黒部市議会 > 2018-09-11 >
平成30年第5回定例会(第3号 9月11日)

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  1. 黒部市議会 2018-09-11
    平成30年第5回定例会(第3号 9月11日)


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    平成30年第5回定例会(第3号 9月11日)   平成30年第5回黒部市議会9月定例会会議録 平成30年9月11日(火曜日)                   議事日程(第3号)                            平成30年9月11日(火)                                  午前10時開議 第1 一般質問(個人) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   16人     1番 柴 沢 太 郎 君         2番 成 川 正 幸 君     3番 高 野 早 苗 君         5番 中 村 裕 一 君     6番 村 井 洋 子 君         7番 山 田 丈 二 君     8番 小 柳 勇 人 君         9番 谷 口 弘 義 君    10番 木 島 信 秋 君        11番    靖 雄 君
       12番 伊 東 景 治 君        13番 橋 本 文 一 君    14番    泰 久 君        15番 山 内 富美雄 君    17番 新 村 文 幸 君        18番 森 岡 英 一 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員   なし ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長               大 野 久 芳 君   副市長              能 澤 雄 二 君   総務企画部長           御 囲 泰 晃 君   市民生活部長           村 田 治 彦 君   産業経済部長           有 磯 弘 之 君   都市建設部長           島 津   博 君   総務企画部次長総務課長      魚 谷 八寿裕 君   市民生活部次長福祉課長      霜 野 好 真 君   産業経済部次長農林整備課長    山 本 稔 浩 君   都市建設部次長街路公園課長    熊 野 勝 志 君   会計管理者            岩 上 勝 彦 君   企画政策課長           島 田 恭 宏 君   財政課長             林   茂 行 君   総務課行政係長          武 隈   渉 君  市民病院   市民病院事務局長         山 本 真 也 君   市民病院事務局理事総務課長    長 田   等 君  教育委員会   教育長              国 香 正 稔 君   教育部長             長 田 行 正 君   教育委員会事務局次長学校教育課長 能 登 昌 幸 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員  事務局長              鍋 谷   悟 君  議事調査課長            柳 原 真美代 君  議事調査課課長補佐         橋 場 和 博 君  主事                栗 山 久 範 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                  開     議   午前10時00分 ○議長(伊東景治君) 皆さん、おはようございます。どなた様もご苦労さまでございます。  定足数に達しましたので、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(伊東景治君) 日程第1、前日に引き続き、一般質問の個人質問を行います。  8番、小柳勇人君。              〔8番 小柳勇人君質問席へ移動〕 ○8番(小柳勇人君) おはようございます。改めまして、台風21号、平成30年北海道胆振東部地震において被災された方々に対し、心よりご冥福とお見舞いを申し上げ、一日も早い復旧をご祈念申し上げます。  それでは、通告に基づき、質問をいたします。  大きな項目の1つ目、公共ストック維持に係る方針についてであります。  平成最後の年となりました。来年には新しい元号となります。我々は新しい元号とともに、人口減少や大都市偏向、個人主義が前提となる時代に対して明るく、前向きな議論を通して建設的なまちづくりを進めていくべきと考えています。この大前提に立ち、公共ストック、箱物、市道、上下水道など、公共財の維持管理についてお伺いをいたします。  外的要因を押さえます。  人口動態が変化し、高齢人口の増加など、医療、介護費の増高、子育て支援拡充も含め扶助費は増高していく傾向にあります。一方で、社会を支える生産年齢人口や年少人口は減少していきます。また、公共ストックは道、水路、箱物も含め更新に入りました。このように環境が大きく変化していく中で、行政として公共ストックの保守や整備はきちっと行うことが基本であります。そこで、一番目は、本市における公共施設の適正規模について伺います。  本市の適正な公共施設の規模について、今後整備や維持管理をしていく上で従来の策が計画時なのか、現在なのか、将来なのか、どの時期、どのような人口動態をもとに適正規模として考えるのか、その方針を伺います。              〔8番 小柳勇人君質問席へ着席〕              〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 総務企画部長、御囲泰晃君。              〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) おはようございます。公共施設の適正規模と整備、維持管理の方針についてお答えをいたしたいと思いますが、答弁に先立ちまして、これまでの公共施設あり方検討の経緯について、若干ご説明をさせていただきたいと思います。  本市における公共施設は、高度経済成長により行政需要が拡大した昭和40年代から積極的に整備され、市民の生活や地域のコミュニティ活動を支え、市勢の発展に寄与してまいりました。さらに、今後も市民ニーズの多様化への対応やサービス向上のため、新規整備の需要があり、保有する公共施設は増加し続けております。  しかしながら、社会情勢の変化と人口減少や少子高齢化の進展により、公共施設に求められる役割も大きく変化している中、利用実績が低迷している施設や設置時の趣旨が薄れている施設なども存在しております。将来の適切なあり方について改めて見直さなければならない時期を迎えているのではないかと考えております。  このような状況を踏まえ、公共施設現況報告書、いわゆる公共施設白書では、公共施設ごとの設置目的や老朽度、利用やコストの状況を可視化し、これまで漠然としていた公共施設の現状を数値として客観的にあらわしております。この白書から見えてくる公共施設の実態を市民の皆様と共有し、市民意識調査も参考にしながら、今後進めていくべき対応策や公共施設の見直しの方向性についての基本的な考え方として、公共施設の再編に関する基本方針を定めています。既存施設の量や質をそのまま維持し続けるためには莫大な費用が必要となり、何の手だても講じずに漫然と投資を続けると、私たちの子供や孫の世代に過度な負担を強いることになります。公共施設は数十年にわたり利用することから、ただ単に更新が必要な施設をどうするかという議論ではなく、全ての施設を対象として、将来にわたる財政状況、市民ニーズを見据えて市域全体の最適化を図るマネジメントが必要であります。  そのため、基本方針では、それぞれの時代要請に応じた最適かつ持続可能な公共施設サービスを良好な姿で将来世代に引き継ぐことを公共施設マネジメントの基本理念として設定しております。その実現に向けて、短期、中期、長期スケジュールで再編が望ましい対象施設及び手法を取りまとめているのが、公共施設の再編に関する基本計画であります。5年を単位に見直すことで、短期5年間に位置づける取り組みを時点修正しながら、リアルタイムで最適な規模、配置を目指しております。  公共施設の適正規模を捉える時期についてのご質問でありますが、人口減少に加えて、市民ニーズは多様化し、公共施設の老朽度、利用状況、コスト状況は常に変動していくことから、公共施設の再編は、時点を特定して推しはかるものではなく、継続して取り組んでいくべき政策課題と認識しております。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、2番目についてお伺いいたします。  公共ストックへの市民負担の考え方について伺います。今ほど、時点は決めないというふうにお話をされましたが、人口は減少していきますので、同じサービスを続けることは市民1人当たりの負担が増加していきます。そこで、どのような視点から市民の皆様へ負担を説明していくのか、その方針を伺います。              〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 総務企画部長、御囲泰晃君。              〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 箱物、インフラを含めた公共ストックコスト状況についてでありますが、公共施設白書では、箱物については個々の施設単位で、インフラについては道路、橋梁、消雪という区分でお示しをしております。  