△日程第48 議案第42号
工事請負契約の締結についてまで
○議長(
遠藤富士雄君) 次に、日程第7、議案第1号、平成20年度和歌山市
一般会計補正予算(第3号)から、日程第48、議案第42号、
工事請負契約の締結についてまでの42件を
一括議題とします。 当局から
提案理由の説明を求めます。
--大橋市長。 〔
市長大橋建一君登壇〕
◎市長(
大橋建一君) それでは、ただいま上程されました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、
予算関係でございますが、
一般会計では、
紀の川大堰の
計画変更に伴う
直川地区排水施設の設置に係る負担金を
債務負担行為の設定とあわせ予算計上しているほか、
特別障害者手当等給付費、未利用地を
民間企業へ貸し付けるため
土地開発公社から買い戻す予算などを計上しております。
債務負担行為では、公募による
指定管理者に係る
施設管理運営事業、現在、
体育施設で実施しております
施設予約システムについて、30施設に拡充する経費についての
債務負担行為を設定することといたしております。 また、
特別会計におきましては、
卸売市場事業特別会計で、
電気使用料に係る
過誤納金の還付に係る経費など、4つの
特別会計で所要の補正を行っております。 次に、
条例関係でございますが、
国民健康保険における
出産育児一時金について、分娩時の事故に対する無
過失補償制度が始まることに合わせ、保険料の掛金に相当する額を補てんするため、現行35万円を38万円に引き上げる和歌山市
国民健康保険条例の一部改正のほか、
財政健全化の一環として、
社会情勢の変化等により利用率が低下している和歌山市発明館の廃止や和歌山市
社会福祉会館の
貸し館業務を廃止する
条例改正など、7件の条例案を提出しております。 そのほか、
市道路線認定、
市道路線変更、
指定管理者の指定、和歌山県
住宅新築資金等貸付金回収管理組合の設立、和歌山県
後期高齢者医療広域連合規約の変更、
工事請負契約の締結の議案を提出いたしております。 詳細につきましては
担当局長から説明させますので、議員の皆様におかれましては慎重御審議の上、御賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
遠藤富士雄君)
名越財政局長。 〔
財政局長名越一郎君登壇〕
◎
財政局長(
名越一郎君) 議案第1号から議案第42号までにつきまして、一括して御説明申し上げます。 5ページをお開き願います。 議案第1号は、平成20年度和歌山市
一般会計補正予算(第3号)でございまして、
歳入歳出それぞれ2億4,994万1,000円を追加し、
予算総額を1,287億3,107万5,000円とするものでございます。 以下、その内容につきまして御説明いたします。 6ページをお開き願います。 歳入の部におきましては、使用料及び手数料で40万5,000円、
国庫支出金で1,286万4,000円、
県支出金で5,296万1,000円、繰入金で1億3,718万9,000円、諸収入で2万2,000円、市債で4,650万円をそれぞれ
増額補正するものでございます。 7ページ、歳出の部でございます。 第3
款民生費、第1項
社会福祉費3,001万4,000円の補正は、
特別障害者手当等給付費1,590万円、
老人保健特別会計繰出金300万円、
介護保険事業特別会計繰出金1,111万4,000円の補正でございます。 第4
款衛生費931万5,000円の補正は、第1項
保健衛生費におきまして、国民健康・
栄養調査に要する諸経費18万9,000円、残留農薬一日
摂取量調査に要する諸経費75万円、第2項清掃費におきまして、
自動車用燃料費など837万6,000円の補正でございます。 第6
款商工費、第1項商工費1,465万9,000円の補正は、
直川用地公共的施設区画での
埋蔵文化財発掘調査に係る委託料180万5,000円、
卸売市場事業特別会計繰出金1,285万4,000円の補正でございます。 第7
款土木費1億9,207万7,000円の補正は、第3項河川費におきまして、
直川地区排水施設設置負担金など1億890万円、第4項
都市計画費におきまして、
街路事業に係る
事業費変更、
土地開発公社の土地再取得などに係る諸経費4,987万4,000円、第5項公園費におきまして、
損害賠償金2万2,000円、第6項
下水道費におきまして、
下水道事業特別会計繰出金3,328万1,000円の補正でございます。 第8
