和歌山市議会 > 2020-12-02 >
12月02日-04号

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  1. 和歌山市議会 2020-12-02
    12月02日-04号


    取得元: 和歌山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    令和 2年 12月 定例会                令和2年          和歌山市議会12月定例会会議録 第4号            令和2年12月2日(水曜日)     -----------------------------議事日程第4号令和2年12月2日(水)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第25号 令和2年度和歌山市一般会計補正予算(第11号)第3 一般質問第4 議案第5号から同第24号まで     -----------------------------会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第25号 令和2年度和歌山市一般会計補正予算(第11号)日程第3 一般質問松本哲郎君、古川祐典君、戸田正人君)日程第4 議案第5号から同第24号まで     -----------------------------出席議員(37名)  1番  井本有一君  2番  中村朝人君  3番  赤松良寛君  4番  浜田真輔君  5番  堀 良子君  6番  西風章世君  7番  山中敏生君  8番  川端康史君 10番  中庄谷孝次郎君 11番  山野麻衣子君 12番  中村元彦君 13番  中谷謙二君 14番  丹羽直子君 15番  森下佐知子君 16番  坂口多美子君 17番  吉本昌純君 18番  園内浩樹君 19番  中塚 隆君 20番  薮 浩昭君 21番  山本忠相君 22番  芝本和己君 23番  戸田正人君 24番  松井紀博君 25番  井上直樹君 26番  古川祐典君 27番  姫田高宏君 28番  南畑幸代君 29番  尾崎方哉君 30番  奥山昭博君 31番  中尾友紀君 32番  松本哲郎君 33番  寒川 篤君 34番  北野 均君 35番  佐伯誠章君 36番  山本宏一君 37番  宇治田清治君 38番  遠藤富士雄君欠席議員(1名)  9番  永野裕久君   ---------------説明のため出席した者の職氏名 市長         尾花正啓君 副市長        森井 均君 副市長        信夫秀紀君 総務局長       尾崎拓司君 危機管理局長     川崎 勝君 財政局長       川嶋正起君 福祉局長       宮崎 久君 産業交流局長     細井隆司君 都市建設局長     西本幸示君   ---------------出席事務局職員 事務局長       中野光進 事務局副局長     中西 太 議事調査課長     中村 保 議事調査課副課長   志賀政廣 議事班長       森本剛史 企画員        窪田義孝 事務主査       國定正幹 事務主任       堀川陽平 事務副主任      中村真央 事務副主任      北浦愼也   ---------------          午前10時00分開議 ○議長(井上直樹君) ただいまから本日の会議を開きます。   --------------- △諸般の報告 ○議長(井上直樹君) 諸般の報告をさせます。 ◎事務局長(中野光進君) 令和2年12月2日付、和財第210号をもって、市長から追加議案の提出がありました。議案はお手元に配付いたしております。 以上でございます。   --------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(井上直樹君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において   中谷謙二君   中尾友紀君   松井紀博君 以上3人の諸君を指名します。   --------------- △日程第2 議案第25号 令和2年度和歌山市一般会計補正予算(第11号) ○議長(井上直樹君) 次に、日程第2、議案第25号、令和2年度和歌山市一般会計補正予算(第11号)を議題とします。 当局から提案理由の説明を求めます。--川嶋財政局長。 〔財政局長川嶋正起君登壇〕 ◎財政局長(川嶋正起君) 議案第25号について御説明申し上げます。 議案書(その4)をお願いいたします。 1ページをお開き願います。 議案第25号は、令和2年度和歌山市一般会計補正予算(第11号)で、歳入歳出それぞれ4億3,879万9,000円を追加し、予算総額を1,980億5,028万円とするものでございます。 以下、その内容につきまして御説明いたします。 2ページをお開き願います。 歳入の部で、国庫支出金4億3,354万円、繰入金155万9,000円、市債370万円をそれぞれ増額補正するものでございます。 次に、歳出の部でございます。 第4款衛生費、第1項保健衛生費579万9,000円の補正は、民間医療機関へ委託しているPCR検査センターの実施日数の増加、接触者健診に従事する医師等の増員などの新型コロナウイルス感染症対策の強化に要する諸経費などでございます。 第6款商工費1億1,500万円の補正は、第1項商工費で、飲食業者が実施する感染拡大防止対策に対する奨励金1億円、第2項観光費で、和歌山城、博物館等を活用したナイトタイムツアーの造成に要する経費1,500万円でございます。 第9款教育費、第6項社会教育費3億1,800万円の補正は、地域交流拠点の整備に要する経費でございます。 3ページをお願いいたします。 地方債の補正は第2表のとおりで、コミュニティセンター整備事業について、事業費の変更により、限度額を208億6,530万円から208億6,900万円に変更するものでございます。 以上でございます。 〔議長退席、副議長着席〕 ○副議長(奥山昭博君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 この際、申し上げます。 ただいま議題となっている議案第25号については、議事の都合により、提案理由の説明にとどめ、一般質問終結後、再度議題にすることといたします。   --------------- △日程第3 一般質問 ○副議長(奥山昭博君) 次に、日程第3、一般質問を行います。 順次質問を許します。 松本哲郎君。--32番。 〔32番松本哲郎君登壇〕(拍手) ◆32番(松本哲郎君) おはようございます。 議長のお許しを得ました。質問に入らせていただきます。私自身、久しぶりの一般質問となりますが、どうかよろしくお願いいたします。 通告どおり住宅行政から質問させていただきます。 公営住宅でありますが、戦後、住宅不足を解消するという側面から、安価な家賃で住まいを提供し、国民にとって大切な役割を担ってまいりました。 また、本市の市営住宅の多くが昭和50年以前に建設されており、老朽化も激しく、新耐震基準もクリアできておらず、震災に対する課題を抱えたままの状態であります。過去から多大な投資を進め、蓄積してきたその市営住宅のインフラが、老朽化が進むまま放置されている状況は非常に残念な思いでいっぱいであります。 東部地域にある鳴神、岡崎、菖蒲ヶ丘の3団地は、住宅第1課が管理する戸数では全体の約50%を占める大規模団地であり、本市においても特に大規模であるということに重きを置き、再生方針を打ち出しました。 そして、まず建設年度の最も古い岡崎団地現地建て替えしていくという方針が決定し、昨年、待望の岡崎団地新1号棟が建設されたわけであります。エレベーターがあり、室内もユニバーサル仕様バリアフリー対応もできているので、高齢者、障害者の方々も安心して生活できる、今の時代のニーズにかなったすばらしい住宅に生まれ変わりました。 引き続き、2号棟、3号棟の計画があるかと思いますが、今後のスケジュールをお示しください。 さて、少し気がかりなのが残りの2団地、鳴神団地菖蒲ヶ丘団地であります。 まずは、この2団地の管理戸数、空き家戸数、また、将来にわたって政策的に空き家とする戸数と維持修繕をして募集をかけられる戸数に分けてお答えください。 鳴神団地でありますが、1958年から1963年の間にその多くが建設されており、最も古いもので築62年、既に耐用年数をはるかに超えております。 平成24年3月作成の市営住宅長寿命化計画では、最終判定で現地建て替え統廃合予定団地と明記されており、今後の方向性について平成28年6月議会でただしたところ、新しく建設される岡崎団地への統廃合も視野に入れて進めると答弁をいただいております。 しかし、平成29年作成の長寿命化計画では、最終判定で現地建て替えとなっており、統廃合予定団地とは記載されておりません。なぜでしょうか。平成28年6月議会での答弁との整合性はどうなっているのか。現時点での鳴神団地の方向性について、併せてお答えください。 次に、菖蒲ヶ丘団地についてお尋ねします。 平成29年作成の長寿命化計画では、3次判定で簡易耐火を施した平屋、二階建て住宅は現地建て替えとなっており、これは平成24年作成の長寿命化計画にうたわれた方針と全く変わっておりません。 建て替えは、現時点ではほぼ確定ということで理解してよろしいでしょうか、お答えください。 長寿命化計画は、5年ごとの作成と認識しておりますが、2年後に作成される長寿命化計画の中では、菖蒲ヶ丘団地建て替えが上位に位置づけられると期待してよろしいでしょうか、御答弁よろしくお願いいたします。 続きまして、市営住宅LED化についてお尋ねします。 2011年3月の東日本大震災の後、政府の節電要請を受け、急速にLED照明が普及しました。 また、政府は、2030年度には、家庭やオフィス、工場など、全ての照明のLED化を図るなど、LED照明温暖化対策省エネ対策の重要な施策として位置づけるとの方針を打ち出しました。 本市においても、毎年予算を確保し、申請のあった自治会へ設置補助金を分配し、LED照明の普及に努めているところでありますが、市営住宅において、LED化に対する基本的な考え方はどういったものなのか、現状でのLED化への取組と併せてお答えください。 次に、行政手続における押印廃止について質問をさせていただきます。 押印を廃止しようという流れが急速に加速化し始めました。河野行革担当大臣は、去る10月16日の会見で、約1万5,000の行政手続のうち、99.247%の手続で押印を廃止できると明らかにしました。その約1万5,000の手続のうち、各省庁が押印を存続の方向で検討したいと回答したのは、僅か1%未満の111種類とのことであります。 また、大臣は、存続する相当部分は、印鑑登録されたものや銀行の届出印などで、そういうものは今回は残ると説明し、さらに、デジタル庁が発足し、業務がデジタル化された際には電子認証などが導入されるであろうとの見解を示しました。 さらに、政府は、確定申告などの税務手続においても、押印の原則廃止を検討する方針を明確にしております。2021年度の税制改正で検討し、年末にまとめる与党税制改正大綱に反映させるとのことであります。 このように、行政手続の文書だけでなく、税に関わる他の書類でも押印廃止の流れが加速化しております。 これらのことを踏まえて、質問をいたします。 国において推し進めている押印廃止について、言われているとおり、約99%の中央省庁の行政手続文書の押印が実際に廃止された場合、本市の行政文書においても何と何が連動して廃止できるかなどの判断の下、今から廃止対象リストの洗い出しを積極的にするべきと考えるが、見解を伺います。 もしくは、既に国の動きに合わせ、その準備を進めているのであれば、取組状況を具体的にお示しください。数字で明示できるのであれば、行政手続の文書の数と、そのうち押印を廃止できる文書の数も明らかにお示しください、お答え願います。 1問目の最後です。 コロナ禍における居住に関する包括的な支援体制の強化について質問をいたします。 新型コロナウイルスの影響が長期化する中、家賃や住宅ローンの支払いに悩む人が急増しており、住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化は待ったなしの課題だと考えます。 コロナ禍において、全国的に生活困窮者自立支援制度における住居確保給付金の利用が増えております。支給要件もかなり緩和されたと伺っておりますが、まずはその内容をお示しください。 次に、本市における申請件数並びに支給決定件数、また、前年と比べてどの程度増えているのか、併せてお答えください。 また、住居確保給付金は最大9か月まで支給されます。つまり、コロナ禍で対象拡大がなされた4月以降支給開始した方々は、年末年始には支給期間が切れ、路頭に迷うことになってしまうのではないかということが懸念されます。政府も、支給期間の延長を検討しているようですが、延長されたとしても、支給期間終了後に引き続き支援が必要な方は確実におられます。 こうした方々が住まいを失わないようにするために、就労支援等を通じた経済的自立の支援、家賃の安価な住宅への住み替えの推進、公営住宅の積極的な活用、生活保護の受給など、本人や家族のニーズや状況等に応じたきめ細やかな支援が必要と考えますが、いかがでしょうか、御答弁よろしくお願いいたします。 以上で第1問とさせていただきます。(拍手) ○副議長(奥山昭博君) 西本都市建設局長。 〔都市建設局長西本幸示君登壇〕 ◎都市建設局長西本幸示君) おはようございます。32番松本議員の一般質問にお答えします。 住宅行政について5点ございます。 まず1点目、岡崎団地2号棟、3号棟の今後のスケジュールを示されたいとの御質問です。 岡崎団地建て替え事業の進捗につきましては、新2号棟建設のため、中層9号棟、10号棟の解体撤去工事が完了し、現在、中層5号棟、6号棟の解体撤去工事に着手しています。 今後、埋蔵文化財発掘調査を経て、令和3年度から新2号棟建設に着手する予定です。 また、新3号棟建設につきましては、平成29年作成の和歌山市営住宅長寿命化計画において、令和8年度までに実施することを目標としています。 2点目です。 鳴神団地菖蒲ヶ丘団地の管理戸数、空き家戸数、また、将来にわたって政策的に空き家とする戸数、維持修繕を行い、募集をかけられる戸数は何戸かとの御質問です。 鳴神団地の管理戸数は294戸、空き家戸数は173戸、また、将来にわたって政策的に空き家とする戸数は121戸、維持修繕を行い、募集をかけられる戸数はございません。 菖蒲ヶ丘団地の管理戸数は1,088戸、空き家戸数は565戸、また、将来にわたって政策的に空き家とする戸数は307戸、維持修繕を行い、募集をかけられる戸数は216戸です。 次に、3点目です。 鳴神団地について、平成28年6月議会での答弁との整合性はどうなっているのか。また、現時点での鳴神団地の方向性について示されたいとの御質問です。 平成28年6月議会で、議員から岡崎団地建て替えに伴う鳴神団地の統廃合について御質問をいただき、平成29年作成の和歌山市営住宅長寿命化計画で見直しを予定しており、その中で、岡崎団地への統廃合も視野に入れて検討すると答弁させていただきました。 平成29年の計画作成時、議員からの御指摘を参考に、鳴神団地及び岡崎団地の入居戸数を確認したところ、鳴神団地は143戸、岡崎団地は243戸で、合わせると386戸が確認されました。岡崎団地新棟への入居希望者数及び経年による入居戸数の減少が考えられるものの、岡崎団地に新設する3棟174戸では住み替えは難しいと考え、鳴神団地の統廃合を見送り、現地建て替えとして計画しました。 今後の鳴神団地の方向性については、以前と同様、鳴神団地の入居者及び岡崎団地新棟への入居希望者の状況を把握し、令和4年に作成予定の和歌山市営住宅長寿命化計画の見直し時にさらに検討を進めるとともに、継続的な管理に努めてまいります。 