黒部市議会 2019-06-17
令和元年第3回定例会(第3号 6月17日)
主体)請負契約の締結について
第2 議案第71号
令和元年度黒部市
一般会計補正予算(第1号)
議案第72号 黒部市長及び副市長の給与の特例に関する条例の制定について
議案第73号 黒部市
森林環境譲与税基金条例の制定について
議案第74号 黒部市
各種委員会の委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部
改正について
議案第75号 黒部市
税条例等の一部改正について
議案第76号 黒部市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定め
る条例の一部改正について
議案第77号 黒部市立たかせ
小学校大型スクールバスの取得について
議案第78号 (仮称)鷹施・高
志野統合中学校校舎大規模改造第2期工事(建築
主体)請負契約の締結について
(
委員会付託 )
第3 請願第1号 産官民による生地駅
周辺活性化の実現に関する請願書
(
委員会付託 )
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
本日の出席議員 18人
1番 谷 村 一 成 君 2番 中 野 得 雄 君
3番 大 辻 菊 美 君 4番 柳 田 守 君
5番 助 田 要 三 君 6番 金 屋 栄 次 君
7番 柴 沢 太 郎 君 8番 成 川 正 幸 君
9番 高 野 早 苗 君 10番 中 村 裕 一 君
11番 山 田 丈 二 君 12番 小 柳 勇 人 君
13番 木 島 信 秋 君 14番 辻 靖 雄 君
15番 伊 東 景 治 君 16番 橋 本 文 一 君
17番 辻 泰 久 君 18番 新 村 文 幸 君
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
本日の欠席議員
なし
――
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説明のため出席した者
市長部局
市長 大 野 久 芳 君
副市長 能 澤 雄 二 君
総務企画部長 有 磯 弘 之 君
市民生活部長 村 田 治 彦 君
産業経済部長 山 本 稔 浩 君
都市建設部長 島 津 博 君
総務企画部理事総務課長 魚 谷 八寿裕 君
市民生活部次長福祉課長 平 野 孝 英 君
産業経済部次長農業水産課長 霜 野 好 真 君
都市建設部次長街路公園課長 熊 野 勝 志 君
会計管理者 柳 原 真美代 君
総務企画部次長企画政策課長 島 田 恭 宏 君
総務企画部次長財政課長 林 茂 行 君
総務課行政係長 武 隈 渉 君
市民病院
市民病院事務局長 山 本 真 也 君
市民病院事務局次長総務課長 長 田 等 君
教育委員会
教育長 中 義 文 君
教育部長 長 田 行 正 君
教育委員会事務局次長学校教育課長 高 野 晋 君
監査委員 松 野 優 君
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
職務のため議場に出席した
事務局職員
事務局長 鍋 谷 悟 君
議事調査課長 朝 倉 秀 篤 君
議事調査課主幹 橋 場 和 博 君
主事 宮 津 健 君
――
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開 議
午前10時00分
○副議長(
山田丈二君) おはようございます。どなた様もご苦労さまでございます。
議長の都合により副議長が議事を進めさせていただきます。
定足数に達しましたので、会議を開きます。
本日の
議事日程は、お手元に配付したとおりであります。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○副議長(
山田丈二君) 日程第1、先日に引き続き各議員による提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。
7番、
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君質問席へ移動〕
○7番(
柴沢太郎君) おはようございます。どなた様もご苦労さまでございます。それでは、通告に従い一問一答方式で質問を行います。
まず、大きな項目として2つ、まず初めに道の駅(仮称)くろべについてでございます。
私自身、ことしになってこれまで多くの会合に参加しているのですが、どこに行っても言われるのが、風呂とスーパーのことであり、道の駅ゾーンについてはほとんど聞かれなくなりました。これは、市民の方々も風呂とスーパーは生活に密着する身近なことなので、気になる方が多いのかなと。また、商業関係の方々に関しても、私もたくさん知り合いの方がいるのですが、2年前は道の駅の新しい情報が入ったらすぐに教えてほしいとか、テナントの募集についてどういう形になるんだとか、とにかく新しい情報が入ったらすぐに教えてほしいと、よく電話がかかってきました。ただ、道の駅に隣接するスーパーができるという話が持ち上がってから、そのような方々から連絡が本当に少なくなりました。これ、会合などでその方に会って話してみると、様子見していると。要は、商売として成り立つのか様子見されているのでしょう。
そこで1つ目の質問です。ここ最近、市民の方々の関心が道の駅に隣接する商業施設と、誘致している温浴施設に傾きつつあるように感じます。そのような中、
地域振興施設に多くの方に来ていただくために、さらなる魅力創出が重要だと考えます。
地域振興施設内の
フードコート、
物販施設について、現時点の考えを伺います。
〔7番
柴沢太郎君質問席に着席〕
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) お答えいたします。
地域振興施設内に設置予定の
フードコートにつきましては、黒部にかかわる素材を生かした商品の提供を考え、
飲食スペースを含め、面積で約420平方メートル、厨房の数は4カ所または5カ所を想定いたしております。隣接するキッズスペースも含め、一体的な
飲食休憩スペースの整備が図られるよう、検討しているところでございます。また、
物販施設につきましては、黒部を含む新川地域などの特産品や商品の販売を想定しており、面積は約230平方メートルと考えております。なお、
地域振興施設内の店舗経営は
テナント方式と考えており、
テナント事業者などのアイデアや取り組みが、道の駅(仮称)くろべのさらなる魅力の創出につながり、多くの方々にご来場いただけるよう、
民間事業者と協力を図ってまいりたいと考えているところでございます。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) はい、わかりました。これですね、隣の商業施設と共存が可能なのかちょっとわかりませんけど、これ例えば道の駅のほうで商品が1,000円で売られてたとして、隣のスーパーで800円で売られたとしたら、やはり普通に考えて消費者はわざわざ高いほうで買うのかなと考えます。施設内の
フードコートと
物販施設については、多くの方に利用していただけるように、利用者が何を求めているのか、しっかり考えて、またご判断をいただきたいと思います。
続いて、2つ目の質問に移ります。
先般、大学の教授が来て、道の駅のデザインについて説明されていました。いろいろな理論を述べておられましたが、なるほどと思えるのが富山市にある
富岩運河環水公園かなと考えます。平成29年の観光客入り込みランキングで1位になってまして、251万5,000人の方が訪れる富山県で一番のスポットです。この環水
公園ですけど、週末に行ったら、まず車をとめれる気がしません。運よく車をとめれたとしても、今度は某
有名コーヒー屋さんに人が並んでいるわけですね。並んでコーヒーを買ったとして、まあ店内で飲める場所や、外のテラスも座る場所がないときもあります。そして何といっても人が多いですわ。特に若い女性が本当多いなと。何をしてるのか見ると、水辺の周りを散歩したり、携帯で写メを撮ったりしてるわけですけど、そこで撮られた写真がインスタグラムでアップされると、多くの人に瞬く間に拡散するわけで、若い人の宣伝効果は、下手な宣伝よりははかり知れない効果があるのかなと。あと若い女性が多いところは、本当、男性も多いなと思います。さらに、この環水
公園を見ると、教授の言ってた水辺や空間のデザインはキーポイントだなと感じるわけですが、植樹の意図が少しわかりにくいわけでございまして、そこで2つ目の質問です。
道の駅(仮称)くろべの基本設計のパース図から100本以上の植樹が行われることが見てとれますが、意図と効果について伺います。また、癒し効果として、花を生かしてもいいのではないかと考えますが、こちらについても伺います。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) お答えをいたします。園地内や築山に予定しております植樹につきましては、
整備予定地周辺には日陰となり得る施設がなく、直接日差しが当たることから、快適な休憩場所を確保するために、高木や東屋、テント地のシェードなどを用いて日陰を設ける必要があります。高木は成長するまでに時間がかかるため、園地に樹木を移植するなどし日陰をつくり、休憩場所を設けてまいりたいというふうに考えております。
加えて、植樹により築山の表面に施す芝生の面積を少なくすることで、
ランニングコストの抑制にも配慮したいというふうに考えているところでございます。また、築山周辺には花木を植生することにより、駐車場側から見た際には、築山の花木と黒部の山並みとのコントラストが、癒しや魅力の創出につながるものと考えております。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) ちょっと確認したいんですけど、本当にこれ100本も植樹するんですか、これ。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) 植樹につきましては、高木ということで、近隣のところから大きいやつを移植するということを考えておりまして、パース図では少し見ばえのいいように盛り上がっている部分もございますけれども、実際に植樹をする際には、その辺の実態も踏まえながら、どういう形で日陰ができるかも含めて検討してまいりたいというふうに考えています。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) はい、わかりました。これですね、私、昔から思うのですけど、黒部市は本当に花の少ない市だなと思います。あと、この年になると思うんですけど、黒部市は本当、若い方が集う場所が本当、ないなと思います。できたら若い方がぜひ喜ぶような場所にしてあげてほしいなと思います。
それでは、3つ目の質問です。市民の方々から、道の駅整備に伴い、
市内バス路線の
ルート変更について意見をいただくのですが、こちらについて市の考えを伺います。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) お答えをいたします。道の駅整備に伴う
市内路線バスの
ルート変更につきましては、道の駅の市民利用の観点からも、その必要性は認識いたしているところでございます。
ルート変更の内容につきましては、今後、公共交通のあり方を協議する黒部市
公共交通戦略協議会の中で検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) はい、わかりました。うちらでございますけどね、沿線の方の住民の、特にバスを利用されている方の意見をしっかり聞いて、もしそのような要望があれば、ぜひまた応えていただきたいなと思います。
道の駅につきましては、
特別委員会でも議論できるのでここまでにして、次の2つ目の大きな質問、
市有墓地についての質問に移ります。
まず、この
市有墓地ですが、市が直接管理している市営墓地ではなく、土地は市の所有ですが、草刈りや掃除などは墓地の使用者が行っている市の墓地であります。この
市有墓地ですが、現在、墓地を取り仕切る管理者がいるのかいないのか、また昔から存在自体していたのかわからないため、今、さまざまな問題が起きているわけであります。数多くある問題の中で一番の問題は、一体誰のお墓なのかわからないものや、また使用者がどこにいるのかわからないお墓がふえてきていることです。つまり、無縁墓や墓石の放置といった問題であり、これは
所有者不明土地の問題や空き家の放置と全く同じ問題になっています。この墓石の放置の問題に関しては、先日ある寺院の方から相談を受けたのですが、長年放置されていたお墓があって気になって中を見たら、中に何も入っていなかったと。これは使用者が墓石をそのままにして骨つぼを持って移転したのか、あるいは10年前に富山県の東部で女性の骨つぼが多く盗まれた事件がありましたが、そのような事件に起因しているのかわかりませんが、放置される墓石の理由はわかりません。また、市有地の売買や転売、
無断使用という問題もあります。売買や転売に関しては、以前市民から、ある業者が墓地の区画をロープでくくっていて、この区画を売りますという看板を立てていたことがあったと。あれは一体どういうことなのかとの指摘もありました。
そして、市有地の
無断使用、こちらですが、誰が許可しているのか把握できませんが、現在でも次々とお墓が建っています。そこで、墓地敷地内の市有地の範囲を調べるため、特に相談が多い
市有墓地2カ所、生地神明町
共同墓地と吉田越湖公図と登記簿、墓石名をもとに私のほうで調査しました。その際、公図ではわかりにくかったので、登記簿上黒部市と民有地の境界線にお墓が立っている住民の方に来ていただき、境界線の確認をしました。その結果、市有地の範囲は把握でき、2つの墓地で合わせて約1,000基のお墓が立っていることが確認できました。これは余りにも墓の数が多く目測値です。こちらですが、過去の航空写真を比較すると、昭和22年の写真では荒れ地だったところや、墓がぽつんぽつんとしか建っていなかったところが、昭和50年の写真では墓でびっしり埋まっているのが見てとれます。
そこで、昔のことを覚えている方にお聞きしたところ、昭和20年から30年当時、国有地や市有地で畑を耕している方がよくいたり、納屋や倉庫を建てている人もいたと。要するに何でもありだった時代に、市有地に多くのお墓が立ってしまったと。そして、現地で墓地の内部をよく見ると、区画が整っているエリアと、歩く通路もなく区画が整っていないエリアに分かれているのが見てとれます。これはしっかりとした管理下のもと、お墓が建てられたエリアと、昔、江戸か明治かどのような時代から存在していたのかわかりませんが、もしくは許可がなくお墓が乱立したエリアに分かれていることが想像できます。
さて、数年前になりますが、ある資料を見つけました。昭和50年、岡本市長の時代に墓地を整備し、貸し付けする事業として行われた
墓地貸し付け事業の計画書です。事業計画の中にこのような記述がありました。市有地無
届け使用者の中止指導と。この記載から、当時、市有地の無
届け使用者に中止の指導を行っていたことが伺えます。そして、今日、既にお墓を立てている方に中止の指導を行うことは不可能でありますし、お墓の中で眠っている方は、そっとしておいてあげたほうがよいと考えます。しかし、今後は法がしっかりと遵守されるよう努めなければならないと考えます。
さて、前置きのほうが長くなりましたが、それでは質問に入ります。質問1から3までは、まずは
市有墓地の現状と管理者の存在について質問させていただきます。
1つ目の質問で、黒部市が所有する
市有墓地の数を伺います。また、その中で昭和23年、
墓地埋葬等に関する法律施行以前より村・町が所有していたみなし墓地や、
ポツダム政令により黒部市の所有となったものについて把握しているのか伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 現在、市の墓地については、大きくは2つに分類されます。1つは市有地で、市が条例に基づいて直接管理・運営する墓地が2カ所。一方、市有地であるものの、管理者が不明なところも含めた墓地を22カ所把握しております。その中でみなし墓地や
ポツダム政令により市の所有となったものについては、当時の状況を確認することが難しく、その全体を把握することは困難であると考えております。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) 確認で少し再質問させていただきます。
こちらでございますけど、黒部市の固定資産の名称のほうで、名称が
