• 水橋高校(/)
ツイート シェア
  1. 上市町議会 2020-03-01
    令和2年3月定例会(第2号) 本文


    取得元: 上市町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-12
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過        ◆◆◆ 開   議   の   宣   告 ◆◆◆ ◯議長(松谷英真君) ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。                               (午前10時00分)        ◆◆◆ 諸       報       告 ◆◆◆ 2 ◯議長(松谷英真君) 日程に先立ち、ご報告いたします。  石田 拓農業委員会会長が欠席しております。かわって杉本正義会長職務代理者が出席しております。  これで報告を終わります。        ◆◆◆ 議  事  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 3 ◯議長(松谷英真君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  これより本日の日程に入ります。        ◆◆◆ 議案第1号から議案第41号まで ◆◆◆ 4 ◯議長(松谷英真君) 日程第1 議案第1号 令和2年度上市町一般会計予算から議案第41号 町道路線の認定及び廃止に関する件までの41件を議題といたします。             一 般 質 問 及 び 質 疑 5 ◯議長(松谷英真君) これより町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
     通告がありますので、順次発言を許します。         ────────────────────────             ◇  酒  井  恒  雄  君 6 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。              〔11番 酒井恒雄君 登壇〕 7 ◯11番(酒井恒雄君) 皆さん、おはようございます。  新型コロナウイルスも世界を震撼させておりますけれども、皆さん方については、ご自愛なさいまして、そしてまた家族を守っていただきますように、よろしくお願いします。  ただいまより通告に従いまして、3点の質問をさせていただきます。よろしくお願いします。  それでは、まず1点目、上市町公共施設等総合管理計画等についてお聞きいたします。  さきの12月本会議の私の一般質問の中で、中川町長は、今後の人口減少を見込むと現在の公共施設の維持管理費をいかに減らすかが大きな課題で、総務省から求められて策定した町の公共施設等総合管理計画では、公共施設の面積を26.4%減らすとされています。このため、箱物は統廃合を検討すべき時期に来ているものと考えており、安全・安心のための防災関連事業、生活に密着したライフラインの整備に軸足を移すべきと考えていると答えられております。  そこでお聞きいたしますが、本町は不要となった施設の解体や保育所の民営化に伴う保育所施設の譲渡等を行い、総量ベースで3%程度の公共施設の総量の削減をなされていますが、今後、第1、中長期における施設総量の削減はどのように考え、また、2番目として、運用費用の削減や長寿命化の推進によるライフサイクルコスト及び施設管理の効率化によるコスト削減等、中央小学校、中学校1棟集中として、そして更新費用に充当可能な財源確保にどのように努められるのか。加えて4番目、道路、橋梁、上水道、下水道の各資産に応じた維持管理水準の見直しを図り、更新時期に合わせた基金の積み立て、また5番目として、インフラ維持管理、更新に欠かせない上水道の利用者等の負担を考える時期はいつごろか。  次に、防災関連事業の整備について述べられていますが、6番目として、戸別受信機について。町の防災倉庫に備蓄されている在庫が44機あり、総務省消防庁も支援すると発表されており、当町としても、昨年の台風15号・19号による甚大な被害を教訓とした防災対策、特別交付税で財政措置されると聞いておりますが、スマートフォンデジタル機器の操作に不慣れな高齢者世帯、福祉施設やグループホーム等施設に在庫分だけでも配備され、情報伝達の改善としてはいかがか。  参考までに申しますと、台風や大雨などの際に住民に避難情報を伝える防災行政無線戸別受信機の配備に取り組んでいる市町村は、昨年3月末時点で全体の74%であります。以上、中川町長に伺います。  また、関連といたしまして、スクラップ・アンド・ビルドと題して、7番目、教育施設。スキー山が各学校にありますが、子どもたちはスキー場に出向き、スキー教室がなされ、築山での遊ぶ姿が目につきません。スキー山をフラットに改良され、学校菜園に活用できないか。緑と太陽が育む、こども醸成のために。  また、グラウンド樹木整備について。以前から夜間照明に支障、蜂のすみかになっている樹木を伐採、そしてまた学校教育後援会としても要望しておりますが、予定はいつごろか、藤縄教育長に求めます。  次に、消防施設でございますけれども、井上消防署長も長年、本当に町の安全・安心のために住民を守っていただきました。そして、今年度をもって職務が終わりますので、私は相談を願うものであります。今日までの消防団活動に対して、敬意と感謝を申し上げる次第でございます。  消防分団、消防屯所8カ所に配備されてある固定電話機ですが、団員は常駐をしていなく、不要と考え、防災・災害時等には無線機、個々の携帯電話で対応されており(平成30年度決算、24万7,000円)、井上消防署長に求めます。  次に、インフラ資産。横越橋は建設から70年経過しており、解体工事には1億ほどかかると試算されていますが、国からの補助金はどのくらいか。横越橋は昭和48年5月、3分の1ほどかけかえされておりますが、損傷が激しく、診断結果レベル3と、早期に対策や監視を行う必要があると報告されており、令和2年3月16日より重量制限とされております。  今日まで地域住民は南北のかなめの道路として利用されており、下流の弓庄橋や上流には赤木橋を路線として交通の振りかえ可能とコメントされておりますが、都市計画道路都市計画審議会もありますが、私は断腸の思いでありますが、撤去後、歩行者、自転車、電動カー等専用、新屋橋のようなコンパクトな橋梁に新設を考えられないか。  また、3月7日、弓庄地区で、役員会での説明にどのような意見がそれぞれ出たか、竹田建設課長に求めます。  2番目として、新時代に必要な社会基盤の整備について伺います。  車の新時代の到来に備え、町道の白線を塗り直す事業を推奨したいと思います。当町の町道の総延長は333キロメートルあり、センターラインや外側線、ゼブラゾーンなどの白線が引かれていますが、町では、町道の白線の塗り直しを行っているものの、町道の総延長が膨大で予算もかかるため、補修に限定的になっています。  この観点から、1番目、白線が薄くなったり消えていると、車の搭載センサーが正常に作動せず、ラインをはみ出して交通事故の原因になる。2番目、生徒の自転車通学路、児童たちの通学路になっている場所で、町道で幅50センチ、深さ50センチの農業用水もあるところもあり、外側線も引いてなく、誤って落ちる危険。交通安全対策はもちろん、高齢者や通行人、児童生徒の登下校の安全を保護するためにも、地域の要望箇所に新年度早急に進められたい。  また、関連して、幅員5メートル以上で農業用水もある町道ですが、冬期間、白線が見えず、除雪車の安全確保のため、路肩に10メートル間隔にスノーポールを設置されますが、老朽化のため寸法がまちまちで、夜間でも各車両が把握できるように反射材つきポールコーンに更新できないか。  また、T形道路に、用水路深さ50センチ以上、田、高さ50センチ以上の路肩に、安全対策として路側帯表示またはカラーコーンを設置できないか。  次に、5番目としてカーブミラーについて。見通しの悪い交差点や、カーブミラーで運転席からは見えない場所にいる車や歩行者の存在を知らせてくれる。ミラーの形式には立地条件も考えますが、四角形を円形式に統一できないか。  いずれにいたしましても、自動運転時代に備え、白線の重要性を再認識して調査され、順次塗り直しを行い、白線が引かれていない道路に必要に応じて線を引き、町民の安全・安心のために予算要求をなされ、5カ年サイクルで白線の塗り直しをなされ、ネクストステージに向けて思い切り整備が必要と考えます。  ちなみに、富山市は新年度、全域で市道の白線の塗り直しが予算化、また射水市、滑川市でも同様な動きがあり、地味な投資ではありますが、竹田建設課長に求めます。  次に、有害鳥獣焼却施設の構築及び森林環境譲与税等について伺います。  この事案について再度質問いたしますが、今年度2月末現在、当町のイノシシ捕獲頭数は、成獣で287頭、ウリ坊で43頭、大半は埋設処理となり、穴掘りなどに苦労が絶えません。今後も暖冬の影響で個体数が増えると危惧しているところであります。  他の自治体の対策として、昨年11月13日に、産業振興対策特別委員会で下呂市に有害鳥獣解体処理施設の視察研修をさせていただきました。  参考までに報告させていただきますが、有害鳥獣による農作物被害軽減に向けた各種対策のうち、有鳥害獣捕獲事業等により捕獲された個体の処分のための中間処理に係る作業の省略化を図り、有害鳥獣被害防止対策の総合的な体制の構築に寄与することを目的とした施設であり、主な概要は、施設用地は市有地、敷地面積547.38平米、施設の床面積は67.2平米、主要構造、階数は軽量鉄骨プレハブ構造平屋建て、機械設備は冷凍ストッカー解体バンドソー小型フォークリフトで、事業費は1,659万円、備品購入費は601万5,000円でありました。  その他、捕獲後の他府県の処理例として、害獣専用の焼却炉を設け、焼却している自治体が複数あります。しかし、維持費に苦慮されているようでありますが、私は、捕獲した個体を冷凍した上で細断し、一般ごみとして焼却する方法がよいと思います。上市町としても、安価で手間のかからない効果的な方法を確立することが求められております。  私は、近隣の市町村に打診していましたが、先般の富山地区広域圏事務組合2月定例会で、有害鳥獣の焼却施設を新たに整備、2022年度4月からの稼働を見込むとされています。幸い個体を搬送し焼却可能と聞いておりますが、現時点での取り組みをわかる範囲内でお聞きいたします。  また、施設の完成までに2カ年ありますが、この間、捕獲された個体を埋設処理として町で考えているようですが、埋設処理面積、場所等、支障がなければ求めます。  いずれにいたしても、豚コレラは上市町で2例が発生しております。  次に、国の税制改正によって森林環境税が創設され、また、一方では水と緑の森づくり税を富山県として独自に取り組まれています。これらの国、県の制度を生かして里山林の整備に着手することが、有害鳥獣による農産物被害、令和元年は419万円でありましたが、その前は210万円、2倍になっております。そうしたことで農産物被害の減少につながると考えますが、今後どのように取り組まれるのか、あわせて産業課長に伺います。  以上でございます。私の3点の質問を終わります。  よろしくお願いします。 8 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 9 ◯町長(中川行孝君) おはようございます。よろしくお願いいたします。  早速、酒井恒雄議員さんのご質問にお答え申し上げますが、上市町公共施設等総合管理計画等についてお答え申し上げます。  平成28年度策定した町の公共施設等総合管理計画では、町が管理する公共施設について、新築から30年後に大規模改修、60年後に同規模で建てかえした場合の今後40年間にかかるコストを大規模改修・建てかえコストとして、平成18年度から平成27年度までの10年間の公共施設に係る投資的経費を今後の投資可能額としてそれぞれの年平均額で比較した場合、今後の投資可能額が3億4,000万円不足し、延べ床面積に換算して26.4%の削減を図っていく必要があるとしております。  今後、公共施設やインフラ資産の修繕や建てかえ等を計画的・合理的に進めていくため、新年度において、個々の施設の重要度や劣化状況に応じ、優先度をつけて個別施設計画を策定する予定ですが、基本的に総量を削減する方向でなければ、将来的に行財政運営が立ち行かなくなるおそれがあると考えております。  しかしながら、小学校については、地域の拠点となっている現状、加えて小学校は災害時の避難施設に指定されているという観点から、建物を壊すということは適正ではないと考えております。  統廃合等の問題もございますが、統廃合につきましては、地域の皆さんの意見を尊重しながら考えていきたい。その地域の皆さんの意見を尊重する際に、統廃合について考える際に、3つの判断基準があると考えております。1つは教育委員会及び教育の現場に携わる先生方の思い、適正規模と教育効果。2番目には保護者の皆さんの思い。3番目は地域の皆さん方の思い。その3つの観点から考えていく必要があると考えております。  当面、学校については、校舎の使い方の見直しを図って、普通教室等をはじめとする利用頻度の高い教室を標準化するなど、維持管理面で工夫をしてまいりたいと考えております。  なお、大規模改修・建てかえコストの財源確保につきましては、国、県の補助制度を最大限に活用するとともに、交付税措置のある有利な起債で、公共施設等適正管理推進事業債を予算の範囲内において、実質公債費比率の推移に留意しながら発行していきたいと考えております。インフラ資産の基金の積み立てにつきましても、厳しい財政の現状でありますが、検討してまいります。  次に、水道料金の見直しにつきましては、これまでも申し上げてきましたが、40年を経過した管を計画的に更新する必要があることから、令和3年度中に改定案をお示ししたいと考えております。  最後に、戸別受信機につきましては、購入から10年を既に経過いたしておりますので、機器の動作確認を先日行いまして、作動するということが確認できましたので、10年間も防災倉庫で保管をしてきた機器でありますから、この際、要望のある福祉施設があれば対応していきたいと考えておりますので、ご理解いただきますようにお願い申し上げます。 10 ◯議長(松谷英真君) 藤縄教育長。              〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕 11 ◯教育長(藤縄太郎君) 学校のスキー山等についてのご質問がございましたので、お答えいたします。  初めに、各小学校のスキー山につきましては、各小学校の現校舎建設当時から、冬季に子どもたちが雪に親しみ、楽しく野外での活動を行うために造成し、活用されてきました。  近年の暖冬の影響でスキー山として利用する機会は減ってきておりますが、冬季に限らず、児童の、例えば鬼ごっこなど、外遊びの場として運動能力を向上させる場となったり、また下学年の生活科の授業では、野草観察にも活用されております。  学校菜園に活用できないかとのご提案でありますが、現在各学校では、学校菜園が各校とも校内や、周辺の農地をご厚意でお借りするなどして既に整備されており、さらにスキー山を改変して整備する必要まではないものというふうに考えております。  次に、グラウンドの樹木整備についてお答えをいたします。  剪定の対象として管理すべき各小中学校の樹木の本数は、グラウンド周辺や校庭などを含め約650本あります。  樹木の剪定や必要に応じた伐採につきましては、年度ごとに各校の状況を確認し、限られた予算の中で優先順位が高いものから順に実施しております。  議員の地元であります南加積小学校グラウンドの樹木につきましては、以前、夜間照明に枝葉がかかり、照明に不都合な状況が見られましたので大幅な剪定を行っておりますが、今後同様の状況が見られた段階で、伐採なども含め、対応を検討してまいりたいというふうに思います。 12 ◯議長(松谷英真君) 酒井産業課長。             〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 13 ◯産業課長(酒井紀明君) 有害鳥獣焼却施設の構築及び森林環境譲与税等についてのご質問にお答えします。  初めに、有害鳥獣の焼却施設の構築につきましては、富山地区広域圏事務組合が主体となって有害鳥獣の焼却施設を設置し、管理を行っていく予定で現在進められております。  豚コレラ感染イノシシの発生に伴い、捕獲したイノシシを処分するための埋設場所を確保することが各自治体の共通の課題となっておりまして、富山地区広域圏構成市町村による有害鳥獣対策担当課長会議の中で、国内の焼却施設の事例について研究をしてまいりました。  施設の内容につきましては、現在検討中ではありますが、捕獲後の個体は施設内に設置された保冷庫に直接搬入ができるよう、またイノシシなどを切断する作業が不要となるよう、そして維持管理費を極力抑えられる設備とする方向で、他県の先進事例を参考にしながら、構成市町村並びに富山地区広域圏事務組合と協議をしてまいりたいと考えております。  なお、焼却施設が完成するまでの個体を埋設する具体的な場所や面積などについては現在調整中でありますので差し控えさせていただきますが、内容が固まれば改めてご報告をさせていただきたいと思います。  次に、県の水と緑の森づくり事業、国からの森林環境譲与税を生かした里山林の整備につきましては、まず森林環境譲与税については、里山に近い、施業履歴のない人工林を有する所有者に対し、森林管理の意向調査を行ってまいりたいと考えております。  また、水と緑の森づくり税を活用し、手入れのされていない竹林や混合林の整理をする里山再生整備事業等を引き続き取り組むことで、人と野生動物のすみ分けにつながるものと考えております。 14 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。             〔建設課長 竹田亮成君 登壇〕 15 ◯建設課長竹田亮成君) まず、横越橋に関するご質問にお答えいたします。  