入善町議会 2020-03-01
令和2年第13回(3月)定例会(第3号) 一般質問
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ます) 令和2年第13回(3月)定例会(第3号) 一般質問 2020-03-12 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別
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表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(野島 浩君) 選択 2 : ◯議長(野島 浩君) 選択 3 : ◯3番(池原純一君) 選択 4 : ◯議長(野島 浩君) 選択 5 :
◯総務課長(小林一雄君) 選択 6 : ◯議長(野島 浩君) 選択 7 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 8 : ◯議長(野島 浩君) 選択 9 : ◯元気わくわく健康課長(福沢和正君) 選択 10 : ◯議長(野島 浩君) 選択 11 : ◯3番(池原純一君) 選択 12 : ◯議長(野島 浩君) 選択 13 :
◯総務課長(小林一雄君) 選択 14 : ◯議長(野島 浩君) 選択 15 : ◯3番(池原純一君) 選択 16 : ◯議長(野島 浩君) 選択 17 :
◯総務課長(小林一雄君) 選択 18 : ◯議長(野島 浩君) 選択 19 : ◯3番(池原純一君) 選択 20 : ◯議長(野島 浩君) 選択 21 :
◯総務課長(小林一雄君) 選択 22 : ◯議長(野島 浩君) 選択 23 : ◯3番(池原純一君) 選択 24 : ◯議長(野島 浩君) 選択 25 :
◯総務課長(小林一雄君) 選択 26 : ◯議長(野島 浩君) 選択 27 : ◯3番(池原純一君) 選択 28 : ◯議長(野島 浩君) 選択 29 :
◯総務課長(小林一雄君) 選択 30 : ◯議長(野島 浩君) 選択 31 : ◯3番(池原純一君) 選択 32 : ◯議長(野島 浩君) 選択 33 :
◯総務課長(小林一雄君) 選択 34 : ◯議長(野島 浩君) 選択 35 : ◯3番(池原純一君) 選択 36 : ◯議長(野島 浩君) 選択 37 : ◯3番(池原純一君) 選択 38 : ◯議長(野島 浩君) 選択 39 : ◯町長(笹島春人君) 選択 40 : ◯議長(野島 浩君) 選択 41 : ◯3番(池原純一君) 選択 42 : ◯議長(野島 浩君) 選択 43 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 44 : ◯議長(野島 浩君) 選択 45 : ◯3番(池原純一君) 選択 46 : ◯議長(野島 浩君) 選択 47 : ◯3番(池原純一君) 選択 48 : ◯議長(野島 浩君) 選択 49 : ◯3番(池原純一君) 選択 50 : ◯議長(野島 浩君) 選択 51 : ◯3番(池原純一君) 選択 52 : ◯議長(野島 浩君) 選択 53 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 54 : ◯議長(野島 浩君) 選択 55 : ◯3番(池原純一君) 選択 56 : ◯議長(野島 浩君) 選択 57 : ◯3番(池原純一君) 選択 58 : ◯議長(野島 浩君) 選択 59 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 60 : ◯議長(野島 浩君) 選択 61 : ◯3番(池原純一君) 選択 62 : ◯3番(池原純一君) 選択 63 : ◯議長(野島 浩君) 選択 64 : ◯3番(池原純一君) 選択 65 : ◯議長(野島 浩君) 選択 66 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 67 : ◯議長(野島 浩君) 選択 68 : ◯3番(池原純一君) 選択 69 : ◯議長(野島 浩君) 選択 70 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 71 : ◯議長(野島 浩君) 選択 72 : ◯3番(池原純一君) 選択 73 : ◯議長(野島 浩君) 選択 74 : ◯町長(笹島春人君) 選択 75 : ◯議長(野島 浩君) 選択 76 : ◯3番(池原純一君) 選択 77 : ◯議長(野島 浩君) 選択 78 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 79 : ◯議長(野島 浩君) 選択 80 : ◯町長(笹島春人君) 選択 81 : ◯議長(野島 浩君) 選択 82 : ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 選択 83 : ◯議長(野島 浩君) 選択 84 : ◯町長(笹島春人君) 選択 85 : ◯議長(野島 浩君) 選択 86 : ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 選択 87 : ◯議長(野島 浩君) 選択 88 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 89 : ◯議長(野島 浩君) 選択 90 : ◯建設課長(窪野 修君) 選択 91 : ◯議長(野島 浩君) 選択 92 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 93 : ◯議長(野島 浩君) 選択 94 : ◯副町長(梅津將敬君) 選択 95 : ◯議長(野島 浩君) 選択 96 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 97 : ◯議長(野島 浩君) 選択 98 : ◯副町長(梅津將敬君) 選択 99 : ◯議長(野島 浩君) 選択 100 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 101 : ◯議長(野島 浩君) 選択 102 : ◯副町長(梅津將敬君) 選択 103 : ◯議長(野島 浩君) 選択 104 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 105 : ◯議長(野島 浩君) 選択 106 : ◯副町長(梅津將敬君) 選択 107 : ◯議長(野島 浩君) 選択 108 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 109 : ◯議長(野島 浩君) 選択 110 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 111 : ◯議長(野島 浩君) 選択 112 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 113 : ◯議長(野島 浩君) 選択 114 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 115 : ◯議長(野島 浩君) 選択 116 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 117 : ◯議長(野島 浩君) 選択 118 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 119 : ◯議長(野島 浩君) 選択 120 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 121 : ◯議長(野島 浩君) 選択 122 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 123 : ◯議長(野島 浩君) 選択 124 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 125 : ◯議長(野島 浩君) 選択 126 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 127 : ◯議長(野島 浩君) 選択 128 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 129 : ◯議長(野島 浩君) 選択 130 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 131 : ◯議長(野島 浩君) 選択 132 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 133 : ◯議長(野島 浩君) 選択 134 : ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 選択 135 : ◯議長(野島 浩君) 選択 136 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 137 : ◯議長(野島 浩君) 選択 138 : ◯教育長(小川 晋君) 選択 139 : ◯議長(野島 浩君) 選択 140 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 141 : ◯議長(野島 浩君) 選択 142 : ◯教育長(小川 晋君) 選択 143 : ◯議長(野島 浩君) 選択 144 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 145 : ◯議長(野島 浩君) 選択 146 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 147 : ◯議長(野島 浩君) 選択 148 : ◯8番(五十里忠茂君) 選択 149 : ◯議長(野島 浩君) 選択 150 : ◯議長(野島 浩君) 選択 151 : ◯6番(中瀬淳哉君) 選択 152 : ◯議長(野島 浩君) 選択 153 : ◯元気わくわく健康課長(福沢和正君) 選択 154 : ◯議長(野島 浩君) 選択 155 : ◯教育長(小川 晋君) 選択 156 : ◯議長(野島 浩君) 選択 157 : ◯6番(中瀬淳哉君) 選択 158 : ◯議長(野島 浩君) 選択 159 : ◯元気わくわく健康課長(福沢和正君) 選択 160 : ◯議長(野島 浩君) 選択 161 : ◯6番(中瀬淳哉君) 選択 162 : ◯議長(野島 浩君) 選択 163 : ◯教育長(小川 晋君) 選択 164 : ◯議長(野島 浩君) 選択 165 : ◯6番(中瀬淳哉君) 選択 166 : ◯議長(野島 浩君) 選択 167 : ◯教育長(小川 晋君) 選択 168 : ◯議長(野島 浩君) 選択 169 : ◯6番(中瀬淳哉君) 選択 170 : ◯議長(野島 浩君) 選択 171 : ◯教育長(小川 晋君) 選択 172 : ◯議長(野島 浩君) 選択 173 : ◯6番(中瀬淳哉君) 選択 174 : ◯議長(野島 浩君) 選択 175 : ◯教育長(小川 晋君) 選択 176 : ◯議長(野島 浩君) 選択 177 : ◯6番(中瀬淳哉君) 選択 178 : ◯議長(野島 浩君) 選択 179 : ◯町長(笹島春人君) 選択 180 : ◯議長(野島 浩君) 選択 181 : ◯6番(中瀬淳哉君) 選択 182 : ◯議長(野島 浩君) 選択 183 : ◯町長(笹島春人君) 選択 184 : ◯議長(野島 浩君) 選択 185 : ◯6番(中瀬淳哉君) 選択 186 : ◯議長(野島 浩君) 選択 187 : ◯町長(笹島春人君) 選択 188 : ◯議長(野島 浩君) 選択 189 : ◯議長(野島 浩君) 選択 190 : ◯町長(笹島春人君) 選択 191 : ◯議長(野島 浩君) 選択 192 : ◯4番(井田義孝君) 選択 193 : ◯議長(野島 浩君) 選択 194 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 195 : ◯議長(野島 浩君) 選択 196 : ◯4番(井田義孝君) 選択 197 : ◯議長(野島 浩君) 選択 198 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 199 : ◯議長(野島 浩君) 選択 200 : ◯4番(井田義孝君) 選択 201 : ◯議長(野島 浩君) 選択 202 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 203 : ◯議長(野島 浩君) 選択 204 : ◯4番(井田義孝君) 選択 205 : ◯議長(野島 浩君) 選択 206 : ◯副町長(梅津將敬君) 選択 207 : ◯議長(野島 浩君) 選択 208 : ◯4番(井田義孝君) 選択 209 : ◯議長(野島 浩君) 選択 210 : ◯町長(笹島春人君) 選択 211 : ◯議長(野島 浩君) 選択 212 : ◯4番(井田義孝君) 選択 213 : ◯議長(野島 浩君) 選択 214 : ◯町長(笹島春人君) 選択 215 : ◯議長(野島 浩君) 選択 216 : ◯4番(井田義孝君) 選択 217 : ◯議長(野島 浩君) 選択 218 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 219 : ◯議長(野島 浩君) 選択 220 : ◯4番(井田義孝君) 選択 221 : ◯議長(野島 浩君) 選択 222 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 223 : ◯議長(野島 浩君) 選択 224 : ◯4番(井田義孝君) 選択 225 : ◯議長(野島 浩君) 選択 226 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 227 : ◯議長(野島 浩君) 選択 228 : ◯4番(井田義孝君) 選択 229 : ◯議長(野島 浩君) 選択 230 : ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 選択 231 : ◯議長(野島 浩君) 選択 232 : ◯4番(井田義孝君) 選択 233 : ◯議長(野島 浩君) 選択 234 : ◯町長(笹島春人君) 選択 235 : ◯議長(野島 浩君) 選択 236 : ◯4番(井田義孝君) 選択 237 : ◯議長(野島 浩君) 選択 238 : ◯議長(野島 浩君) 選択 239 : ◯議長(野島 浩君) 選択 240 : ◯議長(野島 浩君) 選択 241 : ◯議長(野島 浩君) 選択 242 : ◯議長(野島 浩君) 選択 243 : ◯議長(野島 浩君) 選択 244 : ◯議長(野島 浩君) 選択 245 : ◯議長(野島 浩君) 選択 246 : ◯議長(野島 浩君) 選択 247 : ◯議長(野島 浩君) 選択 248 : ◯議長(野島 浩君) ↑ ページの先頭へ 本文 ▼最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 議事の経過
午前10時00分 開議
◯議長(野島 浩君) 皆さん、おはようござい
ます。けさは大変すばらしいお天気となり
ました。
昨日、大相撲の郷土力士、朝乃山関の相撲を観戦
しながら、テレビの前で大変歓声を上げておったわけですけれども、何と落ちついた相撲で、無敗の4連勝ということで、大変うれしく感じておったところであり
ます。
また、解説の方が、大関取りではないと、もう横綱相撲だというようなこともコメント
しておられ
ました。地元富山県の人間として、すばらしい活躍に大変胸を打たれたところであり
ます。
それでは、本日の会議を開き
ます。
これより本日の日程に入り
ます。
─────────────────────────
町 政 一 般 に 対
す る 質 問
2: ◯議長(野島 浩君) 日程第1 町政一般に対する質問を昨日に引き続き行い
ます。
順次質問を許可いたし
ます。
まず、3番 池原純一君。
〔3番 池原純一君 登壇〕
3: ◯3番(池原純一君) おはようござい
ます。朝早くから議会傍聴に来ておられる皆様並びにケーブルテレビをごらんの皆様、御苦労さまです。会派、アクセスの池原であり
ます。
初めに、新型コロナウイルスでお亡くなりになられた方々への御冥福をお祈りいたし
ます。また、感染
された方々にも、一日も早い回復を祈るばかりであり
ます。あわせて、広く感染拡大防止に御尽力をいただいておられ
ます方々の御理解に深く感謝を申し上げ、一日も早い終息を願うばかりであり
ます。
ことしは、スポーツ界では次々と東京オリンピックにパラリンピックの選手が確定
しており
ます。スポーツ満載の年であり
ます。議長も言われ
ましたが、今行われている大相撲春場所、御当地力士朝乃山関が大関取りに向かって4連勝、今場所の強さに光が見え
ます。さい先のいいスタートを切っていると思い
ます。
新型コロナウイルス感染拡大防止のための史上初の無観客での開催、記憶に残る場所であり、期待を込めてテレビの前で精いっぱいのエールを送っており
ます。
目指せ大関、早いようですが、目指せ優勝。気候の変わり目であり、花粉の飛来、風邪やインフルエンザにかからぬよう健康に注意を
し、春を迎えたいものです。
それでは、通告に従い、町政一般について質問
させていただき
ます。
まずは、技術職員の確保についてであり
ます。
久しぶりに土木とは何ぞやと考えさせられ
ました。考えれば答えが出るかなと思ってい
ましたが、なかなか出ず、しかしながら、私なりに好きな響き、土木であり
ます。
古来から、「築土構木」、中国の古典に登場
する4文字熟語であり
ますが、この中に2文字、「土」と「木」が入っており
ます。木を編んで土を盛る、人々が安心
して暮らしていくことができるよう、国づくりの基礎を整えることを意味
するとあり
ます。
公共施設を預かる土木、建築に携わる職員は、国土の保全、国土の建設に重要な役割を担ってきており
ます。
当町においても、町民の要望に応え、施設の改修や改善、維持管理等業務を精力的に行っておられ
ます。また、多くの公共的施設、道路に橋梁、河川に砂防、海岸に漁港、下水道に水道、公園に公民館や保育所、学校施設に体育施設等々の整備、すなわち生活や産業の基盤となる公共施設を整え充実
させてこられており
ます。その職員の確保が適切に行われているのかいささか疑問であり、質問に至ったところであり
ます。
私なりに、決算ベースで平成25年度より令和元年までの7年間の土木費と下水道整備事業費、また、それに従事
する主査以下の職員数を調べてみ
ました。
土木費は、平成26年を境に、年14億から15億の決算で、下水道整備についても平成26年から大きく変わることなく、平均で1億7,000万の決算であり
ました。しかし、その中で気になる点が幾つか出てき
ました。平成27年から5年連続のマイナス補正になっており
ます。断言はでき
ませんが、5年連続ともなると、事業におけるトラブルでのおくれではなく、慢性的、組織的なことが原因ではないかと思われても仕方あり
ません。また、同じく
して億単位での繰越額も気になるところであり
ます。
次に、主査未満の技術職員の数についてであり
ますが、平成25年に新規採用が1名
されており
ます。それ以来、新たな職員の応募すらないまま、ましてや中途退職者の補充も
されない。平成26年度12人いた技術職員が、現在は7名と5名の減があり
ます。
そこでお伺い
します。今の職員数と年齢構成で業務量に見合った組織機構の適正化が図られるのかいささか疑問であり
ます。町のお考えをお示しください。
2つ目の質問として、地球温暖化が原因と
される経験
したこともない巨大台風が当たり前のように襲来
し、全国各地で大規模な洪水や堤防の決壊による氾濫に冠水、崖崩れ等が発生
しており
ます。町は災害から町民の生命と財産を守るための対策を講じ、災害で損傷
した道路や橋、建物などの修繕、再建を担う責務があり
ます。
不定期な災害業務に対応できるある程度の技術職員の備えは必要かと思い
ますが、その準備はあるのか。あわせて、高卒の初級職員や民間経験者の採用は考えられないのかお答え願い
ます。
次に、公共交通による隣の町や市へ乗り入れ
することができないかについてであり
ます。
12月議会に引き続き再度の質問になり
ますが、そのときの回答は、新川地区内の各市町は、あいの風とやま鉄道の駅を起点と
した公共交通網が敷かれており、移動体制が整っていることから、現段階では町内における公共交通の充実を図ることと
し、このままの体制で行うとのことでした。
町はあくまでも鉄道の駅を起点と
した利用。一方、町民が希望
しているのは、1点に集まるのではなく、動いている駅、例えばバスに乗って最寄りでおりる利便性の高さを求めているものと思い
ます。隣町への移動に鉄道という概念は薄く、もちろん鉄道は鉄道なりのよさがあり
ます。遠く魚津や富山へとなると鉄道を利用
されてい
ます。
昨年の町政懇談会に、それ以前からも公共交通で隣の市町への乗り入れについては要望は高く、舟見と野中地区を除く8地区のうち5地区から出されており
ます。
舟見と野中地区については、学校の交通手段として、ほかの町への乗り入れは既に可能となっており
ます。また、それなりにその利用があると伺っており
ます。町の見解を再度お聞きいたし
ます。
次に、ことし2020年4月、朝日と入善にある両県立高等学校が再編
され、新しい県立入善高等学校が生まれ
ます。高校が大きく発展
するには、よしと
するなら地元の生徒が地元の学校を目指す。そのためにも、魅力と特色ある学校づくりが大切であり
ます。
朝日町から入善高校に通う生徒は、今までよりも増えなくては学校運営は成り立ち
ません。そのためにも、学校周辺の環境整備を図り、また、通学方法として、鉄道だけにとどめず、朝日の中山間地域からの生徒の通学環境を整える公共交通の整備も大切になってくるのではあり
ませんか。これを実現
するには、朝日、入善両町の連携が必要であり
ます。
そこで、継続可能なサービスを
していく上で、今後の公共交通のあり方を示していただきたい。また、新幹線ライナーについて、きょうの朝刊に新幹線ライナー9月で終了と小見出しで出ており
ました。心が折れ
ました。きょう私が質問
しようと
したときに出ていたのですから。しかしながら、私なりの質問
することに決め
ました。
通告どおり、新年度の予算計上が9月までの予算となっており
ますが、まずは、今後どう
するつもりなのかお答え願い
ます。
次に、不妊治療についてお伺いいたし
ます。
近年の結婚年齢の上昇や晩産化に伴う不妊治療を受ける方が年々増加
しており
ます。また、高齢層の治療も目立って増加
しており
ます。
不妊治療において、人工授精を除いた一般的な不妊治療であれば公的医療制度の適用となり、医療費総額の原則3割が自己負担ででき
ます。しかしながら、特定不妊治療については公的医療制度の適用外となり、高額治療費がかかるため、別に特定不妊治療費助成制度という支援制度が整備
されてい
ます。それでも高額な治療費負担となり
ます。
不妊治療の負担には、大きく分けて、身体的、精神的、経済的、時間的の4つがあると言われており
ます。中でも仕事と治療の両立が難しく、かといって仕事をやめると治療費の捻出ができないという板挟みの状態で苦しむ人が多くいるように伺っており
ます。
町は、その経済的な負担の軽減を図ることを狙いとして、平成29年度までは治療費の2分の1補助を、平成30年度より全ての治療を対象に、県が定めている妻の年齢制限や助成回数制限をも取り払い、自己負担1割で治療を受けることができるよう対策を講じてい
ます。町におけるこれまでの助成制度の利用状況をお示しください。
妊娠や不妊に関する知識の普及啓発についてであり
ますが、一般的に高年齢での妊娠、出産はさまざまなリスクが高まるとともに、出産に至る確率が低くなることが医学的に明らかになっており
ます。そのことからも、妊娠や不妊について、学生や若者への知識を正確に教えることが大切であり
ます。
また、治療がうまくいかない場合の心の相談や男性不妊への対応など、より専門的な相談支援へのニーズは高まっているものと言われており
ます。不妊に悩む方が相談
しやすい環境が求められており
ます。これらについて町の取り組み体制を聞か
せください。また、県と町、別々となっている不妊治療申請窓口の一本化を図れないか、あわせて伺い
ます。
以上、大きく3点についての質問と
させていただき
ます。よろしくお願いいたし
ます。
4: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求め
ます。
