△
提案理由説明
○議長(
藤本雅明君)
提案理由の説明を求めます。 市長
桜井森夫君。 〔市長
桜井森夫君登壇〕
◎市長(
桜井森夫君) 皆さん、おはようございます。 本日ここに、令和3年3月
小矢部市議会定例会の開会に当たり、
議員各位にはご出席を賜り誠にありがとうございます。本定例会におきましては、提出いたしました令和3年度
一般会計、各
特別会計予算及び
企業会計並びにその他の議案について、ご審議をお願い申し上げます。
提案理由の説明に入ります前に、新年度に臨むに当たっての私の
市政運営の
基本姿勢と所信の一端を申し上げ、予算の概要をご説明申し上げます。 私は、市長に就任して以来、
市政運営に対する一貫した
基本姿勢といたしまして、市民の皆様方と直接話し合い、市民の皆様方の声を市政に反映させるよう取り組んでまいりました。令和3年度につきましても、これまでと同様に、市民の皆様方の目線に立って、着実に施策を展開してまいります。 さて、
新型コロナウイルス感染症の拡大により、私たちの
社会生活は一変し、新しい
生活様式への対応が求められています。これまで国・地方を挙げて
地方創生を推進しても歯どめがかからなかった東京一極集中の是正についても変化の兆しが見え始めております。このような状況を踏まえ、
コロナ禍によるピンチをチャンスに変え、子供から高齢者まで市民一人一人が「小矢部市に住んでよかった」と実感できる
まちづくり、そして市外の人が「小矢部市に住んでみたい」と思える
まちづくりを進めるため、
各種施策に取り組んでまいります。 このことから、令和3年度の予算につきましては、
コロナ禍における
テレワーク移住の推進を初めとした移住・定住の促進に取り組んでまいります。改めて本市が有する立地の優位性や
生活環境のよさなどについて「
テレワーク移住するなら小矢部市」を
キャッチフレーズに、首都圏を中心に全国に向けてPRしてまいりますとともに、
テレワーク体験お
試し事業などにも取り組みながら、移住・定住の促進と支援に努めてまいります。 また、
企業向けには
サテライトオフィス施設整備費などへの助成にも新たに取り組みながら、本市に
サテライトオフィスを設置する企業の誘致に努めてまいります。 さらに、
母子保健推進事業として新たに三つの取組を行ってまいります。3歳児健診の
視力検査時に使用する
屈折度測定機器の導入や、
子育て支援サービスアプリの導入、そして産前産後
サポート事業に取り組み、子供を産み育てやすい
環境づくりの一層の推進を図ってまいります。 次に、
総合保健福祉センター2階の「タワーの湯跡」を
介護予防、
生きがいづくり、
ボランティア活動などの支援を行う
複合施設として整備を行ってまいります。 加えて、将来の公債費の増嵩に備えるため、
減債基金の計画的な
積み立てに取り組み、将来を見据えた健全で持続可能な
財政運営にも目配りをしてまいります。 これらを踏まえ、令和3年度の予算につきましては、より一層の進展を目指し、着実に歩みを進めていくという思いを込め、「着実に歩む
実行予算」と位置づけました。
新型コロナウイルス感染症による影響が続き、先行きの見通しがつきにくい厳しい状況ではございますが、市民の生活と命を守り、
地域経済を回復させるという強い覚悟を持ちながら、本市が掲げる将来像『魅力・安心・充実 しあわせ おやべ』の実現に向けた市勢の伸展を目指し、市民一人一人が「小矢部市に住んでよかった」と実感できる
まちづくりを着実に進めるため、私自身が市職員の先頭に立ち、小矢部市の
持続的発展のため、全身全霊を傾けて市政に取り組んでいく決意であります。 初志を忘れることなく、誠心誠意、
市政運営に専心してまいりますので、
議員各位並びに市民の皆様方の格段のご支援とご協力をお願い申し上げる次第であります。 さて、国は、令和3年度予算を、令和2年度第3次
補正予算と合わせ一体として編成し、
感染拡大防止に万全を期しつつ、
デジタル社会・
グリーン社会の実現、活力ある
地方づくり、
少子化対策など全
世代型社会保障制度の構築など、中長期的な課題への対応に必要な
予算措置を講ずることとしております。 また、令和3年度
地方財政対策におきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により