横越橋は、上市駅前交差点から県道富山立山魚津線と交差する横越交差点を結ぶ町道法音寺横越線のうち、白岩川をまたぐ橋梁であります。本路線沿線には、上市警察署をはじめ上市消防署体育センター、武道館が立地しており、弓庄地区と中心市街地を結んでおります。  議員ご指摘のとおり、本橋梁は建設から約70年が経過しており、今年度実施した橋梁点検の結果では、上部工、下部工ともにひび割れ等の著しい損傷が見られたことから、来る今月16日より総重量5.5トン以上の車両の通行を禁止する重量制限を実施することとしております。  なお、先週7日には、弓庄地区において重量制限について説明会を行い、了承を得たところであります。  国からの補助金につきましては、新年度より交付金から個別補助金へ移行することに伴い、国費充当率が事業費の50%から55%に変更となる予定でありますが、橋梁の撤去が対象となるかは未定であります。  横越橋は、都市計画道路横越荒田線の計画線と重複していることから、現在取り組んでいる都市計画道路見直しの中で都市計画審議会に諮問していくこととなりますが、議員ご提案のコンパクトな橋梁へのかけかえであっても多額の費用が見込まれることから、財政的には非常に厳しいものがあると考えております。  また、橋梁の重量制限に係る地元説明会の結果でございますが、今月3月7日に弓庄公民館弓庄地区役員及び稗田町内会の一部役員にお集まりいただき、横越橋の重量制限に係る説明会を開催したところ、21名の方に参加していただきました。  重量制限に伴う迂回路につきましては、横越橋下流弓庄橋経由と上流の赤木橋経由の2つの経路をお示しさせていただきましたが、上流の赤木橋経由については、一部区間が狭隘であることや小中学生が通行することから、迂回路に明示することは望ましくないのではと意見があり、迂回路の経路は下流の弓庄橋経由のみとすることといたしました。  そのほか、今後の横越橋の方向性を早期に決定してほしいこと、災害時には弓庄地区から避難施設である体育センター等への最短経路であるため、撤去はしないでほしいと意見があったところであります。  次に、町道に関するご質問についてお答えいたします。  まず、町道の白線の引き直しにつきましては、区画線は安全で円滑な道路交通を確保する上で重要なものであり、また議員ご指摘のように、近年では運転支援や自動運転の技術においても重要な役割があります。  しかし、当町の町道管理延長は約333キロに上り、全延長に区画線を引き直すためには約5億円の費用が必要になることから、これまでと同様に、各路線の交通量や重要性、安全性等を考慮し、優先度の高い路線から順次区画線の引き直しを行っていきたいと考えております。  次に、地域からの要望箇所につきましては、当町では毎年、通学路交通安全推進会議の合同点検を実施しており、各小学校区単位で報告のあった危険箇所に対して交通安全対策を実施しております。  新年度におきましても、今年度の合同点検で協議した箇所の交通安全対策を実施する予定であります。また、各町内会等から個別に要望があった箇所につきましても、現地の状況を確認し、対策の必要性を判断した上で必要な予算措置を行い、対応していきたいと考えております。  次に、スノーポールを利用した安全対策として、冬期間のスノーポールは積雪時の路肩や道路形を示すことができるため、安全確保のため設置しております。劣化や破損等により使用できなくなった物を毎年一定数量ずつ更新していますが、反射材つきスノーポールは視認性が向上し、安全性の向上にもつながると考えられることから、新年度以降の更新時には導入を検討したいと思います。  次に、路肩へのポストコーンの設置につきましては、それがかえって歩行者、自転車や除雪作業の支障になることも想定されます。設置の要望があった場合は、現地の状況を確認した上で、状況に応じた適切な安全対策を検討していきたいと考えております。  最後に、カーブミラーの形の統一につきましては、角形、円形、それぞれ形状に応じた特性があります。全体の見やすさや安定性などから、当町では主に円形のカーブミラーを使用しておりますが、道路の大きさや設置箇所の広さ、障害物等の状況により角形のミラーを設置しているケースがあり、全てを円形のミラーに統一することは困難であります。  今後とも、限られた予算の中でありますが、町道の安全対策に努めてまいります。 16 ◯議長(松谷英真君) 井上消防署長。             〔消防署長 井上 寛君 登壇〕 17 ◯消防署長(井上 寛君) 議員ご質問の消防団詰所の電話に関する質問にお答えします。  上市町消防団は、8つの分団に詰所があり、それぞれファクスつきの固定電話が設置されています。分団詰所は、火災や地震等の災害発生時及び毎月の定例日や各種警報発令時での警戒と巡回広報、ポンプ車や消火栓、機械器具の点検業務、消防操法大会並びに火災防御・各種防災訓練等の消防活動を行う際に、消防団員が集結し活動する場所となっています。平年で年間約70から80日、多い年では120日強、分団詰所を使用しています。  固定電話は、火災や各種災害、行方不明者捜索等の事案が発生したときに、通話で活動の指示や情報提供を行うこと並びに各種通知文や報告、事務連絡をファクスするために活用しています。  他方、携帯電話や無線も利用していますが、指示の伝達や情報によっては秘密保持や内容量に限界があり、やはり固定電話は必要不可欠な設備でありますので、今後も継続させることが必要と考えております。 18 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。 19 ◯11番(酒井恒雄君) 2点の再質問をさせていただきます。  まず、教育長にお願いいたします。  スキー山を存続させるなら、学校によっては周囲には危険箇所があり、誤って滑り落ちることを防止するために防護柵が設置されている学校もありました。安全性を考え、事故も危惧され、スキー山をもう一度検証されてはどうでしょうかね。
     私は目で見る管理を徹底している男でございます。学校関係、プール関係、そしてまたスキー山も見てみました。そういったところで、鬼ごっことさっきおっしゃいましたけれども、鬼ごっこはどこでもできるわけでありまして、スキー山を一度検証されまして、また修正していただきますように、よろしくお願いいたします。  それと、竹田建設課長、横越橋についてお伺いいたします。  私も平成28年12月定例会で質問しているところでございますけれども、私はなぜそういったことを言うかと、横越橋は富山立山魚津線の道路整備に伴い、横法音寺交差点から横越交差点まで1,700メートルが平成12年度、富山県から移管されておるわけでございまして、そして町道に格下げになったわけでございます。  そういったところで、私は残念のきわみであるがですね。なぜなら、新しい道路整備期間中に、県道になっている横越橋が補修をなぜできなかったかということを私は言いたかったんですよ。それまで、新しい道路をつくる間に、やはり小さくてもいいですから、補修整備を何で計画できなかったかということを、あなたを責めるわけでなけんねども、歴代の課長どもは、そこった辺が、気がつかなかったということは、とても残念のきわみであります。  そういったところで、ひとつこの件について答えられれば、答えてやっていただきますように、よろしくお願いします。  以上です。 20 ◯議長(松谷英真君) 藤縄教育長。 21 ◯教育長(藤縄太郎君) 再質問にお答えをいたします。  スキー山の検証をとのことでありますけれども、例えば宮川小学校では、スキー山の横に農業用の用水路があるということで、その安全性を考慮しまして、例えば上部に転落防止の柵を設置しております。  ほか、現状では大きな危険性があるとの認識はしていないわけでありますけども、児童の安全確保を第一に、引き続き安全対策については検証してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 22 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。 23 ◯建設課長竹田亮成君) 横越橋の再質問についてお答えいたします。  今議員から、平成12年度に県のほうから町道に移管された後の橋梁点検の不備ということでご指摘をもらったところでございます。  町のほうとしては、通常の道路パトロール等においては行っていたわけでございますが、橋梁点検には至っていなかったことは非常に、まことに残念なことでございます。  そこで、町のほうとしては、平成18年に橋梁の老朽化による落橋や崩落などの重大な事故を未然に防止するため、国土交通省のほうから、橋梁点検を実施するよう指導があったわけでございます。これが18年でございます。  その後、上市町としては、平成20年度に橋梁を点検させていただきました。そして平成23年には、この点検結果を踏まえて、橋梁の長寿命化修繕計画を策定し、修繕の規模や優先順位などを決めさせていただきました。  その後、平成26年には道路法が改正されまして、5年に1回、近接目視点検が義務づけられたことによりまして、上市町は、横越橋については平成27年度に近接目視点検を実施させていただきました。  その後、5年サイクルということでございまして、1年前倒しをしまして、昨年も点検を実施したところでございます。  今までの経緯としましては、この点検をしたことによって、緊急的にどうしても修繕をしなければならない箇所、それは県のほうでも定めておられますが、緊急通行確保路線というものがございます。これはわかりやすく言いますと、スーパー農道のことでございます。スーパー農道につきましては大きな橋が3つございまして、上市川橋梁、須山川橋梁、大岩橋梁。この3つの橋梁を重点的に修繕整備を行ってきたところであり、この3つの橋が大体めどがついたことから、今回横越橋にも注目をさせていただいたということでございますので、ご理解、ひとつよろしくお願いいたします。 24 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。 25 ◯11番(酒井恒雄君) 私も7日、各家へ回ってみたわけでございまして、役員会があるということからして。それで、一番強いのは、横越橋はやっぱり南北に通じる、上市に入るということで非常に貴重な道路だということで、私はそういったことで承ってきたんですけれども、これから全体の協議会もあるそうでございますので、また反映させていただきますように、コンパクトな道路でも何でも、橋でもいいですから、ひとつつくっていただきたいと思っている次第でございます。  そして、酒井産業課長に、私、要望しておきます。  私は有害鳥獣捕獲隊員として、有害鳥獣焼却施設ということで構築できることは、まことに深く感謝を申し上げる次第でございますけども、今後は、いよいよ令和2年度から着工すると聞いていますけども、それぞれ機械設備、備品購入などを検討されていると思いますが、焼却はまず基本であるがですね。基本でありますけども、私は骨粉の販売体制を確立するように、協議会などで意見を述べて反映できないかということを今お願いしているところでございますけども、骨粉は果樹とか園芸作物、特に里芋の肥料にも適しておるわけでございまして、そういったところで、生産者が求められておるがですね。  そして、富山地区広域圏衛生センターでも、汚泥を15キログラム、最大5袋まで無料で渡しますよという事例を参考にしながら、私は、イノシシをただ燃やすだけでなくして、その灰とか骨がとれるものだったら、ひとつ果樹の、里芋とかそういったこと、骨粉ということからして、肥料にできんかということを提案したいがですね。  今後とも協議会でお話はされると思いますけども、そういったことを生産者が求めておる、町民が求めておるということで、ひとつ協議会に出ておられたら反映させていただきますように、私からも心からお願いを申し上げる次第でございます。  もう一点、何かと言うたら、学校の再編・統合ということで、いろいろ、さっきから町長も3つもおっしゃったけど、私は、あくまでも子どもが1人でも2人でもおれば、学校は存続させんにゃあかんという、そういう意味でありますけれども、私は何を言いたいかというたら、公共施設等総合管理計画で検証する中で、100人を切っておる学校が、南加積は99人、令和2年度、新年度。そしてまた、白萩西部小学校は41名。そしてまた、陽南小学校は62名と、だんだん少なくなっていくがですね。大体上市町を今見ておるが、4月から2月までの間、去年は300人ほど亡くなっておるがね。そういうところで3対1と考えてもらえばいいがだけど。  そういった中で、私は学校プールの再編・統合として、児童数の少ない白萩西部小学校、陽南小学校、プールは全部持っておるがですけども、どちらか決めて、令和2年度は白萩西部が陽南小学校のプールを活用するとか、そうしてやれば、学校間の交流も兼ねて使用すれば、維持管理費の削減にもなるんじゃないかと思うがですね。  そして、6校のプールの今費用がどれぐらいかかっておるかというたら、プールの中には塩素薬品のみで97万5,000円かかっておるがですね、2カ月の間に。それと、監視員の賃金は52万9,000円。それで、水道料金は54万6,181円かかっておるわけなんですね。そしたら、合計は205万181円、それぞれ出費しておるがです。  それと、なおかつプールというものは、さらに今の、新年度を見てみると、プールの管理棟トイレ修繕工事とか、あるいはプールの浄化装置費など維持管理費も非常にかかるがですね。毎年、それで夏になってくると、熱中症になるもんだけに、ひさしをつけてみたり、屋根をつけてみたりということで非常に多額な金がかかるということで、私は子どものことに投資するのは惜しくなけんねども、それぞれ経費削減のためにもいろいろ試行錯誤しながら、ひとつプールの問題やら何やらを考えていただければ、私は少しでも財源が削減につながるんじゃないかという、そういう思いでちょっと今要望してみたわけでございます。  そういったところで、ひとつ最少の費用で最大限に生かすようにお願いを申し上げまして、私の今回の一般質問を終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  碓  井  憲  夫  君 26 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。              〔10番 碓井憲夫君 登壇〕 27 ◯10番(碓井憲夫君) 農業と空き家の問題、若者の移住の問題を質問いたします。  上市町は、スイスに並ぶ風光明媚、良質な土壌、豊富な水があります。中心部に国道が走っていないことが静かな空間を醸し出しており、温泉も多く、心と体の癒やしに訪れる方が多くいらっしゃいます。  こうした上市町に、都会の会社勤めを見切り、移住して農業をやりたいという若者が増えております。  予算案には、体験移住ツアー、就農準備研修事業など盛られておりますが、都会からの就農希望の若者を上市町に呼び込む体制が必要です。住まいと研修先、就農先の紹介が求められます。  空き家改修に対しましては、現在も補助対象は県に倣ってありますけれども、和瓦、かやぶき、軸組み工法など、伝統的な古民家に限定されております。範囲が狭く、一般空き家には適用になりません。  こうした観点から、都会から就農希望の若者の移住促進のために、空き家と研修先の紹介制度を設定して、全国に発信をしていただきたい。  2番目に、県外転入者空家改修費補助を一般住宅にも拡大していただきたい。  以上、質問いたします。答弁、よろしくお願いいたします。 28 ◯議長(松谷英真君) 小竹副町長。              〔副町長 小竹敏弘君 登壇〕 29 ◯副町長(小竹敏弘君) まず、空き家と研修先の紹介制度に関するご質問にお答えいたします。  新年度予算に計上しております移住体験ツアーにつきましては、国の地方創生推進交付金を活用して首都圏等から当町の暮らしを体験していただくために、民間の方が空き家を活用して営業されておられます宿泊施設と連携したメニューを計画しております。そして、その様子を子育て情報雑誌に掲載いたしまして、町の暮らしの魅力を県内外に発信して移住・定住につなげたいというふうに考えております。  また、就農準備研修事業につきましては、数年前に町内に移住されました就農希望者が、新年度におきましては、就農に必要な技術や経営知識能力を習得するために、町内の農家で実践研修を行うというふうになっておりまして、それのために必要な経費を計上しているというところであります。  議員のご提案の、住まいから就農先までを一貫して紹介する、いわゆるワンストップ制度といったような創設になろうかと思いますけれども、それぞれのステージにおきまして必要となります専門的な知見、それから知識がやはり異なりますほか、希望者の求める生活水準や研修内容をケース・バイ・ケースで対応していく必要がありますので、そういった専任の対応をとるというよりも、各課が連携して対応していくということが望ましいのではないかというふうに思っております。  そして、現在でも、移住希望者が就農を希望されておられる場合には、就農支援事業の紹介などを部局横断的に行っておりまして、今後とも関係各課が密接に連携して若者の移住促進に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、県外転入者空家改修事業費補助についてのご質問にお答えいたします。  この事業は、富山県外から町内に移住した方または今後富山県外から町内に移住する予定のある方が、おおむね築30年以上経過した、いわゆる古民家の空き家を改修して居住される場合に、100万円を上限に改修費の3分の2を補助する制度となっております。県の補助制度をもととしておりまして、平成29年度から実施しておりますけれども、これまで活用された例は、残念ながらわずか1件にとどまっておりまして、やはり議員のご指摘のとおり、厳しい要件の影響もあるものというふうに推察をしております。  町では、これまで倒壊のおそれのある状態にある特定空き家の対策を最重点課題として取り組んでまいりました上市町空家等対策協議会において、新年度からは、空き家の利活用を推進するための部会を設置する予定としております。