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  1. 上市町議会 2020-12-01
    令和2年12月定例会(第2号) 本文


    取得元: 上市町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-12
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過        ◆◆◆ 開   議   の   宣   告 ◆◆◆ ◯議長(松谷英真君) ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。                               (午前10時00分)        ◆◆◆ 議  事  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 2 ◯議長(松谷英真君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  これより本日の日程に入ります。        ◆◆◆ 議案第96号から議案第102号まで ◆◆◆ 3 ◯議長(松谷英真君) 日程第1 議案第96号 令和2年度上市町一般会計補正予算(第7号)から議案第102号 指定管理者の指定に関する件までの7件を議題といたします。             一 般 質 問 及 び 質 疑 4 ◯議長(松谷英真君) これより町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。         ────────────────────────             ◇  成  川  友  仁  君 5 ◯議長(松谷英真君) 4番 成川友仁君。              〔4番 成川友仁君 登壇〕
    6 ◯4番(成川友仁君) 皆さん、おはようございます。通告により、今日一番手の質問をさせていただきます。  それでは、2点の質問をいたします。インターチェンジ及び情報技術の活用に関してです。  1つ目の質問、上市スマートインターチェンジの利便性を向上するためにというテーマで伺います。  上市スマートインターチェンジが、北陸自動車道インターチェンジがいよいよあさって開通を迎えます。先月、議員一同で、取付け道路などの工事現場を視察いたしました。今回、このスマートICが一層便利に使えるよう、関連施設及び乗り合い運行の可能性を問います。  第1点、衛生施設としての公衆便所について。  インターチェンジの出入口付近には、一般車両が止められる駐車場に加えて、高速バスに乗り降りできる停留所が開設される予定です。私の存じる限り、各地の高速バス停留所は、屋根つき、また椅子つきの待合室もあれば、バス停のポールが立っているだけのところもあり、快適性は様々です。  残念ながら、上市スマートIC周りには、今のところ公衆便所の設置は予定していない旨伺いました。一方、通常のインターチェンジには管理事務所がありますし、乗客用にバイオトイレのような物を備えていることもあります。  一方で、上市スマートICの近くには、早朝や夜間でも開いている事務所や店舗はありません。また、公園や道の駅のような施設もありません。これは利用者の方に不便を強いることになりますが、何らかの方法で解決できないか伺います。建設課・竹田課長にお尋ねします。  第2点は、高速バスの路線に関してです。  富山地方鉄道が運行する東京や新潟方面の高速バスは、途中、滑川など県東部のインターチェンジに寄って、乗客を拾っています。  上市在住の私は、従来、電車に乗って富山駅まで赴くか、送迎つきで滑川IC、あるいは専用の駐車場を備えた魚津ICまで行って乗り込むか、いずれかを選んでいます。  上市スマートICから乗車できれば、選択肢が広がります。いつ、どの路線で定期便の運行が行われるのか、見込みを伺います。  また、北陸自動車道には、逆方向の流れとして、大型商業施設の乏しい新川地区から富山市より西へ向かう人の動きがあります。当初は社会実験という形で結構ですので、上市などの県東部と高岡、金沢などを結ぶ乗り合い路線の運行を働きかけてはいかがでしょうか。企画課・碓井課長にお尋ねします。  2つ目の質問は、情報技術を生かしたまちづくりを進めよとのテーマでお尋ねします。  先月、上市町の街なかで、布団店跡の建物が気鋭のIT企業の活動拠点としてよみがえりました。  この施設は、東京に本社を置く株式会社アルティネットサテライトオフィスとして用いられるとともに、情報技術を使った自治体の課題解決について、上市町をモデルにした実証実験に今後取り組むとの報道がなされました。  第1点は、情報技術を使った実証実験とはどういうことかお尋ねします。  プログラミング技術や仮想現実、いわゆるVRのような既に各地で普及が進む取組に比べて、具体的な形をイメージしづらい点があります。  どのような社会の課題を認識しているか、またどのような実証実験を想定しているか伺います。  なお、先日、宮原社長や永井常務にお話を伺った限りでは、これと決め打ちしているわけではなく、我が町の提案次第で一層面白い試みができるよう存じます。  第2点は、シビックテックの可能性です。  いわゆるシビックテック、これは市民の技術とか市民のテクノロジーという意味ですけれども、そのように呼ばれる情報通信技術を活用して、行政サービス上の問題や社会的な課題の解決を図る活動が、従来から富山市や高岡市など県内外の有志で試みられています。  上市町でもこのような取組と連携の上、地域住民を巻き込んで進めるのか否か、基本的な方針を伺います。  以上、企画課・碓井課長にお尋ねします。  私の質問は以上です。 7 ◯議長(松谷英真君) 碓井企画課長。            〔企画課長心得 碓井秀樹君 登壇〕 8 ◯企画課長心得(碓井秀樹君) まず、高速バスの路線に関するご質問にお答えします。  高速バスの運行の開始は、富山地方鉄道からバス停等の舗装が全て完了した後が前提であり、またバス停と一般車両用駐車場の供用開始は、利用者の利便性などを考慮し、同時期にしてほしいと言われております。  なお、高速バス停の設置を予定しているスマートインターチェンジ南側ランプ内駐車場につきましては、スマートインターチェンジの本体工事を優先してきたため、側道の付け替え工事をはじめとした各種工事が残っております。完成時期は令和3年度末を予定しており、これに伴い高速バスの運行開始も令和3年度末を予定しております。  また、運行路線につきましては、富山地方鉄道が運行している高速バスは富山駅発着を基本としており、運行途中の経由地であれば実現の可能性も高まります。このため町では、東京便など東部方面の高速バスの運行を働きかけてきた経緯がございます。  議員ご提案の県東部と高岡、金沢などを結ぶ路線の運行は、当町をはじめ県東部在住の方々にとって魅力的であるとは思いますが、運行を実現できるほどの需要があるのかといった収益性の面やバスの待機場所を含め発着地点をどこに設定できるのか等、多くの課題があると思われます。  まずは上市スマートインターチェンジのバス停がしっかりと乗降実績を出すことが次回の路線の議論につながる第一歩になると思いますので、運行開始となった暁には、議員にも積極的にご利用いただきますようよろしくお願いいたします。  続きまして、情報技術を生かしたまちづくりに関するご質問にお答えします。  本町では、農林業の担い手や商業の後継者の育成が課題となっており、若い世代の方々が安心して新規就農や起業、商店の継承ができる環境づくりが急務となっております。  コロナウイルス感染症の拡大により地方分散型社会が加速する中、地方の産業がデジタル革命の流れを上手に取り込み、都市部とのビジネスを拡大していける絶好の機会が訪れていると考えております。  このため、株式会社アルティネットが持つICT技術や首都圏でのネットワークを活用し、本町と都市を結ぶ新たな物流システムの実証実験に取り組めないか検討を始めたところでございます。このシステムを無事実現できれば、町から都市部への物の流れと新たな仕事が生まれて、農林業者や商業者の販路拡大につながるものと期待しております。  シビックテックとは、文字どおりシビック、市民と、テック、テクノロジーをかけ合わせた造語でありまして、市民自身がテクノロジーを活用して行政サービスの問題や社会課題を解決する取組であるとされております。  そもそも当町には町の課題に取り組む団体が複数存在しており、近年、上市高校のキャリア教育推進等にご尽力されているハッピー上市会には、今年10月の定例会より株式会社アルティネットも参加され始めました。今後、シビックテックなる活動が広がっていく可能性は十分にあると考えております。  また、世代間交流をメインの目的に、当町で昨年度から産学官連携で開催しておりますeスポーツ大会は、シビックテックの一つであると受け止めております。 9 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。             〔建設課長 竹田亮成君 登壇〕 10 ◯建設課長竹田亮成君) 議員ご質問のスマートインターチェンジ付近の公衆便所の設置についてお答えいたします。  上市スマートインターチェンジは、これまで本体工事の進捗を優先してきたため、上り線に隣接する駐車場整備は、境界ブロックや側溝、アスファルト舗装などの工事が残っており、令和3年度末までの完成を目指して引き続き整備を進める予定です。  高速バスの停留所については、現在のところ、雨風をしのぐためのシェルターとベンチの設置を計画しております。  議員ご指摘のように、周辺には早朝や夜間に利用できる店舗等がないことから、公衆便所を設置すれば、確かに利便性の向上につながるものと思われます。ただし、設置するに当たっては財源の確保が課題となるため、開通後の利用状況や高速バス利用客の見込み数なども考慮し、多角的に検討していきたいと考えております。 11 ◯議長(松谷英真君) 4番 成川友仁君。 12 ◯4番(成川友仁君) ご答弁ありがとうございます。  後にご答弁のスマートインターの関係ですけれども、開通後、1年余り経過した後に高速バスのバス停を整備して運行を開始されるだろうということで、楽しみにしております。  特に公衆便所に関しては、いろんな財源の可能性があると思いますので、国や県であったり、もしくは民間資本、商業資本などとも連携する形でできないかなと。また、私も研究していきたいと思います。ぜひ前向きに取り組んでいただきますよう、お願いいたします。  2つ目の情報技術、いわゆるICTのまちづくりですけれども、このサテライトオフィスの開設をチャンスとして、ぜひいろんな取組を進めてほしいと思います。  また、先ほど答弁にありましたように、上市のeスポーツ、これを一つの突破口として、出来合いのといいますか、ゲーム会社が既に用意したゲームやサービスもいいですけれども、町民が何らかの形で、それに付け加えるようなプログラムなりシステムなりというのも十分可能でありますので。  また、いわゆるシビックテックに関しては、富山県内あるいは金沢辺りでも活動がありますので、行政当局もまた視察なり勉強会なりしていただければいいのかなと思います。  以上で私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  酒  井  桂  之  君 13 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。              〔12番 酒井桂之君 登壇〕 14 ◯12番(酒井桂之君) 令和3年度の予算編成についてほか、2件の質問をいたします。  初めに、令和3年度の予算編成について質問をします。  中川町長は、令和2年12月定例会の提案理由説明の中で、令和3年度当初予算は、歳入面では、町税は新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気低迷の影響から、法人町民税で大きい減が見込まれる状況になっている。歳出面では、社会保障費等扶助費公営企業会計繰出金、一部事務組合負担金等の増加が見込まれ、大変厳しい予算編成になる。令和3年度は、第8次上市町総合計画前期基本計画及び第2期上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略がスタートする年になるため、より一層の財源確保と歳出削減に真摯に取り組み、町に活気をもたらす施策に対し、限られた財源を重点的かつ効率的に配分し、令和3年度の当初予算が「夢のある予算」として皆様にお伝えできるよう精いっぱい努力したいと述べられております。  そこで、1番目といたしましては、令和3年度の予算をどのように編成するのか。2番目には、主なプロジェクト事業をどう考えているのか。3番目には、新型コロナウイルス感染症防止対策を令和3年度予算の中にどう取り入れていくのか。4番目といたしましては、かみいち総合病院の存続をどのように進めていくのかを中川町長にお尋ねいたします。  次に、学校の働き方改革について質問をいたします。  新聞報道によれば、12月3日、県教委が教職員の働き方改革を進めるために設置したとやま学校多忙化解消推進委員会が開かれ、今年度から県立学校の教職員の残業時間について、1カ月45時間以内とする上限が定められている。  これを受けて、市町村立の教職員の実態を調べた。1か月45時間を上回る教職員の比率が70%を超え、新型コロナウイルスに伴う臨時休校から授業が再開された6月以後、夏休み期間の8月を除く6・7・9月で70%以上となった。部活動指導などが要因で、教職員の働き方改革が叫ばれているが、改革が進んでいない実態が浮き彫りになったと。また、残業の主なものは、中学校が部活指導、分掌業務、授業準備。小学校が分掌業務、授業準備、研修に係る業務などと報じ、また県教職員組合アンケート調査を実施し、夏休み明けの9月に、過労死ラインとなる80時間超の時間外をした中学校教員の割合が42%だったことが分かったと。  そこで、上市町での、1番目、教職員の時間外勤務の実態はどうなっているのか。2番目、県費負担教職員の在校等時間の上限に関する規則を受けた方針の作成はどうなっているのか。3番目として、部活の現状と改革をどのように進めるか、藤縄教育長にお尋ねします。  以上で質問を終わります。 15 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 16 ◯町長(中川行孝君) 酒井桂之議員さんのご質問にお答えをいたします。  まず、令和3年度の予算についてですが、予算を編成するに当たっては、歳入面では新型コロナウイルス感染拡大による景気低迷の影響から法人町民税等の減収が見込まれ、歳出面では、先ほどおっしゃったとおり、社会保障費等扶助費公営企業会計繰出金などの増加が見込まれるなど、近年にない厳しい状況となっています。