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令和 4年第5回定例会(第2号 9月13日)

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  1. 黒部市議会 2022-09-13
    令和 4年第5回定例会(第2号 9月13日)


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    最終取得日: 2023-06-13
    令和 4年第5回定例会(第2号 9月13日)   令和4年第5回黒部市議会9月定例会会議録 令和4年9月13日(火曜日)                 議事日程(第2号)                             令和4年9月13日(火)                               午前10時00分開議 第1 提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問(代表・個人)    議案第58号 令和4年度黒部市一般会計補正予算(第3号)    議案第59号 令和4年度黒部市牧場事業特別会計補正予算(第1号)    議案第60号 令和4年度黒部市病院事業会計補正予算(第1号)    議案第61号 黒部市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等           に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関           する条例の一部改正について    議案第62号 黒部市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について    議案第63号 黒部市営駐車場条例の一部改正について    議案第64号 黒部市重度心身障害等医療費助成条例の一部改正について    議案第65号 黒部市道吉田4号線整備事業に伴うあいの風とやま鉄道線黒部・
              生地間吉田踏切新設工事委託に関する基本協定の締結について    認定第1号  令和3年度黒部市一般会計歳入歳出決算の認定について    認定第2号  令和3年度黒部市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定に           ついて    認定第3号  令和3年度黒部市後期高齢医療事業特別会計歳入歳出決算の認定           について    認定第4号  令和3年度黒部市発電事業特別会計歳入歳出決算の認定について    認定第5号  令和3年度黒部市地域開発事業特別会計歳入歳出決算の認定につい           て    認定第6号  令和3年度黒部市牧場事業特別会計歳入歳出決算の認定について    認定第7号  令和3年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計歳入歳出決算の認           定について    認定第8号  令和3年度黒部市病院事業会計決算の認定について    認定第9号  令和3年度黒部市水道事業会計決算の認定について    認定第10号 令和3年度黒部市簡易水道事業会計決算の認定について    認定第11号 令和3年度黒部市下水道事業会計決算の認定について ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   18人     1番 家 敷 誠 貴 君         2番 古 川 和 幸 君     3番 谷 村 一 成 君         4番 中 野 得 雄 君     5番 大 辻 菊 美 君         6番 柳 田   守 君     7番 助 田 要 三 君         8番 金 屋 栄 次 君     9番 柴 沢 太 郎 君        10番 成 川 正 幸 君    11番 高 野 早 苗 君        12番 中 村 裕 一 君    13番 木 島 信 秋 君        14番 辻   靖 雄 君    15番 伊 東 景 治 君        16番 橋 本 文 一 君    17番 辻   泰 久 君        18番 新 村 文 幸 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員    なし ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した  市長部局   市長                武 隈 義 一 君   副市長               上 坂 展 弘 君   総務管理部長            魚 谷 八寿裕 君   市民福祉部長            霜 野 好 真 君   産業振興部長            高 野   晋 君   都市創造部長            山 本 浩 司 君   防災危機管理統括監総務課長     島 田 恭 宏 君   市民福祉部理事健康増進課長     平 田 千 秋 君   産業振興部次長農業水産課長     平 野 孝 英 君   都市創造部理事上下水道工務課長   廣 木 敏 之 君   会計管理者             高 本   誠 君   総務管理部理事企画情報課長     林   茂 行 君   総務管理部次長財政課長       川 添 礼 子 君   総務課主幹行政係長         吉 田 雅 之 君  市民病院   市民病院事務局長          長 田   等 君   市民病院事務局次長総務課長     池 田 秀 之 君  教育委員会   教育長               中   義 文 君   教育部長              藤 田 信 幸 君   教育委員会事務局次長学校教育課長  小 倉 信 宏 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   議会事務局長            柳 原 真美代 君   議会事務局次長議事調査課長     佐々木 隆 一 君   議事調査課主幹           宮 崎 香 織 君   主事                南 保 真 也 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                 開    議   午前10時00分 ○議長(木島信秋君) おはようございます。どなた様もご苦労さまでございます。  定足数に達しましたので、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(木島信秋君) 日程第1、提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問を議題といたします。  これより、会派代表による提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。  通告がありますので、発言を許可いたします。  自民同志会を代表して、18番、新村文幸君。               〔18番 新村文幸君登壇〕 ○18番(新村文幸君) 皆さん、おはようございます。先週の台風11号、心配されておりました被害もほとんどなく、去ってほっとしているところであります。同じく同じ週の10日の夜にはあいにくの曇り空でありましたが、夜の8時半頃から中秋の名月が見られました。少し前まで猛暑、残暑の日々が続いており、大変暑い日が続いておりましたが、秋の気配を感じるこの頃であります。実りの秋、豊作を願うところであります。  それでは、今任期最後の議会であり、終わりよければ全てよしの思いで、思いを込めて質問いたします。  それでは、自民同志会を代表してお尋ねしますが、会派総意のもと、質問いたしますので、十分市長には意識した答弁をお願いいたします。  武隈市長は4月23日、新黒部市第3代市長に就任以来、4か月半余りが経過いたしました。厳しい選挙戦を通し、市民に訴えてこられた政治信条や政策理念を胸に、日々熱い思いで精力的に市政運営に励んでおられます。実際に地方自治体のトップとしての激務を遂行するに当たっては、想定外の壁やなかなか思うように事が運ばない面も当然あろうかと思われますけれども、掲げた公約や政策の一つ一つ、実現していくに当たり、一定期間が経過した今、市長がどのような心境でおられるのか、あるいは心境に変化があるのか、支持のみならず多くの市民の関心のあるところであります。  市長就任後、就任直後の6月議会においては、これからの市政運営などに対し、るる質問がございましたが、今定例会においても改めて武隈市長の政治姿勢等に関し、お聞きするものであります。  本題に入る前に少し前置きをさせていただきたいと思います。  私は平成3年2月、黒部市議会議員に初当選させていただき、以来これまでに行政と議会の立場の違いはあるものの、黒部市の発展と市民の幸せを願い、ともに歩んできました歴代市長3人がおいでであり、その方々と30年余り携わってまいりました。実名で申し上げますが、故荻野幸和氏、堀内康男氏、大野久芳氏の3名であります。  顧みますと、まず、故荻野幸和先輩は旧黒部市の第5代市長として平成16年7月の退任まで24年余りの長きにわたり、父である旧黒部市初代市長、荻野幸作氏の遺志をも引き継がれ、県東部の中核都市として黒部市の地位と名声を高められたのであります。20世紀から21世紀への夢の懸け橋と称し、基幹道路網や上下水道など、市民生活に密着した社会資本整備をはじめ、福祉、医療、産業、教育、スポーツ、そして、名水の里づくりにこだわり、あらゆる分野においてレベルアップを図られ、それら数々のご功績は枚挙にいとまがありません。  とりわけ国や県をはじめ、各界、各層との人脈を重んじ、自ら国の予算の獲得に翻弄されたほか、新川広域圏など、広域行政の推進にも尽力されたのであります。  個人的には一番印象深い点として、北陸新幹線への整備促進を掲げたいと思いますが、紆余曲折を経てのフル規格や、激しい誘致合戦の末、平成5年に仮称でありますが、新黒部駅設置決定に至るまで、地元首長として心血を注がれました。それらの偉業は将来にわたる本市発展のターニングポイントとして受け継がれるべきものであります。  私自身、数々の教えをいただき、その誠実な政治姿勢と卓越した政治手腕は生涯の師として仰ぐものであり、亡くなられた今でもその思いは断じて変わることはありません。  次に、元市長、堀内康男氏は、何といいましても旧黒部市と宇奈月町の合併を主導されたことであります。新市施行後においては、財政基盤の強化や一体感の醸成を図られつつ、新たなまちづくりへの確固たる礎を築かれたことは最大の功績と思っております。  とりわけ北陸新幹線新駅周辺整備事業、そして、長年の懸念であった新庁舎建設事業はほぼ同時期に成し遂げられたほか、消防庁舎の建設や市民病院の大改築など、合併特例措置を最大限活用した数々の偉業は特筆すべきであります。  また、「ふだんの毎日にこそ本当の幸せがある。」と非常に奥が深い、味わいのある名言を残されたことが印象でありました。  次に、同期であります、前市長、大野久芳氏は、長年にわたる市議、県議での経験と実績をいかんなく発揮され、政治家の集大成として市長職を務め上げられたと感じております。市長在任中の後半はコロナ禍に翻弄された感は否めませんが、その中であっても、健やか、展やか、朗らか黒部の創造を政治信条にご自身が新市施行後の歩みをホップ、ステップ、ジャンプの3段飛びに例え、ホップからステップへの移行段階を独自の感性と行動力によりしっかりと成し遂げられたと思っております。  とりわけ中学校の再編、統合の実現や一つの黒部を旨とした市制施行15周年を冠とした記念式典をはじめ、数々の事業は記憶に新しいほか、長年のライフワークである北方領土関係においては、北海道を除いて初となる富山県北方領土史料室の本市設置に尽力されたことが歴史に残る偉業と言っても過言ではありません。  このように、それぞれの歴代市長は政治手法に多少の違いがあることでありますが、ふるさと黒部をこよなく愛し、さらなる進展に向け強い信念と友情を結集されたすばらしい各リーダーでありました。  現武隈市長におかれましても、歴代市長に引けを取らず、生まれ育った黒部市をもっとよくしたいという強い思いをお持ちのこととは重々承知しており、ぜひとも市民の負託に応え、誰もが真のリーダーとして認められる存在になっていただくことを我々、支持、支援するとして強く期待するものであります。  そこで、改めてお伺いいたします。  公約に掲げられた政策や事業を一度にこなすことは困難であろうと思います。また、中には段階的に積み上げが必要なものもあろうかと思いますが、一方、仮に既定方針や路線を転換しようとするときは納得できる説明が必要であり、自ずと時間を要することとなります。市長の頭の中にはロードマップ的なことを思い描かれていることと思いますが、そのような中で、当面の取組みとしてどこに軸足を置き、何を優先的に、どのような方法で進めていこうとしておられるのか、また、この部分だけは最初から一貫して貫いていきたいとお考えの点、いわゆる政治信条の真髄的なところを今の心境も含め、分かりやすくお聞かせ願いたいと思います。  黒部をもっとよくしていくためには、行政、議会のみならず、市民をはじめ、市内各界、各所の総力を結集していくことが重要ということは言うまでもありません。しかし、その前に行政のトップである市長職が黒部市役所という組織を統括し、まとめ役として自分のやりたいことを理解、浸透させ、お互いの信頼関係に基づき、全庁が心を一つに力を合わせていくことが求められると思います。  先ほどの歴代市長のそれぞれが職員との関係において、コミュニケーションを図りつつ、よい面を引き出すとともに、モチベーションを高めながらおおむねうまく立ち振る舞っておられたと感じております。武隈市長にあってもぜひそうであってほしいと願うものであります。  そこで、もう一点お聞きしますが、市長は現在の市職員の資質や能力をどのように評価しておられるのか、また、市長と職員の関係において、どのような形が望ましいとお考えなのか、全庁一丸となって取組みを進めていくためにはこれからどうしていこうとお考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。  以上、自民同志会の代表質問といたします。よろしくお願いいたします。             〔18番 新村文幸君質問席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。
                   〔市長 武隈義一君登壇〕 ○市長(武隈義一君) 自民同志会、新村議員の代表質問にお答えします。  就任以来、私自身の政治信条である、みんなでつくろう 黒部の未来のもと、掲げた公約や政策を実現するため、関係団体の皆様や多くの職員にご協力をいただきながら、日々市政運営に取り組んでいるところです。生まれ育った黒部市をよくしたいという熱意は一公務員として思い描いていた以前よりさらに強くなっており、市民の皆様の重い負託を受け、4万市民の安全で安心な生活を守る市政のかじ取りという大役を担うことになり、責任の重さも以前より比べようもなく重く感じております。  議員のご指摘のとおり、公約の実現はたやすいものではないとも考えております。黒部市の歴代市長の皆様には、その政治手法はもちろん、首長としての姿勢や人間性もまだまだ到底及ばず、これから折に触れて、教えを請い、ご指南を賜りたいと存じます。  1点目の当面の取組みとして、どこに軸足を置き、何を優先的にどのような方法で進めていこうとしているかというご質問ですが、私は、「みんなでつくろう 黒部の未来」のもと、掲げた3つの政治目標の実現に向け、日々市政運営に取り組んでおります。何に軸足を置くかにつきましては、選挙で訴えたことに取り組み、市民の信頼を裏切らないようにしていくこと、そして、自分のまちの行政について、知らないところで勝手に決まるという感覚を市民の皆さんが持ってもらうのではなく、自分のまちの将来について、市民のお一人お一人が我が事として考える、「みんなでつくろう 黒部の未来」のその考えを大事にしていきたいと考えております。  このため黒部市未来会議の開催のほか、自分事として考えてもらうためには、その前提としてまずは行政のことを知ってもらう必要がある、行政のほうからの情報発信が最初に重要であるとの考えに基づきまして、市長記者会見を頻度高く開催し、発表資料をより詳しくするなどしているところです。  次に、何を優先的に行うかについてですが、3つの政治目標、すなわち、「住む人が輝き、その人の魅力によって人が人を呼び込むまち」、「出かけやすく散歩して楽しいまち」、「心豊かで笑顔あふれるまち」ですが、それぞれの目標は相互に関連し、同時並行で進めていきたいと考えておりますが、人口減少や財源確保のこともありますので、まずは「住む人が輝き、人が人を呼び込むまち」に力を入れていきたいと考えております。誰もが自分らしく輝き、その人の魅力がまた新しい人を呼び込むこと、今いる人もここに定着する、そういうことを含めて、人材の面から地域のさらなる活性化を目指していきたいと考えております。  具体的には、市内で社会課題の解決のため、生き生きと活動する方々への支援をはじめ、企業間での情報交換会や都会の複業人材と地元企業のマッチング、就業体験事業などの施策を推進し、社会課題の解決のための新しいチャレンジを応援することで新しいチャレンジが生まれるまちにしていきたいと考えています。  また、人が人を呼び込むことにより、財政的な豊かさのほか、黒部の魅力がより一層高まることを期待するものであります。簡単に言いますと、「黒部市って格好いい人が多い、格好いいまちだからこそ黒部に住みたい」そう思ってもらえるようなまちにしていきたいと考えております。  優先順位についてはもちろん今言ったとおりでございますが、最近の観光施策については比較的報道等なされておりますが、自分の考えだけではなくて、例えば来年の宇奈月温泉開湯100周年、2024年の黒部ルート、そういう外部の環境にも影響され、その時々に対応しなくてはいけないものもあると考えております。  最後に、次にどのような方法で進めていくのかについてお答えします。  私自身の掲げた公約の多くは、私自身がこれまで経験したことや他の自治体で既に実施されているものがほとんどです。これらを職員に伝え、体験してもらうことで、私の推進していきたい事業の具体的なイメージを共有してほしいと考えています。  例えば先日、漁業の担い手不足やインターンシップの事業について学んでもらうために、職員に宮城県石巻市へ視察に行ってもらったり、別の日には、旧知の団体のWEB、インターネットでのセミナーに参加してもらったりしております。新しい事業のイメージと職員が既に把握している黒部の実情を擦り合わせ、事業の内容を固めていきたいと考えています。当然、市議会の皆さんともしっかりと議論を重ねてまいりたいと考えております。  続きまして、2点目の現在の黒部市職員の資質や能力をどのように評価しているのか、また、市長と市長を補助する職員の関係はどのような形が望ましいと考えているかというご質問につきましては、まず、本市職員の皆さんは、全体の奉仕としての自覚を持ち、市民に対して公正、誠実に職務に取り組み、行動力・決断力を持った職員が多くいると高く評価しております。また、若手職員を中心に休日の様々なイベントにも出勤対応いただき、大変感謝しております。さらには、自らも地域の一員であるという意識を持ち、地域活動に積極的に参加するなどの経験を有し、広く市民の目線で考え、職務に取り組む姿勢も頼もしく受け止めております。  また、市長と職員の関係において、どのような関係が望ましいと考えているかについてですが、双方が市民の福祉の向上を共有の目標とし、常に、施策遂行上の課題に対して議論しながら進めるべきと考えております。職員の皆さんは、黒部市の現状や、どういう課題を抱えているのかといった住民ニーズや情報を収集し、分析する能力に長けており、これに私のこれまでの様々な行政経験やほかの自治体の参考となる取組みについての知識を組み合わせ、ともに議論し、アイデアを出しながら一枚岩となって解決策を導き出していくことが肝要であると考えております。市長の意見が絶対ではなく、是々非々で議論する関係になればよいと考えております。  また、前例にとらわれずとよく言われますが、前例というものはそれなりの理由があって今の例になっていると思いますが、ただし、現状においてそれが本当に市民の皆様ためになっているのかどうかということも踏まえて議論する必要があると考えています。そうした議論を踏まえて、私が決めたこと、決定したことにつきましては、職員の皆様には確実に実行してもらいたいという思いでおります。  最後に、全庁一丸となって取組みを進めていくために、これからどうしていこうと考えているのかについてですが、従来から、庁議等の会議の場を定期的に開催し、情報共有や組織としての方針決定をしてまいりました。これに加えて、必要に応じて、市の幹部職員を中心として頻繁に打合せ・議論を行うよう心がけておりますというか、必要に応じて頻繁にそういう打合せを行っております。  なお、就任当初には、幹部職員に若手職員が同行して市長室を訪ねてくることは一向に構わない旨、歓迎する旨を伝えているところであります。  このほか、先月に本市の観光施策をより全庁的に連携強化するために観光プロジェクトチームを設置しました。  今後、各種施策においても、いわゆる縦割りの弊害を感じたような場合には、必要に応じて組織横断的な会議の設置、手法も含め、情報共有や施策立案を効果的に遂行していきたいと考えております。  何よりも、職員から相談されやすい環境づくりに私自身が努めていく必要があると考えております。  以上です。              〔市長 武隈義一君自席に着席〕               〔18番 新村文幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 18番、新村文幸君。               〔18番 新村文幸君起立〕 ○18番(新村文幸君) 再質は原則しませんが、市長の答弁を聞いておりますと、いいことを言っていますよね。言うのは簡単ですけども、実行、実践は大変それがつながるかといったらなかなか難しいところがあります。お互いに頑張りたいと思っております。  答弁の中で格好いいということがありましたが、格好いい市長になってほしい。我々もやっぱり人間というのは格好をつけるというのは結構人間を磨くことであって、自分を意識しないとなかなか格好いい男にはなれん、人物にはなれんと思いますので、ぜひ格好いい市長になっていただきたい。  あと人間関係は何でもそうですけども、私は市の職員は、議員としての見方でありますが、十分立派な人が、他の市町村よりも能力が上だというふうに私は評価しておりますが、お互いの何といっても疎通が大事なんですね。お互いの疎通をしっかり持って、信頼関係がそこで深まっていけばというふうに思っております。十分コミュニケーションをとっていただき、よりよい庁舎になってほしいというふうに思っておりますので、市長、頑張ってください。  以上で質問を終わります。              〔18番 新村文幸君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) これより、各議員による提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。  ただいまのところ通告は11人であります。念のため発言順を申し上げます。  1番目、伊東景治君。2番目、古川和幸君。3番目、橋本文一君。4番目、中村裕一君。5番目、辻 泰久君。6番目、大辻菊美君。7番目、柳田 守君。8番目、谷村一成君。9番目、中野得雄君。10番目、家敷誠貴君。11番目、高野早苗君。以上であります。  順次発言を許可いたします。  初めに、15番、伊東景治君。             〔15番 伊東景治君質問席へ移動〕 ○15番(伊東景治君) おはようございます。猛暑、酷暑の夏から最近は爽やかな風を感じる頃になりました。また、コンバインの音を聞くといよいよ実りの秋だなということを痛感いたします。これからはスポーツ、そして、文化、芸術の秋になります。  黒部市には姉妹都市、友好都市があることは皆さんご存じであると思います。国内では1974年に根室市と、そして、昨年、2021年に大崎市と、国外では、1970年にオランダの旧スネーク市、現のスドウェスト・フリースラン市、そして、1977年のアメリカ、メーコン市、また、友好都市としては、1998年の韓国、三陟市であります。教育、スポーツ、文化、医療、物産、人事交流など、様々な分野で交流を行ってまいりました。交流初期の段階では、やはり親善訪問団の交流であったり、生徒、学生の交流、あるいは相互の物産展の開催などを通じて、市民の交流の輪を広げることから始まっております。  しかし、近年、姉妹都市交流を行っている都市では財政的な面、事業のマンネリ化、少子高齢化による人口減少、さらには、新型コロナウイルス感染による行動制限など、時代的な環境の変化により、交流事業にも変化が見られるとのことであります。  オランダ、旧スネーク市は姉妹都市として一番本市では古くて、そして、2011年に隣接する4市と合併して、スドウェスト市とフリースラン市になって以来、本市との交流が疎遠になっておりました。しかし、フリースラント州の知事で、旧スネーク市長であったアルノ・ブロクなどの声かけもあり、武隈市長、そして、議長とともにフリースラン市を親善訪問されました。そして、50年以上続いている姉妹都市提携による交流を促進する覚書に署名され、ヤネヴィツケ・デ・フリース市長と親交を誓ってこられました。デ・フリース市長からは近いうちに黒部市にぜひ訪問したいということであります。  そこで、質問に入りたいと思います。  まず1点目は、芸術文化を通しての姉妹都市交流についてであります。  現在、姉妹都市との定期的な交流を見ますと、根室市とのスポーツ交流、韓国、三陟市とのマラソン交流など、スポーツ面ではかなり競技について交流が進められてきました。メーコン市とは学生交流、医療関係の交流、桜まつりへの参加など、多彩であります。  一方、芸術・文化の面での交流は、私が見る限りでは少ないんじゃないかなというふうに思っております。新たに大崎市が姉妹都市になったのを機会に、交流事業について、もう一度考え直してみてはどうかなというふうに思っているところであります。  市長は、芸術、文化、スポーツは生涯にわたって楽しむことができ、豊かな情操と創造性を育み、心身ともに健康で豊かな生活を実現していく上で必要不可欠なものであると、私の6月の質問に対する答弁でありました。私も全く同感であります。芸術、文化は体力は衰えても継続できるものがたくさんあります。6月に行われた黒部市の未来会議の中で出たテーマを見てみますと、やはり先ほど市長、ありましたが、生きがい、やりがい、楽しい人とのつながり、コミュニケーション、格好いいなどという言葉が出てきておりました。これらの言葉なりを考えてみますと、ぜひとも姉妹都市交流事業がその一助となることを願うものであります。  それでは、具体的に質問いたします。  まず、1点目は音楽における姉妹都市交流についてであります。  過去には国際交流音楽祭として姉妹都市のメーコンやスネークから市民合唱団が来市し、黒部で第九を歌う会と一緒にベートーベンの第九を歌い交流を深めたものであります。1996年と1998年にメーコンからの合唱団16名、1997年と2004年にスネーク市の合唱団ともう16名、第九を歌いました。特に2004年の旧黒部市制50周年記念として、スネークから8名、根室から2名が参加して第九を共演いたしました。それ以降は交流がないわけであります。デ・フリース市長が来市されるときにはぜひ国際交流音楽祭としてスドウェスト・フリースラン市民の皆さんと一緒に第九を歌いたいものであります。民謡、合唱、器楽演奏など、音楽による幅広い市民交流ができるものと信じております。  今回の親善訪問の感想と今後の交流事業について、市長の所見をお伺いいたします。  2点目は短歌や俳句における姉妹都市交流についてであります。  短歌や俳句の題材を求めて、名勝、旧跡などに出かけて歌ったりする、いわゆる句をつくったり、短歌を、歌をつくったりする、いわゆる吟行はそれぞれの土地、地域の自然や歴史、文化を学ぶ上でも交流事業としてふさわしいのではないかと思うのであります。また、観光振興にも役立つものと思っておりますが、市長の所見をお伺いいたします。  3点目であります。  黒部市では11月7日から大崎市への訪問団を募集していくということであります。そして、その募集をしております。姉妹都市提携1周年記念ということで、経費の個人負担は半額の4万5,000円ほどだというふうに書いてありましたが、親善訪問団として多くの応募があることを期待したいと思います。姉妹都市交流事業について、黒部市の芸術文化協会や各種団体と検討してみてはいかがでしょうか、市長の所見をお伺いいたします。  大きな2点目は防災・減災についてであります。  7月15日から16日にかけての大雨で、姉妹都市である大崎市では、市内を流れる名蓋川が決壊して、760棟を超える家屋への浸水や土砂崩れが発生し、甚大な被害が発生したとのことであります。本市から20日間で都合9名の職員を応援派遣して、市長、議長も大崎市を訪問し、見舞いと被災現場の視察をされました。派遣職員は現場ならではの貴重な経験を積むことができたと市長の説明がありました。そして、報告会を開催するとのことでもあります。我々市民にとっても大いに関心があるところであります。