○議長(
宮西佐作君) これより
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 15番
砂田喜昭君。 〔15番
砂田喜昭君登壇〕
◆15番(
砂田喜昭君)
総務委員長と産建の委員長さんに質問いたします。 まず、最初は
総務委員長さんにお伺いしたいんでありますけれども、
非核宣言の問題であります。 この問題を考える上で戦争と平和、国の政治の問題と
地方自治体の関係、このことをやっぱりはっきりさせておく必要が私は最初にあると思います。 二つのことを話したいわけでありますが、一つは戦時中、砺波の庄下村というところで、兵事係というのをしていた
出分重信さんという方がKNBのテレビで取り上げられていました。村役場の徴兵係として赤紙を配って歩いていたと。赤紙を届けた家の若者が戦地に赴いて、結局骨つぼになって帰ってきたと、その家族からはずっと恨まれとったと、こういう話でありました。「村と戦争」という本にもなっております。
地方自治体にとっても非常に重要な問題だということはこのことでも明らかになると思います。 今日的な問題としては、来年の1月19日から始まる
通常国会で、
日米ガイドラインに基づく法律が審議されようとしています。 この法律によれば、
アメリカが行う戦争に日本が協力加担させられる、
地方自治体がそれに動員をされる、こういうことが決まっているわけであります。 きのうテレビで、
アメリカがイラクを空爆したと、こういうことがずっと流されておりました。クリントンが自らの
不倫疑惑に関して偽証したと、この疑惑をそらす、この追及の目をそらすということでこういうことをやったとすれば、これはとんでもない話でありますけれども、そういう米軍の行動に日本が、
地方自治体が巻き込まれていく恐れがあるということであります。 そういう意味で、この
平和宣言をめぐる議論というのは、私は非常に重要な議論ではないかと思っております。市の職員にとっても非常に重要な問題ではないかと思っておるわけであります。 さて、
小矢部市議会では1988年、昭和で言いますと昭和63年でありますけれども、以来この問題について繰り返し繰り返し議論をやってまいりました。当時の事情を知っている議員は既に6名しかいなくなりましたので、まず、
小矢部市が行った
平和宣言と、県内ほとんどの自治体で行っている
平和宣言とどう違うのか、比較をすることから始めたいと思います。 県内の宣言の例として隣の福岡町、ここで行った宣言を紹介いたします。
核兵器を廃絶し、世界の恒久平和を実現することは、
人類共通の願いである。 わが国は世界で唯一の被爆国として広島、長崎、ビキニ、チェルノブイリの惨禍を人類の上に再び繰り返しさせてはならない
歴史的使命を担っている。 美しい郷土を守り、豊かな暮らしを子や子孫に伝えることは、我々の責務であり
地方自治体の
基本的条件である。 よって、福岡町は憲法にうたわれている
平和的生存権を確立するため、ここに
核兵器を廃絶し、真の世界の平和を願う
都市宣言を行うものである。 1・福岡町はすべての国の
核兵器の緊急な廃絶を全世界に強く訴える。 2・福岡町は国是である「
核兵器をつくらず、持たず、持ち込ませず」の非核三原則を将来にわたり厳守する。 3・福岡町は戦争の悲惨さを子々孫々に伝え、平和を守る行政を行う。 これが福岡町が行った宣言文であります。 一方、
小矢部市の
平和宣言は、 みどりと清流にはぐくまれた美しい郷土を守り、豊かなくらしを創造するため、ここに
小矢部市は、憲法の精神に基づき、恒久平和の実現と
人類福祉の増進に寄与する「
平和都市」であることを宣言する。 これだけであります。事情をよく知っている当時の議員には、これが
核兵器の廃絶を
緊急課題として訴えたものだと解釈できる人がおるかもしれません。しかし、この文章を読んで、市内の小・中学生でそのことを訴えているんだと、このことを理解できる人がおるとすれば、これは大変なものであります。
平和宣言はそれを読んだ人が、なるほど
核兵器廃絶は非常に大事なことだ、そのためには勇気を持って声を上げていこう。こういう感銘を与えるものでなければならないと思います。ここに
平和都市宣言の意義があるわけであります。 そこでお尋ねしたいわけでありますが、宣言文に
核兵器を緊急になくさなければならないと、こういう趣旨が含まれているんだ、こういうことを盛んに言われるわけでありますから、そうだとしたらなぜそれをわかりやすく、文章に書こうというのを拒まれるのでしょうか。だれにでもわかりやすくすることは
核兵器廃絶への世論を大きくするためにも、重要なことではありませんか。 この際はっきりさせておかなければならないのは、先ほど紹介した
小矢部市の
平和宣言は、これを採択しようとするときに、当時ですが、
核兵器廃絶に触れないものになる恐れがある。こういうことから
