◎財政局長(川嶋正起君) 報第1号について、御説明申し上げます。 議案書の1ページをお開きください。 報第1号は、
市長専決処分事項の報告でございまして、工事請負契約の変更について、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、市長専決処分により措置いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 以上でございます。
○議長(井上直樹君) 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上直樹君) 質疑なしと認めます。 以上で報第1号の報告を終わります。
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△日程第5 承第1号
市長専決処分事項の承認を求めるについてから
△日程第71 議案第66号
包括外部監査契約の締結についてまで
○議長(井上直樹君) 次に、日程第5、承第1号、
市長専決処分事項の承認を求めるについてから日程第71、議案第66号、
包括外部監査契約の締結についてまでの67件を一括議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--尾花市長。 〔
市長尾花正啓君登壇〕
◎市長(尾花正啓君) ただいま上程されました諸議案の審議をお願いするに当たり、私の市政に対する所信の一端と、国の3次補正による前倒し分を含んだ令和2年度の補正予算と令和3年度当初予算の大綱を申し述べ、市民の皆様、議員の皆様の御理解と御協力を賜りたいと思います。 世界中に感染が拡大した
新型コロナウイルス感染症により、私たちの生活スタイルは一変しました。働き方、余暇の過ごし方、そして人との関わり方など、これまでの当たり前が崩壊し、新しい日常が当たり前になりました。コロナ禍でも市民が安心して暮らせる日常を取り返す、その一念で、これまで感染拡大防止と地域経済の回復という2つの目標をもって、様々な施策を講じてきました。しかしながら、現在も、まだ
新型コロナウイルス感染症の脅威は続いており、予断を許さない状況に変わりはありません。 令和3年度予算は、
新型コロナウイルス対策を優先しつつ、地方創生の新たな潮流をまちの持続的発展につなげ、市民の皆様へ安心を届けるという強い思いから、暮らしを守り、未来へ希望をつなぐ予算と位置づけて、予算編成を行いました。 本市の社会増減については、昭和49年にマイナスに転じて以来、長らく転出超過が続いてまいりましたが、これまでのまちづくりの結果、令和元年には、子育て世代を中心に転入超過となり、45年ぶりに全体としても転入超過に転じました。残念ながら、
新型コロナウイルスの感染が拡大した令和2年には、再び転出超過に転じましたが、他方で、首都圏では地方移住への関心が高まるなど、
地方分散型社会への転換の兆しが見えつつあります。 また、後期高齢者数がピークを迎えるとされる2025年、高齢化率が急激に高まり、現役世代が大きく減少するとされる2040年を見据えた支え合いの共生社会など、令和3年度は、
新型コロナウイルス感染症を踏まえた新しい時代にも柔軟に対応できる施策に取り組む必要があります。 こうした時代の大きな変革に対応すべく、
新型コロナウイルス感染症対策に加え、3つの政策に重点を置いて施策を進めてまいります。 1つ目は、人、仕事の地方への動きを後押しする新たな人口政策、2つ目は、あらゆる面で互いに支え、助け合える支え合いの共生社会、3つ目は、新しい時代の流れを力にするデジタル化の推進、これらを柱に第5次和歌山市長期総合計画の分野別目標に沿って、施策を網目状に展開してまいります。 1年前の今頃、まさに本市においても感染拡大の波が押し寄せました。見えない恐怖の中、長きにわたり対応に当たられている全ての関係者の皆様に、改めて御礼を申し上げます。特に
新型コロナウイルス感染症対策に御協力いただいている医療従事者の方々に対して、心から感謝いたします。 市民の不安解消のため、相談窓口の充実や介護施設等における感染の未然防止対策を講じるとともに、感染対策として
PCR検査費用等に係る自己負担分を公費負担し、加えて、
新型コロナウイルス感染症の疑いのある患者の診療に従事した医療関係者に慰労金を給付します。また、
新型コロナウイルス感染症により深刻な影響を受けた事業者の方々に対しては、国の実施する事業再構築促進事業を活用し、特に困っている中小企業者の方々に上乗せ支援を行うことで、事業の存続を後押しし、倒産の抑止につなげます。 今後も、一日も早い感染の終息に向けて、感染状況に応じた保健所体制の強化に取り組みます。感染拡大に歯止めをかける切り札として大きな期待が寄せられているワクチンについては、納入され次第、速やかに接種できるよう、準備を進めているところです。安心と希望に満ちたかけがえのない日常を取り戻すべく、全力で取り組んでまいります。 次に、長期総合計画の4つの分野別目標に沿って説明いたします。 1つ目は、「安定した雇用を生み出す産業が元気なまち」です。 テレワークや
サテライトオフィスなど、
新型コロナウイルス感染症の影響下で浸透し始めた新たな働き方に取り組む企業や個人を呼び込む施策を展開するとともに、
ブランディングによる高付加価値化や国内外への販路拡大を通じた市内産業の競争力強化と持続的な発展を推進します。 密を避けながらも、一年を通して継続的に交流人口の増加につなげ、ひいては、関係人口の増加を図ることのできる観光施策を展開するとともに、本市の各観光地が持つ魅力をさらに向上させるための取組を推進することで、市外からの観光需要を喚起すると同時に、市民の愛着の醸成にもつなげてまいります。 今般の企業の地方進出意欲の高まりや働き方そのものの変容を契機と捉え、本市の定住人口増加にもつなげていくため、移住に重点を置いた企業誘致の強化を図ります。
サテライトオフィス等として提供する施設の整備に対する補助制度を創設するとともに、本市に企業を誘致するための
企業立地促進奨励金について、大規模な人口移動や雇用を伴う立地に対する雇用奨励金の限度額を、これまでの4,000万円から1億円まで大幅に引き上げるほか、
オフィス奨励金の対象地域を
市街化区域全域まで拡大するなど、本市に人を呼び込むための施策を推進してまいります。 市産品の競争力を高め、「
メイドイン和歌山」を国内外に広げていくため、市内企業の製品開発、改良及びPRに対する支援を行うとともに、展示会への出展や輸出手続に対するサポートを強化し、販路拡大を後押しします。 あわせて、就職、UIJターンを支援し、本市での就労につなげていくための取組として、わかやま
就職応援プロジェクトを推進し、不安定な情勢の下でも安定した就職、雇用を生み出すことができるよう、人材と企業のマッチングを図ります。また、多様な働き方を取り入れながら就職する女性を支援し、より一層の活躍を推進するための取組を進めます。 農水産業においては、将来を支える担い手の育成と支援に取り組み、従事者の増加を図るとともに、農水産物の産地化や
ブランディングを推進し、高付加価値化を進めることで、人を育て、よいものを育てる強い
農水産業づくりを目指します。 中央卸売市場について、現在、工事中の水産棟など、無駄のない効率的なスペースで、
コールドチェーン形成のための温度管理が可能な施設への再整備等を進めるとともに、流通に関するデジタル推進に取り組むことで、流通機能の合理化を図ります。また、令和2年に完成した
総合食品センター棟「わかやままるしぇ」の活用や再編時に生まれる余剰地の活用に係る検討を推進することで、
みなとオアシス和歌山水軒ゾーンのにぎわい拠点の創出を目指してまいります。
新型コロナウイルス感染症の影響下での観光施策として、密を避けながらも交流人口や関係人口を拡大し、将来的な定住人口の増加につなげることのできる
オールシーズン分散型観光を推進します。
サイクリング等の
通年型アクティビティーに加え、食や温泉、歴史・文化、アートといった、一年を通して楽しむことのできる資源を活用し、さらなるコンテンツの造成や魅力向上を図ることで、継続的な誘客促進につなげてまいります。あわせて、市内各所のライトアップや
イルミネーション等を通じた夜間の魅力向上、ナイトタイムエコノミーの推進等により、夜間や冬季閑散期の誘客と消費拡大を図ることで、交流人口の増加につなげてまいります。 市内各観光地について、その特色を生かした取組を通じて魅力を向上させ、主に京阪神を中心として、交流人口や関係人口の増加を目指すとともに、BtoBによる
インバウンド誘客の促進にもつなげます。あわせて、マイクロツーリズム、いわゆる御近所観光を推進することで、市民による本市の魅力の再発見や愛着の醸成にもつなげてまいります。 724年--神亀元年、聖武天皇に随行した山部赤人が「若の浦に潮満ち来れば潟をなみ葦辺をさして鶴鳴き渡る」と歌に詠んでから、間もなく1300年を迎える和歌の浦では、歴史的風致あふれる景観の形成を推進します。道路の無電柱化や明光通りの再生に向けた民間主体の活性化戦略を推進するなど、まち全体を通して、訪れた人々が歴史・文化的魅力に触れられるような風致の醸成に取り組みます。 歴史や文化など、観光的にも魅力豊かな加太地域に、友ヶ島を出発点とする日本遺産「葛城修験」という新たな魅力が加わりました。修験道や構成文化財を紹介、解説するための看板等を作製するほか、民家の玄関先にちょうちんを掲出し、伝統建築物等をライトアップするなど、統一感のあるまちなみを演出することで、より一層歴史と文化で彩られ、情緒あふれる地域の形成を図ります。 令和2年にオープンした道の駅四季の郷