我が家は黒部川から約1キロ程度の距離にあり、主流の吉田川、高橋川も近くを流れております。黒部川が氾濫し、堤防が決壊した場合の被害を考えてもなかなかどうなるか想像ができません。そこで4点について質問いたします。  1点目は、大崎市の大雨では気象情報、防災情報などの情報伝達は対策本部と住民との間でスムーズに行われたのか。2点目は、大崎市の大雨では住民への被害はなかったのか、避難行動は防災情報等に基づき、整然となされたのか、避難先での生活はどのような状態であったのか。3点目は、国や県、市といった河川管理者相互の連携の大切さを実感したとのことでありますが、現地では具体的にどのような連携がなされてきたのか。4点目は、いよいよ台風シーズンを迎える時期であります。黒部川をはじめ、本市を流れる河川の対策に今回の派遣は参考となる調査であったのか、お伺いいたします。  大きな3点目は安全・安心なまちづくりについてであります。  最近のニュースを見ておりますと、子供や高齢に関する事故や被害の報道が多いと感じます。中でも、交通事故、そして、河川や用水への転落事故などがそうであります。8月20日から行方不明になっておりました高岡市立野の2歳の男児が9月4日に氷見漁港沖で遺体となって見つかりました。自宅近くの用水路か川に転落したものと見て、行方不明から17日間で延べ3,000人以上の消防団やボランティアの人々などが捜索に参加したとのことであります。当時は大雨洪水警報が出ており、用水路は増水し、流れも急であったということであります。用水路や側溝、川への転落死は全国的にも子供や高齢に多く起きている悲惨な事故であります。同じように横断歩道や踏切での事故も子供や高齢に多い事故であります。  そこで、質問の1点目でありますが、安全・安心な通学路の確保についてであります。  3月議会の橋本議員の質問にもありましたが、清明中学校近くにあるあいの風とやま鉄道の踏切の問題であります。踏切が狭くて、踏切を渡る生徒は特に朝の登校時は車の通行も頻繁で、非常に危険であります。踏切道改良促進法の指定を受けて、工事に着手できるよう、鉄道事業との協議を早急に進めるべきであります。地元からも強い要望があります。橋本議員の3月以降、踏切についての進展はあったのか、改めてお伺いいたします。  2点目は、道路脇の用排水路の落下防止のためのガードレールや安全柵の設置についてであります。  市内には歩道が狭く、ふとしたはずみで用排水路へ転落する危険な道路はたくさんあります。冬道では車をよけようとして踏み外しそうになる場所もあります。転落しないようにするにはやはりガードレールや安全柵の設置が必要だと思うのであります。  そこで、設置基準を定めて、基準を満たさない道路より優先的に設置計画を立てて、具体的に設置してはどうか、お伺いいたします。  質問は以上であります。             〔15番 伊東景治君質問席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君登壇〕 ○市長(武隈義一君) 伊東議員の個人質問にお答えいたします。  まず、1つ目の項目、芸術・文化を通しての姉妹都市交流についての1点目、音楽における姉妹都市交流についてお答えいたします。  姉妹都市との交流は、産業、観光、教育、文化、そのほかの交流を通じて友好と親善の絆を深め、お互いの市のよいところを学び合い、豊かで住みよいまちづくりとさらなる繁栄に寄与することを目的に行われていくものと考えております。  これまでに、市として海外姉妹都市であるオランダの旧スネーク市、現在のスドウェスト・フリースラン市やアメリカの旧メーコン市、現在のメーコン・ビブ郡、国内の姉妹都市である根室市と姉妹都市交流の一環として合唱団や楽団を相互に派遣したり、受け入れたりしながら市民に親しみやすい交流を続けてまいりました。  また、市の取組みだけでなく、市民団体である、黒部で第九を歌う会が中心となって、姉妹都市の合唱団や楽団を招き、コンサートを開催するなど、市民同士での文化交流にも取り組んできたところです。音楽には国境はないとよく言われるように、音楽による交流は、特に言葉が通じなくとも、心に直接響き、お互いを知るよいきっかけとなると考えております。  8月27日から9月2日にかけて、私が訪れたオランダのスドウェスト・フリースラン市とは、今後交流を再開していくことを両市で確認したところであり、こうした音楽を通じた交流は両市の市民にとって、取り組みやすい交流の一つであると考えております。  その上で、海外姉妹都市のみならず、新たに姉妹都市となった大崎市も含めて、それぞれの姉妹都市交流事業を考える上で、音楽を通じた交流事業については、市民同士の交流が促進される手段の一つとして、関係団体とともに検討を進めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の短歌や俳句における姉妹都市交流事業についてお答えいたします。  短歌や俳句は、代表的な日本文化の定型詩であり、喜びや悲しみなど、自分が見た風景や感じたこと、自然などを言葉にして伝えるものであり、その題材を求めて歩む吟行は、その地の名所や旧跡をPRすることができるとともに、自然や文化、歴史を学ぶ絶好の機会となると考えております。  現に、宇奈月の歴史と文化を楽しむ会が中心となって行っている、短歌のこだまin宇奈月の吟行会は、宇奈月温泉や黒部峡谷の魅力と文学的土壌に触れることができ、観光客も含めて多くの方が参加されています。  今後、姉妹都市交流事業を考えていく上で、短歌や俳句の吟行会の開催につきましても、お互いの市をよく知る手段の一つとして関係団体とともに検討してまいりたいと考えております。  次に、3点目の大崎市への訪問団員募集と姉妹都市交流事業についてお答えいたします。  姉妹都市の宮城県大崎市への訪問団につきましては、9月1日から9月20日までを募集期間として、広報くろべや市HP等で訪問団への参加を周知しているところです。  本市の姉妹都市交流事業を推進するため、黒部市芸術文化協会や黒部商工会議所などの各種団体からなる、黒部市姉妹都市事業推進委員会におきまして8月4日に開催した会議の場で、この訪問団事業の内容も検討して承認いただいたところであります。その際には、各種団体からの積極的な参加を促したところです。  今回の訪問団事業の目的の一つは、大崎市をよく知り、大崎市側の各種団体とも交流を図り、今後の各種団体を含む市民の自発的な交流につなげていくこと、また、お互いの長所を学び合い、豊かで住みよいまちづくりとさらなる繁栄に寄与することであり、7月の大崎市での豪雨対応について学ぶこととしております。実りある姉妹都市事業となりますよう、多くの方が応募され、大崎市との交流が今後ますます広がっていくことを期待するものであります。  以上になります。              〔市長 武隈義一君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 防災危機管理統括監、島田恭宏君。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君登壇〕 ○防災危機管理統括監(島田恭宏君) 2つ目の項目、防災・減災についての1点目、大崎市の大雨被害に係る住民への情報伝達についてお答えをいたします。  本市の姉妹都市であります宮城県大崎市では、7月15日から16日にかけての記録的な大雨により、市内を流れる名蓋川の決壊や内水被害により、760棟を超える家屋や農地への浸水被害、さらには道路や河川の損傷、土砂崩れの発生など、市内全域に甚大な被害を及ぼしたところであります。  大崎市の対応につきましては、7月15日の午前中から仙台管区気象台や県土木事務所を初め、警察や消防、消防団など、防災関係機関との情報連絡を密に行いながら、大雨による災害警戒に最大限努められており、大雨及び洪水警報、さらには土砂災害警戒情報の発表等を参考にしながら、災害の警戒レベルに応じ、災害対策本部などが設置されたところであります。  そのような中、過去の災害などを参考に危険が迫る恐れのある地域に対して、早め、早めの住民避難を呼びかけており、土砂災害の恐れがある地域への警戒レベル3、高齢等避難、河川氾濫の恐れがある地域への警戒レベル4、避難指示、名蓋川の決壊による警戒レベル5、緊急安全確保の各種避難情報を発令し、その都度、防災行政無線や緊急速報メールをはじめ、市ホームページ、各地域の行政区長や自主防災組織などへの連絡などを通じて市民に速やかに周知されたものであります。  ただし、名蓋川につきましては、水位周知河川になっていないことから、決壊して初めて警戒レベル5の緊急安全確保が発令されたものであり、その前段階である高齢等避難や避難指示が発令されなかったところでございます。  次に、2点目の大崎市の大雨被害に係る住民の避難状況についてお答えをいたします。  大崎市にて発令した各種避難情報に基づく住民避難の状況につきましては、住民の皆様の迅速な避難行動により、幸いなことに人的被害は発生しておりません。  また、各地域に7月15日夕方から準備していた避難所も含め、計13か所の指定避難所を開設し、最大250人が避難されておりました。  避難所の選定につきましては、夏場ということもあり、熱中症対策として空調設備のある施設を優先して選定されており、各避難所においては、新型コロナウイルス感染症対策として、検温や手指消毒、テント型パーテーションによる避難スペース及びプライバシーの確保をはじめ、ダンボールベッドや水、食料などの備蓄物資が必要に応じて提供され、適切な避難所運営がなされていたところでございます。  以上です。           〔防災危機管理統括監 島田恭宏君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君登壇〕
    ○市長(武隈義一君) 次に、3点目の河川管理者の相互連携についてお答えいたします。  姉妹都市、大崎市における、このたびの甚大な大雨被害に対しまして、姉妹都市連携及び災害相互応援協定を締結する本市といたしましては、派遣要請を待つことなく、災害対応に従事させるべく、7月20日から8月10日までの間、都合9名の職員を応援派遣したところであります。  また、私自身、木島信秋市議会議長とともに8月9日に大崎市を訪問し、伊藤康志大崎市長、関 武徳大崎市議会議長へ直接お見舞いを申し上げたほか、被災現場の視察を行い、名蓋川の決壊現場を目の当たりにし、改めて自然災害の恐ろしさ、また国や県、市といった行政機関相互の連携の大切さを実感したところであります。  具体的には、この名蓋川につきましては宮城県が管理する河川であり、今回の決壊は直近7年間で3回目の決壊であります。このように頻繁に決壊が発生しているため、大崎市は宮城県に対してこの名蓋川の水位情報が関係機関で共有され、避難判断水位や氾濫危険水位などの避難判断基準を明確に設けた水位周知河川とするよう、繰り返しになりますが、宮城県に対して継続して要望しているにもかかわらず、それが実現されないまま今回の決壊が発生してしまったとのことであります。先ほどの島田統括監の答弁の繰り返しになりますが、早い段階では情報が伝達されず、決壊して初めて警戒レベル5の緊急安全確保が発令されたものであります。  私は本市に戻り、すぐに所管部署及び関係機関等との連携状況について確認を行ったところ、本市では、一級河川である黒部川をはじめ、布施川や高橋川、吉田川などの二級河川においても水位周知河川となっており、国や県と十分な連携体制のもと住民避難を判断する基準が明確となっていることを確認したところであり、今後も河川災害への警戒などについて、連携を密にするよう指示をしたところであります。  次に、4点目の台風シーズンにおける本市の河川対策についてお答えいたします。  大崎市での被災現場の視察を通じて、国や県、市といった行政機関相互の連携の大切さを改めて実感したところであり、この経験は、これから本格的な台風シーズンを迎える本市の災害対応においても非常に参考となるものであったと考えております。  引き続き、関係機関との連携体制を強化していくとともに、情報共有を密に行うことで、空振りを恐れずに避難指示を発令するなど、適時適切な情報発信に努めてまいりたいと考えております。  また、このたびの災害派遣に従事した職員につきましては、災害対策本部の運営や、並行して設置された災害復旧推進本部の運営、被災現場の測量や被災家屋の罹災状況調査に加え、災害ボランティアセンターにおける浸水した被災家屋の片づけなど、災害対応に従事する大崎市職員や被災の声を直接聞くことができる貴重な経験を積むことができたと考えております。  来週9月22日には、派遣職員による庁内向けの活動報告会を開催し、実地での経験について、まずは職員間で共有することで、今後の本市における、防災及び減災対策に役立ててまいりたいと考えております。  続きまして、3つ目の項目、安全・安心なまちづくりについての1点目、清明中学校付近の踏切について協議を早急に進めるべきである。3月以降進展はあったのかにつきましてお答えいたします。  清明中学校前の市道生地中新線につきましては、あいの風とやま鉄道の踏切内の歩行通路幅が狭く、歩行の安全が十分に確保されているとは言い難い状況であり、踏切の拡幅改良が必要であると認識しております。  踏切の拡幅改良を行うには、踏切道改良促進法における改良すべき踏切道として、国土交通大臣の法指定を受ける必要があり、これまでも鉄道事業であるあいの風とやま鉄道と協議を続けてまいりました。  法指定を受けるためには、鉄道事業からは、踏切だけでなく踏切前後の市道生地中新線について、踏切と同様の幅員で整備するよう要請されたところであり、現在、必要な区間の道路拡幅計画について検討しているところであります。  今後、道路拡幅計画がまとまれば、計画に基づき道路拡幅に伴う鉄道施設等の支障物件の移設などについて鉄道事業と協議を進めてまいりたいと考えております。  なお、この踏切の拡幅改良を事業化する場合には、市内の鉄道関係事業の着工時期等について、さらに鉄道事業との協議が必要になると考えております。  次に、2点目のガードレールや安全柵の設置について、設置基準を定めて計画的に設置してはどうかについてお答えいたします。  ガードレールや転落防止柵などの防護柵につきましては、車両の道路外への逸脱による乗員の人的被害を防止すること、また、歩行や自転車の転落を防止する目的で設置しているところであります。  市道などの一般的な道路における道路の防護柵の設置に当たっては、基本的には日本道路協会発行の防護柵の設置基準や国の設計要領に基づき、道路と道路外との高低差などを考慮し、おおむね設置は完了しております。  加えて、市内小中学校及びPTA、交通管理や道路管理の各関係で構成する、黒部市通学路安全推進会議の中で危険箇所として抽出された区間についても、危険性などを総合的に判断した上で防護柵を設置しているところであります。  今後も、道路利用の安全確保を図るため、各地区や黒部市通学路安全推進会議等の意見を参考にして、現地をよく精査した上で防護柵の設置を検討してまいりたいと考えております。  以上になります。              〔市長 武隈義一君自席に着席〕               〔15番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 15番、伊東景治君。               〔15番 伊東景治君起立〕 ○15番(伊東景治君) 答弁ありがとうございました。  まず、姉妹都市交流については、おおむね期待しておった答弁と思っております。これからの大崎市が一つ増えたということで、交流をしっかりとやっていこうという意味ではなかなか財政的な面も含めてやはり検討していくべきときかなというふうに思います。  また、同じように、これだけ国際化が叫ばれておる時代でありますので、海外、特に海外の姉妹都市というものも大事であろうというふうに思っておりますので、過去にはメーコンのマッキンビーンレーン小学校と生地小学校、中央小学校でしたかね、いろいろ交流をやっておったとか、そういう生地小学校とメーコン市の小学校とやっておったりというふうなことでやっていた経緯もあります。小さい子供たち、あるいは中学、高校も含めて広く外国の国を知る上で、この姉妹都市を有効に活用できるのがいいのかなと私も大いに期待しているところであります。  同じように、音楽、スポーツも同じでありますけども、特に音楽について言えば、言葉もありますが、オタマジャクシがあればやれるものであります。そういう面で交流としてすばらしいかなと改めて思っておりますので、また再考をよろしくお願いしたいというふうに思います。  それから、俳句、短歌の吟行、これもいい答弁をいただきましたが、ぜひ実現していただいて、特に大崎市辺りは温泉街がたくさんありますし、山、川、いろんなところがあります。そういう面で文化、歴史もあるところであるでしょうし、私も詳しくは分かりませんけども、ぜひそういう親善訪問団の一員として、あるいは個人的にも行って、いろんないいところを見たいなというふうに思って聞いておりました。  2点目の防災・減災についてであります。  大崎市の今回の名蓋川の決壊等について、地元の報道とか、新聞とか、そういうものも少し見ておりまして、やはりいろいろと問題があったというふうなことを感じておりました。それを今回応援派遣した職員もしっかりと感じてきておったんじゃないかなと思うわけであります。  その中で、情報伝達についてはそれこそ答弁のあったとおり、いろんなところに現れたのかなと思っておりますが、問題はやはりなぜ決壊するまで情報というのがはっきり出なかったのかというふうなことであります。その一つがいわゆる名蓋川自身が水位周知河川に該当しなかったということであります。これについて、私も現地を見ておりませんけども、私も水位の周知河川について詳しく分かりませんので、改めてなぜこれが該当しなかったのか、あるいは認定されなかったのか、その辺のところについてもし聞いてこられたのならぜひ教えていただければと思うんですけれども。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 防災危機管理統括監、島田恭宏君。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君起立〕 ○防災危機管理統括監(島田恭宏君) 先ほど市長の答弁でも申し上げましたように、大崎市のほうは県に要望しておったということなんですけども、今の段階ではそういう周知河川になっていなかったということです。  ただ、村井知事も現地を訪れて、少し河川も堆積しておる土砂があったりとか、少し草も生えておったとか、いろんな事情も認識して帰られたということですので、今後しっかり検討されるというふうに思っております。               〔15番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 15番、伊東景治君。               〔15番 伊東景治君起立〕 ○15番(伊東景治君) 2015年と2019年、3回目、7年間に3回も堤防決壊であるということで非常に欠陥の川というふうな認識を私自身も見ておりまして感じておったわけでありますけども、やはり大崎市を姉妹都市に持つ我々としても何となく個人的には憤慨をしておったわけであります。  市長はこれについてどういう感想を持ってこられたんですか。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) 7年間で3回も災害が起きている。その川自身は、例えていうならここからここの部屋の幅もないんです。こちらから、伊東議員のところぐらいの幅で、通常流れているのはこのぐらいしか流れていないような印象で、それで、周りは草がいっぱい生えていて、川の流れが悪い、そういう状況で、河川の整備もされていない、その後の整備が重要だというふうに認識しました。  一方で、整備の重要性は多分各行政機関も認識しておるんですけれども、やっぱり予算が足りない、気候変動によって今までそんなところにたくさん雨がない、降ったことがなかったのに、最近の気候変動によってすごくたくさんの雨が降っている。その状況に多分整備が追いついていないというふうに感じたところです。  そのために、黒部に戻って、整備、その河道の拡幅とか、ちゃんとすっきりと川の水が流れるように、そういう整備は改めて重要だと感じたところですが、繰り返しになりますが、一番大きな問題は、気候変動によってこれまでの常識を変えなきゃいけない。その中で河川についてしっかり整備していく必要があるのではないかと、改めて感じたところで、一級河川、二級河川についても確認したところですが、今後、地区要望とかで用水とかの問題とかも声が、ご意見があると伺っておりますが、そういう中で、河川については今までの常識を変えて、対応して、予算の限りはありますけれども、その中で対応していくべきものは対応していく必要があると、優先的に考えていく必要があるのではないかと感じ取って帰ったところです。  以上です。               〔15番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 15番、伊東景治君。               〔15番 伊東景治君起立〕 ○15番(伊東景治君) ありがとうございます。まさにそういう川であるからということでありますので、やはり今まさに市長が言われたように、今こういういわゆる線状降水帯が出るとか、今までと、我々の、今までの私の少なくとも常識では余り聞かなかった言葉が最近たくさん出てくるという気象状況なり、天候ということで、やはり川についても見直すところは見直すべきかなというふうに思っておったわけであります。私の近くには高橋川、吉田川も既に水位周知河川となっておりまして、そういう面ではしっかりとなっておるということでありますが、決壊については経験もありませんので、実際にどうなるのか、気をつけながらこの台風の時期を迎えたいなというふうに思っております。  最後に、いわゆる生地中新線のあいの風の踏切の件であります。  私もあいの風鉄道の踏切の状況をちょこっと見てまいったわけでありますけども、あれだけ危険な踏切は黒部市内にはないんじゃないかと思えるぐらいのところであります。  まず、市長は生地でありますし、旧高志野中学校でありますし、あの踏切をよくご存じだと思うんですけれども、どういうふうに思っておられますか。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) よく通る道ではありますので、私が物心ついて以来、ほぼあれが変わっていないという状況の中で通ってきたものですから、改めて今回の伊東議員のご質問で少しよく注意して、認識をしっかりと新たにして必要な対策を取ってまいりたいというふうに感じたところです。               〔15番 伊東景治君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 15番、伊東景治君。               〔15番 伊東景治君起立〕 ○15番(伊東景治君) この拡幅にはいろんなあいの風からも要望があるようで、生地中新線、これは昔は県道でしたけども、今は市道であります。市でやろうと思えばできるところでありますので、生地中新線の拡幅がいろいろ条件だとか、それから、あいの風鉄道に沿った道路の横断のほうも非常に危ないと思っておりますし、そういう面でいうと、あの周り全体を安全なふうにしっかりと検討しなきゃならんし、そのためにやはり早急にこれは検討していただきたいし、早く実現してもらいたいというのが私ども地元の人たちの要望であります。  中学校からもあそこは生徒が通学路として使っております。ぜひ交通安全の指導といいますか、そういう面で地元の人たちの協力も得たいというふうなことも中学校から以前言われたこともあります。  ただ、やはり地元の人たちもそれぞれの地区のところでやっておるので、なかなか一町内では対応し切れないというのが現実であります。そういう面でも、やはりソフトだけではなくてハード的にしっかりとやっていただかなければならんと私は思っておりますので、ぜひともお願いしたいと思います。こう言っては何ですが、生地駅の移設、あるいはあいの風黒部駅の物すごい大きなお金をかけてやっておるわけでありますので、そういう面でもぜひともその一部でも使って、ここをできるように私はぜひお願いしたいなというふうに思っております。  ガードレールについてはまた地区要望なり、あるいはそういったところから出てくるかと思いますし、ただ、通学路推進会議というところでの検討はどうか分かりませんが、地元の人たちが春夏秋冬、冬場はこうなんだとか、そういったことをしっかりと地元の人たちなり、その近所の人たちは見ておりますので、推進会議に出ておる人たちがどういう人たちか私も顔はよく分かりませんけども、ぜひともそういう近くの地元で実際に生活して感じておる人たちの意見もぜひ取り入れるような、そういうことを考えてやっていただきたいと思うわけでありますけども、それについて。  途中ですが、終わります。              〔15番 伊東景治君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 次に、2番、古川和幸君。              〔2番 古川和幸君質問席へ移動〕 ○2番(古川和幸君) どなた様もお疲れさまでございます。古川でございます。  それでは、早速本題に入っていきたいと思います。  今回、9月定例会で私が個人質問させていただく大項目は3つでございます。  それでは、市長をはじめ、当局の皆様、何とぞよろしくお願いいたします。  まずは、地域観光についてでございます。  7月22日に富山、石川、福井、北陸3県の知事が金沢市にて懇談会がございました。2024年春の北陸新幹線敦賀延伸を見据えて、観光面での誘客促進や情報発信の連携、広域観光などについて話されたものです。  8月2日には大型観光企画、北陸デスティネーションキャンペーン、俗にいうDCの実行委員会が富山県立美術館で初会合が開催され、いよいよ2024年秋に向けての検討や準備が始まりました。  そして、2023年春には、全国の観光業者対象に3県での体験ツアーなどを行い、新しい旅行商品づくりを行うということの報道がされました。  ここで、この大型観光企画DCについて、市長の考えをお聞かせください。              〔2番 古川和幸君質問席に着席〕                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) 令和6年10月から12月に行われる北陸三県を対象としたデスティネーションキャンペーンは、令和6年の北陸新幹線敦賀延伸を見据え、JR6社、旅行エージェント、協賛各社が協力して実施する日本最大規模の旅行キャンペーンであり、観光面や地域活性化の面でまたとないチャンスと捉えております。  北陸3県が、連携をより強化して一体となった誘客促進や情報発信が行われることは、黒部宇奈月温泉駅と黒部宇奈月温泉そのものを有する本市においては、コロナ禍において疲弊した宇奈月温泉をはじめとした黒部峡谷鉄道等の観光需要の回復とさらなる地域の活性化を図る上でまたとないチャンスであると期待しております。  当市としましても、先の6月定例会、辻 泰久議員の個人質問においてお答えしたとおり、まずは、本市を含む県内の観光地が旅行商品として選ばれることが重要であると考えております。そのためには、デスティネーションキャンペーン前年の令和5年秋に開催予定の全国宣伝販売促進会議に向けて、黒部宇奈月キャニオンルートに旅行商品名が決定した、いわゆる黒部ルートの一般開放や、地域で活躍する人との出会いやそのストーリーなど、本市や新川地域の魅力的なコンテンツをPRするため、県や近隣市町、観光事業等と連携して、山、川、海の自然環境を生かした観光資源の掘り起こし、磨き上げ、観光客の受入れ体制整備への取組が必要になってくると考えております。  さらには、令和5年の宇奈月温泉開湯100周年を含む市民の機運醸成や地域イベントの開催、都市圏での観光プロモーションの展開等にも積極的に取り組んでいく所存であります。  以上です。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。本当に私もこの敦賀延伸効果が2024年春から約半年たって、その時期からこのDC企画が開催されるということで、私も大変期待しております。2015年、北陸新幹線開業当時に実は同様なDC企画がございました。そこのときは市内の宇奈月温泉、黒部峡谷鉄道の宿泊や見込み数は前年度の120%から130%でございました。ぜひこの延伸ブームが一過性で終わらず、大阪まで早期延伸にもつながるように期待したいかなというふうにも思っております。  それでは、次の質問でございます。  7月26日に武隈市長は金沢市を訪れ、村山市長と会談されたと思いますが、観光面での連携等について意見交換されたとのことですが、その内容についてお聞かせくださいませ。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕
    ○市長(武隈義一君) お答えいたします。  7月26日の金沢市長訪問については、観光面を中心に今後の黒部市との連携について提案させていただき、村山金沢市長よりご意見等をいただいたところであります。  私からは、9月1日から実施中のがんばる黒部プレミアム観光クーポン事業について、石川県内、特に金沢市を重点に新聞等で広報させていただくことや金沢市での黒部の電源開発の歴史に関するシンポジウムの開催、黒部名水マラソンと金沢マラソンとの連携、アンサンブル金沢を生かした連携等について提案させていただきました。  村山金沢市長からは、石川県や関係団体と協議の必要はあるが、北陸に来る人が増えればその多くの割合の方は金沢市を訪れることとなるので、黒部市との連携は大いに賛成であるとのお返事をいただきました。  これを受け、8月に入り事務レベルで協議を開始し、まずは9月補正予算に計上いたしました宇奈月温泉開湯100周年に向けて、温泉誕生のきっかけとなった黒部川の電源開発と金沢とのゆかりに理解を深めてもらうシンポジウムを金沢市で開催することで同意しております。  また、金沢市長と私との会談で提案した内容に限らず、様々なアイデアについても、年内に事務レベルで詳細を協議、調整して、黒部市、金沢市両市の観光振興の発展に寄与する事業となるよう鋭意努力していく所存であります。  なお、先日、9月11日の日曜日に別件で新田知事とお話しした際に、新田知事からも村山金沢市長に対し、黒部市との連携をよろしくとお伝えいただいたと新田知事からお話を伺ったところでございます。  以上になります。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。本当に黒部市の宣伝、プレミアム観光券とか、開湯100周年、宇奈月温泉の宣伝をしていただいて非常に助かるかなと思います。  そして、今後のシンポジウム、いろいろとあり、非常に黒部市としても魅力あふれる事業になるのかなというふうに思います。  ただ、今の私は実は金沢市、もちろん金沢市の市民の人口、大体46万人というふうに思っております。今、金沢市との交流というふうにお話がありました。私はもちろん黒部全体での特性を生かすことも必要だと思います。ただ、このDCにおいても、私たちは新川観光圏として取り組むべきなんじゃないかなというふうにも思っております。朝日町、入善町、魚津市、こちらのほうの朝日町は1万人、大体入善町は2万人超、それで、魚津市は4万人、そして、本市が4万人、大体11万人、人数でいえばもちろん金沢市には追いつけはいきませんけども、私たちここ新川観光圏としてPRしていくのもいいんじゃないかなというふうに思いますし、ぜひそのときには黒部宇奈月温泉駅がある武隈市長が中心となって宣伝されてはいかがかなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) 新川地区全体という考えについては、私が選挙の公約でも黒部に限らず新川地域全体を見て回る、そういう黒部には、黒部峡谷というキラーコンテンツはありますけれども、それだけを目指して観光よりももう少し広く広域的に回ってもらうというのは常々言っていることでありますので、その考えはこれまでもいろいろなところで言ってきておりますし、今後もさらに強く言っていきたいと思いますし、そこのときに、黒部市長の武隈が中心となってということにつきましても、ご指摘を踏まえ、それから、私が長となっております新川地域のそういう2市2町の集まりとか、会議体とかもあります。それから、滑川も含めての会議体もありますので、そういうところでしっかりと発言をして、それで、先ほどの答弁にもありましたように、東京に出ていって、いろいろPRするならすると、そういうこともしっかりとやっていきたいと思っております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) 先ほどのDCもありますけども、ここ黒部市はやはり大きな面で観光資源があるところ、この観光圏として大きな滞在型を目指していけたらいいのかなというふうにも思っております。  それでは、次の質問にいきたいと思います。  本議会の冒頭にも市長が言われましたが、いよいよ2023年には宇奈月温泉の開湯100周年、そして、翌年には黒部ルート一般開放となります。先日行われました、夏の宇奈月温泉花火大会でも、例年になく複数箇所からの花火の打ち上げということで、大変大いに盛り上がりました。そして、それは来年に向けてのプレイベントとの報道等もありました。そこで、現在の進捗状況について伺いたいと思います。100周年事業の体制について、そしてその翌年に控えている黒部ルート一般開放等の体制についてどうなっているか、お聞かせくださいませ。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) お答えいたします。  宇奈月温泉開湯100周年事業につきましては、昨年12月23日に実行委員会が宇奈月温泉の開発や発展に尽くした先人の精神と100年の歴史を振り返るとともに次代につなぐ記念事業を企画、実施するため設立されております。  その実行委員会の体制につきましては、地元の住民、事業、企業、市が一体となって記念事業に取り組むこととしており、現在は実施事業について検討しているところであります。  市といたしましては、記念事業に積極的に携わらせていただき、宇奈月温泉の開発や発展に尽くされた先人の精神に敬意を払うとともに、今回の100周年を契機にさらなる宇奈月温泉の活性化と新たな魅力創出に取り組んでまいりたいと考えております。  また、100周年の翌年、令和6年の黒部ルート一般開放・旅行商品化については、県が設置した、黒部ルート一般開放・旅行商品化準備会議、市が設置した、黒部ルート一般開放に向けての代表会議など、行政、旅行関係事業、宿泊関係事業などが連携して、それぞれの立場で受入れ体制を整えており、令和6年の旅行商品化に向けて努力していく所存であります。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。この100周年というこの重みはとても大切だというふうに思っております。本日の新聞にも掲載されていましたが、今年の11月1日で国鉄三日市駅、現在のあいの風とやま鉄道黒部駅から富山地方鉄道、下立駅まで開通100周年を迎えるということで、今年の浦山公民館祭りでは記念特別展示等を開催する予定でございます。  そこで、開湯100周年としても何か形になるべきものがあればいいのかなというふうにも私も思っているんですけれども、記念のモニュメントとか、また、次の100周年につなぐものをつくってはいかがかなというふうに思っているんですけど、また、実行委員会とかで検討されているのか、ちょっとお聞かせください。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) 具体的なモニュメントなどにつきましては、この後いろいろと提案を挙げるというふうに思っております。実行委員会の中でしっかりと議論を重ねてまいりたいというふうに思っております。先ほどお答えしたように、市としても積極的に携わっていきたいというふうに考えております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) 来年のこの100周年事業ということは大切だというふうに思っています。今年の宇奈月温泉の花火大会みたいに、プレイベント的なことをやっぱり今後続けていくべきだとは思うんですけど、今後はそういう予定とかは何かあるのでしょうか、お聞かせください。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) まず、このプレイベントにつきましては、今年の2月から開催しておりまして、今後もこの後予定しています黒部シアター、あるいは先ほどお答えいたしました、金沢市で計画しておりますシンポジウムにこのプレイベントとしての冠をつけるということで、広くPR、あるいは機運の醸成に努めていきたいというふうに思っております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) 私はこういうPR活動こそ、本当に市長自らがまた積極的にされて、市長の情報発信とか、SNS発信もされてはいかがかなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか、市長。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) SNSもなるべく心がけているところではありますが、さらに一生懸命やっていきたいと思います。  それから、リアルでもいろいろな場になるべく、私が出て人気が出るのかどうか疑問に思うところではありますが、やれることはしっかりやっていきたいと思います。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) 私、市長のフェイスブックとか、よく見ているんですけど、情報発信がすごいすばらしいので、昔の宮崎県知事の東国原知事みたいな感じになるようにまた期待したいかなというふうにも思っております。  それでは、次の質問にいきたいと思います。  次は、黒部市内の観光施設についてでございます。  市内観光施設、宇奈月麦酒館、MOOガーデン、KOKOくろべ等において、どこも売上げ等は、来客数はかなり上がっているというふうに聞いておりますが、KOKOくろべに関しましては、8月31日、4か月で50万人も達成したということで、非常に喜ばしい限りではございますが、瑞彩マルシェ単体等におかれましては、計画よりも売上げ数字が落ちていると聞いております。これは6月議会にも質問したところで、旧アグリプラザ東部店に出荷していた生産が瑞彩マルシェの出荷を取りやめておられることも一端ではないかなというふうに思っています。  そこで、東部地域から出荷できる体制づくりの確保、また、KOKOくろべにて地元産のものをより多く出荷、販売できる方向について伺いたいと思います。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) お答えいたします。  道の駅KOKOくろべ内に開業いたしました農林水産物直売所、瑞彩マルシェでありますが、開業に向けて準備を進めてきたJAくろべや出荷登録の皆様のご協力もあり、また来場も多く推移したことから、開業当初は好調な売れ行きをみせておりましたが、次第に落ち着いてきております。  直売所で大切なことは、黒部市への来訪や地元住民の皆様が何回でも来たくなる直売所であることが重要であります。まずは地元農家の朝採り新鮮野菜を消費に認知していただくため紹介カード、黒部の生産を掲示し、生産の顔が見える、こだわりの分かる安全・安心な商品の販売に取り組み始めました。  今後は、地元生産に密着した農林水産物直売所のメリットを生かし、少量多品目のまだ一般的には珍しい、ここでしか買えない野菜等の生産拡大を図ることも検討したいと考えております。  また、アグリプラザ東店の閉店を機に出荷されなくなった生産もおられることから、その潜在的な生産物の出荷を促進するため、また新たな農業の掘り起こしを図るため、アグリプラザ東店を拠点とした野菜等の配送社会実験をJAくろべと連携を図りながら、実施するための予算を今回補正予算で計上しているところであります。  以上です。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。今の配送の社会実験をやられるということで大変感謝しております。これは市議として本当に地域の方々にも本当にたくさん声を聞いておりますので、またこの社会実験等のときに地域の方々に周知して、この結果が、というか数字が出せるようにPR等も私もしていきたいかなというふうに思います。  ただ、今集荷施設という話をちょっとお聞きしまして、この流通網等、もっと大きい幅で考えますと、逆に道の駅KOKOくろべ、瑞彩マルシェのものを宇奈月温泉にて提供するということも可能になるんじゃないかなというふうにも思っております。今ほど言われました、黒部市の生産の方々には珍しい野菜や一品ものを生産されている方が多くおります。それらを宇奈月温泉の関係、そして、それらを宇奈月温泉で扱うことによって黒部での農作物が宇奈月温泉にて提供される。これもブランド化になるのではないかなというふうに思いますし、そうすることによって瑞彩マルシェは来店、KOKOくろべもあれなんですけども、来店に来られた人以外にも売上げが伸びて、安定した経営的な安定もするんじゃないかなというふうにも思っております。これは黒部市全体の利益になって、ウィン・ウィンというふうになるんじゃないかなというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) 黒部の産品を宇奈月温泉で提供する、温泉の料理の材料としていただくことについては、今指示を出して検討を進めるようしているところでありますし、今回補正予算で県の事業の中で40万円の事業だったかと思いますけれども、生産と旅館の人とかと話をする場を設けたりして、黒部の産品が宇奈月温泉で提供される、そういうふうに徐々に持っていきたい、黒部のブランドを全体としてブランド力をアップさせていきたいなというふうに考えております。  それから、宇奈月温泉で売ることについては、またちょっと受け止めて、今後検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。ぜひとも今後に期待したいかなというふうに思っております。  それでは、次の項目にいきたいかなというふうに思っています。  地域における介護保険についてでございます。  今後社会課題において、様々な問題が起ころうとしております。環境問題、少子高齢化、格差社会、8050問題など、多くありますが、介護保険サービスの現場においては2025問題が挙げられております。団塊世代が75歳を迎える年で、日本の人口の年齢別比率が劇的に変化し、超高齢化社会に突入し、社会構造や体制が大きな分岐点とされ、様々な分野に影響を与えることが予想されます。  そこで、政府は2025年、令和7年でございますが、をめどに、高齢の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の包括的な支援サービス提供体制の構築を推しております。  そこで、当局が考えるこの地域包括ケアシステムの形について伺いたいと思います。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えいたします。  市といたしましては、団塊のジュニア世代が65歳以上となる2040年を見据え、高齢がいつまでも住み慣れた地域で自分らしく暮らせるよう、今後も地域包括ケアシステムの取組みをさらに推進してまいります。  現在進めております、煌2025プロジェクトの3本柱であります、地域支え合い推進事業、地域支え合い推進員養成講座、介護支援サポーターポイント事業を継続して行い、住民主体の通いの場による地域づくりを支援してまいります。併せて様々な介護予防教室や認知症施策などを通して、高齢が要介護状態となることを予防し、認知症になっても安心して暮らせる地域づくりに取り組んでまいります。
     そして、要支援・要介護状態になっても、地域の中で活躍できる体制を構築し、制度や分野ごとの縦割りや支え手、受け手という関係を超えて、地域に住む一人一人が生きがいや役割を持って、助け合いながら暮らしていくことができる地域共生社会の実現を目指していきたいというふうに考えております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。今本当に言われた、今後は地域の人々たちを巻き込んで地域共生社会をつくっていかなければならないと私も考えています。本当に当局におかれましてはぜひとも何とぞよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問でございます。  現在の介護保険サービスの現場はとても厳しい環境というのは皆さんよく知っておられると思います。  社会経済において欠かせないものとして、ヒト、モノ、カネとありますが、この地域における介護現場の課題は福祉人材、介護予防接続可能な福祉サービスでございます。  そして今、現実的に問題が起こっております。それは、訪問介護サービスによる地域格差でございます。  サービス事業の判断によって、事業所から現場までの時間などを考慮すると、山間部の利用を避ける案件があると聞いております。このことについて当局の考えをお聞かせください。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えいたします。  訪問介護サービス、いわゆるホームヘルプサービスにつきましては、全国的にヘルパーの人材不足が問題になっております。本市におきましても、ヘルパーの確保が難しいとの理由から、令和3年に1事業所、今年も1事業所がサービスを廃止しております。  このような状況の中、議員が言われた地域格差とする山間部に限らず、ヘルパーの不足により、利用が希望するサービスを提供できないという場合があるとお聞きしております。また、今後もヘルパーの確保ができない限り、このような状況が続くことは想定されます。  市といたしましては、真にホームヘルプサービスを必要としている方がサービスを利用できるようにするためには、要介護認定の心身の状態に応じた適正なサービスを利用しているのか、その内容を見直すことも必要であると考えております。  併せてヘルパーでなくても可能な買い物支援や食事の提供などは、民間事業所等と協力を進めており、さらにヘルパーの負担を軽減できる取組を模索してまいりたいと考えております。  また、ヘルパーだけでなく、福祉人材の不足が言われており、その解消のための取組の一つとして、黒部市社会福祉協議会が、一般社団法人SMARTふくしラボとトヨタモビリティ富山と共同で福祉版移動シェアサービスの実証実験を始めております。  これは、移動に係る職員の負担軽減や車両の有効活用による人材不足の解消を目指す取組みであり、市といたしましても市社会福祉協議会と連携しながら効果を確認していきたいと考えております。  また、市社会福祉協議会だけでなく、介護事業所が取り組む中で人材確保に向けた効果的な取組みがあれば情報収集し、それを市内事業所への提供に努めてまいりたいと思っております。  併せて本市や県、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合等が人材確保のために実施しております、介護職や学生の方等に対しての様々な支援につきましても周知が不足していると認識しておりますので、市の広報やホームページ、また新たに運用しました、黒部市LINE公式アカウント等を活用して、さらなる周知に努めてまいりたいと思います。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。私もこの問題に関しては本当に危機感を持っております。同じ介護保険を個人で負担していても、なかなかできない人がいるということもあって、これは地域、限定されているということもあるかもしれませんけども、市の独自の加算とか、補助とかというものは今後考えられないものなのかなというふうに思うんですけど、いかがでしょうか。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  不足するヘルパーの掘り起こしですとか、定着に向けて、補助制度を講じることは大切なことだというふうに思っております。  議員の言われるような山間部利用等に対するサービスの提供に関する補助を考える際にも、ヘルパー人材の新たな獲得、新たに人材を獲得できるような仕組みをもとに考えていく必要があるのかなというふうに思っております。  また、まずは今ほど言いましたが、市ですとか、介護保険組合で実施しております補助制度がありますので、これを改めて広く周知するほか、あと国や県のほうでもたくさん支援事業を行っておりまして、そういった情報を収集しながら、それを事業所のほうへ提供して、人材確保が進むように努めていきたいというふうに思っております。  また、地域住民ですとか、民間事業所とのコラボなどを進めて、ヘルパーさんの負担が少しでも減るような形になるように取り組んでいきたいというふうに思っております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) 分かりました。何とぞよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問にいきたいと思います。  デイサービスについてでございます。  現在、本市において、デイサービス事業所は19施設ありますが、休日作業されている施設はございません。一部あるんですけども、認知症対応のデイということで、越路さくら等もありますが、ちなみにショートステイ、実は予約するのに数日かかりますし、なかなかかなり前からの予約が必要ということもございます。原因としては今も言われる、人材不足、もちろん配置、職員による週休2日制のシフトを組むなど、いろいろとなかなか困難というとも分かっていますが、このままだと日曜日も受付なしになるような可能性が出てくるような可能性もありますし、事業側からしましても、仮に事業所が受けたとしても、実は一つの施設としては2、3人ではなかなか満員にならないということで、いうなればもうからないという意見もよく聞いております。  介護の世界では、介護の世界ではというのはあれはないんですけど、通例では、日曜日は家族で介護するという形が続いているということを聞きます。この形はなかなかずっと続かないのではないかなというふうにも思っております。コロナ禍でもありますし、いろいろとあります。夫婦共働き、働き方の多様化について、土日で働いている家庭、世帯も大変多くなっていると思うんです。この休日デイサービスについて、当局の考え方を教えてください。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えします。  市内で通所介護サービス、いわゆるデイサービスを提供しているのは、認知症対応型を含めますと22事業所であります。そのうち、日曜日にサービスを提供しているのは認知症対応型デイサービスセンター越路さくらのみであり、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合管内におきましても数か所提供しているのみと認識しているところであります。  日曜日にデイサービスを提供していない理由といたしましては、休日の職員配置が難しいことや利用希望が少ないためとお聞きしております。  市としましては、日曜日の利用を希望する声があるものの、事業所は人材不足のため休日対応が難しい状況にあるものと認識しております。  先ほどの質問にもお答えいたしましたとおり、デイサービス事業所におきましても、介護人材の確保は大きな課題であり、事業所とともに人材確保に向けて取組を進めていく必要があるものというふうに考えております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。なかなか人材不足、何においてもやはり介護ヘルパー等の不足等もあるのは分かっているんですけども、本市だけでも何とか在宅当番医みたいな形はとれないのかなと。今、本市でも日曜日だけやっている、当番制でやっている病院等もあるんですけども、そういうのはできないのかなということと、今また情報の共有化、DX等も行われているので、そういうのも踏まえたらできないのかなというふうに思うんですけどやっぱり難しいものなのかなと思うんですけど、いかがでしょうか。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  要介護認定を受けてのデイサービスを利用されている方の症状につきましては、心身の状態ですとか、要介護となった要因等により、多岐にわたっており、受け入れる事業所さんが適切な介護を提供するためには事前にその方のしっかりとした状態確認が必要になってまいります。  このため、休日サービスを提供する事業所を当番医のように順番制にして、変動的な受入れ対応を整えるということについては少し事業所にとっては負担が大きくなるものかなというふうに思っております。  しかしながら、休日のニーズ対応につきましては、介護人材の確保が課題であって、その確保が前提になるとは思いますけれども、今ほど言われましたDXを活用したり、その当番医のような仕組みも含めてどういった体制でできるものか、在り方について今事業所と一緒に模索をしていくことが大切かなというふうに思っております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。今回の介護のこちらのほうに関しましては、なかなかここでもちろん答えが出ないというのも私もちょっと分かっているんですけども、ただ、今後の問題提起、課題の一つにはなったのかなというふうにも思っております。継続的にまたご検討のほどをお願いしたいかなというふうに思っております。  それでは、最後の大項目でございます。  (仮称)くろべ市民交流センターに伴う図書館運営についてでございます。  まずは、現在の市立図書館2施設、黒部図書館、宇奈月館の貸出利用と入館数等の現状について教えてください。  また、コロナ禍等にあるように、また利用層の変化等も踏まえてお願いいたします。               〔教育部長 藤田信幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育部長、藤田信幸君。               〔教育部長 藤田信幸君起立〕 ○教育部長(藤田信幸君) 令和4年4月から8月までの5か月間の貸出人数につきましては、黒部市立図書館は1万5,529人で、1か月平均3,106人であり、黒部市立図書館宇奈月館は3,461人で、1か月平均692人であります。入館数につきましては、黒部市立図書館は5か月間で2万7,811人で、1か月平均5,562人であり、黒部市立図書館宇奈月館は6,148人で、1か月平均1,230人であります。  また、図書館の利用層につきましては、年齢が60代及び70代の方が多く、この60代、70代の方々で全体の約40%を占めるわけでございますけども、こういった利用層につきましては、コロナ禍以前と大きな変化はございません。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) それでは、本市におけるこの図書館について、それぞれの特徴と、コンセプトがあるのは私もよく知っています。黒部館に関しましては郷土資料、ジオパーク、名水、富山湾、北方領土と、宇奈月館に関しては山岳、登山、黒部峡谷、黒部川の河川敷、扇状地、宇奈月の偉人などとあります。  そこで、この新しい図書館に関して、また新たな考え方等があるのか、教えてください。  また、このPR活動等があるのであれば、教えてください。               〔教育部長 藤田信幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育部長、藤田信幸君。               〔教育部長 藤田信幸君起立〕 ○教育部長(藤田信幸君) お答えします。  両図書館のそれぞれの特徴、コンセプトにつきましては、令和2年9月に策定しました黒部市立図書館サービス計画に基づき、黒部市立図書館はいわゆる中央館として、あらゆる分野の資料を幅広くそろえるとともに、主に海側エリアの情報拠点としての図書館、黒部市立図書館宇奈月館は山側エリアの情報拠点としての図書館を目指し、2つの館を連携させて一つの大きな図書館となるようにしております。今後もより一層2つの館の連携に力を入れてまいります。  また、黒部独自の文化的資源を適切に収集・保存し、公開することを目的として、黒部市立図書館ではジオパークや名水、黒部市立図書館宇奈月館では山岳や温泉など、それぞれの特色を持ったコレクションとなるよう、双方にまるごと黒部コーナーを設置し、地元黒部に関する地域資料を中心に、黒部らしいテーマについて調査、研究するための資料を2館が役割分担して整理・収集することといたしております。  (仮称)くろべ市民交流センターへ移転後は、単独施設から多機能融合施設となり、図書館は3階と4階に配置されますが、現在の約2.5倍の広さとなります。  また、自動貸出機や自動返却機を導入し、利用が予約本を受け取る専用コーナーも設置するなど、利用の利便性の向上やプライバシー保護が図られることとなります。  加えて図書館が核となる市民交流センターは、子育て、生涯学習、市民活動などの各機能も融合したサービスを提供することにより、利用間の活発な交流、新しい発想や仕組みを生み出す機能融合施設を目指しております。  例えば、図書館と子育て支援センターとのタイアップによる読み聞かせや育児講座等のイベントの充実、図書館資料を活用した多目的ルームでのサークル活動や調理実習など、相互の利用が機能融合により新しい価値を見い出すことをお手伝いすること、これをクロスアシスト事業と称しておりますけども、こういった取組みを展開していきたいと考えております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。今の言われたこのまるごと黒部の資料、そして、クロスアシスト事業、本当に楽しみな図書館になりそうで、私も今から、今聞いただけでも結構わくわくしてきたかなというふうにも思っております。  そして、その図書館なんですけども、図書館には必ずといいますか、司書、専門職の配置について次は伺いたいと思うんですけども、現在2施設には司書資格を持った職員が配置されると思いますが、黒部市職員内に司書資格を持った職員はどれだけいるのか、教えてください。               〔教育部長 藤田信幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育部長、藤田信幸君。               〔教育部長 藤田信幸君起立〕 ○教育部長(藤田信幸君) 現在、図書館に勤務している職員数は、黒部市立図書館と黒部市立図書館宇奈月館の2館合わせて、正規職員が8人であり、このうち司書資格を有する職員は3人であります。また、会計年度任用職員のうち3人が司書の資格を有しております。このほか、図書館以外で勤務する正規職員で1人が司書資格を有していることは確認をしております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕
    ○2番(古川和幸君) この新しい図書館、やはり多くの方が来られると思うんです。子供たち、そして、高齢の方、それと今度は学生等、いろいろと来ると思います。やはり大切なのはこの司書の方々の説明だというふうに思っています。これからも多くの皆様に気持ちよく利用していただけますよう、親しみやすく、そして、市民の要望に応えられるスタッフとしての資質向上に努めてもらいたいかなというふうに私も期待しておりますので、また何とぞよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問にいきたいと思います。  (仮称)くろべ市民交流センターの名称について伺います。  (仮称)、これはいつまで続いているのでしょうか。そしてまた、本市では様々な愛称の施設がございます。コラーレ、あこや〜の、セレネ、ぷらっと、KOKOくろべなど、この施設も新しい愛称等を募集するのか、そういう予定があるのか、ちょっとお聞かせ願います。               〔教育部長 藤田信幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育部長、藤田信幸君。               〔教育部長 藤田信幸君起立〕 ○教育部長(藤田信幸君) くろべ市民交流センターとは整備期間中の暫定的な名称でありまして、供用開始に当たりましては、施設の設置目的とともに正式な名称を規定する公の施設設置条例を事前に制定することとしております。  その後、市民の皆様に末永く愛され親しまれる施設となるよう、公募により愛称を選定し、ネーミングしてまいりたいと考えております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。その情報を聞けてよかったです。新たなこの愛称、本当にぜひとも皆さんに募集して、期待したいと思います。  それでは、次の質問です。  この新しい図書館の開館に向けての事業計画について伺います。  黒部市図書館サービス計画、令和2年度策定、こちらのほうに新しい図書館の蔵書数などの目的値などがありますが、現在は計画どおりに蔵書等の整備が進んでいるのか、教えてください。               〔教育部長 藤田信幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育部長、藤田信幸君。               〔教育部長 藤田信幸君起立〕 ○教育部長(藤田信幸君) 黒部市立図書館サービス計画では、新図書館開館後、50年程度の使用を基本に蔵書数の目標を定めておりまして、令和3年度末の蔵書数は約15万冊でありますが、新図書館開館時の目標である約16万冊に向けて、現在、順調に整備を進めております。  なお、50年後には約1.5倍の約22万冊を目標としておるところでございます。  特に、新図書館開館前後の5年間を蔵書集中整備期間と位置づけておりまして、令和3年度から購入冊数を増やしております。  その一方で、蔵書の魅力を維持し向上させるため、除籍を適切に行うなど蔵書管理が必要となります。除籍とは図書館資料を処分することであります。  黒部市立図書館では以前は除籍作業を行っておりませんでしたけども、新図書館の開館に向けて、汚れや破れなどの程度が激しいものや、年月の経過により利用価値の低くなった資料を平成29年度から計画的に除籍しております。  今後とも、多様化、高度化する市民の皆様のニーズにお応えするため、蔵書の質と量両面における充実、整備に努めてまいります。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。本当に50年後の22万冊、できれば長生きして頑張りたいかなと思うんですけども、なかなか、新川地区での新しい図書館でございますので、できるだけ多くの図書の購入予算を確保していただき、施設面だけではなく、蔵書面からも魅力ある図書館運営を目指してほしいかなというふうに思いますので、またよろしくお願いいたします。  それでは、次に、新しい図書館について、移行計画について伺います。  引っ越し作業といいますか、そちらのほうはスムーズにできているのか。そして、この市立図書館が(仮称)くろべ市民交流センターへの移設についてどのような計画なのか、そして、今のところ開館時期はいつ頃なのか、予定だけでもまた、そして、市民にはどのようにお知らせするのか、お聞かせください。               〔教育部長 藤田信幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育部長、藤田信幸君。               〔教育部長 藤田信幸君起立〕 ○教育部長(藤田信幸君) 新図書館への蔵書の引っ越し準備につきましては、関係部署と連携をしながら、おおむね順調に進捗しております。  引っ越しに必要な作業といたしましては、本の選定、蔵書整理、箱詰め、運搬、収納、並び替え、蔵書点検等がありまして、このうち運搬作業については業者委託としております。新図書館では引っ越し作業後、業務研修を行った上で開館を迎えることとしております。  引っ越し準備には、新図書館開館前に現在の図書館を閉館して作業する必要がありまして、令和2年市議会9月定例会におきましてその期間を約6か月間と答弁しておりました。しかし、できる限り作業を前倒しをして業者委託を増やすなど、作業内容を見直すことにより、閉館期間を約4か月間に短縮して、市民の皆様のご不便を軽減するよう努めてまいりたいと考えております。  新図書館開館前の約4か月前から現在の図書館は閉館することになります。そのお知らせにつきましては、閉館のさらに4か月前から、ホームページやケーブルテレビ、SNS、市公式LINEなど、様々な媒体を活用して周知に努めてまいります。  閉館期間中につきましては、宇奈月館へ利用を誘導することとしておりまして、新刊本や利用の多い資料は十分な数を配置するなど、対応を考えております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。  ちょっと質問なんですけども、今、閉館のやつが6か月から4か月になったということでありがとうございます。それで、図書館のほうが市立図書館、黒部館のほうが閉館するということでございます。先ほど部長が言われた、1か月平均、黒部館が5,000人、そして、宇奈月館が1,200人とありますけども、この閉館したときに、宇奈月館しか黒部市にはその閉館中はないと思うんですけども、利用とかが殺到するんじゃないかなというふうに思うんですけども、また、あとスタッフの配置等をどのように考えておられるのか、ちょっとお聞かせ願えないでしょうか。               〔教育部長 藤田信幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育部長、藤田信幸君。               〔教育部長 藤田信幸君起立〕 ○教育部長(藤田信幸君) 今現在も蔵書整理期間というのがございまして、一方を休館にすることがございます。例えば、いわゆる黒部館のほうを休館とした場合、宇奈月館のほうに行かれる方も多くなっておりまして、そういった傾向は従来からあります。  それで、この引っ越し期間に黒部館のほうを休館にした際に、恐らく今までの蔵書整理期間よりももっとたくさんの方が行かれるということは十分に予想されますので、そういった際にも対応できるように、黒部館のほうから宇奈月館に人員を回すということで対応を図ってまいりたいと考えております。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) ありがとうございます。ぜひとも市民の方にPRしていただいて、なかなか2つあったやつが1つになるということで市民の方も混乱するかなというふうに思いますし、また、その時期が学生さんたちの夏休み等にかぶらないよう、勉強期間とかもありますので、そちらのほうを適時また報告していただければ非常にうれしいかなというふうに思っております。  この図書館に関しましては子供たち、学生、そして高齢、この新しい図書館に関しましては3世代交流施設というふうに私も考えております。非常に大きく期待しておりますので、ぜひともまた図書館運営等も踏まえて何とぞよろしくお願いしたいかなというふうに思います。               〔教育部長 藤田信幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 教育部長、藤田信幸君。               〔教育部長 藤田信幸君起立〕 ○教育部長(藤田信幸君) すみません、先ほどの答弁の中で、ご質問の中に開館時期についてのお問合せがありましたけども、それに答えておりませんでしたので、今からお答えしたいと思います。  ご質問の開館時期についてでございますけども、先の令和4年市議会6月定例会で、市民交流センター新築工事はおおむね計画に沿って進捗しておって、令和5年夏のオープンを予定とし、図書館も同時にサービスを開始するとお答えしたところでございます。この目標に向けて鋭意工事を進めているところでございますけども、新型コロナウイルスやウクライナ危機、ウッドショックによる物流停滞が本格化し、外国からの輸入を予定していたエレベーターや防火シャッター、また、最盛期を迎えているコンクリート打設のための型枠材の調達に遅延が見込まれることから、現在、その影響を精査中でございます。市民交流センターの供用については、そういった影響が今出るのではないかということで精査中ということでございます。                〔2番 古川和幸君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 2番、古川和幸君。                〔2番 古川和幸君起立〕 ○2番(古川和幸君) 分かりました。今夏というふうに話をお聞きしまして、子供たちが夏休みに入る時期等もありますので、ぜひとも各市内の施設、学校等にもお知らせして、多くの子供たちが利用できるような夢のある図書館づくりに貢献をお願いいたします。  私の持ち時間、もうちょっとになりましたけども、最後に、今後、黒部市において様々な事業やイベント等があり、よりよいまち、未来あるまちづくりのため、ますます魅力ある黒部市、SNS風に言いますと、いいねがあふれる黒部になることを願い、私の個人質問を終えたいと思います。  市長、当局の皆様、本当にありがとうございました。以上でございます。              〔2番 古川和幸君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 質疑並びに質問の途中ですが、昼食のため、午後1時15分まで休憩いたします。   休  憩  午後12時15分   再  開  午後 1時15分 ○副議長(成川正幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  議長の都合により副議長が議事を進めさせていただきます。  次に、16番、橋本文一君。             〔16番 橋本文一君質問席へ移動〕 ○16番(橋本文一君) 私は、今定例会におきまして3項目、11点について質問をさせていただきます。  まず初めに、あいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市施設整備事業と生地駅移転についてであります。  平成30年6月、平成30年から10年間を計画とする第2次総合振興計画前期基本計画がスタートいたしました。前期計画の最終年度が今年度であります。前期基本計画の重点事業の一つであるあいの風とやま鉄道周辺都市施設整備事業についてと生地駅活性化促進協議会から提出された生地駅移転について、以下5点について質問をいたします。  これまであいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市施設整備事業についての基本計画や周辺のパース図等などが議会に全く示されないまま、予算だけが計上されていくのはなぜですか。議会を軽視しているのではないでしょうか、答えてください。  第2次総合振興計画前期基本計画に盛り込まれております、あいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市施設整備事業の概要と現在の状況はどうなっておりますか、答えてください。  今議会に駅東西連絡自由通路等の設計業務委託費8,400万円が計上され、全額繰越明許費となっております。東西連絡自由通路と駅周辺整備を合わせた概算総額事業は幾らでありますか、答えてください。  6月議会、中野議員の質問で、生地駅の地元地区やYKK株式会社、商工会議所などが中心になって進めている生地駅周辺活性化事業について、市長は総合振興計画後期基本計画に記載するとの答弁でありました。改めて生地駅周辺活性化促進協議会から示された事業費について伺います。  本市にありますあいの風とやま鉄道の2駅を整備するとなれば、数十億円単位の膨大な事業費が必要となります。本市は新幹線駅周辺整備事業以後も大型公共事業を進めてまいりました。この間の大型公共事業は各地区から提出された道路などの改修事業を減少させた感があると私は思っております。今後は身近な生活道路等の改修などを最優先に取り組むことだと私は思います。どうですか、答えてください。  次の質問は、出し平ダム・宇奈月ダムの連携排砂についてであります。  今年度の連携排砂は出し平ダムの目標排砂量、約17万立方メートル想定変動範囲を約8万から26万立方メートルとされておりました。6月から8月の排砂可能期間に降水量が少なく、排砂ができませんでした。  6月議会でも述べてまいりましたが、国土交通省は140万立方メートル以上の土砂が毎年運ばれてくるとしております。大量の土砂を6月から8月の期間に年1回排砂するのではなく、一定の出水のたびに排砂、通砂を行うよう、土砂管理協議会に働きかけるべきではないでしょうか、答えてください。  来年度は、令和4年度排砂予定の土砂と新たに堆積する土砂を合わせて大量の土砂を排砂することになります。大量の土砂を一度に排砂すれば、黒部川、富山湾などへの環境への負荷が大きいのではとの声があります。市長は今後、土砂管理協議会にどのように臨むのですか、答えてください。  最後の質問は、扇状地に生息する水生生物の調査と保護についてであります。  かつて黒部川扇状地には多種多様な生物が生息しておりました。現在では田んぼの水路にはドジョウすらほとんど見ることができません。フナなども小川で釣ることもできません。トノサマガエルの声を聞くこともできません。黒部川扇状地に生息する水生生物の調査と保護について、以下4点について伺います。  黒部川扇状地の下流域には多種多様な生物が生息をしておりました。特に、絶滅危惧種第二類であるメダカや希少種、オオタニシ、ドクバイなどの生息地を市として把握しておりますか、答えてください、場所は言わなくてもよろしいです。  絶滅危惧種第二類であるメダカ等の生息地がパークゴルフ場や道の駅くろべなどの公共事業の開発によって失われてしまいました。扇状地の豊かな自然は市の大切な資源であり、宝であります。失われたふるさとの自然、特に扇状地の水生生物などの調査を行い、いなくなった生物などが戻れる環境を守り、メダカ、ナマズ、オオタニシ、ドブガイなどの現在も生息している場所の環境保全に取り組むべきではないかと私は思います。  以前、本市は浄化センターの池に特定外来生物であるカダヤシを大量に放流し、飼育しておりました。カダヤシが付近の河川に広がった過去があります。現在、浄化センターの池や周辺の河川はどうなっているのですか、伺います。  幸いにも、黒部に絶滅危惧種第二類であるメダカが現在も生息しております。小学校の理科において、メダカの観察などがあります。子供たちが黒部に生息しているメダカで勉強することによって、ふるさとの環境、地球の環境を真剣に考えていく子供たちを育てるため、大きな意義があると私は考えますが、どうですか。  私の質問は以上であります。             〔16番 橋本文一君質問席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君登壇〕 ○都市創造部長(山本浩司君) 橋本議員の個人質問にお答えいたします。  まず、1つ目の項目、あいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市施設整備事業と生地駅移転についての1点目、黒部駅周辺都市施設整備事業の基本計画や周辺パース図等が示されないまま予算だけが計上されるのはなぜかについてお答えいたします。  黒部駅周辺都市施設整備事業につきましては、第2次総合振興計画前期基本計画に重点事業として位置づけており、計画に沿って順次予算化し、進めてきたところであります。
     本定例会においては、国の交付金が確保できたことから、実施設計業務委託費を補正予算として上程したところであります。  また、基本計画につきましては、令和2年6月定例会の谷村議員の一般質問において、東西連絡自由通路の目的や構造についてお答えしたところであります。  周辺パース図などの事業概要につきましては、これまで大きな事業において、事業の実施に合わせ、おおむね確定した部分について必要に応じてご報告をしてきたところであります。  本事業については、実施設計業務の中で、規模や構造等を検討することとしており、これらが明らかになった段階で、市議会に対しご説明したいと考えております。  次に、2点目の黒部駅周辺都市施設整備事業の概要と現在の状況についてお答えいたします。  本事業につきましては、黒部駅東西の交流の促進、駅西側の利便性向上を図るため、東西連絡自由通路に合わせ、駅西側での広場、駐車場等を整備する予定としております。  施設の概要についてでありますが、東西連絡自由通路の延長は約36メートル、幅員は2.5メートルから3.5メートルを想定しており、通路の東側及び西側には、エレベーターを1基ずつ設置する予定としております。  駅西側広場につきましては、キスアンドライドの乗降場やロータリーの整備を予定しているほか、パークアンドライドのための駐車場や駐輪場の整備を予定しており、駅西側広場、駐車場及び駐輪場の総面積は0.25ヘクタール程度を想定しております。  現在の状況につきましては、これまで令和元年度の基本的な調査を基に、令和2年度は東西連絡自由通路の概略的な設計を行い、令和3年度には駅西側広場等の概略的な設計を実施しております。今年度は地質調査や事業実施に当たっての調整事項について、あいの風とやま鉄道株式会社やJX金属株式会社などの関係機関と協議を行っているところであります。  また、今定例会において、補正予算として実施設計業務委託費を上程しているところであり、補正予算が議決されれば、速やかに実施設計業務に取りかかりたいと考えております。  次に、3点目の黒部駅周辺都市施設整備事業の概算事業費についてお答えいたします。  さきの6月定例会産業建設委員会において、東西連絡自由通路のみの概算工事費について約10億円とお答えしたところであります。  本事業については、自由通路に加えて、駅西側広場、駅西側駐車場等を整備する予定としており、全体事業費につきましては、整備を行う周辺施設の規模にもよりますが、18億円から22億円程度を想定しているところであります。            〔都市創造部長 山本浩司君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君登壇〕 ○市長(武隈義一君) 次に、4点目の生地駅周辺活性化促進協議会から示された事業費についてお答えいたします。  6月議会の中野議員のご質問にお答えしたとおり、協議会から提供いただいた資料によりますと、生地駅周辺構想全体の事業費につきましては、踏切や駅移転にかかる費用など、鉄道施設整備にあたって約35億円の費用が必要なものと見込まれております。  主な内訳としましては、駅の新設において、ホーム上屋や跨線橋等の整備として約8億円、線路等の軌道工事に約4億4,000万円、旧駅の撤去に約9億円、駅前広場の新設に約2億5,000万円、その他電気設備や諸経費を含めたものとなっております。これらの概算費用につきましては、市といたしましても中身の精査が必要であると考えておりますと答弁させていただいたところであります。  なお、第2次総合振興計画後期基本計画への位置づけについては、事業全体の必要性と、事業実施に当たっての費用や財源を含めて課題を整理した上で後期基本計画へ記載します。いろいろな課題があるという現状を含めて記載をして、皆さんで議論をしていただくために記載しますとお答えさせていただいたところであります。  次に、5点目、今後は身近な生活道路等の改修等を最優先に取り組むことが重要ではないかについてお答えします。  本市では、社会の変化に伴うニーズに対応するため、新幹線駅周辺整備や道の駅整備、(仮称)くろべ市民交流センター建設など、大型事業については総合振興計画に位置づけた上で計画的に進めているところであり、黒部駅周辺都市施設整備事業につきましても第2次総合振興計画前期基本計画に重点事業として位置づけ、これまで必要な調査等を実施してきたところであります。  これらの大型事業につきましては、内容や規模、また効果などについて慎重に議論を重ね整備を行ってきたところであり、財源につきましても国・県補助金を最大限に活用することや、より有利な起債を選択するなどして一般財源の支出を少しでも抑えるよう努めてきております。  議員ご指摘のとおり、道路、河川、用排水路等のインフラの多くについては老朽化が進んでいる状況であることから、地区要望などを通じて施設の更新や防災対策、児童生徒の安全対策について切実な要望を多くいただいており、このような市民の皆様からの多岐にわたる要望に迅速かつ柔軟に対応していくことが極めて重要であると認識しております。  地区要望など市民にとって身近な要望に対しては、緊急度と優先度を考慮しつつ、市全体の状況を総合的に勘案しながら、可能な限り予算化に努めてまいりたいと考えております。  続きまして、2つ目の項目、出し平ダム・宇奈月ダムの連携排砂についての1点目、大量の土砂を6月から8月、連携排砂を年1回の排砂とするのではなく、一定の出水のたびに排砂・通砂等を行うよう働きかけるべきでないかについてお答えします。  先の6月議会でも答弁いたしましたが、連携排砂の実施時期につきましては、海面では、4月から5月の期間はホタルイカ漁の最盛期であること、9月から12月の期間はブリなどの漁期に入ること。内水面では、4月から5月の期間はアユの遡上とサケ稚魚の降海期に当たること、9月から12月の期間はアユの産卵やサケの遡上、産卵期であること。農業では、4月から5月の期間、用水を絶やすことができない時期であること。  以上のことから、1年を通じて漁業や農業への影響が少なく、かつ出水や洪水の発生頻度の高い6月1日から8月末を排砂・通砂に妥当な時期としていると伺っております。  実施時期や実施するためのダム流入量につきましては、これまでの連携排砂による環境面や生態系への影響等を検証され、総合的に考慮し決められているものであり、ダム流入量の基準等については、日頃より連携排砂実施機関において、どのような基準が適正であるか調査研究されているところでありますが、こうしたご意見があることを機会を捉えて伝えさせていただきます。  次に、2点目、来年度は、令和4年度排砂予定の土砂と新たに堆積する土砂を合わせ、大量の土砂を一気に排砂することになる。市長は土砂管理協議会にどのように臨むのかについてお答えいたします。  令和5年度目標排砂量につきましては、今年度の連携排砂の中止や土砂変質進行抑制策の実施による土砂の状況、並びに環境への影響など、現在、連携排砂実施機関において調査・分析中であり、後日公表される調査結果や5月の測量、さらには今後開催が予定されている黒部川ダム排砂評価委員会での評価及び土砂管理協議会での審議等を踏まえ、決定されるものと考えております。  今後も引き続き、ダム機能を維持するとともに、下流域の河床低下や海岸浸食など治水・利水・自然環境への影響バランスを考慮し、より自然に近い連携排砂が実施されることが重要であると考えております。  連携排砂による環境面や生態系に悪影響が出ないことは、私を含め全ての関係が望むことであります。漁業団体や土地改良団体、関係行政機関のそれぞれの思いや主張が異なることもあります。  今後、関係団体へより丁寧にご説明いただき、意見聴取を実施することで合意形成が図られ、信頼関係が構築できるよう、関係団体との協議調整が必要不可欠であると考えております。  市としましても、黒部川土砂管理協議会において、必要に応じてその考えを述べさせていただきたいと考えております。  以上です。              〔市長 武隈義一君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 教育部長、藤田信幸君。               〔教育部長 藤田信幸君登壇〕 ○教育部長(藤田信幸君) 次に、3つ目の項目、扇状地に生息する水生生物の調査と保護についての1点目、メダカやオオタニシの生息地の把握についてお答えします。  市教育委員会では、昨年及び今年実施された日本黒部学会会員による水生生物の生息調査により、黒部川下流域においてメダカ及びオオタニシの生息地があることを確認しております。  次に、2点目、水生生物の調査及び生息地の環境保全についてお答えします。  国連・ユネスコが提唱する持続可能な開発目標SDGsには、目標15、陸の豊かさも守ろうにおいて、陸域生態系の保護、回復による生物多様性の損失を阻止することがうたわれております。本市でもこの目標を念頭に、できることから実行することが肝要と考えております。  近年、扇状地全域で本格的な水生生物の調査は行われておりませんが、吉田科学館では毎年8月に実施しているジオパーク体験教室に合わせて、事前に複数の河川で水生生物調査を実施しております。本年の調査でも、冷たい環境を好む湧水の川に特有のトミヨのほか、ウキゴリ、シマドジョウ、ドブガイなど、淡水魚類や貝類、さらにはミクリやバイカモなどの植物など、多種多様な生物が生息していることを確認しております。  その上で、ジオパーク体験教室当日は、参加が実際に川に入り、網を使いながら水生生物を捕まえ、その環境に適した生物の特徴を理解し、多様な生物環境の重要性を実感していただいております。  市教育委員会といたしましては、今後も吉田科学館の活動をはじめとして、生物多様性と環境保全の意識醸成につながる取組みを通して、一人でも多くの方に地域の自然に関心を持ってもらうことを期待するものであります。             〔教育部長 藤田信幸君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君登壇〕 ○都市創造部長(山本浩司君) 次に、3点目の黒部浄化センターの池や周辺河川のカダヤシの現状についてお答えいたします。  黒部浄化センターでは、平成8年度から平成10年度にかけて汚水繁殖性淡水魚による汚水浄化効率に関する基礎研究のため、施設の一部を実験場所として提供しておりました。その研究内容は、処理水の汚濁負荷軽減を目的としてカダヤシやグッピーを利用した汚水浄化効率を研究するものでありました。  また、カダヤシは蚊の幼虫などを食し、蚊の発生を抑えることから、浄化センター内のアクアパークに平成8年6月にカダヤシ約200匹を放流したところ、放流以前に比べ蚊などの群れで飛んでいる状況が見られなかったと報告されました。  しかし、カダヤシは外来魚であり、その取扱いには注意しておりました。また平成11年2月に環境省がメダカを絶滅危惧種に指定したことから、メダカ減少の原因の一つであるカダヤシを駆除するため、平成11年度より池や水路を干上がらせるなどの措置を行いました。しかし、再び浄化センター内でカダヤシが確認されたことから、平成20年には塩素による駆除を実施しております。その後、平成23年にカダヤシ等の調査を行ったところ、周辺の用水路でカダヤシが1匹確認されましたが、浄化センター内では確認されませんでした。  平成24年以降は、目視により浄化センター内の確認作業を行っておりますが、カダヤシの生息は確認されておりません。また、周辺河川においては、特に調査は実施しておりませんが、カダヤシの群れで泳いでいる状況についての情報がないことから、カダヤシが繁殖している可能性は低いと考えております。            〔都市創造部長 山本浩司君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 教育長、中 義文君。               〔教育長 中 義文君登壇〕 ○教育長(中 義文君) 次に、4点目、小学校におけるメダカの観察等の教育的意義についてお答えいたします。  メダカにつきましては、現在、小学校第5学年の理科において、魚のたんじょうという学習があり、その中で観察や飼育に取り組んでおります。  学習の目標は、魚の発生や成長について、魚を育てる中で卵の様子に着目し、時間の経過と関連づけて調べる活動を通して、魚には雌と雄があり、生まれた卵は日がたつにつれて様子が変化し、孵化することを理解することとなっております。  各学校では、毎日メダカを観察できるように教室や教室前廊下の水槽で飼育しており、子供たちがいつでも観察ができるように、水槽の近くに顕微鏡を設置するなどの工夫を凝らしながら、生命誕生の感動や命の尊さが感じられるよう取り組んでおります。  しかしながら、絶滅危惧種に指定されているメダカの貴重な生息地が黒部市にあることを必ずしも生かし切れていないのが実情であります。  