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  1. 上市町議会 2022-09-01
    令和4年9月定例会(第2号) 本文


    取得元: 上市町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-12
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過        ◆◆◆ 開   議   の   宣   告 ◆◆◆ ◯議長(堀田喜久男君) ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。                               (午前10時00分)        ◆◆◆ 議  事  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 2 ◯議長(堀田喜久男君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  これより本日の日程に入ります。        ◆◆◆ 議案第50号から議案第69号まで ◆◆◆ 3 ◯議長(堀田喜久男君) 日程第1 町政一般に対する質問並びに議案第50号 専決処分の承認を求める件(令和4年度上市町一般会計補正予算(第2号))から議案第69号 令和3年度上市町病院事業会計決算認定の件までの22件を議題といたします。             一 般 質 問 及 び 質 疑 4 ◯議長(堀田喜久男君) これより町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。         ────────────────────────             ◇  寺  西  庄  司  君 5 ◯議長(堀田喜久男君) 8番 寺西庄司君。              〔8番 寺西庄司君 登壇〕
    6 ◯8番(寺西庄司君) おはようございます。トップバッターでございます。  ただいまより、通告に従いまして、一般質問をいたします。  今回は大別して4つの質問を予定しております。  1番目は、新町の防災空地の整備についてであります。  新町の交差点付近の狭隘道路の件で、本年3月議会におきましても、この場所の改善について質問させていただきました。当局としては、道路改良の必要性は十分に認識しているにもかかわらず、地元の利害関係者の方々に対する配慮や地元の支障物件の成り行きが確定できないなどの事情によって、適切な環境が整わない限り対応が行えないという答弁でありました。  しかし、上市町のために土地を寄附したいとの申出があったことから、今までとは状況が変わってしまっていると伺っております。  今後としては、早急な工事の実現にはハードルが高いとしても、将来よい方向に進めるための素地づくりの段階ではないかと期待されます。  そこで、2点についてお伺いいたします。  1点目、この寄附物件のいきさつと、今後の使用方法はどのようにお考えなのでしょうか。  2点目、この物件の整備などにかかる予算面に関して、どのようになるのでしょうか。  廣田財務課長にお伺いいたします。  2番目は、ゼロ円空き家についてであります。  この案件に関わる方々に対して、報道各社の取材要請が多いと聞いております。これだけ注目を浴びる目玉政策になれば、各自治体からの視察要請も多くなってくると予想されます。  この上市町ゼロ円空き家バンクでは契約のトラブルには関与しないとのことですが、いろんなご事情を抱えながらご利用にたどり着かれる方が大半であろうと予想されます。  このような山あり谷ありを克服しながら、個人情報の保護や法律問題や相続問題などに詳しい、頼もしい上市町のその担当官がいることで、事前にトラブルを回避してスムーズな譲渡が成就しているらしいとのことであります。  当局に対しては今後も強力に推進していただきたいと願うものでありまして、そこで2点についてお伺いいたします。  1点目、現在、物件を提供される方々と移住を希望される方々の引き合い状況はいかがでございましょうか。  2点目、今後ゼロ円空き家の物件数が拡大した場合はマッチングの業務に精通した担当官の増員が必要と思われますが、その辺りの意気込みはいかがなものでございましょうか。  玉井建設課長にお伺いいたします。  3番目は、校外クラブ活動の街灯整備についてであります。  この頃は「秋の日はつるべ落とし」と言われるように急速に日が暮れてまいります。クラブ活動などで、校外で練習させているような環境であれば、街灯の点検をしてほしいと要望したい。具体的に申し上げると、テニスの練習でスーパー農道付近を往復させるルートでです。途中、街灯がないところがあると感じております。  特に私が危惧するところは稗田橋の付近であります。この場所は見通しがよい道にもかかわらず、事故が目撃されることがあります。  子どもたちが帰るときは薄暮時で、とっても危険な時間帯に差しかかります。どうか照明の増設の検討を促すような働きかけをしていただきたい。  また、このほかにも校外にクラブ活動を行わせるルートがあるのであれば、照明が大丈夫かという点検項目でルート調査の基準に組み込んでいただきたい。  平井教育委員会事務局長にお伺いいたします。  最後の4番目は、公民館の床の改善についてであります。  町内各地区にある公民館は、町民の方々の様々な学習活動や地域活動、仲間づくりの場として広く利用されております。過日、長寿をお祝いする集まりがあって、高齢者の方々が久しぶりの邂逅で感涙されている場面に遭遇して感動いたしました。  思ったのは、公民館があってよかった。そして、公民館に集まりやすい、集まりたいと思ってもらえるようにするべきだと感じました。  以前から地域の方々より、公民館に座布団があっても、今では椅子を使うようになっておりまして、畳の床をフローリングクッション機能の床に変更して椅子が使えるようにしてほしいという意見がありました。さらに、使いやすくする目的で、床の構造においてはバリアフリーを推進してほしいという声も聞いておりました。  町内の各地区にあるほとんどの公民館では、畳の老朽化が進んでいるんではないでしょうか。この際、各公民館の集う場所に、使いやすくて段差のないフローリング整備を推進していただけないものでしょうか。  平井教育委員会事務局長にお伺いいたします。  以上であります。  ありがとうございます。 7 ◯議長(堀田喜久男君) 廣田財務課長。             〔財務課長 廣田高志君 登壇〕 8 ◯財務課長(廣田高志君) 新町の防災空地の整備についてお答えします。  まず、経緯につきましては、今年の2月に新町交差点横の建物の相続人から土地と建物を町に寄附したいとの相談があり、内部で検討した結果、寄附をお受けすることといたしました。この土地と建物につきましては、相続人が8名いらっしゃいましたので、町で相続の手続を支援させていただき、6月には相続人の代表から町への所有権の移転登記が完了しております。  議員ご承知のとおり、当該物件横の交差点につきましては、県道の道路改良の計画はあったものの、現時点では地元の利害関係者の合意形成が整っていないことなどから、当分の間は防災空地として整備することで、交差点付近の視界をできるだけ確保するとともに、火災など有事の際の一時避難場所として活用していただくことで、地域の方々の安全・安心に寄与したいと考えております。  次に、防災空地の整備に係る予算につきましては、本議会において、建物の解体撤去及び跡地整備として442万6,000円の補正予算をお願いしております。この財源としましては、今年度から国土交通省の社会資本整備総合交付金事業において、空き家の解体後に防災空地を整備した場合に、その整備費の4割を補助するメニューが新たに追加されましたので、この制度を活用して新町交差点付近の環境改善を図ることとしております。 9 ◯議長(堀田喜久男君) 玉井建設課長。             〔建設課長 玉井耕平君 登壇〕 10 ◯建設課長(玉井耕平君) それでは、まず、ゼロ円空き家の引き合い状況についてお答えします。  無償譲渡を条件に空き家の提供者と取得希望者を結びつけるゼロ円空き家バンク制度を4月から開始したところ、20件を超える多くの相談を受け、事前調査を経て、これまでにゼロ円空き家バンクに6件を登録しており、これに対する取得希望は42件ございました。取得希望の内訳は、県外から22件、町外から19件、町内は1件と、ほとんどが県外や町外からとなっており、これまでに県外からの1件を含む3件の契約が成立し、10名の移住・定住に結びついています。  無償の空き家を紹介し、空き家の提供者と取得者の双方に補助金を交付する制度は全国的にも珍しいとのことで、多くのテレビ局や新聞社等から取材を受けており、全国版のテレビニュースや新聞記事、ネットニュースなどに取り上げられたことにより、県外や町外からの問合せや取得希望が多くなっているものと推察しております。  次に、ゼロ円空き家の登録に際しては、空き家等提供者が土地及び建物の登記上の権利者本人であり、抵当権等その他の権利が設定されていないこと、また建物に大きな損傷や傾きがないことを要件としており、登録の希望があれば、町では、登記権利関係の調査や建物の外観調査による安全性の確認を行った上で、ゼロ円空き家として登録できるかどうかを個別に判断しております。  事前調査をクリアし、ゼロ円空き家として町のホームページに写真や間取りの情報を掲載しますと、これまでのケースでは、一、二週間程度の間に10件近い取得希望を受けており、町では、空き家提供者取得希望者の日程を調整した上で、数日間にわたって内覧会を開催し、その場には担当者も同席しているところです。  また、ゼロ円空き家取得の契約が成立した後においても、取得者が建物表題登記を行う際に、空き家提供者も把握していなかった土地が判明するなど、案件によっては想定外の事態が生じることもあり、課題解決に向け真摯に対応しております。  このほかにもゼロ円空き家制度に関する問合せやマスコミ対応など、担当職員の業務は多岐にわたっております。現在、管理建築班の職員2名で対応に当たっていますが、これまで長年にわたり建築行政に携わってきた経験と知識を基に、さらなる知見を加え、当町オリジナルの本制度をしっかりと軌道に乗せていけるよう鋭意取り組んでいく所存です。  以上です。 11 ◯議長(堀田喜久男君) 平井教育委員会事務局長。           〔教育委員会事務局長 平井清利君 登壇〕 12 ◯教育委員会事務局長(平井清利君) 初めに、校外クラブ活動時の街灯の整備に関するご質問にお答えいたします。  議員ご指摘の稗田橋近辺につきましては、これまでには通学路の安全点検などの際、危険箇所として地域や学校からの要望には上がってはおりませんでしたが、ご指摘の箇所も含め、今後、学校部活動の地域クラブへの移行に伴い、時間帯によっては練習場所との移動において危険と感じる場所は出てくるものと思われます。  クラブによって活動時間や練習場所までの移動方法も異なりますので、教育委員会としましては、今般設立しました上市町地域クラブ推進委員会においてクラブから実情を確認するとともに要望を聞き、安心・安全に活動ができるよう、街灯など必要と思われる整備について関係各所に要望していきたいと考えております。  次に、公民館の床の改善についてお答えいたします。  現在、町立の地区公民館において、敬老会などの行事で和室を使用している館は、相ノ木、南加積、柿沢、白萩西部の4館と聞いております。  いずれの和室もフロアとの間に段差があり、利用するには段差を乗り越える必要がありますが、公民館の利用者は高齢者の方も多く、また最近の生活様式の変化から、和室でも低座椅子を利用される方が目立つような状況となっております。  こうしたことから、議員ご指摘のとおり、公民館では利用しやすい環境づくりが重要になってきていると思われますが、フローリング工事まで実施するとなると、多額の経費が必要となります。  各地区のニーズをしっかりとお聞きした上で、どういった対応ができるか検討していきたいと考えております。 13 ◯議長(堀田喜久男君) 8番 寺西庄司君。 14 ◯8番(寺西庄司君) ご答弁、ありがとうございました。  まず、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、世間ではあらゆる場所、場面において3密を回避するということが求められることになりました。  この影響を大きく受けたのは、商店街や飲食店など、もともと人が密集することの多かった業態であります。消費者においても、これまでどおり飲食やショッピング、花火大会などを楽しみたいなという思いはありながら、感染への不安から活動は自粛されておるんです。店舗と消費者の双方から、人と安心できる距離を保ちながら、飲食やショッピングをというニーズは高まってきているんじゃないか。  こういうことを実現する方法として、ホコ天やテラスの席などでぶらりぶらりとできる、そういう形態が模索されているんじゃないか。  今回、上市でこの防災空地を商店街にというアイデアは、斬新ではないでしょうか。