款消防費、第1項消防費126万5,000円の補正は、
危険物保安技術協会審査委託料40万5,000円、
消防団器具庫に係る
土地購入費86万円の補正でございます。 第9
款教育費、第1項
教育総務費261万1,000円の補正は、
緑育推進事業に要する諸経費の補正でございます。 次に、8ページをお開き願います。
債務負担行為の補正は第2表のとおりでございまして、
社会福祉施設に係る
施設予約システム事業につきまして、平成25年度まで限度額323万5,000円、
市民福祉施設に係る
施設予約システム事業につきまして、平成25年度まで限度額173万2,000円、
労働福祉施設に係る
施設予約システム事業につきまして、平成25年度まで限度額126万1,000円、
市駅前自転車駐車場管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額6,043万3,000円、
市駅前原動機付自転車駐車場管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額4,601万円、--9ページでございます--六十
谷駅前自転車等駐車場管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額3,587万2,000円、和歌山駅
東口自転車等駐車場管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額6,754万8,000円、
直川地区排水施設設置負担金事業につきまして、平成21年度まで限度額1億7,810万円、
公園施設に係る
施設予約システム事業につきまして、平成25年度まで限度額230万8,000円、
和歌山東公園管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額1億3,649万4,000円、--10ページをお開き願います
--教育施設に係る
施設予約システム事業につきまして、平成25年度まで限度額1,155万5,000円、
市民会館管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額5億3,498万8,000円、和歌の浦アート・
キューブ管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額1億4,313万円、
松下体育館初め3館の
体育館管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額2億6,794万4,000円、
市民スポーツ広場管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額4,830万3,000円、--11ページでございます
--市民テニスコート管理運営事業につきまして、平成23年度まで限度額2,181万3,000円をそれぞれ追加するものでございます。 12ページをお開き願います。 第3表、地方債の補正は、
街路事業について、事業費の変更等により限度額を変更し、限度額の計150億3,050万円を150億7,700万円に変更するものでございます。 次に、13ページでございます。 議案第2号、平成20年度和歌山市
卸売市場事業特別会計補正予算(第1号)は、--14ページをお開き願います
--歳出におきまして、
販売委託手数料率設定の審査に係る
委員報酬2万1,000円及び
電気料金の
過誤納金還付金1,392万円の補正を行うものでございます。 歳入につきましては、
卸売市場使用料で108万7,000円、
一般会計繰入金で1,285万4,000円の補正を行うものでございます。 次に、15ページでございます。 議案第3号、平成20年度和歌山市
老人保健特別会計補正予算(第3号)は、--16ページをお開き願います
--歳出におきまして、
医療扶助費3,600万円の補正を行うものでございます。 歳入につきましては、
支払基金交付金1,800万円、
国庫負担金1,200万円、
県負担金300万円、
一般会計繰入金300万円の補正を行うものでございます。 次に、17ページでございます。 議案第4号、平成20年度和歌山市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、--18ページをお開き願います
--歳出におきまして、
下水道建設費で
事業費変更による諸経費9,810万円の
増額補正を行うとともに、額が確定したことによる前年度
