上市町議会 2019-09-01
令和元年9月定例会(第2号) 本文
▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過
◆◆◆ 開 議 の 宣 告 ◆◆◆
◯議長(
松谷英真君) ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。
(午前10時00分)
◆◆◆ 議 事 日 程 の 報 告 ◆◆◆
2 ◯議長(
松谷英真君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。
これより本日の日程に入ります。
◆◆◆ 議案第70号から議案第95号まで ◆◆◆
3 ◯議長(
松谷英真君) 日程第1 議案第70号 専決処分の承認を求める件(上市町
災害弔慰金の支給等に関する条例一部改正の件)から議案第95号 字の区域の変更及び廃止に関する件までの26件を議題といたします。
一 般 質 問 及 び 質 疑
4 ◯議長(
松谷英真君) これより町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。
通告がありますので、順次発言を許します。
────────────────────────
◇ 松 本 寛 君
5 ◯議長(
松谷英真君) 1番 松本 寛君。
〔1番 松本 寛君 登壇〕
6 ◯1番(松本 寛君) おはようございます。
本日、1番で行います。通告により、1点質問を行います。よろしくお願いします。
先日、2019
世界柔道選手権東京大会が開催されました。自分も柔道経験があり注目していたのですが、その大会の男子90キロ級で
向翔一郎選手が銀メダルを獲得されました。向選手のお父さまは上市町民だそうで、当町にも浅からぬご縁があります。向選手のように町外で活躍している20代、30代の若者が他にもいらっしゃることでしょう。
さて、当町では、
県外にいる当町とゆかりのある若者との交流事業として「かみ
いち若者同窓会in東京」を実施しています。既に3回実施されていますが、参加状況を確認すると、新規の参加者は減少し続け、全体の参加者数も低調に思えます。また、若者を
ターゲットとしておきながらも、実態として20代、30代の参加者数が乏しい点も気になります。
県外にいる上
市町ゆかりの人たちの郷土愛の醸成と応援意識を高めるという同窓会の企画趣旨は私も賛同するところではありますが、このままでは費用対効果の面で町運営としては割に合わない企画になっていると思います。
幾つかの点で再考の余地があると考えます。まず、企画趣旨や目的として、
Uターン促進や企業交流や
ふるさと納税PRなど、もっと明確な文言を組み込まなければ、企画趣旨がぶれやすくなってしまうのではないかと思います。
そして、現状、告知方法は、チラシを主体に町の
関連ホームページや
フェイスブックや口コミになっていますね。規模や
ターゲットの年齢層からすると、SNSを含めた口コミが最も効果的に思えます。
口コミからの広がりを確かなものにするには、やはり同窓会の
イベント内容が魅力的であることが必要不可欠だと思います。言うはやすく、行うはかたしの典型だとは思いますが、企画趣旨やターゲティングをより明確にすれば、おのずと魅力的なものになっていくのではないかと期待しています。会費の価格設定も、同窓会の魅力に大きく影響することでしょう。
最後に、同窓会が終わった後に参加者から
フィードバックを得られるかどうかが重要であると思います。
アンケートはわかりやすい
フィードバックですが、数がそろわなければ、あまり価値が感じられません。それよりも会の様子をまとめて記事にし、公開することを目指すことが大事だと思います。
既に記事にし、公開していらっしゃいますが、もっと力を入れてもおもしろいのではないかと個人的に思っています。もし今後も同窓会を続けていく意思があるのであれば、同窓会中の様子を伝えることに、
事前告知並みかそれ以上の力を入れてほしいと思っています。
以上、僭越ながら私個人の勝手な考えを述べましたが、いずれにせよ、何らかの改善の余地があることは同意いただけると思います。そこで、次回からの
同窓会企画は、その存続も含め、どのようにお考えでしょうか。企画課長、よろしくお願いします。
7 ◯議長(
松谷英真君)
中村企画課長。
〔企画課長 中村政一君 登壇〕
8
◯企画課長(中村政一君) それでは、「かみ
いち若者同窓会in東京」についてお答えをさせていただきます。
町では、上市を離れ、首都圏で活躍する若者同士が交流し、郷土愛の醸成と「ふるさとかみいち」への応援意識を高めるため、平成28年度から毎年度1回、かみ
いち若者同窓会を東京で開催してまいりました。しかしながら、議員ご指摘のとおり、参加者数が期待していたほど増えないことや参加者の固定化が見られるほか、
イベント内容が一過性で、その後の継続的な活動に結びつかないなど、課題が浮かび上がっていました。
こうした中、昨年度参加の若者2人が核となり、首都圏で上市のための活動を継続的に行う上
市町首都圏同窓会という組織が立ち上がり、当該組織により、
フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスの提供のほか、町出身者が集う場づくりや
同窓会企画などにも取り組んでいただけるめどが立ったことから、既存の予算を補助金に組みかえる等の補正予算を計上しているところであります。
議員よりご提案のあった件につきましては、まずは、より多くの町出身者に情報を届けて、上市を思う仲間を増やしていきたいと考えており、当該組織の
フェイスブック等で首都圏での
イベント等の情報とともに町の最新情報も紹介するなど、双方の情報発信を行うほか、広報かみいちで
同窓会イベントの様子や首都圏で活躍していらっしゃる出身者の近況をお知らせするなどといったことも検討しております。
なお、
県全体では「アコイコ」という、
首都圏在住の20~30代の
県出身者等の緩やかな
ネットワーク組織がありますが、
市町村レベルでのこうした組織は県内で初めてであります。
町出身の
首都圏在住者自らのこうした取り組みは大変ありがたいと考えております。当該組織を支援していくことにより、上市町の人の輪を広げていきたいと考えております。
9 ◯議長(
松谷英真君) 1番 松本 寛君。
10 ◯1番(松本 寛君) 企画課長、ご答弁ありがとうございました。
県内で初の企画はめどが立ったこと、ありがたく思います。今後は、私にもできることがあれば参加して協力していきたいと思いますので、何なりとおっしゃってください。よろしくお願いします。
以上で質問を終わります。
────────────────────────
◇ 堀 田 喜 久 男 君
11 ◯議長(
松谷英真君) 5番
堀田喜久男君。
〔5番
堀田喜久男君 登壇〕
12 ◯5番(
堀田喜久男君) 本日は4件の質問をさせていただきます。
最初に、
上市スマートインターチェンジ周辺整備について質問いたします。
本年4月15日、
NEXCO中日本金沢支社の
北陸自動車道上市
スマートインターチェンジ工事が
総合評価一般競争入札の結果、12億3,300万円、税別でありますが、
株式会社竹中土木を落札者に決定いたしました。工期は、
附帯工事等も含め28カ月ということであります。落札後、7月16日には
安全祈願祭も行われ、目標とする来年12月末の供用開始に向け、いよいよ本格着工となりました。
スマートインターチェンジ開設後に期待する効果は大きく、従来よりさまざまな提案をしてまいりました。その一つには、現在、当局によって進めていただいている企業誘致があります。また、既に着工している周辺道路の拡幅や
アクセス道路の改良・
延伸工事並びに
宮川保育所駐車場の移設等の工事もあります。そのほか、高速バスの停留所の設置や
地場産品等の物販施設、
ビジネスホテルや道の駅等の誘致など、供用開始後の人的交流や物品交流の増加を見込んで、以前より提案をしてきた諸案件をどのように進めているのか、またその実現性はどうなのか、そしてこれ以外の
取り組み等があればお聞かせください。企画課長に答弁を求めます。
次に、上市町の滝についての質問であります。
昨年12月定例会で
伊東俊治議員から、まま子滝上流の新たな滝を活用していけないかとの質問に対して、当局からは、新たな観光資源になり得るためには、年間を通じて流れているか調査研究をしていかねばならないとの答弁がありました。
その後の調査で、どのような結果が得られたのか、そして今後まま子滝上流に向けての整備計画はあるのかお答えください。
また、富山
県には、日本一と言われる称名滝があります。その横に、季節限定ではありますが、称名滝よりさらに150メートル高い
ハンノキ滝もあります。そんな滝にはかないませんが、上市町にも
千石川上流にある、その名も知られる三枚滝や名もない滝もあり、目にするだけで心が癒やされる思いです。
このような資源は、上市に来なければ見られない貴重な観光資源になり得るものと考えます。平成3年4月に選定された「とやまの滝37選」なるものがありますが、この中には、まま子滝も入っています。
この際、上市町にある滝を洗い出し、上市版「上市の滝○○選」としてまとめ、整備できるところから整備して、PRしていくということも必要かと考えます。調査を進めれば、きっと新たな発見もあるものと期待しております。産業課長に答弁を求めます。
続いて、
地区公民館等における
高齢者補助対策について質問いたします。
近年、町内の
地区公民館において、さまざまな行事の参加者が高齢化していることもあり、その対策として畳敷きの部屋では、従来の座布団から低座椅子に移行しているように思われます。
現在、それぞれの
地区公民館における設置数はどのようになっているのでしょうか。一定の人口比率によって数値を定めているのか、あるいは地元からの要望に応じて対応しているのか、その実績数値と今後の目標、指針等があれば教えてください。
また、さきの
参議院議員選挙投票日のことでありますが、私は歩くこともおぼつかない母を、脇を抱えるようにして、有権者であり、清き一票を投じるために、公民館にある投票会場に連れていきました。
自宅から車に乗せて投票所に行く。そして、駐車場から屋内に入る。投票をして帰宅する。この一連の行動の中で、もし車椅子があればありがたいなと感じました。選挙や政治に関心のない人が増えていると言われる中にあって、もしかしたら、私が感じた煩わしさを避けて、投票所に足が向かない人もいるのではないかと思いました。
日常的に車椅子があればありがたいと感じることの頻度は不明確ですが、公民館以外にもあればよいと思われる施設や行事等もあると思われます。それぞれの施設に常設でなくても、町での備品として必要に応じて使い回すということで、適当な台数を準備しておくことはできないものでしょうか。
これからさらに超高齢化に向かうことが必至の社会です。今よりさらに援助が必要となることは容易に考えられます。ぜひこのような高齢者に対する配慮をお願いしたいと思いますが、当局の考えをお聞かせください。
教育委員会事務局長及び福祉課長に答弁を求めます。
最後に、児童の通学路について質問いたします。
6月定例会でも歩道、通学路及び交差点の安全対策について質問させていただきましたが、その後、私の地元の相ノ
木小学校PTAの方から、もっと具体的に示して整備してほしいとの意見をいただきました。
相ノ木小学校前の道路の
歩車道境界は、白線のみで仕切られています。道路の形状は緩いカーブの外側に歩道があり、ハンドルを切り損ねて車が直進すれば、歩道に突っ込むことが予想されます。その対策として、
子どもたちと車両の衝突を少しでも和らげるためにも、
歩車道境界にブロックまたは
ガードパイプ等の構造物を設置し、安全対策を講じる必要があるのではないかと思います。
また、そのことに関連して、6月にもお願いいたしました交差点における安全確保についてであります。同
小学校西側にある
押しボタン信号機のある交差点においては、学校側の信号待ちする広場部分が
子どもたちの
信号待機場所となっています。できれば信号を渡った
西側歩道部分も合わせて
防護柵対策が必要かと思われます。同様の交差点として、立山町の
江崎交差点では、先ごろ交差点の四方に
ガードパイプが設置されました。少しは安全が確保されたものと思っています。
相ノ木のほかにも、宮川地区の
森尻団地北西角の交差点もたびたび車同士の事故を目にしています。
子どもたちが通学する姿も目にしますが、果たして安全と言えるのでしょうか。
町内を再度洗い直して、万が一に備えて、今よりは危険率の軽減が図れるように早急に対処していただきたいとの強い思いであります。そのほか、通学路以外にも危険箇所はあるものと思います。引き続き、一つずつ危険箇所を解消していただき、町民の皆さんは、少しでも安心力の維持・増強に資することを期待していると思います。建設課長に答弁を求めます。
以上、4件に対する答弁、よろしくお願いいたします。
13 ◯議長(
松谷英真君)
中村企画課長。
〔企画課長 中村政一君 登壇〕
14
◯企画課長(中村政一君) それでは、私のほうからは、「
上市スマートインターチェンジ」(仮称)の周辺整備についてお答えさせていただきます。
まず、
ビジネスホテルの誘致に関しましては、地方の
ビジネスホテル経営では、平日を含めた部屋の稼働率が6割から7割は必要と言われております。当町は、富山市から30分程度で行き来ができる立地にあり、町が平成28年度に町内及び当町近辺の事業所に対して行った
アンケートでは、
県外からの
ビジネス客は日帰りが約7割を占めていた結果でございます。こうした中、誘致について複数の会社に働きかけを行ったものの、立地は困難との返事をいただいております。
次に、
地場産品等の物販施設や道の駅の整備に関しましては、まず地場産農産物等を通年で確保することが難しいという課題のほか、町内には一定の
食品小売店舗が既に存在し、店内で地場産農産物等も取り扱われていることから、多額の経費をかけて物販施設を建設しても、当該施設の収益性や既存店舗への影響について危惧をしております。
こうしたことから、
スマートインターチェンジのランプ内には企業の誘致が一番適していると考えており、今年度、用地造成のための予算を計上しているところであります。
なお、高速バスの停留所の設置に関しましては、高速バスを運行している
富山地方鉄道株式会社とバス停の新設などに関して前向きに検討を進めており、バス停は、利用者の利便性を考慮し、高速道路上ではなく、料金所をおりた町有地内に設置する方向で、現在警察等の関係機関と協議を行っております。
スマートインターチェンジの開業により町から全国へつながる新しい玄関口が誕生し、これが地方創生の起爆剤となると考えており、さまざまな機会を捉えてPRに努め、当町の一層の活性化につなげてまいります。
15 ◯議長(
松谷英真君) 高
慶福祉課長。
〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕
16
◯福祉課長(高慶 孝君) 議員の、車椅子についてのご質問にお答えいたします。
上市
町社会福祉協議会では、団体や個人から寄贈された車椅子の
貸し出し事業を行っております。この事業は、一時的に車椅子が必要となった方に、無償で最大3カ月まで貸し出しを行うものとなっています。
貸し出し用車椅子は15台準備されており、これまでは不足なく、ご希望される方にご利用いただいているとのことであります。
個人の方だけではなく、行事などで会場に車椅子が必要な団体にも貸し出しが行われており、昨年度、
丸山総合公園の
総合体育館で開催しました
ねんりんピック富山2018
囲碁交流大会でも、全国からの選手をお迎えするため、車椅子を5台お借りし、会場に配備いたしました。
公共施設以外でも、
自治町内会や店舗でのイベントなどで高齢者やお体の不自由な方をお迎えするために、一時的に車椅子が必要なときは、
町社会福祉協議会にご相談いただきたいと思います。
今後とも、官民一体となって高齢者に優しく、安全・安心に配慮した
生活環境づくりに努めてまいります。
17 ◯議長(
松谷英真君)
酒井産業課長。
〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕
18
◯産業課長(酒井紀明君) 上市町の
滝整備計画に関するご質問にお答えします。
まま子滝上流の新たな滝については、7月に
白萩西部自治振興会によって「笠取の滝」と命名されました。作業道からのやぶについても、
白萩地区有志の皆さんが雑木を伐採し階段を設置するなど、地元の方々の多大なるご協力のもと、遊歩道が整備されております。その際、町では、作業に関する人夫賃や材料費について、限られた予算ではありますが、ご支援をさせていただいているところであります。
この笠取の滝は、降水量が多いときには周りに水しぶきが飛び散るほど激しい流量がありますが、夏の渇水期には細い滝の筋ができる程度の状況となっております。また、滝の水量は上流にあるため池が関連しているのではないかと思われますが、来年度、富山
県事業で安全面、
防災減災面から、このため池を廃止することとなっております。そのため、廃止後の水量について引き続き調査研究をしていく必要があるというふうに考えております。
次に、そのほかの滝につきましては、現在、町が把握できている滝の中で、近くまで足を運べるものは、まま子滝と笠取の滝の2カ所となっております。ご指摘のあった
三枚滝付近に行くためには川の中を進んでいくルートしかなく、かなりの危険を伴うため、秘境とはなり得ても、残念ながら一般的な観光資源としては活用しにくいというふうに考えております。
今後、新しい滝の情報を入手できた際には、第一に安全性を考慮した上で、さらに遊歩道や駐車場等を確保できるか、地権者の理解が得られるかなど、観光資源としての