小矢部市民の中からわざわざ議長に対して、
核兵器廃絶を明記してほしい、こういう陳情が繰り返されておりました。その中で、あえて
核兵器廃絶に全く触れない、こういう宣言を強行したという経過があるわけであります。 当時すなわち
平成元年でありますけれども、1989年の12月議会、今回出されたとほぼ同じような陳情が議会で採択をされました。ここでは採択をされました。そしてそれを受けて
平和宣言文を準備しているさなかの12月19日、
議長あてに
小矢部市の
署名運動をやっている代表の方から次のような要請文が出されたのであります。紹介しておきましょう。 「12月4日に提出いたしました
核兵器の緊急な廃絶を訴える「
平和小矢部市宣言を」との陳情が15日の
総務常任委員会において採択と決定されたことを、私たちは大変喜んでおります。 しかし、聞くところによれば、それに基づいて提出される宣言文には、
核兵器の一日も早い廃絶を訴える言葉が一言も書き込まれていないものを準備中とのことです。これでは私たちの願いとは全く相入れません。 私たちは、被爆国の国民として
核兵器の廃絶を願って
署名運動を進めております。今の世の中で平和の尊さを否定するものはだれもいません。それにもかかわらず、人類を破滅させる
核兵器はどんどん近代化され、蓄積されるに至っております。このことは単に平和を呼びかけるだけでは不十分で、人類の生存と相入れない
核兵器の
全面禁止・廃絶を訴えない宣言では今日的意義のないものです」。 当時こうした要請をけってまで
核兵器廃絶に触れようとしなかった宣言文であります。ですから、今日
核兵器廃絶を訴えたい、そのことは含まれているんだ、こうおっしゃるんでしたら、この際だれにでもわかるように改める、このことに一体どんなためらいがあるんでありましょうか。 先の
総務委員会で「平和を考える上で核の問題は避けられない」という意見がありました。しかし、
核兵器を廃絶することは、
平和一般に解消することができません。地球上から戦争がなくならない限り、
核兵器をなくせないというものではありません。
核兵器は、わずか1発でもそれが使用されますと広島、長崎の例で明らかのように、非戦闘員を含む何十万の人々に害を与え、都市を消滅させ、戦後今日まで50年にわたって被爆者に
放射能被害での苦しみ続ける人生を過ごさせてきたわけでございます。このような残虐な兵器は人類の生存とは絶対に相入れません。 人類は、これまでも
毒ガス兵器などの
残虐兵器、こうした
化学兵器禁止条約の締結をすすめるなど、
残虐兵器の廃絶という課題には正面から取り組んでまいりました。今日では地雷をなくするための国際的な大きな運動も起きております。その頂点にあるのが
核兵器廃絶の課題であります。 この問題では
アメリカ軍の
退役将軍らが、
核兵器の廃絶以外にはない、こういうことを訴えるようになっています。自からの反省として
核兵器が
戦争抑止力として働くというのは錯覚であり、このような
残虐兵器は廃絶以外にない、このことを指摘しております。 ところが、被爆国であるにもかかわらず
日本政府は、今年の11月13日に行われた国連第1
委員会で、非
同盟諸国が中心になって提出した
核兵器廃絶決議に、こともあろうに棄権をいたしました。
アメリカ、ロシアなど
核保有国に、それぞれの
核兵器の速やかな
完全廃絶に向けた交渉を誠意を持って進めるように、こういう決議でありまして、97カ国の賛成で採択されているものであります。 今度
非核宣言の実現を求めて、陳情を繰り返している「非核の政府をめざす会」というのは、
日本政府が被爆国の政府として、
核兵器廃絶のために積極的に行動することを目指して運動している団体であります。
思想信条や
政党支持の違いを超えて、この問題で一致するすべての人々、団体と協力している団体であります。
小矢部市内においても、この署名のために
消防団長や
医師会長、宗教家など広範な人々と協力して、
核兵器廃絶の
署名運動を粘り強く展開しております。 こうした動きが全国的、全県的に広がるのはごく当然なことでありまして、県内では35市町村のうち既に
非核宣言を32自治体が行っており、行っていないのは
小矢部市を含めてわずか3自治体のみでございます。 この際、一切のこだわりを捨て、だれが読んでもわかる
非核自治体宣言を実現するよう、強く要望するものであります。 最後に
総務委員会の議論の中で、宣言よりも具体的な行動が大事だとの発言がありました。そしてインド、パキスタンの核実験にも反対の決議をあげたということを述べておられました。これはこれでもちろん大事なことでありまして、私も賛成いたしました。しかし、今日ではそれにとどまるわけにはまいりません。 先日のNHKのテレビを見ていましたら、
アメリカやロシアが
核兵器を維持していくために、核爆発を伴わない未
臨界実験、これを繰り返しているということが報道されておりました。これは
