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平成10年 3月定例会(第7号 3月24日)

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  1. 田辺市議会 1998-03-24
    平成10年 3月定例会(第7号 3月24日)


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    平成10年 3月定例会(第7号 3月24日)              田辺市議会3月定例会会議録             平成10年3月24日(火曜日)             ────────────────    平成10年3月24日(火)午後1時開議  第 1 1定議案第38号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて  第 2 1定議案第13号 田辺市税条例の一部改正について  第 3 1定議案第14号 私立学校教職員共済組合法の一部改正に伴う関係条例の整                理に関する条例の制定について  第 4 1定議案第15号 児童福祉法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例               の制定について  第 5 1定議案第16号 田辺市都市公園条例の一部改正について  第 6 1定議案第17号 田辺市立田辺文化高等専修学校設置及び管理条例の一部改               正について  第 7 1定議案第18号 田辺市立小学校中学校設置及び管理条例の一部改正につ               いて  第 8 1定議案第19号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部改               正について  第 9 1定議案第20号 田辺市特別会計条例の一部改正について  第10 1定議案第21号 字の区域の変更について
     第11 1定議案第22号 平成10年度田辺市一般会計予算  第12 1定議案第23号 平成10年度田辺市食肉処理場特別会計予算  第13 1定議案第24号 平成10年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算  第14 1定議案第25号 田辺市簡易水道条例の制定について  第15 1定議案第26号 平成10年度田辺市簡易水道事業特別会計予算  第16 1定議案第27号 平成10年度田辺市交通災害共済事業特別会計予算  第17 1定議案第28号 平成10年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計               予算  第18 1定議案第29号 平成10年度田辺市老人保健特別会計予算  第19 1定議案第30号 田辺市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例               の一部改正について  第20 1定議案第31号 平成10年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算  第21 1定議案第32号 平成10年度田辺市駐車場事業特別会計予算  第22 1定議案第33号 平成10年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予算  第23 1定議案第34号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について  第24 1定議案第35号 平成10年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算  第25 1定議案第36号 田辺市水道使用条例の一部改正について  第26 1定議案第37号 平成10年度田辺市水道事業会計予算  第27 1定報告第 3号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画について  第28 1定報告第 4号 平成10年度財団法人田辺社会教育振興会の事業の計画               について  第29 1定報告第 5号 平成10年度財団法人紀南文化会館の事業の計画について  第30 1定発議第 1号 難病に係る対策を充実し、その公費負担の現状維持を求め               る意見書の提出について  第31 委員会の継続審査について  日程追加  第32 1定請願第1号 議員定数の削減に反対する請願  第33 1定発議第2号 田辺市議会議員の定数条例の一部改正について             ──────────────── 〇会議に付した事件   日程第1から日程第33まで             ──────────────── 〇議員定数 22名 〇欠  員  2名             ──────────────── 〇出席議員             議席番号   氏   名               1番  田 中 康 雄 君               2番  芝 峰   進 君               3番  生 駒 浄 光 君               4番  山 本 紳 次 君               5番  初 山 丈 夫 君               6番  山 口   進 君               7番  宮 田 政 敏 君               9番  松 本 定 市 君              10番  十 河 一 正 君              11番  大 倉 勝 行 君              12番  八 山 祐 三 君              13番  森   哲 男 君              14番  青 木 伸 夫 君              15番  稲 沢 勝 男 君              16番  黒 田 庫 司 君              17番  熊 野 芳 和 君              18番  行 森 素 治 君              19番  尾 前 陽 三 君              20番  広 沢 得 次 君              22番  佐 武 克 彦 君             ──────────────── 〇欠席議員  なし             ──────────────── 〇説明のため出席したもの              職  名       氏     名             市    長     脇 中   孝 君             助    役     田 中 二 郎 君             収入役        山 崎 英 一 君             教育長        角   莊 三 君             水道事業管理者    谷 中 義 夫 君             企画部長       柴 田   修 君             同和室長       高 地 勝 司 君             総務部長       楠 本   薫 君             財政課長       藤 畑 富三郎 君             市民部長       室 井 修 一 君             国保年金課参事    上 野   洋 君             保健福祉部長     田 中   憲 君             経済部長       八 百 耕 貮 君             農林水産部長     田 中 秀 章 君             建設部長       桝 本 靖 男 君             土木課長       高 橋 進 一 君             消防長        弘 末   勉 君             教育総務部長     清 水 節 雄 君             生涯学習部長     砂 野 啓 三 君             農業委員会事務局長  酒 井   清 君             理    事     木 村 一 美 君             ──────────────── 〇出席事務局職員             議会事務局長     橘     勲             議会事務局次長    川 端 清 司             議会事務局主任    福 井 量 規             議会事務局主査    前 溝 浩 志  開 議                (午後 1時10分) ○議長(行森素治君)  皆さん、こんにちは。本日の会議に先立ちまして、皆さんにご紹介いたします。本市の友好都市でありますオーストラリア、ワイオン市から、職員派遣交流事業により、五人目として、スーザン・ダッシュさんが、去る3月4日から三か月の予定で派遣されております。それでは、スーザン・ダッシュさんから一言発言がございます。  スーザン・ダッシュさん、どうぞ。 ◎スーザン・ダッシュさんあいさつ ○(スーザン・ダッシュさん) 皆さま、こんにちは。はじめまして、スーザン・ダッシュです。ワイオンからの五人目の派遣職員として、田辺に参りました。今回、日本の文化やライフスタイルについて学び、体験する機会をいただき、田辺の皆さまにとても感謝しています。  私は、ワイオンでは、九つある市の保育所のうちのトムストーン保育所に勤務しています。トムストーン保育所は、ワイオン市役所から約7キロメートル離れたバークリーベイルという所にあります。森の中にあるので、周りはたくさんの木で覆われていて、森に住む動物も時々やってきます。砂場やブランコや滑り台のほかに、野外活動のためのとても広いプレイグラウンドがあります。今回の滞在中に、田辺市のたくさんの保育所や幼稚園を訪問し、保育や教育の実践的なテクニックを勉強したいと思います。そして、田辺での体験をワイオンの保育所に持ち帰り、役立てたいです。
     また、多くの子どもたちと出会い、オーストラリアの歌を紹介したり、また、オーストラリア子どもたちに教えられるように、日本の歌もたくさん覚えたいです。日本とオーストラリアとでは、言葉や習慣の違いはありますが、子どもたちの健康と幸せな成長を願う気持ちは同じです。日本での滞在中、私はホームステイをしますが、日本の家族の仕組みについても興味があります。オーストラリアでは、日本のように世代にわたって、一緒に生活をすることはありません。ほとんどの家族は、別れて暮らしています。このホームステイの体験は、私にとって、日本の社会をじかに学ぶよいチャンスです。また、日本語も一生懸命勉強したいと思います。  この友好都市提携職員交換プログラムは、田辺市にとっても、ワイオン市にとっても、価値のあるものです。相手の国の生活習慣や仕事の違いを学び合い、尊重し合うことができます。今回の田辺市での生活は、私にとって、生涯に一度の貴重な体験になることと思います。私たちの友好が、今後、より一層発展することを願っています。  どうもありがとうございました。                  (拍  手) ○議長(行森素治君)  それでは、定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、平成10年第1回田辺市議会定例会第7日目の会議を開きます。                (午後 1時16分) ○議長(行森素治君)  それでは、日程に入ります。 ◎日程第1 1定議案第38号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて                上程 ○議長(行森素治君)  日程第1 1定議案第38号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを上程いたします。  提出者の説明を求めます。  市長、脇中孝君。               (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)  ただいま上程されました議案は、教育委員会委員、寺坂義継君が、去る平成10年1月31日をもって辞任されましたので、その後任といたしまして、新たに愛須恒藏君を任命いたしたく存じ、同意をお願いするものであります。  ご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  住所、氏名、生年月日、職業でありますが、田辺市むつみ20番7号 愛須恒藏。昭和4年4月5日生まれ、68歳。職業は、幼稚園の園長でございます。  どうかよろしくお願い申し上げます。               (市長 脇中 孝君 降壇) ○議長(行森素治君)  提出者の説明が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  質疑なしと認めます。  この場合、お諮りいたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ります。  これに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第38号については、委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。  それでは、お諮りいたします。  1定議案第38号は、これに同意することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第38号は、これに同意することに決しました。 ◎教育委員会委員の任命同意に係るあいさつ ○議長(行森素治君)  なお、ただいま同意されました愛須恒藏さんから、あいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。 ○教育委員会委員(愛須恒藏君)  ただいまご紹介いただきました愛須恒藏でございます。このたびは、田辺市教育委員任命にご同意を賜り、光栄に存じております。厚く御礼申し上げます。  教育は、今、生涯学習体制づくりや、青少年の豊かな心を育てるために、教育の内容の改善等、大変重大な時期を迎えており、教育委員としての職責の重大さを痛感しております。微力ではございますけれども、一生懸命に勉強して、田辺市教育発展のために尽くして参りたいと思っております。どうか議会の先生方の厳しいご指導と、温かいご支援をお願いいたしまして、ごあいさつといたします。  どうもありがとうございました。 ◎日程第2 1定議案第13号 田辺市税条例の一部改正についてから  日程第26 1定議案第37号 平成10年度田辺市水道事業会計予算まで一括上程 ○議長(行森素治君)  続いて、日程第2 1定議案第13号 田辺市税条例の一部改正についてから、日程第26 1定議案第37号 平成10年度田辺市水道事業会計予算まで、以上25件を一括上程いたします。  ただいま上程いたしました25件については、過日の本会議において、それぞれ所管の常任委員会に付託していたものであります。  この場合、ただいま議題となっております25件について、各常任委員長の報告を求めます。  まず初めに、総務農林水産委員会委員長の報告を求めます。  9番、松本定市君。               (9番 松本定市君 登壇) ○9番(松本定市君)  総務農林水産委員会委員長報告を行います。報告は、書面の朗読をもって報告にかえさせていただきます。少々風邪を引いておりますので、お聞き苦しい点がありましたらご容赦を願います。  委員長報告、去る3月16日の本会議において付託を受けた議案8件について、当委員会は、19日、20日及び24日に委員会を開催し、当局の説明を聴取しつつ、慎重に審査をいたしました。  