田辺市議会 > 1995-09-28 >
平成 7年 9月定例会(第5号 9月28日)

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  1. 田辺市議会 1995-09-28
    平成 7年 9月定例会(第5号 9月28日)


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    最終取得日: 2021-09-20
    平成 7年 9月定例会(第5号 9月28日)            田辺市議会9月定例会会議録            平成7年9月28日(木曜日)           ────────────────   平成7年9月28日(木)午後1時開議  第 1 4定発議第 1号 核実験の即時中止を求める決議について  第 2 〃 発議第 2号 平成7年災害の早期復旧及び治水・砂防関係事業の推進に               関する意見書の提出について  第 3 〃 発議第 3号 日米地位協定の見直しを求める意見書の提出について  第 4 〃 請願第 1号 ごみ有料指定袋制の実施を中止されたい主旨の請願  第 5 〃 報告第 1号 専決処分事項について  第 6 〃 議案第 1号 政治倫理の確立のための市長の資産等の公開に関する条例               の制定について  第 7 〃 議案第 2号 田辺市税条例の一部改正について  第 8 〃 議案第 3号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する               条例の一部改正について  第 9 〃 議案第 4号 田辺市職員恩給条例等の一部改正について  第10 〃 議案第 5号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する               条例の一部改正について  第11 〃 議案第 6号 田辺市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について
     第12 〃 議案第 7号 田辺市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の一               部改正について  第13 〃 議案第 8号 田辺市消防団員退職報償金支給条例の一部改正について  第14 4定議案第 9号 工事請負契約の締結について  第15 〃 議案第10号 工事請負契約の締結について  第16 〃 議案第11号 工事請負契約の締結について  第17 〃 議案第12号 工事請負契約の締結について  第18 〃 議案第13号 工事請負契約の締結について  第19 〃 議案第14号 物品購入契約の締結について  第20 〃 議案第15号 損害賠償の額を定めることについて  第21 〃 議案第16号 平成7年度田辺市一般会計補正予算(第4号)  第22 〃 議案第17号 平成7年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第               3号)  第23 〃 議案第18号 田辺市住宅新築資金貸付条例の一部改正について  第24 〃 議案第19号 平成7年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補               正予算(第2号)  第25 〃 議案第20号 平成7年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2号)  第26 〃 議案第21号 田辺市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例               の一部改正について  第27 〃 議案第22号 平成7年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第               1号)  第28 〃 議案第23号 平成7年度田辺市水道事業会計補正予算(第2号)  第29 〃 議案第26号 土地の処分について  第30 〃 報告第 2号 平成7年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更につい               て  第31 〃 議案第24号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めるこ               とについて  第32   委員会の継続審査について           ──────────────── 〇会議に付した事件  日程第1から日程第32まで           ──────────────── 〇議員定数 22名 〇欠  員  1名           ──────────────── 〇出席議員          議席番号   氏   名            1番 田 中 康 雄 君            2番 芝 峰   進 君            3番 生 駒 浄 光 君            4番 山 本 紳 次 君            5番 初 山 丈 夫 君            6番 山 口   進 君            7番 宮 田 政 敏 君            9番 松 本 定 市 君           11番 大 倉 勝 行 君           12番 八 山 祐 三 君           13番 森   哲 男 君           14番 青 木 伸 夫 君           15番 稲 沢 勝 男 君           16番 黒 田 庫 司 君           17番 熊 野 芳 和 君           18番 行 森 素 治 君           19番 尾 前 陽 三 君           20番 広 沢 得 次 君           21番 篠 崎 憲 司 君           22番 佐 武 克 彦 君           ──────────────── 〇欠席議員           10番 十 河 一 正 君           ──────────────── 〇説明のため出席したもの           職  名      氏     名          市    長    脇 中   孝 君          助    役    田 中 二 郎 君          収入役       山 崎 英 一 君          教育長       角   莊 三 君          水道事業管理者   谷 中 義 夫 君          企画部長      柴 田   修 君          企画調整課長    衣 田 秀 雄 君          総務部長      楠 本   薫 君          財政課長      藤 畑 富三郎 君          市民部長      辻 本   宏 君          保健福祉部長    山 本 邦 弘 君          経済部長      室 井 修 一 君          農林水産部長    田 中 秀 章 君          建設部長      桝 本 靖 男 君          土木課長      高 橋 進 一 君          消防長       弘 末   勉 君          教育総務部長    清 水 節 雄 君          理    事    八 百 耕 貮 君          教育委員会総務課長 井 口 富 夫 君          文化振興課長    左 向 正 嗣 君          生涯学習部長    砂 野 啓 三 君          中央公民館参事   那 須 太 一 君          理    事    日 尾 耕二郎 君           ──────────────── 〇出席事務局職員          局    長    橘     勲          次    長    寺 本 千 秋          主    任    福 井 量 規          主    査    千 品 繁 俊 開 議 ○議長(熊野芳和君)   定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により平成7年第4回田辺市議会定例会第5日目の会議を開きます。             (午後 1時07分)           ──────────────── ◎報 告
    ○議長(熊野芳和君)    10番 十河一正君から欠席の届け出がありますので報告いたします。 ○議長(熊野芳和君)    それでは日程に入ります。 ◎日程第1 4定発議第1号 核実験の即時中止を求める決議について ○議長(熊野芳和君)    日程第1 4定発議第1号 核実験の即時中止を求める決議についてを上程いたします。  提出者の説明を求めます。  19番、尾前陽三君。           (19番 尾前陽三君 登壇) ○19番(尾前陽三君)    4定発議第1号 核実験の即時中止を求める決議について提案させていただきます。  賛成者といたしまして、黒田庫司議員篠崎憲司議員広沢得次議員田中康男議員初山丈夫議員、各会派政党の方がたから賛同をいただいております。  決議文を朗読をして、提案にかえさせていただきます。  核実験の即時中止を求める決議、フランス政府は、抗議行動をよそに南太平洋ムルロア環礁で核実験を再開した。また、中国政府も昨年に続いて、本年5月にも再び核実験を行い、今後も継続しようとしている。  わが国国民は、広島、長崎での原爆被爆と核実験による第五福竜丸被爆を体験し、私たちはこれらの行為に強い憤りを持つ。  今、被爆者の切実な訴えをはじめとする平和運動のうねりが、核兵器廃絶に向けた確かな潮流となっている。しかしながら、このたびのフランス、中国両政府の核実験は、核保有国が行うべき核軍縮努力を自ら放棄するものであり、国際社会の努力に水を差し、ひいては各国が実験再開に踏み切るきっかけにもなりかねない。  唯一の被爆国である日本国国民として、核兵器廃絶を全世界に訴え、平和を希求して行った非核平和都市宣言は、田辺市民すべての永遠の決意であり、私たちは、フランス核実験再開強行と中国の核実験継続に強く抗議し、核実験の即時中止を求めるものである。  以上、決議する。  平成7年9月28日 田辺市議会  以上でございます。           (19番 尾前陽三君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    提出者の説明が終了いたしました。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    質疑なしと認めます。  この場合、お諮りいたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略することにいたします。  これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、発議第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。  それでは、討論に入ります。  討論はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    討論なしと認めます。  それではお諮りいたします。  4定発議第1号は、原案のとおり決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定発議第1号は、原案のとおり決しました。  この場合、さらにお諮りいたします。  ただいま決議案が議決されましたが、字句その他の整理及び提出先等、事後の取扱いについては、議長に一任願います。  これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。 ◎日程第2 4定発議第2号 平成7年災害の早期復旧及び治水・砂防関係事業の推進に関する意見書の提出について ○議長(熊野芳和君)    続いて、日程第2 4定発議第2号 平成7年災害の早期復旧及び治水・砂防関係事業の推進に関する意見書の提出についてを上程いたします。  提出者の説明を求めます。  15番、稲沢勝男君。           (15番 稲沢勝男君 登壇) ○15番(稲沢勝男君)    4定発議第2号 平成7年災害の早期復旧及び治水・砂防関係事業の推進に関する意見書の提出について、田辺市議会会議規則第14条の規定により、次のとおり意見書を提出します。  平成7年9月28日、提出者、田辺市議会議員稲沢勝男、私であります。賛成者として、田辺市議会議員、山本紳次議員、生駒浄光議員、松本定市議員、森 哲男議員青木伸夫議員黒田庫司議員の賛同をいただいております。いずれも建設経済委員会所属議員の方がたでございます。  それでは、お手元に配付の案文朗読をもって、趣旨説明に代えさせていただきます。  平成7年災害の早期復旧及び治水・砂防関係事業の推進に関する意見書、本市は、厳しい地勢にあって、限られた平地部に人口や産業の多くが集積し、加えて全国有数多雨地帯に位置するとともに台風常襲地にあり、かつ急峻な地形と脆弱地質という条件から、例年、豪雨に伴う出水等により、多大なな被害が発生し、市民生活をおびやかしている。  国土保全は、国民の生命財産を守り、安全で豊かな社会を実現するうえで、最も根幹的で国民生活に密着した施策である。  特に、先般の阪神・淡路大震災の例からも、震災時における用水確保のための河川改修整備は喫緊の課題である。  よって、政府におかれては、次の措置を講じられるよう強く要望する。 1.平成7年発生災害に係る公共土木施設災害復旧事業その他災害関係緊急砂防等の事業について、早期復旧に必要な予算を確保すること。 2.平成8年度急傾斜地崩壊対策事業予算の拡大を図り、強力に推進すること。 3.防災対策に関連する事業予算の拡大を図ることはもとより、第8次治水事業五か年計画について、最終年である平成8年度で完全達成を図るため、治水事業費の大幅な増額を図るとともに、次期治水事業五か年計画の策定に当たっては、21世紀に向けて事業推進をめざし、大幅な投資規模とすること。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により提出する。  平成7年9月28日 田辺市議会  ご賛同のほどよろしくお願い申し上げます。           (15番 稲沢勝男君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    提出者の説明が終了いたしました。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    質疑なしと認めます。  この場合、お諮りいたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略することにいたします。  これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、発議第2号については、委員会の付託を省略することに決しました。  それでは、討論に入ります。  討論はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    討論なしと認めます。  それではお諮りいたします。  4定発議第2号は、原案のとおり決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定発議第2号は、原案のとおり決しました。  この場合、さらにお諮りいたします。  ただいま意見書案が議決されましたが、字句その他の整理及び提出先等、事後の取扱いについては、議長に一任願います。  これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。 ◎日程第3 4定発議第3号 日米地位協定の見直しを求める意見書の提出について ○議長(熊野芳和君)    続いて、日程第3 4定発議第3号 日米地位協定の見直しを求める意見書の提出についてを上程いたします。  提出者の説明を求めます。  11番、大倉勝行君。
              (11番 大倉勝行君 登壇) ○11番(大倉勝行君)    4定発議第3号 日米地位協定の見直しを求める意見書の提出について、田辺市議会会議規則第14条の規定により、別紙のとおり意見書を提出いたします。  平成7年9月28日、提出者は、私、大倉勝行でございます。賛成者に、黒田庫司議員芝峰進議員広沢得次議員初山丈夫議員、松本定市議員、各派から賛同いただいております。  朗読をもちまして、提案理由に代えさせていただきます。  日米地位協定の見直しを求める意見書、沖縄で起きた米兵による少女暴行事件を契機に、現行の日米地位協定の中には、歴史的経緯から不平等な点が残されていることが改めて問題となっている。  戦後50年を経過した今日、両国のこれからの友好発展のうえにも、このような不合理を是正することが緊急の課題であると考えるものである。  よって、政府におかれてはこの際、日米間の不平等是正のため外交的責務を果たされるよう要請する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により提出する。  平成7年9月28日 田辺市議会  ご賛同をよろしくお願い申し上げます。           (11番 大倉勝行君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    提出者の説明が終了いたしました。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    質疑なしと認めます。  この場合、お諮りいたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略することにいたします。  これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、発議第3号については、委員会の付託を省略することに決しました。  それでは、討論に入ります。  討論はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    討論なしと認めます。  それではお諮りいたします。  4定発議第3号は、原案のとおり決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定発議第3号は、原案のとおり決しました。  この場合、さらにお諮りいたします。  ただいま意見書が議決されましたが、字句その他の整理及び提出先等、事後の取扱いについては、議長に一任願います。  これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。 ◎日程第4 4定請願第1号 ごみ有料指定袋制の実施を中止されたい主旨の請願 ○議長(熊野芳和君)    続いて、日程第4 4定請願第1号 ごみ有料指定袋制の実施を中止されたい主旨の請願を上程いたします。  紹介議員の説明を求めます。  2番、芝峰進君。           (2番 芝峰 進君 登壇) ○2番(芝峰 進君)    4定請願第1号 ごみ有料指定袋制の実施を中止されたい主旨の請願、請願者、田辺市中芳養917ー1 有料ごみ袋制を考える会 会長稲崎雄三ほか、この時点では、8,798名の署名を添えられております。私、芝峰進、紹介議員の方から、このごみ有料指定袋制の実施を中止されたい、この請願文の前に、この請願が提出された、なぜか、主旨、理由の説明に当たって、基本的な二点を述べながら説明に入っていきたいと思います。  まず、第一は、このごみ有料指定袋制は、市民本位の市政かどうか。この根本が議会に大きく問いかけていると、こういうように思うわけであります。その一つ、行政の行った説明会は、例えば質問をしても決まったことだからとか、あるいはたった今の現時点でも、まだ説明会をすらやっていない、こういう中から、「説明会は押しつけ会だ」と、こういうような声が圧倒的な市民の声だということです。夕べの段階でも、多くの「中止させてほしい」、こういう電話が絶え間なく届いていることからも、そのことが明らかであると、このように思うわけであります。  二つ目は、そもそもです。そもそもごみ問題の一切の責任は、行政であると。この原点から考えるとき、三つ目は、当局は、先日、「6,025人と対話した」と、こういうように言っておりましたけれども、この考える会として、わずか一カ月間という短期間に、8,799名の中止を求める署名を集めている。そして、21日以後も、数はどんどん増えるばかり。きょうも今1時、開会前に届きました。219名の署名が届いております。まだ、受付行く間がありませんでしたけれども、合計9,018名、この声をどうとらえ、どう考えるのか。  四つ目は、署名のその中で、市民の声がたくさん出ていると。こういう声を私ども議会の一般質問などで訴えてきてきましたが、市長は、そのことにきちっと答えていない。例えば、一つ、8,799名の市民の世論をどう受け止め、どう考えたのか。こういうはっきりした答弁がなかった。二つ、この声として、「今まで分別にも協力してきたのに、大変残念や」と。あるいは、80歳の年寄りですが、「経済的にも大変苦痛や」と、さらに「母子家庭でパート勤め、学用品も人並みにできないのに」、こういった声に、真正面からとらえられていない。一方、ごみの発生源、いわゆる大企業に対する考え方が、この前からも質問の中でお聞きしましたが、不明確であると。こうしたことが、市民本位の市政とは及びもつかない、こう思うわけであります。  基本的な第二の問題です。実施に当たって、あまりにもまだ不備な点が多くあるということです。その重大な一つ、行政が行うべき事務を放棄して、それを委託して、このごみ処理を行う。しかもお金は、年間1億円という膨大な公金の手数料の徴収業務であるということですよ。ここを基本的に位置付けて、その業務の内容で、一つは、市と取扱店との間で、袋、数量と、現金、こういうものがなかなか合わない事態が想定される、いわゆるずさんさがあると。もう一つ、市と取扱店との間の契約書を見てみると、これ私、清掃事業所からいただいたんですけれども、「委託契約書、田辺市(以下、甲と言う)」と、ここから飛んでるんです。「(以下、乙と言う)とは、委託業務について、次のとおり契約を締結する」と。ここに田辺市、甲、あと乙いうのが、これ出ていないんですね。こういうことで、このことからとっても、これどこと、もうちょっと細かさがないんやないかと。ここらに業務に対する無責任さというものが出ているのではないか。これ私、議員としてこの資料をいただいたわけです。そこら辺も含めて、あるいは業務の内容で二つ目、取扱店と市民の間には、領収書が発行されないということです。ほかの水道や国保、国民年金、こういう委託徴収には、ちゃんと領収書引換えがあると。ごみ手数料という領収書が発行されないという問題、これは大変な欠陥ではなかろうかと。以前には、紀陽銀行が、あれたった一日でしたけれども、控か紛失して、大変大きなパニックになりました。こういうことからしても、大変心配でもあると。  この二点から指摘できることは、地方自治法第2条⑮の違反になる疑いがあると、こう思うわけであります。この問題点の二つ目として、袋41円の中身もはっきりしなかった。41円の一袋で、消費税を市民は二回支払うことになっている。しかも、市が袋に入っている一袋にかける1円の消費税は、市民からそれをいただいても、市は納税するところがない。そういうものを市民から取り上げる、これに正当な理由がなかった。