6 ◯1番(松本 寛君) おはようございます。
本日、1番で行います。通告により、1点質問を行います。よろしくお願いします。
先日、2019
世界柔道選手権東京大会が開催されました。自分も柔道経験があり注目していたのですが、その大会の男子90キロ級で
向翔一郎選手が銀メダルを獲得されました。向選手のお父さまは上市町民だそうで、当町にも浅からぬご縁があります。向選手のように町外で活躍している20代、30代の若者が他にもいらっしゃることでしょう。
さて、当町では、県外にいる当町とゆかりのある若者との交流事業として「かみ
いち若者同窓会in東京」を実施しています。既に3回実施されていますが、参加状況を確認すると、新規の参加者は減少し続け、全体の参加者数も低調に思えます。また、若者を
ターゲットとしておきながらも、実態として20代、30代の参加者数が乏しい点も気になります。
県外にいる上
市町ゆかりの人たちの郷土愛の醸成と応援意識を高めるという同窓会の企画趣旨は私も賛同するところではありますが、このままでは費用対効果の面で町運営としては割に合わない企画になっていると思います。
幾つかの点で再考の余地があると考えます。まず、企画趣旨や目的として、
Uターン促進や企業交流や
ふるさと納税PRなど、もっと明確な文言を組み込まなければ、企画趣旨がぶれやすくなってしまうのではないかと思います。
そして、現状、告知方法は、チラシを主体に町の
関連ホームページや
フェイスブックや口コミになっていますね。規模や
ターゲットの年齢層からすると、SNSを含めた口コミが最も効果的に思えます。
口コミからの広がりを確かなものにするには、やはり同窓会の
イベント内容が魅力的であることが必要不可欠だと思います。言うはやすく、行うはかたしの典型だとは思いますが、企画趣旨やターゲティングをより明確にすれば、おのずと魅力的なものになっていくのではないかと期待しています。会費の価格設定も、同窓会の魅力に大きく影響することでしょう。
最後に、同窓会が終わった後に参加者から
フィードバックを得られるかどうかが重要であると思います。
アンケートはわかりやすい
フィードバックですが、数がそろわなければ、あまり価値が感じられません。それよりも会の様子をまとめて記事にし、公開することを目指すことが大事だと思います。
既に記事にし、公開していらっしゃいますが、もっと力を入れてもおもしろいのではないかと個人的に思っています。もし今後も同窓会を続けていく意思があるのであれば、同窓会中の様子を伝えることに、
事前告知並みかそれ以上の力を入れてほしいと思っています。
以上、僭越ながら私個人の勝手な考えを述べましたが、いずれにせよ、何らかの改善の余地があることは同意いただけると思います。そこで、次回からの
同窓会企画は、その存続も含め、どのようにお考えでしょうか。企画課長、よろしくお願いします。
7 ◯議長(松谷英真君)
中村企画課長。
〔企画課長 中村政一君 登壇〕
8
◯企画課長(中村政一君) それでは、「かみ
いち若者同窓会in東京」についてお答えをさせていただきます。
町では、上市を離れ、首都圏で活躍する若者同士が交流し、郷土愛の醸成と「ふるさとかみいち」への応援意識を高めるため、平成28年度から毎年度1回、かみ
いち若者同窓会を東京で開催してまいりました。しかしながら、議員ご指摘のとおり、参加者数が期待していたほど増えないことや参加者の固定化が見られるほか、
イベント内容が一過性で、その後の継続的な活動に結びつかないなど、課題が浮かび上がっていました。
こうした中、昨年度参加の若者2人が核となり、首都圏で上市のための活動を継続的に行う上
市町首都圏同窓会という組織が立ち上がり、当該組織により、
フェイスブックなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスの提供のほか、町出身者が集う場づくりや
同窓会企画などにも取り組んでいただけるめどが立ったことから、既存の予算を補助金に組みかえる等の補正予算を計上しているところであります。
議員よりご提案のあった件につきましては、まずは、より多くの町出身者に情報を届けて、上市を思う仲間を増やしていきたいと考えており、当該組織の
フェイスブック等で首都圏での
イベント等の情報とともに町の最新情報も紹介するなど、双方の情報発信を行うほか、広報かみいちで
同窓会イベントの様子や首都圏で活躍していらっしゃる出身者の近況をお知らせするなどといったことも検討しております。
なお、県全体では「アコイコ」という、
首都圏在住の20~30代の
県出身者等の緩やかな
ネットワーク組織がありますが、
市町村レベルでのこうした組織は県内で初めてであります。
町出身の
首都圏在住者自らのこうした取り組みは大変ありがたいと考えております。当該組織を支援していくことにより、上市町の人の輪を広げていきたいと考えております。
9 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。
10 ◯1番(松本 寛君) 企画課長、ご答弁ありがとうございました。
県内で初の企画はめどが立ったこと、ありがたく思います。今後は、私にもできることがあれば参加して協力していきたいと思いますので、何なりとおっしゃってください。よろしくお願いします。
以上で質問を終わります。
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◇ 堀 田 喜 久 男 君
11 ◯議長(松谷英真君) 5番
堀田喜久男君。
〔5番
堀田喜久男君 登壇〕
12 ◯5番(
堀田喜久男君) 本日は4件の質問をさせていただきます。
最初に、
上市スマートインターチェンジ周辺整備について質問いたします。
本年4月15日、
NEXCO中日本金沢支社の
北陸自動車道上市
スマートインターチェンジ工事が
総合評価一般競争入札の結果、12億3,300万円、税別でありますが、
株式会社竹中土木を落札者に決定いたしました。工期は、
附帯工事等も含め28カ月ということであります。落札後、7月16日には
安全祈願祭も行われ、目標とする来年12月末の供用開始に向け、いよいよ本格着工となりました。
スマートインターチェンジ開設後に期待する効果は大きく、従来よりさまざまな提案をしてまいりました。その一つには、現在、当局によって進めていただいている企業誘致があります。また、既に着工している周辺道路の拡幅や
アクセス道路の改良・
延伸工事並びに
宮川保育所駐車場の移設等の工事もあります。そのほか、高速バスの停留所の設置や
地場産品等の物販施設、
ビジネスホテルや道の駅等の誘致など、供用開始後の人的交流や物品交流の増加を見込んで、以前より提案をしてきた諸案件をどのように進めているのか、またその実現性はどうなのか、そしてこれ以外の
取り組み等があればお聞かせください。企画課長に答弁を求めます。
次に、上市町の滝についての質問であります。
昨年12月定例会で
伊東俊治議員から、まま子滝上流の新たな滝を活用していけないかとの質問に対して、当局からは、新たな観光資源になり得るためには、年間を通じて流れているか調査研究をしていかねばならないとの答弁がありました。
その後の調査で、どのような結果が得られたのか、そして今後まま子滝上流に向けての整備計画はあるのかお答えください。
また、富山県には、日本一と言われる称名滝があります。その横に、季節限定ではありますが、称名滝よりさらに150メートル高い
ハンノキ滝もあります。そんな滝にはかないませんが、上市町にも
千石川上流にある、その名も知られる三枚滝や名もない滝もあり、目にするだけで心が癒やされる思いです。
このような資源は、上市に来なければ見られない貴重な観光資源になり得るものと考えます。平成3年4月に選定された「とやまの滝37選」なるものがありますが、この中には、まま子滝も入っています。
この際、上市町にある滝を洗い出し、上市版「上市の滝○○選」としてまとめ、整備できるところから整備して、PRしていくということも必要かと考えます。調査を進めれば、きっと新たな発見もあるものと期待しております。産業課長に答弁を求めます。
続いて、
地区公民館等における
高齢者補助対策について質問いたします。
近年、町内の