共同墓地となっているものと、ただの墓地と2種類ございます。これですね、墓地法が施行される前からあったものについては
共同墓地。この墓地法が施行された後は墓地と、このような認識でよろしいんですか。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 墓地の名称として、墓地もしくは
共同墓地と表示されたものについての明確なその定義、区分というものは、私どもでは現在把握いたしておりません。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) わかりました。そしたら結構でございます。
そしたら、続けて2つ目の質問に入ります。
過去の航空写真を年代別に比較すると、
市有墓地が新たにつくられた箇所、段階的に拡大していった箇所が見てとれます。
墓地埋葬等に関する法律及び黒部市
墓地納骨堂または火葬場の経営の許可等に関する条例において、経営者、管理者の設置届、図面、帳簿の備え、区域変更の許可の決まりがあるが、
市有墓地においてこれらはなされていたのか伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 墓地を経営しようとする方や、墓地の区域を変更しようとする方は、
墓地埋葬等に関する法律及び黒部市
墓地納骨堂または火葬場の経営の許可等に関する条例に基づき、市長の許可が必要であります。市では、適宜墓地の状況について確認するなど、現状把握に努めておりますが、過去からの経緯では、長年の慣例と地区の皆さんの互いの良識の上、墓地の経営や区画変更についての相談や申請を市に行わないまま、墓石の建立がなされたところもあるのではないかと推測しております。市といたしましては、墓地の管理は公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障なく行われるよう適切な
墓地経営許可に努めてまいりたいと考えております。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) 続いてもう3つ目も行きます。
市有墓地の経営及び管理主体について、どのような団体、個人が経営者、管理者となっているのか、その分類についても伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 市有地にあっては、市が管理している墓地以外は、地縁団体や
墓石所有者の皆様方が所有しているものと認識しておりますが、長い年月の中で、過去からの経緯が不明瞭なこともあり、全ての墓地の管理者を明確に把握できていないのが現状であります。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) 少し再質問させていただきたいんですけど、現存する資料の一部から、経営者は黒部市、草刈りや掃除は墓地の使用者というのが見てとれます。しかし、この墓地使用者に許可を出したり、取り消しや返還とかいろんな庶務を行う、墓地を取り仕切る管理者の記載が一体誰なのか把握できません。これですね、仮に管理者がわかれば、例えば30年前に亡くなっていたとしても、例えばその方が寺の門徒さんだったりしたら、再度その団体にお願いに行くこともできるわけでございます。確認したいのは、やはり昔これ、県から許可がおりてると思います。この管理者に関しては、これ資料が紛失したり存在していないため、もうわからないものなのか。そもそも管理者などいないまま県が許可をおろしたのか、これちょっと伺いたいと思います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 過去に墓地の開設、管理者を置く、もしくは墓地の開設についての許可は、おっしゃるとおり県知事の事務でございました。それを市町村のほうに事務移譲がなされたわけでありますが、そのあたりの経緯といたしまして、許可を誰がどういうふうになさったのか、その管理者が誰かということについては、現在そこのあたりについては不明であります。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) これ、私ね、失敗したなと思うのは、市長が県議会時代のときに、これちょっと県のほうで取り上げてもらってもよかったかなと。これ一体どういうことになっているのかと。そのように思います。ただ、これ、かなり昔のことですし、余りに過去にとらわれ過ぎると前に、解決に向けて話が前に進まなくなりますし、この資料を探すのに職員の方、何日もかけて探すのもあれですから、これからどうするかという観点で、視点で、次の4つ目の質問に移ります。
毎年、お盆の時期に
市有墓地内に放置される刈り草やごみについての苦情が寄せられます。お盆の期間中は、墓地周辺は県外ナンバーの車の路上駐車でびっしり埋まりますが、墓参りで県外から帰省し、刈り草やごみを新幹線や車で持ち帰るとは考えにくく、市有地内に山積みに放置されることもあります。また、墓に食べ物が供えてあると、カラスや動物の格好の餌となってしまい、食べ物の食いかすが散乱するわけでございます。そこでお盆期間中、ごみ放置を抑止する立て看板の設置、もしくは臨時ごみ捨て場の設置が必要と考えるが、市の考えを伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 墓石は建立された方の所有物でありますので、その管理については所有者が行うべきであります。刈り草やごみにつきましては、各自がごみ収集カレンダーなどに基づき、マナーを守って処理していただきたいと考えております。市といたしましては、環境の保持と保全の観点から、墓地周辺に影響を及ぼす状態となっている場合は、状況を確認して、その所有者に対応をお願いしてまいりたいと思っております。
また、地縁団体や
墓石所有者の皆様から相談がございましたら、環境の維持と保全のための方策として、どのような対応が効果的なのかを状況に応じて検討してまいりたいと考えております。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) 非常に残念な答えでございますけど。放置されたごみなんですけど、毎年、自分のほうで清掃してます。一番ひどかったのは4年前ぐらいでございまして、物すごいごみが出まして、会社の2トントラックを持ってきて、トラックに山積みにして、会社のごみボックスのほうに捨てました。3万ぐらいかかってですね、うちの母ちゃんも、何持ってくるかとびっくりしよったんですけどね。このごみの件に関しては、少しことしのお盆、どれだけごみが出るかわかりませんけど、もう出た場合は、また出ないような対策を、再度また検討いただきたいなと思います。
続いて、5つ目の質問に移ります。
近年、
市有墓地の利用者、近隣住民や寺院の関係者などから、
市有墓地内の無縁墓がふえているのではないかとの相談を受けます。核家族化や少子・高齢化も相まって、今後ますます無縁墓が増加することが予想される中、
市有墓地内の無縁墓の対応について、市の考えを伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 墓石は所有者や縁故者が適切に管理し、永続的に子孫へ承継されていくべきものと考えております。しかしながら、少子化、核家族化が進むと同時に、家意識も希薄化し、今後、無縁墓の増加が懸念されるところであります。一方で、墓地についての考え方が多様化しており、その選択は個人、親族の考え方や個々の事情によるところが大きいと思われます。市といたしましては、将来に向けて共同墓を含めた墓地のあり方の研究が必要であると考えているところであります。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) こちら再質はございませんけども、少し述べておきたい課題がございます。この無縁墓については、今後2つの問題があります。1つは、お墓の中の骨つぼをどうするかという問題です。もう一つは墓石の撤去ですね、この問題がございます。特にこの墓石の撤去に関しましては、将来空き家と同じで、最終的に撤去する費用を誰が支払うのかという、これ深刻な問題になるかと思います。また、この墓石に関しては、他県の方が黒部市に来て驚かれるのは、黒部市のお墓ちゃ大きくて立派な墓が多いと。これは将来、墓石を撤去する際、非常に高額な費用がかかることが想定されます。誰が撤去するのかわかりませんけど、この2つは今後の問題提起とさせていただきたいと思います。
それでは、最後に6つ目の質問に入ります。
管理が行き届いていない
市有墓地は、一旦、市の管理下に置き、使用者に使用届けを提出していただくなど、墓地の使用者を把握し、使用状況など実態の確認を行う必要があると考えます。また、市有地に無断で墓を建てたり、土地が売買、転売されないよう監視を行い、法がしっかり遵守されるよう努めなければなりません。設問4、5、先ほどの問題を含め、故意に放置されている墓石、傾いている樹木の撤去など、まだまだ多くの問題があります。将来、人の把握や対応が困難にならないように、まずは管理がいき届いていない
市有墓地から早急に行政で調査、管理を行う必要があると考えますが、市の見解を伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 市有地にあっては、市が管理している墓地以外は、地縁団体や
墓石所有者の皆様が適正に管理されることを基本といたしております。そのため、環境の維持と保全の観点から、管理が行き届いておらず、墓地周辺に影響を及ぼす状態となっている場合には、状況を確認して、その所有者に対応をお願いしてまいりたいと考えております。また、墓地の管理につきましては、地縁団体等と協力しながら、今後の管理の方向性を検討してまいりたいと考えています。
〔7番
柴沢太郎君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
柴沢太郎君。
〔7番
柴沢太郎君起立〕
○7番(
柴沢太郎君) 突然このような提案をして、よい返答が返ってくるとは期待してもいなかったのですが、少し述べて終わりますけど、まずこの早急に調査や管理を行わなければならない理由というのは、今ほど述べましたとおり、これは空き家と同じで、対応が遅くなればなるほど、手の打ちようがなくなりまして、墓石の撤去費用を最終的に誰が支払うのかという、ここが最大の問題であると思います。
あと、地区はいろんな方々が協力してやらなければならないんですけど、民間だとどうしても個人情報保護という、この壁にぶち当たってしまいます。これ空き家や
所有者不明土地の問題も一緒でございます。それで、やはり今後、私、取り急ぎ市で行ってほしいのは、早急に行わなければならないのは、これ以上、市有地に無断で墓が建たないような対策を、ちょっと早急に考えていただきたいなと思います。これは、例えば地区関係者や業者や行政が集まって、墓地に墓を建てる際の許可の取り決めなど、早急に検討していただきたいなと。また、もし業者でもいいです、許可なく墓を建てた場合、将来撤去する費用を一体誰が支払うのかと。これについても検討しなければならない問題だと考えております。いろいろ述べても、すぐ答えは出ないと思いますけど、今回の議会では、問題提起という形にさせていただきたいと思いますので、またいずれこの件に関しましては、この議会の場でまた質問させていただきたいと思います。
以上で質問のほう終わります。
〔7番
柴沢太郎君自席に着席〕
○副議長(
山田丈二君) 次に、9番、高野早苗君。
〔9番 高野早苗君質問席へ移動〕
○9番(高野早苗君) どなた様もお疲れさまです。令和という新しい時代を迎え、穏やかな日々を願う国民の願いはむなしく、目や耳を覆いたくなるような悲惨な事件や事故が後を絶ちません。平和で犯罪の少ない安全な国と言われていた日本はどこへ行ったのでしょう。今やどこにいても想定外の事件や事故が起きています。子供たちは何を信じて大人たちの中で成長していけばいいのでしょうか。県議会でも奥田交番や池田駐在所への襲撃など、県内外の重大な凶悪事件が相次いだことを受けて、地域の防犯力や治安維持能力を強化すべきという今後の取り組みをただした質問に対して、安全確保へ有識者会議を設置するとの知事答弁が新聞に掲載されていました。私は、本定例会において、宝である子供たちの安心安全対策を初めとした子供関連の3項目について質問させていただきます。
まず、1項目めの、子供たちの安心安全対策についてであります。
去る5月、滋賀県で衝突した車が散歩中の交差点で信号待ちの保育園児の列に突っ込み2人死亡、2人重傷という痛ましい事故が起こりました。園児たちは、毎朝同じくらいの時間に保育士らと同じ道を通って散歩しており、この散歩中の事故とのことであります。この事故の後、散歩の是非さえも議論されるところとなりました。本末転倒ではないでしょうか。園外活動は、子供たちが季節を感じながら、地域の皆さんや社会と触れ合うとともに、交通や友達とのルールを学ぶ、子供の成長にとって欠かすことのできない大切な活動だと思います。
1点目として、保育所やこども園における本市の園外活動の現状及び安全対策について
市民生活部長に伺います。
〔9番 高野早苗君質問席に着席〕
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) このたびの事故を受け、市内の保育所、こども園及び幼稚園における園外活動、いわゆる散歩中の交通安全の注意喚起、散歩コースの再点検及び危険箇所などの確認を緊急に行ったところであります。子供たちの散歩は、国の保育所保育指針及び幼稚園教育要領にもありますように、子供が身近な自然や地域社会の人々の生活に触れ、豊かな体験を得る機会を設ける上で重要な活動であります。現在、各施設では十分な安全対策のもとに、積極的に園周辺の散歩に出かけております。まず、事前に散歩コースの下見をし、危険箇所などの把握、確認を行っております。散歩中は子供に合わせた職員配置に留意し、交差点では道路から離れた位置で待機しており、道路を横断する際には、保育士が子供を守る位置に立つなど、常に子供たちに目を配り、安全確保に努めております。また、散歩後は危険箇所など気づいたことを記録するとともに、必要に応じてコースの見直しなどの検討を加えております。
このような取り組みは、各施設が自主的に実施しているのが現状でありますが、今後は各施設及び保護者と協議し、警察の指導も受けながら、統一した安全管理マニュアルを作成し、さらなる安全対策に努めてまいります。さらに、危険箇所などを書き込んだ地図を作成し、保育士の共通理解を図ってまいります。また、地図を掲示、配付することで、子供たちも危険箇所などに気づき、保護者からも有効な情報が寄せられるなど、より一層の安全対策につながると考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 今、すごい丁寧な答弁をいただきましたら、市内全ての保育所とかで園外活動経路について調べたり、危険箇所を調べられたりしたということがよくわかりました。そして、回避する方法をとられたということもよくわかりました。調査をされた危険箇所のところで、早急に直してほしいなとかという、そういう要望とかはなかったものでしょうか。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) まず、危険箇所の把握をしっかりと今させていただいており、再確認させていただいております。その中で、どうしても回避、散歩のコース等の回避等、自分たちでできないところについては、そこら辺、今から整理させていただきたいと思っております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) しっかりとまたお互いに協議して、整理していっていただきたいと思います。それも速やかに、あれば速やかにということでお願いしたいと思います。今回の事故では、防護柵の有無の議論がされております。三日市大町交差点には、ポールと鎖がありました。ほかの箇所では、ガードレールのあるところもありました。ないところも多々あり、完全ではないと思います。14日の本会議で、桜井高校付近の交差点で路面標示を検討されていると答弁されておりました。心配していた1人として心強く感じました。
2点目として、交差点における今後の防護柵設置計画について、
