上市町議会 2020-09-01
令和2年9月定例会(第2号) 本文
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過
◆◆◆ 開 議 の 宣 告 ◆◆◆
◯議長(松谷英真君) ただいまの出席議員は11名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
(午前10時00分)
◆◆◆ 諸 報 告 ◆◆◆
2 ◯議長(松谷英真君) 日程に先立ち、ご報告いたします。
神谷消防署長が欠席しております。代わって、佐野主幹が出席しております。
これで報告を終わります。
◆◆◆ 議 事 日 程 の 報 告 ◆◆◆
3 ◯議長(松谷英真君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
これより本日の日程に入ります。
◆◆◆ 議案第72号から議案第88号まで ◆◆◆
4 ◯議長(松谷英真君) 日程第1 議案第72号 令和2年度上市町
一般会計補正予算(第5号)から議案第88号 令和元年度上市町
病院事業会計決算認定の件までの17件を議題といたします。
一 般 質 問 及 び 質 疑
5 ◯議長(松谷英真君) これより町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
通告がありますので、順次発言を許します。
────────────────────────
◇ 酒 井 恒 雄 君
6 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。
〔11番 酒井恒雄君 登壇〕
7 ◯11番(酒井恒雄君) 毎日暑い日が続きます。今日の新聞にも31日30度以上が出ているということからして、皆さん方についてはご自愛なされまして、頑張って取り組んでいただきますようにお願いを申し上げる次第でございます。
それでは、通告に従いまして、私からは、1番バッターとして2問の質問をさせていただきます。よろしくお願いします。
1番目、
スマートインターチェンジ開通式、企業誘致についてお伺いいたします。
地元議員の皆様方のお許しをいただきまして、
スマートインターチェンジをやらせていただきます。
上市スマートインターチェンジは、県内では5番目の
スマートインターチェンジとして開通に向けた整備が進められており、中川町政では、さきの環状交差点に続く大型事業であります。
そこで、質問いたしますが、1番目、開通に向け、
スマートインターチェンジ本体の工事進捗はどのような状況か。今後、事業主体である
中日本高速道路株式会社等と意向を協議し、開通式を設定されると存じます。
2点目、
開通式テープカット時に、園児らが、メッセージを添付した風船を上空に飛ばす。あるいは、
南加積小学校ブラスバンドの演奏等、また不特定多数の方々が来場されると考えられ、
観光案内パンフレットを配布、また
インターチェンジ機能の仕組みの説明会を実施できないか。
3点目、式典会場はどの場所を選定されているのか。
4点目、コロナ禍、3密を避けるため、来賓の人数規模をどのぐらい考えているのか。私は、
インターチェンジに従事された
NEXCO中日本代表、知事、
北陸地方整備局、国会議員、
県議会議員、関係機関、地権者等を考えます。
5点目、式典後の祝賀会を考えているのか。
幾つか述べましたが、中川町長に伺います。
次に、6点目といたしまして、開通式後すぐに上り・下り路線の車両の通行はできるのか。
7点目、
インターチェンジ完成後の
附帯工事関係は、県道、町道を含め、
保育園路側帯歩車道等、整備箇所はどのくらい残るのか。
8点目、
インターチェンジ案内となる標識は、高速道路の上り・下り線、県道、町道全体で何か所ぐらいか。
以上、
竹田建設課長に求めます。
次に、9点目として、
インター付近で町が整備されている
宮川地域工業団地における企業誘致について、現在までの取組状況と今後の見通しを
酒井産業課長に求めます。
次に、2点目といたしまして、中学生のスマホ、携帯電話の持込みの容認、
オンライン授業、
自転車保険、その他関連について伺います。
文部科学省は6月24日、学校への
スマートフォンや携帯電話の持込みを議論する
有識者会議を開き、登下校時の緊急事態に備えた連絡手段として、管理方法を明確にするといった3条件が整えば、持込みを認める案を示しました。
持込み条件には、1、管理方法や紛失などが起きた際の責任を明確にする。2、閲覧対象を制限する
フィルタリングを保護者の責任で設定。3、危険性や正しい使い方を適切に指導するなど3点を挙げ、生徒、保護者、学校が合意し環境を整備し、併せて生徒の
ネットルールづくりへの関与などを促していますが、内閣府の19年度調査では中学生の
スマホ利用率は75%となり、背景には部活動や塾で帰宅が遅くなり、家族と連絡を取る必要。また、18年の登校時間に発生した大阪府北部地震など登下校時の防犯・防災の観点。
緊急連絡手段として、
町立上市中学校でも容認できないか。
容認されるとなれば、生徒やPTAも参画してルールを考え、また保護者の申請制にすることが肝要と考え、スマホや携帯電話は職員室に厳重に保管する。また、登下校中の緊急時以外は禁止など、
教育委員会としても賛否はどのように受け止めているのか。
上市中学校では、生徒たちが過去に
ネットルールづくりを立ち上げ、今日までルールを守っていると推察いたしますが、改めて生徒と保護者が一緒にスマホの使い方を考える機会を設けることができないか。
なぜなら、SNSを通したいじめは後を絶たず、性犯罪などの被害に遭う子どもも増加し、ネットがはらむ危険性について家庭でも話し合い、自分の画像、個人情報をSNSに投稿させないなどの対策が必要であると考えます。
次に、
オンライン授業について、8月11日に
陽南小学校で
オンライン授業に関する研修会が開催され、教員が効果的な授業の進め方として、
新型コロナウイルスの感染や不登校、病気入院中の
子どもたちのために、情報通信を生かすため、教員の
教育技術アップを目指されておりますが、今後、他校に同様な
オンライン授業の研修会ができないか。
次に、
上市中学校では452名の生徒が通学しており、コロナ禍に伴い、生徒の自転車、バス通学の比率はどうか。
自転車通学は全部で何名か。また、
自転車保険への加入は任意ですが、個々で加入されていると思いますが、未加入者に加入を促せないか。以上、
藤縄教育長に伺います。
最後に、また関連して、当町ではコロナ禍でのお盆の過ごし方として
オンライン帰省を促していましたが、中川町長は、新しい
生活スタイルが模索される中、「離れていても家族」「離れていても友達」という思いが届いてほしいとコメントされており、
動画投稿サイト「ユーチューブ」の
町公式チャンネルで公開。町は広報、ポスターを通して
オンラインツールの使い方を紹介しましたが、帰省反響はどうか、
碓井企画課長に求めます。
以上で私の質問を終わります。よろしくお願いします。
8 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
9 ◯町長(中川行孝君)
酒井恒雄議員さんのご質問にお答えいたします。
まず、
スマートインターチェンジの工事進捗についてでございますが、本体工事は
中日本高速道路株式会社と受委託契約を締結し、
中日本高速道路株式会社の発注により、令和元年7月より工事を進めてまいりました。本体の盛土工が順調に進んでおり、加えて
スマートインターチェンジへの出入口となる一般県道上市水橋線への
接続箇所付近の盛土工に着手しております。さらに、8月下旬からは
北陸自動車道本線への
合流箇所付近から舗装工も始まっております。
今後、下り線への出入口付近では、工事の進捗に伴い
町道森尻下青出線を通行止めにする予定であり、近隣の皆さんにはご不便をおかけしますが、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。そういうことで、順調に進んでおると聞いております。
また、調整池や横断水路の付け替え、消雪用井戸の掘削につきましてはおおむね完了しており、今後は
機械設備関係の施工に着手する予定とのことであり、順調に進んでいるという状況でございます。
次に、開通式でアトラクションについてのお尋ね、ご提案でございますが、
上市スマートインターチェンジは、地元の
経済産業活動の活性化や広域的な防災活動の支援など様々な整備効果が期待されている当町の
ビッグプロジェクトであります。議員からご提案のありました園児による風船飛ばしや
南加積小学校の
ブラスバンド演奏などは、開通式を盛り上げるにふさわしいご提案だと思いますが、まだ終息する気配のない
新型コロナウイルスの感染状況や
北陸自動車道本線を通行する車両への安全性等を考慮すると、実現は困難と考えております。
また、
インターチェンジ機能の仕組みにつきましては、説明会の開催という形ではなく、広報等で
スマートインターチェンジの
利用方法等を掲載し、町民の方々に周知したいと考えております。
次に、開通式典の会場につきましては、第1案として
スマートインターチェンジ内に整備する
駐車場予定地を想定しておりますが、様々な天候への対応も考慮し、屋内会場も含めて、今後、関係機関と協議を進めてまいります。
次に、招待者につきましては、議員ご提案の国会・
県議会議員、さらには
NEXCO中日本、県知事、関係機関、地権者等ご提案がございましたが、その範囲から考えてまいりたいと思っております。
この件につきましても、
コロナウイルスの感染状況を見ながら人選を進めてまいりたいと考えております。
最後に、祝賀会につきましては、これも感染症の拡大状況によっては規模の縮小、中止も含めて慎重に検討してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りますようにお願いを申し上げます。
10 ◯議長(松谷英真君)
藤縄教育長。
〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕
11 ◯教育長(藤縄太郎君) 中学生の携帯電話の持込み等に関するご質問にお答えをいたします。
初めに、中学校における携帯電話の取扱いにつきましては、
文部科学省の方針を受け、先月5日に富山県
教育委員会より通知が出されています。その内容としては、
原則持込禁止の指導方針を継続すること。個別の状況に応じて、例外的に持込みを認める場合であっても、学校での教育活動に支障がないよう配慮すること。中学校または
教育委員会として持込みを認める場合には、一定の条件の下、認めるべきであること等が記載されております。
上市中学校においては、これまでも事情がある場合については例外的に学校への携帯電話の持込みを認めております。その上で生徒が学校に持ってきた場合は、朝、担任に預け、帰りに受け取る取扱いとしております。現在、持込みを認めている生徒は10名弱いますが、
町教育委員会としましても、個別の事情を鑑みれば、現状の対応を継続することが望ましいと考えている次第であります。
また、
上市中学校では3年前に
生徒たち自身の手で策定した上市中
ネットルール3か条があり、「時間を大切にする」「人間関係を守る」「危険を避ける」を軸に
ネットトラブルの防止に取り組んできております。保護者にもPTA総会などの際に、
フィルタリングや家庭における
ルールづくりをお願いしておるところであります。
次に、
オンライン授業の教員研修につきましては、議員よりご紹介いただいたとおり、先月、
陽南小学校で
校内研修会を開催したところですが、12月に町内の小中学校全体の研修会を計画しております。
GIGAスクール構想の下、今年度中に
ネットワーク構築から児童生徒1人1台の
タブレット配備、そして教職員向けの
校務支援シテムの導入と一気に整備を進めることとなりますが、各学校で有効に活用してもらえるよう、
システム等の使い方の説明も含め、事前研修をしっかり行いたいと考えております。
最後に、
上市中学校での
自転車通学許可生徒の数は430名、比率にして全校生徒の95.1%となっており、
バス通学許可生徒の数は、今後、冬季のみの利用申請で若干増加するかと思われますが、年度当初での申請件数は169名、比率にして全校生徒の37.4%となっております。なお、冬季以外のバス利用は、ほぼ雨天時に限られております。
自転車保険につきましては、例年11月下旬に開催する新入生向けの
入学説明会で、自転車等での登下校時を含む
学校管理下での事故に対応する
独立行政法人日本スポーツ振興センターの
災害共済給付制度を説明しておりまして、加入状況は100%となっております。
ただし、補償内容は本人のけがなどに対し医療費等の給付金が支払われるものでありまして、相手方への賠償は対象外となっています。近年、自転車の利用によって加害者となる事故も起きていることから、4月の入学時には
個人賠償補償に対応した
自転車保険を紹介し、保護者の方に加入の検討をお願いしているところであります。
12 ◯議長(松谷英真君)
碓井企画課長。
〔
企画課長心得 碓井秀樹君 登壇〕
13
◯企画課長心得(碓井秀樹君)
オンライン帰省動画の反響に関するご質問についてお答えします。
本動画は、
新型コロナウイルス感染症の影響で帰省を迷っている町出身者が多くいる中、会えなくてもつながりを絶やさないようにしてほしいという思いで、昨年9月に設立されました上市町
首都圏同窓会の主導で作成されました。その
企画打合せは
オンライン上で実施し、撮影も上市町側は町民が行い、首都圏側は町出身者が行うなど、
