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平成28年第6回定例会(第2号12月12日)

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  1. 黒部市議会 2016-12-12
    平成28年第6回定例会(第2号12月12日)


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    平成28年第6回定例会(第2号12月12日)   平成28年第6回黒部市議会12月定例会会議録 平成28年12月12日(月曜日)                議事日程(第2号)                           平成28年12月12日(月)                                  午前10時開議 第1 議案第69号 平成28年度黒部市一般会計補正予算(第4号)    議案第70号 平成28年度黒部市牧場事業特別会計補正予算(第2号)    議案第71号 黒部市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例等の一部改           正について    議案第72号 黒部市職員の給与に関する条例の一部改正について    議案第73号 黒部市税条例等の一部改正について    議案第74号 黒部市国民健康保険税条例の一部改正について    議案第75号 黒部市都市公園条例の一部改正について    議案第76号 黒部市働く婦人の家に係る指定管理者の指定について    議案第77号 市道の路線の認定及び変更について               ( 質疑 委員会付託 )
    第2 一般質問(代表・個人) ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の会議に付した事件  議事日程に同じ ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の出席議員   18人     1番 柴 沢 太 郎 君         2番 成 川 正 幸 君     3番 高 野 早 苗 君         4番 川 本 敏 和 君     5番 中 村 裕 一 君         6番 村 井 洋 子 君     7番 山 田 丈 二 君         8番 小 柳 勇 人 君     9番 谷 口 弘 義 君        10番 木 島 信 秋 君    11番 辻   靖 雄 君        12番 伊 東 景 治 君    13番 橋 本 文 一 君        14番 辻   泰 久 君    15番 山 内 富美雄 君        16番 川 上   浩 君    17番 新 村 文 幸 君        18番 森 岡 英 一 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 本日の欠席議員   な し ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 説明のため出席した者  市長部局   市長               堀 内 康 男 君   副市長              能 澤 雄 二 君   総務企画部長           寺 嶋 和 義 君   市民生活部長           中   伸 之 君   都市建設部長           西 田 重 雄 君   上下水道部長           大 薮 勝 志 君   会計管理者            新 酒 保 和 君   都市建設部理事上下水道部理事   河 田   勇 君   総務企画部次長総務課長      長 田 行 正 君   総務企画部次長財政課長      村 田 治 彦 君   市民生活部次長福祉課長      山 本   勝 君   企画政策課長           長 田   等 君   商工観光課長           島 田 恭 宏 君   農林整備課長           山 本 稔 浩 君   工務課長             熊 野 勝 志 君   総務課行政係長          武 隈   渉 君  市民病院   市民病院長            竹 田 慎 一 君   市民病院事務局長         内 橋 裕 一 君   市民病院事務局次長総務課長    山 本 真 也 君  教育委員会   教育長              国 香 正 稔 君   教育部長             御 囲 泰 晃 君   教育委員会事務局次長学校教育課長 鍋 谷   悟 君  代表監査委員            福 島 啓 之 君 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― 職務のため議場に出席した事務局職員   事務局長             有 磯 弘 之 君   議事調査課長           柳 原 真美代 君   議事調査課課長補佐        橋 場 和 博 君   主事               栗 山 久 範 君 ――――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――                開    議   午前10時00分 ○議長(新村文幸君) おはようございます。どなた様もご苦労さまでございます。  定足数に達しましたので、会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(新村文幸君) 日程第1、議案第69号から議案第77号まで、以上9件を一括議題といたします。  これより質疑を行います。  議案第69号から議案第77号まで、以上9件を一括して質疑を行います。  質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。  16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 私は、今回提出されております、議案第69号、平成28年度黒部市一般会計補正予算について、その中の土木費、住宅管理事務費について質疑したいと思います。  先日受けた説明の中では、特定空き家としての認定を5件しているという説明を受けております。今回のこの住宅管理事務費の中では、その中のうち1件を解体するということと、もう一つは、そのもの、相続財産管理人選定予納金というもの、この2件を予算化されているものであります。  それでは、今の説明にあった認定5件と聞きますけども、その中の解体済みが1件であり、かつ、協議中が3件、放棄1件との説明でありました。今回の解体するのはどのような物件なのか。それから、解体後の宅地の権利者、その管理はどのようになるのか。それから、解体工事費の改修はどのようになるのか。その他の特定空き家の協議状況はどうなっているのかについて伺いたいと思います。  そして、もう一点であります。  今回の補正予算では、国の2次補正により、4億5,200万円の工事費の増額となっております。この補正は、当初要望し、内示されていたものの追加分として1億2,900万円。そしてまた、今回、新規に追加補正されたものとして3億2,200万円とのことであります。さらに、11月臨時会において、黒部宇奈月温泉駅のバリアフリー化5,600万円も採択されており、国の経済対策として中小企業、小規模事業者及び地方への支援として5億800万円が黒部市としての予算化されたということだと思っております。そしてまた、これは経済対策という点からも、早急な執行が必要と考えるわけでありますが、その早急な執行への対応をどのように考えておられるのか、お伺いします。  以上2点であります。               〔6番 川上 浩君着席〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) おはようございます。  まず、1つ目の項目、土木費、住宅管理事務費についての1点目、解体するのはどのような物件かについてお答えいたします。  空き家対策として、略式代執行での解体を予定している物件は、平成28年6月3日付で、特定空家等に認定した5件のうちの1件であります。この物件は、建物の登記簿上の所有者が死亡していたため、相続人に対し、建物の解体について助言、または、指導を行っていましたが、7月に相続人全てが当該所有者の財産の相続を放棄したため、市が空き家条例に基づく略式代執行により建物の解体を行うものでございます。  次に、2点目の解体後の宅地の権利者、その管理はどのようになるのかについてお答えいたします。  登記簿上の土地及び建物の所有者は同一であるため、現在、土地の所有者及び管理者は不在となっております。建物の解体後、債権者である市が相続財産管理人の選任を裁判所に申し立てをし、選任された相続財産管理人が当該所有者の財産処分に関する手続を行うこととなります。この財産処分により、黒部市、他の債権者及び国のいずれかが土地の新たな所有者となる予定でございます。  次に、3点目の解体費の回収はどのようになるのかについてお答えいたします。  今ほど述べました当該所有者の財産処分の中で、解体後の土地などの財産を市が取得することで解体に要した費用を回収することが可能となります。  次に、4点目のそのほかの特定空き家の協議状況はについてお答えいたします。  6月3日付で特定空家等に認定した物件につきましては5件であります。そのうちの2件は所有者及び相続人より解体済み、1件は今回の事案である略式代執行の予定でございます。2件は解体に向け相続人と協議中でございます。協議中の2件につきましては、認定後、時間が経過しており、今後、勧告に移る予定でございます。  また、10月28日付で新たに特定空家等に認定した物件が9件ございます。これらの物件につきましては、今後速やかに空き家条例に基づく助言、または、指導を行う予定としております。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) おはようございます。  次に、2つ目の項目、国の2次補正予算による事業費増額への市の対応についてお答えいたします。  地域経済の力強い回復を支えていくことは、国、地方を通じての喫緊の課題でございます。未来への投資を実現する経済対策として編成されました、平成28年度第2次補正予算を最大限活用し、本市に関連する事業について早期に事業実施し、地域の振興、需要創出効果が発揮できるよう、12月補正予算案を編成しております。  予算が成立いたしましたなら、既に早期実施に取り組んでいる当初、これまでの補正予算を合わせ、できる限り年度内に前倒しして実施し、早期に効果を発揮させてまいりたいと考えております。事業効果の早期発現により、早期の経済効果が期待できることから、設計、積算の発注準備を進め、関係住民のご理解、ご協力を得るとともに、関係機関との協議を行い、円滑な事業執行を開始いたします。  なお、適切な工期設定を行った上での計画的な発注と進捗管理を行ってまいりますが、工事、または、業務を実施していく中で、計画、または、設計に関する諸条件、気象、または、用地の関係、機材の入手難、その他のやむを得ない事由により、当初想定していた内容を見直す必要が生じ、その結果、年度内に支出が終わらない場合には、その段階で速やかに繰り越しの手続をとってまいりたいと思っております。ご理解をお願い申し上げます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それでは、今ほどの空き家の問題であります。  今伺っておりますと、今回の補正予算は、財産を放棄されたものについて略式代執行をするんだと、こういう説明をお聞きしました。一番市民も、私らも思うのは、早急に対応しなければならないことは当然のことであります。一方で、やはりそれにかかる費用の話、これをどうするのかと。今回の説明ですと、放棄されたものについては、相続財産管理人が管理の上、どこに帰属するかを決める、そういうことを言っておられます。今説明された中では、それは国、もしくは、市だという説明でありました。一方で、解体費の債権者は市であります。したがって、市はその債権を回収するときは、市が購入することによって回収するという、相殺みたいなやり方になるのか、また一方で、国が権利者となった場合は、国からそういうものをいただけるのかどうなのか、この点についてまずお答えください。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) はい、お答えいたします。
     今ほどの略式代執行でした解体費用を、市がこの相続財産管理人を立てることを裁判所に申し立てをし、立てることによりまして市の土地の所有ができるというふうに考えておりますが、それで、その市の所有した土地を回収しようとする場合には、その土地を一般に売買で売る、売却をするという方法と、あと回収した所有者である市がその土地を地元の方々に利活用をしていただくと。その場合には、一応解体費用については回収はできないわけですが、その土地を利活用できるということでございまして、あと市が財産管理人を申し立てなかったという場合には、そのまま国のほうの財産になるというふうになっているところでございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) なかなかややこしくてわかりにくいんですが、結局誰かが買ってくれれば、民間なりが買ってくれれば回収できるけども、そうじゃなければ回収できないと、こういうことじゃないかと思うんです。あわせて、その後に心配されるのは、先例、例えばほかでやっているところも管理の問題が大変だという事例も聞いておるので、それでも今考えておられることだと思います。  それで、今ほどの説明の中に、協議中が3件と申しましたが2件ということでありました。さらに、新たに9件が加わったということでありますが、このような事例に発展するようなものは今後も考えられるんですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 今現時点では、その相続人の方に指導、助言という形で今進めているわけでございますけれど、当初の特定空き家2件につきましては、今のところ所有者である相続人の方に解体ということで今お願いしているところでございまして、さらに協議の中で財産の相続放棄という形が出てきた場合には、そういったことも考えられるかなというふうに思っています。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それでは今のその2件についてですが、先ほど現在、空き家条例の中の15条の勧告まで進んでいるというふうに答弁の中でありました。この後、第16条の命令と進んでいくことになろうかと思うんですが、この第15条の勧告から第16条の命令までの期間というのはどれくらいなんですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) その期間につきましては、はっきりどれだけということは定められておりませんで、一応長い経過がたったというところで対応していきたい。おおむね大体半年ぐらいをめどにしているところでございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それでは、この後、この議論はまた産業建設委員会でまたやっていただきたいと思います。  最後に、今の2次補正の件です。  前倒しでやるんだと、いつもこういうことなんですけども、実際にやっぱりそういう事業者に事業を発注されるということが非常に大切なことだと思うんです。いろいろ皆さんもお聞きになっとるように、今大変業界からは冷え込んでおると、仕事もないという話が出ている中で、10月には2次補正があるんだということもよく私らも言っておったわけで、それが今、今回予算づけされるという話ですので、その点への財政のほうもそうですけども、原課のほうの取り組みもきちっとやっていただけねばならないと思うんです。事業費が膨らんでいる中でさらに補正になっていますから大変でしょうけども、都市建設部長、その対応についてはきちっとやっていただけますね。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) できる限りといいますか、一応新年度の部分と一緒にやったほうがいいというケースもございますので、一応今ほど議員が言われましたように、一日も早く執行に当たりたいというふうに思っております。 ○議長(新村文幸君) ほかに質疑はありませんか。              〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより議案の委員会付託を行います。  ただいま議題となっております議案第69号から議案第77号まで、以上9件はお手元に配付してあります議案付託表のとおりそれぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ――――――――――――――――――――〇――――――――――――――――――― ○議長(新村文幸君) 日程第2、「一般質問の代表質問」を行います。  初めに、新政会を代表して、14番、辻 泰久君。              〔14番 辻 泰久君登壇〕 ○14番(辻 泰久君) 私は、新政会を代表して質問を行います。  12月5日に行われた私約交代による議長選挙の結果、8対8の結果、抽せんで私は議長にはなれませんでした。しかし、8票の反対票と2票の白票という新村議長に対する賛成票がなかったわけであります。その結果を真摯に受けとめて、今後円満な議会運営に励んでいただきたいと思います。また、体に気をつけて、議長職を全うしていただきたいと、このように思い、エールを送りたいと思います。そして、我々新政会は、今までどおり、政策提言、議会改革、そして、当局と議論を重ね、市民の皆さんから当局の追認機関であるといわれないように、研さんを重ねてまいりたいと思っております。  それでは、質問に入ります。  平成29年度予算編成について、政府は、2016年度の国の税収見通しを15年度実績56.3兆円下回る55兆円台後半に下方修正をする方針を固めました。円高などで法人税収が減ることが主因で、当初見積もり57.6兆円からの減額幅は1兆9,000億円台に上るとのことであります。政府は、月内に2016年度第3次補正予算案を編成し、税収の不足分を赤字国債の追加発行で賄う方針であるとのことであります。税収見通しは、前年度の税収規模を参考にするため、2016年度の税収下振れは2017年度の税収見通しや予算編成にも大きな影響を与えると思います。  一方、全国的な傾向として、生産年齢人口の減少や景気低迷による企業業績の悪化などを背景に、歳入の根幹である市税の収入は減少が続く一方で、少子高齢社会の進展などによる社会保障経費の増加が続いており、自治体の財政構造は弾力性を失い、硬直化が進行しております。  また、平成28年度より、地方交付税の合併特例が段階的に縮減されており、本市の財政状況は年々厳しくなっております。将来にわたって本市が活力を維持していくためには、これまでも取り組んできた行財政改革による財政健全化だけでなく、本市が抱えておる人口減少の抑制や雇用や税収を生む地域経済の活性化、社会保障費の抑制、公共施設の更新時期の集中といった喫緊の課題の解決に向けて財源を確保し、必要な投資を着実に行うことが必要と思われます。  そこで、お尋ねいたします。  本市の税収状況と財源確保の見通しはどうなのか。さらに、それに基づいて、平成29年度予算編成方針はどうなのかを市長にお尋ねいたします。  また、9月開催の決算特別委員会で指摘のありました、1点目、一般会計、特別会計、企業会計ともに多額の滞納が生じております。負担の公平性の観点から、より丁寧な対応と早期回収に努められるべきと思うが、いかがか市長にお尋ねいたします。  2点目、簡素で効率的な行財政運営と住民ニーズへの対応についてでは、大型事業に隠れがちな市民の日常生活について、住民目線で取り組んでいただくように、また、各地区がそれぞれの課題に直面していることから、丁重かつ優先度とメリハリを勘案し、支援策の公平性が保たれるようにとのことであるが、市長の見解をお尋ねいたします。  3点目、黒部市民病院のさらなるサービス向上について。新外来棟が完成し、市民の期待も高まっておりますが、平成26年度決算は、売上高は100億円を確保されているようですが、1億4,000万円余りの赤字決算であり、今後、減価償却もついてきて病院経営は一層厳しくなると思います。地域の基幹病院としての役割もあり、機能向上及び医療の質のさらなる向上に努めることはもちろんですが、経営状況を的確に分析され、経営健全化に努められるべきと思いますが、黒部市民病院長の見解をお尋ねいたします。  4点目、上下水道のさらなるサービス向上と適正料金についてであります。  安全、安心な水の安定供給に努められるのはもちろんであります。一層の加入促進に努められ、サービスに見合う適切な料金改定に取り組み、一般会計からの繰り入れをしなくても済むように努力すべきと指摘されていますが、このことに対しての市長の見解をお尋ねいたします。  次に、2点目、外国人観光客の誘客についてであります。  2016年10月の訪日外国人客数は、1月からの累計が前年同期比23.3%増となる2,011万3,000人と、初めて2,000万人を突破しました。市場別では、カナダとドイツが単月として過去最高を記録したほか、ロシアを除く17市場が10月として過去最高となりました。特に、欧米豪の市場については、軒並み20%を超える大幅な伸びを記録し、10月の訪日外国人客数の増加に貢献しました。  また、1月からの累計では、韓国416万9,000人、インドネシア20万8,000人、フィリピン27万7,000人、ベトナム20万3,000人、インド10万4,000人、米国103万4,000人、フランス22万1,000人、スペイン8万人の8市場が9月までの昨年の年計を超えた中国に続いて、年間の累計で過去最高を更新いたしました。  市長は、このたび東南アジアから訪日観光客が増加する中、宇奈月温泉旅館協同組合のタイからのインターンシップ受け入れを契機に、タイの行政機関、観光事業者などの黒部市、黒部峡谷、宇奈月温泉に対する関心が高まっている、この好機を捉え、黒部市が一体となり、タイを訪問し、大学や行政機関、観光事業者との交流を深め、黒部峡谷、宇奈月温泉を初めとする本市の魅力をPRし、誘客へとつなげるとの目的で、タイ王国へ機中2泊、ホテル2泊の大変強行な日程で訪問されました。  その間、観光庁副大臣や教育長教育委員会委員長、バンコク副知事とまた総合商社の最高経営責任者などと精力的に面会されたり、現地旅行会社を招いた黒部峡谷、宇奈月温泉を大々的にアピールされたことと思います。その感触といいますか、手応えといいますか、反応はどうであったかをお聞きいたします。  また、これが一過性のものとならず、今後も訪問を続けていくのかもお聞きしたいと思います。  一方、市長は、市長就任以来、平成16年から今回のタイ王国訪問を含めて11回の外国訪問をしておられます。そのうち、平成22年6月23日から6月26日まで、中国大連市と上海市を、平成23年5月23日から5月27日、中国大連市と北京市を訪問し、平成27年11月1日から11月3日まで台湾を訪問しておられます。いずれも市長のトップセールスという目的で訪問をしておられます。2016年には、訪日外国人観光客は2,000万人を突破していますが、果たして黒部峡谷、宇奈月温泉にどれだけの人が訪れたのでしょうか。特に、平成22年、大連市からの修学旅行の誘致活動はどのようになっているのでしょうか。大連市から旅行会社、教育関係者も宇奈月温泉を訪問しておられますが、どうであったのか市長にお尋ねいたします。  魚津市でも昨年、本年と市長がトップになって台湾に誘客セールとして訪問されております。ことしも金太郎温泉へは修学旅行生や団体旅行など、多くの方々が宿泊されているようです。先ほども言いましたが、長年の営業の積み重ね、人間関係の構築、現地の要望や意見などを取り入れて、旅行会社との連携が大事だと魚津市の関係者が言っておられます。これらのことを踏まえて、市長の見解をお尋ねいたします。  以上で、私の代表質問とさせていただきます。  私の質問は以上であります。            〔14番 辻 泰久君質問席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) おはようございます。どちら様も大変ご苦労さまでございます。  それでは、新政会、辻議員の代表質問にお答えをいたします。  まず、1つ目の項目であります、平成29年度予算編成、決算特別委員会からの指摘事項についての1点目、本市の平成28年度税収見込みと財源確保についてでありますが、平成29年度予算編成に当たり、一般会計の一般財源ベースによる中期財政見通しを立てております。  一般財源の根幹となります税収につきましては、本年度予算において総額で76億9,800万円余りを計上いたしておりましたが、市内大手企業の設備投資や新幹線開業に伴う償却資産の増による固定資産税の増収等により、決算では80億円程度と見込んでおります。しかしながら、人口減少に伴う納税者の減少、3年ごとの固定資産税の評価替えの影響が大きく、今後、緩やかに減少していくものと予想されております。地方交付税等その他の歳入につきましても、さきにご説明した市税増収の影響等により減額交付となる見込みであります。また、政府の骨太の方針において、国の取り組みと基調を合わせた地方財政制度の改革を行うとされており、これらのことから、総じて今後確保できる一般財源総額は漸減していくものと推測しているところであります。  なお、本年度の国税収入の下方修正の影響についてでありますが、市町村税において、経済状況に大きく左右される税目といたしまして特に法人市民税が挙げられます。ここ数年は一連の法人実効税率引き下げもあり、本年度予算では4億5,000万円で市税収入全体の約5%となっております。市内大手企業による以前のような納付は見込めないと予測していることもあり、今後も4億円から3億円台で推移するものと見込んでおりますが、その他の税目を含めた市税を初め、地方交付税等の歳入見通しについては、今後の経済情勢の推移、税制改正の内容や国の予算編成の動向を注視していく必要があります。  次に、2点目の平成29年度予算編成方針についてお答えをいたします。  本定例会の提案理由説明でも申し上げたところでありますが、本市の財政状況につきましては、経常的に支出せざるを得ない経費が限られた財源を圧迫している状況であります。そのような中にあって、本市が活力を維持しながら、社会経済情勢の変化に的確に対応し、未来世代に選ばれるまちづくりを創生していくためには、何を重視し、どこに力点を置いて予算を投入していくのか。サービスの受け手である市民の皆様にとっての成果を意識した事業の選択や経営資源の最適配分に徹することが肝要であると認識しております。このため、雇用、移住定住、三世代同居、公共交通の4テーマをキーワードに、市民生活ステップアップ実行予算としての重点化を図るものとしております。  平成29年度の予算編成に当たりましては、今ほど申し上げました点に留意しながら、本市の持続可能な財政構造の構築に向けた財務規律の堅持と市勢発展のための投資のバランスを保ちながら、市政に課せられた使命を果たしてまいりたいと考えているところであります。  次に、3点目の市税など多額の滞納への対応と回収についてでありますが、滞納者に対し文書による催告のほか、電話や訪問による催告を行い、納付や納付に向けた相談を促しております。  相談においては、なぜ納付できないのか。家庭の状況はどうなのかなど、詳細に調査するなど、滞納者個々の実情に配慮しながら、分割納付等の対応をとっているところであります。  しかしながら、再三の催告にも応じず、相談のご連絡もいただけない場合には現況調査を行い、支払い能力の有無などの状況を踏まえ、関係法令に基づく滞納処分や、より効果的な催告方法を検討するなどして取り組んでまいりたいと考えております。  今後とも、納付者間の公平性を保つべく、適正かつ的確な事務処理を図り、滞納額の縮減に努めてまいりたいと考えております。  次に、4点目の地区要望への対処についてお答えいたします。  今後、本格的な人口減少社会を迎えていく中で、持続可能な地域づくりが重要となってくると認識いたしております。右肩上がりの成長期においては、財政が許す限り市民ニーズに応える事業展開が可能でありました。しかし、今後は投入する予算に見合うだけの成果が得られるのか検証し、さらに厳しい事業の取捨選択が迫られております。市内においても、中山間地域ではそこで暮らし続けるために必要な施策を、商業地域では、空き店舗の活用といったように、抱えている課題や状況は異なっております。大きな転換期を迎えた自治体経営としては、あれもこれも・できることの横並びの施策ではなく、あれかこれか・やるべきことの認識を地元の皆様と共有しながら、地域間の均衡を図っていかなければならないと考えております。  地区の生活文化に根差し、暮らしに密着した効果的な事業実施のために、本市といたしましては、今後とも地元の皆様のご意見、ご要望を真摯に伺いながら、真に必要とする暮らしに密着した事業については、可能な限り具現化に努めてまいりたいと考えております。  地区の皆様には、ぜひご理解、ご協力をお願いするものであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市民病院長、竹田慎一君。             〔市民病院長 竹田慎一君登壇〕 ○市民病院長(竹田慎一君) おはようございます。  次に、5点目の黒部市民病院のさらなるサービス向上についてお答えします。  病院の基本方針としましては、1、地域の医療、保健、福祉施設との連携、2、5疾病5事業の拠点としての機能強化、3、患者を中心とした家族、全医療スタッフが参加したチーム医療、4、病院スタッフのワークライフバランスの推進、5、病院経営の効率化と健全経営の以上5つの項目を掲げております。  これら5項目を基本方針としながら、平成29年度の主な目標として大きく3つ掲げています。  1つ目は、高度急性期、急性期医療の機能強化であります。当院は新川地域の基幹病院として高度急性期、急性期医療を担うことを責務と考えており、この責務を果たすためには、当院が行う急性期医療の提供に加え、在宅医療に向けて地域の医療、保健、福祉施設との連携は必須であると考えております。急性期医療における手厚い看護体制のため、12月1日に7対1入院基本料の算定を目指し申請したところであります。許可が得られればこの7対1体制の維持に努め、急性期病院にふさわしい手厚い看護を提供してまいりたいと考えております。  連携強化につきましては、ICT、いわゆる新・扇状地ネットのさらなる活用、紹介率・逆紹介率の向上を目指してまいります。  2つ目は、認知症医療の充実であります。  昨今、認知症患者の急増は大きな社会問題となっております。平成28年度の診療報酬改定では、認知症患者への適切な医療が評価されるようになってきております。今後、当院としましても、認知症患者の診療について十分な経験と知識のある専任の医師や看護師の確保、増員に努めてまいりたいと考えております。  3つ目は接遇の改善であります。  昨今、患者、来院者から寄せられるご意見の中に接遇に関するものが多く見受けられる状況を鑑み、これまでに行っていた接遇向上の取り組みをさらに強化するため、今年度接遇改善のためのプロジェクトチームを立ち上げました。来年度は接遇改善につながる具体的な取り組み、その評価について、本格的に努めることとしております。  平成23年度から着手しました病院増改築事業は、今年度末に終了予定となっており、ハードの面の充実が図れるものと考えておりますが、より重要なのは、人材の育成や来院者目線で考える医療現場のサービスの充実であると考えております。今後は、ハード面の充実に加え、ソフト面でのさらなる向上を目指し、職員一同努力してまいりたいと考えております。            〔市民病院長 竹田慎一君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、6点目の上下水道のさらなるサービス向上と適正料金について、お答えをいたします。  上下水道事業につきましては、安全・安心な上下水道サービスの安定供給はもとより、漏水対策による有収率の向上、未加入世帯の加入促進による収益の確保が重要と考えております。また、利用者に対するサービスの向上として、平成29年度予算につきましても、上下水道施設の普及促進、老朽施設の更新及び耐震化の加速化に努めてまいります。