技術職員の配備について、小林総務課長。
〔総務課長 小林一雄君 登壇〕
5:
◯総務課長(小林一雄君) 池原議員の技術職員の確保についての御質問のうち、初めに、今の職員数と年齢構成で業務量に合った組織機構の適正化が図られるのかとの御質問にお答えいたし
ます。
町における技術職として採用
した職員につき
ましては、現在18名となっており
ます。しかしながら、組織体制、職員の人材育成の観点から、必要に応じて管理・監督職への昇任を行っているところであり、実質的には、設計、工事監理に従事
する技術職員は減少
しているところであり
ます。
また、技術職の採用につき
ましては、過去5年間においては採用
しており
ません。
技術職の採用を見送ってきた理由といたし
ましては、定年退職者が発生
していないことや下水道関係工事が一段落
したことなどによるものであり
ます。
議員御指摘のとおり、技術職員につき
ましては、日ごろから発注
する工事の設計、その施工管理などの業務に従事
しており、多くの公共施設の建設に係る設計、測量、積算業務など、専門的知識や技術力が発揮
されているところであり
ます。
技術職員の技術力の確保、また若手職員への継承につき
ましては、町といたし
ましても必要性を感じており
ます。
技術職員の増員につき
ましては、現在、設計業務などの外部委託を取り入れながら業務改善なども行っているところであり、業務量の状況、年齢バランスなどにも配慮
し判断
してまいりたいと考えており
ます。
次に、不定期な災害業務に対応できる技術職員の確保の必要性、また、高卒の初級職員や民間経験者の採用は考えられないかとの御質問にお答えいたし
ます。
昨年10月に襲来
した台風19号では、全国で多くの死者、行方不明者が出て100人を超え、多くの河川が氾濫
し、甚大な被害があったことについては記憶に新しいところであり
ます。
議員御質問のとおり、温暖化の影響もあってか、強い台風が毎年のように日本列島を襲うようになり、自然災害の脅威を痛感
しているところであり
ます。
近年の多発
する大雨被害などを受け、総務省においては、職員の応援体制として、派遣体制の迅速化、円滑化を図ることを可能と
する対口支援制度を設け、平成30年7月豪雨において制度が初めて適用
されたところであり
ます。
実際に大きな災害を受けた自治体からは、県を通じて職員の派遣要請があり、職種としましては技術職の派遣要請も多くあり
ます。
議員御質問のとおり、大規模災害時における技術職員の役割は大きいものと考えており
ます。今後において、万が一入善町において甚大な被害があった際には職員の応援要請を行うことも考えられ
ますが、災害時には町の技術職員の専門的知識や技術力は必要不可欠と考えており
ます。
さきに御説明いたし
ましたが、一定の技術職員の確保は必要と感じているところであり、技術職員を採用
する場合には、議員御提案の高卒の初級職員あるいは民間経験者の採用も視野に入れ総合的に判断
してまいりたいと思い
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
6: ◯議長(野島 浩君) それでは次に、広域公共交通について、梅澤キラキラ
商工観光課長。
〔キラキラ
商工観光課長 梅澤武志君 登壇〕
7: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 公共交通についての御質問にお答えをいたし
ます。
まず、今後の公共交通の考え方についてであり
ます。
町では、交通弱者対策と2次交通対策という目的のもと、道路交通法に基づき、それぞれの役割を持った3つの形態の公共交通を運行
しており
ます。
とりわけ、町営バス「のらんマイ・カー」とデマンド交通「ウチマエくん」につき
ましては、より利便性の高い運行体制を目指し、町内の移動はもとより、町外への接続を円滑に行うため、あいの風富山鉄道の入善駅を起点と
した公共交通網を構築
しており
ます。
一方、近隣市町が運行
する公共交通に目を向け
ますと、入善町と同様に、あいの風富山鉄道の駅を起点と
したダイヤ編成がなされていることから、複数の公共交通を組み合わせることにより、町内外における主要施設への移動が可能な状況となっており
ます。
これにより、議員御指摘の高校再編に伴う通学手段につき
ましても、それぞれの自治体の公共交通と鉄道を組み合わせることでより効果的な利用が可能となることから、現行の公共交通網は有効であると考えているところであり
ます。
こうした状況を踏まえ、今後の公共交通の考え方につき
ましては、昨年6月に議員各位にお示しを
させていただいた本格運行の方針に基づき、「のらんマイ・カー」と「ウチマエくん」は現行の運行体制を継続
するとともに利用促進の検証を行っていくことと
しており
ます。
続いて、入善新幹線ライナーの今後の展望について申し上げ
ます。
町では北陸新幹線の開業に合わせ、平成27年3月から、新幹線利用のための2次交通として、入善駅と黒部宇奈月温泉駅を結ぶ入善新幹線ライナーの運行を開始
しました。
以来、「広報入善」やみらーれテレビなどを活用
したPRをはじめ、町内企業へのダイレクトメールの送付、さらには議員各位の御意見を賜りながら、公共交通最適化調査や実証実験を実施
するなど
し、その利用促進を図る取り組みを進めてきたところであり
ます。
しかしながら、利用実績は平成27年度をピークに年々利用者数の減少が進んでおり、昨年9月からの実証実験後の本格運行以降も、利用者数の減少に歯どめがかからない状況が続いており
ます。
こうしたことを踏まえ、2月20日の交通網対策特別委員会で御報告を
させていただいたとおり、入善新幹線ライナーについては、ことし9月末をもって運行を取りやめることといたし
ました。
なお、この結論につき
ましては、利用者数を増やすため、さまざまな利用促進策を講じてきたが、利用者減少の改善が図られなかった。ライナー沿線の企業29社に実施
したアンケートでは、社用車を利用
するなどの理由から、ライナーを利用
しない企業が約7割であった。昨年6月に示した本格運行の方針に基づき、予約制について検証を行ったが、1人当たりの運行経費が現行より高くなる試算となるなど、予約制のメリットが得られる結果ではなかったなどの理由から判断
したものであり
ます。
また、この検証を進めながら、入善新幹線ライナーにかわる2次交通のあり方についても検証を行ってきたところであり
ますが、現段階では代替案がないのが実情であり
ます。
しかしながら、新幹線の利用促進を図るためにも、新幹線の2次交通対策につき
ましては大変重要であると考えており
ます。特別委員会での御意見などを踏まえ、今後も引き続き議員の皆様とともに研究を進めていくことと
しており
ますので、議員各位の御協力を賜り
ますようお願いいたし
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
8: ◯議長(野島 浩君) それでは次に、不妊治療について、福沢元気わくわく健康課長。
〔元気わくわく健康課長 福沢和正君 登壇〕
9: ◯元気わくわく健康課長(福沢和正君) 不妊治療における助成制度の利用状況についてお答えいたし
ます。
町では、ストップ人口減少の施策の大きな柱として、子どもを産み育てやすい環境づくりによる出生数の増を目指し、さまざまな事業に取り組んでい
ます。
平成27年の国の調査報告により
ますと、不妊検査や治療を受けた夫婦は5.5組に1組と言われており、不妊に悩む夫婦に対し、町では平成30年度より不妊治療費の自己負担を1割と
することで経済的負担を軽減
し、夫婦の産みたい気持ちを支援
しており
ます。
不妊治療には、一般不妊治療、特定不妊治療、男性不妊治療があり
ます。一般不妊治療は、タイミング法や排卵誘発法といった自然妊娠を目指し、特定不妊治療は体外受精などの高度治療になり
ます。町ではこれら全ての不妊治療に対し助成を行っており、対象者の年齢や助成回数、助成金額に制限は設けており
ません。
なお、助成の申請期限は、治療が終了
した日から1年以内となっており
ます。
平成30年度の利用状況は、一般不妊治療37件、特定不妊治療60件、男性不妊治療はゼロ件で、計97件の申請があり
ました。
年代別では、25歳から29歳が12.3%、30歳から34歳と35歳から39歳がともに32%、40歳以上が23.7%となってい
ます。
この治療により19名のお子さんが生まれており、これは町の年間出生数のおよそ2割弱となり
ます。
なお、今年度は、先月末現在で不妊治療費助成申請数は81件、妊娠届出数は20件となってい
ます。
次に、妊娠や不妊に関する知識の普及啓発や、不妊に悩む方が相談
しやすい環境づくりに対する町の取り組みについてお答えいたし
ます。
不妊治療は、個人の状況により治療方法や通院回数も異なり、予定が立てにくい治療です。また、治療の影響で体調不良になることもあり、何年もかかる場合もあり
ます。そのため、治療を続けるには家庭や職場などの理解が不可欠です。
不妊治療や妊娠に関する知識の普及啓発として、町では学校保健会と連携
し、小中学校での性教育や中学2年生でのいのちの教室など、体の仕組みについて正しい知識を学んだり、県で作成
されているリーフレットを活用
し、普及啓発に取り組んでいるところであり
ます。
また、不妊等に関する相談については、相談者の希望に合わせ、保健センターでの保健師による面談やメールでの問い合わせなどにも対応
しており、必要に応じて、富山県不妊専門相談センターの紹介など治療者に寄り添いながら、切れ目のない支援に努めているところであり
ます。
次に、県と町において別々となっている申請窓口の一本化を図れないかについてお答えいたし
ます。
県では、入善町同様に、子どもを望む夫婦へ経済的負担を軽減
するため、富山県特定不妊治療費助成を行っており
ます。
県の要綱では、治療助成の申請方法につき
ましては、対象者は、居住地を管轄
する県厚生センター・支所を経由
して知事に申請書を提出
しなければならないと
されてい
ます。
県の制度は町の制度と違って、一般不妊治療は対象とならないほか、妻の年齢によって不妊治療の回数にも制限があり
ます。
加えて、治療内容によって助成金額の上限も定められており、助成の申請期限も治療が終了
した日の属する年度末までとなっているなど、町の助成制度とはかなり違った内容となっており
ます。
また、町の制度では、助成の対象となる費用について、他の助成を受けるときは、その額を除くと
されており
ます。
具体的には、不妊治療に要した費用から県の助成金額を差し引いた残りの額の9割が町からの助成金額ということになり
ます。
したがい
まして、県からの助成金額は確定
した後でなければ町への申請はでき
ません。
以上のような状況から、現時点で県と町の申請窓口の一本化は難しい現状にあり
ます。
町では、今後ともストップ人口減少を目指し、誰もが安心
して出産や子育てを楽しむことができるよう、きめ細やかな支援に努めてまいり
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
10: ◯議長(野島 浩君) それでは、再質問を受け
ます。
3番 池原純一君。
11: ◯3番(池原純一君) 職員の件であり
ますが、組織の実態として、現実にあることをここで言いたいなというふうに思っており
ます。
大きな事業を抱えていながら技術職員の係員がいない係があり
ます。このような状態をいつまでも続けているのが疑問であり
ます。それも大きな仕事を
している係であり
ます。これからも当たり前のようにそれらの業務が進められていくのか、私は大変心配でなり
ません。
来年も技術職員の採用は見送られており
ます。令和2年度に対しても、ことし採用
しない分だけ来年も同じような状況が続くということで、ぜひこれは早々の対応が必要かと思い
ますが、その辺について、具体的にどういうふうに解消
していくのかお聞き
したいというふうに思っており
ます。
12: ◯議長(野島 浩君) 職員の採用について、小林総務課長。
13:
◯総務課長(小林一雄君) 技術職員につき
ましては、今答弁でも申し
ましたが、実際設計
する人数等は減ってきているものというふうな認識は
しており
ます。いろんな業務が出てくる中で、技術職員が足りていない係等については、お互い技術職員が協力
しながら、今いろんな仕事を
していくような体制はとっており
ますので、今その中で対応
しているような状況でござい
ます。また、大きなものについては、先ほども言い
ましたが、業務委託等も実施
しているということでござい
ます。
職員の採用につき
ましては、先ほども言い
ましたが、基本、退職者の補充ということを原則と
してきているところであり、その都度、どういうような職員を採用
していけばいいのかということを話を
しながら来年度の採用職員のほうを決めさせていただいているという状況であり
まして、今後につき
ましても状況を十分勘案
して採用のほうは行っていきたいというふうに考えており
ますので、よろしくお願いいたし
ます。
14: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
15: ◯3番(池原純一君) 別にかみ合うまで質問
する気はないんですが、一昨年ですか、中途で退職
したという、それに対する補充もなく今現在に来ておるわけです。それに対しての疑問なりを解いていただきたいというふうに思い
ます。
16: ◯議長(野島 浩君) これについて、小林総務課長。
17:
◯総務課長(小林一雄君) 一昨年、中途でやめられた技術職員がおられたということは事実でござい
ます。当然そういうことも含めて、職員採用を行う場合にどういう職種を採っていくかということを十分話し合いを
した中で、来年度の職員の採用という職種を決めさせていただいたということで御理解賜りたいと思い
ます。
18: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
19: ◯3番(池原純一君) 去年も同じふうな雰囲気の中で質問
したんですが、たしか去年というか令和元年の採用のときには、実はタイミングがよければその採用というのはできたんじゃないかなというふうに思ってい
ます。ですから、そういう疑念もあるので、ぜひ来年度、採用
するという方向で進めていただきたいというふうに思っており
ます。
あわせてですが、先ほど業務量とか事業の大きさとかに合わせて職員を配置
したい、そしてまた、お互いに技術職員が話を
しながら、何か問題があったときには常に話を
しながら、ワンデーレスポンスに従って、早々に業者に対して指令を出すというふうなことは大変大事なことであり
ます。
ただ、今の組織の中で、先ほども言い
ましたが、年齢やら人数等において、本当にうまく組織が機能
しているのか。私なりに見
ますと、少しばらけた、今3つのほうに分かれてい
ますが、それをもう少しコンパクトな技術職員の塊というものができないものか、それについてお伺い
します。
20: ◯議長(野島 浩君) これについて、小林総務課長。
21:
◯総務課長(小林一雄君) すみません、今3つに分かれているというのは、係とか年齢とかの話でしょうか。
22: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
23: ◯3番(池原純一君) 3つというのは、商工水産とか住宅関係とか建設関係という、その3つというふうに。
24: ◯議長(野島 浩君) 小林総務課長。
25:
◯総務課長(小林一雄君) 確かに今係ごとに分かれていっているということで、池原議員から言われ
ました技術職をまとめていくようなことも1つの方策かなということは当然考えており
まして、いろんなことを考えながら、この問題に対してはまたいろいろ検討
させていただきたいというふうに思い
ますので、また御理解賜りたいというふうに思い
ます。
26: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
27: ◯3番(池原純一君) よろしくお願い
します。
それでは、採用という面で、初級職の採用であり
ますが、調べてみ
ますと、平成4年以降というのはもうほとんど採用
していないというふうに認識
してい
ますが、それでよろしいですか。
28: ◯議長(野島 浩君) 小林総務課長。
29:
◯総務課長(小林一雄君) 技術職員の採用は、初級がいつからだったか私、ちょっと明確に覚えており
ませんが、かなり前だったというふうな記憶は持っており
ます。
30: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
31: ◯3番(池原純一君) 質問の中に初級職の採用ということについて伺っている以上は、最低いつごろで終わったかということぐらいは知っておいてほしいなというふうに思い
ます。
実は平成4年が高卒の初級職が最後であるというふうに、建設業協会の会員名簿を見
ましたらそういうふうになっており
ます。現在いる人の中でですよ。
32: ◯議長(野島 浩君) この質問について明確に答えられ
ますかね、今。
小林総務課長。
33:
◯総務課長(小林一雄君) 今、資料を見たところ、平成4年に入っている職員というのが最後になっており
ます。
34: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
35: ◯3番(池原純一君) これがいい悪いという問題ではなくて、私としてはというか、周りの状況を見ながらですが、近隣市町を見
ますと、やはり平成26年以降ですが、4名の人が新規採用になっているというふうに伺っているし、また行ったらそういうふうな人がたくさんおられ
ました。余りにもかけ離れているなというふうに思って質問
したいわけですが、この新規職員の対象になるのは、多分ですが、桜井高校の土木科等々があると思い
ます。まさしくその桜井高校の土木科の生徒が各市町村に採用
されているということで、ぜひ入善にもその辺の検討をひとつお願い
したいなというふうに思っており
ます。これは決して投げ売りとかそういうものではなくて、真剣な気持ちで話しておるのであって、その辺の答弁をお願い
します。
36: ◯議長(野島 浩君) 答弁を求めるわけですね。
37: ◯3番(池原純一君) 町長のほうから。
38: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。
39: ◯町長(笹島春人君) 高卒の採用あるいはそれ以外もということも含めての採用の話であり
ますけれども、桜井高校という名前も出
ましたが、その指定席という考えは私ども持っており
ませんで、必要に応じて対応
していかなければならないということは重々理解をいたしておるつもりであり
ます。
ただ、以前の第4次の職員定員管理計画の中では、30名不足に対して外部委託で10名を補充
したいという考え方を示しており
ました。そういった中の外部委託として、特に近年は設計委託、監理委託というものに1億を超える大きな額を計上
しており
ます。そういったところである程度技術職の人件費をあるいは定数を少し、定数といい
ましょうか人数を減らさ
せていただいておるということも御理解をいただきたいというふうに思い
ますし、ただ、それともう1つ、18名というふうに申し上げ
ましたが、これは18名が既得権ではござい
ません。やはりそのときの状況に応じて、増えることもあれば、場合によっては減ることもあるということも御理解いただきたいと思い
ます。
いずれにいたし
ましてでも、多くの御指摘いただいており
ます工事を抱えており
ます。適正な管理監督ができるような体制にはしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っており
ますので、御理解をいただきたいと思い
ます。
40: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
41: ◯3番(池原純一君) いつも言われるのが、その3本柱の件の中で、業務委託を
したということで、ある程度の職員のカバーができているというふうに言われてい
ます。
ただ、その裏には、外部委託を
するまでの道のりというものがあり
まして、どういうふうなものを求める、そしてまた返ってきたものに対してどういうふうにチェックを
するとか、これもまた逆の面で大変な尽力が要るというふうに私は認識
しておるところであり
ます。
そういうことも考えながら、ひとつこれから、技術職員に対する温かい目をひとつよろしくお願い
したいというふうに思っており
ます。
それでは、1月14日付の北日本新聞の欄であり
ましたが、ここに、先ほども言っておられ
ました災害に対する支援なり応援なりについてであり
ますが、災害が起きると技術職員がどうしても少なくなるということで、お互いに応援なり支援を
していっておるということで、現場の職員が不足
する事態が繰り返されているため、全国的に土木や建設などを専門と
する職員の増員を国が図っていると。それくらいに重要なものであるということで、これからも入善町においても技術職員の確保について努力を
し続けていただきたいというふうに思い、この質問については終わら
せていただき
ます。
それでは、新幹線ライナーについて質問を
させていただき
ます。
新幹線ライナーについてですが、公共交通の利便性を高めるための検証は終わりなく継続
する必要性があるというふうに12月議会で言われており
ました。その利便性を高める検証として、町外への乗り入れを行うことができないのかというふうな私の見方として、そういう方法はないのか、何か
しないのかということで、まずは乗り入れ先の市や町との協議、それすらもできなければ、一歩もこの話は前に進まないよというふうなことを思っており
ます。
そうであれば、その足、少しなりとも前へ進むときにどうすればいいかということをちょっとお知らせ願いたいなというふうに思い
ますが、いかがなものでしょうか。
42: ◯議長(野島 浩君) 梅澤キラキラ
商工観光課長。
43: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 御質問の趣旨の中で、ライナーのことと広域交通のお話がダブっておられるんだろうと思うんですが。
44: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
45: ◯3番(池原純一君) いや、広域交通でそれができないかということですよ。
46: ◯議長(野島 浩君) ライナーをですね。
47: ◯3番(池原純一君) ライナーではなくて。
48: ◯議長(野島 浩君) ライナーではなくて、広域……
49: ◯3番(池原純一君) 今の「のらんマイ・カー」を他市町村へ行か
せる方法としてどうなのかということを。
50: ◯議長(野島 浩君) 公共バスをですね。
51: ◯3番(池原純一君) バスです。
52: ◯議長(野島 浩君) 梅澤キラキラ
商工観光課長。
53: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 広域の運行につき
まして、先ほどの答弁にもあり
ましたが、まず広域の運行は鉄路を使っていただく、これが一番効率的ではないかと。
といい
ますのも、先ほどの答弁でも申し上げ
ましたが、各市町それぞれに、あいの風富山鉄道を起点と
するダイヤをしっかりと築いておるわけであり
ます。その点に行き着けば、おのずと目的地まで行ける。また、高齢の方々に特に要望が強い病院ということになり
ましても、当然、主要施設にアクセスができる路線があり
ますので、そちらをまず利用
していただくことが大事ではないかというふうに常々申し上げておるとおりでござい
ます。
以上です。
54: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
55: ◯3番(池原純一君) 常々聞いているのは、私は承知
しており
ます。承知
しながらも、使いやすさとなると、やはり入善町横に1本走ら
せて、それに対してどう乗っていくかという、要するに、入善の駅は動かないんですが、バスとなると、駅として見れば動く駅ということで、それに対して常に乗れるタイミングはたくさんあるんじゃないかなということで、利便性というものに対してはそっちのほうがいいんじゃないかなというふうに思い
ます。
それによって、今の入善町の「のらんマイ・カー」の利用率がもっと上がるかもしれない。昔もやっていたというふうに聞いてい
ますが、今、要望がたくさん出ているということで、これに対していかがなものかなということで質問
しており
ます。
まだバスについて頑なにそういうふうなことを言われるというふうな。
56: ◯議長(野島 浩君) もう一度質問
され
ますか、その点について。
57: ◯3番(池原純一君) はい、
します。
58: ◯議長(野島 浩君) 利用度について、広域的な利用について、梅澤キラキラ
商工観光課長。
59: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) かつて公共バスということで、3台体制でかなり広い路線を走ら
