黒部市議会 > 2017-09-11 >
平成29年第3回定例会(第2号 9月11日)

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  1. 黒部市議会 2017-09-11
    平成29年第3回定例会(第2号 9月11日)


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    最終取得日: 2023-06-13
    平成29年第3回定例会(第2号 9月11日)   平成29年第3回黒部市議会9月定例会会議録 平成29年9月11日(月曜日)                議事日程(第2号)                            平成29年9月11日(月)                                  午前10時開議 第1 議案第43号 平成29年度黒部市一般会計補正予算(第2号)    議案第44号 平成29年度黒部市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)    議案第45号 平成29年度黒部市水道事業会計補正予算(第1号)    議案第46号 平成29年度黒部市下水道事業会計補正予算(第1号)    議案第47号 黒部市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について    議案第48号 (仮称)桜井・宇奈月統合中学校屋内運動場武道場新築工事(建           築主体)請負契約の締結について    議案第49号 黒部市総合振興計画基本構想について             ( 7件 質疑、委員会付託 ) 第2 陳情第3号 「全国森林環境税の創設に関する意見書採択」に関する陳情                ( 委員会付託 )
    第3 一般質問(代表・個人) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   18人     1番 柴 沢 太 郎 君         2番 成 川 正 幸 君     3番 高 野 早 苗 君         4番 川 本 敏 和 君     5番 中 村 裕 一 君         6番 村 井 洋 子 君     7番 山 田 丈 二 君         8番 小 柳 勇 人 君     9番 谷 口 弘 義 君        10番 木 島 信 秋 君    11番 辻   靖 雄 君        12番 伊 東 景 治 君    13番 橋 本 文 一 君        14番 辻   泰 久 君    15番 山 内 富美雄 君        16番 川 上   浩 君    17番 新 村 文 幸 君        18番 森 岡 英 一 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員   なし ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長               堀 内 康 男 君   副市長              能 澤 雄 二 君   総務企画部長           御 囲 泰 晃 君   市民生活部長           村 田 治 彦 君   産業経済部長           有 磯 弘 之 君   都市建設部長           河 田   勇 君   都市建設部理事建設課長      島 津   博 君   総務企画部次長総務課長      魚 谷 八寿裕 君   市民生活部次長市民環境課長    中 島 嘉 久 君   商工観光課長           島 田 恭 宏 君   会計管理者            岩 上 勝 彦 君   企画政策課長           長 田   等 君   財政課長             林   茂 行 君   総務課行政係長          武 隈   渉 君  市民病院   市民病院事務局長         内 橋 裕 一 君   市民病院事務局理事総務課長    山 本 真 也 君  教育委員会   教育長              国 香 正 稔 君   教育部長             長 田 行 正 君   教育委員会事務局次長学校教育課長 鍋 谷   悟 君  代表監査委員            福 島 啓 之 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長             新 酒 保 和 君   議事調査課長           柳 原 真美代 君   議事調査課課長補佐        橋 場 和 博 君   主事               栗 山 久 範 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                 開     議   午前10時00分 ○議長(新村文幸君) おはようございます。どなた様もご苦労さまでございます。  定足数に達しましたので、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(新村文幸君) 日程第1、議案第43号から議案第49号まで、以上7件を一括議題といたします。  これより質疑を行います。  議案第43号から議案第49号まで、以上7件を一括して質疑を行います。  質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。  8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) それでは、通告に基づきまして、議案第43号、平成29年度黒部市一般会計補正予算について質疑を行います。  内容につきましては、第10款教育費、市民交流センター整備事業施設運営計画策定費についてお伺いをいたします。  施設運営についてですが、入居予定と聞いております4つの中心とする機能、これらについて運営計画を立て、建物全体への計画とビルドアップしていくのではないか、そういうものかどうかということが一つ、また、今回計画される内容とは、どういう内容の計画を計画される予定なのか、これについてまずお伺いをいたします。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正起立〕 ○教育部長(長田行正君) 今回の9月補正予算に提出いたしました、市民交流センター整備事業施設管理運営計画策定費につきましては、施設管理運営計画策定のための支援業務委託費となっております。この施設管理運営計画策定の際には、管理運営計画策定委員会を設置して、(仮称)くろべ市民交流センターの機能に関する各種団体などから策定委員として参画いただき、建設基本構想の中で設定した各施設機能の運営方針をより具体的に検討するということにしております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) そうしましたら、今のところで答えていただかなかったところに再質問というか、細かく聞きます。  私はこの計画がそれぞれの機能ごとにどういう運営をしていくのか、それを決めてからビルドアップするんではないかということを考えましたが、今の部長の答弁ですと、建物全体について運営委員会をつくられ、建物全体計画するところで、さきに議決をされた基本構想の方針に沿ってやっていくと、いわゆる各それぞれ4つの機能については、個別にやることなく、全体の中でやってくと、そういうような認識でよろしいでしょうか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正起立〕 ○教育部長(長田行正君) 施設の運営計画につきましては、建設基本構想の中で、交流センターに求められる機能が整備されております。この基本構想に基づき、運営計画を検討し、交流センターの運営計画を策定していくというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) そうしますと、今、言ったように、全体を計画していくと、いわゆる図書館、働く婦人の家、市民会館、三日市公民館、そして子育て支援機能、これらそれぞれの4つの機能については、個別に検討することなく、全体計画の中でやっていくと、そういうことでよろしいでしょうか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正起立〕 ○教育部長(長田行正君) 申しましたとおり、全体について検討してきましたその中で、ここの部分、必要な部分についてはそれも検討していくと考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では次にお伺いいたします。  私たち予算書をいただきますと、施設運営計画策定費とありまして、細かくは、計画策定支援業務委託費となっております。  そこでお伺いいたします。計画策定費の支援業務委託とありますが、どのような業務を委託されるのか、その業務内容についてお伺いします。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正起立〕 ○教育部長(長田行正君) 最初の質問でお答えしました管理運営計画策定委員会の中で、各施設機能の運営方針を検討する際の、委員会の議事録や資料の作成、整理、施設に関する情報等を主な目的とした支援業務を委託するということを考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) そうしましたら、今の話でいきますと、全体計画の補助的な部分を補っていくと、そういうような認識でよろしいでしょうか。
                 〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正起立〕 ○教育部長(長田行正君) 計画策定に当たっては、市職員が基本的に中心となり、その辺で補助的な業務を考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) そうしましたら、図書館を核ということで伺っておりますので、図書館の核の基本の、いわゆる1丁目1番地というんですか、直営にされるのか、指定管理にされるのか、一部業務委託にされるのか、そういう図書館運営の根幹にかかわる部分についても今、言われたように、市役所の職員さんを中心に検討され、この業務委託が支援に当たると、そういう認識でよろしいですか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正起立〕 ○教育部長(長田行正君) 策定委員会設置しますので、策定委員会の中でも、当然議論をいただきますし、市の職員も、あるいは委託の中で、今ほど言いました他の施設に関する情報収集等も行っていきたいと考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) それも踏まえまして、業務委託をされるということですが、どのような業態へ業務委託をされるのでしょうか、いわゆる資料作成を専門とする会社なのか、図書館運営に長けている会社なのか、建物運営に長けている会社なのか、どういう業態に支援業務を委託される予定ですか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正起立〕 ○教育部長(長田行正君) 現時点では、建設基本構想では、図書館を核とした市民が集い学ぶ文化交流の拠点を基本コンセプトとしておりまして、今回の支援業務につきましても、図書館等公共施設の建設に際し、図書館や文化施設等の運営計画策定にノウハウのある業態に業務委託をしたいと考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 先ほどの質問では、支援業務の議事録作成や、いわゆる事務作業の補助に当たるというお話でしたが、今のお話を聞くと、いや、そうではなく、図書館運営に長けた会社にやられるということですが、どちらのほうが優先されるのでしょうか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正起立〕 ○教育部長(長田行正君) 両方の業務、大変な業務になると考えておりますので、両方について、委託先については、検討していきたいと考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) この後、本件につきましては、総務文教委員会で審議をされるというふうに伺っております。質疑ですのでこれでやめますが、前回の議会同様、図書館を核とした市民サービスの充実がなされるように、その部分がおざなりになられないように、十分期待をし、またお願いをし、質疑をやめたいと思います。 ○議長(新村文幸君) ほかに質疑はありませんか。              〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(新村文幸君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより議案の委員会付託を行います。  ただいま議題となっております議案第43号から議案第49号まで、以上7件はお手元に配付してあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会及び特別委員会に付託いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(新村文幸君) 日程第2、今期定例会において、8月25日までに受理した陳情1件につきましては、お手元に配付してあります陳情文書表のとおり、総務文教委員会に付託いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(新村文幸君) 日程第3、「一般質問の代表質問」を行います。  初めに、新風の会を代表して、7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君登壇〕 ○7番(山田丈二君) おはようございます。新風の会を代表して、大きく3項目について質問します。  昨日、桐生、100メーター、9秒98の快挙、未踏の領域へと各紙一面に取りただされておりました。従来の日本記録は、1998年12月のバンコクアジア大会で、伊東浩司選手がマークした10秒00で、19年ぶりの更新とのことであります。  五輪の陸上界の花形種目でもあり、3年後に迫った東京五輪、全体に励みになることを期待したいというふうに思います。  それでは、通告により質問いたします。  初めに、来年本市で開催される全国水環境保全市町村連絡協議会全国大会の通称、全国名水サミットについてであります。旧環境庁が定めた、昭和と平成の名水百選のうち、170を超える自治体市町村が一堂に会して、名水を通して活動や研究の発表を行う場で、来年度が第32回目とのことであります。  平成元年第5回サミットに継ぐ本市において2回目の開催であります。  昭和60年黒部川扇状地湧水群入善町の杉沢の沢スギ、黒部市生地地区の清水の里などが、環境庁の全国名水百選に選定を機に、昭和62年3月、黒部名水会が発足され、昨年11月に、黒部名水会創立30周年記念式典が盛会に行われたところであります。この間、長きにわたり、名水会会則を通じて、現在も地域に密着したさまざまな活動、事業また、全国に名水の里くろべをPR、扇状地の黒部名水を広められております。他に、水環境保全の地域づくりに資する水の郷百選これは、国土交通省でありますが、全国107地域が認定、平成7年に、旧黒部市と入善町が受けています。  一昨年、長野県安曇野市豊科で開催された、第29回名水サミットイン安曇野に、黒部名水会の皆様と同僚議員とともに参加し、名水シンポジウムでの、水環境事例発表、基調講演、水を通しての地域資源の活用など、選考された市町村の取り組み状況などを聞くことができ、水の恵みや、水の力を改めて考えさせられたところであります。シンポジウム終了後の交流会で、今後早い時期に、2回目の黒部市での名水サミットの開催に向け、少しでもとアピールしてきたところであります。  ことし7月、愛媛県西予市で、開催されたサミットで、来年度、全国サミットの開催地となることが決定されたとのことであります。開催には、黒部名水会のこれまでの積極的な活動の力が大であると思います。改めて、敬意を表するものであります。名水百選の地が、立山黒部ジオパーク認定エリアでもあります。来年開催される名水サミットの思い、期待について、まず、市長の所見を伺いたいと思います。  2点目、黒部名水会との連携については、市民生活部長にお伺いしたいというふうに思います。  次に、国民の祝日、川の日制定についてであります。  近年、富山県では、全国レベルの大会開催が続きました。一昨年、射水市で全国豊かな海づくり大会が行われ、ことしの春、5月には、第68回全国植樹祭が魚津市桃山運動公園で行われ、第20回目の砺波市以来の、2回目の開催でした。本大会の植樹会場の一つになった、本市の田籾地内での記念植樹を行い、森づくりの一端にかかわれたことは、まだ記憶に新しいところであります。富山湾が豊かな漁場であるのは、森からの栄養分・恵みが川を通して供給されていると言われております。  ご承知のように、県では2007年度から、水と緑の森づくり税が創設されております。さきに、制定された海の日、7月17日に続き、祝日として昨年制定された山の日、8月11日は、ことし2年目で、日並びもよく、旧盆と連動し、全国各地で数々のイベントが開催されていると報道されておりました。現在、7月7日を七夕伝説の天の川のイメージがあることなどにより、川の日と制定、これは国土交通省所管でありますが、されておりますが、残念ながら祝日ではありません。本市には、全国的にも知名度がある一級河川黒部川があり、さきの、扇状地湧水群はまさに黒部川の恩恵であります。立山黒部ジオパーク認定に大きくかかわっております。  また、黒部川は、一級河川水質調査で常に、トップクラスを維持する清流河川と知られ、さらには、全国に誇れるトロッコ電車の車窓からの眺める日本一深いといわれるV字狭、黒部峡谷など、黒部川が育んだ誇れる資源が数多くあります。  河川に関しては、所管は国土交通省ではありますが、次世代へ水の環境の大切さを引き継ぐ共有の視点から、官公庁の垣根を越え、来る全国名水サミットにおいて、川の日制定、発信の特色ある大会を目指してはと思うのであります。改めて国民の祝日、川の日制定への所見について、市長に伺いいたします  国では、東京オリンピック開会式、7月24日を祝日とする、祝日法改正案を、来年の通常国会に提出する方針を決めたと報道されております。国民の祝日、川の日発祥の地、黒部市をアピールできることに思いをはせ、次に進みます。  次に、新幹線・JR線など、レール、軌道敷でつながる観光誘客促進についてであります。  国は、訪日客2020年、4,000万人を目指す誘致策に取り組む中、観光庁では昨年の日本人国内旅行消費額等の公表がありました。速報値では日本人国内旅行消費額は、2年連続のプラスで、統計でさかのぼれる10年以降では最高額。日本人国内延べ旅行者数は5%増、市場における日本人の存在感は大きいとのことであります。このことを踏まえて、北陸新幹線を活用した首都圏・関西圏・沿線地域はもとより、特に東北圏・中京圏からの観光客をさらに促す取り組みを願うところであります。  まず、東北圏にあっては、JR東日本では、新幹線の在来のシステムでは、仙台以北盛岡まで東北・北陸両新幹線の直行運行が可能であることから、昨年、11月にツアー客専用の仙台金沢間で一往復直通運行がなされ、停車駅は、東北では仙台・福島・郡山、北陸では当地、黒部宇奈月温泉駅・富山・新高岡・金沢でありますが、好評であったことから、ことしは、JR西日本・JR東日本双方で運行されるとお聞きしております。停車駅には長野が加わったとのことであります。  新幹線を活用した輸送量が飛躍的にアップし、確実に、何割かの黒部宇奈月温泉駅の降車の観光客を取り込めると思われます。本市の特に、オンリーワン、地域資源のアピールを通してリピーターの増加が見込まれると思うのであります。  このことから、次の三点について産業経済部長にお伺いします。  1点目、東北圏、中京圏の観光誘客に向けての現状と今後の取り組みついて。  2点目、直行便による、昨年のツアー客、今月、先週の4日、6日の実績を踏まえた今後の取り組みについて。  3点目、ことし10月下旬運行予定の情報についてお伺いしたいというふうに思います。  次に、直行便の新幹線停車駅を抱える自治体、北陸・長野・東北の連携による、JR側にシーズン期間の運行に向け、働きかけてはと思うのでありますが、市長の所見をお伺いします。  中京圏にあっては、以前の新聞紙面ではありますが、JR東海では、高山線の、従来の特急ひだにかわり2022年度から、特急にハイブリッド、エンジンとモーターを組み合わせた車両らしいですが、新型車両の営業運転を目指すとのことであります。新型車両は、静寂性や乗り心地が改善されるなど、多くの訪日外国人にも、快適に利用してもらえるのではないかとのコメントでありました。以前から、昭和から平成にかけて列車サンダーバードが宇奈月温泉駅まで走っていたことを思い出します。中京圏からの乗りかえなしで直行便による利便性向上により、観光客を、新たに取り込めると思うのであります。  このことから、JR東海・富山地方鉄道に対して、県と連携して宇奈月温泉までの乗り入れ、シーズン期間に限りと思いますが、の復活の要望を働きかけてはと思うのでありますが、あわせて市長の所見をお伺いいたします。  次に、訪日外国人旅行者、インバウンドの振興策についてであります。  県では、8月に立山黒部を、世界クラスの観光地に押し上げることを目指すとし、知事を団長とする海のあるスイスに先進地調査団をスイス、イタリア、フランスに派遣し、調査団に同行した記者は、山岳観光地はどこも多様な国でにぎわっていたこと、多言語表示など、受け入れ環境は整っていたことを踏まえ、知事が多言語表示などの受け入れ環境の整備に向け、明言したとのことのコメント記事が載っておりました。  さきの黒部市観光振興計画に、重点プロジェクトの中に、優先的に取り組む施策として、多言語表示について明記されております。県東部の玄関口、新幹線の駅を持つ黒部市において、その役割を果たせるよう、広域・地域の連携が必要と考えます。  このことから、次の現状について、1点目、多言語による、情報発信、観光案内版などの取り組みついて。  2点目、観光案内所における、外国人旅行者への対応について産業経済部長にお伺いします。  あわせて、日本政府観光局が認定する市内の外国人観光案内所、カテゴリー1から3別の現状についてもお伺いいたします。  本市にあっても昨年11月、官民連携による、東南アジアからの訪日旅行者、いわゆるインバウンドの需要を取り組むため、市長をトップとするトップセールスが行われ、その結果が目に見えてあらわれることを期待しているところであります。  さきの黒部市観光振興計画の重点プロジェクトの中に、今後増加すると考えられる、外国人個人旅行者の受け入れ環境を検討し、整備していくとのことであります。  改めて、部長に答弁を求めました、1から3の環境の整備の今後の方向性について、あわせて外国人観光案内所、認定カテゴリー、質の向上の取り組みについて、市長の所見をお伺いします。外国人観光客が、1人でもストレスなく、快適で楽しい旅ができるよう、環境整備を願うものであります。  以上であります。             〔7番 山田丈二君質問席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) おはようございます。どちら様も大変ご苦労さまでございます。  それでは、新風の会、山田議員の代表質問にお答えをいたします。  まず、1つ目の項目であります、全国名水サミットについての1点目、名水サミットへの思いについてでありますが、本年7月15日に愛媛県西予市で開催されました全国水環境保全市町村連絡協議会全国大会、通称名水サミットにおいて、来年、平成30年度の開催地が黒部市に正式決定されました。  本市においては、平成元年に第5回大会が開催されて以来、2度目の開催となります。  北アルプスから富山湾に至る壮大な水循環を背景とし、そこに息づく地域住民の暮らしとともに名水百選に選定された黒部川扇状地湧水群は、立山黒部ジオパークのジオサイトの一部としても位置づけられております。  名水サミットでは、こうした魅力についても県内外にPRできる機会として積極的に発信してまいりたいと考えております。  また、北陸新幹線利用による各方面からのアクセスのよさをPRすることによって、多くの方々のサミット参加に加え、観光を目的として黒部市にたくさんの方にお越しいただけるよう期待いたしております。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君登壇〕 ○市民生活部長(村田治彦君) おはようございます。次に、2点目、黒部名水会との連携についてでありますが、昨年創立30周年を迎えられた黒部名水会は、黒部市の名水保全活動や名水の里くろべのPRを行う団体として長年活動されておられます。  今回の名水サミットについては、市が主体となって開催するものではありますが、サミットの中で、黒部名水会を初めとする名水の保全、調査、研究、利活用など、関連のある団体、個人、事業者の方々に参加いただきまして、シンポジウムや事例発表などを展開できないか検討してまいりたいと考えているところでございます。           〔市民生活部長 村田治彦君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、3点目、国民の祝日としての川の日制定への所見についてでありますが、先ほどありましたように、国土交通省では、希薄化した人と河川の関係を見直し、河川に対する人々の関心を取り戻すことなどを目的に、7月7日の七夕の日を川の日と制定いたしております。
