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12月06日-03号

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  1. 和歌山市議会 2018-12-06
    12月06日-03号


    取得元: 和歌山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    平成30年 12月 定例会                平成30年          和歌山市議会12月定例会会議録 第3号            平成30年12月6日(木曜日)     -----------------------------議事日程第3号平成30年12月6日(木)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 一般質問     -----------------------------会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問中村元彦君、姫田高宏君、西風章世君)     -----------------------------出席議員(38名)  1番  林 隆一君  2番  山野麻衣子君  3番  中村朝人君  4番  堀 良子君  5番  西風章世君  6番  園内浩樹君  7番  永野裕久君  8番  中村元彦君  9番  浜田真輔君 10番  中谷謙二君 11番  丹羽直子君 12番  浦平美博君 13番  上田康二君 14番  吉本昌純君 15番  松坂美知子君 16番  姫田高宏君 17番  中塚 隆君 18番  薮 浩昭君 19番  奥山昭博君 20番  山本忠相君 21番  井上直樹君 22番  芝本和己君 23番  古川祐典君 24番  戸田正人君 25番  松井紀博君 26番  尾崎方哉君 27番  南畑幸代君 28番  森下佐知子君 29番  中尾友紀君 30番  松本哲郎君 31番  北野 均君 32番  山田好雄君 33番  野嶋広子君 34番  宇治田清治君 35番  寒川 篤君 36番  山本宏一君 37番  遠藤富士雄君 38番  佐伯誠章君   ---------------説明のため出席した者の職氏名 市長         尾花正啓君 副市長        森井 均君 副市長        小林弘史君 市長公室長      瀬崎典男君 総務局長       森 泰之君 危機管理局長     嶋本智行君 財政局長       三橋 郁君 市民環境局長     和田年晃君 健康局長       佐伯正季君 福祉局長       川崎秀行君 産業交流局長     有馬専至君 都市建設局長     鈴木 豪君 会計管理者      中西 歩君 教育長        原 一起君 教育局長       津守和宏君 消防局長       山下直樹君 公営企業管理者    富松 淳君 企業局長       白井光典君 選挙管理委員会委員長 川端正展君 代表監査委員     森田昌伸君 人事委員会委員長   水野八朗君   ---------------出席事務局職員 事務局長       中野光進 事務局副局長     幸前隆宏 議事調査課長     中西 太 議事調査課副課長   柳本真也 議事班長       藤井一成 企画員        竹下裕威 事務主査       國定正幹 事務主任       平岡直樹 事務副主任      中本庸介 事務副主任      中西真央   ---------------          午前10時00分開議 ○議長(松井紀博君) ただいまから本日の会議を開きます。   --------------- △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(松井紀博君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において   吉本昌純君   中尾友紀君   姫田高宏君 以上3君を指名します。   --------------- △日程第2 一般質問 ○議長(松井紀博君) 次に、日程第2、一般質問を行います。 順次質問を許します。 中村元彦君。--8番。 〔8番中村元彦君登壇〕(拍手) ◆8番(中村元彦君) おはようございます。至政クラブ、自由民主党の中村元彦でございます。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 まずは、動物愛護施設についてお伺いいたします。 私は、3匹の愛犬と一緒に生活をしているのですが、そのうちの5歳のわんこが急に倒れ、大学病院の獣医の診断で急性骨髄性白血病であることが判明いたしました。 倒れる数日前から、少し食欲がないのかなと思う程度で、重い病気だとは思いもせずにいたわけですが、私が帰宅し、私の顔を見て、ぱたんと倒れてしまい、すぐにかかりつけ動物病院に連れていき、血液検査をしてもらい、数日後に大学病院を紹介してもらいました。大学病院の獣医から、精密な血液検査をするには、極度の貧血状態では採血もままならないので輸血の必要があると言われ、かかりつけ動物病院に相談し、何とか翌日に輸血用の血液を確保していただき、血液検査をすることができました。 しかし、今のままでは3日に一度の輸血が必要になるので、すぐに血液を確保してくださいと言われ、娘や友人、知人がSNSで供血のお願いをしてくれまして、数名の方から協力していただけるという連絡をいただきました。生命の危機を感じ、毎日、神様、仏様に、わんこが寿命を全うできますようにとお祈りをしていました。ペットを飼われている方には、この気持ちをわかっていただけると思います。 御協力、御支援いただいた皆様のおかげで、現在は命を取りとめることができ、抗がん剤治療の効果もあらわれ、切迫した状況から逃れることができました。今後も治療を続けることができましたことに感謝の気持ちでいっぱいであります。 私は、このたびのお世話になった供血については、お恥ずかしい話ですが、ペットの供血があることさえも知りませんでした。特に、犬の供血、供血犬について調べてみますと、けがや病気で輸血が必要となるわんこが多くいるということに驚きました。 また、私のように、切実に輸血の必要性を訴えられている飼い主さんが多数いるという事実、このように切迫している状況において、各地の動物病院でも輸血用の血液の確保に苦労をされているようです。 なぜ、ペットの輸血用血液が足りないのか。日本国内で飼育されている犬は900万頭弱、猫は900万頭強いると言われていますが、一つの要因には、犬については、飼いやすさなどから小型犬を飼う人がふえているため、採血の量は限られてくると考えられています。 また、供血犬の条件として、私が獣医から聞いたのは、年齢1歳から7~8歳までで、体重10キロ以上、予防接種、ワクチン接種等をされている健康な犬で、麻酔をかけずに採血可能な温厚な性格等、大型・中型犬においても条件があるようで、これらの条件に合致する供血犬とすぐにめぐり会える確率はとても低いのではないでしょうか。 しかし、厳しい状況であることは承知いたしておりますが、実際に愛犬が命の危険にさらされていた私には看過することのできない問題であります。 海外では、ペット専用血液バンクのネットワークが広がっているところもあるようですが、日本では、ペットの献血のシステムが法的に認められていないのです。海外においても、日本においてでも、大切に育てている愛情は変わらないはずであります。海外で飼われているペットは家族として認知され、日本でいるペットは畜生として捉えられているのかと腹立たしい思いであります。 日本国内にある動物病院の多くは、輸血用血液の確保に大変な苦労をしているようで、ボランティアにドナー登録の協力をしてもらっているところや動物病院自身で供血犬を飼育しているところもあるようですが、それでも常に十分な血液の確保は難しいようであります。 そこで、お伺いいたします。 和歌山市において、2019年度中に(仮称)和歌山市動物愛護センターが新設されますが、開設後に授かった命を全うさせてあげるという意味においても、保護犬、保護猫を供血犬、供血猫として大切に飼育し、殺処分ゼロを目指す一つの手段にもなると考えていますが、いかがでしょうか。 次に、子供を取り巻く環境整備施策についてお伺いいたします。 本年10月3日の読売新聞で、「基礎からわかる社会的養護」という記事が目に飛び込んできました。 社会的養護というのは、虐待や貧困、死別などによって保護された子供たちを国や自治体が保護し、施設や里親家庭などの社会の受け皿で育てる仕組みのことをいいます。 記事によりますと、虐待などの理由で親元に暮らせない子供を養護する社会的養護が大きく変わろうとしている。現在、保護された子供の大半は児童養護施設などで暮らすが、国は今後、里親のもとで育てる割合を大幅にふやそうとしているためだと記載されています。 では、国は、なぜ里親のもとで育てる割合を大幅にふやそうとしているのか。戦後、戦災孤児らの受け入れのために、多くの児童養護施設が整備されてきた経緯があり、戦災孤児が減っても、養護が必要な子供の受け皿として国は児童養護施設を頼ってきたが、最近は保護される事情もさま変わりし、親との死別ではなく、虐待を理由とするケースが目立つようになり、保護された子供たちが、里親家庭など、できるだけ家庭に近い環境で育つような機会をふやそうとしているからです。 具体的には、これまで施設が中心だった子供の預け先について、まずは子供がもとの家庭に戻ることができる場合、子供が家庭に復帰していくための支援を進め、家庭に復帰が虐待や貧困などで難しい場合には、里親やファミリーホームといった受け皿で受け入れを進めていくようであります。 また、家庭的な環境で育てることを重視しているのは、特に幼い子供にとっては、特定の大人との信頼関係を築くことが大切だと指摘されているためで、こうした考えを反映させようと、厚生労働省は2016年、児童福祉法を改正し、原則として子供を家庭に近い環境で育てることを重視する内容を明記しています。 