地区公民館において、さまざまな行事の参加者が高齢化していることもあり、その対策として畳敷きの部屋では、従来の座布団から低座椅子に移行しているように思われます。
現在、それぞれの
地区公民館における設置数はどのようになっているのでしょうか。一定の人口比率によって数値を定めているのか、あるいは地元からの要望に応じて対応しているのか、その実績数値と今後の目標、指針等があれば教えてください。
また、さきの
参議院議員選挙投票日のことでありますが、私は歩くこともおぼつかない母を、脇を抱えるようにして、有権者であり、清き一票を投じるために、公民館にある投票会場に連れていきました。
自宅から車に乗せて投票所に行く。そして、駐車場から屋内に入る。投票をして帰宅する。この一連の行動の中で、もし車椅子があればありがたいなと感じました。選挙や政治に関心のない人が増えていると言われる中にあって、もしかしたら、私が感じた煩わしさを避けて、投票所に足が向かない人もいるのではないかと思いました。
日常的に車椅子があればありがたいと感じることの頻度は不明確ですが、公民館以外にもあればよいと思われる施設や行事等もあると思われます。それぞれの施設に常設でなくても、町での備品として必要に応じて使い回すということで、適当な台数を準備しておくことはできないものでしょうか。
これからさらに超高齢化に向かうことが必至の社会です。今よりさらに援助が必要となることは容易に考えられます。ぜひこのような高齢者に対する配慮をお願いしたいと思いますが、当局の考えをお聞かせください。
教育委員会事務局長及び福祉課長に答弁を求めます。
最後に、児童の通学路について質問いたします。
6月定例会でも歩道、通学路及び交差点の安全対策について質問させていただきましたが、その後、私の地元の相ノ木小学校
PTAの方から、もっと具体的に示して整備してほしいとの意見をいただきました。
相ノ木小学校前の道路の
歩車道境界は、白線のみで仕切られています。道路の形状は緩いカーブの外側に歩道があり、ハンドルを切り損ねて車が直進すれば、歩道に突っ込むことが予想されます。その対策として、
子どもたちと車両の衝突を少しでも和らげるためにも、
歩車道境界にブロックまたは
ガードパイプ等の構造物を設置し、安全対策を講じる必要があるのではないかと思います。
また、そのことに関連して、6月にもお願いいたしました交差点における安全確保についてであります。同
小学校西側にある
押しボタン信号機のある交差点においては、学校側の信号待ちする広場部分が
子どもたちの
信号待機場所となっています。できれば信号を渡った
西側歩道部分も合わせて
防護柵対策が必要かと思われます。同様の交差点として、立山町の江崎交差点では、先ごろ交差点の四方に
ガードパイプが設置されました。少しは安全が確保されたものと思っています。
相ノ木のほかにも、宮川地区の
森尻団地北西角の交差点もたびたび車同士の事故を目にしています。
子どもたちが通学する姿も目にしますが、果たして安全と言えるのでしょうか。
町内を再度洗い直して、万が一に備えて、今よりは危険率の軽減が図れるように早急に対処していただきたいとの強い思いであります。そのほか、通学路以外にも危険箇所はあるものと思います。引き続き、一つずつ危険箇所を解消していただき、町民の皆さんは、少しでも安心力の維持・増強に資することを期待していると思います。建設課長に答弁を求めます。
以上、4件に対する答弁、よろしくお願いいたします。
13 ◯議長(松谷英真君)
中村企画課長。
〔企画課長 中村政一君 登壇〕
14
◯企画課長(中村政一君) それでは、私のほうからは、「
上市スマートインターチェンジ」(仮称)の周辺整備についてお答えさせていただきます。
まず、
ビジネスホテルの誘致に関しましては、地方の
ビジネスホテル経営では、平日を含めた部屋の稼働率が6割から7割は必要と言われております。当町は、富山市から30分程度で行き来ができる立地にあり、町が平成28年度に町内及び当町近辺の事業所に対して行った
アンケートでは、県外からの
ビジネス客は日帰りが約7割を占めていた結果でございます。こうした中、誘致について複数の会社に働きかけを行ったものの、立地は困難との返事をいただいております。
次に、
地場産品等の物販施設や道の駅の整備に関しましては、まず地場産農産物等を通年で確保することが難しいという課題のほか、町内には一定の
食品小売店舗が既に存在し、店内で地場産農産物等も取り扱われていることから、多額の経費をかけて物販施設を建設しても、当該施設の収益性や既存店舗への影響について危惧をしております。
こうしたことから、
スマートインターチェンジのランプ内には企業の誘致が一番適していると考えており、今年度、用地造成のための予算を計上しているところであります。
なお、高速バスの停留所の設置に関しましては、高速バスを運行している
富山地方鉄道株式会社とバス停の新設などに関して前向きに検討を進めており、バス停は、利用者の利便性を考慮し、高速道路上ではなく、料金所をおりた町有地内に設置する方向で、現在警察等の関係機関と協議を行っております。
スマートインターチェンジの開業により町から全国へつながる新しい玄関口が誕生し、これが地方創生の起爆剤となると考えており、さまざまな機会を捉えてPRに努め、当町の一層の活性化につなげてまいります。
15 ◯議長(松谷英真君) 高
慶福祉課長。
〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕
16
◯福祉課長(高慶 孝君) 議員の、車椅子についてのご質問にお答えいたします。
上市
町社会福祉協議会では、団体や個人から寄贈された車椅子の
貸し出し事業を行っております。この事業は、一時的に車椅子が必要となった方に、無償で最大3カ月まで貸し出しを行うものとなっています。
貸し出し用車椅子は15台準備されており、これまでは不足なく、ご希望される方にご利用いただいているとのことであります。
個人の方だけではなく、行事などで会場に車椅子が必要な団体にも貸し出しが行われており、昨年度、
丸山総合公園の
総合体育館で開催しました
ねんりんピック富山2018
囲碁交流大会でも、全国からの選手をお迎えするため、車椅子を5台お借りし、会場に配備いたしました。
公共施設以外でも、
自治町内会や店舗でのイベントなどで高齢者やお体の不自由な方をお迎えするために、一時的に車椅子が必要なときは、
町社会福祉協議会にご相談いただきたいと思います。
今後とも、官民一体となって高齢者に優しく、安全・安心に配慮した
生活環境づくりに努めてまいります。
17 ◯議長(松谷英真君)
酒井産業課長。
〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕
18
◯産業課長(酒井紀明君) 上市町の
滝整備計画に関するご質問にお答えします。
まま子滝上流の新たな滝については、7月に
白萩西部自治振興会によって「笠取の滝」と命名されました。作業道からのやぶについても、
白萩地区有志の皆さんが雑木を伐採し階段を設置するなど、地元の方々の多大なるご協力のもと、遊歩道が整備されております。その際、町では、作業に関する人夫賃や材料費について、限られた予算ではありますが、ご支援をさせていただいているところであります。
この笠取の滝は、降水量が多いときには周りに水しぶきが飛び散るほど激しい流量がありますが、夏の渇水期には細い滝の筋ができる程度の状況となっております。また、滝の水量は上流にあるため池が関連しているのではないかと思われますが、来年度、富山県事業で安全面、
防災減災面から、このため池を廃止することとなっております。そのため、廃止後の水量について引き続き調査研究をしていく必要があるというふうに考えております。
次に、そのほかの滝につきましては、現在、町が把握できている滝の中で、近くまで足を運べるものは、まま子滝と笠取の滝の2カ所となっております。ご指摘のあった三枚滝付近に行くためには川の中を進んでいくルートしかなく、かなりの危険を伴うため、秘境とはなり得ても、残念ながら一般的な観光資源としては活用しにくいというふうに考えております。
