平成29年 9月 定例会 平成29年9月
射水市議会定例会会議録(第4日目)議事日程(第4号) 平成29年9月22日(金)午後2時開議日程第1
委員長報告(議案第41号から議案第48号まで及び認定第1号から認定第7号まで)(質疑、討論、採決)日程第2 市長の提案理由の説明(諮問第4号及び諮問第5号)(質疑、
委員会付託省略、採決) 諮問第4号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて 諮問第5号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて日程第3
議員提出議案の提案理由の説明(
議員提出議案第2号及び
議員提出議案第3号)(質疑、
委員会付託省略、討論、採決)
議員提出議案第2号
射水市議会基本条例の制定について
議員提出議案第3号
射水市議会会議規則の一部改正について日程第4
議員提出議案の提案理由の説明(
議員提出議案第4号及び
議員提出議案第5号)(質疑、
委員会付託省略、討論、採決)
議員提出議案第4号 精神障がい者に対する
公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書
議員提出議案第5号
道路整備予算の総額確保と
道路財特法による補助率の
嵩上げ措置の継続に関する
意見書日程第5 議員派遣について(採決)日程第6
議会運営委員会及び各
常任委員会の閉会中の継続審査(
採決)-----------------------------------本日の会議に付した事件日程第1から日程第6まで議事日程に同じ
-----------------------------------議長及び副議長の氏名 議長
竹内美津子 副議長
中村文隆議員の定数 22名議員の現在数 22名出席議員(22名) 1番 瀧田孝吉君 2番 島 正己君 3番 中村文隆君 4番 澤村 理君 5番 山崎晋次君 6番 石黒善隆君 7番 不後 昇君 8番 吉野省三君 9番 伊勢 司君 10番 津田信人君 11番 堀 義治君 12番 古城克實君 13番
赤江寿美雄君 14番 菊 民夫君 15番 奈田安弘君 16番 高橋久和君 17番
竹内美津子君 18番 高橋賢治君 19番 四柳 允君 20番 小島啓子君 21番 横堀大輔君 22番
津本二三男君欠席議員(なし
)-----------------------------------説明のため出席した者 市長 夏野元志君 副市長 泉 洋君 教育長 長井 忍君
代表監査委員 二川 昭君
企画管理部長 明神 栄君
財務管理部長 橋詰 通君
市民生活部長 尾山伸二君
福祉保健部長 岡部宗光君
産業経済部長 杉浦 実君
都市整備部長 島崎靖夫君
上下水道部長 津田泰宏君
市民病院事務局長 笹本 清君
会計管理者 稲垣一成君
教育委員会事務局長 稲垣和成君
監査委員事務局長 大西 誠君 消防長 前川和弘君 財政課長
長谷川寛和君
-----------------------------------職務のため議場に出席した
事務局職員 議会事務局長 倉敷博一 次長・
議事調査課長 谷口正浩
議事調査課長補佐・
議事調査係長 議事調査係主査 清水知昭 安元啓二
△開議 午後2時00分
△開議の宣告
○議長(
竹内美津子君) 本日の
出席議員数は、ただいまのところ22名であります。 よって、会議の定足数に達しておりますので、これより会議を開きます。
-----------------------------------
△
委員長報告(議案第41号から議案第48号まで及び認定第1号から認定第7号まで)
○議長(
竹内美津子君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました
議事日程表のとおりであります。 日程第1 議案第41号から議案第48号まで及び認定第1号から認定第7号までを一括議題といたします。 まず、各委員長から審査の報告を求めます。 報告は、
民生病院常任委員長、
産業建設常任委員長、
予算特別委員長、
決算特別委員長の順でお願いいたします。
民生病院常任委員長。 〔
民生病院常任委員長 石黒善隆君 登壇〕
◆
民生病院常任委員長(石黒善隆君) 今9月定例会で
民生病院常任委員会に付託されました議案4件について、審査の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第42号 平成29年度射水市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 これは、
歳入歳出をそれぞれ1億1,126万4,000円追加し、予算総額を
歳入歳出それぞれ101億2,311万3,000円とするものであります。 歳入については、前年度の
歳入歳出総額が確定したことに伴い、前年度
療養給付費等交付金の
返還分繰越金やその他繰越金として増額するものであり、歳出については
前期高齢者納付金の単価改正への対応や、
療養給付費等負担金等返還金の計上のため、増額するものであります。 審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第43号 平成29年度射水市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 これは、
歳入歳出をそれぞれ3,209万5,000円追加し、予算総額を
歳入歳出それぞれ21億3,695万3,000円とするものであります。 歳入については、前年度の
歳入歳出総額が確定したことに伴い、前年度繰越金として増額するものであり、歳出については、
後期高齢者医療広域連合納付金を増額するものであります。 審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第44号 平成29年度射水市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 これは、
歳入歳出をそれぞれ3億3,456万6,000円を追加し、予算総額を
歳入歳出それぞれ96億2,929万2,000円とするものであります。 歳入については、国・県からの
地域支援事業交付金、
支払基金交付金、前年度繰越金などを増額し、歳出については、在宅医療・
介護連携推進事業に係る所要額のほか、
介護給付費等の
過年度返還金などを増額するものであります。 審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第45号 平成29年度射水市
病院事業会計補正予算(第1号)について申し上げます。 これは、あらかじめ契約行為が必要となる
診療材料物流管理及び
調達管理業務委託について、平成30年度からの契約手続を進めるため、
