歳出では、
支出済額5億1,938万5,370円で、執行率は99.4%であり、そのうち後期高齢者医療広域連合納付金が5億1,726万2,154円で、
支出済額の99.6%であります。
次に、
老人保健医療事業特別会計について申し上げます。
予算額760万6,000円に対し、
歳入決算額760万4,648円、
歳出決算額98万5,755円で、差し引き661万8,893円は事業終了に伴い、平成23年度
一般会計の繰越金として受け入れられることになります。
歳入では、
調定額、
収入済額ともに760万4,648円、収入率100%で、
収入済額の主なものは、繰越金760万4,411円、99.99%であります。
歳出は、
支出済額98万5,755円で、執行率は13.0%。医療諸費77万9,955円、老人保健交付金精算返還金42万5,862円が主なものであります。
次に、
墓地公園事業特別会計について申し上げます。
歳入決算額760万7,915円に対し、
歳出決算額733万9,064円で、差し引き26万8,851円が翌年度へ繰り越されました。
歳入では、
調定額、
収入済額とも760万7,915円で、主なものは、墳墓区画7区画の墓地永代使用料283万円、墓地公園管理費
負担金215万1,000円、墓地公園事業基金からの繰入金209万2,000円等であります。
歳出では、
支出済額733万9,064円、執行率78.8%で、墓地
使用料等の積立金454万6,000円、管理業務・除排雪業務委託で168万3,174円及び水路修繕工事38万3,250円、管理費
負担金返還金6,000円、永代使用料還付金10万円が主なものであります。
22年度末現在で区画造成済の墓地は794区画で、墓地使用許可区画数は22年度中の許可7区画を含め合計725区画であります。
地域開発事業特別会計については、
歳入歳出予算額10万円に対して、
歳入歳出ともに執行はありませんでした。
次に、
農業集落排水事業特別会計について申し上げます。
歳入決算額4億6,707万9,890円に対し、
歳出決算額4億6,521万3,931円で、差し引き186万5,959円が翌年度へ繰り越されました。
歳入では、
予算額4億6,685万3,000円に対し、
調定額4億6,730万8,481円、
収入済額4億6,707万9,890円で、主なものは、農業集落排水事業債1億7,420万円、排水施設使用料1,972万6,087円、
県支出金1億4,173万5,000円、
一般会計繰入額7,601万6,000円、
財政調整基金繰入金1,714万9,677円、繰越金877万8,014円等であります。
歳出は、
支出済額4億6,521万3,931円で、主なものは、日中・福田地区浄化センター関連工事2億1,114万8,400円、舗装復旧工事8,222万2,350円、管路布設工事804万8,250円、中継ポンプ施設設置工事2,054万8,500円、公債費9,515万7,562円等であります。
次に、立山町
基金運用状況について申し上げます。
一般会計では立山町営住宅基金ほか14基金と、
特別会計では立山町墓地公園事業基金ほか2基金について審査しましたが、各基金の運用状況報告書の計数は正確であり、事務の執行は適正であると認められました。
続きまして、立山町
水道事業会計決算について申し上げます。
審査に付された決算書類が、水道事業の財政状態及び経営成績を適正に表示しているかどうか、また、本事業の経営内容を把握するため、係数の分析を行い経済性の発揮及び公共の福祉を増進するよう運営されているかどうかを主眼として審査いたしました。
審査に付された決算諸表は、水道事業の財政状態及び経営成績を適正に表示しているものと認められました。
経営成績について見ますと、収益的収支において総収益4億5,674万5,100円、総費用4億3,872万8,473円となり、差し引き当年度純利益として1,801万6,627円が計上されています。また、資本的収支においては、収入額1億3,053万9,200円に対し、支出額3億3,868万8,891円で、差し引き2億814万9,691円の不足となり、この財源として、過年度損益勘定留保資金1億9,655万1,111円並びに当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,159万8,580円で補てんされております。
水道事業の基本であります給水状況及び有収率については、表2、表3にあらわしておりますが、上水道における本年度給水戸数は8,347戸で、前年度に比べると44戸増加しており、総配水量は286万7,196立米と、前年度より7万9,232立米増加しています。簡易水道における給水戸数は257戸で、前年度に比べると5戸減少していますが、総配水量は11万1,529立米と1,747立米増加しています。
上水道は有効率、有収率が前年度より若干下がり、簡易水道は若干上がっております。有効率、有収率の改善の余地はあると認められます。
収益力の推移を見るため、表4、5、6にそれぞれ内容を記載しております。
収益について見ますと、総収益は
予算額4億7,280万円に対し、収入
決算額4億7,598万6,460円となり、前年度収入
決算額に対し11.55%の減少となりました。
収入の大きな割合を占めるのは給水収益で3億8,403万7,288円、構成比では84.08%で、前年度
決算額に対し2.33%の増加となりました。
総収益のうち受託工事収益は6,623万2,970円で、構成比では14.50%となり、前年度
決算額に対し51.34%の減少となりました。
次、費用について見ますと、支出総
予算額4億7,280万円に対し、支出額4億4,808万4,824円で、前年度に比べ13.3%減少しています。主なものは、受託工事費7,131万8,167円、減価償却費・資産減耗費1億7,660万8,306円、人件費6,909万403円、動力費・薬品費・材料費・修繕費3,614万5,899円、支払利息4,485万959円等であります。
前年度に比べますと、受託工事費で7,143万4,995円の大幅な減少、減価償却費で386万3,310円増加、人件費で223万4,250円減少、支払利息で21万1,401円増加しております。
事業費用は前年度より7,403万2,644円減少し、受託工事費を除いた事業費合計は3億6,741万306円で、前年度より259万7,649円減少しました。
水道事業として、コストの低減を図るため、今後とも引き続き経営の合理化に努められたいと思います。
財政状態、建設改良工事事業及び経営成績については、8ページの7、8、9の表にあらわしております。
以上、審査を通じて種々述べてまいりましたが、最後に若干意見を申し上げますと、水源池、配水池及び上水道管理センター等水道施設については、町民の衛生管理の面からも引き続き一般保守管理及び環境整備に留意されたいこと。安定的供給のためにも老朽化施設・設備等、特に老朽化した配水池及び管の布設がえ等の改良工事は、地震・災害等を考慮し、年次計画のもと、引き続き積極的に推進を図られたいこと。長期的に経営の安定を図るためにも、また事故対策の上からも、専門技術職員の養成に今後も努められたいこと。上水道の有効率、有収率は表3で示すとおりでありますが、平成21年度の富山県内の平均有収率は88.6%であり、さらに一層有収率の改善に努め、収益の向上を図られたいこと。上水道と簡易水道で異なっている供給単価の一元化について、簡易水道の経営改善も含め早急に検討されたいこと。水道事業として、収益の増加を図る一方、コストの低減を図るため、今後とも引き続き経営の合理化に努められたいことなどについて改善を図られたいと思います。
以上、
決算審査意見書の要点について申し上げましたけれども、詳細については意見書をご高覧いただければ幸いに存じます。
終わりに、
決算審査の期間中にご協力いただきました町当局に対しまして、この席をかりてお礼を申し上げます。
以上で私の報告を終わります。
17
◯議長(
窪田一誠君)
監査委員の
決算審査報告が終わりました。
これをもって、本日の日程はすべて終了いたしました。
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次 会 日 程 の 報 告
18
◯議長(
窪田一誠君) 次会の日程を申し上げます。
次会の本会議は、9月13日午前10時より再開し、一般質問、質疑を行います。
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散 会 の 宣 告
19
◯議長(
窪田一誠君) 本日はこれをもって散会いたします。
午前10時58分 散会
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