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平成30年 6月定例会(第3号 6月12日)

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  1. 滑川市議会 2018-06-12
    平成30年 6月定例会(第3号 6月12日)


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    平成30年 6月定例会(第3号 6月12日)                  平成30年6月           滑川市議会定例会会議録 第3号 平成30年6月12日(火曜日)          ──────────────────────             議 事 日 程   第 3 号                       平成30年6月12日(火)午前10時開議 第 1  市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 第 2  議案の委員会付託 第 3  陳情の委員会付託          ──────────◇──────────                本日の会議に付した事件 日程第1 市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 日程第2 議案の委員会付託 日程第3 陳情の委員会付託          ──────────◇────────── 出席議員(14名)     1番 大 門 良 輔 君    2番 大 浦 豊 貴 君     3番 脇 坂 章 夫 君    4番 青 山 幸 生 君
        5番 角 川 真 人 君    6番 竹 原 正 人 君     7番 尾 崎 照 雄 君    9番 原     明 君     10番 岩 城 晶 巳 君    11番 古 沢 利 之 君     12番 浦 田 竹 昭 君    13番 開 田 晃 江 君     14番 中 川   勲 君    15番 高 橋 久 光 君 欠席議員(なし)  欠  員(1名)     8番          ──────────◇──────────              説明のため出席した者の職・氏名  市長                  上 田 昌 孝 君  副市長                 石 川 忠 志 君  総務部長                膳 亀   進 君  企画政策課長              岡 野 博 司 君  総務部参事総務課長事務取扱       下 野 宏 一 君  総務部参事(消防署長)         元 起   修 君  財政課長                石 川 久 勝 君  営繕課長                川 岸 弘 明 君  税務課長                伊 井 義 紀 君  産業民生部長              石 坂   稔 君  産業民生部参事市民課長事務取扱     藤 田 博 明 君  市民健康センター所長          結 城 幹 子 君  生活環境課長              黒 川 茂 樹 君  産業民生部参事福祉介護課長事務取扱   澤 口 幸 二 君  産業民生部次長商工水産課長事務取扱観光課長事務取扱海洋資源振興課長事務取扱                      網 谷 卓 朗 君  商工水産課主幹             長 崎 一 敬 君  産業民生部参事農林課長事務取扱     成 瀬 久 之 君  建設部長まちづくり課長事務取扱     藤 名 晴 人 君  まちづくり課主幹            石 井 正 広 君  建設部参事公園緑地課長事務取扱建設課長事務取扱                      岩 城 義 隆 君  公園緑地課主幹             荒 俣 哲 也 君  上下水道課長              長 瀬   斉 君  浄化槽整備推進担当課長         石 川 美 香 君  会計管理者会計課長事務取扱       菅 沼 久 乃 君  監査委員事務局長            妻 木 朋 子 君  教育委員長               吉 田 達 郎 君  教育長                 伊 東   眞 君  教育委員会事務局長スポーツ課長事務取扱 上 田 博 之 君  学務課長                石 倉 裕 子 君  生涯学習課長              地 崎 紀 子 君  子ども課長               落 合 真理子 君          ──────────◇──────────           職務のため議場に出席した事務局職員の職・氏名  事務局長                岡 本 修 治          ──────────◇────────── ◎午前10時00分開議 ○議長(原 明君)  ただいまから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。          ──────────◇────────── ◎市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑 ○議長(原 明君)  日程第1、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を行います。  13番開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  おはようございます。  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  まず1番といたしまして、最初に子どもの安全政策についてお伺いいたします。  大切に大切に育てている子どもたち。本当にいろいろな状況の変化が出てきて、「ありゃ、困った」では済まされない時代になりました。痛ましい事件が後を絶ちません。今、私たち大人と、そしていよいよ行政の皆さんに取り組んでもらいたいとの思いで質問を行います。  1番といたしまして、平成28年、これは西部小学校に限ってのことだったんだと思いますが、通学路点検として、町内会、PTA、警察、学校など、本当にたくさんの皆さんが子どもたちを守るために危険箇所の洗い出しが行われました。  中学校区でも確認しましたかということをお伺いします。  なぜかといいましたら、現在、夏服ですので、農道のあちこちに白いワイシャツの自転車が走っています。農道も、のり面が急だったり、コンクリがごけごけだったり、あるいは深い川のそばだったり、「ありゃ、転んだ」では済まされない大けがも考えられますが、農道は通学路に入っているかどうかもお伺いします。お願いします。 ○議長(原 明君)  答弁に先立ち、理事者側の皆さんに申し上げます。  答弁にあたっては、質問の内容や趣旨を的確に把握されたうえで、要点を簡潔に、かつ明瞭に答弁されるようお願いいたします。  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  平成28年度の通学路点検の前段階といたしまして、平成27年度、市関係各課、警察署、新川土木センターなどにより構成された通学路安全推進会議を設置して、通学路安全プログラムを策定し、防災教育を中心とした実践的安全教育総合支援事業の指定を受けた田中小学校で通学路の合同点検と交通安全教育を実施いたしました。  そのときにできましたプログラムに基づきまして、平成28年度から通学路合同点検中学校区ごとに2年に1回実施しており、平成28年度は議員もおっしゃった滑川中学校区4校、昨年度は早月中学校区3校で実施し、危険箇所の解消に努めております。  今年度は滑川中学校区で実施予定であり、引き続き学校、保護者、各関係機関と連携し、通学路の安全確保に努めてまいりたいと存じます。  農道が通学路になっているかというご質問につきましては、後でもよろしいでしょうか。 ○13番(開田晃江君)  はい。 ○学務課長(石倉裕子君)  以上でございます。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  前段に一言しゃべらせてください。  私は小学校のPTAの副会長をやっていました。北加積小学校です。もう二十数年前。通学路の点検は、農協が主催する農村のふるさと何とかという名前がついているんですが、そこで通学路点検をしたわけです。  それと同時に、議員になった平成元年、これはむしろ古鹿熊線に歩道がありませんでした。農道は冬になると教育委員会と土木の除雪のほうとすり合わせがきいておりませんで、全部、危ないダンプ街道と言われた古鹿熊線を杉本のほうから、あるいは柳原から上へ向かう、そこを歩いて行ったわけです。除雪はされません。いわゆる横道から北加積小学校まで、あるいは野町の1つ南側の道路、これを除雪し直して、わざわざ農道を通学路にしてもらったという経緯がございます。  早月中学校は、大榎から東加積の小学校が縦に、これもダンプ街道で危ないもんですから、これは大島新から今の早月中学校、なごみ苑の横を通った道路を通学路にしたということで、これを認めてもらいました。  1年、言った年だけは除雪はされますけども、2年目、人がかわるとまたもとへ戻っている。これの繰り返しでありまして、こういう歴史を農道についてはやってきております。  それと同時に、今、点検をしたということですが、これは点検して点検箇所を対処しましても、新しい人たちに問いかけると、また新しいものが際限なく続いていく安全施策であると思っています。そういう観点でまた見ていただければありがたいと思います。お願いします。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  市長さん、ありがとうございます。  私も、危ない県道よりも農道を走ったほうがいいがじゃないかという考えもあるということもこの後伝えようと思っていました。  それでは2つ目といたしまして、中学校の自転車通学の生徒さんは通学路の設定はしてありますかという質問です。  国道8号線も横切らなければならない生徒さんもいるでしょうし、危険箇所の指導と通行禁止など、明確に知らせておられるのかどうか。危ない県道を通るより農道のほうが安全との考え方もありましょう。  その後、子どもたちの通学路の設定はいかがでしょうか。お伺いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  中学校の自転車通学の生徒への通学路の設定ということでございますが、通学路の設定はしておりません。  生徒へは、教職員が街頭指導や危険箇所の周知、それから交通安全教室等を通して安全指導を行っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  中学生ぐらいだと、どこでも走ってみようかという好奇心もあるだろうし、そういう点で私は、とにかく子どもたちが安全に通学できればいいのではないかということで、注意喚起をお願いしたいという思いでこの質問を入れました。  近ごろだと、朝の早い時間は自転車に白いワイシャツがいっぱいずっと農道を走ってくれておりますので、そういうこともあわせて安全にお願いしたいと思います。  それでは3番目に移ります。  近年、小学生の通学時被害が後を絶ちません。この状況に各地で取り組まれている見守りの皆さんの状況、そして子どもたちを守るためにお伺いをいたします。  通学児童見守りの皆さんの意見や希望を具体的に聞いておられますかです。いかがでしょうか。  不審者情報が後を絶たないんですね。例えば、警察から10日間で10枚ほどのファクスが入ってきます。これを情報共有のためにも、滑川市が全面的に支援し連絡協議会をつくってはどうかなと思っています。
     町部での状況あるいは郊外での状況、いろいろあると思いますが、お互いの状況を把握する、そのためにもやはり人材が必要だろうし、また新しく職員を採用し「子どもを守る課」の意識で取り組んでもらいたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  各学校では、代表者会等の機会を捉えまして、見守りの皆様へのご意見や情報等を伺うようにしております。  滑川市民間パトロール隊協議会の中に、校区ごとのパトロール隊が位置づけられております。その中で、犯罪や声かけなどの状況の情報が共有されております。  また、スクールガード・リーダー、警察、防犯協会、安全なまちづくり推進センター、青パト隊、子ども110番の家など、それぞれ皆様方が協力し連携しながら子どもたちの安全のためにかかわってくださっている状況でございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に連絡は、ここにこうして10日ほどの分を持ってきましたけども(資料を示す)、スマホで写真を撮ったり、あるいは名札をつけて学校へ行っていますので、ちょっとちょっとと言うてスマホで写真を撮られたというのも幾つも入っています。そういうのというのは、やっぱり皆さんで情報を共有してもらいたいなという思いです。  それでは次ですが、現在、各学校で帰宅時間や行事の連絡など、見守りの方々は必要な情報をどのように入手しておられますか。お伺いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  多くの学校が、月末に行事予定表を地区ごとの代表の方を通して見守りの方へ案内しております。  見守りの皆様には、学校安全メールや富山県警察安全情報ネットなどの登録も勧め、必要な情報が入手されますよう今後とも努めてまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私がこれを出してきたのは、例えば子どもたちが5限で帰っているのに3時に待っておられる、そういう状況もあります。ですから、子どもたちのその日その日の活動に対して連絡が行っていないんじゃないかなという思いです。  ですから、あそこの見守りの皆さんって、本当にどこの校区も、寺家小学校もそうですし田中もそうです。みんな子どもたちを見守りに出ていらっしゃるんですが、その日の行事に合わせた活動をしておられんがかな。「知らんかったちゃ」とも言うておられますので、行事の予定に関して学校へもらいに行くというのも話しておられました。  ですから、こういうことに関してもしっかりと本人にきちっと伝わるように、代表者の方だけではなかなか、代表でとまるかもしれませんので、よろしくお願いします。  それでは次、5番目です。  見守りの方々の活動はどこの管轄ですか。ジャンパーを見ると福祉課、こうして答弁は教育委員会、そして子ども110番は生活環境課。どこがリーダーシップをとって取りまとめていらっしゃるかお伺いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  学校安全パトロール隊の皆様は、滑川市民間パトロール隊協議会の中に位置づけられ、市の事務局は生活環境課となっております。  校区ごとの学校安全パトロール隊は、学校、関係機関と連携しまして、小学校区の中で運営されております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  小学校区でどういうふうな形で運営されているか把握しておられますか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  完全に把握しているわけではございませんが、私の経験で申し上げますと、パトロール隊の代表者の皆様に学期ごとに集まっていただいて、その代表者の方にご意見を出していただいたり、学校からのお願いを申し上げたり、そういう場を設けて、情報を共有しながらパトロール隊の皆様と連携をとっている学校がほとんどではないかなと思います。  ただ、大きな学校、大規模な組織であるとなかなか難しい面もありますが、町内会の皆様、代表者の方々、そういった方々とお会いするたびに、校長、教頭を通してまた連絡を密にするようにされているというふうに聞いております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それこそ、一月単位のミーティングとか計画とか反省とか、そういうのはとてもわかりますが、例えばこうしてファクスがどんどん入ってきます。スマホで顔を撮られたとか、あるいは、その子が歩いている間に3回も5回も顔を出して後ろから車がついて来るとか、ここに書いてあるんです。警察から。  こういうのは、滑川市はどこが把握しておられるんですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  まず被害に遭った子どもたちの情報を学校が入手しまして、それを警察や教育センターのほうに上げます。そして、教育センターから教育委員会や各学校のほうに伝達をいたしまして、それで保護者の方々、学校安全メールに登録された方々に案内をしているといった流れでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そしたら、見守りをしてくださっている皆さんの管轄は教育委員会ということでいいですか。  どこかに誰かがきちっと把握してあげないと、それこそ何で福祉課と言ったかというと、地域見守り隊の見守っておられる方は福祉課からジャンパーを支給されたり、そういう活動なんですよ。だから、力が分散してしまうから、見守るということに責任も持ってもらいたいなという思いなんです。お願いします。  それと、連絡協議会、こういうときはつくらなきゃならないんじゃないですか。最初の質問ですが、答えはなかったと思いますけど。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  大変大きな問題でございます。  各学校の連絡体制につきましては、学校の安全メールを通して、それぞれの見守りの方々にすぐに知っていただくように、安全メールの登録ということを促すようにまた努めていきたいと思っておりますが、民間パトロール隊の中に位置づけられているということでございますので、そういった大きな組織の中で皆さんと協力しながら、連携しながら、あくまでもボランティアの活動でございますので、皆さんがやりやすい形で進めていくのがベストではないかなと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ボランティア活動ですから、それこそその皆さんに何かということはできません。ただし、大切な子どもを見守ってもらっているんです。  ですから、例えば教育センターに情報が集まって、それが各学校へ出されて、解決策というのは気をつけてくださいよと言うだけなんですか。何で教育センターがそれを集約しておられるがですか。そしたら、見守り隊も全て教育委員会で見守ればいいがじゃないがですか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  そういった見守り、子どもたちの安心・安全な登下校に関しましては、教育委員会の中だけで解決していくということは難しいと考えます。それこそ、いろいろな関係機関の方々と一致団結して協力しながら、よりよい方法を構築していくことがベストではないかなと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  それでもリーダーが要るんじゃないかという思いです。ですから、連絡協議会をしっかりとつくっていただいて、滑川市の子どもを守るということに意識をしていただきたいと思いますが、今度、6番目に行きます。  新潟で2年生の子どもさんが殺されてしまって、悲しい痛ましい事件です。  教育委員会や学校などから、改めて子どもたちをお願いしますと伝えてほしいと思いますが、どこかから見守りの皆さんに声をかけられましたか。お伺いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  本当に痛ましい事件が起きてしまいました。  議員もおっしゃるように、子どもたちは地域の宝でございます。保護者や学校はもちろんのこと、関係団体の皆様、地域の皆様にもご協力をいただきまして、子どもたちが安心・安全に生活できるよう、教育委員会としても見守りを強くお願いしていきたいと考えております。  市民の皆様のそういった共通の認識になるように教育委員会としても努めてまいります。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に共通の認識になってもらいたいと思いますが、これは、例えばああいう事件がありました。ベトナムの子どもさんのPTAの会長さんの容疑とか、まあ容疑です。こういうこともあったり、いろいろなことがありますが、こんなことがありました、子どもたちをお願いというのはどこから言えばいいと思われますか。どこがそれを担当すればいいと思われますか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  子どもたちをお願いというのは、大人全員がみんなで、保護者の方々がみんなで声をかけ合うことが適切ではないかな。教育委員会ももちろんのことでございます。議員さん方も、あと、私も地域の見守りの方々には「お疲れさまでございます」ということで声をかけ、本当にお礼を申し上げているところなんですけれども、そういったみんなで子どもたちを守っていこうとする意識、そういったものを滑川市民の皆様全員に持っていただくように、また教育委員会としても頑張っていきたいなと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そしたら、見守りの管轄は教育委員会でもなし、一生懸命子どもたちを守りましょうと教育委員会は発信しますと。  それでは次、子どもたちの下校時の空白時間、これがあるために痛ましい事故がいっぱいあると思います。今できることを考えるのは役所であってほしいと思いますが、空白時間の対策を何か考えていらっしゃいますか。お伺いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  見守りがいない空白の時間を完全になくすということは容易ではないと考えます。  学校では、子どもたちに予定した下校時刻を守ること、それから近所のお友達と複数で帰ること、場合によっては集団で下校することなど、対応しているところでございます。  学校安全パトロール隊の登録者数は、平成27年度は1,336名でした。平成30年度は1,446名、100名以上の増加となって、増加傾向となっております。  子どもたちには、まず自分の身は自分で守ること、防犯ブザーを身につけること、「いかのおすし」の約束を徹底することといった安全指導とともに、これまで以上に子どもたちの見守りを関係機関と連携し、協力を得ながら進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  例えば死角になるところに防犯カメラを置くとか、あるいは「防犯カメラ作動中」という張り紙をしっかりするとか、いろいろな形で空白と曲がり角とか、そういうもののケアができるんじゃないかと思っています。  もちろん、青パトの皆さんに走ってもらうとか、警察のほうにパトロールもお願いしてもらうとか、いろんなこともあると思いますが、私は防犯カメラも静かに一番効果があるんじゃないかと思っております。  それでは8番目に移ります。  富山県内でも子ども第一主義を一番掲げて頑張っている滑川市は、見守り活動も徹底していると行政的に言えますか。十分している程度ではないかと思いますが、そこで、第2子保育料完全無料化のために、たくさんの方が滑川市に引っ越してこられました。  この後10月から、富山県でも所得制限つき第2子保育料無料、また来年には、国も所得制限つき第1子から保育料が無料になります。そしたら、せっかく滑川市の子育ては一番と言っておったんだけど、少しありがたみが薄れるかな。  今度は、どこよりも先に子どもの見守り体制を確立し、徹底し、「安全・安心のまち 子どもを育てるのは滑川市」を掲げていく。これは大きなソフト事業ではないかと思いますが、いかがですか。お伺いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  滑川市の学校安全パトロール隊の活動は、県内外から大変評価されております。  例えば具体的に申し上げますと、昨年度は北加積小学校の安全パトロール隊の皆様が文部科学大臣表彰を受けられたということがあります。通学路の見守りは、子どもを犯罪被害から守るための大切なボランティア活動であり、私どもは十分取り組んでいただいていると考えております。本当に頭の下がる思いでございます。  今後も市の宝である子どもたちが安心・安全に生活できるよう、学校や保護者、関係機関、それから議員の皆様と知恵を出し合いながら推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  今、北加積小学校区の見守りの皆さんが文部科学大臣賞をもらわれた、こういうのもそういう連絡協議会があれば皆さんに伝えられると思いますね。もちろん、そのおかげで滑川市は大きな被害もなく、とてもいいことなんだと思います。  ただ、この新潟の2年生の女児の事件は、すぐ近くの踏切に最近までおじいさんが見守っておられた。そのおじいさんが、「年いったから、これでやめっちゃ」と言われておられなかったという報道がありました。  もし行政がしっかりとそこにかかわれば、そこに誰かがかわりに動いてくださるとか、あるいはそのおじいさんのためにベンチでもそこに置いて、邪魔にならんように座りながら見守ってということもできるんじゃないか。そしたら、私にすれば、県や国の施策の中で経費が少しずつ滑川市も浮くかもしれない、浮くと思いますが、そういうところを今度はわかりにくい空白の時間を見守るためのカメラとか、あるいは防犯カメラ作動中という張り紙だとか、いろんなところに、角々にベンチを置くとか、通学路の前の皆さんに「ベンチ置いとくから、また外へ出て見守ってあげてよ」という声かけだとか、私、本当にそれこそが滑川市が全体でできる安全のまちの取り組みじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  たくさんのアイデア、ありがとうございます。  また、そういった議員のご意見をいろんな関係機関の方々にもお伝えし、実現できることから少しずつ一歩でも進めていきたいと思っております。いろいろなお知恵をまた教えてください。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  提言はありがたいと思っています。ですが、いわゆる震災と同じように、想定外、異常者、これはなかなか発見できません。限界を超える部分についてもありますので、その点はひとつご容赦いただきたいと、このように思います。  誰がやっても、どうしても防げない部分がある。カメラをつけることは、犯罪の防止になる部分と、捕まえるための証拠という面もあると思いますが、いずれにしましても、実は滑川の駅の自転車駐輪場、あそこのカメラも少しぼけているんじゃないかと。そして張り紙も小さいからということで、盗難防止の張り紙を張りました。いや、効果はありませんね。盗難車が増えています。  そこで、やっぱりこれは社会全体で犯罪を起こさない社会をつくることがその前提になければいけませんし、もう1つは、子どもたちが自分の体を自分で守るという話がありましたが、自己防衛のための教育をしっかりと身につけさせる。  とかく子どもは、私、大学生の関係もずっと運動部でやってきたんですが、注意は年間に4回は同じことを言わないと生活習慣が直らないという習性もあります。学校教育においても年に1回指導したからといって、学校教育はややもすると、指導したんだよという証拠を残すわけですが、1回ではきかないことも事実であります。
