黒部市議会 > 2016-12-13 >
平成28年第6回定例会(第3号12月13日)

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  1. 黒部市議会 2016-12-13
    平成28年第6回定例会(第3号12月13日)


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    最終取得日: 2023-06-13
    平成28年第6回定例会(第3号12月13日)   平成28年第6回黒部市議会12月定例会会議録 平成28年12月13日(火曜日)                議事日程(第3号)                           平成28年12月13日(火)                                  午前10時開議 第1 一般質問(個人) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   18人     1番 柴 沢 太 郎 君         2番 成 川 正 幸 君     3番 高 野 早 苗 君         4番 川 本 敏 和 君     5番 中 村 裕 一 君         6番 村 井 洋 子 君     7番 山 田 丈 二 君         8番 小 柳 勇 人 君     9番 谷 口 弘 義 君        10番 木 島 信 秋 君
       11番 辻   靖 雄 君        12番 伊 東 景 治 君    13番 橋 本 文 一 君        14番 辻   泰 久 君    15番 山 内 富美雄 君        16番 川 上   浩 君    17番 新 村 文 幸 君        18番 森 岡 英 一 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員 な し ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長               堀 内 康 男 君   副市長              能 澤 雄 二 君   総務企画部長           寺 嶋 和 義 君   市民生活部長           中   伸 之 君   都市建設部長           西 田 重 雄 君   上下水道部長           大 薮 勝 志 君   会計管理者            新 酒 保 和 君   都市建設部理事上下水道部理事   河 田   勇 君   総務企画部次長総務課長      長 田 行 正 君   総務企画部次長財政課長      村 田 治 彦 君   市民生活部次長福祉課長      山 本   勝 君   企画政策課長           長 田   等 君   商工観光課長           島 田 恭 宏 君   工務課長             熊 野 勝 志 君   総務課行政係長          武 隈   渉 君  市民病院   市民病院事務局長         内 橋 裕 一 君   市民病院事務局次長総務課長    山 本 真 也 君  教育委員会   教育長              国 香 正 稔 君   教育部長             御 囲 泰 晃 君   教育委員会事務局次長学校教育課長 鍋 谷   悟 君  代表監査委員            福 島 啓 之 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長             有 磯 弘 之 君   議事調査課長           柳 原 真美代 君   議事調査課課長補佐        橋 場 和 博 君   主事               栗 山 久 範 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                  開    議   午前10時00分 ○副議長(川本敏和君) おはようございます。どなた様もご苦労さまでございます。  議長の都合によりまして、副議長が議事を進めさせていただきます。  定足数に達しましたので、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○副議長(川本敏和君) 日程第1、前日に引き続き、一般質問の個人質問を行います。  13番、橋本文一君。            〔13番 橋本文一君質問席へ移動〕 ○13番(橋本文一君) おはようございます。本来なら昨日に質問をさせていただければよかったんですけども、きょうは第1番目ということで質問させていただきます。  私は、今定例会におきまして、3項目8点について質問をいたします。  まず初めに、(仮称)くろべ市民交流センター建設についてであります。昨日、新樹会の代表質問、また、川上議員の個人質問もありました。市長の答弁は割愛をしないで答弁をお願いいたします。  昨年12月定例会において、市長が(仮称)くろべ市民交流センターの建設を目指すと表明されました。それから1年が経過いたしました。一方、議会では、(仮称)くろべ市民交流センター建設検討委員会が立ち上げられ、議会の議決事件の拡大として今現在に至っているわけであります。  9月議会でも述べてまいりましたが、複合化しようとしている施設の老朽化は誰もが認めているところであります。9月議会が終わってから、図書館、市民会館、働く婦人の家、三日市公民館、また、キッズスペースなどを複合化して建設してはだめだという声が多く寄せられるようになりました。多いのは図書館だけは単独で建設すべきではないか。また、もっと時間をかけて幅広い年齢層の意見を聞いてはどうなのかという声も寄せられました。私も9月議会で、図書館を単独で建設すべきと述べてまいりました。昨日の川上議員の答弁では、12月でのパブリックコメントの実施はできない。しかし、年度内には基本構想の決定をしたいということだったと私は感じているわけであります。図書館をコアとしての(仮称)くろべ市民交流センターの建設を単独か、複合かの検討を時間をかけて検討すべきと思いますがどうですか、答えてください。  市長は10月に突然キッズスペースについて子育て支援センターが入るとの説明があり、大変驚いている次第であります。現在の子育て支援センターは、メルシーの中の2階で設置されております。駐車スペースが広いことや地下駐車場があるなどで、雨の日などはぬれない、そういったことなどでお母さん方より大変好評を得ております。メルシー内の設置についてもさまざまな議論を経て設置された経緯があります。なぜ子育て支援センターを複合施設に加えるのか、私は複合施設に加えるべきではないと思いますが、お答えください。  住民から寄せられる声で多いのは、駐車場の確保ができるかという声であります。9月議会でも述べてまいりましたが、幾ら公共バス等があってでも、70台の駐車場が確保されても、余りにも少ないと思いませんか。70台の駐車スペースで本当に足りるとお思いでしょうか。  昨日の答弁で、市長は足りないとはっきり述べられました。しかし、プロポーザルの時点で工夫していく、そうすると何とかなるんじゃないかというような私はニュアンスをとったのであります。  それでは、議会ではどうするべきか。何よりも利用者である住民が納得する、そういった駐車スペースが私は要ると思いますが、答えてください。  住民から教育、文化などの中心となる図書館は、敷地内の環境なども考慮した上で建設すべき、また、少々割高となってもいいのではとの声も寄せられております。私は9月議会で、現在の市民会館が跡地となったとき、木造による単独で建設すべきと述べてまいりました。単独での建設について、いま一度伺います。  次の質問は、住宅リフォーム助成制度の復活について質問いたします。  市内の住宅関連産業を中心に、市内経済の活性化を図るとともに、市民が安全で快適な生活を営むことができるよう、居住環境、そして、居住環境の質の向上を図るために、平成23年度より住宅リフォーム助成制度が北陸で初めて実施され、住民や住宅関連産業の皆さんから大変喜ばれている事業でありました。また、投資額の21倍もの経済波及効果もある事業でありました。昨年12月議会で、平成28年度事業継続を求めて都市建設部長に質問をいたしました。答弁では、今年度は4月より受け付けし、10月1日で終了としたと。受付件数は166件で、工事の総額は約3億1,500万円、地元業者64業者が請け負った。今年度と同様に補助事業の導入を視野に入れて予算化に努めたいとの答弁でありました。住民や住宅関連業者の皆さんは事業が継続されるものと思っておりました。しかし、平成28年度は事業化が行われませんでした。廃止となった要因は何か答えてください。  住民や住宅関連産業の皆さんから、住宅リフォーム助成事業の復活を求める声が多いが、事業を復活すべきと思いますが、答えてください。  最後の質問は、就学援助の拡充についてであります。  就学援助制度は、小中学校に在籍する児童生徒の保護者に対して義務教育を受けることができるような制度です。学用品や入学準備金、給食費、医療費などを補助する制度であります。就学援助の拡充について伺います。  5月24日の文部科学委員会で、田村智子参議院議員が就学援助の支給額引き上げとともに、入学準備金を2月、3月に支給するようとの求めに、文科省は児童生徒が必要とする時期に支給されるよう、市町村に働きかけることを約束いたしました。また、文部省は2017年度予算の概算要求で、入学準備金をほぼ倍額引き上げる方向の要求をしているとの報道がありました。  そこで、次の点で伺います。  現在、黒部市の就学援助の認定数は平成28年度11月末現在、要保護者認定数は何名か。また、準保護者の認定数は何名ですか。要保護者認定者、準保護者の受給率はどのような推移できているのですか。就学援助制度申請への周知方法はどのように行われているのですか。格差社会が広がり、経済的に厳しい家庭がふえております。保護基準の引き上げが必要と思いますが、答えてください。入学準備金の支給が全く実情に合っておりません。入学前に支給すべきでありますが、答えてください。  私の質問は以上であります。            〔13番 橋本文一君質問席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) おはようございます。どちら様も大変ご苦労さまでございます。  それでは、橋本文一議員の個人質問にお答えをいたします。  まず1つ目の項目であります、(仮称)くろべ市民交流センター建設についての1点目につきましては、図書館を単独で建設すべきと、次に、複合化による図書館の建設を時間をかけて検討すべきの2点の質問をいただいておりますので、順次お答えをさせていただきます。  まず、図書館を単独で建設すべきにつきましては、昨日の川上 浩議員の一般質問において、(仮称)くろべ市民交流センターの建設について、私の思いの一端を述べさせていただきましたので割愛しようと思ったんですが、割愛するなということでありますので、簡潔にお答えをさせていただきますと、図書館をコアとし、そして、市民会館、働く婦人の家、三日市公民館の4施設に加えまして、子育て支援機能を加えた複合施設を信念をもって整備したいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。  次に、複合化による図書館の建設を時間をかけて検討すべきと思うがについてでありますが、(仮称)くろべ市民交流センターの建設につきましては、これまで民間委員による検討委員会や策定委員会、また、庁内組織であります検討委員会とこれまで30回以上にわたる会議を開催し、一つずつ丁寧にその時々の課題に対して議論を深め、進むべき方向性について固めてきたつもりであります。また、議会におかれましても、(仮称)くろべ市民交流センター建設検討委員会を立ち上げられ、これまで7回の会議が開催されてきているところであります。これまでの協議を通じて、徐々にではありますが、その施設像については鮮明になりつつあると考えております。このように、建設基本構想の策定に当たっては、多くの皆様のご意見をいただきながら、慎重に検討を進めてきており、検討に要する時間が不足していたというふうには考えておりませんので、引き続き議論を重ねながら、当初のスケジュールどおり、遅くとも来年3月までの基本構想の策定を目指してまいりたいと考えているところであります。  次に、2点目の(仮称)くろべ市民交流センターのセンター内の子育て支援センターについてお答えをいたします。  図書館をコアとする複合施設につきましては、その施設に求められる機能の一つとして子育て支援機能があがっております。これは児童図書コーナーや読み聞かせコーナー、子供が集うフリースペース、授乳室などのほか、幼少期から本に親しめる環境や子育て世代の親子が交流できる場として子育て支援センターの設置等についても検討をこれまでいただいております。メルシー内にあります現在の子育て支援センターは、先ほどお話がありましたように、地下駐車場があるため、悪天候のときも安心して利用できることや、メルシーでそのまま買い物をすることができるということなどから、小さいお子さんをもつ親御さんが利用しやすい施設であるというふうに私も考えております。  一方、複合施設内に設置した場合は、児童図書コーナーとの連携で多種多様な本に親しむことができるほか、センター利用前後に図書館に寄っていただく機会が想定でき、相互の利用促進が図れるものと考えております。また、乳幼児と保護者が子育て支援センターを利用する間、年長の兄弟などが図書館エリアで図書や学習をすることができ、家族がそれぞれの目的に合わせて複合施設を利用できるという利点もございます。  複数の機能を有する複合施設内に子育て支援センターを設置することにより、それらの機能を生かした子育て支援が展開でき、利用者にとってより質の高い子育て支援センターの運用ができるものと考えております。  次に、3点目の質問につきましては、70台の駐車場スペースで足りるのか。また、市民会館跡地に木造による単独の図書館を建設すべきのこの2点のご質問をいただいておりますので、順次お答えをさせていただきます。  まず、70台の駐車場スペースで足りるのかにつきましては、新樹会、辻 靖雄議員の質問で答弁しております。先ほどありましたように70台では足りないというふうに考えておりますので、近隣の市役所職員駐車場をこの利用者に当てていきたいというふうに考えておるところでございます。  次に、市民会館跡地に木造による単独の図書館を建設すべきについてでありますが、私は先ほども申し上げましたが、強い信念をもって図書館をコアとした複合施設として(仮称)くろべ市民交流センターの建設を目指すと昨年の12月定例会で表明させていただいており、図書館、市民会館、働く婦人の家、三日市公民館の機能を複合させる現在の案は私としては整備手法として最良の選択であるというふうに考えております。  なお、複合施設の具体的な構造につきましては、プロポーザル等による設計者選考を経て実施する基本設計時に明確になると考えておりますが、できるだけ多くの木材を使用した温かみのある、そういう施設を建設してまいりたいと考えているところでありますので、今言った地元産材や最近の直交集成材などを利用したものができればいいなというふうに考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君登壇〕 ○都市建設部長(西田重雄君) おはようございます。  次に、2つ目の項目、住宅リフォーム補助事業の復活についてお答えいたします。  この制度につきましては、住みやすく、安全で快適な住環境の誘導と受注減少などで疲弊する地元住宅産業界を支援する緊急経済対策を目的に、単年度事業として平成23年度から27年度まで実施しております。利用件数は、5年間で1,221件、工事総額は約15億5,500万円、地元161業者により広く受注されてきたところでございます。  平成28年度予算編成作業におきまして、住宅リフォーム補助事業の継続について検討いたしましたが、当初の目的である快適な住環境の誘導及び緊急経済対策について一定の成果があったと判断し、また、国の補助事業の導入が困難であることから、平成27年度は事業を一旦終了することといたしました。  今後は、経済状況の悪化などにより、地元住宅産業界に対する支援が必要な折には、住宅リフォーム補助事業の再開について検討してまいりたいと考えております。           〔都市建設部長 西田重雄君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君登壇〕 ○教育部長(御囲泰晃君) おはようございます。  次に、3つ目の項目、就学援助の拡充についての1点目、平成28年11月現在の要保護及び準要保護の認定者数についてお答えいたします。  全体の児童生徒数3,280名のうち、今年度4月に申請があったのは200名で、要保護認定者が3名、準要保護認定者が188名、否認定者は9名でありました。この後、異動などがあり、11月末現在では全体の児童生徒数の3,281名のうち、要保護認定者が5名、準要保護者が185名であります。  次に、2点目の要保護及び準要保護の受給率の推移についてでありますが、平成26年度からの推移を見ますと、児童生徒数に対する要保護認定者の割合は0.2%で変わりはありません。また、準要保護認定者の割合は、平成26年度で6.2%、平成27年度は6.0%、平成28年度は5.6%でわずかながら減少傾向で推移をしております。
     なお、人数につきましても、要保護、準要保護の合計で平成26年度は212名、平成27年度は206名、平成28年度は190名と減少してきている状況でございます。  次に、3点目の就学援助制度申請への周知方法についてでありますが、こちらにつきましては、学校を通じて就学援助のお知らせを全児童生徒に配布しております。また、市の広報及びホームページにおいても就学援助について掲載しております。このほか、場合によっては学校でも経済的に厳しい様子が見受けられた際に申請を促すこともあります。  制度については、今後とも学校のほか、市のこども支援課、福祉課等関係部局と連携をとりながら周知を図ってまいりたいと考えております。  次に、4点目の保護基準、入学前の準備金支給についてであります。  要保護及び準要保護の認定基準については、黒部市就学援助要綱で定めております。現在のところ、認定基準のもとで経済的に厳しいという情報は寄せられてはおりませんが、今後の景気の動向や保護者の状況などを注視し、対応していく必要があるものと思っております。  また、入学準備金についてでございますが、現在、黒部市では入学準備金という制度はございません。入学する児童生徒が通常必要とする学用品の購入費の一部として、新入学児童生徒学用品費を支給しております。これについては、ほかの項目と同様、認定後に支給することとなっております。要保護及び準要保護の認定は4月に申請を受け付け、5月に審査し、6月に認定しておりますから、入学前に支給することはできないという状況でございます。今後も可能な限りよりよい援助となるよう、保護者の声に耳を傾けながら取り組んでまいりたいというふうに思っています。            〔教育部長 御囲泰晃君自席に着席〕              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) それでは、わずか9分でありますが、再質問させていただきます。  (仮称)市民交流センターについてであります。単独かどうかということについては全く考える余地はないと、そういったことであります。1点に絞らせていただくわけであります。  それでは、駐車場の問題、今何だかんだといってもやはり車社会だと思うわけであります。メルシーでこの人気のあるのはなぜかといったら駐車場があるからだ、そういった関係だと思っております。このメルシーにいわゆる移動した、その経緯を担当部長、ご存じでしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) もともと旧の取り壊す病院のところにありました保健センターに設置されておりまして、そういったような解体に伴いまして、代替先ということで移転先を探しておりまして、適正な施設を探しておりましたところ、メルシーがよかろうというふうな、今ほどのそこの場所の利点とメリット等を考慮しまして、そちらのほうに移転したというふうに認識しております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 平成24年1月20日の臨時議会でメルシーに移転が決まったわけであります。それで、その移転に向けての前段というものはどうであったか。いわゆる子育てのその部分をどうするかということで議会の中でも随分と議論されておりました。生活環境委員会の中でも、閉会中の審議ということも随分とやりまして、検討を重ねてようやくメルシーに決まったということです。その間、市民会館、あるいは、いろんなところを公共施設等、検討された結果、駐車場があって便利だと、そういった要件が重要なポイントで私は決まったと思っているんですが、その点どうでしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 利用者にとって利便性が高いものというふうな判断だったというふうに思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) その子育て、いわゆる支援センターがあそこに移転される前、先ほども言いましたけども、随分と議論があった。そこにあるけども、大きな決定となったのはやはり駐車場なんです。先ほども申しましたけども、幾ら公共バスや、幾ら何とかいったって、車のないところには人が来ないんです。  そこで、市長に伺いますが、あなたは、職員駐車場を利用してもらうと、このように述べておられますが、その前に、現在移転しようとしておるところの駐車場の実情はどうなのか。155台の駐車スペースがあるんだと。いわゆる今の図書館、あるいは、複合しようとしておるその施設、市民会館、そして、子育て支援センターが新たに言われまして子育て支援センターの数がそこに155台の中に入っているんですか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 入っておりませんで、子育て支援センターにつきましては17台というふうに聞いておりまして、合わせますと172台となります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 172台、それが70台でしょう。