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  1. 入善町議会 2021-03-01
    令和3年第21回(3月)定例会(第1号)  提案理由説明


    取得元: 入善町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-19
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和3年第21回(3月)定例会(第1号)  提案理由説明 2021-03-02 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 24 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 :  ◯議長野島 浩君) 選択 2 :  ◯議長野島 浩君) 選択 3 :  ◯議長野島 浩君) 選択 4 :  ◯議長野島 浩君) 選択 5 :  ◯議長野島 浩君) 選択 6 :  ◯議長野島 浩君) 選択 7 :  ◯議長野島 浩君) 選択 8 :  ◯議長野島 浩君) 選択 9 :  ◯議長野島 浩君) 選択 10 :  ◯町長笹島春人君選択 11 :  ◯議長野島 浩君) 選択 12 :  ◯議長野島 浩君) 選択 13 :  ◯議長野島 浩君) 選択 14 :  ◯議長野島 浩君) 選択 15 :  ◯議長野島 浩君) 選択 16 :  ◯議長野島 浩君) 選択 17 :  ◯議長野島 浩君) 選択 18 :  ◯議長野島 浩君) 選択 19 :  ◯議長野島 浩君) 選択 20 :  ◯議長野島 浩君) 選択 21 :  ◯議長野島 浩君) 選択 22 :  ◯議長野島 浩君) 選択 23 :  ◯町長笹島春人君選択 24 :  ◯議長野島 浩君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 議事の経過  午前10時00分 開会            開   会   の   宣   告 ◯議長野島 浩君) 皆さん、おはようございます。  ただいまより、第21回入善町議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。  開会に当たり、一言御挨拶申し上げます。  今年の冬は3年ぶりの大雪となりましたが、季節の移り変わりは大変早いもので、先月末からは大変穏やかな天候が続いております。  町内でも、間もなく土づくりや田起こしなどの春作業が始まり、いよいよ春本番が感じられるものと思います。  さて、新型コロナウイルスについては、1月に再び感染拡大地域での緊急事態宣言が発出され、県内でも公共施設や飲食店などでの時短要請が行われたところであります。  県内の感染状況は、現在のところ、比較的落ち着いてきたところであると思いますが、依然、関東地方の1都3県では、緊急事態宣言が継続されております。  3月は人の移動が多くなりやすい時期でもあり、緊急事態宣言が解除された地域においても、早くも第4波を懸念する声が出ております。  町民の皆様には、引き続き気を緩めることなく感染予防対策を徹底していただきたいと思います。お願い申し上げます。        ─────────────────────────            諸   般   の   報   告 2: ◯議長野島 浩君) それでは、日程に先立ち、諸般の報告をいたします。  初めに、8番 五十里忠茂君から、本定例会を欠席する旨の届出が出されております。  次に、本定例会における説明員の出席要求に対し、町長、副町長、教育長及び関係各課長が出席する旨の報告がありました。  次に、本定例会における事務職員は、事務局長 清田和憲君、局長代理 田中昭吾君、主事 原 翔子君であります。  次に、さきに報告した以降の主な活動の報告をいたします。
     諸般の活動につきましては、お手元に配付いたしました資料をもって報告に代えさせていただきます。  次に、監査委員から、地方自治法第199条第9項の規定に基づき、定期監査及び公益財団法人入善町文化振興財団に係る財政援助団体等監査の結果報告並びに第235条の2第3項の規定に基づき、1月分までの例月出納検査の結果がそれぞれ議長宛てに提出されております。  これらの資料は議会事務局に保管してありますので、御希望の方は閲覧願います。  以上で諸般の報告を終わります。        ─────────────────────────            会議録署名議員の指名 3: ◯議長野島 浩君) これより本日の日程に入ります。  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  署名議員には、6番 中瀬淳哉君、7番 田中伸一君を指名いたします。        ─────────────────────────            会   期   の   決   定 4: ◯議長野島 浩君) 次に、日程第2 会期の決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は、本日2日から17日までの16日間といたしたいが、これに御異議ありますか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5: ◯議長野島 浩君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から17日までの16日間と決定いたしました。        ─────────────────────────            報告第1号ないし報告第2号 6: ◯議長野島 浩君) 次に、日程第3 報告第1号 寄附の受け入れについてないし報告第2号 専決処分事項の報告についての2件を議題といたします。  内容を職員に朗読させます。  田中局長代理。  〔議会事務局長代理(田中昭吾君)が資料を朗読〕 7: ◯議長野島 浩君) ただいまの報告第1号 寄附の受け入れについては、寄附者の御厚志に対し深く感謝を申し上げます。  以上、朗読をもって報告を終わります。  (※当号末に寄附一覧表を掲載)        ─────────────────────────            承認第1号ないし承認第2号 8: ◯議長野島 浩君) 次に、日程第4 承認第1号 専決処分第1号 令和2年度入善町一般会計補正予算(第7号)ないし承認第2号 専決処分第2号 令和2年度入善町一般会計補正予算(第8号)の2件を議題といたします。  (提案理由の説明) 9: ◯議長野島 浩君) ただいま上程した案件について、提案理由の説明を求めます。  笹島町長。  