設整備事業費につきましては、財源の更正を。  長野地区施設整備事業費につきましては、国の3次補正に伴う増額と市単独工事費の入札差額減額分との差額計上をいたしております。  工事明細につきましては97ぺージを、箇所につきましては、別冊参考資料9ぺージをご参照願います。  次に、98ぺージをお願いいたします。  1定議案第11号 平成10年度田辺市水道事業会計補正予算(第4号)につきましては、支出の部の第1項、営業費用の780万円の減額につきましては、職員の異動等による人件費の補正でございます。  次に、104ぺージをお願いいたします。  1定報告第1号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更については、次のとおりでございます。  平成10年度田辺市土地開発公社会計補正予算(第2号)、この内容につきましては、107ぺージの実施計画でご説明申し上げます。  収益的収入につきましては、事業収益の公有用地売却収益で9,262万2,000円の補正をお願いいたしております。内容といたしましては、上芳養小学校について、利息分の減少に伴い、612万1,000円の減額補正をするものでございます。  松原川については、芳養漁港集落環境整備事業の進捗に合わせ、代替地の売却が進み、7区画分9,874万3,000円を補正するものでございます。  事業外収益として、受取利息10万円の補正をするものでございます。  次に、108ぺージをお願いいたします。  支出につきましては、事業原価の公有用地売却原価といたしまして、先ほどご説明申し上げました売却収益と同額を計上いたしております。  販売費及び一般管理費の人件費で28万2,000円の減額補正は、人事院勧告に伴う補正でございます。  次に、109ぺージをお願いいたします。  資本的収入及び支出、支出につきましては、土地取得費として、芳養漁港集落環境整備事業に伴う費用として、土地購入費1,860万8,000円と補償費2億3,809万円を補正するものでございます。  土地造成費につきましては、人事院勧告に伴う給与改定をするもので、給料、手当、法定福利費においてそれぞれの金額を減額するものでございます。  委託料につきましては、下三栖岩屋谷地区開発事業の航空写真撮影図化及び道路概略設計の費用でございます。なお、収入財源につきましては、長期借入金をもって充当いたしております。  次に、110ぺージにまいりまして、平成10年度田辺市土地開発公社会計補正予算(第3号)、この内容につきましては、112ぺージの実施計画でご説明申し上げます。  銀座地区土地区画整理事業用地につきましては、事業の進捗状況に合わせ、処分用地の変更により、1,113万7,000円の補正を。アオイ地区土地区画整理事業用地につきましても、同様に600万8,000円を補正するものでございます。使用料は、公社有地の貸与面積の減少に伴う減額でございます。  113ぺージをお願いいたします。  支出、事業原価、公有用地売却原価につきましては、売却収益と同額を補正してございます。販売費及び一般管理費の人件費及び経費、次の事業外費用、短期借入金利息につきましては、年度末までの必要額を精査いたしまして、それぞれ計上させていただいております。  次に、114ぺージをお願いいたします。  資本的収入及び支出、支出から先にご説明申し上げます。借入金償還金、長期借入金償還金につきましては、借入金を継続することに伴い、償還金が減額いたしました。長期借入金利息の減額につきましては、年度末までの予定金額を精査いたしまして、不用額を減額するものでございます。  収入の長期借入金は、先ほど申し上げました借入金の継続に伴い、償還金が減額され、年度末までの予定金額を精査し、不用額を減額するものでございます。  以上で、補足説明を終わらせていただきます。  よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。             (総務部長 八百耕貮君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    以上をもって、提出者の説明が終了いたしました。  ただいま議題となっております12件については、審議の都合上、後日審議願うことといたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。 休 憩 ○議長(稲沢勝男君)    この場合、暫時休憩いたします。  約10分間休憩いたします。               (午前10時53分)             ──────────────── 再 開 ○議長(稲沢勝男君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午前11時05分) ◎日程第15 1定議案第12号 精神薄弱の用語の整理のための関係条例の一部改正についてから  日程第39 1定報告第4号 平成11年度財団法人紀南文化会館の事業の計画についてまで一括上程 ○議長(稲沢勝男君)    続いて、日程第15 1定議案第12号 精神薄弱の用語の整理のための関係条例の一部改正についてから、日程第39 1定報告第4号 平成11年度財団法人紀南文化会館の事業の計画についてまで、以上25件を一括上程いたします。  提出者の説明を求めます。  市長、脇中孝君。              (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    平成11年度予算大綱について申し上げたいと存じます。  平成11年度の予算案をはじめ、諸議案の説明に先立ちまして、市政に対する私の所信を申し述べ、議員並びに市民の皆様方のご理解とご協力をいただきたいと存じます。  21世紀を目前に控えた現在、私なりに20世紀を振り返ってみますと、今世紀は、欧米型の近代工業社会への実現に向けて、まい進してきた100年であったかと思います。  その結果、国民の大多数が中流意識を持つ、豊かさを実感できる成熟した社会に到達いたしましたが、一方では、大量生産・大量消費を前提としたシステムの中で、地球規模での環境問題など困難な課題にも直面しており、地球に優しい、自然との共生を目指した社会・経済システムの構築が求められております。  また、物の豊かさの実現は、人が人としての本来の豊かさを再認識する契機となり、生活ニーズや価値観の多様化が進む中で、それぞれ個人が自己実現できる社会の創造が求められるようになってまいりました。  一方、戦後一貫して経済成長を続けてまいりましたが、バブル崩壊を境にして急激に下降し、我が国の経済は2年間マイナス成長という厳しい状況を迎えております。  このような状況は、これまでの経済成長の持続を前提として構築されてきた社会・経済システムが現実の社会に適合しなくなってきており、情報化や国際化、少子・高齢化の伸展という社会環境の変化に対応し、21世紀を見通した構造改革が求められているところであります。  また、長引く不況は国、地方の財政に深刻な影響を及ぼし、不足する財源を国債、地方債の発行に依存する運営を余儀なくされております。本市の財政におきましても例外でなく、不況や減税による税収の伸び悩みに加えて、生活環境や社会基盤の整備、福祉の向上、教育の充実等を重点に事業を実施してまいりましたので、市債残高が累増し、平成10年度末では389億円となる見込みで、その元利償還金や多面にわたる義務的経費等の増加により、財政運営は極めて厳しい状況にあります。  平成9年度決算では、経常収支比率が90.4パーセント、起債許可制限比率は14.3パーセントとなっておりますが、これらの数値も平成10年度決算では、なお増加するものと予想いたしております。そのため、従来からも経費の節減合理化、事務事業の見直し等を行ってまいりましたが、今後も引き続き行財政改革実施計画に基づき、行財政改革を積極的に推進するとともに、建設的な事業についても、その事業効果等に一層の検討を加え、市政の運営に最善を尽くしてまいりたいと考えております。  なお、今年は、南紀熊野体験博が開催されます。紀南地域の持つ豊かな自然と素晴らしい歴史・文化の活用を図りながら、人と自然が共生し、現代人の疲れた心と体を癒し、新たな活力を生み出すことを目標に、実行委員の皆さん方をはじめ多くの市民の皆さん方の力強いご支援をいただき、準備を進めてまいりました。この体験博には、全国から多くの方々が来られるものと確信しておりますが、市民の皆さんには温かいおもてなしの心でお迎えしていただけますよう念願いたしているところでございます。そして、この体験博の成功を通して、より一層市民参加のまちづくりを推進してまいりたいと考えております。  以下、施策の重点と主な概要について、ご説明申し上げます。  まず、生活や経済活動を支える都市基盤の整備であります。経済活動の高度化や生活空間の広域化に対応し、地域活力の維持・増進と市民生活の向上を図るため、紀南の中心都市として、交通・情報通信網等都市基盤の一層の整備、充実に努めてまいります。  高速道路の整備につきましては、昨年11月に御坊・田辺間の起工式並びに調査・測量のための中心杭打ち式が行われ、さらに昨年12月には、建設大臣から田辺・白浜間13キロメートルの施行命令が出され、市内全域で事業化されることになりました。今後は、高速道路関連事業として、市内3か所で工事用道路の整備に着手するなど、1日も早い供用開始に向けて、積極的に協力してまいりますとともに、一層の南伸を目指した取組みを関係市町村と連携を図りながら進めてまいります。  一方、国道42号田辺西バイパスにつきましては、稲成・芳養間で用地測量、用地買収に着手される予定であります。また、田辺バイパスの新庄地区では、体験博の開幕を控え、4車線化工事が順調に進められており、秋津町の橋梁部分についても着手されることとなっております。今後とも、これら高速道路や国道バイパスの整備と合わせて、県道整備の促進などにつきましても、国、県等の関係機関に強力に要望してまいります。  また、都市計画街路事業や市道改良等の事業を推進するとともに、中心市街地の活性化施策として進めてまいりました沿道区画整理型街路事業は、アオイ地区・銀座地区につきましては、ほぼ完了いたしますので、引き続き海蔵寺地区につきまして、地元意向調査等、将来の事業化に向けた取組みを進めてまいります。  このほか、当地域の公共輸送機関の一層の充実を図るため、南紀白浜空港の2000メートル滑走路の整備促進や増便、JR紀勢本線の利便性の向上など今後も関係の皆様方とともに取り組んでまいります。  港湾整備につきましては、平成8年に閣議決定された第9次港湾整備5か年計画に基づき、防災対策も含めた文里港の整備に向けて取り組むとともに、文里湾架橋の早期事業化につきましても、関係の皆様と協議を深めながら取り組んでまいりたいと考えております。  情報基盤整備といたしましては、一昨年から取り組んでまいりました田辺広域圏観光情報システムが、体験博の開幕と同時にスタートいたします。これにより、体験博のイベント情報をはじめとする観光分野を中心とした様々な地域情報が、インターネットを介して全国、全世界に向け、発信されることになります。  市民の皆さんが快適で住みよい生活を営むためには、ゆとりや心のふれあいのある生活環境づくりが必要であり、一人ひとりのちょっとした心配りが大切であります。  水や緑を大切にするまちづくりとして、「花いっぱい運動」による潤いのあるまちづくりが進められておりますが、運動の伸展を図るため「田辺市花とみどりの基金」を活用して、みどりの豊かな環境づくりを支援してまいりますとともに、干潟に直接触れ、自然を満喫できる内之浦の干潟公園が完成いたしますので、市民の皆さんをはじめ多くの方々の憩いの場として活用を図ってまいります。  水質浄化につきましては、合併処理浄化槽の設置や農業集落排水事業を促進し、啓発活動を積極的に進めてまいります。また、浸水被害から市民生活を守るため、水路の改修を引き続き効果的に進めてまいりますが、課題でありました背戸川都市下水路につきましては、JR西日本と協議が整い、本年度から工事に着手いたします。  ごみの減量につきましては、市民の皆さんや各事業所のご理解とご協力のおかげで、ごみ分別指定袋制が定着し、減量化やリサイクルの推進に大きな効果を上げておりますことから、啓発活動を一層進めるとともに、生ごみ処理容器購入補助や資源集団回収事業実施団体奨励補助の実施のほか、容器包装リサイクルにも取り組んでまいります。  また、ごみ処理につきましては、適正処理によりダイオキシン類やばい煙等の発生を抑制し、大気や水質の保全に努める一方、し尿につきましては、広域行政の中で「安全、確実、安定」を基本にして処理を行ってまいります。  健康で文化的な生活を営むため、住宅密集地区の環境を改善し、良好な住環境を創出する住宅地区改良事業につきましては、御所谷地区で引き続き実施してまいりますとともに、田辺市土地開発公社が下三栖岩屋谷地区で取り組んでおります住宅団地につきましても、平成12年度の分譲に向け工事を進めてまいります。  水道事業につきましては、検針業務の改善に取り組むとともに、老朽配水管の布設替えや更正工事を実施し、良好な水道施設の維持管理に努め、安全で安定した水の供給に努めてまいります。  防災対策につきましては、地域防災計画に基づいて総合的な防災対策を推進し、生活必需物資や防災資機材の備蓄を行うとともに、自主防災組織の育成に努めて、地域の防災活動力を高め、災害に強いまちづくりに取り組んでまいります。  さらに、各種災害に対処するため消防資機材並びに消防水利の整備充実を図るとともに、地域防災におけるリーダーとしての責務を担う消防団につきましても、拠点施設や消防自動車等資機材の整備を進め、警防体制の充実強化を図ってまいります。  また、救急体制の一層の充実を図るため、救急救命士の養成等を進める一方、上富田消防署の消防力の充実を図り、中辺路町と大塔村につきましても、協議が整い次第、消防事務を受託し、広域的な消防体制づくりを積極的に推進してまいります。  地域を支える産業の活性化でありますが、豊かで快適な生活環境の実現と若者が定着できる活力ある地域社会の構築は、すべての市民の願いであり、これを支えていくのは活力ある地域産業であります。  長引く景気の低迷や金融不安、個人消費の冷込み等による深刻な影響が懸念されますが、力強い地域産業の育成に向け地道に取組みを進めてまいります。  農業につきましては、台風による農作物被害や不況による消費の減退等により、農業経営は不安定な厳しい状況にあります。特に、深刻な被害が広がっております梅生育不良につきましては、本市農業の最大の課題であり、田辺梅病害虫特別対策協議会を中心として県、紀南農協、関西電力によります研究会と一致協力し、早期の原因解明と対策の確立に努めるとともに、被害の拡大を防止するため梅生育不良緊急対策事業を積極的に進めてまいります。  農村環境基盤の整備につきましては、居住環境の向上や農村景観の保全・整備、未給水地域の解消と老朽化した給水施設の改修などを目的に、農村活性化住環境整備事業、中山間地域総合整備事業及び農業集落環境整備事業を農家の皆様の理解と協力をいただきながら、計画的に推進してまいります。