より一層の財源確保と歳出削減に真摯に取り組み、限られた財源を重点的かつ効率的に配分してまいりたいと考えております。  次に、主なプロジェクト事業につきましては、新たに町道正印新北島南線から町道細川環状線までの区間の道路整備に係る調査に着手し、周辺の開発促進につなげるとともに、3か年の県補助事業で進めている大岩地区の観光資源整備も最終年度となるため、しっかりと形にできるよう努力してまいります。また、ポストコロナを見据え、サテライトオフィス誘致などの新しい分野の施策にも引き続きチャレンジしていきたいと考えております。  なお、新型コロナウイルス感染防止対策につきましては、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを財源に実施することを基本としたいと考えております。今年度の臨時交付金では、帰省の自粛を余儀なくされている県外の大学等に通う当町出身の学生に対して、1人につき5万円を支給する県外学生支援金交付事業、さらには、あさひの郷公園に空気膜構造遊具、いわゆるふわふわドームをはじめとする幼児・児童用遊具等を増設する事業などとともに、コロナ禍の生活支援や感染拡大防止などに活用したところであります。令和3年度については、今後の国の動向を注視してまいります。  最後に、かみいち総合病院につきましては、「病院を守り抜く」という基本方針の下、平成30年度から通常を上回る繰り出しを実施してきております。また、令和3年度からは、富山大学附属病院総合診療部2名による寄附講座開設に関し、一般会計から支援することとしているほか、多くの皆様からご支援をいただいているかんばるかみいち総合病院応援基金を、例えば医療従事者の研修充実に充当するなど、有効に活用させていただき、経営改善につなげていきたいと考えております。  予算に関しましては、報道によりますと、コロナの影響により、令和2年度、国の税収は当初見込みよりも約8兆円減になると。このことから、当然のことながら、令和3年度の税収についても減になると見込まれます。さらに、令和3年度の交付税は、概算要求で約4,000億円減となっております。町においても、法人税や個人住民税等の減が見込まれるほか、地方交付税も減になると推測される状況にあります。  しかし、総務省は、一般財源ベースで今年度並みの総額を確保したいとしていることから、減収分を何らかの対応でカバーする方策が講じられるものと期待をしているところであります。また、状況が分かり次第、新年度予算に反映させていただきたいと考えております。よろしくお願いします。 17 ◯議長(松谷英真君) 藤縄教育長。              〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕 18 ◯教育長(藤縄太郎君) 学校の働き方改革についてお答えをいたします。  初めに、教職員の時間外勤務の実態につきましては、学校休業から再開した6月から9月までの間で昨年度と比較をしますと、夏季休業中に授業を行いました7月、8月は除きますが、6月、9月では小中学校いずれも教諭1人当たりの平均時間外勤務時間は減少しております。これは、働き方に対する教職員の意識の変化とともに、コロナ禍により学校行事等を大幅に見直したことも要因と考えております。  次に、在校等時間の上限に関する方針の作成につきましては、関係法令の公布に併せて示された国の指針において、その方針を教育委員会規則において定めるとされていたことから、1か月の時間外勤務の上限を45時間とする「上市町立学校の教育職員の業務量の適切な管理等に関する規則」を令和2年3月に制定しております。  なお、対象とする勤務時間の考え方や時間外勤務の把握方法など、業務量を適切に管理するために必要な事項に関しましては、県や近隣市町村の例をも参考にしながら、今後定めることとしております。  続きまして、部活動につきましては、今年度より上市中学校では、ソフトボール部を廃止し、水泳部については大会引率のみ行う特設部に移行したことから、13競技の運動部と5つの文化部、合わせて部活動数は18となっております。  なお、運動部には、スポーツエキスパート8名と大会等の引率までが可能な部活動指導員1名が指導に携わっていただいております。  中学校教職員の在校時間が増える大きな要因として部活動指導が挙げられる中、生徒数の減少に伴いまして教員定数が減少し、教員のみで現状の部活動を維持することはますます困難となっていくことが予想されておりますことから、部活動の改革は必要であると考えております。  しかしながら、部活動を改革するに当たっては、指導者確保の方法、活動時間や大会の在り方の整理など様々な課題が考えられておりまして、国や県に対して部活動指導員の配置への補助金交付や、あるいは大会実施に係る競技団体との調整などを要望してまいりまして、生徒が安心して部活動に取り組める環境を整えてまいりたいと考えております。 19 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。 20 ◯12番(酒井桂之君) ご答弁、ありがとうございました。  予算編成につきましては、今年の予算編成は新型コロナウイルス感染拡大で景気が低迷したと。大幅な税収が見込まれないということで、いわゆる税収がダウンするだろうと。中川町長は財源に努めると言っておられますが、町に活気をもたらす施策を、限られた財源で夢のある予算編成をするという決意を述べられたと思います。私も応援をしたいというふうに思っております。  町が長年の努力が実りまして、10月時点で、県内15市町村の中で健全化判断比率を示す実質公債費比率が15.7%であり、2年連続で最高になったという報道がありました。私もこの努力には敬意を示していきたいと思います。  また、上市スマートインターチェンジが12月13日に開通すること、上市町に富士製薬工業の医薬品物流拠点が整備されるということなどが明るいニュースということで、町としては続いているんではないだろうかと。  今年の予算は、町民が期待する新年度予算編成になるというふうに思っております。また、この編成につきましては、中川町長の中川カラーが鮮明に出ますように精いっぱい努力していただくことを期待いたします。  次に学校、働き方改革での県内の教職員の残業時間は、先ほど述べられたように1か月45時間以内と上限が定められておりまして、実態調査では70%が上回っていたということが先ほどの調査で分かりました。  しかし、働き方改革が叫ばれておりますが、改善は進んでいないことが分かったわけであります。そういう面では、改善に努力をしてほしいと。  また、部活動については、学校の働き方改革を踏まえまして、改革スケジュールが、5年後には部活動を学校から切り離す方向が国で示されております。  それに向かいましても、準備時間、いわゆるスケジュールを立ててほしいということを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  寺  西  庄  司  君
    21 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。              〔2番 寺西庄司君 登壇〕 22 ◯2番(寺西庄司君) ただいまより、通告に従いまして一般質問をいたします。  まず、新型コロナウイルスの影響を受けまして、外出自粛により生まれる新しい消費需要「巣ごもり消費」が注目されております。キーワードは、在宅勤務、在宅学習、居住空間の快適化、余暇時間のスマホ活用などがあります。これらに関連した電子商取引が増加している模様です。  そして、町内でよくつぶやかれるのが、ごみの量が多くなってきたね。ごみは少なくしようと努力しとんがにねという声でございます。  各家庭におかれましては、外出を控える機運が長引いており、いつも以上に自宅で調理をする機会が増えたりして、臭いの出る可燃ごみがたまりやすくなっているのではないでしょうか。家で保管していても、ごみの量や滞留時間が気になるのではないでしょうか。  ご家庭では、長いお休みの間や、月曜日、金曜日などが祝日扱いになる場合には、臭いの出る可燃ごみを出し忘れないように、収集スケジュールが気がかりになります。  このスケジュールに関わるのが富山地区広域圏クリーンセンターの焼却炉の稼働状況ではないでしょうか。  そこで、3点についてお伺いいたします。  1点目、ごみの発生抑制への啓発はどのような状況かお尋ねいたします。2点目、今年度のごみの発生量はどれくらいでしょうか。昨年との比較もお願いいたします。3点目、祝日の振替などによって各地区の収集スケジュールに不具合が生じないように、クリーンセンターに対して祝日等の稼働要請をお願いされてはどうでしょうか、永田町民課課長にお尋ねしたいと思います。  次に、様々な対策を講じてもイノシシ被害は増えているのではないでしょうか。野生鳥獣による被害は、生息地域の拡大によって、中山間地域を中心に上市町平野部にも及んでおります。この被害は、農作物の種をまく時期から収穫期までにかけて発生しております。このまま農作物への被害が続けば、耕作放棄の農地も増えていくのではないでしょうか。農業者の生産意欲の減退を招くとともに、農業生産の大きな阻害要因ともなりかねません。また、一部の鳥獣においては、住居やその近隣農地で目撃されておりまして、過去には人身被害も引き起こしておりました。  そこで、4点についてお伺いいたします。  1点目、農作物の被害はどのような状況かをお尋ねいたします。2点目、今までの被害防止対策はどうだったでしょうか。3点目、今後の取組はどのようになりますでしょうか。4点目、近隣の自治体では、熊よけの鈴の携行を呼びかけたりしております。当町としても啓発するべきではないでしょうか。  次に、このイノシシの捕獲という側面から、2点についてお伺いいたします。  1点目、捕獲頭数と処分の実績はどのようだったでしょうか。2点目、前年度との比較の状況はどうかをお尋ねいたします。  今年は11月まで熊やイノシシの出没のニュースが出ておりました。人身被害もありました。しかし、当町においては、猟友会と上市町職員が一体となって取り組んでいただいて、被害を防止していただいているところであります。この野生動物との戦いは、今後も継続して取り組んでいかなければならない課題でございます。  このたび有害鳥獣の焼却施設を富山地区広域圏において共同で建設すると聞いておりますが、その施設につきまして、2点お伺いいたします。  1点目、設備の規模はどのようなもので、建設の工程はどのようになるのか。2点目、当町の負担はどうなるのでしょうか、酒井産業課長にお尋ねさせていただきます。  以上でございます。 23 ◯議長(松谷英真君) 永田町民課長。             〔町民課長 永田雄二君 登壇〕 24 ◯町民課長(永田雄二君) 可燃ごみに関するご質問にお答えいたします。  まず、ごみの発生を少しでも減らすために、町では、ごみの減量と分別協力のお願いを町広報に定期的に掲載しているほか、ごみの年間発生量を町広報とホームページに、前年と比較する形で載せております。また、生ごみ減量を促進するため、コンポスト等に対する補助制度の周知にも努めております。  次に、毎月のごみの発生量について、今年度は4月から10月までの月平均で403トン、率にして2.5%の増となっております。この要因として、新型コロナウイルス感染防止で、家庭で過ごす時間が多くなっているためと推察しています。  最後に、富山地区広域圏クリーンセンターの祝日のごみ受入れは、各自治体からの要望をあらかじめ聞いた上で、受入れできる日程が決められています。  当町では、ゴールデンウィークや元日を除き、この日程に基づき、各地区で収集回数に差が出ないよう調整して、可能な限り祝日に特別収集日を設定しております。 25 ◯議長(松谷英真君) 酒井産業課長。             〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 26 ◯産業課長(酒井紀明君) 初めに、有害鳥獣による農作物被害の状況についてお答えします。  新川農業共済事務所からの報告では、被害の届出は、イノシシによる水稲被害によるもののみとなっております。本年10月末現在で被害面積にして382アール、被害金額は406万5,000円であり、前年同期の被害金額と比較しますと113万2,000円の減少となっております。  次に、被害防止対策として、町鳥獣被害対策実施隊による銃器、箱わな等での捕獲や集落の方々等による電気柵・恒久柵の設置が挙げられます。電気柵・恒久柵は、整備した延長が約110キロメートルに至っております。  なお、電気柵・恒久柵は設置後の管理が大変重要であるため、設置主体に対して侵入防止柵の点検管理を徹底していただくよう呼びかけております。  今後も、毎年鳥獣被害対策勉強会等を実施し、地域住民が主体的に被害防止対策を行える体制づくりを推進するとともに、IoT等を活用した先進的な鳥獣被害防止対策についても情報収集に努めていきたいと考えております。  ちなみに、年明け1月からは、株式会社インテックと共同で、イノシシの箱わなにセンサーを設置し、扉が下りたらメールが送られてくる内容の実証実験に取り組む予定としております。  次に、熊の被害防止対策につきましては、例年、春と秋の町広報に1ページ全面で熊被害防止対策を掲載しております。このほか、ホームページやケーブルテレビを活用して注意喚起に努めているほか、緊急の場合には、防災行政無線や町緊急情報メールによる熊出没のお知らせや出没地区へのビラ配布等を行っております。  今後も引き続き熊被害防止のため、町民の皆様方に様々な手段を使って情報を発信してまいります。  次に、イノシシの捕獲数と処分の実態についてお答えいたします。  イノシシの捕獲数は、本年4月1日から11月30日現在までで174頭となっております。捕獲したイノシシは、自家消費分を除きますと、町指定の埋設地、あるいは捕獲場所の付近での埋設処分をしております。  前年度との比較では、74頭、率にして30%減となっております。参考までに、県自然保護課が発表した本年9月末での県内全体のイノシシの捕獲数は約60%減と、県内全域で捕獲数が減少しております。  捕獲数が減少した要因について、県農村振興課が本年10月に各市町村へ実施したアンケートでは、豚熱の影響で生息数が減っているのではないかという意見や、熊の大量出没によりイノシシが里山へ寄りつかなくなったのではないかという意見が寄せられていると聞いております。  今後も町鳥獣被害対策実施隊員と緊密に連携し、イノシシ捕獲の強化に努めてまいります。  次に、有害鳥獣焼却施設についてのご質問にお答えいたします。  令和元年度に上市町内で、豚熱に感染した野生イノシシが確認されたことにより、半径10キロメートル圏内で捕獲された野生イノシシは、埋設または焼却処分する必要があります。  