実現可能性を慎重に検討してまいります。
19 ◯議長(
松谷英真君)
竹田建設課長。
〔建設課長
竹田亮成君 登壇〕
20
◯建設課長(
竹田亮成君) 通学路の安全対策の質問についてお答えいたします。
相ノ木小学校前の
町道中小泉放士ケ瀬線につきましては、議員ご提案の
歩車道境界ブロックや
ガードパイプ等の構造物を設置すれば、車両と歩行者の接触事故を一定程度防ぐことができると考えられます。
しかし、現況の道路幅員で構造物を設置すると車道幅員が狭くなり、車両同士がすれ違う際の接触事故の発生が懸念されることも総合的に考え、当該地区では構造物の設置ではなく、車両への注意喚起を促すような別の対策を今後検討していきたいと考えております。
次に、相ノ
木小学校西側の
押しボタン信号機のある交差点につきましては、県道と町道の交差点であり、相ノ
木小学校児童の半数以上が利用する重要な交差点と認識しておりますが、
歩道側部分へ防護柵を設置した場合、降雪時には歩道除雪の障害になるといった状況が危惧されます。
このため、歩行者の安全対策については、除雪作業との兼ね合いを考慮しつつ、
上市警察署の意見も踏まえ、
県富山土木センター立山土木事務所とできるだけ早く検討していきたいと考えております。
宮川地区の
町道郷柿沢中江上線と
町道荒田大永田線が交差する
森尻団地北西角の交差点については、先月23日に当町の
通学路交通安全推進会議の
合同点検箇所として関係機関と現地調査を行ったところであります。
この交差点につきましては、今後、
上市スマートインターや
県で施工している
都市計画道路横越荒田線の完成、供用に伴い交通量が増えることも予想されるため、通学路の変更や信号機の設置といった対策について、関係機関と継続して協議を行い、町民、特に通学児童の安全を守るため、通学路等の危険箇所の解消と
道路交通環境の改善に努めてまいります。
21 ◯議長(
松谷英真君)
廣田教育委員会事務局長。
〔
教育委員会事務局長 廣田泰三君 登壇〕
22
◯教育委員会事務局長(廣田泰三君)
地区公民館等における
高齢者補助対策について、
地区公民館への低座椅子の配置に関するご質問にお答えします。
町内には地区住民の自治活動の拠点として12の
町立公民館があり、地区の
社会福祉協議会が地区住民の福祉活動の中心となって
各種高齢者対策事業を進め、参加高齢者への配慮から低座椅子を購入するなどの便宜を図り、公民館行事などでも共用しております。
低座椅子の保管数は、柿沢公民館に30脚、南加積、白萩西部、相ノ木、弓庄の4公民館に20脚ずつとなっております。
その他、白萩南部、山加積、大岩公民館にも5脚ずつの低座椅子が配置されていますが、上市、音杉、宮川、白萩東部の4公民館は、行事等での和室の使用頻度が低いため低座椅子の設置要望はなく、全ての
町立公民館で低座椅子を積極的に活用しているわけではありません。
今後、さらに低座椅子の設置要望があった場合には、保管場所などの問題もあるため、収納が可能な範囲で設置を検討してまいりたいと考えております。
なお、
地区公民館や体育館等の公共施設において、年次計画を立て、車椅子を配備できるよう取り組んでまいります。
23 ◯議長(
松谷英真君) 5番
堀田喜久男君。
24 ◯5番(
堀田喜久男君) 今ほどは、各氏よりの答弁ありがとうございました。
最初に、スマートインター関連の今後の施設の設置等についてでありますが、高速バスについては前向きに行っているということで、引き続きしっかりと決定するまで手を抜くことなく進めていっていただきたいと、このように思います。
ホテルについては、以前から困難ではないかというふうに何度かお聞きしているわけでありますが、これは上市町だけということで考えれば、当然困難なことは容易に推測ができるわけでありますが、富山市から30分くらいで来られると。だから、富山市へ行くということではなく、やはり引き続き、例えば富山市のホテルもいっぱいでなかなかとれないということも実際に私らも感じておりますし、おこぼれ頂戴といったらおかしな話なんですが、やっぱりそういったことを。それからまた、滑川、魚津から流れるお客さん、そういったことも含めて、大規模な物は必要はありませんが、やはり小規模な物で結構なので、そういった物も引き続きまた検討していっていただきたいものだというふうに思います。
それから、
地場産品等の物販施設については、これは当然街なかには既設のものもあります。それこそ大きな施設を建てるということになれば、これはお金も必要なわけでありますが、例えばこの近辺ですと、小布施のスマートインター等では、ちょっとした、柱だけ立ててテントを張ってその下で、板を並べてといったら失礼なんですが、そういった簡易なものでやっているというようなものもございます。
ぜひ、こういうインターができれば、人も物も当然流れるわけでありまして、インターチェンジから街なかへの誘導というものももちろん必要になりますし、そのあたりは今
アクセス道路等で用意立てをしていただいているところですが、やはりおりてすぐというところにもまた魅力があるんじゃないかなと。それこそスマートインターを生かすという意味では、大いに検討していただくべきものじゃなかろうかと、そのように思いますので、そういったものもまた引き続きお願いをしていきたいというふうに思います。
それから、滝についてでありますが、私もあそこを見てまいりましたけれども、白萩西部地区の自治振興会の皆さんによって、今、駐車場の整備だとか、あるいはまた、木のくいを打って階段をつくっていただいたり、そういったところで、地元の方々が一生懸命になっておられる。それを町として、先ほどもお話しいただきましたが、材料費なり人夫賃なり、そういった補助をできるところはやっぱりしていくということが本来の姿なのかなということで、今後にも期待をさせていただくわけでありますが、このまま子滝あるいは笠取の滝のほかにも、このような三枚滝というのは昔から有名でありまして、沢登りをするような熟練の登山客、ハイカーじゃないとなかなか行けないということで、遠目にでも何か見るところができればと、あるいはあればということで質問させていただいたわけでありますが、民間の地権者の方がお持ちだということで、そういった場合にはなかなか、ちょっとご理解もしていただきながら進めるしかないのかなと。
そのあたりで難しい点もあるかと思いますが、せっかくの大変すばらしい滝だと思っておりますので、今後とも何かご理解が得られるようであれば、ぜひまた整備していただけたらありがたいなというふうに思います。
それから、名もない滝ということで、私、ちょっと提案もさせていただきました。答弁の中にはありませんでしたが、千石のあの風の広場、スキー場がありますね。あのスキー場のちょうど滑り口といいますか、一番上に林道が接しておるわけでありますけど、あの林道をちょっと、100メーターぐらい下ったところ、林道にとまれば、やぶの向こうに、数十メーター先に、恐らく高さにして、どうでしょう、十数メーター、20メーターくらいあるでしょうかね。大体いつ行っても見えるということは、通年流れているように感じておりますが、そういった滝もありますし、ほかにも恐らく隠れたところにもあるのではないかなと。笠取の滝の駐車場付近の上流側にも下流側にも、それなりの滝と言えるのか急流と言えるのかわかりませんが、そういったところもありますので、ぜひまた町の観光資源発掘のためにも、一度そういったところも調べていただいたらいいのではないかなと、そんなふうに思います。
それと、まま子滝等につきましては、行ったり来たりしますが、上市町の昔話ということで、「まま子滝不動尊」という昔話があります。皆さんもご存じだと思うんですが、そういったものも、例えば滝の付近に、ちょっと看板等に入れて、そのいわれ等を読みながら滝を眺める。それだけでもまた滝の見方が違うと思いますし、まま子滝不動尊御詠歌というのもございます。これは町のホームページにも載っておりますが、そういったものをまた現地を訪れた方々にも知っていただければ、より親密感が出てくるんじゃないかなと、そんなふうに思いますので、できたらそのあたりも検討できるかどうか、後ほどまたご答弁いただければというふうに思います。
それと、
地区公民館の高齢者対策ということで、低座椅子については、私もみんな町のほうの公費でやっているのかなというふうに思って質問したんですが、今答弁にもありましたように、それぞれの公民館で準備をしているということをお聞きしました。
今後ともまた何らかの要望があれば、車椅子ともども検討していっていただけたらありがたいなと、このように思います。
そして、最後に相ノ木小学校前の歩道でありますが、言われれば、確かに歩道を分離すれば、歩道も狭い、車道も狭くなってしまうということでありますが、先ほどの答弁にもありました、車が接触するかもしれない。だから、設置できない。と同時に、車が接触するかもしれないからこそ設置してほしいというのが私の思いであり、地域の思いであるかと思います。
安全というのは、6月にも言ったかもしれませんが、最悪を想定して、それからどう安全を確保していくかというところがやっぱり最優先して考えられるべきではなかろうかなと。特に車と人が接触すれば、これは絶対に人は勝てるわけないので、小学校、特に
子どもたちの通学路ということで、一般の歩道よりもさらにもまして、やはりそういったことを重要視していただきたい。
別の対策ということでありますが、そのあたりを、例えば色分けする、あるいはブロックをずっと連続的じゃなくても点々とポールを立てていくとか、そういったことも可能ではないのかなと。そうすれば、万が一大雪の場合にも除雪車がその間を通って田んぼのほうに雪を入れるとかということも可能ではなかろうか。そのようにも思いますので、改めてまたちょっと返答いただければというふうに思います。
それから、信号機の角のちょっと広場のところですが、これもほぼ直線に近いところでありますが、結構車が通るときにスピードを出して走っております。これは県道でありますので、町というより、また
県のほうにも働きかけをお願いしたいわけでありますが、きのうの県議会でもやっぱりそういった安全対策ということで、知事もお金をつけて、予算をつけて今後整備していくということも述べておられました。
そういったことの中にまた組み入れていただけるものであれば、例えば防護柵等で子どもの姿がかえって見えにくくなるというようなことも過去にやっぱりありました。そういったことで、例えば6月にもお話しさせていただきました鉄柱を立てるとか、そうすればすき間もある。けれども、車がよほどその間をうまくすり抜けてこなければ、
子どもたちのところには届かない。そういったようなことも、あわせてまた検討していただければ、より安全を確保していけるのではないかなと、そんなふうに思います。
そういった点もあわせてご答弁いただけばお願いしたいと、こういうふうに思いますが、よろしくお願いします。
25 ◯議長(
松谷英真君)
竹田建設課長。
26
◯建設課長(
竹田亮成君) 今の議員さんの再質問についてお答えいたします。
今、議員さんのほうから、それなりの提案型の強い思いを言われたわけですが、道路管理者や、まず富山
県が管理者ということでございますので、今言った、例えば下手にガードレール等を設置すると
子どもたちが見にくくなるという観点からも、こういった強力な鉄柱というか、そういったことも
県のほうに打診をしながら、あと警察とも協議しながら、これについては本当に早急に検討したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
27 ◯議長(
松谷英真君)
酒井産業課長。
28
◯産業課長(酒井紀明君) まま子滝のいわれの看板を設置してはいかがかと、こういった再質問についてお答えいたします。
地元の白萩地区の有志の皆さんにおかれましても、まま子滝周辺の案内看板というのは設置しておられるところでございますけれども、今議員さんからご指摘のあった、いわれの看板という物は現地にはございません。
そういった看板につきましては、地元の皆さんと十分話をさせていただいて、また前向きに検討させていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
29 ◯議長(
松谷英真君) 5番
堀田喜久男君。
30 ◯5番(
堀田喜久男君) 今ほどはありがとうございました。特に安全対策については、今日本全国で言われていることでもありますし、これはお金の問題も、当然かかりますし、道路事情もありますけれども、ぜひ今後とも、少しでも安全にして安心していただけるような、そういった環境づくりに努めていただきたいというふうに思います。
これで質問を終わります。きょうはどうもありがとうございました。
31 ◯議長(
松谷英真君) ここで10分間休憩いたします。
(午前10時49分)
────────────────────────
(午前10時59分)
32 ◯議長(
松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
────────────────────────
◇ 酒 井 恒 雄 君
33 ◯議長(
松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。
〔11番 酒井恒雄君 登壇〕
34 ◯11番(酒井恒雄君) 皆さん、ご苦労さまでございます。
令和元年9月議会本会議一般質問に際して、久しぶりに3番手ということで登壇させていただきました。
私は、予定しております4点の質問を通告どおりさせていただきます。よろしくお願いします。
まず最初に、細田守アニメ監督作品の常設展等及び上田市との交流について質問させていただきます。
私は過去、平成26年3月議会の一般質問において、伊東前町長に、平成15年度より休館しております山岳博物館に細田守監督の作品を常設できないか提案しましたが、常設展は難しいという答弁でありました。
しかし、中川町長は平成31年3月4日、全員協議会冒頭挨拶の中で、山岳博物館を活用して、細田守監督の作品を常設できないか検討していると述べられております。
町が舞台モデルとなった細田守監督作品の映画の公開をきっかけに、
子どもたちを含め、多くの方々が今でも浅生の古民家を訪れ、絵を描いたりしながら情感に浸り、楽しんでいます。
私は、このように楽しみ方を街なかで再現することや、町がロケ地となった映画を紹介、このことで、
子どもたちのふるさとを愛する心や芸術、文化に対する造詣につながると確信しております。
常設展には、映画に関する写真やビデオなどの素材を使用するには、使用権限を所有するプロダクションや制作会社などと協議しなければなりませんが、このような実情を踏まえ、常設展に向けての働き、可能性はどうか、中川町長に伺います。
また、常設展について、いろいろとハードルのクリアに時間も必要と思いますので、私の思いとして、北アルプス文化センターで、細田守監督を囲んでトークショーを開催できないか伺います。
次に、7月27日に長野
県上田市で、町出身の細田守監督のアニメ映画「サマーウォーズ」公開10周年を記念し、作品の舞台となった夏祭り「上田わっしょい」で、つるぎくんやオオカミの着ぐるみと一緒にまちを練り歩き、上市町をPRしております。
今度は、当町でも上田市観光協会の方々と交流を深めるために、ふるさと観光まつりなどに来町していただくなど企画できないか、以上、中川町長にお伺いいたします。
2番目に、増える外国人材対応(観光振興含む)及び児童生徒の指導教員についてお伺いいたします。
国の新たな入管難民法が4月に改正されました。当町の企業にも外国人材の受け入れ雇用がされており、外国人住民数が平成30年度は270人となっておりますが、今後も増えていくことと予想されます。
そこで、役場窓口での手続にも時間がからないように、時間の効率化を図るためにも、人の対応に窓口に、当町にも通訳機を配備できないか、永田町民課長に求めます。
ちなみに、県内の配備状況は富山市、高岡市、砺波市、入善町。検討中は射水市、氷見市であります。
また、町の観光地を訪れたが、日本語が伝わらないなどの外国人対応について、観光案内所をはじめ、味蔵等々、多言語表記の通訳機の導入が考えられないか、
酒井産業課長に求めます。
次に、外国人就労者が拡大する中、当町には、対象の児童生徒が小中学校10人となっており、週1回しか支援が受けられない学校もあると聞いておりますが、今後も増えると予想され、外国人(籍)の子どもを支援する指導教員や相談員など教育現場の支援体制は、教育委員会としてどのように対応されてきたのか、また今後の対策はどのように考えているのか、藤縄教育長にお伺いいたします。
次に、3番目といたしまして、かみいち総合病院医療関係、施設の充実、防犯について伺います。
当院は患者に頼られる病院、地域になくてはならない病院、職員にとって働きがいのある病院で存在感のある病院を目指しておいでになります。特に患者さんや家族にとって満足度の高い医療サービスに心がけなされ、サービス改善を図る目的に、定期に患者さんの満足度を調査しておられますが、平成30年度の結果を外来、入院部門について伺います。
項目といたしまして、1番目、回答者の性別、年齢はどういうふうな状況か。2番目、診療待ち時間の度合いはどうなっているのか。3番目、当院の選択理由。例えば医療施設がよいから、また、よいドクターがいるから。4番目として、施設満足度。例えば施設面が全般によいなど。5番目、接遇満足度。例えば各科診療受付の対応など。6番目として、診療、サービスの満足度。例えば診療待ち時間など。7番目、全体の満足度。そして、8番目、紹介、推薦意向。例えば知人等に当院を紹介や推薦したいと思うか。最後に9番目として、病室環境面満足度。例えば食事の内容などについて、これらをお伺いしたいと思っております。