4点目です。 菖蒲ヶ丘団地について、建て替えは現時点でほぼ確定ということで理解してよいか。また、長寿命化計画において上位に位置づけされると期待してよいかとの御質問です。 菖蒲ヶ丘団地については、昭和43年から建設され、老朽化が進んでいることは認識しています。平成29年作成の和歌山市営住宅長寿命化計画では、簡易耐火構造平屋建て及び二階建ての住戸の最終結果が現地建て替えとして一定の方向づけができたと認識しています。 令和4年作成予定の和歌山市営住宅長寿命化計画では、集約及び建て替えも考慮し、議員御指摘のとおり、早期に実現できるよう十分に検討してまいります。 最後に、5点目です。 市営住宅LED化について、基本的な考え方はどういったものか。現状でのLED化への取組について示されたいとの御質問です。 市営住宅におけるLED化は、温暖化対策省エネ対策などに関する重要な取組であると考えています。 現状、新たに建設される住宅の照明器具のLED化につきましては、エレベーターホール、階段、廊下などの共用スペースにおいて対応しており、既存の住宅の共有スペースについても、取替えが必要となった照明器具のLED化を図っています。 今後も、市営住宅におけるLED化を推進してまいります。 以上でございます。 ○副議長(奥山昭博君) 尾崎総務局長。 〔総務局長尾崎拓司君登壇〕 ◎総務局長(尾崎拓司君) 32番松本議員の一般質問にお答えします。 行政手続における押印廃止について2点の御質問です。 国において推し進めている押印廃止について、今から廃止対象リストの洗い出しを積極的にするべきと考えるが、既に国の動きに合わせてその準備を進めているのであれば、取組状況を具体的に示してほしい。次に、数字で明示できるのであれば、行政手続の文書の数と、そのうち押印を廃止できる文書の数も明らかにしてほしいとの御質問です。併せてお答えいたします。 文書等に押印を求める規制の見直しについては、令和2年10月に現状把握のため全庁的に照会したところ、市民の方々や事業者からの申請、届出や庁内事務における手続を含めると、精査の必要なものがありますが、現時点では本市では3,068件の行政手続があることが判明しました。 このうち、2,475件については、署名あるいは記名の上で押印を求めており、この中で市が独自に判断できるもののうち、当該課から「押印の義務づけ廃止が可能」と回答のあったものが312件、「条例、規則等の改正が必要だが可能」と回答のあったものが1,048件でした。 これらについては、現在、押印見直しガイドライン作成を局内で協議しており、押印の義務づけを廃止できる対象となるものを洗い出していきたいと考えています。 また、国の法令等に定められている等の理由で「押印義務づけ廃止は今のところできない」としたものは1,115件でした。 今後、法令等で定められているものについては、国、県の動向を注視しつつ、指針や通知が発出され次第、速やかに対応してまいります。 以上でございます。 ○副議長(奥山昭博君) 宮崎福祉局長。 〔福祉局長宮崎 久君登壇〕 ◎福祉局長(宮崎久君) 32番松本議員の一般質問にお答えします。 コロナ禍における居住に関する包括的な支援体制の強化について3点ございます。 1点目、コロナ禍において、全国的に住居確保給付金の利用者が増えており、支給要件も緩和されたが、その内容を示されたい。2点目、本市における申請件数並びに支給件数はどうなっているか。また、前年と比べてどの程度増えているかとの御質問です。併せてお答えいたします。 住居確保給付金については、令和2年4月20日から要件が緩和されました。それまでは、離職や廃業から2年以内の方で、ハローワークへの求職申込みが必要でしたが、休業等により収入を得る機会が減少し、離職と同程度の状況にある方も対象となりました。さらには、同年4月30日からハローワークへの求職申込みが不要となっています。 令和元年度の相談件数は124件ありましたが、いずれも支給要件に該当しませんでした。しかしながら、条件の緩和により、令和2年度の申請件数並びに支給決定件数については、10月末時点で189件です。 3点目、住居確保給付金支給期間終了後、引き続き支援が必要な方々に対し、就労支援等、本人や家族の状況に応じたきめ細やかな支援が必要と考えるがどうかとの御質問です。 支給終了後は、就労支援として和歌山福祉就労支援センターを活用した経済的支援や、家賃の安価な公営住宅の積極的な活用支援、社会福祉協議会の貸付制度、生活保護の申請などへつなぐ支援を実施してまいります。 以上でございます。
    ○副議長(奥山昭博君) 32番。 〔32番松本哲郎君登壇〕(拍手) ◆32番(松本哲郎君) それぞれ御答弁いただきました。再質問に入らせていただきます。 住宅行政について。 岡崎団地については、2号棟、3号棟と御答弁いただいたよう、計画どおり遅れのないように進めていただくようよろしくお願いいたします。 市営住宅LED化についても、引き続き取り組んでいただくよう、併せて要望いたします。 鳴神団地については、今後の方向性について少し苦慮しているようでありますが、御答弁から計算しますと、空き家率約59%、入居率が約41%、また、入居戸数の全部が政策的空き家ということで、さらに空き家が増え続けてまいります。 1問でも申し上げましたが、既に耐用年数を超えているため、お住まいになっている住民の安心安全を考えると、早急に今後の方向性を打ち出すことが重要であります。次の長寿命化計画の中では、きちっと今後の方向性が示されるよう期待いたします。 菖蒲ヶ丘団地についても、空き家率約52%、維持修繕して募集をかける戸数は216戸と答弁いただきましたが、それはいわゆるC棟のことかと思います。そのほか、A棟、B棟、平屋、二階建ての住宅のほとんどが耐用年数を超えております。御答弁いただきましたよう、まずは平屋、二階建ての住宅の建て替えが次の長寿命化計画の中で上位に位置づけられることを期待いたします。 国土交通省では、平成28年、住生活基本計画の見直しが行われ、平成28年から10年間の国の住宅政策の方向性が新たに示されました。 基本計画の変更内容の中に、このように明記されております。「公的賃貸住宅団地の建替え等の機会をとらえた高齢者世帯子育て世帯等の支援に資する施設等の地域の拠点の形成」、要するに、公営住宅建て替えの際には、病院や医療介護施設、また、保育園等の子育てに関する施設を併設する、もしくは近くへ誘導を考えていくべきであるというわけであります。そして、これらの変更項目は、平成29年作成の長寿命化計画の中にも県の基本計画として盛り込まれております。 平成28年6月議会での答弁では、医療施設や保育園等の子育てに関する施設等の併設を検討するという答弁をいただいておりますが、現状での進捗と、今後、実現に向け、どう進めていくのか、お答え願います。 行政手続における押印廃止についての再質問です。 本市においても、10月から全庁的に調査をかけ、準備を進めているとのことで、ひとまず安心いたしました。 ここで、押印廃止に向けた福岡市の取組を紹介したいのですが、福岡市では、行政手続に求めていた書類への押印を、市が単独で見直しができる約3,800種類の書類全てで2020年9月までに廃止いたしました。 押印廃止を強力に推進できた背景には、一つの考え方があります。本人確認手段として曖昧だった認め印を求めず、別の手段に置き換えるという考え方であります。その一例が、手書きの氏名の記入そのものが本人確認として機能すると判断した手続であります。児童手当の給付などに関する教育・保育給付認定申請書は、この方法を採用して押印欄を省き、押印に代わる署名欄も設けておりません。 窓口業務のスピードアップと、何よりも市民の利便性の向上、市民サービスの向上に間違いなくつながっていきます。 国のほうでも、今後、デジタル化を大いに進めていこうという方針で、押印廃止の取組は、今後ますます重要性を増してくることは間違いありません。押印廃止について、今後、御答弁いただいたよう、国の動きを敏感に察知して、何よりも住民サービスの向上に向け、さらなる洗い出しと対応を期待いたします。 コロナ禍における居住に関する包括的な支援体制の強化についての再質問です。 住居確保給付金については、現在、189件の申請件数において、全て支給決定しているということで、かなり使い勝手のよい中身になっているようで安心いたしました。 今後も、コロナ禍の中、申請者数が急増することも予想されますが、どこまでも市民の側に寄り添った迅速な対応をよろしくお願いいたします。 また、1問でも申し上げましたが、支給期間終了後、公営住宅に移る、生活保護を受給するといった選択肢がありますが、公営住宅という選択肢は極めて限定的であります。 そこで、第3の選択肢として、住宅セーフティネット制度の活用に早急に取り組んでいただきたいと思います。 この制度の中で、住居確保が難しい方専用の住宅をセーフティネット住宅と登録し、家賃及び家賃債務保証料の低廉化に係る費用に対して補助を行う制度があります。国土交通省は、令和3年度の予算要求において、この家賃低廉化制度の補助限度額を拡充するとともに、地方公共団体が必要と認める場合、入居者の公募手続を除外するという税制改正を盛り込んでおります。 これが実現すれば、住居確保給付金の支給を受けた低所得者のお住まいの住宅をそのままセーフティネット住宅として登録でき、転居することなく、家賃補助を受けながら、そのまま住み続けていただくことができるようになります。 住宅セーフティネット制度の家賃低廉化制度による支援で自立を促していくという仕組みに、積極的に本市も取り組むべきであると考えますが、御答弁よろしくお願いいたします。 次に、居住に関して支援体制の強化を図るためには、何といっても住宅部局と福祉部局の連携が重要になってまいります。本市においては、どういった連携を取っているのか、具体的にお答えください。 来年度予算に関する厚生労働省の概算要求には、今年度補正予算で措置された生活困窮者への住まい確保・定着支援が盛り込まれております。これは、居住支援法人などが生活困窮者支援の窓口と連携しながら、入居に関するマッチングなど居住支援を進めるための事業であります。 本市においても、住宅部局と福祉部局の連携を進め、居住支援の強化の観点から、ぜひこの事業に取り組んでいただきたいと考えますが、いかがでしょうか、御答弁をよろしくお願いいたします。 以上で再質問とさせていただきます。(拍手) ○副議長(奥山昭博君) 西本都市建設局長。 〔都市建設局長西本幸示君登壇〕 ◎都市建設局長西本幸示君) 32番松本議員の再質問にお答えします。 住宅行政について、平成28年6月議会で医療施設や保育園等の子育てに関する施設等の併設を検討するとの答弁であったが、現状の進捗と今後の実現に向け、どう進めていくのかとの御質問です。 医療施設や保育園等の併設につきましては、その手続や方法について関係各課と協議を進めており、今後、岡崎団地新棟への住み替えの状況を鑑みて、事業の推進に取り組んでまいります。 次に、コロナ禍における居住に関する包括的な支援体制の強化について、住宅セーフティネット制度の家賃低廉化制度による支援で自立を促していくという仕組みに積極的に取り組むべきだと考えるがどうかとの御質問です。 平成29年度に住宅セーフティネット法が改正されたことを受け、本市においても、高齢者、障害者、子育て世帯など、いわゆる住宅確保要配慮者のためのセーフティネット住宅の登録制度を開始しているところでございます。 家賃低廉化補助につきましては、セーフティネット住宅の登録戸数が少ないことや、補助を実施すれば最長20年間の長期の入居契約となることから、現在は実施しておりません。 しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少することで住居を失うおそれが生じている方への支援策は、公営住宅建て替えなども勘案して、住宅確保要配慮者及び賃貸人などのニーズを踏まえながら、今後、先進都市の事例を研究してまいります。 以上でございます。 ○副議長(奥山昭博君) 宮崎福祉局長。 〔福祉局長宮崎 久君登壇〕 ◎福祉局長(宮崎久君) 32番松本議員の再質問にお答えします。 コロナ禍における居住に関する包括的な支援体制の強化について2点ございます。 1点目、住宅部局と福祉部局の連携が重要だが、本市においてどのような連携を取っているかとの御質問です。 住宅部局と福祉部局の連携については、庁内だけでなく、庁外の関係者も交えた和歌山市生活困窮者支援対策連携推進会議を平成27年4月1日に発足し、生活困窮者自立相談支援事業の実施や住居確保給付金事業等について意見の交換や情報の共有を行い、公営住宅等への入居の支援や、住宅部局より公営住宅の入居者から家賃滞納相談があった場合に、住居確保給付金の紹介をしています。 今後も引き続き、さらなる連携を進めてまいります。 2点目、来年度の厚生労働省の概算要求に、生活困窮者への住まい確保・定着支援が盛り込まれているが、本市においても、住宅部局と福祉部局の連携を含め、居住支援の強化の観点から、この事業の取組が必要と考えるがどうかとの御質問です。 生活困窮者への住まい確保・定着支援については、現時点では、住居確保給付金社会福祉協議会の貸付制度、生活保護制度を活用していただいております。 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を踏まえ、住居を失うおそれが生じている者に対し、住居確保給付金の活用や家賃の安い公営住宅の利用促進など、住宅部局との連携を進め、今後の動向を見ながら検討してまいります。 以上でございます。 ○副議長(奥山昭博君) 32番。 〔32番松本哲郎君登壇〕(拍手) ◆32番(松本哲郎君) 御答弁いただきました。再々質問、最後です。よろしくお願いいたします。 住宅行政についてでございます。 平成28年の6月議会、市長はこのように答弁されております。岡崎団地は、コンパクトシティのまちづくりにふさわしい地域の拠点となる候補地であり、地域の核として役割を担えるような、夢のあるモデルケースとなるよう努力する、このように答弁されております。 子育て・医療関係施設の併設の件でありますが、この市長答弁も踏まえ、3号棟の建設が終了するまで時間は十分にございます。よく協議していただく中で、最高の方策を見つけ出してください。どうかよろしくお願いいたします。 例えば、この団地エリア内に保育所がございます。建設されてからかなりの年月がたっていると伺っております。もちろん、民間の御理解、御協力、これが大前提でありますが、この保育園の建て替えも、今後、協議していく中で視野に入れていくべきではないかと思いますが、最後、この件について御答弁、どうかよろしくお願いいたします。 コロナ禍における居住に関する包括的な支援体制の強化についてでありますが、家賃低廉化制度、また、生活困窮者への住まい確保・定着支援については、残念ながら積極的な御答弁がいただけませんでした。 しかし、新型コロナウイルス第3波が急拡大している中、今後、どのように市民生活に影響が出てくるか計り知れません。今後、福祉部局と住宅部局がさらなる連携を強める中で、検討課題として議論していただきますよう、どうかよろしくお願いいたします。 コロナ禍で家賃が払えないなど、住まいに不安を抱えておられる方は、住まいだけでなく、複雑な課題やリスクを抱えておられるケースが少なくありません。こうした方々を誰一人置き去りにすることなく支援していくためには、包括的な支援体制が必要です。 来年4月からは、改正社会福祉法が施行となり、いわゆる断らない相談支援を具体化するため、重層的支援体制整備事業が始まります。 この件につきましては、9月議会で同僚の堀議員が質問し、市長はその重要性を十分に認識され、実施に向けた検討を進めると答弁されております。コロナ禍で大変な思いをされている方々を誰一人取り残さないという決意で、本市においても、この事業に速やかに取り組んでいただきたいと考えますが、再度、市長の御決意をお伺いいたしまして、質問を終わらせていただきます。