債務負担行為の期間及び限度額を設定するものであります。 審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、
民生病院常任委員会の報告といたします。
○議長(
竹内美津子君)
産業建設常任委員長。 〔
産業建設常任委員長 吉野省三君 登壇〕
◆
産業建設常任委員長(吉野省三君) 今9月定例会で
産業建設常任委員会に付託されました議案1件について、審査の結果を御報告申し上げます。 議案第46号 射水市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について申し上げます。 これは、
農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、本市条例において、
農業委員会会長及び委員の
月額報酬額に関し、所要の改正を行うものであります。 審査の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、
産業建設常任委員会の報告といたします。
○議長(
竹内美津子君)
予算特別委員長。 〔
予算特別委員長 四柳 允君 登壇〕
◆
予算特別委員長(四柳允君) 今9月定例会で
予算特別委員会に付託されました、議案第41号 平成29年度射水市
一般会計補正予算(第2号)について申し上げます。 これは、
歳入歳出にそれぞれ9億8,445万7,000円を追加し、予算総額を377億1,043万8,000円とするものであります。 また、
債務負担行為の補正として1件を追加し、地方債の補正では
臨時財政対策債について限度額を減額しようとするものであります。 今回の補正における、歳入の主なものとしては、
普通交付税の確定に伴う増額や社会保障・
税番号制度システム整備費補助金などの
国庫支出金のほか、県支出金、寄附金や前年度繰越金などを計上するものであります。 歳出の主なものとして、総務費では、
ふるさと射水応援基金など
特定目的基金への積立金のほか、県がことしの3月に公表した津波の
浸水想定シミュレーションを踏まえ、災害の警戒区域を示す本市の
ハザードマップの改定に要する経費や、社会保障・
税番号システム整備として、
マイナンバーカード等への旧姓の併記を行うための改修経費などを計上するものであります。 民生費では、
放課後児童クラブ運営に係る経費や(仮称)射水市
子ども食堂事業への補助金などを計上するものであります。 衛生費では、斎場費において
パークゴルフ場の
基本設計業務委託料などを計上するものです。
農林水産業費では、
農業委員会等に関する法律の一部改正により、
農地利用最適化業務が法定化されたことに伴う、農業委員の
月額報酬分を追加計上するほか、低
コスト農業の推進を図るため、
地域バイオマス利活用施設整備事業補助金や市内のため池15カ所において、安全柵を取りつけるための県への負担金などを計上するものです。 商工費では、
地方消費者行政推進交付金を活用して、
通話録音装置を購入し、
高齢者世帯等への無償貸与を行い、特殊詐欺など
消費者被害の未然防止につなげようとするものです。 土木費では、消雪ポンプの修繕費用や
空き家対策支援事業補助金と三
世代同居住宅支援事業補助金の申請件数が当初の見込みを上回ることから、不足額を計上するものです。 教育費では、3月に県が発表した新たな
津波シミュレーションに、
片口小学校が浸水域500メートル以内に入っていることが判明したことから、同校に
緊急地震速報受信システム一式を整備するための経費を計上するほか、射北中学校の
グランド改修工事に伴う附帯工事の経費などを計上するものです。 それでは、審査の経過を申し上げます。 9月15日は議案に対する説明と質疑を行い、21日は質疑を再開し、採決しました。 質疑では、今回、提出された
補正予算審議のほか、本市の財政状況に関する質問、通学路における子供の安全対策や
市内公共施設の整備状況、近年多発する豪雨対策に関する質問など、市政全般に関し、各委員から熱心に議論された上、市への提言や要望等がありました。 これらの審議の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、
予算特別委員会の報告といたします。
○議長(
竹内美津子君)
決算特別委員長。 〔
決算特別委員長 高橋久和君 登壇〕
◆
決算特別委員長(高橋久和君)
決算特別委員会に付託されました認定7件及び議案2件について審査の経過と結果を御報告申し上げます。 本委員会は、9月11日から9月14日にかけての4日間にわたり開催し、
歳入歳出決算書及び関係書類並びに監査委員の
決算審査意見書を参考にしながら、市長以下、関係職員から説明を求めました。 審査に当たっては、財源確保及び予算の執行が適正かつ健全に行われたか、
住民福祉向上に効果があったかなどを重点に、慎重に審査を行いました。 まず、認定第1号 平成28年度射水市
一般会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 これは、
歳入総額452億4,590万6,629円に対し、
歳出総額438億3,308万9,000円であり、形式収支は14億1,281万7,629円、翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は9億8,288万4,753円の黒字となっております。 審査の結果、次の2点を要望、指摘し、
全会一致で認定すべきものと決しました。 1、市税を初めとする市の主な債権については、貴重な自主財源の確保及び公平性の観点からも、適正な債権管理を行う必要がある。平成28年度における市税の収納率については、
コンビニ納付や
クレジットカード納付などの多様な納付環境の整備のほか、
コールセンターによる催告、悪質な納税者に対する差し押さえの実施などにより、前年度より向上したことは評価できる。 今後も債権所管
課と連携をとりながら、一層の収納率の向上に努めるとともに適切な債権管理に引き続き取り組まれたい。 2、平成28年度決算については、実質収支も黒字となり、
実質公債費比率など、各種の財政指標が昨年に引き続き改善していることは評価できる。しかしながら、平成32年度に
合併特例債の発行期限を迎え、翌年度には
普通交付税が一本算定に完全移行するなど、一般財源の確保が厳しい状況となる一方で、
社会保障関係経費や公債費など
義務的経費が高い水準で推移することが予想される。 今後も引き続き、厳しい財政運営を強いられることが想定されることから、事業の必要性や効率性について検証し、優先順位について的確な選択を行うとともに、限られた財源の中で、健全財政の堅持を念頭に、市民の暮らしの安全・安心を最優先とした市政運営に取り組まれたい。 次に、認定第2号 平成28年度射水市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 これは、