今後、新しい滝の情報を入手できた際には、第一に安全性を考慮した上で、さらに遊歩道や駐車場等を確保できるか、地権者の理解が得られるかなど、観光資源としての
実現可能性を慎重に検討してまいります。
19 ◯議長(松谷英真君)
竹田建設課長。
〔建設課長
竹田亮成君 登壇〕
20
◯建設課長(
竹田亮成君) 通学路の安全対策の質問についてお答えいたします。
相ノ木小学校前の
町道中小泉放士ケ瀬線につきましては、議員ご提案の
歩車道境界ブロックや
ガードパイプ等の構造物を設置すれば、車両と歩行者の接触事故を一定程度防ぐことができると考えられます。
しかし、現況の道路幅員で構造物を設置すると車道幅員が狭くなり、車両同士がすれ違う際の接触事故の発生が懸念されることも総合的に考え、当該地区では構造物の設置ではなく、車両への注意喚起を促すような別の対策を今後検討していきたいと考えております。
次に、相ノ
木小学校西側の
押しボタン信号機のある交差点につきましては、県道と町道の交差点であり、相ノ
木小学校児童の半数以上が利用する重要な交差点と認識しておりますが、
歩道側部分へ防護柵を設置した場合、降雪時には歩道除雪の障害になるといった状況が危惧されます。
このため、歩行者の安全対策については、除雪作業との兼ね合いを考慮しつつ、
上市警察署の意見も踏まえ、
県富山土木センター立山土木事務所とできるだけ早く検討していきたいと考えております。
宮川地区の
町道郷柿沢中江上線と
町道荒田大永田線が交差する
森尻団地北西角の交差点については、先月23日に当町の
通学路交通安全推進会議の
合同点検箇所として関係機関と現地調査を行ったところであります。
この交差点につきましては、今後、
上市スマートインターや県で施工している
都市計画道路横越荒田線の完成、供用に伴い交通量が増えることも予想されるため、通学路の変更や信号機の設置といった対策について、関係機関と継続して協議を行い、町民、特に通学児童の安全を守るため、通学路等の危険箇所の解消と
道路交通環境の改善に努めてまいります。
21 ◯議長(松谷英真君)
廣田教育委員会事務局長。
〔
教育委員会事務局長 廣田泰三君 登壇〕
22
◯教育委員会事務局長(廣田泰三君)
地区公民館等における
高齢者補助対策について、
地区公民館への低座椅子の配置に関するご質問にお答えします。
町内には地区住民の自治活動の拠点として12の
町立公民館があり、地区の
社会福祉協議会が地区住民の福祉活動の中心となって
各種高齢者対策事業を進め、
参加高齢者への配慮から低座椅子を購入するなどの便宜を図り、
公民館行事などでも共用しております。
低座椅子の保管数は、柿沢公民館に30脚、南加積、白萩西部、相ノ木、弓庄の4公民館に20脚ずつとなっております。
その他、白萩南部、山加積、大岩公民館にも5脚ずつの低座椅子が配置されていますが、上市、音杉、宮川、白萩東部の4公民館は、行事等での和室の使用頻度が低いため低座椅子の設置要望はなく、全ての
町立公民館で低座椅子を積極的に活用しているわけではありません。
今後、さらに低座椅子の設置要望があった場合には、保管場所などの問題もあるため、収納が可能な範囲で設置を検討してまいりたいと考えております。
なお、
地区公民館や体育館等の公共施設において、年次計画を立て、車椅子を配備できるよう取り組んでまいります。
23 ◯議長(松谷英真君) 5番
堀田喜久男君。
24 ◯5番(
堀田喜久男君) 今ほどは、各氏よりの答弁ありがとうございました。
最初に、スマートインター関連の今後の施設の設置等についてでありますが、高速バスについては前向きに行っているということで、引き続きしっかりと決定するまで手を抜くことなく進めていっていただきたいと、このように思います。
ホテルについては、以前から困難ではないかというふうに何度かお聞きしているわけでありますが、これは上市町だけということで考えれば、当然困難なことは容易に推測ができるわけでありますが、富山市から30分くらいで来られると。だから、富山市へ行くということではなく、やはり引き続き、例えば富山市のホテルもいっぱいでなかなかとれないということも実際に私らも感じておりますし、おこぼれ頂戴といったらおかしな話なんですが、やっぱりそういったことを。それからまた、滑川、魚津から流れるお客さん、そういったことも含めて、大規模な物は必要はありませんが、やはり小規模な物で結構なので、そういった物も引き続きまた検討していっていただきたいものだというふうに思います。
それから、
地場産品等の物販施設については、これは当然街なかには既設のものもあります。それこそ大きな施設を建てるということになれば、これはお金も必要なわけでありますが、例えばこの近辺ですと、小布施のスマートインター等では、ちょっとした、柱だけ立ててテントを張ってその下で、板を並べてといったら失礼なんですが、そういった簡易なものでやっているというようなものもございます。
ぜひ、こういうインターができれば、人も物も当然流れるわけでありまして、インターチェンジから街なかへの誘導というものももちろん必要になりますし、そのあたりは今
アクセス道路等で用意立てをしていただいているところですが、やはりおりてすぐというところにもまた魅力があるんじゃないかなと。それこそスマートインターを生かすという意味では、大いに検討していただくべきものじゃなかろうかと、そのように思いますので、そういったものもまた引き続きお願いをしていきたいというふうに思います。
それから、滝についてでありますが、私もあそこを見てまいりましたけれども、白萩西部地区の自治振興会の皆さんによって、今、駐車場の整備だとか、あるいはまた、木のくいを打って階段をつくっていただいたり、そういったところで、地元の方々が一生懸命になっておられる。それを町として、先ほどもお話しいただきましたが、材料費なり人夫賃なり、そういった補助をできるところはやっぱりしていくということが本来の姿なのかなということで、今後にも期待をさせていただくわけでありますが、このまま子滝あるいは笠取の滝のほかにも、このような三枚滝というのは昔から有名でありまして、沢登りをするような熟練の登山客、ハイカーじゃないとなかなか行けないということで、遠目にでも何か見るところができればと、あるいはあればということで質問させていただいたわけでありますが、民間の地権者の方がお持ちだということで、そういった場合にはなかなか、ちょっとご理解もしていただきながら進めるしかないのかなと。
そのあたりで難しい点もあるかと思いますが、せっかくの大変すばらしい滝だと思っておりますので、今後とも何かご理解が得られるようであれば、ぜひまた整備していただけたらありがたいなというふうに思います。
それから、名もない滝ということで、私、ちょっと提案もさせていただきました。答弁の中にはありませんでしたが、千石のあの風の広場、スキー場がありますね。あのスキー場のちょうど滑り口といいますか、一番上に林道が接しておるわけでありますけど、あの林道をちょっと、100メーターぐらい下ったところ、林道にとまれば、やぶの向こうに、数十メーター先に、恐らく高さにして、どうでしょう、十数メーター、20メーターくらいあるでしょうかね。大体いつ行っても見えるということは、通年流れているように感じておりますが、そういった滝もありますし、ほかにも恐らく隠れたところにもあるのではないかなと。笠取の滝の駐車場付近の上流側にも下流側にも、それなりの滝と言えるのか急流と言えるのかわかりませんが、そういったところもありますので、ぜひまた町の観光資源発掘のためにも、一度そういったところも調べていただいたらいいのではないかなと、そんなふうに思います。
それと、まま子滝等につきましては、行ったり来たりしますが、上市町の昔話ということで、「まま子滝不動尊」という昔話があります。皆さんもご存じだと思うんですが、そういったものも、例えば滝の付近に、ちょっと看板等に入れて、そのいわれ等を読みながら滝を眺める。それだけでもまた滝の見方が違うと思いますし、まま子滝不動尊御詠歌というのもございます。これは町のホームページにも載っておりますが、そういったものをまた現地を訪れた方々にも知っていただければ、より親密感が出てくるんじゃないかなと、そんなふうに思いますので、できたらそのあたりも検討できるかどうか、後ほどまたご答弁いただければというふうに思います。
