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  1. 入善町議会 2021-03-01
    令和3年第21回(3月)定例会(第3号)  一般質問・質疑・委員会付託


    取得元: 入善町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-19
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和3年第21回(3月)定例会(第3号)  一般質問・質疑・委員会付託 2021-03-11 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 195 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 2 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 3 :  ◯13番(松田俊弘君) 選択 4 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 5 :  ◯総務課長小林一雄君) 選択 6 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 7 :  ◯結婚子育て応援課長梅澤武志君) 選択 8 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 9 :  ◯町長笹島春人君) 選択 10 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 11 :  ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 選択 12 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 13 :  ◯13番(松田俊弘君) 選択 14 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 15 :  ◯13番(松田俊弘君) 選択 16 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 17 :  ◯13番(松田俊弘君) 選択 18 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 19 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 20 :  ◯13番(松田俊弘君) 選択 21 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 22 :  ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 選択 23 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 24 :  ◯13番(松田俊弘君) 選択 25 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 26 :  ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 選択 27 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 28 :  ◯13番(松田俊弘君) 選択 29 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 30 :  ◯結婚子育て応援課長梅澤武志君) 選択 31 :  ◯13番(松田俊弘君) 選択 32 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 33 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 34 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 35 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 36 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 37 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 38 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 39 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 40 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 41 :  ◯副町長(梅津將敬君) 選択 42 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 43 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 44 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 45 :  ◯キラキラ商工観光課長(田中良一君) 選択 46 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 47 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 48 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 49 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 50 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 51 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 52 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 53 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 54 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 55 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 56 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 57 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 58 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 59 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 60 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 61 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 62 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 63 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 64 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 65 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 66 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 67 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 68 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 69 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 70 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 71 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 72 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 73 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 74 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 75 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 76 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 77 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 78 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 79 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 80 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 81 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 82 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 83 :  ◯住民環境課長(泉 友子君) 選択 84 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 85 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 86 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 87 :  ◯町長笹島春人君) 選択 88 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 89 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 90 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 91 :  ◯住まい・まちづくり課長(上浦雄治君) 選択 92 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 93 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 94 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 95 :  ◯結婚子育て応援課長梅澤武志君) 選択 96 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 97 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 98 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 99 :  ◯キラキラ商工観光課長(田中良一君) 選択 100 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 101 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 102 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 103 :  ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 選択 104 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 105 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 106 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 107 :  ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 選択 108 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 109 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 110 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 111 :  ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 選択 112 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 113 :  ◯2番(鍵田 昭君) 選択 114 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 115 :  ◯3番(池原純一君) 選択 116 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 117 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 118 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 119 :  ◯3番(池原純一君) 選択 120 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 121 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 122 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 123 :  ◯3番(池原純一君) 選択 124 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 125 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 126 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 127 :  ◯3番(池原純一君) 選択 128 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 129 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 130 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 131 :  ◯3番(池原純一君) 選択 132 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 133 :  ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 134 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 135 :  ◯3番(池原純一君) 選択 136 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 137 :  ◯町長笹島春人君) 選択 138 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 139 :  ◯3番(池原純一君) 選択 140 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 141 :  ◯町長笹島春人君) 選択 142 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 143 :  ◯3番(池原純一君) 選択 144 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 145 :  ◯元気わくわく健康課長(小路知子君) 選択 146 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 147 :  ◯3番(池原純一君) 選択 148 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 149 :  ◯元気わくわく健康課長(小路知子君) 選択 150 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 151 :  ◯町長笹島春人君) 選択 152 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 153 :  ◯3番(池原純一君) 選択 154 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 155 :  ◯町長笹島春人君) 選択 156 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 157 :  ◯3番(池原純一君) 選択 158 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 159 :  ◯町長笹島春人君) 選択 160 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 161 :  ◯3番(池原純一君) 選択 162 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 163 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 164 :  ◯3番(池原純一君) 選択 165 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 166 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 