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  1. 氷見市議会 2017-06-12
    平成29年 6月定例会−06月12日-01号


    取得元: 氷見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-23
    平成29年 6月定例会−06月12日-01号平成29年 6月定例会         平成29年 6月 氷見市議会定例会会議録(第1号)       ─────────────────────────────               平成29年6月12日(月曜日)         ─────────────────────────                 議事日程 (第1号)   第1 会議録署名議員の指名   第2 会期の決定   第3 議案第35号から議案第48号まで、平成29年度氷見市一般会計補正予算(第1号)ほか13件及び報告第3号から報告第12号まで、地方自治法第179条による専決処分についてほか9件(提案理由の説明)   第4 議案第48号 氷見市農業委員会委員の任命につき認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しない場合の同意について(委員会付託省略、即決)         ─────────────────────────                本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 議案第35号から議案第48号まで、平成29年度氷見市一般会計補正予算(第1号)ほか13件及び報告第3号から報告第12号まで、地方自治法第179条による専決処分についてほか9件(提案理由の説明) 日程第4 議案第48号 氷見市農業委員会委員の任命につき認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しない場合の同意について(委員会付託省略、即決)         ───────────────────────── 出席議員及び欠席議員の氏名   出席議員(17人)
        1番  稲 積 佐 門 君      2番  越 田 喜一郎 君     3番  濱 井   達 君      4番  萬 谷 大 作 君     5番  正 保 哲 也 君      6番  竹 岸 秀 晃 君     7番  松 原 博 之 君      8番  上坊寺 勇 人 君     9番  山 本 克 己 君     10番  小清水 勝 則 君    11番  阿字野 忠 吉 君     12番  積 良   岳 君    13番  萩 山 峰 人 君     14番  荻 野 信 悟 君    15番  谷 口 貞 夫 君     16番  嶋 田   茂 君    17番  椿 原 俊 夫 君 欠席議員(0人)         ───────────────────────── 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長  坂 本 博 之      次長    新 井 和 浩   副主幹   西 島 秀 元      主査    横 田 慎 一         ───────────────────────── 説明のため議場に出席した者の職・氏名   市長    林   正 之 君    副市長   前 辻 秋 男 君   市長政策都市経営戦略部長      まちづくり推進部長         藤 澤 一 興 君          山 口   優 君   総務部長  高 橋 正 明 君    市民部長  草 山 利 彦 君   建設農林水産部長           防災・危機管理監         表   良 広 君          荻 野 直 樹 君   会計管理者 澤   永貢子 君    財務課長  京 田 武 彦 君    教育委員会   教育長   山 本   晶 君    教育次長  荒 井 市 郎 君    監査委員   代表監査委員國 本 嘉 隆 君    事務局長  山 口 和 義 君    消防機関   消防長   川 崎 保 広 君         ─────────────────────────  午前10時00分 開会 △開会の宣告 ○議長(嶋田茂君) これより、平成29年6月氷見市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  出席議員は17名で、全員であります。  また、今期定例会における説明員の出席要求に対し、林市長、前辻副市長、山本教育長、國本監査委員及び関係管理職員の出席があります。         ───────────────────────── ○議長(嶋田茂君) これより本日の日程に入ります。  議事日程は、お手元に配付の日程表のとおりであります。         ───────────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(嶋田茂君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、氷見市議会会議規則第88条の規定により、議長において、6番 竹岸秀晃君及び15番 谷口貞夫君を指名いたします。         ───────────────────────── △会期の決定 ○議長(嶋田茂君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月23日までの12日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、会期は12日間と決定いたしました。         ───────────────────────── △議案第35号から議案第48号まで及び報告第3号から報告第12号まで ○議長(嶋田茂君) 次に、日程第3 議案第35号から議案第48号まで、平成29年度氷見市一般会計補正予算(第1号)ほか13件及び報告第3号から報告第12号まで、地方自治法第179条による専決処分についてほか9件を一括議題といたします。         ───────────────────────── △提案理由の説明 ○議長(嶋田茂君) 市長から提案理由の説明を求めます。  林市長。   〔市長 林 正之君 登壇〕 ◎市長(林正之君) 本日、氷見市議会6月定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御出席をいただき、まことにありがとうございます。  初めに、提案理由の説明に先立ちまして、議員並びに市民の皆様に謹んで御挨拶を申し上げます。  先般行われました市長選挙におきまして、議員の皆様をはじめ多くの市民の皆様から温かい御支援、御厚情を賜り、市長に就任をさせていただくことができました。  本市が未来に羽ばたく地方創生に向けまして、極めて重要な時期に市政を担わせていただきますことは、私にとりまして、まことに身に余る光栄と深く感謝を申し上げますとともに、今こうして議場に立ち、改めてその責務の重さを痛感いたしております。  本市をはじめ、多くの地方自治体は、若年層の流出をはじめとした深刻な人口減少と少子化の進行、後継者不足による地場産業の衰退など解決すべき課題は多く、今後の地方創生に向けた取り組みが重要となっております。  このため、命と暮らしを守る「住みたい街」、働く場所を創出する「働きたい街」、氷見で子どもを生み育てる「育てたい街」という3つの基本理念を掲げ、氷見を元気にしていくための施策を氷見元気プロジェクトとして推進してまいります。  具体的には、質の高い医療の確保、地域総合福祉の推進、防災・安全対策の充実など「安全・安心なまちづくり」、2つには、企業誘致の推進、産学官連携創業支援の推進、地場産業の育成など「雇用の創出」、3つには、子育て支援をはじめとする子育てしやすい環境づくり、ICT、いわゆる情報通信技術を活用した学校教育の充実など、ふるさと氷見の未来を託す「ひとづくり」であります。  これら多くの諸課題に対して、主体性を持って、中長期的な展望のもとアイデアを集約し、スピード感を持って実行していく「決める行政」を着実に進めていくことが重要であります。  幸い、本市には、多くの郷土愛あふれる市民の皆様や、先人から受け継がれてきた産業基盤、歴史、文化、美しい自然など、誇るべき地域資源が多くあります。  これらの地域資源をつなぎ合わせて、全国の地方創生のモデルとなるようなまちづくりを進める気概のもと、オール氷見で未来に挑戦してまいりたいと考えております。  私は、ふるさと氷見の輝かしい未来に向けて、誠心誠意市政に取り組んでまいる所存であります。議員並びに市民の皆様には、何とぞ御協力、御支援を賜りますよう心からお願いを申し上げます。  それでは、今定例会に提案しております諸案件について御説明申し上げます。  初めに、氷見市の平成29年度6月補正予算(案)について申し上げます。  平成29年度当初予算については、4月に市長選挙が控えていたことから、義務的経費や継続的な事業を中心とした「骨格予算」として編成されております。  このことから、6月補正予算(案)においては、3つの元気プロジェクトを推進するために必要となる予算、いわゆる「肉づけ予算」として編成いたしました。  補正予算の規模は、一般会計で13億1,312万円の増、事業会計及び特別会計では2億927万円の増となっております。  一般会計では、特に人口減少対策を重視し、第2子、第2番目のお子さんまでの保育料無料化拡大学童保育の保育時間延長、全小中学校の各教室への電子黒板導入など、特に子育て支援学校教育の充実に重点を置いた予算を編成いたしました。  また、市街地のグランドデザインを描き、旧市役所跡地など4つの公共空地利活用方針について決定する「市街地グランドデザイン検討委員会」の新設など、中心市街地活性化に向けた予算も計上しております。  このため、6月補正後の一般会計予算規模は211億5,812万円となり、前年度当初比で2億8,244万円、1.4%の増となっています。  