黒部市議会 > 2017-09-12 >
平成29年第3回定例会(第3号 9月12日)

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  1. 黒部市議会 2017-09-12
    平成29年第3回定例会(第3号 9月12日)


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    平成29年第3回定例会(第3号 9月12日)   平成29年第3回黒部市議会9月定例会会議録 平成29年9月12日(火曜日)                議事日程(第3号)                            平成29年9月12日(火)                                  午前10時開議 第1 一般質問(個人) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   18人     1番 柴 沢 太 郎 君         2番 成 川 正 幸 君     3番 高 野 早 苗 君         4番 川 本 敏 和 君
        5番 中 村 裕 一 君         6番 村 井 洋 子 君     7番 山 田 丈 二 君         8番 小 柳 勇 人 君     9番 谷 口 弘 義 君        10番 木 島 信 秋 君    11番 辻   靖 雄 君        12番 伊 東 景 治 君    13番 橋 本 文 一 君        14番 辻   泰 久 君    15番 山 内 富美雄 君        16番 川 上   浩 君    17番 新 村 文 幸 君        18番 森 岡 英 一 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員   なし ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長               堀 内 康 男 君   副市長              能 澤 雄 二 君   総務企画部長           御 囲 泰 晃 君   市民生活部長           村 田 治 彦 君   産業経済部長           有 磯 弘 之 君   都市建設部長           河 田   勇 君   都市建設部理事建設課長      島 津   博 君   総務企画部次長総務課長      魚 谷 八寿裕 君   市民生活部次長市民環境課長    中 島 嘉 久 君   産業経済部次長農林整備課長    山 本 稔 浩 君   会計管理者            岩 上 勝 彦 君   企画政策課長           長 田   等 君   財政課長             林   茂 行 君   総務課行政係長          武 隈   渉 君  市民病院   市民病院長            竹 田 慎 一 君   市民病院事務局長         内 橋 裕 一 君   市民病院事務局理事総務課長    山 本 真 也 君  教育委員会   教育長              国 香 正 稔 君   教育部長             長 田 行 正 君   教育委員会事務局次長学校教育課長 鍋 谷   悟 君  代表監査委員            福 島 啓 之 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長             新 酒 保 和 君   議事調査課長           柳 原 真美代 君   議事調査課課長補佐        橋 場 和 博 君   主事               栗 山 久 範 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                 開     議   午前10時00分 ○副議長(川本敏和君) おはようございます。どなた様もご苦労さまでございます。  議長の都合により、副議長が議事を進めさせていただきます。  定足数に達しましたので、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してありますとおりであります。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○副議長(川本敏和君) 日程第1、前日に引き続き、一般質問の個人質問を行います。  8番、小柳勇人君。             〔8番 小柳勇人君質問席へ移動〕 ○8番(小柳勇人君) おはようございます。それでは通告に基づき一般質問を行います。一問一答方式を採用いたしましたので、わかりやすい質問を行いたいと思いますが、質問の趣旨が不明なときは反問をいただき、聞きやすい一般質問となるようお互いに努めてまいりたいと思います。  それでは1番目、次期振興計画の財源見通しについて質問をいたします。  夢づくり、まちづくり、夢づくり、これらを語る、そして、その一つ一つを具現化していくためには、努力も必要ですが、夢を語れる安定した日々の環境が土台となります。また、具現化するための資金、つまり投資的経費も必要不可欠であります。黒部市の最上位計画であります総合振興計画、今議会、議案第49号にその基本構想が上程をされております。この総合振興計画をもとに、まちづくりを進めるため、必要な財源見通しについて質問をいたします。  1番目、今回の計画と前回の計画と財源についてどのような変化を想定されているのか、またその変化はどの程度影響があるのかをお伺いいたします。             〔8番 小柳勇人君質問席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) おはようございます。  第1次総合振興計画と第2次での財源の変化とその影響についてお答えいたしたいと思います。  現在、策定中の第2次総合振興計画の財政見通しにつきましては、歳入は市税、普通交付税が減少いたしまして、歳出面では社会保障関係経費、公債費、公営企業への繰出金や公共施設の維持管理費が増加していくものと思っております。このことから、歳入一般財源から歳出の義務的経費及び経常経費を差し引いた投資的経費に充当可能な一般財源は、平成30年度の9億8,000万円が平成39年度には3億9,000万円と減少し、10年間トータルでは約65億円と見込んでいるところでございます。第1次計画策定時の投資的経費充当可能一般財源は約60億円でありましたので、約5億円増加するものであります。  一方、一般財源に加え、国県支出金、市債などの特定財源を活用した事業費ベースでの比較では、第1次がおおむね300億円だったのに対し、第2次では、合併特例債の終了や公共施設改修等の市単独事業の増加による特定財源割合の低下を勘案して約260億円程度の投資が可能と試算しているところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 次の質問に移る前に確認をさせてください。今、一般財源ベースでお話をしております。一般財源というのは、市税収入、それに今言われました国からの交付税、それにいわゆるそのほかの費用が含まれております。そこでですが、まず市税収入、いわゆる市税収入が多くても少なくても、国から地方交付税は措置をされると。ただし、市税収入の4分の1はたしか交付税に措置をされない、いわゆる市独自の財源になるということの認識は共有できるでしょうか。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 留保財源といたしまして、見込めるというふうに思っております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) そうしましたら、1問目でいただいたことを踏まえ、市でどれだけ財源を持てるか、市税収入がどれほどあるか、それに注目をして2番目の質問、税収において市税減少を想定をされておりますが、どのようなことが要因なのかをさらにお伺いいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 市税減少の要因ということでお答えいたしたいと思います。  財政見通しのうち、特に歳入の税収につきましては、制度改正や景気の動向に大きく影響を受けますが、現行及び既に決定している改正による税制を基本に算定しております。また、景気動向は一定の幅を持って試算しておりますが、本推計では景気や雇用は緩やかに回復するものとの前提で、上位と下位の中間値を採用しております。その結果、税収全体では、平成30年度の約79億2,000万円が、平成39年度には74億円と10年間で約5億2,000万円の減収と見込んでおります。  内訳でございますけれども、減少要因は、個人市民税が人口減少等により約2億1,000万円、法人市民税が法人税割の税率改正等により約9,000万円、固定資産税が評価がえ等により約1億7,000万円、たばこ税が7,000万円の減収、増加要因といたしましては、軽自動車税が重課税率適用等により2,000万円の増収としております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 市税収入に占める割合のうち、個人市民税、固定資産税、これは大変大きな金額を占めております。そのうち個人市民税について、どのようなことが原因で2億1,000万円下がるのかお伺いをいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 人口による影響ということで、15歳以上人口が10年で3,500人の減少、うち納税義務者が1,500人の減少ということでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 市税収入、個人市民税は均等割と所得割かと思います。今の話ですと、1,500人納税義務者が減った、ただし、均等割は3,500円ですので、この所得割、これの影響についてお伺いをいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 済みません、所得割の面については、一応、考慮には入っていないということでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕
    ○8番(小柳勇人君) そうしましたら、今ほど言われた人口減少、私も検証したところ、27年と37年、いただいた資料から推計をいたしました。具体的に申しますと、35歳から44歳が1,229人減少してきます。55歳から64歳が383名減少してきます。何を言いたいかといいますと、世帯ごとに受けている給与、所得が違う、そうすれば所得割にどのような不確定要素があるか。今の55歳から64歳は比較的大きい金額をいただいておりますので、ここに差異があった場合、市税収入、大きい影響があるのではないかと危惧をするわけですが、どのようにお考えでしょうか。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 済みません、人口による影響のほかに、先ほど所得割のことについては見ていないというふうに申し上げましたが、税制改正影響というようなことで、復興増税均等割、それから給与所得控除見直しというようなことについては、織り込んで試算をしているところでございます。復興増税均等割につきましては、平成26年からの10年間で、平成26年がプラス1,000万円ということで、36年には1,000万円の減というようなことで見ております。給与所得控除見直しについては平成29年度が136万円のプラスと、30年がプラス164万円というようなことで織り込んでいるところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 済みません、私も時間がございますのでわかりやすくいきたいと思います。  納税者数と市税収入所得割を調べますと、おおむね1人約平均10万円という金額が出てまいりました。今言われる数、1,600から1,700人に、これを10万掛けますと1億7,000万円、そうしましても試算が4,000万円開きがあるというのが推計と私は考えましたが、当局はどのようにお考えでしょうか。  時間がないので趣旨を言います。何を言いたいかといいますと、数と質、その質、いわゆる所得についてどういう計算をされているのか、これから人口減少により大きくバランスが崩れますので、そこは不確定要素じゃなかろうかという危惧があるわけでありますが、当局の認識を伺いたいと思います。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 不確定要素については、今後10年間、いろいろあろうかと思いますが、今言われたような部分については見ておりません。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、次の質問で、繰出金が多いとお伺いしましたが、それは先ほど答弁をされましたので、1の3については省略をいたします。  1の4、その中でも病院に対する繰出金が多いように思います。市民病院新改革プランでは、平成31年度、32年度に8億円、一般会計から想定をされております。また、病院事業会計におきましては、県の医療構想や診療報酬改定が数回あるなど、これも不確定要素が心配をされております。この辺は当局はどのようにお考えでしょうか。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 病院事業会計への一般会計からの繰出金についてでございますけれども、これまで企業会計における独立採算の原則を基本としつつ、一般会計において負担すべき経費については、予算編成の中で収支計画やキャッシュフロー計算書の収支目標を踏まえまして、市民病院の健全な経営に必要な繰出金の適正化に進めてきているところでございます。第2次総合振興計画の財政見通しにおきましても、今年度当初予算を踏まえ、10年間で約75億円を見込んでいるところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、今ほど申しました富山県医療構想や診療報酬改定は、私は不確定要素だと思いますが、病院事務局長の見解をお伺いいたします。            〔市民病院事務局長 内橋裕一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市民病院事務局長、内橋裕一君。            〔市民病院事務局長 内橋裕一君起立〕 ○市民病院事務局長(内橋裕一君) おはようございます。次の富山県医療構想や診療報酬改定など、病院事業会計について不確定要素はどのようなことが予想されているかについてお答えいたします。  富山県地域医療構想では、2025年、平成37年には新川医療圏で高度急性期病床と回復期病床が不足することが指摘されております。当院の新病院改革プランでは、不足する高度急性期病床と回復期病床の整備について検討することとしておりますが、他院の状況などもあり、その時期・病床数・病床機能などの方針が定まっていないところであります。これについては、引き続き県が主導する新川地域医療構想推進調整会議で議論されていく予定となっております。  また、診療報酬改定は2年に一度行われ、平成30年4月には6年に一度の介護報酬との同時改定が行われる予定となっております。現時点では、その改定内容について、国からの情報はまだ来ておりませんが、当院としては、7対1看護体制の施設基準などが厳しくなる可能性もあると考えております。  政府は、財政再建に向けて社会保障費の抑制の議論を行っており、診療報酬や介護報酬についても、次期総合振興計画期間中にはさまざまな改正が実施されるものと考えておるところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 私が心配をするのは、いわゆる基準外の繰出金があるかないか、その不確定要素が今言われた2点ではなかろうかと。内閣府の資料を持ってまいりました。公立病院経営に関する分析、これによりますと、200床から400床、400床以上の入院患者の単価が出ております。昨年、黒部市民病院が2,000円ほど上がりまして4万5,638円でしょうか。ただ、この資料を見ますと、2014年度の成績で400床以上は5万7,000円、いわゆる市民病院はほかの病院と比べると入院患者の単価が低いということであれば、今後、これがリスク、いわゆる赤字化するリスクがあるかというふうに思いますが、どのように事務局もしくは病院長はお考えでしょうか。            〔市民病院事務局長 内橋裕一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市民病院事務局長、内橋裕一君。            〔市民病院事務局長 内橋裕一君起立〕 ○市民病院事務局長(内橋裕一君) 確かにそれぞれの病院の特色がございまして、7対1看護体制をとっておるところ、とっていないところ、あるいはそれ以外で内科系の強いところ、外科系の強いところ、当院の傾向としましては、内科系には強い、外科系についてはそれなりの部分で単価が余り上がっていないという状況がございますので、そういう意味で、今後、7対1を維持しながらも、例えば高度急性期、そういう部分を担う中で、どういう病院としての形態が、やり方がいいのか、今後コンサル等を入れながら検討していきたいというふうに考えておるところです。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 我々議員、そして市民の目からは、市民病院の医療サービスは黒部市を含む新川地域にとって代替がききません。たとえ一般会計から基準外の繰出金が必要となっても、この市民病院の担っている医療サービスは維持すべきである、私はそのように考えておりますが、せっかくの機会でありますので、病院長はどのようにお考えですか。             〔市民病院院長 竹田慎一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市民病院院長、竹田慎一君。             〔市民病院院長 竹田慎一君起立〕 ○市民病院院長(竹田慎一君) 今、小柳議員の言葉、大変ありがたく感じております。ただ、やはり病院には不確定要素、議員言われましたような不確定要素、今、答弁しましたけれども、そのような不確定要素があります。ただ、今、事務局長答えましたが、単価が低いということが、必ずしも収入減につながるかということなんですが、実はこれまで当院の単価はそれほど高くはありませんでしたが、ほかの病院に比べて決して引けはとっていなかったと、むしろよかったと思っております。ただ、これからはやっぱり国、県の方針として、在院日数が非常に短く抑えられてきます。したがって、在院日数が短くなると、1日当たりの医療の投入量は当然ふえてきます。だから、これで当然単価がふえます。それからうちは7対1にしました。それからこれからは高度急性期を狙っています。こういうことで、黒字病院、400床以上の黒字病院の平均が5万7,500円ということになっておりますので、今現在、4万7,000円から4万8,000円ぐらいに来ています。やっぱりここには近づけていきたい。これから在院日数を短く、しかも医療投入量を多くして、何とかここに私は近づけていきたいと考えております。  これからも病院独自で努力は一生懸命やるつもりでなんですが、やはり市当局で、例えば救急、周産期、こういう採算がとれない部分もありますので、この点に関してはご理解いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) それでは次の質問に参ります。  公共施設が更新期を迎えております。その長寿命化などに対応する経費、これは10年間でどの程度想定をしておられるかお伺いをいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 公共施設の老朽化への対応についてでございますが、まず、経常経費の運営経費のうち維持補修費について、計画保全費として毎年度1億円を別枠で加算しております。また、平成25年度から本年度までの積立金でありますが、公共施設維持補修基金6億2,400万円の効果的な活用により、公共施設の老朽化に伴う更新等を進めるための財政負担への備えとしております。その上で、投資的経費におきましては、限られた充当可能財源の中でどれだけの事業量が必要十分かという観点で事業メニューを整備しているところであります。市営住宅や都市公園施設の長寿命化計画に基づく改修、道路ストックの修繕、上水道、簡易水道施設の更新などであります。  