海南市議会 > 2018-09-13 >
09月13日-04号

  • 警察官(/)
ツイート シェア
  1. 海南市議会 2018-09-13
    09月13日-04号


    取得元: 海南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-22
    平成30年  9月 定例会               平成30年           海南市議会9月定例会会議録                第4号           平成30年9月13日(木曜日)-----------------------------------議事日程第4号平成30年9月13日(木)午前9時30分開議日程第1 諸般の報告日程第2 議案第67号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第4号)日程第3 議案第46号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)日程第4 議案第47号 海南市立海南下津高等学校在り方審議会条例について日程第5 議案第48号 海南市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について日程第6 議案第49号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について日程第7 議案第50号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例について日程第8 議案第51号 海南市地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例について日程第9 議案第52号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第3号)日程第10 議案第53号 平成30年度海南市水道事業会計補正予算(第1号)日程第11 健全化判断比率及び資金不足比率の報告について日程第12 教育委員会の点検・評価の報告について日程第13 議案第54号 平成29年度海南市一般会計歳入歳出決算の認定について日程第14 議案第55号 平成29年度海南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第15 議案第56号 平成29年度海南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について日程第16 議案第57号 平成29年度海南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について日程第17 議案第58号 平成29年度海南市地域排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第18 議案第59号 平成29年度海南市同和対策住宅資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第19 議案第60号 平成29年度海南市港湾施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について日程第20 議案第61号 平成29年度海南市水道事業会計決算の認定について日程第21 議案第62号 平成29年度海南市病院事業会計決算の認定について日程第22 議案第63号 デジタル防災行政無線(同報系)整備工事の請負契約締結について日程第23 議案第64号 駅前改良住宅2号棟耐震改修(本体)工事の請負契約締結について日程第24 議案第65号 財産の無償譲渡について日程第25 議案第66号 財産の無償貸付について-----------------------------------本日の会議に付した事件議事日程に同じ-----------------------------------出席議員(20名)      1番  橋爪美惠子君      2番  瀬藤幸生君      3番  森下貴史君      4番  中家悦生君      5番  和歌真喜子君      6番  岡 義明君      7番  黒原章至君      8番  上村五美君      9番  中西 徹君     10番  川口政夫君     11番  東方貴子君     12番  片山光生君     13番  宮本憲治君     14番  磯崎誠治君     15番  栗本量生君     16番  川端 進君     17番  川崎一樹君     18番  米原耕司君     19番  榊原徳昭君     20番  宮本勝利君-----------------------------------説明のため出席した者   市長            神出政巳君   副市長           伊藤明雄君   教育長           西原孝幸君   病院事業管理者       若宮茂樹君   総務部長          塩崎貞男君   くらし部長         岡島正幸君   まちづくり部長       北野 正君   会計管理者兼出納室長    山東昭彦君   教育次長          池田 稔君   消防長           杖村 昇君   水道部長          石本和俊君   総務課長          山縣秀和君   企画財政課長        中野裕文君   管財情報課長        中 圭史君   税務課長          橋本伸木君   市民交流課長        井内健児君   危機管理課長        尾崎正幸君   市民課長          黒崎直行君   日方支所長         辻 博生君   野上支所長         岡田慎司君   社会福祉課長        仲 恭伸君   高齢介護課長        瀬野耕平君   保険年金課長        中納亮介君   子育て推進課長       土田真也君   健康課長兼海南保健福祉センター長                 楠間嘉紀君   環境課長          前山勝俊君   環境課主幹         村田出穂君   産業振興課長        中阪雅則君   地籍調査課長        田中幸人君   建設課長          川村英生君   都市整備課長兼用地対策室長 久保田雅俊君   区画整理課長        上田 穣君   管理課長兼港湾防災管理事務所長                 森下順司君   下津行政局長        濱端直行君   業務課長          山本 満君   工務課長          谷口嘉作君   施設維持課長兼室山浄水場長及び下津浄水場長                 松下 浩君   医療センター事務長     藤田裕之君   教育委員会総務課長     山香吉信君   学校教育課長        大和孝司君   生涯学習課長        井口和哉君   海南下津高等学校事務長   東野一之君   消防次長兼海南消防署長   竹田正樹君   消防本部総務課長      川端好彦君   警防課長          山田量也君   予防課長          得津佳男君   選挙管理委員会事務局長   野上修司君   監査委員事務局長      口井智之君   農業委員会事務局長     西谷勝宏君-----------------------------------事務局職員出席者   事務局長          宮井啓行君   次長            小柳卓也君   専門員           樫尾和孝君   副主任           堀内進也君-----------------------------------                           午前9時30分開議 ○議長(川崎一樹君) おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。----------------------------------- △日程第1 諸般の報告 ○議長(川崎一樹君) これより日程に入ります。 日程第1 諸般の報告を行います。 事務局長から報告させます。 宮井事務局長 ◎事務局長(宮井啓行君) 報告いたします。 平成30年9月12日付、海総総第341号をもって、市長から議長宛に議案第67号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第4号)の提出がありました。 提出された議案につきましては、既にお手元に配付されているとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 報告が終わりました。 以上で諸般の報告を終わります。----------------------------------- △日程第2 議案第67号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第4号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第2 議案第67号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 市長に提案理由の説明を求めます。 市長 神出政巳君   〔市長 神出政巳君登壇〕 ◎市長(神出政巳君) 皆様おはようございます。 それでは、昨日追加提出させていただき先議をお願い申し上げる議案第67号について御説明申し上げます。 議案第67号の平成30年度海南市一般会計補正予算(第4号)は、本年9月4日の台風21号接近に伴う暴風及び豪雨による農業用施設等に係る災害復旧事業において、総額1,328万円の増額補正をお願いするものであります。 なお、これに要する財源は、市債及び前年度繰越金を充当しております。また、この災害復旧事業は倒木撤去などの緊急を要する工事、いわゆる応急復旧工事に係る補正予算でありますが、このほか一部の被災箇所については、本格的な復旧工事が必要であり、さらに補正予算が作成でき次第、本定例会の会期中に追加提出させていただく予定であることをあわせて御報告し、お願いを申し上げます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 提案理由の説明が終わりました。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 議案第67号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第4号)については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより討論を行います。 討論ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認めます。 よって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 お諮りいたします。 議案第67号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第4号)を原案可決することに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は原案可決することに決しました。----------------------------------- △日程第3 議案第46号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第3 議案第46号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより本案に対する質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 質疑させていただきます。 海南市国民健康保険特別会計補正予算ということですが、今回なぜこういう補正が出ているのか、しかもなぜ先議になるのか御説明ください。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中納保険年金課長 ◎保険年金課長(中納亮介君) 5番 和歌議員の御質疑にお答えします。 まず、今回先議する理由については、今回の返還金については支払い期限が平成30年9月28日と定められており、期限超過に伴う延滞利息の発生を防ぐためには支払い期限に補正予算を可決いただく必要があるため、先議をお願いするものでございます。 それと、今回なぜ返還が生じたのかという理由ですが、療養給付費等交付金については、保険給付費等の支出に対する社会保険診療報酬支払基金から概算交付を受けております。これまでは、概算交付時に前年度分を精算する仕組みでありましたが、本年度からの国保県単位化に伴い、県が財政運営の主体となり、社会保険診療報酬支払基金からの交付金が市ではなく県に交付されるため、これまでのように年度間の精算ができなくなりましたので、今回補正予算として返還金を計上したところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 何となく理解はしたつもりです。 ではもう一点、お聞きいたします。 こういう補正として出されることは、県単位化になって以降、今後毎年こういう先議という形で出てくるという可能性はあるのでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中納保険年金課長 ◎保険年金課長(中納亮介君) 5番 和歌議員の再度の御質疑にお答えします。 平成30年度からの療養給付費と交付金については、県が全市町村分の保険給付費の実績の合計によって社会保険診療報酬支払基金に申請し、支払基金から県に交付され、県から市へ交付されることとなります。平成30年度分の精算で返還が生じる場合については、県が社会保険診療報酬支払基金に直接返還する必要がございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 5番 和歌真喜子君
    ◆5番(和歌真喜子君) すみません、ちょっとよくわからなかったんです。ということは、こういうことは毎年起こるということでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 中納保険年金課長 ◎保険年金課長(中納亮介君) 市には社会保険診療報酬支払基金からの交付金の交付がないため、市では精算を行う必要がございません。平成30年度からは県が精算を行うこととなります。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案については、会議規則第38条第3項の規定により、委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより討論を行います。 討論ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 討論なしと認めます。 よって討論を終結いたします。 これより本案に対する採決を行います。 お諮りいたします。 議案第46号 平成30年度海南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてを原案可決することに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって本案は原案可決することに決しました。----------------------------------- △日程第4 議案第47号 海南市立海南下津高等学校在り方審議会条例について及び日程第5 議案第48号 海南市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第4 議案第47号 海南市立海南下津高等学校在り方審議会条例について及び日程第5 議案第48号 海南市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については関連がございますので、一括議題といたします。 当局の説明を求めます。 山香教育委員会総務課長   〔教育委員会総務課長 山香吉信君登壇〕 ◎教育委員会総務課長(山香吉信君) 議案第47号 海南市立海南下津高等学校在り方審議会条例について及び議案第48号 海南市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について一括して御説明申し上げます。 議案内容の御説明の前に、本条例提案に至る経過等について御説明させていただきます。 海南市立海南下津高等学校は、平成19年4月に開校し、今年度で12年目を迎えておりますが、少子化の進行や受験生の普通科志向の高まり等により、本校の開校以来定員割れが続き、また市内在住の生徒が大変少ない状況でありますが、特にここ数年はその状況がより顕著となっております。 このような中、教育委員会におきましては、本校入学者数及び市内、県内の中学校卒業者数の推移、本校生徒の出身地や卒業後の進路などの現状分析を初め、入学者増に向けた取り組み、学科の見直し、県立高校の定員や欠員状況、県の動向等についてさまざまな協議、検討を行ってまいりましたが、ここ3年の受験者数を見ますと、食物科では40人の定員を下回り、また家政科でも80人の定員を大きく下回っている状況が続いており、平成30年度の受験者数は食物科30人、家政科7人と両科ともに定員を大きく下回る状況となっていることから、本校の今後について一定の方向性を定める時期に来ていると考え、学識経験者を初め、広く第三者の方々の御意見、御提言をいただく必要があると考えているところでございます。 そこで、本議案は海南市立海南下津高等学校在り方審議会を新たに設置するため、条例の制定をお願いするものでございます。 それでは、条文に沿って御説明申し上げます。 まず、第1条は設置に係る規定でありまして、海南市立海南下津高等学校の今後のあり方を検討するため、海南市立海南下津高等学校在り方審議会を設置することとしております。 次に、第2条は所掌事務に係る規定でありまして、教育委員会の諮問に応じ、海南市立海南下津高等学校の今後のあり方に関する事項について、調査審議するものとしております。 第3条は審議会の組織及び委員に関する規定でございます。委員会の委員は13人以内で組織することとし、その構成につきましては学識経験者を有する者、各種団体の代表者、学校教育の関係者、公募によるものとし、教育委員会が委嘱することとしております。また、委員の任期は当該諮問に係る調査審議が終了するまでとしております。 第4条は審議会の会長及び副会長について、第5条は審議会の会議について、第6条は委員以外の者からの意見の聴取等について、第7条は審議会の庶務について、また第8条は委任についてそれぞれ規定を定めております。 なお、附則におきまして、この条例は公布の日から施行するものとし、平成31年3月31日をもって効力を失う旨を規定しております。 次に、議案第48号について御説明申し上げます。 第1条は海南市立海南下津高等学校在り方審議会の委員の報酬日額を7,700円とする規定を追加するものであります。第2条は第1条で追加した海南市立海南下津高等学校在り方審議会の委員の報酬日額に係る規定を削除するものでございます。 なお、附則についてでありますが、第1条の海南市立海南下津高等学校在り方審議会の委員の報酬日額の追加の規定は、海南市立海南下津高等学校在り方審議会条例の施行の日から、第2条の海南市立海南下津高等学校在り方審議会の委員の日額を削除する規定は、平成31年4月1日から施行することとしてございます。 以上、何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 先日、私たちのレターケースに高等学校入学者選抜実施及び卒業状況というような資料を入れてくれていました。この資料を見てもわかるように、もう何年も定数割れしていますよね。もうそろそろこの学校のあり方というのをしっかりと検討していかなければならない時期に来ていると私も判断しております。 そこで、この条例に関して4点ばかり質疑させていただきます。 まず、今まで教育委員会として生徒確保にどのような活動をされてきていたのか、その点についてお聞かせください。 また、この条例案では、この審議会が来年の3月で効力を失うという非常に短期な審議会だと思います。3月までに結論を出さないといけないという理由と、それと会議をどのようなペースでされていくのか、何回ぐらい会議するのか、今の時期でわかっている範囲でお聞かせください。 3つ目、この審議会からの答申は来年の3月に出てくると思います。この答申が出てきた時点で議会への報告はあるのですか。また、この学校のあり方というのは市民も非常に関心がありますので、市民への報告もされるんでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。 4点目、審議会からの答申を受けて、その後教育委員会としてはどのような行動をされるのか、現時点でわかっている範囲でお答え願えますか。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 池田教育次長 ◎教育次長(池田稔君) 14番 磯崎議員からいただきました海南市立海南下津高等学校在り方審議会条例についての御質疑にお答えします。 まず、1点目の教育委員会での生徒確保の取り組みにつきましては、教育委員会では同校の開校以来、毎年入学検査の要項と学校案内のパンフレットの内容を協議し、これらを周辺教育委員会や中学校に配布するとともに、教育長会議や校長会等で海南下津高等学校の教育活動の内容を説明、紹介し、進路指導に反映していただけるよう努めてまいりました。また、これとあわせ学校長、教頭が管内の中学校はもとより、和歌山市、岩出市、紀の川市、有田市、有田郡内、御坊市内などの中学校を直接訪問し、学校の教育活動の内容などの詳細について説明に回っております。 また、教育委員会では学校の教育活動をできるだけ多くの方に知っていただくことで中学生の進路選択につながるよう、学校行事や特色ある教育活動を報道機関に報道していただくため情報提供に努めており、特に地域や対外的な教育活動の広報に力を注いできました。 例えば、コンビニエンスストアの協賛を得て、近畿府県に海南下津弁当の製作、販売をしたことや、市内のイベントでは積極的に参加し、実習で製作した弁当の販売やコーヒーショップでの実習、子育て支援活動への参加など多くの行事への参加、地域での奉仕活動などできるだけ多くの学習活動や生徒たちの学校生活の様子をアピールすることに努めるとともに、学校に対しては中学生の進路選択に当たり魅力を感じる学習活動等を積極的に取り入れるよう指導してまいりました。 これとあわせ、海南下津高等学校では開校以来少人数編成や数人の教師がチームを組んで生徒をグループ分けして行う授業の実施や、全教員による基礎学習の補修等の実施を初め、プロの調理人を招いての調理実習、コンビニエンスストアとの提携による海南下津弁当の販売実習等を行うなど、地域に育てられ、将来は地域に貢献できる職業人の育成を目指し、特色ある学習指導を通じて学校の魅力アップに努めているところでございます。 次に、本審議会の開催予定回数につきましては、本審議会は本年の11月から年度末までの5カ月間で6回の開催を考えてございます。 なお、開催回数は6回の予定でありますが、毎回の会議では1回当たりの審議時間を十分かけていただき、海南下津高等学校の今後のあり方について丁寧かつ活発に御議論いただく予定でありまして、1回1回の会議を意義のある審議会とすることで十分に御審議いただき、3月に答申をいただきたいと考えてございます。 次に、本審議会からの答申書等の議会への報告についてでございますが、本審議会から答申をいただいた後、市のホームページに答申書を掲載し、議員の皆様方には答申書の写しを配付させていただきたいと考えてございます。 次に、本審議会からの答申を受けた後の教育委員会の動きでありますが、教育委員会では答申をいただいた後、答申をもとに同校の今後のあり方について協議を行い、教育委員会としての方向性をまとめ、その後、総合教育会議におきまして協議していただく計画でございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 大体わかりました。 その中で、よその学校との統合とかそういうような話は今までなかったんですか。よその学校を吸収するとか。 それから、生徒を確保するために中学校とかよその教育委員会へいろいろ働きかけてくださっています。それはよくわかります。でもこの海南下津高等学校というのは卒業した人はほとんど上の学校へ行かなくて、就職する人たちが多かったと思います。その就職先のあっせんなどというのは教育委員会としてはどのようにやっていたのか。やっぱり学校へ来て、魅力というのは卒業したら優先的にどこどこの会社へ勤められるよ、ここを紹介してくれるよ、そういうのがこういう専門の学校に多いと思うんです。だからそこらはやられてきたのかどうか、お聞かせ願いたいと思います。 次に、教育委員会で協議していくということですが、総合教育会議へかけるまでに教育委員会ではどのぐらいで結論を出して会議へ持っていくのか。教育委員会の出した結論を総合教育会議へ出す前に、市議会とか市民へ報告できるのか。できないのならできないと答えてくれて結構です。それだけ再度お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 池田教育次長 ◎教育次長(池田稔君) 再度の御質疑にお答えします。 まず1点目の他の高校との統合話はなかったのかにつきましては、特に他の高校との統合話はございませんでした。 次に、答申が出た後に教育委員会はどれだけ協議し、結論を出すのかにつきましては、教育委員会では先ほど申し上げましたように、本審議会から答申をいただいた後、答申をもとに同校の今後の方向性について協議を行い、できる限り速やかに教育委員会としての方向性をまとめたいと考えてございます。 次に、議会への報告はあるのかについてですが、教育委員会におきまして答申をもとに同校の今後のあり方についての方向性をまとめ、その後総合教育会議におきまして協議をいただき、市としての方向性もまとまった後、議会の皆様へ御提案、御説明をさせていただく計画でございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 東野海南下津高等学校事務長海南下津高等学校事務長(東野一之君) 14番 磯崎議員の卒業後の就職のあっせん等につきましての御質疑に御答弁いたします。 教育委員会の指導もいただきながら、就職を希望する生徒と保護者全員が高校3年生の7月からハローワークの学卒ジョブサポーターや就職支援コーディネーターに個別にサポートしていただきながら、就職活動を進められるよう指導しております。 また、生徒の状況によっては卒業した後も必要に応じて地域若者サポートステーションや地域障害者就業・生活支援センター等の関係機関から直接支援していただけるよう連携に努めております。 したがいまして、卒業後の生徒の就職活動につきましては、原則として生徒と保護者はこれら関係機関の支援を受けながら進める形となってはございますが、生徒や保護者からの相談に対しましては親身に対応し、また学校からその後の進捗を尋ねる場合もございます。 また、調理や介護等の求人につきまして、企業や事業主等から学校に直接問い合わせがあった場合は、直接卒業生や保護者に情報を提供するなどいたしております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) 事ここに至っては、もういろいろ言ってもなかなか難しいと思いますけれども、これは私個人のことなんですけれども、私の娘が県立の和歌山商業高等学校へ行っていたころ、卒業する前に就職するのに学校からの推薦では余りいいところなかったんです。その当時はもう皆大学とか専門学校へ行く人が多くて。それで私の娘は自分ところの親戚なり何なり探して海南市内の--今は和歌山市内にありますけれども--会社へ就職するようにしました。 そうすると、学校の就職担当の先生が「どういうつてでそこの会社へ行ったんですか。来年からうちの学校もそこの会社へ生徒を送り込みたいんで紹介してください」と言ってきました。そのぐらい就職担当の先生が個人的に就職活動を行った子供の親に言ってくるぐらい、それだけ熱心にフォローしていました。