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  1. 立山町議会 2015-03-01
    平成27年3月定例会 (第3号) 本文


    取得元: 立山町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-17
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時00分 開議            開   議   の   宣   告 ◯議長佐藤康弘君) ただいまの出席議員は14名であります。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。         ─────────────────────────            議  事  日  程  の  報  告 2 ◯議長佐藤康弘君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。         ─────────────────────────            議案第3号から議案第24号まで 3 ◯議長佐藤康弘君) 日程第1 議案第3号から議案第24号までの件を議題といたします。            一 般 質 問 及 び 質 疑 4 ◯議長佐藤康弘君) これより、各議員による町政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。  7番 亀山 彰君。  〔7番 亀山 彰君 登壇〕 5 ◯7番(亀山 彰君) おはようございます。  立春が過ぎ、三寒四温とはいえ、寒の戻りで真冬の寒さ、気候の変化に体調を崩されませんようお願いしたいと思います。除雪費が気になるところであります。  2日目ではございますが、気を引き締めて質問します。
     立山がきれいに見えると、なぜか幸せな気持ちになる。今日も一日頑張ろうと思えたり、何か嫌なことがあっても忘れることができる。立山には人の心を癒やす力があるのではとも考える。  県民にとって親しみある立山は、大きな観光資源でもある。登るだけでなく、遥拝する魅力もある。  台風などの強風から守ってくれているとも言われている。いいことずくめの県民の宝・立山をもっと多くの人に知ってほしいと考える。  これは、新聞記事コラム欄「学生の目」に載っていた一文の抜粋であります。読んでみると、見るだけでなく、行ってみたい、登りたいと思えてくる人が多いのではないだろうかと思えます。  では、通告に従い質問いたします。  1、弥陀ヶ原火山防災協議会地元町民の参加を、についてであります。  新年度予算には、12月議会で総務課長に答弁いただいた火山噴火安全確保対策ヘルメット防毒マスク購入を予算化していただきました。しかしながら、登山者防災意識は薄いと思われ、立山室堂地区安全対策専門委員会での環境省が昨年夏に登山者らに実施したアンケート調査結果で、ガス噴出時対策として、水でぬらしたタオルで口を塞ぐために設けた水場を利用した人が約14%と少なかった。これも、地元住民山小屋関係者なら、いち早く理解して利用すると思います。  この委員会専門委員には、青木総務課長がなっておられます。そこで、弥陀ヶ原火山防災協議会に地元の住民代表を加えてもらうことはできないかと考えます。  地元の人ならでは気象変化地質変化などの予兆が感じ取れることがあるのではないかと、有事のとき、炊き出しなどは地元住民の協力が必要不可欠であります。防災議論は蚊帳の外ではなく、住民代表の参加をお願いしたいと思うが、どうでしょうか。  2、屋内運動場天井等耐震化について。  27年度当初予算に、屋内運動場天井等耐震化が計上されています。雄山中学校や釜ケ渕、利田、立山、立山北部、各小学校が対象になっています。ここ数年で建てられた建物までもが含まれています。  建築基準法施行令の一部改正に伴うとあるが、どう変わったのか。もとの安全基準すれすれの建物だったのか。落ち度はないのか。また、計上されていない小学校は大丈夫なのか。ほかの小学校屋内運動場も町民に使用されているのに大丈夫なのか。説明が町民や利用者に必要ではないかと思いますが、答弁をお願いします。  3、らいじぃ関連商品販売促進並びに開発について。  北陸新幹線開通に当たり、県を挙げて盛り上がっています。大手旅行会社の時刻表には新幹線と立山連峰が載っていたり、開業初日の一番列車の切符がわずか25秒で売り切れるなど、日本国内全てが沸いています。  立山町を含む県と14市町村の広報誌の表紙を、新幹線に乗ったご当地キャラの絵が飾ったり、キャラクターが一翼を担っています。  そこで、らいじぃPR推進補助(LINEスタンプ)が計上されてはいますが、町をPRするのに、富山県や宿泊ホテルなどキャラクター販売店にグッズを置いてもらうことを考えてみてはどうでしょうか。  