さらに、昨年、里親委託率を大幅に上げる数値目標を盛り込んだ「新しい社会的養育ビジョン」を作成し、子供の年齢に応じ、里親委託率を、おおむね10年以内に50%から75%に引き上げることとしたと記載されていて、これらの目標を達成するため、養育ビジョンでは、各都道府県などの児童相談所の機能を強化し、児童相談所が虐待の相談に忙殺されている現状を踏まえ、深刻な虐待以外の相談や支援は、市区町村が中心的な役割を担うようにするとも記載されています。 国が定めた社会的養育ビジョンの概要内で、ビジョンの骨格とし、「地域の変化、家族の変化により、社会による家庭への養育支援の構築が求められており、子どもの権利、ニーズを優先し、家庭のニーズも考慮してすべての子ども家庭を支援するために、身近な市区町村におけるソーシャルワーク体制の構築と支援メニューの充実」を図る、「虐待の危険が高いなどで集中的な在宅支援が必要な家庭には、児童相談所在宅指導措置下において、市区町村が委託を受けて集中的に支援を行うなど在宅での社会的養育としての支援を構築し、親子入所機能創設などのメニューも充実させて分離しないケアの充実を図る」、また、ビジョンの実現に向けた工程とし、「市区町村子ども家庭総合支援拠点全国展開と、人材の専門性の向上により、子どものニーズにあったソーシャルワークをできる体制を概ね5年以内に確保する」「児童相談所職員への各種の研修の実施とその効果の検証」「中核市・特別区による児童相談所設置」への計画的支援を行うとしています。 そこで、幾つかお伺いいたします。 和歌山県内にある児童養護施設は何カ所あり、そのうち和歌山市内には何カ所ありますか。次に、県内施設入所者数と入所率はどうなっていますか。また、里親として登録されている方は何人おられ、里親に預けられている子供は何人いるのか、お答えください。 それから、今後、国の目標に従って里親委託率を大幅に上げていくような具体的な施策は考えられていますか。 また、新しい社会的養育ビジョンの中で、「市区町村におけるソーシャルワーク体制の構築と支援メニューの充実」を図る、「虐待の危険が高いなどで集中的な在宅支援が必要な家庭には、児童相談所在宅指導措置下において、市区町村が委託を受けて集中的に支援を行うなど在宅での社会的養育としての支援を構築」する、「市区町村子ども家庭総合支援拠点全国展開と、人材の専門性の向上により、子どものニーズにあったソーシャルワークをできる体制を概ね5年以内に確保する」「中核市・特別区による児童相談所設置」への計画的支援を行うとしていますが、国が定めたこれらのことについて、どのように考えられているのか、それぞれお答えください。 次に、危険なブロック塀対策についてお伺いいたします。 6月、9月の和歌山市議会でも、先輩同僚議員がこの問題についてただされていますが、お許しを願い、伺いたいと思います。 平成30年6月18日に発生した大阪北部を震源とする地震により、ブロック塀が倒壊し、とうとい命が失われるという痛ましい事故が起きてしまいました。さきの和歌山市議会でも取り上げていただき、危険なブロック塀の調査が通学路において進められ、危険と判定された公共物に関しては早急に改修に取りかかり、民間の方々が所有しているブロック塀については、所有者の方に撤去費、新設フェンス費等補助事業の案内をしていただいています。 現時点で、通学路に面した和歌山市所有の公共ブロック塀改修進捗状況民間所有ブロック塀交付決定件数をそれぞれお答えください。 また、民間の方々が所有している危険なブロック塀に対して、指導はどのように行っているのか、お答えください。 以上お伺いいたしまして、第1問といたします。(拍手) ○議長(松井紀博君) 佐伯健康局長。 〔健康局長佐伯正季君登壇〕 ◎健康局長佐伯正季君) おはようございます。8番中村元彦議員一般質問にお答えします。 動物愛護施設について、(仮称)和歌山市動物愛護センターにおいて、保護犬、保護猫を供血犬、供血猫として飼育してはどうかとの御質問です。 (仮称)和歌山市動物愛護センターでは、人と動物が共生できる社会の実現を目指し、動物愛護教育の充実、保護動物譲渡推進等を実施していく予定です。 センターでの保護犬・保護猫の飼育は、新たな飼い主に譲渡することにより、犬や猫が幸せに暮らしていけることを目的としていますので、供血犬としての飼育はセンター本来の目的にややそぐわないと考えます。 しかしながら、供血動物の必要性につきましては、動物病院での治療において輸血を必要とする症例もあることから、今後の課題として情報収集に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 川崎福祉局長。 〔福祉局長川崎秀行君登壇〕 ◎福祉局長川崎秀行君) 8番中村元彦議員一般質問にお答えします。 子供を取り巻く環境整備について3問ございます。 まず、和歌山県内にある児童養護施設は何カ所か。そのうち、市内には何カ所あるか。次に、県内施設入所者数と入所率はどうなっているか。また、里親として登録されている方は何人おられ、里親に預けられている子供は何人いるのかとの御質問です。 和歌山県内には、乳児院1カ所を含め、9カ所の児童養護施設があります。そのうち、本市にある児童養護施設は3カ所です。 平成30年10月1日現在、県内の児童養護施設に入所している本市の児童は149人で、入所率は45.8%です。 また、本市の登録里親は、平成30年10月1日現在、51世帯で、里親への委託児童数は21人です。 次に、今後、国の目標に沿って里親委託率を大幅に上げていくような具体的な策は考えているのかとの御質問です。 平成28年児童福祉法改正では、子供が権利の主体であることを明確にし、家庭への養育支援から代替養育までの社会的養育の充実とともに、家庭養護優先の理念を規定し、実親による養育が困難であれば、養子縁組や里親による養育を推進することが明確にされ、里親のリクルート、研修、支援を含めた一貫した過程が都道府県等の責任として規定されました。 現在、和歌山県において、都道府県社会的養護推進計画の策定作業を進めており、具体的な内容や重点目標について検討しております。 本市の里親支援については、里親制度普及促進のパンフレットやポスターを配布するなどの広報活動のほか、里親会の活動に対する支援を行っています。 今後も、県と連携し、本制度に対する市民の理解が高まるよう普及、啓発等に努めてまいります。 最後に、市区町村子ども家庭総合支援拠点全国展開と、ソーシャルワークをできる体制をおおむね5年以内に確保する。中核市・特別区による児童相談所設置への計画的支援を行うとしているが、国が定めたこれらのことについて、どのように考えているのかとの御質問です。 本市における児童虐待相談対応件数は、年々増加し、背景が複雑化していることからも、これまで以上に専門的な相談対応や必要な調査、訪問等による継続的なソーシャルワーク業務までを行う機能を担う体制が重要となってきています。 今後、こども総合支援センター相談支援体制を強化・充実する上で、国が考える、市区町村子ども家庭総合支援拠点の整備について検討していきたいと考えています。 現在、児童相談所の設置についても、和歌山市児童相談所設置検討庁内連携会議を立ち上げ、検討しているところです。 また、本年7月に国において、児童虐待防止対策の強化に向けた緊急総合対策が決定され、保護者や子供の相談、支援業務に当たる児童福祉司についての増員を図るなどの体制強化が示されたことにより、児童相談所設置を検討する自治体にとって、さらなる課題となっています。 以上でございます。 --失礼します。 ただいま、2問目の答弁の中で、家庭教育優先というふうに発言しましたが、家庭養育優先の間違いでございました。訂正して、おわび申し上げます。 --失礼しました。 ただいま、2問目の中で、家庭養育優先と申し上げましたが、家庭養護優先の間違いでございました。訂正して、おわび申し上げます。 ○議長(松井紀博君) 津守教育局長。 〔教育局長津守和宏君登壇〕 ◎教育局長津守和宏君) 8番中村元彦議員一般質問にお答えいたします。 危険なブロック塀対策について、現時点で通学路に面した和歌山市所有の公共のブロック塀改修進捗状況はどうかとの御質問です。 学校を中心に、半径500メートル以内の通学路に面した、危険と思われるブロック塀がある和歌山市所有の公共施設は15件あります。 現時点で、2件については撤去済みで、5件については平成30年度中に改修工事に着手、残り8件については平成31年度に改修する予定です。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 鈴木都市建設局長。 〔都市建設局長鈴木 豪君登壇〕 ◎都市建設局長(鈴木豪君) 8番中村元彦議員一般質問にお答えします。 危険なブロック塀対策について、現時点での民間所有ブロック塀交付決定件数はどうか。また、民間の方々が所有している危険なブロック塀に対して、指導はどのように行っているかとの御質問です。 平成29年度のブロック塀に対する補助事業の実績は32件でしたが、平成30年11月末日現在での交付決定件数は127件となっております。 また、民間の方々が所有しているブロック塀安全点検については、市のホームページへの掲載や全戸回覧を実施したほか、市報わかやまの12月号にも掲載するなど、注意喚起に努めているところです。 危険なブロック塀があるとの情報提供を受けた場合には、現地を調査した上で、所有者や管理者に対し、必要な助言等を行っています。 今後、年度内に全通学路において現地を確認しながら、ブロック塀安全点検や必要な対策を講じていただくよう、所有者等に対してポスティングを実施してまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 8番。 〔8番中村元彦君登壇〕(拍手) ◆8番(中村元彦君) それぞれお答えいただきましたので、幾つか再質問をさせていただきます。 まずは、動物愛護施設についてです。 保護犬、保護猫を供血犬、供血猫として大切に飼育し、殺処分ゼロを目指す一つの手段として考えてはどうかという問いに、供血動物の確保については、動物愛護センターとしてはややそぐわないが、今後の課題として、情報収集に努めるという答弁をいただきました。 