また、箱物施設は、利用者からの料金収入と市税で賄われる部分との受益者負担割合により、施設を利用する人と利用しない人との負担の公平性や類似施設間の料金水準の比較検証を可能としております。  さらに、施設規模や利用状況を勘案した、1平方メートル当たりや利用者1人当たりのコストについては、施設種別ごと有効活用度を定量的、客観的に判定する評価基準として活用しております。  一方、この白書データを集計すれば、公共ストック全体のコストとなるわけでありますが、予算編成プロセスや決算分析におきましては、公共ストックの集合体として捉えた区分管理は行っていないのが現状であります。各部局においては、ほかの経費との優先度を検証しながら、予算要求基準で設定するシーリングを踏まえた選択と集中により、個々の施設への財源配分がなされております。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 1番目と2番目をお伺いして、一つ確認をさせていただきます。  最近、高岡市で財政健全化という話がありまして、私も実は資料を取り寄せまして、高岡市の何を書いてあるか見てみたんです。ここと黒部と財政の健全化が違うので比較する必要はないんですが、その中の総論、将来を見通した対応について、市が進めている公共施設再編計画と同じく、行政サービスの対象人口、2035年度の推計人口約15万人をにらんだものとすることを助言するとしているんです。今、市の当局の皆さんは個別はやっているけども、総枠は予算編成でも考慮していない。一方、高岡市を見ても、時代のトレンドからいけば、総枠できちっと把握をした上で、市民1人当たりの負担なり、市全体の負担を適正にコントロールしていくことが必要だということを助言していると思います。  改めてお伺いします。  黒部市において、総枠の検討というのはいかがされていますか。              〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 総務企画部長、御囲泰晃君。              〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 高岡市の今財政健全化緊急プログラムのお話があったわけでございますが、黒部市といたしましては、短期取り組みとしての個々の施設のあり方を示しているということでございまして、目標というような設定が高岡のほうでもやっておられるわけなんですが、黒部市としては今申し上げました短期取り組みの個々の施設のあり方ということで、目標を設定というようなことで考えております。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、これから総枠、今私も調べました、この白書を見ますと、平成29年3月改訂版において、全部の施設にかかる費用は19億7,089万8,000円、人口は住基でとっていましたので4万1,805人、これは単純に積み上げるのではなくて、ここに書いてある市民1人当たりの費用を積み上げると4万6,837円、こういうような数値を総枠で押さえてコントロールしていくことが私は一つ市民に対してわかりやすい説明だと思うんですが、当局ではこういうことは今後どういうふうにされるか、方針を伺います。              〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 総務企画部長、御囲泰晃君。              〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 今ほど答弁いたしましたように、公共ストックの集合体として捉えた区分管理は行っていないのが現状でございます。ご質問の数値は恐らく平成27年度の数値、すみません、そのデータからということで察しますと、議員さんがおっしゃるとおり、そのとおりかというふうには思っております。その全体を基本的には積み上げて、こちらとしては管理をしているということではないということでございます。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、次の質問に移ります。  3番目です。  道路、上下水道など、白書でも管理をされていますが、これも公共ストックであります。特に、地区要望など住民から要望の多い道路、水路についてどのような視点で新設、維持管理に挑まれるのか、その基本的な方針を伺います。                〔市長 大野久芳君挙手〕
    ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) それでは、公共インフラの長寿命化を推し進める中、地区要望などにどのような視点で臨むのかということに対するご質問にお答えをいたします。  国においては、インフラの維持管理、更新を確実に実施することにより、今後急増する老朽インフラに対する国民の不安を払拭し、インフラを安全に安心して利用し続けられるようにすることを目的に、平成25年にインフラ長寿命化基本計画が策定されております。  この認識のもと、本市においても平成27年10月に公共施設の再編に関する基本計画を策定しておりますが、平成29年度に創設されました公共施設等適正管理推進事業債について、公共インフラ長寿命化事業の対象であった道路、農業水利施設に今年度から河川管理、砂防関係、海岸保全、治山、漁港、農道施設が拡充されたこともあり、本市の計画についても、こうした国の動きと歩調を合わせ、早急に必要な見直しを加え、推進してまいりたいと考えております。  特に、公共インフラ老朽化対策が目指すとおり、財政状況がますます厳しい中、類似、重複する機能を新たなインフラ整備で求めるのではなく、今あるインフラをうまく活用し、これまでの機能を適正に維持していくことに目を向けていくことで安全性と効率性を求めていくことが肝要というふうに考えております。  その上で、私にとりましては初めてとなる地区要望に臨む視点についてでありますが、来年度予算に対する全16地区の自治振興会のご要望を真摯にお聞かせいただきたいと存じております。公共インフラの長寿命化を始め、直面する課題は地区により千差万別であろうと思っておりますが、それら課題を解決していくために、市ができることは何か、どういった方法が一番ふさわしいのかを検討しながらよりよい解決方法を探ってまいりたいと考えております。  ヒト・モノ・カネの経営資源が限られる中で、あれもこれもからあれかこれかの量に加え、できることからやるべきことの質を追求し、その地域の住民にとって今、必要とするインフラ整備は何か、優先すべきインフラは何か、同じインフラであっても地域間における優先度はどうかなど、さまざまな角度から検討した上で選択と集中を図る必要があると考えております。  あわせまして、地域を一番よく知る市民の皆様と行政である市が認識を共有することで、市民参画の土壌づくりを進め、自分たちのまちは自分たちでつくるという意識高揚につながることを望むものであります。  そして、長くなりましたが、そして、市民の皆様と行政とで課題や目的を共有し、それぞれの役割を担いながらパートナーシップをとり、対等な立場で地域を支えていく事業を相互に提案し、実行していく協働によるまちづくりを推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) これから地区要望の説明会、聴取会も始まるわけであります。大野市長におかれては初めての地区要望となりますが、ぜひ大野市長の色を出していただき、住民の方と市民の方と情報を共有化して臨んでいただきたいとご期待を申し上げます。  それでは、4番目、少し各論について伺います。  今後、新設される公共施設、これには機能の集約が期待されております。そこで、既存施設の機能をどのような方針で集約していかれるのか、その考え方をお伺いいたします。                〔市長 大野久芳君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) ご質問の新設される公共施設への既存施設機能の集約についてでありますが、公共施設の再編は、単に施設の削減を推し進めるものではありません。公共施設にはそれぞれ果たしてきた役割があり、その中には、これからも維持し続けなければならない機能も数多くあります。これまで蓄積してきた市民全体の貴重な財産をどのように活用し、将来世代にもできるだけ多くの公共施設サービスを享受してもらうかを考え続けることこそが公共施設マネジメントであります。公共施設の再編に関する基本方針では、実施方針の一つに複合化・多機能化による機能集約を掲げ、従来の所管別に整備、管理してきた施設配置の考え方を見直し、複合化、機能集約を伴わない単一機能での施設の更新については原則行わないとしております。この複合化により、機能連携を図り、各施設が補完し合う相乗効果でサービス向上につながる手法を検討し、効率的、効果的な管理運営を目指しております。複合化・多機能化による機能集約を含む5つの実施方針を踏まえ策定いたしました公共施設の再編に関する基本計画を着実に実行し、子や孫の世代に安心・安全な公共施設を胸を張って引き継げるよう取り組みを推進してまいります。  そのためには、市民の皆様と一緒になって取り組みを進めていくことが必要であり、(仮称)くろべ市民交流センターについては、現在、図書館と旧黒部庁舎周辺に立地する公共施設の複合化に向けた市民ニーズ調査やワークショップを重ねているところであります。  今後も、市民の皆様と課題を共有し、ともに考え、ともに解決していくため、意見交換するプロセスを積み上げながら、丁寧に合意形成に努めてまいります。  