問題点の三つ目は、きめ細かなお年寄りや障害者などに対する具体策がない。  最後に、財源の問題としまして、今予算では市長交際費は750万円、議長交際費は210万円、併せて960万円、中身のええ悪い言うてるんやないんです。数年前には、リゾート開発で12億円をつぎ込み、大企業はとうとう撤退してしまった。こういう失政、あるいはため込み金という貯金は、6年度の決算を見ますと79億円というのがあって、そのうちで減債基金23億円、財調9億円と、いつでも市民のために使えるお金が32億円ある。さらに、6年度決算、13億8,108万円の黒字決算です。ここから言えることは、市民の税は、市民に使う。この大原則をもってすれば、何がこのごみ有料市民負担1億円なのか。このことが明らかではないでしょうか。以下、請願文を読んでご紹介いたしたいと思います。  主旨、ごみ有料指定袋制の実施を中止されたい。請願理由、請願主旨の件で、市当局は10月1日実施に向けて、全市民懇談会や公報などで周知徹底を図っていますが、私たち市民にとって、①どうしてこんなに袋が高いのか、②説明会は市民への押し付けの場になっている、など到底理解できるものではありません。  市の有料指定袋制の目的である①よりいっそうの分別の徹底、②ごみ処理施設の負担軽減、③家庭ごみと事業系ごみの区別の明確化、などは手数料の大幅値上げをしなくても市民の協力とごみ処理関連予算の充実で実現できます。  したがって、有料指定袋制により市民に新たな負担を強いることは、ただちに中止するよう貴議会の再考をお願い致したく署名を添えて請願するものです。  平成7年9月19日 請願者 田辺市議会議長 熊野芳和殿  以上、十分ご審議の上、ご賛同いただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。           (2番 芝峰 進君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    紹介議員の説明が終了いたしました。  質疑に入ります。  質疑はありませんか。  1番、田中康雄君。           (1番 田中康雄君 登壇) ○1番(田中康雄君)    この請願を皆さんが十分審議し、同意をいただくという上から、私は議長に特別の計らいを得て、当局へ対しての質問をいたしたい、というのは、このことがないと、今、芝峰議員が提案したように、何回かの一般質問の中でも明らかになってない部分や、あるいは新たに疑問となる点、これが今の説明の中にあるわけですが、この点を当局にただしておかないと、この請願についての判断、誤ってくるだろうというふうに考えるところです。既に一般質問等、あるいは委員会等で明らかにされた見解の違いといったような、そういう部分にまで触れるものではありませんけれども、市民がこの値上げを中止されたいという、最も中心的な中身、同時に法的にどうなのかという問題まであるわけですから、その点について質問をさせていただきたいと、当局のご理解を願いたいと思います。  さて、その一つは、いまだにこの値上げの根拠が那辺にあんのかということが、はっきりしないという点です。先の質問の中で答えて、「応分の負担を」というふうに言われました。応分の負担というのは、何に対する応分の負担なのか。ここのところが明らかになってこないんです。というのは、市長の答弁と部長の答弁のところに、食い違いも生まれています。要は、焼却炉、そして最終処分場、この建設費が73億円、国の単価や補助率が低いという中で、これを負担していくのに起債54億円、実に建設費の73%が、これからの市の借金だということになります。15年で元利償還する、これ毎年にしていきますと、3億6,000万円ずつということになります。そこへ処理費7億円、合計しますと約10億円という、そういうごみ処理に建設費含めてかかるという中で、これは大変だということから、一般財源では足りん。手数料を取ろうと、こういうことになったのではないか。私は、処理費がかかるということで納得したという、そういう議員さんもいらっしゃる。このことは存じておりますが、そういう理由で納得していいのかどうか。こういう問題がここに含まれると思いますので、もう一度、この応分の負担は何に対する応分の負担なのか、明らかにしていただきたいと思います。  二つ目は、先ほど契約とのかかわりで説明の中にありましたが、分別指定袋取扱委託要領、ここの中で、「領収証書は分別指定袋の交付をもって、これにかえる」となっています。この間の部長の答弁で、芝峰議員に対して、「それはごみ袋だ」と、こういうふうに言って、これは話にならんということで、そのとき終わっている。内容がはっきりしないところなんですが、この点について明らかにしていただきたい。というのは、市が手数料回収を取扱店、あるいは団体に委託するということは、取扱店、団体が手数料回収の業務まで委託されていることですから、市の領収書を出さなければならないはずです。なぜなら、地方自治法第2条、行政事務にかかわる③の21、ここには、「法律の定めるところにより、地方税を賦課徴収し、又は分担金、使用料、加入金若しくは手数料を徴収すること」。これは行政事務だというのがあるわけです。ですから、水道料、市民税、あるいは国保、年金、手数料、他のこういうものに対しては、それを集めたとき領収証書が発行されるわけでしょう。市民課に行って戸籍謄本取る。そのときに「戸籍謄本が領収書だ」と言いますか。本来、市がしなければならないごみ手数料の徴収責任業務を放棄した上に、年間1億円にもなる公金の手数料が、市民のだれから徴収されたのかわからないことになる。まさに、これは地方自治法違反というふうになりませんか。この点どうなのか。  また、今度の委託の運用を見ますと、市が例えばAという取扱店に1,000枚なら1,000枚というごみ袋を渡す。その取扱店は、例えばそれを売るんですね。売って集まった金、500枚売れましたとして、市に渡します。さて、この500枚売れましたという500枚、これどう確認するんですか。領収書がないということは、領収控がないということです。こういう中で、きちんと手数料を扱ったというふうに言えるのかどうか。同時に、このことは、不正の発生の根拠を残すことになる。「不正する」と言っとるんじゃないですよ。根拠を残しますよ、このままやったら。少し頭を回せば、どうごまかせるかというようなことだってできるんですが、私は取扱店を批判してるんじゃないですよ。あるいは、これはですね。そのようなことを起こす根拠を、市はなぜつくるのかと、こういうわけです。まさに、この確認ができないというようなことから言えば、このことは地方自治法第2条4の15、「法令に違反してその事務を処理してはならない」ということに触れるんではないですか。これも明らかにしていただきたい。  もう一つは、取扱店への委託料まで市民に払わせることになっていますね。41円の中に4円というのが含まれている。それがこの袋でないとごみは出せないという、こういう強制的な仕組みの中で行われようとしてるんですよ。「委託料払いたくない」と言ったって、41円出さないと袋が手に入らないんですから、いつのまにやら委託料が市にかわって払われているというような、こんなことまさに市民無視ということ、甚だしいと言わなければなりません。これ許されるのかどうかお答えいただきたい。  もう一つ、領収証書にかかわって、領収証書がないということは、82円でごみ袋を買う、いわゆる少量業者ですね。こういう場合に具体的に問題が出てくるんじゃないですか。税務申告のときに、「これだけ使いました」、「これだけの必要経費です」。それを差し引いて、そこのとこへ税金かかっていくんでしょう。ところがです、「ごみ袋代こうです」と言ったって、田辺市の領収書ないんですから、税務署は言いますよ、「これ使うたって言うけど、どこに証拠があるのか」と、その分だけパアじゃないですか。「税金それだけかかりますよ」という実害がでるのではないかと思いますが、それに対してどうなんでしょう。  最後に、芝峰議員は説明の中で、「市民のために1億円出せないのか」と、こう言いました。この点にお答えをいただきたいと思います。           (1番 田中康雄君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    市長、脇中孝君。           (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    田中議員からご質問いただきました最後の問題、1億円出せないのかという問題でございますけれども、これからの今後のごみ処理の費用に充てるための財源として、田辺市の財政上、どうしても必要でございますので、市民の皆さん方に応分のご負担をお願いするということで、日ごと、事務を進めております。このことについては、そういう観点でございますので、よろしくご理解を賜りたいと思います。           (市長 脇中 孝君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    市民部長、辻本宏君。          (市民部長 辻本 宏君 登壇) ○市民部長(辻本 宏君)    何点かご質問ありました。値上げの根拠がはっきりしないということでありますけれども、これにつきましては、3月議会でも条例審査のときに十分ご論議いただきましたけれども、収集経費、焼却埋立経費、管理費、これが約6億円から7億円、一年間に要ります。8年度からは、これ以上になると思いますけれども、この約6億円から7億円の経費に対しまして、応分の負担をということでご理解いただいたものと思っております。  それから、二つ目に何点か細かな質問ございましたけれども、自治法第2条3項の21号に違反するのではないかということであります。地方公共団体の事務に明記されておりますけれども、地方自治法243条には、公金の取扱い、私人の公金取扱いの制限ってございまして、それを受けまして、地方自治法施行令158条で、歳入の徴収又は収納の委託ということが明記されております。そして、これをちょっと読み上げますと、「次の各号に掲げる普通地方公共団体の歳入については、その収入の確保及び住民の便益の増進に寄与すると認められる場合に限り、私人にその徴収又は収納の事務を委託することができる」ということで、使用料、手数料、賃貸料、貸付金の元利償還金ということになっておりますので、違法はいたしておりません。  それから、領収書がないということで、ちょっと順序違いますかな、商業者のことが言われてましたけれども、この指定袋の事業系ごみの袋は、一般の取扱店で扱っておりません。これは事業所というのは、自ら処理しなければならないいう責任がございますので、市の収集、少量の事業所ですけれども、その少量の事業所は、市の方へ「収集をしてほしい」という申し出がありまして、その申し出を受けて、市は事業系の指定袋を購入していただきます。それは、あくまで清掃事業所へ申し込んで、清掃事業所で袋をお渡しすると。そこで手数料を納入していただきますので、そこで清掃事業所長の出納印の領収書を発行することになっております。  それから、売ったことをどう確認するのかということでありますけれども、これにつきましては、委託契約書の中で委託業務、取扱業務というのが何項目かありますけれども、取扱店、受託者は、引き渡しを受けた分別指定袋を適正に保管し、常に取扱いの状況を明確にしておかなければならないという、お互いの委託契約書の中での業務の中で扱っていただくと。それで、そのことについて市としては、委託契約書の中で、今度は調査ということは、これはうたっておるわけなんですけれども、「委託業務の処理状況を調査し、報告を求め必要な指示をすることができる」ということで、お互いにやはり委託者、受託者の契約書を結ぶ中で、そのことの確認をしておるということでご理解をいただきたいと思います。  