ややそぐわない、そぐわないとは--。人と動物が共生できる社会の実現を目指し、動物愛護教育の充実を実施していくと言われましたが、センターで保護した動物のことだけを考えての愛護教育を実施するのですか。そうじゃないでしょう。そんな視野の狭い考え方で動物愛護センターを運営しようと考えているのでしたら、動物愛護教育動物福祉先進都市なんて目指せるわけがありません。 まだまだ申し上げたいことはありますが、この程度にしておきます。 全国的に見ても、自治体が率先して供血動物の飼育を促進しているところはなく、供血動物の必要性は、日本では認知度が低く、和歌山市としても、すぐに供血動物飼育体制を整えるのは難しいということは承知いたしております。 しかし、私の愛犬のように輸血により救われる命もあるということを再度この壇上で訴えさせていただき、早期に供血動物飼育体制の整備が進み、また、一日も早く殺処分がなくなることを強く望むものであります。 次に、子供を取り巻く環境整備についてお伺いいたします。 児童養護施設のあり方、里親制度について、和歌山市として、国の目標に従い、今後の具体的な内容や目標を県と連携しながら進めていっていただけるということで、よろしくお願いいたします。 ただいま申し上げましたこととは別の観点で、私の思いをお話しさせていただきますと、現在は、児童養護施設へ入所する子供の状況は、虐待が大勢であるということを踏まえれば、家庭に近い里親制度の利用促進という国の施策も一定の理解はいたしますが、根本的な問題は、虐待を受ける子供を減らす、すなわち虐待をしてしまう親を減らすことが一番重要なことであると考えています。 虐待をしてしまう親にも千差万別の理由があり、親自身の心の中をのぞいてみないと理由がわかりません。どのようにして心の中を知るのか、容易なことではないのですが、心を許せる人には心の内をさらけ出せるのではないでしょうか。 しかし、たとえ心の内をさらけ出し、苦しみや悲しみを吐き出したとしても、話を聞いてもらうだけでも楽になれるときもあれば、的確な助言が必要となるときが往々にしてあります。私も、相談を受けることが多々ありますが、お話は聞いてあげられるのですが、的確な助言を出せているとは思っていません。やはり、心の問題については、医師やカウンセラーの方に対処していただくのが理想だと考えます。 そこで、お伺いいたします。 幼稚園、保育園の子育て世代の親御さんに対して、直接カウンセラーが心のケアをし、あらゆる悩み相談に乗ってあげ、親身に寄り添うことが虐待防止にもつながり、また、子供たちについても、カウンセラーの目で服装や身体の変化を見ていただき、園の先生方とともに対処をしていけば、国の宝でもある子供たちを守っていけると考えています。 尾花市長、これまでの私の話を聞いて、どうお感じになりましたか。御理解をいただけるようでしたら、早急に幼稚園、保育園にカウンセラーの配置をお願いし、国内で4日に1人の子供が虐待により未来を奪われている現状の打開策として実施していただきたいのですが、いかがでしょうか。 次に、危険なブロック塀対策についてお伺いいたします。 通学路に面した和歌山市所有の公共ブロック塀の改修が計画的に進められていますので、引き続きよろしくお願いいたします。 民間所有ブロック塀については、補助事業の案内をしていただき、少しずつ効果が出てきているようでありますが、危険なブロック塀については、自治会からの要望や近隣の方々からも危険だと指摘されているブロック塀のみ調査し、市道沿いの全ブロック塀については、調査は進められていないのが現状であります。 子供たちが通学に利用している道路は、指定された通学路だけを通っているわけではありません。要望や指摘されている危険なブロック塀以外で、市道に併設されている危険なブロック塀だと思われる道路も、子供たちが通学に利用しているのです。 危険だと指摘を受け、所有者や管理者に対して助言、注意喚起をしていただいているという御答弁でしたが、強制力はなく、改修の意思がなければ放置されてしまうということになってしまいます。 国の法令で、民間所有の危険なブロック塀については、所有者に対して強制的に改修を求められないとしても、子供たちに危険が迫っている状態を解消しなくてはならないのです。和歌山市として、国に対して、法令の改正も視野に入れ、早期に改善できるように声を上げていただき、命にかかわる問題だと問題提起していただけないでしょうか。 以上をお伺いし、再質問といたします。(拍手) ○議長(松井紀博君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 8番中村元彦議員の再質問にお答えします。 子供を取り巻く環境整備について、これまでの私の話を聞いてどう感じたか。早急に幼稚園、保育園にカウンセラーの配置をして、国内で4日に1人の子供が虐待により未来を奪われている現状の打開策として実施してほしいがどうかとの御質問でございます。 本市においても、養育に不安を持つ保護者や虐待対応件数が増加傾向であり、施設や里親へ保護している子供が170人もいることは、非常に残念で危惧するところであります。 議員御指摘には私も全く同感で、児童虐待の未然防止を初め、早期発見・早期対応に努める必要があり、特に幼稚園や保育所などの身近な場所で保護者が子供の発達上の課題や虐待、貧困などの相談ができ、施設職員とともに対応することは、子供の健やかな成長にとって大変重要であると考えます。 現在、発達や養育など、気になる子供や保護者の子育ての不安に対する支援については、保育こども園課に臨床心理士、保健師を配置し、保育所及び認定こども園への訪問や窓口での相談、相談会などの開催を行っております。 また、公立幼稚園においても、保護者からの子育て不安や発達相談などに対応するため、個別に小学校のスクールカウンセラーにつなぐなど、幼小の連携を大切にしたカウンセリングを行っている状況です。 今後、公立幼稚園では、保護者のニーズに即したさまざまな相談や支援が継続してできる体制整備に努めるとともに、2020年に開園する公立認定こども園でも子供の育ちを家庭と連携して、家庭支援や子育て支援を担当する職員を配置し、カウンセリングなどの相談機能の充実を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 鈴木都市建設局長。 〔都市建設局長鈴木 豪君登壇〕
    都市建設局長(鈴木豪君) 8番中村元彦議員の再質問にお答えします。 危険なブロック塀対策について、和歌山市として、国に対して、法改正も視野に入れ、早期に改善できるよう声を上げ、命にかかわる問題だと問題提起してはどうかとの御質問です。 今般の大阪府北部地震によるブロック塀の倒壊事故を受け、国から特定行政庁に対し、所有者等に向けて安全点検等を実施するよう注意喚起を行う旨の要請があったほか、建築士関係団体との連携体制が構築されてきたところです。また、国補正予算では、教育施設のブロック塀対策が盛り込まれたほか、耐震改修促進法の法令改正もなされています。 今後も、国等の動向を注視しつつ、さらなる制度拡充や関係法令改正など要望してまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 8番。 〔8番中村元彦君登壇〕(拍手) ◆8番(中村元彦君) 再質問にそれぞれお答えいただき、ありがとうございます。 今回の私からの一般質問は、命にかかわる質問をさせていただきました。 これから動物を飼おうと考えている方に、一言、私の思いを述べさせていただきたいと思います。 ペットとして飼育している動物の命を守るのは、飼い主の責務であり、最後まで面倒を見てあげるのが飼い主の役割であります。 病気になったから、転居先が飼育禁止だからと、飼育を放棄する方がいるとよく耳にしますが、どうかただいま申し上げたことを覚悟して飼育してあげてください。覚悟がないのなら、興味本位だけで動物を飼育しないであげてください。心からのお願いであります。 次に、子供を取り巻く環境整備について、尾花市長から、公立幼稚園では、保護者のニーズに即したさまざまな相談や支援が継続してできる体制整備に努めていただける、また、公立認定こども園でも家庭支援や子育て支援を担当する職員を配置し、カウンセリングなどの相談機能の充実を図っていただけるという前向きな御答弁をいただき、ありがとうございます。 次に、危険なブロック塀対策については、国等の動向を注視しつつ、さらなる制度拡充や関係法令改正などを要望していただけるという、こちらも前向きな御答弁をいただき、大変心強い思いであります。 どちらも、子供たちの大切な命にかかわることであります。行政として、人権で生命権にまさる権利はないということを再認識していただき、今後も真摯に取り組んでいただきたいと申し上げ、私の一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(松井紀博君) 次に、姫田高宏君。--16番。 〔16番姫田高宏君登壇〕(拍手) ◆16番(姫田高宏君) おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 まず、防災についてお尋ねします。 ここ最近と言っても、いつのころからかさっぱり覚えていませんが、雨の降り方や台風の発生が、とにかく気候が昔に比べて随分変わってきたようです。また、各地で地震の被害が多発しています。 かつて経験したことのない大雨に警戒などと言われても、経験がない上に想像力が乏しい私にはどうすればいいのか、さっぱりわかりません。各地の台風や豪雨被害の模様が生々しく報道されていますので、多くの方の心配が大きくなっていることは間違いありません。今議会も、多くの方が防災についての質問を取り上げていることも、それを証明しているようです。 先日、琴の浦にお住まいで、ことしの台風で避難所を利用された方から話を聞きました。国が和歌山下津港海岸の津波対策として整備をしている中で、海南市側からマリーナシティへ行くムーンブリッジという橋の手前、海南発電所と琴の浦の間に大きな水門ができています。