この部会におきまして、空き家の活用方策等について積極的に協議していく所存でありますけれども、議員ご指摘の空き家改修費補助については、まず県のほうに要件改善をお願いしていくとともに、町単独でも対応していけないか検討をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 30 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。 31 ◯10番(碓井憲夫君) 一歩前へ、二歩でも進まなきゃならないということは、簡単ではないんですね。  今ほど答弁いただいた、100万円をもらった方が1件おられると。この方は、私もちょっと行って見てきましたけども、大阪からかなりの技術者が、県の公的施設をも設計するような40前後の技術者が来られましたね。それで、どうやって来られたのかと聞いたら、インターネットの空き家紹介を見たと。これは町が出しているんじゃなくて、一般的なインターネットの空き家紹介で、種にこぢんまりとした蔵のような造りを利用してきておられます。  私、その方とも話をしておったんですけども、40前後の方ですけどね、農業をやりたいんだけど、そういう相談体制は町にあるのかということでした。  それと、こういう若者が、私がリサーチしただけでも3件あります。これは、その方も農業をやりたいということで、町に来たら、簡単に言えば、頼りにならなかったと、誠実な対応をしていただけなかったということで、彼は、耕作放棄地をやる農協のそこへ勤めて、今は自立してやっております。  また、町内の十数町やっている大型農業の方が、今もう70になるので、自分の横に宿泊施設を2部屋もつくって、そこに県外から若者をインターネットで呼びたいということで、自分がやっても相手にされないので、町に相談に行ったら、さ、自分でやってくれと、いわゆる門前払いに等しかったという状況なんですね。  僕は何を言いたいかというと、成功している自治体は、民間と役場がものすごくぴったり協働してやっているんですね。私ら議会も、産業振興の委員会で昨年、行ってまいりました。民間と農業団体と町が3本柱でやって成功しているんですね。  空き家の紹介も、なかなかワンストップといっても、皆さん忙しいし、人間も減らされておるし、そういう点で、私ら議員のほうがよっぽど地域にどういう空き家があるかということをよくわかるんですよね。  だから、私は一方的に役場にやれと言っている質問じゃありません。要するに、民間と役場と、それと私ら議員も含めた協働でやる体制をつくっていくと。  私は、役場の職員にも、担当課にも、いや、そういう人が来られたら、僕に言いなさいと。僕が空き家を紹介するからと。もう既に八王子から農業をやりたいと言うて40前後の若夫婦が、これは種に来られた人と一緒で、かなりの技術者ですよ、いろんな資格者。それで、空き家を紹介してほしいと、私のところに回りめぐってきましたので、今、一件落着で4月から郷柿沢の空き家に住んで、農業の研修先は上市じゃなくて、滑川の開のほうで行われております。  問題は、これは町が本来はそういうことをやれと言っておるわけじゃなくて、そういうことにも一緒に民間と協働してやる体制をつくってほしいということなんですね。  それで、二十日ほど前に広報に載っておりまして、空き家相談会をやるからという案内がありまして、私、行ったんですね。これは上市町の主催でした。私、がっかりしましたね。空き家の問題でいろいろ相談会をするのかと思ったら、司法書士が2人ほど来られて、個別にその司法書士のところへ行って、あんた、売りたいとか、どうするという相談で、空き家をどうするという懇談会でも何でもなかったですね。  だから、もう少しやっぱり民間の方を信用して、私も働きますから、みんなと協働してやる体制をつくっていただきたいと。これが私のきょうの質問なんですね。  もう既に上市町で、おらん後、どうしようかと。十数町あるんだけど、これ、どうしようかと。寺に寄附しようかとか、こういう人までおられるので、自分で宿舎までつくって呼びたいという方もおられますので、ぜひそういう相談に乗ってほしいということの私のお願いをいたしまして、質問を終わります。  もし再答弁、ないですね。なければ。  なら、そういうことで。         ────────────────────────             ◇  酒  井  桂  之  君 32 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。              〔12番 酒井桂之君 登壇〕 33 ◯12番(酒井桂之君) 通告どおり、2件の質問をいたします。  初めに、上市スマートインターチェンジの関連整備の進捗状況についてお尋ねします。  上市町は2月14日に2020年度予算案を発表しました。一般会計は99億2,300万円で、前年度当初比2.8%増となりました。12月の利用開始を目指す北陸自動車道上市スマートインターチェンジに関連した道路などの整備費に重点配分し、計2億3,887万円を計上しております。  そこで、上市スマートインターチェンジの関連整備の進捗状況について、1)県道上市水橋線をつなぐ町道の整備(0次アクセス)、2)番目としましては、宮川認定こども園などの安全対策のために整備する町道や駐車場、3)としましては、町中心部からスマートインターチェンジまでのアクセス向上を図る都市計画道路横越荒田線、4)としまして、スマートインターチェンジの案内サイン、5)としまして、宮川地域工業団地造成の関連整備状況、6)開通式の考えなどを竹田建設課長にお尋ねいたします。  次に、高齢者支援対策についてお尋ねいたします。  平成29年度から上市町だけ実施され、受講者から大変喜ばれています。1)運転免許高齢者講習受講費補助金の実績はどうなっているのか、永田町民課長にお尋ねいたします。  次に、2)高齢者が自動車運転をして大きな事故につながっていることが全国的に報道されている中で、高齢者の運転免許自主返納がされております。上市町でも運転免許を自主返納される方に町営バスの無料券を3年分出していましたが、5年に延長になる予定ですが、上市地区には町営バスが走っていないので利用しづらいとの声も聞きます。  その方たちに他のメニューの拡充は考えられないか、他の自治体の支援策はどのようなものがあるか、中川町長にお尋ねいたします。  以上で質問を終わります。 34 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 35 ◯町長(中川行孝君) 高齢者の運転免許自主返納支援事業に対するご質問にお答えを申し上げます。  この高齢者運転免許自主返納支援事業につきましては、運転免許証を自主返納された満65歳以上の町民に対し、申請に応じ、3年間の町営バス無料乗車証を交付する事業で、平成22年度より実施いたしております。事業開始当初の交付数は年間で30名余りでしたが、近年は年々交付数が増えており、本年度は2月末時点で78名の方へ無料乗車証を交付いたしております。  県内の状況を見ますと、当町と同様にコミュニティバスの無料乗車証を交付しているところが4団体、バスやタクシーなどの利用券等を交付している自治体や公共施設の回数券を選べるような自治体もございます。現金交付をいたしておる団体もございます。  当町では、新年度から、町営バスを無料で利用できる期間を3年から5年間に延長することとしておりますが、今後、こうした市町村の事業も参考に、免許返納者の外出を支援・促進する施策のあり方について研究してまいりたいと思います。  免許証返納者に限らず、新年度の予算で高齢者に限って申し上げますと、ブレーキとアクセルの踏み間違い防止装置の後づけの費用の調整も計画させていただいたところでございます。  引き続き高齢者に対する支援について考えてまいりますので、ご理解いただきますようにお願い申し上げます。 36 ◯議長(松谷英真君) 永田町民課長。             〔町民課長 永田雄二君 登壇〕 37 ◯町民課長(永田雄二君) 議員ご質問の上市町運転免許高齢者講習受講費補助金の実績についてお答えいたします。  上市町では平成29年11月よりこの受講費補助制度を開始しておりますが、令和2年10月末までの3年間で制度を終了することとしております。補助実績として、平成29年11月から平成30年3月までに199件、50万2,000円の補助、平成30年度1年間では500件、136万9,800円の補助、令和元年度は4月から本年1月末までで662件、176万円の補助となっております。  以上です。 38 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。             〔建設課長 竹田亮成君 登壇〕 39 ◯建設課長竹田亮成君) 議員ご質問の上市スマートインターチェンジの関連整備の進捗状況についてお答えいたします。
     まず、一般県道上市水橋線をつなぐ町道(0次アクセス)につきましては、中日本高速道路株式会社金沢支社との工事等に係る受委託契約に基づき、本体工と同時に整備を進めております。  整備状況につきましては、昨年7月下旬からランプ本体の盛り土に着手し、調整池や排水路、横断ボックス等の大型構造物の施工も適宜進めております。今月3月中旬には、中日本高速道路株式会社金沢支社が設置する消雪用井戸の掘削にも着手する予定であります。土木工事の進捗率は本年2月末時点で32.8%と、おおむね計画どおり進捗しております。  また、接続先となる一般県道上市水橋線につきましては、富山県が順次改良工事を進めているところであり、町道郷柿沢中江上線と交差する中江上交差点の改良につきましても、関係者との調整が終了したことから、今後、詳細設計や改良工事を進める予定であります。  次に、宮川認定こども園などの周辺の安全対策として整備する町道や駐車場についてお答えいたします。  上市スマートインターチェンジの開通までに、園に通う子どもたちの送迎ができるよう、駐車場の整備とともに、新設の町道東江上田園線については、中江上側から宮川認定こども園までを優先して工事を進めております。残区間につきましても、継続し整備を進めさせていただきます。  次に、都市計画道路横越荒田線は、富山県が主体となり平成25年度から整備が進められております。整備効果として、町中心部から上市スマートインターチェンジへのアクセス向上や新たな歩道の整備による安全性の向上などが期待されており、現在、富山県土木センターで用地取得や物件補償等に努めていただいているところであります。  次に、町では新年度予算にモニュメントやサイン看板の設置費を計上しております。これは、高速道路を利用する多くの方々に上市町をしっかり認知していただくために設置する物であり、上市スマートインターチェンジの開通に合わせて整備を進めてまいります。  また、名称が正式決定したことから、道路標識案内看板につきましても、各道路管理者と調整を図っているところであり、開通に合わせて整備いたします。  次に、宮川地域工業団地のアクセス道路となる町道高速東2号線の拡幅改良工事と高速バス利用者向けの駐車場の整備について、着手可能な箇所から工事に着手しており、スマートインターチェンジ本体工事との調整を図りながら適宜工事を進めてまいります。  また、上下水道や電力設備についても既に工事調整を図っておりますので、工事の支障とならないよう整備を進めていきたいと考えております。  最後に、開通式につきましては、実施する方向で関係機関と調整を進めておりますが、参加者の規模や式典の内容、予算等については、近年行われたスマートインター開通式の情報を収集した上で具体化を図っていきたいと考えております。 40 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。 41 ◯12番(酒井桂之君) どうもありがとうございました。  なら、再質問いたします。  まず、上市スマートインターチェンジの関連整備の進捗状況についてでありますが、今6項目についての答弁、ありがとうございました。12月の利用開始に向けまして、事故のないように進めていただくことをお願いいたします。  また、上市スマートインターチェンジの開通により、上市町の活性化をどう進めていくかというのが私は大事だというふうに思っております。よい機会だというふうに思っております。それで、提案のあったとおり、工業団地の造成で企業誘致を図り、雇用を生み出すことが大事だというふうに思っております。  また、もう一つは提案でありますが、駐車場もつくられるということを聞いておりますので、そこに上市町として、上市のお土産販売や観光案内をするための施設を併設してつくったらどうかということで、既に上市町では指定管理をしております味蔵などを誘致して、賑わいの創出をつくることが大事だというふうに思っております。  また、開業まで、残りの日数を示すカウントダウンボードの設置の予定を聞いております。その中でも、先ほど看板を立てるということも聞いておりましたので、上市をPRというか、そのカウントダウンボードの隣に、上市に来ていただいたという歓迎の、それから上市の名所を示す看板を設置して、上市をアピールしていただきたいと。そういうことが上市町を全国に発信するためにも必要だと思います。  それで、インターチェンジも滑川とか立山にありますが、いわゆる通過が主で、その付近でなかなか道の駅的な物ができていない。また、できない状況もあるというふうに思いますが、上市にせっかくスマートインターチェンジができるので、また上市も突き当たりの町だというふうに言われておりますので、この設置によりまして、上市町としてひとつこれを拠点に、突き当たりの町の上市をそこで切り開くということになるかどうかわかりませんが、何か発信基地みたいな物をつくってもらったらどうかということを中川町長にお尋ねしたいと思います。  次に、高齢者対策について質問します。  運転免許高齢者講習の補助金は、先ほど1,300名余りの皆さんが受けられたということで、感謝されていると思います。また、引き続き、安全運転の推進を目的に、自動車のアクセル踏み間違い抑制装置とドライブレコーダーの購入取りつけ費を助成していただいたことを大変評価したいというふうに思っております。  それから、町長にまた質問をするような形になりますが、運転免許を自主返納された方で、利用しづらい方のメニューも今後考えてもらいたいということで調査をお願いしたいと、そういう質問をいたします。 42 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。 43 ◯町長(中川行孝君) 再質問についてお答え申し上げます。  まず、スマートインターチェンジ開業までのカウントボードですが、この設置場所は役場の玄関を考えておりますので、ご提案のような看板等の設置は現段階で考えておりません。  それと、確かにスマートインターチェンジは町の新たな賑わいの拠点になるものと考えておりますが、過去にも何らかの町の特産品等を販売する計画はないかというご質問をいただいておるわけですが、基本的に通年であそこでお土産物として並べる物が果たしてどの程度あるか。過去にはやっぱりそういうものをやってはどうかというご提案もございましたが、本当にそれだけの品物がそろえられるかどうか。言い方は悪いですけども、出店したけども、結果的に採算が合わなかったというような状況になれば、これはまた大きな問題でございますし、具体的に出店計画者があって、こういう物を販売していきたいと計画がありましたら、お聞かせをいただいて結構かと思います。  やっぱり最後は採算が取れることが前提でございますので、私どもが施設をつくって、その後利用していただいて、出店した人が採算が取れないということでは、また新たな負の財産を抱えることになりますので、よくそこらあたり、計画される方が構想を練られまして、これなら採算が合うなという計画がありましたら、ご提案をいただきたいと思います。  それと、高齢者の免許証返納の関係でございます。  ご指摘をいただいたとおり、私どもの気配りが足りませんで、コミュニティバスの利用券をお渡ししても、旧町部の皆さんでほとんどコミュニティバスを利用することができないという現状があることは承知いたしております。  ここらあたりにつきましては、現在の公共交通の中でどのような対応ができるのか、あるいは先般といいますか、過去に小竹副町長と企画課の職員が他県の状況も視察してきておりますので、その制度がかなうものかどうか、そういうことも含めて検討させていただきたいと思います。 44 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。 45 ◯12番(酒井桂之君) どうもありがとうございました。  インターチェンジの私の提案でありますが、今町長の言われたことも一理あるというふうに思っております。前にもその質問をしますと、誰かやる人がおれば町が支援するという、そういう答弁がありました。  そういう答弁の中で私が今回提案しておるのは、インターチェンジがせっかくできるので、一つは賑わいの拠点として、今町が指定管理をしております味蔵は、町でそれなりに経営をしておるわけでありまして、そういう面で町に考えたらどうかという提案をしております。  いろいろ難しい面もあるというふうに思いますが、やっぱり高速道路が通過だけではなく、そこに駐車場もありますし、観光バスもそこにとまるというふうに思っておりますので、そういう点で何か町としてちょっと駐車し、トイレを使う中で、上市を考えてもらい、これが町の活性化になればというふうに思っておるので、中川町長については、そういう意味でありますので、またいろいろ考えていただきたいということを要望します。  また、自主返納についても温かい答えをいただきましたので感謝をしながら、これで質問を終わります。  どうもありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  寺  西  庄  司  君 46 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。              〔2番 寺西庄司君 登壇〕 47 ◯2番(寺西庄司君) まずは、コロナウイルス感染症拡大防止において対応されている町職員、医療や福祉の方々、教育関係者、保護者の皆様に、心からねぎらいの思いで感謝申し上げます。  