その結果、当委員会は、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第13号 田辺市税条例の一部改正について、同議案第14号 私立学校教職員共済組合法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、同議案第21号 字の区域の変更について、同議案第24号 平成10年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算、同議案第28号 平成10年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予算、同議案第30号 田辺市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について並びに同議案第31号 平成10年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算、以上7件については、いずれも全会一致で、同議案第22号 平成10年度田辺市一般会計予算のうち、当委員会に付託された部分については、起立多数により、すべて原案のとおり可決いたしました。  審査の過程における委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。  議案第22号 平成10年度田辺市一般会計予算のうち、当委員会所管部分についてでありますが、まず総務部関係では、一般管理費行政改革推進懇話会委員報酬に関連して、その取組みをただしたのに対し、「行政改革については、自治省の行政改革推進のための指針を踏まえ、市民の意見を反映させるため、民間有識者からなる行政改革推進懇話会を発足させ、平成8年3月に、田辺市行政改革大綱を策定し、事務事業の見直し等に取り組んできたが、昨年11月に自治省が策定した地方自治・新時代に対応した行政改革推進のための新指針を踏まえ、懇話会の意見を聞きながら、5月末をめどに大綱を見直し、内容の充実を図るとともに、各年度の取組み内容を具体的に示した実施計画を作成し、一層推進していきたい」旨の答弁があり、委員から、何よりも大切なことは、職員の意識改革はもちろん、市民の理解と協力が得られることであり、民意の反映を最重点に、懇話会からの意見を十分尊重したうえでの大綱の見直し及び実施計画の策定に努めるとともに、超低金利に適応した行財政改革の推進に取り組まれるよう要望いたしました。  続いて、企画部関係では、企画費のビオトープ調査委託料について、現在までの経過と今後の取組みの考え方をただしたのに対し、「中山間地域における生物相の状況を明らかにするとともに、ビオトープとしての自然観察園の可能性を調査、研究し、自然保護意識の高揚と地域振興を探ることを目的として、平成8年度から秋津川の谷川と池の川地区の試験観察園において、田辺市生物研究会に委託して、年間を通じた生物相の調査を進めているものであるが、その中間報告によると、キイセンニン草、ミズカマキリ、エゾヨツメ等々、全国的にも危急種、希少種と言われる生物の生息が確認されており、多様な生物の観察が可能な地域であるという評価を得ている。引き続き調査を行いながら、平成11年の南紀熊野体験博での同地区の位置付けを検討するとともに、これらの調査の成果を踏まえ、さらに全市域の中でどう生かし、展開できるかを探って参りたい」旨の答弁があり、委員から、同地区が単なる試験園で終わることなく、中山間地域の活性化に向けて、一層の取組みを要望いたしました。  次に、消防本部関係では、消防費の雨量情報サービス料について、その内容をただしたのに対し、「迅速、的確な防災対策への充実を図るため、気象庁発表の気象情報に加え、より高度で多岐にわたる総合的な気象予測情報を収集するためのもので、例えば、72時間先の台風進路図、48時間先の天気図、3時間先までの雨域情報や降雨量情報、さらには静止気象衛星“ひまわり”からの画像に天気図を合成したひまわり情報等、信頼度の高い予想情報を中心とした15の高性能、高画質の気象情報が、いつでも画像あるいはカラープリントで得ることができ、防災の初動活動の上にも有効な防災気象情報システムである」との答弁があり、委員から住民の生命と財産を守るという防災対策の上からも、総合的な気象情報の収集、把握は非常に重要なことであり、それが市行政上のみの活用にとどまらず、防災業務に支障を来さない可能な範囲において、日常における市民等への効率的で有効な情報提供への検討を図るよう要望いたしました。  また、農林水産部関係では、昨今の中国産原料梅の輸入増大に伴って、当地方の基幹作物のひとつである梅の生産販売のうえに、少なからず打撃を受けている中で、県及び関係業界と十分連携を取りながら、良質である紀州産梅の品質保証等振興策の検討を進め、消費拡大に努められるよう要望いたしました。  以上、委員長報告といたします。  平成10年3月24日、総務農林水産委員会委員長、松本定市。  以上です。               (9番 松本定市君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、建設経済委員会委員長の報告を求めます。  10番、十河一正君。              (10番 十河一正君 登壇) ○10番(十河一正君)  建設経済委員会委員長報告を、朗読をもって行います。  去る3月16日の本会議において付託を受けた議案9件について、当委員会は、17日、18日及び24日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第16号 田辺市都市公園条例の一部改正について、同議案第20号 田辺市特別会計条例の一部改正について及び同議案第22号平成10年度 田辺市一般会計予算のうち付託された部分並びに同議案第25号 田辺市簡易水道条例の制定について及び同議案第26号 平成10年度田辺市簡易水道事業特別会計予算、同議案第32号 平成10年度田辺市駐車場事業特別会計予算、同議案第33号 平成10年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予算並びに同議案第36号 田辺市水道使用条例の一部改正について及び同議案第37号 平成10年度田辺市水道事業会計予算、以上、9件すべて全会一致で原案どおり可決いたしました。  審査の過程における委員からの質疑要望の主なものといたしましては、まず、議案第16号 田辺市都市公園条例の一部改正についてでありますが、新庄総合公園野外ステージミューズパーク・たなべ』の使用料の算定根拠についてただしたのに対し、「基本的には、紀南文化会館使用料とのバランスに配慮している。また、県外の類似施設の料金も参考にしているが、類似施設の料金の三分の一程度であり、アマチュアグループも十分活用できるような料金設定にしている」との答弁があり、委員から、全国的にも誇れる野外ステージでもあることから、情報発信に努め、市内外を問わず、利用促進に向け努力されたい旨、要望をいたしました。  次に、議案第22号 平成10年度田辺市一般会計予算のうち付託を受けた部分でありますが、歳出予算第5款労働費において、委員から、前年度予算に比べて減額になっている要因についてただしたのに対し、「田辺市雇用促進奨励金補助金は、高年齢者及び身体障害者等の雇用対策の一環とする補助金であるが、田辺公共職業安定所有効求人倍率が、史上最低の044であり、雇用も少ない上に、前年度における同補助金の交付実績額が100万円程度であるためである」との答弁がありました。  次に、第7款商工費について、委員から、商店街活性化に係る多様な補助制度を設け、支援をしているが、交付の実績が少ないものもあり、今後、施策のさらなる推進を図っていく上での基本的な考えをただしたのに対し、「補助制度に係る効果及び意義については、様ざまな評価があることは認識している。現実にその実績を見る限り、活性化に十分反映されていないものもあるが、補助申請があれば、行政の支援が不可欠でもあることから、長期的観点に立ち、施策の充実を図っていく必要があると考えており、今後、補助制度が十分活用されるよう、運用面の見直しも含め、検討したい」との答弁があり、さらに委員から、施策ごとの個別の対応も大切だが、それぞれの施策の総合的な連携も十分図り、最大効果を生むよう努力されたい旨、要望いたしました。  また、委員から、岩口池のふるさと自然公園センターの利用促進に関し、町内会の行事や各種団体等の交流の場に幅広く活用されるよう、広報活動に積極的に努められたい旨、要望いたしました。  次に、第8款土木費について、委員から、土木費全体的に前年度予算に比べて減額されているが、事業推進に支障はないかとただしたのに対し、「骨格予算であり、当初予算として継続事業に係る分のみを計上しているため、補正予算を編成し、対応することになるが、日常の維持管理に関する費用等については計上しており、支障を来すことはないと考えている」との答弁がありました。  次に、同款第4項河川費において、委員から、馬谷川改修工事の進捗状況についてただしたのに対し、「全体改修予定区間600メートルのうち、完成区間が116メートルであり、事業費ベースに関しては39パーセントの進捗状況であると。今後、さらに事業の積極的な推進を図り、平成12年度完成を目標に鋭意努力したい」との答弁がありました。  次に、同款第6項に関わる銀座地区沿道区画整理型街路事業について、段階的に建築物を建築することにより、現状では空き地が目立つが、当初の構想どおり、区画整理された近代的店舗における商店街が形成されるのかとただしたのに対し、「事業完成後には、全戸が商店街の一画をなす斬新な店舗に生まれ変わるよう、商店街と個々の商店自ら努力しており、近代的な新たな銀座地区商店街に形成されるものと思われる」との答弁がありました。  次に、議案第26号 平成10年度田辺市簡易水道事業特別会計予算でありますが、委員から、日向簡易水道の給水区域を拡張したが、現在の水源は、将来的に心配はないかとただしたのに対し、「今回の簡易水道給水区域の変更に係る国への認可申請に当たって行った水源調査においても、水量的に問題はないという結果が出ている」と答弁がありました。  次に、議案第37号 平成10年度田辺市水道事業会計予算でありますが、委員から、配水施設改良費が、前年度予算に比べて大幅に増加している点について、従来から年次計画に基づき、予算化していると思うが、その増加の主な原因についてただしたのに対し、「主な増加の原因については、田辺市土地開発公社が造成する下三栖岩屋谷地区開発事業に伴う水道管布設工事の施工のためであり、老朽管布設替工事等については、年次計画に基づいている」との答弁がありました。  続いて、上水道施設管理システム(マッピングシステム)の開発について、その進捗状況をただしたのに対し、「マッピングシステムは、平成8年度から平成10年度まで、債務負担行為により継続して開発を進めており、水道本管や給水管等の布設位置の情報をコンピューター処理することにより、災害時の場合でも、直ちに対応するシステムである。平成7年度は地形図、それから、平成8年度は、水道管布設位置の情報のコンピューター化が完了し、平成9年度は、各家庭への引き込み給水管のシステム開発作業を進めている。平成10年度には、管種別及び口径別に市内の給水管の把握ができる応用機能を付加して完成となる」との答弁がありました。  また、水道事業の収益は低下している状況にあり、なお厳しい運営が続くことが予想されることについて、今後の取組みをただしたのに対し「平成7年4月の水道料金改定の際には、平成7年度から10年度までの四か年の期間を設定し、14.3パーセントの引上げを実施しましたが、この状態で推移すると、平成11年あるいは12年あたり、水道料金改定を考慮しなければならない」との答弁がありました。これに対し、委員から、現在の経済情勢を考えると、水道料金改定による市民の負担増は厳しいと考えられることから、今後、なお一層の経営努力を要望いたしました。  以上、委員長報告といたします。  平成10年3月24日、建設経済委員会委員長、十河一正。
     以上であります。よろしくお願いします。              (10番 十河一正君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、文教民生委員会委員長の報告を求めます。  12番、八山祐三君。              (12番 八山祐三君 登壇) ○12番(八山祐三君)  文教民生委員会の委員長報告、朗読をもって報告といたします。  去る3月16日の本会議において付託を受けた議案10件について、当委員会は、17日及び24日に委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。  その結果、委員会審査報告書に記載のとおり、1定議案第15号 児童福祉法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、同議案第17号 田辺市立田辺文化高等専修学校設置及び管理条例の一部改正について、同議案第18号 田辺市立小学校中学校設置及び管理条例の一部改正について、同議案第19号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部改正について、同議案第23号 平成10年度田辺市食肉処理場特別会計予算、同議案第27号 平成10年度田辺市交通災害共済事業特別会計予算及び同議案第34号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について、以上7件については、それぞれ全会一致で、同議案第22号 平成10年度田辺市一般会計予算のうち付託された部分、同議案第29号 平成10年度田辺市老人保健特別会計予算及び同議案第35号 平成10年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算、以上3件については、それぞれ起立多数で、すべて原案のとおり可決いたしました。  これら各議案の審査の過程において、委員から出された質疑、意見及び要望の主なものは、次のとおりであります。  まず、議案第15号 児童福祉法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてでありますが、田辺市保育所条例の一部改正に伴う今後の市の対応をただしたのに対し、「児童福祉法の改正により、行政措置によって入所させていたものを、保護者からの申込みに対して、市の応諾により入所決定する方法に改めるものであるが、本市では、以前から保護者の希望に基づき、入所保育所を決定していたので、実態としては大きな変化はないものと考える」との答弁がありました。  次に、同議案第17号 田辺市立田辺文化高等専修学校設置及び管理条例の一部改正についてでありますが、授業料の値上げの理由をただしたのに対し、「昭和58年以来、十五年間見直しを行っていないこと、県立高等学校の授業料が、本年度改定して月額9,000円となる予定であることなどから、適正な額に改定するものであるが、保護者の負担軽減を図るため、入学時や毎月の徴収額を併せて見直し、トータルとして従前と変わらないものにしたい」との答弁がありました。  次に、議案第22号 平成10年度田辺市一般会計予算のうち付託をうけた部分でありますが、歳出予算、第3款民生費中、特に、新規事業である障害者生活支援事業及び時間延長保育事業について、それぞれ内容をただしたのに対し、「障害者生活支援事業については、在宅の障害者に福祉サービスの利用援助、社会資源の活用や社会生活力を高めるための支援、ピアカウンセリング、介助相談、情報提供等を総合的に行い、障害者や家族の生活を支援し、自立と社会参加を促進するもので、田辺市及び周辺5町村共同して取り組み、その運営を田辺市社会福祉協議会に委託するものである。また、時間延長保育事業については、昨年のアンケート調査において、午後7時まで保育時間延長の希望がある程度あり、市立保育所2園、民間保育所2園、無認可保育所1園で取り組むものである」との答弁がありました。委員から、これら新規事業を加えた総合的な福祉施策の推進を諒としつつ、とりわけ高齢者福祉の推進にあたっては、目前に控えた介護保険の実施に向けて、行財政改革を考慮しながら、既存サービスの整合性や民間社会福祉法人との機能分担等、検討すべき課題も多く、なお一層、創意工夫し、高齢者ニーズに対応されたい旨、要望いたしました。  