令和 3年 3月
会議議事日程(第4号) 令和3年3月23日(火)午後3時30分 開議日程第1 議案第8号 令和3年度
南砺市一般会計予算 議案第9号 令和3年度
南砺市バス事業特別会計予算 議案第10号 令和3年度
南砺市国民健康保険事業特別会計予算 議案第11号 令和3年度
南砺市国民健康保険診療所事業特別会計予算 議案第12号 令和3年度
南砺市後期高齢者医療事業特別会計予算 議案第13号 令和3年度南砺市
介護事業特別会計予算 議案第14号 令和3年度南砺市
訪問看護事業特別会計予算 議案第15号 令和3年度
南砺市病院事業会計予算 議案第16号 令和3年度南砺市
水道事業会計予算 議案第17号 令和3年度
南砺市下水道事業会計予算 議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算(第16号) 議案第19号 令和2年度
南砺市バス事業特別会計補正予算(第2号) 議案第20号 令和2年度
南砺市国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号) 議案第21号 令和2年度
南砺市国民健康保険診療所事業特別会計補正予算(第5号) 議案第22号 令和2年度
南砺市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号) 議案第23号 令和2年度南砺市
介護事業特別会計補正予算(第4号) 議案第24号 令和2年度南砺市
訪問看護事業特別会計補正予算(第6号) 議案第25号 令和2年度
南砺市工業用地造成事業特別会計補正予算(第1号) 議案第26号 令和2年度
南砺市病院事業会計補正予算(第6号) 議案第27号 令和2年度南砺市
水道事業会計補正予算(第3号) 議案第28号 令和2年度
南砺市下水道事業会計補正予算(第3号) 議案第29号 南砺市
福光里山レクリエーション農園条例の全部改正について 議案第30号 南砺市つくばね
森林公園条例の全部改正について 議案第31号 南砺市の職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について 議案第32号
南砺市一般職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正について 議案第33号
南砺市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律の施行に伴う
固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について 議案第34号
南砺市体育施設条例の一部改正について 議案第35号
南砺市重度心身障害者等医療費助成条例の一部改正について 議案第36号
南砺市国民健康保険条例の一部改正について 議案第37号
南砺市国民健康保険税条例の一部改正について 議案第38号
南砺市火入れに関する条例の一部改正について 議案第39号 南砺市
井口カイニョと椿の
森公園条例の一部改正について 議案第40号
南砺市都市公園条例の一部改正について 議案第41号 南砺市
特定公共賃貸住宅条例の一部改正について 議案第42号
南砺市病院事業使用料及び
手数料条例の一部改正について 議案第43号
南砺市国土強靱化地域計画の策定について 議案第44号
過疎地域自立促進計画の変更について 議案第45号
辺地総合整備計画の変更について 議案第46号
市道路線の認定について 議案第47号
市道路線の変更について 議案第48号 南砺市
特別養護老人ホーム(
特別養護老人ホームいなみ等)、南砺市
城端介護研修センター及び
南砺市デイサービスセンター(デイサービスセンターいなみ等)等の
指定管理者の指定について 議案第49号 南砺市
城端老人福祉センター「美山荘」の
指定管理者の指定について日程第2 同意第1号
人権擁護委員の
候補者推薦について
-----------------------------------本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
-----------------------------------出席議員(18人) 1番
齋藤幸江議員 2番
山田清志議員 3番
中段晴伸議員 4番
川原忠史議員 5番
畠中伸一議員 6番
川口正城議員 7番 石川 弘議員 8番
竹田秀人議員 9番
中島洋三議員 10番 中島 満議員 11番 古
軸裕一議員 12番
赤池伸彦議員 13番
水口秀治議員 14番
山本勝徳議員 15番 榊
祐人議員 16番
蓮沼晃一議員 17番
才川昌一議員 18番 片岸
博議員欠席議員(なし