〔町長 笹島春人君 登壇〕 10: ◯町長笹島春人君) 議場の皆さん、そして、ケーブルテレビを御覧の皆さん、おはようございます。  いよいよ3月となり、昨日の穏やかな天候も一転、春の嵐の様相を呈しております。しかし、外は梅のつぼみも膨らみ始めており、町民の皆様には本格的な春を迎える準備に余念がないものと推察をしておるところであります。  本日は、議員各位には何かとお忙しい中、3月定例会に御参集いただき、誠にありがとうございます。  さて、昨年度の暖冬から一転、この冬は大変な大雪となり、特に1月7日から10日にかけましては、非常に強い冬型の気圧配置となり、町内全域におきまして、暴風と記録的な積雪に見舞われたところでございます。  町では、地域の皆様方の御協力をいただきながら、昼夜を問わず除雪などの対応に当たったところであります。しかしながら、非常に短時間のうちに大量の雪が降り積もったことから、除雪が追いつかず、渋滞や車の立ち往生などの交通障害が発生し、町民の皆様方には大変御不便をおかけしたところであります。  町民の皆様におかれましては、外出自粛をはじめ、御家庭や地域において、それぞれ除雪などに御協力いただき、心より感謝を申し上げております。町といたしましては、今回の大雪の経験を生かし、今後とも雪に強いまちづくりの推進に力を注いでまいりたいと考えております。  なお、このたびの大雪で、車両の立ち往生や道路あるいは自宅周辺の除雪などを町のごみ収集車の乗務員、御近所の方々、町職員などに助けてもらったという、感謝の気持ちをつづるお便りを幾つか頂いているところであります。大変温かな気持ちになると同時に、現在のコロナ禍のように大変な時期こそお互いを思いやり、助け合い、そして感謝の気持ちを表すことの大切さを改めて感じたところであります。  それでは、承認第1号及び第2号 令和2年度入善町一般会計補正予算(第7号)及び(第8号)の専決について、一括して御説明を申し上げます。  一般会計補正予算(第7号)につきましては、この冬の大雪に伴い、不足する見込みとなった除排雪に要する費用を増額したもので、緊急に対応する必要があったことから、1月22日付で専決処分を行っております。  歳入につきましては、財政調整基金からの繰入金を計上しております。  これにより、一般会計につきましては、既定の予算額に1億700万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ147億1,461万1,000円としたところであります。  次に、令和2年度一般会計補正予算(第8号)について御説明を申し上げます。  一般会計補正予算(第8号)では、令和3年4月以降の町民を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種の円滑な実施に向け、接種に必要な接種券の発行や接種予約を受け付けるコールセンターの開設などに係る準備費用を計上したものであります。  町では、先月5日に、入善町新型コロナウイルス感染症対策本部内にワクチン接種実施本部を新たに設置するなど、円滑なワクチン接種に向け、万全の体制で臨んでまいりたいと考えております。  ワクチン接種の準備費用を計上した本補正予算につきましては、町民の皆様が国が示す指針に従い、4月以降、迅速かつ安心して接種を受けることができるよう、2月12日付で専決処分を行い、現在、準備を着実に進めております。  歳入につきましては、国庫支出金を計上いたしております。  これにより、一般会計につきましては、規定の予算額に3,746万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を147億5,207万7,000円としたところであります。  以上、専決補正につきまして、地方自治法第179条第3項の規定に基づき、その承認を議会に求めるものであります。どうかよろしくお願いを申し上げます。 11: ◯議長野島 浩君) それでは、ここで暫時休憩いたします。  全員協議会を開催しますので、全員委員会室へお集まりください。  午前10時14分 休憩        ─────────────────────────  午前10時27分 再開 12: ◯議長野島 浩君) 休憩前に引き続き開議いたします。  (質  疑) 13: ◯議長野島 浩君) これより、承認第1号ないし承認第2号の2件についての質疑を行います。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 14: ◯議長野島 浩君) 質疑はないものと認めます。よって、これにて質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま上程中の承認第1号ないし承認第2号の2件については、入善町議会会議規則第38条第3項の規定に基づき、常任委員会への審査付託を省略し、直ちに討論、採決の運びといたしたいが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 15: ◯議長野島 浩君) 異議なしと認めます。よって、承認第1号ないし承認第2号の2件は直ちに討論、採決することに決定いたしました。  (討  論) 16: ◯議長野島 浩君) これより討論を行います。  承認第1号ないし承認第2号の2件について、一括して御意見があれば承ります。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 17: ◯議長野島 浩君) 御意見がないものと認めます。よって、これにて討論を終結いたします。  (採  決) 18: ◯議長野島 浩君) これより採決を行います。  承認第1号 専決処分第1号 令和2年度入善町一般会計補正予算(第7号)について、原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 19: ◯議長野島 浩君) 起立全員であります。よって、承認第1号は原案のとおり承認されました。  次に、承認第2号 専決処分第2号 令和2年度入善町一般会計補正予算(第8号)について、原案のとおり承認することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 20: ◯議長野島 浩君) 起立全員であります。よって、承認第2号は原案のとおり承認されました。        ─────────────────────────            議案第1号ないし議案第20号 21: ◯議長野島 浩君) 次に、日程第5 議案第1号 令和3年度入善町一般会計予算ないし議案第20号 町道路線の変更についての議案20件を議題といたします。  (提案理由の説明) 22: ◯議長野島 浩君) ただいま上程した案件について、提案理由の説明を求めます。  