核兵器廃絶の流れにも反するんだ、NHKもこう解説しておったわけであります。
核兵器廃絶に抵抗している
核保有国のこうした実験に対しても、
小矢部市議会として明確に反対の意思を表示するように提案したいと思います。 また、宣言文をこの際に、わかりやすい、だれにでもわかる
核兵器緊急廃絶を訴えたものとわかるようなものに改めて、それをパネルにして市役所や公共施設の正面、学校の正面に掲げることを私は提案したいと思います。 また、原爆の悲惨さを子供らに知らせるために、原爆写真展を市で主催したり、福岡町が毎年行っているように、原爆記念日に小・中学生を広島、長崎に派遣する事業も提案したいと思います。
日米ガイドラインの法制化に反対する運動を、市民ぐるみで展開するということも訴えたいと思うわけでございます。 以上の点につきまして、政治家としての、
総務常任委員長の率直な見解をお聞かせいただきたい、このことをお願いいたしまして私の質疑にいたします。 次に、
産業建設常任委員長にお尋ねいたします。日本の食糧自給率が42%で、食糧安保の立場からも大変深刻な事態に立ち至っております。この点で私と認識を一致しておられるのか、まず、このことをお尋ねしたいわけであります。 食糧自給率の向上のために、主食である米の輸入の規制することは、独立国として当然の権利であり、WTOにおいて再交渉でこれを認めさせる、これは極めて重要なことであります。 政府・自民党が打ち出した米の関税化は、これは完全自由化であり、日本の食糧供給を破綻させるとんでもない方針であります。
小矢部市農業を守るためにも、これはどうしても食いとめなければなりません。 かつて、牛肉の輸入自由化に踏み切って一体どうなったか。今では牛肉消費の6割が輸入品で、畜産農家が大打撃を受けたことはご承知のとおりであります。その道を再び歩もうというのでありましょうか。 政府・自民党は関税化で日本の農業が守れるかのように言っていますが、全くのごまかしであります。仮に従量税ということで、1kg当たり 351円の関税をかけるとしていますが、これは、政府自身が2年後には 341円に下げると言っています。
アメリカからこの税率引き下げ、こういう圧力がかかって来ることは目に見えて明らかであります。 また、米というのは世界の生産のほとんどが国内消費に回されて、輸出に回されているのはわずか5%にしか過ぎないわけであります。ですから米の国際相場というのは、これまでも乱高下を繰り返してまいりました。 仮に不作ということによって、国際価格も上昇し国内価格も上昇したと、こうした場合には、この従量税による関税の障壁機能というのは低下いたします。仮の話でありますけれども、国産米の価格を10kg当たり 4,000円、外国産の米の価格を 500円と、こういう具合に仮定いたしますと、 351円キロ当たりということになりますと、10kgで 3,510円になりますから、 500円プラスして 4,010円になる。だから国内産より10円高くなる。こういう理屈をいま言っているわけでありますけれども、 しかし、米の価格が変動して、国内産も外国産も仮に5割値上がりしたらどうなるか、10kg当たり国内産は 4,000円のものが5割ですから 6,000円になる。一方外国産は 500円のものが5割上がるわけですから 750円になる。そしたら 3,510円と 750円を足しますと 4,260円になるわけでありまして、国内産 6,000円の米よりも 1,740円も安くなって、関税としての障壁機能は、このように価格変動によって大幅に低下していくということは明らかであります。 このように、関税化というのは、米の完全自由化にほかならず、日本の農業に壊滅的打撃を与えるものであります。
小矢部市の重要な産業である農業を破壊するような政府の動きに対して、市民の暮らしに責任を持つ政治家として、市議会議員ははっきりとものを言うことが重要であると思います。
産業建設常任委員長としての率直な見解をお伺いしたいということをお願いいたしまして、私の質疑といたします。
○議長(
宮西佐作君)
総務常任委員長 中山 是君。 〔
総務常任委員会委員長 中山 是君登壇〕
◆
総務常任委員会委員長(中山是君) 総務の常任委員長としての率直な意見を申し上げます。
核兵器の存在、公私はもとより、
核兵器の存在は心から賛成いたしません。否定いたします。それはまず基本に置きます。 しかし、当
平和都市宣言との関連を思う時に、
平和都市宣言の中には、当時の議論の中にもあったと聞きますが、
核兵器の存在は否定するものだというふうに聞いております。 今
核兵器云々という自治体宣言が30なにがしのうちにどれだけかの、大多数と申しますか、ほとんどの都市の中に入っておるということでありまして、まことに結構だと思いますが、当市は
平和都市宣言した時に既にもう