繰上充用金8,497万2,000円の
減額補正を行うものでございます。 歳入につきましては、
国庫支出金3億7,780万円、
一般会計繰入金3,328万1,000円を
増額補正するほか、諸収入9,535万3,000円、市債3億260万円を
減額補正するものでございます。 19ページでございます。 第2表、地方債の補正は、事業費の変更に伴い、限度額66億5,780万円を63億5,520万円に変更するものでございます。 次に、20ページをお開き願います。 議案第5号、平成20年度和歌山市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)は、歳出におきまして、
介護保険システム開発委託料810万4,000円、
介護認定システム開発委託料602万円、
介護給付費準備基金積立金2億6,150万円、
国庫支出金等返還金4,522万1,000円の補正を行うものでございます。 歳入につきましては、国庫補助金301万円、
支払基金交付金2,221万8,000円、
一般会計繰入金1,111万4,000円、繰越金2億8,450万3,000円の補正を行うものでございます。 22ページをお開き願います。 議案第6号、和歌山市
国民健康保険条例の一部改正は、
出産育児一時金についての改正を行うとともに、保険料等に係る督促手数料及び延滞金についての規定を設けるものでございます。 次に、24ページをお開き願います。 議案第7号、和歌山市
あいあいセンター条例の一部改正は、あいあいセンター内にあります福祉交流館の会議室第5の場所の移転に伴い、施設
使用料等について改定を行うものでございます。 25ページでございます。 議案第8号、和歌山市
社会福祉会館条例を廃止するための条例制定は、平成20年度末で
社会福祉会館を閉館するためのものでございます。 26ページをお開き願います。 議案第9号、和歌山市
発明館条例を廃止する条例の制定は、平成20年度末で発明館を閉館するためのものでございます。 27ページでございます。 議案第10号、和歌山市
発明館運営基金条例を廃止する条例の制定は、運用収入を和歌山市発明館の運用経費に充てていた基金を廃止するものでございます。 次に、28ページをお開き願います。 議案第11号、和歌山市
中央卸売市場業務条例の一部改正は、卸売市場法の一部改正により、卸売業者が販売委託手数料の率を設定できるようになったことに伴い、所要の改正を行うものでございます。 30ページをお開き願います。 議案第12号、
和歌山市立博物館条例の一部改正は、博物館資料の撮影、複写、画像等の提供などについて、特別使用料を徴収する規定を設けるとともに、割引料金を適用する団体と認める人数の改定を行うものでございます。 次に、32ページをお開き願います。 議案第13号、
市道路線認定につきましては、道路法第8条第2項の規定により、西和佐126号線初め4路線を市道に認定するものでございます。 35ページをお開き願います。 議案第14号、
市道路線変更につきましては、道路法第10条第3項の規定により、安原195号線につきまして終点の変更を行うものでございます。 37ページでございます。 議案第15号から61ページの議案第39号までの25件の
指定管理者の指定についての議案は、
地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、43施設の管理に係る
指定管理者の指定を行うもので、いずれも指定期間を平成21年4月1日から平成24年3月31日までの3カ年とするものでございます。 議案第15号は、和歌山市加太総合交流センターの
指定管理者として和歌山市加太地区連合自治会を、38ページの議案第16号は、和歌山市南出島地区集会所初め9カ所の地区会館の
指定管理者として宮前地区第16区自治会初め9自治会を、39ページの議案第17号は、ほうらい荘の
指定管理者として社会福祉法人和歌山市社会福祉協議会を、40ページの議案第18号は、和歌山市立杭の瀬共同浴場初め2カ所の共同浴場の
指定管理者として杭の瀬共同浴場運営委員会初め2団体を、41ページ、議案第19号の福祉交流館及び42ページ、議案第20号の和歌山市ふれ愛センターの
指定管理者としていずれも社会福祉法人和歌山市社会福祉協議会を、43ページの議案第21号は、和歌山市西庄ふれあいの郷の
指定管理者として社団法人和歌山市シルバー人材センターを、44ページの議案第22号は、和歌山白百合園の
