滑川市議会 2015-12-11 平成27年12月定例会(第3号12月11日)
○1番(青山幸生君) 何が何でもという力強い答弁だったと思うんですけれども、先日、作家、堺屋太一さんの、聞き入れられなかった『団塊の世代』の警鐘という本を読みました。 1970年、大阪万国博覧会のころに吉田さんという厚生技官がいらしたそうです。戦後、ベビーブーマーの問題が大変なことになると警鐘を鳴らされました。それを堺屋さんは「団塊の世代」と名づけたそうです。
○1番(青山幸生君) 何が何でもという力強い答弁だったと思うんですけれども、先日、作家、堺屋太一さんの、聞き入れられなかった『団塊の世代』の警鐘という本を読みました。 1970年、大阪万国博覧会のころに吉田さんという厚生技官がいらしたそうです。戦後、ベビーブーマーの問題が大変なことになると警鐘を鳴らされました。それを堺屋さんは「団塊の世代」と名づけたそうです。
私も昭和22年生まれで同世代でありますが、その昭和22年から昭和24年ごろまでの、いわゆる戦後のベビーブームと言われた時代に生まれた人たちを「団塊の世代」と名づけたのは作家の堺屋太一氏であります。
今から30年前に、この世代を「団塊の世代」と名づけた堺屋太一さんによると、今後10年は豊富な消費力を持つ団塊の世代の購買力が期待でき、黄金の時代が来ると予測されています。そのほかにはお荷物論、定年後の団塊の世代は働くことをやめ、若い世代に扶養されるようなことはないと思いますが、老後は年金に依存するよりも、収入につながる仕事をしたいという意思が強い人もたくさんおるということも聞いております。
「団塊の世代」は、ご存知のように1976年に堺屋太一氏が小説「団塊の世代」で我が国の高齢化問題を世に問うたことから始まるわけであります。今から30年ほど前であります。 1947年から1949年の3年間に生まれた683万人、全人口の約5%の大集団は、我が国の高度成長を支える企業戦士としての中核として、あるいは地域や家庭における中心的な存在として活躍してきた世代であります。
第5次計画が出発した昭和60年、つまり1985年、現経済企画庁長官の堺屋太一氏が『知価革命』という著書を世に出しました。大変な力作と評価された大著でありますが、私に言わせると論文だと思います。この本の結論を私流に紹介すると、「紀元前8000年からの歴史をひもとくと、繁栄は必ず少子化現象をつくる。これからの世界は『知価』によって進む。
堺屋太一(経企庁長官)の「知価革命」という本には、古来豊かさを求める時代には、必ず未婚、晩婚、離婚、不倫などが多くて人口の減少が起こっておると紹介しております。例えば、ローマ時代などです。つまり下部構造である経済の状況が、上部構造すなわち文化とか倫理などを形成するのでありますから、ちっちゃな自治体の手には負えない事象なのであります。
この打開策として、経済通である作家の堺屋太一氏の経済企画庁長官の起用がありました。この長官の著書には、日本の姿、あるいは日本の将来像についての数多くの書籍が発刊されております。その中で、最近発刊された「日本のあるべき明日」、この一節に「日本が今決断すべきことは、古くなった日本の体制、それを改め、明日の形を求めるためには政治家も、官僚も、企業も、家庭も、本来のあるべき形に戻ることである。
その際の記念講演で堺屋太一先生は、今の世は国際化、情報化と何々化をつける時代は過ぎ、自由往来の中バリアのないボーダレスの時代に入っている。少子時代が進みますます人口が減少していく中にあって、生き残る自治体は独自のビジョンを持って事に当たることのできる自治体。市民、住民とともに考え進むことと話されました。