事業会計は1億8,822万円を増額しており、水道事業会計では、水需要予測を踏まえた管路網の適正化を図るための設計費など、病院事業会計では、PET−CT導入によるがんセンター整備予定地埋蔵文化財試掘調査に要する経費などを予算計上いたしております。  また、特別会計では2,105万円を増額しており、下水道特別会計では下水道施設計画の策定、国民健康保険特別会計では特定健康診査受診の推進、介護保険特別会計では地域包括ケアシステムの構築に向けた生活支援コーディネーターの設置に要する経費、漁業交流施設事業特別会計では、一般会計への移管に伴う減額などを予算計上しています。  これら事業会計及び特別会計の6月補正後の予算合計額176億1,228万円を加えた全会計の予算総額は387億7,040万円となります。  続いて、本定例会に提案しております補正予算案のうち、主な施策・事業につきまして、その概要を私が掲げた3つの元気プロジェクトに沿って御説明申し上げます。  第1は、「住みたい街〜いのちとくらしを守る〜」についてであります。  初めに、「高齢者・障がい者にやさしい街づくり」について申し上げます。  少子高齢化核家族化の進行、人口減少、地域のつながりの希薄化など、地域社会を取り巻く環境の変化などにより地域課題が多様化、複雑化していることから、子ども・高齢者・障がい者など全ての人々が地域、暮らし、生きがいをともにつくり高め合うことができる地域づくりが今求められております。  このことから、本市においても、地域のセーフティーネット構築を推進するため、多機関協働による支援体制の中核を担うコミュニティ・ソーシャル・ワーカーの配置に加え、地域における相談窓口の担い手となる人材育成及び活動拠点整備の支援に取り組みます。  地域の課題を地域住民みずからの課題として主体的に捉え、解決を試みる体制やその活動拠点づくりを進めることで、住民が互いに支え合う「共助」の仕組みの再構築を目指します。  また、地域包括支援センターでは、高齢者が住みなれた地域でその人らしい生活を維持できるようにするため、新たに生活支援コーディネーターを配置し、地域包括ケアシステムの構築を推進いたします。  さらに、一般就労が困難な生活困窮者を対象に、生活習慣確立のための指導や地域活動への参加など、就労に向けた日常・社会的自立のための訓練の場を提供する「就労準備支援事業」を新たに実施し、生活困窮者生活保護受給者の就労に向けた支援の充実、強化を図ります。  次に、「若者の定着やIJUターンの促進」について申し上げます。  市街地において、子育て世代から高齢者までが愛着を持って住み続けられる利便性の高い魅力あるまちづくりを推進するためには、公共施設の再配置、医療・福祉施設公共交通など、さまざまな都市機能の集積が必要となります。  このことから、市民の代表や学識経験者で組織する「市街地グランドデザイン検討委員会」を新たに設置し、JR氷見駅からひみ番屋街までの市街地のグランドデザインを描き、まちの活性化、観光誘客、防災、文化発信などの観点から、4つの公共空地利活用方針を決定いたします。  また、都市計画に関する基本的な方針である「氷見市都市計画マスタープラン」は、平成17年10月に策定されてから既に12年が経過しており、この間、能越自動車道市内全線開通や国道415号バイパス供用開始、市役所や市民病院の移転等により市街地における公共空地の利活用が課題となるなど、大きく変化した社会環境に対応するため、都市計画マスタープランの見直しを行います。  移住定住の促進については、昨年11月に開設した氷見市IJU(移住)応援センターにおいて、氷見市への移住の「きっかけづくり」をはじめ、移住を希望される方への「住まいの情報」、「暮らしの情報」などを提供し、移住定住者相談窓口としての機能を担っております。  昨年度の実績は、移住者10人の目標のところ11人が本市に移住しており、今年度は、5月末までの2カ月間で子育て世帯2組、単身世帯1組の計7人の移住が決まっております。  今後も移住定住の促進を図るとともに、移住された方が安心して定着していただけるよう移住者との意見交換会を設けるなど、定着支援を推進します。  また、氷見市で育った子どもたちが、さらなる成長のために進学し、氷見市に戻ってふるさとの未来のために活躍できるよう支援する「ぶり奨学プログラム」について、新たに「ぶり奨学交流事業」を首都圏や関西圏、中京圏、市内で実施し、ぶり奨学プログラムに登録している学生の交流を促進するなど、「ぶり奨学プログラム」の充実を図ります。