公共施設の再編に関する基本方針に掲げるとおり、最適かつ持続可能な公共施設サービスを良好な姿で将来世代に引き継ぐには、既存箱物や道路、橋梁、上下水道などのインフラを適正に管理し、ライフサイクルコスト低減の観点から長寿命化に取り組み、更新費用の軽減や平準化を図り、施設の安全性と機能性を確保していくことが重要であるというふうに考えているところであります。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ちょっと、私なりにわかりやすく再度質問いたします。今、部長がおっしゃったのは、どれぐらいの金額を投入するか、年間1億円ベースと6億円ちょっとの基金があると。私が聞いたのは、その金額ではなくて、どれぐらいの額、もう一つの質問ですね、どれぐらいの額必要なのかということです。それについてお答えください。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 必要ということではないんですが、先ほど冒頭のほうに申し上げました10年間で65億円の一般財源投入が可能という中で見通しているところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 次の質問にもこれ大きく関係しますが、これまで、この10年間、公共施設というのは更新期と言われながらも、そのままやってきた。ただ、結果として全国でトンネルが崩落する、土砂災害が起きた、いわゆる高度成長期に整備をしたと言われる公共施設が、そろそろがたがきているという現況でいきますと、今の黒部市の試算の土台を見ると、過去の実績をもとにしたと。過去がやってないもんだから、私は少ないと思うんです。これから発生する量も考えれば、今言われた16億円ではなくて、いわゆる65億円の投資的経費にも手を出すんじゃないかと。そういうことを思うと、どの程度想定をしているか、もっと言いますと、何を10年間更新をしていくのか、特に下水道、公共施設、道路、いわゆる取捨選択をどうしていくのか、これは総合振興計画の大きなテーマであると思うんですが、考え方として当局はどのように捉えておられますか。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 今現在、総合振興計画の基本計画、前期の基本計画を策定するに当たり、順次5カ年の計画を中間報告ということで、近いうち、特別委員会でお示しする予定にしておりますけれども、そういった中で、65億円、10年間で65億円というような中で、事業費、そういった個別のハード事業ができるのかというような調整をさせていただいている途中でございまして、その中で検討をしていきたいというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 昨日の一般質問では、個別箇所もそういうふうに出てきたわけでありますが、なかなか答弁に整合性がないんではなかろうかという疑念を私は今の質問で思います。  時間がないので次の質問へ移ります。  市長に、最後、今の話を踏まえてですが、その前提条件をちょっと議論をさせていただきたいんですが、国と地方の違いであります。今、私が言いたいのは、将来人口、負担をどうするか、将来市民のですね。国債と地方債の違いを考えてみたんです。国はいわゆる臨時財政対策債、もしくは最終的には赤字国債、これを発行することが可能です。赤字国債の引き受け先は、いわゆる最終的には日銀、日銀が困れば円を刷ればいい。いわゆる国は借金を地方もしくは日銀にそれなりに少し回すことができるんではなかろうか。ただ、地方において、地方債でありますので、あくまで地方債の返済義務は市民です。これは国と地方の決定的な違いではなかろうかと。それを私は思うんですが、今の次の質問に行くために、市長の認識をお伺いしたいと思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 地方債の返済の責任は、黒部市全体ということであります。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) それでは10年間の財源見通し、今の答弁を聞いて、私なりに申します。歳入では、個人市民税の減収、いわゆる合併特例の終了、歳出では市民病院への繰出金の増加、公共施設の長寿命化など維持費、更新費の増大、これが不確定要素であり、大きな不安要素である。今からまちづくりの夢を語り具現化していくためには、このような不確定予定の対応が非常に重要だと。とすれば、今いただいた財源見通しは、10年間後年に投資的経費が少なくなるもんですから、これを平準化をして、できる限り対応することが私は重要ではなかろうかと。今の予定を見ると、できるものは最初にやろうと、後になると投資的経費が少なくなっていくと、私はそれではいけないなと思うんです。それで、このようなことについて、庁内でどのように対応していくのか、その考え方を市長にお伺いしたいと思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどの投資的経費の平準化ということは、非常に重要なことでありますし、また公共施設の長寿命化、また不確定要素への対応、そして市民の皆さんへの負担軽減に向けた検討についてお答えをさせていただきます。  まず、人口減少、少子高齢化が財政に及ぼす一番の影響として、財政規模の縮小が挙げられると思っております。右肩下がり、つまりマイナス成長が当たり前となり、使途が決まり切った歳出がほとんどになるのが、今後の財政面での中長期的な懸案事項であります。そのような中にあっても、本市が将来にわたって活力を維持していくためには、特色ある施策展開によって地域経済に刺激を与え、人口減少の緩和や雇用や税収を生む地域経済の活性化、公共施設の更新時期の集中への緩和といった喫緊の課題の解決に向けて、必要な投資を着実に行っていくということが肝要であるというふうに考えております。そのためには、財政運営指針に基づく、財務規律の見地と市政発展のための投資のバランスを保ちながら、持続可能な財政運営を中長期的に確保していくことが極めて重要であると考えております。  歳出削減と歳入確保により、財政構造の弾力性を高め、基金強化による財源涵養により将来負担を見据えた財政基盤を強化し、大型事業の平準化や公共施設の再編・長寿命化により、財務マネジメントを強化しながら、中長期への変化の大きさを見通した上で、次世代に負担を残さない持続可能な財政運営に徹してまいりたいというふうに考えております。  財政見通しにおける市税収入額や地方交付税等の一般財源の見込み額は不確定な要素を含んでおりますが、その影響度合いを推しはかることは不可能であり、その調整は毎年度の予算編成に委ねることになります。各部・各課等、それぞれ所属長のマネジメントのもと、全職員が現下の厳しい財政状況を十分に認識した上で、各事業の必要性や、効果、将来の影響を見据え、さらなる予算配分の重点化・効率化を図る中で、第2次総合振興計画の具現化に努めてまいりたいというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕
    ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) そう答弁をいただきました。しかし、今の一般質問で、市税収入、個人市民税においては、今言われた要素で、いわゆる質の部分について勘案してなかった。市民病院についても、病院長は非常に楽観的な要素もあると言われましたが、診療報酬改定や、富山県医療構想という非常に大きい不確定要素も抱えている。さらに公共施設の長寿命化というのは、まさに待ったなしの自治体の課題である。これらを踏まえますと、今のいただいた市長の答弁というのは、私はどうしてもすんなり受けることができない。特に将来市民への負担という観点では、市債を発行するとすれば、その市債のほとんどは特定財源であるので、将来の市民の財源に手をつけることになる。こういう考え方に基づくと、なかなか納得できない。やはりこれは庁内で一度、もう一度ローリングをかけて、鋭意検討をされ、この投資的経費、平成30年9億8,000万円、これが平成39年3億9,000万円になるのをならしていくような努力が必要だと思うんですが、改めて市長の考え方をお伺いいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 不確定要素の部分でありますが、先ほど部長の答弁にありましたように、想定される上位と下位の中間地点を中間部分で想定しておりますが、財政当局はかなりプラス要素は見ないで、厳しい条件の中で一般財源65億円で、投資的経費が260億円程度はできるだろうということであります。その中で、これまでの経験値からしてでも、その程度はできるだろうなというふうに思います。  しかしながら、前期と後期の平準化、バランスについては非常に厳しいものがあって、そこは今厳しく平準化をするように指示をしておりますし、また、個人市民税の見込みなども言われましたが、個人市民税は二十二、三億円あるわけでありまして、その中で数千万円の上下については、先ほどの上位と下位の中でのみ込んでいける想定内の変化というふうに考えております。また市民病院におきましても、6億5,000万円から7億5,000万円の繰出金が1億円程度上がる、そういうものは全て見込んだ上での今想定をしておりますので、議員危惧されるようなことについては、おおよそのみ込んでいけると。しかしながら、国の制度の変化、これについては非常に懸案しなければならないというふうに思っておりまして、国のいろんな医療制度の変化など、社会保障制度の変化などはなかなか厳しいものがあるだろうなというふうに思いますんで、その点はしっかり考慮しながら、毎年の予算編成の上で調整していきたいというふうに思います。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 特別委員会に付託をされております。そこでさらに深めたいと思いますが、今、市長が言われましたが、黒部市の財源見通しは黒部市人口ビジョンをもとにしてつくられております。その人口ビジョンによりますと、この10年間で年少人口を1,000人ふやす予定なんです。10年間で1,000人ということは、年少人口0歳から14歳、1年100人ずつふやすんです。この計画をもとに立てた人口ビジョン、それを達成するために投資を立てなきゃいけない。よくわかるんですが、市長が言われるような不確定要素というのは、私は非常に大きい。そこを勘案しないと、10年後、道、下水道、これを修繕を計画的にしていったほうがいい。私はそういうふうにあえて思いましたので、以上は特別委員会でやりたいというふうに思います。  では、次の大きな質問に参ります。  防災対策であります。日本各地で自然災害が多発をしております。7月には当市でも大雨による避難所を開設をいたしました。大自然のシンフォニー黒部市は、まさに大自然があるがゆえに、自然災害とも隣り合わせであります。そこで、防災対策、特に避難所と防災無線の現況と問題点についてお伺いをいたします。  まずは、先日、東布施地内で行われました総合防災訓練の感想と事業評価についてお伺いをいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 先日実施させていただきました黒部市の総合防災訓練の感想と、その事業評価方法についてでありますが、市の総合防災訓練につきましては、災害対策基本法及び黒部市地域防災計画に基づき、黒部市及び防災関係機関、自主防災組織等の地域が一体となって訓練を行っていただいております。  災害発生時における的確かつ迅速な初期活動の確立を図るとともに、相互の連絡協力体制の確立を目的として、平成19年度から各地区持ち回りで実施をさせていただいております。本年度は東布施地区において訓練を実施いたしました。本部開設訓練、情報伝達訓練、住民避難訓練、避難所開設訓練等を行いましたが、日本各地で頻発している水害・土砂災害を想定した訓練を行ったこと、またドローンを用いた情報収集訓練等を実施したことにより、訓練の参加者は多く、住民の防災意識の高揚、また関係機関との連携強化が図られたのではないかというふうに考えております。  訓練の評価といたしましては、中山間地の東布施の開催でありながら、東布施地区は、現在人口が1,134人に対して、住民の皆さんの参加が227名ということで、2割の方が参加していただいて、実践的な訓練を行ったというふうに考えております。また、そのことによって、地区の自主防災力の向上が図られたのではないかなというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ご答弁をいただきました。感想はそのとおりだと思いますが、事業評価方法について、今、市長は参加人数を一つの評価基準というふうに言われましたが、そのほか、今後どのような参加評価ですね、もしくは訓練自体をどういうふうな方法で評価していくのか、それについて考えがあれば伺いたいと思います。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 市内16地区あるわけなんですが、まだ19年度から総合防災訓練を各地区持ち回りというような形で実施させていただいておりますが、まだ一回りしていないというようなこともあって、今のところ現行のようなやり方を踏襲しながら、また新たな観点も含めて実施を検討してまいりたいというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 一回りするまで、もう数年しかないと思われます。そうすれば、今言われたような新たな訓練方法や内容についてどの時期から見直しを図る、もしくは庁内で検討される予定ですか。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 今、申し上げましたようなことで、もう間近に迫っておりますので、そういったことを踏まえながら、今年度中からでも取り組んでまいりたいというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、次に、市内73カ所の避難所について、災害別、洪水、土砂災害、地震、津波のときに使用不可となり得る避難所の数についてお伺いをいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 市内73カ所の避難所について、災害別に使用不可となる避難所の数についてでございますが、大規模火災時においては73カ所全ての避難所での対応が可能となっております。その他の災害時において使用できない避難所の数を申し上げますと、洪水時は24カ所、土砂災害時13カ所、地震時10カ所、津波時4カ所となっております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 次ですが、いわゆる今言われました総合防災訓練、また市内は16地区ある自治振興会をいわゆる自治の基準単位としておきます。今言われた市内73カ所の避難所について、16ある自治振興会の地域ごとにおける現況をお伺いいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 市内16地区における、避難所の状況についてということでお答えさせていただきたいと思います。  まず市内全体における避難所73カ所の収容人数の合計は5万989人であり、市民全体を収容することができるというふうには思っております。これを地区別に見ていくと、地区別の人口に対して、当該地区にある避難所のみで収容可能な地区は、田家地区、三日市地区、前沢地区、東布施地区、宇奈月温泉地区、内山地区、下立地区、浦山地区の計8地区となっております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ちなみになんですが、私も東布施の訓練に行ったときに、あれは東布施旧小学校が会場だったんですが、東布施の小学校、今、使われてないと思うんですよね。そうすると、各地区ごとでもふだん運用されていない避難所って結構あると思うんです。いわゆる本当に災害がいつ起きるかわからんもんですから、そういうところというのは、緊急時、的確に間に合うんですかね。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 災害が起こり得る可能性のあるとき、避難所の開設が必要というふうになった際には、なると思われる際には、庁内での検討というようなことで、連携ということで、教育委員会の所管する施設を中心に、市民生活部もありますけれども、そういったようなところと連携をとりながら、事前に開設準備を行うよう連携をとって対応をさせていただいているところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) それでは次の質問ですが、7月の豪雨、また近年、地鉄の内山地内の土砂崩壊、そしてゲリラ豪雨など大雨や土砂災害時の危険性が特に高まっていると感じております。このような災害時における市内16地区の振興会単位の避難所の現況についてお伺いをいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 大雨や土砂災害時における市内16地区の避難所の状況についてお答えいたします。まず、洪水時に当該地区の避難所で、地区全体の人口が収容可能な地区は計5地区であります。一方、洪水に対応した避難所が皆無となる地区は音澤地区、愛本地区の計二地区となります。また、土砂災害時に当該地区の避難所で地区全体の人口が収容可能な地区は、計5地区でありますが、一方で土砂災害に対応する避難所が皆無となる地区は、宇奈月温泉地区、内山地区、音澤地区の計3地区となります。  これらの災害に対応する避難所が皆無となる地区の対応といたしましては、収容人員に余裕のある他の地区の避難所を使用することとして、早目の避難を呼びかけていきたいというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 洪水と土砂を挙げられたわけでありますが、私の認識ではこれ土砂と洪水はセットだと思うんですが、当局はどういうふうに認識されておられますか。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 基本的には土砂災害と洪水については、今言われるようにセットの部分が多いかというふうには思っておりますけれども、ただ、県が指定する土砂災害警戒区域に指定されているところについては、公共施設があったとしても、避難所に指定することができないということになっておりまして、そのエリアから外れたところに、例えば民間施設があるとか、そういったところで活用ができないかというようなことであれば、そういったような取り組みも検討してまいりたいというふうに思っております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) そういう中ですね、7月豪雨のときに、市は避難所を6カ所開設をされ、自主避難所を1カ所開設をされました。そこで避難所開設をされた経験に基づいた教訓があればお聞かせをいただきたいと思います。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 7月豪雨時の避難所開設による教訓についてでございますが、まず今回は、結果的には人的被害には及ばなかったものの、住民の生命、財産に危険が及ぶ可能性が高いと判断して避難所開設を行ったところでございます。  ここで得た教訓については数点ありますが、1点目としまして、住民が避難する時間を考慮した上で、日没までに避難所を開設し、避難を促すこと。2点目に、広域的な範囲指定ではなく、可能な限り狭域、狭いエリアで災害を予測し、避難を促すこと。3点目に、同一地区で公民館、体育館を同時に開設するのではなく、一般的な生活環境に近い公民館を第一に開設し、これに続いて、必要があれば体育館を開設するといったように、段階的な避難所開設を行うこと等を教訓として感じたところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ぜひですね、その教訓こそ生きた教訓だと思いますので、庁内の検討もですが、各地区の自主防災組織や振興会長、公民館長等のご意見を入れられ、すぐにでも運用可能な、そういう仕組みに変えていただきたいというふうに思います。  その次の質問に参ります。  黒部川流域は日本有数の降雨地帯であります。また、急流河川を有しております。近年の傾向としまして、特に中山間地では休耕田などの影響もあり、土砂災害が発生しやすい環境となってきております。観光地であります宇奈月温泉も含め、今の話でありますと、音澤、愛本、内山、この地域には避難所もないということでありますので、防災・減災対策についてどのような市が役割があるのかお伺いをいたします。  あわせて、この地域の特性について、今後どのように対応していく必要があるのか、市長の見解もお伺いしたいと思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどありましたように、観光地である宇奈月温泉を含めた中山間地における大雨、土砂災害時の避難所開設など防災・減災対策の今後の対応についてでありますが、ご質問のとおり、市の中山間地にあっては、荒廃農地の増加や付随する農道・水路の維持管理者不足の問題などから、土砂災害や水害等の被害が発生しやすい状況にあるものと考えております。また、避難所となる公共施設も少ないことに加え、地域の大半が土砂災害警戒区域等に指定されていることから、宇奈月温泉地区、内山地区、音澤地区につきましては、土砂災害に対応した避難所は今のところ皆無であります。  このような状況の中、市といたしましては、中山間地域または隣接地に位置する農業振興地域を対象とした荒廃農地の発生防止の取り組みとして、農地、水路等の維持管理を行う際の支援等を行うなど、地区と連携した取り組みを行ってきたところでございます。また、避難所の問題につきましては、早目の避難の呼びかけを心がけるほか、公共施設にこだわらず、旅館を初め、民間施設も含めた避難所の指定について検討してまいりたいと考えております。