     そういうことで、一部科学的な分析のもとの指導も加えてやっていくべきだろうと、このように思っております。これからも頑張ります。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に今市長さんが言われたとおりで、突発的に、新幹線の事件も含めて怖いことばかりですが、とにかく本当に子どもたちは滑川市で守っていただきたい。私たちも力いっぱい頑張りますということもあわせてお願いします。  それでは2番目です。ねんりんピックについてお伺いいたします。  ことし初めて富山県でねんりんピックが開催されます。新聞報道の中でも、ねんりんピックまで150日とか報道がありますが、滑川市はマラソン競技と聞いております。準備はどうですかという意味で質問を行います。  1番といたしまして、マラソンの選手として参加人員は何人ほど来られますか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  参加選手につきましては、都道府県や政令指定都市の代表選手枠のほか、市内、市外問わず60歳以上であれば誰でもエントリーできる一般募集枠も予定しておりまして、最大で総勢600名のランナーの受け入れを計画しているところでございます。  以上であります。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ありがとうございます。  じゃ、市外から県外から、全部で600名ぐらいですね。  じゃ、2番目です。5キロ、10キロ、また3キロも競技メニューだと聞いております。そのほかの特別メニューはございますか。お伺いします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほど議員おっしゃられたマラソンコースにつきましては、5キロ、10キロ、3キロの3部門を設定しております。  それとこのほか、参加者の血圧測定や健康相談などを行う健康づくり教室、そのほか、マラソンの後、本市の観光スポットを案内するミニ観光ツアーの実施を計画しております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  滑川へ来られた人が楽しかったという思いで帰ってもらったらうれしいと思います。  そこで3番目です。全国から滑川市に来られるわけですが、おもてなしの準備はどうですかということで、市民の皆さんの協力が必要ではないかと思っております。  そこでまた、私、幾つか提案させていただきたいと思いますが、おもてなしの分野では、ねんりんピックの歓迎モニュメント、あるいは出発がスポーツ・健康の森になるんですか。そこに目立つように「歓迎」とか書くなり、あるいはホタルイカの図柄でのぼり旗をつくるなり、手で振る小旗をキラリンでつくるなり、市民の皆さんにも一緒に参加してもらうための仕掛けを行ってほしいと思いますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほど議員おっしゃられたとおり、大会につきましては、会場はスポーツ・健康の森公園をスタートとゴール地点に予定しております。  それで、スポーツ・健康の森公園に横断幕やのぼり旗を設置することとして、歓迎の意をあらわしていきたいということを考えております。  あと、今おっしゃられた小旗につきましても用意する予定にしてございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  大会当日は、陸上競技の1つだと思いますので、滑川市で陸上競技といえば、何といっても谷井君じゃないかと思うんですね。ですから、ねんりんピックにオリンピック出場選手の谷井君を招待して、一緒に彼は競歩、あとの皆さんはマラソン、こういう形はいかがですか。お願いします。無理でしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  谷井選手の日程等もございますので、またいろいろ確認しながらしていきたいと思います。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  市長さん、谷井選手にオリンピック出場おめでとうって何回か激励金も渡されましたので、そこは少し甘えてお願いしてもらえませんか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  それとこれとはちょっと性質が違うと思いますよ。ちょっとお答えできません。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そしたら次ですが、大会当日は沿道で応援してくださる人、それこそ滑川市の小旗にはピッカなのかキラリンなのか印刷をしたり、そういう旗を振って、天皇陛下をお迎えするほどのそういうこととはちょっと気持ちは違うと思いますが、至るところに頑張れというような子どもたちの声とか、そういうことも大事だと思いますが、何か予定されておられますか。  それと、結局、その後、例えばキラリングルメの森が同時開催ということになっておりますので、おいしいものを食べる、あるいはきれいな景色を堪能してもらう、それもとてもいいと思いますが、沿道にずらりと並んだ応援団、こういうのも大きなおもてなしだと思いますが、せっかくアウトドア競技です。インドアになると、戸が閉まったらなかなかそこへ行けないところもあります。オープンで、それこそいい青空になればいいと思いますが、外の競技ですので、天気も心配だろうし、担当の皆さんも大変だと思います。ですから、そういうのも一緒に考えておられるかどうかお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  議員おっしゃられるとおり、ランナーにとって最も力になるのは温かい声援ではないかと思っております。  それで、コース沿いの町内会の皆様や、コースに浜加積保育園がありますので、園児や保護者、そしてグルメの森に来られたお客さんにもご協力をお願いしながら、盛大な声援を送っていければというふうに考えております。  あと、今グルメの話もございましたが、おもてなしの心ということで、本来であればグルメの森では海鮮鍋を有料で販売しているんですが、選手につきましては無料で配布したいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  たまたま幼稚園や保育園や認定こども園の子どもたちが、10月にねんりんピック体操の指導を受けるんです。富山県中でこの体操が動くらしいんです。  ですから、せっかくですから、幼稚園の子どもたちをそこへ集めたら、いろんなところで応援する、そういう機会も子どもたちにとっても大事だと思いますが、何かそういう計画、あるいはねんりんピック体操が動いているというのは知っておられますか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  大変申しわけありません。ねんりんピック体操については今初めて耳にしました。  各保育所や認定こども園等々につきましては、また声をかけていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  じゃ、おもてなしのもう1つに、ほたるいかマラソンの後、接骨院の先生方がたくさん来られて、滑川市の先生方もみんな集まって、マッサージだとか、あるいはこれからの競技を進めるための指導だとか、そういうことを先生方はしておられます。ねんりんピックでもこれをお願いされますか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今おっしゃられた接骨師会、滑川接骨院の岡本先生が今、滑川の代表になっておられますので、一応、高齢者の体の手入れということで、接骨師会のご協力もいただけないかなということで今話はしているところでございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  たまたま私、知っている先生です。ところが、まだ正式な依頼がないんだけどって。それで、これは、富山県の組合のほうへ滑川市が依頼をして、そしたら先生方を派遣するという、何かそういうシステムになっているらしいんですが、ぜひ早目に依頼をして、例えば全国から来られたマラソンを走られた人が、いや、何となく踏み外したちゃとか、そういうときでもすぐケアすることによって治りも早いだろうし、富山県へ行ったらこんなケアがあったというのも大きなおもてなしではないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほどおっしゃられたように、まず滑川市の接骨師会と話を詰めて、それから県の接骨師会に話を通すということであれば、またその手順を踏んで行っていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ぜひお願いします。  ただ、このねんりんピックに関してはこの後の竹原議員も質問しておられますので、またそこを詳しくされると思います。お願いします。  じゃ、雨の場合の準備というのは何かあるんですか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  雨天の場合の準備でございますが、まずレースにつきましては、台風の接近や豪雨等の悪天候を除き、基本的には雨天であっても実施する予定としております。  開会式や表彰式につきましては、晴れであれば外でやる予定にしておったんですが、総合体育センターでの実施も想定しながら準備を現在進めているところでございます。  また、雨天時における選手の避難場所あるいは更衣スペースにつきましても、総合体育センター内で活用できないか、また屋外にテントも準備しながら十分に対応していきたいというふうに考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  本当に、おもてなしも含めまして準備は大変だと思います。でもせっかくですから、初めてのねんりんピックですから、頑張っていただきたいと思います。  それでは3つ目です。ふるさと納税と寄附金についてお伺いいたします。  5月15日から総務文教委員会で佐賀県の視察に行ってまいりました。佐賀県嬉野市では、これは視察の項目とちょっと違いまして、施設管理に対する経費はどうですかという話の中から、年間55億円のふるさと納税があるそうです。  「さとふる」というところが代行しておりまして、最初に、さとふるが動かないころから一番に嬉野市が提案したんでしょうかね。さとふるも頑張られまして、年間55億。ところが、正味5億5,000万が嬉野市の納税額だと話しておられました。  そこで、返礼品の見直しなどされましたかということを聞きましたら、「やっぱり佐賀牛です」と笑って話しておられました。  そこで1番です。総務省の通達で滑川市は何か改善されましたかです。  私は、特産品でもあり、あまり消極的にならなくてもいいのかなという思いで質問しております。  というのは、昨年、仙台市に住む私の友人の友人から、滑川市にふるさと納税したわと。ところが、ご自分の友人が滑川市におる。ご自分は変な話、転勤族で魚津に5年住んでおられました。ところが、滑川市に納税されたということで、うれしいねという話をしておりましたが、納税してカニの返礼品をもらう。どこの市も同じだと思いますが、滑川市の職員の対応が本当にうれしかったという話をしておられます。  何月何日何時に家におっていただけますか、その日ならおりますとか言ったら、カニを送りますのでぜひ受け取ってもらいたいという連絡だったそうです。  届いたカニは冷凍かなと思っておりましたら、何とゆでたてそのもののカニで、本当にありがたくてうれしかったですということを改めて伝えてもらいました。職員の方々の対応もすばらしかったということもあわせてつけ加えてくださいました。  そういうことを聞くと、総務省の通達であまり消極的にならなくても、特産品だからということで力いっぱい送ったらいいんじゃないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  ふるさと納税につきましては、自治体間での返礼品競争が過熱しているということから、昨年平成29年4月1日付で総務大臣から通知が発せられまして、滑川市におきましては翌5月から総務省からの通知に従いまして、返礼品の価格の割合を、それまで4割程度であったものから3割以下へと引き下げを行いました。  ただ、その一方で、返礼品の数、それまで25であったものを32に増やし、より魅力を感じていただけるものとなるように返礼品目の内容を見直したところでございます。  また、その後におきましても、昨年12月とことしの3月に返礼品の追加などのリニューアルを行っておりまして、引き続き特産品の返礼を行いまして、これを通じて滑川市の魅力の積極的なPRに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  先日の新聞では、射水市が返礼品の見直しのためにふるさと納税が52%になったというのが出ていましたね。  そこで、その後の滑川市のふるさと納税の実績はいかがですか。お伺いします。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  滑川市の昨年度、平成29年度の実績につきましては、寄附件数が835件、寄附総額が1,475万4,080円となっておりまして、件数、総額ともに前年度と比べて3割程度の減少となっております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  どうしても総務省のそういうものというのは、世の中中の耳に入ってしまいましたので、また魅力も発信してもらいたいと思いますが、じゃ、3番目です。  ふるさと納税ではなく、純粋な寄附金の過去10年間の実績はいかがですか。お伺いします。 ○議長(原 明君)  石川財政課長。 ○財政課長(石川久勝君)  ふるさと納税を除く過去10年間の寄附金につきましては、各年度の決算数値から申し上げますと、平成19年度1,064万3,000円、平成20年度1,384万円、平成21年度192万3,000円、平成22年度525万円、平成23年度1,451万2,000円、平成24年度1億4,635万円、平成25年度7,673万7,000円、平成26年度1,671万5,000円、平成27年度につきましては1,183万6,000円、平成28年度につきましては1,057万9,000円。なお、29年度につきましては、概算数値でございますが、1,049万3,000円になる見込みでございます。  当然、今申し上げましたとおり、年度間でものすごくばらつきがございます。これにつきましては、例えば24年度、25年度の寄附金が多額になっておりますけれども、フットボールセンター富山の整備に際しまして、日医工株式会社ですとかサッカー協会から多額の寄附があったということの差によるものでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  ふるさと納税はお土産つきです。この寄附金は、市長をはじめ滑川市を信じて寄附をくださる、これも大変ありがたいことだと思いますので、本当に滑川市が健全にしっかりと運営されているという証拠だと思いますので、よろしくお願いします。  4番目に入ります。  先ほどから、このふるさと納税、少し、それこそ3割ダウンだということですが、ふるさと納税を目的税として考えられないかという思いです。  例えば、年間総額の半分だとか3割だとか、そういう金額をミュージアムの大規模改修に充てるとか、先ほどのように、子育てのためにいろんな形での支援をしていくとか。  そういうふうなことをなぜ思ったかといいましたら、たまたまほたるいかミュージアムへ行くことがいっぱいあります。そうしたときに、このパンフレットの2階のミュージアムシアター(資料を示す)、これは今、壊れてないんですよね。動いていませんよね。
     一番最初、ほたるいかミュージアムができたときは、1,100円、1,300円というくらいの多額の入場料だったと思います。ところが、シーズンとシーズンじゃないときと少し料金の格差はありますが、これは2階のミュージアムシアターが動いて、多分、室井滋さんが「さあ、出発だ」と言う、あのイリュージョンシアターがあって、この入場料じゃないかと思います。  お客さんが来られたときに、2階へ行きました。「これ、動いてないんですか」と言ったときに、職員はどう言っておられるがだろうという思いもあって、こういうことこそ「ただいま準備して直しています」と言わなきゃいけないんじゃないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  ふるさと納税につきましては、現在、未来を担う子どもたちのための事業や活力と活気のあるまちづくり事業など、本市の取り組みに対して幅広く応援したいというお気持ちから寄附をいただいている状況でございまして、今のところ、特定の事業の財源とはなっておりません。  ただ、こちらはふるさと滑川応援寄附金という寄附でございますので、寄附者の意向を尊重するというのが大事だと考えておりますので、寄附者から具体的な使途について強い希望が示された場合には、できる限りその寄附者の意向に沿った形で活用していくということが必要であると考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  そしたら課長、ぜひ寄附項目というところをつくっていただいて、子ども、あるいは安全、そしてほたるいかミュージアム、あるいは海を守るための施策、何かいろんな寄附項目をつくっていただいたら、そこに乗っかかってこられませんか。 ○議長(原 明君)  岡野企画政策課長。 ○企画政策課長(岡野博司君)  現在、滑川市におきましては、活力と活気のあるまちづくり事業など5つの事業区分を示して、そのいずれかあるいは指定事業なしという6種類の中から寄附者に選択いただいておりまして、寄附金の活用実績につきましては、その事業の中にどういったものがあるのかということで、例えば未来を担う子どもたちのためのまちづくり事業という区分があるんですが、それは具体的に言うと、第2子の保育料等完全無料、こういった事業がありますよということを市のホームページですとか広報で明らかにしているところでございますけれども、今後、寄附するその段階でですけれども、この区分が具体的に何なのかというのをもっと寄附者の方にわかるような形で、事業区分とあわせて、こういった事業に活用されますということをわかる形にして、ではその事業に使ってもらえるのであればということで寄附していただけるようにしていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  滑川市はホタルイカしかないくらいにホタルイカを大切にしていかなければいけないと思いますし、ほたるいかミュージアムというのはやっぱり広告塔の1つだと思います。  そういう意味で、例えばほたるいかミュージアムにたくさんの人に入ってもらいましょう。そのためには、それこそ私はいつも、あそこをイリュージョンシアターにしてほしいとか、エレベーターをつけてほしいとか、今でも何回でも同じことを言っているわけですが、そのたびに大規模改修の折にしますという答弁が返ってきます。  ですから、そういう意味で、壊れたままで同じ入場料というのは、これは変じゃないですか、課長。誰に聞けばいいがですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  議員さん言われたとおり、以前、当初のものからは確かに壊れてそういう形になっております。ただ、映像については何年か前に見直しまして、新たな映像でご提供させていただいておるということでございます。  ただ、これまでも大規模改修の中でということで、また繰り返しになりますが、必要に応じて、少しでも観光客に喜んでもらえるような施設となるようにまた取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  すみません、課長。映像ってどこで映像、このミュージアムシアターでですか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  2階のミュージアムシアターのほうの映像になります。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  壊れていますと言っておられましたけど。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  壊れているというのは、以前オープンしたりひっくり返ったりしておる、その部分は間違いなく壊れております。  ただ、映像については映すことは可能ですので、その部分では映像は映しておりますので、その部分では展示をしておるということです。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  このパンフレット、偽りなしですか、そしたら。  例えば、ほたるいかミュージアム、何時から上映ですよというのが前ありました。そういう何時から上映ですよというのはやっておられるんですか。今、このミュージアムシアター、昔で言うイリュージョンシアターで。 ○議長(原 明君)  開田議員、少し通告から外れておりますので。 ○13番(開田晃江君)  すみません。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ちょっとまた一度確認させていただいて、そのへんもまた詳しく調べてみたいと思います。すみません。 ○議長(原 明君)  開田晃江君。 ○13番(開田晃江君)  私は、ふるさと納税も寄附金もそうですが、滑川市が少しでもよくなればいいという思いで、たくさんの皆さんにいただいている、このことを形として持っていってもらいたいという思いです。  私はなぜここにほたるいかミュージアムなどと書いたかというと、やっぱり滑川市の象徴はホタルイカだろうという思いでおります。どうぞ心を込めて、いろんな意味で取り組んでいただきたいと思います。  これで私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  4番青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  それでは、通告に従いまして以下の質問を行います。  大きな1であります。  観光の改革については、今まで多くこの議場で意見と提案をしています。事前の観光課との意見交換ではしっかりプランを練られているみたいなので、きょうは楽しみに思っております。また、その他で言いました内容に関しましては、今後是正していただくよう重ねてお願いいたします。  さて、株式会社ウェーブ滑川の平成29年3月31日のPLでは、売上高2億3,546万543円、委託事業費8,986万7,093円であり、営業利益は368万4,742円の損失であります。  企業戦術ベースではアイデアをいろいろ実行されておりますが、開館から20年がたち、これから修繕費がかさむことを考えれば、構造的な問題を解決し、戦略ベースでの改革を図り、抜本的赤字体質から抜け出すことが将来の滑川にとっては大切なことだと位置づけております。  普通の会社に例えれば、単体では運営が厳しいので親会社に補填されている状態です。  そこで、その補填額は、(1)株式会社ウェーブ滑川のここ10年間の委託事業費と施設整備充実費の累計額は幾らか、お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  平成20年度から29年度まで10年間の株式会社ウェーブ滑川への管理委託料は、9億6,297万5,971円であります。施設整備充実費は1億3,756万2,756円でございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  合わせて11億程度という形で、関連しますので次に行きますけど、今ほどの中で、じゃ、一体タラソピアには幾ら流れているかですね。  (2)タラソピアのここ10年間の委託事業費の累計額は幾らか、お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  タラソピアの10年間の委託事業費につきましては、5億1,291万9,365円となっております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  いわゆる半分近くタラソピアに流れているということであります。  課長、ここで感覚としての質問をします。  例えば、私がタラソピアのお客様を増やすために、初回限り1人当たり25万円プレゼントしましょうと提案したらどう思いますか。青山、とうとうちょっとどうかしちゃったんじゃないかなって思いますよね。  実は、タラソピアはざっくり委託事業費5,000万円、しっかりご利用していただいている会員さんが200名、1年で考えれば1人当たり25万円プレゼントしているような格好になります。しかも、初回限りではなく毎年。そのへん、感覚としてどう思われますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  私のほうから、1人当たりという金額については、これが適当かどうかということよりも、タラソピアをご利用いただく方々、これらの方がおられますので、この施設を利用していただくということが大切だと思っております。金額には換算できないものというふうに思っております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  これは市内、市外の方、そういうふうに思っていらっしゃるということですかね。どちらの会員さんもそういうふうに思っていると。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ご利用者は市内、市外の方もおられますので、当然、利用者にまず利用していただくということで思っております。  それについては、利用者にお使いいただくということが大事なのではないかというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  市内計算ですと、およそ200人中100人ぐらいの半分の方が市内という話なので、普通に考えれば50万円ですよね。私はちょっとどうかしちゃっているんじゃないかなというふうに思っております。  さて、仮にタラソピアを入れなくても、まだ毎年4,000万円程度の委託事業費が入ります。やはりそこは創意と工夫とイノベーションをしっかりやっていただき、右肩上がりの経営にしていかなければなりません。  そこで、平成29年3月の質問になったわけであります。当時、スケッチブック11ページを使い提案しました。その後、昨年6月、12月には、庁内から提案を受けたかという問いに、課長からは精査していないと。副市長からは、いくら観光にお金がかかるといっても、そこの中でどう工夫しながら持ち出しを少なくするかというのは市の重要な政策の1つである。市役所各課それぞれいろんな事業があるが、市民の皆さん方のニーズ、負託に応えるために精いっぱい努力していく。例えば次の3月議会までにという答弁をしたらいいが、やはり3月できなければ6月とか、できるだけ早くということでお答えすると。  その答弁を受けまして、3月議会では観光をお休みしまして6月とさせていただきました。いわゆる待った分、期待しております。  (3)観光の抜本的赤字体質からの脱却に向けて、コンセプトからお客様へのアプローチまでを考えたか、お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今ほど議員おっしゃられたターゲットからコンセプトについて、さらなる軽減負担を目指しまして、観光課においても観光戦略と限定してこういうストーリーをまず作成したところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  内容には一切触れないというところですかね。上から順にお願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  具体的な内容ということになりますとかなりのボリュームもございますが、観光課のほうの案として出したものにつきましては、まずコンセプトというのが、SNS映えということで、SNSを中心としたスマートフォンとかタブレットを使ったようなものをまずコンセプトとして挙げております。  当然、メーンターゲットといたしましては、情報に敏感である20代から40代の女性というような考え方を示しております。  テーマとしては、滑川で〇〇映えということで、一般的に食だとか自然、景観、温泉、こういうものを中心に、滑川の強み、滑川市でしか体験できないことなど、こういうような体験型をテーマとしたものを考えております。  それから、損益分岐点、これらのほうについても一応算定いたしております。  固定費、そういうような経費も算定した結果、大体1日、最終的に損益分岐点の来客数を今一応9万6,550人程度というふうに見た試算をいたしております。  それから、あとPR、これはこれまでホームページや市広報、ポスター掲示、ツイッター、それからインスタグラム、それとかYouTube、こういうものを活用したようなPRを考えた提案としております。  ただ、今後のスケジュール、今回の案についてはあくまでもたたき台ということで観光課内で作成したものでございまして、今後詰めていくことも必要でございますし、また、コンテンツの充実には多額の費用がかかることや、新たな商品開発、これらも財政課や指定管理者であるウェーブ滑川との調整が必要になってまいります。  そういう中で、できることから、実施できるものから実施したいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  なかなか聞かないコンセプトを聞かせていただきました。  手法の話でSNS中心がコンセプトと上に来るのかなと、私もびっくりしておりますけれども、今のコンセプト、課長は自分自身で企画されていて、おもしろいコンセプト、大義名分だと思われましたか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  これは観光課内で練った中で、SNS映えということも時代に合った内容でないかなというふうには感じております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、想定ターゲット層、今20代から40代ということで、課長は細かく区分されているという感覚でよろしいでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  以前、議会の中で私のほうからターゲット層をお答えさせていただいたときはかなり範囲が広かったという中で、今回、20代から40代の女性ということで、かなり絞り込んだ設定になっておると思っております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。
