各常任
委員長からの申し出のとおり、
継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊東景治君) ご異議なしと認めます。
よって、各常任
委員長からの申し出のとおり、
議会閉会中の
継続審査に付することに決しました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(
伊東景治君) 日程第4、「
総合交通対策について」、「
黒部市のジオパークの
利活用について」以上2件を
一括議題といたします。
本2件を付託した各
特別委員会の
審査の結果について、各
委員長から
報告を求めます。
まず、
総合交通対策特別
委員長の
報告を求めます。
総合交通対策特別
委員長、小柳勇人君。
〔
総合交通対策特別
委員長 小柳勇人君登壇〕
○
総合交通対策特別
委員長(小柳勇人君) 本
特別委員会に付託されております、「
総合交通対策について」ご
報告申し上げます。
まず、7月31日及び8月1日、本
特別委員会委員による要望活動及び行政視察を実施しました。その概要を申し上げますと、要望活動として国土交通省、地元選出国会議員へ「鉄道経営への支援及び総合交通ネットワークの整備促進」、「北陸新幹線
黒部宇奈月温泉駅ダイヤの充実」、「北陸新幹線の整備促進」についての要望書を提出したのであります。
また、行政視察として、新潟県上越市における先進的な取り組み、「上越妙高駅
周辺整備について」を視察したのであります。
続いて、9月13日、本
特別委員会を開催し、市長から6月
定例会以降の経過について
報告を受けたのであります。その概要を申し上げますと、7月10日及び7月11日、国土交通省に対して要望活動を行ったこと。
また、富山県に対しては、同様の要望を6月28日に行ったこと。
7月25日、小学校と特別支援学校の児童が保護者と公共交通を利用する際、児童の運賃が無料となる「親子でお出かけ
事業」がスタートし、8月31日までの夏休み期間中実施されたこと。利用状況は現時点での速報値で、延べ102人の児童が保護者とともに公共交通を利用したこと。
8月1日、昨年8月に供用を開始した無料公共自転車「ちょいのり
黒部」について、利用を一時的に休止したこと。
8月7日、第24回
黒部市公共交通戦略推進協議会が開催されたこと。
8月24日、JR西日本より10月から11月までの北陸新幹線秋の臨時列車の運行について発表があったこと等の
報告を受けたのであります。
次に、当局から南北循環線の一部改正について、
黒部市地域公共交通網形成計画の改訂について、金太郎温泉線の廃止について、
平成30年度県・市町村統一ノーマイカー運動への市内路線バス等の参加について、池尻線の定員超過対策について及び無料公共自転車「ちょいのり
黒部」の一時休止について、説明を受けたのであります。
その後、これまでの集中
審査の総括を行いました。
委員会での議員間協議の結果、付託された
審査事項のうち、「地域バス交通ネットワークについて」及び「広域乗合交通の整備促進について」の観点からは、年少者、高齢者、障がい者等の生活の足として、公共交通はかけがえのない手段である。持続可能な公共交通を運営していくためにも、引き続き需要の的確な把握や関連
事業との連携等に努めていくこと。
また、「鉄道の維持及び利用促進について」の観点からは
黒部宇奈月温泉駅施設及び
駅周辺利活用について、
黒部宇奈月温泉駅は県東部の玄関口として、新川地域の観光やビジネス等において、非常に重要な役割を担っている。その中で、
駅周辺の一部施設への利用の偏重が見られるなど、
利用者にとって非効率な状況と認めざるを得ない。今後、
黒部宇奈月温泉駅周辺を有効に活用するため、乗降客数の推移や利用実態に応じた運用方法を総合的に検討することとの意見で一致しましたので、ご
報告申し上げます。
さらに、当局を交えて今後の
事業促進の方向等について、意見交換したのであります。
その結果、本市における
総合交通対策について引き続き調査・研究する必要があることから、今後とも付託事件の
審査が終了するまで、
継続審査すべきものと
決定した次第であります。
〔
総合交通対策特別
委員長 小柳勇人君自席に着席〕
○議長(
伊東景治君) 次に、立山
黒部ジオパーク促進特別
委員長の
報告を求めます。
立山
黒部ジオパーク促進特別
委員長、成川正幸君。
〔立山
黒部ジオパーク促進特別
委員長 成川正幸君登壇〕
○立山
黒部ジオパーク促進特別
委員長(成川正幸君) 本
特別委員会に付託されております「
黒部市のジオパークの
利活用について」ご
報告申し上げます。
まず、7月18日及び19日、本
特別委員会による群馬県下仁田
町の下仁田ジオパークの行政視察を実施しました。その概要を申し上げますと、ジオパーク下仁田協議会事務局においてジオパーク活動の取り組み、日本ジオパーク再
認定審査を受けた際の状況について説明を受け、意見交換をしたのであります。また、ジオサイト「跡倉クリッペのすべり面」、ジオサイト「荒船風穴」を構成資産とする「富岡製糸場と絹産業遺産群」の「富岡製糸場」の視察も行ったのであります。
続いて、9月14日、本
特別委員会を開催したのであります。