だからそこの熱心さがちょっと海南下津高等学校の態度に見受けられないので残念だったんかなというような感じもします。 そこで、最後に市長にちょっとお聞きしたいと思いますが、このような状態で子供の数が社会全体で少なくなってきているんで、もう大きな公立高校でも統廃合というのを考えていかないと生徒の数が確保できないというような時代になってきています。この検討委員会の中で審議されて、私個人的に考えんのに廃校という話が出てくる可能性があると思います。 廃校という話が出てきて、その結論に至ってからこの跡地を何とかしょうかというようなことを考えていったら、加茂郷のまちは大きく寂れてくると思いますので、現時点からこの学校の跡地を学校にするんか、あるいはまたほかの施設にするんか、結論を待たずに当局としても市長としても活発にこの跡地の活用に関して研究していっていただきたいと思いますが、市長としてはどうでしょうか。お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 再度の御質疑にお答えいたします。 私も運動会や文化祭、また卒業式などの機会を捉えて海南下津高等学校にお伺いをしているところでございますが、仮に廃校となった場合の同校の跡地活用についての検討であります。 本審議会では同校の今後のあり方について、委員の皆様方にさまざまな視点から幅広く御審議いただくこととしておりますので、現時点におきましては本審議会での審議の内容を見守りながら、まず総合教育会議等において方向性を考えてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 次に、6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 磯崎議員がさまざまな角度で質疑されました。ダブらないようにできるだけしたいと思います。 今、私が手にしているものは、これは旧海南市立高校のあり方についてということで、市報に載ったもんです。2006年6月号に載ったもんです。 御存じの方もあるかと思いますが、旧海南市立高校のあり方については、随分長いこと期間を要して下津と合併するまで協議を積み重ねてきたんです。鰹田池も海南市立高校があそこに移るという前提のもとで先行取得されたもんだと思うんです。だから、そのあたりから海南高校等学校将来構想懇話会を立ち上げて、そしてあり方についてさまざまな方々が論議したという経緯があるんです。 私も20年前にここに送っていただいて、それからすぐにではなかったですが、議会議員として審議会の委員としてさまざまな発言をさせていただきました。非常に年間でも何遍も何遍も開いてやってきた経緯があるんです。 ところが今度、先ほどの説明をいろいろ聞いていまして、来年の3月31日で、もう一旦答申もらうということで、わずかに6回の開催ということです。教育次長は充実した会議になるように考えていくんだということなんですが、海南市立高等学校の以前の懇話会と比べれば余りにも早過ぎるんではないですか、それが1点です。恐らく十何年間ずっとやってきちゃあると思うんよ。しかもすごく真面目に一生懸命やってきました。その点で非常に早過ぎるんではないかということです。 そして、旧海南市立高等学校のあり方についてのいろいろ論議の中でも男女共学とかいろいろ意見もあって、最終的にはその間に下津町と海南市が合併したという経緯もありましたけれども、男女の共学とかそういうこともいろいろこれから考えていかれるんかどうか。審議会の中でそういう提案もされていくのかどうか。 そして、このメンバーを見せていただいたんですが、特に中学校の校長会の意見を聞くのも非常に大事だと思うんです。入っていないわな。入っちゃあんのかな。やっぱり中学校から高等学校に上がるんですから、抜いてはだめではないかと思うんです。 そして、この審議会を立ち上げるについては、あり方を問うということで、それは何ともいえないんですけれども、一番やはり大事にしなきゃならないのが生徒の意見だと思うんです。その点生徒の意見はもういろいろ聞いているんかどうか、そして生徒会があれば生徒会なんかに説明をしたんかどうかとか、PTAの会長なんか入りますけれども、実際に海南下津高校に生徒を託している親御さんの御意見とか、そんなんもまだいろいろ聞いていかなければならないと思うんですが、その点既にやっているならやっている、これから聞いていくなら聞いていくで結構なんですけれども、そういうことも考えられると思うんで、どのように考えていますか。 旧海南市立高校の場合、いろいろありました。例えばお年寄りの車椅子のデザインを考えて、表彰されたり、いろいろありました。ライフデザイン科は、合併したときに多分受け継がれなかったと思うんですけれども、生徒が目の色変えて、お年寄りの車椅子もっと華やかなもんにしようちゅうて頑張ってやってくれたり、これは合併してからかな、ちょっとようわかりませんが、市立高校独自のスイーツをつくって卸したり、弁当なんかも届けてもらったり、そういう取り組みは今どういうふうになっているんかどうか教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 西原教育長 ◎教育長(西原孝幸君) 6番 岡議員からの今回上程させていただいている条例についての御質疑にお答えをさせていただきます。 まず、初めのほうの部分で私のほうからお答えさせていただいて、後は担当の課長のほうから説明申し上げますが、今回の審議会の期間についてでございます。 審議会の期間は、5カ月の間で6回を予定しております。今、岡議員からのお話にもありましたように、現在の海南下津高等学校の統合以前の2校についてもそれぞれ学校ではいろいろな形で学校の運営のあり方とか、あるいは今後のあり方等についても協議をされていたということは聞いております。 また、海南下津高等学校が統合される折に、懇話会でもいろいろな議論がされてきております。それらの中でもいろいろな面で今後審議をしていただく中で共通した部分もたくさんあります。例えば生徒数の減少であったりとか、学科編成の問題であるとか、既にその中でもいろいろ協議もされてきております。ですから、こういう内容も踏まえて十分説明もさせていただいて、それらを踏まえて今回審議会で審議をいただくということと考えておりますので、6回の中で十分円滑な審議をしていただけるようにさせていただきたいと考えております。 それから、PTAの関係云々ということがありましたけれども、PTAの役員の皆さん方にも入っていただくこととしておりますので、保護者の意見等についてはその中から十分反映していただけるものと考えております。生徒については、現在まだそういう話については伝えておりませんが、この審議会の中での状況の中で判断させていただきたいと思っております。 それから、種々のいろいろな取り組みについての内容のこともありましたけれども、それらにつきましては、担当のほうから説明をさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 山香教育委員会総務課長教育委員会総務課長(山香吉信君) 6番 岡議員の御質疑にお答えいたします。 先ほど岡議員から男女共学等についても議論するのかということでございますが、この点も審議会の中で審議させていただくことになろうかと考えてございます。 それから、審議会のメンバーに中学校の校長会に入っていただく必要があるのではないかとのことでありますが、以前もお配りしております資料の中で、学校教育の関係者ということで市の校長会代表の委員も考えておりまして、そのあたりも踏まえて委員の委嘱につきまして検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 東野海南下津高等学校事務長海南下津高等学校事務長(東野一之君) 6番 岡議員からのスイーツや弁当等の販売について、今現在どうなっているかという御質疑につきまして御答弁いたします。 今現在全てを行ってはございませんが、集団給食等を行いまして、弁当をつくりまして文化祭や健康まつり等で弁当の販売を行っております。また、ふるさとまつり等に出店を行っております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) この審議会の答申を受けて、そしてまた教育委員会などで協議をした上、市長も入った総合教育会議へ話を持っていくということなんですが、どの程度の期間を要して総合教育会議へ話を持っていくというのを大体計画しておればお答えいただきたいと思います。 そして今までもいろいろ議論はしてきているんだと思うんですけれども、いきなりこの審議会というよりも、もっとふわっとした以前の旧海南市立高校のように将来を考える懇話会的なものがやはり一番あちこちからさまざまな御意見がいただけるんだと思うんです。その点はどうなんですか。考えなかったんですか。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 西原教育長 ◎教育長(西原孝幸君) 再度の御質疑にお答えをいたします。 懇話会の設置については、今までの海南下津高等学校の取り組みであるとかいろいろな内容、それについても十分協議してきましたし、従前からの先ほどのお話にありました協議もそれぞれされてきている中で、懇話会を改めて設置してその上で審議会というそういうことは考えておりません。 ○議長(川崎一樹君) 池田教育次長 ◎教育次長(池田稔君) 答申が出た後のそれからの計画についての期間の御質疑についてでございますが、教育委員会では先ほど御答弁させていただいたように、本審議会から答申をいただいた後、答申をもとに同校の今後の方向性について協議を行い、できる限り速やかに教育委員会としての方向性をまとめたいと考えてございます。その後、総合教育会議で協議いただき、市としての方向性をまとめていただくというような計画でございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 教育長にお答えいただいたんですけれども、懇話会の設置はもう必要ないようなことを言われましたけれども、そしたら懇話会的に広く御意見伺う場というのは今まで持ってきたんですか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 西原教育長 ◎教育長(西原孝幸君) 再度の御質疑にお答えをいたします。 懇話会という形でいろいろな御意見を聞くという形はとってきておりませんが、教育委員会等でいろいろな意見、市民の皆様方、また保護者の皆様方といろいろ面での協議を続けてきております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑は終了いたしました。 次に、本案について御質疑のある方ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第6 議案第49号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第6 議案第49号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 山縣総務課長   〔総務課長 山縣秀和君登壇〕 ◎総務課長(山縣秀和君) 議案第49号 海南市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 議長等の報酬については、平成17年に海南市特別職報酬等審議会の答申を受けてから相当の期間がたっていることから、本年5月に市長、副市長、教育長及び病院事業管理者の給料並びに議長、副議長及び議員の報酬の額について審議会に諮問したところ、8月23日に答申がありました。 この答申に基づき議長の報酬、現行54万円を53万5,000円に、副議長の報酬、現行48万円を47万5,000円にそれぞれ改定し、平成31年4月1日から施行いたしたく、条例の改正をお願いするものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) そんなに難しい質疑ではございません。というのは、昨年の11月に日本共産党海南市議会議員団から議員の報酬の削減の議員発議がありました。その中で私は反対討論の中でたしか議員の報酬というのは特別職報酬等審議会が決めることであって、議員が勝手にさわるのはちょっとおかしいというような趣旨の発言をさせていただきました。そしてその中で、市長に報酬等審議会を立ち上げて審議すべきと提言もしておりました。 結果、この審議会を立ち上げていただいて、このような答申いただいたということは私はありがたいことだと思います。というのは、合併のときに審議会を開いて決めました。それから十何年かたって初めて今回決めたんです。かなり長いスパンがあると思います。そこで、この審議会で協議されてきた内容について簡単でも結構ですが、委員からどのような御意見があったのか、お聞かせ願いたいと思います。 それから、この審議会からの答申について、議会へも報告がありました。この中の付言で、「特別職報酬等の額については、上記の結論に至ったものであるが」と、もろもろのことを書かれております。ただし、その中で「一層の公正を期する観点から、今後は本審議会においても定期的に審議できるよう配慮願いたい」と、このようなことを言われております。 また、「国からの自主減額の要請については、慎重に取り扱われたい」というようなことも書かれておりますので、これらについてもどのような意見からこういう形になったのか、お聞かせ願えればと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 山縣総務課長 ◎総務課長(山縣秀和君) 14番 磯崎議員の御質疑にお答えさせていただきます。 まず、会議内容でございます。特別職報酬等審議会につきましては、委員10人を選考いたしまして、5月28日、7月3日、7月24日の計3回開催していただきました。 1回目は、平成17年開催時の資料を参考に、県内各市の状況、財政状況、報酬等の推移など私ども事務局が作成いたしました資料の説明、そして委員との質疑応答、また不足する資料についての意見を頂戴いたしました。 2回目は、1回目にお求めいただきました追加資料について説明をさせていただいた後、市長、副市長、教育長及び病院事業管理者の給料に関する審議を行っていただきました。また、市長などの給料の額を決定する判断基準は、3回目以降に審議予定でありました議員報酬を審議決定いただく基準と整合性を図る必要がございましたので、市長、副市長については2回目の審議会では暫定的な決定として、3%から6%の減額、教育長及び病院事業管理者については現状維持とする方向で決定していただいておりました。 それから、3回目の審議会は、最初に議員報酬について審議していただき、議長については53万5,000円、副議長については47万5,000円、議員については据え置くと決定していただきました。続いて、市長、副市長について再度審議していただき、市長については84万6,000円、副市長については72万3,000円とすることを決めていただきました。その後、市長が諮問いたしました特別職4人の給料及び議会議員の報酬額について改めて委員の意見を確認し、答申していただく金額を確定していただきました。 この報酬等の額の審議に当たっては、県内他市との比較、類似団体との比較、民間企業の従業員の給与の推移や合併からの市の財政や人口の推移といった定量的なもの、あるいは4年に1度選挙があり、身分保障がないこと、将来的な議員のなり手不足に対する懸念といった定性的なものなど、委員からさまざまな意見がございました。また、それら複合的な要素について、委員が総合的に判断し、答申額を決定していただいたところでございます。 続きまして、答申書に付されております付言に至る経緯についてでございますが、まず、前段の定期的に審議できるよう配慮願いたいにつきましては、委員会の委員から審議するに当たり、市の財政状況や民間給与などを前回と比較することで、より正確な判断につながること、また将来の見通しが必ずしも明確でない中で、時期に応じて報酬等の額を見直すのが望ましいという意見を受けまして、答申書に付言されたものと考えております。 また、後段の次期審議会開催までの間に、国からの自主減額などの要請には慎重に取り扱われたいにつきましては、審議会として特別職の報酬額として適正な額を答申していることから、本市の事情に起因しない国からの減額要請があった場合には、自主減額の必要性を十分に検討するなど、慎重に判断をしていただきたいという意見、また仮に自主的な減額を行わざるを得ない場合にあっても、自主減額する額の一部に今回の引き下げ額が含まれるものとして取り扱っていただきたいという内容の意見があり、この付言が付されたものと理解してございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) よくわかりました。 再度の質疑の中でちょっと聞きたいんですが、この答申は議会へは出していただきましたよね。市民へはどのような形で伝えるつもりでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 山縣総務課長 ◎総務課長(山縣秀和君) 14番 磯崎議員の再度の御質疑にお答えいたします。 この会議の内容の概略と答申の公表でございますが、現在ホームページに掲載するなどの予定はございませんが、市民から答申書また議事録の開示の申し出がございましたら、それに応じていこうということで準備しております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 14番 磯崎誠治君 ◆14番(磯崎誠治君) この付言に書かれております定期的にというのは私も同感です。やっぱり周辺の経済事情、市の経済事情、それらを考えて定期的にこういう審議会を立ち上げるということも非常に大事なことであると思いますので、この付言について当局はどのように考えておりますか。最後にそれだけお聞かせください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 再度の御質疑にお答えいたします。 付言の中で、審議会の開催をどう考えるかということでございます。今回の審議会は先ほども御説明申し上げましたように、平成17年の合併時からかなり時間がたち、初めての審議会開催であったわけでございます。このことについては議会で予算のときも御説明申し上げましたが、昨年11月定例会で議会改革特別委員会でまとめられました議会基本条例が可決されたのを受けまして、定数や報酬については広く市民の意見を聞いて対応するというふうにうたわれておりましたので、私どもも議会も改選されましたし、この機に審議会ということで対応させていただいた次第でございます。 何より特別職の報酬とか給料については、財政状況が一番基本的な考えのもとになるわけでございますので、今後も議会改革特別委員会の議員の皆様方との議論とか、そういった市民の方々の御意見も聞く中で、できるだけ今後も審議会開催をするべく対応したいというふうに考えておりますので、また議員の皆様方からいろいろな御意見をお寄せいただきたいと考えておるところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑は終了いたしました。 次に、本案について御質疑のある方ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 今、磯崎議員から詳しい質疑があって教えていただきましたけれども、今、市長もお話しされましたように、合併以来初めて答申されたということでしたよね。その事情についてはわかりました。ただ、答申があってそのとおりに減額する額も一緒なわけですけれども、それについて答申を受けて市としてももっともだということで考えて出されたと思うんですけれども、その経過について教えていただきたいんですけれども。この答申のとおりとなっていることに関してです。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 塩崎総務部長 ◎総務部長(塩崎貞男君) 1番 橋爪議員からの御質疑に御答弁させていただきます。 特別職の報酬の決定につきましては国から、給料また報酬の額については特別職報酬審議会を設置して、そこで議論していただくことという通知がございまして、これは全国どの自治体でもそれに沿って特別職の報酬審議会を設置しているところでございます。 したがいまして、全国的にまた国からも通知がある中で特別職報酬等審議会を設置している中では、特別職報酬等審議会から答申を受けたことを最大限尊重すべきという判断のもと、審議会の答申内容どおり条例案を提出させていただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) そしたら今後ですけれども、今回は市長が言うように議会基本条例も制定されたのでというようなお話もありましたけれども、今後はこういった特別職報酬等審議会の開催とかいうことについてのお考えはあるんでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 再度の御質疑にお答えいたします。 先ほども磯崎議員の御質疑にお答えいたしましたように、付言の中にもありましたので、私どもも財政状況、そしてまた議会の皆様方のお考えや市民のお考えを聞く中で、審議会もまた開催ということになろうかというふうに思いますので、議員の皆様方にもいろいろな御意見をお寄せいただきたいというふうに考えております。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第7 議案第50号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第7 議案第50号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 山縣総務課長   〔総務課長 山縣秀和君登壇〕 ◎総務課長(山縣秀和君) 議案第50号 市長、副市長及び教育長の給料その他の給与条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 市長等の給料については、平成17年に海南市特別職報酬等審議会の答申を受けてから相当の期間がたっていることから、本年5月に市長、副市長、教育長及び病院事業管理者の給料並びに議長、副議長及び議員の報酬の額について審議会に諮問したところ、8月23日に答申がありました。 この答申に基づき市長の給料、現行89万円を84万6,000円に、副市長の給料、現行74万5,000円を72万3,000円にそれぞれ改定し、平成31年4月1日から施行いたしたく、条例の改正をお願いするものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第8 議案第51号 海南市地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第8 議案第51号 海南市地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 橋本税務課長   〔税務課長 橋本伸木君登壇〕 ◎税務課長(橋本伸木君) 議案第51号 海南市地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本件につきましては、資料を配付しておりますので参考にごらんください。 現在、本市では地域再生法に基づき、都道府県が作成する地域再生計画に沿って地方拠点の強化、拡充を行う事業者に対して、固定資産税の不均一課税を行うこととしております。 具体的には、地方活力向上地域内において、事業者が本社または主たる事務所の移転や拡充を計画し、その計画が地域再生計画に適合するものとして県知事から認定された場合、当該施設に係る固定資産税について3年間税率を軽減する不均一課税を行っております。今回、地域再生法が一部改正され、制度の拡充、また特別措置の期間が2年間延長されたことに伴い、本市においても所要の整備を行うため条例改正をお願いするものでございます。 今回の条例改正による制度内容の変更点は、東京23区からの本社機能の移転による事務所等の整備事業を行った場合、これまでの不均一課税から課税免除を行うよう変更し、あわせて特別措置の適用を2年延長するものであります。 変更の理由としましては、今回の制度改正でこれまでの不均一課税に加え、課税免除を行った場合も地方交付税の減収補填措置の対象に追加されたことから課税免除を行うものであります。 次に、具体的な条文改正の内容につきましては、題名中の「地方活力向上地域」を「地方活力向上地域等」に改め、第1条中の「第6条第2項」を「第6条」に、「地方活力向上地域」を「地方活力向上地域及び準地方活力向上地域」に、そして「認定地方活力向上地域特定業務施設整備計画」を「認定地方活力向上地域等特定業務施設整備計画」に、それから「不均一課税」を「課税免除及び不均一課税」に改正いたします。 また、第3条に新たに課税免除に関する条を定め、それに伴い現行の第3条を第4条に、第4条を第5条に、第5条を第6条にそれぞれ繰り上げ、新第4条中の「平成30年3月31日」を「平成32年3月31日」に、「地方活力向上地域特定業務施設整備計画」を「地方活力向上地域等特定業務施設整備計画」に改正するなど、改正された法令に対応するよう所要の整備を行っております。 なお、附則につきましては、第1項ではこの条例は交付日から施行する旨を、第2項では改正前の対象施設に関する経過措置を設けてございます。 以上が海南市地方活力向上地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例の概要でございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行いますが、御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 御説明いただきました。 これは3年前の平成27年にこれが制定されて、その改正ということになるかと思うんです。3年前の平成27年11月定例会で説明されたときも、海南市にそういった土地があるのかというような議論とかも行われたように記憶しているんですけれども、今回課税免除がふえるとかいうことで改正されるわけですけれども、この3年間の間に移転型、拡充型であれ本市に来てもらって対象となった企業はあるのかを教えていただきたいと思います。 また、3年前では市の所有するところで移ってきてもらえるようなところはないんだけれども、民間の休遊地があるかどうかも研究したいというような話があったと思うんですが、それはその後どうなっているのかについて教えていただけるでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からいただきました2点の御質疑にお答えをいたします。 まず1点目、この3年間での本市への移転はという御質疑でございますけれども、本市への移転はございません。紀の川流域地域としてございますのは和歌山市で平成27年度に1件、これは不均一課税の拡充型ということで1件ございます。それ以外はございません。 次に、2点目の民間の休遊地の活用という御質疑でございますけれども、平成27年のときの議会でもお答えをさせていただいておりますが、市として所有している大きなまとまった土地はございませんが、民間の休遊地というものの活用ということで、それ以降も引き続きいろんなケース、いろんな情報をもとに検討、協議しながら企業の誘致については積極的に取り組もうということで進めておるところでございます。 そういったことで、今回のこの不均一課税のみならず、課税免除という取り組みについては、県内の全ての市町村において取り組んでいるわけではなく、本市としてはこの課税免除については積極的に取り組んでいこうという意志のあらわれであるというふうに考えているところでございまして、今後も引き続き本市における休遊地というよりは、民間の所有する土地が出てきた場合は積極的にそれに対して企業誘致ができるように進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 本市には移転型、拡充型でもなかったということです。今回移転型では課税免除も行うということで、積極的な誘致活動をしたいということですけれども、今までの誘致活動というのはどういうのが行われて、これからさらにそれを強めようというのはどんなものか、あったらお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からの再度の御質疑にお答えをいたします。 