せていた時期があり
まして、実際その利用がなかなか進まない、空気を運んでおるというような御指摘をいただいて、その理由と
すれば、そのバス停まで歩いていかなければいけない。当然、線で結ぶわけですので、面をすくうことがなかなかできないというような利便性がなかなか確保できない。要は、歩かなければそのバス停には行けない。それとあと、こういう扇状地でござい
ますので、全ての方の近くに路線を引くことができないというような事情から、ドア・ツー・ドアの今の「ウチマエくん」というデマンド交通のものを新たに導入
したわけであり
ます。
こういう経過がある中で、またそのバスというようなことに関しまして、なかなか考えが及ばないというのも実情であり
ます。
60: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
61: ◯3番(池原純一君) その話になるとすぐデマンドという話が出るわけですが。
〔発言
する者あり〕
62: ◯3番(池原純一君) わかり
ました、わかり
ました。
63: ◯議長(野島 浩君) 静粛に。
64: ◯3番(池原純一君) 終わりなき戦いということで、これについては常に耳元でつぶやきながらこれから進めていきたいなというふうに思ってい
ます。
ただ1つ、先ほど言われた線でという話についてですが、極端な話、入善駅から泊駅へバスで行き
ましょうと。これは線でつながり
ます。でも、入善駅から泊駅へ行くときには、駅を使うときは点でしか動かないということで、線であるというのは点よりもそれが続いているということではまたいいのではないかなということで、これからぜひ、隣の町や市と、チャンスがあればではなくてチャンスをつくりながら、一歩でもいいですから、この話が前に出ればいいなというふうに思っており
ます。
ぜひ議会側としても、いくらでも力になれると思うので、またひとつよろしくお願いいたし
ます。
では、新幹線ライナーについてであり
ますが、きのう佐藤議員の質問等もあり
ましたが、私なりということで質問
させていただき
ます。
昨年度の9月からの試行期間ということであり
ますが、昨年はたしか巨大な台風が来たり、12月からですが、新型コロナで乗り入れが弱まったりということで、データとしてはなかなか参考に
しづらいデータではないかなというふうに思っており
ますが、その辺についての見解を教えてください。
65: ◯議長(野島 浩君) 新幹線ライナーの利用度ですね。利用率。梅澤キラキラ
商工観光課長。
66: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) おっしゃるとおりで、台風19号で新幹線が水没を
したと。それで、東京方面へのダイヤがかなり乱れたというようなことがござい
ました。ただし、そのときは当然、利用が減ったことは事実でござい
ますが、路線が復活
した後の利用の戻りがあったかといい
ますと戻らない。そのまま低調なままだというようなことであり
まして、なかなか利用の促進というのが望めないというような判断であったということです。
67: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
68: ◯3番(池原純一君) 私は戻る戻らないというよりも、その期間をベースに
して判断を
したというところに若干の疑問があり
まして、これについてはもう少し様子を見ながらということで、結論を出すのは早過ぎるのではないかなということで質問
したわけで、それに対してどうかなということでお答え願いたいなと思い
ます。
69: ◯議長(野島 浩君) 梅澤キラキラ
商工観光課長。
70: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 昨日の佐藤議員の御質問にもお答えを
しましたが、どこかでスクラップ・アンド・ビルドという面からこういう事業に関しての見直しを
するタイミングがある。それが、今までもその利用が低調であったということ、それから費用対効果の面から見ても、バス、それからデマンドから比べてもうかなり大きな負担を
しているというようなことがずっと続いており
ましたので、この4月から、本来なら取りやめというようなことになるのが筋であるんだろうけれども、実際は、その周知期間で半年ほどのお時間をいただいて9月末までの運行で取りやめを
させていただくというような判断を
させていただいたわけで、もともと利用が悪かったというのがベースにあったわけです。
71: ◯議長(野島 浩君) 3番 池原純一君。
72: ◯3番(池原純一君) どうも今聞いた話ばかりがこの場で出てきているような気が
します。これについては徹底的に特別委員会の中でもう少し深く話を
していただきたいというふうに思い
ます。ひとつよろしくお願い
したいと。
先ほど言われ
ましたスクラップ・アンド・ビルドですが、でも今4,000、5,000の利用
しておる方がおられる。その方に対してどう
するかということを、私はビルド・アンド・スクラップではないかなというふうに思っており
ます。次のことを決めた上でスクラップ
していくという、そういう考えも1つあるんじゃないかなと。
それと、あそこの駐車場が満車になって、どうも1本遅れたとか、そういう話も聞き
ます。私も白線外にとめて行ったこともあり
ます。そういう対応の仕方もどういうふうに整理
するかということを、利用者側に立った考え方を少し整理
していただきたいということと、また、近所のというか隣の町、市との話になるわけですが、その辺の状況もどうなっているのか、広域圏の中でどういうふうにディスカッション
されているのかということを含めて整理を
しながら、特別委員会のほうで議論
していただきたいなというふうに思い
ます。
続き
まして、不妊治療についてお伺いいたし
ます。
不妊治療について、私、これを取り上げた1つの大きな理由といたし
まして、特別不妊治療についても何か保険制度というものにならないものかということ、あるいは助成限度額の拡充の働きかけというのはできないものかということで、少し勉強
しながらやったわけですが、全国には1960年、古い話ですが、全国に先駆けて乳児と老人の医療費の無料化というものをある小さな村が実施を
して、その決断がその18年後に国をも動かす制度に変わったということで、大変大きな話だなというふうに聞いた話があり
ます。これも、深沢晟雄さんでしたかね、その方が村長であったころにということで話をお聞き
しました。
これについて、町として胸を張ってこの事業について取り組んでおられる、そういうことを多くの方々に知っていただきながら、入善町はこういうふうにいいんですよということを、周知ではないんですが知っていただいて、入善町にぜひたくさんの方が、1日でも2日でもいいですから来ていただいて、どういう町かということを知っていただければなというふうに思い
ます。
最後に、町長に、特定不妊治療の支援を受ける助成対象の高齢者の件数が統計的に見ると年々増えており
ます。年齢の高い人が年々増えているということで、平成25年資料では3割程度になっていると。入善のほうでは2割超であり
ましたが、産科の合併症のリスクは40歳を超えると急峻に上昇
するということで、その割合が30歳を基準として、40になれば1.7倍、43になれば2倍というふうに伺っており
ます。
町は、県が定めている年齢制限の取り払いこの制度を進めており
ますが、私は何が正しくて何が間違いなのか、今もちょっと見当はつき
ませんが、今後の受診状況を見ながら支援のあり方について検討
することも必要であるかというふうに思っており
ます。
高い評価を
しながら今さらと言われ
ますが、必要な制度であるがゆえにこの質問を
させていただきたいというふうに思っており
ます。
高齢者に対することも考えながらのこの助成制度、気をつけなければいけないところもあるよということで、最後に町長の御意見を聞か
せていただきたいということと、朝、事務局に聞き
ましたらファクスが届いており
まして、私もびっくり
して、池原議員の不妊治療に対する質問に対して参考になればということで幾つかのファクスが届いており
ます。
その中に書いてあるのが、2人目の不妊、2人目がなかなかできないということでの不妊治療を受けているが、どうしてもできないんだという幾つもの事例が書いてあり
ます。これについてはそういう、やっぱり大変多くの方にこういう議会なりそういうものを見られているな、聞かれているなということで大変ありがたく思っており
ます。
私の質問としては最後ですが、町長に一言だけ言葉をいただいて終わり
ます。
73: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。
74: ◯町長(笹島春人君) 町の不妊治療の取り組みについては御理解いただけたというふうに思い
ますが、やはり不妊に悩む夫婦というものが多いという状況を見たときに、それなりにやはりリスクもあるということは私も承知をいたしており
ます。
ただ、そういう中にあって、なおかつ子どもが欲しいと強く望まれる方々については、やはり少子化対策を推進
する町として精いっぱいの協力を
すべきであろうというふうに考えて、1割負担という制度をつくら
せていただき
ました。
1割負担というわけであり
ますけれども、内容によっては、県の支援を受ければ1割以下の負担ということでも治療を受けることができるということであり
ます。
ただ、これはあくまでもそういう制度をつくったからということであり
まして、積極的にということじゃなく、やはりその制度を使われるか使われないかは夫婦の判断によるものというふうに思っており
ます。ただ、再三申し上げており
ますが、子どもを望まれる方に対しては精いっぱいの支援を
していきたいという思いであり
ますので、御理解をいただきたいというふうに思い
ます。
75: ◯議長(野島 浩君) よろしいですか。
76: ◯3番(池原純一君) 終わり
ます。
77: ◯議長(野島 浩君) 以上で池原純一君の一般質問を終わり
ます。
次に、8番 五十里忠茂君。
〔8番 五十里忠茂君 登壇〕
78: ◯8番(五十里忠茂君) お疲れさまです。
本3月定例議会におきましても発言の機会を得
ましたことに感謝いたし
ます。
それでは、質問に入っていきたいと思い
ます。
保育所等について伺い
ます。
米澤前町長が平成17年12月定例議会代表質問の答弁で、保育所の運営について、「1小学校下1保育所」を将来像として計画的に統合整備を進める必要があり、早期に対応
すべきものと
した。平成19年6月定例議会で、当時健康福祉課長であった現町長は答弁で、舟見・野中の統合保育所は入善町の「1小学校下1保育所」の第1号となるもので、今後の統合保育所のモデルとなるように努めてまいりたいと申されたのであり
ます。
平成21年4月、ひばり野保育所が開所
し、その後、こあら保育所、さわすぎ保育所、にゅうぜん保育所が開所
し、いいの保育所が今年4月の開所の運びとなることから、昨年の12月18日、全員協議会において第6次入善町総合計画実施計画が示され、予算案が明示
されたところであり
ます。横山保育所と椚山保育所の統合整備事業として、令和2年度から実施
すると
したものであり
ます。
今後における年次計画の明確化を図るべきと思うが、いかように考えているのか答弁願い
ます。
平成26年11月に空き家等対策の推進に関する特別措置法案が成立
し、国土交通省は特別措置法のもとでは、全国には種類を問わず、約820万戸以上の空き家が存在
すると
してい
ます。実態はこれだけにとどまらず、公的な建物も加わり、地域環境の悪化と住民感情の高ぶりを招くなど、社会的に大きな問題を引き起こしているのが現状であり
ます。
町では平成29年3月、空き家等対策計画をまとめ、空き家等対策の基本方針では、所有者等における管理の原則をうたってい
ます。
当局においては、このような状況を鑑み、利用
されていない公的施設に対する通常管理や環境整備をどのように実効的に行っているのかお答えください。
保育については、3歳以上の保育料の無償化をはじめとして、保護者に係る経済的負担の軽減を図るとともに、開所、閉所時間に幅を持た
せ、日曜、祝日の開所、あわせて特別保育が実施
されており、保護者においては安心
して子どもを預けることができる保育体制が整っているものと思い
ます。そうした中で、職員における働き方改革や保育に対する質的な向上が一層求められているものと思い
ます。
こうした状況を鑑み、職務基準となる見直しを図ってはいかがか。これに対する答弁を求め
ます。
保育所の統合等により職員数が増える中、事務的作業は従来の形態とは違い、パソコンを使っての事務的作業であり、職員同士の使用時間帯が重なり不便を感じるものと察し
ますので、適正に配備
されているのか答弁を求め
ます。
富山湾岸サイクリングコースについて伺い
ます。
入善工区における海岸管理用通路を活用
した新たな海岸沿いを結ぶ10.5キロメートルのコースであり、コース周辺には湧水、深層水施設、園家山キャンプ場、杉沢の沢スギ、じょうべのま遺跡、近い将来設置
されるだろう洋上風力発電の設備においては、観光資源であり、大きな町の財産でもあり
ます。コースを一帯一路化
し、広く情報発信
することで、多くの人が町に訪れるとともに、コース使用の頻度も上がると思われ
ます。
当局においては、これらを含む包括的な手だてを講じる必要があると思うが、答弁願い
ます。
平成31年2月22日の全員協議会において、富山湾岸サイクリングコースの説明に対して、複数の議員から安全対策や環境整備に対しての意見があったところであり
ます。その後の対応策をどのように講じてきたのか答弁願い
ます。
コース周辺には、観光資源の情報発信やロードバイカーによる口コミ等で一人でも多くの人に来ていただく、またコースの利用頻度を高めることは必要と感じ
ます。それにも増して、町民が観光資源やコース認識を周知
し得る手段が必要と感じ
ますので、ぜひともサイクリングコースを活用
してサイクルイベント等を開催
すべきと思うが、いかがな考えであられるのか答弁願い
ます。
新型コロナウイルス感染症について伺い
ます。
昨年の12月31日の段階で、中国湖北省武漢市での原因不明のウイルス性肺炎が相次いで発症
されたことが確認
され
ました。このような現況から、世界に瞬く間に広がりを見せたことは言うまでもあり
ません。
今年に入り、日本では新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐために、これまで水際の対策を講じてきたところであるが、ここに来て国内の複数地域で感染ルートが明らかでない患者が散発的に発生
している実態を受けて、安倍首相は2月27日の会見で、新型コロナウイルス感染症の拡散を防ぐために、3月2日から春休みに入るまで、全国全ての小中高と特別支援学校について臨時休校
するように要請
したものの、最終的な判断は自治体に委ねると
したものであり
ます。
当局においては、数回にわたり新型コロナウイルス感染症対策会議が開催
されたところであり
ますが、こうした会議を受けて行動や指示をいかように行ったのか答弁を求めるものであり
ます。
以上です。
79: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求め
ます。
保育所等ついて、笹島町長。
〔町長 笹島春人君 登壇〕
80: ◯町長(笹島春人君) 五十里忠茂議員の保育所等についての御質問のうち、統合に関する年次計画の明確化についてお答えをいたし
ます。
町ではこれまで、平成18年3月に策定
した入善町次世代育成支援対策施設整備計画基本構想に基づき、1小学校下1保育所を基本と
し、地元の意見がまとまったところから順次、統合保育所の整備に取り組んできたところであり
ます。
議員御指摘のとおり、平成21年4月に開所
したひばり野保育所の整備を皮切りに、こあら、さわすぎ、にゅうぜんの各保育所、さらには、ことし4月に開所予定の新しいいいの保育所を含めると5カ所の保育所の統合整備が完了
したことになり
ます。
これにより、6カ所の小学校下のうち、残すところは桃李小学校下の椚山、横山両保育所の統合のみとなったところであり
ますが、この両地区からは、既に桃李小学校に隣接
した場所での整備であれば統合もやむを得ないとの了承をいただいているところであり
ます。
今月の9日には、両地区の区長会長や保護者会長、地元選出の町議会議員などによる地元検討会を立ち上げ、第1回目の意見交換を行ったところであり
ます。
町ではこれまで、保育所の統合整備に当たっては、お兄さん、お姉さんとなる小学生の活動が見える、かつ小学生とのさまざまな取り組みが連携
しやすい場所が適切であるとの考えから、各小学校の周辺で保育所の統合整備を進めてきたところであり
ます。
桃李小学校下におきましても、今のところ、小学校に隣接
した場所での整備を
したいというのが町と地元の共通の思いであり
ますが、具体的な候補地や整備のスケジュールなどについてはまだ決定はいたしており
ません。
今後、地元検討会や地域の御意見なども伺いながら、統合に向けた年次計画の明確化を図ってまいりたいと考えているところであり
ます。
81: ◯議長(野島 浩君) 次に、保育所等のうち、利用
されていない公的施設等については住民感情等に配慮
して取り組むべきについて、竹島企画財政課長。
〔企画財政課長 竹島秀浩君 登壇〕
82: ◯企画財政課長(竹島秀浩君) 保育所等の御質問のうち、利用
されていない公的施設等については、住民感情や地域環境を十分に配慮
して取り組むべきと思うが、いかように考えているかとの御質問にお答えをいたし
ます。
まず、入善町内には利用
されていない公共施設は4カ所ござい
ますが、その中でも、廃止と
した保育所につき
ましては、入善地区の旧東部及び旧西部保育所の2カ所がござい
ます。
また、この春からは、いいの保育所の開所に伴い、現在の飯野、芦崎の両保育所を加えた4カ所となり
ますが、新年度におきましては、飯野保育所は解体工事を予定
しており
ます。
議員御指摘の市街地における廃止施設の維持管理につき
まして、町でしっかりと管理
すべきとのことでござい
ますが、これまでもシルバー人材センターに除草や樹木の剪定などを委託
しており、今年度につき
ましても、両施設において年2回程度の作業を実施
しており
ます。
また、日ごろから職員による空き施設の巡回も行ってきており
ますが、とりわけ今年度に関しましては、例年以上に台風の往来が多かったため、台風接近の情報が入るたびに各施設の事前確認や通過後の被害状況の把握に努めてきたところであり
ます。
今後とも、近隣地域の皆さんに御迷惑がかからないよう、引き続き状況確認を
しながら、定期的な環境整備に努めてまいりたいと考えており
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
83: ◯議長(野島 浩君) 次に、保育所等のうち、町職員における昇格等に関する処遇改善について、笹島町長。
〔町長 笹島春人君 登壇〕
84: ◯町長(笹島春人君) 保育所等についての御質問のうち、町職員における昇格等に関する処遇改善についてお答えをいたし
ます。
町職員における昇任・昇格制度につき
ましては、地方公務員法あるいは入善町の職員の給与に関する条例等の規定により適切な運用に努めているところであり
ます。
とりわけ、職員の役職を上げる昇任制度につき
ましては、勤務実績や職員の能力などを踏まえた人事評価、また勤務年数などを総合的に判断
し制度を運用
しているところであり
ます。
議員御質問の保育所を統括
する主幹については、平成29年度、平成30年度においてそれぞれ2名を任用
し、保育における組織体制の強化を図ったところであり
ます。
令和元年度における保育所を統括
する主幹の任用につき
ましては、さきに御説明を申し上げ
ました人事評価、年数等を総合的に勘案
し、任用を見送ったところであり
ますが、保育所の組織体制をしっかりと堅持
していく上での統括主幹の任用については、引き続き検討を進めてまいりたいと考えているところでござい
ます。
85: ◯議長(野島 浩君) それでは次に、同じく保育所等のうち、パソコンの配備について、清田結婚・子育て応援課長。
〔結婚・子育て応援課長 清田和憲君 登壇〕
86: ◯結婚・子育て応援課長(清田和憲君) 保育所におけるパソコン配備についての御質問にお答えいたし
ます。
保育所へのパソコン配置につき
ましては、従前は各保育所1台ずつの配置となっており
ましたが、保育現場からパソコン増設の強い要望などもあったことから、平成28年度に1台ずつ増設を
して、各保育所2台体制と
したところであり
ます。
また、平成30年度に開所
したにゅうぜん保育所では、施設規模や入所児童が多いことを考慮
し、現在3台を配置
しているところであり
ます。
当然のことですが、保育現場では、まずは子どもたちの保育、見守りが第一であり
ます。そのため、書類の作成などは、子どもたちの昼寝時間や子どもたちの帰宅後に行うことが多くなるため、どうしても使用時間帯が集中
することになってしまい
ます。しかしながら、各保育所では、職員間でパソコンの利用時間をうまく調整
しながら、現在の配置台数の中で必要な書類を作成
している状況であり
ます。
したがい
まして、今のところ、保育現場からはパソコンを増設
してほしいという要望を聞いておらず、また、改めて確認
したところでも、現在の配置台数で何とかやりくりができているとのことであり
ますので、当面の間は現状の体制のままでも大きな問題はないものと思っており
ます。
議員御指摘のとおり、保育所においても、職員の負担軽減を図るために、労働環境の改善に努めることが大切であることは町も認識
しており
ます。
今後も引き続き、現場の状況を確認
するとともに、保育士の意見も聞きながら、適正なパソコンの台数を見極め、必要があれば適切に対応
してまいりたいと考えており
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
87: ◯議長(野島 浩君) それでは次に、富山湾岸サイクリングコースについて、梅澤キラキラ
商工観光課長。
〔キラキラ
商工観光課長 梅澤武志君 登壇〕
88: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 富山湾岸サイクリングコースの御質問についてお答えいたし
ます。
まず、サイクリングコースに隣接
する観光資源の情報発信の考えについて申し上げ
ます。
町の沿岸部には、杉沢の沢スギをはじめ、じょうべのま遺跡、浄化センター風力発電設備、園家山キャンプ場などといった魅力的な観光資源が点在
しており
ます。
これらの観光資源を線で結ぶ国土交通省の海岸管理用通路において、県が平成30年度に青色のナビゲーターラインを敷設
し、サイクリングコースとしての活用が可能となり
ました。
この新たなサイクリングコースは、町の一番の特徴でもある臨海型扇状地の末端部の地形を肌で感じることができるほか、現在、横山沖で計画
されており
ます洋上風力発電所見学への動線としても大いに期待ができるものであり
ます。
町の魅力が集結
するこのコースの周知方法としましては、まずは、各種サイクリング大会のコースに活用
していただくことが一番有効であると考え、県のサイクリング協会などに対し、その活用の働きかけを行ってまいり
ました。
その結果、昨日中止が残念ながら決定
され
ましたが、来月4月12日に開催が予定
されており
ました富山湾岸サイクリング2020のコースの一部に当サイクリングコースが採用
されたところであり
ます。
また、サイクリングイベント以外の周知方法として、県指定のサイクルカフェであるにゅうぜん浜マルシェや、レンタサイクル事業に取り組む入善観光案内所といった観光拠点の活用を図ることも有効であると考えており
ます。
このような取り組みを継続
しながら、当サイクリングコースの周知を図るとともに、町が有する魅力ある観光資源の情報発信に努めてまいりたいと考えており
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
89: ◯議長(野島 浩君) 次に、富山湾岸サイクリングコースのうち、コースにおける安全性、環境整備について、窪野建設課長。
〔建設課長 窪野 修君 登壇〕
90: ◯建設課長(窪野 修君) 富山湾岸サイクリングコースに関する御質問のうち、サイクリングコースにおける安全性や環境整備が確保
されているのかという点についてお答えをいたし
ます。
現在の富山湾岸サイクリングコースにつき
ましては、国が管理
する直轄海岸工事施工区域の一部である海岸管理用道路を県が道路区域として占用
し、青色のナビゲーターラインを設置
し、サイクリングコースとして利用
しており
ます。
このため、コースの大部分を県が管理
しており
ますが、一部、既存のコースに接続
する町道区間におきましては町が管理
しており
ます。
議員御質問の安全性、環境整備の確保という点につきましては、サイクリングコースの管理者でござい
ます入善土木事務所に確認を