制作過程自体が上市町と首都圏をつなぐ試みとなっています。
動画は8月5日に
町公式ユーチューブチャンネルで公開し、これに合わせて、広報かみいち8月号で特集を組んだほか、
PRポスターの掲示やNet3での放映など、
オンライン帰省という新しい提案を町内外に向けて発信しました。
動画再生回数は10万5,000回を超え、民放の
全国ニュース番組に取り上げられたほか、新聞やインターネットへの掲載は50件近くを数えております。また、動画を視聴された方から、すてきな動画で心温まる。自分の今の境遇と重なり、涙が止まらなかったなどの感想が町やSNS上の
動画コメント欄に寄せられるなど、大きな反響があったものと受け止めています。
今後、町民が
オンラインツールを使って、離れて暮らすご家族や友人らと気軽に交流する機会が増えることを期待するとともに、このような先駆的な取組にこれからもチャレンジしていきたいと考えております。
14 ◯議長(松谷英真君)
酒井産業課長。
〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕
15
◯産業課長(酒井紀明君)
スマートインターチェンジランプ内に造成しております
宮川地域工業団地の取組状況と今後の見通しについてお答えします。
産業振興と
スマートインターチェンジ開業効果を高めるべく整備を進めております工業用地4,900平米につきましては、造成工事に係る設計を整え、工事発注の準備を進めております。
この工業用地への誘致活動ですが、これまでに複数の企業や金融機関から立地環境や造成完了時期に関する問合せがありました。現在、具体的に興味を示す企業があり、可能な範囲での情報提供に努めております。
今後は、造成工事を進めるとともに
売却予定価格の設定などの諸条件を整え、用地売却に向け事務を進めてまいります。
16 ◯議長(松谷英真君)
竹田建設課長。
〔建設課長
竹田亮成君 登壇〕
17
◯建設課長(
竹田亮成君) 議員ご質問の
スマートインターチェンジの開通後等についてお答えいたします。
まず、
スマートインターチェンジの開通時間については、現段階では未定であり、今後、関係機関と詰めていくことになります。
次に、
スマートインターチェンジ開通後の残工事について申し上げます。
中日本高速道路株式会社が施工するものとして、立入防止柵及び側道の付け替え工事があると伺っております。また、
富山土木センター立山土木事務所が施工する一般県道上市水橋線の
拡幅改良工事は、
スマートインターチェンジの開通に合わせて完了する予定であると伺っております。
町が行うものとしては、
駐車場整備及び
町道東江上田園線の改良工事があります。駐車場については、隣接して施工している
スマートインターチェンジ本体工事の進捗を優先してきたため、横断水路の切り回しや、側溝や
境界ブロック等の敷設、
アスファルト舗装が残っており、令和3年度末頃の供用を目標に整備を進めていく予定です。また、
東江上田園線については、開通までに
町道郷柿沢中江上線からの出入りが可能な状況となりますが、通り抜けが可能となる全線開通については令和3年度末を予定しております。
最後に、
上市スマートインターチェンジの標識については、
北陸自動車道本線の上り線で7基、下り線で8基の標識を設置いたします。また、一般道においては、半径約2キロメートル以内を中心として県道で7基、町道で6基、全体では13基の
新設誘導標識を設置することとしております。また、既設の案内標識についても、
上市スマートインターチェンジへ誘導するための標記を追記する予定であり、国道8号で2基、県道で6基、町道で5基、全体で13基の標記修正を行う予定であります。
以上であります。
18 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。
19 ◯11番(酒井恒雄君) 25分という時間も参りましたので、議員の皆さんにお許しいただきまして、2点質問させていただきます。
まず町長と
酒井産業課長に伺います。
インターチェンジの件について、本来ならば本年度、あと、今9月、10、11、12、1、2、3ということであるわけでございますけども、町民が対応久しく望んだわけでございますけれども、開通式は本当は聞きたいんですけども、今の答弁では、ちょっと話はできないという観点から、まず
スマートインターチェンジ開通に向けて着々と工事が進められておりますが、
工事関係者の
コロナ感染が発生したとき、あるいは台風とか豪雪、これから冬になって雪が降るとか、工事が休止する危惧をしております。現実に
北陸新幹線金沢敦賀間、これは福井県ですけども、
白山北島高架橋、手取川橋梁、これは石川県で、
コロナ感染で一時休止がなされております。
そういったところで、当町も
予定どおり工事進捗が図られるように、感染対策を徹底して工事に影響が出ないように文書などを送って。工事、感染時、やっぱり進捗状況がうまくいくように文書を送付して、中川町長がそういったことを考えられないかということを質問したいがですね。
それと、2点目、
酒井産業課長には企業誘致について。
宮川工業団地は4,900平米とありますが、それはちょっと狭過ぎるがねとよく業者から聞きます。そういった現状から、拡張する面積があるのかどうか、
酒井産業課長に伺います。
以上、2点でございます。よろしくお願いします。
20 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。
21 ◯町長(中川行孝君) 建設業における
新型コロナウイルス対策につきましては、国土交通省から「建設業における
新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」が発出されておりまして、富山県を通じて各市町村や建設業者に周知されているところであります。
上市スマートインターチェンジ建設工事の発注者である
中日本高速道路株式会社に確認したところ、現場内での具体的な取組内容として、手洗いや消毒、マスクの着用の徹底、さらには
体温測定等による健康管理に加え、建設現場における3つの密の回避として、朝礼や点呼、現場事務所内での打合せなど、多人数が集まる場面では2メートルを目安にできる限り距離を保つことや、
ウェブ会議等を活用して対面での打合せを減らす等の取組を行っていると聞いております。
町としては、
中日本高速道路株式会社に対し、引き続き
感染予防対策を徹底し、計画どおりの工事進捗が図られるよう要請してまいりたいと思います。
よろしくお願いします。
22 ◯議長(松谷英真君)
酒井産業課長。
23
◯産業課長(酒井紀明君) 工業用地に関する再質問にお答えします。
現状の工業用地は、
インターチェンジランプ内の限られた区画の中で
高速バス停留場や
一般駐車場も設置することとしているものであり、今後の工業用地の拡張も念頭に置いて整備を進めてまいります。
24 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。
25 ◯11番(酒井恒雄君) 以上で質問を終わります。
ありがとうございました。
────────────────────────
◇ 伊 井 勇 治 君
26 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。
〔3番 伊井勇治君 登壇〕
27 ◯3番(伊井勇治君) 皆さん、おはようございます。
令和2年9月定例会に向けて一般質問をいたします。
新型コロナウイルス感染症が終息しない中、経済政策にかじを切る段階に入っております。新たな環境の下で生活する毎日であります。
コロナウイルス感染症と共存する中、いかに経済を取り戻すかが求められています。今後の町の取組を伺いたいと思います。
それでは、通告に従い、一般質問いたします。
大項目3つ質問いたしますが、1つ目、今後の税収の見通しについてであります。
本年4月から6月の国内GDPが約28%も落ち込む経済状況にあります。国民並びに町民の所得の減少が予想されています。当然ながら、住民税をはじめ、消費税、所得税等の多くの税収減が見込まれる中、どのようにして財源を確保するかが重要になります。
増税で賄うことは簡単なことと思われますが、直接税、間接税を含めると、増税で賄うことに簡単には賛成できません。難しい判断ですが、コロナ禍で経済が落ち込む中、今後の対策として以下の質問をいたします。
1つ目、税収の落ち込みの見通しと財源の確保について伺います。2つ目、財政調整基金等の有効活用も視野に入れ、財源を確保してはいかがか。3つ目、使いにくい基金の一本化を行い、使いやすくしてはいかがか。4つ目、新年度予算は、コロナ終息を願うとともに、第8次総合計画を見据え、積極型とするべきと考えますが、いかがでしょうか。
検討中も含め、町長の答弁をお願いいたします。
大項目2つ目、今後の情報通信についてであります。
コロナ対策による補正予算で設置予定の光ケーブルの活用を伺います。また、Net3の経営譲渡までの経過と今後の経営方針も伺います。
さらに、国の第2次補正予算として地方創生臨時交付金の交付に伴い、富山県知事は、コロナ禍のピンチをチャンスにしたいとの意向で、デジタル革命を計画しておられます。東京一極集中を地方分散型とするためサテライトオフィスの推進やリモート、
オンライン教育など様々な通信のため県内全域を光ケーブルで結び、デジタルワークが可能な県を目指す動きがあります。
このような動きの中、防災・減災を含め、情報の発信が重要であり、町の今後の対応を含め、以下の質問をいたします。
1つ目、譲渡により民営化する企業への期待を伺います。2つ目、加入率の増を目指す新規計画はあるか伺います。知事の考えとの連携はどうなるか伺います。
以上、検討中を含め、副町長の答弁をお願いいたします。
大項目3つ目でございます。犯罪被害者への支援及び犯罪抑止についてであります。
犯罪被害者に対し国の支援がありますが、支援までの時間が長くかかることが懸念されております。また、保護観察者などの再犯が多くなっている現状において、働き口や生活拠点がないことが大きな起因となっていることが伺えます。保護観察者には犯罪に対する反省を多くしていただくことは当然ですが、共に生活できる体制も構築する必要があります。
今後は、保護司との連携を深め、働き口の紹介や空き家などの紹介などができる環境も必要と考え、以下の質問をいたします。
1つ目、犯罪被害者へ町単独の支援はできないものでしょうか。2つ目、富山県再犯防止推進計画の策定を受け、保護観察者に再犯させないよう、町も推進計画を策定してはいかがか。
以上について、検討中も含め、副町長の答弁をお願いいたします。
以上であります。
28 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
29 ◯町長(中川行孝君) お答えいたします。
直近の経済情勢は、令和2年度の予算編成時を大きく後退し、極めて厳しい状況にあることはご存じのとおりであります。
1月16日に国内初の
新型コロナウイルス感染者が確認されて以降、急速に蔓延し、産業、商業、医療、教育、観光、輸送、文化やスポーツイベントなど全ての分野において生産縮小、時短、閉店、中止など、これまで我々の経験のない事態に陥っております。このため国においては、コロナ対策を最重点に、赤字国債を財源とし補正予算が編成されたところであります。
そこで、議員お尋ねの税収見通しにつきましては、個人住民税と法人町民税では、個人町民税は、前年の所得により課税されますので税額には影響しませんが、法人町民税につきましては当然影響が見込まれるところでありますが、今年度から法人税割の税率が引き下げられており、コロナの影響による減収額を推定することは困難であります。今年の7月末における法人町民税の調定額では、前年より5,000万円余り減となっております。
今年度の予算は、昨年末に国が示した地方財政計画に基づき編成を行っております。今年度6月補正予算から臨時議会を含めこの9月議会までの補正内容は、コロナ関連がその大部分であり、今後もコロナの終息宣言を目指し、もとの平穏な生活を取り戻すための補正予算が続くものと考えております。
なお、コロナの影響により、税の徴収猶予が多く発生しておりますことも事実であります。直近では、固定資産税、国民健康保険税など6税目で約1,600万円であります。
コロナを原因とする財政への影響は、来年度が正念場となるものと思っております。個人にあっては、事業所得、給与所得などの落ち込みが見込まれ、法人にあっても業績の大幅な落ち込みは確実と思われるため、税収は大幅な落ち込みになるものと推測しております。
次に、財政調整基金の活用については、令和元年度末で当町では約12億8,000万円の残高となっておりますが、災害や計画にない突発的支出に備えるために必要であり、加えて、例年のことでありますが、新年度予算編成における基金繰入金は予算編成の重要な財源となっていることから、現下の状況で取り崩し、財源充当は考えておりません。
参考までに、公表されております平成30年度末の財政調整基金の現在高は、立山町で約10億1,500万円、入善町で約16億2,600万円、朝日町で約16億6,300万円であり、他の町より多い状況にはないと考えております。
次に、基金の一本化につきましては、一般会計が管理する基金は元年度末で37ございますが、財政調整基金や町債管理基金を除く大半が指定寄附金に基づく基金で、過去に議会のご指摘もあり、ご遺族の了解が得られたものにつきましては、既に統合をしてきたところであります。