     県において「定住受入モデル地域」に選定されている速川地区においては、既に自主的、主体的に定住促進計画を策定し、移住定住交流人口の拡大に取り組んでおります。本年度は、交流人口の拡大と魅力ある食文化の発信を図るため、地区の空き家を改修して交流・宿泊施設を整備することとしており、その整備費用等の一部について県とともに補助するなど、地域の移住への取り組みを支援してまいります。  次に、「災害に強い街づくり」について申し上げます。  市民の皆様の安心・安全を確保するため、平成29年2月に公表された富山県津波浸水想定に基づき、本市で起こり得る津波の実態を把握し、津波発生時における指定避難所避難経路及び県が今年度指定を予定している津波災害警戒区域等を記載した津波ハザードマップを作成の上、今年度中に全戸配布いたします。  また、的確に防災情報を伝達し、災害発生時にいち早く適切に行動していただくため、防災ラジオ避難行動に支援が必要な方に配布いたします。  さらに、大規模災害が発生した際の本市の行政機能の維持・回復と業務の継続のため、適切かつ迅速な業務執行を行うための事前対策として、「氷見市業務継続計画」を策定いたします。  次に、「安全・安心な街づくり」について申し上げます。  人口減少や高齢化が進む中、地域の持続性を確保していくためには、住みよい地域づくりを進め、地域力のより一層の向上が必要であります。  そのため、自治会が総合的視点から地域内の小規模な道路や水路、公園、広場などの公共的な施設の整備計画を策定し、その計画に基づいて実施する事業について、新たに地域活力施設整備支援制度を設け、工法等の検討などの技術的な助言を行う技術的な支援や補助金による財政的な支援を行い、地域が自主的、主体的に取り組む整備に対する支援を拡充いたします。  金沢医科大学氷見市民病院では、へき地医療小児医療救急医療などを確実に行いながら、大学病院の機能を生かした高度医療を提供できる地域の中核病院としての役割を果たすため、放射線画像連携管理システムを更新し、安全で質の高い医療を提供してまいります。  また、PET−CT導入による将来のがんセンター整備に備え、整備予定地となっている市民病院北側駐車場周辺において、埋蔵文化財試掘調査を行います。  イノシシなどの野生動物による農作物被害防止対策については、放任果樹の伐採などの集落ぐるみ取り組みを推進するとともに、農道やため池ののり面など農業施設への掘り起こし被害防止に効果のある対策について研究、調査を開始します。また、農作物を野生動物に与えない被害防除のため、侵入防止柵設置補助などを拡充いたします。  第2は、「働きたい街〜働く場所の創出で元気な氷見市へ〜」についてであります。  初めに、「企業誘致創業支援の推進」について申し上げます。  平成31年3月完成予定の大浦第2工業団地、ここは面積約11ヘクタールございますが、この団地について、このほど株式会社小松製作所が取得することとなりました。  小松製作所からは、工業団地完成後3年以内に工場等を整備する予定であること、また、建設機械素材研究機関の設置も検討されていると伺っており、本市に新たな雇用を生み出すとともに、若者の定着やIJUターンの促進につながることを期待するものであります。  創業者や創業希望者が安心していつでも相談できる「氷見創業サポート窓口」の設置や、開業時だけではなく、開業後のフォローアップとしての専門家派遣創業者同士や支援者との意見交換を行う創業者交流会の実施など、「氷見市創業支援事業計画」において、創業支援事業者として位置づけられている氷見商工会議所が実施する創業支援事業を支援いたします。  また、氷見商工会議所川崎商工会議所美濃加茂商工会議所七尾商工会議所と連携して実施する新商品開発販路開拓事業を支援するなど、地域に新たな雇用と地域経済に活力を生み出す取り組みを推進いたします。  次に、「地場産業の育成」について申し上げます。  地域に住んでいる人々が地域に愛着と誇りを持って暮らすことができる環境を整備し、さらに農林水産物ブランド化観光客誘致を通じた地域経済の活性化につなげるため、次世代に継承すべき伝統農業生物多様性、農村・漁村文化、農業・漁業景観などの地域資源を保全し、持続的な活用を図ることを目的として、定置網漁法を中心とした資産について世界農業遺産の認定を目指し、調査検討を進めます。  また、本市の地域経済の発展と雇用機会の創出に大きな役割を果たしている中小企業の一層の発展を目指し、現在、「中小企業振興基本条例」の制定について、氷見商工会議所と市の事務担当者による勉強会を始めたところであります。  条例の制定により、市の責務、中小企業者や市民の皆様の役割を明らかにして、「オール氷見」で産業振興に取り組む体制づくりをつくり上げてまいりたいと考えております。  本市の里・山・海の幸の魅力や特性を生かした産業の振興、とりわけ食文化による産業振興を図るため、新商品開発への支援、域内消費キャンペーンの実施、ネットショップの開設などを行うほか、キッチンカーを活用した食育事業を推進するなど、市内の食関連事業者売り上げ向上に向けた事業に取り組みます。  まんがを生かしたまちづくりについては、「氷見市藤子不二雄Aまんがワールド」の拠点施設である潮風ギャラリーが、本年10月に開館10周年を迎えるため、その記念セレモニーを開催いたします。  また、藤子不二雄A先生の作品にちなんだ宝探しをしながら、まちなか散策を楽しんでいただく記念イベントを同時開催し、まんがのまちとしての魅力向上を図るとともに、旅行会社マスコミ等とのタイアップや、10月に開催される市内イベントとの連携を図るなど、本市への誘客促進を図ります。  観光分野における北陸新幹線開業効果を持続・発展させていくためには、国内観光需要減退にかわる新規需要としての訪日外国人旅行者、いわゆるインバウンドでございますが、この誘致が喫緊の課題の一つとなっております。  