御清聴どうもありがとうございました。(拍手) ○副議長(奥山昭博君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 32番松本議員の再々質問にお答えします。 コロナ禍における居住に関する包括的な支援体制の強化について、コロナ禍で大変な思いをされている方々を誰一人取り残さないという決意で、重層的支援体制整備事業を速やかに取り組まれたいと考えるがどうかとの御質問でございます。 重層的支援体制整備事業につきましては、これまでに関係部局の担当者によるワーキンググループ会議を設置し、その中で共通認識を持って課題対応などの協議を進め、連携を深めるとともに、令和3年度から事業の実施を検討している他市との情報交換を行いながら研究を進めてまいりました。 この事業は、市全体の関係部局やその他関係機関が協働し、縦割りの弊害である制度間の高い壁を低くし、スムーズな連携を取ることによって、包括的な支援体制を構築するものです。これにより、既存の事業などを活用した上で、様々な支援機関が連携するネットワークにより、円滑に対応することができるため、コロナ禍で大変な思いをされている方々はもちろんのこと、地域住民の方々に対し、包括的かつ継続的な支援ができる事業として、実施に向けて積極的に取組を進めてまいります。 以上でございます。 ○副議長(奥山昭博君) 西本都市建設局長。 〔都市建設局長西本幸示君登壇〕 ◎都市建設局長西本幸示君) 32番松本議員の再々質問にお答えします。 住宅行政について、岡崎団地エリア内にある保育園の建て替えも今後の協議の中で視野に入れていくべきではないかとの御質問です。 岡崎団地建て替え事業において、団地の建て替えに伴う余剰地の有効利用の検討を行うに当たり、行政、医療、福祉などの各種機能を有し、地域の核となれるような拠点づくりは重要なテーマであると考えています。 岡崎団地エリア内に建設されている民間の保育園についても、子育ての核となる重要な施設であり、議員御指摘のとおり、保育園の施設も老朽化が進んでいることは認識しています。 今後、岡崎団地建て替え事業の推進に応じ、関係部局と連携し、余剰地を有効活用できるよう取り組んでまいります。 以上でございます。 失礼しました。 先ほどの住宅行政についての答弁で、「岡崎団地」に建設されているという答弁をいたしましたが、「岡崎団地エリア」に建設されている民間の保育園においてということに訂正させていただきます。失礼いたしました。 ○副議長(奥山昭博君) しばらく休憩します。          午前10時50分休憩   ---------------          午前11時10分再開 ○議長(井上直樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第3の議事を継続し、質問を許します。 古川祐典君。--26番。 〔26番古川祐典君登壇〕(拍手) ◆26番(古川祐典君) 改めまして、おはようございます。 大変なコロナ禍の中で、うちの長男も大阪の大学生なんですけども、さきの冬休みから1日も登校していない、学校のほうには行っていないということで、リモートで勉強とアルバイトに励んでる状態でございます。リモートがかなり進んでおりますので、私もそれを子供に教えてもらいながら、全国のいろんな方々とやり取りしている、そのような状態でございます。しっかりとそういった情報も入れながら、また、市政に生かしていきたいと、このように思っております。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 和歌山市の偉人・先人顕彰事業について、まずはお伺いいたします。 これまで数回にわたり、不平等条約の改正、平等条約の締結、地租改正、廃藩置県等々に大きく貢献をなし、国難に立ち向かい、日本国のためにその生涯を政治にかけ、新国家の礎、近代日本の基礎を築いた本市の偉人、陸奥宗光伯の功績をたたえ、史跡、その整備について当局にただしてきたところであります。 私自身、我々郷土の誇りでもある陸奥宗光伯の功績に対し、深い尊敬の念と、地方の政治家として人生の指針、また、まだまだ多くの方々にその功績や魅力、和歌山の偉人であることを広く知っていただき、本市の誇る宝として語り継ぎ、ひいては本市の偉人の顔となるような、例えば土佐が生んだ維新の英雄、坂本龍馬、鹿児島といえば西郷どんこと西郷隆盛のような存在として発信できればと願うものであります。 おかげさまで、現在は、これまでの市行政の取組により、和歌山歴史館での保存、展示、吹上にある生誕の地の案内板の設置、岡公園全体を含む銅像周辺の整備、また、和歌山城内においても、数か所に岡公園、銅像への誘導案内プレートの設置をしていただいているところであり、以前に比べ少しずつ整備が進み、本市郷土の偉人、陸奥宗光伯としての、その存在を発信しやすくなってきていることにうれしく思いますが、まだまだ、誰もが陸奥宗光伯といえば和歌山市と言ってもらえるようになるには、まち全体から陸奥宗光伯の魅力を発信し、訪れた方にがっかりさせないムーブメントといいますか、発信力が欲しいと感じている次第でございます。 そこで、お伺いいたします。 市長は、偉人、陸奥宗光伯の功績、その魅力を市民のみならず広く知っていただく上で、本市の現在の在り方についてどのように感じておられますか。また、それらにより、訪れた方々の反応はどのようなものであると認識されていますでしょうか、お答えください。 また、我々の先人が銅像を建立し、その功績を後世に伝え、知らしめようとした思いを受け継ぎ、それらをさらに生かしていくためにも、今後、本市の財産としてどのような生かし方がよいとお思いでしょうか、見解をお聞かせください。 次に、コロナ禍における保育行政についてお伺いいたします。 さきにも少し触れましたように、コロナ禍での日常における生活は、全ての社会分野において悲惨な状態を余儀なくしています。その中の福祉の分野における保育もそうであります。 これまでも、保育施設では、待機児童の問題、処遇改善、保育士不足、平成27年4月からスタートしている子ども・子育て支援新制度の複雑な対応等々、行政の力を借りて解決せねばならない問題も多くあり、言うまでもなく、本市は中核市でありますので、その行政の役割、責任も大きなものとなっております。そういった意味から、保育行政にフォーカスを当て、質問をしたく思います。 令和2年4月の時点で、保育所、認定こども園も合わせて、本市の保育施設数は62か所、職員数1,247人、利用者8,144人とのことです。 コロナ禍における陽性患者数は、我が国でも全国的に日々数字は増えておりますので、具体的な数字は述べませんが、本市においては、11月21日現在で、全体的に無症状を含め20歳代が最も多く、全体の28.9%、次いで50歳代となっており、保育の子供を含む9歳以下は6.7%であります。国内全体比率から見比べても、ほぼ同じような状況ではあるようです。 また、若い方ほど無症状、軽症で、高齢になるほど重症化、死亡率が上がっているのが現状です。20歳以下の新型コロナウイルスによる死亡者は、現在のところ、国内では確認されておりませんが、ウイルスは人を選んでくれないので、大人が子供へ、また、無症状の子供を介して家族、大人に感染してしまう状況も想定されているわけであります。 日本小児科学会予防接種・感染症対策委員会、11月11日の報告、要旨によれば、小児が占める割合は少ないが、感染拡大に伴ってその割合が増えてきた。学校や保育所におけるクラスターは起こっているが、社会全体から見ると多くなく、小児症例の多くは家族からの感染である。小児は成人と比べて感染しにくい可能性が示唆された。ほとんどの小児症例は経過観察または対症療法が選択されている。他の病原体との混合感染も少なくない。養育者のストレスが小児の心身に影響を及ぼしており、新型コロナウイルス流行による周りの環境変化に関連した健康被害が問題となっている等々、また、2歳以下の子供は比較的重くなる傾向があり、注意することが必要であると、日本小児科学会は注意喚起をしています。 また、解明されていない部分が多いため、逆に--別では、子供だからと感染しにくいというわけではなく、特に10歳以下の現状では無症状が多い傾向にあるのに加え、症状があっても明確に意思表示ができないことから症例数が少なく、陽性患者が未知数という見解もございます。 初めの新型コロナウイルス感染から少し落ち着いた時期に、市内保育現場の状況を見学させていただき、子供たちが数か所に集まって、間隔を空け、マスクをした先生のお話を聞いたり、一緒になって遊んでいる元気な姿は、日常的に楽しそうであり、その光景は、さらにしっかりとした安全な対策が取れればなと思わせるものでありました。使っていない部屋は、窓も全開で換気、衛生面もしっかり対応されておりました。 その後、園長先生のお話を聞かせていただきましたが、衛生面に加え、窓を開けて換気するくらいしか手だてがなく、ほかより厳しいのは、ソーシャルディスタンスが維持できない、子供にマスクをかけさせ続けるのは厳しい、また、かけさせられない、きっちりとしたコロナ対策が叫ばれる中、ほかにはこれといった対応が難しい中でも子供たちへの保育は進めていかなければならないといったお話でありました。 保育は集団ですから、感染リスクも高く、拡大しつつあるコロナ禍において、その対応がそれぞれの現場任せになっているように見受けられ、行政の支援策にもう少し手を入れることができないのかと感じた次第でございました。 そこで、お伺いいたします。 コロナ禍における、これまでの行政からの支援策にはどのようなものがありましたか。 保育施設で陽性者が発生した場合の行政の対応はどのようになっていますか。 コロナ禍における緊急事態宣言または同様の状況になった場合、家族の協力も必要と思うが、家族にはどのような呼びかけをしていますか。 以上お答えいただきまして、第1問とさせていただきます。(拍手) ○議長(井上直樹君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 26番古川議員の一般質問にお答えします。 和歌山市の偉人・先人顕彰事業について2点いただいております。 まず、市長は、偉人、陸奥宗光伯の功績、その魅力を市民のみならず広く知っていただく上で、本市の現在の在り方についてどのように感じているか。また、それらにより、訪れた方々の反応はどのようなものであると認識しているかとの御質問でございます。 陸奥宗光伯をはじめ、本市の偉人・先人について、その存在や功績に関しては、市民はじめ、もっと多くの人々に知ってもらいたいと考えていますので、引き続き顕彰に取り組んでいく必要性を感じております。 また、岡公園の陸奥宗光伯の銅像のように、功績のシンボル的なものがある場所においては、訪れた方々は偉人・先人の功績をしのび、そして、よい刺激を得ていることと思っております。 次に、我々の先人が銅像を建立し、その功績を後世に伝え、知らしめようとした思いを受け継ぎ、それをさらに生かしていくためにも、本市の財産としてどのような生かし方が今後よいと思うか、見解はどうかとの御質問でございます。 本市では、和歌山市の偉人・先人ゆかりの地をめぐる探訪マップを令和元年度に作成しており、陸奥宗光伯についても、銅像をはじめ、石碑があるゆかりの地や功績などを紹介している場所などを巡っていただけるようにしています。 陸奥宗光伯は、全国的にも知名度が高く、その功績と本市のつながりを市内外の方に知っていただくことによって、市民の郷土愛の醸成や市外の方々が本市に着目していただける機会となりますので、本市の大きな財産として、今後もその功績を市内外にPRしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 宮崎福祉局長。 〔福祉局長宮崎 久君登壇〕 ◎福祉局長(宮崎久君) 26番古川議員の一般質問にお答えします。 コロナ禍における保育行政について3点ございます。 1点目、コロナ禍における、これまでの行政からの支援策にはどのようなものがあったかとの御質問です。 国の緊急事態宣言が令和2年4月16日に全ての都道府県に対し発出された際に、本市では、令和2年4月20日から5月30日までの期間、園児、保育士等の感染防止対策と保育施設の負担軽減を図るため、保護者に対し、家庭で保育が可能な園児については登園を控えていただくことをお願いしました。 また、各施設が感染防止対策に必要とする物品等について、本市が県から提供された職員用と園児用のマスク及び非接触型体温計並びに市内企業から寄附された手指消毒用エタノールを配布しており、国の事業として、令和元年度の新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策-第2弾-及び令和2年度の第2次補正予算による感染拡大防止対策として、それぞれ1施設50万円を上限とし、合わせて100万円を上限に、感染防止用の備品、マスク等の購入に要する経費を補助することとしています。 2点目、保育施設で陽性者が発生した場合、行政の対応はどのようになっているのか。3点目、コロナ禍による緊急事態宣言または同様の状況になった場合、家族の協力も必要と思うが、家族にはどのような呼びかけをしているのかとの御質問です。併せてお答えいたします。 保育施設で陽性者が発生した場合の対応については、施設に対して状況確認を随時行いながら、保健所の疫学調査の結果等を踏まえた対応を保健所と連携して行っています。また、疫学調査の結果判明に時間を要するような場合には、臨時休園をお願いしています。 次に、コロナ禍による緊急事態宣言または同様の状況になった場合の家族への呼びかけについては、家庭で保育が可能な園児については登園を控えていただくことをお願いしており、今後、同じような状況になった場合には、保護者の皆様に再度御協力をお願いしたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 26番。 〔26番古川祐典君登壇〕(拍手) ◆26番(古川祐典君) それでは、再質問をさせていただきます。 本年も、はや12月、今年は世界中で新型コロナウイルスに対し、公衆衛生面にとどまらず、これといった有効な手段、対処方法が見いだせない中、新型コロナウイルスは猛威を振るい、非常に複雑化、深刻化させながら、今も今後も感染拡大に予断を許さない状態が続いていますが、今を生きる我々は、本来あるべき日常生活を基盤とした経済政策等、全ての分野においてしっかりと進めていかねばなりません。 本市においても、来年の10月30日から11月21日まで、和歌山県全域で開催される第36回国民文化祭・わかやま2021、第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会、通称「紀の国わかやま文化祭2021」に向けての準備、秋頃には和歌山城ホールの完成、和歌山市消防活動センターの完成等、ビッグイベントが目の先にあることに加え、来年の春にはIRの事業者も選定が決定されると聞き及んでおります。本格的に誘致活動に向け、確実な準備を進め、来るときに備えなければならないと思うわけであります。 さきに述べたことから、来年は様々な方面から注目を浴びるときでありますので、本市の魅力、活力を強く内外に発信できる絶好の機会であり、また、できなければならないわけで、最大の効果を上げるためにはどのように展開していくのかを想定し、ここ数年、それぞれ思考、準備を進めてこられたことだと思います。これまで何をしてきたのかとの成果が問われるときが間近に迫ってきており、経済、文化発展に向けた大変重要な年となるわけです。 また加えて、同時に来年2021年は、陸奥宗光伯の銅像建立50周年を迎えます。