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  1. 上市町議会 2019-03-01
    平成31年3月定例会(第2号) 本文


    取得元: 上市町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-12
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 議事の経過        ◆◆◆ 開   議   の   宣   告 ◆◆◆ ◯議長(松谷英真君) ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。                               (午前10時00分)        ◆◆◆ 議  事  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 2 ◯議長(松谷英真君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  これより本日の日程に入ります。        ◆◆◆ 議案第1号から議案第28号まで ◆◆◆ 3 ◯議長(松谷英真君) 日程第1 議案第1号 平成31年度上市町一般会計予算から議案第28号 平成30年度上市町病院事業会計補正予算(第4号)までの28件を議題といたします。             一 般 質 問 及 び 質 疑 4 ◯議長(松谷英真君) これより町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。         ────────────────────────             ◇  成  川  友  仁  君 5 ◯議長(松谷英真君) 4番 成川友仁君。              〔4番 成川友仁君 登壇〕
    6 ◯4番(成川友仁君) 皆さん、おはようございます。一番手の質問者となりました。よろしくお願いいたします。  通告により、5つ質問をいたします。企業誘致、空き家、かつ細田監督さん、それから情報誌、防災についての質問です。  それでは、1つ目の質問、上市町への企業誘致につき、産業政策の観点から竹田課長にお尋ねいたします。  上市町への企業誘致がよい結果を生むため、どのような取り組みを進めているのか伺います。  地元紙・北日本新聞の年明けの特集「展望2019 市町村長に聞く」、1月10月付の記事におきまして、改めて町長が企業の誘致に言及しております。従来いつどこでどのような働きかけをしたか、また今後進めていくのか、その方策を問います。  なお、富山県朝日町では、バイオ企業などの誘致に成功しており、その際の取り組みを取材した地元紙の連載記事「消えてたまるか! 朝日町」が注目を集めており、参考になります。  第2点の質問として、整備が進む仮称「上市スマートインターチェンジ」脇の工業用地への企業進出の見通しはいかがでしょうかお尋ねいたします。  2つ目の質問、空き家の活用について、同じく産業課・竹田課長にお伺いいたします。  さきの質問と同じく、地元紙の年明けの特集「展望2019 市町村長に聞く」におきまして、空き家の活用についても町長が言及しております。町が空き家を改装した上で希望者に貸し付けるといった可能性を示しておりますが、その実現に向けて、これまで具体的にどのような検討がなされたのか伺います。  第2点としまして、街なかの料亭跡の建物が、昨年末、民間事業者によって簡易宿泊施設ゲストハウス松月」として生まれ変わりました。そこでは、ビジネスセミナーの開催、ゼミの大学生グループの滞在といった学びと地域づくりにつながる動きもあります。  このような機会を捉えて、民間活力を引き出しつつ、空き家の再生を促進できればと考えます。町の方針はいかがでしょうか。  3つ目の質問、細田守監督作品をめぐる旅につきまして、企画課・中村課長にお伺いいたします。  上市町出身のアニメーション監督・細田守さんが映画「未来のミライ」でアニー賞を受賞して大いに注目を集めています。一方で、監督が当町・上市町出身で、しかも上市の山里が作品の舞台モデルになっていることは、どれだけ知られているのでしょうか。私は昨年、横浜や金沢で映画「おおかみこどもの雨と雪」に関して話をする機会がありました。横浜は、ちなみに、「未来のミライ」の舞台であり、金沢は細田監督が大学時代を過ごしたまちであります。しかし、残念ながら、数十名の参加者の方々にも監督の出身地や舞台モデル地はほとんど知られていませんでした。  そこで、見どころが多い一連の映画の舞台モデルをめぐる旅を促すことで細田監督を応援することができると考えますが、いかがでしょうか。  ちなみに、細田監督作品のうち、「サマーウォーズ」は、今年の夏、公開10周年を迎えます。舞台となった長野県上田市では、例年スタンプラリーなどを行っておりまして、今年は一層盛り上がることが予想されます。また、「おおかみこどもの雨と雪」の古民家「花の家」は先日、うるおい環境とやま賞(土の賞)を受賞しまして、景観づくりの分野でも大きな注目を集めておりますことを申し上げます。  4つ目の質問、情報誌「かみいちのヒキダシ」の今後について、産業課・竹田課長にお尋ねいたします。  先般、「かみいちのヒキダシ プラス オンリーワン」弐の巻が発行されましたが、裏表紙には「本誌が最終号です」とあります。  そこで、今後、ホームページウエブサイト、これはドメイン「kamiichi-hikidashi.com」でありますが、その維持管理はどうなるのでしょうか。  本誌は電子データPDF形式と呼ばれるデータで末永く保存できますが、本誌以外の情報、すなわち体験ツアーの記事など、いわゆるブログ形式で執筆されるものは、ウエブサイトから既に失われ、見ることができなくなっています。  そこで、本誌はもちろん、ウエブサイト、ドメイン、関連記事などの蓄積が相まって価値を持つと考えますが、いかがでしょうか。「かみいちのヒキダシ」の今後の扱いを伺います。  5つ目の質問、最後の質問は、防災とマイ・タイムラインにつきまして、総務課・中村課長にお伺いいたします。  先月開催された生涯学習都市宣言30周年記念講演において、講師の酒井千佳さんが気象災害から身を守るための知見、知識を幾つも紹介なさいました。その中で、いわゆるマイ・タイムラインへの言及がありました。これは個々人の生活実態に応じて、あるべき行動、なすべき行動を時系列で捉えるものであります。  大雨災害などに見舞われた地域で導入や啓発が進められています。また、昨年夏、金沢地方気象台で催されたお天気フェアにおいて、金沢河川国道事務所子ども向けに出前講座をしているといった例もございます。  そこで、災害が少ないと言われる富山・上市において、人ごとではない防災の一助となるマイ・タイムラインを普及するにはどのような方策が考えられるのかお尋ねいたします。  私の質問は以上です。 7 ◯議長(松谷英真君) 中村総務・企画課長。            〔総務・企画課長 中村政一君 登壇〕 8 ◯総務・企画課長(中村政一君) それでは、防災とマイ・タイムラインについてのご質問にお答えいたします。  マイ・タイムラインは、自分や家族が安全に避難するための逃げ方を自らで考えるものであり、家族構成一つとってみても、単身の世帯もあれば、高齢者がいる世帯や乳幼児がいる世帯もあり、洪水からの避難方法は異なってまいります。  タイムラインを作成するに当たっては、住民一人一人が置かれている環境を踏まえ、自分自身に合った避難を自ら検討することが重要であるとされております。こうした検討を行う過程で、洪水時になすべきことや洪水発生前に準備しておくことを具体的に考え、これらを自分のペースで行動に移せるよう整理することができるため、町といたしましては、タイムライン検討用資料の提供や自主防災会への情報提供を行っていきたいと考えております。  なお、新年度予算において、県が改定する洪水浸水想定区域図をもとに、町のハザードマップについて改定することとしており、洪水編につきましては全戸配布を予定しておりますので、これにあわせてマイ・タイムライン作成の呼びかけを積極的に行いたいと考えております。  続きまして、細田守監督作品をめぐる旅のご質問についてお答えをいたします。  当町出身の細田守監督は、昨年公開の映画「未来のミライ」で、先日、5回目の日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞最優秀賞を受賞したところであります。また、アニメーションアカデミー賞と呼ばれる第46回アニー賞では長編インディペンデント作品賞を受賞したほか、第76回ゴールデングローブ賞アニメ映画賞や第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞の候補にもそれぞれ選ばれるなど、世界的にも評価を受け、次回作への期待がより一層高まっているところであります。  こうした中、細田守監督映画舞台モデルをめぐるための格好の当町イベントとして、今や500人規模に成長しているフォトロゲイニング大会が適していると考えており、「花の家」以外にも映画のモチーフとなった原風景をチェックポイントに加えるよう、事業主催者である上市まちのわ推進協議会へ相談してまいりたいと考えております。  なお、細田守監督が当町出身であることは、首都圏等における移住イベントや富山大学での講義など積極的に発信しておりますが、平成31年度には、富山地方鉄道の上市駅に監督作品の看板掲示を行う予定としているところであり、今後も周知に努めてまいりたいと考えております。 9 ◯議長(松谷英真君) 竹田産業課長。             〔産業課長 竹田亮成君 登壇〕 10 ◯産業課長竹田亮成君) 議員ご質問の上市町への企業誘致についてお答えいたします。  企業誘致については、これまで企業側の要望に応じて用地を紹介する手法で実施してきましたが、現在整備が進む上市スマートインターチェンジ、仮称でありますが、その周辺においては、町があらかじめ用地を取得し、宮川地域工業団地として整備することとしております。昨年11月に東京都内で開催された県主催のとやま企業立地セミナーにおいて、宮川地域工業団地を含む町の立地環境等を説明してきたところであります。また、金融機関や事業者にも同様の説明を行っており、引き続き県と連携しながら企業誘致を進めてまいりたいと考えます。  宮川地域工業団地の整備状況については、現在、団地造成に必要な各種法令に基づく許可申請手続を進めているところであります。今後、スマートインターチェンジ本体の工事と並行して造成工事を行うことになるため、現時点で団地の完成時期は未定ではありますが、議員ご紹介の朝日町を含む近隣市町村の事例も参考にして、企業に進出してもらえるよう、団地の啓発に努めてまいりたいと存じます。  次に、空き家の活用についてのご質問にお答えいたします。  近年、社会問題にもなっている空き家については、当町でも空き家バンクの運営や空き家相談会の定期開催など、空き家対策に悩まれている方が気軽に相談できる機会の確保に努めております。  また、空き家の解消に加え、起業も支援する町独自の取り組みとして、平成26年に空き家を含めた空き店舗を活用する補助制度を制定し、現在まで7店舗に活用していただいております。町自らが空き家を購入し改装した後、希望者に貸し付けることについては、町が財産を所有することになるため、慎重に検討してまいりたいと考えております。  昨年末にオープンしたゲストハウス松月については、観光客の宿泊施設としての機能だけでなく、人が集まる拠点としても活用されていると伺っております。町としても補助金や情報発信の面で支援しており、今ある助成制度を通じて、当町の昔ながらの資源を発掘し、空き家を有効活用できる可能性があると再認識した次第であり、ゲストハウス松月の事例が今後の呼び水となるよう、町情報誌などによる情報発信を強化して、町全体の空き家再生の機運を高めてまいりたいと思います。  次に、「かみいちのヒキダシ」の今後についてお答えいたします。  議員ご質問の「かみいちのヒキダシ プラス オンリーワン」は、本年2月に発行した物をもって最終号となり、ウエブサイトについても、現在使用しているドメインでの紹介は今年度いっぱいをもって終了となります。  なお、過去掲載分も含め、委託契約では著作物の帰属は上市町となることから、引き続き町観光協会ホームページにおいて掲載する予定としております。  なお、冊子に関しては、PDF形式で閲覧できるようにするほか、過去に掲載があったブログ形式のページについては、冊子と同じくPDF形式のデータで閲覧できるようにしたいと考えております。  インターネット上の住所であるドメインが次年度以降変更となりますが、観光情報が集約された町観光協会ホームページにおいて、今後とも効果的に活用してもらえるよう努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 11 ◯議長(松谷英真君) 4番 成川友仁君。 12 ◯4番(成川友仁君) ご丁寧な答弁、ありがとうございました。  質問順に申し上げますと、1つ目の質問、企業誘致と2つ目の質問、空き家の活用については、新聞を通してとはいえ、町長ご自身のご発言、ご意向であるという重みを踏まえて、ぜひ積極的な施策展開等を進めてほしいと思う次第です。  ちなみに、空き家については、町の改装に際しては買い取りを前提としている答弁のように私は理解しましたが、サブリースと言われる転貸借、町が借り受けて、さらにそれを小分けにして貸し出すといった形態も、もしかしたらあり得るのではないかと思いますので、また研究・検討していただければと思う次第です。  次に、細田守監督作品をめぐる旅につきましては、仰せのとおり、フォトロゲイニングは大変有効な機会だと思います。また、富山地方鉄道の駅を使う看板掲示も大変歓迎するところです。  あと、「サマーウォーズ」について、今年10周年ということで上田市では動きがあると思いますので、その点について、後で再質問したいと思います。  4つ目の「かみいちのヒキダシ」については、残念ながらホームページ、ドメインを含めて閉鎖ということなんですけれども、今後同様な取り組みがありましたら、ぜひホームページドメインネームなども町の知的財産、ブランドイメージなどを含めた財産として管理運用、活用する方策をぜひ検討していただきたいなと思う次第です。  幸い記事、本誌についてはPDFと呼ばれるポータブル・ドキュメント・フォーマットですが、その形式で引き継がれるということなので、またぜひ活用を図っていただきたいと思います。  5つ目の防災、マイ・タイムラインは、新しい防災地図、ハザードマップの配布時に、ぜひ啓発を図る一工夫をしていただければと思います。  上市の地理的条件などに応じた伝え方、また工夫などもあると思いますので、よろしくお願いいたします。  再質問についてですけれども、細田守監督作品の10年前に公開された「サマーウォーズ」について、私、3年ほど前の本会議一般質問で、舞台モデル同士の交流という点から、交流、行き来を活発にすればどうかとご提案をいたしましたけれども、もし今年の公開10周年の際に、何か絡みといいますか、後方支援とか、かかわりなどがもしあればお聞かせいただきたいなと思います。いかがでしょうか。中村企画課長、お願いいたします。 13 ◯議長(松谷英真君) 中村企画課長。 14 ◯企画課長(中村政一君) それでは、再質問にお答えいたします。  上田市におきましては、私ども非常に興味を示しておりまして、10周年という前にやはり一度、そちらのほうには、視察というか、対町として伺ってみたいなというふうに思っておりまして、即刻伺いたいというふうに考えております。  よろしくお願いします。 15 ◯議長(松谷英真君) 4番 成川友仁君。 16 ◯4番(成川友仁君) 失礼いたしました。  ご答弁、ありがとうございます。町の働きかけはもちろん、訪問者ノートと呼ばれる物が舞台モデルの地に置かれていたりするんですけれども、その記載を見ると、別の、例えば上田に行ってから上市に来ましたよとか、遠くの渋谷もいいですねみたいな舞台モデルをめぐる動きというのも訪問者のノートの記載から推しはかれますので、そういった町民、また個々人レベルの交流費なども投資していただければなと思う次第です。  どうもありがとうございました。  私の質問は以上です。ありがとうございます。         ────────────────────────             ◇  伊  東  俊  治  君 17 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。              