167 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 168 :  ◯3番(池原純一君) 選択 169 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 170 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 171 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 172 :  ◯3番(池原純一君) 選択 173 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 174 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 175 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 176 :  ◯3番(池原純一君) 選択 177 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 178 :  ◯建設課長(窪野 修君) 選択 179 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 180 :  ◯3番(池原純一君) 選択 181 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 182 :  ◯町長笹島春人君) 選択 183 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 184 :  ◯3番(池原純一君) 選択 185 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 186 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 187 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 188 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 189 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 190 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 191 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 192 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 193 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 194 :  ◯議長(野島 浩君) 選択 195 :  ◯議長(野島 浩君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 議事の経過  午前10時00分 開議 ◯議長(野島 浩君) 皆さん、おはようございます。  ただいまより本日の会議を開きます。  これより本日の日程に入ります。        ─────────────────────────            町 政 一 般 に 対 す る 質 問 2: ◯議長(野島 浩君) 日程第1 町政一般に対する質問を昨日に引き続き行います。  順次質問を許可いたします。  13番 松田俊弘君。  〔13番 松田俊弘君 登壇〕 3: ◯13番(松田俊弘君) 皆さん、おはようございます。  御存じのように、今日は東日本大震災からちょうど10年目の日となりました。改めて犠牲となられた方々に哀悼の意をささげ、避難を余儀なくされている方々が一日も早く元の暮らしに戻れることを願うものです。  かつては「災害は忘れた頃にやってくる」と言われましたが、最近では「災害は必ずやってくる」と言われるようになりました。  気象庁の発表によりますと、全国での震度5強以上の地震発生回数は東日本大震災以降73回に及び、うち震度7の地震は4回になります。また、温暖化によるとされる異常な集中豪雨や台風被害も頻発するようになりました。災害対策は日々怠りなく進めていかなければなりません。  そこで、まず町の災害対策について伺います。  入善町でも一昨年10月の台風13号の接近の際、高波災害に備え3か所で避難所が設置され、多いところでは20人の方が避難されました。昨年1月に国内で初めて確認された新型コロナの感染が瞬く間に全国に広がりました。私は昨年の6月議会でコロナ禍での避難所の在り方について取り上げました。当局は新型コロナウイルス感染症に対応した避難所の運営について、具体的な対応策や手順などを定めた避難所運営マニュアルの策定を検討していくとしていましたが、その留意点は何か答えてください。  一昨年のように複数の避難所設置となれば、役場職員だけでは対応は困難です。実際に町は避難所の立ち上げや運営について、地域の自主防災組織に中心を担うよう求めました。しかし、自主防災組織のほうには災害時のマニュアルがないため戸惑いが生じました。  私は早期に災害時の自主防災組織のマニュアルをつくり示すべきだと指摘してきましたが、どうなっているのか答えてください。
     町は、避難所のプライバシーと感染症対策のために段ボールのパーティションを購入していますが、段ボールは湿気に弱く管理に気を遣わなければなりません。また、設置にも時間がかかります。  先月13日、福島県で最大震度6強の地震が発生した際、相馬市が約1時間で避難所の設置を終えたことが話題になりました。その要因の一つに、相馬市は家庭用間仕切りテントを備えていたことが挙げられます。このテントは数分で設置が可能で、管理も容易です。町もこのような間仕切りテントを備えてはどうでしょうか。  次に、学童保育について伺います。  昨年の春の新型コロナ感染拡大に伴う全国一斉の休校は、春休みを挟んで3か月近くになりました。その間も学童保育は実施され、朝から夕方まで児童の面倒を見ていただいた指導員の皆さんには心から感謝を申し上げるものです。  全国では、都市部の学童保育を中心に3密が避けられないことが問題となりました。また、学校の学級編制でも少人数学級を求める声が広がっていきました。  現在、法に基づく学級編制は小学校1年生が35人、それ以外の小中学校では40人となっていますが、全国の声に押されて政府は小学校35人学級を進めることになりました。今後、毎年1学年ずつ35人編制とし、5年後に小学校で完全実施するとしています。また、中学校は後に検討するとしています。  小学校の普通教室の標準面積は63平方メートルですから、35人学級となると児童1人当たりの面積は1.8平方メートルとなります。一方、学童保育の面積要件は児童1人につき1.65平方メートル以上、1単位の人数はおおむね40人以下とされています。これらは感染症対策として十分なものと言えるのか聞かせてください。  町は、新年度からの入善小学校と上青小学校での利用人数を80人程度と見込み、それぞれ2部屋を確保することにしています。しかし、入善小学校では第1学童室が107平方メートルなのに対し、第2学童室はその半分以下の46平方メートルしかありません。80人の児童をこれらの部屋に分けると、どうしても40人を超える部屋ができてきます。上青小学校でも同じようなことになると考えますが、答えてください。  最後に、高齢者の介護や医療について伺います。  入善町、朝日町、そして黒部市でつくる介護保険組合の昨年度決算では、9億2,500万円の剰余金が出ました。そのほとんどが住民から集めた介護保険料です。なぜ多額の保険料が残っているのか。それは、介護職員不足で必要な施設整備が進まないことや、入所が制限されていることなどで十分なサービスが提供されないからです。住民の方からは、保険料を取っておきながらサービスが制限されるのは詐欺のようなものだと聞かされます。当局はこれにどう応えていくのか答えてください。  先日、町当局は新年度から始まる第7次総合計画の基本計画案を議会に示しました。それによれば、令和元年度で63人いた施設入所待ちの人数を令和7年には40人に、令和12年には30人にまで減らしていくとしていますが、どうやって実現するのか答えてください。  ところで、政府の医療政策にはあまりにも目に余るものがあります。1つは、医療費抑制のための公立病院の統廃合計画です。政府は、全国の公立病院の3割に当たる約440の病院の統廃合を都道府県に指示しています。コロナ禍の中で病床数を減らすなんてとんでもないと批判が広がるのは当然です。もう1つ目に余るのは、高齢者の窓口負担増です。政府与党は年金収入200万円以上の75歳以上の医療費の自己負担分を今の1割から2割にする方針を決めました。このことに対しても住民から怒りと不安の声が寄せられています。負担が増えることで受診控えが広がることが懸念されます。入善町内では一体どれだけの人が影響を受けるのか答えてください。  富山県と県内の市町村は、共同で重度心身障害者の医療費の自己負担分を助成していますが、その給付の在り方に重大な問題があります。64歳までの重度障害者は現物給付で医療機関での窓口負担はありません。しかし、65歳を超えると一旦自己負担分を全額窓口で支払い、その後、町に領収書や書類を提出して後に還付されることになっています。高齢になれば面倒な手続が求められるような制度は理解できません。なぜ年齢で違いを設けているのか答えてください。  以上が私の質問です。 4: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求めます。  災害対策についてを小林総務課長。  〔総務課長 小林一雄君 登壇〕 5: ◯総務課長小林一雄君) 松田議員の災害対策に係る御質問のうち、まず、新型コロナウイルスに対応した避難所運営マニュアルについてお答えいたします。  大地震をはじめ豪雨や台風などによる風水害、河川の氾濫による洪水など、町内において大規模な災害が発生するおそれがある場合、あるいはこのような大災害が発生し自宅での生活が困難となった場合、町では直ちに公共施設に避難所を開設することとしております。  避難所に避難した被災者の皆さんは、数日から1週間、場合によっては長期間にわたり避難所での共同生活を余儀なくされることが想定されます。  このため町では、避難所を迅速かつ円滑に開設、運営することが重要と考えており、避難所運営に係る基本的な方針をはじめ、災害発生から避難所の開設・運営の流れや手順、運営体制などをまとめた避難所開設・運営マニュアルの策定を進めているところであります。  議員御質問のように、避難所を運営するためには留意すべき点がありますが、その一つとして地域住民の協力が必要不可欠と考えております。  本町で大規模な災害が発生あるいは発生するおそれがある場合、町職員が直ちに避難所となる公共施設に駆けつけ、避難者の受入れに必要な準備など、応急的な初動活動に取り組むことになります。しかしながら、町は同時に災害対策本部に係る災害応急復旧業務や被災者支援業務など、多岐にわたる対応業務に取り組まなければならないため、開設後の避難所運営に町職員を集中的に配置することは非常に困難になるものと考えております。そのため、避難所運営について、町、自主防災組織、自治会、避難者などの相互協力による運営が必要であるものと考えております。  また、円滑な避難所運営には男女の視点、要配慮者の視点を取り入れた避難所づくりといった観点も重要と考えております。共同生活でプライバシーを守ることは非常に重要であり、男女別のトイレや更衣室、洗濯場などの設置をはじめ女性用品配布への配慮など、男女それぞれの視点を取り入れた避難所運営が必要と考えております。あわせて、障害者や高齢者、乳幼児、妊産婦など要配慮者優先したスペースの確保や避難所レイアウトの検討もしていかなければならないものと考えております。  さらに、新型コロナウイルスの感染防止も留意すべき点と考えております。多くの被災者が集まる避難所においては密閉、密集、密接といった状況が発生しやすく、新型コロナウイルスをはじめとした感染症の集団感染発生の危険性が高まります。このことから、避難者や運営スタッフの手洗い、マスクの着用といった基本的な感染防止対策の徹底をはじめ、マスクやアルコール消毒液、非接触型体温計などの感染対策用品の整備、避難者間の距離の確保や室内の十分な換気などが必要となります。  先般、県から新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営マニュアルの策定指針が示されているところであり、避難所を開設する場合においては新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営は必須であると考えております。このように、新型コロナウイルス感染防止に対応し、適切で円滑な避難所運営の構築を念頭に置き、マニュアルを策定しているところであります。  次に、自主防災組織の役割と避難所運営マニュアルについてお答えいたします。  先ほど答弁させていただきましたが、町内で大災害が発生した場合、行政だけでは対応が極めて困難になることから、小さな集落単位、町内会単位での助け合いの行動が必要不可欠と考えております。  そのため町では、顔が見える町内会などといった単位により日頃から自主的な防災活動を行う自主防災組織の結成を推進しております。自主防災組織につきましては現在53組織が結成されており、その内訳は、旧小学校単位で10組織、町内会単位で43組織となっております。  災害時における自主防災組織の主な役割としては、災害情報の伝達や避難誘導をはじめ初期消火活動、救出活動、食料品や救援物資の受入れ、そして避難所運営などがあります。  このうち、避難所運営において自主防災組織に御協力いただきたい活動としまして、まず避難者の受入れと避難者名簿の作成が挙げられます。避難者の受入れ時には手指の消毒、マスク着用、検温などを呼びかけるとともに、避難者名簿を作成し、避難人数や負傷者、要配慮者などの把握を行っていただきたいと考えております。  また、避難所における必要な機能の適切な配置も重要であり、御協力いただきたい活動となります。避難所には、避難者の受付場所や滞在・居住場所をはじめ給水場所、食料・物資保管場所、男女別のトイレや更衣室、要援護者に配慮した専用スペース、ごみ置場、情報掲示場所などが必要であり、円滑に運営できるよう配置するとともに、滞在・居住スペースには間仕切りや段ボールベッドなどを適切に設置しなければなりません。  さらに、避難生活の長期化が見込まれる場合においては避難所運営の体制づくりが必要となることから、自主防災組織や自治会、避難者などが中心となり避難所運営委員会を立ち上げる必要があります。避難所運営委員会は定期的に会議を開催し、避難所内のルールの決定や課題・問題への対応を協議するほか、総務班や食料物資班、施設管理班、情報広報班、保健衛生班などといった班編成を行い、運営に必要な活動を行うことになります。  このように避難所における自主防災組織等による共助の力は非常に重要であることから、分かりやすい避難所開設・運営マニュアルの作成に努め、自主防災組織へお示ししたいと思っております。  また、避難所となる公共施設や地域の特性に応じて各地区独自のマニュアルの作成も必要であり、町としても作成に協力してまいりたいと考えております。  なお、新年度においては総合防災訓練の中で避難所開設運営訓練を計画しており、自主防災組織などの参加の下、町のマニュアルに沿い実効性のある訓練を実施することにより、自主防災組織などをはじめとした町民の防災意識をさらに高めてまいりたいと考えております。  次に、家庭用間仕切りテントの整備についてお答えいたします。  町では、迅速な避難所の開設・運営や新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営などを見据え、現在、避難所運営資機材の整備を進めております。  資機材の内容については、段ボール間仕切りや多目的テントをはじめパック毛布、簡易トイレ、段ボールベッドなど寝具一式、感染対策用品などであり、町内の主要避難所20か所分について全小中学校8校へ拠点的に配備を進めております。  議員御質問の家庭用テントにつきましては、スチール製ポールとナイロン製の幕が一体となった多目的テント製品であると認識しております。ほぼワンタッチで設置することが可能であり、町においても間仕切り用として検討を行ったわけでありますが、段ボール間仕切りのほうが組立てが簡単なこと、大量購入を考えるとスチール、ナイロン製品に比べて非常に安価なこと、このことから、避難所の使用で汚れや破損等が発生した場合においても新しいものに取り替えやすいことという利点があるものと考えております。  一方、多目的テントにつきましては更衣室用、授乳室用に有用と考えており、このために必要な数を購入しております。  いずれにいたしましても、新型コロナウイルス感染防止の徹底を図りながら、迅速で円滑な避難所の開設・運営体制の構築を目指して事業を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願いいたします。  以上、答弁とさせていただきます。 6: ◯議長(野島 浩君) 次に、学童保育についてを梅澤結婚・子育て応援課長。  〔結婚・子育て応援課長 梅澤武志君 登壇〕 7: ◯結婚子育て応援課長梅澤武志君) 学童保育についての御質問にお答えをいたします。  町では、小学生の保護者の皆さんが放課後にも安心してお子さんを預けて働くことができるよう、各地区の学童保育運営委員会や指導員の皆さんの御協力をいただきながら、学童保育サービスの充実に取り組んできたところであります。  まず、学童保育の面積要件は児童1人につき1.65平方メートル以上、1単位の人数はおおむね40人以下としているが、感染症対策として十分かとの御質問にお答えいたします。  議員御指摘のとおり、国では学校の少人数学級については以前から検討されておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、人数を減らさないと教室の密は防げないとの声の高まりを受け、小学校においては5年をかけて段階的に35人学級へと引き下げられることとなりました。なお、富山県では先行して実施する計画と伺っております。  町の学童保育においては、国の基準を引用する放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例により、面積基準については児童1人につき1.65平方メートル以上、児童数については1つの学童保育を構成する児童数はおおむね40人以下としておりますが、現在のところ引用する国の基準について特に見直しが行われるなどの情報はありません。  学童保育における新型コロナウイルス感染症対策としては、まず学童保育室においては、面積基準である児童1人につき1.65平方メートル以上を確保しつつ、密を避けるためできるだけ間隔を空けて座ったり、学童室だけではなく体育館を利用したりするなど、子どもたちの活動に配慮をしております。  さらに、基本的な感染症対策としてマスクの着用や手洗い、手指消毒の徹底、小まめな換気やテーブル、使用した遊具等の消毒を行うなど、各学童保育の指導員の皆さんに多大な御協力をいただいており、指導員の皆さんには改めて感謝を申し上げます。  