しかしながら、基金の設置目的が異なること、使途が特定された学校であることなどから、これ以上の統合は困難な状況にあります。
次に、令和3年度の予算において、コロナの終息に向けて努めるとともに、第8次総合計画を見据えて積極的なものにせよとのご意見でございますが、コロナの終息に向けての取組は何にも優先して講ずべきものと考えており、この点では議員と全く同感でございます。
今年度の施策を後退させることのないよう努めてまいりたいと思いますが、問題は財源であります。今年度のコロナ対策関連予算は国費で措置されたところであり、来年度も当然のことながら国において財源確保されるべきものと考えております。
第8次総合計画につきましては、現在審議会で慎重審議をいただいているところでありまして、答申を待ちたいと考えておりますが、私の個人的な思いといたしましては、現在取りまとめ中の公共施設個別施設計画を策定した後、改修等の投資的経費をどれだけ、どんな目的で計上できるかが鍵になると考えております。
いずれにしろ、人口減少時代にあっても希望が持てるまちづくりになるよう総合計画をまとめていきたいと考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。
30 ◯議長(松谷英真君) 小竹副町長。
〔副町長 小竹敏弘君 登壇〕
31 ◯副町長(小竹敏弘君) それでは、私のほうから、まず光ケーブル導入に関するご質問にお答えいたします。
ケーブルテレビNet3では、サービス開始以降、テレビジョン放送のデジタル化、HD化や4K放送への対応など、時代の流れに即したサービスを提供してまいりましたが、8K放送など今後も高度化する放送サービスへの対応が現行設備のままではできなくなると見込まれております。
また、通信サービスのほうにつきましても、現在主流となっております高速通信に対応できないなど、放送サービス以上に逼迫した状況でありまして、特に現在の光ファイバーとメタルのハイブリッド伝送路を光ファイバー伝送路に早急に更新する必要があったところであります。
伝送路の更新を検討する中で、今後も急速に進化していく情報通信サービスに対応していくためには、行政の運営ではなくて、民間のスピード感あふれる事業展開が必要ではないかとの結論に至り、株式会社TAMに譲渡することを前提といたしまして、可能な限り早く新たなサービスを提供することができるよう、運営内容ですとか譲渡条件等につきまして協議を行っているところでございます。
この株式会社TAMですけれども、これまでNet3のパートナーとして通信サービスの提供を行ってきた事業者でありまして、事業の譲渡先としてふさわしいものと判断をしております。
この事業譲渡によりまして、経営基盤の改善を図ることができるほか、光ファイバー伝送路が整備されることによりまして、高速大容量の通信が可能となる環境が整いますので、これによってほかの通信事業者との競争力も一段と強化されるというふうに考えております。
また、放送事業を民間企業が行う強みといたしまして、提供するコンテンツの自由度が高まるものと考えております。これまでより踏み込んだ有益な地域情報を発信できるものと期待をしております。
次に、加入増のための新規企画でございますけれども、現段階で明確に申し上げられることは、通信の高速化によるサービスの向上となります。現在、Net3のインターネットが提供しておりますのは下りで100メガが最高速度となっておりますけれども、設備更新後は下りが1ギガのサービスとして提供する予定でありますので、より快適なインターネット接続が可能となるところであります。
なお、譲渡後の利用料金につきましても、現在利用されている方々が、今までよりも負担が大きくならないように設定していきたいというふうに聞いているところでありまして、引き続き住民の皆様が加入しやすいサービスとなるよう協議していきたいと思っております。
最後に、知事さん、県のほうとの考えの連携についてでございますけれども、今回のコロナ禍で、在宅での勤務ですとか
オンラインでの会議というのはかなり浸透したと思っております。今後さらにこうした取組を進めていくためには、やはり高速大容量のデータ通信に対応できる光ファイバーという通信基盤の存在が大前提となるところであります。こうしたことから、県では、現在光ファイバーが未整備となっているケーブルテレビのサービス提供エリアに対して補助を行うというふうにされたところでありまして、令和3年度末までに県内全域の光化を行う方針というふうにされたところであります。そして、Net3といたしましても、この県の支援策、そして国の支援策を最大限活用して光ファイバー整備を行うというふうにしているところであります。
今回のこの光ファイバー整備は、現在我が町でも力を入れておりますサテライトオフィス誘致やeスポーツ普及の大きな後押しとなると思っております。また、議員ご指摘のとおり、教育ですとか防災など様々な分野での活用も期待できるところであります。そしてまた、現在整備が推し進められております5G、この技術を支える、やはり重要なインフラ基盤ともなるところであります。
今後とも、ICTを活用した施策を積極的に推進し、当町の活性化につなげてまいりたいと考えております。
以上でございます。
そして、次に、犯罪被害者等に関するご質問にお答えいたします。
まず、犯罪被害者に対する町の支援についてお答えいたします。
令和元年の富山県における刑法犯の認知件数は4,508件であります。そして、そのうち上市町では81件でございました。上市警察署からは、その内訳といたしまして、殺人等の凶悪犯はないと。そして、自転車などの盗難の事案が45件、暴行等の粗暴犯と言われるのが18件、知能犯12件、その他6件というふうに伺っております。
犯罪被害者やその家族、特に凶悪犯の被害者は、直接的な被害だけではなく、心身の不調ですとか経済的な問題、周囲の心ない言動等の2次的被害もあるところでありまして、一日も早く平穏な日常が取り戻せるよう、被害者の立場に立った、適切できめ細かい支援を提供していく必要があります。
こうした中、富山県では、平成29年4月に富山県犯罪被害者等支援条例を施行されまして、国、県、市町村、その他の関係機関、民間支援団体などが相互に連携し、犯罪被害者等の支援に当たることとなっております。
当町におきましては、町民課内に総合的な対応窓口を設置しておりまして、被害者から相談があった場合には、速やかに警察ですとか医療機関、また法律相談に対応できる機関などにつなげる体制を整えているところでございます。
議員からご提案のありました町単独の支援でございますけれども、ご指摘もありましたとおり、国のほうでは犯罪被害者給付制度というものを設けていらっしゃるところであります。そして、県内ですけれども、ここは、中核市であります富山市だけが今のところ奨学金制度を持っておられて、どうも聞くところによると、来月10月からは給付金の制度も開始する予定ということだそうであります。
ただ、県内はそういう形で、ちょっと富山市だけという状況もありまして、今後の近隣の市町村の対応状況なども参考にして、当町としてどう支援していくべきか研究していきたいというふうに考えております。
次に、再犯防止の推進計画の策定についてお答えをいたします。
県内の刑法犯の検挙者に占める再犯数の割合は、近年、全国と同様で4割台で推移をしているところであります。やはりご指摘のとおり、かなり割合が高いということでございます。
こうした中、上市町では、中新川保護区の保護司会さん、中新川更生保護女性会の方々、そして中新川地区更生保護協力雇用主会等で構成いたします中新川郡更生保護協力会というものがありまして、ここが実施する活動を支える取組を行っております。具体的には、犯罪や非行の防止等に係る広報活動の実施ですとか、この中新川郡更生保護協力会の活動費について、立山町さん、舟橋村さんとともに負担をしておりまして、先ほど申し上げました各団体の活動を支援しているところであります。
そうした中、県では、議員ご指摘のとおり、再犯の防止等の推進に関する法律が制定されたこと等を契機といたしまして、今年の3月に富山県再犯防止推進計画を策定されておられます。
上市町においてということですけれども、今ほども申し上げましたように、近隣の町村や民間団体と既に連携して再犯防止施策を推進させていただいておりますこと、そしてまた、この計画なんですけれども、一応努力規定というふうにされているということもありまして、現時点では、この計画単独での策定というものは、想定はしておりません。
ただ、令和4年度からスタートいたします第4期の上市町地域福祉計画というものがございまして、この中にこの再犯防止に関する記述などを盛り込んでいけないものかというふうに今は考えているところであります。
犯罪者や犯罪被害者をサポートする際には、個人情報、そして何よりプライバシーをほかの事案より、より慎重に取り扱う必要があります。そしてまた、何よりその当事者との間の、個人レベルでの信頼関係ということも不可欠というふうに思います。
そういうこともありまして、やはり自治体は現状のように、どちらかというと後方でそうした活動を支えていく後方支援に努めていくべきなのではないかなというふうに思っているところではありますけれども、今後とも関係機関ですとか支援団体の方々と協力いたしまして、誰もが安心して心豊かに暮らせる地域社会を築けるよう努力してまいりたいと思っております。
以上でございます。
32 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。
33 ◯3番(伊井勇治君) 町長、副町長、答弁ありがとうございました。
来年度予算となりますと、なかなか厳しいということでありますし、どれだけ落ち込むかということもなかなか分からない中、質問いたしました。大変申し訳ありません。
ただ、新聞等を見ていますと、第1次・第2次補正予算を組む中で、全国知事会では、第3次の補正も見ていただくということなんですが、町長いわく、赤字国債を基に補正をということでありますから、改めた税収をということを思いますと、なかなか複雑なところでもあります。
財政調整基金、これを使わないのが一番ではありましょうが、コロナもいずれは終息すると見極めますと、1年か2年か分かりませんが、やはり活用も視野に入れられてはということで質問しております。
どちらにしても、まだまだ令和2年度が続く中、年が明けますと令和3年度の予算ということでありますので、年内、もうしばらくはこの状況を見極めて対策を検討されていただきたいというふうに思います。
第8次総合計画はいずれまた分かってくることだと思いますが、積極的に進めたいという町長の答弁には評価をさせていただきます。
あわせて、全員協議会でもありましたように、公共施設の再編等を含めまして、ここら辺もキーワードになってくるんじゃないかなということを思いますので、やはりその辺は思い切った政策を打ち出していく必要があるんではないかというふうに思います。
今後の情報通信の件ですが、我々もNet3の議員としていろいろ聞かせていただいて、積極的にTAMさんが譲渡を受けられるということに関して、我が町の企業でもありますし、大いに応援をしていきたいということでございますが、滑川、中新川ということでありますので、滑川、立山町もおる中で、やはりTAMが公平に情報通信ということで担っていただきたい。
ただ、もともとはTAMが光ケーブルを敷き、それを活用してやっていく予定ではあった中で、今回、富山県知事・石井さんのほうで光化ということで、ちょっと時間がずれるような見通しであるというふうに思われます。
この中、光化ができて、例えば10年を目標にした場合に、10年の間で、やはり災害等を含めて、もっといろんな情報が皆さんに見られるようにということで、本来は、どう言いますか、加入というのは個人のことでありますが、ある程度町のほうも、そういう意味では、全世帯が加入していただき、見られる内容を目指して、今後はまた検討をしていくようにしてもらいたいというふうに思っております。
最後に、犯罪被害者の支援とか犯罪抑止のこと。
突拍子もない言い方だったかもしれませんが、そういう中で、例えばコロナ禍の中で詐欺まがいのことをする者が発生しているのも事実でありますし、保護司の方の情報では、犯罪者というのは我々の常識では考えられないようなことをやる。だから、そういう犯罪になるということなんですが、犯罪者に向き合う保護司がボランティアで活動しているということに対しても、そういう方がいることを皆さんの頭の中にも入れていただいて、やはりこの社会をよりよくするというようなことで、今後も保護司の方と連携して何かしらの支援をしていただきたいというようなことを含めまして、再質問は求めないんですが、今後もよろしくお願いしたいということで、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
────────────────────────
◇ 伊 東 俊 治 君
34 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。
〔8番 伊東俊治君 登壇〕
35 ◯8番(伊東俊治君) 遅れまして、本当に申し訳ありませんでした。
新型コロナで目立つ、子どもの予防接種の遅れについて質問いたします。
子どもの定期予防接種には、肺炎球菌やはしか、結核など13疾病に対するワクチンがある。しかし、
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、これらの予防接種を控える動きがあります。自粛に加え、通院による新型