歳入総額96億3,848万7,191円に対し、
歳出総額95億1,722万1,790円であり、実質収支1億2,126万5,401円の黒字となっております。 審査の結果、次の2点を要望、指摘し、
全会一致で認定すべきものと決しました。 1、平成30年度からの県単位化に伴い、
国民健康保険税額の水準が引き上げられる可能性もあることから、現行の水準を維持できるよう、射水市
国民健康保険運営協議会において引き続き検討を行い、
財政調整基金を活用するなど
激変緩和措置に努められたい。 2、
生活習慣病予防のため、
特定健康診査の受診率及び
特定保健指導等の実施率の向上に努めるとともに、とりわけ
糖尿病性腎症重症化予防については、
医療機関等との連携を図り、
保健指導体制の構築に努められたい。 次に、認定第3号 平成28年度射水市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 これは、
歳入総額19億4,772万7,134円に対し、
歳出総額19億1,563万926円であり、実質収支は3,209万6,208円の黒字となっております。 審査の結果、
全会一致で認定すべきものと決しました。 次に、認定第4号 平成28年度射水市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について申し上げます。 これは、
歳入総額89億4,956万1,024円に対し、
歳出総額86億1,581万8,180円であり、実質収支は3億3,374万2,844円の黒字となっております。 審査の結果、次の2点を要望、指摘し、
全会一致で認定すべきものと決しました。 1、
認知症高齢者の増加などに伴い、
成年後見制度の必要性は一層高まっており、財産管理など後見業務の需要は、今後、さらに増加すると見込まれる。弁護士などの専門職による後見人がその役割を担うだけでなく、
市民後見人の活動が求められていることから、市においても養成講座を実施するなど、後見業務を担う人材の育成に努められたい。 また、
成年後見人による、不適切な財産管理がなされる事例も見受けられることから、信頼性の高い制度運用につなげるため、行政側からの啓発及び指導を徹底されたい。 2、平成30年度から32年度にかけての第7期
介護保険事業計画の策定に当たり、安定的な
介護サービスの提供を行えるよう、保険料の設定も含め、適正な財政運営に努められたい。 また、元気な高齢者をふやし、
介護保険給付費を抑えるため、さらなる
介護予防事業の充実及び
地域包括ケアシステムの構築に努められたい。 次に、認定第5号 平成28年度射水市
水道事業会計決算認定について申し上げます。 経営成績は、事業収益が20億9,797万8,597円に対し、
事業費用は18億5,286万4,020円で、
差し引き収支は2億4,511万4,577円の純利益となっております。 審査の結果、次の1点を要望、指摘し、
全会一致で認定すべきものと決しました。 1、水需要は、給水人口の減少や節水意識の高まり及び節水器具の定着により、年々減少しており、給水収益は今後も減少傾向が続くと予想される。さらに、老朽管路の更新費用など
建設改良費の増加とともに、経常経費の増加も見込まれることから、今後もますます経営環境は厳しさを増すものと考えられる。引き続き、経費の節減と射水市
水道ビジョンの基本理念に基づいた事業計画により、効率的に事業を実施し、健全財政を維持するよう努められたい。 次に、認定第6号 平成28年度射水市
下水道事業会計決算認定について申し上げます。 経営成績は、事業収益が39億4,386万3,648円に対し、
事業費用が35億8,626万8,532円で、3億5,759万5,116円の純利益となっております。 審査の結果、次の4点を要望、指摘し、
全会一致で認定すべきものと決しました。 1、水洗化率については、広報などによる情報発信や臨戸訪問などの
普及促進活動により、前年度から向上しており評価できる。
下水道経営の効率化と安定化の観点から、引き続き下水道未接続世帯に対する積極的な働きかけに取り組み、さらなる水洗化率の向上に努められたい。 2、今後、老朽化した施設の維持管理、修繕費用などが増大し、経営環境の厳しさがますますふえるものと予測される。
下水道ビジョンに基づく適正かつ合理的な
下水道資産の管理、運営を図るとともに、経営の効率化と
下水道経営の基盤強化に一層努められたい。 3、有収率については、
老朽管更新事業の推進により、前年度から向上しており評価するものであるが、
使用料収入の確保及び
汚水処理費の削減を図るため、更なる
不明水削減に係る対策に取り組まれたい。 4、
雨水対策事業など大規模工事に係る設計業務や整備費の予算執行に関し、議会への説明責任を果たし、適切な事業の実施に努められたい。加えて、
下水道事業を担う職員の
技術力向上に努めるとともに、効率的な事業展開を図るため、総合的に判断できる組織の構築に努められたい。 次に、認定第7号 平成28年度射水市
病院事業会計決算認定について申し上げます。 経営成績は、事業収益が33億7,201万3,648円に対し、
事業費用が49億3,359万7,217円で、15億6,158万3,569円の純損失となっております。 審査の結果、次の2点を要望、指摘し、
全会一致で認定すべきものと決しました。 1、市民の健康と命を守る市民病院にとって懸案事項となっている
病院運営健全化については、
救急搬送患者の
受け入れ体制の確保並びに市民に高度で良質な医療を継続的に提供できる体制を維持するためにも、早期に医師の確保に努められたい。 2、入院患者の確保は病院経営を行う上でも非常に重要であるが、近年、市民病院では、入院、外来とも
延べ患者数は減少傾向にある。 これについて、その要因を分析、改善することで経営の健全化を図るとともに、平成29年3月に策定した
射水市民病院改革プランの検証を行い、地域医療の中核を担う病院となるよう努められたい。 次に、議案第47号 平成28年度射水市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について申し上げます。 これは、
地方公営企業法第32条第2項の規定により、平成28年度射水市
水道事業会計未
処分利益剰余金3億5,843万1,202円のうち7,400万円を
減債積立金に、1億7,100万円を
建設改良積立金にそれぞれ積み立て、1億1,300万円を資本金に組み入れ、残余を繰り越すものであります。 審査の結果、
全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第48号 平成28年度射水市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について申し上げます。 これは、