どのような活用方法があるのかちょっとまだ分からない点はありますが、地元の方にとって安心できる場所になればよいなということを期待いたします。  次、ゼロ円空き家につきましては、ゼロ円空き家第1号が成功して注目を浴びたことで、滑り出しが良好でよかったなという第一印象でございます。  後に続く案件も順調ということを、報告を受けましたので、順調に増加していくんだなということを思っております。  いろいろ制約に関しましては想定外のことに対応できなければいけないということは今課長もおっしゃっておられましたので、そういうことに機敏に対応できる担当官を増やしていけばいいのか、もっとスキルアップしていけばいいのか、その辺またよろしくお願いしたいと。何とぞよろしくお願いいたします。  次に、中学校のクラブ活動については、地域の方々と連携しながら新しい形を編み出していかなければいけないと思います。今ほど教育委員会事務局長がおっしゃった、上市町地域クラブ推進委員会が設立されておるようでございますが、ここの会におられる皆様におかれましても、生徒さんたちの安全・安心を考えていただきたいと思いますが、今回、この薄暮時の照明の件で地域の方々からご意見をいただいておりましたので、どうしてもということでございましたのでお願いさせていただきました。何とぞよろしくお願いしたいと思います。  最後に、この公民館の畳の間の件に関しましては、利用者からの要望で、座布団から、今ほどおっしゃいました座敷椅子という畳の間用の椅子に変更して使っていらっしゃっております。  そうすると畳が擦り切れて随分使いづらいというご意見を、通常の椅子に比べてあんまり使いよくないというご意見をいただいております。  畳からフローリングにぜひしていただきたいという意見をところどころで聞いておりますので、当局におかれましては、この際、バリアフリー化の推進も含めて検討していただけないかなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  今回、本当にありがとうございました。  終わります。         ────────────────────────             ◇  廣  田     透  君 15 ◯議長(堀田喜久男君) 2番 廣田 透君。              〔2番 廣田 透君 登壇〕 16 ◯2番(廣田 透君) それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。  私のほうからは、4点質問させていただきます。  1つ目は、現在発行されているプレミアム商品券について質問いたします。  剱岳プレミアム商品券は、プレミアム率が40%と県内でもトップクラスの還元率であり、初回発行は町内全世帯に人数分の引換券が配布されています。コロナ禍で停滞する消費行動を喚起する施策として、町民はもとより町内の事業者からも期待された施策ではないかと感じています。  そこで、質問ですが、第1次の発行を終え、発行率はどのくらいになったのでしょうか。また、第2次の発行では余剰分を町内及び町外にお住まいの方にも発行するとのことですが、どのような告知方法で町外にお知らせするのでしょうか。そして、現時点で町内での経済効果をどのように考えられるかお聞かせください。  続いて、事業後継者についてお尋ねいたします。  第8次総合計画の中に、地域おこし協力隊制度を活用した事業後継者づくりの支援がありますが、現在の利用状況と今後の展望をお伺いしたいと思います。  我が町も商店街の店主は高齢化し、後継者のいない店舗が多くを占めているのが現状です。そのような状況の中で、地域おこし協力隊制度を利用し、お互いがマッチングすれば研修期間は町の支援を受けつつ後継者としてのスキルを磨き、将来的に独立して事業後継者として事業を継続していける制度がありますが、現在その制度を利用される方がおられるか、また将来的なビジョンをお聞かせいただきたく思います。  以上2点を産業課長にお尋ねいたします。  続いての質問です。  上市町では9月4日まで、町出身のアニメ映画監督、細田守監督の作品である「おおかみこどもの雨と雪」の公開10周年記念イベントが開催されました。西田美術館をはじめ「花の家」には、町内外から多くの方が来場されたと聞いています。  町の活性化への効果はどう感じておられますでしょうか。  続きまして、「Deai Bar」について質問いたします。  以前より吉本興業とタイアップした「Deai Bar」で町内での出会いを促進させる事業を実施されていますが、その実施の効果と今後の展望をお聞かせください。  以上2点を企画課長にお尋ねいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 17 ◯議長(堀田喜久男君) 碓井企画課長。             〔企画課長 碓井秀樹君 登壇〕 18 ◯企画課長(碓井秀樹君) 映画「おおかみこどもの雨と雪」公開10周年記念イベントに関するご質問にお答えいたします。  同イベントで企画展を開催しました西田美術館には、7月23日から9月4日までの期間中に延べ4,237人の方々に来館いただきました。そして、同館の企画展での過去最高の入館者数となりました。特に最終日の9月4日には338人の方が来館され、こちらも同館の1日当たり入館者数の最高記録となっております。  映画の舞台モデルとなりました浅生地区の「花の家」にも期間中に5,004人の方が訪れましたが、8月の月間訪問者数が3,560人となり、映画が公開されました2012年7月から残るデータの中で、月間最高の訪問者数を記録しております。  また、「おおかみこどもの雨と雪」関連のグッズを販売した西田美術館では売り切れの品が続出しまして、町観光案内所でも通常に比べて売行きが好調だったと聞いております。町のお土産品を販売するつるぎの味蔵におきましても、マイカーで訪れるファミリー層が増加するなど、このイベントの効果が実感できたものと聞いております。
     さらに、イベント期間中に、おおかみこどもプロジェクト「ミライの種~つながる場 上市フェス~」上市暮らし体感インターンシップツアー恋活支援イベント、「かみいちDeai Bar」事業など、町外から人が集まる移住促進関連のイベントを集中して開催しましたことによりまして、夏休み期間中の本町への来訪者増につながり、地域での飲食や宿泊、特産品の販売等が促進され、地域の活性化が図られたものと受け止めております。  続きまして、「かみいちDeai Bar」事業の効果等に関するご質問にお答えいたします。  昨年度より開始しましたこの「かみいちDeai Bar」事業ですが、大手芸能プロダクション吉本興業株式会社に運営を委託しておりまして、昨年から現在まで計7回のイベントを実施しました。延べ参加者数は111人となっております。  この「かみいちDeai Bar」事業は、人と人とのフラットな出会いの場、魅力的なゲストや共通の趣味を持つ人との出会いの場、町の魅力的な場所との出会いの場という3つの場との出会いをコンセプトに行っておりまして、今年度の事業からは年齢の上限をなくし、既婚、未婚を問わず、出会いや交流の場となるよう門戸を広げております。  また、このイベントを通して上市町に来る人が町の魅力を感じることで、その人たちが関係人口となって、いずれ上市町に移住するきっかけとなるということも目的の一つとしております。  実際、参加者のほぼ半数が町外の方となっておりまして、イベント終了後のアンケート結果によりますと、イベントに対して高い評価をいただいておりまして、また次回も参加したいという前向きな意見が8割近くを占めておりまして、着実に参加者の皆さんが上市町の関係人口となっているものと実感しております。  今年度は残り4回のイベントが控えておりまして、若者に人気のゲストに来ていただく予定としております。  この「Deai Bar」事業が町の関係人口増に寄与しまして、将来的な移住促進につながっていくよう、精いっぱい取り組んでまいりたいと考えております。  以上です。 19 ◯議長(堀田喜久男君) 酒井産業課長。             〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 20 ◯産業課長(酒井紀明君) 初めに、プレミアム商品券に関するご質問にお答えいたします。  本年度のプレミアム商品券事業は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた町内の店舗での消費喚起を第1の目的に、上市町商工会が事業主体となって実施しております。  県内でも最高水準のプレミアム率40%とし、1冊当たりの販売金額をお買い求めしやすい5,000円に設定した上で、町内登録店の全店舗で利用できる共通券5,000円と小規模店舗のみ利用可能な専用券2,000円の7,000円分利用できることとしております。  第1弾の販売では、7月24日から全町民が公平になるよう1人1冊は購入できるようにしたものであり、全世帯宛てに購入引換券を送付したところ、3,629世帯で商品券9,902冊、率にして全町民の51%の方にお買い求めいただきました。  今回の第2弾の販売では、残り1万2,000冊の商品券を抽せんにより販売することとし、対象を町民に限定せずに、1人6冊まで購入可能とし、全ての商品券を売り切りたいと考えております。  なお、町外の方へは、町と商工会のホームページにてお知らせをしております。  利用効果につきましては、本商品券が町内各店舗で利用されることで、町内で資本をしっかり循環させるとともに、町民の皆様には、昨今の物価高騰に対応した家計の支援策として活用してもらえるものと考えております。  なお、各店舗への換金は既に始まっており、8月末現在で販売済み商品券の4割の換金が行われていることから、販売から一月で多くの方にご利用いただいているものというふうに受け止めております。  第2弾の販売分を含めると、商品券の発行総額は1億5,400万円となるため、町内での消費喚起に寄与するものと考えております。  次に、事業後継者づくりの支援策についてのご質問にお答えいたします。  町内で長年営業されてこられた商店や飲食店等の事業所が、後継者がなく廃業せざるを得ず、地域で親しまれてきた伝統の味や技術などが引き継がれないことは、町にとっても大きな損失であり、これを解決する手法の一つとして、地域おこし協力隊制度を活用した事業承継支援策を本年度から町内事業所に案内しております。  この支援策は、最大3年間、事業者の下で業務のノウハウを習得する間の給与相当分を地域おこし協力隊員として町が支払うほか、採用までに2泊3日程度の顔合わせ期間や2週間から3か月程度のお試し就業インターン期間を設け、相性や人となりの見極めにじっくり時間をかけることができるなど、かなり手厚い内容としております。  また、隊員を募集するに当たっては、地方でやりがいや生きがいを持って働こうとする人がよく閲覧する求人サイトを活用し、意欲ある人にしっかりと情報が届くようにしたいと考えております。  これまで町商工会の役員会や総会等で本事業の紹介を行うなど周知に努めてまいりましたが、残念ながら具体的な相談はまだありません。そもそも親子でもない人に長年大切にしてきたお店等を引き継ぐことは一大決心が必要であろうと思っており、タイミングや縁も重要というふうに考えております。  このため、今後も町商工会を通じた啓発や町内金融機関等への事業紹介など息の長い取組を続け、事業承継を考える町内事業者を支えられるよう努力してまいります。 21 ◯議長(堀田喜久男君) 2番 廣田 透君。 22 ◯2番(廣田 透君) ただいまは、ご答弁ありがとうございました。  プレミアム商品券に関しましては、応募の半数以上の方が買われたということで、非常に町内の刺激策にはなっているかと思います。今後も、第2次の応募が始まっておりますので、また町内外の方に広く買っていただいて、さらに町内の消費活動を刺激するような喚起策になるように期待しております。  続きまして、事業承継についてですが、これはやはり息の長い政策になるかと思います。現在いきなり応募者が応募してくるわけでもないとは思いますが、これから徐々にこの制度が周知されていき、商店の方にも、あ、こんな制度があるんだということを理解していただいた上で、時間をかけてこの制度が認知されて、そして活用されていくことを望んでおります。  続きまして、「おおかみこどもの雨と雪」公開10周年記念イベントに関しまして、町内外の方が多く来場されているということで、上市町民として非常にうれしく思っております。私も10年前に商工会青年部の部長をやっていた際に公開されたときには、ロケ地巡りのイベントを企画したりして、非常に縁のある映画になっていると思いますので、今後もこの映画が町内外の方に広く周知されて、そして上市町の魅力として発信されていくことを期待しております。  続きまして、「Deai Bar」については、今まで多くの方にご利用いただいているということで、また継続して吉本興業とタイアップしてやっていかれるということで、今後も町の魅力を発信していく手段として活用されていくことを期待しております。  