公園について、様々な魅力が融合する「食×農×体験」の拠点として、観光客の周遊促進や消費拡大、地産地消の推進等につなげられるよう活用を推進するとともに、令和4年のリニューアルオープンに向け、さらなる魅力アップのための整備を進めます。 IR(統合型リゾート)の誘致と最大の効果発現に取り組みます。先月、県に事業者2者からIR事業の提案書類が提出され、現在、県の事業者選定委員会の審査手続中であり、この春頃に事業者が選定されます。 IRの実現は、本市に大きな経済波及効果や雇用を創出し、その効果はまちなかを含む市内全体にも波及します。IRを本市の発展につなげられるよう、今後とも県と連携し取り組むとともに、説明会等により、市民の皆様に御理解いただけるよう努めていきたいと考えています。これらの取組により、和歌山ファンとも言うべき関係人口の増加にもつなげてまいります。 2つ目は、「住みたいと選ばれる魅力があふれるまち」です。
新型コロナウイルス感染症の影響下で生じた地方分散の流れを契機と捉え、新たに立ち上げる移住定住戦略課を中心に、テレワークを軸とした近隣都市圏から移住する方や起業など新たなスタートを切る方に向け、本市の強みを生かした移住施策を展開してまいります。 これらに加え、官民の力を合わせたまちの活性化や本市の豊かな自然や歴史・文化を未来に継承していくための取組、さらには、福祉や教育といった、よりよい暮らしに必要な施策を総合的に進め、住みたいと選ばれる魅力ある町を実現することで、着実な定住人口の増加につなげてまいります。 IT技術の発達、新しい生活様式の浸透によって、働く場所、暮らす場所は必ずしも大都市圏でなくてもいいという価値観の変容がもたらされ、地方への人の流れが生まれつつあります。そういった時代の潮目を捉え、ワーケーションの導入やテレワークの促進に係る取組を推進し、様々なライフスタイルに合わせ、地域の特色を生かした暮らしを提案します。 本市への移住者に対する支援金について、対象地域を拡大し、全国どこからの移住でも交付可能な新制度を創設するほか、従来の東京23区からの移住者に対する支援金についても、テレワーカーや同区域への通学者、本市の関係人口と認められる方などに対する条件緩和を行います。移住を検討されている方を後押しし、併せて魅力の発信や受入れ体制の整備を推進することで、本市の定住人口増加につなげてまいります。 昨年、キーノ和歌山、新市民図書館など、にぎわいの核となる交流拠点が完成し、さらには、今春、新たに2大学が開学し、まちなかに5つの大学がそろいます。これまでの取組でまいた活性化の種がまちなかに芽吹き始めました。これらのにぎわいをさらに育て、中心市街地全体に伝播させていくため、本市の2つの玄関口である南海和歌山市駅、JR和歌山駅周辺のさらなる活性化を図ります。誘致した大学や新たな拠点が生み出すストック効果を最大限活用することで、行政による取組に加え、民間活力による活性化の誘起を図ります。 令和3年秋、和歌山城ホールが完成します。市民の文化芸術活動を発信する場、にぎわいの文化交流拠点としての活用を推進するとともに、和歌山城に隣接した紀陽銀行中央ビル跡地及び市役所南側から和歌山城ホール一帯に生まれる新たな都市空間や和歌山城がきれいに見える市道中橋線などとともに、まち歩き空間として一体的に整備し、飲食店舗やキッチンカーによる食べ歩きを楽しんでいただくなど、誰もが歩きたくなるような魅力あるまちなかの形成を目指します。 本市のシンボルと言える和歌山城では、紀州徳川家の居城であった、かつての姿を再現するための取組を推進します。引き続き、天守閣の整備に係る検討を深めつつ、扇の芝の整備や大名行列の再現などに取り組むことで、これまで以上に魅力輝く和歌山城の整備を着実に進めてまいります。 市内各地域において、官民連携の下、空き家、空き店舗など、遊休化、余剰化している空間資源を積極的に発掘し、再生、活用を図ることで活性化につなげていくとともに、各地域の特性を生かした住民主体のまちづくり活動への支援等を通じ、個性と魅力あふれる地域づくりを推進することで、愛着を育むことのできる魅力ある町の形成につなげます。 2021年を「文化の年」と位置づけ、文化に触れ、体験し、継承していくための取組を推進してまいります。夏には、文化部のインターハイと呼ばれる全国高等学校総合文化祭「紀の国わかやま総文2021」が、秋には、日本最大の文化の祭典である国民文化祭及び全国障害者芸術・文化祭「紀の国わかやま文化祭2021」が和歌山県で初めて開催されます。2つの文化の祭典への参加などを通じて、広く市民に文化の裾野を広げるとともに、本年秋に完成する和歌山城ホールを拠点に、日本全国に和歌山市の自然、文化、歴史、食などの魅力を発信します。 あわせて、有吉佐和子邸の復元や和歌祭400年に向けた準備など、先人たちの築き上げてきた歴史と文化を継承し、その魅力を再発見するための取組を推進することで、市民が心の豊かさを実感することができ、市外の方にも愛着を感じてもらえるようなまちづくりを進めてまいります。 海洋プラスチックごみの調査やリサイクルの推進、小学校での授業などの次世代啓発活動等、民間企業と連携したSDGsを推進するとともに、全世代が海の豊かさを守る重要性を体験できるイベントを開催します。また、循環型社会の形成に向け、資源のリサイクルの推進やごみの減量化に継続して取り組むことで、環境に優しい社会を目指します。 先日、和歌山ジャズマラソンが、「日本遺産『絶景の宝庫 和歌の浦』をめぐる!日本初のミュージックマラソン」として「スポーツ文化ツーリズムアワード2020」日本遺産ツーリズム賞を受賞しました。第20回を迎える今回からは、ハーフマラソンのスタート地点を和歌山城周辺に移し、より一層和歌山市の魅力を知っていただける大会を目指すとともに、スポーツによる交流拠点の整備等を推進することで、スポーツに接し、参加する機会の創出につなげます。体を動かし、心を動かすことで、市民が健やかで明るく豊かな生活を享受できるような取組を進めてまいります。 3つ目は、「子供たちがいきいきと育つまち」です。 市民が子育てに温かい町と誇れる、市外の若者や子育て世代から子育てしたい町として選ばれる、子育て世代等のニーズに寄り添った取組を推進し、子育て環境日本一を目指します。安心して子供を産み育てられる環境づくりに欠かせない、きめ細かな支援の積み重ねを続けるとともに、待機児童解消への取組を進めます。また、こども医療費助成制度の拡充など、子育てに係る経済的負担の軽減を図り、子供たちの健やかな成長を支援するとともに、新しい時代に即した学びのイノベーションや読書活動の推進等により、子供たちの深い学びと安全・安心で快適なスクールライフの実現を目指してまいります。 結婚、妊娠、出産、育児、子育ての各段階に応じた、きめ細かな対策を総合的に推進するため、引き続き子育て世代包括支援センターが中心となり、切れ目のない支援を行ってまいります。結婚を望む市内の独身の方々が安心して出会いの機会を持てるよう、新たにお見合い型の出会いを応援する事業を実施します。 昨年春に開園した本市初の公立認定こども園の整備等により、保育の受皿確保を進めていますが、引き続き、保育を必要とする児童に適切な保育が提供されるよう、定員の維持、増加の働きかけや保育士の育成と市内就職につなげていくことで、待機児童の解消を図ってまいります。 全ての子供の健やかな成長に向け、こども医療費助成制度の所得制限撤廃に向けたシステム改修を行い、令和4年8月の改定期に間に合うよう取り組むとともに、不妊治療対策や就学援助の充実など、経済的負担の軽減を図ります。コロナ禍で子供の見守り機会が減少し、児童虐待のリスクが高まっていることから、こども総合支援センターの機能強化を図ります。子供食堂などの民間団体との連携により、支援ニーズの高い子供を定期的に見守る体制を確保するとともに、小児精神科医の助言を通じた相談援助の充実を図ることで、児童虐待の未然防止や早期発見、早期対応につなげます。 年々、増加傾向にある日本語支援を要する児童生徒に対する支援も強化します。日本語支援ボランティアを配置し、学校、家庭間の連絡や授業中のサポート等を行うとともに、不安を抱える児童生徒に対しては、母語での教育相談が行えるよう、外国人留学生を派遣し、円滑な学校生活の実現を支援してまいります。 教育環境のさらなる充実に取り組みます。国において、公立小学校の全学年で1学級の児童数の上限が35人に引き下げられることとなり、令和7年度を目途に段階的に導入されることになりました。本市では既に小学1、2年生で導入されており、少人数学級編制によるきめ細かな指導をさらに深めてまいります。 中学校における全員給食実施に向け、学校給食に係る様々な課題の調査を開始します。 小規模特認校制度の導入は、学校規模の適正化において学校統合の検討対象となる学校を地域に存続させることや、小規模のよさを生かした特色ある学校づくりにつながるため、導入に向け検討を進めてまいります。また、学校、家庭、地域の連携の下、家庭での教育力や地域における社会教育の充実を図ることで、子供たちの基本的生活習慣の習得や自立心の確立を促してまいります。 GIGAスクール構想に基づく児童生徒1人1台のコンピューター端末の整備を前倒しすることで、
新型コロナウイルスの感染拡大などの緊急時においても、学びを止めない環境を整備しました。今後は、コンピューター端末を活用したオンライン教育を対面授業と組み合わせ、何らかの緊急事態により、全児童生徒が自宅待機となった際の完全オンライン型授業や、一部児童生徒が出席できなくなった場合のハイフレックス型授業など、