〔8番 伊東俊治君 登壇〕 18 ◯8番(伊東俊治君) 平成最後の質問を、心を込めてやらせていただきます。よろしくお願いします。  最初に、全国がん登録について。  全ての病院などに、がん患者に関するデータの届け出を義務づけた「全国がん登録」による初集計ができました。  上市でも集計されましたか。集計により、がんの実態が明らかになるので、予防治療の改善に生かされると期待されているが、いかがでしょうか。  初集計の結果をどう受けとめているかお聞かせください。  従来のデータと比べて何か変化は見られるかお聞かせください。  次に、登録制度がもたらす効果はどのようなものがあるかお聞かせください。  次に、消防団員、女性消防団員の育成についてお聞きいたします。  今年に入り、上市で2件の火災がありました。火が出たのも大変だったのに、2人の焼死には本当にショックでした。気の毒でした。年齢は、私と同じ年の人、旦那さん。そしてまた、息子さんは長男と一緒でした。  このようなことが二度とないように、私たちも気を配り用心していきますが、消防団の皆さんの用心の徹底など、今もやっておられますが、さらによろしくお願いいたします。  消防人材の確保ですが、全国で現在の消防団員数は84万人。この30年で15万人も減少したと言われております。高齢化も進行しています。  上市では、団員数は。人材確保へ、さらに知恵を絞っていただきたいと思います。  そんな中、今年の出初め式で、女性団員の初めての一斉放水がありました。大変頼もしく思いました。  女性消防団員は、子どもや高齢者など近隣住民を熟知しており、女性の視点での避難所の運営もできる。こうしたきめ細かな対応ができる長所を生かして、女性消防団員が活躍できるよう育成をしっかりとしてほしいと思います。よろしくお願いします。  次に、災害と避難について。  マイ・タイムライン、先ほど、成川議員さんとちょっと重なりますが。  またかと多くの人がそう思ったことだろう。新年早々、熊本県を襲った最大震度6弱の大規模地震。前回、2016年4月の熊本地震から3年足らず、北海道でも震度6弱の地震。近年頻発する台風禍や豪雨、猛暑などの異常気象により、今や、天災は忘れたころにやってくるのではなく、いつでもやってくることを自覚しないわけにはいきません。平時の備えがいや増して重要になってきていることを改めて確認せねばなりません。  自然災害が頻発し激甚化する中、住民に最も身近な地域の防災力を高めるために、自主防災組織の整備と強化に力を入れる必要があると思います。万一の事態に対する備えは、自分で身を守る「自助」、地域や近隣で協力し合う「共助」、行政による「公助」の3つが一体となって機能してこそ大きな効果があります。その中でも、自助は、ためらわず逃げる意識を高める。この3つの割合は、自助が7、共助が2、公助が1と言われています。  自主防災組織の日ごろの訓練を生かした声かけにより、住民の早期避難につながるケースもあります。災害時に避難情報が出ているにもかかわらず、逃げ遅れる住民が多いのは、情報を出せば人は逃げると考えがちだが、そうとは限りません。  人は目の前の危機からは身を守るために逃げる選択はするが、警報などでは動かない人が多い。災害のたびに指摘されております住民の逃げ遅れ。これは逃げる気持ちがあっても、実際の行動に移す難しさを示しております。  災害時に個人がとるべき避難行動を時系列にまとめた計画、マイ・タイムラインづくりが進んでおります。避難意識を高める効果が期待されます。住民一人一人が家族構成や生活環境に合わせた自分なりの逃げ方を持つタイムラインの個人版と言えるマイ・タイムラインを提唱いたします。  また、避難行動に結びつけるために必要な視点についてお聞かせください。  よろしくお願いいたします。 19 ◯議長(松谷英真君) 中村総務課長。             〔総務課長 中村政一君 登壇〕 20 ◯総務課長(中村政一君) 災害と避難に関する質問ついてお答えいたします。  議員ご指摘のとおり、避難情報が発令されても、自分は大丈夫との思い込みから、逃げ遅れるという現状があります。災害心理学でも正常性バイアスといって、目の前に危険が迫っていても、正常な日常生活の延長線上の出来事として捉えてしまう傾向があると言われております。昨年の石川県内のある市町村で、全域避難勧告を発令したにもかかわらず、避難者数がわずか67名であったという報告も聞いております。
     住民一人一人が「災害リスクは誰にでもある」という防災意識を持ち、平時から災害に備えることが重要であるため、自主防災会に避難訓練などの防災訓練や研修会を積極的に実施していただき、災害時には適切に避難行動がとれるよう地域の防災力を向上していただきたいと考えております。特に「逃げるぞ」と声をかけ、率先して避難する人がいることで周りの人たちの避難行動につながることから、率先避難者の存在が大切であると言われております。  マイ・タイムラインにつきましては、成川議員のご質問にもお答えをいたしましたが、自分や家族が安全に避難するための逃げ方を自ら考えるものであり、家族構成一つとってみても、単身の世帯や高齢者がいる世帯、乳幼児がいる世帯もあり、洪水からの避難方法は異なってまいります。  タイムラインを作成するに当たっては、住民一人一人が置かれている環境を踏まえ、自分自身に合った避難を自ら検討することが重要であるとされています。  「自らの命は自らが守る」という自助の意識を持つことが住民の防災意識の向上の観点から有効であると認識しており、マイ・タイムライン作成の呼びかけを積極的に行っていきたいと考えております。 21 ◯議長(松谷英真君) 井上消防署長。            〔消防署長心得 井上 寛君 登壇〕 22 ◯消防署長心得(井上 寛君) 初めに、町長の提案理由説明にありましたとおり、新年を迎えて早々、またその約1カ月後の2月の月初めにと、当町で連続して火災が発生しました。改めて火災予防の徹底に向け広報・啓発活動に努めてまいりますが、この2件の火災において、消防団の皆さんには力強い防御活動を行っていただきました。今後、さらなる連携を深め、上市町の安心・安全のため、ともに消防業務に当たっていきたいと考えております。  さて、消防団員の数について、全国では、昭和40年に133万人強でありましたが、平成7年には100万人を下回り、議員ご指摘のとおり、昨年、平成30年には85万人を切りました。  上市町では、平成初期の定数が296名であった当時は、充足率が95%から98%で推移しておりましたが、徐々に減少し、平成31年3月1日現在の実員数は259人で、充足率は84.6%となり、平均年齢につきましても、年々上昇しているのが現状であります。  消防団員の確保は、国が以前より重要な課題として取り上げてきたところであり、昨年秋からは国からの支援を受け、県が各メデイアを通して広報に努めております。  当町においては、消防団幹部や地元分団員による勧誘活動、分団OBへの団員確保に対する協力依頼や町広報紙に定期的に団員募集の記事を掲載しております。また、各種消防イベントやはたちのつどい等の行事の際にリーフレットを配布するほか、消防団拠点施設や地域の要所には団員募集ポスターを掲示し、消防団の理解促進と参加の呼びかけに努めているところであります。  次に、女性消防団員については、平成17年10月に導入を始めております。発足当時は8名でしたが、2年後には2名が追加され10名とし、さらに平成21年5月には女性団員の1名が副分団長に昇格し、同時に1名増員の11名として女性団員の地位の向上と活動の幅を広げました。昨年3月末で2名の方が諸事情により退団されたため、現在の数は9名となっております。  女性団員の日ごろの活動としては、火災予防の広報・啓発や各種消防行事への参加のほか、普通救命講習受講後に、さらに応急手当普及員講習を受け、自主防災訓練や救命講習等の場で、心肺蘇生やAEDの取り扱いなど、応急手当等を教える側の普及員として活躍されています。  毎年、富山県消防学校で実施される消防団基礎教育に2名ずつ派遣し、訓練礼式やホースの延長訓練等の基礎知識を学んでおり、今年度の出初め式において初めて女性消防団員の放水訓練を披露いたしましたことは、皆さんご周知のことと存じます。  富山県東部消防組合管内の女性消防団員と合同での視察研修や高速道サービスエリアでの啓発活動のほか、全国女性消防団員活性化大会にも毎年参加し、他県の女性消防団員との交流を図り、さらなる知識向上に努めています。  終わりに、現在、男性・女性ともに消防団員のなり手が少なく大変苦慮している中、伊東議員のご子息には消防団員として活動いただいております。議会の皆様には、自分たちで上市町を守るという志を持っておられる方の紹介や勧誘にご協力を賜りますようお願い申し上げまして、答弁といたします。 23 ◯議長(松谷英真君) 廣田病院事務局長。            〔病院事務局長 廣田泰三君 登壇〕 24 ◯病院事務局長(廣田泰三君) 議員ご質問の全国がん登録についてお答えします。  全国がん登録とは、日本でがんと診断された全ての人のデータを国で一つにまとめて集計・分析・管理する新しい仕組みで、この制度は平成28年1月に始まりました。  全国がん登録制度がスタートしてからは、居住地域にかかわらず、全国どこの医療機関で診断を受けても、がんと診断された人のデータは都道府県に設置されたがん登録室を通して集められ、国のデータベースで一元管理されます。  当院においても、入院・外来を問わず、初回の診断が行われた患者については、全て届け出しております。  初集計の結果について、情報を集約した国立がん研究センターでは、がん患者数が正確に把握でき、その集計作業も以前より早まったと評価しておりますが、公表結果が県単位の統計的な内容にとどまっているため、当院としては、現時点での診察や治療などには生かせない状況であります。  次に、従来のデータとの変化については、全国がん登録制度になり、届け出の項目が増えております。具体的には、診断情報や進行度、治療方法など、より細かな届出票となったことから、今後、がんの実態把握がより進むものと考えております。  最後に、登録制度がもたらす効果としては、精度の高いデータをもとに、地域の実情に沿ったきめ細かな対策ができるようになるほか、実施している対策の有効性を検証することも可能となると期待しております。 25 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。 26 ◯8番(伊東俊治君) ご丁寧な答弁、ありがとうございました。  初めに、消防団員、女性消防団員の答弁をいただきまして、本当に大変な努力をされているということを痛感いたします。高齢者にもなっておられますし、なかなかなり手がいないという。  先ほど私の息子のことを言われましたが、私の息子も2年前ぐらいに、半年以上出なくなったんですよ。なぜかというたら、今うちの息子は、マスオさんじゃないですが、婦中町から通とんがです。そしたら、間に合わんと。地元にいない者が消防団員であるというのはちょっとおかしいということで、半年以上動かなくなって、弱ったなと思っていたんですが、やっぱりそこは消防団員の力によって、先輩が、おまえは上市に昼間おると。昼間おるということは、ものすごく大事だと。勤めておる人が多いんだと。だから、昼間おるおまえさんは貴重な者だよと言われたその一言でぺらっとまた変わりまして、今一生懸命皆さんの中にまじってやらせていただいております。  女性団員も、この間の放水にしても、本当に目を見張るような、そういう光景でした。本当にうれしく思いましたし、これからもこういう、火災も多いですが、しっかりとやっていただきたいと思います。  次に、逃げる力を出すマイ・タイムラインですけども、まず、私も自主防災会の会合に出たときに、町長が、中能登町のことを言われたんですか、1万8,000人の人口のところで全域避難と。総務課長も言われましたけども、私は89名と書いておったんですけど、それぐらいしか集まらん。1万8,000に対して、それだけしか集まらんという、こういう逃げようという気持ちが全くない。ハザードマップでもしっかり見ていれば、大きな水害があったところなんかは、そのまんま、ハザードマップどおりだったんですよね。今、気象の報告はすごく正確に放送されますし、そこら辺はしっかりと私たち住民も見ていきたいなと本当に思っています。  それと、この警報などの情報だけでは本当に動かない。私も自主防災会の役を大分やりまして、初めはちゃんと眼鏡だとか薬だとかそういう物は私のそばにいつも置いておったんですが、最近は何かずぼらになって、ああ、これじゃだめだなと。やっぱりそういう物も用意しながら逃げる。どこへ逃げるということも、しっかりこれから自主防災会でもやっていきたいと思います。  それで、この自主防災会を通して、どういうか、避難行動に結びつけるように、各自主防災会にも徹底をお願いしたいなと思います。そして、地域のリスクを、危険なところを調べたり、時間ごとの行動もきちっと私たちも作成していかなきゃならないなと本当に思います。ためらわず逃げる意識を高めていくという、そういうものが本当に大事だと思います。  それと、最後にがん登録ですが、何よりもまず、新たにがんと診断された患者数が従来より正確に把握できたということは本当にありがたいことだと思います。私たちの周りにも、本当にがんで苦しんでいる人がたくさんいますし、最近ではオリンピックの選手も、がんではありませんが、また舌がんができた女優さんもおられました。  私の周りにも、がんで苦しんでいる人が本当にたくさんいます。このがん登録によってしっかりとまたなっていく、きちっとなっていくことを思います。  それで、最後に再質問で、日本は欧米に比べて胃がんや肝臓がんが多いとされています。また、ドイツなどの欧州では、1990年までにがん患者の届け出が義務化され、予防、診断治療に有用なデータの収集・分析が確立されていますが、今回の全国がん登録義務化によって、今後どのようにがん対策の推進が期待されるか、再質問いたします。  よろしくお願いします。 27 ◯議長(松谷英真君) 廣田病院事務局長。 28 ◯病院事務局長(廣田泰三君) 再質問にお答えします。  先ほど申し上げた地域の実情に沿ったきめ細かな対策はもちろん、今まで情報が不足していた希少がん患者の情報も正確に把握できることで、それらの治療法の開発が促進されるなど、がん予防・治療が飛躍的に改善されることを大いに期待しております。 29 ◯議長(松谷英真君) 8番 伊東俊治君。 30 ◯8番(伊東俊治君) 欧米では、がん患者情報を蓄積して食生活の改善や早期治療、早期発見を国家レベルで進めていると言われております。日本は今までありませんでしたが、全国がん登録によって、ようやくスタートラインに立つことができました。これからのがん対策の推進が期待されます。  以上で終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  寺  西  庄  司  君 31 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。              〔2番 寺西庄司君 登壇〕 32 ◯2番(寺西庄司君) おはようございます。  通告に従いまして、本日、2つの質問をさせていただきます。永田建設課長に質問させていただきます。  今年は、去年の大雪と打って変わって、積雪が少ない状況であります。これも異常気象として捉えられるのではないでしょうか。  防災の面におきましては、ハザードマップの構築も、来年度中にはでき上がると聞き及んでおります。  また、今年度、白岩川の和合橋から千坊橋の間で水害対策用の堤防が完成しております。今まで大雨のときに水位が橋の付近までせり上がってきたということがあり、危険を感じておりました。今回の対策によって、決壊するんじゃないかという恐怖を取り除いていただいたことは、とてもよかったんじゃないでしょうか。  現在は、いまだ堤防が二重になっており、古い堤防が残ったままになっております。今後も切れ目なく対策を行っていくと聞いております。  河川などの防災対策について質問させていただきます。  1点目は、白岩川の今後の河川改修はどのような展望になるかについてです。  白岩川について、今後の対策の展望をお聞かせください。  2点目は、上市川の河川改修についてです。  上市川は2カ所のダムで守られていると思いますが、豪雨のときは、昭和44年の記憶がよみがえるときがあります。今後の安心のために、当局で把握しておられる対策や計画などを、わかる範囲でお聞かせください。  2つ目としまして、道路脇の水路についてです。  県内では近年、高齢の方を中心として水路等に転落して亡くなられる事故が多数報告されております。転落の特徴としては、大別して3点があります。事故に遭われる方は高齢の方が多い。