地方公営企業法第32条第2項の規定により、平成28年度射水市
下水道事業会計未
処分利益剰余金6億1,373万5,715円のうち、3億5,800万円を
減債積立金に積み立て、2億5,549万3,043円を資本金に組み入れ、残余を繰り越すものであります。 審査の結果、
全会一致で可決すべきものと決しました。 さて、内閣府が発表した
月例経済報告では今後の先行きについて、海外経済の不確実性や
金融資本市場の変動の影響などに注視する必要はあるものの、今後も緩やかな回復が続くことが期待されるとしております。 また、4年半のアベノミクスの取り組みにより、
名目GDPと企業収益も過去最高の水準となり、全国で経済の好循環が着実に回り始めています。 本市におきましては、斎場の建設や小・中学校の大
規模改造工事など、大型事業が控える一方で、
合併特例債の発行期限が迫っていることや
普通交付税の一本算定移行などを控え、これまでにない厳しい財政運営が求められていることから第2次射水市総合計画の推進や射水市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略に示す
重要業績評価指標、いわゆるKPIの着実な達成などにより、将来にわたって安定的な
行政サービスが提供できるよう、取り組みを進めるとともに、限られた財源の中で最大限の効果が発揮できるよう、不断の努力をお願いいたしまして、
決算特別委員会の報告といたします。
○議長(
竹内美津子君) 以上で各委員長の報告が終わりました。
-----------------------------------
△質疑
○議長(
竹内美津子君) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。
-----------------------------------
△討論
○議長(
竹内美津子君) これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。
津本二三男議員。 〔22番
津本二三男君 登壇〕
◆22番(
津本二三男君)
津本二三男でございます。 私は、議案第47号 平成28年度射水市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について、議案第48号 平成28年度射水市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について、認定第1号 平成28年度射水市
一般会計歳入歳出決算認定について、認定第3号 平成28年度射水市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、認定第5号 平成28年度射水市
水道事業会計決算認定について、これら2つの議案と3つの認定案件に反対の立場から討論いたします。 平成28年度の決算は保育料の第3子無料化に続き、第2子においても無料化を一部導入。新婚世帯、
子育て世帯に対し、
民間アパート家賃の一部を助成、児童数の増加に対応するために学童保育を新たに整備するなど積極的な面も少なくなかったものと考えております。しかし、以下の点について、容認できない決算だと考えています。 1点目は、福祉の後退、
施設サービスの後退であります。
福祉入浴券はこの決算の前年度に年12枚から10枚に後退していましたが、この年、ついに廃止としてしまいました。また、
不妊治療助成に年齢制限を導入いたしました。不妊治療を何歳まで、どのように行うかは、主治医の
医学的判断による説明を受けた上で患者本人が決めることであり、子供を望む人の願いに背を向けるものでございました。また、多くのサークルが利用していた
小杉勤労青少年ホームと働く婦人の家を廃止し、
生涯学習センターに統合いたしました。 これによって、少なくないサークルが施設から締め出され、また、
生涯学習センターにおいては、本来なら
生涯学習団体として使用料が減免されてもよいはずなのに、一律の有料となりました。 これらは、市民にとっていずれも切実なものであり、市に約100億円の貯金がある中で、後退することなく十分やっていけたはずであります。 2点目は、水道事業です。市の水道事業は料金値下げを行える体力を持っています。実際この年も約2億4,500万円という大きな黒字を出しました。これまでも、毎年1億円を超す黒字を出し続け、最近では2億円前後へと黒字幅が大きくなってきています。こうした体力のあるところから市民負担の軽減に踏み切るべきでございました。 3点目は、旧小杉庁舎跡地の解体工事であります。私立小学校用地として片山学園に売却するとして、旧小杉庁舎跡地の解体工事を進めたのが、この年でありました。しかしここは小杉地域の中心に位置し、周辺の公共施設とともに、駐車場を補完し合うことで利便性がよく、地域住民の中核的交流拠点として親しまれてきたところでございます。 地域の活力は、住民が集い、交流する中から生まれるもの。これからの小杉地域の活力を考えた場合、庁舎跡地等利用、利活用検討委員会が提言したとおり、地域の人々が集う交流拠点として、活用すべきでございました。そして現在、片山学園が来年春に開校するとしていたことから、それにあわせて取り組んできた市に対して、話し合いをすることなく初等科の建設を見送り、その上、着工の前提となる建築確認をいまだにとっていないにもかかわらず、着工できなかった理由として、専ら市の責任を主張しているようでございます。 片山学園が小杉地区の大事な土地を引き渡した相手として、信頼に足る法人なのか、私は疑問を持っています。 次に、後期高齢者医療事業特別会計決算についてでありますが、後期高齢者医療制度そのものについて75歳以上の高齢者を医療において差別するもので、早く廃止されるべきものと私は考えております。 次に、
水道事業会計及び下水道会計の未
処分利益剰余金の処分についてでございます。 これは、水道事業においては、当年度の黒字分、約2億4,500万円を含む未
処分利益剰余金約3,003億5,800万円から資本金に約1億1,300万円を組み入れ、
減債積立金、
建設改良積立金に合計2億4,500万円を積み立てようというものであります。また、
下水道事業においては、当年度の黒字分、約3億5,800万円を含む未
処分利益剰余金、約6億1,400万円から資本金に約2億5,500万円を組み入れ
減債積立金に3億5,800万円を積み立てようというものであります。このうちの
減債積立金、
建設改良積立金は次の年には資本金に組み込まれていくことになります。上