また、農業集落排水事業を引き続き推進するとともに、農業用水の安定供給を図り、農業生産性の向上を目指すために、県営事業として緊急畑地帯総合整備事業を引き続き実施してまいります。  林業につきましては、森林組合等と連携し、計画的な森林施業の推進や林業労働力の確保、紀州材の販売促進等に努めてまいりますとともに、紀州備長炭記念公園につきましては、市民の皆さんはもとより、県内外の多くの方々に観光資源としてもご利用いただけるよう努め、山村地域の活性化につなげてまいります。  次に、水産業につきましては、資源水準の低下による漁獲量の低迷、漁業就業者の高齢化と後継者不足、輸入魚の急増と漁価の低迷など、漁業を取り巻く環境は、依然として厳しい状況にあります。このため、放流育成事業を展開し、水産資源の増殖を図ってまいりますとともに、漁業活性化推進事業により技術修得や漁業者意識の向上、改善を図ってまいります。  芳養漁港区域内集落再編整備事業につきましては、引き続き漁港修築事業及び松原地区の漁業集落環境整備事業を進めてまいりますとともに、平成7年度から県営事業として実施していただいております扇ケ浜総合整備事業につきましては、本年度は北突堤及び中突堤の堤防工事が施工される予定であります。  また、目良漁港局部改良事業につきましては、防護柵設置工事を行い、安全で広く市民に親しまれる漁港整備に努めてまいります。  次に、商工業についてであります。長引く不況や消費の減退、大型店との競合及び金融情勢の悪化などにより、非常に厳しい状況が続いておりますが、中小企業の経営の安定のため、田辺商工会議所等関係機関と連携を図りながら、経営指導診断事業や利子補給等の各種補助事業を実施してまいります。  また、地域産業の活力の向上のため、起業支援システムの創設に向けた取組みを進めるほか、企業団地等を活用して企業誘致に努めるとともに、市街地における商業の活性化を図るため、銀座・アオイ商店街の近代化事業等を進めてまいります。  雇用対策につきましては、田辺市雇用促進奨励金制度を活用し、高齢者等の雇用の促進に努めるとともに、若者の定着を進めるため、人材確保促進事業を広域的に行い、さらに充実してまいりたいと考えております。  共同作業場につきましては、協力企業との連携を図り、雇用の安定と就労条件の改善に努めてまいりますとともに、天神大型共同作業場の再開に向けて取り組んでまいります。  観光につきましては、本年は体験博に合わせた多彩なイベントが実施されますが、この春、田辺駅前にオープンする観光案内センターを観光協会や県のご協力のもと、体験博期間中は、毎日、観光情報を提供していただくとともに、田辺観光ボランティアガイドの会の皆様による個別案内の実施など、訪れる観光客のニーズにこたえたきめ細かなサービスを提供してまいります。  このほか、動鳴気渓のふるさと自然公園センターにつきましても、ひき岩群をはじめとする田辺市の素晴らしい自然観察の拠点として、多くの方々にご利用いただけるよう努力してまいります。  やすらぎと生きがいをもたらす健康・福祉でありますが、少子・高齢化や家庭機能の変化、また障害者の自立と社会参加の進展や地域の子育て機能の低下等に伴い、社会保障制度がかつてのような限られた人々への支援にとどまらず、国民全体を対象として、その生活の安定を支える役割を果たすための新たな枠組みを作り上げていくことが求められております。  このような動きに対応して、制度の施行まであと1年となりました介護保険制度を円滑にスタートさせるための準備作業を進めるとともに、総合的な健康づくり、生きがいづくり、社会参加促進事業等の保健福祉施策の充実を図ってまいりたいと考えております。  市民一人ひとりが、住み慣れた地域で、生涯を通じて安心して暮らせる「福祉が輝くまち」づくりを進めるため、社会福祉協議会や民生児童委員協議会等の支援を行うとともに、地域保健福祉推進補助金交付制度や社会福祉施設等の整備に関する助成制度により民間の福祉活動を支援し、地域住民の自主的な参加と相互扶助の精神を基盤とする地域福祉活動の活性化を進めてまいります。  高齢者福祉につきましては、4月に特別養護老人ホームが新たに開設されるのに伴い、待機者の解消に努め、介護者の負担軽減を図るとともに、在宅福祉サービスでは、介護保険に向けて、ホームへルプサービス、デイサービス、ショートステイ等の充実に努め、在宅介護支援センター等を中心に、サービス未利用者の把握や利用に向けての情報提供の強化を図ってまいります。また、他の分野との共同による総合的な高齢者の生きがいづくりの取組みを推進してまいります。  障害者福祉につきましては、「田辺市障害者に係る新長期計画」に基づいて、各種施策の推進を図っており、障害者や高齢者の社会参加の促進や日常生活の利便向上のため、公共施設等の改修や個人住宅の改造費補助を行ってまいりましたが、今年度からは民間事業者が所有する公共的施設を安全かつ円滑に利用できるようにするための整備工事に対しても補助してまいります。  児童福祉につきましては、児童相談所等の専門機関との連携を深め、相談事業等を行うなど児童の健全育成に努めるとともに、保育所においては、働く女性の増加による保育需要の多様化に伴い、乳児保育、長時間保育等の特別保育事業を展開してまいります。また、本年度は、老朽化が進んでいるなぎさ保育所とめばえ保育所を統合し、新園舎の建設を進め、障害児保育、低年齢児保育を更に充実するとともに、ここに地域子育て支援センターを移設することにより、本市のセンター的な役割を担う保育所として整備してまいります。  生活保護につきましては、景気の低迷に伴う雇用情勢の悪化や高齢者世帯の増加などにより、保護率の上昇や保護期間の長期化が予想されますが、関係機関や民生児童委員等の皆様方とも連携を密にしながら、きめ細やかな対応を図り、生活保護の適正実施に努めてまいります。
     健康増進事業につきましては、すべての人々が生涯を通じて健康に生きることができる地域社会を目指し、各種健診・相談事業の充実に努めるとともに、田辺社会保険健康センター「ペアーレ田辺」を活用していただき、市民の健康づくりを推進してまいります。また、今年度から在宅要介護者の口腔衛生の改善を図るため、関係機関の協力を得て訪問指導を行う在宅要介護者歯科保健推進事業を実施するとともに、母子保健につきましても、従来の各種検診・相談に加え、「2歳児相談」を新たに設け、子どもの発育過程における様々な問題の早期発見に努め、健やかな子育てへの支援をしてまいります。  公立紀南綜合病院につきましては、今後とも健全経営に努め、より高度な医療サービスの提供を図るとともに、手狭で老朽化した病院施設の移転改築を関係機関と連携して、積極的に進めてまいります。  国民健康保険事業は、老人医療費が依然として高い伸び悩みを見せているものの、順調な運営が続いております。今後も保健事業の推進等により医療費の抑制を図るとともに、保険税の収納率向上に努めてまいります。  同和対策事業につきましては、地対財特法が一昨年、特定の事業のみ引き続き5年間の法的措置を講じる一部改正がなされましたが、これまで取り組んでまいりました事業の成果を損なうことなく、課題の解決に努め、一般対策事業への速やかな移行を進めてまいります。  人権教育の推進につきましては、田辺市行動計画を策定し、関係機関、各種団体との連携のもと啓発活動を展開するとともに、女性施策につきましては、田辺市男女共同参画プランに基づき、講演会等を実施してまいります。  隣保館につきましては、福祉の向上や人権啓発の交流拠点となる開かれたコミュニティセンターとして、福祉サービスや人権・同和問題に対する理解を深めるための活動等の推進に努めるとともに、各種相談や研修会を開催してまいります。  田辺同和市史編さん事業につきましては、年次計画に基づき「総合年表」発刊に向けた作業を進めてまいります。  豊かな心をはぐくむ教育・文化の高揚でありますが、新しい世紀を担う子供や若者たちが、未来への夢や目標を抱き、豊かな人間性と創造性をはぐくみ、「生きる力」を身につける取組みを社会全体で進めていくことが重要であります。そのため、本年度も地域社会の教育力を高める生涯学習を推進するとともに、資質・適性に応じた能力を延ばす教育内容の充実と環境整備に努めてまいります。  生涯学習の推進につきましては、生涯学習センターを中心として、他の関連施設とも連携しながら、学習の場の確保、学習情報の提供、学習ボランティアの養成に努めてまいります。また、昨年度、女性問題解決の視点に立ち、男女がともに新しい生き方を探るためのネットワークの拠点として設置された女性センターにつきましても、充実を図ってまいります。  学校施設の整備では、平成13年4月の開校に向け、上芳養小学校の校舎建築に着手いたしますとともに、平成9年度から実施しております長野中学校の改築事業につきましては、校舎及び屋内運動場が完成し、木の香の漂う新しい校舎で授業が開始されますが、本年度はグラウンド等の周辺整備を行ってまいります。  学校教育につきましては、地域に開かれた幼稚園・学校の推進と、学校週5日制を踏まえた教育内容の一層の充実・発展や教職員の資質の向上を図るため、教育研究事業、中堅教職員の国内外研修事業や外国青年による英語指導助手事業などを行ってまいります。  また、不登校やいじめ問題の相談窓口の充実を図るとともに、中学校4校に心の教育相談員を配置し、適切な対応に努めてまいります。  さらに、保護者の教育費負担軽減のため、体育文化活動の児童派遣費補助金、私立幼稚園就園奨励費、児童生徒用図書購入費などの助成を行うとともに、高校生や大学生等に田辺市教育奨学金を支給し、教育の機会均等に努めてまいります。  青少年教育につきましては、少年・少女を対象とした団体活動の充実を図るとともに、青年層の各種団体やグループなどのネットワーク化をさらに進め、勤労青少年ホームの自主的な運営体制を強化し、青年のニーズにあった事業展開を図ってまいります。  また、文部省の全国子供プランに基づき、子供に視点を置いた取組みを行うとともに、学童保育所の指導員を2名体制とし、より充実した運営を行ってまいります。  児童館では、子育て環境づくりの活動を行い、周辺地域における教育、文化、福祉の子供の拠点として、活動の充実を図ってまいります。  図書館につきましては、明治33年2月1日に現在の市立図書館の前身である私設図書館が創立されてから百周年に当たりますことから、記念式典等を実施いたしますとともに、市民が一層利用しやすい図書館になるよう努めてまいります。  公民館では、地域における生涯学習活動の拠点として、多様化する市民の学習ニーズに対応した学習機会の提供や地域の歴史・文化を取り入れた活動の推進並びに支援を行うとともに、情報ネットワーク等を活用した取組みの中で、子供の健全育成に努めてまいります。  また、市民の健康増進と体力の向上を図り、健康で生きがいの持てる生活を送るため、ニュースポーツを取り入れた各種大会や教室、講習会を開催し、指導者、団体の育成及び障害者スポーツの振興に努めるとともに、体育連盟を中心として競技スポーツの振興に努めてまいります。  次に、芸術文化活動の充実・発展を図るため、第46回田辺市美術展覧会や文協フェスティバルを開催するほか、貴重な文化遺産を後世に継承していくための保存や調査研究を行い、市民が文化財に愛着を持ち、身近に接することができるよう取り組んでまいります。  美術館については、特別企画展や巡回展、常設展を開催いたしますが、特に体験博に合わせて「東京富士美術館所蔵 西洋名画への招待」を県と共催するとともに、体験博期間中は開館時間を延長するなど、訪れる方々の利便を図ってまいります。  紀南文化会館は、開館以来多くの皆様にご利用いただいておりますが、地域に密着した文化施設として企画や機能の一層の充実に努めるとともに、本年は開館15周年記念事業等を行ってまいります。  市史編さん事業につきましては、皆様のご協力をいただきながら、史資料の収集、調査・研究を行い、「通史編」3巻分の発刊に向けた取組みを行ってまいります。  南方熊楠翁の顕彰事業につきましては、第9回南方熊楠賞の授賞式をはじめ、邸の保存、邸内資料等の整理、蔵書内容の調査などを行います。また、熊楠記念館との共催で「くまの体験・南方熊楠ゼミナール」~南方学と熊野~を開催し、翁の偉業を顕彰してまいります。  植芝盛平翁顕彰事業は、没後30周年記念事業として、「宇宙、愛と和合」をテーマに演武大会等のイベントを実施し、全国的に翁の功績の顕彰に努めます。  国際交流の推進につきましては、国際交流協会と連携を密にしながら、国際理解学習や国際交流員による事業を推進するとともに、通訳やホストファミリーなどのボランティアの養成を図ってまいります。  また、友好都市ワイオン市との交流につきましては、新庄総合公園で開催されます体験博の開会式に、昨年就任された新市長をご招待し、イベントへの参加、市民との交流などの機会を設け、地域文化への理解を深めていただくとともに、両市の交流を一層進めてまいりたいと考えています。  以上が、平成11年度の施策の重点と事業の概要でありますが、一般会計の予算額は272億5,000万円で、前年度と比較して2.1パーセントの増、これに特別会計と企業会計を合わせた予算総額は437億4,949万円となっております。  以上、市政に対する私の所信と平成11年度予算案の大綱を申し述べましたが、議員の皆様におかれましてはよろしくご審議をいただき、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。  ありがとうございました。              (市長 脇中 孝君 降壇) 休 憩 ○議長(稲沢勝男君)    この場合、午後1時まで休憩いたします。               (午前11時42分)             ──────────────── 再 開 ○議長(稲沢勝男君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 1時03分) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、補足説明を求めます。  総務部長、八百耕貮君。             (総務部長 八百耕貮君 登壇) ○総務部長(八百耕貮君)    それでは、私の担当いたします総務部関係の補足説明をさせていただきます。  議案書の132ぺージをお願いいたします。  1定議案第31号 田辺市国民健康保険条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  本件につきましては、国民健康保険の被保険者の範囲に係る規定を整備するため改正するものでございます。内容でございますが、第4条では、被保険者とする外国人について規定しておりましたが、国の施行規則の改正により、全国統一的に国民健康保険が適用されるようになったため、削除するものであり、第5条の被保険者としない者は、特別の事由がある場合について規定するもので、これも国の通知により改正するものでございます。  続きまして、153ぺージをお願いいたします。  平成11年度財団法人紀南文化会館の事業計画及び予算につきまして、ご説明させていただきます。  154ぺージにまいりまして、紀南文化会館事業を次のとおり計画するもので、まず一つ目といたしましては、文化振興事業として、自主文化事業を企画、実施するもので、専門家による音楽等の公演を実施するとともに、講演会、展覧会を開催いたします。