それと、
地区公民館の高齢者対策ということで、低座椅子については、私もみんな町のほうの公費でやっているのかなというふうに思って質問したんですが、今答弁にもありましたように、それぞれの公民館で準備をしているということをお聞きしました。
今後ともまた何らかの要望があれば、車椅子ともども検討していっていただけたらありがたいなと、このように思います。
そして、最後に相ノ木小学校前の歩道でありますが、言われれば、確かに歩道を分離すれば、歩道も狭い、車道も狭くなってしまうということでありますが、先ほどの答弁にもありました、車が接触するかもしれない。だから、設置できない。と同時に、車が接触するかもしれないからこそ設置してほしいというのが私の思いであり、地域の思いであるかと思います。
安全というのは、6月にも言ったかもしれませんが、最悪を想定して、それからどう安全を確保していくかというところがやっぱり最優先して考えられるべきではなかろうかなと。特に車と人が接触すれば、これは絶対に人は勝てるわけないので、小学校、特に
子どもたちの通学路ということで、一般の歩道よりもさらにもまして、やはりそういったことを重要視していただきたい。
別の対策ということでありますが、そのあたりを、例えば色分けする、あるいはブロックをずっと連続的じゃなくても点々とポールを立てていくとか、そういったことも可能ではないのかなと。そうすれば、万が一大雪の場合にも除雪車がその間を通って田んぼのほうに雪を入れるとかということも可能ではなかろうか。そのようにも思いますので、改めてまたちょっと返答いただければというふうに思います。
それから、信号機の角のちょっと広場のところですが、これもほぼ直線に近いところでありますが、結構車が通るときにスピードを出して走っております。これは県道でありますので、町というより、また県のほうにも働きかけをお願いしたいわけでありますが、きのうの県議会でもやっぱりそういった安全対策ということで、知事もお金をつけて、予算をつけて今後整備していくということも述べておられました。
そういったことの中にまた組み入れていただけるものであれば、例えば防護柵等で子どもの姿がかえって見えにくくなるというようなことも過去にやっぱりありました。そういったことで、例えば6月にもお話しさせていただきました鉄柱を立てるとか、そうすればすき間もある。けれども、車がよほどその間をうまくすり抜けてこなければ、
子どもたちのところには届かない。そういったようなことも、あわせてまた検討していただければ、より安全を確保していけるのではないかなと、そんなふうに思います。
そういった点もあわせてご答弁いただけばお願いしたいと、こういうふうに思いますが、よろしくお願いします。
25 ◯議長(松谷英真君)
竹田建設課長。
26
◯建設課長(
竹田亮成君) 今の議員さんの再質問についてお答えいたします。
今、議員さんのほうから、それなりの提案型の強い思いを言われたわけですが、道路管理者や、まず富山県が管理者ということでございますので、今言った、例えば下手にガードレール等を設置すると
子どもたちが見にくくなるという観点からも、こういった強力な鉄柱というか、そういったことも県のほうに打診をしながら、あと警察とも協議しながら、これについては本当に早急に検討したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
27 ◯議長(松谷英真君)
酒井産業課長。
28
◯産業課長(酒井紀明君) まま子滝のいわれの看板を設置してはいかがかと、こういった再質問についてお答えいたします。
地元の白萩地区の有志の皆さんにおかれましても、まま子滝周辺の案内看板というのは設置しておられるところでございますけれども、今議員さんからご指摘のあった、いわれの看板という物は現地にはございません。
そういった看板につきましては、地元の皆さんと十分話をさせていただいて、また前向きに検討させていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
29 ◯議長(松谷英真君) 5番
堀田喜久男君。
30 ◯5番(
堀田喜久男君) 今ほどはありがとうございました。特に安全対策については、今日本全国で言われていることでもありますし、これはお金の問題も、当然かかりますし、道路事情もありますけれども、ぜひ今後とも、少しでも安全にして安心していただけるような、そういった環境づくりに努めていただきたいというふうに思います。
これで質問を終わります。きょうはどうもありがとうございました。
31 ◯議長(松谷英真君) ここで10分間休憩いたします。
(午前10時49分)
────────────────────────
(午前10時59分)
32 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
────────────────────────
◇ 酒 井 恒 雄 君
33 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。
〔11番 酒井恒雄君 登壇〕
34 ◯11番(酒井恒雄君) 皆さん、ご苦労さまでございます。
令和元年9月議会本会議一般質問に際して、久しぶりに3番手ということで登壇させていただきました。
私は、予定しております4点の質問を通告どおりさせていただきます。よろしくお願いします。
まず最初に、細田守アニメ監督作品の常設展等及び上田市との交流について質問させていただきます。
私は過去、平成26年3月議会の一般質問において、伊東前町長に、平成15年度より休館しております山岳博物館に細田守監督の作品を常設できないか提案しましたが、常設展は難しいという答弁でありました。
しかし、中川町長は平成31年3月4日、全員協議会冒頭挨拶の中で、山岳博物館を活用して、細田守監督の作品を常設できないか検討していると述べられております。
町が舞台モデルとなった細田守監督作品の映画の公開をきっかけに、
子どもたちを含め、多くの方々が今でも浅生の古民家を訪れ、絵を描いたりしながら情感に浸り、楽しんでいます。
私は、このように楽しみ方を街なかで再現することや、町がロケ地となった映画を紹介、このことで、
子どもたちのふるさとを愛する心や芸術、文化に対する造詣につながると確信しております。
常設展には、映画に関する写真やビデオなどの素材を使用するには、使用権限を所有するプロダクションや制作会社などと協議しなければなりませんが、このような実情を踏まえ、常設展に向けての働き、可能性はどうか、中川町長に伺います。
また、常設展について、いろいろとハードルのクリアに時間も必要と思いますので、私の思いとして、北アルプス文化センターで、細田守監督を囲んでトークショーを開催できないか伺います。
次に、7月27日に長野県上田市で、町出身の細田守監督のアニメ映画「サマーウォーズ」公開10周年を記念し、作品の舞台となった夏祭り「上田わっしょい」で、つるぎくんやオオカミの着ぐるみと一緒にまちを練り歩き、上市町をPRしております。
今度は、当町でも上田市観光協会の方々と交流を深めるために、ふるさと観光まつりなどに来町していただくなど企画できないか、以上、中川町長にお伺いいたします。
2番目に、増える外国人材対応(観光振興含む)及び児童生徒の指導教員についてお伺いいたします。
国の新たな入管難民法が4月に改正されました。当町の企業にも外国人材の受け入れ雇用がされており、外国人住民数が平成30年度は270人となっておりますが、今後も増えていくことと予想されます。
そこで、役場窓口での手続にも時間がからないように、時間の効率化を図るためにも、人の対応に窓口に、当町にも通訳機を配備できないか、永田町民課長に求めます。
ちなみに、県内の配備状況は富山市、高岡市、砺波市、入善町。検討中は射水市、氷見市であります。
また、町の観光地を訪れたが、日本語が伝わらないなどの外国人対応について、観光案内所をはじめ、味蔵等々、多言語表記の通訳機の導入が考えられないか、
酒井産業課長に求めます。