下水道事業会計の黒字は、上下水道施設の建設、維持管理費などを含め、全ての経費を差しおいても、市民から徴収した上下水道料金が残ったことを示しています。私は、市民から料金を取り過ぎていると考えています。昨年度、単年度だけで上下水道あわせて、黒字額は6億円にもなりました。黒字分は、資本に組み入れるのではなく、市民に還元すべきだと私は考えています。 以上の理由から、議案第47号、48号、認定第1号、第3号、第5号に反対するものであります。 以上で、私の反対討論といたします。
○議長(
竹内美津子君) これにて討論を終結いたします。
-----------------------------------
△表決
○議長(
竹内美津子君) これより、採決に入ります。 まず、議案第41号 平成29年度射水市
一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。 本案に対する
予算特別委員長の報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 改めて、表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) それでは、表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第42号 平成29年度射水市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案に対する
民生病院常任委員長の報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第43号 平成29年度射水市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案に対する
民生病院常任委員長の報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第44号 平成29年度射水市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案に対する
民生病院常任委員長の報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第45号 平成29年度射水市
病院事業会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本案に対する
民生病院常任委員長の報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、議案第45号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第46号 射水市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを採決いたします。 本案に対する
産業建設常任委員長の報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、議案第46号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第47号 平成28年度射水市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてを採決いたします。 本案に対する
決算特別委員長の報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。 よって、議案第47号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第48号 平成28年度射水市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分についてを採決いたします。 本案に対する
決算特別委員長の報告は可決であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。 よって、議案第48号は原案のとおり可決されました。 次に、認定第1号 平成28年度射水市
一般会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。 本案に対する
決算特別委員長の報告は認定であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。 よって、認定第1号は認定することに決しました。 次に、認定第2号 平成28年度射水市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。 本案に対する
決算特別委員長の報告は認定であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、認定第2号は認定することに決しました。 次に、認定第3号 平成28年度射水市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。 本案に対する
決算特別委員長の報告は認定であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。 よって、認定第3号は認定することに決しました。 次に、認定第4号 平成28年度射水市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてを採決いたします。 本案に対する
決算特別委員長の報告は認定であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、認定第4号は認定することに決しました。 次に、認定第5号 平成28年度射水市
水道事業会計決算認定についてを採決いたします。 本案に対する
決算特別委員長の報告は認定であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。 よって、認定第5号は認定することに決しました。 次に、認定第6号 平成28年度射水市
下水道事業会計決算認定についてを採決いたします。 本案に対する
決算特別委員長の報告は認定であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、認定第6号は認定することに決しました。 次に、認定第7号 平成28年度射水市
病院事業会計決算認定についてを採決いたします。 本案に対する
決算特別委員長の報告は認定であります。本案を
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、認定第7号は認定することに決しました。
-----------------------------------
△市長の提案理由の説明(諮問第4号及び諮問第5号)
○議長(