今現時点での取り組みといいますのは、半島振興法によるもの、後は国の法律等によるもの等の中で取り組んでおりますが、取り組めている内容としましては、いわゆる固定資産の減免であったり、免除等の取り組みが中心でございまして、決して他の市町村と比べて特別取り組みが進んでいるような状況ではございません。 しかしながら、今後本市においてもこの取り組みを県下の水準並みに引き上げていきたいという気持ちを持って取り組んでございますので、御理解いただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) もちろん来てほしいというのはやまやまで、活動されているんだろうとは思います。海南市にとっても企業が来てもらえたら大変ありがたいわけですけれども、この課税免除ということで、この分の減収分というのは補填されるわけですか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 橋本税務課長 ◎税務課長(橋本伸木君) 1番 橋爪議員からの免除による減収分は、補填されるのかということですが、今回この改正を行うに当たりましては、従来不均一課税に対して地方交付税での補填のみがあったんですけれども、今回の改正におきましては課税免除であっても普通交付税の補填はされるということでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午前10時48分休憩-----------------------------------                           午前11時3分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第9 議案第52号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第3号) ○議長(川崎一樹君) 日程第9 議案第52号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより本案に対する質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことといたします。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) 歳出5款農林水産業費、1項農業費、3目農業振興費の2,384万9,000円についてお伺いしたいと思います。 まず、この補正ですけれども、道の駅の整備に関する補正になっています。基本計画の作成に当たっては、海南市道の駅基本構想がベースになると思うんですけれど、この海南市道の駅基本構想はどのようなプロセスで策定されたのかを1点お聞きしたいのと、また道の駅の整備基本計画の策定業者の選定方法はどのようにされるのかをお聞きしたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 7番 黒原議員の道の駅に関する御質疑にお答えをいたします。 まず、道の駅基本構想策定のプロセスでございますが、海南市道の駅整備基本構想及び海南市道の駅整備基本計画の策定、その他必要な事項について総合的に検討するため、まちづくり部長を委員長とし、委員に総務部長、くらし部長、教育次長、水道部長、消防長及び関係課長など全18人で組織する海南市道の駅整備検討会を設置し検討してまいりました。 また、基本構想を専門的に協議するため、若手の職員を中心に12人で組織する専門部会も設置し、現地視察も実施しながら集中的に協議し、基本構想を策定したところでございます。 次に、道の駅整備基本計画の策定業者の選定方法についてでございますが、公募型のプロポーザル方式を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) 基本構想は自分たちの手でつくり上げて、それをもとに基本計画の策定を委託をしていくという趣旨でありました。また公募のほうでやっていくということです。 その中で、今回の補正予算の中での報償金、食糧費、手数料等が計上されているんですけれども、この辺はどのような形の誰に対するための予算なのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 再度の御質疑にお答えをいたします。 農林水産費に係る再度の御質疑ですが、まず報償金につきましては道の駅整備基本計画を策定するに当たり、学識経験者や農業、漁業、商業、行政、金融機関の方々並びに地元連合自治会長など市民代表者のメンバーで構成する道の駅整備検討講話会を設置したいと考えてございまして、その会議に出席いただいた際にお支払いする費用として計上させていただいております。 なお、食糧費につきましては、懇話会に出席していただいた方々にお出しするお茶代となってございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) もう一つは、手数料と測量調査設計委託料のほうも内容の説明をいただきたいのと、それと道の駅の整備に係る具体的な検討は今後の基本計画で進めていくというお話でありました。基本構想に記載されている管理運営に関する整備手法や管理運営方式についてですが、例えばPFIなどの民間活力を活用するとすれば、その民間企業では施設の建設、維持管理、運営等の資金面については銀行などの金融機関の支援を求めながら実施すると考えられます。民間企業が必要とする金融機関の支援については、市はどのようにかかわっていくのか教えていただきたいと思います。 また、平成34年度に開駅を目指すということですけれども、このスケジュールはどのように進んでいくのかを教えていただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 川村建設課長 ◎建設課長(川村英生君) 再度の御質疑にお答えいたします。 5款、1項、3目中の手数料及び測量調査設計委託料の内容について御説明を申し上げます。 まず、手数料でございますが、道の駅建設に必要な用地を買収するための土地価格を算出する土地鑑定手数料でございます。 次に、測量調査設計委託料でございますが、道の駅建設に伴う基準点測量や建設予定地の現況測量、土地境界確認等を行う用地測量等の測量調査設計業務として720万円、建設予定地に植えられておりますミカンなどの立ち木調査のための物件補償業務として540万円、建設予定地の地盤状況を確認するボーリング調査を行うための土質調査業務費として90万円をそれぞれ合わせて計上させていただいております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 再度の御質疑にお答えをいたします。 まず、管理運営に関する整備手法や管理運営方式の民間活力の活用における金融機関の支援についての御質疑にお答えをいたします。 整備手法につきましては、公設公営、公設民営、民設民営、また、管理運営方式では市が直営、または指定管理者制度などの方法がございますが、現時点では管理運営に関する整備手法や管理運営方式についてはまだ決まってございません。 民間活力を活用するPFIの手法では、その民間企業に金融機関の支援が必要であるとの御指摘でございますが、道の駅の持続可能な運営を考えると、収益性や採算の確保が必要となってくることから、さまざまなノウハウを持っている民間の活力をできる限り活用することも求められます。 今後、道の駅整備基本計画を策定する中で具体的な検討を行いますが、今年度に設置を予定しております道の駅整備検討懇話会のメンバーに金融機関の方に参画していただくことも考えておりまして、事業運営の採算性など専門家としての助言をいただきたいというふうに考えてございます。 次に、今後のスケジュールについての御質疑でございますが、まずは今月中に市民の皆さんと一緒に道の駅整備について考え、今後策定を予定している整備基本計画を進めていくため、ワークショップ形式による意見交換会の開催を予定しております。その後、道の駅整備検討懇話会を設置し、庁内組織の整備検討会及び専門部会とあわせて開催しながら、今年度中に基本計画を完成していきたいと考えております。 基本計画完成後は、その計画書をもって国に対して一体型での道の駅設置を要望してまいりたいと考えております。なお、平成31年度では用地取得のための交渉や基本設計を行い、平成32年度では実施設計及び造成工事に着手し、平成33年度には建設工事及び開駅の準備を行い、平成34年度の開駅を目指していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。
    ○議長(川崎一樹君) 次に、8番 上村五美君 ◆8番(上村五美君) それでは、議案第52号 平成30年度海南市一般会計補正予算(第3号)の中で、道の駅関係予算に係る質疑を2点ばかりさせていただきます。 まず、1点目でありますがコンセプトについて、琴ノ浦の県立自然博物館でありますが、過日、当局より幾つかの候補地のお示しがあり、特にわんぱく公園への誘致が適当であるとの説明をいただきました。この自然博物館の移転こそが千載一遇の好機と捉えて、その際の候補には上がっていなかったのですが、道の駅への移設を主として検討されたことはありますか。また、これをもって日本で唯一の水族館のある道の駅として整備基本計画に盛り込む余地はありませんか。 続きまして、2点目でございます。 運営体制について(PPP、PFI、コンセッション方式)についてお伺いいたします。 先日の当局とのヒアリングでは、萩しーまーと、ラ コリーナ近江八幡、神戸フルーツフラワーパーク等々、今もうかっている道の駅、あるいはそれに類する民間施設についていろいろと教えていただきました。共通していえることは、それぞれに卓越した売りを持っていることやインスタ映えすることなどですが、特に昨今の成功事例を見てみますと、道の駅だけにはとどまらず、PFIやコンセッション方式の経営手法によって、バリュー・フォー・マネーを最大化するという事例をよく耳にいたします。和歌山初のPFIやコンセッション方式をその先鞭を切って整備基本計画に上げていかれませんか。お伺いいたします。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 北野まちづくり部長 ◎まちづくり部長(北野正君) 8番 上村議員からの道の駅に関する2点の御質疑のうち、1点目の県立自然博物館を道の駅へ移転するということを市として検討されたことはありますか、またこれを日本で唯一の水族館のある道の駅として整備基本計画に盛り込む余地はありませんかについてお答えいたします。 県立自然博物館は、昭和57年の開館で年間来場者数は12万人を超えている施設というふうに聞いております。この県立自然博物館は和歌山県長期総合計画におきまして、今後移転、リニューアルをするということになっておりますが、移転候補地を上げるに当たり、県より大きく3点の要望をいただきました。 1点目は、収蔵スペースを確保できること。2点目は駐車場を確保できること。3点目は災害リスクがないことの3点の要望をいただきました。このほか、交通面でのアクセス性や自然博物館の目的である和歌山の豊かな自然を体験し、楽しく学ぶということから、隣接して子供たちの自然学習の場が確保できることなども要望されております。 この要望に合致する場所を庁内で検討した結果、市として現在整備を進めている大野中の海南中央公園が移転条件に最も適していると判断させていただいたところでして、議員御発言の道の駅への自然博物館の移転については検討をしておりません。 また、同様の理由から基本計画に盛り込むことはできないというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 次に、2点目の和歌山初のPFIやコンセッション方式をその先鞭を切って整備基本計画に盛り込んではについてですが、議員御発言のとおり道の駅の整備運営については指定管理者制度のみならず、採算性の観点から建設や維持管理、運営等に民間資金、民間経営能力を活用するPFIやPPP、コンセッション方式などを導入している事例もございます。 これらの民間資金等の活用による公共施設等の整備、運営等は有効であるとのことから国も推奨しており、特に平成23年にPFI法が改正され、コンセッション制度が整備されたことによって上下水道などのインフラ整備や空港の運営、有料道路の運営など運営権が発生する事例において多く活用されています。 これらの民間資金等の活用による公共施設等の整備では、投資額にもよりますが契約期間が10年程度から長いものでは50年以上となる場合もあるなど、投入資金を回収するための期間が必要となること、また新しい制度について理解が進んでいないことなどから全国的にもまだまだ導入事例が少ないのが現状でございます。 しかしながら、基本構想でも記載いたしましたが、今回、道の駅の基本計画を策定していく中で、公設公営型、公設民営型、民設民営型等のそれぞれの整備手法のメリット、デメリット等をしっかり研究し、最良の方法を決定してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 8番 上村五美君 ◆8番(上村五美君) 御答弁いただきました。 1点目の水族館と道の駅のリンケージについては、日本初の試みでもあることから非常に話題性も高く、双方の経営に資するものではないのかと考えたのですが、県の要件も厳しく、またそれはそれで正当性のあることでもございますので、いたし方がないのだと納得いたしました。 また、2点目のPFIやコンセッション方式の導入につきましては、バリュー・フォー・マネーを最大化することによって、行政側にとっても業者側にとっても、そして利用者側にとってもメリットのある運営方法でありますので、そこは商売ですのでそのリスクは当然ございます。まして、当局においては当事者としての責任を担い、あらゆるシミュレーションを重ねて運営方針の決定をされるのですから、そう軽々にジャッジできるものではありませんが、できれば公民連携という新しい経済成長の波に乗りおくれないためにも、状況を見ながらでも前向きに考えていただければと申しまして、私の質疑を終わらせていただきます。 ○議長(川崎一樹君) 次に、11番 東方貴子君 ◆11番(東方貴子君) 2款、1項、10目防災諸費のブロック塀撤去等促進事業補助金についてお尋ねします。 補助の範囲はブロック撤去後のフェンスの設置とか、そういうものまで及ぶのでしょうか。また、先日地区の自治会より私の家にも調査の書類が来まして、みんなで書き合ったり、隣近所で書き合ったりしたんですけれども、自治会に入っていない方へのフォローはどうなっているのか。また入院とか空き家も多くなっています。空き家についてはどうなっているか教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 尾崎危機管理課長 ◎危機管理課長(尾崎正幸君) 11番 東方議員のブロック塀撤去等促進事業補助金についての2点の御質疑にお答えを申し上げます。 1点目の補助の範囲はブロック塀撤去後のフェンス等を設置する場合まで及ぶのかということでございますが、ブロック塀の撤去のみに対する補助金では、撤去後のプライバシーなどが確保できないことから、補助金の活用が促進されず、結果として危険なブロック塀の撤去が進まないことが懸念されますので、補助対象事業を撤去に限らず、フェンス等の軽量の塀などを新たに整備する場合にも補助の対象にしたいと考えております。 次に、2点目の自治会に加入していない方、また入院中の方、空き家などの対応ということでございます。 自治会未加入者、また長期入院の方への周知につきましては、現在「あなたのお家のブロック塀は大丈夫ですか?」と題し、自治会等を通じてブロック塀の危険性についてのチェックリストの配付、そして提出されたリストの報告をお願いしておりますが、今後につきましてもホームページやフェイスブックのほか、自主防災組織の研修会などさまざまな機会を捉えまして制度の周知に努めてまいりたいと考えております。 また、空き家の所有者への周知につきましては、都市整備課が所有する空き家調査の写真データの活用により、ブロック塀のある空き家の所有者を抽出し、本事業の御案内を送るなどの対応を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 11番 東方貴子君 ◆11番(東方貴子君) では、うちの隣なんかも空き家なんですけれども、その所有者は市外にいらっしゃいます。市外の方はこの補助金を使えるのか、そのあたりを教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 尾崎危機管理課長 ◎危機管理課長(尾崎正幸君) 再度の御質疑にお答えいたします。 本事業につきましては、市内の危険なブロック塀等の撤去を促進することを目的としておりますので、対象者につきましては市内、市外を問わずブロック塀の所有者とさせていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 以上で通告による質疑は終了いたしました。 次に、本案について御質疑のある方ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) まず、公共施設のブロック塀の撤去についてなんですけれども、児童会館とかいろいろありますけれども、このスケジュール的なことを教えていただきたいと思います。 それから、道の駅に関してです。 先ほど上村議員から県立自然博物館をここに移転したらどうかということで市の考えもあるのでそれはできないのですねというような話がありましたけれども、この道の駅の説明をお聞きしましたときに、私もここに自然博物館を移転したらいいのになというふうに思いました。時期的にどちらも今からの話ですんで、間に合わないことはないんじゃないか、スケジュール的に困難があるのか、その点に関して教えていただきたいと思います。 それから、自然博物館の移転に関しては、3点の要望事項があるということでしたよね。収蔵庫の問題、駐車場があること、それから災害の危険がないことだったと思うんですけれども、その点に関してこの道の駅に併設する場合、困難があるのかどうかです。それについて教えていただきたいんですが。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中管財情報課長 ◎管財情報課長(中圭史君) 1番 橋爪議員からの御質疑にありました中で、公共施設のブロック塀の改修のスケジュール的なことということで御説明させていただきます。 今回の補正予算で市の持つ公共施設のブロック塀全てを改修するわけではございませんで、そのブロック塀の中でもとにかく早急に整備していく必要があるブロック塀として優先順位的なものをつけさせていただいてございます。今回補正予算として上げさせてもらったものを選んだ基準と申しますのが、建築基準法に不適合なもので、かつ道路や公園など不特定多数の人が定期的に利用する場所に面しているものをこの補正予算で整備したいというふうに考えてございます。 また、今回の補正予算の対象にはならないブロック塀でありましても、避難所として指定されている施設に存在するブロック塀につきましては、平成31年度、平成32年度のうちに整備したいというふうに考えてございます。 さらに、指定避難所以外のものであってもまだブロック塀のある施設がございます。そういったところについては、施設の整備時に合わせてするとか、あるいはブロック塀も古くなってきますとひび割れたり、いがんだりしてきますので、そういった老朽化などそれぞれの状況に合わせて適切に対応していくというふうなことで考えてございます。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 北野まちづくり部長 ◎まちづくり部長(北野正君) 1番 橋爪議員の御質疑のうち、道の駅の件について御答弁申し上げます。 1点目のスケジュール的に問題はあるかということにつきましては、道の駅は平成34年度開駅ということを目指しておりまして、県立自然博物館のスケジュール的なものというのは十分把握できていないところですので、スケジュール的にはどうかということは判断しかねます。 2点目の県からの3点の要望につきましては、先ほど上村議員にも御答弁申し上げましたが、1点目の収蔵スペースを確保できることということで、今現在県の大きな要望としましては、建物内に4,000平方メートル程度の収蔵スペースを確保してほしいこと、また展示スペースとしても6,000平方メートルの面積を確保してほしいということで、建物の面積は延べ約1万平方メートル程度確保できるようという要望がございます。 また、2点目の駐車場を確保できることということに関しましては、現在駐車場が不足しているということがあり、乗用車のスペース分として200台分ぐらい、大型駐車場については20台分ぐらいということで約6,000平方メートルの面積が必要であること、そして災害リスクがないということで貴重な収蔵品でございますから、収蔵品を災害等から守る必要があるということで、災害リスクがない所というお話をいただいております。 そういう中で、総合的に検討した上でということでございますので、御理解いただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 公共施設のブロック塀の撤去に関しては、優先順位をつけてということで、今後も取り組んでいただけると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 道の駅と自然博物館のことです。 わんぱく公園に自然博物館を整備するというときに、広さとか駐車場に関しては大丈夫だけれども、アクセスの問題でちょっと困難さがあったんではないかと思うんです。もちろん高速道路の海南東インターから近いんですけれども、御存じのように海南東インターはハーフインターですから、有田、下津方面から行く場合にあそこでおりることができない。もちろん海南インターでおりてそんなに遠いわけではありませんけれども、ただ難しいのが駅から遠いということがあるかと思うんです。ですから、そういう面もありつつも話を聞いたとき、ここしかないのかなというふうに納得したわけです。 この道の駅の場合は加茂郷駅からも近いというわけじゃないですけれども、遠いともいえない距離だと思うんです。子供の足で歩いても十分ですし、そういう面ではかえって有利ではないかと思うんです。また、災害でも問題ないと思うんです。ここは避難所にもしようかという話も上がっていると思うんですけれども、そういう面で自然博物館の移転がこの道の駅の平成34年度開駅に間に合わないんだったら、その場所をとっておくだけでもいいんじゃないかなというくらいにすら思うんです。そのことに関しては、ここでそうですねというわけにもいかないのはわかるんです。ただ、検討に入れていただける要素が十分にあるんじゃないかと思うので、検討していただくことは可能ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 再度の御質疑にお答えいたします。 先ほどお答えいたしましたように、自然博物館につきましては収蔵庫、展示スペースで約1万平方メートル、駐車スペースで6,000平方メートルというふうに聞いております。今回、道の駅を予定しているところの面積全体が大体1万4,000平方メートルでありますので、少しキャパとしては厳しいのではないかなということで検討をしなかったというところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 広さの問題で検討しなかったということですけれども、ただ自然博物館を誘致ということになると、この道の駅が国と市で一体型でやろうとしているのが県も引き込めるということで、もうちょっと有利になる面があるんじゃないかというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第10 議案第53号 平成30年度海南市水道事業会計補正予算(第1号) ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第10 議案第53号 平成30年度海南市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 お諮りいたします。 本案については既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより本案に対する質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 今度の水道事業会計の補正予算に関しては、県が実施する日方大野中線整備工事に伴う配水管の移設工事が必要になったということでお聞きしています。県の道路整備によることによって配水管を移設しないといけないということなわけですけれども、県の移設補償というのはないんですか。そこらはどうなっているか教えてください。また、この工事というのはいつぐらいになるんでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 松下施設維持課長 ◎施設維持課長兼室山浄水場長及び下津浄水場長(松下浩君) 1番 橋爪議員の御質疑に御答弁申し上げます。 県の道路に占用許可をいただいて埋設しているという物件でございますので、県の補償はございません。 工事の予定でございますが、県と協議の上、平成30年度中に施工する予定でございます。 以上、御理解いただけますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第11 健全化判断比率及び資金不足比率の報告について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第11 健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 塩崎総務部長   〔総務部長 塩崎貞男君登壇〕 ◎総務部長(塩崎貞男君) 平成29年度健全化判断比率及び資金不足比率報告書について御説明させていただきます。 健全化判断比率及び資金不足比率報告書は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定に基づき健全化判断比率を、同法第22条第1項の規定に基づき資金不足比率をそれぞれ報告するものでございます。 それでは、1ページの健全化判断比率報告書をごらんください。 実質赤字比率及び連結実質赤字比率でありますが、いずれも赤字がないため数値は記載しておりません。また、実質公債費比率は7.1%、将来負担比率は89.4%となっております。この4指標は表下段の括弧内の数値、すなわち早期健全化基準を下回っております。 次に、3ページをごらんください。 健全化判断比率の状況でありまして、4指標の前年度との比較、法に定める基準、標準財政規模を記載しております。 次に、4ページをお願いいたします。 各指標の算定についてでありますが、まず実質赤字比率は一般会計等の実質赤字額の標準財政規模に対する比率でありまして、本市では一般会計、地域排水処理事業特別会計及び同和対策住宅資金貸付事業特別会計の実質収支額の合計額が赤字であるかどうか、標準財政規模に対する割合がどれだけのものかをあらわすものでございます。 各会計の実質収支額は中段の①一般会計等に係る実質収支額の表に記載しておりまして、平成29年度では一般会計が7億5,636万3,000円の黒字、地域排水処理事業特別会計が44万8,000円の黒字、同和対策住宅資金貸付事業特別会計が1億7,364万円の赤字で合計5億8,317万1,000円の黒字となっております。 一番上の表をごらんください。 平成29年度の実質赤字比率でありますが、マイナス4.23%となり、平成28年度と比べると0.64%数値が低下しております。これは主に一般会計の実質収支額が前年度より9,102万7,000円減少したことによるものでございます。 次に、連結実質赤字比率でありますが、公営企業会計を含む全会計を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率でございます。これは一般会計、地域排水処理事業特別会計、同和対策住宅資金貸付事業特別会計、国民健康保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計の実質収支額と水道事業会計、病院事業会計及び港湾施設事業特別会計の資金不足額の合計額が赤字であるかどうか、標準財政規模に対する割合がどれだけのものかをあらわすものでございます。 