都市建設部長にお伺いします。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) お答えをいたします。本市では、主要な幹線道路は歩車道境界ブロックを設置し、車道と歩道を分離することで歩行者の安全確保を図っております。防護柵は事故を未然に防ぐ上でより効果のある施設かと思いますが、現在、本市では交差点において防護柵を設置しているところはございません。しかし、先般の滋賀県での事故を踏まえ、今後、国・県の動向を見ながら、必要な箇所について設置の検討をしてまいりたいというふうに考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 道路をつくったのは行政です。日がたてば、つくったときと交通量など利用状況も変わってくると思います。要望や苦情対処だけではなく、もちろん現在も頑張っておられますのはよくわかっております。ですが、現場主義で市民の安全安心に寄り添っていただきたい。そして、また防護柵は今ないということでしたが、必要であれば検討するとかのまた対処をお願いしたいと思います。
次に、小中学校の登下校では、防犯パトロール隊や見守り隊、交通安全指導員が、皆様ご尽力によりまして、市民ぐるみの安全運動が取り組まれております。心から感謝申し上げたいと思います。一方、本市の小中学校への通学は児童生徒と保護者が学校と相談して決めている通学経路であり、通学路の指定ではないとお聞きしております。通学路とは、各学校が児童生徒の通学の安全の確保と教育的環境維持のために指定している道路とされ、学校保健法第2条では、学校においては児童生徒などの保健・安全などに関する事項について、計画を立てこれを実施しなければならないと規定されております。また、通学路であれば国の助成もありますし、ある程度ルートを決めて重点的に見直すとともに、ブロック塀などの地震対策も図られるのではないかと考えます。登下校するためには、個々の家の枝葉となる道もありますし、幹となる多くの人が通る大きな道もあります。これら全ての道を通学路として指定することは無理かと思いますが、通学路として指定できるところは積極的に指定すべきと考えます。3点目として、通学路指定の見解について、教育部長に伺います。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) お答えいたします。本市
教育委員会では、児童生徒や保護者と学校が相談して、自宅から学校までの登下校の経路を決めており、とりわけ小学校1年生においては、入学前に保護者が児童と数回、一緒に登下校の経路を通って、交通の状況などを確認しており、こうした家庭で決めたルートを本市では通学経路と呼んでおります。これらの通学経路のうち、危険箇所につきましては、交通安全の観点を中心に通学路の改善として道路管理者等の関係機関と相談し、道路の拡幅や歩道整備、防犯灯整備などの対応を講じてきたところでありますが、近年、子供を取り巻く環境が変化する中で、学校管理下における児童生徒の交通安全や防犯に関する対応も多様化してきており、
教育委員会では児童生徒の登下校の安全確保に向けて関係機関と連携して、より安全安心な環境整備に努めてまいりたいと考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 今回の定例議会において、通学に関する安全についての質問が複数ありました。そのとき見せてもらっていたのは、通学路とたしか質問されていたのですが、通告書は通学経路と訂正されておりまして、私としては何か違和感を感じました。昔と違って安全安心神話の崩れている現在、しっかりと幹となる通学路を確立する必要があるのではないかと思います。場合によっては歩道の整備も必要かもしれません。これらを整備しながら、枝葉となるそれぞれの道を決め、しっかりとした幹である通学路へと誘導する必要があると思うのですが、もう一度、教育部長、通学路について今後どのように進めていこうと考えておられるのかお聞かせください。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) 議員さんおっしゃるとおり、児童生徒が多く利用する道路は多いんですが、重点的に子供たちが多く利用している学校周辺の道路とか、今ほど言われました幹となる幹線道路について、危険箇所の整備を重点的に進めるということは重要というふうに考えておりまして、それに関するような方策を
教育委員会としても検討していきたいと思っております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 通学経路としてきたそういう歴史的背景というか、そういうのも確かにあると思います。やっぱり皆で話し合われて今の結果であろうかと思います。ですが、今までではなく、何が起こるかわからない現在においては、やっぱり幹となる、されてはいるんですけれども、きちんと指定した通学路ということに、私はどうしても重要性があるんじゃないかなと行き着いてしまうんです。まず、通学路に対しての近年の県内外の事例を調査していただきたいと思いますが、それはできますでしょうか、教育部長。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) 今ほど議員さんのほうからの質問ありましたような点もありますので、
教育委員会として、通学路についてもう少し研究していきたいと思っております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 今、力強い教育部長のお答えをいただきましたので、再度、いずれかはここで議論をしたいと思います。お願いいたします。
次に、本市では市当局、学校、警察関係で年に1度、合同通学経路の安全点検が実施されているとお聞きしております。一方、平成25年5月に、文部科学省、警察庁、国土交通省の連名の通知には、学校、警察、道路管理者などが連携して行う通学路危険箇所合同点検、それに基づく対策の協議や各機関による取り組みを定期的に行うための推進体制の構築が求められたことから、全国各地で通学路安全対策プログラムを策定されています。そして、横断的に関係機関との連携体制を構築するとともに、このプログラムに基づき、定期点検や必要な対策を講じ、それらを可視化して成果を上げているとのことです。通学路安全対策がわかりやすいということは、そこを通る住民やドライバーも気をつけるということになります。ホームページでも誰が見てもわかりやすい他市の対応が幾つもありました。通学路なので、
教育委員会に行けばよいのか、はたまた都市建設部や産業建設部なのか、市民生活部や交通防犯係に行けばよいのかという相談を聞くたびに、一元化されていればという思いでありました。4点目として、黒部市通学路安全対策プログラムをつくれないかについて伺います。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) 本市では、児童生徒の通学時における安全確保に向けた取り組みを実施するため、平成28年3月より黒部市通学路安全推進会議が設置されております。この推進会議において、黒部市通学路安全プログラムが策定され、これに基づき国や県の道路管理者、学校、PTA、警察等の関係機関と、登下校における危険箇所を点検しております。また、点検した危険箇所につきましては推進会議で検討され、必要な対策につきまして関係機関と協力し、対応を進めているところであります。今後は、これまで以上に情報共有を図るために対策後の検証や効果、広く周知できているかなどの把握を進めていく必要があると考えております。引き続き
教育委員会としましても、児童生徒が安全に通学できるよう、継続的に取り組んでまいりたいと考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 私の認識不足でした。本日までに私も気がついてました。黒部市通学路安全対策プログラムというものがあるということを、もう一度見直したわけです。そして、それにしてもホームページでは黒部市の対応は見つけることができませんでした。教えてもらって、やっと行き着くということでした。私らみたいにインターネットが余り詳しくない者が、黒部市通学路安全プログラム、こういうふうにして検索すると、表示できませんって出てくるんです。ですので、検索という、誰でもわかりやすいように、PDCAで可視化対応してほしいと思います。
では、作成された黒部市通学路安全プログラムは、先ほどは推進会議で検討されていると言われましたが、全ての学校等に報告されているんでしょうか。課題や解決の共有はされているんでしょうか、教育部長、もう一度お聞きいたします。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) 今ほど議員言われましたとおり、ホームページで閲覧できるようになっているんですが、各学校へきちっと正式な形で通知というようなことは行っていない状況であります。各学校へその辺の通知を行って、その対応とか、対応前、対応後の状況も確認しながら、よりよい対応になるように検討していきたいと考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) せっかくの安全点検が、その後の対策につながることを切にお願いいたします。そして、問題点はみんなで共有して、市内の通学路が安全なものでありますようにと願うばかりです。
次に、学校では防災に対しての避難訓練、不審者対応の避難訓練は行われているようですが、110番の家への対応訓練はどうでしょうか。現在、市民の皆様のご理解とご協力により、市内約1,100カ所が110番の家とお聞きしております。110番の家をあらわすステッカーをところどころで見かけますが、しかしながら知らない家に子供たちは駆け込めるでしょうか。日ごろから地区内での場所確認や声を出すなどの訓練や、受け入れ側の対応確認も大切だと思います。5点目として、110番の家の現状と避難の訓練について、教育部長に伺います。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) お答えいたします。こども110番の家は、子供が不審者に声をかけられるなど、危険を感じた際に助けを求めてきた子供を一時的に保護するとともに、警察、学校、家庭等に連絡するなどして子供の安全を守っていただく緊急避難先ということであります。昨年5月末現在で、市内では1,112カ所で協力をいただいているというところであります。該当の家には、イラスト入りの看板が掲げられており、学校では実際に看板を見せながら、どのようなものか説明し、不審者等に遭遇した場合は逃げ込むように指導しております。また、集団下校や地域の清掃活動の際には、保護者や教員とともに場所を確認しております。今後も子供たちが危険を感じたときの声出しや、こういう場所に逃げ込む訓練を、下校指導時の機会に取り入れるなど、安全安心対策を進めてまいりたいというふうに考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 少しはやっておられたんでしょうけども、少しというか、量ではなくて全ての学校というわけではなくて、そのやり方です。そして、うちはやっていないよということも聞いたものですから、ぜひ各市内の学校に広がっていけばいいなと思って、この質問をさせていただきました。再度のまた
教育委員会のほうから、学校へ確認していただいて、少しでも有効に、そしていざというときに間に合うようにしていただきたいと思います。
次に、昨年5月に新潟県で、当時小学校2年生の児童が1人で下校中に殺害された事件を受けて、ながら見守りの推進が県内や本市でも始まりました。日常生活を普通に送りながら、みんなで子供たちの安全を見守りましょうという優しい取り組みです。市民の皆様にどのようにすればよいのか、どう協力すればよいのか、周知する必要があると思います。6点目、ながら見守りの現在の取り組みと推進策について、
市民生活部長に伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) ながら見守りにつきましては、平成30年10月に実施されました全国地域安全運動で全国的に取り組まれ、本県においては県の重点として、その推進を図っております。これはウオーキングやジョギング、買い物など、日常生活の中で気軽に実施できるながら見守りを推進し、見守りの担い手の裾野を拡大し、地域における防犯活動の基盤充実を図ろうとするものであります。
平成30年10月11日から20日までの運動期間中には、国際交流員に黒部警察署長から、ながら見守り広報隊長の委嘱を受けていただき、黒部警察署と合同で、市内の郵便局や運送業者などに協力を呼びかけました。また、本市では昨年10月、ながら見守りの一環として、犬の散歩に合わせて児童生徒の見守りなど、地域の防犯パトロールを行う、黒部市わんわんパトロール隊を設立しました。本年5月末現在で183頭の犬とその飼い主の方々に登録いただいております。全国的に通学路での児童生徒を狙った凶悪事件が続発する中、本市でも女性や子供に対するつきまといや声かけなどの不審事案が発生しております。市といたしましては、今後とも黒部市わんわんパトロール隊事業の拡大を図り、より多くの市民の方々にお住まいの地域に関心を持っていただくとともに、ながら見守りを推進し、防犯意識の高揚に努めてまいりたいと考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) こうした全員でできる優しい取り組みは、もう本当に広がればいいなと思います。
次に、今や何が起こるかわからない社会において、黒部市は子育てに優しいまちであってほしいと願います。子育てに優しいまちとは、警察、消防、行政、地域、学校が連携して子供たちを温かく見守り、子供たちが不安なく行動を起こせるまちだと思います。そして、親御さんが学校や社会に子供任せて安心して働ける環境があるまちだと思います。最後に7点目、子供たちの安全安心に対する決意を教育長にお聞きしたいと思います。
〔教育長 中 義文君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育長、中 義文君。
〔教育長 中 義文君起立〕
○教育長(中 義文君) お答えいたします。子供たちが日々安心し、安全に過ごすことは何にも増して大切なことだと考えております。市
教育委員会では、子供たちの登下校中の安全確保について、市関係機関はもとより、警察や国・県の道路管理者等の協力を得ながら取り組んでおり、とりわけ地域の皆様には子供たちの見守りについて各段のご協力をいただいているところであります。先月、神奈川県川崎市でスクールバスを待つ児童が殺傷されるという大変痛ましい事件が起こりました。事態を重く受けとめ、事件後、学校安全パトロール隊の皆様に、引き続きの登下校中の見守りについてご依頼したところであります。学校は子供たちの健やかな成長と自己実現を目指す活動を行うところであり、その基盤として、安全安心な環境が確保される必要があります。近年、学校や子供たちを取り巻く環境は、不審者の学校への侵入や、大雨、地震、津波等の自然災害、暴走車両事故等の発生により、極めて厳しい状況にあります。次世代を担う子供たちを守るため、家庭や地域の皆様とともに全力を尽くして取り組む所存であります。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) ありがとうございます。これまでの経験を生かされて、リーダーシップを発揮していただき、すくすくと子供たちが伸びやかに育つ環境づくりに励んでいただくというか、失礼な言い方なんですけど、邁進していただければと願います。よろしくお願いします。
次に、最近の痛ましい子供虐待ニュースを聞くたびに悲しくなります。かけがえのない命が守られるはずの保護者によって奪われたり、こうしているこの瞬間も苦しむ子供がたくさんいることに胸が痛いです。背景にいろいろな要因はあると思いますが、子育てに不安を抱きながら、子育てそのもののやり方もわからなくなってきたことも原因としてあると思います。1人でこりごりではなく、あと1人いてもいいなの心の余裕、子育てと家事の両立は難しいことではない、コミュニケーションをとりながら、いらいらするより、にっこりと見守ることがポイントなどなど、いらいらしていると子供の泣き声さえもかんにさわり、手を上げるかもしれません。虐待の一歩となる可能性も否めません。子育ては楽しいということを、もっと訴えていく必要を感じます。2項目めとして、子育ては楽しいへのPRについて質問いたします。
県内では、黒部市の保育士さんたちの提唱で、保育出前講座が行われております。この講座は、保育士などが地域や家庭に出向き、専門知識、技術を生かした遊びの実演を行い、子供とのかかわり方や子育ての楽しさ、喜びを伝えるボランティア活動です。積極的に活用したいものです。また、こうした講座に出席することで、親同士のつながりも期待できると思います。1点目として、この講座の周知方法及び活用実態について、