以上で終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  當  波  紀  子  君 23 ◯議長(堀田喜久男君) 4番 當波紀子君。              〔4番 當波紀子君 登壇〕 24 ◯4番(當波紀子君) 2件、質問いたします。  まず、イノシシの被害防止対策の件です。  7月に南加積の南側、墓地公園付近の広野用水に沿って、イノシシの侵入防止柵の設置を行いました。今年は約300メートルを3回に分けて地域住民の手で工事されました。高さ1.5メートル、幅2メートルほどある用水の土手と道の間の僅かな地面に穴を掘り、地中の石を割って防止柵の支柱を立て、高さを合わせてネットを張り、ワイヤーで留め、補強パイプを張り巡らせました。さすが皆さん腕に覚えのある方たちで、すばらしい手際のよさでした。  この事業は令和元年から行われ、総延長1,420メートル、施工日数12日間、動員人数延べ233名と聞いています。  さて、私が気になったのは、この工事中及び今後の修繕、管理、草刈りの際、けが人が出たらどうしようということでした。整地をするために重機を使いましたし、パイプカッターや掘削ドリルも使いました。また、今後、高さ1.5メートルの用水の土手の草を柵越しに刈るのは無理なので、斜めの土手に立って刈らねばなりません。そして、このような工事に駆り出されるのは、比較的高齢の方が多い点です。もちろん皆さん身体堅牢、経験豊富な方ばかりですが、それでも危険に対しては常に身構えておかなければなりません。  そこで伺いたいのは、今話した進入防止柵の設置、その後の維持、草刈りなどの管理時における安全対策の啓発はどのようにされていますか。万が一の場合の保険加入などはされていますか。  また、進入防止柵、電気柵を設置していないところの今後の対策予定はあるでしょうか。  次に、上市川右岸幹線水路についてです。  釈泉寺円筒分水槽が国登録有形文化財となり、案内看板などもでき、他にはない形状と水量の迫力に興味を持って見に来られる人も増えているとのことで、大変喜ばしく思います。  しかし、この分水槽はあくまで農業水利施設です。上市川の水を両岸の幹線水路に分水し、安定した水供給により、長年の水不足を解消するために造られた物です。  この上市川沿岸土地改良区円筒分水槽から広野用水野島地内にあるドギ合口まで、途中暗渠を通って2,491メートルあり、造られてから68年が経過しております。  上市川沿岸土地改良区は部分的な修繕にとどまっており、もし今この分水槽から合口までの間で災害や劣化により水が通らなくなったら、南加積地区の多くの水田や畑の作物がつくれなくなります。  暗渠の修理は、簡単ではありません。修理の間、全ての農作業がストップするでしょう。また、現状でも広野126ヘクタールの水田に、春先の水が必要な時期に足りていないというのが稲作農家の感触です。  そこで、円筒分水槽から上市川右岸のドギ合口まで、暗渠部分も含めて、大規模修繕を行政が主導してできないものか。  1番、2番、どちらも産業課長に伺います。お願いいたします。 25 ◯議長(堀田喜久男君) 酒井産業課長。             〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 26 ◯産業課長(酒井紀明君) イノシシ被害防止対策に関するご質問にお答えいたします。  まず、上市町内における侵入防止柵の整備状況は、令和3年度末で電気柵は91キロメートル、恒久柵は30.5キロメートルとなっております。  今のところ、柵の設置・維持管理における事故の報告は届いておりませんが、柵の設置・管理作業中は事故につながる様々なリスクが潜んでいるため、作業現場の状況を事前に把握していただいた上で、機械や道具を正しく使用し、無理をせず、安全を確認しながら、適度な緊張感を持って作業していただくことが大切であるというふうに考えております。  このため、町とJAアルプスが連携して、ホームページ、広報紙、メールマガジン、営農情報により、農作業安全対策の啓発に努めているところであります。  また、多くの集落では、万が一の場合に備えて、中山間地域等直接支払交付金や多面的機能支払交付金を活用し、保険会社や共済組合などで取り扱っている傷害保険に加入されておりますので、保険未加入の集落には、本制度を活用して保険に加入していただければと思います。  なお、侵入防止柵を設置されていない箇所につきましては、集落などから設置に関するご要望、ご相談がありましたら、資材の購入に対する国、県、町の補助金のうち活用できそうなメニューを紹介するなど、設置の推進を図ってまいりたいと考えております。  次に、上市川右岸幹線水路に関するご質問にお答えいたします。  上市川沿岸土地改良区が管理する用水路につきましては、農業用かんがい用水の確保だけでなく、防火用水や流雪用などとして上市町内で幅広く利用されている重要な幹線水路であります。  過去には老朽化によって水路本体でのひび割れ等の劣化が生じ、用水路としての機能が低下していたことから、施設の所有者である上市川沿岸土地改良区が、土地改良法に基づき事業申請を行い、国50%、県25%、町10%、地元15%の負担割合において、県が事業主体となり、平成24年度から26年度にかけて、県営基幹水利施設ストックマネジメント事業にて、開渠区間である365メートルを改修した経緯があります。  議員ご質問の、釈泉寺円筒分水槽から野島地内にある、広野用水ドギ合口までの上市川右岸幹線水路2,491メートルのうち、暗渠区間となっている2,126メートルについては未改修の状態となっております。  その未改修部分を改修するに当たっては、地元負担金も発生しますので、まずは施設の所有者である上市川沿岸土地改良区の中できちんと合意形成をしていただいく必要があると思っております。  その上で町に要望があれば、県と連携を図り、地元に有利な事業メニューの採択に向けて協力してまいりたいと考えております。 27 ◯議長(堀田喜久男君) 4番 當波紀子君。 28 ◯4番(當波紀子君) ご答弁、ありがとうございました。  保険に関しては、加入を啓発、それから、きちんと入っておられるか確認をしていただきたいと思っています。  水路に関してですが、上市川沿岸土地改良区の所有であるのは承知しております。その上で申し上げます。  水利用はインフラ整備にかかっています。ふだんはほとんど意識されることはありませんが、一たびインフラが機能しなくなると、生活や生産活動に大きな影響が出ると思われます。そのことを頭に置き、予防的措置を取っていただきたいと考えています。  ぜひ町が牽引役となっていただきたいと思います。  以上で終わります。         ────────────────────────             ◇  松  谷  英  真  君 29 ◯議長(堀田喜久男君) 10番 松谷英真君。              〔10番 松谷英真君 登壇〕 30 ◯10番(松谷英真君) 令和4年9月議会、一般質問させていただきます。  初めに、私の地元にあります弓の里歴史文化館についてご質問いたします。  平成15年、建設当時の話では、富山県埋蔵文化センターにある舘城址の発掘品を引き取るために建設された施設だと聞いております。しかし、展示室を利用して常設展示や企画展などの開催がありました。また、黒川遺跡群の発見は、さらに上市町に深い歴史を感じさせられるものでありました。  町指定史跡弓庄城跡出土品や国指定史跡上市黒川遺跡群出土品及び町内の遺跡から出土したものを収蔵しており、上市町の歴史を集積した施設であります。  そこで、近年を振り返ると、専門職員の常駐もなく、町の職員は1名で、黒川遺跡群の保存に精いっぱいと聞きます。近年は学芸員の募集はされておるが、応募がないのが現状だと伺います。早急に増員を図られるよう、方策を講じられたい。  また、本丸のあったところについては、基盤整備も行われず、昔のままの田んぼであります。当時の基盤整備事業から除外をされておるところでありまして、現在に至っては管理するにも大変になっているのが現状であります。  さらに、近年では弓の里歴史文化館の企画展も実施されていないことも非常に残念であり、この現状を踏まえて、次の3点について牧田教育長にお伺いいたします。  初めに、本丸跡の調査の実施を検討できないか。史跡公園の整備も併せて実施してはどうでありますか。  次に、新規展示がされていないが、今後、史料館として黒川遺跡群出土品も含め、展示をされていかないのか。  最後に、専門員の増員や職員の配置をどのように考えておるかお伺いをいたします。  次に、舘櫓についてご質問いたします。  弓の里歴史文化館裏の桝形山に建設されておる舘櫓について質問いたします。  建物の現状を見に行くと、外壁は剥がれたままで、周りの木々は成長して、展望は全くありませんでした。また、説明用の看板も読むことすらできない現状であります。  建設当初は舘町内で鍵当番をして開門をした時期もありましたが、弓の里歴史文化館ができてから管理はやっていませんが、近年、見学者はいないと伺っております。  この現状から、次の2点について質問をいたします。  初めに、舘櫓の建設された経緯はどうであったか。  次に、施設の老朽化も著しいが、今後、施設の運営管理はどのようにされるのか、牧田教育長にお伺いいたします。  答弁、よろしくお願いいたします。 31 ◯議長(堀田喜久男君) 牧田教育長。              〔教育長 牧田康博君 登壇〕 32 ◯教育長(牧田康博君) 初めに、弓庄城跡の調査及び史跡公園の整備に関するご質問にお答えします。  弓庄城跡の本丸一帯は、上市町指定史跡に指定されている貴重な文化財であり、昭和50年代に実施された圃場整備事業の際にも、協議の結果、事業対象区域から除外され、現在、現状保存ということになっております。
     現在町では、国の史跡に指定されております上市黒川遺跡群の保存整備事業を国、県の支援を受けて進めているところでございますが、熊本地震で大きな被害があった熊本城など、全国的に文化財の災害復旧事業が行われている中で十分な補助金の配分を得ることが困難となっておりまして、当初の計画よりも大幅に事業が遅れております。  このような状況の中で、弓庄城跡に特化した新規事業を立案し、国、県の事業採択を受けることや、そもそも同時並行的に事業を進行させていくことは大変困難でございます。  このため、上市黒川遺跡群に関する保存整備事業の完了時期を注視しながら、将来的な事業化の可能性を研究していきたいと考えているところでございます。  次に、弓の里歴史文化館に関するご質問にお答えいたします。  平成15年3月に開館した同館では、「遺跡が語る上市のあゆみ」と題した常設展を通年開催し、町内においてこれまで調査された遺跡及びその出土品を中心に、旧石器時代から中世末にかけての町の歴史を紹介しています。  過去には、上市黒川遺跡群、弓庄城跡の企画展を実施したほか、常設展については、出土品の再整理作業を実施した際などに小規模な展示の入替えを実施しております。  会館の利用促進のためにも企画展を開催したいとの思いは持っておりますが、近年は上市黒川遺跡群の保存整備事業に加え、圃場整備事業に伴う埋蔵文化財調査など、担当業務の増加もあり、思うように実現していないといったところが現状でございます。  今後は、展示内容の小規模な変化であってもその見どころをアピールするなど、工夫した展示となるよう努めてまいります。  次に、専門員の増員や職員の配置についてのご質問にお答えいたします。  先ほど申し上げましたとおり、近年担当業務が増大する中、町では平成29年度より専門知識を有する職員の募集を行っていますが、大学等での考古学専攻学生の減少や同業種の全国的な人員不足等により、現在まで応募者がいない状況が続いております。  今後は、社会人枠での採用も視野に入れて、募集のあり方を検討したいと考えております。  最後に、舘櫓についてのご質問にお答えいたします。  舘櫓は平成4年10月に建設された木造の展望台で、やぐらからは弓庄城跡の本丸一帯の古い地割を確認できることに加え、戦国武将・佐々成政が弓庄城攻撃する際に築いた白岩川対岸の日中砦との位置関係も確認することができる施設として整備されました。  現地では全景を把握することが難しい弓庄城跡を高所から確認できる展望台として、地元からの要望もあり建設した経緯がありますが、建設からおよそ30年がたち、老朽化が著しい状況となっております。  さらに、周辺樹木の生育によって視界が不良となっておりまして、展望台としての機能が損なわれている状況を踏まえますと、解体、撤去を視野に入れざるを得ないと考えているところでございます。 33 ◯議長(堀田喜久男君) 10番 松谷英真君。 34 ◯10番(松谷英真君) ありがとうございました。  私の町内にある施設ではありますが、この本丸の跡は、残したのはそれでよかったんだと思いますが、確かにその後何もできないのも現状でありますけれども、基本的には田んぼにはなっていない。なかなかできないということでありまして、町内外というか、町内のほかの方も持っておられますが、もう草を刈れということだけが大変な苦労というふうになっておりまして、何も実を生むことはないという状況になっております。  