)-----------------------------------説明のため出席した者 市長 田中幹夫 副市長 齊藤宗人 教育長 松本謙一
代表監査委員 須河 透
総合政策部長 川森純一
総務部長 上口長博 市民協働部長 柴 雅人
ブランド戦略部長 此尾治和
ふるさと整備部長 窪田 仁 教育部長 村上紀道
地域包括医療ケア部長 井口一彦職務のため出席した
事務局職員 議会事務局長 武部輝夫
議事調査係長 山田千佳子 議事調査係副主幹 但
田妙子-----------------------------------
△開議 午後3時30分
△開議の宣告
○議長(
榊祐人議員) ただいまから、本日の会議を開きます。
議事日程は、配布いたしました日程のとおりであります。
-----------------------------------
△議案第8号から議案第49号までの
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
榊祐人議員) これより、日程第1、 議案第8号 令和3年度
南砺市一般会計予算から、議案第49号 南砺市
城端老人福祉センター(美山荘)の
指定管理者の指定についてまで、以上42案件を一括議題といたします。 ただいま議題といたしました各案件についての、各
常任委員会及び
決算予算特別委員会の
審査報告書(末尾参照)は、お手元に配布のとおりであります。 これより、各
常任委員長及び
予算特別委員長の報告を求めます。
市民経済常任委員長、
竹田秀人議員。 〔
竹田秀人産業建設常任委員長登壇〕
◆
市民経済常任委員長(
竹田秀人議員)
市民経済常任委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。 本
常任委員会は、3月12日午前9時から開会し、
委員全員の出席により、各案件について、慎重なる審査を行いました。 本
常任委員会に付託されました案件は、議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算第16号の
所管部分のほか、
予算関係3件、
条例関係6件、その他案件2件の計12案件であります。 審査の結果につきましては、
委員会審査報告書のとおり、
全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の過程における主な内容について、申し上げます。 まず、議案第40号
南砺市都市公園条例の一部改正についてであります。
閑乗寺公園の
公園施設使用料を改定するほか、8か所の
農村公園、
高瀬遺跡公園及び
園芸植物園の計10か所を
都市公園に変更するとのことであります。
閑乗寺公園は、平成26年度から行っていた再
整備事業が完了し、施設の利便性、機能性の強化が図られたことから、据え置きとなっていた使用料を近隣の同種施設の使用料を勘案し増額改定するとの説明があったところであります。 再
整備事業の進捗に伴い、近年、利用者が増加している
閑乗寺公園キャンプ場の
利用状況やトイレなどの
環境整備の現状をただしたところ、
利用者数は、平成29年度の2,651人から、今年度2月末現在で8,505人と、約3倍に増加している。トイレの整備については、現在の4か所から増設は難しいが、洋式化を進めるなど利便性の向上に取り組んでいきたいとの答弁があったところであります。 散居村を一望できる
閑乗寺公園を、市の魅力を発信する公園として再整備を進めているところであり、
コロナ禍においても多方面からの多くの来訪者があることから、トイレの
案内板設置や、アクセス
道路の雑木処理など、公園全体の
環境整備をさらに進め、利便性や安全面において措置を講ずるよう求めたところであります。 次に、議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算(第16号)、農地費の
土地改良事務費、
ため池耐震調査業務委託料991万9,000円についてであります。 この事業は、国の第3次補正による次
年度予算の前倒し分であり、三味及び古堤ため池の2か所の
耐震調査について業務委託するものであるとの説明があったところであります。
市内ため池の
耐震調査の現状についてただしたところ、46か所の
防災重点ため池のうち、
調査済みは23か所あり、そのうち、対策済みが3か所、対策不要が5か所、対策必要が15か所となっております。 また、調査未実施のため池は23か所あり、そのうち2か所は地元より廃止要望が出ております。そして、2か所について今回の補正で業務委託するもので、残る19か所について今後の調査に向け、国県に対して強く要望をしていくとのことであります。また、今回の調査結果は令和3年度の秋頃には把握できるとの答弁があったところであります。 災害が懸念される中において、調査未実施が19か所、調査はしたが対策されていないため池が15か所あるとのことであります。ため池については言うまでもなく調査することが目的ではなく対策を講じることが重要なことから、住民の皆さんの意見を十分に聞き、下流域の状況を考慮し優先順位を明確にしたうえで、早期に取り組むよう求めたところであります。 以上、主な
