黒部市議会 > 2020-03-02 >
令和 2年第1回定例会(第1号 3月 2日)

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  1. 黒部市議会 2020-03-02
    令和 2年第1回定例会(第1号 3月 2日)


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    最終取得日: 2023-06-13
    令和 2年第1回定例会(第1号 3月 2日)   令和2年第1回黒部市議会3月定例会会議録 令和2年3月2日(月曜日)                 議事日程(第1号)                              令和2年3月2日(月)                               午前10時00分開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 議案第 1号 令和2年度黒部市一般会計予算    議案第 2号 令和2年度黒部市国民健康保険事業特別会計予算    議案第 3号 令和2年度黒部市後期高齢者医療事業特別会計予算    議案第 4号 令和2年度黒部市発電事業特別会計予算    議案第 5号 令和2年度黒部市地域開発事業特別会計予算    議案第 6号 令和2年度黒部市牧場事業特別会計予算    議案第 7号 令和2年度黒部市フィッシャリーナ事業特別会計予算    議案第 8号 令和2年度黒部市病院事業会計予算    議案第 9号 令和2年度黒部市水道事業会計予算
       議案第10号 令和2年度黒部市簡易水道事業会計予算    議案第11号 令和2年度黒部市下水道事業会計予算    議案第12号 令和元年度黒部市一般会計補正予算(第5号)    議案第13号 令和元年度黒部市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)    議案第14号 令和元年度黒部市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)    議案第15号 令和元年度黒部市発電事業特別会計補正予算(第1号)    議案第16号 令和元年度黒部市地域開発事業特別会計補正予算(第1号)    議案第17号 専決処分の承認について    議案第18号 黒部市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定について    議案第19号 黒部市職員定数条例の一部改正について    議案第20号 黒部市職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正について    議案第21号 黒部市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について    議案第22号 黒部市簡易水道事業基金条例の一部改正について    議案第23号 黒部市国民健康保険税条例の一部改正について    議案第24号 黒部市印鑑条例の一部改正について    議案第25号 黒部市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部           改正について    議案第26号 黒部市水産物地方卸売市場条例の一部改正について    議案第27号 黒部市地域観光ギャラリー条例の一部改正について    議案第28号 黒部市道路法に基づく市道の構造の技術的基準等を定める条例の一           部改正について    議案第29号 黒部市営住宅条例及び黒部市特定公共賃貸住宅条例の一部改正につ           いて    議案第30号 黒部市立小中学校グラウンド夜間照明施設条例の一部改正について    議案第31号 黒部市水道事業の設置等に関する条例等の一部改正について    議案第32号 黒部市農業集落排水処理施設条例の一部改正について    議案第33号 黒部市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について    議案第34号 市道の路線の認定及び変更について                ( 34件 提案理由説明 ) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   18人     1番 谷 村 一 成 君         2番 中 野 得 雄 君     3番 大 辻 菊 美 君         4番 柳 田   守 君     5番 助 田 要 三 君         6番 金 屋 栄 次 君     7番 柴 沢 太 郎 君         8番 成 川 正 幸 君     9番 高 野 早 苗 君        10番 中 村 裕 一 君    11番 山 田 丈 二 君        12番 小 柳 勇 人 君    13番 木 島 信 秋 君        14番 辻   靖 雄 君    15番 伊 東 景 治 君        16番 橋 本 文 一 君    17番 辻   泰 久 君        18番 新 村 文 幸 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員   な  し ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長               大 野 久 芳 君   副市長              能 澤 雄 二 君   総務企画部長           有 磯 弘 之 君   市民生活部長           村 田 治 彦 君   産業経済部長           山 本 稔 浩 君   都市建設部長           島 津   博 君   総務企画部理事総務課長      魚 谷 八寿裕 君   市民生活部次長福祉課長      平 野 孝 英 君   産業経済部次長農業水産課長    霜 野 好 真 君   都市建設部次長街路公園課長    熊 野 勝 志 君   会計管理者            柳 原 真美代 君   総務企画部次長企画政策課長    島 田 恭 宏 君   総務企画部次長財政課長      林   茂 行 君   総務課行政係長          武 隈   渉 君  市民病院   市民病院事務局長         山 本 真 也 君   市民病院事務局次長総務課長    長 田   等 君  教育委員会   教育長              中   義 文 君   教育部長             長 田 行 正 君   教育委員会事務局次長学校教育課長 高 野   晋 君  代表監査委員            松 野   優 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長             鍋 谷   悟 君   議事調査課長           朝 倉 秀 篤 君   議事調査課主幹          橋 場 和 博 君   主事               宮 津   健 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○(一般質問通告) 一般質問(代表) ■自民同志会 柴沢太郎議員  1 令和2年度 黒部市当初予算案について   (1)現在、新型コロナウイルスの影響から、観光客を含む人の往来の減少、予約の      キャンセル、サプライチェーンへの影響が出始めている。問題が長期化するこ      とで、感染防止策や自粛ムードに伴う消費の冷え込みや経済活動の停滞が懸念      されるなか、本市の税収への影響について伺う。   (2)12月定例会市長提案理由において「北陸新幹線周年記念事業」は従来の発      想に捉われることなく、「2020健やか黒部躍進事業」は、オリ・パラ関連      事業並びに健康寿命の延伸、体力の向上等、健康・スポーツをテーマとする新      規事業等を重点事業として位置づけ、要求額に上限を設けないことが示された      わけであるが、これら事業を実施するにあたり期待する効果について伺う。   (3)少子高齢化や人口減少という最大の壁に立ち向かい、持続的な地域活力創出を      図る重要施策は、昨年に引き続き「健やか・展やか・朗らか黒部の創造」予算      とし優先課題推進事業として位置づけられている。令和2年度においても引き      続き実施するにあたり、どのような点に留意して予算化に努めたのか伺う。   (4)健全財政の推進について、「財務規律の堅持」と「市勢発展のための投資」の      バランスの取れた持続可能な財務運営に取り組むとあるが、令和3年度の地方      交付税合併算定替終了後を見据え、具体的にどのように財政マネジメントして      いくのか伺う。   (5)行財政改革への取組みについて。補助金交付にかかる課題の抽出と評価の実施      として、本市の施策として交付する170事業を対象に繰越金比率や終期設定