また、着ぐるみで、冬のらいじぃバージョンや、らいじぃクッキー、らいじぃ饅頭などを商品化して、さらに、立山町を訪れる方向けに、主要駅にらいじぃ看板を設置し、PRと販売促進に結びつける取り組みが必要であると思います。  また、ふるさと納税返礼品謝礼に、らいじぃグッズや商品開発したものを加え、バリエーションを増やすことはできないのか、考えをお聞かせください。  4、立山アルペンヒルクライムについてであります。  町が購入した電気自動車とあわせて、桂台・室堂間の「美女平 天空ロード」を走行する環境啓発事業を企画しておられます。まさしく自転車はエコな乗り物であります。  12月議会答弁では、立山アルペンヒルクライムが中止と受け取らざるを得ない答弁でありました。正直、2年でやめるのは忍びない。名を残すためにも、立山アルペンヒルクライムin称名滝として、称名道路での開催を企画して、立山町の魅力を発信し続けるべきだと考えるが、どうでしょうか。  5、町道新瀬戸下田線について。  先日、他県ではありますが、女子高校生自転車で通学途中に歩行者の背負っているリュックに接触、転倒して大型ダンプにひかれ、死亡した事故が発生しました。  事例に当てはまるかわかりませんが、吉峰にパークゴルフ場がオープンすれば、グリーンパーク吉峰周辺も今まで以上に賑わい、交通量の増加も予想されます。特に子どもたち自転車や歩いて町道新瀬戸下田線を利用するため、立山山麓森林組合側の坂道は自転車にとって、ふらつき、膨らみ、特に転倒の危険が生じます。  自動車から身を守るためにも、歩道の設置をする考えはないか、お聞きします。  誠意ある答弁をお願いして、私の質問を終わります。 6 ◯議長佐藤康弘君) 町長 舟橋貴之君。  〔町長 舟橋貴之君 登壇〕 7 ◯町長(舟橋貴之君) 亀山議員ご質問の1点目、弥陀ヶ原火山防災協議会地元町民の参加を、についてお答えをいたします。  まず、この協議会につきましては、昨日の村田議員ご質問の4点目の(1)に対する総務課長の答弁にもありましたとおり、現在、国、県、関係市町及び火山の専門家等で構成されております。  議員ご指摘のとおり、有事の際には地元住民の協力が必要であることは、近年、全国各地で頻発しております災害時における対応を見ておりますと明らかであります。  今後、当協議会において、地元住民が何らかの形でかかわれないものか、協議会事務局である富山県に働きかけてまいりたいと考えております。 8 ◯議長佐藤康弘君) 教育長 大岩久七君。  〔教育長 大岩久七君 登壇〕 9 ◯教育長大岩久七君) 亀山議員ご質問の2番目、屋内運動場天井等耐震化についてのご質問にお答えいたします。  平成23年3月に発生した東日本大震災で、大規模空間を有する建築物の天井について脱落被害が多く発生したことを受け、平成25年7月、建築基準法施行令が一部改正され、天井脱落対策が強化されました。  対象は、日常使用する場所に設置された高さが6メートルかつ面積が200平方メートルを超えたつり天井で、その天井の質量が1平方メートル当たり2キログラムを超えるものについて、落下防止耐震対策を講じることとされています。  文部科学省では、さらに厳しい基準を設けて、高さが6メートル、面積が200平方メートルのいずれかを超える場合にも、既存天井の撤去や軽量天井の再設置等により落下防止対策を講じるよう要請しております。  県内の市町村が管理する屋内運動場や武道館など336棟のうち88棟、約26%について、落下防止対策が必要となります。  町の小中学校で該当する箇所は、雄山中学校武道場立山北部小学校及び立山小学校屋内運動場の3棟であり、いずれも1平方メートル当たりの天井の質量が2キログラムを超えているため、平成27年12月までに改修する予定であります。また、釜ケ渕小学校及び利田小学校屋内運動場における照明器具バスケットゴール落下防止対策も実施する予定であります。  他の小学校屋内運動場におけるバスケットゴール照明器具の補強についても、早期の対応を考えてまいりたいと思います。  なお、平成22年3月竣工の立山北部小学校屋内運動場及び平成23年1月竣工の立山小学校屋内運動場については、完成後、まだ5年以内の施設でありますが、今回の法改正により対策を講じることとなったものであり、どうかご理解をお願いいたします。  町民や利用者の皆さんには、機会を見てお知らせをしたいと思っております。  以上、答弁とさせていただきます。 10 ◯議長佐藤康弘君) 商工観光課長 山本義弘君。  〔商工観光課長 山本義弘君 登壇〕 11 ◯商工観光課長山本義弘君) 亀山議員のご質問の3番目の(1)点目、らいじぃ関連商品販売促進についてお答えいたします。  平成25年4月に立山町の公式マスコットキャラクターとしてデビューした「らいじぃ」ですが、全国でも数少ない雷鳥をモチーフとした愛らしい容姿から、平成26年度は約60回の出動要請があり、立山町観光宣伝隊長として期待を上回る任務を遂行しているところであります。  