現在当町では柿沢地内で埋設処分を行っておりますが、国や県からの通達に基づき、豚熱対策として深さ約1メートルの穴に埋設し、消毒等の徹底を行うこととされているため、町鳥獣被害対策実施隊員の大きな負担となっています。こうした状況は、富山地区広域圏事務組合構成市町村の共通の課題となっております。  有害鳥獣焼却施設は、富山地区広域圏事務組合が主体となり立山町小又地内を建設予定としているもので、焼却施設は鉄骨平屋建てで建築面積が約400平方メートル、敷地面積は約2,000平方メートルを予定しております。設備は、1回当たりの焼却量が120キログラム程度の火格子式焼却炉を2基設置する予定としております。  この焼却炉の処理能力は年間約1,500頭で、1日当たりの野生イノシシの焼却頭数見込みは五、六頭程度であります。捕獲した野生イノシシは、施設に搬入し、施設内の保管冷凍庫に保存した後に順次焼却処理されることから、悪臭、腐敗等による影響はありません。  建設工程として、本年度は用地測量、用地取得、造成設計と敷地造成工事を行い、来年度に施設を建設し、令和4年4月から供用開始となる見込みであります。  建設に係る当町の負担につきましては、国の鳥獣被害防止総合対策交付金の採択状況によって市町村負担総額が増減することから、今後、国からの交付金額が確定した後に富山地区広域圏事務組合並びに構成市町村と協議を行い、内容がまとまり次第、改めてご報告をさせていただきたいと思います。  また、供用開始後の施設管理運営経費につきましては、構成市町村ごとに焼却量を案分したものを負担する方向で現在調整中であります。 27 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。 28 ◯2番(寺西庄司君) 今年は、可燃ごみはもっと増えているんだろうと思っていましたが、2.5%だけの増加でございました。  これは、いいふうに考えまして、3015運動といった食品ロス削減運動に町民の皆様で取り組んでいただいた方が多かったということで、エコライフにつながったんだろうというふうに今思っております。  この件に関しましては、ごみ対策ということは今後も続いていくんじゃないかなということで、質問させていただきました。  次に、野生動物による農作物の被害、いろいろ細かく述べていただきまして、本当にありがとうございました。  農作物の被害は113万円の減となっておるということで、これは特にイノシシの水稲被害というところが一番大きいということでデータをいただきましたが、この対策として、今ちょっと驚いておるのは、やっぱりこの豚熱で随分頭数が減っておるんじゃないかということと、あと、熊の出没がイノシシの被害を減らす効果があるという検証がある。これはまた、いろいろ面白い結果だなというふうに見ております。  インテックさんと共同で、近寄ったけだものを捕るときに、またデータとして送っていただけるということでございますので、どんな野生動物が写っておるのか、いろいろ今後の検証において、すばらしいことだなと思っております。  最後に、有害鳥獣の焼却施設を富山地区広域圏においてこうやって建設されることは、今までのこのイノシシを埋却処理するという負担を随分軽減できるんじゃないかということで期待しております。  令和4年の4月に供用開始ということで、年間1,500頭というと随分余裕のある設備だなというふうに思いますが、また当町の負担は、今後、富山地区広域圏の方々といろいろお打合せがあると思いますので、改めて聞かせていただければというふうに思っています。  今日は本当に答弁ありがとうございました。         ────────────────────────            ◇  堀  田  喜 久 男  君 29 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。              〔5番 堀田喜久男君 登壇〕 30 ◯5番(堀田喜久男君) 本日は、通告に従い3件の質問をいたします。  最初に、去る10月25日に行われた富山県知事選挙結果を受けて、中川町長にお尋ねいたします。  上市町においては、町長をはじめ大多数の議会議員も現職・石井知事支持を明言して戦いました。しかしながら、上市町民の約半数、そして富山県民の約半数強が、これまでの実績や経験、政策実行能力よりも変化を求めた結果となりました。  この結果については真摯に受け止めなければなりませんが、今後の上市町政運営に何らかの支障が出なければよいと願わずにはいられません。  我が町のリーダーである町長として、既に対処を図っていただいているものと推察いたしておりますが、改めて新田新体制とどのように向き合っているのか。また、どのように向き合っていこうとしているのかお尋ねいたします。そして、議会に対しても何か協力要請等があればお聞かせ願いたいと思います。できる限りの協力は惜しまないつもりであります。  私自身、今後の県との関係においては、新田知事が選挙中ずっと口にしてこられた「選挙が終わればノーサイド」「ワンチームとやま」の言葉を信じて、一日も早く選挙前の普通の状態に戻り、より一層の関係強化を図るとともに、県も町もコロナ対策をはじめとして山積している課題や、新知事が公約に掲げてきた施策が速やかに実行できるよう、共に前に進むことを期待するものであります。  次に、これまでも何度か質問を重ねてまいりました丸山総合公園芝生広場におけるパークゴルフ愛好者への利用の一部拡大についての質問をいたします。  現在、パークゴルフ各種大会等の開催については、平日開催が主体であります。昨年度から年に1度のみ土日祝日開催を認めていただいており、あわせて日々の練習等においても平日の日中のほか、日没までの時間帯は利用者の自己責任において認めていただいているところであります。  今年は新型コロナ禍にあって、パークゴルフ関係利用者は例年に比較して少ないように感じていますが、私の知る範囲の大会等で集計しても、丸山利用者は11月末現在で1,393名となります。他の会場も含めれば1,750名、さらに日常的な練習で丸山等を利用する人数を加えれば、恐らくこの2倍ぐらいの人数になるのではないかと推測しているところであります。この数字は、一部大会を除き、協会員のみの数値であります。  また今年は、ご承知のとおり、ふるさと剱親自然公園内のパークゴルフ場はイノシシ被害によって使用できない状況でありました。例年当会場で開催されていた町長杯、議長杯ともに開催場所変更を余儀なくされたところであります。そして、近年、ふるさと剱親自然公園までの自動車運転の不安から、練習会場を丸山へ変更されている方も少なからずいるようにも感じています。そのようなことからも、パークゴルフでの丸山公園利用が多い要因の一つかもしれません。  利用者のほとんどが60代後半から70代、80代中心であります。家の外に出ること、人に会って話をすること、体を動かすこと、何かと考えて頭を使うこと、その他の効果として、年間を通じてパークゴルフを楽しむことは、町長もよく口にされる健康寿命の延伸にもつながっているものと考えます。  このような様々なことを鑑み、ぜひ次の2件を許可いただきたくお願いするものであります。  1つ目には、現在の年1回の土日祝日利用を、パークの日友好大会、パークゴルフ協会会長杯の大会に限り、もう2回の追加(合計3回)をお願いしたいこと。そして、2つ目は、夏場の気温の高まる時期において、熱中症対策としての早朝利用許可であります。この2件については、これまで同様、当局と日程協議を行って許可をいただける日程にすること。また、時間外は自己責任の下での利用を旨とすることを条件としていただいて結構であります。  そしてもう一つ、最も大切なことを忘れていないことをお伝えしておかねばなりません。これまでの長きにわたる当局の許可保留等の意識の根底には、公園での一般利用者とのトラブル発生という過去の過ちがあると認識しております。このことについては協会員には数年前から事あるごとにお伝えし、利用者もまたそのことを認識し、意識しながらの利用に心がけてまいりました。絶対に過去の過ちを繰り返さない。この強い意思と行動の下に、ここ数年何のトラブルも発生していないことも考慮いただければ幸いです。  町内最大級の協会員、そして最大と思われる活動量、さらには会員以外の多くの愛好者のためにも、前述の2件について、どうか前向きの答弁を期待しているところであります。小竹副町長、よろしくお願いいたします。  続いて、パーキング・パーミット制度について質問いたします。  富山県でのパーキング・パーミット制度は、令和2年4月1日より「富山県ゆずりあいパーキング(障害者等用駐車場)利用証制度」という名称で実施が始まりました。この制度の事業主体は富山県であります。  そもそもパーキング・パーミット制度とは、駐車場の施設管理者の協力の下、行政が障害者等用駐車区画を利用できる対象者の範囲を明らかにするとともに、申請のあった方に対して利用証を交付するということで、障害者等用駐車区画の適正利用を促進する制度とされています。佐賀県が全国に先駆けて平成18年に制度化、現在39府県で導入済みで、導入済み府県間では相互利用を実施していると聞いています。  今年6月末時点での全県での利用証交付状況は、3年後の状況推計4,986枚の81%である4,019枚に到達。協力駐車区画の登録状況は10月1日時点で、同じく3年後の状況推計550施設の82%である453施設、同1,560区画の76%の1,184区画まで到達と報告されています。3年後の状況推計のおおむね80%かと思います。  そこで質問ですが、上市町での利用証交付枚数、協力施設数、協力区画数はどのくらいあるのでしょうか。また、利用証の交付申請に際しては、障害者や要介護者を送迎する必要のある健常者であっても申請は可能なのでしょうか。  この制度に登録・非登録は別として、以前から上市町役場前駐車場や様々な施設、ショッピングセンターなどにも障害者等用の優先区画が表示してあるかと思います。この従来からの表示と今回の制度との関連性はあるのでしょうか。それとも別の制度なのでしょうか。  私が気になるのは、明らかに健常者と思われる人たちの、表示区画への駐車です。このような行動はモラルの問題だと一口に片づけられるものではないと思われますが、心ない違反者に対する罰則等はあるのでしょうか。また、このような違反をする現実が日常的に見受けられることから、罰則の有無に関わらず、いま一度この制度説明を含む周知徹底が必要ではないかと思われますが、伝達方法等はいかがお考えでしょうか、高慶福祉課長に答弁を求めます。  質問は以上であります。よろしくお願いいたします。 31 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 32 ◯町長(中川行孝君) 富山県知事選挙の結果については、選挙期間中の厳しい状況を肌で感じておりましたが、想像を絶する大差で驚いたところであります。選挙期間中、有権者の皆さんに、石井氏の実績を強調して、私と一緒に歩いてくださいと訴え続けてきました。その意味においては、多くの皆さんにご迷惑をおかけしたというふうに思っております。しかし、いつまでも選挙戦の思いに浸っていては、迷惑を被るのは町民の皆さんです。私は既に心を切り替えたつもりであります。  新田知事の就任初日、11月9日には、県庁に知事を訪ねて、挨拶に伺いましたが、挨拶回り中でお会いできませんで、名刺を置いて帰ってまいりました。その後、11月11日、新田知事が就任挨拶に来庁され、ご挨拶をさせていただきました。その際、総合病院の現状や町の課題を申し上げましたが、何よりも一番考え方を変えなければならないのは私です。心を切り替えて一生懸命やりますから、上市町をよろしくお願いしますと挨拶をいたしました。「選挙が終わればノーサイド」。町政を預かる者として、これまでどおり精いっぱい努めてまいる覚悟であります。  上市町をはじめ市町村がよくなることは富山県がよくなるものだということは、新知事も十分理解をなさっているはずでございます。町・議会・県議が町の諸課題の解決・実現のためスクラムを組み、町民の皆さんの満足度の向上のため、議員各位のご協力をお願いするところであります。  議員一人一人が、私に何ができるのかということをお考えいただいて、町政の諸課題の実現にご協力をいただきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 33 ◯議長(松谷英真君) 小竹副町長。              〔副町長 小竹敏弘君 登壇〕 34 ◯副町長(小竹敏弘君) それでは、私のほうから、丸山総合公園の芝生広場でのパークゴルフ利用に関するご質問にお答えをさせていただきます。  まず、パークゴルフ大会の土日祝日の使用につきましては、議員ご発言にあったとおり、現在は一般利用客への配慮、それから他の行事との調整を図っていただいた上で、年1回の土日祝日利用を認めさせていただいております。  そもそも丸山総合公園の芝生広場ですけれども、休日には多くの一般利用客に憩いの場として利用をしてもらっている。そういうことがありますし、野球場や多目的広場などでスポーツイベント等が開催される際には、サブグラウンドという形でも使用されているところとなっております。  そして、今回追加要望をいただきました、現在、8月に行われているパークの日友好大会、そしてパークゴルフ協会会長杯の開催の候補日について、近年の利用状況を確認させていただきました。そしたら、学童とか社会人の野球大会がちょうどその頃に開催をされておりまして、残念ですけど、芝生広場の利用がバッティングをしてしまう状況となっております。ちょっとこのような状況のままでは、利用を認めることはできないなというふうに思っているところであります。  今年はイノシシ被害で本来のパークゴルフ場が大会には利用できなかったということは、申し訳ないというふうに思っております。また、議員のほうもおっしゃっておられましたけれど、近年、芝生広場でトラブルも発生しておりませんので、この点は協会の方々には約束していただいたルールをしっかり守ってもらっていると理解をしているところでありますけれども、いま一度、例えば平日で大会を開催できないかとか、他のスポーツイベントと日程調整を事前によくするなどといったようなご検討をお願いできないかというふうに考えております。  次に、夏場における早朝の利用許可についてお答えをいたします。