次に、第4款衛生費中、合併処理浄化槽設置整備事業費補助金に関わって、交付要綱の改正内容をただしたのに対し、「単独処理浄化槽と合併処理浄化槽の設置費用の差額を補助する考えに立った国庫補助基準額の設定を、合併処理浄化槽設置費用の四割とする国の見直しを受け、市としても、四割補助を基本にしつつ、一人槽当たり6万円の現行補助基準額と大きな差が生じないよう、新基準額を設定した」との答弁があり、委員から、合併処理浄化槽の設置を推進するための補助であったものが、平成11年度に単独処理浄化槽の製造廃止が計画されている中で、国庫補助金の動向等に不確定部分があり、懸念されることから、国庫補助枠の拡大に一層努力されたい旨、要望いたしました。  次に、第10款教育費中、社会教育費の小公園の管理に係る予算に関わって、小公園の給水施設未設置の状況をただしたのに対し、「小公園44か所のうち、給水施設の既設置が11、設置必要が24、残る9か所が検討中である。砂場があり、面積の広い公園から順に3か所ずつ八年計画で整備して参りたい」との答弁があり、委員から、開発行為により設置した小公園は、市へ移管後に施設の整備を図っているが、今後、完備されたものを移管するよう検討されたい旨、要望いたしました。  次に、委員から、昨今の少年たちを巡る悲惨な事件に関わって、問題の解決には、有害刃物類を持たないようにするだけでなく、もっと子どもを理解する機会を市民的に持つ必要があるのではないかとただしたのに対し、「当地方の少年たちは、落ち着きを見せている。これは学校教育における努力とともに、生涯学習構想の中で、公民館等の活動を含めた学校、家庭、地域社会での教育機能の分担と連携活動の実が結んでいるものと思っている。もとより、安易に楽観することではなく、平素から子どもたちを理解し、健全育成に資する社会通念の形成が大切だと考えている。今後とも、青少年問題協議会、青少年育成市民会議などの組織も含めて見守りつつ考えて参りたい」との答弁がありました。  以上、委員長報告といたします。  平成10年3月24日、文教民生委員会委員長、八山祐三。  よろしくお願い申し上げます。              (12番 八山祐三君 降壇) ○議長(行森素治君)  以上で、各常任委員長の報告が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論は一括して行います。  討論はありませんか。  討論があるようですので、この場合、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。  2番、芝峰進君。               (2番 芝峰 進君 登壇) ○2番(芝峰 進君)  私は、今、諮られました25議案のうち3件、議案第22号 平成10年度田辺市一般会計予算と、それから議案第29号 平成10年度田辺市老人保健特別会計予算、議案第35号 平成10年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算について、反対の討論をいたしたいと思います。  まず、今の国の財政を見ておりますと、まあ金融機関へ30兆円と、これ一人当たり、国民30兆円割る1億で、30万円になる。一家で四人だったら、120万円ずつ金融さんへあげますよと、税金を、こういうこと。一方、国民には、消費税増税、これによって悲鳴を上げている方も多くおると。あるいは、年金も掛金、毎年、自動的に上がる。国保の掛金も大体四、五万円かかる。加えて介護保険、まあ言うたら掛金地獄やなと、国民にとっては。企業は、「要らん」って言いやるような、つかみ金の30兆円もらいやる。ここにその政治のあり方、根本が間違うてあるんやないんかなと。こうして、社会保障の切捨て、これが地方財政を圧迫する。このツケが国民に、また追い打ちをかけると、こういう構図ではないんかと、このように思うわけでありますけれども。まあどんどんどんどん国庫負担金も削ってくれますし、その分、「交付税算入で起債制限幅が大きくなっているよ」と、こういうことやけど、やっぱり借金は借金で、これ借金は、地方分権いう、こういうことよりも、むしろ中央集権、この起債を通じて、まあ言うたらこういう地方分権とは逆の方向になっているんではないかと、こういうように思うわけでありますけれども、例えば、超過負担、少しだけほん簡単に言うときますと、改正されましたね、例えば、身体障害者保護費負担が、以前は089に負担しやった。これが今では05やと。こういうものをザアッと勘定しますとね、削減前は、17億9,400万円、約ですね。これが今は、13億円程度しかないと。これ単純に計算してみますと、約5億円、年間、地方へ圧迫すると、こういうように言えるわけです。5億円掛ける14年間、70億円、こんだけ地方がえらい目に遭うてるんやと。70億円割る田辺市民7万人として割ったら、これ一人10万円。四人おったら、これも40万円か、こういうことになってくると。  あるいは、一つだけ例ですけれども、地積調査いうの、今、これやってくれたら結構なんやけれども、これ見よったら、こういうところでも、国は地方へもしわ寄せ、迷惑かけてんのかいなと思うのは、一応、経費要る分はあるけれども、例えば、人件費なんか見てみますと、補助の対象、結局、国と市の割合というのは、四対五、約ですよ。市の方がよけい出してあると。国はこんだけの人で、まあ言うたら、「やりなさいよ」と、これではやれんから、市役所あがで金出さなしょうないんやと。こんなんいっぱいあるん違うんかなと、ほかにも。これは気ついた分ですけれども。こういうようにして、そういう諸々のしわ寄せが、例えば、農業施設整備事業費推移表というの、これ63年から平成8年までの決算見ましてもね、まあ言うたら、ほとんど上がってないに等しいと。あるいは、道路維持費、道路舗装費、こういうもんを見ましても、これもそんなに変わらんなと、十年間。こういう状況にあって、なかなか要望が多い、市民の要望がこういう国の方針、これによって地方財政の圧迫によって満たされないと、こういうことが言えるんではないかなと、このように思います。  そこで、具体的に福祉、社会保障の切捨て、一体、どないなってあんのなようと、こういうことを見ますと、児童福祉、これは児童福祉費が削られて、保育所の先ほども委員長報告の中にもありましたけれども、やり方が変わって、これからますます保育所に対する公的責任が大幅に後退すると。こういうようにして、保育料がどんどん上がっていくんやないかと、こういう心配があります。あるいは、老人福祉、この中で特養の補助金が含まれておりますけれども、入所待ちを考えると、これに対応できるんかどうかと。介護保険制度が、すぐ先に導入を計画されておりますけれども、今からこれへ取り組まんと、例えば特養で180人、今、田辺市の方が入所されておって、230人ぐらいが待機待ちやと。これいろいろ在宅充実して、180人、まあ言うたら家帰ってもろたとしても、230人また入らんなんと、こういうどうも将来展望がないなと。  生活保護、これ失業率の上昇、雇用情勢の悪化、高齢者世帯の増加による保護期間の長期化に伴い、保護率の上昇が懸念されると。懸念されるというような言葉、ええんかどうかわからんけれども、こういう当局さんの考え方もありながらも、扶助費は増えてないと。これは言うてることと、やってる予算は違うんやないかと。こういう社会保障、やっぱりこういうようにして影響受けてるなと。  塵芥処理費、オーバーホール等、施設修繕料が7,630万円、市民からのごみ袋のあの手数料ですね、1億円。そして、焼却炉建設の借金は、子孫にまでそのまま残すことになっていく、今のこのダイオキシンの問題やら、環境対策やら勘定したらですね、やっぱりあの施設は50億円要って、20億円分の中での補助金ではなくて、もっと国がしっかりとお金出さなあかんの違うんかなと、改めてこう思うわけであります。  教育費の問題では、建築関係は別にしてみてですよ、すると減額になっていると。現在の児童生徒の状況、教職員の多忙化に対応して、学級定数の減や教職員の現在の配置率を高めることなどが重要なのにと。これは教育長さんも、この前の答弁でも、そういう主旨のことをおっしゃっておられたように思うんですけれども、どう対応していくんか、方向性が見られないと。あるいは、歴史民俗資料館の脆弱さは、その取組みを保障していない、そこへ行ったら、もう田辺の歴史、田辺がわかると、こういうことを、これは早急の課題ではないんかなと、こういう取組みが弱いと。図書館にしても、建設に向けての研究費とは、到底見れるもんではないと。以上、一般会計。  国保会計についてはですね、今年から、ご存じのように、地方交付税に事務費が算入されましたけれども、結局、ここから国保へ行くお金は、今、国保、黒字やよということで、事務費の分で半分にしてあると。このことから言えることは、まあ言うたら、国保、交付税算入するいうのは、ものすごい会計的に見えにくうなる、事務費の関係、ややこしい、ややこしいすることが、今のこの政治に逆行してあるんやと。いつも言うことですけど、事務実態と、それが見合わないために、国保会計を結局、また圧迫していく、こういうことになります。  老人医療費の関係、老人保健会計ですね。老人医療費の増、老人人口の増で、ますます膨れていくと思われるわけでありますけれども、財源等は、国保とかに依存しており、国の負担率は五分の一、これからしても、国保も危ないと。もともとこういうまあ言うたら、歳入のないに等しいとこは、もとの無料化、高齢者の無料化、こういうことをして、国がしっかりと高齢者に対する医療を保障する、こういうことでなければならないと、基本的にこういう観点です。そして、今、この予算全体を見ますと、今、こういうほんまに大変な市民サービスの削減が予想される。あるいは、市民負担が、大変な掛金になってくる、こういう中で、市民を守る市役所、こういう防波堤になってほしい。こういう願いを含めると、予算大綱の中で言われましたように、2000メートルの滑走路、あるいは文里湾の改良、こういうもんが、今、性急に必要なんやろかと、こういうことを思うわけでありますけれども、本当に市民、国民は、今、大変な時期、就職一つすらできない、こういう状況に現れておりますけれども、こういう中で、市当局は、やっぱりどうしてもやらなければならない市民福祉の向上、ここに基本に据えた全体的な予算に、私ども思うとおりになかなか反映されていないと、こういうことを申し上げまして、反対の討論といたします。               (2番 芝峰 進君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。  賛成討論の発言はありませんか。  それでは、ほかに討論ありませんか。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  それでは、これをもって討論を終結いたします。  これより、ただいま議題となっております25件について、順次採決に入ります。 ◎日程第2 1定議案第13号 田辺市税条例の一部改正について ○議長(行森素治君)  1定議案第13号 田辺市税条例の一部改正についてをお諮りいたします。  議案第13号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第13号は可決いたしました。 ◎日程第3 1定議案第14号 私立学校教職員共済組合法の一部改正に伴う関係条例の                整理に関する条例の制定について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第14号 私立学校教職員共済組合法の一部改正に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について、お諮りいたします。  議案第14号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第14号は可決いたしました。 ◎日程第4 1定議案第15号 児童福祉法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条                例の制定について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第15号 児童福祉法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、お諮りいたします。  議案第15号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第15号は可決いたしました。 ◎日程第5 1定議案第16号 田辺市都市公園条例の一部改正について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第16号 田辺市都市公園条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第16号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第16号は可決いたしました。
    ◎日程第6 1定議案第17号 田辺市立田辺文化高等専修学校設置及び管理条例の一部                改正について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第17号 田辺市立田辺文化高等専修学校設置及び管理条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第17号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第17号は可決いたしました。 ◎日程第7 1定議案第18号 田辺市立小学校中学校設置及び管理条例の一部改正に                ついて ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第18号 田辺市立小学校中学校設置及び管理条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第18号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第18号は可決いたしました。 ◎日程第8 1定議案第19号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部                改正について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第19号 田辺市小公園(ちびっこ広場)設置及び管理条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第19号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第19号は可決いたしました。 ◎日程第9 1定議案第20号 田辺市特別会計条例の一部改正について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第20号 田辺市特別会計条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第20号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第20号は可決いたしました。 ◎日程第10 1定議案第21号 字の区域の変更について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第21号 字の区域の変更について、お諮りいたします。  議案第21号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第21号は可決いたしました。 ◎日程第11 1定議案第22号 平成10年度田辺市一般会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第22号 平成10年度田辺市一般会計予算は、起立により採決いたします。  議案第22号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (起立多数) ○議長(行森素治君)  起立多数であります。  よって、1定議案第22号は可決いたしました。 ◎日程第12 1定議案第23号 平成10年度田辺市食肉処理場特別会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第23号 平成10年度田辺市食肉処理場特別会計予算をお諮りいたします。  議案第23号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第23号は可決いたしました。 ◎日程第13 1定議案第24号 平成10年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第24号 平成10年度田辺市分譲宅地造成事業特別会計予算をお諮りいたします。  議案第24号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第24号は可決いたしました。 ◎日程第14 1定議案第25号 田辺市簡易水道条例の制定について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第25号 田辺市簡易水道条例の制定について、お諮りいたします。  議案第25号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。