亀山議員のご提案にあります、らいじぃをデザインしたクッキーや饅頭の商品化につきましても、その人気の高さから、県内外の食品業者から使用申請があり、既に商品化され、JR富山駅やアルペンルート沿線の物産店などでも販売されております。最近では、大手の登山用品販売業者から、マグカップ等へのイラスト掲載依頼もあることから、幅広い客層の目に触れることが期待されているところであります。  今後とも、らいじぃのイラストを希望する事業者がありましたら、らいじぃの魅力を生かしたデザインであることを条件に、幅広い世代の消費者に愛される商品造成に協力し、立山の魅力発信につなげられることを期待しております。  らいじぃの新しいキャラクターの展開につきましては、LINEスタンプを作成する際、「らいじぃの孫」の誕生も計画しておりますことから、より広い世代に愛されるキャラクターの開発につなげたいと考えております。  また、主要駅への看板の設置につきましては、富山地方鉄道株式会社立山黒部貫光株式会社と協議し、より温かみのあるおもてなしの歓迎看板設置に向け進めたいと考えております。  ご質問の4番目、立山アルペンヒルクライム称名道路での開催計画についてお答えいたします。  立山アルペンヒルクライムにつきましては、通常、走ることのできない「天空ロード」を1年に一度のみ自転車で駆け抜けることができるというプレミアムな企画をもとに実現に至りました。そして、他地域で開催されているヒルクライムのような当日参加型の大会ではなく、ローシーズン立山黒部アルペンルート有効活用と、立山町に宿泊していただくという着地型観光を目指したものであります。  日本一の落差を誇る称名滝や悪城の壁などの絶景を体感できる称名エリアは、富山県のサイクリングマップの推奨コースとして紹介もされており、幅広いサイクリストが訪れるだけでなく、マラニックなどの魅力あるイベントの舞台ともなっております。  亀山議員のご質問にあります称名道路でのヒルクライム開催は、先ほど申し上げました趣旨を踏まえますと、町が主体となって開催することは慎重に検討するべきであると考えております。 12 ◯議長佐藤康弘君) 企画政策課長 久保和彦君。  〔企画政策課長 久保和彦君 登壇〕 13 ◯企画政策課長久保和彦君) 亀山議員ご質問の3番目、らいじぃ関連商品販売促進についての(2)点目、ふるさと納税の返礼品に、らいじぃグッズや商品開発したものを加えられないかについてお答えいたします。  らいじぃの関連商品につきましては、ただいま商工観光課長がお答えしたとおりでございますが、株式会社たてやまで扱っているバッチや携帯ストラップ以外は、町内の事業者による商品ではございません。  町の観光宣伝隊長であるらいじぃグッズふるさと納税の返礼品に加えることは、立山町を全国にPRすることにもつながると考えられますので、株式会社たてやまの商品も含めまして、町内の事業者が商品開発されれば、ラインナップに加えることを検討したいというふうに考えております。 14 ◯議長佐藤康弘君) 建設課長 酒井信久君。  〔建設課長 酒井信久君 登壇〕 15 ◯建設課長酒井信久君) 亀山議員ご質問の5番目、町道新瀬戸下田線歩道設置についてお答えをいたします。  町道新瀬戸下田線は、新瀬戸地区から吉峰野開地区を経由し、県道富山立山公園線を結ぶ路線であります。  議員ご質問の県道富山立山公園線立山山麓森林組合がある交差点からグリーンパーク吉峰までの約600メートルについては、平均勾配が約7%と急勾配であり、車道幅員が7.5メートル確保されているものの、歩道は確保されておりません。  この区間は高低差の大きい急峻な地形を越えなければならないため、高い盛り土と深い切り土で構築されており、この部分を拡幅しようとすると大規模な土工事となりまして多額の費用を要します。  グリーンパーク吉峰に建設中のパークゴルフ場の完成に伴い、今後、新たな交通の発生も考えられますことから、歩行者自転車などの利用状況を含め、交通の状況を見てまいりますが、まずは現在の幅員の中で安全を確保する手段を検討することになると考えております。 16 ◯議長佐藤康弘君) 以上で亀山議員の質問を終わります。  3番 村上紀義君。  〔3番 村上紀義君 登壇〕 17 ◯3番(村上紀義君) 皆さん、おはようございます。3番議員の村上でございます。  一般質問、初めて最後の質問者になりました。  皆様には、昨日に引き続きお疲れのことと思いますが、あとしばらくご清聴をお願いいたします。  昨日は、私の母校、高野小学校6年生、24人の児童が傍聴に来てくれました。緊張の中の議場が何か明るくなった感じも受けました。  若者の政治離れを耳にしますが、子ども目線で議会の様子を少しでも感じ取って、将来に生かしてくれればと思いました。  それでは、通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。  