地方税等が大幅な減収となる中、
地方公共団体が
行政サービスを安定的に提供しつつ、防災・減災・
国土強靭化の推進などの重要課題に取り組めるよう、
地方交付税等の
一般財源総額について、実質令和2年度を上回る額を確保することとしております。 本市の令和3年度
予算編成に当たりましては、このような国の
編成方針などを勘案しながら、市税や
地方譲与税、交付金、
臨時財政対策債を含む実質的な
地方交付税の金額を積算して
一般財源を見積もった次第であります。 また、
サマーレビューの実施により見込んだ約4億6,000万円の
一般財源不足額に対応するため、
予算編成方針において財源の確保や経費別のシーリングを設けるなど、徹底した支出の見直しを示し、「選択と集中」並びに「平準化」、そして、「将来的な公債費の負担の抑制」を図るとともに、
本市財政の課題である増加傾向にある市債の
借り入れや
財政調整基金の繰り入れに頼らない予算を目指し、
編成作業を進めてまいりました。 以上、申し上げました方針のもと、編成をいたしました令和3年度の
予算規模につきましては、
一般会計131億4,500万円、
公共用地先行取得事業特別会計4,070万円、
国民健康保険事業特別会計28億3,190万円、
後期高齢者医療事業特別会計9億1,870万円、
東部産業団地事業特別会計1億2,220万円、
水道事業会計11億914万円、
下水道事業会計36億7,640万円、合計218億4,404万円であります。 全会計の合計額は、前年度に比べ6億282万円の減、率にいたしまして2.7%の減となっております。 なお、
一般会計につきましては、前年度と比べ5億9,000万円の減、率にして4.3%の減となっております。 次に、
歳出予算の概要についてご説明を申し上げます。 説明に当たりましては、第7次小矢部市
総合計画において、
まちづくりの
基本目標として掲げております「魅力あふれる産業と
経済活力のみなぎるまち」「人を呼び込む
都市空間と多彩な交流でにぎわうまち」「未来にやさしい環境と
安全安心に暮らせるまち」「市民と行政が協働して
自治体経営を支えるまち」「人をすこやかにはぐくむ教育と
歴史文化がいきづくまち」「心がやすらぐ健康とあたたかな福祉で支え合うまち」の六つの
目標ごとに概括し、それぞれについて、特に配慮いたしました事柄を中心に、ご説明を申し上げます。 第1は、「魅力あふれる産業と
経済活力のみなぎるまち」についてであります。 農業・
農村振興対策につきましては、
人口減少等により米の消費量が減少しており、さらに
新型コロナウイルス感染症の影響により米の消費量の減少が見込まれることから、生産者の所得を確保し、
転作作物の
生産振興を図るため、
地域特産物定着化促進助成金の
対象作物にヤーコン、トマト、白菜、エゴマを追加いたします。 また、
土づくりへの支援を
メルヘン米に加え
転作作物にも拡充し、
地域特産物の定着化を図ってまいります。 さらに、新たに、
熊捕獲対策などを講じながら、引き続き、
有害鳥獣捕獲対策を推進し、営農意欲の減退などの防止に努めてまいります。
商工業振興対策につきましては、
テレワーク移住の推進による
定住促進対策と並行して、本市内において
サテライトオフィスを新設した事業者に対する
補助制度を創設することにより、
UIJターン及び
企業誘致の促進を図ってまいります。 あわせて、
サテライトオフィスの設置によるワーク・ライフ・バランスの充実、
新型コロナウイルス感染症対策の促進を図ってまいります。 第2は、「人を呼び込む
都市空間と多彩な交流でにぎわうまち」についてであります。
道路ネットワークの充実につきましては、
県営街路事業において、引き続き
社内上野本線、
駅南中央線の整備を促進するとともに、これまで
市営街路事業として整備を進めてまいりました
寄島西中野線について、新たに
県営街路事業に振りかえて整備することとしております。
観光振興対策につきましては、
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、売上が低迷した市内外の
観光関連事業者に対する支援及び
市内観光の促進を図るため、市内で見学・体験・食事・宿泊を行う着地型の
バスツアーを企画する旅行業者に対し、