竹内美津子君) 次に、日程第2 本日提案されました諮問第4号及び諮問第5号を一括議題として、市長から提案理由の説明を求めます。 夏野市長。 〔市長 夏野元志君 登壇〕
◎市長(夏野元志君) 本日、追加提案いたしました諮問2件について御説明を申し上げます。 諮問2件につきましては、平成29年12月31日をもって任期満了となる
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてであります。 諮問第4号は、委員、米田恵子氏を再び推薦いたしたく、議会の意見を求めるものであります。 諮問第5号は、委員、肥田啓章氏の後任として、眞岸勝彦氏を推薦いたしたく意見を求めるものであります。 以上、何とぞよろしくお願いいたします。
○議長(
竹内美津子君) 以上で市長の提案理由の説明が終わりました。
-----------------------------------
△質疑
○議長(
竹内美津子君) これより提案理由に対する質疑に入ります。質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。
-----------------------------------
△委員会付託の省略
○議長(
竹内美津子君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております諮問第4号及び諮問第5号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し、直ちに採決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第4号及び諮問第5号については委員会付託を省略し、直ちに採決することに決しました。
-----------------------------------
△表決
○議長(
竹内美津子君) まず、諮問第4号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。 市長の諮問のとおり、射水市庄川本町16番3号、米田恵子さんを
人権擁護委員として答申することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、
人権擁護委員に米田恵子さんを推薦することに異議なき旨を答申することに決しました。 次に、諮問第5号
人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。 市長諮問のとおり、射水市立町11番35号、眞岸勝彦さんを
人権擁護委員として答申することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、
人権擁護委員に眞岸勝彦さんを推薦することに異議なき旨を答申することに決しました。
-----------------------------------
△
議員提出議案の提案理由の説明(
議員提出議案第2号及び
議員提出議案第3号)
○議長(
竹内美津子君) 次に、日程第3
議員提出議案第2号及び第3号を一括して議題といたします。
議員提出議案第2号
射水市議会基本条例の制定について及び
議員提出議案第3号
射水市議会会議規則の一部改正について、提案者津田信人議員から提案理由の説明を求めます。 津田信人議員。 〔10番 津田信人君 登壇〕
◆10番(津田信人君)
議員提出議案第2号
射水市議会基本条例の制定について及び
議員提出議案第3号
射水市議会会議規則の一部改正について申し上げます。 議案提出者、射水市議会議員、澤村 理、同、中村文隆、同、山崎晋次、同、石黒善隆、同、吉野省三、同、菊 民夫、同、
津本二三男、同、津田信人、以上8名を代表して提案理由の説明をさせていただきます。 まず、
議員提出議案第2号について説明いたします。 本条例は射水市長とともに地方自治における二元代表制の一方を担う射水市議会の運営等に関する基本的事項を定めることにより議会がその権能を発揮し、もって市民の生活向上に寄与することを目的としており、議会に関する他の条例、規則の上位に位置する最高規範として定めるものであります。 それでは、本条例案の検討経過について申し上げます。 議会基本条例については、かねてから本市議会の各会派、各議員が先進地への視察の実施や条例関連の研修の受講などを行い、その内容や制定の意義について勉強を重ねてきました。また、
議会運営委員会においても複数回にわたって、他市議会への行政視察を実施したほか、講師を招いて研修会を開催するなど、先進事例や専門家の知見を学びながら、調査研究を行ってまいりました。 その上で、昨年12月定例会において議会基本条例に関する特別委員会を設置し、さらに機動的・専門的に検討を進めるため、委員会内に8名の委員で構成する小委員会である専門部会を設置し、これまでに5回の全体委員会、9回の専門部会を開催して本条例の内容について検討を重ねてまいりました。また、7月31日から8月30日までの1カ月間、パブリックコメントを実施し、頂戴した市民からの意見を条例案に反映したところであります。 次に、提案した条例の概要について申し上げます。 本条例案は、前文と全6章から成る本文28条で構成しております。前文では本条例の提案の背景と議会が市民の負託に応え、期待される使命を果たすという思いを述べています。 第1章、総則では、市民生活の向上に寄与するという本条例の目的のほか、本条例が他の条例、規則の上位に位置するという最高規範の議会の基本理念や基本方針などについて定めています。 第2章、議員の活動原則では、議員が市政の課題や市民の多様な意見を的確に把握することや自己研さんに努めるといった議員の活動原則のほか、議会活動を円滑に行うために結成する会派についてや政治倫理について定めています。 第3章、議案及び政策の審議及び調査では、地方自治法第96条第2項に定める議決事件についてや議員間討議、専門的知見の活用などの議会審議を深めるための規定、議員活動に要する政務活動費などについて定めています。 第4章、議会と市民との関係では、情報公開や議会報告会、情報発信を所管する広報委員会の設置、市民意見の反映など議会が市民に対して開かれたものであるべきことを定めています。 第5章、議会の機能強化では、議員研修の充実や議会を補佐し支える議会事務局の能力の充実について定めるほか、近年の自然災害の頻発を踏まえ、災害時においても議会機能を適切に維持しなければならず、そのために必要な行動基準を定めることを規定しています。 第6章、見直し手続では、議会は一般選挙を経た、任期開始ごとにこの条例の内容について検討するほか、必要な際には、随時適切な措置を講じる旨を定め、本条例について、不断の見直しを行う旨を定めています。 以上が本条例の概要であり、施行日を条例公布の日としております。 続いて、
議員提出議案第3号
