◆16番(
姫田高宏君)
日本共産党市会議員団を代表して、議案第1号、同第2号、同第5号、同第12号の4件に反対の立場から討論します。 議案第1号、和歌山市
一般会計補正予算について、まず、
市民会館整備事業の
補正予算、
債務負担行為について、
実施設計予算の増額は
基本設計から床面積がふえたためだということです。新
市民会館(仮称)
市民文化交流センターに対する市民の期待は大きく、さまざまな要望が出されていますが、それらに応えるための増額ではないとのことです。増額金額が多額なことについて、そもそも
基本設計段階での検討が十分精査されたのかどうか疑義が生じるような説明しかされなかったということで、このような事業の進め方に問題があります。
図書館システム整備事業の
債務負担行為について、
市民図書館は直営で管理すべきです。議員の
期末手当の増額予算も含まれており、このような問題が含まれる議案第1号には賛成できません。 議案第2号、和歌山市
駐車場管理事業特別会計補正予算について、
本町地下駐車場に
利用料金制度を導入し、
指定管理者の選定を行うための予算の増額です。市民の利用しやすい駐車場としての管理は、市が直営で実施すべきであり、この予算には賛成できません。 議案第5号、
和歌山市議会議員の
議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例は、一般職の職員の勤勉手当の支給率の引き上げに沿って、議員の
期末手当の支給率を0.05カ月引き上げるものです。議員の適正な報酬がどうあるべきかについて
第三者機関に諮るなど、これといった検討もないまま、一般職の職員に準じて引き上げる仕組みに市民の理解が得られるとは思えず、賛成できません。 議案第12号、
つつじが丘テニスコートの
指定管理者に、これまでの
指定管理者であったミズノを再指定しようというものです。前回の選定理由で大きな比重であった全国展開の実績という説明が今回は全くなく、単に実績があるという説明だったということです。こういう説明をそのまま認めるなら、ミズノ以外を
指定管理者にする余地はありません。より使いやすい施設とするためにも、民間業者をもうけさせるだけの
指定管理ではなく、直営で管理すべきです。 以上の問題点を指摘して、反対討論とします。(拍手)
○議長(
松井紀博君) 次に、
山本忠相君。--20番。 〔20番
山本忠相君登壇〕(拍手)
◆20番(
山本忠相君) 今議会に上程されている議案のうち、議案第1号、平成30年度和歌山市
一般会計補正予算(第4号)について討論いたします。 本議案中、第2款総務費、第7項
文化スポーツ費、第4目
市民会館費4億9,784万6,000円、第2
表債務負担行為補正、1追加の
市民会館(仮称)
市民文化交流センター整備事業、限度額94億5,906万5,000円及び第3表地方債の補正、2変更のうち
市民会館整備事業について。平成28年2月議会において、同新築の
基本計画、
基本設計の予算が認められて以降、当局は
事業実現に向けて進んでこられました。
基本計画、
基本設計、実施設計と進むにつれ、平成22年度に行われた耐震診断時に耐震及び改修に必要な費用と推計された約33億円をはるかに上回り、その事業費は
雪だるま式にふえ、今議会では事業費が約99億5,000万円必要であると報告され、大いに驚いた次第であります。 今、100億円近い予算を費やして新しい
市民会館を建てるべきなのかと市民に問えば、ちゅうちょする人が多くなるのではないでしょうか。 委員会の説明では、国から20億円ほどの補助金や後年度の
交付税措置が期待できるとはいえ、100億円もかけて
市民会館を建てなければならないのか。他の行政需要に加えて、市内に既にある同種の施設を眺めれば、一旦立ちどまって考えるべきであります。 また、今議会の審査に臨む当局の姿勢も問題です。追加分の金額の資料を明示しながら、その内訳が説明できないという、到底理解できない前代未聞の状況に陥るなどで、三たび委員長から指弾されたことについて、まさに当局のこの事業に向かう姿勢について、その必要性を訴求する真剣さに疑問を感じざるを得ないし、今議会での議論で新
市民会館の
建設事業を進めることに納得のいく結論が得られたとは考えられません。 したがって、今議会において何が何でも採決せよということであれば、反対せざるを得ません。 以上をもって討論といたします。(拍手)
○議長(
松井紀博君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 討論を終結します。 日程第2の13件を採決します。 まず、議案第1号を採決します。 本件に対する各委員長の報告は、可決であります。 本件は、各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