コロナ感染への不安が背景にあるようです。
適切な接種時期から遅れれば、それだけ子どもが病気にかかるリスクも大変大きくなります。小児科の医者からは懸念の声が出ています。上市では予定どおり進んでいるか教えてください。
次に、短縮された夏休みの、
子どもたちへの影響について質問いたします。
8月24日、7時30分頃、色とりどりのランドセルを背負った
子どもたちが列をつくって登校しておりました。あ、もう夏休みは終わり、新学期が始まったのだと。いつもの年なら、夏休みの宿題の整理をする頃だが、短い夏休み、私たちも経験したことのない、
子どもたちも永遠に忘れないでしょう。
新学期が始まり、
子どもたちに影響はありませんか。行事という行事は全て中止です。高学年で運動会等はやっておりますが、大変うれしく思いました。
また、
上市中学校2年生がワークショップで、10年後の町を考えるとして、生徒は町について、よいところ、2つ目に、よくなってほしいところ、3つ目に、10年後にはどうなってほしいの3点を、自分の考えを書き込んだとありました。
どのような意見が出ましたか。また、これからも企画されますか。また、今年のこの夏休みのこと、新聞に上市の生徒たちの活躍が載りました。その中でも、先生たちも
オンライン授業の研修会がありました。全生徒にタブレットが渡り、これからはタブレットを活用して、深い学びをしてほしいと思います。
よろしくお願いいたします。
36 ◯議長(松谷英真君)
碓井企画課長。
〔
企画課長心得 碓井秀樹君 登壇〕
37
◯企画課長心得(碓井秀樹君)
上市中学校でのワークショップに関するご質問にお答えいたします。
町では、本年度策定いたします第8次上市町総合計画及び第2期上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略の中に、未来の上市町を担う
子どもたちの意見や希望を反映させるため、7月8日に
上市中学校でワークショップを開催し、2年生16人に3つのテーマについて考えていただきました。
「町の良いところ・自慢できるところ」のテーマでは、自然がとてもきれい、スーパーがたくさんあって日常生活を送る上で便利、近所の方が挨拶してくれて優しいなどの意見がありました。また、「町に良くなって欲しいところ」のテーマでは、大きな公園があればいい、若者が遊べる場所や買物する場所をもっと増やしてほしい、飲食店を増やす工夫をして若者が過ごしやすくしてほしいなどの意見がありました。また、「10年後の自分と町の理想のイメージ」のテーマでは、大きな公園があって子育てしやすい町、たくさんの世代が笑顔で生活している町、インターネットを通して東京の仕事ができる町といった意見があり、町では、これらの中学生の意見や希望を総合計画等へ最大限に反映していく考えであります。
また、参加した生徒からは、このワークショップが自分の将来やこれからの上市町を考えるきっかけとなったという感想がありました。
子どもたちが将来の自分や上市町について見つめ直すよい機会になったものとうれしく思っています。
今回の計画作業におきましては、
上市中学校と上市高校でワークショップを開催したわけですが、5年後や10年後の将来を考える際に、未来を担う
子どもたちの意見を聞くことは大変有意義と考えております。今後、ほかの計画を検討する際にも、このような
子どもたちのワークショップを可能な限り開催し、未来に希望を持てるような計画づくりに努めてまいりたいと考えております。
38 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。
〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕
39 ◯福祉課長(高慶 孝君)
新型コロナウイルスによる子どもの予防接種状況についてお答えします。
国の緊急事態宣言のあった3月から現在までに予防接種の開始時期を迎えた、上市町の令和2年1月から5月生まれのお子さん23人の接種状況を確認しましたところ、全員接種を開始しており、乳幼児を含む
子どもたちの予防接種の遅れはございません。
上市町では、2か月児訪問時に、予防接種券と一緒に厚生労働省リーフレット「遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診」をお渡しし、子どもの健やかな成長のために適切な時期に予防接種を受けていただくようお願いしております。
また、乳幼児健康診査時には、定期予防接種状況を確認し、万が一遅れている場合には接種勧奨を行うこととしております。
今後も、保護者の気持ちを受け止めながら、予防接種の必要性を周知していきたいと考えております。
40 ◯議長(松谷英真君) 廣田
教育委員会事務局長。
〔
教育委員会事務局長 廣田泰三君 登壇〕
41 ◯
教育委員会事務局長(廣田泰三君) 夏休み短縮による
子どもたちへの影響に関するご質問にお答えします。
今年度、
新型コロナウイルス感染症の影響で、町内小中学校は4・5月の約2か月間が臨時休業となり、
子どもたちの学習機会を確保するために、通常であれば40日間ある夏休み期間中に授業日を設けたことで、夏休みは実質16日間となりました。
夏休みが短くなることで気持ちの切り替えが難しく、精神的な負担が大きくならないか、プールが利用できないことで心身ともにリフレッシュできるのか、また暑さの中での登下校で熱中症にならないかなど懸念されることが多々あり、
子どもたちへの特別なケアも必要と考えられました。
このため、各学校へは校長会などを通じて、
子どもたちとの関わりをしっかり設けていくようお願いするとともに、保護者向けには、夏休み中の
子どもたちへの配慮や休業中の課題、そして日数が限られた夏休みの間は、一日一日を大切に、心と体をゆっくりと休ませ、リフレッシュして2学期を迎えてもらいたいと文書でお伝えしました。
短い夏休みを終え、学校が始まってから2週間あまりたちました。厳しい暑さが残る中ですが、
子どもたちは、今のところおおむね順調に過ごしてきているものと思っています。
中学校では今月4日に体育大会を開催しましたが、各小学校も運動会は開催予定と聞いております。
コロナ禍の中、今後とも学校現場との連絡を密にし、
子どもたちが安心して学校に通えるよう、感染予防と心のケアに努めてまいります。
42 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。
43 ◯8番(伊東俊治君) ご丁寧な答弁、本当にありがとうございました。
このワークショップに関しては、
子どもたちの意見を大きく取り上げていただいて、ありがとうございます。笑顔がいいという、また挨拶をされるとかという、本当に上市らしいなと思いました。
それから、自然を残しながら若い人たちからお年寄りまで過ごせる施設があったらということが新聞にも載っておりましたけれども、また毎日景色が異なる山が本当にきれいだと、そういうこともありました。また、ネットで東京と仕事ができるようになってほしいとか、自分の将来やこれからの上市を考えるきっかけになった。これは、ぜひともこういう企画をどんどんやっていただいて、若い人に火をつけるということは本当大事だと思います。
私、老人会の会長になりまして、音杉校下全体なんですけど、前まではしっかり出ておった人たちが全部相当な年寄りになって、もう倒れている人もおられるし。ですから、若い人にぜひとも、ぜひともというふうに言っておりますが、中学生からこういう形が出たということは本当にうれしいことです。これからもよろしくお願いいたします。
それから、福祉課長からは、始まる前に、もっと早く言ってほしかったというふうに言われたんですけども、まさに23名全員、このようにちゃんと接種を受けておられたということを本当にうれしく思いました。
よそでは相当遅れているようで、ワクチンが遅れているというあれがありました。そういう点は、上市が本当によかったなと思います。
そして、今度は
教育委員会事務局長さんの答弁で、40日間あった夏休みが16日に変わったと。何かストレスがたまってどうしようもないという子どもは、ゲームばっかりやっている。父親に叱られて、相当まいっている。そして、プールもない。本当に
子どもたちはつらい思いをしていたということを聞きました。
これからも連絡を密にして、
子どもたちの安全をしっかりとやっていただきたいと思います。
本当に今この
子どもたちに言いたいことは、負けない心で希望の花をしっかりと咲かせてほしいと。また、学校再開で子どもらの心も揺れ動くとき、ささいな変化を見逃さず、寄り添う心で、先生方もまた親御さんたちも、
子どもたちの状態をしっかりと見ていただきたいと思います。
先ほど、8月ほど、上市がよく出たというふうに言いましたが、最後に、上市高校生が、放送部員がケーブルテレビに登場してキャスターになったと。これもうれしいことだなと本当に思いました。
そのように、新聞紙上、特に小学校、中学校、高校と、上市の
子どもたちがすごく活躍されている姿を見て、このコロナの暗い時期に本当にうれしく思いました。これからも、しっかりと
子どもたちを見て頑張っていきたいと思います。
どうもありがとうございました。これで終わります。
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◇ 碓 井 憲 夫 君
44 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。
〔10番 碓井憲夫君 登壇〕
45 ◯10番(碓井憲夫君) 農業の活性化の問題の質問をいたします。
新型コロナ問題、洪水、熱中症、温暖化問題、こうした問題は環境産業としての農林業の重視を求めております。
上市町で専業農家を営む方もご高齢になり、承継者を求める方も多くあります。自然と親しみ、手をかけただけ成果が出る。夕食を家族そろっていただける。転勤も定年もない。農業は温かい地域を支える。そうした考えで農業を志す若者が都市部でも増えております。この間、上市町に移住して農林業で生計を立てたいという若者も、現に続いております。最近では、種地区に町外からやってきた若者が空き家を探し、移り住み、無事柿沢地区の大きな農家の承継を行って頑張っております。
かつて上市高校には農業科、林業科、畜産科があり、歴史があります。南加積の台地は、最近行われた全国地学学会でも、極めて優良な地で、農業に適した農地であると。このことが天下でも明らかにされております。海も展望できます。
農業は上市町の未来を開く重要な産業であります。農業を志す若者を都会から上市町に受け入れることに力を注ぐことは、時代の要請でもあります。受入れ体制をさらに充実しなければならない。その立場から、都会から上市町に受け入れるための条件について質問いたします。答弁、よろしくお願いします。
46 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
47 ◯町長(中川行孝君) 碓井議員さんの定例会ごとの町への、地域おこし協力隊等を含めた移住・定住、さらには農業の活性化に係る強い情熱をお知らせいただいておりまして、本当に私どもの政策の行き届かない点について反省をしておるところでありますが、議員さんの期待に応えられるように少しずつ努めてまいりますので、今日は、農業を志す若者が都会から来る場合の条件についてちょっとお話をしてみたいと思います。
まず、農業を志す若者が就農し生計を立てていくためには、当面の生活を最低限維持できる計画を持った上で、農村地域との信頼関係を築き、その土地にあった作物を理解して農業技術を学び、そして就農に至る際には、経営ノウハウ及び販路などの知識や農地、機械用の資金を確保できる力をしっかり身につけていただくことが必要と考えております。
そうした中で、当町においては、就農相談及び経営支援の窓口として、町が事務局となって、富山農林振興センター、JAアルプス等を交えた上市町担い手育成総合支援協議会を組織し、県内外での新規就農希望者や新規就農者に対する経営支援についての情報交換を定期的に実施いたしております。
また、農業技術や経営を学びたい方には、農業次世代人材投資資金準備型を利用したとやま農業未来カレッジでの農業技術の習得のための支援や、研修を希望される方につきましては、先進農家への紹介を行った上で、就農準備研修事業を利用した先進農家への指導料補助などを行っております。
さらに、実際に就農される方には、経営が安定するまでの間、一定の要件の下で生計を支援する農業次世代人材投資資金経営開始型を準備しております。
そして、先ほど申し上げました協議会のサポートにより、今年度、これらの制度を利用した新たな若い担い手が誕生し、今後の地域を担う営農者として期待されております。
また、町外や都会から若者を呼び込む施策につきましては、公益社団法人富山県農林水産公社のホームページにおいて、県内の就農情報を掲載した「とやま就農ナビ」に当町での就農を促す産地提案書を掲載し、アピールを行っております。
町としましては、都会から移住してこられた新規就農者に、地域に溶け込んで末永く住み続けてもらいたいと考えております。今後も、当町において農業で生計を立てていく意欲を持つ新規就農者に対しては、持続可能な新たな担い手に育つよう、関係機関と協力して鋭意応援をしていく所存でございます。
よろしくお願いします。
48 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。
49 ◯10番(碓井憲夫君) 町も県も、農業の後継、農業の継続のためにいろいろ力を尽くして体制を練っておられると。このことはよく分かりました。