射水市議会会議規則の一部改正について申し上げます。 これは、ただいま上程しております
射水市議会基本条例において設置することとした広報委員会を地方自治法第100条第12項の協議または調整の場を行う場として位置づけるため、会議規則について所要の改正を行うものであり、この規則の施行日は
射水市議会基本条例の施行の日としております。 最後に申し上げます。 この
射水市議会基本条例には、目指すべき議会の姿を「市民に開かれた信頼される議会」と掲げています。本市議会はかねてから積極的に情報公開に取り組み議会活動の透明性を高めてきたところですが、この条例の制定を機に我々議員はより積極的に、より公明正大に議会活動を行い、多様な考えを持った議員で構成される合議制の意思決定機関であるという議会の特徴を生かし、市民の多様な意見を議会審議に反映していかねばなりません。当然ながら、この条例は条例制定が目的ではなく、制定した上で条例をいかに運用していくかが重要であります。さきにも述べましたが「市民に開かれた信頼される議会」を構築し、市民生活の向上に寄与するという目的のために新しい条例のもと全ての議員が心を一つにして取り組むことが重要であります。 これらの議案について、全議員の皆様の御賛同を賜りますようお願いし、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
竹内美津子君) 以上で提案理由の説明が終わりました。
-----------------------------------
△質疑
○議長(
竹内美津子君) これより質疑に入ります。質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。
-----------------------------------
△委員会付託の省略
○議長(
竹内美津子君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第2号及び第3号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 御異議なしと認めます。 よって、
議員提出議案第2号及び第3号については、委員会付託を省略することに決しました。
-----------------------------------
△討論
○議長(
竹内美津子君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。
-----------------------------------
△表決
○議長(
竹内美津子君) これより
議員提出議案第2号
射水市議会基本条例の制定についてを採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、
議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。 次に、
議員提出議案第3号
射水市議会会議規則の一部改正についてを採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、
議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。
-----------------------------------
△
議員提出議案の提案理由の説明(
議員提出議案第4号及び
議員提出議案第5号)
○議長(
竹内美津子君) 次に、日程第4
議員提出議案第4号及び第5号を一括して議題といたします。 まず、
議員提出議案第4号 精神障がい者に対する
公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書について、提出者、瀧田孝吉議員から提案理由の説明を求めます。 瀧田孝吉議員。 〔1番 瀧田孝吉君 登壇〕
◆1番(瀧田孝吉君)
議員提出議案第4号 精神障がい者に対する
公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書について 議案提出者 射水市議会議員 伊勢 司 〃 石黒善隆 〃 島 正己 〃 吉野省三 〃 奈田安弘 〃 瀧田孝吉 以上6名を代表して意見書の案文を読み上げ、提案理由の説明にかえさせていただきます。 精神障がい者に対する
公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書。 障害者基本法は、障がいの有無によって分け隔てられることなく相互に人格と個性を尊重し合いながら、共生する社会の実現を目指し、障がい者の自立及び社会参加の支援等に向けた基本的理念を定めている。また、「障害者の権利に関する条約」が批准され、共生社会の実現に向け、障がいを理由とする差別の解消を社会において推進することを目的とした「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」が平成28年4月1日に施行された。障がい者の自立や社会参加の促進のためには、
公共交通機関などの移動手段の確保が必要不可欠である。このため、鉄道、バスを初めとする
公共交通機関においては、運賃割引制度を設け、障がい者の経済的負担の軽減を図っている。しかし、その多くは身体障がい者及び知的障がい者を適用対象とするものであって、精神障がい者を対象とするものは極めて少なく、大きな格差が生じている。 よって、射水市議会は国会及び政府に対し、
公共交通機関の運賃割引制度について、交通事業者に対し、精神障がい者も身体障がい者及び知的障がい者と同様に適用対象とすることを働きかけるよう強く要請する。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成29年9月22日 射水市議会 以上が意見書の案文であり、
射水市議会会議規則第14条の規定に基づき、議案を提出するものであります。 議員各位におかれましては、何とぞ慎重審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
竹内美津子君) 次に、
議員提出議案第5号
道路整備予算の総額確保と
道路財特法による補助率の
嵩上げ措置の継続に関する意見書について、提出者、島 正己議員から提案理由の説明を求めます。 島 正己議員。 〔2番 島 正己君 登壇〕
◆2番(島正己君)
議員提出議案第5号
道路整備予算の総額確保と
道路財特法による補助率の
嵩上げ措置の継続に関する意見書について 議案提出者 射水市議会議員 伊勢 司 〃 石黒善隆 〃 瀧田孝吉 〃 吉野省三 〃 奈田安弘 〃 島 正己 以上6名を代表して意見書の案文を読み上げ、提案理由の説明にかえさせていただきます。
道路整備予算の総額確保と
道路財特法による補助率の