指定管理者として社団法人和歌山県母子寡婦福祉連合会を、45ページの議案第23号は、和歌山市立旭学園の
指定管理者として社会福祉法人和歌山社会事業協会を、46ページの議案第24号は、和歌山市夜間・休日応急診療センターの
指定管理者として社団法人和歌山市夜間・休日急患対策協会を、47ページの議案第25号は、和歌山市勤労者総合センターの
指定管理者として財団法人和歌山市
中小企業勤労者福祉サービスセンターを、48ページ、議案第26号の和歌山市四季の郷公園のうちの緑花果樹苑及び49ページ、議案第27号の和歌山自然観察の森の
指定管理者としていずれも有限会社四季の郷を、50ページの議案第28号は、和歌山市営片男波海水浴場駐車場の
指定管理者として片男波海水浴場管理運営委員会を、51ページ、議案第29号の和歌山城、52ページ、議案第30号の和歌山公園駐車場、53ページ、議案第31号の和歌山東公園、54ページ、議案第32号の和歌山市立
松下体育館初め3カ所の体育館、55ページ、議案第33号の和歌山市立市民スポーツ広場、56ページ、議案第34号の和歌山市立市民テニスコート、57ページ、議案第35号の和歌山市立市民温水プール、58ページ、議案第36号の和歌山市東部コミュニティセンター初め5カ所のコミュニティセンター、59ページ、議案第37号の和歌山市民会館及び60ページ、議案第38号の和歌山市立和歌の浦アート・キューブにつきましては、
指定管理者としていずれも財団法人和歌山市都市整備公社を、61ページの議案第39号は、和歌山市営市駅前自転車駐車場初め4カ所の自転車等駐車場の
指定管理者として社団法人日本駐車場工学研究会初め2社を指定するものでございます。 次に、62ページをお開き願います。 議案第40号、和歌山県
住宅新築資金等貸付金回収管理組合の設立につきましては、
住宅新築資金、
宅地取得資金及び
住宅改修資金貸付金に係る債権の管理及び回収に関する事務を共同で行うため、県下の3つの市及び5つの町と一部
事務組合を設立するものでございます。 65ページをお開き願います。 議案第41号、和歌山県
後期高齢者医療広域連合規約の変更につきましては、字句の追加及び引用している政令番号等の変更を行うものでございます。 続きまして、別刷りの議案書(その2)をお願いたします。 1ページをお開き願います。 議案第42号、
工事請負契約の締結については、公共下水道貴志雨水準幹線工事につきまして、株式会社淺川組と2億9,413万6,500円で契約するものでございます。 以上でございます。
○議長(
遠藤富士雄君) 以上で
提案理由の説明は終わりました。
---------------
△日程第49 第25次和歌山市
友好訪中団の報告
○議長(
遠藤富士雄君) 次に、日程第49、第25次和歌山市
友好訪中団の報告を行います。
尾崎方哉君。--23番。 〔23番
尾崎方哉君登壇〕(拍手)
◆23番(
尾崎方哉君) おはようございます。 議長の御指名をいただきましたので、友好都市である中国済南市への訪中団の報告をさせていただきます。 第25次和歌山市
友好訪中団は、張建国(チョウ・ケンコク)済南市長の招聘を受け、去る11月2日から6日までの日程で、団長、大橋市長、副団長、寒川副議長のもと、団員に井口日中友好
和歌山市議会議員連盟会長、東内議員、貴志議員、宇治田議員、野嶋議員、そして私、尾崎、随行職員として山田議会
事務局長、高橋国際交流課長、稲垣国際交流課
事務主査、藤原秘書課
事務主任の12名により済南市を訪問し、友好親善に努めてまいりました。 本年は、和歌山市と済南市が友好都市提携を結んでから25周年という記念すべき節目の年であり、さまざまな友好交流行事を行ってまいりました。 2日の済南市到着時には、歓迎夕食会で趙文朝(チョウ・ブンチョウ)副市長を初め李忠学(リ・チュウガク)済南市対外友好協会会長、李敏(リ・ビン)済南市外事弁公室主任など、済南市の方々の温かい歓迎を受けた後、済南市雑技団を鑑賞いたしましたが、公演終了時には私たち訪問団が会場を埋めた済南市民の方々に紹介され、会場全体で提携25周年を祝うこととなりました。 翌3日、一行は、児童や教員の方々の盛大な歓迎を受け、勝利大街(ショウリダイガイ)小学校を訪問しました。児童の案内によりコンピューター、合唱や楽器演奏、書道、図画・工作実習などの授業を細かく視察させていただき、団員一同、教育環境の充実ぶり、また、児童たちの向学心と、それにこたえる教員スタッフの熱心さをうかがい知ることができました。 