したところ、舗装の修繕や利用者へ車両の通行に注意
するよう促す看板の設置のほか、道路の清掃や除草などの雑草対策を実施
する予定と
しているというふうに伺っており
ます。
町の管理部分におきましても、段差があるような危険な箇所の舗装修繕など、対応に努めてまいりたいというふうに考えており
ます。
湾岸サイクリングコース沿いには町を代表
する観光スポットや見どころが多数あり、コースを御利用
される皆様には、快適に走行できる環境を整えることが大事であるというふうに考えており
ます。
町としましては、今後も県との連携や調整を密に
しながら、利用者の安全で快適な通行確保に努めてまいりたいというふうに考えており
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
91: ◯議長(野島 浩君) 次に、富山湾岸サイクリングコースのうち、イベント等を開催
し地域再発見につなげる考えについて、梅澤キラキラ
商工観光課長。
〔キラキラ
商工観光課長 梅澤武志君 登壇〕
92: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) サイクリングコースを活用
し、イベント等を通し、地域再発見につなげるための考えについてお答えをいたし
ます。
先ほども申し上げ
ましたが、サイクリングコースの活用を図るには、各種サイクリング大会のコースに活用
されることが一番有効であると考えており、その規模が大きくなればなるほど、多くの方々に町の海岸沿岸部の魅力を体感
していただけるものと捉えており
ます。
こうしたサイクリングイベントに町民の皆さんにも参加をいただくことで、日ごろ見落としていた町の魅力の再発見、さらには郷土愛の醸成にも大いに効果があるのではなかろうかと考えており
ます。
いずれにいたし
ましても、町の魅力が詰まった海岸沿岸部のサイクリングコースの普及などを通し、地域の再発見につなげてまいりたいと考えており
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
93: ◯議長(野島 浩君) それでは次に、新型コロナウイルスについて、梅津副町長。
〔副町長 梅津將敬君 登壇〕
94: ◯副町長(梅津將敬君) 五十里忠茂議員の新型コロナウイルスについての御質問にお答え
させていただき
ます。
昨年12月以降、新型コロナウイルスによる感染症が、アジアをはじめ日本国内においても拡大
してきたことから、本町への影響につき
まして情報収集を行うなど、その状況を注視
していたところであり
ます。
そのような中、先月2月21日金曜日に隣の石川県で初の感染者が確認
され、さらに、その日の深夜に行われ
ました富山県知事の緊急会見におきまして、千葉県からの感染者が県内を旅行
したことが明らかとなり
ました。
そのため、町では、翌日22日の朝、速やかに緊急情報メールにより町民への周知と感染症対策のお願いを行った上で、同日から24日までの3連休の間、保健師を役場に常駐
させ、問い合わせや相談へ対応できるよう体制を整えて備えたところであり
ます。
あわせて、連休明けの25日の朝、直ちに会議を開催いたし
まして、新型コロナウイルス感染症の対応を協議
することに
したところであり
ます。
議員御質問の新型コロナウイルス感染症対策会議の全容につき
ましては、連休明けの25日朝8時半から開催
した会議におきましては、新型コロナウイルスに関する情報の確認、国の対応状況の確認、町で今後予定
されるイベント等の確認とその実施の是非についての協議を行ったほか、庁舎出入り口への消毒液の配置や窓口応対者のマスク着用を行うことと
したところであり
ます。
なお、イベントの開催につき
ましては、国の基本方針がその日のうちに示される予定であったことから、その方針を確認
した後に、改めて町の対応を決定
することと
したところであり
ます。
その後、国の基本方針が示されたため、その日の午後5時から再び対策会議を開催
したところであり
ます。会議では、町で実施
するイベントにつき
まして、感染拡大の予防と防止のため、不特定多数が出入り
するイベントや町外または県外からの参加が見込まれるイベントにつき
まして中止あるいは延期と
し、町内者のみのイベントや会議、研修などにつき
ましてはマスクの着用や消毒の徹底など、対応できる場合は実施も可と
する対応を決定
したところであり
ます。
個別のイベントへの対応といたしましては、2月29日のジャンボ~ルカップ全国カローリング大会、3月1日の入善深層水かき祭り~冬の陣~、同じく3月1日、町民会館コスモホールでの松田華音ピアノリサイタル、3月15日の婚活イベント「ミニ会席で婚活パーティー」、この4つのイベントの中止を決定したところであります。
また、これら中止に係る関係者、参加者等への周知につきましては、会議後すぐに各担当課から中止の電話連絡を開始するとともに、郵便による書面での連絡、報道機関への一斉ファクス送信、また、ホームページでの告知を行ったところであります。
加えて、翌日26日には、ケーブルテレビのテロップで、全国カローリング大会、かき祭りの中止を告知するとともに、緊急情報メールにおきましても一斉送信を行うなど、手を尽くして周知に努めたところであります。
そうした中、続く翌日27日夕方に、安倍首相から全国の小中学校の臨時休校を要請する方針が示されたところであります。町では直ちに関係部署との調整等を開始いたしまして、その上で、翌日28日の午後1時から対策会議を開催し、その要請に対する町の対応方針につきまして決定したところであります。
決定した内容といたしましては、まず小中学校につきましては、全8校を3月2日月曜日から3月24日火曜日まで臨時休校とすること、卒業式につきましては、在校生を不在とし、卒業生とその保護者及び教職員のみで実施すること、また、3月24日の修了式につきましては、生徒児童、教職員で実施すること、その他、部活動やスポーツ少年団活動の中止、学校施設の一般開放の中止などを決定したところであります。
あわせて、この会議直前に知事が県議会で発言されました内容を受け、小学校1、2年生の学童保育利用者以外につきまして、家族が学校まで送迎することを条件に、小学校を自主学習で使用することを可能とする方向で検討することといたしました。
また、学童保育につきましては、開所時間を通常午後2時のところ、夏休み期間などと同様、午前8時から開所して運営すること、利用は現在登録済みの児童のみとし、新規の受け入れは行わないことなどを決定するとともに、保育所は通常どおり運営すること、児童センターは通常どおり開所しますが、小中学生のみの利用はさせないことなどを確認したところであります。
これら小中学校の臨時休校などへの対応につきましては、会議終了後、直ちに関係機関への連絡、報道機関への一斉ファクス送信、保護者への連絡文書の配布、町ホームページへの掲載などを行い、周知を図ったところであります。
なお、昨日の松田議員への答弁で教育長がお答えしましたとおり、小学校1、2年生の自主学習利用での小学校での受け入れや保護者への連絡等につきましては、同日に行われました臨時小学校長会で決定されたところであります。
感染症対策につきましては、完全に終息となるまで、今後も速やかな対応がとれるよう対策会議を遅滞なく開催するとともに、国、県の動向や関係機関との連携などにより、感染状況などの情報収集に努め、町民の健康と安全を守ることを最優先に町としての対応を決定してまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
以上、答弁とさせていただきます。
95: ◯議長(野島 浩君) それでは、再質問を受けます。
8番 五十里忠茂君。
96: ◯8番(五十里忠茂君) それでは、まず第1に伺いたいと思いますけども、マスクの件ですけども、通常的に、災害時に備えて、危機的な備蓄というのは、いろんな備品において行われておるわけなんですけども、マスクにおいて何で備蓄されないのかちょっとそこら辺ひとつ。
97: ◯議長(野島 浩君) マスクについて、梅津副町長。
98: ◯副町長(梅津將敬君) 今、国会のほうで審議されております新型コロナウイルス対策の法案、改正案でありますけど、その中では、いわゆる感染症対策につきましては、それに従事する者のための備蓄云々とは言っておりますが、あくまでも町民への提供のマスクということにつきましては、備蓄についてはしていないというのが現状であります。
99: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
100: ◯8番(五十里忠茂君) 県下の状況というのは、かなり逼迫した考え方を持っておりまして、それぞれの自治体においてマスクの常備というものは常にされておるわけなんですよね。入善だけがされてないという現状にありますので、そういったところを改めて、持つべきものは持つ、そういった姿勢で今後の災害に備えるという考え方を培っていただければと思いますけど、その辺どうですか。
101: ◯議長(野島 浩君) 梅津副町長。
102: ◯副町長(梅津將敬君) 先日報道されました各自治体のマスクの備蓄状況ということでありますが、あれはあくまでも、町民等に提供できる備蓄はあるのかという調査でございまして、今ほどお答えしましたように、わずかではありますが、職員など業務に当たる者についてのマスクについては多少なりとも備蓄はあります。しかし、報道からの質問の中は、あくまでも町民に提供できるものということでありましたので、なしというふうにお答えさせていただいたところであります。
また、今ほど五十里議員が言われましたように、当然、町としても、この感染症対策につきましては、それなりのマスクの備蓄あるいは消毒液の確保などに今後努めていきたいというふうに考えております。
103: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
104: ◯8番(五十里忠茂君) 今後そのように努めていただきたいと、このように思います。
それでは、改めて新型コロナウイルス感染症対策会議についての、私は議事録を議会事務局を通じて当局に請求したところでありますけども、3部のファクスが私のほうに届きました。これを見ますと、以前、私どもがファクスで受け取ったものと相変わらずということでございますので、内容的にどのような話し合いが行われて、どのような決定がされたかというのをぜひともこういった文書の中に明記すべき。そして、いろんな全員協議会でも議事録というのはとっていますけども、そういうような形にしていって、物事が起きれば後世に対してこのような諸行動を起こしたんだぞということで、ある程度一定の議事録を残す必要があると思うんですよ、私は。
その辺でもうちょっと本腰を入れて危機管理に対して取り組んでいただきたいなと思いますけども、その辺どうですか。
105: ◯議長(野島 浩君) 梅津副町長。
106: ◯副町長(梅津將敬君) 町の文書管理規程は国とは違いまして、議事録云々のことについてはないわけであります。当局側の部分でありますけど。
ただ、今ほどお答えいたしましたように、それなりの国あるいは県あるいは県知事の言葉などを、各要請でありますが参考にしながら、現場、例えば学校においては教育委員会でございますので、教育長がこの後、校長会等で検討するということを踏まえての会議でありますので、今ほどお答えした、あるいは五十里議員のほうにお示ししたものしかございませんので、これは御理解いただきたいと思います。
107: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
108: ◯8番(五十里忠茂君) 今後はある程度の備えをしていくというのは必然性的に問われているんだろうなと、このように思っておりますので、またよろしくお願いいたします。
この感染症の流れの時系列を見てみますと、2月25日、第1回目の新型ウイルス感染症に対する対策会議が開かれて、その場で話し合われたのは、イベントに対する是非とか、それと千葉からの感染者が富山県に来訪して行動範囲が明らかになったということも話し合われたようでありますけども、どのような段階でどのような行動が起きてどのような処理をしていったかということをある程度後世のために残す、それが必要だと思うんですが、その中で、第1回のジャンボ~ルカップ全国カローリング大会についてちょっと伺いますけども、中止ということで報告対応に当たられたわけなんですけども、その現状報告をちょっとしてください。
109: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。
110: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 現状につきましては、対策会議の25日の午後の会議を受けまして、その後直ちに、もう4日後に迫っておりましたので、まずは参加者の方に御案内をするということの作業から始めてまいりました。
まずは、その会議終了後、直ちにその参加者の代表者のところにお電話をかけまして、今回のことと、やむなく中止したということで丁寧に御案内を申し上げ、中止を決定したという御案内をしたところであります。
その旨につきましては、110チームの参加の予定でございまして、県外から6チームを予定しておりました。まずは県外の方にということで御案内を申し上げ、宿泊される方、またいろんな手だてでこちらにお越しになる新幹線等の手配の方等もありましたので、いち早くということで連絡し、わかったよということで、直ちにキャンセルをしていただいたということで、何とかキャンセルができたということで御案内をいただいていたところでございます。
また、この計画につきましては町を挙げて行うということで、町内の業者の方33社なんですけれども、協賛者の方がおられます。その方々には後日、次の日になりますけれども、協賛金をいただいておるというところもありまして、そういったところにも後日御案内をし、第2回も予定しているということで、できれば次回に回させていただくというような、そういうような形で御案内をしているところであります。
その後、準備につきましては、もう目の前に迫っておりましたので、発注等も既に終わっており、皆さんをおもてなしする状態となっておりました。いろんな費用等々が予算ではありましたけれども、発注が終わっており、ほぼほぼ、もうプログラムであったり会場の設営に関する費用等も発注も終わり、物も届いておりましたので、なかなかキャンセルができるとかという部分はございませんでした。
ただし、当日にお願いをするようなおもてなしの品々等で若干キャンセルすることができましたので、その分については丁寧に御案内を申し上げキャンセルをさせていただいたところであります。
以上で、大体大会運営費については、そういった形で支払いの必要性があるのかなというふうに考えております。
以上でございます。
111: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
112: ◯8番(五十里忠茂君) 一連の流れを説明いただいたところなんですけども、私の聞き取りでは、25日の5時半に会議が始まって、何時に終わったかちょっと想定はしかねるのですけども、その後、各参加者のチームの代表のところに電話を入れたということでありますけども、その後、日を改めて文書で中止願を出されたと。それは間違いないんですね。
113: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。
114: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 説明不足でございまして、まずは電話でお知らせをした。その後、全て連絡が終わった後に、日を改めてその参加者の代表の方と協賛者の会社のほうへ謝りの文書のほうは差し上げております。
以上です。
115: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
116: ◯8番(五十里忠茂君) 適切な対応かどうかというのは、私はこれからの質問の答弁を聞いてちょっと判断したいと思うんですけども、電話での応対は当然リーダーのほうにされたと思うんですよね。そして、最終的に確認を終えたのは日時的にいつですか。
117: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。
118: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 電話での始まりは、おおむね6時から始めまして8時過ぎに一通り連絡が終わったところでございます。
以上です。
119: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
120: ◯8番(五十里忠茂君) 全ての方に8時過ぎで終わったということでよろしいんですか。
121: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。
122: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 全部110チームには連絡を差し上げました。実は、6チーム程度でしたでしょうか、県内の代表者のところに、ちょっとお留守だったというところがありましたので、簡単に御案内申し上げ、翌日、本人宛てに改めてきちっと御説明申し上げた方はいらっしゃいます。
以上です。
123: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
124: ◯8番(五十里忠茂君) 最終的な確認が済んだというのは26日ということでよろしいですね。
それで、26日から開催する日まで、要するに3日間しかないがですよね。26、27、28。29日は別ですからね。その中で、県外から来られるお客というか、チーム編成を組んで来られる方は大勢の方がおられると思うんですけども、その交通費に係る問題ですけども、当然、旅館なり交通機関なり予約して、観光会社なりを利用してとられる方がおられると思うんですよね。そういうところで、キャンセル料が多分出ている方もおられるんじゃないかなと思うんですよ。
その中で、対応は、チームリーダーに電話で確認する。そして文書も一部リーダーに渡すじゃなくして、一人一人の参加形成のもとでチームが成り立っているものですから、一人一人文書なり出すべきだったのではないかなと、このように思いますけど、いかがですか。
125: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。
126: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 御指摘ありがとうございます。
参加の応募の要領といいますと、まず連絡先については、住所は代表者の方だけとなっておりまして、その方以外の方についてはお名前のみということでいただいております。
今おっしゃっていただいたキャンセル料の心配につきましては、私どもも同じ考えでございまして、まず県外の6チームの代表の方に申し上げ、ほかの方、要は、最高で4人の方がおいでですので、ほかの3名の方に直ちに連絡をいただき、このキャンセル料についてどうであったかということもあわせて伺っております。
当日につきましては中止の御案内だけを差し上げたわけですけれども、その後、改めてお電話でお聞きするなりしたところによりますと、25日の夜でございましたので、何とかキャンセルはできたよということで、今のところ宿泊、町の中でお泊まりになる方もおられましたけれども、キャンセル料は発生していませんということで伺っております。
以上です。
127: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
128: ◯8番(五十里忠茂君) そうなってくると、イベントを組むに当たって、スポーツ形式でございますので、やっぱりスポーツ傷害保険とか加入されておりますか。
129: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。
130: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) それはもちろん加入はさせていただいております。ただし、住所まで書いているところではございませんので、そちらのほうはわからないということであります。
131: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
132: ◯8番(五十里忠茂君) これはあくまで団体種目ですから、扇状地マラソンみたいに一個人が申し込んで一個人が対応するという問題じゃありませんけども、そこら辺は、傷害なりいろんな保険をかける以上は、住所くらいは書いていただいて、参加意識をあおっていただく。ただ名前だけじゃなくしてね。やっぱり今後の検討課題に入れていただきたいなと思うんですけど、その辺はどうですか。
133: ◯議長(野島 浩君) 板倉教育委員会事務局長。
134: ◯教育委員会事務局長(板倉 晴君) 今後、2回目に向けまして検討のほうはさせていただきます。ありがとうございます。
135: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
136: ◯8番(五十里忠茂君) 次に、27日の安倍首相の会見でこのようなことを言っております。3月2日から春休みに入るまで、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校に一斉に休校を要請。休校を要請したことについて、先手先手で、学術的な観点からは詳細なエビデンスの貯蓄が重要であることは言うまでもないが、極めて切迫した時間的制約の中で、最後は政治が全責任を持って判断するというふうな会見がありました。
28日には、私も国会中継を見ておりましたら、参議院の予算委員会の中で、萩生田文科相が、この休校については、最終的な判断は自治体に委ねるということを国会の答弁でしておられました。それを受けて町のほうで第3回の対策会議が開かれたと思うんですね。その場でなぜ学校の休学に至る経緯、どのような判断のもとでされたのかというので、町民もかなり関心事を持って注視しておられると思うんですよね。
それについて教育長、どうですか。
137: ◯議長(野島 浩君) 小川教育長。
138: ◯教育長(小川 晋君) 休校に至った経緯について説明したいと思いますが、昨日の松田議員の代表質問にお答えしたように、私も27日の安倍首相の6時過ぎの要請につきましては青天の霹靂だったということで、慌てて、帰宅しておりましたので、教育委員会のほうに戻り、今後の対策について教育委員会の中で協議したところであります。
幾つかの案がありまして、その案につきまして8時過ぎに、町長、副町長、教育委員会事務局長、そしてまた総務課長、そして私の5人で、これからどうすればいいかということについて8時過ぎから協議いたしました。協議したところ、先ほど副町長がお答えしたように、2日から24日まで休業、卒業式のこと、そしてまた修了式のことについて協議して、そういったふうに決定をしたところであります。
3月2日より休校ということになりますと大変時間がないということで、9時半に小学校、中学校の臨時校長会を開き、その旨をお伝えし、すぐに対応するようにということで、文書等も作成し、学校で対応していただいたところであります。
以上です。
139: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君。
140: ◯8番(五十里忠茂君) 一連の中で、小中における学習指導要領に基づいて、年間決められた単位時間数がありますよね。小学校の1年生では850時間、2年生では910時間、3年生は908時間、4、5、6年生は1,015時間、一定の時間数を定めておられるわけですけれども、休校に入ったことによって、こうした未消化分をどのように解消していかれるのかちょっと聞かせてください。
141: ◯議長(野島 浩君) 小川教育長。
142: ◯教育長(小川 晋君) これも昨日、松田議員の質問にお答えしたわけでありますが、即小中学校長にどれくらい未履修があるのかということを確認し、昨日もお答えしたように、中学校では約30時間程度、国語、数学、理科、社会、英語の部分でありますが、30時間程度というふうにお聞きしておりまして、それについては4月から実習を始めていきたいなと思っておりますので、御理解いただきたいと思います。
143: ◯議長(野島 浩君) 8番 五十里忠茂君、残り時間少ないですよ。
144: ◯8番(五十里忠茂君) はい。ことしの新年度からの新小学校学習指導要領が改訂されまして、ICT、機器によるタブレット端末の学習とか、その中におけるプログラミングの授業とか始まりますけど、そういうようなものに支障のないように今後進めていっていただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