    ○4番(青山幸生君)  あともう1つ話ししたいのは、商品サービスですね。体験型という話なんですけれども、今、体験型はいろんな各地域で出てきております。圧倒的差別化になっていますか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  商品開発、差別化が当然必要になってくるかと思います。  そういう中で、ウェーブ滑川のほうでは現在、新たにソフトクリーム、これはキラリンの形をしたソフトクリーム、こういうものもしておりますし、今後、プロトンを利用した海鮮丼であるとか、そういうような部分、食の部分で新しいものが提案できないかというふうに思っています。  それらが写真映えするようなところになって、SNSを通じて配信されればということを考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、まだ続いていきますけども、さっき9万6,000と言ったんですかね。19万ですか、9万ですか。 ○観光課長(網谷卓朗君)  9万。 ○4番(青山幸生君)  9万。  会計についてはどのようにざっくりと計算されたのか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  一応便宜上、セット料金というものをまず設定いたしまして、これを4,000円程度に設定いたしました。  ただ、あと変動費というものを700円見まして、大体利益的には貢献利益として3,300円を見ております。  固定費は2億2,800万円、それからほたるいかミュージアムのコンテンツ充実費に4,000万円、PRに2,000万円、人件費1,000万円を追加して、2億8,000万円として計算いたしております。  そこで、2億8,000万円を3,300円の固定費で割ったものが8万4,849人になりますが、10%程度の売り上げ達成分岐点ということで計算しますと9万6,552人になるということでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  よくつくっていただきました。これを達成していただきたいんですね。  これを伴って、今、観光課で案としてつくったということで、市長はこの提案をもう受けているんでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  この提案は現段階では観光課の段階でして、先ほども申しましたが、今後これらを実施していく中で、当然、市長、それから関係各課、こういうところとも協議したうえで最終的には固めていくということになるかと思います。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、今市長お聞きだと思いますので、今後進めていっていただきたいというふうに思っております。  いい話を聞いた後なのであれなんですけれども、次の質問に入っていきたいと思います。  すごくひっかかっていることがあります。網谷課長の12月答弁で、「観光についての具体的な提案については、これは指定管理であるウェーブ滑川が当然するべきものであります」と。私はそれを聞いて、率直に、正直「何で?」と思いました。観光課は今ほどの提案のように、観光の全てにおいて考える課だと思っていたからです。  しかし、この12月の課長の答弁にもうかがえますが、職員側の意識は少し違うのではないでしょうか。  昨日の岩城代表質問では、海上観光はお金だけという答弁もちらほら聞こえたんですけれども、調べてみますと、ほたるいか海上観光、プロトン冷凍、グルメの森やホタルイカ祭りなどのイベント運営に関する実動部隊のような気がしております。少し前までは朝から晩まで大変だったと思っています。  観光課はほたるいか海上観光課ではないのか、見解をお願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  ほたるいか海上観光は、世界中から観光客を集める、本市における最も重要な観光の1つであるという考え方は変わっておりません。  このほかにも、大勢の市民が参加する新川古代神踊り街流しや、県内最大の正三尺玉を打ち上げる海上花火大会を実施するふるさと龍宮まつりなどの祭りやイベント、そして富山湾岸クルージングやほたるいかミュージアム、タラソピア、宿場回廊など、多くの観光資源が本市には存在しております。  観光課は、関係団体や観光協会、それからウェーブ滑川などと連携協力して、ほたるいか海上観光を含めて市全体の観光行政を担っているものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そう言っていただけるときとそうじゃないときが多くて、混乱しております。  (資料を示す)滑川市のホームページを確認しましたら、観光・レジャー欄では、宿泊施設(定員)、滑川市観光マップ、そして光彩、ホタルイカ・海洋深層水、ミュージアム、海上観光、景色・入浴施設・公園、アクアポケット、宿場回廊めぐり、タラソピア、湾岸クルージングの11項目をクリックできるようになっておりますし、中を見てみますと、アクアポケットは海洋資源振興課、宿場回廊めぐりは生涯学習課、それ以外の9項目の問い合わせ先は全て観光課になっております。図のとおりなんですけれども、課長は先ほど言いましたとおり、何回もこの議場で「観光についての具体的な提案は、これは指定管理でありますウェーブ滑川が当然するべきものであります」と言います。しかし、これを見る限り、今ほどの答弁も「全体を見るのが観光課の務めだと思っております」という答弁なんです。この赤い線で囲いましたけれども。  ただし、答弁をずっと聞いていると、いろんなところに分散して委託しているので、委託先だとか担当部局を入れていくと1カ所だけ丸がつくんですね。今までの答弁と整合性が合ってこないと思うんです。  もちろん、先ほどのこっち側の赤丸いっぱいのほうだと思っていますので、そのへん、見解をもう一度お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今ほど答弁させていただいたとおり、あくまでも観光課の業務というのは先ほど申し上げたとおりだと思っております。  以前、確かにほたるいかミュージアムということで申し上げましたが、これはあくまでも指定管理をする中でウェーブ滑川からも意見を伺いながら、当然、指定管理していく立場のウェーブ滑川の意見、そういうところからも提案をいただきながら実施していくということでお答えさせていただいておりまして、基本的には、先ほど申し上げた観光課の役割というものはそういうことであると考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  毎回その答弁でお願いします。私は「当然」と言われるからひっかかっております。お願いします。  今後、より責任感を持って臨んでいただきたいと思っております。  そもそも観光という言葉自体、非常に奥の深いものです。観光とは地域の光を見る営みのことであり、その光とは、地域の自然や文化、伝統、事業などを輝かせ、地域住民にとって誇りになるものであるとされております。  これは、儒家で有名な荀子の学派による易経「国の光を観る、もって王に賓たるによろし」から来ており、江戸末期からは高杉晋作や土佐の武市半平太、瑞山ですね。肥後の河上彦斎ら、易経を学んだ方たちが多く広めました。  その前までは「観光」という言葉は一般には使用されておらず、「遊覧」という言葉で観光をあらわしておりました。  富山県内における遊覧から観光への変遷としましては、昭和7年に産業観光富山宣伝会が発足し、翌8年には県議会が「富山、藤橋間観光道路速成に関する建議」と「日満産業大博覧会開催に関する意見書」にて「観光」という文字を使用されていることが、「歴史と観光−富山近代史の視座」富山近代史研究会に記載されております。  さて、今ほど言ったとおり、観光とは地域の光を見る営みのことであり、その光とは地域の自然や文化、伝統、事業などを輝かせ、地域住民にとって誇りになるものでありますから、先ほどのコンセプトからお客様アプローチで、一応そういったところを体験型で回るという話ですから、実行するにはマーケティングや各種人材を含めた教育、マネジメントノウハウがかなり必要になってまいります。  昨年3月の市長答弁では、「マーケティングについてのプロがいないと同時に、プロは雇わなかった。ここに問題がある」としております。  そこで、(5)外部コンサルタントは雇わないのか、お願いします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  外部コンサルタントの委託もしくは雇用については、成功や失敗事例などの先進事例も研究いたしまして、今後検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  検討してまいりたいというところなんですけれども、市長は前の答弁、プロがいないのは問題だという話ですけれども、今もお変わりない気持ちで間違いないでしょうか。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  そのとおりであります。でありますが、今言われた状況のとおり、これまでの青山君の指摘のとおり、なかなかばたばたであります。それはわかっています。  ただ、この歴史の経常で、私がはじめにスタートしたわけではございませんので、ここだけはわかっていただかなければいかんと思いますし、つくられたものについて、私が勝手につくったものじゃないことでありますので、消してしまうということは諸般のいろんな事情が絡んできますので、いわゆる経営面においてのいろんな角度からの総合検討が必要でありますので、一面的なことでの判断はちょっとつきかねるというのが本音であります。  プロは雇いたいとは思いますが、ただし、このプロが本当にいいのかどうか。実は、これはまた議長に叱られるんでありますが、余計なことと言われるかもわかりませんが、まずほたるいかミュージアムのシアターの部分、あの映像は電通から買いました。随分高い値段で買ったわけです。ですから、あの映像を再現するときは4億、5億円がかかるわけでありまして、なかなか今の赤字の状態で切りかえができないというのが現状になっております。1つの例を申し上げました。  それから、タラソピアは、やっぱり海を見て山を見てというところでありますが、ミュージアム、光彩も含めてですが、山の景観が全然最初のコンセプトに入っていなかったというのは残念であります。場合によっては、これは役所主導ではなくて民間主導で民間がやられれば、むしろ成功していたんじゃないかと思う面があります。  でありますけれども、志摩のタラサ志摩も名鉄がやっていました。これも失敗をしております。かつては若い女の子が1週間、10日泊まって10万、20万使っていった、いっぱいに入っていたところでありますが、時代の流れとともにこの変化はありますので、このことも含めて、やっぱり滑川市も歴史の流れの中で埋没しそうになっておるのが現状だと認めざるを得ない、そういうことがあります。  でありますが、それがわかっていれば、じゃ、どうするのかと。問題はそこです。じゃ、どうするのよということでありますので、英知を絞りまして、ひとつ正念を入れて頑張っていきたいと思います。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  市長、ありがとうございます。  過渡期という認識は一緒だと思っておりますし、私もこんな毎回毎回どうなのか、どうなのかと聞く質問も嫌ですので、今度は提案型に変えていきたいので、次からは聞くだけじゃなくてこちらから発信していきたいと思っております。  ぜひ外部の、ちょっと値段の部分もあるでしょうけども、検討も含めていただければと思っております。  さて、大きな2、発達障害についてであります。  この質問に関しては、本人、ご両親、ご家族にとって繊細な部分が非常に多いです。また、その症状は一人ひとりケース・バイ・ケースです。  私自身、画一的な対処法は難しく感じておりますが、多数の方からの相談を受けた結果、これは行政でもお手伝いできるのではないかと思うものを4点に絞って質問いたします。  発達障害とは、身体や学習、言語、行動において一連の症状を持つ状態で、発達中に発見され、通常は生涯にわたって持続する障害の総称とされております。  その症状は、発達障害者支援法で定める自閉症、アスペルガー症候群、その他広汎性発達障害、学習障害、ADHD(注意欠陥・多動性障害)などの発達障害を持つ者に対する援助等についての法律がもととなっております。また、年齢や環境が変わると症状にも変化が出るのが普通ですし、同じ方でも毎日いいときがあれば悪いときがあります。  親御さんのほうはどうかというと、皆さん、時間的な制約の中で一生懸命お仕事をされております。  そこで、預かりに関する質問を2ついたします。  1点目は、放課後児童クラブは発達障害児も利用可能か、お願いします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  それではお答えいたします。  発達障害児につきましては、利用の希望がある場合には、クラブにおいて可能な限り受け入れに努めているところでございます。  障害児の受け入れに際しては、きめ細かく対応できるよう、支援員の配置基準で増員を認め、委託費を増額しております。また、障害児支援に識見を有する専門員の派遣や県のハートフル保育カウンセラー事業の活用など、障害児を受け入れる放課後児童クラブへの助言、相談体制、支援体制の充実に努めているところでございます。  一方で、放課後児童クラブを利用する他の児童の活動や安全確保を図る関係から、受け入れを継続できない場合や障害福祉サービスへ利用を引き継ぐ場合もございます。  保護者や関係機関などとの十分な協議や連携を図り、今後とも適切なサービスにつながるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  関連しますので次の質問に入ります。  (2)発達障害児を夏休み中に預けられる場所はあるか。近隣市町村の状況はどうか、お願いします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  夏休み中の発達障害児の受け入れ、預けられる場所につきましては、放課後児童クラブのほか障害福祉サービスである放課後等デイサービスの利用があると考えております。  放課後等デイサービスにつきましては、必要に応じて市外の事業所を利用することも可能となっております。  近隣の市町村におきましても、本市と同様、放課後児童クラブまたは障害福祉サービスなどの利用等で対応されているものと認識しております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  先ほどの話だと、支援員の増員を図って、できる限り、可能な限りやっていきたいということで、恐らく重度、軽度の問題ももちろんありますし、個々の問題が出てくるんでしょうけれども、これは本当に短期、長期の預けの場所に対しての大事な話であります。  ここでの1つの問題は、放課後児童クラブと放課後等デイサービスの混同。利用者側からすると、目的は預けることで一緒ですが、市役所側は児童クラブは恐らく子ども課、放課後等デイになれば福祉介護課という問題が多分あると思います。  何人かの保護者の方に実態を聞きました。市役所で教えていただいた市内各施設は、定員がいっぱいだとか症状がちょっとという形で、預かっていただけなかったと聞きます。そういったことも多いんでしょうか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  一般的に、発達障害児のお子さんを対象とした放課後等デイサービスの定員につきましては、少人数対象ということで、なかなか受け入れが難しいといったようなこともお聞きしております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そこの把握のところなんですね。  本当ならば市役所の窓口で定員を超えているかぐらいは調べておいて、預けることが定員的にもう無理なのであれば、すぐにその施設を言わずに、市内各施設を皆さんが回られてから預けられなかったよということを全員口々におっしゃられているんです。それについてはどう思いますか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長
    子ども課長(落合真理子君)  今、放課後対策の窓口としては、子どもに関する総合相談窓口ということで、子ども課で対応すべき事案だろうというふうに考えております。  障害福祉サービスの利用に関しては福祉介護課ということになりますので、そのへん、状況、お話をお聞きしながら担当課のほうに適切につないでいきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、福祉介護課も恐らく同じ回答ということですよね。  そうすると、ちなみに県内の放課後等デイサービスの件数と一覧とかは把握されておりますか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  お答えいたします。  県内の指定障害児通所支援事業所は97カ所あるというふうに把握しております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうですね。97カ所。最近、私も新聞報道で読ませていただきました。  ここでようやく親御さんが個人的に動かれて、放課後等デイサービスの施設を探してきても、そこでまた問題が出てまいります。  それは、療育手帳を取得していない児童さんでも、放課後等デイを利用するために必要となってくる市町村自治体から交付される証明書です。いわゆる受給者証のことですが、これを持っていないと利用すらできません。  最初の時点で受給者証の存在を窓口で教えてくれないという意見を多数聞いておりますが、本当でしょうか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  障害福祉サービスの利用につきましては、利用の申請から利用までの流れというふうにありますけれども、こちらの子ども課のほうで親御さんやお子さんの状況をお聞きし、福祉サービスの利用のほうが適切であるというふうに判断しましたら、親御さんがたらい回しになることなく福祉サービスにつながれるようにしていきたいというふうに感じております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  感じていただくだけじゃ、正直物足りないんですね。全員言うんですよ、皆さん。かなりの方から私、相談を受けていまして、皆さん口々にこれを言うんですね。  しっかり精査していただきたいと思いますけれども、もう一度お願いします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  子どもに関する総合相談窓口は子ども課であるというふうに認識を持ちまして、そのお子さん、保護者に最適なサービス、そういったものが受けられるよう努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ぜひお願いいたします。  また、発達障害児をお持ちの親御さんの一番の悩みは、後ほど(4)にもありますが、大きくなってからの就労の問題です。  親御さんは、将来的に自立して大きく稼ぐことはないだろうと、自分の子どもの行く末を案じています。それはそうだと思います。我々でも子どもにそう思いますから、発達障害をお持ちの親御さんはなおさらだと思っております。  A型就労にしても、2015年度の月額平均給与は6万7,795円ですので、不安ですよね。そこで、私が生きている間に少しでも貯金して、亡くなった後の少しでも足しになればという本音を皆さん言われています。  しかし、今ほどの質問にあるように、預けられない問題という現状があるために、お金をためるどころではありません。何とか行政の力で助けてあげたい。  発達障害児の放課後児童クラブの新設や、もしくは受給証の交付をしっかり窓口に教えていただいて、他の市町村へしっかり施設にアポを取っていただいて、どちらかで救うこととかはできませんでしょうか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  新しい発達障害児対象の放課後等デイサービス等の新設等につきましては、今後、またほかの自治体等の例を研究してまいりたいというふうに考えております。  また、親御さんを適切に福祉サービスの利用につなげることができるよう、今後も努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  これはすごい大事なところなんです。  調査研究で検討段階に入っていただくとか、そういう話にはなりませんか。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  新しい施設の建設ですとか、そういったことに関しましては財源等のこともございますので、今この場で検討していくとか、そういったことは私のほうからはちょっと言いかねます。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  今のやりとり、放ってはいけない問題でありますので、早急に内部の対策もとりたいとお答えしたいと思います。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  市長、ありがとうございました。  次の質問にまいります。  ヘルプマークは義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からわからなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲に配慮を必要としていることを知らせることで援助を得やすくなるように作成されたマークであります。  ヘルプマークを身につけた方を見かけた場合は、電車、バスで席を譲る、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動を周知するものであります。  ちょっと他市のを取ってきたんですけれども(資料を示す)、取り組みは首都圏から出発しまして、ヘルプマークの配布や優先席へのステッカー表示等を平成24年10月から都営地下鉄大江戸線を皮切りに、平成25年7月から全ての都営地下鉄線、平成28年12月から都立病院へと拡大して実施しています。また、平成26年7月からは民間企業への働きかけも実施しています。もはや首都圏では当たり前となっております。  新聞報道のとおり、富山県内でも導入を求める声があり、県では昨年9月、障害者団体や市町村にアンケート調査を実施しまして、約9割から導入してほしいという回答を得たことで、ヘルプマークを5,000個作成し、今夏から必要な人に無料で配布すると。今後は、県障害福祉課もチラシやポスターで周知を図っていきたいとしています。  そこで、本市、滑川市のヘルプマークの取り組みを今後も含めてお願いします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  今ほど議員おっしゃられたとおり、外見からはわからなくても援助を必要としている方々が、このヘルプマークの裏面にご自身で必要な支援を記入されることによってヘルプマークを着用するという、比較的簡便な方法でございます。いろんな場面での支援が可能になるほか、災害や事故等の緊急時に避難所が混乱している状況であっても、迅速な対応が可能となります。  こうしたことから全国的にも普及することが予想されておりまして、今ほど言われた、県も来月からヘルプマークの導入を予定しております。  本市としましても、ホームページや市の広報誌に掲載するなど、市民への周知に努め、希望者へ配布していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ちょっと再質問の中、入っていたんですけれども、こちら、見ていただいたとおり、ヘルプマークのいいところって、誰でもというか、どんな症状でも裏に書くことによって、困っているよというサインなんですよね。  いわゆる昔からあります妊娠の場合のマタニティマークと混同しないこともすごい大事だと思うんですけども、ほかのマークよりもやはりこのマークを今後浸透させていきたいと思うんですね。  市の広報以外に何か考えられませんでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  県のほうからまたポスター等をいただきながら、市内の主要施設に掲示していければというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  浸透するまで、本当にでかでかと目立つところにお願いしたいと思っております。  次の質問にまいります。  (4)就労継続支援A型・B型各事業所との連携はとれているか、お願いします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  市内の就労支援事業所A型につきましては現在1カ所、B型につきましては現在4カ所、そのほか近隣市町村にある事業所、合わせて約100人の方が現在サービスを利用しておられます。就労の機会が提供されるとともに、生産活動を通じて知識や能力の向上のために必要な訓練を受けていらっしゃいます。  障害福祉サービスの利用相談があった際には、相談支援事業所の支援員と協力をしながら希望する就労継続支援事業所との調整を行うほか、障害者の方も含めた面談を実施するなど、連携を密にすることで障害者の方が適切なサービスを利用できるよう努めているところであります。  また、就労継続支援A型を利用する際には公共職業安定所の紹介状が必要となりますので、必要に応じて、市、公共職業安定所、就労継続支援事業所及び相談支援事業所による個別支援会議を行って対応しているところでございます。  さらに、滑川・中新川障害者地域自立支援協議会や富山圏域就労支援ネットワーク会議におきましても、公共職業安定所や各事業所など、障害者の就労支援にかかわる機関と積極的に意見交換を交わしながら情報を共有するなど、連携を図っているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ハローワークのことですよね。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  ハローワークです。 ○4番(青山幸生君)  そうですね。ハローワークと支援員と各事業所、3つのネットワークでつないでいるという話だと思うんですけれども、今言われたとおり、今回、ある社長さんのご厚意で、市内のA型就労の現場を見させていただきました。  弁当づくりをしておりまして、正直、どの方が障害をお持ちなのか、見た目ではわからないぐらいてきぱき仕事をされておりました。  また、商品である弁当もおいしそうでありましたし、当日は500個ほどつくっておりましたが、やはり事業者側は営利も含まれていますので、利益を出して雇用を守ることの難しさを話されておりました。  また、スタッフの人間関係もなかなか一筋縄ではいかないご苦労もお聞きしましたし、そういった部分もあるんですけれども、何よりも社長さんがやりがいを持って、今後も事業が伸び、また障害をお持ちの方の雇用がますます増えればいいというふうにおっしゃっていました。  運のいいことに、視察させていただいている間に他市の社会福祉協議会の指導員さんが見えられ、お聞きすると月に一、二回見守りでいらっしゃるそうです。  その方に言われたのが、働きたい障害者の人数と雇用していただける企業側の数に差があり、圧倒的に事業者が足りないという意見でありました。  そこで、最近の新規事業者などの話、またはそういったサポートは情報としてあるか、お願いします。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  お答えいたします。  新規事業者の参入につきましては、砺波の事業所さんが滑川市にちょっと様子を見に来られたということで話は聞いております。  以上です。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、近隣はないということでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  近くの事業所が展開するというのは、今のところちょっと耳にはしておりません。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  そうすると、今既にあるA型・B型の就労事業所に対して、例えば設備投資に関するものとかの有利な補助金とかが出た場合は、すぐ連絡とかしているんでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今、B型のほうで北野のほうに1件つくられるというのは把握しております。  補助金につきましては国、県の補助金の制度がございまして、そういったことにつきましては、もしそういう事業所を立ち上げられるということであればお伝えはしているところでございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ぜひそのように、福祉課もそうですけども、やはりこういったことを全課挙げてしっかりサポートしている体制をお願いしたいと思います。  それでは、大きな3の駐車場についてであります。  昨日の岩城議員の代表質問にも出ておりますので、きのうは東部の話が多かったものですから、私は西部小学校をメーンに話したいなと思うんですけれども、(1)西部小学校と東部小学校の用地購入について、今後のスケジュールはどのようになるか、お願いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  昨日の岩城議員のご質問で市長から答弁されておりますけれども、西部小学校と東部小学校の駐車場整備につきましては既に地権者の同意が得られていることから、補正予算の議決後、農地転用の許可がおり次第、速やかに用地買収手続を進める予定でございます。  工事につきましては、下水道工事に伴い発生する残土による粗造成を行うこととしております。その後、冬期間に造成地の締め固めを行いまして、雪解け後、平成31年度早期の完成に向け、路盤及びアスファルト舗装工事を施工する予定としております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。