     丸山総合公園は、利用者の皆様の安全等を考慮した上で、利用時間は午前9時からというふうにしておりますけれども、やはり議員おっしゃるとおり、昨今の夏は気温も上昇してきております。熱中症防止の観点で、早朝の利用の件につきましては認める方向とさせていただきたいというふうに思っております。  ただしですけれども、事務所の職員は不在の時間帯でございますので、より一層の安全面の確保、それからやはり一般利用者への配慮というものを強くお願いしたいというふうに思っております。  以上でございます。 35 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。             〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕 36 ◯福祉課長(高慶 孝君) パーキング・パーミット制度に関するご質問にお答えします。  議員ご案内のとおり、この制度は、身体障害者や内部障害者など歩行の困難な方が確実に駐車場を使えるよう、行政が希望者に利用証を交付するものとなっています。車内に利用証を提示して専用駐車場に駐車することから、誰もが適正に利用されているか確認できます。  まず、当町での利用証交付枚数については、今月1日現在、車椅子使用者用で34枚、車椅子使用者以外用で81枚の計115枚を交付しています。  次に、当町における協力施設数は、今月1日現在、公共施設や金融機関の12施設で、協力区画数は、車椅子使用者優先区画として24区画、障害者等用駐車区画として12区画の計36区画となっています。  次に、利用証が交付されるのは、障害者など歩行の困難な方ご本人に限られていますが、利用証の交付者を車に同乗させる際には、車内に利用証を掲示してもらえれば当該区画に駐車できます。  次に、協力駐車区画は、県が配布する看板またはカラーコーンにて案内表示を行うこととされています。路面表示については任意の取扱いとなっており、希望があれば県から路面シートデータの提供を受けることが可能ですが、既存の路面表示のままでもよいことになっています。  最後に、不適切駐車に対する罰則規定はありません。あくまでもドライバーの良識とマナーによって支えられる仕組みになっています。  このため、適正な利用を推進するためには、議員ご指摘のとおり、制度の周知徹底が必要不可欠であります。  制度が開始する3か月前には広報かみいちや町ホームページに制度概要を掲載し、制度開始直前からは役場や協力施設で啓発ポスターを掲示したほか、保健福祉総合センターに来場された方々にポケットティッシュを配布するなどのPRを実施してきました。  今後も住民の皆さんや地域の施設管理者の協力を得て、障害のある方が利用しやすい環境となるよう、県と連携し、制度の普及に努めてまいります。  以上です。 37 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。 38 ◯5番(堀田喜久男君) 今ほどは、それぞれご答弁ありがとうございました。  最初に、県知事が替わったことで、また体制も当然変わりいろんなことで変化もあるわけでありますが、町長の答弁をお聞きして、まずは一安心したというところであります。  これは町長だけの責任ではなく、もちろん我々もそうでありますし、何よりも新たな変化を求めた県民の総意として、新体制を認めて、推していかなきゃいけないと。  私が今質問したのは、やはり県議会の一般質問等の状況を見ておりましても、まだまだ何かわだかまりがあるような、そんな状況も見受けられます。そんなことは県議会と上市町ということを考えれば当然違うわけでありまして、やはり町として、当局、そしてまた議会共々協力しながら前に進めていかなきゃならないと。そういうことで、また一緒に頑張っていまいりたいと、このように思います。  それから、パークゴルフの件でありますが、何度も何度も聞くのは嫌なので、もう今回限りにしますというようなことも打合せの中で言っておりましたが、当然、現況を考えれば、8月あるいは8月の末、9月初め、そういったところに集中しているところで、いろんな行事との関連もあるかと思いますが、そのために協議をしてということを付け加えてお話をしておったつもりであります。  今後協会のほうからも、そういったことを改めてお願いに来られるかもしれませんが、ぜひ今日の答弁ではなくて、前向きにまた考えてやっていただきたいなと。そんなふうに思いますので、そこのところは強く要望しておきます。  それから、熱中症対策の早朝利用ということで、ありがとうございます。これにつきましては、以前から言われているように、自己責任ということが前提ということで、そこで万が一トラブルが発生すれば、これは町云々ということでなくて、やはりそこを利用した人の責任の下でやるということを改めて肝に銘じておきたいと、このように思います。  そして、パーキング・パーミット制度については、一番やはり私が心配していたのは、違法駐車じゃないですが、がらがらの駐車場に健常者がそこへ止めていると。そういったところに、もう一度何か注意喚起しなきゃいけないんじゃないかな。そんなつもりで質問をさせていただきました。  恐らくそういったところに止める方は、見ておられないものと思いますけども、改めて分かりやすく、いろんな角度から注意喚起をお願いしたいと思います。  ちょっと時間はぎりぎりになりましたが、本当にありがとうございました。  これで質問を終わります。         ────────────────────────             ◇  伊  井  勇  治  君 39 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。              〔3番 伊井勇治君 登壇〕 40 ◯3番(伊井勇治君) よろしくお願いいたします。  上市スマートインターチェンジの供用開始を間もなく迎える時期となってまいりました。今後の上市町がいかに活用し、発展していくかの始まりでもあります。コロナウイルスの感染症と共存する中、関連したことについて、今後の町の取組を伺いたいと思います。  それでは、通告に従い、一般質問をいたします。  大項目2つありまして、1つ目、公共施設の管理であります。  人口減社会に対応し、土地の適正な利用・管理が求められています。しかしながら、土地の境界が不明確であることなどから、二の足を踏むことが多々あります。また、近年では、当町に親は住まいをしているが、子どもたちは町外であり、亡くなられてから空き家となる土地も多くなっております。相続はできるが、土地の境界が分からず、売買し所有権を変えたいのだが、売るに売れないなどの相談を受けます。このような事例が当町でも多くあると思われます。  本年3月に改正され、6月より施行されました国土調査法では、土地の境界確定を官で進めることができることになりました。なお、当町でも地籍調査を実施していますが、かなり時間を要することや、複雑な利害関係などにより進めにくいことも事実であります。今後は、地籍調査と併せ、新制度を活用してはいかがでしょうか。  そこで、以下の質問をいたします。  1つ目、地籍調査の円滑かつ迅速化を図るため、調査の優先実施地域を目指してはいかがでしょうか。2つ目、防災やまちづくりの観点から、都市部、用途地域内等ですね、の道路等の官民境界を先行して調査をしてはいかがか。3つ目、先ほど来のことを、IT技術を活用し、地籍調査等で得た座標値を、例えば地上物で言えば誘導看板等、地下埋設物で言えば上下水道、暗渠水路等で、3次元で管理してはいかがかということでございます。  以上、検討中を含め、副町長の答弁を求めます。  大項目2つ目であります。GIGAスクール構想についてであります。  コロナ対策による補正予算で設置予定のICT教育に関する施設が小中学校に設置されることになっています。その進捗も併せて質問いたします。  1つ目、ハード面の整備状況はどうなっているでしょうか。2つ目、指導体制や教員のスキルの状況はどうなっておるでしょうか。3つ目、プログラミング教育との連携はどうなっているでしょうか。4つ目、オンラインによるリモートできる体制も一環としてはいかがでしょうか。  以上、検討中も含め、教育長の答弁をお願いいたします。  以上であります。 41 ◯議長(松谷英真君) 小竹副町長。              〔副町長 小竹敏弘君 登壇〕 42 ◯副町長(小竹敏弘君) それでは、私のほうから、地籍調査等に関しますご質問にお答えしたいと思います。  議員ご指摘のとおり、人口減少等の進展に伴いまして、土地利用ニーズの低下が見られるようになっております。所有者が不明な土地ですとか管理不全の土地が増加してきております。こうした中、土地政策の再構築と地籍調査の円滑化、迅速化を図るため、議員おっしゃったとおり、今年の3月に国土調査法が改正され、6月または9月といった形でちょっとばらばらとなっておりますが、施行もされております。  具体的な改正内容といたしましては、所有者が不明の場合は筆界案を公告させていただきまして、20日間特段の意見が出なければ、それで調査が進められるということが一つあります。また、遠方にお住まいの方で、現地の立会いが困難という方には、郵送でそういう確認もできるということにもなりました。そして、これまで土地所有者しか筆界特定を申請できなかったものが、議員ご指摘のとおりですけれども、地方公共団体が代わって申請できるようになったことなどが挙げられるところであります。  また、こうした効率的な手法の導入を盛り込んだ形で令和2年度、今年度からスタートする第7次国土調査事業十箇年計画というものが策定されておりまして、この中で、議員ご指摘の「優先実施地域」なる用語が使われているところであります。  ただ、この用語なんですけれど、手を挙げてその自治体がモデル地域の指定を受けるといったような類いでは実はございませんで、例えば国有林などの土地取引が行われる可能性が低い地域、そしてまた、逆に土地区画整理事業が既に実施されて地籍が確定しているような、そういったような地域以外、もうそれ以外のエリア全体をこの優先実施地域というふうに指すということになっておりますので、ちょっとこの指定を目指すというようなことではないということは、ご理解を賜りたいと思っております。  また、今回の改正で、これまでの、本来でしたら一筆ずつ隣り合った土地の境界を確定していくという手法とは別に、議員ご指摘の、街区を形成する道路と、まずは民地との間の境界を先行的に調査する手法というものも認められることとなりました。  議員からは、この新しい手法を用いて町中心部のほうを、まず地籍調査を先行してはどうかといったご提案をいただいたんですけれども、現在調査中の大坪地区以外にも若杉新地区、それから神田地区などからも要望が来ておりますので、町としましては、これらの地区について、順次、法改正で可能となりました新しい措置や方法を活用して、まずは調査のスピードアップを図っていけたらと思っております。  そして、今後、町の中心部の調査に取りかかるということになった際には、この新しい手法の活用は十分念頭に置いて進めてまいりたいと思っております。  最後に、IT技術を活用し、地籍調査で得たデータを3次元で管理活用してはどうかというご提案もいただきました。  ただ、この地籍調査業務の中で取得可能と思われる座標値ですけれども、私どもで考えると、町道ですとか法定外公共物、あと公の施設の敷地等ありますけれども、これにどうやって上下水道のデータを加えていくかというようなところがありますし、これは2次元ですので、さらに3次元でどうやってやっていくかとか、やはりちょっとやろうとすると様々な課題があるかなと思っております。そして、これらデータを蓄積していくためには、やはりどうしてもかなりの年数と経費はかかるかなというふうに思っております。  今後こうした課題を整理しまして、導入の必要性については考えたいなというふうに思っております。  以上でございます。 43 ◯議長(松谷英真君) 藤縄教育長。              〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕 44 ◯教育長(藤縄太郎君) GIGAスクール構想に基づくICT教育の進捗等についてお答えをいたします。  初めに、小中学校におけるICT環境につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴いまして、緊急事態宣言による全国での一斉休業によりまして学びの機会が失われたことから早急な整備が求められ、今年度、国のGIGAスクール構想の下、一気呵成に進めているところであります。  現在各学校では、LAN配線や電源工事に加えまして、ネットワークの切替え作業を随時進めておりまして、来年1月中にはそれら工事を終了する予定となっております。その後、タブレット端末やその保管庫を搬入しまして、2月末には全体の整備を終える計画としておるところであります。  また、教職員に対しまして、機器操作等に係る研修会を年度末までに実施しまして、スキルアップを図りたいというふうに考えております。  さらに、授業の改善や一人一人の習熟度に沿った家庭学習課題の提示などができますよう、教職員を支援するICT支援員の配置を検討してまいりたいと考えております。  次に、プログラミング教育とは、教科の単元の中でプログラミング的思考を育むことを目的としたものでありまして、現在各小学校では、教育センターに配備しましたプログラミングロボットを6学年での理科や他学年での総合的な学習で活用しているところでありますが、例えば1人1台のタブレットにプログラミング用アプリをインストールし、子どもたちが自分の考えたプログラムを入力していくことで、周りとお互いの考え方やその違いを共有することが容易になるなど、いわゆる学びの幅を広げるものと考えております。  最後に、そもそもタブレットを授業で利用するためには、各児童生徒のタブレットを教員側でも操作できるようにする必要があるわけであります。これは、すなわち、今後学校が再度休業となった場合のオンライン授業や各学校を結んだ遠隔授業も可能となることを意味しているわけであります。  子どもたちには、体の発達と同様、学習における理解度も一人一人違いがあります。これらに対応し、基礎的な学力を身につけ、個々の能力を伸ばしていくための支援を行っていくことがGIGAスクール構想の目的の一つと捉えています。  学校現場がこの目的に向かって取り組んでいけるよう、これからも環境整備に努めるとともに、必要な支援をしていく所存であります。 45 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。 46 ◯3番(伊井勇治君) 副町長並びに教育長、答弁ありがとうございました。  国土調査法のことでございますが、やはり上市としては、昔の慣習か何か分からんがですが、土地の利用について、登記もせず放置して今に至って、親がおらんようになったら、いや全然自分の土地がどこやら分からんけど、税金は払っておるよというような土地がどんどん、どんどんこの市街地の中に密集しておると。  今回、富士製薬さんも来られる中で、そういうトラブルもないようにしてやっていっていただきたいのは私の願いでもありますが、そういう土地が多い中で、いかに、要は国土交通省が新たなこういう取組ということを出したという背景には、やはりそういう、代が替わって土地利用が進まない。