冬場など非かんがいの時期にも事故があります。幅が狭くて、底が浅い水路でも事故になります。  この転落防止の対策は、警察や消防におかれましてもいろいろ模索されておりますが、当局におかれましても対策の検討が求められることも予想されます。  近づかないほうがいい水路はどこか、注意喚起するための危険場所はどこか、通学路で危険箇所はどこかなどの情報共有や連携強化のための組織づくりが必要なんではないでしょうか。  そこで、1点目は、危険な水路、側溝等、現状把握についてお聞かせください。かかる現状把握には、有効な対策があればお聞かせください。  2点目には、危険な水路の情報収集についてお聞かせください。  以上であります。  よろしくお願いいたします。 33 ◯議長(松谷英真君) 永田建設課長。             〔建設課長 永田雄二君 登壇〕 34 ◯建設課長(永田雄二君) 議員ご質問の河川改修についてお答えいたします。  白岩川は、大辻山を水源として北北西に流下し、途中、支川の大岩川、栃津川と合流して富山市水橋地先で富山湾に注いでおり、流域面積は170キロ平米、流路延長は24.6キロの二級河川であります。また、上市川は、早乙女岳を水源として上市町の山間地を北流し、途中、支川の郷川と合流して滑川市の魚躬地先で富山湾に注いでおり、流域面積98.1キロ平米、流路延長24.1キロの二級河川であります。  白岩川と上市川の今後の改修予定について、管理者である富山土木センター立山土木事務所に確認したところ、白岩川につきましては、白岩川ダムや栃津川放水路といった洪水調節施設が建設されているものの、河川整備は部分的に実施されており、現在は富山市の水橋地内と上市町の新屋から女川地内で改修事業を行っております。  このうち当町で実施されている改修工事につきましては、全体で新屋地内の千坊橋から舘地内の日舘橋付近までの重要水防箇所である1,500メーターを改修する計画となっていますが、現在、事業区間は千坊橋から和合橋下流までの500メーター区間であり、平成28年度に事業着手し、測量設計、用地買収、築堤盛り土工事等を順次進めております。来年度以降も同区間において、旧堤防の撤去や護岸工事を実施する予定であり、下流より順次改修工事を進めていくと聞いております。  上市川につきましては、昭和11年から昭和18年で1次改修が実施されておりますが、その後、昭和27年の大災害により下流部計画高水流量が見直されたため、昭和30年より2次改修が実施され、上市川ダムも建設されました。  しかし、その後、昭和44年の豪雨により再び大災害が発生したため、再度下流部の計画高水流量が見直され、上市川第2ダムの建設とともに河川整備が行われており、昭和63年に全区間で改良が完了しております。  現在は河川の計画流量を維持するため、計画的に河川のしゅんせつ工事や樹木伐採工事を実施しており、今後は竹鼻地内でしゅんせつ工事、森尻地内で伐木工事を実施する予定と聞いております。  今後も、富山土木センター立山土木事務所と連絡調整を図りながら、河川の適切な維持管理に努めてまいります。  続きまして、危険な水路の現状把握と情報収集についてお答えいたします。  道路脇の水路には、道路管理者の管理する道路側溝以外にも、農業用の用排水路などがあり、それぞれで管理者が異なります。また、町道は約330キロもの管理延長があり、建設課では水路の全ての危険箇所を把握できないのも現状であります。  町では、平成29年1月に上市町通学路交通安全推進会議を立ち上げ、通学路の安全確保をするため、県道や町道の各道路管理者、警察、PTAなどの関係機関と連携し年1回の安全点検を実施しており、各小学校単位で報告のあった危険箇所の把握と対策に努めているところであります。  今後、こうした会議を活用し危険箇所の把握に努め、各水路の管理者へ情報提供を行うなど、安全対策を進めてまいりたいと考えております。 35 ◯議長(松谷英真君) 2番 寺西庄司君。 36 ◯2番(寺西庄司君) 河川改修につきましては、今冬が暖冬でも、年間の降雨量は変わらないと言われております。このことは、さらに言えば、いつ洪水被害が起きる可能性があるか、その可能性が大きいということになります。  上市町としては、冬の間にこの対策の工事をしていただいて、将来の洪水被害に備えができて、これはよかったなと、つくづくこう思っております。  次のこの水路の転落事故につきましては、今ほど課長がおっしゃいました上市町通学路交通安全推進会議を組織していただいて、これを取りかかりに危険箇所、まずはこの危険箇所に近づかないことが一番でありまして、もしも高齢者のひとり歩きを見たら、地域の皆さんで注意喚起を促してほしいと、こう願うものであります。  大事な、大事な町民の生命を守るという観点から、できる限りのところからやっていきたいなと、こう思っておりますので、またよろしくどうぞお願いいたします。  以上でございます。  ありがとうございます。         ────────────────────────           ◇  堀  田  喜 久 男  君 37 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。              〔5番 堀田喜久男君 登壇〕 38 ◯5番(堀田喜久男君) 最初に、食育について質問いたします。  去る2月12日、陽南小学校において、「子どもが作る“弁当の日”」が実践されました。「弁当の日」は、提唱者である竹下和男氏が2000年度より香川県綾南町立滝宮小学校長在任中、2001年に滝宮小学校でスタートしました。その後、竹下先生自身が国分寺町立国分寺中学校長、綾川町立綾上中学校長を経て、2011年度よりフリー執筆・講演活動によって全国的に広がり、2019年1月20日現在、全国で1,910校が実践しているものであります。  そもそも「子どもが作る“弁当の日”」とはいかなるものかといいますと、子どもが自分でお弁当をつくって学校に持ってくるという取り組みです。何をつくるかを決めることも、買い出しも、調理も、弁当箱に詰めるのも、片づけも、子どもが一人で行います。親も先生も、そのでき具合を批判も評価もしないという約束事もあります。  この取り組みを通じて、子どもたちは感謝の心を知り、自己肯定感が育まれています。失敗の中から多くを学び、生きる力を身につけています。一方で、大人たちは見守る大切さを知り、子どもの成長を通じて、子育てが楽しいと思えるようになっています。そして、家族だんらんが増え、家族に笑顔があふれるようになっています。そんな好循環が「弁当の日」を通じて、全国に広がり始めているのだと思います。  竹下先生と私の出会いは、2012年10月28日、岐阜市内での講演会の場でした。そのときから、いつかは上市町の皆さんにも話を聞いていただく機会がつくれないかと考え、一昨年6月18日、上市町児童クラブ連合会創立50周年記念事業の一環として竹下和男先生を講師にお招きし、「子どもが作る“弁当の日”」と題してお話を聞かせていただくことができました。藤縄教育長にもご参加いただき、講演もお聞きいただきましたが、そのほかにも保育所(園)父母の会関係者並びに小中学校PTA関係者の皆様にもご参加いただき、後に多くの好評をいただきました。そして、昨年11月には、富山県児童クラブ連合会でも竹下氏にお願いし、講演会を実施したところであります。  一昨年に参加していただいた陽南小学校・土肥校長先生、当時は上市中学校教頭でありましたが、大変心を打たれ、昨年の富山市の講演会にもお声がけさせていただき、再びご参加いただきました。そして、今回の「弁当の日」の実施につながったわけであります。  陽南小学校で実施された当日、校長先生にお願いして、私も同席をさせていただき、対象者である5・6年生23名の姿を取材させていただきました。10名前後の子どもたちからも直接感想を聞くことができ、いつもは7時前後に起床する子どもが多い中で、5時に起きた、あるいは5時半から1時間くらいかけて準備したという子が多く、全ての子が楽しかったと満足げに答えてくれたことが、私にとっても大変うれしく思った瞬間でした。実施は大成功だったと感じています。  今年度当初、校長先生が「弁当の日」の実施計画を発表した際、先生方からも反対意見や心配を含む疑問の声もあったように伺っております。事実、とある先生からは、心配で一晩中眠れなかったという声も聞きましたが、概ね安堵感を隠し切れないお顔で子どもたちを見ていらした先生方が多かったように感じて、学校を後にいたしました。実施に当たってQ&Aもとられたそうでありますが、保護者からは実施後のアンケートもとりながら、今後に向けて再実施を考えていただければと、応援させていただきたく思っております。
     以上のことから、食農教育はじめ多くの効果が認められる、そして期待できる「子どもが作る“弁当の日”」を町内全ての小学校に普及・実践できないかご検討いただきたく、教育長に答弁を求めます。  次に、ごみ収集日について質問いたします。  年間を通じて土・日・月の3連休がある場合、月曜日、木曜日が可燃ごみ収集日である私の地元・相ノ木を含む町内約半数の地域では、1週間に一度の収集となります。このことによって標準的には通常の2倍の量になる計算になりますが、特に世帯数の多い新興団地等では、集積場所の容量オーバーとなって大変困惑している旨の声も聞かれます。  実際に平成30年度は、8回の土・日・月の3連休と1回の木・金・土・日の4連休がありました。また、31年度は、9回の土・日・月の3連休と1回の金・土・日・月の4連休があります。  昨年は連休9回のうちで、4月、7月、9月、12月の4回は、休日収集を実施していただいています。来年度はどうなるのか。そして、今年は5月1日の改元による4月末から5月初めの10連休もあり、その間の予定はどうなるかとても心配しております。  改元前後は別としても、昨年並みの対応では、何ら問題解消にはつながりません。月・木地域と火・金地域の定期的な相互入れかえという手法もあるかとは思いますが、それではあまりにもわがままに見えそうで、要求はしたくありません。  であるならば、月曜祝祭日の収集回数を盆と正月以外はもっと増やしていただくか、できれば通常どおり収集することはできないのかと思います。実際に休みの原則からしても月曜が休みになる確率は圧倒的に高いわけですから、不公平にならないようにご配慮をお願いいたします。  また、町中心市街地で集積場所がなく、一時的に歩道を塞ぐような地区もあると聞いています。このような地区での今後のごみ出しの仕方や指導、集積用容器などの購入に係る補助金はどのようになっているのか教えてください。  以上、どのように対処していけばよいと思われるのか、改元前後の10連休の対応とともに、町民課長に答弁を求めます。 39 ◯議長(松谷英真君) 藤縄教育長。              〔教育長 藤縄太郎君 登壇〕 40 ◯教育長(藤縄太郎君) 「弁当の日」に関するご質問にお答えをいたします。  議員からご説明がありましたとおり、先月12日に陽南小学校において「子どもが作る“弁当の日”」が実施されました。  この実施に先立ちまして、平成29年6月18日に上市町児童クラブ連合会創立50周年記念式典が行われまして、その中で「子どもが作る“弁当の日”」の提唱者である竹下和夫氏が講演をされました。この講演をお聞きになった陽南小学校の校長先生が、我が校の子どもたちにも、食べ物の中の命をイメージできるようになってほしい、感性を磨いてほしい、人に喜んでもらうことを快く思うようになってほしいという思いを込められまして、実施に至ったとお聞きしております。  実施後の保護者へのアンケートでは、「良い」が47.6%、「どちらかといえば良い」が同じく47.6%、「良くない」が4.8%という結果でありました。「良い」と「どちらかといえば良い」を合わせますと95.2%となりまして、評価されたものと受けとめております。また、陽南小学校の恒例行事として今後も続けてほしい、子どもたちと何をつくりたいかコミュニケーションをとりながら準備ができたという好意的な意見も寄せられていたところであります。  また、相ノ木小学校では、6学年の児童が卒業を祝う会の一環として、感謝の気持ちを伝えるために自ら考えた献立を学校で調理し、教職員等へ料理を振る舞う活動を実施しております。  これらの活動は、児童自らが思いや願いを持ち、考えたり工夫したりすることで課題解決能力や生きる力を育むことができる取り組みであると考えております。さらに、この弁当づくりなどを通して、毎日安心して食事をとることができることについても感謝する気持ちが芽生えると考えられます。  ただ、各学校で普及する場合には、学校がその趣旨をしっかり説明し、大半の保護者の理解を得る必要があることはもとより、子どもたちが食については未熟ではあるわけでありまして、真剣に取り組む姿を温かく見守るための環境づくりなど、学校としての準備段階での課題もあるものと思われます。  保護者の方々のご理解が得られた学校において、この取り組みが広がっていくことを期待したいというふうに考えております。 41 ◯議長(松谷英真君) 酒井町民課長。             〔町民課長 酒井紀明君 登壇〕 42 ◯町民課長(酒井紀明君) ごみ収集日についてのご質問にお答えいたします。  可燃ごみの収集につきましては、毎週月曜日と木曜日に収集するA地区、毎週火曜日と金曜日に収集するB地区の2つの区分で実施しております。  今年のゴールデンウィークは、特に新天皇の即位に伴い祝日が増えて、土曜日、日曜日、祝日を含めますと、4月27日から5月6日にかけて10連休となります。この連休期間におきましては、可燃ごみの特別収集日として、A地区では4月29日と5月2日、B地区では4月30日に収集を行い、町内全ての地区において可燃ごみの収集が1週間以上あくことがないように対応したいと考えております。  また、31年度は可燃ごみ収集日のトータル回数がA地区とB地区で等しくなるように計画しているほか、7月以降の月曜日が祝休日となる3連休の対応として、特別収集日を今年度より2日増やして5日間にしたいと考えております。  次に、ごみの出し方につきましては、A2サイズのカラー印刷物「ごみの出し方」を全世帯に配布して周知に努めておりますが、ごみ集積所の位置や利用者、具体的な管理方法などは、町環境保健衛生協会の推進員の皆様に自治会の実情に即した指導をしていただきながら、その地域にお住まいの皆さんで話し合って決めていただいております。  次に、集積容器の購入に係る補助につきましては、町では資源物のリサイクルを推進する観点から、上市町資源ごみ集積所環境整備事業補助金交付要綱を定め、これに基づき、整備費用に応じて40万円を上限として資源物の集積所を整備する自治会へ支援しておりますので、整備計画がありましたら、町民課までご相談いただきたいと思っております。  今後とも、ごみの収集につきましては、町民の皆様の生活に支障を来すことがないように努めてまいりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 43 ◯議長(松谷英真君) 5番 堀田喜久男君。 44 ◯5番(堀田喜久男君) 今ほどは、ありがとうございました。  まず、「弁当の日」についてでありますが、教育長からもお話がございましたように、私も実施後の保護者のアンケートを見せていただきました。23名中、「良い」が10名、「どちらかといえば良い」が10名、「良くない」が1名、無回答が1名ということでありました。  「良い」「どちらかといえば良い」というこのアンケートの中では、教育長のお答えとダブるところもあるかと思いますが、食べているだけでは知ることのなかったことをたくさん知ることができてよかった。楽しんでつくっていた。数日前から何をつくるか、何時に起きるか等コミュニケーションがとれた。大人になっていく過程で何もできない大人になってほしくない。自分で体験して、失敗から学習してほしい。今回のように、自分で弁当をつくるのもよいと思った。それから、親が不安に思っていた以上にうまくつくっていた。今後も、年1回程度でも続けていっていただきたい。食事の一連の動作を体験し、素材への興味が湧くかもしれないなど、「弁当の日」の本来の狙いどおりの意見が多かったように思います。  その一方で、「良くない」の意見では、冷凍食品の温めでつくっていたので、全く意味がないと思ったと。そういうことでありましたが、最初は、もしかしたら家庭の事情によってそんな子もいるかもしれないと想定していたわけでありますから、悲観的な意見として捉えることもないのかなと、このように思った次第であります。  富山県内では、砺波市出町小学校、それから南砺市城端小学校、射水市新湊南部中学校、それから氷見市西部中学校が実践しているという報告もございます。