    ○4番(青山幸生君)  詳しくありがとうございます。  これは西部小学校と東部小学校にとっては長年の問題の解決となるわけで、大変うれしく思っております。  西部小学校にとっては毎度のこと、プラント3さんにお世話になっておりました。プラント3さんの駐車場縮小ということで、なかなかイベント時には厳しい状態だったことは市長と語る会でもお聞きになったと思います。  全部で2,712平米と550平米、合わせて3,262平米。西部のほうですね。986.7坪です。2筆ありましたし、今、農転の話をしていましたけど、農振除外から入ったと思うので、手続も含めて、用地の話をまとめることは教育委員会側も大変ご苦労があったんじゃないかなというふうに思っております。  確認させていただきますが、西部小学校、これはまた東部小学校も聞きたいんですけれども、駐車台数をお願いします。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  予定としましては、西部小学校は150台分、東部小学校は128台分を予定しております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  大分増えてうれしいなという思いなんですけれども、西部小学校の周りの農道の話をちょっとさせていただきたいんですけども、農道の、いわゆるコの字型になっているんですけれども、そことの高さが結構市道側と差があると思うんですね。その辺の調整ってどういうふうにされるんでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  市道側に合わせる形で今のところ考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  とすると、農道から乗り入れるところだけは大丈夫ということですよね。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  大丈夫でございます。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  安心しました。ぜひ一日も早い完成をお願いしたいと思います。  最後の質問にまいります。  まちの未来創造モデル事業に採択され、県1,200万円を含めた3,000万円の予算に対して、3月議会では、「ハード事業は芝生、遊具の設置、駐車場の拡張、ビオトープの整備、またソフト事業は、地元町内会などと連携して児童館で実施する子ども農園、食育の推進事業、ビオトープを活用した子ども育成関連事業を計画しているところです」という答弁をされておりました。  今回の予算は何をどこまでなのかも含めまして、(2)行田公園駐車場及び芝生広場等整備スケジュールはどのようになるか、お願いします。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課主幹。 ○公園緑地課主幹(荒俣哲也君)  それではお答えいたします。  行田公園の駐車場及び芝生広場等の整備は、平成29年5月に策定した行田公園にこにこ元気広場等整備計画に基づき実施しているところであります。  昨年度は事業用地の取得を行ったところであります。  今年度から、県のまちの未来創造モデル事業を活用しながら整備を実施することとしており、まずは喫緊の課題である駐車場の拡張を年度内に完成する予定としております。  また、芝生広場を含むにこにこ元気広場等につきましては、今年度から整備に入りまして来年度完成と考えております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ここも事前の基本構想、最初のころと全く変わらないような形でしっかり順序立ててやっているというふうな認識なんですけれども、駐車場の台数、もう一度確認します。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課主幹。 ○公園緑地課主幹(荒俣哲也君)  台数につきましては、現在34台のものを68台の倍に拡張する予定としております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  土・日の混雑等々を多分確認されたうえでの台数の決定だと思うんですけれども、足りるということの認識で間違いないでしょうか。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課主幹。 ○公園緑地課主幹(荒俣哲也君)  昨年度6月、7月、8月と、駐車台数について調査を行いました。その結果、ピーク時で66台、今現在34台駐車台数があるものの中で、66台を無理やり詰め込んでとめたときが1日ありました。現在34台でありますので、すぐにいっぱいになりまして、そこにとめずに通り過ぎていかれる方もたくさんいらっしゃいます。  したがって、何台必要かというのははっきり答えは出ませんが、一応倍の68台としております。ピーク時に合わせた数字に近いものにしております。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  恐らく今から拡張を含めますと、またどっとお客様、ご利用者が来られると思うんですね。  思うのが、今度は私の年代、ちょうど使っているユーザーの年代ですから、あの児童館だとか、ショウブも含めてですよ。やっぱり行きたいんだけれども、何回か行ったけど駐車場にとめられんかったという話も聞いておりますので、ぜひ、どの時点かわからないですけど、完成式典とかをしっかりやっていただきまして、いま一度アピールして集客を狙ってほしいんですけれども、一言お願いします。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課主幹。 ○公園緑地課主幹(荒俣哲也君)  今回整備する行田公園につきましては、児童館のアウトドア的な広場も含めたものでありますので、児童館と協力しながら完成式のような形を考えていきたいと思います。 ○議長(原 明君)  青山幸生君。 ○4番(青山幸生君)  ぜひよろしくお願いいたします。  子どもたちが伸び伸び遊べる空間をこれまで以上につくっていただきたいと思っております。これぞ子ども第一主義の拠点をつくって、子育てしやすい滑川をより一層お願いいたしまして、私の質問とさせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後1時からといたします。                 午後0時00分休憩                 午後1時00分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  6番竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。  まずはじめに、大きな項目として観光振興についてで幾つか質問をさせていただきたいと思います。  昨日の代表質問、一般質問等、多くの議員の皆さんが質問をされましたが、観光にかかわる質問ということで重複する点もあるかとは思いますが、改めて質問をさせていただきます。  まず1番目ですが、今シーズンのほたるいか海上観光における実績の評価と、来年以降の運航、それからおもてなしについてどのように考えているのかお尋ねをいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  今年度のほたるいか海上観光は、3月21日から5月6日までの47日間の実施期間中、出航した日数は25日間で約53%の出航率、1,478人の乗船者数となっているところでございます。出航率は年によって若干変動はあるものの、例年並みの出航率であったというふうに考えております。  次年度以降の課題といたしましては乗船者数の増加であり、出航率については自然頼みの要素が大きく、安全第一の観点からやむを得ないと考えますが、早い時期からのPRなど、平日の乗船者数を増やすことが重要であると考えております。  おもてなしについては、台紙つき記念写真やホタルイカの素干しのプレゼント、みちcafe waveの営業、それから土・日・祝日のテナントの営業、それから漁師さんの協力によるホタルイカの網焼きの提供、これは漁師さんに船の上で直接焼いていただいたホタルイカだとかイカを船の上で乗船客に食べていただくというものでございます。  これらが大変好評をいただいているところであり、来年以降も引き続き実施していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど来年度以降の取り組みについて幾つかお話しされましたけども、私が前回3月定例会において質問させていただいた1つとしては、来られた方へのボイルの振る舞いということでありました。そのとき既に、乗船客には手土産を持たせて楽しんでいってもらうという答えでありまして、ホタルイカのボイルの振る舞いは今年度については行わないという回答であったかというふうに思っております。  今回、漁師さんの厚意による網焼きという言葉もありましたけども、実際、ことしのホタルイカの漁獲量は調べて皆さんもわかっておられると思いますが、例年以下の漁獲高であったということは、市外、県外から来られる観光客の皆さんは、もしかしたらそこの地元で滑川産のホタルイカを食べたことがない人たちだったのかもしれません。  ということは、せっかく県外あるいは国外から来ていただいている、また滑川産のおいしいホタルイカを食していない方に対してのおもてなしとしては、やはり私はボイルの振る舞いというのは欠かしてはならないものだろうというふうに思っておりますけども、この点について、来年度以降の取り組みはどうあるべきか、もう一度お伺いいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  今、議員さんおっしゃるとおり、ボイルの滑川産のホタルイカをその場で食べていただくというおもてなしは最高のおもてなしになるというふうに考えております。  今年、素干しのプレゼントということにいたしましたが、来年のおもてなしについてはまたウェーブ滑川とも協議しながら、ボイルのホタルイカの振る舞いも含めて再度検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  検討はぜひしていただいて、来年はたくさんとれる年かもしれませんので、ぜひそこは前向きに検討していただきたいと思います。  と同時に、先ほど平日の観光船乗船者については大変少なかったと。  昨日の質問にもありましたが、週末の入りは予約でいっぱいだったということでありました。  3月下旬から4月上旬にかけて、特に平日の入り込みが少なかったという、その要因についてはPR不足ということをまず1点、きのう言われました。  それも含めてなんですが、今ほど答弁いただいた、平日の乗船客を増やさなければいけないというふうに言われていますが、じゃ、実際どうしていけば増えるというふうにお考えなのか、もう一度お伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  昨日の答弁でもお答えいたしましたが、いわゆる一般の電話でお申し込みになる乗船客については、これは大変多くの方から申し込みをいただいております。  問題であったのは、旅館宿泊者、これらがPR不足もあってなかなか伸びなかったということもございました。  そういう中で、来年度に向けた取り組みというものをいち早く進める中で、今後、旅館、観光協会、旅行会社、これらの関係者と十分な協議を進める中で乗船者の増加を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど個人のお客様をというお話もありました。  せっかく今年度から2隻体制での出航であったといううれしいニュースもあり、外国人観光客の皆さんも100名を超える方に乗っていただいたという実績があります。  では、例えば個人のお客様が電話で予約をされてというのはわかりますけども、その1隻40人の定員の中で、何人も電話をかけられて、個人的に参加をされて、その寄せ集めで40人になって1隻だという考え方も1つかもしれませんけど、ことしの状態ですと、大体25日間の運航で掛ける80人ならそれなりの人数、マックスの人数は読めたというふうに思います。  実際の乗船率を引き算しますと、大体五、六百人程度が本来乗っていただくべきところの空席があったということで、ざっくり計算しますと、例えば500人の方が満席状態で乗っていただければ、1人大人料金が5,000円であれば250万円の取り損ないをするわけです。  そういったことも含めて、では、満席になってこそ初めてその船がよかったと思われるのか、あるいは個人のお客さんではなくて、例えば旅行代理店だとかに、2隻のうち1隻は代理店専用で、10人乗ろうが20人乗ろうが、1台分5,000円の40人なら20万で貸し切りできますよとか、そういったことも私は今後可能ではなかろうかなと。  それについては、やっぱり市外から来られる方、県外から来られる方ということで、ぜひ市内の旅館業者さんとタイアップして、そういったことも含めて私は考えていくべきだろうなというふうに思っています。  後ほどまたクルージングについてもお話を伺いますから、これについてはここらへんでおさめさせていただきますが、先日、私も委員長として滑川市観光協会さんの総会のほうに出席をさせていただきました。  いろいろ観光協会さんの事業についても報告を受けてまいりましたが、そういった中でもやはり外国人観光客、この方々の入りようが毎年毎年増えているよという報告もありました。  当然、観光客の皆さんは仕事の合間を縫って体をあけて来られるわけですから、平日だろうが土曜日だろうが日曜日だろうが旗日だろうが、全然日程上関係ないわけでありますから、特に平日については、観光船も含めて、後ほどクルージング船のほうでもお話をしますが、もっと宣伝をしていかなければならないのかなというふうに思っています。  そのとき伺ったのが、市外のホテルなどに滑川市のパンフレットを置かせていただいて、外国人観光客の皆さんが、今どきはスマホで勝手に自分で行動する方が多いですから、ぱっと見て興味があると、すぐ滑川市に来ていただけるような、そういった気軽に行動できるようなパンフレット等も私はつくっていくべきなんじゃないかなと。  来られる観光客はほとんどがスマートフォンで情報を得られる今の世の中でありますから、あとはきっかけをつくってあげるだけだと私は思っております。  きのうも宣伝効果についてのお話もありました。じゃ、滑川市の観光船、あるいは後ほどのクルージング船も含めてですが、観光客を増やしていく取り組み、これについて具体的にどうあるべきなのか。先ほど各種団体、それから業者さんも含めて協議したいというお話でありましたけども、実際に観光客の目線に立ってどうあるべきなのか、どう思っているのか再度伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  現在、平日の対応ということで、どういう取り組み、どうあるべきかということでございますが、現在、専属の営業員、これはクルージングのほうでございますが、これらも含めて全般の観光に対する営業も行っていただいておるところでございます。  当然、一人でも多くの観光客に滑川市のよさを知っていただくために観光を行っておりますので、引き続き営業活動を中心にまた頑張ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。
    ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  せっかく観光でありますので、船に乗っていただくのもそれは目的としてあってもいいかと思いますが、ことしはテレビ、新聞等を見ていますと、身投げが結構盛んにあって、記事として取り上げられていました。  船に乗らなくてもホタルイカを見ることができるということで、私はおかの身投げツアーなんかも企画したらどうかなというふうに思っていますので、また検討していただければなというふうに思っています。  次に湾岸クルージングについてでありますけども、昨年は運航できなかったので、本年は採算ベースに乗せることはできませんけども、一昨年の乗船料と比較をいたしまして、今年度は思い切って値下げをして、より乗船客を呼び込もうとする姿勢は理解できますけども、どう見ても採算ベースで言うと合うとは思っておりません。  では、波及効果をどう考えて観光客を増やす取り組みをしているのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  富山湾岸クルージングについては、一般大人料金を1,800円から1,200円に、子ども料金を900円から600円に値下げをし運航しているところでございます。4月28日から運航を開始いたしまして、5月末までの1カ月余りで1,182人にご乗船いただいたところでございます。これまでのところ、順調に運航していると考えております。  波及効果として、クルージングの乗船からレストラン光彩やみちcafe waveをはじめとした市内飲食店の利用、ほたるいかミュージアム、タラソピアへの入館、またその逆の流れも期待できることから、今後も運航会社であるウェーブ滑川や観光課、観光協会において富山湾岸クルージングのPRを続けながら、観光客増加の1つの方法として、セット販売や割引サービスについても検討してまいりたいと考えているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  クルージングについては4月末から11月末ということで、やわら半年余りという期間は限定ではありますけども、今現在1,000人以上の方が乗っていただいておるという実績であります。  以前は副市長のほうから、1人でも2人でも乗船するお客様がいれば便を出すということで大変心配をしておったところでありますが、今のところは順調に推移をしているというふうに理解をさせていただきますけども、やはりここでも乗船客を増やす取り組みというのは、ただただ滑川市に来ていただいて、滑川市で囲い込みをするのではなくて、例えばゴールデンウイーク前後の外国人観光客というのは、ほとんどの目的が立山黒部アルペンルートでありますから、そこに行かれる方を何とかして滑川市におりていただいて、引っ張り出して、船に乗っていただいて楽しんでいただけるような、そういった働きかけも私は必要であるというふうに思っていますし、中学校あるいは高校の修学旅行あるいは研修旅行を含めたそういったものも、私はこの船に魅力を感じていただけるような取り組みができるんじゃないかなというふうに私は以前も申し上げております。  せっかくでありますので、そういったことも含めて乗船者数を増やすということ。私はこの船は、天気のいい日に1回乗ってしまえば、その年のうちは2回目は乗らなくてもいいというふうな気持ちになるかもしれません。ただ、天候が悪くて山も海もよく見えなかったという方は、もしかしたらリベンジしに来られる方もいらっしゃるかもしれませんけども、こういったものはやっぱり海上観光の船と一緒で、天候に大変左右されるということですから、ちょっと慎重に考えていただいて、お客様にどう来ていただくか、これについては十分検討していっていただきたいなというふうに思っております。  最近は、ネットの普及でいろんな情報を集めることができます。  一昔前は旅行会社が企画をして、胸にバッジをつけて集団で観光していたものが、今は本当に個人でふらっと来てふらっと帰るというようなお客様も多数増えたという現実を踏まえて、ぜひ、昨日から言っていますように、SNSを使った宣伝、アナログではありますけども、ポスター、チラシを使った宣伝、それから人足をかけて営業、それぞれしっかりしていただいて、少しでも赤字の解消に努めていただければなというふうに思っております。  それから次の質問、関連していますので行きますが、本年度から株式会社ウェーブ滑川が主体となってほたるいか海上観光、富山湾岸クルージングを実施しております。  滑川市、漁協、観光協会、船の委託業者である若潮、キラリンを含め、それぞれの関係は良好に進んでいるのか伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  本年度から株式会社ウェーブ滑川にほたるいか海上観光及び富山湾岸クルージングの運営、運航を委託しているところであります。  市及び観光協会は、観光案内やおもてなしの部分でウェーブ滑川と連携協力して実施しております。  また、滑川漁業協同組合とウェーブ滑川が密接に連携し、取材の協力や定置網の着網、離網の協力、海の状況等の適切なアドバイスをいただくなど、連携して事業を実施しているところでございます。  なお、市は観光協会に観光案内を含む各種事業を委託しておりまして、引き続き観光協会が主体となって実施していくこととしております。  ほたるいかミュージアム内に観光案内所を設置いたしまして、多くの観光客に案内できる体制も今回いたしたところでございます。  現在、関係者との関係は大変良好に推移しておりまして、今後も市が中心となり、関係団体それぞれが連携を密にして、順調に事業を実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  この質問に関しましては、湾岸クルージング、昨年行われなかった理由の最大のことだろうというふうに思っております。  市と観光協会、それから漁協、それぞれの連携があってこそのクルージングあるいはほたるいか海上観光の事業でありますから、どれか1つが何かしら問題を起こしてもうまくいかないのは、前回の教訓を生かすべきだと私は思っております。  今ほどの課長からの答弁で、極めて良好な状態にあるということを伺いましたが、確かに昨年、これらの問題については一度リセットをするというお話でありました。  それらを改善され、今後、さまざまな問題や改善点、それらをかかわるそれぞれの団体としっかり協議しているのか。今ほどは、今までの経験上では協議しているというお話でありましたが、じゃ、今後ずっと継続してそういった改善なり協議を続けていくのか、再度お伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  当然、これまでの教訓を生かしまして、今後前回のようなことがあってはならないと考えております。  そのためにも、今後も引き続き関係者が協議していくことが必要不可欠というふうに考えておりますので、しっかりと連携していくようにまた協議を進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひそれぞれの関係者と良好な関係を保っていただいて、昨日はクルージングについては新しい航路も申請を出すというお話でありました。  やはり、今現在2コース固定というふうになって運航しておりますが、将来的に1つでも2つでも3つでも新しい航路をつくっていただいて、私は個人的に乗ってもらうよりも、一団体でこの船を貸し切って楽しい思い出づくりになっていただけるような、そういった取り組みにしてほしいなというふうに思っています。  少ない乗船人数ではそれこそ採算は合いません。貸し切り運航だからこそできる何がしの対策というのは今後もとっていただければなというふうに思っていますので、ほかの、富山市さんでもいろいろと、川の船ですけども、松川だとかああいったことをやっておられます。船の外見だけ見ると滑川は見劣りはするかもしれませんが、やる気だけはなくさないようにぜひ取り組んでいただきたいというふうに思っています。  それでは、次の質問に移ります。  本年11月にねんりんピック富山が開催をされます。富山での開催は初めてと報道をされておりますが、私に言わせれば、生きている間二度と回ってこない大きな全国レベルの大会でございます。  富山県もこれについては県職員を総動員して対応にあたるというふうに言っておられますけども、滑川市のPRはどのように行っていくのか伺います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  それではお答えいたします。  広報活動の一環として、昨年度は、ねんりんピックの開催地でありました秋田県の総合開会式やマラソン会場におきまして、市の観光パンフレットを配布するなどして滑川市にお越しいただくよう呼びかけするなど、本市のPRを行ってきたところであります。  今年度につきましては、市の広報やホームページ等でコース案内や一般参加のランナーを募集するなど、ねんりんピック関連記事を掲載することとしているほか、今後、のぼり旗や横断幕の設置などにより、市民の方々へもPRを図ることとしております。  また、参加選手への参加賞として、キラリンをモチーフにした記念タオルやオリジナル缶バッジ、本市の観光をPRしたクリアファイルを用意するほか、五洲薬品株式会社からご提供いただく海洋深層水を使用した補水対策のゼリー飲料、さらには滑川の天日塩を配布し、滑川の海洋深層水のPRも行うこととしております。  また、観光のため再度滑川市にお越しいただけるよう、クリアファイルの中には本市の観光やお土産パンフレットも同封し、本市の魅力をアピールしたいと考えております。  以上であります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今、課長から、昨年の大会会場であった秋田に行ってPRしてきたというお話でありました。ねんりんピックは1回選手として出ると次の年は出られない、そんなルールがありますから、果たして効果があったのかちょっと疑問でありますけども、そういった形でPRをされているのもわかりますが、最近は新聞等を見ていますと、大会会場であるとある市では、うちわを配っただとか、ポケットティッシュを配っただとかというPRをしているところもあります。  じゃ、滑川市は地元の皆さんに、ねんりんピックは滑川の会場はマラソンですよという告知について、まだ上手になされていないのじゃないかなと。  先ほどホームページという話でありました。私も庁用車を見ていましたら、マグネットでぺたんと張った、そういったものもありますけども、ほかに何かPRというのは考えていないのでしょうか。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今現在、福祉介護課の窓口におきましては、ティッシュペーパーにねんりんピックのPRを入れたものをお配りしております。  そのほか、いろいろと各種団体、行事等におきましていろんなPRを行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  「のる my car」の後ろにもマグネットで張ってありましたので、これはどういった理由で張っているのかわかりませんけども、庁用車にも張っている。  でも、私は取り組みとしては、せっかくなら市内のタクシー業者だとか運送業者に頼んで、そういったものもPR用のマグネットとしてぜひ張っていただくのがいいのではないかなというふうに思っていますが、そこらへんは担当課の中で話し合いをしていただいて、告知するのが嫌であればしなくてもいいと思いますし。やっぱり取り組みとしては、地元の人が何を開催するのかわからないというのでは、当然、先ほどもありましたけども、マラソン競技でありますから、来られたランナーがあぜ草と、時期的に11月ですから、稲の刈った後の田んぼばっかり見て終わっていったという話では話にならないので、やはり地元の人が応援していただけるようなPRというのをぜひ行っていただきたいなというふうに思っております。  それでは、今後、選手の受け入れは当日ということになりますけども、富山県の代表として、もしかしたら地元滑川の方が何人も出られるというふうに思っています。  じゃ、そういった方々の激励やらPRというのはどのようにされるのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  滑川市の方が代表として出られる場合につきましては、激励金をお渡しするなどしていきたいというふうに思っております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  激励金を渡して終わりでなくて、やっぱり滑川市で県の代表だということを皆さんに告知してあげないと、出る方も気の毒だと思いますので、ぜひそこは取り組みをしてください。よろしくお願いいたします。  じゃ、次の質問に移ります。  ねんりんピックの日程がキラリングルメの森の開催日と同じであります。県外から参加される選手の皆さん、午前中ももてなしという言葉がありましたが、もてなす準備はあるのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  午前中の開田議員のご質問にもお答えしましたが、11月の開催ということで気温の低い状況も想定されますので、おもてなしとして、ねんりんピックの参加者に海鮮鍋を無料で振る舞う予定にしております。  また、このほか、キラリングルメの森の特設ステージにおきましてマラソンの表彰式を行うこととしておりまして、来場者の前でお祝いをするなど、挙げておもてなしをしていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  私が心配しているのは、グルメの森と同日開催ということでありますから、市の職員の皆さんがお手伝いに来たとしても、それぞれ役割があって、グルメの森を担当される方は担当される方、もしかしたらねんりんピック担当の方はそこに張りつきという状況になると思います。  決して人員的には満足するような人数ではないというふうに私は思っていますので、ボランティアだとか、こういったことをいつもやっておいでの各種団体の皆様だとか、そういった方々への協力要請というかお願いというのはちゃんとしているのか伺います。 ○議長(原 明君)  澤口福祉介護課長。 ○福祉介護課長(澤口幸二君)  今ほど議員さんおっしゃられたとおり、市の職員は総動員で事業にあたっていただくということにしております。  このため、大会のボランティアにつきましては、市の広報の7月号やホームページにおいて募集記事を掲載するほか、市のボランティア連絡協議会の方、こちらは実行委員会のメンバーにもなっていただいておりまして、協力をお願いして多くのボランティアを募ることとしております。  また、マラソン交流大会の主管団体である市の陸上競技協会と連携を図りながら、市の体育協会や自治会連合会、あと悠友クラブ滑川―老人クラブにありますが―など関係諸団体の協力を今お願いして、いろいろお手伝いをいただけるというようなことも伺っております。円滑な大会の運営に努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  たまたま滑川市はマラソン競技でありますから、1つの体育館、アリーナでできる種目と違って外に出ての種目でありますから、万が一ということもあるだろうし、それぞれ役割は大きいというふうに思っています。  それぞれの団体にしっかり頭をこすりつけてお願いをして、当日、参加された方々に喜んでいただける、はたまた、私は観光も1つかんでいると思いますから、滑川市に来てよかったと思っていただいて、今度プライベートで来てもらう、そんな取り組みが私は必要でなかろうかなというふうに思っていますので、そこらへんはぜひ手抜かりのないように取り組んでいただければなというふうに思っております。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  ことし、屋内運動場がオープンをいたしました。利用種目、利用団体の固定化も懸念され、施設の有効利用については今後も継続して考えていかなければならないところでもあります。  冬期間のトレーニングについては、利用者、利用団体が今後増えるというふうに思っていますが、冬期間ではない、平日あるいは夏場の利用促進は研究課題であるだろうと思っております。  そこで、ますますスポーツ・健康の森公園周辺がにぎやかになってきたと私は喜んでおりますが、隣の投てき場も含めて、スポーツ合宿の誘致など、利用者を増やす取り組みはどうなのかお伺いをいたします。 ○議長(原 明君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  それではお答えいたします。  ことし1月に整備いたしました屋内運動場(KENKO DOME)をはじめスポーツ・健康の森公園周辺は、総合体育センターや滑川室内温水プールなどのスポーツ施設が集中しているエリアであり、目的に応じた体力づくりや多目的な視点からの競技力向上を図ることができる理想的な環境となってまいりました。  これらの施設を利用したスポーツ合宿は年々増加傾向にあり、今年度も関西の大学を中心に、夏季合宿についてのお問い合わせを数件いただいているところでございます。  また、多目的グラウンドにつきましては、県内では数少ない投てき種目専用のネット、サークル等が整備されておる施設でございまして、県内の高校生等に利用されておるものでございます。  今後は、市体育協会のホームページ上でのPRや、陸上等各種競技団体へ積極的に施設の利用、合宿利用等について呼びかけていくこととしており、また、合宿での利用については、コンベンション等開催支援補助金の活用も含めて利用者の拡大を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど、投てき場についても高校生等が使っていただいているということでありますが、使っていただいていると言いながらも、ほとんどが使っていない、開店休業中の場所になっているのも私は事実だというふうに思っています。  この屋内運動場については、当初、地方創成拠点整備交付金の申請概要、いわゆる補助金をもらうための作文ですが、屋内運動場の施設目的については、前文を読み上げますと、「アウトドアスポーツの総合拠点「滑川市スポーツ・健康の森公園」において新たに土のグラウンドの屋内運動場を整備することで、天候に左右されることなく、これまで以上の合宿誘致、手軽に健康・体力づくりができる「スポーツを核としたまちづくり」に取り組むことができる環境を構築するもの」と書いてあります。  そして、実施予定事業には、1番目にあたるのが新たな合宿誘致、2番目がトップアスリートによる講習会、ジュニア教室の開催、3番目に健康増進のための健康づくり、体力づくりの教室開催とありまして、全般にわたってスポーツによる地域活性化をうたっているわけであります。  イの一番に新たな合宿誘致というふうに書いてありますので、当然、先ほどは今後体育協会のホームページなどでPRしていくということでありますが、選手やコーチ、監督さんたちの、一度使われた方の口コミでの再誘致なのか、あるいは各種ホームページ、関係する、SNSも含めてですが、そこでのPRなのか、あるいは旅行者も含めた紹介なのか、いろいろ手法があるかというふうに思いますが、これからの対応というふうに先ほど聞こえました。  今後どうしていくのか、再度伺います。