     この日を国民の祝日とする国への働きかけにつきましては、既に栃木県の幾つかの市町などで行われているようであります。  本市での名水サミットを契機に、黒部市で機運を盛り上げるに当たっては、その目的をしっかりと定めた上で進めるべきと考えており、国土交通省や環境省、その他の市町の動向も注視しながら検討してまいりたいと考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 産業経済部長、有磯弘之君。             〔産業経済部長 有磯弘之君登壇〕 ○産業経済部長(有磯弘之君) おはようございます。  それでは次に、2つ目の項目、新幹線・JR線等、レール、軌道敷でつながる観光誘客促進についての1点目、東北圏、中京圏の観光誘客に向けた現状と今後の取り組みについてお答えいたします。  本市として、東北圏、中京圏に特化した観光誘客の具体的な取り組みはありませんが、黒部・宇奈月温泉観光局の実績といたしましては、本年3月18日、19日にかけて、約250の観光関連企業・観光団体が出展する旅まつり名古屋2017へ、本年6月17日、18日にかけては、名古屋で唯一の山岳関連総合イベント、夏山フェスタにおいて、本市の魅力のPRと誘客促進のための出向宣伝を行っております。  また、滑川市から朝日町までの3市2町で構成する新川地域観光開発協議会では、昨年に引き続き本年も、一昨日でありますが、9月9日、高山市で開催されました2017秋飛騨の味まつりに出展参加し、行政、観光団体・企業等が連携して、新川地域の魅力をPRしてきたところでございます。  さらに県においては、東北圏に向けた取り組みも進められており、宮城・山形・福島のJR東日本各駅に、年4回、観光季刊誌、ねまるちゃを、旅行カウンターであるびゅうプラザには、富山へ向けた旅行紹介誌、富山とりっぷを配架しており、本年11月には仙台市内で県主催の物産・観光展が予定されているところでございます。  引き続き、県や近隣市町、観光局とも連携を図りながら、これまで以上に効果的な対策について検討を加え、東北圏や中京圏に対しましても、本市の魅力のPRや誘客促進に努めてまいりたいと考えております。  次に、2点目の新幹線直行便による誘客への取り組みについてお答えいたします。  JR西日本金沢支社からの情報によりますと、仙台・金沢間の直通新幹線で黒部宇奈月温泉駅を利用されたツアー客でありますが、昨年11月実施分と比べ、本年9月実施分は、大きく減少しております。  その理由といたしましては、今回、停車駅に長野駅が加わり、信州をめぐるコースが追加されたことから、本市に立ち寄るツアー本数が2本から1本に減少し、またグリーン車限定利用となったことなどもあり、募集人員が80人から20人に減少したことなどが上げられます。  今後は、JR東日本や大手旅行会社などに対し、黒部の観光素材や魅力をしっかりとPRすることで、魅力的なツアーの造成と大幅な人員増を促し、本市への誘客を図ってまいりたいと考えております。  次に、3点目のことし10月下旬運行予定の情報についてお答えいたします。  金沢発着の金沢・仙台間直通新幹線は、北陸・東北相互間のさらなる観光交流拡大を図るため、JR西日本とJR東日本がキャンペーンを行うもので、今回が初めての運行となります。予定では、10月23日月曜日に金沢駅を出発し仙台駅に到着、25日水曜日に仙台駅を出発し金沢駅に到着するという往復便で、2泊3日のツアーとなります。  北陸からの乗車駅は、金沢、新高岡、富山、黒部宇奈月温泉の4駅となっております。  10月23日月曜日の8時43分に黒部宇奈月温泉駅から乗車いたしますと、3時間28分後の12時11分に仙台に到着し、東北の魅力を存分に楽しんだ後、25日水曜日の13時51分に仙台駅を出発、黒部宇奈月温泉駅へは17時3分の到着という情報を得ております。           〔産業経済部長 有磯弘之君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、4点目の自治体連携による、シーズン期間の定期運行に向けた働きかけについてお答えをいたします。  本年8月のJR西日本、来島社長の会見において、仙台・金沢間の直通新幹線の季節ごとの運行に意欲を示されたと報道されております。  東北の皆さんに北陸の魅力に触れていただく絶好の機会でありますし、東北と北陸の交流に、この直行便が果たす役割は非常に大きく、また、本市への立ち寄り及び滞在の増大に向けて多大なインパクトをもたらすものと思っております。まずは、季節運行が実現していただけるよう、停車駅都市や県、近隣市町とも連携を図りながら、JRに働きかけてまいりたいと考えております。  次に、5点目の地鉄宇奈月温泉駅までの乗り入れ復活の働きかけをについてお答えをいたします。  宇奈月温泉へは、大阪方面や名古屋方面から、当時の国鉄あるいはJRの列車が富山地方鉄道に乗り入れ、直通運行していた時期があります。  昭和40年代から運行が開始され、多くの観光客を運んだと伺っておりますが、乗り入れ車両の重量が地鉄車両よりもかなり重く、地鉄線路への負担となり維持保全に支障を来したことから運行の継続が困難となり、平成11年を最後に直通列車は廃止されております。  今回のご質問は、高山本線の新型車両を想定してのご提案と思いますが、この新型車両はJR東海が開発し、2022年の供用を目指すハイブリッド車両で、エンジンで発電しモーターで動き、静かで乗り心地がすぐれるなどの特徴があり、インバウンドを初めとした観光需要への対応が期待されているものであります。  この新型車両を地鉄に乗り入れする場合は、やはり地鉄の設備に対する負担が懸念されます。新型車両の重量等は公表されておりませんが、ハイブリッド車両としてモーターや蓄電池を搭載することから、それなりの重量があるものと思われ、地鉄の線路への影響を見きわめていく必要があるものと考えております。  また、乗り入れにはどこかで線路を渡る必要があります。以前は富山駅で渡り線を介して乗り入れておりましたが、この渡り線も既に撤去されており、現在の富山駅が高架化している現状では渡り線の復活は困難と思われ、物理的な乗り入れが不可能な状態となっております。  以上のことから、高山線新型車両の地鉄宇奈月温泉駅乗り入れについては、現時点では困難であると考えております。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 産業経済部長、有磯弘之君。             〔産業経済部長 有磯弘之君登壇〕 ○産業経済部長(有磯弘之君) 次に、3つ目の項目、訪日外国人旅行者、インバウンドの振興策についての1点目、多言語表示による情報発信の取り組み状況についてお答えをいたします。  まず、観光案内所の多言語表示につきましては、黒部峡谷鉄道宇奈月駅や鐘釣、欅平駅で、英語、韓国語、繁体字、簡体字の4言語での観光案内板が設置されております。  市においても今年度、宇奈月温泉街の案内板の改修を計画しており、外国人旅行者の多い地区であることから、英語での併記を予定しております。  パンフレットにつきましては、平成25年度、6年度の2カ年で、英語、韓国語、繁体字、簡体字の4言語に対応した市全体の観光パンフレットを作成しております。  また、昨年度は、宇奈月温泉散策マップと黒部・宇奈月温泉総合パンフレットの英語版と繁体字版を作成したところであります。  また、市のホームページにつきましては、英語など5言語に対応しており、黒部・宇奈月温泉観光局のホームページについても、今月中の英語対応を目指しているとのことであります。  昨年度から観光施設や旅館、商店等の看板や施設案内板、パンフレットやメニューなどの多言語表記を促進するための補助制度、おもてなしピクト・多言語化推進事業を主として創設し、外国人観光客の受け入れ体制の整備に取り組んでいるところであります。  次に、2点目の観光案内所における外国人対応の現状についてお答えをいたします。  北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅に隣接した黒部市地域観光ギャラリーの観光案内所と黒部峡谷鉄道宇奈月駅1階の案内所では、英語対応可能な職員が丁寧に外国人の案内をいたしておりますが、富山地方鉄道宇奈月温泉駅1階の観光案内所、宇奈月温泉総湯内の観光案内所、魚の駅生地での観光案内につきましては、現在のところ英語対応が図られておりません。  なお、平成28年度の地域観光ギャラリーにおける外国人観光客の案内者数は、1,495人、1日当たり4人でありました。  昨年一番案内者数の多かった11月には、229人を案内しており、1日当たりでは8人の対応を行ったところであります。  次に、3点目の日本政府観光局が認定する、市内の外国人観光案内所の認定カテゴリー別の現状についてお答えをいたします。  まず、日本政府観光局の外国人観光案内所の認定カテゴリー区分についてご説明いたします。  カテゴリー1から3までの区分があり、カテゴリー1は、スタッフが常駐でなくとも何らかの方法で英語対応が可能で、地域の案内を提供する案内所であります。  カテゴリー2は、少なくとも英語で対応可能なスタッフが常駐しており、広域の案内を提供する案内所であります。  カテゴリー3は、常時英語による対応が可能であるとともに、英語を除く2以上の言語での案内が常時対応可能で、全国レベルの観光案内を提供する案内所であります。  市内には、黒部峡谷鉄道宇奈月駅の案内所と黒部市地域観光ギャラリー内の観光案内所の2カ所が、カテゴリー2の認定を受けており、富山地方鉄道宇奈月温泉駅1Fの観光案内所、総湯内の観光案内所、魚の駅生地につきましては、認定を受けておりません。  なお、県内の状況につきましては、カテゴリー1は9件、カテゴリー2は本件の2件を含めて8件、カテゴリー3は皆無、ゼロという現状にあります。           〔産業経済部長 有磯弘之君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、4点目、環境整備の今後の方向性についてお答えをいたします。  ことし3月に策定いたしました黒部市観光振興計画の重点プロジェクトの一つとして、外国人旅行者の受け入れ環境の整備と誘客促進を掲げております。外国人旅行者に優しい環境づくりとして、観光地の案内板の外国語併記やピクトグラム表示、多言語によるホームページや観光パンフレットの作成を推進するとともに、フリーWi−Fi整備を推進するなど、今後増加が見込まれる外国人観光客のニーズや傾向を的確に把握しながら、計画を着実に推進してまいりたいと考えているところであります。  次に、5点目の外国人観光案内所の質の向上の今後の方向性についてお答えをいたします。  今ほど部長が答弁いたしましたカテゴリー2の認定を受けております市内2カ所の観光案内所が、カテゴリー3の認定を受けるには、先ほどありましたように、常時英語による対応が可能であるとともに、英語を除く2以上の言語での案内が常時可能な体制があること、そして全国レベルの観光案内を提供することが条件となり、現状では、なかなか難しいものと認識いたしております。  しかしながら、今後増加が見込まれる外国人旅行者が、安心・快適に観光が楽しめるよう、新たに富山地方鉄道宇奈月温泉駅1階の観光案内所のカテゴリー2の認定を目指すとともに、それぞれの観光案内所において、電話や窓口などでの接遇の向上や的確な観光案内が行われるよう、研修会の開催など観光局や事業者とも連携を図りながら鋭意取り組みを進めてまいりたいと考えております。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) 多くの点について答弁いただきました。ありがとうございました。  1点だけ再質させていただきたいというふうに思います。  先ほど来答弁にもありましたように、直行便についてであります。  今回、答弁を聞き、東北あるいは中京圏においても、いろんな取り組みがなされてるんだなということを知ったところであります。先ほど言いましたように、訪日外国人はもとよりでありますが、まだまだ日本人の旅行に関する存在感は大きいという報道もあります。従来以上に、特に東北あるいは中京圏における継続的な取り組みをなされることをお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。             〔7番 山田丈二君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、日本共産党を代表して、13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君登壇〕 ○13番(橋本文一君) 私は、日本共産党を代表いたしまして、道の駅(仮称)くろべについて質問をいたします。  市長は平成27年3月定例会で国道8号の道の駅の設置可能性を調査検討してまいりたいと表明されてから2年半がたちました。市民の皆さんから、道の駅の温浴施設への期待や、一方、経営が成り立つのかとの不安視する声などが寄せられております。まず初めに、道の駅の進捗状況を伺い、以下の4点について伺います。  2点目として、地域振興施設内の主な施設と規模はどのようになるのか。  完成後の管理運営方法はどうなるのか。  3番目として、誘致ゾーンと道の駅の関連性はどうなるのか。  4番、誘致ゾーンと整備運営方法と主な誘致業種について質問いたします。  5番目として、誘致ゾーンの主な施設として温浴施設を設けるとしておりますが、温浴施設の現状況はどうなっているのですか。  私は、温浴施設の誘致が不可能なら、道の駅の中止や縮小も考えるべきだと思います、答えてください。  また、道の駅全体の予算総額は幾らになるのか。それぞれ国、県などの補助金があると思いますが、市としての持ち出しは幾らになるのか。市民の皆さんに、わかりやすい答弁をお願いいたします。  私の質問は以上であります。            〔13番 橋本文一君質問席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君登壇〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 日本共産党橋本議員の代表質問にお答えします。  まず、道の駅についての1点目、道の駅の設置可能性を調査検討してまいりますと表明されてから2年半がたった。現在の進捗状況等はについてでありますが、道の駅の整備計画につきまして経過を申し上げますと、市長が平成27年3月定例会において表明されたことを受け、平成27年度から計画策定に着手をいたしました。  平成28年3月の市議会全員協議会で、計画地を石田地区の堀切地内とすることや、道の駅の構想のほか、魅力向上のための施設を整備する誘致ゾーンの設置などについての説明を行い、基本計画としてまとめさせていただいたところであります。  また、平成28年1月27日には、重点道の駅としての選定をいただいたところであります。  さらに、平成28年度におきましては、管理運営や入り込み予想に関する分析などのほか、現地測量を実施し、道の駅・誘致ゾーンの範囲や規模の検討を行い、さきの6月定例会での産業建設委員会等において、道の駅予定地を約3ヘクタール、誘致ゾーン予定地を約1.8ヘクタールとする報告をさせていただいたところであります。  現在は、これまでの計画や検討方針などを踏まえ、基本設計の作成に向け、関係機関と協議を重ねているところであります。  次に、2点目の地域振興施設内の主な施設と規模はについてでありますが、整備を検討しております地域振興施設内の主な施設は、トイレや情報発信施設といった公益施設のほか、新鮮で安心・安全な地元の農林水産物を販売する直売所を初めとし、地元産の特産品や商品を販売する物販施設、地元の食材等も生かしたフードコートなどの収益施設を計画しております。  これらの収益施設につきましては、テナント方式による入居を予定しているところであります。この他にも、子育て世代のファミリーが利用しやすい環境の提供を目的として、キッズフロアなども設けることとしております。  また、施設の規模についてですが、個々のスペースにあっては、現在検討・調整中でありますが、全体で2,000平方メートル以下となるよう調整しているところであります。  次に、3点目の完成後の管理運営方式についてでありますが、地域振興施設の管理運営には、顧客重視の運営姿勢を備え、常に新しい取り組みを行う積極性、利用者ニーズに対する柔軟性、商品開発やテナント出店者と連携できる企画力を持ち、施設全体の魅力を発信し続ける能力を有していることが、重要な観点であると考えております。  このようなことから、運営方式を検討したところ、公益施設の管理においては公平性・継続性が保たれること、収益施設の管理運営においては民間のノウハウを導入し収益向上に努めることにより、本市の財政を極力圧迫しないことなどを総合的に勘案し、指定管理者制度の適用を基本に考えているところであります。  次に、4点目の誘致ゾーンと道の駅との関連性についてでありますが、道の駅に隣接する誘致ゾーンには、道の駅にない機能や不足する機能を補完する施設を整備することにより、相乗効果による集客力の増加や売り上げの向上を目指すこととしております。  道の駅の機能としましては、道路利用者の安全性を向上する機能のほか、地域産業の振興や観光スポットへのアクセス拠点、避難支援活動の拠点としての機能を考えております。そのほかに道の駅(仮称)くろべの特徴的な機能としまして、家族など人のきずなやつながりを深める生活交流拠点としての機能を考えており、誘致ゾーンにおきましてもこの機能を取り入れることにより、家族で訪れて時間を過ごせる一体的な空間づくりを目指してまいりたいと考えております。  次に、5点目、誘致ゾーン整備運営方法と主な誘致業種についてでありますが、誘致ゾーンの整備運営方法は、敷地を市で取得し、民間業者と賃貸借契約を交わし、当該民間事業者による施設の建設及び経営を検討しているところであります。  現時点での主な誘致業種としましては、道の駅との相乗効果が発揮でき、家族で訪れ時間が過ごせる施設を念頭に検討しており、温浴施設や飲食・物販施設を基本に誘致活動を行っているところであります。
              〔都市建設部長 河田 勇君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、道の駅についての6点目、誘致ゾーンの温浴施設の現在の状況はどうなのかなどについてお答えをいたします。  誘致ゾーンで予定しております温浴施設につきましては、道の駅への誘客効果の増進を図る施設であるとともに、周辺住民にとりましても、道の駅の整備いかんにかかわらず、必要な施設であると考えております。昨年度から民間事業者にアプローチしているところであり、誘致が実現するよう、引き続き粘り強く、誘致活動を行ってまいりたいと考えております。  また、道の駅の整備に係る費用につきましては、これまでの協議の中で、未確定な部分があることなどからお示しできる段階には至っておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。  また、本市の負担額につきましても、概算事業費が未確定であることから、補助金制度の活用の検討を行っているところであり、現時点でお示しできる段階ではないと考えておりますので、このことについてもあわせてご理解をいただくとともに、お示しできる時期が来ましたらご報告させていただきたいと思います。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、再質問ということでさせていただきます。  この地域振興施設について、今、説明があったわけでありますが、この地域振興施設は、全て市の整備で行うのか、あるいはまた、その点についてお願いいたします。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) お答えします。地域振興施設につきましては、この道の駅が国土交通省との一体型道の駅ということでございまして、現在、国のほうと整備内容とあわせて整備区分について検討しているところで、討議させていただいております。ということで、額等はまだ決まっていないということでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 全協でいただいた資料では、市で整備するものは農林水産物の特売所、それと、物販施設、フードコート、キッズフロア、多目的室、情報発信施設、トイレ、事務所、通路などとなっております。そして、国で整備するというものもあるわけでありますが、情報発信施設、休息スペース、トイレとなっているわけでありますが、私の調査においては、国土交通省がやるのは、一部の駐車場とトイレと情報発信、そういったものだよと、全体的には市が整備していかなければならない、そういったように聞いているわけであります。  駐車場の希望は、今、申し上げましたか。では、駐車場の希望は国道8号線の交通量に関して、積算をしたんだということになっておりますが、ちょっとお願いいたします。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 議員さん言われましたように、先ほどの地域振興施設につきましては言われたとおりでございます。また、駐車場につきましては、前面の8号線の将来の交通量、約3万5,000台と言われておりますが、3万5,000とか3万7,000とかいろいろ言われているわけですけど、その将来交通量に基づいて、国のほうで台数について、国のルールに基づいて整備がなされるとそのように思っております。  ただ、全体としては、約180台ほどと思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 小型車130台、大型車53台、障害者用の駐車場合わせて合計187台という資料をいただいております。そのような187台という台数は、言われても、何となくわかるようでわからないと、一番いいのは、新幹線、黒部宇奈月温泉駅のどの駐車場ぐらいの値になるのか、そういったような感覚で、いつもいられればいいなと思うんだけども、ゲートのない新幹線西側の駐車場で、ゲートのない駐車場があるわけでありますが、西側に、あそこの駐車台数は、55台プラス大型車4台というふうに説明されていたと思うんですが、そうしますと、187台といいますと、あの3倍ぐらいの面積になると思うんですが、いかがでしょうか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 議員さん言われたところで、162台というふうに認識しております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 黒部宇奈月温泉駅のゲートのない駐車場ですよ、ゲートのない駐車場は、百六十何台もあるんですか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 確認させてください。南のほうで206台と思ってます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 突然の質問でありましたので、なかなかすぐにわからなかったと思いますが、感覚的には、住民に説明するとき、台数も大事だけど、感覚的にどれぐらいの面積っていう、感覚性を持って説明していただきたいと、わかりやすいんじゃないかなと、そう思いますが、どう思いますか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 先ほど議員さんが言われた、もしかして第5駐車場のことであれば、47台ということであります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) このいただいた資料では、地域振興施設は、公設民営方式によって整備を検討しているんだと、よく公設民営方式と言われますが、公設民営方式というのは、わかりやすく説明してどのようなものか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 公ですから役所のほうで設置して、運営については民間のほうでやっていただくということであります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 道の駅に期待する市民の皆さんは大変多くおられます。私も期待しとる一人でありますが、一方では、建物ばかり建ててはどうなのかと、温浴施設ができるならば、相乗効果ができて、経営も成り立つと思うんだが、温泉施設ができないならば、やはり、縮小すべきじゃないかと、そういった声があるのは確実であります。  先ほど市長の答弁では、検討してまいりたいと、要するに、まだ決まっていないこう述べられたと思うんですが、決まっていないでも、声がかけてる大体こうである、こうであると、そういう経過を大体3回ぐらいに分けて、どういう感触なのか伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 未確定のものを市長の答弁でお話しすると、またそれがひとり歩きするということもありますんで、その辺は慎重にお答えをしなければならないなというふうに思います。  まず、温浴施設につきましては、道の駅の3ヘクターの中ではない、隣接する1.8ヘクターの中に設置したいと、ということで、そこに温浴施設を誘致できればということで、かなりの業者といろいろ調査、交渉を行っているところでございます。そういう中で、今、予算をいただいております地下の温泉が掘ることが可能かどうかというような、今、基本調査をやらさせていただいておりまして、多くの業者は、温泉が出れば、ぜひともというような業者はおられると思います。複数社おられます。  しかしながら、温泉が可能性が低いということになった場合、沸かして使う温浴施設などにおいてもそれでも検討してみたいという業者もおられますが、その場合は件数が少なくなります。ですから、まず今、温泉の可能性調査を行っておりまして、その結論を今年度中ぐらいには見きわめたいというふうには思っておりますが、それによって、対象事業者は変わってくるというふうに思っておりますので、その辺の調査を今、行っているところでございますので、可能性はもちろんあると思っておりますが、そういうも慎重に検討して進めていきたいというふうに考えております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 今、市長の答弁では、誘致ゾーンのいわゆる出店については、温泉ができるならば、この出店する数も多くなると、温泉が設置できなければ、そういったものについて、少し落ちるんじゃないかという考えだと私は思います。  それでは、温泉が掘れないと、掘る業者がいないとなった場合、市単独で温泉施設を掘削する、施設、そういったものをする考えがおありでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 温泉を掘り当てる状況を見きわめなければ、民間で掘るか、市が掘るかというようなことにもなかなか判断が難しいだろうというふうに思っておりまして、あの地帯は余り、通常よりも浅いところに高温で豊富な温泉があるということは、低いんではないかというふうに言われておりますので、そういう意味では、幾らでも掘れば出るんですよ。ただ、採算性の問題ありますから、そのことについては、まだ慎重に見きわめていきたいというふうに思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私の質問は、もし温泉が掘れなかった、要するに民間で掘れなかった場合、市で掘る考えがあるかないかということを伺ったわけです。改めてこの辺だけきちっと。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 採算性がとれるのであれば市で掘ってもいいと思いますが、条件が悪ければ、民間も市も両方とも行わないというふうな考え方であります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 市長はかねて議会の中で、民間が開発できなかった場合、市で温泉を掘るのかというある議員の質問に対して、それはありませんと答えられたと思うんですが、そのときとちょっと変わってきた今の答弁であると思うんですが、どうですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) その当時は、全く調査もしない段階での一般論でありましたが、調査会社から概要をお聞きするところ、余り浅いところには有利な温泉は見込めないというようなお話もありますんで、通常1,000メートルとか200メーターぐらいを掘ればという話もあるんですが、それぐらいではちょっと厳しいんではないかというようなこともありますんで、いずれにしてでも、さっきも言いましたように、採算性がとれない、合わないものについては当然、市も行わないというふうに考えております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、もう一度繰り返して、現在のいわゆる状況でありますが、この誘致施設の1.8ヘクタールについて、今、地権者とどのような状況になっているのでしょうか、その点について伺います。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕
    ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 地元で立野地区の農地利用を皆さんで協議会をつくっていただきまして、その方々とお話をしております。お話しするというのは、用地協力ということでお願いしてますけど、全体、道の駅3ヘクタール、そして、誘致ゾーン、1.8ヘクタール、あわせたエリアでご協力いただきたいと、そのようにお願いをしているところであります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 1.8ヘクタールについて、土地地権者とお話をしている状況にあるのかということを今、伺ったわけでありますが、明確に。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) エリアについては、市として合わせた面積でお願いしているところであります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 今はその辺までしかお話しできない状況であるのかなと思いますが、今ほど言いました誘致ゾーンについて、大変不確定なものがあると、市民の皆様は温浴施設ができるものだと、それによってそこに出店される業種などもふえて、そして、道の駅の地域振興施設と相乗効果があらわれて、にぎわいを有する、そういった考えを持っておられる方が大半だと思います。  私も、そういう考えであります。  しかし、温浴施設、要するに温泉ができないならば、ちょっと疑問であるなと、私は思うわけであります。先ほど市長が答弁なされましたが、私は縮小、あるいは中止も含めて、検討すべきだなと思っているんですが、地権者と1.8ヘクタールについては、何が何でも取得するという考え方で今、進めておられると思うんですが、どうなんですか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 先ほど言いましたように、誘致ゾーンについては、道の駅と相乗効果ということを期待してのエリア設定でございますので、そういうことは、当然、本市すれば、そのように前へ進めていきたいと、計画どおりしたいと思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 市民の皆さんには、この8号線にできる道の駅の地域振興施設、これには、農林水産物の直売なんだと、新鮮な農林水産物の直売など、こううたわれております。  一方では以前に、以前から生地に魚の駅があるわけでありますが、魚の駅とのこの道の駅との関係はどうなるのかとよく質問されます。本当によく質問されます。そこで、市としての考え方はどうなのかということであります。  生地の魚の駅は、観光客を主眼としてしとるんだと、だから、ある程度、言っては悪いけども、販売価格は少し高いんだと、そういうことで、周辺の皆さんは魚の駅で物産を購買しないと聞いているんですが、産業部長としては、この2つの道の駅と魚の駅の今後関係、どのように考えておられますか。             〔産業経済部長 有磯弘之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 産業経済部長、有磯弘之君。             〔産業経済部長 有磯弘之君起立〕 ○産業経済部長(有磯弘之君) 6月議会の際にも少しお答えをしたというふうに思っておりますけども、今、全体施設計画が基本設計の中で明確に面積配分などがまだ決められていない段階でありますので、決まっていない段階でありますんで、今、ご指摘の黒部漁協さんの関係の、今進めておる道の駅に、魚、鮮魚あるいは加工品等について、出店されるのか、その辺はまだ具体的に話が進んでないものだというふうに思ってます。  魚の駅と今回の道の駅に、両方直売なさるのかどうかは、基本的には漁協さんがお決めになる話でありまして、その中で、正直、黒部漁協さん、また今、漁獲高の減少ですとか、経営状況が厳しい中で、魚の駅の売り上げは、極めて好調でありますんで、重要な施設というふうになっておりますけども、そこの、マイナス面を伴うようなことであってはだめなんだろうなというふうに思っておりまして、いずれにいたしましても、そこは、漁協さんが今後計画を具体的に煮詰められるものだというふうに思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 今ほど、産業部長が述べられたように、この地域振興施設内の大まかな面積、先ほど答弁では、2,000平米の範囲以内で行っていきたいと述べられたわけですけれども、それぞれのこの施設、要するに農林水産の直売所、あるいは物販、こういったものを積み重ねていった大体平米数だと思うんですが、それぞれの平米数はただ丼勘定でやって2,000平米という範囲が出てきたのかということであります。産業部長が今言われましたが、そういったものもわかっていないんだとこう述べられたわけでありますが、都市建設部長、積算の上で1,300から2,000の範囲で調整中なんだとこういう説明を受けておるんですが、今でも調整中なのですか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 先ほどお答えしたとおり、現在、内容等、最終的に詰める段階にきておるところでありますけど、まだ発表、お示しするものを持っていませんので、今回は、なるべく早く皆様にお示しできるように、鋭意努力してまいります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 内容説明できる状況に今はないと、そして、市長が言われるように、そういう状況にないから、総額の大体予算もわからない。そして、市の持ち出し分もわからないと。そして道の駅の構想だけがどんどん進んでいく。これはちょっとおあかしんではないかなと私は思います。  それでは、いつの段階でこのいわゆる総額、あるいはこの平米数、そういったものが発表できる段階になるのですか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 今回、道の駅に関して、質問を受けるということで、当然、今のような話は当然出るというふうに思ってるわけですけど、一方、道の駅については、いろいろと詰めることが多いものですから、関係機関もありますんで、本日、このように、はっきりしない物の言い方っていうのは議員さんにも大変失礼なことやっていますけど、よろしくお願いしたいと思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 市長、建設部長がそのように述べておるからそのようでよろしいですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 道の駅の設置面積も施設の平米数も言いましたから、橋本議員には、大体準用費想像できるというふうに思っておりますが、その中で、地権者の方に対しては、単価交渉をまだ終わっておりませんし、また施設につきましても、国等の役割分担、平米数等については、まだ協議中でありますんで、それらが決まらないうちにおおよその数字を申し上げることは、現在できない。しかしながら、かなり慎重に積み上げてきて今、まとめを行っている途中でありますので、その点はご理解いただきたいというふうに思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 市民の皆さんは、道の駅くろべに対する関心は本当に高いです。私もある程度期待をしておりますが、特別な期待ということを控えまして、もしなんの場合という一つの安全パイも置きながら、このような質問をしているいうわけでありますが、道の駅については、誘致ゾーンが決め手だと私は思います。誘致ゾーンについて、施設が建設される温泉が掘れることを期待いたしまして、私の質問を終わります。 ○議長(新村文幸君) 次に、新樹会を代表して、12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君登壇〕 ○12番(伊東景治君) どなた様もご苦労さまでございます。  9月も半ば、いよいよ本格的な秋を迎えております。実りの秋、食欲の秋、芸術の秋、スポーツの秋、先週の9日土曜日、市内中学校で体育大会が開催されました。競技に応援に一生懸命な生徒の姿を見ておりまして、非常に頼もしく思いました。  また同時に、応援席の生徒の数、あるいは競技の時間を見ると、私の中学時代を思い出して、少ないなという思いを持ったのは出られた方は少なからず思われたんじゃないかなというふうに思っております。  それでは、新樹会を代表して、新しい図書館と市民交流センター、2つ目に教育と教育環境の2つの科目について質問いたします。  まず、新しい図書館と市民交流センターについてであります。  図書館を核として、市民会館、働く婦人の家、子育て支援センター、三日市公民館を統合した、(仮称)市民交流センターの基本構想が、6月議会で議決されました。設計者の選定、基本設計、実施設計、そして、平成32年度から建設工事の開始と、スケジュールが示されたわけであります。今までの課題を解決して、市民が集い学ぶ文化、交流の拠点となるよう、市民の期待にしっかりと応えていただきたいと願うものであります。  そこで、質問でありますが、まず、図書館について、現在の図書館の、いわゆる閉架図書などには、どのような資料があって、どのように保存・管理がなされているか、教育部長に伺います。  6月の小柳議員の質問に対して、郷土に関する貴重な文献、資料などのデジタルアーカイブ化について、その重要度は認識しており、費用のかからない新聞記事から始めるとの答弁でありましたが、考えとしてはどうでしょうか。歴史的な文献や資料、例えば古文書などを読み解くには、専門的な知識や能力、経験がかなり必要であります。人と時間の問題であります。難しい図書資料であるからこそアーカイブ化してオープンにし、興味ある専門家を市内外に求めるのも、一つかと思うのでありますが、教育長に伺います。  次に、黒部市ゆかりの詩人で作家の田中冬二氏をご存じだと思います。生地や黒部峡谷、黒薙・鐘釣温泉など、ふるさと黒部を愛し、越中人として生きた偉大な詩人であります。昭和46年日本現代詩人会会長、昭和49年紫綬褒章、昭和52年勲四等旭日小綬章を受賞した詩人を顕彰するためにも、新しい図書館に田中冬二記念コーナーを常設してはどうかと思うのでありますが、市長の所見を伺います。  さて、近ごろは、地震、津波、集中豪雨などによる甚大な災害が各地で発生しております。公共施設は、災害発生時における避難場所としての機能が要求されております。市役所がすぐ近くにあるわけでありますが、市民交流センターにはどのような機能が想定されておるのか、市長に伺います。  次に、統合されている市民会館には、大ホールがあります。市民交流センターでは、多目的ホールが予定されておりますが、その規模と活用方法等について市長にお伺いいたします。  6点目は、黒部市国際文化センター・コラーレでは、20年以上を経た現在も、運営委員会を中心に、企画運営が行われております。コラーレの建設計画の初期段階から、企画・運営の検討に熱い思いを持って参画したメンバーは、時には設計者と議論をしながら、コラーレ完成後も、しばらくは運営委員として魂が宿るまで情熱を持って参加しておりました。新しい図書館の企画・運営の検討メンバーも熱い思いで参画してもらいたいと思うわけでありますが、市長の考えをお伺いいたします。  次に、2項目め、教育と教育環境についてであります。  統合中学校として新しく建設された桜井中学校は、生徒の学習の場としてはもちろん、災害時の避難場所として利用できるようなすばらしい施設であります。どのようなコンセプトのもとに建設された施設であるのか。広範囲なところから通学する生徒の安全は確保できるような対応は十分なのか、教育部長にお伺いいたします。  2点目は、鷹施中学と高志野中学の統合校舎は、高志野中学の校舎を改修して使用される予定と聞いておりますが、既に築30年以上経過しており、大幅な改修が想定されます。桜井中学校のコンセプトを取り入れて改修されるのか、改修の規模、予算、完成までの計画等について、市長にお伺いいたします。  ところで、高志野中学校は、海岸から数百メートル、標高5メートル程度の地点にあります。地震による津波や洪水の避難場所としての対応は検討されているのか、市長にお伺いいたします。  4点目は、統合後は、鷹施中学の生徒は高志野中学校に通学することになります。特に通学路が変わる鷹施中学の生徒に対して、徒歩や自転車の通学、あるいは通学バスなど、安全に通学できるよう、検討すべきであります。既に地元からも要望が出ているようでありますが、それらの要望を踏まえ、安全な通学方法の確保について、教育長、市長にそれぞれ伺います。  5点目、宇奈月中学校、鷹施中学校が廃校となった後の処理について、今後どのように検討されていくのか、地元から要望などあるのか、市長にお伺いいたします。  次に、教育への取り組みについてであります。  6点目は、2017年度の全国学力・学習状況調査、いわゆる全国学力テストの結果が8月28日に文科省より公表されました。福井、石川、富山と北陸3県は例年のごとく上位を占めましたが、富山は他2県より下回っております。テストの分析結果を教育活動の改善に生かす活用度では、富山県は福井、石川よりかなり低く全国平均より10ポイントも下回っているとのことであります。本市の結果はどうであったか、また今年度は結果を公表するのか、教育長にお伺いいたします。  7点目は、小6と中3の児童・生徒を対象にした現行の全国学力テストも10回を数えますが、過去のデータを活用して教育に生かすべきであります。各生徒が小6のときの結果と中3での結果を参考にして、生徒の個別教育に生かされているのか、小中の連携はとられているのか教育長にお伺いいたします。  8点目は、いじめや虐待、自殺など複雑な家庭や教育環境の中で、年々減少する子供たちに合わせて、教員も減らすようなことになれば、長時間労働がさらにふえ、教育の充実どころではなくなるのではないかと危惧するものであります。統合後の教員配置については教育を受ける立場から、十分な検討を要すると思うのでありますが、教育長の意気込みをお伺いいたします。  9点目、これまでも子ども支援の施策は、延長保育、放課後児童クラブ、乳児家庭全戸訪問事業、いわゆるこんにちは赤ちゃん事業、一時預かり事業、病児・病後児保育事業、ファミリーサポートセンター事業等々、さまざまに展開されてきました。取り組み自体はよいのでありますが、広がりには何となくばらつきが見えてまいります。これらの事業の実施状況と課題について、市民生活部長にお伺いいたします。  10点目、文科省や関係機関の調査分析から、児童・生徒の学力や体力は、家庭環境と関連性があると言われております。子供の貧困支援体制整備計画では、本市における5つの課題と5本柱の施策、14の評価指標が示されております。これまでの取り組みを踏まえて、どのような議論がなされたのかお伺いいたします。物も言えない貧困家庭の立場に立って、体温のぬくもりが感じられる全庁的な取り組みとして、市長はどのように考えておられるのか、お伺いいたします。  質問は以上であります。            〔12番 伊東景治君質問席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正登壇〕 ○教育部長(長田行正君) おはようございます。  それでは、新樹会、伊東議員の代表質問の1つ目の項目、新しい図書館についての1点目、現在の図書館の閉架図書についてお答えいたします。  現在の図書館の書架には、開架式の書架と閉架式の書架があります。  閉架式の書架に保存してある図書につきましては、受け入れから年数が経過しており、利用頻度が比較的低いものや貴重な郷土資料などで保存管理に注意を要する図書もおさめられております。  閉架している本や雑誌の冊数は、平成29年3月末現在で、8万9524冊となっており、閉架図書室で保存、管理しております。郷土資料としては、黒部や富山に関する貴重な資料1万5,650冊が、館内閲覧用として保存されております。  閉架図書の利用につきましては、開架図書と同様、利用者の要望に的確に対応できるよう努めているところであります。            〔教育部長 長田行正君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君登壇〕
    ○教育長(国香正稔君) おはようございます。次に、2点目の郷土資料のデジタルアーカイブ化についてお答えします。  郷土資料については、現在、図書館において資料を収集・保存しておりますが、これらのさらなる活用を図っていくためのデジタルアーカイブ化を進めていく必要があると考えております。(仮称)くろべ市民交流センター建設基本構想の中には、図書館に求められる機能として、デジタル化、ネットワーク化に対応した資料収集や、デジタル媒体による閲覧などの機能が記載されております。  また、郷土のデジタルライブラリーとしての役割を果たすことの重要性も認識しております。  今後は、図書館以外の歴史民俗資料館など、各施設で保管している貴重な資料について、歴史的重要度や公開資料としての適性などの整理を行い、先行事例を参考にしながら、デジタルアーカイブ化への取り組みを検討していきたいと考えております。             〔教育長 国香正稔君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に3点目の新しい図書館に田中冬二記念コーナーを常設してはどうかについてお答えをいたします。  黒部市ゆかりの詩人田中冬二氏は、生地の町並みを詠んだ「ふるさとにて」を初め、宇奈月温泉や黒部峡谷など黒部の地をうたった多くの作品を残し、詩人・作家として活躍された人でございます。  (仮称)くろべ市民交流センター建設基本構想の図書館に求められる機能の中では、市民の文化や歴史をつなぐ活動に役立つ図書館を目指すとしており、郷土が誇る文化や歴史等を地域の財産として後世に伝える手段として、多くの黒部ゆかりの作家の展示は、図書館における重要な事業の一つと考えております。  今後、策定予定の管理運営計画や基本設計の中で黒部らしさを踏まえた展示方法について検討してまいりたいと考えております。  次に4点目の、市民交流センターの避難場所としての機能についてでありますが、現在、市民会館、働く婦人の家、三日市公民館は市指定の避難所となっております。  (仮称)くろべ市民交流センターにつきましては基本構想の中で、災害など非常時には避難場所として利用できる施設と位置づけていることから、避難所の役割を果たすよう整備してまいりたいと考えております。  次に5点目の多目的ホールの規模と活用方法についての質問にお答えをいたします。  多目的ホールにつきましては、基本構想の中で、現在の市民会館、働く婦人の家、三日市公民館の利用状況、利用形態、先進事例より設定したものであり、多機能なスペースとしての整備を想定しております。  具体的には、合唱・ダンスなどの発表会、各種講座・教室、講演会のほか、各種団体の総会・式典など、これまで市民会館、働く婦人の家、三日市公民館で行われてきた事業を踏まえて整備していく必要があると考えております。  また、施設の複合化で、図書館、子育て、生涯学習、市民活動などの融合による新たな事業展開も期待し、若年層による交流会など、人が集う町なかのにぎわい創出につなげてまいりたいと考えており、新たな利用者ニーズを取り込むための防音や照明、音響など、必要な設備について、運営に関する検討を行っていくことといたしております。  なお、基本構想においては、多目的ホールとして、300平米を想定しておりますが、今後予定しております、民間委員による、管理運営計画策定委員会において、市民交流センターの事業内容についての議論を深めながら、計画に取り組んでまいりたいと考えております。  次に6点目の新しい図書館の企画・運営についてお答えをいたします。  黒部市国際文化センター・コラーレは、平成7年10月のオープンから20年以上が経過した現在もさまざまなイベント等が企画され、市内外の多くの皆様にご利用いただいております。  この運営等につきましては、コラーレ建設前に運営管理に係る委員会を設立し、施設の企画・運営に関する計画実施について検討してきており、現在もコラーレの基本理念に基づき、さまざまな専門分野の学識者による委員と市民等から選出された委員で構成された運営委員会により各種事業の実施や運営方法等が提案されております。(仮称)くろべ市民交流センターにつきましては、今年度から民間委員による管理運営計画策定委員会の設置を検討しており、ここでは、建設基本構想において設定してきた各施設の機能をより具体的に運営する方法について検討していただくこととしております。また、新しい施設の完成後も、市民参画型の運営委員会を設置し、市民の皆様の意見を可能な限り取り入れ、効率的な施設運営を目指してまいりたいと考えております。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正登壇〕 ○教育部長(長田行正君) 次に、2つ目の項目、教育と教育環境についての1点目、どのようなコンセプトのもとに建設された施設であるのかについて、桜井・宇奈月統合中学校校舎建設における10の施設整備方針を申し上げますと、教育の個性化、多様性に弾力的に対応できる学校施設、生徒間の活発な交流を促す学校施設、みずから学ぶ、主体的に学ぶための学校施設、活力ある職場としての学校施設、地域と共生する学校施設、人に優しく快適な学校施設、地球環境に優しい学校施設、安全・安心な学校施設、災害時の避難場所としての学校施設、効率的で将来の変化に対応できる学校施設となっております。  これらの施設整備方針に基づき、少人数教室の設置や、職員室スペースの確保を初め、施設のバリアフリー対応や、空調設備の設置、洋式トイレの設置などを実施しております。  次に、広範囲から通学する生徒の安全は確保できるよう対応は十分かについて、ご説明いたします。  まず、1つ目は学校正面の歩道整備についてです。  学校正面から宮野方面への約200メートルの区間に歩道整備を計画しており、通学生徒の安全性が向上すると考えております。  2つ目は、市道、荻生若栗線から学校敷地に入ることができる新しい通学路の整備についてです。  市道、荻生若栗線から、プール跡付近の学校敷地に直接入ることのできる新しい通路を設けて、生徒玄関までの通学路として運用することにより、安全性が向上できると考えております。            〔教育部長 長田行正君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 代表質問の途中ですが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。   休  憩  午前11時54分   再  開  午後 1時 0分 ○議長(新村文幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に2点目の鷹施中学と高志野中学の統合中学校校舎改修についてでありますが、桜井中学校のコンセプトを取り入れて改修されるのか、改修の規模、予算、完成までの計画についてお答えをいたします。  統合中学校は、現高志野中学校を改修し活用することとして、平成32年4月からの開校を目指し本年7月に改修実施設計の業務委託契約を締結し、鋭意、事業を進めているところであります。  