1項目目農業所得の安定と向上についてお伺いいたします。  (1)点目として、耕作放棄地環境保全についてお聞きします。  区画整備がされていない未整備田や耕作条件の悪い農地など、1年以上作付されず、管理も悪く、今後も見通しの立たない耕作放棄と見られる農地が最近多く見受けられ、ますます増加傾向にあります。美しい水田・農村風景が、近年、さま変わりしてきているように思います。  農政に対する不信感、生産意欲の衰退と人口減少核家族化高齢化、担い手の不足、担い手の高齢化耕作放棄地に一層の拍車をかけているとも感じます。  注視しなければならないことは、条件のよい農地から流動化が進み、管理もなされています。条件の悪い農地は、委託したくとも引き受け手がなく、管理が行き届かないのが現状で、放棄地となるのではないかと思います。  生産コスト削減から、ここにも原因の1点もあると思います。  喫緊の課題であり、農地の集積を行うことは避けて通れない問題でもあります。今の制度では、このような農地を維持管理するには大変難しいことと思います。  今や、全国の耕作放棄地を合わせると約40万ヘクタール、滋賀県くらいの面積に匹敵すると言われ、年々増加傾向にあると聞きます。  稲などを食い散らすノネズミ、小動物、カメムシなど病害虫の温床と発生で、米の品質低下も危惧されています。  そんな中に、2014年産米の食味ランキングで、富山県産コシヒカリが13年ぶりに最高評価の「特A」を獲得いたしました。また、1等比率も北陸農政局管内4県でトップとなり、久しぶりに明るい吉報でもありました。  今後も消費者に安心して消費していただける良質米の生産に一層の努力を感じさせられました。  避けて通れない水田維持対策耕作放棄地の現状を注視し、しっかりとした対策が必要と思います。町としてのサポート体制についてお伺いいたします。  次に、(2)点目として、米価下落についてお聞きします。  本年産の米価下落補助金の削減によって、農業経営の大小にかかわらず、収入は激減いたしました。生産調整に対する直接支払交付金も対前年比の半分7,500円に削減され、平成29年で生産調整、いわゆる減反が廃止されるとも聞きます。平成30年からは、行政による生産数量目標の配分に頼らないで、農業者などの自己判断任せになり、需要に応じた生産調整農業者に任せると聞いています。生産調整などは国が主導して需給対策をとっていく責務と考えています。  15ヘクタール規模の中核農家水稲作付9.7ヘクタールで補助金が約73万円、農協の概算払いが約157万円、前年対比約230万円の収入減になったと聞いています。単純計算はできませんが、大規模稲作農家集落組織においても厳しい経営だと言っても過言ではないと思います。  大幅な収入減は農業経営を逼迫し、稲作を主としてコスト削減に取り組んできた農家の意欲も希薄になり、来年度に向けて経営の見通しが立たない農家もあります。  農協の概算払いも、今年度は在庫のだぶつきから前年度より60キロ当たり1,800円減と、町全体では約3億2,700万円の減額となっています。  米の直接支払交付金も前年度の半額の7,500円となり、今年度、町全体として約1億5,000万円の減額とも聞いています。  前年度に対し今年度は、町全体としてどれだけの農家減収額になりますか、お伺いいたします。  また、減収に対する収入減少影響緩和対策、ナラシでございますけども、過去平均の9割を対象農家に補填されるとのことですが、金額は、加入者、未加入者合わせて、おおよそ1億6,300万円と聞いています。  対象となる農家にどれだけ補填されるのか、最終的な金額がわかればお伺いいたします。  今後、農業所得の向上と安定のため、農地中間管理機構を活用して、担い手、集落営農を主として、農地の集積や法人化に一層の拍車がかかると考えます。  あまりにも強引とも言える施策であり、今日まで家族経営などで堅実に農業に取り組んでこられた農家に対する対策と支援のバランスをどのように町として見るのか、お伺いいたします。
     (3)点目として、稲作の生産コスト削減についてお聞きいたします。  さきに農業再生協議会は、稲作の生産コストを2023年に、対11年比4割の削減を目標とするといいます。  省力栽培技術を導入し、稲作農家の体質を強化すると言いますが、追加的事業のためか、周知がきちっとなされていない原因もあると考えます。そのためか、支援を受けようとする取り組みメニューには新たな設備投資も発生し、制約も多いと聞きます。  農業に限界を感じているという農家の声も聞きますが、おいしい米づくりを主に、足腰の強い農業、町として独自の支援策を考えているか、お伺いいたします。  次に2項目目小学校立山登山補助金についてでございます。  町内の小学校8校では、毎年あるいは隔年で立山登山を実施しています。以前は宿泊を伴う登山が主流だったと思います。