また町としましても、12月議会でもお答えをいたしましたが、指導員の皆さんの負担を軽減するため、空気清浄機やオゾン発生器などの感染症対策備品を充実させたほか、担当職員が定期的に巡回し、各学童保育の状況を十分に把握しながら指導、アドバイスを行い感染症対策に当たっております。  次に、1部屋の利用人数が40人を超えるところが出るのではないかとの御質問にお答えをいたします。  町では、利用を希望する児童を全て受け入れたいとの思いから、令和2年3月に1つの学童保育を構成する児童数はおおむね40人以下という基準について、経過措置として当分の間これによらないことができると条例改正を行い、利用希望児童を全て受け入れております。そのことから国が求める40人の基準を超える学童保育もありますが、活動に必要なスペースと児童の安全が確保できるよう、複数の部屋を利用し児童1人につき1.65平方メートルを十分に超える面積を確保して学童保育を行うなど、配慮をしているところであります。  例えば入善学童保育につきましては、入善小学校の大規模改修工事に合わせて今年度、学童保育室の増設工事を行ったところであり、既存の学童保育室との合計面積は132平方メートルから153平方メートルに増加したところであります。令和3年度の利用見込み人数が81人であるため、1人当たりの面積は1.89平方メートルとなり、1.65平方メートルを超える面積が確保できる見込みであります。  また上青学童保育につきましては、2部屋の合計面積が141平方メートルに対し80人の利用児童数が見込まれることから、1人当たりの面積は1.76平方メートルとなり、面積基準は確保されるものの余裕がない状態となっていることから、教育委員会事務局や上青小学校と協議をし、さらに学校の1教室を放課後に利用させてもらうこととしており、3部屋の合計面積が209平方メートルとなることから1人当たりの面積は2.61平方メートルとなり、十分な面積が確保できる見込みであります。  議員御質問のとおり、各部屋の面積や利用する人数には差があり、場合によっては40人を超えることもありますが、活動に必要なスペースは十分に確保しておりますので御理解を賜りますようお願い申し上げます。  学童保育は、今やなくてはならない重要な子育て支援サービスであり、町といたしましては、今後も運営委員会や指導員の皆様方の御協力をいただきながら、継続的に質の高いサービスを提供できるよう努めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 8: ◯議長(野島 浩君) 次に、高齢者の介護と医療のうち、介護保険料の余剰金についてを笹島町長。  〔町長 笹島春人君 登壇〕 9: ◯町長笹島春人君) 私のほうからは、高齢者の介護と医療についての御質問のうち、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合に関する御質問にお答えをいたします。  まず冒頭に、詐欺のようなものだとの意見があるという発言がございました。「ようなもの」さえつければどういう発言でもいいというふうには私は考えておりません。我々もいろんな計画を立てて、一つでも多くしっかりと実現するための努力をした結果、相手のある話というふうなことも含めて残念ながら実現できなかったことが詐欺のようなものだと言われること自体、私は本当に残念に感じております。保険料を取っておきながらサービスが制限されるのは詐欺のようなものだとの声があるが、これにどう応えるのか、私は答えようがないというふうに思います。ただ、今回の質問に対しまして、これまでの経過、そして今後の対応について説明をさせていただきたいと思います。  御存じのように、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合では、このたび令和3年度から3か年における第8期介護保険事業計画を策定したところであります。  それによりますと、要介護認定者を含めた将来人口推計において、介護保険制度開始以来増え続けてきた第1号被保険者数も令和3年度にはピークを迎え、その後、緩やかに減少が始まる、そういう見込みとなっております。一方、高齢化率は増加し、要介護認定者や介護サービス利用者は増え続けるものと推測いたしております。  このように、今後は介護保険料を負担していただける方が減る一方で介護サービス利用者は増え続けていることから、次期計画は国からの指針に基づき、団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となる2025年や、団塊ジュニア世代が65歳以上の前期高齢者となる2040年を見据えた中長期的な視点を踏まえた内容となっております。  一方、議員御承知のとおり、介護保険事業は計画期間である3年間において必要な介護サービス量などに見合うように保険料を設定する中期的な財政運営方式を採用しております。  このような制度の下、介護保険がスタートした第1期から第3期までの9年間では約4億円の余剰がありましたが、第4期と第5期の6年間では介護保険サービスに係る給付が計画値を上回り、約3億1,000万円の財源不足が生じております。その後、第6期では約5億1,000万円の余剰を、第7期では平成30年度と令和元年度の2年間で約2億2,000万円の余剰となっております。  このように、計画期間中の施設整備状況や介護サービスの利用状況に応じて剰余金が出る期間もあれば不足となる期間もあり、なかなか3年間の財政状況をしっかりと均衡を保つことは不可能に近いというふうに思います。  議員御指摘の組合における約9億2,500万円の剰余金は、令和元年度末までの累積額でありますが、うち約1億1,200万円につきましては令和元年度の保険給付費に係る法定負担の精算分でありまして、翌年度に国、県、支払基金及び構成市町に返還されるものであります。残る約8億1,300万円が第1号被保険者の皆様からの保険料分に当たる剰余金ということになります。  組合では、介護保険料は介護保険サービス事業の費用を賄うために頂いたものであり、その剰余金については基本的に被保険者に還元されるべきものとの考えに立ち、このたび組合においてこれらの剰余金の管理、活用を図るため、介護給付費等準備基金を創設したところであります。  これは、来年度からの第8期計画期間以降、団塊の世代が75歳以上となる2025年、団塊ジュニアが65歳以上となる2040年を見据えたとき、今後もさらに介護給付費の上昇が予想されるわけでありますが、そのためにも保険料の余剰を基金として積み立て、将来の財源不足あるいは保険料の急激な上昇の抑制に活用していこうという狙いであります。  このたび決定された第8期における介護保険料につきましては、この剰余金から3億3,100万円を充当することで、本来ならば保険料の平均月額5,933円となるところを第7期と同額の5,600円に抑えることにより、剰余金を広く被保険者に還元することといたしております。このことにより県内でも低い保険料が維持できるものと考えております。  町といたしましては、介護や介護予防が必要な皆様が今後も必要なサービスを選択し、可能な限り住み慣れた地域で家庭において安心して生活を送っていただけることが大切であると考えております。そのためにも、今後も引き続き介護人材の確保・定着策に努めるとともに、介護保険組合との連携をより強化しながら、介護サービスの充実や介護予防のより一層の推進に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 10: ◯議長(野島 浩君) それでは次に、施設入所の待機者から最後までを真岩保険福祉課長。  〔保険福祉課長 真岩芳宣君 登壇〕 11: ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 第7次総合計画における施設入所の待機者数の目標値の実現についてお答えいたします。  まず、第7次総合計画においては、福祉・医療の充実と支える社会の仕組みづくりを政策の柱の一つとしております。その中で、まちづくりの進め方として福祉で支える暮らしの推進を掲げ、これを実現するため高齢者福祉の推進と高齢者の生きがいと居場所づくりの推進の2点の取組を掲げております。  これらの取組の効果を示す目安としまして、介護度3以上の特別養護老人ホームの入所待機者数を指標として設定しており、その中で令和元年度の実績である63人を基準とし、令和7年度には40人、令和12年度には30人まで減らすことを目標としております。  この指標の背景となる町内の高齢者の状況を説明させていただきますと、排せつ、入浴、着替えにおいてほぼ全介助が必要な要介護3以上の方は令和元年度末現在で589人、認定者全体の約35%を占めております。一方で、現在、町内の特別養護老人ホームや介護老人保健施設は3施設あり、定員は340人であります。また、地域密着型の小規模特養や認知症グループホームは8施設あり、定員は112人であります。  他の市町に比べ本町は県内でも施設数はかなり恵まれているほうではありますが、どの施設も満床状態であり、常に待機者がいる状況が続いております。  また、令和3年度から5年度までの3年間を計画期間とする第8期新川地域介護保険事業計画では、将来人口推計において団塊の世代が75歳を迎える2025年では、管内の高齢化率が36.6%、さらに2040年では45.3%と推計しており、要介護認定者数も増加すると推計しております。  この計画中、施設サービスの整備に関しては、いわゆる介護保険3施設である特別養護老人ホームや老人保健施設、介護医療院については現状を維持することとしながらも、地域包括ケアシステムの充実を図るために認知症グループホームを45床整備するなど、地域密着型サービス施設の充実を図っていくこととしております。  このうち本町におきましては、令和3年度に認知症グループホームが2か所、27床開業される予定となっております。これにより、特別養護老人ホームの入所待機者の一部が認知症グループホームの入所へ移行するものと考えられることから、待機者数の目標値についてはこの認知症グループホームの施設整備の影響も加味した数値となっております。  しかしながら、施設などハードの整備だけでは今後の高齢化率の伸びや要介護認定者数の増加には到底対応できるものではありません。そのため、今後さらに介護予防の推進や地域の見守り体制の強化などにより、地域包括ケアシステムの推進を図ることが重要になってくるものと考えております。  また、何より高齢者の方々が住み慣れた地域でいつまでも安心してその人らしく暮らし続けることができるような環境こそが、皆さんが望んでおられる社会であろうかと考えております。今後、このような環境づくりに対する取組を強化していくことで、施設サービスと在宅サービスの適切なバランスを維持し、入所待機者抑制の実現につなげてまいりたいと考えております。  次に、後期高齢者の医療費自己負担分の引上げに関する御質問にお答えいたします。  このほど国においては、令和4年度後半の執行を念頭に置き、課税所得28万円以上及び単身で年収200万円以上の後期高齢者の医療費窓口負担を現行の1割から2割に引き上げることを盛り込んだ医療制度改革関連法案を閣議決定したところであります。  そこで、その影響を受ける人数についてでありますが、富山県後期高齢者医療広域連合が実施した調査によりますと、負担割合が1割から2割に引き上げられる被保険者数は、推計値でありますが、入善町では697人であり、全被保険者数のうち14.6%が影響を受けるという調査結果が出ております。  なお、全国では370万人が影響を受けるとされておりますが、このうち2割負担への変更の影響が大きくなる長期にわたり頻繁に受診が必要な患者については、施行から3年間、月の負担増を最大でも3,000円に収まるようになる配慮措置をこの改革案では設けることとしており、この配慮措置を受けられる者の割合は約80%と国が見込んでおります。  次に、重度心身障害者の医療費助成の給付の違いに関する御質問にお答えいたします。  現在、町では、県単独医療費助成制度に合わせて、65歳未満の重度心身障害者に対する医療費助成につきましては現物給付の支給とし、65歳以上の重中度心身障害者への医療費助成は償還払いでの支給としております。  この2つの医療費助成は、それぞれ支給方法の異なった別の制度としてスタートし現在に至っているという経緯があります。  一般的に、それぞれの支給方法においてはメリット、デメリットがあると言われていますが、受給者の立場からしますと、現物給付方式は役場での申請手続が省略できるため利便性が高いというメリットがあります。  しかしながら、この65歳以上の重中度心身障害者に対する医療費助成は県の補助事業として県内全ての市町村が取り組んでいることから、医療機関や国保連合会など関係機関との調整が不可欠であり、変更には県全体として統一的な対応が必要であると考えております。また、仮に町単独で現物給付に移行するとした場合、県内の関係機関と町が協定を締結しなければならないことや、多額のシステム改修費用が発生することなどの課題もあります。  こうした中、先般、「ワンチームとやま」連携推進本部におきまして、県市町村連携推進項目案の一つとして県単独医療費助成制度の在り方検討が提案されております。具体的には、65歳以上の障害者の医療費助成について、現状把握、試算、他県の状況把握をし、医療費助成システム改修に係る補助の考え方について整理を行うなどとしており、今後議論を深めていくことが提案されております。  町としましても、こうした県内での動きに合わせまして、今後も県や県内他市町村と連携を図りながら、今後の医療費助成制度の在り方について方向性を探っていきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 12: ◯議長(野島 浩君) それでは再質問ということでありますけれども、松田議員にちょっと申し上げます。
     再質問の前に、先ほどの質問の内容の通告書の部分と今の発言の中に一部相違がありましたし、何かといいますと、余剰金9億2,000万ですか、を取っておきながら詐欺まがいと、こういった表現というのは私は適切ではないというふうに思いますので、もしよろしければこの場で訂正させていただけますか。通告書では「おかしい」というふうになっております。よろしいですか。 13: ◯13番(松田俊弘君) この質問通告書を出したときに私は詐欺まがいというふうに表現いたしました。ただし、これは私が言ったことではなくて、住民から聞かされた言葉です。それで、ホームページにも載ることだから、議運の委員長から、この言葉はホームページに載せる部分に関しては直してほしいと、もちろん本会議であなたがその言葉を使うことに関しては制限をしないと、そういう話がありましたので、通告と私がさっき述べたことと若干差異が出てきたわけです。  それから9億2,500万円、これが全て保険料でないということは私ももちろん承知していました。昨年の12月議会でもほとんどが保険料だというふうに表現していましたが、今回ちょっと字数の関係でそこが詳しく書けなかったということであります。 14: ◯議長(野島 浩君) 分かりました。それで、ホームページ等々と言われましたけれども、公共の電波で町民の皆さん方が聞いておられますので、万が一、それを素直に取られて、いわゆる誤解されるという部分もあろうかと思います。私は通告どおり「おかしい」という表現で訂正されたほうがよろしいかと思いますが、よろしいですか。 15: ◯13番(松田俊弘君) この議論、ちょっと時間を止めてもらえますか。 16: ◯議長(野島 浩君) それでは、暫時休憩ということで、休憩させていただきます。 17: ◯13番(松田俊弘君) 議会運営委員長が、いいですか。 18: ◯議長(野島 浩君) 議運を開きたいと思います。暫時休憩ということで。  午前10時52分 休憩        ─────────────────────────  午前11時32分 再開 19: ◯議長(野島 浩君) それでは、会議を再開いたします。  再開いたしますが、今ほどの議会運営委員会の結果でありますけれども、先ほど松田議員の発言の中に不適切ではないかという発言がありました。その件について、議員の発言は尊重されるべきものでありますが、一部誤解を招かれるような発言がありましたので、それを協議しました結果、今後、発言に対しては適切な言葉を選ばれるようお願いしたいということで、皆さん方に御報告いたします。  それでは、会議を続行いたします。  再質問に入ります。  13番 松田俊弘君。 20: ◯13番(松田俊弘君) 先ほど私も大変厳しい言葉を使いましたけれども、あの言葉を私は住民から聞かされて、私自身が大変なショックを受けたんです。そういうふうに取る人もいるのだなと、そう言われても仕方ない部分もあるなと私は思って聞きました。それで、あえてあの言葉を使わせていただいたわけです。  それで、先ほど総合計画の実施計画案について触れさせてもらいましたけれども、町当局もこの問題には頭を痛めているというのは私も理解しています。  基本計画の中にこういう文言がありました。介護人材不足により、一部では定員まで対応し切れていない介護施設が発生していることなどから、介護従事者の処遇改善を含めた人材の確保・育成を推進というふうな表現があるんですけれども、どう今後処遇改善を進めていくのか。私は本当は、本来はこれは国の責任がほとんどだと思っていますけれども、町の基本計画の中にこういう文言を入れるということは、それなりに町としても処遇改善を進めていこうというお気持ちがあるのかどうか聞かせていただきたいと思います。 21: ◯議長(野島 浩君) 真岩保険福祉課長。 22: ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) お答えします。  処遇改善につきましては、今ほど議員さんが言われましたように、基本的にはこれは制度上の問題でございまして、その点におきましては、やはり国においてしっかりされるべきものというふうに町としても思っておるところでございます。  総合計画にそういった文言も入れたということは、これからも、町として事業化するとかそういったこととは別に、国にいろいろ意見していくとか求める、そういった行動も含めまして今後の指針としていこうといったことを込めたものでございます。 23: ◯議長(野島 浩君) 13番 松田俊弘君。 24: ◯13番(松田俊弘君) 町は処遇改善ではないですけれども、人材確保のために様々な形で給付制度を設けていますけれども、一歩踏み込んでやっぱり処遇改善なんかも独自にやっていかなきゃならない時期に来ているんじゃないかと私は思います。これは平行線をたどりますからここまでにしておきます。  重度障害者の医療費助成のことなんですけれども、別の制度としてスタートしたけれどもと言われましたけれども、これは本当におかしく見えるんですよね。65歳を超えて高齢になったら面倒な手続が出てくるというのは、これは誰が考えても理解できない。  先ほど課長の話の中でも、県の市町村の首長が集まってワンチームとやまの会議がありまして、その中でこのことを取り上げられた首長さんもおられました。じゃ、入善町はどういう方針でこれに対応していくのか、このことははっきり示されませんでした。これを改善していく、つまり65歳を超えても現物給付としていくんだという方針をしっかり町も示してほしい。