鷹施・高志野統合中学校校舎の改修に当たっては、さきに申し上げた、桜井・宇奈月統合中学校校舎に係る施設整備方針を踏まえて改修を行うことが必要であると考えております。  具体的には、普通教室、特別教室、少人数教室の確保、施設のバリアフリー対応、職員室の拡張、空調整備、トイレ洋式化など必要な機能の確保と多様なニーズへ対応できる施設整備を目指してまいります。  外構につきましては、旧体育館跡地に駐車場の増設と通学用バスの駐車スペースの整備を計画いたしております。  そして、全体計画でありますが、まず、平成30年3月の実施設計と並行して外構の造成工事完了を予定しております。次に、平成30年夏ごろから校舎改修に着工し、平成31年末までに完工し、外構の仕上げを平成32年3月までに完了し、開校を迎えたいと考えております。予算につきましては現在設計内容とあわせて検討しているところであります。  工事施工に当たっては、高校受験を初め学校運営への影響を最小限となるよう十分に配慮し進めてまいりたいと考えております。  次に3点目、高志野中学校は改修に当たって地震による津波や洪水の避難場所としての対応は検討されているのかについてお答えをいたします。  現在の施設は地震による津波や洪水の避難場所としての機能を満たしております。  今後の改修に当たっては、空調設備の設置や、多目的トイレの設置を予定していることから、避難場所としての機能アップも図られると考えております。  次に4点目の中学校統合に伴う鷹施中学校校区の生徒に対する通学対策についてお答えいたします。  統合に伴う通学対策といたしましては、徒歩や自転車通学の安全対策とスクールバスによる遠距離通学対策を考えております。  まず、徒歩や自転車通学に対する安全対策について申し上げます。  徒歩や自転車による通学は、石田地区の生徒が中心となり、通学経路として、市道生地石田線を多くの生徒が活用することが想定されております。市では、歩道が整備されていない立山工機さんからファミリーマートのある立野東交差点までの区間について、歩道設置の準備を進めているところであります。  次に、遠距離通学対策について申し上げます。昨年11月、東布施・田家・石田の3つの自治振興会、たかせ小・石田小・鷹施中の3つのPTA、6者連名による、遠距離通学対策に関する要望を受けました。  市では、生徒の身体的、精神的負担の軽減、通学経路の障害となる黒瀬川や国道8号などの地理的条件、宇奈月地区の遠距離通学対策との整合性など、総合的な観点から検討してまいりました。  その結果、昨年12月には、通学距離が延長される黒瀬川より南について、スクールバスによる通学対策及び休日の部活動等への対策を講じることと決定いたしております。  学校統合は、通学環境に大きな変化をもたらします。子供たちに対する安全対策には、できる限り対応してまいりたいと考えております。  次に5点目、宇奈月中学校、鷹施中学校が廃校となった後の処理について、今後どのように検討されていくのか。地元から要望はあるのか。についてお答えをいたします。  統合後の校舎につきましては、売却処分や新たな活用方法も含め、今後、地元振興会等と協議を進めながら対応を考えてまいりたいと考えておるところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君登壇〕 ○教育長(国香正稔君) 次に6点目の2017年度の全国学力学習状況調査の本市の結果はどうであったか、今年度は結果を公表するのかについてお答えします。  本市は、小学校、中学校とも、全国の平均正答率に対し、国語と算数、数学、全ての調査で上回っております。結果については、整数値で公表する予定であります。  次に、7点目の小6のときの結果と中3での結果を比較して、個別教育に生かされているのかについてでありますが、平成22年度から25年度までは、小6から中3への推移を追跡調査しておりました。現在、富山県全体で小3から中3まで毎年行う小教研・中教研学力調査を用いて、観点別学習能力の推移を分析し、その結果を個別の学習指導に生かしております。  次に、8点目の統合後の教員配置については、十分な検討を要すると思うがどうかについてお答えいたします。  1学級の児童生徒数は、公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律により決められております。また、各学校の教職員定数は学級数に応じて決められており、それに基づいて教職員が配置されております。また、平成26年度、平成28年度の小学校統合では、統合した学校に加配教育が配置されており、今後も県教育委員会に要望してまいりたいと考えております。             〔教育長 国香正稔君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君登壇〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 次に、9点目の子育て支援施策についてお答えいたします。  本市では、安心して子供を産み育てることができる社会の構築のため、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援策として、各事業を実施しております。  その中で、保育所などにおける延長保育、一時預かりにつきましては、一定の利用者数を維持しており、また、病児・病後児保育につきましては、増加する利用者に適切に応えており、おおむね順調に対応しているものと考えております。  乳児家庭全戸訪問事業につきましても、漏れなく対象世帯を訪問し、母子の心身の状況等の把握に努めております。  放課後児童クラブにつきましては、各地区運営委員会により、地区の実情を踏まえ自主的に運営されており、指導員の確保に苦労されていることや、施設の収容能力、人員体制などが各施設で若干異なる場合があるなどの課題はありますが、ほぼ適切に運営されているものと考えております。  また、ファミリーサポートセンター事業につきましては、会員数は増加傾向にあるものの実働会員が十分でなく、一時預かりなどの子育ての援助を行いたい会員と援助を受けたい会員とのマッチングが難しい場合もございますが、事業のPR活動に努めており、おおむね順調に利用実績を伸ばしております。  今後も各事業の課題の解決に努め、多様化する子育て世帯のニーズに応えてまいりたいと考えております。           〔市民生活部長 村田治彦君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、10点目の子どもの貧困支援体制整備計画の策定について、どのような議論がなされ、今後どのように取り組んで行くのかについてお答えいたします。  計画策定につきましては、昨年度実施したアンケート調査の結果から課題を整理し、本市で取り組んでいる施策を関係部署に照会し、国の大綱をもとに支援策を取りまとめたものを、教育関係者も含めた外部委員で構成する子ども・子育て会議で検討されたものであります。また、パブリックコメントの実施により、市民の皆様からのご意見もいただきました。  今後の取り組みについては、14の指標の数値の推移を注視するとともに、友人関係、健康状態、学習環境、食事の摂取など、多面的な視点により、外面にはあらわれにくい実態の把握にも努めてまいりたいと考えております。  また、子ども・子育て会議において、毎年計画の進捗状況の点検や検討を行うこととしており、関係部署と連携しながら、きめの細かい支援につなげてまいりたいと考えております。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 答弁、ありがとうございました。  少し確認したいことも含めて質問させていただきます。  まず、図書館の関係のことで、交流センターのことについてであります。教育長答弁の中で、郷土資料とかそういったもののデジタルアーカイブ化についてやっていくということでありますが、その中で歴史博物館の資料とか、そういったものも考えていくということであります。  それで、この歴史民俗資料館の考えていくということであります。図書館機能と、それと博物館というか、そういったものについて何か新しくできる、図書館ができることで、何かその辺の機能分化というか、そういったことも考えておられるんですか。要は博物館機能としてこういうことをやる、そのかわり図書館とすれば、こういう図書関係のこういったことはきっちりやっていくとか、そういったことに対して明確な線引きなり、基準を持ってこれからやっていこうという考えは持っておられるんですか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 今、議員ご指摘のとおり、そういう歴史的な資料といいますか、古文書みたいなものを一体どこでどう保管し、活用していくかという、そういう問題について整理する必要はあるというぐあいに思っています。  今回の回答は、少なくともそのデジタルアーカイブ化については、今のところ図書館でやっていけばいいのではないかと、そういう趣旨で回答させてもらったところであります。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕
    ○12番(伊東景治君) デジタルアーカイブ化をやるとすれば、それぞれある程度の設備等も必要になるかと思うんですけども、具体的に、今、新聞とかそういったものを、昭和56年以降のものをもうやったということですけど、具体的にもう少し博物館的なそういう資料もやろうとすると、やはり少しそのための設備とか、そういったものも必要になってくるかなというふうに思っておるんですけど、どうなんでしょうか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 現時点では、図書館のほうでは、新聞の今ほど言われましたデジタル化を行っております。それと、歴史民俗資料館では古文書的なものを一部デジタル化しておりますが、それは委託という形でやっております。  今後、交流センターを考える中で、こういうようなことの整備について検討していく中で、どの程度機械とか備えていくかも検討していくんですが、やっぱりかなり分量もあると思われますので、長期的な視点で計画的に考えていきたいと考えております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 詩人の田中冬二さんの件であります。特設の常設コーナーというのはなかなかつくりづらいような話でありました。ただ、この間、荒川区の議員の方がこちらのほうに見えられまして、それで、「ゆいの森あらかわ」というのは図書館と、それと子供関係、それから吉村昭の記念館というものが一つの建物の中に入っておる、そういう施設であります。図書館として、こういうふうな田中冬二、ぜひ図書館の一つのコーナーに欲しいんですが、もしできないとすれば、そういう図書館というか、この交流センターの中の図書館の一画の部分にこういうコーナーを設けるということはどうなんでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 「ゆいの森あらかわ」の施設を、私もぜひ視察したいというふうに考えておりまして、吉村昭さんの常設展、記念館になってるのかな、あるそうでありまして、どれぐらいのスペースでどれぐらいの内容、ボリュームがあるのかということも、そういうものも参考にさせていただきながら、なかなか今、考えている市民交流センターの中で常設のスペースなどがとれるのか、それがまた適切なのかというようなことについては、今後、また検討させていただきたいというふうに思います。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 私も全部読んだわけではありませんが、田中冬二さんの詩の中には、黒部川とか、生地とか、花とか、いろんな黒部市にゆかりあるものを詠んだ詩がいっぱいあります。ああいったものを黒部市ゆかりの美術、お会いする人たちにそれにちなんだ絵を描いてもらったりしながらやっていけば、総合的な芸術の中で一つの世界、田中冬二の世界をつくれるのかなと私自身思っておるわけでありますが、これはもう少し後までの夢として、ぜひ話をしていきたいなと思っておりますが、わかりました。ぜひ前向きに市長もまた検討して、スペースを含めて検討していただければというふうに思います。  あと、今、これは学校もそうなんですけども、実はおととい、9月9日というのは北朝鮮の建国記念日でありまして、ミサイルが飛んでくるとか、飛んでこないとかいろいろありまして、それで文科省からその前日に、学校に宛てていろんな避難誘導だとか、そういったことにどうせい、こうせいという話が実は出とったと新聞に出ておりました。今、地震とかそういうものじゃなくて、今はもうミサイルに対してどう避難誘導するのかというふうなこともしっかりと言われておるわけであります。  そういう面で、この市民交流センターは、これはそういったことに対してのものまでは、当然検討、ないとは思うんですけど、今後はどういうふうな思いで、どういうようなことを新たにするとすればあるのか、あるいは含めて、学校もそうなんですけど、どうなのか。もし考えがあればお伺いしたいんですけども。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 北朝鮮のミサイルの対応したものになるかどうかということでございますけれども、それについてはなかなか難しい部分はあるのかなと思っております。  ただ、今現在もJアラートによる情報提供というような中で、できるだけ強固な建物の地下とか、そういったところに避難しなさいとか、それから、そういったようなところがない場合は、窓ガラスの余りないところに頭を抱えて避難するとかといったようなことについては、学校の現場でもそのようなシェイクアウトという取り組みもやっておりますが、そういった中で、学校の中でも指導しているというふうに理解しております。  市民交流センターにつきましては、なかなかそこまで配慮した施設にするということは、なかなか難しいものがあるのではないかなというふうに思っております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。学校施設への避難誘導とか、そういうものでもう既に文科省から出ておるようでありますから、今後、避難についても、そういうことも考慮しないといけないなというふうに、そういう事態だなというふうに思っております。十分注意していただければというふうに思います。  あと、学校の通学のことについてであります。  桜井中学については、私どもの会派の辻さんがまた、桜井中学近くの辻議員が質問されると思いますので、そちらのほうでまた適切な答弁をお願いしたいというふうに思っております。おおよそのところは確認できました。  鷹施中学との統合の校舎についてであります。  平成30年、来年の夏ぐらいまでには外構を直して、その後、1年ほどかけて校舎をやるということであります。当然、授業は現校舎を使ってやられるのかなと思うんですけど、あるいは一部、鷹施中学に行ってやるのかどうか、それを含めて、改修までのことについて、子供たちの授業を中心にして、何か検討されてることがあれば確認したいです。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 子供たちの授業につきましては、現在の高志野中学校をそのまま使った形で考えております。  それで、工事のやり方として、1階、2階、3階、通常、大規模改造事業をやったときに行うような方法で、できるだけ子供たちに影響のないように、あるいは音等についても、事業者と打ち合わせしながら進めたいというふうに考えております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 高志野中学校、床は木で非常に人に優しい床でありますが、さすが30年もたつと大分弱ってきておりますけど、廊下もきっちりと何か別の方法にやられると思うんですけど、そういうふうに考えてよろしいんですか。あれを、ああいうふうなものをもう一度生かされるというふうに考えておられるんですか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 現在、実施設計の最中ということで、詳細部分までちょっと申し述べられませんが、今ほど言われましたようなところも、少しでもよりよいものにしていきたいというふうに考えております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) あと、元鷹施中学の生徒たちが高志野中学に通学するということであります。今、歩道を確保すると、ファミリーマートから美術館の横を通って、あの交差点、T字路、美術館の横を通ってずっと行くあの通り、あそこ、片側の歩道確保なのか、それとも両側にとる予定にしておられるんですか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 現時点の考えでは、今ほどファミリーマートのあたりから立山工機さん、T字路の、あのあたりについての歩道を考え、今、担当部のほうとも話しとるんですか、あの片側の歩道の形を整備できないか、検討中ということであります。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) ということは、片側で設けると、検討するということですね。両側という地域の要望というのはないんですか。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 現時点では、一応片側という方向で、今、担当課と協議させていただいとるところであります。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) あと1つです。学力調査のときの成績の活用、教育長のお話でいうと、小教研、中教研だとか県のいろんなテストをやってますよね。ああいったことが、いわゆる分析結果をもとにやっておるということで、この全国学力調査、それほど力を入れてないような雰囲気に聞こえたんですけど、それで、私の認識でよろしいんですか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 恐らくはこの調査の目的が異なってるのではないかというぐあいに思います。全国学力・学習状況調査は、小学校なり、中学校なりの教育の成果を確認するというのが主たる目的だというぐあいに考えています。  一方、この富山県で伝統的にやってもらっている小教研、中教研のテストというのは、毎年1回、あるいは11月と4月と2回実施しておるという、そういう調査であります。同じ学年に2回行うことによって、より直接的に成果を確認していくと、そういうシステムでやっておられる調査であります。  個別教育という観点からいえば、小教研、中教研の調査のほうがちょっと有効であるというぐあいに考えています。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。まだ少しあったんですけど、時間が時間ですので、これで終わります。             〔12番 伊東景治君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、個人質問を行います。  ただいまのところ、通告者は9人であります。  念のため、発言順を申し上げます。  1番、橋本文一君、2番、高野早苗君、3番、辻 靖雄君、4番、成川正幸君、5番、小柳勇人君、6番、柴沢太郎君、7番、川上 浩君、8番、谷口弘義君、9番、村井洋子君、以上であります。  順次発言を許可いたします。  初めに、13番、橋本文一君。            〔13番 橋本文一君質問席へ移動〕 ○13番(橋本文一君) 午前中の代表質問に続いて、二度目の登壇であります。私は、今定例会の個人質問において、2項目6点について質問いたします。  まず初めに、出し平ダム、宇奈月ダムの連携排砂について質問いたします。  出し平ダムは、関西電力株式会社が発電を目的として1985年、昭和60年に完成いたしました。排砂ゲートを備えた日本最初のダムであります。貯水を開始してから6年目に当たる平成3年12月、初めて排砂ゲートを開き、土砂や腐敗変質したヘドロ等を排出し、大きな問題となりました。  一方、宇奈月ダムは2001年、平成元年に完成いたしました。洪水調節、不特定利水、県東部地域への上水道の供給、発電を目的とした排砂ゲートを備えた、国土交通省の直轄の多目的ダムであります。平成13年より上流の出し平ダムとの連携排砂が行われ、昨年の平成28年まで、計16回の連携排砂が行われ、これまで459万立米の土砂を排出いたしました。  私はこれまで、漁業を守り、豊かな海と黒部の環境を取り戻すために、一貫して排砂の改善を訴えてまいりました。黒部川土砂管理協議会では、よりよい連携排砂を目指して協議が行われています。今年度の連携排砂について、次の5点について伺います。  1番、今年度の連携排砂は9万立米、想定変動範囲1万立米から17万立米で行われる計画でありましたが、排砂ができませんでした。排砂ができなかった最大の要因は何であったか、答えてください。  関西電力のドラム缶等の資機材が流出いたしました。流出したドラム缶等の全ては回収が行われたのか伺います。住民からは、関電の危機管理に問題があったのではとの声がありますが、どうか、答えてください。  3番目として、新たに堆積した土砂は大量だと伺っておりますが、出し平ダム、宇奈月ダム、それぞれどれぐらいの土砂が新たに堆積したのか伺います。  4番として、今後、出し平ダムに堆積した大量の土砂を取り除くため、数多くの排砂が必要と思われますが、答えてください。また、過去に平成7年、平成8年、平成9年と3カ年にわたり緊急排砂が行われました。平成29年度内の緊急排砂等は考えないのですか、伺います。  大粒径の土砂の移動調査が行われておりました。平成26年度より行われていましたが、今年度が最終年度でありました。移動状況調査が行われたのか答えてください。  次の質問は、小中学校のエアコンの設置についてであります。平成26年9月に、よりよい快適な保育環境、教育環境整備に、保育所、小中学校のエアコン設置の必要について質問してから、3年経過いたしました。小学校の保有室数は176室でありますが、平成29年9月時点でエアコンの設置済みは166室数であります。未整備室はランチルームの10室だけであります。ランチルームへのエアコンは必要だと思いますが、なぜ設置されなかったのか答えてください。  また、中学校の保有室数は90室数であります。設置済みは37室数となっております。残り53室は、平成32年度の統合まで確実に設置しなければならないと思いますが、統合時には室数が変動するかもしれませんが、確実に設置できるのか改めて伺います。  小学校の設置については、今ほど伊東議員が質問いたしましたので、割愛されても結構であります。  私の質問は以上であります。            〔13番 橋本文一君質問席に着席〕
    ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君登壇〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 橋本議員の個人質問にお答えいたします。  1つ目の項目、連携排砂についての1点目、連携排砂ができなくなった要因についてであります。  連携排砂実施機関では、北陸地域に大雨が降る中、7月1日から連携排砂の実施に向けて、出し平ダムと宇奈月ダムの水位低下操作を始めました。ダム流入量の増加により、出し平ダムで2回、宇奈月ダムで4回の水位低下中断と洪水調節等を繰り返しておられましたが、7月4日16時ごろ、出し平ダム上流猫又地点で、油分を含む工事用資機材の流出事故を確認し、流出物の回収に相当な時間を要するとのことから、7月7日22時10分に連携排砂を中止するとの決定がなされたところであります。  次に、2点目の関西電力が流出した資機材の回収及び危機管理上の問題についてであります。  まず、回収状況でありますが、関西電力によりますと、8月1日までに猫又地区及び出し平ダムで発見できたものは全て回収されました。未確認のドラム缶等につきましては、引き続き監視を行い、確認でき次第、速やかに回収されると伺っております。なお、7月7日及び8日には、黒部川河口と河川の計8カ所にて、水中に含まれる油分を測定する検査を関西電力が行いましたが、全ての箇所で油分は検出されなかったと報告を受けております。  また、危機管理上の問題についてでありますが、関西電力によりますと、7月1日から断続的に続いた降雨による黒部川での洪水が原因で、出し平ダム上流の不帰谷付近に堆積していた多量の土砂の流出等により、猫又地区での河床形状が大幅に変化し、今年度末の完成を目指し構築中であった猫又地区の護岸の一部が流出し、同地区ヤード内に保管してあった資機材の一部が流出しました。この構築中でありました護岸は、平成7年7月規模の出水にも対応できたものであり、完成していれば今回の流出事故は発生しなかったものと考えられております。現在、護岸は仮復旧を終了しており、今後の恒久的な対策を進めておられます。なお、今回の事象を踏まえ、河川と資機材の保管場所の間に、さらなる隔壁を設けるなど、再発防止に努めていると伺っております。  次に、3点目の各ダムにおける新たに堆積した土砂量についてでありますが、出し平ダムでは、今回の出水を含め、平成29年5月測量以降に約141万立方メートルの土砂が堆積し、排砂予定であった約9万立方メートルと合わせますと、約150万立方メートルの土砂が堆積していると推測されております。宇奈月ダムにつきましては、ダム上流約2キロ区間の暫定値になりますが、今回の出水を含めて、平成29年5月測量以降に約75万立方メートルの土砂が堆積し、昨年の連携排砂以降に堆積していた約10万立方メートルと合わせ、約85万立方メートルの土砂が堆積しているものと推測されております。  次に、4点目の複数回による土砂排出の必要性についてであります。  現在の連携排砂期間は、地域及び環境面に配慮し、6月から8月までの間で実施することとしております。また、関係機関に伺ったところ、9月1日に土砂変質進行抑制策を行い、整理中のため、現時点で実施機関から申し上げる状況にはないとのことであります。  次に、5点目の大粒径土砂の移動状況調査の実施状況についてでありますが、黒部河川事務所に伺ったところ、今回の連携排砂に向け、事前に発信機のついたトレーサーを所定の場所に入れ、準備を行っておられましたが、連携排砂が中止となり、連携排砂期間も終了したため、来年度以降の再調査の必要性について検討されているところであります。           〔都市建設部長 河田 勇君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君登壇〕 ○教育部長(長田行正君) 2つ目の項目、小中学校のエアコンの設置についてお答えいたします。  質問にございました保有室数176室は、市立小学校の今年度の普通教室、特別教室、職員室、ランチルームの室数合計であります。  エアコン整備について平成26年9月定例会において、市として小中学校の普通教室、特別教室など全ての教室にエアコンを設置したい考えを申し上げ、教室を初めとする学校全居室へのエアコン設置を含め検討を行い、まずは教室等への整備を優先する方針を決定し、本年6月末に市立小学校9校全ての普通教室、特別教室への整備を終えたところであります。  今後、小学校ランチルームへのエアコン整備につきましては、今回整備したエアコンの有用性を検証し、設置の必要性を含め検討してまいりたいと考えております。  次に、市立中学校へのエアコン整備についてですが、中学校統合に伴う新築、改修に合わせてエアコン整備を行っていくと説明申しておりますが、整備済みである37室のうち、27室は、先般、完成を迎えた桜井・宇奈月統合中学校校舎の普通教室、特別教室、職員室などであり、計画どおりエアコン整備を行っております。  未整備である中学校分につきましては、統合中学校校舎として活用することとして事業着手しております現高志野中学校の校舎改修に合わせてエアコン整備を実施し、平成32年度に迎える統合中学校2校開校時には、市立中学校の全ての普通教室、特別教室、職員室へのエアコン整備を終えられるよう取り組んでまいります。            〔教育部長 長田行正君自席に着席〕              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、12分ほどありますので、再質をさせていただきます。  1番目の、この今年度の連携排砂、できなかった最大の要因は何かと、こう聞きましたところ、明確ないわゆる答えはなかったと思うちゃ。最大の要因は、関電の資機材が流出したということではないでしょうか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 議員申されるとおりでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) そうなりますと、ドラム缶などの資機材が流出したということになっているんですが、このドラム缶は全体で何本流出したのか、また資機材でドラム缶のほかに、新聞報道ではタンクローリー等も書いてあったと思うんですが、まずドラム缶が何本流出したのかと、そして、そのドラム缶に、空のドラム缶もあると思います。ドラム缶に入っていた油の量は、全体でどれぐらいだと聞いておられるのか伺います。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) まずドラム缶について、推定、流出してる数が59個で、回収されたのが58個ということで、1個、現時点で未回収であると。ただ、1個については、200リットルが入ってるものであるんじゃないかということでございます。それと、ペール缶は、20リットル入っているオイル等の作業油等でございますけど、それが38個流出したと。回収が37個で、現時点で未回収のものが1個で、その中には20リットル入っているんじゃないかということでございます。それと、一斗缶で不凍液、1個、油処理剤が4個、剥離剤が9個ということで、合わせまして14個、一斗缶も流されてるわけですけど、その全てが回収されたと、そのように報告を受けております。  それと、車両とか機械類につきましては、タンクローリーということでありますが、これは全然使ってなかったということで1個でありますけど、この中には入ってないとのことでありますけど、回収は未回収が1個でございます。それと空気圧搾機、これについては軽油が10リットルほど残っている可能性があるということですけど、これについても未回収ということであります。それと、コンクリートポンプとか、1キロリットルの入ったタンクとかあったわけですが、これについては回収されてるということでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 今、伺ったんだけど、ドラム缶59本のうち58本を回収して、1本が不明であるということであります。ドラム缶に油の入っていたドラム缶はどれだけあったんですか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 先ほど言いました58本のうち、満タンが47本、それと約8割の残が3つ、半分ぐらいであったのが5つ、30%ぐらい残ってるのが2つと、それと空だったのが1個、それともう一つが穴があいてたということがありますので、これは多分不明だったんじゃないかと思います。  それと、ペール缶についても、先ほど回収したのは37ということでありますけど、満タンが21、8割残が5つ、半分ほどが4つ、30%が1つ、20%が6つということと、穴があいてるのが2つということでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 私、思うんですけども、それがどこに置いてあったのかと、関電の危機管理はどうだったのかということに伺っとるわけですが、普通、危険物というものは建屋の中に置くべきものだと私は思うんですが、関電の場合は例外なんですか。その辺、どこに置いてあったのでしょうか。建屋の中か、野積みなのか、それだけでも聞きたいと思います。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) ヤード内の外ということだと思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) ヤード内のそこ全体が危険物の貯蔵室であったという認識でよろしいんでしょうか。我々、それぞれこれだけの大量の油分、ペール缶からいろんなものを含めて油のものを貯蔵する場合は、きちっとした貯蔵庫、そういったものが必要だと言われているのですが、それは今回の場合は建物じゃなくて、ヤード内にあったということだけで、建物の中なのか、いわゆる危険物貯蔵庫の中にあったのか、野積みであったのか、その辺について伺います。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 外ということですから、野積みだというふうに理解しております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) これ、今、この質問に答えられる者はおらんかな。これは野積みで本当はいいの、よろしいのですか。私が聞いとるのは、きちっとしたとこに置いてあったか、いわゆる危険物になるわけですね、軽油とかそういったものは。それが野積みのとこに置いてあったのかどうなのかということは、大変重要なんです。この五十何本ものドラム缶なんやら、ペール缶やら、何やらかんやらといって、オイルから何やらと全て合わせてどれたけになるんですか。ただ流れたものは回収された、だからいかった、よかったというんじゃなくて、私は関電の危機管理についての認識が甘かったんじゃないかということを伺っとるわけです。  平成7年に大きな猫又ではあったと、それについて順次、この堤防等を含めてやっとったんだと言われますけども、まさかまたあれだけの水が出るという考えが少しあったとすれば、そういう油とかそういったものについて、しかるべきとこに保管するのが法律上も必要であるし、考えがなかったのかということであります。  私はよくわかりません。危険物の取り扱いについて免許証も持ちませんが、普通はそうだよと、黒部峡谷のああいう場合は別扱いとなっておるのかということが、私にはわかりません。ドラム缶は、底辺が60センチ、縦の長さが90センチあるわけです。底辺だけで0.6平米の1つ置くがに地面が要らで、それを59本、ただきちっと並べてでも35.4平米の敷地が要るんやっちゃ。それにペール缶、何やら缶、何やら缶と、2段に積めばまた別か知らんけど、私はそういったことを住民から言われる。関電に甘いんじゃないかと言われますが、改めて聞きますが、その危険物の取り扱い、そういった感覚的にはどうだったのか。今、聞きにいっておられると思うんですが、じゃあ次に飛ばします。  新たに堆積した土砂は大量だと聞いていると。出し平ダムで排砂する予定であった9万立米と、新たに141万立米が堆積したと。そして、宇奈月ダムには新たに大体85万立米が堆積したということで、これまで16回の排砂が行われておりますが、1年で平均一遍の排砂で、どれぐらい排砂がなされたんでしょうか。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 多い年、少ない年がありますけど、平均としまして38万立米と伺ってます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 38万立米。私は約30万立米だと聞いておるんだけども、その辺の8万立米の違いはどうしてかわかりませんが、150万立米がたまると、通年の排砂では5年ないし6年かかる、そう換算するがいちゃね。そうすると、過去に行われた平成7年から9年にかけた緊急排砂、そういったものも視野に入れてすべきじゃないかと私は思うんです。  それで、市長は最後に伺うちゃ。大粒径の土砂が流れないために黒部川の河床が下がっている、構築物も被害を受けている。そのために、大粒径の土砂を流すために、この3年間にわたって調査を行うと、上流部から行うという考えだったが、今の発言ではできなかったと、次年度に持ち越しということになったのですか。それはまだ、今後の協議会で検討されていくことでしょう。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 平成29年度の連携排砂の前に、トレーサー30個設置して、連携排砂に備えていたわけでございますけど、結果として今回は、当然、水を洪水ばけから出したりしてますから、多少の動きはありますけど、それは連携排砂ではない、自然流下をしてないわけですから参考にならないということで、今後、また検討されるものと、そのように思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 今年度の最終的な、今年度で決まる大粒径の移動調査というものは、大変重要だったちゃ。上流部にたまった土砂を掘削して舟で運ぶという、この問題も含めた調査であったわけでちゃ。私どもは舟で運ぶことはまかりならんという感覚でおりますが、それができなくなったということについては、そのいわゆる後の計画もずれ込むということでありますね。             〔都市建設部長 河田 勇君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君起立〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 実施機関では、今のところ、このことに関してのコメントはまだ出ておりません。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) あのドラム缶の貯蔵の方法について、まだ答えが物足らんけども、後ほど報告していただけるんでしょうか。この議場で。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕
    ○市民生活部長(村田治彦君) 今、消防に確認しておるところでございまして、どういった設置方法において消防のほうの許可を得ていたのかというところについてを、今、確認しておるところでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、最後に市長に伺います。ことしの連携排砂ができなかったということは、大変残念なことであります。市長は、かねてよりこのダムに、1年に一遍は確実に排砂すべきだという、こういうことを述べておられるんですが、いわゆる土砂管理協議会に参加しておられる市長としては、今の前半戦のこの話も聞きながら、どのように感じられたか最後に伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今回の連携排砂が実施できなかったことについては、非常に残念に思っております。その要因といたしまして、1日から5日にかけての降雨の中で、水位低下を始めて準備に入った段階で、流入量が想定よりも多くて、洪水調節を優先したということが1つあります。加えて、先ほど来ありますように、ドラム缶等の流出事故が起きたということも原因だろうというふうには思っておりまして、今回、その結果できなかったと。しかも、前回測量後、流入した土砂については、出し平で141万立米ということでありますので、合わせて150万立米、宇奈月ダムで85万立米、これを今後どうするかということについては、国土交通省とも協議しておりますが、通常のやり方では1年で排砂することは不可能だというふうに私は思っておりまして、その結果どうするかということについては、今後、関係機関と協議しながら、緊急排砂を行うのか、あるいはもっと違った方法も検討するのかというようなことにつきましては、平成13年の連携排砂が始まって初めてのケースでありますので、今後、協議をしながら、できるだけ最低でも来年度の排砂以降、持ち越さない方法で考えていただきたいというふうに、再来年まで持ち越すというようなことはないように考えていかなければならないかなというふうに思っております。  大粒径につきましては、3年間の計画であって、1年目も2年目も具体的なデータが得られたわけではありませんので、今年度にかけとったんですが、それが結果的にはできなかったということでありますので、今後、大粒径土砂の移動のデータがとれるような調査については、私は引き続きやるべきだというふうには思ってるところでありますので、今後、これも国交省のほうとも協議していきたいというふうに思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 協議会に参加しておられます市長でありますから、市長の言われたように翌年、要するに翌年である程度の始末をできるような状況についての発言もしていただきたいと思います。  それでは、最後にもう一本でありますが、小中学校のエアコンの設置についてでありますが、ランチルームの設置が、ランチルームの説明、できなかったのがどういう理由やって、もう一度お願いします。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) ことしまでの整備につきましては、以前の検討の中では、利用の状況とか時間とかを考えまして、まず優先すべきところは普通教室、特別教室、職員室ということで進めてまいりました。今後、ランチルームにつきましては、建物の状況とか、利用時間とか、状況を確認して、子供にとってランチルームがどういう状態であればいいか確認して、考えていきたいと思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 子供にとってどういう状態であればよいかって、調査するって、それはあなたもご飯を食べるときに涼しいとこでご飯を食べてるんでしょう。お子さんはうちにおるときは、大抵そういうもんやっちゃ。住民の皆さんから、なぜエアコンがこのランチルームに設置されない、一緒にすりゃよかったにと、そういう声がありますが、やっぱり調査せんとつけられんがですか、お願いします。              〔教育部長 長田行正君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君起立〕 ○教育部長(長田行正君) 今までの整備についてはそういうことで、教育委員会として意見として判断して進めてきたと。ランチルームについてもどういう状況が必要なのか、確認して検討していきたいと思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 状況は、暑くてどうもならんがやっちゃ。そういう状況にあるということだけ、あなた、お昼の時間に行ってみなさいよ、それも調査だ。私はそのようにして、ぜひランチルームについてもこの際やっていただきたいと、そう思うわけであります。  ドラム缶の質問について。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) しばらく時間をいただきましてありがとうございました。  今回、少し消防のほうと確認しましたところ、消防のほうではその貯蔵油を長期間、これを保管する場合については、消防のほうの許可が必要でございます。今回のケースにつきましては、作業用油としてのいわゆる仮置きとしてそれを置くということでありましたので、これについては消防のほうの許可は必要としておりませんでした。ですから、その作業油の設置については、関電側の判断でそれを置いていたということであります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 今の答弁でありますと、仮置き場なら何本でも置いたっていいという判断に立ってよろしいんでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) この中で、果たしてどれぐらいがその一定期間と、いわゆるその仮置きとしてその許可が必要である量なのかどうかということについては、ちょっと現在、掌握しておりません。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) もう時間もないですけども、今、農家は盛んにトラクター等を含めてやっておられますが、その保管についても大抵仮ないちゃ。それでも必要。  終わります。             〔13番 橋本文一君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、3番、高野早苗君。             〔3番 高野早苗君質問席へ移動〕 ○3番(高野早苗君) どなた様もお疲れさまです。先月20日の庁舎に隣接する桜井高校グラウンドで行われたスカイランタンinKUROBEでは、いろいろな願いや夢を載せた500個のランタンが夜空に上がりましたが、その美しさに感激しながら、市民一人一人が幸せであってほしいと願ったのであります。  さて、子供の貧困率が高まる中で、子供の貧困改善・解決のための本気度が、国、自治体、諸団体、企業、市民に問われております。平成25年の国民生活基本調査によると、平成24年の日本の18歳未満の子供の相対的貧困率は、16.3%と、過去最悪となりました。国際的にもOECD加盟国の平均を上回りました。特に深刻なのは、ひとり親世帯の貧困率で、その率は同調査では54.6%となっております。国では、子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、また、貧困が世代を超えて連鎖することのないよう、必要な環境整備と教育の機会均等等を図ることを目的とした子どもの貧困対策の推進に対する法律を、平成25年に策定いたしました。また、翌年に制定された子供の貧困対策に関する大綱では、教育の支援、生活の支援、保護者に対する就労の支援、経済的支援など、多くの施策を掲げております。  一方、富山県では平成27年3月にかがやけとやまっ子みらいプランを策定し、本市でもいち早く、本年4月に子どもの貧困支援体制整備計画が策定されたところであります。  相対的貧困率とは、世の中の標準的な所得の半分未満で生活している率とのことでありますが、子供の貧困は大人と違って、貧困状態をみずからどうにもできない状態にあります。その一方で、子供の心身に影を落としやすい心の貧困にも、注意深く見守っていく必要があります。黒部市は豊かだ、貧困の子は少ないという言葉を耳にしますが、本当に実態をつかめているのでしょうか。必要な手を差し伸べているのでしょうか。子供は社会全体の宝であり、生まれ育った環境によって左右されることがないことを願いながら、質問に入ります。  1番、子どもの貧困について、本市の現状認識を市民生活部長に伺います。             〔3番 高野早苗君質問席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) それでは、子どもの貧困の現状認識についてお答えいたしたいと思います。  まず、国が実施いたしております国民生活基礎調査では、世帯の手取り収入を世帯人員の平方根で割りまして、調整した所得の中央値の半分の額を下回る所得者を相対的貧困としておりまして、具体的には1人当たりの可処分所得が年間約120万円に満たない状態とされております。  本市では、同様の方法による算出はできませんけれども、国の貧困についての現状認識につきましては、昨年度実施しました、ひとり親家庭、小学校5年生、中学校2年生の児童生徒とその保護者を対象といたしますアンケート調査によりますと、一般家庭の約1割、ひとり親家庭の約2割が、経済的に苦しいと感じているということでございました。また、ひとり親家庭の約3割が、年間の世帯収入で300万円以下であったということであります。  ただ、貧困と一言で申し上げましても、子供のさまざまな体験機会の不足ですとか、親の所得では計れない、まさしく今、議員おっしゃったご指摘のとおり、家庭環境等、いわゆる精神的な心の問題ということもございます。そういった多面的な把握が必要であろうと考えているところであります。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 部長が言われましたように、まさに貧困に起因して発生してくるさまざまな課題が心配なわけですが、今、部長が言われましたけど、実態がやっぱりアンケート等でつかんではおられますけども、よくつかめないと、そこが本当に問題だと思うんです。  それで、一度見える化を目指して、アンケートではなく、実態調査をするべきではないかと思いますが、部長、いかがでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) この黒部市の貧困のいわゆる整備計画の中では、後ほどまたあろうかと思いますが、14の指標という中で、いわゆる保護者の方の所得に着目いたしまして、その所得から生じるであろう連鎖的な状況等も、客観的な数値で指標として把握いたそうとしております。  しかしながら、いわゆるそういったものでは図れない、そういった要素をどうやって掌握するかというところにつきましては、やはり主観的な捉え方しか、なかなかないというのが現状であろうかというふうに思っております。いろいろまだ研究の方法の余地はあるでしょうから、もう少しその点を検討していきたいというふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 現に全国の自治体でもなかなかつかめない、つかめないと言っていてはだめだということで、実態をつかもうということで開始を始めているところがあります。例えば東京都の足立区では、子供の健康・生活実態調査が行われ、できる限り正確に把握した上で、健康格差対策を講ずるとありました。また検討してみていただけるように望みます。  次、2番目に行きます。  整備計画の中に、行政の役割として、支援を必要とする子供のニーズを最も的確にできる本市の役割が非常に重要ですとされていますが、どのように把握していくのか、市民生活部長にお尋ねいたします。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 支援を必要とする子供のニーズの把握についてということでお答えいたしたいと思います。  整備計画では、ひとり親家庭の子供の数や、就学援助制度の利用者数などにより、子どもの貧困を捉える、先ほど申し上げました14の指標ということを設定いたしておりまして、指標の数値をもとにニーズを把握していくことといたしておりますが、それだけでは捉え切れない要素につきましても、適切な方法の検討ということで、先ほど申し上げましたように検討の余地がまだあろうかとも思います。  また、黒部市子ども・子育て会議におきまして、毎年計画の進捗状況の点検ですとか検討を行いまして、支援を必要とする子供のニーズを把握してまいりたいというふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 子供は、おなかにいるときから社会人になるまでさまざまな問題が生じてくると思います。そして、子供相談も、子供の成長に合わせて多岐にわたることが予測されます。例えば、赤ちゃんだったら福祉課、そしてだんだん大きくなってくれば教育委員会とか、またいろんな課とかあると思うんです。庁内で部とか課を越えた、専門家を交えた子供貧困対策を開催するとか、そういう意向はないものでしょうか。そうすると、日ごろからの対策会議により、子供たちがそうした環境になる前の予防にもつながるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 現在も保護が必要な、いわゆる要保護児童とされる児童については、今おっしゃったように教育委員会、福祉関係部局等、いろんな部局が連携して、そういった児童の把握と、その対策ということで行っておりますが、ただ、これにつきましては非常に切迫した状況という中での連携と、その支援、その対策ということが、その中で行われるのが主眼としての会議でございます。今、おっしゃられたような、いわゆるその前に至る、もう少し貧困に基づく子供のそういった貧しさ、心も含めて貧しさというものをどう把握していくかというのは、もう少し福祉部局だけではなく、また教育委員会関係だけではなく、いろんな連携体制が今後、必要になってくるというふうに思っております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 本当に部長が言われたように、切迫してからどうする、どうするじゃなくて、やはり本当にならないためにということで、どんどんそういう横のつながり、横断的なものをやっていただきたいと願うわけです。  次、3番目、行きます。
