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  1. 立山町議会 2011-09-01
    平成23年9月定例会 (第1号) 本文


    取得元: 立山町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-17
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時00分 開会            開 会 及 び 開 議 の 宣 告 ◯議長窪田一誠君) ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達しておりますので、これより平成23年9月立山町議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。         ─────────────────────────            諸       報       告 2 ◯議長窪田一誠君) 地方自治法第121条の規定により、議場に出席を求めました者の職・氏名並びに事務局職員の氏名は、お手元に配付いたしております一覧表のとおりでありますので、ご了承願います。         ─────────────────────────            議 事 日 程 の 報 告 3 ◯議長窪田一誠君) 次に、本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  議事の運営につきましては、格段のご協力をお願いいたします。         ─────────────────────────            会 議 録 署 名 議 員 の 指 名 4 ◯議長窪田一誠君) これより、日程第1 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第119条の規定により、3番 佐藤康弘君、12番 米田俊信君を指名いたします。         ─────────────────────────            会   期   の   決   定 5 ◯議長窪田一誠君) 次に、日程第2 会期の決定についての件を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は、去る7月28日開会の議会運営委員会において決定されました本日から9月21日までの16日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 6 ◯議長窪田一誠君) ご異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月21日までの16日間と決定いたしました。         ─────────────────────────            追   悼   の   辞 7 ◯議長窪田一誠君) ここで、故村井隆夫議員に対する追悼を行います。  村井隆夫議員は、去る8月6日逝去されました。まことに痛惜のきわみであり、哀悼の念にたえません。  同議員のご冥福を祈り、黙祷をささげたいと思いますので、全員、ご起立願います。  黙祷を始めます。  〔黙 祷〕 8 ◯議長窪田一誠君) 黙祷を終わります。ご着席願います。  議員を代表して、高嶋清光君より、弔意をあらわすための発言を求められておりますので、これを許可いたします。  14番 高嶋清光君。  〔14番 高嶋清光君 登壇〕 9 ◯14番(高嶋清光君) おはようございます。  ここに私は、皆様のお許しをいただき、去る8月6日に逝去されました故村井隆夫議員に対し、立山町議会を代表いたしまして、謹んで追悼の言葉を申し述べさせていただきます。  村井隆夫議員の思いがけない逝去の知らせに接し、大変な驚きと悲しみを感じたのは私だけではないと思います。今この議場に立って、論議を交わし合ったありし日の村井議員の姿を思い浮かべ、感無量のものがあります。  思い浮かべるのは、平成6年に初当選以来、連続5期17年間、あなたの活躍はまことに顕著なものがありました。平成12年には監査委員として、同19年には議長としてその手腕を発揮されました。そのほかにも、各常任委員会委員長特別委員会委員長など数多くの要職につかれ、ご活躍をいただいたところであります。  また長年、立山中央小学校ブラスバンド部の指導をされ、全国大会まで導かれたことはだれもがよく知る大変有名な話であります。また、芸術・文化に力を入れられ、町芸術文化協会の会長など数多くの会長職を務められ、熱心に取り組んでこられました。あなたは、まさに真の議会人でありました。  