新型コロナウイルス感染状況に合わせて授業形態を柔軟に変更し、より質の高い教育につなげます。 教員のICT活用指導力を向上するため、教材コンテンツや授業実践を研究する教員チームを立ち上げました。今後、チームでは、授業実践例の収集やオンライン教育の活用方法などの研修資料や活用手引書の作成を進め、ICTを活用した授業づくりの研修を実施し、創造性を育む学びの実現を目指します。 外出の自粛により、自宅で過ごす時間が増える中、読書の需要が高まっています。市民図書館のリニューアルもあり、来館者数は昨年12月末現在で約48万人を突破し、旧市民図書館の平成30年度実績と比較すると、1日平均で約4倍となっています。市民図書館を拠点とした読み聞かせの実施や小学校への配本図書充実など、読書活動を推進するとともに、学校図書館を活用した学習活動の充実により、本を通じた心豊かで健やかな学びにつなげます。 また、子供たちが安全・安心で快適な環境で学べるよう、小学校トイレの洋式化や給食室への空調設置を進めるとともに、老朽化が進む学校施設の適切な維持管理や学級数の増加による校舎増設など、教育環境の改善に取り組んでまいります。 4つ目は、「誰もが安心して住み続けられる持続可能なまち」です。 支え合いの共生社会に向け、高齢者等に対する相談支援体制の充実を図ることで、暮らしに安心を届けるとともに、子育てや介護の問題が同時進行した場合など、複雑に絡む生活課題を円滑に解決へとつなげる重層的支援体制の整備等を進めます。 便利で暮らしやすい未来に向けた環境整備のため、ICT等を活用し、スマートシティの実現に向けた取組や行政のデジタル化等を推進します。また、多極型コンパクトシティを形成するために、次世代につながる持続可能な公共交通ネットワークを進めるとともに、人流と物流を支える道路網の整備を推進します。加えて、市民の安全・安心を確保するため、災害発生時に備えた体制等を強化するとともに、あらゆる関係者が協働してエリア全体で行う流域治水など、防災対策を推進してまいります。 AI、ビッグデータ等の先端技術を活用することで、便利で暮らしやすい未来都市の実現を目指します。民間事業者を含めたスマートシティを推進する協議会を設置し、具体的な事業プランの検討など、スーパーシティ構想も視野に入れながら、スマートシティの実現に向けた取組を進めてまいります。 コロナ禍で急速に進むデジタル化に対応するため、庁内外のデジタル化推進の総括管理として、デジタル推進課を新設します。行政サービスの利便性を向上させるため、行政手続のオンライン申請や公金納付のキャッシュレス化を推進するとともに、窓口申請のデジタル化及び窓口の一元化等を検討します。 多極型コンパクトシティの形成に必要となる公共交通ネットワークの強化の研究を進めます。IR誘致の実現を見据え、南海電気鉄道株式会社とBRT導入の研究を進め、次世代交通システムにつなげていきたいと考えています。BRTを幹線軸とし、それを補完する路線につなげるなど、市内全体での利便性が向上されるとともに、観光客にも利用されることで、安定した収益を持つ持続可能な公共交通となるよう検討してまいります。 平成28年度から京奈和・第二阪和連絡道路建設促進和歌山市議会議員連盟と力を合わせ、京奈和・第二阪和連絡道路の事業化について国に働きかけてきた結果、事業化に必要な和歌山環状道路の新広域道路交通計画への位置づけに向けた検討が国において進んでおり、京奈和・第二阪和連絡道路の事業化に向け、一歩進んだと考えています。今後も、議員連盟の皆様と共に、京奈和・第二阪和連絡道路の早期事業化に向け取り組んでまいります。 また、都市計画道路や通学路等の整備、橋梁等の長寿命化など、道路の適正管理に努めます。さらに、配水管や下水道等の老朽化対策など、引き続き生活環境のインフラ整備に取り組んでまいります。 複雑化、複合化した生活課題に対し、相談者の属性や世代を問うことなく、課題解決に向けた包括的な相談、支援を行います。個別制度の壁を低くすることで、縦割りの弊害を取り除き、介護、障害、子供、困窮といった各制度の連携を円滑にします。単独の機関では対応が難しいケースについて、新たに整備する多機関協働が中核となり、相談支援機関の役割分担や支援の方向性の整理、世帯を取り巻く支援関係者間の調整を実施します。また、必要な支援が届いていない方に対しては、アウトリーチ等を通じた、継続的につながり続ける支援を行います。 さらに、その中核機能を担う多機関協働が既存制度の様々な支援メニューの活用を促すとともに、既存の取組では対応できないようなはざまのニーズに対応できるよう、本人のニーズを踏まえ、コミュニティカフェや子育てサロンなどの地域資源と本人との間を取り持つ総合的な支援機能を確保し、社会とのつながりを回復する就労準備支援や居住支援などの多様な社会参加を支援します。 加えて、多世代の住民同士が出会い、参加できる居場所の確保を図るとともに、支え合う関係性を広げ、交流、参加、学びの機会を創出することで、地域における絆を深め、地域の課題解決につなげる地域づくり支援を実施します。これら相談、参加、地域づくりという3つの支援を一体的に実施する重層的支援体制による支援を推進します。 誰もが住み慣れた地域で、心身ともに健康で自立した生活を送れるよう、安全・安心な暮らしに向けた支援体制の充実を図ります。季節性インフルエンザの流行期に備え、医療機関の協力により、高齢者等へのインフルエンザ予防接種に係る自己負担の減額を行い、重症化予防等につなげるとともに、医療、介護等の各サービスが切れ目なく提供される、総合的で包括的な支援体制を構築します。 障害者の方の利便性、安全性の向上を図るため、新たにさんさんセンター紀の川に屋根を備えた障害者用駐車場を設置します。今後も、高齢者や障害者の方々が安全で安心して快適に暮らすことができるバリアフリーのまちづくりを推進します。 認知症が疑われる方々に対しては、居宅を訪問し、初期の支援を包括的かつ集中的に行う支援チームを配置します。また、健康寿命のさらなる延伸に向け、特定健康診査の推進による生活習慣病の発症と重症化予防、大腸がん検診の受診率向上に向けた、AIを活用した受診勧奨など、疾病予防を推進します。 インターネット上での誹謗中傷やいじめ等の人権侵害や
新型コロナウイルス感染症に関連した人権侵害への対応など、人権が尊重される社会づくりを一層推進するとともに、男女共同参画社会の実現に向けた取組として、第5次行動計画の策定や女性の活躍推進に関する啓発などを実施します。 人と動物が共に幸せに暮らせる社会の実現に向け、動物愛護管理センターを強化します。猫の不妊去勢手術の対象を保護動物だけでなく地域猫にまで広げるとともに、譲渡数を増加させることで、不幸な猫を減らし、殺処分ゼロを目指してまいります。 異常気象が当たり前のようになり、激甚化する自然災害に備えるため、市民の暮らしの安全と安心を確保することができるよう、ハード、ソフトの両面から防災・減災対策を強化する必要があります。 災害時の情報伝達の強化として再整備を進めてきた防災行政無線、有事の際に全国からの緊急消防援助隊の受入れ拠点となる和歌山南スマートインターチェンジに直結した消防活動センターは、いずれも令和3年度に完成しますが、今後とも災害時に迅速かつ的確に対応できるよう、災害対応訓練の実施や市民一人一人の防災に対する意識向上、災害の備えの強化に取り組んでまいります。 現在、河川の流域全体のあらゆる関係者が協働して流域全体で行う治水対策として、流域治水への転換が図られています。紀の川においては、大規模な水害リスクに備えるため、これまで紀の川大堰に関する和歌山市議会議員連盟の方々と一緒に国に要望してきた結果、河道掘削、堤防補強等が実施され、課題となっている新六箇井堰の撤去についても、部分的な切り欠きによる効果の検討が開始されることとなりました。 これらの治水対策に加え、ため池の改修などの農地防災対策や避難体制の強化に向けた住民参加の避難訓練の実施など、国や県と連携し、流域治水の施策を推進することで、市民の命や財産を守るべく、安全・安心なまちづくりに取り組んでまいります。 以上が、令和2年度の補正予算を含めた令和3年度の予算の概要です。 なお、令和3年度予算編成におきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により市税の減収が見込まれること、また、地方譲与税等その他歳入の減収も見込まれることから、歳入一般財源が減少することを想定し、予算編成に取り組んだ結果、令和3年度の予算の規模は、 一般会計 1,446億6,432万4,000円 特別会計 972億8,685万5,000円 公営企業会計 391億6,620万円 総計 2,811億1,737万9,000円で、前年度に対する増減率は、一般会計で3.8%の減、特別会計で1.7%の減、公営企業会計は2.1%の減となり、全体では2.8%の減となっています。 一般会計の歳出は、新型コロナワクチン接種事業や
企業立地促進奨励金事業などが増額となったものの、地方道整備事業をはじめとする投資的経費の平準化を図ったこと、また、和歌山城ホール整備事業、消防活動センター整備事業の減などにより、総額として減額となりました。 次に、特別会計では、国民健康保険事業や直轄事業用地先行取得事業などで増額となったものの、卸売市場事業で水産棟整備事業の国補正に伴う前倒しによる減、駐車場管理事業で市営北駐車場整備終了による減などの減額要因により、特別会計全体で減額となりました。 また、公営企業会計では、水道事業会計と工業用水道事業会計で増額となりましたが、下水道事業会計では国補正に伴う事業の前倒しなどによる減で、公営企業会計全体で減額となりました。 今後とも、事務事業の見直しや事務の効率化を進めるとともに、行財政改革を継続的に推進し、規律ある市政運営を行うことで、市民にとって不可欠な行政サービスの安定的な提供に努めてまいります。 この新年度予算を、暮らしを守り、未来へ希望をつなぐ予算と位置づけ、盛り込んだ事業を着実に実行することによって、「きらり輝く元気和歌山市」の実現を目指し、市政運営に全力で取り組んでまいりますので、市民の皆様の御理解、御協力をお願い申し上げます。 なお、補正議案の詳細につきましては、この後、また、当初議案の詳細につきましては、後日、担当局長から説明させますので、議員の皆様におかれましては、慎重御審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(井上直樹君) 次に、ただいま議題となっている67件のうち、承第1号から議案第36号までの37件について、当局から詳細説明を求めます。
