令和 元年 9月 定例会
令和元年9月
射水市議会定例会会議録(第1日目)
議事日程(第1号)
令和元年9月6日(金)午前10時
開議日程第1
会議録署名議員の
指名日程第2 会期の
決定日程第3 市長の
提案理由の説明(議案第60号から議案第83号まで、報告第5号から報告第7号まで及び認定第1号から認定第7号まで)日程第4
予算特別委員会の
設置日程第5
決算特別委員会の
設置日程第6
決算特別委員会正副委員長の互選結果
報告-----------------------------------本日の会議に付した
事件日程第1から日程第6まで
議事日程に同じ
-----------------------------------議長及び副議長の氏名 議長
吉野省三 副議長 島 正己議員の定数 22名議員の現在数 19名 欠員 3名
出席議員(19名) 1番
加治宏規君 2番
高畑吉成君 3番
根木武良君 4番
瀧田孝吉君 5番 島 正己君 6番 菊 民夫君 7番
中川一夫君 8番
中村文隆君 10番
山崎晋次君 11番
石黒善隆君 12番 不後 昇君 13番
吉野省三君 14番 伊勢 司君 15番
津田信人君 16番 堀 義治君 17番
竹内美津子君 18番
奈田安弘君 19番
高橋久和君 21番
小島啓子君
欠席議員(なし
)-----------------------------------説明のため出席した者 市長 夏野元志君 副市長 磯部 賢君 教育長 長井 忍君
代表監査委員 村上欽哉君
企画管理部長 島木康太君
財務管理部長 一松教進君
市民生活部長 島崎真治君
福祉保健部長 板山浩一君
産業経済部長 片岡幹夫君
都市整備部長 津田泰宏君
上下水道部長 前川信彦君
市民病院事務局長 衞 栄理子君
会計管理者 園木邦之君
教育委員会事務局長 松長勝弘君
監査委員事務局長 島田治樹君 消防長 五十嵐 晃君
財政課長 長谷川寛和君
-----------------------------------職務のため議場に出席した
事務局職員 議会事務局長 谷口正浩 次長・
議事調査課長 桜川正俊
議事調査係長 清水知昭
議事調査係主査 宮崎 肇
△開会 午前10時00分
△開会の宣告
○議長(
吉野省三君) ただいまから
令和元年9月
射水市議会定例会を開会いたします。
-----------------------------------
△開議の宣告
○議長(
吉野省三君) 本日の
出席議員数はただいまのところ19名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。 日程に入る前に、今9月定例会から
タブレット端末を導入し、
議会運営の効率化、活性化に努めてまいります。
会議システムにより、電子化した
議会資料を
タブレット端末で閲覧するものでありますが、導入から1年間は紙資料も配付し運用面の検証を行っていきます。
-----------------------------------
△諸般の報告
○議長(
吉野省三君) 次に、諸般の報告をいたします。 去る6月29日、
東京新湊会総会が東京都で開催され、本市の近況を報告するなど、懇親を深めてまいりました。 7月1日、2日の両日には、本市の令和2年度
重点事業に関する要望を
国土交通省ほか
関係省庁並びに
県選出国会議員に要望してまいりました。 7月9日には、台北市
士林区役所において、「射水市と台北市士林区との
友好交流協力に関する覚書」調印式に立ち会い、
士林区長及び士林区各
団体代表者などと懇談するなど、交流を深めてまいりました。 7月30日には、日本海6
県港湾都市議会協議会総会が秋田
県能代市で開催され、
日本海沿岸の
港湾整備などを協議し、
国土交通省北陸・
東北地方整備局長へ要望書を提出してまいりました。 8月6日には、
県市議会議長会臨時総会及び
富山県知事との懇談会を本市で開催し、
北信越市議会議長会評議員会への
提出議案等の協議のほか、
県内各市の
要望事項について、
富山県知事と懇談を深めてまいりました。 8月9日には、とやま
呉西圏域ビジネス交流交歓会が東京都で開催され、
首都圏企業の皆様と交流し、産業、
観光分野における連携を深めてまいりました。 また、8月24日、25日の両日には、
姉妹都市である
北海道剣淵町の「2019絵本の里けんぶち
夏まつり」に参加し、町長及び議長などと懇談するなど、交流を深めてまいりました。 次に、
議員派遣の件については、お手元に配付いたしました
議員派遣一覧表のとおり、
地方自治法第100条第13項及び
射水市議会会議規則第167条の規定に基づき、