以上です。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、せっかくですので、個別について少し深堀りをしたいと思います。  今まで質問させていただいた中で、市としては公共施設の維持管理に係る総枠費用の管理はされていない、個別で管理をしていく、しかしながら、人口は減っていく中で、ここはどうやって減っていくかというのは非常に私は市民にとってわかりやすい指標だと思います。黒部市の総合振興計画第2次目標年が平成39年、目標人口が3万9,000人、ちなみに、社人研は3万7,000人を推定しています。今あたりの19億7,000万円と申し上げた公共施設全体の平成27年度決算ベースだと思うんですが、金額を単純に割り返してみました。そうしますと、全体では1億4,400万円削減しなければいけないと、これは1人当たりの金額を同じにしたときです。逆に、金額を同じにすると、1人当たりの費用は5万536円になると。これは市民1人当たりです。それをさらに生産年齢人口で割り返してみると、実は、生産年齢1人当たり1万円ほど高くなるんです。市民の皆さんにもきちっと説明をして、どうやって理解をいただくか、これは非常に重要な私は要素だと思います。その前提に立ち、個別に質問をさせてください。  黒部市は、国交省さんからスマートモビリティでしたか、モデル地区を受けました。その紙がここにあるわけでありますが、そこに書いてあるのが、公共施設、くろべ市民交流センターを整備し、公共施設維持管理費を約1割削減できると書いてあります。今市長が申されたとおり、検討されている施設は図書館、市民会館、働く婦人の家、それに三日市公民館だと思います。白書によりますと、これらの費用、収入も全部差し引きますと1億684万1,000円、白書ではかかっています。簡単に1割削減するとなると9,500万円、年間維持管理が。こういう議論を今現在検討委員会でされているかどうか、確認をさせてください。               〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 教育部長、長田行正君。               〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 市民交流センターにつきましては、今ほど言われましたとおり、図書館を核に市民会館、婦人の家、三日市公民館を複合させ、子育て市民センターも入れるということで進めておりますが、今ほどご質問の現在、市民交流センターランニングコストについては設計等をまだ行っておりませんので試算はされておりませんが、複合することで経費の節減につながることが考えられ、少しでも努力することが必要であると考えております。  一方で、図書館が1,124平米から3,300平米に拡張することとか、交流センターの運営方法について市民の皆様からご意見を聞きながら、運営計画の策定を行っておりますが、サービスの向上により必要となる経費の増大も考えられるということから、経費を抑えることを考えんなんと思っておりますが、現在、その交流センターの運営計画の策定の中でランニングコストの議論にまでには至っておりません。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 公共施設のあり方で私も何度も議論をさせていただきましたが、そこで言われたのは全体は総務が把握をしていく。個別については各所でやっていく。出てきた資料を見ると、約1割削減するとしっかり黒部市提出国交省のホームページに載っているわけです。私は何も金額を下げればいいという話ではないんです。やはり一定の基準がないと知恵を絞れないと思うんです。知恵を絞るためにはやっぱり一定の枠組みをしないと、青天井はやっぱりいけないと思うんです。そこから市民と協働で知恵を絞ることによってよい施設ができるんじゃないか。  二つ聞かせてください。一つは、どこから今度1割という根拠が出たのか、もう一つは、全体把握は総務のほうでされると聞きましたが、今聞くと、個別ではこのことはされていない。これは全体のマネジメントとしてどこが管理をされていくのか、2点お伺いします。               〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 教育部長、長田行正君。               〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) これにつきましては、国の支援の要件としてそのようなことがありまして、既存の施設、図書館、市民会館、婦人の家、市民会館、これを複合するという検討の中で、例えば、市民会館、婦人の家の複合部分とかで、その辺節減していけるんじゃないかという議論、検討はしておりましたが、その中で国との話し合いの中でこういう形に記載されているというふうに考えております。  それと、もう一点については、すみません、今ほどの交流センターの施設につきましては、このランニングコストの検討についても教育委員会が所管して、運営委員会もしておりますので、この施設については教育委員会のほうで所管して考えていくということで思っております。              〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 総務企画部長、御囲泰晃君。              〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 今ほどの1割削減というものにつきましては、立地適正化計画という整理の中で議論がなされて、そういうふうな形で公表がなされているということでありまして、都市建設部のほうで立地適正化計画ということで進めておりますので、そのあたりの考えを都市建設部長のほうから述べたいと思います。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 今年度から進めております立地適正化計画ということでございますけれども、これにつきましては、いろいろな施設を中心市街地のほうに集約して、少しでも経費の節減を図るということを大前提のもとで、この計画を作成したことでありまして、そういったことも含めまして、いろいろな事業ですとか、道路とか、そういうものを含めまして、この事業で推し進めていきたいということでこういうような計画にしたということでございます。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 今これ以上深入りはできませんが、ご指摘だけ申し上げます。  黒部市が出した国交省のホームページのところに1割削減と書いてあるのを原局では管理をしていない。これは明らかになった一つ事実であります。私が思うには、今現在のサービスはやはり1割削減を目指すべきだろうと。そのオンする、複合化でオンできるサービスはまた別だよねというのであれば非常に説明しやすいと思います。やはりこれから人口が減っていく中で、市長が言われた選択の中の選択をするには市民の皆様にもわかりやすい、誰が見てもわかる説明をしていかないと、なかなか生産年齢が減少していく中で私は難しいと、これを一つ指摘させていただきます。  もう一つ、実態例が道の駅についてであります。  これも私もレイアウト案を見せていただきましたが、駐車場から歩いていく、そこには水系施設があり、子供たちが遊べる施設もあるということでありました。また、今宇奈月下立にある道の駅については指定管理に出して、基本的に賃貸施設という扱いになっていますので、運営管理については市からお金は出ていないはずであります。そうすると、この道の駅の運営管理、ランニングコスト費用はどうされるのか。もう一つは、水系施設も含めて、同じような施設が市内にある場合、これをどうやって統合していく議論をされているのか、その2点について伺います。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 今道の駅ということでございますけれども、道の駅自体は今までのお話の中でありますとおり、既存施設の更新ということですとか、今あるものを集約するというものではないというふうに考えております。現在、進めております道の駅につきましては、新たなニーズに応えるための施設ということで、この今ほど論していることからすれば、少し対象ではないかというふうに考えております。  それから、今ほど言われました宇奈月の道の駅と今新たに建設する道の駅につきましては、それぞれニーズが違うというふうに考えております。国道8号を通れる方、通られる方を最重点に考えてその中で地域住民も潤って、にぎわいのある施設ということで考えている中では、視察等で現在、にぎわっている施設を見ると、今言われますように、園地ですとか、池とかということがありますので、そういうものになるべくにぎわいを創出するために設置するということでございまして、宇奈月の道の駅につきましては、これは宇奈月温泉街に向かわれる方を対象ということにしておりますので、それとはまた別の観点で行っているものというふうに認識しております。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ずばりお伺いします。  道の駅は新しい機能ということはその機能をふやしたとき、かかるランニングコストも含め、今の現状の公共施設、公共サービスは変えないということですか。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 今、建設中の道の駅につきましては、収益部門と公益部門ということがございますけれども、公益部門につきましては、どうしても必要な施設ということで、別のほうから管理費を負担していただくということで思っております。