--川嶋財政局長。 〔
財政局長川嶋正起君登壇〕
◎財政局長(川嶋正起君) 承第1号から議案第16号まで、議案第20号から議案第28号まで及び議案第30号から議案第36号までについて、一括して御説明申し上げます。 議案書の2ページをお開き願います。 承第1号、令和2年度和歌山市
一般会計補正予算(第13号)は、
新型コロナウイルスワクチン接種に係る予算措置で、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、1月25日付で市長専決処分により措置いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。 20ページをお開き願います。 議案第1号は、令和2年度和歌山市
一般会計補正予算(第14号)で、歳入歳出それぞれ4億4,831万9,000円を減額し、予算総額を1,978億9,917万3,000円とするものでございます。 以下、その内容につきまして御説明いたします。 21ページをお願いいたします。 まず、歳入の部で、市税3億9,400万円、地方譲与税1億500万円、法人事業税交付金1,600万円、地方消費税交付金4億4,000万円、環境性能割交付金2,200万円、使用料及び手数料1億1,016万4,000円--22ページをお開きください--県支出金1億2,242万1,000円、財産収入1億9,024万円、繰入金33億8,660万円をそれぞれ減額し--21ページにお戻りください--分担金及び負担金338万円、国庫支出金2億9,852万8,000円--再度22ページをお願いいたします--寄附金4億917万9,000円、繰越金12億3,523万3,000円、諸収入4億148万6,000円、市債19億9,030万円をそれぞれ増額するものでございます。 23ページをお願いいたします。 次に、歳出の部でございます。 第1款議会費195万7,000円の減額補正は、人件費等の精算でございます。 第2款総務費6億1,184万2,000円の増額補正は、第1項総務管理費で、塚本治雄基金積立金、財政調整基金積立金などの増額のほか人件費等の精算、第2項徴税費で人件費等の精算、第3項市民生活費で人件費等の精算、第4項戸籍住民基本台帳費で、人件費等の精算及び事業費の決定、第5項選挙費で人件費等の精算、第6項統計調査費で人件費等の精算、第7項文化スポーツ費で、市民会館整備基金積立金の増額のほか人件費等の精算及び事業費の決定、第8項監査委員費で、諸経費の精算及び人件費の補正、第9項人事委員会費で人件費等の精算によるものでございます。 第3款民生費1,817万8,000円の増額補正は、第1項社会福祉費で、障害者総合支援費に係る扶助費などの増額のほか人件費等の精算、第2項生活保護費で、国庫支出金返還金などの増額のほか人件費等の精算、第3項児童福祉費で、障害児施設給付費などの増額のほか人件費等の精算、第5項年金保険費で人件費等の精算、第6項市民福祉費で、人件費等の精算及び国庫支出金返還金等の補正によるものでございます。 第4款衛生費3,430万3,000円の増額補正は、第1項保健衛生費で、
新型コロナウイルス感染症対策の体制整備、強化に要する諸経費などの増額のほか人件費等の精算、第2項清掃費で、小型家電等のリサイクル処理に係る手数料などの増額のほか人件費等の精算、第3項環境保全費で、人件費及び所々修繕料の補正のほか諸経費の精算によるものでございます。 第5款農林水産業費647万1,000円の増額補正は、第1項農業費で、農業施設改良工事請負費の増額のほか諸経費の精算及び事業費の決定、第2項農林緑花費で、森林環境譲与税基金積立金などの増額のほか諸経費の精算、第3項水産業費で諸経費の精算によるものでございます。 第6款商工費3億327万9,000円の減額補正は、第1項商工費で、中小企業サポート補助金などの増額のほか人件費等の精算、第2項観光費で、友ヶ島第4砲台跡に係る整備工事請負費などの増額のほか人件費等の精算によるものでございます。 24ページをお開き願います。 第7款土木費5,931万1,000円の減額補正は、第1項土木管理費で、人件費の精算及び事業費の決定、第2項道路橋梁費で、地方道整備事業に係る無電柱化事業負担金などの増額のほか諸経費の精算、第3項河川費で、諸経費の精算及び人件費の補正、第4項都市計画費で、市街地再開発事業に係る国庫及び県支出金の返還金の補正のほか人件費等の精算、第5項都市計画道路費で、街路事業に係る建物移転等補償金などの増額のほか人件費等の精算及び事業費の決定、第6項
公園費で、人件費の補正のほか諸経費の精算及び事業費の決定、第8項住宅費で、人件費等の精算及び事業費の決定によるものでございます。 第8款消防費2億7,491万5,000円の減額補正は、人件費等の精算及び事業費の決定等によるものでございます。 第9款教育費2億4,899万8,000円の減額補正は、第1項教育総務費で、システム使用料などの増額のほか人件費等の精算、第2項小学校費、第3項中学校費、第4項高等学校費、第5項幼稚園費で、それぞれ
新型コロナウイルス感染症対策に要する諸経費などの増額のほか人件費等の精算、第6項社会教育費で、放課後児童健全育成事業における国県支出金返還金などの補正のほか人件費等の精算、第7項保健体育費で、諸経費の精算及び人件費等の補正によるものでございます。 第10款災害復旧費534万5,000円の減額補正は、第3項平成30年度発生商工施設災害復旧費で事業費の決定によるものでございます。 第11款公債費3,026万7,000円の減額補正は、元金償還金などの増額のほか市債等の借入額及び借入利率の決定などによるものでございます。 第12款諸支出金1億9,504万1,000円の減額補正は、諸経費の精算によるものでございます。 25ページをお願いいたします。 地方債の補正は第2表のとおりで、土木県工事負担金など4件について、限度額20億9,710万円を追加するとともに、和歌山城前広場整備事業から28ページの退職手当までの51件について、事業費の決定等により、限度額を208億6,900万円から207億6,220万円に変更するものでございます。 29ページをお願いいたします。 議案第2号、令和2年度和歌山市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は--30ページをお開き願います--歳入において、国庫支出金4,213万8,000円、県支出金4億4,029万円、繰越金34億7,440万9,000円の増額、国民健康保険料34億7,327万9,000円、繰入金8,010万4,000円、諸収入2,108万3,000円の減額--31ページをお願いいたします--歳出において、一般被保険者療養給付費負担金などの増額のほか人件費等の精算によるものでございます。 32ページをお開き願います。 議案第3号、令和2年度和歌山市
卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)は--33ページをお願いいたします--歳入において、諸収入6,313万5,000円の増額、使用料及び手数料417万1,000円、国庫支出金1,235万円、繰入金6,016万円の減額、歳出において、人件費等の精算及び長期債利子の補正によるものでございます。 34ページをお開き願います。 議案第4号、令和2年度和歌山市
土地造成事業特別会計補正予算(第2号)は--35ページをお願いします--歳入において、諸収入1,545万9,000円の減額、歳出において、一時借入金利子の精算によるものでございます。 36ページをお開き願います。 議案第5号、令和2年度和歌山市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)は--37ページをお願いいたします--歳入において、繰入金558万円、諸収入5万6,000円、繰越金43万8,000円の減額、歳出において、一般会計繰出金の増額及び人件費等の精算によるものでございます。 38ページをお開き願います。 議案第6号、令和2年度和歌山市
住宅改修資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)は--39ページをお願いいたします--歳入において、諸収入1,017万9,000円の減額、歳出において、前年度繰上充用金などの精算によるものでございます。 40ページをお開き願います。 議案第7号、令和2年度和歌山市
住宅新築資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)は--41ページをお願いいたします--歳入において、諸収入625万円の減額、歳出において、一時借入金利子などの精算によるものでございます。 42ページをお開き願います。 議案第8号、令和2年度和歌山市
宅地取得資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)は--43ページをお願いいたします--歳入において、諸収入280万円の減額、歳出において、一時借入金利子などの精算によるものでございます。 44ページをお開き願います。 議案第9号、令和2年度和歌山市