笹島町長。  〔町長 笹島春人君 登壇〕 23: ◯町長笹島春人君) 本日、令和3年度の予算案をはじめとする関連議案の御審議をお願いするに当たり、私の町政運営に対する所信の一端と施策の概要を御説明申し上げます。  令和2年度は、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症に翻弄された1年であり、依然として、町民生活をはじめ地域社会、経済にとっても厳しい状況が続いております。  待望のワクチン接種につきましては、ようやく先月から医療従事者等への接種が開始されたところであり、現在、町民の皆さんへの接種に係る準備を鋭意進めております。町医師会の御協力の下、高齢者の方を優先に、サンウェル内に開設する予約コールセンターで受付を行う予定としており、会場での混雑を避けながら、町民の皆さんが安心して円滑にワクチンを接種できるよう努めてまいります。  町といたしましては、町民の生命と健康を守るため、感染拡大防止のための物資の確保や体制づくりなどに取り組むことはもとより、地域社会や経済活動が停滞することのないよう必要な支援などにも意を用いていかなければなりません。  一方で、新型コロナウイルスとの闘いは、希望への挑戦であると捉えております。今後のまちづくりにおいては、新型コロナウイルスと向き合い、共存していくことも意識しながら、これまでの「当たり前」を覆すような大胆な手法や政策の転換を迫られているものと考えております。  また、令和3年度は、入善町の新たな10年を描く第7次総合計画がスタートいたします。本格的な人口減少時代を迎える一方で、地方創生や地方回帰の機運が高まり、地方での安心やゆとりのある暮らしが今後ますます注目されていくものと考えており、入善町には、その流れを後押しする魅力ある資源が満ちあふれています。  第7次総合計画では、その将来像を「「扇状地に夢と笑顔があふれるまち入善」~子どもたちの未来のために~」とし、私が町長就任以来、最大のテーマとして取り組んでまいりました「ストップ人口減少」を実現し、町の将来を担う子どもたちの未来を築くための様々な事業に真正面から取り組んでまいります。  新年度予算案は、第7次総合計画の始まりを飾る予算案となりますが、入善町に関わる全ての人が町への愛情と自信にあふれ、お互いに活躍し、つながり、支え合うことで人口減少の時代を克服することができるよう、様々な課題に対して計画的に取り組んでまいりますので、議員並びに町民各位の力強い御支援をお願い申し上げます。  まず、令和3年度の予算編成の基本方針について御説明申し上げます。  国においては、令和3年度当初予算が9年連続で過去最大を更新し、106兆円を超える大型予算となる見込みであります。
     また、地方財政対策では、新型コロナウイルス感染症の影響により地方税等が大幅に減収となることが見込まれる中で、地方が行政サービスを安定的に提供しつつ、防災・減災、国土強靱化の推進はもとより、地域社会のデジタル化の集中的な推進など、重要課題にも着実に取り組めるよう、地方交付税等の一般財源総額をしっかりと確保するものとなっております。  こうした国の動向を踏まえながら、新年度予算は、新総合計画に掲げる町の将来像の実現に向け、「未来」「夢」「暮らし」「笑顔」「恵み」をテーマに設定した5つのまちづくりの基本目標、「未来を育む、出会いのあるまちづくり」「夢をかなえ、活躍できるまちづくり」「暮らしやすさを築き、やすらぎのあるまちづくり」「笑顔をささえる、幸せなまちづくり」「恵みがつなぐ、文化のまちづくり」に関連する事業に対し、優先的に予算を配分することとし、所要の財源の確保に努めてまいりました。  加えて、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、町の最重要課題であります人口減少問題克服のための取組、役場新庁舎整備の推進、地域活性化などの重要な施策につきましては、着実に推進してまいりたいと考えております。  また、国の補正予算等を受けた事業の前倒しを計上した令和2年度補正予算を令和3年度当初予算と一体的に編成することで、スピード感と継続性のある事業の進捗と平準化を図ってまいります。  そこで、令和3年度予算は、「町民の幸せの追求」を命題としつつ、新たな総合計画の将来像を実現するため、「ストップ人口減少!夢と笑顔を未来に紡ぐ予算」として編成いたしました。  なお、編成に当たっては、限られた財源を最大限活用するために、経常経費の抑制や事務事業の見直しとともに施策の選択と集中を図りながら、将来世代に過度な負担を強いることのないよう、「健全財政の堅持」にも努めたところであります。  次に、歳出予算案の概要のうち、予算額について申し上げます。  まず、一般会計については、総額で102億9,810万円を計上したところであり、令和2年度当初予算と比較して7.7%の減額となりました。  続いて、特別会計について申し上げます。  まず、国民健康保険特別会計でありますが、1人当たり医療費の増加が見込まれることから、前年度と比較して5.5%の増となる24億2,660万円を計上いたしました。  簡易水道特別会計については、計画的に整備しております野中簡易水道施設更新事業費に加え、公営企業会計へ移行するための移行支援業務委託費を計上し4,970万円、育英奨学資金特別会計は670万円としております。  下水道特別会計は簡易水道と同様に、公営企業会計への移行支援業務委託費を計上し、前年度と比較して2.3%増となる14億2,720万円といたしました。  後期高齢者医療特別会計については、前年度と比較して2.8%の増となる7億3,730万円を計上しております。  それでは、令和3年度の主要施策について、最重要課題である「ストップ人口減少」及び新総合計画の「5つのまちづくりの基本目標」に沿って概要を御説明申し上げます。  「ストップ人口減少」の実現に向けた3つの柱のうち、まず、子どもを産み育てやすい環境づくりによる出生数の増について申し上げます。  「ストップ人口減少」を実現するには、結婚や出産、そして子育ての希望をかなえることができる「子どもを産み育てやすい環境づくり」により、減少し続ける出生数の増加を目指すことが何よりも重要であります。  その始まりとも言える結婚につなげるため、様々な出会いを創出している「それ行け!結婚プロジェクト」では、これまでに約200組のカップルが誕生しております。多くの出会いを育み、さらには成婚へと橋渡しをするためにも、結婚を希望する方々のニーズを捉えながら、多彩な出会いの場を提供するとともに、新たに若者世代に人気の高い動画配信サイト「ユーチューブ」を活用するなど、事業の積極的なPRにも努めてまいります。  