補助制度を創設することといたしております。
定住促進対策事業につきましては、
コロナ禍において
テレワーク移住が注目される中、「
テレワークが中心になったら住むべき街」に本市が選ばれたことから、「
テレワーク移住するなら小矢部市」を
キャッチフレーズに、首都圏を中心に全国に向けてPRをしてまいります。 また、
テレワークお
試し体験や
先輩移住者の生の
声発信事業などにも新たに取り組みながら、移住・定住の促進と支援に努めてまいります。 また、移住の促進や
定住人口の確保・増大、
関係人口の創出につなげるため、引き続き、
地方創生推進交付金を活用して、
シティプロモーション事業に取り組んでまいります。令和3年度は、本市が有する自然、食、祭り、人などの資源をわかりやすく紹介するシティプロモーションブックを制作いたします。本市への理解を深め、地元への愛着を醸成することで、定住や将来のUターンへの結びつけを図ってまいります。 また、「
ふるさとおやべ」を応援していただく取組として、引き続き、
OYABEふるさと通信の発信などを行いながら、
ふるさと納税などを利用しておやべを応援していただける
関係人口の創出にも努めます。また、
ふるさと納税のポータルサイトを追加して寄附しやすい環境を整えるとともに、引き続き、魅力ある返礼品となるよう特産品の
ブラッシュアップに向けた取組を行いながら、
寄附件数や寄附額の増加を目指し、
自主財源の確保を図ってまいります。 第3は、「未来にやさしい環境と
安全安心に暮らせるまち」についてであります。
生活環境の保全につきましては、課題となっております
剪定枝処理費の増大への対応として、現行の
堆肥化処理と
焼却処理との
コスト比較を行いながら、処理費の抑制に向けて検討を進めるとともに、
社会実験として、
市民貸出用の
剪定枝処理機2台の購入を行い、家庭における
資源化促進と
持ち込み量の削減、そして持ち込む際の減容化などに取り組んでまいります。 第4は、「市民と行政が協働して
自治体経営を支えるまち」についてであります。 持続可能な
自治体経営の確立につきましては、引き続き、
公共施設の再編や
長寿命化に取り組むとともに、再編により生じる
廃止施設等の売却のために必要な予算を計上するなど、必要な取組を一層推進してまいります。 また、
行財政改革の推進に向けて、引き続き経費の節減に努め、最少の経費で最大の効果を生み出せるよう
職員全員で知恵を絞り、堅実で実効性のある組織となるよう
行財政改革に取り組んでまいります。 なお、
公共施設再編や
長寿命化の主な取組といたしましては、
市民交流プラザの第3
駐車場整備をもって、
市民交流プラザ整備事業が完了となります。 また、
学校給食センターにつきましては、
基本構想を踏まえた
施設整備手法等のさらなる調査を行ってまいります。 また、自治体の
デジタル変革に向けた取組といたしましては、従来、紙で行われていた入札に伴う一連の手続を、
インターネットを介して行う「
電子入札システム」での実施を目指し、その調達を県と
県内市町とで共同して行い、令和4年7月の
利用開始を目指してまいります。これにより、入札に係るコストの縮減や業務の効率化を図ってまいります。 さらに、将来を見据えた健全で持続可能な
財政運営に向け、将来の公債費の増嵩に備えるため、
減債基金の計画的な
積み立てにも取り組んでまいります。 第5は、「人をすこやかにはぐくむ教育と
歴史文化がいきづくまち」であります。
学校教育の充実につきましては、新年度からいよいよ始まります小中学校における
タブレット端末を利用した授業の円滑な実施に向け、
ICT支援員の派遣を通して教員への支援などを行い、引き続き、
GIGAスクール構想の実現を目指し、必要な取組を進めてまいります。 生涯
スポーツの促進につきましては、今後10年の生涯
スポーツの推進に向けた指針、取組について
アンケート調査を行い、第4次生涯
スポーツプランを作成してまいります。 また、
陸上競技場について、
ルール改正に伴う3種
公認取得に向け、必要な改修工事を行ってまいります。
歴史遺産・文化財の保存と活用につきましては、引き続き、文化財の保護と活用に努めてまいります。新年度は、曳山の車輪の修繕、獅子舞の用具の購入に対し、助成をしてまいります。 また、