駐車場管理事業特別会計補正予算(第1号)は--45ページをお願いいたします--歳入において、諸収入1,306万1,000円、市債880万円の増額、使用料及び手数料3,742万5,000円、国庫支出金1,305万円、繰入金93万7,000円の減額、歳出において、一時借入金及び消費税及び地方消費税など諸経費の精算によるものでございます。 46ページをお開き願います。 第2表債務負担行為の補正は、駐車場管理事業のうち、京橋駐車場管理業務を令和3年度から令和6年度まで、限度額792万円、中央駐車場管理業務を令和3年度から令和6年度まで、限度額1億1,662万円、北駐車場管理業務を令和3年度から令和6年度まで、限度額3,547万2,000円でそれぞれ追加するものでございます。 47ページをお願いいたします。 地方債の補正は第3表のとおりで、駐車場整備事業について、事業費の決定等により、限度額を8億7,140万円から8億8,020万円に変更するものでございます。 48ページをお願いいたします。 議案第10号、令和2年度和歌山市
漁業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は--49ページをお願いいたします--歳入において、繰入金103万3,000円の増額、歳出において、諸経費の精算及び人件費等の補正によるものでございます。 50ページをお開き願います。 議案第11号、令和2年度和歌山市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)は--51ページをお願いいたします--歳入において、繰入金755万1,000円の減額、歳出において、人件費等の精算並びに消費税及び地方消費税の補正によるものでございます。 52ページをお開き願います。 議案第12号、令和2年度和歌山市
母子父子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)は--53ページをお願いいたします--歳入において、繰越金及び諸収入はそれぞれ1,646万7,000円の増額及び減額でございます。 54ページをお開き願います。 議案第13号、令和2年度和歌山市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は--55ページをお願いいたします--歳入において、財産収入2万2,000円、繰越金5億5,263万3,000円の増額、介護保険料2億2,992万4,000円、国庫支出金2億1,368万9,000円、県支出金1億4,114万1,000円、支払基金交付金2億7,886万3,000円、繰入金5億3,974万9,000円の減額--56ページをお開き願います--歳出において、国庫支出金等返還金などの増額のほか、人件費等の精算によるものでございます。 57ページをお願いいたします。 議案第14号、令和2年度和歌山市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は--58ページをお開き願います--歳入において、繰入金9,836万9,000円、繰越金1億3,866万1,000円、国庫支出金19万3,000円の増額、後期高齢者医療保険料308万9,000円の減額、歳出において、後期高齢者医療広域連合納付金などの増額によるものでございます。 59ページをお願いいたします。 議案第15号、令和2年度和歌山市
街路用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)は--60ページをお開き願います--歳入において、繰入金7万6,000円の増額、使用料及び手数料9万1,000円の減額、歳出において、長期債利子の精算によるものでございます。 61ページをお願いいたします。 議案第16号、令和2年度和歌山市
直轄事業用地先行取得事業特別会計補正予算(第2号)は--62ページをお開き願います--歳入において、繰入金5万円の増額、市債90万円の減額、歳出において、事業費の決定による減額でございます。 63ページをお願いいたします。 地方債の補正は第2表のとおりで、直轄事業用地先行取得事業について、事業費の変更により、限度額を6億8,260万円から6億8,170万円に変更するものでございます。 70ページをお開き願います。 議案第20号、和歌山市
塚本治雄基金条例の制定については、塚本治雄氏の篤志を受け、全ての市民が安心して健康に暮らすことができ、本市の未来に希望を持ち、将来にわたり、本市を愛し続けられる施策を推進するため当該基金を設置するものでございます。 71ページをお願いいたします。 議案第21号、
和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、衛生研究所において有料で実施している一般水質検査について、検査を終了することから、所要の改正を行うものでございます。 72ページをお開き願います。 議案第22号、和歌山市
新型コロナウイルス感染症対策利子補給基金条例の制定については、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内中小企業者に対する利子補給事業に要する経費の財源に
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てるため、当該基金を設置するものでございます。 73ページをお願いいたします。 議案第23号、市道路線認定につきましては、道路法第8条第2項の規定により、宮241号線はじめ9路線を市道に認定するものでございます。 81ページをお開き願います。 議案第24号、市道路線変更につきましては、道路法第10条第3項の規定により、宮前179号線はじめ2路線の終点を変更するものでございます。 84ページをお開き願います。 議案第25号、旧慣による公有財産の使用廃止につきましては、地方自治法第238条の6第1項の規定により、西谷池の公有財産の使用に関する旧来の慣行を廃止するものでございます。 85ページをお願いいたします。 議案第26号、指定管理者の指定につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき指定管理者の指定を行うもので、和歌山市営京橋駐車場、和歌山市営中央駐車場及び和歌山市営北駐車場について、令和3年4月1日から令和7年3月31日までの間、大揚興業株式会社を指定管理者として指定するものでございます。 次に、別刷りの議案書(その2)をお願いいたします。 1ページをお願いいたします。 議案第27号、令和2年度和歌山市
一般会計補正予算(第15号)は、国の補正予算に係る予算措置でございまして、歳入歳出それぞれ15億5,886万9,000円を追加し、予算総額を1,994億5,804万2,000円とするものでございます。 以下、その内容につきまして御説明いたします。 2ページをお開き願います。 まず、歳入の部で、国庫支出金6億8,801万2,000円、県支出金4,318万3,000円、繰入金1億567万4,000円、市債7億2,200万円をそれぞれ増額補正するものでございます。 3ページをお願いいたします。 次に、歳出の部でございます。 第3款民生費、第3項児童福祉費590万円の補正は、児童福祉施設等における
新型コロナウイルス感染症対策の物品の購入等に要する経費でございます。 第4款衛生費、第1項保健衛生費1億5,958万円の補正は、不妊治療に係る経済的負担を軽減する支援の拡充に要する諸経費でございます。 第5款農林水産業費、第1項農業費3,176万円の補正は、ため池等の農業施設の整備に要する諸経費でございます。 第6款商工費、第1項商工費3,000万円の補正は、飲食事業者が実施する感染拡大防止対策に対する奨励金でございます。 第7款土木費5億6,929万8,000円の補正は、第1項土木管理費で、地籍調査のための測量調査委託料、第2項道路橋梁費で、道路の老朽化対策、地方道整備などに要する諸経費など、第3項河川費で、永山川改修に伴う橋梁の架け替えに要する経費、第5項都市計画道路費で、市駅和佐線、今福神前線及び有本中島線に係る諸経費、第6項
公園費で、
公園長寿命化計画に基づくトイレのバリアフリー化などに要する諸経費によるものでございます。 第9款教育費6億8,065万7,000円の補正は、第2項小学校費で、
新型コロナウイルス感染症対策の物品等の購入並びに小学校のトイレ改修及び給食室への空調設置に要する諸経費、第3項中学校費、第4項高等学校費、第6項社会教育費の補正は、いずれも
新型コロナウイルス感染症対策の物品等の購入等に要する諸経費によるものでございます。 第12款諸支出金8,167万4,000円の補正は、下水道事業会計への補助等に要する経費によるものでございます。 4ページをお開き願います。 地方債の補正は第2表のとおりで、農業施設整備事業など8件について、事業費の変更により、限度額を228億5,930万円から235億8,130万円に変更するものでございます。 5ページをお願いいたします。 議案第28号、令和2年度和歌山市
卸売市場事業特別会計補正予算(第3号)は、国の補正予算に係る予算措置でございまして--6ページをお開き願います--歳入の部で、国庫支出金4億1,848万6,000円、市債13億2,940万円を増額、歳出の部で、中央卸売市場水産棟の建て替え工事に要する諸経費の補正でございます。 7ページをお願いいたします。 地方債の補正は第2表のとおりで、卸売市場整備事業について、事業費の変更により、限度額を3億930万円から16億3,870万円に変更するものでございます。 次に、別刷りの議案書(その3)をお願いいたします。 1ページをお開き願います。 議案第30号、令和2年度和歌山市