核兵器の問題を討論して、そういう宣言をいたしておるということでは、きのうきょうやったというような生なものではないというふうに考えておりますし、また、その中に、憲法の平和原則も十分織り込まれているということを考え合わせます時に、数の問題ではなしに、独自の
平和宣言を持っておるということで十分であろうと、現在は思っております。
○議長(
宮西佐作君)
産業建設常任委員長 筱岡貞郎君。 〔
産業建設常任委員会委員長 筱岡貞郎君登壇〕
◆
産業建設常任委員会委員長(
筱岡貞郎君)
陳情受理番号第37号に対しましての砂田さんの質問にお答えしたいと思います。 私も率直に申し上げたいとは思います。そこでまず第1の、食糧自給率の引き上げに対しましては、我々農業者、皆さん引き上げることには、また、農業者以外の方でも引き上げることにはやぶさかでない、もちろん非常に引き上げることには賛成するものであります。それですが、後半の方で関税化問題を批判されましたが、この陳情には関税化ということは出ておりませんが、関税化につきましては今の報道等で、また農業者団体の意見を私ども若干聞いておりますが、その中で三者協議、きのう決定されたところですが、特に中心となります農協全国中央会の意見は、各県の中央会あるいはその末端におる単協の意見を集約して、今回はまことに急だったそうですが、一応全国の中央会の意見を集約されて大方がこの関税化、アクセス米の抑制にはこの関税化しかないというふうな結果を出されたというふうに聞いております。 よって、この農業者団体、一番大きな団体がこういうようなやむを得ないというふうに、政府与党、農業者団体がこういうふうに決定されたことでありまして、日本のこの農業を、まことに厳しい時でございますが、この方針で国際的な自由貿易の流れの中で、また、国際貢献しなければならない日本にとって、ぎりぎりの妥協はやむを得ないというふうに思っております。 この陳情に対しても、いろいろと例外なき自由化とか、あるいは財界、大企業本位の農業施策であったとかというような表現がございますので、これに対しては保留とさせていただいたところでございます。 以上で、終わります。
○議長(
宮西佐作君) 以上で通告による質疑は終わりました。 これをもって質疑を終わります。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので発言を許します。 15番
砂田喜昭君。 〔15番
砂田喜昭君登壇〕
◆15番(
砂田喜昭君) 私は
一般会計補正予算案並びに
介護保険事務組合の規約を制定することに反対するものであります。
小矢部市としての高齢者福祉事業のこれからの中核をなす
介護保険事業を、特別会計を含めてすべて広域圏事務組合にゆだねる、こういうことは市の福祉事業を放棄するに等しいものだと思います。 本来、市町村には介護認定や保険料、介護サービスの水準などをどうするか、決定する権限があります。住民に身近な自治体として、議会議員や市長が直接選挙で選ばれることから、住民の意思でコントロールしやすい関係にあります。ところが、特別会計を広域圏に移せば住民のコントロールが十分働かなくなる、そういう恐れが多分にあります。
介護保険は、これが実施されますと40才以上の人は例外なく保険料を取られます。ところが、いざサービスが必要という段になっても、認定から外されたらサービスを受けられないわけであります。 また、保険料やサービスの利用料負担、これを負担できない経済的な弱者はサービスから排除される危険性が強いのであります。これでは保険あって介護なしだ、第2の消費税だ、こう言われるのもそういうところに理由があるわけであります。 そうさせないための対策を国に対してはっきり要求する、それと同時に、
小矢部市も独自の対策をとらなければなりません。そうした権限を広域圏事務組合に移してしまうということは、これは市の福祉事業を放棄するに等しい、こう言わなければなりません。 この間、議会で議論をしてまいりました中でも明らかになったのは、例えばホームヘルパーの無料制度、こういう市独自の施策を広域圏でやろうと思った場合には、他の市町村の同意がないとこれができない。こういうシステムになるわけでありまして、市民のコントロールを十分に働かせる。そのためにも、この
介護保険の特別会計を含めて広域化する、このことに私は反対するものでございます。
○議長(
宮西佐作君) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終わります。 上程議案を採決する前に、皆様方にお諮りをいたします。 本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 よろしくお願いたします。 それでは、上程議案につきまして採決いたします。 議案のうち、まず、議案第65号
小矢部市