地域振興施設内につきましては、それぞれの中で収益を伴うものでございますから、家賃等を含めた形で相殺できるような形で現在協議を進めているところでございます。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) わかりました。私一市民からご指摘を申し上げます。  皆欲しいんです。でも、そのかわりにどこの費用を削減するかと議論が今なされていないんです。介護保険組合、今5,800円なんですけども、これが平成30年、31年、32年据え置き、その次が33年、34年、35年、ここも据え置きかもしれない。もしかしたらちょっと上がると聞いているんですが、その次は8,400円に上がると指標が出ているんです。今ほど議論してきた中でどの年代に照らし合わすかという議論が全くなく、今あるものを強大化していこうと、これは将来負担についてはどうやって考えればいいんですか。これはやっぱり内部でしっかり検証するべきだと思いますが、いかがでしょうか。              〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 総務企画部長、御囲泰晃君。              〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 今ほど言われました将来的なものというものにつきましては、総合振興計画の中でも10年間というようなことで位置づけさせていただいて取り組んでおりますけれども、そういった財政見通しとの兼ね合い、そういったことも見据えながら、今人口減少、そういったことを踏まえて、今後予算編成なりにもそういった思いというか、人口減少に対応した予算編成というようなことも今後検討していかなければならないものだということで考えております。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 私は逆に言いますけど、なぜ今までしてこなかったのか、2006年から日本は人口減少が始まりました。本市においてもほぼ同じ状況だと思います。高齢人口の加算も全部皆さん、よくご存じですが、なぜ今までそれをしなかったのか、事務方としてお答えください。              〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 総務企画部長、御囲泰晃君。              〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 財政見通しを立てる際に、基本的に人口減少を見据えた歳入という部分につきましては、税等の歳入の部分では見通しはしておりますけれども、一方、歳出のほうでは基本的には実績等を勘案しながら、そういったものの基準に10年間の見通しを立てたものということでなっております。そういったことで、人口減少を見据え、全く見据えていないということではないのでありますが、さらに今言われるようなこともごもっともかと思いますので、予算編成に当たってはそういったことを踏まえながら編成に当たってまいりたいというふうに考えております。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 私は悲観的になるのではなくて、来るべき将来がわかるんだ、やっぱりそれに対してしっかり備えをして対応していくことが重要だという視点で申し上げております。きょう、市内各地で中学校運動会をやっておりまして、今現在、恐らく中学1年から3年生全部足すと1,100人ぐらいいるかと思うんです。これが平成32年で2つの中学校になります。今生まれた子だけを単純に推計すると、平成41年、42年ぐらいには750人ぐらいになるんです。こういうのがわかっておきながらなぜ手当てをしない。私は不思議で仕方がないんです。今言ったように、手当てをしたと言われても、1割削減すると書きながら現場では全く知らない計画をつくっている。道の駅も新しいものをつくるには、いや、これは違うサービスだから別枠で考えます。あおりを受けるのは一般財源、もっといえば、市民が負担をするか、違うところからお金を用意をするか、もしくは、何かを諦めるか、その議論はきちっと整理をして、市民の皆さんと情報を共有していただきたいという思いで今回質問させていただいております。  最後、この5番目について質問いたします。  これはちょっと角度が違いますが、これまで民間の責任と考えられていましたが、これからは行政が積極的に関与をすべきじゃないかという分野についてお伺いいたします。  耕作放棄田、里山衰退、空き家対策などです。  今後さらに深刻化することが懸案されています。これらについて、公共としてどのような視点で問題に取り組んでいくか、その方針を伺います。                〔市長 大野久芳君挙手〕
    ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) ご質問の諸問題の解決に向けての方針等についてお答えをいたします。  本格的な人口減少社会の到来と少子高齢化の進行により、第1次産業における従業者の高齢化や担い手不足による耕作放棄田の増加、また、地域コミュニティや地域活力の低下、さらには、適正な維持管理ができない空き家の増加など、さまざまな問題が顕在化、深刻化することが懸念されるほか、これまでは地域で解決できた問題でさえも、その解決が困難となるケースも発生してくることが想定されます。  今後これら諸問題に対応し、持続可能な地域づくりを推進していくためには、場合によっては、地域内だけで課題解決しようとするのではなく、地域間の機能分担や相互連携を進めることにより、各地域の特性を最大限に尊重し生かしていくという視点を持つことも大切であると考えております。  また、市内においても、中山間地域と市街地とでは抱えている課題や状況も異なります。各地域の皆様のご意見、ご要望を真摯に伺うとともに、それぞれの地域において真に必要となる取り組みを地域の皆様と認識を共有し、国や県の動向を踏まえながらその取り組みを進めていくことが重要であるというふうに考えております。  以上です。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ぜひ期待をしたいと思いますが、今ほど議論させていただきました前段も含めまして、ちょっとお伺いいたします。  市民の皆さん、こっちのほうを期待されているんです、道の駅じゃなくて。でもこの分野のお金がないんです、やっぱり。これをどうやって知恵を絞って日々の生活を守っていくかが我々議会も当局の皆さんも知恵を絞るところだと思うんです。そのために公共事業施設の総枠をとっておかないと足元のことがおろそかになる。それは私はこれを思うんです。耕作放棄田、里山衰退とはまさに中山間地の過疎化、高齢化、大変な問題です。もう一つ、空き家対策、これも先日台風21号で明らかになりました。空き家がそのまま風が吹けば被害を起こすものになり得ると。困るのは、今ここに住んでいる人たちなんです。この人たちにどうやって公共でいくか、もっといえば、公共でいく一般財源を用意するか、国の補助メニューを探してくるか、これは重大な宿題だと思いますので、しっかり当局の皆さんも議会も議論をしてやっていかなきゃいけないと思います。これはあえて市長にお伺いしますが、市長は議員生活も長かった経験をもとにどのようにお考えでしょうか。                〔市長 大野久芳君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) きょう、小柳議員からいただきました大きくは公共ストックの維持に係る方針ということでありましたが、これは全て私は判断するときは一連の今ご質問を伺っておりまして、とにかく総合的に人のこと、あるいは、もののこと、財政のこと、全てが絡んでどううまく組み合わせるのかということが大切だというようなご指摘はそのとおりだと思います。したがって、我々も自主財源を見詰めつつ、さらには国や県がどのような方向でものを相談すれば、いわゆる国や県の公金、補助金や助成金、出してくれるのかと。そのあたりをしっかり見詰めながら、根底ではやはり我々の各市民が頑張っておられる。地域の中の要望がそれとどううまくかみ合っていくのかと、それを慎重に見きわめて、これから市政運営に当たっていきたいというふうに思います。  以上です。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、続いて、大きな2つ目の項目に伺います。  黒部市の最大の特徴は大自然だと私は信じています。その大自然のさらに特徴は私は水の循環と考えています。本市は大自然のハーモニー、文化交流のまちを目指されています。また、市民憲章では5つの柱を掲げ、その一番目は水と緑をいつくしみ、潤いのあるまちをつくりますとしています。昨今、大都市への偏向、行き過ぎた個人主義、金銭的価値観の増幅など、こういうことを身近に感じますに、我々日本人がそもそも大切にしてきた文化をこれからはより大切にしなければいけないのではないかと。我々が目指すべきものは、メトロポリタンやドバイの砂漠のにある王郭ではなく、世界に黒部にしかない自然を活用したまち、まさに水の循環をどうやって共有をしていくかということを考えて質問いたします。  1つ目です。  5つの市民憲章の最上段に水と緑を掲げたこの意義についてお伺いいたします。                〔市長 大野久芳君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) 5つの市民憲章の中で水と緑をいつくしみ、うるおいのあるまちをつくりますを1番目に掲げた意義についてどう思うかというご質問にお答えをいたします。  