     今後の人口減少や節水機器普及に伴う水需要の減少など、外部環境の変化を的確に捉え、料金の適正化に向けた検討に努め、将来にわたって安全・安心な上下水道サービスの提供を継続するため、経営基盤の強化に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、2つ目の項目であります、外国人観光客の誘客についての1点目、タイ王国訪問の成果及び今後の継続についてお答えいたします。  11月14日から16日の3日間、タイの行政機関や大学、民間企業を訪問し、黒部市の魅力のPRと今後の誘客に向けた交流の促進、さらには、海外で初めてとなる市としての観光説明会を開催いたしました。インターンシップ受け入れを初めとしたこれまでの旅館協同組合の取り組みもあり、それぞれ大きな関心をもって対応していただきました。  これらのことにつきましては、一朝一夕に成果があらわれるものではありませんが、日タイ交流協会の会長を務めておられますサラシン観光庁副大臣からは来年5月に調査団を派遣したいとのお言葉をいただきましたし、サイアム・デュラキット工科大学では、来年4月からの本市でのインターンシップに向け、語学を勉強している32名の学生を紹介していただきました。そのほか、タイの教育委員会委員長からは覚書の締結の申し出をいただいたり、バンコク副知事からは黒部市と直接関係を結ぶことは将来的に可能との前向きなお話をいただいたところであります。いずれも本市に対し、大変好意的でタイとの観光交流、経済交流に大きな可能性を感じたところであります。  今後の取り組みとして、他の観光地に先んじたタイとの交流の促進、誘客プロモーションが大切であると感じており、今後の旅館協同組合、観光局の取り組みなどを支援してまいりたいと考えておりますし、行政や教育機関との交流には、民間では限界もありますので、訪問や受け入れなどに際し、必要に応じて行政としても協力してまいりたいと考えております。  次に、2点目、これまでのトップセールスの検証と大連市からの修学旅行の誘致の状況、継続についてお答えをいたします。  これまで観光誘客などを目的に、数次にわたりトップセールスを行ってまいりましたが、新型インフルエンザ、あるいは、領土問題による関係の悪化、さらには、約1年にわたる北京・大連便の運休など、海外との関係構築、誘客促進の難しさを感じてまいりました。  しかしながら、海外からの観光客は日本全体としてはもちろん、本市にあっても増加傾向にあり、人口減少社会にあって、地域の活力維持にはインバウンド対策が不可欠であると認識いたしております。  大連との交流は残念ながら中断しており、十分な検証をするまでには至っておりませんが、台湾にあっては、本年6月に観光局と黒部峡谷鉄道が共同して台湾広域観光商品提案会に参加しておられますし、10月には、旅行会社の商品造成担当者や旅行雑誌の編集者を招き、本市の魅力を大きく取り上げていただいたりと民間レベルでの取り組みがしっかりと継続されており、民間団体、観光事業者と連携したオール黒部での海外誘客プロモーションのあり方が少しずつ確立されてきたものと認識いたしております。  今後は、本市を訪れる海外からの観光客の動向をしっかりと捉え、検証しながら、次の取り組みへと発展させ、本市を訪れる海外からの観光客の割合をさらに高めてまいりたいと考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕              〔14番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 14番、辻 泰久君。              〔14番 辻 泰久君起立〕 ○14番(辻 泰久君) 再質問しないつもりでありましたが、1点だけ。  大連からの修学旅行とか、中断しておるということでありますが、再度大連のほうへ訪問されて、誘客に行かれる予定はありますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 平成22年、大連を訪問した当時のインバウンドの状況と、今の状況というのはかなり大きく変化しておるというふうに思っています。あの当時はインバウンドが日本全体で700万人ほどでありまして、それをどう1,000万人にもっていくのかというようなことが目標でありましたが、今はこういう状況の中で、2,000万人を超え、さらに増加する見込みであるということ、また、中国などとの、中国本土からのインバウンドの入り込みが爆買いといわれたころよりも減ってはおりますがそれでも大変多い。そういう中で、宇奈月温泉なり、黒部峡谷鉄道のインバウンドの誘客については、やはりもう少しターゲットを絞って、中身の濃い海外からの誘客を目指していくべきではないかと。黒部峡谷にしても、宇奈月温泉の宿泊にしても、非常に限られた人数でありますので、そういう意味では、これから質の高い誘客を目指してまいりたいという中で考えておりますので、大連からの修学旅行の誘客については慎重に考えてまいりたいというふうに思います。              〔14番 辻 泰久君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 14番、辻 泰久君。              〔14番 辻 泰久君起立〕 ○14番(辻 泰久君) あんまり積極的じゃないような反応でありますが、せっかく大連便も、直行便もありますし、大連の、あるいは、中国本土の人口といいますか、パイは相当大きいわけでありまして、直行便も2時間前後でこっちへ、富山空港へ来るわけでありますから、せっかく2回も訪問しておられるわけでありますから、もっともっと考え直していただいて、積極的に進めていただきたい、このように要望をして終わります。             〔14番 辻 泰久君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、新樹会を代表して、11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君登壇〕 ○11番(辻 靖雄君) おはようございます。どなた様もご苦労さまでございます。  平成28年12月、本年締めくくりの定例会に新樹会の代表として質問させていただきます。  師走も残すところあと半月余り、やり残したことはないか、よい正月を迎えたいと慌ただしい日々を送っておりますが、その中でも、庭のサザンカの花は寒さに負けずぴんと胸を張って咲いております。  さて、大相撲九州場所は、横綱鶴竜の優勝で幕を閉じましたが、休場明けの横綱白鵬は1,000勝を達成、好きこそものの上手なれとの言葉どおり、白鵬は相撲が大好きで、執念すら感じさせる愛情をもっております。双葉山、大鵬、千代の富士と先人の映像からさまざまなことを吸収できたのも、常人離れした観察眼や記憶力のたまものであります。モンゴル人ながら、日本の言葉や文化の壁を乗り越えた探究心にはうならせるものがあり、ほんの一端でも見習いたいものであります。  来年の話をすると鬼が笑うといいますが、4年後の2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催、さらにその先2025年には大阪で再び万博をとの声が大きく聞こえてまいります。しかし、人口減少と高齢化はとどまることを知らず、2025年には団塊の世代が全員が後期高齢者となります。それはすなわち年金の負担、医療費の支出増大につながり、さらに地方の過疎化、空き家の増大、東京一極体制につながり、さまざまな弱点が吹き出してくると思われます。  大阪万博のテーマは、人類の健康と長寿へ挑戦、そのコンセプトは第4次産業革命をなし遂げた日本であります。果たして大阪万博が実現するかどうかは別として、一点突破の明るい方向に向いてくれればと期待しております。  それでは、今回の代表質問に入ります。  以下の3点について質問いたします。  1、平成29年度予算について、2、(仮称)くろべ市民交流センターの建設について、3、観光振興についてであります。  まず、1、平成29年度予算についてであります。  第1次総合振興計画の10年目の最後の年を迎えます。プラン、ドゥ、チェック、アクション、PDCAサイクルに基づく数値目標に対してその達成率はどれくらいだったでしょうか。ビッグプロジェクトについては、ハード面ではほとんどパーフェクトに達成したと思われますが、ソフト面ではどうだったでしょうか。  市長は、12月議会の初日の提案理由説明の中で、これまでのあれもこれもから、あれかこれかの量の選択に加え、これからは、できることから、やるべきことへの質を追求し、本市の持続可能な財政構造の構築に向けた財務規律の堅持と市勢発展のための投資バランスを保ちながら、市政に課せられた使命を果たしてまいりたいとの決意を述べられました。  そこで、以下、8点の細目について質問させていただきます。  (1)予算規模と予算編成の目玉政策は、(2)第1次総合振興計画の総括は、(3)黒部市民病院周辺の雨水対策と駐車場の融雪対策は、(4)地鉄沿線の荻生駅の待合室、トイレ、踏切拡幅の整備は、(5)新石田企業団地の誘致スケジュールは、(6)三日市保育所周辺の区画整理事業の完成は、(7)地元大手企業のパッシブタウンの周辺整備は、(8)道の駅(仮称)くろべの温浴施設の誘致状況は、市長の明快なるご答弁を求めます。  次に、2、(仮称)くろべ市民交流センター建設についてであります。  11月30日、会派の行政視察で東京葛飾区立中央図書館に行ってまいりました。これまでも先進図書館は8カ所ほど行ってまいりましたが、それぞれのテーマ、コンセプトが明確であり、うらやましいものばかりでありました。  今回の葛飾区立中央図書館は、5,000㎡のワンフロアで、内覧座席数450席、ICTタグで図書管理され、自動貸出機が7台あり、一度に1人30冊まで借りられます。また、返却本は自動返却仕分け機のベルトコンベヤで処理され、お客様を待たせない、人を介さないコンセプトで運営されておりました。月曜日から土曜日、午前9時から午後10時まで開館、1日の平均来客数は3,800人とのこと。基本理念は、駅前の複合施設である立地を生かし、交流をキーワードに家族連れ、働く人、専門的分野にも対応した機能性、また、ゆとりを生かした知的文化の拠点、子供からお年寄りまで、いつでも、どこでも、誰でも自由に学べる生涯学習であり、情報提供であり、新たなまちづくりを支える図書館とされ、開館7年ですが、まことにきれいな図書館でありました。(仮称)くろべ市民交流センターが本市の利用者の皆さんに大いに喜んでいただけるような図書館、複合施設にとの願いを込めて、以下10点の細目について質問いたします。  (1)働く婦人の家、市民会館、三日市公民館の跡地の緑化策は、(2)駐車場の増大計画はあるか、(3)建物は4階建て鉄筋コンクリートづくり、エレベーター付の耐震構造物か、(4)図書館を核として、キッズスペース、研修室、会議室、ホール等、どのような機能スペースを考えているか、(5)解体費、設計建設費、そのほかを含め初期投資の費用は、(6)三世代交流の拠点として利用者の見込み数は、(7)旧黒部庁舎を中心として、半径500メートル以内にどんな施設があるか、(8)複合施設は単体施設と比べどんなメリットがあるか、(9)災害・有事の拠点機能対策は、(10)歩いて暮らせるまちづくりへ、コンパクトシティへの決意は。  最後に、3番目、観光振興についてであります。  昨年の秋に宇奈月温泉を訪れたタイ王国のSDTC、サイアム・デュラキット工科大学の学長からインターンシップの申し入れがあり、宇奈月温泉協同組合が受け入れに向けて準備を進めてまいりました。台湾の僑光科技大学へも声をかけ、宇奈月温泉協同組合が富山県内では初めて両大学とのインターンシップ協定を締結したのであります。本年7月より、台湾の僑光科技大学生21名とタイ王国バンコク市のサイアム・デュラキット工科大学生16名が8カ月の研修を受けることになったのであります。時給800円でフロントやバックヤード、つまり、お客様の接遇、部屋の案内、掃除、片づけの仕事を行います。受け入れの各旅館では生け花や茶道を教えたりと、まさに宇奈月流のもてなしを伝授しております。研修生たちは、一生懸命に真面目によく働き、既存の社員たちには初心を思い出させ、お客様にも評判がよいと言われております。  旅館、ホテル側も人手不足の解消になり、また、インバウンド対応も助かると歓迎しております。学生たちもこの研修によって、大学での18単位、そしてまた、32単位を獲得することが保証されております。彼らは帰国後、観光関連の企業に就職し、母国からこのエリアへの旅行者を誘致する一翼を担ってもらう、まさに両大学とのインターンシップの取り組みは、今後も5年、10年継続すればその効果が上がってくると期待されます。  そこで、以下8項目の質問をいたします。  (1)今回のタイ王国訪問の意義と成果は、(2)来年5月ごろに予定されているタイからの約50人の視察団の受け入れの取り組みは、(3)タイの教育省と黒部市の間での覚書協定の可能性は、(4)今後ベトナムへのプロモーション活動の計画はあるか、(5)台湾やタイの学生と地域住民の交流計画は、(6)これからの観光戦略、数値目標は、(7)インバウンド受け入れ推進体制は、(8)黒部市観光局のさらなる強化の必要性は。市長の明快なる答弁を求めます。  以上であります。            〔11番 辻 靖雄君質問席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) それでは、新樹会、辻議員の代表質問にお答えをいたします。  まず1つ目の項目であります、平成29年度予算についての1点目、予算規模と予算編成の目玉政策についてお答えをいたします。  予算編成方針に基づく各課からの予算要求について、現在、鋭意調整を行うとともに、平成29年度における国の地方財政措置についても精査中でございます。  予算規模につきましては、現時点で推しはかることは困難でありますが、来年度は、桜井中学校建設事業が一旦落ちつくことから、今年度より減少するものと見込んでおります。  次に、予算編成の目玉政策についてでありますが、市民生活ステップアップ実行予算として、雇用、移住定住、三世代同居、公共交通の重点4テーマについて、全庁横断的に連携していく事業を掘り起こしており、的確な予算対応を図ることとしております。  次に、2点目の第1次総合振興計画の総括についてお答えをいたします。  これまでを振り返りますと、合併後の本市の社会基盤づくりに関連する施策を重点事業に掲げ、新幹線開業に伴う駅周辺整備や都市計画道路新駅中新線、前沢植木線の整備を初め、新庁舎、新消防庁舎、各地区交流センターなどを計画的に整備してまいりました。現在も市民病院の新外来棟や桜井中学校校舎などの整備を計画的に進めているところであり、ソフト事業も含め、現時点においてはおおむね順調と考えております。  平成29年度は計画の最終年度となりますが、計画に基づき、着実な事業の実施に努めてまいる所存であり、その後、計画期間10年間の進捗を精査した上で総括することとさせていただきたいと思います。  次に、3点目の黒部市民病院周辺の雨水対策と駐車場の融雪対策はについてでありますが、市民病院周辺の雨水対策としては、平成26年度より水路の屈曲部の改修やバイパスとなる水路整備などを継続的に進めております。また、病院の下流域における冠水対策として、雨水が一時貯留する施設を新たに正面駐車場内に設けることとしております。  次に、市民病院駐車場の融雪対策についてでありますが、平成29年3月までに正面駐車場の整備に合わせ、消雪設備の整備を計画しております。また、その他の駐車場は当面、機械除雪となるものと考えております。  次に、4点目の地鉄荻生駅の待合室、トイレ、踏切についてお答えをいたします。  中学校統合に伴う宇奈月方面からの生徒の電車通学環境を整備するため、富山地方鉄道等と適宜協議を進めております。具体的には、相当数の生徒を収容できる待合室の広さ、安全に乗降できるプラットホームの幅や長さ、トイレの規模と機能等の検討に加え、整備手法として現駅舎の改修、または、移設のいずれとするか、移設するとした場合の路盤の勾配等技術的な問題などであります。あわせて、用地及び周辺に対する影響等多方面の検討を進めているところであります。  来年度以降、調査、基本設計、地元説明、用地買収、実施設計、工事等に順次着手すべく、基本的な整備手法は今年度中に決定したいと考えており、決定後は速やかに必要な予算措置をしてまいる所存であります。  次に、5点目の新石田企業団地の誘致スケジュールについてお答えをいたします。  入居事業者の第1次募集を今月6日から来月13日までの約1カ月間行うこととし、現在、誘致に向けた活動を進めております。募集期間後、応募事業者の企業概要や事業計画などを庁内に設置した入居企業選考委員会において審査し、入居事業者の選考を行うとともに、団地内の区画割りなどの実施設計にも事業者の意向を一定程度反映してまいりたいと考えております。  また、入居事業者に係る情報等につきましては、議会の皆さんへの説明、地元振興会や町内会への情報提供をしっかりと行いながら、来年夏ごろには事業者へ用地の引き渡しができるよう、造成工事を進めてまいりたいと考えております。  次に、6点目の三日市保育所周辺区画整理事業の完成はについてお答えをいたします。  本年9月に国へ提出いたしました第9回の変更事業計画の中で、施工期間を5年延伸し、事業完了年度を平成29年度から平成34年度までとし、あわせて総事業費を123億円から119億5,000万円としたところであります。  次に、平成27年度末の進捗状況は、移転対象家屋245戸のうち185戸の移転を完了し、約75.5%の進捗となっております。また、事業費ベースでは、総事業費119億5,000万円のうち73億5,000万円を執行し、約61.5%の進捗となっております。引き続き、平成34年度の事業完了に向け努力してまいります。  次に、7点目の地元大手企業のパッシブタウンの周辺整備はについてお答えをいたします。  周辺整備につきましては、当整備区域に隣接する都市計画道路前沢植木線と栄町地内生活道路の整備が挙げられます。  都市計画道路前沢植木線につきましては、パッシブタウン黒部モデルの整備の進捗に合わせ、隣接する歩道等の道路整備を実施しているところであります。当該道路整備の進捗率は平成28年9月末現在で86%であり、引き続き平成31年度事業完了を目指し、鋭意整備に努めてまいりたいと考えております。  また、栄町地内生活道路整備につきましては、車両のすれ違いが困難な道路であることから、道路の拡幅を計画しており、道路の構造等について地元栄町町内会と協議しております。拡幅に伴う用地の提供や水路の移設については、地元企業の協力を得ながら整備を進めたいと考えております。  次に、8点目の道の駅の温浴施設の誘致状況についてお答えをいたします。  初めに、道の駅(仮称)くろべの取り組み状況でございますが、本年度は、現地測量、基本設計及び地域振興施設の整備手法、管理運営方法の検討並びに国道8号の管理者である国土交通省との協議を行っているところであります。  去る10月7日に実施されました女性議会やウィメンズくろべの研修会においても、道の駅に温浴施設を望む意見があったほか、住民の皆さんからも要望を伺っているところであります。  温浴施設の誘致につきましては、現在、複数の事業者に対し立地環境等に関する調査をヒアリングしているところでありますが、引き続き誘致活動を行い、住民の皆さんの要望に応えていけるよう、努めてまいりたいと考えております。  次に、2つ目の項目であります、(仮称)くろべ市民交流センターの建設についての1点目、働く婦人の家、市民会館、三日市公民館の跡地の緑化策についてでありますが、(仮称)くろべ市民交流センターに複合させた後の現在の働く婦人の家、市民会館、三日市公民館につきましては、平成27年10月に策定の黒部市公共施設の再編に関する基本計画に基づき、全ての施設を計画的に解体していくこととしております。  次に、2点目の駐車場の増大計画についてでありますが、現在(仮称)くろべ市民交流センター建設基本構想策定委員会並びに議会の(仮称)くろべ市民交流センター建設検討委員会にご提示した施設に隣接する駐車場につきましては、施設建設に向けてのたたき台として、旧黒部庁舎跡地の敷地面積約4,117㎡に建築面積1,600㎡の施設を建設することを想定し、この場合、施設に隣接する駐車場として70台程度の駐車台数を確保できると試算し、ご審議いただいているところであります。駐車場につきましては、施設に隣接する70台分に加え、現在の職員駐車場において不足分の台数を賄うことを検討いたしております。  なお、現在の職員駐車場からの移動距離は一番近いところで80メートル、一番遠いところで200メートル程度となります。  また、施設の設計に当たっては、施設に隣接する駐車場をより多く確保できるよう、プロポーザルなどによる設計者選考時においても考慮してまいりたいと考えております。  次に、3点目の建物は4階建て鉄筋コンクリートづくり、エレベーターつきの耐震構造物かについてでありますが、建物の構造、階数につきましては、現在審議いただいております基本構想及びプロポーザル等による設計者選考を経て実施する基本設計時に明確になりますので、現在のところお答えすることはかないません。  なお、エレベーター及び耐震構造につきましては、利用者の利便性、安全面から必要と考えております。  次に、4点目の複合施設の機能スペースについては、現在、検討いただいております(仮称)くろべ市民交流センター建設基本構想策定委員会において、これまで複合施設の基本方針、基本機能、それに伴う具体的な施設等をご検討いただいております。  ご質問の機能スペースにつきましては、複合させる各施設の専用施設として、図書館機能は一般図書コーナー、学習スペース、新聞雑誌コーナー、展示コーナー、パソコン・AVコーナー、談話休憩スペース、児童図書コーナー、読み聞かせコーナー、郷土資料コーナー、ボランティアスペースなどが検討されており、子育て支援活動の機能としては、キッズコーナー、子育て支援センター等が検討されております。  また、今回の施設計画の特色としております図書館、子育て支援、生涯学習、市民活動、ビジネスの各分野において共通する施設機能を共有スペースとして活用することとしており、具体的な施設機能としては会議室、多目的ホール、防音スタジオ、調理室、飲食施設等が検討されております。  次に、5点目の解体費、設計、建設費、その他を含め初期投資の費用はについてでありますが、具体的な初期投資の費用につきましては、現在策定中の基本構想において、施設の規模、機能を検討中でありますので、お答えすることはかないません。  次に、6点目の三世代交流の拠点として利用者の見込み数はについてでありますが、複合施設の新しい機能や運営体系のサービスの向上に伴う図書館の利用者数の増加や複合施設による相乗効果などによる利用者数の増加に努め、現在の図書館、市民会館、働く婦人の家、三日市公民館の平成27年度実績の全体利用者数16万5,000人以上の利用者数を目指したいと考えております。  次に、7点目の旧黒部庁舎を中心に半径500メートル以内にどんな施設があるのかについては、半径300メートル以内の本市の施設としては、市役所、三日市公民館、市民会館、働く婦人の家があります。500メートル以内ではこれらに加え、東部児童センターが該当いたします。  次に、8点目の複合施設は単体施設と比べどんなメリットがあるのかについて、施設を複合させるメリットとしては、さまざまな施設を単体で建設する場合と比較して、それぞれの施設に必要な会議室等を共有して利用できることから、施設敷地面積や建設費用、維持管理経費が抑制できることのハード面によるメリット、また、子供から大人まで男女を問わず今まで出会うことが少なかった人たちが出会う場所をつくり出せることが期待できるなど、ソフト面での大きなメリットが考えられます。  具体的には、今回計画しております、図書館を核とした複合施設では、例えば、図書館から見たメリットとしては、図書館以外のほかの施設を目的に訪れた利用者がサークル活動や教室の参加前後に図書館に寄っていくことが想定でき、これまで図書館を余り利用することの少なかった方への利用促進が期待できることが考えられます。  また、施設全体のメリットとしては、例えば、図書館と公民館が協力して催しものや研修等を行うことができ、生涯学習をサポートし、利用者の知的欲求を満たす点で非常に有効な手段となることなどが考えられます。  次に、9点目の災害・有事の拠点機能対策はについてでありますが、本市における災害・有事の防災拠点は市役所並びに黒部消防署がその拠点機能を担っておりますので、(仮称)くろべ市民交流センターにつきましては、市の指定避難所の一つに位置づけていきたいと考えております。  次に、10点目の歩いて暮らせるまちづくり、コンパクトシティへの決意はについてでありますが、都市計画マスタープランでは、まちづくりの理念として、住み続けたい、訪れたい魅力的なまちづくりを目指すこととしており、その中で、三日市市街地とその周辺は中心市街地として位置づけ、商業、医療、文化、教育、行政などの機能を集積することとしております。(仮称)くろべ市民交流センターの建設は、こうした理念に沿うものであり、中心市街地の活性化に寄与するものと考えております。  今後も中心市街地においては、施設の集約や町なかの居住を促進し、あわせて商業の活性化を図り、魅力ある市街地として都市機能の整備、充実に努めてまいりたいと考えており、現在策定中の第2次総合振興計画にも位置づけたいと考えているところであります。  次に、3つ目の項目であります、観光振興についての1点目、タイ王国訪問の意義と成果についてお答えをいたします。