和歌山県民文化会館等が企画、実施する文化事業や各分野で活躍している県内出身者を招請し、公演を実施するとともに、圏域内のアマチュア文化団体の育成や紀南文化会館の文化情報の提供にも努めてまいります。  二つ目は、管理運営事業として、理事会や運営委員会を随時開催するほか、会館諸施設の利用促進の広報活動や職員の資質の向上を図るための研修にも取り組んでまいります。  次に、第1条 平成11年度財団法人紀南文化会館会計予算は、次に定めるところによる。第2条 収入支出予算の総額は、収入支出それぞれ1億8,124万6,000円と定めるものでございます。  次に、155ぺージの収入の部では、基本財産利息収入3万5,000円、文化事業公演収入が580万円、雑収入が227万円、田辺市からの補助金が1億6,989万1,000円、周辺町村からの補助金が45万円、それから開館以来続けております各市町村の公民館活動の発表の場として、紀南文化祭が行われておりますが、その活動に対しまして、田辺周辺広域市町村圏組合からの文化会館文化事業補助金が80万円、当期収入の合計が1億7,924万6,000円で、これに前期繰越収支差額200万円を加えまして、収入合計が1億8,124万6,000円となっております。  次に、156ぺージからの支出の部の主なものは、会館の管理費といたしまして、市からの派遣職員6名、財団職員1名、嘱託職員4名分の人件費で、修繕料は、小ホールドアオートヒンジ取替え等を、次ぺージの備品購入費では、映像音響A帯ワイヤレスマイク購入等が主なもので、委託料は施設及び設備機器の保守点検、検査及び清掃等によるものであります。  次に、158ぺージの文化事業といたしましては、クラシックコンサートをはじめ、文化講演会を計画しております。  次の施設整備積立預金支出1,070万円は、将来の会館の維持修繕のために積み立てるもので、本年度の積立金1,000万円と現年度までの積立金に対する利息でございます。  以上、当期支出合計1億8,124万6,000円を計上してございます。  続きまして、予算書の5ぺージをお願いいたします。  1定議案第21号 平成11年度田辺市の一般会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ272億5,000万円と定める。  2 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1表、歳入歳出予算による。  債務負担行為につきましては、第2条 地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、第2表、債務負担行為によるもので、内容につきましては、13ぺージに記載のとおりでございます。なお、翌年度以降にわたります支出等に関するものは、205ぺージから208ぺージをご参照願います。  地方債につきましては、第3条 地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、第3表、地方債によるもので、内容につきましては、13ぺージに記載のとおりでございます。  一時借入金につきましては、第4条 地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入れの最高額は、30億円と定めるものでございます。  次に、歳出予算の流用、第5条 地方自治法第220条第2項ただし書の規定により歳出予算の各項の経費の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。  各項に計上した給料、職員手当等及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内でこれらの経費の各項の間の流用ということでございます。  予算の内容につきましては、6ぺージから9ぺージまでに款項ごとの歳入を計上いたしておりますが、17ぺージからの目、節で、歳入の主なものを説明させていただきます。  市税につきましては、17ぺージから20ぺージにわたり、予算額75億144万3,000円で、前年度当初予算額75億4,532万6,000円に対し、0.6パーセントの減となっております。現年度の明細書につきましては、210ぺージにございますが、市民税は、税制改正に伴う減税4億913万円を見込んでいるため、前年度より若干減少いたしておりますが、固定資産税につきましては、個人向け住宅の建築、店舗等の建物の建替え及び宅地等の負担調整措置により増加いたしております。  次に、20ぺージをお願いいたします。  地方譲与税の自動車重量譲与税1億4,700万円から、24ぺージの自動車取得税交付金1億3,700万円までは、それぞれの制度に基づき交付されるものでございます。なお、24ぺージの地方特例交付金2億5,480万円は、平成11年度の税制改正による恒久的な減税に伴う地方税の減収額の一部を補填するため、地方税の代替的性格を有する財源として交付されるものでございます。  次に、25ぺージの地方交付税につきましては、70億円を計上、前年度より7億円の増となっております。これは9年度の交付税の算定を基に、10年度の制度改正と当市の事業実施等を考慮し、交付税措置のある市債の活用による公債費の元利償還金の増加や地域福祉対策に要する経費の増加を見込んでいるためでございます。  次の交通安全対策特別交付金2,000万円は、歳出の土木費の交通安全施設事業の財源として充当いたしております。  次に、26ぺージから27ぺージの分担金及び負担金、このうち26ぺージの分担金1億3,528万8,000円につきましては、農林水産業費の事業に対する受益者からの分担金を。27ぺージの負担金4億6,868万6,000円につきましては、民生費の保育所運営費負担金や養護及び特別養護老人ホーム措置費負担金のほか、教育費の負担金を計上いたしております。  28ぺージからの使用料及び手数料のうち、28ぺージから30ぺージにかけての使用料3億7,330万6,000円につきましては、紀南文化会館、公営住宅使用料が主なもので、次に、30ぺージから32ぺージにかけての手数料1億9,816万7,000円につきましては、戸籍住民基本台帳手数料、清掃手数料が主なものでございます。  次に、32ぺージから36ぺージまでの国庫支出金の総額は、31億9,630万1,000円で、これは歳出に計上いたしております補助事業の対象額を計上したもので、このうち32ぺージから33ぺージにかけての国庫負担金は20億10万2,000円で、この主なものは、なぎさ・めばえ保育所建築事業費負担金、生活保護費負担金、養護及び特別養護老人ホーム措置費負担金、上芳養小学校校舎建設事業費負担金等でございます。  次に、34ぺージから36ぺージにかけての国庫補助金は11億3,714万8,000円で、これは漁港建設事業費補助金、御所谷地区の住宅地区改良事業費補助金等を計上いたしております。  次に、36ぺージの委託金5,905万1,000円、この主なものは国民年金費委託金でございます。  次に、37ぺージから45ぺージまでの県支出金の総額は、26億463万円で、これも国庫支出金と同様、歳出での補助事業の対象額を計上したもので、このうち37ぺージから38ぺージまでの県負担金は、3億6,125万1,000円でありますが、この主なものは地籍調査事業費、保育所運営費及び国民健康保険基盤安定制度負担金等でございます。  次に、38ぺージから44ぺージにかけての県補助金では、17億8,789万9,000円で、これは重度障害者等医療費や老人福祉医療費などの民生費補助金と長野及び上野地区の農村活性化住環境整備事業費や松原地区の漁業集落環境整備事業費などの農林水産業費補助金が主なもので、次に45ぺージの県委託金は、4億5,548万円で、この主なものは元町新庄線外1線街路整備事業費委託金でございます。  次に、46ぺージから47ぺージにかけての財産収入の財産運用収入は、8,277万2,000円で、その主なものは各種基金の運用利子で、次の財産売払収入1億5,000万円は、市有地の売却収入を見込んでおります。  次に、47ぺージから48ぺージにかけての寄附金5,327万5,000円は、まちづくり整備費寄付金等を見込んでおります。  次に、繰入金の特別会計繰入金1億円は、分譲宅地造成事業特別会計からの繰入金で、次の49ぺージから51ぺージにかけての基金繰入金8億6,896万6,000円は、現在、一般会計で24の各種基金を設置しておりますが、基金にはその運用益を特定財源として事業を安定的、継続的に実施するための基金と、各種事業の実施に伴う財源とするための基金を設置しております。11年度は、そのうち18の基金からの繰入れを予定しており、主なものは財政調整基金から2億円、減債基金から4億円及び市立美術館運営基金から5,000万円の繰入れをいたしております。  次に、52ぺージから55ぺージにかけての諸収入の総額は、3億5,024万4,000円で、この主なものは上富田町からの消防業務受託事業収入、まちづくり総合支援事業に伴う市開発公社負担分、南紀熊野体験博実行委員会助成金や市預金利子であります。  次に、56ぺージをお願いいたします。  市債25億9,280万円で、前年度より4億1,910万円の増加となっており、これは主としてなぎさ・めばえ保育所建築、漁港建設事業、上芳養小学校建築の増によるものでございます。本年度の地方債のうち元利償還が交付税に算入されるものは、9億5,628万円で、全体の37.0パーセントになり、償還金の全額が市の負担となるものではございません。  以上で、歳入の説明を終わりまして、続いて歳出の説明に入らせていただきます。  58ぺージをお願いいたします。  議会費では、2億5,354万3,000円を、これは議員報酬及び職員7名分の給与等人件費がその主なもので、年間の議会活動及び運営に要する経費を計上いたしております。  60ぺージをお願いいたします。  総務費の一般管理費につきましては、11億945万2,000円で、市長ほか特別職の給料及び一般職員80名分の人件費が主なもので、退職手当2億978万円につきましては、定年退職者8名の退職手当を計上いたしております。  61ぺージの需用費の主なものは光熱水費で、役務費の主なものは通信費でございます。  62ぺージの委託料2,370万2,000円につきましては、庁舎の維持管理に要する委託料及び本庁宿直業務委託料が主なものでございます。  63ぺージの負担金補助及び交付金のうち自主防災組織育成事業費補助金200万円につきましては、町内会単位で結成された自主防災組織が、地域の防災活動を強化するために購入する消火器や救急箱、担架等の防災資機材に要する費用について、その8割を補助するもので、補償補填及び賠償金200万円につきましては、交通事故等に伴う医療費や賠償金でございます。  63ぺージから64ぺージまでの人事管理費の6,655万7,000円につきましては、臨時職員賃金17名分と嘱託員賃金8名分が主なもので、その他、職員の健康検査手数料、採用試験委託料及び職員の資質向上と事務処理能力を高めるための市町村職員研修協議会負担金及び自己啓発研修助成金並びに自治大学校、和歌山県実務研修、友好都市提携に基づくワイオン市への交流派遣研修などに要する経費でございます。  なお、職員の給与費明細につきましては、198ぺージから204ぺージをご参照願いたいと思います。  次に、64ぺージにまいりまして、財政管理費の75万円につきましては、これは予算編成、地方交付税、起債等、財政関係に要する旅費、需用費等を。  次に、会計管理費132万7,000円につきましては、収入役、会計課の出納及び決算事務に要する経費で、次ぺージの財産管理費3,744万3,000円は、普通財産の管理費等、それに物品集中購入関係は、庁内で一般的に使用する事務用品等で、積立金は財政調整、土地開発及び減債基金の利子を積み立てるものでございます。  次に、67ぺージにまいりまして、電子計算費1億5,746万9,000円につきましては、電子計算機本体とオンライン端末機並びにパソコン、ワープロの使用料及び賃借料が主なもので、委託料のうち電子計算機処理業務委託料4,239万9,000円につきましては、平成5年度から委託しているオペレーション業務及び平成7年度から一部委託している既存業務のシステム運用に係るもので、情報発信業務委託料200万円につきましては、平成8年度からの地域情報化の一つとして、インターネットによる情報の発信により、地域全体を日本はもとより世界各国にアピールするための委託費用であります。  また、地域情報化全国セミナー開催補助金100万円は、南紀熊野体験博の開催に合わせ、本年5月20日、21日の両日、田辺市と電気通信高度化協会、テレトピア促進協議会、情報基盤協議会主催で、紀南文化会館において開催いたします全国セミナーの補助金でございます。  次に、69ぺージの公平委員会費の101万円につきましては、公平委員3名分の報酬とその運営に要する経費で、恩給及び退職年金費271万8,000円につきましては、遺族扶助料2名分の所要の経費でございます。  次に、71ぺージの連絡所費の2,015万5,000円につきましては、7連絡所の嘱託職員の賃金とその業務執行に要する経費でございます。  次に、73ぺージの諸費2億9,020万4,000円で、企画部の一部と併せまして、私の方から説明させていただきます。