全く話にはならない。市長がいわゆる職員駐車場についても経緯がありますよ、これも市長が市役所を建てるとき、駐車場の問題が物すごく大きくなった。そのとき市長がはっきり言いました。駐車場が足りているんだ。しかしどうでしたか。新たに追加して駐車場を買ったでしょう。またあなたはその手法を使うのですか。職員駐車場、近いところで80メートル、遠いところで200メートル、普通のところと違うわけであります。あそこは地鉄電車の踏切があるわけです。子供さんを連れてあの踏切をわざわざそういう危険、遮断機もない危険のないようなところを通らせようと、あなたは言われるのですか、答えてください。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) マタニティとか、高齢者とか、車椅子、障害者とか、そういった方々については施設の近くに確保しているというふうなものと考えております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 幾らいってでも、170台から100台がはじき出されるんです。それで、集まりやすい交流の場といえるんですか、はっきり言ってください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 先ほど説明いたしました、職員駐車場のほうで、130台程度の駐車台数を確保し、その敷地にあります4,100㎡余りのところには、現状では70台程度しか確保できませんので、その点についてはぜひご理解をお願いしたいというふうに思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) では、少し方向を変えていきたいと思います。  市民の皆さんにはいろんな話があるんです、実際のところ。まことしやかな、現実味があるかないというか、私は判断できませんけども、橋本さん、北銀が移転するんですよと。そういったことも市長考えているんじゃないかなと、こう言われるんですけども、市長さん、そういった考えは心の中に今ありますか、ないですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 北銀が再来年の3月ごろには移転するということは伺っておりますし、その跡地について相談は受けておりますが、他の企業の敷地でありますので、今のところは考えておりません。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) そこに何かがあるんじゃないかなと私は思っているんですけども、相談は受けたけど今は考えていない、このような答弁でしたね。首振っておられるからそうだと思います。 ○13番(橋本文一君) そういった考えもあるのかと。しかし、私らは譲りません。図書館は単独で建てるべきであります。正直言いまして、市民会館の立地は本当に環境もいいところでありますよ。何よりも公共施設の最たるものの東三日市の真ん前であります。これまで黒部市の文化の中心であります。  それでは、次の質問に入ります。  住宅リフォームの助成制度、あなたは議会で発言されたんですよ、12月議会に。そういったことも知らずに受けて、継続していきたいと、そう言われたんですよ。議会の答弁というものはかなり重く受けとめてもらわないと私は困ると思うんです。関連業者は当然できると思います。その上にあなたは1月16日、その年の、その次の年の、建築組合の総会に招待されましたね。そのときの挨拶にも引き続きそのことをやっていきたいと、このような旨を述べておられるんです。あなたの言葉には重みがあるんです。その辺どうですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 昨年の議会でも予算化に努めていきたいというふうにお答えしました。また、ことしの正月、建築組合さんのときも市長の代理という中で、そちらについても予算化に努めていきたいということで述べてまいりました。ただ、その予算編成に、先ほども述べましたが、予算編成に当たっては、再度検証した中で、1点は景気が緩やかに回復してきている。2点目は、単独事業として平成23年から27年、5カ年で事業実施を行ってきた中に経済対策の一定程度の成果があった。それと、もう1点は、国の補助メニューがなかったというこの3つによりまして、平成28年度の予算化にはならなかったというふうに思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 言いわけにしかならないと思いますが、あなたの力が及ばなかったと、そう判断するべきかなと私は思います。  それでは、この住宅関連の皆さん、黒部のいわゆる業者の皆さん、このいわゆる災害があったときどのような役割を果たしておる、そういったことを考えたことはありますか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 土木も建築も災害があったときには緊急ということで協力いただいているというふうに思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 土木はある程度別として、台風等のあった場合、地元の業者というものはどのような役割を果たすかということは大変重要であります。そういったことも踏まえながら、いま一度考えていただきたいと思います。答弁は要りません。  それでは、就学援助について、伺いますが、今部長のお話では、黒部市には入学に対する準備金という制度がないと言われましたが、いま一度何という制度ですか、お願いします。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 新入学児童生徒学用品費というものでございます。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 言葉は違いますけど、これは入学準備金なんです。そう思いませんか、お願いします。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 入学に必要なものをそろえるための購入費の一部ということであれば、同じような意味合いかと思うんですが、制度上でございますけれども、就学、負担軽減するというような観点からすれば、議員さんおっしゃるように、そういったご意見は当然あろうかと思います。支給までの間、立てかえが必要になるということもございますので、気持ち的にわかります。  ただ、公金の支給ですので、慎重かつ適正な資格審査はやっぱりやむを得ないものというふうに考えております。仮に入学準備金として入学前に支給した場合でございますが、諸事情により転出されるといった、そういったケースも想定できます。そういったことから、入学前の支給というのはやっぱり慎重な対応を今後検討した上でやっていくべきものというふうに理解しております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕
    ○13番(橋本文一君) そのことも文部科学省で議論されております。先ほど述べました、児童生徒が必要とする時期に支給されるよう市町村に働きかける、こう述べておられるわけです。要するに、もらい逃げという言葉は語弊でございますが、そういったことがあるかわからんということでありますが、私はやはりこれは入学準備金として、1月、2月、その時期に支給すべきだと思いますが、その間、いわゆる準備しなければならない人たちはどのような思いでどこからその金を支給、有しておられると思いますか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 立てかえということでございます。しかしながら、全額入学に必要な経費を就学援助費として支給していることではなくて、その一部ということですので、かばん、それから、体操服、制服、そういったもろもろのものを含めるとその一部でしかございません。そういった2万数千円程度の支給費になるわけでございますが、全額ということになると全くそろえられないというような状況でございます。立てかえということで大変申しわけございませんが、その分は要保護の場合は保護費の中からも入学準備金というような形のもので支給されるということもございます。全ての方がそれで賄えるわけではございませんが、そういったところで先ほどから申し上げているように、ご理解を賜ればというふうに思っております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 今、部長のほうからかばんという言葉が出たんですけど、部長さん、ランドセル、幾らすると思いますか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) ランドセルは高価なもので5万円を超えるものはあると思います。先ほども言いましたように、全部そろえると10万円は超えるかと思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) ランドセル工業協会では大体4万円は超えるとそう言っておられるわけであります。  そこで、教育長に伺いますが、今の議論を聞いていて、やはり入学準備金として判断すべきだと思うんですが、2月、3月に支給してはどうなんですか、この辺今話題になっている政務活動費、前払いがいいか、後払いがいいか、今議論されています。まさにこういったことこそやはり先払いでするのが当然です。教育長、どうですか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 前払いということになると、それは誰がやるのかという問題もありますから、簡単に今ここでじゃあできるでしょうという話はなかなか難しいと思っています。十分検討はしていきたいと思います。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 部長、ちなみにその方の中に全部前払いとなると、いわゆる入学の準備金を前払いと総額で幾らなんですか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 平成27年度の実績で申し上げます。小中学校合わせて85万4,860円となります。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 市長、今のお金、どうですか、聞いて。前払いにするべきじゃないんですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 先ほどから担当部長、また、教育長も慎重に答弁をしております。その教育委員会の判断に委ねたいというふうに考えております。              〔13番 橋本文一君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 13番、橋本文一君。              〔13番 橋本文一君起立〕 ○13番(橋本文一君) 最後に言います。  政務活動費は前払いで、入学準備金が後払い、これは住民が納得しません。  終わり。             〔13番 橋本文一君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 次に、2番、成川正幸君。             〔2番 成川正幸君質問席へ移動〕 ○2番(成川正幸君) おはようございます。発言通告に従いまして、一問一答方式により2項目の質問をさせていただきます。  まずは、生涯学習の推進についてです。  黒部市において、100歳以上の方は平成28年10月末で34名、人生80年から100年時代になる日も遠くないかもしれません。しかし、長寿命化が進む中で大切なのは健康寿命の推進です。健康寿命を延ばすために、健康であり続けるために重要なのは、食生活、運動、睡眠に加え、人との交流や趣味などの楽しみを見つけることだそうです。家に閉じこもるのではなく、できるだけ外に出ることであり、本市においてもさまざまな取り組みを行ってきたと思います。健康を延ばす、そして、ふるさと黒部を次代につなぐ、そのためには、福祉施策だけではなく、生涯学習の推進も重要と考え質問をいたします。  現在、本市の戦略Kの中にもシニアが安心して暮らせる福祉の充実という項目があります。その取り組みとして、きらめき2025プロジェクト事業や高齢者の生きがいマッチング事業があります。  そこで、まず1点目の質問です。  健康対策として、介護予防運動教室や地域サロンの利用者の現状を市民生活部長に伺います。             〔2番 成川正幸君質問席に着席〕             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 介護予防運動教室や地域サロンの利用者の現状についてでありますが、市が主体となって行う一般介護予防事業は、65歳以上が対象であります。運動のみを目的に行うものは市総合体育センターなどを会場として9教室あり、平成28年度参加者は381名、ウオーキングや市民会館及び市民病院で行う体操教室などに申し込みが殺到しております。平成27年度実績は8教室を開催し、参加者は346名でした。また、地域での介護予防活動を目的に、地区社会福祉協議会が運営主体となり、地区公民館等を拠点に、平成28年度は13地区、45教室が開催されております。平成27年度の活動実績は11地区、38教室を開催、参加者延べ7,325人でした。開催地区や教室等は年々ふえているところであります。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今の状況をお聞きしました。介護予防教室、地域サロン、今伺ったところですけども、男性参加者が少ないと聞きますけれども現状はどうか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 確かに、議員さんおっしゃるように、男性の参加者については、このうち約12.1%、12%、1割ちょっとの参加者ということで、ほとんどが女性の方ということでございます。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 男性が少ないと、12.1%というとても少ない数字が今示されました。介護予防教室、地域サロンの参加者、女性が多いということなんですけれども、じゃあ、男性はどこに行っているのかと、何もしないで家に閉じこもっているのかということで、実は気になっていろんなところを伺って調べてみました。調べてみると、働いている方、それから、ウオーキングやパークゴルフなどで汗をかいておられる方など、元気な方がおられるのがわかりました。ちなみに、パークゴルフの男女比は男性3に対して女性1だと大島パークゴルフ場で伺いました。そういったことで、男性は運動をしていないのではなくて好きな場所でやっていることがわかったということです。  では、次に今体育系、体育会系の話をしましたけれども、文科系の話に移りたいというふうに思います。  文部科学省で行った長寿社会における生涯学習のあり方に関する検討会議事録によりますと、全国の60歳以上の高齢者の生活がどのように変化しているのかの調査で、男性の高齢者が健康であり続ける背景に、団体に所属して活躍しているという要素があったそうです。まさに居場所と役割をもつことが健康寿命の延伸につながると言えます。  そんな中で、先日、葛飾区の中央図書館を視察する機会がありました。きのうの川上議員の質問にもありましたけれども、館内で本や新聞などを見ておられる方、8割が男性、女性がごくわずか。これは黒部市立図書館でも同じようなことで、規模は小さいですけれども、新聞を読みにこられるのはほとんど男性だということを伺いました。また、黒部市歴史民俗資料館で行われる講座では、8対2ぐらいの割合で男性が多い。そして、中央公民館で行われている市民カレッジ一般教室、シニア元気教室、男性参加者は女性参加者の2分の1となっています。男性の多い教室、その中でも男性の多い教室を見てみると、木工教室とか、庭木の剪定、歴史などの講座に集まっているということがわかりました。そういったことから、男性と女性では考え方、それから、行動に違いがあって、こういった行動パターンを知っておかないと、安易に交流はないというふうに感じた次第でございます。  そこで、2点目の質問です。  黒部市高齢者福祉計画にも生涯学習の推進が挙げられ、生涯学習に対する参加意欲の高揚を図ることが必要とあります。そこで、生涯学習の現状をどう見るか。どのように推進しているか。参加者をふやす、特に男性をふやす取り組みが行われているのか、教育部長に伺います。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 高齢者の生涯学習に対する参加意欲の高揚、参加者をふやす取り組みなどについてのご質問にお答えいたします。  生涯学習における高齢者を対象とした取り組みにつきましては、主に、今言われましたように、公民館などを活用した事業が展開されているところでございます。平成27年度の市内公民館の利用実績は、延べ人数で16万8,365名となっておりますが、このうち高齢者の利用者数は厳密には把握できておりませんけれども、高齢者団体、文化団体などの利用区分を仮にシニア層として推定いたしますと、延べ6万7,387名ということでございます。全体の約40%を占めており、前年の状況が37.6%ということから、参加意欲は徐々にではありますが高まってきているものと考えております。  具体的に申し上げますと、中央公民館においては、高齢者を対象としたシニア元気教室を開催しており、リズム体操教室、ちぎり絵教室などが人気講座となっております。  また、地区公民館においては、コミュニティづくり推進事業として、高齢者を対象とした各種講座が開催されております。  今後とも、広報くろべやみらーれテレビなどを通して周知するとともに、アンケートを実施しながら、シニア層の生涯学習ニーズに応え、利用者の拡大による高齢者全体の健康増進を図ってまいりたいというふうに考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) いろいろ工夫されているのがわかったんですけども、やはり今ちぎり絵教室とか、そういったものというのはなかなか男性が参加しにくい講座だというふうに思います。そういったことで、女性とか、男性とかでも考えながら講座をするということが、そういう工夫が必要じゃないかなというふうに思います。  先ほど触れましたけれども、長寿社会における生涯学習のあり方に関する検討会が文部科学省で行われています。その中でも長寿社会に人との交流、市民などの楽しみを見つけること、そういったことが認知症を防ぎ、健康寿命を延ばす、そういう考えのもとに生涯学習メニューを組み立てるということとそうでないということが全く違うものになってくるんじゃないかなというふうに私は考えます。  そこで、3点目の質問です。  黒部市歴史民俗資料館の歴史講座や公民館などで開催されている生涯学習メニューが健康寿命の延伸につながっているという認識はあるのか、教育部長に伺います。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 生涯学習メニューが健康寿命の延伸につながっているという認識があるのかについてお答えいたします。  本市における生涯学習メニューは中央公民館や各地区公民館で行われており、シニア世代を対象とした笑顔・歌声エクササイズ、元気に歩くための靴の選び方といった具体的、実践的な講座を初め、一般市民も対象としている市民大学講座、市民カレッジ、その他各種講座が行われております。  また、先ほどもありましたが、歴史民俗資料館におきましては、展示や地域に関連した歴史講座を開催しております。これらのメニューは世代を超えた参加者同士が交流し合う場や学習意欲を高める機会につながり、生き生きと生活する手だての一つとして、また、外出機会の一つとして健康寿命の延伸に貢献しているものと認識しているところでございます。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) ぜひとも今後も生涯学習と健康というのは関係しているというふうに認識してやっていただきたいなというふうに思います。それを踏まえて4点目の質問です。