    ○議長(原 明君)  上田教育委員会事務局長。 ○教育委員会事務局長(上田博之君)  合宿の利用状況等を見ておりますと、先ほども申しましたが、関西方面の大学の方々からお問い合わせをいただいておるところでございます。  団体名等を見ておりますと、再度利用いただく方または新たにご利用いただく団体、それぞれでございます。どちらかと申しますと口コミの部分もありながら、実際の申し込み状況を見ると、旅行会社からの申し込みという状況も伺っております。  これらの口コミなどのつても大切にしながら広がっていければいいなというふうに思っているところでございます。  特に投てきや陸上競技などで申しますと、雨天時においても利用できる施設が整備されたということは昨年から大きく変わったところでございまして、今後ますますの需要が見込まれるのではないかなというふうに思っておるところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  ぜひ合宿誘致については真剣に取り組んでいただいて、できれば市内の宿泊施設で泊まっていただければいいんですけども、ある程度のキャパが決まっておりますので、そこはまた臨機応変に、一窓口として対応していただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。  それでは次の質問に移ります。  以前にも同じような質問をさせていただきましたが、一向に改善がされないために再度伺いたいというふうに思っております。  高速道路、北陸道上り線有磯海サービスエリアの利便性の向上についてであります。  毎年毎年、商工会議所さんからの要望にもありますが、県道からのスムーズな車の出入りについても1つ。私がかねてより提案しているのが、サービスエリアを拡充してスマートインターあるいは道の駅の移設、次世代エネルギーでもある水素ステーションの設置。立地的には高速道路、それから国道8号線、この間隔距離というのは極めて近いという利点があります。  がゆえに以前から提案をしているわけでございまして、高速道路に乗っていただきますと、新潟方面から富山方面へ車で走っていただくと、まともなといいますか、食事ができる、あるいは燃料補給ができるというところはここが一番最初の拠点でございます。  総合的に完備しているのはここであるというふうになっておりますので、私は1つのかなめになるのかなと思っています。  将来的に新たに整備するコストを考えれば、当然、既存の施設をよりよい方向でリニューアルすることは誰が見ても納得していただける取り組みだというふうに私は思っております。  では、このサービスエリアの利便性の向上について、市としてどう考え取り組んでいくのか、もう一回伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  石坂産業民生部長。 ○産業民生部長(石坂 稔君)  北陸自動車道上り線の有磯海サービスエリアは栗山地内にあり、ぷらっとパークが設置されていることから、高速道路を利用していなくてもサービスエリア内のレストランや売店を利用でき、市民にとって大変便利な施設となっております。  しかしながら、駐車台数が10台と少ないことやアクセス道路が狭いことから、若干利用しにくい面もございます。  アクセス道路の整備につきましては、これまでも中日本高速道路株式会社へ要望してまいりましたが、進展が見られない状況であり、また、今ほど議員さんもおっしゃいましたが、商工会議所からも毎年要望をいただいていることなどから、駐車場の整備とあわせて、今後、市において具体的な整備内容を検討し、関係機関等と協議を進めてまいりたいというふうに考えております。  それから、議員ご提案のサービスエリアのスマートインターチェンジ化についてでございます。  企業誘致、それから産業振興の観点からは、近くに企業が集積していることもありまして、アクセス性の向上と産業の活性化につながるものというふうに考えております。  しかしながら、滑川インターチェンジとの距離が約4キロメートルと比較的近うございます。また、アクセスのほうもスーパー農道経由で便利であるということ、それから上り線のサービスエリアに整備をいたしましても、下り線の利用者が利用できるようにすることは容易ではない、そのほか多額の費用がかかることなど、課題が多いことから、引き続き研究をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほど申された研究課題については今後もしっかりと研究していただいて、あまりにもお金がかかるというのであれば、それはそれで当たり前の話でできないのはわかっていますけども、例えば上り線だけでも高速道路から出入りできるスマートインターというのは、あそこにある県のスノーステーションの建物をずらかせば、縦道道路100メーターもつくれば、ゲート1つでスマート化は可能だというふうに私は思っていますので、それはまたNEXCOさんと話をしながら、前に進められるもんなら進めていただきたいというふうに思っています。  ただ、県道からの引き込み道路については、道路が狭いということもありますし、大型車が入れないのも事実でありますので、そこらへんの改善については今後も要望していただければというふうに思っています。  それでは大きな2番目、高齢者の福祉の向上についてに移らせていただきます。  東福寺野自然公園条例の改正が今定例会で上程をされましたが、パークゴルフ協会等、関係団体からの意見聴取、あるいは、パークゴルフに限らず、市内体育施設の利用料の軽減化について議論されたのか伺います。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課主幹。 ○公園緑地課主幹(荒俣哲也君)  それではお答えいたします。  今回の条例改正は、高齢者の心身の健康の保持及び増進を目的とし、利用者層の拡大及び利便性を図るものであり、高齢者の個人利用が多いパークゴルフ場の利用料金の軽減化を図るものであります。  また、平成25年8月に滑川市パークゴルフ協会から、また平成30年2月には東福寺野シニアクラブから利用料金についての請願を受けており、以前からその都度、要望や意見も聞いていることから、今回、関係団体との意見聴取は行わなかったものであります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今ほどの回答では意見聴取は行わなかったということだろうと思いますけど、さきの3月定例会において、この案件については請願として上程をされました。  そのときの年間パスポートの値下げ希望額というのは、現行の1万5,000円を5,000円にしてくださいという内容のものでありました。誰もただにしてくれとは請願者は言っておられませんでした。  ただ、委員会の中で上田市長からぜひ無料にするという声が上がり、今現在に至っているだろうというふうに思っていますけども、私はパークゴルフ以外にも、やはりほかのスポーツあるいはレクリエーション競技、団体との整合性を図るべきだったというふうに思っています。  特に健康寿命延伸をうたうのであれば、慎重に対応すべきだったというふうに思いますが、この条例改正で、パークゴルフ以外の団体から同じような請願あるいは陳情が今後出てきた場合、だめと断る理由がなくなったというふうに考えるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課主幹。 ○公園緑地課主幹(荒俣哲也君)  他の体育競技についての意見、要望が出てきた際には、関係課とまた調整して検討していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  そのしまいに風呂もただにしてくれという話になりかねない話なので、やっぱりそこは慎重に取り組みを進めていただきたいなと思います。  何か言った者勝ちというようなことでは私は済まされないことだというふうに思っていますので、声を出してくれた方の要望は聞くけども、わかっておって言わない方もたくさんおられますので、そういった方々の気持ちを酌んであげるというのも私は必要ではなかろうかなというふうに思っています。  特に高齢者の方が元気で過ごしていただける、こんなスポーツ環境を今、整えていますから、そういったことについてはぜひパークゴルフに限らずほかの競技でも検討していただければというふうに思っております。  それでは次の質問に移ります。  市長提案理由説明に、コミュニティバスの利用者が増えたというふうに書いてありましたが、どう検証したのか伺います。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  それではお答えいたします。  コミュニティバスの平成29年度の利用者数は8万5,195人と平成28年度より3,819人の増加となり、5年ぶりに利用者増となったところであります。  利用者が増加した要因としましては、福祉介護課において平成29年度から、70歳以上の高齢者で希望する方に対しコミュニティバスの無料乗車券を配布しており、多くの方がこの無料乗車券を利用されたこと、もう1つの要因としましては、高齢者運転免許自主返納支援事業によるコミュニティバスのフリー乗車証を利用する方が増加したことによるものであります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  利用者増については、内容としては福祉利用券、それから免許返納者の方の利用が増えたということでありますので、逆に言えば、結果的に利用者からの現金収入はありませんから、実質のマイナスだろうと思います。  純粋ににこにこ現金払いをしてくれる利用者を増やすことこそ利用者増だというふうに思っていますので、私はこのコミュニティバスの利用者増について、以前より何回も何回も提案をしておりますが、やはり週に1回、2回しか使わない方々を増やすよりも、毎日使っていただく、極めて伸び代のある学生、とりわけ高校生のバス利用促進を図るために、回数券や格安の定期券などを発行する取り組みについて、地域公共交通網形成計画には書いてありますけども、この取り組みについてどう考えているのか伺います。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  今ほど議員おっしゃいましたとおり、定期的に利用していただける方の利用確保が利用増につながるものと考えております。  そこで、地域公共交通網形成計画におきまして、フリーパスあるいは回数券などの導入について今年度から検討することとしておりまして、できるものであれば早いものから導入していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  関連していますので次の質問に入りますけども、昨日もバスの更新についての質問がありました。  今定例会においてバスの更新について予算計上されておりますが、今ほど課長がおっしゃいましたとおり、先日策定したばかりの滑川市地域公共交通網形成計画において、バスの更新は来年度というふうになっておりました。  これでは計画は何だったのか疑問でなりません。どんな計画だったのか伺います。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  本年3月に策定しました滑川市地域公共交通網形成計画におきましては、平成30年度に車両の更新計画を策定しまして、平成31年度、平成32年度、平成34年度に車両の更新を行うというスケジュールを示していました。  しかし、コミュニティバス車両5台の中に、老朽化が進みまして安全で安定した運行に支障を来す状況となってきている車両があり、今回1台を更新するものであります。  今回の車両更新は、滑川市地域公共交通網形成計画における車両更新スケジュールとは異なる時期の更新となっていますが、今後、計画的に車両更新を実施するために、今年度中に車両の更新計画を策定する予定としております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  今、計画外で1年前倒しだったという説明だったかと思います。  では、あと残り2台、32年度、34年度のものは1年前倒しになるのか、再度伺います。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  32年度、34年度の車両更新を行うスケジュールを示しておりますが、これも今年度策定の車両更新計画の中で、改めていつの導入がいいのか、そういったものを決めていきたいと考えておりますので、32年度、34年度のバスの更新計画についても変更になる可能性はあります。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  更新計画を策定しての変更になるかもしれませんということであれば、この計画は何だったのかと言われかねませんので、やはりバスの更新が、老朽化が進んでどうしても前倒ししなければならないという理由はわかりますけども、であれば、より多くの方に乗っていただく取り組みとして、先ほど言いました回数券あるいはフリーパス、定期券、そういったものも私は前倒しをするべきだというふうに思っていますので、計画は計画かもしれませんけども、ぜひバスのように前倒しにしていただければなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。  最後の質問でありますが、連日のように高齢者の運転ミスによる事故が報道されております。  本市においての高齢ドライバーの事故防止についての取り組みはどうなのか伺います。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  本市の高齢ドライバーの事故防止対策につきましては、滑川警察署や滑川市交通安全協会などと連携し、高齢者の交通安全教室の開催や大型ショッピングセンターなどでのチラシや反射材の配布など、交通安全の啓発活動を実施しております。  また、平成27年度からは県の委託事業として、滑川自動車学校の協力を得て、高齢ドライバーを対象に体験型の交通安全教室、シルバードライビングスクールを継続的に実施しているところであります。  そのほか、平成19年度からは、高齢者が運転免許証を自主的に返納しやすい環境づくりの一環として高齢者運転免許自主返納支援事業を実施しており、今年度から対象年齢を70歳以上から65歳以上に引き下げを行ったところであります。  今後も、現在実施している活動を中心に粘り強く高齢者の交通安全対策に取り組み、高齢ドライバーの事故防止に努めていくこととしております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  この質問については、一昨年の12月定例会でも質問させていただきました。高齢者の運転が危ないから免許を取り上げるというのは私は適当ではないというふうにそのときも申し上げさせていただきました。  高齢者の事故を少しでも減らすために、そのときは自動ブレーキ等、自動車の購入補助金制度を提案いたしました。  既に1年、2年がたって、自動車メーカーもこれらの安全装備については標準装備としてきております。また、ほかの自治体でも補助金制度を創設して取り組んでいるところも存在はします。  さて、本市はそのとき提案したこれらのことについて、その後どうなったのか確認をさせてください。 ○議長(原 明君)  黒川生活環境課長。 ○生活環境課長(黒川茂樹君)  今ほど議員ご指摘のとおり、安全運転サポート車の活用が高齢ドライバーの交通事故防止対策に有効であると考えております。  国では、平成29年6月に高齢運転者交通事故防止対策に関する提言が示されており、その中で安全運転サポート車の普及啓発が挙げられております。  それを受けまして、県では平成30年度の富山県交通安全推進計画の中で、交通安全サポート車体験型高齢者交通安全教室の実施を行うこととしており、当市におきましてはこれを受けまして、今年度、県の委託事業として滑川自動車学校の協力を得て、高齢者を対象としたサポートカー体験交通安全教室を実施する予定とし、現在、実施に向け準備を進めているところであります。  こういった国、県の啓発活動を主に、市としても高齢者にPRしていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  竹原正人君。 ○6番(竹原正人君)  新たな取り組みということで、ぜひよろしくお願いいたします。  それでは私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  7番尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  それでは、質問通告書に基づき質問させていただきます。  第1項目目は、子育て支援について質問いたします。  まず、本市では平成28年度より所得制限なしで第2子保育料等無料化が実施されており、本年度予算では約1億5,800万円余りが計上されております。  第2子保育料等無料化は、子育て世代にとっては大変評価の高い施策であることは間違いありません。  昨日の岩城議員の代表質問の冒頭で、滑川市の自慢すべきことは第2子保育料等無料化とほたるいか海上観光だと発言されました。私も全く同感でございます。  一方で、遅ればせながら、本年9月からは県も少子化対策を推進するため、低所得世帯を対象に第1子、第2子の保育料を無償化する予定であり、県と市町村が費用を半分ずつ負担する仕組みとなっております。  そこで質問ですが、県と市の対象が重なるケースと新規に対象が増えるケースとがあると思いますが、本市の財政負担はどうなるのかについてお尋ねいたします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長
    子ども課長(落合真理子君)  それではお答えいたします。  今回、県が実施する保育料軽減の対象は、低所得世帯の第1子、第2子でございます。  現在はまだ新年度の保育料に切りかえされておらず、また、9月から来年3月までの対象児童数につきましては、あくまで見込みの数であることから、今後、精査していく必要はございますが、第1子保育料軽減に係る市の負担増は、県の2分の1の補助を加味すると130万円程度になると見込んでおります。  第2子無償化につきましては、既に本市は全額負担で所得制限を設けず完全実施しているところではありますが、今回、県が対象とする年収360万円未満世帯の第2子の保育料総額は160万円程度と見込んでおり、県の補助はその2分の1、80万円と考えております。  第1子に係る負担増130万、第2子に係る負担減、県補助80万円を相殺した最終的な市の財政負担増は50万円程度になると見込んでおります。  以上であります。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  先ほど申しましたように、本年度の第2子保育料等無料化の約1億6,000万から比べれば、県の施策によってもわずか50万程度の増であるということで、いかにこの市の施策が非常に行き渡っているかということが理解できるなというふうに受けとめております。  それでは次の質問に移ります。  市長は常々、子育て支援策は本来は国がやるべき施策であり、国に先駆けてやっているんだと、こういうふうにおっしゃっておられます。  いよいよ国も来年10月から、消費税増税と同時に幼児教育・保育の無償化を実施することになりました。  国に先駆けること約3年半になるわけですかね。市長の炯眼に敬意を表します。  今、私ども公明党では、全国で100万人訪問・調査アンケートを「子育て」「介護」「防災・減災」「中小企業」の4つのテーマについて展開しておりますが、子育てに関するアンケートでは、経済的な負担についての設問に対する回答で、将来の進学などの費用が不安だとか、現在の授業料、保育料などの負担が重いという声もあります。  そこで質問ですが、来年10月に実施される予定の国の無償化の対象とならない範囲を担う形での、市独自の子育て支援策はもう既に考えておられるのかどうかについてお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  落合子ども課長。 ○子ども課長(落合真理子君)  今ほど議員の言葉の中にもありましたように、先般、来年10月に実施する方針の幼児教育・保育の無償化策の全体像が示されたところであり、3歳から5歳の全ての世帯について、また0歳から2歳児は当面、住民税非課税世帯が対象となったところでございます。  本市におきましては、平成28年度から所得制限を設けず第2子以降の保育料無料化を給食費も含め実施しているところであり、国に先駆けた子ども第一主義の滑川市独自の目玉施策ともなっているところでございます。  滑川市の未来を担う子どもたちの育ちを切れ目なくサポートしていくため、引き続き子どもとその親のため、子育て支援策の充実に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  私の質問は、国のあらあらとした施策が見えていますねと。それと、今、市がやっているこの施策の対象者、それと国とを重ねたときに、いわゆる対象とならないところがあるのではないかということが当然出てくるわけですね。  約1週間ほど前の新聞でしたが、滑川市に限らず、第2子保育料無料化を実施している市町村は全国に何市かあるというのは事実であります。  国がやることによって、市独自でやっている自治体にとっては、財政負担的には軽減されることは間違いないであろうと。  したがって、今実施している市町村にとって国の効果は大体どのくらいかということを試算したところ、4割かそこらだというような記事も出ておりまして、残り6割を使うかどうか、軽減された分を使うか使わないかは、これは自治体の判断に委ねられるというような記事も出ておりました。  私はそういう意味で、例えば今、1億6,000万、毎年毎年。これも人口が増えていけば予算的にも確実に増えていく。国が実施することによって軽減された予算を、もっともっと拡充するという基本的な考え方を持っておられるかどうかということをお聞きしたかったわけなんですけども、よろしくお願いします。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  尾崎議員には、公明党の新聞も私、読ませていただきました。おっしゃったさっきの3つの要素、読んでおります。でありますので、意見は一致するところ、大いに共鳴を受けたわけであります。  そしてまた、ただいまの質問ですが、国が遅いということは誰が見てもそのとおりでありますが、1つは少子化の問題にも絡んでくることでございまして、明石市が完全に私どもと同じ第2子の無償化を制限なしでやって人口が増えています。  全国的な傾向とすれば、大都市、あるいは財政の豊かなところはあまりそういう手当は出すべきではないということをおっしゃるわけで、私にはよくわかりません。例えば神戸市とか豊田市とか財政の豊かなところ、これはやらんでもいいという論理がよくわかりません。  と同時に、これを拡大しますと、今、非正規労働が、所得が少なくて結婚もしない、子どもも産まないという、こういう社会構造がはっきりしておりますので、このことは総合的に見ると大変有意義な政策であると。  選択と集中でありまして、恐らく明石市さんのほうは豊かかもわかりませんが、豊かじゃない都市においても、子どもは将来のまちをつくる基礎でありますので、このことに早く気がついたところは、選択と集中で子どもにかけるべきだということがはっきりしていると思います。私どももそのとおりであります。  以上であります。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  市長、どうもありがとうございました。  ということは、このまま行けば、来年10月に施行された暁に滑川市の子育て支援策の具体像が見えてくるんだろうというふうに期待をして、次の質問に移らせていただきます。  第2項目目は、教育について質問いたします。  イタイイタイ病が国内初の公害病と認定されてから、本年5月8日で50年となりました。新聞紙上やテレビ等でも取り上げられておりましたが、これを機会に少し調べてみました。  イタイイタイ病は大正以来、神通川流域で多発した病気であり、悪化すれば、せきをしただけで骨折し、全身各部に激痛を訴えて夜も眠れず、命名どおり「痛い、痛い」と叫びながら死に至る病気であります。  原因は三井金属神岡鉱業所から排出された排水からの鉱毒によるものだと地元の開業医、萩野昇医師が告発したのは、昭和32年(1957年)であります。  その後いろいろと、なかなか訴えても取り上げてもらえなかったという時代がありましたが、10年後の昭和42年5月26日、我が公明党の矢追秀彦参議院議員が参議院・産業公害及び交通対策特別委員会で、国会で初めてイタイイタイ病問題を取り上げ、公害病認定を迫りました。  1年後の昭和43年5月8日、厚生省はイタイイタイ病を公害病と認定したのでありました。  その後、平成25年12月に神通川流域カドミウム問題の全面解決に関する調印式が行われ、原因企業の三井金属鉱業と被害者団体が合意書に調印しました。  その全面解決の前年の平成24年4月29日に、子どもたちをはじめ国内外の幅広い年代の人々がイタイイタイ病の恐ろしさを知り克服の歴史を学ぶとともに、県民一人ひとりが環境と健康を大切にするライフスタイルの確立や地域づくりに取り組むことを目指す未来志向型の資料館として、県立イタイイタイ病資料館が開館しました。  現在、資料館では、学校でイタイイタイ病について学習してもらうための副読本を発行し、県内の小学5年生全員に配布しております。  また、環境省の学校課外学習サポート事業として、学校等に無料送迎バスを提供し、来館をサポートしております。  これがいわゆる資料館が発行しております団体見学用学習プランというパンフレット、それから募集要項(資料を示す)、これは県内の小学校から大学、専門学校まで、全学校に配布されておる資料でございます。  このイタイイタイ病が広がったのは、カドミウムに汚染された川の水を飲んだり、その水で育てた米を食べたりしたためでありました。  私がなぜこのテーマを取り上げたかというと、今、滑川で展開しております養鶏場建設反対運動しかり、おか砂利の問題しかり、水の大切さを知るうえで多くの共通の教訓があると考えたからであります。  先日、資料館を訪問し副館長に会ってきましたが、滑川市内の小学校が来たことがあるのかということを尋ねたところ、東部小学校の5年生が来年の2月に資料館の見学の予定が入っているということを確認しました。私はこれを聞いてほっといたしました。やはり「百聞は一見にしかず」「三つ子の魂百までも」。実際に資料館を訪ねるということは、教育的な効果は絶大であると私は考えます。  