今回、陽南小学校も改めて登録をしたというふうに校長先生からもお聞きしておりますので、また1校増えたということではないかと思います。  ぜひこういったすばらしい取り組みを上市町全体に広げていけたらなということで、きょうは質問させていただいておるわけでありますが、この取り組みは、単に弁当をつくることに意義があるわけではなくて、そのことからいろいろな物の見方や感じ方、そしていろんなものに興味を示すことへの入り口ではないかというふうに思っております。  つまり、親や家族、周囲の人への感謝だったり、物をありがたく感じる心を育む第一歩ではないかなというふうに思っています。また、現代っ子のコミュニケーション能力は非常に弱いと思いますが、そういったことも解消できる取り組みであると思います。  町内全小学校で取り組めば、全てが経験者として数年後には中学校でも容易に取り組むことが可能だろうということを心に思い浮かべながら、今回は全小学校にということをあえて提案させていただいたわけであります。  近い将来、やっぱり上市町の全ての子どもたちは、男女に関係なく、自分の食事、弁当がつくれるようになることを、夢を見させていただければなというふうに思った次第であります。  先ほどの教育長の答弁にもありましたが、相ノ木では、感謝の気持ちを込めてそういった取り組みも一部やっていると。それからまた、やっぱりこれを実施するに当たっては、各校の先生方、それからまた保護者の理解というものが非常に大切ではないかなと。しっかりと理解すれば、取り組まない選択肢はないというふうに私は思っています。  そういったことで、もし必要とあれば、改めてまた保護者の皆さん、あるいは先生方を中心に講演会の開催等も考えることもできるんじゃないかなと。一昨年の場合、たまたまPTAのスポーツ大会がありまして、校長先生もPTA会長、そして保護者の皆さんも総合体育館のほうに行っていると。時間的にあいた方、あるいはもう勝負に負けて後がなかった方だけが来ていただいたということで、大変残念に思うということも、保育所の保護者の皆さん方からも、何で少なかったのというふうに言われましたが、やっぱり聞いていただければ必ず感銘を受ける。そして、ぜひ取り組みたいという気持ちになると思いますので、今後ともまたそういったことも検討していただければというふうにお願いいたします。  それから、ごみ収集につきましては、昨年に比べて、また少し回数も増やす。A地区、B地区も平等になるように考えていくということでありますので、ぜひそういったことをさらに推進していただければと思いますと同時に、街なかではなかなか集積場を固定化するというのも町内によっては難しいところもあるようにも聞いております。その一方で、そこを通りかかる住民の皆さんからすれば、やっぱり歩道を塞がれているとか、集積場のために、車がとまっていると、実際に後ろからクラクションを鳴らして、早く行けと。何そんなところにとまっとんが。そんなふうに運転手も思うということも多々あるということでありますので、もしできることであれば、また自治会のほうでできるだけ通行の妨げにもならないような、そういったところにも集積場をつくっていただくように、当局からもまた働きかけをしていただいて、少しでも改善していくことができればということでお願いをしたいと思います。  きょうは特に再質問いたしませんので、これで私の質問を終わります。  ありがとうございました。         ────────────────────────             ◇  酒  井  恒  雄  君 45 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。              〔11番 酒井恒雄君 登壇〕 46 ◯11番(酒井恒雄君) 皆さん、大変お疲れさまでございます。  まず初めに、質問文面は開会前に書いておりまして、重複する点も多々あると思いますけれども、ご容赦くださいますように。  それでは、ただいまから4点の質問をいたします。  まず、1番目、健康寿命延伸について伺います。  中川町長は広報に、新年のご挨拶に、福祉施策に、がん予防をはじめとした定期健診の受診勧奨、地域での健康サロンのサポートや介護予防教室の実施など、健康で安心して暮らせる地域づくりを進めていくと述べられており、この観点から、私は昨年9月議会で質問いたしましたが、「人生100年時代」を迎え、県民の健康寿命は男性が72.58歳、全国で第8位、女性が75.77歳で全国4位。誰もが病に屈せず、健康寿命延伸を願い、介護予防として上市町地域包括支援センターが取り組んでいるわきあいあい体操を推奨されてから3年経過し、今日まで筋トレ、脳トレに自主的に各公民館等で参加されておりますが、また高度なレベルに取り組むことを目指すウェルネストレーニングジムで健康づくりに励んでいる方、介護予防教室など、町民の健康志向のあらわれであり、そこでお聞きいたしますが、健康サロン、介護予防教室等に参加されております方々に、中川町長は、ポイント制度を設けるという、町民がわきあいあい体操など積極的に参加、成果の向上につながっているグループ、スポーツ団体機関など、歩こう会、太極拳、ヨガ、パークゴルフ、ゲートボールなどを含めて、スポーツ分野も健康関連につながりますが、これは除外されるのか。  健康づくりポイント事業は、地域の資源を活用しながら健康意識の向上を目指すために、上市町、連携、支援、協力と考えますが、どんな関係機関で構成され、町民の健診等の受診、健康関連イベントの参加者で、上市町民40歳以上で、健康づくりの取り組みはいつから、そしてまた、個人負担金、どのようなステージがポイントになるか、対象になる健康づくりポイントを求めます。  付与のポイント数の参加証明をあらわすカードを与えるのか。何ポイント数で付与を考えているのか。付与の参加賞、特別賞は何かお考えか。そして、最後に、健康づくり対象事業一覧表は、世帯に配布して明確に、わかりやすくしてくださるように、高慶福祉課長に伺います。  次に、たばこ喫煙室、税の推移について伺います。  2018年10月1日、約8年ぶりにたばこ税が増税されましたが、値上がりには賛成が7割、反対は3割。増税後も、統計では、自身の喫煙習慣は特に何も変えないが最多で、喫煙はやめない、やめるのは一長一短ですが、国の受動喫煙防止法、健康増進法が可決、成立いたしましたが、飲食店や多くの人が集まる屋内で喫煙は原則として禁止、違反者には罰則を科する。2019年7月1日から全面施行すると。また、規制対象と例外には、国の法令で、個人や中小企業などが経営する客席面積100平方メートル以下の飲食店は可能であり、国と東京都の条例に違いもあり、どちらにしても喫煙専用室では喫煙できる点は共通しており、学校、保育所、園、法令では、国が定める条件をクリアした屋外なら禁煙スペースの設置は認めていると。同じく行政機関、病院など、敷地内は禁止だが、屋外に禁煙スペースが設置できる。  改正健康増進法の体系では、屋外で、受動喫煙を防止するために必要な措置をとられた場所に、喫煙場所を設置することができる。  まだまだ不透明な点もありますが、町の公共施設に対応等の有無、31年度予算大鋼に屋外にての喫煙場所設置工事費288万円が計上されており、役場庁舎、設置場所をどのように考えているのか。  つけ加えておきますが、西側一角、過去の浄化センターの跡地に私は考えておりますが、検討願います。  ちなみに、国会議員は全体の2割強の方が、たばこを吸う人がいると内閣府で聞きましたが、町の公的機関では全ての役場職員、喫煙者はどのくらい存在するのか。町の公的機関の喫煙室の今後の有無、町の考え方をどのようにされるのか、廣田財務課長に求めます。  2番目に、また、たばこ税は、町の過去5カ年推移では28年から減と考えますが、値上がり前と値上がり後の税収の推移、そしてこの機会に、値上がりに伴い、健康を考えて喫煙断念する方も考えられますが、たばこ税減収分、平成30年は800万円ほど減となっており、たばこ税の税率は平成30年10月1日から3段階で引き上げることになっており、なお平成31年10月1日からの引き上げ実施は延期となり、たばこ税の増収はどう今後工面されるのか、あわせて廣田財務課長に聞きます。  次に、カセットボンベ、スプレー缶、ガス抽出についてお伺いいたします。  昨年、札幌市での爆発事故を受け、環境省がスプレー缶等の処理方法として穴をあけないのが望ましい通知が2回、2015年6月、2018年12月と出しておりますが、今日まで富山市以外の14市町村は、住民に穴あけを求める方針を変えていない。  上市町では、従来の方法で問題がなく、急な変更は住民の混乱を招くとして変えないとしており、ごみガイドブックにも、スプレー缶には必ず穴をあけてください。ごみ収集車や処理施設での火災事故の原因になりますと明記。したがいまして、8市町が火災、爆発事故の防止が理由とコメントしており、このような観点からして、資源ごみの分け方、出し方、毎月2回収集日があり、住民、外国人も地域で働いており、再度啓発を促すためにも、ごみガイドブック2ページに分類されている項目欄を住民立ち会い場所で、小屋とかステーションにパネル化、掲示できないか伺いいたします。  また、当町にはどのくらい分別収集されている地域があるのか。長い間スプレー缶等穴あけ工具が消耗してきており、この機会に更新配備されてはいかがか、酒井町民課長に求めますが、つけ加えて申しますと、家庭の在庫対策も含めて、例えばスプレー缶があると。温度の上昇しない暗室、小屋、保管庫に備蓄。できるならば備蓄しなく、使い捨てるように私は思うのでございます。  缶類など収集については、火気のない家の外部で穴をあけることもつけ加えて提案されてはいかがか。  そして、最後になりますけれども、治安、交通運行について伺います。  富山市内では、交番や駐在所襲撃事件、民家への発砲といった凶悪犯罪が相次ぎ、また通学路等の児童生徒を不審者から身を守るために、住民の防犯意識が高まる中、犯罪抑止につなげるため、富山市は先行事例として、新年度、北陸電力の協力を得て、市内の電柱に防犯カメラ100台を設置する方針を固めたと報道され、また北陸電力は、電気の供給はもとより、標識や案内板、地番標示などに利用され、ちなみに県内では昨年11月末時点で966台となっており、自転車盗みや自動販売機荒らし、街頭犯罪が減少しており、防犯カメラによる抑止効果が影響しており、県は新年度、地域の安全・安心の対策を強化する。  当町においても、死角になっている交差点、通学路等に、要望のある地域や学校など、ともに協議をし、計画的に防犯カメラを設置できないか。町内をはじめ、南加積地域にも外国人労働者もいることから、地域の安全・安心を高める一助になると確信しております。  また、当町には、上市警察署、交番、それぞれ駐在所が2カ所あり、町外の方々が行き先の所在地を確認するために訪問されるなど、地域の犯罪抑止にもつながっており、富山県内には県警マスコット「立山くん」の図柄表示板設置がしてある、なしの市町村もあり、所在地を定める指針の表示、統一していただきますように、富山県警察本部、そしてまた上市警察署、私も要望しておりますが、行政としても標識の設置を働きかけできないかお聞きいたします。  同時に、道路を野生動物が横断し車被害などが発生しており、交通事故の懸念も考え、広野新女川線、大岩神明町線に、動物出没危険性を注意喚起のために、ドライバーに注意を促す看板標識設置を考えられないか、あわせて酒井町民課長にお伺いいたします。  そしてまた、車両侵入防止対策について伺います。  東京・秋葉原で横断歩道中や全国各地で人の集合場所に無差別狙い、暴走車で多数の死傷者が発生するなど暴走が絶えません。このことからして、当町では毎年、市姫祭礼、ふるさと観光まつりに多くの人々が歩行者天国で入りまじり合う楽しみの日でもあります。  全国各地で凶暴な犯罪行為が多発し、地方でも何が起きるかわからない混迷な時代ですが、新時代の安全・安心のまちづくりのために、人の集合する、主要地方道富山立山魚津線、白竜橋、五位尾上中町線、熊野町舘線、4カ所に、それぞれ道路に、祭りがあるたびに、長年にわたりバリケードで侵入禁止具を設置、啓発・理解を求められておりますが、私は、ポールを設置、使用しないときは上げ下げできる、そういう工法で、交通指導員の誘導、標識運搬など無駄な労力、負担が省けると考え、関係機関に働きかけ、整備が求められており、竹田産業課長に求めます。  また、交通安全対策といたしまして、交差点横断歩道表示付近に、ドライバーに目線、早期発見、抑止効果があり、カラー舗装が求められ、当町の県道、町道にカラー舗装が何カ所ほど表示してあるのか。  そしてまた、交通事故として歩行中の死亡事故が最も比率が高く、例えば、1、つるぎふれあい館交差点、上市中学校の生徒など横断歩行危険区域、そしてまた、2番目にはカミール前交差点、高齢者の出入り口ということで、それも横断歩行が非常に多いのでございまして、それぞれたくさんのことがありますけれども、その2点をまず。  最初に、カラー舗装がならないかということで、交通安全協会の立場として私にも寄せられており、計画的にカラー舗装表示ができないか。町道を含め県道など、関係機関に働きかけ、整備を願うものであります。  また、北陸銀行上市支店前、上市駅地下歩道入り口前、歩道も広く、高岡市で先般、地下歩道へ車の進入事例もあり、安全対策としてその駅前歩道の前にポールを設置できないか求めます。  そしてまた、中川町長は、初めてとなる事業、ラウンドアバウトが新年度完成をいたしますが、竣工式が2カ月ぐらい遅れると聞いておりますが、私は、竣工式を考えていることを求めることでございますが、中川町長には提案理由にも述べられていないほど私は大変寂しい思いがあるわけでございまして、上市町の存在感を示す絶好のチャンスと捉え、園児たちを呼んで、交通道徳の指導も考え、どんなセレモニーが考えられているのか。また、県内での初めての竣工であり、町内外からもたくさんの方が興味を持って運行を想定され、要は交通事故を大変危惧しており、早い段階で上市警察署、そしてまたその旨を依頼、交通指導員などにお願い、指導対策を講じる考え方を永田建設課長に求めます。  いよいよ最後になりましたけれども、富山県内では各地で今冬、住宅火災が相次いで発生し、当町でも2件の住宅が全焼、県内では昨年12月から2月10日まで35件で犠牲者が11人となり、火災要因としては、放火はありませんが、やはり暖房器具、電気器具等々がありますが、火災の備えとして、火災警報器の設置は2008年から全ての住宅に設置が義務づけとなり、当町の設置率は何%になっているのか。未設置の独居世帯、高齢者2人世帯など、どのように重要性を喚起されているのか。砺波市では新年度、ひとり暮らしの高齢者など、無償で設置され、当町の火災警報器の設置、劣化も含みますけれども、独居世帯、高齢者世帯に各分団が点検に従事することは考えられないか。  いずれにいたしましても、火災警報器の設置、交換することを進め、火災防止対策として3月1日に区長配布で、「住宅防火 いのちを守る 7つのポイント-3つの習慣・4つの対策-」を回覧、啓発されておりますが、さらに町民にケーブルテレビ、チラシで、来る春の全国火災予防運動の一環のためにも注意喚起を促されてはいかがか。  毎日が火災予防点検と位置づけ、私はチェック表を各家庭に備えていただくことを、町と関係機関と連携しながら推奨できないか。例えば電気器具コンセントの上、ごみが付着する。そういった除去とか、暖房器具の消し忘れの確認など、そういったことを皆さんに訴えることができないかということで、点検チェック表を求めればどうかということを提案したいのでございます。そういったことで、井上東部消防組合上市消防署長に求めます。  以上であります。 47 ◯議長(松谷英真君) 廣田財務課長。             〔財務課長 廣田高志君 登壇〕 48 ◯財務課長(廣田高志君) たばこの喫煙所に関する質問についてお答えいたします。  議員ご指摘のとおり、健康増進法の一部を改正する法律が平成30年7月に公布され、今後、行政機関など多数の方が利用する施設においては、望まない受動喫煙を防止するための措置を講ずることが必要となりました。具体的には、役場を含む各行政機関の庁舎では、本年7月1日以降、建物内はもちろん、敷地内においても禁煙とするよう求められております。  ただし、屋外で受動喫煙を防止するために必要な措置がとられた喫煙所だけは唯一認められることから、各種会合やイベントで来庁される喫煙者等に配慮し、今後国が示す基準に適合する屋外喫煙所を1カ所、役場敷地内に設置する経費を新年度予算に計上しております。  なお、設置場所については、法律の趣旨や喫煙所の利用者の利便性を考慮し、今後検討してまいります。  また、町の公的機関に勤務している喫煙者の正確な数は把握しておりませんが、役場職員に関しては、今ある喫煙所の利用状況から見まして、常時勤務する職員127名のうち30名程度の喫煙者がいるものと推察しております。  なお、役場庁舎以外の町の公的機関で屋外喫煙所を設置する計画は、今のところありません。  次に、たばこ税の減収分をどのように工面するかというご質問についてお答え申し上げます。  町たばこ税につきましては、平成30年度上半期におけるたばこの販売実績が比較的低調であることなどを反映し、減少を見込んでおります。平成31年度当初予算においては、前年度当初予算より800万円少ない、1億1,300万円を計上しており、議員ご指摘のとおり、たばこ税については近年減収傾向にありますが、たばこの売り上げが減少していること自体は、健康意識が高まりつつある状況から、やむを得ないものと考えております。  たばこ税など町税は一般財源であり、その減収分につきましては、予算全体の中で調整していくものと考えております。 49 ◯議長(松谷英真君) 酒井町民課長。             〔町民課長 酒井紀明君 登壇〕 50 ◯町民課長(酒井紀明君) 初めに、カセットボンベ等の穴あけ工具の更新に関するご質問にお答えします。  町では、リサイクルを推進する観点から、現在は全ての自治会において資源物を分別収集していただいております。資源物収集ステーション単位で缶類の穴あけ工具であるガス抜きプライヤーを平成8年度にお配りしておりますが、工具の不具合により更新を必要とする自治会におかれましては、町民課で工具を用意しておりますので、ご連絡をいただきたいと思います。  使い切りをしていないスプレー缶などについては、各自で本体がさびないように冷暗所に保管していただくよう啓発に努めてまいります。  次に、資源ごみ収集ステーションへの図柄看板の設置に関するご質問にお答えします。
