△
委員長報告
○
議長(
福島正力君) 以上の各
案件については、閉会中の
継続審査を終わり、
決算特別委員長から
議長に
報告書が提出されております。
決算特別委員会の審査結果の
報告を求めます。
決算特別委員長 嶋田幸恵君。 〔
決算特別委員長 嶋田幸恵君登壇〕
◆
決算特別委員長(
嶋田幸恵君) 9月
定例会におきまして、当
決算特別委員会に付託され
継続審査となっておりました
平成30年度に係る
決算認定案件等につきましては、去る10月10日、11日及び15日の3日間にわたり、各
会計の
決算書に基づき、当局から詳細な
説明を受け、予算が適正かつ効率的に執行されたか、また、
行政効果が十分得られたかどうかについて主眼を置き、慎重に審査いたしました結果を
報告いたします。
議案第50号
平成30
年度小矢部市
水道事業会計剰余金の処分については、
全会一致で可決すべきものと決定いたしました。 また、
認定第1号
平成30
年度小矢部市
一般会計歳入歳出決算、
認定第2号
平成30
年度小矢部市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算、
認定第3号
平成30
年度小矢部市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、
認定第4号
平成30
年度小矢部市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算、以上4
案件につきましては、賛成多数で
認定すべきものと決定いたしました。 また、
認定第5号
平成30
年度小矢部市
下水道事業特別会計歳入歳出決算、
認定第6号
平成30
年度小矢部市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、
認定第7号
平成30
年度小矢部市
東部産業団地事業特別会計歳入歳出決算、
認定第8号
平成30
年度小矢部市
水道事業会計決算、以上4
案件につきましては、
全会一致で
認定すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、次の3点について十分配慮されるよう意見がありましたので、申し述べます。 第1に、今回当
委員会に示された
財政健全化指標、「将来
負担比率」「
実質公債費率」は、全国的に見ても高い水準となっているが、現在進めている
大型公共事業により、今後さらに高い数値を示すことが予想される。来年度以降の
予算編成においては、財政の
健全化を目指し、
危機感を持って取り組むこと。 第2に、市の業務や学校の授業に多くの
コンピューター機器やシステムが導入されているが、その
購入費や
委託料等は年々増大する傾向にある。
事業内容及び費用対効果を十分精査し、効率的かつ効果的な
予算執行に努めること。 第3に、
空き家は今後さらにふえていくことが予測されるが、
空き家の発生を抑制する取り組みと
空き家バンクの登録をふやし、積極的な活用に向けた施策を推進すること。また、
定住人口の増加を図るため、市内において住宅を取得し、居住している方に対して
助成金を交付しているが、今後も効果的な制度の検討を進めること。 終わりに、
小矢部市がさらに進展するために、一層の効率的かつ安定的な
行財政運営に努められるよう申し添えまして、当
決算特別委員会からの
報告といたします。
○
議長(
福島正力君) 以上で、
決算特別委員会の審査結果の
報告を終わります。
--------------------------
△質疑・討論・表決
○
議長(
福島正力君) これより
委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 16番
砂田喜昭君。 〔16番
砂田喜昭君登壇〕
◆16番(
砂田喜昭君) 私は、昨年度、2018年度の
決算認定案件のうち、第1号の
一般会計、第2号の
公共用地先行取得事業、第3号の
国民健康保険事業、第4号の
後期高齢者医療事業の4案の
認定には賛成できません。 その理由を4点述べます。 第1に、昨年の
予算審議でも強く警告したにもかかわらず、市の
市債残高、市の
一般会計の借金が160億円を超え、
小矢部市の財政を過去最大の
借金財政にしてしまったことであります。 市民の中からも、「
小矢部市の財政は大丈夫なのか」、こういう心配の声が出されております。
新聞報道でも、県内10市の
財政健全化を判断する指標は、県内で最悪の状態であります。
実質公債費比率、収入に対する
借金返済額の割合は15.1%、
財政危機に陥った高岡市を上回ってしまいました。将来