松井紀博君) 起立多数。 よって、本件は、各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、議案第2号、同第12号の2件を一括して採決します。 この2件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。 この2件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
松井紀博君) 起立多数。 よって、この2件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、議案第3号、同第4号、同第7号から同第11号まで、同第13号の8件を一括して採決します。 この8件に対する各委員長の報告は、いずれも可決であります。 この8件は、いずれも各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
松井紀博君) 起立全員。 よって、この8件は、いずれも各委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、議案第5号を採決します。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
松井紀博君) 起立多数。 よって、本件は、委員長の報告のとおり可決と決しました。 次に、議案第6号を採決します。 本件に対する委員長の報告は、可決であります。 本件は、委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
松井紀博君) 起立多数。 よって、本件は、委員長の報告のとおり可決と決しました。
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△日程第3 平成30年9月
定例市議会議案第18号から
△日程第6 認第2号 平成29年度和歌山市
工業用水道事業会計決算の認定についてまで
○議長(
松井紀博君) 次に、日程第3、平成30年9月
定例市議会議案第18号から日程第6、認第2号、平成29年度和歌山市
工業用水道事業会計決算の認定についてまでの4件を一括議題とします。 ただいま議題となりました4件については、去る9月定例会において設置された公営企業決算特別委員会の閉会中の
継続審査に付していたものであります。 この4件についての特別委員長の報告を求めます。公営企業決算特別委員長戸田正人君。--24番。 〔公営企業決算特別委員会委員長戸田正人君登壇〕(拍手)
◆24番(戸田正人君) [公営企業決算特別委員会委員長]公営企業決算特別委員会の報告をいたします。 去る9月定例会において、当委員会に付託された平成29年度両水道事業会計に係る未処分利益剰余金の処分及び決算の認定につきましては、慎重審査の結果、いずれも可決及び認定すべきものと決しましたので、お手元に配付の
報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 まず、本年度における水道事業会計の損益収支状況は、事業収益74億636万2,830円に対し、事業費用は66億6,076万1,646円で、差し引き7億4,560万1,184円の純利益と、また、工業用水道事業会計については、事業収益21億5,368万1,143円に対し、事業費用は16億3,954万5,655円で、差し引き5億1,413万5,488円の純利益となっています。 以下、
審査過程において、各委員から特に意見、指摘のあった点について申し上げます。 老朽化した配水管の布設替えについて、有収率向上対策について、川永地区で発生した大規模な漏水事故について、漏水防止対策について、職員の年齢構成の平準化及び必要な人員の確保について、職員間の技術の継承について、資本的収支不足額を当年度分損益勘定留保資金により補填したことについて、水道事業における企業債残高の縮減について、水道料金の滞納整理に伴う給水停止措置について、職員数を削減する中で人件費が増加していることについて、大滝ダム使用権減価償却費等の軽減に向けた国への働きかけについて、それぞれ意見、指摘がありました。 以上が審査の概要であります。 なお、質疑の詳細については、事前にお手元に配付の
委員会会議録のとおりであります。 何とぞ
同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(
松井紀博君) 以上で公営企業決算特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 質疑なしと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。
森下佐知子君--28番。 〔28番
森下佐知子君登壇〕(拍手)
◆28番(
森下佐知子君)