一般会計補正予算(第16号)は、繰越明許費を定めるものでございます。 2ページをお開き願います。 第2款総務費58億7,003万3,000円は、第1項総務管理費で、大学誘致事業、防災行政無線再整備事業など、第7項文化スポーツ費で、和歌山城ホール整備事業や市民体育館空調整備事業などによるものでございます。 第3款民生費3億3,364万9,000円は、第1項社会福祉費で、介護施設整備事業や介護施設防災改修等支援事業など、第3項児童福祉費で、国補正による要保護児童対策地域協議会事業や地域子育て支援拠点事業などによるものでございます。 第4款衛生費2億7,399万3,000円は、第1項保健衛生費で、国補正による
新型コロナウイルスワクチン接種事業や不妊治療対策事業などによるものでございます。 3ページをお願いいたします。 第5款農林水産業費3億792万5,000円は、第1項農業費で、国補正を含むため池の改修等に要する事業、第2項農林緑花費で、四季の郷
公園整備事業によるものでございます。 第6款商工費6億874万円は、第1項商工費で、
新型コロナウイルス感染拡大防止対策促進奨励金事業などの事業者支援に要する事業、第2項観光費で、和歌山城
公園整備事業によるものでございます。 第7款土木費52億71万円は、第1項土木管理費で、駅前広場管理事業及び国補正による地籍調査事業、第2項道路橋梁費で、国補正を含む道路維持事業や地方道整備事業など、第3項河川費で、河川整備事業及び国補正を含む準用河川改修事業、第4項都市計画費で、旧四箇郷保育所跡地活用に要する事業費や都市計画決定事業など--4ページをお開き願います--第5項都市計画道路費で、都市計画事業県工事費負担金及び国補正を含む街路事業、第6項
公園費で、国補正を含む
公園整備事業、第7項下水道費で、水路維持事業及び下水路整備事業、第8項住宅費で、市営住宅及び改良住宅の建て替えに要する事業費などによるものでございます。 第8款消防費、第1項消防費5億622万5,000円は、消防活動センターの整備に要する事業及び消防団施設整備事業によるものでございます。 第9款教育費11億7,936万3,000円は、第2項小学校費で、国補正による
新型コロナウイルス感染症対策に要する事業並びにトイレ及び空調設備の整備事業など、第3項中学校費で、国補正による
新型コロナウイルス感染症対策に要する事業、第4項高等学校費で、トイレ改修や国補正による
新型コロナウイルス感染症対策に要する事業、第6項社会教育費で、コミュニティセンター整備事業や国補正による若竹学級等における
新型コロナウイルス感染症対策に要する事業などによるものでございます。 5ページをお願いいたします。 第10款災害復旧費、第4項平成30年度発生土木施設災害復旧費1億9,749万2,000円は、被災した市道加太90号線の道路災害復旧事業でございます。 第12款諸支出金、第1項公営企業費2億3,922万6,000円は、安全対策事業等に対する水道事業会計出資金でございます。 6ページをお開き願います。 議案第31号、令和2年度和歌山市
卸売市場事業特別会計補正予算(第4号)は、繰越明許費を定めるもので--7ページをお願いいたします--第1款卸売市場費、第1項卸売市場費17億4,788万6,000円は、国補正による中央卸売市場の水産棟整備に要する事業費でございます。 8ページをお開き願います。 議案第32号、令和2年度和歌山市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)は、繰越明許費を定めるもので--9ページをお願いいたします--第1款東和歌山第二地区土地区画整理事業費、第1項東和歌山第二地区土地区画整理事業費1,190万2,000円は、東和歌山第二地区土地区画整理事業に係る換地処分委託料でございます。 10ページをお開き願います。 議案第33号、令和2年度和歌山市
駐車場管理事業特別会計補正予算(第2号)は、繰越明許費を定めるもので--11ページをお願いいたします--第1款駐車場管理費、第1項駐車場管理費500万円は、和歌山市営北駐車場整備に要する事業費でございます。 12ページをお開き願います。 議案第34号、令和2年度和歌山市
直轄事業用地先行取得事業特別会計補正予算(第3号)は、繰越明許費を定めるもので--13ページをお願いいたします--第1款国道42号事業費、第1項国道42号事業費1億5,734万4,000円は、国道42号整備に係る用地取得に要する事業費でございます。 次に、別刷りの議案書(その4)をお願いいたします。 1ページをお開き願います。 議案第35号、令和2年度和歌山市
一般会計補正予算(第17号)は、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市内中小企業者への事業継続に向けた支援に係る予算措置でございまして--2ページをお開き願います--歳入の部で国庫支出金、歳出の部で第6款商工費、第1項商工費5,000万円をそれぞれ増額補正するものでございます。 3ページをお願いいたします。 繰越明許費の補正は第2表のとおりで、事業再構築支援に係る事業費5,000万円の繰越明許費を定めるものでございます。 次に、別刷りの議案書(その5)をお願いいたします。 1ページをお開きください。 議案第36号、工事請負契約の締結につきましては、つつじが丘テニスコート周辺駐車場等拠点避難地整備工事を第五工業株式会社と2億5,040万7,960円で契約するものでございます。 以上でございます。
○議長(井上直樹君) 上西企業局長。 〔企業局長上西人支君登壇〕
◎企業局長(上西人支君) 企業局関係の予算について御説明申し上げます。 議案書の64ページをお開き願います。 議案第17号は、令和2年度和歌山市
水道事業会計補正予算(第1号)でございます。 第2条は、業務の予定量をそれぞれに改めるもので、第3条は、収益的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。 収入、第1款水道事業収益について、1億1,105万7,000円の減額補正を行うもので、第1項営業収益8,684万円の減額は、主に水道料金収入について上半期の実績に基づき減額するもので、第2項営業外収益2,421万7,000円の減額は、主に加入金について上半期の実績に基づき減額するものでございます。 次に、支出でございます。 第1款水道事業費について、1,727万5,000円の減額補正を行うもので、第1項営業費用9,169万9,000円の減額は、人件費及び委託料等の精算によるもので、第2項営業外費用7,442万4,000円の増額は、主に消費税及び地方消費税の納付額が事業費の確定等により増額となるものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入、第1款水道事業資本的収入について、3億4,378万8,000円の減額補正を行うものでございます。 第1項企業債2億7,880万円の減額、第2項出資金373万4,000円の減額--65ページをお願いいたします--第3項補助金80万5,000円の減額、第4項負担金6,044万9,000円の減額は、それぞれ対象事業費の確定等によるものでございます。 次に、支出でございます。 第1款水道事業資本的支出について、4億2,458万9,000円の減額補正を行うもので、第1項建設改良費4億3,582万5,000円の減額は、主に人件費及び事務費の精算を行うほか、工事請負費等の確定により減額となるもので、第3項その他資本的支出1,123万6,000円の増額は、令和元年度に受け入れた補助金について、特定収入割合の確定に伴い、消費税相当額を返還するものでございます。 第5条は、起債の限度額をそれぞれ改めるもので、第6条は、人件費の補正に伴い、職員給与費を改めるものでございます。 第7条は、一般会計から受け入れる補助金について改めるもので、第8条は、たな卸資産の購入限度額を改めるものでございます。 66ページをお願いいたします。 議案第18号は、令和2年度和歌山市
工業用水道事業会計補正予算(第1号)でございます。 第2条は、業務の予定量をそれぞれに改めるもので、第3条は、収益的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。 収入、第1款工業用水道事業収益について、453万9,000円の増額補正を行うもので、第1項営業収益481万1,000円の増額は、責任消費水量制の水道料金収入で上半期の実績に基づき増額するもので、第2項営業外収益27万2,000円の減額は、主に他会計補助金で、職員に支給する児童手当の確定によるものでございます。 次に、支出でございます。 第1款工業用水道事業費について、2,678万4,000円の減額補正を行うもので、第1項営業費用3,600万7,000円の減額は、主に人件費の確定と動力費等の精算によるもので、第2項営業外費用920万7,000円の増額は、主に消費税及び地方消費税の納付額が事業費の確定等により増額となるもので、第4項特別損失1万6,000円の増額は、過年度の水道料金について、不納欠損金として処理する必要が生じたため増額とするものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、支出、第1款工業用水道事業資本的支出について、1,019万1,000円の減額補正を行うもので、第1項建設改良費1,019万1,000円の減額は、主に委託料の確定により減額となるものでございます。 第5条は、人件費の補正に伴い、職員給与費を改めるもので--67ページをお願いいたします--第6条は、一般会計から受け入れる補助金について改めるもので、第7条は、たな卸資産の購入限度額を改めるものでございます。 次に、68ページをお願いいたします。 議案第19号は、令和2年度和歌山市