     よって、1定議案第25号は可決いたしました。 ◎日程第15 1定議案第26号 平成10年度田辺市簡易水道事業特別会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第26号 平成10年度田辺市簡易水道事業特別会計予算をお諮りいたします。  議案第26号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第26号は可決いたしました。 ◎日程第16 1定議案第27号 平成10年度田辺市交通災害共済事業特別会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第27号 平成10年度田辺市交通災害共済事業特別会計予算をお諮りいたします。  議案第27号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第27号は可決いたしました。 ◎日程第17 1定議案第28号 平成10年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別                 会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第28号 平成10年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計予算をお諮りいたします。  議案第28号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第28号は可決いたしました。 ◎日程第18 1定議案第29号 平成10年度田辺市老人保健特別会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第29号 平成10年度田辺市老人保健特別会計予算は、起立により採決いたします。  議案第29号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (起立多数) ○議長(行森素治君)  起立多数であります。  よって、1定議案第29号は可決いたしました。 ◎日程第19 1定議案第30号 田辺市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する                 条例の一部改正について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第30号 田辺市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第30号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第30号は可決いたしました。 ◎日程第20 1定議案第31号 平成10年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第31号 平成10年度田辺市農業集落排水事業特別会計予算をお諮りいたします。  議案第31号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第31号は可決いたしました。 ◎日程第21 1定議案第32号 平成10年度田辺市駐車場事業特別会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第32号 平成10年度田辺市駐車場事業特別会計予算をお諮りいたします。  議案第32号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第32号は可決いたしました。 ◎日程第22 1定議案第33号 平成10年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予                 算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第33号 平成10年度田辺市公共用地先行取得事業特別会計予算をお諮りいたします。  議案第33号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第33号は可決いたしました。 ◎日程第23 1定議案第34号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第34号 田辺市国民健康保険税条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第34号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)
     異議なしと認めます。  よって、1定議案第34号は可決いたしました。 ◎日程第24 1定議案第35号 平成10年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第35号 平成10年度田辺市国民健康保険事業特別会計予算は、起立により採決いたします。  議案第35号は、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (起立多数) ○議長(行森素治君)  起立多数であります。  よって、1定議案第35号は可決いたしました。 ◎日程第25 1定議案第36号 田辺市水道使用条例の一部改正について ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第36号 田辺市水道使用条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第36号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第36号は可決いたしました。 ◎日程第26 1定議案第37号 平成10年度田辺市水道事業会計予算 ○議長(行森素治君)  続いて、1定議案第37号 平成10年度田辺市水道事業会計予算をお諮りいたします。  議案第37号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定議案第37号は可決いたしました。 ◎日程第27 1定報告第3号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画についてから  日程第29 1定報告第5号 平成10年度財団法人紀南文化会館の事業の計画についてまで一括上程 ○議長(行森素治君)  続いて、日程第27 1定報告第3号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画についてから、日程第29 1定報告第5号 平成10年度財団法人紀南文化会館の事業の計画についてまで、以上3件を一括上程いたします。  ただいま上程いたしました報告案件3件については、過日、既に当局の説明が終わっておりますので、これより質疑を行います。 ◎日程第27 1定報告第3号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画について ○議長(行森素治君)  それではまず、1定報告第3号 平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  議案書182ぺージから200ぺージまでです。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  質疑なしと認めます。  それでは、平成10年度田辺市土地開発公社の事業の計画についての報告は、以上で終わります。 ◎日程第28 1定報告第4号 平成10年度財団法人田辺社会教育振興会の事業の計                画について ○議長(行森素治君)  続いて、1定報告第4号 平成10年度財団法人田辺社会教育振興会の事業の計画について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  議案書201ぺージから204ぺージまでです。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  質疑なしと認めます。  それでは、平成10年度財団法人田辺社会教育振興会の事業の計画についての報告は、以上で終わります。 ◎日程第29 1定報告第5号 平成10年度財団法人紀南文化会館の事業の計画につい                て ○議長(行森素治君)  続いて、1定報告第5号 平成10年度財団法人紀南文化会館の事業の計画について、質疑に入ります。  質疑はありませんか。  議案書205ぺージから211ぺージまでです。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  質疑なしと認めます。  それでは、平成10年度財団法人紀南文化会館の事業の計画についての報告は、以上で終わります。  休 憩 ○議長(行森素治君)  この場合、暫時休憩いたします。                (午後 2時20分)             ────────────────  再 開 ○議長(行森素治君)  休憩前に引き続き会議を開きます。                (午後 5時51分) ◎日程第30 1定発議第1号 難病に係る対策を充実し、その公費負担の現状維持を求                める意見書の提出について上程 ○議長(行森素治君)  日程第30 1定発議第1号 難病に係る対策を充実し、その公費負担の現状維持を求める意見書の提出についてを上程いたします。  提出者の説明を求めます。  20番、広沢得次君              (20番 広沢得次君 登壇) ○20番(広沢得次君)  意見書、1定発議第1号 難病に係る対策を充実し、その公費負担の現状維持を求める意見書の提出についてということでございます。  標記について、田辺市議会会議規則第14条の規定により、次のとおり提出しますいうことで、平成10年3月24日付。  提出者、私、広沢得次、賛成者に、八山祐三議員、大倉勝行議員、芝峰進議員、初山丈夫議員、宮田政敏議員のご賛同をいただいております。  まず、本文を先、朗読させていただきます。
     難病に係る対策を充実し、その公費負担の現状維持を求める意見書。政府は、先に健康保険の自己負担二割への引き上げや、高齢者の自己負担の大幅な引き上げを図ってきましたが、国民負担の増大の矢は、一般国民のみならず、難病患者など、国として最も救済すべき社会的弱者に対しても向けられようとしております。  原因が不明で、治療法が未確立であり、しかも介護等が必要な特定の難病は、多発性硬化症、重症筋無力症、再生不良性貧血等、39種、約36万人が、「特定疾患」として指定され、医療保険の自己負担分が、特定疾患治療研究費として、公費負担されています。ちなみに当市においても、平成8年度に140人、平成9年度は170人と、特定疾患認定者は増加しており、その内訳は、潰瘍性大腸炎19人が27人に、パーキンソン病11人が23人に増加、その他エリテマトーデス18人等となっています。  厚生省は、この特定疾患制度について、患者の自己負担を導入する方向で、見直しを図ろうとしております。この制度は、昭和47年度から実施され、今日まで患者の治療、療養とそれを支える家族の生活の大きな支えとなってきましたが、その対象には、入院時の差額ベッド代及びおむつ代等が含まれていないばかりか、いわゆる保険外の諸負担や、難病特有の治療費や食事代、さらには交通費など多額の出費がかさむなど、患者とその家族は、完全治癒が望めず、後遺症を残す恐れの少なくない中で、不安な療養生活を長きにわたって余儀なくされています。また、経過が慢性にわたるため、単に経済的な問題のみならず、介護等に人手を要し、家族の負担、とりわけ精神的に大きな負担となっています。  こうした現状を考えれば、患者とその家族の負担を軽くすることが先決であり、公費負担を見直し、最も弱い立場にある難病患者の自己負担を導入させることは許されないことであります。むしろ118を数えるこれら難病についての対策を充実させるため、それらを特定疾患治療研究事業の対象疾患に指定するとともに、原因の究明と治療法の確立に国を挙げて取り組み、従来どおり自己負担なしで受療できるよう、患者の経済的負担の解消を図るべきであります。  よって、政府におかれては、未指定の難病を特定疾患治療研究事業の対象疾患に指定し、その対策を充実するとともに、特定疾患に対する公費負担の現状維持を図るよう、強く要望するものであります。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により提出します。  平成10年3月24日、田辺市議会。提出先は、内閣総理大臣、厚生大臣でございます。  実は、お手元にその資料を配っておりますが、特定疾患治療研究事業ということについて、(1)にいささかどういうものかと説明をいたしております。そして、国費対象疾患ということで、平成9年度でありますが、田辺周辺の方がたの数をですね、そこに列記しております。あるいは、病状を列記しております。39種でありますが、今年度、また一ついわゆる神経線維腫症というのが加わって、40になる予定であります。これ以外に、和歌山県では、肺ジストマと言うんですか、そうした難病を6をですね、県の指定に加えているようであります。県の方でも、これと同じような対策で援助していただいてるようでありますが、県の方は、いわゆる、先、患者が払って、その後に申請をしていただくというようであります。  いずれにいたしましても、今年の5月1日をもってですね、今まで保険でほとんどやられてきましたこの案件が、入院について、一月ですが、1万4,000円、そして通院については、一回1,000円、二回まで、1,000円を限度として自己負担になる。800円でしたら1,600円負担と、こうなるんでありますけれども、そうしたことが、非常に長い間、治療を要するというんですか、非常に長い闘病の状況でありますもんですから、ご本人としては、非常に精神的、経済的負担があるようでありまして、これについて、何とかの事態は迫っとるわけでありますけれども、国に対して、一言ご意見を申し上げていきたい、こう思っておりますので、ご賛同賜りますようによろしくお願いします。              (20番 広沢得次君 降壇) ○議長(行森素治君)  提出者の説明が終了いたしました。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  質疑なしと認めます。  