小矢部市議会 > 2015-03-23 >
03月23日-04号

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  1. 小矢部市議会 2015-03-23
    03月23日-04号


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    平成27年  3月 定例会          平成27年3月小矢部市議会定例会会議録(第4号)平成27年3月23日--------------------------         平成27年3月23日(月)         午後3時00分 開議--------------------------議事日程第4号第1 議案第1号 平成27年度小矢部市一般会計予算から議案第33号 辺地に係る総合整備計画の策定及び変更についてまで、及び承認第1号 専決処分事項の承認について   (委員長報告・質疑・討論・表決)第2 請願第1号 介護報酬引き下げ撤回介護労働者処遇改善人材確保に関する国への意見書提出を求める請願書及び請願第2号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善大幅増員に関する国への意見書提出を求める請願書   (委員長報告・質疑・討論・表決)第3 請願第3号 TPP交渉に関する請願から請願第5号 農協改革など、「農業改革」に関する請願まで   (委員長報告・質疑・討論・表決)第4 議員提出議案第1号 小矢部市議会委員会条例の一部改正について   (提案者の提案理由説明・質疑・討論・表決)第5 議員提出議案第2号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書   (提案者の提案理由説明・質疑・討論・表決)第6 同意第1号 小矢部市監査委員の選任同意について   (市長の提案理由説明・質疑・表決)第7 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について   (市長の提案理由説明・質疑・表決)第8 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について   (市長の提案理由説明・質疑・表決)第9 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦について   (市長の提案理由説明・質疑・表決)第10 議員派遣について    (表決)第11 閉会中の継続審査事項について    (表決)--------------------------本日の会議に付した事件日程第1 議案第1号 平成27年度小矢部市一般会計予算から議案第33号 辺地に係る総合整備計画の策定及び変更についてまで、及び承認第1号 専決処分事項の承認について     (委員長報告・質疑・討論・表決)日程第2 請願第1号 介護報酬引き下げ撤回介護労働者処遇改善人材確保に関する国への意見書提出を求める請願書及び請願第2号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善大幅増員に関する国への意見書提出を求める請願書     (委員長報告・質疑・討論・表決)日程第3 請願第3号 TPP交渉に関する請願から請願第5号 農協改革など、「農業改革」に関する請願まで     (委員長報告・質疑・討論・表決)日程第4 議員提出議案第1号 小矢部市議会委員会条例の一部改正について     (提案者の提案理由説明・質疑・討論・表決)日程第5 議員提出議案第2号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書     (提案者の提案理由説明・質疑・討論・表決)日程第6 同意第1号 小矢部市監査委員の選任同意について     (市長の提案理由説明・質疑・表決)日程第7 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について     (市長の提案理由説明・質疑・表決)日程第8 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について     (市長の提案理由説明・質疑・表決)日程第9 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦について     (市長の提案理由説明・質疑・表決)日程第10 議員派遣について     (表決)日程第11 閉会中の継続審査事項について     (表決)--------------------------◯出席議員(16名)   1番    中野留美子   2番    山室秀隆   3番    加藤幸雄   4番    義浦英昭   5番    吉田康弘   6番    藤本雅明   7番    白井 中   8番    福島正力   9番    中田正樹  10番    石田義弘  11番    嶋田幸恵  12番    沼田信良  13番    中西正史  14番    尾山喜次  15番    砂田喜昭  16番    宮西佐作◯欠席議員(なし)--------------------------◯説明のため出席した者  市長     桜井森夫  副市長    高畠進一  教育長    日光久悦  総務部長   野澤敏夫  産業建設部長 川原幸雄  民生部長   林 和宏  企画室長   稲原 勉  教育委員会         舟本 勇  事務局長  産業建設部次長         谷敷秀次  兼農林課長  民生部次長兼         吉田孝則  社会福祉課長  企画室次長  砂川靖春  会計管理者兼         石丸和義  会計室長  総務課長   深田数成  財政課長   栢元 剛  教育委員長  西永 勉  代表監査委員 鶴見喜秋--------------------------◯職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長   佐野 隆  議事調査課長 坂田 力  主査     塚田恵美子  主任     高田康一-------------------------- △開議            午後3時00分 再開 ○議長(石田義弘君)  ただいまから平成27年3月小矢部市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------出席議員数の報告 ○議長(石田義弘君)  ただいまの出席議員は16名で定足数に達しておりますので、会議は成立しております。-------------------------- △諸般の報告 ○議長(石田義弘君)  日程に入る前に、諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定に基づき、桜井市長ほか関係者の出席を求めてあります。--------------------------議事日程の報告 ○議長(石田義弘君)  本日の議事日程は、お手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。-------------------------- △議案第1号から議案第33号まで、及び承認第1号について ○議長(石田義弘君)  日程第1 議案第1号 平成27年度小矢部市一般会計予算から議案第33号 辺地に係る総合整備計画の策定及び変更についてまで、及び承認第1号 専決処分事項の承認についてを一括議題といたします。--------------------------委員長報告 ○議長(石田義弘君)  以上の各案件については、各委員会に付託してありますので、その審査結果について、各委員長の報告を求めます。 予算特別委員会委員長 吉田康弘君。 〔予算特別委員会委員長 吉田康弘君登壇〕 ◆予算特別委員会委員長吉田康弘君)  予算特別委員会の報告をいたします。 3月定例会におきまして、予算特別委員会に付託されました平成27年度の予算案件8件につきまして、去る3月11日から13日までの3日間、委員会を開催し、慎重に審査いたしました結果をご報告いたします。 