姉妹都市交流として
北海道剣淵町に8月24日から26日まで、副議長、島 正己君を
議員派遣いたしましたので御了承願います。 次に、
監査委員から、
地方自治法第199条第9項の規定により、
定例監査の結果に関する報告書が議長のもとに提出されておりますので、事務局において適宜御閲覧願います。
-----------------------------------
△
会議録署名議員の指名
○議長(
吉野省三君) これより、本日の日程に入ります。 本日の
議事日程は、あらかじめお手元に配付してあります日程表のとおりであります。 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、
会議規則第88条の規定により、議長において 菊 民夫君
中村文隆君
高橋久和君 を指名いたします。
-----------------------------------
△会期の決定
○議長(
吉野省三君) 次に、日程第2 会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から9月30日までの25日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
吉野省三君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は25日間と決しました。
-----------------------------------
△市長の
提案理由の説明(議案第60号から議案第83号まで、報告第5号から報告第7号まで及び認定第1号から認定第7号まで)
○議長(
吉野省三君) 次に、日程第3 議案第60号から議案第83号まで、報告第5号から報告第7号まで及び認定第1号から認定第7号までを一括議題として、市長から
提案理由の説明を求めます。 夏野市長。 〔市長 夏野元志君 登壇〕
◎市長(夏野元志君)
令和元年9月
射水市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました案件の説明に先立ちまして、一言申し上げます。 去る7月9日、台北市
士林区役所において、
吉野議長、
瀧田総務文教常任委員長に同席いただき、本市では初めての海外との
友好提携となる「射水市と台北市士林区との
友好交流協力に関する覚書」を締結いたしました。覚書の締結に際し、士林区の江区長とは、本市及び士林区の共栄と
友好関係の発展を図ることを確認いたしました。この
友好提携を市民の皆様の
国際理解を深めるための契機とし、今後、観光、教育、
文化芸術、経済など幅広い分野での交流を進め、
交流人口の拡大を図り、国際的に開かれた活気のある都市の実現を目指してまいります。 次に、最近の
経済情勢について申し上げます。 内閣府が発表した8月の
月例経済報告によりますと、景気はこのところ輸出を中心に弱さが続いておりますが、緩やかに回復しており、先行きにつきましては、当面、一部に弱さが残るものの、雇用・
所得環境の改善が続く中で各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待されるとしております。しかしながら、通商問題をめぐる緊張の増大が
世界経済に与える影響や、
中国経済の先行き、
海外経済の動向と政策に関する不確実性や
金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとされております。 GDPの速報値では、名目・実質ともに3期連続の
プラス成長となり、
日本経済は
自然災害が頻発した昨年7月から9月期を除き、内需の増大が成長を支える姿となっており、中でも、
個人消費と
設備投資は2016年後半以降、増加基調を続けているとされております。一方、外需は、
世界経済の減速を背景に弱い動きが続いており、IMFの見通しでは、
世界経済は来年には上向くと予想しておりますが、今後、米中間の通商問題の動向などに十分注意していく必要があるとされております。 こうした中、国においては、去る6月21日に閣議決定した「
経済財政運営と改革の
基本方針2019」いわゆる骨太の方針2019や、「
成長戦略実行計画」等に基づき、
潜在成長率の
引き上げによる成長力の強化に取り組むとともに、成長と分配の好循環の拡大を目指すとしております。このうち骨太の方針2019では、
地方行財政に関連し、補助金について地方の実情を踏まえて自由度を高めるほか、要件の緩和、手続の簡素化、