この場合、お諮りいたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略することにいたします。  これに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、発議第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。  それでは、討論に入ります。  討論はありませんか。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  討論なしと認めます。  それでは、お諮りいたします。  1定発議第1号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定発議第1号は、原案のとおり可決いたしました。 ◎日程第32 1定請願第1号 議員定数の削減に反対する請願及び  日程第33 1定発議第2号 田辺市議会議員の定数条例の一部改正について上程 ○議長(行森素治君)  この場合、お諮りいたします。  本日、議員定数の削減に反対し、地方自治の拡充を求める会、会長、広木清氏から、1定請願第1号 議員定数の削減に反対する請願の提出がありました。  また、12番、八山祐三君から、賛成者二人とともに、1定発議第2号 田辺市議会議員の定数条例の一部改正についてが提出されました。いずれもお手元に配付のとおりであります。  この場合、この2件を日程に追加し、直ちに議題に供します。  これに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、1定請願第1号 議員定数の削減に反対する請願及び1定発議第2号 田辺市議会議員の定数条例の一部改正について、以上2件を日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。 ○議長(行森素治君)  それでは、1定請願第1号 議員定数の削減に反対する請願及び1定発議第2号 田辺市議会議員の定数条例の一部改正について、以上2件は、関連がありますので一括上程し、一括して議題といたします。 ○議長(行森素治君)  提出者の説明を求めます。  それではまず、1定請願第1号 議員定数の削減に反対する請願について、紹介議員の説明を求めます。  2番、芝峰進君。               (2番 芝峰 進君 登壇) ○2番(芝峰 進君)  この請願については、きのうの地方紙の新聞報道を見て、急遽出されてきた問題であります。1定請願第1号、受理年月日は、きょうの3月24日です。  件名、議員定数の削減に反対する請願。請願者、議員定数の削減に反対し、地方自治の拡充を求める会、会長、広木清。紹介議員、私、芝峰進でございます。以下、請願文を読み上げて、提案にかえさせていただきます。  請願要旨、このたび、田辺市議会において議員定数を削減する提案がされた。このような議会制民主主義を脆弱にし、市政へのチェック機能を弱め、市民の声を市政に反映しにくくする提案に、私たちは反対する。そもそも地方自治法で定められた田辺市の議員定数は36人である。これに比べて、現在の定数でさえ22名と大幅に削減されている。田辺市の類似都市の議員定数を平均しても約28名であり、全国的な状況と比べても、これ以上の削減はすべきでない。以上、地方自治法第124条に基づき請願する。  田辺市議会議長、行森素治殿。  以上です。よろしくご審議、ご賛同賜りますようお願いを申し上げます。               (2番 芝峰 進君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、1定発議第2号 田辺市議会議員の定数条例の一部改正について、提出者の説明を求めます。  12番、八山祐三君。              (12番 八山祐三君 登壇) ○12番(八山祐三君)  1定発議第2号 田辺市議会議員の定数条例の一部改正について、地方自治法第112条及び田辺市議会会議規則第14条の規定により、上記議案を別紙のとおり提出します。  平成10年3月24日提出、提出者、田辺市議会議員、私、八山祐三でございます。賛成者、山口進議員、生駒浄光議員。  提案理由、本市議会議員の定数を次の一般選挙から20名に減員しようとするものである。  田辺市議会議員の定数条例の一部を改正する条例。田辺市議会議員の定数条例(昭和39年条例第39号)の一部を次のように改正する。  本則中、「22人」を「20人」に改める。附則、この条例は、次の一般選挙から施行する。この20名にしようとする賛成議員の中で、山口進議員、生駒浄光議員、ほか多数私どもの会派にございますが、その考え方は、それぞれ理由というものが共通してるものでなくて、それぞれの一致した数が20名にという線でございます。  ちなみに、私の方からの意見として、考え方を述べたいと思います。田辺市議会の定数条例は、先ほど芝峰議員が言われたように36名、いわゆる人口5万人から15万人までは36名まで、以下にしなければならないいうふうに、地方自治法になってるわけでございます。その中で、何名にすべきということが、理由としてうたわれているわけでなくて、その定数は、各自治体で、議会によって随時、適当な数に改正しているというのが現状でございます。私の考え方として、戦後の社会的な、経済的な混乱期において、様ざまな地域問題、考え方、そういったときには、一定の議員の数が必要であったかと思います。しかし、今日のように社会的に、いわゆる戦後五十年を迎えて、地域の要望等、市当局に向けては、町内会あるいは婦人会、いろんな形が、いろんな意見が市当局に反映されているようになってる。議会というものは、市当局の予算なり、政策なりというものが、本当にこれが均衡あるもの、妥当なものであるか、適正であるかどうか、それをチェックすると、その役割が大半であると思うわけでございます。そうしたときに、本市において、私は20名でも十分チェックできる。また、今日、金融会社の倒産等、大変経済的に厳しい折、また、国も地方自治体も財政的に厳しくなってくることを考えれば、当田辺市においても、今後、ますます行財政改革等、厳しいものが迫られてくる。大阪府議会のように、府においても、財政的に厳しいじゃないか、そういったことに向けて、当局ともども、この行財政改革を大いに進めないかん。そういったときに、田辺市においては、この古い歴史と伝統のある町では、20人あれば十分この市政のチェック機能が果たせるものと思いまして、私の提案理由といたします。  皆さんの賛同を賜りますよう、よろしくお願いします。              (12番 八山祐三君 降壇) ○議長(行森素治君)  提出者の説明が終了いたしました。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。  1番、田中康雄君。               (1番 田中康雄君 登壇) ○1番(田中康雄君)  ただいま八山議員から提出されました定数条例の一部改正、これについて質問をいたします。私ども議員はですね、今、初めてこの提出の理由なるものを耳にいたしました。これまでに全くこのような話があって、こういう提案をするというようなこともなかったわけで、そういう中でですね、今、八山議員は、自分だけのですね、理由を述べられました。しかし、「それぞれにある」と、こう言われる、そのそれぞれというのをまとめてですね、賛成者もつくって言われたと思うんで、それぞれというのは、どんなのがあるのか。というのは、八山議員のですね、言われるこの理由は、理由にもならないというのはです、戦後の混乱期だったらようけ要ったかもしれんけれども、今だったらそう要らないということになるんですよ。しかし、社会というのは高度化してですね、情報、国際化というようなことも言われるわけですが、いわゆる多様化していくものです。そして、行政がですね、頑張って仕事をすれば、やはりそれに沿って、住民のニーズというのも高まっていくわけです。そういう中で、住民とともにですね、良いまちづくりをしていくと、こういう営みをしているわけで、こうなると、住民とともにということになるとですね、多様化の中では、これ当然、議員定数、議員というのは減らしていいというようなことにはならないと思うんですが、このあたりはどうなのか。  それから、チェックは20名でもできる根拠というのは、何でしょうか。そういう言い方をすれば、5人でもできたり、1人でもできたりというようなことになるでしょう。チェックだけが、これは議員の仕事ではないわけですけれども、しかし、チェックというのは、どこでどういうふうな手続きで行われるかというと、これは住民がどのような希望を持ってやって、行政に対する願いがあって、その願いと照らしてどうチェックするのかという、ここのとこがない限り、チェックというのは、1人でも2人でもいいということになってしまいます。そういう意味から、このチェックができるという根拠は、一体、どの立場に立って言ってるのか。  それから、金融会社も大変で、リストラのこと言ってるわけでしょうが、この金融会社と議会ないしは行政というのは、同じものと考えられるのかどうか、そういう性質のものではありません。あくまでも行政あるいは議会というのは、住民の利益をいかに守り、そして充実させていくのかという、ここのとこが中心にあって、もうけのためのそういう営みでないことは明らかです。もう一つ不明確になっているのは、「行政改革のもとでは」と、こういうふうな言い方をします。議会というのは、行政ではありません。これは、やはり厳密に分けながらですね、その仕事ができていくような、そのことをしていかなければならないと思うんですが、その点、どのように区別して考えられておられるのか、その点質問します。               (1番 田中康雄君 降壇) ○議長(行森素治君)  1番、田中康雄君の質問に対する提出者の答弁を求めます。  12番、八山祐三君。              (12番 八山祐三君 登壇) ○12番(八山祐三君)  今、田中議員から、「議員がチェックする」と、「どういうことをチェックするのか」という質問、もちろんチェックするのは、それぞれの市民の立場にあるわけでございます。そして、それぞれチェックするのに、田中議員は1人でもできるとか、5人でもできるとか、チェックするだけではない、もちろんチェックするだけでなくて、提案、提言、それぞれを行うわけでございます。現実に、議員が18人のところも、町村においては10人のところもそれぞれ提言、チェック、そういうことをやれるわけでございます。私は、そういう意味で、20人で十分できると。  それから、私が金融等の不況、倒産等ありましたが、これは今の日本の、あるいは世界の経済態勢の中で、これ以上、先進国が毎年、右肩上がりということを続けてきたけれども、これからは水平、もしくは右肩下がりになる、そういう厳しい状況の中で、財政的にも厳しい、行政機構としても、さらなる行革をして取り組んでいかねばならない。また、そのチェックする態勢、提言する態勢も、われわれもそのような心掛けで、よりまた議員としては、質的にも、時間的にも、行政にもっと取り組んでいくべきというふうに考えるわけでございます。  それから、20名という、この提案理由書いてるけれども、それは、それぞれ人によっては、見方、考え方、まだもっと18名でもいいとか、いろんな人の意見があるかもわからないけれども、今、合意点に達しているのが20名ということで、議員さんそれぞれ各自の考え方で、この20名という線があるかと思います。それは、後ほど賛成討論の中で出てくるかと思います。私個人の考え方を言ったまででございます。
                 (12番 八山祐三君 降壇) ○議長(行森素治君)  他に質疑ありませんか。  2番、芝峰進君。               (2番 芝峰 進君 登壇) ○2番(芝峰 進君)  今のお答えでは、私も全然答えになっていないし、意味がわからんわけやけれども、まず、複雑、住民ニーズが多様化するということは、今、大変な大きな転換期ですね。いろいろと地方分権から始まって、合併から始まって、あるいは住民へのしわ寄せ言うんですか、こういうことで、これで住民自治いう、これを充実拡充していこかと、こういう時期だと思うんです。そこで、議会、議員の役割は、一生懸命頑張っていかなあかん、こういう状況ではなかろうかと、こう思うわけでありますけれども、法定定数どうかというのは、もうわかってるとおりですけれども、この八山議員の提案の中で、根拠をちょっと言いますと、議員は、しっかり住民代表として職務を遂行するために、兼職まで禁止して、「一生懸命やりなさいよ」と、こういうことがあって、議員のそしたら今度は、議会の役割というのは、一体、八山議員のさっき言ったチェック、あるいは「住民の意見を反映する」、こう言うたけど、これだけかいうのを一回聞きたいなと、議員の議会の役割。  そして、20名については、いっこも根拠らしいもんが出されてないわけでありますけれども、田中議員もちょっと言いましたけれども、地方議会のこの合理化って、まあ言うたら経済的理由、こういうもんもあるし、行革がらみと、こう言われますけれども、行政機関ではないというのは、はっきりわかったと思うんですけれども、これ立法機関であってね、自治体の。こういう観点からして、ほんまにみんなが納得する機関であるんかどうか、こういう点からして、20名はどうかなと、このことをお聞きしたい。そして、議員が議会で、あるいは内外で頑張るというのは、当然だと思うんですけれども、議員が自らその監視やチェックや、いろいろな仕事をやっていくときに、「自らが議員発議で提出するというのは、議会としては自殺行為や」と、こう言わざるを得ないと思うんですけれども、この点はどうやろか。  三点目は、参考にしてね、この類似都市、これ、先の一般質問の回答をいただいたわけでありますけれども、何で36って法律で決まってあんのか。あるいは、そしたら類似都市は一体、どうなんかと、こういうとね、類似都市、簡単に僕、人口だけかなと僕も思うたんですけど当初は。いろいろとその町の特徴、ここは第三次産業が何パーセントで、第一次、第二次は何パーセントと、こういうような加味をして、正確な数字だと思うんです。これは局長さんが答弁された分ですけれども、この七市、これを含めてもですね、これは青森県十和田市、岩手県花巻市、宮城県古川市、同じく宮城県気仙沼市、愛媛県宇和島市、鹿児島県鹿屋市、こういうように見てもね、上から言うと24人、32人、26人、27人、28人、30人と、こういうようにして、先ほど約28人と。法定定数よりは減ってるけど、こんだけはこういう都市では要りますよと、議会としての役割を果たすためにね。こういう根拠に基づいて、この根拠をどう思われるのか。それから、これから比較して、20名はええのか、悪いのか、このことをお伺いしたいなと。  以上の点について、ひとつ回答いただきたいと思います。               (2番 芝峰 進君 降壇) ○議長(行森素治君)  12番、八山祐三君。              (12番 八山祐三君 登壇) ○12番(八山祐三君)  芝峰議員の質問にお答えいたします。議員の仕事は、チェック機能だけか、以外に何があるのかという一番目ですが、それだけではなしに、様ざまな政策の提言、また議会の意見書を企画するとか様ざまなことがあると思います、議員として。それから、20名がなぜいいのかという話だったかな、私は、それと芝峰議員が類似都市を比較して、もっと多いということがありました。私の思うのに、そういう市もあるわけでございますが、例えば、三重県の名張市は129平方キロメートル、田辺市と同じぐらいで、人口8万3,000人で20名ということ。だから数が正しいかどうかでなくて、私の考え方としては、いわゆる広い市では、歩いてしか行かなかった時代、自転車とか、そういったものがモータリゼーションで、大体田辺市内一時間もあったら車か何かで行く、さらに各家庭に電話もなかった時代から、ほとんどの家庭が電話、また携帯電話、いろいろな情報ということで、調査ということも非常にスムーズになってきてると。いろんな皆さんの意見、またこれはやり過ぎかもわからないけれども、市長も市政懇談会等、いろいろなことをやって状況を把握してると。