     それら生涯学習メニューを地域包括支援センターは把握しているのか、市民生活部長に伺います。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 生涯学習メニューの把握についてでありますが、各地区公民館等で開催されている生涯学習メニューについては、おおむね地域包括支援センターで把握しており、必要に応じて高齢者の方へサークルや教室を紹介しております。  高齢者の方が生涯学習を行うことは生きがいの創出や介護予防などにつながり、心身の健康を高め、健康寿命を延ばすことが考えられることから、今後さらに関係機関と連携し、生涯学習の周知、活用を含めた高齢者支援を推進してまいりたいと考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今後も運動だけに目がいっているんじゃないかなというふうに思いましたけども、今、そういったこともやっているということの答弁をいただきましたので、今後も外に出ること、人に接することというのはすごく大事なので、そういったPRもしていただきたいなというふうに思います。  では次に、平成27年度版保健統計くろべを見ました。そういったところを見ると、生活習慣病の死亡率が半数以上、そして、全国平均が富山県平均より黒部市は高くなっているといったところから、介護予防教室だけでなく、生涯学習の場などさまざまな視点からの健康教育を行うことによって、早期発見につながるのではというふうに思います。ぜひとも福祉、生涯学習の連携、そういったものも大事だというふうに思いますので、一人でも多くの市民の健康を保たれるようにしていただきたいと望みます。  次に、交流の観点からです。  全国では、生涯学習施設として、シブヤ大学、それから、よねざわ鷹山大学など幾つもの市民大学が活動を展開されております。ちなみに、よねざわ鷹山大学の目的は、市民が主体となって相互に学び合い、教え合い、高め合うことでまちづくり、人づくりに貢献することだそうです。高齢者になると豊富な社会経験があって、いろいろなことを学び、知っています。その豊富な知識や社会経験が社会や地域で生かされずにそのまま消えてしまうのは非常にもったいないというふうに思っています。諸先輩方が取得されたものを教えてもらえる場、そして、さまざまな人が学び合う場があってもいいなというふうに思うわけであります。世代を越えた交流は高齢者の生きがいづくりになり、また、子供たちにとっても学ぶ場になり、生涯学習を通じて子供たちに伝えることによって、よきふるさと黒部をつないでいくことができると考えます。まさに学びの循環だと思えるのであります。  また、きらめき2025プロジェクトには、出番づくり、役割づくりの支援という言葉が記載されており、また、現在、黒部市では、(仮称)くろべ市民交流センターの建設構想もあります。すばらしい施設はすばらしい人と仕組みがあってこそ生きると考えております。  そこで、5点目の質問です。  健康寿命の延伸という側面からも、本市において市民が交流し、互いに学び合い、次世代につないでいく生涯学習、(仮称)黒部学び合い大学創設の検討をしてはと思います。それについて市長に伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどご提言がありました(仮称)黒部学び合い大学に関するご質問にお答えをさせていただきます。  現在、市内の公民館において、多くの教室や自主サークルの活動が行われておりますが、地域コミュニティの維持、強化やシニア世代の健康寿命の延伸に一定の役割を果たしていただいているものと考えております。  特に、シニア世代につきましては、英会話など同じ趣味をもつ方々で構成されたサークル活動の輪の創出、定年を迎えた方などがもっている能力や技術などのノウハウ活用の場の創出など、活躍、交流の場としての要素があることから、心身の健康だけではなくて、日常生活の充実といった生活の質の向上、地域貢献による生きがいづくりを初め、多面的なメリットがあるものというふうに考えております。  また、今年度からの新しい取り組みとして、平日勤務の会社員などにも受講しやすいように、仕事帰りに町なかの黒部市役所交流棟で受講することができる金融商品などのマネー講座を開講するなど、新たな市民ニーズにも対応いたしております。  さらに、民間の取り組みといたしましては、商店主などが講師となって、その専門知識やプロの技術を伝える少人数制の無料講座として昨年11月より商工団体が実施主体であります、黒部まちゼミが行われております。今年度は、自分でできる安全タイヤ交換講座など、夏と秋の2回、延べ47事業所からの参画があり、約500名の皆様が受講されたとお聞きしておりまして、大変大きな反響があったものと認識いたしております。  黒部まちゼミの開催の効果としても、新たなビジネスの展開など、既存の枠を越えた新たな交流や連携が構築されることにより、地域全体が活性化されていくことを期待しているところであります。  議員ご提案の(仮称)黒部学び合い大学の事業手法につきましては、大都市圏などのターミナル駅周辺で展開されている民間主導によるソーシャルビジネスの一形態であると認識しており、直ちに行政による生涯学習や商工業振興などの事業で取り組む状況ではありませんが、産官民の既存事業の枠組みの中で、連携を強化し、継続的な広報、周知活動を推進するとともに、各種事業間の新しいマッチングの可能性についても今後検証してまいりたいと考えているところであります。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今、市長の答弁にもありましたけども、まちゼミ、とってもすばらしい活動を黒部商工会議所がやっているということで、500名の参加者があったということです。その500名というのはどういう数字かというと、今年度中央公民館で市民カレッジやっておりますけど330名なんです。市民カレッジが330名の参加者で、まちゼミが500名、そういったことからもどういうことをやっているかということはわかるというふうに思います。  それから、黒部市には、市民がつくり上げた黒部まちづくり協議会という団体も活動しているわけでありまして、シブヤ大学がさまざまな企業や団体、自治体と連携してNPOが運営しているということからも、行政が主体となって進めること以外にもいろいろ、今も答弁がありましたけど、ソーシャルビジネスという考え方もありますし、運営に当たってさまざまな角度から調査、研究できるのではないかなというふうに思いますので、ぜひお願いしたいというふうに思います。  まちは人が集まってできていると言われています。人が元気に動き回れば、まちに活気が生まれます。市民が自発的に動き出し、行政が市民のサポートをする。そういう仕組みができ上がればもっともっとすてきなまちになるのではないかなというふうに思います。いつまでも元気に健康で暮らせるまち黒部を願い、次の質問に移らせていただきたいと思います。  次に、2項目め、観光振興についてです。  交通網の発達により世界が近くなり、また、インターネットの普及によりさまざまな情報が飛び交う中で、本市は北陸新幹線が開業して2年目、それから、外国人旅行者が増加、そういったことがあります。今後、人口減少で地元消費額の減少などが懸念されているところから、どうすれば交流人口を増加させることができるのか。観光客増を推進する施策として、黒部市観光振興計画策定に向けて話し合われているところだと思っております。  そこで、本市の観光戦略について伺います。  北陸新幹線開業2年目の本年、今後、外国人観光客対策、それから、新幹線効果を持続させると同時に、新幹線に頼らない地元向けの、地元に向けての広報、観光戦略も重要だというふうに考えております。それはふだん生活していて、黒部峡谷の紅葉はどうなのか、はたまた、宇奈月温泉イベントはどうなのかなど、興味があって自分から情報をとりにいかないと入ってこないというふうに私は感じているからです。黒部市には、ほかにはないすばらしい山、川、海の観光資源が存在します。しかしながら、そのすばらしさに気づかなければ意味がありません。  そこで、1点目の質問です。  地元の観光に興味、関心をもってもらうためには知ってもらうことが必要だというふうに思います。特に、リアルタイムの情報発信が必要と考えますが、いかがですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほど成川議員から大変重要なご指摘をいただいたというふうに思っておりまして、この地元向けの広報、観光戦略というのは非常に重要だというふうに考えております。現在策定中であります観光振興計画では、観光のオフシーズンをなくし、観光の通年化を目指すこととしており、特に冬の魅力づくりに合わせて、地元に向けた観光戦略が非常に大切になってくるものと考えております。  現在、旅館協同組合では、1月からの冬の花火の実施に合わせ、テレビコマーシャルなど、地元向けのPRに努めておられます。また、黒部商工会議所を中心に、黒部の魅力を見詰め直し、ブランド化、ランキング化する取り組みが進められており、今後の取り組みといたしましては、地域の魅力をしっかりと認識し、発信できるよう、まずは地元から利用、体験することが肝要であると考えております。  このことから、来年度にはこの取り組みの一環として、黒部峡谷パノラマ展望ツアーの市民向け体験会の実施を検討しているほか、今後は新緑や紅葉などの魅力をタイムリーに発信するよう、テレビや新聞、ラジオ、さらにはSNSの活用など、地域全体としての情報発信力を高めてまいりたいと考えているところであります。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 目指すところは、ふだんの生活、会話に入り込むことだというふうに思っていますので、そういったことを他人事ではなく、自分ごとにできれば、受け入れ体制だけではなくて、オール市民で観光大使になるんじゃないかなというふうに思います。そうなると、地元で観光する人がふえて、観光客を取り込もうとする事業所もふえるんではないかなというふうに思います。  次に、そういったことを踏まえて、他職種連携について質問いたします。  観光業は今まで観光業者だけでは多様化する観光ニーズに応えられなくなってきています。本市には道の駅構想もあり、今まで以上に第1次産業、第6次産業など、他職種連携を進める必要があるというふうに思います。  そこで、2点目の質問です。  地域の多様な関係者と連携し、稼ぐ地域にする、日本版DMO制度の導入の検討をしてはどうか。本市の考え、状況について伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほど日本版DMO制度の導入に対する市の考え、状況についてというご質問をいただきました。地域の観光戦略として、多様な関係者と共同しながら稼ぐ力を引き出し、観光地域づくりを実現するための戦略を策定、実践する日本版のDMOは、非常に有用であるというふうに考えております。黒部市としても、DMO組織、とやま観光推進機構への負担金を拠出しており、今年度から県レベルでの取り組みがスタートしたところであります。  また、本市には、観光局という会員数約180、旅行業をもった観光振興のための民間連携組織があり、理念及びその活動はまさに日本版DMOであるというふうに考えております。  観光局では、現在、日本版DMOの形成に取り組んでおられますので、まずは民間レベルでの連携、取り組みがさらに進むよう、市としても支援してまいりたいと考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今、観光局の話も出ましたので、次に、広域観光連携について3点目の質問に入りたいと思います。  黒部市観光振興計画、素案ということで先日いただきました。その中に黒部市の課題として広域観光を進める必要があるというふうに書いてあるんです。現在、本市は黒部宇奈月温泉観光局があり、富山湾・黒部峡谷・越中にいかわ観光圏協議会と新川地域観光開発協議会に加入しております。何年も前から広域観光を進めているにもかかわらず、いまだに課題として挙げられているのは、今の体制が最善ではないから、最適ではないからなんじゃないかなというふうに思います。それについて見解を伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 広域観光の推進体制についてお答えをいたします。  新川地域には、広域観光を推進する組織が複数現在、存在し、出向宣伝や広域パンフレットの作成など、事業が重複しているものがあります。  議員ご指摘のように、事業内容の住みわけ、あるいは、それぞれの団体の個性、特徴を生かした事業の実施、団体間の連携などが大きな課題となっているところでございます。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 行政は、常にいつもPDCAサイクルを回すという話が出ています。何年も前からずっと課題に挙げられているものがまた課題に挙がっている。5年後どうなるのか、10年後どうなるのかと考えると、本当に回っているのかというふうに疑問を抱くわけです。PDCAのアクションでとまってしまっているのではなくて、ちゃんと回すように施策を考えていただきたいなというふうに思います。  では、次の4点目の質問です。  先ほど述べたように、本市は観光局、観光圏、観光開発協議会と関係する観光団体が幾つもあります。人員的にも、予算的にも効率が悪いのではというふうに思います。事業内容の差別化ではなく、ただただ予算の消化になっているのか。現在の考え方、事業のすみ分けなど、そういったところを伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) ご指摘いただいております、複数存在する広域観光推進団体に対する現在の考え方、また、事業のすみ分けについてお答えをいたします。  観光局は、旅行業を生かし、民間が主体となって黒部市を中心とした新川地域の観光の先導役として、地域資源の掘り起こしや旅行会社などへの営業活動、情報発信及び地域観光ギャラリーでの県東部の観光案内など、専門的な役割を担っていただいております。  また、新川地域観光開発協議会は、滑川市から朝日町の3市2町で構成され、大都市圏への出向宣伝など、観光客が住む地域への情報発信、誘客事業を展開いたしております。  一方、にいかわ観光圏は、魚津市から朝日町の2市2町で構成され、着地側の観光客受け入れ体制の整備として、着地型旅行商品の造成や講演会などを通じたおもてなし力の向上などに努めておられます。  今年度から、観光圏の運営に民間の皆さんにも参画いただき、地域の皆さんに観光圏の取り組みが見えるよう、事業の見直しや効率化に努めているところであります。  今後はさらにそれぞれの団体の目的や実施事業の明確化、これまで以上の連携の促進に努めてまいりたいと考えているところであります。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 観光圏、民間の人も入ってということですので、今、この観光局、観光圏、観光開発協議会と幾つもあって一体何をしているのかというのがやっぱりいろんなところで聞かれるわけです。そういったことをもしこれからどういった事業をしているかというのを同じようなことをやらないで、しっかり情報交換をしながらやっていただきたいなというふうに思います。  そういったことで、最後の5点目の質問になります。  それらの団体、今3つの団体があるんですけど、団体を一本化することで予算の消化ではなく的確な予算執行ができ、効率的な事業運営ができるのではないかなというふうに思います。そういった一本化の考えというのはないのか、伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 観光団体の一本化についてお答えをいたします。  3つの団体それぞれの団体の設立の経緯、あるいは、構成市町も異なることから、現段階において直ちに一本化することは大変難しいという感じがいたしております。今後は、それぞれの団体の特徴を生かされるよう、事業の選択と団体間の連携に努めてまいりたいと考えております。  現在、3団体のうち2団体の事務局を行政が担っております。将来的には、事務局を民間が担うことで、民間同士の連携が進み、民間のノウハウを生かした運営、効率化が図られるのではないかというふうに考えておりまして、今後、関係者、関係団体とも相談してまいりたいというふうに考えております。               〔2番 成川正幸君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 2番、成川正幸君。               〔2番 成川正幸君起立〕 ○2番(成川正幸君) 今相談をということなんですけれども、一本化にすると、事業内容もいろいろできると思います。統一できますし、また、人員も3つの団体に分かれて事業をしていると、作業をしているということも一つにまとまれば人員も1カ所でできるので、そういった意味では余裕が出てくるんじゃないかなというふうに思いますし、余裕が出ると、時間に余裕が出ると新しいアイデアが生まれやすくなるというふうに思います。そういったことで、ぜひ今後、検討していただきたいなと。なかなかつくられた経緯とかも違いますので、大変だというふうに思いますが、この地域にたくさん人が来ていただいて、地域を活性化するという意味では、どこがやるとかというんじゃなくて、みんなでやらないとうまくいかないというふうに思いますので、ぜひお願いしたいというふうに思います。
     そういったことで、以上、観光振興について質問をいたしました。  本市の観光の未来は光り輝くのか、はたまた、さびついていくのか、観光振興計画を策定する今が肝心だと私は考えております。しっかりとした取り組みをお願いして、私の質問を終わらせていただきます。             〔2番 成川正幸君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 次に、11番、辻 靖雄君。            〔11番 辻 靖雄君質問席へ移動〕 ○11番(辻 靖雄君) どなた様もご苦労さまでございます。ことしもあと半月余りで新しい年を迎えます。まさに光陰矢のごとし、本年も激動に次ぐ激動の年でありました。日本国内では、18歳選挙権の導入を初めての7月の参議院選、同じく、東京と知事選では初の女性都知事が誕生しました。しかしながら、富山県内ではマスコミによって一躍不名誉な名をとどろかせた富山県議会、富山市議会等の政務活動費の不正問題は全国に波紋を広げました。  一方、世界に目を転じれば、8月のリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック開催の成功が挙げられます。当初は何かと問題点が取り沙汰されましたが、開いてみれば感動のシーンが満載で、日本の選手団の活躍も大いに光りました。しかし、政治、経済情勢としては相変わらずISの過激なテロ活動と戦闘、イギリスのEU離脱、アメリカ大統領選でのトランプ氏勝利という大波乱、韓国の朴大統領に対する民衆の怒りの大デモ行進等々、不安材料がめじろ押しであります。  そんな中、11月30日、魚津のたてもんが高岡御車山、城端曳山とともにユネスコの山・鉾・屋台無形文化遺産に登録が決定いたしました。まことにすばらしい快挙であり、隣町でありながらうれしい気持ちになりました。来年は酉年であります。鶏が卵を産むように、成果が出るよい年にしたいものであります。  それでは、今回の個人質問に入ります。  以下、2点について質問を行います。  1点、中学生の挑戦について、2、愛本刎橋の柱脚跡を市の指定史跡に。  まず1、中学生の挑戦についてであります。  文科省では、中学生を青年前期と捉え、次のように分析しております。1、中学生になるこの時期は、思春期に入り、親や友達と異なる自分独自の内面の世界があることに気づきはじめるとともに、自意識と客観的事実の違いに悩み、さまざまな葛藤の中でみずからの生き方を模索し始める時期である。また、大人との関係よりも友人関係にみずからの強い意味を見出す。さらに、親に対する反抗期を迎えたり、親子のコミュニケーションが不足しがちな時期でもあり、思春期特有の課題があらわれる。また、仲間同士の評価を強く意識する反面、他者との交流に消極的な傾向も見られる。性意識が高まり、異性への興味、関心も高まる時期でもある。2、現在の我が国においては、生徒指導に関する問題行動などが表出しやすいのが思春期を迎えるこの時期の特徴であり、また、不登校の子供の割合が大幅に増加する傾向や、さらには、青年期全てに共通するひきこもりの増加といった傾向などが見られる。3、これらを踏まえて、青年前期の子供の発達において、注視すべき課題としては以下が挙げられる。  人間としての生き方を踏まえ、みずからの個性や適性を探求する経験を通して、自己を見詰め、みずからの課題と正面から向き合い、自己のあり方を試行。社会の一員として他者と協力し、自立した生活を営む力の育成。法や決まりの意義の理解や公徳心の自覚。  このように中学生時代とは、その心身ともに成長、発達の大事な時期であります。富山県では、全国でも独特の社会体験事業として14歳の挑戦があり、一人一人の進路選択に大きな影響を与えております。平成8年度から10年度の3年間、地域の子供は地域で育てようという地域ぐるみのいじめ防止事業がありました。当時、いじめや不登校が増加傾向にあり、県内でもふえてきていることからこの事業が始まり、学校、家庭、地域が一体となってクリーン作戦や挨拶運動などを行っておりました。平成11年度からは、これをより具体化した職場体験を実施し、そこで規範意識を学ばせ、社会性を身につけさせるという目的で14歳の挑戦事業が始まったのであります。  また、最近のニュースでは、18歳選挙権の導入によって、学校での主権者教育が求められている中、水戸市教育委員会は、議会政治を実践的に学ぶために、市内の中学校で中学生議会を初めて開催しました。議会当日、市議会の本会議場に見立てて設営された体育館の会場には市長や副市長を初め、質問に応じる市の執行部が勢ぞろい、同校の中学校2年、3年生のほか、保護者や他校の代表生徒が傍聴する中、議長役を務める生徒が開会宣言をして論戦がスタート、同校では、7月ごろから3年生が社会科の授業で議会に関する基礎知識や市の総合計画を学習し、地域の課題を考え合い、具体的な議会質問の内容について各クラスで意見交換を重ねてきたそうであります。工場から出る熱を利用して温泉レジャー施設を誘致してはどうかという提案、高齢者を介護する家族をケアする取り組みについてを主張、また、JR駅の駐輪場に屋根がない現状を指摘し、雨が降ると自転車がぬれて多くの人が困っていると改善を要望するなど、大人顔負けの真剣かつ多彩な提言に対して市側も前向きに答弁。  この中学生議会について、生徒はクラスのみんなと地域の課題を話し合ったことを通して、自分の考えを主張する大事さを感じた。18歳になったら選挙に行きたいと。この意識変革は非常に大事な点であります。  そこで、以下5項目の質問をいたします。  (1)14歳の挑戦事業の準備と効果と課題は。(2)スクールミーティングの感想と期待は。(3)英会話教育の効果は上がっているか。(4)中学生議会の開催を。(5)自転車通学の安全教育を。1、スタントマンによる研修を実施せよ。2、歩道の通学許可の緩和を。3、ルール、マナーの徹底を。市長、教育長の明快なるご答弁を求めます。  次に、2番目、愛本刎橋の柱脚跡を市の指定史跡についてであります。  2010年6月、愛本刎橋の遺構として初めて柱脚の設置部分が職藝学院の上野教授による現地調査で発見、確認されました。この模様は、2015年7月、NHKの歴史ヒストリアという番組で詳しく放映されました。本市の松桜閣を復元させた上野教授は、これまで不明だった愛本刎橋の位置を特定する重要な発見であると、さまざまな講演の中で次のようにいろいろ紹介しておられます。  1、富山県で最も復元し、後世に伝えられるべき文化的意義と経済的効果がある。2、加賀藩が威信をかけて建造した天下一の刎橋であり、歴史の重みがある。2、風光明媚な場所、日本一の規模、英知の結晶である構造美等々は絶賛されるべきである。  また、市内で工務店を経営するH氏は、みずからの職人わざを発揮し、10分の1の愛本刎橋を忠実に復元、見事につくり上げられました。これは、三日市の仁王門の中に展示されてありますので、ぜひ皆様に見ていただきたいと思います。  さらにこの愛本刎橋に魅せられたI氏を中心にした黒部の古文書を読む会は、平成23年から27年の5年間にわたり、地道な努力を愛本刎橋のかけ直し、その実像に迫るという論文にまとめ上げられました。  こうした状況を踏まえて、以下、3点について質問いたします。  1、市指定の文化財にするには。2、越中新川郡愛本橋百分之一図の指定の経緯は。3、愛本刎橋の柱脚跡を市の指定史跡に。教育長の明快なるご答弁を求めます。  以上であります。            