     貧困の連鎖を断ち切るには、子供の選択肢を広げることは大切なことであると認識しております。生活保護世帯や経済的に苦しい世帯の子供を対象として、自治体やNPOなどが高校進学準備に向けてなどの無料の学習支援に乗り出しているところもあります。今後の対応について、市民生活部長にお伺いいたします。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 無料学習支援についてお答えいたします。  先ほど申し上げたアンケート調査による結果では、中学生の授業の理解度が約6割にとどまりまして、保護者の約6割が無料の学習支援を求めているという状況が浮かんでおります。その中で希望する支援の中では、最もこういった無料学習支援というニーズが高いこともありまして、実施の適否も含めまして、その方法について検討してまいりたいというふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 所得の低い家庭の子供さんが、低学力、そして低学歴となって、そういうのに全部ではないですけどもなりやすいということで、将来、不安定な就業につく、そしたらまた次の世代まで貧困状態の連鎖ということが懸念されてきます。今、部長は見きわめてというか、例えばボランティア団体さんとかお任せするところがあればとか、そういうふうに思っておられると思うんですけども、例えばそれを待ってるんではなくて、優秀な塾が市内には、黒部市にはたくさんあると思うんです。それで受け入れが可能なら、志望する子に無料券とかを渡す、まずそこから始めるとかいうことを検討してもらえないものでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 今ほど申し上げた無料の学習支援につきましては、2つの視点が大事かというふうに思っております。それは、もちろんその学習支援ということで、先ほど申し上げた理解度の到達度を少しでも高めてあげるという視点が1点、それともう一点大事なことは、子供の居場所づくりという生活支援の視点が非常に大事であろうというふうに思っております。いわゆる社会との断絶された関係ですとか、希薄となった関係ですとか、そういったところを少しでも支えてあげる意味で、生活支援の視点というのは大事であろうかと思いますので、ただその学習の支援という一面だけでは考えないように努めていきたいというふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 今お聞きしたら、本当に居場所は大切なことだと思います。それで、例えばここ黒部市であれば、富山市みたいに大学、短期大学があるわけではありませんので、そういう点でちょっと不利かなと思います。ですが、退職されたどこにも負けないすばらしい先生方もいっぱいおられると思いますし、あるところでは夏休みに高校生が教えてくれる、そういうのも何か教室があるところもありました。それで、また前向きにいろんな方向を探ってみていただきたいと願います。  次に行きます。4番目です。  ふるさと黒部サポート寄附を広く募り、その1つに医療、福祉、子育ての充実及び交通安全、防犯の推進に関する事業、市内福祉団体と連携した高齢者の見守りやボランティア活動など、地域福祉活動推進のための施策、保育環境の整備や子育て支援のための施策等に活用させていただきますとあるのは、重々承知しておりますが、子供の貧困対策として、〇〇を実施しますとか、高校進学の準備を応援しますなどと目標額を決めて、黒部市から貧困を出さないプロジェクト、クラウドファンディングと言ってよいのかわかりませんが、呼びかけをやるというか、宝である子供は社会で育てよう、黒部市がモデルですよというぐらいの発信があってもよいと思うのですが、市民生活部長、いかがでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) クラウドファンディングを活用した子供の貧困対策ということでお答えいたしたいと思います。  いわゆるクラウドファンディングは、特定の課題の解決のために寄附を募る有効な手段として、現在、その注目を集めております。ふるさとの子供の貧困という課題克服に協力したいと考える方は少なくないというふうに思っておりまして、一定の効果が期待されるとは考えておりますが、ほかのさまざまな課題につきましても、その活用の可能性について市としても検討が必要というふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 丸井創業者の、今は亡き青井忠治さんという方は、富山県射水市、旧の小杉町の出身でございます。そしてクレジットカードを初めて発行された方です。経済的に進学が難しい優秀な学生を援助したいということで、人材育成に貢献したいと1973年ですが、10億円を基金にされました。そして、それは給付型奨学金であります。初めは母校の高岡工芸高校だったものが、今では広まりまして、富山県においては富山中部、高岡、砺波、そして高岡工芸高校の5校、そしてそれがまた全国にも広がっておりまして、この給付型奨学金を1,402人以上の学生が恩恵を受けられているということだそうです。富山県人の1人として、誇りに思います。生まれてよかった、住んでよかった、我がふるさと黒部市、貧困の子供が1人もいない黒部市を目指す市であることを発信し続けることも、また意味があるのではないかと思って、今回の質問をさせていただきました。  次に行きます。5番目です。  子供のSOSをいち早くキャッチすることが、子供の貧困対策として肝要と考えます。このことが、不登校、いじめ防止にもつながると思います。学校、福祉など、関係機関とどのように連携して、SOSをつかんでいかれるのか、市民生活部長にお尋ねいたします。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 子供のSOSの早期発見についてお答えいたします。  子どもの人権110番ダイヤルを児童生徒に配布しまして、悩みがある子供が電話で気軽に相談できる体制というものをとっているほか、虐待や育児放棄などが疑われる場合は、学校などから市や児童相談所に連絡が入ることになっております。連絡を受けた場合は、教育・福祉関係機関、保健、それから医療関係機関、地域、司法・警察関係機関、児童相談所などの関係機関が連携しまして、児童虐待や家庭環境を含めた問題について対策を検討し、支援しているところでございます。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 学校関係者のお話も聞いてきました。そしたら、給食費とか、各集金の滞納があれば、その家庭の事情等を聞いて対応できるが、それ以外だったら個人情報もあるのでなかなか難しいと言われました。そして先月ですが、私は信州大学で貧困対策はどこに向かうかという勉強会がありまして、同僚議員の村井さんと成川さんと3人で行ってきました。そこでお話を聞いたのでは、ある病院のお医者さんが、自分でお話の中で、一端を担えるのは医者であると言われました。自分では診察するときに、親も子も顔を見るようにしているし、そしてまたそのつながりをどんどん広げるようにしてると言われましたので、お医者さんもそういうふうにして一端を担っておられるということにびっくりしつつ、感動いたしました。  何回も繰り返しますが、この黒部市地域に生まれてよかった、そう思えるのは、やはり地域子育てのできる社会だと私は思います。何でもかんでも個人情報で片づけられがちですが、本当に大切なのは未来ある子供の成長だと思います。前向きに検討願えないでしょうか。部長、もう一度お願いできますか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 先ほど少し触れさせていただきましたが、いわゆる要保護児童と言われる対策協議会の中では、先ほど申し上げた比較的切迫したケースについて取り扱っております。  あと、いわゆる貧困に起因した子供のそういったSOSといいますか、危機的な状況というのをどういうふうに捉えるかということにつきましては、もう少しそれについては研究が必要であります。こういった虐待の対策協議会の中でも、ある程度そういったケースが見えてきたところにつきましては、お互い横の連携、先ほど医療機関のお話もされましたが、この対策協議会には市民病院もそういった中に参画しておりまして、そういったところとも緊密連携をとりながら、一定ずつそういった状況が推測できるところにつきましても、いわゆる情報の連携というものをもう少し密にできないかというふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) すごくやっぱり黒部市もやっていることがだんだん見えてきて、私も本当に力強く思うわけです。  それで、最後の質問になりますが、今後、重視していく支援策について、市長のお考えを伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今後、重視していく支援策につきましては、先ほど部長のほうからも答弁がありましたように、昨年度実施したアンケート調査の結果から、5つの課題と支援について整理いたしております。  1つ目は、一般家庭の1割、特にひとり親家庭の約2割が経済的に苦しいと回答しておられ、安定した一定程度の収入の確保が最も重要と考えられることから、ハローワーク等と連携した就労支援や就労環境改善への働きかけに努力してまいりたいというふうに考えております。  2つ目は、求める支援として最も多かったのは、無料学習支援事業について、進学の機会が所得によって狭められることのないように、実施方法等について検討してまいりたいというふうに考えております。  3つ目は、学校終了後の居場所づくりとして3世代同居を奨励し、祖父母世代の生きがいの向上、働く親世代の子育てを含めた生活環境の安定化、孫世代の情操教育の充実をあわせて図ってまいりたいというふうに考えております。  4つ目は、中学生、保護者ともに、6割が高校卒業後の進路として大学、専門学校への進学を希望していることから、奨学金などの経済支援の充実が必要と考えております。  最後に5つ目は、アンケート結果で、各種支援制度を知らなかったという割合が少なくなかったことから、就学援助制度や母子父子寡婦福祉資金貸付制度、あるいは高度技術訓練促進費といった支援内容の周知徹底に取り組んでまいりたいというふうに考えておりまして、いろんな施策も考えていかなければならないし、それをやはり周知して遠慮なく活用していただくように、これから努めてまいりたいというふうに思っておりまして、このことについては全庁挙げて進めていきたいというふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) ちょっと幾つか質問したいんですけども、先ほど市長も、ひとり親家庭の中で、2割がその情報を知らなかったということがありました。それで、私もこれ、ずっと計画書を読ませていただいて、そこのところが気になったところであります。ああ、情報弱者が多いんだなと思いました。それで、申請に来たからではなくて、受けられる可能性のある支援施策の情報を一元化したと言えばいいか、わかりやすいものを手渡しで浸透、「見られ」とかじゃなくて、もうこういうのがあるよと手渡しでしてもらえるぐらいに確実に困っている皆さんの情報源を上げていただきたいと思うのですが、現場の部長、どうでしょうか。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 他市のいわゆる先進と言われる市では、議員おっしゃるとおり、例えばひとり親家庭の皆様へということで、例えば児童扶養手当ですとか、初めて申請されたり、相談されたりといったご家庭に対しまして、そういった考えられる施策として、どういったケースで、どういった事業の助成が受けられるかといったことを一覧にしてお伝えしているところもあるというふうに聞いております。そういったところも参考にしながら、庁内全域的にそういったものを網羅しまして、なるべくそういった事業、助成を知っていただくように少し工夫して努めていきたいというふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) よろしくお願いします。  もう一つですけど、義務教育を終えた子供支援について伺います。  平成27年度調査によると、富山県中学校卒業生は1万95人でした。うち、就職した子供たちは24人おられ、進学率は99%のことでした。黒部市では就職者はおられませんでしたが、中卒の就職者は3カ月以内に退職する人が7割と言われております。また、通信高校生の4割が進路が決まっていないなどの調査結果もありました。こうした不安定な状態に陥りやすい義務教育を終えたお子さんたち、特に、貧しさからアルバイトなど余儀なくされているお子さんもあります。ひとり立ちするまで、両親がいても紆余曲折な不安定な時期の子供たちをどのように支援されていくのか、お聞きいたします。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 義務教育終了後の支援ということでは、直接、現在、市で行っている支援制度というものはなかなかございませんけれども、いわゆる自立援助ホームうなづきということで、いわゆるひきこもりですとか、就労支援ということで、宇奈月地区でボランティアの意識に基づいて行ってらっしゃるところが1つございます。また、県の事業として、これもなかなかその認知度はまだ低いと思いますけれども、にいかわ若者サポートステーション、いわゆる通称にいサポと言われておりますが、これも県の事業として自立援助ホームうなづきのほうで請け負って、市街地のほうでそういった相談支援事業を実施しております。  今ほど申し上げたように、なかなか認知度が低いところもございますので、そういったところも周知ということも、少し力を入れていきたいというふうに思っております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 最後の質問です。  地域支え合い事業にしても、子育てにしても、だんだん地域の役割は大きくなってくると感じました。私たち議員も、皆さんの声を聞く、自分の目で見ることが大切なんだと実感しております。  これまでも行政の皆さんは、それぞれの立場で一生懸命に任務を果たしていただいてることはとても感謝したいと思います。しかしながら、これからはますます地域に飛び出す、生の声を聞く、地域や校区と強力な連携をとる、そうした結びつきをとれるのは行政の皆様であると期待しているわけです。そこから貧困のように声に出せない、見えないことの解決策が出てくると思うのです。トップにおられる市長の考えをお聞かせください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 現場に出るということは非常に大事だというふうに思います。今回は子供の貧困がテーマでありますけれども、先ほど義務教育の卒業した生徒の離職率が7割ということでありましたが、高校生も3年以内に約5割、大学、4大卒でも3割、離職します。そういうデータが今、ありますので、何を言いたいかというと、何県もどこかで言ってるんですが、やはり子供とは教育が非常に大事で、何のために勉強してるかということを、そうやって自分がやがてどういう職業について、どういう生き方をするかということを、やはり若いときから考えさせなければならない、そういう中で、自分のやはり生活観とか人生観を育んでいくということが大事だというふうに思っておりますので、いろんな現場などに出て、そして子供たちの将来のやっぱり人生観みたいなものをもっと我々や教育の現場で考えさせる、そういう機会をしっかりとつくっていくということが大事ではないかなというふうに思っておりますので、とにかく我々が子供の時代と違って、職業というものはどんどん狭められているというか、ネットで注文したら、花でも、パンでも、服でも、靴でも、みんな送ってくる時代ですから、花屋さんも、靴屋さんも、服屋さんも、レコード屋さんも全部ネットで注文する時代ですから、職業というものが非常に限られていく中で、どうやって生きていくかということが大事かなという、考えることが大事かなというふうには思っておりますので、そういうことも含めてこれから現場の声をよく聞くように、また職員とともに努めたいというふうに思います。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 今、本当に私、願ってる本当にそのとおりの答弁でとてもうれしく思います。やっぱり子供たちは、あしたに向かって元気よく一歩一歩歩いていける強い子に育っていただきたいと思うし、子供自身が地域で守られ、黒部市で守られ、健やかに育っていってほしいということを願って質問を終わります。ありがとうございました。             〔3番 高野早苗君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、11番、辻 靖雄君。            〔11番 辻 靖雄君質問席へ移動〕 ○11番(辻 靖雄君) どなた様もご苦労さまでございます。猛暑日たった2日という夏が過ぎ、はや9月も半ば近く、セミの声が消え、リンリンとスズムシの音がさえ渡る季節となりました。さて、2020年、東京オリンピック・パラリンピックを目指し、スポーツ界は野球、サッカー、柔道、卓球、新体操、一昨日の陸上では100メートル、桐生選手が10秒の壁を破り、9秒98の記録を達成し、話題沸騰であります。さらに大相撲も、幕内昇進を果たした富山出身の朝乃山の活躍が期待されます。また、経済も人手不足に象徴されるように、まずまずの景気が続いております。  そんな中、温暖化による気候変動なのか、全国各地でピンポイントで1時間に50ミリ以上の豪雨が発生し、被害が続出しております。一日も早い復旧、復興を願うものであります。  ところで、さきの北朝鮮によるミサイル発射や水爆実験には、本当にびっくりいたしました。これは国際平和を願う人々に対する許しがたい暴挙であります。いつまでアメリカと挑戦合戦を繰り返すのか、私たち日本にとっては迷惑千万、危険きわまりない状況であります。  それでは、通告どおり、以下の2点について質問いたします。1、公共交通(富山地方鉄道)の充実強化について、2、桜井中学校の新校舎周辺整備について。
     まず、1、公共交通(富山地方鉄道)の充実強化についてであります。  先月、8月29日、国土交通省は2018年度概算要求を発表し、北陸新幹線、金沢敦賀間に今年度当初予算の2,630億円に850億円を上乗せし、3,480億円を要求、2022年度末に予定の敦賀開業に向け、トンネルや橋の建設工事を本格化させるとのことであります。また、国交省は老朽化が進む地方鉄道の車両の改善を後押ししようと、新型車の購入費や現行車の改良費への補助制度を、2018年度に創設する方針を固めました。燃費がすぐれた新型ディーゼルカーや省エネタイプの電車の導入により運行コストを削減することで、鉄道会社の経営改善につなげる狙いであります。県内では、富山地方鉄道も支援対象になります。  さて、黒部川開発100年記念と銘打って、ことしも湯の街ふれあい音楽祭、モーツァルト@宇奈月が、今月の16日、17日、18日の3日間にわたり開催されます。また、地方鉄道の利用客をふやすべく、ことしで12年目を迎えるワンコイン列車も、9月30日から10月29日まで運行されます。ここで、ふだん私たちが何げなく利用している鉄道の歴史を、ごくごく簡単に振り返ってみたいと思います。  日本の鉄道の始まりは、まさに江戸時代が終わり、明治維新後、今からちょうど150年前、日本の近代化を進める殖産興業と富国強兵のスローガンのもとでスタートしました。新橋から横浜まで、「汽笛一声新橋を」のメロディーのとおりであります。富山県内での鉄道の始まりは、明治30年、中越鉄道、現在の城端線の一部、第1期線の福野黒田間が開業しております。  黒部で最初の鉄道は、富直線でありました。富直とは、富山と直江津間であります。明治43年、三日市駅、現在のあいの風黒部駅と生地駅が開業しました。大正2年、今から104年前、富直線は全線開通し、路線名称も北陸本線と改められました。信越線経由で東京へ約16時間で行けるようになったのであります。史料「黒部の鉄道史」には、鉄道は新川地域の長年の夢であったので、当時の人々の喜びは大きく、各駅では開通式典が開催された。当時の新聞には、生地駅では学校の生徒が小旗を持って駅構内に整列し、唱歌を歌い一番列車を出迎えた。三日市駅前では、鉄道開通の祝賀をあらわすアーチが設置されていたと紹介されています。新川地域の人々は、人力車、馬車しか見たことがなかったので、煙を吐いて走る車だといって汽車を珍しがり、遠くの村からわざわざ弁当を持って見にきていたそうであります。沿線の田畑では、農民が馬の手綱を絞って、汽車の姿と大きな汽笛になれない馬がおびえるのを必死に抑えている姿が多くあったようで、馬が汽車になれるにはしばらく骨が折れることだろうと、当時の新聞が伝えておりました。  さて、黒部鉄道の開業については、現在の富山地鉄本線の宇奈月温泉電鉄黒部間と、昭和44年まで営業されていた富山地方鉄道黒部支線、電鉄黒部とあいの風黒部間を合わせた全長17.1キロメートルの鉄道でありました。この鉄道は、黒部川の電源開発を目的とし、発電所建設資材の運搬路線として計画されたのが始まりであります。その後、沿線住民の強い要望や、宇奈月温泉、黒部峡谷など、観光開発をするために旅客・貨物兼用鉄道として敷設されたのであります。その起点は三日市駅、現在のあいの風黒部で、大正12年、今から94年前、黒部鉄道は三日市駅から桃源駅、現在の宇奈月温泉駅まで17.1キロメートルの全線が開通しました。線路の幅106.7センチ、直流600ボルトによる、当時の先端技術を駆使した新川地域発の連結鉄道でありました。さらに紆余曲折の末、太平洋戦争真っただ中の昭和18年11月11日、県内鉄道の統合は完了したのであります。  こうして歴史を振り返るとき、富山地方鉄道は黒部市にとって切っても切れない大切な公共交通であったことがわかります。高峰譲吉博士や山田胖氏等の先人たちの長期にわたる涙ぐましい大活躍が実り、昭和40年代後半までは市民の大切な大切な足として、市街地のにぎわいの原動力となったのであります。  ところで、この地鉄沿線のトイレ建設と管理運営についてでありますが、私自身で各駅のトイレの実態を見て回りました。その状況は、1に古い、2に汚い、3に臭いの三拍子そろい踏みでありました。そこで、地方鉄道関係者や利用増を推進している方々、トイレのある地元の方々、清掃を担当しているご婦人の方にも、いろいろ聞いてみました。いわく、トイレに入るのに勇気が要る、ぼっとん便所は怖い、ハエの群集でとてもじゃない、蜂の巣があり怖い、弁当の空箱が投げ捨ててある、便器の周りがびしゃびしゃである、男子トイレに汚物がたまっている、クモの巣だらけで入れない等々、よい話は一つもありませんでした。何年か前にはやった植村花菜の「トイレの神様」という歌の中に、おばあちゃんの言葉として、「トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで。だから毎日キレイにしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで」という一節がありますが、皆がそういう気持ちでトイレを利用したら、こんなにひどい状況にはならないだろうなと思いました。最後に新黒部駅のトイレに行きましたら、さすが天下一品のすばらしいトイレでありました。広い多目的トイレもあり、安心・安全、きれいでにおいもない、大きな鏡もついている最高レベルのものでありました。  トイレがよくなれば、地鉄の利用客もふえるのかとの問いかけに、間違いなくふえる、観光客のリピートもふえる、地域の文化向上に役立つという返事が返ってきました。いずれにしましても、私は新しいトイレの建設は必要であり、投資効果はあると確信いたします。  そこで、次の7つの細目について質問いたします。  1、荻生駅を新しく建設する決断については。  2、宇奈月温泉駅のバリアフリー化(トイレの改修含む)の効果は。  3、地鉄沿線のトイレ建設と管理運営の計画は、ア、電鉄黒部駅、イ、東三日市駅、ウ、愛本駅、エ、その他の駅。  4、荻生駅の踏切の拡幅は。  5、電鉄黒部駅の呼称を桜井駅に変更を。  6、観光列車を走らせる計画はあるか。  7、北陸新幹線敦賀駅までの延伸は地鉄に影響あるか。  1、2、3、5は市長に、4は都市建設部長に、6、7は総務企画部長に、明快なるご答弁を求めます。  次に、2、桜井中学校の新校舎周辺整備についてであります。  9月1日、桜井中学校は、新しい校舎で2学期がスタートしました。8月26日に一般公開されましたので、私も見にいきましたが、関係者の熱い気持ちが見事に花開いたような立派な建物に感動しました。参加した近所の人たちも、ええがになったねと喜んでおられました。先生方やスタッフの皆さんも、すばらしい環境に心躍っていることと思います。約20億円を投じた新校舎の完成、教室の中の机、椅子は全部新品、教室の周辺の広間、階段の広い空間、中庭の緑、ホテル並みのぴかぴかトイレ、冷暖房完備、職員室や校長室の広い空間等々、切りがないぐらいによくできていると思いました。いつもは冷静な校長先生も、さすがにさくらホールの階段式講義室で200人の前に立ったときは、心臓がばくばくしたと語っておられました。生徒たちも今までの校舎よりも、広さ、明るさ、きれいさ、開放的な雰囲気に、キャーと言って狂喜乱舞の四字熟語がぴったりの喜びようであったと伺いました。  思えば57年前、私も3年生の秋、黒部市中部中学校から椅子と机を持って移動し、うれしかったことを思い出しました。来年度は、これまたすばらしい体育館、武道場ができます。再来年度には、グラウンドもでき上がります。今や逆境が人を育てるのか、よい環境で人が育つのか、迷うところでありますが、かつて桜井小学校が落成したときの式典で、児童代表が、すばらしい環境に感謝します、この環境に負けない人間を目指しますと決意表明したことを思い出しました。