また、経済におきましては、原油下落から平均株価2万円割れ、3年4カ月ぶりに為替レートが1ドル101円になり、輸出関連では余儀なく利益減少に見舞われる企業も出てきております。先の見えない、身の縮まる思いでございます。  きょうは、自主防災と子どもたちの体力低下の件で質問させていただきます。  実際に災害が起こったとき、避難行動をとるためには避難所がどこにあるのか、どのように避難するのか、何に注意をして避難すべきなのか事前に考えて、どこかに備忘録を残しておくことが重要です。  これは、今年度に発行されるであろうハザードマップをどのようにデータ保存するかを自分なりに考えなければなりません。具体的には、災害図上の訓練を利用して、自分の町内が被災、避難することになった場合を想定して、どのように動けばいいのかを具体的に地図上で考えることによって、避難路及び避難者の誘導を考え、地域での助け合いのネットワークづくりや避難時の対応や気配りに配慮しなければなりません。  自助、共助、公助に加え、互助というインフォーマルな扶助の支え合い、助け合いの仕組みも考えていかなければなりません。  町内会の自主防災組織では、平常時は防災訓練の実施とか防災知識の啓発、防災の巡視、あるいは資機材の購入などに取り組んでおられます。災害時になると、避難への誘導、負傷者等の救出、初期消火対応、救護、情報の収集や伝達、さらに給水、給食、災害危険箇所の巡視等を行う組織です。  当局としては、地域に貢献できる防災士や防災リーダーの育成も喫緊の課題であり、防災人づくりへの啓発や研修の機会づくりへの取り組みを期待されております。  上市町では、このような自主防災組織に対し、さまざまな助成制度があります。中でも上市町自主防災組織等資機材等整備事業補助金は上限30万円で、対象経費は固定資産や耐久消費財の類いに充当できます。一般的に固定資産の耐用年数は10年ぐらいが妥当とされております。自主防災で有意義に使用された後、再度購入という場合もあると思います。このような活発な活動をしている町内に対しては、例外規定を設けて、手厚く対応してほしいと願うところがございます。  そこで、今回、2点についてお伺いします。  上市町の自主防災組織はどのような状況でしょうか、2点目、再度の補助要望を認めてはどうか、中村総務課長にお伺いいたします。  次は、現在、子どもの居場所がありません。臨時休校から1週間、一日の過ごし方を話し合わなければならなくなってきております。運動不足が心配であります。大きな声を上げて、運動場で発散させたいものです。  このような中、小中学生の体力低下がとまらないなどといって、昨年の12月にスポーツ庁が公表されました全国体力・運動能力、運動習慣等調査というものでございまして、それによると、短距離走や持久走などの調査結果が悪くて、走る運動能力が著しくがくんと低下してしまっているということでございます。この中の運動習慣調査においても、運動する時間や機会自体も減少していることが判明してきております。体力低下の一因として予想されるのがテレビやスマートフォン、ゲームなどをする時間が増えていることが挙げられるでしょう。  当局においては、スポーツ少年団を推進しておられますので、そこで自分の好きなスポーツを見つけてもらうなどの推進活動の強化をしていただければいいですね。みんなで体力強化の塊をつくって、長く続けてほしいと願うものであります。  体力とは、走る、跳ぶ、投げるといった運動に必要な能力の行動的体力だけではなく、高血圧や生活習慣病のリスク低下、ストレスへの抵抗力、インフルエンザや感染症にかかりにくい健康な体づくりの防衛体力をあわせ持つことが必要ではないでしょうか。  そこで、今回4点についてお伺いします。  上市町の児童の体力の状況はどうか。体力向上への課題と対策はどうか。スマートフォンやゲームの制限時間導入はどうでしょうか。スポーツ少年団への加入促進など、現状はどうか。この4点、廣田教育委員会事務局長にお尋ねいたします。  以上であります。よろしくお願いいたします。 48 ◯議長(松谷英真君) 中村総務課長。             〔総務課長 中村政一君 登壇〕 49 ◯総務課長(中村政一君) まず、当町の自主防災組織の現状についてお答えいたします。  当町では、現在101の自主防災会があり、町全体の組織率は100%となっております。  各自主防災会の防災訓練等の状況は、平成30年12月から令和元年11月までの間に町に届け出があったもので、延べ49の自主防災会が参加し、計16回開催されております。そのうち、毎年上市町自主防災会連絡協議会各支部の持ち回りで開催している地区防災訓練については、令和元年度は10月27日に上市中央小学校において、上市支部、音杉支部合同で実施され、300人余りの方が参加されております。令和2年度には、白萩支部において実施する予定であります。  次に、再度の補助要望を認めてはどうかというご質問についてお答えいたします。  各自主防災組織の体制強化として、発電機や防災倉庫など災害への備えの資機材の整備を支援するため、自主防災組織資機材整備事業補助金の制度を設けており、制度開始から昨年度までにおいて、通常分として35自主防災会、浸水対策分では5自主防災会が資機材の整備を行っております。  現在の補助要綱は、平成17年4月1日から制度運用を開始しており、各自主防災会につき、1回に限り補助を利用できるという制限を設けております。  しかしながら、制度運用当初にこの補助金を受けて備品等を購入した自主防災会においては、今後は備品等の更新が必要になると考えられることから、補助金の交付から一定の年数が経過した場合には再度補助金の利用を可能とする等、要件を緩和する方向で検討を進めていきたいと考えております。  今後とも、地域防災力のさらなる向上・強化に向けて、引き続き自主防災会への支援に努めてまいります。 50 ◯議長(松谷英真君) 廣田教育委員会事務局長。           〔教育委員会事務局長 廣田泰三君 登壇〕 51 ◯教育委員会事務局長(廣田泰三君) 児童の体力低下について、寺西議員のご質問にお答えいたします。  毎年、児童生徒の体力を把握するため、全国一斉に体力・運動能力調査(新体力テスト)が実施されております。この調査は、筋力や走力、柔軟性など、小学生全学年で8項目、中学生全学年で9項目を測定するもので、令和元年度の上市町の調査結果を見ると、昨年度より記録の向上が見られた学年が男女ともに多く、加えて小学1年生から6年生までの男女及び中学生男子においては、反復横跳びや立ち幅跳び、長座体前屈など多くの項目で全国平均を上回るなど、良好な結果が得られております。  一方、ご指摘にある50メートル走や持久走などの走る項目においては、全国平均を下回る学年が多く見受けられたことから、新年度から各小中学校の体育主任で組織する体力向上推進委員会を立ち上げ、調査結果の分析や重点的に取り組む項目の決定を行う予定としております。  なお、今年度より、新体力テスト実施時に児童の能力を最大限に引き出せるよう、また学校間の指導方法を統一するために、若手教員を対象とした新体力テスト講習会を開催しております。  体力向上への対策としては、町ではこれまで小学校・保育所運動能力向上支援事業を実施し、5歳から8歳までの児童にマット運動やリズム遊びなど多様な運動経験を積ませておりますが、こうした経験により体育嫌いな児童が大変少ないなど、事業の成果を実感しているところであります。  次に、スマートフォンやゲームの制限時間につきましては、一律のルールは設定していないものの、校長会や生徒指導担当者会などを通じ、ゲーム等に費やす時間が学習や運動時間の妨げにならないよう、各家庭でのルールを設定するよう保護者にお願いしております。  次に、町のスポーツ少年団につきましては、令和元年度の登録団数は、野球やサッカーなど7種目13団があり、約240名の児童が活動しております。しかしながら、ここ数年は少子化の影響もあり、いずれの競技におきましても、団員の確保には苦慮されているのが現状であります。  町では、子どもたちのスポーツ少年団に対する関心を高めるべく、毎年春に広報かみいちにて全団の紹介記事を掲載していますが、今後も児童の健やかな成長を支えるとともに、体力が向上するよう、鋭意取り組んでまいりたいと存じます。 52 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。 53 ◯2番(寺西庄司君) 当局におかれましては、この自主防災に対する補助要望の再度可能な道をあけていただきまして、本当にありがとうございます。自主防災の皆様方は、喜ばれると思います。  教育委員会のほうにおかれましては、今度、新年度から体力向上推進委員会の立ち上げ、よろしくお願いいたします。  子どもたちの体力低下というのが年々、今始まったことではないというところは思っておりますので、教育委員会におかれましても、またよろしくお願いいたします。  この体力に関しましては、私たちも自分の体力強化は行っているものの、子どもたちの体力低下というのが、大人の生活習慣が改善されないことにも起因するんじゃないかと思っております。  調和のとれた食事、適切な運動、十分な休養や睡眠を取り入れ、心豊かにたくましく生きられるように、生活習慣の形づくりができるように、学校、家庭、地域が一体となって健康教育を推進していくべきだと、心からきょうはそう思った次第でございます。  ありがとうございました。  以上でございます。 54 ◯議長(松谷英真君) 午後1時まで休憩いたします。                               (午前11時43分)         ────────────────────────                               (午後 1時00分) 55 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ────────────────────────             ◇  伊  井  勇  治  君 56 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。              〔3番 伊井勇治君 登壇〕 57 ◯3番(伊井勇治君) 午後から1番の質問になります。  今年の冬は、新型コロナウイルスの感染症が国民を悩ませているところであり、早く解決することを望みたいと思います。また、暖冬気味であり、除雪費用にも悩まされない中、令和2年度の予算案が発表されました。かみいち総合病院の再編・統合などの懸案事項を抱えながらの予算であります。病院の運営はもちろんですが、上市スマートインターチェンジ整備後のまちづくりについても、早期に取り組む必要があると思われます。  それでは、通告に従い一般質問いたします。  大きく3つ質問いたします。
     1つ目、新年度予算と今後の取り組みについてであります。  「にぎやか・上市」として、上市スマートインターチェンジ及びその周辺に集中した予算であります。整備後のまちづくりについてどう考えているか。また、以下について考慮できるか検討願いたいと思います。  4項目について質問いたします。  1つ目、上市駅周辺の景観づくりについてであります。  公共交通機関である上市駅は、町の顔であります。前回の一般質問では、都市計画道路の整備について質問しましたが、都市計画決定の見直しが先であり、踏み込んだ回答は得られませんでした。  そこで、都市計画道路の見直しを進める上で、未利用地、上市駅周辺の商用地などであります、を含めた景観づくりもあわせて検討してはいかがでしょうか。  2つ目、コミュニティバスの拠点をめぐるルート及び隣接町村ルートの整備についてであります。  現在運行しているコミュニティバスのルートは、富山地方鉄道本線の駅、かみいち総合病院、商業施設などをめぐる6ルートであり、ほぼ順調に運行されていると思います。さらなる運行効率を高めることを含め、隣接町村まで延伸させてはいかがでしょうか。  かみいち総合病院の利用者は、立山町、舟橋村などからも多くの方が通院しています。また、舟橋村では、上市町のコミュニティバスが村をめぐってくれれば助かるのだがなという意見が多くあるということであります。いろいろな条件があると思われますが、可能か否かを伺います。  3つ目、まちの未来創造事業の周遊化についてであります。  大岩地区の未利用地の整備が3カ年で進められていますが、その周辺にある立山寺や弓の里などについて、ネットワーク化してはどうでしょうか。  公共施設の削減が求められていることは承知していますが、削減する物ばかりでは負の連鎖になると思われます。新たな拠点づくりも検討した上で、公共施設の削減に当たられてはいかがでしようか。  4つ目、新規工業団地の整備、企業誘致のPRについてであります。  たびたび質問することですが、上市スマートインターチェンジの供用に合わせ工業団地を検討していますが、新規に整備する予定はないのでしょうか。元気な上市町を創造するため、1カ所だけでも検討してはいかがでしょうか。あわせて、有効なPRも必要と思われますが、現在の取り組みを聞かせてください。  以上について、住民の安心・安全のため、検討中を含め、町長の答弁をお願いいたします。  大項目2番目、農林業の環境整備についてであります。  農業、林業の後継者不足による衰退化に伴い、有害鳥獣が町中心部まで出没している現状であり、人口減少に拍車をかけているのでは思われます。また、全国的に発生している農業用水路での転落事故に対し、国において転落防止柵を設置するとのことであります。その安全対策について、あわせて伺います。  このことについても、4項目質問いたします。  1つ目、森林環境譲与税の活用による間伐の推進について。  これは先ほど酒井恒雄議員からも質問があったことなものですから、これについては割愛していきますが、民間企業との連携が必要と思われますので、またその具体的な対策等もあれば教えていただきたいと思います。  2つ目、有害鳥獣の駆除単価の引き上げにより、個体を減らす検討についてであります。  森林の間伐に合わせ有害鳥獣を減らすことも有効的でありますが、基本的には駆除者が不足していると思われます。岐阜県下呂市では、1頭駆除すると約3万円がもらえるシステムということを習ってまいりました。駆除するには、駆除した鳥獣を運び出す必要があります。数名がチームになり、合理的に処理していることを学びました。そのことにより、観光客などが回復したとのことであります。  上市町及び周辺市町村とも相談され、抜本的な解決策の検討をお願いいたします。  3つ目、有害鳥獣の処理施設の運用方法、活用時期についてであります。  この件につきましては、先ほど酒井恒雄議員が、富山地区広域圏事務組合の処理場が今後つくっていかれるということですから、割愛させていただきます。  4つ目、農業用水路の転落防止の取り組みについてであります。  政府の方針により、危険な農業用水路に対し、転落防止柵を設置するとあります。また、富山県においてもモデル地区(33カ所)を定め、設置していくと報道がありました。  上市町においての対応はどのようになりますか。また、モデル地区に指定されていない箇所で危険な箇所について、どのように対策していくか教えてください。  以上について、産業課長の答弁をお願いいたします。  大項目の3つ目であります。かみいち給合病院の今後の取り組みについてであります。  厚生労働省より再編・統合を検討する病院に指定されていますが、継続して医療サービスを行う上での施策を伺います。  1つ目、再編・統合が必要とする要因は何でしょうか。  再編・統合が必要とする内容は、具体的にどういうことなのか。指定された近隣病院と統合を進めることなのでしょうか。  また、総合病院としての診療科目に問題があり(医師、看護師の配置など)、見直しを求められているのでしょうか。その他のことがあれば、あわせて教えていただきたいと思います。  2つ目、その具体的な対策はどのように考えているか。  再編・統合に対し、富山県、例えば医務課との連携はないのでしょうか。上市町だけで検討するものではないと思われます。今後の取り組みについて教えてください。  以上について、かみいち総合病院事務局長の答弁をお願いいたします。  以上であります。 58 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 59 ◯町長(中川行孝君) 私のほうから、駅周辺の景観づくり等についてお答え申し上げます。  上市駅周辺の整備計画につきましては、都市計画の用途地域では商業地域及び近隣商業地域に指定されていることから、都市計画道路の整備のみならず、その背後地の市街地開発を含めて検討する必要性を感じております。  上市駅前周辺の整備については、駅舎とアルプス農業協同組合本店の建てかえを検討する時期が大きな起点になると考えているほか、駅南側の駐車場として使用されている場所を整備することによって、その周辺環境は大きく変わってくるものと思われます。  ただ、民間の方々の意向は決して無視できないため、富山地方鉄道さんやアルプス農協さんをはじめ、駅周辺で開発の可能性がある物件の所有者のお考えを聞く必要があるかと考えております。  この件につきましては、昭和50年代に、当時の企画財政課が中心となって、駅前周辺の整備計画をご提示して地権者にお願いをしたところでありますが、同意が得られず、計画が流されたと。その後、北陸銀行上市支店ができたり、分譲が始まったりして、最終的にその計画はなくなったものであります。  現在も地方鉄道さんには、駅の南側の駐車場等あるいは列車の車庫等がある付近について、駐車場として整備をする考えはないですかと。するに当たっては、町も応援しますから、ぜひその実現に向けて協力をしてくださいという話はかねてからいたしております。私が町長になってからでも、もう2回ほど正式に話をさせていただきました。  しかしながら、地方鉄道さんにとっては、今、富山駅でも線路の高架化という大きな事業を抱えておいでになりますし、今あそこの、上市駅の整備、さらには駐車場等の整備については、時期が悪いかなという思いを持っております。  現在の上市駅のあの建物につきましては、農協さんと地方鉄道さんの持ち分がございますので、あの建物の改修の時期が、周辺を含めての再開発の時期になるかなという思いを持っております。  