各会計の実質収支額及び資金不足額でありますが、4ページの中段①から④までの表に記載しておりますように、一般会計が7億5,636万3,000円の黒字、地域排水処理事業特別会計が44万8,000円の黒字、同和対策住宅資金貸付事業特別会計が1億7,364万円の赤字、国民健康保険特別会計が4億4,301万円の黒字、後期高齢者医療特別会計が1,471万9,000円の黒字、介護保険特別会計が1億9,617万8,000円の黒字、水道事業会計が8億4,145万7,000円の黒字、病院事業会計が3億6,089万4,000円の赤字、港湾施設事業特別会計が980万1,000円の黒字となっておりまして、上から2つ目の実質収支額、資金不足額、剰余額総額の表の合計欄をごらんいただきますと17億2,744万2,000円の黒字となっております。 平成29年度の連結実質赤字比率は一番上の表に記載のとおり、マイナス12.53%となり、平成28年度と比べると2.14%数値が低下しております。これは主に介護保険特別会計における実質収支額の黒字が減少するとともに、病院事業会計の赤字が増加したことによるものでございます。 次に、5ページをごらんください。 実質公債費比率でありますが、これは地方公共団体が支出した公債費の元利償還金と公営企業及び一部事務組合における公債費の財源として支出した繰出金等の合計額の標準財政規模に対する比率でありまして、3カ年の平均値であらわすこととなっております。 右上の表は各年度の数値でありまして、平成27年度は8.5%、平成28年度は6.6%、平成29年度は6.4%となっております。3カ年の平均値であらわしますので、平成29年度の実質公債費比率は左上の表に記載のとおり7.1%となり、平成28年度と比べ1.3%数値が改善されております。これは平成29年度の単年度実質公債費比率では公債費の元利償還金が減少傾向にあることや、普通交付税の基準財政需要額への算入額の増加により、前年度と比べ0.2%数値が改善されており、3カ年平均においても数値が改善されたものでございます。 なお、早期健全化基準は25%でありますので、基準値を下回っている状況でございます。 次に、6ページをごらんください。 将来負担比率は一般会計等の地方債現在高を初め、公営企業及び一部事務組合に対する将来負担見込額など一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する割合がどれだけのものかをあらわすものでございます。 平成29年度の将来負担比率は左上の表に記載のとおり、89.4%となっておりまして、平成28年度と比べると7.8%数値が改善しております。これは主に新庁舎整備事業やみらい子ども園建設事業などの大型事業に伴い、①地方債現在高及び普通交付税における⑪基準財政需要額算入見込額が増加する一方で、③公営企業債等繰入見込額、④組合等負担等見込額、⑤退職手当負担見込額がそれぞれ減額となったことで、実質的な将来負担額が減額となったことによるものでございます。 なお、早期健全化基準は350%でありますので、基準値を下回っている状況でございます。 ただいま御説明いたしました4つの指標の健全化判断比率がどれか一つでも早期健全化基準以上である場合は、財政健全化計画を策定しなければなりませんが、本市は全ての指標において基準以下となっております。 次に、2ページの資金不足比率報告書をごらんください。 資金不足比率は各公営企業の資金不足額の事業規模に対する割合がどれだけのものかをあらわすものとなっております。企業会計のうち、病院事業会計において資金不足が生じており、資金不足比率が11.2%となっているものの、水道事業会計及び港湾施設事業特別会計の両会計においては資金不足が生じておりませんので数値は記載しておりません。 その内訳でありますが、4ページ下段の③及び④の表をごらんください。 病院事業会計では3億6,089万4,000円の資金不足、水道事業会計では8億4,145万7,000円、港湾施設事業特別会計では980万1,000円の剰余金がそれぞれ生じております。 健全化判断比率及び資金不足比率報告書についての説明は以上です。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 これをもって、健全化判断比率及び資金不足比率の報告についてを終わります。----------------------------------- △日程第12 教育委員会の点検・評価の報告について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第12 教育委員会の点検・評価の報告についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 池田教育次長   〔教育次長 池田 稔君登壇〕 ◎教育次長(池田稔君) 平成29年度事業を対象としました教育委員会の点検・評価報告書につきまして御説明申し上げます。 平成19年6月に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部が改正され、平成20年度から毎年その権限に属する事務の管理執行の状況について、教育に関し学識経験を有する者の知見の活用を図りつつ、教育委員会が点検・評価を行い、その結果に関する報告書を議会に提出するとともに、公表しなければならないとされてございます。 この点検・評価の項目や実施方法、また議会への報告、公表の方法、時期などにつきましては、国が基準を定めるものではなく、各教育委員会が実情を踏まえて行うこととされてございます。 これらに基づき、本年度におきましても教育委員会の権限に属する事務の管理、執行の状況について教育委員会が点検・評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、本議会に提出させていただいたものでございます。 それでは、報告書の概要につきまして御説明申し上げます。 まず、1ページ目にはこの報告書の趣旨、教育委員会点検評価制度の概要等について記載してございます。 次に、2ページには点検・評価の方法について、3ページには学識経験者等の知見を活用するために開催しました点検・評価委員会の実施状況や5人の点検・評価委員の氏名を記載してございます。また、公表につきましては、報告書を市のホームページに掲載するとともに、公民館などへ配布を行います。 次に、6ページからは教育委員会が実施しております事務事業のうち、主要な20事業について事業ごとに事業目的、事業内容、点検・評価委員からいただきました主な御意見、事業の成果及び点検・評価委員の御意見を踏まえた教育委員会の今後の方針を記載してございます。 次に、参考資料といたしまして、28ページから32ページには教育委員会会議の開催状況や教育委員の学校訪問、会議・研修会及び行事等への参加状況を記載してございます。 33ページには、この点検・評価を行う根拠法令である地方教育行政の組織及び運営に関する法律の抜粋を、34ページには海南市教育委員会点検・評価委員会条例を掲載してございます。 以上、教育委員会点検・評価報告書の説明とさせていただきます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 これをもって、教育委員会の点検・評価の報告についてを終わります。 この際、昼食のため午後1時まで休憩いたします。                           午前11時51分休憩-----------------------------------                           午後1時開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第13 議案第54号 平成29年度海南市一般会計歳入歳出決算の認定について ○議長(川崎一樹君) 日程第13 議案第54号 平成29年度海南市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案については、既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより、本案に対する質疑を行いますが、議事進行上、歳入歳出決算のうち歳出から款ごとに御質疑いただくことにいたします。 歳出1款議会費について、御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって1款議会費に対する質疑は、これで終了いたします。 次に、2款総務費について質疑に入るわけでございますが、本款については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 11番 東方貴子君 ◆11番(東方貴子君) 6項、1目、19節個人番号カード交付事業交付金についてお尋ねします。 1,290万3,000円に対し、不用額が600万円ぐらい出ているんですけれども、平成29年度までの発行件数が4,804件、平成29年度だけだと765件となっています。その年齢の内訳をお聞かせいただけますでしょうか。 この質疑をしようと思ったのは、私ごとなんですけれども、私の息子がことしの春から東京で大学に行き始めまして、財布を落としたんですが、まだ運転免許証を持っていない年齢で、それで、いろいろ再発行してもらう手続にマイナンバーカード持ってこいみたいなことを言われたんですが、我が家はまだマイナンバーカードの取得をしていなかったんです。大人は、大体運転免許証とか持っていますので、マイナンバーカードがなくても今まで不便を感じなかったんですけれども、運転免許証を持っていない18、19ぐらいの家から離れている子にはマイナンバーカードがとっても役に立つんだなと改めて思いまして、私の感覚では、若年層の発行って、より少ない気がしますので、その辺の状況をまずはお知らせいただきたいのと、全国の平均と広がらない理由をどんなふうに感じているのか、ちょっとお聞かせいただけますか。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 黒崎市民課長 ◎市民課長(黒崎直行君) 11番 東方議員からの個人番号カード交付事業交付金の御質疑にお答えします。 平成30年3月末日現在のマイナンバーカード交付に係る年齢別の内訳としましては、ゼロ歳から9歳が64人、10歳から19歳が131人、20歳から29歳が315人、30歳から39歳が390人、40歳から49歳が508人、50歳から59歳が730人、60歳から69歳が1,017人、70歳から79歳が1,012人、80歳から89歳が550人、90歳から99歳が86人、100歳以上1人となってございます。 次に、若年層への広報につきましては、マイナンバーカードを利用した住民票のコンビニ交付の利用促進を図ることを考え、免許証を取得される方に対しての広報として、ドライビング・スクールかいなん様にポスターの掲示を依頼いたしました。 全国の平均の数値ですが、平成30年3月末日現在の交付件数で10.9%となっています。広がらない理由といたしましては、やはり若年層の取得が少ないといったところが原因の1つであると考えております。また、現時点では、マイナンバーカードの利活用の内容が限定的であることも原因であると考えております。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 11番 東方貴子君 ◆11番(東方貴子君) やはり思ったように若い人少なくて、若い人ほど運転免許証もパスポートも持っていない人も多いと思いますので、その辺、今後の対策をどのようにお考えか教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 黒崎市民課長 ◎市民課長(黒崎直行君) 再度の御質疑にお答えします。 今後の対策についてでございますが、若年層への広報の方法といたしまして、成人式の配付物にマイナンバーカード取得勧奨のチラシを同封することや、卒業シーズンを迎える高校生に向けて広報、ホームページ、フェイスブックなどで取得勧奨を実施することを考えております。 また、本年3月より、カードの申請を希望する方に申請に必要となる顔写真を市の窓口にてタブレット端末で撮影し、申請の補助を行うサービスを開始しており、引き続きマイナンバーカードの取得率の向上に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 11番 東方貴子君 ◆11番(東方貴子君) 成人式に配付してくださっているということなんですけれど、あの成人式の様子を見ていますと、皆さん同級生同士が顔を合わせてお祭り騒ぎというか、楽しまれている様子を伺っていますけれども、あの中に国民年金やらいろいろな書類が入っています。しかし、こっちは届けているつもりかもしれませんけれど、余り届いていないように思います。卒業シーズンを迎える高校生というよりは、高校3年で受験勉強して東京行ったり、北海道行ったり、夢を抱いていると思いますが、そのときにこういうものが役に立つんですって、御本人というよりは保護者の方に向けて、このマイナンバーカードがあったら、アルバイトを現地でするときに住民票もコンビニ行ったらとれるとか、本当に自分が身を持って知ったので、高校卒業後地元を離れる方は特に役に立つカードだったので、ぜひとも高校3年生あたりへの広報をよろしくお願いして、私の質疑を終わります。 ○議長(川崎一樹君) 次に、1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 1項、1目、3節職員手当についてです。 職員手当のうち時間外勤務手当が985万9,208円、それから休日勤務手当が2万8,965円ということになっています。ここでお聞きしたいのは、職員の勤務状況についてお聞きしたいと思います。本当は市役所全体の職員の勤務状況についてお聞きしたかったんですけれども、2款に関する職員の状況についてお聞きします。 2款では、まず、どういった分野の方の職員になるのか。それから、時間外勤務手当がこういうふうに出ているわけですけれども、この働き方の状況、それから、休日勤務手当が出ていますけれども、これの状況。また、休日勤務手当ではなくて、代休ということで済ませている場合もあると思います。そういった状況がどうなっているかについて教えていただきたいと思います。 それから、1項、1目、1節報酬のところの非常勤職員の報酬についてですけれども、非常勤職員について、非常勤職員も有給があると思うんですけれども、この取得はきちんとできているか。そして、時間外勤務というのがないのか、そういうことについて教えてください。 それから、6項、1目、19節について、今東方議員がお聞きになられましたけれども、個人番号カードのことです。個人番号カード交付事業交付金が出ております。個人番号カード、今大変便利だというお話がありましたけれども、何%の人がカードをつくっているのか。そして、それは目標に対してどうなのかを教えていただきたいと思います。 また、証明書コンビニ交付事業も行われています。証明書コンビニ事業については、成果表に件数が出ています。住民票、それから印鑑証明が取得できるわけですけれども、これによって1件当たり幾らかかっているのかについて教えていただけるでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 山縣総務課長 ◎総務課長(山縣秀和君) 1番 橋爪議員からの時間外勤務手当985万9,208円及び休日勤務手当2万8,965円にかかわっての御質疑に御答弁申し上げます。 最初に、時間外勤務手当につきましては、海南市給与条例及び施行規則の規定によりまして、職員が月曜日から金曜日までの勤務時間--午前8時30分から午後5時15分になりますが--を超えて勤務した場合に支給するものと、土曜、日曜--これを週休日といいますが--に勤務する必要が生じ、その勤務日を起算日として、前4週間、後ろ8週間の間に休日を振りかえたが、事情により取得できなかった場合に支給するものがございます。その時間外勤務手当の加算割合は、午後10時から翌日5時までの間は100分の150、それ以外の時間は100分の125となってございまして、この1項、1目で支出した時間外勤務手当は、総務課で11人に対しまして318万5,479円、企画財政課は9人に対しまして308万5,204円、管財情報課は8人に対しまして177万375円、市民交流課は3人に対しまして21万4,542円、出納室は4人に対し50万1,268円、それから、各部署から職員を募って開催いたしましたタスクフォースなどに110万2,340円、これらを合わせまして985万9,208円となってございます。 それから、休日勤務手当につきましては、祝日--祭日と年末年始になりますが--に勤務が必要となった場合に、午後10時から翌日の午前5時までの間は100分の160、それ以外の場合は100分の130を加算して勤務時間に応じて支給されるものでございまして、平成29年度は、総務課と管財情報課を合わせて4人に2万8,965円で支出しております。 次に、代休でございます。 代休は、海南市職員の勤務時間、休暇に関する条例第10条及び規則第20条の規定によりまして、休日の勤務が必要となった日を起算して、前4週間、後ろ8週間にある勤務日を、勤務を要しない日、休日として指定するものでございまして、また、土曜、日曜に勤務が必要となり、その勤務を命ずる日を起算として、前4週間、後ろ8週間の間の勤務日を週休日に変更することを週休の振りかえと規定してございまして、平成29年度の実績で申し上げますと、総務課で3人、企画財政課が2人、管財情報課が5人、市民交流課が3人、出納室1人の計14人の職員が対象となり、合計で34日分の代休が付与されておりまして、このうち取得された日数が30.5日ということで、率にいたしますと90%の取得となってございます。 次に、非常勤職員の報酬にかかわってでございますが、1項、1目で支出した一般職非常勤職員の報酬額は、本庁受付に1人、電話交換に2人、それから、障害者雇用の促進のため8人を任用し、合わせて11人分、総額1,476万1,907円となってございまして、この11人の方々の有給休暇の取得状況につきましては、最も多い人で17日、少ない人で2日ということで、平均取得率は77.8%になってございます。 それから、この非常勤職員の時間外につきましては、非常勤職員につきましては、本来は午前8時30分から午後5時までの勤務となってございますが、本庁の受付と電話交換の2人につきましては、業務の関係上、午後5時15分まで業務していただく必要が生じますので、毎日15分の時間外勤務をお願いしているところでございまして、その分につきましては、時間外勤務手当の支出をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 黒崎市民課長 ◎市民課長(黒崎直行君) 続きまして、個人番号カード交付についての御質疑にお答えいたします。 主要施策決算成果表にありますように、平成29年度末現在の個人番号カードの申請件数は5,529件で、平成28年1月1日の人口に対する申請件数の割合は10.4%となっております。 申請件数に係る目標につきましては、平成32年度までの目標値を25%と設定してございます。 次に、証明書コンビニ交付事業についてでございますけれども、主要施策決算成果表にありますように、証明書コンビニ交付事業に係る決算額は567万4,140円でございます。平成29年度の交付件数が合計で392件でございましたので、決算額を交付件数で割りますと、1件当たり約1万4,475円となります。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 再度の御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) まず最初に、職員の勤務状況についてお聞きしましたところ、時間外勤務手当といいますと総務課、それから企画財政課の時間外勤務手当がとりわけて多いのではないかなと、私は感じたわけです。本当は時間としてどれぐらいなのかということもお聞きしたかったんですけれども、なかなかそこを出してくるのも難しいということでしたので、ちょっと聞くのが何なんですけれども、やっぱり残業ですとか休日の勤務というのを減らして、有給休暇の取得というのをきちっととっていくということを目指すのが大事じゃないかと思うわけです。そのための取り組みというのは行われているのかお聞きしたいと思います。 先ほども言いましたように、総務課とか企画財政課は大分残業があるんじゃないかなというふうに感じるんですけれども、そういった残業の現状についてどう認識されているのか、お聞きいたしたいと思います。 次に、個人番号カード交付事業交付金についてです。先ほど東方議員もお聞きになられましたのであれですけれども申請件数の割合が10.4%ということで、私はもともとこれに反対しましたので、目標値が上がっていくのがいいのか、どうなのかがちょっと難しいところなんですけれども、現状10.4%、平成32年度までの2年半で25%と設定されているんで、そういう現状というのがわかりました。 コンビニ交付は、便利な面もあると重々わかります。ただ、交付が住民票、それから印鑑証明合わせて392件なわけです。平成28年度は3カ月だったと思うので、何か比べるのは難しいんですけれども、1件当たり1万4,475円ですから、今後どうなるかわかりませんけれども、今のところ大変費用がかかり過ぎているんではないかということが明らかになったと思います。 勤務状況に関してよろしくお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 山縣総務課長 ◎総務課長(山縣秀和君) 1番 橋爪議員の再度の御質疑にお答えいたします。 時間外や休日勤務を減らして、有給休暇の取得を促進するための取り組みについてでございますが、全庁的な取り組みといたしまして、毎週水曜日をノー残業デーとし、職員の定時退庁を励行するほか、朝礼・終礼の実施を推進するなど、まずは正規の勤務時間内で仕事を終わらせるため、個人またはチームでの業務の効率化に努める意識の向上に向けて、継続的に現在取り組んでおります。 また、人事評価制度の業績評価において実施している目標設定の際にも、有給休暇の取得率向上などワークライフバランスの推進に関する内容を取り組むよう、組織の共通目標として推進してございまして、今後も健全な労働環境維持・向上に向けて多方面から働きかけるよう、拡充してまいりたいと考えているところであります。 それと、時間外勤務が多い現状をどう認識しているかでございますが、その部署によりまして繁忙期の違いや、また新規事業の有無など、年度により状況は変化しておりますが、近年の全庁的な傾向といたしましては、特定の部署、さらには特定の職員に負担が偏っているということは把握してございまして、その背景といたしましては、コンパクトな組織づくりを目指す一方で、各現場では事務が複雑化・多様化し、新たに生じる課題に対して真摯に向き合っている現状があるものと認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 特定の職員に偏っている傾向もあるんではないかというようなことで、決算で言うことかどうかわかりませんけれども、残業をなくしていくというのは、やっぱり個人の生活、家庭生活、地域での生活というのを大切にしていくということで、海南市の職員ですから、やっぱり地域に根差していくということも大切だと思いますんで、仕事だけではなく、そういった面も大切にしていくということが求められるんではないかと思うんです。それを保障していく働き方というのを推奨していく必要もあるんではないかと思うわけです。 お答えいただきましたように、コンパクトな組織づくりを目指すということですが、コンパクトというのは、市長もずっと職員配置ということには苦労されていると思うんですけれども、職員を増員しないというようなことではないかと思うんですけれども、そうであれば、今後も残業もふえて、休暇もとりにくいような状況となり、それはちょっと時代にも反することではないかと思うんです。具体的な対策というか、そういうものはあるでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 山縣総務課長 ◎総務課長(山縣秀和君) 1番 橋爪議員の再度の御質疑にお答えいたします。 具体的な対策でございますが、先ほど申し上げましたノー残業デーの徹底であったり、休暇の促進を図ることの真の目的というのは、今おっしゃられました家庭や地域での生活、そういうものもあるんでございましょうが、現行の業務を見直して、不要不急の業務の簡素化、また、積極的に負担の平準化など現状を変えようとする職員の意識を高めて広めていくことであると考えておりまして、そのためには、各部署を管理監督する立場の職員のマネジメント能力を引き上げることが重要であると考えております。 そこで、そのような職員の意識改革を推進していくための1つの取り組みといたしまして、今年度より職員研修の充実を図っております。現在モデル事業として3つの課を対象に、専門のコンサルタントの指導のもと、具体的な業務改善やマネジメントの手法を習得し、実践することを目指しまして、集中的に取り組んでいるところでございます。 こうした、現在はモデル事業でございますが、こういう取り組みを継続しながら、事業の選択と集中をより進めることができれば、組織の生産性は向上につながってまいりますし、職員が過剰な負担なく安定して能力を発揮できる、そういう環境につながればということで、今努力しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で、通告による質疑を終了します。 次に、本款について御質疑のある方、ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって2款総務費に対する質疑を終了いたします。 この際、当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午後1時28分休憩-----------------------------------                           午後1時37分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第13 議案第54号の議事を継続いたします。 次に、3款民生費について御質疑ございませんか。 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 生活困窮者自立支援事業についてですけれども、成果表に件数も載せていただいており、一定わかるんですけれども、いつも私が取り上げている、ひきこもりの方々に対してどういうふうな件数が出ているのかというのは、これだけではわからないんで、ひとつよろしくお願いしたんです。 そして、ひきこもり、ニートなんかもあるかと思うんですが、自立の方向で何人ぐらい支援しているか、教えてください。 それと、緊急通報装置貸与事業です。これはお年寄りへの緊急通報装置の貸与です。これは成果表では人数だけしか書いていません。74人利用しているということなんですが、平成29年度において、実際にどれぐらい緊急通報装置を使って活用できたのかどうか、その点を教えていただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 仲社会福祉課長 ◎社会福祉課長(仲恭伸君) 6番 岡議員の自立相談支援事業に係る御質疑にお答えいたします。 平成29年度におきますひきこもりの方に対する支援の状況といたしましては、過去からの引き継がれている分も含めまして、現在14人の方に対して支援を行っております。その支援に至った経緯でございますが、11人の方は家族からの相談によるものでありまして、2人の方は関係機関からの連絡によるもの、それから1人の方は御自身が相談に来られたというような状況でございます。 状況は以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 瀬野高齢介護課長 ◎高齢介護課長(瀬野耕平君) 6番 岡議員からの御質疑にお答えをいたします。 緊急通報装置の実際の活用の状況でございます。平成29年度におきましては65件の対応がございました。