そういうときと、公立において調査する、非常にスムーズになってきている。だから広さというのは、市域の広さというのは、ある一定考慮しなければいかんけれども、そういうことは、かなり交通網あるいは情報網、いろんな形でカバーしやすくなってきてる、過去五十年前に比べれば。だから数が、私は、さらに言えば、議員の定数が少ない市であるほどに、効率よくそれがなされるところではないかと。そのなされてきてる、これは市の大きさ、面積、あるいは人口それぞれあると思いますが、田辺市は、歴史と伝統の町であって、それぞれ町内会機構、いろんなことが連携プレーが非常にできているので、例えば北海道とかいろんな新興住宅地とかそんなんでなくて、状況としては、そういう20名でも十分市政の反映並びにチェックがしやすいと。だからある意味では、私は、議員の定数が少ないということは、それだけに議会並びに行政がスムーズに、円滑にできているひとつの証ではないかと思うわけでございます。               (12番 八山祐三君 降壇) ○議長(行森素治君)  討論がありますので、質疑この辺で。  6番、山口進君。               (6番 山口 進君 登壇) ○6番(山口 進君)  議員定数の削減に反対する請願の紹介議員であります芝峰議員に質問したいと思います。  現在、20名の議員で議会をやっているわけなんですが、この20名によりまして、市政の機能が弱っていると考えておられるか。さらに、市民の声を市政に反映されていないというふうな考え方でおられるのか、それはどうかということで、お伺いしたいと思います。               (6番 山口 進君 降壇) ○議長(行森素治君)  6番、山口進君の質問に対する紹介議員の答弁を求めます。  2番、芝峰進君。               (2番 芝峰 進君 登壇) ○2番(芝峰 進君)  20名しかない中で、22名よりは、チェックあるいは監視監督、あるいは市民要望の反映、いろいろと22名と20名では、はっきりと2人分やっぱり機能、そういう仕事できないと、こういうことにつながっていくと思います。目にはなかなか見えませんけれども、それから、反映されていないと、こういうことですけれども、20名と22名、どちらが反映するかせんか、これはもう明らかだと思うんです。例えば、審議する場合でも、委員会で7名よりは8名、あるいはこの会議場で、一般質問とか討論する場合でも、より多くの人がなかったら、市民の意見は反映されないと、これはもう数が、そのことを言うんではないでしょうか。               (2番 芝峰 進君 降壇) ○議長(行森素治君)  他に質疑はありませんか。  1番、田中康雄君。               (1番 田中康雄君 登壇) ○1番(田中康雄君)  八山議員がですね、ここで質問に対して答える、そのたびにわからなくなってきておったんですが、やっとわかってきたなと思うのは、「スムーズにいく」って、こう言われました。議員が少ないほど、当局が提案したそのことが通りやすくなるということでしょう。スムーズにいくということは、僕はチェック機関である限り、スムーズにいくというような言い方というのはですね、議員として言うまじきことじゃないんでしょうか。議会と行政とが、それぞれ意見出し合って、そこのとこ練り上げてですね、より市民のための施策になるというのが問題だと思うんですよ、大事だと。だから今、論議される介護保険にしたって、これは行政は行政の考え方があって出してくる。ところが、われわれは、市民のいろんな声を聞きながら、ここへ上がってきて、そこでそれをぶつける。スムーズにいくはずがないです、初め。ところが、そのことを論議をする、このときに大事なのは、1人だけの知恵という、このことで論議や、より発展するかというと、そうじゃない。いろいろな人たちの声がそこへ反映される。ですから、出てくる階層の人たちというのも、お若い方から、それから女性から、たくさんの方がここにいらっしゃって、そしてその声がそれぞれの市民と話し合ってきたことが反映されると。そして、当局にぶつけると、こういうことになっていかなければならないんじゃないでしょうか。その点、スムーズと言ってるのは、どういう意味ですか。               (1番 田中康雄君 降壇) ○議長(行森素治君)  12番、八山祐三君。              (12番 八山祐三君 登壇) ○12番(八山祐三君)  スムーズという言葉の認識、とらえ方にちょっと誤解があったかもわかりません。私は、議員が少なかっても、行政に支障なくやっていけるという意味があった。いろんな問題を把握、情報を拾い上げる、そういったことが、少ない数でもできると。先ほどの私の話では、交通機関とか、電話もないときには、いろんな手分けしてやらないかんけど、そういうことができるようになったという意味でございます。              (12番 八山祐三君 降壇) ○議長(行森素治君)  他に質疑はありませんか。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  それでは、質疑を終結いたします。  この場合、お諮りいたします。  ただいま議案となっております2件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略することについて採決いたします。この採決は起立によって行います。  ただいま議題となっている2件は、委員会の付託を省略することに賛成の諸君は起立願います。                  (起立多数) ○議長(行森素治君)  起立多数であります。  よって、1定請願第1号及び1定発議第2号の2件については、委員会の付託を省略することに決しました。  それでは、討論に入ります。  討論は一括して行います。  討論はありませんか。  3番、生駒浄光君。               (3番 生駒浄光君 登壇) ○3番(生駒浄光君)  私は、議員定数20名の賛成の立場からの見解を述べさせていただきます。議員定数2名削減、賛成理由として、私自身、三点を挙げております。第一点目は、行財政改革の一環としてであります。行政と議会は、車の前輪と後輪のような関係であると思います。前輪が止まれば、後輪も止まる。後輪が止まれば、前輪も止まる。互いに呼応というか、連動しながら目的に向かって動かなければならない。二期目を迎えた脇中市長は、行財政改革について、並々ならぬ決意を前回表明しておりました。市当局が、思い切った行政改革を行うのならば、それに連動して、議員の定数を減らすのも、ひとつの手段ではないかと。類似都市の定員数より、田辺市は少ないではないかという議論もありますが、田辺市は田辺市の独自の方向でいく、それがいちばんいいのではないかと思います。  第二点目は、現在、田辺市の議員定数は22名であります。しかし、実質は20名で、議員活動は行われております。それでまた、十分機能しております。人数の上から、22名から20名に減ったとしても、議会運営は、従来どおりの形で行われます。活動に差し障りはないし、ちょうどよい人数だと思います。ちょうどよい人数とは、各常任委員会、特別委員会、議会運営委員会など、ばらつきがなく、スムーズ、先ほどスムーズという言葉、ちょっと語弊があるかわかりませんけれども、スムーズに行われていると。2名減としても、実質、現状20名態勢は変わらないので、人数の上での不安感というものはありません。違和感とでも申しましょうか。実質、この段階で20名ですから、それで今までどおり行なわれているわけなんです。  三点目の理由としては、市民の声であります。議員というのは、市民の代弁者という立場であり、今、「議員定数を減らせ」という多くの市民の声というものを、個人的な感情を抜きにして、真摯に受け止めるならば、議員定数削減は止むなしということになるのではないでしょうか。それは、言い換えれば、市民が議員に対してどのように感じているか、どのように思っているか、その現れであり、私たちにとっては、少々耳の痛い、そういう話もあります。定数削減、これは本当に厳しい、私たちにとってはまことに辛い話でもあります。しかし、そうすることによって、議員の資質の向上と発奮材料と申しましょうか、「やるぞ」という、そういうものも議員自身の心の中に埋め込まれていくんじゃないのかと、そういうふうに私は思います。先ほど前輪、後輪と申しましたが、それを動かしているのが、ある意味では市民なんです。ですから、市民を抜きにしては考えられません。なかには、「もっと議員を増やせ」という声もあろうかと思いますが、やはり減らす方の声が多い以上、今の市民の声を市政に反映させるということは、議員定数削減と、このようになるんではないでしょうか。  以上、私の見解です。               (3番 生駒浄光君 降壇) ○議長(行森素治君)  ただいま、田辺市議会議員の定数条例の一部改正について、賛成の討論がありましたが、反対の討論を許可します。  9番、松本定市君。               (9番 松本定市君 登壇) ○9番(松本定市君)  私は、条例改正案についての議員定数削減に対しての反対の立場から、意見を申し上げたいと思います。議会の定数については、皆さまご承知のように、地方自治の上において大変重要な意義を持つものであると、私は考えております。こうした中で、私はこれだけの重要な一つの議席ということに関して、どれだけのいわゆる議論を重ね、そして民意を尋ねてきた経過があったかということを、まず感ずるものでございます。ちょうど一期前の24名から22名に削減したときの経緯でも、私は反対の立場をとって参りました。それは、一つには、先ほどから田中議員、芝峰議員から縷々説明もあったことと重複するわけでございますが、私は、少し論法を変えまして、なぜ、この22名いうものが20名にしなければならないかということの危惧性を持つことは、かつては、田辺市議会に26名の定数当時、皆さまご承知のように、秋津川地区、また長野地区にも議員さんがおられまして、いわゆる皆さんの住民の意思反映ということでは、大変大きく役立ってきたと思います。そうしたことの中で、山間地域からの減少していった原因の一つに考えられますことは、やはり議員を削減することによって、当選圏というものの票数が大変上積みされて参ります。そういうことの中で、どうしてもその地域から出せないというふうな形を生んできた。私は、そういうことも踏まえながら、議会というものは、先ほどからも皆さんがおっしゃっておりますように、住民の意思の反映の場である。こういうことから考えますと、でき得れば、私は、田辺136平方キロメートルですか、そこに住まいをする住民の皆さんのそれぞれの意見というものが、この議場において発言をされることを望むわけでございます。  そうしたことの中で、今ここで、私は声を大にして申し上げたいのは、以前の24名から22名にしたときに、私は、田辺市民の意向はどうであるのかと。住民の意思はどうなのだろうか。また、行政に対する態勢として、この数字が、24名から22名にすることは、いわゆる委員会、常任委員会制度の上において、やはりかなりの数が少なくなっていく、その中で、いわゆる常任委員会に付託される案件というものが、大変高額な金額を伴う場合もございます。そしてまた、それぞれの地域性を持ったことも含まれて参ります。そういう中で、私は、それぞれの住民の皆さんの意見の反映と同時に、やはり広く意見を求める委員会であることを望めば、私は、今の24名というものが、常任委員会の三委員会からすれば、私は田辺市として適切ではないかという個人的意見を持ち合わせておりまして、しかし22名ということになりまして、今、生駒議員から、賛成の意見の中で、「市民の意見である、これは市民から求められた削減条項である」ということをおっしゃられましたが、果して市民が、じゃあどれだけの人が、それだけのいわゆる削減を要求しているのか。あるいは町内会、あるいは報酬審議会、そうした立場の中で、議会に対しての削減要請というものがあったのかどうか、私は、そういうことを考え合わすときに、今の議会の持つ責任性の上において、私は、むしろ議員の体質が求められているのが、昨今の私は市民感情ではなかろうかということを申し上げて参りました。  私は、大変生意気なことを申し上げるかもしれませんが、私は、そこらあたりをやはり胸襟を開いて、やはり当局にも見解をただし、あるいは市民に向けて、現在の定数が、田辺市が最もふさわしい定数はどうなのかいうことを、やはりアピールすることが、まず今、必要ではなかろうかと。そういう段階を経て、やはり本当に住民の意思が、ここに定数を求められる、私は数値ができればいいんじゃなかろうかと。だから余分な話になるかもしれませんが、私は、少数精鋭主義ということをよく聞くわけでございますが、議員の数を減らして、果して少数精鋭になり得るのかどうか、私は疑問を持ってきたわけでございます。私は、そうした関係の中で、以前の24名から22名に削減していく過程の中で、私は、少数精鋭主義は、当然、財政上の問題、これからの行政改革の上において反対はいたしませんと、けれども、それだけの良質の議員を生む素地をつくりたい。それは、私は議員それぞれの日常の活動にあるんじゃなかろうかと。だから私は、動く議会というものを提唱しまして、地方に機会があれば、報告会を求めながら、そこで住民との意思の交換をやりながら、その中から私は、議員としての勤務評定を受けるべきであろう。それが市民感情の中に、ひとつの政治認識が生まれたときに、私は、少数精鋭の議会政治がそこに誕生するんじゃなかろうかということを申し上げて参りました。そういう観点の中から、私は、今回はまだ十分議論がなされてないままに、ただ数の上の論議だけにおいて、私は決定していくということは、住民の付託を受けたそれぞれの議員の責務として、これを持ち帰り、十分住民の皆さんとも意見を聞きながら、私はもう少し熟慮する必要があるんじゃなかろうか。行政改革と相まって、先ほども生駒議員がおっしゃられましたが、田辺市としては、第三次の行政改革、また近く5月ごろには、一つの市長見解も出されるように聞き及んでおるわけですが、そういった中身を吟味しながら、私は議論するべきであろう。私は、今回の議員削減というものは、私は、時期尚早であるという観点から、反対の意見を申し述べます。  以上です。               (9番 松本定市君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、賛成の討論を許可します。  6番、山口進君。               (6番 山口 進君 登壇) ○6番(山口 進君)  先ほど芝峰議員に質問をいたしましたところ、それこそ数の論理で、22名より20名の方が、市民の声が市政に反映されてないん違うかというふうなことで、もうひとつ具体的に私の方へ伝わってはこなかったわけなんですが、その数で言えば、市民の声が、そら50人おれば、100人おればっていう、そういう議員もよくおっしゃられる、あらくたい論理というのは抜きにしましても、36名というのが、昭和22年ですか、そこで決定された。それから八山議員が、その当時のことからいろいろ話されてきましたけれども、現実に20名で皆さん頑張っておる。これはもう何ものも、現在がこれで頑張っておるんですから、私自身も、ようやく一期を終えようとしておりますけれども、自信があってこういうふうなことを申し上げてるのではないんです。やはり、市長が行財政改革を前面に押し出して、二期目に向けて頑張ると。また5月、6月に、そういったところで、われわれにも提案をしていただくということですから、それでは、私たち議員も、今、現状が20名ですから、22名から2名減をしていく。是非に追い風にさせていただいて、私たち議員が今以上に頑張らんと、前は22名というひとつの甘えの中で20名でやってきましたけれども、現実に20名というのがなった場合に、それぞれがかなり仕事も増えていくというんですかね、市民の声を十分に反映させていこうということになると、本当に労力を必要とすると思います。私も、今、この議員専属で一本でやらせてもらってるんですけれども、お陰で時間的にまだ余裕ある。逆に言うたら、「勉強してないん違うか」と言われるようなことになるかわからんですけれども、その件については、本当にもっと真剣にやって、もう四六時中このことがいろんな市民の声を吸い上げる話からやっていかないかんということは、もう重々思っているわけなんですけれども、ひとつも楽なことはないんです、2名減らすということは、もうどなたもそうだと思います。