一般会計補正予算(第3号)及び議案第72号
砺波地方介護保険組合の設立についてを一括採決いたします。 以上の2議案に対する各委員長の報告は可決であります。 本案は各委員長の報告のとおり決定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
宮西佐作君) 起立多数であります。 よって、議案第65号及び議案第72号の2議案については、原案のとおり可決されました。 次に、議案第66号 平成10年度
小矢部市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)から、議案第71号
小矢部市税条例の一部改正についてまで及び議案第73号
専決処分事項の承認についてを一括採決いたします。 以上の7議案に対する各委員長の報告は可決であります。 本案は各委員長の報告のとおり決定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕
○議長(
宮西佐作君) 全員起立であります。 よって、議案第66号から議案第71号及び議案第73号の7議案については、原案のとおり可決されました。
-----------------------
△請願第3号及び
議員提出議案第5号について
○議長(
宮西佐作君) 日程第2 請願第3号
トンネルじん肺根絶と
被害者救済を求める請願書及び
議員提出議案第5号
トンネルじん肺り患者の救済と
じん肺根絶を求める意見書についてを議題といたします。
議員提出議案第5号は、お手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。
-----------------------
△
委員会報告
○議長(
宮西佐作君) まず、請願第3号について
総務常任委員会に付託してありますので、その審査結果につきまして委員長の報告を求めます。
総務常任委員長 中山 是君。 〔
総務常任委員会委員長 中山 是君登壇〕
◆
総務常任委員会委員長(中山是君) 請願審査報告。請願の審査について
委員会の報告をいたします。 請願受理番号第3号
トンネルじん肺根絶と
被害者救済を求める請願書については、継続審査となっておりましたが、去る12月16日に開催された
総務常任委員会で慎重に審査した結果、
全会一致で採択すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。
○議長(
宮西佐作君) 以上で、
総務常任委員会の審査結果の報告を終わります。
-----------------------
△
提案理由説明
○議長(
宮西佐作君) 次に、
議員提出議案第5号についての提案理由の説明を求めます。 12番、中山 是君。 〔12番 中山 是君登壇〕
◆12番(中山是君) 提案理由。トンネル建設工事現場等では現在もじん肺が発生しており、その発生予防策を講ずるとともに、じん肺り患者の救済と
じん肺根絶対策を講ずることも、求めるものである。
○議長(
宮西佐作君) 提案理由の説明を終わります。
-----------------------
△
委員会付託の省略
○議長(
宮西佐作君) お諮りいたします。 ただいま上程いたしました
議員提出議案第5号は、会議規則第37条第2項の規定に基づき、
委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
宮西佐作君) ご異議なしと認めます。 よって、
議員提出議案第5号は
委員会付託を省略することに決定いたしました。
-----------------------
△質疑・討論・表決
○議長(
宮西佐作君) これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 それでは、上程議案について採決いたします。 請願第3号
トンネルじん肺根絶と
被害者救済を求める請願書及び
議員提出議案第5号
トンネルじん肺り患者の救済と
じん肺根絶を求める意見書については、原案のとおり決定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕
○議長(
宮西佐作君) 全員起立であります。 よって、請願第3号及び
議員提出議案第5号については、原案のとおり可決されました。
-----------------------
△
議員提出議案第6号について
○議長(
宮西佐作君) 日程第3
議員提出議案第6号
道路特定財源制度の堅持に関する意見書についてを議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。
-----------------------
△
提案理由説明
○議長(
宮西佐作君) 提案理由の説明を求めます。 11番
筱岡貞郎君。 〔11番