次に、外国人就労者が拡大する中、当町には、対象の児童生徒が小中学校10人となっており、週1回しか支援が受けられない学校もあると聞いておりますが、今後も増えると予想され、外国人(籍)の子どもを支援する指導教員や相談員など教育現場の支援体制は、教育委員会としてどのように対応されてきたのか、また今後の対策はどのように考えているのか、藤縄教育長にお伺いいたします。
次に、3番目といたしまして、かみいち総合病院医療関係、施設の充実、防犯について伺います。
当院は患者に頼られる病院、地域になくてはならない病院、職員にとって働きがいのある病院で存在感のある病院を目指しておいでになります。特に患者さんや家族にとって満足度の高い医療サービスに心がけなされ、サービス改善を図る目的に、定期に患者さんの満足度を調査しておられますが、平成30年度の結果を外来、入院部門について伺います。
項目といたしまして、1番目、回答者の性別、年齢はどういうふうな状況か。2番目、診療待ち時間の度合いはどうなっているのか。3番目、当院の選択理由。例えば医療施設がよいから、また、よいドクターがいるから。4番目として、施設満足度。例えば施設面が全般によいなど。5番目、接遇満足度。例えば各科診療受付の対応など。6番目として、診療、サービスの満足度。例えば診療待ち時間など。7番目、全体の満足度。そして、8番目、紹介、推薦意向。例えば知人等に当院を紹介や推薦したいと思うか。最後に9番目として、病室環境面満足度。例えば食事の内容などについて、これらをお伺いしたいと思っております。
次に、公的機関には、もちろん総合病院にもありましたけれども、AEDを用いた一次救命処置の流れの工程表を図柄配置図、公的機関に全て配置できないか、廣田財務課長にお聞きいたします。
そしてまた、奥田交番襲撃事件や当町の役場にも事例があり、相談員(警備員)の配置を考えられないか。入院病棟ではホワイトコールで職員が連携しておりますが、これらの配置を考えられないか、病院事務局長に聞きます。
次に、入り口前には、患者送迎用待合室に折りたたみ椅子が7基配置されておりますが、大半は高齢者で、滑る危険性があり、固定の長椅子に代替されてはいかがでしょうか。
次に、全員協議会でもありましたけれども、病院の駐車場の工事はいつごろで完成予定になっているのか。そしてまた、何台ぐらい駐車可能なのか。また、整備工事により、既存、借り上げを含めて、当院全体の駐車台数は何台になるのか。以上、黒田病院事務局長に求めます。
4番目として、最後になりましたけど、イノシシ対策について伺います。
当町では、イノシシが捕獲された頭数は、平成30年度で172頭、本年8月末時点で97頭の捕獲実績であり、町鳥獣被害対策実施隊によって個体数の減少に努められております。しかしながら、増えるイノシシによる農作物被害が続いており、共済組合に被害申告書提出者も多く、実りの秋を迎え、大変残念のきわみであります。
私も実施隊員の一員として、8月26日、猟友会とパトロール中、稲を食い荒らす親子の3頭のうち親を捕獲しましたが、子のウリ坊は素早く逃げ回り、捕獲を断念。
このような観点から、1番目、捕獲されたイノシシの成獣とウリ坊を、ともに同額に補助金を改定できないか。趣旨は、ウリ坊は逃げ回り、捕獲に時間、労力を費やす。成長し親になると、繁殖し個体数が増加するなど、また地元の方が新聞に投稿しているように、その記事はイノシシの個体数を減らすことが現実的な解決策であると述べられております。
提案されていることは、2番目として、各自治体が捕獲おりをたくさんつくり、地域に貸し出すこと。この趣旨は、設置したおりに地域の皆さんが餌を供給、監視するのみであり、おりの貸与は考えられないか。
3番目として、防備については、地域によって高齢化のために電気柵の設置が困難な集落もあり、設置工事に伴う費用代など、日の当たらないところに光を与えることができないか。
また、電気柵の申請には、上市町有害鳥獣対策協議会から上限10万円の補助金が支給されておりますが、資材も高く、補助金の見直し検討を考えられないか。
ちなみに、当町には電気柵、恒久柵を含め、侵入防止柵の設置延長は何キロメートルぐらいあるのかお聞きいたします。
また、柵の申請集落は何件で、認可待ちはあるのか、
酒井産業課長に求めます。
以上で私の質問4点を終わらせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。
35 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。
〔町長 中川行孝君 登壇〕
36 ◯町長(中川行孝君) それでは、私のほうから、細田守監督に関する質問についてお答えをさせていただきます。
まず、議員ご指摘の、私が文化センターの展示コーナーを細田守さんの作品でやったらどうかという、埋めたいという希望をかつて申し上げたところでありますが、いろいろ当たってみておりますが、あのコーナーを展示物で埋めるには品物が少ないという事実がまずわかってきました。
そう言いながらも、展示コーナーを設けるためには、細田守さんのご理解もそうですが、何といいましても、スタジオ地図さんのご協力をいただかねばならないということで、地図さんとは、つい先般も副町長に訪ねていただいて、今後の対応について協議をしてきたところで、深いつながりを引き続き持たせていただいておりますが、実現のためには結構ハードルが高いというふうに感じているところでございます。
しかしながら、これまでも細田作品の新作公開に合わせて特別展が各地で開催されている経緯がありまして、今年度においても「サマーウォーズ」公開から10周年を迎えた上田市では、この夏、「未来のミライ展」が日本で唯一、巡回展として開催されたところであります。
こうした事例も参考にしながら、常設展に限らず、巡回展なども視野に入れて、引き続きスタジオ地図さんと協議を続けてまいりたいと考えております。
たしか、「おおかみこどもの雨と雪」が公開されてから今年は7年で、10周年が3年後になりますが、その前に新しい作品がまた公開されるはずでございます。
そういうものもあわせて、10周年の記念事業として何らかの形で開催できないか、スタジオ地図さんと協議を進めてまいりたいと思います。
昨年公開された「未来のミライ」が本年2月にアニメーション映画のアカデミー賞と言われるアニー賞の長編インディペンデント作品賞を受賞したことを受け、細田守監督に町の栄誉賞を贈ることを検討したいということを、あわせて申し上げておきます。
これについては、現在、栄誉賞の授与だけでなく、何らかのイベントもあわせて開催できないか。そうした場合、会場もどこが適しているのか。議員さんは北アルプス文化センターというご提案でございますが、関係機関と検討しているところであり、日程等が詳細に決まり次第、ご報告をさせていただきたいと思います。
次に、上田市との交流の関係でございますが、細田監督の人気作品「サマーウォーズ」の舞台モデルとなりました観光都市・上田市では、映画の中でロケ地や行事が実名で紹介され、その中には、恒例の夏祭り「上田わっしょい」も登場することから、映画公開以降、「サマーウォーズ」を愛するファンの方々が映画のキャラクターに扮して祭りに参加し、祭りを大いに盛り上げております。
町では、今年、上田市からの呼びかけに応え、「サマーウォーズ」公開10周年を迎えた上田市の取り組みの調査や、細田監督作品のファンとの交流促進を目的に、町職員が、「おおかみこどもの花の家」を管理しているNPOの方々とともに「上田わっしょい」に参加し、「サマーウォーズ」ファンの上田市の方々と交流を行うとともに、「おおかみこどものふるさと 富山県上市町」をPRしてきたところであります。
細田作品の舞台として「訪れてみたい日本のアニメ聖地」の88カ所に選ばれている上市町と上田市が交流を深めることはお互いにメリットになると思われますので、ファン同士の交流促進を念頭に、上田市との情報交換に努めていきたいと考えております。
議員ご提案の、ふるさと観光上市まつりなどの町行事への参加につきましては、直接映画と関係がございませんので、招待するにはちょっと難点があるかなというふうに考えておりますが、「おおかみこどもの雨と雪」にまつわる何らかの機会があれば、来町を呼びかけてまいりたいと考えております。
37 ◯議長(松谷英真君) 藤縄教育長。
〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕
38 ◯教育長(藤縄太郎君) 増える外国人対応のうち、教育現場での支援体制についてお答えをいたします。
県教育委員会では毎年、「外国人児童生徒教育の手引き」を発行いたしまして、その中で就学に関するQ&Aや日常会話文集、日本語指導案作成例など、外国人児童生徒及びその保護者への対応について記載していることから、基本的に各学校では外国籍の児童生徒に対して、まずこの手引きをもとに、英語も交えるなどしてコミュニケーションを図ることとしています。
また、外国人児童生徒が在籍し、指導上の困難を抱える学校に対しては、県教育委員会が、学習だけでなく生活の援助を行うことを目的に、母国語を理解できる方を外国人相談員として派遣する制度も設けています。
外国人児童生徒が就学・進学するに当たっては、事前に本人や保護者と面談し、日本語の理解状況等の把握を行っていますが、特に支援が必要と認められる場合には、今ほど申し上げました県教育委員会の外国人相談員の派遣制度を活用し、日本語指導を行っております。
現在、町内の小中学校には合わせて10名の外国籍の児童生徒が在籍しているところですけれども、ほとんどの児童生徒は日本語を理解できており、日本語指導を受けている児童生徒1名につきましても、入学当初から日常会話に問題はなく、学校生活や学習上、本人が困難を感じていることについて支援をしているものであります。なお、指導時数は本人の語学力の状況によって決定されております。
町教育委員会では、今後も外国人児童生徒本人及び保護者の状況に応じて、これらの制度を活用し、外国人児童生徒に対する適切な支援に努めてまいりたいと考えております。
39 ◯議長(松谷英真君) 廣田財務課長。
〔財務課長 廣田高志君 登壇〕
40 ◯財務課長(廣田高志君) ご質問の、公的機関のAEDについてお答えいたします。
AEDにつきましては、昨年度、役場庁舎をはじめ各小中学校、各
地区公民館など町の公共施設31カ所において最新機種に更新したところであり、設置の際には、心停止の患者の発見から119番への通報、心肺蘇生の方法など、議員ご指摘のAEDを用いた一時救命処置を、写真を使ってわかりやすくA4サイズの表裏1枚にまとめた説明書を各施設に配布しております。
なお、各施設には、緊急時に円滑に対応できるよう、その説明書を事務室等には置かずに、AEDの設置場所に常時備えるよう各施設の所管を通じてお願いしているところであります。
また、県では「県有施設におけるAEDの設置及び管理の基準に関する指針」を先月20日に策定しており、町の公共施設においても、施設によっては、その指針を参考にAED設置場所表示マークを正面玄関へ掲示するとともに、施設案内図にAED設置場所を明示するなどし、施設利用者が円滑にAEDを利用できるよう、今後も適切な管理及び運用に努めてまいりたいと考えております。
41 ◯議長(松谷英真君) 永田町民課長。
〔町民課長 永田雄二君 登壇〕
42 ◯町民課長(永田雄二君) 議員ご質問の、役場窓口への通訳機配置についてお答えいたします。
上市町の住民基本台帳に登録されている外国人人口は、平成30年4月1日現在で249人でしたが、1年後の平成31年4月1日現在では269人に増えております。
転入・転出等の届け出時には人材派遣会社の担当者や通訳の方が付き添われることが多く、また個人で窓口に来られる方は、ご自身の携帯電話の通訳機能を活用されるため、幸い窓口業務に大きな支障は発生しておらず、現時点で通訳機の設置の必要性は感じておりません。
なお、外国人住民に関するお問い合わせに対応するために、総務省が多言語電話相談窓口を開設しており、万が一外国人の方と言葉が通じず困った際には、10カ国語の通訳サービスを受けることができます。
今後状況に応じこうしたサービスも活用し、外国人の方への対応を適切に行っていきたいと考えております。
43 ◯議長(松谷英真君)
酒井産業課長。
また、駅の南西側は第一種中高層住宅専用地域や第一種住居地域に指定されていることから、若杉新踏切、いわゆる四葉台団地の横の踏切でございますが、ここから上市駅南側への
アクセス道路を整備することにより、周辺地区の利便性の向上やさらなる宅地開発の促進につながるものと期待されております。
駅周辺の整備方針については、今後の開発動向等を注視しながら、慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。
私はかねてから、富山地方鉄道については、駅舎から富山に向かって左側の、現在駐車場等になっておりますが、あの地鉄の土地を有料駐車場として整備されませんかと。町も応分の支援をしますという申し入れを地鉄にはしております。
その際に、それがかなうなら、四葉台の横の踏切から鉄道の線路に沿って、上市駅の横へ道路を1本整備することによって、あの周辺の環境は相当変わってくるものと考えております。
もう一つは、これは古い話になりますが、横法音寺の土地区画整理事業が、計画がありましたときに、結果的に地域の皆さんの反対で土地区画整理がなりませんでしたが、断念した中で、現在の道路に下水道等を整備してしまいましたので、基本的にあのあたりの再開発は非常に難しいなというふうに考えております。
そこで、それでもあの中に都市計画道路の計画線が引かれておるわけですね。私は、できないものをいつまでも計画として残しておくのはおかしいと。これは早いうちにこの計画を廃止すべきだという思いを持って話をしておるわけですが、一旦つくった計画は、そう簡単に廃止はできないというのが県の考え方で、なかなか私どもの思いが通りません。ここらあたりが一つの大きなネックになっておるがかなという気がいたします。
いずれにしましても、駅前の整備計画というのは、今後一番近い段階というのはいつかというと、あの駅舎、アルプス農協の本店の建てかえの時期あたりが一つのあの周辺の環境を整備する大きな起点になるのかなというふうに考えておりますので、またご理解をいただきたいと思います。
75 ◯議長(松谷英真君) 廣田財務課長。
〔財務課長 廣田高志君 登壇〕
76 ◯財務課長(廣田高志君) 議員ご質問の法定外公共物の管理についてお答えいたします。
議員ご指摘のとおり、未登記の法定外公共物は、公共施設の敷地内のほか一般住宅内においても多数存在しております。そうした中、調査地区を定め一筆ごとの土地について境界と面積などを明らかにする地籍調査を実施することは、未登記の法定外公共物をただしていく有効な手だての一つと考えております。
しかし、調査区域外や公共施設の敷地内の法定外公共物については、登記事務の多大な時間と費用を要することを考えますと、土地の整理が必要な事業の実施にあわせまして、その把握と登記の処理に努めてまいりたいと考えております。
また、議員ご提案の登記の助成制度につきましては、過去に企業誘致したものへの対応は難しいと考えますが、今後発生するものについては多少なりともメリットがあることが推察されますので、企業誘致担当課において調査研究を進めていくこととしております。
次に、開発行為に伴う法定外公共物の取り扱いについては、計画段階から土地利用形態に応じた払い下げ、つけかえ等の協議をしているところであります。
なお、計画区域外で水路などの機能に支障が出ることがないよう、開発行為担当課が開発事業者に対し、必要があれば用水管理者のほか地元区長の同意を得るよう指導しているところであります。
また、法定外公共物を通路や駐車場として明らかに占用している場合については、町の法定外公共物の管理に関する条例に基づきまして占用料をいただいているところでありますが、雨水排水の流し込みについては、占用料をいただいておりません。
なお、近隣の市や町においても占用料を徴収していないと聞いております。
以上であります。
77 ◯議長(松谷英真君)
竹田建設課長。
〔建設課長
竹田亮成君 登壇〕
78
◯建設課長(
竹田亮成君) 議員ご質問の交通事故の対策についてお答えいたします。
上市駅前を南北に横断する道路は
都市計画道路横越荒田線として都市計画決定されており、横法音寺交差点から上市駅前交差点までの758メートルは、昭和49年から平成5年にかけて、全幅員12メートルで整備しております。道路の両側には幅員1.5メートルのマウンドアップ形式の歩道を有し、車道部は上下線とも幅員3メートルの車線に1.5メートルの路肩を設置しております。