これは県全体でやらなきゃならんのは分かりますけれども、富山市は独自にこれをやっているんですよ。65歳以上も現物給付にしているんです。だから、やれないことはないと思いますし、それは県が一斉にやれればそれは一番いいことですから、そのことを積極的に提案していく考えはないんでしょうか。町長、どうでしょうか。 25: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  真岩保険福祉課長。 26: ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) 65歳以上のほうだけがなぜなっていないかというのは、これは過去の歴史から、先ほども述べましたように、制度上別々のものでスタートしたということがございます。これを現物給付化するには、先ほども言いましたようにいろんな課題があります。簡単に言いますと、町単独ではやはりできないというのが今の思いであります。  そこで、できるとすれば、みんな一緒になってやる必要があろうということを思っております。富山市さんは一部単独でやっておられることも確かにそうなんですが、完全に全部どこの医療機関も対応できているわけでもございません。  そこで、今せっかく県内で市町村が連携して課題解決できないかという動きが出始めましたので、町も同様に、これからの検討について、いろいろまた参加させていただくなり意見を述べさせていただくなり、一緒に考えてまいりたいというふうに思っております。 27: ◯議長(野島 浩君) 13番 松田俊弘君。 28: ◯13番(松田俊弘君) 11月にこの問題で県と交渉してまいりました。県の担当者は、オフレコではないんだけども、実情を吐露されました。一部の自治体がこれに反対しているんだと。65歳以上も現物給付にすることに対して反対していると。えっと思ったんですけども、どこの自治体だと、まさか入善町じゃないだろうなというふうに思いましたけれども、理由は現物給付にすると医療費がかさむからだって。そんなばかな話は私はないと思いますけれどもね。  入善町としても65歳以上も現物給付にするんだという方向で推進していってほしいと思います。全県の首長さんに呼びかけてほしいと思います。  あと、学童保育についてなんですけれども、1.65平方メートル以上というのが面積要件で40人以下と。それで、昨年の全国一斉休校の際には学童保育はずっとそのまま実施していたわけで、学校が休みになっているのに学童保育はやりなさいというのが国の方針でした。だったら、学童保育の3密対策をもっと徹底的にやっていかなきゃならないという思いが私はします。  嫌なことを話しますけれども、イタリアはこの4日から全国一斉の休校に入りました。何でかというと、新種変異株がイタリアでも広がって、小さい子どもたちがどんどん感染していったんですよ。慌てて首相が一斉休校にするということで、変異株の拡大が新たな問題を引き起こしてきていると。  残念ながら日本でも変異株が広がっていて、多くの皆さんも第4波は避けられないというふうに思っておられると思います。いまだに1,000人を超える人たちが毎日感染しているわけですから。今度3月末から4月に関して人が移動します。また昨年のように広がっていくだろうというのは、これは覚悟しなきゃならんと思っているんですけども、そのためにも、学童保育のこれまでの要件では非常に不十分だと思います。聞くところによると、上青はもう3つ目の教室を確保されているということなのでちょっと安心しました。入善小学校の学童保育も1部屋で50人近い生徒を入れることになると思うんですけれども、ここはもう1部屋確保できないんでしょうか。 29: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めますが、梅澤結婚・子育て応援課長。 30: ◯結婚子育て応援課長梅澤武志君) 入善学童保育については、1部屋というか増築をさせていただいて、旧の部屋と合わせて今、平米数153。間仕切りというのは基本的にないので、一体的に利用しています。大きな部屋になった状態ですので、そこら辺は人数が何人というようなことではなくて、先ほど答弁でも申し上げましたが、面積をしっかり確保して活動できるようにという心がけをしております。 31: ◯13番(松田俊弘君) 時間が過ぎましたので。 32: ◯議長(野島 浩君) よろしいですか。  以上で松田議員の一般質問は終了いたしました。  ここで議場内の皆様にお諮りいたします。  この後、鍵田議員の一般質問が予定されておりましたが、ここで暫時休憩し、残る町政一般に対する質問をお昼1時から再開したいと思いますが、いかがでしょうか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 33: ◯議長(野島 浩君) それでは、暫時休憩とさせていただきます。  午前11時43分 休憩        ─────────────────────────  午後 1時00分 再開 34: ◯議長(野島 浩君) 休憩前に引き続き開議いたします。  町政一般に対する質問を続行いたします。  2番 鍵田 昭君。  〔2番 鍵田 昭君 登壇(質問席)〕 35: ◯2番(鍵田 昭君) 議場の皆さん、そしてケーブルテレビを御覧の皆さん、こんにちは。会派、アクセスの鍵田 昭です。今回、発言の機会をいただき、誠にありがとうございます。  ところで、毎日コロナウイルスにかき回され、経済的にも精神的にももう限界だと思われる方がたくさんおられると思いますが、行事はちょうど丸1年自粛し、入善町でも卒業式や入学式、成人式も規模縮小で行っています。ワクチンと治療薬が完成するまでは自粛しなければならないと思いますので、いつまで続くのか見当がつきません。  また、今年の冬は昨年と打って変わって一気に雪が降り積もり、高速道路の閉鎖によりトレーラーが町道や県道で立ち往生し、町内の各地で道を塞ぎ交通遮断現象を起こしてしまいました。  そこで私は、今回、この原因であります地球温暖化の対策として、町の脱二酸化炭素と資源ごみ対策、そして人口減少対策の課題を町当局に投げかけるとともに、今年度の大雪で各福祉施設も休業を余儀なくされましたが、町の対応を聞きたいと思います。  それでは、通告にのっとり、私にとっては初めてですが、一問一答方式で質問させていただきます。  まず、脱炭素化への対応と資源リサイクルについて、入善町の対応はどこまで進んでいるのかお尋ねいたします。  現在、世界中で地球温暖化への対応が進んでいます。日本も2050年までの温室効果ガス排出量80%削減に向けて動いています。カーボンプライシング、すなわち炭素税は1990年にフィンランドが初めて導入し、その後、EUの加盟国の多くに広がったそうです。  日本でも、炭素税である地球温暖化対策税が2012年から導入されました。二酸化炭素の排出量1トン当たり289円を企業等に税として負担してもらうもので、年間2,500億円程度の税収があるそうです。  自動車業界は石油燃料から水素燃料へ、また電気自動車へと転換しています。先日、YKKが目標に達したとの報道があり、富山市も3月1日、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティ実現に向けて取り組むと宣言されました。  温暖化対策で原子力発電が最も重要だと電力会社各社が原子力発電に走りましたが、10年前の本日、福島原発が浸水し放射線をまき散らしたため、今も原発の見通しが立っていない状況でございます。今から火力発電を石炭からアンモニア、水素を使う実験もすると言っております。  ところで、現在の入善町における脱炭素化に向けた取組状況を御返答願います。 36: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求めます。  泉住民環境課長。 37: ◯住民環境課長(泉 友子君) お答えします。  地球温暖化は世界的に重要な環境問題の一つであり、町でも温暖化防止のため、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスの排出量の抑制に取り組んでおります。  取組としましては、省エネルギー関連、再生可能エネルギー関連、廃棄物の減量の推進、環境教育・啓発活動に分けてそれぞれ事業を行っております。  主なものとしましては、省エネルギー関連では家庭での節電や省エネの生活の普及を促進し、再生可能エネルギー関連ではうるおい館や地区公民館、学校などの公共施設への太陽光発電設備の導入、浄化センターにおける風力発電設備の整備、海洋深層水を活用した温度差エネルギーの利用などを行っております。  また、廃棄物の減量対策としましては、町内6か所の再生広場や各地区の資源ステーションでリサイクル品の回収を行っており、リサイクルを進めて循環型社会の形成を目指しております。  以上です。 38: ◯議長(野島 浩君) 再質問を受けます。  2番 鍵田 昭君。 39: ◯2番(鍵田 昭君) 現在、新庁舎建設に取り組んでいますが、新庁舎完成後には庁舎屋上に太陽光発電の設備や風力発電、小水力発電の計画はあるのでしょうか、お答え願います。 40: ◯議長(野島 浩君) 梅津副町長。 41: ◯副町長(梅津將敬君) 昨日の松澤議員の代表質問で、庁舎の非常電源の答弁の中で申し上げましたが、太陽光発電については今考えているところであります。ただ、どれだけの規模になるのか、これはまだこれからの調査ということになるかと思います。  そのほか、今ほど言われました風力発電あるいは小水力発電、それについては今後の課題というふうには思っておりますが、今まだそこまでは検討しておりません。 42: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 43: ◯2番(鍵田 昭君) ありがとうございます。  次に、関連として、横山の洋上風力発電の進捗状況について伺います。  ゼロカーボン実現に取り組む姿勢は、町当局と企業が手を組んで取り組むべきことだと思われます。でも、現在、コロナ禍の影響で企業の業績も下降ぎみで、設備投資もままならない状況だと思われますが、進捗状況はいかがなものでしょうか。お答え願います。 44: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  田中キラキラ商工観光課長。 45: ◯キラキラ商工観光課長(田中良一君) お答えします。  議員御質問の洋上風力発電事業は、秋田県を中心に広く風力発電事業を手がける株式会社ウェンティ・ジャパンが清水建設株式会社と共に入善町横山地区の沖合に風力発電設備を建設するものであります。この事業を行う株式会社ウェンティ・ジャパンは、秋田県や北海道において38基もの風力発電設備を整備した豊富な実績を有している会社であり、入善町におきましても着実に事業が推進されるものと期待しているところであります。現在の事業の進捗状況につきましては、古黒部地内において洋上風力発電設備の設計確認を行うため、風速と風向を計測する風況調査を継続して行っておられます。  また、平成30年から株式会社三井E&Sが実施しておりました地質調査や追加のボーリング調査の結果を踏まえ、経済産業省の工事計画の審査を受けるために必要な第三者機関による風力発電設備本体や海洋基礎構造物の設計審査が昨年11月から開始されたところであります。11月の審査に提出した計画書につきましては、今のところ大きな計画変更となるような大きな指摘はなかったという報告を受けております。  また、11月から現在にかけましても月に1回程度の設計審査が行われており、一つ一つ課題が解決されていっているというふうに聞いております。  今のところ審査がいつ終了するかということについては分からないものの、順調に事業着手に向けて進んでいるものと考えております。  さらには、審査に一定のめどが立った段階において、陸上での送電ルートの検討を進めるとともに、工事の着手前には横山地区をはじめとする関係地区や漁業権を有する入善漁業協同組合での説明会を開催するほか、県など関係機関への各種許認可の手続を行うこととしているというふうにも伺っております。  町といたしましては、この風力発電事業は脱炭素化の実現に向けて注目される事業であると考えており、順調に進捗するためにも、地元住民や入善漁業協同組合、県など関係機関との調整など、できる限りの支援をすることで早期完成に向けて対応してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 46: ◯議長(野島 浩君) それでは、再質問を受けます。  2番 鍵田 昭君。 47: ◯2番(鍵田 昭君) 次に行きます。
     次に、容器包装リサイクル法に取り組んでおられるかをお聞きしたいと思います。  富山県におきましては、レジ袋の有料化を全国に先駆けていち早く実施し、その活動は昨年、全国的に広がりました。スーパーではマイバッグまたはマイバスケットを持参される方が多いのは、エコへの関心が高いのか5円を払うのが嫌なのかは分かりませんが、町での対応をお聞かせください。  昨日の新聞でも、コンビニの使い捨てのスプーンやストローも要るか要らないかを聞いて渡すとのプラスチック資源循環促進法案が来年4月からの施行を目指すと書いてありました。お答え願います。 48: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  泉住民環境課長。 49: ◯住民環境課長(泉 友子君) お答えします。  容器包装リサイクル法は、家庭から排出されるごみの重量の約2割から3割を占める容器包装廃棄物について、リサイクルを推進して廃棄物の減量化を図るとともに、資源の有効利用を図るために制定されたものであります。  町では法の施行に伴い、平成7年から各地区の資源ステーションで月1回、瓶、缶の収集を始め、平成9年からは上原再生広場を設置して、瓶、缶、ペットボトル、紙パックの回収を始めております。また、平成15年からはリサイクル品目にプラスチック製容器包装、紙製容器包装、段ボールを追加しております。  再生広場につきましても、平成17年までに町内6か所に再生広場を建設し、リサイクル回収の各地区における拠点施設を整備し、容器包装リサイクルを進めてきたところであります。  以上です。 50: ◯議長(野島 浩君) 再質問を受けます。  2番 鍵田 昭君。 51: ◯2番(鍵田 昭君) どうもありがとうございました。  プラスチックや空き瓶など、その収集頻度はどの程度で収集されているものでしょうか。  私が正月に朝、段ボールを持っていき、その日の昼にまた持っていったときにはコンテナがいっぱいになっていました。  種類によって収集頻度は違うと思いますが、どの程度で収集されるのでしょうか。分かればお答え願います。 52: ◯議長(野島 浩君) 次の質問ですね。  泉住民環境課長。 53: ◯住民環境課長(泉 友子君) 収集頻度についてお答えいたします。  リサイクル品の収集は、収集運搬や収集後の作業効率も考慮して品目別に曜日を定め、町内の全再生広場をルート別に順番に回収しております。  回収回数は回収量やリサイクル品の容量に応じてしており、その他プラ、その他紙製容器は週3回、ペットボトル、アルミ缶、段ボールは週2回、瓶、新聞は週1回、スチール缶、雑誌は月2回、飲料用紙製容器は月1回であります。  また、定期的な回収のほか、大型連休やお盆、年末年始の前後にはリサイクル品が多くなるため、資源回収を増やして対応しております。  たくさんの皆様に御利用いただいておりますので、リサイクル品がいっぱいになることもありますが、施設の管理人を通して適宜整理に努めてまいります。  以上です。 54: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 55: ◯2番(鍵田 昭君) すみません、順番を1つ間違えました。  〔「戻らんでいい」と呼ぶ者あり〕 56: ◯2番(鍵田 昭君) 分かりました。戻りません。  では、次に行きます。  入善町のリサイクル率と県のリサイクル率が分かればお答え願います。 57: ◯議長(野島 浩君) 泉住民環境課長。 58: ◯住民環境課長(泉 友子君) お答えします。  環境省が公表しております一般廃棄物処理状況によりますと、平成30年度のリサイクル率は富山県平均24.1%、入善町21.0%であります。  なお、全国平均は19.9%となっております。  以上です。 59: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 60: ◯2番(鍵田 昭君) 単純なことですが、町は将来何%を目指しておられるんでしょうか。私は多分100%じゃないかなと思いますが、100%にはならないと思いますので、大体どれぐらいを目指しておられるんでしょうか。 61: ◯議長(野島 浩君) 泉住民環境課長。 62: ◯住民環境課長(泉 友子君) 富山県平均になるぐらいは目指したいと思います。  また、リサイクルに出すということだけでなく、脱炭素に向けましてリサイクル品そのものを出さない、ごみを出さない、排出量を少なくすると。例えばマイバッグ、マイボトル、お店で過剰包装を断るなど、そういった生活スタイルをまた家庭に向けて推奨していきたいと考えております。  以上です。 63: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 64: ◯2番(鍵田 昭君) 年々、梱包が過剰になりまして、私のところに来る品物は傷まないようにということで、段ボールで巻いた上にビニールで巻いてあると、そういう過剰な梱包をやっていますが、これも皆さん方で考えて、少しはごみを出さない、そういう環境になればいいなと思っております。  そこで次に行きますが、上原地区で始まった当初の収集費と現在の収集費の差はどれぐらいでしょうか。また、魚津市との収集費の差はあるのか、返答できればよろしくお願いします。 65: ◯議長(野島 浩君) 泉住民環境課長。 66: ◯住民環境課長(泉 友子君) お答えします。  先ほども触れましたが、資源リサイクルの経緯としましては、平成7年に各地区の資源ステーションで缶、瓶を月1回回収を始め、平成9年には上原再生広場を建設して常設の回収拠点を開設し、缶、瓶、ペットボトル、紙パックを週1回程度回収しておりました。その後、リサイクル品目にその他プラ、その他紙、段ボールを追加し、回収回数も品目により週2回にするなど、増加する資源リサイクルに対応してまいりました。また、当初1か所だった再生広場も現在は6か所設置しております。  このように、資源リサイクルを始めた当初と収集箇所、収集品目、収集回数などの条件が大きく違うため、収集運搬費の比較をするのは困難であるかと思いますが、単純な費用額を申し上げますと、品目を追加する前の平成14年度の委託費は約460万円、令和2年度は再生広場、地区ステーションの収集運搬委託料は約1,300万円であります。  また、魚津市との収集費の差につきましては、リサイクルの収集場所の数や収集回数、収集品目など収集形態が違うため契約内容も異なることから、差があるかどうか単純な比較はできないものと考えております。  以上です。 67: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 68: ◯2番(鍵田 昭君) 私の聞いたところでは、車両費が魚津市の約半分だと聞いているのですが、収集の回数も違うのと、また回収の施設の数も違うので一概に言えませんが、それはまた1回調査して、妥当なものかどういうものか、もう1回確認してもらえれば助かると思います。 