また、入善世話やき隊の皆さんから献身的な協力をいただいているお見合いサポート事業では、より多くの方の入会を促すため、新たにイベント時などに出張登録会を行うなど、出会いからお付き合い、そして成婚へときめ細やかにフォローアップすることで、「入善版お見合い」という出会いの形を確立させてまいります。  さらに、新婚生活を入善町でスタートする御夫婦への結婚祝い金の贈呈のほか、新居入居や引っ越しに係る費用に対する支援を行い、結婚に対する経済的な不安を軽減するとともに、「結婚」と、結婚をきっかけとした「定住」を促進してまいります。  次に生まれる新たな出会いは出産であります。妊娠から子育てまでの様々なニーズに対し、子育て世代包括支援センター「にゅうにゅう」を中心に、保健師や助産師がコーディネーターとして相談・ケア体制の充実を図ることで、町全体が安心して産み育てることができる「ゆりかご」となることを目指します。  また、夫婦の「産みたい」気持ちをかなえるため、不妊治療や不育症治療、男性不妊治療への手厚い支援を継続します。  さらに、「ママ手帳」や「出産準備ギフトボックス」などにより、妊娠に伴う様々なサービスを提供するとともに、「にゅうにゅうアプリ」や「子どもノート」により、子どもの成長に合わせて必要となる情報を確実に伝えることで、育児への不安を軽減し、安心して子育てできるよう支援してまいります。  加えて、早産などのリスクを低減するため、引き続き、妊産婦健康診査や産前・産後などの教室を実施するとともに、支援が必要な産婦には訪問型やデイサービス型、宿泊型の産後ケアなど、きめ細やかな支援を実施します。  なお、産後ケアについては、さらに利用しやすくなるよう自己負担額を軽減します。  コロナ禍による影響を大きく受けている独り親家庭等の生活を応援するため、町内の入浴施設で使用できる「親子ふれあい券」を支給するとともに、引き続き、子育て応援券の支給や、学童保育、ファミリー・サポート・センター、病児・病後児保育の無償化を堅持してまいります。  保育料については、3歳以上児の国による無償化はもとより、副食費についても町独自に無償化とし、加えて、3歳未満児についても、第1子の4分の1軽減、第2子の半額化、第3子以降の無償化を継続し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ります。  リニューアル工事を進めてきた中央公園については、令和2年度補正予算により、ふれあい広場や親水広場、子育て広場を整備するほか、天候を気にせず親子で遊ぶことができる屋内多目的施設が開館する予定であります。施設内に整備される「こどもの国」などでは、親子で一緒に参加できるイベントを定期的に開催するなど、親子連れなど多くの人が集い、触れ合い、そして安らぐ公園として生まれ変わります。  また、「にゅうぜん親子フェスタ」を開催し、子育て力の育成と、子育てに温かい地域づくりに向けた機運の醸成を図ってまいります。  次に、健康寿命の延伸による人口の自然減の抑制についてであります。  人口減少の流れに歯止めをかけるためには、誰もが住み慣れた地域で生きがいや役割を持って暮らし続けることができるよう、健康寿命の延伸による人口の自然減の抑制を図ることも重要です。  「減塩いいね!プロジェクト」では、町民一人一人が高血圧などの生活習慣病の予防を意識した食生活を心がけるよう、「隣のみそ汁調査隊」や「減塩いいね!協力店」「学校」などとの連携を密にし、町民ぐるみの減塩・適塩運動を推進してまいります。  また、活動への関心を高めるため、新たに小学生親子を対象とした「減塩いいね!教室」を開催し、子どもから大人まで幅広い世代に良質な食習慣の定着を促します。  生活習慣病の予防対策として、特定健診を受けやすい体制づくり、特定保健指導や訪問事業の推進、重症化予防事業に取り組むとともに、町民の皆さんの検診の受診や健康づくりに対する関心や意識向上を促す「健康ポイント事業」を展開してまいります。  また、がん対策として、新たに患者の方の補正具の購入に対して補助することで、よりよい療養生活と回復後の就労や社会参加を支援してまいります。  高齢者が住み慣れた地域で健康で自立した生活が続けられるよう、地域運動指導リーダーや各地域で開催されているふれあいいきいきサロンとも連携を図りながら、おもりを利用した筋力トレーニング「いきいき100歳体操」の普及や高齢者の通いの場づくりなど、住民主体の介護予防・フレイル予防の推進に取り組んでまいります。  加えて、新たに高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施することとし、個別的な訪問指導や通いの場での啓発活動などを通じて、低栄養の防止や生活習慣病の重症化予防に向けた取組を強化してまいります。  さらに、IターンやUターンの促進と地域活性化による人口の社会増の推進についてでは、新型コロナウイルスの感染拡大による生活様式や働き方の変化は、地方創生の機運とともに生まれ始めた、都市から地方への新たな人の流れを加速させる可能性を秘めています。オンライン環境活用の劇的な普及などを背景に、新たな地方回帰への流れも生まれてきており、改めて人口の社会増の実現に向けて、新たな生活様式への転換も意識した移住・定住の促進が必要と考えております。  「安心移住プロジェクト」では、入善UIサポートセンターを核として、移住希望者が求める「検討」「交流」「居住」「就業」「移動」の5つの視点から、多様な支援事業を積極的に展開してまいります。  まずは県などと連携し、移住相談会などをオンライン環境も積極的に活用しながら開催するほか、移住希望者や町外在住の縁故者に対し、移住・定住関連情報等を随時発信するなど、Uターンをはじめとした移住者の掘り起こしを図ってまいります。  また、入善町の魅力を肌で感じてもらうため、「農業等体験ツアー」を継続するとともに、参加者の希望に応じた「オーダーメイド型移住体験ツアー」を通年で実施するほか、移住体験住宅を無料化するなど、町での体験や交流を通したきめ細やかな対応で、移住・定住の促進につなげてまいります。  新型コロナウイルス感染症による企業活動への影響が続く中、企業においては感染リスクの回避やアフターコロナの働き方を見据え、テレワークの導入やオフィスの分散化への検討が進められています。  こうした現状を踏まえ、地方移転を検討する企業が集うマッチングセミナーへの参加など、サテライトオフィスの誘致に新たに取り組むこととし、あわせてサンウェル内に進出を希望する企業等が利用できる体験スペースを整備するなど、新たな人の流れを創出する企業誘致のスタイルを構築してまいります。  また、新型コロナウイルス感染症は雇用にも深刻な影響を与え、求職者はもとより、企業側にとっても人材確保が大変な状況となっていることから、町内での就業、さらには定住促進につなげるため、求職者と地元企業を結ぶ人材マッチングフェアを引き続き開催します。  