小矢部市議会 > 2017-09-14 >
09月14日-04号

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  1. 小矢部市議会 2017-09-14
    09月14日-04号


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    平成29年  9月 定例会          平成29年9月小矢部市議会定例会会議録(第4号)平成29年9月14日--------------------------         平成29年9月14日(木)         午前10時00分 開議--------------------------議事日程第4号第1 議案第29号 平成29年度小矢部市一般会計補正予算(第2号)から議案第34号 平成28年度小矢部市水道事業会計剰余金の処分についてまで、及び認定第1号 平成28年度小矢部市一般会計歳入歳出決算から認定第8号 平成28年度小矢部市水道事業会計決算までの質疑並びに市政に対する一般質問   (委員会付託)第2 請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書   (委員会付託)--------------------------本日の会議に付した事件日程第1 議案第29号 平成29年度小矢部市一般会計補正予算(第2号)から議案第34号 平成28年度小矢部市水道事業会計剰余金の処分についてまで、及び認定第1号 平成28年度小矢部市一般会計歳入歳出決算から認定第8号 平成28年度小矢部市水道事業会計決算までの質疑並びに市政に対する一般質問     (委員会付託)日程第2 請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書     (委員会付託)--------------------------◯出席議員(16名)   1番    中野留美子   2番    山室秀隆   3番    加藤幸雄   4番    義浦英昭   5番    吉田康弘   6番    藤本雅明   7番    白井 中   8番    福島正力   9番    中田正樹  10番    石田義弘  11番    嶋田幸恵  12番    沼田信良  13番    中西正史  14番    尾山喜次  15番    砂田喜昭  16番    宮西佐作◯欠席議員(なし)--------------------------◯説明のため出席した者  市長     桜井森夫  副市長    竹田達文  教育長    野澤敏夫  企画政策部長 澁谷純一  総務部長   栢元 剛  産業建設部長 高木利一  民生部長   山田博章  教育委員会         深田数成  事務局長  総務部理事兼         唐嶋 宏  総務課長  産業建設部理事         砂田克宏  兼都市計画課長  民生部理事兼         吉倉千里  社会福祉課長  総務部次長兼         古川正樹  財政課長  会計管理者兼         田中一之  会計課長  代表監査委員 鶴見喜秋--------------------------◯職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長   清水功一  局長補佐   明石雅之  主査     佐伯真理子  主任     松田充弘-------------------------- △開議            午前10時00分 再開 ○議長(中西正史君)  ただいまから平成29年9月小矢部市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。-------------------------- △出席議員数の報告 ○議長(中西正史君)  ただいまの出席議員は16名で定足数に達しておりますので、会議は成立しております。-------------------------- △諸般の報告 ○議長(中西正史君)  日程に入る前に、諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定に基づき、桜井市長ほか関係者の出席を求めてあります。 次に、6月定例会以降、議長宛てに請願1件、陳情2件が提出されております。 付託陳情は、お手元にお配りしてあります一覧表のとおりでありますので、朗読を省略いたします。 陳情の取り扱いについては、会議規則の規定により所管の常任委員会に付託いたします。 審査の結果を後日報告願います。-------------------------- △議事日程の報告 ○議長(中西正史君)  本日の議事日程は、お手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。-------------------------- △議案に対する質疑並びに市政に対する一般質問 ○議長(中西正史君)  日程第1 議案第29号 平成29年度小矢部市一般会計補正予算(第2号)から議案第34号 平成28年度小矢部市水道事業会計剰余金の処分についてまで、及び認定第1号 平成28年度小矢部市一般会計歳入歳出決算から認定第8号 平成28年度小矢部市水道事業会計決算までの議案14件に対する質疑並びに市政に対する一般質問を議題といたします。 議長に発言通告書が提出されておりますので、順次発言を許します。 15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  おはようございます。日本共産党の砂田喜昭でございます。 まず最初の問題は、北朝鮮の国際法を踏みにじる暴挙についてであります。 国連安全保障理事会の決定を無視して、ミサイル発射や核実験を繰り返す北朝鮮の暴挙は、絶対に許すわけにはまいりません。地域の安全と平和に重大な脅威を与えるものであります。 この危機を回避するために、アメリカの側からも北朝鮮が非核化の表明をするという条件から、軍事的挑発をやめれば対話できるという条件に引き下げたわけでありますが、そういう意味では、外交交渉への道が開かれるという可能性が生まれていたときに、北朝鮮が軍事的挑発を繰り返したわけで、この暴挙に対して、私も、そして日本共産党も憤りを覚え、断固として抗議するものであります。 ところで、9月議会冒頭の市長提案理由説明の中で、「政府の断固たる対応を求める」とお述べになりました。この断固たる対応というのは、どのような措置を求められているのか、具体的にお答えいただきたいと思います。 ○議長(中西正史君)  市長 桜井森夫君。 〔市長 桜井森夫君登壇〕 ◎市長(桜井森夫君)  9月7日に開催されました市議会9月定例会の提案理由におきまして、北朝鮮の国際法を踏みにじる暴挙への対応について、提案理由の中においてお話をさせていただきました。 その中で断固たる対応とは、具体的にはどのような措置を求めているかとのご質問でございます。特に8月に発射されました弾道ミサイルや9月の核実験につきましては、我が国の安全保障にとってこれまでにない深刻かつ重大な脅威であります。政府は、このように繰り返される北朝鮮の度を超した挑発行動を断じて容認できず、北朝鮮に対して厳重に抗議を行い、最も強い表現で断固非難したところでございます。 去る11日に、国連安全保障理事会において全会一致で採決されました北朝鮮制裁決議におきましても、アメリカなどと協調いたしまして、日本の立場を明確に示したものと見ております。 今後とも政府として国連安保理の場、あるいは関係国と緊密に連携して、断固たる対応を求めるものであり、国民の安全・安心の確保のために必要な対応に万全を期してほしいという思いで申し上げたところであります。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  国連の安全保障理事会においても、厳しい制裁措置をとるということになりました。 問題は、いろんな経済制裁、どういう目的をもってやるのかということが非常に重要でありまして、圧力を加えておれば、そのうちにミサイル発射をやめるのだというようなものでなかったことは、これまでの経過を見れば明らかであります。 そこで、日本政府は、安倍内閣は、これまで対話のための対話は意味がないなどと言っておりまして、こういう立場から各国に圧力をかけるように、このことを言っておりました。 それから、また、陸上配備型の弾道ミサイル防衛システム、イージス・アショアの配備とか、それから敵基地攻撃能力の獲得についての検討とかいうような軍拡を進めようとしておるわけでありますけれども、これは世界の平和解決を求める流れには逆行しております。この間のミサイルのときも、Jアラートを朝早く鳴らしましたけれども、問題はミサイルが飛んできてから対処するんじゃなくて、そうさせないための外交的努力が今こそ政府に求められているのではないかというぐあいに思うわけであります。 安倍内閣が国民の命と安全を守る責任を放棄して、みずからの党略的な憲法改悪と軍備拡大に突き進もうとしているということは、断じて私は許すわけにいかんというぐあいに思うわけでございます。 そして、今、何より危険なのは、アメリカと北朝鮮との間でこういう言葉の応酬のやりとり、こういう中から誤解や偶発的な武力衝突が起きますと、真っ先に被害を受けるのは韓国ソウルでありますし、日本にも米軍基地が多数配備されておりますから、重大な惨害を受けることになります。これを避けるためには、アメリカと北朝鮮の間の直接対話は欠かせない。そういう意味では、圧力一辺倒ではなくて、平和的、外交的努力を尽くすということが非常に重要ではないかというぐあいに思うわけであります。 9月7日に沖縄の那覇市の市長が、「国際社会の対話と協調による平和解決を望む」と、市議会本会議で述べたわけでございますけれども、桜井市長もそのようにお考えにならないのでございましょうか。 ○議長(中西正史君)  市長 桜井森夫君。 ◎市長(桜井森夫君)  現時点におきましては、国連安全保障理事会が全会一致で採択した北朝鮮制裁決議をもって政策を変えるということを期待をしているところでございます。 おっしゃるように、今回の制裁決議によって、私自身は、ある意味、外交に着地点を見出せたのではないかなというふうに思っております。とにかく北朝鮮に対しましては、一連の安保理決議を遵守していただいて、朝鮮半島の非核化に向けた真剣な意思と具体的行動を直ちに示すと、こういったことを強く求めていきたいなというふうに思っております。 いずれにしましても、今回の制裁の目的については、北朝鮮の政策を変えることが大事だというふうに思っておりますので、小矢部市としてもそのように強く政府に求めていきたいなというふうに思っています。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  今の日本の安倍内閣は、世界の中でちょっと対話について否定するという異常な態度をとっておるわけですけれども、世界の多くの国々は平和的解決、外交的解決を求めております。スイスの大統領は、みずから仲裁を買って出てもいいというぐあいに言っておりますし、ドイツのメルケル首相もそういう態度を表明しております。 また、今ほどおっしゃいました国連の安全保障理事会の決議も、圧力だけではなくて「対話による平和的解決」、「戦争を絶対にしない自制と対話」、こうしたこともこの決議に明記されておるわけであります。 また、アメリカ国内でも、元の国務長官とか元の国防長官、これは戦争を避けるためにも対話、外交的、平和的努力が必要だということを重ねて求めておるわけであります。 日本国内でも、小泉内閣の小泉電撃訪朝を実現させるために活躍いたしました元外務審議官の田中均氏、この方も対話を重視し、外交政策が最優先による解決しかないんだというぐあいに述べておるわけであります。今ほど、この安全保障理事会の決議によって外交的な着地点が見えることを期待するような市長の答弁でございましたけれども、それを実現するためにも、圧力一辺倒ではなくて対話をさせる、このための取り組みが必要ではないかというぐあいに考えておるわけでございます。 日本共産党は、野党ではありますけれども、8月12日にこのための談話を発表するとともに、国連やアメリカ、北朝鮮に直接働きかけて、対話を呼びかける野党外交を行ってまいりました。アメリカに対しては、大使館に志位委員長の声明を届け、大使館の側は、声明を送っていただいたことに感謝すると、本国に伝えると約束いたしました。 北朝鮮とは、日本共産党は何ら外交的な関係は持っておりませんけれども、国連本部にあるニューヨークの北朝鮮の国連代表部に対して声明を届けて対話を求める。朝鮮総連に対しても働きかけをする。韓国については、日韓・韓日議員連盟の合同幹事会で、日本共産党の穀田恵二、笠井亮両議員がイ・ナギョン首相と会談した際に声明を手渡して、首相からはとても大事な提起だという発言があったわけであります。 日本共産党は野党でありますけれども、平和的解決のために、こういう外交的な努力を続けておるわけでありますが、これは日本政府こそ積極的にこういう役割を果たすべきではないかと、日本政府がその役割を果たすべきだと。 日本は戦前、国際社会から中国への侵略をやめろと言われても、それに従わずに国際連盟を脱退し、国際社会から石油などの禁輸という厳しい経済制裁を受けたら、暴発して、無謀にも真珠湾攻撃を始めると同時に東南アジアへの侵略を拡大する、こうして太平洋戦争を引き起こしましたけれども、その結果、アジアと日本に壊滅的な損害を与えました。こうした苦い、苦しい経験をした国として、北朝鮮に対して、国際社会の忠告に耳を傾け、暴発するとかつての日本のようにひどい目に遭うということを忠告すべきではないかというぐあいに思うわけであります。対話をする外交交渉というのは、北朝鮮の核開発やミサイルを認める、譲歩しようというものではなくて、北朝鮮の核開発をやめさせるためには、イランの核開発を解決したように、その経験を生かして外交的、平和的努力をする以外にはないわけであります。 かつて、イランの核施設の空爆などという選択肢も検討されたことがありましたけれども、しかし、結局、外交交渉で解決をされたわけであります。しかも、今度は、国連で核兵器禁止条約が採択されたもとでの交渉となるわけであります。核抑止力も違法とされました。北朝鮮の核開発はもちろん許せませんけれども、アメリカなどの核保有国が核兵器を使って脅かすことも違法である。これを踏まえた粘り強い交渉こそが解決の道であります。イラクやアフガンに対して、強大な軍事力を持ったアメリカが戦争を吹っかけましたけれども、全く解決できないどころか、テロ組織を世界中に拡散してしまった。21世紀は紛争を絶対に戦争にしない、東南アジア諸国連合の経験に学ぶべき時代だということを強調しておきたいと思います。 次は、国民健康保険都道府県化に伴う国保税の軽減の問題についてお尋ねをしたいと思います。 この間、新聞を見ましたら、都道府県化によりまして、国保税が小矢部市は上がるようなことを新聞に書いてありました。きのうの質問に対する答弁でも、試算したら上がるような答弁でありました。多くの市民が国保税が高くて困っておる。こういうときには、どうしても値上げを避けなくてはならんというぐあいに思うわけであります。 そこで、まず最初に、そもそも国民健康保険制度というのはどういうものなのか、国民健康保険の目的について、戦前の1938年に制定された旧国民健康保険法と、現在の1958年に制定された新法、国保の目的についてどのように書かれているのかお答えください。
    ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 〔民生部長 山田博章君登壇〕 ◎民生部長(山田博章君)  まず、国民健康保険法につきましてのお尋ねでございますが、まず、国民健康保険法の第5章におきまして、費用の負担について定められているところでございます。 その中で、法第69条では、要点にはなりますが、国は政令の定めるところにより、組合に対し国民健康保険の事務の執行に要する費用を負担することとされております。さらに、法第70条では、同じく要点にはなりますが、国は政令の定めるところにより、市町村に対して療養の給付並びに入院時食事療養費、または前期高齢者納付金後期高齢者支援金、介護給付の納付に要する費用の合算額の100分の32を負担する旨が定められております。加えまして、法第76条では、同じく要点にはなりますが、保険者は国民健康保険事業に要する費用に充てるための保険料を徴収しなければならないとされておりまして、それぞれ国、地方自治体、保険者並びに被保険者のそれぞれの役割を記載してあるものと考えております。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  私、お聞きしたのは、それは次にお聞きしようと思うとった点でありまして、国民健康保険法国民健康保険の目的について、第1条でそれぞれどのように書いてあるかということをお答えいただきたいと思ったんですが、これは通告してあったので、準備しておられませんか。第5章しか準備しておられないが、通告していたんだけれども。 そうしたら、今、私のほうで紹介しますね。 1938年に制定された国民健康保険法の第1条では、国民健康保険は、相互扶助の精神にのっとり、疾病、負傷、分娩または死亡に関し保険給付をなすを目的とするものとするというぐあいになっておるんです。だから、ここには相互扶助、よく厚生労働省が盛んに相互扶助、相互扶助と言いますけれども、旧国保法にはそういって書いてあるんですが、新しい国民健康保険法には相互扶助という言葉は一切法律には出てこない。この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的にしているということで、国民健康保険は相互扶助という戦前の考え方を否定しまして、社会保障という立場をとりました。 これは、現在の健康保険法、あるいは高齢者の医療確保に関する法律とも違いまして、健康保険法では運営の効率化とか負担の適正化、受ける医療の質の向上を図るというようなことが目的になっておりますけれども、それから高齢者医療の確保に関する法律では、医療費の適正化を推進するということが目的に入っておりますけれども、国民健康保険法はそういうものではなくて、社会保障として。ですから、今ほど第5章についてお話ありましたけれども、第5章では何を決めているかというと、国や都道府県、市町村が義務的負担をする補助の割合とか、貸し付けとか、そういうものを決めておるわけでございます。そういう意味では、国保は公費負担を原則とする制度でありまして、保険料で助け合うという制度が原則ではないということを明確にしておく必要があると思います。 次に、国民健康保険税が大変重いという問題について、実は3月議会の予算特別委員会で1991年と2014年を比較いたしまして、国民健康保険の世帯、国保に入っている人たちの構造が大幅に変わったと。昔は農業の方が42%、半分近くおったんだけれども、今、農業は2.5%、自営業は25%から14.5%、それから無職の人は6%から44%と、もう無職の人が圧倒的多数で、しかも被雇用者、雇われている人は約2割から34%に。34%というのは、健康保険組合に入れない非正規の人が中心です。ですから、非常に生活の厳しい人が国保の加入者の大多数を占めるようになった。 その結果、1991年に比べまして2014年の国保世帯の所得は、276万5,000円だったものが、144万4,000円と、約52%半減しているわけです。ところが、国民健康保険税は1人当たり、91年のときは6万5,284円だったものが、現在、2014年は9万3,203円と1.43倍になっているわけです。だから、収入が半分になっておるのに、保険料は1.4倍になっておると。これは、国保加入者にとっては大変重いというぐあいに思うんですが、そのような認識をお持ちでありましょうか。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  先ほど、私のほうで国保の費用負担についてのお尋ねと勘違いいたしましてお答えさせていただいたところでございます。 それで、ただいまのご質問の国民健康保険税の重い負担への認識についてのお尋ねでございますが、議員ご指摘のとおり、国民健康保険事業は、全国的に保険税の負担能力が弱い方の加入割合が高く、年齢構成や医療水準も比較的に高いことから、所得に占める保険税の負担が被用者保険と比較いたしまして重いなどの構造的な問題を抱えているものと認識しているところでございます。 そのことから、国においては、平成27年度より低所得者対策について公費を拡充するとともに、平成30年度に実施されます保険者の広域化は、保険者のスケールメリットによる基盤強化や安定化を図ることを目的といたしまして実施されるものと考えているところでございます。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  そういう意味では、非常に厳しい国保の状況の中で、国のほうでも財政的な支援が必要だという認識をしているということでありました。 そこで、実際の姿をちょっとお聞きしたいわけなんですが、国民健康保険税の場合、低所得者の場合、法定軽減というのが2割、5割、7割というぐあいにあるんですが、これの国保加入者に占める割合はどれだけか、2割、5割、7割、それぞれについてお答えください。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  国保税の軽減に関するお尋ねでございますが、法定軽減世帯の最近の実数と国保加入者に占める割合につきましては、医療費分につきましては、改正で全体被保険者数6,654人のうち、2割軽減は1,023人で15.4%、5割軽減は1,082人で16.3%、7割軽減が1,047人で15.7%となっているところでございます。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  そういう意味では、45%ぐらい、半分近くがもう法律で定める軽減を受けなければならないような、大変な実態になっているということであります。 それから、国民健康保険法の第77条では、その他特別な事情がある場合には、保険税を申請によって減免するという制度がありますけれども、ここ数年の実態はどのようなものでしょうか。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  国保の申請減免の実態についてのお尋ねでございますが、災害、生活保護、休廃業及び失業の理由ごとの申請状況では、平成26年度は災害がゼロ件、生活保護が同じくゼロ件、休廃業及び失業が1件、1万8,500円となっております。平成27年度は災害が1件、7万2,000円、生活保護がゼロ件、休廃業及び失業が同じくゼロ件となっております。平成28年度は災害が1件、3,000円、生活保護がゼロ件、休廃業及び失業も同じくゼロ件となっている状況でございます。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  国民健康保険がこれだけ厳しい状態になったのは、1984年に国民健康保険法が改悪をされまして、国の負担割合が、それまでの45%から38.5%に削減をされたということが非常に大きな影響があったわけであります。 今度の都道府県化に当たりまして、全国知事会は国の負担をふやしてくれないのなら都道府県で引き受けるわけにはいかないのだというぐあいにいいまして、1兆円の支援を要求いたしました。全国知事会が要求したこの1兆円というのは、1984年に国の負担割合を下げた分をもとに戻すとすれば、現在1兆円ぐらい必要だということになるわけであります。そういう意味では、今度、国がそういう形で財政支援をするということになるわけでありますから、こういったものを活用して国民健康保険税の軽減を図るべきではないだろうかと。 きのうの答弁では、2016年度には保険者努力支援制度で360万円、小矢部市に対してね。それから、2017年度には1,200万円が支給される見通しだという答弁がございましたけれども、こうしたものは積極的にやっぱり国民健康保険税を引き下げる財源に充てていくという取り組みが必要ではないかというぐあいに思うんですけれども、こういったものを活用して、国民健康保険税を引き下げようという方向性はお持ちでないでしょうか。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  ただいまのご質問は、保険者支援制度の活用についてと理解させていただきますが、保険者支援制度を活用した保険税の軽減につきましては、本市においては現在保険者支援制度による保険税の軽減に対応しているところでございます。 ご提案の保険者支援制度を活用したさらなる国保税の軽減につきましては、この支援制度は国により基準等が定められていることから、まずは国において制度拡充の改正を図っていくことが前提となると考えているところでございます。その改正が図られた際には、速やかに対応してまいる所存であります。 