市指定文化財の絵図「越登賀三州志附図」の保存・活用を図るため、
電子データ化を行い、
インターネット上で広く公開をしてまいります。 最後に、「心がやすらぐ健康とあたたかな福祉で支え合うまち」についてであります。 妊娠・出産・
子育て支援の充実につきましては、屈折異常や視力異常の早期発見を行うために、3歳児
健康診査において
屈折機器を用いた測定を新たに導入してまいります。 また、妊娠期及び
子育て期の母子をサポートするため、
スマートフォン向け子育て支援サービスアプリを導入してまいります。 さらに、妊娠・出産・子育てに関する悩み等に対する
相談支援並びに親同士の
交流支援を促す産前・産後
サポート事業に新たに取り組んでまいります。 就学前教育・保育の充実につきましては、
社会福祉法人が運営する
認定こども園について、老朽化した施設の移転新築及び
保育施設の
防犯機能強化のために要する費用の一部を助成し、
保育環境の充実を図ってまいります。
高齢者福祉の充実につきましては、新たに100歳
プラスワン体操実施地区助成制度を創設し、その実施に要する初期費用への助成を行いながら、
地域ぐるみで高齢者の
健康づくりに取り組んでまいります。 また、廃止された「タワーの湯跡」を
介護予防、
生きがいづくり、
ボランティア活動などの支援を行う
複合施設として整備を行ってまいります。 以上が
歳出予算の概要であります。 次に、
歳入予算の概要について説明をいたします。 まず、
一般会計の市税につきましては、43億1,764万円を計上いたしました。 このうち
個人市民税や
法人市民税等につきましては、令和2年度
決算見込みを考慮しながら、国の
経済見通しや税制改正及び本市の実情を踏まえて総合的に勘案し、見込み得る額を計上したものであります。
地方譲与税及び
各種交付金につきましては、
地方財政計画や令和2年度
決算見込みなどを勘案しながら計上いたしております。
地方交付税につきましては、令和2年度
決算見込みを考慮しながら、市税や
地方譲与税及び
各種交付金の増減による影響を勘案するとともに、
基準財政需要額及び
基準財政収入額をそれぞれに積算して、見込み得る額を計上いたしております。
国庫支出金及び
県支出金につきましては、
補助事業への対応を積極的に行いながら、各事業の歳出に見合う額を計上いたしております。 市債につきましては、後年度の
交付税措置のある有利な市債の選択を基本とし、
交付税措置のない市債については基本的に
借り入れを行わず、事業の適債性に十分配慮し、適正な額を計上いたしております。また、
地方交付税の
代替財源であります
臨時財政対策債につきましては、
地方財政計画に基づき積算した額を計上いたしております。 寄附金につきましては、
企業版ふるさと納税等の見込み得る額を計上いたしております。 繰入金につきましては、「
ふるさとおやべ」を応援したいという思いを持った多くの皆様方からの令和2年中の寄附に基づく「
ふるさとおやべ
応援基金」からの繰入金3,653万3,000円を計上し、寄附された方々のご厚志を有効に活用させていただくとともに、
各種基金の活用に取り組み、事業の目的に合致した基金からの繰入金を計上いたしております。 次に、
特別会計及び
企業会計予算の概要について説明をいたします。
公共用地先行取得事業特別会計につきましては、
土地開発基金からの借入金、
財産収入等を計上いたしております。
国民健康保険事業特別会計につきましては、
国民健康保険税、
国庫支出金、
県支出金、
保険基盤安定化対策等による
一般会計繰入金等を計上いたしております。
後期高齢者医療事業特別会計につきましては、
後期高齢者医療保険料、
一般会計繰入金等を計上いたしております。
東部産業団地事業特別会計につきましては、
土地貸し付けによる
財産収入、
一般会計からの借入金を計上いたしております。
水道事業会計につきましては、
給水収益などの
営業収益や
営業外収益、企業債、
一般会計繰入金等を計上いたしております。
下水道事業会計につきましては、
下水道使用料などの
営業収益や
営業外収益、企業債、
一般会計繰入金、
国庫補助金、分担金及び負担金などを計上いたしております。 以上が令和3年度の予算の概要であります。 議案第10号は、令和2年度小矢部市