銅像の建立につきましては、過去、平成27年12月の一般質問でも述べさせていただいておりますので、再度にはなりますが、少し触れさせていただきますと、銅像建立の背景に当たっては、外務省前に陸奥宗光伯の銅像が再建された後、陸奥宗光伯の生誕の地、現在の吹上3丁目に郷土の偉人として石碑が昭和44年3月に建てられていただけであり、ほかには功績をたたえるものとしては特になく、それを寂しくも残念に思った当時の世話人らの呼びかけにより、本市の企業にとどまらず、県下、大阪等の企業にもお願いして回り、発起人とする当時の大橋正雄和歌山県知事、宇治田省三和歌山市長らの賛同を得て、昭和46年に和歌山市岡公園敷地内に陸奥宗光伯の銅像の建立が実現されたということであります。 また、明治百年記念事業、和歌山市制80周年を迎え、陸奥宗光伯銅像建立趣意書の結びには、「先覚者の偉勲をしのび、国礎に献身した英雄を紀州人のみならず我々国民の誇りとして守ることは国民、県民の責務であり、特に今後の教育、文化、政治に宗光の道標を輝かし、伯の悠然とした英姿の高揚は、独り国民及び和歌山県民、市民のみならず、今日我が国の置かれている国際情勢、人心の動乱を思うとき、極めて時宜を得た企画であると信じ、陸奥宗光伯の偉業をたたえることはいよいよ重大であります。この国民性再自覚のとき、私どもの参画の精神をお理解あそばされんことを衷心よりお願い申し上げる次第であります。発起人一同尽力中でありまして、本会の趣意高揚に相努めておりますが、この尊い育成事業計画は国民、県民の広範なる熱情が必要と存じます所以で、100万県民総ぐるみのお協力あってこそ、陸奥宗光伯の評価が永劫に栄えるものと信ずるものであります。何とぞよろしくお願いいたします。」とあります。 また、きっかけはさきにも述べたとおりですが、その当時の背景にありましたのは、和歌山市制80周年、開県100年ということであります。銅像建立時の除幕式も、和歌山市政80周年、開県100年を記念にしたイベントの一つとして、和歌山県、市が一緒になった形で、銅像前において除幕式が行われた様子が当時の新聞等の記録に記されております。それが、こういうような形で新聞に掲載をされていたわけです。(資料を示す) 銅像建立に当たり、世話人のコメントも、和歌山市制80周年、開県100年を迎えている和歌山としては、意義あるものになった。多くの協力者に感謝している、銅像の完成を喜んでいるとのコメントが記事として残っております。厳密には市制83年に当たりますが、お祝い事を大きく捉えているようで、そのおおらかな時代のよさを感じた次第でございます。 私は、さきの趣意書は、50年経過した現代にも通じるものであり、記念事業としては誠に有意義なことで、当時の活力、情熱に感銘を受け、ぜひ来年も前回に倣ったような形で、節目としての建立50周年をお祝いできればと思います。 そこで、お伺いいたします。 50年前の昭和46年8月24日には、そうしたことから、時代の節目として、記念事業を陸奥宗光伯の銅像建立除幕式という形で県と市合同でお祝い事が執り行われ、当時の多くの新聞にも掲載されたわけですが、当時に思いをはせたとき、そのときの文化を受け継いだ当局はどのようにお感じになられますか。 加えて、過去に宇治田先輩議員の質問のときにも御紹介をいただきましたが、皆様も御承知の、現在、岡公園の陸奥宗光伯の銅像の後ろに植樹されている桜の木は、平成28年11月10日、外務省内に建立されている陸奥宗光伯の銅像後ろの桜の木の枝を直接頂いたもので、これも外務省内の陸奥宗光伯の銅像を昭和41年12月15日に再建立されてから50周年を記念として頂いたものでありました。私どもも、銅像再建立50周年の節目の記念に、意義あるものとして本市だけに頂けたことは、大変うれしい限りであります。 また、今年で市制131年にありますが、私の聞き及んでいる限り、昨年の市制130周年という節目では、市制130周年記念令和元年度和歌山市自治功労章贈呈式の開催にとどまっており、節目をきっかけに、町の歩み、歴史というものを市民と共有しながら、町を元気にしていこうとする前向きな取組姿勢から思えば寂しい限りであります。130周年は特に何もしなかったなと思いましたのが私の率直な感想であります。 常に市民に呼びかけ、町の息吹というものを感じながら、これからを活性化していくことが必要と思うわけであります。 これ以上お話ししますと、話がそれそうなので、話を元に戻しまして、今さらではありますが、やはり物事を進め、なしていくことは、広く周知していくために、節目やきっかけづくりも大切で、大いに活用すべきかと思います。 そこで、50年前の銅像建立除幕式当時の気概に倣い、銅像建立50周年、市制130周年、150周年の和歌山県にも呼びかけを行っていただき、陸奥宗光伯の銅像前で記念祝典を計画してはと思いますが、いかがでしょうか、お考えをお聞かせください。 また、来年の陸奥宗光伯の銅像建立50周年記念を生かし、例えば市民図書館で陸奥宗光伯建立50周年事業として、期間を決めてもよいかと思いますが、陸奥宗光伯の書籍コーナーを設置するのもありかと思います。といいますのも、陸奥宗光伯自身、明治11年、35歳から明治16年、40歳頃までに200冊以上もの書籍を読み、4冊もの書籍を出版するなど、読書家、勉強家でもありました。また、ボランティアを定期的に募り、岡公園等の清掃活動を行うとか、いろいろ考えられるかと思います。 そこで、お伺いいたします。 来年の陸奥宗光伯の銅像建立50周年記念をきっかけとして、多くの方に陸奥宗光伯に触れることのできる機会をつくり、陸奥宗光伯の魅力を改めて広く発信できる仕組みづくりに取り組まれてはと思いますが、当局のお考えをお聞かせください。 また、先般、たまたま岡公園前の三年坂を通りかかりましたら、とある小学校の遠足か何かでしょうか、観光バス3台で岡公園に訪れるのを拝見いたしました。子供たちが、ちょうど歩道に列をつくって歩き、バスに乗り込もうとしているところでしたが、バスが3台縦列で、間隔を空け、停車している状態でありましたので、どのぐらい滞在していたのか分かりませんが、その光景を目の当たりにして、岡公園敷地内の駐車場が使えれば、バスを路上に止めることなく、岡公園の利用者が安全にバスの乗降ができるのではないかと改めて思った次第であります。 岡公園敷地内には、46台ほど止めることができる駐車場がありますが、料金ゲートがあるため、バスが入って止めることはできません。観光シーズンで、乗用車ばかり止めるのですから仕方ありませんが、がら空きの駐車スペースがあるのに観光バスが駐車できない、これでは岡公園に訪れた団体の方々の利便性を損ねてしまい、呼び込みにくくしてしまうように思われます。 これを改善するには、料金ゲートの撤去が必要になります。また、せっかく道からもはっきりと見通しよく見える陸奥宗光伯の悠々たる銅像も、ゲートが邪魔しており、全体像の見通しが悪く、すっきりとは見えなくなってしまっています。 そこで、お伺いいたします。 観光バスも駐車できるように料金ゲートを撤去し、別の駐車料金徴収方法を御検討されてはと思いますが、いかがでしょうか、当局のお考えをお聞かせください。 次に、保育事業についてでございます。 本市に至っては、現在のところ、9歳以下の陽性患者数の報告は8人、これまで以上に新型コロナウイルス感染拡大防止に日々努めているところではありますが、11月に入る前までは、インフルエンザが流行すると想定される同時期頃に新型コロナウイルスの第3波が到来すると予測され、冬場の危険性にどう備えるか、その対応にも頭を悩ませている状態でありましたが、その第3波も、11月に入り、急激に拡大している状況であるのは周知の事実であります。 全国的な感染者数から見ても、比較的感染状況がまだ抑えられてるように思われますが、確実に広がりつつあり、地域的な事情、周りの状況を学びながら、今からでも先に備えてできることを考えていく必要があるのではないかと思います。 国からの一律の対応にばかり頼ることなく、本市の保育行政の判断でも、様々な観点から動いていくことがとても重要かと思います。保育現場への行政対応として、物品費用の配布だけでなく、その役割と政策を打ち出す発信力は重要かと考えます。 そういった意味で、さきの答弁からも、家庭で保育が可能な場合は登園を控えていただくよう行政からもお願いしているとのことでありました。協力できるところは、保育現場としても大変助かる話ではないかとありがたく思う次第でありますが、就労において、自粛規制がかかっていても、自粛に伴う保障がされないだけにとどまらず、社会的意味合いからも、保育を頼りに働かざるを得ないエッセンシャルワーカーや、エッセンシャルワーカーに限らず様々な就労についている方の中には子育て中の家庭は確実に存在し、その日常を止めることができないのが現状です。 そのようなことから、保育事業の役割として、保育施設が開設されていなければ子供を預けることができない、医療、福祉にとどまらず、あらゆる分野での就労が担保できない、なのでコロナ禍で重要な医療、福祉の分野においても、エッセンシャルワーカーを支援し守ることで、地域での医療、福祉の分野においても崩壊を招くことを防ぐ助けになる重要な役割を担っており、その一つの要にもなっているのが保育事業であり、そのことがこのたび明確になったのではないかと思います。所管が違う教育の分野との違いが改めてクローズアップされ、確認されたわけであります。 また、緊急事態下であっても、子供の発達の保障はされなければならない、家庭で自粛していても、子供の発達は保障されなければならないことは、保育でも重要な課題であります。 以上のことから、緊急事態宣言下でも保育事業は止められないと思われますが、そこで、お伺いいたします。 保育施設を休園にした場合の代替措置はどのようになっていますか。 個々の保育施設だけで感染防止対策を取るのは難しいと考えますが、認識をお答えください。 コロナ禍における緊急事態宣言または同様の状況になった場合、自粛要請等でも保育を必要とする子供は何人いるのか。 また、そのような状況のときの保育の体制についてのマニュアルはどうなっていますか。その支援策、連携はいかがなものでしょうか。保育施設に周知できておりますでしょうか。 コロナ禍での保育士へのフォロー体制はどうなっていますでしょうか。 以上をもちまして、再質問とさせていただきます。(拍手) ○議長(井上直樹君) 細井産業交流局長。 〔産業交流局長細井隆司君登壇〕 ◎産業交流局長(細井隆司君) 26番古川議員の再質問にお答えします。 和歌山市の偉人・先人顕彰事業について4点ございます。 1点目、50年前の昭和46年8月24日には、時代の節目として、記念事業を陸奥宗光伯の銅像建立除幕式という形で県と市合同でお祝い事が執り行われ、当時の多くの新聞にも掲載されたわけですが、当時に思いをはせたとき、そのときの文化を受け継いだ当局はどのように感じているかとの御質問です。 陸奥宗光伯の偉業をたたえ、後の教育や文化の輝かしい道しるべとなるよう、生誕地である本市に陸奥宗光伯の銅像を建立していただいたことにつきましては、市民が誇りを持つこと、その功績を風化させることなく、次の世代へと継承していかなければならないということに関して強い思いが感じられます。 続いて、2点目、50年前の銅像建立除幕式当時の気概に倣い、銅像建立50周年、市制130周年、150周年の和歌山県にも呼びかけを行っていただき、陸奥宗光伯の銅像前で記念式典を計画してはと思うがいかがかとの御質問です。 50年前に陸奥宗光伯の銅像が多くの先人により建立されたことに敬意を払い、本市の歴史や文化を振り返り、未来へ向かって歩み進めるよう、県とも協議しつつ、岡公園での記念行事の開催を検討してまいります。 次に、3点目、来年の陸奥宗光伯銅像建立50周年記念をきっかけとして、多くの方に陸奥宗光伯に触れることのできるきっかけづくり、陸奥宗光伯の魅力を改めて広く発信できる仕組みづくりに取り組まれてはと思うが、当局の考えはどうかとの御質問です。 2021年は、陸奥宗光伯の銅像建立50年を迎える節目の年でありますので、これをきっかけとして、博物館等で陸奥宗光伯の功績を紹介する展示を行うなど、市内外から人々に訪れていただけるよう取り組んでまいります。 最後に、4点目です。 岡公園の駐車場に観光バスも駐車できるよう、料金ゲートを撤去し、別の駐車料金徴収方法を検討してはどうかとの御質問です。 岡公園駐車場については、改修前の平成27年度利用台数に比べ、令和元年度では約2倍の延べ3万579台の利用があり、桜の花見シーズンともなると、岡公園駐車場を含め、和歌山城公園の周辺で駐車場不足となることがあり、乗用車の駐車場としての需要が高いものと考えています。 また、現在の岡公園駐車場は、平成27年度から平成29年度にかけて、旧大村家住宅長屋門の移築の際に、陸奥宗光伯の銅像がよく見えるよう、公園内の再整備を行いました。 議員御指摘のとおり、児童生徒などが岡公園前で乗降する場面を見ることがあり、新たな料金徴収方法を検討し、ゲートの撤去、駐車場機器を一新し、観光バスも駐車できるようにすることで、岡公園への来訪者を安全に受け入れることができ、陸奥宗光伯の銅像が公園の外からもより見やすくなるものと考えます。 しかし、岡公園駐車場を含め、和歌山城公園や岡公園へ乗用車で訪れる方々への駐車場は必要であり、その場所を確保しつつ、長屋門や他の施設との位置関係、県道との取り合わせなど、駐車場出入口の位置や交通処理方法等、大がかりな改修が想定されます。 今後は、岡公園へ観光バスを利用して安全に来られるよう、様々な方策について検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 宮崎福祉局長。 〔福祉局長宮崎 久君登壇〕 ◎福祉局長(宮崎久君) 26番古川議員の再質問にお答えします。 コロナ禍における保育行政について5点ございます。 1点目、保育施設が休園した場合の代替措置はどうなっているかとの御質問です。 保育施設が休園となる場合は、重大な感染拡大が疑われるため、保育の代替措置を取らず、家庭での保育をお願いすることとなります。 2点目、個々の保育施設だけで感染防止対策を取るのは難しいと考えているが認識はどうかとの御質問です。 これまで、各保育施設に対しては、国、県、市等の感染拡大防止に係る諸通知を周知するとともに、国の事業を活用し、マスクや消毒液等、備品購入などの経費を補助し、継続的な運営を支援しています。また、各保育施設においても、基本的な感染防止対策を取りながら、行事の縮小など、各自でも感染拡大防止のために取り組み、保育を継続していただいているところです。 今後とも、行政、保育施設及び保護者等、市民が一体となった感染予防対策が重要と考えています。 3点目、コロナ禍による緊急事態宣言または同様の状況になった場合、自粛要請等でも保育を必要とする子供は何人いるのかとの御質問です。 緊急事態宣言下等の保育が必要な児童の数については、国からの保護者が働く企業等への活動の自粛要請などにより変動するため、事前に想定することは困難ですが、本市が令和2年4月20日から5月30日までの間、市内の保育所及び認定こども園を利用する保護者に対し、園児の登園自粛をお願いしていた期間の登園率の最も低い4月27日の値は43.9%であり、4月の公立、私立保育所及び認定こども園の入所児童数は8,144人でした。 この数値により推計すると、緊急事態宣言下等における保育が必要な児童数は3,600人程度と考えられます。 4点目、また、そのような状況のときの保育体制についてのマニュアルはどうなっているか。その支援策、連携はどうなっているか。保育施設に周知できているかとの御質問です。 これまで、各保育施設に対しては、国、県、市等の感染拡大防止に係る諸通知を送付し、緊急事態宣言下であるかないかにかかわらず、感染者が発生した場合をはじめ、日頃の基本的な感染予防対策や支援策を周知、案内してきました。 また、新型コロナウイルス感染症に関する保育施設での対応について、施設において感染者が発生した場合や濃厚接触者と特定された場合など、そのケースにより、保健所の助言に従って、関係機関と協力、連携できるようマニュアルを作成し、令和2年11月11日に最新のものを各施設宛て送付し、周知しています。 5点目、コロナ禍での保育士へのフォロー体制はどのようになっているかとの御質問です。 