さらに、首都圏からの移住者が、県のマッチングサイトに登録された企業に就職、または自ら起業した際に、県などと連携して就業支援金を交付する制度を堅持してまいります。  加えて、奨学金を貸与された学生が大学卒業後、本町に居住した際などに返済の一部を減免する「Uターン促進奨学金制度」により、地域を担う若者の町への定着を促してまいります。  次に、新総合計画の将来像を実現するための「まちづくりの基本目標」に沿って申し上げます。  1つ目は、「未来」「未来を育む、出会いのあるまちづくり」についてであります。  人口減少が進む中においても、様々な出会いを創出し、新たな人の流れを育むことで、町の未来を担う人づくりを進めていく必要があります。  子育て支援につきましては、子宝支援金や出産祝い品、乳幼児在宅育児支援金、小中学校入学祝い金など、子どもの成長に合わせた「切れ目のない支援」を行い、町の宝である子どもたちの誕生と健やかな成長を、町を挙げてお祝いをしてまいります。子どもたちの健やかな成長を支えていくために、子ども医療費助成については、引き続き18歳までの医療費無料化を実施し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ります。  また、発達障害への対応として、保健師や作業療法士などによる育児相談や親子教室、予約制の個別相談を行うことで、保護者が子どもとのよりよい関わり方を学びながら、楽しく育児ができる体制づくりに努めてまいります。  これまで、1小学校下1保育所を基本として取り組んできた保育所整備につきましては、令和5年4月の開所を目指して、最後の統合保育所となる(仮称)桃李統合保育所整備に本格的に着手いたします。  また、ライフスタイルの多様化に伴い、年々高まる多様な保育ニーズに的確に対応するため、休日保育をはじめとする特別保育体制を堅持するとともに、保育所担当看護師の配置と病児・病後児保育施設への移送事業、国際交流員による「保育所えいごであそぼう事業」なども継続してまいります。  子どもたちが安心して安全な学校生活を送ることができるよう、小中学校における感染症防止対策として、トイレの手洗い場の自動水栓化を行います。  なお、令和元年度から整備を進めてきた入善小学校の大規模改造事業や、桃李小学校の教室照明のLED化工事は、令和2年度補正予算での前倒しにより対応してまいります。  小中学校においては、児童・生徒1人1台体制となるタブレット端末や高速大容量の校内通信ネットワークなどのICT環境を効果的に活用することで、GIGAスクール構想を実現するとともに、「主体的・対話的で深い学び」につなげてまいります。  町の将来を担う子どもたちが、入善町を愛し、守り、生かす郷土愛を持って、地域社会の発展に貢献できる人材となるよう「ふるさと教育」を推進します。新たに、現地学習等を通じて、自分たちが暮らす黒部川扇状地の自然や歴史、文化、産業のすばらしさを学習する「にゅうぜん郷土愛醸成事業」に取り組みます。  さらに、泉英明氏の御寄附による「夢みる青少年育成基金」を活用した中学校合同講演会では、各界で活躍している著名人を講師に招き、未来に羽ばたく子どもたちが生き方や夢の実現に向けて考えるきっかけづくりに努めてまいります。  加えて、姉妹都市であるアメリカ・フォレストグローブ市や宮城県登米市との交流、「異文化理解教育基金」を活用した、カンボジア王国との交流を通して豊かな国際性などを育みます。  ひばり野小学校においては、2つの複式学級の編制が見込まれることから、きめ細やかな教科指導等を行うため、引き続き講師を1人配置するとともに、主要教科については、学年単位で授業が行えるよう「教科支援講師」を新たに配置し、子どもたちが安心して学ぶことができる環境づくりに努めてまいります。  あわせて、入善町内のどこからでも就学を認める小規模特認校制度による児童の通学に対して支援します。  小中学校の給食におきましては、引き続き、毎月1回入善産「富富富」を提供し、その特徴である「うまみ」や「あまみ」を実感してもらうことで、地産地消の推進と郷土愛の醸成につなげてまいります。  さらに、保育所・小中学校を対象に、免疫力を高めるとされる「L-92乳酸菌飲料」を一定期間飲用することで、病気に負けない子どもたちの健康な体づくりを目指します。  全小学校区で実施しております学童保育につきましては、利用を希望する児童を全て受け入れ、ニーズに応えた、より利便性の高いサービスを提供します。  2つ目は、「夢」「夢をかなえ、活躍できるまちづくり」についてであります。  魅力ある産業や雇用、交流を創出することで、町と関わる全ての人の夢をかなえるための新たな機会や活躍の場を創造してまいります。  町の基幹産業である農業については、担い手への農地集積や経営発展に必要な施設等の整備に努めてまいります。  町の顔である「入善ジャンボ西瓜」と「チューリップ球根」の栽培において、新たに作付に応じた支援を行うほか、入善ジャンボ西瓜につきましては、後継者育成や既存生産者の作付拡大、さらには、入善高校農業科による「NEW農チャレンジ事業」に対して支援をするなど、町が誇る特産品を確実に未来へと引き継いでまいります。  また、安心の地場産品を求める多くの人でにぎわう「あいさい広場」において、生産者の出荷に係る利便性を向上させるため、みな穂農業協同組合が行う収納庫整備に対して支援します。  水産業については、豊富な水産資源を創造し、安定的に供給していくため、入善漁業協同組合が行う稚貝・稚魚放流事業への支援を継続し、「つくり育てる漁業」を推進してまいります。  また、漁業経営の安定と活性化を図るため、漁業共済制度を利用する大型定置網漁業者の共済掛金への支援に加え、新たに遠洋漁業者にも支援を拡充します。  現在のコロナ禍において、企業経営は大変厳しい状況が続いております。このような中においても、工夫を凝らしながら頑張る企業を応援していくことが重要であり、地元企業が取り組む設備投資に対する多様な支援を継続するとともに、新たな企業誘致にも努め、地域の経済基盤の強化と安定した雇用の確保につなげてまいります。  町の顔とも言える中心市街地では、経営者の高齢化や後継者不足による事業継承問題などが顕在化するとともに、空き店舗が増加するなど、いわゆる市街地の空洞化が進んでいます。  この状況を打開するため、起業や創業に係る支援制度について、対象区域の拡大などの抜本的な見直しを図り、新規創業者や町内外の事業者による新店舗の開業を支援する「まちなか新店舗等立地応援事業補助金」を新たに創設します。  また、「元気な商店街再生事業補助金」では、後継者の要件を親族のみから事業承継者全般に拡充することで、既存店舗の持続発展を後押ししてまいります。  