〔11番 辻 靖雄君質問席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君登壇〕 ○教育長(国香正稔君) 辻 靖雄議員の個人質問にお答えします。  まず1つ目の項目、中学生の挑戦についての1点目、14歳の挑戦事業の準備と効果と課題についてであります。  14歳の挑戦事業とは、まさに青年前期にある中学2年生に5日間の職場体験を行わせることにより、規範意識や社会性を高めることを目的として、富山県全体で取り組んでいる事業です。  事業実施の準備として、生徒たちは10回程度の慈善活動を行っております。事前に目標を設定し、きちんと目的意識をもち、先輩である3年生から経験やアドバイスを聞き、5日間の活動を事前にイメージして臨んでおります。  14歳の挑戦事業の効果についてでありますが、受け入れ先の事業所の方からは、最初は下を向いていた子が、途中からはきはきと声を出すようになり驚いた。できないことを一生懸命頑張っている姿に胸がいっぱいになったといった感想をいただいており、5日間の活動での生徒たちの成長ぶりに驚く声がたくさん寄せられております。  また、生徒たちからは、仕事の大変さや人と接することの難しさ、それと、楽しさを学んだ。事業所の方が笑顔で大きな声で挨拶しているのを見て、恥ずかしさが吹き飛び、自分も大きな声で挨拶できるようになったなどの感想があり、大人にまじって働くことで、精神的に大きく成長できる機会になっております。  この事業は、平成11年から18回を迎え、初期の経験者が受け入れ側で働いている段階になっています。  事業実施の課題としては、何より事業所、地域の方々のご理解、ご協力が必須のものであり、これまで継続できたことに敬意と感謝を申し上げます。地域が一体となって子供たちを育てるという実践が大切であると考えております。             〔教育長 国香正稔君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、2点目のスクールミーティングの感想と期待についてお答えをいたします。  このスクールミーティングにつきましては、平成19年度からスタートし、10年目を迎えております。今年度は先週の火曜日に開催されたところであります。  概要を申し上げますと、市内各中学校から3年生の代表生徒約6名、合計で24名の生徒の参加のもと、市の重要施策や直面する課題などをテーマとし、生徒目線からの質問や提案をいただき、意見交換を行っております。  これまでテーマといたしまして、ボランティアと住民参加、北陸新幹線開業とまちづくり、黒部の魅力再発見、中学校の統合計画、そして、今回は、戦略Kについて紹介をさせていただきました。  感想でありますが、生徒にとっては、自分たちが暮らす黒部市の取り組みについて、関心をもち、考える機会になるという点。私たちにとっては、生徒の視点からの素朴な疑問や意見を知る場であると考えております。  また、テーマとは別に、毎回、この3年生、初めて自分の進路を選択する、そういう不安を抱えているこの時期に、生徒たちに強く訴えていることがあります。まずは、夢を抱きなさい、目標をもちなさいということです。そして、その夢や目標を実現するためには、できるだけ具体的にイメージをもち続けることが大切。そのイメージにつきましては、形や色、そして、大きさ、具体的なそのイメージをしっかりもち続けることによって、その目標や夢に一歩でも近づく、そういう道だということを話をさせていただいております。  このスクールミーティングにつきましては、まちづくりについて考えるきっかけとなってくれること、そしてまた、やがては自分たちがこの地域、黒部市を支えていくというようなことを考えてくれることに期待をするとともに、地域社会の一員として自分自身をしっかりともち、しっかり夢をかなえてくれるよう、期待をしております。  このようなことから、今後も引き続きこのスクールミーティングを実施してまいりたいと考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君登壇〕 ○教育長(国香正稔君) 次に、3点目の英会話教育の効果についてお答えいたします。  黒部市では、平成18年度から小中学校で英会話科を実施しており、今年度で11年目の取り組みとなりました。平成18年度の小学1年生は現在高校2年生となっております。  英会話科は、国際感覚とコミュニケーション能力をもつ児童生徒の育成を目的としております。この目的に対する成果をどうすれば目に見える形で示すことができるか、少々苦慮しているところであります。  指標の一つとして、中学3年生時点での実用英語技能検定3級の取得率が挙げられます。平成27年度の英検3級の取得率は、全国平均は19%、富山県平均は18%でありましたが、黒部市では34%と非常に高い数値となっております。この数値は、英語に興味をもち、積極的に英語学習に取り組んでいる生徒が他市町村に比べ多いことを示しており、小学生のころから楽しみながら英語を学んできた成果であると言えます。  また、ことしの1月に、市内小中学校で実施した英会話科に対するアンケート調査では、英会話科の授業は好きですかという問いに、小学生では93%、中学生では79%が好きであると回答しています。英語が使えるようになりたいですかという問いには、小学生で92%、中学生では88%がなりたいと回答しており、この結果も英語嫌いにならないよう、工夫を重ねながら10年間取り組んできた英会話科の成果であると考えております。             〔教育長 国香正稔君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、4点目の中学生議会の開催についてお答えをいたします。  ご提案をいただきました、中学生議会につきましては、大変意義深いものと考えております。しかしながら、生徒の時間には限りがあり、新たな取り組みとして実施することは困難ではないかと考えております。中学生議会の開催についての考え方を現場の状況などもあわせ、教育長に答弁させたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○副議長(川本敏和君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君登壇〕 ○教育長(国香正稔君) それでは、中学生議会の開催についてお答えします。  中学校の学習指導要領では、議会制民主主義について、社会科の公民で学んでおります。授業では、模擬裁判や模擬選挙を実施するなど、民主政治やまちづくりに対し興味がもてるよう、効果的な授業に努めております。  先述しました、スクールミーティングでは、市長プレゼンは提案理由説明に、質問は一般質問にたとえることができます。また、参加した生徒には、それぞれの学校において、その内容や結果を他の生徒に報告する機会が設けられており、この場面はまさに市政報告会に当たり、一連の流れは議会そのものとも言えます。このほか、生徒会では、各クラスの代表が生徒議会を組織しており、月1回開催されております。  ここで、桜井中学校を例として、学校現場の状況を申し上げます。  平成27年度の実績では、年間の確保必須時間数は1,015時間と定められておりますが、国語を初めとする各教科の授業時間数の確保をしつつ、比較的自由に活用できる特別活動や総合的な学習の時間で、英会話の授業や運動会を初めとする学校行事の練習、14歳の挑戦、北方領土の学習などを行っております。それらは、最終的には国の時間数を上回る1,064時間に上っております。これに加え、始業式や卒業式などの式典行事、生徒会活動や安全講習会、宿泊学習や遠足などがあり、時間的には飽和状態となっているということであります。  さらに、部活動は言うまでもありませんが、各種団体や地域行事への参加要請、それに伴う練習時間は放課後や休日に実施している状況であります。  ご提案いただきました、中学生議会につきましては、議会について学ぶ上で大変有効な取り組みではありますが、現状を総合的に判断いたしまして、新たな取り組みとして実施することは非常に難しいものと考えております。  答弁を続けます。  5点目の自転車通学の安全教育についてでありますが、各学校では、交通安全教室や街頭指導を実施しております。  交通安全教室では、DVD映像を用いて、事故が発生するさまざまな状況を見せながら指導しております。お話のあった、スタントマンによる実演は、映像よりもさらに臨場感があり、事故の衝撃が生徒たちに伝わりやすいというメリットがあります。平成27年度に桜井中学校において、スタントマンによる実演を含む交通安全教室を行っております。スタントマンの活用については、学校の意見を確認しながら検討していきたいと考えております。  中学生の自転車での歩道通行についてでありますが、自転車は車両であるため、原則車道を通行しなければなりません。例外として、自転車及び歩行者専用の道路標識がある道路は自転車での通行が可能であります。  交通安全のルール、マナーの徹底についてでありますが、ことしの9月には新川地区で自転車の中学生が車にはねられた死亡事故があったばかりであります。自転車に乗る際には、一旦停止と左右確認、二人乗りや傘差し運転の禁止、ヘルメットの着用や夜間におけるライトの点灯など、繰り返し生徒たちへ注意喚起し、引き続き交通安全指導の徹底に努めてまいります。  次に、2つ目の項目、愛本刎橋の柱脚跡を市の指定史跡にの1点目、市指定文化財にするにはについてお答えいたします。  現在、黒部市において、指定されている文化財は68件あります。種別は大まかに4つ、有形、無形、民俗、記念物に分類されており、保存及び活用しつつ、きちんと次世代へ継承していくことを目的に文化財指定をしております。  文化財に指定するには、所有者等の文化財指定の申し出により、教育委員会が文化財保護審議会へ諮問します。その後、文化財保護審議会において、調査、審議をしていただき、その答申を受け、教育委員会が協議の上、指定するという流れになっております。  次に、2点目、越中新川郡愛本橋百分一之図の指定の経緯はについてお答えいたします。  愛本橋百分一之図は、愛本刎橋を100分の1に縮尺した絵図で、1841年に製作され、刎橋の7回目のかけかえの際に描かれたものであります。細部まで丁寧に描かれている上に、詳細な内部構造を見ることができ、当時の橋梁技術を示すものとして、土木、建築、歴史的に重要なものと考えております。  この絵図は、長く石川県珠洲市の為重家に代々伝えられてきた絵図でありますが、平成24年12月の教育委員会定例会において有形文化財として指定しています。  次に、3点目、愛本刎橋の柱脚跡を市の史跡指定についてお答えいたします。  刎橋の刎木を支える柱脚、柱の跡が5つ、平成22年6月に河川内の岩盤上に発見されたものです。これにより、柱脚の位置が特定されました。その後、多くの方々に刎橋の歴史を知っていただくために、平成22年より、毎年、柱脚跡にマーキングをしております。発見された柱脚跡は右岸の一部、1列目の5本分でありますが、さらにその奥に2列目の跡があるのではないか。あるいは、左岸に柱脚跡があるのではないか、そのあたり、あるいは、その指定する範囲などを決めるための調査が必要であると考えております。  史跡指定の流れにつきましては、さきに申したとおりであり、現在、河川を管理している国土交通省と協議を進めております。その上で、文化財保護審議会へ諮問し、教育委員会として判断してまいりたいと考えております。             〔教育長 国香正稔君自席に着席〕              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 少し時間がありますので、再質問を何点かさせていただきます。  この14歳の挑戦事業のことでありますが、今ほど答弁がありまして、この準備にかかわった先生方、教職員、こういう方たちの感想について、もしわかれば。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 生徒の感想とか、それから、事業所の皆さんの感想はまとめておるんですけども、ありました、教職員のアンケートの結果ですけども、この活動を通じて、生徒たちには好ましい変化が見られましたかという問いに対して、十分に見られた、見られたという感想が8割を超えているという状況であります。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 教職員の人たちのこの下準備というか、大変であるということをお聞きしまして、いろいろお会いして聞きましたら、自分ら社会のことよくわからんけど、この14歳の挑戦事業によって本当にしゃばはどれだけ厳しいものかということを僕ら自身が一番よく勉強になったという話を聞いたものですから、それで、その教職員のどういう感想をもっておられたかということをお聞きしたわけですけども、何かいまいち、もう一つ突っ込んだ感想を聞きたかったんですけど、それはそれでいいです。
     英会話教育については、非常に効果が上がっているというお話でありまして、ここまで努力してあるというか、さらに努力していただきたいなと思います。今、実際、高校生になったらよくホームステイとかいろいろ1年間留学とか、そういうものが全国的に随分はやっておりますが、本当に英会話で確かに国際化とか、コミュニケーション力とか、そういうものをマスターというか、身につけるという目的もありますけど、やっぱり英語ぺらぺらになるということが一番の目的だと思うんです。そういう意味では、いろんな教師も一生懸命なんだけど、うちへ帰ったらもうこれで終わりじゃないかと思って、前も英会話教育のちょっと授業参観させてもらったんですけど、どうかなということも一つあったんですけども、やっぱり非常に英会話の雰囲気、常にそういうできる環境をひとつまた工夫してつくっていただければというふうに要望させていただきます。  この中学生議会の開催というのは、僕も実際いろいろ調べたりして、本当にこういう学校があるんだなと思って、ちょっとびっくりしたわけですけど、本当に18歳から投票といういよいよことしから始まったわけですが、そういう準備期間として自分たちも投票できるんだという成人意識も関係するというか、そういう意味では主権者教育ということが具体化、実践的にやれば非常に身につくんじゃないかということで、スクールミーティングを通してのお話もありましたので、もし機会があればどこかの中学校で思い切ってひとつこの中学生議会をやってみたらいいんじゃないかと。大変な時間の制約があるということでよくわかりましたけど、ぜひまたチャンスを見つけて進めていただきたいというふうに思います。  それで、自転車通学なんですが、今複合化されて、将来的には中学2校に集約するわけですが、非常に自転車通学の、もちろんスクールバスとかいろいろあるんですが、自転車通学、これは現在もそうなんですけども、実際に安全教育というか、先ほども亡くなられた話もありましたが、スタントマンの研修というのは僕も参加して見せてもらいましたけども、本当に臨場感があって、もうまさに危ないものやなという、自分で守らんにゃ大変なことになるなということは桜井中学校の全生徒が実感したと思うんです。その司会者もまた物すごい上手で、皆さんに質問したりいろいろやりとりを聞きながら、これはもう本当に専門家ですから、プロですから、本当に浸透すると思うんです。費用も結構かかると思うんですが、毎年1回ぐらいはどこかの学校でやっていただければなと、そういうふうに思います。その点、教育長もうちょっと踏み込んでこれ、取り組みはどうですか、安全教育のために。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 通学の安全を確保するという意味から、自転車の安全運転というのは大変重要なものであるというぐあいに認識してます。今話題になっていたのはどっちかというと、自分が被害者にというか、けがをするサイドだったと思うんですけども、今もう一つ話題になっているのは、加害者になる場合も生じているわけで、2つの意味からこの問題というのはきちんとやらなければならない問題だというぐあいに認識しております。  スタントマンを活用するということについては、可能な限りやりたいとは思っております。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 教育長、ぜひそこら辺は力強く取り組んでもらいたいと思います。  あと、歩道の通学許可の緩和をということで、この警察の方とか、随分お話ししとったら、標識さえあれば可能だという話もありまして、やっぱり車が走っておるところへ自転車で結構危険ですね、実際、見ていると。やっぱり歩道ほとんど人が歩いておらんというか、そういうこともあったりして、歩いておっても、そこで一旦とまってまた過ぎてから乗っていってもいいという警察の方も言っておられますし、そこら辺、ちょっと真剣にやっぱり距離が結構ありますから、安全通学許可、やっぱり出るようなそんな取り組みをぜひお願いしたいと思いますので、教育部長、どうでしょうか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 法による規制でございますので、それを緩和するというようなことにつきましては、やっぱり法のもとでできることをやっていくべきではないかなというように思っております。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 警察の方が標識さえつければ大丈夫だと言っておった。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) その規制の標識は、公安委員会が設置することになっております。今、新の8号バイパス、今バイパスじゃありませんが、新の8号は自転車の通学も可能というふうに設置はされておりませんが、設置する経費がないということで、国交省のほうでは設置はしておりませんが、そこを自転車による通行はオーケーですよというのはお聞きしておりますけれども、今の歩道を自転車も歩行者も同時に通行することはできるというのは、やっぱり歩道の幅員とか、道路の幅員とかの関係もございますので、全てそういったようなことができるというものではないというふうに認識しております。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) ひとつ検討していただければと思います。  最後に、愛本刎橋の史跡の指定についてですが、これは結構教育長、前向きに言っておられましたけども、これは何かスケジュールみたいなものはどうなのでしょうか。その前に、まず国交省の所長さんといろいろ会話されたという話ですが、どのような感想だったか、2点お願いいたします。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) まず、国交省サイドも前向きだという報告を受けております。ただし、今、あの場所の所有者が一体誰なのかということがまだはっきりしていない、そういう状況であります。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 所有者がはっきりしていないと。要するに、黒部川一級河川ですよね。この部分は国交省のものではないわけですか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 私らも国土交通省のものかなというふうに思っておるわけなんですが、国土交通省は管理上、国土交通省がしているというような認識もあるということなんですが、所有者が、指定に向けては所有者が申し出をするということになっとるものですから、国土交通省自体が申し出をするということについてはちょっと問題があるのではないかということも含めて検討しておられるようで、そういった場合には、管理上問題ないということで、指定については前向きなんですが、申し出をする主体となるのはちょっと問題も出てきそうなので時間をください。地域の方々を中心として、その申し出をするというようなことについて相談にも応じますので、また連携をとって対応をして検討していきましょうというお話にはなっております。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○副議長(川本敏和君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) こういうすばらしい史跡がありますので、ぜひじっくりと検討して、指定になりますように頑張っていただければと思います。  以上で終わります。 ○副議長(川本敏和君) 一般質問の途中ですが、昼食のために午後1時15分まで休憩いたします。   休  憩  午後 0時05分   再  開  午後 1時15分 ○議長(新村文幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続けます。  9番、谷口弘義君。             〔9番 谷口弘義君質問席へ移動〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、発言通告に基づいて2項目の質問をします。  まず、黒部市福祉センター、宇奈月老人福祉センター、公衆浴場についてです。  旧黒部市内にあった公衆浴場が10月15日で営業をやめられ、1件もなくなりました。住民からは残してほしかったという声と公衆浴場的な施設を町なかに求める要望が寄せられています。こうした要望に応えることが必要だと思いますが、市長、答えてください。             〔9番 谷口弘義君質問席に着席〕               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどありましたように、本年10月に三日市地区にあった公衆浴場が廃止となり、日常的に利用されていた方のご不便のお声をいただいているところであります。  市といたしましても、公衆浴場は、住民の日常生活において衛生上欠くことのできない、また、健康の増進に関し重要な役割を担った施設であると認識いたしております。このような民間施設が市内に1件もなくなった今、市といたしましては、公衆浴場的な施設を設けて運営することは考えておりませんが、既存施設の利用、または、新たに施設を設けられる事業者の方がおられれば、衛生設備費に対し支援をしてまいりたいと考えております。  当面は、安価で安心してご利用いただける入浴施設として、黒部市宇奈月老人福祉センターと黒部市福祉センターがありますので、これら施設をご利用いただきたいというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 今は考えていないということですけども、ぜひ旧黒部市、旧宇奈月町という言葉はよくないんですけども、住民の方々からは、それこそ宇奈月のほうには市の施設が、とちの湯、湯めどころがあるじゃないか。