私は市内の全小学校、例えば5年生全員に必ず1回は資料館での課外学習をするようにしてはどうかというふうに考えますが、当局の見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  お答えいたします。  議員もおっしゃいましたが、イタイイタイ病資料館は、イタイイタイ病が大きな社会問題となり、国内初の公害病として認定され、被害住民と会社が努力して神通川をもとのきれいな川に戻したその歴史と、被害に遭われた方々の困難を伝えるための展示や解説を行う施設となっております。  平成29年度は市内小学校2校が5年生の社会科「わたしたちの生活と環境」の学習の中の一環としてイタイイタイ病資料館を見学しており、平成30年度は今のところ3校が見学をする予定としております。  イタイイタイ病資料館を見学しイタイイタイ病を正しく知ることは、環境と健康、産業の歴史を学ぶことにより、子どもたちがイタイイタイ病を身近な問題として感じ、同じようなことを二度と起こさないために、それから子どもたち自身が環境と健康を大切にする、先ほど議員もおっしゃいましたけれども、ライフスタイルの確立や地域づくりに取り組むためにも大変意義あることだと考えております。また学校のほうにも勧めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  あくまでもこれは学校の自主性に任せているということでよろしいんでしょうか。 ○議長(原 明君)  石倉学務課長。 ○学務課長(石倉裕子君)  学校のほうもたくさん、特に5年生のほうは校外学習が計画されておりまして、無理のないように、ただ、有効にこういった事業を活用していただいて、公害病の認識を深めるいい機会にしていただきたいと願っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  行きなさいという命令というか指導というか、それはなかなかできないのかなとは思いますが、やはり一校でも多く行っていただきたいなという思いでございます。  ちなみに、昨年1年間で課外学習サポート事業を活用して来館した小・中・大学生、全てですね、65校で3,858名のアンケート結果が出ておりまして、来館前、発生した時期を知らないという生徒さんが75%もいたということなんですね。で、実際に資料館を訪れてよく理解できたということで、9割の方が理解できたよというアンケート結果が出ております。  今、50年もたって、テレビで、たしか向井さんという元KNBのアナウンサーの方が今、その語り部をされておられてインタビューに答えられておりましたけれども、今、やっぱり風化が一番怖いんだということで、だんだんだんだん年とともに忘れ去られていくということを一番危惧しているというようなことをおっしゃっておられました。  ですから私は、少なくともやはり若いときに、こういったことが実際あったということを実際に目で見て、すぐ近くにあるわけですから、そういう教育の場所が。ぜひとも行くチャンスを子どもたちに与えてあげてほしいなということを切にお願いいたしまして、3項目目の質問に移らせていただきます。  では、3項目目の医療費の適正化について質問をいたします。  まず、糖尿病の重症化予防の取り組みについて伺います。  我が国の国民医療費は、少子高齢化の進展などの要因により、年々増加の傾向にあると言われております。  本市におきましても、医療費の適正化を図るためにさまざまな取り組みをなされております。  レセプト点検の厳格化や、ジェネリック医薬品の使用促進、特定健診や特定保健指導では生活習慣病の早期発見や早期治療を促し、生活習慣を改善して病気発症の予防や重症化しないための取り組みをされ、医療費の適正化に努められております。  透析医療費は年間1人当たり約500万円と高額で、医療費適正化の面でも大きな社会問題となっております。透析の原因第1位が糖尿病性腎症であることから、糖尿病から透析に移行させないための取り組みが自治体にも求められております。  また、より地域の実情に合わせた対策を行うために都道府県版のプログラム作成を求めており、昨年3月に富山県でも県版のプログラムが発表されております。  そして、本年度より医療費の適正化に向けた取り組み等を支援する保険者努力支援制度が本格施行されておりますが、中でも糖尿病等の重症化予防の取り組みは配点が最も高い項目となっており、国が医療費削減のため糖尿病の重症化予防対策を重要視していることがうかがえます。  当然のことながら、本市としても糖尿病対策を強化する必要があると考えます。  そこで伺います。  市内の糖尿病の患者数と、そのうち未治療者の数を教えてください。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  それではお答えいたします。  平成30年5月分の診療報酬明細書(レセプト)による糖尿病治療者数から、市内の国民健康保険被保険者の患者数は783人でございます。  また未治療者数は、平成29年度特定健康診査受診者の結果からの把握によりますと、約100名でございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  どうもありがとうございます。  次の質問なんですけれども、その未治療者の方に、具体的にどのような対象者に受診勧奨や保健指導を行っていくのかについて伺います。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  お答えいたします。  市では、国が平成29年3月に策定した糖尿病性腎症重症化予防プログラム、及び富山県が平成29年3月に改訂した糖尿病重症化予防対策マニュアルに基づき、平成30年3月に「第2次なめりかわヘルスアップ21推進計画〜糖尿病重症化予防マニュアル〜」を改定したところでございます。  このマニュアルでは、糖尿病の重症化予防の取り組みの対象者の明確化を目的に、対象者選定基準の考え方を次のように定めております。  1つ目として、当該年度特定健康診査受診者のうち糖尿病だが未治療の方、2つ目として、当該年度特定健康診査受診者のうち糖尿病治療で血糖管理が不良の方、及び血糖値や腎機能の検査値で今後腎症を引き起こす可能性が高い方、また現在既に腎症を引き起こしている可能性が高い方、3つ目として、過去の健診結果で糖尿病型と思われるが、前年度特定健康診査未受診の方としております。  これらの方を対象者として優先順位をつけて、保健師、管理栄養士が医療機関との連携を図りながら受診勧奨、保健指導及び訪問指導を行っております。  今後も進む高齢社会において、生活習慣病や重篤な合併症及び要介護とも密接にかかわる糖尿病の発症と重症化予防に尽力し、健康寿命の延伸につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  どうもありがとうございます。  つまり、対象者には保健師さんだとかが訪問していくということですよね。それから、郵送とかではなくて、直接会って説得するということですよね。ちゃんと治療を受けなさいと。そうしないと大変なことになるんだよと。1年間500万かかるよと。大変なことになるということを力強く、訪問した折にぜひとも、500万円が大事だとかということではなくて、人の命が一番大事なんですから、それはやっているし、現在進めていると。  そうすると、今、そのプログラムに沿ってやっているということですから、そのプログラムに沿って、また1年後にどれだけの人に受診を進めることができたかというようなことはデータとして、例えば1年後には確認できるということでよろしいんですね。 ○議長(原 明君)  結城市民健康センター所長。 ○市民健康センター所長(結城幹子君)  今ほど議員さんがおっしゃいましたけれども、保健指導の種類には段階がございます。  それで、第1段階として、その方の検診の状況で、まず最初に書類だけで受診勧奨をする方もあります。そういった方は、糖尿病の治療の中でも血糖値だけが高いといった、複合した合併症の兆候がまだない方などにつきましては、1次段階として郵送での受診勧奨をして、それを持って医療機関のほうに行かれまして、医療機関のほうで、検査が必要であるとか、健康センターで栄養指導を受けてくださいとか、次年度健診での確認といったような指示がなされております。
     また、先ほどおっしゃった訪問指導につきましては、健診を受けられた段階で、先ほどから大きな問題としてございます重篤な腎疾患に近い状態だなという方につきましては、直接すぐに訪問いたしまして、早期の受診ということで腎の専門医にかかられることを強くお勧めしたりということでしております。  いずれにいたしましても、健診の結果から今ご自分の体の状況がどのような状態になっているかということを、健診データをわかりやすくお伝えして、今やらなければいけないことということで、早期の受診であるとか生活習慣の改善だとか、そういったことをわかりやすくご理解いただけるような説明を心がけて、次の行動に移っていただけるような保健指導というものに努めております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  ぜひ市民の健康寿命延伸にご尽力いただきたいというふうに思っております。  それでは、次の医薬品の多剤・重複投薬の削減や残薬解消について質問いたします。  さまざまな取り組みをされているにもかかわらず、医療費については伸び続ける現状を考えたときに、より一層の取り組みは当然のこととして、医療費抑制のためには、医療機関への適正受診はもとより、医薬品の多剤・重複投薬の削減や残薬解消などの取り組みも必要ではないかと考えております。  残薬バッグの活用による医療費削減に取り組んでいる自治体もあると認識しております。  残薬の発生は医療費を圧迫するだけでなく、人の命に密接にかかわる問題であり、処方された薬を適切に飲まなかったために症状が改善されず、医師がさらに薬の処方を増やすといった悪循環に陥ることも考えられ、治療の効果を上げるためにも処方された薬は適切に飲み、残薬をなくさなければなりません。  厚生労働省の実態調査では、残薬が発生する原因は飲み忘れが7割を占め、残りの2割強が、処方された薬がかわった、症状の改善により飲むのをやめたとなっており、75歳以上の在宅高齢者だけで、処方された薬を飲み残す残薬は500億円規模に上ると言われております。  本市におきましても、医療費の削減、抑制は喫緊の課題であると考えます。  そこで、薬局で残薬状況を確認することは、薬の無駄をなくすだけでなく適切な服薬にもつながります。  残薬を減らし高齢者が重複なく薬を服薬できるよう、薬局での取り組みを促進すべきと考えますが、当局の見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  藤田市民課長。 ○市民課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  高齢化が進行し医療費が増加している中で、医療費適正化は議員さんがおっしゃられるとおり大きな課題となっております。  現在、市では、重複受診、頻回受診の方を対象に、保健師が訪問し健康へのアドバイスと、重複服薬の防止のため、お薬手帳の重要性や残薬等服薬の適切な管理、かかりつけ薬局の大切さを説明しているところでございます。  国は現在、多くの患者が個々の医療機関やその門前薬局で薬を受け取っていますが、かかりつけ薬剤師・薬局を推進することによって、患者の状態や服用薬を一元的、継続的に把握し、多剤・重複投薬の防止と残薬解消につなげることとしております。  本市においても医療費の適正化を図るため、市民に対して積極的にかかりつけ薬剤師・薬局を啓発するとともに、本市の薬剤師が所属しております富山県薬剤師会中新川支部に対して、改めて薬局での残薬状況の確認を依頼し、積極的に残薬解消に取り組みたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  どうもありがとうございます。  次の質問の答えも若干言われたように思うんですけれども、医療残薬をなくすための広報活動についての取り組み状況、これについてお聞かせください。 ○議長(原 明君)  藤田市民課長。 ○市民課長(藤田博明君)  それではお答えいたします。  現在、残薬をなくすため、処方された薬を記録するお薬手帳の利用と、かかりつけ薬剤師・薬局の必要性を保健指導時等に説明しておるところでございます。  また、7月の広報で広く市民の方に、かかりつけ医とあわせてかかりつけ薬剤師・薬局を周知することによって残薬をなくす取り組みを進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  どうもありがとうございます。  私は、これからはかかりつけ薬局、それからお薬手帳の活用といいますか、これがキーになるのではないかなというふうに考えております。ぜひまたしっかりとその辺、取り組んでいただきたいというふうに思います。  では、4項目目の質問に移ります。  4項目目は、公共施設管理について質問いたします。  まず、経緯を若干振り返ってみたいと思いますが、平成26年4月に総務省からの通達で、全国の自治体に公共施設等総合管理計画の策定が求められ、作成に着手されました。  翌平成27年11月には、滑川市におきましては、市議会公共施設のあり方検討特別委員会のほうから公共施設のあり方に関する提言書が提出されております。そして、平成28年10月に滑川市公共施設等総合管理計画がまとめられました。  同時に、公共施設のあり方に関する提言書に対する今後の方針等とした文書も作成されております。その中にはこのようなことが書かれております。この提言を受けた形で、公共施設カルテを毎年更新するとか、施設管理の一元化、それと年次コストの平準化に努めると書かれております。  ところで、本年2月27日付で総務省から、総合管理計画等に基づき個別施設ごとの長寿命化計画(個別施設計画)を策定することの通達が出されました。私は、自治体の保有している公共施設をより具体的に短・中・長期的な管理計画をつくりなさいというふうに総務省が言っていると理解しておりますが、この通達に対して当局はどう受けとめておられるのかお聞かせください。 ○議長(原 明君)  石川財政課長。 ○財政課長(石川久勝君)  それではお答えいたします。  今ほど議員からもご説明ありましたとおり、総合管理計画につきましてはその流れで平成28年の10月に策定したところでございます。  本年2月27日に総務省から、「公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針の改訂について」の通知があったところでございますが、本市の総合管理計画においては、先ほども言いましたとおり、平成28年10月に作成しておりまして、この中身について、中・長期的な施設の更新経費の見込みについて既に記載はしているんですが、当然、維持管理経費、修繕経費、改修経費、更新費用等につきまして、見込み、必要な地方債や基金などの財源、それから建築物・インフラ施設の区分や一般会計・上下水道会計の区分ごとに示すこととされたところでございます。  また、総合管理計画に基づく個別施設等の長寿命化計画となります個別施設計画につきましては、平成25年11月に示されました国のインフラ長寿命化基本計画等に基づきまして説明されておったんですけれども、この改訂指針につきまして、再度平成32年度まで策定するよう促されているものでございます。  当然のことながら、総合管理計画の進行管理を行っていくうえでも、当然、長寿命化計画、個別施設計画の策定は必要という考え方、認識は持っておりますので、必要と思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  ありがとうございます。  要するに、計画はつくりましたと。だけど、平成28年のたしか10月につくられておりますから、それ以降はその計画に基づいて、例えば、どこの自治体でもそうなんですけれども、大変厳しい財政状況であると。全く同じものをつくり直しておったら絶対的に財政的に無理であると。したがって、平準化して着実にやっていきますという内容が総合管理計画の中身ではないかと思うんですね。  であれば、28年以降、その管理計画に基づいて、平準化された予算でどういった施設を長寿命化なり建てかえたりとかしたかということなんですけれども、これも次の、例えば今後の方針等には、あり方について特に検討すべき施設としてタラソピアだとか、具体的にその施設名が書かれております。東福寺野自然公園研修センター青雲閣、それからみのわ健康休養施設が記載されております。  それもその対象の中の一部であろうと思いますけれども、そういった総合管理計画の平準化の計画でこういった対象のものをやっていくんだろうというふうに認識しておりますけれども、そういう今後の4年間の具体的な計画といいますか、それは実際今の段階で見えているのかどうなのか。  きのう代表質問で市長は、8年間はハード面に注力してきたと。この4年間はソフト面に力を注いでいきたいと。しかしながら、例えば青雲閣だとか、いわゆる老朽化対策ということを慎重に言葉を選んで答弁されていたかと思います。  そういった間違いなく寿命が来るであろうというような施設はたくさんあるわけですよね。それを優先順位をつけて、そして総合管理計画で言われているような平準化という予算でやっていくことが大事であるということで、例えば4年間の間でこの計画に基づく中身といいますか、そういうものはできておりますかという次の質問なんですけども、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  石川財政課長。 ○財政課長(石川久勝君)  今後の4年間の計画という質問でございますが、市長の任期の4年間とおっしゃられているのかちょっとわからないんですが、一応総合基本計画につきましては、基本的に平成42年度までの計画となっておりますので、それに基づいて説明させていただきますと、個別施設計画の策定に向けた取り組みにつきましては、先ほども言いました、平成28年10月に策定しました本市での総合管理計画に基づきまして、当然、平成32年度までに個別施設の計画策定が必要でありますよということでありますとか、対象施設や計画期間、施設の状態把握方法などの考え方につきまして、「公共施設等総合管理計画を踏まえた個別施設計画の今後の対応について」という形で、平成29年6月、1年前でございますけれども、全庁的に通知を行っております。  施設ごとの個別施設計画については、期限となっている32年度までに策定はしていかんにゃならんという考え方は持っておるんですけれども、それらの施設の計画の取りまとめも含めまして、ちょっと考えてまいりたいなと考えております。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  計画をつくることが目的ではないと思います。それを実践、実行に移していくということが大事ではないかなというふうに考えますので、やはり今、中滑川駅前の土地の問題ですとか、いわゆる複合化だとかということもキーワードだと思いますので、そういった形で、より具体的な施設の、計画は32年までにつくればいいということではなくて、その管理計画にのっとってぜひともやっていただきたいと。  その中身については、また適宜質問で取り上げていきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは最後、5項目目の東福寺野自然公園についての質問であります。  東福寺野自然公園の入り口付近に、来園者に対して、「ようこそ東福寺野自然公園へ」という看板と「ご来園ありがとうございました」という看板が確かにあるにはあります。これがその現場写真であります(資料を示す)。  カメラさん、もっと下のほう、下のほうをこれからメーンで言っていきたいと思いますので、まだズームになりませんかね。大丈夫ですか。  ご存じのように、この設置場所は大きなカーブになっているところであります。「ありがとうございました」の看板のすぐ隣には、対向車が見えるようにカーブミラーが設置されております。看板に見とれていてミラーを見落としたら、事故につながる危険があります。  公園をよく利用される市民からの声でありますが、小さくてよく見えない、設置場所がよくないという相談がありました。早速、この市民相談を聞いて、現場確認と写真撮影に行きました。  この「ご来園ありがとうございました」の下に、「歩み入る人に安らぎを 去りゆく人にしあわせを」と、極めて至言といいますか、が書かれておりましたが、恥ずかしながら、こんなすてきなことが書かれていることを何十回と公園を訪れているのに知りませんでした。  よく温泉街に行きますと、温泉一帯の入り口には大きな看板を見かけます。  東福寺野自然公園は滑川市にとって大変大事な観光スポットであります。来園者にようこそという思いと、また来てくださいという真心の込もった看板を、大きくわかりやすいものに、また設置場所も含めて見直してはどうでしょうか。見解をお聞かせください。 ○議長(原 明君)  荒俣公園緑地課主幹。 ○公園緑地課主幹(荒俣哲也君)  それではお答えいたします。  議員ご指摘のとおり、市としましては、来園者への歓迎看板と退園者へのお礼看板は、それぞれ出口、入り口に進入した際に視野に入りやすい場所を考慮して設置しておるつもりでございましたが、しかしながら、カーブミラー等もございまして、文字を読んでおりますと非常に危ないということもありますので、また、設置場所につきましては雑草や積雪の多い場所でもあることから、また材質も木製のもので老朽化が進んでいるため、非常に見えづらくなっていることは認識しておったところでございます。  看板の板面につきましては、早いうちに色やデザイン等も含めまして、わかりやすいものに更新したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  尾崎照雄君。 ○7番(尾崎照雄君)  大変前向きなご答弁をいただきまして、ありがとうございます。  ぜひとも速やかに取りかかっていただきたいということをお願いいたしまして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(原 明君)  暫時休憩いたします。  再開は午後3時からといたします。                 午後2時50分休憩                 午後3時00分再開 ○議長(原 明君)  休憩前に引き続き本会議を開きます。  なお、本日の会議を延長いたします。  14番中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  それでは、通告してあります諸点について質問いたします。  1項目目として、産業振興についてであります。  工業出荷額市民1人当たり1,007万円と、富山県1位の滑川市であります。どこへ行っても私たちは自慢できることでありますが、そのほかはどうなのかと聞かれると大変困ってしまいます。  1点目の質問として、海洋深層水トマトの生産についてであります。  アとして、今議会、上田市長の提案理由説明の中に、「地域資源として新たに県の指定を受けた「海洋深層水トマト」の生産拡大・ブランド化をより一層推進する」とありました。市民の一人として大変期待するものであります。  トマトは人々に大変親しまれている野菜でもあります。海洋深層水を使うと甘みが増し、大変おいしいと聞きます。  具体的にどう取り組まれるのかお伺いするものであります。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  それではお答えいたします。  海洋深層水トマトについては、平成25年度から海洋深層水を活用した栽培方法を行い、品質の確立に努めてきたところであります。  今回、新たに海洋深層水トマトの栽培に意欲のある経営体があらわれたことから、海洋深層水トマト栽培用ハウスの導入に係る支援を行うこととしてまいります。  本市の貴重な固有資源である海洋深層水を活用した海洋深層水トマトの生産を拡大し、ブランド化を目指し、あわせて米だけに頼らない複合経営への移行モデルにつながるよう努めてまいりたい。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  今ほどは取り組まれる状況だけをお聞きしたわけでありますが、指導はしないのか、またどういうように進めていかれるのかお聞きしたいと思いますが。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  海洋深層水トマトの栽培方法なんですけども、導入予定の経営体によると、水耕栽培じゃなくてポット栽培で行きたいという話があるんですね。それで、そのポット栽培でも各メーカーいろいろな技術を持っていますので、いろいろ提案を受けて導入方法を決めたいということです。
    ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  今聞くと、具体的にどういう方法でやるのか決まっていない状況で、大きく私が質問に上げたのはおかしいなと今改めて感じておるんですが、ともあれ、この深層水トマトのやり方が、私が聞いた限りでは、トマト自体にスプレーをかける、あるいはまた肥料と一緒に液体状で深層水を流す、この二通りを聞いているんですが、どちらの方法でやられるのか、それも決まっておらんがですか。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  議員が今ほど言われたようなやり方をやっていきたいと思います。それは確実にやります。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  ちょっと課長が遠慮しているもんですから、出しゃばって言います。  実は、これで深層水トマトにかかわって5年になります。実は最初はJAアルプス、横田さんのところのハウスでやってきました。やりましたけども、やっぱり実が少し小さめにとどまっておりますし、何よりも一番肝心だったのは、糖度が上がることを期待してやったわけです。甘くなる。でありますが、思ったほど甘くならなかった。それで2年、3年と来ました。その間に、そのほかに栗山の石坂さんという方にもやってもらいましたし、東加積の牧田さんもやってくれております。  今回は、今、課長が言っておりましたのは、笠木の法人の中でやってやろうということでありましたが、そのバックで何が起きたかというと、トマトの生産が日本一、これは栃木県であることがわかりましたので、那須塩原市の市長さんにもお願いして、トマト栽培のノウハウを教えていただけないかということで農家を案内いただきまして、先に農林課の職員を派遣しまして、今回はそのやっていただく笠木の方も含めて、それからJAアルプスの技術員も含めて、課長以下全部で5人で栃木のトマトを勉強に今行ってきたところでございます。5月30、31日と行ってきたばっかりでありますが、トマトそのものが栃木のトマトはおいしゅうございます。正月、こたつに入って食べると、お菓子を食べるよりもトマトがおいしい、これが栃木のトマトです。見事なトマトをつくるところでありまして、ましてや、これに深層水トマトということになりますと、本当にほっぺたが落ちてしまうんじゃないかと、そんな予測もしたいと思います。  ところが、この深層水トマトにこだわったのは、深層水がない福岡町のあたりで深層水トマトという売り込みをやっておったのがきっかけでありまして、どうも深層水のまち滑川が名前を福岡町に取られているようじゃ恥ずかしいということでやったのがスタートでありました。  それは私自身が仕掛けましたので、今さら披露申し上げたいと思いますし、これからそういうことで本格的に始まると。ましてや、今課長が言いましたように、ハウスそのものを支援いたしまして本格的にやっていただくと。ましてや、さきに言いましたJAアルプスの指導員も一緒になって頑張ってくれる。JAアルプスの伊藤組合長も賛同して一緒にやろうということになっております。  以上、報告を申し上げたいと存じます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ありがとうございます。  先ほど2つの方法を私は言ったんですが、育て方ね。どっちのほうだと、両方やられるがけ。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  今ほど市長の言われたとおり、営農笠木さんのほうで葉面散布と肥料と両方実験でやって、おいしいほうを採用していこうとしております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  わかりました。  深層水トマトもあちこちでやっておられるということも調べたらわかったんですが、高知県の室戸市あるいはまた宮城県の石巻市でもやっておられますし、先ほど福岡町と言われましたが、小矢部市のほうでやっておられると。ひかりファームだったか何か、そこでもつくっていらっしゃるということで、やはり甘みが全然違うというようなこともありました。本当にこれからもまだまだ需要があるのではないかなというふうに思っています。  次に、おいしいトマトを栽培するには、大変苦労し時間もかかるということでありますが、生産に対する指導は誰が責任を持って行うのか。また、これまでに農林課において各地に研修会に行ってきておられるということを聞いていますが、技術を習得されたのか、また指導されるまでになったのかお聞きしたいと思います。  滑川市にとっては、海洋深層水トマトは大変重要な産業になると期待するものですが、今ほど言ったように、全国で何カ所も深層水トマトが栽培され好評であるということを聞いています。  トマトには血行のもとになる黄色い色素カロチンと赤い色素のリコピンが含まれているということであります。このリコピンは抗酸化性物質で、人間の体に悪影響をもたらす活性酸素を退治してくれる化学物質であるとのことであります。  緑黄色野菜の中でリコピンが入っているのはトマトだけであります。海洋深層水を利用したことによりリコピン、ミネラルが多く含まれるとのことであり、普通の栽培のトマトの二、三倍の効果があるということも書いてありました。  ぜひとも全力を挙げて深層水トマトの栽培を完成してほしい。