まず、付託されました議案のうち、議案第1号 平成27年度小矢部市一般会計予算、議案第3号 平成27年度小矢部市国民健康保険事業特別会計予算、議案第4号 平成27年度小矢部市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第5号 平成27年度小矢部市下水道事業特別会計予算及び議案第7号 平成27年度小矢部市東部産業団地事業特別会計予算、以上5議案につきましては、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 また、議案第2号 平成27年度小矢部市公共用地先行取得事業特別会計予算、議案第6号 平成27年度小矢部市農業集落排水事業特別会計予算及び議案第8号 平成27年度小矢部市水道事業会計予算、以上3議案につきましては、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、当委員会において次の9点の意見がありましたので申し添えます。 1点目は、平成26年度補正予算及び27年度予算執行にあたっては、適正な職員配置とスピード感を持って実施に努めること。 2点目は、職員研修にあたっては、市の課題をテーマとして、具体的な取り組みや方向性などを共有し問題解決能力の向上を図ること。 3点目は、安全・安心なまちづくりを推進するため、東日本大震災の教訓を活かし、課題を先送りすることなく、公共施設等総合管理計画を速やかに策定すること。 4点目は、人口増対策を本市の最重要課題として取り組み、また、三井アウトレットパーク北陸小矢部が開業することから、様々な経済効果の発現や定住促進及び子育て支援については、更なる実効性のある施策を実施すること。 5点目は、アウトレットパーク等東部産業団地事業については、今後とも、周辺整備及び交通安全対策をしっかり講ずること。また、近接する道の駅メルヘンおやべにおいては、大幅に来訪者の増加が見込まれることから施設の内容を充実し、整備促進を図ること。 6点目は、石動駅周辺整備については、財政状況を考慮し、将来を見据えた整備計画を策定すること。 7点目は、市の基幹産業である農業を守り発展させるためにも、農業政策の見直しに関して、あらゆる観点から十分検討され、担い手の経営安定につなげること。 8点目は、上水道における溢水・漏水、下水道における不明水によるムダな支出を減らす取り組みを強化し、より一層の接続率アップに向けた対策を講ずること。 9点目は、下水道計画の見直しにあたっては、投資対効果をしっかり見極め、下水道の未整備地区の調査結果を基に、市内全域の水洗化の目標年次を早めるため、より効率的な手法を検討することとの意見がありました。 以上で、当委員会の報告とさせていただきます。 ○議長(石田義弘君)  民生文教常任委員会委員長 藤本雅明君。 〔民生文教常任委員会委員長 藤本雅明君登壇〕 ◆民生文教常任委員会委員長藤本雅明君)  民生文教常任委員会の報告をいたします。 3月定例会におきまして、民生文教常任委員会に付託されました諸案件につきまして、去る3月16日に当委員会を開催し、審査いたしました結果を報告いたします。 議案第9号 平成26年度小矢部市一般会計補正予算(第6号)歳出のうち、第2款総務費のうち市営バス事業費減額の1,250万3,000円、第3款民生費減額の2,810万2,000円、第4款衛生費のうち上水道整備費を除く減額の724万6,000円、第10款教育費増額の4,340万円、議案第10号 平成26年度小矢部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第15号 小矢部市子どものための教育・保育に関する利用者負担額を定める条例の制定について、議案第19号 小矢部市介護人手当支給条例の一部改正について、議案第20号 小矢部市国民健康保険条例の一部改正について、議案第21号 小矢部市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第23号 小矢部市文化スポーツセンター条例の一部改正について、議案第28号 小矢部市保育の実施に関する条例の廃止について、議案第32号 財産の無償譲渡及び無償貸付について、以上9議案については、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、次の意見がありましたので申し述べます。 1点目は、今後、なお一層ふえ続ける要介護者が利用しやすい介護施設にすることが重要である。市においては、介護職員の研修を実施し、職員の質向上を図りながら、豊かな人間性を備えた人材育成に努めること。また、介護保険制度の改正にあたり、市民への周知徹底、福祉サービスの更なる充実を図ること。 2点目は、市民に男女共同参画意識の醸成を進めるほか、いきいきと男女ともに働くことのできる職場環境づくりのために、従業員・経営者などへの広報・啓発活動に取り組むこと。 3点目は、小矢部市子ども・子育て支援事業計画については、子供たちの現状をしっかりと把握して、各課連携を図りながら、施策を実施し、設定した数値目標等を基に事業効果の検証を行うこととの意見がありました。 これで、民生文教常任委員会の報告を終わります。 ○議長(石田義弘君)  産業建設常任委員会委員長 福島正力君。 〔産業建設常任委員会委員長 福島正力君登壇〕 ◆産業建設常任委員会委員長福島正力君)  産業建設常任委員会の報告をいたします。 3月定例会におきまして、産業建設常任委員会に付託されました諸案件につきまして、去る3月17日に当委員会を開催し、審査いたしました結果を報告いたします。 議案第9号 平成26年度小矢部市一般会計補正予算(第6号)歳出のうち、第4款衛生費のうち上水道整備費増額の1,340万円、第6款農林水産業費増額の2億4,101万6,000円、第7款商工費のうち商工振興費及び観光費増額の2,440万円、第8款土木費減額の2億3,750万7,000円、第11款災害復旧費減額の7,225万円、議案第11号 平成26年度小矢部市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第12号 平成26年度小矢部市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第22号 小矢部市下水道条例の一部改正について、議案第25号 小矢部市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第26号 小矢部市水道事業給水条例の一部改正について、議案第27号 小矢部市上水道審議会条例の一部改正について、議案第30号 市道の路線認定について、議案第31号 市道の路線変更について、以上9議案については、採決の結果、それぞれ全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、次の意見がありましたので申し述べます。 1点目は、予算の執行について、平成26年度一般会計補正予算(第6号)には、国の補正予算を活用した事業が多数盛り込まれているが、特にインフラ整備や農業者などへの支援については、国の緊急経済対策に基づく事業でもあり、地域経済の活性化につながるものであることから、議決後速やかに着手し、スピード感を持って事業を推進すること。 2点目は、観光推進施策について、北陸新幹線三井アウトレットパーク北陸小矢部の開業効果を活かして、本市の三大祭りや三大イベントを効果的にPRし、交流人口の増加による賑わいの創出とまちの活性化を図ること。なお、祭りやイベント等の開催時においては、県内外から訪れる観光客のために、駐車場等の案内表示を適切に行うとともに、会場までの交通アクセス等についても分かりやすく情報提供を行うこと。 3点目は、道の駅メルヘンおやべの施設整備について、三井アウトレットパーク北陸小矢部の開業に伴い、道の駅メルヘンおやべを訪れる観光客の増加が見込まれることから、駐車場を含む既存施設の規模拡大を検討するとともに、施設・設備の充実を図り、観光客にとって立ち寄りやすい施設となるよう整備を進めることとの意見がありました。 