     現在、各自治会の資源ごみ収集ステーションに掲示されているパネル看板には、ペットボトルの記載もないことから、外国人にもわかりやすいイラスト入りパネル看板の作成を今後検討してまいりたいと考えております。  次に、通学路等死角になっている場所への防犯カメラ設置に関するご質問にお答えします。  富山県警察によりますと、平成25年以降、県内では屋外の防犯カメラの設置台数が増加し、その一方で刑法犯認知件数は減少し、検挙率が向上しているという状況が見受けられています。また、犯罪捜査の現場におきましても、防犯カメラ画像が被疑者の特定に大きく寄与しているところであり、防犯カメラの設置は事件の解決や犯罪抑止に大きな効果があると考えています。  富山県では、防犯カメラの設置費用の一部を補助する住宅街等防犯設備緊急整備事業費補助金制度を平成31年度から開始する予定としております。この内容は、各市町村にあります地区安全なまちづくり推進センターに対して、防犯カメラの設置に要する経費の2分の1を補助するもので、上限は5万円とされております。  町としましては、町防犯協議会並びに町安全なまちづくり推進センターなどの皆さんとともに、運用面などを整理した上で、この制度を有効に活用してまいりたいと考えております。  次に、上市警察署等の案内標識設置についてのご質問にお答えします。  警察署や駐在所などへの道路案内標識は基本的に設置が少ない状況となっており、設置は難しいものと考えますが、警察署へその趣旨を伝えてまいりたいと考えております。  次に、野生動物の道路侵入に伴う注意を促す道路標識設置のご質問にお答えします。  本年度は、タヌキなどの野生動物が道路へ侵入して車にはねられ、その死骸を処理した件数として12件ありました。この中で、議員ご指摘のありました町道女川広野新線と県道大岩神明町線では8件と多数を占めていることから、動物飛び出し注意の警戒標識を設置していただくよう道路管理者へ要望してまいりたいと考えております。 51 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。             〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕 52 ◯福祉課長(高慶 孝君) ご質問の健康寿命の延伸についてお答えします。  まず、本町の国民健康保険加入者の特定健診受診率の状況は、平成29年度で40.4%であり県内14位で、特に40歳代から50歳代の受診率がかなり低い状況です。また、健康教室やイベント等への参加者も、健康に関心のある層に限定されていることが多く、参加者も固定化しています。  このことから、健康寿命の延伸に向け、より多くの住民の皆さんが健康づくりの重要性を認識し、健康づくりに必要な望ましい習慣づくりのきっかけとなる健康づくりポイント事業を実施したいと考えています。  事業内容は、40歳以上、約1万3,000人の住民を対象者として、実施期間を6月から12月までの7カ月といたしたいと考えております。この期間に、特定健診や大腸がん検診等の受診をされた方に5ポイント、主に町が主催する健康セミナーや町民学園のヘルシーゼミナールなどの健康教室、かみいちスポーツまつりでの町民体力診断テストやフォトロゲイニング等のイベントに参加された方、さらに1カ月以上の血圧測定や歩数記録等の記録表を提出された方に対して、それぞれ1ポイントを付与する予定にしており、その合計が20ポイントとなった方に、参加賞や抽選で特別賞を贈呈したいと考えております。  参加賞にはアルプスの湯入浴券1回分、特別賞には地元特産品詰め合わせやお食事券、大岩体験セットペア券等を検討しております。  なお、健康づくりポイント事業の詳細は、事業開始前に広報等でお知らせする予定にしております。  健康づくりポイント事業の初年度となる平成31年度は、健康づくりに活用できる地域資源と健康診断や各種検診の重要性を住民の皆さんに再認識いただくため、より多くの方々がこの事業に参加いただけるよう進めてまいりたいと考えております。 53 ◯議長(松谷英真君) 竹田産業課長。             〔産業課長 竹田亮成君 登壇〕 54 ◯産業課長竹田亮成君) 議員ご質問の車の進入防止対策についてお答えいたします。  町には、観光振興のために地域を盛り上げ、住民が毎年心待ちにしているイベントが四季折々ございます。その中で、ふるさと観光上市まつり、市姫さんど、市姫祭礼、フォトロゲイニング前夜祭のイベントでは道路通行制限を実施し、町内の一部区間を全面車両通行禁止にしております。  これらのイベント実施時には、歩行者の通行路の安全を確保するため、通行禁止の場所と時間を明示した看板やバリケードを設置するほか、交通整理員を配置し、車両が進入しないよう整理・誘導を行っております。  埋め込み式ポールの設置は、設置に要する経費の問題や、道路管理者である富山県や警察署等の関係機関との協議が必要であり、今後慎重に検討してまいりたいと考えております。 55 ◯議長(松谷英真君) 永田建設課長。             〔建設課長 永田雄二君 登壇〕 56 ◯建設課長(永田雄二君) 議員ご質問の交通安全対策としてカラー舗装についてお答えいたします。  カラー舗装は、事故が多い交差点部などにおいて視覚的に危険箇所であることを周知させる目的や、カラー舗装によって路側帯を確保し、歩行者の安全対策を図る目的など、交通事故防止対策の一環として、近年施工箇所が増えております。  当町においては、富山県が管理する県道で、注意が必要な交差点部で3カ所に施工されており、町が管理する町道では、交差点の歩道部分で1カ所の施工実績がございます。来年度には、上市町通学路交通安全推進会議の安全点検の結果をもとに、上市中学校前の車道部分でカラー舗装の施工を予定しているところであり、今後も引き続き危険箇所の安全対策に取り組んでまいりたいと考えております。  また、上市駅地下歩道入り口前へのポール設置につきましては、道路管理者である富山県と協議し、対応を検討してまいります。  次に、ラウンドアバウトの開通式についてお答えいたします。  現在当町では、女川地内の町道法音寺舘線と町道和合柿沢線の交差点において、ラウンドアバウト方式による交差点改良工事を進めております。  ラウンドアバウトは、富山県内初の事例であり注目度も高いことから、完成後に地元関係者や工事関係者などを招いて竣工式を行いたいと考えております。  また、供用後においては、慣れない交差点形状であることから、交通事故の発生が危惧されるため、しばらくは現地で通行の誘導や指導が必要と考えており、上市警察署への協力を依頼するなど、早急に対応を検討していきたいと考えております。 57 ◯議長(松谷英真君) 井上消防署長。            〔消防署長心得 井上 寛君 登壇〕 58 ◯消防署長心得(井上 寛君) 議員ご質問の火災警報器の設置状況と点検、啓発活動はについてお答えをいたします。  まず初めに、住宅用火災警報器の設置は、平成18年に新築住宅への設置が義務化され、平成20年には全世帯が設置対象になりました。上市町の設置率は、平成30年6月1日現在で88.0%になっています。全国では81.6%、富山県は85.7%、東部消防組合管内平均では78.0%という状況です。平成28年12月議会に酒井議員が同様のご質問をされた際には、上市町は83.3%の設置率であり、当時より設置が進んでおります。  なお、上市町では、平成20年5月に独居世帯、高齢者2人世帯の計129世帯に対し、町の予算で警報器の設置を行っております。  一方で、設置が義務化になった後、現在では設置後11年以上が経過し、機器の経年劣化や電池切れが懸念される物が出てきています。国では平成27年11月に住宅用火災警報器設置基準基本方針の改正を行い、警報器の適切な維持管理を促進する旨の通知を出しております。このことから、消防本部指示のもと、当消防署としても、警報器の点検や交換を呼びかける全戸配布や回覧のチラシ、また街頭及び消防や各種イベントでのパンフレット等の配布を適宜行っており、特に火災予防運動期間中では、管内ケーブルテレビのほか町内の店舗や施設の店内館内放送を活用し、住宅用火災警報器の未設置世帯への設置の促進と設置されている機器の維持管理をあわせて訴えているところであります。  今後とも、町民の生命・身体・財産を守るために、消防団や各関係機関等との連携を図り、安心・安全なまちづくりに一層努めてまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願いをいたします。 59 ◯議長(松谷英真君) 11番 酒井恒雄君。 60 ◯11番(酒井恒雄君) 井上署長、ありがとうございました。  参考までに申し上げますと、私はやはり劣化している世帯とかって、なかなか家の中に入ると、ちょっとやっぱり個人的な、嫌がる点が多々あるがですね。そういったことも危惧しとんがですけども、私どもは、やっぱり地域力を生かしながら、民生委員とか区長さん、そういった皆さんで共有しながら、悪いけど、ちょっと見せてくれんかということで実はやらせていただいておるがですね。  そういったところで、消防隊員の皆さんで、ちょっと嫌とおっしゃる方もおられるがですよ。それで、参考までに、私のところは、上市町独居世帯ということで、75歳以上ですけれども、1,070人ぐらい。それで、6月・7月、8月は暑いから休み。9・10・11、5カ月間、地域ふれあいボランティアということで、4人の皆さんで上市町の高齢者のところへ、交通安全ですけれども、そういったところで反射材を提供したり、あるいはチラシで啓発運動をしながら、そういったことで、二千何百ということからして、ふれあいボランティアの皆さんに回っていただいておるがですね。  そういったことを教訓にしながら、私どもは地域力を生かしながら、今後も火災報知機の電池切れとかということで、また回りたいと思っておるところでございます。消防団ばっかりえらい目に遭わせて申しわけないですけど。  それと、町民課長、あなたは缶のスプレーのやつをおっしゃったけど、平成8年だったろ、あれ、いただいておるが、それ、劣化しておっけに、我々だったら各家に持っておっちゃ、みんな1個ずつ。ところが、ローテーションを組んでかって、引き継ぎのときは、それをまた渡しておるがですね、ごみ収集所で集めて。ほっで、再度、穴あいておるかどうか確認するために、また2人ずつ配置しておるがですね。  器具が、やっぱり全然取りかえていないもんですから、そういったことで、あなたは役場へまた連絡すれば、どだけでも交換しますよということはあったんだけど、それ何か普通の回覧板でも、さ、また一度回覧に回していただけないかということをお願いしたいがですよ。  ただ、口頭で言うたかって、我々はまた議会活動の中で、一環としていえども、ほかの校区もありますので、そういったことを促すがに、区長配布というか、回覧といえばいいか、そういったことをまた回していただきますように。  そして、永田課長、あのさっきの道路、ラウンドアバウトね。それについて、私、きのうも実は見てきたんやちゃね。そしたら、2月16日か15日にやっとかっと工事やったんだねかね。  それで、2カ月ほどずれ込むとおっしゃるがですね。そういった、工期は6月になるちゅもんじゃ、今3月7日だけども。ほったら、その後、やっぱりよく、興味があってかって、皆さんも来られるがですね。そういったところで、町は竣工式をやるがかということで、みんな期待度も高いもんで、ぜひ、6月の終わりか、中旬になるかということからして、ひとつ竣工式を何かやらなければだめだと私は思うがですね。  中川町長も就任以来の初めての事業であるから、ぜひとも皆さんと試行錯誤しながら、何がベターなのか、そういったところをやりたいということをまた力強く宣言していただきますように。  そして、私、きのう警察署長にも会ってきたがですね。ほっで課長も会ってきたら、そういったところを触れられたから、さ、やっぱり監視してかって、私のところは現地へ行ってかって、やっぱり四方八方を見て、か、交通事故に遭わんかということを確認しなけりゃだめだということからして、その認可も終わらんにゃ、町へ提供してくれんがですね。  そういったところで、十分私どもは力になりますよと。ほっで、今、警察官も張りつけしますよと、ありがたい言葉も受けとるがで、ぜひ町民はじめ、町外からもたくさんおいでになると思いますけども、ひとつ皆さんと一緒に祝おうじゃありませんか。  ありがとうございました。  終わります。 61 ◯議長(松谷英真君) 午後1時まで休憩いたします。                               (午後 0時05分)         ────────────────────────                               (午後 1時00分) 62 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ────────────────────────             ◇  伊  井  勇  治  君 63 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。              〔3番 伊井勇治君 登壇〕 64 ◯3番(伊井勇治君) 午後から1番の質問とさせていただきます。  通告に従いまして、3つのことについてお伺いします。  まず最初は、地方創生についてであります。  平成26年11月に、まち・ひと・しごと創生法が施行され、国を挙げて地方都市の活性化に取り組みすることとなっております。  我が町でも、将来にわたって地域の活力を維持し、人々が安心して生き生き暮らしていくため、上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しております。平成27年度から5カ年の計画期間として策定されている政策でありまして、平成31年度が最終年であります。  これまで、雇用、交流、定住に向けた取り組み状況はどうなっているでしょうか。また、個々の取り組み状況を確認いたします。  個々の状況としまして、4つ質問いたします。具体的な取り組みの進捗。雇用の場の拡充に向けての取り組み。町の魅力の向上と交流人口の拡大の取り組み。選ばれる住環境の取り組み。以上について、基本目標、KPI及びその状況をお伺いします。  なお、新年度予算では、最終年度として、特に重視している施策などをお伺いいたします。基本目標を達成するため、企画課長、答弁よろしくお願いいたします。  次に、2つ目でございます。幼児教育・保育の支援についてでございます。  平成31年10月に幼児教育無償化に向けた法案が国で審議されています。幼児を持つ親としては期待の持てる政策であると思います。  上市町もこの期待に合わせ、新年度予算として支援策が上程されていますが、いま一度その内容について説明願います。  1つとしては、3歳以上児の無償化、軽減策の概要であります。もう一つは、3歳未満児の支援策(軽減策)の概要であります。