筱岡貞郎君登壇〕
◆11番(
筱岡貞郎君) 提案理由。道路は最も基本的な社会基盤であり、また、地域の活性化を促す日常生活を支える生活関連施設であります。このため、道路予算枠の確保、拡大はもとより、それを支える
道路特定財源制度をぜひとも堅持されるよう強く要望する。
○議長(
宮西佐作君) 提案理由の説明を終わります。
-----------------------
△
委員会付託の省略
○議長(
宮西佐作君) お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第2項の規定に基づき、
委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
宮西佐作君) ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は
委員会付託を省略することに決定いたしました。
-----------------------
△質疑・討論・表決
○議長(
宮西佐作君) これより、上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これより討論にはいります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 15番
砂田喜昭君。 〔15番
砂田喜昭君登壇〕
◆15番(
砂田喜昭君)
道路特定財源制度を維持するということに対して、私は反対するものであります。 この問題では、国民の中からも見直しの声が広がっております。これまで十次にわたる道路建設5カ年計画をやって、巨額の資金を高速道路につぎ込んでまいりました。交通容量をどんどん膨らませたわけでありますけれども、平均いたしますと、この20年間に自動車の速度は10%、平均速度がダウンしております。 こういうことを考えますと、こういうやり方をこのまま続けていていいのかどうか。建設省のつかみ金として、ガソリン税などの特定財源を固定化してしまうんじゃなくて、一般財源として必要なところに大いに活用できるように改めていく。このことが重要だと思っております。 地域の実情に応じた適切な道路整備を進めなければなりませんし、また、それに並行して地域公共交通機関を整備する、こうしたことも重要であります。トラック輸送に偏った貨物輸送、物流に対してもこれを改めて、鉄道と有機的に結合させる方策を大いに検討しなければなりません。 旧国鉄の長期債務も大変膨らんでおりますが、JR各社が一定の負担をするということも当然でありますけれども、それと同時にガソリン税などの特定財源を活用して、こうした鉄道網を充実、発展させていく、このことが非常に重要であります。 そのためにも、必要な財源は一般財源からの投資、こういう形で進めるべきだと考えるものでございます。 以上、私の反対討論にします。
○議長(
宮西佐作君) 以上で、通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終わります。 これより上程議案について採決いたします。
議員提出議案第6号
道路特定財源制度の堅持に関する意見書については、原案のとおり決定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
宮西佐作君) 起立多数であります。 よって、
議員提出議案第6号については、原案のとおり可決されました。
-----------------------
△
議員提出議案第7号について
○議長(
宮西佐作君) 日程第4
議員提出議案第7号
建設省北陸地方建設局の存続を求める意見書についてを議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。
-----------------------
△
提案理由説明
○議長(
宮西佐作君) 提案理由の説明を求めます。 11番
筱岡貞郎君。 〔11番
筱岡貞郎君登壇〕
◆11番(
筱岡貞郎君) 提案理由。国は地方分権を推進するという立場で、地方の出先機関などの統廃合を議論の対象としている。その中で、北陸地方建設局及びその工事事務所、出張所の統廃合も議論されている。 しかし、地方の実情に精通したこうした地方建設局などの統廃合は、地域振興に多大な影響を与えるだけである。 よって、北陸地方建設局及びその工事事務所、出張所の統廃合を行わないよう要望するものである。
○議長(
宮西佐作君) 提案理由の説明を終わります。
-----------------------
△
委員会付託の省略
○議長(
宮西佐作君) お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第2項の規定に基づき、