ひいては、我が町においても、例えばせっかく上市スマートインターが誘致されたのに、結局、町の中では利用しづらいということはあってはならないという背景から、私も地籍調査で事務局長をやらせていただきながら、いろんな言葉を聞く上で質問させていただいておるわけなんですが、ほかにも要望されておると聞きますが、せめて道路なら道路だけでも先行してそういった調査を行い、さらには、例えば人口減少の中で職員数も今後は減るんじゃないかということも想定されます。その上で、いかにじゃ管理していくがだということになりますと、やはりデジタルというものを利用する。ただパソコンを見ているだけでは、あれは紙をそのままでパソコンに収納してあるだけなので、さらにそれに情報を与えて、やはり何かしら災害があった場合でもすぐ対応できるということも含めてやっていく必要があるんじゃないかという観点から、要望やらを含めてお願いしているわけでありまして。  サテライトオフィスで、IT会社が当町に第1号として来ていただいたと。であれば、我が町は、やはりデジタルのことに対しては先へ進んでやっているんだということを含めて、皆さんでまた自覚していきながら、同じ、少しずつお金をかけることの中でも、デジタル化、3次元を含めて管理体制を整えていくことが必要でなかろうかと。次の代に移る前に、ある程度そこら辺の考えを逆にしっかりとして予算化していって、やはり次の代の人にバトンタッチしていくということが大事でなかろうかと思いますので、ぜひこのことを頭に置きながら検討をお願いしたいなというふうに思います。  教育長さんの答弁も、今一生懸命ある程度ハードをそろえていただいておる最中かと思いますが、ある退職された先生に聞きますと、えらい時代になったと。私だったらスマホを操作するがも一生懸命ながで、こういう時代にタブレットを使い、教えていく。逆に、検索等を含めて、答えを先に聞く情報がこのように出てきておるということなので、教職員の方も相当負担がかかるかと思いますが、先ほど酒井桂之議員が、残業問題もありますが、やはりその辺を効率よく取り組んでいただいて、進めていただければというふうに思いますので、どうかまたひとつよろしくお願いいたします。  私の質問はこれで終わります。         ────────────────────────             ◇  宝  嶋  洋  子  君 47 ◯議長(松谷英真君) 9番 宝嶋洋子君。              〔9番 宝嶋洋子君 登壇〕 48 ◯9番(宝嶋洋子君) 通告に従いまして、上市スマートインターチェンジ開通に伴う企業誘致及び観光について、5項目質問させていただきます。  待ちに待っていました上市スマートインターチェンジが今月13日、あさって午前11時にいよいよ開通します。  この北陸自動車道は昭和55年に開通いたしました。あれからはや40年で、そして今、平成28年度から上市スマートインターチェンジの事業がスタートし、これまで携わられました町、中日本高速道路株式会社、工事関係者、地元の皆様に感謝とお礼を申し上げます。これからの上市町がますます発展するスタートの12月定例会。今年はコロナで本当に暗い話題の中ですが、この開通が本当にうれしい話題となればと思います。  上市スマートインターチェンジは、国道8号と距離が約2キロと近く、幹線道路とのアクセスがよいことで、産業振興、物流に最適の地区です。自然災害も少なく、安全な地区であること。また、災害時に広域性を生かした支援ルートの確保がよい。そして、とてもすばらしい剱岳を臨める。眺めは最高の地であります。  10年、20年、30年先、この上市町が存在感あふれる住みよい町になるためにも県内外に発信。いろいろな角度から、上市町出身者で、県外で頑張っておられる皆様、上市住民全体で営業マンになり、上市町をPRしていけばと思います。  そして、まず現在の企業誘致の現況について、中川町長にお尋ねいたします。  次に、今後の企業誘致のPRをどのように進められるか。その今後の企業誘致の計画についても、中川町長にお尋ねいたします。  次に、観光についてお聞きします。  上市スマートインターができるに当たり、県外で勤務している次男に、富山を離れて約20年たちますが、応援メッセージをとLINEを通して尋ねてみました。  富山、上市の認知度は低い。九州の人は、場所も曖昧です。でも、行ったことのある人は、富山は本当にいいところだよねと言ってくれる。理由。魚がおいしい、特にブリと言われる。あと、ホタルイカ、ますのすし、おわら風の盆、砺波のチューリップ。あと、一番有名なのは黒部ダム。上市町を知っている人はほぼいないが、剱岳の認知度は高いし、山岳をやっている人々にとっては唯一無二の聖地だということが分かった。なので、僕がその上市出身で、家の玄関を開けると、目前に立山連峰、剱岳が広がっていること。写真を見せると、とてもびっくりされる。映画化もされましたが、上市町が誇るべきこの剱岳を有しているということにほかならないと思います。  あと、推しポイントは大岩の滝やそうめん、行基の造った像は圧巻です。ムヒの池田模範堂、穴の谷霊水、細田守監督の出身地、「おおかみこどもの雨と雪」、「花の家」、上市の細田守美術館的な物もできるといいね。また、聖地巡礼コースをつくったり、剱岳は、登るのもそうですが、馬場島のキャンプ場認知度も低いので、そこも知ってもらいたいです。  剱岳、水、緑、川、自然。上市のよさを全国の人に知ってもらうとともに、住んでいる住民の方にとっては当たり前だけど、すばらしい宝を持った町ということを認識してもらいたい。  息子から、ちょっと長い文になりましたが、応援メッセージを書いてくれました。今コロナで遠方からなかなか帰れませんが、今度帰ってくるとき、上市スマートインターチェンジから降りるとき、剱岳がきれいに見えて、きっと感動すると思います。  質問です。上市スマートインターチェンジから降りてこられる県内外の皆様の立場からの観光についてお聞き、提案したいと思います。  1、町の観光に対するPRの展開、どのようにされますか。2、スマートインターチェンジからの観光地のパンフレットの製作の計画はありますか。3、スマートインターチェンジに観光看板の設置はどうですか。  これら3点の質問を酒井産業課長、答弁よろしくお願いいたします。 49 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕
    50 ◯町長(中川行孝君) 宝嶋議員のご質問にお答えいたします。  現在、企業誘致の関係につきましては、先般、全員協議会で報告させていただいたとおりでございますが、今回のスマートインターチェンジは、国道8号との距離が約2キロと近いため利便性がよく、場所によっては町内から最短距離で北陸自動車道へアクセスできるため、さらなる物流の効率・安定化につながるものと期待しております。  本年2月に旧サンリッツ跡地に進出された物流会社である司企業株式会社や、現在、細川機業株式会社の所有地において医薬品の物流倉庫などの整備を計画されている企業は、上市スマートインターチェンジの開通を大きなメリットとして捉えていると受け止めております。  また、造成工事を進めている宮川地域工業用地については、物流倉庫等の整備をお考えの企業からの問合せがあるなど、おかげをもって当町での立地に意欲を持つ企業が増えております。  今季、コロナ禍で、県が実施する企業立地セミナーは先月開催された東京のものだけとなりましたが、来年こそ東京など複数の大都市で開催されるとやま企業立地セミナーに積極的に参加し、当町の魅力を精いっぱいPRしていきたいと考えております。  そして、今後、上市スマートインターチェンジ内の工業用地だけでなく、工場建設に適したところを企業に紹介できるよう、候補地の選定にも努めてまいります。 51 ◯議長(松谷英真君) 酒井産業課長。             〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 52 ◯産業課長(酒井紀明君) 議員ご質問の観光に関する今後の展開等についてお答えいたします。  上市スマートインターチェンジの開業により、町観光地への誘客に大きな期待を寄せております。これは、道路地図などに「上市」の文字が表記されることで、上市町に対する認知度が著しく向上するとともに、県内の他の観光地との周遊ルートを組みやすくなることで、観光ツアーの造成もかなり増えるものと考えております。  町では今後、県外からの誘客を行う際には、観光協会と連携し、スマートインターチェンジ開通によりますアクセス面での大幅な改善を精いっぱいPRしてまいりたいと考えております。  また、今年度作成したサイクリングマップ「コグッチャ」におきましては、上市スマートインターチェンジを経由したアクセスの表記をしており、今後製作予定の上市観光パンフレット「とっておきの秘密基地」などにも、上市スマートインターチェンジをしっかりと記載してまいります。  次に、スマートインターチェンジ付近には、残念ながら、新しく観光案内看板を設置する適地が見当たりません。このため、ちょうど認定宮川こども園の前で、上市スマートインターチェンジ上りランプ前となる場所に既に設置されている観光案内標識によって、大岩山日石寺などの当町の主要な観光地へのルートをまずは紹介していきたいと考えております。  また、詳しい観光案内を希望される方に対しては、町全体の観光地を表した案内看板があり、町の観光案内所が入っている上市駅へ誘導していきたいというふうに考えております。  なお、上市スマートインターチェンジから上市駅に至るまでには案内の充実が必要と思われることから、今後、開通予定の都市計画道路横越荒田線の中で、新たな案内標識を設置できないか検討してまいりたいと考えております。 53 ◯議長(松谷英真君) 9番 宝嶋洋子君。 54 ◯9番(宝嶋洋子君) 答弁ありがとうございます。  町長が今言われましたように、近辺の物流関係が、やっぱりスマートインターチェンジがあることによってできている。そしてまた、今、細川機業の跡地というか、そのところに物流会社が来るということは、やはりこれ、インターがなかったらそういう話にもならなかったと思いますので。  先ほども言われましたように、この先も上市町はそういう工場誘致に適した地域もたくさんあると思います。  今皆さん、インターをまだ利用していないので分からないと思いますが、8号から、私はよく北馬場から入ってくるんですけれども、時間を計ると5分くらいで、信号は2か所ありますけれども、本当にすぐ着きます。そして、8号にもすぐ行けます。そして、そこへ来るに当たっての立山連峰の眺めたるや、本当に天気がよかったらちょっと止まって写真を撮ろうかなという。  私が嫁に来たのは昭和51年なんですけれども、来たときはまだ高速がありませんでしたので、私の家から上市町が見えましたが、私が来て、昭和55年には、大きい北陸自動車道で前は見えませんが、ありがたいことに剱岳はそびえておりますので、家にいても見て、私は海のほうから剱岳を見ていましたが、私のところの上市の相ノ木地区、宮川地区も、あそこは遺跡調査で、弥生時代の方たちが農耕をしておられた場所だと。時計のないときに、あそこから上がったら何、ここから登ったらどこという、何かそういうすごく分かる場所で。  もちろん工場誘致なんですけれども、観光にもつながる意味で、すばらしいいい場所だと思いますので、安全な面でも、また、どんどん……。  今年はコロナでいろいろそういうことができなかったかもしれませんが、町長がやっぱり県、国、そして上市からいろんなところで活躍しておられる皆様方にそういうことを発信されまして、上市町役場、私たち議員、県議会議員、それこそワンチームになって、どんどん誘致とか観光とかを広めていくことがすごく私は必要だし、これから若い人たちが、やっぱり上市に戻ってきたいなと。さっき文章を書きました次男にしても、やがて上市へ来たいなとか。やっぱり親が、やがて上市へ帰ってこられという発信をしていかないことにはなかなか戻ってこないかなと思うので、上市のよさを一生懸命私も発信させていただいております。  ちょっと私ごとですが、去年ぐらいからフェイスブックをしておりまして、昨日は、今日質問するに当たり、フェイスブックに上市インターチェンジの、スマートインタースタートという、何かこういう町報の一部とつるぎくんの看板などを入れて発信しましたところ、夜遅くに入れたんですけれども、朝の時点で47人の方が見ていただいて、私、こんな夜遅くに入れて、この朝早くにそれだけの方たちが、よかったねということと、ある人は「剱岳インターチェンジ」という名前ならよかったねとかと言うて。それくらい、やっぱり剱岳というものの存在感を言われたりしております。  産業課長も今またこれからいろんなところで注意されて、観光の地図とか、地元の者は分かっていても、ほかから来る人はどこがどこなのか分からないような気がします。そういうところをまた小まめにしていただいたり、あと、私、昨日、観光案内所へ行ったら、こういうパンフレットとかの裏にも、インターから降りたら何分でどこどこに行けるとかというのが書いてあって、まだ上市インターを降りたらというのがないので、一部だけでも訂正できたら、そういうところも。パンフレットの裏にもちゃんとそういう記載がありましたので、そういうちょっと細かいところでも、また上市町が、来られたときに見ていただけるようにぜひしていただきたいと思います。  これからみんなで力を合わせて、あさっての開通式を心待ちにしたいと思います。  今日はどうもありがとうございました。 55 ◯議長(松谷英真君) 午後1時まで休憩いたします。                               (午前11時56分)         ────────────────────────                               (午後 1時00分) 56 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ────────────────────────             ◇  伊  東  俊  治  君 57 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。              〔8番 伊東俊治君 登壇〕 58 ◯8番(伊東俊治君) 食品ロス削減について質問いたします。  令和2年12月16日、「食品ロス削減全国大会in富山」開催とありました。世界では、全ての人が十分に食べられる量の食料が生産されているという。それでも、飢えに苦しむ国や地域は後を絶ちません。10月16日は国連が制定した「世界食料デー」でした。飢餓や食料問題を考える日であります。国連食糧農業機関によると、世界の人口の9人に1人に当たる8億2,000万人以上が飢えや栄養不足に直面している。その裏側では、世界で生産された食料の3分の1に当たる13億トンが毎年捨てられている。  上市でも「とやま食ロスゼロ作戦」として「使いきり 食べきり すっきり エコライフ」とスローガンを掲げておられますが、あまり伝わっていません。  