私ら議会も、いろんな議員視察で全国各地のケースを目の当たりに見てまいりました。地元の高校から園芸科を廃止しようと。かつて上市高校でも農業科が廃止されました。しかし、これを住民運動で全国に、園芸科に来てくれということで、宿泊先まで用意して生徒を集め、存続している久米島町もあります。また、国の交付金を利用して、民間団体で共同してクラシックな寮、宿舎をつくり、実践を伴う農業研修場を設立して、全国から若者を集め、20名近い後継者をつくっている福井県の若狭町。地方創生交付金を利用して、研修中は町の職員として2年間生活を保障する。そして、後継者の育成に成功している別海町。全国で様々な実践が行われております。お隣の石川県の羽咋市も、
農協と連携して、新たな若者20名以上を目標に今頑張っております。
いずれも、この財政をどうしているのかと私自身聞きましたら、いや、これは町の財政はほとんど使わんでもいいんだと。地方創生交付金、地域おこし協力隊とか、都会から地域に若者を、都会一極集中を避けるというこの地方創生のお金を利用すれば、やる気があればどれだけでもできるというのは、私が感じたことであります。
現実に上市も、この1年の間に、南加積に住まいをしておられる方が、かなり大型の農業をやっている方が高齢で、無事、町の努力と県の農業公社の、聞いたら資金繰りまで面倒を見ていただいたと。それと、当事者と、承継する農家とその本人の間に入っていろんなお世話をしていただいて助かったという声を聞きました。
ただ、問題は、どこが一番ネックなのか。やっぱり住まいなんですね。最近承継された若者は、実際空き家を町に言ったけど、そこまではという感じで、それは期待できなかったと。ここが一番私はネックだと思います。
その方はかなり情熱のある方で、種地区の区長とか、一軒一軒自分で探しました。そこまでやる方が、それでいいんだということになるかもしれませんけれども、現に上市町に東京の都会から来られて、今僕のところへちょっと友達を通じて直接空き家を世話してくれと言って、取りあえず、私は空き家を世話しました。月1万円で世話をして、自分でばたばたのうちを直して、今度は自立するときは、そこはまだ町に近いところなので、周りに田んぼがないので、納屋とか物置があるようなところを世話してくれということで話をしております。ただ問題は、あんた、どこの田んぼを引き受けるのかによって、その空き家が違うと。簡単ではないんですけどね。こうした状況です。
私が最後にお願いしたいのは、空き家は自分で探してくれということではなくて、そこもやっぱりお世話をする必要があると。駄目なら私はどれだけでもお世話しますけど、私のところに案内されればね。やっぱりそこまで踏み込んだ覚悟がないと、なかなかそんなに進まないと。もう何人かこちらへ来て探しておられる方もおられるし、仮に住んでおられる方もおられます。そのことをお願いして、私の質問を終わります。
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◇ 堀 田 喜 久 男 君
50 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。
〔5番 堀田喜久男君 登壇〕
51 ◯5番(堀田喜久男君) 本日は、通告に従い2件の質問をいたします。
最初に、令和3年度からの遠隔教育、
オンライン授業に向けての対応について質問をいたします。
オンライン授業はこれからの日本の教育界の骨格とも言われ、実施の利点としては、約16万人いるとも言われる不登校児童の学力保障、病気入院児童らへの学力保障、中山間地域等の学校における多様な学びの保障などが挙げられております。
しかし、この利点とは逆に、従来の対面式授業と比較して、
オンライン授業特有の注意すべき問題点や課題もあるものと思われます。どのような問題点、課題があるのかお答えいただきたいと思います。
また、夏休み中に、当町においても教員向けの研修会が実施されました。私も縁あって同席させていただき、勉強させていただいたところであります。この研修会において私自身、
オンライン授業に対する利点、問題点ともに新しい気づきも得たように思いました。
しかしながら、今回の研修会に参加された教員のみならず、より多くの、できれば全教員の研修参加がなければ、今後の変化に対応していくことは困難ではないかとの疑問も抱きました。
そこで質問ですが、本格的な実施に向けてさらなる研修会、その他の開催計画等はどのようになっているのかお聞かせください。
オンライン授業は、
新型コロナウイルス感染症対策ではなく、今後
改革が求められる授業の在り方に対し、コロナ禍にあって少し前倒しになったものと考えられます。ぜひスムーズに移行できるよう、準備を進めていただきたく存じます。
以上、教育長に答弁を求めます。
なお、研修会開催計画については、さきの
酒井恒雄議員の同様な質問に対して、12月に町内小中学校全体の研修会を計画しているとの答弁があったので、割愛していただいて結構であります。その他、よろしくお願いいたします。
次に、サテライトオフィス誘致事業について質問いたします。
6月25日、当町でのサテライトオフィス設置を検討している東京のIT企業、株式会社アルティネット経営者による視察がありました。来町しておおむね好感を得ていただいたように感じていますが、その後の感触はいかがでしょうか。
今回来町いただいた企業経営者は、1人は上市町出身、そしてもう一人は祖父母が富山市出身など、当町にも縁ある方々であることはとても有望に感じております。ぜひ実現にこぎ着けることができればありがたいと思っております。
また、そのほかにも、同事業に対して来町して視察いただいた企業はありますか。あるとすれば何社なのか、そして感触はいかがなものか教えていただきたく存じます。
サテライトオフィス誘致事業については、私自身も個人的に強く応援していきたい事業だと思っております。平成30年度の県外視察においても、同事業の先進地である徳島県神山町を視察先に希望して、議会の皆様とともに勉強してきたところであります。神山町は、失礼な言い方ではありますが、上市町よりものどかな田舎町でありました。
しかしながら、今や「地方創生の聖地」とも言われるように、人が人を呼ぶ町として注目を浴びています。そこまで来るには様々な苦労もあったように聞いていますが、移住してくる若者と、それをしっかり支援する行政の施策がうまくマッチングしていった結果だと思っています。
上市町にある空き家、約300件も有効利用できることを期待すると同時に、本事業を進めて行く上で、先進地の成功例も大いに参考にしていただきながら、将来的な町の発展に向けて進めていただきたく、私も応援してまいりたいと思っております。
以上、企画課長からの答弁、よろしくお願いいたします。
52 ◯議長(松谷英真君)
藤縄教育長。
〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕
53 ◯教育長(藤縄太郎君)
オンライン授業実施に関するご質問にお答えをいたします。
今般、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、学校では全国的に臨時休業の措置が取られました。臨時休業が長引く中、児童生徒の学習機会の確保が求められたことから、児童生徒1人1台の
タブレット配備などの
GIGAスクール構想の中で、
オンライン授業が可能となる環境整備を進めているところであります。
オンラインでの遠隔教育については、かねてから中山間地域における小規模校での活用や不登校児童生徒への対応においてその有用性が認められていましたが、学校の臨時休業に際して、従来の授業の代替措置として行われる場合には幾つかの課題があると思われます。
まず、
オンラインでは各家庭のネットワーク環境に差があります。このため、一定のタイムラグを考慮した授業の進め方に加えまして、教材の提示の仕方にも配慮が必要となります。さらに、
オンライン授業は通常の対面での授業と異なり、
子どもたちがきちんと理解できているか、なかなか把握しづらいと思われます。また、特に小学校の低学年では、
子どもたちが画面に集中できる時間は短く、一こまの授業時間は限られていくはずであります。
通常の授業も
オンライン授業も、本質的な授業の質を高めることが何よりも大切ですが、機器操作の習熟度などと併せて、
オンラインならではの授業方法への工夫が必要になるものと思われます。
次に、
オンライン授業の教員研修につきましては、先ほど答弁を申し上げたとおりであります。
コロナ終息後におきまして、学校教育の主となるのはやはり対面での授業だと思いますが、緊急時や今日のような非常時には、
オンラインでの授業に速やかに移行できるようにしておく必要があります。そのためには、タブレットなどのツールに少しでも早く慣れることが今は最も大切なことと考えます。
このため、今議会の補正予算に計上させていただいている学習支援システムや指導者用デジタル教科書と併せまして、まずは配備するタブレットなどの機器を通常の授業の中で有効に活用し、
子どもたち一人一人への配慮と、状況に合った適切な教育が提供できるよう今後も努力してまいります。よろしくお願いいたします。
54 ◯議長(松谷英真君)
碓井企画課長。
〔
企画課長心得 碓井秀樹君 登壇〕
55
◯企画課長心得(碓井秀樹君) サテライトオフィス誘致事業に関するご質問にお答えいたします。
6月に当町を視察された東京都の企業につきましては、7月以降も町内の空き家等を複数視察されており、当町に進出される意欲はかなり高いと感じております。町といたしましても、一日でも早くサテライトオフィスを開設していただけるよう、企業との交渉を重ねております。
この企業以外には、関西から1社の企業が町内を視察されております。サテライトオフィスの開設は難しいようですが、視察の中で本町の地域資源に大変魅力を感じられ、今後の町内での地域振興イベント等への参画に意欲を示されておられます。
また、8月下旬には、東京都の企業コンサルティング会社からサテライトオフィス誘致事業に関するご相談があったため、今後、視察の誘致や空き家等の紹介などを行い、オフィスの開設に向けた話合いにこぎ着けていきたいと考えております。
さらに、今後、富山県が実施するサテライトオフィス誘致プロジェクト事業を活用し、本町の魅力や情報を効果的に首都圏へPRするとともに、先進地の成功例や誘致実績が豊富なコンサルティング企業のアドバイス等も参考にして、本事業のさらなる強化を図り、当町の産業の活性化と移住定住人口の拡大、さらには空き家の利活用促進につきましても積極的に進めてまいります。
56 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。
57 ◯5番(堀田喜久男君) 今ほどは、ご答弁ありがとうございました。
まず、
オンライン授業についてでありますけども、今回私も参加させていただいて、その研修会の趣旨というのは、アプリやソフトウエアの使い方、あるいは
オンライン授業と対面授業の違い等の説明というものが主だった研修内容であったかというふうに思っております。
そういった中で、講師を務めていただきました椿原先生のお話の中で、先生自身が過去の
オンライン授業の実施経験から感じたことということで4つのポイントをお話しされました。
1つは、何度も何度も名前を呼ぶことである。そしてまた、2つ目には、
オンラインは名前で呼ばれなくなった瞬間に、
子どもたちはお客さんになってしまうということ。そして、3つ目には、先生の表情も重要なポイントであり、温かな表情をキープし続ける。つまり、45分の授業なら、終始笑顔でいなくてはならないということ。そして、4つ目に、教師が画面上で真顔になると、子どもは怖いと感じる。そのぐらい
オンライン授業は笑顔が重要で、一瞬たりとも真顔になってはいけないと。こういったことをおっしゃっていたのは非常に印象的でありました。
こういった研修内容を私も聞けば簡単に理解はすることはできますが、対面式と
オンラインの違いというのは、聞くよりも実行することの難しさ。こういったものがやっぱり問題点としてあるのではないかなということで、本日は質問をさせていただいたわけであります。
分かっていても、やはり環境の違いによって難しいこと、やってみなければ気づかない問題点、そういったものもこれからまだまだ出てくるものというふうに思っております。
研修会も今後なさるということでありますので、様々な場面を想定して今後の研修会に生かしていただき、その後の
オンライン授業の実施に向けて準備を進めていただきますように、改めてご期待を申し上げるところであります。よろしくお願いします。
それから、サテライトオフィスについてでありますけども、来庁されたIT企業のほかにも何社か問合せがあったということを今ほどお聞きいたしました。実際に当町を訪れてこの現状を見ていただくというのは最良と考えますけども、相手方の立場等も考慮すれば、ご連絡いただいただけでも、今はよしとしなきゃならないのかなと、そんなふうに思っております。
まずは、先日ご来町いただき、視察いただいた企業のアルティネットさん。これは好感触で、その後も積極的に動いていただいているということでありますので、ぜひ誘致してサテライトオフィスの開設をしていただいた上で、先ほど申し上げましたような神山町の例にもあるように、やはり来た人がまた人を呼ぶ。その連続でどんどん点が線になり、線が面になっていく。そういったつながりで、上市町の活性化につなげていけますようにぜひ知恵を絞っていただきたいというふうに思っております。