市民生活部長に伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 保育の出前講座につきましては、市のホームページにおいて、職員出前講座の1つとして掲載し、周知しております。これまで子育て支援センター、新川厚生センター、図書館などから申し込みがあり、保育の出前講座を開催しております。また、直接の申し込みがなくても、各保育所、こども園から、各地域の公民館まつり、敬老会、地域の子育てサロンなどに出向き、絵本の読み聞かせ、子供との触れ合い遊び、家庭にあるものを利用した簡単なおもちゃづくり、病気のときの世話の仕方、子育て支援事業の周知などを行っております。子育て支援センターへの出前講座では、赤ちゃんとどう遊んでよいのかわからない、つい子供を叱ってしまうなどと不安を訴えるお母さんの悩みを受けとめながら、子供とのかかわり方、子育ての楽しさを伝えるようにしております。また、公民館まつりや敬老会など、地域の人と触れ合うことで、子供の成長を地域の方々と喜び合い、子供を見守り、地域の宝として大事に育てていこうという地域の子育て力の向上にもつながっているのではないかと考えております。今後も引き続き、保育士などの専門性を生かし、子育ての喜びや感動を伝えていきたいと考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) こうした輪をもっと広げなければもったいない。本当にそう思います。忙しい保育現場です。しかしながら、保育士さんたちは、子供への愛情をいっぱいお持ちのエキスパートの皆様です。手伝うよという声も聞いております。もっと活動の輪を広げられるように切にお願いします。
次に、保育所などで若者がもっとボランティアができるような体制を進められないかと思います。私が保育所に確認した限りでは、受け入れ可能とのことでありました。結婚しない若者がふえている中で、実際に子供と触れ合い、子供はかわいい、自分の子供がいたらいいなという一環になると思います。何世代も同居していた昔と違って、家庭を持てば親や兄弟と別居が多い中、結婚していない若者が家で子供の声を聞くことはほとんどないのではないでしょうか。また、若い保育士さんもいるので、さりげない出会いの場にならないかとひそかに期待しているところもあります。2点目として、若者の保育所ボランティアをふやせないかについて、
市民生活部長に伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 現在、小学校高学年、中学2年生の14歳の挑戦、中学3年生、桜井高校生などを学校の授業の一環として、市内保育所、こども園、幼稚園で受け入れ、交流や触れ合いの場を持っております。体験後、赤ちゃんはふわふわしてやわらかくてとてもかわいい、昼寝のとき、子供の背中を優しくとんとんしている保育士さんを見て、お父さんになったときに自分の子供にしてあげようと思ったなど、子供のかわいさに素直に感動している言葉が聞かれます。また、保育所の子供たちにとっても、優しく接してもらい、一緒に遊んでくれてありがとう、早く大きくなりたいなと、お兄さん、お姉さんに憧れの気持ちを持つなど、うれしい時間となっております。ボランティアにつきましては、現在、子育てサポーターとして県の研修も受け、各保育所で活動いただいておりますが、若い人が少ない状況にあります。今後は平日ばかりでなく、週末の保育行事や公民館まつりなど、地域での交流の機会をふやし、若者を含めたより多くの方が参加しやすくすることで、子供のかわいさや子育ての感動を広く伝えてまいりたいと考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 先ほど言われましたように、子供さん、14歳の挑戦であるとか、子供さんであるとか、中学生、高校生ぐらいまでは、本当に機会があるんですよね。そうすると、それを卒業されて適齢期になるまでの何年間というのは、だんだん忙しいし、忘れていってしまうような期間もあるんですよね。ですので、今、部長が言われましたように、保育所の運動会であるとか、そういう何かイベントでも何でもいいので、例えばもっと言ったら、地区の運動会で子供たちがもっと何かできるようにとか、何かそういうふうにして、常に子供が周りにいるという環境。それで、例えばバスの中でわんわんと子供が、えんえんと泣いても、それをやかましく感じるのではなく、優しく見守れる、そういう心が育つような社会であってほしいなと思っております。
次に、本年10月より3歳から5歳の全ての子供たちの保育所、幼稚園、認定こども園の利用料が無償となります。しかしながら、その運用については、いまだ国から示されていないようです。お答えできる範囲でよろしいのですが、3項目めとして、保育所、こども園、幼稚園無償化への対応について質問いたします。1点目として、今後どのように保護者に周知していきますか、
市民生活部長に伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 周知方法といたしましては、市のホームページや広報に加え、9月に実施する利用料決定通知に無償化のチラシを同封いたします。また、必要に応じて保護者会に参加して説明するなどにより、周知を図ってまいりたいと考えております。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 2点目として、どこまでが無償となるのでしょうか、
市民生活部長に伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 3歳から5歳までの全ての子供及びゼロ歳から2歳までの住民税非課税世帯の子供の幼稚園、保育所、認定こども園の実費徴収分を除いた利用料が無償化されます。ただし、3歳から5歳までの子供につきましては、今まで利用料の一部として徴収しておりました給食の副食費が無償化の対象外となり、保護者から実費徴収することになりますので、負担がふえる方につきましては、今後、軽減措置を検討してまいりたいと考えております。また、認可外保育施設などを利用する場合につきましても、保育の必要性があると認定された場合は、3歳から5歳までの子供は月額3万7,000円、ゼロ歳から2歳までの住民税非課税世帯の子供は月額4万2,000円を上限として実費徴収分を除いた利用料が無償化されます。以上であります。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) わかればでいいんですけど、平均的に今まで幾ら払っていたものが、幾らぐらいになるもんなんでしょうか。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 今、平均したということは、なかなかすぐに計算も難しいところなんですが、それぞれ特に保育所につきましては、所得に応じた多数の段階がありますので、お答えは今のところ控えさせていただきたいと思います。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) わかりました。それでは、延長保育はどうなるのでしょうか。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 延長保育料につきましては、無償化の対象外でございます。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) わかりました。そのあたりが、やっぱり無償といったら、本当に何でもかんでも無償と勘違いするものですから、保護者が勘違いしないように、またしっかりと説明をお願いいたしたいと思います。
3点目として、公営と民営の違いはあるのでしょうか。
市民生活部長に伺います。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 公営、民営とも無償化の内容に違いはありません。ただし、副食費につきましては、公立は利用料と同様に市が徴収いたしますが、民営施設につきましては、おのおのの施設が個別に徴収するという違いがございます。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) 今のを受けて4番目なんですけども、保育士の負担増は考えられますか。
〔
市民生活部長 村田治彦君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
市民生活部長、
村田治彦君。
〔
市民生活部長 村田治彦君起立〕
○
市民生活部長(
村田治彦君) 民営施設におきましては、従来は市が利用料を徴収しておりましたが、今後は副食費を施設みずから徴収するということになりますので、その徴収や、万が一滞納者がありましたら、その滞納者への対応などの事務が増加すると考えられます。しかしながら、保育そのものに対する保育士の負担増はないと考えておるところであります。
〔9番 高野早苗君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 高野早苗君。
〔9番 高野早苗君起立〕
○9番(高野早苗君) やっぱり保育そのものにはなくても、例えば滞納者がいたり、何かいろいろまた難しいんだろうなと思います。またよく民営の皆さんには相談に乗ってあげていただきたいと思います。生活部長に、またよろしくお願いします。
これで私の質問は終わります。ありがとうございました。
〔9番 高野早苗君自席に着席〕
○副議長(
山田丈二君) 次に、12番、小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君質問席へ移動〕
○12番(小柳勇人君) 皆様、お疲れさまでございます。それでは、通告に基づき質問をさせていただきます。
1つ目の大きな項目、学校教育についてでございます。
来年の4月に2つの新しい中学校が開校いたします。少子化が激しく進行していく中で、当市の教育環境について質問いたします。また、金曜日に中村議員による代表質問を受け、深掘りした質問を行いたいと思いますので、その辺のほうもよろしくお願いいたします。
1つ目でございます。黒部市の学校再編計画について質問いたします。金曜の代表質問では、再編計画において長期的な視野に立ち検討していく旨の答弁があったと覚えております。また、その際は児童生徒数の推移、適正な学校経営、立地場所、民間の開発行為などを留意事項とされておられました。そこで改めて再編計画において、どのような事項が留意点なのかをお伺いいたします。
〔12番 小柳勇人君質問席に着席〕
〔教育長 中 義文君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育長、中 義文君。
〔教育長 中 義文君起立〕
○教育長(中 義文君) お答えいたします。学校再編を進めるに当たっては、児童生徒数の推移を適切に推測するとともに、民間による宅地開発が複数カ所で予定されていることから、市内間の転居や市外からの転入による影響等についても留意する必要があると考えております。
学校規模につきましては、各自治体において地域の実情等により差異があるものと認識しておりますが、本市では社会性を養う観点から、小学校の規模を平成20年2月に策定した黒部市学校教育基本計画において、1学級当たり25人から30人程度、1学年当たり2学級から3学級として位置づけております。今後の児童生徒数の見通しを踏まえ、家庭、学校、地域との関係、施設の状況、市民の意向、通学環境の確保などを考慮しながら、再編計画について検討を進めてまいりたいと考えております。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 次に、再編計画における学校建設についてお伺いをいたします。
来年度開校する中学校は既存の立地場所で新設と大規模改修が行われております。そこで、今後想定される学校統合や新設校については、新規建設や大規模改修、その必要性についてお伺いをいたします。
〔教育長 中 義文君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育長、中 義文君。
〔教育長 中 義文君起立〕
○教育長(中 義文君) 現在、黒部市立小中学校再編計画における中間計画期間であり、清明中学校と明峰中学校については、新設校として令和2年4月の開校に向け準備を進めているところであります。学校再編に当たっては、適正な学校規模の確保、通学手段や通学区域の設定、まちづくりや地域コミュニティとの関係性等を踏まえた統合校の立地場所の検討を行う必要があります。また、既存校の活用等を含めた財政的な観点など、あらゆる角度から十分な検討を行うとともに、その再編内容についての市民の皆様のご理解が不可欠であると考えております。それらを踏まえながら、ハード面における事業規模や実現性について研究を重ねていく必要があると考えております。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 再編計画で掲げてあるようなことを、今ご答弁いただいたと思います。再編計画では、後期構想として4小学校の統合が検討されております。4小学校は、生地、村椿、荻生、若栗であります。それぞれ建築年を申し上げます。生地、昭和42年、村椿、昭和57年、荻生、昭和46年、若栗、昭和49年、大規模改修等々も行っておりますが、構想の最終年、令和9年においては生地は築60年、村椿は築45年、荻生は築56年、若栗は築53年を迎えます。また、体育館においてはさらに老朽化が激しい若栗等々は危険性をはらんでいると思います。今お伺いしたのは、財政的ということもありましたが、今の2中学校をつくるに当たってもかなりの年数を擁しました。令和9年に向けて、この後も質問しますが、5年ごとに再編計画を改定するとあれば、きちっと財政的な裏づけもした上で、どういう学校をつくるのかを現実的に示さなければいけないときではないかということをお伺いし、今の質問をしております。
それでは、続けて次に行きたいと思います。
次に、少子化を念頭に、どの時代を意識して再編計画を見直ししていくかについてお伺いをいたします。どの時代と申すのは、黒部市の再編計画にいきますと、5年ごとに改定するというふうにございますので、簡単にいうと5年後なのか、10年後なのか、15年後なのか、どの時代を想定した計画をされるのか、その見直しの方向についてお伺いをいたします。
〔教育長 中 義文君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育長、中 義文君。
〔教育長 中 義文君起立〕
○教育長(中 義文君) お答えいたします。少子化の進展や民間の宅地開発の影響により、本市においても小中学校の再編は重要な事業であると考えております。また、本市のまちづくりや郷土愛を育む観点から、学校再編は短い間隔で繰り返すものではなく、市全体の長期的な視点で捉え、再編後の学校は何世代にもわたり歴史を刻んでいってほしいと願っております。再編計画の見直しに当たっては、統合前の学校の歴史を引き継ぎ、多様な文化や価値観を育む新たな地域のシンボルが確立されるよう、持続可能な学校規模の確保が重要であると考えております。学校再編は本市の百年の計のまちづくりとして大きな影響を及ぼす事業であります。次世代を担う人材の育成に寄与できるよう、長期的な視点で市議会や市民の皆様と議論を重ねながら、適切な時期に見直すことが必要であると考えております。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 金曜日にそのようにご議論をいただいたんですが、そこから深掘りをさせていただきたいと思います。児童数、これを見ますと、平成24年、今の再編計画がつくられたときには、おおむね1学年350人から400人、現状は300人から350人であります。ちなみに平成28年、1年間に生まれた子供の数は292人、平成29年は287人でございます。つまり、平成24年の計画時400人いた生徒が、今、生まれる子供は300人を切っていると。今、教育長は、いわゆる文部科学省の学校基本法、それの施行規則41条にある標準規模の学校を12学級から18学級を示されました。到底いかないんですね。長期的視野というふうに言われましたが、現状はそういうことは待ってられないというのが、今示した実直な数字なわけです。まず、その辺の共通認識をしたいと思いますので、
教育委員会としては、この激しい少子化についてどのような見識かお伺いいたします。
〔教育長 中 義文君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育長、中 義文君。
〔教育長 中 義文君起立〕