以上で、産業建設常任委員会の報告を終わります。 ○議長(石田義弘君)  総務常任委員会委員長 義浦英昭君。 〔総務常任委員会委員長 義浦英昭君登壇〕 ◆総務常任委員会委員長義浦英昭君)  総務常任委員会の報告をいたします。 3月定例会におきまして、総務常任委員会に付託されました諸案件につきまして、去る3月18日に当委員会を開催し、審査いたしました結果を報告いたします。 議案第9号 平成26年度小矢部市一般会計補正予算(第6号)のうち、歳入増額の1億4,041万4,000円、歳出のうち、第2款総務費のうち市営バス事業費を除く増額の8,186万7,000円、第7款商工費のうち企業立地推進費増額の6,586万3,000円、第9款消防費増額の1,460万円、第12款公債費増額の1,347万6,000円及び繰越明許費及び地方債補正について、議案第13号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定について、議案第14号 小矢部市教育長の勤務時間、休日、休暇等及び職務専念義務の特例に関する条例の制定について、議案第16号 小矢部市立岩尾滝くつろぎ交流館条例の一部改正について、議案第17号 小矢部市行政手続条例の一部改正について、議案第18号 小矢部市情報公開条例及び小矢部市個人情報保護条例の一部改正について、議案第24号 小矢部市消防団員の定員、任免、報酬、服務等に関する条例の一部改正について、議案第29号 字の区域の変更について、議案第33号 辺地に係る総合整備計画の策定及び変更について、承認第1号 専決処分事項の承認について、以上10議案については、採決の結果、それぞれ全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、審査の過程において、次の意見がありましたので申し延べます。 1点目は、小矢部市プレミアム商品券の発行について、「消費喚起やこれに直接効果を有する生活支援を推進するため」という趣旨を踏まえて、周知方法を創意工夫し、ひとりあたりの購入枚数を考慮することで、より多くの市民への利用につなげること。 2点目は、大規模災害において、物資の市場流通時の混乱や、流通回復までの時間経過も想定されることから、今後とも、民間企業や自治体との災害時の協力協定締結に努めること。 3点目は、近年、自然災害も多発していることから、情報収集を徹底し、防災対策については、広報等を通じて速やかに周知することとの意見がありました。 以上で、総務常任委員会の報告を終わります。
    ○議長(石田義弘君)  以上で、各委員会の審査結果の報告を終わります。-------------------------- △質疑・討論・表決 ○議長(石田義弘君)  これより委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  私は、予算案件のうち第1号の一般会計、第3号の国民健康保険と第4号の後期高齢者医療特別会計及び第5号 下水道と第7号 東部産業団地事業特別会計に反対をいたします。 以下、その理由を述べたいと思います。 その前に、2015年度の予算において、かねてから要望の強かった保育料の第3子無料化を所得制限なしで実施したことについては、私も評価しております。また、新規利用者の保育料も昨年並みに据え置きました。これも大事なことです。 保育料は所得税や住民税に連動して決められるわけですが、民主党政権次代子ども手当の財源に充てるために16歳未満の年少扶養控除を廃止し、子育て世代に増税となりました。ただし、これが保育料の値上げにならないような仕組み、つまり、年少扶養控除があるものとして保育料を決める仕組みは残しておったわけであります。 ところが、安倍自公政権になって、子ども手当を児童手当に戻しましたが、年少扶養控除は廃止したままでありました。さらに、今度から、保育料の値上げに連動させないための再計算をするなという方針を打ち出しました。このため、4月から保育所に新しく入る子の保育料が高くなるおそれがあったわけであります。 しかし、この点でも小矢部市は、年少扶養控除があるものとして据え置いた保育料に設定したわけでありまして、これは自治体としての役割を果たしたものと私も評価しておるわけであります。 また、教育環境の整備でも小・中学校の耐震化や小学校にエアコンの設置、スタディメイトの勤務時間を4時間から6時間に延長したこと、小矢部市が独自で30人を超えるクラスに補助の先生を小学2年生までつけていること、平和教育の一環として広島の平和記念式典に中学生を派遣していること、水道料金を2005年以来、4回にわたって引き下げてきたこと、市営バスの土日祝日運行に踏み出すなど市民の願いに応えたもろもろの取り組みについても私は評価しておるわけであります。 しかし、5件の予算案件におきましては、市民生活と今後の市政運営に重大な負担を持ち込む次の3つの問題があるので、賛成できません。 第1は、高過ぎる国保税を軽減する努力がなされていないことです。 国保加入者年金暮らしや非正規雇用の方々など低所得者がふえ、2013年度には小矢部市でも、法律で国民健康保険税を軽減している世帯が4割近くになりました。今度の予算で試算いたしましても年所得120万円の2人家族は2割軽減世帯となりますが、それでも18万円近い国保税の負担であります。社会保障が市民の暮らしを圧迫しておるわけです。 国民健康保険制度は本来、憲法第25条、国民に健康で文化的な生活を保障した社会保障制度の一環であって、国民健康保険法にも「社会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的」とすると明記してあるわけであります。 戦前の法律には相互扶助だというぐあいに書き込まれていたわけでありますけれども、1958年にこの法律が変えられて、それが否定されたわけであります。国保は助け合いの制度ではありません。 ところが、安倍自公政権は盛んに「自助、共助」などといって、国民の暮らしを守る国の責任を放棄するもので許されません。国はこの30年間、国庫負担を1984年の50%から2012年の23%まで減らし続けてきたのであります。これをもとに戻させるとともに、小矢部市としても少しでも市民の負担を軽くするために、一般会計から繰り入れて引き下げの努力をすべきでありました。 第2は、先ほどの予算特別委員長の報告にありましたように、現在の下水道整備のやり方が問題であります。 市の財政を圧迫しております。赤字補填のために6億2,638万円の税金を投入しております。その上、借金を返すために新たに3億円の借金をしております。 2015年度には7億円を投資して、7,700メートルの下水管を布設しますが、それで見込める下水道使用料収入は160戸分、年間約560万円で、元を取るのに124年もかかるようであります。 こんなやり方を続けていたら、市内全域下水道化の完了が30年先になる上、下水道使用料金大幅値上げが心配されます。散居村では、市が維持管理に責任を持つ合併処理浄化槽方式を組み合わせて、より効率的に市内全域水洗化を進めるべきであります。 第3は、三井アウトレットパークに40億円も財政を投入したことであります。 小矢部市はこれまで、企業誘致にこんな過剰サービスしたことはありませんでした。30年間営業を続けてくれて、賃料でようやく22億円が回収できる見込みであります。今後は三井不動産に、地域経済との共存・共栄を果たさせるために、応分の社会的責任を求め続けねばなりません。市財政を破綻させたり、社会福祉や教育などを後退させたりすることを許してはなりません。 最後に一言、消費税増税について触れておきます。小矢部市にとりましても、消費税が8%に増税になりまして、市が物件費などで払う消費税分が3億2,840万円であります。3%の増税で1億2,300万円も市の負担がふえたわけであります。 一方、国から消費税の一部が地方に還元されます。それが今度の予算では2億円ふえております。ところが、この地方消費税交付金が2億円ふえても、今度は地方交付税が2億円分そっくり差し引かれるのであります。市の財政にとってはかえってマイナスとなっているわけであります。市財政の面から見ましても、10%増税は何としてもストップさせねばならないと私は思うわけであります。 