     今後も関係機関との連携を強化し、中山間地における防災対応について検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) まず分けて考えたいと思いますが、今ほど宇奈月温泉地内の話もありましたが、私も住民の1人でありますが、実は大型民間施設、その中で耐震化がかなっているものは、私の認識では1施設しかないと思うんです。これから予定をされている施設はありながらです。そうなりますと、いわゆるピーク時には2,500から3,000人の宿泊客、それに住民を合わせた4,000人弱、このメンバーが逃げるところが1カ所しかない。こういう事態が今の状態です。同じことが内山、音澤地域にもありまして、避難所がゼロであります。先ほど中央公民館が自主避難所開設になりました。あのとき発令はされなかったわけでありますが、もしですね、宇奈月、音澤、内山、愛本、下立という、これらの地域、中山間地から中央公民館へ行ってくれということになると、まず黒部川を渡らなきゃいけない。さらに、移動の手段とすれば、車が想定されるだろう。駐車場の確保はどうするのか。いろいろ机上と現場が混乱すると思うんです。これについては、特に避難所がゼロの地域については、中山間地の特性に基づいた方策が必要だというふうに私は認識をしました。  これについて当局、どういうふうにお考えですか。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 下立5区の自主避難所、のり面の崩壊による危険があるというようなことで、下立5区の住民に対し、自主避難というようなことで、中央公民館を避難所ということで開設をさせていただきました。ただ、このエリアが今後ますます土砂災害が拡大する可能性があるというようなことが危惧された場合には、そこの中央公民館のみでは足りないというようなことも想定しまして、宇奈月体育センターで387人収容、宇奈月老人福祉センター237人収容可能というようなところも想定して、準備をしていたところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) そうかもしれないですけど、実際ですよ、皆さん、車、1人1台、もしくは2家庭に1台で押し寄せたときに、駐車場をどうするのか。さらに愛本や音澤地域の方にすれば、洪水で危ないと言われる黒部川をどうやって渡るのか。例えばですが、そうであれば、周辺町、こういうところにも災害協定を結んで、近くの安全な避難所に行くことも可能か、もしくは地域でどういうことが可能か、こういうことも私は教訓として考えてもいいのではなかろうかと、机上だけではだめじゃないかというのも教訓のように感じます。  もう一つの地域特性について伺います。いわゆる中山間地、黒部市でいいますと、おおむねスーパー農道より上の地域ですか、過疎化、高齢化にも苦しんでおり、なかなか自主防災、自助、共助、これも難しい。やはり公助に頼らないといけない部分もある。このあたりについては、どのように取り組まれる予定ですか。  最初に言いましょう、実は振興計画、私も見させていただきましたら、第1期土地利用計画の里山のいやしゾーン、ここから第2期の里山いやしゾーンに大きく変化がありまして、何が変わったかといいますと、読み上げますが、また、山林と農地を維持保全し、中山間地の強みを生かした農林業の振興を図るとともに、有害鳥獣対策を推進します。いわゆるこの地域には山林農地を維持・保全し、中山間地、強みを生かすと書いてあるんですが、生かす人材が年々減少していくわけであります。振興計画にはこれが追記をされたわけでありますが、具体的にどういう構想でこれを追記をされたのか、それについてお伺いをいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 里山いやしゾーンというような位置づけで、山間部から続く里山地域をこのようなゾーンというふうに位置づけて、くろべ牧場まきばの風や、明日キャンプ場、宮野運動公園などが整備されているところを想定しておるところでございますが、こういったところについて、人と自然が共生する潤い空間というようなことで、続けて土地利用を図っていけばというようなことで、挙げさせていただいたところでございますが、今の防災の危機管理というような観点からすれば、ここの文言の中には一切触れてはおりませんが、そういった防災、危機の部分については、これとは別のことで考えていきたいなというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 防災マップを見ますと、やはり人口が多い、いわゆる黒部市でも都市部ですか、そこには非常に大きい人口と避難所があります。一方で、人口は減り続ける中山間地においては避難所も少ない、もしくは避難所がない。その中でそれを維持する地域力も年々少なくなっている。こういうところをどうやって対処をするか。これぞ、公助、これの一番最初にやるべきことではないかと、そういうふうに私は思うわけですね。ぜひこの部分は強化をしていただきたいと。  昨年の決算委員会で、例えば一つの事業、里山再生整備事業という事業の資料も私、発言をしましたが、なかなかやっぱり市単でつけないんですね。市として地域力をどうやって維持するか、それはいろんな方策を考えていかないと、気づいたときには手おくれになるんじゃないかと思いますので、これは全庁的に取り扱っていただきたいと思います。このことについて、市長はどういうような認識をお持ちですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) なかなか厳しい課題だというふうに思います。中山間地におけるいろんな課題というのは、人口の割合に比べて非常に多くあるというふうに思っておりまして、それらの課題をどう克服していくかということについては、なかなか優先度等についても厳しいものがあるなというふうに思いますが、それら中山間地を維持するためには、それらに向けてもしっかり検討してまいりたいというふうに思います。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) これは住民の皆さんも含めて知恵を絞らなきゃいけないことだろうと思います。  それでは、防災無線についてお伺いいたします。改めてですが、防災無線の役割と効果についてお伺いをいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 防災行政無線の役割と効果についてお答えいたします。  その役割は、屋外拡声子局、防災ラジオ等を用いて、市が収集した情報を、迅速かつ的確に住民及び関係機関に伝達することだというふうに思っております。効果については、ほかの情報伝達手段と異なり、時間帯に制限を受けることなく、随時、緊急情報を伝達することができ、防災対策に大きく貢献するものと考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 時間もないので、あわせて次の次期総合振興では、防災無線のデジタル化を進める予定となっておりますが、その内容と屋外放送局の整備計画についてお伺いをいたします。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 防災行政無線のデジタル化を進める計画及び屋外拡声子局の整備計画についてお答えいたします。  総務省が平成17年12月に無線設備規則を改正したことから、現在、市が使用しているアナログ方式による防災行政無線を平成34年11月末までにデジタル化する必要があるため、市では平成33年度末までに、防災行政無線のデジタル化を行うこととしております。防災行政無線のデジタル化に伴い、個別受信機の受信レベルの向上を図るため、新たに中継局を整備することや、河川や海岸沿いを中心に整備されている屋外拡声子局の増設についても計画しており、市民の皆様へより良好な状態で情報が伝わる環境整備に努めてまいりたいというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 時間もありませんので、ちょっと聞き取りにくいところがあれば反問いただきたいと思います。これはもう市長にずばりお伺いをいたします。私が言いたいのは、今まで防災の話と、釜石の津波てんでんこの教訓なんです。防災訓練で消防団長が言われました。空振りでもいいから逃げてくれ、逃げることで命が助かるんだと、それは空振りでもいいと。そうすると防災無線、外に局があれば空振りでもいいからわかると思うんです。ないとわからないと思うんです。こればっかりは起きてから後悔できないので、私は津波てんでんこの教訓をもとに、どんどんつくれるものはつくって周知に努めるべきと思いますが、市長はどのような見解ですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 屋外拡声子局の増設につきましては、できるだけふやしたいというふうには考えておりますが、なかなか今40カ所ありますが、それを幾つにすれば万全なのかということについては、なかなか向きや、あるいはそれを鳴らすときの状況、雨が降ったり、風が吹いたり、本当にそれが適切に効果があるかということについては、検討しなければいけないんですが、できるだけふやすように努めたいというふうに思います。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 検討されるとお伺いしましたので、ぜひ庁内もですが、例えば振興会長、もう一つは消防団長、分団長、実際現場におる方ですね、こういう方の意見も聞くべきと思いますが、どのようにお考えですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) それは各地区のさまざまな方に聞いたら、各町内に何個ずつ置けとか、そういうような議論になったら、それを収拾、まとめるということは非常に困難であります。ですから、専門家、庁内はもとより、いろんな専門家の方々に指導等いただきながら、どうあるべきかというようなことで進めていきたいというふうに思います。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 時間ありませんので、私も消防団員です。消防団員がそう言いながら、災害時、現場に出るわけです。この行為を無視して、私はやるべきではないと。現場の声と消防団員のふだんの警戒、ここを私はぜひ意見を吸うところにしていただきたいとお願いし、質問を終わりたいと思います。             〔8番 小柳勇人君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。             〔1番 柴沢太郎君質問席へ移動〕 ○1番(柴沢太郎君) どなた様も大変お疲れさまでございます。  それではですね、通告に従いまして、三つの項目を質問させていただきます。  まず一つ目の質問で、防火水槽の陥没事故についてでございます。  先月の8月26日ですが、深夜に非常に激しい雨が降った際、海岸沿いにある防火水槽が陥没しました。こちらの陥没事故でありますが、地下構造物の崩落、いわゆる地下における土砂崩れといった災害が起きたわけでございます。事故が起きた際、陥没に巻き込まれて、付近のごみステーションごと空洞に落下しておりまして、発生したのが深夜から早朝にかけてであったことから、ごみを捨てに来られた住民の方が事故に巻き込まれなかったことは幸いでございます。  さてですね、これ調べれば調べるほど、いろいろなことがわかってきておりまして、類似した環境の箇所や物がまだまだ幾つもございまして、これは地下構造物の範囲ということでは、余りにも範囲が広いので、今回ちょっと防火水槽ということに絞って今後の対応について質問させていただきます。  まずは、陥没に至った原因ですが、さまざまな要因、これ挙げられますが、非常に激しい雨が降ったとか、またですね、周囲のアスファルトに亀裂が走っておって、それが起点となっている可能性もあること、そして側壁が崩落して内部に押し流されたような状況になっている。これは周囲の方にちょっとお聞きしたところ、昔、水槽の中に水位がちょっとあったが、やはり今、水位がかなり低下していると。これはやはり内圧と外圧のバランスがちょっととれなくなってしまって、外圧に押し潰された、側壁が崩落したんじゃないかと考えています。以前も議会でも述べておりますが、やはり自噴井戸の噴出する力というのが、ちょっと衰えてきていることも、ちょっと関連しているのかなと考えます。  そしてですね、最後にコンクリートの老朽化、これについてさまざまな要因があるかと思いますが、一つ目の質問で、今回の崩落事故の原因について、市はどのように分析しているのか、お伺いさせていただきます。             〔1番 柴沢太郎君質問席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 今回の陥没事故の原因について、市はどう分析しているかについてでございますが、この防火水槽は湧水を利用した無底、底のない無底のもので、貯水量が9.3トンのものであります。壁面及び上部がコンクリートで構築されております。また、設置年は昭和30年以前であり、設置から少なくとも62年以上が経過しているものでございます。このことから、陥没の原因については防火水槽の壁面が経年劣化により老朽化していたことに加え、大雨により地盤が軟弱となり、横に設置してあったごみステーションの重量による土砂の圧力に壁面が耐えられず崩壊、陥没に至ったものと推定しております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) わかりました。それではですね、この施設ですね、この検査というものは、今日までどのように行われてきたのかお伺いさせていただきます。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 施設の検査は、現在どのように行われてきているのかということについてお答えいたしますが、黒部市の防火水槽の設置数は157基であります。うち消防水利基準を満たす貯水量40トン以上の防火水槽は130基でございます。防火水槽の点検は、新川地域消防組合の所管担当職員が、管内の全ての防火水槽を2年に一度は点検しております。点検内容については、目視による外観点検、水量調査、防火水槽開口部の塗装などを実施しているということでございます。その際に確認された不備箇所については、早急な修繕等を実施し消火活動に支障が生じないことはもとより、住民に危険が及ばないように対処しているところでございます。  ちなみに、今回の陥没事故のあった防火水槽においては、平成27年9月30日に点検を実施しておりまして、その際には不備箇所は確認されておりません。また、陥没を確認した同日に、他の生地地区無底防火水槽を確認したところ、今のところ異常は認められなかったということでございます。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) 今のをちょっと確認したいんですけど、これやはり中の水位の確認と、やはり目視による検査しかやはり、この何十年やってこんだということでよろしいですか、その認識で。  それでは、三つ目の質問にちょっと移らせていただきます。これは先ほど部長のほうから昭和32年という、それ以前じゃないかというお話ございました。これ私、昔から住んでいる方から、これ一体いつつくられたのかとお聞きしたところ、70代の方々からは、子供のときからあると述べられていました。すなわちですね、これ70代の方々が子供のころというと、今から60年前ですから、昭和20年代には既にあった可能性が推測されます。またですね、これ80代の方に聞いたところ、記憶が曖昧だが、もしかしたら戦前からあるのではないかという話も伺ってます。  これですね、三つ目の質問です。築年数が経過しているものですね、すなわち言葉を言いかえれば、これ一体いつつくられたのかわからんようなものが数多くあります。老朽化の状況、分布はどのようになっているのか、これをお伺いさせていただきます。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕
    総務企画部長(御囲泰晃君) 築年数が経過している部分が多く見受けられるということであります。老朽化の状況はどのようになっているのかということについてお答えいたしたいと思います。  黒部市内に設置済みの防火水槽計157基のうち、先ほども申し上げました昭和30年以前に設置された数は34基であります。昭和30年以前に設置された防火水槽のうち、地区別では生地地区に16基、石田地区に1基、村椿地区に3基、宇奈月温泉地区に5基、音澤地区に2基、内山地区に6基、下立地区に1基であり、47%が生地地区に設置されておるということでございます。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) わかりました。それではですね、やはり今後ですね、これもう相当数ありますけど、これ陥没、予想される箇所について、市の対応についてお伺いさせていただきます。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 今後、陥没が予想される箇所についての市の対応でございますが、老朽管も含めた陥没のおそれのある防火水槽については、さきに申し上げましたように、新川地域消防組合における定期点検のほか、地元消防団の協力による日常的な安全確認も実施したいというふうに考えております。また、老朽化が激しい既存防火水槽については、埋め戻した上で廃止することとして、消防水利の不足が懸念される地域にあっては、消火栓の設置や貯水量40トン以上の耐震性防火水槽の新設等について地元住民とも十分協議を行って検討してまいりたいというふうに考えております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) 今の答弁聞きまして、やはり地下構造物の老朽化、耐用年数ってどのように市は考えておられるかなと思うんですけど、これあえてちょっと聞きませんけど、まずやはり専門家による今現状の調査というのをちょっと行ってもらえんかなと。やはりレーダーがいいがか、やっぱり打音がいいがかですね、それらも含めまして、周囲の環境がやはりどうなってるのかというのも、やはり全てちょっと行っていただけんもんかなと思うんですけど。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 議員おっしゃることも、大変必要なことかというふうに認識しておりまして、検討してまいりたいというふうに考えております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) わかりました。この防火水槽ですね、これに関しては、戦前もしくは戦後間もないころにつくられて、今日まで住民の皆様の安全・安心というものを、安心・安全を与えてきたわけでありますが、やはり今回このような陥没事故が起こりまして、災害を防ぐものであるのと同時に、言葉を言いかえたら危険な落とし穴なんですが、しかもこれ数が多いので、今後の対応については、先ほど述べられたように、消火能力の有無については消防のほうで検討していただければいいわけで、ただしですね、やはり地下構造物の老朽化という観点から、地下に本当いろいろなものがございますが、今後やはりこのような災害が起きることがないよう、しっかりとした検査の対応をお願いしたいと思っております。  