内訳を申し上げますと、電話による対応が41件、訪問による対応が12件、消防に通報した数が12件、警察に通報した件数はゼロでございます。そのうち本人に異常があった件数は13件で、大事には至らなかったということです。それ以外の52件につきましては誤作動等によるもので、異常はございませんでした。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 生活困窮者自立支援事業ですが、以前も一般質問で他市と比べたら、結構海南市は先頭切ってやっているなということで理解したんですけれども、以前、自立支援の窓口自体をどこに置くかとか、いろいろそういう議論もあったんですが、今のまま社会福祉課の中にそのまま置いておくのかどうか。社会福祉協議会へ置いているところもありますが、どういう方向で考えておられるのか教えていただきたいと思います。 そして、言い忘れましたが、この自立支援に実際に当たられている職員数と、そして、専門的な資格持った方が何人おられるか、その点お願いします。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 仲社会福祉課長 ◎社会福祉課長(仲恭伸君) 再度の御質疑にお答えいたします。 まず、職員数の問題でございますが、平成28年4月から相談支援員を1人増員いたしまして、現在主任相談支援員が1人、それから相談支援員が2人、就労支援員が1人の計4人体制で生活困窮者の複合的な問題や課題に対して支援を実施しているところでございます。 資格につきましては、現在のところ社会福祉主事の資格を持っている職員が対応しているところです。 それから、今後の体制でございますが、本事業においては制度開始当初から自立相談支援事業や、それから住居確保の給付金の支給事業の必須事業を直営体制で実施しているほか、任意事業といたしまして、就労準備支援事業を市内の社会福祉法人の3事業所に、それから家計相談の支援事業を社会福祉協議会にそれぞれ業務委託して実施してまいりました。この間、職員の体制においても生活困窮者が抱える複雑多岐にわたる問題・課題に対して迅速かつ適切に支援が行えるよう相談支援員の増員、あるいは庁内の連携の強化などを行って相談体制の充実を図ってきたところでございます。 このような中、今後より一層あらゆる生活課題に対し適切な対応ができ、また多方面にわたる包括的な支援ができるように、今後の体制については、平成27年度の決算審査でも御意見をいただいておりまして、その御意見を踏まえまして高度な専門性や幅広い知識・経験を兼ね備えた民間の事業所、社会福祉協議会とか、そういう事業所への業務委託も視野に入れまして、現在検討を進めているといったところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 今お答えいただきましたけれども、現在のところ4人でこの事業を受けてやっているということで、社会福祉主事の資格を持っておるということですけれども、今、仲課長も発言あったように、相談員の増員のほうもしていかなきゃならないというような答弁もありましたけれども、その点、市長はどういうふうに考えておられるのでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 市長 神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 自立支援にかかわっての再度の御質疑にお答えいたします。 先般もいろいろヒアリングの中で社会福祉課と協議をしたわけでありますが、社会福祉士の確保というのもなかなか難しい現状であります。そのような中、社会福祉協議会とか、もっと幅広く今後取り組めるように体制づくりをしようということで、今検討させていただいているところでございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって3款民生費に対する質疑を終了いたします。 次に、4款衛生費について御質疑ございませんか。 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 資源集団回収補助事業です。資源ごみのこの回収に当たって、集団回収なんかもまだずっと行われておりますけれども、平成28年度と比べれば102トン減少しているんですが、これは人口減とか、景気が悪いんで余り皆さんいろいろ買わないとか、そういうのもいろいろあるんかもわかりませんけれども、この減少した原因などわかっておれば教えてください。 それから、塵芥収集事業です。こちらもトン数で言うと329トン減っています。これもやはり人口の減少によるものか、その辺どのように分析されているのでしょうか、教えてください。 不燃焼物収集等事業についても同じく、例えば「カン・びん」の収集が減っております。「ペットボトル」も減っています。「その他プラスチック」のほうはふえています。「埋め立てごみ」もふえています。その点どのように分析されておるのでしょうか、教えてください。 そして、ストックヤード整備事業です。これについて、以前から、せっかくストックヤードを整備するのであれば、さらなる排出ごみの抑制を図るために、市民団体の力をかりて、ここにリサイクルセンターみたいなものをつくってはどうかという提案をさせていただいているんですけれども、このストックヤードの整備については、そうした部分は考えておられないのでしょうか、教えてください。 そして、海南海草環境衛生施設組合負担金です。成果表の表を見ていただいたらわかると思うんですが、し尿の処理量について、人口が減っているのに232トンふえています。紀美野町も海南市も人口減ってきてんのに、何でし尿の処理量がふえてきているのかな、前々からちょっと腑に落ちないところなので、この点、どういうふうな分析をしておられるのでしょうか。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 前山環境課長 ◎環境課長(前山勝俊君) 6番 岡議員からいただきました数点の御質疑にお答えさせていただきます。 まず、資源集団回収の実績が減っておる理由でございますが、これにつきましては、市が収集しております古紙の回収量につきましても、平成28年度が550トン、そして平成29年度が476トンということで、人口減少とかの理由もあるんですが、排出量自体が減少しているということでございます。この原因につきましては、雑誌や新聞などの紙類が電子化されているということが大きな要因ではないかということを考えてございます。 そして、2点目のじんかい収集の減少についてでございます。こちらのほうにつきましても、ここ数年は年々ごみの排出量が減少しておりまして、特に家庭ごみについては、指定ごみ袋を導入させていただいた以降は、年々減少しているという状況でございます。したがいまして、平成29年度におきましても前年度より減少しておるのではないかというふうに考えておるところでございます。 続きまして、不燃焼物の資源ごみの減少している、中には少し増加しているものもあるんですが、これにつきましても、年々の排出量自体の減少という傾向に伴いながら、各資源ごみについても減少傾向にあるというふうに考えておるところでございます。特に、古紙類につきましては、先ほども御答弁させてただいたように、書籍とか新聞の電子化に伴い、大きく減っておるのではないかと考えておるところでございます。 続きまして、ストックヤードの整備事業についての御質疑でございますが、こちらのほうにつきましては、議員からはストックヤードの活用ということで、以前にも御質疑をいただいたところでございますが、こちらのほうにつきましては、昨年度のクリーンセンター整備事業の中で第1ストックヤードということで整備させていただいておりまして、こちらのほうでは古紙類、それからプラスチック類、それからその他プラスチック類の保管施設ということで整備をさせていただいておるところでございます。 そして、新たにまた計画しております第2ストックヤードということで、現焼却施設のある場所に計画してございまして、こちらでは粗大ごみ、それから金属類、それから缶・瓶、それから伐採木などのストックヤードを計画しておるところでございます。 このストックヤードの整備計画に合わせまして、議員御提言の粗大ごみの有効活用等をするための検討を現在行っているところでございます。 そして、環境衛生施設組合負担金に関しての御質疑でございます。 こちらの御質疑につきましては、人口減少で人が減っているのに、どうして処理量が減らないのかという御質疑でございます。人口は年々減少傾向にあるのですが、世帯槽というのは人口減少に比べて減っているものではございません。そして、近年くみ取り便槽のほうから合併処理槽への転換が進んでおりまして、この合併浄化槽の一番小さい人槽が5人槽ということでございます。したがいまして、人口が減少しているんですが、2人のお住まいでも5人槽の浄化槽を設置していただいているという状況の中で、くみ取り処理量自体は大きく変動していないのではないかと分析しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) ストックヤードのほうもぜひよろしく整備のほう進めていただきたいと思いますが、このし尿処理に当たって、今課長のほうから発言ありましたが、合併浄化槽が最低でも5人槽ということなんですが、その点にやっぱり問題があるんかなと思います。メーカーがつくることですから、ちょっと3人槽にせえとかなかなか言えないと思うんですが、以前にも組合のほうの議会でも聞いたことあるんですが、年々処理量がちょっとずつ上がってきている。これが不思議でならんのです。人口は減っても、合併浄化槽に変えたら5人槽で大きくなると聞いたんやけれど、もし資料を持っていれば、最近の推移だけでもわかればよろしくお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 前山環境課長 ◎環境課長(前山勝俊君) 6番 岡議員の再度の御質疑にお答えいたします。 ここ近年の海南市と紀美野町を合わせての合計の推移でございますが、平成25年度が4,230万2,090キログラムです。それから平成26年度が4,293万6,740キログラムでございます。そして平成27年度が4,244万2,810キログラムでございます。そして平成28年度が4,275万4,000キログラムでございます。そして平成29年度が4,284万1,690キログラムでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって4款衛生費に関する質疑を終了いたします。 この際、当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午後2時5分休憩-----------------------------------                           午後2時14分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第13 議案第54号の議事を継続いたします。 次に、5款農林水産業費について質疑に入るわけでございますが、本款については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) それでは、質疑に入ります。 3項、1目水産業総務費の中の地域おこし協力隊活動業務委託料と報償金に関するところです。地域おこし協力隊について何点かお聞きしたいと思います。 まず、この事業に関しまして、隊員2人分だと思いますが委託料で320万円、報償金で480万円の合計800万円の当初予算の中で、今回の決算で732万743円の決算ということであります。 そうした中で、成果表の中で「2名の隊員に、地域活性化活動等に取り組んでいただきました」とあります。2人が平成29年度にこの協力隊に来て活動された中で不要額が出ているということがよくわからないので、協力隊員への報償金の支払いの方法と、げんき大崎への地域おこし協力隊活動業務委託料についての内容を細かく教えていただきたい。 また、協力隊員の定住・定着の状況と隊員配置における成果というのはどのようになっているかを説明していただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 7番 黒原議員の3項、1目の地域おこし協力隊にかかわっての数点の御質疑にお答えをいたします。 地域おこし協力隊は、都市部から地方に移住し、地域外の新たな視点を持って地域活性化を図る活動を行うとともに、隊員みずからも定住するための活動を行い、地域での定着を目指すものであります。 本市では、平成28年10月より下津町大崎地区に1人配置し、平成29年4月には1人を追加配置し、計2人体制で業務に携わっていただいておりましたが、うち1人がみずから希望する仕事に就職されるということで、平成29年12月をもって協力隊を退任しております。そのため、平成30年1月から3月までの3カ月分の報償金60万円の不用額が出ているところでございますが、退任された方は現在も大崎地区に定住いただいております。したがいまして、平成29年度末時点では1人の隊員が定着したということになっております。 次に、報償金の支払方法についてでございますが、月額20万円を市から隊員へ勤務月の翌月20日に直接お支払いしております。また、委託料につきましては、協力隊員の活動費として受け入れていただいている団体に支払うものでありまして、大崎地区では、活動のための軽自動車のリース料、研修に参加するための交通費、パソコンや周辺機器の備品購入等に使用されております。 次に、協力隊を配置することによる成果についてですが、地域のコミュニティースペースとしてオープンした「かざまち」では、これまで週1日の営業日でありましたが、協力隊員が業務に携わることにより、今現在は週4日の営業となり、地域の皆さんの交流の場としてより利用しやすくなるなど、気軽に集えるコミュニティースペースとしての機能が強化されたところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) 今回の場合、げんき大崎が、隊員を受け入れるという形の業務委託になっています。その中で、この協力隊員と受け入れの団体との間で地域づくりのイメージを共有して事業に取り組まれているのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 中阪産業振興課長
    ◎産業振興課長(中阪雅則君) 再度の御質疑にお答えをいたします。 協力隊と受け入れ団体との地域づくりのイメージということでございますが、協力隊の活動内容につきましては事前に地域の受け入れ団体と話し合いまして、市と協議の上で協力隊を受け入れるということにしております。しかしながら、面接等で協力隊を希望する本人としっかりと取り組みイメージを共有はするんですが、隊員となって活動していく中で新たに取り組みたいことが出てくるなど、当初の思いが変わっていくこともございます。結果として、協力隊本人が取り組みたいことと地域が求めるものが違ってくることとなり、途中で退任する、あるいは3年後に他の地域に移っていくことが生じることもあります。 このようなことから、着任した隊員が日々の活動を行う中で、受け入れ団体と話し合いを行いながら互いに地域づくりに対するイメージを共有し、できる限り同じ方向に進むことで課題を解決するよう努めていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) 隊員と受け入れ団体の方が同じ方向を向くっちゅうことは大事なことであるかとは、私も思います。何日か前も面接やっていましたけれども、受け入れる団体の意向というのが、採用の中でどのように反映されていっているのかな。Aさん、Bさんが来たので受け入れてくださいよっちゅう形になっているのか、やっぱり受け入れる側の意向をきっちりと示した中で隊員とお話をしての採用というような形になっているのか。その辺、どのような形で採用になっているかを教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 地域おこし協力隊にかかわっての再度の御質疑にお答えいたします。 地域おこし協力隊の採用に際しましては、面接を実施しておりますが、その面接には、市はもちろんですが、受け入れ団体の方々にも入っていただいて実施をしております。隊員の志望動機、協力隊で生かしたい技術や能力のほか、地域の受け入れ団体が必要とする人材等について、受け入れ地域の実情に合わせた質問を行っていただき、隊員となる方の地域づくりに対するイメージを確認しながら、地域の受け入れ団体の意向が反映されるような採用に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で、通告による質疑を終了します。 次に、本款について御質疑のある方、ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 1項、3目、19節の青年就農給付事業についてです。 成果表にありますように、26人の方に支給されたということです。45歳未満の認定新規就農者に対して生活費として支給したということなんですけれども、この内訳、つまり、農家の子弟である場合もあると思いますし、よそから来られた方もあると思います。そういうのがどうなのか。それから地域的にはどうなっているのかを教えていただきたいと思います。 そして、26人ということですけれども、目標に対してどうなのか。 そして、どういった取り組みによってこういう成果を得られているのかということについて、3点教えていただけますか。 ○議長(川崎一樹君) 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からいただきました青年就農給付金にかかわっての御質疑にお答えをいたします。 まず、地域的なものはどうか。また、親元就農、新規就農の割合はという御質疑でございますが、ちょっと地域的なことは今手持ちの資料ではわかりませんので、また調べてお答えをさせていただきたいと思います。 それと、大半が親元就農でございますが、数値的なものについてはちょっと持ち合わせてございませんので、これについてもまたお答えをさせていただきたいと思います。 この目標に対してということでございますが、総合戦略等で示させていただいているのは50人程度ということになっておるんですけれども、実質、今回の総合計画の上では、たしか26人だったと思うんですけれども、結局新規就農自体を進めていくに当たって、昨今一番課題になっているのは、農地自体を提供していただけない農家の方がふえていっているというのが現状でございまして、新規就農するに当たっても、先日の一般質問の中でもお答えさせていただきましたけれども、農地の提供、または倉庫・農業機械等の提供まで受けなければ、なかなか新規に入っていくことが難しいく、親元就農であれば、親の持っているそういった農業機械等を活用できるわけですけれども、その辺がちょっとハードルが高くなっておりまして、目標に対しまして、今現在は、平成29年度で言いますと26人に対して交付しておりまして、ほぼほぼ目標値ぐらいにはいるということにはなるんですが、実質総合戦略の中で示させていただいた数字からは足りていないということになってございます。 また、この成果でございますけれども、昨今、農業者の年齢が高齢化していっているということがかなり問題というふうになってきておりますけれども、センサスもそうですけれども、そういった資料を見ますと、例えば、基幹的な農業者に関しましては10年間で約300人ぐらい減っております。そんな中で耕地面積に関しましてはほぼ横ばいということで、減っているわけではございません。ただし、耕作放棄地の割合の中で、もう再生が困難であるというような農地がふえていっているのは事実でございまして、やはり再生できない農地がふえるということは、最終的には農地が減っていくことにつながるということで、今のところは横ばいであっても、最終的には減っていく可能性があるということで、この辺についても新規就農を進めていくことが解決策の一番大きな要因であると考えていますので、この辺、さらに成果が上がるように、青年就農給付金、今現在はちょっと名前が変わりましたけれども、この給付金をうまく活用して進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 新規就農者について、どういった方々かとか、地域的にはちょっと資料はないということでわかりましたけれども、そもそもこの給付事業には認定要件があるわけですよね。その認定要件をもう一度教えていただけるでしょうか。 そして、これは平成29年度ですから、今年度になって給付金の名前が変わったということですけれども、こういう給付事業があるわけですけれども、傾向としては進めていけていると思うんですけれども、その状況はどうでしょうか。 それから、一般質問でお聞きしたところ、就農する前の準備期間というんですか、2年間研修したり、そういうのもされているということですが、そういったハードルを下げようという試みをされているように思うんですけれども、いきなり就農というよりは、農業に入っていくための準備期間というんですか、そういったことでも取り組みをされていると思うんですが、それについて教えていただけますか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からの再度の御質疑にお答えをいたします。 平成30年度からは農業次世代人材投資事業交付金という名前に変わりまして、もともと青年就農給付金というのがこの名前に変わったところでございます。 交付の条件が6点ございまして、まず1点目は、農地の所有権、または利用権を申請者がきちんと有しているかどうかという点。そして2点目、機械及び施設を保有するか借用することができるようになっているかどうか。3点目は、自分の名義で出荷することができるかどうか。4点目は、経理が独立してなされているかどうか。5点目は、就農時の年齢が45歳未満で独立・自営就農であること。6点目は、5年後には農業で生計が立てられる実現可能な営農計画を持っているかどうかということが、青年就農給付金の要件となります。 続きまして、傾向の状況ですけれども、給付金自体を受けとって就農いただくようになった件数で申しますと、平成24年度で6人、平成25年度が4人、平成26年度が7人、平成27年度が6人、平成28年度が3人、平成29年度が4人ということで、そういった状況で、ちょっとばらつきはあるものの四、五、六人がこの給付を受けて新たに就農されようとしてございます。 できるだけこれを横ばいから上昇のほうへ向けていくための取り組みとして、先ほど準備期間はというお話もございましたが、JAの研修制度を使いながら、おおむねJAのほうの営農指導員の方々にいろいろお伺いし、そして、認定農業士という資格をお持ちの農業者の方もいらっしゃるわけですけれども、その方々の指南を仰ぎながら独立・自立していくための活動をしていただいています。 特に準備期間に関しましては、トレーニングファームということで、JAがされていますそういった研修制度を使って研修いただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) トレーニングファームの事例も紹介してくださいました。ただ、この平成24年度から平成29年度までの6年間で平均すると5人ぐらいかなと思うんですけれども、やっぱり、これからさらに農業を営むことが困難になるところも多いと思うので、もうちょっと頑張っていただかないといけない分野ではあるなということを思っているわけです。頑張っていただくしかないんですけれども。 ちょっとお聞きしたいのが、この支給者数26人のうち夫婦1組とありますけれども、1組というのは2人ということで、26人の中に入っているのか。1人として計上しているのか、ちょっとそこら辺を教えていただきたいです。夫婦だとちょっと心強いだろうなとは思っているんですけれども、ちょっと小さいことで申しわけないんですが、これはどうなっているのか教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 夫婦のカウントですけれども、それぞれにお金が出ていますので、夫婦は2人としてカウントしています。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって5款農林水産業費に対する質疑を終了いたします。 次に、6款商工費について御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 店舗リフォーム工事補助事業についてお聞きします。 平成29年度から始まったと思うんですけれども、大変よい制度だなとは思うわけです。4件に補助されて、それぞれ成果を上げられていてよいとは思うんですが、資料によりますと、不用額が227万9,000円で、決算額は72万1,000円なわけです。店舗リフォームしようという、元気なところがそれだけないのかなとちょっと思うんですけれども、せっかくの制度なのでもっと使っていただきたいなというふうにも思うわけですけれども、この不用額がこのように出た原因。それから、この制度の周知とか、やっぱり店舗ですから、いろんなところにお知らせして使いませんかということがあったと思うんですが、そういった取り組みはどうだったのかについて教えていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 中阪産業振興課長 ◎産業振興課長(中阪雅則君) 1番 橋爪議員からいただきました店舗リフォームにかかわっての2点の御質疑にお答えいたします。 1点目、不用額が発生した理由ということでございますが、議員御発言のとおり、予算の残額としてはちょっと大きな数字が残ってしまいましたけれども、この分析についてでございますけれども、まずは制度の補助率の問題でございまして、5分の1、上限額20万円ということでやらせていただいたんですが、実際は議員御指摘のとおり、余り活用なされなかったということになってしまいました。そのため平成30年度ではこれを見直し、5分の1から2分の1に引き上げ、通常は上限を10万円引き上げた30万円、そして、空き店舗では上限を50万円まで引き上げてやっていますので、本年度はなかなか活用いただいている状況です。 したがいまして、平成29年度の不用額の発生した大きな要因は、利用したい方のニーズと我々が考えていた補助制度の設計とにちょっと開きがあったということでございます。 2点目ですけれども、この制度をどうやって周知しているのかという御質疑でございますが、これにおきましては、下津町商工会、海南商工会議所のほうに制度の周知をお願いしまして、店舗リフォームを活用していただけるように、創業支援事業ということで、創業セミナーなどで新たな起業を促すように取り組んでいますが、その事業を使ってセミナーの中から起業しようという方々が、実際お店を持つとなったときに、このリフォームのお金も使っていただけるようにということで周知させていただいています。もちろん市のホームページや市の広報にも載せさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって6款商工費に対する質疑を終了いたします。 この際、当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午後2時38分休憩-----------------------------------                           午後2時49分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第13 議案第54号の議事を継続いたします。 次に、7款土木費について、御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 1つは空家等対策事業についてです。これは幾つかの事業があるわけですよね。老朽危険空家等除却補助金が12件あったということがわかりますし、住宅リフォーム工事補助金、それはまた後ほど聞くんですけれども、その中の空家リフォーム分が2件あったとあります。 この空き家の対策を進めるのは、地震や災害の折でも大変重要になってくるかと思いまして、本当に危険な空き家でおちおちしていられないよというような声も聞くわけで、こういう取り組みをしていただいているのは大変ありがたいんですけれども、老朽危険空き家と言われるものがどれだけあって、そしてこの12件に補助するようになったのかということを教えていただきたいのと、それから住宅リフォーム工事で空家リフォーム分というのは、空き家をリフォームしてということで大変結構なことだと思います。 