     委託料1,700万円につきましては、田辺市町内会連絡協議会に対する広報紙等の配布や町内会放送による広報に関しての業務委託料で、負担金補助及び交付金2億3,150万9,000円につきましては、財団法人紀南文化会館運営費補助金1億6,989万1,000円、町内会館新築及び改修等補助金3,000万円、地方バス路線運行維持対策費補助金2,800万円が主なもので、償還金利子及び割引料3,960万円は、市税の過誤納還付金及び還付加算金でございます。  次に、75ぺージの税務総務費の2億8,683万8,000円は、固定資産評価審査委員会委員報酬及び特別土地保有税審議会委員報酬と職員38名の人件費でございます。  次の賦課費2,780万5,000円につきましては、課税事務に要する費用で、単車のナンバープレートや納付書、台帳、申告書の印刷、それから申告書、納税通知書の郵送料等でございます。  次に、76ぺージの委託料1,497万3,000円につきましては、固定資産税の平成12年基準年度評価替え作業に伴う土地評価支援システム更新業務委託料1,100万円が主なものでございます。  76ぺージの徴税費3,790万8,000円は、市税の徴収に要する費用で、市税の前納報奨金の1,600万円に、そのほか納税貯蓄組合に対する補助金1,130万円でございます。  次の戸籍住民基本台帳費1億4,307万2,000円は、職員18名の人件費と戸籍、住民基本台帳業務に要する経費等でございます。  78ぺージをお願いいたします。  選挙費の選挙管理委員会費2,135万3,000円は、選挙管理委員会委員4名の報酬と職員2名の人件費、その他所要の経費等を。  次の選挙啓発費63万1,000円は、新成人に配布する啓発物品、政治学習会の開催等の常時啓発の費用でございます。  80ぺージをお願いいたします。  県知事選挙費3,400万円につきましては、本年11月22日に任期が満了いたしますことから、当該選挙の経費を計上いたしております。  次に、81ぺージをお願いいたします。  県議会議員選挙費2,500万円につきましては、本年4月11日に執行が予定されております当該選挙の経費を計上いたしております。  次に、84ぺージをお願いいたします。  監査委員費2,125万6,000円、主なものといたしましては、委員2名の報酬と職員2名の人件費ほか所要の経費を計上いたしております。  次に、89ぺージをお願いいたします。  国民年金費8,964万8,000円につきましては、職員7名の人件費と徴収の臨時職員の賃金等事業執行の経費を計上いたしております。  次に、105ぺージの災害救助費1,577万円につきましては、昨年度に引き続き、災害時の備蓄用として簡易トイレの購入費を、備蓄用消耗品費で、防災拠点となる指定避難施設に配備する携帯発電機及びトイレ用テントの購入費を、備蓄用備品購入費で計上いたしております。  また、貸付金につきましては、災害救助法が適用された場合の災害に際して、最高限度額350万円の災害援護資金貸付金と市単独の貸付金の銀行への預託金を。寄付金につきましては、災害見舞金及び災害弔慰金を計上いたしております。  次に、194ぺージをお願いいたします。  公債費42億7,895万6,000円のうち、公債諸費を除いた償還金及び利子の支払額42億7,680万6,000円は、10年度末の地方債現在高、見込みでありますが、389億2,000万5,000円の償還金、利子及び一時借入金利子で、このうち地方交付税算入額は、18億4,577万3,000円で、支払額のうち43.3パーセントが措置されることになります。なお、公債費の内容につきましては、209ぺージに関係調書を添付してございますので、ご参照願います。  次に、195ぺージから196ぺージにわたっております諸支出金の総額は、11億3,593万8,000円で、次の8特別会計へ繰り出しております。  まず、国民健康保険事業特別会計繰出金は、保険基盤安定制度が1億9,900万円、国保財政安定化支援分6,002万5,000円と国保財政負担分となる助産費4,000万円、人件費1億2,312万8,000円、事務費3,360万9,000円の一般会計負担分と交付税算入分を合わせて4億5,576万2,000円を繰り出し、国保会計の健全化を図ってまいります。  次に、簡易水道事業特別会計繰出金につきましては、長尾、古屋谷の簡易水道事業債の元利償還金に対して、60パーセント相当額174万1,000円を繰り出しするもので、次の水道事業会計繰出金につきましては、元町西郷団地の造成と住宅地区改良事業において、水道管敷設の際に借り入れた償還金344万5,000円を繰り出すものでございます。  老人保健特別会計繰出金につきましては、医療費54億8,910万円の5パーセント分、2億7,445万5,000円と施設医療費8億6,400万円の12分の1分、7,200万円、それに人件費等が3,420万9,000円を合わせて3億8,066万4,000円を繰り出すもので、次ぺージの食肉処理場特別会計繰出金につきましては、運営費の歳出に対し歳入を差し引いた898万2,000円を繰り出すものでございます。  次の同和対策住宅資金等貸付事業特別会計繰出金につきましては、貸付金の償還に係る事務費333万2,000円を繰り出すもので、次の農業集落排水事業特別会計繰出金につきましては、補助対象事業における市の負担28.25パーセント及び単独事業に対し、市債を差し引いた額と施設維持管理費、公債費等を加えた額、1億8,870万2,000円を繰り出すもので、公共用地先行取得事業特別会計繰出金につきましては、平成5年度の田辺駅宿舎跡地及び平成6年度の田辺駅機関区跡地を取得するために借り入れた市債の償還金9,331万円を繰り出すものでございます。  197ぺージの予備費といたしましては、900万円をお願いいたすものでございます。  以上で、一般会計の補足説明を終わりまして、238ぺージをお願いいたします。  1定議案第25号 平成11年度田辺市の交通災害共済事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1,946万6,000円と定めるものでございます。内容といたしましては、243ぺージでご説明申し上げます。  事務費399万3,000円の主なものは、会員証の印刷代や市内団体の皆様方にお願いしております会員の加入取りまとめの手数料等を計上いたしております。  次の事業費1,544万8,000円につきましては、本事業の目的でございます会員が、事故により傷害を受けた場合の見舞金や、交通事故被害者救済のための貸付金並びに大事故に備えての積立金を計上いたしております。これらの歳出に対します財源といたしまして、主として会員の会費収入で、1人年額500円でございまして、3万7,000人分の1,850万円を計上いたしております。このほか財産運用収入、預金利子等をもって充てることにしてございます。  次に、251ぺージをお願いいたします。  1定議案第27号 平成11年度田辺市の老人保健特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ64億1,296万4,000円と定めるものでございます。内容といたしましては、258ぺージでご説明申し上げます。  一般管理費3,585万2,000円につきましては、職員2名の人件費とレセプト点検のための臨時職員賃金等事業執行の経費を計上いたしております。  医療諸費63億7,681万2,000円は、70歳以上の方及び65歳以上の重度障害者に対する医療費等を計上いたしております。なお、これらの歳出に伴う財源は、255ぺージから257ぺージにわたる支払基金交付金、国・県支出金、それに一般会計からの繰入金等をもって充てることにいたしてございます。  次に、別冊をお願い申し上げます。国保の分でございます。1ぺージをお願いいたします。  1定議案第32号 平成11年度田辺市の国民健康保険事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  第1条 事業勘定の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ60億4,807万8,000円、直営診療施設勘定の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ5,528万7,000円と定める。   2 事業勘定及び直営診療施設勘定の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、第1   表、歳入歳出予算による。  一時借入金につきましては、第2条 地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借入れの最高額は、事業勘定12億円、直営診療施設勘定3,000万円と定めるものでございます。  次に、歳出予算の流用は、第3条 地方自治法第220条第2項ただし書の規定により、歳出予算の各項の金額を流用することができる場合は、次のとおりと定める。  (1)各項に計上した給料、職員手当等及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合における同一款内で、これらの経費の各項の間の流用。  (2)保険給付費の各項に計上された予算額に過不足を生じた場合における同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用を定めるものでございます。  予算の内容につきましては、事業勘定の歳入からご説明させていただきます。  9ぺージをお願いいたします。  国民健康保険税は、被保険者の増加等により、24億4,319万7,000円を計上いたしております。  10ぺージの国庫負担金は、保険給付に対する国の負担金で、17億5,719万5,000円を。  次の国庫補助金は、普通調整交付金及び特別調整交付金で2億505万7,000円を計上いたしております。  11ぺージの療養給付費交付金は、退職被保険者等の医療費に関して、社会保険診療報酬支払基金から交付を受けるもので、5億8,493万円を計上いたしております。  12ぺージの共同事業交付金は、1件当たり80万円以上の高額な医療費を対象として実施されている高額医療費共同事業により交付されるもので、6,109万1,000円を計上いたしております。  13ぺージの繰入金6億5,922万6,000円は、一般会計及び国民健康保険基金からの繰入れでございます。  次の繰越金につきましては、平成10年度決算で黒字が生じた場合に、その剰余金を受け入れるもので、本年度はその見込みとして3億円を計上いたしております。  17ぺージをお願いいたします。  総務費の総務管理費につきましては、1億3,300万7,000円で、職員14名の人件費と和歌山県国民健康保険団体連合会負担金などを、18ぺージから20ぺージの徴税費の7,188万6,000円は、保険税の収納率向上特別対策事業費、賦課徴収業務に必要な経費を計上いたしております。  19ぺージのプログラム開発委託料1,800万円は、平成12年度から導入されます介護保険に関係して、第2号被保険者の賦課徴収システム開発費でございます。  21ぺージの療養諸費の35億5,675万6,000円は、療養給付費、療養費及び診療報酬請求審査に要する経費を。  22ぺージの高額療養費の3億4,117万6,000円は、1件当たり6万3,600円以上の高額な自己負担に対する給付であります。  出産育児諸費6,000万円は、被保険者の出産に対して給付を行うものであり、23ぺージの葬祭諸費1,260万円は、被保険者の葬祭を行った者に対して給付を行うものでございます。  24ぺージの老人保健拠出金の17億1,785万2,000円は、各保険者が社会保険診療報酬支払基金に拠出することを義務付けられているものでございます。  24ぺージから25ぺージの共同事業拠出金は、高額な医療費支出に備えて、県下保険者が行う高額医療費共同事業などに拠出するものでございます。  次の保健事業費4,564万6,000円は、被保険者の健康の保持増進のため実施する保健事業に要する経費であり、総合データバンク事業やコンピューター健康診査を中心とした総合健康指導事業のほか、歯科検診、骨密度測定、健康チェック補助などを行っております。  26ぺージの基金積立金は、国民健康保険基金の運用益の積立てを、27ぺージの公債費は一時借入金の利子を。  次の償還金及び還付加算金は、過誤納還付金等を。  次の繰出金159万7,000円は、へき地診療施設運営費繰出金でございます。  41ぺージをお願いいたします。  直営診療施設勘定の歳入からご説明させていただきます。  外来収入5,366万7,000円は、国民健康保険、社会保険、老人保健などからの診療報酬及び本人からの一部負担金など。  43ぺージの事業勘定繰入金159万7,000円は、事業勘定から繰入れでございます。  次に、45ぺージの歳出をご説明申し上げます。  まず、総務管理費4,385万9,000円は、診療所勤務職員2名の人件費と臨時看護婦賃金及び長野診療所の非常勤嘱託医の報酬、上芳養・中芳養及び秋津川診療所の出張診療委託料、国保診療施設連絡協議会負担金などを計上いたしております。  47ぺージの医業費1,040万8,000円は、医療用消耗品、診療に要する薬品代及び各種検査手数料でございます。  48ぺージの施設整備費52万円の主なものは、秋津川診療所の施設整備費でございます。  以上で、私の担当いたします部門の補足説明を終わらせていただきます。  よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。             (総務部長 八百耕貮君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、企画部長、室井修一君。             (企画部長 室井修一君 登壇) ○企画部長(室井修一君)    続きまして、企画部関係について補足説明を申し上げます。  予算書の66ぺージからお願いいたします。  まず、企画費で、本年度は1,971万4,000円を計上してございまして、そのうち主なものについてご説明申し上げます。普通旅費99万8,000円につきましては、各種事業の検討などのため、国、県をはじめ関係諸機関との協議並びに会議などへの出席に要する経費でございます。委託料384万円につきましては、プランニング業務委託料300万円とビオトープ調査委託料84万円でございます。プランニング業務委託料につきましては、緊要性の高い行政課題等について検討や調査を実施するためのものでございます。また、ビオトープ調査委託料につきましては、中山間地域における農地等の活用を軸に、地域の活性化、自然の保護・保全を目的としてビオトープを創出するため、実験園を設け、本格的な運用が可能であるかを調査するものでございます。  負担金補助及び交付金1,017万6,000円のうち、主なものをご説明申し上げます。田辺周辺広域市町村圏組合負担金につきましては、組合の一般運営経費737万6,000円でございます。まちづくりがんばれ補助金250万円につきましては、地域の特性を生かした施設の整備など、市民の主体的で個性的な地域づくり活動に対し助成するものでございます。積立金395万8,000円につきましては、地域づくり推進事業基金約3億9,000万円の利子を積み立てるものでございます。  なお、前年度当初予算より約1億円減額になっている要因は、紀南文化会館建設債の償還が、平成10年度で完了したためでございます。  続きまして、広聴広報費でございます。1,850万1,000円計上いたしておりまして、広聴業務、広報業務を円滑に進めるための経費でございます。主なものをご説明しますと、需用費の印刷費1,303万6,000円は、主に行政に関する情報を市民の皆さんにお知らせしております広報田辺の発行に要する経費でございます。  続きまして、住居表示費でございます。田辺市ではよりよい市民生活を営んでいただくために、わかりやすいまちづくりを推進すべく、昭和51年度から平成10年度まで新万、朝日ケ丘をはじめとして、たきない町まで、16の町を実施してございます。  平成11年度は、湊のうち磯間・末広地区の住居表示実施を計画してございまして、そのための図面作成及び調査に係る住居表示整備事業委託料1,550万円ほか、住居表示審議会委員報酬22万1,000円など、総額1,637万2,000円を計上してございます。  続きまして、70ぺージの田辺市史編さん事業費でございます。  田辺市史編さん事業は、昭和62年度から、田辺市史全10巻の編さんに取り組んでいる事業でございます。この事業は、田辺市を中心とする歴史の発展過程を歴史資料に基づき編さんするもので、これまで資料の収集、調査・研究を重ね、現在までに全10巻のうち史料編の6巻を刊行してございます。なお、第6巻につきましては、本年3月に刊行する予定でございます。