また、保険者の努力支援制度、インセンティブ制度等々の活用につきましても、できるだけ、昨日もお答えいたしましたが、健康面での対応、または財政面での対応ともども効果が期待されますことから、その制度について努力して、できるだけ対応できるように努めてまいりたいと思っております。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  そうすると、できるだけ努力したいということは、これまで一般会計からの繰り入れによって国保税を引き下げると、法定外繰り入れを、これはこれまでやらないのだと言うておられましたけれども、これもやっぱり検討の対象にしなくてはいけないというぐあいに思われておるということでしょうか。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  まずは、今のインセンティブ制度に関しましては、まず、その制度に定められた指標とか、そういう評価目標に関しまして、まず努力をしていくということで、まずは国保財政の安定化を図るためにも努力するということでありまして、それがそのまま一般会計からの繰入金につながるものではないと考えております。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  そういうお金が来た場合に、そのお金は国保税の引き下げに充てるというぐあいに理解していいということだね、違うわけ。それは一般会計からの繰り入れではなしに、国保会計の中にそういうものが来れば、それは国民健康保険財政が豊かになるわけだから、助かるわけだから、その分を国保税の引き下げの政策に使っていきたいと、そういうぐあいに理解していいということですか。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  おっしゃられるとおり、その360万円、または1,200万円が交付金として入ることによりまして、国保税の特定財源としての金額がふえるということになりますので、そのふえた分につきましては国保事業を運営する際に、例えば、一例としては、国保税に対する充当分として活用したり、また保険医療費の給付に対する給付金として活用したりしてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  そうすると、最初に、きのうも言われたけれども、都道府県化になったら小矢部市の国保税が上がると推計しておるわけだけれども、上がらないように努力する余地があると、そういうぐあいに言われるわけですね。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  まず、圏域化、広域化に伴う際に、当然市町村単位の保険者の保険料につきましては、場合によっては変動する可能性もあります。その変動する中で、今、国のほうで一定程度、激変緩和をするために財源の給付も予定されております。 ただ、その財源の給付につきましては、まだ詳細が決まっておりません。そういうような財源を保険料に充てることにより、場合によっては、今、私ら想定しています保険料が上がることなく、従前どおりの保険料になることも考えられますので、今はいろいろ広域圏化による、そういう情報とかをいろいろ収集しながら、できる限り、まずは市町村単位での保険料が増嵩しないようにに働きかけるとともに、できる限り被保険者の方々にご迷惑にならないように努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  それはぜひ頑張って、そういうお金は大いに活用して上がらないようにしていただきたい。 それから、先ほど、支援金ですか、何かそのお金については給付にも充てるというようなお話をちょっとちらっとされましたけれども、都道府県化によって、小矢部市は医療費の負担は一切しなくても、全部がやるわけですね、お医者さんに払うお金については。ですから、小矢部市は今、基金を持っておるわけですけれども、これは金額は後で聞きますが、この基金を小矢部市が国保会計で持っていたが、これについては、これまではある程度持っておらんと、インフルエンザがはやったら一遍に3,000万ぐらい飛んでいくのだと、だからどうしても基金が必要だということで基金を積んでおくわけですし、今度の補正予算でも基金を積むという予算が組まれておりますけれども、この基金については、そういう給付に払う費用には充てなくても済むわけですから、国保税の負担の軽減に使うというぐあいにできると思うんですが、そこら辺について見解をお伺いします。 それと、基金は今幾らになっているか、今の基金。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  まず、基金を活用して国保税を引き下げてはというご提案でございますが、基金の活用による国保税の引き下げにつきましては、基金の目的といたしましては、見通しの立てにくい保険給付費への素早い対応をするために、予備財源として基金を積み立てているところでございまして、今、議員申されるように広域化になりますと、医療給付費が基本的にはのほうから各市町村に給付されますが、ただ、それに伴いまして納付金をに納める形になります。場合によっては各市町村の医療費のレベルに応じまして保険料、納付金が決定される場合もあり得ますので、そこら辺は一律に、例えば医療費の給付金が、が行うことによって今までどおりの保険料、その医療費の増嵩にかかわらず、一定程度の保険料で済むか、納付金で済むかということについては、まだのほうから示されておりませんので、そういうことにも備えながら、まず基金については現状で維持していきたいと考えております。 あと、基金の残額ですか。基金の残額につきましては、9月定例会での予算補正後の見込み額といたしましては、平成29年度末で約1億3,000万円を見込んでいるところでございます。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  だから、その基金を使ってから納付金、つまり小矢部市がに保険料として納めろと言われる納付金の額を、市民の皆さんから集めるんじゃなくて、その基金を取り崩して国保加入者の負担を減らすという、そういうことにも充てたいというぐあいに今おっしゃったわけでしょう。今、1億3,000万あると言われた、そのお金については。そういうぐあいに言われたわけですね。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  その基金につきましては、今ほど申し上げました1億3,000万の基金になっておりまして、それをどの程度維持しながら、例えば納付金に活用できるか、それについては、納付金と保険税の、まず、その差額的なものを把握しながら、どの程度、納付金との差額があり、それに対して保険税を上げることなく基金で対応できるか、そのようなことも全てまず想定しなければいけないものですから、この場において、すぐ基金を納付金に充てながら保険税を上げることのないような対応をするということにつきましては、もう少し時間をいただきたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  さっき言うとったこととちょっと変わってくるので、そこら辺、やっぱり基金についてはから請求された納付金と市民から集める保険料との差額で、保険料を上げないようにするときにはこの基金の一部を使って納付金を納めれば、それでは文句を言わんわけですから、そういうことができるわけですね。 それともう一つ、先ほどから一般会計からの法定外繰り入れについて、これまでも小矢部市はやらない、やらないと言っておりますし、国は認めていないというぐあいに言っておりましたけれども、国会では、国は政策的繰り入れは自治体の判断であるというぐあいに、塩崎厚生労働大臣は明確に答弁をしておるわけであります。 そして、これは2015年4月14日の衆議院本会議、それから4月17日の衆議院厚生労働委員会などで答弁しております。そして、それぞれの自治体が一般会計の繰り入れについて、これを制度によって禁止するということは、国は考えていないところでございます。これは憲法で、地方自治というのが決められている以上、小矢部市が自分の財源を使って福祉のためにどのような対策をとるかということは、全く問題がないということを言っておるわけであります。 そこで、国保税をこれから払えるものにしていくためには、幾つかの提案をしてみたいというぐあいに思うわけです。まず、国保に入っている18歳未満の子供さんに、実は1人当たり2万3,400円、それから後期高齢者分6,000円、約3万円が赤ちゃんから18歳までの方に、国保に入っている方の世帯の中で均等割というのが、人頭割ですね、こういうのがかかっておるわけです。これは前にお聞きしましたところ、18歳以下は389人の方が国民健康保険に入っていらっしゃるそうでありますから、2万9,400円を掛けますと1,143万6,600円になるわけです。これを均等割を子育て支援のためにということで、一般会計から国保会計に入れて負担を軽くするということは、ぜひ検討していただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  先ほどの基金のことで若干食い違いがありましたので、まずそれを答弁させていただきますが、私が申し上げましたのは、市町村の医療費の高、その額に応じてから納付金の請求があるということで、小矢部市の医療費が急に高くなったと、それに応じた形の納付金が想定されることから、1億3,000万の財源という、限りある財源をどう活用するかについては、今この段階では申し上げることができないという思いでお答えをさせていただいたものでございます。 あと、今ほどの18歳以下の均等割免除につきましては、この免除制度は公費の財政支援がないことから、基本的には市国保会計に新たな財政負担を生ずるものと考えているところでございます。そのことから、当該減免制度に必要な財源を確保するためには、あくまで原則、今議員は、一般会計からの繰り入れというようなご提案もございましたが、原則として被保険者に負担を求めることになり、ひいては国保税の増額につながるとともに、被保険者の負担は一層大きくなることが想定され得ることから、現段階では子供の均等割免除制度の導入につきましては大変困難な状況にあるものと考えております。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  この均等割というのは非常に、何か考えてみたら矛盾しておるわけです。6,000円ですけれども、赤ちゃんに75歳以上の人の医療費の保険料負担として6,000円出してくれと、赤ちゃんにだよ。働いていない中学生、小学生に、この6,000円を出してくれと。後期高齢者支援というのはそういうことなんですよね。これはちょっとおかしいんじゃないですか、働いてもいないのにね。これだと230万ほど。だから、こういう矛盾を解決するというのがやっぱり行政の仕事じゃないかと。だから、これは困難だという話でありますけれども、その困難をぜひ突破していただきたいというぐあいに思うわけです。 それから、もう一点、これは前から言っておるわけですけれども、高額所得者の場合は国保税が五十何万やらで頭打ちになっておるわけね。それで、それ以上は、介護分も含めまして払わんでいいという限度があるんですが、それによって、主に高額所得者になる、家族が多い人もあるかもしれないけれども、高額所得者から入ってくるはずの国民健康保険税が、前にお聞きしたら2,500万円ほど入ってこないということになっているわけね。それで、入ってこない国保税をどうしておるのかというたら、先ほど言った、もう失業しておる人とか仕事のない人に、1世帯当たり平均6,400円、あんたたち払ってくれと、でかいこと稼いだ人たちの国保税をまけてあげた分はあんたたちで払ってくれという、これも矛盾した話なんですよね。 だから、こういったものも、やっぱり市の政策としてやっておるわけですから、一般会計で負担をしてやっていくということがどうしても必要ではないかと。だから、そういう意味では、一般会計からの繰り入れという問題は、ぜひ頑張ってやっていただきたいというぐあいに思います。 これについては、今もう時間があんまりなくなりましたから答弁はいいです。 次は、保険者努力支援制度を活用するためにも、特定健診の受診と保健指導の拡充によって点数を上げれば、保険者努力支援制度のお金が入ってくる。これはなかなか、ちょっといろんな問題もあって全くいいというわけにはいかんわけですけれども、しかし、特定健診をたくさんの方に受けていただくとか、保健指導を受けてもらうということ自体はいいわけですから、それで、北陸中央病院以外の人間ドックを受けた人の特定健診を何とか受診率に加えられるようにできないだろうかというぐあいに、そうしたら何とか努力したいということでありましたけれども、今現在、それはどうなっているのかお答えください。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 ◎民生部長(山田博章君)  人間ドックによる受診率の向上についてのお尋ねでよろしいでしょうか。北陸中央病院以外の人間ドック受診者の健診結果票を特定健診率に反映させることで、受診率の向上を図ることに対しましては、現在、健康福祉課で毎週2回開催しております成人健康相談の際に、人間ドックによる健診結果票を持参いただいた方には、そのまま受診率に加えることとしております。 本年度は、特定健診の電話勧奨の際に、該当者の方にその制度を伝えながら、健診結果票の持参を働きかけることによりまして、受診率の向上を図っているところでございます。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  私のところにはまだ来ていないので、そこはぜひ徹底していただきたいというふうに思います。 では、次の問題に移ります。 少人数学級の実現と教師の多忙化解消の問題についてお尋ねをしたいと思います。 少人数学級実現、特に高校の再編問題なんかもありまして、少人数学級というのは非常に重要な課題になっているんじゃないかと思いますが、小中高全体にこれを実現するために、どのように取り組んでいらっしゃるのかお答えください。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 〔教育長 野澤敏夫君登壇〕 ◎教育長(野澤敏夫君)  少人数学級実現の取り組みについてのお尋ねでありますけれども、現在、1学級当たりの人数につきましては、公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律、いわゆる義務教育標準法第3条によりまして、小学校1年生は35人学級、小学校2年生以上は40人となっているところでございます。 これに対して、富山では、これに加えて小学校2年生については35人以下学級とするとともに、中学校1年生については35人以下学級選択制としています。また、授業力向上と確かな学力の育成の実現に向けて、平成28年度からは小学校3年生の35人以下学級選択制を導入されるとともに、平成29年度からは小学校4年生についても35人以下学級選択制を実施されているところでございます。 なお、ご承知のように、本市におきましては、これに加え、小学校1年生から3年生までの31人から35人までの学級に対し、支援講師を独自に配置する、そういうきめ細かな対応をしているところでございます。 このような中、少人数学級実現の取り組みといたしましては、ことし平成29年8月22日に開催されました富山市町村教育委員会連合会の教育行政に対する要望事項策定委員会におきまして、小中学校における35人以下学級の独自の措置による早期実現を引き続き強くに要望することを決定いたしました。また、全国都市教育長会議では、少人数学級の実施に向けた法整備及び教職員定数の改善を国に要望しているところでございます。 本市といたしましては、将来的な30人学級の実現を見据え、まずは小中学校における35人学級の全学年での実現に向けた取り組みに力を注いでまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  今、子供の数が減っていくものだから、学校の統廃合という話が今出ておりますけれども、これをチャンスに、やっぱり教育条件の拡充を図るということが非常に重要だと思うんですね。 地方自治体の主要な仕事の一つとして、やっぱり教育がある。だから、施設の面積の4割以上を教育施設が占めるというのは、ごく当たり前の姿でありまして、しかも、昭和の合併のときには中学校一つを持てるくらいの自治体にしようじゃないかということで、昭和の合併というのが行われたという経緯もありまして、地域と非常に深いかかわりがあるわけであります。しかも、小矢部の場合は、学校の耐震化、それから普通教室のエアコン化、これも全部完了しておりまして、下でも先駆けてやっておるわけでありますから、合併せずに、統廃合せずに教育条件の改善を図るということが非常に重要じゃないかというぐあいに思うわけであります。 あと、三つの問題をまとめて聞きますけれども、部活指導員の学校職員としての活用の問題と、それから教職員の勤務時間を把握するためのタイムカードの導入と、それから学校で印刷機とかコピーが足りなくて教師の待ち時間なんか、無駄時間が起きているのではないかと、この三つについてまとめて簡潔にお答えください。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 ◎教育長(野澤敏夫君)  まず、部活動指導員についてのご質問でありますけれども、現在、富山では、県立学校での部活指導員の導入に向けて、教育委員会の保健体育課内に検討のプロジェクトチームを設置され、現在、PTAや学校長、体育団体等の関係者からの要望を取りまとめられているところでございます。今も検討が続けられているという状況でございます。 本市といたしましては、先述の、先ほど申し上げました富山市町村教育委員会連合会におけます教育行政に対する要望の中に、新たに中学校における部活指導員の身分、補償等に関する法的整備と財政支援を盛り込むことを提案いたしました。その結果、下足並みを合わせて、に対応を求めていくということになったところでございます。 本市といたしましても、の検討結果を参考として、部活動指導員の報酬や勤務形態の事項を定め規則の制定、あるいは現在、中学校において運動部を指導されているスポーツエキスパートの方々も含めた人材確保、これに向けての検討を図りつつ、できるだけ早期からの活用を目指してまいりたいと考えているところでございます。 次に、先生方の勤務時間の把握と多忙解消についてでございますけれども、現在、先生方の多忙解消に向けては、勤務実態を把握すること、これが非常に重要な課題と考えており、それらの一環としても、本年度、校務支援システムを構築して、その中で先生方の多忙解消を図り、生徒・児童と向き合う時間の充実を目指すことに努力しているところでございます。 具体的な進め方としては、現場の声を反映させるために、校長、教頭、教務主任、学校事務職員などで構成する校務支援システム構築検討委員会、これを設置いたしまして、具体的な業務の仕様などの検討を重ねてきております。その中では、タイムカード方式ではなく、今回導入する校務支援システムの中に教職員の出退勤の時間を管理する、そういう機能を有することとし、その機能を活用して教職員の勤務時間、あるいは超過勤務の理由なども把握していくこととしているところでございます。 次に、印刷機、コピー等の関係でございますけれども、現在、各学校には印刷機やコピー機、大判プリンター、カラープリンター、紙折り機など、さまざまな事務機器を設置いたしまして、授業で使用するプリント等の作成に活用されているところでございます。 通常の使用におきましては、特に支障を来すことはないと現場から聞いておりますけれども、学習発表会などの行事、あるいは通知表等の印刷時期には、時期的に使用が集中するということも聞いております。本市といたしましては、本年度から2カ年で学校事務室へコピーとプリンターの両方の機能を有する複合機を導入することで、これの活用によって集中する使用時間の緩和を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  それでは、次の問題に移ります。 学童保育の延長問題ですが、これは4月の全員協議会で私のほうへ来たメールを紹介しました。学童保育時間延長が認められなかったことについて、「子育てのしやすい市と聞いて移住してきただけにショックです。小矢部市が、女性が働きながら子育てしやすいまちになるように切に願います。」と。今、正社員で働くようになったんだけれども、せっかく築き上げてきたものを放課後児童クラブのために仕事をやめたり、パート勤務に変更しなければならなくなるのが非常に困るという内容でありました。 3月議会で、大谷の放課後児童クラブの定数増については、小矢部市は大変素早く対応していただきました。このように、子育て支援に一生懸命力を入れている小矢部市として、この方の訴えに真剣に向き合って、時間延長についてぜひ改善できるようにしていただきたい。 では、県下10市のうち、いろいろ財政が厳しい中でも4市が国の基準を満たすような努力もしたということでありますが、ぜひ、この時間延長について前向きな答弁をぜひお願いします。簡潔にお願いします。 ○議長(中西正史君)  民生部理事 吉倉千里君。 〔民生部理事 吉倉千里君登壇〕 ◎民生部理事(吉倉千里君)  学童保育の延長保育の対応についてのご質問でございます。 本市は、ご承知のとおり、放課後、保護者の方が就労等でご家庭におられないために学童保育、いわゆる放課後児童クラブを希望された小学校6年生までの児童に対し、皆さん、放課後児童クラブでお預かりするように対処いたしております。 放課後児童クラブの開設時間の延長につきましては、保護者の皆様のニーズを把握して運営方針、体制を整えてから実施することが望ましいと考えております。 そのため、放課後児童クラブを利用されている方や来年度から小学1年生となる方を対象に、利用希望に関するアンケートを今月実施する予定としております。その結果を踏まえまして、必要があれば平成30年4月からの開設時間の延長を検討し、利用希望に応えるよう運営方針を検討し、改善してまいりたいと考えております。 また、指導員の確保につきましても、市報やハローワークを通じて募集をしたり、利用されている保護者の皆さんや指導員の知り合い、元教員、元保育士や学生さんなど、いろいろな機会を捉え、個別に依頼をしたりしておりますが、今、年度途中でもありますことから、依然として厳しい状況にあります。引き続き努力いたしまして、平成30年4月までには延長に向けて人員体制も整えてまいりたいと考えております。 また、国・の助成につきましては、県内10市のうち、6時間を超える国の長時間加算の対象となっているのは2市、また4時間を超えての開設は5市、そのうちの補助を受けているのは3市ということでございました。本市といたしましては、開設時間延長につきましては延長加算の適用の対象の有無にかかわらず、前向きに進めたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  初めて前向きな答弁をいただきました。 それでは、次の問題にいきます。 アスベスト・中皮腫などの健康被害対策について。 アスベストの工事に携わった人は、中皮腫を発症するまでに数十年かかる。建設業とか電気工事業なんかに従事しておって、何十年も前に工事で被害を受けたんだけれども、元請が倒産したとか廃業してなくなってしまったということで、受けられるのかというので心配だという、そういう話もありました。 こういう場合にも受けられるし、労災の対象にならない場合でも救済する方法があるということでございます。そのことを広く関係業界にもアピールして、被害者を救済するという体制をぜひとっていただきたいというぐあいに思います。 ○議長(中西正史君)  企画政策部長 澁谷純一君。 〔企画政策部長 澁谷純一君登壇〕 ◎企画政策部長(澁谷純一君)  現在、労働者が仕事が原因で石綿による健康被害を生じた場合には、労働者災害補償保険制度による給付で補償されることになります。 一方、労災保険の対象とならない場合や遺族に対しまして、平成18年3月に石綿健康被害救済法が施行されており、また平成23年8月に同法が改正され、請求期間の延長など、救済の充実が図られているところであります。 しかし、一方では、救済制度を知らず、補償を申請していないといったケースもあるとのことであります。これらの制度につきましては、厚生労働省を初め、富山労働局及び労働基準監督署において周知並びに相談業務を行っているところでありますが、本市といたしましても、さらなるアピールとしまして、市企業協会等を通じ、被害の防止対策、被害を受けた場合の救済制度につきまして、機会を捉え、周知に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  そうしたら、そういうことで、いろんな関係者、もう何十年も前に……。 これは、呼吸器内科のお医者さんの診断を受ければ、ほぼ間違いなく対象になるらしいので、そういうことをしっかりと徹底していただいて、被害者の救済、そういう道があるんだということをぜひ大いにアピールしていただきたい。 