私も二期目に向けて、辛いとこありますが、しかしここで、今、やってる20名で頑張ってるこの今の現在の議会のスタイルを自分に言い聞かせるように、さらに頑張ったら、この20名でやっていけるん違うかと。チェック機能も含めまして、そういった自分に、頑張る一つの材料として、20名を賛成の立場で参加しました。               (6番 山口 進君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、田辺市議会議員の定数条例の一部改正について、反対の討論を許可します。  1番、田中康雄君。               (1番 田中康雄君 登壇) ○1番(田中康雄君)     定数条例の一部改正に反対する立場から討論をいたします。議会制民主主義ということを言われるわけですが、これは簡単にですね、言ってしまうと、民意を反映させるというところにあるわけだと思うんですね。したがってですね、議員定数というのは、多いか少ないかという、今、議論があります。非常に聞いていると、感覚的なですね、言い方になっている、多いんか、少ないんかと。確かに、これは多いか、少ないかという言い方をするとですね、感覚の問題にとらえがちだと思うんですね。そういうところで、法定定数というようなものを、いわゆる人口比というようなことを勘案しながら設定をしたと。この人口比というのは、どれだけの住民の声を一人の議員がお聞きすることができるのかというようなことも含めて、そういう形で決めていかざるを得ないとこがあるわけでしょう。そういうことの中から、だんだんと議員の定数減というようなことが行われていくわけですけれども、その場合にしてもですね、田辺市の場合は、今度もし変わるとすれば、もう四回続けていくわけですね。そうなりますと、田辺というのは、全国にトップの削減率と、こういうことになっていきます。言い換えればですね、このことは、全国一番ですね、民意を反映しない議会という言い方もできていくわけですね。そういうことから、この議員定数削減というのは、余程慎重であらねばならないというふうに思うわけですが、この提案にしましても、先ほどから申しましたけれども、事前に主旨説明というのは全くなくて、そして昨日の地方新聞の報道で、可能性ということで市民が公式に知るということです。  したがって、市民の声と、こう言うんですけれども、提案も何もされていない、そういう中で、市民が論議をするすべもないわけです。いち早くですね、このことをきのうの新聞が、ひとつの役割をしていると思うんですが、対応してきたというのが、きょうの請願、芝峰氏から紹介がありましたが、こういうのが素早い市民の対応だろうというふうに思うわけですが、市民の間での議論は、まあこれからだということになると思うんです。私は、この件については、特別委員会を設置して、慎重に審議をせよということを言って参りましたけれども、その理由もそこにあるわけですね。私は、ここのとこでしっかりもう一つ言っておかなければならないと思うのは、「22名の定員で20名でやってきた」と。これは聞き捨てならない言葉だと思うんですね。お一人の方は、議員半ばにして亡くなられた人です。もう一人の方は、県議に転戦をなさいました。この方たちを思い出してみてもですね、本当にこの議場で、自分の今まで頑張ってきた、そしてお仕事を通しての議論というのをここでなさったわけです。「そういう人たちがおらんでもできてきたで」という言い方がどこにあるか。私は、こういう言い方は、まさに冒涜だというふうに思います。感覚的に物を見るのではなくて、きちっとやはり客観的な数字から物事を判断するということも、非常に大事だということを付け加えておきたいと思うんです。  それから、行政改革の一環という議論もありました。しかしですね、市民の口を封じる。私は、数が少なくなればなるほど、一人の議員に対する市民の数というのはですね、当然、少なくなって参ります。それだけ議員は頑張れということは、もちろんあるわけですけれども、実際にはそうですね。市民の口を封じるようなやり方というのが、行政改革という理念ではありません。行政改革というのは、いかに住民の利益を守っていくのか、そしてそれを充実させていくのかというところにあるわけですから、この議論というのは、やはり納得はできないところであります。したがって、私は、あえて言わせてもらえば、この非常識な条例改正案に反対をするものであります。  以上、討論終わります。               (1番 田中康雄君 降壇) ○議長(行森素治君)  他に討論はありませんか。
     15番、稲沢勝男君。              (15番 稲沢勝男君 登壇) ○15番(稲沢勝男君)  15番議員であります。田辺市議会議員の定数条例の一部改正について、反対の立場で討論に参加し、私の意見を述べたいと思います。私は、議会は、国、県、市町村議会を問わず、議会制民主主義の根幹であり、議員定数の適正化は極めて重要な問題だと考えております。もちろん、来る二十一世紀を迎えるに当たって、今日的時代背景、社会、経済状況の中で、市政全般並びに市議会においても、行財政改革を押し進めていかなくてはならないことは、私自身も十分認識しているところでありますが、現在の田辺市議会の定数22人は、先の市議会本会議において、議員の質問において、議会事務局長から、答弁の中の説明もありましたとおり、議員定数は人口及びその市町村の形成過程などから見て、自主的に定めるべきものであるが、わが田辺市の場合の削減数14人は、全国的に見て大幅な削減の部類に入るという説明の中で、述べられておるわけであります。決して多いということには、私はならないと思います。  また、過日、議員に配付されたところの全国市議会議長会による、全国市議会旬報による市議会の活性化に関する調査研究報告書の中でも、委員会制度の改善及び運営の充実等の項で、「行財政運営がますます複雑多様化し、高度化、専門化する中にあって、市議会の活性化を図るためには、委員会活動の充実が極めて重要である。よって、その制度の改善及び運営の充実を図るため、次のような方策を検討すべきである」ということから、ずっと列記されておるわけでありますけれども、主な点、四点ほど、「1、議員定数の削減状況によっては、委員会数、委員数ともに減少し、委員会の運営に支障を来している例もあるので、議員が複数の常任委員会に所属することも可能とする措置を求める。また、議員数の少ない市議会においては、本会議中心の運営に移行することについても検討する。その場合、閉会中については、全員協議会が常任委員会に準じて活動できるような措置の検討を求める。会期中、閉会中にかかわらず、必要に応じて常任委員会の所管事務調査等の活動を臨機応変に展開することを可能とする措置を求める」等々、また、「全員協議会は、議長が招集する法に基づかない事実上の会議であるが、議長に議会の招集権がないことに鑑み、必要に応じてその適切な活用を図り、かつ適切な運用を期することが求められる」等々と、今後において十分検討を要する課題が、議長会の旬報にも示されておるところでありました。私は、今回のこの市議会議員の定数条例の一部改正については、もう少し時間をかけて、議会の特別委員会又は全員協議会等の中で、市当局の今後の行財政改革の方向を見定めつつ、市民との連携の中、論議を十分に深めた上、決すべきものと考えるところであります。よって、私は、今回の1定発議第2号につきましては、決することに時期尚早であると考え、本案に反対するものであります。              (15番 稲沢勝男君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、賛成の討論はありませんか。  他に討論ありませんか。  22番、佐武克彦君。              (22番 佐武克彦君 登壇) ○22番(佐武克彦君)  議員の定数の削減というのは、議員にとっては、これほど厳しいもんはないわけで、今まで26名の議員定数を24名にするときも、大変な議論がありました。そして、6月議会になったときもありました。24名から22名になったときも、大変な議論があった。なかなか簡単にいかなかったわけで、今度のこの件についても、もう昨年からいろんな内々の議論があった。そうしたことの中ででも、きょうは「突然出した」と言われますけれども、いろいろな議論があった。この議会で、一般質問の中で、13日でしたが、芝峰議員さんがここで、一般質問という形でいろいろな意見を述べ、そこで議員は、それに対して二時間の持ち時間の中で、芝峰さんの見解を聞くだけだったんです。ところが、われわれとしたら、これはいわゆる内々で議員自らがどうするかの相談をすべきが、本会議へ提案された。そういうことであるならば、いわゆる開かれたこの議会の中で論議するんであれば、この際、この7月に改選時期を迎えて、これをいつまでもこういう論議でおいていいもんかいうことになりまして、今議会に早く結論出す方がいいんじゃないかというような話になってきたと思うわけです。  ここに紀伊民報を持っておりますけれども、これは12月9日の新聞ですけれども、「議員定数22人は妥当か?田辺市民から見直しを求める声が増加」という、こういう記事が出ています。ただ単に、われわれ何ら市民がそうしたことを言われておらないのに、こういう論議をせんなん必要はないんじゃないかと思います。こういう改選期を控えて、いろいろな議論が出ている中で、いわゆる国は、省庁再編とか、あるいは行財政改革というのが強く叫ばれておって、地方もそれに準じて、そういう流れの中にあることは、先ほど生駒議員が言われたとおりだと思います。そうしたことの中で、われわれは、常に基本は市民の代表として、市議会に出していただいておるわけで、市民の声を反映するためのわれわれでありますんで、そうした意味では、これを行財政改革の声もあります。そうした中で、市長は何回も、私は、昨年の9月議会で行財政改革を一般質問で取り上げました。今議会では、青木議員が取り上げました。そのような中で、行革論議が高まっております。  その中で、きょうは総務の委員会では、この予算審査の中での総務委員会の審査の経過、先ほど報告されました。その中に行財政改革については、「自治省の行財政改革推進のための指針を踏まえて」とか、ずっとこの文は、皆さん持っておりますけれども、そうした「5月末をめどに大綱見直す」、市のこれは方針ですけれども、職員の意識改革はもちろん、市民の理解と協力を得られること。それから、「民意の反映を最重点に、懇話会からの意見を十分尊重した上での大綱の見直し及び実施計画の策定に努めるとともに、超低金利に適応した行財政改革の推進に取り組まれるように要望いたしました」という報告が、先ほどなされました。ということは、総務委員会においても、「行財政改革は、当局と一体にこれはやっていかなければならんで」と、こういうようなご意見があったんだなと把握しております。  そうしたことで、私は、これは議会だけ2名定員削減したって、大きな行革になったと言えないと思います。私は、市民の代表機関である市議会が、まず、市民の声で、われわれは厳しさに耐えながら、「職員さん頑張ってくださいよ」、「市は、われわれ議会の苦しい立場も十分踏まえた上で、行財政改革に真剣に取り組んでくださいよ」。そして、市民の皆さんも、これは市民の立場で、例えば、これは例を挙げて怒られるかわかりませんけれども、何十年も前に合併した、そのときの約束であった「支所を残してくれ」と。「もとの町村だった村機能の役場の機能を残してくれ」という支所が、何十年たっても、これは残せという形で、そして新たな文化会館ができ、あるいはまたし尿処理場ができ、美術館ができ、いろいろな施設がたくさんできてくる。それに従来あったやつは、いつまででも温存していかな困るんだという形では、いくら市長に行革を迫っても、議会が定数削減しても、市民がともにその厳しさに耐えるという姿勢になってもらわん限りは、行財政改革というのは、簡単にいく話でないと、私はそう思います。しかし、そうした中で、われわれは議会の立場で、苦しいけれども、そうしたまず模範を示して、皆さんとともに痛みを分かち合いながら、市政の進展を考えていくと、こうした気持ちで、私は、この行財政改革の定数、一環になる市議会の定数20名に対して、私は賛成をいたします。  以上です。              (22番 佐武克彦君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、反対の討論を許可します。  7番、宮田政敏君。              (7番 宮田政敏君 登壇) ○7番(宮田政敏君)  佐武議員のご高説を伺いまして、黙っとこと思とったんですけれども、ちょっと申し上げとかないかんなと思いましたんで。先ほどから、行財政改革ということで、車の両輪という中で、議員も身を切って行政に対してものを言おうというご高説は、全く最もでありまして、おっしゃることも、紀伊民報の市民の声ということで、なるほど先ほどから生駒議員はじめ、市民の声、市民の声ということも、なるほどそういう根拠があるんだなと。一つ、二つ、反論をさせていただきたいということで、まず、市民の声というのが、マスコミに載ったから、それが市民の声であるというとらえ方がですね、僕はちょっと困るなと。市民の声というのは、どういうことで、言うならば私たちの議員が、市民の代表でありまして、私たちの議員が言うことが、基本的には、この間接民主主義の制度の中での市民の声でありまして、一新聞がですね、書き立てる、ここにマスコミがたくさんおられるわけですけれども、一つのマスコミの社説がですね、それが市民の声だということで、私たちが真に市民の代表がですね、それに左右される必要は全くない。商業新聞はですね、そういう自分の主張を言える、極端な話言いますと、一つの主張をですね、ものの考え方を言うのが、一つの新聞ですから、世の中にはそういう新聞がたくさんありますし、それ以外の新聞がないと言うてもええんじゃないかというふうに思います。それが一点ですね。  それから、行財政改革と議員が身を切ったら、支所がなくなるのか。私は、今、二期目、八年を務めさせていただいておりますけれども、26人から24人になった。24人から22人になったと。そのときに、行財政改革で一つの支所、あるいはいろんな支所が、議員が身を切ったからということで、連動したのか、そういう議論が、市長あるいは財政当局とやって、議員も切るから、ここを切るというふうな覚えが一つもないわけですね。佐武議員が先ほどおっしゃったですね、こういう流れだからというのは、非常に欺瞞を感じるということを申し上げたいなと。  それから、いろいろ考えとったんですけれども、ちょっと出てこんのですが、もう一つ気になりますのは、現状が20人であるから、やれるやないかという議論が、今までなされてきました。24人のときに、野見山議員が県議に出られて、そして山下議員がお亡くなりになられました。そのときも同じような22人でやったから、できるやないかと。今回は、大沢議員が県会議員に出られて、そして篠崎議員が亡くなられまして、私たちは、人間でありますので、この四年間の中で、いろいろなことがあるわけであります。いろんなことでやめなければならないときもありますし、あるいは席は置いとっても、病気で欠席しなければならないときもありますし、そういう中で、20人が「だからできとったやないか」と、「だから20人でええやないか」と、こういう視野の置き方は、ちょっとおかしいんじゃないかなと。「定数を20人にするんであれば、18人とか17人で十分なんだ」という議論があってもおかしくないと。そうやなかったら意味がないじゃないかと。僕は、この八年の経験の中で、以上を感じます。そういうことで、僕は、現状のままでええんじゃないかというふうな考え方を持っております。  以上です。               (7番 宮田政敏君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、賛成の討論はありませんか。  16番、黒田庫司君。              (16番 黒田庫司君 登壇) ○16番(黒田庫司君)  請願書に反対し、田辺市議会議員の定数条例の一部改正に、賛成の立場に立って討論いたします。  