145: ◯議長(野島 浩君) 要望ということでありますね。
146: ◯8番(五十里忠茂君) はい。
147: ◯議長(野島 浩君) よろしいですか。
148: ◯8番(五十里忠茂君) はい。
149: ◯議長(野島 浩君) それでは、五十里忠茂議員の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩いたします。
午後は1時から会議を再開いたします。
御苦労さまでした。
午後 0時01分 休憩
─────────────────────────
午後 1時00分 再開
150: ◯議長(野島 浩君) 休憩前に引き続き開議いたします。
町政一般に対する質問を続行いたします。
6番 中瀬淳哉君。
〔6番 中瀬淳哉君 登壇(質問席)〕
151: ◯6番(中瀬淳哉君) 皆さん、こんにちは。アクセスの中瀬でございます。よろしくお願いいたします。
昨日で東日本大震災から丸9年がたちました。少し当時のことをお話しさせていただければというふうに思います。
9年前震災が発生し、それから2カ月がたった2011年5月2日に、当時商工会青年部長でありました私は、青年部員8名で登米市に南三陸町から逃れてきた避難者がおられるということで、炊き出しに行かせていただきました。そのとき避難した方から、ぜひ海沿いの地域も見ていってほしいと言われまして、帰りに私たちは石巻に立ち寄ることにさせていただきました。その際に見た光景というのは、今でも私の脳裏から離れることはありません。一面の瓦れきの山、道を塞ぐように横たわった船、また道の両脇には車が積まれ、手を合わせておられる方もおられました。まさしく壊滅といった言葉がふさわしい状況でした。当時、本当に復興するのだろうか、一体何年かかるのだろうかというふうに思ったものであります。
それから私は毎年のように宮城、福島を訪れ、復興状況を見させていただきました。被災したにもかかわらず、現地の青年部員はすぐに自分たちの地域のために活動し、復興に向かっておりました。そして、全国から「がんばろう東北 がんばろう日本」と、まさしく日本全国が一丸となってあの困難に立ち向かっていたと思っております。私は、人間とはこれほど強いものか、美しいものかというふうに思ったものであります。
福島では、今なお帰還困難区域があったり、フレコンパックが積んである地域があったりしておりますが、着実に復興は進んでおります。
今、新型コロナウイルスという未知なるウイルスが、私たち日本人をはじめ世界中を襲っております。これからどうなっていくのか。人々の間でも不安が広がり、さまざまな行事が延期や中止となり、いつ終息するのかわからない状況であります。恐らく経済もさらに悪化していくことと思います。
私は、今こそあのときのように日本全国が一丸となり、このウイルス、そして困難に立ち向かっていくべきだと思っております。
そのためにも、まずは私たちがそれぞれやるべきことをやって、できることは何なのか考えていく必要があります。
そのような意味を込めながら、通告に従い分割方式にて質問をさせていただきます。
なお、昨日、そして本日の午前中と重複する部分が多々あるというふうに思いますが、状況が状況でありますので御容赦願えればというふうに思っております。
新型コロナウイルス感染症対応策についてお聞きいたします。
中国に端を発した新型コロナウイルスは今や世界中に広まり、WHOがパンデミックだと表明してもおりますし、我が国においても日に日に感染者が増え、いわばパニック状態に陥っていると言っても過言ではないというふうに思っております。
幸い、富山県また当町におきましては感染者がいないということで、まだ落ちついているようにも感じておりますが、2月25日、政府による基本方針が示され、また、同27日には安倍総理による全学校休校要請など、場当たり的な政府の対応により、末端の当町のような自治体が苦労を強いられるというこの状況に憤りを感じるものの、予定されていたイベントの速やかな中止や小中学校の臨時休校など、しっかりと対応してくださった町長をはじめ町職員の皆様、教育長をはじめ教育委員会や教職員の皆様、そして学童指導員の皆様に心からの敬意と感謝を表したいと思います。
さて、この新型コロナウイルス感染症についてはさまざまな情報が飛び交い、町民にとっては不安な時を過ごしておられる方も多々おられるかと思います。
もし自分がかかったのではないかと思ったらどうすればよいのか、どこへ行けばよいのか、PCR検査を受けることができるのか、病院をたらい回しにされることはないのかなどお聞かせいただきたいと思います。
また、当町からもし感染者が出た場合、町のするべきことは何か、想定されているのかをお聞かせください。
さて、今回、正確な情報の少なさが私は気になるところであります。
もちろん感染症ということですので国が対応すべきところはありますが、なかなか情報がおりてこず、マスコミの情報が頼りであったりするわけであります。
その情報不足が原因で当町でもデマが流れ、近隣で感染者が出たという情報が流れたり、トイレットペーパーやティッシュが枯渇するという事態も起こっております。
町民にとって一番信頼、安心できる情報は、何よりも町からの情報であります。
先ほどお聞きしたように、もしなった場合にどうすればよいのか、またデマ情報の真偽など、いち早く情報をキャッチして町民に伝え安心させることもできるのではないかと思います。
しかしながら、この新型コロナウイルス感染症についての情報は、町の緊急情報メールでもあまり見たことがなく、個人の対策の仕方や不用意な外出を避けることなどを流すこともできたのではないかと思います。
こうした感染症による非常事態となった場合、町民への情報提供手段を今後どうしていくのか、町としての考えをお聞かせください。
次に、感染症対策のための備蓄品についてお聞きいたします。
この新型コロナウイルス感染症対策として必要な物資として考えられるのは、現在、非常に手に入りづらいマスクや消毒用アルコール、アルコール除菌クリーナーであります。そして、このような緊急事態のときに決まって手に入りづらくなるのは、先ほど言いましたが、トイレットペーパーやティッシュ。私は、町はこういうものも備蓄しておくべきではないかと思います。
これまで町は自然災害対応のための備蓄ということを考えてこられました。そのため、水や食料、毛布といったものは備蓄されてきたわけでありますが、感染症となると避難所に集まることもできないわけであります。
車に乗ることができ、体力がある方であれば、何とかしてこれら必要なものを準備できるのかもしれませんが、要支援・要介護の方や高齢者にはなかなか大変なことだろうというふうに思います。このような緊急時にそのような方に配るという選択肢もあってもよいのではないかというふうに思います。
感染症対策のための備蓄品を備えていくべきだと思いますが、町の考えをお聞かせください。
最後に、教育面での対応についてお聞きいたします。
冒頭でも申し上げたとおり、政府の全学校臨時休校の要請を受け、町では3月2日からの臨時休校を実施しております。子どもたちの思い、特に卒業生の思いを考えると、胸が締めつけられるような思いになります。教育委員会や教職員にとっては、その思いはさらに深いものがあるだろうと推察いたします。
あす13日には中学校、来週17日には小学校の卒業式が在校生不在の中行われるとのことであります。卒業する子どもたちの未来が幸多からんことをただただ願うばかりであります。
さて、今回の臨時休校は、もともと予定されている夏休みとは違い、急に決まった長期の臨時休校であります。そのため、幾らか準備不足の中スタートをしていると思われます。
そこで質問させていただきますが、臨時休校となり数日経過したわけでありますが、子どもたちのフォローはどうされているのか、また学童保育を含め混乱は起きていないのか、そして残った分のカリキュラムはどうしていくのかお聞かせください。
答弁よろしくお願いいたします。
152: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求めます。
まず最初に、新型コロナウイルス感染症対策について、福沢元気わくわく健康課長。
153: ◯元気わくわく健康課長(福沢和正君) 新型コロナウイルスに関する現状についての御質問にお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症について、厚生労働省では風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、一人一人のせきエチケットや小まめな手洗いなどで感染症対策に努めていただくようお願いしているところであります。
また、換気が悪く人が集まって過ごすような空間、不特定多数の人が接触するおそれの高い場所では集団感染が起きやすいと言われておりますので、これらを避けていただくことも感染拡大を防ぐために非常に重要であります。
しかし、昨日の日本共産党代表の松田議員への答弁でもお答えいたしましたが、このような対策をされていても新型コロナウイルスにかかったかもしれないと心配になった場合には、新川厚生センターに電話し、センター内の帰国者・接触者相談センターに電話相談していただくことになります。
帰国者・接触者相談センターとの電話相談の結果、感染が疑われた場合には、感染症の診療体制が整った帰国者・接触者外来を設置している医療機関を紹介されることになります。
混乱を避けるため、どこの医療機関かは非公表になっておりますが、相談者が安心して受診できるよう、帰国者・接触者相談センターが医療機関との調整を担っております。
受診した帰国者・接触者外来では、医師が総合的に判断した結果、感染の有無を調べるPCR検査の必要があると判断した場合は検査を実施します。なお、この検査に係る自己負担はありません。
このPCR検査は、新型コロナウイルス感染症の患者数が今後さらに増加することが見込まれることから、3月6日からは公的医療保険の適用対象となり、医師の判断により診療の一環として受けることができるようになりました。
しかしながら、全ての医療機関でPCR検査を受けることはできません。院内感染防止や検査の精度管理の観点から、帰国者・接触者外来と帰国者・接触者外来と同様の機能があると県が認めた医療機関でのみ実施することになっております。
そこで現在、県では、医師が必要と判断した場合、円滑にPCR検査が実施できる体制を整える仕組みづくりを関係機関と協議しております。
また、県内のPCR検査の判定は県衛生研究所で行っておりますが、今後、件数が増え処理し切れなくなれば、民間での対応を検討すると聞いております。
次に、当町からも感染者が出た場合の町の対応についてお答えいたします。
PCR検査については、おおむね翌日には結果が判明いたします。万が一検査で陽性となった場合、感染症指定医療機関に入院することになりますが、新川医療圏では黒部市民病院が指定されております。また、県が患者の濃厚接触者の調査を行い、注意喚起の徹底を図ることになります。
町では、平成26年11月に町新型インフルエンザ等対策行動計画を策定しております。この計画では、新型インフルエンザ等対策特別措置法や町新型インフルエンザ等対策本部条例に基づき、必要時、町対策本部を設置し、迅速かつ総合的に対策を推進し、町民の健康被害の防止及び社会機能維持を図ることとなっております。
今回もこの計画を参考に、発生動向の把握、手洗い・せきエチケットなど基本的な対策の普及・励行といった感染拡大防止策と予防対策、適切な医療の提供など、国が決定した基本的対処方針に基づき、県及び近隣の市町と緊密な連携を図り対策を実施してまいります。
次に、感染症による非常事態となった場合、町民への情報提供手段を今後どうしていくのかとの御質問にお答えします。
議員御指摘のとおり、町民が情報を受け取る媒体やその受け取り方はさまざまであり、中にはデマ情報が流れ、不安をあおる状況ともなっております。
町としても、新型コロナウイルス感染症に関する周知を図り納得してもらうことが、町民に正しく行動してもらう上で必要であると考えております。
まずは、主に感染症予防対策や相談窓口の周知について、広報やみらーれテレビ、町のホームページ、ポスター、チラシの配布、緊急情報メール等により情報の発信を行ってまいります。
今後、発生段階に応じて、県や医師会などの医療関係団体、その他対策を行う関係機関と迅速かつ正確な情報共有に努め、防災行政無線やみらーれテレビ、緊急情報メール等を活用しながら、県内外の発生情報、対策の内容、対策の実施状況等について迅速かつわかりやすい情報提供を行ってまいりたいと考えております。
次に、感染症対策のための備蓄品を備えておくべきとの御質問にお答えします。
町では入善町地域防災計画に基づき、洪水、地震等の災害時に被災者に対してクラッカー等の食料品、飲料水、粉ミルクや紙おむつ等のほか、避難所を運営するための資機材、簡易ベッド等の避難所生活環境向上資機材を計画的に備蓄しております。
また、下新川郡医師会と災害時における医療救護体制の確認書を取り交わし、必要と認めるときは、健康交流プラザ内に医療救護本部及び救護所を設置することとなっており、そのための災害時医療救護用物品を備蓄しております。
御指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症の予防対策には、消毒用アルコールによる手指消毒やマスクの着用を含むせきエチケットが基本となります。しかし、現状、町では住民の感染症防止に対するマスク等の備蓄はしておりません。
全ての町民を対象としたマスク等の備蓄については、現実的な数量の備蓄は困難ではないかと考えております。
しかしながら、今後は、職員など対応に当たる人員に対する感染症予防対策用品として、マスクや消毒用アルコール等必要な備蓄品の配備といった対応が必要と考えております。
災害はもとより、感染症が大流行となった場合においては、町の備蓄だけでは対応し切れないことが想定されます。
万が一の場合に備えて、個人レベルにおいても、食料品、日常品等の生活必需品の備蓄に努めていただきたいと考えております。
町では引き続き、町民の安心・安全のため、県や関係機関と連携を図りながら感染症対策に努めてまいります。
154: ◯議長(野島 浩君) それでは次に、新型コロナウイルス感染症対策のうち、臨時休校について、小川教育長。
155: ◯教育長(小川 晋君) 臨時休校に関する御質問にお答えいたします。
まず、子どもたちのフォローについてであります。
学習面においては大変急な対応となったところでありますが、その概要として、2月28日に小中学校ともにワーク、ドリル、プリント類を配布し、学習の進め方として間違ったところを繰り返し行うなど、習熟するように子どもたちに説明いたしました。
あわせて、担任による電話連絡や家庭訪問を行い、進捗状況の確認やプリント類のわからない部分の質問にも答えるような対応をとっております。
さらに、学校のホームページで学年ごとに学習内容や方法等を掲載し、計画的な学習を促しています。
次に、生活面においては、各学校で大至急、臨時休業の過ごし方に関するしおりを作成し、保護者の協力を得ながら毎日規則正しく生活できるよう指導しております。
また、必要に応じて、プリントや残った分のL-92をまとめて届けるなど、家庭訪問、そして電話連絡をしながら児童生徒の生活を把握するよう対応しているところです。
次に、学童保育や自主学習の混乱についてであります。
自主学習については、松田議員の代表質問でお答えしましたように、校長会において学童保育との利用目的のすみ分けをしっかり行い、保護者の皆様に文書等で案内したことにより、学童保育を含め混乱は見られない状況であります。
また、3月2日からの臨時休校に関する学校への問い合わせについては、現在のところ、ないとの連絡を受けております。さらに、学童保育についても特段の苦情や問い合わせなどはないと聞いております。
当初想定していた登録児童数に比べ、結果的には心配していたほどの児童の利用はなく、また必要な指導員数も確保できたことから、大きな混乱もなくスムーズに緊急対応ができたものと考えております。
開始時刻の延長やそのことに伴う人員配置など、学童保育の指導者の皆様には、急遽ではありましたが、速やかに御対応いただきましたことを、この場をおかりして感謝申し上げます。
次に、残ったカリキュラムについてであります。
未履修のことにつきましては、文部科学省の通知「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における臨時休業に伴う教育課程関係の参考情報について」におけるQ&Aでは、「卒業を迎える学年以外の児童生徒に、3月末までに指導すべき内容の指導を行うことができなかった場合に、次学年の授業時数の中で、前学年の未指導分の授業を行うことは可能か」との問いに対し、「今般の臨時休業に伴い、卒業を迎える学年以外の児童生徒が授業を十分受けることができなかった場合には、児童生徒の学習に著しい遅れが生じることのないよう、必要に応じて、次年度に補充のための授業として前学年の未指導分の授業を行うことも考えられます」とあります。
加えて、「その場合において、標準授業時数を超えて授業時数を確保する必要は必ずしもなく、各学校において弾力的に対処いただくことが可能です」ということが示されております。
このことを参考に、小学校では特に国語、社会、算数、理科、中学校でもその4教科に加え英語の未履修の部分の確認を行い、それぞれの教科で何時間必要か確認したところであります。
その結果、未履修の部分については必要に応じて来年度に補充のための授業を行うなど、確実に引き継ぎをしていきたいと考えております。
なお、卒業生であります小学校6年生、中学校3年生については、未履修はほぼないと聞いております。
日々状況が変化しておりますことから、このたびの臨時休校に係る対応については状況を見極めながら柔軟に対応してまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
156: ◯議長(野島 浩君) それでは、ここまで再質問を受けます。
6番 中瀬淳哉君。
157: ◯6番(中瀬淳哉君) 再質問ということでありまして、まず自分がもしかかったらという話なんですか、帰国者・接触者外来のほうということで、新川厚生センターなどに相談するという話でありましたが、まず自分がかかったかって自分でわかるわけがないので、まず症状として風邪かなと思う症状が普通出ると思うんですよね。
その際に、じゃ、新川厚生センターに電話しようかななんて思う人って、普通はほぼいないと思うんですよね。まず自分のかかりつけ医のほうに行って、どうですかという診断を受けるのが普通だというふうに思うんですけど、そういった場合にどうなるのかということなんですよね。
先ほど、全ての医療機関でPCR検査を受けられるわけではないということでありましたが、かかりつけ医がこれは怪しいと思ったときに、厚生センターと連絡をとってくれたり誘導してくれるのかということと、そもそもそのかかりつけ医、町のお医者さんがその判断ができるのかどうか、町からそういう指導をしておられるのかというのはどうなんでしょうか。
158: ◯議長(野島 浩君) 福沢元気わくわく健康課長。
159: ◯元気わくわく健康課長(福沢和正君) もし、風邪かもしれないと思ってかかりつけ医にかかったとします。そしたら、かかりつけ医のほうでまず判断しまして、レントゲンを撮ったりして、もしかしてこれは肺炎でPCR検査を受けたほうがいいとなった場合は、厚生センターへそのかかりつけ医が電話します。
厚生センター内の帰国者・接触者相談センターからかかりつけ医と連絡をとり合って、それでPCR検査を受けることができる医療機関を紹介します。
その医療機関とも連絡をとって、いついつ何時に来てくださいというふうなことを医者を通して患者さんに伝えて、その時間に行ってもらうことになります。
160: ◯議長(野島 浩君) 6番 中瀬淳哉君。
161: ◯6番(中瀬淳哉君) ありがとうございます。
私たちにとっては地域医療というのがやはり一番身近ですので、そことの連携をこれからもしっかりとって、いざというときの対応、その辺も連携をとっていただきたいなというふうに思っております。
続きまして、教育の面でも再質問させていただきたいんですけれども、今回の対応に関しましては本当に苦渋の決断だったというふうに思っております。卒業式の判断、また修了式の判断など、すごく大変だったろうというふうに思っております。
また刻々と状況が変わっていきますけど、その都度その都度、臨機応変にお願いしたいというふうに思っております。
1つ、まず確認ですが、あしたは中学校の卒業式、17日が小学校ということで、在校生がいない中で本当に準備とか大丈夫なのかなという。卒業生にとっては節目の日ということで非常に大切な日でありますので、その辺は大丈夫でしょうか。
162: ◯議長(野島 浩君) 小川教育長。
163: ◯教育長(小川 晋君) 心配していただきましてありがとうございます。
普通ならば、卒業式の前日に先生方と子どもたちが一緒になって前日準備をするわけでありますけども、今回に限りましては、中学校におきましては二十数名の先生方が250ほどの椅子を並べ、そしてまた卒業生の教室をきれいに掃除し、祝う絵を描いたりお祝いの言葉を書いたり、そしてまた、しっかりと巣立っていただくようにということで、トイレの掃除もしっかりぴかぴかになるまで掃除をしているということで、こういった状況の卒業式でありますが、先生方と卒業生との心の込もった卒業式になるものとその姿を見て感じました。
以上です。
164: ◯議長(野島 浩君) 6番 中瀬淳哉君。
165: ◯6番(中瀬淳哉君) そういった先生方のお気持ちというのは非常にありがたいなというふうに思いますし、またしっかりと巣立たせてあげていただきたいなというふうに思っております。
今、現状でですが、16日から富山市と黒部市は授業を再開するといった情報も入りましたが、当町では何か変更はあるのでしょうか。どうするのでしょうか。
166: ◯議長(野島 浩君) 小川教育長。
167: ◯教育長(小川 晋君) 昨日、黒部市が再開すると、そしてまた、きょう昼に富山市が再開するということを聞きまして、その都度協議をしておりまして、まず感染拡大防止を第一義として、これまで決定したことを粛々とやっていきたいなと思っておるわけですけども、国からの専門家会議等の結果も受けて、また判断しなければならないときはしっかりと判断していきたいと思っております。
168: ◯議長(野島 浩君) 6番 中瀬淳哉君。
169: ◯6番(中瀬淳哉君) ありがとうございます。
あと、これからのことということですごい気になるのが、始業式、入学式もそうなんですけど、その辺は通常どおり行われるということでよろしいでしょうか。
170: ◯議長(野島 浩君) 小川教育長。
171: ◯教育長(小川 晋君) 新学期に向けて、4月6日に始業式、4月7日に午前小学校、午後中学校、入学式を行っていく予定として考えております。
以上です。
172: ◯議長(野島 浩君) 6番 中瀬淳哉君。
173: ◯6番(中瀬淳哉君) ありがとうございます。
あともう1点ですが、教職員の皆さんですよね。今ほどの卒業式の話にしても、卒業生のために一生懸命頑張っておられる。また、児童・生徒のために家庭訪問また電話連絡をとりながら、通常とは違う状況で一生懸命対応されているというふうに思っております。
1年間子どもたちと育んできて、さまざまな行事をして、いろんな思いを持って今の状態なのかなというふうに考えたときに、先生方のメンタルは大丈夫かなってちょっと気になるんですが、その辺のフォローは大丈夫でしょうか。
174: ◯議長(野島 浩君) 小川教育長。
175: ◯教育長(小川 晋君) 心配していただきまして、ありがとうございます。
突然の学校休業ということで、先生方もショックを受けたと思います。
そういった中で、子どもたちとの別れを、家庭訪問をしながらそれぞれの先生方がかみしめておられることと思っております。
そしてまた、3月という時期は提出しなければならない書類が大変たくさんありまして、それを今前倒ししてやって、今後どういった状況になるかわかりませんけども、書類を書くことによって、どんな要請にも対応できるというような状況をつくってもらっているところであります。
私も先生方のストレス解消に何とか努力していきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
176: ◯議長(野島 浩君) 6番 中瀬淳哉君。
177: ◯6番(中瀬淳哉君) よろしくお願いいたします。
本当に今回の新型コロナウイルスに関しては、前代未聞、今までになかったことですので、やはり町行政、教育委員会、議会一体となってこの対応に当たっていきたいというふうに思っておりますので、またよろしくお願いいたします。
それでは、次の質問に移らせていただきます。
中央公園整備についてお聞きいたします。