和歌山市保育協議会など、公立と民間の保育士等の研究の場において、保健師等の専門家を招いての研修や国の諸通知などを参考に、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた適切な保育の在り方を検討し、各保育施設においてそれらの内容を活用していただくことで、より日々の保育がストレスなく行えるよう努めています。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 26番。 〔26番古川祐典君登壇〕(拍手) ◆26番(古川祐典君) それぞれお答えいただきましたので、再々質問に入らせていただきます。 ちなみに、呼称についてですが、岡公園の銅像は「陸奥宗光先生乃像」となっており、私自身、陸奥宗光外務大臣としたり、先生としたりしているんですが、また、過去に宇治田先輩議員の質問の引用で恐縮ですが、ちょっと御紹介させていただきますと、陸奥宗光伯を「陸奥宗光と呼び捨てで書かれている案内チラシ等をたまに見かけることがあります。これは、和歌山市の偉大な功績のある偉人に対して失礼な話であって、伯とか先生とか公とか呼称を必ずつけるべきであると思います。伯が正しい呼び方でありますので、行政も十分そのことについては注意して取り扱っていただきたい」と御指摘されております。 今では、行政におかれましては、公のところでは、呼称について「伯」で統一していただいておりますことに、当局の意識も変わり、うれしく私も思っております。 また、さきの質問で、陸奥宗光伯の銅像建立50周年の祝典を岡公園での開催を検討するとの御答弁をいただきましたが、加えておきたいのは、資料不足で詳細までは分からないのですが、過去に陸奥宗光伯偉功顕彰会というのがあったようでございまして、その顕彰会が陸奥宗光伯の銅像建立除幕30年記念と書かれた書類がございます。30周年を企画されたことがうかがえるわけであります。 そうしたことからも、このたびの銅像建立の50周年祝典は大変有意義なことだと思いますので、ぜひ実現に向けてよろしくお願い申し上げます。 このたびの最初の質問で、陸奥宗光伯も坂本龍馬や西郷隆盛のように郷土の顔となるようにしたいと申し上げ、その思いについて、これまで当局に質問をさせていただいた次第です。 最初の質問で、陸奥宗光伯をもっと多くの方に知ってもらいたく、引き続き顕彰に取り組む必要性を感じている、全国的にも知名度の高い陸奥宗光伯は、外からの人を呼び込むためにも、また、市民の郷土愛の醸成のためにも生かすべき貴重な偉人・先人であり、今後もその功績を発信していきたいと市長より御答弁をいただき、また、再質問では当局からも、先人たちから受け継いだ銅像建立に対し、その功績を風化させることなく、次の世代へと継承していかねばならないという強い思いを感じた。また、銅像50周年を迎える節目の年に、市内外から人々に訪れていただけるよう取り組むとの前向きな御答弁をいただいたわけであります。 そこで、改めて市長に再度お伺いいたします。 市長は、坂本龍馬や西郷隆盛のように、陸奥宗光伯を和歌山の顔となるよう、気概を持って取り組む思いがありますでしょうか。気概を持って取り組むか、そこまで思っていないかのどちらかでお答えください。 続いて、保育事業についてでございます。 さきの答弁で、休園となった場合、感染拡大の防止のため、代替措置を取らないで、家庭保育をお願いするとしています。 確かに、その時点では仕方がないのですが、長期化した場合、陰性の子供たちも休むこととなります。PCR検査、待機等、期間が長くなりますと、家庭への負担も大きくなり、大変になりますので、さらなる構えとして、児童福祉法第24条を適切に運用するためにも、行政としては、休園に加えて、ほかのオプションを検討し、計画準備をしておく必要があるかと思われますが、そのあたりどのようにお考えでしょうか。 個々の保育施設に対する感染防止対策に対し、継続的な運営支援というところから、今後は行政として、施設で発生した場合の消毒や日常の対策等について、行政主催の保育施設を対象とした勉強会等のリモート開催があってもよいと思いますが、その必要性はどのようにお考えでしょうか。 また、自粛要請等でも保育を必要とする数を想定するのは困難との答弁でしたが、現在のニーズをしっかりとつかみ、今後に備えるためにも、第1波、第2波と経験してきていることから、これまでの期間に実際に調査し、全体把握していてもよかったのではないかと思う次第であります。 最後に、要望といたしまして、当局におかれましては、想像以上に難易度の高い問題、選択にも迫られ、大変頑張っていただいていることだと十分に理解させていただいてはおりますが、緊急事態宣言下または同様の状況になった場合、個々の保育現場も混乱していることだと想定されることから、今まで以上に保育現場のニーズをつかみ、行政としてその準備を、何かと計画立て、しっかりと主体性を持って展開していただきたくお願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(井上直樹君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 26番古川議員の再々質問にお答えします。 市長は、坂本龍馬や西郷隆盛のように、陸奥宗光伯を和歌山の顔となるよう気概を持って取り組む思いがあるか。気概を持って取り組むか、そこまで思っていないか、どちらであるのかとの御質問でございます。 陸奥宗光伯の功績を風化させることなく、次の世代へと継承し、市民の郷土愛を醸成させるため、和歌山市の顔となるよう、これまでも気概を持って取り組んでおりますが、今後もさらに力を入れ、気概を持って取り組みたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 宮崎福祉局長。 〔福祉局長宮崎 久君登壇〕 ◎福祉局長(宮崎久君) 26番古川議員の再々質問にお答えします。 コロナ禍における保育行政について2点ございます。 1点目、児童福祉法第24条を適切に運用するためにも、行政としては、休園に加えて、ほかのオプションを検討し、計画準備しておく必要があると思うがどのように考えるかとの御質問です。 施設内の感染拡大状況により異なりますが、緊急処置として、市の施設の一部を利用することや園児を他の保育施設で保育することなど、感染を拡大させることなく、保育を継続する方法を検討したいと考えています。 2点目、今後は、行政として、施設で発生した場合の消毒や日常の対策等について、行政主催の保育施設を対象とした勉強会等のリモート開催があってもよいと思うが、その必要性はどのように考えるかとの御質問です。 現在は、保育施設との会議等は、感染防止対策を取りながら行っているところです。 リモートによる会議等は、今後、感染が拡大していった場合には有効な手段だと思いますので、保育施設、関係部局の意見を聞き、検討していきたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) しばらく休憩します。          午後0時05分休憩   ---------------          午後1時40分再開 ○議長(井上直樹君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第3の議事を継続し、質問を許します。 戸田正人君。--23番。 〔23番戸田正人君登壇〕(拍手) ◆23番(戸田正人君) 皆さん、こんにちは。 やはり、コロナの影響といいますか、本当に世の中のライフスタイルが変わってきているものでありまして、我々議員もそうなんですけども、ふだん、年末になると、ばたばたと様々な会合があったり、お呼ばれするところがあったり、議会も含めていろいろ忙しく活動してると思うんですけども、そういったイベント事も、今、本当に少なくなっており、私たち議員も、どちらかというと家にいる時間が長くなってきているような気がします。 私は、その時間をうまく有効的に使おうと、本を読んだりは結構しているんですけども、今、家でコーヒーを入れることに凝ってるんです。今まで全自動でビューンと、コーヒーマシンでワンプッシュでやってたやつを、改めて豆をよってきて、いろんなところで買ってきて、それを手でガリガリ巻いて粉をひいて、また、ポットも先のとんがったケトルというんですか、ああいうのでゆっくり蒸らしながらたてて、何かそういった新たなライフスタイルを違った形で楽しんでおります。 そういった意味で、楽しんでるというと語弊があるんですけども、家でそのような時間を有効的に使ってる中で、今回、一般質問の機会をいただきましたので、おうちでコーヒーを飲んでいるような、ほっこりとした優しい気持ちになって質問をさせていただきたいと思いますので、御静聴のほどよろしくお願いいたします。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、一般質問に入らせていただきます。 さて、私は、平成26年度の2月議会で、図書館の改革を含む南海和歌山市駅周辺のまちづくり及び整備についての質問をさせていただいておりました。それから幾度となく、この議場や委員会等で議論を深めてまいりましたが、ようやく念願の新和歌山市民図書館がスタートした記念すべき年となりました。 私は、以前の図書館にはほとんど行くことがありませんでしたが、やはりこの新図書館へは度々行かせていただいているというか、何かこう足が自然に向いてしまう不思議な魅力のある図書館でありまして、市民の方々も以前の図書館の約4倍、400%のペースで来館されているとのことで、新型コロナの影響もありながら、多くの市民に支持されている図書館となり、本当にうれしい限りであります。 私が目にする限りでも、4階のいわゆる子供ゾーン、そこには多くの家族連れが訪れ、お母さんが子供に絵本を読み聞かせしている姿がとてもほほ笑ましい光景に思うわけです。きっと、そのお母さんから絵本を読んでもらっている子供が次第に大人となって、そしてまたその子供に子供ができたならば、きっとこの図書館で自分が母親から読み聞かせしてもらった同じ絵本を、再びその子供に読み聞かせするんだろうなと、やはり妄想してしまうんですね。 また、開館前から、多くの学生たちが既に開館前の扉の前で列をつくって並んでいるわけです。新図書館の開館を待っている光景も、今までの図書館では想像すらもできなかったのではないでしょうか。 多分、学生たちは、この新図書館で自習のための席を確保するために列をつくってることと想像できますが、今までの図書館では、資料の閲覧のための位置づけで学生が自習することを許容していなかったように思われますが、今回の新図書館では、学生たちが館内で自習することを阻まず、逆に自習席を145席用意し、学生たちの学力向上を願い、自習する機会を提供するなど、本を読む、または借りるだけではない取組を実行しており、それについては大いに評価させていただきたいと思います。 これは、私だけでなく、多くの市民の方々も同じような評価をしてくださっているのではと考えます。 市民の皆さんは、コロナ禍の中で、新図書館に行くことに対して、細心の注意を払いながらだとは思いますけれども、土日は、先ほども申し上げましたように、学生たちが列をつくって開館を待ったり、また、4階のキッズスペースや屋上では多くの家族連れが訪れ、そしてにぎわい、1階ではスターバックスで本を片手に読書する人や、商談をする人、学生たちが楽しくおしゃべりしている姿とか、社会人がパソコンに向き合って仕事している姿、そのような光景をよく目にします。 そんな私も、実はこの一般質問の原稿の書き始めを、この新しい図書館の2階入り口入ってすぐにテーブルがあるんですけども、そこでこの原稿の書き始めをしているということなんですね。 その隣で、高齢者の方々がソファーに座って、友達と待ち合わせをしていたんでしょうか、すごくお互いの声を弾ませて友達との再会を喜んでいたり、また、親子連れが、入り口に入ってすぐに無料でベビーカーが設置されてるんですけども、子供たちをそのベビーカーに乗せている姿だったりとか、本当に世代を超えて市民に活用されているのが手に取るように分かりました。 まだオープンして半年しかたっていない新図書館ですが、私は、この10年、20年先の本市の図書館の姿が目に浮かんでくるというか、映ってくるんです。きっと、市民にとって、自分のおうちという感覚でこの図書館を愛してもらい、そして、現在、利用している市民が、次世代の子供たちへこの新図書館の存在を伝えていくのかなというのを想像し、勉強したくなったときや調べ物をしたくなったときだけではなく、友達に会う場所であったり、ちょっと疲れたときだったりとか、市民が、自宅だけでなく、自分たちが帰ってくることができる母親的な存在の公共施設になっていくのだろうと、私はより妄想をかき立てられるのです。 図書館は、私にとって本当に本当に不思議な施設であります。様々な可能性と無限大の要素が詰まっているということです。 一般的に、全国の図書館がよく指標としている来館者数や蔵書数--本の数ですね、または貸出し冊数などの数字目標だけが、果たして図書館の評価や目標とする指標になるのだろうかと思っています。 本市の新図書館のように、来館者の笑顔や、必死になって勉強している学生たち、子供連れの家族、コーヒーを飲みながら仕事をこなしている社会人など、先ほど述べた数字だけでは表現できない、市民の多種多様な図書館の活用方法があり、本市図書館行政の新たなKPI--これは昨年度の一般質問で私はKPIにこだわった質問したんですけども、新たな成果指標を教えてくれてるような気がいたします。 それにつきまして、市長は、以前の私の一般質問に対して、新図書館に何を期待しているのかとお聞かせいただいたところ、答弁では、様々な機能を併せ持つ新図書館は、「にぎわいが生まれる施設となり、図書館が町をつくるといっても過言ではありません」とお述べになりました。 グランドオープンして、まだ半年しかたっていない新図書館ではありますが、市長が思い描いていた図書館としてスタートを切ることができておりますか、市長の感想をお聞かせください。 ただ、少し残念なところもあります。先ほど申しましたように、この原稿をその図書館で書いているんですけども、この原稿を書きながら、窓越しに市駅前の広場を見ると、完成が全く見えてこない、工事中の穴ぼこだらけの駅前広場があるわけです。 南海の商業施設であるキーノ和歌山、カンデオホテルズ、そして新図書館のグランドオープンから半年たった今も、その工事が続いているわけです。 もちろん、令和元年9月議会で駅前広場建設に関する補正予算が成立し、議会もそれを了としているとはいえ、工事現場にかけられている来年の1月13日完了予定の看板を眺めつつも、改めて寂しく、机上論では分かっているものの、残念だなと思いました。 本来、当たり前のように、このキーノ和歌山、カンデオホテルズ、市民図書館と同時に駅前広場もオープンしなければならないはずです。少なくとも、民間であるキーノ和歌山やカンデオホテルズ、そして新図書館は、横っ面を合わせて同時にグランドオープンとなるべくタイムテーブルを守っているわけです。それは、グランドオープンに面を合わすという単純な意味合いではなく、オープンしてからも継続的に歩調を合わせ、この南海和歌山市駅全体が市民に親しんでもらい、そして本市のランドマークとなるべく、各社が歩調を合わせ、情報を共有し、共同体となって地域の発展に努めているはずです。 そう考えると、市駅前広場が、なぜこのように工事が遅れ、キーノ和歌山をはじめとした各関係者及び市民の皆さんと歩調すら合わすこともできていないわけです。オープンして半年、キーノ和歌山や新図書館のにぎわい、そして市民の期待をかいま見ると、まちづくりを牽引していくはずの行政が、逆にまちづくりの足を引っ張っているのではとさえ私は思えてきます。 数年も前から計画していた市駅前周辺整備であり、和歌山市のランドマークを造っていくというお気持ちや、また、駅前広場が和歌山市の西の玄関口として重要な位置づけとなっていることを御理解されていないのではと、残念に思えて仕方がありません。 