今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により、度重なる自粛要請などを受け、様々なイベントや催しが中止となりました。コロナ禍の収束はいまだ見えない状況でありますが、ウィズコロナやアフターコロナ時代を見据えた町の魅力発信や交流人口の増加にしっかりと取り組む必要があります。  町の観光振興は、入善町観光物産協会を核として、出向宣伝やオンライン環境も有効に活用した情報発信に取り組むほか、近隣市町との広域連携により、着地型観光事業やインバウンド対策などを引き続き推進してまいります。  なお、「にゅうぜんフラワーロード」につきましては、25年の歴史の中で初となる園家山キャンプ場周辺での開催を予定しており、町内外の皆さんに海辺から望む300万本のチューリップと3,000メートル級の北アルプスが織りなす絶景をお届けできることを楽しみにしております。  また、全国有名産地の旬のカキを一年中楽しめる「深層水仕込みカキ」を町活性化の呼び水として最大限に活用するとともに、「深層水ふれあいデー」や「深層水かき祭り」を通し、「海洋深層水のまち入善」をPRしてまいります。  さらに、深層水パークをはじめ、さわやか海岸や園家山キャンプ場、杉沢の沢スギ、風力発電施設など、本町の海岸部の魅力的な観光スポットを結ぶ(仮称)シーサイドロード整備につきましては、令和3年度に深層水パークから園家山キャンプ場を結ぶ区間の完成を目指します。  町有観光施設のバーデン明日については、コロナ禍で大変厳しい経営を強いられておりますが、多くの観光資源を有する舟見山周辺の観光起点としての機能を強化するため、老朽化した空調設備の更新を図るなど、適切な維持管理に努めてまいります。  3つ目は、「暮らし」「暮らしやすさを築き、やすらぎのあるまちづくり」についてであります。  災害の少ない地域であるという強みなどを生かしながら、誰もが便利で快適に、安心して暮らすことができる居心地のよい生活基盤を築いてまいります。  高齢社会の進行が加速し、公共交通の役割がますます重要視される中、町営バスとデマンド交通による町全域を網羅した運行体制を維持するとともに、交通弱者の移動手段をしっかりと支えていくための利用者支援ネットワークの構築に向けた検討を進めます。  また、運転免許を返納した高齢者に対する公共交通利用券の交付により、返納高齢者の移動手段の確保はもとより、高齢者の運転による交通事故の防止にもつなげてまいります。  さらに、町の玄関口であり公共交通の結節点でもある入善駅において、駅前環境の改善のため、ロータリースペースの拡張や歩行者通路への屋根の設置などを行い、通勤・通学時間帯の車両の混雑解消をはじめとする安全性の確保と利便性の向上を図ります。  幹線道路の整備につきましては、役場新庁舎へのアクセス向上を図るため、「日吉青島上田線」の整備を進めるとともに、住民生活や地域経済にとって、より利便性や安全性の高いアクセス網の整備を図るため、「町幹線道路網計画」を更新します。  また、地域から要望の多い道路の改修等についても緊急性や安全性を考慮しながら対応するとともに、道路や橋梁の計画的な点検・補修によりインフラの老朽化対策に努めてまいります。  さらに、農業用水路における転落事故の防止を図るため、ワークショップを通した安全点検マップを作成します。  この冬の大雪では、富山県が豪雪地域であることを再認識させられたところであり、町においても、冬期における安全・安心の交通環境を確保・強化するため、無雪害街づくり事業による消雪施設の整備や除雪機械の計画的な導入を進めてまいります。  今後も増加が懸念される空き家・空き地への対策については、現状やこれまでの取組の効果などを踏まえ「空き家等対策計画」の見直しを図るとともに、空き家バンクを核とした利活用の促進や、老朽危険空き家の除却の推進など、より効果的な対策に努めてまいります。  豪雪災害をはじめ、大規模な災害が全国各地で頻発する中において、防災・減災、国土強靱化への取組が重要となります。令和3年度には町総合防災訓練を開催し、集落単位での避難訓練や新型コロナウイルスなどの感染症への対応を想定した避難所開設・運営訓練を実施します。  あわせて、公共施設での感染予防に必要な物資の調達などにも努めてまいります。  また、災害備蓄品の計画的な整備を進めるとともに、自主防災組織の活動支援、防災士の養成、防災研修会の開催など、地域ぐるみの防災・減災体制の強化に努めます。  加えて、町民の皆さんが緊急時に必要な情報を確実に取得することができるよう、緊急情報メールの登録を促してまいります。  消防・救急については、新川地域消防組合での広域運営のメリットを最大限に生かし、消防力と救急体制の強化に努めるとともに、消防分団車両等の更新や消防団の安全装備品の購入など、地域を守る消防団の充実・強化を図ってまいります。  交通安全対策については、高齢者や子どもを対象とした交通安全教室の開催などを通して、交通事故防止に対する啓発活動や見守り活動に努めます。  また、防犯対策については、LED防犯灯の設置支援や防犯パトロール隊への活動支援などを通じて、地域ぐるみで防犯活動を行うための環境づくりに努めてまいります。  さらに、全国的に新型コロナウイルスの感染拡大への不安や混乱に乗じるなどの特殊詐欺による被害が増加傾向にあるため、被害防止に向けた迅速な情報提供と注意喚起に努めるとともに、被害防止などに効果的な通話録音装置の高齢者宅への貸出しなど、引き続き消費者行政の強化に努めます。  人里での熊の出没が相次ぐなど、有害鳥獣対策では強固な捕獲体制が求められることから、捕獲活動に従事する方を、町長が任命する「鳥獣被害対策実施隊」として隊員の身分や安全をしっかりと保障し、体制の強化を図るとともに、耐雪型侵入防止柵の維持管理について地域の取組を支援してまいります。  4つ目は、「笑顔」「笑顔をささえる、幸せなまちづくり」についてであります。