         などの課題を抽出・評価するとある。大きく分けてどのような分野に分類され、      補助金の評価を行う狙いについて問う。   (6)災害からの復旧・復興、海外経済の下振れリスクへの対応、東京五輪後も見据      えた「未来への投資」を3つの柱とし、ワイズ・スペンディングの考え方を踏      まえた国の「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」に基づく追加公共投資事      業が3月補正予算で計上されている。「13か月予算」として一体的に切れ目      のない経済対策として実施する狙いについて伺う。   (7)北方領土元島民が長年待ち望んでいた(仮称)富山県北方領土史料室が、県と      北方領土返還要求運動富山県民会議との合同事業で設置されることになる。北      方領土からの引揚者が1425名と北海道に次いで2番目に多い富山県。その      中でも引揚者が最も多い黒部市に設置される意義や、今後の情報発信や運営体      制について。また史料室が設置されるにあたり、長年、返還要求運動をライフ      ワークとして取り組んできた市長の思いを伺いたい。   (8)近年、大型台風や集中豪雨など、これまで経験したことのないような自然災害      が全国各地で発生している。本市においても土砂災害や河川の氾濫といった災      害に繋がる「予測困難な集中豪雨」が発生する可能性があることから、令和2      年度における防災・減災・国土強靭化について、一級河川、二級河川、準用河      川の管理者である国・県・市としての取組み状況、洪水ハザードマップの全世      帯への配布時期や市民への周知、並びにこれまで以上の現地パトロールの監視      体制の強化について伺う。   (9)本市においても少子高齢化や人口減少の課題から、経済発展と社会的課題を解      決する新たな価値を創造する社会「Society 5.0」の実現を目指す必要がある      と考える。先端技術をあらゆる産業や社会生活に取り入れる取組み・方針につ      いて本市の見解を伺う。   (10)消費税率引上げに伴う需要平準化策として、2020年9月から翌21年3      月まで「マイナポイント」を活用した消費活性化策が実施される予定である。      Society 5.0社会の国民共有の基盤として、マイナンバーカードの利活用を一      層深化させる観点から、行政サービス民間サービス共同利用型キャッシュ      レス決済基盤の構築を目指すとされているが、本市のマイナンバーカードの取      得状況並びに、市内各店舗のキャッシュレス決済の導入状況、そして本市の公      共料金支払い等キャッシュレス化推進について考えを伺う。   (11)黒部市公共施設の再編に関する基本計画について。平成28年度を開始年度      として、令和2年度が短期計画の最終年にあたるが、短期計画の中で方針が示      されている施設の計画の進捗状況と、今後の計画見直しの方針について伺う。   (12)住みよさランキング2019で全国7位に位置している本市だが、2018      年から転出が転入を上回ることになった。この要因をどのように分析している      のか。また、持続的な地域活力創出を図るためにも移住定住施策の更なる促進      が必要であり、令和2年度において新たな取り組みや、企画等が検討されてい      るのか伺う。  2 新型コロナウイルスCOVID-19について   (1)2019年12月以降、中国湖北省武漢市を中心に発生し、短期間で世界中に      広まっている。現在、様々な媒体を通して多くの情報が飛び交っている中、未      知のウイルスに対しての正しい情報や予防について、また受診及び医療体制に      ついては万全の体制で整えられているのか伺う。   (2)帰国者・接触者相談センター新川厚生センター)管内及び、その中でも黒部      市の相談件数・内容についてはどのような状況なのか。併せて、本市で新型コ      ロナウイルス感染者が発生した際の危機管理の対応について伺う。   (3)3月2日から24日まで小中高及び特別支援学校の臨時休校が実施されている      が、休校中の児童・生徒への対応は現在しっかりと行われている状況にあるの      か。また、放課後児童クラブ(学童保育)の対応は現状で良いのか。 ■自民クラブ 中村裕一議員  1 令和2年度当初予算編成方針及び予算内容について   (1)『くろべ令和新時代を切り拓く予算』について      誰もが安心して心豊かに暮らせる魅力ある"黒部市"の創造を目指した、市民の      参画と協働によるまちづくりを推進するため、第2次総合振興計画及び下位に      位置付ける各種計画の実施と市民が自主的に行う地域づくりを積極的に支援と      あるが、それぞれ具体的にどのように取り組む予算なのか考え方を伺う。   (2)重点事業枠北陸新幹線開業5周年記念事業」について      北陸新幹線開業により、観光をはじめ多方面で本市にとってプラス効果があっ      たと察する。この間の効果を検証したうえで、開業5周年を記念して実施する      事業の目指すところを伺う。   (3)重点事業枠「2020健やか黒部躍進事業」について      東京2020オリンピックパラリンピック競技大会開催を契機に、市民の健      康意識の向上を図る新規事業等の目指すところを伺う。   (4)優先課題推進枠「健やか・展やか・朗らか黒部の創造」予算の推進について      少子高齢化や人口減少という最大の壁に立ち向かい、持続的な地域活力創出を      図る施策について、全庁横断的に力点を置くとあるが、中でも目玉と位置付け      る政策は何か。また、全庁横断的に力点を置くの意図するところを伺う。   (5)財政健全化への取組みについて      市税収入が80億円を超えることが決算ではあったが、当初予算としては私が議      員になってからは初めてのことだと思う。固定資産税の増収によるところだが、      その要因と今後の見通しについて伺う。一方、2019年10-12月期のG      DPは5四半期ぶりにマイナスに転じ、先行きについては、新型コロナウイル      スの影響が懸念され、2020年1-3月期もマイナス成長が続く可能性があ      るとの見方が早くも出始めている。まずは人命は第一で、経済は二の次だが、      新型コロナウイルスによる感染拡大がこのまま続いた場合の日本経済や本市財      政運営に与える影響と、このようなリスクにどう対処していくのか伺う。  2 重点事業枠北陸新幹線開業周年記念事業」について   (1)ももクロ関連事業について      昨年開催された「ももクロ春の一大事」は3万人を超える来場者で過去例を見      ない盛り上がりを見せたと思う。開催後その感動を思い起こすファンが今も本      市を訪れていると聞くが、開催の効果をどう受け止めているのか、効果は持続      しているのか。       また、来年度の「聖地巡礼ウォーキング開催事業」は、「北陸新幹線開業5      周年記念事業」と「2020健やか黒部躍進事業」に位置付けられているが、      市民の健康増進と新幹線開業による更なる誘客や地域活性化に繋がるのか。開      催目的とその内容について伺う。   (2)新幹線変形ロボ・シンカリオンin黒部開催事業について      「ももクロ」の次は「新幹線変形ロボ・シンカリオン」と、いささか他力本願      の感も否めない。       新幹線変形ロボ・シンカリオンを前面に出しても、同時に本市のオリジナル      性がしっかり発揮されることが重要であり、それにより持続可能性が高まると      考えるが、事業の目的や内容、本市で開催する効果・工夫などがあるのかにつ      いて伺う。   (3)アーティストinくろべ青少年交流事業について      昨年、シアター・オリンピックスを観劇し、素人ながらも感じるところがあっ      た。残念ながら、新年度予算にその文字はないが、芸術文化振興に関して、新      規事業で「アーティストinくろべ青少年交流事業」がある。「シアター・オリ      ンピックス」の成果を継承していくものと考えるが、その関連について伺う。