     今回のタイ訪問は、宇奈月温泉旅館協同組合のインターンシップの受け入れを契機として、オール黒部で観光プロモーションを実施したもので、タイとの交流、誘客の促進は観光面や経済面にとって大きなチャンスと捉えております。その成果につきましては、さきの辻 泰久議員の代表質問でお答えをさせていただきましたので、割愛をさせていただきます。  次に、2点目、5月に予定されるタイからの視察団の受け入れに対する取り組みについてお答えをいたします。  タイ王国のサラシン観光庁副大臣から、観光調査団派遣の話をいただいており、詳細が明らかになった段階で旅館協同組合、観光局、黒部峡谷鉄道と連携しながら受け入れ体制を整えてまいりたいと考えております。  次に、3点目、タイの教育省との覚書協定の可能性についてお答えをいたします。  タイ王国の教育省教育委員長から、インターンシップに関し覚書の締結のお話をいただきました。内容についての協議はいたしませんでしたが、市として受け入れの拡大は可能との考えを伝えたところであります。既にタイ、台湾の大学と各旅館がインターンシップ協定を締結しておられますので、行政としての覚書の締結が必要かどうか、旅館協同組合等とも相談しながら検討してまいりたいと考えております。  次に、4点目、今後のベトナムへのプロモーション活動計画についてお答えをいたします。  経済成長を続けるベトナムからの訪日観光客数は約20万人に上り、今後も増加が見込めることや、本市からベトナムへ進出している企業もあることから、交流が進む可能性はありますが、現在のところベトナムへのプロモーションの計画はいたしておりません。  次に、5点目、台湾やタイの学生と地域住民との交流計画についてお答えをいたします。  宇奈月温泉で受け入れしている台湾、タイからのインターンシップ生は、将来的には観光事業や国際的な仕事に従事する可能性が高いと伺っておりますので、本市の大自然の魅力や食の魅力を満喫してもらい、黒部市を第2のふるさとといってもらえるよう、例えば、黒部峡谷鉄道、トロッコ電車に無料招待するなど、交流事業について関係団体、地域住民の皆さんと連携してまいりたいと考えております。  次に、6点目、これからの観光戦略、数値目標についてお答えをいたします。  観光振興計画(案)の数値目標として、宇奈月温泉宿泊者数や外国人観光客数など8項目を掲げており、目標達成に向けた重点プロジェクトとして、外国人旅行者の受け入れ環境の整備、誘客の促進などに取り組むこととしております。新たな観光振興計画では、毎年その進捗、数値目標に対する到達状況を管理し、公表していくこととしており、計画に沿った取り組みをしっかり進めてまいりたいと考えております。  次に、7点目のインバウンド受け入れ推進体制についてお答えをいたします。  市内の語学が堪能な人材の発掘、活用に努め、外国語対応可能な観光案内、ガイドの養成に力を入れていきたいと考えております。また、観光地での多言語対応のマップの作成や商店街や飲食店での多言語表示の推進など、外国人観光客に優しいおもてなしに力を入れてまいりたいと考えております。さらに、オール黒部での海外からの誘客プロモーションを契機として、官民連携によるインバウンド受け入れ推進組織を設立できないか検討してまいりたいと考えております。  最後に、8点目、観光局のさらなる強化の必要性についてお答えをいたします。  黒部・宇奈月温泉観光局は、第2種旅行業を持つなど、専門的な知識を有する観光の先導役を担う組織であり、黒部市のみならず、県東部の観光情報の発信や誘客、着地型旅行商品の造成、観光関連事業者との連携といった多岐にわたる業務を担っていただいており、取り扱う商品、エリア、事務量は年々増加し、観光局の機能強化が求められております。  現在、地域の多様な関係者と連携した日本版DMOの形成に取り組んでおられますので、その取り組みを支援するとともに、観光局と連携した観光振興に引き続き取り組んでまいりたいと考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 合わせて27項目のたくさんの質疑に対して、一生懸命答弁いただきまして、ありがとうございます。  一、二点ちょっと「えっ」と思ったのを再質させていただきます。  1番目の平成29年度予算についての最後の道の駅(仮称)くろべの温浴施設の誘致状況の答弁についてですが、市長はこの温浴施設については、いろんな企業にいろいろ声をかけられるよう頑張っておられると聞いておりますが、これはやっぱり沸かし湯か、それとも、本当に温泉なのか、そこら辺のこだわりはいかがなものでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 温浴施設につきましては、民間の投資をしていただいて、整備できればいいというふうに考えておりまして、民間の現在温浴施設を経営しておられる方々の意見を伺うところ、温泉であったほうがいいというふうに聞いておりますので、温泉で整備いただければありがたいというふうに考えております。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 大体どれくらい掘れば出てきそうだと、このように、どのように掌握しておられますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 1,000メートル程度掘れば出るだろうというふうに言われております。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 恐らく1,000メートルぐらいだったら1億円以上かかるんじゃないかと思いますが、何せ石田にもお風呂屋さんがなくなり、三日市もなくなり、生地でも第一温泉がなくなりましたけども、本当に何とか頼むと、こういう意見が非常に多いわけでありまして、とにかくこの温泉の施設をぜひ頑張って取り組んでもらいたいと、そんなふうに思います。  それから、(仮称)くろべ市民交流センターの今対象になっている、複合施設の対象になっている働く婦人の家、市民会館、三日市公民館の跡地利用について、今いろんな方からどうなるんだということで、相談とか、聞いたりいろいろしとるんですが、その中で、三日市は非常に公園が少ないと、市街地に非常に少ない。魚津とか、いろんなところと比べると本当に少ないです。八心さんのあの神社以外はほとんどないような状況でありまして、この東三日市に建つ、市民会館の後ろの隅っこに佐野源左衛門常世という鎌倉武士の碑があります。謡曲にも鉢木として出てくるんですが、鎌倉時代のそういう北条時頼に寒い雪の降る日、1泊したときに鉢木を、大事な鉢木を燃やし暖炉を暖めたと、そういういろいろ聞いておりますが、その時頼がそこの桜井の庄と、そういう桜井の領地を与えたと、そういうところからこの桜井、三日市というか、そういう名前も出てきているそうでありますが、そういったロマンのいわれも踏まえながら、ぜひここを公園にできないかと、こういう必死になっている人もいらっしゃるわけですが、市長、この緑地化策に対してはどのように思いますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今の旧庁舎の跡地を複合施設という議論をしている最中でありますので、跡地をどうする、緑化するとか、そういうことについては現在市長として発言するのは少し時期的にはふさわしくないと考えています。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) それでは、最後になるかと思いますが、この観光振興についての4番目の今後ベトナムへのプロモーション活動の計画はあるかということですが、黒部市は根室市との交流を非常に40周年も過ぎたぐらいで、すごいきずなで交流を深めております。この根室市がベトナムと今、7年以上のつき合いをしておられるということは市長もご存じだと思うんですが、今、水産業で170名の20代の女性が働いていらっしゃると。市役所にもベトナムの女性職員が臨時として勤めておられるというふうに聞いております。ベトナムの平均年齢30.1歳です。日本は46.2歳だとこういうふうに言われております。大体9,300万人のベトナムのどんどん人口がふえているそうでありますが、このベトナム、最近全国でも、特に富山県でも私たちの鉄工所も結構真面目で一生懸命だということで、ベトナム人が中国人と比較して話にならんぐらい知日、訪日で一生懸命頑張ってくれるというそういう評価も今あるわけですが、今回、タイに行ってこられて、大きな成果を上げてこられたわけですが、今後、いろんな面でベトナムの地へ黒部からも何人か行っておられると聞いておりますので、真剣にベトナムへのトップセールス、プロモーション活動をもう一度考えてみたらどうかと思うんですが、ひとつ感想をよろしくお願いします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 地元黒部市の地元企業がベトナムに事業所をもっておられる企業も複数ありますし、また、今月、県がベトナム訪問団を派遣する、その中に、黒部市からも参加している予定の方もおられます。そういう意味では、ベトナムとの今後の友好関係が深まっていくことは予想されますけれども、市として今ベトナムにプロモーションするかということについては先ほどお答えしたとおり、時期的にはもう少し考えなければならないのかなというふうに思います。  今後ベトナムとかミャンマーとか、こういうところがやはり関係が深まっていくんだろうなというようなことについては予想しているところでございます。              〔11番 辻 靖雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 11番、辻 靖雄君。              〔11番 辻 靖雄君起立〕 ○11番(辻 靖雄君) 世界の中で、アメリカと戦って勝ったのはベトナムだけであると、そういうことも含めまして、ひとつ長期展望で取り組んでいただければと思います。  以上で終わります。ありがとうございました。             〔11番 辻 靖雄君自席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、日本共産党を代表して、9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君登壇〕 ○9番(谷口弘義君) 私は、日本共産党を代表して、発言通告に基づいて3項目について質問します。  初めは、平成29年度予算編成についてです。  平成29年度予算は、住民要望に応え、市民の暮らしを大事に考えた予算編成にすることが求められています。平成27年度決算特別委員会で出された意見や要望を尊重し、平成29年度予算に反映させるのは当然のことであります。決算特別委員会の委員長報告で、形式的に継続されている費用対効果の少ない事業については見直しを図ることを指摘されましたが、今の時点で事業の見直しを考えているものがあるのか答えてください。  決算特別委員会で、大型事業に隠れがちな市民の日常生活の充実について、住民目線で取り組まれるよう要望されています。これまでの予算編成を見てもそうなっているとはいえません。主として、具体的にどのように取り組めるのか答えてください。  地区要望への対応は、丁寧かつ、優先度とめり張りを勘案するとともに、支援策の公平性が保たれるよう要望するとなっています。地区要望の実施率は38%ぐらいと言われていますが、これで十分とは思いません。もっと住民要望に応えるべきと考えますが、答えてください。  次は、核兵器禁止について、黒部市のとるべき姿は何かについてです。  国連総会で10月27日、2017年の核兵器禁止条約制定交渉開始を定めた決議案が賛成多数で採択されました。国連で初めて核兵器廃絶に向けた本格的な議論が始まることになります。  日本は唯一の戦争被爆国でありながらその決議案に反対しました。被爆者団体や多くの国民からは、日本のとった態度に非難の声、疑問の声が出されました。当然のことであり、私たちも日本のとった行動を異常なものと指摘しております。平和都市宣言をしている黒部市の市長として、日本が決議案に反対したことに対しての考えを答えてください。  黒部市は、非核三原則の堅持と全ての核兵器などの速やかな廃絶を訴え、戦争のない平和な世界が実現することを願い、平和都市宣言をしています。市長、教育長が広島の平和記念式典に参加されました。また、原爆パネル展を開催されるなど、核廃絶に取り組む黒部市の姿勢に多くの市民から評価する声を聞いています。今後の市の核廃絶に対する積極的な取り組みを期待しますが、そのお考えを答えてください。  最後の質問は介護保険制度についてです。  介護保険制度の改定に伴い、サービス利用料の自己負担が昨年8月からこれまで一律1割負担が所得によって2割負担に引き上げられました。市内で介護サービスを受けている人は何人か、そのうち2割負担になった人は何名か、負担増となった1人当たりの平均額と総額は幾らか、負担増のために利用を制限するといったことが起きていないか、以上4点について答えてください。  これまで介護施設入居者で、所得の低い人には食費や部屋代の一部の補助をしていました。昨年8月から、介護施設入居者の補助制度を住民税の課税や一定の資産があれば、補助が受けられなくなりました。市内で補助を受けていたが、この制度で対象外となった人は施設利用者で現在何名でしょうか。また、負担増となる1人当たりの平均額と総額を答えてください。  特別養護老人ホームの入所条件が特別な事情のある人を除き、原則要介護3からに変更されました。その影響は出ているのか。特別養護老人ホームの入所待機者が10月現在で69人、昨年よりふえています。このことは一向に改善されていない表れと思います。昨年8月から新たに入所できたのは何人なのか、入居待機者を減らすため、市が積極的な対策をとることが求められています。どのような対策がとれるのか、あわせて答えてください。  高額介護サービス費の負担上減額が昨年の8月から、これまで課税世帯で月3万7,200円が現役並み所得者がいる世帯は月4万4,400円支払うことになりました。市内で負担がふえたのは何人なのか、負担増となる総額は幾らになるのか、答えてください。  今回の介護報酬単価の削減は、特別養護老人ホームで6%、訪問介護で4%、小規模通所介護で9%、ショートステイ11%など大幅なものとなりました。このことで市内の各事業所にどのような影響があったのか。このような制度改革を行って、安倍首相の言う介護による離職がゼロを達成できるか、あわせて答えてください。  以上が、日本共産党を代表しての質問です。             〔9番 谷口弘義君質問席へ着席〕 ○議長(新村文幸君) 一般質問の途中ですが、昼食のため、午後1時まで休憩いたします。   休  憩  午前11時52分   再  開  午後 1時00分 ○議長(新村文幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  答弁、市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) それでは、日本共産党、谷口議員の代表質問にお答えをいたします。  まず、1つ目の項目であります平成29年度予算編成については、いずれも決算特別委員会からの指摘事項への対応についてでありますが、その1点目、形式的に継続されている費用対効果の少ない事業の見直しについてお答えをいたします。  予算編成におきましては、決算特別委員会での指摘事項や監査委員のご意見等を踏まえ、事務事業の見直しを行うことにより、経費の節減、合理化に努め、新たな財源を生み出し、市民満足度を高める施策に可能な限り配分するよう、努めてきているところであります。  来年度の予算編成方針におきましても、目的と成果を一層重視し、事業を遂行した結果、どのような成果が生まれ、サービスの受け手である市民の皆様がどのようになり、市全体での目的達成にどのようにつながっているのかという観点から、施策や事務事業の改善、見直しを行い、より有効な政策形成に努めたいと考えているところであります。  次に、2点目の大型事業に隠れがちな市民目線での日常生活の充実についてでありますが、新幹線新駅周辺整備や新庁舎建設事業など、第1次総合振興計画の最重点課題であった都市基盤の集中整備に一定の目途が立ったところであります。  しかしながら、本市の財政状況は依然として厳しい状況にある中で、今後ともあらゆる地域や年代の全ての住民ニーズを充足した行政サービスを維持してくことは困難であります。本市が活力を維持しながら、社会経済調整の変化に的確に対応し、安全で安心して暮らせるまちづくりを将来にわたって提供してくためには、何を重視し、どこに予算を投入していくのか、さらに、取捨選択が迫られることになります。  市民生活に欠かせないインフラの維持補修や安全・安心の拠点づくりといった日常生活に密着した緊急性の高い施策については、毎年の予算編成の中で可能な限り具現化に努めていくことが重要であると認識いたしております。  次に、3点目のもっと地区要望に応えるべきにつきましては、さきに新政会の代表質問にお答えしたとおりでございますが、いわゆる地区要望ではこれまでも生活・文化に根差し、地域に密着した環境の維持、向上のため地区住民の皆様のご意見、ご要望を伺ってまいりました。地域の課題を解決していくために市がお手伝いできることは何か、どういった方法が一番ふさわしいのかを検討しながら進めてきたところであります。  直面する課題は地区により千差万別であります。また、個々課題に対する当該事業の必要性や貢献度についても濃淡があります。市としてはそれらの課題を整理し、限られた財源の中でできること、やるべきこと、その優先度合い、地区の公平性等を勘案しながら、今後とも地区の皆様と協議の上、よりよい解決方法を探ってまいりたいと考えております。  地域の皆様のご意見、ご要望につきましては、地区と市全体、それぞれの満足度の最適化を図るという観点により、協働の取り組みを含め、きめ細やかな対応により可能な限り具現化に努めてまいりたいと考えております。  次に、2つ目の項目であります核兵器禁止について、黒部市のとるべき姿は何かの1点目、核兵器禁止条約制定交渉開始を定める決議案に日本が反対したことに対しての考えはについてお答えをいたします。  政府は、この決議案について、核兵器国と非核兵器国の間の対立を一層助長し、その亀裂を深めるものであるとの見解を示しており、唯一の被爆国として核兵器国、非核兵器国の双方の協力を重視しながら、具体的・実践的措置を積み重ね、核兵器のない世界を目指すという日本の立場から、結果としてこの決議案に反対の立場をとったものと理解をしております。  その一方で、我が国の主導で提案された、核兵器廃絶決議案については167カ国の支持を得て採択されるなど、核兵器廃絶を願う世界の潮流は確かなものであります。平和都市宣言を行っている本市の願いである、戦争のない平和な世界の実現へ向けて着実に進んでいくことが大切であり、世界各国が協調し、核兵器廃絶に向け英知を結集していくことを望むものであります。  次に、2点目の核廃絶に対する積極的な取り組みを期待しているが、その考えはについてお答えをいたします。  本年8月に教育長とともに広島の平和記念式典に出席いたしました。9月定例会でも述べさせていただきましたが、核兵器の悲惨さ、また、平和の尊さについて、改めて考えを深めることができたよい機会になったものと考えております。
     また、本市では、平成25年度から毎年8月に中央公民館で原爆ポスター展を実施しており、ことしも8月3日から約2週間にわたり実施いたしました。市民の皆様に原爆による被害の無残さを知っていただき、非核、平和のとうとさについて改めて考えていただく機会となるよう期待いたしており、継続して実施してまいりたいと考えております。  今後もさまざまな機会を捉えて、核兵器廃絶に向けた取り組みを実施してまいりたいと考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君登壇〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 次に、3点目の項目、介護保険制度についての1点目、一定以上所得者の自己負担割合の引き上げについてお答えいたします。  新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合によりますと、昨年度中、介護サービス利用者は2,280人で、うち182人が2割負担の人でありました。負担増となった人の1人当たりの額は6万3,000円、総額は1,155万円となっております。  また、市内14の居宅介護支援事業所に確認したところ、1割負担から2割負担になったことにより、これまで受けてきたサービスの内容を縮小された人やサービスの拡充について提案しても受けられないと断る人がいるとのことでありました。  次に、2点目の補足給付の利用者負担段階の見直しについてでありますが、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合によりますと、昨年度制度見直しにより、対象から外れた人は施設サービス利用者で40人、その負担増となった1人当たりの額は27万6,000円で、総額で1,105万円でありました。  次に、3点目の特別養護老人ホームの新規入所者の原則要介護3以上への重点化についての影響でありますが、要介護1及び2の人の特別養護老人ホームへの入所要件が居宅において二重生活が困難なやむを得ない事由がある場合となったことから、入所を希望している人の中には制度の説明を受け、申し込みをされなかった人もいると聞いております。また、新規入所者数について、市内4施設に確認いたしましたところ、制度が改正された昨年4月以降、現在までの間で計105人であり、うち黒部市の人は101人でありました。また、待機者については、過去5年間の推移を見てみますと、要介護3以上の待機者はピーク時には105人でありましたが、年々減少してきており、最近では50人余りで推移しております。  しかしながら、2025年に向け、介護が必要な高齢者、入所を希望する高齢者が増加することが予想されることから、介護予防施策をこれまで以上に充実させるとともに、来年度策定する第7期介護保険事業計画において、新たな介護サービス事業所等の開設についても検討してまいりたいと考えております。  次に、4点目の高額介護サービス費の負担限度額の見直しについてでありますが、新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合によりますと、昨年度サービス利用者のうち、負担がふえたのは延べ70人、月平均12人で総額は50万円でありました。  次に、5点目の介護報酬の改定についての影響でありますが、利用者がサービス事業所に支払う利用料金については、そのサービスの種類、内容により、上がったもの下がったものそれぞれありますが、全体でマイナス2.27%の報酬改定があったことから、介護サービスにかかわる費用は市全体では減少しております。  一方、市内の小規模通所介護事業所1事業所が介護報酬の改定と同時期に経済的な理由で事業を休止されており、サービスを提供する側にも介護報酬改定による影響はあったものと考えております。  また、介護離職ゼロについては、大変厳しい課題であると考えておりますが、市民一人一人がみずから健康の維持、増進、介護予防に資する活動に取り組むことができるよう、引き続き力を注いでまいりたいと考えており、介護人材確保に向けた施策についても積極的に取り組んでまいりたいと考えております。           〔市民生活部長 中 伸之君自席に着席〕               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、再質問をします。  最初の予算編成については、前のお二人さんのほうに新樹会、新政会さんのほうに答えられております。そこで、特別委員会の委員長報告の中で、この形式的に継続されている費用対効果の少ない事業、見直しを図るとともにというようなことを言われております。これは実を言うと、平成26年度の委員長報告とも全く同じ内容です。ということは、去年こういう質問があったんだけど改善されなかった、だから、ことしも同じ発言になったんだというふうにとることもできるんですけども、その辺について市長の考えはどうでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 形式的に継続されている事業ということの捉え方の問題だというふうに思いますが、それぞれの事業は、それまでの経緯とか、いろんな歴史があって、一生懸命取り組んでおられるところもたくさんありますので、見直せるところは当然見直す努力はしますが、相手市民の皆さんや団体がおられるものですから、その辺は丁寧に説明しながら見直しを行ってまいりたいというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 今、市長の答弁のほうで、捉え方の問題というふうに言われましたけども、これは、捉え方の問題というよりも、2年間にわたって指摘されたということが私は問題だと思います。では、捉え方も問題なくして、そのようになっていない証だというふうに思います。  それから、次に移ります。  市長は提案理由説明の中で、これまでのあれもこれもからあれかこれか、それから、できることからやるべきこと、このように言っておられます。と同時に、辻 靖雄議員さんのほうからもこれと同じ内容の質問が出ています。これについて、どういう意味なのか説明していただけますか。非常に簡単なご質問です。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 言葉のとおりであります。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 非常に簡単で。  それで、この質問、あれもこれもという話は実を言うと今出たばかりの話ではないですね。去年の12月議会で私、代表質問しています。このときの市長答弁に全くこれと同じ答弁が出ています。そのことをご存じでしょうか。覚えておられなければいいですよ。ただ、1字だけ違っています。それは、選択という言葉がことしの分は入っているだけなんです。ということは、これまでのというよりも、去年はできなかったんです、だから、これからというふうに捉えてもいいんでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 毎年度、そのことに努めておりますし、さらにそれに精度を加えていきたいというふうに考えています。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 次に、地区要望の実施率、38%というふうに言われていますけども、これに間違いないでしょうか、総務部長。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 本年度、平成28年度予算に対する昨年の要望が314件ございましたけども、それに対して予算化率につきましては38.2%でございました。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) この実施率38.2%というのはくせ者でありまして、実施率というのはちょこっとだけ手をつけたものも入っているんでしょうか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 例えば、道路につきまして、何カ年計画かでやるという形で、一部参加したものも1件としてカウントしてございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、一部のもの、参加したそれを数えておるというのは幾つになるんでしょうか、全体の何%になりますか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) そのような分析した資料をちょっと持ってきておりませんので、申しわけございません、今はわかりません。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) わからないということですから、後ほどまた議会に提出してもらいたいと思います。議長、いかがでしょうか。でないと38%出てこないんです。これはカウントしないでくださいよ。資料提出お願いしておるんですから。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 時間をいただくことになるかもしれませんが、提出させていただきます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) そういうことでお願いします。  それと、何でこういうことを言うかといったら、ある地区の地区要望10ありました。そのうちの8つが継続事業なんです。ということは、この継続事業の38%なんかやっとると、ほとんどちょこっとずつ、ちょこっとずつ、ちょこっとずつとこういう事業ですから、この辺も実施率に入れるということはおかしいんじゃないかと私は思うんです。だから聞いたんです。  次の質問に入ります。  核廃絶についてはそういうものか、一生懸命にやっておられたなというふうに思いますけども、一つの答弁の中で、ことし市長、教育長が行ってこられましたけども、児童生徒の派遣についてもこれまで求めてまいりました、そういう必要性を感じませんでしょうか、市長。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 9月議会でもお答えしたとおりでありまして、修学旅行等で平和教育の研修を行っておりますので、改めて児童生徒の派遣は考えておりません。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、最後の質問に入ります。  特別養護老人ホームの入所要件、これは特別の事情がある人を除き、要介護3からになりました。それで、昨年から新たに入所できたのは全体で105名、そのうちの黒部市内の住居をもっている人からは101人というふうに回答がありました。  それで、伺いますけども、101人に入ってくるんですけども、特別養護老人ホームに入れるのは何名でしょうか、定数です。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 市内の施設でということでよろしいでしょうか、214人。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕
    ○9番(谷口弘義君) じゃあ、その214人、101人という数字が出てきました。その中で、入所できた人のうち、101人のうち、要介護1、2の人は何人なのでしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) いないというふうに認識しております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) いないということでしたら、特別入所の条件に当てはまる人、これは要介護1、2の人たちのことなんですけども、この特別の条件に当てはまる人はいなかったということですか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 条件に当てはまる人がいないというか、それによって入所された方がいないというふうに聞いております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) それでは、お聞きしますけども、特別入所の条件は何でしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 要介護1、2の方でやむを得ない事情によって、特養以外での生活が困難と認められる場合というふうなことというふうに見ております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) もう少し詳しく言っていただけませんか。4つほど条件があるはずです。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) その中で、今般改正がありました特別養護老人ホームへの重点化ということの中で、要介護1、2の特例的な入所が認められる要件として、議員おっしゃられますように、勘案事項として4項目ございます。読み上げればよろしいでしょうか。  1つ目は認知症であることにより日常生活に支障を来すような症状、行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態。2番目といたしまして、知的障害、精神障害等を伴い、日常生活に支障を来すような症状、行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られ、在宅生活が困難な状態。3つ目が家族等による深刻な虐待が疑われる等により、心身の安全・安心の確保が困難な状態。最後に、単身世帯である同居家族が高齢、または、病弱である等により、家族等による支援が期待できず、かつ、地域での介護サービスや生活支援の供給が十分に認められないことにより、在宅生活が困難な状態、こういったような4項目だと認識しております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 今4項目、細目にわたって言われましたけども、そういう入所条件の方々が一人もされなかったということなんですよね。それと、認知症の方をまた含めて、今特養に申し込んで、待機者というか、入所待ちの方は何人おられますか。ここに私言いました、57名と。それで、グループホームへの入所待ちの方、何人おられたかわかったら教えてください。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 新川地域介護保険・ケーブルテレビ事業組合の資料によりますと、今現在、どこにおるかによって若干違うわけですけども、今、在宅ということでいうならば、申込者33名のうち26人が認知症というふうに理解しております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 認知症の方、グループホーム26名が入所待ちということを言われましたけども、そうすると、特養、特別養護老人ホームも入れない、それから、グループホームも入れないという方々を含めると93名ほどになりますよね。こういう人たちの扱いをどうするかということがこれからの黒部市にとって大事なことだと私は思うんです。それで、これから待機者をどうするかについて当然考えておると思いますけども、市としてどうされるおつもりなのか聞かせていただきたいと思います。市長に伺います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 介護福祉施設、特養などの施設については計画的にふやしております。その結果、先ほど言われた待機者が減っておるわけであります。今後もそういう施設を計画的にふやしていけるように努めたいというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 市長、申しわけないですけども、特養のほうは減っていませんよ、ふえていますよ、反対に。ここに書いてありますけども、10月現在69人、特養ホームの待機者。昨年は65名だったかな、要するにふえとるんです、入所待機者が。そういうことですから、その辺を減っとるんじゃなしにふえています。  それと、市長に伺いたいのは、認知症とあわせて90何名になりますけども、グループホームの待機者、そういうことについてどうするかなんです。介護保険組合としてだし、市としてどうするか伺います、市民生活部長。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 認知症につきましても、当然家族の負担ということになろうかと思いますけども、地域社会全体で支え合う、そういうふうな仕組みづくりに取り組んでいるところでありまして、グループホーム等の整備についても計画的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 計画的に取り組んでいきたいということですから、今後の皆さんの行動に期待しています。  それでは、次に伺います。  現役並み所得者がいる家庭では4万4,000円になるということを言いました。それで、7万2,000円ですか、言いましたけども、現役並みの家族となっていますけども、家族の中で現役並み所得者が1人でもいるということですから、1人でもいれば該当するということなんですか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 今おっしゃっておられるのは一定所得以上の利用者負担の見直しの件でしょうか。だとすると、一定所得の方が自己負担を2割というふうなことでありますと、自己負担に対する水準は合計所得金額160万円以上というふうな前回もご説明した内容等でございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 家族の中に1人でもいれば、現役並み所得者になって、負担が上がるんかということを聞いておるんです。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 単身の場合は年金収入のみで280万円以上ということでございます。ただし、年金収入とその他合計所得金額が単身で280万円、2人世帯以上で346万円の場合は1割負担ということでございます。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 時間ないんですから、的確にお答えください。家族の中に1人でもいたら、該当するかということを聞いておるんです。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) ちょっと私の認識ではそのとおりなんですけども、特に所得の高い現役並みの所得の方がいられる世帯ということでありますので、世帯の中にそういう方がおられれば今の上限の話とすれが、上限の負担が3万7,200円から4万4,400円に引き上げられたということだと思います。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) そういうことだということで、部長の言っておることは理解できます。  それで、もう一つ聞きます。  じゃあ、そういう家庭は、対象となり得る可能性のある家庭は、黒部市内に幾つあるでしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) こちらのほうではまだそういう調査はしておりません。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) これ調査しなかったら出ないですね。調査してくださいよ。言っている意味わかりますね。  それでは、最後の質問に入ります。  介護施設のことなんですけども、先ほど5番目の質問で、単価の計算で、介護報酬の計算で言いました。それで、安倍首相の言う介護による離職ゼロ、達成できるかということに対して、大変難しいというふうに思われました。それで、大変難しい中の一つなんですけども、今後まだ介護の保険制度の改悪を予定しています。特に、負担割合を3割にしたり、いっぱい出てきますね。介護用品の貸与をゼロにするとか、いろんなことが出てくるんです。そういうことが出てきますので、そういうことに対してこれ以上悪くするのはやめるようにということを国に求めてはいかがでしょうか。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕
    市民生活部長(中 伸之君) 介護保険制度が始まって十何年たつわけですけども、この制度自体は持続可能な社会保障制度の確立を図るというふうな目的のためにやっていることでありますので、どこをどうするかということについては、現状として余り影響のないような負担の、特に所得の少ない方等については負担のないような改正の仕方をしておられるなというふうに認識しております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) そういうことを聞いているんじゃないんです。これ以上悪くしたら皆さん困りますよ。これは理解できますね。そのことを国に申し上げることができないか、求めることはできないかということを聞いておるんです、あなたに。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 国の審議会においても、そういった点を十分配慮しながらやっておられるというふうに認識しておりますので、そういったような決まった内容につきましては、こちらの黒部市に影響のないように極力なじませるといいますか、実施してまいりたいというふうに思っております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) しつこいようですけども、厚生労働省の審議会だとか、国には今、中部長が言われたような、ここにおる、介護に携わっている、また、関係するそういう人たちの生の声が届かないと反映されないんです。それで、国に申していただきたいということを言っているので、そのことについて、介護保険組合どうのこうのじゃなしに、介護保険組合ももちろんそういうこと必要ですし、こういう現場に立ち会っている直接関係するあなた方も言ったらどうですかということなので、そのことの重要性についてわかりますね。ぜひまた言ってください。これについてもう一回だけ答えてください。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 先ほども申しましたとおり、この制度の維持というか、社会保障制度の確立というふうなことで、少子高齢化、高齢者がふえる中で、どういった給付と負担の関係がどう整理されるのかというようなことは注視してまいりたいというふうに思っております。               〔9番 谷口弘義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 9番、谷口弘義君。               〔9番 谷口弘義君起立〕 ○9番(谷口弘義君) 最後にですけども、やっぱり現場におる人たち、私たちが国に対して言うべきことは言わないと決してよくなりません。そのことを申し上げて、日本共産党の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。             〔9番 谷口弘義君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、個人質問を行います。  ただいまのところ、通告者は11人であります。  念のため発言順を申し上げます。  1番、伊東景治君、2番、柴沢太郎君、3番、小柳勇人君、4番、川上 浩君、5番、橋本文一君、6番、成川正幸君、7番、辻 靖雄君、8番、谷口弘義君、9番、山田丈二君、10番、高野早苗君、11番、中村裕一君、以上であります。  順次発言を許可いたします。  初めに、12番、伊東景治君。            〔12番 伊東景治君質問席へ移動〕 ○12番(伊東景治君) どなた様もご苦労さまです。個人質問のトップバッターであります。  最近、大都市東京、富山が注目を浴びております。富山についてはご承知のとおりでありますので申し上げませんが、都民ファーストかどうかは別にして、小池百合子氏が都知事になってから、築地市場の豊洲への移転問題や東京五輪・パラリンピックの開催費用など次々に明らかにされております。都庁という巨大な組織の中での意思決定の不透明さ、あるいは、チェック機能を果たせなかった都議会、オリンピックの準備が司令塔や責任が不在のまま進んでいるようなことが見受けられるといった報道、これが報道ではなくて新たな都知事によって明らかにされました。行政の無責任体制、あるいは、議会の怠慢と言われても仕方ないなというふうに思います。東京五輪・パラリンピックの成功は国内はもちろん、海外からの選手や観戦する人たちが満足と感動を共有できたかどうかによるものと思います。  それでは、通告によりまして2項目について質問をいたします。  まず、食の安全・安心にかかわる諸問題についてであります。  さきの新政会の代表質問、辻議員のほうにもありましたが、日本政府の観光局によれば、ことし10月、外国人の旅行者は前年比16.8%増、213万何がしかの人がなったと、過去最高ということでありまして、2016年の累積が200万人を超えたと、ことし中には2,400万人になるんじゃないかというふうな推測も出ております。日本を訪れる観光客は日本の何に期待をして訪れるのでしょうか。最近は下火でありますが、中国人を中心にしたいわゆる爆買いの購買行動があります。爆買いの対象は、家電やブランド品、あるいは、従来からの免税品とかお土産品にとどまらず、ドラッグストアとかディスカウント店、あるいは、スーパーマーケットが空になってしまうというふうな現象もあったわけであります。しかし、一般の観光客は、日本の自然と景観、あるいは、地域のお土産とか、ブランド品のショッピング、そして、日本の伝統的な芸術や文化、そういうものを見に訪れるものだというふうに思います。さらには、世界から健康食として注目されている日本の食文化、そして、安全・安心な国であることも大きな要因であります。黒部に訪問していただき、豊かな水と大地のまち黒部を大いに楽しんでほしいものであります。  そこで、以下4項目について質問いたします。  平成23年3月に黒部市の学校給食センターの開所式が行われました。総事業費を7億4,000万円ほどかけたセンターであります。また、このセンターの特色の一つが、調理業務等が民間に委託されておるということが挙げられます。最近、頻発している食品への異物混入事件やO157を含めた食中毒、いろんな食品の衛生管理の仕組みに起因しているという指摘があります。富山県でも射水市、砺波市、氷見市、富山市などで給食に異物混入があったということが報道で報じられております。本市の給食センターや自校給食における食品衛生管理は大丈夫なのか、教育部長に伺います。  2点目は、2020年の東京五輪・パラリンピックの開催を控えて、日本の食品安全が問われております。食品衛生管理の世界標準にHACCPがあります。厚労省のHACCPの義務化への動きがある中で、食品事業者、HACCPの導入が喫緊の課題であろうというふうに思います。本市給食センターのHACCPに対する認識はどうか、教育部長に伺います。  3点目は、東京五輪・パラリンピックに出場する外国チームを誘致しようというふうな思いをもっておられるようでありますが、選手の食事に関して、やはりHACCPを導入している食品業者というものが不可欠ではないかというふうに思いますが、市長の考えを伺います。  4点目であります。  戦略Kで観光振興は重要な戦略テーマでありますが、インバウンドの誘客や国内外のコンベンションの誘致を含めて、おもてなしの一環としてHACCPの導入というのは非常に効果的な取り組みではないかというふうに思っておりますが、市長の所見を伺います。  5点目、教育委員会が発行しておる事務の点検評価の中で、食育の取り組みの事業の中での内容で、朝食摂取状況調査結果を見ますと、小学生で0.6から0.7%、中学生で1.6から1.9%の児童生徒が朝食をとらずに登校しております。特定の児童生徒ではないのか、それらの児童生徒への対応はどのようになっているのか、教育長にお伺いします。  質問の大きな2点目であります。  高齢化・少子化社会と市民病院の経営についてであります。  平均寿命が延びる一方、働く世代の人口が減少している、いわゆる高齢化・少子化社会の中で、従来の社会保障制度が続くのかどうか危ぶまれております、いわゆる2025年問題であります。この制度が破綻する前に何とかしたいということで、平成26年6月に医療・介護総合確保推進法が制定されました。医療法関係は、平成26年10月から以降、介護保険法関係は平成27年4月以降に順次施行されております。介護と医療という高齢化に伴う問題は国や県、市町村だけでなく、私たち自身の問題として乗り越えていかなければならないというふうに今思っております。  そこで、以下4点について質問をいたします。  まず1点目は、平成23年度から着手しました市民病院の増改築事業、もう来年3月までに完成の予定で、これからの医療体制、サービスなど大いに期待しております。新装された病院はどのような機能や特徴をもって医療を提供していただけるのか、病院事務局長にお伺いいたします。  2点目は、2025年問題に向けて医療体制を構築すべき喫緊の課題があります。平成27年3月に総務省から新公立病院改革ガイドラインが示されました。そこで、現在策定委員会で検討されている黒部市民病院新改革プランの目的と計画及び進捗状況について、また、改革プランは第2次総合振興計画にどのように反映されるのか、病院事務局長にお伺いいたします。  3点目は、いわゆる医療・介護総合確保推進法のうち、医療法関係の効率的かつ質の高い医療提供体制の確保について、どのように取り組んでいかれるのか、市民病院長にお伺いいたします。  4点目は、地域での医療、介護の総合的な確保について、第2次総合振興計画では相当に重いテーマである、現状も重いんですが、重いテーマであろうというふうに思いますが、避けて当然通れません。市長の所見をお伺いいたします。  質問は以上であります。            〔12番 伊東景治君質問席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君登壇〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 伊東議員の個人質問にお答えいたします。  まず1点目の項目、食と安全・安心にかかわる諸問題についての1点目、本市の給食センターや自校給食における食品衛生管理は大丈夫かについてであります。  富山県内で発生した給食の異物混入は、くぎ、画びょう、金属片など健康への影響が高い異物の混入であったというふうにお聞きしております。  本市の給食センター及び自校給食の平成28年度の異物混入の状況は、あってはならないことではございますけれども、11月末現在で虫の混入が7件、髪の毛などが8件でございました。幸いにも目視点検などにより未然に防ぐことができ、児童生徒が食することはございませんでした。  学校給食の異物混入や食中毒予防などの衛生管理については、厚生労働省が定める大量調理施設衛生マニュアルや文部科学省が定める学校給食法による学校給食衛生管理基準に基づき実施しているところでございます。  本市では、害虫侵入防止のためのプラットホーム、風除室の設置、調理従事者などへの衛生管理指導や各種衛生研修会への参加、調理室に入室するときに髪の毛が落ちないように服に粘着ローラーをかけるなどの衛生管理、食材や調理過程の目視点検など、重点的に実施しているところでございます。  今後も衛生基準にのっとり、安全・安心な給食を提供してまいりたいと考えております。  次に、2点目の質問、本市給食センターのHACCPに対する認識はについてお答えいたします。  今や国際基準となっているHACCPは、厚生労働省が推進している安全で衛生的な食品を製造するための管理方法の一つで、問題のある製品の出荷を未然に防ぐことが可能となるシステムのことであり、製品の安全性を確保する衛生的管理手法と認識しているところでございます。            〔教育部長 御囲泰晃君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕 ○市長(堀内康男君) 次に、3点目の東京オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致における選手の食事へのHACCP認証導入についてお答えさせていただきます。  HACCP認証制度が東京オリンピック・パラリンピック大会までに義務化された場合には、相手国に提供する食事の材料の調達基準が定められることとなり、安全認証を受けた材料のみが提供されることとなります。また、東京オリンピック開催前の義務化されていない時期でも、HACCPへの意識が高い国の関係者からは、当認証に基づく食の安全性が求められるケースもあるかと想定いたしているところであります。  次に、4点目のインバウンドやコンベンション誘致に向けたHACCPの取り組みについてお答えをさせていただきます。  本市では現在インバウンド受け入れ体制の整備や誘客の促進、国際会議を含めたコンベンション誘致により、海外からの訪問者が増加いたしております。海外から訪れる多くの観光客に本市の魅力の一つである食を楽しんでいただきたいと考えており、HACCPが義務化されるなど、導入が必要となれば制度の周知や支援について検討してまいりたいと考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君登壇〕 ○教育長(国香正稔君) 次に、5点目の児童生徒の朝食摂取状況についてお答えいたします。  元気に1日をスタートし、学校生活を活発に過ごすためにも、朝食の果たす役割は大変重要です。各学校では保健だよりなどを通して、保護者に朝食の大切さについて知らせたり、栄養教諭が学校を回り、児童生徒や保護者に3食の食事をバランスよく食べることの重要さを指導しております。朝食はそれぞれの家庭環境や生活習慣等が大きく影響するため、ご指摘のように特定の児童生徒が頻繁に欠食している傾向であると思われます。学校では、日々児童生徒一人一人の健康状態を注視しており、必要に応じて保護者への声かけや児童生徒本人にも早寝早起き、朝御飯といった基本的な生活習慣の確立を指導し、パンや牛乳、果物など自分でも準備できる朝食をアドバイスするなどしております。  小中学生時代は食べることで成長を保つ時期であり、食に対する基本的知識や正しい食習慣を身につけるための大切な時期でもあります。今後とも食の大切さを十分に踏まえて指導に努めてまいります。             〔教育長 国香正稔君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市民病院事務局長、内橋裕一君。            〔市民病院事務局長 内橋裕一君登壇〕 ○市民病院事務局長(内橋裕一君) 2つ目の項目、高齢化・少子化社会と市民病院の経営についての1点目、新しくなる病院が提供する機能や特徴についてお答えいたします。  新しい病院には、次のような特徴をもたせております。  1つ目は、急性期病院機能の充実として、地域救命センターの近くに放射線部門や内視鏡部門を設け、手術室と集中治療室を隣接させることで、患者動線の効率化を図りました。  2つ目は、災害対応の充実として、72時間運転可能な非常電源の確保と災害時に多くの患者を収容できるよう、外来待合や講堂にも医療ガス設備を整備いたしました。  3つ目は、患者や来院者に優しい環境整備として、部門ごとの空調管理による快適な院内環境整備に加え、病院周辺に緩衝緑地や遊歩道を設け、自然環境にも配慮するとともに、外来待合や会計窓口には電光掲示による呼び出し表示板の設置やWi‐Fiエリアの設置など、患者サービス向上にも努めております。  また、平成29年3月の正面玄関完成により、受付案内から外来各科への動線がわかりやすくなり、正面駐車場の駐車台数も約220台と以前の3倍に拡充されることで、車での来院者が利用しやすくなるとともに、駐車場内には一部屋根つきの歩道及び玄関前に車寄せを整備することで、雨天時への対策も行っております。加えて、正面玄関前にタクシー乗降所の設置やバスが乗り入れできるよう関係機関と協議を進めているところであり、これにより来院者の利便性の向上につながるものと考えております。  今回の整備事業終了後も引き続き地域の基幹病院として、地域住民への安全・安心な医療を提供し続けたいと考えております。  次に、2点目、黒部市民病院新改革プランの目的と計画及び進捗状況などについてお答えいたします。  平成27年3月に総務省から新公立病院改革ガイドラインが示されました。これは平成19年12月に総務省から示された公立病院改革ガイドラインを踏まえて策定した各病院の改革プランに対し、さらなる経営の効率化や再編ネットワーク化、経営形態の見直しの視点に立った改革の継続を求めるもので、地域における良質な医療を確保する必要性を示しています。また、新しい視点として、県が策定する医療圏ごとの地域医療構想を踏まえたそれぞれの病院の役割を明示することが求められています。  当院では、この新ガイドラインを受け、本年度中に黒部市民病院新改革プランを策定することとして策定委員会を立ち上げ、現在2回の議論を経て、年度内の完成を目指しているところであります。  次に、新改革プランの第2次総合振興計画への反映ですが、総合振興計画の救急、急性期及び高度医療体制の充実や医療スタッフの確保、充実などのプランの取り組みを反映させたいと考えております。          〔市民病院事務局長 内橋裕一君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市民病院長、竹田慎一君。             〔市民病院長 竹田慎一君登壇〕 ○市民病院長(竹田慎一君) 次に、2つ目の項目の3点目、医療・介護総合確保推進法のうち、医療法関係の効率的かつ質の高い医療提供体制の確保についてお答えします。  医療・介護総合確保推進法は、効率的かつ質の高い医療提供体制を構築するとともに、地域包括ケアシステムを構築することを通じ、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するため、医療法、介護保険法などの関係法律について所要の整備などを行うことを目的として、平成26年6月に公布された法律です。  その中で、医療法に関係する部分を要約しますと、各医療機関は、現時点及び将来の高度急性期、急性期、回復期、慢性期の4つの機能別の病床数を都道府県に報告し、都道府県はその内容をもとに地域医療構想を策定し、医療圏を単位としてこの4つの機能ごとに需要に見合った供給体制を構築することを目指しております。  富山県では、平成28年度末を目途に地域医療構想を策定中です。当院では、平成28年7月1日現在の病床機能は全て急性期単一の機能としていますが、6年後につきましては、中央棟4階の集中治療棟33床を高度急性期、西病棟2階47床を回復期、それ以外の病棟は急性期機能を想定して報告書を作成しております。  また、医療・介護総合確保推進法の中には、医療機関相互の連携が強調されております。当院では、平成18年より新川地域の医療機関等とICTを活用した病院同士、病院と診療所との連携、すなわち扇状地ネットを構築しておりますが、今後はこの扇状地ネットのさらなる活用に加え、紹介率、逆紹介率の向上などにより、主として急性期機能を担当する当院が地域のさまざまな機能を有する医療機関と連携を進め、切れ目のない医療を提供できるよう努めていきたいと考えております。            〔市民病院長 竹田慎一君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君登壇〕