69: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求め…… 70: ◯2番(鍵田 昭君) ません。 71: ◯議長(野島 浩君) 答弁はいいんですか。 72: ◯2番(鍵田 昭君) はい。  では、次の問題に行きます。  今、上原地区の再生広場の改修計画はあるのかお答え願います。  上原地区の再生広場は、町内で初めての施設で老朽化が見られます。  小中学校の耐震化、庁舎の建設とコロナウイルスのせいで予算がつきにくくなっていると思いますが、町所有の施設は順次修繕をしていかなければならないと思いますが、御返答できればお願いいたします。 73: ◯議長(野島 浩君) 泉住民環境課長。 74: ◯住民環境課長(泉 友子君) お答えします。  再生広場の施設管理につきましては、職員による定期的な施設点検や管理人からの連絡などにより、緊急性が高いものから順次修繕を行っております。そのため、上原再生広場の改修計画というものは特にございません。  住民の皆様に御不便をかけないよう、町内6か所の再生広場の点検や必要な修繕を行い、適切な施設の管理に努めていきたいと思います。  以上です。 75: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 76: ◯2番(鍵田 昭君) 私はたまに上原地区の再生広場を見る機会があるものですから行っていますが、雨が降らないのに瓶の置き場所が水で、私はたまに革靴で行くものですから、革靴がぬれないようにして歩かなくちゃいけないので、そういうところの改修も、長年使っているから下がっていったのではないかなとは思いますので、そういうところも修繕をよろしくお願いします。  また、古いからかどういうわけか知りませんが、たまにネズミも入っているというのを聞きますので、老朽化ばかりではないと思いますが、衛生面にも気を遣っていただければいいなと思います。  〔「早く次に行こう」と呼ぶ者あり〕 77: ◯2番(鍵田 昭君) 分かりました。  では、2番目の問題に行きます。  次に、人口減少の歯止めはできないのかお聞きします。  毎日新聞を見ていますが、死亡欄がいっぱいで結婚・出産の欄が少ししかありません。入善では1週間に1人ぐらいしか出ていませんが、今年度の町での出生数はどのぐらいでしょうか。  飯野地区の学童保育を見ても減少傾向にあり、自然と密の解消になっています。これは本当に嘆かわしいことだと思っておりますが、お答えできれば幸いと思います。よろしくお願いします。 78: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  泉住民環境課長。 79: ◯住民環境課長(泉 友子君) お答えします。  町の令和2年の出生数は109人となっております。出生数は年々減少傾向にあり、10年前と比較しますと、平成22年の出生数は160人でありますので、51人少なくなっております。  以上です。 80: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 81: ◯2番(鍵田 昭君) 本当に減少していっているのがよく分かります。109人ということは、私は飯野小学校出ですが、私たちの学校の生徒数よりもまだ低い、同級生よりも低い数となっております。これは誰の責任でもないと思いますが。  では、次に行きます。  現在、日本では人口減少に歯止めがかかりません。しかし、首都圏だけが、人口減少どころか人口増により待機児童対策に四苦八苦している状況で、我が町では到底考えが及ばない状況です。  前回も言いましたが、我が町民が町外に流出している状況が顕著に見られます。そこで、現在の入善町の人口流動はどのような状況なのかお聞かせください。 82: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  泉住民環境課長。 83: ◯住民環境課長(泉 友子君) お答えします。  人口の変動要因には、出生・死亡による自然増減と転入・転出による社会増減があります。令和2年中の自然増減は、出生109人に対し死亡が372人で263人の減となっております。また社会増減は、転入550人に対し転出が704人で154人の減となっております。  なお、令和3年1月1日現在の人口は2万4,075人であり、前年より417人減少しております。  以上です。 84: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 85: ◯2番(鍵田 昭君) 今も聞きましたが、人口の減少、そして町外に転出している状況が改めて分かりました。  そこで、入善町の人口減少の下降が大きくなっていると思いますが、入善町での人口減への対策はどのようなものがありますでしょうか。  町では婚活支援、不妊治療の助成、移住定住の支援などいろんな対策を取っておられますが、お答えできればお願いいたします。 86: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  笹島町長。 87: ◯町長笹島春人君) それでは、私のほうから入善町の人口減への対策はということについてお答えをしたいと思います。  町の人口減少克服への対策につきましては、私が町長に就任して以来、ストップ人口減少を最重要課題と位置づけて、様々な取組にちゅうちょすることなく挑戦をしてまいりました。特にストップ人口減少を実現するために、子どもを産み育てやすい環境づくりによる出生数の増、健康寿命の延伸による人口の自然減の抑制、そして、IターンやUターンの促進と地域活性化による人口の社会増の推進と、この3本の柱を掲げて重点的に事業を展開してきたところであります。  まず、子どもを産み育てやすい環境づくりによる出生数増に向けた取組といたしましては、「それ行け!結婚プロジェクト」を推進し、出生数を増やす、その入り口となる結婚につながる出会いの場を創出してきておるわけであります。現在まで約200組のカップルが誕生しておりますが、新年度は若い世代を中心に人気の高い動画配信サイト「ユーチューブ」による積極的なPRや、出張登録会によるお見合いサポート事業への入会促進などを予定しておりまして、一層の活動強化を図ってまいりたいと考えております。  さらに、結婚をきっかけとし町への定住を促すため、新婚生活を始める夫婦の新居への入居や、あるいは引っ越しにかかる費用にも町独自の支援を行っております。
     加えて、不妊や不育症、男性不妊の治療に対する支援は、県内でも類を見ない手厚い支援を実施しているところであります。近年では、毎年約50組の夫婦がこの制度を利用され、毎年20人程度の新たな命が治療によって生まれており、子宝に恵まれない夫婦の切実な願いを支えているものというふうに考えております。  次に、健康寿命の延伸によって人口の自然減の抑制を図る、そういう取組についてでありますが、健康ポイント事業や「減塩いいね!プロジェクト」などによりまして、自身や家族の健康に対する関心の向上や、良質な運動と食習慣の定着を乳幼児から高齢者まで幅広い世代に向けて町民ぐるみで進めているところであります。  さらには、介護予防やフレイル予防の推進、加えて保健事業と介護予防の一体的な実施によりまして、誰もが住み慣れた地域で生きがいや役割を持って暮らし続けることができるまちを目指しているところでもございます。  次に、人口の社会増を実現するための移住や定住を促す取組についてであります。  安心移住プロジェクトを確実に推進することで、移住を希望する方へ町の魅力をしっかりと発信するとともに、移住定住に向けたきめ細やかな支援制度を展開しております。  また、人口の社会増を実現するためには、町で生まれ育った人材をしっかりと定着させることも重要と考えております。新年度には、改めて郷土に魅力を感じ愛する心の醸成を図るため、いわゆるふるさと教育を、子どもたちはもちろん、大人の方に対しても積極的に推進してまいりたいというふうに考えております。そして、親から子へと確実に町の魅力を伝えていただくことで、将来的なUターンのきっかけにもつなげていければというふうに考えます。  さらに、産業や雇用の魅力を向上することも、町外から入善町への人の流れや地元への定着をつくり出す大きな要素になるものというふうに思っております。新たに取り組むサテライトオフィスの誘致や体験スペースの整備などもその一環であり、これまでの企業誘致活動と併せて、若者や女性などが望む仕事や働き方の実現を目指してまいりたいというふうにも思います。  そのほか町が取り組む施策は、いずれも入善町が多くの人から選択されるまちであるために取り組むものであり、人口減少を克服するための取組であります。今後もストップ人口減少を町の最重要課題とし、先進的な取組なども研究しつつ、入善町らしさや入善町ならではといった独自性にも十分意を用いてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。 88: ◯議長(野島 浩君) 再質問を受けます。  2番 鍵田 昭君。 89: ◯2番(鍵田 昭君) 入善町は人口減少の対策にはいろんなことをやっておられます。私も感心するところですが、ただ、町独自の対策というのが少ないかなと思います。  次に、Iターン、Uターンの活動についてお尋ねします。  現在、若者が大学に進学したとき、卒業後も都会で就職し、結婚、そして家庭を築いています。それは個人の自由でとてもよいことだと思いますが、我が町は多くのお金をかけて教育に力を入れ優秀な人材を育てています。そのかいがあって、多くの若者が都会の大学や専門学校に入学しています。  ところが、若者は入善町に帰郷せず都会に住みつきまして、女性は都会で恋愛し田舎に帰らないという状況だと聞きました。今こそ都会に進学した若者にアンケートをし、入善に住みたくなる環境を教えてもらうことはできないものでしょうか。お答え願います。 90: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  上浦住まい・まちづくり課長。 91: ◯住まい・まちづくり課長(上浦雄治君) お答えします。  町ではIターンやUターンの促進を図るため、移住プロセスの段階に応じた検討支援、交流支援、居住支援、就業支援、移動支援の5つの支援事業から構成される安心移住プロジェクトを推進しているところであります。  新年度からは移住体験住宅の無料化に加え、移住希望者の要望に合わせたオーダーメイド型移住体験ツアーを通年で開催するなど、適宜見直しを図りながら積極的な展開を図ってきているところであります。  昨日の中瀬議員への答弁でもお答えしましたが、これまでの移住実績につきましては、入善UIサポートセンターを設置した平成27年度から先月末までで96世帯245人となっております。このうちUターン、Iターンの内訳につきましては、こちらで把握しているもので、世帯ベースでUターンが6割、Iターンで4割ほど、人数ベースでUターンが7割、Iターンが3割ほどになっております。  議員御質問の、都会に進学した若者に対してアンケートをし、入善町に住みたくなる環境を教えてもらうことはできないかとのことですが、町としましてもUターン施策を推進していく中でそういったことも重要だと捉えております。  現在、Uターンの促進を図るため、安心移住プロジェクトの検討支援事業として、町の縁故者に対して町の情報を随時発信する縁故者移住促進ダイレクトメール事業を実施しております。今年度はコロナ対策として実施した学生生活応援ふるさと便発送事業の中で、大学などに進学した町外在住の学生に登録していただいたところであり、最終的には385名の学生に登録をいただいております。この登録情報は、学生などのUターンを促進する上で非常に有益な情報と考えており、積極的に活用してまいりたいというふうに考えております。  今後は、登録情報を有意義に活用すべく、アンケート調査ということも視野に入れながら模索してまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 92: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 93: ◯2番(鍵田 昭君) 上浦課長の的確なお言葉、誠にありがとうございます。また、この3月で退任されるということで、最後の答弁、とても感心いたしました。どうもありがとうございました。  では、次の問題に行きます。  弱者対策として入善町は厚い支援を行っていますが、現在、独り親家庭が増加しているようにも見受けられます。独り親家庭への動向は進んでいるのでしょうか。─────────────────────────────────────────────────────個人的に婚活事業にお誘いできればいいなと思いますが、その動向はどういうものでしょうか。分かればお答え願います。(※取消線部は議決により取消済) 94: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  梅澤結婚・子育て応援課長。 95: ◯結婚子育て応援課長梅澤武志君) それではお答えいたします。  町の独り親家庭の状況としましては、令和3年2月末現在162世帯が児童扶養手当の認定を受けておりまして、このうち所得制限などによって126世帯が実際に手当を受給しております。  近年の児童扶養手当の認定者数などの動向を見ますと、10年前の平成22年の認定者は141世帯で受給者は117世帯でありました。5年前の平成27年の認定者は176世帯で実際の受給者が136世帯と、年度ごとに増減をしております。  町のほうでは独り親家庭を支援するため、児童扶養手当に加えまして町独自の経済的な支援を行っております。  まず、独り親家庭の子育て環境の整備を目的として、児童が学童保育を利用する場合の負担金を免除しております。また、独り親家庭の児童が病児・病後児保育やファミリー・サポート・センターを利用する場合への助成、また、独り親家庭の親子の医療費助成も行っております。  さらに今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴いまして、国、県及び町が連携を図りながら、それぞれの立場で独り親世帯への経済的支援を行ってまいりました。  一例を申し上げますと、国では児童扶養手当を受給している独り親世帯を対象にひとり親世帯臨時特別給付金の支給を行っております。また、町と県との共同事業としまして、児童扶養手当の受給者に対し約20キロ相当のお米を購入できるお米券を122世帯に配布したほか、県独自の支援として、県内スーパーで利用できる商品券1万円分の支給や、児童の進級、進学、就職などで出費がかさむ年度末に向けて、生活支援給付金を1世帯当たり3万円支給しております。さらに町独自の支援事業として、従来、独り親家庭の児童1人につき1万円分の商品券を支給しておりますが、これを3万円分に拡充して121世帯に支給したところであります。  令和3年度におきましては、従来の町独自の支援に加え、新たにコロナ禍による影響を大きく受けている独り親家庭等の生活を応援するため、町内の入浴施設で利用できる親子ふれあい券を親子それぞれ1人につき5,000円分支給することを計画しておりまして、対象者は親子合わせて500人と見込んでおります。  独り親家庭は子育てと仕事を1人で担うことから手厚い支援が重要であり、町としましては、独り親家庭も安心して生活できるよう引き続き支援してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 96: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 97: ◯2番(鍵田 昭君) どうもありがとうございます。  町にはいろんな支援制度があります。この機会に言えたことは大変いいことだと思っております。  次に、入善町は都市計画の原点に戻り、交通、教育、生活、文化、居住を一貫した拠点づくりのコンパクトシティをつくり、住みやすいまちをつくり、人口増に進むべきだと思います。そのためにも、企業誘致も大事ですが、ショッピングセンターの誘致が今一番大事だと思います。ショッピングセンターの誘致と補助、優遇措置を検討し、人口増につなげなければならないと思います。  近年、人口増の地区は、交通、教育、生活、文化、居住を兼ね備えた団地で増大しています。入善町は西部地区にショッピングセンターの誘致はできないものでしょうか、お答え願います。 98: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  田中キラキラ商工観光課長。 99: ◯キラキラ商工観光課長(田中良一君) お答えします。  町ではこれまで、町民の雇用を確保することで人口増や定住を図るとともに、地域経済の活性化、町税の税収の増加、町のイメージアップのため、幅広い業種を対象とした企業誘致に積極的に取り組んできたところであります。  その成果として、既存企業の増設や新規企業の立地など、着実な雇用と人口の定着に大きく寄与してきたものと考えており、新年度におきましても引き続き企業誘致活動に積極的に取り組む計画としております。  さて、ショッピングセンターの誘致でありますが、最初に町内のショッピングセンターの立地状況について申し上げます。  まずは、町東部におきまして平成4年11月にコスモ21が立地し、町の中央部においては平成8年10月にきららの里が、平成24年9月には大阪屋ショップ、ヤマダ電機、コメリが集まるショッピングエリアが立地しております。  また近隣の状況としましては、昨年4月にMEGAドン・キホーテUNY魚津店が、10月にPLANT黒部店が新たに立地したところであります。  これらのショッピングセンターや大型店舗の進出に当たっては、進出する企業がしっかりとしたマーケティング調査を行い、人口規模や商圏人口などを鑑みながら採算性を考慮して進出しているものと考えております。  これらの状況から、現段階においては町が積極的にショッピングセンターを誘致するということについては難しいものと考えてはおりますが、企業側より町へのショッピングセンターなどの進出計画があった場合には、柔軟な対応も必要であるというふうには考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 100: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 101: ◯2番(鍵田 昭君) これはみんな企業が第一になりますが、私は飯野地区なんですが、飯野のほうは交通の便はいいです。そして道もよくなっていますが、人口がかなり減ってきています。それは何かといいますと、店がない。そして、住みたくとも団地がない。農地なもので、その緩和ができない。それがありまして飯野に住みたくても住めないと。ただ、地元には住みたいという若者がたくさんいます。その若者が今、隣の市へ転居している状況です。  そのためにも、企業の誘致も大事ですが、ショッピングセンターをというか商店を誘致して、そこに女性の方も働ける環境をつくってもらえないかと。そうすれば人口も増えていくのではないかと思いますので、御協力よろしくお願いします。  では、次に行きます。  次に、今年度の大雪で福祉の対応はどうだったのかお聞きします。  まず、高齢者家庭の除雪はどうだったのでしょうか、お答え願います。 