審査内容を申し上げ、
市民経済常任委員長報告といたします。
○議長(
榊祐人議員)
民生文教常任委員長、石川 弘議員。 〔石川
弘民生文教常任委員長登壇〕
◆
民生文教常任委員長(
石川弘議員)
民生文教常任委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。 本
常任委員会は、3月15日午前9時から開会し、
委員全員の出席により、各案件について、慎重なる審査を行いました。 本
常任委員会に付託されました案件は、議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算(第16号)の
所管部分のほか、
予算関係6件、
条例関係6件の13案件であります。 審査の結果につきましては、
委員会審査報告書のとおり、
全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の過程における主な内容について、申し上げます。 まず、議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算(第16号)の民生費、
児童福祉費、
児童措置費、
児童扶養手当給付費、
ひとり親世帯臨時特別給付費765万円の減額についてであります。 この給付金は、
ひとり親家庭において
コロナ禍における影響が大きいということで、低所得者の
ひとり親世帯に対し1
世帯当たり5万円と子どもの人数に合わせて加算支援を行うものであるが、内容の詳細についてただしたところ、
基本給付として、令和2年6月分の
児童扶養手当受給者に対して1世帯5万円と第2子以降1人につき3万円を加算するもので、その他、公的年金を受給していることで
児童扶養手当を受給していない方や
新型コロナウイルスの影響で家計が急変し
児童扶養手当の支給水準まで収入が大きく減少した方に対しても、同様に支給するものである。 また、追加給付として、
新型コロナウイルスの影響で家計が急変し収入が大きく減少した方に対しては、さらに1世帯5万円を給付するものである、との答弁があったところです。 さらに、家計が急変して追加支給された世帯数の状況と、
支給漏れにより不公平が発生しないように
追加支給対象者の把握をどのようにして行ったのかただしたところ、国では
基本給付世帯の8割を見込むということで183世帯を見込んでいたが実績はそこまで多くはなく、
家計急変による予算分の
減額補正を今回実施するものであり、
家計急変の対象者の把握は、対象となる家庭に対して直接案内し周知を図った、との答弁があったところである。
支給漏れによる不公平が発生しないよう、しっかりと支援していくよう求めたところであります。 次に、議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算(第16号)の衛生費、
保健衛生費、
母子保健費、
母子健康診査費、
妊婦一般健康診査業務委託料511万円3,000円の減額についてであります。 妊婦健診は
少子化対策を進める上でも大変重要であると考えられるため、減少した要因をただしたところ、当初3,375人の受診を計画していたが、2,643人と732人の減少と見込んでいる、
妊娠届出数は昨年度と比較してそれほど減っているという印象はないが、国保連から市に報告のある
受診者数は、7月から8月にかけて昨年に比べ30件ほど
受診者数が減少しており、
新型コロナウイルスの影響による受診控えがあったものと思われる、との答弁があったところです。 さらに、妊婦が何回
健康診査を受けることを想定しているのかただしたところ、妊娠届を提出された際に14回分の受診券をお渡ししているが、出産までおよそ40週、10か月間ありますが37週から正期産となり出産されても全く
問題がないことから、14回分全てを使用されることは少なく、11回から12回分で出産に至る方が多い、との答弁があったところです。 南砺市においては、出生数も最大の課題であることから、しっかりと妊婦健診を受診され安心して赤ちゃんを産んでいただく
環境整備にしっかりと取り組まれるよう求めたところです。 以上、主な
審査内容を申し上げ、
民生文教常任委員長報告といたします。
○議長(
榊祐人議員)
総務企画常任委員長 中島洋三議員。 〔