以上、私の反対討論といたします。 ○議長(石田義弘君)  8番 福島正力君。 〔8番 福島正力君登壇〕 ◆8番(福島正力君)  私は、今定例会に提出されました平成27年度当初予算を初めとする33議案と承認1件について賛成するものであります。 平成27年度は3月14日に北陸新幹線が開業し、7月には三井アウトレットパーク北陸小矢部がいよいよオープンいたします。小矢部市にとっては、大きな飛躍を遂げる大事な1年でもあります。 市長の提案理由説明にもありましたように、小矢部の輝く未来の実現に向けた小矢部の新たな飛躍、魅力創造積極予算として編成されております。また、国の経済対策のための補正予算や地方創生に向けた交付金事業を活用した26年度3月補正予算を計上し、当初予算と一体的に取り組むものであります。 事業内容につきましては、子育て支援、定住促進などの人口減対策事業や特別枠を設けたアウトレットモール活用ソフト事業など、創意工夫を凝らした予算となっております。市の活性化を目指す姿勢は大いに評価すべきものであります。 また、事業を実施するに当たり、国の交付金や地方交付税算入率の高い有利な市債の活用など健全財政の維持にも考慮されており、十分評価するものであります。 以上、今定例会に上程されました全議案に対する賛成討論といたします。 ○議長(石田義弘君)  以上で通告による討論は終了しました。 これをもって討論を終わります。 それでは、上程議案について採決いたします。 議案のうち、まず、議案第1号 平成27年度小矢部市一般会計予算、議案第3号 平成27年度小矢部市国民健康保険事業特別会計予算、議案第4号 平成27年度小矢部市後期高齢者医療事業特別会計予算、議案第5号 平成27年度小矢部市下水道事業特別会計予算、及び議案第7号 平成27年度小矢部市東部産業団地事業特別会計予算を一括して採決いたします。 以上の5議案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は、委員長のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕 ○議長(石田義弘君)  起立多数であります。 よって、議案第1号、議案第3号から議案第5号まで、及び議案第7号の5議案については原案のとおり可決されました。 次に、議案第2号 平成27年度小矢部市公共用地先行取得事業特別会計予算、議案第6号 平成27年度小矢部市農業集落排水事業特別会計予算、議案第8号 平成27年度小矢部市水道事業会計予算、議案第9号 平成26年度小矢部市一般会計補正予算(第6号)、議案第10号 平成26年度小矢部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第11号 平成26年度小矢部市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第12号 平成26年度小矢部市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第13号 地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備等に関する条例の制定について、議案第14号 小矢部市教育長の勤務時間、休日、休暇等及び職務専念義務の特例に関する条例の制定について、議案第15号 小矢部市子どものための教育・保育に関する利用者負担額を定める条例の制定について、議案第16号 小矢部市立岩尾滝くつろぎ交流館条例の一部改正について、議案第17号 小矢部市行政手続条例の一部改正について、議案第18号 小矢部市情報公開条例及び小矢部市個人情報保護条例の一部改正について、議案第19号 小矢部市介護人手当支給条例の一部改正について、議案第20号 小矢部市国民健康保険条例の一部改正について、議案第21号 小矢部市国民健康保険税条例の一部改正について、議案第22号 小矢部市下水道条例の一部改正について、議案第23号 小矢部市文化スポーツセンター条例の一部改正について、議案第24号 小矢部市消防団員の定員、任免、報酬、服務等に関する条例の一部改正について、議案第25号 小矢部市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について、議案第26号 小矢部市水道事業給水条例の一部改正について、議案第27号 小矢部市上水道審議会条例の一部改正について、議案第28号 小矢部市保育の実施に関する条例の廃止について、議案第29号 字の区域の変更について、議案第30号 市道の路線認定について、議案第31号 市道の路線変更について、議案第32号 財産の無償譲渡及び無償貸付について、議案第33号 辺地に係る総合整備計画の策定及び変更について、及び承認第1号 専決処分事項の承認についてを一括して採決いたします。 以上の29議案に対する各委員長の報告は、可決であります。 本案は、各委員長の報告のとおり決定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕 ○議長(石田義弘君)  全員起立であります。 よって、議案第2号、議案第6号、議案第8号から議案第33号まで、及び承認第1号の29議案については、原案のとおり可決されました。-------------------------- △請願第1号及び請願第2号について ○議長(石田義弘君)  日程第2 請願第1号 介護報酬引き下げ撤回介護労働者処遇改善人材確保に関する国への意見書提出を求める請願書及び請願第2号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善大幅増員に関する国への意見書提出を求める請願書を一括議題といたします。--------------------------委員長報告 ○議長(石田義弘君)  請願第1号及び請願第2号につきましては、民生文教常任委員会に付託してありますので、その審査結果について、民生文教常任委員長の報告を求めます。 民生文教常任委員会委員長 藤本雅明君。 〔民生文教常任委員会委員長 藤本雅明君登壇〕 ◆民生文教常任委員会委員長藤本雅明君)  民生文教常任委員会に付託されました請願第1号及び第2号について、審査いたしました結果を報告いたします。 請願第1号 介護報酬引き下げ撤回介護労働者処遇改善人材確保に関する国への意見書提出を求める請願書、請願第2号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善大幅増員に関する国への意見書提出を求める請願書については、採決の結果、不採択とすべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(石田義弘君)  以上で、民生文教常任委員会の審査結果の報告を終わります。-------------------------- △質疑・討論・表決 ○議長(石田義弘君)  これより委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  私は、介護報酬引き下げ撤回介護労働者処遇改善人材確保に関する国への意見書提出を求める請願第1号に賛成いたします。 公益社団法人全国老人福祉施設協議会が2月に発表した公式見解では次のように述べております。 このたび行われた介護報酬改定により、1施設当たり平均でおよそ1,500万円の減収となる。これは4人分の人件費に相当し、人件費の抑制はサービスの質・量、両面の低下になるのではないかと危惧している。総枠2.27%の引き下げ、実質4.48%のマイナスであり、特別養護老人ホームでは基本サービスが5.6%、小規模が10%、通常規模が6%程度の削減となるわけであります。 特養ホームの場合で言うと、人件費が平均で63.7%に及んでいるため、マイナス改定の吸収策を考えたとき、多くの事業者が人件費の抑制に向かうことが予測される。結果として利用者が受けるサービスは低下し、さらに人材確保が困難になるのではないか。このように延べているわけです。 小矢部市内には介護の職場は42施設あり、その利用者の定員は1,166名で、835.7人の職員が働いています。