もちろんのことながら、定員削減を積極的に賛成する立場ではございませんけれども、今、そういう意味で、私は本当に苦渋の選択の中で、この20名を今回、この議会で賛成をするべきだというふうに考えております。先ほど22名で十分用をなしておるかと。2名をおらないから、欠けたけれども、用をなしとるかという論議がありました。決して私はそう思っておりません。ただ、その方がたが、その方がたの事情により出られて、あるいは残念ながら亡くなられたけれども、われわれは欠けた二人に代わって一生懸命やってきたという、そういうことで肩代わりをしてきたということで、私は理解しております。今、田辺市がトップを走っておると。行革の中をトップを走っとるということを田中康雄議員が言われました、定数でですよ。例えば、われわれが調べるときによりますと、大阪の松原市13万5,000人、定数20名、大阪大東市12万7,900人、これが20名、三重名張市8万3,000人、20名、大阪交野市7万5,000人、20名、奈良大和高田市7万5,000人、定数20名、天理市7万1,432人、20名、広島県廿日市市7万2,996人、こういう7市が、今、20名でやっておられます。  私は、先ほど田中議員が申しましたが、行革がやるから、行政がやるから、われわれがしなければならないという発想は持ちません。あくまでわれわれは自主独立をしております。ただ、市長が、佐武議員と同じ理屈になるわけですけれども、予算大綱の中でですね、やっぱり厳しいと。読ませていただきます。「本市の財政状況につきましては、平成8年度決算で、経常収支比率が88.4パーセント、起債許可制限比率は13.6パーセントに達しております。ご承知のとおり、景気の停滞感が強く、市税や地方交付税の増加が見込みがたい反面、公債費、人件費等経常経費の増加により、財政運営は極めて厳しい状況にあります。そのため、行財政改革を積極的に進めなければならない」、こういう決意を語っておられるわけです。われわれは、これは必ず市民に痛みを伴います。これを進めれば進めるほど、われわれ7万人の市民に、ともに痛みを分かち合わなければならないと、こういう結果が私は出てきますと思います。  したがいまして、われわれは、議会は全然独立しとる。それは、行財政改革は市がやってくれたらいいんだと。私は、ある程度連動すると思います。そういう意味からいたしまして、今回、苦渋の選択でございますけれども、われわれまず、議会が20名という、そういう定数でもって、もう7月に選挙があるわけですから、今、特別委員会とか、そういうご意見もございましたけれども、定数というのは、なるべく早いうちに決めると、これは議員発議で決めるわけですから、私は、今、20名でもって条例を改正することに賛成いたします。  以上で、私の立場、終わります。               (16番 黒田庫司君 降壇) ○議長(行森素治君)  続いて、反対の討論を許可します。  2番、芝峰進君。               (2番 芝峰 進君 登壇) ○2番(芝峰 進君)  議員定数削減の条例改定に反対の討論をさせていただきます。先ほどから、提出者を初め討論いろいろ聞いておりますと、これいろいろと内々で話し合いをされてきたと言いますけれども、このほん数日前の最終会派代表者会議と言うんですか、この中においても、わざわざ「削減とか、そういうことはないんですか」と、まだお聞きした方なんですけれども、こういう場においても、一切そういうことは、話もならなかった。また、そういう主旨説明とか、そういう話もなかったわけであります。こういうことからして、あるいは、今、黒田議員も数少ない市を紹介されましたけれども、先ほども言いましたけれども、いろいろと人口や広さだけではなしに、町の特徴を全部加味した、こういう7市の参考、これがあがで言うのもなんやけれども、いちばん類似都市と言えるんではないかと。そう思うから、提出者も言われましたけれども、人口、広さ、三重県のどこそとか言われておりましたけれども、それでは比較対象の根拠には乏しいと、こういう大切な民意を反映できるかどうか、民主主義の根幹にかかわるここを論議するときに、そういう簡単な資料では、慎重さに欠けると、こう言わざるを得ないと思います。  三点目は、頑張っても、やっぱりな、いくら頑張っても、一人は一人、一人の一日は24時間、こういうことであります。この問題については、田中議員が触れましたけれども、大変それぞれ2名の方は、いろんな専門家でもありました。そういう点は、やっぱり機能的に欠けてきているんではないかと。そこで、いくら頑張っても、議員は全能ではもちろんないし、いろんな経験者、あるいは知識者、こういうことがなければならないと。このためには、20名ではそこのとこ欠けてくるやろと、こういうこと。  あるいは、四点目は、市民の意見、一部ですね、私は、こういうようにして市民の方がたから、「議員定数削減したらええんやいう意見がようけ来てあるよ」と、こう言われましたけれども、聞いてある人も、聞いてない逆の人もいっぱいあるわけで、そういう観点から、これが「削減は市民の声である」、これは少々乱暴やなと、こういうように思います。総じてこの問題については、最終日に突如出てきたもんであって、これは横暴であって、もちろん慎重さも欠くし、論議をしようとしていないし、感覚的であって、到底この削減については、理解できないと。さらに20名の根拠らしい根拠もないと、こういうことを申し上げまして、民意の反映、民主主義の原点から考えても、私は大きく外れているものであると、こう思って、この削減の反対の討論にしたいと思います。               (2番 芝峰 進君 降壇) ○議長(行森素治君)  他に討論はありませんか。  それでは、討論を終結いたします。  それでは、順次採決に入ります。 ◎日程第32 1定請願第1号 議員定数の削減に反対する請願 ○議長(行森素治君)  1定請願第1号 議員定数の削減に反対する請願については、起立により採決いたします。  請願第1号は、原案のとおり採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (起立少数) ○議長(行森素治君)  起立少数であります。  よって、1定請願第1号は、不採択と決しました。 ◎日程第33 1定発議第2号 田辺市議会議員の定数条例の一部改正について ○議長(行森素治君)  続いて、1定発議第2号 田辺市議会議員の定数条例の一部改正については、起立により採決いたします。  発議第2号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                  (起立多数) ○議長(行森素治君)  起立多数であります。  よって、1定発議第2号は可決いたしました。 ◎日程第31 委員会の継続審査について ○議長(行森素治君)  続いて、日程第31 委員会の継続審査についてを議題といたします。  この場合、閉会中の委員会の継続審査について報告いたします。  各常任委員会、議会運営委員会、各特別委員会の委員長から、目下、委員会において審査又は調査中であります、お手元に配付の申出事件一覧表に記載のとおりの事件について、会議規則第104条の規定により、閉会中も審査又は調査を継続いたしたい旨の申し出があります。  それでは、ただいま報告いたしました委員会の継続審査について、お諮りいたします 。  各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において閉会中も審査又は調査を継続することに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において閉会中も審査又は調査を継続することに決しました。  この場合、総務部長より発言を求められておりますので、これを許可します。  総務部長、楠本薫君。              (総務部長 楠本 薫君 登壇) ○総務部長(楠本 薫君)  お疲れのところ恐縮です。一点お願いがございます。  年度末も近づいて参っておりますが、いまだ決まっていない事項につきましては、数点専決処分のお願いをいたしたいと思います。現在、国会におきまして審議されております、地方税法の改正が可決されますと、それに関連し、市といたしましても、条例の改正が必要となります。改正の主な内容といたしましては、市税に関する納税管理人の規定の整備がなされることと、個人市民税の均等割非課税限度額を27万2,000円から28万円に、所得割非課税限度額を34万円から35万円に引き上げ、長期所有の土地等の長期譲渡所得の税率の改正等が行われるものであります。また、特別土地保有税につきましては、地価の下落に対応した課税標準額の簡易な修正制度の創設等が行われるものでございます。それに伴いまして、国民健康保険税は、保険税の五割軽減基準額を24万円から24万5,000円に、二割軽減基準額を34万円から35万円に改定するものであります。この法案が可決され次第、専決処分をいたしたいので、よろしくご了承賜りたいと思います。  それから、平成9年度の地方債につきまして、まだ決定していないものがございます。決定次第、併せて専決処分をいたしたいと思っておりますので、よろしくご了承を賜りたいと思います。              (総務部長 楠本 薫君 降壇) ○議長(行森素治君)  以上をもって、本定例会に付議されました議案は、すべて議了いたしました。  ほかに発言、その他ありませんか。                (「なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  それでは、お諮りいたします。  本定例会の会期は、3月25日までとなっておりますが、ただいますべての議案の審議が終了いたしましたので、本日をもって閉会することにいたします。
     これに異議ありませんか。               (「異議なし」の声あり) ○議長(行森素治君)  異議なしと認めます。  よって、本定例会は、本日をもって閉会することに決しました。 ◎市長閉会のあいさつ ○議長(行森素治君)  それでは、市長から閉会に当たってのあいさつのため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  市長、脇中孝君。              (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)  3月定例市議会の閉会に当たり、ごあいさつを申し上げます。議員各位におかれましては、去る3月3日の開会以来、終始ご熱心なご審議をいただき、予算案、条例案等の提出議案につきまして、原案どおりご賛同賜りましたこと厚くお礼を申し上げます。ご審議の中で、皆さま方から賜りました貴重なご意見、ご提言につきましては、真摯に受け止め、職員ともども心を一つにして、今後の市政運営に努めて参る所存でございます。さて、先日、発表されました和歌山県商工信用組合の事業譲渡は、一昨年の阪和銀行問題に引き続き、私たちに大きな衝撃を与えました。昨年来の金融不安の中、また依然として景気低迷が続きます中での今回の事業譲渡の発表は、阪和銀行同様、古くから地元の中小企業者を中心に事業を展開し、当地域に深く根ざした金融機関でありますだけに、今後、市民生活や地域経済に与える影響が、大変懸念されるところでありますが、市当局といたしましては、県当局をはじめ、関係機関とも連携を密にしながら対処して参る所存でございます。  今議会の冒頭、平成10年度の予算大綱の中でも申し上げましたが、国、地方を問わず財政状況は、まさに危機的な状況にあります中で、一方では解決すべき諸課題は山積しております。このことに思いをいたしますとき、行財政改革による自らのスリム化、効率化は、将来を展望した行政運営には必要不可欠であり、最も重要な課題であると認識をいたしております。ただいま、議員各位では、真摯な論議を交わされる中で、議員定数を20名に減員することに決定をされました。私ども当局といたしましては、この議員定員の減員ということの意味を重く受け止め、今後、積極的な取組みを進めて参る所存であります。  あと数日をもって、新しい年度を迎えますが、今後も市民の皆さんとの対話と協調を大切にしながら、議決いただきました新年度予算につきましては、最大限の効果を上げられるよう、心して執行して参りますとともに、さらなる地域の進展と市民生活の向上のために、全力を傾注して参る所存でございますので、議員の皆さま方には、一層のご指導とご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。  最後になりましたが、報道関係各位におかれましては、いつもながら適切かつ迅速な報道を通じて、市民の皆さんへの周知に努めていただきましたことに、心から厚くお礼を申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。  ありがとうございました。               (市長 脇中 孝君 降壇) ○議長(行森素治君)  市長のあいさつが終わりました。 ◎議長閉会のあいさつ ○議長(行森素治君)  私からも一言ごあいさつを申し上げます。脇中市政二期目の最初の議会であり、平成10年度当初予算を審議する本定例会も、去る3月3日以来、22日間を会期に開会して参りましたが、本日ここに重要案件すべてを議了し、無事閉会の運びとなりました。議員各位ともども、ご同慶に堪えなく存じます。賜りましたご協力に厚くお礼を申し上げます。  とりわけ、現下の厳しい社会情勢の中で、本定例会においては、行財政改革をはじめ、地域経済対策、予定される介護保険導入への対応等々の行政諸課題について、また、議員定数の問題について、活発な真摯な論議が展開されました。議長として、議員各位に深く敬意を表する次第であります。また、これに対し脇中市長以下、当局各位には、連日、積極的な対応をいただき感謝申し上げます。  新しい年度の開始を数日後に控えておりますが、骨格とはいえ、昨年を上回る、約267億円の一般会計予算をはじめ、総額432億円余にのぼる新年度本市予算が成立いたしました。これら予算を含め、提出のあった議案案件の執行に当たっては、審議の上で開陳されました議員の意見を十分尊重され、ご努力いただきたく期待申し上げる次第であります。  「未来とは、今である」と箴言を残したのは、アメリカの女性文化歴史学者であります。私たちは、今、二十一世紀のよき未来をめざしておりますが、きょうこの日、ベストを尽くせば、あすに希望と期待が持てるのであって、未来という結果の原因は、現在にあるのであります。議員から開陳のあった諸課題が存する苦しい現在を切り開く苦労を、皆さんとともにして参らねばならないと思います。  私たち議員の任期も、あと四か月余りを残すのみ、となりましたが、議員各位には、地域の課題解決に応えるべく、ご奮闘をお祈りしたいと思います。  最後になりましたが、いつもながら適切な報道を賜っている報道関係の皆さんに、心から感謝申し上げます。また、3月31日をもって退職される職員の皆さんには、長年にわたるご苦労に深く敬意を表します。とりわけ、橘議会事務局長、私の隣に座っておりますが、桝本建設部長、松本理事には、本市行政推進の上に、多大のご貢献を賜りました。議長として、心からお礼を申し上げ、今後とも市勢の高揚とまちづくりの推進にご協力をお願いいたしますとともに、ご多幸をお祈りいたします。  土に親しめる良い季節が巡って参ります。皆さん方のご健勝とご発展を願って、閉会に当たってのごあいさつといたします。  どうもありがとうございました。  閉 会 ○議長(行森素治君)  それでは、これをもって、平成10年3月3日招集の第1回田辺市議会定例会を閉会いたします。  ご苦労さまでした。                (午後 7時42分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成10年3月24日                     議  長 行 森 素 治                     議  員 十 河 一 正                     議  員 大 倉 勝 行                     議  員 八 山 祐 三...