○教育長(中 義文君) 今、議員からご指摘がありましたが、当時、計画をつくったときと現状、さらに少子化が加速度的に進んでいるというのは、これは間違いございません。そこで、先ほど答弁しましたとおり、当初計画の中では、将来構想期間という5年間の中で現状を見直してということを示しておったわけですが、今、答弁した中では、適切な時期、この適切な時期というのは、もう先ではないという認識ではおります。したがって、今後どのような時期に、どういう視点から考えていけばよいのかということは、その研究をしていかなきゃ、すぐにでもしなければいけないなという、そういう認識ではおります。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 私も同じ認識であります。恐らくそういう認識から、市議会のほうでも
特別委員会をつくられたんだと、そういうふうに認識をしております。
もう一つ、学校のことについてですが、中学校は2つになったと。小学校、15年前、市内には14校、私の記憶ではあったと思います。それが今9校になり、そして令和9年に向けて7校にしようと。まずこの数が正しいのか、場所が正しいのかという議論も、もしかすると一度見直しをしなければいけない。それをするかしないかは、今言われた研究によりけりだと思うんですが、私は一刻も早く示すべきだと。根拠というのは、400人いた1年間の生徒が今はもう300人を切っているということだと思います。それの認識は、
教育委員会と共有しているという思いでよろしいでしょうか。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) 今ほど言われましたとおり、今の現在の計画は平成20年に作成されまして、今言われたような計画期間になっております。その際にも5年ごと、5年計画で見直しというようなことも考えておりましたので、同様、
教育委員会としても検討していく時期にあると思います。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 第2次総合振興計画をちょっとひもといてみました。そこにもいろんな学校関係について書いているわけでありますが、1つが学校施設の適正管理とあわせて長寿命化を図っていくことが求められると書いてあるんです。今言ったように、4つ対象となっている学校は、相当老朽化が進んでます。そうすると、どうするかにおいては、計画もですが、もう一つは財源。財源をどう確保していくかというのは非常に重要な点だと思うんです。一般的に言っても2分の1補助等々を考えても、かなりの金額を黒部市は用意しなきゃいけない。でも、我々が聞いてる総合振興計画は財源に基づいていると。そうすると、どこから財源を用意するのか。これ、貴重な問題なんですね。待ったなしなんです。そういうのも加味して、早期に積み上げていかないと、すぐ令和9年に来ますし、今言ったように4つの小学校は築60年、45年、56年、53年を迎えるわけであります。一方で市内のほかの学校、これも新しい学校と古い学校の差異がかなりありますので、その辺をどう整備をしていくか。構想のみならず財源もどう用意していくかと言うのは、非常に大きい課題だと私は思っています。そこで、改めて皆さんが言われた、長期的視点を土台にしていくと言いますが、この長期的視点とは具体的に何なのかをお伺いいたします。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) 学校施設におきましては、今ほど言われましたとおり、かなり老朽化が進んでいるところもあります。ただ、一方で学校施設の長寿命化というような対策もありまして、これは黒部市のみならず県内全国的にもこういう動きにありますので、そういう中で財源の確保等、検討していく必要があると考えております。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 前回の総合振興計画のときは、耐震化というのが大きなテーマだったんです。今回、10年たつと、やはり少子化の非常な激しい減少でいくと、今の話ではさらなる統合なのか、大規模改修なのか。そうすると、耐震化の場合は有利な財源があったかと思うんですが、今回はなかなか難しいというのが私の思う危機感なんです。今、教育部長が言われたように、大規模改修をかなり黒部市内の小学校は行っておられます。しかしながら、今言ったように体育館に関しては行ってないところ、もしくは耐用年数が短いところ、この辺の課題をきちっと私は整理をしなきゃいけないんじゃないかということで、きょうお伺いをしております。
黒部市の教育基本計画、ここでは2つの大きい子供たちの実像を掲げて、その大きい1つが21世紀の社会で自立していくため必要な基礎力を身につける、掲げているんですね。何を言いたいかというと、学校再編は子供たちにとって非常に大きなファクターなので、今言ったことを実現するには、長期的指針と言わず、今すぐ何が課題なのか、明らかにして財源を出した上に、早急に私は市民の皆さんにコンセンサスをとることが必要だということを聞いたんです。今、教育部長から長期的視点と具体的にお伺いしましたが、余り具体的なことが正直、私自身は感じなかったと思います。これ以上はなかなか聞けないと思いますが、ぜひ、市民が考えられる長期的視点の客観的なデータ、俗に言う見える化、これをいち早くすることが、私は市民のコンセンサスを得ることができるというふうに思います。
次の質問に移ります。義務教育におけるダイバーシティについてであります。ダイバーシティとは多様性と言うそうでございます。多様性について私なりに思うのは、各種障害・アレルギー・ジェンダーフリーなど身体的な特徴、家族構成・住居地・世帯所得など物質的な特徴、国籍・宗教・言語など文化的な特徴、さらにはスポーツ・芸能・学問など人生の目標設定をどこにするかなど、まさにさまざまな特徴があると思います。現在は十人十色の教育環境整備が求められています。しかしながら、各個人への対応を優先する余りに、木を見て森を見ず、かえって教育環境全体としてゆがむ危険性があるのではないかと私は危惧をしております。そこで、教育の行政としてどのようなことが対応可能なのか、こういうこともきちっと提示をしていくことが重要ではないでしょうか。その範囲を超えることに関しては、各家庭や個人の希望を尊重し、各家庭、個人の責任の上でやっていただくのも多様性ではないかと私は思うわけであります。
そこで、義務教育におけるダイバーシティ、多様性に対して、行政として対応するその基本的な考え方をお伺いいたします。
〔教育長 中 義文君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育長、中 義文君。
〔教育長 中 義文君起立〕
○教育長(中 義文君) お答えいたします。それぞれの多様性を尊重するという考え方は、人権教育が中心になると考えております。学校では県の幼・小・中学校教育指導の重点や黒部市の教育の方針に基づき、自分も相手も大切にするという人権意識の高揚に取り組んでおります。登下校の方法、部活動、校外活動については、個別な事情が含まれることから、児童生徒の思いや願いを最大限尊重するとともに、安全な活動を最優先するよう、保護者を交えて十分話し合いながら対応することとしております。しかしながら、一方で全体的なルールや枠組みを示すことも必要だと考えております。多様性の対応については、今後も道徳教育や人権教育等を充実させるとともに、個人の尊厳を尊重すべく、適切な対応に努めるよう、各学校に働きかけていきたいと考えております。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) では、その次に教員の配置についてお伺いをいたします。
県下において、他市では新学期スタート時、ことしの新学期ですね、担任教諭が決まらないと報道がされ、教員不足が深刻だと感じております。一方、黒部市内においては、いわゆる35人学級への対応や、栄養教諭の配置など、少人数学習、学校運営に対して県と市のかかわり方、つまり教員配置についてどのように行くのか、これを私は大変憂慮しております。これらを踏まえ、学校再編が進む中で、教員不足となる背景及び黒部市としての対応についてお伺いいたします。
〔教育長 中 義文君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育長、中 義文君。
〔教育長 中 義文君起立〕
○教育長(中 義文君) お答えいたします。小中学校の県費負担教職員については、学級数に応じた基準により配置されております。そのほか専科や少人数支援教員、栄養教諭等は学校の生徒数や地域の実態等に応じて配置されております。今年度は小学校3年生と4年生のいずれにおいても35人以下学級を編制できるよう、市単独で講師を1名配置いたしました。これにより児童一人ひとりの実態に応じた指導が展開されております。
小中学校においては、児童生徒の発達の段階や特性等に応じて、きめ細かい指導を充実させるとともに、児童生徒の居場所となる学級や学校づくりに向けて、1人でも多くの教員が配置されることを希望しているのが現状であります。令和2年度に、清明中学校と明峰中学校が開校することから、生徒が新しい中学校でもスムーズに学校生活を送ることができるよう、県に対して教員の増配置を要望しているところであります。しかしながら、教員の大量退職期を迎えており、県も教員確保に努力されているところではあります。そのような状況も踏まえつつ、本市
教育委員会としましては、学校運営の充実に努めてまいります。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 今、教育長が言われたとおりだと思います。小中学校の数が減り、教員の皆さんの、いわゆる費用が少なくなっていくと。これは県費であります。一方、小学校、中学校統廃合する費用は、まさに単費の市の費用であります。市が努力をし汗をかいたのに先生がいないというのは、まさにこれは私は市と県とかかわり方について、毎回じくじたる思いをしております。これはいろんなところで県政の皆さんにもお伝えをしております。しかし、一方で教育現場は市が担当しております。小中学校の再編に際して教員不足があることや、35人学級で県の基準、市の基準がダブルスタンダードになる、こういうことはあってはいけないことだと私は思います。今、教育長が言われたように、必要な部分は、最悪、市の単費としてでも確保をし、学校教育環境の水準をしっかりと教育長のもとで保っていただきたいと思っております。
次に大きい質問に参ります。いわゆる5Gについてであります。
来年は2020年、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、また同時に5Gが開始される予定であります。5Gとは通信技術の世代をあらわし、現在は4Gの世代であります。なかなか業界用語って難しいですが、1G、第1世代はいわゆる無線アナログ通信、ここからデジタル化となり、5Gでは超高速、超大量、超大量接続、超低遅延と言われております。イメージしやすいようにあえて申し上げます。総務省の資料によりますと、最大速度を活用した場合、2時間の映画のDVD3.6ギガバイトのデータ、これを3.9世代、2010年の携帯電話の速度100メガbpsと言うらしいんですけど、5分かかったらしいんです。これが今の4Gでは、1ギガになりましたので30秒、これが5Gになると何と0.6秒になるんです。これだけの大量高速化が始まるという前提でお伺いをしたいと思います。
そこで、現在の4Gから5Gではどのような変化が起こるのか、情報通信技術における4世代や5世代ではどのようなことが可能なのかをお伺いいたします。
〔
総務企画部長 有磯弘之君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
総務企画部長、有磯弘之君。
〔
総務企画部長 有磯弘之君起立〕
○
総務企画部長(有磯弘之君) お答えいたします。5Gとは、議員もおっしゃいましたが、第5世代の移動通信システムの通信規格のことでありまして、現在の4Gより100倍速いブロードバンドサービスを提供する超高速通信や、利用時のタイムラグを著しく軽減させる超低遅延、また身の回りのあらゆる機器をインターネットに接続させる多数同時接続が提唱されております。4G時代は、人と人とのコミュニケーションツールとして発展してきておりましたが、5G時代は、あらゆる物、人などがつながるIоT、インターネット オブ スィングス、いわゆる物のインターネット時代の新たなコミュニケーションツールとしての役割を果たすとされております。
5G環境では、さまざまなことが可能になるとされておりますが、幾つか例えて申し上げますと、交通・移動・物流分野におきましては、低遅延の特徴を活用し、リアルタイムの制御が可能となることから、車の完全自動運転や交通事故・渋滞の低減などが可能となると予想されております。また、医療・介護分野におきましては、精細な映像伝送やタイムラグのない環境により、遠隔地の経験豊かな医師からの適切な指示や医療機器による遠隔手術が可能になると予想されております。さらに産業分野においては、多くのセンサー配置による大量のデータを集約し、効率的な農産物の生産管理や省略化が予想され、教育分野におきましても、空間モニターに映像を映し出すことにより、五感を使った体験授業を実施することができ、教室に来られない離れたところにいる生徒でも遠隔で授業が受けられるようになると予想されております。さまざまな分野において革新的な技術が熟成されると予想されておりますが、昨今、国を挙げて取り組まれております働き方改革についても、大きな可能性を秘めております。自宅や遠隔地においても、高精度画像、タイムラグのないスムーズな通信会議が可能となることから、在宅勤務の普及ですとか、技術者の遠隔操作など、さまざまな職種においてワークスタイルの変化が起きると予想されているところでございます。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 昨日、たまたまこれを担当される平井大臣の講演を聞く機会があったわけでありますが、まさに現実の世の中になるんだなということを感じました。私も具体的な例を挙げますと、今話題になっているのが、成田空港の入り口を顔認証にするということらしいんですね。それには短時間が入国ゲート、搭乗ゲートを通れると書いてあるんですけど、逆に言うと、一度中に入ると、成田空港内は防犯カメラで誰がどこにいるか全て管理をされるということが想定されるわけです。すると、空港職員は遅延する人を探さないんですね。どこにいるかわかるから。これがデジタル社会だと思うんです。便利なことの裏腹に、きちっと管理はされてしまう。私は、基本的には余り好きな世界ではないんですが、5Gという世代は、もうこれが日常の技術になるのは間違いない。とすれば、それをどう取り入れて活用していくかというのは、地方自治体においても重要なファクターだと私は思います。
内閣府さんもソサエティ5.0ですとか、いろんなことを今、提示をされているわけなので、ぜひ対応していかなきゃいけない。むしろ大都市ではなくて、実は地方都市、過疎地においてこそ有効活用できるということを書いています。例えば、一端ですと、防災地には、今、国は全部5Gの基地局をつけると言ってますので、そこの位置情報をもとにドローンを設計するなり、そういうことが現実になるということがもう見えてきますので、ぜひ黒部市の諸計画もそれに合わせていただきたいというふうに、通告はしておりませんので質問はいたしませんが、この場でデジタル防災無線についても何度か質問しましたが、平成34年ですので、令和3年に黒部市が運用開始するときには、我々の携帯電話全部5Gに対応していると。その中で防災行政無線が、まさか4Gや3Gではないと、私は期待をしております。
それでは、それを受けてですが、市内のインターネット環境についてお伺いをいたします。今まで質問したのは、伝送路、いわゆる大きい幹線の速度の話です。今度は市内におけるインターネット、総称、Wi-Fiについてお伺いしますが、Wi-Fiは建物内の速度なので、今言った5Gの技術がどこまで行くかは別として、もう情報伝達時代が来たという前提でお伺いをしたいと思います。
市内の公共施設においてインターネット環境、いわゆる無料通信可能な施設についてお伺いをいたします。また、県内では体育館や美術館、図書館など、Wi-Fi導入施設がふえておりますが、市内で導入例が少ないその理由についてお伺いをいたします。
〔
総務企画部長 有磯弘之君挙手〕
○副議長(
山田丈二君)
総務企画部長、有磯弘之君。
〔
総務企画部長 有磯弘之君起立〕
○