受け付けたところでは、あなたの場合は初めてだというぐあいに言っておられた方もおられるもんですから、まだまだ徹底されていませんので、ぜひ頑張っていただきたいということを申し上げまして、私の質問を終わります。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  議員になりましてから16年目を迎えました。女性の視点で市民に寄り添う議員であろうと、身近な問題を取り上げてまいりました。15年間、皆様方に厚いご支援を受けておりますが、この議員活動においてしっかり取り組むことによって、お返しをしていきたいというふうに思っております。 本日は、7項目について質問をさせていただきます。時間の配分に考慮し、進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 まず、ねんりんピック富山2018開催記念 バリアフリーディスクゴルフ富山大会IN小矢部についてお尋ねをしたいというふうに思っております。 秋田で開催された第30回全国健康福祉祭あきた大会が12日に閉会式が開かれ、来年の開催地である富山に大会旗が引き継がれました。ねんりんピック富山2018は、来年11月3日から6日に、「夢つなぐ 長寿のかがやき 富山から」をテーマに、大会史上最多の27種目が実施され、県内全15市町村が会場となります。 小矢部市は、将棋が繰り広げられると聞いております。藤井聡太さんにより、将棋は大きく関心度、注目度が高まっていると思いますが、よい大会になるように願っているところであります。 また、それに加え、共催イベント参加としてバリアフリーディスクゴルフが開催の打診が来ていると聞いており、来年に向けてリハーサルとしてバリアフリーディスクゴルフ富山大会IN小矢部が開催されると聞いております。その要旨についてお尋ねをいたします。 ○議長(中西正史君)  民生部理事 吉倉千里君。 〔民生部理事 吉倉千里君登壇〕 ◎民生部理事(吉倉千里君)  ご承知のとおり、来年11月3日から6日までの4日間、富山で第31回全国健康福祉祭とやま大会(ねんりんピック富山2018)が開催され、当市におきましては、クロスランドおやべにおきまして、文化交流大会といたしまして将棋が行われることになっております。 また、ねんりんピックにおきましては、多彩な展開と県民の参加意欲の醸成を図るため、大会の開催趣旨に賛同する市町村、関係機関、団体及び民間企業等によって、数多くの協賛イベントが実施されることになっております。 本市におきましては、ただいまご質問いただきました、ねんりんピック富山2018開催記念 バリアフリーディスクゴルフ富山大会IN小矢部が富山障害者フライングディスク協会の主催により、協賛イベントして実施される予定と伺っております。 ディスクゴルフは、ゴルフボールのかわりにフライングディスク、いわゆるフリスビーを投げ、ゴールに何投で投げられるかを全9コースのトータルスコアで競うスポーツでございます。バリアフリーディスクゴルフは通常のディスクゴルフとは異なり、目の不自由な人に対して音を出してゴールの位置を伝えたり、ディスクがゴールしたことを音で伝えたりするために、ゴールのチェーンに鈴がつけられているのが特徴で、障害のある人も、ない人も、性別や年齢を問わず、老若男女が一緒に楽しめるよう工夫されております。 来年の本大会に備えたプレ大会といたしまして、来る11月5日の日曜日、石動小学校グラウンド及び体育館において、富山障害者フライングディスク協会主催のバリアフリーディスクゴルフとフライングディスクを使った新しい楽しみ方6種類を体験してもらうフライングディスクフェスティバルが開催されることとなっておりまして、広報おやべ8月号においても周知させていただいているところでございます。 60歳以上の人や障害のある人、その家族の人が一緒に競技をすることで交流が図られるほか、高校生を初めとする多くのボランティアの皆さんが大会の補助をされることから、障害のある人や高齢の人への理解が深まることが期待されるところでございます。 このようなことから、本市といたしましては、ねんりんピック富山2018開催記念 バリアフリーディスクゴルフ富山大会IN小矢部を支援してまいりたいと考えております。市民の皆様の参加をお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  今、ご説明がありましたバリアフリーディスクゴルフ、今は協賛イベントとして富山IN小矢部ということで、小矢部で開催をしてみるということになっています。このことが来年度も、ねんりんピックの協賛イベントとして開催されるようにというふうに思っております。高齢者の方も、障害者の方も、今おっしゃった視覚障害者の方も車椅子使用の方も楽しめるというニュースポーツであります。このことを来年も開催されるようにということで、どのように思っておられるか再度お尋ねをしたいと思っております。 ○議長(中西正史君)  民生部理事 吉倉千里君。 ◎民生部理事(吉倉千里君)  先ほどの繰り返しとなりますけれども、バリアフリーディスクゴルフは、障害の有無を問わず、老若男女が楽しめるスポーツで、また障害者フライングディスク競技よりも運動量が多いことで、障害者や高齢者の方の健康増進をも期待できます。また、ボランティアの方々も補助をされるということで、障害のある方や高齢の方の理解が深まることとなっております。 本市といたしましては、皆さんにこの競技を普及していっていただくためにも、この競技を体験していただき、また大会を支援したいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  11月5日の大会が盛り上がって来年につながればいいというふうに思っております。障害の方も健常者も、ともに楽しくスポーツを楽しんでいただければといいなというふうに思っております。 2番目の質問に入ります。 歴史と文化のまちづくりについてですが、先日、知事のタウンミーティングに行ってまいりました。県内各市町村、それぞれの経済、文化、歴史、さまざまな角度から取り上げられておりまして、日本各、外国、本当に世界へも奔走しておられる知事の様子が伝わりました。 小矢部は、ゴールドウインを取り上げておられました。小矢部市といえばメルヘン建築と言われますが、歴史、文化、その中でも縄文や遺跡は大切な小矢部の財産です。また、若宮古墳は皆様に訪れてほしいところであります。ちょうど私が住んでいる埴生にあるわけなんですけれども、土砂崩れもしながらも食いとめたり、から補助をいただいてしっかりと整備をしているところでございます。 この場所、そして子供から大人までが広く知っていただきたいというふうに思っている、このすばらしい財産、またいろいろな歴史文化に触れるという、この取り組みができないものかというふうに思っておりますが、そこの見解をお尋ねをいたします。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 〔教育長 野澤敏夫君登壇〕 ◎教育長(野澤敏夫君)  小矢部市の縄文、あるいは古墳、これらの歴史は貴重な小矢部市の財産だというふうに思っております。特に小矢部市は、県内でも遺跡が多く分布することで知られておりまして、現時点では205カ所の遺跡を確認しているところでございます。 中でも桜町遺跡は、縄文時代の木製品を初めとする貴重な遺物の出土によりまして、全国的にその名が知られております。また、市内には、丘陵の尾根筋を利用した古墳、これを約60基確認しております。特に、今ご紹介のありました埴生地区におきましては、前方後円墳の形状を有する指定史跡であります若宮古墳を初めといたします大型の古墳が約40基確認されているところでございます。このような遺跡は、小矢部市の歴史を示す意味でも貴重な文化財産でありまして、その意義を広く市民に伝え、周知を図り、かつ活用していくことは生涯学習のみならず、まちづくりを進める上でも大切なことと認識しているところでございます。 これまでも、生涯学習講座の一環といたしまして、現地を歩く事業として、一乗寺城跡や松根城跡、今石動城跡への歴史探訪事業、あるいは小原越ウォーキングなど、遺跡を活用したイベントなどを開催してまいりました。今年度は10月28日に、埴生の古墳ウォーキングの開催を予定しております。先ほどの若宮古墳、あるいは市指定史跡であります関野1号墳など、本市を代表する古墳を歩いて回っていただくとともに、あわせてこれらの古墳や遺跡からの貴重な出土品を展示しておりますおやべふるさと歴史館も見学していただく予定としております。 今後ともこのような事業の開催を通じまして、桜町遺跡を初めとする本市の遺跡、あるいは若宮古墳など、このような遺跡の歴史的な価値につきまして、市内外に情報発信するとともに、地域の歴史に根差したふるさと学習の場として、また観光資源としても活用を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  大変タイムリーに、10月28日にイベントを開催されるということで、大変ありがたいなというふうに思っております。 今までも大変この縄文、そしてまた今の古墳、たくさんある財産をしっかりと私たち、子供たちにも根づいていただきたいというふうに思っております。 通告にはちょっとなかったかもしれませんが、ちなみに教育長になられましてからですから、一緒に10月28日、歩いて探訪されるようなことでございましょうか。ちょっとお尋ねしておきます。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 ◎教育長(野澤敏夫君)  私もこの事業を楽しみにしております。実際にこの事業につきましては、9時半からおやべふるさと歴史館を出発するということでございますので、まずこの出発に立ち会わせていただきまして、実はちょっと所用がございまして、ちょっと一度中抜けさせていただいて、その所用が終わりましたらまた戻って、このウォーキングに合流してまいりたいというふうに考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  大変詳細に言っていただきまして、教育長さんのほうから、また同行しながらいろいろな情報もいただけるというふうに思っておりますので、よろしくお願いをしたいというふうに思っております。 それでは、3番目の質問にまいりたいと思っております。 さて、大変楽しみにしております稲葉山レストラン、これはイノベーション事業の一つとして稲葉山にレストランができることとなりました。業者も決定したということですので、どの業者になったのかということもありますし、今後のこの実施計画をお尋ねしたいというふうに思っております。 このレストランになるというふうになると、今まで大変市民の皆様は、この小矢部で食べ物屋を何をしても、どういうことにはならんのよというような悪い吹聴、そういうようなことがあったりとして、私としてはぜひとも、この風光明媚の中でこのレストランを成功してほしいというふうに願っている市民の一人であります。よろしくお願いをいたします。 ○議長(中西正史君)  産業建設部長 高木利一君。 〔産業建設部長 高木利一君登壇〕 ◎産業建設部長(高木利一君)  今後の山頂レストランの実施計画などについてお答えをいたします。 稲葉山山頂レストランにつきましては、運営事業者の募集を本年7月3日から8月10日までの約1カ月間実施をし、その結果、1件の応募をいただきました。 8月下旬に運営業者選定委員会を開催し、応募者のプレゼンテーションを受けるとともに、選定委員による選考審査を実施しましたところ、これまで長きにわたり料理店を経営してこられた経験並びに稲葉山を訪れる方々に対し、小矢部産の食材を使っておいしいものを提供し、喜んでいただきたいという応募者の方針が評価されまして、「島正」代表、島正則氏を運営事業者として選定をいたしました。 今回の運営事業者募集に際しましては、選定された運営事業者の方にレストランの店舗設計協議に参加をしていただくこととしておりまして、現在、厨房を初めとする店舗の設計に関して打ち合わせを進めているところであります。 今後は、実施設計を9月中に終えまして、10月には建物の工事を発注、3月に竣工させ、年度末のオープンを目指し、準備を進めているところであります。 また、提供するメニューにつきましても現在協議中でありまして、稲葉山を訪れる幅広い年代のニーズに応えるメニューをコンセプトに、稲葉メルヘン牛を使ったハンバーグなどの提供について検討を行っているところであります。あわせて、テイクアウトに対応したメニューやバーベキューへの対応も協議しているところであり、稲葉山山頂に足を運んででも食べたくなるような看板メニューを生み出せるように準備を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  たまたまちょっときょうは余り、質問がきょうあるなと思ったらあんまり寝られませんでテレビを見ておりましたら、タレントを使ってご当地グルメを開発するというのをやっておられまして、品川庄司さんですか、そういう方たちが、一つはモツのモツ丼、そして片側は天然ウナギのおにぎりと卵焼きをしておられました。そんなことを考えると、いろいろとこれからPRしたり、それから取り組んだり、そういうことの中に女性の視点というか、意見も入れていただいてやっていただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(中西正史君)  産業建設部長 高木利一君。 ◎産業建設部長(高木利一君)  例えばメニューづくりでありましたら、運営事業者の考えるメニューをベースといたしまして、私ども事務局のほうで求める内容、また、先ほど行いました審査会でいただきました審査員からの提言などをあわせまして、今、メニューづくりに取り組んでいます。 その中に、今おっしゃられますように女性の視点であったり、いろいろと意見を聞かせていただきましたら、それを事業者に伝え、最大公約数といいますか、できるだけ利用される方に喜んでいただけるメニューというものを目指していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  女性議会の議員も大変関心が高く、稲葉山の山頂まで行ってこられたそうであります。風光明媚のところで、見渡しながら食べられたらいいなというのが難点かなというふうに言っておられましたが、そこは大変おいしい、この稲葉山の産物を使って開発をしていっていただきたいというふうに思っております。ご期待を申し上げたいというふうに思っております。 では、4番目のアートハウスについてお尋ねをしたいと思います。 昨日、入館者数等はお聞きをいたしました。アートハウスがオープンしてからさまざまなイベントがなされています。これは自主事業を多くやっていくということでありますので、稼働率といってもしっかりと出るようなものではないというふうに思っておりますが、私の心配するのは、市民の評判はどうなのかという疑問でございます。わかりづらい、入りにくい、どう使えばいいのかわからない、申し込みもどうすればいいのかという、そういうご意見が出ていないのか、それをどう捉えていらっしゃるのかということをお尋ねをいたします。 ○議長(中西正史君)  教育委員会事務局長 深田数成君。 〔教育委員会事務局長 深田数成君登壇〕 ◎教育委員会事務局長(深田数成君)  アートハウスの評判等についてお答えいたします。 まず、稼働率等についてお話ししたいと思います。アートハウスおやべの平成28年度における稼働率につきましては、展示室1については年間309日の開館のうち172日の利用で55.7%、展示室2につきましては123日の利用で39.8%、展示室3については165日の利用であり53.4%でありました。開館3年目としては、おおむね順調に利用されていると思っております。利用者からは、施設も新しく低料金であり、展示室の規模もコンパクトで使いやすいとの意見をいただいている一方で、しかし、今ほどもありましたように場所がわかりにくいという意見も聞いておるところでございます。 このようなことを踏まえまして、アートハウスおやべをより多くの人に利用していただくために、今年度は催事用看板をアートハウスおやべの周辺に、屋外ですが2カ所設置し、クロスランドおやべを訪れた方にも気軽に立ち寄っていただけるよう対応しているところでございます。なお、既にクロスランドおやべ玄関車寄せの柱に誘導看板を設置したところでありますが、さらに施設の位置をわかりやすくする具体例を検討してまいりたいと考えております。 また、年間イベント案内チラシを年度当初に作成し、配布するとともに、ホームページについても随時最新の情報を公開しているところであります。今後ともアートハウスの自主事業や美術展などのイベント以外の期間において、個展やグループ展など、利用者の増加を図るため、小矢部市芸術文化連盟に所属する会員の方々や、これまでアートハウスおやべに出展された作家の方々にも利用を呼びかけるとともに、さらに保育所、認定こども園及び幼稚園や小中学校が作品の制作、さらに展示に利用していただけるように、広く周知してまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  大変、もはや看板を予定しているということで、2カ所もつけてくださるということで、いろいろな思いがちゃんと把握されているし、伝わっているなというふうに思いまして、大変うれしいなというふうに思っております。 今のちょっとそれに関して、少し申しわけないんですけれども、この間見に行きましたら認識が少し悪かったんですね。空調、1年365日つけっ放し。それから、管理する人は必ず1人おりますということで、この空調や電気というのは、これはもう当たり前の想定内のことですよね。 ○議長(中西正史君)  教育委員会事務局長 深田数成君。 ◎教育委員会事務局長(深田数成君)  計画どおりの想定で運営している状態でございます。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  維持管理費が1,200万強ということで、膨れ上がっていくというふうに思っています。このことについて、しっかりと今の対策、対応が早かったので、今後また見ながらアートハウスの活用。もとの亡くなられた多田議員も、大変このアートハウスについて、認知症予防にもいいんじゃないかとか、いろいろな多種多様の活用の仕方をおっしゃっていたように思います。 そのことも含めて、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。余り、前向きに言われたので、ここでとめておきたいというふうに思います。 次、5番目の庁舎耐震対策についてお伺いをしたいと思います。 ここからが大変究極に入ってくる質問でございまして、小矢部市役所は本庁舎の耐震診断が出ております。この表でいきますと、これはもう公開もされておりますし、診断結果、小矢部市の本庁舎耐震診断確認業務ということでいただいております。この中で言うと、耐震基準に満たされていないことがもう明らかであります。 このことについて、どのような方向になっていくのか、早急に決定していかなければならないというふうに思っておりますが、平成17年には、10月から日曜日の開庁を実施しております。大変な災害が頻発している中で、小矢部は大丈夫よというふうに思っていらっしゃる方はだんだん少なくなってきているんではないかと思いますし、耐用年数が50年というところの51年を今からもうずっと動いているわけで、このことも含めて、どのようにお考えなのか、まずお尋ねをしたいと思います。 ○議長(中西正史君)  市長 桜井森夫君。 〔市長 桜井森夫君登壇〕 ◎市長(桜井森夫君)  本庁舎耐震対策に向けた検討につきましては、本年6月に、防災、福祉、環境、まちづくり、窓口業務の庁内関係課の担当者による本庁舎耐震対策研究会を立ち上げまして、7月には既存庁舎を改修されました滑川市役所さん並びに別敷地で移転新築されました黒部市役所さん、それから8月には別施設を転用し、移転改修されました氷見市役所さんを視察をさせていただきまして、整備に至る経緯、それから耐震工法、整備スケジュール、そして事業費、財源などについて調査を行ったところであります。 現在、それぞれの市での視察内容を参考に、現庁舎耐震化、それから現地建てかえ、そして空き施設活用、別地建てかえの整備手法ごとに、求められる機能、規模などを各担当課ごとの観点から取りまとめた意見を集約するとともに、それぞれの整備手法についてのメリット、デメリットの整理を行っているところであります。 今後、年内を目途といたしまして、庁議において研究会での調査結果をもとに整備手法についての方針案を決定する予定といたしております。その後、市議会、公共施設再編特別委員会へご報告をさせていただいて、ご意見をいただきながら整備手法を明確にし、平成30年度には整備手法の技術的な検証や整備時期の検討を行い、第7次総合計画において事業化を図ってまいりたいと考えております。 いずれの整備手法にとりましても、完了まで相当時間を要します。それでご指摘のとおり、その間に地震により本庁舎が被災することへの対応も考えておかなければなりませんので、被災直後の災害対策本部の対応、それから通常業務の継続など、地域防災計画や年内を目途に、策定中の事業継続計画、これはBCPでありますけれども、これにおいて明確にしていきたいというふうに思っております。
    ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  先日、女性団体のほうで射水市の新庁舎を視察に行ってまいりました。大変ご丁寧な対応をしていただきまして、説明を受けた後、視察をさせていただきました。 大変わかりやすくなっておるところですが、この庁舎建設の経緯を見ましても23年から28年、5年間かかっている。黒部のところをお見せいただいたときも、かなりの年数を要していたというふうに思っています。また、財源のこともあります。そのこと自体も、すぐに建つのかどうかとか、耐震をしていくのかということも言っていただけるという話ですが、今、実際に見ておりますと、災害があったときに、じゃ、この中におる職員はどうするんだ。 今先ほど話しましたように、日曜日に開庁している中で、もし災害が、地震が起こったりした場合にどうなっているのか、どうするのかということを一応計画に載っておるかもわかりません。だけれども、実際に訓練したのを見たことないですよね。日曜日の開庁しているときに地震が起こった、そのときに職員、そして来られている来庁者をどのようにするかというようなことまで、しっかりと訓練していくのが当たり前のことだというふうに思っています。中の職員の方々は大変だろうというふうに思いますが、実際に訓練しておっても、災害が起こったとき、そのように動けるかどうかというのはわからないということは、何度もほかの自治体等の地震、いろいろな災害を見ておられるというふうに思っています。そのことについて、再度お尋ねをいたします。 ○議長(中西正史君)  総務部長 栢元 剛君。 〔総務部長 栢元 剛君登壇〕 ◎総務部長(栢元剛君)  おっしゃいますように、うちの本庁舎は耐震的には随分弱いという面がございますので、その地震の状況によりましては、崩れ方、壊れ方というものがいろいろ想定されるわけでございます。 今、そういう意味でやっているということは、例えばシェイクアウト訓練とか、そういうことはやっておりますが、その倒れ方によってはどうなるかというのはちょっと予想しにくいところですが、とにかく庁舎の防災等の避難訓練と同じように、まず、お客さんを誘導して庁舎内から外へ出るというようなことは共通の訓練だと思いますし、日曜日であっても平日の、例えば今のこの時間というものの被災というものも同じような対応になると思いますので、その辺については今の庁舎の避難訓練、そういうものと同等の形での進め方になると思います。 また、もちろん、その状況によってはケース・バイ・ケースということで、いろんなことを想定すべきだというふうに考えてはおります。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  再度、出したいと思います。 判定はNG、NG、NG、NG、横から見ても縦から見ても、1階も2階も3階も4階も5階もNG判定でございます。 今、実際に訓練、私は今、15年間、議員をしておりますが、実際に庁舎の中でシェイクアウトというと1分間ということの訓練だろうというふうに思っています。これだけ災害が頻発の中で、実際に職員がこの庁舎の中でどういうような災害のための訓練、対応をするかということをやっていないというのは、いけないのではないかというふうに思いますし、市民にとっても安心を与えないというふうに思っています。この訓練、早急に対応、計画をされて実施していただきたいというふうに思っていますが、いかがお考えでしょうか。 ○議長(中西正史君)  総務部長 栢元 剛君。 ◎総務部長(栢元剛君)  おっしゃいますように、地震のための訓練というのがどういうものかといいますと、今言いますように、まず、上からの落下物に対応するシェイクアウト訓練というのは一般的であろうかと思います。その後、揺れがおさまってどうするかと。先ほど言いましたように、様子を見るために、この本庁舎の状態であれば、やはり外部へ出るということが必要なんではないかなと思っております。地震のためだけの訓練ではないんですが、庁舎の避難訓練というのは毎年実施しているところでございますし、市民を誘導するという意味では同じような形であるかなというふうに考えています。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  私としては、これは投げかけておきます。今のこの総務部長の答弁を聞いて、市民の方々はケーブルテレビを見ながら安心をされたでしょうか。いつもやっているから、私たちのところは安心だなというような思いになられたかどうか、私は疑問を投げかけておきたいというふうに思っております。 私たちが予算特別委員会をしておりましたときに地震が起こりました。そして、外へという形で、宮西議員、外へ出られましたわね、あのときね。机の下に隠れられた方もいるか、避難された方もおられましたし、いろいろだったと思います。大変な厚い窓ガラスがひび割れし、大変な怖い思いをしました。 そのときに、やっぱり自分自身はおたおたしたなというぐあいに思っておりますので、実際にしっかりと対応していただきたいということを今回はしっかりと、このケーブルテレビを通じて、自分たちの身を守る、そして人を救うというこのことは、訓練しても、訓練しても、実際に大変だったということをいつも消防の活動や防災士の研修に行きましても、いざとなったらもうパニックで、頭がもうパニックになりまして、何の言葉も行動も出られないというのが現状でしたということを聞きますので、しっかりとした訓練をし、何かあったときには市民をまずしっかり誘導していただくようにお願いをしたいし、そして、大事な小矢部市の職員を守っていただきたいなというふうに思っております。 次の質問に入りたいと思います。 安全で安心なまちづくりについてお尋ねをしたいと思います。 通告をいろいろしてありましたが、きのう、機能別団員のお話をいろいろと聞きました。そして消防団員の充足率ですね、475名のところを431名ということで、小矢部は90.7%という話でありました。 私はこれを聞いていて、少し自分自身、分団長でありますので、補足しておかなければいかんなというふうに思いましたのは、これは九十数%あったのが90.7%になっているんですね。これは今まで入らないとか、そういう問題ではなく、今まで幽霊団員がおられた。そして、幽霊団員というのをどうするかと。来ないからといって、あなた、やめなさいよと言えない。しかし、なかなかこの幽霊団員がおられると士気が上がらない。そういう、分団長の方々は悩みを抱えておられるということなんです。 そして、5年たてば退職金が、退団するときに退職金が発生する。そのときにどうするものかと、いろいろな悩みがあるわけなんです。それで、幽霊団員を切られた分団がかなりあったというふうに思っております。そのこともあって、充足率、小矢部は90.7%ということになっています。現状としても、なかなか消防団員になってくださらないというのが現状かもわかりませんが、この機能別分団員ですか、機能別団員ですか、私は注意深く進めてほしいなというふうに思っております。 なぜかといいますと、幹部会が終わってから分団長会議をしました。余り理解できんのうと、分団長の方々がおっしゃっておられました。そして、定例会にも呼べばいいのか、どんなことをしてもらうのか、大変だのうと、そういう話がありました。 そして、きのう部長からお話を聞いておれば、特に、それぞれの地区の分団に所属せずという話もありましたが、ほかの地区へ行って消火栓を見つけて、どんなようなことをしてもらうということができるのかというようなことで、12時ぐらいまでかくかく、もういろいろと分団長の方々で話をさせていただいたところです。補償はどうなるのかとか、訓練はちゃんとされるのかとか、しっかりとした意見が出ましたので、そのことを当局にお伝えをしておきたいというふうに思っています。 その機能別のことは置いておいて、次のところに入りたいと思います。 消防団員、昨日も議員のほうから、まず消防団員に、分団に入ってもらおうよという話をしておられました。これは高岡の消防団員になろうというチラシでございます。これは総務課がつくっております。そして、消防団員のインタビューに加え、消防団の活動時に託児支援を始めました。こういう、一歩も二歩も進んでいるなと、理解しているなというようなことも感じました。 託児支援の利用団員の声、土曜日、日曜日の消防団員活動でも、子供を預けることで参加しやすくなった、子供を預けることで安心して消防団活動に専念できた、消防車や救急車を見学することができ、子供が喜んでいた。ほかの団員の子供との交流もあり、親睦が深まった、これがやっぱり私たちを支援することだというふうに思っています。私たちは地域の防災リーダーとして頑張らなければなりません。男性団員、女性団員、ともに募集していますという市役所のチラシであります。すばらしいなというふうに思っています。 私は、まずは市役所の方々が、災害があったときには、まず、もう必ずおられるわけですから、市役所の方の中で団員になっていただく。そして、なっておられる方も私は知っておるんです。でも、女性分団の中は何人かおられましたけれども、今はおられません。やっぱりちょうど市役所というか、小矢部市に帰する団が分団員不足であります。そのところに職員も入っておられるのは知っておりますが、そのことでまず喚起していただいて、しっかりと補充していただくということが必要であろうかというふうに思っておりますので、それは提言をしておきます。 それでは、次に、災害時に備えた消防団の初期態勢、初動態勢のマニュアルについてお尋ねをしたいというふうに思っております。 ○議長(中西正史君)  総務部長 栢元 剛君。 〔総務部長 栢元 剛君登壇〕 ◎総務部長(栢元剛君)  消防団の災害時の初動態勢マニュアルについてでございますが、その前に、1点だけでございますが、消防団員の充足率について、昨日431人と申し上げました。これは4月1日現在です。実は、砺波市、南砺市との比較の上で、4月1日の数字を申し上げました。現在、8月1日の状態ですが、434人でございます。91.4%の充足でありますことを補足して説明させていただきます。 戻りまして、災害時の消防団員の初動態勢マニュアルでございますが、現在、策定してはおりませんが、消防団員の活動につきましては、小矢部市地域防災計画の第2章のほうでございます。災害応急対策計画におきまして、風水害の際の消防団活動の規定、あるいはまた、砺波地域消防組合消防計画において、非常火災時の全消防団員の招集、風水害などに対する監視警戒時の消防車、または徒歩での災害監視、さらに震災警備計画における消防団の活動などをそれぞれ規定しているところでございます。いずれにいたしましても、これらの計画に基づくマニュアルの策定、このことにつきましては、先進自治体の事例も参考にしながら、消防団や関係機関の方とともに検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  私は女性消防団員でありまして、ホースを直接持つということはありません。しかし、火災現場には駆けつけるようにしておりまして、消防団の活動を見てるわけであります。どんなに朝早くても、夜遅くても、そして暗い中でも、寒い中でも、しっかりと働いてくださっております。この方たちがいらっしゃるからこそ、私たちが高枕で安心して寝られるんだろうというふうに思っておりますし、この方たちがいなければ、災害があったときも本当に大変な思いをするというふうに思っています。 この方たちは市外へお勤めであったり、その中でも、もし、小矢部市に火事があったら、どうすればいいんだろうか。早く駆けつけたいと思ってもなかなか駆けつけられないわと、スピード違反を起こすわけにもいかないしというような思いでおられます。 そのためにも、しっかりとしたマニュアルをつくり、そして幽霊団員などを置かず、しっかりとした充足率で対応していただくことが、消防団員に限らず、消防団員の家族にも安心を与えることであろうというふうに思っております。 次に、防災士の育成についてお尋ねをしたいと思います。 防災士の育成、女性の枠をつくっていただきました。新聞では砺波市が女性枠を、女性の防災士をふやしてほしいというふうに質問をしておられて、それがかなうようですので、小矢部市は一歩先に行っているなというふうに思いまして、大変感謝をしているところであります。 この育成のカリキュラムですが、何かといいますと、この防災士さん、やっぱり私たちはなったばかりで何もわからんわとおっしゃいました。そして、地区にもしあてがわれたとしても、なかなか私たちは何ができるがと、こう聞かれても、自信を持ってこれができますというような話はできないと。もっと経験、研修を積みたいということをおっしゃっておられました。 このカリキュラムを作成しまして、防災会や地区への位置づけをしてあげるということが、防災士になっていただいた方たちの道筋ではなかろうかというふうに思いますが、それはどのように考えておられますか。 ○議長(中西正史君)  総務部長 栢元 剛君。 ◎総務部長(栢元剛君)  防災士につきましては、今、議員おっしゃいましたように、8名の女性の防災士を加えまして63人というふうになっています。 本市は、これまで各地区、当面3名程度の防災士確保を目標に、防災士資格の取得に向けた助成を行ってまいりました。それで、現在63人と、これは3月末現在でございますが、防災士の方がおいでるということで、まず当初の目標をおおむね達成したかなというところでございます。 今、ご質問の防災士育成カリキュラムにつきましては、市の防災士会、こことも協議して、今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  せっかくなっていただきまして、会合等を持たれるというふうに思っております。なられたばかりでわからないことも多いというふうに思っておりますので、しっかりとリーダーシップをとってもらうようにお願いをしたいというふうに思っております。 私は思うのは、防災士になっていただいた方というのは、何度も言っておりますが、こちらからお願いをし、養成をしてなっていただいた、市の税金を使って、そしてなっていただいたということですので、防災士の名前、顔をお知らせしてほしいというふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ○議長(中西正史君)  総務部長 栢元 剛君。 ◎総務部長(栢元剛君)  顔とか名前、名簿とかはもちろん持っておるわけでございますが、これをどんな形で公表するかというようなことは、特におっしゃるように地区の中で活躍していただく以上、地区の方にいろいろ知っていただくということは大事なことだと思います。そういうこともありますので、防災士会のほう、それから地区の防災会あたりとのお話も、この件について、提案の件についてお話をしてみたいというふうに考えております。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  もうきょう何か起きるかもわからない。そのときに、防災士さんがいらっしゃいますというふうになってくると、どのような顔か、どのような人なのかということは、もう今ごろ知っていて当たり前というふうに思っています。このことについて早急に対応していただくように、よろしくお願いをいたします。 では、最後の質問に入りたいというふうに思います。 市民活動についてお尋ねをしたいと思います。 大変なさまざまな活動に取り組んでもらっております。私自身も、いろんなことに取り組ませていただいております。 今、いろいろと書き出しておりますと、12ほどの役職がついておりまして、それぞれが具体的に実働しているというところも多く、そして疑問を感じるところも非常に多くなってきております。重なって出られなくなってくるというのもあります。そのイベントの日を重ねられる。その後、大変心配は事故、傷害、交通事故。 会によっては、食生活改善推進協議会などということになると、食中毒です。きょうもニュースで流れておりましたが、O-157のことで、子供が亡くなっておられました。私たちも大勢の人に対して食事を提供したり、つくったりということになっております。今までも、現地へ行くまでも、交通事故も心配もしながら、ボランティア保険は掛けていただいたりしてはおりますが、大変なことを何となくやってきたなと、自分自身も考えなければいけないですし、会としても考えなければいけない。 そして、高齢化しているものですから、大変な疑問をいただいて、私たち、とてもじゃないけれども、事故起こりそうやから乗せてくれと言われるけれども、できないわとかというようなことにもなってきている。このことを市民から声が上がる前に、役所としては対応していただくということが必要だろうというふうに思いますが、当局はこのことに対してどのような見解を持っているのか、まずお尋ねをいたします。 ○議長(中西正史君)  総務部長 栢元 剛君。 〔総務部長 栢元 剛君登壇〕 ◎総務部長(栢元剛君)  今、議員おっしゃられましたように、本市では、例えば、たくさんあるんですが、おやべ元気フェスティバル、あるいはもっとたくさんあるんですけれども、それぞれおやべ型1%まちづくり事業など、市民の方々が直接かかわる業務を幅広く実施し、また、支援しております。そのような業務につきましては、特に安全管理を徹底し、事故などが発生しないよう、万全の準備を整え、業務に臨んでいるところでございます。 しかしながら、今いろいろおっしゃいましたが、まさにさまざまな状況で行う業務の中には、予期できない事故などが発生する可能性もあり、具体的な事例にもよりますけれども、市が実施する業務につきましては、市民総合賠償補償保険に加入すること、それから団体などが実施する事業につきましては、おっしゃいましたボランティア保険などに加入するように指導しております。 それから、万が一、事故などが発生した場合には、発生原因などについて市役所内で情報を共有し、今後の安全対策に役立てるというような形で対応しているところでございます。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  私自身も、またほかの方もおっしゃるには、余りにも漠然として、やらなければならないという昔からの流れの中で、いろんな活動に取り組んできたなというふうに思っておるところであります。私の知っておるところで言えば、源平火牛まつりで事故が起きて、その後、大変な現場検証等に、雨の中対応されておったのを私は目の当たりにしております。 嫌な目に遭うといったら言葉は悪いですが、いろんなことをしながら、小矢部を盛り上げようと思いながらやっていることが、事故が起こったためにそういうようなことが、時間を割かれ、そして気持ち的にも大変な思いをするということは、今考えるに、起こるべきして起こるわけではないんですが、それに対する当局の対応というものは決めておかなければならないというふうに思っておるところであります。 この役所では、顧問弁護士という方をお持ちだというふうに思っておりますが、この顧問弁護士というのは、市長さんが就任されたときになられたのか、それからしばらくして契約されたかわかりませんが、私たちも何かその契約に立ち会ったというか、聞かされたような気がいたします。その中では、どのような事例というか、当局だけのことに対応しておられるんでしょうか。 ○議長(中西正史君)  総務部長 栢元 剛君。 ◎総務部長(栢元剛君)  顧問弁護士の立場でございますが、顧問弁護士につきましては、市役所が法律上の相談をするために、本市の実情を熟知している弁護士事務所と契約しているものでございます。顧問弁護士に相談できるのは、市役所の依頼に基づいた事案ということになります。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  これからいろんな活動をされます。消防団員も充足率が足らなくなってくる、いろいろな考え方も変わってきている、社会の変化があるというふうに思っています。今後のこのいろいろな活動についてしていく上に当たって、庁舎等でいろいろな意見を出されて、こういうこともあり得るから、こう言うような対応をしていこうという検討をされるおつもりはありますか。 ○議長(中西正史君)  総務部長 栢元 剛君。 ◎総務部長(栢元剛君)  この顧問弁護士一つにとってもそうなんですが、時代はどんどん変わって、昔はそういう訴訟関係のものはそうそうございませんでした。ですから、顧問弁護士制度を設けたというのも、契約したのもそんな前では、ご存じのとおり前ではございません。そういうことで、時代の流れの変化に伴いまして市の対応するべきこと、それからお願いすべきことも含めまして、変わっていくと認識しております。ですから、それに合わせた対応をしていかなくてはいけないのではないかというふうに考えているところでございます。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  この委嘱をしている、市長さんが委嘱をしている、それから任意団体、この違いというか、そういうことは総務部長はどのようにお考えになっておられますか。 ○議長(中西正史君)  総務部長 栢元 剛君。 ◎総務部長(栢元剛君)  もちろん職員でできるこというのはやはり限られておりまして、市民のいろんな方々の力をおかりして市民サービスを行ったり、あるいは市の範囲を超えておる場合もありますが、そのことによって市民が結果的に幸せになると、厚いサービスを受けるというような事例も多うございます。それぞれによりまして、やはり市が深くかかわるべきこと、それから市民の方の自主性を重んじて、市はバックアップすべきことというようなことがいろいろございます。 ですから、考え方もございますが、その状況に応じて、その活動に応じて、市の支援、あるいは市民にお願いすることを考えていかなくてはいけないのではないかと思っております。 ○議長(中西正史君)  11番 嶋田幸恵君。 〔11番 嶋田幸恵君登壇〕 ◆11番(嶋田幸恵君)  本当に市民の力、市民活動、これによっていろんなことがなされているということはどなたも承知の上だというふうに思っています。いろんなことがあり、当局自身が私たちのことを大切に思っていないんだわということになると、もうさっと引いてしまいます。これでは私たちはやっておれないなというような気持ちにさせてはいけない。そういうようなことをしっかりと認識をしていただきたいというふうに思っています。 私たちは、日曜日にイベントに出ても次の日、会社へ仕事に行きます。ですから、お休みはありません。また、いろいろなことの活動に危険は伴います。ですから、そういうようなことも含めて、しっかりと話も聞いてあげたり、また対応をしなければならないというふうに思っております。よろしくお願いをしたいと思います。 私たちは単独市制です。単独市制を選びました。この単独市制がこれから歩む道、行く末ですね、これはもう大変なことだろうというふうに思っています。消防や介護、広域事業が多くなってまいりました。その中でも単独であるという認識、昨日もいろんな話が出ておりました。限られた財源の中でしっかりと小矢部市を盛り上げていくということを取り組んでいくには、この建物の中でしぼむ市制は見たくはないというふうに思います。一つ一つのことにしっかりと取り組む、自覚が必要である。財源には限りがある、もう何回も言いますが、生きた予算の組み方、使い方、このことをしっかりしていかなければならないというふうに思っています。 合併推進をされたの元職員の方の中で、頑張っている、単独でも人口をふやしているところがある。いや、まいったなというか、すごいなというふうに絶賛をされておられました。そのお話を少し聞いてみると、単独で合併もしないでおるところで、ひょっとしたら夕張みたいになっているかもわからないなというふうに思っていますが、そのことがかえって奮起をさせる、心を一つにさせて、みんなでやる気を起こすというようなことになった。また、心一つにリーダーが旗を振ってくれる、このことに力強くみんなで取り組もうというふうに思い、人口もふえている、元気も出す、PRもしていく、小さかろうが頑張るというようなことをおっしゃったというふうに思っています。 それを聞きまして、先日行ってきた全国木曽義仲ゆかりの会の中で日義村へ行かせていただいたんですが、松本市長さんの文書がありました。その中には、人生はドラマであると、何事も流れもリーダーによって決まると、そういうことが書いてありました。そしてその中で、清い流れも濁った流れも、それもリーダー次第、その中で木曽義仲は私利私欲に走らず、情が厚く、大きな敵に向かって戦った。そういうことをして、もう勇者として絶賛をしておられました。やはりすごい木曽義仲だったなというふうに思っています。 この義仲の意を私たちは育み、そして引き継ぎ、一人でも多く木曽義仲の心を持った市民、住民がふえればいいなというふうに思っています。 その木曽義仲にあやかりながら、しっかりと議員活動に取り組んでいきたいと思います。 これで質問を終わります。 ○議長(中西正史君)  暫時休憩いたします。           午後零時00分 休憩--------------------------           午後1時00分 再開◯出席議員(16名)   1番    中野留美子   2番    山室秀隆   3番    加藤幸雄   4番    義浦英昭   5番    吉田康弘   6番    藤本雅明   7番    白井 中   8番    福島正力   9番    中田正樹  10番    石田義弘  11番    嶋田幸恵  12番    沼田信良  13番    中西正史  14番    尾山喜次  15番    砂田喜昭  16番    宮西佐作◯欠席議員(なし)-------------------------- △再開 ○議長(中西正史君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。-------------------------- △出席議員数の報告 ○議長(中西正史君)  ただいまの出席議員は16名で定足数に達しておりますので、会議は成立しております。 直ちに会議を開きます。-------------------------- ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  3番、会派誠流、加藤でございます。通告に従い一問一答で質問をさせていただきます。 今議会では、まちづくりをテーマとして、健康、産業振興、スポーツ振興についてお尋ねをいたします。 昨日、代表質問、一般質問で、私と同様の質問がありましたので、少々ダブることもあるかとも思いますが、ひとつご容赦をいただきたいというふうに思います。 1番目は、クロスランドおやべをメインにした健康づくりということについて質問をさせていただきます。 9月3日、先日ですけれども、クロスランドおやべで第4回おやべ4時間リレーランが開催され、153チーム、1,530人の参加があり、盛大に行われました。私も仲間の一人として5周を走り、子供から、また若い人から、たくさんの元気をいただきました。 クロスランドには、中央に直径200メートルの円形の芝生の交流広場があります。また、市のランドマークでもある118メートルのクロスランドタワーもあります。ここは平成6年5月にオープンし、もうはや23年余りになります。 それでは、このクロスランドおやべを建てた目的とは一体どういうものだったのか、そしてそのための費用はどのぐらいかかったのか、ちょっと改めてお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 〔教育長 野澤敏夫君登壇〕 ◎教育長(野澤敏夫君)  まず、クロスランドおやべの建てた目的についてでありますけれども、このクロスランドおやべは、高速道路が交差するという、そういう地の利を生かしまして、文化、芸術、経済などのさまざまな分野の交流を推進する、それが大きな目的であります。それによって、広域的な地域間交流の拠点を形成していく、また加えて、市民の社会生活の向上、そして地域活性化の寄与、これを目的として整備したものでございます。平成6年5月にオープンして以来、市内外の多くの方に親しまれている状況でございます。 また、建設に要した費用につきましては、用地取得を含め、総額で約90億円となっております。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  どうもありがとうございました。 文化、社会、生活一般、また地域の活性化ということで、このクロスランドおやべというものは建てられたということでございます。費用は90億円ということでございます。かなり本市にとっては大きな費用ではないかなというふうに思っております。 この施設には、ご存じのようにメインホール、セレナホールがあり、またダ・ビンチテクノミュージアム、ミニ鉄道とかおもしろ自転車など、いろいろな遊具などもございます。