    ○市長(堀内康男君) 次に、4点目の地域での医療・介護の総合的な確保についてでありますが、市では、市民が病気や要介護状態となっても、住みなれた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、効率的かつ質の高い医療提供体制を推進するとともに、地域包括ケアシステムの構築に向け、在宅医療、介護連携推進事業を初めとし、認知症施策の推進、地域ケア会議の推進、生活支援サービスの充実・強化などさまざまな施策を展開しているところであります。  しかしながら、今後ますます高齢者の増加が見込まれることから、医療・介護サービスの提供体制の充実を図り、急性期から在宅医療・介護まで一連のサービスが継続的に受けられるよう、医療・介護の総合的な確保についてさらに推進してまいりたいと考えており、第2次総合振興計画につきましては、保健・医療の充実及び高齢者福祉の充実の中で反映させてまいりたいと考えているところであります。             〔市長 堀内康男君自席に着席〕              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) それでは、少しわかりづらかったところ、それから、ちょっともう一度聞きたいところがありますので、再質問させていただきます。  まず、学校給食の件であります。  やはり異物混入等があったということであります。現在、民間の業者が入っておるということでありますが、これは5年に1回、あるいは、3年に1回の委託業者見直しということでありますが、実は昨年もらったこれですね、教育委員会の事務の点検評価報告書を見ますと、調理、洗浄業務は3年ごと、そして、配送業務は5年ごとに見直しするということでしたが、ことしのものを見ますと、調理、洗浄、それから、配送業務ともに5年後に見直しするということに変わっておるようでありますが、これはどのような形で変更されたのかお伺いいたします。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 調理業務につきましては3年でございましたが、平成29年からは5年の方向でということで公募をいたしました。といいますのは、安定的な経営ということも念頭に置きまして、やはり異物の混入とかそういったような衛生管理に尽力してもらいたいというようなことから、今24名体制でやっておりますが、それとアレルギー対策というようなことで25名体制でやってほしいというようなことで、そういう観点からと、経営的にも安定して人材を投入することができるというような体制づくりもしてあげないとなかなか人材を確保して運営をしていただけないということもあって、25名体制で5年間というようなことで対応をしておるところでございます。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) この安定した供給にやはり業者も安定した経営体制をつくっていくということは非常に大事だろうというふうに思いますが、調理、洗浄等については、このような形で民間になっていますが、実際の食材の購入とか、あるいは、食材そのものについてどのように購入について管理されているんでしょうか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 年度に入る前に、各次年度の給食献立をどのような計画で行うかというようなことで、関係の業者を集めて食品を調達できるかどうか、そういったようなことも調査をしながら、次年度の給食をどういった献立にしていくかということを計画を立てて、その食材をどのくらい用意すべきかといったようなことも計画的に行って調達していくというようなことで行っております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 年間の給食の計画を立ててということであります。問題は、この食材を納入する業者がやはりその食材が衛生的に安全かどうかということ、これに対しては何か具体的に管理項目とかあるわけですか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 先ほども申し上げましたように、大量調理、施設衛生マニュアル、これは厚生労働省が定めるものでございますが、それと、文部科学省が定める学校給食法による学校給食衛生管理基準、この基準に基づいて行っているところでございます。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 富山とか、射水も含めてですけど、例えば、パンなんかにボルトとか何か、例えば、パンに工場の床材、これは静岡の話ですけど、給食のパンに工場の床材が入っておったとか、あるいは、そういうふうなことで、パンそのものの中に何か入っておるということに対してはどのような格好で子供、児童生徒の口に入る前で対応できるんでしょうか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 黒部の場合におきましては、先ほど申し上げました健康への影響が高い異物、くぎ、画びょう、金属片などについてはございませんが、虫の混入につきましては、どの段階で虫が入るのかといったようなこともありますし、給食センター内部であり得る場合もあります。直接業者、コメ、御飯、パンを製造している業者が直接学校に運び入れる段階で入る場合もございます。そういった段階でそれぞれ目視で確認をしながらしているわけでございますけれども、虫等につきましては、やはり全くないということは今のところないような状況でございまして、そういったことのないように目視の徹底というようなことで厳しく私らも指導しておりますし、注意深く異物の混入については徹底をしているところでございます。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。非常に食品業者自身、パンなんかに何が入っておるかわからない状態であるから非常にわかりづらい話でありますが、既にそういう事実がこの中で幾つかありますし、パンについてもパン食、米食のほうが多いかと思うんですけど、米食にしてもやはり何か入っていればストップせざるを得んということもあります。学校給食センターにはいいんですが、いわゆる自校に対してはどのような形でやっておられますか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 自校方式による給食の提供におきましても、宇奈月小学校と宇奈月中学校のみでございまして、そこは割と人数も少ない食数ということでありますので、一層の点検はできるような状況にありまして、今のところ余りないというような状況でございます。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。これは長くやっても時間がありません。  学校だけじゃなくて、今、市長の答弁もありましたが、観光振興の中でやはり海外のお客さんの中には日本食、日本の食を求め食べて楽しみにこられる方もあると思いますが、そういった方がやはり黒部でも今いろんな形で名産をつくろうということであります。そういった中で、外国の方たちに食中毒なり起きますと、非常に業者自身もそうですが、やはり市としての観光にも影響がくるかと思います。ぜひオリンピック・パラリンピックがもうあと4年足らずですから、その間に相当な人たちが外国から来られますし、観戦する方も観光にぜひ黒部に来てほしいですし、また、そういうPRもされると思いますが、そういったときにぜひこのHACCPのこれは安全をどういうふうに考えるかという管理の指標でありますが、そういったことをそれぞれの旅館業者なり、あるいは、食を提供しているので、ぜひPRなり、制度の支援をしていただきたいわけですけど、具体的に何か市長が具体的に支援ということについては考えておられますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) HACCP認証というのは現在黒部には1件もございません。HACCPを導入しているところは今のところ大手の食品加工メーカー、あるいは、大型の給食センターなどについてはHACCP対応認証を受けておられると思いますが、個々に今の議員ご質問になっておられるホテルとかレストランみたいなところはHACCPということになったら、これは大変重要な問題になるだろうというふうに思っておりますので、現在私が知っている限りでは大手のホテル、レストランなどでもHACCP対応は受けておられないというのが現実でありますので、そういうことについては今後の動向、あるいは、いろんな調査、研究をした上で対応を考えたいというふうに思いますし、また、HACCP導入を目指されるところにつきましては、できるだけの支援をしてまいりたいというふうに考えております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) それから、いわゆる朝食摂取状況の結果で、今教育長のほうから答弁いただきました。やはり特定の児童生徒だというふうな答弁でありました。やはりこれは一度ここで質問したかと、議論したかと思うんですが、これはやはりいわゆる貧困格差というふうな問題と非常にかかわってくるんじゃないかなということであります。それに対して教育長はどのようにお考えでしょうか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 1つはそういう問題があるという具合に思います。もう一つは、確認しておきたいのは、給食というものがそういう問題に対してすごい大事な役割を果たしてくれているという具合に認識しています。そういう意味でも何とかこの給食というものを続けていかなければならないというぐあいに考えています。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 学校給食の重要性は私もよく感じております。ただ、最近特に都会のほうでは朝食をとらない子供たちのために、朝食事を提供するような、そういうシステムをもっているところもあります。そこまで多くがいないのか、あるいは、もうやせたそういう状態でないのかわかりませんが、やはりいわゆる忙しいひとり親でお母さんが朝から晩まで働く、あるいは、子供の面倒を見れないということで朝食抜きというふうな、そういういわゆる子供の貧困格差の問題があるんじゃないかというふうに思います。その辺は、どのように対応されているのか、さきの答弁ではわかりませんでしたが、その辺も個人情報あるかもわかりませんが、やはり子供たちの大事なことですから、ぜひ確認しながらやっていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 先ほどの中でもちょっと触れたんですけど、子供たちへのアドバイスとして、もし親が無理だとしても、自分で準備できるようなそういうパンだけとか、牛乳とか、あるいは、果物みたいなものだけでももってきなさいというような指導はしているようであります。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) 食の安全等についてはこれぐらいにしまして、市民病院の件であります。新しい病院になりまして、私も年間何回かお世話になっております。新しくなって、駐車場がまだ完全になっていないということで、来春駐車場も整備され、本当に大いに期待しておるわけであります。  その中で、ガイドラインといいますか、医療・介護の総合確保推進法の中で、病院長が今確か市民病院は病床数440前後ですか、あるというふうに聞いております。その中で、現在高度急性期の病床はないですね。急性期ということで、6年後にはその440のうちの33床を高度急性期医療のもの、それから、47床は回復期の病床にするということでありますが、現在ある、例えば7対1の看護も含めて、440のこれをやはりやろうとすると、相当大きな負担がかかるというふうに思うんですけど、全体6年後には病床数どのくらいを、今の現状の維持をしようとしておられるのでしょうか。             〔市民病院長 竹田慎一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民病院長、竹田慎一君。             〔市民病院長 竹田慎一君起立〕 ○市民病院長(竹田慎一君) 今議員がおっしゃいましたように、これは地域医療構想を策定する上で、県が今現在病院はどういう機能を提供していますか、6年後はどういう機能を提供すると予想できますかというアンケートをとっています。今現在病院は7対1を目指しておるわけですが、全部一律急性期というふうな病床機能と考えておるんですが、県の地域医療構想でも、各病院はどういう機能を果たしていかなきゃいけないか、将来にわたって、それをはっきりさせなさいというふうになっておりますので、6年後、高齢化が進む段階では、病院は新川医療圏に足りない、黒部市民病院としては高度急性期はやらなきゃいけないだろうと。そのやらなきゃいけないのはやはりうちのICUが受け持つと。それから、急性期全てあとの残り、一般病床405床なんですが、集中治療棟の高度急性期33床を入れて370ですか。370ぐらいを全部一律急性期はなかなか今の時点では難しいんじゃないかと。一部はやはり回復期を受け持たなきゃいけないんじゃないかなというふうな時点を今現在考えて、そういうふうに6年後を予想して報告書を書いております。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。2025年、あと10年切っておりますが、その中で医療体制をしっかりせえという国からの達しであります。その中で、実は医療・介護総合確保法についてはもう既に2年ほど前から基金ができておるというふうに思っておりまして、これは医療関係、それから、介護関係にそれぞれ基金を積んでおると思うんですけど、この基金、これが質の高いいわゆる医療関係の確保にどのように使われようとされておるんでしょうか。            〔市民病院事務局長 内橋裕一君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民病院事務局長、内橋裕一君。            〔市民病院事務局長 内橋裕一君起立〕 ○市民病院事務局長(内橋裕一君) ただいまのご質問は、地域医療・介護総合確保基金ということで、これにつきましては、現在県で設置をしておるところでございます。  この事業の実施に当たりましては、県の計画の中に各市町村で取り組むべき計画を盛り込む必要がございます。その中で、病院に直接関係がございますのは、構想達成に向けた医療機関の施設、設備の整備ということがそういう基金の助成対象になっておりますし、また一方では、医療従事者の確保についてのそういうものをこの基金事業の対象になっております。直接病院ではかかわっておりませんけども、医療従事者の確保につきましては、看護師等が一番確保がなかなか難しいということで、県が県全体のレベルを考えまして、県立大学、県立の看護大学をつくるとか、そういうことを行うことによってそういうものをやっておられますし、直接今現在のところ市民病院で直接やる事業については今のところないという状況でございます。              〔12番 伊東景治君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 12番、伊東景治君。              〔12番 伊東景治君起立〕 ○12番(伊東景治君) わかりました。これからのテーマであります。新しくなった新川広域圏の中核病院でありますので、ぜひ大いに期待しておりますので、またしっかりとやっていただくようというふうに思いますが、質問を終わります。             〔12番 伊東景治君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、1番、柴沢太郎君。             〔1番 柴沢太郎君質問席へ移動〕 ○1番(柴沢太郎君) どなた様もご苦労さまでございます。このたび通告に従いまして、一問一答方式で行わせていただきます。  このたび、質問させていただきますのは、下流域の治水対策に関してでございます。議会で何度も話題に上がっております大野川分水路を含めた広範囲にわたるエリアでございますが、ことこの分水路に関しましては、ことしの3月定例会で、私のほうからも質問させていただきました。その後、川が何度も何度もあっぷ、あっぷになってしまい、そのうち3回は一部天端を乗り越えて水があふれ出るなど、市民からの通報で何回も、何回も現場へ赴き、危険な状況を目にしました。  さらに、現在問題になっているのは、雲すらない晴天の日に、流域エリアに張りめぐっている側溝がかなり広い広範囲にわたって冠水、すなわち道路冠水が起きてどうしようもならない状態になっていることでございます。  まず、この話題の大野川分水路でございますが、この分水路に問題があるのではなく、私はその合流先の高橋川に問題があると考えております。  2つ要因を挙げさせていただきますが、1つ目の要因といたしまして、高橋川の下流域は、海面との高低差が余りないため、流れが悪く、潮位の影響も受け、水位が上がりやすいこと。また、高橋川と大野川分水路、背戸川の合流部分は、県道2号線のすぐ隣にあり、高橋川河口から約150メートルぐらいの高低差がない位置にあることから、支流が本流の影響を受けやすいことがあります。
     2つ目の要因といたしまして、河川と海面の高低差がないことから、強い風が吹くと、海が荒れ、波が高くなることで、川の流れに変化が生じ、バックウオーターと呼ばれる現象が生じてしまうことが挙げられます。海底の侵食が進んでいることから、風の強い満潮のときは、波が威力を衰えないまま、高橋川下流域を逆流して上がっていく現象が頻繁に見受けられ、特に、北西の風が強い日は、黒部市総合公園内にある風の塔まで繰り返し波が打ちつけられている光景も目にします。これは先月、東北沖で起きた地震の際に、津波が川を逆流している映像が流し出されておりましたが、まさにあの映像で流れていたような光景でございまして、次々とくる波で川が押し返されることによって、高橋川に逆流の流れが生じ、水位が上昇してしまう現象でございます。この現象は、平成28年4月、暴風警報が発令され、市内で被害が出た日時でございますが、このときは潮位60センチでも川から水があふれ出たデータからわかりやすいことがうかがえます。水は高いところから低いところに流れるというのが常識でございまして、大野川分水路があっぷあっぷになるのは、合流先の本流の水位が高いため、合流不能に陥っている、これは言葉を言いかえますと、交通渋滞と同じような現象で、前の交差点が渋滞しているため進むことができないと。そのため、後方から来る車が次々と渋滞を起こし出し、幅員一帯がかなり広い範囲で渋滞を起こしているという現象でございましょうか。これに附随しますが、河川においては潮位の変動、もしくは、波の影響で、海水が支流へと逆流することで、淡水の川に海水魚が死んでいたとの情報や川の水草が大量に生い茂っているのに、あるラインからは極端に水草が少なくなる地点がございまして、海水が川を逆流しているのではないかということがうかがえます。  さて、このような中、昔、つくられました黒部第一排水機場について、排水能力、管理体制及び稼働状況はどのようになっているのか、まずはお伺いさせていただきます。             〔1番 柴沢太郎君質問席に着席〕               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 黒部第一排水機場の排水能力、現在の管理体制、また、稼働状況についてでありますが、第一排水機場には、排水ポンプが2台現在設置されておりまして、同時に運転した場合、毎秒0.75立方メートルの排水が可能となっております。  また、管理体制につきましては、豪雨時などに、宅地への被害の発生が予想された場合に、市の職員が現地を確認し、運転操作を行っております。そのほか、業者による設備点検を毎月実施いたしておりまして、非常時の対応に備えております。  稼働状況につきましては、近年では、平成25年度の豪雨時に2回稼働させたという実績がございます。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) すみません、ちょっと今すごい数字が出てきましたけど、0.75立方メートルですか。これの排水機場なんですけど、やはり住民の間で3日で壊れたとか、付近の住民が動いているのを見たことがないとか、町内の役員の方が一度数年前、何かのきっかけで見学した際見たと。ぱかぱかおもしろい動きをして、物すごい音がすると、そのような形の話しか聞いておりません。これは今現在、定期点検のみで動かしているような状況なんですか。そのような形でしかもう機能がないというか。逆にもう閉めたらだめなことはこの立方メートルでわかりますので。             〔農林整備課長 山本稔浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 農林整備課長、山本稔浩君。             〔農林整備課長 山本稔浩君起立〕 ○農林整備課長(山本稔浩君) 現在の整備は、毎月1度業者による点検を行っておりまして、それ以外は、先ほど市長が答弁をいたしましたけども、万が一の場合に備えて市の職員が動かすということで、先ほど言いましたとおり、状況は2年ほど前に動かして、年2回動かしているということでございます。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) わかりました。能力等々わかりました、稼働状況も。  それでは、2つ目の質問でございます。  先ほどの前置きでも言いましたが、ことし晴天時に大野川分水路及び生地西背戸川に接続している側溝から水があふれ出して道路冠水が起きているわけでございます。これは、もし雨が降ったら、浸水や洪水といった水害になっていただろうと思えると、危機一髪の場面が何度かございました。しかし、幸いことしは運に恵まれ、雨は降りませんでした。これは危ないなと思える日は幾日もございまして、来年度以降もこれは問題が解決するまで雨が降るのか降らないのかといった神に祈るような状態が続くことが考えられます。ここ最近の状況から見るに、雨が降ると水害が起きる可能性が非常に高いと。水害発生時に市はどのように対処されるのか、お伺いさせていただきます。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどご心配いただいております、水害が発生した場合、市はどう対処するのかについてでありますが、非常に危惧している地域でございます。本市におきましては、やはり大雨、洪水、暴風雨、波浪及び高潮の警報や河川の水位上昇による水防警報が発令された際に、水防計画及び地域防災計画に基づいて、河川、道路、海岸パトロールを行い、情報の収集に努めるとともに、冠水のおそれが予想されるときは、土のうの設置など初期行動をとっている次第であります。  また、広範囲にわたり被害が発生すると予想されるときや、地域的な被害が特に甚大であると予想されるときなどには、災害対策本部を設置するなどして、現在、対応に当たっております。地域住民の方に対しましても、平素より広報誌や出前講座などにより防災意識の向上に努めるとともに、被害の発生が予想される場合には、避難準備情報や避難勧告の発令により早目、早目に避難を呼びかけるなどの対策を講じているところであります。  水害が発生した場合は、当然水防団や関係機関との連携によって、迅速な災害の復旧に努めてまいりたいと考えておるところでありまして、現状はこのように対応するしかないというのが現状であります。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) 市長ありがとうございました。これはいつ起きるかわからん災害ではございませんでして、いつ起きてもしようがない問題にもう最近では変わってきておりますので、ぜひともまたそのことを踏まえてお願いしたいと思います。  続きまして、3つ目の質問でございます。  先ほど述べましたように、高橋川が潮位や波の変動を受け水位が高くなりやすいことから、支流がその影響を受けている状態だと。やはり水は高いところから低いところへと流れてまいります。高橋川の水位が高くなったとき、合流が困難となることから、その対応が急務ではないかということをお伺いさせていただきます。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ご質問のように、支流が影響を受けているというのは私らもそういう認識でおりまして、支流であるこの大野川分水や生地西背戸川に接続する水路において冠水被害があることは現地で確認をいたしております。現在の対応といたしましては、先ほども言いましたように、計画的に大野川分水や生地西背戸川を浚渫したり、あるいは、緊急時には、土のうの設置を行っております。  なお、抜本的な解決方法といたしましては、今後中長期的な整備に向けて調査、検討をしてまいりたいと考えておりますので、このことについては、大野川分水が整備された農業分野の対応では限界があるというふうに思っておりますので、そのほかの対応について、今後調査、研究を行ってまいりたいというふうに考えております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) わかりました。これなんですけど、誰が見てももうやはり逆流を防ぐために、もう水門で川の流れを断つしかないと思っています。そして、やはりひたすら吐き出すと、ポンプ増設でやはり能力分を補うしか方法がないかなと、それがだめなら道路を全部かさ上げしてくと、道路自体のかさ上げ、非常にこれも難しい問題でもございますので、ぜひとも最後の質問にも絡んでくると思いますので。  続きまして、4つ目の質問でございます。  過去の事例から、4月から9月にかけて、川の水位が上がりやすい傾向にございます。その原因といたしまして、稲作の時期で、水田に水が張っているのとともに、都市化、宅地化の振興に伴う雨水増加量が挙げられます。自噴井戸から流れる水は自然に流れている分には問題ないかと考えますが、大雨が降った際、自噴井戸の流出量の問題が危惧されます。