今は宿泊を伴う登山、日帰り登山、学校によってさまざまと聞いています。参加児童については、5、6年生を対象に実施されていると聞いています。  町では、立山登山を伴う宿泊学習には1人当たり1,000円の補助、また、黒部ダム散策の実施については、別に1,000円の補助があると聞きます。  登山は天候によって大きく左右されます。雨の中の立山登山は、私も経験がありますが、引率者や児童も大変と思いますが、山の厳しさも、いつかは必ずいい思い出に残ると言えます。  世界に誇れる立山黒部アルペンルートふるさとの思いを心に大観させるためにも、私は、季節の立山、雪の大谷、秋のパノラマ紅葉など、児童に体験学習させることも大切と思います。  最近は、日帰りで立山登山を実施、計画している学校が増えてきており、宿泊、日帰りに関係なく補助すべきではないかとお伺いいたします。  次に、3項目目介護保険制度の改正に伴う対応についてでございます。  さきの質問者の方と重複する箇所もありますが、通告済みでございますので、よろしくお願いいたします。  日本の高齢化の大きな特徴の一つに、高齢化になるスピードが速いということです。  65歳以上人口割合が7%から14%になるまで要した年数、いわゆる倍加年数欧州諸国では40年から115年かかりましたが、日本の場合はわずか24年とのことです。  2000年よりスタートした介護保険制度高齢化の進展は急速に進み、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年を見越し、県も新年度からの3年間の高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業支援計画の素案を提示し、3月末にまとめるとしています。  2025年、団塊の世代は県内に6万5,000人、要介護認定者、要介護給付とも25年には対2000年比の3倍を超えると危惧されています。要介護者が約7万9,485人、介護給付費は1,310億4,600万円に膨らむと。必要となる介護サービス量は、年間で訪問介護が約403万8,761回、通所介護が約235万968回、訪問看護が30万8,368回と見込んだ仮集計値を県は公表されました。  これらに対応するには、現在よりも7,000人多い2万2,000人の介護人材が必要とされています。また、訪問看護ステーションに働く看護師数も、1.9倍の10万人当たり30.9人とする数値も掲げられました。  今回の制度改正の目的は、明るく活力ある超高齢化社会の構築と聞きます。その中の今回の制度移行は、地域包括ケアシステムの構築、利用者負担の公平化とも言われます。  そんな中に、平成27年4月から介護保険が制度改正され、制度の見直しによる要支援1、2のサービス事業が段階的に市町村に移管されますが、町の取り組み状況についてお伺いいたします。  (1)点目として、多くの自治体が準備不足から二の足を踏んでいると聞きます。県内で本年4月より移行するのは、黒部市、入善町、朝日町の1市2町の新川地域介護保険組合のみとのことです。  本町としての実施予定はどうなるのか、お伺いいたします。  (2)点目として、予防訪問・通所介護サービスが段階的に移行されます。各自治体が基準や利用料を独自に決められ、また、移行後にサービスの担い手となるNPOやボランティア団体の参入も可能であるが、確保に大変困難と聞きます。  町としても、住民に周知徹底しないと混乱が起きないか、お伺いいたします。  次に(3)点目として、移行によって新たな負担が生じないかということです。また、現在の介護保険サービスより利用料が安くなる見込みとも聞きますが、選択の幅も広がりますが、質の低下が心配されます。  町としての考えをお伺いいたします。  (4)点目として、市町村格差が懸念される中、単純には比較できませんが、中新川広域行政事務組合が示した65歳以上の高齢者の平均介護保険料は、8%引き上げの5,836円、県内6市3組合の平均月額保険料が5,975円と示されました。  保険料とサービスは、県下の市町村と比べるとどうなのでしょうか、お伺いいたします。  (5)点目として、特別養護老人ホームの入所基準を、現在の基準では入居者の介護度は要介護1から5でしたが、本年4月から原則要介護3以上に限定し、入所利用者負担率も一部2割に引き上げを示されました。  今後の介護のあり方を大きく変えるもので、入所待機者が一時的には減になるかもしれませんが、今後の見通し計画はどうなるのか、お伺いいたします。  最後に、江崎交差点の安全対策についてお聞きいたします。  富山立山公園線は、立山インターから立山アルペンルートに通じる主要観光道路でもあり、春夏秋は特に大型観光バスの往来が激しく、江崎交差点は危険な通学路の交差点として危惧されています。  歩道整備やポールコーンの設置がなされていますが、そんな中に、心配されていた車両事故が発生いたしました。