102: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  真岩保険福祉課長。 103: ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) お答えします。  富山県内では1月7日以降、大量の雪が降り続きまして、特に9日から11日の3連休中には除雪が間に合わず、道路も一部通行が困難な状況となりまして、安全のため町では不要不急の外出を控えるよう、住民の方に防災無線等で呼びかけるなどの対応を実施したところであります。  この間に、高齢者の方からも役場に対し何件もの除雪の相談が寄せられました。町としましては、個人宅の除雪も対応可能な民間事業者やシルバー人材センター、あるいは除雪ボランティアを行っている地区社協の連絡先をお知らせするなどの対応を行ったところであります。  また、町では独り暮らし高齢者などを対象に屋根雪下ろしや宅道除雪について助成を行う入善町要援護者世帯等除雪助成金制度を設けていることから、この制度についても併せてお知らせをしたところでございます。  なお、地区によっては、地域の皆さんが高齢者宅をボランティアで除雪されたところもあったと聞いております。このように、大雪といった非常時においても迅速に地域での助け合いができている、その背景には、日頃から住民同士の顔の見える関係性があるものと考えております。  町といたしましても、今後も関係機関と連携を図りながら、地域での支え合い体制の構築に努めてまいりたいと考えております。 104: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 105: ◯2番(鍵田 昭君) どうもありがとうございます。  今年度の雪は大変でして、隣近所の人もどうなっているか分からないような状況でした。  そこで、独り暮らしの老人や障害者家庭に安否確認を行ったのかどうかお聞きいたします。 106: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  真岩保険福祉課長。 107: ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) お答えします。  町では1月10日に民生委員の方々の御協力をいただき、独り暮らし高齢者や高齢者のみの世帯を中心に要援護者台帳の登録者について安否確認を実施いたしました。主に電話での確認でありましたが、電話に出られなかった世帯もありましたので、民生委員さんが直接高齢者宅を訪問して安否確認を行っていただいたケースもありました。また、民生委員の方の中には、高齢者宅の除雪に行っておられて連絡がつかないケースなどもありましたが、それにつきましては職員が安否確認を行い対応いたしました。確認の結果、幸いにも体調不良や水、食料の不足など緊急を要するケースはなく、私どもも安堵した次第であります。  民生委員の方々には、御自宅の除雪も大変な中、高齢者等の安否確認や除雪の支援等に御協力いただきまして、本当に感謝申し上げる次第でございます。  また、人工透析が必要な方や訪問看護の支援が必要な方についても、職員が電話や訪問にて状況を確認し、関係するサービス事業者等と連携して適切な治療を受けることができるように対応いたしました。また、翌11日につきましても、高齢者の方や民生委員等からの相談等に備え、職員が役場に待機し対応に当たりました。  町といたしましては、今後もこのような災害が起こる可能性もあることから、民生委員や区長連絡協議会、社会福祉協議会など関係機関との連携を図り、不慮の事態に備えたいと考えております。 108: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 109: ◯2番(鍵田 昭君) 今回のことは大変、悪い言葉じゃないんですが、勉強になったと思います。これはまだ大雪で、二、三日か1週間我慢すれば何とかなった話ですが、これが洪水とか地震とかになりますとまた事態は変わってきます。そのことを踏まえて、災害の根本、まず安否確認、それと大雪になる前に備蓄をしておくとか、そういうふうなことはある程度町でも注意を呼びかけることが大事ではないかなと思います。不要不急の外出はしないでくださいの前に、備蓄をしておいてくださいとかそういうのも大事じゃないかなと思います。  次に、今年の雪で企業も休業したと聞きましたが、福祉施設の通所者が通所できない状態で、障害者の車椅子が走行できない状況でした。まして送迎車も走れない状況で、職員は出勤し除雪に励んでおられました。  1月に1週間、2月にも1週間、営業に支障を来したと聞きましたが、福祉施設の運営状況はどうだったのか、分かれば教えてください。お願いします。 110: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  真岩保険福祉課長。 111: ◯保険福祉課長(真岩芳宣君) お答えします。  福祉施設のうち障害の事業所を例に申し上げますと、通所事業所、いわゆるデイサービスにつきましては、町内の4事業所がやむなく1日ないし2日間の休所の措置を取ったと伺っております。また、訪問系事業所では徒歩で訪問し、車が必要な訪問先については一部やむなくキャンセルをさせていただいたと伺っております。また、グループホームなどの入所施設では、限られた職員が何とか参集して対応したと伺っております。なお、介護サービス施設につきましても同様の状況であったと伺っております。  この大雪の影響で、いずれの事業所も開所できなかった日数分などの減収が懸念されますが、この大雪災害を受けて今般、国が通知した特例措置によりますと、利用者の利便性を考慮して柔軟な開所時間の調整を行った場合や、一時的に人員等が足りず配置基準等を満たさない場合でも報酬の減額等は行わないこととされたところであります。  なお、個別のケースにつきましては施設を所管する行政機関との調整の上で対応することとなります。町ではその情報提供に努めてまいりたいと考えております。  いずれにしましても、今回の大雪で町民の安心・安全のために奮闘された福祉施設の皆様には心より感謝と敬意を表するものであります。町としましても各事業所と連携の上、今後も要援護者の迅速な対応に努めてまいりたいと考えております。  以上です。 112: ◯議長(野島 浩君) 2番 鍵田 昭君。 113: ◯2番(鍵田 昭君) 私の知るところでは、県は補助金のような優遇措置を出したと聞きました。町もある程度優遇措置を出してもらえればなと思います。  雪が降ったのはどこの企業も一緒でして、福祉施設ばかりではないと思います。こういうときこそ、町と企業が協力して乗り越えていかなければならない時期だと思っております。  コロナもありますし、いろんな災害もあります。皆さん、一緒に手を取り合って頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  今日はどうもありがとうございます。これで私の一般質問を終わらせていただきます。  以上です。 114: ◯議長(野島 浩君) 以上で鍵田議員の一般質問を終了いたします。
     ここで皆様にお願い申し上げます。  本日3月11日は、東日本大震災の発災から10年の節目となります。  議会といたしましても、震災で犠牲になられた方々に哀悼の意を表するため、地震が発生しました午後2時46分に合わせて、一般質問を一時中断して黙祷をささげたいと思いますので、皆様方の御協力をお願いいたします。  それでは、町政一般に対する質問を続行いたします。  3番 池原純一君。  〔3番 池原純一君 登壇(質問席)〕 115: ◯3番(池原純一君) それでは、質問に入らせていただきます。  その前に、議会傍聴にお越しの皆様並びにケーブルテレビを御覧の皆さん、御苦労さまです。一般質問、今年度最後になりました会派、アクセスの池原です。よろしくお願いいたします。  今日は3月11日、東日本大震災から10年がたちました。当時、私は津波や原発事故による甚大な被害をテレビ越しに、異常たる姿に言葉もなく、ただただおどおどしていた自分を今も覚えています。  今年の2月13日深夜、緊急速報が流れ、宮城県南部、福島県中通りや浜通りで震度6強の地震が発生し、10年前の津波襲来による大惨事のことが脳裏をかすめました。幸い今回は小規模な津波にとどまったものの、条件がそろえば大きな地震や津波になる危険性はあったと言われております。  今回の地震では、宮城、福島両県の自治体は新型コロナウイルス対策を講じて、間仕切りされたテントを用いた避難場所の運営や、また、短時間で十数か所の避難所の開設がなされ、これも自助、近助、共助、公助における役割をはっきり自覚されたコロナ対策を含めた避難所運営訓練を行ってこられたものと、私たちにとって学ぶところがたくさんあったように思います。  入善町でも、防災メール、防災マップ、防災備蓄品、防災の資機材については購入しておるところでありますが、自主防災組織防災力向上支援事業などにも取り組んでおります。  またハード面におきましては、令和6年春を目途に、有事の際に対策本部となる庁舎を中央公園に隣接して建設されます。中央公園は一人一人の憩いの場でもありますが、火災発生時や緊急時に対処できる施設が集中しており、これら活動拠点として位置づけられております。  それでは、質問に入らせていただきます。  中央公園の管理運営についてでありますが、公園内の運動施設は教育委員会、それ以外は住まい・まちづくり課の2つの課で管理がされています。ただ、簡単なパトロールや利用者からの苦情処理の一部は体育協会が行っているところもあります。  数年後には新庁舎が建設され町の中枢を担い、多くの人が集い触れ合い、そして安らげる新たなにぎわいの拠点となる大切な役割を担う場所であります。  公園内の設備事業に一区切りがついた今、水の小径も含めた名実ともに生まれ変わる公園管理を一元化する考えはないのでしょうか。お答えください。  次に、屋内多目的施設の多目的室とこどもの国は、利用対象者や利用目的に格段の差があるように思われます。また、昼夜及び土日の利用時間に工夫が必要と考えますが、運営方法と運営体制をお示しください。  また、屋内多目的施設は文化活動にも使用できると考えております。あらかじめ管理者側で使用月日と時間を定め、七夕の街流し、よさこい練習や秋祭りの練習も可能であるように思われます。このような視点で利用していただく考えはないのでしょうか。  また、親しみを感じ末永く愛され使っていただけるように、愛称をつけてもよいのではないか。  簡単な放送が流せる放送機材や照明など、備付けの設備について何があるのかお聞きいたします。 116: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求めます。  板倉教育委員会事務局長。 117: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 中央公園の管理運営のうち、まずは中央公園の管理を一元化してはどうかとの御質問にお答えさせていただきます。  御案内のとおり、入善町中央公園内には全天候型の陸上競技場や野球場のほか、昨年10月にリニューアルオープンいたしましたテニスコートなど、数多くのスポーツ施設が集中して整備されております。  また現在、7月のオープンを目指し工事を進めております屋内多目的施設が完成すれば、今まで以上に町民スポーツの核となる施設として一層利用いただけるものと期待しているところでございます。  さらに屋内多目的施設周辺には、水があふれる町をイメージし、湧水と流れる川を表現した、小さな子どもたちが直接水に触れて遊べる親水広場を設けることといたしております。加えて、テニスコート海側のふれあい広場には、小高い芝生の丘から傾斜を利用したダイナミックな大型複合遊具やトンネル型の探検洞窟、子どもたちに人気の高い遊具のふわふわドームなどの設置整備を予定しております。  また、中央公園の外周園路を1本につなぎ、1周すれば約1.2キロメートルのウオーキングやジョギングコース、公園内には大人や高齢者向けの健康遊具などを整備することから、より一層町民の健康増進にもつながるものと考えております。  このように、親子が気軽に訪れ安心して遊ぶことのできる公園施設と様々なスポーツ施設などの整備が完了することで町のシンボル的な施設が生まれ、子どもたちの笑い声が絶えない公園となってくれるものと期待しているところでございます。  さて、入善町中央公園の管理方法につきましては、本年度12月議会でもお答えさせていただきましたが、スポーツ施設は教育委員会が、スポーツ施設以外の園路や芝生広場、公園の樹木などは住まい・まちづくり課が管理しており、それぞれの管理に必要な費用はこれまでと同じように新年度予算に計上させていただいております。  加えて、7月にオープンを予定しております屋内多目的施設の管理費用につきましても、電気代などの経常経費としまして102万円を、さらに、屋内多目的施設を利用される方々の受付や施設内外の清掃業務として、シルバー人材センターへの委託料317万円を教育委員会の新年度予算に計上させていただいているところでございます。  なお、屋内多目的施設の管理につきましては、利用される皆さんにとって一番分かりやすいものとの観点から、町総合体育館の指定管理者となっております公益財団法人入善町体育協会にお願いしたいと考えております。そのため、年度初めに町体育協会と締結しております総合体育館管理委託契約に、屋内多目的施設の管理に必要な費用等を盛り込み契約を取り交わしたいと思っております。  いずれにいたしましても、入善町中央公園全体の整備事業は令和3年度中の完了を目指しておりますので、中央公園全体をどのように管理すれば町民の皆さんにとって使いやすいのかについて今後十分に研究をし、見定めてまいりたいと考えております。  また、引き続き中央公園内で工事をしながら陸上競技場などのスポーツ施設などを御利用いただくこととなりますので、利用される皆さんの安全を第一に考え、令和3年度につきましては教育委員会事務局と住まい・まちづくり課に加え入善町体育協会とがしっかりと連携を図り、快適に利用できますよう適切な維持管理に努めてまいりたいと考えております。  次に、屋内多目的施設の運営方法についてお答えさせていただきます。  この屋内多目的施設は、子育て世代の憩いの場として、親子が集い、触れ合い、楽しめる施設として、さらに、雨の日や冬期間においても屋内公園として子どもたちが遊びやスポーツを楽しめる広場として建設しているものでございます。  多目的室は、小さな子どもを連れた親子連れの皆さんの利用に配慮し、砂を入れない人工芝で天井を膜張り屋根式のドーム型としていることから、圧迫感がなく開放的に利用いただけるものと考えております。  また、中学校の部活動やテニスの練習など様々な個人やクラブ活動での利用のほか、イベント、生涯学習活動など多種多様な利用が可能であると考えております。  さらには、併設いたしますこどもの国につきましても、毛足の長くクッション性の高い人工芝敷きとし、大型遊具を配置することから、小さなお子さんを連れた親子にも気軽に訪れていただけるものと期待をしているところでございます。  それでは、屋内多目的施設の運営方法についてお答えさせていただきます。  屋内多目的施設の管理につきましては、先ほど答弁いたしましたとおり、入善町体育協会にお願いする予定といたしております。  このことから、屋内多目的施設の休館日を総合体育館と同じく月曜日と祝日の翌日、12月28日から1月4日までの年末年始とし、開館時間につきましては、平日であれば午前9時から午後9時まで、日曜日につきましては閉館時間を午後5時としたいと考えております。なお、こどもの国につきましては平日であっても午後5時までとしたいと考えております。  屋内多目的施設の利用につきましては、テニスやフットサルなどで屋内多目的室を占有して利用する場合は、総合体育館を利用する場合と同じく事前に予約を取っていただくことを考えております。事前の予約制とすることで、多目的施設を利用される方々にとっても計画的な活動ができるものと考えております。  一方、予約がなく空いている時間について、占有しないで一部を個人あるいは少人数で使用する場合などは事前予約を不要とし、施設内を自由に御利用いただけるようにしてまいりたいと考えております。  このような施設の使用方法や予約方法について、総合体育館の利用とのすみ分けも含めて、屋内多目的施設がオープンするまでにスポーツ少年団や中学校の部活動、中体連、各地区体協及び各種目別協会などと相談してまいりたいと考えております。  なお、こどもの国やこどもの国テラスにつきましては事前の予約は不要として、いつでも自由に利用していただきたいと考えております。  次に、議員御提案の文化活動への利用についてお答えさせていただきます。  この多目的施設においては天候の心配が要らないことから、スポーツ活動での利用を第一に考えております。そのため文化活動での利用は想定しておりませんでしたが、周囲の他の利用者への配慮や、人工芝など施設の適切な保持を前提とすることができれば、その利活用の可能性も考えてまいりたいと思います。  次に、屋内多目的施設に備え付けられている設備についてお答えさせていただきます。  この多目的施設には、テニスやフットサル、ゲートボールなどのスポーツ器具に加え、館内放送用の音響機器も備えることを予定しております。  また、議員お尋ねの屋内多目的施設に愛称をつけないのかという御質問でございましたけれども、予算全員協議会でも少し御説明いたしましたが、施設の愛称募集につきましては、この屋内多目的施設を町民の皆さんに親しみを持って利用していただくために、4月1日から28日までの約1か月間において、町民や町内に勤務されている方々から広く募集をかけていきたいと思います。ぜひとも議員の皆様にも御応募いただければと思います。  いずれにいたしましても、町ではこの新しくできる屋内多目的施設をより多くの方々に積極的に利用していただけることが重要であると認識をいたしております。そのためにも、施設の運営に対し関係する諸団体や利用者などの意見を聞きながらしっかりと調整を図り、町民の皆さんをはじめ利用される方々からすばらしい施設であると実感していただけるよう努めてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 118: ◯議長(野島 浩君) それでは、再質問を受けます。  3番 池原純一君。 119: ◯3番(池原純一君) 管理運営については入善町体育協会に行っていただきたいということで今、受けましたが、中央公園内の施設について管理運営をするというところの決め手ですが、何が何でもあそこにある体育施設関係を全て体育協会に管理をしていただくというふうに今は聞こえましたけども、協定の中では協力はするというふうなことで一言が書いてありますけども、管理運営の中に予約までを取りながら管理運営をしていくのか、予約窓口もその中で行うのか。317万ですか、つけたから、ひとつよろしくお願いしますよということで言っておられますので、予約までを含めての管理運営の費用として取っているのか、その辺のほうをしっかりと言っていただきたいというふうに思うんですが。 120: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。 121: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) シルバー人材センターへの受付も含めた施設の管理等についてということで、今のところは受付も含めてということで考えております。  