私らは車では行けないと、そういう地域に住んでいる誰もが利用できるようなそういう施設を考えてもらえたらありがたいという声を紹介しまして、今市長が言われました、黒部福祉センターの質問に入らせていただきます。  黒部市福祉センターの入浴時間は10時から16時、4時までとなっています。せめて晩の8時まで延長してほしい、こういった要望があります。これは、特に旧黒部市内の最後の1件がなくなってからの要望であります。このように、こういった事情から、入浴時間の延長が必要と考えます。市民生活部長、答えてください。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 自分では18時とお聞きしていたですが、8時ということでしょうか。 ○9番(谷口弘義君) 18時。 ○市民生活部長(中 伸之君) お答えいたします。  福祉センターの入浴時間の延長についてでありますが、黒部市福祉センターを運営しております、黒部市社会福祉協議会によりますと、時間延長の要望については今のところ数名の方から聞いているということでございます。市の社会福祉協議会では、時間延長については課題もありますが、要望が多ければ検討したいということであり、市といたしましても、市社会福祉協議会と協議していきたいと考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 協議は協議なんですけども、ぜひこういった要望に応えていただきたいと思います。  次に、黒部福祉センターの福祉バスの、定期バス、定期的に運行されていますけども、運行経路がわからないということでわかりやすくすることや、停留所を設置し運行時間を掲示してほしい、こういった要望があります。これは、特に出されてきたのは、先ほど言ったなくなってからです。これは当たり前のことなんです。こういった住民の当たり前の要望に応える必要があると思います。答えてください。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) ただいまの福祉センター送迎バスの運行の件についてお答えいたします。  現在、無料の福祉バス2台で福祉センターまでの送迎を行っております。また、4人以上の利用につきましては、8人乗りワゴンでの無料送迎をいつでも利用できるということでございます。福祉バスは日がわりで運行コースを変更しているため、時刻表を作成して、各世帯に配布するとともに、公民館等での配布やホームページで掲載するなど、周知を図っているところでございます。  停留所の設置につきましては、現在、停留所は177カ所あり、うち1週間に1回の停車が140カ所となっております。利用者からのお問い合わせ等についてはご高齢の方が多いため、その都度職員が丁寧に説明しているとのことでありますが、停留所の設置については、随時運行コースを見直していることなどから、変更も多いため、現在は考えていないとのことであります。  運行コースがわかりにくいという点につきましては、皆さんの提言などを参考にしながら、社協とともに今後考えていきたいと思っております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 運行の場所がよく変わるためと言われましたけど、いつごろ変わりましたか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 最近では平成26年というふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 私ここにもっている時刻表では、平成27年4月1日現在です。そうすると、その平成26年と27年で変わっていないということなんです。2年ぐらい変わっていないですよね。そうすると、時刻表の設置じゃ誰も要らないですか。例えば、今運行し始めた、運行というか、試験運行始めた南北線、もう停留所設置してありますよ。それが当たり前でしょうが。時間が変わったから設置しない。変わるから設置しないというのは、これは理屈の上にへがつきます。へ理屈です。すぐにやるようにやってください。どう思いますか。
                〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) こちらのほうは無料で運行している、きめ細かくそれぞれ停留所の箇所も先ほど申し上げましたとおり、その人に合わせて停留所とはちょっと離れていますけどもというふうなご要望に対してもきめ細やかな対応をしておりますので、そこまでの必要性は感じていないというふうに思っております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) そうでしたら、恐らくこれは1枚だと思うんです、時刻表で、この中には、そういうことは一切記載していないんです。どうしてわかりますか。マイクロバス4台出して、あの1台あるから4人以上になったら来てやると。そういうことはわからんでしょう。だから、ほんまにやる気があるんなら、市として停留所を設けるべきですよ。そのやる気のあるところを見せたのは東西バスでしょう。だから、すぐに検討していただいています。いま一度しつこく聞きます。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 今後も利用者の皆さんのご要望に沿うような形で社協と協議してまいりたいというふうに思います。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 十分に協議して、定期的な運行バスならそれにふさわしい状態にしてください。  次に、宇奈月老人福祉センターのことなんですけども、ここは東部地域包括センターも併設されています。私が行ってみましたところ、非常に有効に活用されています。ああ、いいことだな、すばらしいなという感じで帰ってきました。  ここで、各種サークルも利用しておられるわけですけども、そこでお聞きします。  入浴者が非常に少ないということも聞いています。そこで、各サークル活動の1カ月の平均利用者は何名でしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 利用者についてですが、指定管理している黒部市社会福祉協議会がまとめたことし4月から11月の実績によりますと、各種サークル活動等の1カ月当たりの平均利用者数は303人、入浴を目的とした利用者数は255人であります。また、各種サークル活動303人のうちで、入浴もする方は238人というふうにお聞きしております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) じゃあ、次の質問に入ります。  老人福祉センターの入浴施設が2カ所あります。ところが1カ所しか使用されていません。女性の方の入浴時間は午前9時から午後2時半まで、男性の方は2時30分から4時までというふうになっています。  そこで、1カ所の施設でこうして分けてやるというのは、私は好ましいとは思いません。そこで、2カ所使用するようにするべきでないんでしょうか。答えてください。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 黒部市の宇奈月老人福祉センターの入浴が入れかえ制になっているということについてでございますが、当施設の入浴者数は、1日当たり約20人であります。男性の利用が1日3人から4人、多くて5人と低いことから、時間制で交代して利用していただいているものでございます。  なお、男性利用者が多く見込まれる場合は、施設の老朽化による問題もあるものの、必要時に2カ所の浴場を使用するなど、利用状況に応じて効率的な運営を図ってもらいたいと考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 今の答弁では、利用者が少ないからこうしとるんだということなんですけども、こういう入浴の時間設定しているから利用者が少ないと反対に考えられますよね。  それで、お聞きしますけども、じゃあ、最初2カ所つくったとき、2カ所使用していたときの利用者の状態はわかりますか。必要だから2カ所つくったんでしょう。わからんですよ、わかるわけないんですから。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 当初のことについては、こちらに手元にしてございません。わかりません。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでも今言いましたように、2カ所あって当たり前だから2カ所つくったんだと思います。それで、部長のほうで、利用人数が少ないから1カ所にしたんだ、こういうことですね、正常じゃないんですよ。どこか宇奈月温泉のほうで、旅館のほうで男女別々というそういう旅館ありますか、ご存じでしょうか、ご存じですか、質問です。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 温泉のほうで男女を同じ浴槽で入れかえているというようなところがあるか、ないかということを知っているかということですが、1カ所そうやって分けて使うということはないと思いますけども、それぞれ別に交代して使うということはあると思っています。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 部長、ちょっとお聞きしますけども、1カ所しか風呂がなくて、別々に使用するところはあるということですね。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) とは限らず、数カ所あって、別々に使用するということであります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 私の趣旨がうまく伝わらんようですからいいです。  それで、今でも2カ所やろうと思ったら使えるんですね、宇奈月福祉センター。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 多少ボイラーが老朽化して問題もありますが、必要に応じて、必要時に使いたいというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) ちょっとよくわかりませんでしたけども、使えるということですね、もう一回。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 使えます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) その2カ所使うときのために、いろんな要望が出ているんですけども、要望について、今から言いますけども聞いてください。  平成29年度に必要な工事要望が出ています。これはご存じだと思うんですけども、給湯配管の取りかえ、浴室タイルの改修工事、ボイラー制御盤の修理というか、交換というか、ヒーター取りかえ工事、予算は大体何百万円になるかわかりませんけども、600万円ほどというふうに聞いています。こういうことを直さんと使えないじゃないですか。質問です。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) この施設については、市の施設の再編の基本計画に基づいて、長寿命化ということで施設を存続するというふうなことを市が決められたところであります。それに基づいて、施設の長寿命化を図るために、毎年定期的に修繕をしているところでございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) じゃあ、使えるということで、ぜひ施設を1カ所のやつ2カ所使えるということで私、理解したんですけども、そこで、部長、もう一回だけ聞きます。  その2カ所の風呂で、1カ所にしたのは何年前ですか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 平成16年から、合併する前からそういう状況であったというふうに聞いております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) そういう長いことやっとったら、入る人も、入居されるお客さんも減りますよ。だから、ぜひこの際、2カ所使えるように検討して、この案内要綱にも2カ所使えるからぜひおいでくださいと書くべきです。  次の質問に入ります。  次、肺炎予防ワクチンの接種についてであります。
     肺炎による死亡率は、がん、心臓病についで第3位と言われています。市内の65歳以上でなくなった方の肺炎による死亡率はおよそ何%ぐらいでしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 肺炎による死亡率の、死亡者数と言われましたか。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 反問権ということで答えます。  死亡者数じゃなくして、これはとめてください、市内の65歳以上で、亡くなった方の肺炎による死亡率です。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 10.2%であります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それともう一つ、肺炎治療に要する市の負担は幾らなのでしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 肺炎治療に関する市の負担でありますが、検査や投薬料など症状に応じて医療費は異なると思います。一例として、国保加入者、70歳以上の方が、例えば、30日間入院した場合の費用は総額82万5,000円。うち、市の負担分は75万7,000円となります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、次の質問に入ります。  肺炎球菌は肺炎の発症原因の4分の1を占め、日常かかるもので最も多く、肺炎予防に肺炎球菌ワクチンの予防接種が効果的と言われています。  国は、2014年10月から、高齢者を対象に肺炎球菌ワクチンの定期接種の制度を始めました。経過措置として14年度から18年度まで毎年度65歳から5歳刻みで100歳の人まで接種できます。節目の年齢以外は原則8,000円から7,600円の自己負担となります。節目年齢での接種費用は個人負担2,400円と聞いています。黒部市内で65歳以上の人の肺炎球菌ワクチンの接種率は、平成26年度で52.6%、平成27年度で49.8%接種率が伸びていません。接種率を上げるのに何が必要と感じておられるでしょうか、答えてください。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 接種率を高めるには何をするかということでありますが、テレビCM、報道などにより、現在、肺炎球菌ワクチンの予防接種への関心は高いというふうに考えております。  市におきましても、接種対象者に個別通知をするとともに、広報やホームページでの記載、CATVを利用した周知のほか、医療機関へのポスター掲示をするとともに、各種保健センター事業においても積極的に周知を図っており、接種率向上に取り組んでいるところであります。  今年度も、未接種者の方へは、広報3月号に再掲載し、周知を図ってまいりたいというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) そういう努力をされても伸びていないというのが現状なんです。だから、質問したのはそういう状況の中で、伸ばすためには何が必要かということを聞いているんです。今まで一生懸命やっておられるのはわかります。皆さん一生懸命やっておられますから。それでも伸びないというときに何が必要かということを聞いておるんです。答弁どうぞ。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 確かに、このワクチンについては効果があるというふうなことで、その効果があるということの認識、普及、啓発に努める必要があるのかなというふうに思っております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) これは新聞報道です。新聞報道によれば、接種率が上がらないのは、一つの原因は、節目、節目の接種が決められていること、そういうとき、節目以外は個人負担が8,000円か、7,600円。これに問題があるということで言われているんです。だから、市としてできることは、ここの質問にも入っていますけど、接種費用の支援ができないかということなのです。  そこで、厚労省の資料によりますと、節目の接種年齢以外のときは8,000円なんですけども、この接種費用については個人、市が8,000円から、先ほど言いましたように2,400円ですよね、個人負担が。個人負担が8,000円、節目のときは2,400円、その差額というのは70%になるわけです。30%掛ける8,000円で2,400円ですから70%です。その70%に対して国が地方交付税で手当をするというふうに書いてあるんですけども、費用負担に関して、市が関与していることについて、地方交付税措置と市の負担の関係についてはどういうものなのか、ちょっと聞かせてください。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 定期接種の費用負担の交付税措置については、定期接種については、A類疾病とB類疾病がありまして、この成人用肺炎球菌につきましてはB類に相当します。そのとき、低所得者分として3割程度を交付税で国が補填しているということでございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 3割程度国が負担して、交付税措置をやって、あと残りは市が負担しているということなんですか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) これについては、一部2,400円ということは個人負担をいただいておりますけども、その残りについては市が負担しているということでございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、次の質問に入ります。  今、そのほかに国の3割の交付税措置でやっておると。あとは市がやっておるということですけども、その市が節目年齢の接種費用や節目年齢以外での接種費用の支援をふやす、個人負担を減らすことがこの接種率の上昇につながるというふうに考えるんですけども、このことについてどのように考えておられますか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) ただいま節目以外で接種費用の支援をふやして、個人負担を減らしたらどうかということでございますが、現在、肺炎球菌ワクチンの予防接種対象者は、先ほどもお話がありましたように65歳から100歳までの5歳刻みの年齢になる方が対象となる年度においてのみ国の定期接種として公費助成を受けることができます。節目年齢以外の方への接種につきましては、今後国の動向を見て速やかに対応していきたいというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 部長、ところで、黒部市が負担しています接種費用、50%と見て、幾らほど出すと思いますか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 一応、予算化では700万円余りというふうに認識しております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 計算するとそうでしょうね。残りの平成29年度の接種者1,264人です。掛ける5,600円で707万円というふうに出てきます。これぐらい市が、この半分でもいいから負担したらもうちょっと安くできるんです。そういうことはできないかということをお伺いしておるんです。  それと、もう一つ、節目以外は8,000円なんです。じゃあ、次の、例えば、67歳で接種して、70歳で接種したらこれは補助受けられますか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 個人で接種した場合は、その節目年齢でも対象外というふうにお聞きしております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) もう一回言います。よく聞いてください。67歳で接種して、70歳の節目でもう一回接種すると、これは補助対象になりますかと聞いているんです。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 67歳のときに自費で接種したということで70歳のときにまた定期になるという話ですが、これについては私の理解としてはならないというふうに考えています。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) ならないというのは、なるというのは、例えば、65歳、70歳だったらなるということなんですね。でも、1回目は接種費用にカウントされないんです、67歳だったら。だから、次にならないなら、市のほうでなるようにしたらいいんじゃないですか。そのことを言っておるんです。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕
    市民生活部長(中 伸之君) 定期接種に関する市の考え方につきましては、国で定めた定期接種のものに対して市が助成するということでありますので、定期接種になっていない間の年齢で受けられたものについては、市は補助の対象としていないというのは従来からの原則であります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) しつこいようだけど、もう一回聞きます。  じゃあ、65歳で接種して、70歳で接種したら補助対象になりますか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) これにつきましては、1回のみの対象ということでございますのでなりません。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それで、市が負担するということはわかりましたけども、これからみんなが高齢者になっていくわけです。それで、老人というのは単なる老人になったわけじゃない。これまで黒部市のためにいろんな努力をして、いろんな尽くされて、そうしながら老人になった方なんです。だから、老人といっても、年がいったといっても、これまでの黒部市の礎を築いてきた人たちばかりだというふうに私は理解しています。そういう中で、子供の医療費無料化、これは子供たちのことなんです。子供たちは、これからの子供、黒部市をしょって立つ、そういう人たちなんです、子供たちは。それで、子供たちの医療費助成は1億円を超えています、これはゼロ歳からなんですけども、そういう中において、年配の方々が市が全額負担したといったって2,000万円でできるんです。だから、そのうちの少しでもいいからできないかということなんです。これについては、本当に大きな政策的なことですから、市長に伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 市民生活部長がお答えしたとおりであります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 市民生活部長の答弁のとおりと言われるんですけども、私が市長に聞いたのは、大事な子供たちのためにいろいろ助成をやっておる。今まで黒部市に尽くした年配の方々に対しても、もう少し温かい目で補助できないかということを聞いておるんで、そのことについては、市民生活部長はまだ答えておられませんので、市民生活部長にいま一度伺います。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 子供に対する定期接種については了としているところでありますけども、それについても国の定める接種のみに対する補助でありますので、全てにおいて無料にしているというわけではないというふうに認識します。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) ちょっと待ってください。こども医療費を国がやったのは3歳児まで。県がやったのはことしから、就学前までか。それ以上については市がやっているんじゃないですか。私の思い違いでしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 医療費についてはそうでございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 医療費の無料化のことを言うたんです。市が予算化されているのは妊産婦やみんな入っているんです。そういう中で比べると、こども医療費無料化の助成と出ていますから、予算書にも、そのことについて聞いておるのであって、医療費の無料化のことを言うとるんです。なかなか意見がかみ合いませんので、もう一つだけ言わせていただきます。  この肺炎予防というのは、それこそ今医療費の問題が出ましたけども、このことによって肺炎球菌による肺炎が4分の1ほどになると言われておるんですけども、減ることは確実に減ると言われています。そうすると、黒部市にこんなことを言いたくないですけども、黒部市の医療費の削減にもつながると思うんです。だから、年配の方々も大事にしなさいということを言いまして私の質問を終わります。  以上です。             〔9番 谷口弘義君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、7番、山田丈二君。             〔7番 山田丈二君質問席へ移動〕 ○7番(山田丈二君) どなた様もお疲れさまです。今回も一問一答方式でやりたいというふうに思っております。  今回の通告は質問項目は1つであります。黒部市内の商店街通り、組合単位でありますが、市街地に設置されている照明のLED化についてであります。  照明を蛍光灯から発光ダイオード、いわゆるLEDランプへの切りかえ導入、促進に向けて質問いたします。  4年後の2020年には、東京オリンピック、パラリンピックの開催年でもありますが、一方、国連、国策で進められている水銀に関する水俣条約の条約を発効する2020年の年でもあります。  水銀に関する水俣条約とは、条約の目的として、水銀及び水銀化合物の人為的な排出から人の健康及び環境を保護するとし、1つには、蛍光灯は白熱灯の製造、輸入は実質的に不可能になるとのことであります。経済省によると、LED化照明の普及率は平成12年度時点で9%にとどまり、平成30年度にLEDなど高性能照明の普及率をほぼ100%にするという計画で基準の厳格化で達成を後押しするとのことであります。あと4年に迫っている現状であります。これらのことを踏まえて、まず、市内における道路照明灯を除く防犯灯のLED化の現状について伺います。  市内の市が保有する防犯灯LED化は、以前より計画的に導入を進められ、ほぼ終えたと聞いておりますが、ここで幾つかの点について市民生活部長にお伺いいたします。  まず1点目であります。  改めてLED化導入に至った目的と効果、いわゆる費用対効果についてまず伺いたいというふうに思います。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) LED防犯灯設置促進事業の導入目的につきましては、LEDは従来の水銀灯及びナトリウム灯に比べて電気代が約48%削減でき、毎年の電気料金が抑えられるほか、電球の寿命につきましても、水銀灯の約10倍、ナトリウム灯の5倍長持ちするという利点が維持管理コスト削減につながるものと期待し、導入に至ったところであります。対費用効果につきましては、LED化推進前の平成22年度と平成27年度を比較しましたところ、平成22年度につきましては、電気料及び修繕料の総額が約1,970万円だったものが、平成27年度には約1,400万円となっており、約570万円のコスト削減というふうになっているところでございます。               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) 引き続き2点目でありますが、市が保有する防犯灯の数、その中には道路照明は基本的に除いた数をお願いします。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 防犯灯の数につきましては、本年10月末現在で4,534灯となっております。               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) その数字を押さえた上で、現時点での普及率、そしてまた、LED化がなされていないものがあれば今後どのような対処をされるのか、その点についても市民生活部長にお伺いします。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 本年10月末現在のLED防犯灯は3,493灯であり、率にしまして77%となります。残り約1,000灯につきましては、通常の修繕に合わせ、老朽化したものから順次LEDへ切りかえを行ってまいりたいと考えております。               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) 次に、今ほど述べましたように、水銀に関する水俣条約についてでありますが、あと4年と迫っているわけでありますが、4点目として、条約発効に向けて、市の今後の対処、対応について、同じく市民生活部長にお伺いします。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 平成28年2月に締結されました、水銀に関する水俣条約につきましては、水銀及び水銀を利用した製品の製造等、輸出入を規制する国際条約であります。平成30年に特定水銀主要製品の規制が開始されます。なお、この規制につきましては、水銀灯の継続使用、修理、交換のための使用及び販売を禁止するものではありません。  市が保有する各種照明器具のうち、特に水銀を使用しているもので、老朽化等による修繕の必要があるものから順次LEDへの切りかえを行っているところであり、引き続きLED化が図られるよう、対応したいと考えております。               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) それでは、本来の質問に入りたいというふうに思います。  商店街、市街地を中心に設置されている街路灯についてであります。  設置されている地域にあっては、組合と商店が連携し、夜間における安全・安心を図り、顧客へのサービス増加に資すること、また、それぞれの商店街通りに即した景観に配慮し設置されているところであります。通常は、おおむね10時ごろまで点灯され、一部早朝まで、特に師走から春先まで朝方薄暗いときにはおおむね3割程度が点灯されているわけでありますが、この点灯されている照明は、一つには防犯灯の役目を担っているだろうというふうに私は思っております。  そこで、今回、この照明灯に関して、あくまでも3割の照明灯に関しての質問であります。  幾つかの組合で課題をよく聞きます。共通しているのは、設置より長年経過していることや、支柱の老朽化、また、特に従来の照明ランプの取りかえとあわせ、安定器の取りかえが必要となってきており、近年、維持管理が非常に厳しいとのことであります。設置している組合で撤去やむなしとして撤去する方向を昨年打ち出した地区もあります。この案件については市でも把握されていると思いますが、ことしの春先からそれらの地区を含めて我が町通りを従来どおり維持、管理できないかということで、現状を共有し、研究、検討を重ねた結果、現時点で4地区の組合がLED化を目指すという動きが出てきたところであります。4つのうちの1つの地区にあっては、本体のアームの老朽化もしており、同時に取りかえして実行するとのことであります。一部市への相談もしたそうでありますが、現在、支援する制度、補助金がないということであります。あと4年に迫っているという思いもあったものの、これ以上待てないということで、この4地区にあっては来春まで、来年の春までには実施完了したいとのことであります。  そこで、今回のほんの一例でありますが、地域にあっての短期、中期的に課題を抱えているのも少なくないと思うのであります。  そこで、5点目になりますが、協働まちづくりの観点から、市民に寄り添った組織、体制への総合的な相談窓口の設置に取り組むべきと思いますが、総務企画部長に所見をお伺いします。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 市民に寄り添った組織、体制づくりへの総合的な相談窓口の設置についてお答えをいたします。  本市では、行政事務が組織的に適正かつ能率的に遂行されるよう、所掌事務を系統的に定めております。これまでも市民の皆様が日常の暮らしの中で困られたことにつきましての相談は市民相談ということで、市民環境課で対応しており、市民環境課の所掌を越える案件につきましても、その内容を整理し、関係する所管課へ取り次ぎ、組織的に問題解決に努めております。  照明につきましても、所管課が明確でないものにつきましては、まず市民環境課で相談をいただき、適切な所管課と連携して対応してまいりたいと考えております。               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) 今回特に言ったのは、窓口、相談されるんでしょうけども、その問題がその場で解決しない場合、やはり、先ほど言いましたように、短期、中期にかかわる場合、やっぱりそういう案件はちゃんと引き継ぎされているのかどうか、その点もあわせてもう一度お願いします。
                〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) あらゆる市民相談の窓口、市民環境課がおおむねその役割を担っているというふうに思っておりますが、こちらで受けたものは当然市の関係課と意見調整しながらその事案ごとに対応している、そういうようなことできちっと引き継いでいるというふうに考えております。               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) 今のケースでありますが、ある程度その場で返答できなかった場合には内部で協議した上、その答えといいますか、それは返されているというふうに理解してよろしいんでしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 案件ごとにその対応が違うと思うんですけども、今言うある地区からの防犯灯の取りかえのことにつきましても、こちらできちっと関係団体と協議しながら方向性を決めたというふうな、そういうふうに理解しております。               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) わかりました。  次に、市長に伺いたいというふうに思います。  新聞紙上の情報では、省エネLED化促進に向け、2016年度、今年度中でありますが、経済産業省の有識者会議で詳細を決めるという記述が載っております。今後、LED化は避けて通れない状況で、市の公共施設、小学校体育館においても一緒でありますが、計画的に進められていることと思います。改めて、水銀に関する水俣条約の発効は4年後でありますし、また、前段で話をしましたように、経済産業省では平成30年度までというのはあと2年であります、までにほぼ100%の達成を目途とするということであります。ちょうどこの時期は国の新年度予算の編成時期でもありますことから、今ほどの6点目になりますが、省エネ、LED化促進に向けての有識者会議の内容、詳細について市長にお伺いいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 経済産業省の有識者会議の詳細についてお答えをいたします。  政府が定めたエネルギー基本計画の中で、LED等の高効率照明について、2020年までにフローで100%、新しい商品提供で100%、そして、2030年までにはストックで、既存のものも含めて100%の普及を目指しており、昨年11月に開かれた未来投資に向けた官民対話において、安倍総理は、照明におけるトップランナー制度を平成28年度に白熱灯へ拡大すると述べられ、その後、本年6月に閣議決定された日本再興戦略2016において、本年度中にトップランナー基準対象を拡大することが明記されたところであります。  これによりまして、経済産業省資源エネルギー庁の総合資源エネルギー調査会、省エネルギー・新エネルギー分科会、省エネルギー小委員会照明器具等判断基準ワーキンググループが開かれており、10月には、対象範囲とエネルギー消費効率や測定方法について検討され、12月には目標年度や区分、目標基準値や表示項目などを検討する予定としており、今年度中の新しい基準の策定に向け議論がなされているところであります。  現行のトップランナー制度では、蛍光灯のみを主電源とする照明器具と電球型LEDランプが制度の対象機器として指定されておりますが、この対象を白熱電球やLED照明器具など、その他照明器具を含めて電球類及び照明器具として一本化することにより、LED照明のような高効率照明が新たな基準となるため、これまで以上にLED照明の普及が促進されるものと考えております。               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) なかなかメモれなかったわけでありますが、いずれにしましても、国においてもやっぱりLED化の促進に向けて動きがあるわけであります。私のほうからは、小さい話でありますが、先ほど言いました街路灯の中でも防犯灯として位置づけされているその部分についての何らかの形の支援策ということで質問しとるわけであります。  そこで、7点目でありますが、商店街路灯の照明、特に防犯灯の役目を果たしていると思われるおおむね3割だと思うんですが、照明灯に対して条約発効まで2020年、そしてまた、LED化を図ったとしてでもおおむね4万時間だそうでありまして、1日10時間点灯しますと、おおむね11年後には更新時期がくるということであります。今ほど言いましたように、条約発効までと更新時を見据えて、より具体的な市としての対策、支援策を市長に所見を伺いたいというふうに思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほど防犯街路灯の管理組合が管理するその商店街の照明に対し、具体的な支援策がないかというお尋ねでございます。  このことにつきましては、今後国等の協議内容や支援策についても注視しながら、商店街等の照明に対する支援がどうできるのかどうかについて調査、検討を行ってまいりたいというふうに考えます。               〔7番 山田丈二君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 7番、山田丈二君。               〔7番 山田丈二君起立〕 ○7番(山田丈二君) ぜひそちらの方向で打ち出されることを期待したいというふうに思いますし、何度もくどいように言いますが、あくまでも街路灯全てではなくして、おおむね3割程度の防犯灯の役目をしている、それに対する支援でありまして、早急な支援策を要望しまして、質問を終わります。ありがとうございました。             〔7番 山田丈二君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、3番、高野早苗君。             〔3番 高野早苗君質問席へ移動〕 ○3番(高野早苗君) どなた様もお疲れさまでございます。このたびの政務活動費不正受給問題に大きな衝撃を受けた一人でありますが、市民の皆様の負託に応えられるよう、自分自身をいま一度見詰め直し、襟を正してまいりたいと考えております。  また、昨日の小柳議員の質問に、市長答弁もありましたが、12月1日に東京で北方領土返還要求アピール行進が行われ、我々の悲願を姉妹都市、根室市初め、全国の皆様とともに力強く行進で示してまいりました。来る15日に日露首脳会談が山口県で行われますが、北方領土問題が前進されますよう、心から念じております。  さて、私は今定例会におきまして、黒部市結婚プロジェクトの推進体制について、全国植樹祭の黒部市会場についての2項目について一問一答方式で質問をいたします。  まず、黒部市結婚プロジェクトの推進体制についてであります。  未婚化や晩婚化が急激に進む中で、今や婚活は社会全体で支援する必要があります。ことしの3月定例会におきまして、婚活支援をオール黒部市で取り組む意気込みについて市長にお尋ねしたところ、幸せな結婚をしてほしいという思いは、誰しもが同じであり、その思いを結集し、行政、民間企業、地域や各種団体が連携し、黒部市の独自性豊かな事業を創出し、また、市民全体の機運の醸成を図りながら、少子化対策に取り組んでまいりたいとの答弁をいただき大変心強く思いました。  現在、黒部市では、来年度からの本格実施に向け、結婚支援プロジェクト準備委員会において協議が進められておりますが、結婚は、本人にとりましては夢と希望のある人生がかかっており、支援する側は本気度が試される多岐にわたる取り組みであります。そして、数多くの若者の個人情報を取り扱わなければなりませんし、実効性のある取り組みを進めなければなりません。ですから、人が訪れやすく、プライバシーにも配慮する必要があります。  1点目として、専門の職員を配置する意向について市長の考えを聞かせください。             〔3番 高原早苗君質問席に着席〕               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) それでは、本格実施に向け、数多くの若者の個人情報、有効性のある取り組みが求められる中、専門の職員を配置するのかについてお答えをいたします。  職員数につきましては、現在、黒部市定員適正化計画にそって適正配置に努めているところであり、事務分担制をとりながら、組織的な事務を執行することで、業務効率とサービスの質を高めていかなければならないと考えております。これまでも婚活イベント開催への支援をしてまいりましたが、結婚支援を行う上で、行政が個人情報を管理することは大変困難であると考えており、今後の取り組みにつきましては、結婚支援プロジェクト準備委員会で体制づくりと事業の取り組みについて検討しているところであり、今後、事業の拡充により必要となった段階で専門の職員の配置についても検討してまいりたいと考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) ただいま行政では個人情報を管理することは大変困難であるとの答弁でした。婚活はまさしく個人情報を取り扱わなければ進まない事業だと思います。会員制になるのか、その都度申し込み制になるのかわかりませんが、それにしても個人情報はつきものだと思います。  では、誰が管理するのでしょうか。申し込みをする若者や家族も行政だからこそかかわってもらえるから、信用するからこそ相談に訪れられるのではないかと思います。現在、進めておられる南砺市や入善町などにおきましても、お話を聞きにいってきましたが、担当の専門員を配置し、個人情報を行政が厳重に管理しておられました。また、個人カードをつくるときの面談等につきましても、本人はやはり仕事帰りということで時間外も多いようで、そういうのも行政のほうで対応していただいておりました。  婚活支援は、総合戦略Kの少子化対策の一環を担う大切な施策であります。ここは専門の職員を配置するくらいの意気込みがないと、行政の本気度が見えてこないのではと思います。また、必要不可欠ではないかと思います。  黒部市職員適正化計画等もあり、なかなか英断は難しいでしょうが、市長、そのあたりいかがお考えでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今現在、準備委員会でその体制づくり等準備を行っておるところでありますので、準備が整い、その事業の推進状況を確認した上で、専門員の配置について具体的に検討してまいりたいというふうに思います。  一方、職員の配置適正化計画の中で、職員の人数については非常に厳しい状況でございます。そういう中で人事担当者ともよく協議をしながら、この体制づくりについて検討してまいりたいというふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 先ほども申しましたが、人が訪れやすく、プライバシーにも配慮する必要から、ぜひともお願いしたいと思います。  