そのためにも、ぜひともプロジェクトチームをつくり農家の皆さんに全面的に協力すべきと思うが、考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  今年度、富山県(富山県担い手育成総合支援協議会)では、農業経営を支援するための農業経営者総合サポート事業を実施しており、各地域の協議会において重点指導員農業者を選定し、支援チームを編成することとされています。  滑川市においても、滑川市担い手育成総合支援協議会では、海洋深層水トマトの栽培を行う経営体を重点指導農業者として選定し、富山農林振興センター、JA等の関係機関と支援チームを編成し、生産者に対する技術指導などの支援を実施するものであります。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  こういう質問をしても、わかるかどうか心配になってきたんですが、深層水トマトは非常に皮が厚くなるという欠点があるというふうに聞いていますし、中身は非常に赤くなるというようなことも聞いています。  そういうようないろんな事情があるようでありますが、今回やられるのはどういうような方向でやろうと考えているのか。皮の薄いのをつくるのか、普通のトマトに負けないようなやわらかいものをつくるのか。そのへん、まだやってみんにゃわからんがですか。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  市場に売れるようなトマト、皮の厚いトマトって嫌がられるんですね。なので、先ほど言われたとおり、皮の薄い食べやすいようなトマトをつくっていきたいと思います。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  次にウでありますが、販売はどうするかであります。  トマトの生産市場が過剰状態になっておるというようなことも書いてありました。これは深層水じゃないがですが、普通のトマトが大手企業が生産に乗り出してきて大変なことになっておるというようなことが書いてある。  ただ、私のところは今、海洋深層水のトマトでありますから、それは心配しなくてもいいのではないかなというふうに思います。  そういうことで、トマト市場は「勝者なきトマト戦争」と表記されていますが、販売はどうされるのかお聞きするものであります。  販売する前に、やはり滑川市民の皆さんにぜひとも食べてもらう機会をどんどんやるべきだと思います。やはり自分のところでつくっておるのがおいしんだぞと食べた人に宣伝してもらう、それが一番効果的だと思うんですが、販売はどうされるのかお聞きいたします。 ○議長(原 明君)  成瀬農林課長。 ○農林課長(成瀬久之君)  販売先については、先ほど議員も言われたとおり市内のほうへということで、まず直売、それと市内スーパーの地場産コーナーやひかる市、学校給食共同調理場、市内レストランなど、まず市内での販売を想定しているところであります。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひともできた際には幅広く販売をして、市民の皆さんが本当に1回は食べてみて、おいしいなということをあちこちの皆さんに宣伝してもらう、それくらいをするくらいに販売をしっかりしていただきたいなというふうに思っています。  2点目の質問といたしまして、海洋深層水塩の生産であります。  アといたしまして、海洋深層水を活用した天日製塩施設が昨年の4月に完成し、稼働されています。  県内唯一の製塩施設として、アクアポケット施設内に、木造で壁や屋根には太陽光が効率的に取り込めるように透明硬質フィルムを使用し建設されましたが、順調に製塩されているのか現状を伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  天日製塩施設につきましては、昨年4月5日に竣工式を行い、製塩を開始しております。現在も順調に製塩を続けているところでございます。  製塩にあたっては、火を一切使わない天日にこだわった塩づくりを行っていることから、季節ごとの気温や日照時間等の変化による影響が大きく、初年度は製塩にかかる作業時間などのデータ把握を行いつつ、品質の安定化に努めてきたところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  順調に製塩されているということでありますが、この1年間にどれくらいの量が製塩して販売されたのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  平成30年3月末時点での製造量、塩をつくった量でございますが、約500キログラムとなっております。そのうち約半分を各種イベントの試供品の配布や学校給食等に使用しております。  現在、初年度に収集した製塩に係るデータをもとに販売価格等の検討を進めており、早い段階で販売を行っていきたいと考えているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  500キログラムというと大した量ではないと思うがですが、1年間でこれだけですから人件費も出んような気がするがですが、ともあれ、もっと効率的な乾かし方があるんではないかなと思うがですね。  私、見ておったら、換気扇を回されておるがですが、どこからも風が入らんがね。密閉の中で換気扇で風を外に出しておるがですね。そうすると中は真空状態になる。風が入らないと換気にならんがです。熱風は出ていかんがです。  だからそういうこともしっかりと、誰が設計したんかよくわからんけど、設計者はそれくらいわかっておると思うがですが、そのへんもしっかりと見ていかないと、設備自体がせっかくあれだけいいものをつくっておって、鳥がぴょんと刺せばぱっと穴があくくらいの換気扇の引っ張り方ですから、あれは直さんにゃだめだと私は思います。  それと、この塩についても分析されたことはありますか。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  塩の成分について分析は行っております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  分析されておるということでありますが、いろいろ調べた結果、塩は90%前後のナトリウムと10%前後のミネラル成分があるということであります。ミネラル、炭水化物、たんぱく質、脂肪、ビタミン、これらは人間が生きていくのに必要な5大栄養素であり、ミネラルだけが体内でつくることができない無機質(栄養素の1つ)であります。他の栄養素は体内でつくられ、そのためミネラルは食品から摂取するしかないということであります。したがって、この塩は非常に貴重な海洋深層水の塩であるということであるようです。  ぜひとも、こういったすばらしい塩でありますから、十分気を配って、大量につくって、どんどん販売をしていただきたいと。  これにしてもやはり、市民の皆さんにまず使っていただく。いろんなイベントで出しておられるということでありますが、やはり家庭の奥さん方に1回使ってもらって、これが普通の塩とどう違うかを試していただいて、それがやはり効果がはっきりするんではないかなと。  今、恐らくほとんどの市民の皆さんは知らんがですね。ほかのメーカーの塩の値段なんか見ておるとやはり高いですから、なかなか手が出ないというような、こんなん買ってもしようがないわと言って買ってこんがですね。  やはり高い分、体にもいいしおいしいということを実感として知っていただくには、どんどん市民の皆さんにまずは安く提供するということが必要ではないかなというふうに思いますので、それらもひとつ取り組みをしていただければというふうに思っています。  次に、3点目の質問として、プロトン凍結機・急速冷凍施設についてであります。  アとして、昨年の2月28日に施設の完成式が行われ、稼働してから1年3カ月が経過いたしました。いつごろからどこへ販売し、販売量はどれくらいだったのか。  農村研修センター内に整備されたプロトン凍結機は、電磁波を利用して急速冷凍することで、ホタルイカを高い鮮度で保ち冷凍することで、いつでも解凍してとれたてと変わらないおいしいホタルイカを食べることができます。  その経過を伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  中川勲君、今後の課題と対応はあるのかということが抜けたかと思うんですが、よろしいですか。海洋深層水「塩」の生産性のウはいいですか。(2)のウの今後の課題と対応はあるのかの質問。 ○14番(中川 勲君)  すみません。抜けていました。  そういったことで、塩については今後の課題はあるのか伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷海洋資源振興課長。 ○海洋資源振興課長(網谷卓朗君)  課題といたしましては、気温や日照時間といった自然条件の影響を受けやすいということ、品質の安定化が図りにくいということなどがございます。  また、完成までに時間と手間がかかり、生産量も限られているということ、今ほど議員さんおっしゃられたことでございます。  想定の段階ではございますが、一般的な塩と比較するとかなり価格が高くなってしまうということも予想されます。  今後は引き続き詳細なデータの収集と作業の効率化を図り、海洋深層水天日塩が新たな本市の特産品となるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  それでは網谷観光課長から、(3)の中川議員の質問に答えてください。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それでは、今度はプロトンのご質問でございます。  昨年の10月から販売を開始いたしまして、滑川市内の飲食店、宿泊施設への販売を中心に、市外の飲食店、宿泊施設へも販売を行ったところでございます。  販売量は本年5月末現在で2,110折を販売したところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  では、イとして、販売先とお客さんの評判はどうだったか伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  昨年度の販売先からは、今年度も引き続き購入したいというお声もいただいているところでございます。  また、市内の宿泊施設からは、ほたるいかシーズン以外でもホタルイカを食べると。ホタルイカのまちということで、いつでも食べられるということで非常に好評をいただいておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  この販売先は、市内だけか、あるいはまた市外、県外もやっておられるか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  プロトンの凍結ホタルイカについては、まず市内の飲食店を中心にということで販売を開始いたしました。  しかしながら、なかなか販売できなかったということもございまして、後半になりまして、市外の宿泊施設等、飲食店にも販売を開始して、全ての凍結したホタルイカの販売を完了したというところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。
    ○14番(中川 勲君)  では次、ウとして、ことしのホタルイカ漁獲量は例年よりかなり減少し、確保量が少ないとのことですが、今後どのように取り組んでいくのか伺いたいと思います。  昨日も確保量が400キログラムというふうにお聞きしておったんですが、今後どのように取り組んでいくのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  今後も引き続き、急速冷凍ホタルイカブランド確立協議会を通しまして、旬の味のホタルイカを通年供給することでホタルイカのまち滑川の知名度を上げ、通年での観光客等の交流人口増加を目指していきたいと考えております。  また、協議会においてプロトン凍結機の使用貸し出しも行っておりまして、ホタルイカに限らず、他の魚種や野菜等にも積極的に活用し、プロトン凍結機を通年で使用いただきたいと考えております。  昨日も、ことしの凍結量が400キロということで、約1,600折を確保いたしております。先ほども申し上げましたが、市内の部分については、この1,600折でカバーできる部分は確保いたしておるところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ともあれ、ホタルイカは滑川市の特産でありますから、よそに負けないようにしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  先日テレビを見ていますと、鳥取かあのへんでホタルイカ料理が出ていましたが、がっくりきましたね。  ともあれ、あそこらに負けないように、滑川市特産のホタルイカということを十分にPRして取り組んでいただきたいというふうに思っています。  次に、2項目目の質問として、観光・ふるさと龍宮まつりについてであります。  2年後には東京オリンピック・パラリンピックが開催され、多くの外国人旅行者が日本を訪れるものと思います。  北陸新幹線開業により、この北陸にも多くの外国人が旅行に来られるものと思います。そうしたときに備え、当市においても対策をしておかなければならないと思います。いかにして観光資源をPRするかが決め手であります。  ことし11月にも、先ほどからもお話がありますように、富山県でねんりんピックの大会があり、全国から選手、応援団、役員等が来県されます。当市ではマラソン大会が開催されます。観光をPRするには絶好のチャンスではないかと思っています。  1点目の質問として、北陸新幹線が開業して3年が経過いたしました。その効果と今後の取り組みについて伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  北陸新幹線は平成27年3月に開業し、その乗客数はほぼ横ばいで推移しておりますが、本市における新幹線効果を測定する明確な指標はございませんが、参考として、ほたるいかミュージアムの入館者数は、平成26年度が5万1,685人でありましたが、新幹線が開業した平成27年度は6万3,569人、28年度は6万6,774人、昨年29年度は6万6,313人と北陸新幹線開業以降も増加しており、その後も維持していることから、一定の効果があったものと考えております。  引き続き市観光協会や株式会社ウェーブ滑川など関係機関と連携し、再開した富山湾岸クルージングの営業活動を積極的に行い、さらなる観光客数の増加を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  確実に観光客が増えておるということであります。  特に新幹線に乗って富山の駅をおりますと、15分で滑川に来るということでありますから、それはやはりしっかりとPRすることも方法ではないかなと思います。  よそのまちにたくさん来て、うちだけ寂しい思いはしたくないですから、ぜひともそういったPRもしてほしいと思っています。  2点目の質問として、県内外、首都圏、海外への観光滑川のPRはしているのか伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  市ホームページを本年2月にリニューアルしておりまして、その際、多言語対応の観光専門サイト「トラベルなめりかわ」を構築しており、海外を含めてPRしているところでございます。  また、公益社団法人とやま観光推進機構や新川地域観光開発協議会と連携いたしまして、パンフレットの作成や首都圏や関西圏などにおける出向宣伝に取り組み、本市及び富山県のPRを行っているところでございます。  そのほか、県内外におけるイベントに観光協会とともに出展することで、本市の特産品やキラリングッズを販売いたしましてPRにも努めているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひともPRのほうをしっかりやっていただきたいと思いますし、私も以前言ったと思うんですが、やはり滑川市に一日中観光に来いと言っても無理があるんですね。やはりどこかへ、それこそ黒部や、あるいはまた魚津へ来たときにはちょっとだけ滑川へ寄ってくださいよというようなPRの仕方も方法ではないかなと思う。ちょっとだけ観光というのが今はやっていますから、ぜひともそういったことも考えてやっていただきたいというふうに思います。  3点目の質問として、滑川市の観光の1つとして、市内外から多くの皆さんが見に来られるふるさと龍宮まつり、古代神踊り街流しについてであります。  中学生の扇子踊り、傘踊りが大変すばらしいとの評判を聞きます。  小中学校において古代神踊りの取り組み状況を伺いたいと思います。 ○議長(原 明君)  地崎生涯学習課長。 ○生涯学習課長(地崎紀子君)  それではお答えいたします。  新川古代神踊りにつきましては、市内全小中学校へ保存会等から講師を派遣し、1校当たり年間3回から6回の踊りの伝承活動に努めております。  活動の成果を発表する場として、運動会やふるさと龍宮まつりにおける街流し等でございますが、小学校から中学校までの一貫した丁寧な指導による練習の積み重ねが踊りの質の向上につながっているものと考えております。  今後も保存会等の協力を得ながら、郷土芸能の伝承、活性化に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  中学生の皆さん、本当に一生懸命踊っていらっしゃいます。  そういった中、町内の代表の皆さんのほとんどは手踊りをされています。中学生は楽しそうに踊っています。しかし、手踊りをされておる皆さんはそんなに楽しく踊っているようには見えません。私も最近はカメラマン係しかあたらんもんですから、そういった雰囲気だけはきちっと見られます。せっかく踊るんだから、楽しく踊ってほしいものであります。  できれば皆さん、扇子踊り、あるいはまたかさ踊りをされれば楽しくなるのではないかと思っております。確かに扇子踊りをするときは練習をしないと、なかなか本番では踊れない。でも、その練習が1つの本番で踊る楽しみになるんではないかなと思っています。  私も会社に勤めておったころは、魚津の蝶六踊りに三、四回参加をしておりますが、やはり全員扇子踊りであります。したがって、やはり皆さん楽しそうに、本当に楽しい踊りをしております。  そういったこともありますので、よそのまちをまねするのではなくて、やはり滑川の古代神踊りのよさを皆さんに知ってもらうことが必要ではないかなと私は思っていますので、こういった全員でひとつ扇子踊りあるいはまたかさ踊りをするという提案をしたいと思っています。  4点目の質問として、音頭取りの歌う場所や踊り子の隊列について、もっと考えるべきではないかというふうに思うんですが、音頭取りは踊り手を見ながら歌うものであります。そうでなければレコードでたくさんながですが。  また、踊り始めは踊りの方は整然と並んで踊っていらっしゃいます。時間がたつにつれてかなり乱れてきて、市長の前に来るころはもうわやわやになってきておるという状況でありますので、ぜひともそれを正す人が必要ではないかなと思います。  やはり途中途中にしっかりと間隔を取ってということを言う人を配置すればいいんではないかなと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  滑川市の伝統芸能である新川古代神踊りの街流しの際には、新川古代神保存会に生演奏を行っていただいているところでございます。  歌う場所については、生演奏ということもあり、踊り手が見やすい位置での演奏になるよう実行委員会で調整されていると伺っております。  昨年については、会場において輪踊りを実施するということで、ステージにおいて演奏いたしましたが、ことしは輪踊りを実施しないということで、一昨年と同様に、はまなす公園前のT字路で演奏いただくこととして、踊り手からも見やすいような場所ということで伺っております。  新川古代神踊りの街流しについては、毎年市内全域から多くの方々にご参加とご協力をいただき、盛大に実施しているところでございます。  踊り子さんの隊列については、現場において青年会議所並びに市職員らが調整を行っておりますが、各地区のペースもあり、少し乱れることもあることは認識しております。  現場での対応となりますが、適切に調整を行って、各地区のご協力をいただきながら、よりよい街流しとなるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  もうしばらくすると龍宮まつりが来るので、今ごろこんなん言うても間に合わんがかしれませんが、ぜひとも来年に向けた取り組みということで、できれば先ほど言ったように、扇子踊りかかさ踊りを全員でできないものか1回言ってほしいと思うんですが、どうでしょう。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  議員おっしゃられた件につきましては、また実行委員会のほうにこちらのほうからも要望してまいりたいと考えておりますので、またお伝えしてまいります。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひともそういうように取り組んでいただければと。踊る人も楽しく、見ておる人も楽しくうれしくなるような踊りにしてほしいと思います。  5点目の質問として、見てみますと、企業の参加が本当にないんではないかなと思います。ぜひとも企業の皆さんに踊りに参加してもらうように協力できないものかと思うんですね。  魚津の蝶六踊りはほとんど企業の皆さんが出ていらっしゃいますから、それは多かろうが少なかろうが関係ないので、やはりたくさんの企業に出てもらえば、それなりに企業も祭りには目いっぱい協力するという形になると思いますし、従業員の皆さんも古代神踊りに参加すれば、魚津の人でも、上市の人であろうが、この滑川のよさをある程度理解してくれるんではないかなと思うんですが、その協力体制はできないものかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  以前の街流しにおいては企業の参加もしていただいておったところでございますが、ことしの実行委員会のほうにも、こちらのほうから企業の参加ということでお願いをしたところでございます。  その際には、実行委員会の中でも協議をいただきましたが、ことしは企業への事前周知や踊りの事前指導、教室の開催等、多くの課題もございまして、企業に対しての参加協力の要望を行うことが難しいと実行委員会のほうで判断されまして、今回は企業の参加の協力は行われないというふうに聞いております。  来年度以降、企業の参加や実施体制を含めまして、早い段階から実行委員会のほうで協議いただくよう、また働きかけてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  ぜひとも滑川市中全員が協力して盛り上げる、ひとつこれらに取り組んでいただきたいというふうに思っています。  次に、3項目目の質問として、職員の働き方改革であります。  今、国会では働き方改革について審議され、衆議院を通過し、これから参議院で審議がされますが、今回、職員についての働き方改革ということでありますので、私の思いを質問させていただきます。  1点目の質問として、組織をつくって働き方改革をしなければならないということでありました。組織はできたのかでありますが、働き方改革とは、一億総活躍社会実現に向けた取り組みであります。背景には、労働人口が想定以上に減少するであろうと。2050年には総人口9,000万人前後になろうと。そしてまた、2105年には4,500万人になるのではないかと想定されています。そのため、労働力不足が出るということの対策をするべきだということでありました。  働き方改革の目的、また課題としては、長時間労働、あるいは非正規と正社員との格差の是正、労働人口の不足の解消、高齢者等の就労促進をするということでありました。  そういったことで、組織をつくって働き方改革をしたいということをお聞きしたんですが、組織はできたのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  職員の働き方改革につきましては、平成28年度から、仕事と生活の調和に重点を置きまして、例えば週休日等に勤務した場合は別の日に休暇を取得したり、また毎週水曜日をノー残業デーに指定するなど、職員の健康保持に努めているところであります。  働き方改革につきましては、例えば時差出勤をする「ゆう活」、月に一度早く退社する「プレミアムフライデー」、またフレックスタイムの導入などの先進事例はございますが、本市ではほとんどの部署で窓口を抱えているということで、検討のための組織をつくるところまで現在至っていない状況であります。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  組織化はなくても、しっかりと改革を進めていらっしゃるということでありました。  2点目の質問として、残業は減少したかでありますが、残業はどうでしょうね。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  職員の超過勤務時間につきましては、平成27年度で職員1人当たり月平均7.7時間、28年度は1人当たり月平均5時間、29年度は1人当たり月平均6.3時間となっております。  時間外勤務は極力減らすよう取り組んでおりますが、29年度の場合、28年度と比較して残業時間は若干増えております。この大きな要因としましては、大雪による除雪対応があったというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  月7.7時間というとかなり少ないというふうに思いますが、そういった中、職員の中にはやはり正職員とパート、アルバイト、嘱託、こういった形で、どっちかというたら格差をつけたような仕事の仕方をされておりますが、賃金的にはかなり差があるんですか。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  賃金の額につきましては、正職員、嘱託、それからいわゆるパート、それぞれ体系を持っておりますので、それぞれ違います。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  今、やはり同じ仕事をして格差があるということが問題になっておるようでありますので、それらも含めてこれからの課題になるんではないかなと思っていますので、そういったことも考えて取り組んでいただきたいなというふうに思っています。  いろんな面で、よそのいろんな実例を見ていますと、単に残業を減らしただけではやる気がなくなるということもうたってありますし、そのかわりいろんな条件をよくする、例えば職場の片隅に喫茶コーナーをつくったり、あるいはまた休みは3日以上、半年に1回ぐらい取るとか、連休を取るようにということも、要はリフレッシュできるような体制をとっておる企業もあるようでありますので、それらのいろんなよその事例を見ながら、また滑川市の職員の皆さんが毎日元気よく市民のために一生懸命やっていただくために、健康で元気よく仕事ができるような待遇の改善にぜひとも取り組んでいただきたいなというふうに思っています。  3点目の質問として、これからの季節にはイベントがたくさんあります。龍宮まつりやら、それからまた、先ほど出ましたねんりんピックがあったりということで、やはり休日出勤が多くなると。幹部の皆さんはないかもしれませんが、若い皆さん方は大変だと思うので、それらもどう対応されるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  議員ご指摘のとおり、イベントの実施にあたりましては当然超過勤務が発生するということですが、イベントの担当課には必要最小限の配置となるよう指導しております。また、土・日等の週休日に勤務した場合、平日へ振りかえるなど、職員に過度の労働とならないよう配慮しているところであります。