まだ水門と琴の浦側の護岸の間があいていて、完成しているとは言えませんが、完成したら運転管理がどのようになるのか、また、高潮対策に活用してほしいというような話でした。 また、避難所に初めて行ったが、座布団一つなくびっくりしたという話も聞きました。ニュースなどで各地の避難所の模様がテレビで中継されたりしていますので、そういうものを見て、避難所に何らかのイメージを持っていても不思議ではないと思います。逆に言えば、避難所開設の和歌山市の考え方が十分市民の皆さんに伝わっていないのではないかとも思いました。 どういう避難所にすればいいのかという点では、市民合意の問題で、どこまでお金を使って用意してもいいわけですが、現実的には限度もあります。事が起こる前に、そうした情報が広く知らされ、理解してもらうことが、いざとなった場合のトラブル防止につながると思います。 よその自治体の避難所の取り組みで、アレルギー食の備蓄のニュースをテレビで見て、初めて命にかかわることだと知りました。そうしたことを踏まえ、本市の取り組みについて何点かお尋ねしたいと思います。 1、琴ノ浦水門について、目的や完成時期など計画の中身はどのようなものでしょうか。 2、亀の川のしゅんせつについて、上流部は定期的に行っていると聞いていますが、下流部はどのようにされているのでしょうか。 3、避難所の設備について、基本的な考えはどのようなものでしょうか。 4、アレルギー食の備蓄について、計画と現状はどのようなものでしょうか。 以上、それぞれお答えください。 次に、市役所北駐車場の拡幅についてお尋ねします。 私自身、移動手段は原付のみで、今どき車の免許を持っていない絶滅危惧種みたいなもので、駐輪場は利用しても駐車場を利用したことがありません。しかし、駐車場を利用している方たちの要望をもとに、これまでも中央コミセンや秋葉山公園、つつじが丘テニスコートやソフトボール場の駐車場のあり方について質問してきました。 今回は、市役所周辺の駐車場のあり方についてお尋ねします。 11月から、市役所北駐車場が拡幅工事のために閉鎖されました。北駐車場の閉鎖に合わせて、中央駐車場の利用料金が90分間無料になりました。 この工事について、私は、新市民会館、(仮称)市民文化交流センターのための無料北駐車場整備が始まったと思っていました。この90分無料というのは、90分までの利用なら無料ということで、それ以上の場合は各課で証明をもらえば無料になるということです。90分を超えて証明がもらえなければ、最初から丸々駐車料金がかかる仕組みです。 勤労者総合センターやあいあいセンター利用について聞きますと、もともと北駐車場は庁舎内の各部局での用務についての駐車場だということを言われ、勤労者総合センターなどの利用には対応しないということがわかりました。しかし、以前は対応していました。いつの間にか取り扱いが変わっています。誰が、いつ、どう変えたのかという説明はありませんので、私はいまだにこの事態がのみ込めていません。 また、北駐車場の拡幅計画は、無料駐車場をなくし、中央駐車場と同じ有料駐車場になる計画だと、これは昨年12月議会の経済文教委員会で報告済みだということを最近知りました。お恥ずかしいことですが、私が、いかにぼーっと生きてきたのか、最近、毎週チコちゃんに叱られるはずです。 それをそのままにしておくと、新市民会館のためにとお金をかけて整備しながら、でき上がったときには無料駐車場がなくなり、有料駐車場に変わり、しかも庁内の用務のための来訪者は駐車場無料の取り扱いがされるのに、肝心の新市民会館利用者の駐車場利用については全く無料にならないおそれがあるのではないかという疑念が湧いてきました。 せっかく、お金をかけて市民のためにと立派な駐車場をつくっても、いざ使う段になって、肝心の市民の皆さんから、なぜ無料駐車場をなくしたのか、市の考え方ややり方がおかしいのではないかなどと言われたら、何をやっているのかわからないことになります。 私は、これまでも、市がさまざまな施策を行う場合には、構想段階、計画段階、実施段階の適当なところで市長が市民に市の考えを示し、意見を聞きながら進めることが必要だと言ってきました。もちろん、口で言うほど簡単ではないと思いますが、そういう合意と納得のもとに進めなければ、せっかくの施策がうまくいかないのではないかと思います。市の考えに市民の思いや要望を組み入れなければ、もったいないと思います。そして、市民だけでなく、担当課だけでなく、広く市の職員の意見や要望も盛り込まなければ、もったいないと思います。 問題は、今、進めようとしている北駐車場拡張計画のそういう仕組みを、どれだけの市民の方が知っているのかということです。 市内各所の市の施設、コミュニティセンターや各種スポーツ施設には、大体のところに無料駐車場が併設されています。つつじが丘のテニスコートには、完成時には既に無料駐車場が併設されていますが、大会時に狭いのでと土地を買い増しして駐車場を広げ、そこを指定管理の対象にしようとまでしています。 こういう施設がある一方で、土地の形状と施設のバランスが悪く、駐車場がほとんどない施設が勤労者総合センターやあいあいセンターですが、そういうものがつくられています。勤労者総合センター横の無料駐輪場は、当初、駐車場用地として先行取得をしたという話もあります。これから建設予定の新市民会館(仮称)市民文化交流センターも、駐車場がほとんどない施設になります。南海和歌山市駅にできる図書館も、駐車場が併設されませんが、時間無料の駐車場が用意される予定になっています。 大抵の市の施設には無料駐車場がついているのですから、それを基本に整備を進めるべきだと私は思います。せっかく、お金を使って整備しても、何をしているのかと非難されるようにはしてほしくないと思います。整備してよくなった、よかったと多くの方に思ってほしいと思います。 そういう点を踏まえて、お尋ねします。 1、北駐車場拡幅の計画とその経緯はどのようなものでしょうか。 2、新市民会館の駐車場としての扱いはどのように考えているのでしょうか。 3、勤労者総合センターなど駐車場がほとんど併設されていない市の施設利用者に対する扱いはどのように考えているのでしょうか。 以上お答えをお願いして、第1問とします。(拍手) 〔議長退席、副議長着席〕 ○副議長(芝本和己君) 鈴木都市建設局長。 〔都市建設局長鈴木 豪君登壇〕 ◎都市建設局長(鈴木豪君) 16番姫田議員の一般質問にお答えします。 3点ございます。うち、防災について2点ございます。 まず、琴ノ浦水門について、目的や完成時期など計画の中身はどうかとの御質問です。 琴ノ浦水門は、東海・東南海・南海の3連動地震に伴う津波浸水被害の解消のため、国の直轄事業により、整備が進められています。 計画内容は、琴ノ浦水門を含め水門が6基、護岸改良が約6.3キロメートル、津波防波堤が約0.6キロメートルの整備であり、平成29年度末時点での進捗率は約36%と聞いています。 琴ノ浦水門は、平成30年度末の完成予定で、現在、整備済みの護岸に接続する取りつけ護岸を整備しており、直轄事業全体としては2023年度の完成を目標にしていると聞いています。 次に、亀の川のしゅんせつについて、上流部は定期的に行っていると聞くが、下流部はどのようにされているかとの御質問です。 二級河川亀の川のしゅんせつについては、管理者である和歌山県から、河川パトロール等により現地状況を注視し、必要に応じ緊急性の高いところからしゅんせつ等を実施し、適切な維持管理に努めていると聞いています。 亀の川は、平成22年に策定した亀の川水系河川整備計画に基づき、河口から約700メートル区間の堤防整備や河床掘削等が完成しています。 平成30年度は、大坪川合流部から羽鳥橋までの約90メートルと、羽鳥橋から下流約160メートルの2カ所について、県でしゅんせつを行う予定です。 最後に、市役所北駐車場の拡幅について、拡幅の計画とその経緯はどのようなものかとの御質問です。 (仮称)市営北駐車場につきましては、市役所来庁者用北駐車場と隣接する旧和歌山行政評価事務所の跡地を含めた場所に、5階建てで200台を超える規模の駐車場として新設する計画です。 これについては、和歌山城への来訪者の増加に加え、(仮称)和歌山城前広場、市道中橋線、市民会館(仮称)市民文化交流センター、京橋親水公園等の整備により、周辺の駐車場需要の高まりが想定されることから、今回の計画に至ったものです。 そのため、平成29年12月議会において、解体及び新築の設計費、平成30年度当初予算に旧和歌山行政評価事務所の跡地の鑑定費、平成30年6月議会にその土地購入費、平成30年9月議会に解体工事費等を計上してきたところです。 今後、解体を終えた後、文化財発掘調査を経て、2021年4月のオープンを目指して建設工事に入る予定です。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 嶋本危機管理局長。 〔危機管理局長嶋本智行君登壇〕 ◎危機管理局長(嶋本智行君) 16番姫田議員の一般質問にお答えします。 防災について2点ございます。 まず、避難所の設備について、基本的な考えはどのようなものかとの御質問です。 避難所は、災害の危険性があり、避難した住民等が災害の危険性がなくなるまで一定期間滞在し、または災害により自宅に戻れなくなった住民等が一時的に滞在する施設です。そのため、避難所には、情報収集のためのラジオ、非常用電源としての発電機、生活必需品としての毛布やアルミ寝袋などを備蓄して、避難者の生命、身体の保護を念頭に置き、避難所運営に取り組んでいます。 次に、アレルギー食の備蓄について、計画と現状はどのようなものかとの御質問です。 内閣府所管の国立研究開発法人日本医療研究開発機構が作成する「食物アレルギーの診療の手引き」によると、我が国の食物アレルギーは、乳児で約10%、幼児で約5%、学童期以降が1.3%から4.5%が何らかのアレルギーを持っていると考えられていることから、本市のアレルギー対応の備蓄目標を5%とし、東海・東南海・南海3連動地震に備えた本市の備蓄目標である26万4,900食に対し、1万3,245食を目標に備蓄を進めています。 平成30年11月時点で、アレルギー対応の備蓄食料は1万2,700食となっています。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 有馬産業交流局長。 