そういう中で、黒川遺跡の発掘、それから現在しておる工事につきましても、全国の災害が増えるとこの事業はどんどん削減されておるというのは伺っておりますけれども、あまりにも遅いなと思いながらもですね……。  あそこは山の中でありましたので、特にそういうような問題はないというふうに思っておりますけれども、私は、この歴史的なものも含めて、あそこを公園化することもやはり考えていくべきじゃないかなと。  何でかというと、黒川も、特に黒川は国指定でありますし、含めて、やはり観光面にも取り入れていくというようなことも考えていくならば、本丸は事がなければ普通はしないというのが世の中の流れでありますけれども、どんな物が出るか楽しみである方もたくさんおいでになるかというふうに思っております。  できれば、こいつも含めて、公園化をしていただきたいなと思っておるわけであります。よく検討をお願いしたいと思っております。  それから、弓の里、資料館についても、本当に最近は全然変わっていないというのは、過去はずっとやってきたということは含めて認めますが、多忙であるということは分かりますけれども、言い訳として、募集したけど誰も来ないという、それは世の中、なかなかそういう人材がいないということも含めて現状は分かります。  今さらでありましたが、社会人の採用など、ずっと募集はかかっておったかというふうに思いますが、早くその手を使っていただきたかったというふうに思っておりますが、考えてみれば、退職された方にもそんな資格を持った方もおいでになるということは私もよく知っておりますので、いろんなことはありますが、活用することも含めて、今やらなきゃならない、史料の整理もしなきゃならないということを含めて、お願いをしたいと思います。  そういう意味では、資料館が機能していないなということを本当に思っておりますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  それから、舘櫓、「たちろ、たちろ」と言っておった時代があったような気がするんでありますが、「櫓」という字は「ろ」では出てきませんので、「舘ろ櫓」と私はまだ改めて言っておりますが、先ほどお話をしたとおり、現場へ行ってきましたが、前々から展望はできないという話は伺っておりまして、どうなっておるんかなと思いながらも、近年誰も見学に来た者もいないという、当然、見えないですから、そういうふうになっていくんだろうというふうに思っておりますが。  結論から言うと、解体、撤去も視野に入れて考えると。私の思いからすれば、建物にすれば外壁が傷んでおるだけで、30年たっても木造建築、そんなに本体が崩れていくような物ではないと。現代建築で建っておりますから、そういうことはあり得ないというふうに思っております。  壊すのも簡単でありますが、お金もかかりますけれども、あそこから下ろすだけでも費用がかかりますが、いろんなことを考えると、公園化を含めて考えるならば、簡単に壊すということもいかがなものかなと思います。  土地の所有については伺っておりませんが、あそこの周りの雑木を調整するのはそんな難しい問題ではないというふうに思いますので、人が入るような施設に、いま一度戻すのも手じゃないかなと思います。  聞くところによると、いろんな方がそういった物も設置したらどうかということで、陳情があってできたというふうに聞いておりますが、そういう意味では、舘城址は、要するに上市町の歴史を集約した場所になるように事を考えるならば、きちっと管理をしてこなかったことが悪いんであって、施設が老朽化したから解体しましょうという簡単な話では私はないように思います。  あわせて、もう一つお願いをしておきますが、公園化は早急になるということはないとしても、資料館の前に記念碑がありますが、あそこの前の道が非常に傷んでおりまして、昔やろうとしたが、できなかったということは私も記憶にありますけれども、ぜひ、先般も草刈りをしておりましたら、子どもがお父さんに連れられて、逆でありまして、お父さんを連れて城巡りをして回ってきた子どもがおりました。管理もしながら、あそこの道は少し手入れをして入りやすくしておくべきだろうなと。老朽化する前にお願いしたいと思います。  以上で私の質問を終わります。  よろしくお願いいたします。         ────────────────────────             ◇  廣  田  泰  三  君 35 ◯議長(堀田喜久男君) 6番 廣田泰三君。              〔6番 廣田泰三君 登壇〕 36 ◯6番(廣田泰三君) 防災と空き家対策について質問させていただきます。  8月の豪雨における上市町の被害状況についてお伺いします。  近年は雨の降り方が以前とは違い、ゲリラ豪雨や狭い範囲での集中豪雨、時には線状降水帯の発生といった、短時間に非常に多くの雨量が観測されています。  そして、豪雨による被害、災害が毎年、日本の各地で発生しています。今年は、7月15日から16日にかけ九州や東北地方で、17日には北海道太平洋側で、18日、19日には九州北部と中国地方で豪雨となりました。土砂災害警報や避難指示等が発令され、各地で河川の氾濫や家屋が浸水する災害が起きました。  8月に入り、3日から日本海側を襲った豪雨は、山形県と新潟県で道路の冠水や土砂崩れ、4日には石川県、福井県で河川の氾濫、道路の冠水、土砂崩れが発生しました。5日、6日には滋賀県と岐阜県に道路の冠水や家屋の浸水、土砂災害が発生しております。  このときには富山県にも大雨警報が発表されましたが、幸いにしてほとんど被害はありませんでした。大変心配しましたが、上市町、そして富山県は災害が少ない県だなと改めて感じたところでした。  しかし、13日からの大雨では、富山市の山室地区にて小学校が床上浸水となる等、山室地区を中心に富山市内で住宅が何軒も床上浸水の被害が発生しました。そして、20日には富山県内は再び大雨となり、一部の市町村では、道路の冠水や住宅の床下あるいは床上浸水等の被害が発生したと発表されています。  上市町においても大雨警報から洪水警報、土砂災害警戒情報が発表され、警戒レベル4「避難指示」が一部地域に発令されました。このことは皆様も記憶に新しいものと思います。  避難指示の発令により、新屋・舘地区と石仏・竹鼻地区を対象に避難場所がそれぞれの地区公民館に開設され、新屋・舘地区では10名の方が避難、また石仏・竹鼻地区では避難された方はいらっしゃらなかったと聞いております。幸いなことに人的被害はなかったようですので、一安心しました。  しかし、人的被害以外の被災状況はどうだったでしょうか、総務課長へお聞きいたします。  続きまして、空き家対策について。  先日テレビ、新聞等で、今年度から始まった上市町ゼロ円空き家バンク制度の報道がありました。テレビでは各放送局が取り上げ、さっそく県外からの移住希望者がゼロ円空き家バンク登録者と契約が締結され、移住が決まったという報道でした。大変喜ばしいことであり、今後注目されていくことと思います。  さきの寺西議員の質問と建設課長の答弁に問合せの状況等の説明もありましたが、現在、登録数は6件で、3件の仮契約や契約済みと伺っております。事業の効果が出てきているようです。今後において、ますます県内外からの移住につながればと期待するところです。  従来からの空き家バンクについても、現在は52号の登録番号となっており、現在まで30件の契約が終了しているとのことですが、この空き家バンクの登録物件も利用されており、期待できるものと思われます。  しかし、その反面、まだまだ多くの空き家が存在しております。空き家が近年増加していることは全国的なことでありますが、老朽化の著しい空き家等による周辺の生活環境への悪影響が懸念されております。  定住促進や地域活性化等の観点から、良質の空き家等の有効活用が重要であり、この空き家バンクは移住に関しても大切な事業と考えます。ゼロ円空き家バンクの報道の少し前には、特定空家等の行政執行としての略式執行のことがテレビで報道されておりました。  上市町では、以前より空家等対策特別措置法に基づき略式代執行を開始しており、今回が6例目とのことです。  現在、数年程度のうちに倒壊する危険性のある空き家、老朽危険度が高いと判断された空き家は何棟あるのか。そのうち、危険が切迫し、公共の場所で人の生命や身体への危険、他人の財産への損害が及びそうな空き家は何棟あるのか。  さきに触れた災害、防災の観点からも、今後は台風のシーズンを迎え、ますます強風、豪雨の危険性もあり、冬になれば積雪も考慮しなければなりません。また、地震にも備えなければなりません。  空き家は所有者の特定や連絡方法等、所有者の意思や許可等問題は多く、大変な労力が必要と思いますが、できるだけ周辺の住民の皆様を考慮し、町民の生命、財産を守るという点で対応していただければと考えます。  建設課長に答弁をお願いします。 37 ◯議長(堀田喜久男君) 小池総務課長。             〔総務課長 小池義弘君 登壇〕 38 ◯総務課長(小池義弘君) 8月豪雨における上市町の被害状況についてお答えします。  8月20日の豪雨では、上市川、白岩川、大岩川の水位の急激な上昇等に伴い、新屋・舘地区及び石仏・竹鼻地区を対象とした避難指示を発令し、避難所として開設した柿沢地区会館へは、議員ご指摘のとおり、新屋・舘地区の方10人が避難されました。  なお、竹鼻・石仏地区の避難所として開設した宮川公民館については、避難された方はいませんでした。  今回の避難指示の発令においては、昨年の災害対策基本法の改正を踏まえ、避難所への避難だけではなく、自宅の2階への移動等による垂直避難の呼びかけも行いました。垂直避難や、安全な場所に住んでいる親戚や知人宅等への避難については、今後も平時からの周知に努めてまいります。  議員ご質問の人的被害以外の被災状況については、まず県道極楽寺西種線の極楽寺地内において、道路沿い谷側のり面の一部崩落を確認しており、今後県による復旧が行われる見込みです。次に林道については、坪野蓬沢線を含め合計9路線でのり面崩壊及び土砂の流出により一部通行止めといたしましたが、林道自体の大きな損害はなく、現在は通行が可能となっています。また、釈泉寺地内のまま子滝遊歩道においても、のり面の一部崩落がありましたが、土砂を撤去し、現在は通行が可能であります。  今回の豪雨では、幸い大きな被害は発生しませんでしたが、これから台風シーズンを迎えることもあり、同様の災害が十分起こり得ると考えられます。  町では、危険箇所の把握や気象情報の収集などに努めるほか、町民に対し、日頃からの防災対策として、備蓄品の準備やハザードマップによる自宅周辺の危険箇所の確認等を引き続き周知してまいります。 39 ◯議長(堀田喜久男君) 玉井建設課長。             〔建設課長 玉井耕平君 登壇〕 40 ◯建設課長(玉井耕平君) まず、ゼロ円空き家バンク空き家バンクについてお答えします。  ゼロ円空き家バンクの登録や契約状況については、先ほど寺西議員への答弁で述べたとおりですが、そのほかの取組として、9月1日に町のホームページをリニューアルし、既存の空き家バンク、ゼロ円空き家バンクの両方について、町の移住定住サイト「かみスイッチ」から直接アクセスできるように見直し、写真や間取りの情報を増やすなど物件のイメージが分かりやすいものに改善したところです。また、スマートフォンやタブレットでの視認性、検索性の向上にも取り組みました。  現在、今後のゼロ円空き家バンクへの登録に向け、事前調査を進めている物件が10件以上あり、できる限り登録、そして契約成立へ結びつけられるよう努力してまいります。  次に、特定空家等についてお答えします。  先月、荒田地内で略式代執行による取壊しを開始しましたが、その取壊しが完了すれば、町内においては、倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある特定空家等はなくなります。  このほかに、周辺の生活環境の保全に直ちに影響を及ぼさないまでも、著しい損傷や傾斜、崩壊がある空き家を12件把握しており、引き続き所有者、関係者の特定に努め、適切な管理を促していきたいと考えております。 41 ◯議長(堀田喜久男君) 6番 廣田泰三君。 42 ◯6番(廣田泰三君) 答弁、ありがとうございます。  ゼロ円空き家バンク制度は、とてもよい制度と思います。報道各社からも注目され、その後、住宅を求める方からの問合せも多くなっているとのこと。また、ゼロ円空き家バンクの制度と従来からの空き家バンクに関するホームページのリニューアル、スマートフォン、タブレットで検索しやすくするよう改修されたとのことですが、このことは特に若い世代にとってはとても有効であると思います。  今後において、ますます移住・定住が進んでいくことを期待したいと思います。  荒田地内での特定空き家の取壊しが完了すれば、危険な特定空き家は一段落するとのことですが、今後も周辺に危険を及ぼすような空き家の解体や管理に努めていただければと考えます。  大変難しいこととは思いますが、危険な特定空き家になる前に何とか利用者が現れることが理想的ですが、今後も空き家の管理、指導をよろしくお願いいたします。  豪雨による災害に関しては、ハザードマップも発表され、各世帯に配布されておりますが、大きな河川や用水が氾濫した場合は、何においても人命が一番として最優先される避難指示が発令されると思います。  