     充実した福祉と医療体制に支えられながら、地域ぐるみの健康づくりを進めることで、笑顔で幸せを実感できる思いやりの町を実現します。  高齢者福祉については、「高齢者保健福祉計画」に基づき、介護予防を含む生きがい対策や健康づくり対策など、サービス全般にわたる供給体制の確保や施策の推進を図ってまいります。  また、誰もが住み慣れた地域で安心して自分らしい生活が送れるよう、引き続き、生活支援コーディネーターの配置等により地域包括ケア体制の充実を図ります。  町内の介護施設では、依然として人材不足により運営に苦慮する事業所もあることから、介護職員初任者研修の開催をはじめ、介護職員就労支援金など、介護人材確保事業を展開し、介護サービス人材の確保につなげてまいります。  加えて、「介護サポーターポイント事業」による介護現場でのボランティア活動の推進など、町民ぐるみのサポート体制を強化してまいります。  認知症対策としては、認知症カフェの充実や認知症初期集中支援チームの活動に取り組むとともに、認知症サポーター養成講座による地域の人材育成や、認知症高齢者等SOSネットワーク事業を展開し、住み慣れた地域で安心して暮らせる町を目指します。  また、障害者福祉については、障害のある方の自立した生活や社会参加を促すよう、引き続き、自立支援や地域生活支援、就労支援事業に取り組んでまいります。  自殺対策については、「入善町自殺対策計画」に基づき、心身ともに健康で暮らすことができる地域づくりを目指し、自殺予防に対する意識啓発や細やかな相談、ゲートキーパー研修などを実施するとともに、新たに相談先などを明記した「お守りカード」を配布するなど、自殺を防ぐための支援に取り組んでまいります。  小学生から高齢者まで幅広い年齢層が参加する扇状地マラソン大会については、入善町らしい、おもてなしを感じられる大会として開催いたします。  あわせて、新潟医療福祉大学女子陸上部員を招聘し、町民を対象にしたランニング教室を開催し、スポーツを楽しむ気運の高揚に努めます。  また、「ジャンボ~ルカップ全国カローリング大会」を開催し、幅広い年代で手軽に楽しめるスポーツとして健康の保持増進と体力の向上を図ります。  5つ目は、「恵み」「恵みがつなぐ、文化のまちづくり」についてであります。  町の財産である湧水などの豊かな資源や扇状地に広がる恵まれた自然環境、美しい景観とそこに根づく伝統文化を守り、確実に後世へと伝えていくことが重要であります。  扇状地にあふれる地域資源を博物館と捉える「黒部川扇状地フィールドミュージアム事業」では、扇状地の魅力をリアルに体験するフィールドツアーと映像コンテンツによるバーチャルな体験をより効果的に組み合わせ、町民の皆さんの郷土への愛着の醸成はもとより、町内外に向けた町の魅力発信を推進してまいります。  また、ふるさと入善の魅力や価値に気づくきっかけとなるように、大人を対象とした身近な体験型ツーリズム「にゅうぜんオトナ…の遠足。」を開催し、ふるさとに愛着と誇りを持った人材の育成に努めます。  緑豊かな森林環境や里山地域の活性化を図るため、「山のみち」羽入・明日線と、舟見山へのアクセス道である林道中野線の整備を促進します。  また、園家山の景観や周辺の生活環境の保全に重要な役割を果たしている海岸林について、地域住民や地元小学校の児童との協同による植樹活動を実施します。  さらに、再生整備事業が完了した国指定天然記念物「杉沢の沢スギ」については、今後も美しい沢スギ林の保全に努めるとともに、国指定史跡「じょうべのま遺跡」については、劣化が目立つ遺跡周辺の計画的な改修を進めてまいります。  図書館へ足を運ぶことなくインターネットで図書を貸出しすることができる電子図書館を運営し、町民の読書環境の充実を図ります。  町特有の資源である海洋深層水については、近畿大学水産研究所と入善漁業協同組合によるサクラマスの養殖の取組や、フルハシEPO株式会社によるスジアオノリの陸上養殖試験の事業化に向けて、引き続き支援してまいります。このような海洋深層水の需要の増加や、さらなる利活用の拡大に確実に対応するために実施する新たな海洋深層水取水施設整備事業につきましては、令和2年度補正予算での前倒しにより着手します。  計画推進の体制について申し上げます。  これらの多くの事業に確実により効果的に取り組んでいくためには、町民一人一人はもとより、地域コミュニティーや様々な活動団体など、多様な主体との連携をより強固なものとして町民ニーズに寄り添うことが求められます。  地域特性に応じた自主性のあるコミュニティーの育成を促すため、「地域コミュニティ・パートナーシップ構築事業」を推進するとともに、「地区振興補助金」により自治会活動を支援するなど、地域コミュニティーの安定運営と活性化を推進してまいります。  また、自治会が自主的に取り組む地区づくりイベントなどを応援する「元気な地区づくり応援事業」を推進し、地域コミュニティーへの愛着と住民同士の親睦の機会を創出します。  最後に、災害発生など、緊急時の対応拠点となる役場新庁舎の整備につきましては、引き続き建物等の設計業務と建設用地の造成工事を進めるとともに、令和3年度は建設用地の擁壁・排水路等の整備工事に着手してまいります。  それでは、次に、歳入の主なものについて御説明申し上げます。  まず、町税につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響等を踏まえ、個人町民税を中心に大幅な減収を見込んでおります。主要税目であります個人町民税につきましては、給与所得や営業所得の減少を見込み9.3%の減としており、法人町民税につきましては、企業収益の悪化等による法人税割の減収を見込み7.3%の減としたところであります。  また、固定資産税につきましては、企業の新規設備投資の減少に加え、新型コロナウイルス感染症に対する特例措置による減免額の増加などが見込まれることから、家屋及び償却資産の減収を見込み3.1%の減と試算しております。町税全体では、前年度と比較し1億7,597万円の減、率にして5.3%の減となる31億7,211万円を見込んだところであります。  地方交付税につきましては、国の地方財政計画などに基づき試算し、前年度から2.7%増の26億4,000万円を計上いたしました。  地方譲与税は、前年度比2.6%減の1億4,810万円、地方特例交付金については、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う地方税の減収補填特別交付金の皆増により、前年度比219.4%増の5,430万円としております。  地方消費税交付金については、消費の低迷などから、前年度と比較して2.8%減の5億5,500万円、環境性能割交付金は1,470万円、法人事業税交付金は3,090万円をそれぞれ見込んでおります。  国・県支出金は、歳出に見合う額を算定し、15億3,900万円余りを計上しております。  繰入金については、税収等の不足を補うための財源調整や町債の償還金の財源として、財政調整基金や減債基金などからの基金繰入れを中心に、前年度比20.6%の減となる6億2,600万円余りを計上いたしました。  町債においては、臨時財政対策債をはじめ、庁舎整備事業費、保育所整備事業費などの財源として必要な地方債を計上しております。  その他の収入につきましても、確実に見込み得る額を計上したところであります。  また、特別会計の歳入においても、制度の内容を勘案し、歳出に見合う額を積算しております。  その他の案件について申し上げます。  