市長、お忙しいと思いますが、新図書館に一度じっくり座って、工事中の駅前広場や、また、ガラス越しというか窓越しに見える市駅周辺の町並みを一度じっくりと御覧ください。きっといろいろ感じることがあると思います。 例えば、先ほども申し上げました、工事中の現場にかけられている看板には、工事完了予定日が来年の1月13日と書かれております。これは、単に工事を発注して、工事請負業者の工程による完了予定日を明記しているものだけと私には思いますけれども、和歌山市はまちづくりに対する意識が非常に少ないと感じてしまうんですね、その看板を見る限り。 ここは、私が申してるのは、南海和歌山市駅です。新図書館は併設しているものの、様々な商業施設がキーノ和歌山に連なっているわけです。和歌山市の新たなにぎわい拠点であるわけです。先ほどから申し上げてのとおり、多くの市民が利用されているのが結果として現れております。 そのような観点で考えますと、あくまでコロナ対策を施した上でとの前提はございますが、事業をされている方々においては、いわゆる商機、そして市民においては、消費シーズンであるクリスマスや年末年始という、1年で一番にぎわい、消費行動が伴う期間まで、なぜ広場の完成を目指さなかったのかと大変疑問に思えてくるんです。 想像してください。クリスマスや年末年始に、もしこの広場が完成していると考えると、駅前広場で市民がクリスマスイブの夜なんかに足早に、仕事終わりや、また、学生が学校終わりに何か待ち合わせするような雰囲気がイメージできますし、また、駅前広場で大道芸人等が何らかのイベントをしてにぎわっていたり、また、交差点や横断歩道も駅前広場やキーノ和歌山とともに一体化してにぎわう姿が目に浮かんできませんかと言いたいのです。 ところが、工事完了は、キーノ和歌山にも市民にも何ら関係のない1月13日なんです。もはや、恐ろしいぐらい行政の都合と言わざるを得ないというものです。 整備することなどのハードな面だけをまちづくりと捉えているようでは、全くまちづくりとは言えません。このような考えでは、町のにぎわいなんて生まれるはずもなく、当たり前のように民間投資の判断も鈍ってくるというものです。 平成30年度の私の一般質問に対して、市長も、当該広場を「憩いの場となる滞留スペースや多様な活動でにぎわいをつくる交流空間として整備することで、市駅は県都の玄関口としてふさわしいにぎわいのある拠点として生まれ変わります」と力強く御答弁されております。 しかしながら、駅前広場の建設だけではなく、その広場の活用や市駅周辺の活性化議論など、あまりにも具体的な方向が示されず、アクションが遅いと私は痛切に感じております。 ここで、お尋ねします。 南海和歌山市駅前広場は、いつ完成しますか。また、駅前広場の利活用方法について、本市は既に約3年以上も前から公募による提案募集を行っておりますが、具体的な方向性は定まっておりますか、お示しください。 また、本年度の6月議会において、我が会派の先輩議員からも、市駅周辺の都市デザインという質問をされております。ゆえに、それらの根幹となっていく図書館の活用や、先ほど指摘しましたが、和歌山市の西の玄関口に当たる駅前広場、そして市民会館、これは和歌山城ホールへと移転が決定しておりますが、現市民会館の跡地利用、そして博物館のリニューアルや有吉佐和子邸の復元など、今後、市駅周辺の核となっていく公共財産の在り方がとても気になっているところです。 それら施設は、所管が別々なゆえ、また、市長の政治的意向も入っておられるので、単体、単体で施設の今後を考えられているような気がします。市駅周辺全体のフレームワークという意味において、それは何かばらばらのパッチワークを貼り合わせているような、どちらかというと張りぼてなまちづくりになっているのではないかと憂慮しています。 先ほどの先輩議員の質問に対し、「現市民会館の処置については、にぎわいに資するような、民間活力を生かした今後の活用策について検討しているところです」との御答弁がありました。 キーノ和歌山から博物館までを市駅周辺のまちづくりと定めたときに、一番中心となり、キーポイントとなってくるのが市民会館の跡地利用だと考えられます。ゆえに、キーノ和歌山や図書館の状況、リニューアル予定の博物館などの状況を考えたとき、来年度秋に閉館予定の市民会館を長期間放置する空き家物件などとしてはならないのです。それどころか、市民会館の跡地利用を速やかに定めていくことにより、関係公共施設だけではなく、それら周辺の様々な民間投資を呼び込み、町のにぎわいの大きな根拠となっていくものと私は考えます。 ここで、お尋ねします。 市民会館の跡地利用に関する進捗はどのようになっておりますか。また、いつまでに方向性を定め、形をつくっていくおつもりですか、御答弁願いたく思います。 さらには、市駅周辺のまちづくりに対し、もう一つ大切なポイントが博物館であります。 以前から、私は一般質問でただしておりましたが、今回、ようやく和歌山市立博物館基本計画が策定されました。 そこには、本市博物館の様々な分析がされております。具体的な課題として、入館者が少ないということだったりとか、また、アンケート調査における市民ニーズが明確にその基本計画には記されているわけです。 特に、アンケートで、市民4人に1人の割合で博物館の存在自体を「知らない」というアンケート調査も出ております。それに対して、私は驚いたわけです。また、博物館の存在を「知っている」とした約75%の市民のうち、来館したことがある人は43.4%しかいないということにもさらに驚かされました。 そして、基本計画の中で私が甘いなと感じたところが、第2章の現状と課題でありまして、それらの指標が、他都市と比較した平均値などではなく、あくまでも全てにおいて低空飛行だった本市博物館の過去のデータ及びその指標に基づく達成度や目標で、果たしてこれが客観的指標になるんだろうかと、また、他都市と比較して目標を立てなければ何の意味もないのではないかと、いささか疑問に思うところがあったわけです。 しかしながら、それらの課題を解決すべく、取組もその基本計画の中には盛り込まれておりますので、及第点以上の基本計画ではあったのかなということも思います。 ただ、私は、過去の一般質問でも指摘いたしましたが、やはり学芸員や専門家の方々では、本職である事物や資料の研究、保存は大変得意な分野であっても、過去の集客力から考えて、博物館の運営業務というものについては非常に苦手であると憂慮するところであります。 今回の基本計画では、「運営管理のあり方について、民間のノウハウ活用の可能性を研究・検討するなど、不断の見直しを行い」と記述されております。この不断というのは、絶え間なく続く努力という意味でありまして、結局は、これは民間のノウハウや可能性を永遠に絶え間なく研究していくという意味で私は捉えてしまいます。いつものように、絶え間なく永遠に研究したまま、結果、結論も出すことができず、ずるずると同じような運営をしていくのかなと嫌みに考えてしまいます。 いずれにしましても、今回作成した基本計画を生かしていくために、直営でしっかり運営していくのか、また、図書館のように指定管理者制度を用いて運営していくのかなど、新たなビジョンを具現化していくための運営者を明確に定めていくべきではないでしょうか、御所見をお聞かせください。 加えて、平成30年度9月議会の私の一般質問に対する御答弁で、南海和歌山市駅や図書館と連動したにぎわいの拠点の一つとして、地域活性化につながるよう、博物館のリニューアルも視野に入れるとのことでしたが、基本計画が作成された今、博物館のリニューアルは考えておられますか、併せて御答弁願います。 続いて、予算の流用についてであります。 本年10月に、決算特別委員会が開催されました。たった2日前の本会議でも、当該年度の決算は賛成多数をもって認定されました。 以前の決算特別委員会では、議長の指名により選任された12名の委員で審査をしたものですが、今回の決算特別委員会においては、和歌山市議会初となる分科会制度を取り入れ、議長や監査委員を除く全ての議員が各分野に分かれ、審査に臨み、今まで以上に、より深い審査ができたのではないかと私は思います。 私は総務分科会に所属しており、所管する四局・出納室、市長公室、総務局、危機管理局、財政局の審査に当たり、令和元年度、当初の予算書と同年の決算書を見比べながら私は決算審査に臨んだのであります。 そもそも論、これは私の個人的な決算特別委員会に臨むスタンスなんですけれども、当初議会で説明され、計上された予算が適切に執行されているかどうか、また、それらの事業の効果があったのか、そうでなかったのか、また、当初計上されていた予算の未執行額が大きいときには、それらの理由を尋ねたりするなどが私の決算審査に当たる基本的な流儀としております。 さて、決算書を読み解く限り、一昨年度、平成30年度の決算書では、どのページを見ても、節間における流用、流用と数字ばっかりで、事業の本質やそれらの事業における予算の執行が大変見づらい決算書であった記憶があります。しかし、当該年度、令和元年度ですが、これにおける決算書においては、結構すっきりと見やすくなり、大いに審査に役立つ決算書に改善されたことと思います。これについては高く評価させていただきたいと思います。 そのような中、今回の決算特別委員会の私が担当した総務分科会において、昨年度、令和元年、当初の予算書と当該年度の決算書を見比べ、一番気づいた点が、当初予算にはなかった新たな節が設けられ、流用予算を講じ、新規事業とも取れる事業を実施しているものが散見されたということです。 特に目についたものが、地域安全費中、第11節需用費が第18節備品購入費に流用されていたもので、当局から、本来これらのパソコンは--これはパソコンを買ったという意味なんですけど、これらのパソコンは、本市が地域の安全や犯罪抑制のために設置した市内120か所の防犯カメラの映像を録画したり、映像の記録用としてデータ保存したりするためのものとした上で、今回、予算を流用し、購入した理由として、和歌山西、東、北の各警察署長と和歌山市長が本年3月6日に締結した協定書に基づき、それらのパソコン3台を購入したとされ、さらに警察行政にそのパソコン3台全てを貸与するためだとの答弁がありました。 まず、私は、その答弁に対して、和歌山市の市民の貴重な税金で買ったパソコンを、和歌山市に設置保管することなく素通りで、同じ行政体である警察行政に全て無償貸与するのはおかしくないですかという質問をいたしました。 改めて、当局から、警察が犯罪捜査をする際、この防犯カメラの映像を活用したい旨の要請があった場合、夜間や休日、いわゆる時間外に本市庁舎に駆けつけ、映像を取得し、警察に提供するには時間のロスが生じる。そのため、協定を結び、警察自らがこれら防犯カメラに記録されている映像を自由に抽出や閲覧できるようにするためとの答弁がありました。 再度、私は、目的は一定理解できるものの、この防犯カメラに記録されている市民の様々な姿、ライフスタイル、趣味、プライバシー等々の映像は、いわゆる本市個人情報保護条例で保護されているもので、和歌山市の承諾を得ずに、警察が警察の裁量で自由に抽出や閲覧ができるという協定はおかしくないですかと再度ただしました。予算の流用をただしたところから、思わぬ方向に議論が発展したということであります。 さて、犯罪等の捜査目的で、民間や行政などに設置されている防犯カメラの画像を警察が抽出や閲覧をする場合、これは刑事訴訟法第197条第2項に記されている「捜査については、公務所又は公私の団体に照会して必要な事項の報告を求めることができる。」とされております。 したがって、警察は、捜査関係事項照会書という書類を画像責任者に示し、そして協力を求めた上で、画像責任者の了解の下、抽出や閲覧ができるということであります。 本市の防犯カメラの画像責任者は和歌山市ですから、警察側の捜査関係事項照会書を受けてから、和歌山市が所有するパソコンに保存されている画像などのデータを警察に提供するというのが手順です。 また、刑事訴訟法の注釈によれば、「原則として報告すべき義務を負う」というところを書いております。これは義務なので、強制ではないわけです。本来、和歌山市が所有する防犯カメラのデータを警察が捜査のために必要とされるなら、速やかに提供し協力することも、行政体である和歌山市の責務であるとも考えられるということも言えます。 しかし、和歌山市長が各警察署長と結んだ協定には、まず和歌山市が個人情報保護条例に基づき保護しなければならない防犯カメラに記録している市民の個人情報などの扱いは全くもって顧慮されておらず、加えて、先ほど述べた捜査などの手続や手順なども踏まえていない内容の協定書でありました。 要は、捜査機関から捜査関係事項照会書を受けた場合、和歌山市は住民のプライバシーに配慮した慎重な対応が求められるということです。むしろ、個人情報保護法を考慮せず、防犯カメラ等の映像や画像を提出することや手続を怠る行為は、和歌山市が法的責任を負う可能性もあると言えるのです。 そのような分科会の審査の中で、森井副市長から、和歌山市は個人情報保護法の下で収集した映像の管理責任も当然あり、個人情報を守っていくべき立場にあるとした上で、協定をし直す、あるいは見詰め直すなどの行為をしていくべきと痛感しているとの御答弁がありました。 ここで、お尋ねします。 決算特別委員会総務分科会において指摘した協定書の見直しなどはどうなっておりますか、御答弁お願いいたします。 さて、このように、令和元年度の決算書から、予算を流用して行った事業は、年度的にいえば、ようやく1年越しに明らかになるわけです。要は、私たち議員が知る余地もない事業が、たまたま決算特別委員会の審査により質問したところから様々な諸問題が浮き彫りになったということです。 私は、初めて、議員になって決算特別委員会で審査をするに当たり、戸惑いを覚えました。予算の流用って一体何なんだろうと、何かこう疑問がふつふつと湧いてきたわけです、改めて。 そのようなこともあり、私は、令和2年度、本年度の4月から10月までの半年間で予算を流用して実施している事業を調査、研究いたしました。何と、今年度、4月から10月までの6か月間で717件の流用が既に行われております。しかも、4月、5月中の、今年度が始まってたった2か月間においては、188件の流用が行われています。 もちろん、2月当初議会において、今年度の予算が審査され、議決されましたが、人件費などにおいては、4月1日付の人事異動により、当初予定していた人件費の予測が変動することは理解できます。また、コロナ禍における対策費として、緊急に対策しなければならなかったものや、その他緊急性を要するもので流用せざるを得なかった事情があったものも理解できるところであります。 しかしながら、主なものとして、あえて所管課は申し上げませんが、4月では、予算不足との理由で、管理委託料を解体撤去工事請負費に流用、また、同じく予算不足との理由で、解体撤去工事請負費が整備工事請負費に流用、ほかにも事業を効果的に進めるため、科目の持ち替えとの理由で建物移転等補償金が土地購入費に流用、5月に入ってからは、同じく科目の持ち替えとの理由で調査委託料が建物移転等補償金へ流用、また、看板設置予算の計上漏れとの理由で所々修繕料から看板等製作委託料への流用など、長々申し上げましたが、これは年度が始まって4月、5月末の主な流用事例で、金額で全て6桁、中には7桁近くの金額の流用が行われております。 またほかにも、事業費予算の計上漏れをしているためとの理由で、当初予算で持っている本来の事業が成立するいとまも待たず、それらの予算を流用--流用というテクニックと申し上げましょうか--を用いて実施している事業も散見されます。4月、5月といえば、まだ本年が始まってすぐのことですから、予算を流用し、先食いしてしまうと、当初予定していた事業に対し予算不足が生じるわけで、本来の事業が今後成立するのかどうかという疑問も生じてきます。 