今後は、子供たちが市内に生息するメダカに触れながら、豊かな自然が残るふるさと黒部のすばらしさを再発見し、ふるさと愛が醸成される機会となるよう校長会や教育センターと連携し、創意工夫のある学習計画となるよう働きかけてまいりたいと考えております。              〔教育長 中 義文君自席に着席〕               〔16番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 16番、橋本文一君。               〔16番 橋本文一君起立〕 ○16番(橋本文一君) それでは、再質問をさせていただきたいと思います。  あいの風とやま鉄道の黒部駅の周辺都市整備施設事業について、本来、令和2年にこの事業の概要、そういったものを含めて説明したと言われましたが、先のいわゆる都市施設活性化の委員会で、各委員の皆さんが、黒部駅の周辺の事業はどうなっているんだと、生地駅の図面とか、そういったものは見たけど、黒部駅では全然見とらんよという意見があったと思いますが、どうですか、意見はなかったですか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) まだご提示はしておりません。               〔16番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 16番、橋本文一君。               〔16番 橋本文一君起立〕 ○16番(橋本文一君) そうでしょう、私はそのことを言っているわけですよ。やはり何十億円、10億円以上、話によれば最大で20億円ぐらいだと言われる事業について、それでは余りにも説明不足と私は言わざるを得ませんよ。  それでは、次のことについて。  全てのこの東西の自由通路は10億円であると、こういうふうな感覚で言われました。そして、周辺の駐車場からそういったものを含めたことで22億円、最大で22億円。そして、市長におかれましては、ほかから出てきた概要だけども、生地駅移転の事業費が35億円でもあると。そして、さらに、市長は6月議会で、後期基本計画に載せていくと、こう述べておられるわけでありますけど、市長、総合振興計画というのは載せてから議論するものけ、議論して載せる、私は正直言いまして、第2次総合振興計画の前期も含めての総合振興計画をやったとき、議会ではこの10年間にやる事業を決めて総合振興計画をつくったと思っているんだ。そうすると、市長の言われる載せてからその中身を含めて精査する。それで、いろんな議論があると言われたけども、もう一遍お聞きしますが、本当にそういう状況でよろしいんですか。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) 総合振興計画の記載の仕方についてはいろいろお考えはあるかと思いますが、私としては決まっていないことにしても、大きな議論ですので、市民の皆さんにも知っていただく意味もありまして、そういう中での途上のことについても載せたほうがいいと考えております。               〔16番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 16番、橋本文一君。               〔16番 橋本文一君起立〕 ○16番(橋本文一君) まず、私が思っているのは、総合基本計画とは、つくってから議論するものじゃなくて、今後何をやっていくかということの問題だと私は思うんです。載せてから議論するって、それはちょっと私は一人一人の思いがあったとしても、それは間違っているんではないかなと私は思うんですよ、いま一度。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) どういった書き方にするかどうかを含めても、何か決まったルール、これまでの関連というのは、私、必ずしも勉強不足だったかもしれませんけれども、考えとしましては、別に検討課題、載せないと一回も進まないとなれば、5年間なり、10年間、一切新しいことができなくなったりしませんか。途中の段階でもいいから議論をする、その状況で決まっていったらまた決めていく。そういうやり方もあると考えております。そこはまた皆さんと議論いただければと思いますけれども。決まらないと載せないということであれば、このタイミングを逃したら次は5年、10年、そういうことでは途中なかなか進んでいかないのかなと思っております。進む、進まないも含めてですけれども、課題を明らかにして載せていったほうが大きな課題についてはいいのではないかと考えております。もちろん決まって、この方針が、その振興計画の決定の期日までに方針が決まれば、それはそれで決まったものを載せるべきだとは思いますけれども、それが一番望ましいとは思いますけれども、その段階ではないものについてもこれだけ大きな課題になっていることだからこそ、そういう議論のために載せるべきではないかと考えております。               〔16番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 16番、橋本文一君。               〔16番 橋本文一君起立〕 ○16番(橋本文一君) 仮に総合振興計画に沿って物事を進めていくとすれば、今後黒部市があいの風とやま鉄道の2駅を整備するのに35億円プラス22億円、57億円になるのか、それだけの事業を本当に黒部市に体力がありますか。今でさえやっと正直いって、新幹線ができるまで、住民要望を少し待ってくれということを言われたのが堀内市長、そして、先の大野市長は、これからはあれもこれもというわけじゃなくして、その2年かかるものなら3年、3年かかるものなら4年という、そういうスパンをもって事業を進めていかんならんということも言っておられた。そうすると、この事業についてどうなるわけ。まさに住民要望が置き去られるということになりませんか。午前中にありました、安全な踏切を何とかしなくちゃならんと。高志野中学校の横の踏切が、これもあいの風鉄道に絡んでおることですよ。私の質問では、多大な金がかかるので大変難しいという都市創造部長の答弁であった。そして、今日、午前中、伊東議員の質問にあの風の第1踏切、整備という問題も伊東議員さんが言われたんですよ。そういった事業を本当にやれるのか、どうかということですよ。市長、どう思いますか。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) これを全てやっていくとなると多大な費用がかかるのは事実だと考えております。  一方で、国のスキームとかを活用して、補助金とかを活用することも考えていかなければならないと考えております。
     それにしても、多大な費用がかかるので、それについてこうやって前回の6月に幾らかかるんですかという質問に対しては、率直に地元から言われた金額を提示して、そういうことも含めて今議員から、これだけで本当に大丈夫かと、そういう議論がなされているところですが、だからこそ私は議論すべきだと思いましたので、今言われていることについて明らかにして今後も議論していきたいと。それの中で本当にこれができるのか、やる価値があるのか、そこについては今後しっかりとまた議論をしていきたいと思いますし、我々として、やるということであればやる意味がある、それだけの効果、そういうものを提示して、皆さんになるべく納得していただけるか、市民の皆さんになるべく納得していただける形で案を出していく、そういうことが必要かと考えております。               〔16番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 16番、橋本文一君。               〔16番 橋本文一君起立〕 ○16番(橋本文一君) 私も大きな声で言いましたけれども、本当に今年も次年度の地域の地区要望があると思いますよ。そういった事業が本当に切実な要望、安全・安心のいわゆるガードレール、白線、そういったものを含めてできない状態なんでしょうが。白線なんか20年に一遍引けばいいと、そういう感覚での予算でしょう。私は総合振興計画にどうされるか分かりませんよ。でも、この際やはりかじを大型事業から、公共事業からやはり住民に密接する安全・安心、そういったものを含めて私は進めていくべきだと。少しぐらい大型公共事業が遅れていってでもそういった面にかじを取るべきだと私は思います。  一つ参考に言いますと、魚津市、滑川市、黒部市と、土木事業費を平成28年から令和2年度からの総務省の決算カードを見ると明らかですよ。滑川市は土木建設費が9.8%、要するに占める割合がね。魚津市が13.5%、黒部が突出して17%と、こういうふうなわけになっとるわけですよ。これ以上大型公共事業をぐんぐんぐんぐん進めていってくると、皆さんの福祉やそういったものを削らなければならんと、こういうことになっております。滑川市は福祉費が21.6%、魚津市が16.3%、黒部市が13.6%と、土木建設費と福祉費が相対する、そういう状況になっている。これは私がつくったんじゃないですよ。総務省の平成28年から令和2年度の決算カードにおいてそういうふうになっとるわけであります。だから、そういったことをやっていただきたいと。  次は、ダム排砂ですね。次にいきますが、市長、ダムの排砂を現実的に見たことがありますか。排砂をその場で見たことはありますか。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) ダムのそばで見たことはありません。先日の途中、中止になりましたが、あのときは権蔵橋だと思いますけれども、そこで朝早くではないですけれども、朝、様子を確認させていただきました。  排砂自体はされているところは確認しておりませんが、ダムの排砂ゲートのところについては先日のダムの祭りのときに見学できることもありましたので、その機会を活用して、そのところを見学させていただきました。               〔16番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 16番、橋本文一君。               〔16番 橋本文一君起立〕 ○16番(橋本文一君) 私は出し平ダム・宇奈月ダムの連携排砂を初めてダムサイドで見たとき、何をやったんだと、あの土砂の、黒い土砂のごうごうとした流れ、ああ、これはえらいことだと私は感じました。それでも学者の皆さんはその辺は、いわゆる富山湾に影響がないと。本当にこれで影響がないのかと私は感じたところであります。  そして、今年は雨が少なくて期間内に排砂ができなかった。大量の土砂が来年の令和5年度に行うことになると私は思うんですが、やはり市長は土砂管理協議会の中で、毎年1年に1回は確実に排砂するよう、求めていっていただきたい。たとえ出し平に流入量が少なければ、上流のダムから不足の水を追い水として使って、その辺を規定内に、排砂の規定内にするということで、そういったことを提案できませんか。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) 今議員おっしゃられた、追い水の関係につきましては、確か前回の全員協議会でご発言、前回だったか、前々回かご発言いただいたので、それについてはそういうご意見もあるがいかがでしょうかということにつきましては、この機会を捉えて、国交省の黒部の林所長さんにそういう考え、そういう意見があるということは既にお伝えさせていただいております。               〔16番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 16番、橋本文一君。               〔16番 橋本文一君起立〕 ○16番(橋本文一君) 都市創造部長に伺いますが、より自然に近い排砂というものはどういう排砂なんですか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) ダムのない状態で雨が降って流れる、これが自然なものだと思いますけども、人為的につくったダムがありながら、流域の土砂管理のためにそういう自然にできるだけそういうダムのない状況の土砂動態に近づくことが自然に近い排砂だと思っております。               〔16番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 16番、橋本文一君。               〔16番 橋本文一君起立〕 ○16番(橋本文一君) 私もそうだと思いますよ。アユの時期が駄目、サケの時期が駄目、ホタルイカが駄目、なんやらが駄目って、ダムのないときはいつも雨が降るとそういう状態だったんですよ。任意排砂というような状態であった。それが1年ためて、ためて、それを一気に流すからいろんな問題が起きるわけであります。ぜひそのことも含めて考えていただきたい。  次に、メダカのことについてやります。  私も教育部長の話を聞いて、それなりのことをやっておられるなと。しかし、大々的に調査をやったのは、土地改良区、水土里ネットと富山県とそういったもので、平成17年か6年ぐらいに大々的なことをやっておられた。しかし、そのところの調査報告にはメダカやナマズが全く見られなかったという報告が挙がっていて私はびっくりしたわけですよ。そして、ある日突然、メダカがおって、捕まえていったよと。そして、私はその人のところへ訪ねていきました。そのメダカを返してくれと。黒部に返してくれということで、私は魚津水族博物館の学芸員の指導を受けて、6匹から随分と増やしました。そして、浄化センターや付近の川に含めて放流したわけでありますけれども、いま一度大自然のシンフォニー、文化・交流のまちということを掲げておりますけれども、やはり大自然といわれたら宇奈月峡谷とか、そういったものじゃないですか。やはり黒部川扇状地の山には山、平地には平地、海岸下流域には下流域の自然、そういったものがあるわけであります。ぜひそういったことについて留意していただきたい。  また、小学校の授業においても、できれば黒部のメダカを使っての勉強ができればいいなと私はそう望んでおります。  議員最後の質問になりますが、私はこれで終わります。  以上であります。              〔16番 橋本文一君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 次に、12番、中村裕一君。             〔12番 中村裕一君質問席へ移動〕 ○12番(中村裕一君) どちら様もご苦労さまでございます。私は今定例会に3つの項目、地域防災力の充実強化について、あいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市施設整備事業について、観光交流拠点(海浜レクリエーション)と湾岸道路について、3つの質問を行います。  まず、地域防災力の充実強化についてであります。  近年、これまでの常識では考えられないような災害が全国あちこちで発生しています。局地的な豪雨や洪水、竜巻、大雪など、災害の多様化、複雑化が一層進むことが予想されます。富山県、本市においては割と災害が少なく、対岸の火事と思いがちですが、それらの報道で、まさかここでこんなことが起こるとは思いもしていなかったと動揺されている被災の姿を見るたびに、明日は我が身と思って自分に置き換えることがその答えの近道だと考えます。一人一人の生命と財産を守るためにどうしていくのか、伺っていきます。  まず、1点目でございます。  消防団員数の現状について。  消防団員は消防本部や消防署と連携し、災害や事故の発生に際し、いち早く最前線につくことで地域防災力の中核を担っています。  消防団員のなり手不足の一因であった、消防団員の処遇改善のため、令和3年度に年額報酬や出動手当を引き上げたところであります。現在の消防団員の定員、充足率と増減傾向について伺います。  2点目は、消防団員の確保対策についてであります。  消防団は地域密着や即時対応、要員の動員力に特徴がありますが、その機能を生かすため、地域で必要な消防団員数を確保しなければなりません。しかし、少子高齢化のほか、サラリーマンが増え、しかも勤め先が離れていること、コミュニティが希薄化し、自分たちで守るんだという気持ちを持つ人が少なくなったことから、団員の増員は難しくなってきています。団員を十分に確保しなければならないことがはっきりしていますが、どのような手だてが講じられているのか、伺います。  3点目、地域リーダーの育成について。  本市の現状における自主防災組織の結成率は100%です。一方で、自主防災組織は自治振興会、町内会とほぼ重なっているため、自治振興会、町内会の課題がそのまま組織の課題に直結します。いざというときに必要な活動ができるようにするためには、日頃から住民の皆さんが地域の災害のことについて一緒に勉強したり、訓練したりして一つにまとまっていることが大事であります。そのためにはリーダーを養成することは大変重要なことでありますが、防災士の育成状況について伺います。  4点目、防災対策の再点検についてであります。  市長の抱負の一つに、防災対策を再点検するとありました。黒部は災害が少ないと感じている市民もいますが、東日本大震災ではハザードマップの安全箇所が危険だった例もある。市民の皆さんの生命に関わる大事なことなので、地域防災計画を再点検の上、必要であれば追加や拡充の対策を取るという内容であります。地域防災力の充実、強化に向けて、これからのやり方を明らかにし、みんなで実行していくことが大事だと思いますが、いかがでしょうか。  それでは、項目の2点目、あいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市施設整備事業についてであります。  今定例会の補正予算案に、駅東西連絡自由通路等実施設計業務委託費が計上されています。あいの風とやま鉄道を挟む黒部駅東西地域の交流の促進、駅西側の利便性向上及び駅の利用促進を図るため、平成27年度から概略的な検討がスタートしました。令和元年度の基本計画策定に続き、令和2年度は東西連絡自由通路の基本設計、令和3年度は駅西広場、駅西駐車場の基本設計、そして、今年度当初予算には地質調査費と補償調査費が計上されています。これまでの定例会答弁では最短で令和5年度に工事着工できるとの説明を受けていますが、全体計画と整備スケジュールについて伺います。  1点目、都市施設の全体計画について。  令和元年度策定の基本計画における都市施設、東西連絡自由通路、駅西広場、駅西駐車場、それぞれの概要について、具体的にイメージできるよう、規模や配置計画を伺います。  2点目、整備スケジュールについて。  整備手法について、これら都市施設は一体的に着工し、一体的に完成するのか、それとも個別に順序立てて着工するのか、その場合、供用開始は個別か、全体が完成してからとなるのか、伺います。  その上で、年次計画について、総合振興計画において、これからの検討をしているのであれば、工事期間全体が何年間で、1年目に何、2年目には何、そして、何年目に供用開始と計画しているのか、伺います。  3点目、整備期間の考え方について。  平成27年度の構想から令和2年度の基本計画策定までに5年、そして、最短で令和5年度に着工したとしても、供用開始までには恐らく10年近くかかることになると察します。民間事業と単純に比較するわけにはいかないと思いますが、構想から実現までのスケジュール感について、市長の受け止め方、考えについて伺います。  3つ目の項目、観光交流拠点(海浜レクリエーション)と湾岸道路について。  第2次総合振興計画の土地利用方針には、拠点と交流連携軸が設定され、海浜レクリエーションを楽しめる石田フィッシャリーナや大島キャンプ場、石田浜のエリアが観光交流拠点として位置づけられています。  また、湾岸道路は海岸地域の観光レクリエーション拠点を結びつけ、地域の活性化に資する道路として鋭意建設が進められています。  個々に整備方針、スケジュールについて伺います。  1点目、湾岸道路整備事業について。  県が整備を進めている湾岸道路については、令和2年度のより、片貝川橋梁を含む黒部市石田から魚津市東町区間が事業採択され、詳細設計が進められています。片貝川横断部においては、既設の落合橋で大きく迂回する必要があることから、早期整備が望まれているばかりではなく、近年はサイクリングがブームとなっているが、この湾岸道路は蜃気楼ロードと直結し、海岸沿いの美しい眺望を楽しめる富山湾岸サイクリングコースに位置づけられ、観光振興にも大きく寄与するものと考えられます。詳細設計の進捗状況と今後の整備スケジュールについて伺います。  2点目、おおしまパークゴルフ場への影響について。  湾岸道路の橋梁の形式や道路の線形が決定され、おおしまパークゴルフ場が真っ二つに分断されることから対応が必要となっています。  現在の利用面の機能が損なわれないように、コース、駐車場を移設するとしていますが、道路で分断されたコースで各ホールを効率よく巡回できるようにどう配置し、どういった動線とするか、工夫が必要だと考えますが、どのように計画しているのか、伺います。  3点目、おおしまパークゴルフ場の移設スケジュールについて。  湾岸道路の整備工事やパークゴルフ場の移設工事で相当の期間、パークゴルフ場が利用できなくなることを危惧します。可能な限り、利用制約を少なくすることが大切であります。それぞれの工事の手順と整備スケジュールについて伺います。  4点目、石田漁港釣り桟橋整備事業について。  石田漁港釣り桟橋は平成6年の供用開始から28年が経過し、塩害などによる腐食やさびなど、大変危険な状態となっています。今年度当初予算には、調査、実施設計業務委託費が計上されていますが、改修方法の検討を含む実施設計の進捗状況及び整備スケジュールについて伺います。  以上です。             〔12番 中村裕一君質問席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 防災危機管理統括監、島田恭宏君。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君登壇〕 ○防災危機管理統括監(島田恭宏君) 中村議員の個人質問にお答えをいたします。  1つ目の項目、地域防災力の充実強化についての1点目、消防団員数の現状についてお答えをいたします。  消防団員は火災や自然災害をはじめとする災害対応はもとより、行方不明の捜索や春、秋の消防訓練及び年末の警戒活動など、地域における防災活動に大変重要な役割を果たしております。  しかしながら、少子高齢化の進展や就業環境の変化、さらには若者の消防団への関心の希薄化など、全国的に消防団員数は減少傾向にあります。  本市の現状につきましては、消防団員の定数が488人に対しまして、令和4年9月現在の団員数が430人で、充足率は88%となっております。  また、平成29年9月の団員数は463人で、この5年間で33人の減となっており、本市においても団員数は減少傾向にあります。  次に、2点目の消防団員の確保対策についてお答えをいたします。  本市では、消防分団長会議や各地区自治振興会、町内会を初め、消防関係の様々なイベントを通じて消防団員の加入を直接呼びかけているほか、市内事業所や公共施設への消防団員加入促進ポスターの掲示、本市及び新川地域消防組合の広報誌、ホームページやみらーれテレビなど、積極的な周知広報及び情報発信に努めております。  また、災害支援団員制度を活用し、これまでの経験や知識、技能を生かした消防団員の確保に努めているほか、消防団員やその家族が特定のサービスを受けられる、消防団応援の店登録店の拡充に努めるとともに、消防団活動に対する理解があり、発災時には事業所の資機材等の提供など消防団活動に協力をいただける消防団協力事業所制度を通じて、消防団員の加入促進と地域住民への消防団活動に対する理解と協力が得られるよう取組を進めております。  さらに、本年4月からは、消防団員の年額報酬及び出動報酬の引上げを図るなど、消防団員の処遇改善にも努めているところでございます。  次に、3点目の地域リーダーの育成についてお答えをいたします。  議員ご指摘のとおり、本市の自主防災組織は、各地区の町内会単位並びに地区ごとの協議会の単位で組織されており、結成率は100%であります。平時より防災知識の普及や防災資機材の点検を初め、避難行動及び避難所運営、情報伝達などの実践的な訓練を通じて、地域における防災の要として組織の基盤強化と地域防災活動の推進に取り組んでいただいております。  本市を通じて資格取得された防災士数は、本年4月1日現在で132人でありまして、防災士の皆様には、各地域の防災訓練や災害に備えた防災教育及び研修を率先して行っていただくなど、地域の防災リーダーとしてご活躍いただいているところであります。  また、防災士の資格取得促進につきましては、市から各地区の自主防災組織や関連団体へ資格取得を積極的に呼びかけるとともに、取得費用の助成を行っており、引き続き取得しやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。  以上です。           〔防災危機管理統括監 島田恭宏君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君登壇〕 ○市長(武隈義一君) 次に、4点目の防災対策の再点検についてお答えいたします。  現在、本市の防災及び減災対策の根幹であります地域防災計画を、東日本大震災の教訓を取りまとめ、2度にわたる災害対策基本法の改正に従事した私の知識や経験を活用して再点検を進めると言ってきたところです。