本年度は、田辺市史編さんの最終段階に当たる通史編3巻の原稿作成のため、資料の収集、調査・研究に係る経費として1,695万4,000円を計上してございます。  続きまして、71ぺージの土地分類調査事業費でございます。  本事業は、田辺市の総合的な土地利用の推進を図るため、土地利用の現況と動向、自然的条件などを調査、分析して、開発・利用など、田辺市の各種計画の立案、推進においての基礎資料となるものでございます。  平成11年度は、総額423万7,000円を計上しており、その主なものは調査成果図の印刷費404万円でございます。  続きまして、地積調査事業費をお願いいたします。  地籍調査事業につきましては、国土調査法に基づき地籍の明確化を図り、国土の開発及び保全並びにその利用の高度化に資することを目的に、筆ごとの土地について、その所有者、地番、地目の調査並びに境界及び地積に関する測量を行うものでございます。基本的な成果は、地籍図及び地籍簿であり、市民の貴重な財産である土地の明確化により、境界紛争の防止や公共事業推進の円滑化等に役立つものでございます。本年度におきましては、平成10年度からの継続事業地区として、上秋津、稲成町、芳養町、各地区の一部について認証手続き等を行い、事業の仕上げを進めてまいります。新規地区といたしましては、中芳養、上万呂、稲成町のそれぞれの一部と文里一丁目を予定しておりまして、総事業費1億5,693万2,000円を計上してございます。  主なものをご説明いたします。報酬の370万5,000円は、地籍調査を行う際の地元の推進委員への経費でございます。また、委託料の1億3,304万3,000円につきましては、新規実施地区及び継続地区の測量委託等でございます。使用料及び賃借料の314万5,000円につきましては、地籍調査の事務支援及び管理システムの使用料等でございます。  続きまして、南紀熊野体験博事業費でございます。本年度は、4,751万7,000円を計上してございます。これは本年4月29日から9月19日までの期間に開催されます南紀熊野体験博に向けての事業費でございます。主なものにつきましてご説明申し上げます。委託料2,385万5,000円につきましては、主に官民一体となって取り組んでまいりました南紀熊野体験博における本市のイベントの実施に伴う経費でございます。負担金補助及び交付金2,047万9,000円につきましては、南紀熊野体験博に伴う県負担金といたしまして、1,937万9,000円、南紀熊野体験博田辺市実行委員会を運営していただくための経費といたしまして110万円を計上いたしております。  続きまして、人権推進費でございます。人権推進費につきましては、人権教育の推進、ソフト面のまちづくりの推進、男女共同参画社会づくりの推進に要する費用で530万円を計上してございます。人権教育の推進では、人権教育のための国連10年に関する国内行動計画、和歌山県行動計画を踏まえた田辺市行動計画の策定、関係機関、団体と連携した啓発活動に取り組みます。  また、ソフト面でのまちづくりの推進では、市民の方々のご意見をいただきながら、様々な市民活動に対する行政支援の在り方や市政への住民参画の方法等について調査・研究を進めます。男女共同参画社会づくりの推進では、平成10年度に策定されます田辺市男女共同参画プランに基づき、庁内の各部署での具体的な実施計画を作成し、女性政策を進めるとともに、田辺市女性問題連絡会等の関係団体と連携し、女性問題に関する啓発活動を推進します。  続きまして、82ぺージからの統計調査総務費1,664万8,000円につきましては、職員2名の人件費が主なものでございます。83ぺージの指定統計調査費1,104万6,000円につきましては、平成11年度に実施する世界農林業センサスなど10件の統計調査に伴う調査員報酬が主なものでございます。  続きまして、102ぺージからの同和対策総務費でございます。同和対策につきましては、地対財特法が、一昨年、政令45事業のうち指定の15事業に限り、5年間の法的措置や行財政措置を講じる一部改正がなされました。市といたしまして、これまで取り組んでまいりました成果を損なうことなく、課題解決のため、引き続き取り組みを進めます。
     同和対策総務費につきましては、9,424万5,000円を計上してございます。歳出の主なものは、職員7名の人件費のほか、報償費の476万8,000円は、田辺同和史編さんに係る編さん委員・専門委員さんへの謝礼金等で、旅費の67万6,000円につきましては、同和問題解決のための研修会や集会などへの参加に要する経費でございます。  また、需用費の印刷製本費のうち315万円は、田辺同和史第4巻総合年表の印刷製本に要する経費でございます。負担金補助及び交付金363万円につきましては、同和対策委員会補助金等例年、支出している補助金等でございます。  続きまして、103ぺージからの隣保館費でございます。隣保館事業につきましては、地域住民はもとより、周辺住民を含む幅広い活動を展開してきたことから、交流の場として大きな成果を得ることができました。本年は1億666万1,000円を計上してございます。  歳出の主なものといたしまして、職員10名の人件費と今後も地域住民の生活基盤確立、教育・啓発等の取組みや人権と福祉のまちづくりを推進するための拠点、いわゆるコミュニティーセンターとして取り組むための経費、それに健康増進・保持を目的に、市民の皆様方に大変ご好評いただいておりますデイサービス事業の一層の充実を図るための経費と隣保館の管理・運営経費でございます。備品購入費121万5,000円につきましては、健康器具及び館用器具購入等の経費でございます。  最後に、244ぺージをお願いいたします。  1定議案第26号 平成11年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予算でございます。この事業につきましては、住宅資金貸付業務は、平成8年度をもって終了いたしておりますので、現在の事業の内容は、貸付金の償還業務と国、県への起債の返還でございます。したがって、平成11年度予算につきましては、償還業務の事務費と公債費であり、歳入歳出予算の総額を2億2,397万3,000円と定めるものでございます。詳細につきましては、249ぺージをご覧願います。  歳出の主なものは、公債費、償還金利子及び割引料2億2,064万1,000円で、その他償還業務の事務費でございます。参考までに、貸付件数は、新築資金496件、改修資金197件、宅地取得資金406件で、合計1,099件であり、うち償還完済件数は450件で、現在、償還中の件数は649件であります。なお、償還業務につきましては、償還促進委員さん方のご協力をいただきながら、今後も根気よくきめ細やかな償還に努めてまいりたいと存じます。  以上、企画部の補足説明を終わります。  ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。             (企画部長 室井修一君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、保健福祉部長、田中憲君。            (保健福祉部長 田中 憲君 登壇) ○保健福祉部長(田中 憲君)    それでは、保健福祉部関係の議案について補足説明をさせていただきます。議案書の115ぺージをお願いいたします。  1定議案第12号 精神薄弱の用語の整理のための関係条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございまして、これは平成10年9月28日付をもって、精神薄弱の用語の整理のための関係法律の一部を改正する法律が公布され、精神薄弱という用語が、本年4月1日より知的障害と改められることに伴い、所要の用語の整理を行うものであります。  続きまして、117ぺージの1定議案第13号 田辺市遺児奨学金支給条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。  提案理由は、学校教育法の一部改正により、中等教育学校制度が創設されることに伴い、遺児奨学金の支給対象者に係る在学学校の範囲を整備するために改正するものでございます。  内容といたしましては、本年4月に施行される学校教育法の一部改正に伴い、中高一貫教育の場として、新たに中等教育学校が設置できることとなりますが、現行の遺児奨学金条例では、遺児とは、学校教育法の規定による小学校、中学校及び高等学校に在学する児童及び生徒で、両親のない者と規定しておりまして、学校教育法の一部改正で新設される中等教育学校への条例対応が必要となる中、現行の条例規定では対応していない小・中・高等学校に準ずる学校等、すなわち盲学校、ろう学校、養護学校の小学部、中学部、高等部及び高等専門学校の第1学年から第3学年並びに専修学校の高等課程についても対応できるよう、規定の整備を図るため改正するものであります。  なお、この改正に当たっては、準ずる学校等については、規則委任により規定することとしておりますが、これは条例の法執務上煩瑣な規定となることを避けるために委任するものであります。  以上で、条例の議案の説明を終わらせていただきまして、平成11年度当初予算の内容についてご説明させていただきます。予算書の69ぺージをお願いいたします。  14目の市民生活費です。総務管理費のうち市民生活費590万円について、市民活動災害補償保険料及び市民法律相談事業委託料が主なもので、負担金補助及び交付金228万8,000円は、田辺地区防犯協議会負担金及び田辺市暴力追放協議会補助金等です。  続きまして、3款民生費、第1項社会福祉費に移ります。  85ぺージから92ぺージまでです。  85ぺージからの社会福祉総務費3億4,090万円につきましては、主な歳出は、職員の人件費のほか、社会福祉協議会、民生児童委員協議会等福祉団体への補助金及び地域福祉基金の積立金等であります。  負担金補助及び交付金のうち、社会福祉施設等整備事業利子補給補助金につきましては、社会福祉施設等の整備のため、民間社会福祉法人等が社会福祉医療事業団から借り入れた資金に係る償還金利子について、その2分の1を上限として補助していくもので、今年度は5つの社会福祉法人を対象としております。地域保健福祉推進補助金につきましては、地域における先導的保健福祉事業に対し補助を行い、地域福祉の向上を図るものであります。  続きまして、87ぺージの身体障害者福祉費4億7,381万6,000円につきましては、賃金のうち身体障害者介護人賃金は、重度の視覚障害者や聴覚障害者等の社会参加を促進するため、盲人ガイドヘルパーや手話奉仕員、中途失聴者や難聴者への意思伝達のために、要約筆記奉仕員の派遣に伴う賃金であります。  報償費の主なものとしましては、重度障害者及び20歳未満の障害児者に支給する重度障害者等福祉年金であります。委託料では、身体障害者自立支援事業委託料などのほか、派遣要請が多い要約筆記奉仕員養成のための委託料も、昨年度に引き続き計上いたしております。また、昨年度より市社会福祉協議会に事業委託し、実施いたしております障害者生活支援事業委託料などであります。  負担金補助及び交付金では、小規模通所授産施設への運営費補助や重度身体障害者のいる世帯の住宅改造費の補助、また本年度より民間事業者が所有する公共的施設のバリアフリー化に要する改修費の一部補助などを。扶助費では、更正に必要な医療費や重度障害者等への医療費、施設への入所委託費、特別障害者手当などを計上いたしております。  次の88ぺージの知的障害者福祉費につきましては、先ほど精神薄弱の用語の整理のための関係条例の一部改正についてご説明いたしましたが、精神薄弱の用語が知的障害と改められることにより、精神薄弱者福祉費を知的障害者福祉費に改めております。  前年度予算につきましては、92ぺージの精神薄弱者福祉費をご参照願います。  知的障害者福祉費3億9,860万1,000円の主なものとして、委託料では、知的障害者の日常生活に関する相談相手を紹介する生活協力員紹介事業委託料であります。  負担金補助及び交付金につきましては、小規模通所授産施設への運営費補助やグループホームの運営に対して補助を行うほか、授産施設に通所する障害者の方々に対する交通費の補助を計上いたしております。また、扶助費につきましては、施設への入所委託費や施設入所者の医療費であります。  続きまして、90ぺージをお願いいたします。  市民総合センター管理費5,392万5,000円は、田辺市民総合センターの建物等の維持管理に要する経費を計上しております。主なものは、管理人等の賃金、電気・水道料金の光熱水費、施設修繕料及び車両・施設燃料費等の需用費、電話料、郵便料の通信費及び清掃手数料等の役務費及び各種保守点検、清掃等の委託料等となっております。なお、自動車購入費につきましては、公用車の買換えに伴い、環境に配慮した新型ハイブリッド車の購入費を計上いたしております。  続きまして、2項児童福祉費に移ります。92ぺージから96ぺージまでです。  児童福祉費4億5,686万5,000円は、家庭児童相談員2名の賃金と活動費並びに引き続き11年度に実施施策の検討を要する児童育成計画について、その策定及び印刷などに必要な経費、家庭での児童の養育が一時的に困難になった場合に、児童を福祉施設等に入所させて、家庭の福祉の向上を図る子育て支援短期利用事業委託料、遺児に対する奨学金並びに認可外保育所に対する時間延長型保育サービス事業に対する補助金及びあゆみ保育所の委譲により5園となった社会福祉法人立保育所の管理・運営に係る保育所運営費負担金並びに乳幼児に係る医療費と経済的な理由により、病院等でお産ができない妊産婦に対する助産扶助及び母子生活支援施設への措置費を計上いたしております。  続きまして、児童措置費9,731万円は、児童手当の支給に要する扶助費のほか、事務の執行に必要な経費を計上いたしております。  続きまして、母子福祉費41万4,000円は、母子、父子家庭等の子供で、小・中学校に入学する児童への記念品代としての報償費と母子寡婦福祉連合会の活動に対する補助金を計上いたしております。  続きまして、94ぺージの保育所費8億5,541万8,000円は、公立保育所9園の職員の人件費と臨時保母等の賃金、嘱託医等の謝礼、給食の賄い材料費、備品購入費のほか、保育所の維持管理、運営に要する費用を計上いたしております。  続きまして、95ぺージの母子等医療費4,348万9,000円は、母子家庭及び父子家庭等の医療費に対する扶助費を計上いたしております。  続きまして、96ぺージのなぎさ・めばえ保育所建築費4億4,183万9,000円は、なぎさ保育所、めばえ保育所を統合した新保育所の建築について、その用地購入費、建物移転補償費並びに建築工事請負費など、建築に必要な経費を計上しております。統合新保育所の定員は130名で、保育内容は、現在、なぎさ保育所で行っている重度障害児母子通所保育を継続するとともに、新たに0歳児保育を実施し、また現在、みどり保育所で行っている地域子育て支援センターを新保育所に移設して、保育の充実を図ってまいります。また、新保育所は、現めばえ保育所用地に建築するため、建築期間中、めばえ保育所の児童は、なぎさ保育所の余裕保育室を利用するとともに、隣接する益穂町内会館の一部を仮園舎として借用して保育してまいります。