ただ、体育協会についてはスポーツ施設についてということでありますけれども、維持管理については直行で教育委員会のほうで行っておりますし、施設の受付等については今までもスポーツ施設については総合体育館のほうでお願いをしているということで、同じような考え方として今のところは予定をしております。  ただし、今後どのような形がいいのか、またきちっと総合体育館等と協議をいたしましてしっかりと詰めてまいりたいと考えております。 122: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 123: ◯3番(池原純一君) この概要が手元にありますが、この概要を作られるときには当然体育協会と話をしながら煮詰めていったというふうな理解をしたいんですが、なかなかこれを見るとまだ話の詰めようが足りんのではないかなというふうに僕は思っております。  1つには開館時間ですが、日曜日以外午前9時から午後9時、日曜日については午前9時から午後5時、これは分かります。こどもの国を5時まででみんな閉めてしまうよというときには、親が施設を使いに来ても、子どもは中で一緒にやればいいんですが、そうではなくてこどもの国では子どもを遊ばせて、親は親でスポーツをするという、そういうことも考えれば5時ではちょっと早いんじゃないかなというふうに思います。これは返答は要りませんので。ただ、そういうふうなことを見ながらいくと、協会とはこれからの話ではないかなというふうに思って今、意見を言っているわけであります。  それでは一つ一つ言っていきますが、当然この会館というのは入善町民に優先して使っていただきたいということでの対応は先ほど聞いたとおり、いろいろな施設にまずもって話をして入善の方に使っていただけるようにしていこうというふうに聞こえました。  また、これは要望でもありますが、スポーツクラブ入善へ積極的な使用のお願いをしていただきたい。というのは、平成18年にスポーツクラブが設立されてから、参加人数は年々増しております。平成25年には6,500人、3年後の平成28年には7,800人、平成29年には8,500人、令和元年には9,200人と右肩上がりに参加者が確かに増えております。  同年度の総合体育館の利用者数が8万3,000人ということで、数字的な話ですが10分の1強をクラブが利用しているということで、これらを見ても今後の活動に期待は高まるということが1つ。  もう1つには、口コミで施設の利用状況を町内外に伝えられればいいなということで、この辺についてひとつまたよろしくお願いしたいというふうに思っております。入善クラブへの使用の協力をお願いしたいということで、どんどん使ってくれよという意味で、その辺はお願いしていっていただきたいなというふうに考えます。  先ほど体育協会のほうでシルバー人材センターをひとつ雇ってもらえんかということで、それについては体育協会に全てを任せるという読みでいいがですか。 124: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。 125: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) シルバー人材センターにお任せをするというのは、先ほども申し上げました受付とその周辺の施設の掃除あるいはトイレ…… 126: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君、もう一度…… 127: ◯3番(池原純一君) 説明がちょっと舌足らずで。  シルバー人材センターの人も含めて、まず体育協会のほうで採用をしてくれと、それか、教育委員会のほうでそれを採用するので、体育協会のほうでその人を使ってやってくれという、どっちながですかね。 128: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。 129: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) シルバー人材の委託については、体育協会のほうで委託の契約をしていただくというふうに考えております。 130: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 131: ◯3番(池原純一君) 今、体育館の中で臨時職員、これもシルバー人材センターの方がやっておられます。それについても聞くところによると、人を採用するというのは大変難しいんだと。1人でも来てもらうときには何倍もの──何倍ものという話もおかしいんですが、適材適所というものがありまして誰が来てもいいという話ではないということで、1人の人を探すのに大変時間がかかると。また、1つの仕事をやるのに1人では駄目だと。やっぱり2人ぐらいが要るということで、あの館についても2人ないし3人、丸一日全部ですので、二、三人のシルバー人材センターの方が要るなということでは、あまりにもこれは体育協会には苛酷な、なかなか難しいところがあるなというところ、その辺の認識はどのように考えておられますか。 132: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。 133: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 議員お尋ねのとおり、今回初めてオープンする施設であります。今後いろんなことが出てくるかと思うんですけれども、最終的な委託は体育協会にお願いいたしますが、それまでのプロセスとして、私どもと体育協会とまず話をし、それから方向性をしっかりと決めた上で、またシルバー人材センターともこういった形でどうかと一つ一つお話をさせていただき、しっかりと契約のほうをさせていただきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 134: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 135: ◯3番(池原純一君) 難しい話ですので、体育館ができたときの話をちょっとさせてください。  平成4年10月に体育館ができて、今年で28年が経過しております。体育館の開館当時は教育委員会スポーツ振興課を体育館内に置き、町が直接、管理運営と体育協会の財団への準備を並行して行っていたと。平成7年4月より財団法人入善町体育協会が正式に体育館の委託管理を受ける運びとなったということであります。  それから国体が始まって、国体が終わるまで約8年間にわたっては役場職員が2名ほど派遣されて、そしてまた県からの派遣職員、臨時職員ら多くの方で体育館の運営を軌道に乗せてきたという歴史があります。平成16年に今の形の純然たる入善町体育協会が単独で指定管理制度による運営がなされてきたと。これまでに全国から参加の扇状地マラソンや入善町一周駅伝大会を皮切りに、たくさんのイベントをこなしてきたと。日々の町民の健康にと施設の管理運営がなされ現在に至っているところであります。  協会が将来を見据えて、去年の12月ですが職員の募集をかけたというところで、協会も新陳代謝を図ろうという矢先に、このタイミングで管理施設が増えるということには体育協会は一抹の不安を感じておられるのではないかと。新しい事業の単独での管理運営は体協には大きなプレッシャーとなっているのではないかと。将来的に協会が管理するのは当然だと思っておりますが、今は時期尚早ではないかなということで、力がつくまでというか、時が来るまで何らかの形で管理運営を支えていただきたいということで、何かお考えがあれば言っていただきたいというふうに思うんですが。 136: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。 137: ◯町長笹島春人君) 新たな多目的施設、そしてまた総合体育館の管理というふうなことでは、事務量的にも大変膨大なものになってくるという心配はしております。  私も体育協会の会長として、あるいは池原議員も副会長として、一緒になって町と体育協会との橋渡しをしていく。そういう中で、よりよい利活用ができる体制づくりをしていきたいというふうに思っておりますので、また一緒になって頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします。 138: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 139: ◯3番(池原純一君) 一緒になってと言われると、また困る問題であって。今日はひとつ冷たい気持ちでやりたいなというふうに思ってここに立っておるわけですが、なかなか打開策というのは、またこれから体育協会の職員なりと話をしながら、そしてまた教育委員会なりと話をして、いい方向に持っていきたいというふうに思います。お力添えのほうをひとつよろしくお願いします。  それでは次に、新型コロナウイルスワクチン接種についてでありますが、2020年12月にイギリス、アメリカでは新型コロナウイルスワクチンが承認され、既に海外では多くの国で接種が始まっております。我が国でも2月17日に医療従事者への先行接種が始まりました。  あくまでもワクチン接種は治療行為ではありません。学術的に認められたウイルス感染対策の一つであり、これまで行ってきた新しい様式である3密の厳守は変わっておりません。守って新しい生活様式を貫いていくことだけであります。  ただ、ワクチンを接種することによって、その病原体から体を守る仕組み(免疫)ができ、もし病原体が体内に入ったとしても、ワクチン接種することにより発症率を低く抑えたり、同時に重症化を抑える効果や、身近な人に病気をうつすのを防ぐようなこともできます。  そこでお伺いいたします。  ワクチン接種に関する情報が錯綜しておりますが、薬液の準備以外の実務は市町村で行うことになっております。しかし、実務を支えるだけの情報量もないように感じております。  情報が少ないがゆえに、なおのこと近隣市町村と密接な関係を保ちながら情報の収集と共有に努めていっていただきたい。時が来れば速やかに接種が行われるよう、また、接種期間のトラブル対応への事前の準備をしっかりとしておくことが、今行える最善の策ではないでしょうか。  医療機関との調整、町民への事前、事後の対応、国や県との連携、ほかにも多くの作業があります。接種が完了するまでの準備はどのように対応されるのかお聞かせください。  次に、接種期間についてお伺いいたします。  接種場所での混乱を避けるために、広報3月号に完全予約による接種体制で行う。理にかなった対応であり同感するものであります。ワクチンあっての接種であり、ワクチン供給状況や種類によっても大きく左右されます。  どちらにしても接種対象者全てが完了するまでには相当の日数がかかると予想されます。どの程度の期間を考えているのか、また、それに伴う財源を担保されているのかお知らせください。 140: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求めます。
     笹島町長。 141: ◯町長笹島春人君) それでは、私のほうからワクチン接種についてのお答えをさせていただきたいと思います。  新型コロナウイルス感染症の収束に向けて大きく期待されるワクチン接種でありますが、医療従事者を対象とした接種が県内でも始まり、町としても町民を対象とした接種体制を早期に構築する必要があるものというふうに考えております。  新型コロナウイルスワクチンにおける住民接種について、町は町民の安全・安心を第一に進めていくという基本姿勢に立ち、鋭意、接種体制づくりを進めております。  具体的な業務は、人的体制の整備、接種計画の策定、システム改修、接種券の作成・郵送、そして接種実施体制の検討・調整、相談体制の確保などであります。  そこで、議員御指摘の近隣市町村と緊密な関係を保ち情報収集と共有を図っていくということについてであります。  接種事業に係る情報は、Q&Aを含めて国から本当に五月雨式に大量に発信されてきております。しかし、国からはワクチンの供給も当面の予定が公表されただけで、供給が予定どおり確実に行われるかはもとより、ワクチンの種類や量、あるいは供給時期に加え、副反応などの情報も含めたより具体的な供給スケジュールや分配量が不明瞭であります。そのため、日々、我々としては混乱をしているような状況であります。  こういったことから、近隣市町とはやはり情報の取りこぼしがないように日頃から情報の確認を密に取り、できるだけ住民に対して同じような対応ができるよう検討し、そして業務に当たっているところであります。  次に、接種が完了するまでの準備についてお答えいたします。  前例のない大規模な住民接種はまさに災害対応と同等と捉えておりまして、町では新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種の円滑な実施に当たり、2月5日に入善町新型コロナウイルスワクチン接種実施本部を設置いたしました。  本部組織は、副町長を本部長、全課長を本部員として、元気わくわく健康課が中心となって実施することとし、全庁的な執行体制を構築したところであります。  第1回の接種実施本部会議では、3密回避など感染予防対策を万全に期すため、集団接種となった場合の会場として町総合体育館サブアリーナを候補としたところであります。  接種実施の形態については、医療機関における個別接種と特設会場における集団接種、それぞれのメリット、デメリットを踏まえ町医師会と協議した結果、最初に国から供給されるファイザー製ワクチンについては、当面集団接種で行うこととしております。その他のワクチンにつきましては、個別接種での対応について町医師会で検討していただいているところであります。  なお、集団接種会場を総合体育館サブアリーナにしたことにつきましては、事前の案内をせずに、スポーツ関係団体等や体育館御利用の皆様方に御迷惑をおかけしているところでありますが、御理解を賜りますようお願いを申し上げる次第であります。  次に、接種期間のトラブル対応への事前の備えについてお答えいたします。  接種順位は御存じのとおり、高齢者、基礎疾患をお持ちの方、最後にそれ以外の方ということになっており、接種券につきましては接種開始が明確になった時点で、最初に65歳以上の高齢者、次にその他の方という順序で発送する予定といたしております。  ワクチン接種を開始するに当たりまして、町民の皆様や御協力いただく関係者が安心して接種を実施できるよう、必要な物品の調達に加え、事前に集団接種会場においてシミュレーションを行いながら課題を洗い出し、解決策等を探りながら本番に備えてまいりたいというふうに思います。なお、このシミュレーションにつきましては、年度内もしくは新年度早々に実施できる態勢を取っておきたいというふうにも考えております。  また、接種後の重篤な副反応でありますアナフィラキシーが起こった場合に備えて、誰がどのような役割を担うかなど、町医師会の意見を取り入れながらあらかじめ決めておくことなど、万全な体制づくりを目指してまいりたいと考えております。  次に、ワクチン接種に係る期日についてお答えをいたします。  ワクチン接種期間の期限につきましては、令和3年2月16日付の厚生労働大臣による指示書では、令和4年2月28日までとされております。  高齢者対象の集団接種においては、ワクチン供給状況に大きく左右されますが、十分なワクチンが供給された場合、町では1日当たり180人から255人の接種で約3か月間かかる見込みというふうに考えております。これはあくまでも2回接種を想定しております。  町における接種スケジュールについては、国からの具体的なワクチンの供給時期や分配量が不明なため、なかなか設定ができない状況であります。  接種に当たっては、副反応の不安など漠然とした不安から様子見される方もおられるかもしれません。なお、接種は強制ではございません。しかしながら、町民の皆さんが接種の順番が来たときに接種を受けるかどうかについて自ら判断し、十分な理解の下に不安を感じることなくワクチンを接種できるよう、町としてワクチンの効果や意義、副反応などに関する正確な情報発信に努めてまいりたいと考えております。  最後に、ワクチン接種に伴う財源についてお答えをいたします。  接種費用につきましては国負担は1件当たり2,277円であり、集団接種の場合、接種人数が少なければ人件費や会場費などによって国負担では不足することも考えられますが、不足分は国が必要だと認めれば補助金を充てられることになっております。  新型コロナウイルスのワクチン接種は、発症予防と重症化予防の効果があっても、感染そのものを防ぐ効果については不明とされております。これまで同様、町民の皆様にはマスクの着用や手洗いの徹底、3密の回避など、ウィズコロナの新しい生活様式の実践を心がけていただくようお願いを申し上げ、私からの答弁とさせていただきます。 142: ◯議長(野島 浩君) それでは、再質問を受けます。  3番 池原純一君。 143: ◯3番(池原純一君) この接種については、なかなか薬が来ないのに右往左往、当然質問も右往左往になるような感じでありますが、再質問しようと思ったものはほとんど言われておりますので、その中でも、ワクチン接種したくともできない方への気遣いではないんですが、どういうふうな対応をその人がしていけばいいのか、ヒントなどがあればお答えくださいということであります。 144: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  小路元気わくわく健康課長。 145: ◯元気わくわく健康課長(小路知子君) 具体的に接種したくてもできない人というのは、交通手段がない方とかそういう方でしょうか。 146: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君、確認です。 147: ◯3番(池原純一君) 交通機関とかそういう話ではなくて、接種したくとも、疾患があまりにも強過ぎて駄目だとか、基礎疾患のすぐ現れる強い方というか、ワクチンに合わない基礎疾患があるということを意味しておるんですが。 148: ◯議長(野島 浩君) 基礎疾患ですね。  小路元気わくわく健康課長、よろしいですか。 149: ◯元気わくわく健康課長(小路知子君) 基礎疾患をお持ちの方は、自分だけで判断せず、かかりつけ医と相談して見送られることも1つかと思います。必ず接種しなければいけないというものではございません。  以上です。 150: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。 151: ◯町長笹島春人君) 予防接種を受けることができない方ということでありますけれども、やはり当日37.5℃以上の熱があるような方についてはちょっと厳しいかなというふうに思いますし、過去にアナフィラキシーなどの既往のある方なども、少し受けることは控えていただいたほうがいいのではないかというふうな考え方を持っております。 152: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 153: ◯3番(池原純一君) 2月22日の知事との懇談会、ワンチームとやまという連携推進本部が開かれた、そのときに新聞紙上で笹島町長が共同接種について否かということで質問をされておりましたが、これについては医療スタッフとか場所とかの確保、いろいろあると思った上での質問なのかどうなのかということを再度確認しておきたいなというふうに思います。 