     まずは指定緊急避難場所と指定避難所の明確な概念や役割の区別が認識されているかどうか、指定緊急避難場所について、発災時のしっかりと機能するのかどうか、鍵の問題も含めて災害が起きたときに緊急避難場所に逃げ込むことができるのか、災害時に本当に避難できるのかどうかの確認を指示したところです。  それと併せて防災対策につきましては、予防対応に始まり、発災前後の避難指示を初めとした情報伝達などの初動対応、そして、緊急及び応急時の対応、復旧、復興時の対応と各フェーズがあり、それぞれに対策が必要であると考えておりますが、まずは、その中でも命を守ることを第一に、予防対応及び初動対応に重点的に取り組む必要があると考えております。  このことにつきましては、私が市長に就任した直後から、防災に携わる市職員へ徹底して認識の共有を図ってきたとともに、市民の皆様に対しても、広報くろべへの掲載はもとより、市総合防災訓練を初めとした各種行事の様々な場面で、私の口から直接お伝えをさせていただいているところであります。  避難とは難を避けること、自分自身の命を守るため、安全を確保する行動をすることであります。そのことについては機会を捉えて直接私の口から伝えさせていただいているところです。  災害の種別や規模、警戒レベルに応じた避難情報など、市が発信する情報に基づいて、市民の皆様お一人お一人が地域防災計画に基づいた適切な避難行動を行うためには、より多くの方に地域防災計画への理解を深めていただくことが肝要であり、広報くろべや市ホームページ、みらーれテレビなどの情報発信ツールに加え、防災訓練や出前講座など、様々な機会を利用してさらなる周知に努めてまいります。  以上です。              〔市長 武隈義一君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君登壇〕 ○都市創造部長(山本浩司君)  次に、2つ目の項目、あいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市施設整備事業についての1点目、都市施設の全体計画についてお答えいたします。  今ほどの橋本議員の一般質問でもお答えいたしましたが、本事業につきましては、黒部駅東西の交流の促進、駅西側の利便性向上を図るため、東西連絡自由通路に合わせ、駅西側での広場、駐車場等を整備する予定としております。本事業では、令和元年度の基本的な調査を基に、令和2年度は東西連絡自由通路の概略的な設計を行い、令和3年度には、駅西側広場等の概略的な設計を実施しており、その中でそれぞれの施設規模及び配置計画を作成しております。  現時点での施設規模及び配置計画につきましては、まず、東西連絡自由通路は、黒部駅の駅舎と市営黒部駅前自転車駐車場の間にあります、あいの風とやま鉄道株式会社の月極駐車場付近から線路を挟んだ西側に自由通路を整備する計画であります。通路の延長は約36メートル、幅員は2.5メートルから3.5メートルを想定しており、通路の東側及び西側にはエレベーターを1基ずつ設置する予定としております。  駅西側広場につきましては、キスアンドライドの乗降場やロータリーの整備を予定しているほか、パークアンドライドのための駐車場や駐輪場の整備を予定しており、駅西側広場、駐車場及び駐輪場の総面積は0.25ヘクタール程度を想定しております。  次に、2点目の整備スケジュールについてお答えいたします。  本事業につきましては、事業規模が比較的大きいことから国の交付金等の予算確保が必要であり、東西連絡自由通路、駅西側広場、駅西側駐車場等については計画的に整備していく必要があると考えております。  今後のスケジュールにつきましては、今年度は、今定例会の補正予算が議決されれば、速やかに実施設計業務に取りかかりたいと考えており、実施設計を進める中で、事業規模や事業効果を検証することとしております。  また、第2次総合振興計画後期基本計画期間の1年目、令和5年度においては、詳細な設計に基づき、鉄道事業や北陸信越運輸局との実施協議を進め、2年目の令和6年度には、設計や協議結果に基づいて、用地測量や支障物件の移転を進めたいと考えております。  こうした協議や調整が順調に進み、工事を委託することとなるあいの風とやま鉄道株式会社から着工の了承が得られれば、予算を確保した上で令和7年度頃から本体工事に着手できるものと考えております。  また、事業完了の時期につきましては、予算を確保することが前提となりますが、駅西側広場及び周辺施設を含め、本体の工事着手から2、3年程度が必要になるものと想定しております。            〔都市創造部長 山本浩司君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君登壇〕 ○市長(武隈義一君) 次に、3点目の整備期間の考え方についてお答えいたします。  本事業のスケジュールにつきましては、今ほど都市創造部長が答弁したとおりでございますが、本事業は鉄道を跨ぐ工事であり、通常の工事と比較し、鉄道の運行を確保しながら工事を行う必要があります。また、信号等の鉄道施設の一部移設が想定されるなど、鉄道事業と綿密な協議・調整が必要であり、これらに一定の時間を要することから通常の施設整備より期間がかかることを想定しております。  これらを踏まえ、関係機関との協議や調整が順調に進み、工事を委託することとなるあいの風とやま鉄道株式会社から着工の了承が得られれば、予算を確保した上で令和7年度頃から本体工事に着手できるものと考えております。  また、事業完了の時期つきましては、予算を確保することが前提となりますが、駅西側広場及び周辺施設を含め、本体工事着手から2、3年程度が必要になるものと想定しております。  このように、鉄道施設に関連する事業につきましては、時間を要することはやむを得ないと感じておりますが、市といたしましては1年でも早く完成できるよう、鉄道事業や関係機関と協議を進めるとともに、交付金の獲得などに努めながら着実に事業を推進してまいりたいと考えております。  以上です。              〔市長 武隈義一君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君登壇〕 ○都市創造部長(山本浩司君)  次に、3つ目の項目、観光交流拠点(海浜レクリエーション)と湾岸道路についての1点目、湾岸道路整備事業の詳細設計の進捗状況と今後の整備スケジュールについてお答えいたします。  片貝川橋梁を含む主要地方道魚津生地入善線バイパス整備事業、いわゆる湾岸道路整備事業につきましては、県が黒部市石田から魚津市東町までの約1キロメートル区間において整備を実施しております。  この道路は、世界で最も美しい湾クラブに加盟した富山湾の観光・レクリエーション拠点を結びつけ、地域の活性化に資する重要な幹線道路として早期完成が望まれております。  事業の進捗状況についてでありますが、これまで現地測量や土質調査、橋梁形式を決める橋梁の予備設計等を実施しております。  また、今年度は本事業の中で最も工事に期間を要する片貝川橋梁の詳細設計を実施しており、今年度末に完了すると伺っております。  今後の詳細な整備スケジュールにつきましては、詳細設計が完了していないため、今のところ未定でありますが、事業の流れとしましては、片貝川を挟んだ黒部市側ではパークゴルフ場の移転を進め、移転が完了した後、道路工事に着手する計画であります。  また、魚津市側では道路整備に支障となる物件の移転を進め、道路用地が確保された後、道路工事と併せて魚津市側より片貝川橋梁工事に着手する計画であると伺っております。  なお、本事業につきましては片貝川橋梁の整備に約8年かかるなど、令和16年度の完了を目指し整備を推進すると伺っておりますが、1年でも早く完了するよう、引き続き関係機関に強く働きかけてまいります。            〔都市創造部長 山本浩司君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君登壇〕 ○産業振興部長(高野 晋君) 次に、2点目のおおしまパークゴルフ場への影響についてお答えいたします。  現在、おおしまパークゴルフ場は5コース45ホールで運営しており、日本パークゴルフ協会の公認コースとして年間約3万5,000人を超える市内外のプレイヤーの皆様にご利用いただいております。  このたび整備が計画されている湾岸道路は、おおしまパークゴルフ場を東西に分断する形となっており、現状のコースを維持することができなくなることから、本市では道路事業の実施における移設補償としてコースの再整備を予定しております。  再整備後におきましても、現状のパークゴルフ場の施設面積約4万平米及び総延長約2,300メートルを確保し、また、これまでどおり5コースを整備するなど、日本パークゴルフ協会公認コースの基準を満たすコースとなるよう、市パークゴルフ協会と調整しているところであります。  新たに整備する5コースのうち、現在のコース敷地には3コースを整備し、湾岸道路を挟んで東側には2コースを整備することとしております。東側の2コースにつきましては、現在の駐車場の敷地を使用することから、新たに駐車場を整備するほか、コースにつきましても既存駐車場敷地に加え、隣接する用地を新たに取得し、整備する予定であります。  コースの動線につきましては、道路によってコースが分断されることになりますが、道路を横断する通路を整備するなど、できる限り安全かつスムーズなコースの動線を確保できるよう、道路を整備する県や市パークゴルフ協会等と調整を図ってまいりたいと考えております。  次に、3点目のおおしまパークゴルフ場の移設スケジュールについてお答えいたします。  パークゴルフ場のコース移設につきましては、移設工事期間中においても常時5コースの運営を維持するものとし、湾岸道路の施工はパークゴルフ場のコース移設完了後となる予定であります。  常時5コースの運営を維持するために、施工ステップを7段階に分けて、新たな駐車場を整備した後、道路東側に1コースを移設し、以後順番に施工を進める予定であります。おおよそ1ステップにつき芝生の養生に必要な期間を含めて11か月から15か月を要し、コース移設が完了するためには約5年から6年間を要する計画となっております。  次に、4点目の石田漁港釣り桟橋整備事業の進捗状況及び整備スケジュールについてお答えいたします。  石田漁港釣り桟橋につきましては、平成20年度に大規模な補修工事を実施し、その後は毎年簡易的な修繕工事や災害復旧工事を実施しながら、市内外の方々に安全に釣りを楽しんでいただけるよう運営しております。  しかしながら、前回の大規模補修工事から14年経過していることから、塩害等による腐食やさびなどによる老朽化が進み、大規模な補修が必要となってきておりますので、今年度は当初予算に計上しております補修に係る調査及び工事の設計を実施しているところであります。さらに、それらに基づき来年度は大規模補修工事を実施する計画としております。  調査及び実施設計につきましては、8月初旬に業務着手したところであり、まずは現況調査をした上で設計作業に入るもので、業務期間は令和5年の1月末までとしております。  来年度に実施を計画しております補修工事につきましては、現段階において詳細な整備スケジュールは未定でありますが、比較的海面が穏やかな時期に工事着手できればと考えております。  この石田漁港釣り桟橋は、漁港の漁業以外の有効活用による地域の活性化につながる観光面においても重要な施設でありますので、昨年度に再整備した石田フィッシャリーナセミナーハウスとともに、この石田浜エリアを訪れる方々の安全性と利便性の確保が図られるよう、整備してまいりたいと考えております。            〔産業振興部長 高野 晋君自席に着席〕               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) いろんな答弁、いろいろとありがとうございました。  まず最初に、消防団員の現状についてでございます。  さっき33人も減っていると言われましたけど、そして、実数も88%しか集まっていないということは、これは消防団員はお金じゃないんですよ。お金で消防をやっているわけじゃないんですから、これは国がお金を、1,700円を8,000円に上げたりしてでも、これは全く意味がないと私は思いますが、どうでしょうか。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 防災危機管理統括監、島田恭宏君。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君起立〕 ○防災危機管理統括監(島田恭宏君) 3月議会で消防団の報酬について引上げさせていただいたばかりでありますけども、言われるように、消防団員の皆さんは地域を守るという、そういう気概を持って従事していただいていると思っておりますので、報酬だけではないというふうに思っております。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) そのとおりです。消防団員はお金で動いているわけではないので、気持ちですよ、気持ちで動いているのが消防団でございます。  そういうことで次にいきます。  団員の確保についてでございますが、市役所、病院で何人消防団に入っておりますか。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 防災危機管理統括監、島田恭宏君。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君起立〕 ○防災危機管理統括監(島田恭宏君) 市職員で消防団員として団員になっておるのは8名でありまして、うち2名が女性ということであります。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) 8名とは、2名とはといって、ちょっと数が少ないと私は思いますけど、どうですか。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 防災危機管理統括監、島田恭宏君。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君起立〕 ○防災危機管理統括監(島田恭宏君) そうですね、市の職員は災害の発災時、災害時にはそういう事務に、業務に従事する職員でもありますので、なかなか兼ねるというのが難しいというのも実情としてあるんだろうとは思っております。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) 分かりました。それ以上言いませんけど、40歳を過ぎて消防団に入れとは言いませんけど、2、30代の人はぜひ入ってほしいと思っております。  次に、地域リーダーの育成についてでございます。  この防災士になるときは、どのような試験があるんですか。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 防災危機管理統括監、島田恭宏君。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君起立〕 ○防災危機管理統括監(島田恭宏君) 毎年行われておるんですけども、富山県防災士養成研修というもの、研修、2日間受講していただいた後、試験を受けることになっております。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) そうすると、その研修、2日間行けば、自動的に取れるということで間違いないですか。
               〔防災危機管理統括監 島田恭宏君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 防災危機管理統括監、島田恭宏君。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君起立〕 ○防災危機管理統括監(島田恭宏君) 2日間の研修を受けていただいた後、試験を受けていただくことになります。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) やっぱり試験があるんでしょう。試験に通らないと入れないということですよね。そういうことでしょう、分かりました。難しいんでしょう。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 防災危機管理統括監、島田恭宏君。            〔防災危機管理統括監 島田恭宏君起立〕 ○防災危機管理統括監(島田恭宏君) すみません、毎年総務課の職員も数名受験させていただいておりますけども、講習を受ければ何とか受かるような内容のようであります。私も少し受験しておりませんので、詳細は申し上げられませんけども、そういった状況でございます。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) この中で防災士の方はおられますか。誰もおらんの。議員の方で誰かおられるの。議員のほうが多いという、またおかしな話ですね。まあ、分かりました。  そういうことで、それで、防災対策の再点検についてでございますが、さすが厚生労働省、東日本対策本部、復興対策本部並びに内閣府防災復興庁参事官におられたことが身についていると思います、さすがすばらしい答弁でございました。  ところで、昭和42年生まれの市長と私は同じ干支であります。どちらが上か下か言いませんけど、干支はひつじでしょう、やっぱり。ネットによると、ひつじ年生まれは一般的に穏やかで温厚で恥ずかしがり屋で安定していて思いやりがあり、友好的で強い正義感に満ちているという特徴があります。また、ギャンブルなど、派手な遊びを嫌い、アウトドアや仲間内のパーティなどで社交性を発揮します。まさに市長と私にぴったりではありませんか。  ちなみに、坂本龍馬、勝海舟、土方歳三、幕末の英雄もひつじ年です。どうか、地域防災力の充実強化に力を発揮していただきたいと思います。  それでは、2項目め、あいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市事業について聞きたいと思います。  都市施設の全体計画についていろいろと言われましたが、令和4年6月26日に、黒部駅周辺活性化実行委員会という、そういう組織がありまして、その総会がK−HALLでありました。その中に都市計画課からも来ておられましたので、ちょっと説明を聞きましたが、全体が3,000平米未満、駅西広場が2,380平米、駐輪場が170平米で80台、代替駐車場が410平米で14台というふうに聞きました。これを聞いて私は駐車場が少ないのではないかと思いましたが、どうなのでしょうか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) この事業の規模などにつきましては、先ほどから答弁しておりますように、今実施設計でしっかりと検討していきたいと思います。当初の基本計画や基本設計というものはございますけれども、それをもってあいの風とやま鉄道や西側の用地を持っておられる事業と協議をするためのそういう設計として使わせてもらっておるもので、そういうあいの風との協議の中で、この後、そういう規模やそういう数字については変更の余地があるということなものですから、先ほども議会に対する説明はということで、まずしっかりと実施設計で協議内容がきちんと実行できるような実施設計にして、議会に提示したいと思っておりますので、今都市計画課から聞いた数字についても今途中経過ということで、今後実施設計でしっかりと検討していきたいと思っております。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) それでは、私14台と聞いたらちょっと余りにも少な過ぎるから、隣にJX金属さんがおられますから、JX金属さんに会われたことってありますか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) 今回の事業の中で関係ということで大事な相手でございまして、かなり頻繁に協議は行わせていただいております。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) その中でJX金属さんから地面を分けてもらおうという、そういう考えとかはないんでしょうか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) 西側の施設を整備するに当たっては、JX金属さんの用地というのは対象にはなっておりまして、今その事業を進めるに当たっての了解は得ておるんですけれども、その用地につきましては今後しっかりと協議をしていきたいと思っています。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) そして、自由通路が約36メートルか、高さが3メートル、幅員が2.5から3.5の間というふうにおっしゃいましたが、そのとおりでよろしいですか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) 今現在の概要を聞かれたものですから、今持っている最新の情報でございまして、先ほど言いましたように、この後実施設計でしっかりとこの数字というか、規模を詳細なものに詰めていきたいと思っております。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) 整備スケジュールにつきましては、私は当初、最初令和5年頃に着工できるんじゃないのかなと思っていましたが、やっぱり遅れが生じて、令和7年度に本体工事に着手できるということで、あと2、3年程度はかかるという、予算の関係もあると思いますが、そういうことだということでよろしいですか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) スケジュールにつきましてはそのとおりでございます。今我々が想定しているスケジュールにつきましては、今議員が言われたとおりでございます。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) 整備期間の考え方についてですが、これは2009年に4,306名の署名を石田を中心としてとって、2010年3月19日の市議会で請願を採択されました。当時は橋上化でございました。このことを市長は知っておられますか。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) 申し訳ありません、知っておりませんでした。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) そういう過去のいきさつがありますので、黒部駅が先でございまして、生地駅は後だということを私は言いたかったわけでございまして、今回の補正予算を見ると、吉田踏切の予算をつけるためにあいの風の予算をつけたと石田の人がよく言われますが、そうですか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) 今ほど議員が言われたようなことはございませんで、それぞれ大事な事業ということで取り組む中での予算要求でございます。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) ということは、国からの予算がついたということで解釈してよろしいんでしょうか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) はい、そのとおりでございます。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) それでは、観光交流レクリエーションと湾岸道路についてでございます。  この道路は約1キロメートルでございまして、歩道は左側につくのでしょうか、右側につくのでしょうか、まだ決まっていないのでしょうか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) すみません、基本設計等が終わっておりますので、今のところ決まっておりますが、すみません、私、今日ちょっと調べてきておりません、申し訳ありません。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) 石田のほうを見ると左側に歩道がありますから、そのままいけば左側につくんじゃないかなと私は思ってはおりますが、橋の上は両方つくかもしれませんね。それは分からないということですか。分かりました。  それで、令和16年に完成ということは、今令和4年ですから、まだ12年待たなくてはならないということでございますね、そういうことになると、私は幾つになっているのでしょう。見れるかどうか心配です。分かりました。  じゃあ、おおしまパークゴルフ場への影響について。  現在のコースは5コースの45ホール、駐車場180台、これは移転してでも駐車場180台は維持できるのでしょうか。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕
    ○産業振興部長(高野 晋君) 現在のパークゴルフ場の規模、内容については維持していく予定です。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) この上を道路が通るということは、道路を挟んで打つということはできないんでしょう。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) 交通安全上の問題もありますし、そこは難しいというふうに思っています。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) このパークゴルフ場の移設に伴う用地でございますが、この用地の買収は終わっているのでしょうか。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) 用地の買収につきましては、今道路関係との兼ね合いがございますので、まだ買収は終わっておりません。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) じゃあ、終わっていないなら見通しは立っているということで考えてよろしいでしょうか。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) 県のほうでは今年度、湾岸道路におけます道路詳細設計の中で整備工法等をやっております。それができ次第、用地買収等に入ってくるというスケジュールでございます。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) その間、休止期間、パークゴルフができなくなる時間はあるのですか。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) ございません。現在のゴルフ場を維持しつつ、新しいパークゴルフ場も整備し、休止期間は設けないということで事業を進めたいというふうに思っています。               〔12番 中村裕一君挙手〕 ○副議長(成川正幸君) 12番、中村裕一君。               〔12番 中村裕一君起立〕 ○12番(中村裕一君) ありがとうございます。じゃあ、パークゴルフ場はストップしないということでよろしいですね。ありがとうございます。  それでは、石田漁港釣り桟橋整備事業についていきます。  私は昨日釣り桟橋へ行ってきました。沖合を見ると、ぽんぽんぽんと大きな船が流れるように進んでいました。そして、陸側を見ると、右に見えるおおしまキャンプ場、左は生地の灯台、目の前に石田浜海水浴場、その横には4月にオープンしたばかりのセミナーハウス、その遠くには立山連峰が美しく見える予定でしたが、雲がかかって見えませんでした。そして、釣り桟橋、立っている釣り桟橋です。これを見ると、がっくりです。海浜レクリエーションの発展のためにも一日も早く釣り桟橋を直してほしいと思います。  以上で私の質問は終わります。ありがとうございました。              〔12番 中村裕一君自席に着席〕 ○副議長(成川正幸君) 質疑並びに質問の途中ですが、午後3時20分まで休憩いたします。   休  憩  午後 3時06分   再  開  午後 3時20分 ○議長(木島信秋君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに質問を続けます。  17番、辻 泰久君。             〔17番 辻 泰久君質問席へ移動〕 ○17番(辻 泰久君) どちら様もお疲れさまでございます。  質問に入る前に、先日のある新聞の記事が目に留まりましたので、皆様方にご紹介したいと、このように思います。  コメの値段から考えるという記事でありました。  先日、家計調査年報を調べて愕然とした。昭和40年の1世帯当たりの食料支出額は年間で23万2,000円、そのうちのコメは4万1,000円で、17.7%の割合であった。令和3年の食料支出額は年間で95.2万円、そのうちのコメはたったの2万2,000円だそうです。2.3%の割合であります。  ちなみに、令和3年のパン類は3.1万円、麺類は2万円の支出であります。我が国の主食はコメでありますが、家計支出ではコメはパンに後塵を拝し、麺類と同等である。コメの地位は低下する一方である。  ある試算では、茶碗1杯のコメの値段は約25円だそうであります。家計を預かる主婦に尋ねると、ほとんどの方が驚いて、1日に食べるコメの量を考えると、コメの値段はもう少し高くても構わないとの声が多い。中長期的な国際情勢から食料安全保障の強化が必要な中で、生産コストを価格に上乗せできない農家が多い現状とともに、我が国の環境や伝統文化を支えているコメの価値を再認識することも大切ではないか。いずれにしても生産である農家と消費の顔がお互いに見える関係を早急に構築しなければならないと痛感していると書いております。  私も2ヘクタール弱を耕作しておりますが、昨日まで4分の3ほど稲刈り、あるいは、もみすりを終了しておりますが、この記事を読んで、何かむなしく、わびしく、やるせなさを感じている次第であります。  それでは、通告に従いまして質問に入りたいと思います。  まず、観光振興につきまして質問いたします。  市議会、観光都市活性化振興特別委員会で、7月25日、2024年度の一般開放に向けた関西電力の受入れ体制の整備について現地視察を行いました。安全の確保のための準備など、着々と受入れの準備が進められていることを確認した次第であります。  そこで質問であります。  富山県は9月2日、黒部ルートの新名称を黒部宇奈月キャニオンルートに決めたと公表いたしました。このことについて、市長の感想をお聞きいたします。             〔17番 辻 泰久君質問席に着席〕                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) 黒部ルートの新名称については、令和6年度に予定されている黒部ルートの一般開放・旅行商品化に向けて富山県において設置された、黒部ルート一般開放・旅行商品化準備会議のプロモーションの一環として公募が行われ、その応募結果を黒部ルート名称選定委員会において審査・選定いただき、決定されたものであります。  今回の旅行商品名における名称選定委員会での主な選定理由は、電源開発の歴史と現地の景観が感じられること、既に広く周知されている立山黒部アルペンルートのように親しみすく、新しいルートとして覚えやすいこと、宇奈月の名前は響きがよく、来年迎える宇奈月温泉開湯100周年と併せて黒部ルートをPRできること等でありました。  これに加えまして、名称策定委員会において本市が要望しておりました新しい黒部市となってから16年が経過し、市民が慣れ親しんでいる黒部宇奈月との関係への配慮や黒部市の中に宇奈月温泉があることがイメージしやすい商品名が望ましいこと、黒部ルートを国内外に周知していく際には、知名度のある黒部を前面に出したほうが認知されやすいとの考えなど、本市の地域事情、主張を最大限に考慮いただき、黒部宇奈月キャニオンルートの新名称を決定いただいたものと考えており、今回の決定に対して感謝しているところであります。  市といたしましては、県との連携を図りつつ、直ちに黒部宇奈月キャニオンルートのプロモーション活動を開始するなど、黒部市、新川地域はもとより、富山県の観光振興に寄与するよう、努めてまいりたいと考えております。  以上です。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) この後また旅行会社等が中心になって、商品名等を考えられると思います。ぜひともいい名前がつくように期待をしているところであります。  次に、滞在型観光の推進に向け、宇奈月温泉を中心に公共交通やタクシーで市内を巡る周遊、各種体験ツアーや立山黒部ジオパーク協会と連携した自然体験ツアーの実施等を検討するとあるが、その進捗をお伺いいたします。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) お答えいたします。  タクシー、公共交通等を活用した黒部市内を巡る周遊・各種体験ツアーの造成については、令和6年の黒部ルート一般開放や北陸新幹線敦賀延伸といった市にとって非常に大きな機会を迎えるに当たり、宇奈月温泉だけでなく、黒部市はもとより新川圏域にその効果が波及するようなツアー商品となるよう、現在、一般社団法人富山湾・黒部峡谷・越中にいかわ観光圏協議会や新川地域観光開発協議会、一般社団法人黒部・宇奈月温泉観光局を初め、各種団体と連携し、公共交通とサイクリング等を活用したツアー商品など、各地の先進事例等の調査研究に取り組み、検討を重ねている段階でございます。  また、立山黒部ジオパーク協会と連携した自然体験ツアーの実施についても同様に、立山黒部ジオパークの持つ魅力について、ジオガイドの持つ専門的な知識を生かし、より高い満足度を得られるようなツアー、イベント等の造成について、他県のジオパークの取組事例等の調査研究に取り組んでいるところであります。  今後とも、関係各所とツアー造成に向けた協議を重ね、国や県の補助金を活用しつつ、ツアー商品の造成に向けて取り組んでまいります。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 実施に向けて検討するということでありますが、いつ頃まで。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) まずは令和6年度の一般開放が目標としてございます。それに合わせてしっかりとその波及効果というものを黒部市、あるいは新川圏域に及ぶように商品等をこちらのほうでもしっかりと整えていく必要があるというふうに思っております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 次に、スキー場を夏場にシーズンに生かす工夫とありますが、具体的に案があればお伺いいたします。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君)  お答えいたします。  市営宇奈月温泉スキー場の運営につきましては、昨年度末に方針を決定したところであり、具体的には令和4年度から令和8年度までの5年間の宇奈月温泉スキー場の運営継続と併せて、スキー場を含む大原台地域の通年利用化を3年程度で目指すこととしたところでございます。