続きまして、二つ目の項目で、大雨洪水警報時の対応についてでございます。  こちらですが、7月初旬に非常に激しい雨が降りました。災害の対応や避難所の開設で、市の職員の方が全力で対応に当たっていたと思います。しかしながら、やはり7月の全員協議会で配付されましたこちらの資料ですか、7月1日から5日にかけての大雨対応概要ということで、この資料を見たら当時の状況を質問せざるを得なくなってしまいました。  まず、そこで一つ目の質問です。7月の豪雨で高橋川、吉田川の水位の上昇で、下流域地区で避難準備・高齢者等避難準備開始の発令が出されましたが、これはどのような基準で出されたのか、まずお伺いさせていただきます。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 7月の豪雨による高橋川、吉田川の水位上昇で、避難準備・高齢者等避難開始がどのような基準で出されたのかということについてお答えいたします。  さきの提案理由でもありましたとおり、7月上旬には5日間で例年1カ月以上の降水量を記録したところであり、7月1日は市内各地の河川水位が上昇いたしました。高橋川の水位については、避難判断水位が1.2メートルのところを、午前8時50分に1.22メートルとなり、避難判断水位を超えました。吉田川の水位については、避難判断水位が1.3メートルのところ、同時刻に1.4メートルとなり、避難判断水位を超え、しばらく危険な状態が続きました。さらに水防警報により水位は今後さらに上がるものと予想されていたことなどから、総合的に判断して、同日午前10時20分でございますが、生地地区、石田地区、村椿地区に避難準備・高齢者等避難開始を発令したところでございます。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) これですね。高橋川に少し絞って質問させていただきますが、これですね、高橋川の水位の上昇で真っ先に影響出るのは、生地の神区と石田の立野ですが、そして、議会で何度も何度も出てきておる大野川分水路は言うまでもございませんが、これ7月1日の資料を見ると、状況、対応というもので出ておりますが、状況、対応ということで、今、8時50分ですか、9時と書いてあるんですが、高橋川避難判断水位超え、これ10分ぐらいはあれだと思うんですけど、それで9時に避難所開設を検討開始、10時に避難準備・高齢者等避難開始発令について、市長に確認しています。それで、10時に避難所開設、10時20分避難準備・高齢者等避難開始発令等ございます。  こちらはですね、現場のほうではですね、朝8時ごろ住民のほうから私に電話がかかってきまして、川が大変なことになっていると連絡があり、すぐに現地へ行きました。10時ごろには水位が下がってきておりまして、住民の方も少し安心されておりまして、その後も川の水位の上昇も見られず、結果的にはよかったわけでございます。  これ何が言いたいかといいますと、この避難準備・高齢者等避難開始の発令はもっと早く出してもよかったのではないかということです。避難所の開始の発令、そしてですね、高橋川避難判断水位超えが朝、今8時50分と言いましたね。これもしかして、7時台に避難判断水位を既に超えてたんじゃないかと思うんですよ。私、8時にそういう連絡受けておるんで、これちょっと確認したいんですけど、この8時50分って、これ職員の方が見に行ったんですか、これ。はいかいいえで構いませんので。どうですか、これ誰が確認しに行ったんですか、これ。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) ファクスでいただいた情報で動いております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) ファクスということで、ちょっとどういう。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) モニターでの確認と、それと新川土木センター、入善土木事務所からのファクスによるものでございます。それによると、次第に水位が上がるものというふうに出されたのが8時50分ということでございます。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) 何せですね、これその時間ならそれでいいんですけど、8時過ぎにはもう現場でも大変なことになっておったわけでございますね。言いたいのは、やはり、済みません、そのままちょっと次の質問にちょっと入らせていただきます。  これやはり下流域において、氾濫予測が本当にやっぱりわかりにくい状況にございます。危険予測のためにも、浸水が予想される区域において、水位標設置及び自動送信するシステムを構築することを考慮すべきではないかお伺いさせていただきます。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 浸水が想定される区域において、水位標の設置及び自動送信システムを構築することを考慮すべきではについてでありますが、水位標は洪水により国民経済上重大または相当な被害が生じるおそれがあるものとして、国または都道府県知事が指定した河川において設置しています。そのうち、高橋川では県道前沢石田線の堀切橋付近において、また吉田川では県道魚津生地入善線の舞亀橋付近において設置されております。また、その他の指定された河川も同様に水位標が設置されている状況です。さらに自動送信システムの構築は、現在インターネットで防災ネット富山で検索すると、河川の水位状況等を確認することができ、既に活用しており、今後、市民へも周知を図っていきたいと考えております。  一方、本市が管理する大野川や生地背戸川などの準用河川は流域面積が小さいことから水位標は設置していませんが、今後、必要があれば研究していきたいと考えております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) わかりました。ですけどね、やはり今、何か現場で起きておるのと、市にファクスで送られておるのと、やはりちょっと状況が違うんですね。やはり職員、これ、やはりそういった情報を得る手段にも限界があると思うんですね。私自身も大雨警報出されれば、川を必ず見に行くようにしているんですけどね、水位が高いときもあれば低いときもあるんですよ。やはり下流域に降る雨というのは、降ってもある程度は海のほうにはけていくんですけど、やはり上流で降ったものは全部下流域に流れてくるわけでございまして、やはり潮位の関係とかもございます。だから、やはり氾濫予測というのはわかりにくいんですね。災害予防という観点から、住民の方がやはり早く情報を得て、みずから判断して早目早目の行動がやはりとれるよう、情報の入手が後手後手に、対応がちょっと後手後手にならないように、そのような氾濫が危険されるところは水位標の設置と、自動的に何かわかるようなシステムの構築というのは、自動送信システムですか、そのようなものの構築に関しては、これ強くまた申し上げておきます。  それでは、最後のちょっと質問に移らさせていただきます。  最後の質問ですね、侵食に関することでございます。これですね、海岸の侵食に関しては、何十年も前から危惧されていることでございます。しかしながら、今日、改めて申し上げるのは、このまま侵食が進むと大丈夫なのかというところでございます。  なぜこのような話がちょっと出てくるのかといいますと、例年行われております花火大会ですね、ことし、花火を打ち上げる台船ですね、岸から大体250メートルの位置に停泊しておるんですが、海底とちょっと固定ができなくなりました。これですね、以前より侵食が激しくて、大体毎年2メートルから2.5メートルぐらい深くなっているとは聞かされておったわけでございますけど、大体200メートルあるアンカーがやはり急勾配のため、ついに固定できない状況に陥ってしまったわけでございます。それだけ侵食が進んでいると。これは花火大会に関しては、台船の位置を移動させれば済む話なんですが、このまま急勾配が進むと何かの拍子に海底地すべりの発生も起こりかねないのではないかと危惧しております。  前回の議会で、津波の質問をさせていただきましたが、過去で、黒部市で過去に地震で津波が来たとき、海底地すべりが起きて、新治村が陥没したのではないかという説もございます。そこで、これ最後の質問になります。黒部市内の海岸において、急激に侵食が進んでいる箇所があります。これ侵食対策について、国へ強く要望すべきだと考えますが、これについて最後にお伺いさせていただきます。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほど三つ目の項目で、海岸侵食ということで、今ご質問を受けました。このことにつきましては、国土交通省黒部河川事務所で、直轄海岸区域における海底地形の調査を実施しておられて、黒部漁港区域沖につきましても、あわせて実施をいただいております。  この調査によりますと、至近10年の調査結果で比較いたしますと、海底の地形に大きな変化は見られない状況であると伺っております。本年度の調査は現在実施中とのことでありますが、平成24年までに完成した有脚式突堤・離岸堤の影響も含め、海岸漂砂の移動状況につきまして、今後継続的にモニタリングを行っていくとのことでありますので、市といたしましては、関係機関と連絡を密にするとともに、重要要望等を通じて、海岸侵食及び総合土砂管理の観点から、今後も引き続き海岸侵食への対応を関係機関に要望してまいりたいと考えております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) 海底の地形に変化がなかったということでございますが、アンカーがかからない状況になってしまっていると、これどういうことなのかあれなんですけど、やはり、これ自然が相手だと、対策というのも本当難しいと思います。ただ、しかしながら、これやっぱり急勾配、これ以上本当にやはり侵食進んでしまうと、本当にやっぱり誰がどう考えても、これ大丈夫なのかという話になります。やはり本当は難しい対策かと思いますけど、やはり調査からでもいいので、国へ強く要望していただきたいということを申し上げまして、私の質問を終えさせていただきます。             〔1番 柴沢太郎君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 次に、16番、川上 浩君。            〔16番 川上 浩君質問席へ移動〕 ○16番(川上 浩君) それでは、私のほうからは大きく2点について質問させていただきたいと思います。一問一答方式という形で質問させていただきますので、配慮いただきたいと思います。  まず1点目であります。名水サミット開催への意気込みという質問であります。昨日の質問にもあったわけでありますが、今回、初めて全国名水サミットに市長も参加されて、感想を交えた答弁という形でぜひお聞かせいただきたいなという思いであります。  ご承知のように、きのうもありましたが、昭和60年に全国名水百選に黒部の名水は、黒部川扇状地湧水群として選ばれたわけであります。平成元年8月には、いわゆる第5回の名水シンポジウム、今で言う名水サミットでありますね、をこの当地で開催し、そうした経過があるわけであります。平成26年8月28日には、立山黒部ジオパークが日本ジオパークの認定を受けたこと、さらには北陸新幹線開通とも相まって、この名水の里としての発信力を強化しようということを質問もさせていただいたわけでありますが、27年6月議会において、再度この開催に向けて挑戦してみたいという意向を示されたわけであります。  そして、ことしの7月15日、愛媛県西予市で開催された第31回全国水環境保全市町村連絡協議会全国大会において、次回開催地が黒部市に決定したことをシンポジウム終了後、西予市の菅家市長より報告があり、堀内市長は壇上に進み、すぐに次回開催地としての挨拶をされたわけであります。私も会場にいて、ようやく開催にこぎつけたなと、そんな思いを思いながら挨拶を聞いておりました。  改めて、壇上での挨拶に込めた思いと、来年開催への意気込みを伺いたいと思います。            〔16番 川上 浩君質問席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 名水サミットの来年度の開催に対する所感ということであります。今ほどありましたように、7月に愛媛県の西予市で次期開催地として黒部市が決定されました。二度目の開催ということで、その意義は大変大きいというふうに思っております。  平成元年、初めて開催されたときから、今ほどありましたように、幾つかの変化がありました。一つは、立山黒部ジオパークが、日本ジオパークとして認定されたということであります。黒部市の持つ、山、川、海の魅力、そして水の循環というようなものが、来年度の今回の名水サミットで全国にしっかりと発信していきたいというふうに思います。  さらに北陸新幹線の開業によって、やはり新幹線開業効果を持続させる、あるいは名水サミットに参加される方々が黒部の魅力を感じ、そしてまた黒部周辺を観光として楽しんでいただく、さらには何度もこの黒部に来ていただくような、そういうきっかけになればいいなというふうに考えております。  関係の団体ともしっかり連携をし、全庁挙げてこの名水サミットの成功に向けてこれから準備をしっかりと進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) この開催に当たっては、市長は前日から西予市に入られて、四国西予ジオパークのサイト、名水百選の一つである観音水を現地視察され、その中で、そろいのTシャツを着た市の職員でありますとか、そしてまたボランティアガイドの人たちの説明を受けられたかと思います。そういった中での感想も少しお聞きしたいなと思うわけであります。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 現地のジオサイトの一つであります観音水というところを見させていただきました。想像よりも非常にすばらしいところだというふうに感じました。実は、愛媛県西予市というのは、名水といいますか、水の豊かさというものは、余り私自身は行くまで余り感じていなかったんですが、どういう点がやはり名水として認定されているのかというふうに感じましたが、観音水を見ましたら、どこからこの水が湧いてきとらかなというようなことで、その豊富さときれいさ、またその環境といいますか、自然の流れが本当に豊かですばらしいところだなというふうに感じましたので、なかなか黒部市で実際目に見えて体感できる名水というものが、生地の清水はありますが、ああいう大きな水の流れとして体感できるような場所というのは、なかなか少ないんではないかなというふうに思います。  水の循環そのものは黒部市のほうのスケールが非常に大きいんですが、なかなか見て、手で感じるというふうなところが、ああいうふうにあればいいなというふうに思っておりますので、今後どういうふうに名水を感じていただくかということが、課題の一つかなというふうに感じて帰ってまいりました。              〔16番 川上 浩君挙手〕
    ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 私も本当に現場を見まして、水がこんなに、四国といえば水枯れというイメージがあったんですが、とうとうと日量8,000トンですか、という水が出ておるという現場を見ましてびっくりしました。  さて、先ほども言いましたが、登壇された挨拶の中で、大変会場の皆さんに好評であったのが、次回開催に触れられて、宇奈月温泉で開催したいんだと、温泉地もあるのでということを言われましたところ、会場は大変盛り上がりました。その後の、また交流会で、ぜひ皆さんにも来ていただきたいということで、市長初め、皆さんそれぞれ交流を深めておられたわけでありますが、その中でも、やっぱり北陸新幹線があって便利なところになったからねとか、それからやっぱり立山黒部アルペンルートへの非常に来てみたいという思い、そういう思いがあるんだなということを改めて再認識して、これはいい機会だなと、絶好の機会になるなという思いを抱いたんであります。  そういう中で、2点目でありますが、この誘客や、それから情報発信に当たる受け入れ体制づくり、そしてまた環境づくりについて、どのように考えておられるかお聞かせいただきたいと思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今回、西予市のサミットに参加しまして、2年連続参加しているという一般の方が何人もおられました。名水サミットの全国のそういう開催地に行くことを楽しみにしているんだということで、そういう一般の方がおられたことを、非常に何かうれしく感じました。恐らくあの方々も、来年ぜひ黒部へ来たいというような思いで、懇親会、交流会の中で、少しお話ししておりましたら、いつごろですかということで、7月から8月にかけてみたいなことを言いましたら、8月はやめてくれと、地元でいろんな行事があって、なかなか参加するのは厳しいので、もう少し考慮してくれまで具体的に一般の方々がお話ししておられるのを聞きまして、ああ、そうかと、やはり本当に具体的に行くことを楽しみにしておられるんだなということを感じましたので、そういうことも考慮しながら、先ほども言いました、いろんな受け入れ体制を関係団体としっかり検討しながら、日の設定や、あるいはおもてなし、ソフトの面をどうしていくのかというようなことについて、これからしっかりと検討し、それらを事前に情報発信していきたいというふうに考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 次の質問にも触れるような答弁されたわけでありますが、本当に観光地として、それぞれの市町村がコンベンション誘致に向かっては、大変いろんな取り合いをやっておるわけでありますけども、このチャンスというのは大変大きなチャンスだというふうにも感じます。しかし、来年実はねんりんピックも富山県に来るわけなんですね。そうすると、やっぱり受け入れ体制とか、そういうことも大事です。そしてまたあわせて、全体の機運醸成とか、そういうものも必要でありまして、そんなことを考えていると、早い段階でのやっぱり開催要項なりの公表が必要ではないかというふうに考えるのであります。  また、内部的な話でいいますと、ねんりんピックも名水サミットも、市民環境課かなとこんなふうに、福祉課とどこかの部だなと、こんなふうに思ったりしまして、この辺もしっかりやってもらわにゃいかんなと、こういう思いを思うところであります。  さて、そこで最後でありますが、開催時期について、先ほど8月がどうのという話もあったわけですが、いかがでしょうか。今の段階でどう考えられますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 開催時期でありますが、今、調整中でありますけれども、宿泊場所の確保やいろんなもてなしの準備、体制を考えれば、早目の時期がいいかなということで、7月の中旬ごろに設定できればどうかなということで、今、検討中であります。               〔16番 川上 浩君 挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今、7月の中旬ごろですと、ちょうどことしの西予市と同じぐらいの時期なのかなと、こんなふうなことを思ったりするわけでありますが、いずれにしても、実はその前の総会の参加状況を見ておりますと、ちょっとメンバーである市町村の参加が少ないかなというような思いもいたしておりました。ただ、それら含めて、来られる参加者の印象は非常によかったので、早い時期にどんな内容にするかというのは、この開催の成否を決める大きな要素となると思いますので、ぜひ今、行って感じられてきたことを、冷やすことなく思いをきちっとつないでいっていただきたいと思うわけであります。  それでは次に、2点目であります。  立地適正化計画についてお伺いしたいと思います。  平成28年度、29年度の2カ年にわたり今取り組まれている立地適正化計画及び都市再生整備計画について伺います。  これらの計画は、現在進められている旧黒部市役所黒部庁舎跡地に図書館をコアとした三日市公民館、子育て支援センターなどを複合した施設、(仮称)くろべ市民交流センターの事業説明の中で伺ったわけであります。  当初、この形態での複合化が中心市街地における交流機能が果たされる施設であり、都市再生整備事業に盛り込まれれば、補助金導入が可能であるとの説明を受けていたのであります。