住宅リフォームのほうですけれども、5項、1目、19節の負担金補助金の中の住宅リフォーム工事補助金があります。平成28年は61件のリフォームがあったけれども、平成29年度は40件で、不用額も出しているんではないかと思うんです。 なぜこの40件にとどまったのか。いろいろ工夫もしてくださっているわけですよね。若年層には手厚くするということで平成29年度はやってもらったわけですが、それでも件数で40件ということで、使いづらい理由があるのか、そういったことについてはどうお考えになっているか、この点について教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 久保田都市整備課長 ◎都市整備課長兼用地対策室長(久保田雅俊君) 1番 橋爪議員の御質疑にお答えします。 まず1点目の老朽危険空き家の数についてであります。 空家対策事業の中で老朽危険空き家の解体の補助金に係る件数については、成果表の中では12件というふうに補助件数が出ております。老朽危険空き家の数ということですけれども、平成28年度に海南市全体で空き家数を調査したときは、1,281件の空き家がございました。そのうち特に危険度の高い空き家を特定空き家ということで分類したわけですけれども、その空き家の数については75棟でありました。 老朽危険空き家がその75棟に当てはまるかというたらそうではないんですけれども、対象になるかどうかということを調査をするわけです。危険度合いを点数化して数値化しまして、それによってその危険度合い、対象になるかどうかということを判断していくんですが、大体、この補助金の対象になる老朽危険空き家というのは、現在のところ1,281件のうち、二、三割程度が該当するのではないかというふうに考えております。 次に、2点目の住宅リフォームに関してです。 住宅リフォームの件数で、平成28年度61件から平成29年度が40件と、減った理由ということであります。使いづらいのかという御指摘でありましたけれども、窓口に来られる皆さんから使いづらいということは一切聞いてございません。申請の期間についてもいろいろ工夫をしていまして、前倒しするなどしてできるだけ使いやすいように工夫はしておるところです。 件数が減った理由というのは、ちょっとこちらでもはっきりわからないんですけれども、制度を若者向け定住促進の一助となるように、予算枠自体はできるだけ広く確保させていただいたんですけれども、結果として申請いただいた数が40件で、そのうち若者世帯が4件であったということで、決算額が出ているところであります。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) まず老朽危険空き家に関してです。平成28年度に調査していただいたところ1,281件で、そのうち二、三割がこの補助できる要件に当てはまるんじゃないかということです。12件が平成29年度にやってもらったということなんですけれども、危険な空き家と近所の人は思っているというようなことがあるかと思うんです。この補助金を出してもらっているので、ぜひやってほしいなと思っても、なかなか近所の人が言えるような話でもないんですけれども、ここが危険ではないかというようなことを相談いただくこともあるかと思います。そういうときどういった対応を市としてはしていただいているのか。 地域住民にとっては、その持ち主がもうわからない、知らないという場合もあります。ただ市としては、ここが危険だと思うんだけれどもどうなっていますかというとき、どういった対応をしていただいているのか、その点について教えていただけますか。 住宅リフォームについてです。使いにくいということはないと思う、工夫しているということでした。 申請があってから工事にかかるのもそれなりに早くしたということなんですが、募集期間がありますよね。再募集なんかはされたんでしょうか。いつでも応募を受けているというような状況にはないかと思うんですが、そこはどうなっていますか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 久保田都市整備課長 ◎都市整備課長兼用地対策室長(久保田雅俊君) 1番 橋爪議員の再度の御質疑にお答えいたします。 まず1点目、危険空き家に関して、御近所の人からの空き家についての相談にどういった対応をしているのかということであります。 特によくある相談が、持ち主がわからないという相談であります。そういったことに対しては、当然電話で御相談いただいた際にはお伺いすることもございますし、窓口へ直接来ていただくこともございます。 そういったときにはこちらのほうで税務課のほうと連携しまして、空き家の所有者をわかる範囲で調べまして、所有者御本人宅に空き家の状況を写真を撮ったものを書面とともに送付して、お知らせしているというような対応をしてございます。 2点目、住宅リフォームの募集期間についてです。 平成29年度につきましては、2次募集の期間も設けて行っております。2次募集の期間は7月21日から8月8日までということでしております。 その期間でも予算枠に余裕があったもので、8月9日以降随時募集ということで受け付けをしてございました。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 危険空き家に関してです。 今回の台風21号でも瓦がたくさん飛んでということで、瓦も足りなくてというような話がありましたけれども、本当に瓦が飛んできて危なかったということもありますけれども、これが地震のときだと一体どうなるかなというふうなことを思うわけです。 そのためにもこういった補助金があって、ぜひ何とか対応してほしいよということがあるのはありがたいことだと思っているわけです。よろしくお願いします。 住宅リフォームも随時受け付けをされているということだけれども、こういう結果だったということです。ちょっと広報はどんなふうにされたのかなと思うんですが、随時というのがちょっと市民の皆さんにわかってもらえていたのかなというように思うんですが、その辺はどんなふうにされたんでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 久保田都市整備課長 ◎都市整備課長兼用地対策室長(久保田雅俊君) 1番 橋爪議員の再度の御質疑にお答えいたします。 まず広報の仕方です。広報については1次募集、2次募集とも回覧で市内全世帯にお知らせを回させていただいております。 随時募集につきましては、その回覧の中に、締め切り後に件数に満たない場合は随時募集として受け付けますということをお知らせしてございますので、特にお知らせが行き届いていないということはないかというふうに考えております。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 5項都市計画費、3目駅東土地区画整理事業です。 今回のこの決算を見ますと、減額補正として1億764万2,000円が出ております。この主な原因を教えていただきたいと思います。 そして、成果表には、建物移転に関して協議がうまいこと進まんかって、4,690万5,000円が平成30年度に繰り越されたということですけれども、この協議がうまいこと進展していかなかったという理由、当局としてどのように考えておられるんですか。 そして、予算説明資料の中には、全体の進捗率が書かれていますが、お答えいただきたいと思います。 御存じのように、もうこの事業は平成9年度から着手していると思うんですが、もう20年たっていますね。それでもまだ一向に進んでいないというのが実態だろうと思うんですが、現在でも仮換地が未指定になっているところについて、どのように今後進めていこうと考えているのか教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 上田区画整理課長 ◎区画整理課長(上田穣君) 6番 岡議員の区画整理事業に関する御質疑についてお答えいたします。 平成29年度の減額補正となった理由でございますが、交付金事業として国のほうに1億5,000万円を要望しておりましたが、国の決定額が要求額に対して約55.8%の8,363万6,000円となり、この部分で減額となりました。また、年度内に契約できる予定で交渉しておりました地権者と年度内に協力が得られなかったため、減額補正のほうをさせていただいております。 続きまして、平成29年度からの繰越額でございますが、全部が補償金額の後払いで、家を撤去した後でお支払いする分でございまして、年度内には契約のほうを済ませて、前払いとして払っております。この繰越額の部分につきましては、新たに家を建てられて、それから引っ越しされて、家を撤去してから払うという部分で、工期的に厳しいものがございますので、繰り越しのほうをさせていただいております。 続きまして、進捗率についてでございますが、平成29年度末で単年度としましては2億61万7,000円を執行しておりまして、累計としまして44億8,134万9,000円を執行しておりまして、進捗率としましては38.6%となっております。 次に、未指定地区の仮換地指定についてでございますが、これにつきましては平成30年2月に未指定地区の権利者の方に仮換地指定についてのアンケートを行っております。また、先日説明会を開きました。その中で仮換地指定について早くしてほしいという意見がありましたので、市としましては未指定地区につきましても早期に仮換地指定できるように進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 進捗率は約20年たって38.59%ですね。そういうことで、まだまだこれから先が長いわけですね。今までどおりに予算をつけていたのでは、なかなか進んでいかないと思うんです。 実は、先ほど課長にも答弁いただいたんですが、仮換地についてアンケートなどもしたようでございます。そして説明会があるというので私も参加させていただいたんですけれども、その中の資料では、仮換地がまだ済んでいない皆さんの意見の概要ということで当局がまとめておられますけれども、中をちょっと読ませてもらったら、「住民のメリットがない」とか、「区画整理のおかげで人が去りゴーストタウンになった」とか、「計画から約20年経過し、今後まだ20年かかる。人口が減少するので事業の中止をしたほうがよいと思う」とか、「全く先が読めない」、「市のやる気があるのかどうか」とか、ほとんど批判的なことが書かれているんです。 でも実際この説明会で、最終的に私もいろいろ聞く中で、結局仮換地指定が遅くなっているからメリットがないとか、もうやめてほしいとか住民の皆さんは言うているわけです。仮換地指定はやはりどんどん進めていかんと、ますます住んでおられる方々の怒りが頂点に来て、ほんまにもうせんでもええわとなってまうんでね。その点、残りの仮換地指定を早く進める上で今のこの職員の人数で足りているのかどうかよ。その点、課長、仮換地指定を一気に進めようと思ったら、職員は足りていますか。用地交渉をしなければならないでしょう。その点で職員が不足してくるんじゃないですか。その点どなたかお答えください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 上田区画整理課長 ◎区画整理課長(上田穣君) 6番 岡議員の仮換地指定を行うに当たって、現在の区画整理課の職員で足りているかどうかという御質疑にお答えします。 現在、区画整理課の職員の人数としましては5人で行っているところでございますが、仮換地指定を行うとなりますと、専門的な知識が必要となってきますので、今の人員では多少難しいかとは思いますが、頑張ればできないことはないと思うんですけれども、できる限りふやしていただきたいというのが本音でございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 本音ということで言っていただいたんですけれども、市長、この前の説明会も来ていなかったいてよ。もう言えへんけれども。 ですから、あと仮換地指定がされていない部分の地域の方については、先ほども言いましたが、ほんまにもうやめてほしいというような意見を出しておりますが、心底は早く進めてくださいということなんよ。 今、課長も言うたように、やっぱり人足らんのやいてよ。専門の人も足らんのやいてよ。その点、市長、今後仮換地指定を進めていく上で、その人の問題でどのように考えておられますか。前向きに答弁していただきたい。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 市長、神出政巳君 ◎市長(神出政巳君) 平成29年度の決算にかかわっての再度の御質疑ということでございます。 議員が御発言のように、いろいろ批判的な御意見はずっと私も聞いておりますが、ことし2月のアンケート、また先般の8月の2回の説明会の結果も報告を聞いた中で、やはり仮換地指定をして最後までやってほしいという意見が多いというふうに担当からは聞いておりますので、先ほど担当から言いましたように、もっとスタッフを増強して対応できないかということを全庁的に協議をさせていただきたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって7款土木費に対する質疑を終了いたします。 次に、8款消防費について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって8款消防費に対する質疑を終了いたします。 この際当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午後3時14分休憩-----------------------------------                           午後3時29分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第13 議案第54号の議事を継続いたします。 次に9款教育費について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって9款教育費に対する質疑を終了いたします。 次に、10款災害復旧費について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって10款災害復旧費に対する質疑を終了いたします。 次に、11款公債費について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって11款公債費に対する質疑を終了いたします。 次に、12款予備費について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって12款予備費に対する質疑を終了いたします。 以上で、歳出各款においての質疑は終わりました。 この際、当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午後3時30分休憩-----------------------------------                           午後3時37分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第13 議案第54号の議事を継続いたします。 次に、歳入についての質疑を行います。 歳入についても各款ごとに御質疑いただくことにいたします。 歳入1款市税について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって1款市税に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、2款地方譲与税について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって2款地方譲与税に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、3款利子割交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって3款利子割交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、4款配当割交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって4款配当割交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、5款株式等譲渡所得割交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって5款株式等譲渡所得割交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、6款地方消費税交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって6款地方消費税交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、7款ゴルフ場利用税交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって7款ゴルフ場利用税交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、8款自動車取得税交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって8款自動車取得税交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、9款地方特例交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって9款地方特例交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、10款地方交付税について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって10款地方交付税に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、11款交通安全対策特別交付金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって11款交通安全対策特別交付金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に12款分担金及び負担金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって12款分担金及び負担金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、13款使用料及び手数料について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって13款使用料及び手数料に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、14款国庫支出金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって14款国庫支出金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、15款県支出金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって15款県支出金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、16款財産収入について質疑に入るわけでございますが、本款については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 9番 中西 徹君 ◆9番(中西徹君) 1項財産運用収入、1目財産貸付収入の土地貸付収入が6,218万1,175円ということで、平成28年度決算と比較して160万円程度減額になっています。 それとその下の建物貸付収入ですが、166万3,122円で、昨年と比べて64万円ぐらい増額となっているんですが、それぞれの理由、要因は何か教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 中管財情報課長 ◎管財情報課長(中圭史君) 9番 中西議員の御質疑にお答えいたします。 土地貸付収入につきまして減額となった主な原因といたしまして、ながみね農業協同組合に貸し付けてございました、下津町地域にございますJAながみねの下津支店の土地をそのJAながみねに売却したことによりまして、貸し付け期間が平成29年11月13日までと短くなったことで、平成28年度と比較しますと約100万円程度の減となってございます。 それと株式会社タカショーに貸し付けてございました海南市南赤坂の土地、つまりこの庁舎の建設用地でございますが、この土地の貸し付け期間は平成28年7月の下旬まででございまして、平成29年度にはもう既にこの場所には庁舎の建設が始まってございましたので、貸し付けが発生してございませんで、平成28年度と比較した結果、約35万円の減額となってございます。 また、それと建物の貸付収入でございますが、これは旧の温山荘の休憩所の一部を飲食店舗として貸し付けてございましたが、この店舗が平成29年12月末で退去されたことで、その影響で平成28年度と比較して21万円程度の減となったものの、一方でこの新しい庁舎の1階に設置してございます自動販売機の場所の貸し付けで、41万2,000円程度の増がありました。 また、新庁舎の5階のレストランの厨房機器の貸付料で25万円程度の増となったことなどがありまして、この建物の貸付収入につきましては減少分を超える増加があったことによって、全体で収入増となったものでございます。 以上であります。 ○議長(川崎一樹君) 9番 中西 徹君 ◆9番(中西徹君) 土地貸付収入について、主な貸し付け先と、それの年間額を教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中管財情報課長 ◎管財情報課長(中圭史君) 再度の御質疑にお答えいたします。 平成29年度における土地の貸付金額の金額の大きな相手先としまして、株式会社オークワのスーパーセンターオークワの土地でありまして、これが年額で約4,875万円、それと旧の海南第一中学校跡地の一部を大和情報サービスに貸し付けてございまして、年間で約618万円、それと市内にある警察官舎等の警察施設の敷地分として、和歌山県から年額で約285万円など、こういったところが主な貸し付けの相手先となってございます。 以上であります。 ○議長(川崎一樹君) 9番 中西 徹君 ◆9番(中西徹君) 株式会社オークワのことだけちょっとお聞きしたいんですけれども、たしかこれ、何年かに1回見直しということがあったと思うので、次の見直しはいつぐらいになるのか。多分前より下がってくるのかなと思うんですけれども、どうなっていますか。 ○議長(川崎一樹君) 中管財情報課長 ◎管財情報課長(中圭史君) 再度の御質疑にお答えいたします。 株式会社オークワにつきましては、3年に1回見直すことになってございます。前回の見直しが平成28年度から見直してございますので、次回は平成31年度に賃料を見直すことになってございまして、見直しに当たりましては路線価といいますか周辺の土地の価格を参考に見直すことになります。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 以上で、通告による質疑は終了いたしました。 次に、本款について御質疑のある方ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって16款財産収入に対する質疑を終了いたします。 次に、17款寄附金について質疑に入るわけでございますが、本款については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 9番 中西 徹君 ◆9番(中西徹君) 1項、2目ふるさと海南応援寄附金1億2,922万510円についてお聞きしたいんですけれども、成果表を見ますと、寄附件数が今回6,785件ということで、平成28年度の4,790件から約2,000件ふえております。そして寄附金も約3,000万円増額となっておるわけですけれども、何か工夫やったんか、その理由を教えてください。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 中野企画財政課長 ◎企画財政課長(中野裕文君) 9番 中西議員からのふるさと納税にかかわって、納税額が3,000万円増額になっている理由についての御質疑でございます。 これにつきましては、インターネットを利用した申し込みが全国的にふえている中で、本市のふるさと納税の受け皿として、従来から業務を委託している株式会社JTBに加え、平成29年10月から株式会社さとふる、それと楽天株式会社の2社を追加し、インターネット上の寄附の窓口を拡充いたしました。 これによってふえたものというふうに考えているところと、また若者になじみのあるLINEや生活情報誌などに無料で本市の地場産品を掲載していくなどの取り組みを通して本市への寄附額の増加に結びついたものであるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 9番 中西 徹君 ◆9番(中西徹君) ふるさと海南応援寄附金事業の支出内訳で見ますと、平成28年度は5,400万円で、平成29年度は6,500万円ということで、支出内訳だけで見ますと1,100万円アップしているんですが、寄附金額自体は3,000万円ぐらいふえているということで、割合にしたらすごいいいのかなというふうな思いもあります。 そこで、ふるさと納税の謝礼品の提供事業者の募集というのは、どのようにやっているのかお聞かせください。 ○議長(川崎一樹君) 中野企画財政課長 ◎企画財政課長(中野裕文君) 再度の御質疑に御答弁いたします。 謝礼品の提供事業者については、平成29年度においてはホームページ上で募集するとともに、海南商工会議所や下津町商工会が発行する会報誌等により周知を行っていただいたり、8月には市内の事業者を対象に、ふるさと納税の謝礼品提供事業者説明会を開催いたしました。 また、ふるさと納税の業務を委託している株式会社JTB、株式会社さとふる、楽天株式会社からも積極的に新規の提供事業者の開拓をしていただくよう依頼しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑は終了いたしました。 次に本款について御質疑のある方ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって17款寄附金に対する質疑を終了いたします。 次に、18款繰入金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって18款繰入金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、19款繰越金について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって19款繰越金に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、20款諸収入について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって20款諸収入に対する質疑はこれで終了いたします。 次に、21款市債について御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって21款市債に対する質疑はこれで終了いたします。 以上で歳入各款についての質疑は終わりました。 以上をもって議案第54号 平成29年度海南市一般会計歳入歳出決算の認定についての質疑は全て終了いたしました。 よって本案に対する質疑を終結いたします。 この際、当局入れかえのため、暫時休憩いたします。                           