     3 重点事業枠「2020健やか黒部躍進事業」について   (1)大野市長が公約に掲げた健康寿命延伸について      東京2020オリンピックパラリンピックを契機に、市民の健康や予防をテ      ーマとして新たに取り組んでいく事業としては、どういうものがあるか。      そのうえで、人生100年時代の到来を見据え、更なる事業展開はあるのか伺      う。   (2)東京2020オリンピックパラリンピック機運醸成に向けた取り組みについ      て      聖火リレーの内容と本市における特色は何か。また、インド代表アーチェリー      チームの受入れにあたり、特に市民交流をどう盛り上げていくのか伺う。  4 建設事業費について   (1)「あいの風とやま鉄道黒部駅周辺都市施設整備事業」に基本設計業務委託費と      して14,900千円の予算が計上されたが、その整備内容とスケジュール、      全体事業費について伺う。   (2)道の駅「(仮称)くろべ」整備事業について。実施設計を終え、いよいよ令和      2年度から本格的な工事発注となるが、全体事業費及び、地域振興施設にかか      る、事業費、建築単価について伺う。   (3)「(仮称)くろべ市民交流センター」整備事業について。基本設計を終え、実      施設計で工事費の具体的な積算を行う段階にある。平成29年6月に議決した      建設基本構想では全体事業費が28億円であったが、改めて全体事業費及び建      築単価はいくらか。また、新聞報道によれば県内他市もしかり、全国的に建設      事業費の計画変更が相次いでいるが、建築単価や労務費の高騰の実態とその要      因をどう捉えているのか。そのうえで、今後の物価の見込みと、上昇した場合      の対応について伺う。 一般質問(個人) ■1番 谷村一成議員(一問一答方式)  1 ワンストップ窓口サービスについて   (1)市役所に訪れた方が、関連する手続について複数の窓口を回ることがあるが、      その場合それぞれの担当窓口は情報を共有しているのか伺う。   (2)市民ニーズが多様化する中、また、高齢化社会の中において、市民目線に立っ      た"おもてなし"のサービスを、効果的、効率的に提供していくことが求められ      ていると思うが、来庁する市民の皆様にとってのワンストップ窓口サービスの      メリットを、本市はどのように捉えているのか伺う。   (3)現庁舎では、総合窓口の設置や、大きく分かりやすいサイン表示、窓口に番号      を付け案内しやすく工夫し、また移動範囲をできるだけコンパクトにした体制      を実現して、分かりやすい窓口サービスの提供に努めてはいるが、より市民サ      ービス向上を図るため、来庁者が移動せず、職員が移動して対応するワンスト      ップサービスを検討すべきではないか。  2 公共交通について   (1)本市では平成27年4月に「黒部市地域公共交通網形成計画」を策定し、5年      が経過しようとしている。その第1次計画を基本として、令和2年度から令和      6年度の5年間を第2次計画期間として、現在第2次黒部市地域公共交通網形      成計画の策定中である。第2次計画の策定にあたり、本市では現行計画策定時      からの、市民の交通行動や公共交通に対する評価、公共交通のあり方に関する      意向の変化を把握するため、昨年令和元年9月から10月にかけてアンケート      調査を行っているが、そのアンケート調査から具体的にどのようなことが分か      ったのか伺う。   (2)令和2年度から3年間を対象とした、第2期黒部市総合戦略~戦略K~(案)      の基本目標Ⅳの中で、「市内路線バスなどの公共交通ネットワークを充実させ、      市内各地へのスムーズな移動環境の整備に努めます」と、示されている通り、      公共交通のあり方を重点課題として捉えていることがうかがえる。また、第2      次黒部市地域公共交通網形成計画骨子(案)では、第2次計画策定に向けた課      題として、ソフト事業の改善や高齢者に対する利用促進が必要と認識している      が、高齢者および学生向けへの利用促進はどのように考えているのか伺う。   (3)第2次計画策定の基本方針に向けた考え方には、各路線の見直し、効率的な運      行体系への見直し、観光地等へのアクセス環境の向上とあるが、「道の駅(仮      称)くろべ」および「(仮称)くろべ市民交流センター」整備に伴うバス路線      の見直しは行われるのか。また、スクールバスとの併用についての考えを伺う。  3 ICTインフラについて   (1)第2期黒部市総合戦略~戦略K~(案)の具体的施策のSociety5.0の実現に向      けた技術等の活用では、光ファイバー網Wi-Fi環境整備促進事業のなか      に、新たな通信技術に対応するため、光ファイバーなどの高速通信環境の構築      を推進するとともに、フリーWi-Fiスポットを整備するとあるが、この事      業の対象先や効果をどのように考えているのか伺う。   (2)本市として考えている、第5世代移動通信システム「5G」の活用方法と活用      イメージを伺う。   (3)黒部市、入善町、朝日町で組織されている、新川地域介護保険ケーブルテレ      ビ事業組合ケーブルテレビ事業では、整備から十数年経過し、ケーブルテレ      ビ事業のあり方や伝送路をHFC(同軸ケーブル光ファイバー)からFTT      H(光ファイバー)へ移行することにより、時代に合ったインフラ整備を検討      しているが、なかなか前に進まない状況である。県内のケーブルテレビ事業で      は、約80%が事業のあり方も含め、FTTH化への整備が完了または整備中      であり、みらーれTVは他事業体に比べ遅れをとっているように感じるが、そ      の要因を本市としてどのように捉えているか伺う。また、本市として捉えてい      る課題および今後の見解を伺う。  4 児童生徒の登下校時の安全対策について   (1)昨今、児童生徒の通学路等への防犯カメラの設置・運用するケースが増加して      いるが、本市の小中学校周辺及び通学経路における防犯カメラの設置状況は。   (2)学校安全パトロール隊交通指導員などを中心とした地域の皆様が、交番・駐      在所と連携しながら活動を行っている児童・生徒の見守り活動を補完し、児童      生徒の登下校時の更なる安全確保及び体制強化を図るため、小中学校周辺及び      通学経路への防犯カメラの設置を十分に行うべきだと思うが、本市の考えを伺      う。   (3)4月に開校する、明峰中学校と清明中学校の通学経路の歩道・自転車道の整備      やスクールバスの乗降場の安全対策は万全か伺う。 ■8番 成川正幸議員(一問一答方式)  1 子どもの居場所について   (1)平成28年に不登校の児童生徒に、学校外での多様な学びの場を提供することを      目的とした「教育機会確保法」が公布された。それにより本市でも必要な支援      と環境整備を進められてきたのではと思う。そこで、公布前と後では、小学校      ・中学校において不登校児童生徒がどう変化しているか。現在の不登校人数も      併せて伺う。   (2)適応指導教室、相談室等の別室登校や家庭訪問等、さまざまな取り組みがされ      ていると思っているが、あらためて本市での学校での対応と学校以外での対応      を伺う。   (3)相談室等の別室登校が出来る場所は市内の小中学校全校に設置されているのか。      また4月から始まる新しい2校の中学校にも設置予定か。設置出来ないとすれ      ば、その理由を伺う。
      (4)保健室で子ども達に向き合っている養護教諭はスクールソーシャルワーカーや      スクールカウンセラーとともに重要な役割を担っていると考える。養護教諭に      対する考えを伺う。   (5)ある学校では、重要な連携体制の一端を担う生徒指導部会に養護教諭が参加し      ていると聞いている。そこで、市内小中学校で開催されている生徒指導部会へ      の養護教諭の参加状況を伺う。   (6)保健室に体調不良や相談等の明確な理由なく、頻繁に来室する生徒を受け入れ      ることについてどのように考えるのか。保健室を子どもたちの一つの大切な居      場所ととらえることが出来ないか伺う。   (7)市内小中学校の児童生徒数に関わらず養護教諭は1名の配置になっている。研      修や遠足などの野外活動時などの対応はどうしておられるのか。この際、養護      教諭の複数配置、加配の考えはないか伺う。   (8)石田地区で行われている「さんさん広場」の取り組みをどう見ているのか。全      市的に広がりはあるのか伺う。   (9)「第2期黒部市子ども・子育て支援事業計画(案)」にある放課後の過ごし方      についてのアンケート結果について、どのように見ているのか伺う。   (10)「第2期黒部市子ども・子育て支援事業計画(案)」の子どもの健全育成に      おいて、地域において子どもが安全に過ごすことができる放課後の居場所づく      りを推進するとあり、子ども食堂の実施を検討するとあるが、子ども食堂の意      義を伺う。   (11)全国では「子どもの居場所サポーター養成講座」「子どものSOS支援員養      成講座」など、子どもを支援する人たちのスキルアップを目的に講座を開催し      ているところもある。