中島洋三総務企画常任委員長登壇〕
◆
総務企画常任委員長(
中島洋三議員)
総務企画常任委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。 本
常任委員会は、3月17日午前9時から開会し、
委員全員の出席により、各案件について、慎重なる審査を行いました。 本
常任委員会に付託されました案件は、議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算(第16号)の
所管部分のほか、
予算関係1件、
条例関係2件、その他案件5件の計9案件であります。 審査の結果につきましては、
委員会審査報告書のとおり、
全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の過程における主な内容について、申し上げます。 まず、議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算(第16号)における総務費、
総務管理費 エコビレッジ推進費の
南砺市SDGsロゴバッジ製作35万円、
SDGs周知啓発用物品・
チラシ作成139万3,000円についてであります。 昨年4月と10月に170万円の寄付金をいただき、
SDGs普及啓発活動をより一層進めるため、
ロゴバッジ500個、
エコバッグ1,000枚、
PRパンフレット及び、冊子、リーフレットをそれぞれ3,000部、
紹介パネル5枚、
啓発シール5,000枚、
パートナー制度の
案内チラシ2,000部を寄付年度で予算化し、作成するとの説明がありました。 寄付者の意向を反映しているのか、また、
事業内容についての説明をしたのかとただしたところ、寄付者からはSDGsを進めたいという意向があり、
事業内容についても、寄付者と連携を密にし、相談しながら進めていきたいとの答弁があったところであります。 寄付金の使途として形の残らない消耗品でいいのか、市の
一般財源で行う事業とは違い、寄付金を活用しての事業は、寄付者の意向を十分に活かすという認識をもって、
啓発事業を進めるよう求めたところであります。 次に、議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算(第16号)における総務費、
総務管理費 公共交通費、
南砺金沢線運行業務委託1,330万4,000円の増額についてであります。 まず初めに、委託料の
増額補正の要因、併せて4月より城端駅経由とした路線の
利用状況についてただしたところ、2年度の
利用者数は、
コロナウイルス感染拡大の影響により、4月、5月の1便
当たり乗車人数は、0.8~1.7人と大きく落ち込んだが、宣言解除後は、6人と回復傾向にある。しかし、1月以降の首都圏を中心とした
コロナウイルスの猛威により、1月、2月は3~4人となった。 委託料については、通常の1年間の運行経費から利用収入を差し引いたものを支払いしていることから、
利用料収入の減収分が増額となった。また、城端駅経由の便については、
コロナ禍により、観光客の利用が少なく、期待していた効果が望めなかったとの答弁があったところであります。 また、学校が休校になるなど利用者の減に対応し、減便などの対処ができなかったかとただしたところ、減便等の対応は行わなかったとの答弁があったところであります。 少しでも早く
コロナウイルスの感染拡大が収まることを望むとともに、城端駅経由への路線の見直しの効果が出るよう期待しているところであります。 以上、主な
審査内容を申し上げ、
総務企画常任委員長報告といたします。
○議長(
榊祐人議員)
決算予算特別委員長、
片岸博議員。 〔片岸
博予算特別委員長登壇〕
◆
決算予算特別委員長(
片岸博議員)
決算予算特別委員会における審査の経過、並びに結果について、ご報告を申し上げます。 本委員会に付託された案件は、議案第8号 令和3年度
南砺市一般会計予算のほか、議案第9号から議案第17号までの令和3年度
予算関係の議案、10案件であります。 3月10日には個別質問を、3月12日、15日及び17日の3日間は、各部会を開催し、昨年10月に議会から提出した6事業に対する
事業評価について、新
年度予算への反映状況を確認するとともに、慎重なる審査を行いました。 3月19日には、委員17人の出席により全体委員会を開催し、各部会長からの報告の後、当委員会としての採決を行ったところであります。 結果につきましては、
委員会審査報告書のとおり、
出席委員の
全会一致により、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以下、審査の過程における主な内容について、各部会における審査を総括して申し上げます。 まず、3月12日の