平成20年、富山県が行った節水対策に関して、黒部市はどう分析しておられるか、お伺いさせていただきます。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 平成19年から20年に行った事業につきましては、本市が地下水保全の観点から、県の補助を受け、生地地区の19の家庭用自噴井戸にバルブ等をつけ、自噴量を抑える取り組みを行ったものであります。このことにより、19カ所全体で1日当たり最大1,800トンの地下水の節水ができたと結果が得られており、言いかえれば、自噴水の無駄な排水溝への流出の減少にもつながるものと考えております。  今後は、地下水保全対策とあわせ、自噴水の流出による影響等も鑑みながら、利用者に対し節水意識の啓発に取り組んでまいりたいと考えております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) 以前そのような調査をされたと聞いておりますが、今私、ずっと調べておる限り、その当時と比べて、その流域で約200件ぐらいの家が建ってしまったと聞いております。中部長も先般、生地地区で行われた敬老会の際に、来賓で出席されたと思うんですけど、そのときおった老人会の会長が水がやはり側溝からあふれているとおっしゃっていました。帰りぜひそれを見て帰っていってほしいと述べまして、多分見ていかれて帰ったと思うんですけども、やはり排水能力のないエリアで、これ以上の自噴井戸というのを新設は私はやはり危険であると考えております。当該エリアで地下水の規制をかけるのか、やはり自噴井戸の噴出量を制限するのかというのは、さまざまなデータをとって今後検討していかなければならない課題だと思っていますので、またよろしくお願いしたいと思います。  そして、5つ目の質問でございます。  先ほど代表質問の中でもございましたが、将来的には持続可能な社会という観点から、コンパクトシティというのはやはり目指さなくてはならないと私も考えてございます。ただ、現在の黒部市でございますけど、やはりグーグルマップで見ると、虫食いのような航空写真が見受けられます。これはやはり何も考えない、この状態が続きますと、やはりどこかしら下流域で排水の問題というのが常につきまといます。今後この都市計画を考えるに当たって、黒部市の地形というものを考慮してほしい。生地、石田、村椿に1万人以上の人が住んでおりますが、それらの方々が将来困らないような都市計画というのをつくってほしいと。それらを踏まえまして、黒部市の地形上、あいの風線より下流では地盤標高が低いエリアが広がっておりまして、上流で雨が降ると時間差で下流域の川が急激に増水してしまう。やはり内陸部の都市化とともに、それに耐え得る下流域の治水対策が今後求められていると考えますが、こちらのほうお伺いさせていただきます。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどもありましたように、黒部市の地形上、あいの風富山鉄道より下流部では、内陸部の都市化に伴い、それに耐え得る治水対策が今後求められているというふうに考えております。この宅地化に伴い、農地での雨水の貯留量の減少や地中への浸透水の減少などから、下流域へ流れる雨水の影響を懸念しているところでございます。このことから、現在、内陸部の都市化に伴う開発行為につきましては、県の指導によりまして、開発区域内から発生した雨水の排水が下流域において冠水被害の軽減がなされるよう、一時雨水を貯留する施設を設けているところであります。  また、市では、すぐに実施できる対策として、さきの答弁と同様に、準用河川などを計画的に浚渫することで通水断面を確保し、冠水対策を図っているところであります。  今後は、潮位や気象条件を考慮した中長期的な施設整備に向けて早い段階で調査・研究に努めてまいりたいというふうに考えておるところであります。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) 少し最後まとめさせていただきますけど、私は10年や20年に1回の災害に対応してほしいと言っているわけでも、できればそれに対応していただきたいんですけど、やはりまずは毎年10回ぐらい起こる雨が降ったら危機一髪という、このような状況を何かやはり回避できないものかと考えているところでございます。最後もし何かございましたら、市長、なければ次にいきます。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) せっかくの質問でありますし、どういう対策が必要かということについては、先ほど来ありますように、この大野川分水につきましては、農業分野で整備されたものであって、毎秒0.75立方メートルの排水能力しかありません。これを倍増する、大型ポンプをつけて倍増して吐き出すということになりますが、その場合は、農業分野の整備はできない。ほかの分野で整備を考えなければならない。例えば、下水道分野とかで整備する。それで、そういうものを整備するにはどうなるのかということでありますが、当然、今簡単な試算をしておりますが、少なくとも15億円から20億円はかかるだろうということであります。あるいは、ほかの方法がないのかということについては、大野川分水に入る前に、ほかの川に雨水等を流し込むと、我々のほうでは仁助川という川が総合体育館の横に流れておりますが、そこまで水路を設けて流入量を減らせばどうかということなどもざっくりと研究しております。その場合でも、恐らく6億円程度かかるんではないかなというふうに思っておりますので、このままでは今ほど言われるように、根本的な対策は全くとれませんので、将来的にどうするかということについて、今言ったような方法を含めて、やはり中長期的に考えていかなければならないというふうに考えておりますので、いろんなお知恵なり、ご指導を賜ればというふうに思っています。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) わかりました。まだ聞きたいことはいっぱいあったんです。やめておきます。やはりこの10億円というのはどういうことを考えておられるのか。私も類似したところの入札サイトとかも全部入ってみて、どういう増設とか、やはりこの20億円というのはどういうことが考えられるのか、ここでは聞きませんので、またそういった検討なり、またしていっていただきたいなと思います。  続きまして、2つ目のマイクロプラスチックのごみの問題でございます。  海洋ごみ、いわゆるマイクロプラスチックによる海洋汚染、地球規模の環境汚染問題となりつつあります。ことし富山で開催されたG7の環境大臣会合でも議題として取り扱われてございました。生態系に与える影響も含めまして、こちらの会議の内容に関してはネット等で調べたらでてきますので、詳しくは述べませんが、まずは市の認知度をお伺いさせていただきます。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) マイクロプラスチックとは、環境中に存在するプラスチックが太陽光や潮流等の海流等の外的要因により、徐々に崩壊した5ミリ以下の微小なプラスチックの粒子とされております。特に、海洋環境においては、海洋生物の誤飲等による生態系への影響や汚染物質の流出等が懸念されており、ことし5月に開催されたG7富山環境大臣会合においても、世界的な課題として認識されております。  市といたしましては、現在、具体的な調査や実態把握は行っておりませんが、海外漂着物の中にはプラスチックごみが確認されており、そこから発生するマイクロプラスチックについても漂着していることは想定しております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) 続きまして、2つ目そのままで聞きます。  こちらの会議の中で、石井知事がちょっと述べておられたと。本県の富山県の海岸の人口漂着物の9割がマイクロプラスチックの原因となるプラスチックと発泡スチロールであると。本県の海岸では8割近くが国内由来のものと述べられてございます。  また、このプラスチックごみでございますけど、海岸に漂着した後、熱い紫外線と波でぼろぼろになって、マイクロプラスチックとなって再度海を漂流するため、海岸清掃というものはマイクロプラスチックの発生源の除去で有効であるとまた聞きます。  さて、そこでお聞きいたします。  地区住民や各種ボランティアによる海岸清掃、毎年何回も行われておりますが、市内海岸に漂着する漂流物の内訳をお伺いさせていただきます。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 平成27年度海岸清掃により市が回収した漂着物は合計で約35トンであり、重量ベースの内訳は、可燃物として処理されたものが約24トン、69%、金属粗大ごみとして処理されたものが約10トンで29%、ビニール、プラスチックごみとして処理されたものは約1トンで2%となっております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) このプラスチックごみ、漂流物でございますけど、私思うに、海流の流れで富山湾の中をちょっとぐるぐる回っておって、そのときの潮の流れで漂着しとるんじゃないかなと思います。これもし分かればいいんですが、各地区で流れてきている量は分りますか。分からんならいいです。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。
                〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 地区別にはちょっと集計しておりませんが、作業した日ごとには集計は出ております。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) すみません。いつもごみ掃除しとるもので、生地は160ということだけはわかっているような状況でございます。  それでは、トンパック160ですね。今後の対策、対応について最後にお伺いさせていただきます。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) マイクロプラスチックにつきましては、海洋への環境汚染が懸念されるものの、その発生状況や環境への影響などについて、実態は判明しておりません。現在環境省では平成28年度沿岸海域における漂流・海底ごみ実態把握調査業務を実施予定であり、その調査対象には富山湾が含まれており、富山湾におけるマイクロプラスチックを含む海岸漂着物の実態が明らかになると考えております。  市といたしましては、そのような各種調査を踏まえ、実態把握を行い、関係機関と協議を図りながら今後の対応を検討してまいります。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) とにかくものすごいごみの量が掃除しても掃除しても漂着しています。これは部長見たことはございますか、ごみの山。             〔市民生活部長 中 伸之君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市民生活部長、中 伸之君。             〔市民生活部長 中 伸之君起立〕 ○市民生活部長(中 伸之君) 私も荒俣海岸のほうでは何回かさせていただいています。               〔1番 柴沢太郎君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 1番、柴沢太郎君。               〔1番 柴沢太郎君起立〕 ○1番(柴沢太郎君) ぜひとも部長なり、山のほうの方の職員の方も時間があれば、私と一緒にごみ掃除、手伝っていただきたいと思いますので、また、協働という観点からもこの問題考えていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上で質問のほうを終わらせていただきます。             〔1番 柴沢太郎君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 一般質問の途中ですが、3時10分まで休憩いたします。   休  憩  午後 2時52分   再  開  午後 3時10分 ○議長(新村文幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  8番、小柳勇人君。             〔8番 小柳勇人君質問席へ移動〕 ○8番(小柳勇人君) どなた様もお疲れさまでございます。  それでは、通告に基づき、一般質問を一問一答形式でさせていただきます。  なお、私も久々の質問をさせていただく機会でございまして、大変不慣れなこともあるかと思いますが、お願いをしたいと思います。  さらにお願いでございます。  この間、議会基本条例等で反問権というのも当局の皆様には認められております。質問の趣旨がわからない場合は、適宜行使をしていただき、市民の皆様により分かりやすい議会となるようともに切磋琢磨をしたいという思いで質問させていただきます。  では、まずは姉妹都市についてであります。  姉妹都市、根室と黒部は締結40周年を迎えるなど、友好都市も踏まえ、盛んに交流をしてまいりました。  そこで、まず1つ目でございます。  12月15日に日露首脳会談を控え大変世論の関心が高まっております。根室市にとっては、昭和20年12月1日以来、返還要求活動を始められてから一つの大きな日を迎えるものと報道されております。我々黒部市議会は9月議会で全会一致の北方領土返還要求運動に対する決議をいたし、12月1日行進をしてまいりました。  そこで、市長もともに行進をされましたので、市長はどのような思いで行進をされたかお伺いいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどありましたように、北方領土返還要求アピール行進に参加した際の所感でありますが、本年は北方領土が当時のソ連によって不法占拠されてから71年、また、日本とソ連が国交を回復した日ソ共同宣言から60年という節目の年であります。この間長い年月が経過し、元島民の皆様も高齢化しておられます。北方領土が一日でも早く返還され、自由にふるさとを訪れることができる日がくることを強く願うとともに、北方領土問題解決に向けて全国民が一丸となって取り組んでいく機運を一層高めていくこと、また、粘り強く運動していくことが肝要であることを改めて実感したところであります。  12月15日には、日ソ首脳会談を控えており、領土問題進展の、失礼、日ソと言いましたね、日露首脳会談を控えており、領土問題進展への期待が高まっております。領土返還交渉につきましては、あくまでも国の外交交渉に委ねざるを得ませんが、北方領土からの引揚者が全国で2番目に多い富山県、また、その中で特に大多数を占めた黒部市として今後とも元島民の皆様と手を携えて強力に返還の声を発信してまいる所存でありますので、皆さん方には引き続きよろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 市長が言われたとおりだと思っております。また、新聞報道などは特に15日に向けメディアが活発化をしております。今ほど市長から言われたように、黒部市、とりわけ生地地区におかれましては、北方領土、特にもし返還されたとすれば、根室市管轄となる歯舞諸島との関係は深いということを認識しております。これまでの歴史や背景を踏まえ、黒部市内での活動を支援していくことが市長と同じ重要と考えますが、いま一度確認をさせてください。これらを支援する市役所内部の担当部署はどちらになりますか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 総務企画部で、企画政策課でございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 先ほど市長が言われたとおり、活動される元島民の方の高齢化が大変顕著になってまいりました。そういう意味では、黒部市の今言われた総務企画部の役割も大きいものと思っておりますので、ぜひサポートできるときはサポートしていただいて、そういう活動を支援していただきたいというふうに思います。  次でございますが、根室に私も40周年記念式典に参加をさせていただきました。これまで両市の歴史と努力を深く感じますとともに、私個人は明治以来、開拓の精神、越中衆の気質、そして、戦争が悲惨なことなど、次世代へつなげるべきことが大変多いと感じた今回の訪問でありました。それらを踏まえまして、姉妹都市であります根室市と今後の交流促進について、どのような活動をされるか改めてお伺いいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 根室市との姉妹都市提携をしてから今ほどありましたように40周年を迎えたところでございます。この間行政はもとより、議会の皆さん方の交流に加え、スポーツ交流団の派遣や文化作品交流展の開催などによるスポーツ、文化交流のほか、市職員の相互派遣や市立根室病院への研修医の派遣、また、平成24年度から始まりました給食食材の提供など、さまざまな分野で交流を継続いたしております。  また、北方領土返還要求運動に関しましては、平成26年度には、市内自治振興会による1万6,000人余りの署名を提出したほか、私が会長を務める富山県北方領土復帰促進協議会におきましては、昭和45年以来、毎年中学生を根室市に派遣し、地元中学生との交流と領土問題への理解を深めるなど、連携を強化してきたところであります。  本年度は、姉妹都市提携40周年記念式典に合わせて、黒部で第九を歌う会が根室市を訪問し、合同コンサートを開催したほか、経済分野では両市の商工会議所が姉妹提携を結び、民間レベルでの交流も一層進展していくことが期待されているところであります。  今後の交流につきましては、これまでの活動を基本に、より効果的で多くの方が参加できるようなメニュー改善を検討し、実施していくとともに、民間レベルでの交流についても必要な支援を行ってまいりたいと考えているところであります。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 我々も12月1日のPR行動に先立ちまして、11月30日、内閣府の担当審議官、いわゆる国的には担当の事務方トップの方に北方領土要求返還運動とは別に、北方対策についてレクチャーを受けてまいりました。その中では、要求返還運動とは別として、4島と交流していくことが重要であり、それを支援していきたいというようなことが私も大変印象に残っております。今ほど市長の答弁とその審議官の話も踏まえてですが、原点に戻りますと、我々黒部市として根室市と姉妹都市交流をするには何が目的なのか。いま一度原点に立ち返ることも必要ではなかろうかというふうに思います。私自身は、勝手な思いとして、先ほど申しましたとおり、やはり開拓の精神、返還要求運動の歴史的背景、これらが全て黒部市の次世代を担うものにとっては歴史的教科書であり、受け継ぐべきものだというのが私が考える姉妹都市交流の基本でありますが、市長はどのように考えておられますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) やはり姉妹都市交流の一番の目的は北方領土返還要求をともに原点の地の根室市と、そして、引揚者が北海道に次いで多い富山県の、特に黒部市の交流をさらに進化していくことが一番重要だというふうに考えています。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ぜひそのほうの推進を今後も進めていただきたいと思います。  続きまして、国際友好都市、大韓民国三陟市の話題にかわりたいと思います。  これも本年10月、黒部市議会全員でつくります、黒部市議会都市間交流推進議員連盟、これが主体となりまして、大韓民国三陟市へ訪問団を結成して参ってきました。私も当時の副議長として、訪問団長を務めさせていただきました。その際、市長からお預かりしました親書を向こうの金良鎬市長にお渡しをし、懇談をしたというのが非常に思い出に残っております。その場で三陟市のほうから、来年度、黒部市との間で職員の相互派遣交流を再開したい旨のお話をお伺いしてきました。  そこで、黒部市と三陟市が来年度行う予定であります職員相互交流の内容、それと、目的についてお伺いいたします。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) お答えいたします。  三陟市とは平成10年11月15日に公務員相互派遣に関する協定を締結いたしまして、以降、平成15年まで職員の相互派遣を3回実施した後、しばらく休止状態となっておりましたが、昨年の10月に市長と議長が三陟市を親善訪問した際に、三陟市側と平成29年度から再開に向けて調整するということで合意をいたしました。これを受けまして、今年度三陟市派遣に備え、職員の韓国語の能力向上を図るために、語学講座を開講いたしまして、現在9名の職員が受講しているところでございます。来年度は、職員を相互に6カ月程度派遣し、実際に生活をしながら両市の行政機構の比較、研究や、市内外の視察を通じた研修、両市の歴史や文化の紹介を通じた交流、研修等の実施を予定しております。  この派遣受け入れを通して、両市間の交流の絆を深め、相互理解と信頼感をさらに醸成するとともに、互いの市の行政施策やまちづくりの現状を吸収し、両市の行政運営に資することを期待するものでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 我々10月に訪問したときには、ソウルにありますクレアという総務省の外郭団体にも行ってまいりました。その場でも大変国もだけども、地方都市同士の交流も大切だということを学んでまいりました。  また、黒部市には今、国際交流員さん、CIRですか、あとALTを含めて外国籍の職員の方が多数おられると聞いています。本市から韓国へ派遣されたときは、今度は本市の職員さんが向こうからすると外国籍の職員となるわけであります。そう思いますと、今ほど言われた目的、両市の地方自治体としての比較、検証、それをすることも大変重要でありますが、それと同時に、派遣される職員さんの国際交流を可能にするスキルと申しますか、活発な趣向性だったり、他文化を受け入れる許容性であったり、そういうことが非常に重要なことになってくるんだろうと。そういうのも本市に派遣されていますCIRさんやALTさんからは私は感じ取っているわけでありますが、この辺は現在どのように考えておられますか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 議員のおっしゃることも大変大切だと思っております。そのことなども含めまして、韓国語研修の中でそういった感覚を身につけるということも目指しながらやっておるところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。
                  〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ぜひつけていただきたいんですが、私が感じる上では言葉じゃないと思うんです。まずどうやって相手の懐に入り込むか、それがないとなかなか向こうで受け入れてくださらないと思うんです。この一歩がないとどれだけ韓国語ができてもやはりなかなか相互交流は難しいんじゃないかなと。また、韓国から派遣されてこられるときも、受け入れて、ともにやるというところが真の意味で交流するでは重要ではなかろうかという思いをしておりまして、ぜひその辺のところも派遣される職員、また、派遣していただいた職員に能力と言いますか、スキルと蓄積をお願いしていきたいと思います。  続いて、教育長に、姉妹都市や友好都市の交流について、私は若年層を対象とした交流もぜひ拡大をしていただきたいという思いがあります。黒部市市民憲章の中には、世界の人々と交流を深め、魅力のあるまちを目指すことも掲げてあります。今後、これについてどのように取り組むのか、考え方をお伺いいたします。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) 姉妹都市や友好都市との若年層を対象とした交流の拡大と今後の取り組みについてお答えいたします。  まず、メーコン・ビブ郡とは桜井高校生の派遣交流や中学生の相互交流を行っております。桜井高校生の派遣交流は、昭和63年に始まり、これまで25回、メーコン・ビブ郡を訪問し、延べ350名余りの高校生が参加しております。  また、中学生の相互交流は、平成20年度から始まり、今年度からは派遣対象学年を2学年、派遣人数を2倍の16名に拡大したところであります。生徒たちは、メーコンの生徒宅でホームステイを行い、翌年度にはホームステイ先のメーコン生徒を本市の自宅において受け入れております。2年間交流となることから、生徒たちはメールやSNSを活用し友情を深めております。生徒は深い絆で結ばれ、再会を誓い合っており、今後交流をさらに深めることと期待しております。  さらに、三陟市とは、平成17年からマラソン大会の相互選手派遣を行ってきましたが、今年度より本市からの派遣対象を中学生とし、マラソンを通して交流を深めております。  これまでも姉妹都市交流を通じて国際化教育を推進しているところでありますが、国際社会や地域社会に貢献できる力を育ててまいりたいと思います。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 今、教育長のほうからSNS、IT、メールの活用ということをお伺いしたわけですが、具体的にどういうような活動をされていますか、お伺いいたします。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 教育委員会、または、学校としては、SNSを使った交流を勧めているわけではございませんが、個人として、SNS、メールなどを使ってお互い交流を深めておるというようなことはお聞きしておるということでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、質問を少々変えましょう。今の個人という話でしたが、メールやSNSというツールを使うことによって、時差、また、金額の関係をなしに交流ができると。私はこれは個人ではなく、できれば学校単位なり、クラス単位なり拡大することも可能ではないかというふうに思いますが、そういうことはご検討はされているのでしょうか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 学校といたしましても、SNSなどによる今ネットトラブルというようなことで大変苦慮している部分もございまして、中高生の被害が目立っているというようなことは報道などでご存じのことかというふうに思っております。そういった中で、SNS、そういった情報交流を推奨すると、教育委員会として推奨するということはいかがなものかというようなご意見も全国的の中にもあるものですから、黒部といたしましては学校としてもそれを推奨していないということでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 実は、私、中学校時代、当時の宇奈月町の海外派遣交流事業というのでアメリカの、あのときはポーランドですか、ポートランドかな、行かせていただきまして、そのときのALTさんがジャスティン・オットーという方でホームステイをさせていただきました。しかし、残念ながらホームステイをした思い出はあるのですが、連絡方法がつかず、やはり途切れ途切れになったというのが現状だと。これを今の時代であれば、Eメール、もしくは、SNS等を使えば割と長続きする交流が可能だったのではなかろうかというふうに思うわけです。例えば、SNSではなかなか交流できないというお話でありましたが、学校なり、先生が管理をする、例えば、フェイスブックであったり、インスタグラムを使うことによって、現地滞在中の行動がまさにリアルタイムで学校で共有ができると、こういうことが非常に可能なわけです。さらに、その中で、クラス単位で、例えば、手紙の交換を行うと、こういうのも非常に学校が管理をした中で行うことは私は比較的簡単ではないかと。国際都市を目指す黒部市とすれば、教科書ではなく、生きた相手、生の情報を交流をしていくということが非常に私は重要じゃないかという視点でこういうことをお伺いしてきたわけでありますが、ぜひ検討する余地はあると思いますが、教育長、いかがでしょうか。              〔教育長 国香正稔君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育長、国香正稔君。              