中央公園整備につきましては、2015年から議会でも議論が始まりまして、まさしく5年越しに本格的に整備が始まるということであります。私たちにとって周知の事実でありますが、町民にとってはそうではないようで、「今、木切っとるところに新しい役場できるんやろ?」というふうに言われるような状況であります。本日の朝刊である程度周知できたかなというふうには思いますが、新年度の事業の中でも目玉の一つであり、整備全体面積は2万4,000平方メートルにもなるこの事業の概要について改めて御説明いただければというふうに思います。また、どのようなコンセプトで整備をしていくのかお聞かせください。
次に、整備のタイムスケジュールはどうなるのか、そして事業全体の予算に対しての財源はどうするのか、あわせてお答えください。
今回、中央公園が整備され、また新庁舎も中央公園周辺に建設する、そして以前には駐車場も整備され、体育館やサンウェル、おあしす新川があり、この一帯に子育てと福祉機能が集約されてきたように感じております。
この立地を生かして、この一帯にコンセプトを持たせ、水の小径も含めて中央公園周辺整備をしていくべきだと考えますが、町のお考えをお聞かせください。
178: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求めます。
中央公園整備について1)から3)まで、笹島町長。
179: ◯町長(笹島春人君) 中瀬議員の中央公園整備についての御質問にお答えをいたします。
初めに、事業の概要及び整備のコンセプトについてであります。
町では、子どもたちの笑顔が響き合う魅力的な公園整備をコンセプトとして、平成28年度から令和3年度までの6カ年事業の計画として、総合体育館も含めた一体的な拡充、整備、改修を実施するなど大規模な整備計画を進めてきております。
公園部分の整備面積は、今ほど御指摘のとおり約2万4,000平方メートルとなっておりまして、陸上競技場や野球場の北側のエリアに、テニスコート、ふれあい広場、屋内多目的施設、子育て広場、親水広場、そして中央広場を改修、再整備する計画となっております。
まず、テニスコートにおける改修の内容についてでありますが、テニスコートにつきましては、コート数の拡張とコートの改修の要望が強かったことから、既存コート4面を新たに5面へ拡張改修を行います。
コートにつきましても、砂入り人工芝に全面改修するとともに、水はけが課題であった外周側溝をはじめ管理棟や照明設備も改修し、中学生の部活動あるいはテニス愛好者の皆様の利便性の向上を図っていきたいと考えております。
既に今年度より一部改修工事に着手しておりまして、現在は利用できない状況となっておりますが、令和2年度中に完成した後には、新たなコートで大いに楽しんでいただけるのではないかと考えております。
次に、ふれあい広場の整備についてであります。
ふれあい広場として、中央広場西側の既存広場を約8,500平方メートルの広々とした天然芝生の広場として整備をし、西側に小高い芝生の丘を配置する計画となっております。
広場内には、例えば子どもたち人気の高いふわふわドームをはじめ、丘の傾斜を利用した大型複合遊具やトンネル型の探検洞窟、そして大人や高齢者向けの健康遊具など、新たな遊びを取り入れてまいりたいと考えております。
さらに、テニスコート東側にありました既存の木製遊具などについても、改修した上で再設置するなど、子どもや子育て世代の家族、高齢者など多くの年齢層が集い、触れ合い楽しみ、そして安らぐことのできる、いつでも気軽に楽しめる広場として整備を計画いたしております。
次に、既存の駐車場を撤去した跡地には、雨の日や冬期間でも屋内公園として利用が可能な全天候型の屋内多目的施設の整備を予定しております。
この施設は、広さが約1,400平方メートル、テニスコート2面に相当する部分を確保した多目的広場と、小さな子どもを対象とした広さ約400平方メートルのこどもの国広場を同じ施設内に整備をする計画であります。
多目的広場は、広場全体に砂を入れない人工芝による整備を予定しております。天井は膜屋根式のドーム型にすることで、日中でも照明をつけずに利用が可能な明るい広場とする予定であります。
多目的広場の利用につきましては、子どもたちや子育て世代の親子が雨の日や冬期間でも遊べることを第一と考えているものであります。
さらに、部活動やフットサル、テニスなど、さまざまなスポーツや各種イベントなどでの利用を含め、多様な施設の利用が可能になるものと考えております。
また、施設南側の屋外の多目的広場との一体的な利用も可能となることから、大規模なスポーツ大会、イベントなどにも対応が可能になるというふうにも考えております。
そして、併設するこどもの国につきましては、約400平方メートルを人工芝、一部をゴムチップ舗装などで整備をし、移動可能な遊具を設置することで、小さいお子様が雨天でも安心・安全に遊びや運動が楽しめる広場としてまいりたいと考えております。
なお、中央公園が地域防災計画に位置づけられた防災拠点の一つであることから、この屋内多目的施設については、災害時の緊急避難施設としての機能を有した施設にしてまいりたいと考えております。
屋内多目的施設の建設につきましては来年度整備着手を予定しており、令和3年度早期の完成を目指してまいりたいというふうに思います。
さらに、屋内多目的施設の周辺には、子育て広場と水に直接触れ遊ぶことができる親水広場の整備も計画いたしております。
子育て広場につきましては、子どもたちが屋内多目的施設内のこどもの国と自由に行き来しながら遊びや運動ができるよう一体的な利用を考えており、子どもたちが元気に走り回れる場所として安心・安全に配慮した広場にしてまいります。
親水広場におきましては、水があふれるまちをイメージした施設として、湧き水と流れる川を表現、水に触れ親しめる池と水を活用した遊具の整備を考えております。
加えて、新たな中央公園のメーンストリートとして、中央広場につきましては舗装面の改修、バリアフリーに配慮した園路の整備を計画しております。
中央公園の改修再整備は、ストップ人口減少の3つの柱であります子どもを産み育てやすい環境づくり、健康寿命の延伸を推進する重要な事業であると考えております。
小中学生はもとより、小さな子どもを持つ子育て世代や高齢者など、あらゆる世代の町民が、触れ合い、楽しみ、そして安らぎと健康増進を図り、スポーツを楽しむことができるよう、さらなる利便性の向上、地域活性化を目指し整備を進めていきたいというふうに思います。
今後は、中央公園周辺に新たな役場新庁舎の建設を計画していることから、サンウェルや新庁舎での相談や手続に訪れた方々による公園利用の増加も期待をいたしております。
周辺の公共施設や新たな庁舎と連携強化を図ることで、多くの町民の皆さんに楽しんでいただけるような公園として整備をしてまいりたいと考えておるところであります。
次に、整備のタイムスケジュールについてお答えをいたします。
さきの事業概要の御質問の際にも説明いたしましたとおり、中央公園整備事業は、平成28年度から令和3年度までの6カ年事業の計画として整備を進めているところであります。
平成30年度までには、隣接する総合体育館のメーン・サブ両アリーナの床改修や外壁工事、屋上防水工事、トイレ改修、陸上競技場の走路改修、中央公園南側駐車場改修などを実施してまいりました。
今年度におきましては、中央公園北側駐車場の整備のほか、総合体育館の空調設備の改修、メーンアリーナのつり天井の改修など、総合体育館の長寿命化工事を実施したところであります。
また、テニスコートの管理棟の改修工事や照明灯の改修工事のほか、ふれあい広場整備エリアや屋内多目的施設建設エリアでは、その整備に向け、樹木の移植あるいは伐採工事も今行っているところであります。
令和2年度におきましては、テニスコートの改修をはじめ、屋内多目的施設の建設、ふれあい広場の整備を予定しております。
なお、テニスコートの改修につきましては、国の補正予算等による前倒し事業として、今議会上程の3月補正予算にその費用を計上させていただきました。
整備計画最終年度となる令和3年度におきましては、子育て広場や親水広場の整備、中央広場の園路舗装、ふれあい広場におけるふわふわドームや大型複合遊具などの設置をすることで、中央公園整備を完了する予定で計画を進めてまいりたいと考えております。
その整備に必要な財源につきましては、国の社会資本整備総合交付金を活用しながら進めておりますが、今後も多くの事業費が必要となることから、事業進捗に向け国や県に対し要望を行うなど、財源の確保に努めてまいりたいと思います。
次に、この一帯にコンセプトを持たせ中央公園周辺整備をしていくべきとの御質問にお答えいたします。
このエリアにつきましては、従来から「健康と福祉の郷」として、屋外スポーツや子育て世代の親子が集う中央公園のほか、屋内スポーツの拠点である総合体育館、保健センターや社会福祉協議会が入るサンウェル、そして美しい山並みの景観を眺めながらウオーキングを楽しめる水の小径など、健康や福祉などの機能を持つさまざまな施設の集積を進めてまいりました。
また、そのような施設の集積を進めてきたことから、中央公園の周辺、あるいは、近隣には、高齢者向けの施設でありますおあしす新川あるいはささや木、にゅうぜんの里のほか、医療機関では丸川病院など民間の施設も立地が増え、従来にも増して健康、福祉、医療、スポーツ、子育てなどの機能が集積したエリアとなってきておると考えております。
今回整備を進めている中央公園につきましても、子育て世代から要望が多く寄せられていた、天候を気にせず親子で遊べる屋内多目的施設や大型複合遊具のあるふれあい広場、水のまち入善を象徴する親水広場の整備を進めることで、健康や子育て機能の一層の充実を図っていきたいと思います。
さらに、今後役場庁舎が中央公園北側駐車場に隣接して整備されることとなれば、子育てや福祉などの機能のほか、行政機能や防災拠点としての機能も加わることになり、町民の方々がそれぞれの機能を求めて気軽に集えるエリアになるものと考えております。
今後もこのエリアにおいては、健康、福祉、医療、子育て、行政、防災拠点機能の集積したエリアとして、その特性を生かすよう十分に配慮してまいりたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
180: ◯議長(野島 浩君) それでは、ここまで再質問を受けます。
6番 中瀬淳哉君。
181: ◯6番(中瀬淳哉君) ありがとうございます。
答弁のほうにもありましたが、子育て世代にとって、入善町というのは本当に遊び場がないと従来ずっと言われ続けてきたところでありまして、じゃ、どうしたかというと、みんな近隣市町のほうの公園とかに行っていた。でも、今回こういった整備がされることによって、本当に子育て世代にとっては魅力的だなというふうに思っているところであります。
時間もあれですので、ちょっと1点言わせていただきたいのが、今後の多目的施設についてなんですが、同じような施設という考え方はちょっと違うかもしれませんが、体育館でも遊べるじゃないかというふうな考えもあるわけですが、ただ、体育館というのは子育て世代にとっては非常にハードルが高い。使用料があったり、名前を書かなきゃいけなかったり、違うところだったら入りにくいとかそういうのもあったりして、そういったことでやはり使いづらい部分もあるので、この多目的施設に関しては常時入れるように、管理の問題、使用料の問題、いろいろあると思いますが、またその辺を検討して、気軽にぱっと行って遊んでぷらっと帰れるような、そういった施設にしてほしいなというふうに思っているところであります。
質問のほうなんですが、再質問ということで、3つ目のコンセプトを持たせるという質問についてなんですが、この質問を何でしたかといいますと、この前から庁舎整備についてのコンセプト、グランドデザインの話にかかわってくるわけでありますが、今回、庁舎整備にプラスして中央公園整備がこうして実現しようとしている今、やはり新庁舎周辺一帯、すなわち中央公園周辺一帯を1つのゾーニングとして考えたとき、町長が言われるように、子育て、健康、福祉、医療、行政の1つのゾーンにこれでなったわけですよね。
それで、何度も議会で言っていますように、くどいようですが、立地適正化計画の誘導区域から外れますけど、立地適正化計画のコンパクトシティーの考え方でいえば、1つの拠点というふうにもうこれでなるわけですよね。
コンパクトシティーの考え方は、中心があって拠点と拠点を公共交通でつなぐという考え方ですから、例えばですが、現庁舎の敷地や中心市街地をコンパクトシティーの中心とした場合ですと、このゾーンと今の子育て、健康、福祉、医療、行政ゾーンを、例えば入善版ライトレールであります「のらんマイ・カー」といった公共交通でつないでしまえば、入善版コンパクトシティーという1つのグランドデザインができ上がってくるわけですよね。
そういったこともやはり第7次総合計画の中で多分入れていくんだろうなというふうに思いますが、そういったことをどういうふうに考えておられるか、1点だけお聞かせください。
182: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。
183: ◯町長(笹島春人君) 現在、整備を進めております中央公園周辺につきましては、やはり入善町全体の中心部に位置するというふうに私は理解しております。そこをしっかりと整備することで、入善の元町の皆さん方もそうでありますが、より町全体からも集まりやすい場所になるものというふうに思っておりまして、今ほど御指摘をいただきました私の目指すコンパクトシティーということの中の位置づけとしても、今後検討していきたいというふうに思っております。
184: ◯議長(野島 浩君) 6番 中瀬淳哉君。
185: ◯6番(中瀬淳哉君) ありがとうございます。
それでは、次の質問に移らせていただきます。
最後に、職員定員管理計画についてお聞きいたし
ます。
町は、今定例会におきまして入善町職員定数条例を一部改正
し、職員の定数を現在の255人から265人と
する条例改正議案を上程
しており
ます。
また、先日3日には、令和2年度からスタート
する第5次職員定員管理計画が議会に示されたところであり
ます。
実情に合った職員の定員管理計画をしっかりと定め、職員にとってモチベーションが向上
する職場環境の整備がさまざまな施策を成功に導く近道になるものと考え質問を
させていただき
ます。
まずは、第4次職員定員管理計画の検証について質問を
させていただき
ます。
第4次計画策定時の業務量調査では、当町の一般事務職では30人分の労働力が不足
しているという結果であり
ました。
これに対し町は、不足
している10人分を組織機構の再編で、また10人分を事務事業の見直しで、そして職員のスキルアップ等で残りの10人分を補うと
しており
ました。その結果、第5次計画策定時の業務実態調査では、一般事務職における労働力不足への対応はおおむね達成
したと捉えているとのことです。果たしてそうでしょうか。今なお夜遅くまで役場庁舎の電気がついていることが多々あり、またそれが同じ課であることが多いように感じ
ます。
確かに職員の増員による対応においては、平成26年度に比べ令和元年度においては11人増となり、目標を達成
しており
ます。
では、事務事業の見直しなどによる対応、スキルアップ等による対応はどうだったのか。
そこでお聞きいたし
ますが、事務事業の見直し等では業務縮減などにより6.9人分の削減効果があり、目標の7割を達成
したとのことであり
ますが、具体的にはどのようなことで削減
されたのかお聞か
せください。
さて、もう1つのスキルアップ等での対応についてですが、私は研修などで充実
させスキルアップ
することで、労働力不足にいかばかりかの効果はあったと思ってはおり
ますが、それが何人分だったのか、10人分あったのかと言われると、恐らくそこまでの効果はなかったのではないかと思い
ます。町の考えをお聞か
せください。
あわせてお聞きいたし
ますが、今定例会に上程
され
ました新年度予算案では、新規事業としてロボティック・プロセス・オートメーション、略してRPA技術の活用により税・福祉・保健業務における一部業務の自動化を行い、業務効率の向上を図ると
しており
ます。また、全庁型GISシステムも導入
するということであり、これにより横断的なシステム、共通プラットホームとなることにより、さらに業務量の効率化が図られることとなり
ます。
これらの導入によりどれぐらいの業務量を削減できるのか、また、今後さらなる業務の自動化は図られていくのかお聞か
せください。
次に、第5次職員定員管理計画についてお聞きいたし
ます。
第5次の計画策定に当たり、類似団体との比較と業務実態調査の結果を見ると、当初の職員数は258人と類似団体より20人程度多くなっているものの、これは保育所全てが直営で保育士が類似団体より50人近く多くなっているためであり
ます。
一般事務職については、先ほど申し上げたように、第4次計画中に11人増加
したものの、今なお類似団体に比べ20人程度少ない状況であり
ます。
そこで、第5次計画においては、一般事務職は現行におけるサービス水準の向上に加え、重点事業における確実な取り組みを行うため、計画最終年度となる令和6年度までに7人程度増員
するとのことです。
そこでお聞きいたし
ますが、この一般事務職の増員を7人と
した根拠をお示しください。また、7人増で現在の労働力不足が解消
されるのかお聞か
せください。
さて、第5次計画には、働き過ぎの防止のため、勤務時間の改善や職員の育児支援、女性の就労支援等の働き方の多様化の実現などに向けた勤務環境の整備に真摯に取り組むことが必要だと
しており
ます。
そうであれば、例えばタイムカードを導入
し働き過ぎの防止に努めるなど、具体的な計画を示すべきだと思い
ますが、どのように勤務環境の整備に取り組んでいくのかお聞か
せください。
186: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求め
ます。
職員定員管理計画について、笹島町長。
187: ◯町長(笹島春人君) それでは、職員定員管理計画についての御質問にお答えをいたし
ます。
まず、第4次入善町職員定員管理計画における事務事業の見直し等による職員の削減効果についてであり
ます。
平成27年3月策定の第4次入善町職員定員管理計画の前段で実施
した行政診断では、一般事務職で30人分の労働力が不足
しているとの結果となったところであり
ます。
それを踏まえて、定員管理計画における30人分の労働力不足への対策として、まず職員採用によって10人を増員、次に事務事業の見直しと外部委託を推進
するなどにより10人分、さらに職員のスキルアップによって10人分を補うという3つの柱を立てて計画を進めてきたところであり
ます。
第4次の計画の最終年となる今年度においては、これらの3つの柱の進捗における検証を行うとともに、新たな定員管理計画の策定に向けての検討を進めているところであり
ます。
事務事業の見直し等による業務縮減の効果につき
ましては、昨年7月において職場における業務実態調査として、平成27年度からの業務の改善、事務量削減の状況のほか、事業・事務処理上の問題・課題点とその改善策の把握を行い検証
したところであり
ます。
事務事業の見直しによる業務の削減としましては、クラウド化による業務システムの統一化や、樹木散水作業、橋梁工事の工事監理、町営簡易水道に係る水質検査の一部、町道の除草業務などの外部委託、地方税の共通納税システムの導入、そして事務処理における電算化による業務の効率化など81件に及ぶ業務改善の実績が上げられたところであり
ます。
また、これらの結果を積み上げ6.9人分の削減効果と
したところであり
ます。
次に、スキルアップなどでの対応で労働力不足を補うことができたのかとの質問にお答えいたし
ます。
研修効果を検証
する上で実績の数値化はなかなか困難であり
ますが、職員のスキルアップは非常に重要と考え、職員の研修に力を入れているところであり
ます。
また、職員の研修効果を高める手段といたし
ましては、今年度より研修メニューの体系化に取り組んでおり
ます。
具体的には、職員に求める能力と研修メニューを役職別に体系化
し、職員が自らの役職に必要な能力を意識
しながら研修に臨めるように
することで研修効果の向上を図ったところであり、今後においても継続的に、そして着実に取り組んでまいりたいと考えており
ます。
次に、RPA技術や全庁型GISシステムの導入による業務量の削減と、今後のさらなる業務の自動化についてお答えをいたし
ます。
議員御承知のとおり、RPAは、定型的なデータ入力事務など職員が行うパソコン操作をパソコン内にあるソフトウエア型のロボットが自動化
する仕組みであり
ます。
近年、全国の自治体や企業でも、人材不足の解消あるいは業務効率の向上につながることから導入
する自治体も増えているところであり
ます。
今年度におきましては、富山県自治体クラウドを構成
する入善町をはじめと
する9自治体では、総務省の委託事業の採択を受け、昨年6月より税・福祉業務を対象に業務の効率化の検証を重ねてきたところであり
ます。
この検証では、軽自動車税の異動入力や保育認定・契約情報変更入力事務など4業務において年間326時間、37%の業務時間の削減が見込まれるという結果となり、処理速度の短縮による行政サービスの向上のほか、職員の一定の業務負担の軽減にもつながってきているものと考えており
ます。
これらを踏まえ、まずはRPA導入効果のある4業務について、夏ごろを目標にRPAの本格運用を開始
するとともに、その他の業務においても活用の可能性について先進自治体の事例などの調査を行い、導入効果の高い業務があれば積極的に取り入れ、労働力不足の解消に努めてまいりたいと考えており
ます。
次に、全庁型GISシステムの導入による業務量の効率化についてであり
ます。
全庁型GISシステムとは、地図データを所管
している複数の関係課でデータを共有
し、一元的に管理
することで庁内横断型のデータ共有を可能と
する仕組みであり、システムの更新・保守費用などを削減
する効果に加えて、業務時間を削減
することも期待
されており
ます。
町では、このシステムを導入
することにより、それぞれの課が別々に地図データを整備
することで生ずる不整合をなくし、所管ごとの地図データの編集作業などの統一が図られるものというふうに考えており
ます。
次年度におきましては、税務課の土地合成図、保険福祉課の要援護台帳、住まい・まちづくり課の下水道管路、また建設課の道路台帳の統合について検討
してまいりたいと考えており
ます。
次に、新たな計画となる第5次入善町職員定員管理計画における一般事務職増員の根拠等についての御質問にお答えいたし
ます。
第5次の計画につき
ましては、令和2年度から令和6年度までの5年間を計画の推進期間と
し、これまでの第4次計画における取り組みの検証と、子育て支援や少子化対策などの町における重点施策への取り組み状況に加えて、類似団体との比較、またさきに御説明をいたし
ました業務調査の結果などを踏まえて、定員管理における定員数の目標を設定
したところであり
ます。
議員御質問のとおり、計画において基準年度と
する令和元年度の事務職員数は152人、それに対しまして、5年目となる令和6年度までには職員数を7名増と
する159人を目標値と
しており
ます。
必要な職員数を算定
するに当たり、まずは、さきに説明いたし
ました第4次計画における労働力30人分の不足への取り組みと
した職員数の増、事務事業の見直し、職員のスキルアップなどについての検証を行ったところ、30人の労働力不足の解消についてはおおむね達成
されたものと考えており
ます。
しかしながら、町といたし
ましては、これからも喫緊の課題であり
ます人口減少の克服を目指して、さまざまな事業に積極的に取り組むために必要な人員を確保
していく必要がござい
ます。
また、民間企業を対象と
した働き方改革が進められる一方で、公務員における長時間労働の問題も取り沙汰
されており、町における職場環境についても一層の改善を図る必要があろうかというふうに思っており
ます。
加えて、本計画に示したとおり、平成30年4月時点における入善町の人口あるいは産業構造を同区分と
する類似団体との比較において、一般事務については20人が不足
する状況が明らかになり
ました。
また、職場における業務の実態調査においても20人程度が不足
するということが確認
されたところであり、一般事務職における職員数が不足
する状況が明らかとなっており
ます。
これらのことから、社会経済情勢の変化、複雑・多様化
する町民ニーズなどに的確に対応
し、今後も良質で確実な住民サービスを提供
するためには、業務量に見合った職員数の確保が必要不可欠であり
ます。
しかしながら、大変厳しい状況であり、こういった自治体の運営の観点からも、今後はスクラップ・アンド・ビルド、とりわけスクラップに念頭を置いた事務処理を
していかなければならないというふうに思っており
ます。
また、時間があり
ませんが、タイムカードにつき
ましては新年度での導入を目指していきたいというふうに考えておるところでござい
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
188: ◯議長(野島 浩君) 町長、最後まで答弁をお願い
します。