日本共産党市会議員団を代表いたしまして、公営企業決算認定に反対の立場から討論を行います。 まず初めに、職員数と年齢構成、技術の継承について、年齢構成がアンバランスであることに加え、年々削減されている職員数で必要な事業のための技術継承ができるのか懸念されます。行革の対象とされ、委託によるコスト削減をしてきた経過は、先に削減ありきと言わざるを得ません。局として必要な人員を確保するべきです。 管路整備について、どの事業を優先するのかについては、浄水場の整備、新しい都市計画道路建設などの当面する課題はありつつも、やはり本市の最優先課題は有収率向上対策だと考えます。他の事業とのかかわりで、今年度、有収率向上対策を圧縮せざるを得ない結果になったのは残念です。10年後に90%を超えるという有収率の計画に沿って進めているとのことですが、少しでも早く目標達成できるように取り組むべきだと考えます。 大滝ダムの負担金について、多目的ダム法に基づく市町村負担金の軽減について、局として国交省や水道協会などに要求、申し入れをしており、理不尽とも言える負担金の重さに賛同する市も出てきているとのことです。それにもかかわらず、国の姿勢に変化が見られません。本市の責任ではないとはいえ、多額の負担金は水道事業にとっても大きな影響を与え、事業を圧迫しているという点で賛成できません。 以上、申し述べ、反対討論といたします。(拍手)
○議長(
松井紀博君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 討論を終結します。 日程第3から日程第6までの4件を一括して採決します。 この4件に対する委員長の報告は、いずれも可決及び認定であります。 この4件は、いずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
松井紀博君) 起立多数。 よって、この4件は、いずれも委員長の報告のとおり可決及び認定と決しました。
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△日程第7 認第3号 平成29年度和歌山市
一般会計歳入歳出決算から
△日程第22 認第18号 平成29年度和歌山市
街路用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算まで
○議長(
松井紀博君) 次に、日程第7、認第3号、平成29年度和歌山市
一般会計歳入歳出決算から日程第22、認第18号、平成29年度和歌山市
街路用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算までの16件を一括議題とします。 ただいま議題となりました16件については、去る9月定例会において設置された決算特別委員会の閉会中の
継続審査に付していたものであります。 この16件についての特別委員長の報告を求めます。決算特別委員長井上直樹君。--21番。 〔決算特別委員会委員長井上直樹君登壇〕(拍手)
◆21番(井上直樹君) [決算特別委員会委員長]決算特別委員会の報告をいたします。 去る9月定例会において、当委員会に付託された平成29年度各会計歳入歳出決算につきましては、慎重審査の結果、いずれも認定すべきものと決しましたので、お手元に配付の
報告書写しのとおり、議長まで報告した次第であります。 以下、
審査過程において、各委員から特に意見、指摘のあった点について申し上げます。 まず、第1班、四局・出納室についてであります。 障害者の投票環境について、超過勤務の実態把握と人事当局への指導について、賃金支弁職員の選挙事務の従事について、出納室事務に係る印刷製本費の適切な執行について、それぞれ意見、指摘がありました。 次に、第2班、消防局についてであります。 職員手当及び中消防署南分署の建設工事に係る過大な不用額について、消防団員に対する報償費の不用額について、開催数減となった防火・防災等出前講座について、受講者減となった防火アドバイザー研修の実施について、消火器設置の補助件数について、それぞれ意見、指摘がありました。 次に、第3班、
教育委員会についてであります。 喫食率の低下に伴う中学校給食委託料の過大な不用額について、学校図書館への司書の配置状況について、不登校児童生徒訪問支援員の配置数について、散見されるこども科学館費の予算流用について、地域子ども会活動支援交付金の執行状況について、就学援助交付金に係る認定基準の引き上げについて、それぞれ意見、指摘がありました。 次に、第4班、
市民環境局についてであります。 住宅新築資金及び宅地取得資金貸付事業の債権回収状況について、南サービスセンターの外部附帯工事に係る繰越明許費について、隣保館整備事業に係る不用額について、各文化会館における職員の時間外勤務手当及び利用実態について、それぞれ意見、指摘がありました。 次に、第5班、健康局、福祉局についてであります。 国民健康保険事業特別会計における過大な不用額について、国民健康保険事業に係る不納欠損の状況と保険料について、つどいの広場運営の執行状況について、障害者就労継続支援事業に係る不用額について、視覚障害の方に対する白杖給付の運用状況について、介護保険事業費及び後期高齢者医療費に係る決算報告書への記載方法について、地域包括支援センターの運営状況について、どこでも手話電話サービスの利用状況について、街角歯科健診の実施状況について、認知症高齢者見守り事業の利用状況について、それぞれ意見、指摘がありました。 次に、第6班、市長公室、総務局、