例えば、金額的に少額のものですが、どのような流用をされていたかと申し上げますと、建物を購入するための契約に係る印紙代の計上漏れ、公用車の車検代や消費税の計上漏れ、各種会議の負担金の計上漏れ、共済・火災・車両・傷害などの保険料の計上漏れ、逐条解説である逐条地方自治法を平成20年から購入していなかったための流用など、本当に理解に苦しむといいますか、4月、5月でこのようなことですから、年度末が近づくにつれて、より理解に苦しむ予算流用が多く行われているのかと推測できるところであります。 このように、調査内容を述べさせていただきますと、決算審査だけではなく、予算審査をするにおいても、当初予算の議案説明や我々議会が審議し、議決した予算案は一体何なんだろうと思うところもあります。今年度が始まって間もない時期に、これだけの事業、ある意味、新規事業と思われるものや早速予算不足が生じている事業など、よもや年度当初からこのように多く起こっていることとは、私は全く想定もしておりませんでした。 ある意味、先ほども申し上げましたが、予算執行上の行政のテクニックかもしれませんが、私が議会人として予算審査や決算審査に臨む、いわゆる幹といいますか、根幹となるものが崩れ出してくるわけだし、私は余計に混乱してしまうということを申し上げたかったんです。 ここで、お尋ねいたします。 1、過去2年間の平成30年度と令和元年度の歳出予算の流用件数をお示しください。 2、予算の流用について、当局はどのような考えで行っているのか、お示しください。 3、また、それら予算の流用の理由について、予算不足や計上漏れ及びコロナ対策などの緊急性を要するものなど様々なケースがあると思いますが、ほかにはどのような理由がありますか。分類などされておりましたら、併せてお示しください。 以上で第1問目といたします。(拍手) ○議長(井上直樹君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 23番戸田議員の一般質問にお答えします。 市駅前周辺のまちづくりについて、私に3点いただいております。 1点目、グランドオープンして、まだ半年しかたっていない新図書館ではあるが、市長が思い描いていた図書館としてスタートを切ることができているか、市長の感想はどうかとの御質問でございます。 本年6月にグランドオープンした和歌山市民図書館は、コロナ禍の中での船出にもかかわらず、半年を経過した今でも、週末だけでなく、日常的に幅広い年齢層の人々がそれぞれの目的を持って来訪され、市民の方の新たな居場所となっています。 和歌山市民図書館の開館までには様々な苦労がありましたが、こうして市民の方々に愛される市民の居場所となったことを大変うれしく感じています。 今後も、和歌山市民図書館が和歌山市駅周辺地域の拠点となり、さらなるにぎわいや交流の創出につながることを強く願っております。 2点目、南海和歌山市駅前広場はいつ完成するのか。また、駅前広場の利活用方法について、本市は既に約3年以上も前から公募による提案募集を行っているが、具体的な方向性は定まっているのかとの御質問でございます。 南海和歌山市駅前広場は、和歌山市民図書館やキーノ和歌山と併せ、県都の玄関口としてふさわしいにぎわいを創出すべき空間であり、同時オープンを目指して整備計画や関係機関との協議を行っていましたが、キーノ和歌山などの施工ヤードを含めた様々な調整の遅れから、令和2年6月5日のグランドオープンと同時にオープンすることができなかったことは、改善すべき点があったと考えております。 完成時期については、工事看板では契約工期として令和3年1月13日と表示していますが、工事の完成は年内を目指していました。議員御指摘の市駅周辺のにぎわいにつながるよう、さらにクリスマス時期までの完成に向け、努力してまいります。 また、南海和歌山市駅前広場の再整備で生まれる広い交流空間については、その活用及び運営方法の参考とするため、平成29年度に和歌山市駅前広場交流空間の利活用等に関する提案募集を行い、民間企業、NPO法人、大学等からイベント実施に関する提案などをいただきました。 今後、いただいた提案内容を参考にしつつ、様々な世代が集い、親しまれる町の居場所としてにぎわい創出の場となるよう、駅前広場の活用及び運営方法を具体化してまいります。その際、和歌山市民図書館やキーノ和歌山など周辺施設との連携や、鉄道会社、民間企業、まちづくり団体など、まちづくりの担い手として期待される方々と共に、和歌山市駅周辺地域の将来像についても検討し、魅力ある広場にしていきたいと考えております。 3点目、市民会館の跡地利用に関する進捗はどうか。また、いつまでに方向性を定め、形をつくっていくのかとの御質問でございます。 現市民会館は、その立地、規模から、和歌山市駅周辺の核となる場所であると考えております。和歌山市駅周辺地域では、和歌山市民図書館及びキーノ和歌山の開業や和歌山リハビリテーション専門職大学の開学を控えるなど大きく環境が変化する中、それら施設と連携しつつ、例えば、まちなか居住の促進、利便性の向上、交通結節機能の強化等、民間活力を生かした活用策を早急に検討するため、コロナ禍の厳しい社会情勢でありますが、民間へのサウンディング調査の準備を進めてまいります。 最後に、予算流用の在り方について、決算特別委員会総務分科会において指摘した協定書の見直し等はどのようになっているかとの御質問でございます。 本市は、和歌山市個人情報保護条例に基づき、収集した映像の管理責任及び個人情報を守っていく立場にあります。議員の御指摘を踏まえ、協定書の内容を、刑事訴訟法に基づく書類の提出があった場合、その情報の取扱いについて、より適正に運用できるように各警察署と協議し、変更いたしました。 これからも、市民の個人情報の保護を重視するとともに、犯罪発生時における捜査の迅速化に資することにより、市民の安心安全を確保してまいります。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 細井産業交流局長。 〔産業交流局長細井隆司君登壇〕 ◎産業交流局長(細井隆司君) 23番戸田議員の一般質問にお答えします。 市駅前周辺のまちづくりについて2点ございます。 1点目、今回作成した基本計画を生かしていくためにも、直営でしっかりと運営していくのか、また、図書館のように指定管理者制度を用いて運営していくのか、明確に定めていくべきではないかとの御質問です。 博物館の運営につきましては、市民をはじめとする利用者のニーズを的確に把握し、ニーズに応じた諸事業を展開し、利用者の増加を図るとともに、効率的な運営に努めることが必要と考えております。その管理運営の在り方については、民間のノウハウ活用の可能性を研究しながら、十分に検討してまいります。 2点目、市長は、南海和歌山市駅や図書館と連動したにぎわい拠点の一つとして、地域活性化につながるよう、博物館のリニューアルも視野に入れるとのことであるが、基本計画が策定された今、博物館のリニューアルを考えているかとの御質問です。 博物館基本計画では、基本方針の一つとして「親しまれ、楽しく学べる博物館」を掲げ、その取組方針の中に「誰もが使いやすく、安全で快適な、人にやさしい施設を目指し、常設展の大幅な見直しなどリニューアルを進め」ることを盛り込んでいるところであり、実現に向けて取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 川嶋財政局長。 〔財政局長川嶋正起君登壇〕 ◎財政局長(川嶋正起君) 23番戸田議員の一般質問にお答えします。 予算流用の在り方について3点いただいております。 1点目、平成30年度と令和元年度の歳出予算の流用件数はどうかとの御質問です。 歳出予算の流用の総件数は、平成30年度は3,472件、令和元年度は3,210件でございます。 次に、予算の流用について、当局はどのような考えで行っているのかとの御質問です。 地方公共団体の予算の流用は、地方自治法第220条第2項の前段で「歳出予算の経費の金額は、各款の間又は各項の間において相互にこれを流用することができない。」とあり、歳出予算の款と項は議決の対象であることを示しています。 ただし、法第220条第2項の後段では、「歳出予算の各項の経費の金額は、予算の執行上必要がある場合に限り、予算の定めるところにより、これを流用することができる。」とあり、このことについて、本市では、一般会計当初予算議案において、給料、職員手当等及び共済費についてのみ、同一款内でのこれらの経費の各項の間の流用ができることを規定しています。 したがって、項よりも下の会計区分で、議決の対象外である目、節及び説明の流用については制限されておりませんが、予定外の経費として特別の事情のある場合に限り、節度を持って行うべきであると考えております。 最後に、予算流用の理由について、予算不足や計上漏れ及びコロナ対策などの緊急性を要するものなどのほかにどのような理由があるのかとの御質問です。 予算流用の理由を分類いたしますと、議員の御質問にあった予算計上漏れによるものや、コロナ対策などのように緊急性を要し、やむを得ず補正予算成立前に執行する必要があったもののほか、人件費などのように、事務の効率上、予算計上を一つの課に集約し、執行の際に必要とする課に必要額を配当替えするもの、備品の故障などに伴う入替えや修理のほか、扶助費などの申請が予想外に増加するなどして緊急的に必要が生じたもの、道路事業や国の基幹統計事業など、同じ事業目的の中で執行方法の変更に伴う科目を変更し、円滑に事業を進めるもの、さらに、流用済みの予算について、予算補正などに伴い、流用元の科目に繰り戻すものなどがあります。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 23番。 〔23番戸田正人君登壇〕(拍手) ◆23番(戸田正人君) それぞれ御答弁いただきましたので、再質問させていただきたいと思います。 まず、市駅前周辺のまちづくりについてです。 市長は、新図書館が市民の居場所となったことをうれしく思うなどの感想をいただきました。 多くの市民が訪れている新図書館ではありますが、新型コロナの影響もあり、市外からの来館者は極端に少ないと考えられます。逆に言えば、今の来館者のほとんどが和歌山市民であり、今後、新型コロナが落ち着いた頃には、和歌山市外から観光やビジネス及び視察などを含めた多くの来館者がお越しになられると予測され、市長も述べられた、さらなるにぎわい拠点になるものと期待することができます。それゆえに、読書活動推進課の範疇だけではなく、市長がリーダーシップを取り、関係各課が新図書館のポテンシャルを十分に生かせるような横断的な取組を行っていただきたいと思います。 また、市民会館の跡地利用に関しましては、市駅周辺の核となる場所との御認識で、まちなか居住の促進や交通結節点の機能強化など、どちらかといえば、行政機能というより、民間機能を活用しながらの跡地利用を考えておられると感じ取ることができました。また、活用策を早急に検討されるとのことですが、議会における情報共有や行政事務のプロセスをお忘れになることなく、スピード感を持って方向性を定めていっていただきたいと思います。 さて、駅前広場の御答弁について、クリスマス時期までの完成に向け、努力されるとのことです。ぜひ、そのようにしてください。また、完成がクリスマス時期まで早まるというこの朗報を、ぜひキーノ和歌山や図書館などの関係者と速やかに情報共有していただきたいと思います。コロナ対策を十分に施しながらではありますけれども、クリスマスや年末年始に向けてのにぎわいにつながるよう、しっかりと連携を行っていただきたいと思います。 ただ、広場の活用方法についてでありますが、約3年前の平成29年度の公募で提案いただいた内容を参考にしつつ、今後の活用方法や運営方法を具現化していくとの御答弁ですが、結局は何も具体的に決まっていなかったということです。 先ほどから博物館などの運営に対しても言及しているのですが、駅前広場の設置だけではなく、本来なら、3年も前から活用方法などの提案を公募し、多くの方々からアイデアをいただいているのであれば、工事中であろうがなかろうが、運営方法は既に決めておかなければならないのではないでしょうか。 何が理由でいまだに決定していないのかが分かりませんが、既に稼働しているキーノ和歌山や図書館もあるのですから、検討していくとの御答弁ではなく、いついつまでに決定し進めていくなど、歯切れのよい御答弁をいただくことはできませんか。私は、この際、行政のなかなか重い腰を上げていただけるよう、ハッパをかける意味でお尋ねしておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 次に、博物館についてです。 家といいますか、自宅を建てるとき、そうだと思うんですけども、やっぱり自分たちが一生住むだろう高価な家を購入する際、当たり前のように、自分たちのこだわりや使い勝手、また、将来を見据えて、設計段階で建築士の方々とやり取りをしながら、あくまでも予算内の話かもしれませんが、自分たちが納得したものを購入するものではないかと思います。また、最近の車でもそうなんですけれども、ベースとなる車が同じでも、ユーザーの使いやすさやこだわりなどをオプションで追加していくのが重要視され、ベース車は同じでも、ユーザーの個性などが随所に反映されている、いわゆるこだわりの1台になるような仕組みが取られております。 このような例えが全て当てはまるとは思いませんが、公共施設においても同じような考えを用いる必要性があるとも言えます。要は、直営であっても指定管理であっても、運営者及び運営方法をまずは決定し、運営者の意思と当局の考え、もちろんここには議会での議論を経てというのが前提でありますが、それらを確認し合った上で、基本設計や実施設計を行い、運営者が最大のにぎわい創出と公共施設が持つ従来の課題を解決するためのリニューアルへと発展していくべきと私は考えます。 この提言は、あながち私個人の思いではないはずです。 先ほどから申し上げている新図書館においても、開館する3年前の平成29年度12月から指定管理者を決定し、実施設計における空間イメージやデザインの提案、また、駅ビル全体への連携会議などにも開館前から積極的に携わっていただいておりました。 また、新図書館と変わらぬにぎわいを見せている今年度リニューアルオープンした道の駅機能を有する四季の郷公園においても、DBO方式を取り入れ、運営者をまず初めに決定し、そして運営者のニーズ調査や手法などを設計に取り入れ、建設から運営までを委託する方式を取っています。 また、今議会で、スポーツ振興費中の報酬や役務費などの減額補正が提出されておりますが、そもそも論、この事業も新設される予定のつつじが丘総合公園をDBO方式で、まず運営者を決定していく予定だったものであります。 どちらも手法は違いますが、共通する部分は、設計段階から運営者が加わり、様々な運営側の意思やニーズを可能な限り盛り込んだ上、完成した施設となり、結果、和歌山市の公共施設の中で多くの市民に支持され、にぎわいを見せている施設へと変貌を遂げているのです。 加えて、これも全ての公共施設とは言えませんが、管理運営費などを独自の工夫により一定額確保することができる運営を考えていくべきと、過去の私の一般質問でも提言しております。 施設のリニューアルや施設を新築するのは、国費や起債で何らかの予算措置を講ずることができても、それ以降必要とされる管理運営費や、その時点から既に考えておかなければならない老朽化対策や修繕、これらのことも当たり前のように頭に入れていっておかなければなりませんし、社会教育施設とはいえ、地方創生によるにぎわい創出が必要不可欠となっているのです。 要は、それらに係る予算確保も、また、施設ににぎわいを呼び込むことも、ある意味、運営手腕が非常に大きなポイントとなってくるのではと考えます。 そのような観点で考えますと、今回、御答弁いただいた博物館のリニューアルについて検討されているとのことですが、まず運営者を明確にした上で、運営者の意思やニーズを反映した設計を構築し、改修に着手していくというプロセスを取るべきと考えますが、改めて市長の御所見をお聞かせください。 