〔産業交流局長有馬専至君登壇〕 ◎産業交流局長有馬専至君) 16番姫田議員の一般質問にお答えします。 市役所北駐車場の拡幅について、市民会館の駐車場としての扱いはどのように考えているのかとの御質問です。 新しい市民会館の駐車場につきましては、市営中央駐車場などを活用することを基本に考えており、新しく整備される(仮称)市営北駐車場もその一つと考えています。 また、新市民会館利用者に対する駐車料金につきましては、市役所来庁者との均衡を勘案し、関係部局と協議し、検討してまいります。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 三橋財政局長。 〔財政局長三橋 郁君登壇〕 ◎財政局長(三橋郁君) 16番姫田議員の一般質問にお答えします。 市役所北駐車場の拡幅について、勤労者総合センターなど駐車場がほとんど併設されていない市の施設利用者に対する扱いはどのように考えているのかとの御質問です。 市役所北駐車場の閉鎖に伴い、平成30年11月1日から、市営中央駐車場の利用料金を1時間30分まで無料としています。 市役所周辺にある勤労者総合センターなどの施設では、市が主催する会議等を開催する場合、1時間30分を超えたときは駐車場回数券を配布し、対応しております。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 16番。 〔16番姫田高宏君登壇〕(拍手) ◆16番(姫田高宏君) それぞれお答えをいただきましたので、第2問をさせていただきます。 まず、防災についてお尋ねします。 琴ノ浦水門について、国土交通省のホームページには、和歌山下津港海岸全体の整備計画が図示されており、琴ノ浦水門の運用の見通しとして2点、1点は、海岸管理者(和歌山県)から海南市及び和歌山市に委託予定、2点目として、和歌山県が海南市及び和歌山市と調整しながら操作規則を策定作業中と書かれています。 1問の答弁で、琴ノ浦水門の完成は平成30年度末、つまり今年度末のこの3月に完成するということです。完成されてから委託されるということになるでしょうし、現段階で操作規則は策定中となっています。協議がどの程度進んでいるのか知りませんが、和歌山下津港海岸全体の整備が終わるより先に水門が完成するということは、その時点から使えなければなりません。私が生きている間は、地震など起こってほしくないと思っていますが、地震はいつ起こるかわかりません。まさか、和歌山下津港全体の整備が終わるのを待っているわけではないとしても、完成した水門の操作の取り決めができていなかったので、完成している水門が使えなかったというようなことは避けなければなりません。 また、地震だけでなく、高潮対策にも使ってほしいという声もあります。周辺住民の気持ちとしては、もっともだと思います。 ただ、水門を閉めれば、高潮対策になったとしても、内水の行き場の関係でどうなるのかということが、残念ながら私にはわかりません。 被害が出た場合でも、そのときの判断を県と和歌山市と海南市が判断して対応した結果なら、ある程度受け入れられると思いますが、そうした判断もなく、津波対策用の水門だということだけで使わず、高潮の被害があれば、受け入れられず、問題が起こると思います。 そういう点からお尋ねします。 1、琴ノ浦水門について、完成後はどのように運転管理されるのでしょうか。 2、琴ノ浦水門を高潮対策として活用できないのでしょうか、それぞれお答えください。 避難所の設備についての基本的な考えをお聞きしました。情報収集のためのラジオ、非常用電源としての発電機、生活必需品としての毛布とアルミ寝袋があるということで、それ以外はないということです。命を助けるために雨露をしのげばいいという施設だと思います。そういうことが頭でわかっていても、実際に避難してみないとわからないことかもしれません。 9月議会で、議員の避難訓練が行われました。そのときに思ったのは、最低限の必需品、例えば携帯電話や財布、キャッシュカードや非常食など議場に持ち込んでおかなければ、いざというときに困るなと思いました。そのときはそう思いましたが、まあ地震など来ないだろうということで、いまだ何も用意していません。 訓練で感じたことを事前の生活で生かす、避難所の設備はこれだけということを広く市民にわかってもらい、必要なものはまず自分で用意してもらう、そういう働きかけが必要だと思います。大変でしょうが、いろいろな機会を捉えてそのことを知らせていただくようお願いしておきたいと、その点については要望しておくこととして、避難所の備蓄品の支給についてお尋ねします。 3、避難所に備蓄している毛布やアルミ寝袋の支給はどのようにされるのでしょうか。すぐに使用できるのでしょうか。 4、アレルギー食は避難所に備蓄されているのでしょうか。支給の手順はどのようなものでしょうか、それぞれお答えください。 次に、市役所北駐車場の拡幅についてお尋ねします。 猫は、車の前に飛び出すと体が動けなくなってひかれてしまうというような話を聞いたことがあります。私にもそういうところがあるようで、ラーメンを食べようと出かけたら店が休みというようなとき、閉まっている店先に立って、ずるずる時間がたってしまうというようなぐあいです。 今さらですが、私は、市役所北側の無料駐車場がなくなって、有料駐車場に変わるということが納得できていないのです。市役所周辺の施設に駐車場がついていないことは問題だと思っているし、新しい施設をつくるなら、計画に駐車場を組み込むべきだと思っています。もちろん、市内の中心部は土地の価格も郊外より高いので、そんなわけにもいかないということもわからないわけでもありません。 閉鎖された北駐車場は、2階建てで60台ほどだったものを、5階建てで200台を超える駐車場にするということです。規模が大きくなることが悪いとは思えませんが、その理由として、(仮称)和歌山城前広場や市道中橋線、市民会館(仮称)市民文化交流センター、京橋親水公園等の整備により、駐車場需要の高まりが想定されるとのことです。90分の無料化がまちなかのにぎわいにつながるという話もありますが、どうでしょうか。 これまで、次々とつくってきた地下駐車場の需要予測は外れ続けてきたのです。商売下手の市が新しい有料駐車場をつくって、つくったものは直ちに指定管理の業者に任せるつもりでしょうけれども、本来なら中心市街地全体をにぎわわせる計画と一体になった駐車場計画とするべきです。 しかし、縦割り行政に縛られ、自身の仕事の範囲以外に口出ししないというお役所仕事を立派に勤め上げる皆さんは、つくることと使うことを別建てにしているので、実質的に使う段階の検討が後に回されています。だから、余計にわかりづらいのです。 それを少しでも解きほぐしたいので、お尋ねします。 1、中央駐車場が90分無料化されましたが、それは北駐車場完成後も続けられるのでしょうか。また、北駐車場も同様の扱いとされるのでしょうか。 2、これまでの経緯や市全体の駐車場のあり方を考えるならば、北駐車場が拡幅されることから、新市民会館はもとより、勤労者総合センターやあいあいセンターの駐車場としての利用、一部無料化を検討すべきだと思いますが、市長のお考えはどうでしょうか。 それぞれお答えをお願いして、第2問とします。(拍手) ○副議長(芝本和己君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 16番姫田議員の再質問にお答えします。 市役所北駐車場の拡幅について、1、中央駐車場が90分無料化されたが、それは北駐車場完成後も続けるのか。また、北駐車場も同様の扱いとするのか。2、北駐車場が拡幅されることから、新市民会館はもとより、勤労者総合センターやあいあいセンターの駐車場としての利用は一部無料化を検討するべきだと思うが、考えはどうかとの御質問でございます。一括してお答えします。 拡張後の(仮称)市営北駐車場については、市役所への来庁者を初め、新市民会館等の周辺の市有施設を御利用の方、また、和歌山城周辺への観光客の方など広く活用していただけるものと考えております。 北駐車場完成後の料金体系につきましては、中央駐車場とあわせて、2021年4月のオープンまでに検討してまいります。 議員御指摘の新市民会館、勤労者総合センターやあいあいセンターの利用形態についても、その中で検討していきたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 鈴木都市建設局長。 〔都市建設局長鈴木 豪君登壇〕 ◎都市建設局長(鈴木豪君) 16番姫田議員の再質問にお答えします。 防災について2点ございます。 琴ノ浦水門について、完成後はどのように運転管理されるのか。続いて、琴ノ浦水門を高潮対策として活用できないかとの御質問について、一括してお答えします。 琴ノ浦水門は、完成後、海岸管理者である和歌山県に事務引き継ぎされる予定であり、運用については、和歌山県と受益地のある和歌山市及び海南市が管理委託契約を締結し、本市と海南市が協同で管理をする予定となっています。 津波襲来時は、Jアラートにより自動閉鎖し、本市及び海南市において、閉鎖状況を確認できるようになっています。 琴ノ浦水門は、津波対策として整備される施設であり、高潮に対する効果は考慮されていません。台風等の影響により発生する高潮への対応については、効果を確認する必要があるため、今後、和歌山県と協議をしてまいります。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 嶋本危機管理局長。 〔危機管理局長嶋本智行君登壇〕 ◎危機管理局長(嶋本智行君) 16番姫田議員の再質問にお答えします。 防災について2点ございます。 まず、避難所に備蓄している毛布やアルミ寝袋の支給はどのようにするのか。すぐに使用できるのかとの御質問です。 風水害における短期避難については、突発的な緊急事態を除き、原則として、衣食は持参の上、避難することになります。しかしながら、健康被害が懸念されるような緊急避難者に関しては、避難所の備蓄倉庫から備蓄物資の提供を行います。 次に、アレルギー食は避難所に備蓄されているのか。