負担比率、
小矢部市が抱える
負債総額が市の年収の何倍かを見る指標ですが、174.4%、これも
県下最悪であります。ちなみに隣の砺波市は46.5%ですから、3倍以上であります。 この借金は、福祉や教育を拡充したためではありません。どうしてできたのか。石動駅
周辺整備事業、新
図書館建設事業、大谷・
蟹谷学校区の
統合こども園建設、
石動コミュニティプラザ整備などの
大型公共事業のために、30億円の借金をしたからであります。その上、今年度も32億円の借金を予定しており、今年度末では、
市債残高180億円を超えるというかつて
小矢部市が抱えたことのない莫大な借金をしょい込むことになります。 さらに、このような
財政状況にもかかわらず、
大型事業のために、さらに
公共用地を先行取得してしまったことも問題であります。
小矢部市は、
行財政改革実施計画で、
健全財政の維持のためには
公債費の抑制が重要と指摘し、そのために毎年の
建設事業にかかる起債の
借入額が
償還額の範囲内となるように努めるとしております。 これまで
小矢部市は、
クロスランドをつくって多額の借金を抱え、1995年度には143億円、98年度には150億円の借金を抱えましたが、95年以降、この原則を重視して借金を減らし続け、約120億円まで減らしてまいりました。ところが2018年度、昨年度には、この原則を全く無視して、
元金返済額が12億円なのに、30億円を超える借金をしました。 この原則を守るためには、必要な
箱物建設事業でも、
事業の先送りも必要であります。ところが、逆に二つの
統合こども園、もともと第6次
総合計画になかったものを前倒しして実施してしまいました。現在の七つの
保育所で保育を続ける上で、急いで
統廃合しなければならない事情は一つもなかったにも関わらずであります。 第2は、2018年6月4日に第1回
小中学校統廃合審議会を設置、開催し、
小中学校統廃合への道を開く問題であります。
児童数の減少を、これまでなかなか実現できなかった少
人数学級の実現のチャンスとして生かすべきで、
統廃合によって1クラスを35人、40人のクラスをたくさんつくる、こういうことをしてはいけません。それぞれの地区に合った
保育所がなくされようとしておりますが、その上、学校まで地域からなくなってしまうことは、
地域住民に根差した
まちづくりにも逆行することになります。 市の
財政面から見ますと、仮に
東部小学校を石動小学校に統合しても、国からの
地方交付税が900万円以上削減され、市の財政にはほとんどプラスになりません。学校を
統廃合すれば、全国の経験からも
教員数は全体として減少いたします。国・県にとって、
人件費を削減できますが、
保護者やPTAの願う教員の増、行き届いた教育にはつながりません。 全ての
小中学校の
耐震化も完了し、
普通教室にエアコンも完備し、県内でも快適な
学校環境を整えてきた
小矢部市にとって、
学校統廃合に財源を割く余裕はありません。 第3は、市民の生活が厳しいと言われる要因の一つに、多くの市民の所得がふえないにもかかわらず、税金や
社会保険料、
国保税などの負担が重く、可
処分所得が減っていることが挙げられます。 せめて
小矢部市としては、
国民健康保険税への法定外繰入をふやして、
国保税の引き下げの努力をするべきでありました。せめて、
国保加入世帯のうち、子供の
保険税均等割、1人2万9,400円を免除し、その分を市の
一般会計で負担すべきでありました。
会社員などの加入する
社会保険では、
扶養家族の子供の
保険料は徴収されません。市民の間の公平を言うなら、子供の
均等割廃止に踏み出すべきであります。 第4は、
後期高齢者医療保険制度です。 かねてから述べているように、年齢で差別することは許されません。 以上、私の
反対討論といたします。
○
議長(
福島正力君) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終わります。 それでは、
上程案件について採決をいたします。 まず、
議案第50号
平成30
年度小矢部市
水道事業会計剰余金の処分についてを採決いたします。
委員長の
報告は、
原案どおり可決であります。 本案は、
委員長報告のとおり
原案どおり可決することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
全員起立〕
○
議長(
福島正力君)
全員起立であります。 よって、
議案第50号については、
原案どおり可決することに決定いたしました。 次に、
認定第1号
平成30
年度小矢部市
一般会計歳入歳出決算、
認定第2号
平成30
年度小矢部市