一般会計補正予算(第14号)であります。 今回補正いたします額は、
歳入歳出それぞれ1億1,139万1,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ186億6,459万8,000円とするものであります。 まず、今回の
補正予算において、
新型コロナウイルス感染症への対応として、
歳出予算を追加して行う事業の7点について、その概要を説明してまいります。 1点目は、
指定管理施設支援事業費であります。 市内の
指定管理施設のうち、
利用料金制を採用し管理運営する事業者に対し、施設の運営を支援するために、6月から12月までの
利用料金収入の状況を考慮し、支援金の交付を行ってまいります。 2点目は、
サイクリングターミナル管理運営費であります。
サイクリングターミナルにおける
新型コロナウイルス感染症対策として、施設の
空調設備の更新を行ってまいります。 3点目は、
商工業振興対策費であります。
インキュベーター施設における
新型コロナウイルス感染症対策として、施設の
空調設備の更新を行ってまいります。 4点目は、
観光推進費であります。富山県及び
県内市町村と連携して、県下全域で
外国人AIチャットボットを導入し、非接触による情報提供・対応力の向上、
県内周遊・長期滞在の促進、観光客の嗜好や
潜在的ニーズの収集・分析を行い、
デジタルツールを活用した
観光サービスの整備を図ってまいります。 5点目は、
小学校管理運営費であります。小学校における
新型コロナウイルス感染症対策として、十分な換気を行ったことにより空調機器の稼働量が増加したため、電気料の不足への対応を行ってまいります。 また、国の
学校教育活動継続支援事業費補助金を活用し、引き続き、
新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、
コロナ禍においても
学校教育活動を継続するための支援を行ってまいります。 6点目は、中学校管理運営費であります。
小学校管理運営費と同様に、空調機器の稼働量増加に伴う電気料の不足への対応と、国の
学校教育活動継続支援事業費補助金を活用した
コロナ禍における
学校教育活動の継続への支援を行ってまいります。 7点目は、クロスランドおやべ管理運営費であります。クロスランドおやべにおける
新型コロナウイルス感染症対策として、トイレ(洗面台の蛇口)の自動水栓化を行ってまいります。 また、今回の
補正予算では、
新型コロナウイルス感染症への対応に加え、先般の高病原性鳥インフルエンザの発生を受けて、市内養鶏場において講じられている緊急的防疫措置に対し支援を行うとともに、先般の大雪により被災した農業者が早期に経営再開できるよう農業用ハウス等の復旧費用に要する経費に対しても支援をすることといたしております。 次に、
歳出予算を各款ごとにご説明を申し上げます。 第2款総務費6,971万6,000円の増額は、
指定管理施設支援事業費、企画事務費、
サイクリングターミナル管理運営費、
財政調整基金積立金及び戸籍住民基本台帳事務費の増額、市町交流費、
定住促進対策事業費及びおやべ型1%
まちづくり事業費の減額並びに市営バス事業費及び庁舎維持管理費の財源更正による精査であります。 第3款民生費1,180万円の増額は、生活困窮者自立支援事業費、障害者福祉推進事業費、障害者自立支援給付事業費、介護保険制度事業費、地域
子育て支援拠点事業費、民間
保育施設運営費及び生活保護扶助費の増額、
総合保健福祉センター管理事業費、障害者地域生活支援事業費、重度心身障害者等医療費助成費、こども及び妊産婦医療費助成費、児童扶養手当給付費及び
保育施設運営費の減額並びに老人福祉対策費及び児童福祉対策費の財源更正による精査であります。 第4款衛生費3,190万2,000円の減額は、母子保健推進費及び感染予防費の増額並びに地域医療体制整備事業費、生き活き健康フェスティバル事業費、
後期高齢者医療事業特別会計繰出金、
水道事業会計出資金及び繰出金及びじんあい収集処理費の減額による精査であります。 第6款農林水産業費1億3,315万4,000円の増額は、鳥インフルエンザ防疫対策事業費及び農業施設等雪害復旧支援事業費の追加、土地改良振興事業費、市営土地改良事業費及び森林経営管理事業費の増額並びに生産調整推進対策事業費及び