あなたのお顔がもう二度と見られないと思うと、悲しさで胸がいっぱいであります。  私たちは、町政発展のためにご尽力されましたあなたの遺志を継承し、町民だれもが安心して暮らせる生活環境づくりに今後も全力を尽くす所存であります。  思いつづれば限りがありませんが、今は亡き故村井隆夫議員のご冥福と、ご家族、ご親戚の皆様の前途に限りないご加護を賜りますよう心からお祈りし、追悼の言葉といたします。  平成23年9月6日                         立山町議会議員  高 嶋 清 光 10 ◯議長窪田一誠君) 以上で、故村井隆夫議員に対する追悼を終わります。         ─────────────────────────     議案第51号から議案第60号まで及び報告第7号から報告第8号まで 11 ◯議長窪田一誠君) これより、日程第3 議案第51号 平成23年度立山町一般会計補正予算についてから議案第60号 専決処分の承認を求めることについて(災害対応特殊救急自動車高度救命処置用資機材の取得)まで及び報告第7号 平成22年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率についてから報告第8号 平成22年度立山町農業集落排水事業特別会計継続費精算報告書についてまで、以上12件を一括議題といたします。            提 案 理 由 の 説 明 12 ◯議長窪田一誠君) 町長より提案理由の説明を求めます。  町長 舟橋貴之君。  〔町長 舟橋貴之君 登壇〕 13 ◯町長(舟橋貴之君) 本日、ここに平成23年9月立山町議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には、ご多用の折にもかかわらずご出席を賜り、審議していただきますことに深く感謝を申し上げます。  今ほど、高嶋清光議員のほうから村井隆夫議員に対する追悼の言葉がございました。私もこうして壇上に立つと、村井隆夫議員の議席に花が添えられ、一抹の寂しさを感じたところでございます。まだ任期も2年以上あったわけでありますから、地域に対して、町に対して、そして長い間務めておられました芸術・文化活動に対する思い、それぞれやり残したことがあっただろうと思います。  ここに同席している議員の方々、町当局の我々も、そうした思いを一つ一つ感じ取って、一歩でもその遺志に報いられるように全力を傾けてまいりたいと、そう決意を新たにしたところであります。  さて、そうは言いながらも、国政は動いております。さきの民主党菅代表後継代表を決める代表選挙が行われた結果、野田佳彦新代表が選ばれ、8月30日の国会の首班指名選挙により新たに野田首相が誕生したところであります。  2年前の民主党政権発足後、3人目の首相となりました。現在、我が国では、東日本大震災の復旧・復興、原子力発電所事故の処理が急がれ、また円高や電力不足などによる景気・雇用への影響、そして医療費だけでも毎年1兆円を超えて増え続ける社会保障費とその負担のあり方など、問題が山積しております。しかし、民主党のマニフェストの矛盾や与野党衆参ねじれ国会の中において、前途多難な状況に変わりはありません。できれば、第3次補正など東日本大震災関連の予算が成立すれば、速やかに解散総選挙されることを望むものでありますが、民主党代表選挙における野田氏の演説を聞く限り、当面、選挙はないのだろうと思われます。そうであるならば、党利党略ではなく、日本の将来を見据えた真摯な議論が国権の最高機関たる国会で行われることを願っているところであります。  さて、消防の広域化につきまして、マスコミ報道などでご承知のとおり、現在、富山市を除く県東部地域では、魚津、滑川、上市、舟橋の4市町村による広域化に向けた取り組みが進められ、また新川地域では、黒部、入善、朝日の3市町による広域化の話が進んでいるようであります。  立山町としては、再三申し上げてきておりますとおり、医療圏などが異なる広域化は、運営上の課題が多いため、当面、単独消防を維持することとし、常願寺川を挟んで隣接している富山市と今まで以上に連携協力していくことが重要と考え、町広報紙などでもお知らせいたしましたとおり、7月28日に富山市と消防・救急に関する相互応援協定を新たに締結したところであります。今後、消防・救急無線デジタル化に向けた準備を含め、このことが住民の安心・安全の強化につながればと期待しているところであります。  話は変わりますが、先月の8月27日に、立山町男女共同参画推進員連絡協議会主催による「男女共同参画推進のつどい」が五百石公民館で開催されました。委員の皆様のわかりやすく楽しい朗読劇の後、現在は東京大学大学院教授石井県知事の奥様でもある数学者石井志保子さんの「男女ともに輝いて生きる」と題した講演がありました。  