危機管理局についてであります。 防災気象情報提供業務における委託契約について、基幹統計調査費における時間外勤務手当への流用について、貴志川線設備整備費補助金について、和歌山市の魅力を表現したシティプロモーション動画製作による効果について、職員手当ほか一般管理費における過大な不用額について、職員福利厚生費におけるカフェテリアプランの運用について、職員の研修事業における意識改革と資質向上について、総合防災費における過大な不用額について、災害備蓄品の活用状況について、防災行政無線の整備状況について、職員のメンタルヘルス対策について、地域バス運営補助金の執行状況について、非正規職員の待遇について、職員の職場環境について、それぞれ意見、指摘がありました。 次に、第7班、
産業交流局、
農業委員会についてであります。 企業立地対策費における旅費の不用額について、海外向け観光情報発信事業による事業効果について、温泉PRによる観光振興事業の執行状況について、大きく減少した外国人宿泊客数について、小規模事業者経営改善資金利子補給金の不用額について、中小企業融資制度預託金制度の利用状況について、官公需契約の実績について、有害鳥獣被害防止事業補助金の不用額について、散見される水産振興費の予算流用について、それぞれ意見、指摘がありました。 次に、第8班、財政局についてであります。 本市の健全化判断比率及び資金不足比率について、市民税等の徴収率向上に向けた取り組み状況について、ふるさと納税の現状と実質収支について、本市の財政運営の方向性について、未来のまちづくり基金積立金の適切な活用について、財政調整基金積立金の大幅な取り崩しについて、それぞれ意見、指摘がありました。 最後に、第9班、
都市建設局についてであります。 スカイタウンつつじが丘の販売状況と年度途中での繰り入れについて、住宅改修資金貸付金の債権回収状況について、空き家対策総合支援事業の執行状況について、市街地再開発事業費及び駐車場管理費に係る決算報告書の記載方法について、都市計画道路総務費における所々修繕料の不用額について、下水道事業会計の公営企業会計への移行について、それぞれ意見、指摘がありました。 なお、一般会計決算報告書の数字に誤りがあったことから、第5班、健康局、福祉局中、福祉局の審査を再度とり行い、冒頭、
福祉局長から陳謝があり、担当課長より、訂正箇所の説明がなされました。 これに対して委員から、本件について意見があった後、委員会を代表して委員長より、当局の委員会審査に臨む姿勢を注意し、今後、かかることのなきよう厳に申し伝えた次第であります。 以上が審査の概要であります。 なお、質疑の詳細については、事前にお手元に配付の
委員会会議録のとおりであります。 何とぞ
同僚各位の御賛同をお願いして、当委員会の報告を終わります。(拍手)
○議長(
松井紀博君) 以上で決算特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 質疑なしと認めます。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。南畑幸代君--27番。 〔27番南畑幸代君登壇〕(拍手)
◆27番(南畑幸代君) 決算特別委員会について、反対討論をいたします。
日本共産党市会議員団を代表して、2017年度--平成29年度の決算認定に反対の立場から討論させていただきます。 当該年度の実質収支は、一般会計で10億9,848万5,000円の黒字、特別会計で46億8,068万8,000円の赤字、一般会計、特別会計全体で35億8,220万3,000円の赤字となっており、本市財政は依然として厳しい状況にあります。このような中、財政調整基金の取り崩しは過去最高の45億円となっており、健全かつ持続可能な行財政運営を推進していくことができるかどうか、重要な分岐点を迎えているとの監査の指摘があります。 しかし、多額の赤字を抱える部局の取り組みに真剣さが感じられないところもありました。また、当局から提出された福祉局関係の決算報告書の金額の一部に不正確なものもありました。審査の前提となる金額について、訂正はされましたが、決算に臨む姿勢が問題です。 以下、問題点を述べます。 まず、
教育委員会について、子ども会への補助金が、法期限後も金額の見直しも一回限りで、ほぼ聖域化されて継続されていることは問題です。中学校給食の喫食率16.1%と、昨年よりも下がっています。下がった理由を家庭用弁当がふえたと答えましたが、食育という観点をしっかりと位置づけ、全員給食を目指すべきです。
市民環境局について、住宅新築資金貸付金、宅地取得資金貸付金は、