幸い子どもを巻き込んだ大きな事故には至らなかったのですが、子ども、高齢者の事故防止と安全確保のためにも、交差点を目立ちやすいカラー舗装にする考えをお伺いいたします。  これで私の質問を終わります。 18 ◯議長佐藤康弘君) 町長 舟橋貴之君。  〔町長 舟橋貴之君 登壇〕 19 ◯町長(舟橋貴之君) 村上議員ご質問の1点目、農業所得の安定・向上についての(1)番目の耕作放棄地環境保全についてお答えをします。  現在、農業振興地域内の農用地内には耕作放棄地は存在していないと認識しております。しかし、農業振興地域以外の農用地では、議員ご指摘のように、耕作放農地の相談や苦情も増えているところであります。  これらを未然に防ぐため、町農業委員会事務局では、農地利用相談会などの機会を設け、受け手農家のあっせんについて、地区農業委員やアルプス農協の営農指導員、さらに町農地総合窓口相談員が協力しながら、利用権の設定に努めておられます。  また、区画整備されていない未整備田の耕作放棄地については、復田が可能な場合は当該地区の農業委員が地権者に事情を聞き、その対策を講じているところであります。  平成26年度からは、農地中間管理機構が新設されておりますので、農地中間管理事業の活用を促すなど、人・農地プランに位置づけられている担い手の協力を得ながら、農地等の問題解決を図ってまいります。  (2)点目、米価下落についてお答えします。  後藤議員への答弁でもお答えしましたとおり、平成26年産米につきましては、農家に支払われる概算金が減少したことや、米の直接支払交付金の単価が半減したことから、米の作付面積の大きい農家ほど、その影響を受けていると承知しております。  議員ご質問の町全体での米価下落等による農家収入の減少額については、試算ではありますが、4億7,700万円の減額と見込んでおります。  一方、国制度による補填金は1億6,300万円と見込んでおり、その差額では3億1,400万円の減収と予想されます。  町としましては、生産コストの縮減を一層進めるため、機械の共同利用や資材の一括購入などが可能となる集落営農組織の育成や法人化を支援するとともに、主食用米以外では、飼料用米、大豆、大麦などの主穀作と園芸作物との複合経営を推進することで経営基盤の強化を図り、地域の営農を維持してまいります。  (3)点目、稲作の生産コスト削減についてお答えします。  国においては、平成27年1月9日の閣議決定により、平成26年度補正予算事業として、稲作農業の体質強化緊急対策事業を発表しました。  本事業につきましては、議員のご質問にあったとおり、昨年の米価の下落を受け、稲作農業の体質を強化するため、稲作農業者が行う生産コスト低減の取り組みについて支援する事業であります。  町では、速やかに関係機関との協力のもと事業説明会を開催し、周知に努めましたが、選択できるメニューが当地域においては既に実施済みのものがほとんどであったことから、取り組みに参加した農業者は少数となりました。  町では、味がよくて高品質な米づくりを目指し、生産者の励みとしていただくことを目的に、秋のたてやま特産まつりにおいて、米・食味鑑定コンテストを開催しております。  また、立山町の米を県やアルプス農業協同組合と連携し、PRに努め、売れる米づくりに努めてまいります。 20 ◯議長佐藤康弘君) 教育長 大岩久七君。  〔教育長 大岩久七君 登壇〕 21 ◯教育長大岩久七君) 村上議員ご質問の2番目、小学校立山登山にかかる補助金についてお答えいたします。  この補助金は、地鉄電車など公共交通機関の利用を推進するとともに、山小屋などでの宿泊学習を通して、雄大な自然体験を無理のない日程で安全に実施することを目的としており、補助対象として、宿泊を伴う立山登山及び黒部ダム見学に限定し、児童1人当たりそれぞれ1,000円を補助するものであります。  具体的には、1泊2日で立山登山と黒部ダム見学の両方を実施した場合には、児童1人当たり2,000円を、1泊2日で立山登山と黒部ダム見学のどちらか一方を実施した場合には、児童1人当たり1,000円を補助しております。  教育委員会としては、児童に立山の雄大さや黒部ダムの偉業を知ってもらうとともに、山小屋での宿泊により、星空観察や山小屋の方などからのお話など、子どもたちにとっては貴重な体験ができるものと考えています。  したがって、今のところ日帰りに対する補助は考えておりませんことを申し上げ、答弁といたします。 22 ◯議長佐藤康弘君) 健康福祉課長 村井俊雄君。  〔健康福祉課長 村井俊雄君 登壇〕 23 ◯健康福祉課長(村井俊雄君) 村上議員ご質問の3番目、介護保険制度の改正に伴う対応についての(1)点目、要支援1、2の介護サービス事業の市町村移管についての町としての予定はどうかについてお答えいたします。  さきのご質問にもお答えいたしましたが、中新川広域行政事務組合の事業計画といたしましては、平成29年4月からの実施を予定しております。