     所属長が所属職員の休日出勤の状況をしっかり把握し、計画どおりに振りかえ休日の取得を促すことは、職員の健康保持につながるほか、心身のリフレッシュを促進し、結果として業務の効率の向上につながるものと考えております。  各所属長へは徹底した業務管理と的確な労務管理に努めるよう、今後とも周知をしてまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  では、最後の質問でありますが、職員用の出勤退所タイムカードの設置は考えていないのかであります。  今の時代、もっとすばらしいものがあると思うんですが、私の知っている限り、タイムカードが勤務の管理が一番できるんではないかなというふうに思っていますし、最近は本当に小さい企業でもタイムカードを使って毎日の勤務体系を調べて、それを給料に反映するということになっておるようでありますが、役所の皆さんは判こを押していらっしゃるのを何回も見かけております。  そういったことで、ちょっと遅れているんじゃないかなということと、やはりしっかりと時間内に仕事、あるいはまたちょっと5時半を過ぎてもやっておるということがきちっとタイムカードであらわれますから、そういったことがチームをしっかりと管理するというような観点から必要ではないかなと私は思っています。  でも、ほかにうまい方法があるがなら教えていただきたいと思いますが。 ○議長(原 明君)  膳亀総務部長。 ○総務部長(膳亀 進君)  職員が出勤してきた場合、まず最初に出勤簿に判こを押します。それにあわせて、昨年度からグループウエアというものを導入いたしました。  このシステムは、職員同士の情報交換あるいは情報の共有、あとはスケジュール管理などを通して業務の効率化を図るということで、そのグループウエアの機能の1つに出退勤システムがあります。これは、各職員に1台ずつ貸与されておりますパソコンを操作しまして、ボタン1つで出勤・退勤の表示を行いますので、いわゆるタイムカードの電子版のようなものであります。これによりまして、全職員の出勤・退勤時間が全て把握できることになります。  そういうことで、当面はこのグループウエアというもので運用をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  わかりました。  そういうが知らんもんですから、初めて聞きましたんで、ぜひともそういった職員のしっかりとした時間管理は見ていただければ、職員も安心して残業でも何でもやると思いますので、ぜひともしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  このたびは質問で2つほど気になることがございます。  観光面で少し滑川に誘致という話、何人の方からも受けました。  そこで、議員の皆さんにお願いなんですが、どうか視察に行かれるときには、滑川の薬ぐらいお土産に持っていってくださいね。私、よく使いました。売薬の薬。遠くは東北の名前のついている薬。風邪薬。同じ薬なのに、九州のまた別の名前がついている風邪薬です。同じ薬です。そんなこともありまして、こんなことがわかります。やっぱり風船もつけて、ひとつまた滑川の宣伝をお願いできればと思います。  いま一つは、海外からの観光客という話がありましたので、これはどうですか。以前に自民クラブさん、台湾に行かれたんじゃなかったですか。ぜひもう1回行きませんか。私も同行したいと思います。思い切って誘客を仕掛けて、集中してやる時期があっていいんじゃないかと、だらだらとやっているんじゃしようがないんで、集中してやりたいと。  昔、澤田市長のときに、今の専門学校が来るときに、敬心学園と話をして市長と議員と一緒に全部で出かけて勉強してきたことがございます。ですので、議会と当局と共同で行動をとることも大事だと思っています。  それから、働き方についてのお話がございました。  これにつきましては、ぜひ皆さん理解いただきたいのは、滑川市は人口当たりの職員数が一番小さいということは皆さんご存じのとおりであります。  今そして、例えばネウボラ、妊娠、出産、子育ての一環の仕事につきましても、健康センターあるいは福祉課のほうは目いっぱいでありまして、残業は嫌と言っても強いられてくるというような状況になっておりまして、このあたりは、適正人数については滑川市はいよいよ限界が来ているんだと、少ないことはいいことだという時代はもう過ぎているんじゃないかということを考えまして、これからの改革はそこにもあると思っています。  あんまり忙しくてミスを犯しても困りますし、そういうことを考えますし、また別の面では、仕事仕事で追われて、若い子たちがデートの時間もないと、結婚もできないというんじゃ困るわけでありまして、これらについても働き方改革の一環であります。  若い奥さんはまた家庭の食事をしなきゃいけない。かなりの残業に無理がある状況になっておると私は見ておりますので、このあたりも含めて内部で検討して改善してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  中川勲君。 ○14番(中川 勲君)  どうもありがとうございます。  台湾の話ですが、私らが以前行ったときはポスターを持っていきました。ホタルイカの光っておる、あのすばらしいのを、あそこの旅行社に張らせていただいて置いてきました。  できればまたもう1回行きたいなと思うんですが、なかなか機会がありませんので、ぜひとも機会があればまた行きたいというふうに思っていますし、ともあれ、今回、いろんな分野でお話しさせていただきましたので、できれば私はいろんな行事あるいはイベントをやるにしても、ぜひともプロジェクトを組んでいただいて、今回もねんりんピックについては福祉課が中心になって、スポーツ課あるいはまたほかの部署も協力するという体制を先ほど聞きましたので、それをやはりきちっとチームを組んで進めると、こういうことが私は大事ではないかなと思います。  塩にしたって、海洋深層水のトマトにしたって、やはりしっかりとチームを組んで進む、これが一番大事なことではないかなと私は思っていますので、ぜひともそれらをよければ取り組んでいただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。  本日はどうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  3番脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  それでは、通告に従い2つの項目について伺います。  私は最後でありますので、ちょっとお疲れのところもあるかと思いますが、答えのほうは簡潔にひとつよろしくお願いいたします。  それでは、大きな1番目として、タラソピアについてお伺いいたします。  滑川市のホームページでタラソピアの写真を見ると、大変すばらしい写真が載っております。そしてまた、本市にとっての観光の拠点であるがごとく載っておりますので、大変うれしく思っております。  そこで、タラソピアの位置づけ、運営にあたっての考え、そして現在取り組んでいることについて、答弁をひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  それではお答えいたします。  海洋深層水体験施設タラソピアにつきましては、平成10年10月に世界で初めて海洋深層水を利用した健康増進施設としてオープンし、地域活性化の推進と交流人口の増加を促進するための観光施設として位置づけされたものでございます。  タラソピアの運営にあたっては、まず多くの人に施設のよい点を知ってもらうことが必要と考えており、市広報やホームページで紹介するほか、毎月発行しているタラソピアウェルネス通信で利用者の体験の声を紹介しているところでございます。  現在の取り組みについては、毎週金曜日にダイナミックゾーンを利用した介護予防教室を実施しているほか、月曜日は深層水の霧の中で行うストレッチ、木曜日は水中での歩行浴レッスンなどのワンポイントレッスンを実施しているところでございます。  また、平成28年9月から毎月第4土曜と日曜はキッズデイとし、小学生と中学生が定期的に利用できる日を設けたところでもございます。  このほか、有料でヨガ教室やマット上で行う究極のボディメンテナンスで体幹トレーニングの1つでもございますブリービクスなども定期的に実施しているところであります。  これらの取り組みを積極的に推進し、施設の利用促進を図っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  どうもありがとうございました。  それでは2番目としまして、平成27年に市議会特別委員会において、利用者の減、そして修繕費の増を理由に市へ廃止が提言されました。また、訴状によると、修繕費や改修費の予算が市議会で認められていないという状態になっているところでございます。  はやもう既に3年たったのか、まだ3年なのかというところでございますが、タラソピアは平成10年に開館して20年近くも海洋医療設備として多くの人の健康に役立っていると聞いております。  そこで、利用者の健康維持、機能回復、改善、延命、市民の健康と若返りに役に立てば、数字にあらわすことのできないことが医療費の削減になっていくのではないかと私は思うところでございます。  また、先ほどからよく言われておりますけれども、今年の11月にねんりんピック滑川大会が開催されます。先ほど開田議員の質問に答えていただいたんですが、約600人ほどのランナーを見込んでおると、そういうふうに言われました。全国から600人ほどの方が来られるということは、それに対する役員も来られるんじゃないかと。そして、その選手の応援団も来られる。また県内外からも、ちょっと滑川へ行ってマラソン見てやろうかなと、そういう人が隣のところにもおられるんじゃないかということで、来られる人間は確かに増えるかと私は思うところでございます。  本市においても、ミニ観光ツアーの計画もするということを伺いました。道の駅ウェーブなめりかわを観光スポットとしてPRされると思います。  そして、来られる方々に、私が一番気にしているところなんですが、あのペンキの剥がれたタラソピアが目に入ります。ちょっと言ったら、ありゃ空き家かと。あれが施設かと思われるようでは、これは滑川市のイメージダウンになります。  そして、このまま市議会との間で時がたつのを待っているだけなのか。それでは何ら問題の解決になりません。ぜひねんりんピックまできれいに化粧をしていただきまして、多くの観光客を迎えることを提案します。これは私一人でなく、市民、観光協会、商工会議所の方々も同様ではないかと思います。  また、タラソピアがどんな状態なのかと。本当にペンキが剥げとるがかと。そういったことを思っている人がおられるかもしれませんので、ぜひ一度あそこへ行ってペンキの剥げたのを見てやってください。  そこで、タラソピアの修繕や改修費の予算計上について意見を伺います。 ○議長(原 明君)  網谷観光課長。 ○観光課長(網谷卓朗君)  お答えいたします。  タラソピアの修繕については、平成26年度までは必要に応じて随時修繕を実施してきたところでございます。  議員お話しのとおり、タラソピアの外壁については老朽化が著しいことから、平成27年9月議会に改修工事費を計上したところでございますが、修正案により減額となったことから、現在、塗装が剥がれた状態のままになっているところでございます。  そのほかの設備だとか維持については、軽微なところは指定管理者であるウェーブ滑川が対応しているところでございます。  議員おっしゃられましたタラソピアの外壁については、当然、多くの観光客、新幹線効果もあって、たくさんの方がミュージアムにおいでになりますが、その玄関口の一番目立つところでございます。当然、修繕の必要性というのは痛感しているところでございます。  以上です。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  ありがとうございました。  きのう、きょうと道の駅ウェーブパークなめりかわの質問はいっぱいありましたが、タラソピアの質問は青山議員のたった1件だけでございます。道の駅の質問はいっぱいあるがだけども、こっちの横にちょこんと建っておるタラソピアの質問は全くないと。大変寂しい思いをするような設備でないかなと思っています。それではますます廃れていくばかりじゃないかと私は思うところでございます。  それで、富山県では、春の観光と言えば、1つ目は滑川市のホタルイカ、2つ目は立山アルペンルートの雪の壁、その程度だと私は思っております。  また、滑川市のイベント、先ほども言われましたとおり、新川古代神街流し、ふるさと龍宮まつり、市内最大級の正三尺玉海上花火、そして国定指定の無形文化財ネブタ流しが毎年行われるところでございます。  近くにはアクアポケットもあります。そして、昨日も質問に上がっておりました、そして関心の大変高い富山湾岸クルージング観光はこれからが本番で、多くの観光客が予想されるところでございます。  くどいようですが、市議会の特別委員会において、修繕費の増を理由に廃止を提言されております。修繕や改修の予算が認められないなら、いつまでこのままの状態を続けるのか。今が考え時でないかなと私は思います。  そこで、タラソピアの存続について伺います。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  この質問は少なかったという感想を聞かせていただきまして、ありがとうございました。  タラソピアは健康増進、そして介護予防、それを目的とした物件でございます。健康寿命延伸都市の実現を目指すとともに、そういう目標のもとに本市にはなくてはならない施設だと思っております。  運営上いろいろありましたけれども、これは長年の間に実は下のほうへ、売り上げも少なくなった。もとは若い人たちも来たんですが、最近はエステもはやってきましたので、なかなか若い人の来場が少ないという現象が起きています。  企業関係には、株主の企業さんがいらっしゃいますので、そちらには数枚の入場券も渡しながら開業を重ねているところなんですが、なかなかその効果が出てこないというのが現状でございます。  そしてまた、タラソピアは、足腰の痛みがなくなったとか、そして歩行浴で筋力アップができた、あるいは休憩室をつくったために、皆さんとコミュニケーションがよりとりやすくなった、気軽に休めるようになったなどの意見は、今いただいているうれしいニュースでもございます。  それと同時に、別の面で申し上げますと、来ておられるお客さんの中に仁科先生という方がおられまして、東京都の福祉機関のお医者さんであります。この方は毎年来ておられて、いわゆる春のお茶会の冒頭には必ずおいでになりまして、年に三、四回は必ずお見えになっています。この方からも、福祉の面から見ても、この施設は絶対やめないでくださいというお話がございます。専門家からの強い推薦もあるわけでございます。  いま一つは、最近、こういうニュースが入ってきました。名前を挙げますけども、五洲薬品はご存じのとおり入浴剤専門の会社ですね。大学の先生と20年は深層水の研究を重ねてきたんだけど、最近、効果としてiPS細胞に似たような効果が出ているんだと。だから、これは継続しながら、少しこのまま続けていただきたいという要望が藤井社長のほうから届いたところであります。  いずれにしましても、場合によってはこれから化けると。とんでもない、すごいものだということも考慮に入れなきゃならない。そういうことに少しかけてみたい気持ちが強くなっているのが今の私の気持ちであります。  それからもう1つ、英語とかPRとかという話になりますが、昨年はジャパンエキスポでパリへ行ってまいりました。そのうちの3日間でありましたが、中1日取りまして、フランスのほうの、いわゆるこういうタラソピアの施設の発祥のところへ行ってきたわけです。そこへ行きましたら、ホテル兼用です。従業員が240人、そのうちの90人がタラソピアの係であります。すごい施設です。  でありますが、ホテル内は服じゃなくて、食堂もみんな白いガウンを着たまんま、そういう施設でありました。中を見ましたら、やっぱりね、滑川の施設はどちらかというとちょっと中途半端なんですよ。それはもう朝昼晩、先ほどあそこのタラサ志摩の例をを紹介しましたけど、ドクターもちゃんとついていて、メニューをちゃんと一緒に組んでくれて、1週間から10日おると。サン・マロの今のフランスの施設も、大体1週間から10日みんな泊まっていってくれると。そういう施設でございまして、そういう意味では、来られるお客さんから、宿泊施設兼用だったらよかったのにという意見が非常に強うございます。だけど、滑川としては、つくった段階で構想にはそういうことが全くなかったというふうに思っています。  だけど、この効用、効果については、今申し上げましたように、そのホテルはいつもいっぱい、年中いっぱい、こういう状況でありまして、これらについては、私どもどこまでできるかわかりませんが頑張ってみたいなと、このように思っておるわけでございます。  結論を上げてしまいたくないというのが今の心境でございまして、そのことをお知らせしたいと、このように思っています。  それから、前の質問で、壁が汚れている、塗装が浮いてしまってぼこぼこと膨れ上がっている、これにつきましても直したいと思いますし、できれば壁に大きな乙姫様の絵を描いてみたいと思います。ピッカとキラリンの絵も一緒に入れて、皆さんに見ていただいて、ここに行きたいなという気持ちを起こさせるような、そういう壁画にできればうれしいと思います。なかなか足場を組むのは大変ですが、これも少し皆さんにご了解をいただいたうえで予算を組ませていただければありがたいと思っています。きっとほたるいかミュージアムにも全部あそこの一角に影響があることですので、思い切ったこともやってみたいもんだと思っているわけです。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  市長、よくわかりました。ぜひ壁にでかでかと描いていただいて、多くの人たちに見ていただいて、おお、滑川やっとるなと、すばらしいのうと、そういったものを描いていただければ少しはイメージが変わるかなと私は思います。  当節、古民家再生の時代でございます。利用している市民のためにも、中で読書する場所、談話室、お茶コーナーあるいは癒やしの場などをつくり、リニューアルオープンされることもまた考えていただければいいかなと、そういうふうに思うところであります。  先ほど青山議員の質問の中で言われたように、滑川市以外から人が来られるということは、裏を返せば滑川市にそういういいものがあるということを市外の人が知っておられるということでないかなと私は思っております。滑川市のいいところをまるでよそに持っていっておられるのもこれまた事実でないかなと。先ほどの答弁で私はそれを認識しました。  次に、大きな2番目について質問します。防災について3点伺います。  さて、いよいよ6月に入りますと梅雨時期となります。雨は天からの贈り物であり、我々生活に恩恵をもたらしてくれます。  過去においてですけども、昭和44年8月にゲリラ豪雨がありまして、早月川の支流、剱岳のこちらのところなんですけども、早月川に日雨量230ミリ、連続雨量1,000ミリ、大体1メートルぐらいになるんですかね、その記録もありますし、そのときに、大浦地内で早月川の堤防が一部決壊しております。これは北陸電力の早月第一発電所のところで決壊しております。  いつ起こるかわからないのが災害です。この前まで何ともなかったんやから大丈夫やろと、そう思っていたところが、まさかということもあります。何事もほどほどがいいんですけれども、雨もほどほどに降ってほしいと、そういうふうに思っているところでございます。  そこで、滑川市で土砂災害、土石流、地すべり、崖崩れが大体60カ所ほど予想されていると聞いています。その対策についてお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  岩城建設課長。 ○建設課長(岩城義隆君)  それではお答えいたします。  市内には県で指定された土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域が、今ほどおっしゃいましたとおり約60カ所あります。
     これらの指定は、土砂災害から市民の生命を守るため、土砂災害防止工事などのハード対策や災害のおそれのある区域についての危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅等の新築の抑制などソフト対策を推進する区域となっております。  これまでに、ハード対策としては、本江地区や大浦、蓑輪地区において砂防事業が県で実施されております。ソフト対策としましては、市で作成した土砂災害ハザードマップを山加積、東加積の対象地区に全戸配布し周知を図っているところでございます。  また、毎年6月の土砂災害防止月間にあわせ、防災パトロールを開催しております。災害発生時には迅速な対応ができるよう、危険箇所に関する情報共有を県をはじめとする関係機関と行っており、連携強化にも努めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  ありがとうございました。  私もこの次の質問の中で、大浦地区、山加積地区のところを言おうと思っておったんですけれども、今述べられましたので、そこのところは割愛させていただいて、私は先日、急傾斜地で生活されている山加積の方に土砂災害について聞いたところ、大変心配しておるということで関心を持っておられました。  また、1人の方は、強風、風が吹いた後は特に気になり、立き木の周り、大きい木の周りの根の緩み、そして新たな山肌の亀裂がないか、そういったことを巡視していると聞きました。何でも早期発見・早期対策が安全で安心できることと念頭に置いております。  東加積、山加積地区、小森地区の土砂災害について、今の答弁でよくわかりましたので、これは割愛させていただきます。  それでは、3番目としまして、市内に配置されておるコミュニティ防災資機材倉庫について伺います。  滑川市では、平成10年から各地区に防災資機材倉庫が配置され、市内全体で11カ所あると聞いております。  このコミュニティ防災資機材倉庫の資機材の内容は、組み立ての水槽、ヘルメット、発電機、発電機に附属するコード、三脚、投光器や担架など11の機材が収納されていると聞いております。  市のほうでは、このコミュニティ防災資機材の利用は、災害時はもちろんのこと、防災訓練、地域や町内会の行事にも利用して、日ごろから防災活動に関心を持っていただくために設置されると聞いております。  各地区での防災資機材倉庫の管理は、大体設置箇所の区長さんあるいは代表者の方がなさっておられます。  そこで、各地区の管理者、代表者は大体2年ほどで交代されているのではないかなと思うんですが、実態はいかがでしょうか。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  それではお答えします。  防災資機材倉庫につきましては、今ほど議員さんがおっしゃられたとおり、国の消防防災設備整備費補助金を活用しまして、平成10年度から順次設置したところでございます。  防災資機材の管理につきましては、共助の理念に基づきまして、災害発生時に素早く対応してもらうということで、配備した当初からそれぞれの地区の皆さんにお願いしておるところでございます。  各地区の管理者については、どういった交代をしておられるとか、そのあたりについてはちょっと把握しておりません。  以上でございます。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  次は、イとして防災資機材倉庫の管理、これは本体、建物の変形、雪による屋根の曲がりや雨漏り、そしてペンキの発錆、収納機材については、数量、駆動状態、エンジンみたいものも入っておりますので、実際に動くかどうか、あるいは燃料の変色や異臭、早い話が腐っとるがでないがかということなんですけれども、その他の資機材などは適正に保たれているか伺います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  防災資機材の管理につきましては、平成10年度に配備してから数年間は、消防署員によりまして年に2回程度の点検を行っておりましたが、地区の皆さんに定期的にかかわっていただきたいということで、何がどれだけあるか、そういったものを把握しておいてもらうことが重要であると考えておりまして、それぞれの地区の皆さんで点検、管理をしてもらっておるところでございます。  例えば発電機の場合でしたら、エンジンがかかってこそ役割を果たすわけで、年に1回はエンジンを実際にかけていただいて動く状態にしておいてもらうこともこれまでお願いしてきたところでございまして、適正に管理されているものと考えております。  市としましては、防災資機材の修理や更新が必要な場合には、今後とも市の自主防災活動補助事業等によりまして支援していくこととしております。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  それでは、少し細かく入っていきたいと思います。  ウとして、各地区の活用頻度、活用内容はどのようになっているかお伺いいたします。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  過去に活用頻度ですとか管理状況につきまして実態調査を実施しておりますが、そのときの状況によりますと、防災資機材の管理につきましてはそれぞれの地区の皆さんにお願いしておるところであり、現在の活用頻度と活用内容については市のほうでは特に把握しておりません。  しかしながら、整備から20年が経過して、防災資機材倉庫の存在感が薄れてきていると考えられることから、各地区の防災訓練の際などに、防災資機材を自分たちの装備品として活用していただくよう啓発してまいりたいと考えております。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  ありがとうございました。  次のエとしまして、配備されてもう20年がもうたっておる。生まれた子どもが二十歳の成人式を迎える年が経過しておるわけですが、各地区に合った資機材が補充されたかどうか、地元から何か要求があったかどうか、そういったことを伺います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  防災資機材の更新ですとか補充につきましては、市の自主防災活動補助金というものを活用していただいて、それぞれの地区において防災資機材の修理、更新、補充が行われてきたところでございます。  なお、滑川西地区におきましては、平成19年に宝くじ助成を受けて、それから西加積地区におきましては、平成26年に今ほど言いました市の補助事業を活用しまして、それぞれもう1カ所防災資機材倉庫を増設しておられます。  各地区において不足しているものや更新が必要なものにつきましては、そういった各種補助事業を活用して今後とも支援していきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  どうもありがとうございました。  では最後に、オとしまして、コミュニティ防災資機材倉庫の実態調査や各地区の代表者の方々と意見交換などされたことがあるかないか伺います。 ○議長(原 明君)  下野総務課長。 ○総務課長(下野宏一君)  先ほど説明しました過去の防災資機材の利用、管理に関する調査によりますと、定期的に利用、点検している地区もあれば、点検は定期的にしておらず利用実績もあまりないといった地区もございます。  これまで各地区との意見交換会の場は特に設けてはおりませんけども、各地区からは個々に防災資機材の管理につきまして相談は受けておるところでございます。  防災資機材の活用につきましては、滑川防災士連絡協議会などと連携しまして、地区の防災訓練の際などを活用しまして、倉庫あるいは資機材の点検、活用方法などを含めた意見交換を深めていきたいと考えております。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  どうもありがとうございました。  先日、東加積のほうで火災訓練がありました。そのときに、一度みんなして、こういうものが入っておるんだよと見る機会があればよかったかなと私は思っております。  今後またその地区地区で、そういう訓練がありましたら、その地区の代表者の方、いろんな人が集まりまして、こういったものが入っておるんだということを皆さんで見て確認をされたほうがいいんじゃないかなと、私はそのように思っていますので、1つの提案とさせていただきます。  そして、最後になりますが、これから梅雨時期に入ります。土砂災害、水災害、いつ発生するかわかりません。市当局も我々市議会議員も、市民の皆さんの安全で安心して暮らせる豊かな滑川市の願いを共有していることを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(原 明君)  上田市長。 ○市長(上田昌孝君)  先ほどのタラソピアのほうにちょっと戻らせていただきたいと思います。  7,000人の方の署名があったことは皆さんご存じのとおりでございます。今も大変要望が強うございます。そのことを忘れちゃいけないと、このように思っておるわけでございます。  そして、悠友クラブ、柿澤会長以下、あそこは今までの観光という一面だけではなくて、高齢者の福祉の面での利用の仕方に切りかえている部分もございまして、この利用も定着しつつあるというふうに思っておるわけでございまして、そういう意味でも、なおさらに、ここしばらく継続しながら様子も見なきゃいけないし、そして、やり方によっては需要のほうを増やしていきたいと。管理から全てにおいて頑張りたいと。  そのもとになるのは、もちろんでありますが、あそこは塩水で施設が腐ってくるということが1つのテーマでありましたけども、本体はしっかりしております。しっかりしている限り、あそこは継続して上手に使ってやりたいと、これが本音でございます。  だめだからって今かち壊して何とかという話じゃなくて、精いっぱい使うということで頑張りたいと思います。  以上であります。 ○議長(原 明君)  脇坂章夫君。 ○3番(脇坂章夫君)  市長、補足説明ありがとうございました。  いずれにしましても、あそこは中川原地区の皆さんが一番近いと思いますので、ぜひ地元の皆さんと工夫を重ねまして、地元の人たちがまずもって喜んでいただけるものになれば私は一番いいのではないかなと思いますし、今度20日の日ですか、厚生連滑川病院さんとまた懇談会があるということを聞いております。そこで、塩水ですから、皮膚に私はいいんじゃないかなと。個人的な考え方ですけども、いいんじゃないかなと。だとしたら、皮膚科の先生、あの人は女性の人ですから、来ていただいて、また講演なども聞いていただければ結構かなと思いますので、これで私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。 ○議長(原 明君)  これをもって、市政一般に対する質問並びに提出諸案件に対する質疑を終結いたします。          ──────────◇────────── ◎議案の委員会付託 ○議長(原 明君)  日程第2、議案の委員会付託を行います。  今定例会に提出されています議案第32号から議案第40号までについては、お手元に配付してある議案審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。          ──────────◇────────── ◎陳情の委員会付託 ○議長(原 明君)  日程第3、陳情の委員会付託を行います。  議長宛てに提出されました陳情については、お手元に配付してある陳情文書表のとおり、総務文教消防委員会及び議会運営委員会に付託いたしますので、会議日程に従い、本会議休会中に調査、審査を願います。  6月13日から6月17日まで、議案調査等のため、本会議を休会といたします。  6月18日、午前11時から本会議を開き、各委員長の報告を求め、質疑、討論並びに採決を行います。  討論を希望される方は、6月18日、午前9時まで議長宛てに通告願います。  本日は、これにて散会いたします。                 午後4時39分散会...