その中で、日本は数学者に占める女性の割合が他の国と比べ低い状況であることを引き合いに、女性が数学に向かないのではなく、日本の家庭や社会環境が影響していることが考えられる。これからは、自分自身も女性の手本となるように努め、性別などにかかわりなく、人間として互いにその能力を認め、尊敬し合い、助け合う社会が大切だとの話がございました。これからの日本は、世界でも類を見ない勢いで少子高齢化人口減少期に突入しますが、日本経済成長のエンジンとなるのが女性の就労率の向上と経営への参画であります。女性の高いポテンシャルをいかに引き出すかが重要であるものと改めて認識したところであります。  それでは、本定例会に提案いたしました案件につきましてご説明申し上げます。  本日提案いたしました案件は、補正予算に関するもの5件、条例の改正に関するもの2件、決算の認定に関するもの2件、専決処分の承認に関するもの1件、合わせて10件の議案と2件の報告であります。  議案第51号 平成23年度立山町一般会計補正予算につきましては、歳入歳出それぞれ2億5,231万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を119億6,524万3,000円といたしております。  まず、歳出の主なものといたしましては、地域住民が利用する小型除雪機防災用備品の整備を進める地域支え合い体制づくり事業、県と連携し仮設農道を整備する広域連携型中山間地域総合整備事業、低温により被災した道路を補修する土木災害復旧事業などを新たに計上いたしております。また、道路維持補修事業中学校管理事業及び山林境界の明確化を進める林業振興対策事業などを増額しております。さらに、都市計画総務事業観光対策事業及び工場誘致対策事業を増額するとともに、4月定期人事異動に伴い給与費を調整しております。なお、前年度からの繰越金が確定しましたので、その一部を財政調整基金に積み立てしております。  歳入につきましては、コミュニティ助成事業助成金、地域支え合い体制づくり事業補助金などを新たに追加し、安心こども基金事業補助金放課後児童対策事業補助金森林整備林業再生事業補助金などを増額しております。  また、国の額の決定に伴い、普通交付税及び地方特例交付金を減額いたしております。  なお、債務負担行為につきましては1件を計上し、また地方債補正につきましては2件の追加と1件の変更を行うものであります。  議案第52号 平成23年度立山町国民健康保険事業特別会計補正予算につきましては、歳入歳出それぞれ9,701万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を25億2,661万7,000円といたしております。  歳出の主なものといたしましては、国民健康保険税還付金、前年度国保療養給付費等負担金等超過交付額返還金及び保健指導負担金返還金などを追加しております。  歳入につきましては、老人保健医療費還付金の追加と前年度からの繰越金を計上し、予備費で調整しております。  議案第53号 平成23年度立山町後期高齢者医療事業特別会計補正予算につきましては、前年度からの繰越金の確定に伴い、歳入歳出それぞれ162万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を5億4,042万1,000円といたしております。  議案第54号 平成23年度立山町墓地公園事業特別会計補正予算につきましては、前年度からの繰越金の確定に伴い、歳入歳出それぞれ26万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を916万7,000円といたしております。  議案第55号 平成23年度立山町農業集落排水事業特別会計補正予算につきましては、前年度からの繰越金及び受益者分担金の確定と浄化センター修繕料などの増額に伴い、歳入歳出それぞれ1,263万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を1億5,743万9,000円といたしております。なお、受益者分担金財政調整基金に積み立てしております。  議案第56号 立山町税条例等の一部改正につきましては、地方税法等の一部改正に伴うものであり、東日本大震災の被災者の負担軽減を図るもの及び寄附金税額控除の見直し、不申告に対する過料の増額などが主な改正点であります。  議案第57号 立山町災害弔慰金支給等に関する条例の一部改正につきましては、災害弔慰金支給等に関する法律の一部改正に伴い、災害弔慰金支給対象となる遺族の範囲に亡くなられた方の兄弟姉妹を加えるものであります。  