嵩上げ措置の継続に関する意見書。 道路は豊かな国民生活や活力ある産業、経済、社会活動を支える最も基礎的な社会資本である。射水市では、道路ネットワークの強化はもとより、地域活力の創出に資する交通利便性の高いまちづくりを目指して道路整備を進めているものの、基幹道路の一部未整備区間があることや、慢性的な交通渋滞箇所があることなど、いまだ不十分な状況にある。また、北陸新幹線開業による効果を持続、深化させ観光振興、産業、地域活性化の取り組みを加速し、地方創生を実現するためには、地方の創意工夫を最大限に生かした地域づくりと地方への人の流れをつくるネットワークの形成が重要であり、近年頻発する大規模な地震災害を踏まえ、国全体としてのリスク分散による強靭な国土づくりを目指す上でも、道路整備の一層の推進が極めて重要である。 このようなことから、住民生活の安心・安全の確保や地域経済の活性化に不可欠な地方の道路整備等を着実に進められるよう
道路整備予算の総額を確保することが必要であり、特に道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律の規定による補助率等の
嵩上げ措置が平成29年度で終了し、国道や都道府県道、市町村道の補助率等が平成30年度から、低減されることは死活問題である。 よって、国会並びに政府におかれては、地方における道路整備の現状とその必要性を十分に認識され、道路整備のための安定的な財源を確保されるよう次の事項の実現を強く要望する。 1、道路整備に対する国民のニーズが依然として高いことを踏まえて、必要な
道路整備予算の総額確保を図ること。 2、
道路財特法の補助率等の
嵩上げ措置については、平成30年度以降も継続すること。 3、さらに地方創生推進のために真に必要な道路整備については、補助率等を拡充すること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成29年9月22日 射水市議会 以上が意見書の案文であり、
射水市議会会議規則第14条の規定に基づき、議案を提出するものであります。 議員各位におかれましては、何とぞ慎重審議の上、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
竹内美津子君) 以上で提案理由の説明が終わりました。
-----------------------------------
△質疑
○議長(
竹内美津子君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。
-----------------------------------
△委員会付託の省略
○議長(
竹内美津子君) お諮りいたします。 ただいま議題となっております
議員提出議案第4号及び
議員提出議案第5号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 御異議なしと認めます。 よって、
議員提出議案第4号及び
議員提出議案第5号については、委員会付託を省略することに決しました。
-----------------------------------
△討論
○議長(
竹内美津子君) これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 討論なしと認め、これにて討論を終結いたします。
-----------------------------------
△表決
○議長(
竹内美津子君) まず、
議員提出議案第4号 精神障がい者に対する
公共交通機関の運賃割引の適用を求める意見書を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、
議員提出議案第4号は原案のとおり可決されました。 次に、
議員提出議案第5号
道路整備予算の総額確保と
道路財特法による補助率の
嵩上げ措置の継続に関する意見書を採決いたします。 本案を原案のとおり決することに賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成多数であります。 よって、
議員提出議案第5号は原案のとおり可決されました。 なお、ただいま可決されました意見書に係る字句の訂正、提出先などの取り扱いについては、議長に御一任願います。
-----------------------------------
△議員派遣について
○議長(
竹内美津子君) 次に、日程第5 議員派遣についてを議題といたします。 本件は、日中友好富山県地方議員連盟第22回訪中団に、お手元に配付いたしましたとおり、古城克實議員と高橋賢治議員を派遣するものであります。 お諮りいたします。 本件の議員派遣について賛成の皆さんは賛成のボタンを押してください。 〔ボタンにより採決〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れはございませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(
竹内美津子君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成全員であります。 よって、本件については、古城克實議員と高橋賢治議員を派遣することに決しました。 なお、お諮りいたします。 ただいまの議員派遣に関し、変更があった場合の措置については、議長に御一任願いたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 御異議なしと認め、よって、そのように決しました。
-----------------------------------
△
議会運営委員会及び各
常任委員会の閉会中の継続審査
○議長(
竹内美津子君) 次に、日程第6
議会運営委員会及び各
常任委員会の閉会中の継続審査についてを議題といたします。 各委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付してあります申し出一覧のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審議に付することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
竹内美津子君) 御異議なしと認めます。 よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。 閉会中の継続審査事件の申し出一覧委員会名件名議会運営1 議会の運営に関することについて
2 議会の会議規則、委員会条例等に関することについて
3 議長の諮問に関することについて総務文教1 行財政の効率的執行について
2 市政の重要施策の推進について