委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
宮西佐作君) ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は
委員会付託を省略することに決定いたしました。
-----------------------
△質疑・討論・表決
○議長(
宮西佐作君) これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより上程議案について採決いたします。
議員提出議案第7号
建設省北陸地方建設局の存続を求める意見書については、原案のとおり決定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕
○議長(
宮西佐作君) 全員起立であります。 よって、
議員提出議案第7号については、原案のとおり可決されました。
-----------------------
△議案第74号から議案第76号まで
○議長(
宮西佐作君) 日程第5 議案第74号 平成10年度
小矢部市
一般会計補正予算(第4号)から議案第76号
小矢部市
地域振興券交付事業特別会計条例の制定についてまでの議案3件を一括して議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。
-----------------------
△
提案理由説明
○議長(
宮西佐作君) 提案理由の説明を求めます。 市長
大家啓一君。 〔市長
大家啓一君登壇〕
◎市長(
大家啓一君) ただいま提出いたしました議案について、ご説明申し上げます。 議案第74号は平成10年度
小矢部市
一般会計補正予算(第4号)であります。 今回補正いたします額は歳入歳出それぞれ 6,913万5千円を追加計上し、予算総額は歳入歳出それぞれ 158億 9,852万7千円とするものであります。 補正の追加は、平成7年度から進めてまいりました多目的利用温泉開発事業につきまして、その温泉井の調査を行いました結果、湧出温度、湧出量ともに温泉として利用が可能であるとの結果を得ましたので、温泉権の取得及びその関連工事を行おうとするものであります。 これらの財源といたしましては地方交付税 1,143万5千円及び市債 5,770万円により措置いたしたいと存じます。 第2条 地方債の補正は、多目的利用温泉開発事業債の変更に伴うものであります。 議案第75号は、平成10年度
小矢部市地域振興券交付事業特別会計予算についてであります。 このたびの緊急経済対策の一環として、若い親の層の子育てを支援し、あるいは老齢福祉年金等の受給者や所得の低い高齢者層の経済的負担を軽減することにより、個人消費の喚起と地域経済の活性化を図り、もって地域の振興に資することを目的として、地域振興券交付事業を実施するものであります。 予算額は、歳入歳出それぞれ1億 7,680万円とし、予算内容は、歳入の国庫補助金1億 7,680万円をもって、地域振興券交付事業費に充てようとするものであります。 議案第76号は、
小矢部市
地域振興券交付事業特別会計条例の制定についてであります。 これは、地域振興券交付事業を実施するため、
地方自治法の規定により新たに特別会計を設置し、この事業にかかる歳入歳出を処理しようとするものであります。 以上をもちまして、ただいま提出いたしました諸案件の説明といたします。 何とぞ慎重なご審議のうえ、適正な議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
宮西佐作君) 提案理由の説明を終わります。
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△
委員会付託の省略
○議長(
宮西佐作君) お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第2項の規定に基づき、
委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
宮西佐作君) ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は
委員会付託を省略することに決定いたしました。
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△質疑・討論・表決
○議長(
宮西佐作君) これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これより討論に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、討論なしと認めます。 これより上程議案について採決いたします。 議案第74号 平成10年度
小矢部市