近年の傾向は、大雨警報、洪水警報が頻繁に発表されている状況です。ちなみに、9月1日は防災の日でしたが、県内各地で大雨警報、洪水警報が発表されていました。  8月20日は、午前中から断続的に強い雨が降っていましたが、夕方になり、さらに強い雨となり、豪雨となり、珍しく1時間以上続きました。  このような雨量の場合、各地の水路、用水、特に主要な用水や市街地の水路などでは水かさが急激に多くなりました。  町民の財産を守るという点で、できるだけ水路、用水、または道路側溝などの氾濫を防ぎ、道路の冠水や住宅地、敷地への浸水、あるいは農地への浸水を防ぐ必要があります。用水、水路の管理は主に地元ではありますが、日頃からごみ、土砂の堆積、草木などの除去が必要ではないかと思われます。  しかし、地区住民だけでは十分に管理し切れない場合もあります。町当局でも、日頃から主要な用水、水路、道路側溝などが正常に機能するか、各地を巡回していただき、指導、助言、あるいは支援、整備をお願いしたいと思います。  今回の豪雨での様子を参考に、防災に努めていただければと考えます。  近年、異常気象とよく言われますが、最近ではこれが当たり前になっています。これからこういった豪雨に対応するため、用水や道路側溝も、これまでの水量、水流といいますか、許容量の規格を改め、より効果的なもの、大きなものにしていく必要があるのではないかと感じております。  今回の豪雨で、高岡では幼い命が亡くなりましたが、上市町においては人的被害がなく、本当によかったと思っております。  以上で私の質問を終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  酒  井  桂  之  君 43 ◯議長(堀田喜久男君) 12番 酒井桂之君。              〔12番 酒井桂之君 登壇〕 44 ◯12番(酒井桂之君) 通告どおり、2件の質問をします。  初めに、新型コロナウイルス感染症について質問をします。  新型コロナウイルスは、富山県では2020年3月30日に感染が発生し、3年6か月が過ぎ、全ての社会行事がストップし、上市町では感染対策として上市モデルを立ち上げ、4回目のワクチン接種が実施され、かみいち総合病院や開業医、役場関係者の皆様には、日夜尽力に感謝を申し上げます。  しかし、新型コロナウイルス感染症が現在増え続けております。国は、新型コロナウイルス対策の見直しを、感染し発症した人の療養期間を10日から7日に短縮。無症状の感染者は、検査で陰性の場合は5日間で解除。全数把握の簡素化を26日から全国一律に導入し、オミクロン対応の新ワクチン接種を9月に開始。10月から11月にかけて1日100万回を超える接種を発表いたしました。
     町として、国からの具体的方針が示され次第、なるべく早く予約の受付と接種を開始できるよう準備を進めていくと提案がありました。  そこで、1)といたしまして、新型コロナウイルスのワクチン接種の進捗状況と感染者数と病床使用率はどうなっているのか。2)、新型コロナに感染しても慌てないために、体調不良になったときの受診や検査方法についてどう対応するのか。3)、自宅療養者の買物支援をどう進めていくのか、小竹副町長にお尋ねいたします。  次に、「おおかみこどもの雨と雪」のイベントについて質問します。  「おおかみこどもの雨と雪」公開10周年イベントとして、7月23日から西田美術館で企画展が開催され、町内外から連日大勢の方が訪れ、「ふだん見ることができなかった原画を生で見て、美しさに驚いた」といった言葉が数多く寄せられ、高い評価を得ています。8月11日には、細田守監督が来町され、北アルプス文化センターで県出身の室井滋さんと対談し、映画づくりの裏話や故郷への思いの話など、会場に詰めかけた900人の観客を楽しませました。  細田監督は、同日行われましたふるさと剱親自然公園の植樹などにも参加されました。イベント全体で延べ7,350人が来場され、アンケートに回答されたのは1,464人で、町外在住者が8割を超す延べ1,182人。そのうち、初めて本町を訪れた方は3割近くで延べ318人となるなど、町のPRと関係人口の拡大、地域活性化をもたらした本イベント効果は大変大きいと確信していると提案理由で述べられております。  そこで、1)、「おおかみこどもの雨と雪」公開10周年記念イベント成果を今後の移住・定住促進にどのようにつなげていくのか。2)、「花の家」の管理運営は民間頼み。映画に力を借りた町の活性化には、行政をはじめとしたサポート体制づくりが鍵を握ると指摘をされておりますが、「花の家」の支援をどう進めていくのか、碓井企画課長にお尋ねいたします。3)としまして、モニュメントの設置などを考えていくのかを中川町長にお尋ねします。  以上で質問を終わります。 45 ◯議長(堀田喜久男君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 46 ◯町長(中川行孝君) 酒井議員さんのご質問にお答えいたします。  まず、「おおかみこどもの雨と雪」の関連イベントの参加者については、この後企画課長からご説明申し上げますが、県内外を問わず、多くの皆さんにご参加いただいたこと、本当にありがとうございました。  そこで、モニュメントを設置する考えはないかということでございますが、現段階では考えておりません。  現在、西田美術館で開催されておりました「雨と雪」の企画展で展示しておりましたキャラクターパネル5体と美術館のエントランスホールに設置されておりました大型パネル、これを町保健福祉総合センターの1階に移設して展示しておりますけども、細田守監督が西田美術館のこの企画展を視察するために美術館を訪れたときに、この大型パネルに即興で、マジックで「雨と雪」を書き込んだ。これも、ぜひとも皆さんに見ていただきたいというふうに考えております。  あわせて、「花の家」の模型も提示いたしておりますので、これらの物を貴重な財産として今後どのように活用していくか、しっかりと考えてまいりたいと思いますので、ご理解をいただきますようにお願い申し上げます。 47 ◯議長(堀田喜久男君) 小竹副町長。              〔副町長 小竹敏弘君 登壇〕 48 ◯副町長(小竹敏弘君) では、私のほうから、新型コロナウイルスに関するご質問にお答えいたします。  まず、当町の現状につきまして、ワクチンの4回目接種ですけれども、9月5日現在ということで、約5,000名の方が接種を終えておられます。そして、令和3年の1月1日時点の全町民の人口、これを分母とした割合でいきますと、25.8%まで増えたという状況となっております。  そして、当町のコロナウイルスへの累計感染者数でございますけれども、これも同じく9月5日現在の発表でいきますと、2,011名ということになっております。  県全体の累計感染者数と比較しまして、県の人口とうちの町の人口比、これが約1.9%でありますけれども、今度は感染者数で比較すると、これはほぼ似たような1.8%というふうになっております。  7月中旬以降は、町の1人当たりの感染者数も10名ぐらいから40名ぐらいということで推移しておりまして、高止まりの傾向が続いている状況となっております。  そして、かみいち総合病院が令和2年度から設けております新型コロナ向けの病床、これは現在4床あるわけですけれども、これも8月上旬以降は常に稼働しているような状況となっております。  次に、発熱等の症状があって新型コロナへの感染が疑われる場合、これにつきましては、基本的には、かかりつけ医等、地域で身近な医療機関を受診するということとされておりまして、当町では、かみいち総合病院に発熱外来を開設して、そこを受診していただくということになっております。  ここでお願いなんですけれども、最近、やはり受診される方も大変多くございますので、必ず電話で予約をしていただきまして、その上でこの発熱外来を受診して検査を受けるようにお願いしたいというふうに思っております。  なお、このほかに、県では、感染が急拡大しているということで、発熱外来への受診を少しでも緩和しようということで、症状のある方向けに無料で抗原検査キットを配布すると。そして、ご自分で検査してもらうという取組も行っておられますので、こうしたことの活用も視野に入れていただければと思っております。  そして、最後に自宅療養者への買物支援についてお答えいたします。  自宅療養者等の買物支援につきましては、町の社会福祉協議会が新型コロナウイルス感染者等生活支援買物代行事業というものを8月から開始していただいております。これは、自宅療養または自宅待機を求められた方のうち、親族などから支援が受けられない、そういう方に対しまして、食料品ですとか日用品などの買物代行を、手数料は無料で受けられる。そういう内容のサービスとされておりまして、これまでに4件の実績があるというふうに聞いております。  感染者数が高止まりとなる中で、これまでできてきたような対応と同じようにやっていくというのはなかなか厳しい状況となっておりますけれども、そんな中、少しでも安心して検査を受けていただきますよう、また仮に感染された場合であっても、できるだけ穏やかに療養生活を送ってもらえるように、県、かみいち総合病院、また関係団体などと連携して、何とか支援体制を維持していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 49 ◯議長(堀田喜久男君) 碓井企画課長。             〔企画課長 碓井秀樹君 登壇〕 50 ◯企画課長(碓井秀樹君) 「おおかみこどもの雨と雪」公開10周年記念イベントの成果と今後の移住・定住の促進に関するご質問にお答えいたします。  7月23日から9月4日までの期間中、様々なイベントを実施いたしましたが、全体で延べ1万701人の方に参加いただいております。  そして、参加者アンケートを取っておりましたが、そのアンケート結果は現在集計中でありますが、8月25日までの取りまとめでは、回答のありました1,464人のうち約8割の方が町外の在住者であり、自然の豊かさや人の温かさといった本町の魅力を体感し、また上市町を訪れたいといった感想を数多くいただいております。  また、同イベントの中で始動させました「おおかみこどもの森づくり」プロジェクトには、9月6日現在、全国から1万1,000人を超す方々から支援金が集まっており、主催する株式会社ヤマップの運営アプリには、「おおかみこどもの雨と雪」の映画ファンや登山が趣味の方、また環境保全に取り組む方などから、「映画の舞台モデルとなった町を訪れてみたい」「自分も森づくりに参加したい」などといったコメントが数多く寄せられています。  来年5月には一般の方々が参加する植樹祭が開催される予定でありまして、今回の10周年記念イベントをきっかけに関わりを持った多くの皆さんと、今後さらに交流を深め、町の関係人口を増やし、将来的な移住・定住につなげていきたいと考えております。  続きまして、「花の家」の支援に関するご質問にお答えいたします。  映画「おおかみこどもの雨と雪」の舞台モデルとなりました古民家「花の家」には年間約1万人の方が訪れておりまして、映画公開から10年が経過した今でも人気の観光スポットとなっております。  去る7月9日には「花の家」の来場者が10万人を達成したほか、8月の月間訪問者数が過去最高を記録しましたことは、先ほど廣田透議員への答弁でお答えしたとおりです。  町では、この「花の家」が町の関係人口を拡大していく上で重要な拠点と考えておりまして、観光客の安全面や衛生面を確保するための経費につきまして、NPO法人おおかみこどもの花の家に毎年補助金を交付するなど、管理運営面をサポートしております。  今後も同NPO法人のご意見やご要望を伺いながら、大勢の観光客に訪れていただけるよう施設の維持管理を引き続き支援してまいります。 51 ◯議長(堀田喜久男君) 12番 酒井桂之君。 52 ◯12番(酒井桂之君) 答弁、ありがとうございました。  新型コロナウイルスの感染防止対策については、先頭に立って、副町長に責任者として、もう長く、3年近くやってもらって、敬意を表したいと思います。  また、上市モデルということで、前にも言いましたとおり、舟橋も含めて実施されたということは大変よかったと。また、私もこれで4回受けましたが、かみいち総合病院の接種につきましては、順調に行っておりまして、今も接種が続いているということでありました。  関係者の皆さんには大変ご苦労をかけておるわけですが、引き続いてこのウイルスの感染対策にご尽力いただくことを再度お願いしていきたいと思います。  それとまた、最後になりますが、最後に質問しましたとおり、今、かかったらどうしようかと。高齢者が増えておって、結局、2人暮らし、独り暮らしね。今、何かその支援は4件しかないというような話を聞いて安心をしましたですが、もう少し多いのかなと。簡単に言うと、私も独りだったらどうしようかと。ぱっと頭になかなか浮かばんかったもので、どういう対策があるがかと思って質問をしましたので。  また、町報などでも、こういうことがありましたら安心しておられるというもので、そのPRも進めてもらいたいということで、コロナが一日も早く終わってほしいということを願いながら、対策をまたされて、お願いいたします。  