〔教育長 国香正稔君起立〕 ○教育長(国香正稔君) おっしゃるように、やりとりをするのは個人であったとしても、その内容そのものが公にしていいものであれば、クラスで公開するというような形で情報を共有するというのは十分可能であるというぐあいに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ぜひ、個人が管理するアカウントではなくて、公機関が管理をするアカウント内で行うことぐらいは非常に安易に、簡単にでき、そしてまた、学校がもつアカウントですから、ほかにも樹立することはありませんし、管理者が変わっても非常に管理をしやすい。こういうような積極的に活用していくことで、私はもちろん負の面もありますが、非常にプラスの面もあるんではなかろうかなというふうに考えております。  もう一つ、この分野についてですが、東京千代田区都市農村交流、そして、台湾阿里山森林鉄道との連携であります。今ほどは姉妹都市ということで、友好都市を踏まえて聞いてまいりましたが、千代田区に関しては特に協定はない、阿里山に関しては民間企業の活動だということでありますが、この2つについても、先ほど辻議員の代表質問ではタイとも交流してはどうかということがありましたが、私はもうちょっと活発に交流できるのではないかと思いますが、市長、その辺はいかがお考えですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 都市農村交流千代田区と長年交流を深めております。また、阿里山森林鉄道との連携をどのように活性化するのかについてでありますが、本市では平成14年度より実施しております名水の里くろべこども自然体験村は、千代田区と黒部市の子供たちが夏休みに市内で農業や漁業体験、自然体験などの活動を行いながら交流する事業でありまして、現在まで東京の子供たちが377人、黒部市の子供たちが408名の計785名に参加いただいております。  今年度、過去の東京からの参加者を対象に、アンケートを実施いたしました。回答のあった中で、黒部への印象がよくなったと回答した方が93%、参加後、黒部へ再訪した、再度訪れたと回答した方が11%、また、大人でも同様の事業があれば参加したいと回答した方が80%となっております。また、黒部に住んでみたいと回答した方が26%であり、移住・定住の観点からも有効な取り組みであると考えるものであります。  本市といたしましては、参加した方にまた黒部に行きたいと思ってもらえるような工夫を体験メニューに取り入れるなど、新たな取り組みを検討するとともに、参加経験者に都市部では味わうことのできない本市の魅力を継続的に発信し、再訪の機会を促してまいりたいと考えております。  また、阿里山森林鉄路につきましては、平成25年4月に黒部峡谷鉄道と姉妹鉄道提携をし、以後、姉妹提携キャンペーンとして、両者の間でどちらかの鉄道の使用済みチケットを見せると、相手方の乗車券が無料になる取り組みが行われております。今後もこの姉妹提携を活用し、台湾客の黒部市へのさらなる誘客を促進するため、県やとやま観光推進機構と連携しながらインバウンド誘客につなげてまいりたいと考えているところであります。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) それでは、市長に端的にお伺いいたします。  今までの三陟、根室、また、メーコン、これは相互交流でありました。今言われたように、千代田区は一方通行の交流であります。これを相互交流に発展させるような検討、考え方はいかがでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 都市農村交流につきましては、黒部市の生徒を千代田区なり、東京のほうに派遣することも可能でありますが、また、そういうときに新幹線の乗車を経験させるということも有効であるかと思いますが、何よりも黒部のファンをつくりたいという目的、あるいは、都市農村交流で農業や漁業の体験等の自然体験、実は、黒部の子供たちが農業とか漁業とか自然体験がなされていないということに非常に危機感をもっております。小学校の生徒に農業のお手伝いなり経験があるかと聞いたら、農村部の学校でさえもう9割方経験ないというふうに答えると。このことが非常に大きな課題ではないかなというふうに思いますので、私は黒部において、自然体験、農業、漁業体験を一緒にするということが非常に意義のあることではないかなというふうに思っておりますので、一方通行だということについてはご指摘のとおりでありますので、こちらから首都圏のほうに派遣することの意義などについてももう少し考えさせていただきたいというふうに思います。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 市長の言われるとおり、黒部市民の生徒さんが黒部市の雄大な自然を体験することは非常に重要なことであり、そのために都市部の生徒と一緒にやるということも非常に大きいというふうに私も思います。その中で、千代田区の話題でございますので、多分大丈夫だと思うんですが、千代田区の姉妹都市どこか2つお答えください。すみません、こういう質問するのは失礼に当たりますが、実は千代田区は群馬県嬬恋村と秋田県五城目町、この2つが姉妹都市であるそうです。びっくりしました。千代田区の姉妹都市が嬬恋村と秋田の町なんです。どうして黒部市が入らないのか。これだけ交流を重ねてです。黒部市の単独予算でこれだけ事業をやりながら、そこに話題すらどうして入ってこないのか。これは私非常にやっぱり端的な疑問だったんです。簡単にホームページ等で交流内容を調べると、千代田区のホームページには、この2つの姉妹都市へ行くとき、5人以上で文化、スポーツ自主交流をするときに千代田区が助成するとまで書いてあるんです。これは私読みますと、黒部市としてはもうちょっと千代田区側に相互交流であったり、交流の仕方を促進するようなことを打診してもしかるべき時期ではないかと。市長の言われた事業を見直すのはいい時期と思いますが、いかがでしょうか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 都市農村交流そのものの事業の成果、意義については先ほど述べさせていただいたとおりであります。今後、千代田区と相互交流をさらに活発にしていくということについては検討させていただきたいなというふうに思います。姉妹都市なり、友好都市なりいろんな交流をする機会はあるんですが、非常に黒部市の場合は姉妹都市などにおいても根室やメーコン・ビブ郡や韓国三陟など、非常に活発に行っておりますので、これ以上姉妹都市とか、友好都市をふやすことが現実的に実効性があるのかどうかということについては非常に限られているのではないかなというふうに思いますので、今やっている交流をさらに深めていくことが現実的ではないかなというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、続いて2つ目の大きな項目黒部宇奈月温泉駅についての質問に移りたいと思います。  開業600日が経過をいたしました。新幹線周辺整備は黒部市の第1次総合振興計画、大きな柱の一つであったと思います。平成20年、基本計画で確か千葉大学大学院教授、栗生明氏は名水、名勝、名山、名産、新川シンフォニー来訪者を魅了する観光と交流の拠点と掲げられたと、それで整備をしてきたと私は認識をしております。この短期間の中であれほど大きい事業を黒部市が遂行されたことは大変評価ができる、すばらしいことだったと思います。ただし、観光したことと、その事業が適切なことはこれを評価することは私は別ものだと思っております。何を言いたいかといいますと、やはり開業600日を経過し、一つのシーズンが終わった後、黒部市が周辺整備をした事業についてきちっと一度評価をするというのは重要だろうということで、一般質問で取り上げさせていただきました。  それでは、項目に従ってまいります。  まずは、駐車場についてであります。  第1から第6までこれらを整備をされた駐車場の評価と課題、さらに、活性化策についてお伺いいたします。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) お答えいたします。  市で整備した駐車場についての評価と課題、活性化策についてでございますが、駅周辺駐車場につきましては、1人でも多くの方々が駅を利用していただけるよう、無料駐車場をセールスポイントとした整備を行っており、無料駐車場579台、有料駐車場84台、合わせて計663台分の区画を整備いたしました。  利用状況につきましては、駐車場全体の稼働率で、平日が51.6%、休日が80.4%となっており、新幹線開業以来、多くの方々に利用いただいているところでございます。  開業後も案内標識や身障者駐車スペースの増設を行うなど、利用者のニーズに対応しているところでございます。  課題につきましては、ゴールデンウイークやシルバーウイークなどの休日において、満車状態になっていることが挙げられますが、今後は駐車場の利用実態をさらに調査し、公共交通の利用促進など、対策を検討してまいりたいというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 活性化策についてはいかがですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 駐車場の台数につきましては、おおむね順調な台数かなというふうに思っておりまして、今後の利用状況等を見ながら、駐車場につきましては考えてまいりたいという思いでございます。ただ、長期の滞在、そういったような利用形態のある車が見受けられるものですから、そういった物につきましても、少しアンケートなどとるような形でさらに駐車状況がより稼働率が高くなるように検討してまいりたいというふうに思っております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) この質問をするときに、富山空港のある理事というか、経営委員会の人に聞くと、富山空港の駐車場が無料化となったことで、関東圏の会社の営業所の駐車場と化したことも一部あるんだと。いわゆる事業所をもたずに、富山空港の駐車場を使って出張来て、車使って、北陸で営業して、また富山空港から帰っていくと。こういうことが想定をされていなかったのでされたんだと。私はそれでも市内の経済がにぎわうからいいと思うんです。問題なのは、今利用率という話をされたんですが、例えば、第1の有料駐車場は利用率の向上を図ると。第2駐車場に関しては利用率でなくて、延べ台数、いわゆる長期じゃなくて短期の方ですね。なるべく市民の方に多く利用してもらうような延べ台数の向上を図るなど、ちょっと評価の手法もそろそろ見直されてはどうかなと。それにより利便性が高まることもあるということを思いまして、今回質問をさせていただきました。  ちょっと時間の関係上、次の項目に移らせていただきます。  続きまして、地域観光ギャラリー、これも来訪者をアテンドする施設としまして、観光ギャラリー展示空間検討委員会までつくっていただきましてやられたと思いますので、これの評価と課題、活性化策についてお伺いいたします。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 産業経済部長が答えるべきところでありますが、都合により私が答弁をさせていただきたいと思います。  今ほど地域観光ギャラリーの評価と課題、活性化策についてお尋ねがございました。地域観光ギャラリーの入館者数は開業から本年11月末までに約58万人、1日平均922人、観光案内者数は約9万5,000人、1日当たりで151人となっており、県東部の玄関口としての役割を一定程度果たしているものと認識いたしております。しかしながら、地域観光ギャラリー及びその周辺のにぎわいづくりが課題と感じておりまして、今はパラソルやテーブル、椅子の設置や縁日イベントの開催など、観光局を中心ににぎわいづくりに努めていただいているところであります。  特に、本年度から、新川各地のイベントと連動したにぎわい創出事業として、入善フラワーロードやじゃんとこい魚津まつりなどに合わせて、駅改札出口付近でチラシやノベルティを配布したり、地域観光ギャラリー内では、舟見七夕飾りやなないろ館の手づくり風鈴を設置するなど、観光客へのおもてなしとともに、新川地域の魅力の発信、広域観光の推進に努めているところであります。
     引き続き、県東部の玄関口、新川地域の観光交流拠点施設として観光情報の発信、にぎわいづくりに取り組んでまいりたいと考えているところであります。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) ギャラリーでありますが、大変多くの利用者があり、それなりにやっぱり人だと。そして、評価もされたということでありますが、あえてお伺いしたいのは展示内容についてであります。検討委員会、大学教授がお二人、博物館の館長がお一人、そして、地元の観光局の会長がお一人だったというふうに認識をしておりますが、この展示空間の検証、これについては現状どうなっておりますか。              〔教育部長 御囲泰晃君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 教育部長、御囲泰晃君。              〔教育部長 御囲泰晃君起立〕 ○教育部長(御囲泰晃君) 展示空間につきましては、今現在といいますか、今後の予定でございますが、「黒部川」、絵画の部分について、その絵画が地域観光ギャラリーの中がいいのかというご意見もいただいておるところでございまして、その可能性、移設の可能性も探ったりをしながら、今後どうあるべきかというような検討をしてまいりたいということで今のところ検討したいというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) そうですね。今ほど戸出画伯が描かれました「黒部川」について、今の場所がいいのか、違う場所がいいのか検討が必要だということであります。  あえて市長にお伺いいたします。  この新庁舎をつくるときに、ここにも戸出画伯のすばらしい絵がかかっております。その当時選ばれた市長として、戸出画伯の「黒部川」という絵が今の地域観光ギャラリーのあの場所に適切かどうか、事務方は検討したいということでありますが、市長としては検討されることにどういうお考えでおられますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 今ほどの件につきましては、検討するように指示をしているところであります。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 検討される指示ということでありますと、2つの大きい問題があります、正直3つですね。  まず、どこに移設をするのか。移設した後、あそこに何を飾るのか。そして、移設したところのさらに跡地をどうするのか。あれほど大きい絵でありますので、飾る場所は大変限られてくると思います。やはりいい絵を活性化をしていくためには、しっかりと市長の命令のもと、しかるべきところに飾っていただいて、黒部市の財産としてぜひやっていただきたいということはなかなか期限までは難しいと思いますが、できるだけ早期に取りかかっていただきたいということを申したいと思います。  続いて、ふれあいプラザについてであります。  ふれあいプラザでありますが、黒部市が出されました、黒部宇奈月温泉周辺アラカルトによりますと、屋根つきの通路という文言がありました。私はまさに一番いい表現はふれあいプラザは屋根つきの通路なんだということを感じております。ただ、評価は別になっておりますので、黒部市としてふれあいプラザについて評価と課題、その活性化策についてお伺いいたします。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) ふれあいプラザの評価、課題、活性化策についてお答えいたします。  ふれあいプラザは黒部宇奈月温泉駅に隣接し、待合室、イベントスペース、公衆用トイレの3つで構成された市の施設であります。黒部宇奈月温泉駅の待合室とトイレは改札を通らなければ利用できませんが、駅で待ち合わせする人々、見送りの家族と出発前の時間を過ごす人々にとって、改札の前にくつろぐスペースは欠かせません。新幹線利用者にとってふれあいプラザは駅の一部となっており、待合室と公衆用トイレは多くの方々に利用されているところであります。  一方、イベントスペースにつきましては、新幹線開業時には多くのイベントでにぎわいましたが、その後の利用は低調な状況にありました。そこで、6月補正予算により、ふれあいプラザおもてなしイベント事業を予算化いたしまして、親子ふれあいイベント、映画パネル展示、北方領土パネル展などを開催しており、今後も1年を通じて黒部市を初め、新川地域の住民や新幹線利用者の皆様が楽しめる空間づくりに努めることとしております。  これらモデル的なイベントの実施により、ふれあいプラザの開放的な空間の魅力が地域や駅利用者の皆様に伝わってきていると感じており、飲食や談話をしながら時間を過ごす方々もよく見られるようになってきたところであります。  このように、ふれあいプラザはほぼ設置目的に沿った利用がなされていると評価しておりますが、今後は住民の皆様のより主体的、積極的な利用の促進に努めてまいりたいと考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 次も関連をいたします、続けてお伺いをいたします。  同じく駅東口広場、駅東公園など、そのほかの周辺設備について、その評価と課題、活性化策についてお伺いいたします。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 駅東口広場、駅東公園等の評価、課題及び活性化策についてでありますが、駅東口広場及び駅東公園につきましては、おおむね便利で快適なアクセス性を確保した駅の趣旨に沿った運用を行っており、新幹線の発着時間前後に集中する乗降客の皆さんが混雑感を余り感じることなく、次の目標地にスムーズに移動できる施設の維持に努めているところでございます。  しかし、一方で、東口広場や同公園のさらなる活性化を求める意見があることも認識しているところでございます。  このような状況の中、本年4月29日より、事前に許可をした観光バスをロータリーに乗り入れする実証実験を行っており、直近の状況といたしましては、74件、3,515人のご利用をいただいているところであり、特に、行楽シーズンに利用がふえてきております。  また、ロータリーで観光バスからおりられるお客さんの多くは地域観光ギャラリーへ流れる傾向にあります。今後の活性化策といたしましては、黒部宇奈月温泉駅のコンセプト及び機能を継続していくとともに、今回の年間を通じて行った実証実験をもとに活性化策を検討してまいりたいと考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) それでは、ちょっと時間もないので、端的に質問させていただきます。  今回、事業評価をしようということでありますので、改めてイニシャルコスト等1年間のランニングコスト、おおむね今言いました黒部市の新駅周辺にかかったその2つについてお答えをお願いいたします。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 駅東口広場及び駅東公園の維持管理費でございますが、電気、水道代、周辺の清掃、樹木の管理等で約1,200万円執行したところでございます。平成27年度の実績でございます。  駅周辺整備には40数億円ということで、実施したところでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 私が思うには、事業をやったことはすごいことなんですが、40数億円をかけたこの事業評価をきちっとしなければいけない。そして、かけた以上はそれをさらに活性化をしていかないといけないというふうに思い、今回質問をしております。今が悪い、今がいいとかではなくて、今あるものをよりよくしていくためには何を変えたらいいのか。これを勇気をもって変えることも必要だろうと。そのうちの大きく思ったのが、ふれあいプラザの活性化、それと、やっぱり駅前ロータリー、これがあります。  まず、ロータリーについてイニシャルコストを改めて聞きます。あのロータリーは幾らぐらいかかったのか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) すみません。その費用につきましては少し資料ここにもっておりませんので。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 私が思うには40数億円かけた、あれ全部が一つの駅だという感覚なんです。ロータリーとか、南口とかじゃなくて、全部で一つの駅だと。駅としてどうやって機能を高めるのか。現状を言いますと、南側といわれる一般車乗り入れの窓口が一番利用者が多いと思うんです。ただ、お金をかけた金額でいくと、ロータリーが一番多いと思うんです。駅に正面をつくらないという話でありましたが、普通考えると、ロータリーはやはり一番使ってほしい窓口だと思うんです、見えない駅、見せる駅の趣旨に鑑みても。だとしたら、どうやってロータリーを活性化していくのか、これについてお伺いいたします。ずばりお伺いいたします。ロータリー一般車禁止ということでありますが、なぜ禁止なのでしょうか、その許認可はどこにありますか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 一般車といいますか、当初、南口とロータリー東口、公共交通と一般車を分離して整備をしていこうということで進めてきたところでございまして、送迎用のバス等につきましては、宇奈月温泉駅の場合、最寄りの駅ということで地鉄宇奈月温泉駅が近いということで新幹線のほうには乗り入れができないというふうな認識でおります。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) お答えします。今のは営業バスなんですか、一般車が乗り入れ禁止な理由、そして、この許認可はどこにありますか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 先ほども申しましたが、一般車については、公共交通と分離させるという当初の計画に沿って整備を進めたものでございます。  許認可、一般車がロータリーに入らないというのは市のほうでそのように判断したということでございます。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 私が言いたいのはそこなんです。  まず1つ目は、40数億円かけた結果、今のロータリーの使用状況は最初の計画、2,700人、1日という計画だと思いますけども、それを踏まえても当初の推定と同じような人の出入りがあるのかどうか。市役所はどういうふうに検証されていますか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) すみません、ちょっと質問の趣旨がわかりませんで、もう一度お願いします。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 反問件の時間でありますので、時間はとめてください。  私が質問した趣旨というのは、40数億円、資本投資をされたそのときにどれくらいの台数、どれくらいの利用者を見込んであのロータリーを設計されたと思います。その指数と今の指数、実数とどれくらいの乖離があるか、その成果についてお伺いをしております。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 実際の実態数、それと、費用という、そういう検証は実際にはまだやっておりませんが、後ほどそのような資料をご提出させていただきたいと思います。
                  〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) では、もう1つ、時間がありません。ふれあいプラザについても私は一緒だと思うんです。結構大きい金額をかけて整備をされましたが、今言われるようなまちのイベントではなくて、駅としてどうやって機能を高めていくか。私が思うには、新川観光圏などなどの展示をやるなり、通行される方が駅としてにぎわいを感じるような、その日の単発イベントじゃなくて、なるべく長期間あそこを通った人がああ、何か動きがあるなというのが駅としてはいいと思うんです。ですから、私は、駅一帯として40数億円かけて、ランニングコストも必要だけれども、やっぱりいい駅にせなというところであえて駐車場やこういうことをお伺いしたんです。時間がありませんので、市長に最後これを今の議論を踏まえて、一度やっぱり40数億円をかけたことは1年経ちましたし、きちっと評価をしてその次のステップにいくべきと思いますが、市長、どのようにお考えですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 40数億円、土地代から施設整備、全て含めて40数億円かかったわけでありますが、今ご指摘のように、駅東口の広場なり公園、あるいは、ふれあいプラザなどの利用につきましては、まだまだ足りないというふうに認識しておりまして、それぞれ担当のほうにはその活性化について利用促進、にぎわいの創出についてもっと積極的に図るように指示はしております。ご指摘のように、さらにそのことにつきましては、広域の利用なども含めて呼びかけていきたいというふうに考えております。               〔8番 小柳勇人君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 8番、小柳勇人君。               〔8番 小柳勇人君起立〕 ○8番(小柳勇人君) 私は思います。まず、出入り口、東、西、南、それぞれ何人ずつの利用があるのか。これが一つの大きいポイントではなかろうか。  もう一つ思うのは、やはり駅でありますので、どれだけ利用したとしても新幹線に乗れる人しか利用できないと思うんです。そうすると、乗降客数というのは基本に活性化策を練らなければ、かえって大きい投資を生むのではなかろうかなと。新幹線乗る方にとっていい利便性となるよう期待をしたいと思います。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。             〔8番 小柳勇人君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) 次に、16番、川上 浩君。            〔16番 川上 浩君質問席へ移動〕 ○16番(川上 浩君) 私は、2点について通告した質問をしたいと思います。  1点は、北陸新幹線敦賀以西延伸ルートについての考え方という点、それと、(仮称)くろべ市民交流センター構想・計画の考え方についてであります。一問一答方式でやりますので、よろしくお願いいたします。  今ほど小柳議員の質問も大変中身のある次につながる大きな質問だったなというふうに聞いておりました。何といっても新川地区の駅をもつ、そしてまた、当時富山県におけるイーストウイングという駅の位置づけのもと、その駅をもつ市としての役割、責任というのは大変大きいものであるということは常日ごろ感じていなければならないと、そういうふうに思うわけであります。  さて、質問に入りたいと思います。  北陸新幹線は、ご存じのように北回り新幹線、そして、日本海側の国土軸として、計画以来、沿線自治体、経済界が要望活動を続け、半世紀の紆余曲折を経、昨年3月14日金沢まで開業したわけであります。大盛況ぶりは黒部宇奈月温泉駅での昨年1年間の平均乗客数が2,600人余りと。大阪までの全線開通時に2,700人と計画していたことからもうかがい知れるところであります。  ただ、昨年の実績に浮かれているわけにはいきません。全線開通に向けた活動を続けなければなりません。多くの市民から、関西、中京圏への連鎖の声が寄せられています。  この年末に向け、敦賀以西延伸ルート問題が佳境を迎えています。敦賀までの開業が2022年、6年後と前倒しされております。さらに、敦賀以西についても、東南海地震が現実味を帯びる中で、東海道新幹線の代替ルートとして生活、経済活動を補完する北回り新幹線として早期着工、完成への機運が盛り上がっています。富山、石川、福井3県も小浜、京都ルートで足並みがそろったようであります。