はじめに、市長からこれまでの経過及び今後の予定について
報告をうけたのであります。その概要を申しますと、6月29日、立山
黒部ジオパーク協会主催で9市町村の
教育委員会や博物館職員を対象に、ネットワーク強化を目的として教育・保護等に関する勉強会が開催されたこと。
7月13日から14日にかけて、全国水環境保全市町村連絡協議会全国大会名水サミットが
黒部市において開催され、「高低差4千メートル 水のめぐみ 次世代へ」の大会テーマのもと、全国から約3百名の参加があり、有意義な大会となったこと。
7月31日、会員
企業や活動団体、大学、行政などが一堂に会し、立山
黒部ジオパークシンポジウムが協会主催で開催され、基調講演やパネルディスカッションが行われたこと等の
報告を受けたのであります。
次に当局から、
黒部市でのジオパーク関連
事業について説明をうけたのであります。その概要を申しますと、立山
黒部ジオパーク映画「剣の山」観覧人数推移やプロモーション内容、市内各所に整備されたジオパーク看板の状況、地域観光ギャラリー 展示空間来訪者数等について説明を受けたのであります。
次に当局から、10月25日から27日に予定されている日本ジオパークの再
認定審査の説明を受けたのであります。
その後、当局を交えて「立山
黒部ジオパークの促進等について」意見交換を行ったのであります。
その結果、
黒部市のジオパークの
利活用について引き続き調査・研究する必要があることから、今後とも付託事件の
審査が終了するまで
継続審査すべきものと
決定した次第であります。
〔立山
黒部ジオパーク促進特別
委員長 成川正幸君自席に着席〕
○議長(
伊東景治君) ただいまの、各
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「
質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊東景治君)
質疑なしと認めます。これをもって、
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本2件に対する各
委員長の
報告は、いずれも付託事件の
審査が終了するまでの
継続審査であります。
委員長の
報告のとおり、
継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊東景治君) ご異議なしと認めます。
よって、本2件は、付託事件の
審査が終了するまでの
継続審査に付することに決しました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(
伊東景治君) 日程第5、「
議会運営に関する調査について」を議題といたします。
本件を付託した
議会運営委員会の調査の結果について、
委員長から
報告を求めます。
議会運営委員長、木島信秋君。
〔
議会運営委員長 木島信秋君登壇〕
○
議会運営委員長(木島信秋君) 本
委員会に付託され、
議会閉会中の
継続審査に付されております
議会運営に関する調査について、その結果をご
報告申し上げます。
本
委員会は7月20日に開催し、9月
定例会の会期及び会議日程について、及び
決算特別委員会の設置と日程等について協議したのであります。
また、正副議長選挙における所信表明については、先に行政視察で訪問した三重県伊賀市議会、亀山市議会及び愛知県岩倉市議会の先進事例を踏まえ、検討を開始したのであります。
次に、8月28日に開催し、9月
定例会の市長提出
議案6件、
平成29年度各
会計決算の
認定について11件、及び
報告4件の説明を受け、その付託
委員会を協議した後、陳情1件の取扱い及び
決算特別委員会における資料提出要求について、確認をいたしました。
次に、9月3日、本会議前に開催し、「議員提出
議案第1号 安全・安心の医療・介護の実現と夜勤改善・大幅増員を求める意見書について」及び「議員提出
議案第2号 「介護従事者の勤務環境改善及び処遇改善の実現」を国に求める意見書について」以上2件の取扱いについて協議いたしました。
次に、9月11日及び9月21日開催し、正副議長選挙における所信表明について再度、検討したのであります。その結果、次回正副議長選挙から、所信表明の場を設けることで協議が整い、改選後の次期市議会へ申し送ることを確認いたしました。
以上の
審査事項を含め、本
委員会では
議会運営の効率化等について、引き続き調査する必要があると認め、
議会閉会中も継続して
審査すべきと
決定した次第であります。
〔
議会運営委員長 木島信秋君自席に着席〕
○議長(
伊東景治君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「
質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊東景治君)
質疑なしと認めます。
これをもって、
質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件に対する
委員長の
報告は、「
議会閉会中の
継続審査」であります。
委員長の
報告のとおり、