以上について、国の施策及び上市町としての特徴について、福祉課長、説明のほうをよろしくお願いいたします。  最後、3つ目でございますが、安心・安全な道路の確保についてでございます。  上市町においては、上市スマートインターチェンジの供用に向けて整備が加速されています。また、インターチェンジに向けてのアクセス道路も整備中であり、地域の活力アップが進んでいる状況にもあります。  一方、町中心部の住宅密集地においては車のすれ違いができない狭い道路も多く、通学・通勤に危険な状態であります。地元より改善の要望が多数あると聞いております。  以上のことを踏まえ、1つとして、地元要望と整備状況はどうなっているのか。  例えば、具体的な取り組みや今後の見込み。地元説明の方法。地元要望での用地費なり補償費の考え方。最後の用地費、補償費につきましては、どこということを特定しているわけではありませんので、例えば、説明している中での流れ程度の答弁でもよろしいので、答えていただければと思っております。  2つ目に、交通安全に必要な改善箇所はあるかということでございます。  先ほど寺西議員も少し述べておられましたが、まず町の中で改善箇所は何カ所程度あるのかということでございます。さらには、警察、消防署からの指摘なり、さらには連携としてどういう状況で取り組んでおられるかということでございます。  なお、上市町には多くの町内会があり、その要望について短期間に全てを整備し満足することは困難であると思います。一方で、地元からすれば、期待をして待っている状況でもあるということであります。  せめて、今後の取り組み方や時期などを説明することも重要であると思いますが、安心・安全な道路とするため、町の考え方、方針などについて、建設課長、よろしくお願いいたします。  以上です。 65 ◯議長(松谷英真君) 中村企画課長。             〔企画課長 中村政一君 登壇〕 66 ◯企画課長(中村政一君) それでは、地方創生についてお答えいたします。  議員のご質問の中にもございましたが、上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略は「経済力の創生」「人間力の創生」「安心力の創生」の3つを基本目標に推進しており、計画期間は平成27年度から平成31年度末となっております。  KPI(重要業績評価指標)及びその進捗状況については、5年の計画期間中3年目となる平成29年度末現在で目標数値の60%以上の実績を上げている項目で申し上げますと、まず、雇用の場の拡充や町の魅力の向上と交流人口の拡大に取り組む「経済力の創生」の分野では、企業立地奨励事業を受けて町内に立地した企業件数や観光客向けのレンタサイクル利用者数など29項目中20項目、次に、結婚・出産・子育て環境の充実に取り組む「人間力の創生」の分野では、放課後児童クラブの受け入れ率や各小中学校図書司書の配置状況など15項目中8項目、最後に、選ばれる住環境に取り組む「安心力の創生」の分野では、町への移住件数や若年世帯定住促進事業補助金の交付件数など29項目中14項目となっています。全体では73項目中42項目、率にいたしますと57.5%の項目が一定以上の実績を上げている状況でございます。  全体的な傾向といたしましては、観光入り込み客数、製造品出荷額などにつながる「経済力の創生」関係の項目は比較的順調に推移している一方で、合計特殊出生率や人口社会増などにつながる「人間力の創生」や「安心力の創生」関係の項目については、まだまだ改善の余地があると考えております。  このため、平成31年度当初予算においては、住宅の新築等に対する若年世帯定住促進補助金の拡充、3歳未満児に係る保育料の引き下げ、富山市や中新川郡内の病児保育施設の広域利用など、「人間力の創生」や「安心力の創生」関係の施策について重点を置いて予算編成を行ったものでございます。  地方創生につきましては、町の総合力を高め、各分野で地道に粘り強く取り組んできたところではございますが、財源は限られていることもあり、次期総合戦略の策定に当たっては各種施策を総点検し、効果が乏しい事業につきましては大胆な見直しも行っていきたいと考えております。 67 ◯議長(松谷英真君) 高慶福祉課長。             〔福祉課長 高慶 孝君 登壇〕 68 ◯福祉課長(高慶 孝君) 新年度からの保育所児童への支援策についてお答えいたします。  まず、保育料については、国の動向に合わせ、3歳から5歳までの全ての子どもと0歳から2歳までの住民税非課税世帯の子どもを対象に、本年10月から保育所及び認定こども園の保育料の無償化を予定しております。  新年度予算では、無償化による6カ月分の保育料の減額など約4,200万円を見込んでおりますが、平成31年度は、消費税の引き上げに伴う地方配分がわずかなことなどを踏まえ、国の交付金等で全額措置されることになっております。
     なお、2020年度からは、この無償化に伴う通年分の経費の4分の1、約2,100万円を町が負担していくことになります。  次に、3歳未満児の保育料軽減については、町独自支援として、国の無償化の対象とならない3歳未満の子どもの保育所及び認定こども園の保育料を引き下げ、子育て世代の経済的負担の軽減を図りたいと考えております。  これも本年10月からの実施を予定しており、低・中所得階層を中心に、全ての階層での引き下げを予定しております。これに係る経費として、町の一般財源で約600万円を見込んでおります。  そのほかにも、国の幼児教育・保育の無償化の対象外となる3歳から5歳までの子どもの副食費について、これまで町が独自で保育料を無償化してきた第3子以降の子どもの副食費に係る実費相当額を町で支援し、新たな負担が発生しないようにしたいと考えております。  この副食費の実費負担に関し、県から所得制限付きでの財政支援が予定されておりますが、町としては、所得制限を設けずに対応したいと考えております。これに係る経費として約200万円を見込み、うち県からの財政支援分として約70万円を見込んでおります。  今後、若年世帯を中心にこれら支援策を積極的にPRし、当町が子どもを生み育てやすい町として広く認知されるよう努力してまいります。 69 ◯議長(松谷英真君) 永田建設課長。             〔建設課長 永田雄二君 登壇〕 70 ◯建設課長(永田雄二君) 議員ご質問の住宅密集地等における道路の整備についてお答えいたします。  まず、要望状況を過去5年分までさかのぼって調査しましたところ、要望箇所は42カ所あり、このうち32カ所が対応済みとなっています。未着手の10カ所の内訳として、事業規模が大きな長期的なもので4カ所、中期的なもので4カ所、短期的なものが2カ所残っております。  地元説明の方法として、事業規模の大きな中長期的なものについては、事業開始のめどがついた時点で地元説明会を開いておりますが、事業規模が小さい短期的な事業については、地元区長や役員にお伝えして工事に着手しております。  工事に伴う用地費など補償の考え方につきましては、各地区の地形や整備環境など状況に応じ土地価格を決めております。特に事業規模が大きく、補償も大きくなる場合は、国庫補助事業や交付金事業等の活用が必要と考えており、対応可能な補助事業を模索しつつ、各町内会と調整を行い、少しでも早く対応できるようにしたいと考えているところであります。  次に、交通安全に必要な改善箇所として、現在町では3カ所を把握しており、そのうち1カ所につきましては、平成31年度に着手する見込みとしております。また、上市町通学路交通安全推進会議では、関係機関で情報を共有し対策を検討しており、比較的簡単な指摘については、できる限り速やかに対応しているところであります。  今後も関係機関と連携を密にし、引き続き安心・安全な通行の確保に取り組んでまいりたいと考えております。 71 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。 72 ◯3番(伊井勇治君) ありがとうございました。  中村企画課長の答弁の中に、パーセンテージばっかり追っかけておってもあかんがですが、結局、ISOという観点でいろいろマニュアルを決めて、それでひとつ皆さんの、何といいますか、組織の流れというものをつくって統一されていった。  この上市町まち・ひと・しごと創生総合戦略についても、一緒とは申しませんが、やはり上市町の問題として、それに準じ書かれたものだと思っております。  31年度、新年度を目指して、最終年度と言っておるわけなんですが、これを町民の皆さんも見ているとすれば、さらに達成する。31年度で達成できなかったものは、じゃ、さらに、平成という元号は変わりますが、そういったことの中では推し進めていくということでして、やはりせっかくの戦略、施策でありますから、維持していっていただきたいなというふうに思っております。  高慶課長さんの答弁にあります幼児教育・保育の支援ということです。  課長もおっしゃったように、一生懸命PRということも、もちろんであります。でも、財源ということの中では、やはり32年度としては4分の1が町負担になっていく。さらには、上市町独自の支援も負担にはなるはずです。  町民が、そういう、親御さんだけで捉えるともちろんうれしい話ではあるんだけど、そのまたおじいちゃん、おばあちゃん、若い人たち含めて、この財源は町から出ているんだよということをやはり知ってもらって、みんな協力して出していくということを徹底しなくちゃいけないというふうに思いますので、そこら、町民全体にやはり細かく知らしめる。各階層だけではなく、細かく知らしめるということで徹底していただきたいというふうに思います。  それと、3番目に、永田課長、ありがとうございました。  私は、スマートインターチェンジを起爆剤として町の発展に向けて、ちょっとまあ別の話ではありますが、今、いろんな意味で、県政報告会等の話を聞きながら、上市スマートインターチェンジはどのように活用されるんだろうというふうに思えば、やはりこれは上市町民のみならず富山県全体という意味、全国全体で使われていくとするものであります。上市が一番恩恵を受けると思われるので、やはりそこに一生懸命推進していただきたいというふうに思います。  思いますが、そのほかにも地元要望として、やはり毎年区長さんも苦労されて、いつになりゃ、整備してあたるがかなと。例えば、全部一遍にできんがなら、この部分だけでも、危ないところもあるがで。すれ違いもままならん。場合によっては緊急車両とかそういった物も入りにくい。冬場なんか、雪降れば、もっとのことですね。孤島になる場合もある。  やはりそういうことを考えると、財源のことはもちろんあるんですが、地元とすれば、いつごろになるがだということを聞きたいがですね。それで、逆に言うと、今、区長さんだちは、いや、私の要望したものがなされていない。なーん、こっでちゃ、地元に応えられんがで、区長、かわりたいと言う人もおられまして、最近、区長の輪番制みたいなもので、なり手がいない、人材不足という状態ですね。  そういうことにもつながっておるわけであって、これらを解決するがには、ちょっと再質問になるかわからんがですが、やはり要望が上がったとすれば、じゃ、今年は無理だと。もう2、3年もすりゃ、何かなんがでないかというような説明を担当課が言っていくのか。場合によっては、町長、副町長が、町回りではないですが、そういう場を設けつつ、町の今の体制、先ほど企画課長が言われた、何といいますか、まち・ひと・しごと創生の観点からいって、やはり財源を見極めつつ、こういう状況で今町は動いておるんだということを……。  各町内を回れとは言いません。各地区といいますか、上市地区、音杉地区、白萩地区、いろいろあるかと思うんですが、年に1回でもいいので、そういう場で町の取り組みを、ちょっと耳で聞くといいますか、そういう場も設けていかれればどうかなと思うんですが、これ、再質問としてよろしいですかね。 73 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。 74 ◯町長(中川行孝君) 再質問にお答えいたしますが、要望箇所そのものが、緊急性があるかどうか、それと他の地域とのバランス、そういうものもございますので、要望したら近いうちに着手できるというお約束はなかなかできないと。特に原課はスマートインター関連の事業を優先しておりますので、直近ではなかなか新たな着手は困難かと考えております。特に、先般、私、建設課長にも話をしたんですが、このスマートインター関連が終わるまでは、新規の場所の着手は見送ってくれと。そうしないと、スマート関連の集中、安全対策もありますので、そういうものが期限内にできないと大変なことになるということで、スマート関連を優先するようにという話をしてあります。  そのほか、いろんなところからご要望はお聞きしておりますが、その緊急度というものはやっぱり慎重に考えていく必要があるというふうに考えております。  そういう点では、町内会のお世話をいただいております区長さん方に大変ご迷惑をおかけする点もありますが、限られた財源の中で仕事をしていくためにはやむを得んところもございますので、ご理解をいただきたいと思います。 75 ◯議長(松谷英真君) 3番 伊井勇治君。 76 ◯3番(伊井勇治君) 町長、ありがとうございました。  先ほど幼児教育・保育のことで、町民全般に子どもたちのためにということで知らしめていくということを述べたとおり、この道路事業に関しても、道路だけではないかもしれませんが、やはり説明をして、優先順位がある中で進めていく。その意味では、やはりコミュニケーションということでしっかり説明してやっていけば、僕は何の問題もないんだろうというふうに思うわけなんですね。  ですから、今後も町が地元に対して、地元といいますか、町民に対してそういうスタンスで仕事をしているということをしっかり説明していくことが重要だろうと思いますので、町当局も大変でしょうが、私らも一緒になって地元にも説明していきたいと思いますので、どうかまたよろしくお願いいたします。  私の質問は終わります。         ────────────────────────             ◇  酒  井  桂  之  君 77 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。              〔12番 酒井桂之君 登壇〕 78 ◯12番(酒井桂之君) 通告どおり3件の質問をいたします。  初めに、31年度予算編成について質問いたします。  本年2月15日に上市町が31年度予算案を発表しました。一般会計は前年度当初比52万円減の96億5,574万円。国が10月から3歳以上の保育料を無償化するのに合わせ、町単独で3歳未満の幼児の保育料を軽減する。一般会計に7特別会計と2企業会計を合わせ、総額で0.8%増の185億1,672万円。  新聞報道によれば、上市町の予算案は、若年世帯の定住促進や3歳未満の幼児の保育料軽減、がん対策拡充など、暮らしに密着した施策が盛り込まれた。これらの背景にあるのは、人口減に対する町の危機感があるだろう。町の人口は近く2万人を割るとすれば、そのことが懸念されている。人口流出に歯どめをかけ、町への移住を促進するためには、町民の満足度を高めることが欠かせない。町の施策は、「上市町に住みたい、住み続けたい」と思ってもらえる下地づくりに力を入れるとも言える。住民の満足度を高める施策をさらに打ち出し、着実に実行することが求められていると報道されております。  今、上市町には、災害に強いまちづくりと少子高齢化社会に対応していくことが求められております。そこで、人口減に歯どめを、「上市町に住みたい、住み続けたい」という町民の願い、満足度を高める施策をどのように打ち出したのかを中川町長に質問いたします。  次に、移住・定住の促進のために、上市町も少子高齢化時代を迎え、上市町にも空き家が多く目立つようになりました。上市町として、平成28年8月に上市町空家等対策協議会を設置し、平成29年3月までに4回の対策会議を開催し、上市町空家等対策計画の策定を完了しました。また、2月14日には上市町役場で空き家相談会を開催してきました。  そこで、空き家対策で活用できるものは何か、また活用できないものは何かを、どのようにして対応するか、永田建設課長に質問いたします。  次に、富山県まちの未来創造モデル事業について質問いたします。  県のまちの未来創造モデル事業では、大岩日石寺周辺の空き店舗の活用や百段坂での休憩場所の整備や観光客等との交流促進の取り組みを実施していきたいと、平成31年3月定例会の提案理由説明で中川町長が述べられております。  そこで、事業(3年間)の取り組み状況、どう実施していくのか。また、大岩日石寺の周辺の空き店舗の活用や百段坂の休憩所などの整備をどう取り組むのかを、竹田産業課長に質問いたします。  