北陸新幹線敦賀以西延伸に向けルート決定が大詰めを迎え、この20日には与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームが正式決定する見通しの中で、市長は5日の提案理由説明で、最短時間、安価な運賃、乗り換えがない、かつ投資効果が見込めるルート、すなわち小浜、京都ルートを支持することを表明されたわけでありますが、改めて黒部市宇奈月温泉駅をもつ黒部市としてのルートへの思いなどを伺いたいと思います。  まず1点目であります。  支持する理由として、所要時間が短い、最短ということでありましたが、他ルートの比較においてその説明を伺いたいと思います。また、あわせて、中京方面へのアクセスについての考えを伺いたいと思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 北陸新幹線敦賀以西ルートの所要時間と中京方面へのアクセスについてお答えをさせていただきます。  敦賀、新大阪間の所要時間につきましては、国土交通省の試算によりますと、米原ルートが67分、舞鶴ルートが60分であるのに対し、小浜ルートは43分と最短であり、小浜、京都ルートが最も望ましいルートと考えております。  また、中京地域には、本市の主要製造業であります数社の会社などの大口取引先があり、名古屋市内で営業所や支店が置かれていることなどからも、本市と中京地域間にはビジネスを中心に多くの交通需要があります。このようなことから、先日、知事が発言しておられましたように、本市といたしましても、特急しらさぎの高速化や運行本数の維持、敦賀駅との乗り換え利便性の向上など、アクセスの改善を求めてまいりたいと考えているところであります。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 県の発表だけを言っておられるようでありますが、やっぱりここは駅をもつ市とすれば、市民に対してもう少し夢を与えるとか、以前もそうでした。新幹線開通、富山まで2時間7分、じゃあ、黒部宇奈月温泉まで何分なんや。いや、それははっきりしていませんと。こんなことじゃいけないんです。今、実は日曜日の報道にあったように、富山、京都間が88分だというふうな、これは多分かがやきだと思うんです。これを少し私なりにひもといてみました。そうすると、現在の東京、長野間とほぼ同じぐらいの距離になるわけです。それが今度はかがやきとはくたかでは約10分ほど違うんです。ですから、88分なら98分になるんです。しかも今度は、富山から黒部宇奈月温泉駅まで約12分、そうすると、110分程度と推測できるんです。こういったような数字をきちっと自分のところでも積算してみると、試算してみると、こういう姿勢がやっぱりその駅をもつところのこれは一つの大きな役割でもあるんだと思うんです。あわせて、中京方面、これは134分と報道されておりますが、これも試算すると大体156分程度となるのではないか、同じく75分の短縮になるのではないか。こういうことが私の試算としてはこう出てくるんですが、こういったことについての何か担当課なりやっておられますか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) 具体的なそういったような試算はまだしてはおりませんけども、黒部といいますのは、東京へも360キロ、新大阪へも360キロということで、そういったようなことも含めておっしゃるような試算についても今後していく必要があると思っております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 先ほども言いましたように、金沢開業についても非常に何か通る、通るという話だけで、具体的なことをやっぱり市民に情報として知らせるということは大切なことだと思うんです。ぜひ分からんかったらこの試算また聞いてください。  それから、次2番目にいきます。  運賃が最も安いとのことでありますが、他ルートとの比較、検討をお聞かせください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 敦賀、新大阪間の運賃につきましては、これも国交省の試算によりますと、東海道新幹線との乗りかえが必要な米原ルートが6,560円、最も遠回りになる舞鶴が6,460円、そして、小浜ルートは5,380円ということで、小浜ルートが最も安いというふうに試算されてございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 運賃についてもまさに同じことでありまして、やっぱり情報、黒部市としても発信していくという姿勢がないと、新聞とか県が言っているという形だけでは本当にどうなんだろうなというような気がするわけです。そういう意味では、この比較検討の話も黒部版に置きかえたもの、ぜひ市民の皆さんに知らせて、こういうことをやっていただきたいと思うのであります。  それから、3番目、投資的効果が見込まれるとのことですが、どのようなことを述べられているのかと。関西圏との行き来、そして、全線開通による効果について、新川地方、黒部市にとってどのように考えているのか、伺いたいと思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 投資効果につきましては、費用対効果、ビー・バイ・シーでありますが、移動時間の短縮で利用者が受ける利点や事業者にもたらされる収益の建設費等相対費用に対する役割としてこれも国交省が試算しておりまして、1を超える投資効果があると評価されているところであります。それによりますと、建設区間が最短の50キロメートルで、建設費用が最低の5,900億円である米原ルートが投資効果が2.2で最も費用対効果が高くなりますが、乗りかえしなければならないということで、黒部市とすれば論外というふうに考えております。  一方、小浜ルートにつきましては、米原ルートには及ばないものの、費用対効果が1.1ということで、建設費用が2兆700億円と言われておりまして、費用対効果があると評価されているところであります。  そもそも北陸新幹線は関西圏と直結してこそ北回り新幹線、つまり東海道新幹線の代替機能を担う国家的試算としての価値が高まるものであり、東海道新幹線とは独立した小浜ルートを望んでいるというふうに思っております。  また、宇奈月温泉駅及び黒部峡谷においても、関東方面からの入り込みが新幹線開業で急上昇いたしましたが、その後は減少いたしている状況であります。一方、関西圏からの入り込みにつきましては、新幹線開業によりアクセスが若干悪化したものの、開業前に引き続き安定的に推移していることから、関西方面からの人の流れは本市及び新川地域の観光や地域経済の生命線といっても過言ではないと考えておりまして、利用者本位で判断すれば、乗りかえのない小浜ルートを選択すべきであり、それこそが本市や新川地域のさらなる発展につながるものと考えているところであります。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今ほどビー・バイ・シーの話も出ておりましたけども、前回も一度お伺いしたかと思います。今金沢までの開業の中で、果たしてじゃあ黒部宇奈月温泉、新川地域に対しての経済的効果についてどうなったんだろう。県のほうは421億円という数字を出しておるわけですけども、平成27年度はもう既に終わっていますけども、どういったような見方をしておられるわけですか。             〔総務企画部長 寺嶋和義君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 総務企画部長、寺嶋和義君。             〔総務企画部長 寺嶋和義君起立〕 ○総務企画部長(寺嶋和義君) そういった試算はしておりません。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 試算していないと、試算できなければ、県がどうしてそういう数字になったのかということを聞くということも必要ではないですか。そういったことを興味もっていただかなければ困ると思います。  ともかく私も小浜、京都ルートでぜひ一日も早い開通を願いたいと。敦賀までは6年後にくるんです、6年後に開通なんです。あっという間です、6年は。そういうことを申し添えて、まず1問目は終わりたいと思います。  続いて、(仮称)くろべ市民交流センター構想・計画の考え方についてであります。  先月、11月30日に私も葛飾区の中央図書館を視察してまいりました。述べると長くなりますので、感じたところだけ端的に申し上げます。委託職員がフロアサービスをやり、そして、市の職員がデファレンスやキッズ、そして、障害者などのコーナーサービスを受け持つ、こういう形をとっております。それはなぜかというと、この図書館のコンセプトがお客様、いわゆる利用者に寄り添ったサービス展開を心がける、ここが一番なんだということでやっとっておられるそうです。確かに現場ではそのように見受けられました。そしてまた、ちなみに年末年始も営業しておられるということであります。そして、行った日はちょうど平日の日中でありまして、80%以上が男性であったかなと思っており、もっと高い比率やったかなと思っています。今後の図書館の議論の中でまたこれはやりたいと思いますが、これぐらいにしておきます。  さて、ことし7月より図書館をコア施設とし、三日市公民館、働く婦人の家、市民会館、さらに黒部子育て支援センター機能を移設したキッズスペースを複合した(仮称)くろべ市民交流センター建設に向けた協議が進められています。複合される分野に関する方々、そしてまた市民団体、学識経験者17人による(仮称)くろべ市民交流センター建設基本構想策定委員会、市長の諮問機関でありますが、に諮問し協議されております。  さて、我々議会も(仮称)くろべ市民交流センター建設検討委員会を設置し、当局から示された内容や対象施設の機能、ランニングコストなど資料に基づく検討を重ねております。その中では、図書館に備えるべき機能、運用方法や地区公民館との併設による管理運用上の課題や図書館機能のあり方についても十分な検討がなされていないとの指摘もあります。また、交流センターへのアクセスについて、先ほども出ておりましたが、公共交通の利便性や市民の自家用車利用状況からも明らかに駐車場が不足しているのではないかという指摘もあります。現在の子育て支援センターは商業施設の中で買い物にも便利であり、また、雨がかからない地下駐車場を利用できることが大変好評であり、あえて移設する必要があるのかという疑問も感じております。さらに、複合化の理由として、複合施設は立地適正化計画に位置づけられることにより、社会資本整備総合交付金が受けられるとの説明を受けておったわけですが、その後事業要綱が固まる中で、交流機能が備わっておれば図書館交流センター、いわゆる公民館単体施設であっても対象になることがわかってきたと伺っておるところであります。先月21日開催された議会の(仮称)くろべ市民交流センター建設検討委員会では、これまで示したスケジュールについては流動的に考えると市長は答えておられました。  まず1点目、議会の検討委員会でも指摘されている複合して旧庁舎跡に建設する場合の駐車台数70台余りというのは、現在の各施設の駐車台数からしても足りるのかどうなのか。先ほどもちょっと触れられておりましたが、端的に足りるのかどうかを伺いたいと思います。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 70台では足りないというふうに考えておりまして、近隣の市職員の駐車場を利用していただきたいというふうに考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 先ほどの答弁を聞いておりますと、市職員の駐車場が80メートルから200メートルのところに離れたところからそこを利用してもらって利用するのがいいんじゃないか、こういう答弁をされておったんですけど、そういう利用をされると思いますか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) そのように利用をお願いしたいというふうに考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 利用をお願いするという気持ちはそうなのでしょうけども、もともとそこにそういうことに無理があるからそうせざるを得ないというふうにしか聞こえないんですが、どうなんですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 実際旧庁舎の跡地の面積、あるいは、今複合施設として検討している中で、可能な限り駐車場を整備するとすれば70台が限度となるというふうに考えておりまして、それでは足りないということで、近隣の利用をお願いしたいというふうに考えております。
                 〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 土日の利用ばかりではなくて、市の職員も駐車場を利用しているときもあるわけですから、なかなか無理のある話だなというふうに感じるわけであります。あわせて、新庁舎建設、この建設のときも駐車場は足りるんだと、こういう話の中で、これは私らも認めたんですが、なし崩し的な駐車場増設ということもあったのは大変印象に残っております。きょうも質問の中でそういうのがあるのかという質問もあったようでありますが、市長、その点もう一度お考えをお示しください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 先ほど辻靖雄議員の質問のお答えの中にもありましたが、現在考えている複合施設とすれば、市の4,100㎡余りの中では70台程度なんですが、今後設計する中で、さらにふやすことが可能かどうかということについては、基本設計の中で検討してまいりたいというふうに考えております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 説明がよくわからなかったんですが、その基本設計の中でどうやってふやすんですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) この新庁舎のときもそうでしたが、限られたスペースの中で、この敷地の中で、200台の駐車を希望するということを設計の条件に、プロポーザルのときの条件にしましたら、交流棟の下が駐車場広場に設計があったというふうなこともありますので、もともと今現在の交流棟がああいう形で設計してくれとこちらから提案したのではなくて、プロポーザルの中でそういう設計が提案されてきたということでありますので、工夫の仕方によればふやすことは可能かなというふうに考えます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) ということになれば、それは持ち上げたり、地下にしたりすればふえるという発想かもしれませんが、それはイコールイニシャルコストのアップにつながるということになるわけなんです。  次に移るんですが、その複合化、そして、単体でのイニシャルコストについてどのように考えておられるのか。先日、私らも現在の施設についての資料をいただいておりますが、そういう比較においての、そしてまた今、市長が答弁された中でのイニシャル、そして、ランニングについての考え方をお答えください。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) この複合化、単体でのイニシャルとか、ランニングコストの算出についてでありますが、現在、(仮称)市民交流センターの建設基本構想策定委員会において、その施設の規模とか機能とか施設計画が検討されており、その詳細概要が決定をしておりません。具体的な複合化、新しく建設した場合の、単体での建設した場合のイニシャル及びランニングコストにつきましては算出しておりませんが、イニシャル及びランニングコストの算出、検討は重要な検討材料であると認識しており、今後、基本構想における施設の規模や機能や人員配置、施設運営方法などを検討していく上で、整備していくこととさせていただきたいと思います。  しかしながら、現在のところ、複合施設と単体施設を比較しての費用対効果においては、次の4点で複合施設がすぐれているのではないかというふうに考えております。  1点目は、会議室等の共有スペースの活用、機械室のコンパクト化、階段、エレベーター、トイレ、エントランスホールなどの共有部分の兼用による建築床面積の縮減、そして、2点目は、施設規模、工事費の縮減に伴う設計、工事、管理料の縮減、また、3点目は、施設規模、直接仮設工事、現場管理事務所などの間接仮設工事の縮減などによる建設工事費の縮減、そして、4点目は、施設規模の縮減による光熱費や施設の機器類の保守点検。施設管理経費などにおけるランニングコストの縮減が複合施設では図られるものというふうに考えているところであります。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 今4点の説明を受けたわけですが、どれもそうじゃないかという話なんですよね。もちろん複合すれば面積は限っていますから、上にということになるんでしょう。私は構造の専門家じゃないからわかりませんけども、構造物の重量とか、そういったものも変わってくるわけなんですよね。そうすると、イニシャルの分で大きく変わってくるという分も発生するんじゃないかということを聞きながら思っていました。また、ランニングコスト、イニシャルの分の精査をされてきた中で検討委員会で話したいと思います。  次の3番目に移ります。  単体では補助金が出ないという説明があったわけですが、この間伺ったところによると、単体であっても今、交付が可能になったのではないかという話を伺ったわけです。都市建設部長、どうなんですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 図書館、公民館単体であっても交付が可能となったのではないかについてでありますが、国土交通省所管の社会資本整備総合交付金の制度では、図書館及び文化、交流、情報発信機能を提供する地域交流センターについては単体で整備する場合でも交付対象の施設となっております。  ただし、交付対象要件といたしまして、他省庁の補助制度がないこと、また、図書館の整備につきましては、立地適正化計画に位置づけられていることが必要となります。黒部市マスタープランに掲げるコンパクトなまちづくりを推進する上で、公共施設等の集約化、複合化は有効な手段と考えているところでございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 何か分かったような分らんような答弁でしたが、それなりに読むと何となく対象になるというふうに読み取れるんです、私も。ただ今、説明がありました、立地適正化計画に位置づけてという話でありました。この間もこの議論をしたと思いますが、立地適正化計画自体が平成29年度中に策定するというご答弁だったかと思うんです。いいんですね、するんですね。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 平成28年、29年度2カ年で計画を立ててまいります。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) そうすると、今この立地適正化事業の中で社会資本整備交付金を事業に採択を受けるために、この施設はその中でやるんだ。計画はまだできていないんだと。以前いただいたこの交流センターの計画のスケジュールでは、3月末に議決を願いたいとこういうことだったですよね。計画ができていないのに、建物だけ先に進めるんだと、こんなことちょっとなかなか理解できないんですが、どうなんですか。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) この立地適正化計画につきましては、交流センター、今の(仮称)くろべ市民交流センターを建てるための部分でなく、都市計画マスタープランの位置づけの中で一応具体化ということで今現在2カ年で整備を考えているものでございます。 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 今ほど答弁したとおりなんですけれど。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) これだけの大きなものをつくるのに、しかも財源の要素としてそういうものを入れるんだと言っているのに、その計画は後でもいいんだということを言っていいのかということを言っているんです。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 一応図書館、あるいは、交流センターというものを市街地誘導施設ということでもってくれば可能というふうに考えておるところでございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 計画の前にそういうものは動き出しておっていいということ、平行して動き出すという話なんですね。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 一応平行して今動いているというもので認識しております。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) そうすると、その計画を採択を受けるためのいろんなヒアリングなり、何なりがあると思うんですが、そういう中でこの計画の変更もあり得るということですよね。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) 必要ということであれば、それは可能ということになるかと思います。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 必要であればと、要はヒアリングということはいろいろ打ち合わせの中でそれが適しているかどうかという話の議論になったときに、変更を求められるということもあるんでしょう。             〔都市建設部長 西田重雄君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 都市建設部長、西田重雄君。             〔都市建設部長 西田重雄君起立〕 ○都市建設部長(西田重雄君) だから、先ほども言いましたが、図書館単体等でもこの中では可能だということでお答えしておるつもりでございます。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) それでは、じゃあ、言っていてもあれですから次に移りたいと思います。  それで、先ほども申し上げたんですが、市長のこの間の答弁の中で、流動的に今後対応していくんだと。それより前は不退転の決意だというふうな発言だったと思いますが、今度は流動的に対応していくんだというふうにお話が変わってきたなと。やっぱりいろいろ考えられたんだなと思っておったわけですが、それは私が今言ったような複合化も含めた複合化がいいのかどうなのか、この事業採択の面もあわせて、そういう点を考えられたということですよね。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) 図書館を核としたこの施設につきましては、9月の橋本議員の代表質問にもお答えしたとおり、図書館をコアとした複合施設としてぜひ整備をさせていただきたい。また、その複合施設は、その整備する上で最適な手法というふうに考えておるところであります。  その理由といたしまして、これまでも申し上げておりますが、ここでは簡単に申し上げますが、1つ目には、黒部市公共施設の再編に関する基本計画に基づく図書館、市民会館、働く婦人の家、三日市公民館の再編計画との整合性を図れるということ、2つ目には、図書館の機能として必要十分な面積が図られること、3つ目には、複合化によるまちのにぎわい創出が図れること、4つ目には、複合施設のもつ多様性によるさらなる生涯学習の推進と利用者の知的欲求を満たすための極めて有効な手段であることがその主な理由であります。  また、さきの新樹会の辻 靖雄議員の答弁でもお答えしたとおり、施設を複合化させるメリットは単に建設コストを抑える、また、国の補助金が得られやすいというハード面における経費節減のメリットだけではなくて、幼児・子供から高齢者まで、男女を問わず、これまで出会うことのなかった人たちが出会える場所をつくり出し、新しい交流とまちの創出に寄与できることが複合施設の最大のメリットであるということもこの建設を決意した要因の一つでありますので、ぜひご理解をいただきたいというふうに考えております。
     なお、スケジュールにつきましては、策定委員会内では現在の審議の進捗により、当初12月に予定しておりましたパブリックコメントにつきましては、今の状況を見ますと2月ごろにずれ込むことも検討されておりますが、これまで同様、遅くとも年度内の策定を目指してまいりたいというふうに考えておるところであります。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 私はその複合施設、どういうセットにするかという話は一切していませんから。ただ、どう考えても、いろいろな情報をもらってくる中で、今言われておるように幾つですか、大変多くの図書館、三日市公民館、市民会館、働く婦人の家、そして、子育て支援センターとこうきているわけですよね。実は、私らの議論の中でも、働く婦人の家と市民会館については、もともと補助事業を入れたときはそういう目的があったにしろ、利用方法とすれば会議室という利用になっているんじゃないかと。黒部市内にもたくさんの施設がある中で、いろんな事業メニューを使ってきましたけども、それは他用途に使うという目的をもちながらやってきたというのが現状じゃないかと思うんです。それは非常に有効な手段だったと思います。だけど、それをそのまま引き継いで、だからそういう名前のものが要るんだということにはつながらないと私は思うんです。ですから、少なくとも三日市公民館と図書館が一緒になるということについては、大変理解がなかなか立ち行かないんです。利用管理体制とか、利用方法とか、もっといえば、図書館の運用方法について私らもいろいろ学んできました。くればくるほど中身のない中での図書館の話をしたらだめだなと、こんなことを思っておるわけです。  そこで、最後の質問になります。  第1次総合振興計画では、400億円にも上る投資をやってきたわけで、起債残高が320億円となるという現況であります。少子化への子育て支援や高齢化への対応が急務になってくる第2次総合振興計画の中で、財政見通しに立った投資の平準化と起債残高減額は避けて通れない、そういう意味では図書館、三日市公民館のそれぞれの施設の年次的整備を考えるべきではないかと私は質問したいと思います。いかがですか。               〔市長 堀内康男君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 市長、堀内康男君。               〔市長 堀内康男君起立〕 ○市長(堀内康男君) この今ほど4施設プラス子育て支援センターの件について、複合化は最善の方法というふうに考えております。それらをやはり整備することが、公共施設の再編に関する基本計画にも適合しておりますし、また、そのことによっていろいろな活性化が図られるというふうに考えておりますので、当然起債残高の縮減は進めなければならないし、財政の健全化もやらなければならない、それと今回の複合施設のバランスをとってまいりたいというふうに考えておりますので、その点、十分ご理解いただきたいというふうに考えています。              〔16番 川上 浩君挙手〕 ○議長(新村文幸君) 16番、川上 浩君。              〔16番 川上 浩君起立〕 ○16番(川上 浩君) 終わりますが、先ほど駐車場の確保をいうと、少し上に伸ばしたり何だりという話が出てきたりするわけです。なし崩し的な事業費の増大は決してあっちゃならない。と同時に、そういうことを精査した上で、複合施設がいいのかどうなのか、これは考えるべきだというふうなことを申し添えて、私の質問を終わります。  以上です。             〔16番 川上 浩君自席に着席〕 ○議長(新村文幸君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、明日13日に延会いたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(新村文幸君) ご異議なしと認めます。よって、明日に延会することに決しました。明日12月13日は、午前10時開議、残る一般質問のうちの個人質問を行います。  本日はこれをもって散会いたします。  ご苦労さまでした。   散会  午後 4時43分...