それに向けて、27年度は介護サービス事業所や、その他関係機関との協議を十分に行ってまいりたいと考えております。  ご質問の(2)点目、要支援者の訪問介護・通所介護サービスが自治体独自で決定できる。また、NPO法人やボランティア団体も訪問・通所介護に参入可能となるが、確保が困難と聞く。町として、住民への周知徹底をどう図っていくかについてお答えいたします。  各サービスの基準、内容及び単価等につきましては、今後、中新川広域行政事務組合と構成町村で協議を行った上で、中新川広域行政事務組合において設定されることとなります。  多様な主体による訪問・通所介護については、実際に該当させることのできるサービスがあるか、参入予定があるかどうかから調査を始めなければならない状況であり、住民への周知徹底につきましても、中新川広域及びその他の構成町村とも十分に連絡調整しながら進めていきたいと考えております。  ご質問の(3)点目、移行による新たな負担が生じないか。また、料金が安くなる分、質の低下が懸念されないか。町としての考えはどうかについてお答えします。  現在も介護保険のサービス受給につきましては、1割及び食費等の自己負担があります。移行後も現在と同程度の負担が必要と考えております。  多様な主体による訪問・通所介護につきましては、参入がどの程度か、内容なども決まっておりませんので、料金についてもまだ検討はしておりません。  また、サービスの質に関することでありますが、現行の訪問・通所介護の移行分につきましては、これまでのサービス提供事業者が指定事業者となり、サービスを提供することになりますので、質の低下はないものと考えております。  続きまして、ご質問の(4)点目、中新川広域行政事務組合が示した保険料とサービスは、県下の市町村と比べてどうかについてお答えします。  今回、中新川広域行政事務組合が示した65歳以上の第1号被保険者の介護保険料は、月額基準額5,836円と県内9つある保険者の中では上から4番目と真ん中に位置しております。これは、第5期事業計画の基準額におきましても同じであります。  また、県平均保険料の月額基準額5,975円よりも低く、伸び率につきましても県平均を下回った設定となっており、要介護認定を受けていない住民の方にも納得していただける保険料だと思われます。  また、町内にはデイサービス事業所も多く、在宅サービスは比較的充実しているほうではないかと考えております。  ご質問の(5)点目、特別養護老人ホームの入所基準を要介護3以上に限定し、入所利用者負担率も一部2割に引き上げることに対して、今後の見通しはどうかについてお答えいたします。  特別養護老人ホームの入所基準を要介護3以上に限定することにより、入所申し込み者数は、一時的には減少すると思われます。  立山町におきましては、平成26年4月時点での待機者は74名で、そのうち要介護1及び2の方の割合が28.4%となっております。この要介護1、2の方が入所できなくなるわけですから、その分、入所待機者が減少することになると思います。  ただし、団塊の世代が高齢者になり、高齢化が一層進む中で、確実に要介護認定者は増加し、必然的に要介護3以上の方も増加すると考えられます。  そういった今後の状況を踏まえて、中新川広域行政事務組合の第6期介護保険事業計画では、平成27年度から平成29年度までの3カ年において、中新川郡管内で定期巡回・随時対応型訪問介護看護の施設が1カ所、認知症対応型共同生活介護、いわゆるグループホームが4カ所、小規模多機能型居宅介護が1カ所、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、いわゆる小規模特養が1カ所、合わせて7カ所の整備を計画しており、適切な施設サービスが確保できるよう配慮がされているところであります。  以上、答弁とさせていただきます。 24 ◯議長佐藤康弘君) 建設課長 酒井信久君。  〔建設課長 酒井信久君 登壇〕 25 ◯建設課長酒井信久君) 村上議員ご質問の4番目、江崎交差点のカラー舗装化についてお答えをいたします。  江崎交差点は、北陸自動車道立山インターチェンジから立山黒部アルペンルートを連絡する県道富山立山公園線と、県道日中五百石線の結節点であり、通学路としても利用される道路であります。  これまで歩行者への安全対策として、隅切り部において、ラバーポールの設置、カラー表示、境界ブロックの再設置などが県道を管理する立山土木事務所において進められてまいりました。  ご質問の交差点のカラー舗装について、立山土木事務所に聞きましたところ、当箇所のカラー舗装が交通事故防止に有効な対策であるかどうか、交通管理者と協議してまいりたいと聞いております。  町といたしましては、重要な観光道路である本交差点の安全対策を積極的に進めていただけるよう県に働きかけるとともに、昨年、町が設置いたしました通学路安全推進会議、これには立山土木事務所、また、上市警察署からもご参加をいただいておりますので、この中で関係者のご意見を伺ってまいりたいと考えております。 