工事明細につきましては211ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料の50ぺージをご参照ください。  続きまして、3項老人福祉費に移ります。  97ぺージから100ぺージまでです。  老人福祉費16億9,761万6,000円は、高齢者福祉に係る経費を計上しておりまして、委託料では、田辺市高齢者複合福祉施設たきの里の運営を、田辺市社会福祉事業団に委託しているのをはじめ、地域における要介護高齢者の把握及びニーズに対応したサービスが受けられるよう、在宅介護支援センターの運営事業の委託を行い、またデイサービス事業等、一層の介護サービスの充実を図ってまいります。  ホームへルプサービス事業については、社会福祉協議会、真寿苑及びJA紀南へ事業委託をしておりまして、今年度も24時間対応を視野に入れた巡回型ヘルパー事業を行うなど、高齢者の多様なニーズに対応してまいります。敬老事業委託料は、町内会連合会へ敬老の日を中心とした敬老行事を委託するための費用を計上しております。  備品購入費につきましては、緊急通報装置25台分で、1人暮らしの高齢者の支援を図ってまいります。  負担金補助及び交付金の主なものとして、老人クラブ活動費補助金、老人はり・きゅう・マッサージ施術費助成金、田辺市シルバー人材センター運営費補助金、また高齢者の居住環境の整備を図るための高齢者住宅改造費補助金を計上しております。  扶助費では、老人ホームへの措置費をはじめ、老人医療費や特殊寝台等の日常生活用具費、ショートステイ措置費等を計上しております。  続きまして、老人憩の家費1,361万4,000円は、老人憩の家松風荘とやすらぎ荘の運営・管理に係る予算で、社会福祉協議会へ委託しております。その委託料とその他必要経費を計上しております。  続きまして、99ぺージの老人集会所費92万1,000円は、天神老人集会所の管理に係る予算で、地元町内会へ委託しております。その委託料と必要経費を計上しております。続きまして、介護保険準備費761万6,000円は、来年4月から始まります介護保険制度の施行準備経費と介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画の策定に係る経費を計上しております。  続きまして、4項生活保護費に移ります。100ぺージから101ぺージまでです。  生活保護総務費5,903万6,000円は、職員の人件費のほか、研修や施設訪問などに係る旅費、医療費審査手数料、レセプト点検委託料等を計上いたしております。  続きまして、扶助費7億700万円は、生活困窮者に係る生活費、住宅費、教育費、医療費等の扶助費を計上しております。昨今の雇用情勢の悪化や、高齢者世帯の増加などにより、保護率の上昇や保護期間の長期化などが予想されますが、関係機関とも連携を深め、適正な生活保護の実施に努めてまいります。  次に、援護費586万円は、低所得世帯、生活保護世帯に対する年末見舞金や生活保護世帯のごみ分別指定袋購入助成金、入院中における介護料並びに入院差額費等を計上いたしております。  続きまして、4款衛生費、1項保健衛生費に移ります。106ぺージをお願いいたします。  保健衛生総務費10億5,856万8,000円は、職員の人件費のほか、委託料及び負担金補助及び交付金が主なもので、報償費は、主に母子保健事業に係る医師及び講師謝礼を計上いたしております。  委託料は、乳幼児の精密検査、妊産婦・新生児訪問指導及び妊産婦の健康診査を各医院へお願いする経費であります。  負担金補助及び交付金では、公立紀南病院組合や田辺周辺広域市町村圏組合への負担金、老人保健施設整備事業利子補給補助金のほか、健康なまちモデル事業補助金として秋津川地区をモデル指定し、住民主導による健康づくりを引き続き進めてまいります。  扶助費の精神障害者医療費につきましては、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第32条に認定された通院患者の医療費の自己負担分を助成するものであります。  続きまして、108ぺージの予防費1億4,168万6,000円は、基本健診をはじめ各種健診の健康検査委託料と予防接種の医療機関への委託料が主なもので、賃金につきましては、予防接種事業及び老人保健事業に係る臨時職員等の賃金を、報償費では、両事業の実施に伴う医師等への謝礼であります。  需用費では、健康カレンダーの印刷費をはじめ予防接種用のワクチン代等を計上いたしております。  委託料では、新たに在宅寝たきりの方を対象に歯科医と歯科衛生士がかかりつけの医師等と協議の上、訪問指導する在宅要介護者歯科保健事業委託料を計上いたしております。  続きまして、斎場費2,192万2,000円は、火葬などの斎場業務委託料のほか、施設の維持管理に係る所要の経費でございます。  施設修繕料298万円につきましては、斎場火葬炉の断熱扉等の修繕に要する経費でございます。  続きまして、環境衛生費6,355万6,000円につきまして、主なものは市営墓地の維持管理費、小溝の清掃・消毒に要する経費、背戸川排水路の浄化装置の維持管理費、河川・排水路等の水質検査手数料などでございます。  負担金補助及び交付金のうち合併処理浄化槽設置整備事業費補助金3,686万4,000円は、生活排水の適正処理のため推進しております合併処理浄化槽の設置に対する補助金であります。  続きまして、4款衛生費、2項清掃費に移ります。111ぺージから114ぺージです。  清掃事業関係につきましては、予算総額13億2,621万1,000円で、ごみ減量を目的に、市民の皆様のごみに関する意識の向上のための啓発、リサイクル運動及び指定袋事業のより一層の推進に取り組んでまいります。特に、新たな減量策としまして、市内の大型店のご協力を得まして、ペットボトルの拠点回収を実施いたします。  清掃総務費4億896万1,000円は、清掃職員49人分の人件費でございます。  塵芥処理費4億3,953万7,000円は、焼却施設と浸出液処理施設の運転及び最終処分場の管理のための経費で、その主なものは需用費2億1,111万7,000円で、施設の点検修繕費用及び施設の光熱水費並びにごみの適正処理を行うための薬剤費などでございます。  委託料1億213万9,000円につきましては、施設の維持管理に必要な点検委託料をはじめ、ごみ収集指定袋取扱業務委託料、焼却施設と浸出液処理施設の民間管理専門会社による運転管理委託料、処分場の調査を行う費用でございます。  工事請負費1,800万円につきましては、旧焼却施設撤去工事のうち、煙突部分の解体撤去に伴う費用でございます。工事明細につきましては211ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料51ぺージをご参照ください。  備品購入費1,020万円につきましては、収集車両2台の買換えなどの購入費用でございます。  し尿処理費4億7,771万3,000円は、し尿収集運搬料金等協議会運営費用と清浄館の運行管理費など、田辺市の負担金でございます。  続きまして、139ぺージをお願いいたします。  交通対策費でございます。交通対策費のうち交通対策総務費512万5,000円につきましては、交通安全指導に取り組んでいただいております交通指導員の皆様方の報酬及び安全装備等の購入費、無線機、交通安全推進のための啓発物品等の購入費が主なものでございます。  負担金補助及び交付金159万6,000円は、交通安全活動に取り組んでいただいております各種団体への補助金等でございます。  続きまして、151ぺージをお願いいたします。  都市計画費、地域汚水処理施設管理費1,526万6,000円につきましては、神島台及び中芳養団地処理場における光熱水費、修繕費などの施設維持管理に係る経費のほか、浄化槽保守点検管理に要する経費でございます。  積立金920万9,000円は、地域汚水処理施設管理基金への積立てであります。  続きまして、特別会計予算の説明をいたします。217ぺージをお願いいたします。  1定議案第22号 平成11年度田辺市の食肉処理場特別会計の予算は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算は、第1条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ905万1,000円と定めるものでございまして、内容につきましては、221ぺージでご説明いたします。  運営費542万8,000円は、管理人賃金のほか、施設の管理運営に係る所要の経費でございます。  公債費362万3,000円は、長期債償還金及び長期債利子でございまして、これらの歳出に対する財源につきましては、220ぺージの食肉処理場使用料と一般会計からの繰入金等を充てることにしてございます。  以上で、保健福祉部関係の補足説明を終わらせていただきます。  よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。            (保健福祉部長 田中 憲君 降壇) 休 憩 ○議長(稲沢勝男君)    この場合、暫時休憩いたします。  15分くらい休憩いたします。               (午後 2時20分)             ──────────────── 再 開 ○議長(稲沢勝男君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 2時39分) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、経済部長、平本寿男君。             (経済部長 平本寿男君 登壇) ○経済部長(平本寿男君)    それでは、経済部関係の議案並びに予算につきまして、補足説明を申し上げます。  最初に、議案書の119ぺージをお願いいたします。  1定議案第14号 田辺市共同作業場設置及び管理条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求めるものでありまして、田辺市水産加工大型共同作業場の名称を田辺市梅干加工大型共同作業場に改正するものであります。この大型共同作業場は、昭和61年より水産物加工業を営んでまいりましたが、長期にわたる不況の影響もあり、今回、従業員の雇用の確保を重視し、従来の水産加工業より梅干加工業に事業転換したものであります。
     次に、議案書の131ぺージをお願いいたします。  1定議案第20号 土地改良事業の実施について、団体営中山間地域総合整備事業の実施について、土地改良法第96条の2第2項の規定により議会の議決を求めるものでありまして、上芳養石神地区におきまして、平成11年度から平成14年度にかけて、総事業費6億5,500万円をもって、農業生産基盤及び生活環境基盤を整備するために農業用用排水路の改修、農業集落防災安全施設整備事業及び営農飲雑用水施設整備事業を実施するものであります。事業量は記載のとおりであります。  続きまして、一般会計の補足説明に移らせていただきます。  別冊予算書の66ぺージをお願いいたします。  総務管理費の市有林撫育費635万円は、龍神市有林及び十津川市有林の管理に係る経費でございます。  役務費623万6,000円は、十津川及び稲成市有林の火災保険料でありまして、保険期間は5年間であります。  次に、114ぺージをお願いいたします。  労働諸費1,659万5,000円でございますが、負担金補助及び交付金の1,109万5,000円は、職業訓練法人田辺広域圏職業訓練協会や田辺市雇用促進奨励金補助金などでございます。  貸付金の500万円は、中小企業勤労者生活資金貸付預託金で、投資及び出資金の50万円は、平成10年度からの第6次3か年中期事業計画による和歌山県労働者信用基金協会への出えん金であります。  次に、115ぺージの農業費の農業委員会費1,016万1,000円につきましては、農業委員27名の報酬をはじめ、委員活動に要する経費のほか、各種負担金であります。  115ぺージ、116ぺージの農業総務費9,951万4,000円は、職員の人件費であります。  116ぺージ、117ぺージの農業振興費7,067万2,000円につきましては、前年度に引き続き地域農業の担い手育成のための研修活動と農地の流動化による優良農地の確保等のための農業経営基盤強化促進対策事業、農用地利用調整特別事業等を計上いたしております。  報償費159万円は、水田営農活性化対策推進委員謝礼や農地流動化推進員謝礼等でございます。  委託料469万6,000円は、田辺市農業教育振興基金の運用益で基金運営委員会へ委託しております農業後継者育成事業委託料と中山間地域活性化推進基金運営委員会へ委託しております中山間地域活性化推進事業委託料であります。  負担金補助及び交付金5,917万2,000円のうち紀州梅干しPR推進事業費補助金110万円につきましては、梅の消費拡大を推進するため、紀州梅干しのPRに係る経費を補助するものであります。  梅病害虫特別対策協議会補助金800万円は、同対策協議会を中心として、梅生育不良の原因究明及び対策経費でありまして、大学農学部等へ調査研究の委託と現地での予防回復対策試験の実施に要する経費であります。梅生育不良緊急対策事業費補助金4,060万円は、県と市の単独事業で、上芳養、秋津川を中心とした市内全域を対象に、生育不良対策として改植を15ヘクタール、改良資材等による予防対策を40ヘクタールを実施するものであります。  117ぺージ、118ぺージの農業構造改善事業費300万7,000円につきましては、構造改善の推進事業で、後継者研修及び梅、ミカンの消費拡大PR等に係る経費でございます。  118ぺージの南紀用水事業費2億967万円は、国営及び県営事業の推進に要する経費でございます。負担金補助及び交付金2億950万8,000円のうち、国営南紀用水事業費負担金1億9,936万2,000円は、南部川村及び南部町との3市町村協定に基づいて、国営事業である島ノ瀬ダム造成及び幹線水路工事についての負担金であり、また国営造成施設管理費負担金928万3,000円は、島ノ瀬ダム等の維持管理に要する負担金であります。  118ぺージ、119ぺージの林業費の林業振興費1,098万8,000円ですが、このうち委託料500万円は、松くい虫被害から守るために、松の木に樹間注入を実施するための委託料であります。原材料費150万円は、市単独事業によります林道補修用のものであります。  負担金補助及び交付金435万3,000円のうち、森林組合林業労働力確保対策事業費補助金227万2,000円は、西牟婁森林組合作業班員の各種社会保険加入に対する補助金でございます。  119ぺージの山村振興費586万4,000円は、負担金補助及び交付金576万4,000円のうち山村振興事業費補助金150万円につきましては、市単独事業によります山村振興地域での振興事業費補助金であります。全国木炭サミット補助金400万円は、本市で9月に開催されます全国木炭サミットへの補助金でございます。  