今まで本市でも多くの方が子どもたちの支援に関わって      おられると思うが、子ども達を取り巻く環境を確認し、より有効な支援に結び      付けるために、本市でも講座開催を検討してはどうか伺う。   (12)子どもの居場所総合相談窓口を設置してはどうか伺う。  2 若者の居場所について   (1)富山県は去年12月、「ひきこもり」の実態調査を行い、県内には約9千人い      ると推定した。そこで、この県が行ったアンケート結果をどうみているのか伺      う。   (2)相談しやすい体制づくりとして、ひきこもり相談支援窓口の設置は検討できな      いか伺う。  3 高齢者の居場所について   (1)本市では、地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みとして、地域支え合      い推進員養成講座を開催し、地域での通いの場を作る取り組みがされている。      現在、地域支え合い推進員と通いの場の現状はどうか伺う。   (2)通いの場を立ち上げる際の課題は何か伺う。  4 障がい者の居場所(生活の場)について   (1)現在の施設・グループホーム等の新川障害保健福祉圏域(新川地域自立支援協      議会)での利用状況と空き状況を伺う。   (2)施設・グループホーム等を利用していない自宅に住む障がい者(身体・知的・      精神)それぞれの人数を伺う。   (3)障がい者も障がい者を持つ親も安心して生活が出来る地域にするための方策、      すなわち、障がい者が自立する仕組みを早急に構築しなければいけないと考え      るがどうか伺う。  5 居場所づくりについて   (1)NPOなどの市民団体が委託を受けやすくする環境を整えて、担い手となるた      めの基盤強化の支援についての考えを伺う。   (2)「居場所」の必要性について、所見と思いを伺う。 ■3番 大辻菊美議員(一問一答方式)  1 新幹線駅周辺施設の見直しについて   (1)黒部宇奈月温泉駅前に降り立つと、広々とした芝生広場があります。親子連れ      が微笑ましく遊んでいる姿を時折見かけたりも致しますが、ほとんど人気が無      く閑散としています。植木もあり、芝生ということで維持管理も大変です。芝      生広場は、どのような目的で作られたのでしょうか。他の用途として利用する      という考えはないのでしょうか。また、出来ないのであれば出来ない理由につ      いて伺う。   (2)黒部宇奈月温泉駅周辺施設用地(駐車場・広場)では、買い上げの部分と借地      の部分(7,517.44㎡2,278坪)があります地権者との交渉で買い      上げをするための努力をしていらっしゃるとは思いますが、買い上げをするの      は不可能なのか伺う。   (3)黒部宇奈月温泉駅駐車場を有料化すると発表がありましたが、土日祝日が満車      状態になることが課題ということです。満車状態になる原因が何であると考え      ているのか伺う。   (4)市街地から滑川、富山方面の乗降者も少なくないと聞き及んでいます。なぜ、      黒部宇奈月温泉駅から乗車するのかアンケート調査などは行っていないのでし      ょうか。また、有料化することによって、滑川、富山方面からの乗降者が少な      くなる可能性もあるのではないか伺う。   (5)開業以来、駐車場が無料であることは、市内外に知られていますが、駐車場の      有料化を進められると発表されました。今後、有料化について広く市民に周知      すべきと考えますがいかがでしょうか。  2 救命講習の推進について   (1)新川地域消防本部においては、受講してもらうための広報活動は、どのように      取り組んでいるのか伺う。   (2)1月、公共施設のAEDに三角巾を配備して頂きました。中には、どのように      使用したらよいか用途が書いてありますが、救命講習の場においても実技を交      えた講習の取り入れについて伺う。  3 食品ロス削減の推進について   (1)富山県では、消費者に対して「使いきり3015」運動による家庭内食品の定      期的な在庫管理や食品ロスを防止する効果的な買い物の実践を呼びかけるなど、      手付かず食品の削減を推進しています。本市では、家庭における食品ロス削減      の必要性についての周知啓発をどのように取り組んでいるのか伺う。   (2)昨年の6月定例会において「食べきり3015」運動について質問いたしまし      た。宴会の帰り際には多くの食べ物が残されているので各団体に呼びかけて3      015運動の啓発をして頂きたいと。しかしながら周知されていないように感      じられますが、どのように取り組まれたのか伺う。 ■2番 中野得雄議員(一問一答方式)  1 新型コロナウイルスに対する当市の対応について伺う   (1)2日から休校となった事により、学校給食を納入している業者の現状はどうな      っているのか、また、対応・支援策などは考えているのか伺う。   (2)先月も帰国子女が体験入学等を行っているが、その時の受け入れ側の課題など      は何があったか。また、新学期に向けての各校の受け入れ対応はどうなってい      るのか伺う。   (3)自宅待機になっている児童には、どんな指導を行っているのか。(例えば場所      ・人数・スポーツの内容について)   (4)市内、観光・飲食業界・サービス業などの実情はどうなっているのか、また、      当局は今後どのような対応・対策を考えているのか伺う。  2 令和2年度予算案における新規及び拡充事業について
      (1)新幹線開業周年記念事業のうち、ももクロにかかる2つの事業(ももクロ春      の一大事連携誘客事業補助金、ももクロ聖地巡礼ウォーキング開催事業補助金)、      総額約8,000千円の内容について伺う。   (2)今後も、ももクロに関するイベントを単発でなく実施するのであれば、形とし      て残るもの、例えばライブ会場の宮野山で「桜の記念植樹」など計画しては如      何か。   (3)3月までの鳥獣被害総額はいくらか、また、鳥獣被害防止総合対策事業補助金      ・有害鳥獣侵入防止柵設置工事補助金の新年度拡充事業について伺う。   (4)中山間地に於いて現在の耕作未定地は、来年度どのような状況となったか。ま      た、改善策としての事業計画はあるのか伺う。  3 獣肉加工施設の取り組みについて   (1)獣肉生産組合へ来年度も1,000千円の予算が盛り込まれているが、今年度      の売り上げ状況・在庫状況はどうなっているのか伺う。   (2)新川地区でのジビエの推進として、来年度販路拡大に向けての戦略を伺う。   (3)本市の学校給食の地元食材使用率は何%か、またジビエを使った学校給食をよ      り一層推進してはどうか伺う。  4 宮野山公園について   (1)宮野山公園について、現在の桜木の本数は何本か。また、寿命や病害によって      減少している本数はどう推移しているのか。   (2)公園の桜の管理は指定管理者で行っていると思うが、どのような育樹指導を行      っているのか伺う。   (3)富山県でも有名な宮野山の桜を、次世代の子どもに残していく計画を具体的に      考える時期ではないかと思うがいかがか。 ■16番 橋本文一議員(一括方式)  1 新型コロナウイルス感染症について   (1)消費税増税に加えて新型コロナウイルス感染症などの影響で中小企業・小規模      事業者が事業活動に大きな影響を受けていると報道されている。本市の状況を      把握し市としても支援する必要があると思う。市としてどのように支援してい      くのか。   (2)全国で、マスクや消毒液など買えない状況にある。本市として消毒液など設置      できない公共施設などあってはならない。市民病院や公共施設など状況と対策      は、どうなのか。  2 道の駅(仮称)くろべ、駐車場の融雪井戸について   (1)「道の駅」駐車場の融雪水確保の為、井戸の掘削が計画され、現在、作業が行      われている。井戸の規模・本数・水量はどのような計画なのか。   (2)以前、黒部宇奈月温泉駅の井戸を掘るとき、事前に駅周辺の井戸の地下水の水      位や水量の調査をおこなった。今回の道の駅建設においても、その必要性があ      ると思うが、どうなのか。   (3)大量の水をくみ上げると、現在使っている井戸に影響が出るのではとの住民の      訴えがある。さく井戸の工事が行われる。影響は無いと判断したのか。影響が      あった場合、市としてどの様な対応を行うのか。   (4)地区住民から、駐車場の融雪水なら高橋川の水を使用してはとの声があるが検      討したのか。  3 市立小、中学校教員の勤務実態と変形労働時間制について   (1)教員の長時間勤務の悪化が文部科学省の2016年度の調査で明らかになって      いる。