次に、外国人材受け入れ制度の対応についての質問をいたします。  4月の新しい外国人材受け入れ制度の開始を前に、国や県内の金融機関などでは相次いで説明会を開いている。人手不足を背景に、製造業やホテル、飲食業など多くの採用担当者がそれぞれの会合に参加し、熱心に説明を聞いている。いつから働いてもらえるのか、離職やトラブルが心配だと、会場で寄せられた質問や解答には期待と不安の声が交差をしていたと新聞で報道されていました。  そこで、上市町として、4月の新しい外国人材受け入れ制度の開始を前に、どのように対応を考えているか。  そこで、上市町での外国人の就労実態はどうなっているか。次に、上市町として、外国人材の受け入れをどのように実施していくのかを竹田産業課長に質問いたします。  以上で質問を終わります。 79 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 80 ◯町長(中川行孝君) 人口減に歯どめをかけ、「上市町に住みたい、住み続けたい」という町民の願いや満足度を高める施策についてお尋ねでございますが、2月15日の予算大綱の発表のときにも申し上げましたが、4つの柱を持って臨んでおります。1つはスマートインター関連の事業の推進、2番目として少子化対策事業としての子育て支援策の充実、3番目に10月に予定される消費税率の引き上げに伴う地域の消費の下支えをするための施策、4番目にがん対策を含む健康づくり事業の推進でございます。  満足度の向上は、私だけでなく、議員さん方も含めて、政治、行政に携わる者の誰しもが念頭に置くところでありますが、新年度予算編成においては、子育て支援施策をソフト事業の最重点項目に据えて取り組んだつもりでございます。  そのため、保護者の皆さんの思いを聞く場も設け、切実な訴えに応えたつもりであります。その一つが、土曜日の午後受け入れておりました放課後児童クラブについて、4月から拠点を定めて朝8時から受け入れることとしたほか、病時保育についても保護者が町内や隣接町村に勤務するため富山市まで送り届けられないという方のために、立山町と舟橋村に呼びかけまして、2町1村であきがある場合は相互に利用できるようにしたところであります。  また、3歳未満児の保育料につきましても全ての階層において引き下げることとし、国が定める第5階層については月額1万1,900円引き下げることとしたところであります。  かねてから申し上げておりますが、今、日本の総人口が減少している中で、全国の自治体が「地方創生」の名のもとに、人と仕事の取り合いをしております。国においては、東京23区に5年以上居住し、または通勤している人が地方に移住した場合100万円、さらにその人が起業した場合200万円を加算するなどの、町としても新たな取り組みを予定したところであります。  いずれにしろ、人口増の即効薬はないものと思っておりますが、さきの全員協議会で申し上げましたとおり、県外からの転入者も増加するなど、伊東町政からの魅力あるまちづくりが徐々に成果をあらわしてきているものと思っております。  これからも、町の自然を大切にしながら、若者の働く場の確保に努め、満足度の向上に努めていきたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようにお願いを申し上げます。 81 ◯議長(松谷英真君) 竹田産業課長。             〔産業課長 竹田亮成君 登壇〕 82 ◯産業課長竹田亮成君) 次年度から大岩地区で取り組む予定である富山県まちの未来創造モデル事業についてお答えいたします。  このまちの未来創造モデル事業は、町が自治会や地域団体など関係する多様な団体と連携し実施する、地域の特色を生かした人口の自然増及び社会増につながる人口減少対策事業に要する経費に対し県が助成するもので、大岩地区での事業を盛り込んだ事業計画書を県に提出したところ、本年2月に、民間有識者で構成される県事業検討委員会からモデル地域としての認定をいただいております。3月下旬に開催予定の2回目の委員会で事業計画を承認していただければ、正式採択となります。  事業の内容につきましては、大岩地区の空き店舗をチャレンジショップとして活用する事業のほか、遊休地を、景観美を楽しむ休憩場所として整備する事業、大岩地区の行事やお店の開店情報などの情報を整理し発信する仕組みづくり、大岩体感ツアーや食の提供などを計画しております。  事業期間は平成31年度から3年間で、全体総事業費として5,900万円を予定しており、知事特認が受けられた場合は、対象事業費の2分の1が県から補助金として交付されます。平成31年度につきましては1,510万円の事業を行う計画としております。  次に、空き店舗の活用に当たっては、大岩地内の空き店舗所有者のご理解のもと、建屋内装の一部を改装し、部分貸しや短期入店が可能な仕組みづくりを行いたいと考えております。また、百段坂の休憩場所の整備につきましては、地盤が不安定なことから、お客様がその場所で景観美を楽しめるよう地盤強化を図ることを主としており、不安定地盤の原因となっている百段坂からの雨水排水対策をしっかり施したいと考えております。  なお、最も多くの事業費を見込んでいる大岩川左岸側の遊休地の活用につきましては、大岩川の景観美を楽しむ休憩場所として整備するほか、繁忙期における駐車場不足を少しでも緩和させたく、駐車場としても活用できるよう整備していきたいと考えております。  次に、外国人材受け入れ制度の対応についてのご質問にお答えいたします。  厚生労働省富山労働局に確認したところ、中新川郡及び滑川市の滑川管内では、平成30年10月末現在、119の事業所で576名の外国人労働者が勤務されており、うち約75%の方が製造業であるとのことでした。上市町のみの人数は把握しておりませんが、町内に住む外国人の方のうち、15歳から64歳までの、いわゆる生産年齢人口は、今年の2月末現在で約240名であり、企業からの情報、そして町内には製造業が多く立地していることなどから、町内の企業でもそのうちの多くの方が働かれているものと理解しております。  外国人材の受け入れにつきましては、新たな在留資格の創設を踏まえ、平成31年度県事業として、外国人技能実習生向けの日本語研修の実施や、県内在住の外国人に対して情報提供や相談等を行うワンストップ窓口を設置する予定と伺っております。また、国においても新しい支援事業が進められる見込みであり、今後の実施事業を広く情報収集し、上市町でもパンフレットの設置やホームページ掲載による広報の実施、また企業からの相談があれば、支援機関を紹介できるよう努めたいと考えております。  今後も国や県、関係機関と連携を図り、新たな相談・支援体制を広く発信するなど、事業主や労働者の理解が深まるよう一層努めてまいりたいと考えております。 83 ◯議長(松谷英真君) 永田建設課長。             〔建設課長 永田雄二君 登壇〕 84 ◯建設課長(永田雄二君) 空き家対策の質問についてお答えいたします。  近年、全国的な傾向と同様に、上市町でも空き家が目立つようになっております。役場にも空き家に関する相談や問い合わせが多くなってきたことから、平成29年7月から、建設課と企画課、財務課、司法書士会、宅地建物取引業協会、解体業協会と連携して空き家の相談会を開催しております。今年度は、昨年8月、今年2月と2回の相談会を実施したところ、空き家の相続や売買、空き家の解体費用や解体後の固定資産税の試算等、20件の相談がありました。  また、良質な空き家を有効に利活用する取り組みとして、空き家情報提供制度、いわゆる空き家バンクを平成18年度から実施しております。バンク創設以来34件の登録がなされ、そのうち19件の物件について売買または賃貸が成立し、現在登録中の物件は15件となっております。  一方、活用できない物につきましては、平成29年度に老朽度や周辺への危険度が高い空き家を所有者や管理者が解体し、解体後の土地を10年以上地域活性化のために利用する場合、50万円を限度に解体費の2分の1を補助する制度を当町単独で設けております。これまで、この補助制度を活用し、町内会の駐車場として跡地利用している事例が1件あります。  今後とも、横断的な取り組みにより、空き家の適正管理や利活用、解体等の総合的な対策に積極的に取り組んでまいります。 85 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。 86 ◯12番(酒井桂之君) 答弁、ありがとうございました。  31年度の予算編成については、町長にもこの答弁をいただきましたが、「上市町に住みたい、住み続けたい」というのは町長のキャッチフレーズでございまして、今後とも町民の願い、それから満足度を高める施策を、全力を挙げて取り組んでほしいということを要望しておきます。  それから、空き家対策でございますが、今、活用できる物、できない物と説明、答弁をいただきました。できる物については、少しでも移住・定住、また活用することによって上市に住み続けられる、そういうものにしたいと思いますし、またそれには努力をしてほしいと。  それから、できない物については、今だんだん時代が変わりまして、昔はうちを持っておっても財産になりましたが、今はこの財産を持っておりましても、少子化という関係もありまして、ほとんどうちにおるのはお年寄りで、例えば壊すのにもお金がかかって大変マイナスの遺産になっておるということで、壊したくても壊せないという質の話も聞いております。  そういうことで、もう一つは空き家対策の活用で、家を持っている人から、無料でもいいからひとつ町で引き取ってもらえないかという要望も受けますので、廣田財務課長にその件についての考え方を再質問いたします。  次に、富山県の未来創造モデル事業については……。  その前に、1つは移住の問題について、今度は町長に再質問したいと思います。  「移住促進に空き家活用」という見出しで、きょうの新聞で、県議会の2月定例会の6日の予算特別委員会での石井知事の記事が出ていました。内容的には、2019年度に移住促進や外国人材受け入れに積極的に活用する方針を説明され、移住希望者向けの体験移住や外国人シェアハウスへの改修など、市町村や民間の先駆的な取り組みを支援すると。2つ目には、具体的には、市町村が移住希望者に向けた「お試し居住」に使う賃貸住宅に改修する取り組みや、外国人労働者向けのシェアハウスへの活用を想定して、企業のサテライトオフィスや外国人向けの宿泊施設への改修なども対象としており、100万円を上限に補助すると。知事は、首都圏からの移住の受け皿として、空き家のさらなる活用を図りたいと述べられたということが新聞で報道されています。  これを見まして、ぜひとも中川町長に、上市町でも県の補助を受けて「お試し居住」の取り組みをしてもらいたいと思いますので、町長の考え方をお聞きしたいというふうに思っております。  次に、富山県まちの未来創造モデル事業について、1つは、3年間取り組みということをお聞きしました。採択がされれば、事業の完成について全力を挙げてもらいたいと思います。  2つ目は、ちょっと私の提案であります。大岩日石寺周辺の休憩所の活用について、先ほど言いましたとおり、提案をしたいと思います。  この休憩所は、大岩日石寺周辺の観光案内所として、大岩日石寺周辺の日石寺や旅館などの観光案内をすると。大岩地区には、観光案内所とかがないんですよね。  それから、2番目といたしましては、移住・定住の拠点施設も併用して、移住・定住に関する相談窓口として情報、いわゆる住まいや仕事などの相談もすると。宿泊は大岩の旅館に泊まっていただくと。  3番目としては、細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」の「花の家」が近くにありますので、そこをつなぐ観光ルートの案内もしたらどうか。  それから、4番目には、案内所には、町が中心になりまして、地元観光協会、地域おこし協力隊などの協力を得て、案内人を常駐することができないかどうか。
     この突然の提案でありますが、また中川町長の見解をお尋ねしたいと思います。  3つ目には、外国人材受け入れ制度の対応について。  4月から実施されるわけで、このことにおいても、町としては、また対応をよろしくお願いしたいというふうに思っております。  以上、再質問、答弁いただきたいと思います。 87 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。 88 ◯町長(中川行孝君) まず、きょう新聞に載っておりました石井知事の予算特別委員会での発言で、移住促進に空き家を活用する方向で取り組みたいということでございますが、この事業は平成31年度の新規事業でございまして、きょう入っておる連絡では、3月22日、空き家対策官民連絡協議会の席でこの事業の概要を説明するということだそうでございます。  新聞にも報道されておりますが、具体的には、市町村が移住希望者向けの「お試し居住」に使う賃貸住宅に改修する取り組み、さらには入管法改正で増加が見込まれる外国人労働者向けシェアハウスへの活用などを想定していると。企業のサテライトオフィスや外国人向けの宿泊施設への改修なども対象としており、市町村が事業主体になる場合は、2分の1で100万円を上限にすると。民間が事業主体の場合は、50万円を上限として2分の1助成するという制度だそうでございます。  これにつきましては、22日のその協議会での概要説明の内容が明らかになり次第、私どもの町の方針を検討させていただきたいと思います。  次に、大岩日石寺周辺の休憩所の活用でございますが、基本的には、産業課長も申し上げましたが、大岩川の左岸の整備、あるいは浅生川の右岸の整備でございますが、いずれも建屋を建設するものではなくて、休憩広場としての景観整備を考えておりまして、ベンチ、安全柵などの物が主体になるというふうに考えております。  次に、移住・定住の相談窓口の開設につきましては、役場をその窓口にしないと、わざわざその移住・定住のために大岩まで行っていただくというのもいかがなものかというふうに考えております。  また、観光協会や地域おこし協力隊の活用ということもご指摘でございますが、観光協会も町全域の観光事業を手がけておりますし、地域おこし協力隊員もそれぞれの目的を持って協力隊員として委嘱をしておりますので、大岩に事務所を置いて活動するというのは活動範囲が非常に制限されるということから、案内所としての役回りを果たすためには、やはりそこにいることが条件になりますので、活動が制限されるということから、私、個人的には非常に消極的な考えを持っております。  いずれにしろ、そういう案内をする立場の人も必要なことは十分理解をいたしますが、ご提案の観光協会、さらには協力隊員の活用というのは、ちょっと難があるかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 89 ◯議長(松谷英真君) 廣田財務課長。 90 ◯財務課長(廣田高志君) 空き家の寄附の相談についてお答えいたします。  空き家はもちろん、不要となった土地につきましては、町への寄附の相談をよくお聞ききします。けれども、町といたしましては、原則として、建設課所管の上市町危険老朽空家対策事業により地域活性化のための跡地利用計画が作成され、建設課で申請受理された物件については、建設課と協議して調整の上、寄附を受け付けますが、当該土地や空き家について将来的に町の財産として有効に活用できる見込みがない限りは、管理上の問題や固定資産税の減収などの観点から、お断りしているのが現状であります。  今後もそのような方針でありますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 91 ◯議長(松谷英真君) 12番 酒井桂之君。 92 ◯12番(酒井桂之君) 町長と廣田課長、どうも答弁ありがとうございました。  県の空き家の活用については、町長の言われることの中では、やっぱり決まりましたら、上市でできることがあれば、それを活用して少しでも移住促進につなげていってもらいたいと。  それから、私の休憩所の提案については、町長の考え方を聞きましたので、またこの3年間で、できればそういうことがなるようになれば、ひとつ頭の中に入れてほしいと。私の要望ということで受けとめてもらいたいというふうに思っております。  それから、廣田課長の話につきましては、わかりましたので、よろしくお願いします。  これで質問を終わります。         ────────────────────────             ◇  松  本     寛  君 93 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。              