次に、推進拠点づくりが非常に重要になってまいると思います。2点目として、推進拠点をどのようにつくられるかについて市長にお尋ねいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 推進拠点をどのようにつくるのかについてお答えをいたします。  市ではこれまでもあこや~のDE出会っちゃおうYO実行委員会や富山県男女共同参画推進委員黒部市連絡会が開催する婚活イベントへの支援を行ってまいりました。その他黒部商工会議所青年部においても婚活イベントを開催されたと伺っております。現在、結婚支援プロジェクト準備委員会を設置し、出会いサポートの組織づくりや出会いと結婚を求める若者等に個別に対応するための相談窓口の設置を検討いたしております。また、推進拠点につきましては、今後、事業を進めていく中で具体的に検討してまいりたいと考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 結婚したいと思っている本人とか親とか、気軽に相談や情報がもらえる場所であってほしいと思います。また、世話する側にとっても行きやすい場所、支援しやすい体制であってほしいと思います。全国的には婚活支援に四苦八苦している自治体もありますが、福井県の職場のめいわくありがた縁結びのように、行政と企業が連携し、結婚応援企業を募り、着実に成果を上げている例があります。私も9月でしたか、金沢のほうで全国的な規模がありまして、勉強に行ってきたわけですが、とても熱心に討議がされておりました。そして、その福井県の事例をお聞きしたわけですが、そこでは、6年間で450組のカップルが生まれたということでした。この取り組みでは、福井結婚応援企業登録制度を設け、企業、団体内に職場の縁結びさんを置き、交流イベントなどの情報提供、結婚や子育てしやすい職場環境づくり、企業間交流会の開催などが行われておりました。  3点目として、本市におきましても、モデル企業をつくれないかについて市長にお尋ねいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 行政と企業が連携をし、結婚応援企業を募り、モデル企業をつくれないかについてお答えをいたします。  真に結婚を希望している多くの独身男女がいるにもかかわらず、出会いの機会がないことが挙げられており、結婚支援は地域や行政に加え、企業も含めた社会全体での取り組みが必要であると感じております。  市といたしましても、選ばれるまち・住み続けたいまち「くろべ」の実現に向けて策定いたしました戦略Kに基づき、独身男女の出会いの場づくりと婚活サポート事業を展開しているところであります。  今後の方策につきましては、先進事例を参考に、結婚を希望する男女の出会いの場の創出を初め、効果的な個別支援等、結婚支援プロジェクト準備委員会で検討する中で、地域、市内企業が所属している黒部商工会議所等とも連携しながら、結婚応援企業の取り組みについて検討してまいりたいと考えているところであります。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 私たちの黒部市には、優良企業が数多くあります。しかしながら、独身者がふえ続けていることもまた事実であります。婚活支援は、オール黒部市で取り組むべきであり、行政と企業がもっと連携を強化すべきと思います。こうした連携から信頼性と実効性が増すと私は思います。市長、希望される企業があればですが、市と結婚支援の協定を結ぶなどできないものでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 県が進めております子宝目標数モデル事業の数値目標など各企業で掲げておられて、出生率を上げるための努力などについて黒部の企業も参加しておられる企業があります。そういう中で、モデル企業、結婚、婚活推進のモデル事業等につきましては、少し研究してみなければわからないんですが、今非常にセクハラ、パワハラのことが非常に重要に研修を受けておられまして、結婚をなぜしないのかというようなことは即セクハラ、パラハラにつながるというようなこともありまして、その辺の進め方についてやはり検討する必要があるというふうに思われます。いずれにしてでも、やはり出会いの場をつくるということは非常に重要だというふうに思いますので、その辺のやはり進め方についてもう少し研究させてただきたいというふうに思います。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕
    ○3番(高野早苗君) そうですね。私たちの望みは本当に1組でも多くの皆さんに家庭の温かさ、そして、カップルのいる幸せを知ってほしいという思いで私はこの活動を続けさせていただいております。それがパワハラやらセクハラやらといわれたらちょっと方向が違ってくるぞという感じはしますが、でも、信念は変わらず、皆さんに先ほど言いましたような気持ちで接していけば、きっとおのずと皆さんにもわかってもらえると思っていますし、こういう取り組みで幸せな結婚にたどり着いた人がいて、そしてまた、その方が望めばでいいんですが、市長、一緒にみんなで1組目を祝ってあげられるように頑張りたいと思います。また、よろしくお願いします。  次にいきます。  全国植樹祭の黒部市会場についてであります。  来春5月28日に、魚津市桃山運動公園を主会場、黒部市田籾などを植樹会場として、第68回全国植樹祭が開催されます。昨年の9月定例会におきまして、黒部市の植樹会場について質問いたしましたが、詳細はまだ決まっていないとのことでありました。植樹会場は田籾の奥地にあります。ことし9月に訪れた際は、大変な荒地でありましたが、先日訪れた際は植樹会場として急ピッチで整備が進んでおり、うれしく思っておりました。小さな丸太の階段や歩きやすいように木を細かくしたチップ、たくさん敷き詰められ、本当に会場は少し急斜面といっていいと思いますが、お客様を迎える優しい会場となっておりました。  1点目として、黒部市の植樹会場における植樹計画及び今後の整備計画についてお尋ねいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 黒部市の植樹会場における植樹及び整備計画についてお答えをいたします。  県内におきましては、昭和44年に砺波市頼成で開催された第20回大会以来となります第68回全国植樹祭富山2017が先ほどありましたように、魚津桃山運動公園を式典会場に開催される予定であります。その植樹会場の一つとして、黒部市におきましては田籾地内に植樹会場が設けられ、400人の招待者が800本の優良無花粉杉、立山森の輝きを植樹することとなっております。会場の整備につきましては、県が行っておられますが、県に確認いたしましたところ、今年度地揃え、そして、チップ敷きなどが行われ、来年度は雪解け後、区割りロープ張り、植栽穴などが施工される計画となっており、現在の進捗率は約80%のことであります。  会場は当初0.7ヘクタールの計画でありましたが、整備したところ、出水があったこと、急峻な地点を除外したことにより、結果的には0.39ヘクタールとなっておるところであります。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 黒部市会場では、優良無花粉杉、立山森の輝きが800本植栽されるとのことでありますが、花粉症で悩んでおられる皆様には朗報だと思います。  ところで、昨年9月の定例会で、苗木のホームステイも実施されているとのことでしたが、その苗木はどのように活用されるのでしょうか。             〔農林整備課長 山本稔浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 農林整備課長、山本稔浩君。             〔農林整備課長 山本稔浩君起立〕 ○農林整備課長(山本稔浩君) ただいまの苗木のホームステイについてお答えいたします。  苗木のホームステイとは、緑の大切さと森づくりへの関心を高めることに、それを目的といたしまして、県内の小中学校及び民間企業等で苗木を育て、全国植樹祭で植樹するものであります。この事業につきましては、平成26年度から取り組みが始まり、県内で142団体、6,750本の苗木が育てられておりまして、市内におきましては石田、村椿、荻生、若栗、宇奈月小学校及びYKKグループ、阿古屋野森づくりクラブの計7団体がコナラ480本の苗木を育てておられました。大会に向けた準備のために11月に県が回収したとのことでございます。育てられた苗木につきましては、魚津桃山運動公園、滑川運動公園、上市町の丸山総合公園のいずれかの植樹会場で植栽される予定となっております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) ちょっと本数も聞き漏らしたのですが、ホームステイされた苗木、コナラ480本は各種会場で植樹されるということでいいですか。  子供たちを初め、多くの皆さんがこの苗木をつくるのに携わっていると聞いておりましたので、元気に大きく育つことを楽しみにしております。  次に、植樹には多くの市民や地域の皆様のご協力が必要になってくると思います。  2点目として、この植樹における市民並びに地域住民のかかわり方についてお尋ねいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 植樹祭における市民並びに地域住民のかかわり方についてお答えいたします。  植樹祭開催の機運醸成とPRのため、一般参加者募集、地域リレーイベントを開催し、その後の予定として、全国植樹祭のシンボル、木製地球儀の展示、田籾植樹会場における湯茶接待、植樹指導を計画いたしております。  一般参加者募集につきましては、県内在住の満6歳以上の方を対象に、800人の募集を行い、市内におきましては、応募ガイドを庁舎、市立公民館、児童館の窓口に設置し、11月20日に締め切られたということであります。県に確認いたしましたところ、定員を上回る応募があったとのことで、抽せんの上、2月ごろに当選者に結果を通知するとのことであります。  地域リレーイベントにつきましては、植樹祭開催の機運醸成と県民参加の森づくり活動を進めることを目的に、県内全市町村においてリレー形式で植樹イベント等が実施されており、当市におきましては、例年開催している企業の森の草刈りを地域リレーイベントとして位置づけ、7月29日に開催し、参加者150名に対し、とやま水と緑の大使ときときと君による全国植樹祭の紹介を行ったところであります。  木製地球儀の展示につきましては、21世紀最初の第52回全国植樹祭やまなし2001において、新たな歴史を築いていく象徴として作成され、以来、全国植樹祭のシンボルとして開催県に引き継がれ、県内全市町村に展示して、全国植樹祭の開催機運の醸成を図るものであります。当市におきましては、来年1月24日から2月2日まで庁舎1階エントランスホールに展示するものであります。  田籾植樹会場における地域住民のかかわり方につきましては、招待者400人に地元の健康茶の提供、山菜の試食販売、植樹指導、ペットボトル飲料の配布を計画いたしております。また、招待者が植樹会場を出発後、地元の方々にも植樹をしていただき、植樹祭終了後も長くかかわりをもっていただきたいと考えております。  地元の方々とともに黒部らしいおもてなしをしてまいりたいと考えているところであります。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 植樹祭においては、準備が着々と進められ、成功裏に終えますことを念願いたします。  次の質問に入ります。  次に、この植樹会場の周辺約8キロメートル上には市民の森、嘉例沢森林公園があります。雪解け後であったり、時間の関係から植樹祭での活用は難しいとは思いますが、3点目として、今回の植樹祭で嘉例沢森林公園の活用策があればお聞かせください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 嘉例沢森林公園の今回の植樹祭での活用についてお答えをいたします。  先ほどご説明いたしました、田籾の植樹会場はくろべ牧場まきばの風から約2キロメートルの距離にあります。嘉例沢森林公園は植樹会場から約8キロメートル離れており、また、日程の都合上、黒部の植樹会場での滞在時間が3、40分に限られていることから、今回の植樹祭での嘉例沢森林公園の活用は難しいというふうに考えております。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 時間の関係から活用は難しいとのことでありますが、この嘉例沢森林公園は昭和50年から56年にかけて多額の経費を投じて整備されたものであります。残念なことに、最盛期には利用者は1万人ほどありましたが、現在は2,000人足らずとなっているとお聞きしております。また、ここ近年の広報や市のパンフレットを見ても、嘉例沢森林公園の紹介は見かけなくなりました。この公園は嘉例沢を初めとする地元の皆様から寄附を受け、市有地となった公園でもあります。私は以前勤務していたかかわりからとても愛着があり、大切に思ってまいりました。確かに、市街地から遠いですが、くろべまきばの風牧場からは大型バスでも行けます。今後、このたびの植樹祭で植えられた木を見にこられ、その際に嘉例沢森林公園に立ち寄っていただき、黒部の自然の豊かさを知ってもらえればと思っております。  また、森林を理解するためにも欠かせない公園だと思います。嘉例沢森林公園の利活用は東布施地区の平成29年度の最重要要望にもなっております。皆さんがそれくらいに心配というか、いい案になってくれたらいいなという希望をもっておられると思っております。  4点目として、嘉例沢森林公園の今後の活用策について市長にお尋ねいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 嘉例沢森林公園の今後の活用策についてお答えをさせていただきます。  今ほどありましたように、嘉例沢森林公園は標高700メートルから1,030メートルに位置する嘉例沢峰平一帯の約145ヘクタールの森林に、林間キャンプ場などを昭和50年度から4カ年で整備したものであります。平成23年9月8日に嘉例沢森林公園を含め、黒部市と魚津市にまたがる5,800ヘクタールが自然環境の保全と適正な利用を図ることを目的に、僧ヶ岳県立自然公園として指定されております。森林公園整備から約40年が経過し、施設の老朽化が進んでおりますが、随時維持補修を行っており、今年度につきましては、県立自然公園整備費補助金を活用し、発電機の改修工事と鋲ヶ岳山頂あずまやの補修工事を実施したところであります。  嘉例沢森林公園は、登山、ハイキングの拠点として、市民の皆さんが森林に親しむ場として、森林浴と健康増進を図る場となっていることから、今後も適切な維持管理に努めてまいりたいと考えているところであります。               〔3番 高野早苗君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 3番、高野早苗君。               〔3番 高野早苗君起立〕 ○3番(高野早苗君) 適正な維持管理に努めておられるということでありましたが、どうも利用者が減ったから、何か維持管理費も減ってきたと、悪い循環があるのかなというふうに思われて仕方がありません。確かに数年前から比べると、昨年は消えていたキャンプ場の街灯が整備され、トイレもきれいになっておりました。しかしながら、せっかくの11キロもの森林浴のできる遊歩道が整備不足であったり、森林公園までの道路が草刈りが不十分であったりしておりました。登山や森林を愛する市長は本当にいつも山のことを市長は山が好きなんだなと私いつも感じるんですけども、森に入ると、フィトンチッドとか、マイナスイオンの効果により、空気が澄んでいるような感覚を覚えリラックスした気持ちになるのは私一人ではなく、市長もすごくそういう気持ちが強いと思っております。嘉例沢森林公園は黒部市にとりましても貴重な財産でありますし、健康増進や森林理解にも大きな役割を果たせると思っております。みんなの愛される森林公園であることを願って、本当にお願いして質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。             〔3番 高野早苗君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、5番、中村裕一君。             〔5番 中村裕一君質問席へ移動〕 ○5番(中村裕一君) どちら様もご苦労さまでございます。ことしは私、中村裕一が大とりを務めさせていただきます。皆様、あと30分ほど我慢してください。  ご承知のように、政府は2008年に始まった人口減少が今後加速的に進めば、人口低下による日本社会の将来が懸念されて、2014年、その取り組みをまち・ひと・しごと創生に関する基本方針を決定しました。この方針は、1、若い世代の就労、結婚、子育ての希望の実現、2、東京一極集中の歯どめ、3、地域の特性に即した地域課題の解決の3点を視点として、検討項目が示されたのです。平成27年から31年の5カ年計画の具体的な施策を示した総合戦略が閣議決定されました。黒部市もこの趣旨を踏まえ、市の特徴や強みを生かしたまち・ひと・しごと創生、黒部市総合戦略が策定されて、活力創出と人口維持を図るべく歩み出しております。仕事が生まれれば人が集まり、人の流れが多くなればまちが活性化し、そして、潤うという好循環が期待できます。黒部市は黒部川、黒部峡谷といった豊かな自然環境や宇奈月温泉などの観光地もあり、また、YKKなどのグローバルな企業もあります。そして、昨年3月には新幹線が開業し、県東部の駅として首都圏へのアクセスも向上しており、企業誘致や移住など人口増加の絶好の機会ともいえます。  しかし、人口の流れはどうでしょうか。私は、市報くろべに掲載された過去4年間の10月1日現在の人口の推移を見ました。平成25年の人口4万2,451人、平成26年、4万2,181人、平成27年、4万2,008人、平成28年、4万1,830人。ごらんのように、毎年170人前後減少しております。もちろん転入、転出、出生、死亡を含めてですが、何より思うことは出生数が少ないことです。1年間の出生数は300人前後、月平均25人です。この子たちが6年後、市内の9つの小学校に入学するとなると、1校平均33人が入学する割合です。以前には4学級とか、3学級のクラス編成の学校もありました。まことに寂しいことです。  現在、市の合計特殊出生率、すなわち1人の女性が一生に産む子供の平均数が1.47と、県や全国平均と比べやや高い傾向です。しかし、いずれにしろ、人口減少の流れをストップさせることは困難な状態であります。この流れのスピードを減速させて、将来にわたって人口を維持していくことが課題だと思います。市の人口ビジョンには、早ければ早いほど課題に向かえば効果が期待されるとありますが、その取り組みについて4点質問いたします。  1点目は、人口減少が続く中、都会にいる若者のUIJターンは企業の人材確保やまちの活性化、経済の発展など、大きな効果があります。市への若者のUIJターンの現状はどうですか。また、若者のUIJターンの取り組みについて伺います。  2点目は、県の2015年人口移動調査によると、20歳から24歳の男性転入者は108人転出者を上回っています。しかし、同年代の女性は530人転出増となっています。市の男女の転出入はどうですか。2014年地方創生会議の推定によると、若い女性の減少によって地方自治体が消滅する危機も指摘されていますが、市としてはどのように女性のUターンの方策を考えていますか。  3点目は、人口ビジョンのアンケートによると、子育てについて理想とする子供の数は2人から3人が96.6%を占め、平均2.46人と高い数値であります。しかし、現実の子供の数は1人から2人が77.7%であり、人口増のポテンシャルは高いと考えられます。市としては、どのように支援していかれますか。また、要望に応えていかれますか。  4点目、市の人口ビジョンに対する将来を見据えた施策には、2060年時点の施策の効果によって人口減少が抑止された場合と現状のままの推移の人口の差を見ると差が大きく、改めて施策の必要性が強く考えられます。市の取り組みについて伺います。  次に、大きな2項目め、郷土を愛する子供の育成についてであります。  皆様もお読みになったと思いますが、今月の福祉くろべに地域の伝統行事をどう伝えるかの見出しで、下立地区の獅子舞や左義長などの古くからの伝統行事を今も継承されていることが紹介されていました。しかも、保存会が中心となっている地域が多い中で、下立地区では青年団が中心となって継承し、また、後輩をも育成していくそうです。この取り組みを通して、若い人たちは、地域に貢献できる喜びを実感し、郷土に誇りをもったとか、また、地域に育てられたことを感謝しているとかの思いもつづられていました。この下立地区の取り組みから、私は地域を愛することは、言葉で強いられたり、教えられたりして身につくものではなく、幼児からの家庭や地域の中で見たり、聞いたり、教えられたりした体験が暮らしの中で次第に会得され、身についていくものだと思いました。特に、体力、知力、感性など大きく成長する義務教育の時期が肝要かと思います。この時期は一生のうちでも最も友人たちと遊んだり、学んだりと多くの体験をします。その経験の中で、我が家、我が地区、我が郷土への愛着や誇りも生まれるのではないでしょうか。また、ともに培った友人とのきずなも生涯にわたっての大きな財産となり、心豊かな人への育成にもつながると思います。その意味におきまして、次の5点について質問します。  1点目は地区のイベント、祭礼、運動会などの行事に子供の参加種目を工夫し、地区の一員としての参加の喜びを会得させるよう図られていますか。また、地区の郷土芸能の伝承について、支援の現状はいかがですか。  2点目は、郷土の誇りとする自然環境や施設などについて、小学校時に無料で体験学習する機会は大切と思いますが、現状はどうですか。  3点目は、時々刻々と変化する社会情勢の中で、子供がどのように捉え、成長していくか、新聞は重要な教材であります。学校の図書館に新聞を置いている学校は何校ですか。また、授業に活用している現状はいかがですか。  4点目は、水産物の消費量が減少する中、学校給食で栄養や食育の面から魚食に親しませることが大切と言われていますが、市では魚を使った給食は肉と比べてどうですか。また、市の特産とする魚を供給して、地場産の魚をアピールすることも大切ではないですか。  