次に、公的機関には、もちろん総合病院にもありましたけれども、AEDを用いた一次救命処置の流れの工程表を図柄配置図、公的機関に全て配置できないか、廣田財務課長にお聞きいたします。
そしてまた、奥田交番襲撃事件や当町の役場にも事例があり、相談員(警備員)の配置を考えられないか。入院病棟ではホワイトコールで職員が連携しておりますが、これらの配置を考えられないか、病院事務局長に聞きます。
次に、入り口前には、患者送迎用待合室に折りたたみ椅子が7基配置されておりますが、大半は高齢者で、滑る危険性があり、固定の長椅子に代替されてはいかがでしょうか。
次に、全員協議会でもありましたけれども、病院の駐車場の工事はいつごろで完成予定になっているのか。そしてまた、何台ぐらい駐車可能なのか。また、整備工事により、既存、借り上げを含めて、当院全体の駐車台数は何台になるのか。以上、黒田病院事務局長に求めます。
4番目として、最後になりましたけど、イノシシ対策について伺います。
当町では、イノシシが捕獲された頭数は、平成30年度で172頭、本年8月末時点で97頭の捕獲実績であり、町鳥獣被害対策実施隊によって個体数の減少に努められております。しかしながら、増えるイノシシによる農作物被害が続いており、共済組合に被害申告書提出者も多く、実りの秋を迎え、大変残念のきわみであります。
私も実施隊員の一員として、8月26日、猟友会とパトロール中、稲を食い荒らす親子の3頭のうち親を捕獲しましたが、子のウリ坊は素早く逃げ回り、捕獲を断念。
このような観点から、1番目、捕獲されたイノシシの成獣とウリ坊を、ともに同額に補助金を改定できないか。趣旨は、ウリ坊は逃げ回り、捕獲に時間、労力を費やす。成長し親になると、繁殖し個体数が増加するなど、また地元の方が新聞に投稿しているように、その記事はイノシシの個体数を減らすことが現実的な解決策であると述べられております。
提案されていることは、2番目として、各自治体が捕獲おりをたくさんつくり、地域に貸し出すこと。この趣旨は、設置したおりに地域の皆さんが餌を供給、監視するのみであり、おりの貸与は考えられないか。
3番目として、防備については、地域によって高齢化のために電気柵の設置が困難な集落もあり、設置工事に伴う費用代など、日の当たらないところに光を与えることができないか。
また、電気柵の申請には、上市町有害鳥獣対策協議会から上限10万円の補助金が支給されておりますが、資材も高く、補助金の見直し検討を考えられないか。
ちなみに、当町には電気柵、恒久柵を含め、侵入防止柵の設置延長は何キロメートルぐらいあるのかお聞きいたします。
また、柵の申請集落は何件で、認可待ちはあるのか、
酒井産業課長に求めます。
以上で私の質問4点を終わらせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。
35 ◯議長(
松谷英真君) 中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
36 ◯町長(中川行孝君) それでは、私のほうから、細田守監督に関する質問についてお答えをさせていただきます。
まず、議員ご指摘の、私が文化センターの展示コーナーを細田守さんの作品でやったらどうかという、埋めたいという希望をかつて申し上げたところでありますが、いろいろ当たってみておりますが、あのコーナーを展示物で埋めるには品物が少ないという事実がまずわかってきました。
そう言いながらも、展示コーナーを設けるためには、細田守さんのご理解もそうですが、何といいましても、スタジオ地図さんのご協力をいただかねばならないということで、地図さんとは、つい先般も副町長に訪ねていただいて、今後の対応について協議をしてきたところで、深いつながりを引き続き持たせていただいておりますが、実現のためには結構ハードルが高いというふうに感じているところでございます。
しかしながら、これまでも細田作品の新作公開に合わせて特別展が各地で開催されている経緯がありまして、今年度においても「サマーウォーズ」公開から10周年を迎えた上田市では、この夏、「未来のミライ展」が日本で唯一、巡回展として開催されたところであります。
こうした事例も参考にしながら、常設展に限らず、巡回展なども視野に入れて、引き続きスタジオ地図さんと協議を続けてまいりたいと考えております。
たしか、「おおかみこどもの雨と雪」が公開されてから今年は7年で、10周年が3年後になりますが、その前に新しい作品がまた公開されるはずでございます。
そういうものもあわせて、10周年の記念事業として何らかの形で開催できないか、スタジオ地図さんと協議を進めてまいりたいと思います。
昨年公開された「未来のミライ」が本年2月にアニメーション映画のアカデミー賞と言われるアニー賞の長編インディペンデント作品賞を受賞したことを受け、細田守監督に町の栄誉賞を贈ることを検討したいということを、あわせて申し上げておきます。
これについては、現在、栄誉賞の授与だけでなく、何らかのイベントもあわせて開催できないか。そうした場合、会場もどこが適しているのか。議員さんは北アルプス文化センターというご提案でございますが、関係機関と検討しているところであり、日程等が詳細に決まり次第、ご報告をさせていただきたいと思います。
次に、上田市との交流の関係でございますが、細田監督の人気作品「サマーウォーズ」の舞台モデルとなりました観光都市・上田市では、映画の中でロケ地や行事が実名で紹介され、その中には、恒例の夏祭り「上田わっしょい」も登場することから、映画公開以降、「サマーウォーズ」を愛するファンの方々が映画のキャラクターに扮して祭りに参加し、祭りを大いに盛り上げております。
町では、今年、上田市からの呼びかけに応え、「サマーウォーズ」公開10周年を迎えた上田市の取り組みの調査や、細田監督作品のファンとの交流促進を目的に、町職員が、「おおかみこどもの花の家」を管理しているNPOの方々とともに「上田わっしょい」に参加し、「サマーウォーズ」ファンの上田市の方々と交流を行うとともに、「おおかみこどものふるさと 富山
県上市町」をPRしてきたところであります。
細田作品の舞台として「訪れてみたい日本のアニメ聖地」の88カ所に選ばれている上市町と上田市が交流を深めることはお互いにメリットになると思われますので、ファン同士の交流促進を念頭に、上田市との情報交換に努めていきたいと考えております。
議員ご提案の、ふるさと観光上市まつりなどの町行事への参加につきましては、直接映画と関係がございませんので、招待するにはちょっと難点があるかなというふうに考えておりますが、「おおかみこどもの雨と雪」にまつわる何らかの機会があれば、来町を呼びかけてまいりたいと考えております。
37 ◯議長(
松谷英真君) 藤縄教育長。
〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕
38 ◯教育長(藤縄太郎君) 増える外国人対応のうち、教育現場での支援体制についてお答えをいたします。
県教育委員会では毎年、「外国人児童生徒教育の手引き」を発行いたしまして、その中で就学に関するQ&Aや日常会話文集、日本語指導案作成例など、外国人児童生徒及びその保護者への対応について記載していることから、基本的に各学校では外国籍の児童生徒に対して、まずこの手引きをもとに、英語も交えるなどしてコミュニケーションを図ることとしています。
また、外国人児童生徒が在籍し、指導上の困難を抱える学校に対しては、
県教育委員会が、学習だけでなく生活の援助を行うことを目的に、母国語を理解できる方を外国人相談員として派遣する制度も設けています。
外国人児童生徒が就学・進学するに当たっては、事前に本人や保護者と面談し、日本語の理解状況等の把握を行っていますが、特に支援が必要と認められる場合には、今ほど申し上げました
県教育委員会の外国人相談員の派遣制度を活用し、日本語指導を行っております。
現在、町内の小中学校には合わせて10名の外国籍の児童生徒が在籍しているところですけれども、ほとんどの児童生徒は日本語を理解できており、日本語指導を受けている児童生徒1名につきましても、入学当初から日常会話に問題はなく、学校生活や学習上、本人が困難を感じていることについて支援をしているものであります。なお、指導時数は本人の語学力の状況によって決定されております。
町教育委員会では、今後も外国人児童生徒本人及び保護者の状況に応じて、これらの制度を活用し、外国人児童生徒に対する適切な支援に努めてまいりたいと考えております。
39 ◯議長(
松谷英真君) 廣田財務課長。
〔財務課長 廣田高志君 登壇〕
40 ◯財務課長(廣田高志君) ご質問の、公的機関のAEDについてお答えいたします。
AEDにつきましては、昨年度、役場庁舎をはじめ各小中学校、各
地区公民館など町の公共施設31カ所において最新機種に更新したところであり、設置の際には、心停止の患者の発見から119番への通報、心肺蘇生の方法など、議員ご指摘のAEDを用いた一時救命処置を、写真を使ってわかりやすくA4サイズの表裏1枚にまとめた説明書を各施設に配布しております。
なお、各施設には、緊急時に円滑に対応できるよう、その説明書を事務室等には置かずに、AEDの設置場所に常時備えるよう各施設の所管を通じてお願いしているところであります。
また、
県では「
県有施設におけるAEDの設置及び管理の基準に関する指針」を先月20日に策定しており、町の公共施設においても、施設によっては、その指針を参考にAED設置場所表示マークを正面玄関へ掲示するとともに、施設案内図にAED設置場所を明示するなどし、施設利用者が円滑にAEDを利用できるよう、今後も適切な管理及び運用に努めてまいりたいと考えております。
41 ◯議長(
松谷英真君) 永田町民課長。
〔町民課長 永田雄二君 登壇〕
42 ◯町民課長(永田雄二君) 議員ご質問の、役場窓口への通訳機配置についてお答えいたします。
上市町の住民基本台帳に登録されている外国人人口は、平成30年4月1日現在で249人でしたが、1年後の平成31年4月1日現在では269人に増えております。
転入・転出等の届け出時には人材派遣会社の担当者や通訳の方が付き添われることが多く、また個人で窓口に来られる方は、ご自身の携帯電話の通訳機能を活用されるため、幸い窓口業務に大きな支障は発生しておらず、現時点で通訳機の設置の必要性は感じておりません。
なお、外国人住民に関するお問い合わせに対応するために、総務省が多言語電話相談窓口を開設しており、万が一外国人の方と言葉が通じず困った際には、10カ国語の通訳サービスを受けることができます。
今後状況に応じこうしたサービスも活用し、外国人の方への対応を適切に行っていきたいと考えております。
43 ◯議長(
松谷英真君)
酒井産業課長。
〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕
44
◯産業課長(酒井紀明君) 町観光案内所や味蔵などへの通訳機導入についてのご質問にお答えします。
町観光案内所やみやげ処味蔵等において、近年増えつつある外国人観光客としっかり意思疎通を図れることは、当町の観光振興のためにも大切なことと考えております。
現状では、スマートフォンに無料で取り込んだ翻訳ソフトを活用すれば十分に対応できているとの報告を受けております。
専用通訳機については、外国人観光客の動向を踏まえて、今後、導入の是非を検討してまいりたいと考えております。
次に、イノシシ対策のご質問にお答えします。
初めに、イノシシ捕獲の報奨金につきましては、捕獲し処分した数に応じて町有害鳥獣対策協議会から町が委嘱した町鳥獣被害対策実施隊員へお渡ししております。1頭当たり成獣では、国交付金7,000円に町単独の報奨金8,000円を加算し1万5,000円をお渡しし、幼獣では国交付金1,000円に町単独の報奨金4,000円を加算した5,000円としております。
成獣と幼獣であるウリ坊の捕獲報奨金に差がある理由としまして、幼獣は捕獲しやすい上に冬期間での生存率が低く、国の方針として成獣の捕獲を推進していること。幼獣は成獣に比べて体が小さく、埋設等の処分が容易であることが挙げられます。
成獣と幼獣の捕獲報奨金を同額にできないかというご提案につきましては、当町としても国の方針と同様に成獣の捕獲を推進していることから、見直しは困難なことと考えております。
次に、捕獲おりにつきましては、現在、町対策協議会が保有しているおりは50基あり、本年度も新たに3基を増設し、隊員にはこれら全てのおりをフル活用してイノシシの捕獲作業に当たっていただいております。
法律では、餌まきも含めた捕獲作業を行うためには、わな猟免許が必要となっております。免許を所持していない者ができる作業は見回り作業だけに限られますが、
県自然保護課からは、おりにクマが錯誤捕獲される可能性もあり、非常に危険が伴うため、見回り作業自体好ましくないとの指導を受けております。
こうした状況を踏まえると、捕獲おりを増やし、それを地域に貸し出すというご提案は、残念ながら現実的ではないというふうに考えております。
今後は、より被害が多く発生している場所へおりを重点的に配置することで、少しでも被害の軽減に努められないか、町対策協議会や隊員の方々と検討してまいります。
次に、資材に対する町対策協議会の助成金については、電気柵と恒久柵を整備するための資材について助成できることとしております。国や
県の事業に該当しない場所でも活用できる利便性にたけておりまして、毎年複数の集落で活用されていることから、町全体で被害防止を推進する上で重要な制度であると考えております。
今のところ、集落から助成金の上限を見直してほしいといった意見は特に伺っておりませんけれども、今後、限られた財源の中で対応を慎重に検討してまいりたいと考えております。
なお、侵入防止柵の設置延長につきましては、現在102.4キロメートルと、平成30年度末から7.2キロメートル延伸しております。また、町対策協議会の助成金を申請しておられる集落につきましては7集落でありまして、認可待ちとなっている集落はゼロでございます。
45 ◯議長(
松谷英真君) 黒田病院事務局長。
〔病院事務局長心得 黒田茂語君 登壇〕
46 ◯病院事務局長心得(黒田茂語君) かみいち総合病院についてのご質問にお答えします。
初めに、外来患者の満足度調査については、平成30年度は9月4日、5日の2日間で実施し、ご回答いただいた272人のうち有効回答のみを集計しております。
回答者の性別は、男性が45.5%、女性が54.5%と女性の割合がやや高く、年代別では、70歳代が33.6%と最も多く、次いで80歳代が23.5%、60歳代が17.5%であり、平均年齢は66.0歳となっています。
診察までの待ち時間については、「30分から40分」と回答された方が28.4%と最も多く、次いで「90分以上」の18.5%、「60分から90分」の16%となっており、平均待ち時間は49.8分でした。
当院を選択した理由については、「家や通勤先などから近いから」が53.2%と最も多く、次いで「良い医師がいるから」が24.5%、「交通の便が良いから」が24.2%となりました。
施設面に関する満足度では、「受付や会計周りの設備や雰囲気」をはじめ3項目で「非常に満足」「満足」を合わせて70%を超えていたほか、多くの項目で60%以上の満足度が得られていましたが、最も満足度が低かった項目は「駐車場の使いやすさ」で42.9%でした。
接遇面に関する満足度では、「会計の対応」が「非常に満足」「満足」を合わせて83.4%と最も高く、全体的に高い評価となっています。特に「リハビリスタッフの言葉遣いや態度」は、「非常に満足」と回答された方が30%を超えていました。診察面に関する満足度でも、「看護師の説明や処置」の80%をはじめ、全体的に高い評価でした。
サービス体制面は、施設面、接遇面、診察面に比べるとやや満足度が低く、特に「診察までの待ち時間」は、「不満」「やや不満」を合わせて32.7%と目立つ結果となりました。
総合満足度としては、有効回答者のうち76.7%の方が「満足」「やや満足」と一定の評価をいただけたと考えています。また、「知人等に当院を紹介や推薦したいか」の質問には、81.3%の方が「是非したい」「まあしたい」と回答されております。
次に、入院患者の満足度調査については、平成30年度は10月25日から翌年1月23日まで実施し、115人の入院患者からご回答をいただき、こちらも有効回答のみ集計しました。
回答者の性別は、男性が37.7%、女性が62.3%と女性の割合が高く、年代別では、80歳代が47.4%と最も多く、次いで70歳代、22.8%、60歳代が12.3%、平均年齢は73.9歳と外来患者で回答された方より高くなっています。
当院を選択した理由としては、「交通の便が良いから」が41.3%と最も多く、次いで「他の医療機関からの紹介」が25.7%、「良い医師がいるから」が22.9%となっています。
施設面に関する満足度では、「病室の静けさ・清潔さ・広さなど」をはじめ6項目で「非常に満足」「満足」を合わせて80%を超えるなど、全体的に高い評価となりました。
接遇面では、全ての項目で満足度が80%を超えており、特に「看護師の言葉遣いや態度」と「医師の言葉遣いや態度」は90%を超えております。
診療面でも全ての項目で満足度が80%を超えており、特に「看護師への質問や相談のしやすさ」と「看護師の患者の話を聞く姿勢」が90%を超えており、「医師への相談のしやすさ」もほぼ90%となりました。
サービス体制面でも全体的に高い評価となり、最も満足度が低かった項目でもメニュー、味などの「食事の内容」で68.8%でした。
総合満足度としては、有効回答者のうち91.8%の方が「満足」「やや満足」と、かなり高い評価をいただけていると考えています。
なお、調査結果は、病院内での掲示や院内広報紙で周知しており、業務の改善や職員の接遇意識のさらなる向上を図るため、今後も継続して調査を実施し、患者の皆様に満足していただける医療の提供に努めてまいります。