それから、委託料まで市民が支払わなければならないということでありますけれども、これにつきましては、委託料は、その取扱店の委託料をどれぐらいでお願いしようかという委託料を定めるときに、この袋の手数料、41円なら41円、20円なら20円、その袋の手数料による10%にあたる金額を定めたものでありまして、取扱店への委託料としたものを、このことが市民の皆さんが支払うということでは、私はそういうことでないということでご理解いただきたいなと、こう思うんですけれども。  以上で、答弁終わります。          (市民部長 辻本 宏君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    ちょっと静粛にしてください。田中議員、答弁漏れの質疑かどうか。答弁漏れですか。一応、質疑ということで答弁したという判断で。  1番、田中康雄君。           (1番 田中康雄君 登壇) ○1番(田中康雄君)    今、答弁をいただいたようで、実はですね、私の聞いたそれに答えてないと言わざるを得ない。というのはね、一つは、第2条、行政事務にかかわる、ここのところで、243条に、「私人に委託する云々」とあるんですね。確かに私人に委託する場合があるんですよ。水道とかね、あるいは国保にしてもそうでしょう。そこで、私人に委託するというところがある。水道とかそういうので委託してるでしょう。だけれども、そのことは、委託したなら委託したらしく、ちゃんとね、領収書あるじゃないですか。委託するというのは、そこのところまできちんとして、はじめて行政事務というやつが達成できるんでしょう。そのことがどうなってるのかと聞いてるんです。任せることがありますって、わかりきっとるんです、これはね。  二つ目にね、どう確認するのかと、ここは明らかじゃないですよ。「調査云々」って言いましたけれども、何ですか、そうするとうちでは500枚売れましたと、もと仕入れとったのは1,000枚でしたと。500枚ありますと、それじゃ、それをいちいちですね、1枚、2枚、3枚とごみ袋を数えるのか。そうせん限り確認できないでしょう。それをどういうふうにして確認するんですかと。普通だったら、田中に売った。田中康雄、とんと割って領収書をいただく。こちらに控があるわけですよ。控があるから、何ぼ売ったというのいわゆる書面でぴしっと合わせる。これが事務やないですか。そこのところ明らかにしていただきたい。委託料ということについて、これ「10%ということを決めました」って、私はなぜ市民が払わねばならんのですかと聞いとるんですよ。そういう点がはっきりですね、していないので再度質問します。(「議長、こういうこと許されるんか、請願で。何回も再質問も、一回質問したら、それできちっとせえよ。こんなんだったら切りないで、こんな話」の声あり)           (1番 田中康雄君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    傍聴席ちょっと静粛にしてください。 休 憩 ○議長(熊野芳和君)    暫時休憩します。             (午後 1時59分)           ──────────────── 再 開 ○議長(熊野芳和君)    休憩前に引き続き会議を開きます。             (午後 2時11分) ○議長(熊野芳和君)    1番、田中康雄君の質問に対して当局の答弁を求めます。  市長、脇中孝君。           (市長 脇中 孝君 登壇)
    ○市長(脇中 孝君)    田中議員からご質問いただいた件について、基本的なことだけ私からお答えをさせてもらいたいと思います。いわゆる4円あるいは2円の袋の取扱いの手数料の問題でありますけれども、この件につきましては、3月の議会でも袋の費用として、消耗品費で予算の支出をご承認いただいております。それから、もう一つは、委託料としてごみ収集指定袋取扱業務委託料として785万3,000円の支出を、これもご承認をいただいております。いわゆる私どもの考えは、41円を応分の費用として、手数料で負担していただくんです。そして、その中からじゃなくって、そのことは別です。ですから袋の代金にしても、例えば、では今は7円という原価を踏んでいますけれども、これが8円、あるいは10円になったとしても、決してそのものをもって、ごみの手数料を即、値上げをお願いするという代物ではございません。そういう意味で、あくまでもごみのこの袋の委託料というのは、この袋を販売していただいた方がたに対する、ひとつのこれは委託料、いわゆるマージンであります。そういうものであります。経費としては、ですからこの41円のコストだというふうには、私どもは考えておりません。  それから、袋の確認でありますけれども、これは一定の報告書でいただくことに、複写できちっといただくことにしておりますけれども、契約書については、何と申しますか、私ども当然のことでありますけれども、契約については、信義誠実の原則にのっとって、私どもは正せいと進めさせていただきたいと思います。  それから、先ほど私は、芝峰議員の提案説明の中で、契約書に空欄になっているという話がございましたけれども、あれは契約書のひな型であります。ですから、そこへ田辺市と今度契約した人の名前をきちっと入れて、できたときにそれが正式の契約になるのであります。それはご理解賜っておきたいと思います。  それから、そういうことでございますので、それから法的な見解、領収書については、先ほど部長からもお答え申し上げたとおりであります。なお、ご参考までに、私ども周辺の町村、それから市、町村、このごみ袋収集の実際にやっているところを、実に私ども綿密に担当者は調査をいたしております。そういうことからも、私どもとしては、いろいろのことを参考にする中で、これがベターだと、こういうふうに判断をいたしたものでございますから、どうかひとつご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。           (市長 脇中 孝君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    他にご質疑ございませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    それでは、質疑を終結いたします。  この場合、お諮りいたします。  本件については、会議規則第138条第1項ただし書きの規定により、委員会の付託を省略することにいたします。  これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、請願第1号については、委員会の付託を省略することに決しました。  それでは、討論に入ります。  討論はありませんか。  1番、田中康雄君。           (1番 田中康雄君 登壇) ○1番(田中康雄君)    今、私の質問に対して、領収書を出さないその理由というのは、明確になっておりません。討論に入りますが、本来、ごみ手数料というのは、無料のはずです。無料の自治体だって、この和歌山県にあるわけですから、もともとはそうでした。市民は、市民税を払って、生活に密着する民生とか、福祉とか、教育とか、こういう施策を自治体に託しています。ごみ手数料を取るということは、まあ言ってみれば、義務教育の公立学校で、授業料取るようなもんでしょう。密着するそういうものについては、まさに市民の納める税金を大事に使うと、こういうことですね。ですから実質、この問題は「税金の二重取りだ」というふうに言われても仕方のない、そういう内容を持っています。  市は、市民に手数料の値上げをお願いしているんですが、それならそれらしく手続を踏むべきです。決定以前に、市民への相談はなく、いまだ決定後の説明会をやっていないというところもある。大体、物事を守らせるというときに、相手に何の話もなくって、それで「守ってないじゃないか」と言うのは、これまさに暴挙だと言わざるを得ません。そういうのが、この間の一般質問の中でも明らかになっているわけですが、そういうまさに住民不在、住民犠牲のそういう市政だというふうに言われても、この問題通じて仕方がないんじゃないですか。細かく質問をしていきましたが、そこを通して考えてみても、今度のこの制度というのは、「十分な審議がされた」というふうに言われる当局や議員の方もおりますけれども、しかし実際には、今、挙げたように、取扱店の問題にしても、あるいは財源の問題にしても、先ほどの提起では、説明では、一般会計の黒字13億円というのもありますし、あるいは基金の中でも財政調整基金9億円、あるいは減債基金23億円というような金額も上っておりました。  問題は、市民に密着する、生活に密着する、そういうところで困るんだというときに、田辺市当局がここから支出してでも、その苦難を取り払う。ここが大事なのに、反対に1億円かけてくるという、こういうことになっているのが明らかになりました。「市民不在、市民犠牲」ということで、今、話をしておりますが、そういう上からさらに言えば、今、消費税、これを5%、7%、10%と上げるんだと、こういうようなことまで言われてきて、生活困窮の中、あるいは不況の中で大変な目に遭ってる、そういう業者の皆さんもいらっしゃる。いろいろな国の悪法がくる中で、その生活というのは、日増しに苦しくなっていっているという、その状況は、この議会でも様ざまに言われるところでした。消費税を廃止させていくという、このことが大切なのに、上がるというようなそういう中で、国に納めなくてもいいような、これ消費税法に基づいて、市は「納めません」という返事ですから、そういうような消費税も市民からは取って、これ200万円ぐらいですか。これは市民から取るべきではない、そういうお金なのに、そういうこともしている。  あるいは、消費税が業者、原価7円という中にも入り、そして袋を買ったら1円という、1枚につき払わねばならない、まさに二重払いというような、こういうことにもなっている。一体、市は田辺市の皆さんの生活の状況や行政としてしなければならない、そういう課題を自分のものとして受けとめ、やっていこうとしているのか。市長は、私の質問に答えて、いわゆる企業責任、私はこのごみの問題は、量の問題だけでなく質の問題にかかわると、こういう中で、処理経費がかかっていくという、そういう中から、この企業に対する責任の追求ということをやっていかねばならないという、そういう質問をしたときに、「包装紙でくるまねば物は売れない」と、こういうふうな答えをされました。企業の責任を追求をすることは難しいと、このように市長は判断しているのか。  今、リサイクル法というのが通るという、これは多くの国民のこの地球を守るという願い、これをも背にしながら決まっていっています。その中身そのものについては、議論の余地を残すと思いますが、そういう中で、企業を追求することは難しいと。これはまさに市民の立場に立つ者なのか、企業の側に立つ者なのか、問われるべき問題です。私は、市はごみの減量にもっと総合的な政策を持つべきだ。手数料を上げたらごみが減り、きれいになるというふうにお考えであれば、これは短絡的でもあり、そしていかにも楽観的な考え方だというふうに言わざるを得ません。  この建設費云々のそこの問題で、もう一つ言っておかねばならないのは、これからその戻していくのが「15年間に3億6,000万円ずっと戻していかねばならない」、こういうふうに言ってますが、皆さん、ここはこの施設をつくればどれだけ要るかというようなことは、つくる前から市はわかっていなければならない問題です。それをこれだけ金が要るんだと。つくるときに、手数料値上げ、ごみ袋有料制にするというようなことを一言も言ってませんね。そして、これができたその途端に、もう袋、有料制でいくというような、こういうやり方というのは、果たして行政として能力ある施策だったんかどうか、このことが問われていると思うわけです。一体、基金というようなものが何のために貯められていったのか。そういうことも含めて、このごみ袋指定袋の制度、これがいかに市民にとって、困ったそういう問題をこれから次つぎに生み出してくるだろうという心配を私はしています。  そういう意味からも、このごみ有料指定袋制の実施を中止されたいという、この請願に私は全面的に賛成するとともに、議員の皆さんの再度の考えをしていただき、是非とも今議会、通していただきたいということを希望しまして、討論といたします。           (1番 田中康雄君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    他に、討論発言者ありませんか。  19番、尾前陽三君。           (19番 尾前陽三君 登壇) ○19番(尾前陽三君)    私は、請願に反対の立場から討論に参加をさせていただきたいと思います。と言いますのは、私たち文教民生委員会、この中で十分な審議をいたしまして、そして議会で議決をいただいた、そういうような経過がございまして、私の方から反対の討論に参加をさせていただきます。  私どもは、ごみという問題につきましては、大変関心を持っている者の一人でございます。そういう点で、ちょうど私は八幡町というところにおるんですけれども、八幡町の婦人会、これは大変市の施策に対しても積極的に動く、そういうような婦人会でございます。婦人会は、いろんな活動をされておりますけれども、その財源の一部として、廃品回収を行い、それを財源にして町内会のいろいろな行事に参加をしていただいたと、こういうようなことで町の役員は、婦人会に廃品回収もお任せをするばかりでなく、私たちも一緒に手伝いましょうということで、参加をさせていただいた。しかし、私たちが当初、参加をさせていただきましたが、私は軽トラを持っておりますので、その出されました廃品を回収に行くわけなんですけれども、当初は、まだ新聞紙もかなり値がしておりまして、いわゆる出していただく方は、出してやるんだというような、そういうような気持ちがあったというふうに思うわけでございます。私は、家内と一緒に新聞紙が風で飛んで溝っこにはまった、それを拾いながら、なんでこんなことをせなけりゃならんかなと、そういうふうなことを考えながら、その廃品回収に参加をさせていただいたわけでございます。  それから、営えいと今も続いておりますけれども、新聞紙から段ボール、そして瓶類、缶類、すべて缶もアルミ缶とスチールに分ける、そういうようなきめの細かい行動に発展をしていったわけでございます。油の処理等につきましては、上富田町の役場の職員さんからご紹介をいただいて、そして上富田町の主婦の方に来ていただいて、八幡町で石けんつくるのを実演をやっていただいた。いろんなご指導をいただいて、固形の立派な石けんがつくれるようになった。そこまでいったわけでございます。そういうようないろいろなごみに対する思いを考えながら、何とかごみを減量、そして整然と、ごみというものについて、市民の皆さんに認識を持っていただくことはできないだろうか、このように考えて、今までごみと取り組んできたわけでございます。  私は、ちょうど前回の統一地方選、自治体選挙の最終日に、いわゆる早稲田大学教授の寄本勝美さん、その方が市の文化会館の小ホールで講演をされるということがありまして、私は四年半前に、とにかく最終日の町会議員の選挙、夕方で打ち切らせていただいて、車を降りさせていただいてそこにかけつけたということがございます。そのときに、いわゆるごみの権威者のそういう発言がございまして、とにかく北海道の伊達市とか、そういうような参考をいただきながら、とにかく「東京でごみ有料化をしようと思ってもなかなかできません」と、「田辺ぐらいの7万人ぐらいの市だったらいつでもできますよ」と、「税金をどのように使うか」、そういうようなことで、「是非始めたらどうでしょうか」と、そのような発言を聞きまして、そしてまた議会の中でも、「ごみ有料化の問題について、当局は考えるべきでないのか」という提案もさせていただいたとこでございます。  そういうことで、国民、これはことしの8月11日の紀伊民報に載った記事でございますけれども、「1992年度の市町村の家庭などから出たごみ、一般廃棄物処理に要した費用、これが対前年度比16.3%の増ということで、1兆8,463億円、国民一人当たりに換算すると、1万4,800円かかって、過去最高のごみ処理費になっている」。こういうような記事が目についたわけでございます。とにかく今のままにしておけば、ごみはどんどん増え続ける。そういう中で、私たちはごみについて、もちろんリサイクルもそうでございますけれども、消費者、市民がごみをできるだけ出さない、そういうような方策というものはないだろうか。こういうふうに考えたところでございます。それで、いろいろな論議があって、委員会としても採択をして議場に送らせていただいたということでございます。  先ほど、田中議員の方から発言がございましたけれども、私はその中で、「市民不在、市民犠牲」、こういう問題につきましても、私は行政というものは、やはり一つのこれがよいというようなことについて、積極的にやっぱり取り組む必要もあるんではないかな、そのように思っているわけでございます。そして、これは伊達市の関係ですけれども、田中議員の過去の発言の中でも、「とにかく最初の一、二年は減ると。しかし、その次からまた、三年目ぐらいからまた増える」というようなこともありましたけれども、そういうようないろんな状況を乗り越えながら、ごみに対する認識を深めていただいて、そして、ごみを少なくする。それに合わせて事業者も、そういうような消費者が望む、ごみがあまり出ない、その商品というものを開発をしていく、あるいはリサイクルを徹底していく。これは、どちらが先にということではなしに、私たち消費者も積極的にそれに取り組みますし、また、事業者の方がたも、その問題について取組みをしていただかなければならない、必ずそのように取り組むようになる、このような確信を持っているところでございます。  そして、いろいろごみの袋等にありましたけれども、先ほども市長も答弁をされておりましたが、これは伊達市の場合ですが、先進都市でございますので、これは平成元年7月から家庭ごみを有料にしたということで、40リットル入のごみの袋が60円、半分の20リットルが30円、こういうことで、その結果として、昭和63年のごみの量は1万3,000トン、それが元年には1万100トン、二年後には8,300トン、このように減ってきたということでございます。そして、今回の請願でも、多くの方がたの署名が添えられているわけでございますけれども、とにかく値上げと言いましたら、あまり賛成をする人というのは少ないわけでございまして、伊達市の場合でも、人口の三分の一を超える署名が挙がったということでございます。  そして、「有料指定袋制を採用してから、ごみに対する市民の意識が革命的に変わった」と、そのように言われているわけでございます。そして、市民団体の伊達市を考える会という、その団体のアンケート調査では、60%の方がたが、有料化後ごみ減量について関心を持ったと、このようなアンケート調査というものが出ているわけでございます。そういう点で、こういうような一つの行動の中で、ほとんどのスーパー、いわゆる事業者、スーパーでは、トレイの回収箱が設置をされたというふうに、そういう波及的な効果も出ているわけでございます。  それから、これは沼津市でございますけれども、有料指定袋の関係から、いわゆる事業所からのごみが、一般家庭のごみに紛れて捨てられることを防ぎ、ごみ減量の努力をしている市民と、そうでない市民が公平にコストを負担するメリットがあるということで、その効果が顕著に現れていると、こういうことも報告をされているわけでございます。  それから、基金の問題等もございました。しかし、これは基金をどのように有効に使うかというようなこともございますので、私は、一つの市民の方がたに関心を持っていただく、インパクトを与える、そういう点では、私はこの有料指定袋というのは、その効果を発揮をしたんではないかなというふうに思うわけでございます。ただ、それが高齢者の方がたや、あるいは年金で生活をされてる方がた、困窮家庭の方がたに負担になる。確かに負担にはなると思いますけれども、これはそんな大変大きな金額ではないというふうに思います。一応、41円の大きな袋ということで計算をされているようでございますけれども、私たちも家内と話をしたんですけれども、とにかく「生ごみの方は、小さな袋で対応できるな」と。しかし、「プラスチックとかそういうやつは大きな袋を使わないかんな」と。子どもたちもおりますので、その包装とか、そういう分については、大変かさばるものが多いということで、そのように考えておりまして、もう家の中でそういう一つの啓発というものが始まっている、このように考えているところでございます。  そういう点で、私は、まだまだいろいろ申し上げたいことがあるんですが、とにかく「あまり長いことするな」というふうに言われておりますので、私は、この実施についての中止を求める請願につきまして、反対ということで明確にさせていただきたいと、このように思います。           (19番 尾前陽三君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    2番、芝峰進君。           (2番 芝峰 進君 登壇) ○2番(芝峰 進君)    今の討論をかかわりまして、私はもちろん賛成の観点から討論に参加したいと思います。  まず、よいことやと、こういうことで市が主導性持ってやれと、「これはええことや」というようなことも言われておりまして、「インパクトを与える」と、これはインパクトを与えると思います。それは高いんやから、そがいに出すんもったいないという証拠に、この間、「市役所に楯まで突く気はないけれども、あんまりにも高い」と。「せめて200円がええとは言わんけれども、月200円なら計算もできる」と、こういう声もあることを伝えておきたいと。そして、この高い、低いの論議、これ以前に有料の問題、ここに責任の問題、ここが最も基本的なことやと、そこの論点が欠けてるんやないかと、このように思います。  二つ目に、いわゆるため込み賃、財政調整基金、例えば「9億円少し」って言ったんですけれども、ここに地方自治法、「会計年度及びその独立の原則第208条、普通地方公共団体の会計年度は、毎年4月1日に始まって、翌年の3月31日に終わるものとする」と。「2、各会計年度における歳出は、その年度の歳入をもって、これに充てなければならない」と。ちゃんとその年に市民からいただいた税金は、市民に還元しなさいよと、こういうことやないんでしょうか。ここからして、これだけ公共料金が、あるいは市民負担が多いなっているときに、「袋半分にしてでも出してもええやろか」と、こういう声が夕べも入りました。このことからして、1億円が財政上やむを得ないんかどうか。ここに使えないんかどうか、このことをちゃんとやっぱりまだまだとらえきれていない、こういうように思います。  三点目は、消費税の問題ですけれども、これもちゃんと答弁もなかったですけれども、この議会でも2回、消費税廃止、やめてくれ、こういう決議をして意見書上げてるんですね。この声も無視して、まだまあ要らん消費税を袋へおっかぶせて、手数料へおっかぶせてかけてきたこの姿勢に、大きな金額は1円ですけれども、大きな市の姿勢、これが問われる。加えてかけてある。全く国の悪政を市役所が防波堤になるんではなくて、そっくりそのまま、まだ一円余計かけて手数料として徴収すると、ここが問われてる。  それから、手数料の問題で、「入ってない」と、こういうように言われておりましたけれども、これはそうは断言できないと。入ってると、むしろ。なぜか、41円一袋が出てくるときには、もとは6億円から7億円要ると。そんなにしたら一袋で勘定したら、大体311円要ると。この中に手数料もちろん入ってるんです、収集処理手数料。それが20%程度がええやろと、1億円だったら41円になってきたと。こういう流れの根拠からすると、ちゃんとここ入ってますよ。そういう答弁の一貫性のなさ。  最後に、地方政治は、「政治傘下の小学校」と、こう言われておるんですけれども、これだけの署名を見ても、説明会の内容を見ても、こういう市民の声がある中で、これは政治不信に大きく発展すると。いくら選挙のときに選管の車走っても、これは追っつかん。これがまさに市民を無視した政治、これ以外の何者でもない。