継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
伊東景治君) ご異議なしと認めます。
よって、本件は、「
議会閉会中の
継続審査」に付することに決しました。
以上で、本日の日程はすべて終了し、本
定例会に付議されました
議案は、すべて議了いたしました。
市長からご挨拶があります。市長、大野久芳君。
〔市長 大野久芳君登壇〕
○市長(大野久芳君) 市議会9月
定例会の閉会にあたり、一言御挨拶を申し上げます。
議員各位には、9月3日から24日間にわたり開会されました今
定例会におきまして、予算、
条例その他案件及び
平成29年度各会計の
決算につきまして、慎重かつ熱心な御審議を賜り、議了・御承認いただきましたことに対し、深く感謝を申し上げます。審議の中で賜りました御意見・御要望につきましては、十分に調査・検討を加え、適切に対応してまいります。
はじめに、今議会中に発生した災害について申し上げます。今
定例会開会日翌日の4日、非常に強い勢力の台風21号が日本に上陸し、本市では同日午前10時に災害警戒本部を設置するとともに、市内16地区で自主避難所を開設する等、対応に当たりました。同日の夕方には、
黒部消防署で最大瞬間風速42.9mを記録し、各地で倒木や建物の損傷が相次いだほか、市内約4,740戸で停電するなどの被害が発生しました。被害に遭われた皆様には、心からお見舞いを申し上げますとともに、速やかな回復に向けて、市といたしましても支援に努めてまいります。
加えて、今月6日には、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする最大震度7の地震が発生し、41名もの尊い人命が失われたほか、今なお多くの方々が避難所生活を余儀なくされております。この地震で北海道厚真
町(あつまちょう)の火力発電所が緊急停止し、一時、道内全域295万戸が停電するなど、広い範囲で被害が発生しました。
地震発生日に、私から高橋北海道知事並びに姉妹都市根室市の長谷川市長にお見舞いのメッセージをお送りするとともに、その翌日から、市役所庁舎などで災害義援金の募集を開始したところであります。改めまして犠牲となられました方々に深い哀悼の意を表しますとともに、被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げる次第であります。
これら相次いだ災害に共通したのは、大規模な停電に加え、関西国際空港、新千歳空港の閉鎖や広域的な鉄道網と道路網等の寸断による物流の停滞が発生し、広い範囲で国民生活への影響が続いたことであります。今回の教訓も踏まえながら、引き続き安全・安心な市民生活の確立に向け、日々努めてまいる所存であります。
今議会中には、スポーツの分野で明るい話題もありました。日本人選手で初めて、テニスの4大タイトルの1つである全米オープンを制した大坂なおみ選手の大活躍は、多くの日本人に勇気と感動を与えてくれました。時速200キロを超えるサーブを相手コートに打ち込む、そのパワフルなプレースタイルは勿論ですが、はにかみがちに英語と日本語を交えて話す、大坂選手の愛くるしい笑顔とその人柄にも、大勢のファンが魅了されたことと思います。とりわけ
黒部市民にとりましては、大坂選手のお爺様が本市の姉妹都市、根室市在住とのことであり、親近感を覚えられた方が多かったのではと思います。まだ20歳と若く、益々活躍されることを市民の皆様とともに期待するものであります。
さて、今議会は、議員各位にとりまして任期最後の
定例会でありました。この4年間は、第1次
総合振興計画の後期計画の展開とともに、第2次
総合振興計画の策定を通じ、本市の将来に向けた青写真を描く重要な時期でありました。
その中で県民の永年の悲願であった北陸新幹線の金沢までの開業、更には国道8号バイパスの開通、市役所庁舎や
市民病院外来棟の完成など、まさに本市の将来の発展に向けた基盤となる重要施設の整備が完了した一大転換期でもありました。一方、民間
企業におきましても、YKKグループの本社機能移転やパッシブタウンの建設など新たな時代の幕開けが感じられる出来事が沢山あった時期でありました。今後も、皆様方の御努力が実を結び、本市が目指す将来都市像「大自然のシンフォニー 文化・交流のまち
黒部」に着実に近づいていくものと確信いたしております。この重要な礎(いしずえ)を築かれました議員各位に、改めて深甚なる敬意と感謝を申し上げるものであります。
最後に、猛暑の夏から一転し、虫の声が涼やかに秋を感じさせてくれる時期となりました。急激な気温の変化で、夏の疲れが出る時期でもあります。議員各位におかれましては、健康には十分御留意の上、今後益々の御活躍を御祈念申し上げまして、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。
〔市長 大野久芳君自席に着席〕
○議長(
伊東景治君) これをもって、
平成30年第5回
黒部市議会9月
定例会を閉会いたします。
閉 会 午前11時 1分
上記会議の次第等を記録し、その正確なることを証するために、次に署名する。
黒部市議会議長 伊 東 景 治
署名議員 森 岡 英 一
署名議員 柴 沢 太 郎...