それから、「おおかみこどもの雨と雪」のイベントについては、町長が先頭に立って、上市町が10周年を迎えられまして、多くのイベントをされたということで、私も北アルプス文化センターや西田美術館に行ってまいりました。たくさんの方が来られまして、私もある一面ではびっくりしておることなんです。  そういう集まりの中で、8割以上の人が町外から来ておると。移住・定住につなげていけないかということで、1番目に質問をしました。  これからも、今企画課長も今後の行動について、また企画について話もされましたので、そのことをやっぱり移住・定住につなげていくということも、そういう意味で分かりましたので、それを続けて、そういうことが目に見えるように、ひとつまたよろしくお願いいたしたいと思います。  最後になりますが、モニュメントの件ですが、なぜこの質問をしたかといいますと、やっておることが目に見えると。今いろいろなことがありまして、見える化ということが叫ばれているわけですね。それで、例えば氷見市でも、この前新聞に出ておりまして、藤子(A)さんの、いわゆるモニュメントをつくっているわけでありまして、これを62体もつくっておると。  だから、場所的には上市の駅前とか、要所要所に少しずつでも目に見えるこういうモニュメントをつくってほしいという要望の質問をしたんですが、今町長の答弁では、現在は考えていないということでありますが、やっぱり見える化ということについて、これからイベントは続くわけでありますので、十二分に考えていただきたいということを要望いたしまして、これで質問を終わります。  どうもありがとうございました。 53 ◯議長(堀田喜久男君) 午後1時まで休憩いたします。                               (午前11時47分)         ────────────────────────                               (午後 1時00分) 54 ◯議長(堀田喜久男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ────────────────────────             ◇  松  本     寛  君 55 ◯議長(堀田喜久男君) 7番 松本 寛君。              〔7番 松本 寛君 登壇〕 56 ◯7番(松本 寛君) それでは、午後より1番目ですので、よろしくお願いします。  先日の9月1日は「防災の日」でした。そして、先月は全国各地で局地的な豪雨が頻発し、富山県内でも豪雨のすさまじさを感じることがありました。特に上市町では、8月20日に大雨による避難指示が発令され、危機意識が高まりました。「防災の日」もありましたし、この機に上市町の防災体制について、ひとつ質問をさせてください。  以前新聞にて、避難行動要支援者の個別避難計画作成の県内各自治体の進捗状況が報道されていました。残念ながら、上市町は県内で最も個別避難計画が作成済みである割合が低く、0.1%しかないとありました。例えば要支援者数がおおむね上市町と同規模の射水市の割合は48.3%、立山町は63.6%にも及びます。また、低いほうでは、滑川市で11%、氷見市でも3.1%は達成しています。上市町の達成状況については、悲観的な気持ちになります。  むろん計画作成に当たり、個人情報の取扱いや支援者確保に課題があるのは重々承知しておりますし、状況も刻々と変化するでしょうから、作成が進まないのも致し方ない部分もあるかもしれません。  しかし、それでも入善町、朝日町は1年間で32.2%、23%と進展したようですし、上市町にもぜひ避難行動要支援者のために、いま一度奮起していただきたいと存じます。  そこで、上市町の避難行動要支援者の個別避難計画作成について今後どのように進めていくか、見通しをお聞かせいただければ幸いです。福祉課長、答弁よろしくお願いいたします。 57 ◯議長(堀田喜久男君) 松波福祉課長。             〔福祉課長 松波敦子君 登壇〕 58 ◯福祉課長(松波敦子君) 災害時の避難行動要支援者の個別避難計画作成に関するご質問にお答えいたします。  令和3年5月に災害対策基本法が改正され、自ら避難することが困難な高齢者、障害者等の避難支援等を実施するため、個別避難計画の作成が市町村に努力義務化されるとともに、避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針が改定されています。  改定後の取組指針には、個別避難計画は優先度が高い方から作成することが適当であり、1番目に地域におけるハザードの状況、2番目に当事者本人の心身の状況、情報取得や判断への支援が必要な程度、3番目に独居等の居住実態、社会的孤立の状況などによって優先度を判断するように記載されております。  こうした中、当町においては、まず町独自の避難行動要支援者申出カードの様式に個別避難計画に必要な項目を加える等の見直し作業に着手してまいります。その上で、避難行動要支援者のうち、災害時に地域の支援が必要と申出があった方については、民生委員等の協力を得ながら最新の情報に変更していきたいと考えております。  そのほか、要介護3以上の認定を受けている方、身体障害者手帳1級及び2級の交付を受けている方や療育手帳の重度(A)の判定を受けている方については、ご本人やご家族の方が福祉課窓口に来られた際に本制度の説明をし、希望された方には個別避難計画に記入していただくこととし、一人でも多くの方の個別避難計画を作成していきたいと考えております。  遅くとも来年度には、ハザードマップの浸水想定区域、土砂災害警戒区域等の危険な場所に居住する避難行動要支援者等の個別避難計画作成に取りかかり、着実に計画作成に進んでいくよう努めてまいります。 59 ◯議長(堀田喜久男君) 7番 松本 寛君。 60 ◯7番(松本 寛君) どうもありがとうございました。  今の答弁で、来年ぐらいには何か形ができてくるということを聞きまして、すごく安心いたしました。特に8月20日にも避難指示が出た地域には重点を置いて、まずそこからでも先に先に進んで取りかかっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  本日はどうもありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  碓  井  憲  夫  君 61 ◯議長(堀田喜久男君) 11番 碓井憲夫君。              〔11番 碓井憲夫君 登壇〕 62 ◯11番(碓井憲夫君) 通告に従いまして、学校給食に地元産有機食品を段階的に導入する、その質問をいたします。  上市町は早くから総合計画に有機農業の促進を掲げておりました。平成18年には有機農業の推進に関する法律ができ、国を挙げて有機農業を推進しております。県にも早くから有機農業推進の担当部門ができております。  農薬と化学肥料を使わない有機農業で作られる食品は、安心・安全、栄養があり、おいしいだけではありません。環境保全の役割があります。今、気候の温暖化、気候変動が問題になっておりますが、土壌有機物を有機農業は増やし、土中に温室効果ガスを固定する役割があります。  2番目に、移住促進の役割があります。都会を離れ、田舎で農業をやりたい。そうした若者が増えております。こうした移住者は、大型ではなくて小規模な有機農業を希望される。そうした方々が、小規模が適当なんです。  3番目に、持続可能な農業の推進の役割があります。国が推進する規模拡大の農業だけでは、農業の未来はありません。35年前に草刈り十字軍のご縁で都会から大沢野の県境、里山に移住し、農業を始められた。今では20世帯にまで拡大されております。その代表者、創立者、小原営農センターの宮田代表は、有機だからここまで来られたと言っておられるのは、私は忘れません。有機だから、都会から移住者など人手が集まると、そのように言っておられます。今この方は、従業員20人に人件費、1か月当たり30万円支払う売上げ、利益があります。  有機農業を、10年先を見据えて学校給食に段階的に導入していただきたい。  以上、答弁をお願いいたします。 63 ◯議長(堀田喜久男君) 牧田教育長。              〔教育長 牧田康博君 登壇〕 64 ◯教育長(牧田康博君) 学校給食への地元産有機食品の導入に関するご質問にお答えします。  子どもに安心・安全な食べ物を食べさせたい。そういった思いから、日頃の食事に有機食品を積極的に取り入れているご家庭があり、また全国的に見ると、そうした農産物を給食食材として先進的に導入している自治体があることも聞いております。  しかしながら、地元産の有機食品を給食に使用するに当たっては、供給量を安定的に確保できることが絶対条件となります。さらに、価格の面におきましても、保護者の皆さんの負担も考慮しながら、一定の食材料費の中で何とかやりくりしている状況を踏まえますと、学校給食で有機食品を活用していくことは、現実問題として今のところ困難と考えております。  教育委員会としましては、引き続き、できるだけ地元産の食材を取り入れて、安全・安心でおいしい給食を提供してまいりたいと考えております。  児童を対象とした学校農園の推進につきましては、規模や内容に違いはありますけれども、町内全ての小学校で野菜などの栽培活動を行っておりまして、今後ともこういったような取組や給食を通して、子どもたちが自然や環境、命、地域のつながりなどの大切さを学べるように、また地元の食材や農業そのものに関心を抱いてもらえるよう努めてまいります。 65 ◯議長(堀田喜久男君) 酒井産業課長
                〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 66 ◯産業課長(酒井紀明君) 私のほうからは、有機農業に関するご質問にお答えいたします。  町の有機農業の現状を言いますと、最近の新規就農者や移住者の中には有機農業を志し実践している方もおられますが、ご存じのとおり、有機農業は殺虫剤や除草剤など農薬や化学肥料を全く使用せずに栽培するため、病害虫による品質や収穫量の低下が起こりやすく、多くの場合は生産コストの大幅な増加が伴うなど様々な課題があります。  町内においては、化学肥料の低減や堆肥を使用した土づくりに励むなど持続性の高い農業生産方式を導入し、エコファーマーに認定されている農業者は現在14名いらっしゃいますが、有機農業の生産者はほとんどおられない状況であります。  なお、先進地の千葉県いすみ市では、有機農業について長年研究されてきたという経緯もあり、給食提供を始めてから数年で農家数や生産量の増加につながっておりますが、当町でこのような状況にまで至るには相当の時間が必要と思われます。  こうした中、農林水産省がみどりの食料システム戦略において、2050年度までに有機農業の農地を全耕地面積の25%にすると昨年打ち出しております。ただし、戦略と言いながら具体的な対策が見えてこないため、町としましては、国の動向を注視しつつ、県やアルプス農協など関係機関と連携し、情報収集に努めてまいります。  なお、有機農業に取り組む複数の農業者が団体を組織する場合には、国・県・町で支援する環境保全型農業直接支払交付金制度の活用が可能ですが、組織化には至らないまでも個人で意欲的に有機農業に取り組みたいという方がおられれば、周辺の農地耕作者の了承を得ることを条件に、町単独の補助制度創設を検討したいと考えております。 67 ◯議長(堀田喜久男君) 11番 碓井憲夫君。 68 ◯11番(碓井憲夫君) 相当前進的な答弁だと私は思っております。  私がこの有機農業の推進を最初に質問したのは、これは議事録を見れば分かりますけれども、私は当選して7年目ですから、もう20年ほど前にこの質問をしております。そのときの答弁は、有機農法というのは、さ、道楽のやることだと。こういう答弁だったのを今でも覚えております。私は言ったんです。いや、総合計画に有機農法推進って書いてありますよと。有機農法推進というのは誰が書いたんですか。私はそのとき、再質問をいたしました。  そういった状態から見ると、国が平成18年、有機農業を推進する法律を、国を挙げてつくりました。これは議員立法なんですね。それで、県も積極的にやって、国も、今答弁にあったように、25%、4分の1まで有機農法にするということを言っております。ところが、課長の答弁のように、なら、どうやってやるのかと。言われたように、具体性が見えてこないと。  だけど、私はいろいろ農業に関する情報を収集しておりますと、やっているところは学校給食を突破口にしてやっておるんです。学校給食で有機をやるから、農協と共同して、行政のほうから農協に話しかけて、農家に持ちかけているんです。よし、買ってくれるなら、60キロを2万3,000円ぐらいで保証しております。2万3,000円なら、やっていけるんですよ。それで、有機農法の普及をどんどん促進しております。それで、そこをやっているところへ、また学んでやっております。  この間、議会で岐阜県に視察に行きました。そこは毎年3名まで、農業をやりたい人を移住で募集しているんです。3名に抑えているんですよ。