都市建設局所管の住宅改修資金貸付金とともに回収組合に移管されていますが、遅々として回収が進んでいないにもかかわらず、平成34年度を最終年度として会計を閉じる方向です。当初からの返済計画、返済能力を精査した上での貸し付け事業だったのか、また、市民の税金を使った事業であるとの自覚を持って返済を求めてきたのか、事業のあり方と市の姿勢が問われる問題です。 健康局について、国民健康保険特別会計について、当該年度は黒字会計となっています。高過ぎる保険料のため、滞納となっている方がいます。滞納者への取り組みについては、2年間で完納できる方とそれ以外の方に分け、親切丁寧に滞納相談をしているということですが、平成29年度から、分納しているにもかかわらず、財産の差し押さえ等を行われても異議はありませんとする債務承認書を送付する厳しい対応となっています。払える保険料にするための取り組みこそ求められているにもかかわらず、黒字分を活用した払える保険料への取り組みは行われませんでした。 福祉局について、補装具の中で視覚障害の方への白杖が1本しか支給されておらず、破損した場合の補充として2本の支給が必要だと思いますが、改善されていません。命にかかわる場合も考えられることから、破損してからでは支給されるまでにタイムラグが生じることから、改善すべきです。 総務局について、職員数の削減が続いています。正規職員が減らされる中、福祉職場やその他の窓口業務に多くの非常勤職員が配置されており、重要な役割を果たしているにもかかわらず、給料水準が中核市平均を下回っています。早急に見直すべきです。
都市建設局について、土地造成事業特別会計について、当該年度は、一般区画の販売は14区画、大規模区画は1区画となっており、全区画数697区画中390区画と約半数の販売にとどまっており、大きく販売を促進する取り組みとはなっておらず、市の財政を圧迫しています。 下水道特別会計について、2018年度、地方公営企業法の全部適用を受けたことに伴い、当該年度末をもって打ち切り決算となりました。適用の条件として、年間の料金収入と同額の範囲の赤字額まで減額することとされているため、工業水道会計から繰り入れ、赤字を減額しましたが、料金収入で運営していくこととなる地方公営企業会計への移行はすべきでないと考えます。 以上の問題点を含む決算認定には反対です。 以上です。(拍手)
○議長(
松井紀博君) 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 討論を終結します。 日程第7から日程第22までの16件を一括して採決します。 この16件に対する委員長の報告は、いずれも認定であります。 この16件は、いずれも委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
松井紀博君) 起立多数。 よって、この16件は、いずれも委員長の報告のとおり認定と決しました。
---------------
△日程第23 議案第14号
教育委員会委員の任命について
○議長(
松井紀博君) 次に、日程第23、議案第14号、
教育委員会委員の任命についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕
◎市長(尾花正啓君) 議案第14号、和歌山市
教育委員会委員の任命について御説明いたします。 和歌山市出口中ノ丁26番地、打田雅子氏は、平成30年12月27日をもって任期満了となります現委員の金子富貴子氏の後任として任命するものです。 同氏は、人格が高潔で、教育、学術及び文化に関し識見を有し、
教育委員会委員として適任と思われますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。 何とぞよろしくお願いいたします。
○議長(
松井紀博君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、
会議規則第36条第3項の規定により、委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 議案第14号を採決します。 本件は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
松井紀博君) 起立全員。 よって、本件は、原案に同意することに決しました。
---------------
△日程第24 諮第1号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(
松井紀博君) 次に、日程第24、諮第1号、
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。 市長から提案理由の説明を求めます。--尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕
◎市長(尾花正啓君) 諮第1号、