よって、私は中止を議員の皆さんに、再度希望するものであります。           (2番 芝峰 進君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    他にありませんか。  6番、山口進君。           (6番 山口 進君 登壇) ○6番(山口 進君)    私は、このごみ問題の請願に反対の立場で討論に参加したいと思います。きょうは、ちょっとのどの具合がよろしくないんでお聞き苦しいと思いますが、よろしくお願いします。  そもそもこのごみ問題、袋有料ですけれども、何が目的というか、目標にあるかと言いますと、僕は思ってるのは、減量しようと、ごみを少のうしよう。そして、今、建設中の炉であり、また埋立処分場が1年でも多く、長く使えるように、そういった観点に立ってあると思うんです。今は、ポイ捨ての時代です。子どもたちが缶ジュース飲んだり、われわれ大人もぽいぽいぽいぽい放ってます。それをね、そこを教育していく、これは資源になるんやと。アルミ缶ですか、これを集めている老人の方もおります。そうして、資源化していく。資源とリサイクルしていく、この運動が必ずや、これを契機にして進んではくるんじゃないかと。新聞紙一つでもそうです。今まで私とこの家でも、つい嫁さんがごみ袋へ無造作に入れとったことがあるんですけれども、私はその度、「これは古紙センターへ持っていかなあかんやないか」と言うとったんですけれども、なかなかそれが十分ではなかったんですが、今朝の嫁さんの話では、「お父さん、紙類はこうこうしたら、ほに、もうあれやし、生ごみだけやのう」と、「冬だったら一週間に1回、それも20円の袋で間に合うのう」と言うてました。燃えるものは燃やす、そして古紙は古紙ステーションへ持っていく。生ごみは生ごみの水切りをきちっとして、これがもう今回、この有料化でですね、先ほども尾前議員が言われましたが、インパクト、市民にこのごみを考えさせる、こういう言い方悪いんですが、僕自身も考えるいい契機になったと思うんです。  それで、41円が高い、20円がどうやという前に、これ回りのね、こともあると思うんです、町村の。片一方100円だったら、うち41円でできんですね。ある程度そろえていく。これはここ独自の考え方で、やはり41円だけでは困るなと。20円の袋もしようやないかと。そして、回りの状況を見ながら、ごみ減量化に市民の皆さんに協力をしていただく、これによって、この問題がずっと前へ行く。よそからもまた、ここへ視察に来てくれると思うんです。われわれ自信持ってですね。こういったことで、ごみ減量に努めてきたと言えると思うんです。1億円の金を得るために、こういうちゃちなことを考えたんではないんです。ごみ、この問題を真剣にお互い考えよらということで、ひとつの提案だと思いますんで、まして、あさってからですよ、するときに、この問題がこのあたりでもたもたしてるというのはね、もう本当にこれどうするんですか。3月に決まったことです、これは。その辺ね、僕は、とにかく請願に反対の立場で、市民の皆さんに協力を得る、これはもう正せい堂どうと、20円の袋もあります、41円でもあります、これきちっとお話して、協力をしていただくようにもっていくのが議員としての努めやと思うんです。僕は、もう市民の、芳養だったら芳養とか、いろいろ問われた場合に、はっきり言ってます。「これは皆さんの協力がなかったらできんことですから」ということ言うてますので、その点ひとつご理解の方よろしくお願いします。           (6番 山口 進君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    他にありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    それでは、これをもって討論を終結いたします。  それではお諮りいたします。  この場合、本件については、起立により採決いたします。  4定請願第1号は、これを採択することに賛成の諸君の起立を求めます。               (起立少数) ○議長(熊野芳和君)    起立少数であります。  よって、4定請願第1号は、不採択と決しました。 休 憩 ○議長(熊野芳和君)    この場合、暫時休憩いたします。             (午後 2時54分)           ──────────────── 再 開 ○議長(熊野芳和君)    休憩前に引き続き会議を開きます。             (午後 3時21分) ◎日程第5 4定報告第1号 専決処分事項について ○議長(熊野芳和君)    続いて、日程第5 4定報告第1号 専決処分事項についてを上程いたします。  1ページから7ページまでです。  質疑はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    質疑なしと認めます。  討論に入ります。  討論はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    討論なしと認めます。  それではお諮りいたします。  4定報告第1号は、原案のとおり承認することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定報告第1号は、これを承認することに決しました。 ◎日程第6 4定議案第1号 政治倫理の確立のための市長の資産等の公開に関する条例の制定についてから  日程第294定議案第26号 土地の処分についてまで一括上程 ○議長(熊野芳和君)    続いて、日程第6 4定議案第1号 政治倫理の確立のための市長の資産等の公開に関する条例の制定についてから、日程第29 4定議案第26号 土地の処分についてまで、以上24件を一括上程いたします。  ただいま上程いたしました24件については、過日の本会議においてそれぞれ常任委員会に付託していたものであります。  この場合、順を追って、各常任委員長から報告を求めます。  まず、最初に総務農林水産委員会の委員長の報告を求めます。  11番、大倉勝行君。
              (11番 大倉勝行君 登壇) ○11番(大倉勝行君)    総務農林水産委員会の委員長報告をいたします。  去る9月22日の本会議において、付託を受けた議案について、当委員会は26日及び28日の両日にわたり委員会を開催し、過日の本会議における提案説明に加え、政治倫理の確立のための市長の資産等の公開に関する条例の制定に関する経過、その他詳細な当局の説明を聴取し、慎重に審査をいたしました。  その結果、当委員会は、お手元に配付いたしております委員会審査報告書に記載のとおり、4定議案第1号 政治倫理の確立のための市長の資産等の公開に関する条例の制定について、同議案第2号 田辺市税条例の一部改正について、同議案第3号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について、同議案第4号 田辺市職員恩給条例等の一部改正について、同議案第5号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、同議案第6号 田辺市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、同議案第7号 田辺市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の一部改正について、同議案第8号 田辺市消防団員退職報償金支給条例の一部改正について、同議案第14号 物品購入契約の締結について、同議案第16号 平成7年度田辺市一般会計補正予算(第4号)のうち付託された部分、同議案第18号 田辺市住宅新築資金貸付条例の一部改正について、同議案第19号 平成7年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)、同議案第21号 田辺市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、同議案第22号 平成7年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)及び同議案第26号 土地の処分について、以上15件、いずれも全会一致で原案のとおり可決いたしました。  審査の過程において委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。  4定議案第16号 平成7年度田辺市一般会計補正予算(第4号)のうち、第6款農林水産業費では、昨今の農林水産業の実態から、円高による輸入農林水産物の増加やバブル崩壊により価格の低迷に追い打ちをかけているが、農林水産物の消費拡大についてどのような施策を講じているかとただしたのに対し、「PR活動の一つとして農産物関係では、ビデオの作成など、水産物関係では、魚食の普及をめざす親子おさかな料理教室の開設等により、消費拡大推進に努めている」との答弁があり、委員から、情報化時代に合わせて、メディア関係者と連携し、農林水産物の情報提供や情報の登録等のシステム導入を考えてほしい旨の意見がありました。  以上、委員長報告といたします。  平成7年9月28日 総務農林水産委員会委員長 大倉勝行  以上でございます。           (11番 大倉勝行君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    続いて、建設経済委員会委員長の報告を求めます。  15番、稲沢勝男君。           (15番 稲沢勝男君 登壇) ○15番(稲沢勝男君)    建設経済委員会の委員長報告をいたします。  去る9月22日の本会議において、付託を受けた議案について、当委員会は25日及び28日に委員会を開催し、当局の説明を聴取しつつ慎重に審査をいたしました。  その結果、当委員会は、お手元に配付いたしております委員会審査報告書に記載のとおり、4定議案第9号から同第13号までの工事請負契約の締結関連議案5件並びに4定議案第15号 損害賠償の額を定めることについて、同議案第16号 平成7年度田辺市一般会計補正予算(第4号)のうち付託された部分及び同議案第23号 平成7年度田辺市水道事業会計補正予算(第2号)、以上8件、いずれも全会一致で原案のとおり可決いたしました。  審査の過程において委員からの質疑及び要望の主なものは、次のとおりであります。  議案第16号 平成7年度田辺市一般会計補正予算(第4号)の歳出予算中、第8款土木費でありますが、委員から、市道長野三栖2号線歩道設置工事の進捗状況についてただしたのに対し、「現在は用地交渉に努力し、交渉が成立したところから用地の買収をしているが、まだ買収がすべて完了していない。用地関係者の皆さんの協力をいただき早期完成させたい」との答弁がありました。  また、新庄総合公園整備事業については、投資の大きな事業であり、本格的なすばらしい総合公園の建設に寄せる市民の期待が大きいことに鑑み、これに応えるための努力をされたい旨の要望をいたしました。  以上、委員長報告といたします。  平成7年9月28日 建設経済委員会委員長 稲沢勝男  以上でございます。           (15番 稲沢勝男君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    続いて、文教民生委員会委員長の報告を求めます。  19番、尾前陽三君。           (19番 尾前陽三君 登壇) ○19番(尾前陽三君)    文教民生委員会委員長報告をいたします。  委員長報告、去る9月22日の本会議において、付託を受けた議案について、25日及び28日に委員会を開催し、当局の説明を聴取しつつ慎重に審査をいたしました。  