なお、同校は和歌山市立吹上小学校の友好校で、提携以来、作品交流や国際児童祭りで交流を重ねてきましたが、ことしから本市が開始した児童交流事業で吹上小学校と勝利大街小学校の相互訪問による交流が実現しました。 同日の会見の席で、和歌山市を訪問したときの副団長となった干海萍(ウ・カイヘイ)副校長が、吹上小学校を訪問したときの学校の雰囲気のやわらかさや子供たちの表情に感動するとともに、児童の家庭訪問での日本の家族との触れ合いで大きな成果があったことを報告してくれました。 午後からは山東松下電子信息公司(サントウマツシタ・デンシシンソクコウシ)を視察しました。 中国のパナソニックグループは、鄧小平(トウ・ショウヘイ)氏が松下幸之助氏に直接要望して、1982年から中国全土で事業展開したもので、同公司は、1995年にパナソニックと済南市が出資、設立し、翌年から操業を開始、現在、従業員は約440人で、液晶テレビを生産しています。組み立て作業工程や品質管理作業を視察しましたが、従業員の熱心に作業に取り組む姿勢が印象的でした。 なお、職員の研修や目標管理などはいわゆる松下方式を踏襲しており、日本と同じように、毎朝、朝礼も行っているとのことでした。 続いて、来年10月に中国本土から選手が集まって済南市で行われる第11回国民体育大会の競技会場及び関連施設の
建設現場を視察しました。 この会場の
建設現場は、済南市の東部に位置し、81ヘクタールの広大な敷地に約30億人民元--日本円で480億円を投じて建設中で、本年末には完成し、来年3月から供用を開始するとのことです。エネルギー対策に取り組み、太陽エネルギーや地熱を利用した施設ですが、非常に広大な規模で、6万人を収容するメーンスタジアムや直径120メートルを超える円形体育館、テニス競技場、水泳施設、それらに加え選手村、ホテルなど、現在の済南市行政の方向性をうかがい知る視察となりました。 同日の視察予定を終え、途中、千佛山(センブツザン)公園にある友好都市提携10周年記念碑と記念植樹の桜の木を見学の後、夕刻、済南市人民代表大会常務委員会、徐華東(ジョ・カトウ)主任主催の歓迎会に臨みました。徐華東主任を初め済南市議会関係者や政治協商会議の方々が列席のもと、徐華東主任は冒頭の
あいさつで、和歌山市と済南市の友好交流は他の友好都市交流のモデルになると思いますと述べ、和やかな雰囲気の中で話に花を咲かせました。 翌4日、訪問団一行は、済南市の高等教育機関である済南大学を訪問しました。 同大学は、建築関係の人材育成の学校と済南市のための人材育成を目指した学校が合併をして済南大学となったものです。現在、学生、院生を合わせて3万2,000人。文化、科学、法律、医学など9学部21の専門学科と21の教育センターがあり、スタッフが2,100人、教員が1,500人という体制で運営されています。7年前の2001年の学生数が1万2,000人ということですので、著しい規模で発展したことがうかがえます。外国の大学との研究交流も積極的に進めており、米国、オーストラリア、カナダ、韓国などの大学との教員、学生の派遣交流を実施しているとのことです。将来的に和歌山の大学との交流を進めていきたいとのことでした。 午後から、済南市郊外の中国園林(エンリン)博覧会開催予定地の見学に向かいました。 博覧会建設委員会の説明によりますと、この博覧会は中国政府の建設省と済南市人民政府が共同で開催する中国で7回目の園林博覧会で、中国内陸部では初めてこの済南市で開催されるとのことでした。済南市の発展が中央政府にも認められたという自信をうかがい知ることができました。 この会場は、山東省政府が大学科学技術エリアとして整備を進めているところにあり、345ヘクタールの敷地内に96ヘクタールの湖を持ち、山や緑の景色にも恵まれたところでした。博覧会には国際エリアも設置される予定で、園芸を通じた国際交流も発展させていきたいとのことでした。 同日夜、舜耕山荘(シュンコウサンソウ)貴賓楼(キヒンロウ)で、中国共産党済南市委員会、焉栄竹(エン・エイチク)書記並びに張建国済南市長を表敬訪問し、友好都市提携25周年を祝いました。 まず、焉栄竹書記が、和歌山市からの今回の御訪問に対し済南市民を代表して心から歓迎申し上げます。私が2週間前に和歌山市を訪問させていただいたときの温かいおもてなしに感謝するとともに、大橋市長が無事体調を回復され、訪問いただけたことをお喜び申し上げます。両市が25周年という四半世紀にわたって多方面の交流をはぐくんできたということは大きな成果です。和歌山市の関係者並びに市民の方々の御協力に心から感謝します。 済南市では、来年、国民体育大会と園林博覧会が開催されます。和歌山市の皆様にも何らかの形で参加していただけたらと考えていますと歓迎の