3名以上来たら、面倒を見切れないから。毎年3名、この10年で20名以上、農業の移住者を呼んでおります。  私はその担当者が言ったのを忘れません。都会から来て農業をやるときに、大きな田んぼで水田をやれと言ったって無理だと。せいぜい3反歩ぐらいで、採算が合う農業を追求すると、こうおっしゃいました。そこはトマトですね。  それで農協と組んで、農協に話しかけて、関西方面に出荷で、3反で生活ができる農業を保証しているんですね。ちゃんと農地も世話をし、空き家も世話をし、技術も指導している。3名限定で毎年やっているんですよ。そこまでしてやっている。  そして、今、千葉県いすみ市も、学校給食でやるからということで農協と組んで、有機農法がどんどん増えているんです。そして、そこの指導が、また私が昨年質問した、コウノトリが住んでいる兵庫県豊岡市。そこは60キロを3万3,000円で売っております。コウノトリが食べても安心な有機農法、水田ということで、外国なんかだったら、5万でも6万でも売れるらしいですね。  そのように、今課長がかなり前向きな答弁ですけども、国の情報を待っていると。国の具体的な手だてを待っていると。待ちでは駄目なんですよ。本物が生き残れる時代に来ているんです。今年、来年、二、三年先じゃなくて、10年先を見据えた施策をやらなきゃならないです。  今、私は、県下で、どんな大型店、チェーン店にも負けない食堂がどういう施策でやっているのか、いろいろ調べてみました。みんな看板は掲げておりませんけど、有機なんです。有機食品を使った食堂。その看板は出していませんよ。中には調味料に有機でないやつがあるかもしれませんから。  そういうところはみんな、どんな大型店にも負けないで、行列ができるほどの食堂になっております。上市町でも、大きな声では言っておられませんけど、有機食品で立派にお客さんを呼んでいる食堂が、どんどん、どんどん利益を伸ばしております。  そういう点で、10年先を見据えた施策をやってほしいと。その突破口に、私は学校給食、簡単に利用できないかもしれませんけど、それは農協にも話しかけて、一緒に農家に話しかけて、どうだろうかと。このようなことをやってほしいと。  私はインターネットで県の情報を調べました。環境保全型農業交付金状況、最新のやつです。今課長も言われましたけど、入善は4件で30ヘクタール、立山町も4件で34ヘクタール、滑川は10ヘクタールです。みんな交付金をもらっております。ということは、環境保全型農業に取り組んでいるということなんです。  上市は、残念ながらゼロなんです。私、5年前も、調べたときもゼロだったんです、質問したときの。  県下で環境保全型農業交付金の対象になってない、数少ないというか、ただ一つの自治体じゃないですかね。これは、上市はもう25年前から、そのときの総合計画を見れば分かると思いますけど、有機農法を県下に先駆けて推進しておったんです。それは総合計画に書いてあるんです。それが、いまだに上市だけが対象になっていないと。  これは、私、ちょっと打開しなきゃならないと思いますね。もちろん、私も今農家と話し合って、そのがのために汗を流そうと、このように思っております。  以上で、お願いして質問を終わります。         ────────────────────────             ◇  椎  名  寛  子  君 69 ◯議長(堀田喜久男君) 3番 椎名寛子君。              〔3番 椎名寛子君 登壇〕 70 ◯3番(椎名寛子君) 通告に従いまして、質問させていただきます。  今回の質問は役場敷地内の景観についてです。  町民の方より、役場の敷地内の雑草が目につくが、もう少しどうにかならないものか。また、季節の花などの彩りがあってもいいのではないかというご意見を頂戴しました。  現在、役場敷地内の樹木管理業務を地元の造園会社が担当しております。3年契約で業務の内容は、樹木の剪定、雪つり、病害虫の防除、施肥、伐採等です。働く婦人の家の敷地内の樹木も管理の対象となっております。  雑草については役場が管理しています。雑草は本当に大変ですので、今後の管理のことを考えて、防草シート、砂利等を敷くなど、手間がかからず、見栄えもよいと思われます。  また、役場の出入口に町民の方がプランターなどを置くことは可能でしょうか。そういう方がいるかいないかはまだ分かりませんが、いろんな方に見てもらえる場があるということは、町民の方の励みになるかもしれません。  役場は町の顔であり、様々な方が利用しています。利用される方に明るくきれいな印象を持っていただきたいと思っております。  財務課長、よろしくお願いいたします。  これで質問を終わります。 71 ◯議長(堀田喜久男君) 廣田財務課長。             〔財務課長 廣田高志君 登壇〕 72 ◯財務課長(廣田高志君) 役場敷地の景観に関するご質問にお答えします。  役場敷地周りの樹木につきましては、議員おっしゃるとおり、町内業者へ委託し、剪定や薬剤散布、雪囲いなどの維持管理を行っておりますが、草刈り業務は委託の中に含まれていないため、財務課管理班において適宜行っております。  雑草が目につくとのお声は、今回初めて伺いました。手間がかからない点では、防草シートなども手だての一つではありますが、まずは除草の回数を増やすなど、来庁者には不快な思いをさせないよう、適正な維持管理に努めていきたいと考えております。  また、役場の出入口に町民の方のプランターなどを置いてはどうかとのご提案ですが、現在、働く婦人の家正面玄関において、花と緑の銀行の皆様のご厚意により、様々な花のプランターを設置し、庁舎周りの景観づくりに一役買っていただいているところであります。  町の顔でもある役場の出入口に花を飾ることは好ましいと思いますので、もしもそういったご意思のある方がいらっしゃいましたら、できるだけ前向きに設置を検討させていただきたいと思います。 73 ◯議長(堀田喜久男君) 3番 椎名寛子君。 74 ◯3番(椎名寛子君) ご答弁、ありがとうございました。  園芸の得意な町民の方で、役場の景観にご協力いただける方が出てきましたら、ぜひ応対をよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。         ────────────────────────             ◇  百  塚     怜  君 75 ◯議長(堀田喜久男君) 1番 百塚 怜君。              〔1番 百塚 怜君 登壇〕 76 ◯1番(百塚 怜君) それでは、本日の最後の質問者となります。よろしくお願いいたします。  皆さんは、医療的ケア児という子どもたちをご存じでしょうか。医療的ケア児というのは、何らかの病気や障害によって医療的なケアを要する子どもたちのことを指します。例えば自力でたんが吐き出せず、機械での吸引が必要な子、あるいは口から食べ物を摂取することが困難なため、鼻から胃にかけてチューブを入れて栄養剤を注入する必要がある子、自力での呼吸確保が困難で人工呼吸器をつけている子など、医療の進歩とともに様々な医療的なケアによって人生を支えられている子どもたちがいるのです。平成31年時点で富山県が把握している医療的ケア児は、おおよそ236名となっています。  先日、医療的ケア児のママが2年前に立ち上げた富山のインクルーシブ子育て応援「Kanon.」というグループの交流会に参加しました。その交流会の中で私が、障害児が安心してゆっくり遊べる場所が少ないという意見を発したところ、集まっていたママさんたち全員から共感を得ました。直接そのような声を聞いたことがなかったため、私だけが感じていることだろうかと思っていたのですが、そうではなかったようです。特に医療的ケア児は、気管挿管チューブ、経鼻胃管、胃ろう、ストーマ装具、人工呼吸器など様々な身体附属物があり、元気な健常児が何も知らずにそれらの物に手を触れてしまうリスクがあります。  以上の理由より、町として障害児やその家族が安心して遊べるスペースの設置を提案いたします。  全国にある中の具体例の一つとしては、NPO法人フローレンスが設置している「インクルーシブひろば ベル」というものがあります。また、身近なところで、厳密には障害児向けではありませんが、未就学児向けに、滑川市立子ども図書館では「にこにこひろば」という時間制限の貸切りの遊び場が設置されております。  ここで私が今考え得るそろえたい条件としては、1、バギーや車椅子でも入れる間口やスペースがあるバリアフリーの建物であること。2、安心して子どもを寝かせられる衝撃吸収マットが設置できること。3、当事者へのヒアリングの上、障害児でも遊びやすいおもちゃを備えること。4、まだ理解力の乏しい幼い健常児が走り回らないよう大きなベビーサークルで囲い、保護できること。5、1組あるいは複数の障害児、医療的ケア児の親子で貸し切って遊べること。利用後の消毒を利用者に行ってもらうなどすれば、さほどマンパワーも必要ないのではないかと考えています。  私の中にある具体的な候補地としては、エレベーターもあり、広い空きスペースもあるカミールです。現在イベントスペースとなっている「わんぱくひろば」周辺の空きスペース、または3階のまちづくり公社事務所周辺の空きスペースなどを念頭に置いております。  いずれかの場所が健常児も障害児も遊べるエリアとなれば、多様性ある子育てを県内で牽引する役割を果たし、関係人口の増加も期待できるのではないでしょうか。  福祉課長にお聞きします。町内外の障害児と保護者が安心して遊べるスペースを設置してください。  産業課長にお聞きします。福祉課と連携し、カミールにそのようなスペースが造れないものでしょうか。  ご答弁をお願いいたします。  次に、病後児保育についてお聞きします。  少し古いデータですが、富山県の平成27年における15歳から64歳女性の就業率は73.9%で全国3位、女性雇用者の中での正社員率は50.1%で全国3位、夫婦共働き率は55.9%で全国4位となっています。ところが、女性の管理職率は途端に下がり、7.8%で全国44位です。  これらの数字同士の乖離は何を示しているのでしょうか。それは、富山は女性の働き口は見つけやすいが、管理職までキャリアアップできる環境は整っていないということを示唆しているというふうに考えられます。  行政は、女性の社会進出を促しつつ、子どもを増やしたいと思っています。しかし、ベーシックインカムやベーシックサービスがまだないこの世の中では、子どもを十分な養育環境で育てるには、ある程度のお金が必要です。当然親としてはばりばり働いて、じゃんじゃん稼ぎたい。しかし、実際は幼い子どもほど、すぐに風邪を引きます。保育園に預けていても、37度5分以上の発熱があると、すぐにお迎えに行かなければならない。親だって我が子の症状がひどいときには、もちろんそばで看病します。  しかし、多くの子どもは、症状のピークを越えれば、微熱なんて気にせずに走り回って遊びます。そんなときに親が使いたいのが病後児保育です。  ところが、病後児保育には、事前の登録及び使用当日には小児科医からの情報提供書が必要となります。つまり、病後児保育に預けるには、朝から小児科へ行って書類をもらい、そこから病後児保育機関へ連れていき、その後にやっと出社できるわけです。  上市町を見ると、病後児保育をしているのは1か所だけです。そこが埋まっていれば、滑川か立山か富山市などで探さなければいけません。富山市民でさえ、なかなか病後児保育の預け先がないことも多いと聞きました。  町内で病後児保育が利用できないときは、町外に走らなければならない。しかし、預かり先があるかもままならない。出社も大幅に遅れます。場合によっては、やはり仕事を休まなければいけないでしょう。よほど先端を行く体制の会社でない限り、そのような状況では、キャリアアップしたいと口にするのもはばかられるのではないでしょうか。  子どもは減っている。働きやすい環境はつくられていない。安心して働ける環境がないのであれば、子どもを持ちたいと思えないでしょう。子育てしながらキャリアアップを目指したいけど、それができない環境のワーキングママの怒りもよく分かります。  時間をかけてでも病後児保育体制を強化していかなければ、女性の社会参加が進まないのではないかと思います。これは、特に移住されてきた子育て世代のご家庭やシングルマザー、シングルファザーのご家庭では深刻な話です。親類もいない、預け先も足りない、働けない。これは、どうにかしていかなければなりません。  ただ、現時点では、私も町が実行しやすい対策をひねり出せてはいません。しかし、町民に広くこの現状を知っていただくために質問させていただきます。  福祉課長、我が町の病後児保育はどのような体制で行われているでしょうか、現状をお教えください。  最後に、6月定例議会の追加質問時に提案した子育て応援宣言についてお聞きします。  これまで伊東前町長時代には、何度か観光等に関わる宣言を発出されていたと伺いました。町の理念を、町長の理念をPRする格好の手段ですし、この宣言によって町民からさらに声をいただきやすくなるのではないかと思っています。  6月議会では、町長より前向きなご答弁をいただきました。町長、宣言について現在の検討状況をお教えください。 