119ぺージ、120ぺージの紀州備長炭記念公園管理費1,232万8,000円のうち賃金553万8,000円につきましては、公園に設置しております発見館の館長ほか3名の賃金であります。  需用費453万5,000円は、施設維持管理費に係る経費で、役務費43万8,000円は、通信費や施設維持に係る手数料であります。  委託料171万7,000円のうち公園管理委託料143万5,000円は、公園の清掃、草刈り及び公衆トイレ清掃に係る委託料であります。  負担金補助及び交付金5万円は、道の駅協会負担金であり、建設省が指定した近畿地方の道の駅のPR等を目的とした事業を行うものであります。  120ぺージ、121ぺージの農業土木総務費2億2,347万9,000円につきましては、職員の人件費のほか、委託料672万円のうち630万円は、高速道路取付け道路のための基盤整備促進事業概要書作成に係る費用であります。  負担金補助及び交付金1億1,054万1,000円のうち、県営事業負担金1億834万8,000円は、上秋津川西地区及び三栖一丁田地区緊急畑地帯総合整備事業、秋津地区湛水防除事業、上芳養東山地区農地開発事業の負担金であります。  なお、県営事業の明細は216ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料52ぺージから55ぺージをご参照願います。  121ぺージ、122ぺージの農業施設整備事業費6,000万円につきましては、市単独事業としての農道・水路等の農業用施設整備事業に要する費用であります。  122ぺージの土地改良施設維持管理適正化事業費4,728万8,000円でありますが、この事業は5か年計画で事業費を拠出し、工事施工ということでありまして、工事請負費3,537万円は、中三栖地区河野井水路改良工事、芳養町硲水路改良工事、稲成町東江原用排水路改良工事に要する費用であります。負担金補助及び交付金648万8,000円は、稲成町堤谷池改修工事、中万呂大谷池改修工事、芳養町硲水路改良工事、また今後実施予定の中三栖地区河野井水路改良工事、稲成町東江原用排水路改良工事、それに中三栖地区蜆川水路改良工事の拠出金であります。  工事明細は211ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料56ぺージから58ぺージをご参照願います。  次の土地改良総合整備事業費1億361万4,000円でございますが、工事請負費8,947万円は、継続事業で実施しています新庄町内之浦地区の農地造成工事費であります。  工事明細は211ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料59ぺージをご参照お願いします。  122ぺージから124ぺージにかけての農村活性化住環境整備事業費2億3,626万円ですが、平成5年度から上野地区で、平成7年度から長野地区で実施しています農業生産基盤を複合的に整備する事業でありまして、委託料2,270万円は、上野地区のほ場整備に伴う測量・設計費用であります。  工事請負費1億4,000万円は、上野地区でのほ場整備工事と営農飲雑用水施設整備工事、長野地区での集落道改良工事、農道改良工事及び営農飲雑用水施設整備工事に係る費用であります。  公有財産購入費の2,530万円及び補償補填及び賠償金2,350万円は、長野地区の農道工事と営農飲雑用水施設整備工事に伴う用地購入費及び樹木補償費であります。  負担金補助及び交付金のうちほ場内管理道路整備県負担金700万円は、上野地区のほ場整備内道路工事を、県営地滑り対策事業と合併施工するためのものであります。  工事明細は211ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料60ぺージ、61ぺージをご参照願います。  124ぺージの農業集落環境整備事業費4,726万6,000円につきましては、平成6年度から稲成町谷上地区で実施しています農道改良舗装と未給水地域解消のための営農飲雑用水施設の整備事業であります。  工事請負費の4,562万円は、営農飲雑用水施設整備工事と農村公園整備工事に係る費用であります。  工事明細は211ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料62ぺージをご参照願います。  124ぺージ、125ぺージの中山間地域総合整備事業費3億620万2,000円でございますが、平成10年度から上芳養古屋谷地区で、今年度から上芳養石神地区におきまして、老朽した営農飲雑用水施設を改修し、集落内道路の改修等を行うことにより、地域の生活環境の改善を図る事業であります。  委託料7,997万円は、古屋谷地区集落道に係る公図訂正と石神地区の基本及び実施設計に係る費用であり、工事請負費2億550万円は、古屋谷地区の営農飲雑用水施設整備工事と集落道改良工事に係る費用であります。  公有財産購入費133万4,000円及び補償補填及び賠償金10万5,000円は、古屋谷地区の集落道工事と営農飲雑用水施設整備工事に伴う用地購入費及び樹木補償費であります。  工事明細は211ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料63ぺージをご参照願います。  同じく126ぺージ、127ぺージの水産業費の水産業総務費1億2,285万1,000円は、職員の人件費のほか、負担金補助及び交付金8,021万7,000円のうち、県営事業負担金7,620万円は、田辺漁港の修築事業、海岸環境整備事業及び県単独局部改良事業の負担金であり、県営事業の明細は216ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料の64ぺージをご参照願います。  水産振興基金積立金70万6,000円は、平成4年度に積立てました水産振興基金5,000万円に対する利息でありまして、水産業の振興及び活性化事業を積極的に実施していくためのものであります。  127ぺージの水産増養殖事業費340万円でございますが、需用費136万円は、イセエビの放流事業に係る種苗代で、湊浦漁協で100キログラム、田辺漁協で70キログラムを放流いたします。  負担金補助及び交付金204万円は、放流育成事業に対する補助金であり、マダイ6万尾、イサキ7万尾、フトミゾエビ30万尾、ヒラメ4万尾をそれぞれ中間育成し、田辺湾内に放流いたします。  次に、水産振興費753万2,000円でございますが、委託料600万円は、田辺湾掃海作業協議会への委託料で、海底に沈殿する外材の樹皮、結束ワイヤー及び沈木などの除去作業を行い、漁場の保全を図り、水産資源の保護に努めるものであります。  負担金補助及び交付金153万2,000円のうち、海面環境保全事業費補助金63万円につきましては、漁労中、網にかかったごみ類を収集し、適正に処理することにより、沿岸漁業の生産力の回復を図るとともに、海面環境の保全を目的とした補助金であります。  漁業活性化推進事業費補助金45万円は、他の地域との交流、漁業者の知識並びに技術向上を図るためで、水産業振興の補助金であります。なお、漁業活性化推進事業費補助金の財源につきましては、水産振興基金で活用実施しております。  128ぺージの漁港管理費509万7,000円は、市が管理する芳養、目良、内之浦漁港の経常的な維持、修繕、また小規模な改良に要する経費であり、委託料315万円につきましては、近年のプレジャーボートの急増による対策や漁港内の秩序維持のため駐車場や係船岸壁の整備を行い、本年度より漁協に係船利用料金徴収等の漁港施設管理を委託するものであります。  128ぺージ、129ぺージの漁港建設費8億1,806万8,000円でございますが、市が管理する芳養漁港、目良漁港におきまして、漁港施設の基盤整備及び防災対策を目的として取り組む芳養漁港修築事業及び目良漁港局部改良事業に係るものであります。職員の人件費のほか、委託料2,090万円は、芳養漁港修築事業に係る事業計画、底質調査、潜水探査業務委託料であります。  工事請負費の7億7,739万円は、芳養漁港の護岸、係留施設、水門及び道路工事と目良漁港の防護柵設置工事費であります。  備品購入費336万円は、土木積算システム関連機器の機能向上のために要する経費であります。  工事明細は212ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料65ぺージ、66ぺージをご参照願います。  129ぺージ、130ぺージの漁業集落環境整備事業費6億1,271万9,000円につきましては、芳養町松原地区におきまして、防災対策及び住環境整備を目的として、平成6年度より着手しました芳養漁港漁業集落環境整備事業に係るものであります。職員の人件費のほか委託料500万円、東松原地区と国道の取り合わせに係る家屋調査委託料と道路詳細設計委託料であります。  工事請負費3,200万円につきましては、前年度までに用地取得の完了した一部路線の道路の工事費であります。  公有財産購入費3億7,801万4,000円及び補償補填及び賠償金1億7,213万6,000円につきましては、集落道整備に係る用地購入費及び家屋移転補償費であります。  工事明細は212ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料の67ぺージをご参照願います。  130ぺージの商工費の商工総務費9,109万7,000円につきましては、職員の人件費であります。  131ぺージ、132ぺージの商工振興費9,674万8,000円ですが、報償費の260万円のうち100万円は、田辺商工会議所、牟婁商工会と連携いたしまして、新規事業に取り組む企業育成として実施いたします起業家発掘セミナー等への専門家招請のための講師謝礼であります。また、160万円は、中小企業の振興を図るため、経営の近代化、合理化、不況対策として、中小企業に対しまして経営コンサルタント等が、重点的に診断指導を行うための商工業診断指導謝礼金であります。  負担金補助及び交付金9,031万円は、田辺商工会議所等の団体、協議会に対する補助金、また、田辺市中小企業信用保証料補助金、田辺市小企業資金利子補給補助金等の金融に係る補助金、また商店街環境改善施設整備事業費補助金等の事業補助金であります。団体・協議会に対します補助金といたしましては、田辺商工会議所補助金の225万円、牟婁商工会補助金の90万円、商店街振興組合連合会補助金100万円が主なものでございます。  中小企業の資金支援に係る補助金として、中小企業者の経営の安定及び改善を図るため、県中小企業経営安定資金、不況対策特別資金、県信対策特別資金融資制度を受けた中小企業者に対しまして、その信用保証料の2分の1を補助する田辺市中小企業信用保証料補助金の1,500万円、国民金融公庫の小企業等経営改善資金融資制度に対する1.5パーセントの利子補給を行う田辺市小企業資金利子補給補助金の1,800万円、また、企業構造の近代化を促進するため、県の設備近代化資金貸付制度等を利用して、設備投資を行った企業者に対し、自己借入分の利子及び損料・リース料の一部を補助する田辺市中小企業設備近代化資金利子補給等補助金の800万円が主なものであります。  事業補助金といたしましては、アオイ地区、銀座地区における商業近代化事業、また駅前商店街のアーケード改修事業に係る商業環境改善施設整備事業費補助金3,195万7,000円、商業環境の改善を図るために行う街路灯などの整備や、商店街等のイメージを高める事業に対して補助する元気ある商店街づくり補助金200万円、商店街セットバック事業費補助金200万円、また、商店街のイベント事業に対します商店街活性化事業費補助金162万円及び、近年増加しつつある空き店舗の活用を目的とした補助金110万円が主なものでございます。  積立金の155万5,000円は、田辺市商工業振興基金の利息をもって積み立てるものであります。  132ぺージから134ぺージにかけての観光費3,662万8,000円ですが、賃金の981万9,000円は、南紀熊野体験博期間中の南紀田辺観光案内センター臨時職員賃金、ひき岩群ふるさと自然公園センターの嘱託員賃金及び管理人賃金、県立自然公園の清掃、草刈り等の作業員賃金、海水浴場賃金であります。  需用費の357万5,000円は、観光リーフレットの増刷等の印刷費、ひき岩群ふるさと自然公園センターをはじめとする施設等の光熱水費が主なものでございます。  委託料の403万2,000円のうち360万円は、県立自然公園内の便所清掃及びごみ収集委託料であります。  使用料及び賃借料は156万9,000円で、南紀田辺観光案内センターの土地借料等であります。  負担金補助及び交付金の1,535万1,000円は、田辺市観光協会補助金及び第13回弁慶まつり、花火大会、太平洋田辺フィッシング大会等のイベントへの補助金、そのほか観光関係団体への負担金を計上いたしております。  134ぺージの共同作業場管理費2,470万2,000円ですが、積立金の2,464万8,000円は、共同作業場の使用料及び同和対策基金の利息をもって積み立てるものであります。  次の共同作業場整備事業費2億2,365万円は、天神大型共同作業場の再建に係る施設改修費であり、工事請負費2億2,115万円と工事施工監理委託料250万円であります。  工事明細は212ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料の68ぺージをご参照願います。  ぺージが飛びますが、194ぺージをお願いいたします。  農林施設災害復旧費の現年度耕地災害復旧事業費は1,000円で、本年度の災害復旧に備えての科目設定であります。  続きまして、特別会計の補足説明を申し上げます。  223ぺージをお願いいたします。  1定議案第23号 平成11年度田辺市の分譲宅地造成事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算、第1条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ1億2,000万円と定める。分譲宅地造成事業につきましては、平成7年度より着手しております長野地区住環境整備事業において、約12ヘクタールのほ場整備事業を行っておりますが、この中で約1割を非農用地として、地域の後継者対策も含めて定住人口の増大を目指すものであります。  内容につきましては、226ぺージの歳出でご説明いたします。  工事請負費1,800万円は、宅地造成工事に係る費用であります。繰出金1億円につきましては、一般会計への繰出金であります。  工事明細は227ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料105ぺージをご参照願います。  なお、この歳出に対します財源につきましては、繰越金をもって充てることといたしております。  次に、農業集落排水事業特別会計に移らせていただきます。265ぺージをお願いいたします。  1定議案第28号 平成11年度田辺市の農業集落排水事業特別会計の予算は、次に定めるところによる。  歳入歳出予算、第1条 歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ8億2,215万8,000円と定める。