コロナ禍にあって、またアフターコロナを見据えて、やはり
オンラインの活用、働き方の変革というものはますます加速されていくものと思っております。そういったことで、ぜひそういった急激な変化にも対応できるまちづくりを期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
本日は、これで質問を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
58 ◯議長(松谷英真君) 午後1時まで休憩いたします。
(午前11時50分)
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(午後 1時00分)
59 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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◇ 成 川 友 仁 君
60 ◯議長(松谷英真君) 4番 成川友仁君。
〔4番 成川友仁君 登壇〕
61 ◯4番(成川友仁君) 通告により、2件の質問をいたします。地方創生及び剱岳に関する質問です。
それでは、1つ目の質問、
オンラインで地方創生というテーマで伺います。
第1点として、
オンラインの移住セミナーに関して。
広報かみいち8月号の表紙を飾った「
オンライン帰省どうけ?」の映像が昨今話題を集めています。
スマートフォンなどの通信端末を用いて遠隔地を結ぶ取組といえば、例年東京や大阪などで富山県が開催している移住希望者向けのセミナーも、今年はインターネットで行われました。
オンライン帰省と
オンラインセミナーとの共通点は、いずれも情報通信技術を生かして、上市町の関係人口を増やす試みである点です。関係人口は、観光客などとして訪れるよそ者よりは地元民とのつながりが強く、移住やUターン手前の多様な関わり方を意味します。
我が町への移住・定住を促す
オンラインセミナーの手応えはいかがでしょうか。また、富山に居ながらにしてできることと、
首都圏同窓会のような、遠隔地ならではの活動主体を通してできることとの切り分けが成功の鍵になると考えます。その点の方策を伺います。
第2点は、eスポーツの今後であります。
2月に上市町で開催されたeスポーツ大会の後、新型感染症の拡大により、多くのスポーツは自粛を余儀なくされました。その一方、会場で試合ができなくなったプロスポーツ選手がコンピューターゲームで対戦する光景が見られました。
コンピューターゲームを競技と捉えるeスポーツは、地方創生の一助として注目が高まっています。
オンライン対戦では、都会に集まる必然性はないものの、例えば高岡の御旅屋セリオにできた施設のように、ある程度の拠点機能を持つことは望ましいでしよう。
これらの情勢を勘案して、期待される上市町のeスポーツの今後の方針を企画課・碓井課長に伺います。
2つ目の質問、剱岳とフォトロゲイニングに関して伺います。
第1点は、剱岳初登頂と「線の記」であります。
平安時代の修験者が成し遂げた剱岳初登頂の経路を独自の調査で明らかにした探検家の高橋大輔さんの著書『剱岳─線の記 平安時代の初登頂ミステリーに挑む』が注目を集めています。8月中旬には、東京・世田谷文学館の主催で高橋さんの
オンライン講演会も行われました。
言うまでもなく、「線の記」、これは新田次郎の小説『劔岳 点の記』をもじった表現です。この「点の記」は映画化されて、測量事業が全国に知られました。
さて、高橋大輔さんの著書『剱岳─線の記』には、上市町役揚や上市町観光協会の職員をはじめとして、地元の方々が多く登場します。富山の人々の協力で挑めた初登頂ミステリーですが、知る人ぞ知る存在となっております。この『剱岳─線の記』の取組を広く知ってもらうには、どうしたらよいでしょうか。
質問第2点、フォトロゲのウェブ活用に関してです。
10月中旬に上市町恒例のフォトロゲイニング大会が、感染症対策の上、開催される見込みです。
今回は参加人数を絞るとのことで、規模の縮小は否めません。インターネットで大会の様子を中継して、公共施設などでのパブリックビューイング、あるいは自宅からの応援といった形で、実質的な参加者を増やすことができないか伺います。産業課・酒井課長、よろしくお願いします。
私の質問は以上です。
62 ◯議長(松谷英真君)
碓井企画課長。
〔
企画課長心得 碓井秀樹君 登壇〕
63
◯企画課長心得(碓井秀樹君)
オンラインでの移住セミナーに関するご質問にお答えいたします。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、急速に
オンラインツールを活用した取組が進む中で、議員ご指摘のとおり、例年東京や大阪で行われている移住セミナーは、インターネットを活用して開催されました。
町では、これまで3回の
オンライン移住セミナーに参加し、町のPRや移住相談を実施していますが、その内容は、町からの一方通行の説明が中心になり、相談者との意見交換の時間が少ないことや画面を通してのやり方では感情が伝わりにくい点など、改善の余地があると思っております。
一方で、情報通信技術は今後、当町が関係人口を増やし、地方創生を推進していく上で重要な手段の一つになると期待しており、上市町
首都圏同窓会が主導で制作した「
オンライン帰省どうけ?」の動画は、その制作過程のほぼ全てを
オンラインで行うなど、新たな試みとして大きな可能性を示したのではないかと考えています。
なお、町では、こうした情報通信技術を活用した新たな取組に引き続きチャレンジしたいと考えており、上市駅構内で毎年開催しております「上市えきなか古本市」において、首都圏在住の町出身の飲食店経営者に対し、商品は町民が会場で物販し、経営者本人は
オンラインで商品説明を行うといった、コロナ禍における
オンライン街宣の実現を目指し、現在交渉を進めているところであります。
今後とも
オンライン・オフラインの取組を適時適切に実施し、関係人口を増やし、当町の地方創生を進めていきたいと考えております。
次に、eスポーツの今後についてのご質問にお答えいたします。
今年2月11日の剱岳雪のフェスティバルの開催に合わせ、eスポーツ大会を町内において初めて開催したところ、予想以上の盛り上がりを見せたことは記憶に新しいところであります。
町の名物イベントとして、今後の開催に弾みをつけたいところでありましたが、
新型コロナウイルス感染症の拡大により、2月と同様に参加者、来場者が閉ざされた会場内で密になるイベントの開催は難しい状況となっております。
しかしながら、eスポーツは、元来
オンラインで行うことを前提としたものであることから、集客という部分を除けば十分大会の開催が可能であります。今後、
新型コロナウイルスの対策も含めて、時代や環境に見合った形での開催方法を模索し、上市町の活性化やPRにつなげていくことができればと考えております。
なお、今年度の大会につきましては、コロナ禍であっても開催可能な手法を現在実行委員会で検討中であります。近いうちに日程や競技内容につきましてご案内できると思いますので、興味のある方々にはぜひともご参加いただきますようお願いいたします。
また、eスポーツ拠点機能の整備につきましては、開催に要する経費のほか、管理の形態や利用見込みなど、運用に係る部分においてあらかじめ整理すべき課題が多く、慎重な検討が必要と考えております。
64 ◯議長(松谷英真君)
酒井産業課長。
〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕
65
◯産業課長(酒井紀明君) 初めに、『剱岳─線の記』に関するご質問にお答えします。
探検家、そして作家として活躍する高橋大輔さんが、剱岳初登頂の歴史や背景をテーマに、このたび『剱岳─線の記』を出版されました。
この本は、長年謎とされてきた剱岳の初登頂者とその経路について、高橋さんご自身が自らの足で調査されたもので、議員ご指摘のとおり町関係者も多く登場し、町の歴史にも触れられているなど、上市町をPRできるすばらしい内容となっております。
8月最終週放送のチャンネルかみいちで『剱岳─線の記』が出版されたことをご紹介しておりまして、町観光協会に特設コーナーを設け販売を行っているほか、町図書館においても書籍を用意し、貸出ししております。
なお、本来であれば高橋さんご本人に再訪していただき、出版記念の講演会などを開催したいところですが、コロナ禍では困難なため、最近いろいろと話題に取り上げられている上市
町公式ユーチューブチャンネルに高橋さん本人によるメッセージ動画を投稿できないか検討してまいります。
次に、フォトロゲのウェブ活用についてのご質問にお答えします。
今年の第6回フォトロゲイニング上市まちのわ2020は、県内在住者に限定して、定員を200名に大幅に縮小しての開催を予定しております。
開会式、閉会式にかかる時間を極力短縮し、競技スタートを分散して実施していくことや、密となりそうなチェックポイントには新たにスタッフを派遣するなど、参加人数は減少させたものの、
新型コロナウイルス感染防止対策を徹底するために、スタッフはこれまで以上の人数を確保する必要が出てまいります。
議員ご提案の大会の中継やパブリックビューイングはイベントを盛り上げるいいアイデアだと思いますが、さらなるスタッフの増員が必要となるため、実現は困難と考えております。
ただ、今後さらにフォトロゲファンを増やすため、そしてコロナ禍でのスポーツイベントの開催状況を広く知っていただくために、参加者やNet3が撮影した動画などを上市
町公式ユーチューブチャンネルに投稿してもらうことは可能であると思いますので、実現に向け努力してまいります。
66 ◯議長(松谷英真君) 4番 成川友仁君。
67 ◯4番(成川友仁君) 一部前向きなご答弁、ありがとうございました。
1つ目の
オンラインのセミナー、eスポーツに関しては、私も新型コロナがあって、
オンラインイベントに何度か参加する機会がありましたが、どうしても受け身になってしまう。それは、先ほどの教育の子どもの観点というか、大人も変わらないわけで、どうやって互いのやり取りをするかと。そういう点で、お店の経営者の人が、具体的な商品は上市で、その経営者の方の思いや商品説明は
オンラインでと、そういうご提案がありましたけど、面白い試みとして注目したいと思います。また、そういった
オンラインと実際の商品と両立できるような提案をしたいと思います。
2つ目の『剱岳─線の記』に関しては、おっしゃるとおり、人を集めての講演会などは難しいと思いますので、既存のユーチューブチャンネルとかケーブルテレビ、あと広報かみいちなどを活用できればいいのかなというふうに思います。
ぜひこの著者の高橋さん自身にどんどん発信してもらうようなすべがあればいいなと思いますので、またアイデアがあればと思います。
私の質問は以上です。
どうもありがとうございます。
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◇ 酒 井 桂 之 君
68 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。
〔12番 酒井桂之君 登壇〕
69 ◯12番(酒井桂之君) 通告のとおり、3件の質問をいたします。
初めに、新たな
新型コロナウイルス感染拡大防止対策の充実について質問をいたします。
令和2年9月定例会提案理由説明書の中で、
新型コロナウイルス感染症はまだ終息する気配がないことから、町民の皆様には、今後とも密閉・密集・密接の回避、手洗いやソーシャルディスタンスの確保などの基本的感染防止策を継続する新しい生活様式の徹底に努めていただき、ご自身の感染回避や他者に感染をさせない行動をお願いしたいと述べられております。
そこで、1)新たな
新型コロナウイルス感染防止対策をどう進めてきたのか。2)秋冬に向けての新たな感染症対策をどのように実施していくのか。3)医療従事者や家族への差別や偏見への対応と町内感染者に対して個人情報をどう守っていくのか、中川町長にお尋ねいたします。
次に、かみいち総合病院の支援について質問をいたします。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策対応について、入院・医療業務の一部が制限を受けているが、長期的な視点で経営収益・給与面で心配の声が一部あります。今後、国、県、町独自の支援体制が求められています。
ウイルス共存の流れとなる中で、医療現場では長期的な対応が懸念され、職員の疲弊・不安があり、今後、ライフワークの維持・回復、ストレス面への対応が求められます。
また、国が再編・統合に検討対象としたかみいち総合病院に、中川町長が6月定例議会で提案した「がんばるかみいち総合病院応援基金」に、住民や利用者から、存続を求め、医療従事者を励ますメッセージが寄せられており、院内に展示されています。町が存続を求めて募った応援基金が8月末時点で1,600万円余りとなり、町は病院を守る機運を盛り上げていきたいとしています。
応援基金を医療職の研修費や地域医療に理解を求める講演会に充てるとしているが、かみいち総合病院では医師や看護師が不足している状態です。医師や看護師を誕生させるために、応援基金で奨学金貸付制度の創設を提案いたします。
そこで、1)
新型コロナウイルスの影響で経営に影響が出ていると思いますが、今後、国・県・町の支援体制はどうなっているか、中川町長にお尋ねいたします。