議案第58号 平成22年度立山町一般会計ほか6件の特別会計決算認定につきましては、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付して認定に付するものであります。  議案第59号 平成22年度立山町水道事業会計決算認定につきましては、地方公営企業法第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付して認定に付するものであります。  議案第60号 専決第9号 災害対応特殊救急自動車高度救命処置用資機材の取得につきましては、7月27日に契約金額2,596万7,497円で富山市の富山トヨタ自動車株式会社取締役社長 品川祐一郎と仮契約を結んだ後、東日本大震災の影響により、今年度内に納入のためには早急に本契約する必要があったため、7月28日に専決処分により本契約を締結したものであります。  続きまして、報告案件についてであります。  報告第7号 平成22年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見を付して報告するものであります。  報告第8号につきましては、平成21年度と22年度の継続事業でありました立山町農業集落排水事業特別会計日中・福田地区汚水処理施設建設事業が終了いたしましたので、地方自治法施行令第145条第2項の規定により報告するものであります。  以上提案いたしました案件につきまして、何とぞ慎重にご審議の上、適正な議決をいただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 14 ◯議長窪田一誠君) 町長の提案理由の説明が終わりました。         ─────────────────────────            監査委員決算審査報告 15 ◯議長窪田一誠君) 次に、議案第58号 平成22年度立山町一般会計、以下「平成22年度立山町」を省略いたします。国民健康保険事業特別会計後期高齢者医療事業特別会計老人保健医療事業特別会計墓地公園事業特別会計地域開発事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計決算認定について、議案第59号 平成22年度立山町水道事業会計決算認定について、監査委員 坂下昭英君より決算審査報告を求めます。  監査委員 坂下昭英君。  〔監査委員 坂下昭英君 登壇〕 16 ◯監査委員坂下昭英君) おはようございます。  ご指名がありましたので、私から、地方自治法の定めるところにより、平成22年度立山町一般会計、立山町国民健康保険事業特別会計ほか各事業特別会計及び立山町基金運用状況並びに地方公営企業法に基づいて立山町水道事業会計決算審査を終えましたので、皆様のお手元に配付してあります決算審査意見書に沿いまして、その要点を申し上げます。  審査は議会選出伊東委員とともに実施し、要領としましては、各決算書をはじめ予算書に基づいて各課の予算の執行状況をあわせて審査いたしました。  それでは、まず一般会計について申し上げます。  一般会計決算額は、歳入決算額133億8,177万6,301円で、前年度に比べ14億826万653円の増加、歳出決算額124億7,403万8,836円で、前年度に比べ11億3,486万2,035円増加しております。  また、地方債の年度末残高は118億6,665万3,000円で、前年度に比べ6.8%増加しております。  債務負担行為残高は6億380万3,000円で、前年度に比べ17.7%減少していますが、一般財源も大きな伸びが期待できない現状から、引き続き事業費並びに起債等の抑制に配慮されたいと思います。  財政収支の状況は、歳入歳出差し引き9億773万7,465円の剰余金が生じております。そのうち翌年度に繰り越すべき財源は6億5,037万8,000円で、これを差し引いた実質収支残高は2億5,735万9,465円であります。なお、この実質収支残高から前年度実質収支残高の3億2,110万5,847円を差し引いた単年度収支はマイナス6,374万6,382円で、これに財政調整基金積立金3,110万2,715円を加え、基金取り崩し額1億9,000万円を除いた実質単年度収支は、最終的に2億2,264万3,667円の赤字でありました。  次に、財政運営の状況について、歳入から順次見てみますと、税外収入の財源には特に問題はありませんが、一部収入未済額があります。また、町の主要な財源でもある税収入については、滞納整理に留意し徴収率の向上に努力されましたが、収納率96.3%で前年度より0.6ポイント下がっております。歳出については、的確な財政計画のもと予算が編成され、効率性を十分考慮しつつ執行されております。  