次に、病院内への警備員の配置についての質問にお答えします。
かみいち総合病院では、院内で暴力行為などの危険行為が発生した場合には、全館放送により職員が駆けつけ、警察が来るまでの数分間、必要に応じてさすまたなどで対処することとしております。
なお、警備員を配置する場合、常時、各病棟や外来などに複数人の警備員を配置しなければ効果が低いと考えられ、さらに昨年度は、病院内において診察中に大声を出された方が3件発生した程度であり、危険と思われる行為の発生が少ないことから、費用面を考慮すれば、現状どおり、警察が来るまでの間、職員で対処せざるを得ないと考えております。
次に、病院ロータリー付近にある待合室への長椅子の設置についての質問にお答えします。
かみいち総合病院のロータリー付近には、家族が運転する車やタクシーを待つ患者用の待合室を設置しております。
現在、この待合室には、木製の長椅子1基とパイプ椅子4基を配置していますが、パイプ椅子については、できるだけ早く利用者に安全な椅子へ取りかえてまいりたいと思います。
次に、かみいち総合病院の駐車場整備の状況についての質問にお答えします。
駐車場につきましては、今年7月31日に
県の農地転用許可を受け、8月7日の所有者などへの合同説明会を経て、現在用地買収を行っており、10月ごろから工事を着工し、早ければ来年3月末までの完了を目指しています。
現在の駐車区画数は、外来患者と一部の職員が利用する病院北側に198区画、職員が利用している南館西側の未舗装部分に約70台分、有料による借り上げ駐車場134区画の合計約400区画となっています。
今回の駐車場整備では、南館南西部で約178区画分を整備する計画ですが、これまでの未舗装で利用していた分を差し引くと、借り上げ駐車場を含め約110区画増える見込みとなります。
なお、厳しい病院の経営状況が続いていることから、有料による借り上げ駐車場につきましては、駐車場不足でご迷惑をおかけしない駐車区画数を精査し、一部の借り上げを取りやめることで経常的経費の削減に努めてまいりたいと思っております。
47 ◯議長(
松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。
48 ◯11番(酒井恒雄君) 黒田病院事務局長、長々とありがとうございました。
引き続いてですけれども、要望やら再質問をさせていただきます。
まず、かみいち総合病院の施設面の充実について、黒田病院事務局長にお聞かせいただきます。
現在、病院の駐車場、北館外来病棟東側、西側、新しく整備される南館など、一旦停止線表示や、また公安委員会へ申請され、一旦停止の標識の設置ができないか。指摘されることは、病院前には町道北島正印線、一般県道寺坪上市線交差点に信号機があり、病院に来院される方は高齢者が多く、マイカーが駐車場から出るとき信号に気を取られ、左右確認せず、突っ込んでくる、出るという、重大な責任が大変懸念されているところでございます。
また、東側駐車場には入退入り口が2カ所あり、そのうち1カ所は進入禁止対策が講じられないか。ほって、時計回りにディフェンスを張れないか。そしてまた、防犯については、当総合病院にはさすまたが配備してありますが、病院には不特定多数の患者さん、女性職員も多く、催涙スプレーを配備できないか。また、課題となっております入院部門の給食、株式会社LEOCが今年度、それで業務を終えると聞いておるがやちゃね。それで、コスト面は一番かなめとなって受けとめておりますが、今回は、来年から、日清医療食品株式会社と調整中であると聞いておりますが、この件に際して、改めて、今度3月議会にまた聞きたいと思っておりますけれども、今調整中でありますけれども、今後、病院事務局長の手腕にご期待を申し上げ、再度質問、私の駐車場の件についてお答えください。
そしてまた、2番目については、今、産業課長、ウリ坊と成獣が同額のお金にちゃならんがかというて、決定しておらんということで、再度聞かせてください。
富山市では、各近隣の市町村はみんな値上げしている。上市町は平成28年か9年にやっただけであって、後は、水準は一緒になっておるがですね。
だから、ウリ坊だって、小さいが、個体は軽かれど、大きな成獣は重たいちゃね。そして、穴を掘ってかって埋めるのはえらいけど、その差というものは、運搬費用とかというところで、再度確認させていただきます。
そしてまた、町の基幹産業・農業を被害から守るために、官民一体となって取り組まなければならない。これは交通安全運動と一緒ながやちゃね。上市の基幹産業に被害がたくさん出ておるがです。それは、皆さんと、官民一体となって撲滅に、少しずつ個体数を減らさなければならないということで、イノシシ防止対策として、溝ぶた、グレーチングは一昨年1基設置されましたが、効果があり、今後、拡充後継策などの多くの要望があるがですね。それとか、国、
県の制度を活用しながら取り組んでいただきたいと思っておる次第でございます。
幸い当町には養豚業者がいなく、豚コレラに感染した被害もなく、立山町で初感染したと、きょうの新聞に報道されておりました。
なお、当町で捕獲されたイノシシは、自家消費者は1割弱で、大半は埋設処理であり、2メーターぐらい掘らなければだめなんですね。そしたら大変労力、負担となり、私はかねてから言っているように、分断し、生ごみ処理として焼却扱い。このためにも、イノシシ冷凍保管庫を建設されることが、分断に効率が上がり、今後、旧の中新川、滑川市、立山町、上市町と各自治体が連携をとりながら、やはり保冷庫をつくっていただきたい、そういう思いでございます。
ちなみに、私どもは、K・MEATってあるがだけど、若杉に、それを県下第1号でつくらせたんですね、民間の企業で。そういったこともありますので、中川町長の力を発揮していただいて、この先も増え続けるイノシシ対策として保冷庫をつくって、滑川、上市、立山3者で、一緒に1市2町で頑張っていただいて、国に陳情、
県に陳情するなりしてやって、私どもは生のやつを切断して入れるがですね。だから、冷凍庫でかちかちになったやつを分離機で切るが、スパー、スパッと5等分か6等分に切るがですよ。そういった方策をとれないかということを聞きたいと思っております。
以上です、再質問。
49 ◯議長(
松谷英真君) 黒田病院事務局長。
50 ◯病院事務局長心得(黒田茂語君) 再質問につきましては、かみいち総合病院施設面の充実ということで、一旦停止線、標識の設置、北館東側駐車場の進入規制、それと催涙スプレーの設置について、この3点だと思いますので、これについての再質問にお答えいたします。
まず、駐車場から車道へ出る場合の一旦停止対策につきましては、既存の駐車場では一旦停止線を引くことで対処しております。新たに整備する駐車場につきましても、一旦停止線などを引くことで対処したいと考えております。
なお、既存の駐車場の一部が、一旦停止線が薄くなっている箇所につきましては、新駐車場の整備とあわせまして、線を引き直ししたいと考えております。
次に、北館東側の駐車場の2カ所ある出入り口を規制することにつきましては、規制することで駐車場への進入に対する道路の混雑、それと駐車場内の混雑が想定されることから、現状どおり運用したいと思っております。
最後に、防犯対策としての催涙スプレーの配置につきましては、スプレー噴射時に成分が飛散して、周囲の来院者、患者などへも影響を及ぼすことから、病院内への設置は考えておりません。
以上、よろしくお願いします。
51 ◯議長(
松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。
52 ◯11番(酒井恒雄君) 時間もないようですけれども、今、黒田病院事務局長が答えたとおりでございまして、私は毎日回って、目で見る限り、徹底しておるところなんですね。そこで、東側の後ろの駐車場、白線も何もないが、一旦停止の。それで、一旦停止の公安委員会が認めたやつは、ほかの自治体病院へ行ってみると、道路の上に全部置いてあるが、そういったことをやっぱり……。
これだけ交通事故が激しいから、誰も交通事故に遭いたくない、遭遇したくない。そういった試みもやって、もう少し力を発揮してやってくださいよ。
それと、私は、ラウンドアバウト、環状交差点みたいに、外周ぐらい色づけして表示すると、年寄りは間違わんがですね。どうやらすりゃ、あっち回ったり、こっち回ったり、ふらふらと危険性があるがですね。
そういったことをまず検討していただいて、やはり駐車場、路線を明るくすることによってかって、これは右回りだなということがわかるがですね。そういった方策をまた知恵を出しながらひとつ頑張っていただきたい、そういう思いでございます。
そして、中川町長、冒頭、私は「おおかみこどもの雨と雪」のところで、細田守、偉大な監督でございます、アニメの。そういったところで、今現在7年目で3年ぐらいなると、やはり10周年、「おおかみこどもの雨と雪」が10周年ということで、記念イベント、そしてまた、細田守監督を呼んで、ひとつ町の賑わいの創出のために、やはりファンがたくさんおいでになります。そういったことを、また企画をやっていただくように、今から頭をひねっていただきますようにお願いして、私の一般質問をこれで終わります。
ありがとうございました。
53 ◯議長(
松谷英真君) 午後1時まで休憩いたします。
(午前11時47分)
────────────────────────
(午後 1時00分)
54 ◯議長(
松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
────────────────────────
◇ 酒 井 桂 之 君
55 ◯議長(
松谷英真君) 12番 酒井桂之君。
〔12番 酒井桂之君 登壇〕
56 ◯12番(酒井桂之君) 通告どおり、1件の質問をいたします。
ウエルネススポーツセンターの存続の見通しについて質問をいたします。
私が6月議会でウエルネススポーツセンターの存続についての質問をしてから約3カ月が過ぎました。6月議会での町当局からの答弁に基づいて、ウエルネススポーツセンターの存続の見通しについてお尋ねいたします。
初めに、(1)学校当局から町にスポーツセンターの存続について何らかの意思表示があったのか。また、進展、情報を把握しているのか、中川町長にお尋ねします。
(2)として、町としてどういうお手伝いができるか検討したいと答弁があったが、どう検討されたのか、中川町長にお尋ねいたします。
(3)として、スイミングスクール、上市町健康サポート事業、保育園児や「さんさん」などの利用者の意見を聞きながら、どんなことが可能か探ってきたのか、藤縄教育長にお尋ねいたします。
(4)として、新聞報道で閉校後の学校施設の活用やセンター存続について、町が積極的に探る姿勢を見せてほしいとあったが、町の見解はどうか、中川町長にお尋ねいたします。
(5)として、存続について、国や
県、B&G財団などに働きかけをやってみたのか、小竹副町長にお尋ねいたします。
(6)として、私のほうに、町民から、6月議会広報を見た。町に署名活動を展開したらどうか。スポーツセンターの存続の要請が届いております。
今もスポーツセンターに入会する利用者が増えていると聞いております。存在価値は決して低くない。施設を活用する方策を考えられないか、中川町長にお尋ねします。
以上で質問を終わります。
57 ◯議長(
松谷英真君) 中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
58 ◯町長(中川行孝君) 酒井桂之議員さんのご質問にお答えをいたします。
まず、学校当局から町に、その後何らかの意思表示があったかということでございますが、私の町に明確に通告があったのは、来年の4月からの募集はしないというだけでございます。
いろんなところから、いろんなうわさが流れております。ここで、あえてそのうわさについて申し上げることは差し控えますが、それについて確認を求めても、回答はいただけておりません。
そういう中で、町がどう対応すればいいのかということは、考える材料があまりにもなさ過ぎる。本当に閉校をするということなら、現段階で我々に提供できる情報をしっかりと開示していただきたいと。
ある方が経営状況について聞かせてほしいといっても、断られたという事実がございます。そういう中で、町がどういうお手伝いをできるかというのは、私の孫もあそこへ2人通っております、水泳教室へ。ですから、当然、スポーツセンターとしての機能が維持できれば、これほど喜ばしいことはない。利用者の皆さんにとってもいいことだと思います。
しかし、利用者の立場と私の立場は違いますので、6月の議会でもお答えしましたが、年間2,000万もの赤字が出ると。維持をするために、なら町がどういうお手伝いをしようかとしても、判断をする材料の提供がいただけないとなれば、これは答えようがないと言わざるを得ないと考えております。
それと、新聞報道であった件につきましては、これまでも、我々も何らかの方策を考えていきたいということで思いは持っておりますが、残念ながら学園のほうの情報提供があまりにもないものですから、これ以上は踏み込んだ対応は取りかねると。
ただし、いろいろ心配はしております。富山
県の関係機関のほうへは、この後、小竹副町長のほうからも答弁申し上げますが、協議をしておることは事実でございます。
それと、入会者が増えておると。存続価値は決して低くないと。我々もそういう思いを持っております。
どうすれば、あの施設を継続して運営していただけるのか。これは、現在の健康科学専門学校と、私どもも協力しますが、一緒に道筋を考えていくべきだと。
四百数十名の方々の利用者の満足度を高めるというのも我々の大事な責務でございますが、そうかといって、無制限に支援をできるわけでもございません。できる範囲内、どこまでなのかということを今後も慎重に検討してまいりたいと思います。あくまでも機能が継続することを願うところであります。
以上です。
59 ◯議長(
松谷英真君) 小竹副町長。
〔副町長 小竹敏弘君 登壇〕
60 ◯副町長(小竹敏弘君) では、私のほうからは、ウエルネススポーツセンター存続に関する
県等への働きかけについてお答えをいたします。
学校法人健康科学学園から、来年度からの富山健康科学専門学校の学生募集を停止すると、こういった申し出を受けまして、学校法人が専門学校を閉校した場合にスポーツセンターを単独で維持できるかどうかということにつきまして、早々に私立専修学校を所管しております
県に確認をいたしました。
そうしたところ、ウエルネススポーツセンターはあくまでも学校の附属施設ということとなっているということでございまして、学校を閉校するとなれば、富山健康科学専門学校がそのウエルネススポーツセンターのみの運営を続けていくということは、やっぱりできないということでありました。
今回、改めて
県のほうに確認もいたしました。そうしましたところ、学校がというわけではなく、学校法人の健康科学学園、ここが収益事業という形で継続するということは妨げるものではないといったようなご意見も今回いただきました。
こういうこともありまして、学園側に対しましては、学校を閉校してもスポーツセンターの運営を続けるように申し入れていきたいというふうに考えております。
町がウエルネススポーツセンターの運営を引き継ぐということは、想定はしておりませんので、これ以上
県等への相談や働きかけは今のところ行っておりませんけれども、今後の情勢に応じまして関係機関などに適宜働きかけを行っていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
61 ◯議長(
松谷英真君) 藤縄教育長。
〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕
62 ◯教育長(藤縄太郎君) ウエルネススポーツセンターの存続の見通しについて、どんなことが可能か探ってみたのかというご質問に対してお答えをしたいと思います。
現在、ウエルネススポーツセンターにはプールとトレーニングジムの施設がありますが、保育所及び上市町総合スポーツクラブ「さんさん」の両者ともにプールのみの利用でありまして、保育園児につきましては、年長児の水泳教室として、開校以来、毎月利用させていただいているとのこと。また、総合スポーツクラブ「さんさん」においては、健康づくりを目的としたメニューの一つとして、誰もが気軽にプールを利用できるオープン水泳教室を、平成15年のクラブ設立当初からウエルネススポーツセンターに委託し実施されていると伺っております。
このうち、オープン水泳教室の平成30年度の利用実績を申し上げますと、主に毎週木曜日の開催で年40回、利用人数は延べ人数で266名、総合スポーツクラブ「さんさん」からウエルネススポーツセンターへ支払われた経費は、プールの使用料と指導料、さらには利用者からの受講料収入を合わせた計約50万円が支出されていると報告を受けております。
このような中、今年度に入って、専門学校の来年度の学生募集を停止する旨の報があり、プールの利用者からは実際に今後を心配する声をお聞きすることもありますが、総合スポーツクラブ「さんさん」の関係者からは、身近な場所で泳げることを魅力とした教室であり、町外の施設を想定した事業継続は考えておらず、状況次第では教室中止もやむを得ない旨、また保育所の方々からは、ウエルネススポーツセンターについての専門学校の結論が示されていない現状においては何とも言いがたい旨、ご意見等を伺っております。
いずれにしましても、方向性が示されるまで、引き続き状況を注視してまいりたいと存じます。
以上です。
63 ◯議長(
松谷英真君) 12番 酒井桂之君。
64 ◯12番(酒井桂之君) 町長並びに教育長、それから副町長、3名の方から答弁、大変ありがとうございました。