一般会計補正予算(第4号)から議案第76号
小矢部市
地域振興券交付事業特別会計条例の制定についてまでの議案3件については、原案のとおり決定することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕
○議長(
宮西佐作君) 全員起立であります。 よって、議案第74号から議案76号までの議案3件については、原案のとおり可決されました。
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△議案第77号及び議案第78号について
○議長(
宮西佐作君) 日程第6 議案第77号
小矢部市
教育委員会教育委員の
任命同意について及び議案第78号
小矢部市
教育委員会教育委員の
任命同意についてを一括で議題といたします。 議案はお手元にお配りしてありますので、朗読を省略いたします。
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△
提案理由説明
○議長(
宮西佐作君) 提案理由の説明を求めます。 市長
大家啓一君。 〔市長
大家啓一君登壇〕
◎市長(
大家啓一君) ただいま提出いたしました議案について、ご説明申し上げます。 議案第77号は、
小矢部市教育
委員会委員の
任命同意についてであります。 これは委員であります
鷹田芳朗氏が、平成10年12月22日をもって任期満了となりますので、議会の同意を得て、再び委員に任命しようとするものであります。 議案第78号は、
小矢部市教育
委員会委員の
任命同意についてであります。 これは委員であります片岡敏久氏が、平成10年12月22日をもって任期満了となりますので、議会の同意を得て、再び委員に任命しようとするものであります。 以上をもちまして、ただいま提出いたしました諸案件の説明といたします。 何とぞ慎重なご審議のうえ、同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
宮西佐作君) 提案理由の説明を終わります。
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△
委員会付託の省略
○議長(
宮西佐作君) お諮りいたします。 ただいま上程いたしました議案は、会議規則第37条第2項の規定に基づき、
委員会への付託を省略いたしたいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
宮西佐作君) ご異議なしと認めます。 よって、上程議案は
委員会付託を省略することに決定いたしました。
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△質疑・表決
○議長(
宮西佐作君) これより上程議案に対する質疑に入るのでありますが、ただいまのところ通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これより上程議案について採決いたします。 議案第77号
小矢部市
教育委員会教育委員の
任命同意について及び議案第78号
小矢部市
教育委員会教育委員の
任命同意については、これに同意することに賛成する諸君の起立を求めます。 〔全員起立〕
○議長(
宮西佐作君) 全員起立であります。 よって、議案第77号及び議案第78号については、これに同意することに決定いたしました。
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△閉会中の継続審査について
○議長(
宮西佐作君) 日程第7 閉会中の継続審査についてを議題といたします。 各委員長から閉会中の継続審査の申し出があります。 申出書は、お手元にお配りしてありますので、ご了承願います。 お諮りいたします。 各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
宮西佐作君) ご異議なしと認めます。 よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。 以上で、本定例会に付議されました諸案件の審議は、すべて終了いたしました。
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△閉会
○議長(
宮西佐作君) これをもちまして平成10年12月
小矢部市議会定例会を閉会いたします。
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地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 平成10年12月18日
小矢部市議会議長
宮西佐作 会議録署名議員 多田 勲 会議録署名議員
尾山喜次...