次に、町営バスについては、基本的に町内における町民の移動の足の確保を目的に運行しておりまして、本年度中に策定する上市町地域公共交通網形成計画では、町域を超える広域の交通軸は富山地方鉄道本線と位置づけるべきと考えております。  隣接町村とのバスルート整備については、議員ご指摘のとおり、舟橋村や立山町からかみいち総合病院に通院しておいでになることも承知しております。病院利用者の利便性を高めることも大切とは考えておりますが、まずは地鉄本線との路線重複は大きな課題があり、そもそも誰のための町営バスなのかということを基本に立ち返りたいというふうに考えております。  私自身、舟橋村の村議会議員さんから、直接そういうことを検討してほしいという申し入れも受けております。したがって、事務担当には、舟橋村を含めた公共交通の検討指示はしておりますが、今でも相ノ木路線については延長が非常に長いということから、舟橋まで足を延ばすことが、かえって町内の利用者の不便を強いることになりかねないと危惧するところであります。もうしばらく検討してみたいというふうに考えております。  次に、まちの未来創造モデル事業に関するご質問ですが、今年度、県から認定を受けたまちの未来創造モデル事業は、大岩地区の魅力を高めることを目的に取り組んでおり、事業期間は令和3年度までとなっております。令和2年度は遊休地の整備を含め、ウエブサイトの構築や空き店舗活用に係る事業を進める計画としております。  ご提案の、立山寺や弓の里歴史文化館などの施設をさらに整備することは容易ではありませんが、町内で一番の観光地である大岩地区と他の観光地や公共施設のネットワーク化を図ることは大切であり、今後、大岩地区を核とした情報発信やツアー造成などにも努めてまいりたいと考えております。  ただ、自然環境をできるだけ残したいという思いを強く持っておりますので、新たな構造物を眼目等につくるべきではないというふうに私は考えております。  ただ、あの山門の正面の竹林を昨年、地権者の同意を得て切らせていただきまして、約40年前の姿に戻りました。あの山門の前のところから、富山湾はおろか能登半島まで見られるようになりました。これは昭和40年代後半の時代にはそういう状況であったわけですね。その後、竹林がどんどん繁殖して景観が全然見えなくなったということで、地権者の方にお願いして、あそこを切らせていただいた。昔の景観が取り戻せて、眼目においでになった観光客の皆さんには、本当にいい姿を見ていただいておるというふうに考えております。  次に、新規の工業団地につきましては、現在整備を計画しております宮川地域工業団地事業を優先したいと考えております。人口減少対策や町の活力増加には新たな企業や事業所の進出が不可欠であり、一定規模の工場団地を造成するには売れ残り等のリスクもつきまといます。まずは、町内の工場適地を紹介する手法で企業誘致に取り組みたいと考えております。  参考までに、去年1年間の転入者の60%が二十歳から39歳まで、0歳から39歳でカウントしますと、転入者の75%になる。そういう転入して若い方々がたくさんおいでになるということからすると、何が何でもやっぱり働く場の確保というのは、私は大事なことだと考えております。  ですから、議員さんご指摘の工場団地の造成というのは大きなインパクトになると考えておりますが、1団地造成しますと、数億円というリスクもございます。先週の土曜日、県内の業者さんですが、約5ヘクタールの規模の土地を探しにお見えになりましたが、この後どういうふうに展開していくかわかりませんが、そういう動きもあるということだけご紹介をさせていただきたいと思います。  なお、県外企業に直接働きかける機会を増やすために従来年1回参加しておりました企業立地セミナーにつきましては、新年度は年間3回参加する方向で計画をいたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  あわせて、スマートインターチェンジを載せたパンフレット等も整備をしてまいりたいと考えております。  この後、さらに産業課長のほうから答弁申し上げますが、農業用水路の問題でございます。  基本的に農業用水路というのは、管理者がおいでになる。そういうことから、管理者が本来されるべきもので、町がどれだけお手伝いできるかということだと思います。  今年に入りましてからですか、農水省が全額出して農業用水路の危険箇所に安全柵等を設置するという大々的な報道がなされて、あの報道を見聞きされた方は、相当数のところでそういう安全対策が講じられるであろうという思いをお持ちになったと思います。  私もこれは絶対に乗り遅れたらだめだということで、早速担当課に、おい、上市の土地改良区から含めて、要望箇所をすぐ拾い出せと、こういう指示をして産業課が動いたわけですが、何とこれは、私も聞いてあきれましたが、今年は上市町も立山町も、その事業に採択される場所が1カ所も適地がないと、こういうことでございます。  そんなに条件が厳しいがなら、何であんな大々的にテレビや新聞で報道するがかと。あれを見た方々は、あ、これは相当の場所において国費で全部やってもらえるがだなという誤解をお持ちになったと思う。  私は、11月でしたか、12月でしたか、東京へ行きまして、県選出の国会議員さんにお会いしてその話をしました。上市町、立山町に採択箇所が一カ所もない。この事業というのは、そんなに厳しい基準で要綱をつくっておりながら、ああいう大々的な報道をするというのは問題だということで、しっかりと抗議をしてきたところであります。  新年度については、県のほうも、上市町を含めて対応したいという計画も聞いておりますので、精いっぱい努力をさせていただきたいと思います。  詳しくは、担当課長からまたご説明申し上げます。 60 ◯議長(松谷英真君) 酒井産業課長。             〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 61 ◯産業課長(酒井紀明君) 森林環境譲与税の活用による間伐の推進についてのご質問にお答えします。  森林環境譲与税の活用につきましては、施業履歴が10年以上ない、手入れがされていない人工林を有する所有者に対しまして、今後の森林経営についての意向調査を行い、承諾がとれた森林から順に、施業意欲のある民間事業者または森林組合に委託し、間伐や枝打ち等の森林整備を進めていくこととしており、登記簿上の所有者の特定が必要となることや相続登記をされていない山林が多いこと、また隣接地との境界を確定しなければ事業を進めることができないため、相当な時間を要するものと見込んでおります。  当町におきましても、今年度は、来年度に予定しております意向調査に向けて、モデル地区を選定し、森林簿上で対象森林の抽出を行っておりますが、所有者を特定する作業に時間を費やすなど大変苦慮をしております。  また、他の市町にも進捗状況を伺ったところ、当町と同様の問題を抱えているとのことから、所有者の特定作業を含め、意向調査に民間事業者を活用することも一つの方法として視野に入れながら、今後も円滑な事業実施に努めてまいります。  次に、有害鳥獣の駆除単価の引き上げにより個体を減らす検討についてのご質問にお答えします。  当町では、町鳥獣被害対策実施隊に捕獲活動を活発に行っていただいているおかげで、本年度のイノシシの捕獲数は2月末現在で330頭、前年度との比較で2.1倍の増となっております。  イノシシの捕獲報奨金につきましては、町有害鳥獣対策協議会からお支払いをしており、成獣では1頭当たり、国交付金分7,000円に町単独費分8,000円を加算した1万5,000円とし、幼獣では国交付金1,000円に町単独費4,000円を加算した5,000円としております。  この金額は、県内の他の市町村と比較して、決して見劣りするものではないと考えており、報奨金の引き上げについては慎重に検討してまいります。  なお、有害鳥獣対策の抜本的な解決策を検討するために、先進的事例の聞き取りや周辺の市町村との連携を積極的に行ってまいりたいと考えております。  次に、農業用水路の転落防止の取り組みについてのご質問にお答えします。  富山県では、多発する農業用水路への転落事故を未然に防止することを目的として、昨年12月に富山県農業用水路安全対策ガイドラインを策定しました。  議員ご質問のモデル地区とは、今後のハード対策が可能となる一つの要件であり、令和2年度に、市ではそれぞれ2カ所、町村ではそれぞれ1カ所選定する予定となっており、当町においても現在候補地区を検討しているところでございます。  残念ながら地区内全ての危険箇所にハード対策を施すことは想定されておらず、チラシの配布によるソフト対策を中心に、多面的機能支払交付金等を活用した注意喚起の看板やポールコーンの設置などを含めた対策を検討することとされております。  なお、富山県独自の取り組みとしまして、令和2年度より毎年4月20日から5月20日までの期間を「春の農業用水路転落事故防止強化月間」とする予定であることから、当町におきましても、4月の町広報で町民の皆様方に広く農業用水路の危険性について呼びかけをしてまいりたいと考えております。  今後も引き続き、地元町内会や関係団体、施設管理者である土地改良区等と連携し協力をしながら、農業用水路の転落防止に努めてまいります。 62 ◯議長(松谷英真君) 黒田病院事務局長。           〔病院事務局長心得 黒田茂語君 登壇〕 63 ◯病院事務局長心得(黒田茂語君) かみいち総合病院の再編・統合に関する質問にお答えします。  厚生労働省は、2025年を目標とした地域医療構想に掲げる高度急性期、急性期、回復期、慢性期の医療機能や適正な病床数などの医療提供体制の取り組みが全国的に進んでいないため、地域医療構想調整会議において地域の現状や将来像を踏まえた議論を活性化させることを目的に、公立・公的医療機関の、がん、脳卒中、心疾患、周産期、救急、小児のみに特化した平成29年6月の診療実績や、類似病院間の移動時間などのデータを分析し、再編・統合の再検証を要する病院名を公表したものです。  この再編・統合という表現に関しましては、対象となった病院の統廃合だけを求めているものではなく、急性期患者を入院させる一般病棟の病床数の削減や他の病棟への機能転換、他の病院との診療科の連携なども含まれると厚生労働省は言っています。  当院としましては、在宅復帰を支援する医療提供の体制をより一層強化するために、例えば一般病棟の一部を地域包括ケア病棟へ機能転換することなどを検討していきたいと考えています。  なお、名前を公表された病院のみではなく、一部の領域において診療実績が少ない病院も含め、令和2年度に開催される富山地域医療構想調整会議の場で具体的対応方針についての再検証を行うこととされており、調整会議の事務局となっている富山県とも連携して当院の対応を検討してまいります。 64 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。 65 ◯3番(伊井勇治君) いろいろ答弁、ありがとうございました。  町長さんにおかれましては、上市駅前はやはり上市の顔であるということで、電車などで訪れる観光客やビジネス客に上市町をもっと知っていただく大事な拠点であるというふうに思っております。  上市町も公共施設の再編・統合など、先ほどもありましたが、24%の削減を求められているところではありますが、それこそ新時代に向けた公共施設の再編・統合が行われることが必要であると思われますし、それに対しまして、創意工夫が必要と思われます。  上市駅構内にある観光案内所の充実化や、仮に新たな交流ステーションといった物ができたとすれば、図書館なども一体に整備することが望まれるなということも思います。  また、今後進む上市スマートインターチェンジの供用に伴い、新たな企業が誘致されることを期待しておりますが、これら企業に勤める方がこの際に上市町に住みたいなと思える町をつくるためには、現在暮らしている若い人たちの意見もよく聞き、何が不足しているかを把握するということも大事であろうと思います。  これらのことを行動することで、子育て共助となることも考えられます。今後も子育て共助の強化、支援することをあわせてお願いしていきたいというふうに思います。  そこで、町長に再質問と言っては何なのですが、中川町政は新たな取り組みもしながらも前町政の政策を一生懸命遂行されてこられたというふうに感じております。これからは中川町政のカラーを発揮されて、それこそ第8次総合計画に取り組んでいただけないかなというふうに思いますが、町長、言葉があれば、再質問としてお願いしたいなというふうに思います。
    66 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。 67 ◯町長(中川行孝君) 直接お答えしていいかどうかわかりませんが、私が町長になりまして、これで2年5カ月になります。昨年、ある方から言われまして、何を言われたかというと、中川町長になってから、箱物一つもできておらんと、こういうご指摘をいただきました。ご指摘のとおりであります。私は何も新しい物をつくっておりません。  私は、そういう意味では、今この上市町の流れの中で、学校、保育所、公民館、病院、その他もろもろの施設が整備されておって、その方に言いましたけども、何が不足なんですかと。何が必要なんですかと。私は、2万6,000人のときの上市町と2万人の現在の上市町において、まだ何が不足しておるがですかと、その方にお尋ねをさせていただきました。  新しい箱物というのは、公共施設等総合管理計画でもお話をしましたが、どうしても必要な物は、それはご指摘のとおり、整備をすべき物と考えております。それは、やっぱり町の魅力につながる物でないと、同じような機能を持った物を幾つも幾つも整備するというのは、今後はあり得ない話だというふうに考えております。  今ほど、交流スペースと一緒にして図書館というお話も出ましたが、あそこにさらに将来整備をするときに図書館ということになりますと、なら現在の図書館をどうするがかという問題もございます。重複するような施設については、現に慎むべき物であろうというふうに考えております。  私の個人的な現在の思いを申し上げますと、上市駅に向かって東側のほうはそれなりに銀行なり住宅団地なり張りついてしまっておりますので、あの県道の西側、これは駅を挟んで南北ということになりますが、三日市の信号機まで行く必要はないと思いますけども、その途中のあたりまである程度整備範囲として計画してもいいのかなという思いを持ちながら現場を見ております。  いずれにしろ、あの農協本店と駅舎の整備の時期がそのタイミングになるのかなという思いでございます。  第8次の計画の中では、新たな箱物という思いが出てくるかどうかわかりませんが、いずれにしろ、住民の皆さんの心に安らぎといいますか、心が潤う計画が盛り込まれるべきであろうと。ここらあたりは、議員さんご指摘のとおり、若い世代の皆さんのご意見もお聞きしながら計画策定に当たってまいりたいと思いますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。 68 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。 69 ◯3番(伊井勇治君) 町長、ありがとうございます。  私も、町長とは全然違いますが、1期目として2年以上たったわけでありますし、新年度予算で3年目を迎えれば、はや来年はまた選挙の時期となります。4年間というものはあっという間だと感じております。  その短い期間の中でまた効率よく、予算の範囲でこの町がよくなることを願うばかりでありますし、人口が減るのは全国的なことかもしれませんが、全国の中には伸びておるところもある。そういったことはその町々の特徴なんでしょうが、この町にも何か魅力のある物があればなと。自然豊かな町ではありますが、やはり何か拠点という物が。箱物はたくさんあります。間違いなくあります。ただ、活用してこそ初めてでありまして、やはりそこらへんも含めた再編・統合といったことも考えていかんにゃあかんのではないかなというふうに思いますので、新たな総合計画をつくられる上で、またそのことも検討していただければなというふうに思います。  本日は、ここで質問を終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  伊  東  俊  治  君 70 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。              〔8番 伊東俊治君 登壇〕 71 ◯8番(伊東俊治君) ちょっとここまで来るのによろけるような体の状態ですけども、何とか質問させていただきます。  新型コロナウイルスの根絶、終息を願って質問させていただきます。  用水路の事故防止、今ほどの伊井議員とちょっとダブりますが、よろしくお願いします。  県の新年度予算編成に向け、県は国の事業を活用して、農業用水路の事故防止対策を推進するとした。  農林水産省が新年度、転落防止用のフェンスやふたの設置費を全額補助する農村地域防災減災事業の予算を受け、危険性の高い地域を中心にモデル地区を設定して取り組むとしている。  県によると、県内の農業用水路で発生した死亡事故は、2009年度から10年間で184件を数えるとしています。今年度は11月末まで9件発生して、いずれも65歳以上の高齢者が被害に遭われました。  12年前、私の同級生で大事な友人であった人も事故に遭い、また近所の高齢者も、大分前ですが、近くの用水で亡くなっておられます。  上市でも危険な水路がありますが、何カ所掌握されていますか。また、柵の設置も必要なところがたくさんあると思いますが、いかに対処していただくか、よろしくお願いいたします。  次に、高齢者の孤食を防ぐ「おとな食堂」について質問いたします。  ひとり暮らしの高齢者の孤食を防ぐおとな食堂を開く試みが広がっている。高齢者の居場所づくりの一環として、安価な食事を提供し、地域交流の場にもなっている。  おとな食堂は、各地域に浸透しているこども食堂からヒントを得て、家にこもりがちなひとり暮らしの高齢者の社会参加を促すのが狙いで始めた。東京都豊島区では、昨年6月から始めました。  1食300円で、低価格で栄養が摂取できる食事を提供し、毎週水曜日に20人ぐらいが集まると。今はいい仲間という感じで、スタッフも接している。  