77 ◯議長(堀田喜久男君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 78 ◯町長(中川行孝君) 子育て応援宣言の問題ですが、うかつにも私は6月議会で、事前通告をいただいていない質問に答えてしまいました。これはちょっと私の大きな失敗だったなというふうに反省をいたしております。  しかしながら、私なりの思いをあの席で申し上げてしまったものですから、今日はここで私のつくったものを全部読み上げるつもりはありませんけども、6月中には私の案はつくりました。  しかしながら、それを宣言として発出するときは、上市町長としての宣言ですから、私の個人的な思いを一方的に言うことは、私は適当でないと考えております。  ですから、私の思いとしてはまとまっておりますけども、来月末に子育て応援環境を考える皆さんの集まりが予定されておりますので、そういう方々のご意見をお聞きしながら、また検討をしていきたい。  その前に、調べましたところ、全国で282の都道府県及び市区町村で宣言がなされております。私の町もその中に入っておりますけども、富山県では、富山県と入善町、上市町、この3団体で宣言がなされておりますけども、私どもの町の宣言が既にありますので、その宣言が、現在考えてもそれが適正かどうか、見直す必要があるかどうかということも含めて検討をさせていただきたいと思います。  私は、子どもが主役、子どもの感性は町の活力、子どもの感性をつくり出すのは大人の責任という標題でつくっておりますけども、これはあんまりにもかた過ぎる。子育て支援宣言としては姿が見えない。  ですから、私の思いじゃなくして、町民の皆さんの思いをお聞きしながら、現在ある宣言が引き続き町民の皆さんに勇気を、希望を与えられる宣言なのかどうか、ここら辺りも含めて再検討をさせていただきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきますようにお願いを申し上げます。 79 ◯議長(堀田喜久男君) 松波福祉課長。             〔福祉課長 松波敦子君 登壇〕 80 ◯福祉課長(松波敦子君) まず、障害児と保護者が安心して遊べるスペース設置に関するご質問にお答えします。  現在上市町内では、こどもの城、上市児童館、大岩児童館などの児童福祉施設や、丸山総合公園やあさひの郷公園、カミール内のわんぱくひろば等で児童が遊べるスペースを設けておりますが、議員ご指摘のとおり、町内には障害児等が専用で使用できる遊び場はないと認識しており、他市町村においても専用のものはないだろうと思っております。  けがや病気、障害等の事情により児童同士が接触することを避けなければならない場合、利用状況により、児童の学齢や体格の差により危険があることも事実であり、町内に限らずとも、どこかにそういうスペースがあることが望ましいと考えております。  なお、昨年9月から10月末までの間、富山市秋ケ島の県空港スポーツ緑地において障害のある子もない子も一緒に遊べる遊具が試験的に設置されたところ、設置の継続に賛成する声が全体の95%となっていたことから、近い将来、本格的に設置されることを期待しております。  次に、病後児保育の現状に関するご質問にお答えします。  現在上市町内では、病気の回復期に集団生活が困難な児童を、専用スペースで保育を行う病後児対応型事業を民間の1施設で実施しております。  病後児保育の対象児童は、病院などへの入院、治療の必要がない、病気の回復期にある小学校3年生までの児童となっており、利用できる時間は月曜日から金曜日の8時30分から17時までとなっていますが、祝日、お盆、年末年始は利用日から除外されております。  日の最大利用人数は、同一の病気の場合は3名、病気の種類に違いがある場合には利用人数2名を限度として受入れをしており、専任の看護師及び保育士が児童の症状や病状に応じた留意点、処方内容等を確認の上、病後児の専用室にて保育しております。  従来は他の保育所等に通っている児童も受入れをしておりましたが、昨年度より新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、法人運営施設の利用者のみの受入れとなっております。  当面はこうした対応が続くと見込まれますが、議員ご指摘のとおり、病後児保育を求める保護者は相当数いらっしゃると思っております。当町からの働きかけにより、近隣市町との病後児保育の相互利用を可能といたしましたが、受入れ施設はまだ足りないと認識しております。
     専任の看護師の確保や専用スペース整備など、事業実施にはかなり高いハードルがありますが、何とか病後児保育対応事業に取り組めないか、町内の民間施設に対して要請を続けていきたいと考えております。 81 ◯議長(堀田喜久男君) 酒井産業課長。             〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 82 ◯産業課長(酒井紀明君) 私のほうからは、カミール内への障害児が遊べるスペースの設置に関するご質問にお答えいたします。  上市町まちなか交流プラザのカミール2階には、交流サロンやイベント広場のほか、屋内遊具などを設置したこども広場やわんぱくひろばがあり、乳幼児を含む多くのご家族にご利用いただいております。このうちイベント広場は、美術作品展示などの貸出しエリアで、通常は空きスペースとなっております。  次に、上市町商業・サービス業集積関連施設「カミール」3階には、会議室やサークル室などのスペースがあり、商業者を中心にご利用いただいております。  議員ご提案の空きスペースで、まず2階フロアについては、イベント広場の活用が考えられますが、お子さんが安心して遊べるよう一定規模の改修が必要となるほか、多目的トイレが2階フロアに存在しないこと、そして活用予定場所が避難経路上にあると、そういった課題があります。  次に、3階フロアについては、多目的トイレが設置されおり、かつ現在、主に小学生が利用するための児童遊戯コーナーがあり、さほど利用も多くないため、小学生の利用がないときであれば、障害児やその家族が貸切りで利用することも可能と思われます。  ただし、追加で必要となる経費がどの程度になるかによって実現可能性も変わってくると思われますので、今後、現在の指定管理者である株式会社上市まちづくり公社を含め、協議できればと考えております。 83 ◯議長(堀田喜久男君) 1番 百塚 怜君。 84 ◯1番(百塚 怜君) ご答弁、ありがとうございました。  宣言については、町長も、議会後、6月中にご自身でフレーズを幾つも考えていただいたというのは、大変前向きに捉えていただいて、うれしい行動を取っていただいたんだなというふうに思います。  しかし、町長の懸念されることもしっかり理解できますので、確かに来月末、町民の方々の声もお聞きして、町の政策とリンクしたような、そしてできれば町外からの目を引くような宣言が何かしら出来上がる、あるいは過去に発出された宣言を見直してそのようなものになるということを期待して、ぜひ待ちたいなというふうに思います。  福祉課としては、富山空港近くの公園のインクルーシブ遊具の件も取り上げていただきました。インクルーシブ遊具もちょっと提案してみたいなと心の奥にあったんですけど、何分かなり高価な物で、町のこの限られた予算の中では難しいだろうと思って、それよりはるかにコストを抑えられるであろう室内の専用遊戯スペースを希望した次第であります。  福祉課としても、町内あるいは町外、県内にそういうスペースがないということをおっしゃっておられて、そういう専用スペースがあるというのは望ましいというふうに言っていただいたので、ぜひ前向きに進めていっていただければなというふうに思います。  カミールも、産業課長のご答弁によりますと、2階よりも3階のほうが実現の可能性がやや高いのかなというふうには思いますので、これができれば、かなり県内で画期的な取組となります。  そして、できれば当事者の声をくみ上げつつ、ぜひそのようなものをつくり上げていただければというふうに考えます。  やはり障害児の親御さんたちは、子どもが生まれたときに、どこに相談すればいいのか分からない。あるいは、相談しても、たらい回しにされてしまうような自治体もおありだというふうに聞きました。健常児のお子さんが集まっている中に行くと、ちょっと奇異な目で見られることもあると。  やはり障害児の親御さんたち、お子さんたちの社会参加の場を行政から歩み寄ってつくっていくことこそが行政と政治の役割の一つであると私は思っておりますので、ぜひ前向きに、前向きに進めていっていただければうれしいです。  病後児保育に関しましては、やはりコロナのあおりを受けて、従来よりさらにちょっと利用のしにくさは出てきてしまっているというふうに、今お答えいただきました。コロナが終息後、ちょっと私の中でもまだ具体的な案は出ておりませんが、何かしら働きたいママ、パパが、働きたいだけ働ける、子どもたちのために。そういった地域社会をぜひつくっていきたいなというふうに思います。  かなり詳しく説明していただいたので、このケーブルテレビを見ていただいている町民の方々、子育て世代でないような方々にも、状況をご理解いただけたのではないかなというふうに思います。  どうも皆さん、ご答弁ありがとうございました。  これで終わります。 85 ◯議長(堀田喜久男君) 以上で、一般質問並びに質疑を終わります。  これをもって、町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終了いたします。               議案の常任委員会審査付託 86 ◯議長(堀田喜久男君) 次に、ただいま議題となっております議案第50号から議案第59号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。        ◆◆◆ 決算審査特別委員会の設置及び付託の件 ◆◆◆ 87 ◯議長(堀田喜久男君) 次に、日程第2 決算審査特別委員会の設置及び付託の件を議題といたします。  お諮りいたします。議案第60号 令和3年度上市町一般会計歳入歳出決算認定の件から議案第69号 令和3年度上市町病院事業会計決算認定の件までの以上10件は、決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 88 ◯議長(堀田喜久男君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。        ◆◆◆ 決算審査特別委員会委員選任の件 ◆◆◆ 89 ◯議長(堀田喜久男君) 次に、日程第3 決算審査特別委員会委員選任の件を議題といたします。  お諮りします。ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任につきましては、上市町議会委員会条例第5条第3項の規定により、決算審査特別委員会の委員には全議員を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 90 ◯議長(堀田喜久男君) ご異議なしと認めます。  よって、ただいま指名いたしましたとおり、全議員を決算審査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。  なお、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を互選するため、暫時休憩いたします。                               (午後 1時57分)         ────────────────────────                               (午後 2時01分) 91 ◯議長(堀田喜久男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  決算審査特別委員会より、正副委員長の互選の結果について報告がありました。   委員長に   12番 酒 井 桂 之 君   同副委員長に  6番 廣 田 泰 三 君 が選任されましたので、ご報告いたします。        ◆◆◆ 閉   議   の   宣   告 ◆◆◆ 92 ◯議長(堀田喜久男君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。        ◆◆◆ 議  会  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 93 ◯議長(堀田喜久男君) 次に、議会の日程を申し上げます。  9月9日は総務教育常任委員会、12日は産業厚生常任委員会、13日は一般会計及び各特別会計決算審査特別委員会、14日は水道事業会計及び病院事業会計決算審査特別委員会を開催いたします。  次回の本会議は16日に再開し、諸案件の審議を行います。        ◆◆◆ 散   会   の   宣   告 ◆◆◆ 94 ◯議長(堀田喜久男君) 本日はこれをもって散会いたします。                               (午後 2時02分) Copyright (C) Kamiichi Town, All Rights Reserved....