補助単価等の実態に即した見直しなどに向けて課題を捕捉した上で、今年度末までに対象や工程を具体化するとしており、我々地方の創意工夫が生かせる
補助制度への見直しとなるよう期待するものであります。 次に、
地方創生について申し上げます。 去る6月26日、「まち・ひと・し
ごと創生基本方針2019」が閣議決定され、国においては年内に長期的な人口等の見通しを示す「
長期ビジョン」を改訂するとともに、第2期
総合戦略を策定することとしております。また、こうした国の方針を踏まえ、去る7月26日には、とやま
未来創造県民会議が開催され、
県の基本的な考え方も示されたところであります。 本市におきましても引き続き
人口減少の克服と地域の活性化に取り組み、将来にわたって活力に満ち市民が夢と希望を持てる射水市をつくるため、
現行戦略の検証等を行ってまいります。加えて、地方への人や資金の流れを強化する
関係人口の創出や最先端の
情報通信技術によって、
現実空間と
仮想空間を高度に融合して、
経済発展と
社会的課題の解決を両立する「ソサエティ5.0」の実現等、国が示す新たな視点を念頭に、
次期総合戦略の策定に取り組んでまいります。 次に、最近の市政の
取り組み状況について申し上げます。 子ども・
子育て支援の推進につきましては、来月から始まる
幼児教育・保育の無償化に向け、新制度が円滑に実施されるよう、市報などを通じて市民の皆様への周知を図るとともに、今回の
制度改正に対応するための
システム改修に取り組むなど準備を進めているところであります。引き続き、安心して子育てができる
環境づくりに取り組んでまいります。
保育環境の充実につきましては、昨年8月に整備した射水おおぞら保育園の
病児保育室「さんさん」の
受け入れ対象児童を今月から、これまでの就学前児童から小学2年生までに拡充したところであります。引き続き
病児保育を初め、子育てに関するニーズに応じた支援の充実に努めてまいります。
学校教育の充実につきましては、このたび、射
北中学校生徒会が
令和元年度「海をきれいにするための
一般協力者の
奉仕活動」の
国土交通大臣表彰を受賞されました。本活動は、同校の生徒の発案により、平成8年から
海老江地区と
堀岡地区で
地域住民と一緒に
海岸清掃活動を始めて以来、23年間の長きにわたり、海浜の
環境美化保全と
港湾利用者の
環境意識の向上にも貢献しているとして表彰されたものです。これまでの活動に敬意を表するとともに、今後も活動の継続を通じて、地域を大切にする心を育んでいただきたいと思います。 また、去る7月30日と31日の2日間、
東京都内において、新しい時代を切り開くグローバルな人材を育成することを目的に、第3回目の「いみず鳳雛きらめき塾」を実施いたしました。参加した中学生には、
日本テレビ社長の小杉善信氏を初め、本市にゆかりのある実業家の方々や、各分野で活躍している方々との懇談を通じて、実社会の見聞を広める貴重な機会となったものと考えております。
教育施設の充実につきましては、
小学校普通教室の
空調設備整備工事が8月末に完了し、市内全ての小・中学校の
普通教室において
冷房設備が使用できる環境が整ったところであります。引き続き、
特別教室等への
早期設置に努めてまいります。
家庭教育・地域における教育の充実につきましては、昨年度に引き続き「いみず親
学びスクール」を開講しました。今年度は従来の講義型に加え、親子体験型の講座も実施し、親子でコミュニケーションを図りながら学ぶ場を提供することとしており、さらなる
家庭教育力の向上に努めてまいります。 男女の健全な出会いの場の
創出支援につきましては、去る7月14日に、
大島社会福祉センターにおいて、
婚活サポーターズクラブ主催による「第6回いみずムズムズ
婚活パーティー」が開催されました。当日は、男女39名の参加があり、終始和やかな雰囲気の中、8組のカップルが成立したところであります。今後とも、結婚を希望する市民に出会いの場を提供するため、
婚活サポーターズクラブの活動を初めとした
婚活支援に積極的に取り組んでまいります。 芸術・文化の継承と創造につきましては、去る7月19日、国の
文化審議会が
本市庄西町2丁目地内の「旧伏木港右岸3
号岸壁水平引込式クレーン」いわゆる
マンモスクレーンを
登録有形文化財に登録するよう
文部科学大臣に答申されました。本
クレーンは昭和43年に船の貨物積みおろしのため、
伏木富山港
伏木地区に設置され、本県の
高度経済成長期における
港湾作業の効率化に大きく貢献し、
地方港湾の様相を伝えるものと評価されたものです。本
クレーンが登録されることにより、本市内における