26 ◯議長佐藤康弘君) 以上で村上議員の質問を終わります。  以上で一般質問並びに質疑を終わります。  これをもって、町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終結いたします。         ─────────────────────────      議案の先議(議案第3号及び議案第11号から議案第14号まで) 27 ◯議長佐藤康弘君) 日程第2 お諮りいたします。この際、議案第3号及び議案第11号から議案第14号までの5件を先議したいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 28 ◯議長佐藤康弘君) ご異議なしと認めます。よって、以上5件を先議することに決定いたしました。            質                 疑 29 ◯議長佐藤康弘君) それでは、議案に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。  〔「なし」と呼ぶ者あり〕 30 ◯議長佐藤康弘君) 質疑なしと認めます。
               討   論   ・   採   決 31 ◯議長佐藤康弘君) これより討論に入るのでありますが、通告がありませんので採決いたします。  まず、議案第3号を採決いたします。  議案第3号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度立山町一般会計補        正予算)  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 32 ◯議長佐藤康弘君) 起立全員であります。よって、議案第3号は原案のとおり承認されました。  次に、議案第11号を採決いたします。  議案第11号 平成26年度立山町一般会計補正予算について  本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 33 ◯議長佐藤康弘君) 起立全員であります。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号から議案第14号を一括採決いたします。  議案第12号 平成26年度立山町国民健康保険事業特別会計補正予算について  議案第13号 平成26年度立山町後期高齢者医療事業特別会計補正予算について  議案第14号 平成26年度立山町地域開発事業特別会計補正予算について  以上の案件は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 34 ◯議長佐藤康弘君) 起立全員であります。よって、以上の案件は原案のとおり可決されました。         ─────────────────────────            議 案 の 委 員 会 付 託 35 ◯議長佐藤康弘君) 日程第3 ただいま議題となっております議案第4号から議案第10号まで及び議案第15号から議案第24号までは、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託したいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長佐藤康弘君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。         ─────────────────────────            請 願 ・ 陳 情 書 に つ い て 37 ◯議長佐藤康弘君) 次に、日程第4 請願・陳情書についてを議題といたします。  今期定例会において審査する請願・陳情書は、お手元に配付の請願・陳情文書表のとおりであり、所管の常任委員会に付託しますのでご報告いたします。  これをもって、本日の日程は全て終了いたしました。         ─────────────────────────            次  会  日  程  の  報  告 38 ◯議長佐藤康弘君) 次に、次会の日程を申し上げます。  明3月13日午前9時より総務教育常任委員会、17日午前9時より産業厚生常任委員会、18日午後1時30分より本会議を再開いたします。  なお、討論の通告は17日午後5時までであります。         ─────────────────────────            散   会   の   宣   告 39 ◯議長佐藤康弘君) 本日はこれをもって散会いたします。  ご苦労さまでした。   午前10時56分 散会 Copyright (C) Tateyama Town, All Rights Reserved....