私も何か答弁を聞いておりまして、あまりにも学校当局のほうの誠意がないというかね、それに、ある一面ではびっくりをいたしました。
6月の議会でも一般質問をしたときに、結局、生徒の募集を停止すると。ほって、生徒が卒業したら閉校するとね。そういう答えがあったと思います。
結局、時間があまりにもないということで、私としましては、多くの皆さんが利用しておるものですから、何とか、町だけではなかなか難しいというふうに思いますし、国、
県、あるいは財団などの協力が得られれば、やっぱり学校当局と十二分に話をしながら存続の道がないかというふうな立場で、今回も質問させていただきました。
今、町長のほうから、明確に学校当局からあまりにも情報提供がないという話を聞きまして、びっくりをしているわけであります。そうでありますが、私、上市町も、28年前だったですかね、誘致をしたと。そういう経過もありますし、時間もないということもありますし、一遍町長のほうから、学校当局を呼んで、どうするのかということを聞いてもらいたいと思います。
また、6月の質問の中でも、学校当局は閉校するということになれば更地にして返すと、そういう約束になっておったと。そういうことも聞いておりますので、そういう点も学校当局はどういうふうに考えておるがかね。そういう一般質問でもあったようにというような形の中で、町長に、学校当局を呼んで、特にスポーツセンターの存続についてどういうふうに考えておるがか、また、あと学校の施設についてもどういうふうに考えておるがかということをやっぱり早急に考えて、また私たちに示してほしいというふうに思います。
それと、ついでに、こういう状況の中で提案を考えておったんですが、提案するだけは提案しますが、この提案は簡単に言うと、ふさわしいかどうかね、あまりそういう状況にはないと思いますが、この機会、せっかくでありますので。
小学校の水泳授業の集約化についてということで、全国でどういうようなことが提案されておるかということをご紹介しながら、町長にも知ってほしいと、そう思いまして、また教育長にも知ってほしいと思いまして、ひとつ提案をしたいと思います。
上市町の現状といたしましては、町内6小学校にそれぞれ屋外プールを有しており、そのプールにて授業を行っていると。また、屋外プールが使用できるのが夏の6月から8月であり、それ以外は使われていないというふうに思っております。
また、各小学校プールは、それぞれ築30年以上が経過しており、施設更新を要する時期に差しかかっているんだということを推察はできると思います。
2番目として、問題点として、1、プール運営に関する維持管理費、水の入れかえ、清掃、水質維持管理費用、ろ過器の運転費用など費用がかかります。2番目としましては、プール維持に関する設備更新費、いわゆる老朽化箇所に対する修繕や改修などの費用がかかるというふうに思っております。3番目は、野外環境にかかわる問題点として近年の異常気象、いわゆる猛暑による熱中症や紫外線による皮膚への負担といった健康問題が生じる可能性があると。また、4番目といたしましては、砂、土ぼこりや虫の死骸など混入しやすく、水が汚れやすいと。また、5番目といたしまして、天候、雨、暑さ、寒さなどの影響を受けやすく、プールの授業が行えない場合は授業内容が変更となるため、教員や保護者の負担になると。
そういうことを踏まえて、解決策として、小学校の水泳授業をスポーツセンターの屋内温水プールで行うとして、各小学校のプールの閉鎖、または防火水槽、貯水槽など多使用のために利用すると。
そういうことによって、メリットは何があるかというたら、まず1番目には、プール運営に関する維持管理費の削減、全廃が可能となると、いわゆる。それから、2つ目としましては、プール設備維持にかかる設備更新費の削減、全廃が可能になると。それから、3番目といたしましては、異常気象による健康被害リスクの低減が可能となる。4番目、衛生的な水質のプールにおいても授業の実施が可能となる。それから、5番目といたしましては、年間を通じて安定した環境にあるため、授業内容の変更が不要で、教員や保護者の負担が軽減されると。さらに、スポーツセンターのスイミングコーチを活用することもできると。6番目につきましては、専門的かつきめ細かい指導が可能となり、児童のさらなる水泳の向上が期待できると。それから、7番目としては、監視体制が強化され、教員にかかる安全管理上の負担が軽減されると。
そういう中で、水泳授業の民間スイミングスクールへの委託は、現在、千葉
県佐倉市が民間スイミングクラブを利用しての学校水泳指導を始めたのは2013年です。それから、2017年には
愛知県名古屋市、また三重
県松阪市でも民活で水泳指導を行っていると。学校プールの維持管理コスト削減、安全管理面の教員負担軽減、水温や水質などの衛生環境の安定に寄与しているところであるということが報道されています。
そこで、上市町においても水泳授業の民間委託が導入されれば、北陸地区初となるため、教育関係機関やスイミングスクール業界、マスコミなどの注目の的になるだけではなく、子育て環境が充実という観点から、当該世代の関心を高め、将来的には上市町への移住・定住の増加にもつながる可能性を秘めているものと考えられます。
このような提案に対して、藤縄教育長に見解を尋ねたいと思います。
65 ◯議長(
松谷英真君) 藤縄教育長。
66 ◯教育長(藤縄太郎君) 小学校の水泳授業の集約化・合理化ということでありますけれども、今ほどご質問の中では幾つもの観点があったかと思いますけれども、基本的に学校教育という立場からお答えをしたいというふうに思っております。
小学校の設置基準におきましては、プールの設置を強制する規定はございませんが、ご承知のとおり、町内の各小学校6校には全ての学校にプールが設置されております。各学校での時間割の中で、体育の時間の調整を行いまして、夏季を中心に水泳の授業が行われているわけであります。
そこで、ご提案の内容につきましては、ウエルネススポーツセンターでのプール利用に当たっては、実際には6月下旬ごろから7月、そして8月に、小学校の1年生から6年生までの各学年で利用が集中することを考えますと、児童の移送に伴う課題も含め、ウエルネススポーツセンター1つのプールでの受け入れは非常に困難であると想定されます。加えて、夏休み中のプールは、休み中の
子どもたちのふれあいの場、交流の場にもなっております。そういう意味で、プールの用途変更などは極めて現実的ではないものというふうに考えております。
議員がご紹介されましたことに関しましては、現段階においては、実現するにはかなりハードルが高いものというふうに認識をしております。
67 ◯議長(
松谷英真君) 中川町長。
68 ◯町長(中川行孝君) さっきちょっと言い漏らしましたが、専門学校のほうでも、あの施設を引き継いで運営していただく方々を県内外から探しておられるようですが、今までのところ、うまくいったという返事は聞いておりません。何カ所か当たられたようですが、うまくいかなかったようでございます。
それと、これもはっきり申し上げておきますが、町としてあの施設を引き継ぐ考えは全くございません。29年につくりました公共施設総合管理計画の中では、公共施設を26%強削減するという目標になっておりますので、現在削減が進んでおりますのは保育所だけでございます。
そういう点からすれば、さらなる公共施設の増につながるような対応は現段階では考えておりませんので、ご了解をいただきたいと思います。
69 ◯議長(
松谷英真君) 12番 酒井桂之君。
70 ◯12番(酒井桂之君) どうもありがとうございました。
最後に、私は、やっぱりウエルネススポーツセンターの存続について、町として努力をしてほしいという質問をしました。町長も、学校のほうから情報、いろいろなことがわからないと判断はしかねるということをお聞きし、また私のほうからも、学校当局を町に呼んで、今後どうするのかという話はぜひやってほしいというふうに思っております。
だから、今町長が答弁されたように、町だけではなかなか解決できる問題ではないということは私も十二分に認識をしておるわけでありますが、存続ということは町民の願いでありますので、やっぱり政治には夢がないとだめだし、また夢だけでも生きていけないということも理解をしているわけでありますが、1つは、手順といたしまして、学校当局と十二分に話をしていただきまして、できればそこからでも存続の話が少しでも出ればという願いを持っております。ぜひ話をしていただきたいと、そういうふうに思っております。
また、教育長につきましては、私は存続という形の中でこういう方法もあるということをご紹介しただけで、ぜひやってくれという話ではないということも、さきに言ったとおりお話ししたわけであります。
そういう面では、結局、お願いした存続について町長に再度努力していただきまして、少しでも明かりが見えるようにということをお願いいたしまして、これで質問を終わります。
どうもありがとうございました。
────────────────────────
◇ 伊 井 勇 治 君
71 ◯議長(
松谷英真君) 3番 伊井勇治君。
〔3番 伊井勇治君 登壇〕
72 ◯3番(伊井勇治君) 通告に従いまして、3つの質問をいたします。
質問をする前に、今年の夏は非常に暑く、まだ暑い日が続いておりますが、役場当局、議員各位、健康には留意して、この暑い夏、これからのことに向けて体力づくりに邁進してまいりたいというふうに思いますし、今後、これから質問することにつきましても体力が要ることが多々あるかと思いますが、それを乗り越える意味でもお願いしたいというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
それでは、私は、まちづくり等に関しまして、3つの質問をいたします。
まず、上市町の総合計画についてでございます。
平成23年度に策定されました第7次上市町総合計画も終盤を迎えております。概ね順調に実行されていることを評価いたします。また、念願でありました
上市スマートインターチェンジも建設着工され、完成が待ち遠しい今日このごろであります。
さて、第7次上市町総合計画での評価は、上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略でKPIとして発表されますが、まだまだ先の話だと思います。その先には、第8次総合計画を立案することにもなります。
なお、新総合計画の策定に当たり、上市町の活性化に向けたビジョンがあれば伺いたいということでございます。
今回、策定に当たっては、少子高齢化が進む現状においてやるべき課題は多いと思いますが、私なりに幾つかの例を挙げて検討できるかを伺っていきます。
まず、1番目に、上市駅周辺の活性化であります。
これは、玄関口である上市駅前の商業地域でありますが、少し活気がなく、観光客をはじめ、気軽に寄れる商店が少ないと思われます。玄関口として地元住民や観光客が訪れる工夫として、新たな民間の商業施設を誘致することが必要であると考えます。いろんなハウスメーカーなどにも相談されてはいかがでしょうかということでございます。
2つ目に、都市施設の充実です。
駅前や三日市周辺には未整備な都市計画道路があります。歩道もなく交通安全上も好ましい状況になく、計画に従い整備することが活性化になると思います。
3つ目に、民間が活用しやすい土地利用計画でございます。
今ほどの都市計画道路の整備をしていく以上、用地の提供をお願いすることになります。少ない用地を提供してもらう反面、今の場所から出ていくことを要求するのではなく、背後地の方も含め、再開発することで民間が活用しやすい計画が求められます。線整備のみでなく、面整備も考えた計画が必要であり、住民に意向調査を踏まえ検討していってはどうかと思います。大胆な計画ではありますが、官民一体で進めていくことはどうでしょうか。
以上について、今後のまちづくりについて町長の答弁をお願いいたします。
大項目の2つ目でございます。法定外公共物の管理でございます。
法定外公共物というのは、旧大蔵省が管理しておりました旧国有地のことでございますが、公共施設の普通地、例えばこの役場庁舎も公共財産ではありますが、普通地扱いになります。それとか、一般民有地にも住宅地の下などに通っているというのも多くあります。これは登記により振りかえや払い下げを行っていないものであり、土地利用を進める上で足かせとなります。
これらの法定外公共物をただしていく必要があると考えます。地籍調査を含め調査し、まずは上市町が率先して実行する必要があると考えます。実行に当たっては、時間と金が必要でありますが、今後の解消に向けて考え方を伺います。
なお、私なりに考え方を申し上げ、参考としていただければ幸いです。
1つ目に、登記を明確にする。払い下げや振りかえをお願いする。また、そのために実態調査を実施し、今後の対応を行う。
なお、上市町が企業誘致などであっせんしたものには、これらの解消のために登記費用の助成も視野に入れて検討すべきであると考えます。
次に、開発行為との連携を強化する。都市計画法によります開発区域の内外にわたる場合、区域内は明確に振りかえ等が実行される仕組みになっております。区域外との連携が不足し、地元に迷惑をかけるケースがよくあります。開発区域内外をスムーズに取りつくような審査する必要があると考えますが、関係課の連携を強化していただきたいというふうに思います。
また、同敷地内を通る施設には、前回も提案させてもらいましたが、占用料をいただくということでございます。
敷地内の雨水排水を新たに流す場合や改修する場合は占用料を徴集する。これはあくまで、現在も多々あると思いますが、今後お互いの管理を明確にするという意味も含めまして提案したいと思います。
以上につきまして、財務課長の答弁をお願いいたします。
最後、3つ目でございます。交通事故の対策についてでございます。
上市駅前道路、
都市計画道路横越荒田線でございますが、上市駅と南側のJAアルプスガソリンスタンドの区間、わずか600メーターほどのところでございますが、4年連続して大きな交通事故が発生しております。原因究明と対策が必要であると思いますし、早期に検討する必要があります。
例えば、私なりに対策を申し上げます。1つ目に、車線と路肩を色分けし区別する。路肩を、例えば青色などに着色し、路肩を通行するときは減速する効果があると考えます。2つ目に、取りつけ道路、交差する道路がありますが、交差部に関して着色すればどうかと。というのは、飛び出しの防止につながるかというふうに思います。3つ目に、路肩線を二重線とし、車線幅を狭く見せる。例えばこれらは急カーブなどに用いる方法ではありますが、スピードを下げる効果があります。
以上につきまして、死亡事故やけが人など重症化しているこの交通事故でありますので、
上市警察署とも相談され、抜本的な対策を講じるよう要望します。建設課長、答弁よろしくお願いいたします。
以上で終わります。
73 ◯議長(
松谷英真君) 中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
74 ◯町長(中川行孝君) まず、上市駅周辺の活性化の問題でございますが、これは古くからの話になりますが、かつてあそこに某企業の工場がございまして、これが取り壊しになったときに、町でその用地の取得をお願いしたところでございますが、これは価格的に折り合いがつかなかったということで、駅周辺の開発計画がなくなったと。
その後、住宅団地ができて、現在ではその向かいにコンビニができたりしておりますが、ここらあたりは、今からどうこう言っても始まらん話ですが、あのあたりが非常に駅前の開発の大きなチャンスであったかなというふうに、私は個人的には思っております。
上市駅周辺で都市計画が決定されております幹線道路は、横越荒田線、正印新北島北線、上市駅法音寺線の3路線でございます。町の街路事業は、これまで三日市交差点から上市駅前交差点、鍵町交差点など交差点改良や上中町商店街の整備を中心に実施してきたため、正印新北島北線については三日市交差点から新町までの約150メートルの区間、上市駅法音寺線については、全線が未整備であります。また、横越荒田線についても、横法音寺交差点から三日市交差点の約750メートルの区間で、部分的に未整備区間が残っている状況であります。
この3路線については、町の玄関口となる駅周辺の中心市街地を構成する重要な路線であり、整備の必要性は高いと思われますが、物件補償が必要となる店舗や家屋の件数が多く、整備には膨大な事業費と時間を要すると考えております。また、支障となる物件が移転することにより、かえって道路沿線市街地の空洞化を招くという事態が想定されます。
駅周辺では、都市計画の用途地域では商業地域及び近隣商業地域に指定されており、駅周辺の賑わいを確保するという観点からは、都市計画道路の整備だけではなく、市街地開発といった面でも整備はあわせて検討する必要があるかなというふうに考えております。
また、駅の南西側は第一種中高層住宅専用地域や第一種住居地域に指定されていることから、若杉新踏切、いわゆる四葉台団地の横の踏切でございますが、ここから上市駅南側への
アクセス道路を整備することにより、周辺地区の利便性の向上やさらなる宅地開発の促進につながるものと期待されております。
駅周辺の整備方針については、今後の開発動向等を注視しながら、慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。
私はかねてから、富山地方鉄道については、駅舎から富山に向かって左側の、現在駐車場等になっておりますが、あの地鉄の土地を有料駐車場として整備されませんかと。町も応分の支援をしますという申し入れを地鉄にはしております。
その際に、それがかなうなら、四葉台の横の踏切から鉄道の線路に沿って、上市駅の横へ道路を1本整備することによって、あの周辺の環境は相当変わってくるものと考えております。