市民経済部会では、女性・
若者活躍推進費の
若者ネットワーク事業1,215万7,000円について、今回の事業に、1,000万円を予算計上された狙い、また、複数年に渡る事業との事であるが今後の財源についてただしたところ、
事業内容を高校生に任せることにより新たな発想や信頼関係の醸成が図られると考えている。 また、今後の財源については、全国からの応援を期待していることから、
ふるさと納税において特別枠を設けること等を検討しているとの答弁があったところであります。 今回の事業は
若者活躍事業として、1,000万円を任せるという今までに事例のない手法であることから、経過について適宜、適切な報告を求めたところであります。 また、
少子化対策には若者の活躍が重要なことから今回の事業に限らず若者や市民の意見を聞きさらなる
若者活躍事業の推進を図るよう求めたところであります。 次に、3月15日の
民生文教部会では、
高齢者施設運営費の小規模多
機能居宅介護事業整備補助金 4,216万1,000円についてただしたところ、この事業は
地域密着型サービスと位置づけられており、今回は城端地区に整備されるが、市内の他地域では、井波・
井口地域には
ニチイケアセンター山見ニチイのやわらぎ、福野地区には
ケアタウン・なんと、福光地区には
イエトカフェいずみが小規模多
機能型居宅介護施設として整備されているとの答弁があったところです。 さらに、
介護保険の対応であれば要支援や要介護の認定により施設の
利用者制限があるのかただしたところ、要支援1、2、要介護1~5まで全ての方々の利用が可能との答弁があったところです。
地域密着型サービスは今後とも伸ばしていかなければならないサービスであることから、しっかりと指導し
住民サービスを推進するように取り組んでいくよう求めたところであります。 次に、3月17日の
総務企画部会では、企画費のなんと
未来まちづくり費における
官民連携事業化に係る
調査検討支援等業務委託料3,125万1,000円、及び
施設整備の在り方に係る
調査検討支援等業務委託料345万4,000円についてただしたところ、これらの
業務委託料は、庁舎統合の議論を契機に城端、井波、福野の3地域の
まちづくり検討会議からの将来の
まちづくりの提言実現に向けた取組のうち、
ハード事業の具現化に向け、事業化の可能性や手法等の
調査検討を行うものであるとの説明を受けたところであります。 この
まちづくりの提言について、
地域住民の
合意形成がまだ整っていないのではないかとただしたところ、地域には、様々な考えをお持ちの方があり、提案された構想案をもとに、さらに詳細な検討を進め、その都度、各地域に丁寧な説明を行いながら、慎重に事業を進めていきたいとの答弁があったところであります。 業務を拙速に進めることなく、
予算執行は柔軟に対応し、
地域住民の
合意形成を図りながら着実に進めていくよう求めたところであります。 以上、主な
審査内容を申し上げ、
決算予算特別委員長報告といたします。
○議長(
榊祐人議員) 以上をもって、各
常任委員長及び
決算予算特別委員長の審査の経過並びに結果報告を終わります。 これより、
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
榊祐人議員) 質疑なしと認めます。 次に、討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許可します。10番、中島 満議員。 〔中島 満
議員登壇〕
◆10番(
中島満議員) 私は、議案第8号 令和3年度
南砺市一般会計予算について賛成の立場で討論をいたします。 新年度の
政府予算案の特徴は、第3次
補正予算を含め、最大かつ喫緊の課題である
コロナ対策について、極めて無為無策であるばかりか、感染防止に逆行するような予算まで含まれています。また、
コロナ対策に名を借りた不要不急の
便乗予算ばかりが目につきます。就任早々、自助・共助・公助の順番を強調し、国民に
自己責任を迫る菅首相の姿勢を体現したような国民に冷酷な予算となっています。そして、安倍路線を継承し、戦争する国づくりに向けた大軍拡をさらに進める予算となっています。 すべてを市場原理に任せ、大企業にとって邪魔な規制を取り払い、社会保障を切り捨て、
自己責任を押しつける。
コロナ危機の下、社会を弱くもろいものにしてしまった新
自由主義路線の破綻があらわになりました。
日本共産党南砺市委員会では、新
年度予算の編成に当たり要望書を提出しました。その中で、菅政権に対し、市民の暮らしを守る立場での働きかけを求め、いくつかの要望をしています。 特に、
新型コロナウイルス感染拡大に対しては、国の責任で、
感染急増地(