下水道事業会計繰出金の減額による精査であります。 第7款商工費120万7,000円の減額は、
商工業振興対策費の増額、
観光推進費の減額並びに道の駅・地域振興施設管理運営費の財源更正による精査であります。 第8款土木費7,877万2,000円の増額は、道路橋梁管理費、道路維持補修費、市道新設改良事業費及び
下水道事業会計繰出金の増額並びに街路事業費及び公園施設管理費の減額による精査であります。 第9款消防費5,413万4,000円の減額は、消防水利整備事業費の増額並びに消防施設管理費の減額による精査であります。 第10款教育費3,380万8,000円の減額は、
小学校管理運営費、中学校管理運営費、クロスランドおやべ管理運営費及び
スポーツ振興事業費の増額、情報教育環境整備事業費の減額並びに通学対策費、社会教育推進費、公民館管理運営費及び体育施設改修事業費の財源更正による精査であります。 第11款災害復旧費5,500万円の減額は、現年林道施設災害復旧事業費及び現年公共土木施設災害復旧事業費の減額であります。 第12款公債費600万円の減額は、利子の減額並びに元金の財源更正による精査であります。 これらに対する財源といたしましては、
地方譲与税のうち森林環境譲与税42万8,000円、
国庫支出金5,182万3,000円、
県支出金8,713万9,000円、
財産収入6,000円、寄附金4,420万4,000円、繰越金338万6,000円及び市債のうち各種事業債や
臨時財政対策債の6,330万円の増額並びに分担金及び負担金1,676万8,000円、繰入金2,000万円及び諸収入5,891万1,000円の減額により措置しようとするものであります。 また、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、来年度にわたって徴収猶予の申請があったものや減収の見込みがあるものへの対応として、市税3,821万6,000円、
地方譲与税のうち地方揮発油譲与税270万円、地方消費税交付金4,410万円、ゴルフ場利用税交付金1,040万円を減額するとともに、市債に減収補填債5,220万円を追加しようとするものであります。 第2条は、繰越明許費の補正であります。 第3条は、地方債の補正であります。 議案第11号は、令和2年度小矢部市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)であります。 今回補正をいたします額は、
歳入歳出それぞれ1,053万9,000円を追加し、
歳入歳出の総額をそれぞれ9億4,043万1,000円とするものであります。 補正の内容は、
後期高齢者医療保険料の均等割額及び所得割率が変更されたことによる増額並びに
一般会計繰入金のうち保険基盤安定繰入金の減額による精査に伴い、後期高齢者医療広域連合納付金を増額するものであります。 議案第12号は、令和2年度小矢部市
水道事業会計補正予算(第1号)であります。 今回補正いたします額は、収益的収入を553万2,000円減額し、収益的収入の総額を6億3,010万8,000円とするものであります。 補正の内容は、他会計補助金の減額であります。 収益的支出は、552万3,000円を減額し、収益的支出の総額を5億9,215万7,000円とするものであります。 補正の内容は、配水及び給水費の減額であります。 加えて、資本的収入を2,946万7,000円減額し、資本的収入の総額を2億3,433万3,000円とするものであります。 補正の内容は、上水道事業債及び他会計負担金の減額であります。 資本的支出は、5,000万円減額し、資本的支出の総額を5億3,496万円とするものであります。 補正の内容は、第3次拡張事業費の減額であります。 議案第13号は、令和2年度小矢部市
下水道事業会計補正予算(第1号)であります。 今回補正いたします額は、収益的収入を478万2,000円減額し、収益的収入の総額を12億9,807万8,000円とするものであります。 補正の内容は、