2)がんばるかみいち総合病院応援基金で、医師や看護師などの確保を目指し、奨学金貸付制度の創設をしたらどうか、黒田病院事務局長にお尋ねいたします。
次に、かみいち総合病院の再編・統合について質問をいたします。
令和元年12月定例議会でも質問をしましたが、その後、かみいち総合病院の国からの再編・統合をどのように対処しているのか、黒田病院事務局長にお尋ねいたします。
これで質問を終わります。
70 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
71 ◯町長(中川行孝君) お答えいたします。
まず、これまでの新型
コロナ感染拡大防止対策についてお答え申し上げます。
当町では、本年3月下旬に富山県内で
新型コロナウイルス感染症の患者が確認されたことを受けて、
新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、以後、全庁的な感染防止対策を進めてきたところであります。具体的には、町の広報紙、ホームページ、ケーブルテレビ、町内への配布文書等を活用して、基本的な感染防止対策の徹底を町民の皆さんに呼びかけるとともに、マスク、アルコール消毒液等の調達、感染拡大期における公共施設の閉鎖、または開館時間の短縮等を実施しております。
次に、秋から冬にかけての新たな感染症対策についてお答えいたします。
現在、県内においては
新型コロナウイルス感染症の患者が毎日のように確認されており、感染症流行のさらなる拡大が懸念されるところであります。
今後の感染防止対策として、まず多くの方が手を触れる可能性のある学校、保育所、公民館等公共施設のトイレ等について、手洗いの自動水栓化工事を実施することとしており、民間保育所においても同様の工事について、町から助成を行うこととしております。
また、秋以降においては、インフルエンザが同時に流行するおそれがあり、医療機関の逼迫を抑制するための対策が必要となります。その一環として、提案理由でも申し上げましたが、インフルエンザの予防接種費用に対する助成の対象を、中学3年生だけでなく、中学生全学年及び高校生まで拡大することとしたところであり、県の未就学児及び小学校6年生までの児童に係る助成措置と併せて、インフルエンザの予防接種の促進を図ってまいります。
あわせて、引き続き町民の皆様に対しては、新しい生活様式を意識していただくようお伝えするとともに、感染が拡大している県外地域への移動の自粛等、感染拡大防止に向けた対策を呼びかけてまいります。
最後に、医療従事者や町内感染者に対する差別や偏見に関するご質問にお答えします。
改めて申し上げますが、町民の皆さんは、これまでも
新型コロナウイルスに感染しないよう、十分気をつけて生活されていると思います。ただ、現に無症状の感染者も報告されており、誰もが気づかないうちに感染してしまうリスクがあります。また、医療従事者は、仕事として感染者や感染疑いのある方と接触せざるを得ない状況にあり、より高いリスクを抱えています。
こうしたことを踏まえ、これまでも町ホームページでお願いしているところでありますが、町民の皆さんには、公的機関の正確な情報に基づき冷静な行動をお願いするとともに、
新型コロナウイルス感染症の感染者やそのご家族の方々などの個人情報の詮索や拡散、誹謗中傷などを行わないよう、重ねてお願い申し上げます。
機会を見まして、6月補正から9月補正までに対応いたしました
コロナウイルス感染対策等の措置の状況を一覧表にしてお配りしたいと考えております。
次に、
新型コロナウイルスの影響で経営に影響が出ていると思うが、今後の国・県・町の支援体制はどうなっているかということでございますが、かみいち総合病院に係る今後の国・県・町の支援体制につきましては、
新型コロナウイルス感染症による入院患者等の受入れ制限の実施と受診控えなどが経営に影響を及ぼしたと考えられ、令和2年4月から7月末現在の医業収益で対前年比約9,700万円の減となっており、極めて苦しい経営を余儀なくされております。
国・県の支援につきましては、医療機械のほか、発熱外来用のテント、
新型コロナウイルス感染症患者等の受入れ病棟用の空気感染隔離ユニット等の整備に支援をいただいており、また県の協力医療機関として、4月から6月までの間の
新型コロナウイルス感染症患者等の受入れ病床の確保に対しても支援が見込まれております。
また、町の一般会計からも、感染防止対策及び予防強化として、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源に繰り出ししているところですが、今後の国・県の追加支援策や病院の経営状況を踏まえ、一般会計から追加繰り出しを行っていきたいと考えておりますので、その節はまたよろしくお願い申し上げます。
72 ◯議長(松谷英真君) 黒田病院事務局長。
〔病院事務局長 黒田茂語君 登壇〕
73 ◯病院事務局長(黒田茂語君) 初めに、医師や看護師確保のための奨学金貸付制度に関するご質問にお答えいたします。
町では、医師の確保を目的とした医学生への修学資金を貸与する制度を既に創設してあります。しかし、看護師などを目指す学生を対象とした修学資金制度は、今のところございません。
公立病院が所在する他の自治体では、看護師修学資金制度を創設することで看護師の確保につなげている例もあることから、当町でも検討する必要があると思っています。また、この修学資金の原資に「がんばるかみいち総合病院応援基金」を充当することも併せて検討したいと思っております。
続きまして、病院の再編統合問題に関するかみいち総合病院の対応についてお答えします。
昨年9月26日に再編・統合を再検証する公的病院として当院の病院名を公表されたことを受け、県から地域医療構想調整会議で議論をするために、令和7年度で予定する急性期や回復期の病床数などの具体的対応方針の提出を求められたことから、当院では、南館3階の急性期病床全ての49床を、回復期機能を有する地域包括ケア病棟に転換する方針であるとの回答をいたしました。
これは、地域包括ケアシステムの構築を目指す当院の方針と合致しており、また病院収益の増加も見込まれるものであり、国が再編・統合の議論を起こした際に最も問題視していた急性期病床数の削減にもつながることから、国や県、そして富山医療圏にも理解が得られるものと考えています。
ただ、現在は医療現場での
新型コロナウイルス感染症対策が喫緊の課題となっており、今後の再編・統合の議論がどうなっていくか不明となっております。
厚生労働省から県に対し、地域医療構想に関する取組の進め方について改めて整理して示すとの通知があったと聞いており、県からの指示を待ちたいと思っております。
74 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。
75 ◯12番(酒井桂之君) 答弁ありがとうございました。
まず初めに、
コロナ感染対策をどう進めてきたかという質問に対しましては、町長答弁にあったとおり、町ぐるみで、いわゆる終息まで撲滅しなければならないというふうに思っております。大変でしょうが、頑張ってほしいと思いますし、私たちも一緒になって、見えないウイルスと戦っていきたいと思います。
次、秋冬の対策について、町長も提案をされておりますが、いわゆるインフルエンザと同時発生が予想されるということで、高校生までの助成も提案されておりまして、その際、ワクチンの対応が十分であるかどうかということが心配になるわけでありまして、全国的にもそういうような状況でありまして、ワクチンの取り合いになるというふうに思っております。
そういう面では、いち早くそれに備えてもらうということと、町民に対しまして、町報を通じまして、いつ頃から接種を始めるか。また、どういう、例えば高齢者を初めにするがか、幼い人たちを先にするがか、順番制度を設けてもらえれば、町民も安心して受けられるんではないかというふうに思いますので、町長、そいつを一つ町報に掲示を要望しておきたいと思います。
それから、医療従事者の問題とか、町民がやっぱり上市で発生したら、誰が関わったんかという話が起きまして、私にも、議員になっておって、どうして分からないかという話もあります。そして、その聞かれた人に、何でそういうことを聞くがかと言いましたら、やっぱりコロナが恐ろしいので、感染経路を知りたいと。か、あんた、議員でどうして分からんがというような質問を受けます。そういう問題についても、町長の発言があったとおり、対策を今後ともお願いしたいと思います。
次におきましては、同じ
新型コロナウイルスへの今後の体制についても、答弁があったとおり、十二分に対応してもらいたいと、そういうふうに思います。
また、町長が提案されましたがんばるかみいち総合病院応援基金についても、今ほど私が提案しましたとおり、奨学資金の貸付け創設についても前向きな答弁をいただきました。
やはり看護師不足も深刻でありまして、これを、今上市では、かみいち総合病院を残そうといういい雰囲気の中で、創設をすることによって、かみいち総合病院でも働いてみようかという機運が出てきたというふうに思いますので、大変私も創設について前向きに検討してもらえるということで喜んでおりますので、よろしくお願いしたいと思います。
また、最後になりますが、かみいち総合病院の再編・統合については、私も、上市が、総合病院が新しくなったとき、ちょうど富山県下におきましても、中央病院、富山市民病院、赤十字など大きい病院がみんな新しくなったと。そういう中で、財政が大変なときに、やっぱり新しい病院をつくらなければ、上市の皆さんが病院に来てもらえないということで、新しい病院を建てたという記憶もあります。
また、前にも言ったとおり、私はこの問題についても、7回の質問をしたことを覚えております。それで、できた病院でありますから、また上市にはあって、なくしてはならない病院でありますので、この再編・統合については私たちも応援しますので、町長が先頭になって再編・統合について反対の姿勢を貫き、病院が残るように尽力をお願いしたいと重ねてお願いしまして、これで質問を終わります。
どうもありがとうございました。
────────────────────────
◇ 寺 西 庄 司 君
76 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。
〔2番 寺西庄司君 登壇〕
77 ◯2番(寺西庄司君) 本日は、通告に従い2件の質問をさせていただきます。
新型コロナの制約で始めたことが今では一般的になろうとしており、例えば学校ではインターネットでの遠隔授業です。仕事ではテレワークで在宅勤務です。飲み会は
オンラインになります。支払いは、現金でなく、スマホ決済です。
こんな中、上市町
首都圏同窓会の方々が核となって作成された動画「
オンライン帰省どうけ?」が好評を博しております。今度からビデオ通話で
オンライン帰省になりそうです。これらの行動は、大切な人を守るため、そして社会を守ろうとする表れであります。
そうした中、飲食店など多くの方々が休業を余儀なくされております。社会を守るため犠牲になってしまっています。国や県からの支援に加えて、上市町でもできるだけの支援が必要と思われます。町民の皆さんとしては、いまだに苦境の中での模索が続いており、経済的に困窮されている状況を踏まえ、切実な声がございます。町民の生活や経済活動を支援するために、水道料金の基本料金部分を減免してはどうかという意見を耳にします。
上市町としての水道料金での対応は、支払い猶予のみの対応でございます。水道事業者の本来の使命として、安心・安全な、大切なインフラである水道を守りながら、今回当局におけるぎりぎりのバランス判断で、水道料金の支払い猶予の措置を編み出されてきたのではないかと考えております。
そこで、現在の支払い猶予の状況はどのようでしょうか。猶予が終了すれば支払いが迫ってきて、困窮に拍車がかかるという方が多いのではないでしょうか、建設課長にお尋ねいたします。
さらに、私としては、困っている方に寄り添うという観点で、当局に対しては、財源の確保に注力していただきたいと考えます。財源の確保が可能ならば、水道料金の基本料金部分の相当額だけでも減免措置を検討していただくことはできないでしょうか。この件に関しては、財務課長にお尋ねいたします。
2件目の質問でございます。
最近いよいよ認知症が進み介護が必要な方で、単独世帯の方の生活や健康に配慮するために、医療や福祉に関する手続や、年金や税金や不動産管理・維持・処分の段取りに関して後見人が必要なのではないでしょうかという声を聞くことがあります。これは、地域の皆さんの間において、成年後見制度の利用を促進したほうがよいとの判断が醸成されてきているのではないでしょうか。
現在、このような世帯の方への対応は、地域包括センターで相談していただき、最終決定は家庭裁判所というシステムになっているらしい。
成年後見制度の利用促進という観点からの質問として、3点させていただきます。
1点目、成年後見制度の現状について、相談状況はどうですか。2点目、制度利用は増えている傾向なのでしょうか。実際は必要なのに、増えていないのではないでしょうか。3点目です。この制度の利用促進の啓発活動が必要と思われるんですけれども、普及の手応えはどうでしょうか。これについては、さらに対象世帯だと確定するのに、専門的なチームをつくる必要があるのではないでしょうかという観点から、この3点目の質問の潜在的な問題提起として、ちょっと今までのいきさつもありますから聞いていただきたいと思います。