議員ご指摘の近年発生した事故について、
上市警察署に確認したところ、運転手の進路前方に対する安全確認不足によるものが多くを占めるとのことでありました。
しかしながら、この区間は片側1車線の道路であるものの、車線と路肩を合わせた片側の車道部分の幅員が4.5メートルと比較的広く、車両が速度を上げやすいことや、交差点で右折のため減速や停止した車両を後続車両が左側から追い越すことが容易なこと等、事故を引き起こしやすい要因もあると考えられます。
このような状況から、交差点手前の車線の内側に太い破線を引く「狭さくドットライン」を設置すれば、ドライバーの視覚的に車道を狭く見せて、注意喚起と速度抑制を図ることで交通事故防止の効果が期待されます。
この区間には、上市中央小学校の通学路となっている交差点もあるため、
子どもたちがさらに安心して通学できるよう、関係機関と協議の上、早期の対策を講じてまいります。
79 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。
80 ◯3番(伊井勇治君) いろいろ答弁、ありがとうございました。
町長にいろいろ、先のことも含めて、今答弁していただきました。
都市施設というのは、通常道路1本つくるのに、町単独でやりますと、仮に1億は1億。ですが、町が単独費を1億用意すれば、国の補助なり、仮に県の補助も入れたとすれば、その倍ぐらいの仕事ができる。ただ、やはりそこまでになりますと、倍の仕事をするということは、職員もそれなりに要ると考えます。
ですから、一つの再開発というのは、やはり町のやる気ということでありますので、今後、私が8次という先のことを言いましたが、多分仮に計画したとしても、20年、30年は優にかかります。場合によっては半世紀かかります。それだけの覚悟を第8次に少しシフトして、やはり
スマートインターチェンジのことも言いましたが、それらを活用する。
そのためにも含めて、今度はコンパクトシティーではないんですが、町の中にも少し注視する。あれもこれも路線はなかなか難しいと思いますが、やはり駅周辺ということを一つ視野に入れて、上市のやる気を出していただければいいのかなというふうな思いをしております。
町長、申しわけありませんが、そういう思いであります。
続きまして、法定外公共物の件なんですが、近年では都市計画、再開発ということを含めましてもそうなんですが、上市全体が最近そういう仕事が少ないものですから、あまりぴんと来ておられないところもあるかと思いますが、こういう町の施設なり、結構面的なこういう公共施設を含めて、何となく箱をつくる、造成するということばっかり観点にありますが、何といいますか、その周辺にはやはり未整備なものが残っておるということなんです。
最近でもあったのはこの役場周辺で薬局なんですが、薬局はきちんときれいにできて、お客さんも入っていいことだと思います。ただ、その前後が法定外が残っておりまして、そこは今まで段差もなかったんですが、畑へ行くがにもちょっとそこを通れたということなんですが、それができた途端に段差ができたと。そしたら、そういうチェックを誰がしているんですかねということなんですが、開発に関しましては、農業委員会も含め建設課。だけど、その法定外を扱っているのは財務課ということで、何となく縦割り過ぎて、そこの設計まではきちっと見ていなかったと。
私、これ、さんざん業者に言いまして改善させましたが、やはり一般区長は判子を押したら、後、わからんがですね。でも、いいがになるもんだと思っておるがですが、そのへんがやはり後の祭りであって、それを頼んでもなかなか改善が見られないというようなことではちょっといけないものですから、そういう法定外一つであっても、地元に残っておる以上は、やはり登記なり振りかえなり、きちっとしていただきたい。
だから、そういう細かいところまで財務としては目を向けていただきたい。それが、法定外の一部占用料なんてわずかです。わずかなんですが、その振りかえを有効にすることによって、企業なり個人が一団地として使えることによって、またその土地の価値が違ってくる。どことは言いませんが、ある企業は、そのまま法定外が残っておる。じゃ、いざ売却したくても、こんな土地なら要らんわというものが幾つかあります。
今になってはちょっと後の祭りです、本当に。でも、もう少し町も財政力がつけば、そういうこともきっちりと目を向けてあげて、やはり上市全体の固定資産が底上げになるということも意識して考えていただきたいというふうに思います。
最後になりますが、竹田課長、私の幾つかの方法論の中で一つを採用してみようかということであります。
本来であれば商店街とか何かということで1.5メーターほどの路肩というのは停車帯という意味がありまして、ちょっと買い物をしたいと。最近では駐車違反になりますが、そういう意味で1.5メーターをとられたんだろうと思うんですが、今となれば、さっきも言われたとおり、横をすり抜けていく。そしたら、ある程度死角になりまして、そこに人がいたらハンドル操作を誤って電柱にぶつかったとか、そういうので事故がかなり重症化しておる。
さっき言いました都市計画道路の整備という、道路整備ですね、やはり安全が第一なんですね。そういう安全なことの仕掛けというものを、さっきの再開発に戻るわけじゃないんですが、やはりそういうことを考えて、道路を1本であれ整備することをお願いしたいなというふうに思いますので、本当に職員の皆さんにはいろいろ大変な思いをしていただいておるがですが、もう一歩、警察さんも含めて協議していただいて安全な施設につくっていただければというふうに思っております。
要望みたいな話ばっかりで恐縮なんですが、新年度、新総合計画へ向けてまた考えていっていただければ幸いかなというふうに思います。
私の質問は以上で終わります。
ありがとうございました。
────────────────────────
◇ 寺 西 庄 司 君
81 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。
〔2番 寺西庄司君 登壇〕
82 ◯2番(寺西庄司君) それでは、本日、2つの質問をさせていただきます。
最初は、英語の発信力強化についてです。2つ目は、訪日外国人旅行者の入浴に関する対応についてお尋ねしたいと思います。
英語の発信力強化については、2019年度の小学6年生と中学3年生対象の全国学力・学習状況調査が終了して、富山県としては、平均正答率では上位都道府県に入りました。しかし、英語の全国順位は7位で、国語、算数、数学と比べると低かったと報道されていました。
今回の学力調査では、中学3年の英語のうち、パソコンに声を録音して解答する「話す」という分野の問題では、他府県ではトラブルが発生している。具体的には、録音に不具合があって採点できない生徒が発生したとありました。原因は、解答時に使用されていた各自のパソコンの性能や接続機器の相性などが予想されております。
教育の現場におかれましても、英語の発信力強化は長年の懸案事項であります。授業の改善という観点や、生徒の英語力の差に対応した指導方法や、読む・書く・聞く・話すの技能習得方法の確立などに注力いただいておられると思います。
そこで、藤縄教育長にお伺いいたします。
1点目です。今回の全国学力調査において、話すことが初実施となった中学3年の英語では、即興で会話したり、自分の意見をまとめて書いたりする発信力に課題が浮かび上がったと聞いております。
生徒たちの発信力育成をするために、当局ではどのような取り組みを考えておられるのでしょうかお聞かせください。
次、2点目として、英語という側面で見たときに、生徒たちの学力向上のためには小学生からの対策が必要であると考えます。2020年度から小学生の外国語の教科化を見据え、当局としての対応はどのようになっているのかお聞かせください。
3点目としまして、上市中学校の設備という観点から、
廣田教育委員会事務局長にお伺いいたします。
パソコンの不具合で音声データが聞き取れない等の不具合はなかったでしょうか。今後、パソコンの能力不足や接続機器の品質不足で学力を発揮できないことがないようにメンテナンスできるのでしょうか。生徒が使用する学習器具に対して、対策をお聞かせください。