下水道事業会計補正予算(第1号)でございます。 第2条は、業務の予定量をそれぞれに改めるもので、第3条は、収益的収入及び支出の予定額を補正するものでございます。 収入、第1款下水道事業収益について、2億7,274万6,000円の減額補正を行うもので、第1項営業収益2億4,120万8,000円の減額は、主に下水道使用料収入について上半期の実績に基づき減額するもの及び雨水処理負担金について雨水処理費用の減少等により減額するもので、第2項営業外収益3,162万3,000円の減額は、主に他会計補助金について、汚水処理費用の減少等により減額するもので、第3項特別利益8万5,000円の増額は、下水道使用料に係る貸倒引当金の確定により当該引当金を戻し入れるものでございます。 次に、支出でございます。 第1款下水道事業費について、1億2,172万2,000円の減額補正を行うもので、第1項営業費用9,733万8,000円の減額は、主に動力費をはじめとする事務費の精算により減額となるもので、第2項営業外費用2,438万4,000円の減額は、借入金利息及び企業債利息の額の確定により減額となるものでございます。 第4条は、資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入、第1款下水道事業資本的収入について、2億8,287万3,000円の減額補正を行うものでございます。第1項企業債2億8,430万円の減額は、対象事業費の確定により減額するもので--69ページをお願いいたします--第2項補助金3,504万7,000円の増額は、主に国庫補助金について、対象事業費の確定により増額するもので、第3項負担金3,424万6,000円の減額は、主に他会計負担金について、雨水整備費の確定により減額するもので、第4項分担金62万6,000円の増額は、受益者分担金の確定により増額するものでございます。 次に、支出でございます。 第1款下水道事業資本的支出について、2億9,070万9,000円の減額補正を行うもので、第1項建設改良費2億9,070万9,000円の減額は、主に工事費等の確定により減額となるものでございます。 第5条は、起債の限度額をそれぞれ改めるもので、第6条は、人件費の補正に伴い、職員給与費を改めるものでございます。 第7条は、一般会計から受け入れる補助金について改めるもので、第8条は、たな卸資産の購入限度額を改めるものでございます。 第9条は、新たに1条を追加するもので、第12条は、当年度利益剰余金の処分を定めるものでございます。 続きまして、別刷りの議案書(その2)の8ページをお開き願います。 議案第29号は、令和2年度和歌山市
下水道事業会計補正予算(第2号)でございます。 本補正予算は、国の3次補正予算を活用し、事業の前倒しなどを行うものとなっております。 第2条は、業務の予定量をそれぞれに改めるもので、第3条は、資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入、第1款下水道事業資本的収入について、3億8,034万4,000円の増額補正を行うものでございます。 第1項企業債1億4,300万円、第2項補助金1億9,275万6,000円、第3項負担金4,458万8,000円の増額は、それぞれ国の3次補正を活用し、事業の前倒し等を行うことによる、事業費に対する特定財源の増額でございます。 次に、支出でございます。 第1款下水道事業資本的支出について、3億8,034万4,000円の増額補正を行うもので、第1項建設改良費3億8,034万4,000円の増額は、国の3次補正を活用し、事業の前倒しを行うため、工事請負費及び委託料を増額するものでございます。 第4条は、起債の限度額をそれぞれ改めるもの、第5条は、一般会計から受け入れる補助金について改めるもので--9ページをお願いいたします--第6条は、当年度利益剰余金の処分額を改めるものでございます。 以上でございます。
○議長(井上直樹君) しばらく休憩します。 午前11時28分休憩
--------------- 午後1時10分再開
○副議長(奥山昭博君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 休憩前の議事を継続します。 ただいま議題となっている67件のうち、承第1号から議案第36号までの37件については既に説明が終わっておりますので、これよりこの37件についての質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許します。中村朝人君。--2番。 〔2番中村朝人君登壇〕(拍手)
◆2番(中村朝人君) 議長のお許しをいただきましたので、承第1号及び令和2年度補正議案について質疑をさせていただきます。 まず、承第1号、
市長専決処分事項の承認を求めるについて、
新型コロナウイルスワクチン接種事業費1億3,162万2,000円の内容についてお答えください。 次に、議案第1号、令和2年度和歌山市
一般会計補正予算についてです。 1、大学誘致事業施設整備費補助金5,739万4,000円の増額理由はどのようなものでしょうか。 2、福祉医療費中、扶助費1億8,843万1,000円の主な減額理由についてお答えください。 3、小規模事業者経営改善資金(
新型コロナウイルス対策)利子補給金558万円、
新型コロナウイルス感染症対応融資保証料補給金2,400万円の減額理由について、それぞれお答えください。 4、テイクアウト・デリバリー支援事業2,500万円、プレミアム付飲食クーポン事業3,500万円、事業者家賃支援金事業7,000万円の減額理由について、それぞれお答えください。 5、子ども会育成事業1,100万円減額について、その内容と理由をどのようにお考えですか、お答えください。 最後に、議案第21号、
和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、どのような内容でしょうか。 以上お伺いして、第1問とさせていただきます。(拍手)
○副議長(奥山昭博君) 佐伯健康局長。 〔健康局長佐伯正季君登壇〕
◎健康局長(佐伯正季君) 2番中村朝人議員の質疑にお答えします。 まず、承第1号、
市長専決処分事項の承認を求めるについて、
新型コロナウイルスワクチン接種事業費1億3,162万2,000円の内容はどうかとの御質疑です。 承第1号、令和2年度和歌山市
一般会計補正予算(第13号)で、歳入歳出それぞれ1億3,162万2,000円の追加は、
新型コロナウイルスワクチン接種事業に要する経費です。債務負担行為として、令和3年度の限度額を7,333万9,000円に定めるものです。 主な内容について御説明します。 歳出につきまして、第4款衛生費、第1項保健衛生費、第7目予防対策費、第12節委託料1億1,114万5,000円のうち、SE委託料997万3,000円は、予防接種台帳を管理するシステムの改修に要する経費、業務委託料5,176万2,000円のうち、4,445万3,000円は接種に関する問合せの窓口として開設するコールセンターに要する経費、639万6,000円はワクチンの小分け業務に要する経費、91万3,000円は窓口派遣に要する経費です。予防接種委託料4,557万1,000円は、医療従事者等の約1万人に対する2回分の接種に要する経費、封入等業務委託料383万9,000円は、65歳以上の高齢者に係る接種券の封入封緘に要する経費です。 歳入につきましては、国庫支出金により国が全額負担することとなります。 債務負担行為額7,333万9,000円は、契約期間が令和3年度にわたるコールセンターの運営業務、窓口派遣業務に関する業務委託料、封入等業務委託料に要する経費です。 次に、議案第21号、
和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、どのような内容かとの御質疑です。 議案第21号、
和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、和歌山市衛生研究所において有料で実施している井戸水等の一般水質検査について、検査機器が老朽化し、更新を迎えている中で、検査依頼数が年々減少していること、また、市内の登録水質検査機関でも検査可能であることから、衛生研究所での検査を終了するに当たり、
和歌山市手数料条例第43条第1項第2号の環境衛生に関するもののうち、一般水質検査の手数料欄を削除するものです。 以上でございます。
○副議長(奥山昭博君) 尾崎総務局長。 〔総務局長尾崎拓司君登壇〕
◎総務局長(尾崎拓司君) 2番中村朝人議員の質疑にお答えします。 議案第1号、
一般会計補正予算について、大学誘致事業施設整備費補助金5,739万4,000円の増額理由はどのようなものかとの質疑でございます。 旧市民図書館を活用し、令和3年4月に和歌山リハビリテーション専門職大学を開設する学校法人響和会に対して、当該施設の改修工事に係る費用の一部を補助するものです。 これは、令和元年度に予算計上し、繰越措置をした2億5,600万円のうち、国費が充当できなかった額を令和2年度に追加充当できることとなったことに伴い、令和元年度分の補助額を5,739万4,000円減額した1億9,860万6,000円とし、令和2年度分として同額の5,739万4,000円を増額し、合計1億2,139万4,000円を補助するものです。 これにより、平成30年10月19日に締結した専門職大学設置協定書に基づく補助総額3億2,000万円を変えることなく、支出を行うものです。 以上でございます。