このことから、世界で最も美しい湾クラブに加盟している富山湾の美しい景観や豊かな食文化など、氷見市が誇るさまざまな魅力を外国人にもわかりやすくPRするため、外国人向けパンフレットを制作するとともに、観光ウエブサイトの多言語化を図り、訪日外国人旅行者受け入れ環境を充実させてまいります。  第3は、「育てたい街〜ストップ・ザ・少子化〜」についてであります。  初めに、「子育てしやすい環境づくり」について申し上げます。  妊娠・出産・子育て期を通じて、地域の関係機関が連携して切れ目のない支援をする「子育て世代包括支援センター」については、先進地視察ニーズ調査等を実施するとともに、支援プランに関する検討、市内関係者との開設準備検討会議を開催するなどして、平成30年度の開設に向けた準備を着実に進めます。  子育て支援につきましては、経済的に厳しい状況に置かれたひとり親家庭多子世帯等の自立を支援するため、支援を必要とする家庭に対し行政の支援が確実につながる仕組みを整えるとともに、子育て、教育、生活、就業、住居、経済面などについて、支援の一層の充実を図る必要があります。  特に子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、子どもの貧困対策を進めていくことが求められており、今年度は、本市における貧困の状況にある子どもたちや家庭の実態調査を実施し、支援体制の構築を図ってまいります。  また、子どもたちの健やかな育ちを推進するため、子どもが一人でも安心して来ることができ、一人きりで食事をする孤食の防止やさまざまな価値観に触れることができる場所としての「こども食堂」を地域の支えで開設し、その開設経費について支援いたします。  さらに、子育て家庭経済的負担を軽減するとともに、子どもたちの健やかな成長を支援するため、現行の第3番目のお子さん以降の保育料無料化に加えまして、保育所や幼稚園、認定こども園に入所する1歳以上の第2番目のお子さんの保育料につきましても、この7月から所得制限を撤廃いたします。これにより、1歳以上の第2番目以降のお子さんの保育料が全ての家庭において無料ということになります。  また、満1歳から満3歳になるまでの間、2番目のお子さん以降の児童を保育所などに預けないで御家庭で保育される世帯に対しましては、「家庭で子育て応援金」を創設いたしまして、同じく7月から対象児童1人につき保育料と同額程度の月額2万円を給付いたします。  共働き家庭など放課後に保護者がいない家庭の児童を預かる放課後児童健全育成事業、いわゆる学童保育について、氷見児童育成クラブにおける学童保育時間を午後10時まで延長し、働く保護者が安心して子どもを預けられる場をいきいき元気館に設置するとともに、児童の健全育成に向けて一層の充実を図ってまいります。  次に、「学校教育の充実」について申し上げます。  平成30年4月に予定されている灘浦小学校の円滑な校舎移転に向けて、児童、保護者が安心して学校生活がスタートできるよう、空き校舎となる灘浦中学校校舎に必要な改修を行うほか、スクールバスを新たに購入するなど、安全・安心で快適な教育環境の整備に努めてまいります。  学校給食については、学校給食センター整備検討委員会を開催して、食物アレルギー対策や食育など新しい学校給食センターに備える機能、児童・生徒数の減少が予想される中での施設規模や建設場所の決定など、本年度末までに整備計画案を策定いたします。  学習環境の充実については、小・中学校の学習環境向上を図るため、全小中学校の各教室へ電子黒板を整備いたします。このことにより、ICT機器の視覚的な効果を生かし、児童生徒に学ぶ意欲とわかる喜びを味わえる授業のさらなる拡大を目指します。  さらに、全小中学校に1クラス分のタブレットPCを整備し、モデル校において学力向上に大きな効果が認められたタブレットPCと電子黒板を活用した双方向の授業を全小中学校に拡大いたします。このことにより、児童生徒の学習意欲の向上と学習内容の理解の向上を図ります。  今回の整備により、県内トップクラスとなる本市のICT教育環境のもと、氷見で多くの子どもたちが健やかに育って学んでいただきたいと思っています。  また、楽しい学校生活を送るためのアンケート、いわゆる「QU調査」を市内全小中学校で年2回実施いたします。この調査では、学校生活における児童生徒一人ひとりの意欲や満足度、学級集団の状態を測定できることから、その調査結果をいじめや不登校などの問題行動の予防と対策に活用するとともに、教員の学習指導能力の向上に生かすなど、魅力ある学級づくりを進めてまいります。  次に、「安心でゆとりのある環境づくり」について申し上げます。  氷見運動公園は供用開始から45年が経過し、経年劣化による老朽化が進むなど、施設の機能充実が求められております。このことから、スポーツ推進計画に基づき、従来の特徴を生かしつつ、より幅広い世代の方々に親しまれるように魅力的な公園へと再生を図るため、特に老朽化の著しい野球場、テニスコートを中心に氷見運動公園再整備計画を策定いたします。  