その後、立地適正化計画について、都市計画マスタープランの一部となるものである説明を受け、さらに都市機能誘導施設はあえて幾多の施設を複合化しなくとも、都市機能の増進に寄与するものであれば、補助要件にかなうということも知ったわけであります。そういう点からして、今回の計画について、非常にある意味拙速な計画ではないかという疑問を抱く中で、今回の質問に至ったわけであります。  現在取り組んでいる立地適正化について伺います。立地適正化計画と土地再生整備計画の趣旨と位置づけ、計画年限について伺います。あわせて、計画策定による事業実施への支援策などについて、どのようなものが考えられるのかを伺いたいと思います。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 立地適正化計画と都市再生整備計画の趣旨と位置づけ、計画年限、あわせて計画策定による計画実施への支援策についてでありますが、立地適正化計画は、人口減少とさらなる少子高齢化が見込まれる中、持続可能な都市経営を推進していくことが必要であることから、都市全体の構造を見渡し、コンパクトシティ・プラス・ネットワークの考えで、居住と医療、福祉、商業等の都市機能がまとまって立地するよう、緩やかに誘導を図りながら、公共交通と連携したまちづくりを行うための計画です。  まちづくりの上位計画である総合振興計画や黒部市都市計画マスタープランとの整合性を図りながら策定することにより、黒部市都市計画マスタープランの一部とみなされます。計画の目標年次はおおむね20年後の平成47年としています。都市再生整備計画事業は、立地適正化計画に示した施策を実施するためのツールであり、都市再生整備計画事業を実施するために都市再生整備計画の作成が必要であります。  都市再生整備計画の期間は、平成30年度から平成34年度までの5カ年とし、実施に当たっては、立地適正化計画に示した都市機能誘導施設の整備や、道路、区画整理等の都市基盤の整備について、国から社会資本整備総合交付金の支援を受けることができます。  以上です。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今ほど説明を受けたわけでありますが、それで都市再生整備計画事業を実施する要件、地域、こういったものはどのようになっておりますか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 都市再生整備計画事業は、もともとは皆さんご存じのように、まちづくり交付金事業を入れるための計画であったわけですけど、平成30年度からは、この事業については用途地域内だけになるということであります。また、高額の効率の社会資本総合交付金を受けるためには、立地適正化計画をつくることが要件となっております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それでは、今ほど用途地域というお話ありましたが、市内ではどの辺の地域になりますか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 現在、用途地域につきましては、主に市街地を形成しています三日市地区、生地地区、石田地区と、YKKとか日鉱さんの工業系を出た約620ほどのヘクタールでございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それで、次の質問になるわけですが、その市街地、いわゆる用途地域となっている三日市、石田、生地の人口動向と、またいわゆる市内での人口増加している地域の動向についての事情をお知らせください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどありました市街地とされている三日市、石田、生地の人口動向と人口増加地域の動向についてでありますが、市内各地の人口動態を平成19年と29年の10年間で比較したところ、市全体では1,232人の減で、減少率は2.9%、三日市、石田、生地の3地区では1,150人の減で、減少率は7.0%、三日市地区に隣接した大布施、田家、荻生、前沢では、合計1,081人の増で、増加率は7.8%となっております。  この要因につきましては、都市機能が集積された中心市街地の外縁部では、都市機能の利便性が高く、かつ中心市街地に比べて土地が安価なため、民間による宅地開発や集合住宅等の開発が行われやすく、人口増加につながっているものと認識いたしております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それで、今、平成19年の比較ということでありました。都市計画マスタープランは平成22年スタートということでありますので、22年からの比較を見てみましても、今おっしゃったように、今の答弁にあったように、大布施、田家、荻生、前沢、この4地区が人口増因要件を持っており、他地区は人口減少だと、これがざっくり黒部市をあらわしていると思います。ある意味では、中心市街地の中からドーナツ状に広がっていった、なぜかというところなんであります。これが都市計画の問題とつながってくるところなんであります。  そこで次、3番目であります。新庁舎建設のときにも、交流の場が創出され、中心市街地の活性化につながると、そういう意味での三大要件の一つとしてこの地を選ぶと、こういう所見を述べられたわけでありますが、これまでの中心市街地の取り組みと、その成果について、どのようになっているか答弁願います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) これまでの中心市街地での取り組みとその成果についてでありますが、中心市街地の活性化に向けた取り組みにつきましては、活性化を支える都市基盤整備として、中心市街地の核となる新庁舎建設及び中心市街地の南北軸となる前沢植木線、東西軸となる南線など都市計画道路整備、良好な住環境をつくる三日市保育所周辺土地区画整理事業、黒部市民病院の改築等が実施されており、加えて新幹線開業を契機とした黒部宇奈月温泉駅と黒部駅等を結ぶ新幹線市街地線などのバス公共交通ネットワークの整備を行ってまいりました。  また、民間活力を生かす施策として、商店街等が中心となって行う地域イベント活動への支援や空き店舗の解消、にぎわいの創出を目的とした特定商業地域新規出店支援事業、平成22年から29年まで17件、実績がありますが、それらを実施してまいりました。  これらの取り組みの成果につきましては、中心市街地の都市基盤等の充実により、パッシブタウンやK−タウンなどの民間宅地開発の誘導が図られており、今後、人口の増加に伴う中心市街地の活性化が進んでいくものと考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 先ほど、この立地適正化、いわゆる都市再生整備計画の説明の中でありましたように、これはまち交、まちづくり交付金がかわったものだということでありました。このときの成果の評価です。評価基準は何だったですか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) それぞれの計画、まちづくり交付金を受けるときには、それぞれ計画を立ててまして、その5カ年が終わるごとに、それぞれ目標を立てたことについて評価してきたということでございます。事業ごとに目的が違いますので、評価の基準はどうだったかということは、今、調査、事業ごとに違うということになります。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今、いわゆるあの地域に、土地区画整理事業も入っているわけでありますが、そこにまち交も入っておりましたよね、入っていますよね。その中での評価というのは、どれだけの人がそこを通行量がふえたかと、これが評価基準だったと思うんですね。当時の中心街活性化についても、そういう評価を、そういう人を、交流する人をふやしていくんだという、私らは説明を受けておったんです。そのことによって、商店街も活性化するということだったんですけども、そういう面での評価は、今の答弁になかったんですが、どうなんでしょうか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 済みません、今言われた具体的な人数等は、今、把握しておりません。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) なかなか、見ても人がふえてないように思います、ある人はこんなことを言われました。市役所が動いてきたちゃ、もっと行くもんかと思ったけど、やっぱり行かんもんやったのと、こういった言葉にはちょっと、言うた人が言うた人なんで愕然としましたが、さて、そこで今、もう一つですね、先ほどいわゆる用途地域から、その周辺にうちが建っているという中で、一つ問題になっているのは、農業振興地域の開発が進んでいるということでありますが、この点についてどう考えられますか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 都市計画とすれば、なるべく用途地域に行って、人口がふえることというのは、昔からの都市計画のテーマだと思っております。都市計画で、いわゆる線引き都市であれば、市街化区域と用途地域とあって、市街化を促進するところ、全く開発をさせないという調整区域と分けてやっておりますけど、当市におきましての都市計画というのは、線引きではありません。そういうこともありまして、農村区域において住宅が建っているということについて、なかなかそこまで規制をかけれないというところだと思ってます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今お尋ねした現状がある中で、いわゆる人口減少の問題、そして諸課題もある中で、この立地適正化計画では、いわゆる用途地域に住居誘導区域や都市機能誘導区域を設定されるということであります。その誘導策についてどのように考えておられるのかお伺いしたいと思います。
                  〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどありましたように、立地適正化計画における居住誘導区域や都市機能誘導区域の設定についてでありますが、黒部市都市計画マスタープランでは、商業、医療、文化、教育、行政などが集積している三日市市街地については、黒部市の中心市街地と位置づけ、集積したそれぞれの都市機能の整備充実を図るとともに、町なかへの居住を促進すると示されております。黒部市立地適正化計画では、この中心市街地に居住誘導区域と都市機能誘導区域を設定したところであります。  設定した区域内で、道路整備や土地区画整理事業、住宅取得支援制度の強化などの居住誘導施策や、図書館や子育て支援、地域交流の機能を有する(仮称)くろべ市民交流センター建設などの都市機能誘導施策を行うことと考えております。これらの誘導施策により、中心市街地における一層の人口増加とにぎわい創出を図ってまいりたいと考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今、答弁の中で、いわゆる現在の、例えば三日市であれ、石田にしろ、生地にしろ、市街地と言われているところにも、実は空き家や店舗が多いということも、今、答弁の中にあったとおりであります。そこに居住誘導地域をつくると、どうやってつくるんですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 空き店舗も確かにたくさんある、空き店舗、空き家がたくさんあるのが現状であります。それらに対して、この新庁舎の建設や、あるいは道路の整備、そしてYKKさんなどのパッシブタウンやK−タウンなどの、こういう環境でやはり評価していただけるような、そこに住んでみたいと思ってもらえるような、そういうやはり発信や雰囲気をつくってまいりたいというふうに考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 描く構想はわかります。描く構想はそうなんでしょうけども、現実に、土地なりなんなり家なりというのは個人の資産であり、建てる人も個人として資産を求めるということであります。これをどうやってその間で誘導を図っていくか、ここなんです、問題は。どうなんですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 実は、三日市地区の空き店舗などにつきましては、そこで以前、営業を行っていた方の所有じゃないという物件がかなりありまして、地主さんがおられて、そこを借りてやっておられたというようなところが、かなりの件数あるというふうに思っておりまして、そういう方々の地主さんなどの協力をいただきながら、その誘導を図ってまいりたいというふうに考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今の話を聞いておりまして、滋賀県の黒壁通りですか、あそこの話を思い出したわけでありますが、前を貸して、後ろに住居するという、そういう都市計画もあったようであります。いずれにしても、大変大きな問題であるということは間違いないことであります。  しかも、あと石田と生地については、先ほど出ておりましたハザードマップで浸水地域や津波区域として明記されておる現状なんですよね。ここにこの対策をとらない中で、居住を誘導するというのは、どういうことなんでしょうか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 前、議員さんにお示しした素案という中では、確かに石田と生地の浸水地区にしておったわけですけど、今の現在考えているところでは、三日市だけのほうで検討しております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それまた後ほど聞くわけですけども、今の流れから来ると、用途地域を対象だということなんでしょう。私、都市計画マスタープランについて伺っていますので、用途地域に対して居住誘導を図るという観点からの質問をさせていただいておるんです。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 防災、津波とか危険のあるところについて、人を集めるかということの質問でございますけど、それぞれ津波とかの対策をするということで、人の安全を守っていきたいと、そのように思っています。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それでは、次に5番目の、今、計画されている、実は、先日いただいております全協でいただいております都市再生整備事業の具体的な取り組み、いわゆる30年から34年の今の段階での取り組みについて伺います。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 都市再生整備計画の具体的な事業についてでありますが、今回実施を予定している都市再生整備計画事業は、立地適正化計画に示した施策を実施するものであり、居住誘導区域及び都市機能誘導区域内での事業実施を予定しております。  具体的な事業は、歩いて暮らせるまちづくりに向けた道路整備として、市道電鉄黒部駅東三日市線外4路線、良好な住環境をつくる三日市保育所周辺土地区画整理事業、交流拠点として地域活性化の核となる(仮称)くろべ市民交流センター建設であります。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) そうすると、その大体5年間の事業費はどれぐらいと見込むものなんですか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 今、集計中でございますけど、約34億円と見込んでいます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今構想されているものについての(仮称)くろべ市民交流センターは28億円と、今34億円と、そうすると、残りの分はそうかと、こんなふうな打算をしてみるわけでありますが、そういう中で、今、先ほど伺いかけたところでありますが、三日市の地域の話がありました。石田、生地の用途地域については、先ほどのような懸念も考えられるわけでありますが、どのように考えておられるんですか。また、国のそういう施策の中に、何か環境変化があったりしたんですか、この点をお伺いいたします。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 立地適正化計画については、今年度中に策定ということで進めているわけでございますけど、どうしても国の指導を受けることになります。国の指導の中では、もっと住居性を狭くするようにというご指導もございまして、現在、黒部市の中心市街地であります三日市の用途地域内で絞った形で、整備したいと思っております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) そうすると、そのほかのいわゆる石田、生地の都市再生整備事業計画になるものは、今のところ、さっきは34年と言われましたが、総合計画の中ではどうなってくるんでしょうかね。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 現在、計画しております立地適正化計画につきまして、中心市街地の活性化をより絞り込むという形の中で、現在は目標である20年のもの、47年は変わらないということでございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) なかなか答えにくいようなのでありますので、石田、生地については、やっぱり防災の対策を先やってからだと、そうせんと居住地域として安全に皆さんに提供できんと、こういうふうな答弁として聞いておきたいと思います。  では6番目に行きたいと思います。  立地適正化計画の今後のスケジュールと、あわせてこの計画についてのローリングの可能性というか、今後の計画を進める中でのローリングのあり方、そういったものについてご答弁いただきたいと思います。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 立地適正化計画策定の今後のスケジュールと計画の見直しについてでありますが、立地適正化計画の今後のスケジュールにつきましては、現在、計画の素案を作成中であり、素案が完成した後、広く市民の意見を募集するためのパブリックコメントを実施する予定としております。  その後、パブリックコメントの意見を整理し、計画の案を11月中に予定している黒部市都市計画審議会に諮り、市議会12月定例会での議案提出、平成30年3月での計画の公表を予定しております。  本計画につきましては、おおむね5年ごとに施策・事業の実施状況について調査、分析を行い、計画の進捗状況や妥当性等を精査、検討し、必要に応じて計画の見直しを行ってまいります。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 以前いただいた資料の中でも、今度またパブリックコメント、そして議会にかけると、議決事件の拡大の中で、これも議決事件といたしましたので、12月議会を目指しているんだという資料もいただいているところでありますが、そういうことなんですけども、どうも先ほど来、議論しておる中では、私も最初この立地適正化計画と都市計画マスタープランとの関係の理解をするのに少し時間かかりましたけども、やっぱりそもそも何があるかというと、人口減少であり、一方では、効率のいい行政運営だと、それが市民サービスにつながるんだと、こういう発想の中から出てきている事業だということも、読み解いたわけであります。  ただ、そういう中にあって、現在今、取り組んでいる黒部市側の姿勢とすれば、都市計画マスタープランの中での22年に制定されて、まだ先の長い計画ですが、この計画が見直しされることなく来ている中で、この事業に取り組むとするところに何か問題があるんじゃないかと、こんなふうに思ったんです。  私ども議会のほうからも、都市計画審議会の委員として出ている議員とも議論をしたわけです。その中の都市計画審議会の中でも、いろいろな意見が出ていたということでありますが、こういった私が述べたような観点での意見というのは、なかったですか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 前回、都市計画審議会を開催しまして、委員の方からいろんなご意見ございましたけど、最終的には方向性としては認めていただいたものと思っております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 方向性としては認めていただいたというか、その都市計画の県に出されている都市計画の状況というやつが報告書がありました。それを見てみますと、黒部市は今後改定予定なしと、こう書いてあるわけです。たしか、ほかの市町村、どこでしたか、改定予定ありと、実情に合わせるということなんでありましょう。こういうふうなことも載っておるわけでありますが、今、議論しておる中でも、幾つかなかなかかみ合わない部分というか、理解しにくい部分があるんですよね。これ市民の皆さんに都市計画マスタープランっていうのは、私が書いたプランやから、おらわかっとりゃええやないかという話じゃないですから、皆さんに理解していただかなきゃいけない、そしてその中で立地適正化事業をやるんだということも理解していただかなきゃいけない。そのための事業がどんなことがあるんだということも、示していかなきゃいけない。  こういう中で、やっぱり先ほど言ったような状況の変化というものを、どう認識しているか、それに対してどう対応していくかということも、やっぱりやっていかないと、決まっておるものそのままやるがだと。もっと言いますと、今回のこの立地適正化計画というのは、どちらかというと、この(仮称)くろべ交流センターの補助メニューとして得るための計画となってしまっているんじゃないかというのが、私の懸念するところなんであります。  コンパクトシティーということを目指すというのも一つでありましょうけども、現在、道路網が整備されて、各家に2台、3台と車がある状況で、元気な高齢者、それから車離れはどのように進むのか、またその車離れしただけの公共交通をどう担うのか、また若い人たち、働く世代のレジャーや通勤、そして子育ての交通網をそういうものでカバーできるのかと、非常に大きな問題を抱えておるわけであります。ですから、いわゆるコンパクトシティー、都市計画マスタープランの一つの事業として動いているものについても、実情に合ったものをきちっと考えていかなければいけないんじゃないかというふうに考えるわけであります。改めて、都市計画マスタープランの改定も視野に、立地適正化計画、そして都市再生整備事業の見直しを訴えて、私の質問を終わります。  以上であります。