ホットスポット)となるリスクのあるところの網羅的な検査を行う。
全額国庫負担による検査の仕組み。そして病院、
介護施設、保育園等に対して
社会的検査を行う。医療機関への
財政的補償を国に求めました。 また、政府は2050年までに
温室効果ガスの排出量ゼロを目標に掲げました。そのために原発を活用する方針ですが、
国民的合意は得られません。昨年12月、
関西電力大飯原発3、4号機の設置許可を大阪地裁が取り消す判決を出しました。司法判断を直視し、再稼動の推進と決別し、原発ゼロへかじを切り、
再生可能エネルギーの
飛躍的普及を図るよう国に強く働きかけるべきです。 なお、
核兵器禁止条約が今年1月に発効しました。南砺市
平和都市宣言の立場で、市長は「自然な流れであり、
平和首長会議を通じ、今後も適切に働きかけていく」との立場を表明されており、評価するものです。 予算要望の中では、市民の暮らしに直接関わる
問題として、これまでも要望し続けてきたものの一つに、小中学校の給食費の無料化があります。保護者負担は、年間5万5,000円から7万2,000円余りにもなります。全国的にも無料化や一部補助をする自治体も増えています。県内でも朝日町が2017年に中学校を完全無償化し、昨年
コロナ対策として小学校も無償化、新年度からも継続します。 当市でも昨年、新型
コロナ対策として、市独自に上下水道の基本料金を5か月間免除されました。私は、基本水量の見直しにつながる一貫として、注目し、評価しています。市民が1か月間に使う水の量は約6.5トンです。上下水道の料金は基本水量制のため、10トン使わなくても10トン分の料金がかかってきます。高齢者や若者の一人暮らし世帯にとっては大きな負担です。当局も「高齢者の1人暮らしなどの負担が重いことは承知しており、配慮した制度が必要」との認識かと思います。ぜひ決断を願うところです。 そして、新
年度予算で一番注目してきたのは、子どものインフルエンザのワクチン予防接種助成事業の継続についてでした。県は、とやまっ子インフルエンザ予防接種助成事業として未就学児と、小学校6年生までの児童(当年度限り)を対象に、1回3,000円(1人2回まで)を上限に助成し、市は当年度中学生に3,000円助成しました。県は新
年度予算で、助成を未就学児のみを対象とし、小学生を対象から外しました。市は、県が外した小学生を含め、中学生までを助成する予算としています。 この
問題では、署名にも取り組みましたが、市民の関心は高く、子供のいる、いないに関わりなく、施策を評価しての署名も多くありました。市の新年度対応は、市民に「市民の声を聞く、聞いてもらえる」という信頼の確立にもつながる施策と思います。 今の、
コロナ危機を乗り越え、いのち・暮らしを支えあい、希望の持てる南砺市を目指して、力を尽されることを求め、私は議案第8号 令和3年度
南砺市一般会計予算に賛成いたします。
○議長(
榊祐人議員) 以上で、討論は終結いたしました。 これより、採決をいたします。 議案第8号 令和3年度
南砺市一般会計予算を採決いたします。本案に対する
決算予算特別委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
榊祐人議員) 起立全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第9号 令和3年度
南砺市バス事業特別会計予算から、議案第14号 令和3年度南砺市
訪問看護事業特別会計予算まで、以上6案件を一括採決いたします。 以上の議案に対する
予算特別委員長の報告は可決であります。以上の議案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
榊祐人議員) 起立全員であります。 よって、以上の議案は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第15号 令和3年度
南砺市病院事業会計予算から、議案第17号 令和3年度
南砺市下水道事業会計予算まで、以上3案件を一括採決いたします 以上の議案に対する
決算予算特別委員長の報告は、可決であります。以上の議案は、委員長の報告のとおり、決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(
榊祐人議員) 起立全員であります。 よって、以上の議案は、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第18号 令和2年度
南砺市一般会計補正予算(第16号)を採決いたします。 本案に対する各
常任委員長の報告は、可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