何事も全て最終的には人で決まります。その人材育成の拠点ができるということは、本市にとっても画期的な事業であると思います。「ゆたかなる黒部の流れ」で始まる桜井中学校の校歌の一節に、「向上の誓いあらたに登る登る登る人の世の門出の道を」とあります。ここで学ぶ生徒たちが、どんな夢を追いかけ、希望の人生を歩んでいくのだろうか、5年、10年後、50年、100年後、どんな人材が育っていくのだろうかと、今から楽しみであります。  さて、以上を踏まえまして、以下、8つの細目について質問いたします。  1、新校舎完成の感想は。  2、登下校の安全な道路建設は。  3、市道荻生若栗線の歩道の一部欠如、約30メートルの解決策は。  4、駐車場と駐輪場は各何台か。  5、外構計画に緑化策はあるか。  6、グラウンド造成について、ア、広さは、イ、水はけは、ウ、ランニングコースの設置は、エ、タータン走路の設置は。  7、周辺の住宅に対する防砂ネット対策は。  8、伝統あるロダンの像や岬の像の銅像の設置はあるか。  1は市長、2と4と5、6、7は教育部長、3は都市建設部長、8は教育長の、それぞれ明快なるご答弁を求めます。  以上で終わります。            〔11番 辻 靖雄君質問席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 一般質問の途中ですが、3時10分まで休憩いたします。   休  憩  午後 2時58分   再  開  午後 3時10分 ○議長(新村文幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) それでは、辻 靖男議員の個人質問にお答えをいたします。  まず、1つ目の項目、公共交通(富山地方鉄道)の充実強化についての1点目、荻生駅を新しく建設する決断は、についてお答えいたします。  平成32年4月に予定しております宇奈月中学校と桜井中学校の統合に伴い、120名を超える生徒が宇奈月方面から電車で荻生駅に通学いたします。現在の荻生駅は、老朽化が著しい上、待合室も狭く、トイレも旧式のままであります。また、中学校とは線路の反対側に駅舎があることから、電車を利用した登下校には必ず踏切を渡る必要があり、安全性を懸念される意見も多くいただいたところであります。  これらのことから、黒部市の未来を担う生徒たちの通学環境における安全性と駅舎利用時の快適性を確保するため、現駅舎の向かい側での新駅舎の建設を決断したものであります。  次に、2点目の宇奈月温泉駅のバリアフリー化の効果についてお答えいたします。  宇奈月温泉駅のバリアフリー化につきましては、富山地方鉄道が事業主体として整備を進めており、エレベーターの整備につきましては、実施設計を経て、本年8月から工事を開始しているところであります。  また、トイレの改修につきましては、本定例会において補正予算を計上しているところであり、今後、工事が順調に進めば、来年2月末には宇奈月温泉駅のバリアフリー化整備が完了する予定であります。  宇奈月温泉や黒部峡谷鉄道の玄関口としての機能を有する当駅のバリアフリー化は、インバウンドを含めた観光客の利便性及び快適性の向上が図られ、本市の観光振興や新幹線開業効果の維持に寄与するものと考えております。また、地元住民の生活の足としても利用しやすくなることから、今後の宇奈月温泉駅の利用者増と駅周辺の活性化に期待しているところであります。  次に、3点目の地鉄沿線のトイレ建設と管理運営の計画についてお答えいたします。  駅のトイレにつきましては、通勤・通学利用はもとより、観光客に対するおもてなしの観点からも、その必要性は認識しているところであります。ただし、駅のトイレは富山地方鉄道の資産であり、行政がその資産を整備するということではなく、基本的には駅周辺の市有地で、駅利用者も使える公共トイレを整備する方向で考えております。  とりわけ、東三日市駅周辺につきましては、市民会館の機能廃止に伴う公共トイレの整備が必要と認識しており、地元や関係団体と協議してまいりたいと考えております。  また、その他の駅につきましても、駅利用の状況や観光客等の動向を勘案し、必要な整備に努めてまいりたいと考えております。  なお、トイレ整備後の管理運営につきましては、地元や関係団体等に協力をお願いしてまいりたいと考えておるところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君登壇〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 次に、4点目の荻生駅の踏切の拡幅は、についてでありますが、先ほど市長からもございましたが、新たな荻生駅の整備は、現在の駅の向かい側に整備することとしております。計画では、生徒が踏切を横断しない安全な通学に配慮したものとなっていることから、荻生駅の整備とあわせた踏切の拡幅は考えておりません。  荻生駅の踏切の拡幅につきましては、拡幅することによる他の踏切の閉鎖等の影響や、今後の車両等の交通量を鑑み、富山地方鉄道と協議してまいりたいと考えております           〔都市建設部長 河田 勇君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、5点目の電鉄黒部駅の呼称を桜井駅に変更を、についてお答えいたします。  電鉄黒部駅の名称は、平成元年に当時の電鉄桜井駅から改称されたものであります。「黒部」というフレーズの持つブランド力を鉄道経営の営業戦略に生かすためと伺っており、30年弱が経過する中で、かなり定着しているものと考えております。  本市には、北陸新幹線、黒部宇奈月温泉駅との結節駅として整備された富山地方鉄道、新黒部駅や、あいの風とやま鉄道、黒部駅など、黒部の名のつく駅が多くありますが、中でも電鉄黒部駅は市の中心市街地に位置する核となる駅であります。この駅が黒部を冠していることは、ほかへの発信力という面では理にかなったものであると考えており、この駅名を元の桜井駅に復活させることは、全市的な協議も必要でありますし、相当のコストもかかります。  このようなことから、その必要性については慎重に検討してまいりたいと考えておるところでございます。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君登壇〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君)  次に、観光列車を走らせる計画はあるか、についてお答えいたします。  富山地方鉄道では、北信越地域の鉄道事業者ではいち早く観光列車を導入したところであり、平成23年度にアルプスエキスプレスを、平成25年度に2階建て車両ダブルデッカーエキスプレスを導入しております。これらの列車は、県内外の多くの方に利用されており、評判も上々とお伺いしているところでございます。  このような中、観光列車の導入は全国的にも広がりを見せております。観光列車は、列車そのものが観光資源としての役割を果たして、地域の活性化と観光振興の一翼を担う重要なツールになっていると思っております。富山地方鉄道からは、現時点で新たな観光列車の具体的な導入計画は伺っていないところでございますが、既存の観光列車の能力、魅力が十分に発揮されるよう、今後も官民連携しての企画、イベントに取り組んでまいりたいと考えております。  次に、7点目の北陸新幹線敦賀駅までの延伸の地鉄への影響についてお答えいたします。  まず、北陸新幹線の敦賀駅までの延伸につきましては、平成34年度末の開業を目指し、建設工事が進められているところであり、市では、国、県への重要要望として、平成34年度末までの確実な開業の実現や、敦賀駅での乗り継ぎ利便性の確保及び関西、中京圏とのアクセス向上について要望しているところであります。  さて、敦賀延伸による影響につきましては、関西、中京圏からのビジネス及び観光需要の増加による交流人口の拡大により、黒部宇奈月温泉駅の利用者増が期待され、結節駅である新黒部駅からの地鉄利用者の増加も相乗的に期待されるものと思っております。市といたしましては敦賀延伸を一つのチャンスと捉え、今後も交流人口の拡大に努めてまいりたいと考えております。           〔総務企画部長 御囲泰晃君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、2つ目の項目、桜井中学校の新校舎周辺整備についての1点目、新校舎完成の感想は、についてお答えいたします。  桜井中学校校舎は昭和35年に建設され、57年間大切に利用していただきましたが、平成32年4月に桜井中学校と宇奈月中学校が統合することを踏まえ、新しい校舎として生まれ変わりました。  校舎は、中庭を中心に教室を配置し、採光を得られるよう設計したわけでありますが、明るく開放的な学習空間を確保することができたと考えております。8月26日に行われた一般見学会では、500人余りの方々においでいただき、すばらしい校舎になったという言葉をいただいたと聞いており、大変うれしく感じております。  さて、市では、生徒数の減少に伴い、子供たちが適正な規模で学習できるよう、教育環境の整備を進めておりますが、現在、PTAの皆様と学校を中心に統合準備委員会が発足し、詳細を検討している段階であります。皆様には、引き続きご意見をお聞かせ願いたいと考えております。  また、現在、旧校舎の解体工事を行っており、秋ごろからは体育館の新築、来年度からはグラウンドの改修を予定しており、工事が続くことから、皆様には引き続きご迷惑をおかけいたしますが、ご理解、ご協力を心からお願い申し上げたいと思います。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君登壇〕 ○教育部長(長田行正君) 次に、2点目の登下校の安全な道路建設はについてでありますが、さきに伊東議員のご質問に答弁しておりますが、学校正面から宮野方面への約200メートル区間に歩道整備を計画しております。また、市道荻生若栗線から学校敷地に直接入るための通路を設けて、通学路として整備する計画としております。            〔教育部長 長田行正君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、河田 勇君。             〔都市建設部長 河田 勇君登壇〕 ○都市建設部長(河田 勇君) 次に、3点目の市道荻生若栗線の歩道の一部欠如についてでありますが、本市道は平成29年3月31日まで、県道黒部宇奈月線の重複区間として県が管理しておりましたが、4月1日より本市に移管されております。  歩道の欠如区間については、本市においても整備が必要な箇所として用地の確保ができるよう努めておりますが、いまだ解決に至っておりません。しかしながら、桜井中学校と宇奈月中学校との統合も間近であり、本市といたしましても歩道の代替機能となる空間の確保が必要と考えていたことから、地元荻生地区とともに県に歩道部の反対側の路肩改良を要望し、現在、路肩の拡幅整備を終えたところであります。  今後につきましても、引き続き生徒の安全な通学の確保を関係機関と協議するとともに、歩道の欠如している区間についても整備できるよう努めてまいりたいと考えております。           〔都市建設部長 河田 勇君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、長田行正君。              〔教育部長 長田行正君登壇〕 ○教育部長(長田行正君) 次に、4点目の駐車場と駐輪場は何台分を整備するかについてでありますが、駐車場は約140台を計画しております。内訳は、校舎正面駐車場に13台、校舎から見て市道桜井中学校2号線を挟んだ南側駐車場に76台、駐車場の奥に整備する多目的広場に約50台であります。駐輪場は、校舎正面に400台分を整備する計画であります。  次に、5点目の外構計画に緑化策はあるかについてお答えいたします。  緑化としては、校舎の普通教室前にシンボルツリーを2本植樹することを計画しております。また、現在、校舎の外構緑化として中庭や側道に芝を施工し、正面玄関の横には花壇を設けております。今後、グラウンド周辺や正面駐車場付近にも、適宜、花壇や芝を施工し緑化を行う計画としております。また、市道桜井中学校線沿い、校舎横の道路のり面は、ホワイトクローバーの種子を施工する予定であります。  次に、6点目のグラウンド造成についてお答えします。
     まず、広さについては約1万2,000平米で、200メートルトラック、100メートル直線コース、サッカー場、野球場を設置できるよう計画しております。水はけについてはグラウンドに暗渠排水を施工し、良質な砂を施工して十分な水はけを確保するよう計画しております。ランニングコースの設置については、校舎、グラウンドの外周を回遊できる、1周約580メートルのランニング走路を計画しており、体育や部活に活用できるものと考えております。全天候型走路の設置については、直線100メートルの2レーンを計画に盛り込んでおります。  次に、7点目の防砂ネットについてでありますが、隣接する住宅へ配慮し、防球ネットの支柱を利用し、防砂ネットの施工を考えているところであります。            〔教育部長 長田行正君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君登壇〕 ○教育長(国香正稔君)  次に、8点目のロダンの考える人や、岬の像の銅像の設置についてお答えします。  宇奈月中学校にあるロダンの考える人や、桜井中学校にある浦山一雄氏の岬の像など、シンボルとなっているモニュメントなどの移設につきましては、基本的には考えておりませんが、今後、対応を検討してまいります。             〔教育長 国香正稔君自席に着席〕              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) いろいろと具体的なご答弁、ありがとうございました。  ちょっと1点だけ、再質問をさせていただきます。地方鉄道、富山地方鉄道ですが、随分100年近い歴史もあり、いろいろ史料を読ませていただいたり、こんなにもいろいろ先輩、人生の先輩、先人たちがご苦労してつくり上げてきて、利用して、この町のにぎわいとか歴史をつくってきたのかということで、私自身も随分富山地方鉄道の存在感とか、そういったことを実感したわけでありますが、それに伴うこのトイレについて、非常に人気がないというか、もう本当に壊したほうがいいんじゃないかという、そういう町にマッチしない本当にもうどうしようもないような、そういう評価をされておりまして、これは、これからのまちづくりにおいてはちょっとまずいんじゃないかという、そういうこともありまして、それで今回取り上げさせていただいたところでありますが、この3番目のトイレ建設、これに対して具体的に上げたわけですが、ぜひこれらを、これは誰に質問したらいいかわかりませんが、第2次総合振興計画の中に入れる計画があるかどうか、それをぜひお答え願えればと。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 地鉄の駅トイレにつきましては、先ほど市長のほうから答弁があったとおりでございますが、基本的に公共施設にトイレを建設というような基本的な考えのもと、今後、第2次の総合振興計画におきましては、2カ所程度を想定しているところでございます。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 2カ所程度とは、具体的にはどことどこか、もし明確であれば言っていただければ。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) 今、東三日市駅の答弁をさせていただきましたので、東三日市駅は市民会館の機能の停止というような前提もあるものですから、東三日市駅は前期あたりに何とかできないかという思いで、今、検討しているところでございます。  あと1カ所程度につきましては、まだ具体的には考えてはおりませんが、後期あたりにもう一カ所というようなことで、今、検討しているところでございます。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) そんな大きいお金になりますか。             〔総務企画部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、御囲泰晃君。             〔総務企画部長 御囲泰晃君起立〕 ○総務企画部長(御囲泰晃君) どの程度が大きな金額かはちょっと私はわかりませんけれども、基本的にほかの例を見ても、ご存じのとおり1つつくるとなると1,000万円以上はかかっているのは現状でございます。そういったようなことで、東三日市駅につきましては、先ほども言いましたように市民会館の機能廃止というようなことを見据えながら、対応を検討してまいりたいというふうに考えております。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) とにかくまちづくりの一つの角度として、本当にこの地鉄のトイレ、地鉄の地面で建てるのか、それともこの市の地面で建てるのか、周辺に建てるのか、それは検討していただければいいと思うんですが、ぜひともこのトイレ文化をひとつ因果にしていただいて、町の活性化につなげていただければと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。             〔11番 辻 靖雄君自席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、2番、成川正幸君。             〔2番 成川正幸君質問席へ移動〕 ○2番(成川正幸君) どなた様もご苦労さまです。それでは、通告に従いまして、2項目について一問一答方式により質問いたします。  まずは、介護職員確保についてです。  現在、本市においても介護職員不足が深刻になっています。富山労働局の雇用情勢についての報告では、富山県の7月の有効求人倍率1.83倍に対し、介護関係の有効求人倍率は4.13倍となっています。また、富山県社会福祉協議会が行っている平成28年度民間福祉介護事業所の人材確保に関する調査では、勤続年数1年未満の職員の離職率が、正規職員20.6%、非正規職員31.3%と、いずれも高い水準となっております。厚生労働省は、団塊の世代が75歳以上になる2025年には、全国で介護職員38万人が不足すると予測しています。  現在、職員が不足しているにもかかわらず、離職も多い状況であり、介護現場をコップで例えるなら、入っている水を介護職員に例えるなら、水が少なく漏れている状況だというふうに思います。職員不足を解消するには、採用という注ぐ水の量をふやすこと、それと水が漏れないようにあいた穴を塞ぐこと、両方しなければいけないというふうに考えます。このままでは、介護制度自体が立ち行かなくなるおそれがあります。  このことを受け、本市としても攻めの施策で取り組んでいくことが重要だと考え、質問いたします。  1点目は、情報発信についてです。普通、どこかに働こうかと考えたときに、何をしますでしょうか。まず、どんなところで何をしているのか、それがどんな理念があり、どんな人が働いているのかを知りたいと思うはずです。そして、どこがいいかというのを調べるのではないかなというふうに思います。方法として、口コミであったりパンフレット、そして雑誌、インターネットなどが考えられます。  そこで気になって、ハローワークや県の社会福祉協議会、民間主催の学生向けの企業説明会などに行って話を伺ってまいりました。やはり言われたのは、学生は事前に調べてくるので、ホームページを持っていない企業、これは福祉に限らないです。ホームページを持っていない企業は敬遠されるということですし、また学生の話でも同様の話を言っておりました。  そこで、黒部市内の介護事業所をインターネットで検索してみたところ、情報発信が重要と認識して、スタッフの声として顔写真入りで仕事の楽しさを伝えている事業所もありましたが、ホームページがなく、どんな理念を持って、どんな人がどんな仕事をしているのかもわからない事業所もありました。  そこで、1点目の質問です。介護職の裾野を広げる情報発信は、一事業所だけのことではなく、業界全体のイメージアップにもつながると考えます。情報発信の方法などの講座の開催、もっと言えば、市内福祉事業所のサイトを作成してPRしてはと思うのですが、どうか、市民生活部長に伺います。             〔2番 成川正幸君質問席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) それでは、市内福祉事業所の情報発信についてお答えしたいと思います。  介護職員の人材を確保していくためには、介護サービス分野が今後の少子高齢社会を支える働きがいのある仕事であることを積極的に情報発信し、介護サービスの仕事が魅力ある職業として認知されるよう、イメージアップを図ることが重要であると認識しております。  市では、市内介護サービス事業所職員が、事業所の理念やケアについて発表を行い、互いによいところを学び合うための研修会を行うなど、職員の資質向上や人材確保に向けた意見交換会などの取り組みを行っておられます。今後は、このような取り組みをもとに、介護職に対するイメージアップを図るための情報発信を、各事業所から積極的に実施していくことが大切であると考えておりまして、ホームページの作成や市と商工会議所が共催しております合同企業説明会への参加など、事業所の魅力的な情報発信に向けて、さらなる支援を行っていけないか、検討してまいりたいと考えているところであります。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) ぜひ意見交換とか、合同企業説明会に積極的に出ていってもらえるように、働きかけていただきたいなというふうに思います。  そこで、今、福祉職は収入の面とかいろいろ問題はありますけれども、その入職の問題として言われていることがあります。これは福祉学科、福祉系の学科の卒業生の半数が一般企業に流れていってるんだということ、それから広報の不足、そして求人時期が遅いんじゃないか、それから遅いから求人情報が届いてないんじゃないか。また、せっかく求人情報が届いても、福祉の仕事の魅力や奥深さを伝え切れずに選ばれないと、そういったようなこの3つの問題を指摘する方もいらっしゃいます。働きたいと思ってる人にしっかり情報が届くというようなこと、これがほかの地域に人材が流れていくとか、そういったものを防げるんじゃないかなというふうに思います。ことし各所で行われた就職フェアで、学生や学校の先生に聞いて回って、そういったことを実感したところでございます。こういった情報発信が大事なんだということを周知してもらうだけでも、この福祉職という現場が変わっていくんじゃないかなというふうに思います。  それでは、改めてもう一度伺いますけれども、情報発信で介護職現場のすばらしさを伝えることの重要性を理解していただく機会、そういったものを本当につくっていただけるのかどうか、もう一度ちょっと部長、お願いします。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 先ほど申し上げましたように、議員もご指摘いただきましたように、まずやはり一般事業所とのその求人に対する考え方、やはり若干考え方のずれといいますか、そういったものがあろうかというふうに思っております。やはり一般事業所が求める、いわゆる多くの学生が、そういったまず就職について興味を持つ時点、同じ時点において同じ情報を発信できるようなことが必要だと考えておりまして、先ほども申し上げたように合同企業説明会、既に3事業所、介護事業所としては3つほど既に参加したりなさっておられますが、そういった考え方をもっと介護事業所に深めていくことが必要であろうかというふうに考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  では、次の質問に移ります。  職員不足を補う方法の一つとして、ボランティアの受け入れがあると思います。ボランティアはスタッフになる可能性もあるということから、介護人材の裾野を広げるためにも、介護ボランティアや介護サポーターの養成が有効だと考えます。  そこで、平成28年度から始まった黒部市介護支援サポーターポイント事業の、現在の受け入れ事業所数と登録者数を伺います。また、導入しての反応はどうか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) サポーターポイント事業の事業所数と登録者数、それから事業を導入しての反応についてということでございますが、ことし、平成29年8月末現在で受け入れている事業所数は27事業所と、それから地域支え合い推進事業の実施団体の4団体でございます。サポーター登録者は217名となっております。事業を導入後、サポーター登録された方から、生きがいやボランティアの張り合いになっているなどの発言が聞かれるところでありまして、市としましてはサポーターの生きがいや役割づくりを担っているというふうに考えておるところであります。  また、登録されている事業所からは、職員の人材不足の解消のため多くの方の活動を期待しているとの発言も聞かれまして、市といたしましては、今後ともサポーター登録の促進を図ってまいりたいと考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今言われたように、市内の事業所からも、黒部市の介護支援サポーターポイント事業はとても助かっているという声を聞きます。そういった意味でも、本事業所の利用促進、もっとPRを強化する必要があるのでないかなというふうに思うのですけれども、もう2点目の質問です。市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 議員さんおっしゃるとおり、周知につきましては、まだまだ力を入れていく必要があると思っておりまして、このサポーター登録になられる方は、必ずしもそのポイントが欲しいということだけではなくて、そういったボランティアの意識を強く持った方が多くいらっしゃると思います。そういった方の意識を少しでも啓発するような展開を考えていきたいと思っております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 知らない人もたくさんいるということで、ぜひPRの強化をお願いしたいというふうに思います。  では、次の3点目の質問です。  黒部市介護支援サポーターポイント事業は、介護保険被保険者の40歳以上が対象となっています。対象外である39歳以下の若年層の介護に対する興味を高める方策としても、ボランティア特典などの考えはないか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) サポーターポイント事業のPRの強化についてでありますが、現在、サポーターポイント事業のPRといたしましては、市のホームページでの掲載、市役所福祉課の窓口にパンフレットを置くなどして案内いたしているところであります。  この事業は、要介護状態などとなることを予防するために、介護サービス事業所でのボランティア活動ですとか、介護予防・日常生活支援総合事業の住民主体による活動、いわゆる通いの場と言っておりますが、この通いの場。  失礼しました。済みません、答弁をちょっと間違っておりました。若年層のボランティア特典ということで、失礼しました。