〔1番 松本 寛君 登壇〕 94 ◯1番(松本 寛君) よろしくお願いします。  本日は、細田守監督のアニメ映画を子どもたちにについての質問を行います。  上市町の出身のアニメ監督・細田守氏の手がけた最新作「未来のミライ」が第91回アカデミー賞、いわゆるオスカーの長編アニメーション映画賞に初ノミネートされ、大きな話題となりました。先日のニュースで、惜しくも受賞を逃したとの知らせは受けましたが、ハリウッド以外で唯一のノミネートの上、唯一の手描きの2Dアニメーションというインパクトは強く、もとより高かった海外での評価を確固たるものとした様子です。  そのわずか前の2月上旬には、アニメーション界のアカデミー賞とも称される第46回アニー賞の授賞式で、最優秀インディペンデント・アニメーション映画賞に選ばれており、日本アカデミー賞での4度の最優秀賞受賞から満を持してという日本人らしい着実な躍進が世界の映画ファンにも衝撃と感動を与えたことは間違いありません。  そして、細田守氏の出身地である当町は、浅生の古民家「花の家」が2012年公開の同監督作品「おおかみこどもの雨と雪」の舞台として、2年連続でアニメの聖地に選定され、既に世界各地から年間1万人の来訪者を招いている状況と聞いており、この先、今の盛り上がりの恩恵がより期待できるものと確信しています。  当町では、もとより細田氏を地元の誇りとし、「サマーウォーズ」以降の映画公開に合わせて、先行試写会や小中学生対象の団体鑑賞を実施してきました。そして、今作品においては、全国公開前の上市町プレミア試写会を北アルプス文化センターで開催するなど、細田氏の活躍にならう形で規模を拡大し、上市町全体で盛り上げる努力を継続してまいりました。  私は、国内外の観光客へのより強いPR、そして子どもたちのより誇りある郷土愛の育成に向け、次年度も、今作品「未来のミライ」を含む過去作品の上映会や展示会を継続的かつ大々的に行っていくべきと考えます。  そこで、まず小中学生に向けた上映会を提案したく思いますが、いかがなお考えをお持ちでしょうか。上市の、何より子どもたちの夢の未来につながるご支援をぜひともお願いいたします。教育委員会事務局長、答弁のほど、よろしくお願いいたします。 95 ◯議長(松谷英真君) 小池教育委員会事務局長。           〔教育委員会事務局長 小池義弘君 登壇〕 96 ◯教育委員会事務局長(小池義弘君) 議員ご指摘のとおり、当町出身の細田守監督は、最新作「未来のミライ」がアメリカのアニメーションアカデミー賞と呼ばれる第46回アニー賞で長編インディペンデント作品賞を見事受賞いたしました。その後、さらに第91回アカデミー賞の長編アニメーション映画賞に初ノミネートされたことから、町内の関係者のみならず、全国の細田守監督ファンから大きな期待が寄せられました。惜しくも受賞は逃したものの、その存在感は世界的なものになっていると言わざるを得ません。  なお、今月1日に「未来のミライ」が第42回日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞を獲得し、監督ご自身にとって5度目の日本アカデミー賞受賞となったことも大きな喜びとするところであります。  これまで当町では、「サマーウォーズ」以降の映画の公開に合わせ、先行試写会や小中学生を対象とした団体鑑賞等を実施してきたところであり、昨年7月には、「未来のミライ」全国公開前の先行試写会として上市町プレミア試写会を北アルプス文化センターで開催いたしました。  新年度におきましては、北アルプス文化センター自主文化事業として、小学生を対象にした団体鑑賞による「未来のミライ」を上映する計画としております。 97 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。 98 ◯1番(松本 寛君) ありがとうございました。  小学生のみの上映とするということで、もし席のほうに余裕があるのでしたら、その場合、一般の町民の方にも席を開放するという方向で考えてもらえませんでしょうか。こちらのほうを再質問といたします。  それと同等に、展覧会のお考えもございましたら、お教えください。よろしくお願いします。 99 ◯議長(松谷英真君) 小池教育委員会事務局長。 100 ◯教育委員会事務局長(小池義弘君) 小学校団体鑑賞では、小学生は850名程度、教職員を合わせると900名を超える規模になり、午前と午後の2回に分けて上映する予定といたしております。  今回の映画上映は小学生のみを対象とした上映会ですが、これまで小学校向けの団体鑑賞を実施する際には、学校を通じて鑑賞を希望される保護者を募り、安価な入場料でご覧いただいています。  これまでの実績として、毎回数十名程度の保護者の方々しか子どもたちと一緒に鑑賞いただけておりませんが、これは大スクリーンを見づらい舞台前の最前列周辺や両脇付近の席での鑑賞を除外せざるを得ないためとご理解いただければと存じます。  また、展覧会については、現在のところ、予定はいたしておりません。 101 ◯議長(松谷英真君) 1番 松本 寛君。 102 ◯1番(松本 寛君) 答弁、ありがとうございました。  今後ますます細田氏への活動を上市町で盛り上げていければと思います。議会初日の全員協議会の中では、町長から、展示場への私的な思いという意味ではお伺いすることができましたので、そのことに関しても期待が膨らんでいますので、今後とも何とぞよろしくお願いします。  以上で質問を終わります。         ────────────────────────             ◇  碓  井  憲  夫  君 103 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。              〔10番 碓井憲夫君 登壇〕 104 ◯10番(碓井憲夫君) お疲れさまです。  最初に、職員数の問題で質問いたします。  国の行革の施行もあって、自治体の職員が年々減少しております。上市町も平成16年には237人の正職員、今現在は155人。82名がこの間減少しております。  保育所の民営化などありますが、さきの全員協議会の行革案では、さらに6人を減らしたいと。このような案が出ております。  今、先ほどからも質問があったように、人口減の問題、都会からの移住者の受け入れ、空き家の問題、事業所がどんどん減っていく。その反面、野生動物が増え、いろんな問題が増えている。  この問題は、少数の職員でできる課題ではありません。専門チームを創設して、きめ細かい仕事が要望されております。職員を減らす状況ではなく、増やすことこそ検討していただきたい。このことに答弁をよろしくお願いいたします。  次に、交付金の問題です。  県外の大学に進学してそのまま現地で就業する若者が多く、都会に若者が集中して地方にさまざまな困難をもたらしております。  国の財政支援を受けて、東京23区から上市町に移住して就業または起業した場合に交付金を支給する案が今回の予算で出されております。  私は、国が23区に絞ったから、上市町も23区に絞るというのは、ちょっと寂しいんじゃないかと、このように思います。  東京以外からのこちらへの移住・起業者にも何らかの支援をすべきではないか。  このことの2点を質問いたしますので、よろしくお願いいたします。 105 ◯議長(松谷英真君) 中川町長。              〔町長 中川行孝君 登壇〕 106 ◯町長(中川行孝君) 碓井議員さんのご質問にお答えをいたします。  まず、職員数の関係でございますが、現在町では、平成28年に策定いたしました第4次定員適正化計画に基づいて職員の採用を行っているところでございます。  職員の採用に当たっては、民営化を進めている保育職や給食調理員等の労務職の退職者の補充は行っておりませんが、一般職をはじめとする他の専門職等については、退職者の補充を行っているところであります。基本的には、職員数の減にはつながっておりません。  ただ、ご指摘の、長期病欠になっている職員もいることは、これは確かでございまして、毎回課長会議で課長に、管理職に、課員の健康管理、ここらを細かくチェックするようにという話を口癖のように行っております。あわせて、業務の進捗状況も把握するように指示をしているところで、特定の職員の過度の負担とならないように注意を促しているところでございます。  今後とも、業務量や内容に応じて適切に職員の確保に努めてまいりたいと考えております。ですから、業務量や内容に応じて必要と判断をすれば、増となることもあるというふうにご理解をいただきたいと思います。  次に、上市町への移住・定住に関する制度の点で、東京23区に居住もしくは勤務する人だけじゃなくてということでございましたが、こういう方々が上市へ移住されますと、100万円の補助金が支給されることになるわけでございます。このうちの50万円は国が負担すると。残りの50万円は富山県と上市町が負担することになるわけでございます。ということは、75万円、国・県が負担してくれて、町の負担が25万円だけだと。  これを先ほどの該当者以外の、ほかのところから来た人にも適用せいということでございますが、これは月曜日の全員協議会でも申し上げたと思いますが、県外からの転入者が年々増えてきておるという事実の中で、単独で町がその事業を行うというのは、非常に負担が大きいというふうに見込んでおります。  ですから、現在も町外あるいは県外からお見えになって町に住居を構えられるという方については、その方に対する、また移住定住促進事業費の補助があるわけでございますから、そういうものを活用していただいて、それの中身も今年度見直してもおりますし、そういうものを中心にご活用をいただきたいというふうに考えております。  新たな有効な方策等が出てくれば、私どもも、またそういうものの取り入れについては注意をしていきますが、先ほどおっしゃいました100万円の補助を、ほかのところから来る人にもということになりますと、国・県の補助がございませんので、100万円丸々町が負担するということになりますので、ちょっと荷が重い気がいたしております。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 107 ◯議長(松谷英真君) 10番 碓井憲夫君。 108 ◯10番(碓井憲夫君) 単独では荷が重いということなんですけども、もちろん国、県と言われた、さっき、100万ではなくても、例えばお祝い金とか感謝状とかいろんな支援があると思うんですね、お金のかからない。住居を世話するとか、仕事の世話をするとか、いろんな支援の仕方は、お金をぽんと渡すだけが支援じゃないと。手の込んだ相談だとか、そのことが必要だと思うんですね。  そのためにも、それだけの職員の体制がないと、それはできないんですね。我々議員も元気で活力がなければだめですけども、職員もまだまだ余裕があると、どんどん仕事を持ってきてくれというぐらいの余裕がないと、必要と判断すればじゃなくて、必要だということが現状なんだと思うんですね。  先ほど職員の健康管理と言われましたけれども、私が知っている範囲では、精神的な過密から来る、ストレスから来る長期病欠だというふうに聞いております。  私ら議員も、この十日ほど前も、岐阜県の大野町、大変頑張っておられましたね。道の駅視察、単なる道の駅じゃなくて、その道の駅に入れるための産業支援までやっていると。例えば、100人から150人の農業の生産塾をつくって、どんどんここへ入れてくれと。道の駅で農業者の活力もやり、また手づくりのいろんな商品の開発も道の駅を中心としてやっていると。  昨年産業振興で行ってきた若狭町も、全国から農業塾に入れて、その人が、もう14人が独立して地元で農業をやっていると。酪農も兼ねた農業塾をつくって、自立するまで面倒を見ていると。これは福井県の若狭町、上市と大して変わらない町ですね。  私ら、視察に行っても、いや、これ、上市できんかいと言うたら、いや、とっても人が少なくてできんわと。こういう状況では、提案する気にもなれんがですよ。提案する気になれんから、なら、私ら議員だけでも、どっかできんかと思うけども、なかなか議員単独では、これはまたできないんで。  さきの全員協議会でもカミールの問題も言われましたけど、このカミールも、ご存じのとおり、7年間、電気が消えておったんですよ。ほっで、毎年毎年、あこへ電気つけてくれと私は質問してきたけども、いや、堪忍してくれと。そういうことはできんがでということで、前町長と住民運動であれを始めたんですね。  もうちょっとで何とか一人前になると思うんですけども、そういう点で、さっきも町長が言われたように、町にだけは言わんとおいてくれと。もちろん私ら議員も住民も頑張りますけどね。職員ももっとやっぱり余裕があって、これ以上のストレスから来る病欠をつくらないように。いつでも仕事を持ってきてくれと、こういう体制をつくってほしいということを要望して、私の質問を終わらせていただきます。 109 ◯議長(松谷英真君) これをもって、町政一般に対する質問並びに提出案件に対する質疑を終了いたします。               議案の常任委員会審査付託 110 ◯議長(松谷英真君) 次に、ただいま議題となっております議案第11号から議案第28号までは、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。        ◆◆◆ 予算特別委員会の設置及び付託 ◆◆◆ 111 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第2 予算特別委員会の設置及び付託の件を議題とします。  お諮りいたします。議案第1号から議案第8号までの平成31年度上市町一般会計予算及び各特別会計予算、議案第9号 平成31年度上市町水道事業会計予算、議案第10号 平成31年度上市町病院事業会計予算は、予算特別委員会を設置し、これに付託することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 112 ◯議長(松谷英真君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
           ◆◆◆ 予算特別委員会委員の選任 ◆◆◆ 113 ◯議長(松谷英真君) 次に、日程第3 予算特別委員会委員の選任の件を議題といたします。  お諮りします。ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任につきましては、上市町議会委員会条例第5条第3項の規定により、予算特別委員会の委員には全議員を指名したいと思います。これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 114 ◯議長(松谷英真君) ご異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしましたとおり、全議員を予算特別委員会委員に選任することに決定いたしました。  なお、予算特別委員会の委員長及び副委員長を互選するため、暫時休憩いたします。                               (午後 2時25分)         ────────────────────────                               (午後 2時27分) 115 ◯議長(松谷英真君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  予算特別委員会より、正副委員長の互選の結果について報告がありました。   委員長に    7番 勝 戸   謙 君   同副委員長に  3番 伊 井 勇 治 君 が選任されましたので、ご報告いたします。        ◆◆◆ 閉   議   の   宣   告 ◆◆◆ 116 ◯議長(松谷英真君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。        ◆◆◆ 議  会  日  程  の  報  告 ◆◆◆ 117 ◯議長(松谷英真君) 次に、議会の日程を申し上げます。  8日、11日は新年度予算に係る予算特別委員会を開催いたします。12日は総務教育常任委員会、13日は産業厚生常任委員会を開催いたします。14日は全員協議会の後、本会議を再開し、諸案件の審議を行います。        ◆◆◆ 散   会   の   宣   告 ◆◆◆ 118 ◯議長(松谷英真君) 本日はこれをもって散会いたします。                               (午後 2時28分) Copyright (C) Kamiichi Town, All Rights Reserved....