下水道使用料及び特別利益等の増額並びに他会計負担金及び長期前受金戻入の減額による精査であります。 収益的支出は、244万5,000円を減額し、収益的支出の総額を12億8,131万5,000円とするものであります。 補正の内容は、管渠費等の増額並びに支払利息等の減額による精査であります。 加えて、資本的収入を1,496万7,000円増額し、資本的収入の総額を17億9,929万7,000円とするものであります。 補正の内容は、他会計出資金の増額並びに工事負担金の減額による精査であります。 資本的支出は、951万7,000円減額し、資本的支出の総額を22億1,144万3,000円とするものであります。 補正の内容は、公共下水道事業費及び流域下水道建設費負担金の減額並びに特定環境保全公共下水道事業費及び建設改良事務費の増額による精査であります。 次に、予算以外の議案につきましてご説明を申し上げます。 条例につきましては、制定が、小矢部市商業施設の誘致に関する条例の制定であります。 一部改正は、小矢部市積立基金の設置及び管理に関する条例の一部改正など8件であります。 その他といたしましては、市道の路線認定など2件であります。 以上をもちまして、今回提出いたしました議案の説明といたします。 何とぞ慎重なご審議の上、議決をいただきますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
藤本雅明君)
提案理由の説明を終わります。
--------------------------
△
予算特別委員会の設置について
○議長(
藤本雅明君) 日程第5
予算特別委員会の設置についてを議題といたします。 お諮りいたします。 ただいま上程されました議案のうち、議案第3号から議案第9号までの令和3年度に係る予算案件については、委員会条例第4条の規定に基づき、15名の委員をもって構成する
予算特別委員会を設置し、議案の審査をすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤本雅明君) ご異議なしと認めます。 よって、本案については、15名の委員をもって構成する
予算特別委員会を設置し、議案の審査をすることに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま設置されました
予算特別委員会の委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定に基づき、議長から指名したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤本雅明君) ご異議なしと認めます。 よって、議長が指名することに決定いたしました。 それでは、
予算特別委員会の委員に 1番 林 登君 2番 竹松豊一君 3番 出合和仁君 4番 谷口 巧君 5番
山室秀隆君 6番 加藤幸雄君 7番
義浦英昭君 8番 吉田康弘君 10番 白井 中君 11番 福島正力君 12番
中田正樹君 13番 石田義弘君 14番 嶋田幸恵君 15番
沼田信良君 16番 砂田喜昭君 以上15名を指名いたします。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤本雅明君) ご異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました15名の諸君を
予算特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。
--------------------------
△休会について
○議長(
藤本雅明君) お諮りいたします。 3月8日から10日までは議案調査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
藤本雅明君) ご異議なしと認めます。 よって、3月8日から10日までは休会とすることに決定いたしました。 なお、3月11日午前10時から本会議を再開いたします。
--------------------------
△散会
○議長(
藤本雅明君) 以上で、本日の
議事日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。
-------------------------- 午前10時48分 散会...