歳出の性質別決算状況を表4に記載しております。  次に、一般財源の状況について見ますと、税等の実質的な一般財源は87億8,026万8,000円で、前年度に比べ1億4,688万円増加しました。一般財源充当率は、前年度に比べ、義務的経費が0.6ポイント、投資的経費が0.8ポイント減少しております。  以上、歳入歳出とも、帳簿及び証書類と照合して慎重審査を行いましたが、その結果、計数的には正確であることを認め、また経理は適正に処理されていると認めました。  各論として、以下、歳入から順次検討した結果を申し上げます。  一般会計歳入決算は、予算総額149億6,101万9,000円に対し、収入済額133億8,177万6,301円で、執行率は89.4%。これを調定額150億4,920万8,660円と比較すれば、収入率は88.9%であります。  町税について見ますと、予算額29億8,022万円に対し調定額31億96万5,714円で、収入済額29億8,605万7,954円、不納欠損額931万1,424円、収入未済額1億559万6,336円で、収納率は96.3%、前年度より0.6ポイント減少しました。  町税の収納率の推移は表7、収納状況は表8のとおりであります。  不納欠損処分をしたのは、町民税103件173万4,524円、固定資産税266件751万5,700円、軽自動車税11件6万1,200円で、昨年に比べて金額は増加しております。今後も一層滞納整理に努めるとともに、差し押さえ等、適期適切に事務処理を進められたいと思います。  その他の収入である地方譲与税から町債までの執行状況は、表9のとおりであります。  国庫支出金県支出金及び町債の収入未済額繰越事業等に係るものであります。分担金及び負担金は、調定額2億4,483万1,345円に対し、収入済額2億4,286万4,869円、不納欠損額5万6,800円で、190万9,676円が収入未済で、全額、保育所入所児童負担金の未納金であります。今後も一層整理に努められたいと思います。  使用料、手数料は、調定額1億3,400万4,170円に対し、収入済額1億3,020万7,630円、不納欠損額16万3,200円で363万3,340円の収入未済額があります。これは町営住宅家賃の未納金で、中には相当長期間の未納者がおられますので、保証人と連携しながら、今後もなお一層整理に努められたいと思います。  次に、歳出について申し上げます。  一般会計歳出決算は、予算総額149億6,101万9,000円、支出済額124億7,403万8,836円で、予算額に対する執行率は83.4%。不用額は2億9,070万164円で、おのおの経費の節約や事業の効率的な執行によるものであります。  なお、繰越明許費は合計で21億9,628万円であります。  一般会計決算の全般を通じて種々述べてまいりましたが、さらに次の点を指摘し、意見を述べますと、公金及び町有地や車輌等財産の管理を徹底されたいこと。町税、負担金使用料等は、債権発生時に適時適切な賦課・請求を行い、収入未済額の整理に一層努められたいこと。補助金、委託料の交付に当たっては、その内容・効果を十分調査し、廃止・中止縮減等をさらに検討されたいこと。請負工事及び物品購入等の発注に際しては、談合等の疑惑が生じないよう十分留意し、指導されたいこと。23年度に繰り越される額が予算現額の14.7%という高い割合になっていることから、事業を円滑に執行するよう留意されたい。以上について改善を図られたいと思います。  次に、国民健康保険事業特別会計について申し上げます。  国民健康保険事業特別会計予算額24億4,217万6,000円に対し、歳入決算額24億6,713万4,910円、歳出決算額23億5,176万9,182円で、差し引き1億1,536万5,728円が翌年度へ繰り越されました。22年度末被保険者は6,348人で、その保険給付費は16億9,398万6,040円で、歳出決算額の72.0%であります。  歳入の構成比では、国保税が20.0%、国庫支出金が22.5%、療養給付費交付金が7.0%、前期高齢者交付金が24.9%等で、合計24億6,713万4,910円となっております。国保税は調定額5億4,913万6,067円に対し、収入済額4億9,236万4,143円、収納率は89.7%となっています。不納欠損処分をしたものは233件526万4,989円でありました。収入未済額は5,150万6,935円あり、今後も適期適切に一層徴収に努められたいと思います。  歳出では、支出済額23億5,176万9,182円で、予算額に対して執行率は96.3%で、そのうち保険給付費が予算額17億5,506万3,000円に対して、支出済額16億9,398万6,040円で6,107万6,960円の不用額となっています。また、被保険者1人当たりの保険給付費は26万6,853円となりました。  次に、後期高齢者医療事業特別会計について申し上げます。  予算額5億2,260万9,000円に対し、歳入決算額5億2,100万7,947円、歳出決算額5億1,938万5,370円で、差し引き162万2,577円が翌年度へ繰り越されました。  歳入では、調定額が5億2,170万4,647円、収入済額が5億2,100万7,947円で、収入未済額が69万6,700円で、収入率99.7%であります。収入済額の構成比は、保険料35.9%、一般会計繰入金63.7%、その他0.4%であります。