家庭ごみは以前よりも排出総量が多かったと報告がありましたが、その後、増減がありましたか。家庭、外出時にできる食品ロスを減らす取組はどのようにしていますか。また、消費期限と賞味期限の違いの徹底はどのようにされていますかお聞かせください。  次に、上市に移住定住支援の強化についてお聞きします。  10月31日、地方紙を見て、うれしくてなりませんでした。町長も今言われましたが、「おおかみこどもの雨と雪」のポスターが、「おおかみこどものふるさとからのおくりもの」、さらに「はじめよう 新しい生活、かみいちで」と。さらにびっくりしたのは裏の紙面でした。「夢のマイホームと子育てライフを応援します」「ライフステージ別 上市町の支援」でした。上市町の支援制度、移住・定住に関して出ていました。  今、東京では、新型コロナウイルスの感染拡大で、都市部から地方への移住に関心が高まっている。3密回避の意識の高まりやテレワークの普及が追い風となり、各自治体もオンラインで相談会やセミナーを開催し、誘致に力を入れている。  上市町でも、サテライトオフィスの進出、シャッター通りに灯がともってほっとした気持ちでした。  移住PRイベントや交流事業等において、空き地、空き家、雇用、生活に関する情報提供、相談事業を行うほか、上市町での暮らしの体験等を積極的に行い、町内居住の推進を図りますとありますが、各事業はどのように展開されているのですか。また、今後事業はどのようにされるかお聞かせください。よろしくお願いします。 59 ◯議長(松谷英真君) 碓井企画課長。            〔企画課長心得 碓井秀樹君 登壇〕 60 ◯企画課長心得(碓井秀樹君) 移住定住支援の強化に関するご質問にお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の流行によりまして、都市圏在住者の地方移住への関心が大変高まっております。本町ではオンラインによる移住相談が増えまして、移住希望者を町内でアテンドする件数も大変増加しております。本年度実施を予定しておりました移住体験ツアーにつきましても、首都圏で感染が拡大している状況を踏まえ、オンライン方式の体験ツアーへと変更いたしました。今後もオンラインでの移住体験や移住相談が増加すると予想されますので、今回の体験ツアーを契機に、オンラインでのつながりから実際に町に来ていただくための仕組みを構築していきたいと考えております。  今ほど伊東議員さんにお話しいただきましたインパクトのある移住促進の新聞広告や、これに連動しました子育て情報ウェブサイトへの記事掲載を10月末に実施したところであります。その後、住宅団地を見学する人が増えまして、町外世帯の分譲団地の成約にもつながっております。そして、企画課の窓口には、今月に入っても若い世代の方が新聞広告を持って相談に来られるなど、反響の大きさを実感しておる次第でございます。  今後につきましては、戸建て住宅によりますお試し居住をできるよう検討を進めておりまして、上市暮らし体験の魅力を高めるとともに、町内の若手事業者で構成されております空き家再生プロジェクトの力もお借りしながら、空き家の利活用促進やサテライトオフィスの誘致推進等によりまして、移住定住支援の強化を今後とも図っていきたいと考えてございます。  以上であります。 61 ◯議長(松谷英真君) 永田町民課長。             〔町民課長 永田雄二君 登壇〕 62 ◯町民課長(永田雄二君) 食品ロス削減に関する質問にお答えします。  まず、家庭から出る燃やせるごみの総量は、平成30年度までは減少傾向にありましたが、令和元年度では4,390トン、率にして2.9%増えております。さらに、今年10月までのごみ総量は、前年同月までと比較して2.5%増えていますが、これは新型コロナウイルス感染防止で、家庭で過ごす時間が多くなっているためと思われます。  次に、家庭でできる食品ロスを減らす取組として、必要な分だけ調理をし、消費できない分は買い過ぎないよう、町ホームページ等で紹介しています。  外出時に、食べ切れると思う量を注文すること、状況によって小盛りメニューを上手に活用すること、食べ放題のお店では元を取ろうと無理して皿に盛らないこと等の対策が考えられます。  最後に、消費期限と賞味期限の違いについても町ホームページに紹介していますが、消費期限とは食べても安全な期限のことであり、賞味期限とはおいしく食べることができる期限のことです。  消費期限は比較的傷みやすい食品に表示されているため、この期限前にしっかり食べるよう、賞味期限は比較的傷みにくい食品に表示されているため、たとえ期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないことから、こうした表示の意味をきちんと理解し、できるだけ食品ロスを少なくするよう心がけていただくようお願いします。 63 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。 64 ◯8番(伊東俊治君) ご丁寧なご答弁、ありがとうございました。  本当に、町長も言われましたけども、新聞の効果というのはすごいなと思いました。東京でも何か何十人の人が取りに来たというふうに聞いております。あれだけ上市町を宣伝したところは、ほかにはないがじゃないかなと思うくらいうれしく思いました。これによって、たくさんの人が上市へと来てくださることを思います。  町の将来像として、「つながる にぎわう ささえあう」「すべては私とミライのために」「みんなが主役のまち 上市」。これは、私もキャッチフレーズにして生きていこうかなと本当に思っております。  本当に、先ほども宝嶋議員さんがすごく言われましたけども、もっともっと私らも知って訴えていかなきゃならないなと思います。そして、人たちが東京だとかよそから上市へ上市へと来ることを思って、これからも頑張りたいと思います。  次に食品ロスですけども、恵方巻きという2月3日にやるやつ。あれは、今年はほとんど残らなかった。去年は、あるデパートで270本、全国では10億円の損害があったということを言われましたけども、先ほど課長から言われたように、要る物だけ買うというふうに持っていかないと、やっぱりどうしても捨てるようなことになってしまうということになると思います。  それから、コロナウイルスの感染によって、その影響は、やっぱり外へ出ないと。外へ出ないから、食べる物は割と抑えて買ってくる。だけど、事業者は本当に大変だと思います。  また、日本人ほど再利用するということは、新鮮な物を食べたいという日本人のそういう体質というか、ありますので、再利用はなかなか難しくて、先ほど世界のことを言いましたけども、日本でも1年間に612万トン、東京都民が1年間食べる分が捨てられているという、本当にもったいない。そしてまた、食堂のあのでかい食べ物は、あれは何だろうと。海鮮物にしたって、でかい、食べられもせん。恐らく破棄されている量があるんじゃないかなと。あんな物を食べたら病気になるがでないかと思うぐらいされておりますけども、これからもいろいろ皆さんで訴えて、取組でしっかりとやっていきたいと思います。  食べられる量だけ注文する。残さず食べる。これは本当にしっかりと大事なことだと思いますので。先ほどのいろんな、子どもたちを育てるために、新しくこちらへ来る人のために、生活のためにというようなものが、これは全部町報に載っておるがですよね。先ほど言われた食品ロスのことも、やっぱり町報によく載っていますので、私たちも町報をしっかり読んでくれということを言ってまいりたいと思います。  どうかこの上市から食品ロスが少しでも少なくなるようなことを願って、質問を終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  松  本     寛  君 65 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。              〔1番 松本 寛君 登壇〕 66 ◯1番(松本 寛君) 通告に従い、通学路の安全確保・対策はについて質問いたします。  ついに上市スマートインターチェンジが開通します。スマートインターチェンジが上市町のみならず水橋方面からの方々からも大いに利用され、町の発展に寄与するであろうと期待しています。  一方、交通量増加が予想され、交通事故まで増えてしまうのではないかという懸念もあります。特にインターチェンジの近くには宮川小学校があり、児童及びその保護者の不安は無視できるものではありません。  宮川小学校周辺の道路、特にインターチェンジと直接つながる県道148号線は、現状、片側しか歩道整備がされていません。また、場所によっては歩道が細く、歩くには心もとない箇所も見受けられます。  そこで、通学児童のための歩道や横断歩道の整備ができないか、県道を管理する県へ確認を取れませんでしょうか。ガードレールや境界ブロックの設置などを検討できますでしょうか。廣田教育委員会事務局長にお尋ねいたします。  次に、以前、2018年6月定例議会にも伺った主要地方道滑川上市線の安全対策についてお尋ねします。  前回の当局での回答は、本道路については、石仏方面からの工事施工に取り込まれ、事業が引き続き延伸されるよう、町としてもしっかり要望してまいるとの大変献身的なお答えをいただき、感謝しております。  あれから月日もたち、上市スマートインターチェンジもあさって開通を迎え、大永田地区内にもそれなりの交通量の増加が見込まれます。日々日々に児童や一般の歩行者に対しての交通事故を及ぼすリスクが高まっていることを非常に懸念しております。  大永田町内会としては、道路構造令に沿った歩道幅員があれば一番いいと思っていますが、事業採択が難しいのであれば、県道際の水路を改修し、蓋かけ等で歩行スペースを確保していただければ幸いと思っております。  今後の事業について、現状と方向性について、竹田建設課長にお尋ねします。 67 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。             〔建設課長 竹田亮成君 登壇〕 68 ◯建設課長竹田亮成君) 議員ご質問の、主要地方道滑川上市線の現状と今後の方向性についてお答えいたします。  主要地方道滑川上市線は、現在、道路管理者である富山県が事業主体となり、石仏地内の延長270メートルの区間において拡幅改良工事を行っております。  現在の状況と今後の方向性について富山土木センター立山土木事務所に確認したところ、石仏工区については、完成に向けて事業を継続していくとのことであります。また、大永田地内については、今後測量設計を行っていく予定であり、歩行スペースの確保については、議員のご発言にもあったように、道路横の水路への蓋がけも含め、地元の意向を踏まえながら、測量設計業務の中で検討していきたいとのことでありました。  以上であります。 69 ◯議長(松谷英真君) 廣田教育委員会事務局長。           〔教育委員会事務局長 廣田泰三君 登壇〕 70 ◯教育委員会事務局長(廣田泰三君) 通学路の安全確保・対策はということで、上市スマートインター開設による通学路への影響はというご質問にお答えいたします。  上市スマートインターチェンジが開通することに伴い、現在は宮川こども園前周辺を通学路としている児童が道路を横断する際に、安全性が危惧されたことから、教育委員会として立山土木事務所と上市警察署に対し、横断歩道や歩行者信号機の設置について要望を行いました。  しかしながら、歩行者信号機については、公安委員会として全国的に信号機の削減を行っており、また横断歩道については、カーブの直後であり、ドライバーの視認距離が短いことなどから、設置は困難であるとの回答でした。  教育委員会としましては、道路を横断する必要のある児童が今後さらに増えていく見込みであるため、関係部署に対し、何らかの対策を実施していただくよう引き続き要望していきたいと考えておりますが、当面は遠回りして迂回いただくことで児童の安全を確保してまいります。 71 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。 72 ◯1番(松本 寛君) 誠にありがとうございます。  教育委員会としても動いていただき、保護者の方を含めて安全な対策を取っていただいていることを聞きまして、少し安心した思いもございます。
     そして、竹田建設課長、ありがとうございます。  ですが、通学児童の安全に関わることですので、今後も県のほうへは声を大きく要望をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。         ────────────────────────             ◇  酒  井  恒  雄  君 73 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。              〔11番 酒井恒雄君 登壇〕 74 ◯11番(酒井恒雄君) 皆さん、お疲れさまでございます。いよいよ12月議会最後から2番目ということからして、皆さん方については、しばらくの間孝行していただきますように、よろしくお願いします。  私からは、3点の質問をさせていただきます。  1番目、令和3年度予算編成方針、重点事業について。  新型コロナウイルス感染拡大による経済の悪化に伴い、歳入では個人町民税、法人町民税等の減収が見込まれる一方、歳出ではかみいち総合病院などへの繰出金や社会保障費の増加などが見込まれます。また、実質公債費比率が2年連続で県内で最も高く、令和元年度決算では15.7%であり、対前年度比0.1%増となりました。  さらに、今後はスマートインターチェンジに係る地方債、小中学校情報ネットワーク環境施設整備に係る地方債の償還額分が増加、また今後Net3サブセンターの建設など、厳しい財政環境の中でどのように予算編成に取り組むのか、予算規模はどれぐらい立案されているのか、中川町長に伺います。  次に、重点事業は何か。  かねてから中川町長は町民に満足度向上を標榜されていますが、令和3年度重点事業の中に、町民がわくわくする事業があるのか。日本総合研究所による調査では、富山県は幸福度全国2位であり、当町でも町民の幸福度や町の魅力度を高める課題は何か。不満足は何か。以上申し上げましたが、中川町長に伺います。  また、先ほど、予算編成と重点事業については、酒井桂之議員の質問に答えられましたので、割愛させていただきます。  2点目としては、かみいち総合病院の経営について。  まず1番目、かみいち総合病院は、16年連続で赤字決算が続く中、コロナ禍も重なり、令和2年4月から7月末までの病院収益は前年と比べて9,700万円の減収となり、以後10月末までの収益は、前年同期と比較してどのような状況なのか、黒田病院事務局長に求めます。  