5点目は、文部科学省では、2018年から小学校3年生から英語活動を必修としています。市では英語教育について先進した取り組みをしていると思いますが、その成果と今後の取り組みについて伺います。  以上です。             〔5番 中村裕一君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) それでは、中村議員の個人質問にお答えをいたします。  まず1つ目の項目であります、黒部市人口ビジョンの1点目、若者のUIJターンの現状と取り組みについてお答えをいたします。  本市の人口は緩やかではあるものの、人口減少基調の状態であり、全国的な動向や本市の年齢構造などを勘案すれば人口減少は避けられず、その減少幅をいかに抑制していくかが重要であります。そうした中、本市の目指す将来人口を示した黒部市人口ビジョンとその将来人口を達成するために、平成27年度から31年度までの5カ年間の施策を示した黒部市総合戦略、戦略Kを昨年度策定したところであります。  若者のUIJターンの現状につきましては、現段階では十分な把握はできておりませんが、戦略Kでは4つの基本目標の一つとして、雇用を創出し、活力のある地域をつくるを掲げており、その具体的な施策としてUIJターンの受け皿となる雇用環境の整備、促進などの取り組みを進めていくこととしております。  また、本市の有効求人倍率は全国的に見ても高い水準であることから、市外、県外からの労働力確保の手段として、今年度より就職定住促進事業補助金を創設し、UIJターン者へ補助金を交付する施策も実施いたしております。これまでの実績でありますが、20代の方が8名、30代の方が3名、合計11名、この補助金の交付を受けておられるということであります。  今後とも、UIJターン施策の充実に努め、雇用確保と転入の促進につなげてまいりたいと考えております。  次に、2点目、市の男女の転出入と女性のUターン施策についてお答えをいたします。  2015年人口移動調査と同じ調査期間であります、平成26年10月から平成27年9月までの転入から転出を差し引いた本市の社会増減については、全世帯では男性が60人の増、女性が11人の増、また、20歳から24歳まで年齢を限定した場合は、男性が33人の増、女性が2人の減となっており、県全体と比較して傾向は緩やかであるものの若い女性の流出傾向は本市にも当てはまるものと認識いたしております。  戦略Kにおきましては、結婚・出産・子育ての希望が叶う地域をつくるを基本目標の一つに掲げており、女性にとって住みやすい魅力あるまちづくりを進めることで、女性の転出の抑制とUターンに結びついていくものと考えております。  次に、3点目、理想とする子供の数を実現するための子育て支援についてお答えをいたします。  戦略Kの策定に当たり、実施したアンケート調査によりますと、理想的な子供の数は平均で2.46人である一方で、参考値でありますが、9月末時点で算出した本市の平成27年の合計特殊出生率は1.49となり、希望する子供を産み育てられる環境をつくることができれば、人口減少克服に大きく期待がされるものであります。また、本市に求める少子化対策につきましては、産休、育休制度の充実、徹底による子育てと仕事が両立できる職場づくり、結婚に対する支援、乳幼児医療費や保育料の負担軽減などの経済的支援の充実が上位を占めております。これらのことを踏まえ、戦略Kにおいては、男女の出会いの場の創出と結婚への意識向上、若い世代やひとり親世帯の経済的な負担の軽減、多様な保育、子育て支援の充実などを具体的な施策として掲げており、婚活サポート事業や誕生祝い訪問、赤ちゃんの駅の設置、不妊治療費助成などの事業を実施しながら、晩婚化の解消と産み育てやすい子育て環境の充実に向け取り組んでまいりたいと考えております。  次に、4点目の人口減少に対する市の取り組みについてお答えをいたします。  国立社会保障人口問題研究所の推計では、現状のまま推移した場合は、本市の人口は2060年に2万5,000人を割り込むことが報告されております。これを受け、人口ビジョンでは、2060年の本市の目指すべき将来人口を3万3,000人とし、その条件として、合計特殊出生率を2030年に1.9人、2040年以降は2.07人に改善すること。また、転入、転出による社会増を毎年60人程度確保することとしております。大変厳しい条件ではありますが、出生率の向上に向けた取り組みや企業誘致、就業環境の改善による雇用確保をはじめ、黒部市の魅力を生かした移住・定住施策による転入者の呼び込みなど、戦略Kに盛り込まれた各種施策事業を着実に推進することで人口減少を少しでも抑制し、目標の達成に努めてまいりたいと考えているところであります。
                〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君登壇〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 次に、2つ目の項目、郷土を愛する子供の育成についての1点目、子供の地区行事参加について、参加の喜びを会得させるよう図られているか。また、地区の郷土芸能の伝承について、支援の現状はについてお答えいたします。  地区の方々には、子供の行事への参加についていろいろな工夫をしていただいているところでございます。具体的には、地区の運動会に子供のリレーやお菓子のつかみ取りなど競技を設けていただいたり、また、祭礼においては、こどもみこしや獅子舞など、各地区で子供たちの参加の場をつくっていただいたりしているところでございます。学校においても、子供たちが喜んで参加できるよう、支援しているところであります。  また、地区の郷土芸能伝承への支援でございますが、市では明日の稚児舞や布施谷節、しばんば、生地たいまつ祭りなど、無形民俗文化財及び市内11地区の獅子舞保存会への補助金を交付することにより、継承活動を支援しているところでございます。  次に、2点目、郷土の誇りとする自然環境や施設等について、小学校時に無料で体験学習する機会は大切かと思うが、現状はについてお答えいたします。  市内には、黒部の自然や歴史を体験学習できる施設として、吉田科学館、歴史民俗資料館などの博物館や地域観光ギャラリーがあります。  吉田科学館では、ジオパーク、自然教室や天文教室、サイエンスショーなどを行っており、歴史民俗資料館では、地域の歴史をテーマとした企画展や講座を行っております。  また、地域観光ギャラリーでは、山、川、海のフィールドミュージアムをテーマに、高低差4,000メートルの巨大ジオラマや映像などにより地域の大自然を紹介しています。  これらの施設におきましては、中学生以下は入場無料となっており、体験しやすい環境になっているものと考えております。  そのほか、市内の小学校4年生と中学校3年生の全てが吉田科学館で天文の学習をしております。また、有料にはなりますが、民間事業者によるラフティング、宇奈月湖ボートクルーズなど、黒部の大自然を体感できるメニューもあります。このような体験学習は、郷土を誇りに思い、郷土愛の醸成につながるものと考えております。  次に、3点目、学校の図書館における新聞の配置状況、また、活用の現状についてでありますが、市内小中学校13校全てにおいて、図書室に新聞を配置しております。活用状況としては、中学校においては、アメリカ大統領選挙などの調べ学習に利用したり、オリンピックの競技を紹介したりしており、新聞を通じ社会に関心をもつよう工夫しております。また、小学校では、興味をもった記事を紹介する時間を設けたり、熊の出没の新聞記事を題材にし話し合ったりしております。こうした活動を通して、新聞によって社会の仕組みがわかるのだということを学び、新聞に触れることの大切さを知る機会となっております。新聞は、世界や地域の様子を理解するための重要な教材でありますので、今後も引き続き新聞の授業での活用や子供たちが新聞に関心をもつような活動に取り組んでまいりたいと考えております。            〔教育部長 御囲泰晃君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君登壇〕 ○教育長(国香正稔君) 次に、4点目の魚を使った給食は肉と比べてどうか。また、市の特産とする魚を供給して、地場産の魚をアピールすることも大切ではないかについてお答えします。  まず、魚と肉の使用回数を比較すると、給食日数202日のうち、魚については主菜に70回、汁物に25回、計95回使用しております。これに対して、加工品であるベーコンやウィンナーを含む肉は主菜に114回、汁物に142回、合計256回使用しており、肉については魚の約2.7倍の使用となっております。  理由としましては、魚介アレルギー、異物除去等の衛生管理、調理工程の煩雑さ、価格の問題などを総合的に勘案した結果、魚より肉を使用する頻度が必然的に高くなったものと考えています。  次に、市の特産とする魚を供給し、地場産の魚をアピールしてはどうかというご提案についてでありますが、給食センターにおける1日当たりの調理食数は約3,300食であります。同一規格のものを準備することが難しいという問題があります。かまぼこなど練り物として加工されているものは地場産として提供できますが、鮮魚として活用する場合については、平成27年度の実績で地場産の魚は2回の提供という状況であります。地場産食材の活用については推進してまいりたいと考えております。地場産の魚についても、回数は少ないですが、継続して提供してまいりたいと考えています。  次に、5点目の英語教育の成果と今後の取り組みについてお答えします。  なお、成果については先に辻 靖雄議員に答弁しましたので、割愛させていただきます。  今後の取り組みについてですが、文部科学省は学習指導要領を改訂し、小学校3、4年生で外国語活動を、小学校5、6年生では英語を必修化する方針を示しております。平成30年度から段階的に先行実施され、平成32年度には全面実施されます。  本市英語教育への影響としては、小学校5、6年生での教科化により、履修内容が定められ、教科書を使うことになりますから、現在のような英会話の授業を実施することができなくなるなどの課題があり、現在対応を検討しているところであります。  また、全国で小学校3年生から外国語活動を始めるということですから、本市の特色がやや薄くなるという懸念もあります。とはいえ、本市はALTや英会話講師の手厚い人材配置や平成18年度から営々と培われてきた教員の指導力やノウハウというほかの市町村がもっていない大きな強みをもっております。今後も国の動きを注視しながら、培ってきた強みを生かした英語教育に取り組めるよう、努力してまいります。             〔教育長 国香正稔君自席に着席〕               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) まず、1番目ですけど、人口ビジョンの。県では、12月18日、東京の東京交通会館で就職面接会を開く。移住就職フェアと銘打って社会人採用に意欲的な県内企業16社、YKK、不二越、日医工、北電、あいの風とやま鉄道などであります。これに黒部市は参加しているのか、いないのかお答えください。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 承知しておりません、把握しておりませんでした。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) よくわかりました。  入善ではUターン呼びかけのふるさと年賀状2万枚、ふるさと回帰年賀状を販売してUターンを呼びかけている。入善も必死なんです、本当に。  民間のシンクタンクブランド研究所の各県、各市町の魅力調査で富山県は昨年の30位からことしは18位、市町村では、100位以内に入ったのは富山県では黒部市のみ。昨年67位からことしは97位でありますが、下落した原因は何か検討することも大切ではないでしょうか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 議員のおっしゃるように、要因などを検討し、今後の対応を含めて考えていく必要があると思います。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) 要するに、黒部市に住んでみたいという意欲を引き出すようなPR戦略の工夫が必要ではないのでしょうか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 黒部市に住みたい施策を引き出す施策ということであります。市長の答弁でもありましたように、今年度から就業定住促進事業を始めたのもその一つだと思っています。それから、議員も今おっしゃっておられましたように、合同企業説明会などで企業情報を広く周知する、そして、黒部市の雇用機会の確保といいますか、雇用状況、あるいは、快適で安心して暮らせるような生活環境、これらを総合的に周知していく必要があると思っています。例えば、今おっしゃったような、首都圏での移住・定住セミナーに市として参加する。それから、住定夢の館でございますけども、移住体験施設、これらを運営しまして体験してもらう。あるいは、これも今年度からでありますけども、新幹線を利用した通勤・通学の補助、これらで市外からの人の呼び込みを図る、こういうことが施策として挙げられると思っております。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) じゃあ、2番目にいきます。  2番目の女性は進学などで転出し、その後で現地で就職、結婚となるケースが見られます。要するに、大方の男性には彼女がいない。大方の女性には彼がいる。これが大きな問題であります。男女の均衡のとれた割合が結婚にも影響している。結婚していない理由の第1位はよい相手にめぐり会えないからが59.3%を占めています。来年1月に都内で大手就職サイトの会社が渋谷ヒカリエで開かれる女性限定の合同企業説明会に県も富山ブースを設けて求人情報や相談も提供する、県内企業も出展する、県人のUターン就職になることが望まれます。YKKが金沢大学と理科系の女性と就職について連携を結びました。産学連携として、女性にとって新しい雇用の場が開かれております。また、県建設業界でも人材確保の危機感が強まる中、女性の雇用を重視するとのことです。女性のUターンをぜひPRしてほしいと思います。市としては、Uターンの方策について独自に何か考えはないのでしょうか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 女性のUターン促進ということであります。例えば、女性の企業支援、あるいは、充実した子育て支援、例えば、保育料の関係、学童保育の充実、あるいは、こども医療費の関係ですとか、さらに、不妊治療の助成なども挙げられると思いますけども。そういった施策を充実していくことが挙げられると思っております。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) わかりました。  では、3番目にいきます。  必死である入善町では、第2子に1万円、第3子に20万円、第4子以降140万円、満6歳まで毎年20万円、こういう支援があるそうですが、黒部市はそういうことも考えられたこともないですか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 市においても誕生祝い金制度はございまして、3子に、4子以降についてそれぞれ3万円、10万円の祝い金を出しているところであります。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) 市にもわずかですがあるということで。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) 4番、黒部市は他市町に比べて大企業があり、新幹線の停車駅があり、自然環境にも恵まれております。策定された人口ビジョンに基づいて施策を進めていってもらいたいと思います。それで、大きな項目の2つ目へいきます。  先ほど吉田科学館とか、歴史民俗館とかが無料だとおっしゃいました。そうしたら、峡谷鉄道はどうなんでしょうか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 峡谷鉄道はもちろん有料でございますが、峡谷鉄道さんのご配慮により、各小学校の小学生を招待という形の事業の展開は毎年していただいているような状況でございます。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) そうすると、小学生の間に1回は行けるという状態があるということで考えてよろしいんでしょうか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) ほぼ全員は1回は行っておるというふうに認識しているところでございます。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) それはよかったと思います。子供のときに、郷土の誇りとする施設を体験学習することは郷土への思いが根づくと思います。ぜひ子供たちに無料である学年になると行けるような取り組みをしてほしいと思います。  3番目、北日本新聞の私の新聞コンクールの入賞者の発表がありました。壁新聞の部では、大勢の応募の中から6人の金賞の中に黒部市で石田小学校の中野君の富山湾と桜井小学校の柳川さんの黒部峡谷鉄道が選ばれております。これは白紙の模造紙に題材の調べたことをイラスト、文章、写真などを入れて新聞をつくったのです。このように、新聞に興味をもつ子がいて感心しました。18歳になると選挙権もありますので、小学校時代から親子で新聞を話題とすることも大事であり、学校のPTA新聞などでアピールすることもどうでしょうか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕
    ○教育部長(御囲泰晃君) 学校のPTAの新聞でアピールするというのは学校の取り組みとしてということでよろしいんでしょうか。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) そうです。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 学校のほうで、先ほども申し上げましたが、新聞の仕組み、新聞によって社会の仕組みがわかるようにというような学習もやっておりますし、そのとき、そのときの主な大きなイベントがあったりとか、そういったようなことを紹介したりするような取り組みもされております。そういった中で、学校でのPTAの機関紙などにも取り上げるといったようなことについてはちょっと認識はしておりませんが、そういったPTAの機関紙にもそういった働きかけは今後していきたいなというふうに思いますけれども、基本的には子供たちは学校の中でそういった新聞を活用した取り組みをしておるということでご理解をいただきたいと思います。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) 先ほど全部置いてあるということで、私もいいと思います、本当に。  魚ですが、近隣市町では特産の魚を給食に提供しているという魚津市の松倉小学校でベニズワイガニ1匹出ておったやつがテレビに出ていたんですけど、黒部市ではそういう何か特産のやつを出すということはないんでしょうか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) ベニズワイガニを1匹そのままぽんと出すというようなことについては余り手間のかからないことで、お金はかかりますが、手間のかかることではないので可能かとは思いますが、基本的に魚は先ほども申し上げましたように、加工品であれば容易に出すことはできるんですけれども、鮮魚をさばいてというようなことになると、手間がかかることもあったり、肉よりも魚のほうが高くついたり、そういったようなことがあって、必然的に回数が少なくなっているような現状はあるんですが、地場産ということの活用も積極的に進めていかなければならないという認識ももっておりますので、できるだけ多く活用していきたいなというふうには思っております。               〔5番 中村裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 5番、中村裕一君。               〔5番 中村裕一君起立〕 ○5番(中村裕一君) ぜひお願いしたいと思います。  それでは、最後、英語のことですけど、国際化時代に適応して、英語ができなかったらスムーズな交流や経済のために大変不利であります。現在、中学校からの英語程度ではとても間に合いません。しかも、観光など外国人が日本に来日するが、その対応に観光地では苦労している現状であります。まことに小学校からの英語教育は歓迎いたします。しかも会話を中心としてやっている市の子供たちは幸せでないかと思います。  以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。             〔5番 中村裕一君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) これをもって一般質問は終結いたします。  以上で本日の日程は終了いたしました。  お諮りいたします。  議事の都合により、12月14日から16日まで及び19日の4日間は本会議を休会といたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(新村文幸君) ご異議なしと認めます。よって、12月14日から16日まで及び19日の4日間は本会議を休会とすることに決しました。  なお、12月17日及び18日の2日間は市の休日でありますので休会です。  休会中、14日午前10時から産業建設委員会、同日午後1時半から生活環境委員会、15日午前10時から総務文教委員会、同日午後1時半から総合交通対策特別委員会、16日午前10時から立山黒部ジオパーク促進特別委員会、同日午後1時半から第2次総合振興計画検討特別委員会がそれぞれ開かれます。  各委員会において審査する議案等は、既に付託してあるとおりであります。  この際、執行機関に申し上げます。  各委員会への出席を求めます。  12月20日は午前10時開議、委員長報告、質疑、討論、表決を予定しております。  本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでありました。   散会 午後 3時28分...