154: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。 155: ◯町長笹島春人君) 例えば、町外で勤務されている方が職場のある自治体で接種できれば、やはり町民の利便性というものは高くなってくる。そしてまた自治体の事務なども効率化が図られるといったことで、複数の自治体でのワクチン接種の共同実施について、県が中心になって進めてもらえないかというような思いもあって、実は御存じのように本町には公立病院がございません。当初予定されておった医師あるいは看護師、スタッフ、そういった方々がなかなか確保できないという懸念もあって、近隣の市町との共同接種ができないものだろうかというような意味合いで質問をさせていただきました。  当時のといいましょうか、そのときの石黒部長の話では、やはり現在、舟橋村と上市町が共同接種を計画しておられるというようなことで、可能であればいくらでも県のほうは調整をしますという話をいただいております。 156: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 157: ◯3番(池原純一君) それに関しては、朝日町とか黒部市とかあるわけですが、町としてはどういう関係でおられるのかお聞きします。 158: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。 159: ◯町長笹島春人君) 町の医師会の皆さん方の御協力のおかげで、何とか町の中でスタッフ、看護師さんとかそういった方々も含めた態勢はできるというような考え方でおりますので、当時の状況から少し変わってきたということで、今のところ近隣市町との共同接種ということについては考えてはおりません。 160: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 161: ◯3番(池原純一君) 分かりました。ありがとうございます。  それでは、次の除雪についての質問に移らせていただきます。 162: ◯議長(野島 浩君) 池原議員に申します。一般質問の途中でありますけれども、ここで一旦時計を止めさせてください。  先ほど申しましたとおり、東日本大震災で犠牲になられた方々に対し哀悼の意を表し、1分間の黙祷をささげます。  傍聴席の皆様、ケーブルテレビを御覧の皆様も御協力をお願いいたします。  起立をお願いしますけど、もうしばらくお待ちください。  それでは、皆さん、御起立ください。  黙祷。  〔黙  祷〕 163: ◯議長(野島 浩君) 黙祷やめ。  御着席ください。皆さん、どうも御協力ありがとうございました。  それでは会議を再開し、町政一般に対する質問を続行いたします。  時計を動かしてください。  3番 池原純一君。 164: ◯3番(池原純一君) 除雪について、2021年1月8日から10日にかけての記録的な大雪は、県内各地で交通の乱れを招く結果になりました。  あいの風の運休や幹線道路の終日の渋滞、それに伴う物流の停滞による食品コーナーや生活必需品の品薄状態が続いたところであります。町内でも車の置き去り、スタックして立ち往生しているのが相次いでおりました。  昼夜を問わず懸命の除雪も間に合わず、教育現場では通学時の安全確保が図れないため、小中学校は休校せざるを得ない事態となりました。  また、住宅密集地では雪のやり場もなく、はかどらない除雪作業を家族総出や地域ぐるみで懸命に行っていた。改めて公共除雪の役割と大切さを感じた冬でありました。  それでは、質問に入らせていただきます。  1月の記録的な大雪は、町民の日常生活や事業経営に貴重な体験と教訓を与えてくれました。これからも道路の適切な除排雪を実施し、安全で円滑な道路交通の確保は必須であります。  今年度の総括はどのようにされたのか、まずお聞きかせください。  今年もボランティアに近い形で地域の方々で構成されている除排雪委員会には、生活道路のような小回りが必要な道路を除排雪していただくケースが多くありました。  道幅が狭く路肩が脆弱になれば除雪作業に支障を来します。1つ間違えれば重大な事故につながります。少なくとも除雪時に路肩部分が確認できる安全確保は急務であります。  安全対策に対する町のお考えをお示しください。  また、県は地域防災力向上を目指す有利な助成金制度の助成率のアップを提示しておりますが、地域ぐるみによる除排雪組織の拡充を図っていく考えはないかお聞かせください。  以上。 165: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めます。  窪野建設課長。 166: ◯建設課長(窪野 修君) 除雪に関する御質問にお答えをいたします。  まず、1点目の道路除雪に関する総括についてであります。  町では、今年1月上旬から中旬にかけましての記録的な大雪を教訓に、今後の課題とその対応を検討しているところであります。  代表的な課題を申し上げますと、大きく2つの課題があるものと考えております。  まず1つ目としましては、除雪が大幅に遅れたという点でございます。  その主な要因といたしましては、大雪により除雪の作業時間が大幅に増えたとともに、暴風雪時のホワイトアウトによりまして、除雪作業中に車両が脱輪する業者が多発したということがあります。  これらの点につきましては、気象状況によりまして地区や除雪協力業者と確認が必要ではありますけれども、積雪の状況に応じた除雪対象路線の優先順位を決めるですとか、あるいは必要最低限の区間に絞るなど、弾力的に対応あるいは検討していかなければならないのかなというふうに考えております。  また、脱輪対策という点につきましては、路肩の目印となりますスノーポールの設置箇所を増やすなどを考えていく必要があるのではないかというふうに思っております。  次に、2つ目の課題という点につきましてですけれども、今回のような大雪の場合に、融雪装置が設置されている町道におきまして融雪装置が十分機能できず、一部交通に支障が出たところであります。  通常、融雪装置が設置されている区間では機械除雪を行わないところでありますが、今回、緊急的に小型ロータリー除雪車で機械除雪を行ったところであります。  しかしながら、それぞれの担当路線の除雪を終えてから融雪が設置されている町道の除雪に入るため、除雪開始までにかなりの時間を要したところであります。そこで、新年度予算におきまして安全・安心の交通環境を維持・強化するため小型ロータリー除雪車の購入予算を計上したところでありまして、大雪での融雪装置が設置されている町道の除雪や歩道除雪、さらには道路の拡幅除雪など、よりきめ細かい除雪に取り組みたいというふうに考えております。  いずれにしましても、今年度の大雪による反省点を踏まえて、来年度の入善町除雪対策協議会におきまして協議をしながら方針を決定してまいりたいというふうに考えております。  次に、2点目の地域の方々で構成された除排雪委員会の除雪作業中の安全確保及び除排雪組織の拡充についてお答えをいたします。  町では、きめ細かい除排雪を行う地区に対して小型の除雪機械を貸し出し、地域ぐるみで除排雪を行う地域ぐるみ除排雪事業に取り組んでおります。  この事業は、それぞれ地域ぐるみの除排雪委員会という組織を結成していただき、町から貸与された小型除雪機械を使って地元のオペレーターによる除雪を行っていただくという制度であります。今年度では舟見地区など10組織がこの事業に取り組んでいるところであります。  これら町が対応した除雪機械により、町除雪計画路線以外の町道や宅道などを地域ぐるみで除雪しているところでありますが、狭い道路などにつきましては除雪機械の脱輪などが懸念されるところであります。  町としましては、地区に除雪機械の脱輪防止のためにスノーポールの貸出しなどを行っておりまして、路肩部分を確認できる安全確保に努めているところであります。  また、議員御指摘のとおり、今年度の記録的な大雪を踏まえて、集中的に地域の除排雪体制を整備する観点から、県では2月補正予算におきまして富山県地域ぐるみ除排雪促進事業を拡充したところであります。  拡充した内容としましては、市町村が地域住民と連携して行う除雪機械の購入費に係る県の補助率につきまして、これまで3分の1としていたものを2分の1に引き上げるというものであります。  地域ぐるみ除排雪では、道幅の狭い町道や宅道の除雪、拡幅除雪など、地域のきめ細かい除排雪に対応していただいております。安全・安心の交通環境を維持・強化するためにも大変有効な手段であるとともに、地域で除雪を助け合う共助という面におきましても大きな力を発揮するものと考えております。  町としましては、地域の要望を確認しつつ、事業効果、それから維持管理などを総合的に考慮しながら、計画的に推進してまいりたいというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。
    167: ◯議長(野島 浩君) それでは、再質問を受けます。  3番 池原純一君。 168: ◯3番(池原純一君) 今ほどの説明の中で、除排雪経路の優先順位を決めての作業というのは大変効率的でいいなというふうに思っておりますが、本来、除雪計画を見てみると、そういう準備もしながら除雪に入っていこうというふうなことになっていると思うんですが、これについては優先順位とかそういうものは、その業者である程度決めているものではないのですか。 169: ◯議長(野島 浩君) 窪野建設課長。 170: ◯建設課長(窪野 修君) 前もって業者さんのほうにはルート、路線が決定されていると。それで、シーズン前にもうルートの行く順番、行き方、一番どのルートをどう通っていったほうが担当路線のところを終わらせられるかということで、業者さんのほうでもう前もってルートの順番を決めておられるという状況がございます。  そうした中で、今回とても大きな雪の場合は、そのとおりに行ってしまうとすごくすごく時間がかかってしまうと。散居村なものですから、家があるところは優先的に先に除雪していく、あるいは田んぼばかりのところは後からというようなことで、そういう形を取ると当初の予定ルートとまた計画が変わってくるという状況もございまして、本当に大雪の場合はどこを優先して除雪するかということをあらかじめか決めておくということは非常に重要なんだろうというふうに今回の大雪で感じたところであります。 171: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 172: ◯3番(池原純一君) 二重、三重と対策というのは考えていたほうが私はいいと思います。これからはそういうふうな対策を取っていただきたいというふうに思います。  それと、誰が見ても除雪が必要であるというふうな降雪の仕方というのがあると思います。今年なり、その前もそういうふうなところがあったと思うんですが、常に出動態勢というのは、こちらのほうからパトロールをした後に確認して、それからひとつ除雪をお願いしたいというふうなことをしておられるなというふうに思ったんですが、その考えでよろしいですか。 173: ◯議長(野島 浩君) 窪野建設課長。 174: ◯建設課長(窪野 修君) 除雪につきましては、10センチを超えた、あるいはそれ以上また増えるといったときに除雪の出動をかけるという決まりを持っていますので、それに基づいて出動の要請をかけているところであります。 175: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 176: ◯3番(池原純一君) 除雪計画を見ておると、出動せよというよりも出動基準というものがあって、それに達し得る、そしてまたそれ以上降ることが予測されるというときには、自ずと事前に出動してもいいんじゃないかなというふうに私は思ってそのことを確認したわけで、今年の場合は多分そうだったと思うんですが、これに近い形で降ってもそういうふうな形で、昨日もありましたが業者に判断を委ねて、また2次的なチェックとしてパトロールを活用するというふうなやり方が1つあるんじゃないかなというふうな思いで提案させていただきました。  それで、いろいろと除雪業者と冬に入る前の危険予知とか路肩のポール差しとかデリネータ管理とかマンホールの飛び出しとか、道路を横断している側溝関係の段差があるとか、そういうものについては基本的には直しておかないとオペレーターのけがや機械の故障に直接つながるということで、次年度の担当者とのヒアリングを行って修繕というのは行っておられますか。 177: ◯議長(野島 浩君) 窪野建設課長。 178: ◯建設課長(窪野 修君) 降雪期前でございますけれども、それぞれの除雪協力業者さんのほうに担当路線を示して事前に確認をしていただいております。必要な修繕箇所があれば町に相談をしていただきまして、町が状況に応じて修繕対応しているという状況でございます。 179: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 180: ◯3番(池原純一君) それは確実に的確に行っていただきたいということで、これは約束をしていただきたいと思います。  富山県の2月定例議会で降雪時の路面状況の的確な把握と情報発信を努めるために、主要道路交差点付近に監視カメラを大幅に増設したいというふうな記事がありました。  現在、入善町管内では路面状況を監視する県のカメラは1台も設置されていないということで、降雪時の情報収集に一役買う定点カメラというのはあったほうがいいなというふうに思っております。  町からの働きかけというのは必要と思うがいかがなものかお答えください。 181: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。 182: ◯町長笹島春人君) うれしく思っております。  県の2月補正予算の監視カメラにつきましては、町内に何か所設置されるのかということはまだ明確にはなっておりませんが、私もできるだけ設置をしていただきたい。その上で、できれば町の中でもその状況が見られるようなシステムにしていただければもっといいのではないかなというふうに思っておりまして、大いに期待もしておりますし、設置に向けて私からもまた働きかけていきたいというふうに思っております。 183: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。 184: ◯3番(池原純一君) 私も町で見られるようなということで思っております。  最後ですが、先ほどあった地域ぐるみ除排雪委員会の補助率2分の1ということで、大変有利な制度だなというふうに思っております。ぜひこれを利用して入善町も除雪隊というのがたくさんできるように、また町のほうも計画的に進めていただきたいということで、質問を終わります。 185: ◯議長(野島 浩君) 以上で池原議員の一般質問は終了いたしました。  以上で町政一般に対する質問は全て終了いたしました。        ─────────────────────────            議案第1号ないし議案第20号 186: ◯議長(野島 浩君) 次に、日程第2 議案第1号ないし議案第20号、令和3年度入善町一般会計予算ほか19件の議案20件について総括質疑を行います。  なお、これらの案件につきましては、各所管の常任委員会へ審査付託の予定であります。議員各位には、できるだけ所属委員会以外の分野について簡潔に質疑されますようお願いいたします。  (総括質疑) 187: ◯議長(野島 浩君) まず、議案第1号 令和3年度入善町一般会計予算のうち歳入全般についての質疑を行います。  予算書19ページから58ページです。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 188: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認めます。  次に、歳出全般について、予算書59ページから196ページです。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 189: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認めます。  次に、議案第2号 令和3年度入善町国民健康保険特別会計予算ないし議案第6号 令和3年度入善町後期高齢者医療特別会計予算の特別会計予算5件について、一括して質疑を行います。  予算書208ページから264ページであります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 190: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認めます。  次に、議案第7号 令和2年度入善町一般会計補正予算(第9号)ないし議案第10号 令和2年度入善町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の補正予算4件について、一括して質疑を行います。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 191: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認めます。  次に、議案第11号 入善町地域経済牽引事業の促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正についてないし議案第20号 町道路線の変更についての議案10件について、一括して質疑を行います。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 192: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認めます。  以上で、上程案件に対する質疑は終結いたしました。  (議案等の常任委員会付託) 193: ◯議長(野島 浩君) お諮りいたします。ただいま上程中の議案20件につきましては、お手元に配付の委員会付託表案のとおり、所管の常任委員会へ付託し、慎重に審査することにいたしたいが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 194: ◯議長(野島 浩君) 御異議なしと認めます。よって、付託表案のとおり常任委員会へ付託し、審査することに決定いたしました。        ───────────────────────── 195: ◯議長(野島 浩君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたしました。  本日はこれにて閉議いたします。  なお、さきに配付してあります議会日程のとおり、各常任委員会を開催され、委員長は審査の結果を16日午前中までに事務局へ提出願います。  次の本会議は、17日水曜日、午後1時30分から再開し、委員会審査報告、討論、採決及び予定されている残りの案件についての審議をいたします。  それでは、本日はこれにて散会いたします。  議員並びに当局には大変お疲れさまでした。  午後 3時06分 散会 発言が指定されていません。 © Nyuzen Town Assembly. All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...