                〔16番 川上 浩君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 一般質問の途中ですが、昼食のため、1時10分まで休憩いたします。   休  憩  午後 0時06分   再  開  午後 1時10分 ○議長(新村文幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  9番、谷口弘義君。             〔9番 谷口弘義君質問席へ移動〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、発言通告に基づきまして、2項目について質問します。  初めは、国民健康保険制度の変更についてです。  これまで市が主体となって運営してきました国民保険制度が、来年4月から県が財政運営の責任主体となり運営を行うことに変わります。黒部市が主体となって運営してきた国民健康保険制度を、県主体の運営にする理由について答えてください。             〔9番 谷口弘義君質問席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) これまで市が主体となって運営してまいりました国民健康保険制度を、県主体の運営にする理由についてでありますが、国民健康保険制度につきましては、加入者の年齢が高いため、医療費水準が高いこと、低所得者の方が多いこと、小規模保険者が多いことなど構造的な課題が従前から問題となっておりました。これらの問題点を解決するため、平成27年5月に持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律が成立し、平成30年度から都道府県と市町村がともに国民健康保険の運営を担うこととなっております。これにより県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営、例えば小規模な保険者では予期せぬ医療費の増嵩や大幅な保険税の収入不足などにより、財源が確保できない場合などにおいて、リスクの分散が図られることや、県が主体となり効率的な事業の確保など、国保運営の責任を担うことにより、制度の安定化を目指すためのものであるということであります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 私らは資料をもらいました。この資料ですけども、この中には国の財政支援の拡充ということが記されています。これまでよりどのように拡充されるのか答えてください。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 現在、この国保のいわゆる県単位への広域化に対しましては、ここ数年、国費ベースで1,700億円が現在まで投入されております。その中には、いわゆる保険税の2割、5割、7割といった軽減に対する国の補填といったものが中心になりますが、そういった形で保険者への支援、それから被保険者の支援という形で現在1,700億円が現在投入されております。あわせまして、29年度につきましては、これも国費ベースで新たに、また別に1,700億円、これは各保険者、都道府県への財政安定化基金への積み立ての原資として、現在こういったものが投入されておるわけであります。  あわせまして、30年度以降に、これはまた後ほど質問にもありますが、30年度以降も約1,700億円が公費投入されるということでありまして、これについては、いわゆるこれも保険者支援として、いろんな特定健康診査等の保険事業での成績に応じて、市町村に、もしくは都道府県に配分されるものだということで、あと激変緩和ということで、そのための原資としても合わせて1,700億円が投資されるということで聞いております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それではもう一つ聞きます。国保の都道府県化ということについて、先ほど病院事務局長が社会保障の抑制ということも言われました。それで医療費の抑制が目的と言われています。こういうことについて、直接じゃありませんけども、関係してくることですから、答えてください。どのように思っておられるのか。私が言いたいのは、都道府県化は医療費の抑制が目的と言われていますよ、だからあなたはどういうふうに感じますかということを聞いております。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 今回のこの広域化につきましては、医療費の抑制というよりも、いわゆる経営の安定化という趣旨でなされるものであります。先ほど市長の答弁にもありましたように、国民健康保険という、いわゆる市町村で経営しておるものでありますが、非常に小さい規模から大きい規模までということで、特に小さい規模の保険者が圧倒的に多いという中で、その経営は医療費の一時的な増嵩ですとか、保険税の一時的な入らなくなるとかいった、非常に不安定な要素を多くの保険者、黒部市も含めて、抱えておるところであります。そういった経営の安定化を図るということが、今回の主たる目的でございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それは表に見える部分なんですよ。本当の目的と言われているのは、こうじゃないかということを私は言っています。このことについての認識はありますか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 先ほどもちょっと申しましたように、今後さらに、30年度からさらに国費が投入される1,700億円の中には、いわゆる保険者支援として、先ほど申し上げたように、一定程度の健康診査の受診率ですとか、もしくは慢性となる糖尿病性腎症といいましたか、そうした病気への発生率を抑えた市町村に重点的に配分されるという形で、こういった保険事業に熱心に取り組んでおるところに、そういった配分額を多く交付するということもありまして、そういったことが結果的に医療費の抑制につながるという仕組みを国では考えているところでございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) これ以上言うても、もうすれ違いになりますから、2番目に入ります。  国保の運営主体が県に移る制度変更に伴い、35%の市区町村が来年度、加入者が支払う保険料が上がると予想し、県内自治体への調査では、黒部市も保険税が上がると予想していると、このように報道されました。国保加入者は保険税が上がることを心配しています。制度が変わったからと値上げするのでは、加入者の理解、納得は得られません。平成30年度において、1世帯平均、1人平均、賦課限度額は現在と比べてどのように変わると考えておられるのか。保険税は他の自治体と比べるとどうなるのか。これは県内の他の自治体ですけども、あわせて答えてください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 平成30年度に当たりましては、1世帯平均、1人平均、賦課限度額は現在と比べどう変わるのか。また保険料、保険税は県内の自治体と比べてどうかについてでありますが、現在、富山県国民健康保険運営協議会や富山県国保運営方針等連携会議におきまして、被保険者1人当たりの納付金額について、平成28年度決算ベースと平成30年度の見込みを比較することとされており、平成29年度の試算によりますと平成27年度の決算ベースとの比較では、1人当たりの納付金は、本市においては現在とほぼ同程度でありますが、1人当たりの税額は、若干不足する見込みとなっております。  また、今回の試算結果は、全保険者の医療実績等を踏まえた国から示される係数や診療報酬単価の影響等もあり、平成30年度も同様の動きになるとは限らず、激変緩和の対象市町村が変わることもあり得ると思っております。具体的な平成30年度の1世帯平均、1人平均保険税は、11月以降の仮算定、1月の本算定により算定される見込みとなっております。  賦課限度額についてでありますが、富山県国民健康保険運営方針案で、今後、保険料水準の統一を目指し、本運営方針の中で検討していくこととしております。現在、県の事業納付金の試算が賦課限度額89万円であることや、県内10市のうち、本市を除く9市において賦課限度額が89万円となっていることから、黒部市国民健康保険運営協議会でのご意見をお聞きしながら、今後、検討が必要であると考えております。  国保税の県内自治体との比較でありますが、平成27年度調定額では、本市の1人当たりの税額は9万7,889円で、県内で5番目の水準であります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 今、答えていただきましたけども、ちょっと私聞き漏らしました。そこでもう一度だけお願いします。黒部市も保険税が上がるということを新聞報道されましたけども、そこで一つだけ、1人平均についても、どのように答えられましたか、もう一回だけ申しわけない。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 先ほど申し上げましたように、報道では上がる自治体に書いてありましたが、今の試算の中では、同程度ということで、ほぼ上がらないというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、報道は間違いだというふうに捉えてよろしいんでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 報道の調査があった時点が、ことしの6月ということでありまして、その時点ではまだ基本的な納付金算定の基本的なルールがまだ非常に流動的な点があったということが1点、それと納付金の算定に当たっては、それぞれの市町村の予算ベースの数字を採用したということもありまして、今回、同程度というふうに算定し直しましたのは、答弁にもありましたとおり、27年度の決算ベースを、そのまま平均的な伸び率を勘案しまして、29年度の決算推定値ということで置き直して、仮の数字として算定し直したということであります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 今、部長答えられましたけども、6月に調査があったんだということですけども、新聞に出たのは8月の27日の新聞です。だから、みんな最新の情報というふうに思います。やっぱりそうじゃないんですね。そのように考えてよろしいんですね、はい。  それでは次の質問に移ります。  県内で5番目ということを言われましたけども、黒部市は、5番目というのは上からですか、下からですか。わかりませんよ。私は高いほうだというふうに思いますけども。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 高いほうからであります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、もう少し質問していきます。  県に移行されるときに、平成28年度に国保事業の決算では、不納欠損が416万、収入未済額が8,256万、このように報告されています。28年度、29年度の予算書では、保険税の収納率は大体97%と、このように見ています。これまで生活が苦しい方で、払いたくても払えない方がこの3%なんだと説明されてきましたけども、県に移行すると、こうしたことに関係なく、もちろん100%納めることになると思うんですけども、そういうふうに考えてよろしいんですか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 市町村が納めるべき納付金といいますのは、まず運営が県単位化しまして、全県的な運営がなされます。その中で、市町村別に、不足額を市町村別に一定の算定ルールのもとに納めてくれという請求があるのが納付金であります。市町村の事業納付金であります。この納付金を納めるために、市町村は国保税というものを県が示した標準税率を参考にしながら算定するということでありまして、あくまでも納付金を納めるために保険税をどうするかという議論になりますので、そういった市町村ごとにそこら辺は勘案するべき話であるというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 先ほどの答弁では、1人世帯平均だとか、こういうものについては、11月以降になるということですから、なかなか質問できないわけですけども、先ほど激変緩和措置があるというふうに言われました。それは幾らほど上がると、それが適用されるんでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 現在、県の考えでは、いわゆる前々年度決算ベースと比べまして、平均的な伸び率を勘案して、その伸び率につきましては、全市町村が増加分、自然増となる部分を、それは負担していただくと。ただし、算定の結果、それ以上の伸び率になった市町村につきましては、その額については全額激変緩和の対象額として県が公費を導入しまして、その解消に当たるというふうな基本的な考え方になっております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) ちょっとよくわかりませんので、もう一回伺います。何%上がると激変緩和措置が適用されるということになります。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕
    ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 今申し上げました伸び率、いわゆる自然増につきましては、今後算定していく必要がありますので、今何%ということはなかなか言えません。ただし、今回の参考までに、今回29年度推計値としての納付金を算定した際には、県では2年間で6%上がると、要は単年度ベース、3%ずつの6%上がるということを前提に試算したところであります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、3番目の質問に入ります。  市は平成21年度、国保税を25.6%、1世帯平均3万3,000円の値上げを行いました。県への制度変更で国保税が値上げになることも予想されておったわけですけども、これはあくまで新聞報道を見ての話です。制度変更により、加入者は値上げを、もしするとですよ、11月以降、決まって、今から市としてその対策を立てることが必要だと思います。このことについてと、あと国保の総収入に占める国庫支出の割合は、1980年代の50%から今では25%程度まで下がっています。国保財政の厳しいのは、国庫負担の引き下げが原因と言われています。国保財政安定化のため、財政支援の拡充を求めることが必要と考えます。これは先ほどの部分とちょっと重複しますけども、以上2点について答えてください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどの制度変更により加入者の値上げになることは避けるべきであり、今から市として対策を立てていくべきと考えるがどうか。また国保財政安定化のため、国に財政支援の拡充を求めることが必要と考えるが、どうかについてでありますが、今回の制度改正では、所得水準が同じ市町村であれば、年齢構成の差異の調整後の医療費水準が高い市町村ほど、事業納付金が高くなり、それを賄うための保険税が高くなる仕組みとなっております。今後、事業納付金を抑えるための対策として、特定健診の受診率の向上を含め、保健事業の充実により医療費の抑制に努め、新制度移行後も保険税の抑制に努めてまいりたいと考えております。こうした保険者の努力に、現在、国の支援がなされており、平成30年度以降さらに拡大されることになっております。  また、国の財政支援についてでありますが、今回の国保制度改正に合わせ、平成27年度から低所得者対策の強化といたしまして、低所得者の割合に応じて全国の自治体へ既に約1,700億円の公費拡充がなされており、今後、平成30年度から予定されております1,700億円のさらなる追加公費の拡充が、国民健康保険の県単位化の前提であり、その確実な実施について、県を通じて国に強く求めてまいりたいと考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 先ほどの答弁にもありましたけども、国保加入者は定年退職した人や、個人事業者など、比較的立場の弱い人が非常に多いです。市としてもこういう事情を考慮して、今言われたように、私が質問したように、対策を立てていくことが、これからは求められると思うんです。そういうことを考慮してやっていただきたいと思います。  4番目ですけども、県が自治体別の納付金の額を決定するとき、市町村ごとの医療費水準と所得水準を考慮すると、こういうことになっています。また、保険税の納付率、これも考慮されるというふうに聞いています。県が市町村ごとの標準保険料を提示することになっていますが、納付金額の決定等に異議や説明を求めることができるようにすることが必要というふうに思いますが、これについて答えてください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 納付金額の決定等に異議や説明を求めることができるようにすることが必要と考えるが、どうかについてでありますが、市町村の事業納付金の算定につきましては、富山県では、基本的に国のガイドラインに基づいて算定した事業納付金を市町村に求めることとしております。しかしながら、ことし4月の県市町村長会議、6月の県に対する重要要望、さらには富山県国保運営方針等連絡協議会等において、給付の内容が変わったものでもなく、今回の制度改正による理由のみによって、被保険者の負担が大きくふえないように求めてきており、今後もこのことについては、引き続き県に求めてまいりたいというふうに考えておりますので、しっかりと行っていきたいというふうに思います。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) ちょっと思いが違うようですから、もう一回質問しますけども、今の市長が言われたようなことじゃなくして、これからもですよ、これからも、30年以降についても、不服があるときには、そういう申し立てる機関が必要じゃないかという私の質問なんですけども、何か意見すれ違うというか、思いが違うというか、それがありますんで、じゃあ、今、県にはそういう不服あるときの、不服審判、審査するような機関があるんでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) そういう機関等はございません。