新潟の三条市でも行われている。福井県でも。  上市でも、高齢者が気軽に立ち寄れる環境の整備をして、高齢者の交流の場づくりの観点で取り組みませんか。おとな食堂をよろしくお願いいたします。 72 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。             〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕 73 ◯福祉課長(高慶 孝君) 「おとな食堂」の開設についてのご質問にお答えいたします。  おとな食堂は、安価でバランスのとれた食事をしながら、地域の高齢者が集い、交流する居場所を提供する取り組みで、近年幾つかの都市において、NPO法人やカフェ、定食屋を営む個人等が店舗を活用し、自主運営されていると聞いております。また、東京都は、都営住宅における高齢者の単身世帯化が進む中、交流スペースなど都の施設を再活用して、都営住宅の高齢者や地域住民が食事をしながら交流できる居場所づくりを今後展開していくと、先月報道発表しています。  当町では、今から20年前の平成12年より、要支援・要介護保険認定者を除く65歳以上の方を対象に、上市中央小学校の教室を利用したおたっしゃ家事業を土日祝日や年末年始等を除く毎日実施しており、希望される方には送迎も行い、高齢者の交流と生きがいづくりの場を提供しています。昼食には栄養バランスのとれた学校給食を食べていただくほか、ボランティアの協力を得て、日がわりの催し物や創作教室、小学生との交流等が企画されており、高齢者には楽しみながらご利用いただいております。  このほか、各地区社会福祉協議会で高齢者向けに開催されているふれあいいきいきサロンも、昼食を楽しんでいただく行事が幾つか実施されており、町としては、今後とも高齢者の交流の場づくりを支援していきたいと考えております。  以上です。 74 ◯議長(松谷英真君) 竹田建設課長。             〔建設課長 竹田亮成君 登壇〕 75 ◯建設課長竹田亮成君) 用水路の事故防止に関するご質問にお答えいたします。  議員ご指摘の転落事故等が発生しやすい用水路として、まず道路脇に設置されている水路が思い浮かぶと思いますが、道路脇の水路にも道路管理者が管理する道路側溝や農業用の用排水路などさまざまな種類があり、それぞれ管理者が異なります。  道路に付随する道路側溝につきましては、町道だけでも約330キロもの管理延長がありますが、水路の幅や深さ、水深など、何をもって危険とするのかの判断基準がないため、危険箇所を正確に把握できないのが偽らざる現状であります。  なお、農業用の用排水路に関しましては、先ほど伊井議員に対し産業課長が答弁したとおりでございます。  町では、平成29年1月より上市町通学路交通安全推進会議を開催し、県や町といった各道路管理者、警察、PTAなどの関係機関が連携し、各小学校単位で報告のあった用水路や道路などの危険箇所の把握と対策に努めているところであります。  今後とも、本会議を活用して危険箇所の把握に努めるとともに、関係各課が連携して安全対策を進めてまいります。 76 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。 77 ◯8番(伊東俊治君) ご丁寧な答弁、ありがとうございました。  私も昨年、正印のほうで、これくらいの用水路があって、そしてそれが分かれているところなものですから、セメントできっちり柵みたいになっていたところがありました。そこで、子どもさんの父兄の方が、伊東さん、これ、何とかならんかと。そして、役場の建設課に言いましたところ、建設課の方が、用水管理者に言いなさいと言って、それですぐ行きました。そしたら、それこそすぐ直してくれた。すごい幅があったんですけども、きちっとしていただきました。本当にありがたく思っております。  私も、きのうもちょっと写真を撮りながら歩いたんですけども、本当に危険な用水路は、これ、お年寄りはどうやって車をよけるがだろうかと思うようなところもありました。  そこからここまでの道ですが、普通、こういうふうに真っ直ぐ立っていますが、そこのところは石垣なものですから、これくらい下がってあるがですよね。ですので、それがずっとありましたので、これは危険だなと本当に思いました。即、していただきたいなという思いでいっぱいです。  それから、私の同級生も亡くなりましたけども、この用水路で亡くなるというのは本当にたくさんありますので、どうか柵を少しでもつけて、高齢者、子どもたちに、私もきのうそうやって歩いていたときに、自転車でいたご老人が、伊東さん、ぜひここを何とかしてくれというふうにやっぱり懇願されました。  そのように、またしっかりとお願いいたします。  それと、上市では、おたっしゃ家、いろいろまたやっておりますが、子ども食堂があまりにも人気があったものですから、私もちょっといろいろ探していたら、おとな食堂って、聞いたこともないような、そういう見出しがありまして、読んでいましたら、ああ、確かにそうだなと。高齢者は居場所がないんだと。私も店をやっていますので、ひとり暮らしの高齢者、しゃべられる、しゃべられる。しゃべるところがないから、テレビしかないからね。ああ、これはかわいそうだなというふうに思いました。  ぜひこういうふうな、いろんなところで居場所がある、そういうつくりをやっていただきたいなと思います。  名古屋では団地でご飯会というのがあって、それもやっぱりおとな食堂と似たようなものですけども、やっております。  私のところの女房も、今年から民生委員になったんです。それで、回っていると、やっぱりかわいそうだなという感じで、前に、私のところへ招待しようかとかというようなことを言い始めて、それはちょっと難しいからというような話もしておりましたが、ぜひこれが各公民館でできたらなと思っております。  そういうような孤立した高齢者が結構おられるんだなということで、何とかそれを解決するようにお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  松  本     寛  君 78 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。              〔1番 松本 寛君 登壇〕 79 ◯1番(松本 寛君) よろしくお願いします。  先日、柔道男子90キロ級五輪代表に、当町ともゆかりのある向翔一郎選手が選ばれました。東京五輪代表内定としては県勢第1号であり、県関係選手が柔道男子で代表に選ばれるのは初めてなのだそうです。上市町としても、彼を引き続き応援していきたいものです。  本日は2点質問を行います。よろしくお願いいたします。  さて、いよいよ人口減少が本格化していく日本にあって、当町においても、自治体のダウンサイジングが避けて通れない課題だと認識しております。一方、町中心部の空き民間施設を町で維持管理してほしいというような、さらなる町からの支援に期待する声もあります。そうなると、当然、公共施設に優先順位をつけ、いかに維持管理をしていくのかを考えねばなりません。そして、実際に令和2年度上市町一般会計等予算案に公共施設等個別施設計画策定事業費を新たに設けたことに、大いに期待しています。  しかし、現状、公共施設の削減について明言してはいません。確かに、まず施設現状を正確に把握しないことには、確からしいことは言えないとは思います。それでも、第7次上市町総合計画が終わりを迎え、新たに第8次上市町総合計画を策定し、人口減少が避けがたい次の10年を見据えなければならないこの時期にあっては、公共施設の削減案をどうしても考慮せねばならないと私は考えます。  そこで、町長にお聞きしたいのですが、公共施設の削減の可能性について、先ほど酒井恒雄議員の質問の答弁に3つの観点の重要性があるとのことをおっしゃいました。私がお伺いしたいことは、町長がどのようなビジョンをお持ちか。町長のお気持ち、お考えをお答えお願いいたします。  続いての質問は、かみいちベイビーギフトについてです。  新たに「おおかみこどもの雨と雪」のイラストを活用したオリジナルベイビーギフトを出産祝いとして、子育て世代に進呈する事業が始まります。上市町らしさの演出や細田監督を応援する意味合いでも有意義な事業だと思います。  しかし、一町民の立場からすると、あらかじめ用途が限られるギフトボックスよりも、より使い道が広い現金による祝い金、もしくはそれに準ずる金券のほうが喜ばれると思います。もちろんそれでは味気ない上に、上市らしいお祝いの仕方という面ではいま一つかもしれません。それでも、町としては、町民のためにより実効的な手段をとることが重要ではないでしょうか。  また、既存の出産祝い金制度では、第3子以降でなければ支出されません。そこで、今回の「Kamiichi Baby Gift ~おおかみこどものふるさとからのおくりもの~」事業が満了した暁には、既存の祝い金制度とあわせて、可能であれば第1子からの祝い金の支出を、せめて第2子からある程度の額を支出できませんでしょうか。  また、祝い金は現金でなく、上市町プレミアム付商品券と連携して支出する形にできればよりよいと考えます。  中村企画課長、答弁のほど、よろしくお願いします。 80 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 81 ◯町長(中川行孝君) 松本議員さんの公共施設の削減に関しまして、お答えを申し上げます。  公共施設等総合管理計画につきましては、先ほど酒井恒雄議員さんのご質問でお答え申し上げましたので、再度のあれは申し上げませんが、個別には、道路、水道、下水道は今後、延長は増えても減ることはないと。これはどなたがお考えになっても、そうだと思います。  問題は箱物で、保育所は、現在町が管理しておりますものは白萩西部保育所と柿沢保育所です。それ以外は全て施設を、民間譲渡を終えております。ですから、管理計画の対象から除かれていきます。  問題は、1学年500人の生徒数だったころに建設された小中学校をどうするかということだと思います。かつては、中央小学校は1学年5クラス、6クラスありましたが、今は1学年2クラス。中学校にあっては、1学年10クラスでしたが、今は4クラスです。今後も児童生徒数の増というのは、極めて見通しが暗いというふうに考えております。  現に昨年1年間にお生まれになった子どもさんの数が95人という数字からすれば、小学校1つに置きかえますと、3クラスで足りるという状況であります。  そういう中で、かつて1学年500人の児童生徒数だったときと、今1学年、小学校にあっては2クラス、中学校にあっては4クラスという時代と同じ教室の使い方をしていくというのは、そもそも無理があると、合理性に欠けるという思いをしております。  しかしながら、現実は、大規模校だった中央小学校と中学校も、ほとんどの学校が何らかの目的を掲げて使われておる状況であります。  必要最小限の利用ということに限定をしていきませんと、今後の1人1台タブレットという時代になっても、校内LANの設計上も無駄が出てくる可能性が大であります。  そういうことから、昨年、教育委員会では、もっと学校の空き教室の利用については教育委員会が積極的に関与してほしいと。学校に任せきりの使い方というのは、ここらで改めてもらわないと、総合管理計画上からも問題があるという話をしてございます。  ただ、小学校については、空き教室がたくさんあるからといって、取り壊すことができない。なぜかというと、小学校は災害時の避難場所に指定をされております。加えて、今月中に配布をする予定にしておりますが、ハザードマップ、これによりますと、上市川の左岸、役場も含めて下流に向かって左側、左岸ですが、その左岸の80%が水につかるという見通しでございます。千年に一度の見直しの結果がそういうことになったわけです。そうすると、体育館や講堂等は避難場所として適当でないだろうと。そういう状況になったときは、校舎の2階、3階の利用ということになると思います。  そういうことからすると、避難場所である学校を、空き教室があるからといって、取り壊しすることができないと。現実の数からすれば、例えば中央小学校は、前館、もしくは後館、グラウンド側の校舎だけで教室は足りるわけです。中学校についてもしかり。しかしながら、今ほど申し上げましたような災害の避難所の指定をしておりますので、取り壊すことは、現実問題としてできないと。  中央小学校は、昨年、60周年を迎えました。大規模改修や耐震化工事を終えて現在に至っておりますが、60年を経過したことを理由に取り壊すことは、町民の皆さんの理解が得られないものと考えております。  今年、ある校下の新年会においてお話をさせていただきましたが、小規模校の校下でございます。学校は地域の核でありますと。統廃合は住民の皆さんの理解が必要だと。統廃合を考える場合は、先ほど申し上げました3つの観点から検討すべきだと。1つは、教育委員会、教職員の皆さんが考える適正規模と教育効果。2番目には、保護者の皆さんの考え方。3番目は、地域の皆さんの考え方。この3つの要素をしんしゃくしながら進めるべきものと考えております。今すぐ統廃合というつもりはありませんけども、一人一人が、地域の皆さんがそういう問題意識を持つ時期に来ているということを認識しておいてほしいという言い方をさせていただきました。  先ほども申し上げましたが、昨年ある方が、町長、あんたになってから一つも新しい箱物が建っておらんと。私は、ちょっと本当はむっとしたんですが、まだこの町に何が必要なんですかと。あんたは何をつくってほしいと思っておられるんですかという問いかけをさせていただきました。学校、保育所、公民館、図書館、こどもの城、絵本館、病院。2万6,000人の時代から2万人の時代になろうとしていますが、どこかで施設のあり方を見直す必要があると。それが今でなかろうかというふうに考えております。  ですから、利用率の非常に悪い施設についても、今のように管理人を置いて管理していくことが果たして適正かどうかと。そういうことも見直しの一つの要件であろうというふうに考えております。  議員さんの一番お聞きになりたいのは、学校の統廃合について、おまえ、思いをはっきり言えということだと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、1クラスの適正規模と教育効果が最も尊重されるべきでなかろうかと私は考えております。機が熟せば、教育委員会や教職員、保護者の皆さんや地域の皆さんのご意見を伺う場を設けてまいりたいと考えております。  時期は別としても、統廃合は教育効果の観点から考えるべきであると、それは避けて通れない時期に来ているというふうに考えておりますので、ご理解をいただきますようにお願いを申し上げます。 82 ◯議長(松谷英真君) 中村企画課長。             〔企画課長 中村政一君 登壇〕 83 ◯企画課長(中村政一君) かみいちベイビーギフトに関する質問にお答えいたします。  新年度から事業実施を予定しております本事業につきましては、町が子育て支援に積極的に取り組んでいることを子育て世帯にダイレクトに伝えること、さらには上市町の魅力を再発見してもらう狙いがございます。  このため、お渡しするギフトのパッケージには細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」のデザインを活用する予定であるほか、お子様のおくるみとしてはもちろんのことでございますが、母親がブランケットとしても使えるオリジナルブランケットや、地元企業が製造している品物などを詰め合わせて、2カ月児訪問の際に直接子育て世帯にお渡しする予定としてございます。