この市民憲章の制定に至るまでには、有識者による9回の会議を経て推敲を重ねられた後、パブリックコメントの実施や小学校長会を通して子供たちからの意見の聞き取りを行うなど、市民の皆様の幅広いご意見や真摯な思いが反映されており、オンリーワンの市民憲章であるものと私も考えております。  なお、市民憲章につきましては、合併後の新しい郷土に生きる喜びと責任を感じるとともに、未来に引き継いでいくよりどころとなることを願って定められたものであり、ここに掲げる5つのフレーズには優劣はないものというのは私の認識であります。  その中で、自然と共生、環境の保全をうたう1番目のフレーズは、本市の将来都市像、大自然のシンフォニー、文化・交流のまち黒部を具現化するためには必要不可欠なものであり、その精神は永遠に引き継がれるべきものと認識をいたしております。  以上です。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、次に今ありました黒部市の特徴である水と緑、例えば、具体でいきますと、黒部川の治水、愛本橋の建てかえ、電源開発の歩み、世界有数の扇状地、湧水群、清水等ももちろん貴重なものであります。黒部市の風土、歴史を次世代へ引き継ぐ取り組みの方針について伺います。                〔市長 大野久芳君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) 黒部市の風土・歴史を次世代教育へ取り組む方針についてというご質問にお答えをいたします。  黒部市には、日本有数のV字峡である黒部峡谷、富山の奥座敷である名湯、宇奈月温泉を始め、大自然が織りなす四季の表情があり、山岳から黒部平野を経て富山湾に至る自然環境は魅力あふれるものとなっております。そして、この黒部の大自然を舞台に、先人が克服、共生しながら、肥沃な農地に変え、電源を開発し、産業を発展させるなど、礎を築いてきたという歴史があります。  大自然からの恵みを持続可能な形で享受しながら、新たな価値を付加させ、次世代に引き継ぐため、本市では、小・中学生に対し、総合的な学習の時間や副読本、私たちの黒部市の活用による本市の風土や歴史を学習する機会を確保しているほか、歴史民俗資料館においては、愛本橋の2分の1模型展示や各種特別展などを実施しております。  さらに、本市の豊富で魅力的な資源は、国内外から多くの観光客や登山者を呼び込むとともに、多くの科学者により研究対象とされていますが、この貴重な資源を後世に引き継ぐためにも、地元資源を調査研究する後継者育成も非常に重要であります。  引き続き、黒部川の電源開発などの郷土発展の歴史を大切にし、小水力発電や電気自動車など新エネルギーの取り組みを初めとした新しい地域資源も取り入れながら、次世代教育に取り組んでまいりたいというふうに考えております。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、今言われた大自然の恵み、水の恩恵などを本市特有の価値観として、やはり市民全体で共有化していくために必要だと思われる行政の役割についてお伺いいたします。                〔市長 大野久芳君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) 本市特有の価値観を市民全体で共有化していくために必要な行政の役割はというご質問にお答えをいたします。  世界に誇れるこの地域の自然環境や健全な水循環を守り、その価値を生かすため、市民憲章を公民館等各施設で掲示しているほか、市役所内においては携帯用カードを各職員に配布し、庁議などで朗唱するなど、価値観の共有化を図っているところであります。  さらに、ことし7月には全国名水サミットを本市で開催しており、水環境保全のための水質検査、黒部名水会などの水資源に関する団体への支援を行っております。  加えて、次世代に負担を与えない方法で活用していく持続可能な発展を基本としている立山黒部ジオパークの活動を通して、地域振興を進めているところであります。地域住民や民間、研究者、行政がそれぞれの立場でジオパークに参画し、地域の課題解決に向けて行動していくことが必要であるというふうに考えております。  市役所内では、価値観の共有を図ることを目的として、平成28年度より立山黒部ジオパークに関する職員研修会を実施しております。  今後も市民一人一人が本市の持つ自然の恵みを認識し、さまざまな活動に参加できるよう支援していくことが行政の役割であるというふうに考えております。  以上です。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 今職員教育研修のお話をされましたが、どういうジオパークの研修内容なんですか。               〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 教育部長、長田行正君。               〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) ジオパークの研修につきましては、ジオパークのそういう、どういう今協会でどういうような取り組みを行っているとか、あるいは、この地域にどういうようなジオポイントとか、そういう場所があるかとか、そういうことについて職員に対して研修しているという状況であります。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ここに至るまで地域の先人たちが苦労された歴史、こういうことについては研修内容に組み込まれていないのでしょうか。               〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 教育部長、長田行正君。               〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) ジオパークにつきましては、大自然の恵みというようなことでありますが、防災も一つのテーマでありまして、この黒部地域、美しい自然がつくられたのをもう片一方で災害とか、そういうことの先人の歴史もあったということで、そういうことについても話をしています。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ぜひ行政の皆さんは特に、それこそ釈迦に説法の話ですけども、石川県と富山県が分かれた理由、流水客土、電源開発の歴史、黒四の歴史、また、海岸においては護岸の歴史、今も大変な護岸がありますし、生地という名前がどうして生きる地になったとか、いろんなことをやはりしっかり共有化していただかないと、この地域のオンリーワンをつくることがなかなか難しいんじゃないかなと。今のジオよりもそこの歴史部分が私は黒部人のスピリットというか、オリジナリティだと思います。その辺のところを注意をより新人研修、特に新人研修ではお願いしたいというふうに思います。  もう一つ、今ほどインフラの話をしましたので、やはり自然を守るには行政としても整備が必要であります。この辺について先ほど市長は考えていきたいという趣旨の答弁だと思いますが、現実問題としてなかなか手が回っていません。もっと言いますと、災害が起きてからしか手をつけないんです。災害が起きそうなところに先に手をつけることが一番費用的には低くいくと思うんですが、現状はいかがでしょうか。              〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 総務企画部長、御囲泰晃君。              〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 今ほど言われました災害が起こる前にそういった対応が必要なところについては、極力地域の皆さん方のご意見、要望等もいただきながら、先手を打てるものについては先手を打ちたいというような思いは持ってはおりますが、なかなかそういった一度にそういったことが投資できるというようなこともできずにいるというのが現状かなというふうには思っております。地区要望という機会も捉えて、そういった箇所の整備、そういったものも先に手を打つことができるというような部分が予算の範囲内でしかないんですが、極力努力をしてまいりたいというふうに思います。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) その部分について、私たちと多分当局の皆さんと考え方にずれがあると思うんです。そういうところは地区要望で要望する箇所じゃないんです。市が管理すべきなんです。それをなぜ地区要望で要望しなきゃやらないというふうになっているところが私は問題だと思うんです。その辺について認識はいかがでしょうか。              〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 総務企画部長、御囲泰晃君。              〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) それぞれの部署でそういった道路、それから、農道等もあります。そういったのり面の整備とか、そういったようなことも順次整備をしていかなければならないところについては把握はしているかと思うんですが、市の全体の予算の中でなかなか集中的に投資をすることができないということから、地区要望、先ほど申し上げましたのは、地区要望で特に重点的に進めていかなければならないようなところを意見としていただきながら、整備をさせていただいているというのが現状かなというふうに思っております。                〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 8番、小柳勇人君。                〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ここからは水かけ論になるということもありますので、ぜひ、特に冬になると中山間は災害が多い地域になりますので、部長みずからそのときに回れれば現状がわかると思います。例えば、融雪の水が流れないという地域は数百メートル先にある取水口に行って、吹雪の中、そこを水をあける作業をする。もしくは、大雨が降ったら溢水するかもしれないところは地域の方が先もって見ている。こういう現状をぜひ把握していただいて、今何が必要かという議論ももちろん重ねながら、こういうところに手厚くやるのが私はまず自然を守り、黒部川の大自然を守る第一歩だと思いますので、ぜひこれをよろしくお願いしたいと思います。  多岐にわたる質問をして、議論がかみ合わないところもありますが、この場でこういうことを確認をしながら、ぜひ市民の皆さんと情報共有をして、そして、インフラ整備などに当たっていただきたいという思いと、それと、やはり黒部市は大自然、水の循環というのを一番基本にして、私は次世代教育をしていくべきだということで質問をさせていただきました。  これで質問を終わります。              〔8番 小柳勇人君自席に着席〕 ○議長(伊東景治君) 次に、13番、橋本文一君。             〔13番 橋本文一君質問席へ移動〕
    ○13番(橋本文一君) 私の質問は、事故多発交差点の安全対策についてであります。この質問は過去に2度ほどいたしましたが、あえていま一度質問させていただきます。  若栗地内、市道西小路栃屋線と基幹農道が交わる交差点は農道開通以来、事故が多発しております。地区住民は基幹農道の開通以前から交差点の安全対策として信号機の設置を求めてまいりました。しかし、設置がなされませんでした。事故多発交差点の安全対策について、以下2点について伺います。  私は以前にも当交差点の安全対策について信号機が必要だと述べてまいりましたが、当局はこの多発交差点、事故をどう把握しておりますか。過去の答弁も踏まえて答えてください。  住民は信号機の設置を強く求めております。信号機の設置は、果たして無理な住民要望なのでしょうか、答えてください。  今後、県道黒部宇奈月線、いわゆる背骨道路が延伸されます。地区住民は安全対策として当然信号機が設置される箇所があると思っております。私は県に対して、設計段階から信号機の設置を求め、開通と同時に運用できることを求めていくべきだと思いますが、答えてください。  最後の質問は、これも過去に質問いたしました。安全・安心の道路整備についてでありますが、いわゆるコラーレの横の道路であります。市内外の方々からコラーレ前の道路はクッションドラムやポールなどがあり危険でわかりにくい、いつになったら4車線になるのかとの質問をよく受けます。市道新堂中新線の旧8号から県道沓掛魚津線の交差点までの区間を早急に整備すべきだと思いますが、答えていただきたい。  私の質問は以上であります。             〔13番 橋本文一君質問席へ着席〕              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 橋本議員の個人質問にお答えいたします。  まず、一つ目の項目、事故多発交差点の安全対策についての1点目、多発事故をどう把握しているのかについてでありますが、ご指摘の交差点での事故件数は、交差点が整備されました平成24年度から平成28年度末までは22件、標識、看板、路面標示等安全施設の改善を施した平成29年度以降は11件であります。  事故の原因につきましては、ほとんどが基幹農道、現在は市道舌山栗林2号線を通行する車両の一時不停止によるものと黒部警察署から伺っており、また、主道路である市道西小路栃屋線が緩やかなカーブであり、新幹線下のボックス内が薄暗いことにより市道舌山栗林2号線からは車両が見えにくいものと認識をいたしております。  次に、2点目の住民は信号機の設置を求めているがについてでありますが、当交差点の安全性を向上させ、事故を減らすためには信号機の設置は有効な手段だと認識いたしております。  信号機の設置は、警察の管理機関である公安委員会の所管事務であり、黒部警察署に対しまして、以前から信号機設置を要望しているところであります。しかしながら、現在の交通量が警察庁が定める信号機設置基準に満たないため、設置には至っておりません。  市といたしましては、今後も引き続き信号機設置に向けて要望を続けていくとともに、交差点の安全性向上に向け、安全施設のさらなる改善を検討してまいりたいと考えております。                〔市長 大野久芳君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) 私からは、まず、県道黒部宇奈月線の延長についても、設計段階から市として強く要望していくべきではないかというご質問にお答えをいたします。  県道黒部宇奈月線については現在、旧国道8号から市道舌山川端線まで暫定供用されており、引き続き県により、延伸整備が進められる予定であります。これまでに、ルート選定などの基本設計、地元説明、及び詳細設計が実施済みであり、今年度から用地買収を行う予定と伺っております。この道路は、黒部市縦貫道路として極めて重要な路線であり、新たに建設される交差点部はもちろんのこと、路線全体の安全対策につきましても、重要な課題と認識しており、これまでも県と協議してきたところであります。今後とも、安全対策の行き届いた道路として整備されるよう、県及び県公安委員会へ働きかけてまいりたいと考えております。  最後に、安全・安心の道路整備に関して、コラーレ前の早期4車線化の整備についてでのご質問にお答えをいたします。  市道新堂中新線の4車線化整備に関しましては、第2次総合振興計画に位置づけられており、計画期間内で取り組むこととしております。このうち旧国道8号、現在は県道魚津入善線となっておりますが、その交差点から県道沓掛魚津線交差点までの区間、約1キロメートルに関しましてはおおむね4車線幅員分の整備が完了しており、中央分離帯を設置することで、4車線道路として供用することは物理的には可能であります。しかしながら、比較的短い区間で車線が増加、または、減少することは安全な通行に支障を来すと考えられるため、部分的な供用ではなく、少しでも長い区間での供用を目指すこととしております。そのためには、旧国道8号から東側の県道黒部宇奈月線と合わせた整備を実施すべきと考えております。  こうした中、県では、県道黒部宇奈月線の旧国道8号から東側約200メートルの区間において、今年度から4車線化の整備を図ると伺っております。市といたしましても県道の整備区間の延伸についてさらに要望を強めるとともに、旧国道8号から県道沓掛魚津線までの区間の4車線整備を計画的に進めてまいりたいと考えております。  以上であります。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、再質問させていただきます。  まず、初めにこの多発しております交差点についての事故状況を含めて聞いたわけでありますが、もう一遍ちょっと平成24年から、開通後からの全体のいわゆる交通事故が幾らあったか、ということでお願いいたします。私もある程度はわかっているんですけども、平成24年までのやつはわかる。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 交差点が整備されました平成24年度から平成28年度末までは22件でございます。その後、安全施設の改善を施した後、平成29年度以降につきましては11件ということでございます。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) そこで、その事故件数は普通の交差点と比べてどう考えているのかと。私は極めてすごい数だなと思うんですけども、当局はどういうふうに判断しておられるの。ただ多いというだけの判断なのか。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 数に対しましては、その交差点、交差点の状況もございますし、今ほど申し上げました件数が多いのか、少ないのかということにつきましては、他の交差点とはかり得るべきものではないというふうに考えておりまして、数だけを捉まえますと多いのではないかというふうに判断をいたしております。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、この事故の内容でありますが、私もその現場の半分以上はその現場に立ち会っております。それで、事故は黒部市に訪れられた県外の方か、あるいはまた、富山ナンバーがついている方なのか、そういったところまでわかりますか。そこまで把握していないと、どういう交差点かという認識含めてできないと思います。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) その県外ナンバーの方か、富山県の方か、ひいては、黒部市の方かというそこまでの把握はいたしておりません。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私は半数以上、その現場に立ち会っておりますが、富山県ナンバーと県外のナンバーが圧倒的に多いわけであります。