その結果、当委員会は、お手元に配付いたしております委員会審査報告書に記載のとおり、4定議案第16号 平成7年度田辺市一般会計補正予算(第4号)のうち付託された部分、同議案第17号 平成7年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)及び同議案第20号 平成7年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2号)、以上3件、いずれも全会一致で原案のとおり可決いたしました。  審査の過程において、委員からの質疑、意見及び要望の主なものは、次のとおりであります。  議案第16号 平成7年度田辺市一般会計補正予算(第4号)の歳入歳出中、第3款民生費では、老人複合福祉施設整備事業について、ケアハウス入居者の見通しと今後の施設整備に対する考え方をただしたのに対し、「ケアハウスについては、田辺市高齢者保健福祉計画で30床必要との位置付けをしているが、県内の同種施設の利用状況等を考慮し、当面15床とするものの、今後の需要増に対応するための増築スペースを設けている。また、市が行う施設整備における入所型施設は、今回の複合施設整備で完了と考えるが、今後、本施設や既存の入所型施設を核として、デイケア的な施設を全市的なバランスを考慮しつつ、高齢者の利便を図るため各地域に展開させていきたい」との答弁があり、約18億円という多額の事業費をかける施設であり、養護老人ホームをメインにケアハウス、地域福祉交流センター等各種センターを配置した本市で初めての老人複合福祉施設であることから、真に施設の有効利用が図られるよう要望いたしました。  また、第4款衛生費では、焼却炉維持管理業務及び浸出液処理施設管理業務の委託内容と委託理由についてただしたのに対し、「焼却炉維持管理業務については、プラスチック減容機の運転管理等、一部直営を残し、新焼却炉に関する運転管理業務を、また、浸出液処理施設管理業務については、水質検査や薬品投入等の業務をそれぞれ専門的な資格を有する業者に委託して行いたい」との答弁がありました。これに対し、委員から、施設の高性能性や重要性に鑑み、今後、専門職員の養成も考慮されたい旨の意見が出されました。  以上、委員長報告といたします。  平成7年9月28日 文教民生委員会委員長 尾前陽三  以上でございます。           (19番 尾前陽三君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    以上で、各委員長の報告が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対して、一括して質疑はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論は一括して行います。  この場合、委員長の報告はいずれも可決であります。  よって、原案に対する反対討論の発言を許可します。  反対討論、発言ありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可します。  ありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    討論なしと認めます。  これより、ただいま議題となっております24件について順次採決に入ります。 ◎日程第6 4定議案第1号 政治倫理の確立のための市長の資産等の公開に関する条例の制定について ○議長(熊野芳和君)    4定議案第1号 政治倫理の確立のための市長の資産等の公開に関する条例の制定について、お諮りいたします。  議案第1号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第1号は可決いたしました。 ◎日程第7 4定議案第2号 田辺市税条例の一部改正について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第2号 田辺市税条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第2号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第2号は可決いたしました。 ◎日程第8 4定議案第3号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第3号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第3号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第3号は可決いたしました。 ◎日程第9 4定議案第4号 田辺市職員恩給条例等の一部改正について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第4号 田辺市職員恩給条例等の一部改正について、お諮りいたします。  議案第4号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第4号は可決いたしました。 ◎日程第10 4定議案第5号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第5号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第5号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第5号は可決いたしました。 ◎日程第11 4定議案第6号 田辺市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第6号 田辺市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第6号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第6号は可決いたしました。
    ◎日程第12 4定議案第7号 田辺市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の一部改正について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第7号 田辺市消防賞じゅつ金及び殉職者特別賞じゅつ金条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第7号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第7号は可決いたしました。 ◎日程第13 4定議案第8号 田辺市消防団員退職報償金支給条例の一部改正について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第8号 田辺市消防団員退職報償金支給条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第8号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第8号は可決いたしました。 ◎日程第14 4定議案第9号 工事請負契約の締結について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第9号 工事請負契約の締結について、お諮りいたします。  議案第9号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第9号は可決いたしました。 ◎日程第15 4定議案第10号 工事請負契約の締結について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第10号 工事請負契約の締結について、お諮りいたします。  議案第10号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第10号は可決いたしました。 ◎日程第16 4定議案第11号 工事請負契約の締結について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第11号 工事請負契約の締結について、お諮りいたします。  議案第11号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第11号は可決いたしました。 ◎日程第17 4定議案第12号 工事請負契約の締結について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第12号 工事請負契約の締結について、お諮りいたします。  議案第12号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第12号は可決いたしました。 ◎日程第18 4定議案第13号 工事請負契約の締結について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第13号 工事請負契約の締結について、お諮りいたします。  議案第13号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第13号は可決いたしました。 ◎日程第19 4定議案第14号 物品購入契約の締結について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第14号 物品購入契約の締結について、お諮りいたします。  議案第14号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第14号は可決いたしました。 ◎日程第20 4定議案第15号 損害賠償の額を定めることについて ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第15号 損害賠償の額を定めることについて、お諮りいたします。  議案第15号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第15号は可決いたしました。 ◎日程第21 4定議案第16号 平成7年度田辺市一般会計補正予算(第4号) ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第16号 平成7年度田辺市一般会計補正予算(第4号)をお諮りいたします。  議案第16号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第16号は可決いたしました。 ◎日程第22 4定議案第17号 平成7年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号) ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第17号 平成7年度田辺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)をお諮りいたします。  議案第17号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第17号は可決いたしました。 ◎日程第23 4定議案第18号 田辺市住宅新築資金貸付条例の一部改正について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第18号 田辺市住宅新築資金貸付条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第18号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第18号は可決いたしました。 ◎日程第24 4定議案第19号 平成7年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号) ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第19号 平成7年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)をお諮りいたします。