     議員ご指摘のとおり、金券なども確かに実効性が高く、ありがたい物であると思いますけれども、町といたしましては、地元企業の製造品を知ってもらうことや細田守監督のイラスト入りパッケージをより長い間使ってもらうことで、子育て世代の町への愛着を育みたいと考えております。  なお、本事業は5年間の債務負担行為も本議会でお願いしているところでもあり、上市町の特徴的な事業として広く認知されるよう取り組んでまいりたいと考えています。 84 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。 85 ◯1番(松本 寛君) どうもありがとうございました。  それでは、再質問なんですけど、まず町長には、現段階では統合はないという思いで私は受けとめたんですけど、それでよかったでしょうか。  そして、小規模な小学校ならではの教育方針がおありでしたら、そのお考えもまたお教えください。  そして、かみいちベイビーギフトについてですが、5年間のその事業が終わって、その暁には、今まであった予算をそのまままた新たに違う形で考えられないものかという質問で、再度お願いしたいと思います。 86 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。 87 ◯町長(中川行孝君) 今すぐ小学校の統合というのは、物理的に、心情的にそれは無理な話でございますので、先ほども申し上げましたが、ある校下で住民の皆さんに、そういう問題があるので、それぞれそういう認識をしておいてくださいという呼びかけをしたところであります。  ですから、これからがその議論の出発点です。その出発点の中で、機が熟せば、私は教育委員会なり教職員の皆さん、あるいは保護者の皆さん、そして地域の皆さんのご意見をお伺いする機会が出てくると思います。これからは、その問題について考える出発点だというふうにご認識をしていただきたいと思います。  それと、教育方針については、私は教育者ではございませんので、私なりの思いは持っておりますが、これは、例えば統廃合についても、一つの学校で一つのクラスでいいのかとお聞きしましたら、どうもそれは競争心が沸かないと。だから、1学年複数の教室があって初めて子どもたちにそういう教育効果があらわれるんでないかとおっしゃるご意見もございますので、それは教育者の皆さん方のご意見として尊重申し上げたいと。そういう思いも、教育委員会なり教職員の皆さんから、またお聞きする機会があるかと思います。  そういう議論になってきますと、当然のことながら、現在の各小学校そのもの、中央小学校を除いて、全ての学校において1学年1クラスでございますから、なら、小規模校だけを統廃合じゃなくして、ほかの学校も含めた統廃合を考えるべきでないかという議論が出てくることと思います。この議論については、伊東町政のときも、伊東前町長さんの口からも、各学校間の交流を図っていって、将来の町の学校のあり方に備えるべきでないかという意見がございまして、その後、幾つかの授業において、他校の児童の皆さんとの交流を図りながら授業が持たれておるというのも事実でございます。  私の町は古くから、ふるさと学習ということで、生徒さんが交流しながら町の地理や歴史と自然を学ぶ授業が行われておりますが、将来的には、今回の議論を含めて、1学年1つのクラスでいいのかどうかという議論にもやがて発展していくのではないかという思いを持っております。  そういうことで、教育方針につきましては、また先生方、教育現場の皆さんのご意見も伺いながら参りたいと思いますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。 88 ◯議長(松谷英真君) 中村企画課長。 89 ◯企画課長(中村政一君) 再質問にお答えさせていただきます。  今ほど説明させていただきましたとおり、本事業は新規事業でございまして、5年間のお願いをしておるわけであります。その5年間の終わったというか、その5年間の経過した後のこの事業については、今は、先ほど申しましたとおり、町の特徴的な事業として取り組んでいきたいということで思っておりますが、当然PDCAを回しながら今後この事業が存続できるか、あるいはまたその評価がどう出てくるかにつきましては、その都度PDCAを回していきたいと考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。 90 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。 91 ◯1番(松本 寛君) ありがとうございました。  それじゃ、ベイビーギフトは5年間が終わっても、子育て世代には大変喜ばれる物だと思いますので、継続的にできるように、またよろしくお願いしたいと思います。  そして、学校のことについては、それこそ中川町長のお考えを私も支持していきたいと思いますので、中川町長の思いをまた我々にわかりやすく伝えてくだされば、我々もその方向性に合わせて議論していきたいと思いますので、協力していきたいと思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。  きょうは、どうもありがとうございました。         ────────────────────────            ◇  堀  田  喜 久 男  君 92 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。              〔5番 堀田喜久男君 登壇〕 93 ◯5番(堀田喜久男君) いよいよ最後の質問者となりました。もうしばらくよろしくお願いします。  最初に、今最も世間を揺るがしている新型コロナウイルス対策について質問いたします。  国内1例目の感染者は、中国で詳細不明の肺炎患者と濃厚接触があったと後に報告された神奈川県在住の30代男性で、1月3日に発熱、6日に中国・武漢から帰国されました。その後、10日に入院し、15日に退院、1月24日に健康観察も終了したと報告されております。その後、チャーター機での帰国者や、海外渡航歴のないツアーガイドやツアーバス運転手などの感染が報告され、2月6日朝、検疫のため沖合停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」が食料や物資補給のため横浜港大黒埠頭に着岸したことから全国的にも大きな話題を呼び、同時に感染も拡大し、3月4日9時現在、国内で1,000人の感染者、昨日3月9日現在で1,208名の感染者が確認されております。  現在、幸いにも富山県内では感染例がない状況であります。しかし、毎日多くの人が県内外に行き来する今の時代に、いずれ感染者が出るのも時間の問題だと思っております。  そこで、そのXデーに向けて、今予想される万全な対策を準備しておくことが必要不可欠であると考えますので、幾つかの確認事項も含めて質問させていただきます。  まず、1つ目、感染が予想される自覚症状が出て診療してもらいたい場合、病院等医療施設の指定はあるのか、あるいはその手順等はどのようにしたらよいのか教えてください。  次に、2つ目、異常はないが心配を理由に本人が希望すれば、診療はしてもらえるのか。  3つ目、感染が確認された場合、発症者の処置は症状によっての自宅待機や隔離及び日数などはどうなるのか。  4つ目、2月27日夕方、突如、安倍首相から全国の小中学校、高校における3月2日からの臨時休校要請が発表されました。今、教育現場や低学年の子どもを持つ親、そして仕事を休んで子どもを見守る親が勤める職場ほか、さまざまな分野において大混乱している現状があります。また、全国的に大きなイベント開催においても、いろいろな動きがあります。プロ野球オープン戦やサッカー、大相撲等の無観客開催、大学での卒業式中止や高校卒業式での縮小開催などが聞こえてきます。  今後、直近にある当町内の小中学校における卒業式、入学式ほかイベント開催はどのように考えるのかお聞かせください。  最後に5つ目、今後、町民が感染予防に対して当面注意すべき行動指針、また万が一県内や町内の感染事例が発表されたり、拡大が予想される事態に直面した場合のお願い事等があればお知らせください。  以上、町長に答弁をお願いしたいと思いますが、内容によっては病院事務局長、教育長からの答弁でも構いませんので、よろしくお願いいたします。  次に、町営バス再編実証運行見直しについてであります。  私も長年要望してきた町営バス再編に向け、昨年10月1日から実証運行が始まりました。間もなく半年が経過しようとしています。これまでの経過を見て一部見直しをするとの新聞報道もありました。改善点は大いに見直していただきたいのですが、報道以外にも町民からの意見として、自由乗降ができて利用しやすくなったとか、もう少しコースや時間などについて検討が必要ではないかとの意見をいただいております。  今後の検討、修正は可能でしょうか。ぜひ検討していただきたく、提言いたします。  まず、コースの一部変更についてであります。  相ノ木線は、コース短縮によって時間的ロスはある程度解消されたものの、修正点として、地鉄電車との乗り継ぎにおいて、往路に相ノ木駅を通過するのではなく、復路に相ノ木駅を回っていただきたいという意見、それからコースの中にガイナシティ立ち寄りを盛り込んでほしいとの意見を伺っております。このような意見をどのように捉えるかお聞かせください。  また、運行時間帯について、配車の関係上、増便が困難であれば、曜日ごとに地区割りして、その分の増便を図ることは難しいでしょうか。  また、発着場所を臨機応変にできないかとの提案ですが、観光地である柿沢大岩線のバスは、日中の時間帯だけ、あるいは夏場のシーズンだけでも上市駅発着はできないものでしょうか。  数年前、質問もさせていただいたかと思いますが、限られた時間の中で県外からせっかく電車で上市に来たのに、駅からのバス乗り継ぎの不便さやタクシーの高額料金に気持ちもなえて、腹を立てて大岩のパンフレットだけをもらって富山にとんぼ返りをしたという事案も考慮すべきではないかと思います。  その他、以前から何度も検討をお願いしておりますが、通勤・通学のバス利用は別として、高齢者の病院への通院や買い物がバス利用の一番の目的と思われ、そのための巡回式のバス運行や拠点に集中させる放射線状の路線組みかえは、今回の見直しでも無理なのでしょうか、見解をお聞かせください。  最後に、このことも以前から提言しておりますが、職員の皆さんにぜひバスを利用していただき、便利に感じるのか不便になるのか、意見聴取は行っていますか。  職員にとって不便に感じる声が多いようであれば、即ち町民にとっても利用しにくい不便なバスとの見方もあるのではないかと思います。もし不便との声が多いようであれば、その部分から修正していくことも、今後の検討課題ではないかと思います。  以上、企画課長に答弁を求めます。  次に、来年度予算にも組み込まれ、上市スマートインターチェンジに併設で敷地造成を予定している宮川地域工業団地への企業誘致についてお尋ねいたします。  今上市町では、人口減少や移住定住促進、働く場としての企業誘致等、町の将来を見据えて大きな課題が山積しております。そんな中、今年12月末供用開始予定で工事が進められている上市スマートインターチェンジは、町の将来を担う第一歩として、一つの大きな起爆剤になってほしいと強く願っているところであります。  そこで、ずばりお聞きいたしますが、敷地造成完了後の誘致企業について、ある程度の目途は立っているのでしょうか。また、現在募集中、あるいはいつごろから募集の予定なのかなど心配の声も聞こえてきていますので、答えられる範囲で結構でありますので、産業課長より答弁をお願いいたします。  最後に、ふるさと剱親自然公園パークゴルフ場の鳥獣被害対策及び丸山総合公園利用等について質問いたします。  ふるさと剱親自然公園では、昨年11月のシーズン終了直後より、フィールドアスレチックの広場やパークゴルフ場がイノシシの被害に遭って、とんでもない状況となっております。特にパークゴルフ場は、とても有料営業できる状態ではありません。私も何度か見に行っておりますが、昼でもイノシシの姿を見ることもあり、日に日に被害が拡大しているようにも思います。  来年度予算でも修繕費用が組み入れられているところでありますが、果たして予算計上内で施工は可能なのか、甚だ疑問に感じます。修繕方法や工期をどのようにお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。  仮に4月早々に修繕工事の発注をしたとしても、有料でコースを使用できる状態になるまでの時間を考えれば、今シーズンは使用不能ではないかとの見方もありますが、使用再開見通しはどのようにお考えでしょうか。  ちなみに、現在Bコースは被害が見られないので、部分営業もあり得るかとは思いますが、現状を見ていると、被害はやがて全域に拡大していくようにも感じます。  また、パークゴルフ協会主催の町長杯あるいは議長杯の大会は、毎年7月の日曜日に当コースにて開催しているところではありますが、来年度は開催が困難と思われます。そこで、代替として丸山総合公園芝生広場での日曜日または土曜日の開催を希望いたしますが、日程調整していただくことはできないかお尋ねいたします。  あわせてお願いしたいのですが、今年度より丸山総合公園芝生広場での大会開催に関して、年間1日のみに限り利用許可をいただき、昨年4月の町民体育祭に利用させていただきました。他の利用者とのトラブルがなきようにとの当局からの指導を厳格に守るよう協会会員にも意識づけするなど、周知徹底の上で開催し、無事終了したところであります。来年度は、前述のパークゴルフ場開催は不可能と見て、6月6日土曜日開催の中薪川郡民体育大会にこの1日を充てることとして、計画を進めているところであります。  今後、愛好者も高齢化していく状況を鑑み、千石に行くことも交通安全上心配なことから、町長杯と議長杯ぐらいは丸山で開催できないかとの声が以前から聞こえております。この際、日程をお示しし、許可をいただくことを条件とした上で、1年にもう2日程度、あるいはそれ以上の日数の使用許可をいただけないものかお伺い並びにお願い申し上げる次第であります。  もちろんさきに示されたトラブルを起こさないことは絶対条件であることは認識した上でのことでありますので、何とぞ便宜を図っていただきますように改めてお願い申し上げます。  産業課、建設課などの絡みもありますので、答弁は副町長にお願いしたいと存じます。よろしくお願いいたします。 94 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 95 ◯町長(中川行孝君) まずもって新型コロナウイルスの関係でございますが、本当に世界を混乱に陥れておる状況にあるということは、大変なことでございます。  きょう、新聞を見ておりましたら、10月から12月までのGDPが発表されておりましたが、年換算にしまして7.1%の減が見込まれるという非常に大きな数値で、私も驚いております。  ご案内のとおり、この報道がなされて、2月21日に総務課に対して、2月25日の連休明けに、課長以上を対象とした連絡会議の開催準備を指示しまして、22日には県が対策本部を開催して、その場で千葉県の旅行者が感染者であったと、県内何カ所かを回っておるという状況が発表されまして、町として23日にホームページで新型コロナウイルスに関する情報をアップして、町民の皆さんに注意を促したところであります。  25日には、町が持っております新型インフルエンザ等対策行動計画に基づく連絡会議、これは課長以上で組織しておりますが、これを開催して、各課の役割分担を再確認したところであります。  2月27日には、総理からの全国の小中高校の3月2日からの臨時休校要請に基づいて三役会議を開催して、町としてその要請に同調することを確認し、両親や祖父母等の児童生徒の養育に係る世帯においてどう対応するかということを検討して、基本は放課後児童クラブについて午後1時から、やむを得ず午前中から預かる必要のある児童については学校の先生が預かることとして、ただし弁当を持参してくださいというお願いをしたところであります。  3月2日には課長会議を開催して、その後の県下の情報収集をいたしております。  そういう中にあって、国のほうでは、ご存じのとおり、第2の緊急経済対策として1兆6,000億円、これは無利子無担保の資金を5,000億円確保するということを含めて、1兆6,000億円の経済対策を予定すると。あわせて、新型コロナウイルス感染症を、現在ございます新型インフルエンザ等対策特別措置法の対象に取り込むということで、与野党協議をして、13日にも成立する見通しとなっております。  そういうことで、大変日本も混乱をしておる状況でございますが、まず、お尋ねの病院等の指定はあるかということでございますが、新型コロナウイルス感染症は、感染症法に基づく指定感染症となっており、富山県が医療体制の整備や情報集約を行っております。上市町は県の指示に基づき行動することとなっております。この感染症の指定医療機関については、県内では、県立中央病院、富山市民病院、黒部市民病院、高岡市民病院、砺波総合病院の5カ所が指定されております。  次に、症状が出ていない人は、現時点では本人の希望で新型コロナウイルス感染症の診察を受けることはできません。報道されておりますとおり、風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続いている方、強いだるさや息苦しさがある方などは、当町では中部厚生センターに設置されている帰国者・接触者相談センターに電話をして、相談の結果、新型コロナウイルスの感染の疑いがある場合は、帰国者・接触者外来を紹介され受診することになります。  感染確認後の発症者の処置につきましては、指定医療機関において必要に応じて感染症法に基づく入院措置が図られ、症状が軽快するまで治療が行われることになります。今のところ、県内の入院先としては、指定医療機関の計22床と県立中央病院の一般病床18床が確保されていると聞いております。  今後患者数が増大した場合には、症状が軽度な方は帰国者・接触者外来を持つ指定医療機関の指示等により、自宅で隔離の上、療養することもあり得ると考えております。  しかしながら、患者数が増大した場合は、県でも一般病院でも患者を受け入れられるよう体制を整備せよということでございますので、何らかの準備は必要かと思いますが、誰が感染をしておるかということは、外見では全くわからないという状況の中で、総合病院でも診療要望があったときに備えて計画を既に立てておりますので、病院の対応についてはまた病院の事務局長のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  次に、スポーツ、行事等の関係でございますが、当町に関するイベント等につきましては、先月25日に開催した町の新型コロナウイルス感染症対策連絡会議において、不特定多数の者を対象とするイベント、会合等で町主催のものについては、原則、中止または延期を検討するとともに、町以外の者が主催するイベント等についても、感染の状況に応じて、中止または延期の検討を勧めることといたしております。  これを受けて、3月中に開催を予定しておりました細田守監督のトークショーや上市町首都圏同窓会のほか、一部の介護予防教室等において開催の中止を決定したところであります。また、小中学校の卒業式等につきましても、ご報告申し上げましたとおり、卒業生とその保護者及び教職員のみでの式を予定しております。  教育委員会のこれまでの対応につきましても、必要なら教育長のほうからご説明をさせていただきたいと思います。  最後に、町では、区長配布や町ホームページを通じて、町民の方々に手洗い及びせきエチケットによる感染症対策をお願いしております。また、厚労省では、発熱等風邪の症状が見られるときは会社等を休むようにすること、持病をお持ちの方やご高齢の方は、できるだけ人混みの多い場所を避けること等を呼びかけ、集団感染を防ぐため、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることは避けるように呼びかけているところであります。  今後、県内または町内において、新型コロナウイルスの感染者が確認される可能性があります。また、国内の状況によっては、国において緊急事態宣言が出されることも考えられますが、この場合、県において外出の自粛や施設の使用制限等の要請が行われる可能性があります。  町民の皆さんにおかれましては、これを踏まえて、引き続き国、県、町からの情報に十分ご留意いただき、感染症拡大の抑制と流行の早期終結にご協力をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 96 ◯議長(松谷英真君) 小竹副町長。              