〔「終わった」と呼ぶ者あり〕
189: ◯議長(野島 浩君) いや、答弁は最後まで
していただき
ます。
190: ◯町長(笹島春人君) それでは、途中になり
ましたけれども、よろしくお願いいたし
ます。
今後におきましても、引き続きスクラップ・アンド・ビルド、とりわけスクラップを念頭に置いた事務事業の見直し、また継続的な職員のスキルアップにも十分に取り組んだ上で、不足
する職員数への対応として7人程度の増員と
したところであり
ます。
ただし、RPAの導入などによる業務削減の効果、また職員からの事務改善におけるアイデアなどを拾い上げることによって、令和6年度までに一般事務職を7人程度増と
する計画目標については、必要に応じて弾力的に見直しを
させていただければというふうに思い
ます。
次に、働き過ぎの防止のための勤務時間の改善等の勤務環境の整備への取り組みについてであり
ますが、新たな定員管理計画には、職員をめぐる社会的な背景として、長時間労働の是正、職場におけるハラスメント対策、また働き方の多様化の実現に向けた取り組みとして女性職員の活躍の推進などを取り上げ、町においてもこのような問題には真摯に取り組んでいくことが必要と考えており
ます。
議員御提案のタイムカードの導入につき
ましては、職員の退庁管理による働き過ぎ防止においては有効な手段と考えており、新年度の予算において出退勤管理システムの導入費を計上
しておるところであり
ます。
今後におきましても、より質の高い住民サービスを提供できるように、職員一人一人の創意工夫とアイデアを生かし、また、議員各位にも御提案を賜りながら効果的な行政運営に努めてまいりたいと考えており
ますので、御理解を賜り
ますようお願いを申し上げ、中瀬議員への答弁と
させていただき
ます。
ありがとうござい
ました。
191: ◯議長(野島 浩君) 中瀬淳哉議員に申し上げ
ます。
発言時間が過ぎており
ますので、これで終結
していただきたいと思い
ます。
ただいまの時間をもって中瀬議員の一般質問を終了いたし
ます。
それでは次に、4番 井田義孝君。
〔4番 井田義孝君 登壇(質問席)〕
192: ◯4番(井田義孝君) 最後に質問をいたし
ます、日本共産党の井田義孝です。
私は今回も大きく3つのことについて、一つずつ質問
して答弁をいただく分割方式で質問いたし
ます。
まずは、町の公共交通についてです。
この課題に関しましては、昨日の佐藤議員、そして本日の午前中の池原議員も質問を
され
ました。それだけ町民の関心の強い課題だということだと思い
ます。
また、先ごろ行われ
ました第7次総合計画を策定
するに当たっての町民アンケートにも、重要だと思うけれども満足度は低いというようなところに載っておったように思い
ます。
現在、町の公共交通は、あいの風とやま鉄道のほかに、「のらんマイ・カー」、デマンド交通「ウチマエくん」、新幹線ライナーの3つがあり、それぞれによいところと課題を抱えながら運行
されてい
ます。
それぞれに利用者、住民の声を反映
させながら、さらなる改善が必要だと思い
ますが、特に私が問題だと考えているのは、入善駅と黒部宇奈月温泉駅を結んでいる新幹線ライナーです。この数年間、いろいろとコースを変え実証実験を行ってき
ましたが、利用者が減少
していると聞き
ます。現在の利用状況はどうなっているのか答えてください。
私たち日本共産党は、これまでもずっと、費用対効果の薄い新幹線ライナーは廃止
して、黒部宇奈月温泉駅には事業認可を変更
してウチマエくんで行けるように
すべきだと主張
してき
ました。
新たな投資もなく、経費もこれまでの新幹線ライナーに使ってきた1,200万円余りを充てれば十分で一番合理的だと思い
ますが、そのように
するつもりはないですか。答えてください。
町は、公共交通は交通弱者への対策と位置づけており、町長も議会初日の提案理由説明で、超高齢化社会を迎え交通弱者を支える公共交通は重要であると述べておられ
ます。
であるならば、企業の出張と観光を支える新幹線ライナーではなく、定時定点運行で安心感のあるのらんマイ・カーを、日中数便だけでよいので福島方面から芦崎、横山を通り中心街へ走ら
せればどうでしょうか。
ウチマエくんの利用が分担
され、予約混雑の解消にもつながるのではあり
ませんか。答えてください。
以上が最初の質問です。
193: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求め
ます。
公共交通について、梅澤キラキラ
商工観光課長。
194: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) それでは、井田議員の公共交通についての御質問にお答えをいたし
ます。
まず、入善新幹線ライナーの現在の利用状況について申し上げ
ます。
入善新幹線ライナーにつき
ましては、平成27年3月の北陸新幹線の開業に合わせ、新幹線の2次交通として運行を開始
し、あす13日をもって丸5年が経過
することとなり
ます。
この間、広報入善やみらーれテレビなどによる普及啓発のほか、ビジネス利用の拡大につなげるため、町内企業に対してPRチラシを郵送
するなど
して、その利用促進に努めてまいり
ました。
また、交通網対策特別委員会などを通して議員各位の御意見を賜りながら、公共交通最適化調査やその結果を踏まえた実証実験などを実施
し、利用者の拡大に向けた検証に継続
して取り組んできたところであり
ます。
しかしながら、その利用実績につき
ましては、年間利用者数が平成27年度の7,895人をピークとして年々減少
しており、平成28年度が6,752人、平成29年度が6,217人、平成30年度が5,503人、今年度におきましては2月末までの実績が4,008人にとどまっていることから、年間の利用者数は4,500人を割り込むことが確実視
される状況となっており
ます。
続いて、新幹線ライナーを廃止
し、ウチマエくんを活用
したらどうかという御意見についてお答えをいたし
ます。
先ほどの池原議員への答弁でもお答えを
しましたが、町では昨年6月に議員各位にお示しを
させていただいた本格運行の方針に基づき、入善新幹線ライナーについて利用状況や経費などを踏まえながら、段階的に予約制の導入や廃止を含めた検証を行ってまいり
ました。
その結果、先月2月20日の交通網対策特別委員会で申し上げ
ましたとおり、入善新幹線ライナーについては9月末をもって運行を取りやめることと
し、新幹線の2次交通対策については、引き続き議員の皆さんとともに研究を進めていくことと
したところであり
ます。
なお、ウチマエくんを2次交通に活用できないかという御提案につき
ましては、車両や運転手の確保をはじめ運行経費、予約の受け付け体制など数多くの課題があり、現状のサービスを維持
しながら2次交通機能を取り込むことは困難であると考えており
ます。
次に、交通弱者対策とウチマエくんの混雑解消として、のらんマイ・カーの路線を復活
させたらどうかについてお答えいたし
ます。
町内の公共交通については、交通弱者対策という目的のもと、それぞれの役割を持って運行
しており、のらんマイ・カーについては、廃線となった旧地鉄バス路線を補完
するものとして、またウチマエくんについては、路線などに関係なく、誰もが等しく利用できる公共交通手段として、町内全域を網羅
する運行体制を整えているところであり
ます。
この体制となる以前は、バス車両3台体制として町内8路線でのらんマイ・カーを運行
しており
ましたが、急速に進行
する高齢社会への対応や、バス停が遠い、バス路線がないといった御意見などを踏まえ、平成27年7月からデマンド交通「ウチマエくん」の運行を開始
し、現在の運行体制に至った経緯がござい
ます。
このような経緯から、今後におきましても、のらんマイ・カーとウチマエくんについては現行の運行体制を継続
してまいりたいと考えており
ますので、御理解を賜り
ますようお願いをいたし
ます。
以上、答弁と
させていただき
ます。
195: ◯議長(野島 浩君) それでは、再質問を受け
ます。
4番 井田義孝君。
196: ◯4番(井田義孝君) ありがとうござい
ました。
この新幹線ライナーを9月までと
するということは、私たちが常々言ってきた主張から言っても、これは実は大歓迎だと、よくぞ決断
していただき
ましたと、遅過ぎたぐらいだというぐらいに思っており
ます。
唐突だというような意見もあり
ましたけれども、いろんなコース、やってみたんですよね、いろんなことを。最初、高速道路を使っていたものを下道に
してみたり、それから町民の方の利用を促進
しようということで、土日便は旧8号線を走ら
せてみたり、停留所の数を増やしてみたり、その上で、土日にほとんど乗らないじゃないかということで、平日便だけに戻し
ましょうということで今の体制になっているわけですね。
何をやってもだめ、やればやるほど利用者が減っていくという状況のことを3年にわたって繰り返しを
してきて、ここで費用対効果から言ってもこの事業はということになったんだと思うんです。
ですから、ニーズのない事業をいつまでも、10月以降どう
するんだと、代替案を考えるということは私は要らないんじゃないかと思ってい
ます。
ただ、そんなものやめてしまえと言うだけでは無責任だなと思うものですから、ウチマエくんの数ある駅の一つに、お隣の市になり
ますけれども、黒部宇奈月温泉も1つに加えたらどうなんだということを提案を
しておるわけです。
先ほど質問の中で、新たな投資もなく経費も云々と私は言い
ましたけれども、ライナーを走ら
せていたお金をそのまま振りかえりゃ余計な経費もかからんにかと思ったわけですが、先ほど課長の答弁では、車両運転手の確保、予約システムがどうのこうのでなかなか難しいと言われ
ました。
これ、私、最初にライナーのバスを買うときに、タクシー会社に随分町のほうから補助金を出したというふうに覚えておるんですけど、もしこれ、黒部宇奈月温泉駅もウチマエくんの駅の一つに
してくださいよということで、タクシー会社に町のほうから十分な委託金を渡しても実現というのは非現実的なものなんでしょうか。
197: ◯議長(野島 浩君) 梅澤キラキラ
商工観光課長。
198: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) まず、タクシー事業者、今ウチマエくんの事業を請け負っていただいておるところと毎月1回は意見交換会などを行っておるんですが、やはり今の会社の規模から
しまして、人員の確保、それから車両の用意というのはできないというふうには言われてい
ます。
あと、本業のタクシー業務というのが当然ござい
まして、こちらのバランスが崩れると経営にかなり大きな影響を及ぼすと。
公共の事業を広げれば民迫につながるというような部分も実際にあるわけでござい
まして、そういった面から考えてもなかなか難しいのではないかということもあり
ます。
潤沢に委託料を払えばというふうにおっしゃっており
ますが、まずは物理的な要素として、人員、車両というようなところで難しいというのが直面
するところでござい
ます。
199: ◯議長(野島 浩君) 4番 井田義孝君。
200: ◯4番(井田義孝君) ある特定の業種に関しては、本当に人員不足ということはずっと言われているわけですから、仕方のない面もあろうかと思い
ますが、本業であるタクシー事業の民業圧迫という話がよく出てくるわけですけど、だからこそ十分な委託金をという話を私は言うておるわけでして、これは10月以降の方法について検討なさるということなので、方法のうちの一つということでまた御検討いただければなと思い
ます。
後段ののらんマイ・カーの話ですけれども、やっぱり高齢者の方で今ウチマエくんがなじんできて、予約の仕方なんかも「その時間は無理だけど、この時間ならどうけ」という逆提案を
して「わかったよ」というようなことで、割と最初に比べればスムーズにいっておるというふうに聞いてい
ますけれども、それでもやっぱりバスがいいという方は中にはおられるんですね。前の日に予約をかけて帰りの便もとか、あと月曜日だったら土曜日までに
しとかんならんとか、そういうことで言うとやっぱりわからんなとなる方も中にはおられる。
バスを復活というのは久々に私は持ち出しているんですけども、やっぱり交通弱者に対する福祉なんだということであれば、福祉であるということを明確に位置づけた今後の考え方って必要になってくると思っているんです。
先ほど、始まったときは新幹線の駅との2次交通だったみたいな話があり
ましたけれども、その2次交通であるという役割はもう終わっておるわけですよ。95%の方が300円の割引料金で乗っておられるというような状況の中で、これはやっぱり福祉だというふうに位置づけていかんならんと。町長の提案理由説明にもそういうふうにきちんと重要だというふうにうたってあるわけでござい
まして、そう
すると、私は福祉という手段はワンパターンじゃあかんと思っているんです。
いろいろな福祉制度を見てもそうなんですけど、こういう方にはこういう制度があり
ます、こういう方にはこういう制度があり
ますというきめ細やかな制度がいろいろあるというのが福祉。これはバスしかあり
ません、あるいはウチマエくんしかあり
ません、その条件に合わない人は乗れ
ませんということになっちゃうと、これは福祉じゃないんです。さまざまな手だてがあったほうがより弱者の人をすくい上げることができるわけなので、日中の新屋便、縦便で朝夕の通勤と通学の方は結構乗られるけど、日中便はそんなに乗っていないというふうに聞いており
ます。でも、そんなに乗っていないけど走ら
せておられるわけですよ。そうなると、ぜひ横の便も、日中便だけでいいので、1日1便か2便でいいんですよ。買い物に行く人はそっちに乗ってくださいと、病院に行く人はウチマエくんで予約
してくださいというようなすみ分けにもつながると思うんですけど、バスも2台あるわけですけど、これはどうしても現実的じゃないんでしょうか。
201: ◯議長(野島 浩君) この質問について、梅澤キラキラ
商工観光課長。
202: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) お答えいたし
ますが、デマンドに移った理由として、やはり定期定路線でバスを運行
していたときの乗車率、要するに空気を運んでいる、その原因として、やはり利用が
しにくいということ、先ほど申し上げ
ましたバス停が遠い、バス路線が身近にないというようなこと、バスを一旦走ら
せるといい
ましても、各家をぐるぐる回るわけではござい
ませんので、やはり乗れない方もおいでになる。だから乗車率が悪いというようなことになった後に、デマンドという新たな交通体系を導入
したわけでござい
ますので、そこに逆戻りを
しようと
すると、また同じことが起きるのではないかというふうにこちらと
すれば考えておるところです。
203: ◯議長(野島 浩君) 4番 井田義孝君。
204: ◯4番(井田義孝君) ですから、私は福祉ということを今強調
したわけです。
一般的に誰でも乗ってくれということで、たくさん乗ったから採算が合うとか合わないとか、福祉というのはそういうふうに考えるものじゃないですよね。たくさん利用
するニーズがあるから福祉を行うということではないわけです。やっぱり交通弱者の人を──もう福祉で採算がとれるわけないんですよ。最初から赤字なんですよ、福祉というものは。
そういう意味で、私は1日に8便も10便も走ら
せろと言っているわけじゃないんですよ。選択肢を幾つか選択できるというふうに
していってほしいなと思っておるわけでござい
まして、ここで、さっき定時定点運行で安心感のあるのらんマイ・カーと私は質問で言い
ました。勘のいい課長はわかっておられると思い
ますが、新幹線ライナーをなぜやめないんだというふうに私らが言ってきたときに必ず答弁で使われた言葉なんですよ。定時定点運行で安心感があるんですと、だからやめないんですということでおっしゃられていたので、その定時定点運行で安心感のあるバスをぜひ走ら
せたらいいと思うんですけども、ちょっとこれね、私、前から委員会などでは言うておるんですが、キラキラ
商工観光課長じゃない偉い方にお聞き
したいんですけど、交通弱者に向けた福祉が公共交通で重要だというのであれば、キラキラ商工観光課でやるのではなくて、介護予防、お年寄りの閉じこもり予防ということで、元気わくわく健康課か何かで所管
するような事業に
していくべきじゃないかと思うんですけど、この点どう考えておられ
ますか。
205: ◯議長(野島 浩君) 梅津副町長。
206: ◯副町長(梅津將敬君) 特別委員会でもそういった話が出たというふうに記憶
しており
ます。そのときにお答え
したのは、基本的にまずのらんマイ・カーにつき
ましては、先ほどの答弁にもあり
ましたように、地鉄の廃止路線のいわゆる旧宇奈月町、入善町、また朝日町の公共バスにつき
ましては入善と朝日ということで、そういった形で運行
してきているということで、いわゆる公共交通の部分の意味合いもあるということで、担当のほうを交通運輸の担当のところと
したところであり
ます。
また、福祉という観点は、もちろん交通弱者という意味では、のらんマイ・カーもウチマエくんもその性格は持っているところであり
ます。
ただ、井田議員が言われるのは、福祉は恩恵を受ける方の選択の幅が広ければ広いほどいいということは確かにそうかもしれ
ませんが、1自治体で持てる部分についてはそれなりに限度があるのではないかというふうに思っており
ます。
のらんマイ・カーは同じ路線を定時に走っているわけであり
ますが、ウチマエくんにつき
ましては、100%希望どおりにいくかは別といたし
まして、どのお年寄りも町民の皆さんであれば、金額が違うに
しても、うちの前まで来て、また必要な駅のほうへ行くわけであり
ますので、私はそれが一番選択の幅が大きいということで、費用はかかり
ますが、ウチマエくんという手段を今町がとっているというふうに御理解いただきたいと思い
ます。
207: ◯議長(野島 浩君) 4番 井田義孝君。
208: ◯4番(井田義孝君) 私たちはウチマエくんが導入
されるときに、のらんマイ・カーはそのままで、さらにウチマエくんが導入
されるんだと思って喜んだんですよ。なんだけども、ふたをあけてみたら、ウチマエくんが導入
されるがためにのらんマイ・カーは1路線だけ残し
ますということだったので、今後、また所管の課なんかも含めて御検討いただきたいということを言い
まして、2つ目の質問に移り
ます。
次は、役場新庁舎の建てかえについてです。
先日、建設の予定地についても、地主の方の了承を得て、令和2年度予算の記者発表で公表になり
ました。現在は基本構想の策定を進めている段階だと聞いてい
ます。この場所を選定
するに当たり、町長もサンウェルや体育館、中央公園との連携で、災害の際の防災拠点となるように選定
したとおっしゃっておられ
ます。
言うまでもないことですが、建てかえの最大の目的は災害のときに拠点となる役場の耐震化であり
ます。災害の際には、町民の避難場所も念頭に
した防災機能を高めた庁舎に
するべきと思い
ますがどうですか。答えてください。
基本設計を進めていくに当たり、防災拠点である耐震庁舎の建設という本来の目的から外れるべきではあり
ません。この際だからといって、展望室やカフェ、土日に町民に開放
されるスペース、フィールドミュージアム中核施設の隣接などといった過剰な複合施設に
すべきではないと考え
ます。シンプルで機能的な、お年寄りでも迷わない町民に利用
しやすい庁舎に
すべきだと思い
ますがどうですか。答えてください。これが2つ目の質問です。
209: ◯議長(野島 浩君) それでは、役場庁舎建設について全般、笹島町長。
210: ◯町長(笹島春人君) それでは、井田議員の役場庁舎建設に係る御質問についてお答えをいたし
ます。
役場新庁舎の建設地につき
ましては、本議会の提案理由の説明において、入膳地内の中央公園北側駐車場北側の民有地での整備を進めたい旨表明を
させていただき
ました。
その理由の一つとして、やはり町民の生命と身体、財産を災害から保護
する行政の責務を果たすために、災害時の応急復旧や被災者支援など、その対応拠点施設としての機能が迅速かつ総合的に発揮できることを説明
させていただいたところであり
ます。
昨日、アクセスを代表
しての松澤議員さんの御質問でもお答えを
させていただいたところであり
ますが、中央公園周辺は多くの公共施設が集中
しているエリアであり、災害時には健康交流プラザに医療救護本部及び救護所、災害救援ボランティア本部を設置
する、あるいはおあしす新川に福祉避難所を設置
する、そして総合体育館には指定避難所あるいは支援物資の地域内輸送拠点と
する、そして陸上競技場などを備える中央公園は指定緊急避難場所やヘリポートの発着場所などを想定
しているところであり
ます。
このような公共施設の集約エリアに、災害対策本部として災害対応の指揮や情報収集・伝達活動などを行う役場庁舎を整備
することにより、迅速かつ円滑な災害対応や被災者支援が行えるものと想定
しており、より一層総合的な防災・災害対策の充実強化が図れるものと考えており
ます。
さて、平成28年に発生いたし
ました熊本地震では、震度5弱から震度7を観測
した地域の5つの市、町の庁舎が大きく損壊
し、災害対策本部も含め、役所の機能を全て別の施設に分散移転を
せざるを得ない状況に陥ったことは御存じのことというふうに思い
ます。
この災害を教訓に、新庁舎においては、大規模災害等により機能不全に陥ることなく、防災拠点あるいは災害の対応拠点としての役割を十分に果たせる機能を備えることが必要であり
ます。
そのためには、まず大規模地震を想定
した庁舎の耐震性の確保が必要になり
ます。
災害対応の指揮や住民への情報伝達といった中枢機能を担う本部が機能不全とならないよう、建物の耐震性や安全性について高い水準を確保
することが重要であり
ます。
また、災害対策本部としての機能確保も必要であり
ます。
消防防災センターとの機能のすみ分けも必要であり
ますが、本部会議室の十分なスペース確保をはじめ災害対策用設備の設置スペース確保、防災設備や備蓄倉庫などの併設、緊急物資や資機材の搬入・集積スペースの確保あるいは施設の連携利用といったことも考える必要が出てくると思い
ます。
さらに、災害時における行政機能の継続性の確保といったことも重要であり
ます。
電力の供給が停止
した場合のため、非常用発電機や無停電電源装置などによる電力供給、あるいは水道や通信などの予備ルートの確保などといったことについても検討を進めていくことが必要と考えており
ます。
なお、本部機能の役割を担う役場庁舎を指定避難所の一つと
することについては、本部の運営や応急復旧活動の円滑化をはじめ、罹災証明の発行など、短期間に集中
する膨大な業務量の遂行、他の自治体からの派遣職員の受け入れ、被災者への対応の迅速化といったことなどを考えると、大変難しい状況になるのではないかと考えており
ます。
新庁舎に導入
する防災拠点としての機能あるいは災害対応拠点としての機能につき
ましては、議会特別委員会をはじめ庁内検討委員会及び基本構想策定委員会の中で協議、検討
したいと考えており
ます。
次に、庁舎機能の御質問についてであり
ますが、これも松澤議員の御質問にお答えを
させていただき
ましたけれども、新庁舎の整備におきましては、町民の安全・安心を確保
し、誰もが使いやすく、機能的で環境に配慮
した庁舎を目指していきたいと考えており
ます。
新庁舎に必要な機能につき
ましては、窓口機能、執務機能、管理機能、防災機能、議会機能といった行政機能について検討
していくことが必要であり
ます。
また、付加的な機能として、町民交流機能や利便・民間サービス機能といったものの検討も考えられ
ます。
特に町民交流機能につき
ましては、既に町民交流機能として町なかにうるおい館や町民会館、新庁舎建設予定地の近くに健康交流プラザを設置
していることから、必要の是非や規模なども含めて慎重に検討が必要と考えており
ます。
さらに、食堂や売店、金融機関などといった利便・民間サービス機能につき
ましても、官民の役割分担、周辺の立地状況、事業性なども踏まえた検討が必要ではなかろうかというふうに思い
ます。
これらの具体的な内容につき
ましては、職員のアイデアなどを取りまとめたところであり、議会特別委員会をはじめ新庁舎整備基本構想策定委員会でお示しを
し、皆様の御意見をいただきながら基本構想の策定を進めてまいりたいと考えており
ますので、よろしくお願いを申し上げ
ます。
211: ◯議長(野島 浩君) それでは、再質問を受け
ます。
4番 井田義孝君。
212: ◯4番(井田義孝君) ありがとうござい
ました。
昨年だったと思うんですけど、常任委員会の視察で長野県のほうの庁舎に視察に行ってまいり
ました。私はそのときは総務常任委員会だったんですけど、産業教育常任委員会のほうが見に行かれた大きな市の庁舎ですけど、吹き抜けが2つあって、土日でもあいているところというのがあるものですから、閉めておく庁舎と市民の人が来られるスペースの間にすごい大きなシャッターがあって、そいつで仕切るとか、各フロアに全てバルコニーがついているということ、窓からすぐ外じゃないわけですね。というような凝ったつくりだったそうです。おかげさまで、日光は入らんわ、吹き抜けが2つもあって非常にデッドスペースが多いわ、新しい庁舎なのにもう既に会議室が足りなくなって取り合いになっておるというような話を聞き