     歳出では、支出済額5億1,938万5,370円で、執行率は99.4%であり、そのうち後期高齢者医療広域連合納付金が5億1,726万2,154円で、支出済額の99.6%であります。  次に、老人保健医療事業特別会計について申し上げます。  予算額760万6,000円に対し、歳入決算額760万4,648円、歳出決算額98万5,755円で、差し引き661万8,893円は事業終了に伴い、平成23年度一般会計の繰越金として受け入れられることになります。  歳入では、調定額収入済額ともに760万4,648円、収入率100%で、収入済額の主なものは、繰越金760万4,411円、99.99%であります。  歳出は、支出済額98万5,755円で、執行率は13.0%。医療諸費77万9,955円、老人保健交付金精算返還金42万5,862円が主なものであります。  次に、墓地公園事業特別会計について申し上げます。  歳入決算額760万7,915円に対し、歳出決算額733万9,064円で、差し引き26万8,851円が翌年度へ繰り越されました。  歳入では、調定額収入済額とも760万7,915円で、主なものは、墳墓区画7区画の墓地永代使用料283万円、墓地公園管理費負担金215万1,000円、墓地公園事業基金からの繰入金209万2,000円等であります。  歳出では、支出済額733万9,064円、執行率78.8%で、墓地使用料等の積立金454万6,000円、管理業務・除排雪業務委託で168万3,174円及び水路修繕工事38万3,250円、管理費負担金返還金6,000円、永代使用料還付金10万円が主なものであります。  22年度末現在で区画造成済の墓地は794区画で、墓地使用許可区画数は22年度中の許可7区画を含め合計725区画であります。  地域開発事業特別会計については、歳入歳出予算額10万円に対して、歳入歳出ともに執行はありませんでした。  次に、農業集落排水事業特別会計について申し上げます。  歳入決算額4億6,707万9,890円に対し、歳出決算額4億6,521万3,931円で、差し引き186万5,959円が翌年度へ繰り越されました。  歳入では、予算額4億6,685万3,000円に対し、調定額4億6,730万8,481円、収入済額4億6,707万9,890円で、主なものは、農業集落排水事業債1億7,420万円、排水施設使用料1,972万6,087円、県支出金1億4,173万5,000円、一般会計繰入額7,601万6,000円、財政調整基金繰入金1,714万9,677円、繰越金877万8,014円等であります。  歳出は、支出済額4億6,521万3,931円で、主なものは、日中・福田地区浄化センター関連工事2億1,114万8,400円、舗装復旧工事8,222万2,350円、管路布設工事804万8,250円、中継ポンプ施設設置工事2,054万8,500円、公債費9,515万7,562円等であります。  次に、立山町基金運用状況について申し上げます。  一般会計では立山町営住宅基金ほか14基金と、特別会計では立山町墓地公園事業基金ほか2基金について審査しましたが、各基金の運用状況報告書の計数は正確であり、事務の執行は適正であると認められました。  続きまして、立山町水道事業会計決算について申し上げます。  審査に付された決算書類が、水道事業の財政状態及び経営成績を適正に表示しているかどうか、また、本事業の経営内容を把握するため、係数の分析を行い経済性の発揮及び公共の福祉を増進するよう運営されているかどうかを主眼として審査いたしました。  審査に付された決算諸表は、水道事業の財政状態及び経営成績を適正に表示しているものと認められました。  経営成績について見ますと、収益的収支において総収益4億5,674万5,100円、総費用4億3,872万8,473円となり、差し引き当年度純利益として1,801万6,627円が計上されています。