教員の1週間あたりの勤務時間は38時間45分であり、超過勤務時間      は小学校教員は19時間40分、中学校教員は25時間33分となっている。      全体の割合からすると、小学校教員33.5%、中学校教員57.7%が過労      死ラインとされている80時間以上となっている。以前、わが党の代表で実態      調査を行うことを述べてきた。市内の小中学校の教員の時間外労働の実態はど      うか。   (2)文科省が、「働き方改革」の一環として公立学校の教員を対象に導入させよう      としている1年単位の変形労働時間制は、1日単位の労働時間を1年単位に調      整する制度であり、繁忙期に労働時間を長くし、閑散期に勤務を短くする制度      と考えている。4月に働いた疲れを8月の休みで癒せると考えられるか。変形      労働時間制の起算日から、一年間労働時間を変えることなく教員が勤務するこ      とが出来ると考えられるのか。教員の今の勤務実態から変形労働時間制の導入      は行うべきではないと考えるが、どうか   (3)教員には残業代が支払われず、月8時間分の勤務に相当する「教職調整額」と      して、基本給の4%を全員に支給することが「給特法」で定められている。仮      に変形労働時間制が導入されれば、勤務指定時間外は残業として反映されるこ      とになる。勤務実態から見て、4%支給されているから時間外勤務を残業とし      て扱わないのが問題と考えるが、どうか。   (4)教員に余裕がなければ、「こどもたちの教育に影響が出るのでは」と危惧をす      る。長時間労働解消のためには      ① 教員を増やし、「給特法」を見直す。      ② 教員が担う仕事を減らす。無駄なこと、弊害になることをやめる。      ③ 教員が子どもたちのことを共に語れる、自分の素直な思いや本音を忌憚な       く話せる現場を作る。      ④ 目に見える数値や効率に振り回されず、すぐに結果を求めない風土を醸成       する。      以上4点についての考えはどうか、多忙化解消のため何が必要と考えるか。  4 核兵器廃絶のとりくみについて   (1)昨年の6月議会おいても質問したが、日本非核宣言自治体協議会に加盟してい      る黒部市の市長として、行動を起こし、8月に広島と長崎で開催される「原水      爆禁止世界大会」へ、市長自ら参加する考えはないか。改めて伺う。 ■4番 柳田 守議員(一問一答方式)  1 新型コロナウイルス感染拡大に係る本市の対応について   (1)政府要請及び同趣旨の県教委要請を受け、3月2日から市内の全小中学校が一      斉に休校したが、要請から日の無い中、各学校で児童・生徒や保護者に適切に      周知説明がなされたか。また休校から3日間(質問提出時)を経た現在、学校      及び児童・生徒の状況はどうか。   (2)学童保育(放課後児童クラブ)については、市内一律午後1時から6時までの      開所となった。開所に係る事前調査において、(春休み同様)午前7時から可      能との報告のあった地区もあったと聞くが決定までの経緯を聞きたい。合わせ      て各クラブの利用状況と感染防止に係る対応策を聞く。   (3)保育所・幼稚園については、その性格上、一斉休園の措置は見送られたが、学      童保育同様ウイルス感染の危険性は高いと考える。感染防止の対応状況を聞く。   (4)3月3日の全協時において、市内全小学校に設置した「自主学習場所の開設」      における、3月2日(初日)の利用状況について説明があった。1年生から3      年生の市内全対象児童922名中、午前(8:30~11:30)利用者15      0名、午後(13:00~15:00)利用者26名との報告があった。利用      率約16%であるが、利用状況、通学方法に特に問題は生じてないか伺う。   (5)新川医療圏の拠点病院で、かつ、圏域唯一の感染症医療機関である黒部市民病      院への市民・圏域民の期待は高いと考えるが、現在4床の病床数である。将来      的に感染が拡大した場合の対策方法を聞く。合わせて、今回の一斉休校におけ      る期間において、顕著な看護師等医療従事者不足はあるか。   (6)感染拡大の予防及び防止のため、全国的にも本市においても多くのスポーツや
         文化イベントが中止・延期・規模縮小に至っている。また、インバウンドをは      じめとし、観光客の減少は、本市の観光事業者等に大打撃となる可能性がある。      また、最近の株価下落が象徴するように更なる景気悪化は必至であり、製造業      をはじめとする本市の中小企業やサービス業等に影響を与えていると思われる。      現段階での本市における影響と今後想定される影響をお聞きしたい。また、こ      れらを踏まえ、今後の本市の支援策を伺いたい。  2 くろべ牧場まきばの風(牧場事業特別会計)について   (1)令和2年度牧場事業特別会計は歳入歳出予算額318,634千円と前年度予      算額を2,654千円減額(99.2%)の前年ほぼ同額であるが、収入の根      幹をなす、収益事業収入の内、ふれあい事業収入が63,835千円と前年9,      524千円減額(87.0%)とある。その要因等を伺う。   (2)一方、歳出の根幹をなす牧場運営費は268,740千円と前年192千円減      額(99.9%)とほぼ同額ではあるが、4月から導入される会計年度任用職      員数をみると、フルタイム会計年度任用職員、パートタイム会計年度任用職員      合わせて32名、昨年当初予算より6名増で人件費は6,564千円増(10      7.9%)と大きく伸びている。その要因等を伺う。   (3)昨年9月の決算特別委員会において過去5年の決算状況が示された。その中で      収益事業収入の内、牛乳等の生産物販売収入は、牛舎等の改修、乳牛等の増加      に伴い、平成29年度から8千万円台の収入と順調であるが、ふれあい事業収      入は8千万円台をピークに減少の一途をたどる。その要因等を伺う。   (4)一般会計繰入金は、平成31年度(令和元年度)予算時から1億円を超えた。      長期債定時償還金を除き、牧場運営費として来年度は76,508千円を見込      む。平成30年度までの概ね3,000万円後半から、倍増している。その主      な要因と本年度に実施した「牧場事業経営診断業務委託」の結果を伺う。   (5)昨年9月の決算特別委員会で市長は、牧場の現状に憂慮されている旨の発言も      あったと思う。平成24~25年当時も市が直営化し運営することについて種      々議論もあったが、所在地が本市であることや本市の観光活性化に資する施設      とするなど多方面から勘案し、直営牧場とするが短期間で軌道に乗せ、いずれ      は民間等に移譲する方針も掲げていたと記憶する。くろべ牧場まきばの風の今      後の方向性等について市長に伺います。 ■14番 辻 靖雄議員(一括方式)  1 小学校再編とまちづくりについて   (1)これからの学校教育の方向性は。   (2)その教育方針を実現するための小学校の適正規模は。   (3)その規模を確保するためには何校が適切か。   (4)小学校配置について留意すべき点は何か。   (5)小学校の再編は市議会と当局での議論のほか、市民全体の議論が必要であるが      どのような手法があるか。   (6)平成24年の「黒部市立小中学校再編計画」の再検討の真意は。   (7)中学校の再編統合の実現は児童や地域にどのような影響を与えると思うか。   (8)「新たな小学校再編計画」の判断はいつ頃になるか。  2 市道・県道の諸課題について   (1)土地区画整理事業区域内の都市計画道路、大黒新天線の工事完了は。   (2)土地区画整理事業区域内の都市計画道路「南線」の整備完了は。   (3)都市計画道路「前沢・大布施線」の道路整備の現状と完成目標は。   (4)県道「黒部・宇奈月線」の椚町、大黒町、上野地区のクッションドラムの撤去      計画は。  3 富山地鉄「東三日市」駅のトイレ改修について   (1)いつまでにきれいなトイレが設置されるのか。   (2)どのような内容のトイレになるのか。   (3)管理は誰がするのか。  4 公用車のドライブレコーダーの設置について   (1)公用車は何台あるのか。   (2)現在ドラレコが設置してある公用車は何台か。   (3)ドラレコは前と左右と後にすべてつけているのか。   (4)すべての公用車につける計画はあるか。 ■12番 小柳勇人議員(一問一答方式)  1 黒部市民病院の経営計画について   (1)「運営状況について」      外来病棟等の減価償却費用と企業債返済が経営を圧迫している。さらに、昨年      度は、資金状況を示すキャッシュフローベースにおいて、約1億円の資金が減      少した。単年の医療収支における市民病院の運営状況について伺う。   (2)「会計年度任用職員の給与増への対応について」      市民病院で勤務される会計年度任用職員の給与増にかかる費用負担への対応方      針について伺う。   (3)「市民病院経営に対する、黒部市民の負担について」      黒部市の一般会計から病院会計への操出金の動向について伺う。次年度の繰出      金の枠組み及び金額について伺う。特に、黒部市からの繰出金の根拠について      伺う。以上、3点について伺う。   (4)「令和3年度以降の経営戦略について」      新病院プランは、令和2年度までの計画となっている。令和3年度からの経営      戦略策定の取組方針について伺う。   (5)「新川医療圏の救急体制の動向とは」      2020年4月の診療報酬改定により救急病院への報酬改定が報道されている。      その目的は、医師の待遇改善に対応するようだが、前年度に2,284件の救      急車と33件のヘリコプターを受け入れた黒部市民病院を含め、新川医療圏で      の影響について伺う。   (6)「電子カルテの更新について」      議案第8号、次年度病院事業会計の予算案では、電子カルテの更新が提案され      ている。電子カルテの更新について、その目的や更新手法について伺う。   (7)「黒部市民病院の役割について」      富山県医療構想や国の動向は、住民の希望より、医療機関の運営効率化を進め      ていると判断せざるを得ない。黒部市民病院が新川医療圏において、果たす役      割について改めて伺う。併せて当病院の役割について関係市町間でのコンセン      サスや協力体制など今後の考え方について伺う。  2 地方創生 第二弾 目標指標について   (1)「市民(所得割納税義務者)一人当たりの所得金額」      目標値では、平成30年の2,884千円を令和4年に年間3,000千円と      している。その根拠として、平成27年から平成30年までの伸び率1.6%      の継続と消費税率の2.0%の増加分とされている。      大変魅力的な目標値設定であったと期待している。一方で、これまでの10年      間に黒部市の経済を牽引したと考えられる、新幹線開業、合併特例債、大手企      業の本社機能移転に伴う投資などの効果が今後は大幅に見込めないことは不安      材料と考えられる。      そこで、この目標値を実現していくための具体的施策についての考え方を問う。      具体的には、      (A)目標値を達成するために、必要な要素には何が考えらえるのか伺う。      (B)行政として、推進していく考え方について伺う。
         (C)持続的な経済成長を促す、次年度予算の事業について伺う。   (2)「年間社会増減数について」      目標値では、期間中を通算して30人の社会増としている。この目標を達成し      ていくため、どのような戦略と施策で取り組むのか考え方を伺う。また、併せ      て、増加を目指す年齢層や特徴について伺う。      具体的には、      (A)社会増を目指す世代や家族構成などその特徴について伺う。      (B)転出を抑制していく戦略と施策について伺う。      (C)転入を推進していく戦略と施策について伺う。   (3)「65歳以上の健康な人の割合」      目標値では、要支援・要介護認定を受けていない人の割合を81.3%として      いる。65歳から75歳未満と75歳以上など年齢別に分け、現状の割合から      目指す数値や目標について伺う。併せて、高齢者の方々が健康で暮らしていく      ための具体的な推進策について伺う。      具体的には      (A)前期高齢者と後期高齢者に区別した、現況と目標値および具体的な人数      について伺う。      (B)高齢者の方々が健康で暮らしていくための次年度における具体的な推進      策について伺う。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                 開 会 の 宣 告   午前10時00分 ○議長(辻 泰久君) おはようございます。  本日、3月定例会が招集されましたところ、出席議員は、定足数に達しましたので、これより、令和2年第1回黒部市議会3月定例会を開会いたします。  これより、諸般の報告を行います。  監査委員から例月出納検査の11月分、12月分、1月分、及び、定期監査の結果報告がありました。  お手元に配付したとおりであります。  説明は省略をさせていただきます。 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                    開    議   午前10時01分 開議 ○議長(辻 泰久君) これより、本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、橋本文一君及び新村文幸君を指名いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(辻 泰久君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期定例会の会期は、本日から3月23日までの22日間といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。  よって会期は、22日間と決定いたしました。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(辻 泰久君) 日程第3、「議案第1号から 議案第34号まで」、以上、34件を一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。市長、大野久芳君。                 〔市長 大野久芳君登壇〕 ○市長(大野久芳君) おはようございます。  弥生3月に入り、本格的な春到来が待ち遠しい昨今であります。  本日ここに、令和2年第1回黒部市議会3月定例会を招集いたしましたところ、議員各位の御参集を賜り、令和2年度予算をはじめとする市政上の重要諸案件につきまして御審議いただきますことに対し、深く敬意を表するものであります。  それでは、諸般の状況について申し上げます。  はじめに、新型コロナウイルスへの対応について申し上げます。  昨年末以来、中国湖北省を中心に世界的な流行となっている新型コロナウイルスの感染急増が、社会的、国際的な問題となっており、国は先月、この感染症を、感染症法上の指定感染症とする措置を取ったところであります。厚生労働省のまとめでは、3月1日正午現在、我が国の感染者数は、クルーズ船関係者を除き239人、うち死亡者は5人となっております。幸い本市をはじめ、県内で感染者は見つかっていませんが、2月21日以降、石川県内で6人の感染が明らかになったほか、富山県内各地を観光で訪れていた千葉県の70代女性がウイルスに感染していたことが判明する等、いつ県内で発生してもおかしくない状況となっております。  こうした事態を受け、本市では2月10日以降、2度にわたる庁内対策会議による各部局相互の情報共有のほか、消防及び市民病院では、患者搬送時の対応を打ち合わせる等、対策に努めてまいりました。加えて2月27日には「新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、当面、3月15日までのイベント及び会議について、中止できるものは中止することや、開催せざるを得ないものについても原則延期することとしました。さらには、市が主催でないものであっても参加人数が50人を超えるもの等については、市の方針を説明の上、開催中止又は延期を要請することといった基本方針を決定し、直ちに実施したところであります。  一方、国においては、安倍内閣総理大臣が、2月27日に、全国の小中学校、高等学校及び特別支援学校について本日3月2日から春休みに入るまで臨時休校とするよう要請する考えを表明し、翌28日には富山県教育委員会から同趣旨の要請を受けたところであります。本市教育委員会としましては、この判断を重く受け止め、児童生徒の安全安心と感染拡大の防止に向け、好転的な状勢変化がみられない限り、本日から今月24日までの間、市内全ての小中学校を臨時休業することといたしました。  現時点においては、事態の収束が見通せない状況であり、本市といたしましては、インバウンドを含む観光面やサプライチェーンの問題といった市内の産業に与える影響も注視しつつ、感染拡大等の状況把握に努め、何より市民の皆様の安全安心を最優先に、危機管理意識を高く持って、予防措置等の必要な対策を講じてまいりたいと考えております。  次に、暖冬少雪の影響について申し上げます。  この冬は、史上稀にみる暖かい冬となりました。特に1月・2月の県内の平均気温は、平年よりおおむね2度以上高くなり、降雪量については、2月末時点において過去40年間で最も少ない状況でありました。