もう一つは、これは古い話になりますが、横法音寺の土地区画整理事業が、計画がありましたときに、結果的に地域の皆さんの反対で土地区画整理がなりませんでしたが、断念した中で、現在の道路に下水道等を整備してしまいましたので、基本的にあのあたりの再開発は非常に難しいなというふうに考えております。
そこで、それでもあの中に都市計画道路の計画線が引かれておるわけですね。私は、できないものをいつまでも計画として残しておくのはおかしいと。これは早いうちにこの計画を廃止すべきだという思いを持って話をしておるわけですが、一旦つくった計画は、そう簡単に廃止はできないというのが
県の考え方で、なかなか私どもの思いが通りません。ここらあたりが一つの大きなネックになっておるがかなという気がいたします。
いずれにしましても、駅前の整備計画というのは、今後一番近い段階というのはいつかというと、あの駅舎、アルプス農協の本店の建てかえの時期あたりが一つのあの周辺の環境を整備する大きな起点になるのかなというふうに考えておりますので、またご理解をいただきたいと思います。
75 ◯議長(
松谷英真君) 廣田財務課長。
〔財務課長 廣田高志君 登壇〕
76 ◯財務課長(廣田高志君) 議員ご質問の法定外公共物の管理についてお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、未登記の法定外公共物は、公共施設の敷地内のほか一般住宅内においても多数存在しております。そうした中、調査地区を定め一筆ごとの土地について境界と面積などを明らかにする地籍調査を実施することは、未登記の法定外公共物をただしていく有効な手だての一つと考えております。
しかし、調査区域外や公共施設の敷地内の法定外公共物については、登記事務の多大な時間と費用を要することを考えますと、土地の整理が必要な事業の実施にあわせまして、その把握と登記の処理に努めてまいりたいと考えております。
また、議員ご提案の登記の助成制度につきましては、過去に企業誘致したものへの対応は難しいと考えますが、今後発生するものについては多少なりともメリットがあることが推察されますので、企業誘致担当課において調査研究を進めていくこととしております。
次に、開発行為に伴う法定外公共物の取り扱いについては、計画段階から土地利用形態に応じた払い下げ、つけかえ等の協議をしているところであります。
なお、計画区域外で水路などの機能に支障が出ることがないよう、開発行為担当課が開発事業者に対し、必要があれば用水管理者のほか地元区長の同意を得るよう指導しているところであります。
また、法定外公共物を通路や駐車場として明らかに占用している場合については、町の法定外公共物の管理に関する条例に基づきまして占用料をいただいているところでありますが、雨水排水の流し込みについては、占用料をいただいておりません。
なお、近隣の市や町においても占用料を徴収していないと聞いております。
以上であります。
77 ◯議長(
松谷英真君)
竹田建設課長。
〔建設課長
竹田亮成君 登壇〕
78
◯建設課長(
竹田亮成君) 議員ご質問の交通事故の対策についてお答えいたします。
上市駅前を南北に横断する道路は
都市計画道路横越荒田線として都市計画決定されており、横法音寺交差点から上市駅前交差点までの758メートルは、昭和49年から平成5年にかけて、全幅員12メートルで整備しております。道路の両側には幅員1.5メートルのマウンドアップ形式の歩道を有し、車道部は上下線とも幅員3メートルの車線に1.5メートルの路肩を設置しております。
議員ご指摘の近年発生した事故について、
上市警察署に確認したところ、運転手の進路前方に対する安全確認不足によるものが多くを占めるとのことでありました。
しかしながら、この区間は片側1車線の道路であるものの、車線と路肩を合わせた片側の車道部分の幅員が4.5メートルと比較的広く、車両が速度を上げやすいことや、交差点で右折のため減速や停止した車両を後続車両が左側から追い越すことが容易なこと等、事故を引き起こしやすい要因もあると考えられます。
このような状況から、交差点手前の車線の内側に太い破線を引く「狭さくドットライン」を設置すれば、ドライバーの視覚的に車道を狭く見せて、注意喚起と速度抑制を図ることで交通事故防止の効果が期待されます。
この区間には、上市中央小学校の通学路となっている交差点もあるため、
子どもたちがさらに安心して通学できるよう、関係機関と協議の上、早期の対策を講じてまいります。
79 ◯議長(
松谷英真君) 3番 伊井勇治君。
80 ◯3番(伊井勇治君) いろいろ答弁、ありがとうございました。
町長にいろいろ、先のことも含めて、今答弁していただきました。
都市施設というのは、通常道路1本つくるのに、町単独でやりますと、仮に1億は1億。ですが、町が単独費を1億用意すれば、国の補助なり、仮に
県の補助も入れたとすれば、その倍ぐらいの仕事ができる。ただ、やはりそこまでになりますと、倍の仕事をするということは、職員もそれなりに要ると考えます。
ですから、一つの再開発というのは、やはり町のやる気ということでありますので、今後、私が8次という先のことを言いましたが、多分仮に計画したとしても、20年、30年は優にかかります。場合によっては半世紀かかります。それだけの覚悟を第8次に少しシフトして、やはり
スマートインターチェンジのことも言いましたが、それらを活用する。
そのためにも含めて、今度はコンパクトシティーではないんですが、町の中にも少し注視する。あれもこれも路線はなかなか難しいと思いますが、やはり駅周辺ということを一つ視野に入れて、上市のやる気を出していただければいいのかなというふうな思いをしております。
町長、申しわけありませんが、そういう思いであります。
続きまして、法定外公共物の件なんですが、近年では都市計画、再開発ということを含めましてもそうなんですが、上市全体が最近そういう仕事が少ないものですから、あまりぴんと来ておられないところもあるかと思いますが、こういう町の施設なり、結構面的なこういう公共施設を含めて、何となく箱をつくる、造成するということばっかり観点にありますが、何といいますか、その周辺にはやはり未整備なものが残っておるということなんです。
最近でもあったのはこの役場周辺で薬局なんですが、薬局はきちんときれいにできて、お客さんも入っていいことだと思います。ただ、その前後が法定外が残っておりまして、そこは今まで段差もなかったんですが、畑へ行くがにもちょっとそこを通れたということなんですが、それができた途端に段差ができたと。そしたら、そういうチェックを誰がしているんですかねということなんですが、開発に関しましては、農業委員会も含め建設課。だけど、その法定外を扱っているのは財務課ということで、何となく縦割り過ぎて、そこの設計まではきちっと見ていなかったと。
私、これ、さんざん業者に言いまして改善させましたが、やはり一般区長は判子を押したら、後、わからんがですね。でも、いいがになるもんだと思っておるがですが、そのへんがやはり後の祭りであって、それを頼んでもなかなか改善が見られないというようなことではちょっといけないものですから、そういう法定外一つであっても、地元に残っておる以上は、やはり登記なり振りかえなり、きちっとしていただきたい。
だから、そういう細かいところまで財務としては目を向けていただきたい。それが、法定外の一部占用料なんてわずかです。わずかなんですが、その振りかえを有効にすることによって、企業なり個人が一団地として使えることによって、またその土地の価値が違ってくる。どことは言いませんが、ある企業は、そのまま法定外が残っておる。じゃ、いざ売却したくても、こんな土地なら要らんわというものが幾つかあります。
今になってはちょっと後の祭りです、本当に。でも、もう少し町も財政力がつけば、そういうこともきっちりと目を向けてあげて、やはり上市全体の固定資産が底上げになるということも意識して考えていただきたいというふうに思います。
最後になりますが、竹田課長、私の幾つかの方法論の中で一つを採用してみようかということであります。
本来であれば商店街とか何かということで1.5メーターほどの路肩というのは停車帯という意味がありまして、ちょっと買い物をしたいと。最近では駐車違反になりますが、そういう意味で1.5メーターをとられたんだろうと思うんですが、今となれば、さっきも言われたとおり、横をすり抜けていく。そしたら、ある程度死角になりまして、そこに人がいたらハンドル操作を誤って電柱にぶつかったとか、そういうので事故がかなり重症化しておる。
さっき言いました都市計画道路の整備という、道路整備ですね、やはり安全が第一なんですね。そういう安全なことの仕掛けというものを、さっきの再開発に戻るわけじゃないんですが、やはりそういうことを考えて、道路を1本であれ整備することをお願いしたいなというふうに思いますので、本当に職員の皆さんにはいろいろ大変な思いをしていただいておるがですが、もう一歩、警察さんも含めて協議していただいて安全な施設につくっていただければというふうに思っております。
要望みたいな話ばっかりで恐縮なんですが、新年度、新総合計画へ向けてまた考えていっていただければ幸いかなというふうに思います。
私の質問は以上で終わります。
ありがとうございました。
────────────────────────
◇ 寺 西 庄 司 君
81 ◯議長(
松谷英真君) 2番 寺西庄司君。
〔2番 寺西庄司君 登壇〕
82 ◯2番(寺西庄司君) それでは、本日、2つの質問をさせていただきます。
最初は、英語の発信力強化についてです。2つ目は、訪日外国人旅行者の入浴に関する対応についてお尋ねしたいと思います。
英語の発信力強化については、2019年度の小学6年生と中学3年生対象の全国学力・学習状況調査が終了して、富山
県としては、平均正答率では上位都道府県に入りました。しかし、英語の全国順位は7位で、国語、算数、数学と比べると低かったと報道されていました。
今回の学力調査では、中学3年の英語のうち、パソコンに声を録音して解答する「話す」という分野の問題では、他府県ではトラブルが発生している。具体的には、録音に不具合があって採点できない生徒が発生したとありました。原因は、解答時に使用されていた各自のパソコンの性能や接続機器の相性などが予想されております。
教育の現場におかれましても、英語の発信力強化は長年の懸案事項であります。授業の改善という観点や、生徒の英語力の差に対応した指導方法や、読む・書く・聞く・話すの技能習得方法の確立などに注力いただいておられると思います。
そこで、藤縄教育長にお伺いいたします。
1点目です。今回の全国学力調査において、話すことが初実施となった中学3年の英語では、即興で会話したり、自分の意見をまとめて書いたりする発信力に課題が浮かび上がったと聞いております。
生徒たちの発信力育成をするために、当局ではどのような取り組みを考えておられるのでしょうかお聞かせください。
次、2点目として、英語という側面で見たときに、生徒たちの学力向上のためには小学生からの対策が必要であると考えます。2020年度から小学生の外国語の教科化を見据え、当局としての対応はどのようになっているのかお聞かせください。
3点目としまして、上市中学校の設備という観点から、
廣田教育委員会事務局長にお伺いいたします。
パソコンの不具合で音声データが聞き取れない等の不具合はなかったでしょうか。今後、パソコンの能力不足や接続機器の品質不足で学力を発揮できないことがないようにメンテナンスできるのでしょうか。生徒が使用する学習器具に対して、対策をお聞かせください。
続きまして、訪日外国人旅行者の入浴に関する対応についてお伺いいたします。
現在、銭湯や旅館等におきましては、日本人の利用客に配慮する形でタトゥー、入れ墨ですね、の入っている方の利用を制限するということが一般的な対応になっていると思います。私も同様に思っておりましたが、2020年のオリンピックを控えて、日本が世界から注目され、上市にも旅行者の増加傾向があらわれているんではないでしょうか。
この増加は、日本人と異なったタトゥーの文化や慣習で生活してきている外国人の一般的な旅行者が増えることを意味しております。銭湯などの利用においては、日本人だけが利用する施設ではなく、外国の方も気軽に利用する時代に変わってきているような気がします。
観光庁でも、タトゥーがあるだけの理由で利用を拒むのは不適切だとの方針を出しております。同庁では、タトゥーがある外国人旅行者には気を使って対応してほしいと言っておられます。
対応事例として3つの方法を紹介しておられます。1つの方法は、シール等でタトゥー部分を覆う方法です。2つ目の方法は、入浴する時間帯を工夫していただく。3つ目の方法は、貸し切り風呂等を案内する方法を紹介して、施設側に対応の改善を促しているという状況であります。
このように、観光庁もタトゥーの入浴許可には積極的なので、今後はそのような流れができてくることが予想されます。
そこで、
酒井産業課長にお伺いいたします。
1つ目は、上市町経営の温泉施設ではどのような状況か、あるいは上市町の中の温泉入浴施設ではどのような状況かお答えください。
2つ目は、今後当局として何か政策誘導する予定はあるのかどうかお聞かせいただきたいと思います。
以上であります。よろしくお願いいたします。
83 ◯議長(
松谷英真君) 藤縄教育長。
〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕
84 ◯教育長(藤縄太郎君) まず、全国学力学習状況調査における中学3年生の英語に関する質問についてお答えをします。
初めに、英語での発信力の育成に係る取り組みについてお答えいたします。
今回の学力調査で、初めて「話すこと」が加わった中学3年生の英語について、議員ご指摘のとおり、自分の意見をまとめて英語で表現することのできる、いわゆる発信力が、全国的に不足していることが明らかになりました。上市町でも同様の傾向にあります。
文部科学省では、正答率が高い地域の理由として、英語を重視した取り組みや授業外で英語に触れる機会が多いといった複合的な理由が考えられるとの分析がされておりまして、また同時に行われた
アンケートからは、英語で自分の考えをまとめたり、即興で気持ちを伝え合ったりするような授業を受けている生徒のほうが、英語の勉強が好きと感じており、正答率も高いことから、授業の工夫が学力の定着につながることが伺える調査結果となっております。
今回の学力調査で指摘された観点に基づきまして、教員の指導力の向上を図り、生徒が主体的に自己発信する機会を設けるなど、授業の改善を進められるよう学校に働きかけ、小中学校を通して英語の学力が定着できるよう努めてまいります。
次に、小学生からの対策に関するご質問については、学力の定着のため、まずは英語を好きになる、英語嫌いをつくらないことが肝要と考えます。そのため、小学校では英語を楽しむことを外国語活動の中心に位置づけています。また、指導する側の教員に対しては、英語に慣れ、指導法の向上を図る研修を各校で実施しております。
さらに、3・4年生の外国語活動や5・6年生の教科英語の導入に備えまして、各小学校に英語圏出身の方や海外在住経験のある方を外国語指導助手として配置し、教員の指導のサポート役として活躍してもらっておりまして、今後も引き続き配置する予定としています。
以上であります。
85 ◯議長(
松谷英真君)
酒井産業課長。
〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕
86
◯産業課長(酒井紀明君) 外国人旅行者のタトゥーと入浴についてのご質問にお答えします。
町経営のアルプスの湯につきましては、一般利用者への配慮から、タトゥーを入れたお客様の入浴はお断りしております。温泉入り口の自動ドアに、恐れ入りますが、入れ墨(タトゥー)のある方、ボディペイントのある方は入場、入浴をお断りしますと書いた紙を張っているほか、電話で問い合わせがあった場合には丁重にお断りの旨を伝えており、現在のところ、トラブルや苦情は発生していないというふうに聞いております。
なお、本年6月から、国籍を問わず利用者の方に気持ちよく入浴してもらうために、基本的な入浴マナーを日本語、英語、中国語、ハングル語で記載した紙をアルプスの湯の中に掲示しております。
2016年3月に観光庁が外国人タトゥー客への対応方法を例示として整理し、業界団体等を通じ各地の入浴施設に周知しております。例えば、シール等でタトゥー部分を覆うことを求める方法や入浴する時間帯を工夫する方法、貸し切り風呂を案内する方法などが示されております。
今回、町内の入浴施設に対応を確認したところ、そもそも入浴制限していない施設や既に貸し切り風呂で対応している施設もあったところであり、町といたしましては、外国人旅行者にも温泉や入浴の魅力を伝えられるよう、各施設に観光庁がまとめた対応方法を改めてお伝えし、対応の改善を促してまいりたいと考えております。
87 ◯議長(
松谷英真君)
廣田教育委員会事務局長。
〔
教育委員会事務局長 廣田泰三君 登壇〕
88
◯教育委員会事務局長(廣田泰三君) 生徒が使用する学習器具についてということで、全国学力学習状況調査における中学校英語「話すこと」の調査問題において、パソコンに不具合はなかったかとのご質問でありますが、調査で使用するパソコンにつきましては随時機器の更新を行っており、今回の調査においても、上市町ではパソコンの不具合などのトラブルは発生していません。
89 ◯議長(
松谷英真君) 2番 寺西庄司君。
90 ◯2番(寺西庄司君) ご返答、ありがとうございました。
まずは藤縄教育長のおっしゃった、英語嫌いをつくらない。英語に触れる機会を多くつくる。これをやっぱりもっと進めていただきたいなと、このように思っています。