また、資本的収支においては、収入額1億3,053万9,200円に対し、支出額3億3,868万8,891円で、差し引き2億814万9,691円の不足となり、この財源として、過年度損益勘定留保資金1億9,655万1,111円並びに当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,159万8,580円で補てんされております。  水道事業の基本であります給水状況及び有収率については、表2、表3にあらわしておりますが、上水道における本年度給水戸数は8,347戸で、前年度に比べると44戸増加しており、総配水量は286万7,196立米と、前年度より7万9,232立米増加しています。簡易水道における給水戸数は257戸で、前年度に比べると5戸減少していますが、総配水量は11万1,529立米と1,747立米増加しています。  上水道は有効率、有収率が前年度より若干下がり、簡易水道は若干上がっております。有効率、有収率の改善の余地はあると認められます。  収益力の推移を見るため、表4、5、6にそれぞれ内容を記載しております。  収益について見ますと、総収益は予算額4億7,280万円に対し、収入決算額4億7,598万6,460円となり、前年度収入決算額に対し11.55%の減少となりました。  収入の大きな割合を占めるのは給水収益で3億8,403万7,288円、構成比では84.08%で、前年度決算額に対し2.33%の増加となりました。  総収益のうち受託工事収益は6,623万2,970円で、構成比では14.50%となり、前年度決算額に対し51.34%の減少となりました。  次、費用について見ますと、支出総予算額4億7,280万円に対し、支出額4億4,808万4,824円で、前年度に比べ13.3%減少しています。主なものは、受託工事費7,131万8,167円、減価償却費・資産減耗費1億7,660万8,306円、人件費6,909万403円、動力費・薬品費・材料費・修繕費3,614万5,899円、支払利息4,485万959円等であります。  前年度に比べますと、受託工事費で7,143万4,995円の大幅な減少、減価償却費で386万3,310円増加、人件費で223万4,250円減少、支払利息で21万1,401円増加しております。  事業費用は前年度より7,403万2,644円減少し、受託工事費を除いた事業費合計は3億6,741万306円で、前年度より259万7,649円減少しました。  水道事業として、コストの低減を図るため、今後とも引き続き経営の合理化に努められたいと思います。  財政状態、建設改良工事事業及び経営成績については、8ページの7、8、9の表にあらわしております。  以上、審査を通じて種々述べてまいりましたが、最後に若干意見を申し上げますと、水源池、配水池及び上水道管理センター等水道施設については、町民の衛生管理の面からも引き続き一般保守管理及び環境整備に留意されたいこと。安定的供給のためにも老朽化施設・設備等、特に老朽化した配水池及び管の布設がえ等の改良工事は、地震・災害等を考慮し、年次計画のもと、引き続き積極的に推進を図られたいこと。長期的に経営の安定を図るためにも、また事故対策の上からも、専門技術職員の養成に今後も努められたいこと。上水道の有効率、有収率は表3で示すとおりでありますが、平成21年度の富山県内の平均有収率は88.6%であり、さらに一層有収率の改善に努め、収益の向上を図られたいこと。上水道と簡易水道で異なっている供給単価の一元化について、簡易水道の経営改善も含め早急に検討されたいこと。水道事業として、収益の増加を図る一方、コストの低減を図るため、今後とも引き続き経営の合理化に努められたいことなどについて改善を図られたいと思います。  以上、決算審査意見書の要点について申し上げましたけれども、詳細については意見書をご高覧いただければ幸いに存じます。  終わりに、決算審査の期間中にご協力いただきました町当局に対しまして、この席をかりてお礼を申し上げます。  以上で私の報告を終わります。 17 ◯議長窪田一誠君) 監査委員決算審査報告が終わりました。  これをもって、本日の日程はすべて終了いたしました。         ─────────────────────────            次 会 日 程 の 報 告 18 ◯議長窪田一誠君) 次会の日程を申し上げます。  次会の本会議は、9月13日午前10時より再開し、一般質問、質疑を行います。         ─────────────────────────            散  会  の  宣  告 19 ◯議長窪田一誠君) 本日はこれをもって散会いたします。   午前10時58分 散会 Copyright (C) Tateyama Town, All Rights Reserved....