午後3時52分休憩-----------------------------------                           午後4時2分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第14 議案第55号 平成29年度海南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(川崎一樹君) 日程第14 議案第55号 平成29年度海南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第15 議案第56号 平成29年度海南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第15 議案第56号 平成29年度海南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことといたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第16 議案第57号 平成29年度海南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第16 議案第57号 平成29年度海南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 介護認定者数ですが、成果表には平成28年度と平成29年度を比べた表がありますが、全体では283人が減ということですね。 その中でも特に要支援1、要支援2の方々が特に少なくなっております。 これは、介護認定をきちっと今までどおり受けないで、総合事業のほうへ移っていかれた方かなと思うんですが、総合事業について伺います。 介護予防訪問介護相当サービスを受けられた方は、延べ322件になっているんですが、これの人数はわかるんかな。訪問介護サービスAについても人数でちょっと知りたいんですけれども、わかればよろしくお願いします。 それから、本市のサービスとしては、ここへは載せられていないんですけれども、移動サービスもたしか実施していると思うんですが、実績がないというので成果表の表から抜いているんだと思うんですが、その点はどういうふうになっているんですか。 ○議長(川崎一樹君) この際暫時休憩いたします。                           午後4時7分休憩-----------------------------------                           午後4時14分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △会議時間の延長 ○議長(川崎一樹君) この際、本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。----------------------------------- ○議長(川崎一樹君) 日程第16 議案第57号の議事を継続いたします。 当局から答弁願います。 瀬野高齢介護課長 ◎高齢介護課長(瀬野耕平君) 貴重なお時間をおとりいただきまして申しわけございませんでした。 6番 岡議員の御質疑にお答えいたします。 介護予防・生活支援サービス事業における実人数ですけれども、申しわけございません、実人数は資料としては持ってございませんので今すぐ申し上げられません。 それから、移動サービスにつきましてですけれども、これは以前に岡議員からも質問があって、高齢者の移動サービスについて、ぜひともやっていきたいということは申し上げましたけれども、実際まだこれは動いておりません。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) すみません、答弁しにくいことを質疑しまして。 この年間延べ請求件数ですが、非常に数字的には少ないように思ったので、人数はどれぐらい利用したのかなということで、素直な気持ちでちょっと聞いてみたんですけれども、わかったらまた教えていただいたらと思います。 移動支援サービスについてですが、以前たしかやっていくという方向で、事業者のほうも探していただいていたかなと思うんですけれども、もう表にも載っていないですから、もうしないという意味なのかな。 やると言っていたんですけれども、普通ならゼロということで、移動サービス支援はゼロですと本来表へそういうふうに入れると思うんですが、もう全然やる気がないということなんですかね。 ○議長(川崎一樹君) 瀬野高齢介護課長 ◎高齢介護課長(瀬野耕平君) 6番 岡議員の再度の御質疑にお答えをいたします。 総合事業で受けられる移動サービスですけれども、これにつきましては実施主体がNPOとか住民主体であるということの中で、非常に手を挙げてくださる人がいない中で、どういう人を対象にやっていくのかというところで悩んでいるところでございます。 これは全国的にもやっているところというのは少ないという中で、今後勉強をしていきたいと考えております。 これはやらないということではなくて、やりたいんですけれども、受け皿が難しいということでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 6番 岡 義明君 ◆6番(岡義明君) 前にも言ったんですが、この部分がやっぱり一番大切な、御高齢の方が望んでいるところだと思うんですよ。ちょっと病院に行きたいよという人とか、この総合事業ではそこらが大切なんじゃないかなと思うんですけれども、NPOとかいろいろ言っていましたけれども、できるならばNPOなんかを立ち上げてもらう人材を探したりとか、そういう努力をし続けていただけるということなんですか。それだけ最終もう一遍お願いしたい。 ○議長(川崎一樹君) 瀬野高齢介護課長 ◎高齢介護課長(瀬野耕平君) 6番 岡議員の再度の御質疑にお答えをいたします。 この移動サービスにつきましては、今回の定例会での橋爪議員の御質問の中にもタクシーチケットの御質問がございまして、その中でお答えしましたけれども、移動サービス全体を考える中の一つとして、タクシーチケットやこの総合事業の中の移動サービスなど、ほかにもいろいろございますので、あらゆる方法の中の一つとして考えていきたいということを考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第17 議案第58号 平成29年度海南市地域排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第17 議案第58号 平成29年度海南市地域排水処理事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第18 議案第59号 平成29年度海南市同和対策住宅資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第18 議案第59号 平成29年度海南市同和対策住宅資金貸付事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第19 議案第60号 平成29年度海南市港湾施設事業特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第19 議案第60号 平成29年度海南市港湾施設事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第20 議案第61号 平成29年度海南市水道事業会計決算の認定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第20 議案第61号 平成29年度海南市水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君
    ◆1番(橋爪美惠子君) 平成29年度決算に関する説明資料によりますと、紀の川からの導水管の更新工事を行っている。それから老朽管の更新を行っているということで、今度の台風でも断水のところもあったということで大変重要なことを担っていただいているわけですけれども、この進捗状況、今後の取り組み、平成29年度はどこまで進んで、これからどうなっていくかについて教えていただきたいと思います。 それから、有収率について、漏水がどれだけあって、何%水が供給されたということがあるかと思いますが、それがどうなっているのか教えていただけるでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 谷口工務課長 ◎工務課長(谷口嘉作君) 1番 橋爪議員の事業の進捗率についてを御説明申し上げます。 紀ノ川導水管更新工事ですが、平成29年度末の進捗率は27.9%でございます。全体の延長が10.7キロメートルで、平成29年度末で約3キロ施工を行ってございます。 私からは以上です。 ○議長(川崎一樹君) 山本業務課長 ◎業務課長(山本満君) 続きまして、有収率でございます。 海南水道では平成29年度74.5%、下津水道では73.1%となっております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 老朽管の更新に関しての答弁を願います。 この際、暫時休憩いたします。                           午後4時25分休憩-----------------------------------                           午後4時27分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 日程第20 議案第61号の議事を継続いたします。 当局から答弁願います。 谷口工務課長 ◎工務課長(谷口嘉作君) 貴重なお時間をおとりいただき、申しわけございません。 1番 橋爪議員の御質疑にお答えいたします。 紀ノ川導水管更新事業につきましては、先ほど申し上げましたとおり進捗率は約30%でございますが、その他の老朽管の更新事業につきましては、全体としてはちょっとわかりかねるところでございます。 逐一事業は進めてございますが、全体的に老朽管は毎年毎年ふえていきますので、事業としてはずっと続いていくものと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 紀ノ川導水管更新工事なんですけれども、以前、水道事業対策特別委員会もあって、このことについてもお話があって、地震等によって導水管がだめになってしまうと、一気に水が供給できなくなるので、これを早くしたいということだったと思うんですよ。まだ3キロメートルだということで、大変心もとなく思うんですけれども、今後順次進めていかれるとは思うんですけれども、一気に進んでいくということはないんですか。今後の見通しについて教えていただきたいんです。 それから、老朽管の更新についてはわかりました。毎年毎年やってくださっているというのも承知しておりますけれども、先ほど有収率をお聞きしたところ、海南水道で74.5%、下津水道では73.1%ということで、これはやっぱり老朽管の更新をしていかないと、どうしようもないことだとは思うんですけれども、そういうことになっているわけですから急いでいただきたいんですが、それがどうなっているかについて教えていただきたいんですけれども。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 谷口工務課長 ◎工務課長(谷口嘉作君) 1番 橋爪議員の再度の御質疑にお答えいたします。 紀ノ川導水管更新事業でございますが、進捗率は30%で、今後いつ終わるのかということですが、一応今のところ平成35年度完成を目標に事業を進めてまいる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 石本水道部長 ◎水道部長(石本和俊君) 再度の御質疑にお答えいたします。 有収率につきましては、海南水道、下津水道とも下がっておる実情でございますが、平成28年度の事業によりまして、簡水統合ということで簡易水道エリアが上水道に統合されました。 それで、もともと簡易水道エリアの有収率というのは低いものでございましたので、そこへ水道管をつなぎ込んだことによりまして、今回大きく有収率が低下したのが、海南水道での大きな理由だと考えております。 今後とも、海南水道、下津水道とも有収率が下がっていくのは、基本的にはやはり老朽管が原因であろうと考えておりますので、本年度におきましても水漏れの調査を行っておりまして、重点的にどの場所を改修していくかということを計画を立てて事業として進めていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) わかりました。老朽化も進んでいるので、計画的に進めていただくということで、そういうことでいいんですけれども、以前はよく水漏れが大々的に起こったので急に工事をしないといけないとか、断水が起こったとかいうようなことがあったかと思いますが、平成29年度はそういうことはなかったんですかね。それだけお願いします。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 石本水道部長 ◎水道部長(石本和俊君) 再度の水漏れに関する御質疑にお答え申し上げます。 平成29年度は大きな断水というか、水漏れというのは起こっておりませんで、やはり小さなものの積み重ねといったものが主な漏水の原因となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第21 議案第62号 平成29年度海南市病院事業会計決算の認定について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第21 議案第62号 平成29年度海南市病院事業会計決算の認定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 本案についても既に説明書が添付されておりますので、内容説明は省略いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 これより質疑を行いますが、議事進行上一括して御質疑いただくことにいたします。 御質疑ございませんか。 15番 栗本量生君 ◆15番(栗本量生君) 医療センターの黒字化について。私は前期は建設経済委員会に所属しておりましたので、いろいろ議論してまいりました。その議論も踏まえてお答えをいただきたいと思います。 医療センターを立ち上げた当初は、スケジュールを発表されまして、平成30年度には黒字化を目指して皆さんが頑張ってこられたと思うんです。 ところが、事情が変わったのもよくわかっております。そういった事情の変化によって今は余り誰も病院関係者は黒字、黒字と言わない。それが残念です。幾ら事情が変わっても、平成30年度には黒字化しましょうということで努力されてきた。それが今どうなっているかということになりますわね。 いろんな理由があるのもわかっておりますけれども、そこでもう平成30年度の黒字化は無理でしょう。しかし言うたら、今後いつに向かってその黒字化ということを成し遂げていくのか、あなた方の考えというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 若宮病院事業管理者 ◎病院事業管理者(若宮茂樹君) 15番 栗本議員の黒字化についての御質疑にお答えいたします。 平成29年度の決算では、経常収益が約35億300万円、それから費用が約36億9,000万円と、経常損失が2億円を切りまして約1億9,000万円ということになってございます。 これは一昨年の平成28年度の約4億3,000万円から約2億3,000万円の改善が図られたと考えてございます。 こういった中で、平成29年度に大幅な改善ができた理由でございますが、経営管理体制の強化ということで、経営担当を設置しまして、また経営委員会、それから経営担当者会議をつくりまして、各所属の必達目標、これはそれぞれの部門がどれだけの業績を上げるかという目標を定めまして、この目標については見える化をしまして、そして進捗管理をしっかり行っています。平成29年度は大体クリアしてございます。 先ほどお話のあった黒字化でございますが、病院内で院長、看護部長がかわってございますが、院長筆頭に経営委員会で当然おっしゃったような黒字化を目指して今頑張ってございます。 ただ、病院はさまざまな外的な要因もございますので、目指していても最終的に黒字化ができるかどうかわかりませんが、ただ経営委員会の中では、平成30年度にできるだけ経常収支がいい方向へ向かうようなところで頑張ってございます。 ただ、当然これまでやってきた入院収益の増収であったり、費用の抑制ということは、先ほど申し上げたようにしっかり頑張ってございますので、議員おっしゃられた平成30年度は当然我々スタートの年だと思っていますので、しっかりと黒字化を目指して頑張ってまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 15番 栗本量生君 ◆15番(栗本量生君) 割といい答えをいただいたように思うんですが、頑張っていただいているのはよくわかります。 ただ、しかし我々いろんな話の中でマイナス要因もありますし、平成30年度も無理じゃないかというように思うんですが、平成30年度にできるんやったらできるでいいですが、できないならいつまでに頑張りたいとそういうスケジュールをやっぱり出していただかないと、我々せっかく平成30年度を目指していろいろ議論をして、協力もいろいろやってきたつもりですが、まだ先が見えてこない。今の時点で確かに改善はしてきていますけれども、スケジュールどおりの改善ではないですわね。 いろいろ事情もありますけれども、やっぱり平成30年度には必ず黒字になりますという説明を以前にいただいているんですが、そのとおりになりますか。 ○議長(川崎一樹君) 若宮病院事業管理者 ◎病院事業管理者(若宮茂樹君) 15番 栗本議員の再度の御質疑にお答えいたします。 病院事業は、さまざまないろんな外的要因があって、これは不確定要素もございますので、平成30年4月から7月までの状況を見ていますと、まあまあ議員がおっしゃったような形が見込まれることは考えてございます。 ただ、あと半年、これは不確定要素がございます。例えば病院の中で感染症がはやったとか、いろんな要因によって患者が減ることも当然ございますので、ただ確約として黒字化というのは申し上げられませんが、ただ院内は経営委員会を中心に、平成30年度は黒字化ということで頑張ってございますので、来年の3月に決算を打ったときに本当に黒字化になれば、我々が目指していたことがしっかりできると思いますので、そうなるようにあと半年間しっかり頑張っていきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 15番 栗本量生君 ◆15番(栗本量生君) わかりました。頑張っていただきたい。 しかし、我々がマイナス要因と考えていることもいろいろあります。初めは医者の数がそろえば、必ず黒字になるという話をずっと長いこと聞いてきましたんでね。余りそのようにいっていないなと思うわけです。 と同時に、やっぱり医療センターになった途端に土曜日休み。今までは土曜日休みと違うたんです。それはいろいろ理由はあるでしょうけれども、そんな要因があるのに、本当にできるんかという我々の危惧もあるんです。 あと少しですけれども、スケジュールどおりにやっぱり黒字化を目指して頑張っていただきたい。それは申し上げておきます。 ○議長(川崎一樹君) 若宮病院事業管理者 ◎病院事業管理者(若宮茂樹君) 私は言いたくないんですけれども、KIC30というような形で、医師が30人、それから収益が30億円、それから平成30年度に黒字化といううたい文句で、平成26年ぐらいにそういうお話がございました。 当然私もそれは引き継いでございますが、医師は今27人ぐらいございまして、非常勤の医師を含めまして常勤換算すると大体30人ぐらいです。 収益につきましても、30億円というのは平成30年4月から7月の平均の収益をこのまま続ければ、30億円ぐらい十分見込めます。 不確定要素があるので、ここで本当に確定で黒字かどうかというのはなかなか答えにくいところはございますが、今現時点で平成30年4月から7月までの現状を見まして、このまま頑張っていけばある程度いい結果が生まれるかなと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 説明資料を読みますと、医師を増員したということです。それから医療機器の更新、設備投資もされたということですが、具体的にどういったことが行われたのか御説明いただきたいと思います。 それから、入院患者は前年より上回っているけれども、外来患者数が減っているということがわかりますね。なぜ外来患者は減っているのか、その原因についてつかんでいることもあるかと思いますので、どうなっているでしょうか。 それから、海南医療センターは午前中だけの外来診療になっていますけれども、午後診療についても考えていただきたいなというふうに思うんですが、どうお考えになっているでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 答弁願います。 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 1番 橋爪議員からいただきました数点の御質疑にお答えさせていただきます。 まず1点目の医師の増員につきましては、平成29年度は内科で1人、小児科で1人、放射線科で1人の増員となっております。 続いて設備投資でございますけれども、平成29年度につきましては眼科の機器であったりとか、あとは全身麻酔の装置、あるいは人工呼吸器等を購入してございます。 それから、外来の減でございますけれども、外来収益の減につきましては医師の異動等があり、泌尿器科の医師が退職したことによって減りました。あと、高額薬品の使用量が減ったというところで、そういった部分での収益に影響している部分というのがございます。 それから、午後の診療でございますけれども、現在も予約診を中心にですけれども午後の診療は行ってございます。ただ、一般の外来の受け付けというのは午前中ということでさせていただいております。ただ、申し上げましたように午後もいろんな専門外来を中心に外来診療はさせていただいておりますので、その点は御理解いただければと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) 医師の増員が内科、小児科、放射線科であったけれども、泌尿器科の医師が減ったために、そこにいた外来患者も減ったということなわけですね。医師の増員があったのに、お一人かどうかわかりませんけれども、医師がいなくなるということでこういった影響もあるわけですよね。 何か医師の増員が患者数の増加になぜつながらないかなというふうに単純に考えてしまうわけなんですが、そういったことはどうかということです。 午後診療については、予約で行っているということですね。なぜ午後診療について言うかといいますと、例えば熱を出したので見てほしいというときに、一般のお医者さんのところが木曜の午後がお休みでということがありまして、熱出したのでとかいう場合予約は大変難しいですよね。やっぱりそういったほかのお医者さんがやっていないときにやっていくというのも、海南医療センターの役割としてもあるんじゃないかなと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 1番 橋爪議員の再度の御質疑にお答えさせていただきます。 午後から急に熱が出た場合の診療についてでございますけれども、一般の外来診療は行っておりませんが、救急というところで医師が待機してございますので、発熱の場合というのは救急扱いでお越しいただければ、診察は可能となってございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 若宮病院事業管理者 ◎病院事業管理者(若宮茂樹君) 外来の医師がかわって、減収になったというお話でございますが、これは大学とか、あと県内の公立病院から医師が定期的にかわる場合がございます。そういった場合にどうしてもついていた患者さんというのがかわりますので、どうしても4月、5月あたりは患者数が減ってしまうということで大きな影響が出てございます。 そういった意味から、医療センターでは、できるだけ2月、3月に内示があれば、その現地へ行って、先生にうちはこういう医療やっていますよと、こういう開業医と連携してやっていただきますよというお話をしながら、できるだけスタートダッシュで出おくれないようにやっておりますが、ただ前段で申し上げましたように、どうしても医師には患者がついていますので、うちにいてた先生が他病院にかわったら、それに伴って他病院へ行くし、他病院からうちへ来た場合は少しうちへも来るという中で、どうしても通常時の状態からはちょっと人も減るという状況になります。 ただ、平成29年度は入院収益がふえて外来収益が減っているということで、先ほど事務長が言いましたようにハーボニーなんかの薬品の関係もございますので、外来の単価が落ちたということも原因していますが、ただ別に入院へシフトするわけじゃないですけれども、病院は外来と入院で単価が違ってまいりまして、外来単価が1万円で入院単価が5万円ぐらいです。 そういった意味で、急性期医療をやる中で入院に力を入れながら、しっかり海南医療センターが取り組んでいる結果となってございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 先ほど橋爪議員からいただきました医師の増加について、1点答弁漏れがございましたのでちょっと追加させていただきたいと思います。 先ほど内科と小児科、放射線科ということで各1人ということで申し上げましたが、整形外科でももう1人増員となっておりますので、つけ加えさせていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 1番 橋爪美惠子君 ◆1番(橋爪美惠子君) じゃ、4人の医師の増員があったけれども、減った方もあるというふうに理解したらいいわけですね。 今お聞かせいただきましたように、努力していただいているのはわかります。 午後診についても救急でも診てもらえるよというのは、そりゃそうですねと思ったんですけれども、ただ、なかなか救急車で行く以外で救急っていう頭が働かないということがあるかと思うんです。そういえば、私もおばあちゃんが熱を出して、お昼を過ぎたのでと救急で診てもらったなみたいなのを思い出すわけですけれども、やっぱり地域の皆さんにも信頼していただくには、そういうことをもうちょっと緊急のときはやっぱり医療センターは頼りになるんですよというようなPRしてもいいんじゃないかとは思うんですよね。午前中は一般外来、午後は予約で診ているんやけれども、緊急時は言うてくださいよというのは必要じゃないかと思うんです。 やっぱり地域の病院なわけですし、救急としての病院の役割、急性期という病院の機能もあるかと思いますが、地域の病院としてのそういった考え方というんですか、もっと信頼してもらえるようにPRをしていくことはどうお考えなんでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 1番 橋爪議員の再度の御質疑にお答えさせていただきます。 救急の受け入れにつきましては、先ほど申し上げましたように午後からも受け入れさせていただいています。救急車以外の方で、例えば歩いてお越しになられる方もいらっしゃいます。 市民の方へのPR等という部分につきましては、これはなかなか地域全体で考えることでもあります。特に、一般的に言われていますのは、医大等でもあるわけなんですけれども、軽症者が救急で来られる患者が、大学病院等で多いというような問題も地域の医療構想の会議とかでも出ております。 そうした問題をどうクリアしていくのかというのが非常に難しいところではあるんですけれども、そういった機能分担であったりとか、あるいは当院へ受診していただく際のお願いだったりとか、そういうことは今後積極的に地域の開業医の先生とかとも連携しながら、市民の方にお知らせしていければと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 先ほどからの御答弁で整形外科の先生が1人ふえられたというふうにおっしゃっていましたけれども、実は8月臨時会のさなかに、私、医療センターに行かせていただきました。 