2番目、次に令和元年度入院・外来患者数は、入院延べ患者数5万2,099人、外来患者数10万4,018人でありますが、総合病院を利用されている舟橋村には医療機関がなく、総合病院まで、上市町、舟橋村(立山町含む)とが連携し、コミュニティバスの路線、要するにデマンドタクシーの実証運行ができないか。舟橋村との協議はどこまで進んでいるのか。または、どうしてもできなければ、富山地方鉄道と連携、協議し、乗車回数券の発行など手助けをする汗をかけないか、中川町長に伺います。  3番目、次に産婦人科について、本年4月から10月までの分娩患者数のうち、住民票が滑川市の方が16人おられますが、本年、厚生連滑川病院が分娩休止になったことに伴い、総合病院での分娩患者数の増加が予想されます。  上市町同様に出産された町内外の方々も、等しくお祝い、「Kamiichi Baby Gift」を贈呈できないか。以後も当病院で第2子、第3子も出産してくださるよう、おもてなしのPRを込めて、されてはいかがか。  ちなみに、本年4月から10月末現在、当上市町、町外を含めて70人の方々が総合病院で分娩されました。新井医師、助産師、看護師、チーム一丸となり、スタッフの皆さんに、ご尽力に、深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第でございます。  病院、最後に、診療実績に貢献された医師に対して、これまでの業績をたたえ、富山県厚生部門あるいは県功労表彰を申請できないか。  参考までに言いますが、私は伊東町政時代に、診療実績に貢献されました病院長などに、それぞれ報奨金ではなく、富山県功労表彰を過去2名のそれぞれの医師が受賞されております。黒田病院事務局長に求めます。  これはなぜかといったら、やはり規程があるのかどうかということをまた教えていただきますように、よろしくお願いします。  最後に、押印について。  町民の負担軽減や行政サービスの効率化、デジタル化の推進が目的で、脱判こが推進されていますが、町への申請や届けなど、押印が必要な書面はどのくらいあるのか。そのうち、規則や要綱の見直しによる対応で押印をなくすることができる書面はどれぐらいあるのか。そしてまた、当町もデジタル化推進を掲げる政府の方針に呼応し、書面、押印、対面主義からの脱却を図るためにも、脱判この実施時期はいつ頃を予定されているのか、中村総務課長に求めます。  以上、3点の質問を終わります。よろしくお願いします。 75 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 76 ◯町長(中川行孝君) まず、令和3年度の予算編成方針、重点事業等についてでございますが、午前中の酒井桂之議員さんと質問が重複する部分がございますので、その部分については割愛をさせていただきまして、予算規模について申し上げますが、令和2年度の当初予算と同規模で編成する方針で臨みたいと考えております。  次に、同じ予算の関係で、幸福度、魅力度を高める施策についてお尋ねでございますが、これは非常に難しいところがございます。町民の幸福度、町の魅力を高める施策に関するご質問については、町では、来年度からスタートする第8次上市町総合計画及び第2期上市町まち・ひと・しごと総合戦略策定のため、本年2月に町民意識調査を実施しておりますが、この調査で重要度が高いと、実際の満足度は低いとの回答があった子育て支援、公共交通、行財政運営などに力を入れていく必要があると考えております。  これまで子育て支援については、昨年秋に保育料を年間最大14万円程度減額したほか、今年春から乳幼児2か月児訪問の際、「Kamiichi Baby Gift」を贈呈いたしております。また、本年10月31日の北日本新聞と富山新聞に、表裏2面で子育てしやすい環境を大きくPRさせていただきました。公共交通については、今般の町営バス見直しにより、デマンド運行の導入、ニーズに沿ったルート変更や1日当たりの運行本数増便、定期券の販売などを行ったほか、現在新しいバス車両を整備中であります。行財政運営に関しては、現在、公共施設個別施設計画の策定に取り組んでいるところであり、持続可能なまちづくりと町の将来を担う子どもたちに過度の負担を強いることのないよう、小学校の在り方を含め、公共施設の見直し等に踏み込んでいく必要があると考えております。  新年度予算編成作業はこれから本格化しますが、町民ニーズを的確に捉えた事業を実施することで、町民の幸福度を向上させ、町の魅力を精いっぱい高めていきたいと考えております。  次に、かみいち総合病院の件でございます。酒井恒雄議員さんには、いつも病院の心配をいただいております。本当にありがとうございます。  近隣市町村からの患者の受入れのためのデマンドタクシーの運行に関する件でございますが、舟橋村と連携したコミュニティバス路線の実証運行を検討するに当たり、舟橋村が昨年度実施した65歳以上の村民へのアンケート結果等の情報提供を受け、その後町と村の担当者レベルで協議を行ったところ、具体的な検討を行うためには、誰が、いつ、どこから、どのようにかみいち総合病院を利用しているのか、また今後利用する見込みはどの程度あるのかといった需要予測が必要との結論に至りました。  このため、舟橋村では今後、村民のかみいち総合病院利用に関する、より具体的な需要見込み調査を改めて実施予定であると伺っております。  町としましては、その調査結果を基に、ご提案のあった件も含めて様々な観点から舟橋村と相談しつつ検討を進めてまいりたいと考えております。  問題は、町が運行経費をかけて他の町村にデマンドバスを走らせる。そして、病院の収益を向上させるという考えが、収支、採算が取れるかどうか。そこまでして、やる必要があるかどうか。それと、例えば立山町に走らせるとなれば、立山町の医師会の了解が必要になる。そういうこともあって、非常に問題点が多いと。町税を他の町村のために使うことが、上市町民の皆さんの理解が得られるかどうかという問題もございます。  それと、この問題については、来年の1月任期満了となります金森村長さんからのご提案を受けて検討に入ったところでありますが、来年の1月から新たな村長さんが誕生するように報道されておりますので、その村長さんの考え方が金森村長さんと変わらないのかどうか。私は、そこまでしてもらう必要はありませんよということになれば、これは当然検討の余地もありません。そういうことも含めて、状況を見てまいりたいと思います。よろしくお願いします。 77 ◯議長(松谷英真君) 中村総務課長。             〔総務課長 中村政一君 登壇〕 78 ◯総務課長(中村政一君) 町の行政サービスに係る押印に関するご質問にお答えをいたします。  初めに、町への申請や届出など押印が必要な書面につきましては、町が所管する条例、規則等に根拠を有する書面で、提出に当たり押印を必要とするものは約900件あります。  次に、規則や要綱を見直すことによって押印をなくすことが可能な書面につきましては、今ほど申し上げました約900件の書面のうち、条例で書式を定めているものは1件のみであり、その他の書面は規則、要綱等によるものであります。  これらの書面に係る押印の省略の可否につきましては、今後、庁内において検討を行い、課題を整理した上で対応を決める必要がございます。  最後に、脱判この実施時期につきましては、庁内における検討を踏まえ、押印を省略することが可能なものは、今年度中に速やかに実施に移したいと考えております。それ以外のものにつきましては、実印による対応が必要となる、例えば町営住宅の入居に関する請書など、押印の省略が不可能と考えられるものを除き、課題を整理した上で順次対応していく予定としております。 79 ◯議長(松谷英真君) 碓井企画課長。            〔企画課長心得 碓井秀樹君 登壇〕 80 ◯企画課長心得(碓井秀樹君) 近隣市町村からの分娩者へのベイビーギフト贈呈に関するご質問にお答えいたします。  この「Kamiichi Baby Gift」は、上市町で子育てをするご家族に対し、お子様のお祝いと当町での子育てを楽しんでいただきたいという応援の意味も込めまして、乳幼児2か月児訪問の際に、子育てに必要な物品とメッセージカードを詰め合わせて贈呈しているものであります。  議員ご提案の「Kamiichi Baby Gift」を、町内外を問わず、かみいち総合病院で分娩された全ての方に等しく贈呈することは、今ほど申し上げました事業の意図するところから、ちょっと方向性が異なっているのではないかと感じておりまして、贈呈は難しいものと考えております。  なお、かみいち総合病院では、分娩された際に赤ちゃんとお母さんの記念写真をお撮りし、それをミニアルバムとして贈呈しているほか、栄養科から記念品をお渡しするなど、お祝いの気持ちを形に表した事業を展開しており、お母様方からは好評をいただいていると聞いております。  以上であります。 81 ◯議長(松谷英真君) 黒田病院事務局長。            〔病院事務局長 黒田茂語君 登壇〕 82 ◯病院事務局長(黒田茂語君) かみいち総合病院についてのご質問にお答えいたします。  初めに、今年4月から10月までの収益は、前年同期間と比較して、入院収益が約4,500万円、外来収益が約1,900万円、健康診断などのその他医業収益が約2,800万円と、医業収益の計で約9,200万円の減少となりました。  この要因として、入院収益では、主に新型コロナウイルス感染症感染患者受入れ協力病院として南館5階病棟の一部を空床としたことや南館4階の病床を30床に制限したこと、外来収益については、新型コロナウイルス感染症感染を心配しての受診控えや長期処方の実施、外来リハビリテーションなどの密となる診療科の停止、その他医業収益については、感染防止対策のため健康診断業務を6月12日まで停止したことや、通常であれば1日当たり30名程度受診できる人数を20名以下に制限していること等によるものと分析しています。  なお、今年10月分の医業収益については、前年同月と比較すると入院収益で約1,700万円、外来収益で約300万円の増収となっており、その他医業収益は約100万円の減収となっていますが、合計で約1,900万円の増収となっており、今後もこうした状況が続くようであれば、下半期の医業収益においては、昨年度よりは改善すると想定されます。  また、今議会の補正予算で計上しておりますが、新型コロナウイルス感染症感染患者の受入れに備えた空床確保に対する補助金等が交付されるため、今年度の病院全体の収益は、前年度額程度は確保できるのではないかと思っております。  続きまして、かみいち総合病院の医師の表彰については、各種団体から表彰者の推薦依頼があった場合、医師に限らず対象となる職員を推薦してきているところでございます。  実績として、これまでも県の功労表彰や厚生部門功労表彰をはじめとした表彰に当院の医師などを推薦しており、受賞もされております。  今年度は、富山県国民健康保険診療施設協議会会長表彰に医師2名、国民健康保険中央表彰に医師2名と看護師2名を推薦したところ受賞に至っており、今後も各団体が定めた表彰規程に該当する職員がいれば、適時適切に推薦していきたいと考えております。 83 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。 84 ◯11番(酒井恒雄君) もう時間もないようでございますので、もう一つだけ再質問をさせていただきます。  まず、病院関係でございますけども、私は、令和2年11月4日でございますけども、それぞれ調べて、地域別の入院・外来延べ患者数は、上市町を除いて、3市1町1村、そのほかから来られた方で、立山町の町民が最も多く、入院患者数は1万2,370名、23.7%。外来患者は2万1,492人、20.7%となっております。  そこで、多くの当院の受診背景は何か。また、参考までに、私は、寺田、日中、泉等、上市町に隣接する町内会に聞き取り調査をしたところ、近くに医療機関がない。医師が信頼できる。看護師に温かみを感じる。そしてまた、コロナ感染予防対策機能がそろっている。中でも、県下に先駆けてサーマルカメラの導入、発熱外来、そしてまた入院患者と家族とのオンライン面会等々、地域医療に貢献されていると。これらが評価されたものと私は考えております。  私は、命と健康を守るためにも、ドックの受入れ数の増、そしてまた外来・入院患者数を含め、当院を少しでも受診していただくためにも、病院の広報紙などを発行できないか。  もちろん病院のホームページも兼ねますけども、そういったところで、もっと経営をしっかりとして収益を高めるといった思いで、私は黒田病院事務局長に再度お尋ねいたしたいと思います。よろしくお願いします。 85 ◯議長(松谷英真君) 黒田病院事務局長。 86 ◯病院事務局長(黒田茂語君) それでは、かみいち総合病院を利用される立山町民の割合が多い理由につきまして、その原因を細部まで分析していないことから正確なことをお答えはできませんが、地区別に集計してみたところ、議員ご指摘のとおり、当町に近い地区や富山地方鉄道の駅がある地区の方が多く来院されています。  また、昨年度、入院・外来患者を対象に実施した満足度調査においても、かみいち総合病院を選択した理由として、交通の便がよい、家や勤務先から近いと答えた方の合計が半数以上を占めていることから、これも大きな要因の一つと思われます。  なお、この満足度調査によれば、よい医師がいるからと答えた方や、施設や設備がよいからと答えられた方なども相当数あり、これらのことも当院を利用してもらえる要因の一つと思われます。  最後に、かみいち総合病院の広報紙につきましては、不定期ではありますが、年1回発行しており、各町内会へ班回覧で配布しております。ちなみに、今年度におきましては、1月中旬に発行予定としております。  なお、ホームページも含めまして、その内容につきましては、かみいち総合病院を利用していただけるような内容となるよう心がけたいと思っております。 87 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。 88 ◯11番(酒井恒雄君) いろいろとありがとうございました。  最後に、私からの申入れと言えばいいか、ひとつお願いと言えばいいか、中川町長さんもおっしゃっていたとおり、舟橋村、立山町、近隣の住民がやはり足の確保のために通院できない。あるいは、そういうことからして、医療機関は、上市町は信頼度が高いものですからそのバスの件を申し上げましたけども、これも私は舟橋村と協議した段階で言っていることであって、私一人の主観ではありません。  そういったところで、金森村長が退任されますけども、それぞれ思いがあって、私も密にして連絡をしていたわけでございまして。そしてまた、舟橋村にすれば、富山地方鉄道が走っているから、やはり前のときは、検討する余地もないという答えがあったがですね。  そういったところで、碓井憲夫議員が言ったときに、検討するという段階までなっていたわけでございます。  そういったところ、違うが、考えが変わってもらってちゃ困るんだと。