国登録有形文化財は6カ所、10件となります。伏木港開港120周年を迎える節目の年の朗報に、これまで保存に尽力された関係の皆様に敬意を表しますとともに、今後、継続的な
保存活用を期待するものであります。
スポーツ・レクリエーションの推進につきましては、先月4日から10日までの7日間、
本市スポーツ推進コーディネーターの企画により、元
サッカーアルゼンチン代表チームのフィジカルコーチを講師に招き、市内の中学生を対象とした
サッカークリニックと、県内の
アマチュア競技の指導者を対象とした
フィジカルセミナーを開催しました。引き続き、競技力の向上と
スポーツを通じた
国際交流につなげてまいります。 「
富山マラソン2019」につきましては、県内外から1万4,000人のランナーが参加し、来月27日に開催されます。「ジョギングの部」では昨年同様、新湊きっときと市場をスタートし、
新湊大橋中央を折り返す約4キロメートルのコースで、
新湊大橋から望む富山湾と立山連峰の絶景を十分堪能していただけるものと考えております。また、「フルマラソンの部」では、新湊の曳山、下村の流鏑馬など地域の
伝統芸能の披露や、
コース沿線における小・中学生による応援、さらには給水所の
ボランティアによる「射水の
おもてなし」を提供するなど、大会の成功に向けて協力してまいります。
地域福祉の推進につきましては、現在整備を進めております(仮称)
市民交流プラザのネーミングライツパートナーを公募いたしましたところ、市内で
医薬品等の製造及び販売を手がける
株式会社救急薬品工業から、施設の愛称を「
救急薬品市民交流プラザ」とする旨の応募があり、審査の結果、同社が
最優秀提案者に選定されたところであります。今後、本市において同社を
優先交渉権者として決定し、年内の
ネーミングライツ契約締結に向け協議を進めてまいります。
射水ブランドの確立と発信につきましては、本市を代表する食材、白えびと
ベニズワイガニを中心とした食のイベント「
新湊カニかに
海鮮白えびまつり」が来月13日に
新湊漁港において開催されます。昨年は天候にも恵まれ、早朝から約1万杯の
ベニズワイガニを初めとした海の幸の即売会に長蛇の列ができるなど、会場が大いに、にぎわいました。本市が誇る
射水ブランドの魅力を県内外に発信する絶好の機会であることから、今回も多くの皆様に御来場いただきたいと考えております。 観光の振興につきましては、去る7月28日に「第55回
富山新港花火大会」が開催され、夏の夜空を彩る2,000発の花火と
新湊大橋から海面へと流れ落ちる
ナイアガラ花火が多くの来場者を魅了しました。 歴史と
伝統文化を受け継ぎ今に伝える
曳山まつりにつきましては、今月23日の
海老江地区を皮切りに、来月1日には
新湊地区、13日には
大門地区で開催されます。それぞれに個性のある
曳山まつりに多くの方々に訪れていただけるよう、市内外に情報を発信してまいります。
新湊曳山まつりにおきましては、ことしで4年目となる「
新湊曳山まつり市民プロジェクト」に引き続き協力し、再び訪れたいと感じていただけるよう、
おもてなし態勢を整え、満足度の向上と本市のイメージアップにつなげてまいります。 なお、本
曳山まつりにつきましては、先月4日に
青森県八戸市で開催された「全国山・鉾・
屋台保存連合会」総会において、準会員として加盟が認められたところであり、国の
重要無形民俗文化財として指定されるよう、引き続き、国を初め
関係機関へ働きかけてまいります。
港湾機能の
整備促進につきましては、去る6月30日に、
国際物流ターミナル延伸整備事業完成式典が開催されました。今回の
延伸整備により、
大型コンテナ船の2隻同時荷役が可能となり、沖待ちが解消され、
コンテナ物流の安定と取扱能力の向上が図られました。引き続き、
港湾機能の充実・強化を、国を初め
関係機関に対し要望してまいります。 また、先月29日には、
伏木富山湾国際物流ターミナルにおいて、船舶や
シベリア鉄道等を利用し、日本と欧州等を結ぶ
貨物輸送ルート、いわゆる「シベリア・ランド・ブリッジ」の
利用促進に向けた
実証事業の
輸送貨物の出発式が開催されました。この実験により、輸送時間の優位性が実証され、輸出における日本の
ラストポートである
富山新港のさらなる
利用促進が図られることを期待するものであります。 港湾のにぎわいの創出につきましては、先月20日から今月25日にかけまして、日本への寄港が初めてとなる「
極東杯国際ヨットレース」が開催されております。本大会では、中国の青島を発着点に、ロシアのウラジオストクや
富山新港を経由するコースとなっており、中国、韓国、ロシア、アメリカ、オーストラリア、そして、日本のトップクラスの選手が