続きまして、訪日外国人旅行者の入浴に関する対応についてお伺いいたします。
現在、銭湯や旅館等におきましては、日本人の利用客に配慮する形でタトゥー、入れ墨ですね、の入っている方の利用を制限するということが一般的な対応になっていると思います。私も同様に思っておりましたが、2020年のオリンピックを控えて、日本が世界から注目され、上市にも旅行者の増加傾向があらわれているんではないでしょうか。
この増加は、日本人と異なったタトゥーの文化や慣習で生活してきている外国人の一般的な旅行者が増えることを意味しております。銭湯などの利用においては、日本人だけが利用する施設ではなく、外国の方も気軽に利用する時代に変わってきているような気がします。
観光庁でも、タトゥーがあるだけの理由で利用を拒むのは不適切だとの方針を出しております。同庁では、タトゥーがある外国人旅行者には気を使って対応してほしいと言っておられます。
対応事例として3つの方法を紹介しておられます。1つの方法は、シール等でタトゥー部分を覆う方法です。2つ目の方法は、入浴する時間帯を工夫していただく。3つ目の方法は、貸し切り風呂等を案内する方法を紹介して、施設側に対応の改善を促しているという状況であります。
このように、観光庁もタトゥーの入浴許可には積極的なので、今後はそのような流れができてくることが予想されます。
そこで、
酒井産業課長にお伺いいたします。
1つ目は、上市町経営の温泉施設ではどのような状況か、あるいは上市町の中の温泉入浴施設ではどのような状況かお答えください。
2つ目は、今後当局として何か政策誘導する予定はあるのかどうかお聞かせいただきたいと思います。
以上であります。よろしくお願いいたします。
83 ◯議長(松谷英真君) 藤縄教育長。
〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕
84 ◯教育長(藤縄太郎君) まず、全国学力学習状況調査における中学3年生の英語に関する質問についてお答えをします。
初めに、英語での発信力の育成に係る取り組みについてお答えいたします。
今回の学力調査で、初めて「話すこと」が加わった中学3年生の英語について、議員ご指摘のとおり、自分の意見をまとめて英語で表現することのできる、いわゆる発信力が、全国的に不足していることが明らかになりました。上市町でも同様の傾向にあります。
文部科学省では、正答率が高い地域の理由として、英語を重視した取り組みや授業外で英語に触れる機会が多いといった複合的な理由が考えられるとの分析がされておりまして、また同時に行われた
アンケートからは、英語で自分の考えをまとめたり、即興で気持ちを伝え合ったりするような授業を受けている生徒のほうが、英語の勉強が好きと感じており、正答率も高いことから、授業の工夫が学力の定着につながることが伺える調査結果となっております。
今回の学力調査で指摘された観点に基づきまして、教員の指導力の向上を図り、生徒が主体的に自己発信する機会を設けるなど、授業の改善を進められるよう学校に働きかけ、小中学校を通して英語の学力が定着できるよう努めてまいります。
次に、小学生からの対策に関するご質問については、学力の定着のため、まずは英語を好きになる、英語嫌いをつくらないことが肝要と考えます。そのため、小学校では英語を楽しむことを外国語活動の中心に位置づけています。また、指導する側の教員に対しては、英語に慣れ、指導法の向上を図る研修を各校で実施しております。
さらに、3・4年生の外国語活動や5・6年生の教科英語の導入に備えまして、各小学校に英語圏出身の方や海外在住経験のある方を外国語指導助手として配置し、教員の指導のサポート役として活躍してもらっておりまして、今後も引き続き配置する予定としています。
以上であります。
85 ◯議長(松谷英真君)
酒井産業課長。
〔産業課長 酒井紀明君 登壇〕
86
◯産業課長(酒井紀明君) 外国人旅行者のタトゥーと入浴についてのご質問にお答えします。
町経営のアルプスの湯につきましては、一般利用者への配慮から、タトゥーを入れたお客様の入浴はお断りしております。温泉入り口の自動ドアに、恐れ入りますが、入れ墨(タトゥー)のある方、ボディペイントのある方は入場、入浴をお断りしますと書いた紙を張っているほか、電話で問い合わせがあった場合には丁重にお断りの旨を伝えており、現在のところ、トラブルや苦情は発生していないというふうに聞いております。
なお、本年6月から、国籍を問わず利用者の方に気持ちよく入浴してもらうために、基本的な入浴マナーを日本語、英語、中国語、ハングル語で記載した紙をアルプスの湯の中に掲示しております。
2016年3月に観光庁が外国人タトゥー客への対応方法を例示として整理し、業界団体等を通じ各地の入浴施設に周知しております。例えば、シール等でタトゥー部分を覆うことを求める方法や入浴する時間帯を工夫する方法、貸し切り風呂を案内する方法などが示されております。
今回、町内の入浴施設に対応を確認したところ、そもそも入浴制限していない施設や既に貸し切り風呂で対応している施設もあったところであり、町といたしましては、外国人旅行者にも温泉や入浴の魅力を伝えられるよう、各施設に観光庁がまとめた対応方法を改めてお伝えし、対応の改善を促してまいりたいと考えております。
87 ◯議長(松谷英真君)
廣田教育委員会事務局長。
〔
教育委員会事務局長 廣田泰三君 登壇〕
88
◯教育委員会事務局長(廣田泰三君) 生徒が使用する学習器具についてということで、全国学力学習状況調査における中学校英語「話すこと」の調査問題において、パソコンに不具合はなかったかとのご質問でありますが、調査で使用するパソコンにつきましては随時機器の更新を行っており、今回の調査においても、上市町ではパソコンの不具合などのトラブルは発生していません。
89 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。
90 ◯2番(寺西庄司君) ご返答、ありがとうございました。
まずは藤縄教育長のおっしゃった、英語嫌いをつくらない。英語に触れる機会を多くつくる。これをやっぱりもっと進めていただきたいなと、このように思っています。
この英語の発信力に関しましては、どこの地域も長年の懸案だと思っております。どこの地域でもとなれば、上市で英語の発信力強化のシステムを確立させることができるようになれば、この発信力を身につけたくて、「バイリンガルの上市」として打って出れば、こぞって上市中学校に入ってこられるんじゃないでしょうか。
そこで、よく思うのが、マイケル・サンデル教授でしたか、あの「白熱教室」というディベートを行ったり、将来ですけれども、この学習器具に5Gというものを利用して動画で学習したり、英語になじみやすいようにするようなことをして、パソコンや携帯のソフトなんか縦横無尽に使うという、そういうことができるようになる。最新鋭の勉強方法の確立とか、AIとか、ロボットを利用して英語教室が展開できるようになる。本当に、上市へ行きゃ、英語の塾なんだということになれば、もうこぞって上市中学校に入れさせてくれと言うてこられるんじゃないかなと、このように思うわけでございます。
このような教育に特化することで、上市として今後をどう考えるのかというポイントになった全国学力学習状況調査だったなと、このように思っております。
続きまして、外国人旅行者の入浴に関しましては、時代の移り変わりです。そういう施設で商売をやっておられる人も、それを利用される日本人の方々のこの風紀、衛生面、こういう考え方をもう一回見つめ直すときが来ているんじゃないでしょうか。
今まで入れ墨というものを見ると、ああ、恐ろしいという、そのやっぱり一点でお風呂に入ることを拒絶する方もいらっしゃったでしょう。近い将来、でも公衆浴場のこのマナーが変わるかもしれません。そのときのトラブルを未然に防ぐという意味でも、当局として町民の方々の考え方の、許容といいますか、情勢を何か醸し出しできるように対策を考えていかなきゃいけない時代になってきているんじゃないかなというふうに感じておりました。
以上でございます。
91 ◯議長(松谷英真君) ここで10分間休憩いたします。
(午後 2時15分)