私も事故を起こされた方とお話ししましたが、こんなおかしな交差点あるものかと、産業道路からその交差点に向かってくると幾つもの交差点があるが、一遍もとまれという標識がなくて、いきなりそこでとまれになった。そして、一方は、幅員が広くて、両側歩道がある道路なのに、どうしてここがとまれなのと。おかしいんじゃないかと言われるけども、公安委員会が定めたからそうなっているんだと思いますよ。そこで、部長が今言われました、信号機の設置が、何と言われましたか、事故のいわゆる軽減の何か何になると言われた、もう一遍そこの辺。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 公安委員会では、最大1時間当たりの主道路、この場合は縦の道路になりますけれども、その交差点の交通量調査をいたしました結果、1時間、これはピーク時間を含めてなんですけれども、300台以上の往復の車両が必要だということで、平成28年9月に調査をさせていただきましたが、残念ながらその台数には至らなかったということでございます。その状況も踏まえまして、公安委員会のほうでは設置基準を満たしていないということでございます。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) ここに平成27年度12月28日に警察庁の交通局から出ているこういうありましたね、信号機設置の指針の制定について、これを読みますと、部長さん、今言われる交通量だけが最優先するわけじゃないでしょう。過去に事故があったか、なかった。過去に事故があったか、なかったかというそういうことも加味しなさいとこうなっとるわけやね。しかも、年に2回以上、過去に2回以上あったところについてはなっとるわけなんじゃ。あんた、これを持っとるでしょう、指針。  いや、もう一遍聞きます。信号機の設置は交通量だけが設置の基準になるのかということであります。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 確かに交通量だけでは定められない部分もあるかと思います。しかしながら、今この基準に基づいて公安のほうでは設置基準に満たないということで信号機の設置は時期尚早ということで伺っているところでございます。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 今ほど、先ほどこの交差点の事故軽減の一つの信号機の設置が一つの事故軽減の何とおっしゃったかわからんけども、そのここに2016年6月議会で当局がはっきり言っているわけです。読みます、県や警察庁に対して早期の設置をお願いしていると。しかしながら、当交差点は国の指針の信号機の設置の目安となる自動車等の交通量が少なく、信号機設置の障害となっている。当交差点の安全対策を講じているが、信号機の設置の必要性は明らかである。当局は信号機の設置が明らかだと、あなた方は述べているんです。早期に設置を要望していくと、これは何ですか。要因の一つ少なくする、なるかわからんと、そういうもんじゃないでしょう。あなた方がみずから信号機の設置の必要さは明らかだと、こう述べておられる。そして、住民は農道ができる前からその交差点は危ないから信号機をつけてくれとそういう要望を出していたが、つかなかった。そして、今まで幾つかの改良をやったけども、平成28年、29年と11件の事故が起きている。それをどう捉えますか。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 平成28年度以降、安全対策を施したということでもこのように事故が起きていることでございまして、引き続き、答弁でも申し上げましたが、信号機設置の関係部局とともに引き続き信号機の設置に向けて要望活動を行ってまいりたいというふうに思いますとともに、現在の交差点にもう少し何かできないかということで、交差点部分に、主要道路じゃない部分につきまして、舗装面に凹凸をつけるようなことですとか、ちょっとカラー舗装してみたりということも部内で考えておりまして、そういった交差点の注意を払うような施策も施していきたいというふうに思っております。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 今までそういった改良、何遍やってもだめだったんでしょう。そして、あなたは交通量が少ないからだめだと。あなた、本当にこれを読んだんですか。お願いしますよ。どこに交通量だけでそのようなことが書いてありますか。事故の件数も加味しなさいというような感覚で書いてあるんでしょう。答弁。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 一度は拝読しております。今後も引き続き事故の件数も踏まえまして、関係部署と協議しながら予防に努めてまいりたいというふうに思っております。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、市長に聞きますが、今の議論を聞いておって、随分と住民とかけ離れたことが行われると、そう思いませんか。若栗の地区要望でも過去に何件も出ているけども、その都度、交通量に満たない。しかし、交通事故がどんどん起きていく。そして、県外の方が、せっかく楽しく黒部に来られた方がそこで事故をやって救急車で病院にかつがれる。そして、何ておかしな道路か、そう言われる。市長、こういった本当に新市長としてどう感じておりますか。それこそ小柳議員の先ほど言った、地区要望をどう捉えていくか、まさに私もそのとおりだと思います。                〔市長 大野久芳君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) まず、このことに関してだけお答えをするとすれば、多分ここまで大変恐縮ですが、私が市長になる前の話ですけども、市当局としては関係部、課でそれなりに精いっぱい取り組んでこられたんだろうというふうに思います。やりとりを聞いておりまして、橋本議員のおっしゃるのも経緯からするとごもっともと思いますし、それから、うちの島津部長もこれまで取り組んできたことを率直にご答弁申し上げているというふうに思いますが、片方で私は県議会議員という議員活動が長いので、警察の業務は県が所管しておりまして、県議会議員としてはこの件については残念ながら聞き及んでおりませんでした。もう少しこのことを私自身が認識しておれば、当時何かひょっとすると交渉ができたかなという思いで今おります。  以上です。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私は、県にも行って議論してまいりました。余りにも私の議論がでかいので、長いので、そこから離れてまた廊下でも議論してまいりました。しかし、住民の要望がかなえられん。本当にこれは無理な本当に要望なのかと思う。そして、人の命、安全・安心といわれる観点からいえば、果たしてどうなのかな。あなたの横にそういう交差点があったらどうなのかなと、私の交差点の横にそういうところがあったらどうなのかなと思って見てください。  それでは、県の宇奈月線の延伸についてであります。  これは、紆余曲折を経ながら、ずっと若栗の中村地区を通って、八社、東町というところまで抜けていくわけでありますが、大きなS字カーブを描いていくわけであります。しかし、住民はさきの初めから危ないと言われている交差点の信号機の設置を求めていたのに、また新たな道路が延伸していって、信号機設置を要望しているのにまたつかない。そうすると、住民は納得できない。いわゆる事業の進捗についても何らか考えなければならんという言葉が出てくるのは当然だと私は思います。そうすると、県道宇奈月線の延伸について地元から出ている要望、これは県の事業でありますけれども、市は把握しておられますか、地元から出ている要望含めて。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕
    ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 橋本議員おっしゃるとおり、県の事業ではございますが、地元調整、地元の説明会等につきましては、都市建設部の建設課ということが窓口になりまして、調査、選定も含めまして県の方と一緒に歩いて地元の方との話も進めながら、要望については伺っておりますし、その要望の実現に向けて県のほうにもお願いをしているところでございます。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 地元では、要望では安全で安心な道路をつくってくれと、それが第一の要望であります。その道路は反対とか、そういった問題ではない。つくるなら住民要望に沿った安心で安全な道路をつくっていただきたい。以前の農道の整備のようなわけにはいきませんよ。そういうことであります。  続きまして、もう時間が5分ほどありますが、かつてから市民の皆さん、内外の方からコラーレの横の道、一体どういう道になるのか、そして、4車線はいつ4車線になるか、そのことについて早くしてくださいと、こう要望されているわけです。私らもよく質問されます。先ほどの答弁では、第1次振興計画の中でこの整備をやってきて、もう5億円ほど残っているんだと、それを第2次振興計画の中で全て完了していくというような形で私は受けとめましたが、いや、総合振興計画、10年の中で、前期でどこまでするのか、そして、あの道路は本当に中央分離帯をつくる気があるのか、ないのか、そして、植栽を植えるとなっとるんやけど、植栽はいつ植えるのか、そういったことを議論、というか、市民の皆さん含めてよく聞いてくれと、こういうことでありますが、部長さん、今どのようになっておりますか。