この英語の発信力に関しましては、どこの地域も長年の懸案だと思っております。どこの地域でもとなれば、上市で英語の発信力強化のシステムを確立させることができるようになれば、この発信力を身につけたくて、「バイリンガルの上市」として打って出れば、こぞって上市中学校に入ってこられるんじゃないでしょうか。
そこで、よく思うのが、マイケル・サンデル教授でしたか、あの「白熱教室」というディベートを行ったり、将来ですけれども、この学習器具に5Gというものを利用して動画で学習したり、英語になじみやすいようにするようなことをして、パソコンや携帯のソフトなんか縦横無尽に使うという、そういうことができるようになる。最新鋭の勉強方法の確立とか、AIとか、ロボットを利用して英語教室が展開できるようになる。本当に、上市へ行きゃ、英語の塾なんだということになれば、もうこぞって上市中学校に入れさせてくれと言うてこられるんじゃないかなと、このように思うわけでございます。
このような教育に特化することで、上市として今後をどう考えるのかというポイントになった全国学力学習状況調査だったなと、このように思っております。
続きまして、外国人旅行者の入浴に関しましては、時代の移り変わりです。そういう施設で商売をやっておられる人も、それを利用される日本人の方々のこの風紀、衛生面、こういう考え方をもう一回見つめ直すときが来ているんじゃないでしょうか。
今まで入れ墨というものを見ると、ああ、恐ろしいという、そのやっぱり一点でお風呂に入ることを拒絶する方もいらっしゃったでしょう。近い将来、でも公衆浴場のこのマナーが変わるかもしれません。そのときのトラブルを未然に防ぐという意味でも、当局として町民の方々の考え方の、許容といいますか、情勢を何か醸し出しできるように対策を考えていかなきゃいけない時代になってきているんじゃないかなというふうに感じておりました。
以上でございます。
91 ◯議長(
松谷英真君) ここで10分間休憩いたします。
(午後 2時15分)
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(午後 2時25分)
92 ◯議長(
松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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◇ 伊 東 俊 治 君
93 ◯議長(
松谷英真君) 8番 伊東俊治君。
〔8番 伊東俊治君 登壇〕
94 ◯8番(伊東俊治君) 初めに、地区防災計画、地域で災害に備えるということで質問させていただきます。
相次ぐ自然災害から身を守るため、住民一人一人が我が事と捉え、地域で備えることが大事です。茨城
県水戸市では、地域住民による自主防災組織を市内全34地区で設置し、その全地区が地区防災計画を策定いたしました。「自分たちの地域は自分たちで守る」。計画に基づき独自に作成した防災マップには、住宅密集地域には防火水槽や消火栓、民間の井戸の場所が一目でわかるようになっています。地区のあらゆるリスクに備える。それが共助のかなめとなる。そういう精神でやっておられます。
大規模災害時、膨大な災害対応業務を地方公共団体単独で実施することは極めて困難であり、地方公共団体、ボランティア団体等の相互連携のもと、応援の受け入れを前提とした人的・物的支援の受け入れ体制(受援体制)の構築が大事となります。
また、受援を想定した体制の整備。災害が生じた場合、上市でも応援・受援体制の構築を行いますかお聞かせください。
地区防災計画の実施について、取り組みについてお聞かせください。
次に、高齢者の安全運転をどう支えるか。これは、私を含めて確認の意味で質問もいたします。
今年4月に東京・池袋で母子が死亡した暴走事故など、高齢者の自動車運転による痛ましい事故が続いております。
5月に政府は、喫緊の課題として、高齢ドライバーの安全運転支援や免許を返納した場合の日常生活支援などで対策を講じる方針を示しました。
高齢者が安全に運転できるようにするために、どうすればよいか。
1つ、高齢者の運転による死傷事故が絶えない現状をどう見ますか。また、そもそも事故を起こす原因は何か。わかっているようで、なかなかこれは大変なことです。1つ、事故防止に向けてどのような対策が必要か。実車によるトレーニング(教育)をどう普及するかについてお聞かせください。
次に、堀田議員と重なりますが、「幻の滝」新名所についてお聞きいたします。
本年度の上市町美術展に行ったとき、写真の部で、2枚の写真の前でしばらく動けませんでした。感動しました。「まぼろしの滝 瞬景」「(新名所発見) まぼろしの滝」。静かな感じの滝・まま子滝と違い、落差40メートルもあるそうです。迫力十分な滝。
滝の名称を募集すると聞きました。先ほども、滝の名称という質問をしようとしましたが、答えられました。
町の新たな名所に育てる構想が地元住民の主体で進められているが、その取り組みについてお聞かせください。
次に、危険な、民間のブロック塀対策についてお聞きします。
国土交通省は、地方自治体が指定する避難路沿いのブロック塀について、一定の長さと高さを超える場合に耐震診断の義務を課す方針を決めました。
上市にも幾つかの危険なところがあります。私も何人もの通勤者から、通るのが怖いという声がありましたので、建設課に言いました。所有者には、すぐに壊していただきました。本当にありがたく、これで安心して通れると感謝の声がありました。
中には3.5メートルの高さの塀があり、長さも相当あります。また、控え壁のない塀、塀と控え壁が分離している塀、とても危険です。ブロック塀の安全対策は喫緊の課題です。
それで、東京都は、危険なブロック塀対策の一環として、国産木材を使った木塀の普及に取り組んでいます。都有施設でブロック塀から木塀への転換を進めているほか、民間木塀新設に補助制度を設けている。区市町村に対し1メートル当たり14万6,000円を上限に費用を全額補助(同2万4,000円までは区市町村が定める補助額の4分の1を補助)しています。
木塀はブロック塀に比べて軽く、万一倒壊した場合でも、大きな事故につながりにくい。
都は、ブロック塀など緊急点検を実施。その結果、634の学校施設と766の都有施設で安全基準に適合していない塀の存在が明らかになりました。
都知事は、昨年7月に木塀を提唱、全国知事会でも連携を呼びかけ、11月には国産木材を使用するとして、知事会のプロジェクトチームとして支援を要請し、12月から補助制度を開始しています。
上市で補助制度はなりますか。また、上市ではアルミフェンスが適しているようにも思います。
どうか答弁、よろしくお願いいたします。
95 ◯議長(
松谷英真君) 中村総務課長。
〔総務課長 中村政一君 登壇〕
96 ◯総務課長(中村政一君) 初めに、地区防災計画の取り組みについてお答えいたします。
地区防災計画につきましては、市町村内の一定の地区内における防災活動に関する計画として、災害対策基本法において位置づけられているものでございますが、内閣府の地区防災計画ライブラリーに登録されているものは、今年の4月末現在で全国で161事例しかなく、富山
県では登録事例はありません。この計画策定のために検討を要する事項が大変多く、かなりの労力を必要とするということがこうした状況の要因と考えられます。
このため、当町では、地区防災計画の策定にこだわらず、地区で災害時に即応できる自主防災組織の体制づくりに従来から力を入れてきているところでございます。
その一環として、平成20年には、町内全自主防災組織に対し「上市町自主防災組織マニュアル」を配布し、その中で組織の体制づくりや、平時や災害時の防災活動等について示しております。
町内で自主防災組織は101組織ございますが、昨年度上市消防署に届け出のあった訓練活動を行っている組織は43組織にとどまっていることから、今年度改定する洪水ハザードマップの全戸配布を契機に、危険箇所の認識などさらなる防災意識の啓発を図るとともに、より多くの組織が訓練活動に取り組むよう促していきたいと考えております。
次に、災害時における応援・受援体制の構築について申し上げます。
平成28年の熊本地震においては、広域的な応援及び受援に対する具体的な運用方法が確立されておらず、また
県と市町村の役割分担が明確でなかったことなどから、多くの混乱が生じたと伺っております。
こうした事態を踏まえ、国では、平成29年3月に、地方公共団体が災害時に国、自治体、防災関係機関等からの人的・物的資源を受け入れるための体制を構築するための指針として「地方公共団体のための災害時受援体制に関するガイドライン」を示しております。これを受けて、
県において、今年3月に富山
県災害時受援計画を策定し、7月には市町村の防災担当者に対する計画内容の説明会が行われたところであります。
今後、町においては、富山
県の受援計画を踏まえ、大規模災害時における富山
県や関係機関等と連携した受援体制の構築に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。
97 ◯議長(
松谷英真君) 永田町民課長。
〔町民課長 永田雄二君 登壇〕
98 ◯町民課長(永田雄二君) 議員ご質問の、高齢者の安全運転の現状についてお答えいたします。
富山県内の交通事故の富山
県警察調べによると、本年7月末現在の死者数は、19件19人のうち高齢者の占める割合が7割を超えていると示されております。
次に、事故を起こす原因として、老齢化による体力や判断力の低下などによる運転操作不適、漫然運転、安全不確認が考えられます。
次に、事故防止に向けて、国では70歳以上の運転免許証更新期限に、道路交通法による高齢者講習を義務づけております。主な内容として、座学、運転適性検査に基づく指導等のほか、必要な方には個人指導等もあります。さらに、75歳以上の方には、事前に認知機能検査の受検を義務づけております。
次に、実車によるトレーニングについては、高齢者講習時に実車指導があります。希望すれば、富山
県の運転研修センターで安全運転に向けての実車指導を受けることができます。
上市町では現在、運転を必要とする高齢者のために運転免許高齢者講習に係る受講費を補助しております。また、運転に不安があり、運転免許証を自主返納された方には3年間のコミュニティバス無料乗車券をお渡しする支援を行っております。
高齢者の運転事故防止のために、アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置の補助などを含め、どういった支援のあり方が望ましいか、来年度に向けた検討を進めてまいります。
99 ◯議長(
松谷英真君)
酒井産業課長。
〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕
100
◯産業課長(酒井紀明君) 「幻の滝」新名所に関するご質問にお答えします。
まま子滝上流の新たな滝については、7月に
白萩西部自治振興会によって「笠取の滝」と命名されました。由来といたしましては、地名の小字でありますところの「笠取」から命名されたと聞いております。
地元住民の取り組みとしましては、先ほど堀田議員のご質問にお答えしましたが、
白萩地区有志の皆さんが雑木を伐採し階段を設置するなど、多大なるご協力のもと、遊歩道が整備されております。その際、町では、作業に関する人夫賃や材料費について、限られた予算ではありますが、ご支援させていただいているところでございます。
今後も、ため池廃止後の滝の水量を調査研究し、観光資源の一つとして活用できるか注視してまいりたいと考えております。
101 ◯議長(
松谷英真君)
竹田建設課長。
〔建設課長
竹田亮成君 登壇〕
102
◯建設課長(
竹田亮成君) 議員ご質問の、危険なブロック塀の対策についてお答えいたします。
ブロック塀は、本来プライバシーの確保や防犯等の役割を持っていますが、地震発生時には人命を脅かす凶器となる可能性があります。当町にも耐震基準が強化される前のブロック塀は多く存在しておりますが、ブロック塀は設置者の財産であるため、基本的には所有者の責任において管理していただく必要があります。
町では、昨年9月の区長配布で民地内のブロック塀の安全対策に関する普及啓発を行っていますが、町民からブロック塀の改修相談があった場合には、丁寧に対応したいと考えております。
財政的な支援として、国には補助制度がありますが、法令違反のブロック塀は対象外とされており、活用しづらい状況にあります。
県が令和2年度までの緊急対策として昨年度創設した無利子融資制度は、法令違反の有無を問わず、一戸建ての住宅ブロック塀の補強、除却やアルミフェンス、生け垣への改修等に利用できるため、町では、当該制度の活用を促していく所存であります。
なお、県内では小矢部市のみが今年度から単独の補助制度を開始したと聞いているところであり、今後は他の市町村の動向も注視してまいりたいと考えております。
103 ◯議長(
松谷英真君) 8番 伊東俊治君。
104 ◯8番(伊東俊治君) ご丁寧な答弁、ありがとうございました。
地区防災計画に関しましては、最近のあの台風による災害。こちらは何もありませんでしたが、本当に去年も今年も東京でああいうことが起きるなんていうことは、今まで思いもしませんでした。ところが、ああいう災害が起きる。
私たちも昭和44年の8月12日には、本当にあの上市川がもうあふれて、私も友人の家が土砂崩れになったものですから、釈泉寺にいたときに、堤防のところに水がパシャン、パシャンと来る。あっ、もうこれは危ないなと思って、目いっぱい水が来ていましたのであわてて帰ろうとしたら、眼目の橋が本当に映画を見るようにスローモーションで流れていきました。ほったら、すーっと水が引いていくその姿を見ていて、いや、東京だって今までなかったのに、上市だってこれからどういう災害が起きてくるかわからないと。
そういう面では、やっぱり地域を災害に備えるという、どっかで私たちも自主防災をつくってはありますが、少し薄れているなという感じもします。また、私たちは10月27日、上市町と音杉の自主防災会があります。そこで、私たちももう一回見直してやっていきたいなというふうに思っております。
それで、この受援体制も、これからも、私たちもどこに何があるか、どう対処していくかということをしっかりと本当にやってまいりたいと思います。
次に、高齢者ですけれども、一度だけ私も踏み間違いをして田んぼに落ちたことがあったがですけど、幸い何にもぶつからず、田んぼへすとんと落ちただけだったんですが……。
自分には事故を起こしたことがないという何か安心感が私たちの中にあるので、問題はないというような思いがあると思います。この道路は見通しがよいから、いつも通っておるからいいだろうという、そういうようなことで事故が起きているような、私も体験しておって思います。
そしてまた、加齢によるリスクをやっぱり教育でいろいろ勉強して、実車に乗ってやるとか。事故を起こした経験がないから必要性を感じないというドライバーもおられるかもしれませんが、高齢者による潜在的なリスクがあることを意識して、日ごろの定期間モニタリングを、安全運転かどうか評価する、そういうことをしっかりとやってまいりたいと思います。そして、ああいうひどい事故が起きないことを願っております。
次に、幻の滝ですが、本当に写真を見て、私もそこへまだ行っていませんが、もしできたら来年に入ってからでも皆さんで一緒に行ってきちっと確かめたいなというふうに思いますし、また、ため池が廃止されるということで、この滝が、20メートルの落差の滝がなくなるんじゃ本当に大変ですし、これも何かよくしていただきたいなというふうに思います。
ため池もやはり危険なところがありますので、これを対処していくということも最近の問題にもなっておりますが、何とか滝が流れるようなつくりにでもしていただければと思います。
それから、ブロック塀ですが、東京はブロック塀を木塀に変えたと。その木塀に変えることによって危険が少なくなったということですが、東京の国分寺にあるところでも、安全で美しい塀づくりをまちづくりの中心に据えて、30年以上にもわたって生け垣の塀を、その上に木を植えたりして、生け垣で塀をつくっておられるところもあります。
「へいづくり憲章」というものを制定して、緑豊かな町を生け垣で守りましょうと。また、お隣と会話のできる塀に、歩行者の安全を考えた塀にという、そういうまちづくり対策をしておられるところもあります。
そしてまた、上市でも、あの大阪の事故が起きた直後に、私のところの前の通りの稗田という地域に、すぐにアルミフェンスできちっとされた人がおられます。いや、ああいうふうにしていただければ、ブロック塀、本当に助かると思います。
先ほども言いましたけど、3.5メーターの塀というのは、それが相当続いております、あの西町の通りに。あれは本当に通る人が怖いと。支え壁はしっかりされておりますが、上のところは、1メーターぐらいは継ぎ足してあるがです。恐らくあれは、機場があったから、防音のためにあれだけの高さにしたんだろうと思いますが。
それと、うれしいことに、先日、上市の公共施設にも相当高い塀がありまして、それを近々壊すようなことをちょっとお聞きしまして、そこを通る人たちも一安心だなというふうに思います。
どうかそういうブロック塀がなくなるように、これからもよろしくお願いいたします。
これで質問を終わります。
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◇ 碓 井 憲 夫 君
105 ◯議長(
松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。
〔10番 碓井憲夫君 登壇〕
106 ◯10番(碓井憲夫君) 最後の質問になりますので、よろしくお願いします。