予算に関するものといたしましては、国の補正予算を受けて前倒しする入善小学校の第3期大規模改造事業や海洋深層水取水施設整備事業などを計上した「令和2年度入善町一般会計補正予算(第9号)」及び「令和2年度入善町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」「令和2年度入善町下水道特別会計補正予算(第3号)」「令和2年度入善町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」の補正予算案4件を提案しております。  条例の改正に関するものとして、「入善町地域経済牽引事業の促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について」など7件を提案しております。また、条例の廃止に関するものとして「入善町農業集落排水基金条例の廃止について」を提案しております。  その他の議案として、「公の施設の指定管理者の指定について」及び「町道路線の変更について」を提案しております。  以上、令和3年度における町政運営の基本方針及び今回提出いたしました諸案件の説明を申し上げました。  何とぞ慎重御審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。        ───────────────────────── 24: ◯議長野島 浩君) 以上で、本日の日程が終了しましたので、閉議いたします。  次に、議会日程を申し上げます。  次の本会議は、3月10日水曜日午前10時から開議し、町政一般に対する質問を行います。特に通知書は差し上げませんので、各位には定刻までに御参集をお願いいたします。  なお、この後、11時35分から全員協議会を開催しますので、議員並びに当局には全員委員会室へお集まりください。  本日は、これにて散会いたします。  議員並びに当局には大変お疲れさまでした。  午前11時24分 散会 ※寄附一覧表 ┌─────┬─────────┬────────┬─────────────────┐ │寄附申出 │         │        │      寄 附 者      │ │     │  寄附金品等  │  寄附目的  ├──────┬──────────┤ │受付年月日│         │        │ 住  所 │   氏  名   │ ├─────┼─────────┼────────┼──────┼──────────┤ │     │マスク 700枚   │入善町立保育所 │      │(株)ENEOSウイン   │ │R2.11.24 │レトルトスープ  │の感染症対策用 │石川県金沢市│グ         │ │     │35食       │品として    │      │北陸支店      │ │     │         │        │      │支店長 竹田 邦久 │ ├─────┼─────────┼────────┼──────┼──────────┤ │     │         │        │      │富山県友好青年団体 │ │     │アルコール消毒液 │入善町立小中学 │      │主幹        │ │R2.12.1  │16本       │校の感染症対策 │富山市総曲輪│富山県中小企業青年 │ │     │         │用品として   │      │中央会       │ │     │         │        │      │会長 室谷 和典  │ ├─────┼─────────┼────────┼──────┼──────────┤ │     │         │        │      │アイシン・メタルテ │ │R2.12.10 │児童図書 123冊  │入善町立図書館 │入善町福島 │ック(株)     │ │     │         │の備品として  │      │代表取締役社長   │ │     │         │        │      │岩井 宏行     │ ├─────┼─────────┼────────┼──────┼──────────┤ │R2.12.21 │越中舟見焼 1点 │舟見城址館の備 │入善町舟見 │坂本 邦子     │ │     │         │品として    │      │          │ ├─────┼─────────┼────────┼──────┼──────────┤ │R2.12.25 │越中舟見焼 3点 │舟見城址館の備 │入善町舟見 │浦山 義一     │ │     │         │品として    │      │          │ ├─────┼─────────┼────────┼──────┼──────────┤ │     │         │        │      │入善町商工同友会  │ │     │         │入善町立小中学 │      │会長 大田 哲夫  │ │R3.2.5  │非接触式温度計  │校の感染症対策 │入善町入膳 │入善町商工会青年部 │ │     │100本       │用品として   │      │部長 古川 琢也  │ │     │         │        │      │入善町商工会女性部 │ │     │         │        │      │部長 屋木 由美  │ ├─────┼─────────┼────────┼──────┼──────────┤ │     │         │        │      │(株)ファミリー調 │ │R3.2.25  │児童図書 27冊  │入善町立図書館 │入善町東狐 │剤薬局       │ │     │         │の備品として  │      │代表取締役     │ │     │         │        │      │吉松 清信     │ └─────┴─────────┴────────┴──────┴──────────┘ ┌────────────┬──────────┬─────┬────────────┐ │  寄附申出受付期間  │   内  容   │ 件 数 │    金 額     │ ├────────────┼──────────┼─────┼────────────┤ │  R2.11.13~R3.2.12  │  ふるさと納税  │ 534 │  6,305,000円│ └────────────┴──────────┴─────┴────────────┘ 発言が指定されていません。 © Nyuzen Town Assembly. 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