午前中受け付けということで、11時半まで受け付けていただけるというふうに誰もが思っておると思います。整形外科へ行かせていただくと、整形外科だけ11時で終わりで、私が行かせてもらったときが11時20分でした。結局その日は診てもらうことはできずに、ほかのお医者さんを紹介していただいてレントゲンだけ撮って、診断されることなく翌日にもう一度医療センターのほうへ行ってくれということでした。これリアルに今現在まだ通院させてもらっていますけれども。 少なくとも11時半まで受け付けると言った限りは、科別にここだけは受けませんということのないようにやはりしないと、痛くてたまらない、苦しくてたまらない状態で行って、ほかの科は11時半まで受け付けますけれど、この科だけ11時なんでほかへ行ってくださいということでは、信頼は得られないと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 5番 和歌議員の外来の受け付け時間についてお答えさせていただきます。 受け付け時間は11時半ということで一応決めさせていただいておるわけなんですけれども、医師の出張でありますとか、手術等でありますとか、いろんな事情で11時までの受け付けとさせていただく場合は時によってございます。 その辺の周知についても事前にわかる場合は院内にも掲示等もさせていただいているわけなんですが、そういった形で御迷惑をおかけすることもあるかとは思います。 しかしながら、通常であれば11時半までの外来は受け付けをさせていただいていますので、その点は御理解いただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 院内に掲示してあったとしても、初めて行く人間にとって院内の掲示は見えません。やはり11時半なら11時半までは何としても受け付けられるような体制を組むことのほうが大切なんじゃないでしょうか。 ○議長(川崎一樹君) 若宮病院事業管理者 ◎病院事業管理者(若宮茂樹君) 再度の御質疑にお答えいたします。 私、初めて聞きましたんで、これから事実確認をしっかりしまして、また院内でそういうことがないようにしっかりやりたいと思います。 きょうは突然言われ、用意もないものですから、当事者からしっかり確認しましてお答えさせていただきたいと思います。 以上でございます。   (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎一樹君) 15番 栗本量生君 ◆15番(栗本量生君) ただいまの和歌議員の質疑の中で、この方が行った科で「うちの科は11時までです」と言われたんです。 答弁は、先生の都合でそういう場合もあるということです。答弁と質問と違うでしょ。そこらきちっと聞いて答弁してあげないとおかしいことになりますよ。議長、その辺のところはきちっと答えてあげていただきたい。 ○議長(川崎一樹君) 15番 栗本量生君の議事進行に関する発言にお答えします。 内容を整理した上で、再度答弁願うことにいたします。 若宮病院事業管理者 ◎病院事業管理者(若宮茂樹君) 今もお答えしたんですけれども、きょうは初めて聞きましたので、事実確認をしっかりしまして、もし院内でそういうことがあれば二度とないようにしっかりやっていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。   (「何で事務長が答弁せんのよ。さっき答弁したんは事務長やろ」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎一樹君) 藤田医療センター事務長医療センター事務長(藤田裕之君) 5番 和歌議員の御質疑にお答えさせていただきます。 もう一度説明させていただきますと、基本は11時半まではさせていただいております。しかしながら、いろんな事情で11時で打ち切らせていただく場合もございます。 ただその辺の周知については議員おっしゃられたように、院内の掲示であったりとかホームページだけではなかなか不十分な点があるというところも十分承知しております。 ただいろんな事情がありまして11時になることもございますので、その点は申しわけないんですけれども御了解いただければと思います。 事実確認についても、ただいま病院事業管理者が申し上げましたとおり、当日の経緯については再度調査させていただいて、御報告させていただきたいと思います。 以上でございます。   (「質問者の質問と議事進行の内容をきちっと理解して答弁せなあかなよ。言い訳ばっかりしても進まんで」と呼ぶ者あり) ○議長(川崎一樹君) 若宮病院事業管理者 ◎病院事業管理者(若宮茂樹君) 5番 和歌議員の御質疑にお答えいたします。 ちょっと事務長もああいうふうなお答えをいたしましたが、私にも報告は入っていませんし、議員おっしゃられたように11時半までということであれば、それはもう病院として当然11時半まで受け付けて診療するというのは当たり前だと思います。そういった事実確認をしっかりして、今後二度とないようにしっかりやっていきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 調べていただくことをぜひお願いいたしたいんですけれども、私がお尋ねしたのは、整形外科は11時までというふうに言われたということです。 きょうはこういう理由で医師がいなくて11時までしか受け付けられていないんですというんだったら、私は疑問に思わなかったんです。ところが受付の方が言われた言い方は、「整形外科は11時までなんです」なのです。そこで私は疑問を持ったんです。そこははっきりと調べていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(川崎一樹君) 若宮病院事業管理者 ◎病院事業管理者(若宮茂樹君) 事実確認をしっかりして、もし11時であればきちっと11時までという表示をして診療するということでやっていきたいと思います。 ただ、一般的に全科が11時半まで診療をやるという中で、整形外科がどういう理由で11時になっているかちょっと私わかっていませんので、そこらあたりをしっかり確認して、またお返事させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 当局入れかえのため暫時休憩いたします。                           午後5時2分休憩-----------------------------------                           午後5時13分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程第22 議案第63号 デジタル防災行政無線(同報系)整備工事の請負契約締結について ○議長(川崎一樹君) 日程第22 議案第63号 デジタル防災行政無線(同報系)整備工事の請負契約締結についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 中管財情報課長   〔管財情報課長 中 圭史君登壇〕 ◎管財情報課長(中圭史君) 議案第63号 デジタル防災行政無線(同報系)整備工事の請負契約締結について御説明いたします。 この議案につきましては、去る平成30年8月2日、条件つき一般競争入札に付した結果に基づきまして、株式会社サイバーリンクス代表取締役 村上恒夫と5億3,676万円をもって請負契約を締結しようとするものでございます。 本工事は、現在運用している防災行政無線放送設備について、電波法令の改正により平成34年11月を期限として、アナログ方式の放送システムからデジタル方式の放送システムに更新する必要があるため、本庁舎にある親局設備、一峰、丸田の各中継局、市内各所に設置している子局の整備等を行うものでございます。工事の完了期日につきましては、平成33年3月31日といたしてございます。 詳細内容にしては議案書に参考として添付してございます工事概要及び図面のとおりでございます。 本工事の入札につきましては、郵便入札方式による条件つき一般競争入札によって実施しており、7月3日から8月1日まで本市ホームページにて入札記事を掲載し、海南郵便局どめの簡易書留郵便で入札書の受け付けを行い、8月2日に一括してこれを回収、同日開札の結果、予定価格の範囲内で最低価格を提示した株式会社サイバーリンクスを落札予定者とし、またその入札金額が低入札価格調査の対象となる調査基準価格を下回る価格でありましたので、資格審査並びに低入札価格調査を実施した結果、入札参加の諸条件を満たし、その価格で契約の内容に適合した履行がなされると確認をいたしましたので、8月14日に落札者と決定したものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明は終わりました。 これより質疑を行いますが、本案については質疑の通告がありますので、まず初めに通告による質疑を許可いたします。 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) 今、説明をいただきましたが、その入札結果表も議案書とともに我々にも配付していただいていますので、それをもとにちょっとお聞きしたいと思います。 まずこの工事に関しての予定価額が、税込みで7億8,300万円で、今課長の説明にもあったように、調査基準価格というものを設けていまして、その調査基準価格が6億9,900万3,000円ということの中で、落札業者の金額が税込みで5億3,676万円ということについて、この結果をどのように考えているかというところを、説明にも多少ありましたけれども、詳しくこの金額が正当であるというようなところを説明をしていただきたいのが1点です。 今回の予定価格と調査基準価格の設定は、今回どのようにされて予定価格が7億8,300万円で、調査基準価格を6億9,900万3,000円にされたかということも、あわせてまずはお聞きしたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中管財情報課長 ◎管財情報課長(中圭史君) 7番 黒原議員の御質疑にお答えいたします。 まず落札金額につきましては、本案件は現在アナログ方式で運用している同報系防災行政無線について、現在の機器との連携を図りつつ、デジタル方式の設備を抜本的に整備し直す工事であり、整備の期限が設けられる中、全国的に取り組まれている注目度の高い事業でございます。 このことから、多くの事業者が設計図書を購入され、比較的多数の業者から応札があったことから、かなり高い競争性のもと落札業者が本市の設計図書をもとに、資材や機器に係る費用及び労務費等を積算し、採算のとれる価格で入札した結果であると考えてございます。 また、落札価格が調査基準価格を下回る金額でありましたので、低入札価格調査実施要綱に基づき、本市の設計書に計上されている項目が全て積算されているか、積算金額の差が大きい項目については、その理由を説明させるとともに、下請業者や資材や機器の購入業者からの見積書を提示させるなど、入札価格の根拠を明確にさせた上で、確実な施工と品質の確保ができるかを調査した結果、この落札額であっても的確に施工されると判断したものであります。 次に、予定価格と調査基準価格の設定基準につきましては、予定価格は平成27年4月から条件つき一般競争入札、指名競争入札ともに、全ての建設工事で設計金額よりも予定金額を低く設定する、いわゆる歩切りは行ってございませんで、予定価格は設計価格と同額としています。 調査基準価格につきましては、その算出の基準が国の中央公共工事契約制度運用連絡協議会から算定のモデル式が示されており、本市においてもこのモデル式を使用することを基本としています。 具体的には、直接工事費の95%、共通仮設費の90%、現場管理費の90%、一般管理費の55%の額の合計金額となっており、その範囲は予定価格の70%から90%の間とするとなってございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) まず、その調査基準価格なんですけれども、当該契約の内容に適合した履行がされにくいことがあると認められるようなことが基準になっていますよというふうなことで説明があるんですね。その数字を下回ったらやっぱり工事できんのかな、できやんのちゃうかというような設定をしているというのが前提であった中で、今回それを下回ってでも聞き取りというんですか、そちらの審査をした上で工事ができると判断をしたと説明があったわけでありますが、余りにもちょっと低いんと違いますか。 それで、あと歩切りをせずに予定価格は設計価格と同額にしていると言うているんですけれども、この9社の中で一番高いところは8億3,600万円という形で、これはどこの業者の見積書をとったかわかりませんけれども、何社かとった中でも高いところの見積額が予定価格になっているのか、数社とって低いところになっているのか、大きな違いになってくるのかなということも考えられるんです。歩切りをしないというのは、それはそれで理由はあるんですが、何社から見積りをとったかというのも、いろいろと基準もあるのかなと思うんです。 この中で、品物と工事が一体になった価格ですよね。そうした中で、今度この中の工事の設計書に際して機器の価格等はどのように算出をされましたか。 それと、今度は入札価格が調査基準価格を大きく下回った場合など、どういう結果であろうが、もう海南市の入札で失格はないのかお聞きしたいと思います。 この工事の入札参加の条件は、どのように設定をされたかお聞きをします。 先ほど調査基準価格の運用のことの説明があった中で、直接工事費、共通仮設費、現場管理費、一般管理費とは、私は意味がわからんので、この辺のは具体的にどのようなことを指して、どのような費用なのかをまずは教えていただきたいと思います。 ○議長(川崎一樹君) 当局から答弁願います。 中管財情報課長 ◎管財情報課長(中圭史君) 黒原議員の再度の御質疑にお答えいたします。 4点御質疑がありまして、まず1点目の、この工事を設計する際の機器の価格の積算についてでございますが、今回の工事の場合、機器のメーカー8社から見積書を提出していただきまして、その中の最低の金額を参考に、さらに市場価格を考慮して積算、設計したところでございます。 2点目の調査基準価格を大きく下回った場合の失格ということでございますが、本市の一般競争入札では調査基準価格や予定価格は事前公表してございませんので、入札金額が低過ぎることをもって失格の要件とはしてございませんが、調査基準価格より低い場合は、低入札価格調査において施工の確実性や工事の品質確保等の点に問題があれば、落札者としないというふうな判断をすることになります。 3点目の、今回の一般競争入札の参加条件につきまして、主な条件としましたのは、1つが本市への建設工事競争入札参加資格登録があること。2つ目が特定建設業の許可を電気通信工事で受けていること。3つ目が主たる事業所--本店や本社でございますが--または支店等の委任先事業所が近畿圏内にあること。4つ目が建設業法に定める電気通信工事の経営事項審査の総合評定値、いわゆる経審点が県内に本社、本店または委任先がある場合は1,000点以上、近畿圏内に本社、本店または委任先がある場合は1,100点以上であること。5つ目が当該工事に管理技術者を専任で配置できること。6つ目がデジタル防災行政無線に関する工事で、親局、屋外拡声子局、中継局等の設備全体の整備工事の公共工事実績があること。7つ目で指名停止を受けていないことなどを主な条件として入札参加条件を決めました。 御質疑の4点目でありますが、工事価格の積算上の工事費や経費の積算で用いられる用語の具体的な内容でございます。 直接工事費とは、工事に必要な作業員や材料の費用、機械類の損料などの工事自体の費用を指します。 共通仮設費は、工事準備の費用、現場事務所などの建物や、環境安全のために施工上必要となる仮設費用のことであります。 現場管理費は、現場労働者の労務管理費や法定福利費、福利厚生費や保険料、通信運搬費などの工事現場の管理に必要な費用でございます。 一般管理費とは、元請事業者の役員や従業員の人件費、法定福利費、福利厚生費などの事業者の事業運営に必要な費用を指すものでございます。 そして、これら共通仮設費、現場管理費、一般管理費がいわゆる経費と呼ばれているものでございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 7番 黒原章至君 ◆7番(黒原章至君) 大体よくその内容はわかりました。 低入札においても、一応きちっと調査した上では失格もあり得るというお言葉がありましたので、安心をしました。 その中であと一点だけ、見積もり価格が予定価格になる中で、8社の見積もりをとられたというような今のお話の中で、やっぱり8社の中で高い、安いが物すごく離れた場合に、安いとこを基準にされることが正しいかどうかは僕はわからないんですが、そうなった場合には応札する側はどういうふうに設定するかわからないんですけれども、そこのスタートの時点でかなり差があいてしまうのではないのかなというところには、公平性が保っていられるのか、僕はちょっとよくわからない。そこらの部分はやっぱり平均値をとるとかということも考えられてもいいのかなと思うんですけれども、その辺、今の現時点での価格設定の考え方だけ、もう一度御説明していただけませんか。 ○議長(川崎一樹君) 中管財情報課長 ◎管財情報課長(中圭史君) 黒原議員の再度の御質疑にお答えいたします。 今回の工事に関しまして、機器の見積もりについては8社から見積もりをとらせていただいて、そのうちの一番低いところを基準に設計させていただきました。 確かに議員御発言のように、一番安いところと一番高いところではかなり金額の乖離がある場合も当然ございます。そういった場合に、一番低いところを基準にして積算すれば、高いところの業者は落札できるはずがないというふうな懸念はあります。 そういった中で、積算する上で一番安い業者の見積りを採用するというのが正解なのか、あるいは議員御紹介ありました平均をとるのが正解なのかというのは、ちょっとそこがわかりませんし、あるいはまたその方法としては、一番高いところと一番低いところを外した上で平均をとるとかというようないろんな方法があるかと思います。 そういったところは、その工事の内容に応じて適宜適切な方法で設計していくようにということで、設計の担当者とも協議、相談したいというように考えております。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 以上で通告による質疑は終了いたしました。 次に本案について御質疑のある方ございませんか。 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) 工事概要のシステム子局全体位置図というのがありますが、子局が立つ場所にKとかSとか書かれているんですけれども、図面の真ん中のあたりの冷水地区からの下津町地域にかけての山ですね、それから青枝地区のほうの山、それから下津地区から海岸沿いのところには全く立っていないところもあるわけですね。 確かに山だからということなのかもしれませんけれども、こういう山の中でも車は入らなくても、ハイキング道路だったりあるいは地元のけもの道だったり、そういうふうなところに人は入っていくと思います。 それでシステム構成図の中には、緊急速報メールや登録制メールが連携する情報伝達手段として載っていますので、それを見ますとこのあたりにはこういう子局が入っていなくても、そういう機械にちゃんと届くのでしょうか。届くだけのエリアは網羅されているのでしょうか。 されているのならいいんですけれども、もしされていないとすれば、何かあったときに、そこに人が入っていたときの伝達ができなかった場合の対策とかは考えられているんでしょうか、お答えください。 ○議長(川崎一樹君) 尾崎危機管理課長 ◎危機管理課長(尾崎正幸君) 5番 和歌議員からの御質疑にお答えをいたします。 この全体地図の中で、山の中のほうには子局がない中で、そういうところにハイキングなりに行かれた方に情報が届くのかという御質疑であったと思います。 まず、この設計業務の中では、人口分布図をもとにしております。人口分布図でお住まいの方がおられるところについて、この子局を配置して漏れがないようにということで設計をしております。 そういった中で、お住まいになっていないところにその子局を設置はしておりませんので、そういう方につきましては今議員御発言ありましたようにメールサービスとか、そういうもので情報を受け取っていただくことになると思います。 ただ、メールサービスなりを受ける機器の電波状況については、かなり深いところでは、ちょっとその確認というのはできていない状況でございます。 以上でございます。 ○議長(川崎一樹君) 5番 和歌真喜子君 ◆5番(和歌真喜子君) こういう伝達ができないところを不感地域というそうですが、少なくとも人の安全をベースとして考えたときに、人の住んでいるところだけが人のいるところじゃないということは考える必要があるかと思います。 ですので、本当にできますればこの海南市全域で、その不感地域というもののないような対策を今後も講じていっていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 他に御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第23 議案第64号 駅前改良住宅2号棟耐震改修(本体)工事の請負契約締結について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第23 議案第64号 駅前改良住宅2号棟耐震改修(本体)工事の請負契約締結についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 中管財情報課長   〔管財情報課長 中 圭史君登壇〕 ◎管財情報課長(中圭史君) 議案第64号 駅前改良住宅2号棟耐震改修(本体)工事の請負契約締結について御説明いたします。 この議案につきましては、去る平成30年8月8日、条件つき一般競争入札に付した結果に基づきまして、株式会社丸山組代表取締役田渕利幸と2億5,164万円をもって請負契約を締結しようとするものでございます。 本工事は、昭和52年に建築された鉄筋コンクリート造7階建て、延べ床面積3,693平方メートルの駅前改良住宅2号棟について、アウトフレーム工法を用いて新耐震基準の1.0倍、いわゆるⅢ類相当となるような耐震補強工事行うものでございます。 工事の完了期日につきましては、平成31年9月30日といたしてございます。詳細内容につきましては議案書に参考として添付してございます工事概要及び図面のとおりでございます。 本工事の入札につきましては、郵便入札方式による条件つき一般競争入札によって実施しており、7月18日から8月7日まで本市ホームページにて入札記事を掲載し、海南郵便局どめの簡易書留郵便で入札書の受け付けを行い、8月8日に一括してこれを回収。同日開札の結果、予定価格の範囲内で最低価格を提示した株式会社丸山組を落札予定者とし、また、その入札金額が低入札価格調査の対象となる調査基準価格を下回る価格でありましたので、資格審査並びに低入札価格調査を実施した結果、入札参加の諸条件を満たし、その価格で契約の内容に適合した履行がなされると確認をいたしましたので、8月21日に落札者と決定したものでございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。----------------------------------- △日程第24 議案第65号 財産の無償譲渡について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第24 議案第65号 財産の無償譲渡についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 中管財情報課長   〔管財情報課長 中 圭史君登壇〕 ◎管財情報課長(中圭史君) 議案第65号 財産の無償譲渡について御説明いたします。 この議案につきましては、現在、株式会社オークワに貸し付けております土地のうち、国土交通省が津波対策として護岸の改良を行う和歌山下津港海岸(海南地区)直轄海岸保全施設整備事業で必要となる一部を無償譲渡しようとするものでございます。 譲渡する物件の所在及び面積は、海南市築地1番1、1万8,453.84平方メートルのうち60.17平方メートルで、譲渡先は国土交通省でございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。-----------------------------------
    △日程第25 議案第66号 財産の無償貸付について ○議長(川崎一樹君) 次に、日程第25 議案第66号 財産の無償貸付についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 中管財情報課長   〔管財情報課長 中 圭史君登壇〕 ◎管財情報課長(中圭史君) 議案第66号 財産の無償貸付について御説明いたします。 この議案につきましては、昭和43年に民間放送局各社が、民間テレビ放送の市内難視聴を解消するためテレビ中継局が設置されたものでございまして、この中継所の敷地は昭和43年10月定例会におきまして10年間の無償貸し付けの御承認を賜ったものでございます。 その後、昭和53年、昭和63年、平成10年、平成20年の各9月定例会におきまして、それぞれ10年間の無償貸し付けの御承認を賜ってきたところでございますが、本年11月15日に契約期間が満了いたしますことから、引き続き向こう10年間無償貸し付けしようとするものでございます。 貸し付け物件は、所在が海南市冷水922番2、面積が331平方メートルのうち313.33平方メートルと、海南市下津町橘本1010番7、362平方メートルのうち271.04平方メートルでございます。 貸付先は海南放送局代表幹事社 朝日放送テレビ株式会社で、構成する事業者は朝日放送テレビ株式会社、毎日放送株式会社、関西テレビ放送株式会社、読売テレビ放送株式会社、株式会社テレビ和歌山の5社でございます。 貸付期間は平成30年11月16日から平成40年11月15日までの10年間でございます。 何とぞ御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(川崎一樹君) 説明が終わりました。 これより質疑を行います。 御質疑ございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑なしと認めます。 よって質疑を終結いたします。 この際、今期定例会に提出された議案等のうち、報告及び既に議決された議案を除く当局提出議案20件を、既に配付の議案付託表のとおりそれぞれの所管の委員会に付託いたします。 この際、委員会開催日日程調整のため、暫時休憩いたします。                           午後5時43分休憩-----------------------------------                           午後5時45分開議 ○議長(川崎一樹君) 休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(川崎一樹君) この際、各委員会委員長招集の委員会開催日程を事務局長から報告させます。 宮井事務局長 ◎事務局長(宮井啓行君) 報告いたします。 予算決算委員会、9月14日午前9時30分、第1委員会室。 総務委員会、予算決算委員会終了後、第2委員会室。 教育厚生委員会、予算決算委員会終了後、第3委員会室。 以上です。 ○議長(川崎一樹君) 報告が終わりました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 明日9月14日から10月3日までの20日間を休会とし、10月4日午前9時30分から会議を開きたいと思います。これに御異議ございませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よってそのように決しました。 本日はこれをもって散会いたします。                           午後5時46分散会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。  議長   川崎一樹  議員   瀬藤幸生  議員   黒原章至  議員   東方貴子...