800名を超える職場というのは、小矢部市内では大変大きな職場であり、本来、介護の専門家として、賃金でも労働条件でもきちんと保障されるなら、地域経済の活性化にも大きく貢献できるはずであります。 ところが、今度の介護報酬削減はそれに逆行いたします。市内には小規模な事業所が多く、介護報酬削減の影響は大変大きなものがあると思われます。経営主体が株式会社であるものが15施設、35.7%で一番多く、次いで医療法人10施設、23.8%、社会福祉法人9施設、21.4%、NPO4施設、9.5%、その他4施設で9.5%であります。 介護の仕事は社会保障の重要な部分であり、憲法第25条、健康で文化的な最低限度の生活を保障する責任が国にあります。320億円にも上る政党助成金やアメリカへの思いやり予算1,890億円を削減し、介護報酬の引き上げ、介護労働者処遇改善に回すなら、介護保険料の引き上げに頼らずに処遇改善を実現できるわけであります。 ぜひこの現場の声を国に届けようではありませんか。議員の皆さんがこの請願に賛成されるよう呼びかけます。 次に、私は、請願第2号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善大幅増員に関する国への意見書提出を求める請願に賛成いたします。 看護師の不足、超過密労働、離職者の急増は、医療の安全を脅かす重大問題であります。本当に手厚い看護体制を実現するには、諸外国に比べて少ない看護師数を抜本的にふやすことが必要であります。 日本の看護師数は2010年のOECDのデータで、病床100当たり69.4人であります。アメリカでは同じ100病床で344.1人、イギリスで279.6人、ドイツで130人と比べても、日本は大変おくれていると言わなければなりません。 地域医療を守り、全ての患者に安全で行き届いた治療を保障するために、看護師不足の解決は極めて重要であります。看護職の抜本的増員、労働条件の改善と地域医療の支援、退職した看護師の再就労支援などで、看護師200万人体制を確立しなければならないと思うわけであります。 そのためにも、この請願でうたわれているように、夜勤交代制労働者の労働時間をせめて1日8時間、週32時間以内とし、勤務間隔を12時間以上とすることが欠かせないと考えるわけであります。 ぜひこの願いを国に届けるように、議員の皆さんに賛同していただくよう呼びかけまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(石田義弘君)  以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終わります。 それでは、請願第1号を採決いたします。 請願第1号に対する委員長報告は不採択であります。 請願第1号を採択することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔起立少数〕 ○議長(石田義弘君)  起立少数であります。 よって、請願第1号は、不採択とすることに決定いたしました。 次に、請願第2号を採決いたします。 請願第2号に対する委員長報告は不採択であります。 請願第2号を採択することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔起立少数〕 ○議長(石田義弘君)  起立少数であります。 よって、請願第2号は、不採択とすることに決定いたしました。-------------------------- △請願第3号から請願第5号までについて ○議長(石田義弘君)  日程第3 請願第3号 TPP交渉に関する請願から請願第5号 農協改革など、「農業改革」に関する請願までを一括して議題といたします。--------------------------委員長報告 ○議長(石田義弘君)  請願第3号から請願第5号までにつきましては、産業建設常任委員会に付託してありますので、その審査結果について、産業建設常任委員長の報告を求めます。 産業建設常任委員会委員長 福島正力君。 〔産業建設常任委員会委員長 福島正力君登壇〕 ◆産業建設常任委員会委員長福島正力君)  産業建設常任委員会に付託されました請願第3号、請願第4号、及び請願第5号について、審査いたしました結果を報告いたします。 請願第3号 TPP交渉に関する請願、請願第4号 米価対策の意見書を求める請願、請願第5号 農協改革など、「農業改革」に関する請願については、採決の結果、不採択とすべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(石田義弘君)  以上で、産業建設常任委員会の審査結果の報告を終わります。-------------------------- △質疑・討論・表決 ○議長(石田義弘君)  これより委員長報告に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 15番 砂田喜昭君。 〔15番 砂田喜昭君登壇〕 ◆15番(砂田喜昭君)  私は、ただいま議題にありました3つの請願について賛成討論を行います。 まず最初は、請願第3号 TPP交渉に関する国会決議を遵守し、守れない場合は交渉から撤退することを求める請願に賛成をいたします。 国会決議には、次の項目を含む8項目があるわけであります。私は二つだけ、ここで紹介したいと思います。 一つ、、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物などの農林水産物の重要品目について、引き続き再生産可能となるよう除外または再協議の対象とすること。10年を超える期間をかけた段階的な関税撤廃も含め、認めないこと。 6番目ですが、交渉に当たっては、2国間交渉にも留意しつつ、自然的・地理的条件に制約される農林水産分野の重要5品目などの聖域の確保を最優先し、それが確保できないと判断した場合は脱退も辞さないものとすること。これは衆・参両院の国会で決議された内容であります。 ところが、報道によると、安倍政権はアメリカに対して次々と譲歩を重ねております。 は、小矢部市でも産出額が27億6,000万円に上る主要な農産物でありますけれども、安倍政権はアメリカに対して、年5万トン程度の特別輸入枠を設定すると言っております。これに対してアメリカは、それでは足らんと、20万トン程度を要求しているわけであります。 肉牛では、稲葉山牧野では年間80頭出頭体制を目指して地道な努力を続け、6,470万円を出荷するまでになりました。ところが、安倍政権は、牛肉の38.5%の関税を10から15年かけて9%に引き下げると言っております。 市内では3,415頭の豚を飼育しておりますが、安倍政権は豚肉の高価格帯の関税4.3%は撤廃し、低価格帯の関税、1キロ482円を段階的に50円に引き下げるとしております。 これらは明らかに国会決議違反であり、小矢部市の地域経済を守る立場からも、TPPからの脱退は不可欠であります。 委員会審議の過程で、「政府が一生懸命頑張っている」などの発言もありましたが、こうした現実に目をふさいでいるとしか思えません。アメリカ政府代表も、「日本が余りにもTPP交渉に前向きなので驚く」と発言しております。今紹介したように、安倍政権は・牛肉・豚肉などで次々と譲歩を重ねているから、アメリカ政府としても、その代表者としても驚いているのでありましょう。 甘利TPP交渉担当大臣は、アメリカ産のの輸入について、「一粒もふやさないということは不可能だ」などと述べておるわけであります。 しかし一方、アメリカ国内を見ますと、アメリカのオバマ大統領を支えている与党の民主党、これの支援者である主要な労働組合は、雇用を破壊すると言って反対運動に立ち上がっております。このため、貿易権限促進法(TPA法)が、アメリカ議会への提出そのものがまだできていないわけであります。 アメリカでは憲法上、通商交渉権限は政府ではなく連邦議会が握っており、TPP妥結のためには大統領に議会の権限を譲るTPA法案が不可欠であります。これがないと、政府が幾ら合意しても、議会が再交渉を要求することになるからであります。与党民主党の150名を超える議員がこのTPA法に反対しており、野党共和党の中にも反対の議員が少なからずいるようであります。 