〔副町長 小竹敏弘君 登壇〕 97 ◯副町長(小竹敏弘君) 私からは、まず、ふるさと剱親自然公園パークゴルフ場の鳥獣被害についてのご質問にお答えいたします。  当施設のイノシシによる被害は、管理人が不在となった昨年11月下旬の営業終了後から徐々にあらわれたものであります。  原因といたしましては、人けがなくなったこと以上に、今季の記録的な暖冬により積雪が少ないためにイノシシの活動も活発になり、餌を広範囲に探し求めた結果、このような被害に結びついたものと推測しております。  議員ご質問の修繕方法や工期につきましては、現在、当施設を維持管理しております業者と協議いたしまして、4月上旬から小型の重機を搬入いたしまして、掘り起こされた箇所の埋め戻しや転圧を行いながら芝を戻しまして、細かな起伏については目土により修正を行って、5月中に工事を完了するという予定を立てたところでございます。また、工事に係る経費につきましては、令和2年度の当初予算に計上させていただいた金額で賄える見込みというふうになってございます。  なお、コースが使用可能となる時期につきましては、やはり芝の生育状況を見ながらという判断になると思っております。できる限り早期に再開できるように努めてまいりたいと思います。  そして、次に、パークゴルフの丸山総合公園利用という件につきましてでございます。  これにつきましては、堀田議員より昨年9月の定例会でご質問をいただきまして、一般利用客への配慮や他の行事との調整を図った上で年1回に限り休日利用を認めるというお答えをさせていただいております。  今回ご質問のあった丸山総合公園での代替開催につきましては、先月18日に上市町のパークゴルフ協会から、本年の6月6日、これが土曜日であります。この土曜日に予定しております第72回中新川郡民体育大会、それと9月16日、これは水曜日、平日になります。この北アルプス山麓交流大会について、丸山総合公園で開催をしたいので承認してほしいという要望を既に受けておるところであります。  町といたしましても、その休日利用については、前の議会のときに言いましたとおり、中新川郡の体育大会の1回のみというお申し出でございますので、そういったこともあります。そして、利用に当たっては、芝生広場の利用が想定される他のスポーツイベント、こことの同日開催も避けるなど、関係機関としっかり調整していただく。そして、一般の公園利用者とのトラブルに十分留意していただくという条件をもとに承認したいというふうに考えております。  そして、さらに休日の回数を増やしていただきたいという何かご要望もいただきましたけれども、先ほど申し上げましたとおり、先月の協会からのお申し出は、この2回ということでありました。  そういったこともございますし、一番の大きなところは、前にも原因にもありましたけれども、一般の利用された方とのトラブルがないと。こういったところが大変大切かと思いますので、今もしっかりそこを気をつけて協会の方々はやっていただいていると思いますが、こういったところが徹底されていく。そういった実績が出たことによって、またいろいろお話し合いができることになってくるのではないかなというふうに考えております。  以上でございます。 98 ◯議長(松谷英真君) 中村企画課長。             〔企画課長 中村政一君 登壇〕 99 ◯企画課長(中村政一君) バス再編実証運行の見直しに関する質問についてお答えいたします。
     昨年10月1日より行っている町営バス再編実証運行につきましては、運行後5カ月が経過しております。新たな課題や改善案が出てきたため、先月25日に開催した第4回上市町地域公共交通活性化協議会において、4月からの一部見直しの協議をしたところでございます。  その見直しの概要といたしましては、定時定路線では、重複ルートや利用の少ないルートの見直し、回送便の利用、地鉄本線との接続をさらに向上させるための運行ダイヤ改正を行うこととし、予約乗り合い路線については、白萩線において上市川右岸の野島、片地、眼目地区を運行区域に追加するほか、白萩線、陽南線とも住居エリアにより近い場所まで運行可能とするとともに、運行時間の見直しなどを行う予定でございます。また、予約乗り合い路線においては、これまで前日予約のみ可能としておりましたが、4月以降は、既に予約が入っていて当日の運行が確定している便に限り、運行1時間前までの当日予約を受け入れることとし、運用の改善を図ります。  ご提案の発着場所の応用に関しましては、これまでも路線によってアルプスの湯を経由せずに上市駅に直行する便を設定しておりましたが、4月以降はさらにその拡大を図りたいと考えております。また、目的別の運行や配車に関しまして、利用者それぞれの希望する時間帯や目的地が異なることが想定され、非効率的な運行になってしまうおそれがあることから、現状どおり各地区と町中心部を結ぶ運行形態を維持したいと考えております。  次に、町職員に関しましては、昨年9月から10月にかけて行われました県・市町村統一ノーマイカー運動の中で、町営バスを利用した職員へアンケートを行っておりますが、バス運転手への聞き取りを随時行うとともに、窓口や電話で寄せられた利用者のご意見、地域住民の方々の声などを集約して、4月からの一部見直しの基礎資料として活用したところであります。  なお、相ノ木線の利用者から、郊外店舗等へのアクセスが不便になったというご意見もいただいておりますが、町といたしましては、限られた予算の中で各地区と町中心部を結ぶ効率的な地域公共交通網の形成を目指しているところであり、ご理解を賜りたいと考えております。 100 ◯議長(松谷英真君) 酒井産業課長。             〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕 101 ◯産業課長(酒井紀明君) 宮川地域工業団地への企業誘致に関するご質問にお答えします。  この工業団地は、現在建設中の上市スマートインターチェンジランプ内の広さ4,900平米の土地でございます。  現在の進捗状況を申し上げますと、本年1月に農地転用と開発行為に係る許可を受けた後、造成工事の詳細設計に取り組んでおります。造成工事の経費としまして、新年度当初予算案に4,000万円を計上しておりますが、スマートインターチェンジの本体工事を優先する必要があり、令和2年度末までの完成を目指し事業を進めております。  誘致企業のめどにつきましては、企業側から工業団地に関する問い合わせはあるものの、具体的な進出意向を表明された企業はございません。今後は、造成工事を着実に進めるとともに、売却価格を決め、工業団地完成時期のめどが立った時点で広く募集してまいりたいと考えております。  なお、新年度は、富山県が主催する企業立地セミナーについて、東京だけでなく大阪や名古屋にも参加する予定であり、また新しい企業誘致パンフレットも作成することにしておりまして、上市スマートインターチェンジの開業を呼び水として、宮川地域工業団地をはじめ、町全体の立地環境を積極的にPRしてまいりたいと考えております。 102 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。 103 ◯5番(堀田喜久男君) 今ほどはいろいろと丁寧にご説明いただきまして、ありがとうございます。  コロナウイルス対策についてでありますけども、これは日々刻々といろんな情報が入り、また対策のほうも進展してきているのは皆さんもご存じのとおりでありまして、今回のこの質問に対しましても、少し打ち合わせしたときとの時間のずれもありまして、もう既に結果が出ているのに何を聞いているんだというのもあったかと思いますが、実際、毎日コミュニティチャンネルなんかでも、かかったらこうしようということで流れておりますし、そういったことも私もわかっておるわけですが、最近の特に若い方あたりですと、情報も見ない、あるいはテレビニュースも見ない、スマホだけみたいな、そんなところもありますし、約半数がケーブルテレビを見ることもないと、そういう環境にないという中で、少しでも二重三重で正しい情報を確認するとともに、やっぱり流してあげたいと、それも一つの目的で聞かせていただきました。  実際、トイレットペーパー等の買い占めみたいなもので、どれだけ言っても言っても、やっぱり目の前になかったらつい買ってしまうというようなこともありまして、何が正しいのか、何が間違いなのか、そういったこともまた改めて確認してもらう意味で聞かせていただきました。  それと、もう一つは、安倍首相が先月末に突如として学校休校ということで要請されました。その後、学校現場では本当に、私もちょうどそのときに中学校、あるいは次の日、高校もたまたま行く用事がありまして、大混乱しているところを目の当たりにしてまいりまして、そのあたりからやっぱり近隣市町村との学校の情報共有であったり、単独の決めであったり、いろんなことで悩んでおられるのも見てまいりました。  そういったところで、町長は、昨年の病院再編・統合のときにも、突如として国、厚労省からの発表があったということで憤慨しておられたのを見ておりますし、今回も国が言ったから、即町もそれに従ってということはなかったと私は思っておりますけども、それこそ学校なりPTAなり、関係者の皆さんとお話をして、町単独のやり方というものも当然あってもいいのかなと。  これは、今の休校されたということに対して特に問題視しておるわけではありませんが、今後状況がどんなふうに変わっていくか。そういった中で、しっかりとまた関係者とも協議しながら適正な結論を出していっていただけたらいいのかなというふうに思います。  何か……。すみません。早過ぎたけ。 104 ◯議長(松谷英真君) 藤縄教育長。 105 ◯教育長(藤縄太郎君) 突然の休校ということで、恐らく学校現場は大変混乱されたところだと思います。実は、全員協議会のところでもお話をしましたが、こういう事態に陥ったらこういうふうになりますよということは、事前に保護者宛てに1月末からお知らせをしてきておりました。ですから、保護者に関しては、まずさほど大きな混乱は多分なかったのではないかと勝手に思っておりますけども。  実は国は今、感染症対策本部の専門家会議の意見を聞くというふうに話しておられますので、今後の、例えば新しい学期がいつ始まるかとか、そういうことというのは大変大きいところなんですね。この見極めがどういう形でされるかというのも、我々は全くまだわからないわけであります。そういうことを踏まえて、それぞれ向き合っていきたいなというふうに思っております。  それから、先ほど少しお話がありましたが、実は休業に入った段階で、9日、きのうですね、学校安全メールというのをそれぞれにお送りしました。この今、臨時休業がどういう状況で設けられたのかということとか、そういう軽い風邪の症状であっても外出を控えることとか、それから、そういう、いわゆるイベントに出かけないということとか、それから、これも非常に危惧されるところですが、この感染症が起きたときに、例えば偏見とかいじめとか、あるいはいろんなストレスを感じてしまう人もいます。そういう意味での相談先を幾つか紹介をして、そこへ話を聞いてもらってくださいということをいろいろ申し上げております。  ですから、今、町内の保護者の方にはそういう形で伝わっておるということをお伝えしておきたいと思います。  以上であります。 106 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。 107 ◯5番(堀田喜久男君) ありがとうございました。  ちょっと何か先走ったようなところもあったかなと思いますが、保護者については、私も、孫も2人小学生がおりますので、いろいろと、きょう、こうだったとかああだったとか、そんな話も聞いておりますので、特に今問題は起きていないかなとは思うんですが、そのあたり、またしっかり進めていっていただけたらいいかなと。  何はともあれ、県内あるいは町内から感染者が出ないこと、そしてまた、きのう、きょうも、インフルなんかと違って長引くんじゃないかという専門家のお話もありましたけども、少しでも早く終息してくれることを望んでおるばかりであります。  それから、バスにつきましては、バスの運転手等にも聞いたこともあるんですが、そんなに乗客が増えたという感覚はないということでありますけども、これは地域差もあるかと思いますけども、何か利用したい方、やっぱり乗っていただかなきゃいけないので、乗っている人の意見ももちろんそうでありますけども、乗りたい方の意見、ぜひまた、できる限り声を聞きながら前に進めていってほしいものだなと。これは要望しておきたいと思います。  それから、企業誘致につきましては、昨年、議会からも佐賀県のほうにスマートインターの視察に行ってまいりました。そのときに隣接している企業団地、これは上市と違ってインターの外側にあるものですから、供用開始のころにはもうほとんど完売状態でということだったもので、ちょっとお聞きしたわけでありますけども、企業が来ると雇用の創出も生まれ、先ほどからも何度も話が出ていますが、やっぱり今後の移住・定住、あるいはそうした対策にもつながっていく面が大きいのかなということで、宮川に限らず、積極的にまた企業誘致のほうも進めていっていただきたいものだというふうに思います。  それから、パークゴルフ場ですね。これは見た限り本当に大変な状況で、一度行くごとに何か広がっていっておるような。そんなことで、本当に今人がいないところを狙ってくるんでしょうけども、実際日中にも出てきている姿を見ますと、修繕しても、果たして今年修繕したからそれでいいのかどうか、やっぱり恒久柵みたいな物もしていかなきゃいけないのかなということもありますし、ぜひそのあたり、また現場を見ながら何がいいのか進めていっていただきたい、そんなふうに思います。  それから、代替開催については、本当にありがとうございます。あとは、その日程等については、しっかりと打ち合わせをさせていただきながらということで、協会のほうにもまたお話を通しておきたいと思いますし、あと、1日開催を2日、3日、あるいはもう少しということにつきましては、ついでに言わせていただきましたが、そんな要望があるということでありまして、これは今回の質問とはちょっと視点が違うものですから、改めてまた質問をさせていただく機会を設けたいなというふうに思っております。  そういったことで、きょうはいろいろと答弁いただきまして、本当にありがとうございました。  これで質問を終わります。 108 ◯議長(松谷英真君) これをもって、町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終了いたします。               議案の常任委員会審査付託 109 ◯議長(松谷英真君) 次に、ただいま議題となっております議案第11号から議案第41号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。        ◆◆◆ 予算特別委員会の設置及び付託 ◆◆◆ 110 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第2 予算特別委員会の設置及び付託の件を議題といたします。  お諮りいたします。議案第1号 令和2年度上市町一般会計予算から議案第10号 令和2年度上市町病院事業会計予算までの以上10件は、予算特別委員会を設置し、これに付託することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 111 ◯議長(松谷英真君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。        ◆◆◆ 予算特別委員会委員の選任 ◆◆◆ 112 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第3 予算特別委員会委員の選任の件を議題といたします。  お諮りいたします。ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任につきましては、上市町議会委員会条例第5条第3項の規定により、予算特別委員会の委員には全議員を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 113 ◯議長(松谷英真君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、全議員を予算特別委員会委員に選任することに決定いたしました。  なお、予算特別委員会の委員長及び副委員長を互選するため、暫時休憩いたします。                               (午後 3時09分)         ────────────────────────                               (午後 3時11分) 114 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  予算特別委員会より、正副委員長の互選の結果について報告がありました。   委員長に    3番 伊 井 勇 治 君   同副委員長に  2番 寺 西 庄 司 君  が選任されましたので、ご報告いたします。        ◆◆◆ 閉   議   の   宣   告 ◆◆◆ 115 ◯議長(松谷英真君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。        ◆◆◆ 議  会  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 116 ◯議長(松谷英真君) 次に、議会の日程を申し上げます。  11日及び12日は新年度予算に係る予算特別委員会を開催いたします。13日は総務教育常任委員会、16日は産業厚生常任委員会を開催いたします。18日は全員協議会の後、本会議を再開し、諸案件の審議を行います。        ◆◆◆ 散   会   の   宣   告 ◆◆◆ 117 ◯議長(松谷英真君) 本日はこれをもって散会いたします。                               (午後 3時12分) Copyright (C) Kamiichi Town, All Rights Reserved....