総務企画部長(有磯弘之君) お答えいたします。現在、市内の公共施設における無料のWi-Fi環境の提供につきましては、黒部市役所庁舎や黒部宇奈月温泉駅周辺施設のKUROBE_city_Wi-Fiを初め、あいの風とやま鉄道2駅のTOYAMA Free Wi-Fiや、美術館やセレネのように、各施設固有の無料Wi-Fi環境が整備されておりまして、学校等を除く市有施設では10カ所となっております。市公共施設のWi-Fi環境整備は新規施設整備時や各施設ごとに需要を考慮し導入してきているところでありますが、工事費などの初期導入費や通信料などの維持管理費の負担が大きいことなどから、導入事例の少ない要因ではないかと考えております。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 私は全部調べ切れてませんが、富山市になりますと、新しい図書館や体育館はWi-Fiが入っております。また、先日、図書館を愛する会の講演に行くと、最近建つ図書館というのはWi-Fiも完備しているというふうにお伺いをします。今の理由でちょっと釈然としないところをお伺いしたいと思いますが、実は国は防災等に関するWi-Fiの環境整備計画というのをつくって、その中でかなり有利な財源を今まで示しておりました。28年から3万個つくるということで、具体的に言いますと、補助率が2分の1、もしくは緊急防災減災事業債を使うと充当率100%、算入率は70%、こういうことがありながら、黒部市のWi-Fi拠点は私は少なかったんじゃないかということを今思うわけであります。その当時のことなので、なかなか言えませんが、やはりこれからはWi-Fiをきちっと整備することが重要ではないかなということで、今、質問をさせていただきました。少ない理由については、おっしゃられたことだと思うので、私のほうで理解をさせていただきます。
次に、各地区公民館、中央公民館でのインターネットの環境についてお伺いしたいと思います。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) お答えいたします。各地区公民館及び中央公民館でのインターネット環境につきましては、17館全ての公民館の事務所において、インターネット接続のパソコンを1台以上設置しているという状況です。通常の公民館活動においてWi-Fiを利用する機会は少ないと考えており、Wi-Fi整備はされていないという状況であります。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) これは2つに分けて細かくお伺いしたいと思います。1つ目、部長がさっき言われた、公民館で使う事情が少ないと言ってますが、総務省は防災時に避難所となるところにはWi-Fiをつけましょうと言ってるわけであります。黒部市の公民館、交流センターはおおむね避難所だと思うんですね。そうすると、防災に関してはWi-Fiをつけましょうという国が言ってることと、部長が言われたことと矛盾すると思うんですが、市ではどういう認識でおられますか。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) 今ほど言いました通常の公民館、生涯学習活動においてそういう機会がないというわけじゃないんですが、そんな多くない状況かと考えておりました。
それと、避難所につきましては、Wi-Fi設備の有用性、今ほど言われたとおり、国等では示している分もあると思いますが、避難所については公民館以外の部分もあるということで、これについては市全体の対応もあるのかというふうに
教育委員会としては考えております。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) では、もう一つの問題点についてお伺いします。今言われたのは、事務所に1台以上のパソコンがインターネットに接続しているということでありました。その事務所というのは、いわゆる自治振興会の事務所なのか、公民館の事務所なのか、地区社協の事務所なのか、どういうふうに考えればよろしいでしょうか。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) ご存じのとおり公民館に商工会の業務もしておりまして、まちづくり推進員の方を配置されております。その推進員の方が使えるように整備をしているという状況であります。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 恐らくセキュリティーの問題だと思うんです。公的なパソコンのセキュリティーと一般的なオフィスのパソコンに求められるセキュリティーと違うのは理解できますが、今この時代において、パソコンがインターネットにつながってないというのは、オフィス機能として、やはり著しい機能低下を招いているんではないでしょうか。とすれば、各事務所1台以上ではなく、全てのパソコンがインターネットに接続できる環境は必要じゃないんでしょうか。そして、1台はきちっとセキュリティー管理をしていくというのが私が提案したいことだったので、今回これを質問したわけであります。場合によっては、各地区の対応になるかとも思いますが、役所から来るのもメール、いろんなことを調べるのも今はインターネット。さらに、5Gが来るという時代でありますので、ぜひご検討いただきたいと。防災に関しても、また全体像でご検討いただきたい、そういうふうに思っております。
最後になりますが、今までの議論も全部通してですが、あえて市長に、図書館、コラーレ、セレネ、スポーツ関連施設など、多様なイベントが開催される施設や不特定多数の市民が集まる施設への、これらWi-Fiの導入状況についてお伺いをいたします。
〔市長 大野久芳君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君起立〕
○市長(大野久芳君) 私からは、多様なイベントが開催されます施設や不特定多数の市民が集まる施設への導入状況についてお答えをいたします。
多様なイベントが開催される施設や不特定多数の市民が集まる施設において、インターネット利用環境であるWi-Fi設備は、現在まで宇奈月国際会館セレネや、黒部宇奈月温泉駅周辺など、一部の施設に導入しているところであります。スマートフォンなどで気軽に接続できる無料のWi-Fi設備は、5Gを初めとする高度情報化時代において重要な社会インフラの一部であり、観光施設や移住定住施策を進める上で必須アイテムと言っても過言ではないと考えております。しかしながら、高額な初期導入費や維持管理費の負担もあることから、市全体における整備手法や優先順位などについて整理したWi-Fi施設整備計画を策定する必要があると思っておるところでありまして、その上で補助金の活用及び既存のWi-Fi機器や光ファイバー公共施設ネットワークを利活用するなど、負担軽減策を含めて今後慎重に検討してまいりたいと思います。以上です。
〔12番 小柳勇人君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 小柳勇人君。
〔12番 小柳勇人君起立〕
○12番(小柳勇人君) 昨日、平井大臣の講演でもあったのが、デジタル世代という言葉でありました。いわゆるインターネット、特に携帯電話が普及したのが2000年ぐらいからでありますので、2010年4G以降生まれた子供は、高速時代に生まれた子です。その子供たちは当たり前のように高速のインターネット環境なりデータ通信を使っていると。これはもう我々と全く違う文化だと、というのは平井大臣がおっしゃいました。そのとおりだと思うんです。なので、私は何が起こるかわからないし、2010年ころから生まれた子供たちがどういう思想なのかも正直わからないんです。ただ、わかるのは、使いこなしているということなんです。
私個人の実例を申しますと、私はiPhoneという携帯を持っておりまして、アイフォンファインドというアプリがあって、それを使うと登録しているパソコンから、私がどこにいるか全部わかるんですね。ある日、うちに帰って、もう一回出たんです。息子と娘が、お父さんがいないというので、iPadを取り出してアイフォンファインドで探し出したんです。もう子供たちは4歳でも当たり前に使うんです。恐ろしい時代になりましたが、でもそれを受け入れなきゃいけないだろうなと。それを前提にいろんなことを考えていかないと過不足が出てくるというのに非常に危機感を持ちました。
もう一つ、ちょっと時間がありますのでご紹介いたします。東京オリンピックでは5Gが始まります。いわゆる全くリアルタイムでできる、そして多くの方に同時接続が可能ということで、今言われているのは、例えば100メートルの決勝、現地で見ると豆粒みたいなんですね。それが5Gだと、ほぼリアルタイムにスマホ画面で見れるらしいんです。恐ろしい時代になってまいりました。そうすると、これが行くと、市内のスポーツ施設でも、DAZNさんなりいろんな業者が入ってくると同じことが可能なんです。あとは受け入れ施設があるかないかということが、都市間競争にも私は出てくると思う。何せすごいスピード感なので、これは行政が計画をつくっている間に、次、6Gが出るかもしれない。本当にそこまで危機感を持って、私はこれは臨むべきだということで、あえて提案する目的で述べさせていただきました。せっかく時間がありますので、今ほど言いました、市長の5Gに関する所感を最後にお伺いしたいと思います。
〔12番 小柳勇人君自席に着席〕
〔市長 大野久芳君挙手〕
○副議長(
山田丈二君) 市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君起立〕
○市長(大野久芳君) 最後に私としては、かえっていいご質問があったと思います。戦後に生まれた我々にとっては、まさにアナログ時代をずっと生きてまいりましたので、まさにこんな通信が発達する時代が来るとは、全くゆめゆめ思っておりませんでした。今おっしゃったとおり、いよいよ5Gから新たに6Gだという話まで出ましたけども、民間、行政を含めて、全体がそれでは追いついているかどうかといいますと、全くそうではないと。一部ではおくれてるし、一部は先に行ってる。それはどういうことかといいますと、必要度の問題もあります。それから、財政的な問題もあります。特に行政においては、いろんな情報を多く、早く持って発信すると、スピード感を持ってやっていく、行政の仕事もそうです。十分私も理解しておりますが、残念ながら、行政というのは360度、ハードからソフトまで幅広く仕事をしなければなりませんので、どこに緊急度、どこに優先度を持ってやっていくかということが大事であります。
きょうの小柳議員のご質問を聞いておりましても、学校のあり方について、近いビジョンについての考え方から、学校そのもののハードについてのおくれもありました。そういったことを考えたときに、どこまで、どれをまずやっていけばいいかと、このことを十分考えながら取り組んでいく必要があるというのが、行政の立場です。以上です。
○副議長(
山田丈二君) 質疑並びに質問の途中ですが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。
休 憩 午前11時56分
再 開 午後 1時00分
○議長(辻 泰久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑並びに質問を続けます。
次に、16番、橋本文一君。
〔16番 橋本文一君質問席へ移動〕
○16番(橋本文一君) 私は、今定例会におきまして4項目14点について質問をいたします。
まず初めに、道の駅についてであります。
道の駅建設に本当に期待が寄せられております。市民からは、一方、道の駅の経営が成り立つのか、あるいはまた築山や池をつくるのか、駐車場から非常に遠い、誘致ゾーンには本当に温浴施設ができるのか。また、本当に議会が承認したかなどの声が大変多く私のところに寄せられております。道の駅(仮称)くろべ基本設計や誘致ゾーン温浴施設等について質問をいたします。
基本設計はプロポーザル方式によって決定をいたしましたが、入札には何者が参加し、基本設計を決定した会社のすぐれていた点はどのようなものであったか伺います。
市民の皆さんは、築山や池があるため、駐車場から非常に遠いとの声が本当に多く寄せられております。当局はこのような声をどのように受けとめるか伺います。
今、隣接地に大型店舗が建設中でありますが、道の駅と競合する部分があると思いますが、どう対応していくのか答えてください。
経営の安定には、入場者が大変重要であります。年間99万人訪れるとの計画でありますが、市民からは過大な人数だという声があります。どうなのか答えてください。
市民の皆さんは、温浴施設ができると確信しておいでになりますが、間違いありませんか、答えてください。
次の質問は、出し平ダム、宇奈月ダムの連携排砂についてであります。出し平ダムは関西電力株式会社が発電を目的として1985年、昭和60年に完成しました。排砂ゲートを備えた日本最初のダムであります。貯水を開始してから6年目に当たります平成3年12月、初めて排砂ゲートを開き土砂や腐敗変質したヘドロ等を排出し、大きな問題となりました。一方、宇奈月ダムは2001年、平成13年に開始し、洪水調整、不特定水位、県東部への上水道供給、発電を目的とした排砂ゲートを備えた国土交通省直轄のダムであります。平成13年より上流の大戸川ダムとの連携排砂が行われ、昨年の平成30年まで合計26回の連携排砂が行われ、これまで1,034万立米の土砂を排出いたしました。そして、本日まさに
令和元年、27回目の連携排砂が今行われております。私は、富山湾の漁業を守り、豊かな富山湾と黒部川の環境を取り戻すために、一貫して議会で排砂の開催を訴えてまいりました。黒部川土砂管理協議会では、よりよい連携排砂を目指して協議が行われております。連携排砂について質問をいたします。
これまでの連携排砂と今年度の連携排砂の違いはどうなのか伺います。
昨年は環境への負荷が小さいとされている30万立米の約5倍に当たる149万立米の土砂を2回にわたり排出されました。しかし、28年度以降に両ダムにたまった土砂がまだ112万立米も残っております。私は、これまで大粒径の土砂を宇奈月ダムから排出するには、出し平ダムのゲートを上げる前に宇奈月ダムの水位を下げるべきと訴えてまいりました。それはどうなのか答えてください。
大量の土砂をダムに残さず、きちんと海まで流し切るためには、現在のように排砂開始後8時間から12時間程度で排砂ゲートを閉めるのではなく、少なくとも3日から7日程度ゲートをあけたままにてしておくべきと述べてまいりました。市長はどのように考えますか。
昨年2回にわたり149万立米の排砂を行っても112万立米の土砂が残りました。少なくとも毎年2回以上の排砂をしなくてはダムに土砂がたまり続けることになります。現在の6月、8月の排砂期間を見直す必要があると思いますがどうですか、答えてください。
時期や回数など変化するには海面漁業、内水面漁業、農業関係者などとの合意がどうしても必要になってくると思います。今までのような関係団体に個別に意見を聞くのではなく、一堂に会して協議をする場をつくり、時間がかかってでも合意点をつけるべきと考えますがどうですか、答えてください。
次の質問は、小中学校の暑さ対策についてであります。文部科学省は昨年度、環境衛生基準の一部を改正し、教室の望ましい温度について、これまでの10度から30度から、17度から28度に変更いたしました。猛暑から児童生徒の健康を守るために、またよりよい快適な環境整備にはエアコンの設置が求められております。小中学校のエアコン設置について質問いたします。昨年の12月議会で、小学校ランチルームへのエアコンの設置を求めてまいりました。答弁では、ランチルームの暑さ対策としては、運用面での対応を検討するほか、エアコン設置についてランチルームの構造や立地条件を踏まえて今後対応を検討してまいりたいとの答弁でありました。どのように検討されたのか答えてください。
昨年の猛暑を考えますと、鷹施中学校、宇奈月中学校のエアコン設置は統合まで待ってくれというのは大変な酷な話であります。私は昨年、リースでも今年度に間に合うよう設置すべきと述べてまいりましたが、どうなったのか答えてください。
最後の質問は、核兵器廃絶への取り組みについてであります。2017年7月、国連で核兵器禁止条約が採択されました。条約の採択は核兵器廃絶へ向けての歴史的な一歩を踏み出しました。日本非核宣言自治体協議会に加盟している黒部市として伺います。核兵器のない平和で公正な世界を目指す原水爆禁止2019をテーマに8月3日から9日まで広島と長崎で原水爆禁止2019世界大会が開催されます。日本非核宣言自治体協議会に加盟している黒部市の市長として、行動を起こし、広島と長崎で開催される原水爆禁止大会へ市長みずから参加する考えはないですか、答えてください。