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 第2次総合振興計画の中で、5億円ということで予算をはじき出しております。その中で5億円で10年でございますので、平準化しますと年当たり5,000万円という形になります。その中で、今ほど市長の答弁にもございましたとおり、旧国道8号線の部分の山側といいますか、新幹線の駅側が今200メートルほど県のほうで4車線化に向けた工事に着手するということでございますので、そこの交差点から順次海に向かいまして、あわせて市のほうといたしましても4車線化に向けて整備を図ってまいりたいというふうに思っております。その中で、前期ということになりますと、半分ということになりますので、旧国道8号から8号バイパスまで2.3キロほどございますので、その半分ということになりますと、今ほど言われます沓掛魚津までは1キロほどということになりますので、その一つ向こうの交差点ぐらいの三日市出島、前沢植木線までということを目途に前期では施行してまいりたいというふうに考えております。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) まだ聞いておったろ、中央分離帯はできるのか、植栽はどうなっとるかと、その辺について。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 今、年当たり5,000万円の計画の中では、中央分離帯と両歩道に向けます植樹帯といいますか、植樹ますの中に植樹をしていくということも含めての話でございまして、まずは、ハード面の中央分離帯を先に施しまして、その後に植樹の樹木も含めて検討して、植樹していきたいというふうに思っております。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) この4車線化についてはどう考えておられるかといいますと、国道新8までやるとき、全て整備しなかったじゃあ、4車線化にしないという考えなのか、どこの時点で4車線化に向けて、4車線化になるとか、供用できるのかと。せめてそれぐらい市民の皆さんに知らせるべきではないかな。お願いします。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 今ほど申しましたとおり、中央分離帯を先にと言いましたが、延長も長いものですから、その辺の施工の進みぐあい、それから、コラーレ前という大事な施設の前ということもございまして、その辺は内部で検討いたしまして、その部分につきましては植樹も早くする方向も含めまして周知してまいりたいというふうに考えております。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) コラーレ前の道に中央分離帯をつくると、先ほど言いました警察、公安のところからこれは危ないと言われているらしいけども、どういうことなんですか。中央分離帯をつくったら危なくてだめだわというようなことを言われていると、それは事実なのか、聞きます。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 高規格道路ということで4車線になるということで中央分離帯が必要だということで計画をしておりまして、それをすることによって危険である、危ないということは私自体伺っておりません。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、これも5億円で8号線までできるというんだから、それをやっぱり進めながら、8号線まで早期になるような、せめて前期のところで、部長言われます、地点までやるという、そして、その時点でもう4車線化をするということや。今は1キロだから短かくてだめでと、それじゃあ、何キロになったらできる、そういう議論を市民の皆さんにわからん、また、警察とも議論したのか、警察は何キロになったら4車線でいいよと、それは、それぐらい聞いてみたらどうなんですか。その辺どうなっているんですか。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 今、橋本議員言われましたことにつきましては、公安とは話をしております。その中で、三日市用水、それから、その沓掛魚津の間につきましては、横に入ってくる市道が何本かございます。その取り扱いも含めまして、公安委員会とは話をしておりまして、そこに取りつけるには4車線になったり、絞ったり、取りつけたりということになるものですから、今はその部分だけをするというのはあまり望ましくないのではないかということで公安とは話をさせていただいているところでございます。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 警察署があまりよろしくないんでないかと、あまりという言葉はよろしくないと全然違うんです。できるけどできんと言うとるがと、絶対できないと言っている言葉のニュアンスが全然違うんです。あまりよろしくないと本当に公安庁が言っているのかどうか、はっきり言ってください。              〔都市建設部長 島津 博君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 都市建設部長、島津 博君。             〔都市建設部長 島津 博晃君起立〕 ○都市建設部長(島津 博君) 今の部分につきましては、公安のほうはだめとは言っておりません。望ましくないというお言葉でございます。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) これが重要です、これが重要である、市民の皆さんの要望に応えているときはだめとは言っておらんけどもあまりよろしくないという。市長、その辺どう判断するんですか。                〔市長 大野久芳君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 市長、大野久芳君。                〔市長 大野久芳君起立〕 ○市長(大野久芳君) この件につきましては、旧8号から新幹線駅へ向かう県道とのいわゆる一気通貫で私は考えるべきだろうと思っております。そのことについて私は県の公安関係者とも県会議員時代に聞いたことがあります。この際、事実関係を申し上げます。早く私も県道になる旧8号の交差点から新幹線駅まで4車線化をやりなさいと、用地買収も終わっていると、そんなことを話をしたら、県は相変わらず交通量がどうだと言うんです。交通量だけで物事をはかっておったら全ては進まないよと、しかも、黒部としては背骨の大変な重要な道路だと、市側も頑張るけれども県側頑張れと。その話し合いの中で、どうすればコラーレ前の4車線になっている部分を使えるのかという話をしたところ、部長も関連のことを言いましたけど、今のまま開通、4車線化してしまうと危険度が高いというふうな話がありまして進まないわけでありますが、私たちも旧国道8号から海側へ行く市道を早く整備するのか、あるいは、県道側を整備するのか、これはお互いにやっていかなきゃなりませんが、もし市側が早くできるものであれば、そこをきっちりと一定の区間だけでも4車線化をして供用していくという取り組みも大事ではないかと。ただ、安全上、万が一ということがあると困るので、そこは警察側、公安委員会ともしっかり話し合いをこれからも積み上げていきたいというふうに思います。  以上です。               〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(伊東景治君) 13番、橋本文一君。               〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私はこれで言いませんが、黒部市のまさに背骨となる道路、やはりそれは4車線化を早くしなくちゃならんと。市側も一生懸命頑張って、早期に金を使ってやっていくけども、じゃあ、県も早くやってくれ、それが市長が今言われる感覚だと私も思います。それには、市はそれなりの予算をつけるということであります。このことを言って私の今定例会での質問を終わります。              〔13番 橋本文一君自席に着席〕 ○議長(伊東景治君) 以上で、通告による一般質問は終了いたしました。  これをもって一般質問を終結いたします。  以上で、本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により、9月12日から14日まで、18日から21日まで及び25日の8日間は本会議を休会といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(伊東景治君) ご異議なしと認めます。よって、9月12日から14日まで、18日から21日まで及び25日の8日間は本会議を休会とすることに決しました。  なお、9月15日から17日まで、22日から24日の6日間は市の休日でありますので休会です。休会中、12日午前10時から産業建設委員会、同日午後1時30分から生活環境委員会、13日午前10時から総務文教委員会、同日午後1時30分から総合交通対策特別委員会、14日午前10時から立山黒部ジオパーク促進特別委員会、18日から21日までの4日間は午前9時から決算特別委員会がそれぞれ開かれます。  各委員会において審査する議案等は、既に付託してあるとおりであります。  この際、執行機関に申し上げます。  各委員会への出席を求めます。  9月26日は午前10時開議、委員長報告、質疑、討論、表決を予定しております。  本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでした。   散会 午前11時36分...