公共用地先行取得事業特別会計歳入歳出決算、
認定第3号
平成30
年度小矢部市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、
認定第4号
平成30
年度小矢部市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算を採決いたします。 以上の4
案件に対する
委員長の
報告は
認定であります。 本案は、
委員長報告のとおり
認定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
議長(
福島正力君) 起立多数であります。 よって、
認定第1号、
認定第2号、
認定第3号及び
認定第4号の4
案件については、これを
認定することに決定いたしました。 次に、
認定第5号
平成30
年度小矢部市
下水道事業特別会計歳入歳出決算、
認定第6号
平成30
年度小矢部市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、
認定第7号
平成30
年度小矢部市
東部産業団地事業特別会計歳入歳出決算、
認定第8号
平成30
年度小矢部市
水道事業会計決算を採択いたします。 以上の4
案件に対する
委員長の
報告は
認定であります。 本案は、
委員長報告のとおり
認定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔
全員起立〕
○
議長(
福島正力君)
全員起立であります。 よって、
認定第5号、
認定第6号、
認定第7号及び
認定第8号の4
案件については、これを
認定することに決定いたしました。
--------------------------
△
決算特別委員会の廃止について
○
議長(
福島正力君)
日程第5
決算特別委員会の廃止についてを議題といたします。 お諮りいたします。
決算特別委員会を廃止することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
福島正力君) ご異議なしと認めます。 よって、
決算特別委員会を廃止することに決定いたしました。
--------------------------
△
議案第52号
令和元
年度小矢部市
一般会計補正予算(第3号)から
議案第66号
工事請負契約の変更についてまで
○
議長(
福島正力君)
日程第6
議案第52号
令和元
年度小矢部市
一般会計補正予算(第3号)から
議案第66号
工事請負契約の変更についてまでの
議案15件を一括して議題といたします。
議案は配付してありますので、朗読を省略いたします。
--------------------------
△
提案理由説明
○
議長(
福島正力君)
提出理由の
説明を求めます。 市長
桜井森夫君。 〔市長
桜井森夫君登壇〕
◎市長(
桜井森夫君) 本日ここに、
令和元年12月
小矢部市議会定例会の開会に当たり、
議員各位にはご出席をいただき、まことにありがとうございます。 さて来年、2020年は、56年ぶり2回目となる東京での
オリンピック、そして、パラリンピックが開催される年であります。
オリンピックの
聖火リレーは、
令和2年3月26日に福島県を出発し、全国をめぐり、喜びや情熱を伝えていくこととなります。また、震災から10年目の
被災地も訪れることになり、新しい時代の希望の
聖火リレーとして、復興に力を尽くされている方々にも、元気や力を届けられることが期待をされております。 富山県では、全国の33番目として
令和2年6月3日、4日の2日間、
聖火リレーが行われます。1日目の6月3日は、本県の
スタート地点である
クロスランドおやべを出発後、
県西部をリレーし、6月4日の2日目は、朝日町から
県東部をリレーした後、富山県のゴールとなる富山市に到着することとなっております。 このように、本市が富山県における
聖火リレーの
スタート地点であることについては、大変名誉なことであり、喜ばしく思っております。今後、富山県
等関係機関との連携のもと、万全の準備を行い、スポーツの祭典の開催の機運をより一層高めてまいりたいと考えております。 また、この
東京オリンピックにおける
ホッケー競技には、本市及び
本市出身選手の出場が期待されるところであり、
小矢部市ゆかりの選手の活躍により、
日本チームがメダルを獲得されることを大いに期待をいたしているところであります。あわせて、「
ホッケーの
まち小矢部」を、
県内外の多くの方々に情報が発信され、本市についても関心を持っていただくよい機会になるものと思っております。市民の