○副議長(奥山昭博君) 宮崎福祉局長。 〔福祉局長宮崎 久君登壇〕
◎福祉局長(宮崎久君) 2番中村朝人議員の質疑にお答えします。 議案第1号、
一般会計補正予算について、福祉医療費中、扶助費1億8,843万1,000円の主な減額理由は何かとの質疑です。 福祉医療費中、扶助費の主なものは、こども医療費助成事業1億8,180万6,000円の減額です。 減額理由につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により、各家庭において、マスクの着用、手指の消毒、3密の回避、外出の自粛などの感染予防が徹底され、インフルエンザ等の発症が抑えられたことで、医療機関での受診が減少したことが主な要因と考えられます。 こども医療費の受診件数は、令和元年度が約57万6,000件、令和2年度が約47万8,000件を見込んでおります。 以上でございます。
○副議長(奥山昭博君) 細井産業交流局長。 〔産業交流局長細井隆司君登壇〕
◎産業交流局長(細井隆司君) 2番中村朝人議員の質疑にお答えします。 議案第1号、
一般会計補正予算について、2点ございます。 1点目、小規模事業者経営改善資金(
新型コロナウイルス対策)利子補給金558万円、
新型コロナウイルス感染症対応融資保証料補給金2,400万円の減額理由は何かとの御質疑です。 議員御指摘の2つの事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている事業者の資金繰りを支援するための事業です。 小規模事業者経営改善資金(
新型コロナウイルス対策)利子補給金については、売上げが15%以上減少された方を対象に、実質無利子とする制度を国が創設したため、現在のところ、対象となる融資114件のうち、本市制度の申請見込みは7件となっております。 また、
新型コロナウイルス感染症対応融資保証料補給金につきましても、国が無利子・保証料ゼロの制度を創設したことにより、現在のところ、申請はありません。 2点目、テイクアウト・デリバリー支援事業2,500万円、プレミアム付飲食クーポン事業3,500万円、事業者家賃支援金事業7,000万円の減額理由は何かとの御質疑です。 議員御指摘の3つの事業につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内事業者を支援するために実施した事業です。 テイクアウト・デリバリー支援事業及びプレミアム付飲食クーポン事業においては、令和2年4月末の事業実施後、間もなく緊急事態宣言が解除されたことで、感染対策を施した上で実店舗での営業ができるようになったことから当該事業への需要が少なくなったこと、また、事業者家賃支援金事業では、国、県の家賃支援給付金事業に合わせて運用しましたが、国においても申請が少ない状況であり、申請書類作成に際し、契約関係の立証が難しい事例が想定以上に多かったことなども要因ではないかと考えております。 以上でございます。
○副議長(奥山昭博君) 津守教育局長。 〔教育局長津守和宏君登壇〕
◎教育局長(津守和宏君) 2番中村朝人議員の質疑にお答えいたします。 議案第1号、
一般会計補正予算について、子ども会育成事業1,100万円減額について、その内容と理由についての御質疑です。 地域子ども会活動支援交付金1,100万円の減額につきましては、要綱に沿った執行をより徹底するために必要な指導や助言を行った結果、交付申請数が当初見込んでいた64団体から42団体に減ったことによるものです。 以上でございます。
○副議長(奥山昭博君) 2番。 〔2番中村朝人君登壇〕(拍手)
◆2番(中村朝人君) それぞれお答えをいただきましたので、再質疑をさせていただきます。 1、
新型コロナウイルスワクチン接種事業費について、コールセンターでは回線はどの程度確保しているのでしょうか。 2、大学誘致事業施設整備費補助金について、令和元年度に国費が一部充当できなかった理由及び令和2年度に充当できるようになった理由はどのようなものでしょうか。 3、
和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、井戸水等の水質検査に係る技術や設備などの機能及び能力の公的な機関での確保についてはどのようにお考えでしょうか。 以上をお伺いして、第2問とさせていただきます。(拍手)
○副議長(奥山昭博君) 佐伯健康局長。 〔健康局長佐伯正季君登壇〕
◎健康局長(佐伯正季君) 2番中村朝人議員の再質疑にお答えします。 まず、承第1号、
市長専決処分事項の承認を求めるについて、新型コロナワクチン接種事業費について、コールセンターでは回線をどの程度確保しているのかとの御質疑です。
新型コロナウイルスワクチン接種に関しまして、市民の皆様の関心も大変高いものと考えています。 過去に設置したコールセンターの実績を基に、市民の方から電話がつながらないというようなことができるだけないように、20回線を確保し、相談対応に当たる所存であります。 次に、議案第21号、
和歌山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、井戸水等の水質検査に係る技術や設備などの機能及び能力の公的な機関での確保についてはどのように考えるかとの御質疑です。 井戸水等の水質検査については、一般社団法人和歌山県薬剤師会など厚生労働大臣指定の登録水質検査機関で十分確保されております。 以上でございます。
○副議長(奥山昭博君) 尾崎総務局長。 〔総務局長尾崎拓司君登壇〕
◎総務局長(尾崎拓司君) 2番中村朝人議員の再質疑にお答えします。 議案第1号、
一般会計補正予算について、大学誘致事業施設整備費補助金について、令和元年度に国費が一部充当できなかった理由及び令和2年度に充当できるようになった理由はどのようなものかとの質疑でございます。 この事業は、学校法人響和会が令和元年度に専門職大学の設置認可を取得し、旧市民図書館を改修する工事に補助する予定のものでしたが、令和元年度の設置認可に至らず、その後、再度の申請を行い、令和2年10月30日に認可取得となった経緯があります。そのため、令和元年度の予算執行はできない状況となり、令和2年度へ全額繰越措置をしたものです。 また、補助の財源として、国の空き家対策総合支援事業を活用していますが、同じ補助制度を活用した本市の事業が複数あり、その総額での国要望となります。本事業が令和元年度に執行できず繰越措置となった一方、他の事業は令和元年度中に事業進捗が図れたため、それらの状況に合わせた配分と有利な予算執行を目指した結果、令和元年度時点での本事業への充当が不足したものです。 なお、令和2年度の設置認可が取得できた段階から、国に対し追加要望を行い、追加配分していただけることとなったものです。 以上でございます。
○副議長(奥山昭博君) 以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(奥山昭博君) 質疑を終結します。 ただいま議題となっている67件のうち、承第1号から議案第36号までの37件については、お手元に配付の議案付託表のとおり、おのおの所管の常任委員会に付託します。 しばらくこの場で休憩します。 午後1時29分休憩
--------------- 午後1時33分再開
○議長(井上直樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
---------------
△日程第72 議案第67号 副市長の選任について
○議長(井上直樹君) 次に、日程第72、議案第67号、副市長の選任についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--尾花市長。 〔
市長尾花正啓君登壇〕
◎市長(尾花正啓君) 議案第67号、和歌山市副市長の選任について御説明いたします。 和歌山市津秦161番地2、富松淳氏は、令和3年2月23日をもって任期満了となります現副市長の森井均氏の後任として選任するものです。 同氏は、副市長として適任と思われますので、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 何とぞよろしくお願いいたします。
○議長(井上直樹君) この際、お諮りします。 ただいま議題となっている議案第67号は、議事の都合により先議したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上直樹君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 討論に入ります。 討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上直樹君) 討論なしと認めます。 議案第67号を採決します。 本件は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(井上直樹君) 起立全員。 よって、本件は、原案に同意することに決しました。 以上で本日の日程は終了しました。 お諮りします。 明2月23日から2月25日までの3日間は、各常任委員会審査等のため休会とし、2月26日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 本日はこれにて散会します。 午後1時37分散会
--------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長 井上直樹 副議長 奥山昭博 議員 中谷謙二 議員 中尾友紀 議員 山本忠相...