ございませんが、現状、今、市長が申し上げたように、現在、納付金の算定のルールについて、いろんな協議がなされ、基本的には国が定めるガイドラインに基づいて行うということになっております。その中で、一定程度、県の裁量により、ルールの適用がなされるものについて、今申し上げた県の市町村長会議等を交えまして、そういったルールの改定といいますか、見直しについて働きかけているところであります。いずれにしろ、いずれ一度算定、決定したルールについては、それぞれの市町村の有利、不利は当然ありましょうが、そういったルールに基づいて従うべきだというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 今、部長のほうからガイドラインという話が出ました。それから県も示されるこの納付についても、これはガイドラインだというふうに思います。そういう考えでよろしいんでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 特に激変緩和の部分については、国の基本的なものについてはガイドラインで示されております。もう1点、激変緩和への公費の投入の仕方について、一定程度まだ国・県の裁量の余地といいますか、そういったところが一部残されている部分がございます。そういったところに黒部市なりの思いといいますか、そういったものを少しでも反映できないかということで、現在、働きかけているという状況でございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) ガイドラインというのは、決定事項じゃないんですよね。あくまでガイドラインであって、これは技術的助言というふうに答えておりますけども、あくまで決めるのは市のほうなんでしょう、私はそういうふうに考えますけども。あとの質問と重複しますので、5番目に入っていきますけども、今後、県から運営や保険料に関する細部の方針が示される、11月以降になると思うんですけども、保険料賦課決定等権限及び決算については、当然、市にあるというふうに私考えるんですけども、これについてどのように思っておりますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 保険税の賦課決定等権限及び予算決定は市にあると考えるが、どうかについてでありますが、平成30年度以降につきましては、県が市町村ごとの事業納付金を決定する、そして市町村ごとの標準保険料率を示すこととなりますが、制度改正後も市町村においては、保険税率の決定、賦課徴収、そして国民健康保険事業特別会計の予算編成は、引き続き市が行うということであります。今後は県の示す市町村ごとの標準税率を参考にしながら、本市において保険税の見直しが必要かどうかを検討して、予算編成を行ってまいりたいというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、2項目めの、通学時の安全対策について伺います。  国土交通省は、昨年6月、踏切道改良促進法で、あいの風とやま鉄道の中新地内第1生地踏切を、歩道が狭い踏切と指定しました。踏切安全通行カルテに、このことを公表しました。第1生地踏切は、踏切内の車道部分が約6メートル、歩道部分が70センチと狭く、踏切に接する市道堀切吉田線と生地中新線が交差しており、危険な交差点となっています。高志野中学校全生徒の約半数近くが通学時に利用している道路と踏切であり、通勤時間帯と重なったとき、非常に危険です。信号機の設置や踏切内歩道の拡幅等、早急な改善が必要となります。市はどのような対策がとれるのか答えてください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) あいの風とやま鉄道の第1生地踏切及び市道の改良についてでありますが、当該踏切につきましては、現在、踏切道改良促進法にある踏切に指定されておらず、状況といたしましては、国土交通省が平成19年4月に緊急対策踏切として抽出し、その後、平成28年6月に踏切安全通行カルテにて、歩道が狭隘な踏切として抽出されております。本市といたしましては、緊急対策踏切として抽出された後に、早急な安全対策として、当時のJR西日本と協議し、平成23年3月に踏切内の路肩部にカラー舗装を実施し、安全性の向上を図ったところであります。  また、接続する市道生地中新線において踏切から県道魚津生地入善線の区間について、歩行者の安全確保のため、平成18年度より歩道部のフラット化とカラー舗装を行い、平成26年度に完成したところであります。  さらに、小・中学生における通学路の交通安全対策を目的として、平成28年3月に黒部市通学路安全推進会議を設置し、小・中学校、PTA、交通管理者、教育委員会、道路管理者が連携し、通学路の合同点検を実施しているところであります。会議の中でも、この踏切につきましては、狭隘な踏切であると認識しており、現在の対策といたしましては、通学時等に教員による見守りを行っていただいているところであります。  あいの風とやま鉄道にある踏切のうち、踏切道改良促進法に基づき、既に指定されている踏切の改良についても、改良までに時間を要すると伺っていることから、早急に改良することは困難であると考えております。  今後とも、各関係機関と連携して、信号機の設置の要否を含めて安全対策を検討してまいりたいと考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 踏切の改良促進法ではされていないと。じゃあ、踏切道、通行は安全通行カルテ、これは何に基づいて出されたんでしょうか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 平成28年の6月17日に踏切安全交通カルテという公表が国土交通省のほうでされまして、その中に第1生地踏切ということで、市道名、生地中新線、そして、鉄道名があいの風とやま鉄道ということで、その中で歩道が狭隘な踏切であると、そういうふうに出ております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) ちょっと伺いますけども、今、部長のほうで平成28年、これは去年の6月のことだと思うんですけども、市長は先ほど対策というか、とられてきたということを言われました。それで、28年の6月に公表されたことは、私も知っています。ただ、公表されるまでに鉄道事業者と道路管理者が相談するわけですよね。その相談はいつごろからやられたんでしょうか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 22年の12月でございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) そうすると、22年の12月にやられて、28年に公表されるまで、その間に何か踏切の中のカラー舗装だとか、幅50センチしかありませんけども、そういう対策をとったというふうな経過になると思うんですけども、その考えでよろしいんですか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 先ほど市長が答弁の中でも申し上げているように、国土交通省はまず平成19年の4月に緊急対策踏切として抽出しているということがあって、それを受けて先ほどのJR西日本と協議し、23年3月にカラー舗装をしたという経緯でございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 先ほど市長は、促進法にはされていないということですけども、これは改修の候補として挙がってるということはご存じでしょうか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) いわゆる法律の指定にはなっていないということでございます。そして、今言いましたように、緊急対策の必要な踏切であるということはうたっています。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 私は改修の候補に挙がっていることをご存じかということを聞いたんです。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 当然、緊急の対策は必要な踏切であるということは間違いないと思っています。               〔9番 谷口弘義君挙手〕
    ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 聞いておられるのも、聞いておられないというふうに私は理解しました。私はこの質問するときに、この第1生地踏切について、国土交通省の新潟の整備局に問い合わせしました。そうしたらこういう回答なんですよ。もうちょっとやっぱりね、調べてほしいと思うんですよ。改修の候補として挙がっているというのは、改修も必要ですよということに私は捉えるんです。  それと、今の高志野中学の全生徒の約半分近く、130人ほどが、きのう、通っていることを、伊東議員だったかな、辻議員だったかな、回答されましたけども、その危険性については、教育長に伺いますけども、今、市長のほうから教員が出て指導に当たっているということだったんですけども、その実態はご存じでしょうか。どういう危険なのか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 高志野中学に大変近い踏切であって、多くの生徒がその踏切を渡って通学しているということは認識しております。また、車の交通量も多いというぐあいに認識しています。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 非常に危険な踏切だから、市長のほうで教員が交通指導に当たっておるというふうな答弁されましたんで、危険な踏切、交差点、そのことについてどのように認識しておられるかということを私聞いたんです。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) そういった交通量も多い、通る生徒も多いということで、狭いこともあり、危険だということで教員が立って、安全確保に努めているということであります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 教育長にもう一回伺いますけども、今、安全のために立っておるということでした。そうすると、あそこの交差点、踏切を渡ってくるについては、安全に不安があるということにとれるわけですけども、それでは、教育長として子供たちのためにどのようにすればいい、その考えを聞かせていただきたいと思います。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) どういう方法がいいかということは、なかなか難しいですけども、何らかの安全対策がとられることを願います。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 何か今の答弁聞いてると、教育委員会として生徒たちの安全に対する熱意が伝わってこないがね。熱意はあるだろうと思いますけども。私は生徒の安全対策として、今とれるのは、まず歩道部分の50センチの部分をもっと広げることだと思いますよ。教育長も当然、こういう質問が出ましたんで、あそこ行って見ておられると思うんですけども、あの状態、非常に危ないもんでしょう。1人の教員が立って、十字路の車の整理して、それから中学校方面から車の整理して、生徒を渡らせて、電車の生徒が来て、こんな状態ですよ。だから、せめて歩道部分でも広くしよう、そういう気に、要望をすることに私は期待しておるんですけども、教育長として、そういうことを強く申し述べる気はありませんか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 実態も見せていただきましたが、歩道部分は片側だけ確保されているという状況ですが、実際には生徒は常に自転車であれば左側通行、歩行者が右側通行というルートを守りながら行き帰りしているわけなので、当然、両方を利用するというのが実態であるということも確認しています。できればそういう形で踏切を利用しながら、安全に通行できる形が実現できればいいというぐあいに願います。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、最後の質問になります。平成32年度の桜井中学と宇奈月中学の統合に向け、生徒の安全対策として地鉄荻生駅の移設・改良工事が統合時までに終えることになっています。鷹施中学と高志野中学の統合も同時に行うことになっています。統合により生地第1踏切を利用する生徒がふえることが予想されます。これは先ほども申しましたけども、桜井中学の統合をするために、荻生駅の安全対策を講ずる、それならば高志野中学、鷹施中学の統合のためにも安全対策を講ずる、このことが必要だと思うんですけども、このことを抜きにして、統合を進めるということについては、非常に不安を覚えます。このことについて答えてください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 生徒の安全対策のために、平成32年度の統合時まで、第1生地踏切を改良すべきというご質問でありましたが、今ほども述べましたように、踏切道改良促進法に基づき、既に指定されているあいの風とやま鉄道の踏切の改良につきましては、現在のところ、平成32年まで時間を要するというふうに伺っております。また、踏切の拡幅だけではなくて、踏切横にあるき電区分所の移設を伴うと考えられ、通常とは異なる多額な費用が想定されていることから、中学校統合までの改良は困難であるというふうに考えております。  また、今ほど議員も言われましたように、踏切の拡幅をすれば安全が確保できるかというと、あの現状では、あそこの交差点部分の安全対策なども考え、いずれにしてでも、先生等がそこで交通安全指導を行うということが必要な場所だと、非常に危険な場所だというふうに認識しておりまして、それらのことも含めて、今後どうするのかということについては、検討していきたいというふうに思いますが、踏切の拡幅については、鉄道事業者でありますあいの風とやま鉄道と踏切の改良時期を今後協議してまいりたいというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 市長が今言われたように、あそこを改良するときには多額のお金が要ると思います。ただ、地鉄の荻生駅の改築・改修ほどかからないというふうに思うんですよ。だから、同じ生徒の安全を願うなら、やっぱりあそこも早急な改良工事、少なくとも、この分の改良工事が必要だというふうに思います。  それと、先生方の指導ということを言われましたけども、あの指導は校長の命令で行われているんでしょうか。それとも自主的なものでやられておるんでしょうか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 校長の命令があるというぐあいに認識しています。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 校長の命令ならば、時間外勤務になりますよね。どのような考慮がなされているんでしょうか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) されているというぐあいに考えています。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 考えておるんじゃなくして、されているんですか。考えることは誰でもできるんですよ。現実はどうなのかということを聞いてます。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 議員が疑問に思っておられるのは、振りかえの休みがとれているかどうかということかと思いますが、十分に全員とれているとまでは認識していませんが、必要な場合にはとっていただいているというぐあいに考えています。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 私もあそこに立ちまして、先生方とも話しました。校長命令というよりも、ボランティアという意識が物すごく強く感じられました。ボランティアじゃないんですね。業務でやっておられるんですね。  そういうことで、生徒の安全については、やっぱり統合時まできちっとやっていく、そういう努力を続けていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。             〔9番 谷口弘義君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、6番、村井洋子君。             〔6番 村井洋子君質問席へ移動〕 ○6番(村井洋子君) どなた様もお疲れさまです。  本日最後の質問者になりました。速やかに質問に入ります。  1項目め、地域支え合い推進事業の現状について。平成27年度から開催された地域支え合い推進員養成講座ですが、各地区の取り組み状況は進んでいるのでしょうか。男性の参加が少ないなどの声も聞かれ、推進員の方たちも苦慮するところであります。今後の進め方についてお伺いします。  1点目、推進員の養成講座受講者は、現在、総数は何名になったのでしょうか。また、実際に推進員として活動している方は何割ぐらいいらっしゃるのでしょうか。お願いいたします。             〔6番 村井洋子君質問席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 地域支え合い推進員養成講座受講者数と活動している人の割合についてお答えいたします。  地域支え合い推進員養成講座は、高齢者及び高齢者を支える方が、社会参加や地域活動を通して、みずからの介護予防を図るとともに、互いに支え合う地域づくりに資する活動を実施した際、その活動を円滑に進めるための必要な知識や技能を習得することを目的に、1クール9日間、15講座で開催しているところであります。  平成27年8月に1クール目を実施して以来、年に2クールの実施を目安に、現在4クールを開催しております。平成29年8月末現在で、講座の受講者は123名、修了者は112名おられます。  推進員として活動している方の割合についてでありますが、現在、地域支え合い推進事業をしている地区の推進員は66名おられまして、修了者に対して約6割となっております。それ以外の推進員の方についても、みずからの介護予防に取り組んでおられるなど養成講座を生かした活動をしておられるところであります。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 実際に修了された方のうちの6割が活動に携わっていらっしゃるということでありますが、これは当局の予想の範囲なのでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) もちろん全ての方が、いわゆる地域の通いの場等で活躍していただくことが理想ではございますが、その中でもやはり、まずみずからの知識と興味ということも含めて、そういったことを研修してみたいという方も多くいらっしゃることも認識しておりましたので、一定程度の人数は直接は携わらないまでも、みずからの活動に生かしていらっしゃるというふうに最初から想定いたしておりました。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) それでは、今後の目標数といいますか、これは何年にわたってこの事業を進めていくということになるんでしょうか。事業といいますか、この講座ですよね。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。
                〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 現在本市では、地域支援事業、いわゆる介護保険事業といいますか、市町村で行う地域支援事業の一環として、この事業に今取り組んでいるところであります。その中では、今、現在の大まかな目標数といいますか、必要数について申し上げますと、いわゆる2025年、後期高齢者の人口がピークに達するであろうと言われる年でありますが、2025年の後期高齢者の方々は、現状、黒部市では7,500人余りというふうに現在推計しております。そこから要介護度1から5になられるであろうと言われる見込みの方は約1,500名ほどおられるであろうと、これはもう推計でありますが、考えております。この1,500名の方を除いた方々、いわゆる健常の方と要支援の方ということになろうかと思いますが、この対象者が約6,000人というふうに考えておりまして、この6,000人を一つの通いの場が15人グループと仮に仮定すれば、約400人の支援員の方が必要というふうに現状考えているところであります。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) そうしますと、あとこの事業は延々ということではなくて、2025年まで、この事業といいますか、この講座。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 養成講座については、引き続き進めてまいりたいと考えております。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 2点目に参ります。  これまでに男性の受講者はいるか、その活動状況はどのようなものでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 男性の受講者と活動状況についてでありますが、平成29年8月末現在では、男性の受講者数は19名で、そのうち修了者は16名おられます。そのうち、現在、地域支え合い推進事業をしている地区の男性推進員は8名であります。活動状況につきましては、各地区における地域での話し合いですとか、地区の通いの場の参加、企画・調整などに携わっておられます。市といたしましても、受講される男性の数は少ないというふうに認識いたしておりまして、今後、男性の受講者数をふやしていくことが、課題の一つにあるものと考えております。  現在の男性の推進員は、地区のリーダー的な存在の方が多くいらっしゃいまして、その方々を通じて、より多くの男性の方が受講されるよう働きかけてまいりたいと考えているところであります。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) この推進員に男性の方たちがふえれば、通いの場に通ってきてくださる男性の方たちもふえていくんではないかというふうに考えます。それで、せんだって、生地の高岡屋へ伺いましたときにも、特別に男性だけの日を設定しているというふうにもおっしゃっておりました。何かと難しい男性ですので、やはりそういう講義も男性向けのというんですかね、そういうものも考えていったらいいのかなというふうに思ったりいたします。  それでは次に3点目に入ります。  今後も開催するに当たって、どのように募集をかけていくのでしょうか。大分、詰まってきているというんですかね、各地区から以前のようにはたくさん出てこないというような状況だというふうに伺っておりますが、いかがでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 地域支え合い推進員養成講座の募集についてでありますが、現在、各自治振興会長、地区の社会福祉協議会の会長さん、公民館長、地域支え合い推進事業の実施団体に、地域支え合い推進員養成講座の事業の概要説明とあわせまして、養成講座の募集のご案内をさせていただいております。また、市報、ケーブルテレビ、市のホームページにおいても案内をしているところであります。今後さらなる取り組みといたしまして、地域支え合い推進員を対象とした、地域支え合い推進員養成講座フォローアップ研修などにおいて、推進員の方々を通して、より多くの方が受講されるよう働きかけてまいりたいと考えておるところであります。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) やはり、この後は、男性のほうにもどんどん力を入れていっていただいて、支え合い推進員がふえていくことを願っております。  それで4点目ですが、今もうほとんどお話が出ましたけれども、まとめまして、これまでの経過や各地区での取り組み状況から、何が課題として考えられるか、それをどう乗り越えていくのかという点をお願いいたします。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) これまでの経過、それから各地区での取り組み状況からの課題についてでありますが、地域支え合い推進事業は、住民主体で運営される地域の通いの場において展開されております地域活動に対しまして支援を行うというものであります。自治振興会や町内会での事業説明などを通しまして、事業の趣旨・内容などについて、おおむね理解を得られているものと考えているところであります。町内会や老人クラブなど、地域に密着したあらゆる団体などが、地域の総意を持って行うべき地域づくりのための活動でありますことから、機運の醸成にやはり若干時間がかかるようでありまして、取り組みの時期等については、地域の実情に応じて、それぞれの地域で判断していただきたいと考えております。  市といたしましては、団塊の世代が75才以上となります2025年をめどにしまして、より多くの地域で、この地域の話し合いが持たれるよう、地域での事業の説明などを継続的に取り組んでいきたいと考えております。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) ありがとうございます。想像以上に多くの方が受講されていることに感心しております。この事業が特別なものではなくて、各地域において日常の流れの中で、集いの場みたいなものができて、そこへ行くのが楽しみになったなというふうな感じの、本当にごく普通の集いの場になっていけばいいなというふうに願っております。ありがとうございました。  次に、2項目め、納骨室と永代供養墓についてであります。  さまざまな事情からお墓を継承する家族がいないなどの状況が発生してきており、無縁仏といわれる墓もふえてきていると、そんな話が聞こえてきます。3月議会での納骨室に関する質問を、納骨堂やお墓、合同永代供養墓などに関する要望があることから、将来の状況を見据えて再度質問いたします。  1点目でありますが、今回の補正予算に上がってきております、全員協議会で私たちが説明を受けておりますが、市民の皆さんに公表するという意味で、1点目質問させていただきます。  仏舎利塔納骨室の返還数と公募の予定日はいつか、お願いいたします。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 仏舎利塔納骨室の返還数と公募の予定日はいつかについてでありますが、本年6月、未使用の納骨室288室の使用権設定者に対しまして、使用権返還の有無について文書において確認しましたところ、16室の使用権設定者が返還に同意されたところであります。また、平成26年9月に納骨室抽せん会を行った後、今日までに返還された納骨室が12室ありましたので、現在合わせまして28室の空き室がございます。  今般、上程しております納骨室未使用者の償還金及び納骨室の改修工事に対する追加補正予算をご承認いただければ、本年10月2日から31日までの期間に希望者を募りまして、本年11月中旬に抽せん会を行う予定ということにいたしております。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 10月2日から31日までの間で公募、11月中旬が抽せんということであります。前回のお話も出ましたが、3年前に12室の返還があり、そのときは70名以上の応募があったということでありました。今回、何名ぐらいの応募があるというふうに予想されますでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 現状、やはり募集してみないとわからないというのが本音でございますが、前回と同数程度の応募がいらっしゃいましてもおかしくないというふうに考えております。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 市長にお尋ねいたします。前回の3月の答弁では、今回のこの募集によっての人数とかを考慮して、納骨室の増築というんですかを考えるというふうにおっしゃっておりましたが、恐らく前回、3年前で74名の方たちの募集があったということで、恐らく100人は超すんではないかなというのが私の予想です。それで、市長、いかがでしょうか。これからますます市の公のこういう納骨室を求める人はふえていくんではないかなと思うのですが、やっぱり増設、増築のことに関して、市長はどのように今思っていらっしゃいますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 堀内市長。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 現在のところ、増設については考えておりません。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) ちょっとがっかりなんですが、今回の結果を見て、また考えていただきたいと思いますし、私もまた攻めどころかなというふうに思いますので、いろいろな場でまた発信していきたいと思っております。  次、2点目に参ります。市の共同墓地は地区別に何カ所あるのか、そのうち放置されている墓、無縁仏の把握など、管理はされているのかについてお願いいたします。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 市の共同墓地の地区別箇所数及び放置された墓の把握・管理についてでありますが、現在市の墓地については、大きくは二つに分類されます。一つは市有地で、市が条例に基づいて直接管理運営する墓地として、宮野墓地公園にあります黒部市宮野墓地と、浦山地内にあります黒部市宇奈月墓地の2カ所であります。  一方、市有地ではあるものの、当時から地縁団体や墓石の所有者などで管理されている墓地が、市内に22カ所ございます。内訳といたしましては、生地に4カ所、石田に2カ所、村椿・大布施・三日市・荻生・若栗・下立に各1カ所、前沢に2カ所、愛本に8カ所であります。  放置された墓石の把握や管理につきましては、市が直接管理いたしております市営墓地におきましては、適宜、現場確認するなど把握に努めております。一方、地縁団体や墓石の所有者で管理されている墓地の墓石につきましては、現在、市では把握しておりません。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 宮野の墓地、あるいは浦山の墓地については、市が管理されているということでありますが、これまでに無縁仏になったとかっていうふうな感じのところはありますか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 現状、把握いたしておりません。そういった管理者が不明であろうと懸念されるところについては、適宜、調査してその管理をお願いしているところであります。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 例えば管理されているところであったとしても、納骨室の持ち主が亡くなって、後を引き継ぐ人がいなくなったというのが、いわゆる無縁仏になっていくんではないかなと思うんですが、そういうものについては、市はお寺さんか何かに委託して、片づけていただくんですか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 先ほど申し上げたように、現状ございません。ございませんが、今、先ほど申し上げたように、なるべくそういった縁故者等を探しまして、調査しまして、その管理をお願いしているところであります。これは一時そういった不明な方がいらっしゃったとしても、引き続きここは長期にわたってそういった調査をしていきたいというふうに考えております。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) じゃあ、次3点目に参ります。
     人口減少に伴い発生する空き家と同時に、無縁仏も増加すると考えられますが、市としてこの状況をどのように見ているのか、また今後の対応の見通しを伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 今後、無縁仏の増加が想定される中、その対応についてでありますが、墓石は建立された方の所有物でありますので、永続的に子孫へ継承されていくべきものであります。しかしながら、少子化、核家族化が進むと同時に、家意識も希薄化する中で、墓石の無縁化の増加が懸念されます。  一方で、墓地のあり方についての考え方が多様化しており、その選択は個人、親族の考え方や事情によるところが大きく、市といたしましては、最終的な墓石と遺骨の取り扱いにつきましては、関係法令に基づき慎重に対応してまいりたいと考えております。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 例えばですね、私は納骨室のことを言ったりしているんですが、市営であれば、納骨室なんかも承継する人がいなくなれば、市のほうがそれをちゃんと管理するということであれば、管理していただけるんであれば、やはり市の納骨室を求めたいということに拍車がかかるんではないかなと思うんです。それで、現在の応募をかけた場合でも、たくさんの方たちが漏れる方がたくさんいらっしゃるわけですよね。私も一回、市の何かに応募して、漏れたことがあります。すごいがっかりしたことがあるんですが、やはり市営であればみんながそちらのほうに納骨室を求めたいという気持ちになられるのは、もうよく理解できることでありますので、前回も申し上げましたが、納骨堂の裏のほうに少し土地がありますので、そこもまた見てきていただいたりして、前向きに納骨室の増築を考えていただきたいということをお願いしたいと思います。  次、3項目め、小・中学校におけるエアコンの運用についてであります。  熱中症の予防対策として、ようやく学校へのエアコンが設置されたと思っていました。7月の新聞報道によると、黒部市内の小・中学校のエアコン設置率は70%ということらしく、その運用のあり方について質問します。  きのう、橋本議員が詳細に質問をされて、答弁も終わっておりますが、残る30%がランチルームであるということがわかってまいりました。違う。中でも特にランチルームに設置が進んでいないということでありました。そこで、食品の安全、衛生面を考えますと、ランチルームもやはりエアコンの設置が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 今ほどのエアコンのご質問ですが、まず報道で発表されました市内小・中学校のエアコン設置率につきましては、平成29年7月1日現在、7月1日時点での普通教室のみを対象としていた調査でありまして、これも桜井・宇奈月統合中学校校舎が完成する前の数字ということで、小学校の普通教室は設置率100%ということですが、中学校は7月1日時点では、普通教室は桜井中学校の完成前ということで、全て未設置のため、小・中学校合わせて70%の設置率という記事になっておりました。したがいまして、残る30%につきましては、これ中学校の普通教室の未設置ということであります。  今ほどのご質問のランチルームの件ですが、食品の、食事の安全性については、食事については給食センターのほうで作製しておりまして、その配送を受けて配膳するという形ですが、先日の橋本議員さんのご質問にもありましたランチルームにつきましては、今後、調査等含めて検討していきたいというふうに考えております。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 私からも改めてお願いしたいと思います。  次に、2点目、エアコン設置が進む中、父兄からは30度を超えなければ作動しないとの苦情がありました。市役所では、28度からと聞いておりますが、ことしは学校のほうはどのように運用されていたのでしょうか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 学校のエアコンの運用につきましてですが、エアコンの使用につきましては、目安として室温が30度を超える場合に、設定温度28度で運転するというようなことで、学校へ通知しておりました。ただし、行事等がある場合など、学校で臨機応変に対応するという場合には、そういうふうに対応してほしいということで周知したところであります。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 周知したところでありますというのは、暑いさなかにそういうふうに早く涼しくしてあげてくださいということではなくて、今ごろというお話ですか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) エアコンの設置終わりまして、各学校のほうからも、どのように運用したらいいかというようなご質問ありました。それで目安としまして、6月ごろにこういうような連絡を、5月26日にそういう連絡をしたという状況であります。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) そうしますと、7月、8月は夏休みなんですが、子供たちも学校へ行っておりますよね。そういう時期にはしっかりと28度になったときには入れるというふうなことにはなっていたということでしょうか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 一応、通知としましては、室温が30度を超える場合に、設定温度28度で運転するよという通知で、そこに状況に応じて臨機応変に対応していただきたいというような文言を入れていたということであります。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 次、3点目にいきます。早い時期から今はもう急激に暑さが増す状況になってきております。今後はよい環境で集中して学習ができるように、的確な運用を求めたいと思いますが、今ほどもお話がありましたが、的確な運用について、対応についてもう一度お伺いします。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) エアコンの運用につきまして、今後につきましては、今年度の運用のされ方等も確認しまして、28度という数値を目安として、建物の状況とか、室内にいる方の体調等を考慮しながら、状況に応じて室温管理の取り組みをお願いしたいというふうに考えておりますが、やはり最近の環境省とかの通知でも、28度の目安ですが、暑過ぎないことと、逆に冷やし過ぎないことを考えて、状況に応じて運用するということですので、その辺の趣旨をよく学校に伝わるように、今後学校のほうに連絡していきたいと思います。               〔6番 村井洋子君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 6番、村井洋子君。               〔6番 村井洋子君起立〕 ○6番(村井洋子君) 子供たちのためにも、先生方のやる気のためにも、ぜひそのようにお願いしたいと思います。  私の質問は以上で終わります。             〔6番 村井洋子君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 以上をもって通告による一般質問は終了いたしました。  これをもって一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により、9月13日から15日まで、19日から22日まで及び25日の8日間は本会議を休会といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(新村文幸君) ご異議なしと認めます。よって、9月13日から15日まで、19日から22日まで及び25日の8日間は本会議を休会とすることに決しました。  なお、9月16日から18日まで、23日及び24日の5日間は市の休日でありますので休会です。休会中、13日午前10時から産業建設委員会、同日午後1時30分から生活環境委員会、14日午前10時から総務文教委員会、同日午後1時半から総合交通対策特別委員会、15日午前10時から立山黒部ジオパーク促進特別委員会、同日午後1時30分から第2次総合振興計画検討特別委員会、19日から22日までの4日間は、午前9時から決算特別委員会がそれぞれ開かれます。  各委員会において審査する議案は、既に付託してあるとおりであります。  この際、執行機関に申し上げます。  各委員会への出席を求めます。  9月26日は午前10時開議、委員長報告、質疑、討論、表決を予定しております。  本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでありました。   散会 午後2時29分...