人権擁護委員候補者の推薦について御説明いたします。 和歌山市六十谷1294番地120、野間弓子氏は、平成31年6月30日をもって任期が満了となりますが、人権擁護委員を歴任され、推薦基準にふさわしいと思われますので、引き続き法務大臣に候補者として推薦するため、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会にお諮りするものでございます。 何とぞよろしくお願いいたします。
○議長(
松井紀博君) 質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 質疑なしと認めます。 お諮りします。 本件は、先例により、委員会の付託を省略し、直ちに採決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 諮第1号を採決します。 本件は、これに異議なしと決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 御異議なしと認めます。 よって、本件は、これに異議なしと決しました。
---------------
△日程第25
議員派遣の件について
○議長(
松井紀博君) 次に、日程第25、
議員派遣の件についてを議題とします。 本件については、お手元に配付の写しのとおり、派遣されたい旨の申し出があります。 お諮りします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 お諮りします。 ただいま
議員派遣の件について議決されましたが、派遣場所、派遣期間等に変更があった場合、その決定については議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 お諮りします。 ただいま議案等が議決されましたが、その条項、字句、数字、その他整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。
---------------
△
総務委員会、
厚生委員会、
経済文教委員会、
建設企業委員会及び
議会運営委員会の閉会中の
継続審査及び調査について
○議長(
松井紀博君) この際、報告します。 総務委員長、厚生委員長、経済文教委員長、建設企業委員長及び議会運営委員長から
会議規則第103条の規定により、お手元に配付の申出書のとおり、閉会中の
継続審査及び調査をしたい旨の申し出があります。 お諮りします。 各委員長から申し出のとおり、閉会中の
継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松井紀博君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 以上で本定例会の日程は全部終了しました。
---------------
△議長の挨拶
○議長(
松井紀博君) 閉会に当たり、一言謹んで御挨拶を申し上げます。 去る12月3日開会の本定例会におきまして、本日まで、議員各位におかれましては諸議案の審査等、連日御精励を賜り、加えて、議会運営に当たりましても特段の御理解と御協力を賜りまして、ここに閉会の運びとなりましたことを心から厚く感謝申し上げます。 本年も残り少なくなってまいりました。議員各位におかれましては、時節柄、一層御自愛を賜り、市政発展と市民福祉の向上のため、さらなる御活躍を御期待申し上げます。皆様におかれましては、輝かしい、そして健やかな新年を迎えられますことを心より御祈念申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。
---------------
△市長の挨拶
○議長(
松井紀博君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕
◎市長(尾花正啓君) 閉会に当たり、一言御挨拶申し上げます。 議員の皆様におかれましては、去る12月3日の開会以来、熱心かつ慎重に御審議をいただき、まことにありがとうございました。 本定例会に提案いたしました
一般会計補正予算、特別会計
補正予算を初め条例の改正等の諸議案につきまして御賛同いただき、厚く御礼申し上げます。 本定例会を通して議員の皆様からいただきました御意見、御提言を踏まえながら、これからも市政運営に誠心誠意取り組んでまいりますので、なお一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 ことしもいよいよ残りわずかとなり、寒さが身にしみる時節となりました。議員の皆様におかれましては、健康に十分留意していただき、よい年を迎えられますとともに、さらなる御活躍を心から祈念申し上げ、閉会の御挨拶といたします。 ありがとうございました。
○議長(
松井紀博君) これにて平成30年12月3日招集の
和歌山市議会定例会を閉会します。 午後2時13分閉会
--------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長
松井紀博 議員
吉本昌純 議員
中尾友紀 議員
姫田高宏...