ました。
私たちが見てきたところは長野県の御代田町という小さな町、人口1万5,000人の町でしたけど、23億数千万円をかけて役場庁舎を新しく
したと。昔の学校みたいな、横1列の3階建てなんですね。町民の方は、玄関から入って右に向くか左に向くか
すれば、もう自分が何課に来たかすぐわかるという間違いようのないつくりになってい
まして、感心
したのは、リフレッシュルームと呼ばれる広い職員の方の休憩スペースがあり
まして、みんなお弁当を食べたり、ちょっとした給湯設備があってお茶を飲んだり
しておられるわけです。私、特に今現在の入善町役場のお昼の風景というのは非常に気持ち悪いと思ってい
まして、真っ暗な中で職員さんたちがお弁当を食べておると。節電という意味もあるんでしょうけど、見ておると、きちんと1時間休憩をとれている人ってどれだけいるのかなと。やっぱりどうしても執務スペースで休んでいると、「ああ、そっか、あれやらんならんがやった」と言って40分ぐらいから仕事を始めるというような方もたくさんおられるように見受けられるんです。
新しい役場はぜひこういう機能も、先ほど町民が使いやすいのに加えて働きやすいというお言葉が町長からもあり
ましたけれども、町民から見ても、あの暗い中で職員さんがというのはおかしな風景に見えるわけですから、きちんとリフレッシュ
して午後からまた元気に働けるというような設備も考えていただきたいと思ってい
ます。
御代田町の役場は非常に気持ちよく明るくて採光もあって、南北側の窓をあけたら気持ちのいい風が通るので冷房代も節約できるんですよという説明を
しておられ
ましたけど、付加機能をいろいろつけて機能を増やすんじゃなくて、本来機能を高めるということで居心地のいい役場をつくってほしいと思うんですよ。
御代田町ばかり褒めるわけじゃないんですけど、居心地がいいんです、とっても。もう行きたくなるような役場ということなので、先ほどの職員さんの働きやすさも含めて、居心地のいい役場に
してほしいと思うんですけど、いかがでしょうか。
213: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。
214: ◯町長(笹島春人君) 役場の整備に当たっては、やはり効率性ということも十分に考えていかなきゃなり
ません。
今ほどの、ある市の庁舎を見させていただいたときも、数階まで吹き抜けがあるというようなことで、熱効率などを考えるとどうかなという思いも
しており
ますが、要するに、やはり管理コスト、運営コストをどう抑えていくかということも大事なことであろうと思い
ます。
ただ、今ほど御指摘の職員の、特に窓口を抱えておる職員などにつき
ましては、多分十分が昼休みはとれていないのではなかろうかというふうに思い
ますが、そういったことにもやはり目を向けて整備に当たっていかなければならないというふうに思い
ます。
多分すばらしい役場庁舎はどこにでもあると思い
ます。私どもも機会があればまたいろんなところを見させていただいて、それを参考に、町民の皆さん方に喜んでいただけるような整備を
していきたいというふうに思っており
ます。
215: ◯議長(野島 浩君) 4番 井田義孝君。
216: ◯4番(井田義孝君) ありがとうござい
ました。
3つ目の質問に移っていき
ます。
町は新年度の予算で、深層水取水施設基本計画策定のため550万円の予算を計上
してい
ます。これは、深層水の将来の需要に備えて取水施設をもう1本つくる事業の認可を受けるためだということです。
そこで、町の深層水事業についてお聞き
します。
今から約20年前、深層水事業が開始
された当時は、企業の誘致や入浴施設の建設などさまざまな利活用が議論
されたと聞いてい
ます。
当時事業化
されたアワビ養殖、漁協の深層水施設を活用
した畜養事業などをはじめ、現在の深層水活用状況はどうか答えてください。
その現状と照らして、なぜもう1本必要なのですか。さらに活用が見込まれる事業の計画などがあるのですか。答えてください。
もしもう1本つくる場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。その場合の費用対効果はどう見ているのか答えてください。
現在、深層水はウーケの工場の冷房に活用
され、温まって戻ってきた深層水がかきセンターの事業や漁協のアワビ養殖、近畿大学のサクラマス養殖実験、スジアオノリの養殖実験などに活用
され、毎年、深層水まつりやカキ祭りなどのイベントも盛り上がってい
ます。しかし、そのにぎわいが町民利益につながっているのかと言われると、その実感はあり
ません。イベント頼みではなく、町の産業として育って初めて町民の利益になっていくと思い
ます。将来の町民利益を見通した事業計画を持たなければ、1本目をつくったときと同じことになりかね
ません。深層水取水施設をもう1本つくることが町民にとってどのような利益を生むと考えているのか答えてください。
217: ◯議長(野島 浩君) それでは、答弁を求め
ます。
深層水取水設備の増設について、梅澤キラキラ
商工観光課長。
218: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) それでは、深層水の取水設備の増設に関する御質問にお答えをいたし
ます。
初めに、現在の深層水の活用状況についてお答えを
します。
海洋深層水取水施設及び活用施設は、平成13年に完成
し分水を開始
しており
ます。
当初から入善漁業協同組合のアワビ養殖をはじめ、入善漁港施設において地元漁業者の漁獲物の蓄養や漁船の給水用、魚介類の荷さばき、洗浄用など、水産分野に主に活用
されており
ます。
また、事業者や一般の方々への深層水の分水を行ってまいり
ました。
深層水の冷熱エネルギー利用としては、平成19年から株式会社ウーケの無菌包装米飯工場の冷房用水と熱交換を行い、温まり戻ってきた深層水を水産利用
する海洋深層水の多段活用を行っており
ます。
取水当初の入善漁協でのアワビ養殖事業では深層水を燃料で加温しており
ましたが、加温深層水の活用によりまして、エネルギー、経費ともに削減
され、現在はアワビ蓄養事業として継続
されており
ます。
これに加え、平成26年には深層水でカキを浄化
し、グループ会社直営の全国25カ所のレストランなどに卸を行う株式会社海洋深層水かきセンターが新規に立地
しており
ます。
翌平成27年には、そのかきセンター直営の牡蠣レストランも開店
し、町外からの多数の来客でにぎわっているところであり
ます。
また、平成28年からは近畿大学と入善漁協によるサクラマス養殖の実証実験が行われており、町としましては、今後、本格的な事業化につながることを期待
しており
ます。
このほか、平成30年からフルハシEPO株式会社がスジアオノリの陸上養殖実験を実施
しており、事業化に向けた取り組みが進んでいるところであり
ます。
次に、なぜもう1本深層水取水施設の増設が必要なのかとの御質問についてお答えいたし
ます。
深層水の取水施設は建設から約20年が経過
しており、これまで機器の修繕や更新を行いながら運用
してきたところであり、老朽化が課題となっており
ます。
万が一取水管をはじめと
した取水施設の故障等により深層水送水が停止
した場合、無菌包装米飯工場やカキ、アワビの蓄養などの深層水活用事業者への影響ははかり知れ
ません。
また、深層水取水量の不足も今後の事業展開における大きな課題であり
ます。
現在の取水量では、無菌包装米飯工場がさらなる拡張を
される場合には対応できない見込みであるほか、カキの浄化事業の拡大や、サクラマスやスジアオノリ養殖の本格的な事業化も望めない状況であり
ます。
このため町は、海洋深層水の供給主として、取水施設の増設により設備の老朽化対策と取水量の拡大を図る必要があると考えており
ます。
町ではこれまでも、深層水を活用
した町の活性化のため、国や県に対し新たな取水施設の整備に向けての支援を強く要望
してきたところであり
ます。
今回策定
する基本計画では、海底の取水管ルートや取水施設の規模、取水量や既存施設との連携方法などを検証
し、整備にかかる概算事業費がどの程度かなどを算定
することと
しており
ます。これを国や県からの支援を確保
するための資料としてまいる考えであり
ます。
次に、どのくらいの費用がかかるのか、費用対効果はどうかとの御質問についてであり
ます。
現状では施設規模などが確定
していないため、具体的な事業費や費用対効果をお示し
することは困難であり
ます。
しかしながら、海洋深層水は地域経済に大きな波及効果をもたらしてきたところであり、新たな深層水取水施設を増設
することで、カキ事業の拡大、サクラマス、スジアオノリ養殖の事業化、さらに、深層水関連企業の新規立地に伴う設備投資や年間売上額の増大、固定資産税や法人町民税などの税増収が見込まれ
ます。
さらに、無菌包装米飯工場の事業が拡大
されれば、入善産米等の県産米の大口需要の確保につながり、町の基幹産業である稲作を中心と
した農業振興にも寄与
するものと考えており
ます。
次に、取水施設の増設は町民にとってはどのような利益があるのかとの御質問についてお答え
します。
海洋深層水や各種水産物は、町をPR
するために重要な地域資源であり
ます。これらを用いて深層水の町としてPR
していくことが、町外からの誘客増加等の地域活性化につながっていくものと考えており
ます。
また、深層水取水量の増加により、無菌包装米飯工場の拡大や陸上養殖の事業化、新たな深層水活用事業の誘致等が実現
すれば、雇用の創出につながり、移住・定住対策の一つにもなり得
ます。
このように、深層水事業の拡大は、町の水産業をはじめ農業、観光・商工業などの振興、雇用の増加にも寄与
し、町民にとって大きな利益につながるものと考えており
ます。
今後の深層水事業運営に当たり、町民の皆様はもとより、議員各位の御理解、御協力をお願いいたし
まして、井田議員への答弁と
させていただき
ます。
219: ◯議長(野島 浩君) それでは、再質問を受け
ます。
4番 井田義孝君。
220: ◯4番(井田義孝君) まず最初に2つ聞き
ますけども、アワビの養殖ですね。最初、深いところからくむもので深層水が冷た過ぎるということで、燃料をたいて十数度まで上げるということでしておられたように聞いており
ます。
それが、ウーケさんが来られたことによって、願ったりかなったりと。向こうは御飯を炊く工場の冷房ができるということで、こちらは水産業に適切な温度に上がって戻ってくるということで今やっておるんだと思うんですけど、それによって漁協のアワビが安くなったとか、いっぱいつくれるようになったとか、そういう何かメリットってあったものですかね。
それともう1つ、一般人がくみに来る。これ、確かに最初のころは鳴り物入りだったんですよ。お風呂に入れりゃいいとか、これに入れときゃ魚がいつまでも悪くならんがだとか言って、みんなくみに行ったんですけど、最近くみに来ておる人も見たことがないし、くみに行って何かに使っておるという話を聞いたこともなくて、一般人の方というのはいまだにそれなりにくみに来る方はおられるものですかね。この2つ。
221: ◯議長(野島 浩君) 梅澤キラキラ
商工観光課長。
222: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) ウーケへ送った水が温まって戻ってくると、要はエネルギーコストが落ちるといったところで、アワビ養殖に有効な効果が出たのかという御質問だと思うんですが、実際、アワビの養殖に1つエネルギーコストのほかに問題が出てきたというのが、さきの震災で稚貝を育てる工場が被災を
して全く供給いただけなくなったというような状況から、実際は養殖事業ができないという局面を迎えたというのが実際のところです。
今はホテルからの需要がまだあり
ますので、養殖ではなく蓄養というような形を継続
して、漁協の事業として継続を
されておるというところが実情であり
ます。
もう1つ、一般の方の分水というようなこと、細かな数字までちょっと申し上げられ
ませんが、当初から比べると少なくなっているというのが実情であり
ます。
これは当町に限らず、全国15本の深層水の取水施設があるわけですが、高知県をはじめ、一時期の深層水ブームというのが下火になってござい
ます。
その点、当町における多段階利用ということで、実際エネルギー利用、それから水産の活用といった多段階の利用というのが全国の利用状況から
してもかなり珍しいというふうに言われており
まして、どちらかというと一般の方については深層水になれ親しんでいただこうということで展開を
して今も続けておるわけですが、実際は今は事業に深層水を使うというようなことで事業を進めておるところです。
以上です。
223: ◯議長(野島 浩君) 4番 井田義孝君。
224: ◯4番(井田義孝君) 現状はよくわかり
ました。
私は何ももう1本つくるなという立場で質問
しておるわけじゃあり
ませんで、反対
しておるんじゃなくて心配
しておるんです。
例えばウーケに3つ目のラインがこの間できたわけですけど、もう1つつくると
すると足りないとか、アワビは今言われたような状況だということで、マスもアオノリも現状では実験という段階ですよね。カキは好調に仕事を
しておられ
ますけど、このような事業がもう1本工場を建てるとか、かきセンターが好評だからあの店をもう1つ建てるとか、アオノリをいよいよ事業化
するので、園家の間までをタンクで埋め尽くすとか、何かそういう具体的な計画ってあるものなんですか。
225: ◯議長(野島 浩君) 梅澤キラキラ
商工観光課長。
226: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) おかげさまと言うとあれなんですが、かきセンターの事業については好調であり
まして、町長はじめ本社のほうへも何度もお邪魔を
しておるんですが、やはり拡張を
したいというようなお話が出てい
ます。
ただ、残念なことに、こちらが供給できる水の量というのは限られており
ますので、なかなかそれには至らないと。
また、スジアオノリの計画に関しては、最終的に新たに大きな用地を取得
して事業をやろうというような計画まで会社のほうでは持っておいでなんですが、これも実験の範疇を超えることができないというのが今の現状です。これが取水量がある程度確保できれば本格的にやりたい。
スジアオノリに関しては時間が勝負ということで、四万十をはじめ天然のものがもう枯渇
し始めているということから、ほとんど陸上養殖のほうにシフト
してきていると。
やはりこういう事業は先に完成を
したほうが有利になり
ますので、そういった意味では早く事業化を進めたいというような計画をお示しになっているところでござい
ます。
以上です。
227: ◯議長(野島 浩君) 4番 井田義孝君。
228: ◯4番(井田義孝君) ありがとうござい
ました。
どこか山の中で温泉を利用
してフグの養殖で有名になっているようなところもあり
ますから、先日、私も地元のお祭りで漁業組合長とじっくりしゃべり
まして、1次産業は工夫次第では未来をつくっていけるんじゃないかと。絶対に1次産業ちゃなくならんよねという話を
したところであり
まして、さっき課長が言われたような、例えば雇用とかそういうことでつながっていけばいいなと本当に思うんですけれども、私ね、実はウーケさんが拡張
して向こうへ行ったやつが温まって戻ってくる、このこと自体はすごいいいなと思っておったんですけど、しかし、温まって戻ってきた水が活用
されなかったらこれは何の意味もないわけでして、ただ温まって戻ってきて海へ流してやるがかと、そこを心配
しておったわけでして、そこでは今、可能性を聞か
せていただいたわけですけども、ちょっと聞いてみ
ますけど、例えばウーケさんみたいなところで、言葉はあれですけど、いわばただで深層水を向こうへやって、向こうは冷房
して戻ってくると。こっちは温めてほしいものだから温めてもらったと言うておるわけですけど、そういう条件に対して、地元雇用何十名とか何かそういう協定みたいなものってあるものでしょうか。
229: ◯議長(野島 浩君) 梅澤キラキラ
商工観光課長。
230: ◯キラキラ
商工観光課長(梅澤武志君) 雇用に関して申し上げ
ますと、1期、2期までは従業員数が96人であり
ました。それが、第3ラインができて3交代での生産が可能になり
ましたので、従業員が増えて154人になったというふうに伺っており
ます。
すみません、今、手元に入善町の人間がどれだけというようなところまで持っており
ませんが、新規に雇用がどんどん
されて、当然、町民の方もかなりの数がおいでになるはずですので、特に協定というものはござい
ませんが、やはり大きな就職口として優良な企業というふうに捉えており
ます。
231: ◯議長(野島 浩君) 4番 井田義孝君。
232: ◯4番(井田義孝君) いい循環で、アオノリなんか特に今いい話を聞か
せていただいたので、それで入善町が有名になるぐらいの産業になっていってくれりゃ本当にいい話だと思って聞いているんですが、牡蠣ノ星なんかも、平日のお昼なんかでも結構年配の方が食べに来られたり
してにぎわっておるんですね。常々私が残念だなと思っているのは、そのにぎわいが結局、町内の方ももちろん来ておられ
ますが、町外から食べに来て牡蠣ノ星がもうかると。入善町に金が落ちるかというと、入善町はちょっとそこの場所を提供
しているだけみたいになっているのがもったいないなと。カキ祭りなどをやっても大変盛り上がるんだけれども、そのときだけということで、その後、入善町全体が底上げ、ボトムアップ
していくというふうになかなか現状はまだつながっていない、ここがもったいないなと思っているわけなんです。
カキを拡張
したい。いいことなんですけど、今の雇用以外の部分で町の経済にいい循環になっていくような展開ですよね。その辺はキラキラ商工観光課だけで考えることではもちろんないのかもしれ
ませんが、取水管を入れると。そして海洋深層水という入善町にある資産を使って入善町民のためになる事業をやるということであるならば、そういう雇用以外の部分でも入善町の経済に、入善に住んでいる人たちの利益につなげていけるような見通しというのを持っていただきたいと思うんですけども、この辺、答えられれば、どうでしょうか。
233: ◯議長(野島 浩君) 笹島町長。
234: ◯町長(笹島春人君) ありがとうござい
ます。
御存じのように、牡蠣ノ星につき
ましては平日でもお昼過ぎからは大変混雑を
しておるような状況が続いておるというふうに聞いており
ます。年間に3万人、4万人の方々があそこへ来られるわけであり
ますから、そのままおいしかったで帰られてはいかがなものかなというふうに思い
ます。
そういったことを踏まえて、シーサイドロードの計画あるいはサイクリングロードも踏まえて、今、国交省の許可もいただきながら管理用道路も利用できる体制にはなってまいり
ました。
そういったことで、海岸線に点在
する観光スポットにも訪れていただけるように、そしてまたその結果として、町の中なりにも入っていただけるような仕組みを、流れをつくっていきたいというふうに思っており
ます。
そういったことで、より一層この海洋深層水の効果といい
ましょうか、そういったものを高めていかれればいいのではなかろうかというふうに考えておるところであり
ます。
235: ◯議長(野島 浩君) 4番 井田義孝君。
236: ◯4番(井田義孝君) 思いもよらないと言ったら失礼なんですけど、逆にうれしい意味でいい答弁をいただき
ました。
まずは取水施設が掘れるかどうかの認可をもらわなきゃならんのでしょうけれども、町にとっていい話であれば、逐次、進展があったらまた議会のほうにも報告
していただければいいかなと思い
ますので、ちょっと時間があり
ますけど、以上で私の質問を終わり
ます。
237: ◯議長(野島 浩君) 以上で井田義孝君の一般質問を終わり
ます。
以上で、町政一般に対する質問は全て終了いたし
ました。
─────────────────────────
議案第1号ないし議案第24号
238: ◯議長(野島 浩君) 次に、日程第2 議案第1号ないし議案第24号、令和2年度入善町一般会計予算ほか23件の議案24件について総括質疑を行い
ます。
なお、これらの案件につき
ましては、各所管の常任委員会へ審査付託の予定であり
ます。議員各位には、できるだけ所属委員会以外の分野について簡潔に質疑
されるようお願いいたし
ます。
(総括質疑)
239: ◯議長(野島 浩君) まず、議案第1号 令和2年度入善町一般会計予算のうち歳入全般について質疑を受け
ます。
予算書の18ページから58ページです。
質疑はあり
ますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
240: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認め
ます。
次に、歳出全般について、予算書の59ページから197ページです。
質疑はあり
ますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
241: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認め
ます。
次に、議案第2号 令和2年度入善町国民健康保険特別会計予算ないし議案第6号 令和2年度入善町後期高齢者医療特別会計予算の特別会計予算5件について、予算書は208ページから262ページであり
ます。
質疑はあり
ますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
242: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認め
ます。
次に、議案第7号 令和元年度入善町一般会計補正予算(第5号)ないし議案第10号 令和元年度入善町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の補正予算4件について、質疑はあり
ますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
243: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認め
ます。
次に、議案第11号 入善町長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について、議案書3ページから4ページです。
質疑はあり
ますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
244: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認め
ます。
次に、議案第12号 職員の服務の宣誓に関する条例等の一部改正についてないし議案第24号 町道路線の変更についての議案13件について、議案書は5ページから30ページであり
ます。
質疑はあり
ますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
245: ◯議長(野島 浩君) 質疑がないものと認め
ます。
以上で、上程案件に対する質疑は終結いたし
ました。
(議案等の常任委員会付託)
246: ◯議長(野島 浩君) お諮りいたし
ます。ただいま上程中の議案24件につき
ましては、お手元に配付の委員会付託表案のとおり、所管の常任委員会へ付託
し、慎重に審査
することにいたしたいが、これに御異議あり
ませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
247: ◯議長(野島 浩君) 御異議なしと認め
ます。よって、付託表案のとおり常任委員会へ付託
し、審査
することに決定いたし
ました。
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248: ◯議長(野島 浩君) 以上をもちまして、本日の日程は終了いたし
ました。
本日はこれにて閉議いたし
ます。
なお、さきに配付
してあり
ます議会日程のとおり、各常任委員会を開催
され、委員長は審査の結果を19日午前中までに事務局へ提出願い
ます。
次の本会議は、19日木曜日、午後1時30分から再開
し、委員会審査報告、討論、採決及び予定
されている残りの案件について審議いたし
ます。
また、この後3時20分から庁舎整備検討特別委員会を開催
しますので、議員並びに当局には全員委員会室へ御参集ください。
それでは、本日はこれにて散会いたし
ます。
議員並びに当局には大変お疲れさまでした。
午後 3時04分 散会
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