また、TPP交渉参加国の中でも、国民との矛盾が広がっております。 「公約を守れ」「国会決議を守れ」の声を国会と政府に届け、小矢部市の主要な産業である農業と地域経済を守り、食の安全を守るために、この請願に賛成されることを心から呼びかけるものであります。 次は、請願第4号 米価対策の意見書を求める請願に賛成したいと思います。 米価下落が依然として続いております。農水省が公表した12月の2014年産相対取引価格は全銘柄平均で1万2,142円、これは運賃や包装、消費税を含むもので、消費税や経費を除けば9,000円台であります。産地にもよりますが、JA概算金との差額は数百円程度と見られております。 これでは、労賃はもとより、生産のための諸材料や農業機械などの経費すら賄えない。政府が直接支払い交付金を半減し、過剰を市場から隔離する手立てをとっておりません。アメリカでもヨーロッパでも、政府が農産物の価格を保障し、生産が続けられるように対策をとるのが当たり前になっているのに、日本政府は動いておりません。 これまで国の農政に忠実に従い、規模拡大をしてきた大規模農家ほど大きな打撃を受けております。「これまで国や自民党に協力してきたのに、この仕打ちか」と、怒りの声が沸き上がっておるわけであります。 このままでは、農家の後継者対策も見通しが立たない状況であります。地域経済と小矢部市農業の存在がかかっておるわけであります。 ぜひこの請願を採択されるように訴えたいと思います。 次は、請願第5号 農協改革に関する請願に賛成いたします。 安倍政権は、農業改革の名のもとに農協に攻撃を加えております。全国農協中央会がTPP反対の中心的役割を担ってきたことに敵がい心を燃やしているかのようであります。 そもそも農協は、組合員が自主的に出資して事業と運動を行っている団体であって、政治権力がこれに介入することは絶対に許されません。JA解体は「抵抗する勢力は潰す」という安倍流のファッショ的な報復であり、民主主義の否定であります。その矛先は、JAだけでなく、国民に向けられたものであります。 このため、世界各国の協同組合組織が加入している国際協同組合同盟(ICA)や日本協同組合連絡協議会(JJC)が農協改革を厳しく批判しているのもそのためであります。 そして、安倍政権が狙っている最大の狙いは、農協の信用事業で90兆円、共済事業で297兆円にも及ぶ資産にアメリカと日本の大銀行や保険会社が参入することにあります。 昨年5月、在日アメリカ商工会議所が日本政府にJAグループ組織改革の意見書を提出し、JAの信用・共済事業を一般の金融機関と同等の環境に置くべきだと要求しております。これは小泉内閣が強行した「郵政民営化」と同様であります。 また、農家は農産物の販売でも、農業機械や資材の購入でも、個々の対応では取引交渉力が弱いために、農協を通して共同販売、共同購入しております。これを全国規模で展開しているのがJA全農であります。これまで大企業との対等な競争条件を確保するために、協同組合には独占禁止法の適用が除外されてきたわけであります。 ところが、JA全農が株式会社化されれば、独占禁止法が適用されます。これまで共同販売、つまり地域で生産された農産物を単位農協に集荷し、全農を通して有利な価格で共同販売することが独占禁止法で違反扱いされるわけであります。 TPP交渉では、国家に保護されている公営企業が民間企業との対等な競争条件を阻害していると問題視されておりましたが、ここが交渉の大きな焦点となっております。JAを解体して、日の大企業がもうけ優先にJAが担っている分野に参入する、これはまさしくTPPを先取りしたものと言わなければなりません。 また、農協の非営利規定を外した上に、一般営利企業の基準による監査が導入されることも重大であります。協同組合としての性格から、利益を生まない営農指導などもやってきておりました。ところが、公認会計士による監査となれば、こうした利益を生まない事業ができなくされる可能性があるわけであります。 今度のJA改革をめぐりまして、JA経営と地域住民に大きな影響を与える準組合員の利用制限は5年間、これは先送りされたにすぎません。準組合員率の高い北海道では、離農した農家が準組合員となってJAを利用しておるわけであります。 今回の農協改革は、これで終わりではなく、これから二の矢、三の矢が放たれます。そのときに備えて総本山の全中の力をそぐのが、今回の狙いだと言わなければなりません。 安倍政権は、農協改革によって農協が発展し、農家の所得がふえるかのように言いますが、どうしたらふえるのか、その道筋は全く示されておりません。「10年で農業・農村所得倍増」と言いますが、大暴落した米価対策に背を向け、農業を土台から破壊するTPP交渉をアメリカと連携して妥結させようと躍起になっているからであります。 農業・農協改革は、日の大企業が日本を世界で最も企業の活動の自由な国にするためのものであります。しかし、企業が農業に参入したらどうなるか。利益が出なくなると撤退、倒産となって、あとは荒れ果てたまま放置されるのが現実であります。 北海道千歳市のトマト農場の実例があります。東京ドームの1.5倍もあり、東洋一と言われたガラス温室で、制御装置大手のオムロンが1999年に稼働させ、糖度の高い高品質トマトをうたいましたが、わずか3年後に撤退してしまいました。その後を引き継いだのは宮崎県の造林企業で、田園倶楽部北海道というのをつくって営業を続けたわけですが、2008年12月には倒産してしまいまして、最高時約100人いた従業員は全員解雇され、トマト35万本が放置されたわけであります。 安倍流の農業改革は、日本の地域社会を破壊するものだと言わなければなりません。 農協解体攻撃はJAだけにとどまらず、大手流通資本と競合する生活協同組合など、ほかの協同組合にも向けられることは必至であります。それは、国民・住民が助け合って大企業の横暴から暮らしと権利を守ろうとする一切の規制や活動、組織が、多国籍企業の自由な活動の邪魔になるからであります。こんなことを許してはなりません。 ぜひこの請願も採択して、国に農業破壊をやめさせるように働きかけることを訴えまして、私の賛成討論とします。 ○議長(石田義弘君)  以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終わります。 それでは、請願第3号から請願第5号までについて採決いたします。 請願第3号から請願第5号までに対する委員長報告は不採択であります。 請願第3号から請願第5号までを採択することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔起立少数〕 ○議長(石田義弘君)  起立少数であります。 よって、請願第3号から請願第5号までは、不採択とすることに決定いたしました。--------------------------議員提出議案第1号について ○議長(石田義弘君)  日程第4 議員提出議案第1号 小矢部市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。--------------------------提案理由説明 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を求めます。 12番 沼田信良君。 〔12番 沼田信良君登壇〕 ◆12番(沼田信良君)  ただいま提出いたしました議員提出議案第1号の提案理由を申し述べます。 議員提出議案第1号は、小矢部市議会委員会条例の一部改正についてであります。 今回、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部が改正され、教育委員会の委員長と教育長を一本化した新たな責任者(新教育長)を置くことなどが規定されました。 このことに合わせて地方自治法の一部が改正されましたので、所要の改正を行うものであります。 以上です。 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を終わります。-------------------------- △質疑 ○議長(石田義弘君)  これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。