また、広島の平和記念式典に職員や児童生徒の派遣をしてはどうかと思いますが、これについても答えてください。
私の質問は以上であります。
〔16番 橋本文一君質問席に着席〕
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君登壇〕
○
都市建設部長(島津 博君) 橋本議員の個人質問にお答えをいたします。
まず、1つ目の項目、道の駅についての1点目、基本設計のプロポーザルの審査結果についてでありますが、当該プロポーザルは5者を指名し、1者から応募があり、4者から辞退届が提出されました。審査実施要領では、提案者が1者であっても審査委員会に諮り審査を実施すると定めてあったため、審査を実施いたしました。指名した5者には、魅力を高めながら建築コストや
ランニングコストを抑える工夫など10の課題に対し技術的提案を求めました。提案といたしましては、建物の高さを抑え、屋根を平らな陸屋根とし建築のボリュームを抑える、耐久性が高く維持管理が容易な建材を採用する、築山を利用した北アルプスを臨む眺望点を設置するなどがあり、これらが審査実施要領に定める評価基準に達したことから、同事業者を優先交渉権者として選考いたしました。
次に、2点目の
地域振興施設と駐車場との関係についてでございます。道の駅には本来の機能である休憩機能が重視されることから、訪れる人が十分休息でき、行ってみたいと思える施設、いわゆる施設全体の魅力づくりが重要であると考えております。築山や水景施設等を設けることは、この役割を果たすものであります。具体的には、築山の高さを利用し、
地域振興施設越しに黒部の山並みがより美しく見えるよう設計するとともに、水景施設では水深が5センチから10センチ程度で、常に水が流れていることから、水辺での休憩時に癒しの効果が得られるほか、季節によっては水に親しむことができ、またその風景からのにぎわいを感じながら、さらに休憩していただくこともできます。これにより滞在時間が延び、
地域振興施設での売り上げ増加などの効果も期待できることから、築山や水景施設の整備は必要であると考えております。駐車場の配置につきましても、施設利用者が休息する空間として
地域振興施設と園地を一体的に配置する必要があること、また人の動線上に休息する空間を設けることが施設のにぎわい創出につながること、築山により駐車場の車が見えないことから、施設利用者へより充実した休息空間の提供が可能となり、適正な配置であると考えております。
〔
産業経済部長 山本稔浩君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
産業経済部長、山本稔浩君。
〔
産業経済部長 山本稔浩君登壇〕
○
産業経済部長(山本稔浩君) 次に3点目、隣接地に建設中の大型店舗との競合についてお答えいたします。
道の駅の施設の中で大型商業施設と同じ品目を扱い競合が想定されますのは、主に農産物直売所であろうと考えております。競合に関する調査を行ってまいりました。実際にスーパーマーケットが周辺にある農産物直売所の経営者からの意見聴取や、各種消費者意識調査等によりますと、消費者を引きつける農産物直売所の魅力といたしましては、朝採れの作物が陳列されるなどの鮮度がよいこと、生産者の顔が見え安心感がある、地元産の食材が豊富であること、旬や季節感が感じられることなど品質に関する意見が上位に挙げられております。これに対しまして、スーパーマーケットを選ぶポイントは、家から近い、価格が安い、品ぞろえが豊富などであり、総じて品質よりも価格や手軽さ、利便性を重視した顧客層が利用する傾向にあります。以上のことから、農産物直売所とスーパーマーケットでは利用者のニーズが異なることから、競合による悪影響は小さいと考えております。一方で新鮮な地場産品は農作物直売所で購入し、足りないものは品ぞろえが豊富な大型店で買うといった、両施設を行き来する人の流れをつくり、本エリアのにぎわい創出を図るといったよい影響を生み出すことも重要と考えており、今後とも先行事例の視察など、調査研究を継続してまいりたいと考えております。また、
物販施設や
フードコートにつきましても、黒部らしさが感じられる特色ある品ぞろえを重視するなどし、周辺施設とにぎわいの相乗効果を生み出すような取り組みが大切と考えております。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君登壇〕
○
都市建設部長(島津 博君) 次に、4点目の入場者数についてでありますが、年間99万人の入り込み予測は、国道8号を含めた周辺道路の交通量や、道の駅を中心とした周辺人口等をもとに試算をしたものであるほか、隣接する総合
公園からの利用者も考慮したものであり、県内他の道の駅の入り込み実績と比較しても妥当なものであると考えております。
〔市長 大野久芳君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君登壇〕
○市長(大野久芳君) 次に、温浴施設の整備についてお答えをいたします。道の駅について市民の皆さんにご説明をさせていただきますと、温浴施設に関するお問い合わせをいただくことが多く、市民の皆さんの温浴施設への期待が大きいということを実感しております。市では、道の駅の機能を補完することで相乗効果が期待でき、家族で訪れ時間が過ごせる施設を念頭に、
民間事業者による温浴施設を核とした飲食、
物販施設等の誘致に向け、引き続き複数の事業者に対し誘致活動を行っており、年内をめどに公募にて選定してまいりたいと考えております。以上です。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君登壇〕
○
都市建設部長(島津 博君) 次に、2つ目の項目、連携排砂についての1点目、これまでと今年度の連携排砂の違いについてであります。これまで8月31日で完了としていた排砂作業について、8月31日を超えても一連の作業が完了するまで排砂を継続するということ。また、排砂後の措置として、自然流下終了後、宇奈月ダムから毎秒300立方メートルを最低3時間放流していましたが、今年度は毎秒400立方メートルに増水し、2時間から3時間程度放流することで、宇奈月ダムから河口までの土砂動態が自然に近い形で実現できるよう取り組むと伺っております。
〔市長 大野久芳君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君登壇〕
○市長(大野久芳君) 橋本議員ご指摘のとおり、文字どおり連携排砂中のご質問であり、答弁となりました。私からは、まず宇奈月ダムの水位を下げることについてのご質問でございますが、これまで国土交通省が行ってまいりました大粒径土砂の移動調査結果では、河床勾配が大きくなるか、または流量が大きいなどの条件のもとであれば、大粒径土砂も排出する可能性があると考えられており、今年度も引き続き調査検証を行うこととし、土砂動態がより自然に近い形で実現できることを目指すというふうに伺っております。
次に、ゲートをあけておくことについてのご質問であります。連携排砂により環境面での悪影響が出ないよう、引き続き排砂の方法につきまして研究していく必要があると考えておりますので、ご検討いただくよう伝えたいと思っております。なお、排砂後、ゲートを数日間あけたままにすることにつきましては、河川流量が少なくなると土砂の排出効果がなくなることと、長期間の土砂排出は下流域の農業用水の取水停止期間が延びることなど影響が大きいことから、検討、調整が必要になるというふうに伺っております。
次に、排砂期間の見直しについてのご質問でありますが、1年を通じて漁業や農業への影響が少なく、かつ出水や洪水の発生頻度の高い6月1日から8月末を排砂に妥当な時期としていると聞いております。しかし、今年度の計画では、海面漁業や内水面漁業及び農業関係者等の関係団体と協議、調整し、排砂・通砂の一連の操作終了が8月31日を超過する場合であっても、排砂・通砂を実施する予定であります。
次に、協議の場を設け合意形成を図ることについてのご質問にお答えをいたします。先般開催されました第46回黒部川土砂管理協議会において、私から関係団体が一堂に集い協議する場を設け、調整を図っていくことが必要である旨の発言を行い、ご検討いただきたいことを強く要望したところであります。このことについて排砂実施機関に確認したところ、関係する団体の範囲が広いことや、それぞれの思いや主張が異なることもあり、従来からそれぞれ個別に説明をして協議を行っていることに加え、それらの結果をまとめ、土砂管理協議会の前に漁業団体や土地改良団体、関係行政機関などが一堂に会する排砂関係機関連絡会議において連絡調整を図っており、今後も各団体への十分な説明と意見聴取を実施することで、合意形成が図られるように努めていくとのことでありました。市といたしましては、連携排砂により環境面に悪影響が出ないことは全ての関係者が望むところであり、今後より一層、こうした場において関係団体との協議調整が必要不可欠であると考えております。以上です。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君登壇〕
○教育部長(長田行正君) 次に、3つ目の項目、小中学校の暑さ対策についての1点目、小学校のランチルームへのエアコンの設置についてお答えいたします。
現在、市内全小学校においてランチルームにはエアコンが整備されていない状況であります。近年の夏場の猛暑の際には、エアコンのある普通教室において給食を実施するなど工夫している学校もあります。このためランチルームの構造や立地から、大変暑い学校については、教室等での給食の実施など、給食提供に必要な環境整備も含めて、今後、対応を検討していきたいと考えております。
〔教育長 中 義文君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 教育長、中 義文君。
〔教育長 中 義文君登壇〕
○教育長(中 義文君) 次に、2点目の鷹施中学校、宇奈月中学校のエアコン設置についてお答えいたします。
宇奈月、鷹施の両中学校につきましては、昨年度、暑さ対策として、普通教室の壁や天井部に扇風機設置等の対応を行い、運用をいたしました。今シーズンの猛暑に対する具体的な対応については、
教育委員会内においてこれまで以上に効果のある方法について検討を重ね、電気工事が不要な点からウインドクーラーを各教室に複数台設置し、対応する方向で進めているところであります。
〔市長 大野久芳君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君登壇〕
○市長(大野久芳君) 次に、核兵器廃絶の取り組みについてのご質問のうち、まず原水爆禁止世界大会へ市長みずから参加する考えはないかについてお答えをいたします。
我が国への2度にわたる原爆投下から間もなく75回目の8月を迎えようとしております。核兵器は一瞬で十数万人の命を奪い去り、生き残った人々にも被爆による苦しみを一生涯押しつける、いわゆる悪魔の兵器であります。実際に核兵器が使用された広島・長崎の悲劇は二度と繰り返されてはならず、世界平和への願いは未来永劫、確実に次の時代へと受け継がれていかなければなりません。こうした考えから、本市におきましても、平成20年に平和都市宣言を行い、さらに先ほど橋本議員からご指摘もありましたとおり、平成22年には平和市長会議に加盟するなど、核兵器のない平和な世界の実現を訴えてまいりました。私自身も青年団時代に平和運動の一環として、複数回広島・長崎の世界大会に参加した経験がございます。当時は原水爆禁止日本協議会と原水爆禁止日本国民会議が共同開催していたのでありますが、日本青年団協議会はその統一大会開催実現に向けて努力したのであります。また、第1回国連軍縮総会へ仲間とともに全国から集めた署名簿を届け、実際に国連本部で軍縮総会を傍聴する機会を得るという貴重な体験を私自身もいたしております。そこで、残念ではありますが、ことしは日程調整が厳しいと思いますが、今後、機会を捉えて広島もしくは長崎の平和記念式典に参列し、原爆による犠牲者のみたまに哀悼の誠をささげ、核兵器の悲惨さや平和のとうとさについて改めて私自身も学び直す機会を持ちたいと考えております。
最後に、広島の平和記念式典に職員や児童生徒の派遣をしてはどうかについてお答えをいたします。まず、職員の式典への派遣でございますが、今ほど私自身の式典参列について適切な機会を捉えて検討する旨を申し上げましたが、その折には市職員も同様に式典に参加させたいというふうに考えております。
次に、児童生徒の式典への派遣でございますが、世界の恒久平和を求める人々の生の声に触れることができる点など、大変有意義であるものと思いますが、開催時期が学校行事の多忙期と重なることや、式典期間中の宿泊施設の確保が大変困難であること、派遣人数や派遣生徒の選抜をどうするかなど、現状においては解決すべき課題が多いものと伺っております。本市では、これまで鷹施、高志野、桜井の3中学校がここ十数年にわたり毎年修学旅行で被爆地広島を訪問しておられます。この訪問は、単に原爆ドームや平和資料館の見学だけでなく、旅行前の事前学習を含めた実践的な平和教育プログラムとして実施されているものと伺っております。さらに宇奈月中学校におきましても、平成27年度から昨年度まで修学旅行で東京大空襲戦災資料センターを見学されるなど、命や平和のとうとさを学ぶ機会を積極的に設けておられます。今後も平和学習を継続されていることを期待するものであります。以上です。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) それでは再質問させていただきます。
まず最初に道の駅についてであります。やはり市民の皆さんから、率直に言って、大丈夫なのかという意見が寄せられております。またその一方、いや、橋本さん、風呂できるやろ、風呂できるなら賛成だわと、この声も大きいのも確かであります。質問にしましたが、一番遠いとこの駐車場、いわゆる道の駅から遠い駐車場までどれだけぐらいあると思いますか。車何台分。大体、私、こういう質問ね、遠いというたら大体どれぐらいあるか、ちょっとその辺お願いします。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) 駐車場につきましては、施設に到達するまでは徒歩で2分から3分ということを想定しておりまして、1分間に80メートル歩くという計算でいきますと120メートルから180メートル。今、道の駅で計画しておる分につきましては、遠いところでも120メートルほどというふうに把握しております。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) それが私どもの年になったら、非常に遠く感じられた。ましてや家族連れのじいちゃん、ばあちゃんから一緒に行った人たちは、「そいでかいと歩かんなん」と言われる声が目に見えてまいります。しかし、いわゆる基本の設計の計画では議会が通りましたので、これ以上は申しませんけども、車が見えんからいいってもんじゃないです。車が見えんことによって不安が起きるっていう考え方も必要ではないかと思いますよ。築山によって、自分のとめていた車がどうであるか。ああ、電気ついとらんまいかとか、そういった点、やっぱり考えてみるべきであったんではないかなと私は思います。ましてやこのプロポーザルに5件の会社に依頼したが4者が辞退した。1者だけが残って、1者の選定したものが基本設計となったと。27億1,000万円という予算がある程度の感覚でおるけど、そんな業者にとって魅力のない道の駅だと思いますか。27億の仕事を4者が断って1者だけが残る。私は、ちょっと首を傾げるわけです。それも決まったことだから言います。まだ決まっていないこと。温浴施設について私は市長に問いました。今年度中に業者の選定をすると。今年度にすると言われた。今年度中というたら3月まで。12月までなのか3月までなのか、いま一度答弁お願いします。
〔市長 大野久芳君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君起立〕
○市長(大野久芳君) 実はこれ、私がご答弁申したときに、職員とも今までの経過を踏まえて最後の話し合いをしました。その折に、年度ということではなくて、年ということでいいかと。年で言ったほうがいいのかということで、ご答弁申し上げたのは年ということで申しました。そのつもりでは取り組んでいます。以上です。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) 複数の、このいわゆる温浴施設の業者と協議しておられると言いましたが、まさか3者ともプロポーザルのように断ってくることはないでしょうね。それで、もう一つ、もし協議しとる会社が条件が合わなくて断った場合、黒部市が温浴施設を建てる考えはあるのかないのか。