     これを受けて、令和4年度は調査期間、令和5年度は計画期間、令和6年度は整備及び実施期間と位置づけ、グリーンシーズンの活用に向けて検討を開始しております。  今年度は、先進事例として白馬岩岳、白馬五竜の各スキー場の視察や、宇奈月温泉スキー場におけるキャンプ場としての実証実験を行っております。  視察先の白馬岩岳では、雄大な北アルプスの絶景を間近に感じられる大型ブランコの設置や、マウンテンバイクコースの運営など、高低差のあるスキー場エリアの特性を生かした体験を軸とした、創造性あふれるアイデアでの取組が行われておりました。  また、関係が一丸となり知名度向上と誘客対策等に努力されており、新たな仕掛けの導入のための継続的な投資が来場の飛躍的増加につながったものと感じた次第であります。  具体的な案につきましては、例えば先進事例に見られるキャンプ場やマウンテンバイクの活用などが考えられますが、今年度の視察、実証実験のほか、全国各地の先行事例を参考に、来年度は民間資本、民間活力の導入の可能性も含め、関係等による有識者会議を立ち上げ、安易にブームに飛びつくことなく、持続可能な通年利用化に向けた計画を策定し、3年目以降、施設整備とともに取り組み可能なものから順次実施してまいりたいと考えております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 大変壮大な計画で、私も実現できればいいなと思いました。以前にソバとかを植えたりして、試みておられたことがあったと思うんですが、そういうことは全然考えておられんということですね。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) まずは持続可能な形での対応という分では一定程度の収益性というものをしっかりと考えていかないといけないというふうに思っております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 次にまいります。  先ほどの古川議員との質問とかぶる部分もあると思いますが、大変大事なことでありますので、改めて質問をいたしますので答弁のほどもよろしくお願いいたします。  市長が、人がかがやき、人が人を呼び込むまちと言っておられるわけでありますが、先日金沢市の村山市長と相互連携して金沢のまちに集まる人の何%でもいいから呼び込みたいということであります。この具体策を伺うとともに、提案理由にもありました、観光素材にさらに磨きをかける、全国の多くの方々に選ばれるような地域となるように努めるとありますが、具体的にどのようなことなのか、お伺いいたします。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) 金沢市との相互連携についての具体策については、私のほうからは、金沢市での黒部の電源開発の歴史に関するシンポジウムの開催、黒部名水マラソンと金沢マラソンとの連携、アンサンブル金沢を生かした連携等を提案させていただいたところですが、今事務レベルで議論が行われており、それに限らず、両市で連携、効果を生むものについては限定せず、いろいろなアイデアを出し合って協議を進めてもらいたいと考えております。  次に、全国の多くの方に選ばれる地域となるための具体策については、市議会6月定例会でお答えした、長野県から黒部市を経由して金沢・能登半島、福井に至るといった広域観光ルートの推進を目指し、積極的に事業を展開していきたいと考えておりますし、月2では新川地域全体での魅力のアップにも取り組んでいきたいと考えております。  また、人に会うための観光に着目し、観光ガイドによるおもてなしや、黒部で活躍する農林漁業の生産等を発信し、人との出会い、人に会うための観光策も強化していきたいと考えております。  さらには、これまでの山・川・海の観光素材に加えて、黒部市には黒部名水マラソン、黒部シアター、それから、来年には宇奈月温泉開湯100周年事業があります。これに加えて黒部市宇奈月温泉としてSDGsの視点を持ったまちづくり、脱二酸化炭素などの各種事業や取組を通じて、黒部市全体の活性化を図ることが多くの方々に選ばれ、人が人を呼び込む大きな観光コンテンツとなると考えておりますので、庁内観光プロジェクトチームを中心に、庁内はもとより関係との連携を図りながら各事業の実施に向けて努力していく所存であります。  以上です。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 長野から富山へ出て、金沢へ行って、能登半島へ行くという、そういうルートを、長野から黒四ダムに出て、宇奈月温泉へ来てもらって泊まってもらうということが一番大事だと思います。もちろん立山から富山へ行くというルートもあると思いますが、1万人来てもらうためにも、その半分になるのかもしれんですが、やっぱり宇奈月温泉を利用してもらうということが大事だと思いますので、そこら辺もひとつ十分に市長のほうから意見を言っていただいて、観光ルートをつくっていただきたいと、このように思いますし、ちょっと気になったのは、金沢のまちに集まる人の何%でもいいからということは、これももちろん大事でありますが、金沢市の住民の方もぜひともこちらのほうへ来ていただきたい。それも市長のほうから強くアピールしていただきたいと、このように思います。  次に、東京の千代田区との都市農村交流を2002年から行っておりますが、その成果をお伺いいたしますとともに、私は今までの2002年から恐らく年間2、30人ほど来られれば、もう20年間ほどやっておるんですから、600人ほどがこちらへ来ておられると。最初に来られた方なんかもういいかげんな年になっておられると思うんですよね。そういう方々への追跡というか、そういうことは今までやっておられるんでしょうか。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) お答えいたします。  名水の里くろべ自然体験村は、平成14年度より実施しております。当初4年間は、東京黒部会などの子供たちでありましたが、平成18年度からは千代田区の子供たちと寝食をともにする宿泊活動を行いながら農業体験や黒部の雄大な自然を体験しております。  今年度はコロナ対策に充分配慮しながら、8月16日から19日の3泊4日の日程で、千代田区から24名、黒部市から24名の合わせて48名が参加して、3年ぶりに開催いたしました。  3日目の昼食時には、市長が黒部市コミュニティセンターにサプライズ訪問し、挨拶をしております。少々の時間ではありましたが、参加した子供たちと触れ合う機会もあり、黒部市のイメージアップにつながったものと考えております。  成果といたしましては、現在までに延べ1,012名に参加いただいております。これは黒部と東京の子供たちを合わせた人数でございます。その中で農業や漁業体験、自然体験などの活動を通して、子供たちの豊かな人間性を育むことへの貢献を初め、何より交流による本市との深いつながり、愛着への思いの醸成に多少とも結びついていると思うものでございます。  今後も関係団体の協力による、くろべ都市農村交流実行委員会において、参加経験に大人になってもまた黒部市を訪れたいと思ってもらえるような新たな体験メニューを検討し、工夫をしていくとともに、都市部では味わうことのできない本市の魅力を継続的に発信し、将来的な移住・定住となる可能性のある関係人口の増加も促してまいりたいというふうに思っています。  あと、過去追跡をしたかというご質問につきましては、数年前にアンケート調査を行いました。一定程度の黒部市への再訪も見受けられましたので、やはりその観点は非常に大切にして今後取り組んでいく必要があるというふうに思っています。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) この千代田区との交流は当時の東京黒部会の寺島さんという方が会長をしておられて、千代田区に前田建設とか、あったものですから、その寺島さんの関係で今まで交流が続いておると、このように思っております。ぜひとも今後、このようなことを続けていってほしいわけでありますが、見解をお伺いいたします。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) 子供たちのときだけでの黒部市の訪問というのは非常にもったいないと思っております。関係人口、あるいは交流人口の増加を目指すにはやはり再訪していただく、大人になってからも来ていただくような仕掛けづくり、あるいはメニューづくり等が必要だと思っておりますので、自然体験村という形にこだわらずに、参加された方々の名簿といいますか、実績もありますので、十分活用できるところは活用しながら対応したいというふうに思っています。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) よろしくお願いします。  次に移ります。  くろべで泊まろう、がんばる黒部プレミアム観光クーポン事業、大変人気があったようでありますが、この応募状況をお伺いいたします、第4弾のほうの応募状況をお伺いいたします。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) お答えいたします。  9月1日から10月31日までの2か月間実施しております、がんばる黒部プレミアム観光クーポン事業の第4弾につきましては、7月29日から8月12日までの15日間利用を募集いたしました。  その応募状況につきましては2,500名の募集に対し1万864名に応募いただいたところでございます。  以上です。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) それだけ人気があるということは需要があるということだと思います。第5弾として本定例会に補正予算案を提案しておられますが、その内容は第4弾と変わりがないか、お伺いいたします。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) お答えいたします。  今議会で上程させていただきました第5弾の内容につきましては、宇奈月温泉旅館協同組合や黒部・宇奈月温泉観光局とも調整した結果、第4弾と同様にクーポン券1万円分を申し込みされた方に配布したいと考えております。  募集人数につきましては、第4弾から倍の5,000人とさせていただき、うち黒部市民を対象とした優先枠については、第4弾の申込み状況を分析しつつ、加えて金沢市との連携も視野に入れて検討していきたいというふうに思っております。  応募が募集人数を超過した場合につきましては、第4弾同様に抽せんとさせていただきます。  実施時期につきましては、12月から来年2月を予定しており、市内の観光需要が低下する冬季期間の需要を喚起したいと考えております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 大変期待をいたしております。  次に、新田富山県知事が9月8日開会の県議会で、黒部市と連携して、また黒部市の来年度の重点要望でも同じことを言っているわけでありますが、開湯100周年を迎える宇奈月温泉を初めとする市内観光地の魅力創出と活性化に対する景観整備及びソフト事業への支援とあるわけでありますが、具体的にどのようなことなのか、お伺いいたします。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君)  お答えいたします。  本年7月に県へ要望いたしました市内観光地の魅力創出と活性化に対する景観整備への支援内容につきましては、観光客の満足度を高めるための宿泊施設等の高付加価値化改修や景観を損ねる廃屋の撤去など、大規模な投資に対する負担を軽減するための支援についての要望を行ってまいりました。  具体的には、昨年度や本年度実施されております、国が事業費の2分の1を支援する宿泊施設等の高付加価値化推進事業に対する上乗せ補助であります。  また、ソフト事業への支援につきましては、令和5年度の開湯100周年記念に係る各種事業や市内におけるにぎわい創出事業など、観光を通じた本市の活性化に資する事業への支援についての要望を行っております。  なお、宿泊施設の高付加価値化及び景観整備に対する支援については、去る7月14日に市長から国への重要要望事業として斉藤鉄夫国土交通大臣に直接面会し、本年度の事業採択と令和5年度以降の事業の継続実施を強く要望してきたところ、本年度の事業採択については、去る9月2日に地域計画採択の通知を受けたところであります。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 次に移ります。  芸術創造センターセレネの利用状況をお伺いするとともに、特にコンベンション開催、今までの実績をお伺いいたします。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) お答えいたします。  黒部市芸術創造センターセレネの利用数は、市が平成20年4月から市の施設として運営を再開して以来、新型コロナウイルス感染症拡大前の令和元年度までは、毎年6万人から8万人程度の利用があり、令和元年度は6万4,611人の利用がありました。  一方、コロナ禍の影響により令和2年度が4万5,920名、令和3年度は5万491名でございました。  今年度の令和4年度は、4月から8月の利用数が2万6,292名となっており、同期間の実績比では、コロナ禍前に比べて7割程度に留まっている状況にあります。
     また、これまで黒部市芸術創造センターで行われた市のコンベンション開催支援補助金の対象になる会議の実績は、平成28年度は4件、平成29年度は3件、平成30年度は2件、平成31年度は2件、令和2年度は0件、令和3年度は1件となっております。  なお、令和4年度は8月末現在では0件となっておりますが、12月には9月補正予算を組んで計上しております、国際山岳年プラス20シンポジウムin黒部の開催が予定されているところでございます。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) もともとこれは国際会議場ということで整備されておると思いますので、ぜひともこういうコンベンション開催、数多くできれば、また宇奈月温泉の振興にもつながってくると、このように思いますので、ぜひとも誘致活動に努力していただきたいと、このように思います。  次に、宇奈月温泉の宿泊施設を生かしたMICEの誘致に向けた状況をお伺いいたします。              〔産業振興部長 高野 晋君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 産業振興部長、高野 晋君。              〔産業振興部長 高野 晋君起立〕 ○産業振興部長(高野 晋君) お答えいたします。  まず、MICEとは、企業等の会議のMeeting、企業等の行う報奨・研修旅行のIncentiveTravel、国際機関・団体、学会等が行う国際会議Convention、展示会・見本市、イベントのExhibition、またはEventの頭文字を使った造語でございまして、先のご質問にありましたコンベンションを含むビジネスイベントの総称でございます。  本市にとって広くMICEを誘致することは単に観光振興につながるだけでなく、産業活動や研究・学会活動等に関わる多様な団体と本市の関係団体、特に産業団体との間に人の集積や交流が生まれ、新しいビジネスやイノベーションの機会を呼ぶことにつながります。  また、県下最大の宇奈月温泉街が位置する本市は企業の報奨・研修旅行及び学校の行う教育・修学旅行において、研修・学習の場と観光の両方が温泉街の中で完結できる魅力があり、本市の観光客数を一層増加させるポテンシャルを有しております。  宇奈月温泉の魅力的な宿泊施設を生かしたMICEの開催は、宇奈月温泉はもとより本市魅力を国内外に広くPRし、交流人口の拡大を図る上でも大変有益であると考えられ、引き続き公益財団法人富山コンベンションビューローを通じた広報及び誘致活動に加え、黒部市ホームページ等から本市の支援策と魅力を発信し、MICEの誘致を行っていきたいと考えております。  併せて現在は黒部市コンベンション開催支援補助金を設け、MICEの開催支援を行っておりますが、今後もより広くMICEの誘致を図るため、補助内容の見直しやMICE参加のセレネ美術館の無料化等誘客及び黒部市での宿泊につながる効果的な事業の在り方を調査研究してまいりたいと考えております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) では、次に移ります。  ふるさと納税についてお伺いいたします。  私は7月13、14、15と3日間にわたりまして姉妹都市、根室市へ会派の皆さんと一緒に視察に行ってまいりました。その目的は通年議会や根室市の歴史と自然の資料館、ふるさと遊びの広場「わんぱーく」、根室国後間海底電信線陸揚施設の視察でありました。そして、石垣根室市長への表敬訪問の折に出た話題がふるさと納税でありました。  根室市へのふるさと納税は、令和2年度が125億円、令和3年度が146億円、これは全国第3位だそうであります。とても羨ましい数字であります。返礼品も水産物が多く、根室市の水産業の振興、発展に貢献をしているし、それが産業振興になり、また、所得税などの税収につながってきているのだという説明を受けました。  30%の上限である返礼品を差し引いた約70%、約100億円余りを基金に積んだり、使い道を市にお任せしますという、そういうこともあり、その中で庁舎の建設に充てたり、冬場など天候の悪いときでも子供たちが使える施設、わんぱーくの建設に使ったりして有効にふるさと納税を利用しておられます。  このように、先ほども橋本議員の質問の中にもありましたが、地区要望なんかでもこういうものを大いに利用できるのではないだろうかと思った次第であります。  過去に高野議員、柴沢議員が同様な質問をしておられますが、その頃と状況が変わっておると思いますので、改めて質問をいたしたいと思います。  令和3年度の本市へのふるさと納税の金額、件数、返礼品の人気度をお伺いいたします。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務管理部長、魚谷八寿裕君。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君起立〕 ○総務管理部長(魚谷八寿裕君) お答えいたします。  本市へのふるさと納税による寄附受入れ額等についてでございますが、令和3年度の実績で、件数が1,868件、金額が4,355万7,000円でございました。  また、返礼品の人気度、ご紹介いたしますと、黒部米やます寿司、あるいは黒部名水ポーク水餃子、それから、カーター記念黒部名水マラソン出走権など、やはりふるさと黒部というものを感じていただける商品が人気が集まっております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) それでは、本市からの逆にこの流出額はいかがでしょうか。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務管理部長、魚谷八寿裕君。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君起立〕 ○総務管理部長(魚谷八寿裕君) お答えいたします。  今ほど、議員のほうからは流出額ということで申されましたが、ここでは、黒部市民が他の自治体へ寄附した額ということで申し上げます。黒部市民が他自治体へ寄附した額は、令和3年分は約1億1,600万円でございます。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) そのことによります市民税の減収額はどれくらいでしょうか。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務管理部長、魚谷八寿裕君。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君起立〕 ○総務管理部長(魚谷八寿裕君) 今ほど申し上げましたのは令和3年1月から12月に黒部市民が他自治体へ寄附をされた金額、約1億1,600万円と申し上げましたが、このうち、この寄附に伴う翌年度の市民税寄附金控除額、いわゆる減収額は約5,070万円でございました。  いわゆる減収額が約5,070万円と申し上げましたが、このうち75%の約3,800万円になりますが、これにつきましては普通交付税として国から本市に措置されておりますので、黒部市民が他自治体へ寄附なされたことによる実質的な減収額を申し上げますと、市民税の減収額、先ほど申し上げました5,070万円から、交付税措置される額、3,800万円を差し引きいたしました約1,270万円が実質的な減収額と捉えております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 1億1,600万円も他の自治体へ出ておるということになれば、やっぱり何かせんにゃならんと、このように思います。富山市では、藤井市長が記者会見で、専門のアドバイザーに相談するなどして寄附を増やす準備をしていると発表しておられますが、本市ではこのようなことについて何か考えているのか、お伺いいたします。                〔市長 武隈義一君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市長、武隈義一君。                〔市長 武隈義一君起立〕 ○市長(武隈義一君) ふるさと納税で寄附を増やすことは自主財源の確保はもちろんのこと、ひいては全国へ向けて自治体の魅力発信、関係人口の増、地元産業の活性化につながるものと考えております。どの自治体においても寄附を増やす取組としてそれぞれが知恵を絞り、独自の取組を展開されている中で、その道のアドバイザーを招聘して理解を深めることも寄附を増やす手段の一つであると考えております。  自治体の財政運営上、寄附を増やして財源を確保することはもちろん大切ではありますが、私といたしましては、返礼品競争から脱し、寄附に自分の寄附をこれに使ってほしい、このプロジェクト遂行のために寄附をしたいといった使途の見える化を図り、寄附に対して使途をしっかりと説明し、本市の発展、課題解決のために寄附をするといった寄附の満足度の向上を図ることも大切だと考えております。  現在の寄附先としましては、黒部市の場合、新型コロナウイルス感染症対策や福祉・子育ての充実、教育・スポーツの振興、観光振興、自然環境の保全といった5つの寄附の使途指定のカテゴリーになっております。かなり漠然と広く、そういったカテゴリーになっておりますが、例えばですが、これは例えばですけれども、黒部市総合公園の椅子及び遊具の修繕による子育てしやすい環境の整備といった、こういったより具体的な事業・プロジェクトを追加することで、より具体的に本市の課題解決に役立ててもらいたいと考える方々に訴えかけ、本市の課題を解決できるといった課題解決型の具体的な使途を今後加えていくことを検討しております。  これまでの取組みに加えまして、新たな取組みを加えることで、全国、数ある自治体の中から寄附に選ばれる自治体となるべく、必要であれば専門アドバイザーの活用も視野に入れ、引き続き事業を推進してまいりたいと考えております。  1点、先ほどの答弁で補足させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。  先ほど斉藤国交大臣に要望して、事業が採択されたという答弁がありましたけども、その際には、木島議長、成川副議長にも同行いただき、それから、そもそも大臣に面会できたのは辻 靖雄議員の大きな働きかけで面会できているということも補足させていただきます。  以上です。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 今、市長の答弁の中で、仮にということで、総合運動公園の椅子とかにこのお金を使えればいいというような答弁だったと思います。  先ほども申し上げましたように、やっぱりこういうお金をどんどんどんどん地区要望とか、そういうものに使えるのなら使っていっていただきたいのでこういう質問をしているわけであります。ぜひともよろしくお願いいたします。  次に移ります。  本市の返礼品の数は、私が調査した時点では134件、根室市の数は2,345件、魚津市は530件、根室市の場合はやっぱりどうしても海産物が多いようであります。魚津市の人気は民芸品というか、漆器が返礼品として人気があるようであります。  8月の広報くろべによれば、返礼品の募集をかけておられるようでありますが、その状況をお伺いいたします。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務管理部長、魚谷八寿裕君。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君起立〕 ○総務管理部長(魚谷八寿裕君) お答えいたします。  返礼品数につきましては、寄附額に直結する項目の一つでございまして、返礼品増を目的として、8月の広報くろべにおいて広く市内業者へお知らせさせていただいたところでございます。  先ほど市長も答弁いたしましたが、今年度は本市の発展につながる魅力ある返礼品づくりとして、返礼品の登録に力を入れてございます。返礼品の登録状況につきましては、3月末時点で約120種類であった返礼品につきまして、春から地元事業を訪問し、黒部の名産のさらなる掘り起こしを行い、8月末時点で返礼品を約60種追加し、約180種といたしたところでございます。  また、協力いただける登録事業も新規で9社追加したところでございます。また、ふるさと納税の寄附控除対象となる所得税は1月から12月までで計算されるため、全国的に駆け込みの寄附が12月に集中する傾向にありますことから、今度の12月前までに本市の現在登録中、または交渉中である事業や返礼品を一つでも多く各ポータルサイトに登録し、ふるさと納税を通じて全国の方々に本市の魅力を発信できる体制づくりを進めていきたいと考えております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 次に、令和4年の3月議会で、当時の総務管理部長は高野議員の質問に、寄附しやすい仕組みづくりを考えると答弁しておられますが、その後、どうなったかお伺いいたします。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務管理部長、魚谷八寿裕君。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君起立〕 ○総務管理部長(魚谷八寿裕君) お答えいたします。  寄附しやすい仕組みづくりにつきましては、今年度より抜本的に寄附額の見直しを行いまして、返礼品対象寄附金額等の見直しを行ってございます。  まず、区分の見直しといたしまして、これまで1万円単位でありました寄附単価を千円単位にすることで、寄附金に対する返礼品の割合を限度の3割に近づけ、寄附の満足度の向上を図ることとしてございます。  また、返礼品対象となります寄附金額につきましても、これまでは最低1万円からでございましたが、1,000円からにハードルを引き下げ、本市を応援していただいた方からふるさと納税による寄附を幅広く受け入れられる体制づくりに努めておるところでございます。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 同じく情報発信の一層の改善を図ると答弁しておられますが、その後の対処をお伺いいたします。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務管理部長、魚谷八寿裕君。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君起立〕 ○総務管理部長(魚谷八寿裕君) お答えいたします。  情報発信の一層の改善についてでございますが、多くの商品の中から寄附に選んでいただきやすい商品となりますよう、さらには商品の魅力がより伝わるよう、ふるさと納税ポータルサイトの追加や内容の充実に努めてきたところでございます。