-------------------------- △委員会付託の省略 ○議長(石田義弘君)  お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし〕と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田義弘君)  ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は委員会付託を省略することに決定いたしました。-------------------------- △討論・表決 ○議長(石田義弘君)  これより上程議案に対する討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 それはで、上程議案について採決いたします。 議員提出議案第1号 小矢部市議会委員会条例の一部改正については、原案のとおり決定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕 ○議長(石田義弘君)  全員起立であります。 よって、議員提出議案第1号については原案のとおり可決されました。--------------------------議員提出議案第2号について ○議長(石田義弘君)  日程第5 議員提出議案第2号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書を議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。--------------------------提案理由説明 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を求めます。 12番 沼田信良君。 〔12番 沼田信良君登壇〕 ◆12番(沼田信良君)  ただいま提出いたしました議員提出議案第2号の提案理由を申し述べます。 議員提出議案第2号は、北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書についてであります。 北朝鮮による日本人拉致問題については、長年にわたり北朝鮮の地で救いの手を待っている拉致被害者の苦しみと拉致被害者の帰りを待つご家族の悲しみは今も続いており、また高齢化も懸念されるなど、その早期解決のためには一刻の猶予も許されない喫緊の課題となっております。 よって、国会及び政府におかれては、北朝鮮との交渉においては期限を区切って回答を求め、それまでに明確な結果が示されない場合には、速やかに制裁を強化することを含め、断固たる姿勢で協議に臨むなど、拉致問題の全容解明と早期解決に向けて全力で取り組むよう強く要望するものであります。 以上です。 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を終わります。-------------------------- △質疑 ○議長(石田義弘君)  これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。-------------------------- △委員会付託の省略 ○議長(石田義弘君)  お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。 〔「異議なし〕と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田義弘君)  ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は委員会付託を省略することに決定いたしました。-------------------------- △討論・表決 ○議長(石田義弘君)  これより上程議案に対する討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 それでは、上程議案について採決いたします。 議員提出議案第2号 北朝鮮による日本人拉致問題の早期解決を求める意見書については、原案のとおり決定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕 ○議長(石田義弘君)  全員起立であります。 よって、議員提出議案第2号については原案のとおり可決されました。-------------------------- △同意第1号について ○議長(石田義弘君)  日程第6 同意第1号 小矢部市監査委員の選任同意についてを議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。--------------------------提案理由説明 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を求めます。 市長 桜井森夫君。 〔市長 桜井森夫君登壇〕 ◎市長(桜井森夫君)  ただいま提出いたしました議案について、ご説明申し上げます。 同意第1号は、小矢部市監査委員の選任同意についてであります。 これは、委員であります鶴見喜秋氏の任期が平成27年3月25日をもって満了となりますので、議会の同意を得て、再び同氏を選任しようとするものであります。 何とぞ慎重なご審議の上、ご同意を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を終わります。-------------------------- △質疑 ○議長(石田義弘君)  これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。-------------------------- △委員会付託の省略 ○議長(石田義弘君)  お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし〕と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田義弘君)  ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は委員会付託を省略することに決定いたしました。-------------------------- △討論・表決 ○議長(石田義弘君)  それでは、上程議案について採決いたします。 同意第1号 小矢部市監査委員の選任同意について、これに同意することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕 ○議長(石田義弘君)  全員起立であります。 よって、同意第1号についてはこれに同意することに決定いたしました。-------------------------- △諮問第1号について ○議長(石田義弘君)  日程第7 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。--------------------------提案理由説明 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を求めます。 市長 桜井森夫君。 〔市長 桜井森夫君登壇〕 ◎市長(桜井森夫君)  ただいま提出いたしました議案について、ご説明を申し上げます。 諮問第1号は、人権擁護委員の候補者の推薦についてであります。 これは、平成26年11月29日をもって欠員が生じていたことから、議会の意見を求め、牧本雄一氏を新たに委員の候補者として法務大臣に推薦しようとするものであります。 何とぞ慎重なご審議の上、ご意見を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を終わります。-------------------------- △質疑 ○議長(石田義弘君)  これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。