また、パターゴルフ場なども有しておりまして、市内では、今、アウトレットができましたのであれですが、市内ではやはり一番大きな集客力を持つ施設ではないかなというふうに思っております。建設費は90億ということで、やはり小矢部市にとっては非常に大きな、最大の宝物ではないかなと、そういう施設ではないかなというふうに私は思っております。 2年前にアウトレットが開業して、おかげさまでタワーの来場者もふえたと、きのうの質問の中にもございましたとおり、6,000人ぐらい1年間にタワー搭乗者がふえたということでございました。アウトレット効果が本当にタワーにしっかりと生きているというふうに思います。 それでは、まだその他のほうも利用もあると思いますので、その辺の状況についてちょっとお伺いしたいなというふうに思います。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 ◎教育長(野澤敏夫君)  クロスランドおやべの利用状況についてのお尋ねでありますけれども、屋外施設全体の利用状況の推移をアウトレット開業前と後で比較してみますと、開業前では年間約10万5,000人と推計しております。開業後では約11万人ということで、約4.4%の増加を見ているところでございます。 施設別に見ますと、タワーの利用者が率にして約20%の増加、おもしろ自転車につきましては約10%の増加、ダ・ビンチテクノミュージアムも約5%の増加を見ているところでございます。一方、若干、天候に左右されますパターゴルフ場、ミニ鉄道、これにつきましては15%の減というふうになってございますけれども、総じて増加しているという状況でございます。 また、屋内施設でありますけれども、メインホールの利用状況、これにつきましては、利用件数が50件、稼働日数にして約100日程度と、これは横ばい状態でございますけれども、セレナホールの利用状況、これが増加傾向にございまして、平成28年度におきましては、稼働日数約100日となっている状況でございます。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  新幹線もございまして、アウトレットの開業効果というものはかなり貢献してきているのかなというふうに、また思います。その一方で、パターゴルフ場など、非常に減っているというところもございます。時代の流れなのかもしれません。 今のクロスランドは、もう開業して23年余りたちますので、やはり補修費や改修費などが多分にかかるかというふうに思います。そういう面では、年間の維持費についてはどれぐらいになるのか、またこれからますます年数がたちますので、今後の維持費の算定についてはどれぐらい見積もっておられるのか。 ところで、それに対して、入場収入とか使用料などのその辺の収入についてはどのようになっているのか。 あと一つは、今、パターゴルフ場が15%減、ミニ鉄道も含めてかもしれませんけれども、こういう施設を今後どのようにお考えなのか、ひとつ教えていただきたいなというふうに思います。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 ◎教育長(野澤敏夫君)  このクロスランドおやべの、まず、維持費用でございますけれども、年間に要する維持管理費につきましては、約1億7,000万円でございます。施設利用料金は約4,000万円入ってきますので、差し引き1億3,000万円を公益財団法人クロスランドおやべに対し、指定管理料として支出しているところでございます。 このほか、財団が行います自主事業、自主的なイベント等の企画でありますけれども、これに対する補助金として2,000万円を、また大型の修繕、これに対する費用として3,000万円を計上しており、合計で約1億8,000万円をもって、このクロスランドおやべは多くの方々に安全で快適に利用いただけるよう施設運営を行っているところでございます。 今ほど少し申し上げましたが、クロスランドおやべの収入につきましては約4,000万円、具体的に申し上げますと約4,200万円でございます。ちなみに、アウトレット開業前では約3,800万円でございましたので、収入につきましても約10%の増加を見ているところでございます。 今後の施設管理に要する費用につきましては、現在、策定を進めておりますクロスランドおやべ長寿命化計画において試算を行っているところでございます。 また、クロスランドおやべの各施設、それぞれの利用状況があるわけでありますけれども、建設当初の設置目的、あるいは社会的ニーズ、収益性を勘案した上で、同じくクロスランドおやべ長寿命化計画におきまして、廃止や集約化、転用等を含め、その方向性を検討することとしております。これらの改修費用の詳細、施設の方向性につきましては、改めて市議会において報告させていただきたいと考えているところでございます。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  どうもありがとうございます。 ちょっと不人気なところについては、また今後という形でございますけれども、具体的に方向性を決めて、もっと集客力のある施設のほうへ進めてもらいたいなというふうに思っております。 費用としては1.8億円ほどかかるということでございますので、もっと収入がふえるような、ひとつそういう方面も取り組んでもらいたい。また、利用の人のほうもふえてはおるんですけれども、またさらにふえるような、やっぱりそういう企画なり何なりを、これからまたする必要があるんじゃないかなというふうに思っております。 この9月3日のおやべリレーランの前日でしたけれども、9月2日の朝、土曜日でしたけれども、私、早朝、ランニングのためにクロスランドへ車で行ったんですけれども、ちょうどまだ6時ごろでございましたが、ちょっと曇りで天気は余りよくなかったと思います。ただ、あそこは、行きますとゲートが閉められているんで、車で入ることができない。私も今までは何の気なしにしか見ていなかったんで、余りよくは見ていなかったんですけれども、たまたまちょっとその辺、クロスランドのほうへ入ってちょっと走りたいなというふうな思いもありましてちょっと行ったんですが、ゲートが閉まっているということで、車を別なところへ置きまして、クロスランドの交流広場のほうへ行きました。 私が入って、1人、2人だけ中におられたかなというふうに思います。ちょっと運動しておられる方もおられました。そこで、私も、入っちゃいけないのかどうかはちょっとわからなかったんですけれども、一応、芝生の交流広場のほうを、あそこに丸いサークルがございますので、その周りを10周ほど走ってまいりました。1時間近く走ってきたんですけれども、その間、ほとんど来る人は余りいなかったなというふうに思います。 それで、こういうゲートが閉めてあるという、そういうことについては、それぞれこの施設の管理とかのいろんな問題があるんじゃないかなというふうに思いますが、ひとつそういうことで、このクロスランドおやべの管理体制についてはどのような形になっているのか、オープン当時からこういうような管理体制なのか、また閉鎖している理由というのは、やっぱりどういうことをもって閉鎖しているのか。それと、もしこれを開放するとなれば、どういうような不都合が、問題点があるのか、その辺をひとつお尋ねしたいというふうに思います。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 ◎教育長(野澤敏夫君)  クロスランドおやべの管理体制、主にゲートに関するお尋ねかと思います。 実際、今現在、クロスランドおやべではさまざまなウォーキング、ランニングなどをしていらっしゃる方もいらっしゃるわけでありますけれども、実際、今現在には、敷地内道路にゲートをセンター側に1カ所、タワー側に1カ所、合わせて2カ所設置しているところでございます。センター側につきましては、市営バスの運行の関係上、午前7時30分に市営バスの運行事業者の方が解錠されているところでございます。もう一方のゲートにつきましては、財団職員が出勤時の8時ごろに解錠しているところでございます。 ゲートの施錠につきましては、このクロスランドおやべ、非常に駐車場が広く、深夜に車両やバイクなどの暴走行為、あるいはごみの散乱などのおそれがあったことから、クロスランドおやべ建設当初から、午後10時半ごろにはクロスランドおやべ職員が施錠する体制をとっているところでございます。 これを仮にずっと開放いたしますと、24時間開放いたしますと、やはり懸念されます車両等の暴走行為による騒音被害、あるいはごみの散乱によりますカラス等の被害、これらによりまして近隣住民の方々に安心・安全な生活環境、これを害するような影響を及ぼすことが想定されます。このことから、引き続きゲート施錠による管理を行う必要があると考えているところでございます。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  いろいろ課題があるということで、特に駐車場が広いということで、駐車場を悪用する人があるということが一番問題になっているのかなというふうにちょっと感じました。 24時間開放するということでなくて、特に朝の早い時間帯は、なるべく早目にゲートを開いていただいて、いろんな、私なんかランニングもしたりしておりますので、ウォーキングとかいろいろする人もおられると思いますので、そういうような方向も考えてみたらいいのではないかなというふうにちょっと思っております。 先日、会派の視察で中京方面へ行ってまいりました。きのうのお話の中でも、藤本さんなり石田さんからもお話ありましたとおり、いなべ市と宇陀市、そして長久手市と3カ所訪問させていただいて、当視察ではほとんど健康問題が主体で視察に行ってまいりまして、そういうことで、私も特に健康問題に非常に大変刺激を受けて帰ってまいりました。たまたまその刺激を受けた後、クロスランドのほうへ行ってきましたので、多分にその辺の影響も大きいんですけれども、たまたま私が名古屋市に宿泊したときに、翌朝ですけれども、名古屋城のほうまでちょっと行ってまいりました。名古屋城の隣には名城公園というものがありまして、かなり大きな公園でございます。 それで、金曜日ということでございましたけれども、早朝6時前から、もうたくさんの人が来ておられて、みんな体操をしておられたんですよね。私も近くの人にちょっとお聞きしますと、体操って、どうしているんですかといいますと、毎日やっていますよと、大体5時40分から6時20分ぐらい、30分から40分ぐらい、この名城公園のほうで、広いですから、いろんな場所に集まって体操をしているということでございました。雨の日だけはちょっと中止になりますよと、それ以外は大体毎日やっているというようなことでございました。 私、この光景を見まして、小矢部でこういうことできるところはないのかなと思ったときに、クロスランドの芝生広場というのは、そういう面ではいいところだなという思いが非常にありまして、その公園内では、やはりサークルじゃないんですけれども、公園の周りをジョギングコースと、ウォーキングも兼ねていますけれども、それと別途にサイクリングコース、自転車専用と、そういう二つのコースがつくってありまして、やはり朝はサイクリングは余りなかったですけれども、歩いている人、走っている人、たくさんおられました。金曜日ということで、これは土日祭日なんかはもっと多いんじゃないかなというふうなことで、ちょっと思って見てまいりました。 クロスランドおやべというのは、ちょうど小矢部の中心の中にあり、先ほど教育長からお話あったとおり、人々が交流するハブとなるような施設でございます。このような立派な施設をやはり何とか有効に活用できたら、もっと小矢部もいいまちになるんじゃないかな。特に私の思いでは、健康づくりのひとつの、そういうような拠点として生かす道は、今後もそういうものを模索していったらどうなのかなということを思っております。 第7次総合計画も、これから検討に入ってまいりますので、そういう面も含めて、第7次計画にご検討をぜひお願いしたいなというふうに思います。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 〔民生部長 山田博章君登壇〕 ◎民生部長(山田博章君)  市民の方々の健康増進を図るため、気軽に体操や運動ができる環境を整えることは、市民の運動習慣の定着を促し、ひいては地域全体の健康意識の向上につながるものと考えているところでございます。 ご質問のクロスランドおやべの屋外施設の活用についてでございますが、ご承知のとおり、クロスランドおやべの屋外施設は誰もが自由に利用することのできる施設となっており、日中のみならず、早朝や夜間にもジョギングやウォーキングをしている人が多く見受けられ、市民の健康づくりに大いに活用されているものと認識しているところでございます。 議員からご提案がございました芝生広場の健康づくり活動に向けた利用の推進は、市民の健康増進に資する内容であるものと考えているところでございます。しかしながら、芝生広場は休日にイベントやサッカー等のスポーツなどの利用も多いスペースであることから、当該施設を健康づくりの拠点事業としてどのような取り組みが考えられるかについては、管理の関係もございますので、指定管理者であります公益財団法人クロスランドおやべや関係機関と今後、協議検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  ありがとうございます。 ゲートのほうはなるべく早く開いていただいて、朝早くたくさんの人がクロスランドに集まって体操など、いろいろできたらいいなというふうに思っております。 たまたま奈良の宇陀市を訪問しまして、奈良の宇陀市は健康づくり、ウエルネスシティということで宇陀市はうたっているんですけれども、ラジオ体操の普及をその一つの基本に上げておられたというふうに思っております。ラジオ体操の普及に力を入れておられて、各地域でラジオ体操をしているということでございました。 それは、各地域でラジオ体操をするということはどういう意味があるのかということの説明がありまして、みんなが同じ地域で、また同じ時間で、同じ場所でやるということが非常に大事だなということでございました。それが地域のつながりを強くすること、そしてそれぞれのコミュニケーションを非常に持てるということ、そういうことで、普段、余り出にくい方も、出てくる一つのそういう手段にもなり得るということでございました。そういうことで、またクロスランドおやべをそういう面で生かしていただきたいなというふうに思います。 それでは、2番目の産業振興ということでちょっとお話を進めてまいりたいと思います。 産業振興の中で、特に私の場合、企業誘致並びに小矢部インター周辺の開発についてちょっとお尋ねをしたいというふうに思っております。 今、フロンティアパークでは、進出された日本メジフィジックスさんが、ちょうど北陸工場の今建設工事が行われております。日本メジフィジックスさんは、多分最先端を行く、そういう会社ではないかなというふうに思っておりますので、小矢部市にとって非常に大きな産業振興の意義のある会社になるんじゃないかなというふうに、ちょっと思っております。やはりここを選ばれた中で、やっぱりインターに近いということが非常に評価されたんだということでございますので、やはりインターを生かす、そういう企業誘致なり産業振興に生かしていくべきではないかなというふうに思います。 それで、これまでの市内の企業誘致についてはどのように推移しているのか、お尋ねをしたいというふうに思います。きのうの代表質問の話ではございませんけれども、アウトレットができたおかげでスーパー、ホームセンター、ちょっと離れていますけれども、ガソリンスタンドなどもできたりして、大分風景が変わってきております。 そういうことで、この一つの企業誘致が、インターまたはフロンティアパークなどを通じて、いろいろまだアウトレットはあるんですけれども、かなり推移が変わってきているんじゃないかなというふうに思いますので、ひとつお尋ねをいたします。 ○議長(中西正史君)  企画政策部長 澁谷純一君。 〔企画政策部長 澁谷純一君登壇〕 ◎企画政策部長(澁谷純一君)  企業誘致の状況についてお答えをいたします。 議員ご指摘のこのたびの先端技術を有する日本メジフィジックス株式会社の小矢部フロンティアパークへの進出は、まさしく本市の交通の要衝としての優位性、そして災害の少なさを評価されたものでありまして、本市の産業振興にとって大きなはずみとなるものと考えております。 ご質問の企業誘致の状況についてでありますが、第6次総合計画におきましては、工場、研究所などの建設を目的として1,000平米以上の産業用地の取得や賃貸の件数を目標指標に掲げているところであります。 実績といたしましては、第6次総合計画初年度の平成21年度から平成28年度までの8年間における市内全域での工場立地件数は18件となっております。平成30年度までの目標数値25件でありましたが、残り7件という状況になっております。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  今の8年間で18件ということでございますので、25件まで、あと7件ほどございますので、ぜひとも企業誘致にまたご尽力いただきたいなというふうに思っております。 現在、フロンティアパーク、今、分譲率は95%ぐらいになるというふうにお聞きしておりますけれども、それでは、18件にふえておるということもありますので、本市の製造品出荷額について、ちょっとお聞きしたいなというふうに思います。 本市の製造品出荷額についてはどのような推移をしているのか、また、今、フロンティアパークは残りあと5%ぐらいでしょうか。そのあたりの見通しというのは何かあるのかどうか、ちょっとお聞きしたいというふうに思っております。よろしくお願いします。 ○議長(中西正史君)  企画政策部長 澁谷純一君。 ◎企画政策部長(澁谷純一君)  製品出荷額の推移と残った分譲地についてであります。 本市の製品出荷額の推移につきましては、が公表している「富山の工業」というものがありまして、直近の数字を見ますと、平成26年は約844億円でありまして、平成22年が約717億円であったことから、この5年間で約127億円の増と、順調に推移しております。 また、小矢部フロンティアパーク、残り5%の分譲地につきましては、第6次総合計画の目標に掲げている平成30年度までの分譲完了を目指し、鋭意企業誘致に取り組んでいるところであります。と連携して実施している3大都市圏での企業立地セミナーへの参加、立地動向アンケートの実施に加えまして、今年度から実施する呉西圏域連携事業であるビジネス交流交歓会なども活用しまして、産業用地の需要を把握し、立地につなげてまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  844億ということで、平成22年から比べると127億ほどふえているということで、着実に増加しているのかなというふうに思っております。ぜひともこれからも、まだますますふえるような一つの企業誘致なり、続けていただきたいなというふうに思っております。 フロンティアパークにつきましては、私も何度か足を運ぶんですけれども、大変山手のほうにございまして、ちょっと中へ入ると、やはり草が非常に生い茂っているので草がちょっと気になりますので、もうちょっときれいにしたほうがいいのかなというふうにも思いますので、フロンティアパークのほうもひとつ目配せをしてもらいたいなというふうに思います。 それでは、小矢部インターの周辺の開発について、ちょっとお尋ねしたいなというふうに思います。 特に小矢部インター、出ますと、すぐ目の前が田んぼでございまして、本当に単なる田舎で、もう何もないようなところでございます。そこに、インターのちょうど真ん中に小矢部市の案内看板が出ております。「ようこそ小矢部市へ」という看板でございますけれども、いつごろできたかちょっと私もわからないんですけれども、そろそろ小矢部市の、この「ようこそ小矢部市へ」という看板も、もうそろそろ何か新たなものにかえてはいかがかなというふうに思います。見れば皆さんもわかると思いますけれども、やはり今現在、小矢部市のキャラクターとしてメルギュ、メルモモもありますので、ぜひともそういうものを利用した、来て、何かちょっとメルヘンというか、そういう感じを抱かせるような、そういう一つの看板にぜひともしていただきたいなというふうに、ちょっと私の思いですけれども、フランスとかいろいろ行って、メルギュ、メルモモも人気も出ておりますので、ひとつぜひ、そういう検討もお願いしたいなというふうに思います。 ところで、小矢部インターの利用状況について、特にお聞きしたい。特にアウトレットができて、小矢部インターを経ずに福岡インターのほうへ出るように案内がいっておりますけれども、小矢部インターのほうの利用状況についてはどのようになっているのか。 小矢部インターは、富山にとっても、また本市にとっても、西の玄関口、市にとっては南のほうでございますけれども、大事な玄関口でございます。そういうことでございまして、インターの利用度、それにインター周辺の企業立地、また開発など、どのように考えておられるのか、ひとつお聞きしたいなというふうに思います。インター周辺には、物流会社が大体9カ所ございます。小杉には物流の流通団地がございますけれども、そういうようなものは本市にとっては、そういう検討もないのか、そういう構想も考えてはどうなのかなというふうに思います。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(中西正史君)  企画政策部長 澁谷純一君。 ◎企画政策部長(澁谷純一君)  小矢部インターの利用状況と周辺開発についてでありますが、小矢部インターチェンジの出入り口は、ご指摘のとおり本市の玄関口とも言える場所であることから、その案内看板につきましては、利用者を迎えるにふさわしい、小矢部らしいものを関係部署と検討してまいりたい。ご提案のメルギュ、メルモモをあわせて考えていきたいと思っております。 小矢部インターチェンジの利用状況につきましては、中日本高速道路株式会社の資料により把握しており、小矢部市の統計書にも掲載しておるところであります。直近の年度ごとの通行台数は、平成27年度が約92万台、28年度が約93万台となっておりまして、平成21年度の約88万台と比べて増加しております。 また、小矢部インターチェンジ周辺では、物流センターや製造業を営む企業の立地が顕著となっております。高速道路がクロスする本市の地理的優位性は、企業立地を進める上で大きなアピールポイントであることは言うまでもありません。議員ご提案の物流団地構想につきましては、今後、市内の産業団地、産業用地の整備を検討する上で大いに参考にさせていただきたいと、そのように考えております。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  どうもありがとうございました。 近くには、製造業であるLIXILという非常に大企業もございまして、倉庫が、ちょっと点在はしておりますけれども、大体9カ所ほどございます。もっとまとまった形でそういう倉庫があればいいのか、ちょっとその需要は、お客さんの要望はどういうものかちょっとわかりませんけれども、もしそういうものの要望があるんだったら、そういうものもひとつ検討していただければというふうにちょっと思っております。 インターの出入り口は、88万から、今、93万台までふえているということで、私がちょっと以前調べたら、もっと昔はもっとふえていたんじゃないかなというふうに思います。それから見たら、ちょっと下降して大分下がって、今、アウトレットができてインターの出入り口の車の台数がふえてきているという状況でございますので、ずっと下降線をたどっていた時期がございますので、今、少し盛り上がってきているなというふうに私も感じております。この盛り上がりをぜひとも大きく育てて、ひとつ賑わいをつくっていただきたいなというふうに思っております。 フロンティアパークはもうそろそろ完売と、30年で一応区切っておりますので、第7次、新しい総合計画に入ると思います。それで、第2のフロンティアパークの構想について、どういうふうに考えておられるのかちょっとお聞きしたいなと。 きのう、市長のお話の中にありましたとおり、中小企業大学校の跡地の利用について、産業団地いいますか、そういう方向性も考えているよという形でございました。そして、そのためのインフラ整備なども考えておられるということでございますので、ぜひとも小矢部インターのインフラ整備も含めて、一体として、ぜひ考えていただきたいなというふうに思っております。 これから5年後には、東海北陸自動車道の付加車線、今、工事が始まったばかりですけれども、付加車線が完成をいたします。そして、北陸新幹線、敦賀まで延伸をいたします。大阪までもう一息というところまで近づくことになります。第7次計画はちょうどその中にございますので、ぜひともひとつ、第7次計画のほうの発展をぜひとも期待しておりますので、お考え方をひとつお願いいたします。 ○議長(中西正史君)  企画政策部長 澁谷純一君。 ◎企画政策部長(澁谷純一君)  議員ご指摘の東海北陸自動車道の付加車線化の整備、これによりまして、本市の地理的優位性は一層増すことになろうかと思っております。代表質問でも答弁させていただきましたとおり、今後、小矢部フロンティアパークの分譲完了にめどがついた暁には、新たな産業用地の確保についても検討が必要になると考えております。 新たな産業団地、産業用地の整備は、多額の事業費を要する大きい規模のプロジェクトになることから、現在、策定を進めております第7次総合計画において整備計画を位置づけまして、計画的に進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  ありがとうございます。 ぜひとも第7次計画に向けて、大きな構想でひとつやっていただきたいなというふうに思っております。 それでは、3番目に、スポーツの振興ということで、スポーツの振興とまちづくりということでちょっと質問をさせていただきたいと思います。 私はきょう、三つの質問をつくりまして、小矢部市のまちづくり、そういうことで、一つはやはり、私は市民の健康づくりが一番大事であろうということ。二つ目は、やはり企業立地、市民の働く場所ですね、そういうものがやはり一番大事じゃないかなと、そういうものが生活をむしろ向上させるのではないかというふうに思います。そして三つ目は、やはり市民の活力ですね。活力をつけるのは何か、それはやはり私はスポーツじゃないかなというふうに思っております。そういうことで、ちょっとスポーツを最後に取り上げてまいりました。 2020年東京オリンピック・パラリンピックが行われます。先ほどニュースでは、その4年後にはパリ、そしてその4年後にはロサンゼルスというふうに、オリンピックが決まっております。そういうことで、東京オリンピックまで3年余りということで、選手は今、非常に厳しい練習とかいろいろ取り組んでおられるんじゃないかなというふうに思います。 それで、本市の主なスポーツとしまして、スポーツの施設としまして、きのうも藤本議員から大分お話がありまして、ちょっとダブるかもしれません。陸上競技場、野球場、ホッケー場、それに庭球場というかテニスコートですね、それで市民体育館、重立った施設があります。一番古いのは、昭和48年にできた市民体育館、一番古いということで、今現在、リニューアル工事中でございます。新しいものは、平成7年にできたテニスコートであります。そういうことで、この重立った施設の中で、きのうちょっと、少しお話もあったかもしれませんけれども、全国的な大会ができるような開催可能な施設としてはどういうものがあるのか、またその規模はどれぐらいの大会が想定できるのか、ちょっとお話をお聞きしたいというふうに思います。 ○議長(中西正史君)  教育委員会事務局長 深田数成君。 〔教育委員会事務局長 深田数成君登壇〕 ◎教育委員会事務局長(深田数成君)  それでは、当市の施設の全国大会規模の施設の件でございますが、当市のスポーツ施設の中で、全国的な大会が開催可能な施設として、小矢部ホッケー場と小矢部野球場が挙げられます。ちょっと簡単に実績を申し上げますと、小矢部ホッケー場は、日本ホッケー協会、国際ホッケー連盟の公認施設となっており、全国規模の大会としてインターハイ、国体、高校選抜、全国中学校体育大会、全国スポーツ少年団交流大会やホッケー日本リーグなどの大会も開催されております。また、小矢部野球場でも、全国的な大会として天皇賜杯全日本軟式野球大会、高松宮賜杯全日本軟式野球大会の1部と2部、また国体などの開催実績があり、今後とも両施設については全国規模の大会の受け入れが可能と考えております。 また、小矢部陸上競技場は、呉西地区で唯一の2種公認施設であります。北信越大会などの地方における主要な大会が開催が可能な施設であります。現在は、砺波地区選手権や市町村レベルの大会が毎年行われています。 その他の施設についても、競技によっては全国的な大会の実施は可能と思われますが、実際に大会を運営する競技協会の意向も踏まえまして、もしも要請があれば受け入れに向けて協力してまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  ありがとうございます。 ホッケー場と野球場は全国レベルということで、全国大会が開催できるということでございます。 非常にやはり、クロスランドもそうですけれども、こういう施設はやはり、いかに活用するかが一番大事かなというふうに思いますので、ぜひともそういう活用策を取り組んでいただきたいなというふうに思います。 2番目に、施設の利用状況についてお尋ねしようと思いましたけれども、きのう藤本議員より質問があり、これについては省略をしたいというふうに思います。 ところで、また、この屋外施設、ホッケー場とか野球大会とか陸上競技場があるんですけれども、屋外施設について、ちょっとお尋ねをしたいというふうに思います。 屋外ということでございますので、当然、冬季、冬期間ですね、冬の間は使用ができないという形になるというふうに思います。雪が降りますので、天候も悪いということでございまして、なかなか使用するができないということでございます。しかし、特にこの富山、北陸地域、日本海地域は特にそうだと思いますけれども、やはりスポーツの練習なり試合なりをするのには、この冬期間が非常にネックになると、ハンディーになるというふうに思います。なるべくやはり、この冬期間の閉鎖期間といいますか、それをいかに短くするかということが非常に大事かなというふうに思います。やはり雪がありますので、その辺、除雪対策とかを講じて、少しでもこの施設の開放できる期間を長くできるような、そういう施策をひとつしてもらえないか。 また、それと、それに伴う今度は屋内施設について、屋内施設は幾つかございますけれども、やはり非常に冬場は込み合って、なかなか使いづらいという、なかなか申し込んでも利用ができないというような問題もあるのではないかなというふうに思っております。そういう屋内施設のほうの確保のほうはどの辺までできているのか。また、そういうものに対する対策について、今どのように考えておられるのかちょっとお聞きしたいなというふうに思います。 特に最近は、高齢者もだんだんふえてきておりますので、高齢者が雪道、今はたくさん道路のほうを歩いておられるかと思いますけれども、やはり雪が降るとなかなか道路は歩けないという形でございますので、安心して歩ける屋内施設ですね、そういうものもあわせて必要ではないかなというふうに思っております。 そういうことで、ひとつこの施設の利用について、特にお尋ねをしたいというふうに思います。 ○議長(中西正史君)  教育委員会事務局長 深田数成君。 ◎教育委員会事務局長(深田数成君)  冬期間の屋外施設使用は、降雪等の影響から利用者の安全面を考慮し、例えば野球場が12月1日から3月31日まで、陸上競技場と庭球場が12月1日から3月19日まで使用禁止としており、それぞれ使用開始に間に合うようにメンテナンスを行い、使用開始に備えているところでございます。 今ほどの冬期間利用できる市の施設としましては、屋内スポーツセンターや各地区スポーツセンター、学校体育館、文化スポーツセンター、市民体育館などがあり、また、民間の施設としましては、市内にはスポーツアカデミー小矢部やカーブスピアゴ小矢部などがあります。また、そのほとんどの駐車場には融雪装置が備えられております。 なお、今年度は市民体育館が大規模改修のため利用できないことから、他の施設との利用調整を行っていただいていますが、来年3月にはよりよい市民体育館が利用開始となりますので、ご期待いただきたいと思います。 高齢者が安心してウォーキングができる屋内施設としましては、屋内スポーツセンターや文化スポーツセンターをご利用いただいております。屋内スポーツセンターは、また人工芝の改修工事のため、7月から9月にかけて使用できずご迷惑をおかけしておりますが、9月末には完成いたします。新しく生まれ変わった屋内スポーツセンターをぜひご利用いただければと思います。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  どうもありがとうございます。 新しい屋内施設など、またひとつ検討していただきたいなというふうにも思っておりますので、また次の7次計画については、ぜひお願いしたいなというふうに思います。 ちょっと私が、この利用の人数のほうをちょっと調べておりましたところ、冬期間、11月から4月まで、施設の全体ですけれども、利用人数が大体6万9,760人ということで、夏季といいますか、それ以外の5月から10月までの利用人数が13万7,400人ぐらいという形でございます。大体率にすると、冬期間は4割、夏季に当たる期間は大体6割という配分でございます。やはりどうしても冬期間はなかなか施設利用もできないということで、利用人数が減っている。こういうことがやはりこの北陸、特に富山あたりのネックではないかなというふうに思いますので、これからのやはり、高齢者もふえることですから、屋内のそういう施設など、ぜひご検討いただきたい。スポーツの振興については特に大切なことではないかなというふうに思っております。 それでは、スポーツの三つ目としまして、本市のスポーツであるホッケーについて、昨日も藤本議員からもお話がございましたホッケー観光ツアーとかありまして、ちょっと同じような話になるかというふうに思いますけれども、近年のホッケーの戦績といいますか、成績はどんなものになっているのかなというふうに思っております。 ホッケーについてはやはり子供から社会人まで、市内でいろんなところで試合なりやっておられて、非常にレベルの高い、市としてのスポーツになっております。そういうことで、ホッケーをもっと市民の皆さんの身近になるような、何かそういうような配慮ができないのかなというふうに思っております。何かそういうような、もっとホッケーが市民と身近に触れ合いといいますか、関心を持てるようなものにはならないのか。 また、ホッケーを市民スポーツとして、誰でもホッケーに親しめるような、そういうような何か方法というのはないのか。非常に道具とかいろいろあって難しいのかもしれませんけれども、そういう中で、なるべく市民が楽しめるような、そういうような方法はないのか、ちょっとひとつお尋ねをいたします。 ○議長(中西正史君)  教育委員会事務局長 深田数成君。 ◎教育委員会事務局長(深田数成君)  まず、ホッケー競技の全国レベルの大会での戦績でございますが、平成28年度は、第38回全国スポーツ少年団ホッケー交流大会において、津沢ホッケースポーツ少年団男子が2位、大谷ホッケースポーツ少年団男子チームが3位でございました。 第71回国民体育大会では、成年男女、少年男女の4種目とも出場を果たし、結果は成年男子の部で富山選抜男子チームが3位、少年男子の部で石動高校男子ホッケー部が2位、少年女子の部で石動高校女子ホッケー部が3位と健闘いたしました。 また、全中大会では、石動中学校男子ホッケー部がベスト8、大谷中学校女子ホッケー部が3位入賞を果たしております。 今年度の平成29年度は、現在のところ、全国高等学校ホッケー選手権大会において、石動高校女子ホッケー部が3位でした。また、第39回の全国スポーツ少年団ホッケー交流大会において、蟹谷ホッケースポーツ少年団女子チームが2位の成績をおさめております。 その他の成年チームとしましては、小矢部RED OXが毎年日本リーグで活躍しています。特に昨年度は、2部2位から、入れかわり戦によりまして1部に昇格しています。 また、マスターズチームとしましては、男女6チームが毎年全国マスターズ大会に出場しており、上位入賞を果たしております。 また、日ごろのホッケーのことではございますが、毎年冬季にはクロスランドキッズユニホックゲームが小矢部ホッケー協会によりクロスランドおやべのメーンホールで開催され、子供たちが小さいころからホッケー競技に親しんでおり、保護者の皆さんが温かい声援を送っています。 また、おやべスポーツクラブが主催し、ことしで16回目となる、おやべユニホックナイターリーグが6月から10月までにかけ、開催されており、幅広い年齢層の方々がホッケーに親しんでおられます。 なお、小矢部市ではホッケーも含め、毎月広報おやべのスポーツ通信局のコーナーにおきまして、またフェイスブックを活用し、各種スポーツイベントの開催を案内し、市民の関心の向上に努めているところでございます。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  どうもありがとうございました。 私も余りなじみはないのですが、ユニホックというホッケーがあるそうなので、ぜひそういう身近にできるものであるならば、なるべく市民の方がたくさん参加できるような、ひとつそういう形へ持っていっていただきたいなというふうに思っております。 ホッケーについてはやはり、今、成績を聞いておりますと、全国で皆さん、1位とか2位とか3位とか、そういうふうに入賞もされておりますので、ぜひとも日本で全国トップになれるような、そういうふうに力を入れてもらえるような環境整備をぜひとも整えてもらいたいなというふうに思っております。 それでは、次に、市民開放デーについてお聞きしたいと思います。 市民の開放デー、陸上競技場も今やっておられまして、私、その中でちょっと気になったのは、温水プールというのはありまして、非常に何か利用するのが、平成28年度は466人というふうに出ておりまして、ちょっと少ないんじゃないかなというふうに思っておりますので、これはどんなことなのか。もし、もっとふやせる何かあるなら、もっとふやせるような、ひとつ何かしたほうがいいんじゃないかというふうに思います。特に高齢者のほうの水泳教室とか、もっとそういうものを積極的に取り組んでもいいんではないかなというふうに思いますので、ぜひその辺も含めて、ひとつお願いしたいなというふうに思います。 それと、今、スポーツ課と健康福祉課とあるんですけれども、スポーツというような面からすると、やはり健康とはなかなか、どちらかというと表裏一体のような感じじゃないかというふうに思いますので、むしろそういうスポーツ課と健康課と一緒に、一緒になることはできるかどうかわかりませんけれども、タイアップしたような、そういう企画などないのかなと、あればまた教えていただきたいなというふうに思います。 ○議長(中西正史君)  教育委員会事務局長 深田数成君。 ◎教育委員会事務局長(深田数成君)  現在、市民開放デイでは、2事業実施しております。二つの事業を実施しております。 その一つは、昨年から実施している陸上競技場市民開放デイです。28年度は全10回の実施で432人、今年度は全12回中、現在9回が終了しておりますが、その実施で490人の参加がありました。 二つ目は、ご質問のあります温水プール市民開放デイであります。その利用状況につきましては、平成28年度、全20回実施し、今ほどありました466人が参加しております。今年度は、9月現在、全20回中9回が終了済みでございまして、243人の方々の参加がありました。昨年の同時期と比較しまして、約50人の増加となっています。 なお、プールの市民開放デイは日曜日に実施しているため、学校行事や地区行事の開催と重なることが課題となっておりますが、曜日の変更につきましては、スポーツアカデミー小矢部の休業日である日曜日を利用して実施していることから、難しいのが実情です。 プールの市民開放デイでは、プールの一般開放とともに水中ウォーキング教室も開催しておりますので、多くの方々の多様な利用を促進してまいりたいと考えています。また、健康福祉課が実施している介護予防教室とのタイアップの可能性については、今後検討してまいりたいと思います。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕 ◆3番(加藤幸雄君)  すいません、時間も大分少なくなりまして、最後の質問になりますけれども、スポーツを通じて小矢部市を全国に発信するというようなことが必要かなと思います。ホッケーのまち小矢部をもっとアピール、そしてスポーツで元気なまちづくり、そういうふうに取り組んだらよいと思います。そのためには、やはり施設など、周囲の環境整備が重要かというふうに思います。運動公園、ホッケー場、今、県道を挟んでちょっと別々になるわけですけれども、私のほうの構想では、ホッケー場と運動公園を結んだランニングコース的なものをつくって、7次の総合計画に盛り込んではどうかなというふうに思います。 呉西圏域都市圏ビジョン連携事業が採択されておりますので、これにおいて、合宿誘致とか、大会の誘致とかもありますので、呉西6市あわせて協力して、この小矢部もひとつその中で、そういう事業が一つでも二つでもできればどうかなというふうに思います。隣の砺波市、南砺市などを含めて、整備促進を図ることがこれから必要じゃないかなというふうに思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(中西正史君)  教育委員会事務局長 深田数成君。 ◎教育委員会事務局長(深田数成君)  各種スポーツで合宿を行われている例としましては、サイクリングターミナルや寿永荘などで宿泊されている例がほとんどでございます。この場合には、コンベンション支援事業を利用している方々もたくさんいらっしゃいます。 今ほどのご提案でございますが、その施設の建設費、また財源、また経営体制からの採算性の観点からも、なかなか難しいのではないかと考えております。 ○議長(中西正史君)  3番 加藤幸雄君。 〔3番 加藤幸雄君登壇〕
    ◆3番(加藤幸雄君)  どうも時間、みっちりとありがとうございました。 ひとつこの小矢部市をさらに発展させるために今後とも頑張っていきたいなというふうに思います。ありがとうございました。 ○議長(中西正史君)  1番 中野留美子君。 〔1番 中野留美子君登壇〕 ◆1番(中野留美子君)  幸福実現党の中野留美子です。通告に従い質問いたします。 今回の質問は三つです。小矢部市の国民保護計画について。二つ目、北朝鮮弾道ミサイルへの対応につて。三つ目、ボートピープルの対策について。全て北朝鮮の暴走に関しての質問であります。 昨晩のニュース、またありました。北朝鮮が大陸間弾道ミサイルを発射か、韓国とアメリカが、北朝鮮は14日、木曜、本日ですが、新たな大陸間弾道ミサイルを発射することとしましたと発表しております。きょうは14日ですが、まだ北朝鮮からのミサイルはないようであります。ミサイルなかったなと、きのうのニュースで発表あったけれども、なかったなと、そういうふうに、ああ、よかったという方もちらほらありますけれども、あべこべじゃないかなと思います。なぜ、悪を犯す、この勝手極まりない国のせいで、私たちの普段の暮らしの幸不幸が左右されるのでしょうか。とても憤りを感じずにはいられません。 私が今回の質問で何を言いたいかといいますと、一言で言いますと、今は平時ではなく有事ですということです。通常、起こらないことが今起きようとしているということをお伝えしたいのです。周りでどんなことが起きていようとも、通常どおり特段波風を立てず粛々と仕事を進める、その姿勢はある意味立派ではあります。混乱も防げて、不安な気持ちもあおるようなことにならないのかもしれません。それは一見、いいことのようにも映るかもしれません。しかし、私たちは市単独で生きているのではなく、や国、世界と常に連動しています。今の世界情勢を無視し、私たちだけ心がけて善人で調和して、いい小矢部市をつくっていればいいというわけではないと思います。 今、世界は、かつて経験したこともないようなことが起きようとしています。これは事実です。市として、その危機に対しての備え、意識改革、具体的なシミュレーションをするのは当然の責務であります。今回の三つの質問で、市長、当局の皆様、そして質問をさせていただきながら、私自身も本気で市民の皆様の命、安心・安全な暮しを守るとは何をするべきか、考えていきたいと思います。 一つ目の質問をさせていただきます。小矢部市の国民保護計画についてです。 有事の際、住民の安全確保は自治体が行うと責任分けしたのが国民保護法であり、市長の責任は重大であります。国が適切な対策を講ずるのは大前提ですが、市でも最大限に努力すべきです。北朝鮮の核開発やミサイル発射が頻繁に続く中、小矢部市にミサイルの一部が落下、そして最悪の場合、着弾する可能性も、今はゼロとは言い切れません。国民保護計画の中で、市の責任としてうたわれておりますが、北朝鮮のミサイルから市民を守るための市長の決意を改めてお聞かせください。 ○議長(中西正史君)  総務部理事 唐嶋 宏君。 〔総務部理事 唐嶋 宏君登壇〕 ◎総務部理事(唐嶋宏君)  最近の北朝鮮の弾道ミサイルの発射や核実験の実施は、本定例会冒頭の提案理由説明の中でも触れましたとおり、国連安全保障理事会決議等に違反し、我が国の安全を著しく脅かすものであり、断じて容認することはできません。北朝鮮に対し強く抗議するとともに、政府の断固たる対応を求めるものでございます。 市民を守る決意ということでございますが、市は、その責務として、攻撃等に対し、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、その他の法令、国民の保護に関する基本指針及びの国民保護計画を踏まえつつ、市の国民保護計画に基づき、他の機関と連携、協力し、国民保護措置を的確かつ迅速に実施し、また本市の区域においていろんな関係機関が実施する措置を総合的に推進することとしており、万が一にも事案が発生した場合には、市の国民保護計画に基づき、確実に対応してまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  1番 中野留美子君。 〔1番 中野留美子君登壇〕 ◆1番(中野留美子君)  案件も案件ですので、私は市長ご本人にお答えをいただきたかったのですが、残念であります。 本日、午前中の砂田議員の断固たる対応とはという問いに対しまして、抽象的ではありましたが、万全を期するという言葉を聞きましたので、それが市長の本心であり、この問題に対しての最善を尽くす姿勢であると受けとめさせていただいております。よろしくお願いいたします。 では、質問の方向を変えます。 国民保護計画において、市が行う業務の項目の中に、先ほども、連動してきちんと計画を立てていますということで答弁ありましたが、実際、避難訓練実施要領の策定なども義務づけられております。今、世界情勢は緊迫しています。武力災害に対する避難体制においても、より具体的に初期行動などのマニュアルを新たに作成することを早急にしていただきたいと思います。お考えをお聞かせください。 ○議長(中西正史君)  総務部理事 唐嶋 宏君。 ◎総務部理事(唐嶋宏君)  避難実施要領というものはございます。その要領の策定につきましては、市の国民保護計画には、市長が国から避難の指示を受けた場合、直ちにあらかじめ策定した避難実施要領のパターンを参考にしつつ、避難の指示の内容に応じた避難実施要領の案を作成するとともに、当該案について各執行機関、消防の機関、とか県警察、自衛隊等の関係機関の意見を聞いた上で決定すると定めております。 避難実施要領と避難行動の初期マニュアルですね、行動マニュアルというものはございますが、市の国民保護計画においては、まず実施要領の作成を最優先に、有事の際は行うということになっております。行動マニュアルにつきましてはいろんなパターンがございますので、詳しいマニュアルというものはまだできておりません、小矢部市は。そういうマニュアルをいろんな自治体の例も参考にしながら、早急にマニュアルを作成していきたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  1番 中野留美子君。 〔1番 中野留美子君登壇〕 ◆1番(中野留美子君)  ありがとうございます。ぜひ早急にお願いいたします。 この分野に関して、参考になるかと思いますが、近くでは新潟の阿賀野市で、最近7月に策定されました。阿賀野市単独の国民保護避難マニュアルが改訂されております。こちらは武力攻撃のパターン別の詳しい避難要領が具体的に盛り込まれているそうです。阿賀野市の方にちょっと聞かせていただきましたら、この策定に当たり、やはり苦労したのは、先ほどもありましたが、国から連絡があった後に動くような体制に今はなっていますけれども、この避難実施要領の策定に関しては、国がまだ想定していない、想定がはっきり出ていないときにつくらないといけないということで、かなり阿賀野市の皆さんも苦労されて、半年以上かけてつくられたそうです。参考になりましたらと思いまして、紹介させていただきました。ぜひ前向きに進めていただきたいと思います。 それでは、次、北朝鮮の弾道ミサイルの対応について質問させていただきます。 北朝鮮の弾道ミサイルに対する避難訓練、全国の自治体でも数多く行われております。住民避難訓練や行政内部や関係機関との訓練など、避難訓練計画の実施について、ご予定をお聞かせください。 ○議長(中西正史君)  総務部理事 唐嶋 宏君。 〔総務部理事 唐嶋 宏君登壇〕 ◎総務部理事(唐嶋宏君)  教育機関での避難訓練の実施ということでございます。 本市の小中学校では、火災を想定した避難訓練や地震に対するシェイクアウト訓練などの訓練は実施しておりますが、弾道ミサイル落下等のJアラート発令に対する避難訓練は、これまでは実施しておりません。