     サポーターポイント事業の若年層のボランティア特典についてでありますが、介護保険法の対象者が40歳以上のために、本事業も事業の対象者を40歳以上としております。しかし、2025年には団塊の世代が後期高齢者となりまして、介護を必要とする人がふえることが懸念される中で、若年層が介護への関心を持ち、担い手につながるようなかかわりが必要であろうというふうに認識しております。  今後は、若年層が介護への理解を深め、関心を持つ人がふえるように、学校教育での学習などを通して意識を高めることができないか検討するとともに、介護支援サポーターポイント事業の導入及び介護予防、健康増進につながるポイントの付与について、あわせて考えてまいりたいと考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) ぜひお願いしたいと思います。現場を知る上でも一番有効なのは、体験することだというふうに思います。実際に福祉専門学校の先生いわく、やっぱり実習で入ると、そのまま就職につながっていくということが多々あるということを言っておられました。それもボランティアも一つだというふうに思います。  そういったことで、ボランティアだとか、そういった実習体験とか、そういうことを受け入れて、その現場を見せて、生き生きとちゃんと働いている姿を見れば、見せれば、福祉の事業所のイメージアップにもつながるんじゃないかなというふうに思いますし、また入職につながっていくものだというふうに思います。少しでも多くの介護の現場に若年層も触れていただきたいなというふうに思いますし、またそれで理解していただければというふうに思います。  では、次に4点目です。  現在、どの事業所においても、職員の余裕がない状態であり、平日、日中に開催される資格取得、講習などに参加しにくい状況になっています。また、既に他産業で働いている方が資格をとりたいと思っても、現況では仕事を休んでとりにいくしかなく、転職するにもハードルが高いとしか言えない状況になります。  そこで質問です。介護現場で働きながら、また、他産業からの参入促進を図るためにも、資格取得を容易にするために、学校等に夜間授業開催の働きかけはできないか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君)  資格取得を容易にするための夜間授業開催の働きかけについてということでございますが、介護現場や他産業に働きながら資格を取得することは容易ではないため、資格取得できる講座の夜間開催も有効な方法の一つというふうには考えますが、昼間の受講に比べまして履修期間が長期にわたることになりますことから、受講者が受けやすい方法については、さらに検討する必要があるというふうに考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) では、続けて6番目に行きます。  市内の介護事業所における介護従事者の増加と定着を図るために、介護職員初任者研修等の受講費用の一部を助成してはどうか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 介護職員の費用研修の助成についてでありますが、市では現在、公立の職業能力開発技能訓練施設で実施されております介護職員初任者研修を修了された方に対して、研修費用を助成しているところであります。今後は、それ以外の民間企業等による研修を受講された方々に対しましても、その費用助成につきまして、平成30年からの実施を検討していきたいというふうに考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  では、次に離職防止のための介護現場環境改善から、次は7点目になります、7点目の質問です。  介護現場で働く方から、腰痛に悩まされているとよく聞きます。市内事業所において力仕事を助ける介護支援用ロボットの活用状況はどうか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 介護現場で働く方から腰痛に悩まされているのをよく聞くと、市内事業所に力仕事を助ける介護支援用ロボットの活用状況をということでございますが、市内の介護施設の中でも介護度の高い入所者が多い特別養護老人ホーム、老人保健施設及び介護療養型の医療施設の、この7施設に力仕事を助ける介護支援用ロボットの活用を確認しましたところ、現在、導入している施設はありませんでした。  しかし、昨年、国の介護ロボット等導入支援事業費補助金を利用しまして、認知症見守り支援の介護ロボットが、グループホーム1施設に12台導入されております。これは、介護ロボットの普及により働きやすい環境の整備による介護従事者の確保及び介護離職の防止を目的とするものであります。入居者の個室ベッドに装着しまして、入居者のベッド上の覚醒、起き上がり、離床などを、室内のLAN機能を通してリアルタイムでそういったことを把握することにより、タイムリーな排尿介助、転倒防止に役立てておられるところであります。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 続けて、8点目に行きます。  腰痛は離職原因にもなっていると言われております。特に女性が多い職場で、お風呂や食事などにベッドから移動させる動作が毎日続くと、大変だということでございます。補助道具を準備している事業所もありますけれども、絶対的に数が足りないなどという声を聞きます。  そこで、腰痛防止の観点からスライディングボード、それからスライディングシート、介護用リフトの導入に助成をしてはどうかというふうに思いますけれども、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 腰痛防止の観点からスライディングボードやシート、介護用リフトの導入に助成してはどうかということであります。  介護支援用具の取り扱いにつきましては、さきのご質問と同様に、市内の介護施設のうち介護度の高い入所者を扱う特別養護老人ホーム、老人保健施設及び介護療養型の医療施設の7施設に確認いたしました。いずれの施設もスライディングボードやシートにつきましては、現在、使用している数でおおむね足りているという回答でございました。また介護用リフトにつきましては、所有しているところと所有していないところとありまして、所有している施設については、現在、使用している数で特に不都合を感じていないという回答でありました。  市内7施設の現状は以上のとおりでありますが、市内の介護に携わる事業所全体の利用実態、動向を鑑みまして、介護支援用具に関する助成については今後の検討課題にしたいというふうに考えております               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今の市内では今のところ足りていると、私が聞いたの市外の施設で足りないという話をちょっと聞いたものですから、この質問をさせていただきました。  どちらにしても、職員が不足している事業所というのは、利用者の定員いっぱいまで受け入れることができないような状況に、黒部市でも今なっているということで、介護の必要な方の行き場所が、これからますますなくなっていくんじゃないかなというふうに思います。  こういったことが、既に黒部市内でもベッドがあいてるという状況があるということを伺い、この状況をどうしても、もう少しでも食いとめるということが必要じゃないかなというふうに思います。こういうことが進行していくと介護で働けない人が、自分の家族の介護で働けなくなるということも出てきますし、それが経済にも影響してくるんじゃないかなというふうに思います。その点について認識はどうか、伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 先ほどおっしゃいましたいわゆるロボットにつきましては、省力化の貴重なこれから道具といいますか、それとしてこれからも非常に大事になってくるであろうというふうに思います。  いずれにしても、こういう問題が出てきておりますのは、やはり従事者、人の数が足りないというところから出てきておりまして、それをいかに効率的な作業をできるか、また、特にロボットですと腰痛とか、先程おっしゃったように、そういったことで離職を余儀なくされる方もいらっしゃいますので、いかに継続して仕事を続けていただけるかという視点は、今後とも大事になってくると思います。  そういったところで、これからもそういったロボットなりのことを考える必要がありますが、まずは絶対的には人をいかにしてふやすかというところを、引き続き力を入れていく必要があるというふうに考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) しっかりと取り組んでいただくことをお願いして、次の質問に移りたいというふうに思います。  では、次に2項目目になります。メンタルヘルス・自殺対策の取組についてです。  きのう、世界自殺予防デーでした。16日までの1週間、自殺予防週間が始まりました。富山県によりますと、昨年の県内自殺者は速報値で186人、人数は平成15年をピークに減少傾向にありますけれども、人口10万人当たりの自殺者数は17.7人であり、富山県は全国平均の16.8人を上回っているということでございます。自殺の背景には、健康問題や人間関係、疲労、経済問題など、さまざまな要件があるとされ、平均すると4つの要因が複合的に連鎖して起きていると言われております。  悩んでいる人は、何らかのサインを発している場合が多いとされ、そういったことを防止するためには、周囲の方が相談を受けたり、支援を行っている人の存在が大切だとされております。つまり、孤立させないことじゃないかなというふうに思います。  さて、総務省が発表している平成27年度1年間の市町村別の人口動態調査を見ますと、富山県内15市町村の中で、転入、つまり引っ越して入ってくる人が、転出、引っ越して出ていく人を上回っているのは、5つの自治体、黒部市は、富山市、高岡市、砺波市に次いで4番目に多く、新川地域で唯一の社会増の自治体となっています。毎月、各家庭に配布される広報くろべに、市の転入・転出が記載してあります。それを見ると、平成29年度、今年度に入ってからも転入者が多く、転出者との差し引きで172人がプラスとなっております。  そこで、どういったことが言えるのか。本市は周辺自治体で唯一人口の社会増が多いため、友達も親戚もいない方が転入、すなわち人のつながりが弱くなる傾向にある地域だと考えます。孤立する状況に陥らない地域社会になることこそが、安心して生活ができる住みたい町、選ばれる町になるのではと考え、メンタルヘルス・自殺対策の取組について質問いたします。  まず、1点目です。本市のメンタルヘルス・自殺対策の取組はどうか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 本市のメンタルヘルス・自殺対策の取組についてでありますが、市では平成22年度より、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現に向けまして、地域自殺対策事業に取り組んでおります。  具体的には、一般向けの人材養成や普及啓発事業として、民生委員や事業所の従業員、高齢男性に向けての講演会を4回実施し、延べ164名の参加がありました。また、若年層対策事業としましては、PTAや学童保育の保護者、小中学校への出前講座などを7回実施しまして、延べ732名の参加がありました。さらに、市内商業施設などでの街頭啓発キャンペーンや、成人式での啓発物の配布などを行っておるところであります。また、不安を抱えた方への対応としまして、配布物に相談窓口の連絡先を記載し、電話や来所による相談を受けたり、継続した訪問の実施を行ったりしております。平成28年度の相談訪問件数は49件でございました。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) では、続いて2点目に移ります。  小中学校においてのメンタルヘルス・自殺対策の取組はどうか、教育長に伺います。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 小中学校におけるメンタルヘルス・自殺対策の取組ということであります。  まず、メンタルヘルス、児童生徒の心の健康については、学校生活を送る上で最も重要なものの一つというぐあいに考えております。小中学校では、一人一人の心のサインを見逃さないために複数の教員の目による児童生徒の観察と情報の共有、アンケート調査や面談、教員研修などに取り組んでおります。また、客観的なデータに基づく児童生徒理解にも力を注いでおり、黒部市では年2回、学級生活満足度調査であるQ−U調査を実施し、学級運営の見直しや改善を図っております。これらの取り組みで把握した悩みを抱えている児童生徒には、臨床心理士などによるカウンセリングを実施し、不安の軽減と自尊感情の回復に努めております。  次に、自殺予防対策についてでありますが、全国的な傾向として、第2学期の始業式前後に自殺する児童生徒が多いということを鑑み、各学校では配慮を要する児童生徒に対する家庭訪問による面談を、夏季休業中、夏休みに行っております。また、ふだんから不安や悩みの相談を受けた場合は、特定の教員で抱え込むことがないよう、関係機関と連携しながら組織的に対応しております。  児童生徒には、24時間子供SOSダイヤルなどの電話相談窓口を周知するようにしております。今後とも、市教育委員会と小中学校が連携しながら、これらの取り組みを進めてまいります。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 近年になってから富山県内で、小学校、中学校、小中学生のみずから命を落とすという事故が発生いたしております。サインを見逃さないように、しっかり取り組んでいっていただきたいなというふうに思います。  では、次に3つ目です。  悩んでいる人のサインを見逃さないことが重要と考えます。現在は民生児童委員向けのゲートキーパー講習会が開催されていると思いますけれども、そのゲートキーパー研修会等をもっと多くの市民対象にしてはどうかと思いますが、その点について市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) ゲートキーパー研修会等をもっと多くの市民対象にしてはどうかについてでありますが、大切な命を救うには、悩んでいる人に寄り添い、かかわりを通しまして孤立、孤独を防ぎ、支援する周囲の人のサポートが重要であります。  現在、地域の身近な支援者である民生委員を対象に、心の不調のサインや声のかけ方、話の聞き方、必要な支援へのつなぎ方などを学ぶ研修会を毎年行っております。平成28年度からは、若年層の自殺対策としまして学童保育や高校生の保護者、青少年関係団体など、子供たちのこころを守る立場である方々へ向けても講座を実施しております。今後、さらに対象を広げての実施も検討し、より多くの市民が専門性の有無にかかわらず、ゲートキーパーとしての意識を持てるような支援の充実を図ってまいりたいと思っております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕
    ○2番(成川正幸君) 実は、私も昨年、とやまcocolo会という会があるんですけども、そこが開催している自殺防止講座、こころのサポーター養成講座、全12回の講座ですけども、それを受講して修了証をいただいております。また、同時にこころのサポーター人材バンクに登録をさせていただいて、今、いろんな活動をさせていただいております。その経験からも、周囲の人が気づくこと、それから簡単ではないですけれども、できるだけ多くの方が知識というか、ふだんから気にしていれば防げるものもあるんじゃないかなというふうに思っております。ぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。  では、次に4点目です。  気軽に相談ができる窓口の開設や、そこに気づいてもらえるように意識していく広報をしてはどうか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 気軽に相談ができる窓口の開設や、そこに気づいてもらえるように意識して広報してはどうかについてでありますが、市では9月の自殺予防週間、3月の自殺対策強化月間に合わせまして、広報くろべやラジオミューなどによりまして、心の不調のサインや悩んでいる方への対応の仕方などについて周知を行っているところであります。  また、自殺対策の啓発グッズの配布や、市内商業施設や検診会場などでの街頭宣伝活動によりまして、気軽に相談機関を利用できるようこころの相談窓口の周知も行っております。さらに、市の自殺対策のオリジナルキャラクター、いのちまもるくんを知ってもらうための活動を、今後、広げていきたいと考えております。  また、メンタルヘルスに関する知識の普及や、自身や周囲の方が悩みを抱えたときに、適切な対応をとれるための情報提供をより一層意識し、広報活動を工夫してまいりたいと考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 広報ということから続けて5点目の質問ですけれども、孤立させないという観点から、さまざまな活動を通して人がつながるきっかけづくりができるように、趣味やボランティアなどの情報を広報等で発信できないか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) さまざまな活動を通して人がつながるきっかけづくりができるようにということでありますが、市ではさまざまな趣味の教室ですとか、健康教室、介護予防教室を実施しております。また、地区では多くのボランティアの方々が活動してくださっております。  このような行事や活動の情報発信につきましては、広報やケーブルテレビなどで行っているところでありますが、社会参加を促すとともに、各種教室などについて個々人により一層興味を持っていただけるような周知を、さらに検討していくことが必要だと考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 公民館活動もそうなんですけれども、自分の活動が見つかれば孤立が防止できるんではないかなというふうに思ってます。外に出るきっかけづくりというのも大切であり、理想形は市民みんなどこかでつながっているということが一番いいのかなというふうに思います。  以前も議会で質問させていただきましたけれども、介護予防も生涯学習も、情報発信がばらばらではなくて、1カ所でわかることが大切じゃないかなと。発信側の都合じゃなくて、市民にとって生きがいを見つけやすくすること、それが一番大事なんじゃないかなということを思うわけです。そういった点について、もう一度お願いします。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 議員おっしゃるとおりだと思いますし、まずこういった事業そのものの周知と、もう一つはやはり、先ほどとちょっと答弁の繰り返しになりますが、個々人にとって魅力のある教室なりということを認識できるかといいますか、そういった魅力を発信できるふうな工夫がもう少し必要なのではないかと思います。これは、例えば広く一般の方々も含めてのことでありますが、そういった中で悩んでいる方ももちろんそうですし、健康な方も、全ての方を含めまして、そういった事業の魅力をもう少し工夫する必要があろうかというふうに、ちょっと大ざっぱな答えでありますが、そういうふうに考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  では、最後に6点目です。  昨年、4月施行の改正自殺対策基本法で、全ての都道府県と市町村に自殺対策計画の策定が義務づけられました。今後、策定していくと思いますけれども、誰も自殺に追い込まない社会の実現に向けて、形だけではない実効性のある自殺対策計画の策定をしていただきたいと願っております。  そのために、早期の議論が大事だというふうに思っております。そのことについて、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 村田治彦君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、村田治彦君。             〔市民生活部長 村田治彦君起立〕 ○市民生活部長(村田治彦君) 形だけではない、実効性のある自殺対策計画の策定についてでありますが、平成28年4月に自殺対策基本法の改正によりまして、都道府県、それから市町村は、大綱及び地域の実情などを勘案して、地域自殺対策計画を策定するものというふうにされたところであります。市では、平成30年度末までを目標に策定をしたいというふうに考えております。  平成29年、ことしの7月25日に閣議決定されました自殺総合対策大綱に、「国は地方公共団体に対して地域自殺実態プロファイルや地域自殺対策の政策パッケージを提供するなどして、地域レベルの実践的な取組への支援を強化する」としております。提供の時期など詳細は未定でありますけれども、それらの情報を参考に、市の自殺の状況ですとか、地域の特性に応じた実効性のある計画の策定を進めてまいりたいと考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 地域のつながりが命を守るんだというふうに思います。町内会、そして企業を巻き込んで、そうした状況に追い込まれない地域、社会をつくることが、住みやすい黒部をつくることだというふうに思います。  そのことで、最後に市長に所見を伺いたいと思いますけれども、私は地域にとって経済と福祉は両輪だというふうに思ってます。市長は今年度、平成29年度の予算編成のときにも、これからはソフト事業中心で進めて、選択と集中による市民生活ステップアップ実行予算だというふうにおっしゃって、今年度、進められているというふうに思います。  今後も安心した生活が送れるようにお願いしたいというふうに思うわけでございますけれども、今までについて市長の所見をお願いしたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 自殺対策に絞ってということですか。この自殺対策計画というのは非常に大事だと思うんですが、富山県が全国平均よりも自殺者の率が高い。富山県の中でも、実は黒部市が高いんです。以前、数年前まで、ちょっと今、正確には覚えてませんが、自殺対策指定地域として、黒部市が指定されておりました。それをよく考えなければならない。黒部市は生活保護世帯も非常に極端に少ない、所得も高い、しかしながら自殺者は多いと。ここでは具体的に言いませんが、あれを見ますと、特定の地域が非常に多いということがわかります。それはなぜかということをよく考えなければ、今、もちろん児童生徒や若い人が自殺するということは大変悲しい話で、そういうことは絶対にならないようにいろんなことをしなければならないんですが、それも大事なんですけど、高齢者の自殺が多いと。それは、やはりいろんな考え方とか、これまでの生活で学んだいろんな歴史もあるんではないかと。ある意味では真面目過ぎて、もっとケセラセラでなるようになれというふうに気楽に考える気質とか地域性がもっとあれば、そういうふうに個人の気持ちが追い込まれなくなるんではないかなというふうに思ったりもします。ですから、この真面目な気質で若い者に迷惑をかけられんとか、地域に迷惑かけられんというふうに思わないような、そんな取り組みも非常に大事かなと。  ですから、黒部市は自殺対策指定地域にも数年前までなっとった地域ですから、そういうこともよく分析して、そういうことが起こらないような具体的な取り組みをしていかなければいけないのかなというふうに思っておりますので、先ほど自殺対策計画をまとめるということで部長も言っておりますように、そういうこともしっかり学んだ上でやっていきたいというふうに考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 市長、ありがとうございます。ぜひとも前向きに取り組んでいただけるようにお願いいたしまして、以上、私の質問を終わりたいというふうに思います。             〔2番 成川正幸君自席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、明日12日に延会したいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(新村文幸君) ご異議なしと認めます。よって、明日に延会することに決しました。明日12日は、午前10時開議、残る一般質問のうちの個人質問を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  ご苦労さまでありました。   散会 午後4時16分...