次に、予算の流用についての再質問をさせていただきます。 内容はともあれ、過去2年間の流用件数がおのおの年間約3,400件、そして3,200件にも及ぶとのことは、私にとっては大変な驚きでありました。その中には、きっと今回の決算特別委員会で指摘した事案に類似するものも数多く含まれているのではと推測します。 また、財政局の考えとして、いわゆる地方自治法第220条第2項に基づき、予算の流用を行っているとの御答弁でありました。 さらには、その予算の流用の理由について、6つの分類があるということも分かりました。1、予算の計上漏れ、2、緊急性を要し、補正前に執行する必要があったもの、3、人件費などのように事務の効率上、適切な課に配当替えするもの、4、故障や修理または扶助費の申請増加により緊急的に必要があったもの、5、国費事業など同じ事業目的の中で執行方法の変更に伴う科目替え、6、流用済み予算を補正予算により元の科目に繰り戻すなど、6つの分類があるということです。 皆さんは、もう既に御承知おきのことと思いますので、改めて確認の意味で申し上げますと、予算書において、歳入歳出とも款、項、目、節と4つの分類がされておるわけです。特に、歳出におきましては、行政の目的ごとに款、項、目と分類されておりまして、款が一番大きなくくりです。そして、その款をさらに分類したものが項、また、その項をさらに分類したものが目、そして目をさらに分類したものが節となっております。 これは、今回の追加議案で先ほど出された予算書の中でも、例えば、款でいいますと、衛生費が款であって、項が保健衛生費になるわけですね。款という大きな衛生費の目的があって、それを分類した項、第1項で保健衛生費というのが書かれています。また、その項をさらに分類化した第4目ということで、地域医療対策費になっています。また、その目をさらに細分化して、報償費や委託料という形で、今回、議案にのせられてるわけですけれども、そういったことから申しますと、一番最後の節、節はどちらかというと、それらの目的をさらに性質上に分類したものと考えられるのです。中には、所管課が違えども行政目的が同じという性質から、それらの予算を各課で共有している部分もあり、いわゆる予算書が議員にとって大変見づらいという現象は、このようなところから来ているものと考えます。 いずれにいたしましても、御答弁では、地方自治法第220条第2項の前段で、各款と各項の間において、「相互にこれを流用することができない」と書かれております。歳出予算における款と項は、議決の対象であるなど、大変議会の議決が重いと捉える内容が確認できました。 ただ、同後段にある「歳出予算の各項の経費の金額は、予算の執行上必要がある場合に限り、予算の定めるところにより、これを流用することができる。」とも書かれております。そのために、職員の給与や手当及び共済費についてのみ、同一款内で経費の流用ができると規定されているわけです。 要は、地方自治法上で唯一明文化され、流用を認められているのが、職員の給与や手当及び共済費のみなのです。これは先ほども申し上げたように、当初予算を組んで、議決した後、新年度から新たな人事異動が起こりますので、それに対応できるための措置等を明文化されているものと思います。 しかしながら、地方自治法で明文化されていない項より下の会計区分である目や節においては、議決の対象外とのことで、流用についての制限はないが、特別の事情のある場合に限り、節度を持って行うべきとの御答弁でありました。逆に、明文化されていないために、人件費等以外は流用することができないとも解釈できるというか捉えることもできますし、いずれにしても、この目や節というものは、議決の対象外とはいえ、やはり款や項の予算を構成する上で、それらの根拠となる性質があるということには間違いございません。 いずれにいたしましても、それらの御答弁の内容を頭に入れつつ、また、先ほど言いました予算の流用の理由の分類を重ねて考えてみますと、人件費等の配当替えや事業執行をより適切な課へと配当替えするため、また、故障や修理の対応、扶助費給付申請等の増加、さらには今回のように新型コロナ関連事業等、緊急的に対応しなければならない予算の流用などは理解できるものと思います。また、道路などの国費事業、国の基幹統計事業など、同じ事業目的で、執行方法の変化に伴い科目を変更し、予算を流用することも理解することができます。 ただ、これらは大きな予算を伴うものが多いわけですから、また、単年度会計などの性質上、科目の組替えが多く行われていくと、それらの事業が何か年で進むのか、また、どのようなタイムテーブルでそれらの事業が行われているのかなど、全体的に事業過程、工程を把握していないと、なかなか私たち議会は、大変混乱や誤解を招くおそれもあると考えられるのです。少なくとも、このようなケースにおいては、議会にやはりしっかりと報告すべきことであると私は考えます。 他方で、予算の計上漏れや算定の甘さなどの理由で予算不足が生じ、年度初めから流用する行為は決してよろしいとは言えません。むしろ、補正予算に計上すべきではないのかというものも見受けられます。 また、流用の繰戻しというのも、国の内示が決まってからの案件などとは別に、補正予算を計上する時点で議会報告もせず、他の予算を先食いして、その議決を待って、先食いした予算を繰り戻すなどもあるやに見受けられます。 行政側からすると予算運用のテクニックかもしれませんが、審査する議会側からすると、補正予算審議において出された予算の一部が既に先食いしていた予算の繰戻しとも知らず、審査をしているときもあるのではないかと邪推してしまいます。 さて、本題に戻ります。 地方自治法には具体的に定められていない目や節の流用について、当局は節度を持って行うべきとの答弁でありましたが、節度という言葉自体が曖昧で、各職員、各課、財政局、市長、もちろん私たち議会においても、その基準が一人一人異なる捉え方をしているのではないかと考えられます。 和歌山市の財務規則、歳出予算の流用というところを読みましても、流用するための手順しか書いておりません。簡単に、どのような手順かと申しますと、各課が予算を流用したい事案があった場合に、その理由を担当の財政課の主計員に相談に行くわけです。そこで合議を持って、その合議をその上司である財政課長に決裁を求めにいくというのが一般的な手順であります。 そのために、年間の流用件数や各課の流用予算における事業が具体的にどのようなものであったのか等は、財政課長以下の裁量権の決裁で行われるわけですから、上位職である財政部長や財政局長、そして市長や副市長などの特別職、また、私たち議員は知る由もないわけです。 本市の財務規則においても、目や節の流用における基準というものが明文化されておらず、不明瞭のままであります。地方財務実務提要、これは逐条解説ですが、ここでは議決科目である款や項とは違い、執行科目と言われる目や節に別段流用を制限した規定は書かれておらず、各団体の財務規則でその取扱いを定めておくとされております。 私は、今回の質問において、決して予算の流用はよろしくない、禁ずるべきだと申し上げるために行っているのではございません。ただ、決算特別委員会における誤った予算の流用や本市の財政状況を鑑みたとき、むやみやたらに予算を流用するものではなく、法に準じた財務規則を再構築し、その基準に沿って適切かつ無駄のない、加えて、より円滑に目的を持った事業が遂行できるよう願いたく、提言させていただいているものであります。 ここで、お尋ねします。 これらの指摘を踏まえて、本市財務規則を再構築し、歳出予算の流用基準等をより明確に記すべきと考えますが、当局の御見解をお述べください。 以上で再質問とさせていただきます。(拍手) ○議長(井上直樹君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 23番戸田議員の再質問にお答えします。 市駅前周辺のまちづくりについて2点いただいております。 まず、既に稼働しているキーノ和歌山や図書館があり、3年も前から多くの方々から提案を受けている中、検討していくとの答弁ではなく、いついつまでに決定し進めていくなど歯切れのよい答弁をとの御質問でございます。 南海和歌山市駅前広場の活用につきましては、供用後、速やかに、平成29年度に各種団体から提案いただいたイベントなど、実施可能なものから順次行ってまいります。 また、新たなにぎわい創出に向けて、和歌山市民図書館やキーノ和歌山などの周辺施設や鉄道会社、民間企業、まちづくり団体などとの連携を進めており、さらに課題や改善点を洗い出し、民間投資を呼び込むことのできる駅前広場のよりよい運営方法を探ってまいります。 次に、博物館リニューアルについて検討しているとのことであるが、運営者を明確にした上で、運営者の意思やニーズを反映した設計を構築し、改修に着手していくというプロセスを取るべきであると考えるが、市長の所見はとの御質問でございます。 博物館の運営に当たっては、歴史資料の調査や借用資料の所蔵者との信頼関係など、根幹となる調査、研究に関係する学芸業務の継続性は非常に重要なものであります。 一方で、その研究成果を分かりやすく、時には楽しめるよう、演出方法を工夫し、魅力的な博物館として「魅せる」といった分野においては、民間のノウハウ活用も重要であると考えています。 博物館のリニューアルに関するプロセスについては、これらのことを考慮した上で、にぎわい創出に寄与する博物館となるために、リニューアルに着手する前に運営体制を明確にし、運営内容を設計等に生かしていくことが大切であると考えております。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 川嶋財政局長。 〔財政局長川嶋正起君登壇〕 ◎財政局長(川嶋正起君) 23番戸田議員の再質問にお答えします。 予算流用の在り方について、これまでの指摘を踏まえて本市財務規則を再構築し、歳出予算の流用基準等をより明確に記すべきと考えるが、見解はどうかとの御質問でございます。 議員御指摘のとおり、本市の財務規則では、流用承認の手順のみが記されており、その判断基準については明文化されておりません。 実際に流用を行う際には、財政課において、その事業執行の必要性はもとより、その金額が適正であるか、不足分は流用をもって充てるのが適切であるのか、流用元の科目は何が適切かなどを精査した上で、そのケースごとに判断をして、流用を承認しているところですが、その判断の基礎となる考え方について、しっかりと整理をした上で、財務規則等に示してまいります。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 23番。 〔23番戸田正人君登壇〕(拍手) ◆23番(戸田正人君) それでは、ちょっとマスクを、飛沫防止板があるので外させていただきます。 財政局は、その理由について、判断の基礎となる考えを具体的に財務規則等に記していく等の御答弁をいただきました。非常に結構なことでございます。いつまでと、あえて申しませんが、速やかにやっていただきたく思います。 いずれにしましても、今回、予算の流用ということを勉強させていただいて、改めてになるんですけども、ある意味、予算の流用というのは、行政に預けている、いわゆる我々議会との信義関係にある裁量権の下、執行されていたと言えます。 ただ、予算の流用だけではなく、私たち議会が当局との信頼関係に基づいて預けている裁量権の中で、この流用予算だけではなく、例えば今回指摘もさせていただきましたが、各種協定、これなんかでも、やはり議会との信義の中における市当局の裁量の範囲だと思ってます。また、公有財産の一部の取扱い、全てではありませんが、一部の取扱いにおいても、やはり行政の裁量権の範囲で行われているものと考えております。 要は、何度も申し上げますが、議会との信頼関係があるからこそ、その裁量をお渡ししているというか、信じてお預けさせていただいてるという解釈です。 ただ、私たち議会もそうなんですけども、条例に基づいて交付されている政務活動費、これもある意味、私たち議会の裁量の中で、議会活動に資する活用の仕方を、かねてから活用させてはいただいておりますけれども、あえてそれらの使途の基準を明確化するために、議会内でそれらの活用に対する会議も既に多く行われており、もう9回以上ですか、議論をしております。また、継続してその会議もやっていただいて、いわゆる我々議会の裁量の範囲ではありますけれども、その基準を明確にするという行為も、私たち議会もしっかりとさせていただいております。 そういったことを考えますと、今回、たまたま決算特別委員会に臨ませていただいて、予算の流用をトピックとして議論を深めていくと、それに基づく協定は一体何だったんだというところから、また、その中で、決算特別委員長も、やはりその流用の仕方がまずかったというような委員長報告もございましたし、分科会委員長の丹羽議員からも、やはりそれで委員会が遅滞したことの報告もございました。 そういった意味で、私がこのような一般質問をさせていただいた一つの大きな理由が、予算流用という裁量の中でありながら、若干曖昧でファジーであったところから来ている質問だということを御理解いただきたいと思います。 いずれにしましても、財政局から、今後どのようにしていくかという基準は示されましたが、市長、今回の私の一般質問の1問目、2問目、この3問目とともに、全てをお考えいただいて、市長がこの予算流用について、どのようなお考えがあるか、また、感じておられるか、市長としての最後の御感想、御意見等をお聞きさせていただきまして、私の一般質問を終了させていただきます。 長らくの間、清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(井上直樹君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 23番戸田議員の再々質問にお答えします。 予算流用について、市長の考えはどうかとの御質問でございます。 今回の議員の御質問、御指摘を受けて、予算流用に対する私の考えを申し述べさせていただきます。 私は、議会で認めていただいた予算は、予定どおり執行し、また、必要であれば予算の補正を議会にお諮りするのが本来であり、安易な予算流用は行うべきではなく、行政運営上、事務を円滑に進めるためにやむを得ない場合に限り、必要最小限で行うものと考えております。 今後は、なお一層規律ある財政運営に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(井上直樹君) 以上で一般質問を終結します。   --------------- △日程第2 議案第25号 令和2年度和歌山市一般会計補正予算(第11号) △日程第4 議案第5号から同第24号まで ○議長(井上直樹君) 次に、日程第2、議案第25号、令和2年度和歌山市一般会計補正予算(第11号)及び日程第4、議案第5号から同第24号までの21件を一括議題とします。 これより、ただいま議題となっている21件の質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっている21件は、お手元に配付の議案付託表のとおり、おのおの所管の常任委員会に付託します。 以上で本日の日程は終了しました。 お諮りします。 明12月3日から12月13日までの11日間は、各常任委員会審査等のため休会とし、12月14日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井上直樹君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 本日はこれにて散会します。          午後2時54分散会   --------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長    井上直樹 副議長   奥山昭博 議員    中谷謙二 議員    中尾友紀 議員    松井紀博...