農業集落排水事業につきましては、計画地区数13地区のうち平野地区をはじめ7地区は、現在供用中でございまして、上野地区、長野地区、古屋谷地区は、引き続き事業を実施してまいります。  内容につきましては、272ぺージの歳出の総務費からご説明いたします。  農業集落排水事業の総務費2,574万7,000円につきましては、職員の人件費のほか、負担金補助及び交付金238万1,000円のうち、県土地改良事業団体連合会負担金222万5,000円は、各地区で実施しております施設整備事業費に伴うものであります。  272ぺージ、273ぺージの施設維持管理費は、9,690万1,000円で、既に供用を開始しています平野地区、上秋津川西地区、三栖左岸地区、中芳養地区、上秋津川東地区、上芳養地区、三栖右岸地区の農業集落排水施設の維持管理費であります。  工事請負費3,370万円のうち2,870万円は、県道拡幅工事により管路移設のための工事費でありまして、県の100パーセント負担で行うものであります。  工事明細は281ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料106ぺージをご参照願います。  273ぺージ、274ぺージの三栖右岸地区施設整備事業費3億646万8,000円ですが、この事業は、平成5年度から実施しておりまして、委託料925万円は、水道移設に伴う測量、設計費用であります。  工事請負費2億8,998万円は、管路施設整備工事と高次処理施設工事に係る費用であります。  工事明細は281ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料107ぺージ、108ぺージをご参照願います。  274ぺージの長野地区施設整備事業費1億7,000万円につきましては、平成8年度から事業実施しておりまして、工事請負費1億6,700万円は、管路施設整備工事に係る費用であります。  工事明細は281ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料109ぺージをご参照願います。  古屋谷地区施設整備事業費7,300万円は、平成10年度から事業実施しておりまして、工事請負費6,660万円は、管路施設整備工事に係る費用であります。  公有財産購入費151万2,000円及び補償補填及び賠償金285万6,000円は、集落排水処理場建設のための用地購入費、それと樹木補償費であります。
     工事明細は281ぺージを、工事箇所は、別冊参考資料110ぺージをご参照願います。  275ぺージの公債費は、1億4,954万2,000円で、農業集落排水事業の起債に係る元利償還金であります。  これらの歳出に対します財源につきましては、269ぺージから271ぺージの分担金、県支出金、市債等をもって充てることにしてございます。  以上で、経済部関係の補足説明を終わらせていただきます。  ご審議の上、ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。             (経済部長 平本寿男君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    続いて、建設部長、高橋進一君。             (建設部長 高橋進一君 登壇) ○建設部長(高橋進一君)    それでは、建設部関係の議案並びに平成11年度の当初予算につきまして、ご説明を申し上げます。  はじめに、議案書をお願いします。  議案書123ぺージ、1定議案第16号 田辺市営住宅設置及び管理条例の一部改正についてでございますが、これは元町御所谷地区で、住環境整備事業として建築しているところの改良住宅が完成し、市営住宅とするための条例改正であります。  続きまして、建設部所管の平成11年度当初予算について、ご説明申し上げます。  市長の予算大綱にもございましたように、生活や経済活動を支える都市基盤整備、取り分け総体的に遅れていた陸・海・空の交通基盤施設整備につきましては、白浜空港の滑走路2000メートル化が進められ、高速道路の南伸や主要県道の整備が具体化しており、また港湾につきましても、具体化を図る段階となっております。  11年度からの新たな取組みとしまして、高速道路におきましては、工事や計画調査が具体的に進められております御坊、南部・田辺間に続きまして、昨年12月に田辺・白浜間について施行命令が出されました。高速道路の本線工事に関係し、市も県と協調いたしまして、関連施設の整備を行うこととなっていますが、これに必要な路線の計画調査委託料を新規に予算計上いたしてございます。  また、白浜・上富田地域連絡道路として、各種団体や多くの市民の方々から強く要望されております文里湾架橋計画を具体化するため、関係する港湾計画について、県、市において協議を行ってまいりました港湾整備を文里港利用者への影響を最小限とする中で、また災害時にも安全に使用できる施設として整備を進め、結果として架橋事業の促進が図られるよう考えており、県、市とも文里港整備に向け測量調査や埋立てに伴う図書の作成等の調査委託費を計上してございます。  それでは、予算書の134ぺージ、8款土木費の予算科目について、順を追って説明申し上げます。  134ぺージからの第1項土木管理費、第1目土木総務費1億1,343万8,000円につきましては、人件費のほか、市道街路灯の電気料1,050万円、市道台帳の整備費1,110万円、各種協会への負担金が主なものであります。  次に、136ぺージの道路維持費6,095万円、道路舗装費5,490万円につきましては、市道の維持補修、舗装、街路樹の管理等に要する費用でございます。  次に、137ページの道路新設改良費2億2,441万3,000円ですが、国庫補助事業で継続中の新庄町北原線の道路改良工事と新たに新庄町における国道バイパス4車線化に伴う道路改良工事、片町の電線地中化に伴う調査委託料と市単独費による工事請負費、用地購入費とその他市道6路線の改良に伴う費用であります。  工事箇所につきましては、予算書212ぺージから213ぺージをご参照お願いいたします。  138ぺージの橋梁維持費ですが、市内4橋梁の維持補修に要する費用でございます。  同じく道路局部改良費では、市道8路線の改良を予定してございます。  工事箇所につきましては、213ぺージをご参照お願い申し上げます。  第2項道路橋梁費全体としまして、3億9,061万3,000円で、昨年度より5億185万7,000円の予算減でありますが、これは新庄内之浦の干潟公園が完成し、その事業である地域総合整備事業が完了したことによるものであります。  続きまして、138ぺージからの第3項交通対策費でありますが、建設部所管は、140ぺージの第2目交通安全施設事業費と第3目歩道新設事業費でございます。  まず、交通安全施設事業費2,100万円は、カーブミラー、ガードレール、交通標識等の設置などと、交通安全施設の維持、修繕に要する費用でございます。  歩道新設事業費1億4,499万5,000円につきましては、市道長野三栖2号線に歩道を設置する事業費で、用地購入費と樹木補償費のほか、本年度は延長920メートルの工事を予定しております。  工事箇所につきましては、213ぺージをご参照お願い申し上げます。  次に、141ぺージの第4項河川費4億1,649万2,000円について、ご説明申し上げます。141ぺージの水路維持費4,750万円は、水路補修工事や小溝清掃に要する費用で、河川管理費1,910万8,000円につきましては、市内6か所のポンプ場及び市内29か所の樋門の維持管理に要する費用です。  142ぺージの水路新設改良費3億4,988万4,000円につきましては、水路の改修に要する費用で、このうち国庫補助事業としては、継続事業である新庄町馬谷川改修の費用で、本年度は、護岸工事、延長330メートルを予定しております。単独事業としましては、市内15水路の改修に伴う費用で、このうち背戸川は、背戸川排水路の改修に用地費、工事負担金として約1億8,300万円を予算計上いたしてございます。  本工事につきましては、線路近隣工事となるため、JRに施工を委託することになります。また、まちづくり整備基金事業として継続中の神子浜水路の改修も予定してございます。  143ぺージの港湾建設費4,000万円につきましては、冒頭でも述べましたように、第9次港湾整備5か年計画に基づき、県が進めております耐震対策を含めた文里港の整備に併せ、市が施工する背後地の測量調査、埋立てに伴う図書の作成等を行う予定で予算計上させていただいております。  続きまして、144ぺージからの第6項都市計画費13億8,354万2,000円について、ご説明申し上げます。  まず、都市計画総務費2億7,669万円ですが、人件費及び都市計画事業推進に伴う各種協会への負担金、民間駐車場整備助成金、まちづくり整備基金と花とみどりの基金の積立金の費用であります。  145ぺージから街路事業費4億6,266万6,000円ですが、起債事業である扇ケ浜秋津線、国庫補助事業である目良線の2都市計画道路の改良事業に要する費用で、委託料、工事請負費、家屋移転費と銀座地区沿道区画整理型街路事業の県事業に伴う負担金であります。  工事箇所につきましては、214ぺージをご参照くださいますようお願い申し上げます。  次に、147ぺージ、公園管理費1億2,063万7,000円は、管理している市内28公園の維持管理費用で、そのうち主なものは新庄総合公園、扇ケ浜公園と3月27日に竣工式を行う内之浦干潟公園の管理委託費用でございます。  148ぺージをお願いいたします。  148ぺージの新庄総合公園建設費8,186万3,000円は、本年度は、南紀熊野体験博が開催される関係上、事業が制約されるため、大幅な事業費減となっていますが、体験博が終了後におきまして、残工事を実施し、整備する予定でございます。  149ぺージの銀座地区沿道区画整理型街路事業費3億5,590万6,000円は、10年度末の事業進捗率は約74パーセントであり、11年度は、家屋移転補償10戸を予定し、区画内道路の整備を行う予定でございます。  150ぺージのアオイ地区沿道区画整理型街路事業費2,544万9,000円ですが、10年度末の事業進捗率は、約95パーセントであり、11年度は、道路整備工事を施工する予定であります。  151ぺージの高速道路整備関連事業費4,506万5,000円につきましては、地域の重要課題である高速道路の早期整備、一日も早い供用開始に向け、新たに予算科目を設けて取り組むものであります。  11年度としましては、芳養及び中芳養地区における工事関係道路3路線の調査費用を予算計上をいたしてございます。  次に、152ぺージからの第7項住宅費は9億6,777万円を計上いたしております。住宅管理費6,893万3,000円は、市営住宅の維持管理費用であり、改修工事としては、流し台の取替え、屋上防水などを行うこととしてございます。  工事箇所につきましては、215ぺージをご参照お願い申し上げます。  154ぺージの住環境整備事業費5億6,583万7,000円は、住宅密集地区の環境改善のため、引き続き御所谷地区の住宅建設事業を行うものであり、住宅地整備工事、改良住宅用地の取得、家屋移転補償費などを計上いたしてございます。  155ぺージのまちづくり総合支援事業費3億3,300万円につきまして、この事業は魅力ある地方都市の創造をまちづくりの目標として推進されている事業であり、安全・安価で自然環境に配慮したみどり豊かな住宅地を整備し、公園、緑地などゆとりの空間の創出や良好な生活環境の整備を目指しています。  10年度から3か年計画で、下三栖岩屋谷地区の田辺市土地開発公社の宅地造成地で事業を実施してございます。11年度につきましては、道路工事と電線地中化に伴う工事負担金を予算計上させていただいております。  続きまして、ぺージ飛びますが、282ぺージからの1定議案第29号 平成11年度田辺市駐車場事業特別会計予算についてご説明申し上げます。  これは、駐車場運営のために設けた特別会計であり、11年度は、歳入歳出それぞれ1億4,103万4,000円を予算計上いたしております。JR紀伊田辺駅前第一及び第二駐車場の維持管理費用と用地購入に伴う企業債の償還金であります。財源は、駐車場の使用料を充当いたしております。工事としまして、11年度は、弁慶像裏の第一駐車場が老朽化しておりまして、保守が困難となってきたため、機械の取替えを行う予定であります。  続きまして、289ぺージからの1定議案第30号 平成11年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予算について、ご説明いたします。  先ほど総務部からもご説明申し上げたとおり、平成11年度は、歳入歳出それぞれ9,331万円を予算計上してございます。これは公共事業を執行するのに必要となった土地を先行取得し、事業の推進に活用しようと設けた特別会計であり、JR機関区跡地及び三栖口宿舎跡地の購入に伴う企業債の償還金であります。財源は、一般会計からの繰入金を充当しております。  それで、恐縮ですが、ちょっと一部抜かっておりましたので、再度ご説明申し上げます。  議案書121ぺージの1定議案第15号 田辺市みどりの基金条例の一部改正について、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いしているものでございまして、提案理由といたしましては、本市における花とみどり豊かな環境づくりを更に推進することを目的とした基金とするため、所要の規定の整備を図るものでございます。この件につきましてもお願いしておりますので、よろしくご審議お願い申し上げます。  以上、建設部関係の議案、新年度予算について、補足説明をさせていただきました。  よろしくご審議賜り、ご賛同いただきますようよろしくお願い申し上げます。             (建設部長 高橋進一君 降壇) ○議長(稲沢勝男君)    この場合、お諮りいたします。  ただいま補足説明の途中でありますが、本日の会議はこの辺にとどめ延会し、明3月3日午前10時から再開いたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(稲沢勝男君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  なお、一般質問の通告につきましては、明3月3日午後4時までに事務局へ提出願います。締め切り後、午後5時から抽選により質問順位を決定いたしまして、ご通知申し上げます。 延 会 ○議長(稲沢勝男君)    それでは、本日はこれをもって延会いたします。  どうもご苦労さまでした。                (午後 3時38分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成11年3月2日                    議  長  稲 沢 勝 男                    議  員  山 本 紳 次                    議  員  初 山 丈 夫                    議  員  山 口   進...