最初に、イノシシ問題、放棄林対策の質問です。
イノシシ対策は予断を許さない状況になっております。イノシシ増大の要因になっている放棄林対策を急がねばなりません。国も
県もそのための財政支援を進めております。森林組合を通してこの放棄林の対策を練っておられるというふうに思いますけれども、その現状を問います。
次に、学校給食用有機農場の問題です。
子どもには、農薬や化学肥料を使わない安心・安全な食品を食べさせたい。若い方の要望が増えています。一方で、都会を離れ、山里で農薬や化学肥料を使わない自然農法に取り組む若者も増えております。
化学肥料を使わず、微生物の力で育てた作物は、味の深さが違います。そのために、指定管理で学校給食用有機農場の設立をされたい。
この2点の質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。
107 ◯議長(
松谷英真君) 中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
108 ◯町長(中川行孝君) 私のほうからは、指定管理で学校給食用の有機農場をというご質問にお答えをいたします。
最初からこういう言い方をすると、また今年の6月の全員協のように、中川が非常に消極的な回答ばっかりするというお叱りを受けるような気がするわけですが、何のために指定管理でやらんにゃあかんがかということですね。私は、これは大きな疑問だと思っております。
そういう思いを持ちながらお答えをさせていただきますが、消費者の食の安全・安心志向については、これは誰もがそう思うところでございます。これは、私も同感でございます。
町の宝である
子どもたちには安全・安心な食べ物を食べさせたいというのは誰もが思うところで、有機農業は土づくりや病害虫の防御が難しく、通常の栽培方法に比べて生育の遅れや収量の低下が避けられないとの説もございます。
決まった日に、決まった量を食材として調達するという現場においては、なかなか使いづらい面もあるのかなと思っております。
現在、町では小中学校の保護者の負担を考慮し、できるだけ食材費を抑えているとともに、年間2,000万円程度の給食費補助も行っておりますが、一般的な栽培方法より1.5倍から2倍程度高くつくという情報もいただいております。ここらあたりは保護者の方にとっても大変悩ましい問題かなというふうに思います。
そもそも指定管理制度を誰のために導入するのか、何のためにやるのかと。この有機農法でつくる野菜が、何のために指定管理制度を使わないとできないのか。有機農法を取り組みたいという積極的な思いは大変貴いものと思いますけれども、町が支援をするとすれば、何をどれくらいの規模で、どれくらいの量の生産目標を持ってやるのかと。そういうお話をお聞きしながら、例えば有機肥料を買うための購入費の助成は、それは制度として設けることは可能かもしれません。
町では現在、野菜や果物などは必ず3回洗浄して、それから加工するという食材の安全性について十分配慮をしている一方で、学校給食の地場産食材率を高めようと前年度から予算を増額するなど、町内農業者の生産意欲の向上や所得の増加に少しでもつなげようと努力をしております。
今後もその努力は続けていきたいと考えておりますが、有機食材をつくる野菜のための農場を指定管理でやるという考え方には、私は賛同できませんのでご理解をいただきたいと思います。
109 ◯議長(
松谷英真君)
酒井産業課長。
〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕
110
◯産業課長(酒井紀明君) イノシシ対策としての放棄林対策の状況についてのご質問にお答えします。
町では、既存の里山再生整備事業に加えて、新たに創設された森林環境譲与税を活用した森林整備を計画しております。
具体的な事業の進め方を申しますと、1年目では、ある程度まとまった地区を選んだ上で、その中から人工林でかつ過去10年以上施業履歴のない森林の所有者情報を確認し、さらに重要度や緊急度等を勘案した上で施業を行うエリアを選定いたします。2年目は、選定したエリア内の森林所有者へ、今後の森林経営に関する意向調査を行います。3年目は、所有者から町へ経営管理を委託する希望があった場所を施業対象森林として確定してまいります。そして、4年目以降には、意欲と能力のある林業経営者に再委託し、間伐等の事業の実施をしていくというふうに考えております。
現在の進捗状況につきましては、森林組合とも相談しながら、最初に手がける地区を選定し、過去の施業履歴の調査等を行っております。
なお、対象森林の全てを同時に取り扱うことは、膨大な事務量や費用面でも限界があることから、町としましては、作業の開始時期を地区単位でずらしながら行い、国の方針どおり概ね15年程度をかけて選定地区全体を一巡したいと考えております。
また、本事業の実施に当たりましては、所有者を特定することや同意を得る作業等に手間取ることも十分に予測されますので、間伐等の施業にこぎつけるまでには相当の時間を要するかもしれませんが、一歩ずつ着実に事業を進め、イノシシが隠れやすい場所を減らすことで、イノシシが人里に近づくことを少しでも防げるよう取り組んでまいりたいと考えております。
111 ◯議長(
松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。
112 ◯10番(碓井憲夫君) ちょっとすれ違い的なところもありまして、まずイノシシ対策としては放棄林対策。私は、まだまだ不十分ですけど、どうしてイノシシがこんなに増えてくるのか。それはもちろん温暖化の問題もありますけれども、木材が自由化されて森が、北日本新聞の特集もありましたけれども、「沈黙の森」になっていると。人が入らない森になってしまった。入ってくるのは、そこでイノシシが見え隠れしていると。
私のところの村も、私も電気柵とかいろいろやっておりますけれども、イノシシが、人がいるときは森に入って隠れていると。そこを通ってあちこち散策したり、繁殖をしたりしていると。ここの問題を、手をつけないと。これはやっぱり急がなきゃならない問題だと思いますね。
今回の予算でも300万を超える予算が国から交付金で来ていると。これを、私はちょっと疑問だった、がっかりしたのは、基金として積むと。これは基金として積んでいる余裕はないと思うんですよ。早速それでイノシシが出入りしている森林を少しきれいにすると。
どうして森がこんなにほっぽられておるかというと、外国産のほうが安いと。それで森が放置されていて、どんな大きな、昔で言う価値のある木材でもお金にならないと。逆に切る手間がかかって、これ、切ってくれというと、ちょっとした平米を切ると、すぐ50万、60万かかる、業者に取られると。
こういった現状をどう打開するのか。際限なく税金を使ってやれと私は言っておるわけじゃないので、これをどう経済循環させるかと。
今、幸いにして私はもう、前回も言いましたけれども、新湊に
県が十数億投資をして、それこそ指定管理のような感じでバイオマス発電所ができたと。そのバイオマス発電所がそういう材木を刈らしてくれというハードルを、森林法はいろんなハードルがあるので、地権者の問題もあるので、そこをどう風通しをよくするか、ハードルを低くするか、これが今最も効果的な方法だと思うんですね。
私も言うだけじゃなくて若干進めているんだけど、地権者がなかなかわからないと。その地権者を調べるのに、法務局へ行けばすぐ20万、30万かかって、専門家に頼まなきゃならないと。
このことにもう少しやっぱり行政も足を踏み出してほしいと、こういうことを思うんですね。それも森林組合を通して、そのことを進めてほしいというふうに。きょうの質問の趣旨はそういうことです。
それと、町長が、どうして指定管理にしなきゃならないのかと。というのは、逆に言うと、指定管理ということは、ある程度町が後押しするということなんですね。少し応援するからやってくれないかというのが指定管理の、私の提案の趣旨なんですよ。
ご承知のとおり、有機農業の推進に関する法律というのが10年ほど前にできまして、まことにいい法律ですよね。第3条は、有機農業の推進は農業の持続的発展及び環境と調和のとれた農業生産のためだと。第4条は、国及び地方公共団体は、前条に定める理念にのっとって施策を総合的に作成して実施する責務を有すると。いわゆる義務があるということまでこの法律は言っておりますよね。有機農業を推進しろと。そうしないと、やがて農業自体がだめになると。
結局、なぜ有機農法かといいますと、化学肥料を使ったりしていると、やがて土が土でなくなるということなんですね。土の中にいる微生物がみんないなくなって、単なる土の形をした土だというふうになって砂漠化してしまうまで、この趣旨に書いてあるわけですね。
だから、これが超党派でつくられたということをもう少し自覚をして、どうすればこれが進むのか。
私は、学校給食は当面の問題であって、お母さん方から何人もこの要望は受けております。学校で給食を食べて大丈夫だろうかと。どんな物がどうやってつくられているのか。農薬が残留しているんじゃないかとか、いろいろお母さん方は心配しておりますよね。
私、先日、滑川市の学校給食の案内を見ていましたら、きちっと今月の品目の大根は地元産、全て地元産がどれだけって書いてありますよね。だから、それほど既に、子どもに学校給食を食べさせないというお母さん方も何人か出てきているというふうに聞いております。
だから、このことは、私は、単なる安心・安全だけじゃなくて、農業をどう継続させるのかと。もう既に、私は最近聞いた話なんですけれども、上市出身の人がマルマスから独立した、従業員が数十名おるタイワ精機ですけど、ここは有機農場を経営しているんですね。その経営している有機農場が、上市へ転入してきた若者がそこを請け負っていると、有機農場をですね。上市にそういう農場をまだやるまでの力がないということで、富山へ行って、農業を志向している、転入した若者がやっているんですね。
それで、
県に聞いたら、
県も、さすがですよね。
県というのは、農村振興課とか農業技術課とか、農業でもいろんな分野があって、エコ農業推進係もありまして、この有機農業、市町村別にどういうふうにやられているか、電話したらすぐに資料を送ってくれましたね。滑川市は990アールを、有機農場をやって、そこで交付金をもらっていると。入善町は311、朝日は280アールか。上市はゼロでしたね。これ、おととしも調べたらゼロでした。それだけ、これは、上市町は有機農場をやる条件がいっぱいあるんだけれども、せっかく国が交付金を出して地方公共団体にやれと、責任ありますよというふうに法律を変えているんだけれども、一向に上市は進んでいないと。
私はそのための後押しとして、発火剤として、指定管理をすれば絶対手を挙げる若者がいると。農業を継続する後継者ができると。もう既に富山へ行ってそれを請け負ってやっている転入の若者がいるんですから、東京から帰ってきて有機農業をやっている若者もいます。私はもう何人もそういう人たちの交流と状況を聞いております。
そういう点で、町長は、何で指定管理だと。その意図がよく、私も何でそういうことを言われるのかなということがわかりませんけど、今後このことを、この次の議会か、その次の議会にまた質問しますので、それまでまたゆっくりと考えていっていただきたいと。
113 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。
114 ◯町長(中川行孝君) 言葉尻を捉えるようで大変申しわけございませんが、指定管理の制度を提案されるからには、その根拠をしっかりと言っていただかないと、私どもも考えようがない。
私は、あえて有機野菜をつくるのに、何のために指定管理をせんにゃあかんがかと。そもそも指定管理の制度というのは、どういう趣旨なのか。街なかが廃れていくから、なら、ここにこういう商業施設を入れてくれと。そのために指定管理をやってくれと。何でもそういう言い方にしてしまう。取り組みのための、指定管理を入れるための理屈づけをしっかり聞かせてもらわんと、提案されるからには。ひとつお願いします。
115 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。
116 ◯10番(碓井憲夫君) これは本当の意味の農業になるのかなと、逆質問でもありますけどね。
私は、指定管理を漠然と言っている、漠然と聞こえるかもしれませんけど、指定管理で有機農場を学校給食の、例えば今すぐ全体をやれなくても、やるそういう人を募集する。それで、土地も町があっせんするということをやってほしいんですね。
なぜ指定管理かというと、町が直営というのは、まず難しいですよ。直営は難しいから、指定管理というと、独立して採算ベースでやって、最初の取りかかりとかそういうものを応援しますよという意味の、私は指定管理なんですよ。
例えば、今、私はつい先ほども、馬場島の家族の森ですか、あそこの健康の森ね。あそこは指定管理でやっておると思うんですね。それと、味蔵も指定管理です。なら、僕は、逆に言うと、なぜ味蔵を指定管理にするのかということなんですよ。単独でできないから応援しますよというのが指定管理。味蔵を町が直接運営するのはできないし、誰か民間活力でやってね。だけど、完全に民間活力ではできないだろうと。特に農業は補助金がないとやっていけない部門なんですね、これはご承知のとおり。
国際的なことを言うと、ヨーロッパというのは、農業者のかかる経費の大体日本の倍の補助金を出して農業をやっているんですよ。ですから、ヨーロッパの農業というのは、100%を超える自給率を持っているんですね。日本はヨーロッパの半分以下なんですよ、農業に対する、いわゆるコストに対する補助がね。だから、日本の自給率というのは39%なんです。
だから、この指定管理というのは、民間と共同で、民間を応援しますよと。単独でできないんですよ、農業というのは。たとえ有機農法であろうが、慣行型の化学肥料を使った農業であろうが、農業だけで採算は回らないということに対する応援をして有機農業を推進してほしいと、こういうことなんです。
また、じっくり考えてほしいと思います。
なら、そういうことで。
〔「碓井さん、あんた有機農業、指定管理になってやれよ、そこ力入れて」と呼ぶ者
あり〕
117 ◯議長(松谷英真君) 静かにお願いいたします。
以上で、一般質問並びに質疑を終わります。
これをもって、町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終了いたします。
議案の常任委員会審査付託
118 ◯議長(松谷英真君) 次に、ただいま議題となっております議案第70号から議案第84号まで及び議案第95号は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
◆◆◆ 決算審査特別委員会の設置及び付託の件 ◆◆◆
119 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第2 決算審査特別委員会の設置及び付託の件を議題といたします。
お諮りいたします。議案第85号 平成30年度上市町一般会計歳入歳出決算認定の件から議案第94号 平成30年度上市町病院事業会計決算認定の件までの以上10件は、決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
120 ◯議長(松谷英真君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
◆◆◆ 決算審査特別委員会委員選任の件 ◆◆◆
121 ◯議長(
松谷英真君) 次に、日程第3 決算審査特別委員会委員選任の件を議題といたします。
お諮りします。ただいま設置されました決算審査特別委員会の委員の選任につきましては、上市町議会委員会条例第5条第3項の規定により、決算審査特別委員会の委員には全議員を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
122 ◯議長(
松谷英真君) ご異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしましたとおり、全議員を決算審査特別委員会委員に選任することに決定いたしました。
なお、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を互選するため、暫時休憩いたします。
(午後 3時18分)
────────────────────────
(午後 3時20分)
123 ◯議長(
松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
決算審査特別委員会より、正副委員長の互選の結果について報告がありました。
委員長に 4番 成 川 友 仁 君
同副委員長に 2番 寺 西 庄 司 君
が選任されましたので、ご報告いたします。
◆◆◆ 閉 議 の 宣 告 ◆◆◆
124 ◯議長(
松谷英真君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。
◆◆◆ 議 会 日 程 の 報告 ◆◆◆
125 ◯議長(
松谷英真君) 次に、議会の日程を申し上げます。
9月12日は総務教育常任委員会、9月13日は産業厚生常任委員会、9月17日は一般会計及び各特別会計決算審査特別委員会、9月18日は水道事業会計及び病院事業会計決算審査特別委員会を開催いたします。
次回の本会議は19日に再開し、諸案件の審議を行います。
◆◆◆ 散 会 の 宣 告 ◆◆◆
126 ◯議長(
松谷英真君) 本日はこれをもって散会いたします。
(午後 3時21分)
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