学校においては、Jアラートが発令された場合、国民保護計画に基づき速やかな避難行動、正確かつ迅速な情報収集を行うこととしており、児童・生徒の在校時においては、グラウンドにいる場合、校舎内に避難し、安全を確保すること、校舎内にいる場合は窓から離れ、机など、丈夫なものに隠れるなどの行動をとることとしております。 文科省からは、平成29年9月8日付で事務連絡がございまして、「北朝鮮による弾道ミサイル発射に係る対応について」の通知があったところであり、今回のように登校前の時間帯に発令された場合は、各自の判断で身の安全を確保する必要があり、自宅にいる場合は登校せずに次の情報を待つ、登校途中の場合は、できる限り頑丈な建物や地下に避難するといった行動をとることが求められています。 また、学校現場にはさまざまな状況を想定した具体的な対応方策の検討、避難訓練の推進等に取り組んでいくことが求められており、市、教育委員会としましては、学校に対し、Jアラートの発令に対する学校安全計画や危機管理マニュアル等の見直しや避難訓練の実施方法等について協議してまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  中野議員、質問と答弁、それでよろしゅうございますか。 ◆1番(中野留美子君)  よろしくないです。 ○議長(中西正史君)  再度質問。 1番 中野留美子君。 〔1番 中野留美子君登壇〕 ◆1番(中野留美子君)  避難訓練の実施があるかどうかを確認させていただきたかったんですけれども。 ○議長(中西正史君)  総務部理事 唐嶋 宏君。 ◎総務部理事(唐嶋宏君)  近年の緊迫化する国際情勢とかそういうことを見ますと、避難訓練ということが非常に重要になってくると思います。 今までは避難訓練の実施ということは、市では行っておりません。今後はJアラートによる情報伝達訓練、あるいはそういうような避難訓練を想定して、今後、行っていきたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  1番 中野留美子君。 〔1番 中野留美子君登壇〕 ◆1番(中野留美子君)  ぜひよろしくお願いします。 それでは、今現在は実施する予定がないというお答えで、これからまた調整しながら、前向きに取り組んでいただけるというような回答だったかと思いますが、教育機関に関して質問いたします。 現在、学校で行われている避難訓練の中に、北朝鮮弾道ミサイルに対しての避難訓練の実施は検討できますでしょうか。 ○議長(中西正史君)  教育委員会事務局長 深田数成君。 〔教育委員会事務局長 深田数成君登壇〕 ◎教育委員会事務局長(深田数成君)  ちょっと繰り返しになりますが、文部科学省からの事務連絡にありましたように、今後、特に避難訓練等の推進ということが強く望まれております。先ほどありましたように、実際、学校では、火災であったり地震に対する訓練は実際やっておりますが、今のJアラート発令による訓練はやっておりませんので、今ほどありましたように、学校長会なども通じまして、その訓練の方法の内容もしっかり吟味して、今後、協議してまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  1番 中野留美子君。 〔1番 中野留美子君登壇〕 ◆1番(中野留美子君)  学校のほうで、北朝鮮のミサイル避難訓練を実施されたところを紹介させていただきます。これは映像でございますが、9月8日です。最近です。こちらは東京・千代田区の小学校、都内で避難の対象地域になった場合を想定して訓練が行われました。ちょっと記事をそのまま読み上げさせていただきます。 東京・千代田区の小学校で行われた避難訓練には、全校児童240人余りが参加し、授業中に弾道ミサイルが発射され、都内が避難の対象地域になったという想定で行われました。 校内のスピーカーから「Jアラート=全国瞬時警報システム」の音声が流れると、子供たちは防災ずきんをかぶり、教室から出て周りに窓のない校舎の廊下に集まりました。そして、担任の教諭から「だんご虫のポーズ」をとるように呼びかけられると、子供たちはその場にしゃがんで、体を丸くかがめる姿勢を数分とっていました。 5年生の男子児童の言葉です。「もしものときに避難の方法を知らなければ危ないので、一生懸命やりました。ミサイルなんか撃たずに普通に暮らせるのがいいです」と話していました。また6年生の男子児童、「訓練でしたが、本当にミサイルが飛んできている感じがして怖かったです。避難は必要だと思うけれども、現実にはなってほしくありません」と話していましたということです。そのとおりです。 訓練を行った小学校の淺川宏校長先生の言葉、「子供たちが情報を正しく判断し、みずから行動できるように訓練を行った。心配し過ぎだという見方もあるかもしれないが、自分の命を自分で守る行動を身につけてほしい」と話しています。 あと、長野駒ヶ根市の学校で、緊急時における子供たちの安全対策について、ミサイル発射時ということで、プリントが学校で配られております。 ぜひ、教育委員会教育委員会のほうにも働きかけをしていただきたいのです。取り組みを始めるところが現実に出てきております。どうか、子供たちにも避難訓練など、危機を正しく受けとめ、そして自分の命を守るように働きかけていただきたいと思います。先ほどその点に関してお答えいただきましたので、答弁は結構です。 それでは、三つ目の質問に入ります。三つ目はボートピープルの対策です。 ボートピープル、聞きなれた言葉ではないかもしれませんが、紛争や圧力をかけられた政治のところで苦しんだ人たちが、漁船やヨットなど、小さな船に乗って外国へ逃げ出す、逃げ出した人々のことをボートピープルといいます。今後、地球全体に住む私たちの課題としては、北朝鮮の暴走をどこまで食いとめることができるのかということが問題ではありますが、一方で、予想されますのは、確実に備えておかなくてはいけないこととして、北朝鮮から2,500万人の人々が、緊迫した状況から1人、2人と逃げだし、日本のほうにやってきます。そんなこと本当にあるのと言われる方もいらっしゃるかと思いますが、拉致被害者のときも、私たちは平和を愛する国として想像できないことが日本の中で起きたのは事実であります。今、独裁者によって暴走極まりなく国を圧迫している状態で、北朝鮮の人々も命があります。大事な家族もあります。命をかけて日本に渡ってくる、それは想定内、考えておかなくてはいけない対策だと思います。 高岡市の伏木や氷見市でも、海岸沿いは何カ月も前から見回りが強化されております。小矢部市は海には隣接しておりませんが、その対策がやはり北陸は急務であると思います。私はパトロール強化など、警察や自衛隊など協力しながら、そのボートピープルに対しての対策を少しでも早く始めていただけないかと思います。お答えいただけますでしょうか。 ○議長(中西正史君)  総務部理事 唐嶋 宏君。 〔総務部理事 唐嶋 宏君登壇〕 ◎総務部理事(唐嶋宏君)  仮に、北朝鮮で有事が発生した場合に、我が国に多くの難民が押し寄せるのではないかというご趣旨の質問かと思います。 ご指摘のような有事が発生した場合に、小矢部市にどれほどの影響が及ぶのかということ、またどれほどの備えが必要とされるのかということは、現時点では想定することができません。 そのことから、パトロール強化、ほかにもいろんな対策等がございますが、ガラスの強化とか、そういうこともあります。そういうような対策についてご提案もいただきましたが、現時点においてはどのような対策を講じることが必要が判断できない状況であります。 しかしながら、市としては、市民の安全を確保するために必要な措置を的確かつ迅速に講ずることができるよう、情報収集等に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  1番 中野留美子君。 〔1番 中野留美子君登壇〕 ◆1番(中野留美子君)  今ほどの答弁の中にもありましたように、考えていただけることはたくさんありまして、私も聞いていて納得しております。 窓ガラスの強化のことも、私も調べさせていただきました。金づちで外から割ろうとしても、窓ガラスに穴があかないという防犯ガラス、四つ窓を設置する場合。コストは27万から40万ほどかかります。これが少し高いなという場合は、防犯フィルムというのがありまして、通常の窓ガラスにフィルムを張ります。それも4枚分は13万円から18万円ほどでございます。各家庭での負担は決して少なくはございませんが、家族を守る上で、命を守る上で、大きな大きな、本当に起きてしまったときには、大きな守るキーポイントになるんじゃないかと思います。 今ほども答弁でおっしゃっておられましたが、何かしら市民に対してボートピープルの対策を少しずつでも、今から始めていただけるように発信など、お願いをさせていただきたいと思います。 そして、暗がりで犯罪は行われるとよく心理学者が共通して言われますが、人が近寄ると、今でもたくさんのご家庭でありますけれども、玄関のほうに人が近寄ると、ぱっとライトがつくという人感センサーライトというのがございます。こちらは1,000円から、高くても2,000円ほどです。こういったものでも、小矢部市の市民の皆様、少しずつでも声をかけ合って、いざというときにも、そういった危ない、危険な目に遭わないように、声をかけ合うのが大事なのではないかと思います。 ほとんどお願いのような質問でございました。これで私の質問は終わりますが、最後になりますが、もう一度言わせてください。 物事には枝と幹があります。北朝鮮の問題は、すぐそこまで迫ってきている大事な問題です。これは、地方議会においても幹の部分であると思います。幾らこちらが平和な考え方で調和を図って生きていたとしても、その反対で、極めて自己中心的で破滅型の考え方をする国が隣接しているのです。日本の国全体が、随分前から始まっていたこの愚かな暴走に対して、鈍感であったことは事実です。 しかし、責任を担っていると市長も自覚しておられるなら、市として最善を尽くしていく、どうしたらいいかと常に一手一手を打とうとする、この問題に対しても前向きな姿勢をとっていただきたいのです。それこそが、平和を愛する日本人、小矢部市の人々の希望そのものになると思っております。北朝鮮の暴挙に対して、日本人としての努力を切に願いまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中西正史君)  暫時休憩いたします。           午後2時31分 休憩--------------------------           午後3時00分 再開◯出席議員(16名)   1番    中野留美子   2番    山室秀隆   3番    加藤幸雄   4番    義浦英昭   5番    吉田康弘   6番    藤本雅明   7番    白井 中   8番    福島正力   9番    中田正樹  10番    石田義弘  11番    嶋田幸恵  12番    沼田信良  13番    中西正史  14番    尾山喜次  15番    砂田喜昭  16番    宮西佐作◯欠席議員(なし)-------------------------- △再開 ○議長(中西正史君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。-------------------------- △出席議員数の報告 ○議長(中西正史君)  ただいまの出席議員は16名で定足数に達しておりますので、会議は成立しております。 直ちに会議を開きます。-------------------------- ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  会派「誠流」の吉田です。最後の質問者になりましたが、よろしくお願いいたします。 きょうの質問は、一問一答にて、4項目の課題で質問させていただきます。 まず、第1点目の質問は、鳥獣被害対策についてお尋ねいたします。 数年前から被害が深刻になってまいりましたイノシシによる被害についてですが、中山間地域に住む市民の声を受け、その被害の深刻なことをお伝えしたいと思っております。 今は稲刈りの最盛期ですが、中山間地では圃場を守るため電気柵を張りめぐらせて、圃場にイノシシが入り込まないようにしております。最近のイノシシは、この電気柵を飛び越えて圃場に侵入し、転げ回ります。体毛に着いた小さな虫を落としたいのか、においづけをしたいのかわかりませんが、とにかく転げ回ります。その結果として、収穫したコメには強いにおいが残り、米としての商品価値を台なしにしてしまいます。 さらには、農道の斜面や圃場のあぜ、ため池の堤体を掘り荒らして餌となるミミズやイモ類を探すのですが、この習性のために大切な用水路が埋まり、ため池の水漏れが発生しています。夜ともなれば集落の中を平然と歩き回り、民家の横にある畑の作物を食い荒らします。 人間の生活圏を回避することなく、むしろイノシシの生活圏に人が住んでいるような逆転現象が起きております。 今年度の捕獲実績について、昨年実績とあわせてご報告をいただきたいと思っております。そしてまた、小矢部市に生息する個体数はどれくらいでしょうか、想定数で構いまいませんのでお答えをいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中西正史君)  産業建設部長 高木利一君。 〔産業建設部長 高木利一君登壇〕 ◎産業建設部長(高木利一君)  イノシシ被害の状況についてお答えをいたします。 まず初めに、本市の鳥獣被害対策につきましては、イノシシによる農作物の被害が深刻化いたしました平成21年度において小矢部市有害鳥獣対策協議会を設立して、捕獲活動や電気柵の設置などによる農作物への被害対策を実施しております。 また、農道、水路ののり面やため池、堤体への掘り起こしによる被害対策としては、農業用施設への電気柵設置を助成の対象として拡充しており、ここ2カ年の農地の被害面積、被害額においては、高止まりながらも一定の効果があらわれていると考えております。 しかしながら、中山間地域における農業用施設への被害増大や生活圏への侵入など、新たな被害への対策の必要性も認識しており、現状等を調査した上で対処してまいりたいと考えております。 イノシシの捕獲頭数でありますが、昨年度は365頭の捕獲をしております。本年度の捕獲頭数につきましては、8月末の時点で成獣が前年比47頭増の115頭、幼獣は前年比67頭増の160頭となっており、全体では前年比114頭増の275頭となっております。 また、生息するイノシシの個体数につきましては、正確な把握は困難でありますが、が策定しています富山イノシシ管理計画では県内に約4,900頭、これは平成27年度末現在のものでありますが、約4,900頭が生息していると推定されております。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  今ほど、捕獲数をご報告いただいたんでありますが、大変大きな伸びを示しております。 中山間地域というのは、集落数が少なくて、なおかつ高齢化率も60%を超えているということで、当然空き家も多いし放棄田もたくさんあると、そういった地域であります。まさに荒廃が加速する状況にあって、イノシシがたくさんあらわれているという、そういう状況にあります。 繁殖力の強いイノシシは、個体数を半減させても翌年には昨年同様の個体数がいると言われております。被害の程度が年々拡大している、もしくはあらわれる、捕獲されるイノシシの頭数も格段にふえているという状況からすれば、個体数を半減させてきたという、そういう状況にはないというふうに考えております。 現在の鳥獣被害対策ということで、小矢部市当局が今ほど高木部長のほうからご説明いただいた対策というのは、むしろ個体数を減らすことと圃場を守ることを目的に制度設計されておりますが、それが本当に有効で、現在有効に機能しているかどうか、そしてまた、限界集落となっているコミュニティにはイノシシの個体数を減らすというふうな地域力がもはや存在し得ないという、そういう大変進んでいると言いますか、限界集落としての状況が顕著に進んでおりますので、そういった状況からすればイノシシを対象とした鳥獣被害対策の制度設計を見直していくべきだというふうに考えております。どのような見解をお持ちでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(中西正史君)  産業建設部長 高木利一君。 ◎産業建設部長(高木利一君)  今ほど申されましたように、中山間地域におけるイノシシ被害が生産者の営農意欲をそぎ、地域活力の低下につながる大きな要因であると認識しており、特に、捕獲した個体の処理に係る地元住民への負担の軽減に向けた対策をさらに進めていきたいと考えております。 また、イノシシの行動特性や生息環境整備に関する研修会を通じて、地域が一体となって広域的な活動への理解を深めてもらう取り組みも継続してまいります。 いずれにいたしましても、中山間地域におけるイノシシ被害の軽減に向けた防止対策の見直しは、集落の世帯数が少なく、高齢化が進む中山間地域の存続にもつながる問題であることから、地元住民との連携を密にしながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  今ほどは、イノシシに限った話ということでいろいろ対策のお話をいただいたわけでありますが、鳥獣被害というのはイノシシに限ったものではございませんで、ケーブルテレビを見ておりますと頻繁にクマの目撃情報が流れます。 きょうもクマの目撃情報がケーブルテレビのほうで流れておったようでありますが、クマだけではありませんで、鳥獣被害というのはシカもあればニホンカモシカ、そして近年は猿もあらわれる、ハクビシンはそれこそ以前からおりますし、アオサギとかカラスとか。 市街地の中でもアオサギは高い木の上に巣をつくり、子育ての間中大きな鳴き声で、昼夜を問わずといいますか、夜中に大きな鳴き声を出して近隣の住民を困らせております。そのふんの被害も大変深刻であります。積極的に駆除することが法的に認められていないというアオサギの被害でありますが、このことにも大変強いジレンマを感じておるわけであります。 また、小学校や保育所の近くで目撃したとして通報されるクマの目撃情報には、それこそ大変強い危機感を抱いております。 そのほかにも、城山公園にイノシシがあらわれたとか、芹川にニホンカモシカが1週間も滞在していたとか、埴生に猿があらわれたりとか、今までになかったことがどんどん起きております。 子供たちの安全を確保するということを第一に考えていただきたいのですが、人間の生活環境を脅かすこれらの被害に対して、どのような見解と対策を持つのか、この点についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(中西正史君)  産業建設部長 高木利一君。 ◎産業建設部長(高木利一君)  私からは、産業建設部農林課で所管しますイノシシ以外の鳥獣被害について、ご報告をいたします。 まず、クマについてでありますが、近年被害はなく、目撃情報については通報があった時点で防災無線と防災メールによる注意喚起を行い、職員が現場を確認した上で報道機関へ報告しており、その回数につきましては平成27年度に17回、28年度は30回、今年度はこれまでに19回となっております。 また、シカにつきましては、被害、目撃回数ともございません。 猿につきましては、被害はありませんが年間数件の目撃がされております。 また、ハクビシン、タヌキについては、年間数件の捕獲がなされております。 また、カラスについてでありますが、被害があった場合に鳥獣被害対策実施隊により駆除されております。平成27年度には125羽、28年度には89羽、今年度はこれまでに80羽を駆除しておる実績であります。 ○議長(中西正史君)  教育委員会事務局長 深田数成君。 〔教育委員会事務局長 深田数成君登壇〕 ◎教育委員会事務局長(深田数成君)  私のほうからは、小中学校に対する安全対策について申し上げます。 クマの目撃情報につきましては、防災担当課である総務課から教育委員会へ情報提供されることになっており、その情報につきましては、電話及びファクスで各校へ速やかに提供しております。 なお、イノシシやニホンカモシカ、猿などによる単なる目撃情報については、教育委員会では全ての情報を把握することができないため、学校へは情報提供できていないのが現状です。ただし、今ほどのイノシシなどが周辺住民へ危害を及ぼす可能性があるとの情報が入った場合は、クマと同様に対応することとしております。 情報提供を受けた各校の対応についてですが、目撃時間や目撃場所等によっては、保護者への送迎依頼や教師が付き添っての集団下校の実施、部活動の中止、口頭での注意喚起、学校安全メールの配信など、児童生徒への安全対策を優先に校長が判断し適切に対応はしているところでございます。 また、ちょっとニホンカモシカのことについてでございますが、ニホンカモシカにつきましては国の特別天然記念物と指定されているとともに、富山獣にも指定されており、大切に保護されているところであります。 なお、今ほどにありました、今年度におきましては荒川地区や西町等の住宅地域でも出没の連絡を受けております。 ニホンカモシカにつきましては原則捕獲禁止となっておるとともに、その特性として比較的おとなしく、人に危害を加える動物ではないとされております。また、帰巣本能も強いことから、必要以上に接近し刺激を与えること、また逃げ道を塞ぎ興奮させたりすることをせず、山へ帰っていく様子をまた見守っていただきたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  民生部長 山田博章君。 〔民生部長 山田博章君登壇〕 ◎民生部長(山田博章君)  私からは、アオサギ被害対策についてお答えをさせていただきます。 市街地におけるアオサギ被害の対策についてでございますが、近年人の生活の場と野生動物の距離が近くなり、さまざまな生活上の被害が全国的に生じている状況にございます。 そのような中、市街地においてもサギ類が庭木に巣をつくり、ひなの鳴き声やふんによる被害が全国的に深刻な問題となっていることを認識しているところでございます。 サギ類につきましては、議員ご指摘のとおり、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律、いわゆる鳥獣保護管理法により県知事の許可なく捕獲することができない旨が定められておりますが、県知事の許可を受けるためには、生活環境への被害が現に生じているか、またはそのおそれがあり、かつ被害防止対策を行っても被害等が防止できないと認められることが必要でございます。 お尋ねのアオサギ被害への対策につきましては、ねぐらとなる樹木の剪定や、鳥が嫌がる音を流す、またはタカによる追い払いなどの事例が全国的に見受けられますが、効果が限定的であったり、群れが分散し二次被害が生じたりするなど、抜本的な解決策がない状況にございます。これは全国的にも苦慮している事案でございます。 本市といたしましては、少しでも被害を減少できるよう、関係機関や他自治体の取り組み状況を参考にしながら対策等を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  民生部理事 吉倉千里君。 〔民生部理事 吉倉千里君登壇〕 ◎民生部理事(吉倉千里君)  私のほうからは、保育所等に対する鳥獣被害対策につきましてでございます。 保育所等におきましては、何よりも入所児童の安全確保を最優先としております。子供たちが安全に安心して日々の生活や遊びを行えるように、安全性や防犯性に配慮した保育所の運営管理を行うことが責務であると認識しております。 そのために、保育所におきましては保育所ごとにその立地条件に応じた防犯管理マニュアルを作成しております。このマニュアルによりまして、不審者の侵入など、緊急事態を想定した訓練を各保育所で行っております。 クマなどの鳥獣が出没した場合におきましては、この防犯管理マニュアルに準じて対応を行うこととしておりまして、具体的には、クマの目撃情報があった場合には、こども課から各保育所へ迅速に一斉メール等で連絡をしております。 また、保育所の現場では、園児を施設内にすぐに避難させ、施設外での活動を控えるようにしております。また、特に緊急性が高いと考えられる場合におきましては、外履きのまま施設内の2階等へ避難し、バリケードをするなどの対応を行うとしておりまして、保護者や家族、警察等の関係機関や地域とも連携して対応することとしております。 今後とも安心、安全な運営管理を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  子供たちが被害に遭うかもしれないといったことが起こり得る状況だというふうに認識しております。対策を担当する部局が共通の認識を持って、危機感もしっかりと持って対応いただくようお願いして、2点目の質問に入りたいと思います。 2点目の質問は、中心市街地への誘客に向けた施策についてお尋ねをいたします。 