-------------------------- △委員会付託の省略 ○議長(石田義弘君)  お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会への付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし〕と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田義弘君)  ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は委員会付託を省略することに決定いたしました。-------------------------- △討論・表決 ○議長(石田義弘君)  それでは、上程議案について採決いたします。 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦について、この候補者を適任とすることに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕 ○議長(石田義弘君)  全員起立であります。 よって、諮問第1号については、これを適任とすることに決定いたしました。-------------------------- △諮問第2号について ○議長(石田義弘君)  日程第8 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。--------------------------提案理由説明 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を求めます。 市長 桜井森夫君。 〔市長 桜井森夫君登壇〕 ◎市長(桜井森夫君)  ただいま提出いたしました議案について、ご説明を申し上げます。 諮問第2号は、人権擁護委員の候補者の推薦についてであります。 これは、人権擁護委員、山田妙子氏の任期が平成27年6月30日をもって満了となりますので、議会の意見を求め、再び委員の候補者として法務大臣に対し推薦しようとするものであります。 何とぞ慎重なご審議の上、ご意見を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を終わります。-------------------------- △質疑 ○議長(石田義弘君)  これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。-------------------------- △委員会付託の省略 ○議長(石田義弘君)  お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし〕と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田義弘君)  ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は委員会付託を省略することに決定いたしました。-------------------------- △討論・表決
    ○議長(石田義弘君)  それはで、上程議案について採決いたします。 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦について、この候補者を適任とすることに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕 ○議長(石田義弘君)  全員起立であります。 よって、諮問第2号については、これを適任とすることに決定いたしました。-------------------------- △諮問第3号について ○議長(石田義弘君)  日程第9 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦についてを議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。--------------------------提案理由説明 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を求めます。 市長 桜井森夫君。 〔市長 桜井森夫君登壇〕 ◎市長(桜井森夫君)  ただいま提出いたしました議案について、ご説明を申し上げます。 諮問第3号は、人権擁護委員の候補者の推薦についてであります。 これは、人権擁護委員、山本善継氏の任期が平成27年6月30日をもって満了となりますので、議会の意見を求め、再び委員の候補者として法務大臣に対し推薦しようとするものであります。 何とぞ慎重なご審議の上、ご意見を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(石田義弘君)  提案理由の説明を終わります。-------------------------- △質疑 ○議長(石田義弘君)  これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。-------------------------- △委員会付託の省略 ○議長(石田義弘君)  お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会への付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし〕と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田義弘君)  ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は委員会付託を省略することに決定いたしました。-------------------------- △討論・表決 ○議長(石田義弘君)  それはで、上程議案について採決いたします。 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦について、この候補者を適任とすることに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕 ○議長(石田義弘君)  全員起立であります。 よって、諮問第3号については、これを適任とすることに決定いたしました。--------------------------議員派遣について ○議長(石田義弘君)  日程第10 議員派遣についてを議題といたします。 議員の派遣については、地方自治法第100条及び会議規則第120条の規定により、お手元にお配りしてあります原案のとおり派遣したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田義弘君)  ご異議なしと認めます。 よって、議員派遣については原案のとおり決定いたしました。-------------------------- △閉会中の継続審査事項について ○議長(石田義弘君)  日程第11 閉会中の継続審査事項についてを議題といたします。 各委員長から閉会中の継続審査の申し出があります。申出書はお手元にお配りしてありますので、ご了承願います。 お諮りいたします。 各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(石田義弘君)  ご異議なしと認めます。 よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。-------------------------- △閉会 ○議長(石田義弘君)  以上で、本定例会に付議されました諸案件の審議は全て終了いたしました。 これをもちまして、平成27年3月小矢部市議会定例会を閉会いたします。--------------------------           午後4時17分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   平成27年3月23日 小矢部市議会議長  石田義弘 会議録署名議員  福島正力 会議録署名議員  中田正樹...