富山新港に寄港します。なお、今月14日には富山湾において、地元のチームを交えたレースも予定されており、市民の皆様にもお楽しみいただきたいと思います。 今月9日から11日にかけましては、客船「ぱしふぃっくびいなす」による、
富山新港発着の
函館クルーズが催行されます。
富山新港への
クルーズ船の寄港は2年連続となり、本市としても
おもてなしの心で歓迎するとともに、今後も、
客船誘致活動に積極的に取り組んでまいります。 また、来月16日から20日にかけまして、日本で初開催となる「世界で最も美しい
湾クラブ」の
世界総会が開催されます。19日には
海王丸パークを
メイン会場に、
新湊地区の曳山全13基の披露や
漁船パレードの実施などが予定されており、富山湾はもとより、本市の多彩な魅力を国内外に広くアピールし、さらなる
観光振興と地域の活性化につなげてまいります。
企業誘致の推進につきましては、名古屋で開催されました「とやま
企業立地セミナー」や
呉西圏域連携事業として東京で開催されました「とやま
呉西圏域ビジネス交流交歓会」に参加し、
大都市圏の
企業関係者に対し、射水市のすぐれた
立地環境を広くPRし、新たな
企業団地の
整備促進に向けた
優良企業の誘致に努めてまいりました。 また、
県内企業等からの意見を踏まえ、富山
県企業立地助成金交付要綱の
デザイン業に対する
投資額要件及び
雇用要件を緩和する改正が行われたことから、本市の
企業立地助成制度においても同様の
要件緩和を図り、これまで以上に精力的に
優良企業の誘致に努め、雇用の確保や税収の向上を図ってまいります。 商工業の振興につきましては、10月の
消費税率の
引き上げによる家計の
負担緩和や地域の消費の下支えを目的とした、低所得者や
子育て世帯向けの「射水市
プレミアム付商品券」を今月24日から
市内郵便局で販売を開始いたします。この商品券は、小売店から飲食店、
サービス業等260を超える幅広い店舗で利用が可能となっております。今後も
市内事業者に事業への参加を呼びかけ、
取り扱い店舗の充実を図ってまいります。対象となる市民の皆様におかれましては、ぜひ商品券を購入いただき、
市内対象店舗で御活用いただきたいと考えております。 農業の振興につきましては、近年、頻発する豪雨や台風等の
自然災害により、
農業用ハウスに被害が発生するケースがみられることから、今後の災害に備え「防災・減災、
国土強靭化のための3カ年
緊急対策」に基づく「
農業用ハウス強靭化緊急対策事業」を活用し、
農業用ハウスの補強や
防風ネットの設置等を支援してまいります。
公共交通網の整備につきましては、持続可能な
公共交通網の形成を図るため、本市の
公共交通施策の指針となる「射水市
地域公共交通網形成計画」の策定に向け、先月1日に今年度第1回目の射水市
地域公共交通活性化協議会を開催し、本計画の基本的な考え方や具体的な施策について意見交換を行いました。引き続き、今年度末の
計画策定を目途に作業を進めてまいります。
斎場整備につきましては、先月29日に起工式がとり行われたところであります。今後、
安全対策に万全を期し、
周辺環境との調和に配慮した整備を進めてまいります。
上下水道の充実につきましては、
水道料金関連業務及び
水道施設維持管理業務を包括的に
民間事業者へ委託することとし、来月1日から「射水市
上下水道お客様センター」の運用を開始いたします。円滑な
業務開始に向け、万全の準備を進めてまいりますとともに、
受託事業者と連携し、
水道事業を取り巻く課題に取り組み、今後とも
安全安心かつ持続可能な
事業運営に努めてまいります。また、
受託事業者とは、災害時における
応援業務に関する協定を締結する予定となっており、
危機管理体制についても強化を図ってまいります。 防災・
減災対策の推進につきましては、先月25日に
水戸田地区において、地震と風水害のほか、
土砂災害を想定した射水市
総合防災訓練を実施しました。今回の訓練では、6月から運用を開始した5段階の
警戒レベルを用いて
避難情報を発令したほか、
防災行政無線による
避難情報の伝達の際にサイレンを断続的に吹嗚し、直感的にわかりやすく、かつ速やかな
避難行動を促すための
情報伝達訓練を行ったところであります。 さらに、射水市
社会福祉協議会による
災害救援ボランティアセンターの設置・
運営訓練においては、去る5月15日に締結しました「災害時における協力に関する協定」に基づき、
射水青年会議所に初めて参加していただき、災害時における
連携強化に向けた実践的な訓練も行われたところです。 今後も引き続き、国・