この影響で、民間事業者では、売上が減少している業種がみられるほか、農業関係においても、今後の降雪状況次第では、夏場の渇水など一部影響も懸念されることから、引き続き情報収集に努めてまいります。  次に、最近の経済状況について申し上げます。  財務省北陸財務局が、先月末に発表した北陸経済調査によると、北陸三県の景気について、「拡大に向けた動きに一服感がみられる。」としております。一方、内閣府が先月発表した昨年10月から12月期の実質経済成長率は、年率換算でマイナス6.3%とのことであり、速報値ではありますが5四半期ぶりのマイナス成長となりました。その要因として、輸出から輸入を差し引いた外需においては、プラス成長を維持したものの、内需の部分で消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動減等が一因と分析されております。先に申し述べましたとおり、新型コロナウイルスによる行動自粛や生産停滞等の動きもあり、今後公表される実質経済成長率改定値など経済指標に引き続き注意を払っていく必要があるものと考えております。なお、本市の1月の有効求人倍率は、2.14倍となっており、全国平均の1.49倍や県平均の1.61倍と比べ、かなり高い水準であります。これは、経済活動が活発であるという本市の強みを示すものと受けとめる一方で、過度の人手不足が事業継続への足枷とならないよう、引き続き推移を注視してまいります。  次に、スポーツについて申し上げます。  去る1月29日、大変うれしいニュースが飛び込んでまいりました。  本市田家地区出身の冨岡聖平選手が、アメリカ合衆国、メジャーリーグのオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだことであります。桜井高校在学時、夏の甲子園切符をあと1勝のところで逃したものの、その後、大学野球、社会人野球の道に進まれ、昨年は150キロ近い速球を武器に活躍されていることは耳にしておりました。日本のプロ野球でプレー経験のない選手がアメリカの球団と契約を交わすのは極めて異例のことであります。まさにアメリカンドリームのような報道のあった翌々日には、冨岡選手本人が市長室を訪ねてこられました。市野球協会会長である辻泰久議長とともに直接激励の言葉を申し上げたところ、冨岡選手からは一日も早くメジャーに昇格したいとの大変力強い決意の言葉が返ってまいりました。異国の地で、たった一人での挑戦は、想像以上に過酷な道であると思いますが、憧れのメジャーリーグへの挑戦切符を手にした冨岡投手には、ふるさと黒部で培った、何事にもあきらめず、粘り強くチャレンジする精神で、是非とも目標を勝ち取っていただきたいと期待しております。私も4万2千黒部市民とともに、引き続き冨岡投手の挑戦を力強く応援してまいります。  次に、令和2年度予算編成の基本方針について申し上げます。  地方全体の財政の現状につきましては、消費税率引上げに伴う地方消費税の増加等により地方税収入の増収が見込まれます。しかし、社会保障関係費の増加が見込まれることに加え、地方が人づくり革命の実現や地方創生の推進、さらには、地域社会の維持・再生、防災・減災対策などきめ細やかな行政サービスを担っていくことが必要であり、依然として、財源不足が懸念されております。このような状況から、令和2年度の国の地方財政対策においては、地方の安定的な財政運営を行うために必要となる一般財源総額について、令和元年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準が確保されたところであります。  これを受けて、本市の令和2年度の財政といたしましては、歳入では、一般財源総額は、実質的に前年と同水準は確保できるものと見込んだところであります。また、歳出につきましては、近年の大型事業による市債等の継続発行に伴う公債費や社会保障関係経費、そして特別会計・企業会計への繰出金、公共施設の長寿命化に資する事業費などが年々増加していることから、引き続き厳しい状況が続くものと見込んだところであります。このため予算編成に当たりましては、予算編成に先立ち行った「夏期レビュー総括協議」による施策の重点化と「選択と集中」による財源の効率的な配分に努めたところであります。また、第2次総合振興計画及び下位に位置付ける各種計画を着実に推進し、誰もが安心して心豊かに暮らせる魅力ある“黒部市”を目指し、くろべの令和新時代を切り拓く予算を念頭に置きながら予算編成に努めたところであります。  特に、令和2年度は、北陸新幹線開業5周年の年であるとともに、東京2020オリンピックパラリンピックイヤーであります。黒部らしさを沿線各地に発信できる事業や公共交通の利用促進を図る事業、さらには、市のPR効果の高い事業など、「北陸新幹線開業周年記念事業」として行う施策については、重点事業として推進してまいりたいと考えております。また、オリンピックパラリンピック関連事業や健康寿命の延伸と体力の向上等、健康・スポーツをテーマとする新規事業等についても、「2020健やか黒部躍進事業」として重点事業に位置付けたところでございます。  このほか、少子高齢化や人口減少という最大の壁に立ち向かい、持続的な地域活力創出を図る重要施策に対する取組みについては、引き続き、「健やか・展やか・朗らか黒部の創造」予算を優先課題推進事業として可能な限り予算化に努めたところであります。  これらの基本方針をもとに予算を編成した結果、予算規模は、一般会計につきましては206億4,100万円を確保しております。また、今回の予算編成では、国の緊急経済対策に呼応し、国土強靭化に関わる安全・安心の確保に向けた施策のほか、経済の下振れリスクに対し経済活動の維持・向上に向けた施策を令和元年度3月補正予算に計上し、令和2年度当初予算と合わせ「13か月予算」として一体的に切れ目のない経済対策を実施してまいりたいと考えております。また、特別会計と企業会計を加えた予算総額では、455億2,019万6,000円となり、前年度と比較して3.2%の増となっております。  それでは、令和2年度主要施策の概要について、総合振興計画における6つのまちづくりの基本方針に沿って、その主な内容を御説明申し上げます。  まず、第1の方針「自然と共生し、安全で安心して暮らせるまちづくり」についてであります。  自然環境の保全につきましては、立山黒部ジオパーク活動の支援を通して、黒部の自然景観の魅力を再発見し、地域の活性化につながるよう推進してまいります。河川・海岸環境の保全と整備につきましては、関係機関との連携により、災害に強く、自然生態系に配慮した河川改修、海岸整備の促進や海岸防災林の整備と管理に取り組んでまいります。消防・防災体制の充実につきましては、地域ぐるみで取り組む火災予防や防災意識の醸成を図るとともに、関係機関と連携し、地域防災力向上や大規模災害発生時における迅速な初動体制の構築に万全を期してまいります。交通安全・防犯対策の充実につきましては、交通事故や盗難被害、消費者被害等を未然に防ぐための意識啓発や安全施設、資機材の整備など、調和のとれた地域防犯対策を強化してまいります。  次に、第2の方針「地域の活力を生み出す産業育成のまちづくり」についてであります。  農業の振興につきましては、需要に応じた米の生産や生産性向上に向けICT技術を活用したスマート農業を推進するほか、経営面積の拡大や園芸作物の導入に意欲的に取り組む経営体を支援してまいります。商工業の振興につきましては、新幹線駅のある自治体を強みとした企業立地の促進に一層努めてまいります。また、商店街の空き店舗の活用や新たな開業・起業の取り組みに対し支援してまいります。さらに、インターンシップ参加やUIJターン者の就業支援などにより、市内中小事業所の就労・雇用機会の拡充を促進してまいります。観光の振興につきましては、山・川・海がそろった恵まれた地域資源を活かし、来訪者の満足度を高める魅力を創出するなど、世界に誇れる国際観光・交流都市として多くの人々に選ばれ続ける観光地づくりにつなげてまいります。特に、立山黒部の世界ブランド化に向けて、関西電力黒部ルート一般開放を契機とする魅力創出・受入体制の整備に取り組んでまいります。また、昨年4月に開催された「ももクロ春の一大事」のライブ効果を持続するために、ももクロメンバーが訪れた市内スポットを巡るウォーキングイベントを開催します。  第3の方針「都市基盤の充実した住みやすいまちづくり」についてであります。  公共交通対策の推進につきましては、地域の実情に応じたバス交通網の最適化と駅舎やモビリティハブなどの利用環境の改善により利用促進を図るほか、高齢者運転免許証自主返納支援事業や高齢者ふれあい福祉事業との相乗効果を高めてまいります。また、あいの風とやま鉄道黒部駅周辺整備につきましては、利用者の利便性の向上に資する整備を計画的に進めてまいります。道路の整備につきましては、主要幹線・生活道路の整備を引き続き計画的に進めます。さらには、歩行者空間の確保やストックマネジメント手法を踏まえた適切な維持、更新による安全・安心を支える社会インフラの形成のほか、道の駅「(仮称)くろべ」に係る地域振興施設及び休憩広場の整備等の促進に取り組んでまいります。