支給の手順はどのようなものかとの御質問です。 アレルギー食については、一部の避難所について、備蓄できていないところもあるため、分散備蓄を順次進めているところです。 備蓄品の支給を実施する場合、備蓄品を支給するための配給所が設置されます。 食料の支給については、食物アレルギーをお持ちの方は、本人に申し出ていただくことが必要になり、そのお申し出により準備し、配布することとなります。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) 16番。 〔16番姫田高宏君登壇〕(拍手) ◆16番(姫田高宏君) それぞれお答えをいただきましたので、第3問をさせていただきます。 まず、防災についてです。 私が子供のころ住んでいた実家はトタン屋根で、大雨が降れば雨漏りがしました。電線が粗悪だったかどうか知りませんが、台風に停電はつきもので、むしろ、ろうそくの明かりで夜を過ごすことにちょっとわくわくする気にもなりました。そんなことは、今は昔の話となり、電化製品に囲まれている結果、ことしの停電時には、御飯がつくれないとか水道が出ないとか大騒ぎになりました。テレビも見れない、情報が入ってこない、あるべきものがないと、どれだけパニックになるのかということです。 琴ノ浦水門の利活用について、Jアラートで自動閉鎖するとのことで、問題は手動で動かす判断です。県と海南市と本市、どこでどういう協議が行われるかはともかく、判断して、動かす、動かさないを決める仕組みを早くつくってほしいと思います。そのときに、どこまで可能かわかりませんが、高潮対策の活用もあわせて検討していただくようお願いします。 備蓄品を含む避難所の施設については、日ごろから機会あるごとに市民に、これも被災状況によりますが、必要なものは自分で用意しなければならないことをお知らせください。 次に、市役所北駐車場の拡幅についてお尋ねします。 1、昨年2017年6月議会で、市の公共施設の駐車場の必要性についての私の質問に対し、市長は「当該施設の用途、規模、設置する場所、周辺の駐車場の状況等を勘案し、個別に判断しております」と答えています。その時点で、私は、まあそういうことかと理解したつもりでした。しかし、今回の事態でよく考えてみると、既にできている施設、駐車場がほとんどない施設は、判断した結果だということになります。 そういう点について、再度、市長にお尋ねします。 公共交通が都会ほど整備されていない本市では、市の施設に駐車場の設置が考えられて当然だと私は思っていますし、市役所周辺の勤労者総合センターやあいあいセンターの駐車場について、不足していると私は思っていますが、市長のお考えはどのようなものでしょうか、お答えください。 2、北駐車場の拡幅の計画に関して、2016年--平成28年8月26日の伏虎中学校跡地活用に関する特別委員会で市長は、新市民会館の駐車場に関して、「拡張による確保というのは可能性も持たせておかないといけないと考えています。将来的には今の北駐車場が少し狭いと、2階建てで車道も狭いということもあって使いにくいという感じはしています。隣に行政評価事務所がありますが、平成29年度に合同庁舎に移転することになっていまして」と、「その辺も含めて、今後、検討していきたいと思っています」と述べています。 当時、市長は、無料駐車場の拡張を考えていたのでしょうか。それとも、今の計画のような市営駐車場としての整備を考えていたのでしょうか。拡張について、どのように考えていたのでしょうか、お答えください。 3、市長は、北駐車場の整備について、庁内の議論や計画決定の周知は十分だと思っているのでしょうか、お答えください。 今回の質問に当たり、関係各課の話を総合すると、それぞれ自分の担当範囲以外については言わないわけです。当然といえば当然ですが、それぞれが担当範囲の仕切りを強調すればするほど、全体がばらばらになっているような気がしました。 まちなかのにぎわい創出のさまざまな施策策定では、それぞれの守備範囲を超えた議論が自由に行われ、その結論や方向は、部局にかかわらず誰に聞いても同じ話にならなければ全庁的に議論した結果だと言えないのではないかと私は思います。 以上3点について、市長にお答えをお願いして、第3問とします。(拍手) ○副議長(芝本和己君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 16番姫田議員の再々質問にお答えします。 市役所北駐車場の拡幅について3点いただいております。 1、市役所周辺の勤労者総合センターやあいあいセンターの駐車場について、不足していると思うが、市長の考えはどうかとの御質問でございます。 勤労者総合センターやあいあいセンターについては、拡張後の(仮称)北駐車場を御利用いただくことで充足すると考えております。 次に、2、2016年8月26日の特別委員会当時、市長は北駐車場の拡張についてどのように考えていたのかとの御質問でございます。 当時、新市民会館の駐車場需要は、中央駐車場で対応することを基本に考えておりましたが、不確定要素もありましたので、その補完の必要性も考慮し、北駐車場及び隣接する行政評価事務所跡地を一体的に建てかえる可能性について考えていたものでございます。 中央駐車場と一体となって駐車場需要に対応すべきものと考えておりましたが、料金体系や市民会館への利用者への対応については、その後の検討が必要なものと考えておりました。 最後に、3、市長は、市営北駐車場の整備計画について、庁内の議論や計画決定の周知は十分だと思っているのかとの御質問でございます。 (仮称)市営北駐車場の整備については、平成29年度当初から庁内で十分議論した上で、市役所来庁者だけでなく、和歌山城への来訪者や中心市街地への来街者に対応できる駐車場を整備することとしました。 平成29年12月議会で、その設計費を計上するとともに、整備内容について説明し、その後、順次進めてきたところでございます。 料金体系についても、政策調整会議の場で十分議論し、来庁者用北駐車場閉鎖に合わせ、90分無料等の変更の措置をとってきました。 これらの周知についても、十分図れてきたものと考えております。 以上でございます。 ○副議長(芝本和己君) しばらく休憩します。          午前11時30分休憩   ---------------          午後1時10分再開 ○議長(松井紀博君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第2の議事を継続し、質問を許します。 西風章世君。--5番。 〔5番西風章世君登壇〕(拍手) ◆5番(西風章世君) 皆さん、こんにちは。どきどきしてます。済みません。 皆さん、突然ですが、少し前に話題となった「万引き家族」という映画をごらんになった方はいらっしゃいますか。今どきの社会問題を映し出した映画で、この「万引き家族」という題名が話題となっていました。 私は、万引き家族って、どんな家族なんだろう、カンヌ国際映画祭でコンペティション部門の最高賞となるパルムドールを受賞したというこの映画に興味津々、映画館に見に行きました。2時間半の間に、現在の社会問題についての幾つかのメッセージを心に受けとめました。 特に心に残ったのは、映画の最後のシーンでした。ネグレクト虐待を受けている4~5歳ぐらいの女の子が、自宅アパートのベランダに置いてある箱を台にして、その上に上り、手すりに手をかけ、下をのぞき込むシーンで映画は幕を閉じたのです。私は、その瞬間、このような手の届かないところに手を届かせなければいけないんだ、どうしたら手の届きにくいところに手を差し伸べることができるのか、頭から離れなくなりました。 改めて、子育て支援の本市の現状を見てみると、子育て世代包括支援センターにおいて、妊娠期から出産、産後ケア、また、新生児訪問、こんにちは赤ちゃん事業等で保健師さんが献身的に見守ってくれています。 福祉局では、こども総合支援センターにおいて、子供に関する相談窓口、不登校の子供のための教室、子育て支援課では、子育てひろばの開催や家庭の教育力充実事業などを行い、子育てに悩む親への支援は多岐にわたり行われているところです。 しかし、私は思うのです。みずからこういうところに足を運ぼうとする方は意識の高い方で、救いを求めて来られる方は救うことができます。でも、ここすらも見えない、見ようとしない、したくてもできない方にはどうしたらよいのだろうと。 学校に通い始めると、環境の変化についてこれない子供たちに先生は手をこまねいて、親への対応に神経をすり減らす、本来の学業に専念できない状況、そんな中でリタイアしていく先生も多くなっていることを最近よく耳にします。 私には、教育の専門的なことはわかりません。思いつくままの発言を許していただきたいのですが、私なりにそのような状況を何とか打開したい、手の届きにくいところに手を差し伸べ、早期発見、早期対応ができないものかと思いめぐらせているときに出会ったのが湯浅町の家庭教育支援でした。 一番驚いたのは、乳児から中学校までの全世帯を訪問し、問題の未然防止、早期発見、早期対応に力を入れているとのことでした。それを行っているのは、1人のスクールソーシャルワーカーを中心とした12名の訪問支援員で構成されている「とらいあんぐる」という家庭教育支援チーム。毎月発行している情報紙「すまいる」を配布目的として、A、B、Cの3ブロックを3カ月のローテーションで訪問されているとのことでした。全戸訪問を通しての成果は、家庭の問題点を早期発見、早期対応ができること、問題発生時に迅速な対応ができる、いつでも相談できるという安心感、不信感などの解消で学校等へのクレームが減少した等のことでした。 本市におきましては、戸田先輩議員の家庭教育支援の熱き思いの提言により、平成28年12月15日に、中核市では初となる家庭教育支援条例が施行されました。この条例に基づき、平成29年度から家庭教育の支援、平成30年度から「親としての学び」支援のための学習プログラム開発事業が行われていますが、昨年からの進捗状況を教えてください。現在の教育環境の中で、教育委員会としてはどのような家庭教育支援が必要であるとお考えですか。 湯浅町のもう一つの特徴は、切れ目のない子育て支援の体制でした。