〔市長 大野久芳君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君起立〕
○市長(大野久芳君) 私が市長に就任させていただく前から、この道の駅については全体構想があったわけですね。それを引き継いで私、来ましたが、私自身もどう考えてもこれは市が公的に建てることはないと。民間の活力を生かすと、そういう意味でも民間の方々に、ぜひ温浴施設をやっていただくのがいいだろうということで、これからもそれを貫いていきたいと思っております。以上です。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) 誘致施設のいわゆるスケジュールでは、本年の半ばぐらいから、造成から何からするとなっとるんだけども、これは単なる予定であって、このスケジュールどおり行っとるのか、行ってないのかということを、私、伺います。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) 現在、用地交渉に努めているところでございまして、おおむね用地交渉につきましては、農振除外の手続、転用の手続等ができるように、先に同意書を求めて地権者の方に同意をいただいているところでございまして、おおむね順調に進んでいるところでございます。造成につきましては、周りの関係道路を先に整備をさせていただきまして、その後に造成に入るということでございますので、今現在は用地交渉の途中でございますので、それが終わり次第、速やかに整備をしたいというふうに考えております。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) いただいた資料には、どう区切ってでも、ことしの9月か10月ぐらいまでに造成をするとなっとるらいちゃね。造成するという場合は、そこに入る業者が決まってからの造成だと私は思うんだけども、どうなのけ。誘致ゾーンについては、業者が全て造成する、そういうことになっとるんだけど、その点、もう一遍お伺いします。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) 申しわけございません。今ほど申し上げましたのは、
地域振興施設、道の駅のことでございまして、誘致ゾーンにつきましては、この後に、今ほど市長が申し上げましたとおり、年内を目途に公募にて誘致ゾーンに入られる業者を選定したいというふうに思っております。その中で、現在、公募に向けた応募要領をつくっているところでございまして、それが固まり次第、9月補正にて誘致ゾーンの用地の取得に向けた用地費を計上させていただきたいというふうに思っておりますので、その後に用地交渉、そして用地買収、それから造成のほうを行っていくような形になります。それで、先般から申し上げておりますとおり、誘致ゾーンにつきましては、除外申請を行う上で、田にあぜを、あぜ倒しの分につきましては市のほうで先行でやりますけれども、そのほかのものにつきましては、造成、建物の建築、駐車場の整備も含めまして、入られる業者の方にやっていただくというふうに考えておるところです。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) 誘致ゾーンについては、全区画、市で土地を購入すると。そして、その造成はそこに入る、いわゆる業者がやるということになっとるはずだけね。そうすると、あこ全部仮に埋まらんだちゃ、田んぼのまま、あぜ倒したまま、そういった造成する誘致ゾーンになるがけ。仮に風呂が、温浴施設の業者が決まると。仮に何々の業者が決まると。その業者が個々にやっていくということになるわけでしょう。そうすると、業者が入らなかったちゃ、じゃあそのまま残るってことになるんですか。お願いします。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) 現在、複数の業者と交渉をさせていただいておりますが、もちろん温浴施設を中心にということは間違いございません。その中で今、交渉を重ねている業者につきましては、1.8ヘクタールの誘致ゾーンを全て総合的にプロデュースするような形での交渉を進めているところでございます。それにもかかわらず、もし誘致ゾーンに温浴施設を含めて物販、それから飲食も含めて残るようなことがあれば、そうならないように市が改めて複数の方に誘致を含めて交渉していきたいというふうに思っております。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) そうすると、仮にこの温浴施設をつくる人が全体的に1.8ヘクタールを全てプロデュースするとなると、この二次下請、三次下請みたい感覚になるがですか。その辺、どいがですか。市を通さないで温浴施設の業者がその土地をプロデュースするということになるんですか。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) 今、市が考えておりますのは、市と温浴施設を含めた1者の方、その方を中心に交渉して賃貸をしたいというふうに思っているところでございます。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) そうすると、温浴施設については1者との今、交渉に入っているだけですか。そうなん。今まで複数者と折衝してきたと。だから、待ってくれ、待ってくれと言われてきたんだけど、話は変わりますよ。複数の業者に全て1.8ヘクタールを任せるという交渉でやっているのか、やってないのか。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) 複数の業者の方に、温浴施設も含めた総合的なものをお願いしているところでございます。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) しつこいですけど1.8ヘクタールそのもの全て、そういう形でやるということの3者に交渉しておられるんですか。
〔
都市建設部長 島津 博君挙手〕
○議長(辻 泰久君)
都市建設部長、島津 博君。
〔
都市建設部長 島津 博君起立〕
○
都市建設部長(島津 博君) 3者とは申しませんが、複数者に同じ条件で、総合的にプロデュースできるように、今、交渉を進めているところでございます。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) 時間がなくなりますので、次の質問に入ります。
まさに出し平ダムと宇奈月ダムの連携排砂についてでありますが、アユのシーズン始まった途端に排砂される。アユ釣りの友達が、何してくれらよと、こういうような朝、話もありましたが、これはやっぱりたまったものはすんなりと排砂しなければならんというように私も思ってます。私は、排砂をするなということは一度も言ったことはございません。より自然に近い形でやるべきじゃないか。要するに物事の原理において、土砂を排出するんだけど、宇奈月ダムの水位を下げて、ある程度下げとけば、上からの土砂が行くんではないかという、そういうことを言ってきたわけでありますけども、今年度はそれが単なる通常の水位低下でなかったということであります。
市長に伺いますが、私も土砂管理協議会にずっと参加させてもらって、参加というか傍聴させてもらっております。たまたま前回の管理会には出られなかったけど、それぞれの首長が、かなり強い口調というか、個々の意見を言われたと伺っておりますが、市長が強くというか、強調されたことはどういうことなんですか。
〔市長 大野久芳君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君起立〕
○市長(大野久芳君) 橋本議員のご質問は、多分、私がどういう点について強く関係者に言ったかということをおっしゃってるんだと思います。まず1点目は、前々から関電さん、それから国土交通省さんにお話をしているとおり、関係者、いわゆる利害がある関係者は幾つもあって、個々に丁寧に聞いているというということは、私はよく理解できると。しかし、その場だけではなかなか個々の団体が国土交通省さん、あるいは関電さんがいる前では、なかなかお話ししにくいものもあるんではないかと。そういう点では、少なくとも漁業関係者、海面漁業ですね、それから内水面漁業関係者、農業関係者という団体の方を一堂に会した中で意見を聞くということについては、私は改めてその場で強調したところであります。
それから、排砂の時期については、一部8月末を超えてもやりたいという意向があったときに、そこに参加されていた一部の方からは、ちょっと声の大きい声が出ました。それを聞いて、私も関電の方々、国交省の方々は、きちっとそういったことのお話をされていなかったのかなと思いましたので、これはしっかりとお話をしてもらわないと、大事なことですから、改めてお願いしたいというふうに申し上げたところであります。以上です。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) 前回の土砂管理委員会での、それぞれの首長の発言は、それぞれ意義があったと私は思っております。私は参加できなかったけども、私どもの知り合いから、市長、また入善町の首長、朝日町の首長が発言された。それぞれの重要な発言をされたということは、私は伺っております。やはり、あれだけの排砂をやってても、ダムに112万の土砂が年々たまっていくということ自体が、排砂のゲートを持っとるダムとしては解せないというか、それにはやっぱり機会を、回数を多くするしか私はないと思っております。それには、やはりダムができた当初から、要するに関係の皆さんと机を1つにして話するべきと述べてまいりました。そのように、また進めていただきたいと思います。
中学校のいわゆる暑さ対策について。ランチルームの暑さ対策についてでありますが、教育部長が言われるには、教室で給食を食べられるようにするというんですか、夏場。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) 小学校の給食については、現時点で暑いときに教室で食べているところもあるもんですから、そういうようなことをもう少し検討したいというふうに考えております。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) 私は認識で知らなかったけど、じゃあ、どこの学校ですか。市内の学校ですか、小学校。
〔教育部長 長田行正君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 教育部長、長田行正君。
〔教育部長 長田行正君起立〕
○教育部長(長田行正君) 今把握しておりますのは生地小学校です。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) そういう方法もあるのかなと思いますが、せっかくランチルームを建てたときの、いわゆる目的から言えば、上級生といろんな人と交わってご飯を食べるというのがランチルームの目的だったと思うんですけども。いや、クーラーが入れられんからそいがにしてくれよというのは、それちょっと酷じゃねえかね。どう思いますか、教育長。
〔教育長 中 義文君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 教育長、中 義文君。
〔教育長 中 義文君起立〕
○教育長(中 義文君) 今ほど議員からご指摘のあるとおり、ランチルームの目的、暑さ対策のやり方、それぞれ視点が違うところでは、なかなかかみ合わないところがあるかと思いますが、今後、また研究を重ねて、どういう方法でいけばよいのかというのは、鋭意考えていきたいと思っております。
〔16番 橋本文一君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 橋本文一君。
〔16番 橋本文一君起立〕
○16番(橋本文一君) 高志野中学校と宇奈月中学校、最低でも努力されたと私は思っております、本当に感謝申し上げます。生徒さんもできるだけの精いっぱいのことをやっていただいたと、そう思っていただくしか、私は仕方ないと思います。
最後の核兵器廃絶についてでありますが、大野市長も青年団のとき入ったと。私も青年活動やっていたとき、ああそうだったなと思いました。私も前市長の堀内市長のとき、行ってみるべきじゃないかと、いや機会があればと言って、その年、教育長と一緒に広島へ行ってこられました。帰ってきたら、本当にやはり現地で対応することが、行ってよかったと言っておられましたので、ぜひ機会を見つけて、教育長あるいはまた市長とも参加していただきたいと、このように思います。
私の質問は以上であります。ありがとうございました。終わります。
〔16番 橋本文一君自席に着席〕
〔市長 大野久芳君挙手〕
○議長(辻 泰久君) 市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君起立〕
○市長(大野久芳君) 実は、私はこの平和運動にも思いが強いので、橋本議員の貴重なご質問でありますので、時間オーバーになるほど熱意を持ってしゃべられましたから、私も誠意を持って、私の思いをお話ししたいと思います。
実は、重ねて申し上げますけど、青年団運動時代に広島の世界大会に行って、その足で実は沖縄へ飛んだことがあります。沖縄で何を言われたか。青年団の取り組む平和運動は、広島・長崎に偏ってないかと。沖縄を忘れてると、私、かなり責められたんです。そういったこともありました。つまり、地域的にはそういう大きな平和運動に対する課題を抱えてますから、てんびんにかけることなく、沖縄の仲間は沖縄の仲間で、やっぱり厳しい思いをしておりますから、あるんだと思います。ただ、ご指摘のあった広島・長崎、私もその時代から、正直なところ大会には行っておりませんので、当時は分裂大会もありました。今その中で、できれば広島市主催の大会に参加するのが、一番私の立場としてはいいのかなということで、大変熱意を持ってご質問をいただきましたので、それをしっかり受けとめて、前向きに考えていきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。
○議長(辻 泰久君) 以上で、通告による提出諸案件に対する質疑並びに市政一般に対する質問は終わりました。
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○議長(辻 泰久君) 日程第2、議案第71号から議案第78号まで、以上8件を一括議題といたします。
これより議案の
委員会付託を行います。
ただいま議題となっております議案第71号から議案第78号まで、以上8件は、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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○議長(辻 泰久君) 日程第3、今期定例会において、5月30日までに受理した請願1件については、お手元に配付してあります請願文書表のとおり、産業建設委員会に付託いたします。
以上で本日の日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
議事の都合により、6月18日から21日までの4日間は本会議を休会といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(辻 泰久君) ご異議なしと認めます。よって、6月18日から21日までの4日間は本会議を休会とすることに決しました。
なお、6月22日及び23日の2日間は市の休日でありますので休会です。休会中、18日、午前10時から産業建設委員会、同日午後1時30分から生活環境委員会、19日午前10時から総務文教委員会、同日午後1時30分から観光・都市活性化振興
特別委員会、20日午前10時から学校統合及び跡地利用対策
特別委員会、同日午後1時30分から議会改革
特別委員会がそれぞれ開かれます。
各委員会において審査する議案等は、既に付託してあるとおりであります。
この際、執行機関に申し上げます。
各委員会への出席を求めます。
6月24日は午前10時開議、委員長報告、質疑、討論、表決を予定しております。
本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでした。
散会 午後2時01分...