県、防災関係機関と十分に連携し、災害への対応に万全を期すとともに、市民の皆様の防災・
減災意識を高めながら、災害に強い
まちづくりを推進してまいります。 健全な
行財政運営の推進につきましては、今年度から令和5年度までの5年間を
推進期間とする第4次
行財政改革大綱を策定しました。将来を見据えた経営基盤の確立と自立した都市の実現を目指し、
行財政改革をより一層強力に推し進めてまいります。また、本大綱に掲げた取り組みを着実に実行するため、第4次
行財政改革集中改革プランの
策定作業を鋭意進めてまいります。 旧
新湊庁舎の
跡地利活用事業につきましては、去る7月26日に
複合交流施設の起工式がとり行われ、来年6月の一部供用開始に向け、工事に着手したところであります。また、
地方創生推進交付金を活用したにぎわい創出を図るためのソフト事業等を検討するため、商工団体や観光団体等で構成する
まちづくり団体の設立に向け準備を進め、引き続き安定的に
交流人口を受け入れ、地域のにぎわい創出や活性化を目指すこととしております。 次に、平成30年度の決算状況について申し上げます。 平成30年度の一般会計における実質収支額、いわゆる決算上剰余金は、9億4,203万3,000円の黒字となりました。また、財政状況を客観的にあらわす健全化判断比率につきましては、実質公債費比率が、昨年度から0.5ポイント減となる9.8%に、将来負担比率が昨年度から8.3ポイント減の90.2%となりました。これらの指標は、平成21年度から10年連続で数値が改善しており、財政の健全性は着実に高まってきているものと考えております。 引き続き、施策の選択と集中による不断の
行財政改革に取り組みながら、将来にわたる健全財政の堅持に努めてまいります。 次に、提出いたしました案件の概要について申し上げます。 まず、一般会計補正予算について申し上げます。 今回の補正は、七美コミュニティセンター用地の造成工事に要する経費やグリーンパークだいもん相撲場の改修工事等に要する経費などを追加するものであります。 また、平成30年度決算上剰余金の一部については、公債費に計上し、市債の繰上償還を行うほか、公共施設建設等基金に積み立てております。 補正額としましては、9億1,269万5,000円を増額し、予算総額を442億8,452万円とするものであります。 特別会計につきましては、国民健康保険事業など4つの会計において、総額で3億4,575万5,000円を追加し、予算総額を349億3,007万3,000円とするものであります。 次に、予算以外の議案について申し上げます。 条例議案としましては、「射水市名誉市民条例の制定」など、14件を提出しております。 条例以外の議案としましては、「動産の取得について」や「射水市立小杉南中学校大規模改造第Ⅲ期(建築主体)工事請負契約の一部変更について」のほか、企業会計における「未処分利益剰余金の処分について」など、4件を提出しております。 報告案件につきましては、
地方自治法第180条の規定による専決処分の報告のほか、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、平成30年度における健全化判断比率及び資金不足比率について、
監査委員の意見を付して報告しております。 認定案件につきましては、平成30年度一般会計歳入歳出決算及び各特別会計歳入歳出決算並びに各企業会計決算など、7件について、
監査委員の意見を付して提出しております。 あわせて、
地方自治法第233条第5項の規定により、「平成30年度一般会計及び特別会計における主要施策の成果に関する報告書」を提出しております。 以上が本日提案いたしました案件の概要であります。 何とぞ慎重審議の上、議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
吉野省三君) 以上で、市長の
提案理由の説明が終わりました。
-----------------------------------
△
予算特別委員会の設置
○議長(
吉野省三君) 次に、日程第4
予算特別委員会の設置についてを議題といたします。 お諮りいたします。 先例により、議長を除く議員全員で構成する
予算特別委員会を設置したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
吉野省三君) 御異議なしと認めます。 よって、
予算特別委員会を設置することに決しました。
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