皆様方とともに、一生懸命応援をしてまいりたいと考えております。
議員各位には、
小矢部市のさらなる飛躍に向けて、今後とも格別のお力添えを賜りますよう
お願いを申し上げる次第であります。 それでは、今回提出いたしました
議案について、その概要を申し上げたいと存じます。
議案第52号は、
令和元
年度小矢部市
一般会計補正予算(第3号)であります。 今回補正いたします額は、
歳入歳出それぞれ1億2,672万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額をそれぞれ169億5,526万7,000円とするものであります。 まず、
歳出予算を
款ごとにご
説明を申し上げます。 第1
款議会費154万円の減額は、
議会運営費の増額及び
給与費の精査であります。 第2
款総務費7,160万3,000円の増額は、
人事管理費、
情報管理費、
公共交通対策事業費、
企画事務費、
定住促進対策事業費及び
賦課徴収事務費の増額並びに
給与費の精査であります。 第3
款民生費2,557万3,000円の増額は、
基礎年金等事務費、
児童手当給付費、
児童扶養手当給付費、
生活保護施行事務費及び
生活保護扶助費の増額並びに
給与費の精査であります。 第4
款衛生費1,155万6,000円の増額は、
母子保健推進費、
ごみ減量化及び
再生利用推進事業費及び
じんあい収集処理費の増額並びに
給与費の精査であります。 第6
款農林水産業費61万8,000円の増額は、
多面的機能支払事業費の増額並びに
給与費の精査であります。 第7
款商工費658万4,000円の増額は、
企業立地対策費の増額並びに
給与費の精査であります。 第8
款土木費681万5,000円の減額は、
給与費の精査であります。 第9
款消防費172万8,000円の増額は、
消防水利整備事業費であります。 第10
款教育費1,742万円の増額は、
小学校教育振興推進費及び
中学校教育振興推進費の増額並びに
給与費の精査であります。 以上が、今回補正いたします
歳出予算の概要であります。 これらの財源といたしましては、
国庫支出金2,184万円、
県支出金31万8,000円、
寄附金1,000万円、繰入金5,780万4,000円、繰越金3,379万5,000円、諸収入127万円及び市債170万円の増額により措置しようとするものであります。 第2条は、
債務負担行為の補正であります。 第3条は、
地方債の補正であります。
議案第53号は、
令和元
年度小矢部市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)であります。 今回補正いたします額は、
歳入歳出それぞれ1,213万3,000円を追加し、
歳入歳出の総額をそれぞれ29億9,112万3,000円とするものであります。 補正の内容は、
平成30年度の
納付金の確定に伴う退職被
保険者等医療給付費分を増額するとともに、
平成30年度の
普通交付金等の確定に伴う国・
県負担金の
償還金を増額しようとするものであります。 次に、予算以外の
議案についてご
説明を申し上げます。 条例の関係につきましては、制定が、
小矢部市
会計年度任用職員の給与及び
費用弁償に関する条例の制定など4件であります。 一部改正は、
小矢部市議会議員の
議員報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例及び
市長等に対する
給料等の支給に関する条例の一部改正など6件であります。 その他といたしましては、
小矢部市立岩尾滝くつろぎ
交流館の
指定管理者の指定など3件であります。 以上をもちまして、今回提出いたしました
議案の
説明といたします。 何とぞ慎重なご審議の上、議決を賜りますようよろしく
お願いを申し上げます。
○
議長(
福島正力君)
提案理由の
説明を終わります。
--------------------------
△休会について
○
議長(
福島正力君) お諮りいたします。 12月9日から11日までは、
議案調査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
福島正力君) ご異議なしと認めます。 よって、12月9日から11日までは休会することに決定いたしました。 なお、12月12日午前10時から本会議を再開いたします。
--------------------------
△散会
○
議長(
福島正力君) 以上で、本日の
議事日程は全て終了いたしました。 これにて
散会いたします。
-------------------------- 午前10時29分
散会...