アウトレットパーク北陸小矢部の開業から2年が経過し、年間600万人の来場者の1%を市街地へ誘客してまちのにぎわいを取り戻すとの説明を何度も耳にしてきたわけでありますが、駅前通りのにぎわい創出を目的に調査依頼をされたメルヘンおやべブラッシュアップ調査報告というのが本年3月に小矢部市のほうへ提出されております。ブラッシュアップ調査の依頼をしたということですね。その調査結果を受け取っておられますが、今後の取り組みを具体的に説明をいただきたいと思います。そしてまた、商工会や地元商店街、市民団体との連携や協力関係の構築が急務ではないかというふうにも思っております。どのように取り組む予定であるのかをお答えいただきたいと思います。 ○議長(中西正史君)  企画政策部長 澁谷純一君。 〔企画政策部長 澁谷純一君登壇〕 ◎企画政策部長(澁谷純一君)  中心市街地への誘客に向けた施策について、お答えをいたします。 本年3月に取りまとめましたメルヘンおやべブラッシュアップ調査報告書では、メルヘンの定義を進化発展させ、これまでのメルヘン建築とは違った、誰もが幅広く使用することができるコンセプトを新メルヘンとして、再定義を試みたところであります。 アンケート調査やワーキンググループでの意見から抽出した新メルヘンのキーワードは、かわいい、わくわくする、明るい景観、子供から大人まで喜ぶなどがありまして、これらをまとめまして、「子どもから大人まで喜ぶような、わくわくするような、明るく、かわいい街」、これを新メルヘンと定義したところであります。 調査報告書では、新メルヘンの定義に基づき具体的な施策を導き出し、街路灯や歩道のフラワー設置、カフェスイーツの商品開発、メルヘンdayの開催など、実現可能で継続性のある22施策を提言として取りまとめております。 現在、これらの施策と相乗効果をにぎわい創出につなげようと、小矢部市商工会では石動駅前の空きビルを取得し、地域交流拠点施設として改修することを計画されております。また、市民有志がNPO法人を設立し、駅前商店街を歩行者天国にしてイベントの開催に取り組んでおられます。 中心市街地への誘客は行政だけでなく、商工会や市民団体、さらには地元商店街との連携や協力が不可欠であり、本市といたしましては、これらの団体との横の連携を図るため、さまざまな機会を通じて中心市街地のまちづくりについて積極的に意見交換を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  今ほどの答弁で、小矢部市商工会が取得した石動駅前商工会ビルの活用計画において、小矢部市はどのような予定をするのかということについて、お尋ねしたいと思っております。 そして、ブラッシュアップ調査報告では、石動駅から都市計画道路社内上野本線までの間を、メルヘンをテーマに整備すると提言をしております。そしてまた、そのT字路から商工会までの通りを、歴史をイメージして整備することを提言しておりますが、その点についての取り組みについて、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(中西正史君)  企画政策部長 澁谷純一君。 ◎企画政策部長(澁谷純一君)  石動駅前の商工会ビルの活用計画についてであります。 本年度、小矢部市商工会では石動駅前商工会ビル活用運営委員会を設置されております。ビルの活用方法について協議を重ねておられます。これまでに委員会を5回開催されまして、ビル活用の基本的な方向性として、軽飲食と地域交流主体の施設にすることが決定されております。 また、本市では、小矢部市商工会に依頼しまして、このビル内に公共トイレの整備を予定しているところであります。この公共トイレの具体的な内容について、今後商工会や設計事務所と協議し、本年度末までに決定したいと考えております。 次に、石動駅から商工会館までの整備構想についてでありますが、本年6月定例会でも報告したとおり、石動駅から都市計画道路社内上野本線までのメルヘンをテーマとした整備構想として、そのT字路から商工会館までの歴史、宿場町をイメージとした構想を持っております。 石動駅から都市計画道路社内上野本線までの間の整備構想につきましては、石動駅周辺整備事業において整備を行う合築施設や駅前広場との一体的な景観を形成する計画を考えております。 現在の進捗状況につきましては、本年度予算にまちなかメルヘン化等構想策定業務として300万円を計上しており、本年度末までに構想策定を完了したいと考えております。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  今ほどの答弁の中で、メルヘンをテーマに整備するという説明もございました。メルヘンをテーマに整備するとしたら、上空にある電線に違和感があるんじゃないかなと。そしてまた、宿場町をテーマにしても、宿場町の時代に電線があったわけでもなかろうということでありまして、そういった電線の地中化について、どのような見解を持つのかということ。そしてまた、今ほどはメルヘンおやべブラッシュアップ計画についてはご説明はいただいたんですが、これを初めとする本市の具体的な計画についてどのように考えていらっしゃるのかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(中西正史君)  企画政策部長 澁谷純一君。 ◎企画政策部長(澁谷純一君)  石動駅から都市計画道路社内上野本線、T字路から商工会館までの間の電線の地中化につきましては、より優れたやはり景観、特に歴史的な景観、これを求める上でやはり望むところではあります。そして、これはアウトレット開業を契機に、の小矢部土木事務所と協議を行いました。ただ、多額の費用を要するとともに、事業の優先度が低いことから、事業化はなかなか厳しいというような回答を得ておるところでございます。 もう1点でありますが、具体的な計画ということであります。まちなかメルヘン化等構想の策定業務で提言されました22の提言のほかに、今年度の事業としまして、地方創生交付金により10月1日開催予定のフォトロゲイニング、コスプレーヤーを対象にした周遊撮影ツアー等々を予定しております。 このほかには、先ほど説明いたしましたが、商工会の石動駅前の空きビルを取得しての地域交流拠点施設としての改修、市民有志からなるNPO法人による駅前商店街の歩行者天国にしてのイベントの開催があります。 また、現在行われている駅周辺整備事業、これもまさしくその計画の一つになろうかと、そのように思っております。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  平成30年11月には新しい石動駅の開業を迎えることになると思うのでありますが、このブラッシュアップ計画についても、しっかりとスピード感を持って取り組んでいただくことをお願いしたいと思います。 3点目の質問に入りたいと思います。 桜町縄文遺跡についてお尋ねいたします。 桜町縄文遺跡での発掘調査、この発掘調査以前には、高床式建物の部材等の発掘によって、それまでこの部材はほかでは見ることがなかった大変貴重な部材が発掘されております。そのことによって一躍脚光を浴びた桜町縄文遺跡ですが、考古学上の大発見として大いに新聞紙上をにぎわせてきました。 間もなく発見から30年の節目を迎えると思うのですが、以前には縄文サミットを開催したり、縄文遺跡を持つまち同士の連携など話をしていた当時の記憶も、まだしっかりと記憶に残っておるわけでありますが、熱心に縄文遺跡をPRしている、してこられた市民団体もあります。 こうしたことからすれば、30年という節目を迎えるとき、もう一度市民がこの遺跡の価値を共有し、桜町遺跡に誇りを持てるような仕掛けを検討することも必要でないだろうかというふうに思っております。現在の取り組み状況と今後の方針についてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 〔教育長 野澤敏夫君登壇〕 ◎教育長(野澤敏夫君)  桜町遺跡は、小矢部市の貴重な財産でございます。 この桜町遺跡は、桜町地内におきまして、ご承知のように昭和63年、高床建物の柱材と考えられる、貫穴とえつり穴のある加工材、これが発掘され、さらに平成9年にはY字材やコゴミなど、数多くの縄文時代の貴重な遺物が出土いたしました。全国から大勢の見学者が詰めかけるなど、大きな話題となったところでございます。 このように、桜町遺跡は縄文文化を代表する遺跡であり、本市の大切な財産の一つと考えているところでございます。 平成10年には、小矢部市は青森市、霧島市、当時は国分市でございましたが、などとともに縄文都市連絡協議会の設立に参画いたしました。そして、平成11年には第2回になります全国縄文都市サミットの開催地となり、平成23年には第14回目のサミットの開催地となったところでございます。 その後、桜町遺跡の活用といたしましては、平成12年に桜町JOMONパークを整備し、復元した高床建物の移設設置や展示棟での遺物の展示、体験棟での火起こしや勾玉づくりなどの縄文体験学習を行ってまいりました。 また、桜町遺跡を支援していただいているボランティアグループの方々が中心となりまして、毎年1月には縄文火占い祭り、9月には縄文火祭りの名称で、縄文に親しむ大きなイベントが開催されており、ことし9月3日にも縄文火祭りが行われ、市内外から親子連れなど多くの方々の参加でにぎわったところでございます。 また、平成8年に開館いたしました埴生地区の小矢部ふるさと歴史館では、市指定文化財となっている桜町遺跡の出土品の展示公開を行っておりまして、来館者には解説員による説明を行っているところでございます。 昨年度は、桜町JOMONパーク展示棟の展示がえを行いまして、三井アウトレットパーク北陸小矢部の店内でそのパネル展示を行い、PRに努めたところでございます。 さらに今年度は新たな試みとして、射水市の小学生の方を対象とした「おやべの博物館めぐりバスツアー」、これを8月4日に開催いたしまして、桜町JOMONパークでの勾玉づくりなどの体験学習や、小矢部ふるさと歴史館での遺跡出土品の見学などを通じて、本市における縄文や歴史について学んでいただく機会を設けたところでございます。 さらに、平成24年度からは市民の方を対象に縄文に関する講演会、これはこれまで3回開催してきておりますけれども、今年度10月1日に総合会館で開催することとし、縄文時代の祭祀具である土偶についての講演を予定しているところでございます。 また、小中学校におけるふるさと教育の取り組みといたしまして、市内東部小学校、石動中学校、大谷中学校などが総合学習の時間で縄文について学び、例えば丸木舟の乗船体験や土器づくり、あるいは勾玉づくりなどの縄文体験に、学習として取り組んでいるところでございます。 今後とも、桜町遺跡の活用を目指す市民活動グループの方々との連携による各種イベントの開催、市内の各施設における遺物やパネルの展示、また桜町JOMONパークの展示内容のリニューアルなど継続的に行いまして、またあわせて、ホームページやケーブルテレビなどを活用した情報発信を進めることによって、桜町遺跡という貴重な歴史財産を有する本市の魅力の向上を図るとともに、他の文化財施設との連携により市内観光の強化など、まちの活性化にもつなげてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  今ほどの答弁にありましたように、桜町遺跡発掘調査報告書というのをホームページ上で結構たくさん、ボリュームがものすごいあるんですね、その中の一文をずっと読んでおりますと、やはりその当時研究に携わられた國學院大學の小林教授とか、東北芸術工科大学の宮本教授とか、そういった高名な方々が、大変すばらしい桜町遺跡についていろんなことをおっしゃっておられます。 小林先生は、桜町遺跡は何千年もの時代の中を、あの独特の湿度の中、保管されてきたことによって、当時の姿がかなり当時に近い形で残っている、そんな遺跡は全国まれなんだということで、幾重にも重なった小矢部市の先祖の手の跡といいますか、生活の跡がそこにかいま見ることができるという、そういうすばらしさを解説しておられて、小矢部市の桜町には、もうあの場所で何千年もという、そういう人類の積み上げてきた歴史を本当に感じるものであります。 そこで、このすばらしい桜町遺跡について、国の重要文化財の指定に向けた取り組みを考えてみられたらどうかというふうにも思いますが、その点について、ぜひご回答をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中西正史君)  教育長 野澤敏夫君。 ◎教育長(野澤敏夫君)  今ほどご指摘のありました小林達雄先生、宮本長二郎先生に私も当時お会いいたしまして、非常に桜町遺跡を高く評価をいただきました。 このような桜町遺跡の出土品についてでありますけれども、先ほど少し触れましたように、既に市指定文化財として平成19年11月1日に1,600点を指定済みのところでございます。 これらの出土品の国指定重要文化財、これの取り組みについてでありますけれども、国指定重要文化財ということになれば桜町遺跡の学術的価値、これを確定させるということ、また改めて人々の関心を高める、そういう意味でも非常に大きな契機になるものと期待しているところでございます。 現在、文化庁の指導のもと、重要考古資料としての詳細調査という調査を進めているところでございます。この詳細調査では、出土品1,600点のうち現在約1,550点、これについて詳細な寸法の測定、材質分析、模様や加工状況などの記録作成、これが必要となっておりまして、各々について慎重な作業が求められているところでございます。 本市といたしましては、今後も文化庁及び教育委員会の指導を受けながら、速やかに指定となるよう作業に努めてまいるところでございます。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  私どももいろんなところの遺跡を見て回ったこともあるんですが、なかなか観光資源として期待するというのは非常に難しいかもしれないんですが、大切な財産だと、学術的な貴重な遺産であるというところを大切にしていくときには、どういった手法がいいのかなということを思っておるわけでありまして、今ほど答弁にありました国指定重要文化財の指定を受けるというところを、しっかりと取り組んでいただけたらということをお願いして、最後の質問に入りたいと思います。 定住促進施策についてお尋ねしたいと思います。 平成29年の定住促進対策事業費というのは5,878万円ということで、非常に大きな金額をここに投入しておるわけでありますが、「小矢部に住んだら100万円」というキャッチフレーズで定住促進施策の象徴としてスタートしてから随分経過した感がありますが、そろそろこの定住促進施策の検証作業を進める時期にあるんじゃないかなというふうに思っております。 社会増があったというふうに報じた時期もありましたけれども、近年では空き家や空き店舗に対する補助や三世代リフォーム助成と、定住促進対策事業も大変いろいろバリエーションの多い対策事業になってまいりました。そういったことで、単純に効果をつかみにくいかもしれませんが、当然一定の効果もあったものというふうに思っております。 この定住促進対策施策の成果と今後の展開についてのお考えをお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中西正史君)  市長 桜井森夫君。 〔市長 桜井森夫君登壇〕 ◎市長(桜井森夫君)  定住促進施策の成果につきましては、今ほど議員ご紹介をいただきましたとおり、平成22年度から市外からの転入者に対して、新たに住宅を建築または取得された方には上限で100万円を助成をいたしまして、さらに中学生以下の子供さん1人につき10万円を上乗せするなど、定住促進助成金を大幅に拡充をさせていただいたところでございます。 加えて、定住促進賃貸住宅家賃助成金を創設をいたしまして、新婚世帯には結婚を機にいっとき親元を離れる際も市内にとどまっていただくことを目的に、あるいは転入世帯には市外から若年層を呼び込むことを目指して、賃貸家賃に対し助成を行っているところでございます。 これらの施策の成果につきましては、近年では毎年180人前後の転入者がこの助成金制度を活用されておりまして、助成を受けた方のアンケート結果におきましては、7割以上の方がこの制度によって移住を決めたと、そういった回答をされております。 このことから、引き続き定住促進助成金などの定住促進施策の認知度を一層高めるために、本市の施策をわかりやすく盛り込んだ絵本「おやべで暮らそう」の配布、あるいはテレビコマーシャルの放送などを通し、さらには子育て支援施策などと連携をいたしまして、市内外及び外の若年層に対し本市の施策を広く周知をしていきたいと考えております。 平成27年の国勢調査におきましては、小矢部市は三世代同居の割合が23.6%と富山では同居割合が最も高い結果となっております。したがいまして、今後も三世代同居推進リフォーム助成金、あるいは昨年度創設をいたしました三世代同居・近居応援助成金、これを市民の皆さんに活用していただき、祖父母世代の子育て支援による出生数の増加につなげていきたいというふうに考えております。 今、るる申し上げさせていただきましたけれども、グランドデザインといたしましては、これは人口の大幅増が望めない社会情勢の中で、いかに市の存在感を高めていくということが極めて重要だというふうに思っております。 したがいまして、小矢部市といたしましては今後、富山、高岡、あるいは金沢市への通勤に便利な地域ということをしっかりアピールをさせていただきたいなというふうに思っております。もちろんそのためにも石動駅の利便性向上、それから住環境の向上、そして市民生活の質の向上にしっかりと務めてまいりたいというふうに思っております。 他市にない魅力をいかにアピールするか、ここが重要なポイントだというふうに考えております。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  都市再生特別措置法という法律が3年ほど前にできまして、全国の自治体では立地適正化計画というものを策定することになりました。 小矢部市も本年3月に都市計画決定しているわけでありますが、この立地適正化計画というのは、小矢部市内に都市機能誘導区域と居住誘導区域を定めるということになっております。 小矢部市の場合は、都市計画用途区域の中の工業系、工業専用地域以外のほぼ用途区域を居住誘導区域というふうに定めております。この居住誘導区域というのは、人口減少の中にあっても一定の人口密度を維持することによって、生活サービスやコミュニティが持続的に確保されるように居住を誘導すべきとする区域であります。 すると、現行の定住促進助成は市内のどこに住んでも対象となるのでありますが、立地適正化計画で定めた居住誘導区域でなくても定住促進助成を継続するということは、立地適正化計画を定めた趣旨からすれば整合性がないのではないかというふうなことが気になるわけであります。その点について、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(中西正史君)  市長 桜井森夫君。 ◎市長(桜井森夫君)  今ほど、立地適正化計画につきまして議員からご紹介をいただきました。議員申されるとおり、コンパクトなまちづくりを進めるために小矢部市立地適正化計画を策定しているところでございます。 具体的には、今ほどご紹介がありましたとおり、居住誘導区域、これは用途地域が指定されております石動地区と津沢地区で、行政、教育・保育、商業、そういった都市施設や住宅が集積した区域を指定、設定をしているところでございます。 今ほどご指摘のように、定住促進施策と立地適正化計画の整合について、どうなのかということでございますけれども、各種アンケートの結果によりますと、定住先の条件として、生活する上で便利であり、にぎやかな場所であるということが上位になってきております。したがいまして、居住誘導区域並びに日常生活サービス機能の高い都市機能誘導区域を設定することにより、定住先が具体化され、定住促進施策がさらに活用されるというふうに考えているところであります。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  地方創生は人口減少との闘いだというふうに言われた方もありますが、人口減少との闘いは今がまさに正念場だというふうに思っております。定住促進対策というものを今後もしっかりと進めていただいて、今後の小矢部市の展開というものを期待したいというふうに考えておるわけでありまして、今後の展開についてお考えがあれば、もう一度お尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中西正史君)  市長 桜井森夫君。 ◎市長(桜井森夫君)  定住対策につきましては、これまでも多くの施策を展開をさせていただいておりまして、それなりに効果も上げているなというふうに思っております。 その結果、利用者の方にはやはり複雑でわかりにくいといった部分もあろうかというふうに、私どもとしては感じているところでございます。 そういう意味では、現在、第7次小矢部市総合計画の策定に入ったところでございますので、ぜひその中でもまた検討も進めていきたいというふうに思っておりますし、いずれにしても、急にその制度の見直しというのは非常にやっぱり混乱を生じるというところもございますので、そういったところを念頭に置きまして、現行の制度をあらゆる角度から検証をさせていただいて、利用者にとってわかりやすい制度設計にしていきたいなというふうに思っております。 ○議長(中西正史君)  5番 吉田康弘君。 〔5番 吉田康弘君登壇〕 ◆5番(吉田康弘君)  平成の大合併が叫ばれたときに、小矢部市は単独市政を選択しました。その当時から12年が経過したわけでありますが、これからも小矢部市が持続的に発展するよう願っております。 そしてまた、第7次総合計画の策定のために必要な検証作業を、的確に進めていただきたいとも考えております。この機会に合わせて、従来の政策に対する見直しについても、ちゅうちょすることなく進めていくべき局面であるというふうにも考えております。 これからも市当局と議会の緊張感のある議論の展開をお願い申し上げて、質問を終わります。 以上です。 ○議長(中西正史君)  以上で、上程議案に対する質疑並びに市政に対する一般質問を終わります。-------------------------- △議案の委員会付託 ○議長(中西正史君)  上程されております議案のうち、議案第29号から議案第33号までの審査については、会議規則第37条第1項の規定に基づき、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。-------------------------- △請願第1号について ○議長(中西正史君)  日程第2 請願第1号 日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書についてを議題といたします。 請願はお手元にお配りしてあります写しのとおりでありますので、朗読を省略いたします。-------------------------- △請願の委員会付託 ○議長(中西正史君)  請願第1号の審査については、会議規則第89条第1項の規定に基づき、総務常任委員会に付託いたします。 審査の結果を後日報告願います。-------------------------- △休会について ○議長(中西正史君)  お諮りいたします。 9月21日は議案調査のため休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(中西正史君)  ご異議なしと認めます。 よって、9月21日は休会とすることに決定いたしました。-------------------------- △議会の日程の報告 ○議長(中西正史君)  次に、議会の日程を申し上げます。 9月15日 午前10時から民生文教常任委員会、午後2時から公共施設再編特別委員会、19日 午前10時から産業建設常任委員会、午後2時から交通対策特別委員会、20日 午前10時から総務常任委員会、午後2時から決算特別委員会、22日 午前10時から議会運営委員会、議会運営委員会終了後に委員長会議をそれぞれ開催して、付託議案等の審査をお願いいたします。 審査の結果を後日報告願います。-------------------------- △決算特別委員会正副委員長互選の結果報告 ○議長(中西正史君)  昨日設置されました決算特別委員会の委員長及び副委員長の互選の結果が議長宛てに報告がありましたので、報告いたします。 決算特別委員長に、 尾山喜次君 副委員長に、 藤本雅明君 以上で報告を終わります。 9月22日午後3時から本会議を再開いたします。--------------------------
    △散会 ○議長(中西正史君)  以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。--------------------------           午後3時54分 散会...