あいさつをされたのに対し、大橋市長は、今回の訪問に際し、訪問団一同に温かいお迎えをいただきありがとうございました。焉書記が和歌山市を御訪問いただいたときにお会いすることができずに残念に思いましたが、今回改めてお会いできて大変うれしく思います。友好提携以来25年間、行政、文化、芸術、教育と多方面の交流で相互理解と友情を深めることができました。改めて先人の方々の努力、功績に感謝いたします。 ことしから開始した両市の児童交流事業ですが、和歌山市を訪問してくれた子供たちにも、昨日、勝利大街小学校で再会できました。今後、この子供たちが日中友好の新たなかけ橋となってくれることを期待します。今後も互いに手をとり合って有意義な成果を出していきましょうと
あいさつを述べました。 その後、行政間の公務交流、青少年と教育交流、経済交流の促進、事業交流など、現在まで培ってきた交流を今後の5年間においても維持継続し、強化していくための覚書に大橋市長、張済南市長が署名をしました。 その後、開催された25周年祝賀会では、張建国市長が開宴の
あいさつで、ことしは25周年という両市にとって重要な年のため、済南市から焉書記、和歌山市から大橋市長が相互訪問をしました。今後とも、これを新たなスタートとして友好関係を強固なものにしていきたいと述べたのに対し、大橋市長は、25年の歴史は人と人とのつながりです。一人一人が出会い、話し合うことにより、それがやがて大きな交流の輪になると考えます。今回も至るところでたくさんの人と出会い、お話ができましたと
あいさつしたのに続き、副団長の寒川副議長は、私は2002年に第19次
友好訪中団の団員として貴市を訪れましたが、6年ぶりに訪問させていただき、済南市の発展ぶりに目を驚かされました。しかし、時を経ても変わらないものがあり、それは皆様が私たちを温かくもてなし迎えてくれる真心ですと感謝の意をあらわしました。 済南市滞在最後の夜に開催されたこの祝賀会には、焉栄竹書記、張建国市長ほか徐華東人民代表大会主任初め徐長玉(ジョ・チョウギョク)政治協商会議首席など、多くの済南市政府関係者の方々に出席いただく中、活発な交流が行われました。 翌日、済南市を離れ、同じ山東省内で海の玄関口となっている青島(チンタオ)市の港湾施設を視察しました。済南市と青島市両政府のお世話で、青島港集団有限公司の王紹雲(オウ・ショウウン)副総裁の御案内で青島港の荷役システムなどの視察をさせていただきました。 青島港は、世界じゅうの約130カ国との貿易往来をしている港で、最大水深が21メートル、15の埠頭と73のバースを持ち、鉄鉱石及び原油、それにコンテナを扱っています。特にコンテナバースは圧巻で、中国全土の需要の大きさをうかがい知ることができました。また、同港のコンテナの取扱量の約30%が日本向けであるとのことでありました。 その後、青島市内の青島ビール工場を見学しましたが、歴史あるビール工場とその周辺の町が一緒にまちづくりをして観光客誘致をしている様子が印象的でした。 最後になりましたが、姉妹都市提携25周年という記念すべき節目の年に和歌山市
友好訪中団の一員として参加させていただいたことに感謝するとともに、両市間の交流を充実させ、市民間の経済、文化、教育など、さまざまなジャンルでの交流に寄与し、次世代につなげていくことの大切さを感じた次第であります。 今回の訪問に際し、お世話いただいた済南市関係各位の心温まるお心遣いに対しまして、心からお礼を申し上げまして、第25次和歌山市
友好訪中団の報告とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
遠藤富士雄君) 以上で第25次和歌山市
友好訪中団の報告は終わりました。 お諮りします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会し、明12月3日は議案精読のため休会とし、明後12月4日午前10時から会議を開くことにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
遠藤富士雄君) 御異議なしと認めます。 よって、そのように決しました。 本日はこれにて延会します。 午前10時55分延会
--------------- 地方自治法第123条第2項の規定によってここに署名する。 議長
遠藤富士雄 議員
森田昌伸君 議員
宇治田清治君 議員
松本哲郎君...