市街地や住宅の整備につきましては、コンパクトシティ・プラス・ネットワークの推進によるまちづくりの方向性を示す「立地適正化計画」を踏まえた都市構造の形成を図ることとしております。水道の整備につきましては、安全で安心なおいしい水を安定供給するため、漏水対策や老朽管の更新及び設備の改良工事を計画的に行い、普及率と有収率の向上を図ってまいります。下水道の整備につきましては、引き続き、下水道整備率の向上を目指す中で、より効率的で効果的な整備手法を検討しながら、管渠整備や処理施設の長寿命化を推進してまいります。公園・緑地の整備につきましては、公園施設長寿命化計画に基づき、安全で快適に利用できる機能保全とストックマネジメントに取り組んでまいります。  第4の方針「健やかで笑顔あふれる、ぬくもりのあるまちづくり」についてであります。  保健・医療の充実につきましては、健康寿命の延伸を目指し、健康づくり推進体制の充実に努めるとともに、生活習慣病予防の強化に努めてまいります。また、産後ケアの拡充により、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援体制を整備してまいります。子育て支援の充実につきましては、中学生以下のお子さんがいる家族の三世代同居・近居を奨励し、出産、子育て環境のさらなる安定化に努めてまいります。また、施設の老朽化への対応や快適な保育環境確保のため保育施設の整備を支援してまいります。新川地域の医療拠点であります市民病院につきましては、引き続き、医師など医療スタッフの確保と育成に力を注ぎ、安全安心な医療を提供してまいります。地域福祉の充実につきましては、市民一人ひとりが慈愛と自立、連帯の精神を持ち、年齢や障がいの有無を越えて誰もが互いに支え合う社会を目指し、地域福祉推進体制を強化してまいります。障がい者福祉の充実につきましては、地域社会で障がい者が自立した生活を送れるよう、障がい者の自立支援や生活支援事業を推進してまいります。高齢者福祉の充実につきましては、要援護者、ひとり暮らし世帯への対応や社会参加促進、生きがい対策の充実に努めるほか、介護事業所における人材の確保・定着を支援してまいります。  第5の方針「豊かな心と生きがいを育み、人が輝くまちづくり」についてであります。  学校教育の充実につきましては、心身ともに健康で、感性と創造性豊かな人材の育成に努めてまいります。また、就学援助や奨学資金など教育にかかる経済的支援を拡大し、誰もが安心して学べる環境の充実に努めるとともに、遠距離通学対策をはじめ、統合中学校の円滑な運営のため、きめ細やかな対応を図ってまいります。生涯学習の推進につきましては、公民館や図書館をはじめとした各種公共施設を活動の場として、誰もが自主的に、自分に合ったスタイルで学ぶことができる学習機会の充実を図ってまいります。また、(仮称)くろべ市民交流センターにつきましては、まちなかの賑わい、新たな黒部の顔づくりの一環として、賑わい空間の整備に要する経費を計上しております。芸術文化の振興につきましては、活動拠点となる施設や設備の計画的な整備・更新を図っていくとともに、優れた芸術に親しむ機会として芸術文化活動を推進し、支援をしてまいります。スポーツの振興につきましては、市民の健康増進とスポーツによる交流人口の増加に向けて各種大会等を充実するとともに、東京2020オリンピックパラリンピック聖火リレーへの支援のほか、スポーツを通じた地域活性化を推進してまいります。また、東京2020オリンピックアーチェリー競技インド代表の事前キャンプ地として、本市がホストタウンに登録されました。キャンプを通じて、多くの市民と交流を深めることで、全国、そして世界に向けて本市の魅力を発信してまいります。  第6の方針「市民と行政がともに支えるまちづくり」についてであります。  念願でありました(仮称)富山県北方領土史料室が、本市に整備されることになりました。旧ソ連による北方領土不法占拠から75年。史料室整備によって、一層の運動の高まりと問題の早期解決に向けて、着実に取り組みを進めていきます。市民活動支援への取組につきましては、地域おこし協力隊による移住定住施策などの活動を通した地域の活性化を図るほか、市民の自由な発想を活かした事業の提案を拡充して募集するなど、市民の参画、協力を常に念頭におきながら、協働の視点でサービス及び事業の供給手法・実施方法について見直しを図ってまいります。計画的行政運営の推進につきましては、公共施設の適正配置に努め、効率的な行政運営を推進してまいります。健全財政の推進につきましては、「職員の意識改革と働き方改革」や「時代の変化と住民ニーズに応じた行政サービスの提供」などに重点を置く行政改革を推進するとともに、引き続き、財政運営指針に基づく財務規律の堅持と市勢発展のための投資のバランスを保ちながら、持続可能な財政運営に取り組んでまいります。  次に、歳入予算のうち、主なものについて御説明申し上げます。  まず、一般会計におきましては、市税収入として80億400万円を計上しております。各税目の見積りに当たりましては、これまでの本市の経済動向に加え、地方財政対策などを総合的に勘案し、計上したところであります。地方交付税につきましては、地方財政対策における国の地方交付税総額や本市の基準財政収入額及び需要額の動向などを総合的に勘案し、見込み得る額を計上いたしております。国及び県支出金につきましては、事業の内容、採択の見通しなどの精査、把握に努め、それぞれ事業に見合った額を計上いたしております。地方譲与税や地方消費税交付金、及び地方特例交付金などの各種交付金につきましては、国の地方財政対策などを基礎として積算の上、計上いたしております。市債につきましては、公共事業などの財源として必要な額を計上したほか、国の制度による財源対策として臨時財政対策債を発行することとしております。以上のような歳入の状況でありますが、なお不足する額につきましては、財政調整基金及び減債基金の繰入れをもって編成したところであります。また、特別会計、企業会計につきましても、それぞれ見込み得る財源のほか、一般会計からの繰入れをもって財源調整を行ったところであります。  続いて、令和元年度補正予算について申し上げます。  まず、一般会計についてであります。補正額は、6億7,251万4,000円の追加でありまして、補正後の予算総額を216億5,519万9,000円とするものであります。国の大型補正予算を積極的に活用し、市道改良事業費をはじめ土地区画整理事業費や中央小学校プール改修事業費等を前倒しするものであります。また、令和5年度までに全ての児童生徒に高速大容量の通信環境の実現を目指すGIGA(ギガ)スクール構想事業費を計上しております。また、篤志寄附によります基金積立金を追加したほか、個人番号カード発行事業負担金や、障害者自立支援給付費、そして、県単土地改良事業補助金、及び林業基盤整備事業費、さらには、地域開発事業特別会計繰出金を追加しております。  そのほかの補正といたしましては、過年度における国庫支出金の精算返納金を計上したほか、新川広域圏事務組合分担金や新川地域介護保険ケーブルテレビ事業組合分担金の減額を計上しております。歳入では、市税のほか地方交付税、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰越金、市債を追加するほか、自動車税、環境性能割、交付金の計上や基金の戻入れの調整を行うものであります。繰越明許費は、年度内に完了しない見込みの事業費を翌年度に繰り越して執行しようとするものであります。また、特別会計においては、事業収入の実績等を勘案の上、所要額を計上するものであります。専決処分は、除雪対策事業費の補正予算の承認をお願いするものであります。  予算関係以外の議案につきましては、条例関係として、「黒部市長等の損害賠償責任の一部免責に関する条例の制定」等16件、その他議案が1件であります。  以上、本日提出いたしました議案につきまして概要を申し上げました。なお、詳細につきましては、本会議、委員会等で御説明申し上げます。何とぞ慎重御審議の上、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げ、提案理由といたします。                〔市長 大野久芳君自席に着席〕 ○議長(辻 泰久君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。議事の都合により、3月3日から6日までの4日間は、本会議を休会とすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。よって、3月3日から6日までの4日間は、本会議を休会とすることに決しました。なお、3月7日、及び8日の2日間は、市の休日でありますので休会であります。3月9日は、午前10時開議、提出諸案件に対する質疑、並びに市政一般に対する質問の代表及び個人質疑・質問を予定しております。提出諸案件に対する質疑、並びに市政一般に対する質問の通告書は、4日、正午まで提出願います。  本日は、これをもって散会いたします。   散会 午前10時34分...