成年後見制度がスタートしたのは、介護保険制度とともに高齢者福祉を支える車の両輪として平成12年、西暦2000年からであります。介護保険制度は、措置から契約へと、社会福祉サービスを契約に基づき給付するものへと転換してきました。しかし、サービス利用者である高齢者は、判断能力の衰えから、自ら適切に契約をなし得ないハンディキャップを有するケースが多いんです。このハンディを補い、利用者を支援するシステムとして成年後見制度は導入されました。
その後、平成18年には障害者自立支援法が施行されて、知的障害者等への福祉サービスも契約中心へと切り替わって、判断能力が十分でない障害者にとっても成年後見制度が重要なシステムになっております。
この成年後見制度は、今述べたように、判断能力が十分でない方たちが福祉サービスを利用するために不可欠な制度です。さらに、福祉サービスの利用に止まらず、種々の申請行為、日常の収入・支出の管理、虐待に対する対応、悪質な消費者契約に対する対応、判断能力の十分ではない人が日常生活を送る上で、自らこれらのことができなくなったとき、または一人でできなくなったときに、成年後見制度を利用して、成年後見人がそれらに対応することで役に立つシステムであります。
まさに成年後見制度は、認知症高齢者や知的障害者、精神障害者等の方々の権利擁護のためのセーフティネットであります。判断能力の不十分な人が地域で生活するためには、なくてはならない不可欠な制度であることは明らかです。
成年後見人の対応の中には、借金苦による生活破綻や生活苦等を原因にする家庭内の虐待、悪質商法による消費者の被害、対応の難しい障害、家族内に判断能力の十分でない方が複数いる場合などの問題が少なからずあって、これらを解決するためには、親族ではなく、法律、福祉等に関する知識を有しており、それら諸問題に対して解決の経験等を有する専門的な後見人が必要なケースが多くあります。
また、これらの諸問題がない場合でも、認知症高齢者や知的障害者、精神障害者の方々が安心して地域で暮らしていけるようにするためには、今申し上げたように、種々の申請行為や日常の収入・支出の管理を行う、あるいは見守りや助言等を行う専門的な後見人が必要とされているのではないでしょうか。
これが、いろいろな、長年にわたって築き上げてこられた成年後見制度の中身なんですが、ところが、家庭裁判所の最終的な審判が必要ということで、申請するのにハードルが高くなっていたり、高額財産のある人だけが申請できるシステムと思われて、利用が少ないのが現状ではないでしょうか。
成年後見制度は、必要な人が誰でも利用できるようになれば、とてもよい制度だと思います。本人でも親族でも申立てをすれば利用できるように持っていけるワンストップサービスのシステムを構築して、専門チームを、上市でこういう制度を活用できるような、そんな形ができればいいなと思って提案させていただきたいと思います。これは福祉課長にお尋ね申し上げます。
以上でございます。
78 ◯議長(松谷英真君) 廣田財務課長。
〔財務課長 廣田高志君 登壇〕
79 ◯財務課長(廣田高志君) 水道料金の基本料金部分の減免に関するご質問にお答えします。
水道料金の基本料金部分の減免措置に対する財源として
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が考えられますが、町では、臨時交付金の充当方針として感染拡大防止及び予防強化、感染拡大防止のための休業や営業時間短縮に応じた事業者への支援、子育て支援、教育のICT化などを優先しまして予算措置に努めてきた経緯があります。
また、本議会に上程中の9月補正予算につきましても、これまでと同様に福祉・教育施設の感染症対策、インフルエンザ予防接種費用の助成をはじめとする子育て支援、学習支援システムの導入など、教育のICT化などに注力した編成となっております。
仮に基本料金部分について、官公署を除いて一律に減免措置を行った場合には、月額約1,000万円もの財源を要しますが、今後近隣の自治体にはない公立病院への追加支援が考えられること等から、臨時交付金の余裕はない状況でございます。また、
新型コロナウイルス感染症の影響による支払い猶予を求めるケースも見受けられない状況から、今のところ、水道料金の減免措置は難しいものと思われます。
80 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。
〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕
81 ◯福祉課長(高慶 孝君) 議員ご質問の成年後見制度の利用促進についてお答えします。
成年後見制度とは判断能力が不十分になった方を法律的に支援する制度で、「後見」「保佐」「補助」の3種類があります。家庭裁判所に申立てを行い、審判の後、成年後見人等が選任され、財産の管理や施設入所に係る契約手続等の支援ができるようになります。通常4親等内の親族から申立て手続を行い成年後見人等に選任されますが、親族がいない、または親族と疎遠で関わりが全くない等の方の場合は、市町村が代わりに申立てを行うことができます。
上市町においても成年後見に関する相談は年々増えており、平成28年度までは5件以下で、平成29年度は7件、平成30年度は1件のみでしたが、令和元年度においては再び7件、そして今年度は既に5件の相談を受けています。そしてまた、今年度の5件中、3件は既に町が申立てを行っております。
成年後見制度は本人の財産等を守るために必要な制度ではありますが、制度を開始すれば法律行為に制限がかかり、容易に取下げができない等、本人の権利を擁護する一方で権利に制限をかけることにもなるため、申立てには慎重な判断が必要になります。
一般的に認知症、知的障害、精神障害を持った方等が対象になりますが、支援の必要な方には多職種による支援検討会議を開催しており、その際、成年後見制度の活用についての検討も行われております。
高齢化が進む中、判断能力に不安を感じる方は増えてくると思われます。今後とも、権利擁護に関する支援の一つとして成年後見制度の周知に努めるとともに、住み慣れた地域での生活が安心して送れるよう、地域の方々と連携を取りながら見守り体制の構築を図ってまいります。
以上であります。
82 ◯議長(松谷英真君)
竹田建設課長。
〔建設課長
竹田亮成君 登壇〕
83
◯建設課長(
竹田亮成君) 私のほうからは、水道料金の支払い猶予についてお答えいたします。
水道料金の支払い猶予制度は、今般の
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って創設したものであり、
新型コロナウイルスの影響で支払いが困難な方は、最大3か月分の上下水道料金の支払いを猶予できることとしています。令和2年4月から対応しておりますが、9月4日現在、申請者は0人となっております。
なお、支払い猶予を行う期間は、
新型コロナウイルスの影響があると認められる場合に限り行う予定としており、また猶予する場合には後日支払いが生じますが、この点、ご利用者様の状況によって相談に応じますので、必要があれば建設課上下水道班までご連絡いただきたいと存じます。
84 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。
85 ◯2番(寺西庄司君) ご答弁ありがとうございました。
この水道料金の減免に関しまして、今の新型コロナで本当は非常に生活が困っているんだけれども、何とか我慢して水道料金は払いたいと。町のためだしということで、一生懸命支払いしている方がいるんじゃないか。逆を言えば、猶予するんですよ、苦しかったら。もうとにかく言ってくださいなと。猶予しますよというその啓発がうまく浸透していないという側面があるんじゃないかなというところからの発想で今日の質問にいたしました。
本当に若い世帯の方なんかは子どもを育てるのに必死で、実際そんな水道料金、何万円もいかないんですよね。何千円の料金を、とにかく払えるものは払いたいという思いから、今までどおりお支払いしていらっしゃると思うんですが、そんなところに何とか支援の手を差し伸べたいなという思いからの質問でございました。
もともとこの支援に関しましては、多分ほとんどの市町村は支援という形でやっているんでしょうけれども、実際はこの支援の制度を利用なさらない方が多いのは、分からないから、知らないからというところがあったんじゃないかなというところで。もっと分かりやすく言うと、この水道事業は将来いろいろな設備投資というものが控えていて、それとは別に、このコロナで支払いができないということであれば、水道料金のただの支払い猶予じゃなくて、別の枠を使って対応してあげたいなという思いからの質問でございましたので、もうちょっと、何というんですか、ほかに大意はないものですから、その辺の説明をしたかっただけでございます。
次の成年後見制度の問題に関しましては、平成28年度から令和2年度まで、毎年5件から7件町に相談があって、町としても、あ、これは大変ですねと、町長判断でいろいろな決裁を裁判所に対してしているんだということで、随分件数的には多いなという思いで。実際これも大変苦労して、多分独り住まいのお年寄りの方がどうしようもない状況になったときの困った状況が成年後見制度になっていると思うんですが、もうちょっと手軽といいますか、簡単に使えるような制度にしていきたいという思いからの質問でございましたので、これに関しましても、将来、後見人制度が充実してくればいいなという思いでございます。
以上でございます。
どうもありがとうございました。
86 ◯議長(松谷英真君) 以上で、一般質問並びに質疑を終わります。
これをもって、町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終了いたします。
議案の常任委員会審査付託
87 ◯議長(松谷英真君) 次に、ただいま議題となっております議案第72号から議案第78号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
◆◆◆ 決算審査特別委員会の設置及び付託の件 ◆◆◆
88 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第2 決算審査特別委員会の設置及び付託の件を議題といたします。
お諮りいたします。議案第79号 令和元年度上市町一般会計歳入歳出決算認定の件から議案第88号 令和元年度上市町
病院事業会計決算認定の件までの以上10件は、決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
89 ◯議長(松谷英真君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
◆◆◆ 決算審査特別委員会委員選任の件 ◆◆◆
90 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第3 決算審査特別委員会委員選任の件を議題といたします。
お諮りします。ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任につきましては、上市町議会委員会条例第5条第3項の規定により、決算審査特別委員会の委員には全議員を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
91 ◯議長(松谷英真君) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしましたとおり、全議員を決算審査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。
なお、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を互選するため、暫時休憩いたします。
(午後 2時02分)
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(午後 2時03分)
92 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
決算審査特別委員会より、正副委員長の互選の結果について報告がありました。
委員長に 2番 寺 西 庄 司 君
同副委員長に 1番 松 本 寛 君
が選任されましたので、ご報告いたします。
◆◆◆ 請 願 の 常 任 委 員 会 審 査 付 託 ◆◆◆
93 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第4 請願についてを議題といたします。
本定例会において受理した請願1件は、お手元に配付の付託表のとおり、産業厚生常任委員会に付託いたします。
◆◆◆ 閉 議 の 宣 告 ◆◆◆
94 ◯議長(松谷英真君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。
◆◆◆ 議 会 日 程 の 報 告 ◆◆◆
95 ◯議長(松谷英真君) 次に、議会の日程を申し上げます。
9月10日は総務教育常任委員会、9月11日は産業厚生常任委員会、9月14日は一般会計及び各特別会計決算審査特別委員会、9月15日は水道事業会計及び病院事業会計決算審査特別委員会を開催いたします。
次回の本会議は17日に再開し、諸案件の審議を行います。
◆◆◆ 散 会 の 宣 告 ◆◆◆
96 ◯議長(松谷英真君) 本日はこれをもって散会いたします。
(午後 2時04分)
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