また、本市では、若年層の女性におけるスポーツ実施率が特に低いことから、「美容、健康、食」を切り口に、健康スポーツなどのスポーツの場の提供、またスポーツへの多彩なかかわり方を提案することでスポーツ参加機会を充実し、スポーツ実施率の向上を目指します。  次に、第8次氷見市総合計画について申し上げます。  第8次氷見市総合計画は、平成24年度から平成33年度までの10年間を計画期間と定めております。  今年度は、平成30年度から33年度までの4年間を計画期間とした後期基本計画を、「氷見市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を基礎としながら、市民の皆様の御意見や総合計画の策定時から5年間における外部環境の変化を踏まえ策定いたします。  次に、予算以外の案件について申し上げます。  条例関係では、「氷見市漁業文化交流センター条例の制定について」など2件の制定や「氷見市ひとり親家庭等医療費の助成に関する条例の一部改正について」など2件の改正であります。  ひみ漁業交流館魚々座について申し上げます。  ひみ漁業交流館魚々座については、これまでの経緯や施設利用におけるさまざまな制約条件などから、熟慮を重ね、利益を追求する民間事業者による運営は厳しいと判断をいたしました。  今後は、伝統ある氷見の漁業や漁村文化に対する理解を深め、その伝承と文化的価値を高める取り組みを行うことにより、世界農業遺産へ向けた文化発信基地ともなり、将来に向けての水産関連事業と地域交流事業の発展に寄与することを目的とした公共施設「氷見市漁業文化交流センター」として市直営で運営してまいりたいと考えています。  当該施設の抜本的見直しと運営につきましては、水産関係の皆様や地域の皆様の御意見を中心に協議、検討を重ね、あわせて今年度実施する「市街地グランドデザイン検討委員会」においても検討し、事業等の具体化を図る必要があると考えており、いましばらくお時間をいただきたく存じます。  このような状況ではありますが、氷見の漁業文化を学びたいとの根強い要望や、県外からの修学旅行受け入れ時における利用、またイベント会場としての利用など施設利用を求める声が多数あることから、この状況を踏まえ、夏休み前の7月から施設を再開することとし、その維持管理等について必要となる最低限の経費についての予算措置とあわせて施設の設置に関係する条例の制定について提案しております。  その他の案件では、「財産の無償譲渡について」など3件をそれぞれ提案するものであります。  報告案件では、「地方自治法第179条による専決処分について」など4件の専決処分のほか、平成28年度氷見市一般会計繰越明許費繰越計算書など2件、並びに「平成28年度氷見市土地開発公社の事業報告及び決算について」など6件をそれぞれ報告するものであります。  以上をもちまして、今定例会に提案をいたしました諸案件の説明とさせていただきます。  何とぞ慎重審議の上、可決をいただきますようお願い申し上げます。         ───────────────────────── △議案第48号 ○議長(嶋田茂君) 次に、日程第4 議案第48号 氷見市農業委員会委員の任命につき認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しない場合の同意についてを議題といたします。 △委員会付託の省略 ○議長(嶋田茂君) お諮りいたします。ただいま議題となっております案件は、事情十分御了承のことと存じますので、氷見市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略し即決することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、議案第48号は即決することに決しました。 △採決 ○議長(嶋田茂君) これより採決いたします。  議案第48号 氷見市農業委員会委員の任命につき認定農業者等が委員の過半数を占めることを要しない場合の同意についてを原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(嶋田茂君) 起立全員であります。よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。         ───────────────────────── ○議長(嶋田茂君) 以上をもって本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。明13日及び14日は議案調査のため休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(嶋田茂君) 御異議なしと認めます。よって、13日及び14日は議案調査のため休会することに決しました。  次会の日程を申し上げます。  明13日及び14日は議案調査のため、本会議を休み、6月15日に本会議を再開し、市政一般に対する質問並びに上程全案件に対する質疑を行います。  本日は、これをもって散会いたします。  午前10時42分 散会...