     平成28年度は1つでありましたこのポータルサイトを、令和2年度中に2サイト追加し3サイトにしております。また、令和3年度中にはさらに2サイト追加し、現在計5サイトとし運用しておるところであります。さらに今年度はその5つのポータルサイトおのおのにおきまして、返礼品の背景や見出しなど、撮影や加工で工夫を凝らした商品画像を掲載することといたしました。  また、周知方法についてでございますが、返礼品事業と連携したSNSによる発信や時機を逸しないタイミングでの情報提供、今月から提供開始した黒部市公式LINEのメニューにもふるさと納税のリンクを貼るなど、情報発信についてもこれまで以上に力を入れて取り組んでいるところでございます。  今後でございますが、ふるさと納税ポータルサイトのさらなる追加拡充も視野に入れ、本市のふるさと納税制度に目を向けていただけるよう、努力をしてまいりたいと考えております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) このポータルサイトというのは使用料とか、かかるんですか。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務管理部長、魚谷八寿裕君。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君起立〕 ○総務管理部長(魚谷八寿裕君) 初期投資に固定的な経費がかかりますが、その後はここを通ってふるさと納税があったものの歩合制度でのお互い取り合うということになりますので、そういう状況で今運用をしております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 歩合ということは実績に応じて。  最後に、情報交換や研修会を実施すると答弁しておられますが、その成果をお伺いいたします。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 総務管理部長、魚谷八寿裕君。             〔総務管理部長 魚谷八寿裕君起立〕 ○総務管理部長(魚谷八寿裕君) お答えいたします。  今年度は、先ほども申し上げましたように、返礼品の新規開拓といたしまして市内事業を訪問させていただき、事業登録や返礼品の追加、それから、各種相談など、事業と膝を突き合わせて対応をさせていただいてまいりました。また、本市のふるさと納税のホームページ管理や商品登録、受注管理業務を受託している事業とも定期的に戦略的な打合せを行っているところでございます。  今後でございますが、さらなる返礼品の充実を図るため、市内事業向けの研修会の開催はもとより、本市の目玉商品となります返礼品の選定や事業の意識向上の方法を学ぶための先進地視察や情報交換会の実施についても検討したいと考えております。  ここで、今年度、本市のふるさとサポート寄附の8月末時点での実績を紹介させていただきますと、8月末時点で、寄附件数が702件、寄附金額が約1,730万円で、昨年の同時期と比較いたしますと、件数で約300件、寄附金額で約950万円増加しておるところでございまして、寄附額ベースで前年比220%となっているところでございます。  この結果につきましては、これまでの地道に重ねてきた取組みが少しずつではありますが成果として現れてきたのではなかろうかと考えております。この勢いをさらに加速し続けるよう、努めてまいりたいと考えております。  なお、さきに市長も申しましたが、ふるさと納税制度につきましては、近年、自治体間で加熱する返礼品競争で勝ち抜く、このことだけを目的とするのではなく、篤志により頂きました寄附を、いかに市政の発展、あるいは課題解決に向けた施策の実施に活用していけるか、こういう観点から取組を強化してまいりたいと考えております。               〔17番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 辻 泰久君。               〔17番 辻 泰久君起立〕 ○17番(辻 泰久君) 数字的にもふるさと納税が上がってきておるということで、今後に期待をしたいと思います。本市からの流出額とか、他の自治体への市民税の減収額とか、そういう質問をしなくてもいいように、ひとつまた期待をしておるところであります。  今回の視察は通年議会の視察だけではなく、根室市の歴史と自然資料館、これは私初めてでありましたが、そして、ふるさとの遊び場の広場「わんぱーく」など、大変多くの視察をしてまいりました。その中でも石垣市長との懇談で、ふるさと納税の話や富山県北方領土史料室への展示品の入替えの協力の約束など、大変私も成果があったとこのように思っております。  視察の報告を兼ねて、報告書は議会の図書室にあるわけでありますが、こういう機会に報告したいと思います。  以上で私の質問を終わります。             〔17番 辻 泰久君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) 次に、5番、大辻菊美君。             〔5番 大辻菊美君質問席へ移動〕 ○5番(大辻菊美君) どなた様もお疲れさまでございます。本日最後の質問となりました。  それでは、通告に基づき、一問一答方式で、ヤングケアラーの早期発見、支援につなげるための本市の取組状況についてと、公共施設、男性用トイレのサニタリーボックス設置について、市民が集う黒部市総合公園のベンチ修繕についての3項目を質問をさせていただきます。  それでは、1項目め、ヤングケアラーの早期発見、支援につなげるための本市の取組状況についてです。  昨年の6月議会において、ヤングケアラーの質問をさせていただきましたが、改めて質問をさせていただきます。  ヤングケアラーは家族にケアを必要とする人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、そして、介護、感情面のサポートなどをすることで、自身の育ちや教育に影響を及ぼしている18歳未満の子供を指しています。  国が令和2年度にヤングケアラーの実態に関する調査研究を中学2年生と高校2年生を対象として、公立の中学校1,000校、全日制の高校350校を抽出して1万3,000人から回答を得たということです。  世話をしている家族がいる回答したのは、中学生で5.7%、17人に1人、全日制高校生では4.1%、24人に1人という実態が明らかになりました。  実態調査によりますと、ヤングケアラーの4割以上が1日平均5時間以上介護や世話を行っていて、ヤングケアラーの3割以上が学校を休みがちといった状況のことです。  全国の自治体においても、ヤングケアラーを把握するための実態調査が進んでいます。  それでは、1点目、本市における小中学生に対してのヤングケアラーの理解の取組み、及び現状について伺います。             〔5番 大辻菊美君質問席へ着席〕              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えいたします。  ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されているような家事や家族の世話などを日常的に行っている子供のことで、責任や負担の重さにより、学業や友人関係などに影響が出てしまうことが問題とされております。  本市におきましては、これまで家族の手伝いや手助けをすることにより、学校生活に影響が出たり、心や体に不調を感じるといった相談や関係団体、機関から問題となるようなケースの報告がなかったことから、積極的な取組みは行ってまいりませんでしたが、昨年度より小中学校が行っております、子供たちの生活の様子についてのアンケートや個人面談、学校の出欠状況、行事の参加状況等から、ヤングケアラーの問題も含めて配慮が必要な児童の把握に努めております。  また、ヤングケアラーに関するポスターやリーフレットを市内小中学校や公民館等に配布し、理解への取組みを行っているところであります。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) 子供自身がまだまだヤングケアラーのことを認識していないと思うんですけれども、今ほどポスターとか、学校に配布したと言われたんですけれども、そのポスターはやはり廊下とか、そういうところに貼って掲示してあるのでしょうか、分かりやすいように。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  配布先等を申し上げますと、市役所は壁に貼ってあるものがあります。あと小中学校にはそれぞれ配ってありまして、ポスター等を配っていますので、壁に貼ってあるものと思っておりますが、あと公民館においてもポスター、リーフレットともに配っていますので、それぞれの、ポスターはでかいですから、場所に、ちょっとまだ確認はしておりませんが、貼ってあるものと思っております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) 子供たちにはやっぱり活字とか、言葉で訴えるよか、目で見たほうが、特に小学生は分かりやすいのではないかと思います。インターネットを見ていましたら、イラストで6つか8つほど、家事をしていたりとか、妹とか、弟の世話をしていたりとかって、そういうのを目で分かりやすいような、そういうイラスト、子供たちに分かりやすいようなそういうのを小学校とか中学校で目につくところに貼っていただけたら、ああ、私いつもこういうことをしているよと、もしかしたら子供のほうから訴えてくるかもしれませんので、その辺りまたどこに貼ってあるか、どういうものが貼ってあるかということをチェックしていただきたいと思います。  それでは、2点目、富山県ではヤングケアラーの実態、生活状況を把握するために全ての中学2年生と高校2年生を対象にアンケート調査を実施予定とのことですが、県からの調査だけでなく、実態把握のための本市独自の調査、他の学年の調査も必要ではないかと思いますが、市民福祉部長に伺います。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えいたします。  富山県では、学校や家庭での生活の中で抱える悩みや困り事を解決するのに必要な支援策を検討するため、中高生のヤングケアラーに関するアンケート調査をインターネットによる回答で実施することとしております。  本年、今月中旬から10月上旬にかけて行われるもので、対象は国が令和2年度に実施しました調査と比較できるよう、県内の中学2年生及び高校2年生の全生徒で、無記名による自由回答となっております。  また、小学5年生についても抽出調査にて県が実施する生活状況調査の中でヤングケアラーに関する設問を予定しているとのことであります。  この調査結果は、公表されることとなっており、市や教育委員会にも報告されることとなっております。  市といたしましては、県が公表する調査結果を踏まえた上で、他の学年の調査等の実施について検討してまいりたいと考えております。  また、1点目の質問でもお答えいたしました学校での生活の様子についてのアンケートにヤングケアラーに関する質問を追加するなどして実態把握、早期発見に努めてまいりたいと思っております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) 何となく私議員になって思うんですけれども、よく黒部市は県の様子をうかがってからとか、他の自治体の様子をうかがってから取り組むというのが見受けられるんですけれども、やはり黒部市独自として、先進的にそういうのを取り組んでもいいのではないかと思うので、また検討をお願いしたいと思います。  それでは、3点目、市職員、医療、福祉関係、教職員らにヤングケアラーへの理解を深めてもらうための研修の実施について伺います。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えいたします。  ヤングケアラーの問題につきましては、家庭内のデリケートな部分であること、本人や家族に自覚がないなどといったことから、表面化しにくいということが問題となっております。早期に発見し支援につなげるためには、子供本人や保護に理解を求めるとともに、ケアを必要とする人に関わる福祉、介護、医療、教育等の関係機関や専門職員と情報を共有することが重要であると考えております。  市といたしましては、児童相談所や厚生センター、市PTA連絡協議会等、各関係機関で構成される要保護児童対策連絡協議会やケース会議でヤングケアラーについての情報共有を行うとともに、黒部市社会福祉協議会が中心となって実施しております地域総合福祉推進事業くろべネット活動の場において研修会の開催等を検討してまいりたいと考えております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) 今の答弁をお聞きしましたら、去年の質問した当時に比べたら、そういう関係が、情報の共有が進んでいると理解してよろしいですよね。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  なおかつ、今週ですかね、16日には主任児童委員の研修会で、少しヤングケアラーに関する周知をさせていただこうと思っておりますし、今月また要保護児童対策連絡協議会等がありますので、その場でもちょっと周知を図ってまいりたいと思っております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) それでは、次、4点目にまいります。  ヤングケアラーの社会認知度向上のためのテレビCMもよく目にするようになりました。本市のヤングケアラーに対しての社会認知度を向上させる取組みについて伺います。
                 〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えいたします。  子供が家庭内の役割として家族をケアすることは、家族の絆を深め、思いやりを育むことにつながるなどのよい側面もある一方で、子供の年齢や成長過程に合わない重過ぎる責任や作業など、過度な負担が続くことにより、心身の健康や安全、教育に影響が出てしまうという問題があります。  子供が子供らしく生活するためには、家族のケアをしながらであっても、不安や不満を相談できる大人がいること、周りの大人が早く気づき、必要な支援につなげることが大切であると考えております。  市といたしましては、市の広報やホームページでの周知、リーフレットの配布等、ヤングケアラーに対する社会認知向上のための取組を行っていきたいと考えております。  また、子供自身や周囲の大人、友人が気づいたときに気軽に相談できるよう、学校や市の窓口、児童相談所で相談できることに加え、児童相談所専用相談ダイヤル、県が運営する24時間子どものSOSダイヤル、法務省の子どもの人権110番等の相談ダイヤルなど、相談窓口の周知にも一覧表などをつくって努めてまいりたいと思っております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) 昨年もホームページとか広報という言葉が出ていたんですけれども、私の見方が悪かったのか、ホームページを見てもちょっと分からなかったんですけども、実際ホームページに載っているのでしょうか。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  ホームページはまだできておりませんで、今後早急に作成いたしたいと思っております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) 昨年の6月からもう1年と3か月たっていますので、早急にお願いいたします。  今現在、黒部市にはヤングケアラーが存在しないというような状態ですけれども、もし本当にそういう子供がいるのであれば、早期に発見して、支援を各関係機関と連携をとって子供の家庭への負担軽減につなげていってほしいものです。  それで、本市ではまだまだヤングケアラーに対しての取組みが余り進んでいないように見受けられます。全国を見ますと、やはりヤングケアラー支援に関する条例を制定している自治体も増えてきています。今後、本市も検討していかなければいけないのではないかなと思っております。  それでは、2項目め、公共施設、男性用トイレのサニタリーボックス設置についてです。  一般的にサニタリーボックスは女性用トイレ、男女兼用多目トイレに設置されています。いつ頃からでしょうか、男性用の尿漏れパッドをスーパーやドラッグストアで目にするようになりました。その種類の多さにびっくりです。ズボンに染みない、目立たないと書いてあり、微量用、少量用など、女性用の生理用ナプキンと同じ種類が陳列棚に置かれています。  これだけの種類があるということは、それだけ必要としている男性がいるということです。加齢が原因で、病気が原因で紙おむつや尿漏れパッドを利用しておられます。でも、使用済みのおむつや尿漏れ用パッドを捨てるところがないため、外出を控える方もいらっしゃると思います。実際知人が病気で尿漏れパッドを利用していて、捨てるところがないから持ち帰って始末することもあるよと言っておられました。  全国的に男性用トイレにサニタリーボックスの設置が進んでいます。サニタリーボックスを設置することで、安心して生活できる社会を構築していくことが必要ではないでしょうか。  それでは1点目、厚生労働省、全国がん罹患数・率報告書2018年によりますと、富山県内での2018年、平成30年、がん罹患数は男性5,099件、女性4,062件で、合計9,161件です。前立腺がんと膀胱がんを合わせると男性患者で6人に1人を占めています。  後遺症で尿漏れすることがある前立腺がんの罹患数は増加傾向です。黒部市健康増進課が出している保健統計くろべによりますと、令和元年度版、平成30年度によりますと、前立腺がん検診受診結果が載っています。コロナウイルス感染症拡大の前年、令和元年度を見ますと、受診数243名、そのうち前立腺がん1名、前立肥大症が4名、前立腺がん疑いが2名となっています。  病気や加齢が原因で尿漏れ用パッドなどを使っている男性が増加しています。使用パッドを捨てる場所がなくて困っている状態です。本市での公共施設での男性用トイレのサニタリーボックスの設置状況について伺います。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えいたします。  本市では、今年の7月に一般の市民の方が利用する公民館など、市内公共施設68施設に対して、男性用トイレにおけるサニタリーボックスの設置について、状況調査を実施したところであります。その結果、男性用トイレに1か所以上設置があります施設は3施設でございました。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) 私、この質問をするに当たって、何か所か公共施設を回らせてもらったのですが、新しい施設は男女兼用の多目トイレには設置されておりました。大体男女兼用のところは設置されていて当たり前なんですけれども、個々のトイレには私が見た限りでは設置されていなかったんですけれども、病院も個々のトイレには設置されていなかったんですよ。正直私、ちょっと病院のトイレは入れなかったので、主人に見てきてもらったのですけれども、1階、2階を見たけどもなかったよという形で報告をいただきました。  令和5年に今度(仮称)くろべ市民交流センターが新しく夏頃にオープン予定ですけれども、多くの人が訪れますので、安心して施設を利用するためにぜひ新しいところからでもいいですから、少しずつ設置を進めていっていただきたいと思います。  それでは、2点目、本市では、輪になってみんなでつくろう健康黒部を基本理念とし、健康寿命の延伸を基本目標として第2次黒部市健康増進計画を策定しています。  その中で、市民健康意識調査を二十歳以上の市民に無作為抽出で実施されていますが、健康状態についての項目で、尿漏れの経験の有無についてのアンケート調査があります。それについて伺います。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えいたします。  第2次黒部市健康増進計画の策定時に、二十歳以上の市民を無作為に抽出した1,000人を対象とした健康づくりに関する意識調査を行っております。  アンケート項目の尿漏れ経験の有無について、あると回答された方は率にして38.3%でありました。また、初めて尿漏れを経験した年齢についての問いについては60歳以上と回答した方が53.7%と最も高い結果となっております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) このアンケート調査なんですけれども、男女まとめての全体のパーセンテージですよね、これ。それで、やはり男性と女性はやっぱり体の仕組みも違ってまいりますし、女性は尿管というんですか、短いですし、男性は長いですし、やっぱり男女年齢それぞれ違ってくると思うんです。そうなっていくと、このアンケート調査も別々にパーセンテージを出して載せたらいいんじゃないかなと思うんですけれども、どんなものでしょうか。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  調査の項目の中に男女があるかどうか、ちょっと今確認できませんので、また男女別にチェック項目があるようでしたら男女別に今後パーセンテージを調べることができると思いますので、確認をしたいと思います。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) それが分かることによって、男性で若い人がそこで経験をしたことがあるとなればもしかしたら病気が原因かもしれないし、年をとってあれしたら加齢が原因で尿漏れのパッドを利用しておられる方もいらっしゃると思いますので、そういうふうな形で男女別にこれから統計をとっていただきたいかなと思います。  それでは、3点目、全国的にサニタリーボックスを設置する動きが広まっています。県内においても一部の自治体が公共施設の男性用トイレにサニタリーボックスを設置しています。今後の本市の取組みについて伺います。              〔市民福祉部長 霜野好真君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 市民福祉部長、霜野好真君。              〔市民福祉部長 霜野好真君起立〕 ○市民福祉部長(霜野好真君)  お答えいたします。  今後、利用やニーズの多い施設から、所管する関係部署と連携して設置してまいりたいと考えております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) 先ほども申しましたが、サニタリーボックスを設置することで、社会参加するためにも安心して外出できる支援につながってまいります。先進的な自治体では、10年以上も前から市庁舎にサニタリーボックスを設置しているところがあり、利用も定着しているとのことです。また、市庁舎にも設置するような検討をお願いしたいと思います。  それでは、3項目め、市民が集う黒部市総合公園のベンチ修繕についてです。  黒部市総合公園は平成元年から平成16年にかけて整備された公園です。とても広く、美術館、スネーク広場、芝生広場、多目的広場、自然観察水路、温水プール、体育館、子供用の遊び場などがあります。自然が豊かで多くの人が訪れ、自分に合ったスタイルで楽しめることができます。多くのイベントが開催され、5月には名水マラソンが開催されていて1万人近くの方が参加されます。今年8月には芝生広場で夏季巡回ラジオ体操に多くの方が参加され、朝日を浴びながら元気よくラジオ体操をしておられました。特に、暑い夏場は噴水のモニュメントの下で親子が水かけをしながら気持ちよくはしゃぎながら過ごしている光景が見られます。魅力満載な公園です。  それでは、1点目の質問です。  平成元年から整備されてきた黒部市総合公園にはどの場所に行っても一休みできるように多くのベンチが設置されています。ベンチの数について及び現状について伺います。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) お答えいたします。  黒部市総合公園に設置されているベンチの数及び現状についてでありますが、現在、木製や樹脂製などの材質や形状の異なるベンチが139基ございます。そのうち、木製ベンチに老朽化が見受けられ、経年劣化による座面等の腐食や損傷が全体的に進行しているものは24基、腐食や損傷が部分的に進行しているものは29基あると認識しております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) 木製のベンチが老朽化していて傷んでいるということなんですけども、今の答弁について、2点目の質問をいたします。  夏季巡回ラジオ体操に参加した帰りに、多目的広場の園路を散策しながらすがすがしい朝を満喫していました。多くのベンチが設置されているのを目にしました。ちょっと休もうかなと思ってベンチを見ましたら、どれもぼろぼろで座る気になれませんでした。改めて別の日に訪れて、回ってみましたら、多くのベンチがみすぼらしく朽ち果てていて危険さえも感じ、修繕、あるいは撤去しなければいけない状態でした。多くの人が訪れる公園には、いつでも一休みできるようにベンチの修繕が必要と思われます。今後の修繕の予定について伺います。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) お答えいたします。  ベンチの修繕の予定についてでありますが、総合公園のベンチを含めた市内公園施設の老朽化対策といたしましては、平成29年度に策定した黒部市公園施設長寿命化計画に基づき進めております。  今年度、総合公園では、園路の舗装工事や照明設備の更新を行っており、ベンチにつきましても、多目的広場や芝生広場において、早急に修繕を必要とする木製ベンチ10基程度の更新を予定しております。  来年度以降も、ベンチの劣化状況の確認や配置の見直しを検討しながら、順次、更新、撤去等を行ってまいりたいと考えております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) これは長寿命化計画のあれで行われるということなんですけれども、今10基というお話が出ていましたけれども、これは何年計画で行われるんですか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) 今ほど言いましたように、市内公園施設にはたくさんの公園があったり、いろんな施設がございまして、今は長寿命化計画につきましては令和9年度までの計画の中で進めておりまして、その中で139基が全てというわけにはいかないと思います。  ただ、先ほど言いました、29基、24基の損傷が少し進んでいるものについては早急に更新していきたいと思っております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕
    ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) ベンチを見ていたら、もしかしたらここで子供が上って、跳びはねたらもしかしたら落ちるかなと思うような、そういう見た目、本当に朽ち果てているというベンチもあったんですけれども、そういうベンチとかって撤去とか、そういうふうにしないのでしょうか。              〔都市創造部長 山本浩司君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 都市創造部長、山本浩司君。              〔都市創造部長 山本浩司君起立〕 ○都市創造部長(山本浩司君) 使用に際して危険ということであれば、こちらの判断で使用禁止、あるいは撤去ということを実際行っております。               〔5番 大辻菊美君挙手〕 ○議長(木島信秋君) 大辻菊美君。               〔5番 大辻菊美君起立〕 ○5番(大辻菊美君) それと、回って見ていましたら、何でここにベンチがあるのかなというような場所にもベンチがあったんですけれども、そういうようなのも見直していったらいいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺りも今後検討してみてください。  では、最後に一言だけ。  多くの人が訪れます黒部市総合公園、自然豊かで四季折々が楽しめます。安心・安全に利用できるように管理をお願いしたいと思います。  以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。              〔5番 大辻菊美君自席に着席〕 ○議長(木島信秋君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度に留め、14日に延会いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶあり〕 ○議長(木島信秋君) ご異議なしと認めます。よって、14日に延会することに決しました。  9月14日は午前10時開議、残る提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問と提出諸案件の委員会付託を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  ご苦労さまでした。   散会 午後 4時47分...