乳幼児期から支援を開始し、中学生まで、教育と福祉の協働による連携が強化されていることでした。いわゆる日本版ネウボラがしっかりと確立されていました。 本市において、日本版ネウボラを目指し、設置された子育て世代包括支援センターの現状と、全戸訪問を目標とするこんにちは赤ちゃん事業の訪問状況はどのようになっていますか、お答えください。 次に、防災についてです。 平成23年に発生した東日本大震災のとき、東北の避難所にて、女性の着がえる場所がない、授乳できるスペースがない、洗濯物が盗まれる、生理用品や化粧品、乳児のおむつ、離乳食などの物資の不足も目立ち、災害時における女性の視点の大切さが浮き彫りとなりました。 それにより、本市においての女性の視点での防災強化を平成24年の2月議会にて訴えさせていただきました。避難所運営のための避難所運営ゲーム--HUGです。避難所、HUGでハグ--の実施、女性や乳幼児のための災害用備蓄物資について、女性の視点からの防災・減災パンフレットの作成、災害時の情報発信のためのSNSの活用開始等について質問させていただきました。 6年を経過しての現状を、本日、お聞きしたいと思います。 ことしは、和歌山市にとって、台風による被害が多い年となりました。まだまだ屋根の上にブルーシートがかかっているおうちもあり、一日も早い復旧をと祈るばかりです。 停電もいたしました。停電により、水の調達もできなくなったマンション等があり、電気と水のありがたみを実感した期間でありました。このことにより、私の心もそうですが、市民の皆様の心に、自助と共助と御近所の大切さの意識が強くなったように思います。 市民の方からは、和歌山市の防災対策は大丈夫か、避難所になっている学校はどんなときにあけてくれるのか、断水になったとき、給水車は来てくれるのか、今回のブルーシートの配り方など、さまざまな御意見をいただきました。 もっと意識を強めてもらおうと、防災出前講座があることをお勧めして、開催もしてもらいました。災害が起こると意識が高まり、時間が過ぎると意識が薄れの繰り返しですが、講義を聞くたびに、自助をちゃんとしないとあかんなと思えることに、この防災出前講座の意義は大きいと思いました。 さて、本市では、避難所運営を円滑に行うための避難所運営ゲーム--HUGについては、現在ではさまざまなところで実施されています。私も何度か体験しましたが、ゲームの上ではカードを動かすだけでよいですが、現実となると本当に混乱してしまうだろうと思います。混乱しないためにも、何度も繰り返し行うことが、避難所運営を円滑に行う上で大事だと思います。今後も続けていっていただきたいと思っています。 備蓄品についてですが、当時、備蓄倉庫にある粉ミルク、哺乳瓶、生理用品を、着のみ着のままで避難所に来る方のために避難所に置いてもらいたいとの要望をさせていただきました。御答弁は、避難所で生活する上で、なければたちまち困る品目について検討を進め、分散備蓄を図るとの御答弁でした。現状はどのようになっていますか。 災害時、女性や子供への暴力、性犯罪が残念なことに起こっているという現実が報告されているそうであります。のぞき、盗撮、ストーカー行為、体をさわってくる、避難所で夜になると男性が布団の中に入ってくる、知人、顔見知り、見知らぬ人からの強姦、強姦未遂等の報告がなされているとのことです。私自身、市民の方との対話の中で、防災の話になるたびに、もし避難所生活をおくらなければならなくなったら、女性は絶対に単独行動はしないでほしいことを強く訴えています。事件に巻き込まれないように、自分を守る行動をしてほしいと思うのです。 現在、本市では、女性の方に対して、防災・減災について、どのような啓発、取り組みを行っていますか。 以上で第1問といたします。(拍手) ○議長(松井紀博君) 原教育長。 〔教育長原 一起君登壇〕 ◎教育長(原一起君) 5番西風議員の一般質問にお答えします。 家庭教育支援について、現在の教育環境の中で、教育委員会としては、どのような家庭教育支援が必要であると考えるかとの御質問です。 議員御指摘のとおり、昨今、核家族化や地域とのつながりが希薄化する中、誰にも相談ができず孤立化し、不安や悩みを抱える親がいます。 そのため、家庭教育支援の担い手を養成し、家庭教育に悩んだときに、同年代の親や子育ての先輩などから、同じ目線で積極的に支援してくれる人とのネットワークをつくっていくことが必要であると考えています。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 津守教育局長。 〔教育局長津守和宏君登壇〕 ◎教育局長津守和宏君) 5番西風議員の一般質問にお答えいたします。 家庭教育支援について、家庭教育支援条例に基づき、平成29年度から家庭教育の支援、平成30年度から「親としての学び」支援のための学習プログラム開発事業が行われているが、昨年からの進捗状況はどうなっているかとの御質問です。 平成29年度には、家庭教育支援条例を広く市民に周知するため、7月に条例制定記念講演会を開催し、市民約250名の参加がありました。また、支援体制の構築を図るために、家庭教育支援庁内連絡会議を立ち上げました。 平成30年度は、家庭教育支援庁内連絡会議において、子供の発達段階に応じた家庭教育や子育ての知識を学ぶ学習プログラムを作成しているところです。また、県教育委員会と連携し、市民向け、全3回の、みんなで子育て!ネットワーク講座を開催しているところです。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 佐伯健康局長。 〔健康局長佐伯正季君登壇〕 ◎健康局長佐伯正季君) 5番西風議員の一般質問にお答えします。 家庭教育支援について、子育て世代包括支援センターの現状と、全戸訪問を目標とするこんにちは赤ちゃん事業の訪問状況はどのようになっているかとの御質問です。 子育て世代包括支援センターでは、妊娠届の受理、母子健康手帳の交付や妊娠期から子育て期までのさまざまな相談について、助産師や保健師が全件面談して対応しています。平成29年度は、2,751名の方が妊娠届けに来られ、そのうち290名の方が保健師による支援につながっています。それ以外にも電話や来所による相談が902件あり、そのうち77件について、保健師の支援につながっています。 こんにちは赤ちゃん事業については、平成28年度は1,790件を訪問し、実施率63.3%で、平成29年度は1,860件を訪問し、実施率67.7%となっています。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 嶋本危機管理局長。 〔危機管理局長嶋本智行君登壇〕 ◎危機管理局長(嶋本智行君) 5番西風議員の一般質問にお答えします。 防災対策について2点ございます。 まず、備蓄倉庫に保管されている粉ミルク、哺乳瓶、生理用品などの備蓄品について、分散備蓄の現状はどうなっているかとの御質問です。 粉ミルク、哺乳瓶、生理用品などについては、備蓄目標に達していなかったため、市内4カ所の備蓄倉庫に備蓄し、災害時要請に応じて各指定避難所に搬入できる体制をとっており、備蓄の分散化が図られていないのが現状です。 次に、現在、本市では、女性の方に対して、防災・減災について、どのように啓発、取り組みを行っているかとの御質問です。 防災・減災については、平常時から準備しておくことが大切です。東日本大震災などの大規模災害時に、避難所などで女性に関する犯罪などの問題が報道されているため、女性が多数参加される研修会などでは、避難所の運営を模擬的に学習することができる避難所運営ゲームなどに取り組んでいただき、避難所で発生する諸問題への対処などの運営方法を学んでいただいています。 また、自主防災会のリーダーや、広く市民の方を対象に実施している市民防災大学では、東日本大震災で被災され、地域や避難所で活動された女性の防災リーダーの方を講師にお招きし、女性の視点から、被災地の現状や被災経験をもとに、日ごろからの備えと女性の防災活動への参加の必要性について講演いただくなど、女性への啓発に取り組んでいます。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 5番。 〔5番西風章世君登壇〕(拍手) ◆5番(西風章世君) それぞれ御答弁をいただきました。 それでは、先に防災対策について再質問をさせていただきます。 女性に対する啓発や取り組みは、避難所運営ゲームや自主防災会、自主防災大学などでの講演等、啓発を行っているとのことでした。 東京都では、女性の視点の防災ブック「東京くらし防災」として一冊の本にまとめ上げられているのがあって、とても人気だそうです。 本市におきましても、平成24年に発行された女性の視点からの防災・減災ガイドがあります。これがこのような感じで1枚にまとまっています。(資料を示す) 災害が起きる前の準備、災害発生時、避難所での生活に分けて開設していて、私は、このガイドは本当にコンパクトに、わかりやすくまとまっていると思います。とても気に入っています。せっかくつくったガイドですから、これも使いながら、女性の皆さんの意識向上に向け、啓発活動を強化していただけることを要望いたします。 備蓄品については、まだ備蓄の分散化が図れていないのが現状であるとの御答弁でした。自助の非常時バッグを準備することは、とても大事です。でも、持ち出すことができずに来る方あるいは外出先から避難所へ来られる方、着のみ着のまま来られる方など、想定はさまざまです。備蓄倉庫から持ち出すにも、道路事情がどうなっているかもしれない、すぐに持ち出せない状況にあることも想定して、おむつや生理用品は指定避難所に置いていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 また、お湯の確保が難しい被災地での活用などで期待されているのが乳幼児の液体ミルクです。東日本大震災や熊本地震では、普及しているフィンランドから救援物資として被災地に届けられ、母親らから歓迎され、その利便性が広く知られたそうで、国内流通を望む声が上がったそうです。液体ミルクの国内流通に向けて、厚生労働省が規格基準を定めた改正省令を施行し、ことし8月に国内での製造、販売が解禁されました。 