だから、真摯に向き合い、やはりお互いに連携しながら、舟橋村あるいは立山町、上市町とそれぞれ広域的な連携をしながら、ひとつ住民の足を運ぶためにも、再度また汗をかいていただきますことをお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  碓  井  憲  夫  君 89 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。              〔10番 碓井憲夫君 登壇〕 90 ◯10番(碓井憲夫君) 最後の質問です。よろしくお願いいたします。  最初に、総合計画から自助、共助を撤廃することへの質問をいたします。  第8次上市総合計画案には、町民一人一人の努力(自助)、町民同士の相互扶助(共助)、最後に公的な制度(公助)の連携により、支え合う仕組みづくりが求められますとあります。自分でできることは自分でやって、役場を頼るのは最後というふうに取られる趣旨であります。  こうしたことを社会福祉協議会とか区長会とか住民団体が明記するのならともかく、公的な行政が住民に向けて、まず1番自助、2番に共助というのはいかがなものでしょうか。この撤廃を求めるものであります。  2番目に、「剱岳の町」の押し出しについて質問いたします。  上市町は剱岳の町であります。都会から上市町に移住された方の多くは、剱岳に包まれる上市町をもっと全国に発信すればいいと言われます。剱岳に関する報道、書物も数多くあります。今年3月に刊行された『剱岳─線の記』、これは「点の記」とよく似ておりますけども、「線の記」には、大岩日石寺や黒川遺跡と剱岳の関係が深く解明されております。上市町の歴史は剱岳と共にある。こうしたことがうかがえる書物であります。もうどんどん全国に売れて、3刷目が印刷されて、発表されております。  この全国に読まれている『剱岳─線の記』、NHKテレビでも報道されております。最近はNet3にも出てまいりました。  この『剱岳─線の記』に、このようなことが書いてあります。『剱岳─線の記』は、教育委員会、産業課、観光協会などの協力で完成されたものです。その本の中にも書いてあります。固有名詞も含んで、いろいろ引率させてもらった対話の話も出ております。  その『剱岳─線の記』著者の高橋氏は、富山には、この剱岳を調べるために何度も来ていると。富山市では、県立図書館も行き、市立図書館も行き、公文書館にも通って、剱岳に関する資料はあらかた取り尽くした。その中で、この当町上市町の西田美術館にある剱岳資料コーナーに、町の観光協会に紹介されて行ったら、まだ見たこともない資料が次から次に見つかってしまうと、このように書いてあります。  剱岳を徹底的に調べて歴史を探ろうという私にとっては願ってもない空間だと。剱岳と上市町の深いつながりがなければ、このような施設、剱岳資料コーナーですね、西田美術館の、と絶賛されております。  この剱岳資料コーナーは、剱岳が展望できる。西田美術館の協力を得て、ナチュラリストなど有志の方で立ち上がり、もう10年ほど前です。運営されております。それこそ自助、共助、この尽力はありがたいんですけども、公助、町の協力支援が、私はあれば、さらに充実すると思います。剱岳の町として、活性化、移住も促進されると考えております。  最後に、この剱岳の問題。カミール4階は絶好の剱岳が臨めます。私も最近、都会から来た若者、県外から来た若者をそこに案内して、そこでお茶を飲みながら剱岳を語らいました。しかし4階に、そこに上がったら、バリケードで、ここから入らないでくださいと書いてあります。私は黙ってそれをよけて入ろうと思ったんですけど、待て待てと。3階に行って、そこでちょっと、今こういうふうに都会から来ているんで貸してくださいと言って、そこに入りました。ソファーは並んでいるんですけど、なかなか対話したり、雑談するような雰囲気ではありません。  そこからの展望がすばらしいんです。西田美術館の2階は剱岳資料コーナーがありますけど、ここは剱岳がよく見えるように造ってあります。わざわざ、今工場が新設されたけど、剱岳の邪魔にならないように、そこだけは工場が、建物が除いてあります。また、あっても低くなっております。  それこそ自分で助ける「自助」の西田美術館がここまでやっているんです。そこへ来た人は、コーヒーも飲めます。雑談もできます。カミールの4階の踊り場も、剱岳が展望できる絶好な地点なんです。そこが閉鎖されている。宝の持ち腐れではないでしょうか。開放していただきたい。
     以上で質問を終わります。 91 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 92 ◯町長(中川行孝君) まず、総合計画の自助、共助、公助の文言についてのご質問にお答えをさせていただきます。  第8次上市町総合計画につきましては、今月17日開催の第5回審議会で最後の計画案がまとまる予定となっております。  ご指摘のありました自助、共助、公助という言葉は、平成29年度からスタートしている町の第3期地域福祉計画において既に使われております。また、この計画策定に当たっては、多数の福祉分野の方々にも参加いただいて審議されております。  そもそもこの記載は、自助、共助、公助に優先順位をつけているわけではなく、相互に連携していこうということが大切な趣旨でありまして、持続可能なまちづくりを進めていくために重要な考え方であると認識をいたしております。  私は、少子高齢社会が進み、高齢者のみの世帯あるいは高齢者の単身世帯が増える、さらには大規模な自然災害が多発するなど、様々な地域課題を解決するための役割分担を表す言葉であって、碓井議員さんのご指摘は当たらないものと考えております。  次に、カミールの4階の活用でございます。  4階のフロアは、剱岳を展望する場所として、気候条件が合えば、町並みと剱岳の雄姿を同時に楽しめる場所となっております。天候が悪いときでも剱岳の風景が見られるように、バックライトつき大型パネルの設置を町が支援した経緯もございます。  この場所を常時開放し、眺望を楽しむサロンとして活用できないかとのご提案をいただきましたが、4階フロアは株式会社上市まちづくり公社が所有しており、現在、4階の利用がある場合を除き、入場制限をさせていただいております。  この入場制限は、4階施設の未利用時に認知症の方の徘回や生徒によるいたずらなどが多発したため、管理不行き届きとならぬよう安全管理を徹底する意味で、やむを得ず実施しております。  4階踊り場の利用を希望される場合は、あらかじめ公社事務室に立ち寄っていただければご利用いただくことは可能でございますので、事務室にお声がけをいただきたいというふうに考えております。  あそこへ行かれても、雨の日は剱岳が見えるわけじゃない。晴れた日に剱岳の雄姿を見るためには、ぜひとも外で見ていただきたい。私は、それが一番いいがじゃないがかというふうに考えております。  それと、4階のほうを使っていただくのは一言声をかけていただければ結構ですが、1階からエレベーターで4階まで、現実問題、行ける状況にはあるがですね。ちょっと3階の事務室のほうへ声をかけていただいて、あのコーナーを利用していただく分については、私は問題がないというふうに考えております。ご理解いただきますように、お願いいたします。 93 ◯議長(松谷英真君) 藤縄教育長。              〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕 94 ◯教育長(藤縄太郎君) 剱岳資料コーナーへの支援に関するご質問にお答えをいたします。  議員ご指摘の剱岳資料コーナーにつきましては、議員からもお話がありましたとおり、有志の方々が剱岳に関わる収集資料の保存・公開の場がないか探しておられたことから、西田美術館の協力を得て平成19年7月に開設に至ったものでありまして、現在でも剱岳資料コーナー運営委員会の協議の下で新たな資料の探索や収集が続けられているというふうに伺っております。  町といたしましても、高橋大輔さんが著書『剱岳─線の記』で触れられたとおり、当コーナーの資料は重要かつ優れた内容のコレクションとして、「剱岳の町」としての当町のイメージアップ、そして活性化に寄与するものであると認識をしております。  このため、今後、剱岳に関するセミナーや講演会などが企画される場合におきましては、町職員の派遣や、あるいは外部有識者への仲介等の要請があった場合には、前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。 95 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。 96 ◯10番(碓井憲夫君) 今、剱岳資料コーナー、応援したいと共感の姿勢の答弁、それはありがたいことです。  先ほどの自助、共助、公助のように、ここは今、自助、共助だけなんですよ。それで、だんだん高齢化していて、常時月2回、運営委員会が開かれていまして、新しい西田美術館の館長、これは金沢から来ている人らしいですね。その方も、いやセミナーとかやりましょうよと言われております。  ただ、心配なのは、代表はもう80歳近くなんですよ。あとは、中心メンバーが70代の中盤なんですよ。みんな、いや、誰かこの中で1人欠けたらどうなるのかなという心配もあるんです。  それと、西田美術館は好意で、ちゃんと1階に剱岳資料コーナーというきちっとした案内板、何といいますか、すばらしい金属製の案内板もできておるし、ホームページでも、それは、西田美術館は書いてあります。西田美術館が何か催物をやるときは、必ず剱岳資料コーナーも名前が入っているんですね。  ただ、自助、共助だけでは、やっぱり今町長が答弁されたように、連携しないと継続がなかなか難しいんですよ。いつ何どき、どこでつまずか、停滞するか。それこそ自助、共助、公助をここでお願いしたいなと私は思います。  教育長の協力の姿勢は非常にありがたいというふうに聞いております。だけど、今中川町長が言われたように、連携がないとなかなか続かないんですね。  ただ、私、なら、最初の自助、共助の問題に今度は移りますけど、これ、自助、共助、公助という文章は、確かに前回の総合計画から出てきたんですよ。今までそんなものはなかったんです。その前は第7次にこれが初めて出てきまして、第6次のときは、介護保険にできない、そうならない人は、町は徹底的にやりますと。全てのサービスを補助しますと。住民だけでは、うまくいかない、つまずくことも多いというふうにまで書いてあるんですよ。  これが第7次計画でどうして出てきたのかなと。これは本当に町から出てきたのか。私、国から下りてきたのじゃないかなと思っているんですよ。  この第7次計画のときは行革、福祉の、どんどん、どんどん、社会保障をどう削減するかという流れと同時に、この自助、共助、公助が出てきているんですよ。それが問題なんですね。  だから、この自助、共助という言葉は、町から出てきたんじゃなくて、国からコンサルタントとか何かを通じて出てきたというふうに私は推測しておりますね。  それで、この自助は、第6次のときは、むしろ自助だけに頼ると危ないから、公助でやりますというようなことで文言が書いてあるんですよね、よく見たら。自助だけでやって取り返しのつかないことがあるんですよ、今でも。例えば、一昨年かな、若い人が電話して、救急車を頼みますと言ったら、あんた、自分でできんがかって。家族、いないのかと言ったら、それで電話をガチャンと切ったんですよ。その方、亡くなられましたよね。これは問題になったんですよ。  それと、これは札幌ですけど、タクシーに乗って、役所へ生活保護の申請に行ったと。あんた、タクシーに乗れる自助があるんなら、自分でできるんなら、もう一遍帰って考えなさいと言われて帰って、その2週間後に、食事も食べられない。栄養失調で亡くなっているんですよ。  だから、やっぱり、こういう自助が優先すると、もう少し相手の立場に立って、住民を信用した文言ができないのかと思うんですね。  それで、カミール4階の活用も、見たかったら3階へ行ってくれと言われるけど、誰も3階へ行く者はいないですよ。3階へ来てくださいも書いてないんですよ。何も書いていない。ただバリケードがあるだけなんです。  要するに、住民に対するおもてなしの姿勢が欠けているんですよ。もうあちこちに、あ、こういうがをしてはいけません。あまり大きな声は出さないでくださいとか。今はあるかどうか知らんけど、駐車場へ行ったら、不審者がいたら連絡してくれとか。全然もてなしの姿勢がないんですよ。  西田美術館はどうかと。これ、自助ですね。剱岳が展望できるために、建物まで低くして、建てないで、そこはオープンスペースになっていて、最近はいろんな湯茶が無料でもらえるんです。昔は穴の谷の水がありましたよね。前のテーブルも新しく変わりました。そこは無料なんですよ。西田美術館は、そこへ行くときは、お金は要りませんと、こうなっているんですよ。  だから、これだけ自助が進んでいるのに、町の総合計画で自助、共助、公助と。あくまでこれは国の文章だと思うんですけども、連携といえば連携ですよ。もちろん自助、公助、共助、連携するというのは、これはすばらしいことなんです。だけど、これは、僕は社会福祉協議会とか区長協議会が言うべきであって、あくまで町の上から目線の言葉だなと、そういうふうに思っております。  以上で質問を終わります。 97 ◯議長(松谷英真君) 以上で、一般質問並びに質疑を終わります。  これをもって、町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終了いたします。               議案の常任委員会審査付託 98 ◯議長(松谷英真君) 次に、ただいま議題となっております議案第96号から議案第102号までは、お手元に配付してあります付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。        ◆◆◆ 閉   議   の   宣   告 ◆◆◆ 99 ◯議長(松谷英真君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。        ◆◆◆ 議  会  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 100 ◯議長(松谷英真君) 次に、議会の日程を申し上げます。  12月14日は総務教育常任委員会、15日は産業厚生常任委員会を開催します。16日は、全員協議会の後、本会議を再開し、諸案件の審議を行います。        ◆◆◆ 散   会   の   宣   告 ◆◆◆ 101 ◯議長(松谷英真君) 本日はこれをもって散会いたします。                               (午後 2時11分) Copyright (C) Kamiichi Town, All Rights Reserved....