     議案第19号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第19号は可決いたしました。 ◎日程第25 4定議案第20号 平成7年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2号) ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第20号 平成7年度田辺市老人保健特別会計補正予算(第2号)をお諮りいたします。  議案第20号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第20号は可決いたしました。 ◎日程第26 4定議案第21号 田辺市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第21号 田辺市農業集落排水処理施設の設置及び管理に関する条例の一部改正について、お諮りいたします。  議案第21号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第21号は可決いたしました。 ◎日程第27 4定議案第22号 平成7年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第22号 平成7年度田辺市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)をお諮りいたします。  議案第22号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第22号は可決いたしました。 ◎日程第28 4定議案第23号 平成7年度田辺市水道事業会計補正予算(第2号) ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第23号 平成7年度田辺市水道事業会計補正予算(第2号)をお諮りいたします。  議案第23号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第23号は可決いたしました。 ◎日程第29 4定議案第26号 土地の処分について ○議長(熊野芳和君)    続いて、4定議案第26号 土地の処分について、お諮りいたします。  議案第26号は、委員長の報告のとおり可決することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第26号は可決いたしました。 ◎日程第30 4定報告第2号 平成7年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について ○議長(熊野芳和君)    続いて、日程第30 4定報告第2号 平成7年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更についてを上程いたします。  それでは、4定報告第2号 平成7年度田辺市土地開発公社の事業の計画の変更について、質疑はありませんか。  92ページから94ページまでです。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    質疑なしと認めます。  それでは、4定報告第2号を終わります。 ◎日程第31 4定議案第24号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて ○議長(熊野芳和君)    続いて、日程第31 4定議案第24号 固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを上程いたします。  提出者の説明を求めます。  市長、脇中孝君。           (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    ただいま上程されました議案は、固定資産評価審査委員会委員、武田英君の任期が平成7年9月5日をもって満了いたしましたので、その後任といたしまして、新たに栗山清君を選任いたしたく存じ、同意をお願いするものであります。ご賛同賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。  お手元に資料として提出させていただいておりますけれども、住所、田辺市上屋敷町33番地 栗山清。生年月日は、昭和8年11月12日。職業、建築士であります。よろしくお願いいたします。           (市長 脇中 孝君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    提出者の説明が終了いたしました。  これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。             (「なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    質疑なしと認めます。  この場合、お諮りいたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ります。  これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、議案第24号については、委員会の付託を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。  それではお諮りいたします。  4定議案第24号は、これに同意することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、4定議案第24号は、これに同意することに決しました。 ◎日程第32 委員会の継続審査について ○議長(熊野芳和君)    続いて、日程第32 委員会の継続審査について議題といたします。  この場合、閉会中の委員会の継続審査について報告いたします。  各常任委員会、議会運営委員会、各特別委員会の委員長から、目下、委員会において審査又は調査中でありますお手元に配付の申出事件一覧表に記載の事件について、会議規則第104条の規定により、閉会中も審査又は調査を継続いたしたい旨の申し出があります。  それでは、ただいま報告いたしました委員会の継続審査についてお諮りいたします。  各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において、閉会中も審査又は調査を継続することに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、各委員長の申し出のとおり、それぞれの委員会において、閉会中も審査又は調査を継続することに決しました。  以上をもって、本定例会に付議されました議案は、閉会中の継続審査とされたものを除き、すべて議了いたしました。  他に発言その他ありませんか。  それでは、この場合、お諮りいたします。  本定例会の会期は10月2日までとなっておりますが、ただいますべての議案の審議が終了いたしましたので、本日をもって閉会することにいたします。  これに異議ありませんか。            (「異議なし」の声あり) ○議長(熊野芳和君)    異議なしと認めます。  よって、本定例会は、本日をもって閉会することに決しました。 ◎市長閉会のあいさつ
    ○議長(熊野芳和君)    それでは、市長から閉会に当たってのあいさつのため発言を求められておりますので、発言を許可します。  市長、脇中孝君。           (市長 脇中 孝君 登壇) ○市長(脇中 孝君)    9月定例会が閉会されますに当たり、一言ごあいさつ申し上げます。  議員各位には、去る12日の議会開会以来、終始熱心なご審議をいただく中で、予算、条例など、原案どおりにご賛同賜りましたことに厚くお礼を申し上げます。また、ご審議の中で賜りましたご意見、ご提案などにつきましては、十分に心いたしまして、職員ともども一丸となって積極的な市政の展開を図って参りたいと考えております。  第三次田辺市総合計画基本構想並びに各種決算につきましては、審査特別委員会及び各常任委員会に付託をいただき、ご審議いただくことになりましたが、どうかよろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。市といたしましては、これからも周辺各市町村と緊密な協力関係を保ちながら、地域づくり、まちづくりに努めて参りたいと考えておりますので、議員各位をはじめ市民の皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。  最後になりましたが、報道関係各位におかれましては、いつもながら適切かつ迅速な報道に努めていただき、市民の皆さんに周知を賜りましたことに厚くお礼を申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。           (市長 脇中 孝君 降壇) ○議長(熊野芳和君)    市長のあいさつが終わりました。 ◎議長閉会のあいさつ ○議長(熊野芳和君)    私からもひとことごあいさつを申し上げます。  昨年を上回る猛暑の余韻が続く中で、9月定例会を開会して参りましたが、濃密な審議足跡を残し、本日、ここに閉会を宣告できる運びとなりました。連日の議員各位のご活躍と、市長をはじめ当局各位のご対応に深く敬意を表し、ご協力に厚くお礼を申し上げます。提出された議案は、議員各位の終始極めて真剣なご審議により、継続審議の案件を残し、すべて適切な決定を見ることができました。議長として喜びに堪えません。  市政は川の流れるように悠久であります。市長以下、当局の皆さんのご努力と議員各位のご奮闘によって、連綿たる市政運営の中に歴史がつくられ、伝統が育まれて参るのでありますが、私自身議長に就任してはや一年が過ぎ去りました。ようやく議長という職の勤務形態にも慣れ、「平穏無事の一日にも体験がある」を座右の銘に、自分なりに職責を果たして参っておりますが、議員各位のご協力があってこそであります。今後も、さらに田辺市議会の歴史と伝統を背負いながら、精一杯頑張って参りたいと思っています。  今、国政では長引く不況の中で、総額14兆円を超す経済対策を裏打ちする5兆3千億円規模の第二次補正予算が、明日招集の臨時国会に提案されようとしており、それによるわが国経済の好転が期待されております。  また、県政においては、今後の和歌山県政の方向に重大な影響を与えるとされる県知事選挙も、あと二十日余りで熾烈を極めるであろう選挙戦に突入するという、慌ただしさを増しております。このような折から、議員各位には、地域の選良として、本市の発展と本市住民の福祉向上のために、さらにご尽力、ご活躍を賜りたく期待いたしたいと存じます。  申し遅れましたが、今議会の冒頭、25年の長きにわたって地域住民の代表としてご尽力をいただき、表彰を受けられました、佐武、篠崎、両先輩議員に重ねてお喜びを申し上げます。  終わりに、いつもながら報道関係の皆さんには、連日、適切なご報道を賜りましたことに厚くお礼を申し上げ、閉会のごあいさつといたします。 閉 会 ○議長(熊野芳和君)    それでは、これをもって平成7年9月12日招集の第4回田辺市議会定例会を閉会いたします。  どうもご苦労さまでございました。             (午後 3時51分)  地方自治法第123条の規定により署名する。   平成7年9月28日                 議  長 熊 野 芳 和                 副議長  青 木 伸 夫                 議  員 広 沢 得 次                 議  員 篠 崎 憲 司                 議  員 佐 武 克 彦...