液体ミルクは、成分が母乳に近く、乳児に必要なビタミンやタンパク質といった栄養素を加えた液体状の乳製品で、粉ミルクとは異なり、調乳に欠かせないお湯などを用意する必要がない。なので、災害時にライフラインが断絶した場合でも、水や燃料を使わずに授乳できます。清潔な水が使えない状況など、懸念される衛生面でも、調乳時の菌の混入によるリスクも低減できます。 このようなことから、自治体において、液体ミルクを備蓄品に加える動きが出てきています。本市におきましても、ぜひこの液体ミルクを備蓄品に加えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 次に、家庭教育支援についてです。 昨年からの事業の進捗状況については、家庭教育支援庁内連絡会議を立ち上げ、子供の発達段階に応じた家庭教育や子育ての知識を学ぶ学習プログラムの作成を行っている。また、県教育委員会と連携し、市民向け、全3回の、みんなで子育て!ネットワーク講座を開催しているとのことでした。 この事業が、家庭教育支援の担い手を養成し、家庭教育に悩んだときに、同世代の親や子育ての先輩などから、同じ目線で積極的に支援してくれる人のネットワークをつくっていくという教育委員会の家庭教育支援の目的につながっていくとの答弁であると受け取りました。 家庭教育支援の担い手の養成は、私もとても大事なことだと考えます。この方たちのネットワークをつくっていただくことも、家庭教育の関心を高める保護者の方たちを増加させていくためには、とても大切なことであると考えます。 しかし、そこにとどまらず、広がったネットワークの中で、核になる方を中心とするチームが結成され、本格的な支援へとつながっていく体制をつくっていくことが大事ではないでしょうか。例えば、ソーシャルワーカーなどの資格を持った方を核として、家庭教育の支援の担い手として育成された方が家庭教育支援員となり、チームを結成して、手が届きにくいところに手を差し伸べ、家庭教育を行っていく、そのような支援であっていただきたいと心から願うのであります。 先日の議員研修において、水野達朗先生が新しい家庭教育支援の形として、ネウボラ制度が大事であり、福祉と教育の切れ目をつなぐ役割として家庭教育支援チームの必要性を語られていました。 先日、橋本市に赴き、家庭教育支援チームヘスティアの活動内容を聞かせていただきました。ヘスティアでは、本部を中心として、講座部--講座部の中に語り合い班、家庭読書班、アラカルト班、食育班と分かれているそうです--と広報部、家庭訪問部に分かれ活動しているとのことでした。また、橋本市子育て世代包括支援センター --ハートブリッジでは、妊娠、出産から子育て期18歳までの総合相談窓口が設置され、さまざまな不安や悩み、困り事に対応しているとのことでした。 その中で、保健所で行われる4カ月健診に来られる赤ちゃんに対して、このヘスティアさんがブックスタートを行っているということでした。何の受け答えもできない赤ちゃんに話しかけても仕方がないと言われるお母さんには、赤ちゃんのときから話しかける大切さを教え、赤ちゃんのときから本の読み聞かせをする必要性がわからないと言われるお母さんには、赤ちゃんからの本の読み聞かせの大切さを教える。また、家庭教育支援チームの存在を知ってほしい、何かあればヘスティアを頼ってほしいというアピールも目的としているとのことでしたが。 1問の最初でも申し上げたように、本市においても、子育て世代包括支援センターは健康局です。こども総合支援センター等、子育て支援は福祉局、そして就学後は教育委員会へと、このように就学前と就学後で行政の担当部局が異なります。その際の連携や情報共有がうまく行われているかどうかが日本版ネウボラの大きな課題であると言われています。こうした乳幼児期からの支援を開始し、福祉と教育のつなぎ、連携強化を支えていくのも家庭教育支援チームの役割であると思うのです。 本市の子育て世代包括支援センターでは、保健師により全件面談し、支援が必要な方への支援を行っているとのこと。また、全戸訪問を目標とするこんにちは赤ちゃん事業の訪問件数においては、平成28年度は63.3%、平成29年度では67.7%という訪問状況でした。4割弱の方には訪問できていない状態であるということがわかりました。 全戸訪問が達成できない理由は、2人目、3人目のお子さんでなれているからとか、家に来てほしくないとか、理由はさまざまであると思います。私は、この訪問も、ある意味、家庭教育支援の一環だと考えます。子供が1人目、2人目、3人目での子育て環境は違うと考えるからです。 もちろん、専門家である保健師さんや助産師さんがしっかり対応はしていただいていますが、さまざまな角度からの支援、また、訪問を拒否される、あとの4割弱の方へのフォローは、あらゆるネットワークを通じて手を届かせてほしいと願わずにはおれません。 湯浅町の家庭教育支援チームが行っている全戸訪問は、湯浅町のような小さな町だからできる、和歌山では無理だと思ってしまえばそれで終わりです。和歌山市でできることを前に進める必要があると考えます。 全戸訪問支援をユニバーサル型、面の支援と呼ぶのに対して、ベルト型、帯の支援を行っている大東市のお話も先日の研修会で聞かせていただきました。このベルト型支援は、小1ギャップと中1ギャップと言われる子供の環境変化に対するもので、家庭訪問が有効であると思います。本市におきましても、家庭教育支援チームを結成し、このベルト型支援を行っていただきたいと思いますが、教育長のお考えをお示しください。 思えば、私たちの子育ての時代は、まだ教えてくれる人が周りにいて、怒ってくれる人がそばにいて、おせっかいなおばちゃんがいて、がむしゃらに子育てをしてきたように思います。しかし、今の社会情勢を思うとき、和歌山市の未来の宝をどうやって守っていくのか、行政として考えていかなくてはなりません。私は、生まれてから就学期をトータルで支える家庭教育支援が大切ではないかと考えます。 家庭教育支援チームの拠点となり、管理・運営を行う家庭教育支援室または家庭教育支援課があってもいいと思うくらいですが、市長の見解をお聞きして、私の一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(松井紀博君) 尾花市長。 〔市長尾花正啓君登壇〕 ◎市長(尾花正啓君) 5番西風議員の再質問にお答えします。 家庭教育支援チームの拠点となり、管理・運営を行う家庭教育支援室または家庭教育支援課があってもよいと思うが、市長の見解はどうかとの御質問でございます。 議員御指摘のとおり、手の届きにくいところに手を差し伸べることは、家庭が抱える問題を未然防止、早期発見、早期対応できる体制につながるものと考えられます。 先日行われました総合教育会議において、第2次教育振興基本計画の策定についての協議を行ったところですが、家庭教育支援については、本当に必要な家庭に支援が届いているのかという議論になり、私も、家庭の状況をよく把握している学校と地域や関係する全ての機関等が連携した支援が大変重要だと感じています。 今後は、現在、市長部局と教育委員会で取り組んでいる子育て支援、家庭教育支援を連携させた切れ目のない支援を実現するためには、どのような方策が必要か、組織のあり方も含めて考えてまいります。 ○議長(松井紀博君) 原教育長。 〔教育長原 一起君登壇〕 ◎教育長(原一起君) 5番西風議員の再質問にお答えします。 家庭教育支援について、家庭教育支援チームを結成し、ベルト型支援を行うことがよいと思うが、その考えはどうかとの御質問です。 議員御指摘のような訪問型の家庭教育支援の重要性は認識しております。 湯浅町の訪問型家庭教育支援チームは、平成21年度に、生徒指導上の問題を未然防止、早期発見、早期対応するために、小中学校児童生徒の家庭を対象にスタートし、平成27年度に、教育委員会と健康福祉課との連携、協働で、現在の子育て・家庭教育支援チームとして組織された経緯があると聞いております。 議員御提案の家庭教育支援チームについては、ベルト型支援を含め、子育て支援、家庭教育支援両面から長期の見通しを持った支援のあり方について、他の部局と連携しながら協議してまいります。 教育委員会としましては、まずは家庭教育支援の担い手を養成し、現在、作成している学習プログラムを活用した、親としての学びの機会の提供を積極的に進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) 嶋本危機管理局長。 〔危機管理局長嶋本智行君登壇〕 ◎危機管理局長(嶋本智行君) 5番西風議員の再質問にお答えします。 防災対策について2点ございます。 まず、おむつや生理用品を指定避難所に置いていただきたいと思うがどうかとの御質問です。 備蓄の拡充により、各避難所の想定避難者数に対応できる備蓄目標数量の確保が進んでいることから、今後、指定避難所への分散備蓄を進めてまいります。 次に、液体ミルクを備蓄品に加えていただきたいと思うがどうかとの御質問です。 乳幼児液体ミルクは、液状の人工乳を容器に密封したもので、常温保存が可能で、簡便かつ安全に授乳を行うことができ、衛生面でも調乳時の菌の混入も低減できるなどのメリットもある反面、保存期間や価格についても未定であることから、備蓄品として適切かどうか検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(松井紀博君) お諮りします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会し、明12月7日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(松井紀博君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 本日はこれにて延会します。          午後1時44分延会   --------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長    松井紀博 副議長   芝本和己 議員    吉本昌純 議員    中尾友紀 議員    姫田高宏...